キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/24(月) 00:17:01 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。


〜これまでのお話〜
テーベの塔で待ち受けるガーネフを、森崎たちアカネイア同盟軍はいよいよ追い詰める。
光と星のオーブの力で作られた『スターライト』を手にしたリンダは
ガーネフの圧倒的魔力の前に挫けそうになるものの、父親の幻に勇気づけられ
仲間たちの応援の力を自分の魔法に乗せることで、ついにガーネフを倒すのだった。
しかし、西の塔を守るドルーア兵の手によってマケドニアの心優しきシスターのレナが命を落としてしまう。
さらにドルーア領での最終決戦ではバヌトゥが火竜の群れを道連れにして爆発の中に消えた。
多くの犠牲が生まれるものの、ガーネフの魔の手から救出されたアリティアの王女エリスが持つ
復活の杖『オーム』の魔力があれば、失った大事な仲間たちを取り戻すことが出来るらしい。
果たして森崎たちは次々と迫る危機をすり抜け、ドルーア城へと辿りつけるのか?
そして、城の最奥で待ち受ける暗黒地竜メディウスとの決戦に勝利することができるのか…?

☆前スレ
【砕け散れ】ファイアーモリブレム25【ガーネフ!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1293792909/l50

753 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 17:29:30 ID:???
ついに最初期からの悲願がかなう日が来たか…胸熱

754 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:37:28 ID:???
☆マルス
・森崎
・シーダ

☆ミネルバ
・パオラ
・バーツ
・マリア

☆ミディア
・オグマ
・ジュリアン
・レナ

☆アベル
・カシム
・カチュア
・マリク

以上の15人でドルーア城の最終決戦へと乗り込みます。
============
フレイ「よし!城門の崩落を確認!早く王子たちの部隊を送り込め!」

アラン「マルス王子、ご武運を。コーネリウス様とリーザ様の無念を、その手でおはらしください!」

ノルン「外にいるはぐれ竜たちは私たち同盟軍が食い止めます!後ろは気にせずどうか前に!」

マルス「みんな、ありがとう!よし、アカネイア同盟軍の者たちよ!
    我こそはというものは僕と一緒に前へ出ろ!今ここで、この長き暗黒戦争を終わらせるんだ!」

755 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:39:35 ID:???
アランの部隊と入れ違いになるように、本隊の精鋭たちがこぞってドルーア城へと突撃していく。
神剣ファルシオンを掲げるマルスを先頭に、これまで多くの戦いを乗り越えてきた選ばれし者たちが名乗りを上げていく。

森崎「長かった戦いもこれで最後か……へへ、毎度のことながら決勝戦ってのは胸が踊りやがるな!」

アベル「この風槍グラディウスがある限り、我らに敗北の二文字はない!暗黒地竜メディウス、覚悟!」

マリク「エリス様、見ていてください。カダインで、そしてこの戦いで成長した僕の超魔法の真髄を!」

シーダ「オグマ、バーツ、カシム…どうかマルス様に、そして私に力を貸して!」

オグマ「姫のご命令とあらば。私はこの剣が折れるまで戦い続けましょう」

バーツ「タリス傭兵団の底力の前にはマムクートだろうと無力さ!いくぜぇ!」

カシム「故郷で待っている母さんやリーンのためにも、ここで負けるわけにはいかないぞ…!」

ミネルバ「マケドニアの栄光を取り戻すのだ!パオラ、カチュア、最後まで気を抜くな!
     ……マリアよ。後もう少しの辛抱だ。私の側を離れるなよ」

パオラ「白騎士団が長パオラ!この氷剣メリクルの前に立ち塞がる者は容赦なく伐り捨てます!」

カチュア「白騎士団がカチュア!このドラゴンキラーでミネルバ様たちの勝利の道を切り開いてみせます!」

マリア「(兄様……どうか姉さまや皆をお守りください……!)」

ジュリアン「レナさん…もう絶対に俺の側から離れちゃ駄目だからな!」

レナ「え、ええ…でも、ジュリアン、無理だけはしないでね…」

756 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:40:42 ID:???
ミディア「ドルーアの侵攻で一度はアカネイアの旗は地に伏した。
     しかし、栄光の旗は折れはしなかった!
     アカネイア聖騎士ミディア、メディウス打倒をアカネイア再興の礎とします!」

ズドドドドドドド…!!

勝って来るぞと勇ましく、ドルーア城へと侵攻するアカネイア同盟軍の精鋭たち。
しかし城の中へと突入し、いざ玉座へと向かおうとしたその瞬間、いきなり目の前の空間が歪み始める。

森崎「な…なんだ!?」

マルス「くっ……罠が仕掛けられていたのか!?」

ジュリアン「いくら俺でも今からじゃ解除のしようがないぜ!レナさん…俺から離れないで!」

脳が揺れるほどの乱れる視界に、森崎たちは足元をふらつかせながらなんとか耐えようとする。
肉体だけではなく、精神も鍛え抜かれた彼らだからこそ、この幻惑の罠でも正気を保っていられたのだろう。

メディウス「くくく…よくぞここまでたどり着いたものだな。愚かなる反乱軍どもよ」

突如耳に入り込んでくるくぐもった聞き取りにくい老人の声。辺りをくまなく見渡すが、人の影は見えない。

マルス「メディウス!どこにいるんだ!姿を現せ!」

森崎「ちいっ…この感覚、前にガトー司祭が魔法で俺達に語りかけた感じと似ている…?」

直接頭の中に語りかけてくるメディウスの声に腹を立てながら、森崎たちは警戒を怠らず武器を構え次の言葉を待つ。

757 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:41:48 ID:???
メディウス「脆弱な人間という種族が、崇高なる我ら竜族とここまで渡り合えるのは
      力無き物同士、惨めに体を寄せ合い足りない力を補い合っているから……
      私は100年前の戦いにおいてそのことを学ばされたのだよ……
      聖騎士オードウィン、竜騎士アイオテ、王者カルタス。そして…英雄アンリ。
      奴らも一人の力は驚くほど小さく儚きものだった。だが……
      ふふ…同じ轍は二度と踏まぬ。貴様達の信頼という強固な鎖は今ここで打ち砕かれるのだ!」

カッ!!

森崎「ぐっ!?」

体全体を包む恐ろしい虚脱感。腕や足を引きちぎられそうな痛みが全身を包み込む。
だが、そんな中マルスだけは精悍な顔を暗黒漂う虚空に向けている。

マルス「(ファルシオンの加護のおかげか僕だけは正気を保っていられるみたいだ…
    メディウスの思惑になんて絶対に負けたりはしない!)
    森崎!シーダ!僕の手を取るんだ!」

シーダ「マルス…さ、ま…?は、はい…」

森崎「な、なんだよいきなり…?」

マルス「絶対に離してはいけない。どんなことがあっても……いいね?」

次第に遠のいていくマルスの声を聞きながら、森崎の視界はいよいよ黒く染まっていった。

758 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:43:18 ID:???
森崎「……!?」

次の瞬間森崎が見たものは、自分の腕に群がる大量の羽虫だった。
その気持ち悪さにすぐに手を振り払おうとするが…

森崎「(待てよ…確かメディウスは俺達が力をあわせることを恐れているようだった。
   どれだけ小さな力でも、山のように積み上げれば大物を飲み込むほどの力になる。
   つまり、これはまやかしって奴だ。俺たちを分断させようって言う魂胆だな…?)」

もぞもぞと這いずり回り、服の中に入り込み脇の下までまさぐってくる虫たちの侵攻を
森崎は歯を食いしばって耐える。おそらくここで手を離してしまってはメディウスの思惑に嵌ってしまうだろう。

森崎「(何があろうと手は離さない……何があろうと……!?)」

次に森崎が目にしたのは、彼に取って最も忌み嫌う存在。
自分の前を常に歩き、才能を思うがままに発揮し栄光の道をひた走る少年の影。

森崎「つ……翼!」

翼「………(ニコッ)」

森崎は翼と手を繋いでいた。本来ならば絶対にありえない光景。
腸が煮え返りそうなほど憎たらしい清々した笑顔を惜しげもなくこちらに向けてくる。
中学時代、強敵東邦学園を倒すために一時は協力体制を築いたものの、
己の野望の成就のために、二人の同盟関係はあっさりと崩壊する。

森崎「(俺が……あの翼と手を繋いでいる……だと……?)」

全身の毛穴が一瞬で開くほどの悍ましい間隔が森崎の体を駆け巡る。
一刻も早くこの嫌悪感から逃れたかった森崎は、大空翼の手を…

759 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:44:36 ID:???
☆どうしますか?

