キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】

1 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/04(火) 18:06:08 ID:???

この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次の筈です。

751 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 21:40:53 ID:MyUceIpU


752 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 21:41:59 ID:x1VvQ3gI


753 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 22:14:17 ID:aVyO+8Oc
B オトセ

754 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 22:27:25 ID:8W5GC5R2
C

755 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:21:18 ID:???

> C うん、タイミングもだけど。 何よりそのドレスはキミに似合っているよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉は素直な感想をモニカに伝える事にした。
想像していた通り、チャイナドレスはモニカの魅力を引き立てていたのだから。

三杉「うん、タイミングもだけど…何よりそのドレスはキミに似合っているよ。」

モニカ「え………。 ほ、本当ですか?」

三杉「うん、これは“お世辞”ではなく素直な感想だよ。
    そのドレスは間違いなく君の魅力を引き立てている。」

最後の一言に三杉は、先程の遣り取りのお返しとばかりにやや皮肉を込めて言った。
当然モニカ自身は皮肉を言ったつもりはなかったので、全く伝わっていないが。
とにかく、三杉の確認の言葉を聞いてモニカは明らかに嬉しそうな顔をしていた。


756 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:23:18 ID:???

モニカ「ありがとうございます、嬉しいです…!
     じ…実はこのドレス、昨日あれから慌てて買ってきた物なんです…。」

三杉「おや…そうだったのか?」

モニカ「ええ…お恥ずかしい話ですが、私はドレスを持ってなかったんです…興味なくて。
     でも一緒に食事をして恥ずかしくない姿で行きたいって思って…
     何軒か回って、出会ったお店の方のアドバイスも貰って、悩んで…
     それで最後にこのドレスを選ぶ事が出来たんです。 だから…。」

三杉「……」

話しながら段々と顔を下に向けるモニカの話を三杉はジッと聞いていた。

モニカ「だから、このドレスが私に似合ってると言って貰えて本当に嬉しかったんです。
     ドレスを探している間に悩んだ事も出会えた人も、全てが良かったんだって思えるから。」

三杉(なるほどね…。)

正直なところ、この話は三杉にとっても理解できる話だった。
努力や苦労が成果として現れ、それを他者に気付いて貰える事の喜びは。
天才と呼ばれるよりも更に以前、三杉はその事を既に知っていた筈だった。
いつしかそれを忘れ、諦めと共に人を見下ろした10代前半…だがその後、挑戦者として這い上がった
このイタリアでの2年間は、再び三杉にそんな等身大の心を宿らせていた。

三杉(…今の僕なら、弥生にも別の接し方をするのだろうか?)

ふと三杉はそんな事を思った。
だが仮にそうだとすると弥生との関係はまた違った絵を描くのかも知れない。
そう考えると人と人の関係は分からない物だと三杉は内心苦笑するのだった。
(…という感じの展開が三杉の脳内を約0.5秒で駆け巡った。)


757 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:26:17 ID:???


三杉「ドレスを探し回った話、ぜひ聞きたいものだね。
    食べながら聞かせて貰えるかい?」

モニカ「ええ勿論。」

そう交わして三杉は店内へとモニカをエスコートした
いつの間にかモニカの口から発せられる言葉は滑らかな物に変わってきているのだった。

予約の時間より多少早めの到着となったが、席にはすぐ案内をしてもらえた。
4人用のやや余裕のある円卓であり、空いている席にはモニカのバッグが置かれる。
店内を見回すとそこらに中華紋様や装飾が為されており、三杉の知る中華料理店と大差はなかった。

三杉「どうやらミラノでも日本でも、店内の様子は同じみたいだ。」

モニカ「そうなんですか…! それじゃあ本場と変わらないって事ですね!」

三杉「いや、本場は中国だからね?」

モニカ「え…あ、そっか。 でもでもラーメンは日本料理でしたよね?」

三杉「いや…ラーメンも中華料理だよ。」

モニカ「……・  カレーは…?」

三杉「インド料理だ。」

モニカ「…………… は、初めて知りました…。」

三杉(…モニカは日本をなんだと思っているのだろう?)


758 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:27:57 ID:???


他国の料理をアレンジし、独自の食文化を展開している日本の食社会。
学生くらいの年代であれば、このような誤解している海外の人間は意外なほど多い。
三杉とモニカの2人はこのカルチャーショックを前に、互いに苦笑を漏らし合うのだった。

…と、そこにウェイターがオーダーを受けにやってきた。

ウェイター「リア充爆発しろ。(お食事の前にドリンクのオーダーはございますでしょうか?)」

三杉「え!?」

モニカ「リ、リア充…って何ですか?」

ウェイター「コホン…大変失礼致しました。 お食事の前にドリンクのオーダーはございますでしょうか?」

三杉「あ、ああ…ドリンクね。」

モニカ「ミスギさん、中華料理には何が合うんですか?」

三杉「うん、まあ食前だからね…ここは。」


A 老酒(ラオチュウ)
B シードル
C カプチーノ
D ジャスミン茶
E ミネラルウォーター
F  メローイエロー
G  チェリーコーク

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


759 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 12:57:07 ID:ikf37bOI
D
これ…だよね?
全く自信ないけど

760 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 13:09:15 ID:MEJLR6aM
D

761 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:06:25 ID:???
中華大好きで大人だったら老酒でもいいけど
なにしろ臭いので初心者のモニカには多分NG
スマートなのはシードルかな?食前酒だし
ジャスミン茶はカジュアルになりすぎるきらいがあるけど
不正解!って事にはならない…と思う

762 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 18:22:59 ID:???

