キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【合宿】幻想のポイズン49【ラストスパート】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/11(金) 16:50:47 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296050878/l50
[前スレのわかりやすいあらすじ。]
スウェーデンを圧倒的大差で下し、勢いに乗る幻想郷Jrユース。
次なる練習試合の相手は、なんと年齢の枠を超えプロのクラブチーム――名門・サンパウロFC。
巧みな戦術とプロの底意地を前に中盤を完全に支配され、主導権を延々と握られたが。
反町の超ロングシュートでついに均衡が破れ、その後も追加点を取り2−0で勝利しちゃうのだった。
うどんげ「何故交代されたし」
ファルコン「ノートラップランニングヘッドファルコンスルーッ!!」
反町「よし、ポイゾナスオーバーで先取点だ!」
オリベイラ×2「「しかしJOKER」」
中の人「( ゚д゚)」
パチュリー「ふふふ……真打登場よ」
反町「久しぶりの超ロングシュートで新スキルを覚えました」
穣子「……げろしゃぶか、ポイゾナスセンスね」
リグル「で、私の出番は?」
ようやく覚えた新スキル!これで反町も一流選手の仲間入り!サンパウロには勝ったけど、果たして次の対戦相手は!?
そんな幻想のポイズン49スレ目、このスレでもよろしくお願いします。
619 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:01:02 ID:???
反町も試合で全能力1できるんだったか
とすると時間経過による成長限界上昇はない?
620 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:01:52 ID:???
次のK勝利で全能力+1だったはず
621 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 21:05:20 ID:???
>>619
時間経過による成長限界上昇はあります。
大会中にも練習は出来ますが、その時と今とでは上昇の仕方は変わります。
ただ、そう劇的に能力があがりやすくなったりという事は無いですね。
また、試合での覚醒で全能力+1をしても、上がり易さなどは変わりません。
単純に能力が上がったというだけで、既にこちらが設定している反町の成長基準が全て+1されるという訳ではないです。
622 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:08:22 ID:sDvqbm/s
B
623 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:09:30 ID:TcVDlm2Q
B
624 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:13:22 ID:???
ポイズンさんサンクス
試合の覚醒はお得なお買い毒ということか
625 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:14:26 ID:???
誰が上手いことをw
626 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 21:26:26 ID:???
>B.部屋でじっとしている
================================================================
反町「(そうだな……たまには自分から話も振らず、のんびり部屋で過ごすか)」
思えばこれまでの合宿期間、その殆どを能動的に動いてきた反町。
たまにはのんびり、部屋で過ごすのも悪くは無いだろうと考え。
反町はベッドに横になりながら、ぼんやりと天井を見上げていたのだが……。
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★何が起きるのかな?→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→そのまま何事も無く就寝したが……。 早苗「こちら早苗、反町君のベッドにこれより潜入する」
ダイヤ→早苗「反町君、いますか……?」 おや?早苗さんが尋ねてきたぞ?
ハート→リグルと妹紅が退室して穣子と2人きりになったぞ……?
スペード→ヒューイ「人間〜、いる〜?」 おや?ヒューイが尋ねてきたぞ?
クラブ→気づかぬ内に寝入っていてしまった……なんてこったい。
627 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:26:51 ID:???
★何が起きるのかな?→
スペード2
★
628 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:26:53 ID:???
★何が起きるのかな?→
スペード2
★
629 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 21:58:57 ID:???
JOKERwww
630 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 22:00:57 ID:???