A当然振りほどいた
B当然逆の手で打ち据えた
C当然蹴りではじき飛ばした
D当然全力で噛み付いた
Eマルスの言葉を思い出しそのまま手を繋ぎ続けた
Fその他(好きな行動をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

760 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:44:55 ID:1APzYtuM
E

761 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:45:52 ID:k1n1iyDs

騙されても今の生き方に殉じるべき

762 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:46:24 ID:CRhl4mnI
E
ドキドキ

763 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 01:57:00 ID:???
>Eマルスの言葉を思い出しそのまま手を繋ぎ続けた

森崎の中では翼という存在は絶対に相いれることのない『敵』と言ってよいだろう。
もちろん南葛中や全日本という同じチームというカテゴリでは否応なしに
チームメイトとして戦っていかなければならないわけなのだが。

森崎「(くそっ…見ているだけで胃が溶けそうなほどむかつく面をしやがって…
   そうやって無邪気な笑顔を向けながら、お前はいつだって他人を見下してきやがった。
   サッカーの申し子だかなんだか知らないが、自分の才能をひけらかして
   自分が一番目立つことしか考えない、最低最悪の屑野郎の分際で…!)」

森崎が裏工作や妨害行動をする中、数回は道徳的には到底ありえないこともやってきたのだが
それでも後腐れなく自分の野望に集中できたのはこの大空翼という存在が
自分や周りの連中の中では『悪』という対象として決めつけていたからである。
あいつは他人を見下す悪い奴だ。だからそんな奴を汚い手段で蹴落としたとしても何の問題もない。
森崎の心を占めていた『超モリサキ』の過激な性格もあってか、
森崎は容赦なく翼に対抗することができたいたのである。

森崎「(そんな俺が……翼と……手をつなぐ……?ああ〜〜〜胸糞悪い〜〜〜!!)」

相変わらず周囲の風景は闇に閉ざされたままだ。きっとこれはドルーア軍が仕掛けた罠。
力を結集しているアカネイア同盟軍達に幻を見せて、出鼻を挫こうとしているのだろう。

森崎「(いや…落ち着け自分。この翼は幻。カダイン砂漠でガーネフが俺に新田の幻を見せたことがあっただろう。
   なんで新田が選ばれたのかは結局理解できなかったが…
   こいつが幻だと分かっているなら話は早い。姿は翼だろうが、この手はマルスのもののはずだ)」

一度目をつむり深呼吸をし、怒りの感情を腹の底へとゆっくりと押しこんでいく。そして再び目を開いた瞬間のことである。

森崎「な…!?」

764 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 01:59:09 ID:???
森崎の表情は再びこわばる。その様子を玉座からメディウスは小さな水晶玉越しから喉を鳴らしつつ眺めていた。

メディウス「(自分が憎しみを抱く相手…その相手と手を繋ぐ意思…
      ここまでたどり着いたものならばそれくらいの心の強さはあって当たり前だろう。
      だが。人というものは己が憎しみを抱く存在よりも恐れを抱くものがある。それは……)」

森崎「な…中山…!」

いつのまに森崎の右手を、南葛SC時代の盟友こと中山政男が握り締めていた。
だが、その評定は親しい友へと向ける穏やかなものではない。
そこにあるのはただ一つ単純な……強い情炎。嫉妬である。

中山「森崎…お前はいいよな。多くの仲間がお前の力を信用している。
   多くの仲間がお前の言葉に心を動かされ、お前に力を貸してくれる。
   だけど俺は……お前の『所為』で……」

森崎「な…何言ってるんだよ中山…?」

中山「俺は!お前の遊び半分のツボ押しで!完全に人生を狂わされたんだ!
   常人ではとても乗り越えられないような苦労を背負うハメになったんだ!
   数年にも及ぶ苦しいリハビリ…それが終わっても過去の自分が出来たことが
   まったくできなくなっているショックが俺を待っていたんだ…!」

森崎「……!」

中山「南葛高校の他のメンバーは次々と力を伸ばしている。
   そんな様子をキャプテンという立場から間近で眺め続ける苦しさを…お前は知らないだろうな!
   自分だけ周りから取り残され、けれども皆を導いていかなければならないプレッシャーを!
   お前は知らないだろうな。お前の些細な行動が周りにどれだけ迷惑をかけてきたのかを!」

765 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 02:00:47 ID:???
中山の今まで聞いたことのないような怒号が。呪詛のような言葉が森崎の心を絞めつけていく。

中山「悪いと思っているのか?思っているのなら、お前は俺に何をしてくれるんだ?
   もう俺は…今の俺の実力ではとてもじゃないが全日本の代表なんて夢のまた夢だろう。
   お前はそんな俺を……見捨てるだろうな。あっさりと。
   お前が目指す全日本のキャプテンという座に全く影響を与えられなくなった俺のことなんて…
   お前に取ってはもうどうでもいい存在になってしまったんだろうな!」

森崎「あ……うあぁ……」

超モリサキがいなくなったことで、確かに森崎は成長することを思い出した。
だがそれは決して全てが好転、前進したというわけではない。
超モリサキ…すべてを蹴落してでも自分が頂点に立とうとする孤高の誇り高き心の強さを失った森崎。
仲間を尊び、意見を尊重し、自分を犠牲にしてでも誰かを表に立たせてあげようとする優しさ。
それは本来の森崎が持っていた心優しい少年の純粋さであり、
超モリサキとして生きて行くことを決意する前の心の感情でもあったのだ。
自分が信頼している者からの罵倒。森崎は先程の翼との手を繋ぐという屈辱などすっかり忘れ、
自分が今までしでかしてきた数々の悪行を思い出し、良心の叱責に苦しむ。

メディウス「(耐えられまい。逃げ出さずにはいられまい。さぁ、自ら手を切り離すが良い。
      自分が拒絶する相手からはその反抗心から幻覚の誘惑を跳ね除けられても…
      自分が心を許した相手から裏切られるその苦しみは――)」

森崎「ぐ……うあぁ……」

メディウス「(どれだけ鋭い剣で突かれるより、どれだけ熱い炎で焦がされるよりも――)」

森崎「う……うう……」

中山「なぁ森崎…お前は、俺になにをしてくれるんだ?俺たち…トモダチ、だろ?」

766 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 02:02:15 ID:???
中山の卑屈に歪んだ笑顔が、狼狽する森崎へと向けられた。

メディウス「辛く、苦しいものだろう……心弱き人間よ……」

森崎「(これは幻…これはマルスの手…だけど……今俺の眼の前にいる中山の言葉は――!)」

森崎も自覚していた。この中山はメディウスたちが見せてきた幻。罠だ。
本物の中山は絶対にこんな相手の心を傷つけるようなことは言わないだろう。
彼は強い人間だ。自分の多大な不幸を試練なのだと解釈し、人知れず努力を重ねていくだろう。
だが、この幻の中山は間違いなく自分が産み出した存在だ。自分の行動、そして自分の選択によって
本来の彼とは大幅にカテゴリーが違ってしまった、運命を大きく狂わされた存在。
超モリサキという自分中心に考えることで良心の叱咤を無視する、ある意味都合の良い性格を失った今だからこそ。
これまでの反動が一気に帰ってくるかのように、森崎の心は謝罪の念に押しつぶされていく。

森崎「(今までの俺がしてきたことは…無かった事になんて出来ない。
   そんな俺が今更仲間を大事にする生き方を選んだとしても……
   もう後には引けない状況になっているんだ……もう……俺は……)」

もう自分は今更仲間思いの優しい選手には戻ることは許されない。
リセットの力があったとしても……既に『キャプテン森崎』という
自分の確固たる存在からは逃れることが出来ないのだから。

森崎「(…………)」

767 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 02:03:51 ID:???
☆どうしますか?