>>759 カプチーノと老酒以外は概ね問題ないかとー 食前ですからw
>>761 シードルはスマートですよね。
=============================================

> D ジャスミン茶
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「モニカ、ジャスミンティーは飲んだ事ある?」

モニカ(フルフル)

首を横に振って、未経験である事をモニカは告げていた。
三杉は思わずニヤリとしてしまう。
教えたがりの彼にとって、この流れは打って付けと言えた。

三杉「そうか…それじゃあジャスミンティーを2つ。」

ウェイター「パルパルパル………妬ましまりました。」

舌打ちをしつつウェイターは下がっていった。
そこは「畏(かしこ)まりました」だろうと三杉は内心思ったが、興味は既に説明へと移っていた。


763 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 18:26:05 ID:???

三杉「ジャスミンティーは中国の花を使ったフレーバーティーなんだ。
    言ってみればアールグレイと親戚筋に当たるかもね。」

モニカ「へぇー、そうなんですか。 花を使うと言うと…ローズティーみたいにですか?」

三杉「うーん…それと近いのもあるけれど、良質の物は少し違うかな。
    ローズティーは淹れる直前でバラの花を加えるのが普通だけれど、
    ジャスミンティーは茶葉の状態でマツリカの花を混ぜ合わせるんだ。
    だから花の香りがローズティーに比べると鮮明だと言えるね。」

モニカ「カルチョの選手なのにお茶にも詳しいんですね…!」

三杉「ハハ、これくらいは普通だよ。
    それよりも、香りが強いって事はクセがあるって事だから…」


先着で
 ★…だから?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ …そのまま三杉の説明は前菜が運ばれてくるまで延々と続いたが、モニカの興味も尽きなかった。
≪ハート≫ モニカ「苦手な人は苦手とする…ですか?」
≪スペード≫ 三杉「苦手な人は苦手かも知れないね。」
≪クラブ≫ モニカ(羨望の眼差しがスルーされちゃった(´・ω・`)ショボーン)
≪クラブA≫ …そのまま三杉の説明は前菜が運ばれてくるまで延々と続き、モニカの肩を凝らせた。
≪JOKER≫ 三杉&モニカ「「苦手な人は苦手、あっ…」」


764 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:26:36 ID:???
 ★…だから?→ クラブ10

765 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:29:28 ID:???
大丈夫だ弥生
カード神はお前の味方だ

766 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:35:05 ID:???
むしろ弥生がカードを操作してるんじゃないかと

767 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:35:56 ID:???
呪いは いや想いは国境を越えるのだな

768 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:40:53 ID:???
説明してイジメて楽しいのはやっぱり弥生だなと再認識した三杉淳の夜だった……となるわけですね

769 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:44:32 ID:???
まさかのクラブ連打。

770 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:47:12 ID:???
【まさかの】Another-C_2【クラブ連打。】

771 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 19:29:47 ID:???

≫カードについて
 スレ主も驚きのクラブ連打です。流石は弥生の呪…想いは格が違ったw

≫相性
 弥生ちゃんは虐めて楽しい事には安心と信頼の実績がありますしね!

>>770 スレタイ感謝といか言いようがないですww
=============================================

> …だから?→ クラブ10
> ≪クラブ≫ モニカ(羨望の眼差しがスルーされちゃった(´・ω・`)ショボーン)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「苦手な人は苦手かも知れないね。」

モニカ「へ、へぇーなるほど、そうかも知れませんね。」

三杉「そうそう、茶葉の状態で花弁と混ぜ合わせると言ったけれど、
    花弁を茶葉で包んだタイプもあるんだ、これは淹れた時に花が開くように見えて…」

三杉の薀蓄はまだまだ尽きることはなかった。
モニカにとってもお茶の話は決して詰まらなくはなかったが、それでも彼女は落胆していた。


772 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 19:32:17 ID:???

〜回想・今日の昼間の学生寮〜

ルームメイトのビビ・クロコダイルが持っている女性誌を懸命に読んでいるモニカがそこに居た。
ビビは学校の集まりで外出しており、コッソリと盗み見ているというシチュエーションだ。
ドレスはなんとか手に入れたが、他が全く未経験・ノープランではどうする事も出来ない。
彼女なりに必死に考えた結果である。

モニカ「なになになるほど…羨望の眼差しで相手の目をジッと見つめれば、
     相手が意識してくれているかどうかは判る、かぁ……。
     ミスギさんの目をジッと見つめる…? 目をジッとって…」

モニカ(ぎゃあああー) ゴロゴロージタバタ

枕に顔を埋めながらモニカはベッドの上で転がり回った。
この手の雑誌を読む事もデート経験もないモニカにとって、なかなかセンセーショナルな内容らしい。
読み進めて想像し、体力(精神力)を消耗するという作業が先程から続いていた。
こんな姿を誰かに見られたら、彼女は恥ずかしさで自決するかも知れない。
流石に思春期まっしぐら(しかも遅咲き)は格が違った。

モニカ「よ、よし…頑張ってみよう! 恥ずかしいけど……。」

〜回想終了〜


773 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 19:34:36 ID:???

モニカ(羨望の眼差しがスルーされちゃった(´・ω・`)ショボーン)

彼女にとっては今の瞬間、なかなかの勇気を振り絞っていた。
だが三杉淳は何事もなかったかのようにそれをスルーし、説明に没頭している。

モニカ(やっぱり魅力ないのかなぁ……)

三杉的には久々に自分の説明欲を満たせる場であり、非常に気持ちよく薀蓄を話していたのだが…
思春期全開のモニカは自分の魅力を疑うと同時に、三杉はそこまで意識していないのかもと思うのだった。

三杉の説明が一通り終了する頃、ジャスミンティーが運ばれてきた。
続いて料理のオーダーである。
三杉はメニューにザッと目を通すと、モニカに向けて声をかけた。


A どのコースにする?
B このコースでいいかな?
C アラカルトでお互い食べたい料理を選ぼうか?
D 食べられない食材はある?
E ところで…牡蠣は好きかい?
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


774 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 19:38:53 ID:Jk3/OlBk


775 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 19:39:16 ID:AHoJB6Oo
E

旬だしー

776 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 19:40:07 ID:MEJLR6aM


777 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 20:18:13 ID:???