>★何が起きるのかな?→ スペード2 =ヒューイ「人間〜、いる〜?」 おや?ヒューイが尋ねてきたぞ?★
================================================================================================
反町「……ん?」
穣子「あら、ヒューイじゃない。 どうしたの?」
練習の疲れのせいか、思わず寝てしまいそうになりながらベッドに寝転がっていた反町。
そんな反町の耳に入ってきたのは、反町を呼ぶ幼い声とノックの音。
すぐさま返事をして戸を開けさせると……そこにいたのは、反町の愛弟子――ヒューイ。
一体何用かと、思わず反町が体を起こすと……ヒューイはトコトコと室内に入ってくると。
ちょこんと備え付けの椅子に座り、開口一番にこう言う。
ヒューイ「明日の練習試合の前に、私を鍛えてよ!」
穣子「……練習試合の前にって、明日の午前?」
ヒューイ「うん!」
出来うる限り、試合の前には自身の実力を高めておきたいというのは誰でも同じ。
ヒューイとしても、既にほぼレギュラーは確実というポジションを手に入れているものの……。
それでもまだ現状に満足をしていないのか、更に力が欲しいと考えているらしく。
明日の午前中の練習時間を、自分を鍛える為に使ってくれと師匠である反町にお願いしに来たらしい。
妹紅「鍛えたいって、何を鍛えたいのさ?」
ヒューイ「ドリブル〜。 あと1回練習すれば、多分必殺技を覚えられるんだよね〜」
リグル「ドリブルかー。 そういえば、ヒューイはドリブル技覚えてないんだっけ」
ヒューイ「うん。 これさえ覚えれば、あのメイドにも負けないよ〜」
ボランチとして対抗意識を持つ咲夜に、ヒューイが唯一劣るのはキープ力。
必殺ドリブルさえ覚えれば、咲夜にも負ける要素はなくなると強く語り。
反町に笑みを浮かべながら、練習に付き合ってくれるようヒューイは頼み込むのだが……。
反町「(あ、明日の午前かぁ……。 大会前に出来る、最後の練習なんだよなぁ。
確かにヒューイがドリブル技を覚えてくれれば更に戦力は上がるんだけど……。
俺も練習をしたいといえば、したい。 こ、ここは……)」
631 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 22:02:02 ID:???
A.「わかった、明日の午前ミッチリしごいてやる!」 練習に付き合うのを承諾する
B.「……それじゃあ今から練習しよう、な?」 今から練習に付き合う
C.「悪いけど……明日はお前の為に時間を割けないな」 練習に付き合うのを断る
D.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
>>629
早苗「性欲を持て余す」
632 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:02:40 ID:ZcVwuGkc
A
633 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:03:07 ID:TcVDlm2Q
A
634 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:03:33 ID:I1iPDpvo
A
635 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:26:18 ID:???
JOKERがひでぇww
636 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:32:53 ID:???
早苗さん漢らしい…!
637 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:34:52 ID:???
漢女(おとめ)だ…
638 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 22:51:39 ID:???
さすが早苗さん……!
いや、というかいつのまにか常識がまたなくなってないか?!
639 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 23:25:55 ID:???
>A.「わかった、明日の午前ミッチリしごいてやる!」 練習に付き合うのを承諾する
==================================================================================
反町「(いや……いや。 俺はこいつの師匠なんだ。
こいつの望んだ事は、出来うる限り叶えてやらないとな……)よし、わかった! 明日の練習に付き合ってやるよ!
みっちりしごいてやるからな!」
ヒューイ「わ〜い、やった〜!」
一瞬、妖精1に言われた言葉が反町の脳裏を掠めるが……。
反町は頭を振り、自分はヒューイの師匠なんだと自身に言い聞かせつつヒューイの頼みを承諾。
これを受けてヒューイは無邪気な笑みを浮かべて喜び。
そんな様子を見て、反町も思わず表情を綻ばせる。
穣子「(ドリブルかぁ……本当、どんどんなんでも出来るようになっていくわねこいつ……)」
妹紅「どんなドリブルを覚えたいのヒューイは?」
ヒューイ「んー、そこまで深くは考えてないんだけど……くるくる回ったりするアレは無理かなー。
なんだか目が回ったりしそうだし」
リグル「私のリグルーレットの事だね? ふふふ、まあアレはそう簡単に出来るものじゃないからねー」
ヒューイとポジションが少々被る穣子だけは、微妙な表情を浮かべるものの……。
それ以外の者達は純粋にヒューイと反町のやり取りを微笑ましげに見守り。
こうして、反町一樹らの練習試合前――最後の夜は更けてゆくのだった。
640 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 23:26:56 ID:???