A幻の恐怖に屈して手を振りほどく
B自分の過ちを後悔し手を振りほどく
C中山へ顔を向けられず手を振りほどく
Dそれでもマルスの言葉を思い出し手を握り続ける
Eその他(好きな言葉、台詞をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

768 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 02:05:34 ID:PCDQTQBo
D
過去から逃げることだ…

769 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 02:06:57 ID:???
768、「ここで手を離すのは」が抜けてて訳のわからんことに…すまんw

770 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 02:08:35 ID:8d2cPKU6
D
俺は森崎を、マルスを、中山さんを信じている…!

771 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:20:46 ID:???
>Dそれでもマルスの言葉を思い出し手を握り続ける

森崎「(今更善人面であいつらのもとへと帰れるなんて都合のよいことなんてあるわけない。
   きっと周りの連中は俺のことを奇異の目で見るだろう。
   頭でも打ったんじゃないか?病院に連れていったほうがいいんじゃないか?
   そんなことを当たり前のようにしてくるだろう。そりゃそうだ。
   俺は……俺が今までしてきたことは確かに『正しいこと』ではなかったから)」

だが、周囲に流されるように、自分のできることだけをするだけでは。
若林を、そして翼を出しぬき、自分がチームの中心に立つことなど絶対に無理だったのだ。
森崎には悪行を重ねる必要があったのだ。誰かを扱き下ろし、自分がのし上がるためには…

森崎「(だけど……俺だって自分が間違ったことをしてるんだってわかっていたんだ。
   頭の中では……翼に任せよう、若林に従っておこう。そんな普通の案だって浮かんではいたんだ。
   中山だけじゃない。俺を恨んでいる人間はきっと、もっと大勢いるだろう。
   彼らに許してもらおうだなんて思ってはいない。俺のやってきたことを無かった事になんて出来ないから。
   過去に遡ることなんて……やり直すことなんて……できっこないんだから……)」

徐々に右手の握力が抜けていく。日向曰く、心が弱くなった今の森崎では
親友からの恨みつらみ篭った言葉の攻撃には、とても耐えることなど出来なかったのだ。
だが、かろうじて自分の意志を保っていた森崎はマルスの言葉を思い出し右手に力を再び込める。

森崎「(あいつは俺の心の弱さが産み出した中山の幻…
   だから、俺が、俺自身が心を折らない限り……負けたりはしない!)」

森崎は激しく顔を歪め、必死に目の前の存在から顔を背け続ける。
この幻の障害が早く霧散してくれることを願いながら。

中山「だけど森崎。俺は一つだけお前に感謝したいことがある」

772 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:21:51 ID:???
森崎「…え?」

一点変わって穏やかな口調になった中山に驚き、森崎は顔を上げた。

中山「お前の様々な行動で、俺の人生は大きく狂った。
   だけど……そのおかげで、俺は普通では絶対に見ることのできない風景を見ることができたんだ。
   俺はもう一度あの頃の栄光を取り戻したい。一流の選手しか見ることの出来ない風景を見たいんだよ。
   どうせ平凡な選手に終わるって言うのなら…例えリスクが大きくたって
   何か大きなことを成し遂げたくなってくる。お前は、そう考えていたんだろう?」

森崎「…………」

中山「だから俺も……やってみるさ。お前のように。なりふり構わず。
   すべてを蹴落としてでも……誰かを犠牲にしても……力を取り戻してみせるさ」

中山の口調は穏やかな風のようだった。だが、その表情は氷のように冷たいようだった。

森崎「俺のように…だと?」

中山「いつか……いつか、俺が以前のような力を取り戻したとき……
   俺と戦ってくれないか?森崎。平凡なレールから逸した凡人同士、さ。
   いいか、忘れるなよ?約束だからな森崎。俺の……一番の……」




               ト・モ・ダ・チ




773 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:23:10 ID:???
メディウス「(…なるほど。これだけ精神に揺さぶりをかけても耐えてみせるか。
      しかし、お前が耐えられたのはこれが幻という先入観があったからこそ。
      もしも実際に同じ状況に立たされたとき……はたして今のように
      確固たる自分の意志を貫き通すことができようか…?
      人間よ。誰かを裏切り、奪い、のし上がることでしか生きることの出来ない愚かなる存在よ。
      お前の今の選択を……よく覚えておくがよい。ククク……フハハハハハッ…!)」

バシュンッ!!

森崎「……はっ!?」

何かが弾けるような音が鳴り響く。どうやら自分はあの幻惑を耐え切ったようだ。
ほっと胸を撫で下ろし辺りを見渡す。だがそこに残っていたのは
右手を握っていたマルスと、マルスの右手を握っていたシーダだけであった。

森崎「なにィ!み、みんながいないぞ!?」

シーダ「そんな……一体どうして?」

マルス「僕たちはメディウスに幻を見せられていたんだ。
    ミネルバ王女やミディア将軍、そしてアベルたちは
    逃げるように僕達から離れていった……くそっ!メディウスめ!」

まんまとドルーア軍の思惑通りになってしまった。
戦力を分散されたアカネイア同盟軍は、他の部隊との連絡手段も断たれてしまい
それぞれが孤立するという苦しい状況から戦闘を開始しなければならなくなってしまったのだ。

マルス「これが……メディウスの力だというのか?
    人の心を…我が物のように操り、蝕んでいく力…!」

774 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:24:19 ID:???
シーダ「玉座までの道のりはそれほど遠くは無いはずだけれど…
    私たち3人では、きっといつもの力を発揮できないわ……」

森崎「(くそう……嫌なものを見させてくれやがって。メディウスめ…)」

???「ふむ…なかなか苦戦しておるようじゃな、森崎よ」

森崎「な!?」

いきなり背後から話しかけられ、慌てて後ろを振り向く森崎。
そこに立っていたのはマケドニアにて世話になった大賢者ガトーであった。

マルス「あっ、ガトー様!どうしてここへ?」

ガトー「勇敢なる戦士たちよ。よくぞここまで頑張った。お前たちこそ真の勇者と言えよう。
    安心せい。お前たちの仲間たちもメディウスの幻惑を完全に打ち破れなかったとは言え
    本当に心から信頼している者同士の絆はしっかりと保てていた。
    ミネルバ、パオラ、バーツ、マリアは西の門に、ミディア、オグマ、ジュリアン、レナは北の門に。
    そしてアベル、カシム、カチュア、マリクは東の門からそれぞれ
    メディウスの待つ玉座へと向かっているはずじゃ」

シーダ「本当ですか!?それじゃあみんなは今のところは無事なんですね?」

ガトー「うむ。しかし中々驚いたぞ。あのメディウスの幻術に心を折られること無く
    しっかりと戦う意志を保つことができようとは…」

森崎「(はたして耐え切ったと言えるんだろうか…?少なくとも、俺は少しは同様しちまったな…)」

苦々しく翼や中山のことを思い出す森崎を見て、ガトーはどこか神妙な面持ちで語りだした。

775 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:25:56 ID:???
ガトー「わしは遥か昔愚かな人間たちに愛想を尽かし、この世との関わりを絶った。
    だが、お前たちを見ているうちに人間もまだ捨てたものではないと思うようになってのう。
    …微力ながらここからはわしも手を貸そう。さあ、まいるがよい!
    神によって選ばれしアリティアの光の王子よ。
    地の底から蘇った暗黒地竜メディウスを、再び闇の中へと封ずるのだ!」

どうやらガトーが直々にマルス達の仲間になってくれるらしい。
俗世との関わりを絶ち、生ける伝説となったアカネイア大陸の魔道の創立者。
彼の魔道の力は、きっとドルーアの兵士たちの妨害を乗り越える助けとなってくれるだろう。