>D 食べられない食材はある?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「何か食べられない食材は?」

モニカ「えっと……キノコ類が苦手です。」

三杉「そうか、それじゃあこのコースを…ええ、椎茸やキノコの類は入れないで下さい。」

モニカ(うわー、スマート。)




貴公子ポイント70オーバーの三杉にとっては造作も無い気遣いであった。
当たり前の事を当たり前にこなすのが貴公子と言わんばかりである。
だがその迷いのない流れるようなオーダーは、モニカにとってある種 感動的でもあった。

三杉「勝手に決めて悪かったかな?」

モニカ「いいえ、中華料理は初めてだったので助かりました。」

三杉「そうか、それなら良かった。 …そうだ、ドレスを探し回った話を聞きたいな。」

モニカ「はい、任せて下さい!」


778 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 20:23:45 ID:???

これを機に再び“互いの”会話に花が咲き始める
モニカは徐々に奇妙なドレス探索の事を話していった。
最初に入った妙な喋り方をする店員の事、ドイツの退役軍人が切り盛りする店と…
そして柱の女と呼ばれる彫刻、そのドレスのレプリカである風の羽衣の話。
それからドレスサロン・シンデレラで出合ったアヤと言う名の女性の事。
荒唐無稽な展開に、三杉は何度か聴きなおしを求める必要があったが、
最終的には楽しく聞かせようとするモニカなりの努力と思う事にした。
彼女の話には誇大表現は一切ないのが事実だが。

その間に前菜の盛り合わせが運ばれ、その皿が空いた頃にトロミのあるスープが運ばれ、
料理がモニカの奇妙な冒険をさらに彩る形となっていた。
話が一段落したのは、間もなく蒸し物が運ばれてくるだろうタイミングである。
モニカの方はどうか分からないが、三杉は今までのところ楽しい時間を過ごせていた。

三杉(さて、次はどうしようかな。)


A ジャスミンティーも終わったし、少しだけアルコールが入ってもいいかな
B 蒸し物…つまり点心、ここは料理の話をしよう
C ここはサッカーの話をしよう(さらに分岐)
D 話題はそう多くないけれど、フィレンツェでの体験談を話そうかな
E いやいや、マルコとナディアの話をしよう
F 弥生の事を話すか…
G そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


779 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 20:37:15 ID:???
本日はここまでですかねー。
それでは本日のお付き合い、どうもありがとうございました。
あとは投票おねがいしまっす。
明日の更新はない可能性が高いかもー。

780 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 20:37:23 ID:kbnAuAuI


781 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 20:57:23 ID:WL18Xil2


782 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 21:02:44 ID:OLz97C9Y
D


783 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 21:04:18 ID:AHoJB6Oo
A

784 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 00:48:17 ID:???

>A ジャスミンティーも終わったし、少しだけアルコールが入ってもいいかな
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ふと三杉は空になった茶器に気付いた。
会話と飲食が進むうち、約二杯分のジャスミンティーをすっかり飲み干していたのだ。
口直し、或いは言葉を円滑に発するため、是非とも飲物の追加オーダーをしておきたいところである。
…と、ここで三杉の脳裏にある誘惑がよぎった。

三杉(こういう食事も久し振りで、しかもこれから先もやたらに機会はないかも知れない…
     今日は少しだけアルコールが入ってもいいかな…。)

自ら進んで羽目を外す事など滅多にない三杉。
だがこの夜に限っては、それが当てはまらない事となっていた。
彼は自分が考えているよりも、モニカとの食事に甘露を得ていたのかも知れなかった。

三杉(…とは言え、飲み過ぎれば当然モニカに迷惑かけるだろう…
     ブレーキだけは最後まで心得ておかなければならないな。)

…と自分の中に一つ関を作った上で、三杉は軽めのアルコールを頼む事とした。
丁度ウェイターが小籠包をはじめとした蒸し物を、卓へ置きにきていた。

785 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 01:13:05 ID:???

三杉「ドリンクの追加をお願いします、桂香陳酒をグラスで。」

ウェイター「はい喜んでー。」

中国ではありふれている、キンモクセイを漬けた果実酒を三杉は頼んだ。
するとモニカは意外そうに三杉の顔を覗き込んできた。

モニカ「桂香陳酒…? ミスギさん、お酒を頼んだんですか?」

三杉「うん、今日は気分が良いから少しだけね。
     …モニカはお酒は飲めるのかい?」

なんとなく気になって三杉は尋ねてみた。
飲ませようという気はないが、もしも好きならば1人よりも2人で飲む方が楽しいのは明らかだ。
とは言え、年齢が年齢なので期待はさほどしていなかった。


先着で
 ★モニカの返答→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

《ダイヤ》 少しだったら飲めますよ。
《ハート》 ミスギさんと同じのを飲んでみたいなあ…なんて。
《スペード》 実は飲んだ事なくて…カクテルパーティーでも、いつもソフトドリンクを選んでます。
《クラブ6以上》 モニカ「ワインかシャンパンだけですが、飲めますよ」 三杉「それは残念だ」
《クラブ5以下》 モニカ「ワインかシャンパンだけですが、飲めますよ」 三杉「よし、ドンペリを頼もう」
《JOKER》 モニカ「ここここここ…今夜は飲みたい気分です。」 三杉「そんなに噛んで大丈夫かい?」

786 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 01:14:28 ID:???
 ★モニカの返答→ ダイヤJ

787 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 01:19:08 ID:???
クラブが途切れた…
きっと弥生ちゃんはお休みの時間なんですね。

788 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 09:51:39 ID:???