そして、反町がヒューイの練習プランについて考えを練っている頃。
当然ながら、他の者達も明日の練習試合に向けてそれぞれが最後の夜を過ごしていた。
早苗「(明日の試合、CBは妖精1さん……。 ならば、セービング機会は当然ながら増える筈ですね。
体力配分・超化のタイミング……共に管理が難しそうです。
ですが、だからこそ私の力をアピールするチャンスです!)」
幻想郷Jrユース・正ゴールキーパーである東風谷早苗は一人、ロビーのソファーに座り。
不適に笑みを浮かべながら、明日の試合をチャンスだと考えていた。
これまでの練習試合で、彼女がセービングをする機会が得たのは微々たる回数。
チームとしては喜ばしい事であり、彼女もその事自体は決して悪いとは考えていなかったが……。
しかし、かといって……自身がゴール前でただの置物と化し、空気となる事態は由々しき事だと考えていた。
彼女の目的は、守矢神社を活性化させ人々に深く認知させる事、信仰させる事。
その為には、彼女自身が活躍し――「やっぱり守矢は凄いな」と誰もに思わせる必要があるのである。
早苗「(練習で反町君のシュートを改めて見ましたが……やはり反町君のシュート力は異常。
反町君の攻撃力と私の守備力があれば、大会も悠々と優勝が出来るでしょう。
問題はどれだけ私の力を見せ付けられるか……それだけですね)」
今の彼女の頭にあるのは、如何にして自分の力を知らしめる事が出来るか。
大会でも反町ほどのシューターは出てこないだろうと考える彼女は、ただそれだけを考えていた。
彼女のその考え通り、大会が果たしてそう簡単に勝ち進めるのか……。
それはまだ、誰も知らない。
641 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 23:27:59 ID:???
バゴッ! バゴォッ!!
魔理沙「はぁっ……はぁっ……! くそっ……!!」
幻想郷Jrユース・不動のストライカー……と呼べなくなり始めた霧雨魔理沙は一人。
この日もいつもの通り、夜間に練習を行っていた。
いつもの黒白色の魔女服は既に泥だらけになり、呼吸は乱れ、意識も朦朧とする魔理沙。
如何に無尽蔵に近いスタミナを持つ彼女と言えど……午前と午後の練習を繰り返した後。
睡眠時間を削って、更に練習を繰り返すというのは流石に体に応えるのだろう。
しかし、それでも霧雨魔理沙は現状に満足をしてはいなかった。
魔理沙「(魅魔様がいるんだ……魅魔様に会えるんだ……。
その時に……前みたいに無得点でいられる訳がない……。 見せるんだ……私の強さを……魅魔様に……)」
魔理沙がかつて師事をした、博麗神社に住まう悪霊――魅魔。
何故かは知らないが、魔界にいるという事が判明した彼女は――恐らくは明日の練習試合を見に来るだろうと魔理沙は予想していた。
実際はそもそも、明日戦うチームの監督を務めているのだが、当然ながら彼女はそんな事は知らない。
とにかく、魔理沙はその魅魔を前にして下手なプレイは出来ないと考えていたのである。
魔理沙「反町にも負けん……霊夢にも負けん……どんな奴にも……私は、負けん……!
絶対に……! 負けん……!!」
その後、結局魔理沙は更に1時間ほど練習をしてから引き上げた。
如何に練習を繰り返そうとも、根本的に才能が圧倒的に欠如している彼女。
彼女の望み通り、明日の試合で魅魔に彼女の強さを見せられるのか……。
合宿をした時点から長らく追加練習をしても、まるで成長を感じさせない彼女が魅魔に成長したと印象付けられるのか。
それはまだ、誰も知らない。
642 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 23:28:59 ID:???
もぞもぞ……
霊夢「………………」
幻想郷Jrユース・トップ下を守るゲームメイカー、博麗霊夢。
彼女は早苗や魔理沙とは異なり、早々に布団に潜り込んで眠りにつこうとしていた。
努力というものをある出来事からまるで信用しなくなった彼女にとって。
明日の試合は、自身の才能がかつて見た圧倒的過ぎる才能に通用をするのか、勝てるのか。
ただそれだけを証明する為の試合であった。
霊夢「(大丈夫よ……私は勝てる。 私はもう博麗の巫女なんだから……。
あいつは、今やただの引退したただの年増女……。
私が勝てない筈が無い……私の方が……あいつより優れているんだから……)」
天才と揶揄されることがある霊夢は、しかし、その才能をひけらかすつもりというのは基本的にない。
無論、基本的には負けず嫌いな面もあるにはあるのだが……闘争本能というものが、殆ど欠如をしている。
ただし、こと姉である博麗靈夢の事になると……彼女は異常なまでに敵愾心を燃やした。
それは常に彼女が何をしても、どんな分野においても、姉である靈夢に敵わず。
霊夢本人にとっては、屈辱に塗れた人生を歩んできたからであろう。
誰に負けようが敵わないが、靈夢にだけは勝ちたいと強く願う霊夢。
幻想郷、現代の天才が果たして過去の天才を打ち破る事が出来るのか――。
それはまだ、誰も知らない。
全幻想郷Jrユース 合宿35日目 終了
643 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/23(水) 23:30:03 ID:???