マルス「…よし!これより我らアカネイア軍は四方向から同時にドルーア城を攻略していく!
    森崎、今回の指揮は僕に任せてもらっても構わないかい?」

森崎「ああ、構わないぜ。タリスでの情けない戦い方からどれだけ変わったのか、お手並み拝見と行こうじゃないか」

マルス「ありがとう。それじゃあまずは移動しようか。警備の兵たちになるべく気取られないように玉座を目指そう」

シュタタタタタタ……


城の中を素早く駆けていくマルス達。そんな中、シーダは強い決意を秘めた瞳をマルスに向け口を開く。

シーダ「マルス様。私、マルス様とここまで戦えて本当に嬉しいと思っているの…」

マルス「シーダ……僕の方こそ、どれだけの力を君から受け取ってきたか…」

最終決戦の場だからこそ、熱く燃え上がっている二人を、後方から生暖かい視線で森崎とガトーは見守っていた。

森崎「あーあー。こっちまで火移りしそうだぜ。
   でもまあ確かにシーダ姫がいればこそだよな。マルスの強さってのは」

776 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:27:12 ID:???
ガトー「誰かを思い、守ろうとする力…か。確かに強い人の感情は時に大きな力を呼び起こすものじゃ。
    今でこそ魔力を触媒に精霊を呼び出す形をとっている魔法も、はるか昔は
    感情を様々な現象へと変換し、力を行使するという形をとっていたのじゃ」

森崎「ふーん。魔法のことはよくわからんけど…
   相手に勝ちたい、負けたくないって強く思うだけでも確かに力が湧いてくるような気もするな」

ガトー「それじゃよ。単純じゃが、その感情のエネルギーこそ魔法本来の形なのじゃ。
    誰かを信じ、己の心を託すこと。その穏やかな流れが人に益を与える良き魔法を生み出すのじゃ。
    最も…時が進むにつれ、利便性を求めるあまり、人は感情の流れを操ることを忘れてしまったのじゃがな…
    そういえば…お主にはマルスに対するシーダ姫のような…
    命を賭してでも守ってゆきたい存在などはあるのかのう?」

森崎「んな!?こ、こんなときにい、いきなり何を言い出すんだよガトー司祭!」

ガトー「先ほど自分でも言ったじゃろう。今のマルスの力の大半はシーダ姫を守ろうとする強い意志。
    そういった強い意思や感情は強い力を生み出す魔法を引き起こすのじゃよ。
    相性のよい者同士が連なることで普段以上の力を発揮する…
    今でこそ当たり前のような現象じゃが、元を正せば古代の魔法による力なのじゃ。
    お主はもっと強くなりたいのじゃろう?ほれほれ、誰か気になっておる人はおらんのか?」

森崎「(うぐぐ……大賢者だかなんだか知らんが図々しい質問をしてきやがって……)」

ずかずかと秘めたる心の領域に乗り込んでくるガトーの態度に対して森崎は…

777 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:28:57 ID:???
☆どうしますか?

Aそんなことより周辺に敵が待ち構えていないか偵察だ
Bそんなことより武器・道具を使ったり渡したりしよう
Cそんなことより有利に戦えるような地形を探しに行こう
Dそんなことよりマルスとシーダに茶々を入れてやろう
Eせっかくだしガトー司祭と少し話をしてみよう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

778 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 03:32:32 ID:8d2cPKU6


779 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 03:32:49 ID:PCDQTQBo
E
ここでヒロインレース再開…だと…?w

780 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 19:10:47 ID:???
リンダ、ミネルバ、カチュア、パオラ(背中柔らかかったから)、シーダ(ペガサスの肉)辺り?

781 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 22:16:21 ID:???
マリアにも向こうからの憧れ描写あったぞw

782 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 22:20:58 ID:???
俺はまだミディアさんをNTRすることを諦めてないぜw

783 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 22:33:35 ID:???
ミネルバ派だけど今回は手羽つき馬刺一択だな


784 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 23:28:21 ID:???
>Eせっかくだしガトー司祭と少し話をしてみよう


ガトー「アカネイア同盟軍の多くの仲間達はお主のことを信頼しておる。
    だが、肝心のお主自身の感情についてはどうじゃ?
    この者にならば自分の背中を託せる。自分の命を預けられる。
    そんな信頼の情をおいている仲間は少なからず居るじゃろう」

最終戦前にも関わらず、人の恋路をわざわざ聞きにくるこの司祭に対して
始めのうちは怪訝の眼差しを向けていた森崎ではあったが、
感情のコントロールによる魔法の使役という話題には食いついた。

森崎「(少しでも俺の力の足しになるというなら、少しだけ話をしてみる価値はあるだろうか?)
   ……で、ガトー司祭はどうしてそこまでして俺の好きな人を知りたいんだ?」

ガトー「お主の新たな力…『星』のオーブの力とは、親しき者の成長の力を支え
    進化を促すという効力ももっておる。お主が自分の感情を自覚することができれば
    その者の秘めたる力を解き放たせることもできるやもしれん」

森崎「ん?それってつまり、俺の力で誰かの成長率を高めたりすることが出来るってことか?」

ガトー「そのような効果を発揮することも出来るかもしれんな。
    なんにせよ、魔道の学がないお前さんでは魔力の行使はまず出来ぬ。
    古代の魔法…感情のコントロールによる星の加護の力を使いこなしてみたいとは思わんかね?」

森崎「うーん…よーするに、俺のお気に入りの仲間に対して俺の力で成長率を高めることが出来るようになる…
   んで、その力を確実に発揮するために、俺の…その…好きな仲間を明確にしておいたほうがいい……ってことか?」

ガトー「そういうことじゃな。本当に自分が大切に思っていると感じた仲間だけに使うことの出来るお主だけが仕える魔法じゃ」

785 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 23:30:05 ID:???
森崎「俺だけが使える…魔法、か」

ガトー「他人のために力を行使し益を生み出す。これこそが我々魔道使いの存在意義なのじゃよ。
    大切な仲間のためだからこそ、大きな力を起こすことが出来るということを覚えておくと良い。
    ……自分の欲望のためだけに力を行使するものの末路は……お主も良く分かっているじゃろう」

森崎「…ガーネフのことか」

ガトー「うむ…あやつとて、元はといえば魔道の研究に没頭する真面目な司祭のはずじゃった。
    しかし、欲望という大きな闇に飲まれ、道を踏み外し闇の中へとその身を落としていってしまった…
    森崎よ。お主はあやつのようにはならぬようにな。己の夢を追うことは確かに素晴らしいことじゃ。
    じゃがそのために誰かを犠牲にし、周りを哀しみの渦に巻き込むことだけはしてはならぬぞ」

森崎「あ、ああ…わ、分かったよ……」

これまでの自分の生きざまを正面から否定されてしまったように感じ、森崎は少しバツが悪くなる。
今でこそ仲間を大事に考えられるようになったとはいえ、やはり自分のやってきたことには
間違いなど無いと考えていた森崎にとっては、自分のこれまでのやり方がガーネフのようだと言わんばかりの
ガトーのいい口はかなり耳に痛いものだったのだ。

ガトー「…さて。それでは前置きはこのあたりにしておいて、本題に移ろうかの」

森崎「……ゴクリ」

ガトー「今のお前さんの中で、最も信頼を置ける仲間とは……誰じゃ?」

786 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 23:31:59 ID:???
☆森崎の一番のパートナーは?