> モニカの返答→ ダイヤJ
>《ダイヤ》 少しだったら飲めますよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「少しだったら飲めますよ。」

三杉「へぇ、やはりワインやシャンパンを?」

モニカ「あー……近いかもです。」

三杉「そうか、こう言ってはなんだが少し意外だね。」

モニカ「あはは、でも本当に少し…シャンパンのカクテルを1杯くらいです。」

三杉「なるほど…」


A シャンパンのカクテルと言うと…ロッシーニやプッチーニかな?(さらにカード判定の後、Cへ)
B それは1杯で酔うくらいの強さって事かい?(さらにカード判定、Cへ)
C それじゃ、君も果実酒を1杯くらいどうかな?(判定なし、そのまま進みます。)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


789 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 11:00:11 ID:dpSc7RJc


790 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 12:29:56 ID:CQ2SfBFU
C

791 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 19:41:15 ID:???

>C それじゃ、君も果実酒を1杯くらいどうかな?(判定なし、そのまま進みます。)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

その反応で、三杉はモニカのアルコールに対する感覚を幾分か察した。
特別好きというわけでなく、イタリア人ではありがちなお喋りの手段としての飲酒だ。
つまりお酒を飲んで酔う事が目的ではなく、緊張を緩和し会話を楽しくスムーズにする事が目的なのだ。
その中でシャンパンのカクテルを…という事は、甘い感じで強くないアルコールを御所望の筈である。

三杉「それじゃ、君も果実酒を1杯くらいどうかな?」

モニカ「えっ、私もですか?」

三杉「ああ、弱めで甘い感じのも揃っているよ。 山査(さんざし)酒か檸檬酒がお勧めかな…。
    きっとソーダ割りにも出来るから、シャンパンのカクテルと同じ感覚で飲めると思う。」

モニカ「へぇえ…そうなんですか! あ、でもでもシャンパンもあるみたいですよ?」

三杉「あぁ…この後にオイスターソースを使った料理が出てくるからね、ちょっと合うか判らない。
    合う銘柄もあるとは思うけれど、流石にそこまで詳しくないんだ、ごめんね。」

モニカ「とんでもないです、ありがとうございます。」

…と言うわけで三杉に続いてモニカも果実酒をオーダーした。
アルコールは、解け始めていたモニカの緊張をさらに紐解く役を担う。
これにより、2人の円卓からは笑い声が増える事となるのであった。


……と思ったのか?(ナレーション:ブローリンさん)


792 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 19:42:50 ID:???

先着2名様で
 ★三杉の酔いメーター(%)→(! card/15)×100=
 ★モニカの酔いメーター(%)→(! card/15)×100=
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。


【酔いメーターの計算値】
20%以下→微酔い(緊張度↓、感情度↑)
21〜60%→ほろ酔い(緊張度↓↓、感情度↑、興奮度↑)
61〜80%→深酔い(??)
81%オーバー→酔っ払い一丁!

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のカードがダイヤで「貴公子の嗜み」が発動、酔いメーターの最終値に×1/2。
        ハートで「酒は情けの露雫」が発動、数値に関係なく状態がほろ酔いに。
        クラブAで「酒は百薬の長 されど万病の元」が発動、酔っ払い一丁!
モニカのカードがハートで「は憂いを払う玉箒」が発動、数値に関係なく状態がほろ酔いに。
        クラブで「高陽の酒徒」が発動、酔いメーターの最終値に×1.5。
2人がJokerで一致すると「酒の終わりは色話」が発動。 この後は見せられないよ!


793 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 19:43:23 ID:???
 ★三杉の酔いメーター(%)→( クラブ7 /15)×100=

794 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 19:46:52 ID:???
 ★モニカの酔いメーター(%)→( スペード4 /15)×100=

795 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 20:17:51 ID:???

>三杉の酔いメーター(%)→( クラブ7 /15)×100=47%《ほろ酔い》
>モニカの酔いメーター(%)→( スペード4 /15)×100=27%《ほろ酔い》
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

流石にカクテルパーティーなどに出席する機会の多いイタリア人淑女、
自らの酒量はしっかりと心得ているらしく、モニカの酔い加減は最良と言えた。
それに対して日本人である三杉にとって、滅多にある物ではない飲酒の機会…
モニカに比べて少々飲み過ぎのきらいがあった。
とは言え、それでもほろ酔い程度に留める辺りは流石は貴公子というところだ。

結果、2人とも今まで以上に楽しい時間を過ごせる事になった。
三杉については「酒は情けの露雫」の如く、モニカを女性として細やかに扱い、
会話の中では時に冗談などを交えて、席を盛り上げた。
またそれによってモニカも緊張がほぼ取り払われ、自信のなさよって構成されていた気持ちに変化が訪れる。
つまり先行しすぎた憧れの気持ちから、徐々に等身大の好意へとなっていったのである。

この頃になるとメインの皿は終了し、残すはあんかけチャーハンとデザート、
そして最後に口直しのお茶を残すのみとなっていた。


796 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 20:19:56 ID:???

三杉(さて、いよいよ終盤に差し掛かってきたな…次はどうしよう。)


A ここはサッカーの話をしよう(さらに分岐)
B 話題はそう多くないけれど、フィレンツェでの体験談を話そうかな。
C いやいや、多少下世話かも知れないがマルコとナディアの話をしよう。
D けじめは持っておかなければな…弥生の事を話しておこう。
E 色話も悪くない…モニカの好きな男性のタイプを聞いてみよう。
F 色話も悪くない…自分の好きなタイプについて話をしよう。
G そ の 他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


797 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:21:04 ID:dpSc7RJc


798 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:21:31 ID:CQ2SfBFU
B

799 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:29:46 ID:ZBWNHM8g


800 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 20:31:07 ID:???
判定の途中ですが本日はここまでとします。
また容量の関係で、大分早いですがスレタイの募集を実施します。
次スレではASローマとの試合がメインになると思われます。
テンプレは以下の通りです。

【】Another-C_3【】


また容量が470KBの時点で本編は一旦終了、以降は外伝となりますが御了承下さい。

801 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:55:34 ID:???
【やあ】Another-C_3【カワイコちゃん♪】
【貴公子の】Another-C_3【嗜み】
【送り】Another-C_3【貴公子?】
【あらぶる】Another-C_3【ジェントルマンず】
【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】
【次回】Another-C_3【マルコの章】

802 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 21:04:04 ID:FlFbhv7Q
E

803 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 21:25:06 ID:OaiRj3ZQ


804 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 21:30:43 ID:???
【待つ女】Another-C_3【弥生】
【夜も】Another-C_3【貴公子?】
【ブンブン】Another-C_3【フリーダム】

805 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 21:35:43 ID:BdXhnkSM
A

806 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 22:44:20 ID:???
そういえばモニカはサッカーの話が出来る子だっけ

807 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 00:04:36 ID:???
【ヒロイン】Another-C_3【交代か?】
【ボインの】Another-C_3【誘惑に】
【出来心】Another-C_3【過酷な夜】

モニカはサッカーの話の出来る娘です。
共通の趣味として、いいかも。

808 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 10:11:46 ID:???
【弥生?】Another-C_3【そんなの関係ねえ!】
【日本に】Another-C_3【未練はねえ!】
【俺が】Another-C_3【タキシード仮面だ!】

809 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 12:50:11 ID:???

早速のスレタイ案感謝ー! >>807 なぜ滝さんのとことコラボしたしwwww
=============================================

>A ここはサッカーの話をしよう(さらに分岐)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(そうだな…折角だからサッカーの話をしよう、
    モニカにとってもそれなりに得意分野だろうし。)

ここで三杉はモニカがサッカーを見る目がある程度鍛えられている事を思い出した。
生粋のミラニスタという事だったが、一瞬の駆け引きを見逃さない鋭さなどを持っていた筈だ。

三杉「ちょっとサッカーの話をしてもいいかな?」

モニカ「あっ…はい、大丈夫ですよ。」

三杉「オッケー、それじゃあ…」


A ミランのトップチームについて
B 三杉のプレイについて
C フィオレンティーナについて
D 昔のバンビーノについて
E ミランのトップチームについて
F 最近のセリエAについて
F 好きな選手やサッカー逸話などのフリートーク
G 「うちのブンナークが脳筋でさ、言う事を理解しないんだよ…どうしたらいいかな?」
H そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


810 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 12:53:18 ID:???
あら、コラボしたスレタイ案を出してくれたのは>>808さんでしたね。
間違えてすみません。

それからこのサッカートークは展開によって最大2件話せます。
また話題については食事中にあと1回選べます。(食後のお茶時間として)

811 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 12:55:22 ID:???
すみません、選択肢がおかしいので修正…
以下のようにお願い致します。


A ミランのトップチームについて
B 三杉のプレイについて
C フィオレンティーナについて
D 昔のバンビーノについて
E 最近のセリエAについて
F 好きな選手やサッカー逸話などのフリートーク
G 「うちのブンナークが脳筋でさ、言う事を理解しないんだよ…どうしたらいいかな?」
H そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)



812 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 15:52:19 ID:dZzdmegQ


813 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 15:53:33 ID:BEEfNvBk
F

814 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 16:14:13 ID:l+sjjC8w
F
2回しか選べないのは苦しいが、最初にジャブはやっぱり必要かなあ
三杉「好きなサッカー選手は?」
モニカ「三杉さんです(はぁと)」
的な展開を期待w

815 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 19:35:19 ID:???

>>814 あれ、私が2人いる
=============================================

>F 好きな選手やサッカー逸話などのフリートーク
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「オッケー、それじゃあ…好きな選手は?」

モニカ「コ、コホッ」

三杉が問いかけるや否や、モニカは咽るように咳き込んだ。
どうやらグラスの山査酒が気管支に入り込んでしまったようである。
三杉は心配そうに声をかけたが、モニカは少し恨めしそうな顔を返した。

三杉「おっと、平気かい?」

モニカ「大丈夫ですけど…その質問はずるくないですか?
     …と、モニカ・ディマーレは若干の抗議を訴えます。」

三杉「あれ…何か変な事を聞いてしまったかい?」

主人公なので鈍感な三杉は、モニカの抗議の意味が本気で分からず 真顔で聞き返してしまった。
逆にモニカは三杉が本気で解っていない事を理解した。 つまりそれは…

816 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 19:36:45 ID:???

カアアアアア………

モニカ(うわああああ……バカバカ、何言っちゃてるの私!? ホント馬っ鹿じゃないのぉ!?
     サッカー話って前置きされて好きな選手って…そのままの意味に決まってるじゃない!
     別に好きな人とか聞かれてる訳ないのに、なんであんな事言っちゃったのぉぉぉぉ…
     うわああああ、絶対変な女って思われたよぉおぉぉおぉおぉぉぉ…。)

三杉「だ、大丈夫かい、頭抱えちゃって……お酒が良くなかった?
    あああ、でもそんなに頭をブンブン振り回すと酔いが回っ…」


キュピーン!

モニカ「(そ、それだわ!)ご、ごめんなさい…少し酔っちゃったみたいで質問が聞き取れなかったの。
      何だか分からない事を言って困らせて本当にごめんなさい、恥ずかしいです。」

三杉「(おや、憂いを帯びた表情もなかなか…)そうだったんだ。 大丈夫、気にしてないよ。」


モニカ「良かった…(本当に良かった…) それで、質問は何でしたっけ?」

少し不機嫌そうな顔、頭を抱えた様子、憂いを帯びた表情…そしてパァッと明るい笑顔。
クルクルと目まぐるしく変化するモニカの様子は、三杉にとって面白く、そして可愛らしかった。


817 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 19:37:45 ID:???