Aマルス(要1票)
Bアベル(要1票)
Cカシム(要1票)
Dミネルバ(要3票)
Eマリア(要3票)
Fジュリアン(要3票)
Gマリク(要3票)
Hカチュア(要3票)
Iトーマス(要3票)
Jその他:>>709のメンバーの中から誰か上記のメンバー以外の誰かをお選びください。(要4票)
K自分自身(要4票)
L選べない(要2票)

指定された票が集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

787 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:32:59 ID:FPh1+OOE
D

788 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:33:23 ID:X10+DsPc
D

789 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:34:00 ID:BToRE5Dw
D

790 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:34:14 ID:HqTDki8E
J シーダ

791 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:34:49 ID:/qusD4nA
C

792 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:36:15 ID:???
ミネルバ派の一矢乱れぬ統制に敬意を表するw

793 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:36:29 ID:1zJX2Jho
まさかマケドニアで即位することになるとは…

794 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:38:54 ID:???
まっさきにD入れといて何だが正直予想外の結果だw
もっと白熱すると思ったんだが

795 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:41:24 ID:???
俺はどちらかというとカチュア派なんだが、リロードしたら終わっていたw

796 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:44:19 ID:???
ぶっちゃけマルスだと思うけど、女っ気無いの可哀想だしなーってやったら即行だよw

797 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 23:45:51 ID:???
要1票が全員男ってのはひどいなw

798 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 17:26:41 ID:???
うわああああああああああああああ
リンダよ、すまんが寝ていた…

799 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 17:32:43 ID:???
男の必要票が少ないのは女だと告白みたいで恥ずかしいから
男の方が言い易いってことかな?

800 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 17:56:33 ID:???
単に支援の数値の差かと。

801 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 18:30:16 ID:???
成長率上がって
友達に噂とかされると
恥ずかしいし・・・

802 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 21:39:17 ID:???
きらめき高校に帰れw

803 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/24(木) 23:25:13 ID:???
>Dミネルバ

森崎「俺が一番信頼しているのは…………」

森崎の頭の中に浮かんできたのは、真紅の鎧を身に纏い、
自身の身長ほどの巨大な戦斧を猛々しく振り回し
獰猛な飛竜を自身の手足のように鮮やかに操る竜騎士。
その戦い方は荘厳にして美麗。多くの者は彼女のことを『赤い竜騎士』と恐れ慄く。
だが、森崎は知っている。敵兵を恐怖に震え上がらせるあの顔の裏では
観るものの心を穏やかに和ませる、月の光のような静かな暖かさを持っているということを。

森崎「……なぁ、ガトー司祭……やっぱりその……相手の名前は言わなきゃ駄目か?」

改めて自分がミネルバのことをこれほどまでに強く意識していたのを実感し、
森崎の顔にはみるみる熱がこもっていき、恥ずかしさという証の赤みがかかっていく。
その様子を見て、ガトーは長く生えた白ひげをさすりながらニヤリと笑いこう答える。

ガトー「いや、お主が自分でその情愛を自覚しておるのならば、わざわざ声に出さずとも良い。
    しかし、感情とは音にすることでより明確にすることも出来るのもまた事実。
    どうじゃ?せっかくじゃから自分の感情をはっきりとさせてみるか?」

森崎「んな…!?」

これまでサッカー一筋に生きてきた自分がここまで心を乱されたことなんてなかった。
ガトーの言葉の一つ一つに森崎の頭の中は沸騰しそうなほど熱を生み出し足元をふらつかせる。
以前マケドニアにて彼女と並んで歩いた紅葉のカーテンを思い出しながら、森崎の顔はしまりのないものへと変わっていく。
そんな見ている方が恥ずかしくなりそうな森崎の様子にガトーは満足そうに頷いて含み笑いをする。

ガトー「今のお主が起こした熱。それこそが古代の魔法で言う『ファイヤー』じゃ。
    言ったじゃろう?本来の魔法とは、感情の起伏を燃料とし様々な現象を引き起こすものじゃと」

804 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/24(木) 23:26:23 ID:???
森崎「…よ、良く解らんが、確かに体中が熱いなぁ…」

火照る体を手で仰ぎつつ、森崎は額にかいた汗を拭う。
自分が他人に対してこんなに心を動かすことが出来たことを、森崎は驚いていた。

ガトー「どうじゃ?なにやらやる気が湧いてきたじゃろう。今のお前さんには
    誰かのために、仲間のために自分がなんとかしてやろうという強い心が形成されておるのじゃよ」

森崎「(確かに……ミネルバ王女のことを考えるだけで……なんだか腹の底から熱い何かがこみ上げてきそうだ!)」

ガトーの言葉もあり、すっかりその気になってしまった森崎は
マケドニアの喫茶店で自分だけに見せてくれたミネルバのあの笑顔をもう一度脳内で映像化させる。

森崎「(そういえばあの時はミネルバ王女も俺の手を握ってきたんだよな…
   これってひょっとしたらひょっとすると脈アリって奴じゃなかろうか?)」

誰かのことを考えることがこんなにも心豊かにし、自分に勇気を与えてくれるのかを森崎は理解した。
彼の心を形成する上で、ミネルバというマケドニア王女の存在の割合はいよいよ大きくなり始めていた…

805 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/24(木) 23:27:24 ID:???
先着『1名』様で一気に判定をお願いします


森崎、恋をする→! num
森崎、愛を知る→! num

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

0→マルス
1→アベル
2→カシム
3→マリア
4→ジュリアン
5→マリク
6→カチュア
7→トーマス
8〜9→変化なし

選択されたキャラの支援の数値がミネルバへと1転送されます。
0〜2、8〜9以外の数値が重複した場合、『愛を知る』の行だけ引き直してください。

806 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:27:59 ID:???
森崎、恋をする→ 9
森崎、愛を知る→ 8

807 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:28:08 ID:???
森崎、恋をする→ 5
森崎、愛を知る→ 1

808 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:29:00 ID:???
・・・ハズレ?ww

809 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:29:01 ID:???
これはひどいwww

810 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:29:26 ID:???
森崎…お前というやつはw

811 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:30:34 ID:???
いや、重複した場合引きなおしらしいから……これでいいのかな?

森崎、愛を知る→ 2

812 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:31:28 ID:???
「0〜2、8〜9以外の数値」が重複した場合だよ。

813 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/24(木) 23:51:30 ID:???
森崎、恋をする→ 9→変化なし
森崎、愛を知る→ 8→変化なし
============
ミネルバのことを思うたびに森崎の中には底知れぬ大きな力が生まれてくる。
森崎はこれが人に恋をする。愛情を抱くということなのかとある種の感動を覚え始めた。
とは言うものの、これまで森崎はアカネイア同盟軍において
女性に対して少なくとも良い思いをしたという経験はあまりない。
むしろ思い出してみると、いろんな相手から数々の理不尽な暴力を受けたことしか思い出せない。

森崎「(何を舞い上がっていたんだ俺は……)」

ふと冷静になってみて、自分が我を忘れてミネルバのことを考えていたことが馬鹿馬鹿しくなってくる。
そもそもメディウスとの最終決戦前という大事なときに、女性にうつつを抜かすなど愚の骨頂。
森崎は静かに笑うと、前方で熱を上げるマルスとシーダのことを別世界の人間を見るように眺め声をかける。

森崎「おーいそこのお二人さん。お熱いのも結構だけど敵が来たらしっかり戦ってくださいよ〜」

結局おなじみロイヤルバカップルに対して冷やかしの言葉を掛けるという結果に執着したのだった。
これまでサッカー一筋に生きてきたスポーツマンが故の、職業病なのかもしれない…

ガトー「(まぁ、本来ならば森崎のような考えが一般的なのじゃろうが…
    しかしこれは少し予想外じゃな。まぁ……大局に影響はないじゃろうて)」

照れるマルスとシーダを茶化す森崎を見て、ガトーは森崎にリセットの力を与えるよう頼んできた人間のことを思い返す。

ガトー「(…ようやく全行程の1/3か。さて……この少年にはたして変えることが出来るのだろうか?
    どれだの歳月をかけても成し遂げることが出来なかった……あの者たちの運命を変えることなど……)」

814 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/24(木) 23:52:50 ID:???
その後もマルス隊はドルーア城の探索を続けていく。
玉座へと続く大通りへ向かうには、一旦北の広間へと向かわなければならない。
マルス達は周囲に警戒を配りつつ、慎重かつ大胆に進軍していく、が――

ガトー「む…!この気配は…マルス王子気をつけよ。あの柱の陰に邪悪な気配を感じる…」

マルス「なんですって!?」

森崎「待ち伏せされてたって言うのか!?」

シーダ「いえ、すぐに攻撃を仕掛けることが出来れば先制を取れるはずよ!」

マムクートの根城とも言えるドルーア城。敵の構成の大半は火竜などの強敵だろう。
相手に先制を取られることは、それだけ命の危機に関わってくることになる。

森崎「くそっ!やらせるかよっ!」

森崎たちは相手に攻撃の態勢を整えられる前に、勇んで距離を詰めようとするが――?