三杉「(外見が少しクールなだけにギャップが面白いな…)
    ええと…好きなサッカー選手は誰かなって聞いたんだよ。
    結構サッカーに詳しそうだから、どんな名前が出てくるかなって期待している。」

モニカ「えぇー? そ、そんなプレッシャーかけないで下さいよ…。」

先程と同じく抗議の声をあげるモニカだが、それとは裏腹に今度はその表情は微笑んでいた。

三杉「ダメだよ、ちゃんと正直に答えなさい。」

モニカ「アハ、わかりました。 それじゃあ…」


先着で
 ★モニカの好きな選手→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ10以下》実は……フランスの銀色のカルテットが好きなんです、内緒ですよ
《ハート》やっぱり…ミランのエースストライカー、マルコ・ファンベルグさんですね
《スペード》やっぱり…ミランのバンディエラ、カルロ・グロッソさんですね
《クラブ》やっぱり…ミランのファンタジスタ、ルート・フーリアさんですね
《ダイヤ絵柄、JOKER》ジャイロって選手、知ってますか…? って、逆に聞くのも失礼かな…


818 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 19:38:52 ID:???
★モニカの好きな選手→ ハート10

819 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 19:40:55 ID:???
なんでこのカードが昨日出せなかったのぉおぉぉおぉおぉぉぉ…。

820 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 19:43:17 ID:???
それは呪いがかかっていたからですよ。フフフ…

821 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 20:45:30 ID:???

>モニカの好きな選手→ ハート10
>《ハート》やっぱり…ミランのエースストライカー、マルコ・ファンベルグさんですね
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「やっぱり…ミランのエースストライカー、マルコ・ファンベルグさんですね。」

三杉「おや、意外にもベタなところに来たね。」

モニカ「アハハ、そう言われてもやっぱりミラニスタですからね。
     こんなところで背伸びもしませんし、見得もはりませんよ。」

三杉「そうか…なるほどね。 いや、実は僕もファンベルグが一番好きなんだ。
    あの人みたいなオーバーヘッドを撃てるようになりたいと思っているんだけどね。」

モニカ「えぇっ! ほ、本当ですか!? ミスギさんは玄人好みかなって思ってたから、
     ニスケンスさんやグロッソさんの方が好みかなと思ってたんですけど…。
     わぁぁ、おんなじなんだ…! これはすごく嬉しいかも。」

三杉「うん、これは僕も驚いたよ…趣味が合うみたいだね。」

モニカ「えへへ。」

アルコールのお陰なのか、喜び方にブレーキが一切ないようだ。
モニカの笑顔は言葉通り満面の笑みであり、三杉もつられて笑顔になる。


822 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 20:46:54 ID:???

モニカ「じゃあじゃあ、ファンベルグさんのゴールシーンで一番好きなのって何ですか?」

三杉「そうだね…色々あるんだけれど、アヤックス時代のオーバーヘッドが一番記憶に残ってるかな。
    直前で身体を捻って、カーブをかけたオーバーヘッドなんだけど…知ってるかい?」
※参考URL(ttp://www.over-head.org/fanbasuten.html)

モニカ「あ、ゴール集のビデオにも収録されているあれですね、勿論知ってますよ。
     と言うか、ミスギさんのオーバーヘッドも少し似てますよね。」

三杉「うん、恐れ多くも意識してるよ。 オーバーヘッドで綺麗にカーブをかける方法は
    ファンベルグさんのビデオを見て、何度も練習したからね。
    でも、あの人のオーバーヘッドはやっぱり違うんだよな……
    幾つもある引き出しの中から最良の撃ち方を選んでいるから、
    似ている事はあっても同じシュートを狙って撃つ事はないんだよ。」

モニカ「9の美しいゴールより、10の汚いゴールのほうがいいって言い切ってますからねー。
     あれだけ引き出しを持っていて、それでも意識はシュートじゃなくてゴールなんですよね。
     これはある意味凄い事だと思うんです。」

三杉「うんうん、どれもパーフェクトなんだよ。 全てのシュートに迷いも驕りもない。
    だが技術が高度すぎるから、それが非常にシンプルに見える…ファンベルグたる所以さ。
    ミラン副会長が「サッカーのダ・ヴィンチ」と評しているけれど、まさにその通りだね。」

適確なコメントが三杉の思い描くシーンを理解している事を示していた。
恐らくモニカの頭の中では、今三杉が思い出しているのと全く同じ映像が流れている筈だった。
そしてゴールシーンだけでないプレイの内側についての語りに、三杉も思わず饒舌になった。


823 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 20:48:56 ID:???

三杉「それじゃあ逆にモニカの好きなゴールシーンを教えて貰おう。」

モニカ「うーん……そうですねえ…それでしたらユーロ88の決勝戦です。」

三杉「ああ! あのミスだったクロスをドライブボレーで決めた、あの!?
    普通の選手なら諦める、一流でもトラップという場面だったね、あれは。」
※参考URL(ttp://www.youtube.com/watch?v=EmNeVkfQuAo)

モニカ「そうです、ナディアと一緒にTVを観ながら叫んじゃいましたよー!
     世界最高のGKヤシンの弟子だったリナトがポカーンとするしかなかったんですよ?」

三杉「汚いゴールの方がいいと言っていて、まさにその対極を生み出すからね。
    相手のチームからすると堪ったものではないよ。」


先着で
 ★モニカ「 」→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》そうだ、ヤシンと言えば…ミスギさんと同世代にお孫さんが居るそうですよ?
《スペード、クラブ》あとは怪我さえが心配なんですよね…もう何回も手術してますし。
《ハート、JOKER》でも、ミスギさんも七色のオーバヘッドを撃てるようになると思いますよ。


824 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 20:49:56 ID:???
★モニカ「 」→ クラブ5
うおお、ハート神よ!!