VSドルーア場内兵→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→火竜1体+ジェネラル1人
ハート→火竜1体+司祭1人+ジェネラル1人
スペード→火竜1体+司祭1人+ジェネラル2人
クラブ→火竜2体+司祭2人+ジェネラル2人
JOKER→なんとそこにいたのは外にいるはずの同盟軍だった!

815 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:53:52 ID:???
VSドルーア場内兵→ スペードQ

816 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/24(木) 23:54:14 ID:???
※追記

数字が6以上でマルス隊の先制です

817 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:56:43 ID:???
ヒロインレースは2部に持ち越しかなあ、これは
最後の拠点はさすがにサッカー重視したい

818 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 00:03:01 ID:???
ほんっとうに女に縁が無いなここの森崎は
安価で取られないわけじゃないのにこの結果は逆にすごい

819 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 00:21:02 ID:???
まさかのナギルート突入もありえるんじゃね?w

820 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/25(金) 01:07:26 ID:???
VSドルーア場内兵→ スペードQ
>スペード→火竜1体+司祭1人+ジェネラル2人
============
マルス「みんなこっちだ!」

バッ!

森崎「なるほど、柱の裏側を経由して背中側に回りこむんだな!」

シーダ「ガトー様!急いでくだ…ってえぇーーーー!?」

トン……ツィーーーー

ガトー「ご心配はいらぬよ、タリスの姫よ」

とてつもないご老体であろうガトーの体を気遣い、シーダはペガサスの背をガトーに寄せようとしたのだが、
ガトーの人智を超えた動きに素っ頓狂な叫びを放つ。
滑るようにという言葉のとおり。まるで足の裏に車輪でも付いているかのように
ガトーは直立の態勢のまま、風の様に森崎を追い抜き、マルスの隣へと並んだのだ。

森崎「な、なんちゅうでたらめな動きをしやがる…」

マルス「この世界をずっと見守ってきた大司祭というのだからもうなんでもありなんだね…」

シーダ「(魔法ってすごいのね…私もリンダから少し習ってみようかしら)」

こうして素早く相手の陣営の背後に回り込めたマルス達は、攻撃の主導権をあっさりと握る。

マルス「相手の人数は4人…指揮力のあるジェネラル2人に司祭と火竜が1匹ずつ…よし!」

821 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/25(金) 01:09:15 ID:???
森崎「(指揮官をマルスに任せたから、俺は指示を聞いて行動しなくちゃな)」

森崎はどの武器を使うかを見定めながら、マルスの攻撃命令を待つ。

マルス「(幸いこちらには相手の弱点をつける武器がたくさんある。
    ガトー司祭の魔法による間接攻撃もあることだし……)」


マルスの指示→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→森崎に火竜を狙うよう指示を出した
スペード→森崎にジェネラルを狙うように指示を出した
クラブ→森崎に司祭を狙うように指示を出した
JOKER→なんとドルーア兵たちが撤退していく!宝箱が残されてるぞ!

822 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 01:09:45 ID:???
マルスの指示→ スペード10


823 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/25(金) 01:14:50 ID:???
マルスの指示→ スペード10
>スペード→森崎にジェネラルを狙うように指示を出した

マルス「(火竜に対しては僕のファルシオンがあるから問題ない。
    まず対処すべきなのは仲間の能力を底上げしている存在…
    的確な指示で行動力を高めているジェネラルだ!)」

森崎には重騎士に有効な装備がある。彼ならばまず確実に1人のジェネラルを落としてくれるだろう。

マルス「森崎、君はまずあのジェネラルを狙ってくれ!」

森崎「ああ!了解だ!(どうか大盾で防がれませんように…)」

どうにも自分はジェネラル相手には相性が悪いのでは?
過去の対戦歴からそんなことを一瞬考えたが、ネガティブ思考なぞ百害あって一利なし。
森崎は素早く武器をとるとジェネラルとの距離を一気に詰めて攻撃を仕掛ける。


☆どの武器で攻撃しますか?

Aキルソード 威力8 命中6 重さ2 必殺10 武器7
Bデビルアクス 威力20 命中3 重さ15 武器9 ※21-幸運で自爆
Cがんばりアクス 威力12 命中3 重さ9 武器2 重騎士・ナイト系特効
Dドラゴンキラー 威力10 命中4 重さ4 武器7 竜系特効

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

824 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 01:15:30 ID:ObvVLdW2
C

825 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 01:22:44 ID:6Bdc4lJA
C

追撃ぎりぎり?

826 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 01:22:53 ID:3UFoTSCs
C

827 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 22:04:34 ID:???
>Cがんばりアクス 威力12 命中3 重さ9 武器2 重騎士・ナイト系特効


森崎が手にした武器は重騎士に対して有効な打撃を誇るがんばりアクス。
元は鋼の斧だが、シーダの持つウイングスピアの能力を合成した特殊武器である。

森崎「一発で決めてやるぜ!」

ジェネラルA「……」

森崎「(相変わらずだんまりか。テーベの塔の連中といい、まるで人形を相手にしているみたいだぜ。気味が悪い…)」

キーパーという職業上、森崎は相手の僅かな視線や息遣い、直前の行動からある程度先のことを予測する癖がある。
だが、今眼の前にいるドルーア兵たちからはそういった感情一式はまったく伝わってこない。

森崎「(まぁいい。その分こっちが気兼ねなく全力で武器を振るえるってもんだ)」

森崎はジェネラルが持つ防御術『大盾』だけに気を配りつつ、斧を振るって攻撃を仕掛けた。

828 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 22:05:35 ID:???
先着『2名』様で

森崎 34/34 がんばりアクス特効(攻速…4 係数…ダイヤ ハートK〜5)
命中判定→! card+22+指揮(12)+支援(3)=
追撃判定→! card+22+指揮(12)+支援(3)=
攻撃判定→! card+50+指揮(12)+支援(3)=
回避判定→! card+16+指揮(12)+支援(3)=
守備判定→! card+18+指揮(12)+支援(3)=

ジェネラルA 37/37 銀の槍(攻速…0 係数…)
命中判定→! card+19+指揮(2)=
攻撃判定→! card+30+指揮(2)=
回避判定→! card+8+指揮(2)=
守備判定→! card+19+指揮(2)=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
森崎の攻撃判定がダイヤで『星刃』で合計数値2倍
森崎の守備判定がダイヤで『大盾』で相手の攻撃を無効化
森崎は『見切り』で相手の攻撃・命中スキルを無効化
ジェネラルAの守備判定がダイヤで『大盾』で相手の攻撃を無効化
ジェネラルAの守備判定がハートで『鉄壁』で+4
その他の補足は>>17の【戦闘の計算式】を参照してください

829 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:06:37 ID:???
森崎 34/34 がんばりアクス特効(攻速…4 係数…ダイヤ ハートK〜5)
命中判定→ スペード8 +22+指揮(12)+支援(3)=
追撃判定→ クラブ6 +22+指揮(12)+支援(3)=
攻撃判定→ スペード5 +50+指揮(12)+支援(3)=
回避判定→ ハートQ +16+指揮(12)+支援(3)=
守備判定→ クラブ6 +18+指揮(12)+支援(3)=

830 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:07:21 ID:???
森崎 34/34 がんばりアクス特効(攻速…4 係数…ダイヤ ハートK〜5)
命中判定→ クラブ8 +22+指揮(12)+支援(3)=
追撃判定→ ハート10 +22+指揮(12)+支援(3)=
攻撃判定→ ダイヤ2 +50+指揮(12)+支援(3)=
回避判定→ ダイヤ6 +16+指揮(12)+支援(3)=
守備判定→ クラブK +18+指揮(12)+支援(3)=