825 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 20:50:56 ID:???
……すまねぇ

826 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 21:16:26 ID:???

> モニカ「 」→ クラブ5
>《スペード、クラブ》 あとは怪我だけが心配なんですよね…もう何回も手術してますし。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「あとは怪我だけが心配なんですよね…もう何回も手術してますし。」

三杉「そうなんだよ…。 彼と同じフィールドに立ちたいと願っているけれど…。
    僕がトップに上がって、そして試合に出れる時…彼の足が健在であって欲しい。」

モニカ「こんな事は思いたくないですけれど、もうあまり時間はないかもですね…。
     でも大丈夫、ミスギさんだったら間に合います! 私、応援してますから…
     ミスギさんの事もファンベルグさんの事も…!」

三杉(なんだろう…不思議な話だな。 今まで数知れない女の子から黄色い声で応援されてきたが、
    それとは嬉しさが全然違う……本当に不思議だ。)

応援を受けて それが力になった記憶は三杉にはほとんどない。(両親の応援など、例外はあるにせよ)
何故ならば、三杉の力は常に自らの内側から生み出していたものだからである。
努力の過程においても、そして試合におけるピンチにおいても…だ。

そういう意味で、このモニカの応援は他とは全然違って聞こえていた。
三杉は心の底から「ありがとう」という言葉をモニカに返すしかなかった。
…ファンベルグというユトレヒトの白鳥は今、モニカに対して大きな力を貸していた。


827 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 21:18:40 ID:???

三杉(サッカーの話題か…思っていたよりもずっと楽しいじゃないか。
    ここで違う話題に移るのもなんだし、まだサッカーの話を続けよう。
    …で、どんな話が良いだろうか?)

A ミランのトップチームについて
B 三杉のプレイについて
C フィオレンティーナについて
D 昔のバンビーノについて
E 最近のセリエAについて
F サッカー逸話などのフリートーク
G 「うちのブンナークが脳筋でさ、言う事を理解しないんだよ…どうしたらいいかな?」
H そ の 他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


828 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 21:27:14 ID:fRJ2MwLI
G
選択したくなる魅力w

829 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 21:28:25 ID:TLO99kic

むー、Bとかも魅力的なんだけどデート中に盛り上がりそうなのがどれだか分からない

830 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 21:29:14 ID:QqlwGZdw


831 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 21:37:44 ID:dZzdmegQ
F 確かちょっと前はナポリ全盛期だったような…

832 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 21:40:52 ID:u+t1GwKY


833 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 21:57:03 ID:???

               『 次 回 予 告 』

アルコールを取り込んだまま収束に近付く2人のディナー。

発展させない弥生の呪い…
出ないハート…
チャンス時に投下されるクラブ5…
胎動するモニカとのフラグ…
一向に進まないスレ主の筆…

そしてフィッツヲルタによって仕組まれた罠が牙を剥く。
果たして勝ちを望む人々(参加者)のカードは何処へ続くのか…?
次回! 新劇場版アナザー・カンピオーネ


               ときめきミスギアル


さぁて! この次もぉ↑ サービスサービスゥ!

834 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/18(金) 22:00:41 ID:???

てな訳で、470KBを超えたので本編は一時中断です。
残りは外伝とし、この続きは次スレで行います。

ちなみに>>827における投票は3票なので、まだ受け付けています。
現在はB1票、C1票、F2票、G1票ですね。

それからスレタイもまだまだ大募集〜
宜しくお願いしますだ〜

【】Another-C_3【】


835 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 22:10:45 ID:lV+3K4V+
B

乙です

836 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 23:02:34 ID:???
未決age

837 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 23:06:59 ID:SUBe238A


838 :森崎名無しさん:2011/02/18(金) 23:24:10 ID:???
【Nice】Another-C_3【boat】

引き次第で、こうなっちゃう気がするんだ、、、、

839 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/19(土) 00:49:45 ID:???

投票やお気遣いのageに感謝でしたー。

ところで…
これまで基本二票、大事または日を跨ぐなど次回更新まで時間がある場合は三票以上としてきました。
しかし時間ある時に更新がモットーの当スレでも、流石に選択肢決定に2時間余裕の現状、
以前に増してテンポが悪くなっているのも否めなくなっています。
当然ながらスレ主の力不足や時間帯の悪さ等が主原因ですが、
このままではテンポダウンの悪循環に留まり続けるだろうと思っています。

そこで今後は基本一票決、時間が空く場合や重要な局面で二票決にするつもりです。
さらに投票が敬遠される懸念もありますが、まあその時は改めて考えます。
と言うわけで今後とも宜しくお願い致しまーす。

840 :森崎名無しさん:2011/02/19(土) 01:03:56 ID:???
投票がたくさん入ってると、もう決定していると思ってしまうんだw
それだけ悩ましい選択肢が多いってことだろうな・・・

841 :森崎名無しさん:2011/02/19(土) 12:06:46 ID:???
一票はやめてー。
重要じゃない選択肢でも積み重ねで落とし穴ルートに直進してるかもしれないし

842 :森崎名無しさん:2011/02/19(土) 12:16:22 ID:???
自分も出来れば二票で行って欲しいです
無理強いは出来ませんが

843 :森崎名無しさん:2011/02/19(土) 12:30:34 ID:???
票変更のときはGMさんは悩んでるんだと思う
だけど展開は追ってるし参加しているから、悩まずいつもと同じなまんま頑張ってください

844 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/19(土) 17:27:12 ID:???