831 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:08:28 ID:???
ジェネラルA 37/37 銀の槍(攻速…0 係数…)
命中判定→ クラブ5 +19+指揮(2)=
攻撃判定→ クラブ9 +30+指揮(2)=
回避判定→ ハートJ +8+指揮(2)=
守備判定→ スペード9 +19+指揮(2)=

832 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 22:14:41 ID:???
森崎 34/34 がんばりアクス特効(攻速…4 係数…ダイヤ ハートK〜5)
命中判定→ スペード8 +22+指揮(12)+支援(3)=45
追撃判定→ クラブ6 +22+指揮(12)+支援(3)=43
攻撃判定→ スペード5 +50+指揮(12)+支援(3)=70
回避判定→ ハートQ +16+指揮(12)+支援(3)=43
守備判定→ クラブ6 +18+指揮(12)+支援(3)=39

ジェネラルA 37/37 銀の槍(攻速…0 係数…)
命中判定→ クラブ5 +19+指揮(2)=26
攻撃判定→ クラブ9 +30+指揮(2)=41
回避判定→ ハートJ +8+指揮(2)=21
守備判定→ スペード9 +19+指揮(2)=30

森崎の攻撃!ジェネラルAに40のダメージを与えた!
ジェネラルAは倒れた。森崎は40の経験値を得た。
森崎のレベルが4に上がった!
============
先着『1名』様で

森崎
成長判定H→! card
成長判定力→! card
成長判定技→! card
成長判定速→! card
成長判定運→! card
成長判定武→! card
成長判定守→! card
成長判定魔→! card

!と cardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

833 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:15:20 ID:???
森崎
成長判定H→ クラブK
成長判定力→ スペード10
成長判定技→ ダイヤ2
成長判定速→ スペード5
成長判定運→ ダイヤ7
成長判定武→ ダイヤ5
成長判定守→ ハート9
成長判定魔→ ダイヤ8

834 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:19:21 ID:???
ガトちゃん指揮4か、これはいいな

835 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 22:27:37 ID:???
森崎
成長判定H→ クラブK
成長判定力→ スペード10
成長判定技→ ダイヤ2→1上がった
成長判定速→ スペード5
成長判定運→ ダイヤ7→1上がった
成長判定武→ ダイヤ5→1上がった
成長判定守→ ハート9→1上がった
成長判定魔→ ダイヤ8

森崎 スターキーパー レベル4 EXP0 100戦34勝4敗 4000G
        成長率
HP34/34     ◎
力 14      ○
技 20      △
速 13      ◎
運 20      ○
武 11      △
守 19      ○
魔  7       ×

以上のようになりました

836 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 22:28:49 ID:???
バッゴォォォォン!!

森崎「よし!まずは一人!」

森崎の放った一撃は、ジェネラルAの固い守りをあっさりと貫き大打撃を与える。
相手の感情が見えない分、こちらも迷いのない一撃を繰り出せたことによる結果だろう。

マルス「(よし!これで相手の統率は少し乱れたはずだ。次は…)シーダ!」

シーダ「はい!もう一人のジェネラルは私に任せてください!」

続けてシーダが森崎と同様に特効武器を構えてもう一人のジェネラルに向かっていく。

837 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 22:30:16 ID:???
先着『2名』様で

シーダ 39/39 ウイングスピア特効(攻速…16 係数…ダイヤ ハート スペードK〜Q)
命中判定→! card+22+指揮(12)+支援(5)=
追撃判定→! card+22+指揮(12)+支援(5)=
攻撃判定→! card+43+指揮(12)+支援(5)=
回避判定→! card+20+指揮(12)+支援(5)=
守備判定→! card+14+指揮(12)+支援(5)=

ジェネラルB 37/37 銀の槍(攻速…0 係数…)
命中判定→! card+19+指揮(1)=
攻撃判定→! card+30+指揮(1)=
回避判定→! card+8+指揮(1)=
守備判定→! card+19+指揮(1)=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
シーダの攻撃判定がダイヤで『彗星』でカードの数値5倍
シーダの攻撃判定がハートで『貫通』で相手の守備を0に
シーダの守備判定がダイヤで『×カウンター』で受けたダメージを2倍にして返す
ジェネラルBの攻撃判定がダイヤで『怪力』で+4
ジェネラルBの守備判定がダイヤで『大盾』で相手の攻撃を無効化
ジェネラルBの守備判定がハートで『鉄壁』で+4
その他の補足は>>17の【戦闘の計算式】を参照してください

838 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:30:38 ID:???
シーダ 39/39 ウイングスピア特効(攻速…16 係数…ダイヤ ハート スペードK〜Q)
命中判定→ スペード7 +22+指揮(12)+支援(5)=
追撃判定→ クラブ8 +22+指揮(12)+支援(5)=
攻撃判定→ ダイヤ2 +43+指揮(12)+支援(5)=
回避判定→ スペード3 +20+指揮(12)+支援(5)=
守備判定→ スペード10 +14+指揮(12)+支援(5)=

839 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:30:49 ID:???
シーダ 39/39 ウイングスピア特効(攻速…16 係数…ダイヤ ハート スペードK〜Q)
命中判定→ ハート2 +22+指揮(12)+支援(5)=
追撃判定→ ダイヤ10 +22+指揮(12)+支援(5)=
攻撃判定→ クラブ4 +43+指揮(12)+支援(5)=
回避判定→ スペードA +20+指揮(12)+支援(5)=
守備判定→ スペード6 +14+指揮(12)+支援(5)=

840 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:30:56 ID:???
ジェネラルB 37/37 銀の槍(攻速…0 係数…)
命中判定→ スペードA +19+指揮(1)=
攻撃判定→ クラブ9 +30+指揮(1)=
回避判定→ スペード3 +8+指揮(1)=
守備判定→ スペードK +19+指揮(1)=

841 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:32:07 ID:???
森崎の速は◎スペードであがっているのでは?

842 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 22:32:54 ID:???
ついでに>>113が反映されてない気がしまっす

843 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 23:00:56 ID:???
>>841-842
申し訳ないです!すぐに修正させていただきました!
下の数値が現在の正しい森崎のステータスになりますね。
お手数をおかけしてしまい本当にすみません…
============
森崎 スターキーパー レベル4 EXP0 100戦34勝4敗 4000G
        成長率
HP35/35     ◎
力 14      ○
技 20      △
速 15      ◎
運 20      ○
武 11      △
守 19      ○
魔  7       ×

844 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 23:02:32 ID:???
シーダ 39/39 ウイングスピア特効(攻速…16 係数…ダイヤ ハート スペードK〜Q)
命中判定→ スペード7 +22+指揮(12)+支援(5)=46
追撃判定→ クラブ8 +22+指揮(12)+支援(5)=47
攻撃判定→ ダイヤ2(彗星)→10 +43+指揮(12)+支援(5)=67
回避判定→ スペード3 +20+指揮(12)+支援(5)=40
守備判定→ スペード10 +14+指揮(12)+支援(5)=41

ジェネラルB 37/37 銀の槍(攻速…0 係数…)
命中判定→ スペードA +19+指揮(1)=21
攻撃判定→ クラブ9 +30+指揮(1)=40
回避判定→ スペード3 +8+指揮(1)=12
守備判定→ スペードK +19+指揮(1)=33

シーダの攻撃!ジェネラルBに34のダメージを与えた!
ジェネラルBの攻撃!シーダは素早く身をかわした!
シーダの追撃!ジェネラルBに34のダメージを与えた!
ジェネラルBは倒れた。
============
シーダ「それっ!はあっ!」

ズガズガズガガガッ!!

シーダの素早い連続突きが見事に決まる。ジェネラル2人を失った
ドルーア軍の動きは、僅かだが確かに散漫になってきている。

マルス「あとはあの火竜を倒せれば…!」

シャラン…

845 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 23:03:39 ID:???
マルスは腰からファルシオンを引きぬく。剣筋が白い光を纏うその姿は一種の芸術品のようでもあった。
まだマルスが子供の頃。父親から話だけしか聞かせてもらっていない伝説の神剣が、
今は自分の手の中にあることにマルスは不思議な感情をいだいていた。

マルス「(100年前…アリティアの建国者であるアンリ様も、こうしてこの剣を構えていたのだろうか…)」

伝承では、彼はたった一人の力で数百の竜を斬り伏せる程の剛の者らしい。
マルスは残念ながら一人で戦局を変えるほどの力も知恵も持ってはいない。
この神剣の真の力は、自分では完全には引き出せないだろうと自覚していた。

マルス「いくぞっ!」

ファルシオンの刀身に星のような煌きが収束していく。同時にマルスは自分でも驚くほどの速度で火竜に向かって斬り込んでいた。

マルス「(僕はアンリにはなれない。この戦いで剣の腕前は大分上達したとはいえ、
    まだまだ彼のように一人きりで戦っていけるほど強くはない。
    でも、この剣に集まる多くの星たちのように……僕は多くの仲間達に支えられてここまできたんだ。
    だから……どんな強敵が相手だろうと怖くはないんだ。僕の力は……同盟軍皆の力なんだから!)」

火竜「キシャアアアアアッ!!」

懐に潜り込もうとするマルスを威嚇するかのように、火竜は激しい雄叫びを上げる。
マルスは高く跳躍すると、その大きく開いた口目がけてファルシオンを向ける。

マルス「うおおおおぉぉぉぉっ!!」

846 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 23:05:07 ID:???
先着『2名』様で

マルス 37/37 ファルシオン特効(攻速…7 係数…ダイヤ ハート スペードK〜J)
命中判定→! card+22+指揮(12)+支援(8)=
追撃判定→! card+22+指揮(12)+支援(8)=
攻撃判定→! card+48+指揮(12)+支援(8)=
回避判定→! card+18+指揮(12)+支援(8)=
守備判定→! card+0+指揮(12)+支援(8)=

火竜 40/40 火のブレス(攻速…0 係数…)
命中判定→! card+18=
攻撃判定→! card+27=
回避判定→! card+7=
守備判定→! card+15=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
マルスの攻撃判定がダイヤで『破壊』で相手の守備合計0にし守備スキルを無効化
マルスの攻撃判定がハートで『連続』でニ連続攻撃
マルスの回避判定がダイヤ・ハートで『俊敏』で+2
マルスは『見切り』で相手の攻撃・命中スキルを無効化
火竜の守備判定がダイヤで『鉄壁』で+4
その他の補足は>>17の【戦闘の計算式】を参照してください

847 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 23:05:58 ID:???
マルス 37/37 ファルシオン特効(攻速…7 係数…ダイヤ ハート スペードK〜J)
命中判定→ クラブA +22+指揮(12)+支援(8)=
追撃判定→ クラブK +22+指揮(12)+支援(8)=
攻撃判定→ ダイヤ2 +48+指揮(12)+支援(8)=
回避判定→ クラブ6 +18+指揮(12)+支援(8)=
守備判定→ ハート4 +0+指揮(12)+支援(8)=

848 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 23:07:25 ID:???
火竜 40/40 火のブレス(攻速…0 係数…)
命中判定→ ダイヤ5 +18=
攻撃判定→ クラブ5 +27=
回避判定→ クラブ2 +7=
守備判定→ スペードJ +15=


849 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 23:33:03 ID:???
マルス 37/37 ファルシオン特効(攻速…7 係数…ダイヤ ハート スペードK〜J)
命中判定→ クラブA +22+指揮(12)+支援(8)=43
追撃判定→ クラブK +22+指揮(12)+支援(8)=55
攻撃判定→ ダイヤ2 +48+指揮(12)+支援(8)=70(破壊)
回避判定→ クラブ6 +18+指揮(12)+支援(8)=44
守備判定→ ハート4 +0+指揮(12)+支援(8)=24

火竜 40/40 火のブレス(攻速…0 係数…)
命中判定→ ダイヤ5 +18=23
攻撃判定→ クラブ5 +27=32
回避判定→ クラブ2 +7=9
守備判定→ スペードJ +15=26→0(破壊)

マルスの攻撃!火竜に70のダメージを与えた!
火竜は倒れた。
============
ズッギャアアアアアァァァァッ!!

マルスの振るった剣は、火竜の鋼のような硬さを持つ鱗をバターのように切り裂いた。
大きく顎を開けた火竜の口からまっすぐ払い抜けの一撃をお見舞いしたのだった。

シーダ「やったぁ!マルス様!」

森崎「へっ…やるじゃねぇか。まったく…」

親友が大きく成長し、成果を出したという大きな嬉しさと
以前は自分が守ってやらなきゃいけなかったのに、既にその必要はないという現実を受け止める寂しさが
混ざり合ったなんとも言えない表情で、森崎はマルスの勇姿を見上げていた。

850 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 23:34:19 ID:???
マルス「(神竜王ナーガ様の牙から作られたといわれている神剣ファルシオン…
    この武器があれば…メディウスにも勝てる!僕が…いや、違う。
    僕達が終わらせるんだ!英雄アンリのように一人ではやれなくとも…
    シーダ、森崎、そして多くのアカネイア同盟軍の仲間たちの力で…!)」

この細腕で本当にあの巨体を切り裂いたとのかという信じられぬ体験をし、
マルスの気持ちは昂っていた。必ずこの大陸を真の解放へと導くのだと。
マムクートの驚異を払いのけ、平和を取り戻すのだと。

ガトー「(マルス王子は確かに森崎の干渉の影響で新たな道を築いている。
    多くの仲間を導き、その仲間たちの期待や願いを己の力へと変えることを知ったのか…
    奇しくも人の力なぞ当てにしないあの少年との交流が、よりその力の理解を深めさせたのか…
    ふむ……この調子ならば、あの男の願いももうすぐ成就するであろうな…)」

ガトーは自分にリセットの力を森崎達に与えるよう懇願してきた老人のことを思い出しつつ
トロンの魔導書を開き、ドルーアの司祭たちに向かってシワだらけの掌を向ける。

ガトー「…ならばわしのやることは一つだけ。さて…直接相手を傷つける呪文を使うのは相当久しぶりじゃが…うまくいくかのう?」

851 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/27(日) 23:37:04 ID:???
先着『2名』様で

ガトー 37/37 トロン(攻速…17 係数…ダイヤ ハート スペードK)
命中判定→! card+26+指揮(12)=
追撃判定→! card+26+指揮(12)=
攻撃判定→! card+23+指揮(12)=
回避判定→! card+18+指揮(12)=
守備判定→! card+12+指揮(12)=

司祭A 28/28 トロン(攻速…11 係数…)
命中判定→! card+21=
攻撃判定→! card+18=
回避判定→! card+12=
守備判定→! card+7=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
ガトーの全判定がダイヤで『開眼』で+4
ガトーの守備判定がダイヤ・ハートで『結界』でダメージを半分(切捨て)に
司祭Aの全判定がダイヤで『瞑想』で+2
司祭Aの攻撃判定がダイヤで『豪力』で+2
司祭Aの命中・回避判定がダイヤで『集中』で+2
その他の補足は>>17の【戦闘の計算式】を参照してください

852 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 23:38:29 ID:???
ガトー 37/37 トロン(攻速…17 係数…ダイヤ ハート スペードK)
命中判定→ スペード8 +26+指揮(12)=
追撃判定→ クラブ6 +26+指揮(12)=
攻撃判定→ クラブQ +23+指揮(12)=
回避判定→ クラブ6 +18+指揮(12)=
守備判定→ ハートA +12+指揮(12)=

853 :森崎名無しさん:2011/02/27(日) 23:39:29 ID:???
司祭A 28/28 トロン(攻速…11 係数…)
命中判定→ ダイヤ10 +21=
攻撃判定→ スペードA +18=
回避判定→ クラブ5 +12=
守備判定→ スペードA +7=

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