どもー
実は票数変更についてはだいぶ以前から考えていました。
当然デメリットもある事は承知ですので、踏ん切りもつかぬまま昨日に至ってますが…
まあ正味の所、悩んでると言えば悩んでいますし、自信もちょっと無くなっているのかも知れません。

私はかなり開き直ってマニア向けな方向で進んできたつもりで、そんな私のスレを凄く好んで
くれている人が何人か居てくれる事も理解しています。 少数精鋭でも最高じゃんと思ってきたの
ですけれど、選択肢で票が割れると決まらなくなるのは如何ともし難いなーと。
特に、滅多に取れない今日は沢山更新できるって日での選択肢律速は厳しい問題です。

もう少し見てくれる人を増やさないと(減らすのを食い止めないと)厳しいのかなーと。
思いつつも、票数を減らすしかないんかなーと言う感じで居る今日この頃です。

駄文すみませんでした。
もうちょっと考えてみようかと思います。


845 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/19(土) 17:29:17 ID:???

<外伝・驕るルーベン久しからず>

〜これまでのあらすじ〜

・フィオレンティーナに負け
・レッチェに負け
・大会予選落ち
・体育座り
・ジョアンから呼び出し
・予選落ち=落第はきっと方便
・んなこたあない
・お前の為にチームがあるんじゃない、チームの為にお前がいるんだ。
・蹴球破滅録ルーベン(イメージ映像)
・市営グラウンドで体育座り ←NEW
 


ルーベン「はぁ……マジでどうしてこうなった?」

いま一度ルーベンは同じ言葉を繰り返した。
彼の気持ちはあの日以来ずっと空虚なままだった。
この広い市営グラウンドに来ていた物の、身体を動かす元気はまるでない。
ジョアンのアドバイスの意味を真剣に考える事も出来ていなかった。

だがここで、そんなルーベンに近付こうとする者が現れる。


846 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/19(土) 17:31:37 ID:???

??「ふんっ、まるで死んだ魚の目じゃな!」

ルーベン「あん? ……誰だ!」

誰も居ない筈のグラウンドで声が聞こえた事にルーベンは驚いた。
しかも何やら自分をバカにするような物言い…彼は立ちあがって苛立ちを解き放った。


ザッザッザッザ…

??「バカにされれば怒るくらいの骨は残っとるか…結構じゃ。」

声のする方にルーベンは目をやった。
“神風”と書かれた日の丸の鉢巻を巻いた老人の姿がそこにあった。
頭は丸々と禿げあがっており、目は強気に笑っている、70は超えるだろう老人である。

ルーベン(ちっ! また爺かよ! しかもなんだよこの獲物を狙う豹みたいな足捌きは!?
      ジョアンと言いコイツと言い、最近の御老人はこんなんばっかか!?)

??「ふぉっふぉっふぉっ…ルーベン・ソサ・アルダイスじゃな。」

ルーベン「見りゃわかんだろと言って通じそうだな…。 誰だテメ…ぐわっ!?」

ルーベンは目の前に突き出された杖に身を反らせて驚く。
反応が遅れていれば目を突かれていたのではないかと思われた。


847 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/19(土) 17:35:30 ID:???

??「ふんっ、流石の反応じゃなルーベンよ。
    儂はマチルダ尽之助…今現在ウルグアイユースの監督じゃ。」

ルーベン「あぁっ!? ぶっ殺すぞこのクソ爺…って、なんだぁ? ウルグアイの監督ぅ?
      って事は何か? ルベンスのバ監督はクビになったってか?」

ヒャヒャヒャヒャとルーベンはバカにしたような笑いを返した。
彼にとっては怒りは霧散するほどのグッドニュースだったのだろう。
一頻り笑って落ち着いた後、ルーベンは再び老人の方に顔を向けた。

ルーベン「…で、それが何だってんだ? 今更ウルグアイがオレに用があるってのか?」

マチルダ「ま、そういう事じゃな。 ワールドトーナメントで貴様を使ってやるっちゅう話じゃ。」

ルーベン「っ冗ーーー談! 雑魚揃いのウルグアイで今更何しようってんだ!
      ビクトリーノとカノーバにオレ一人加わったところで通用すると思ってんのか!?
      今の世代のバカみたいなレベルの高さを解ってねぇんだろ!
      ウルグアイが世界一だったのは半世紀も前の話だって理解しろ爺ぃっ!!」

ルーベンは怒りを撒き散らすように言い放った。
1国のクラブチームのトーナメントで、たった1週間の期間でどれほどの屈辱に塗れたかわからない。
さらに国際大会ともなれば、トップクラスのチームの選手層は計り知れたものではない。
そしてウルグアイにはまともに戦えるレベルの選手はほとんど居ない。
ジョアンのチームに入り、優勝を夢見ていたルーベンにとってはふざけた誘いとしか思えなかった。


848 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/19(土) 17:45:39 ID:???

マチルダ「…その根性は気に入らんが、まぁ取り敢えずやる気を出させてやる。」

ルーベン「んだとっ!? どうしてくれようってんだ!」

マチルダ「ふん、それはだな……」

マチルダは鼻で笑うと、次はパチンっと映画のように指を鳴らした。
するとマチルダの後方から、この合図を待っていたかのように影が姿を現した。


先着で
 ★そして…→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》影に気を取られたルーベンは、マチルダに後頭部を強打された。
《ハート、スペード》??「そこでドラゴンショットオォォォォォ!!!」 ルーベン「qあwせdrftgyふじこlp」
《クラブ6以上》↑ + ??「さらに追い撃ちのぉぉぉぉ、マシンガンショット!!!!」
《クラブ5以下》↑ + アグィレイラ「ふふ、目が覚めたかルーベン?」
《JOKER》↑ + ダ・シルバ「今から一緒に!」カノーバ「これから一緒に」ビクトリーノ「殴りに行こうか!」


849 :森崎名無しさん:2011/02/19(土) 17:46:31 ID:???
★そして…→ スペード10

850 :森崎名無しさん:2011/02/19(土) 17:57:26 ID:???
フルコース見たかったぜw

851 :森崎名無しさん:2011/02/19(土) 18:13:13 ID:???
そういや本編の火野は最初からトルネードだからドラゴンショットは出てきてなかったね

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