全幻想郷Jrユース 合宿36日目
合宿最終日――練習試合を午後に控えたこの日の午前の練習は、個々の実力を高める為の時間となった。
最後くらいは選手達も自分自身の実力を向上させるのに時間を使いたいだろうという輝夜の配慮であり。
選手達は思い思いに練習をし始めるのだが……。
ヒューイ「にんげーん、早速練習しよー♪」
反町「そうだな……時間も限られているんだし、早速しようか」
反町だけは、昨夜にヒューイと交わした約束を守り、ヒューイの練習を手伝う事となる。
反町「(こいつがドリブル技を覚えれば中盤はもっと安定する。 何とかして何か技をマスターさせないとな……)
……そういえば、何か覚えたい技とかはあるのか? 構想というかビジョンというか……」
ヒューイ「何かこう、カクンと曲がる感じがいいんだー。 カクンって」
反町「(うーん、一応何か考えはあるみたいだな……それを実現出来るよう、今日は精一杯付き合うか)」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ヒューイのドリブル練習→(! dice+! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
2〜4→フラグ回収ならず! 経験値は蓄積。
5〜9→ヒューイが「直角フェイント」を習得。
10〜12→ヒューイが「直角フェイント」を習得し、更にフラグをキープ。
※ヒューイは既にドリブルフラグを持っています。ヒューイのドリブル経験値は「5/10」です。
オーバーした分の経験値は、次回に持ち越す事が出来ます。
>>635-638
早苗「女が男に夜這いをかけてはいけないという常識は投げ捨てるのです!」
644 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 23:30:25 ID:???
★ヒューイのドリブル練習→(
5
+
5
)=★
645 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 23:30:37 ID:???
やったあ!
646 :
644
:2011/02/23(水) 23:31:48 ID:???
みんなが長らく見なかった10以上出せたぜ…
647 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 23:33:11 ID:???
風の子だしフラグ回収で竜巻フェイントにパワーアップするのかー?
648 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 23:33:44 ID:???
これでヒューイもブロック以外全ての分野で技が出来たか
649 :
森崎名無しさん
:2011/02/23(水) 23:37:01 ID:???
なんか、師匠らしいことができると嬉しいな。
これで、ヒューイ→反町の得点ルートが安定してくれる。
650 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 00:13:39 ID:???
ヒューイさん根底の部分で反町信用してないからなぁ…
651 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 01:10:39 ID:???
>★ヒューイのドリブル練習→( 5 + 5 )=ヒューイが「直角フェイント」を習得し、更にフラグをキープ。★
=============================================================================================
ドリブルの練習がしたいと、自ら志願をしてきたヒューイ。
志願をするだけあり、ヒューイのこの練習への意気込みと気合の入りようは並々ならぬものであったが……。
如何に基礎的なドリブル力が上がったとはいえ、仮想敵となる反町も守備力は高い。
何度も何度も反町のタックルに阻まれては、ヒューイは果敢に挑みかかり……。
ダダダダッ!!
反町「また正面突破か……そんな単調な動きじゃ俺は抜けないぞ!」
ヒューイ「(これは正面突破じゃないよ……)それェッ!!」
カクンッ! ギュウーンッ!!
反町「なっ、なにィ!?」
反町が待ち構える中、正面から挑むかに見えたのだが……。
しかし、反町がボールを奪いに反応をしようとした瞬間、直前でブレーキをかけつつ方向を90度変え。
真横に逃げるようにして反町をかわし、一気に抜き去ってしまう。
その動きは決してスピードがあるという訳ではないが……しかし、一連の動作の初動は早く。
また、虚を突くという意味においては他のドリブルに比べ明らかに異彩を放っていた。
652 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 01:11:39 ID:???
反町「こ、これは……」
ヒューイ「やったー、出来た出来た! 私の考えた曲がるドリブル!!」
反町「(曲がるドリブル……というか、折れるドリブルというか……。
かなり奇抜ではあるけど、いや……だからこそ相手の意表を突けるし対応がされにくいのか)
す、凄いぞヒューイ! よくこんなドリブル考え付いたな!」
ヒューイ「へへへ、人間も手伝ってくれてありがとー」
反町「(こいつはやっぱり凄い……俺が教える以上に、成長をどんどんしていく……これは俺も負けてはいられないぞ!)」
弟子の成長スピードに驚く反町に、素直に喜びを全身で表現しながら師匠に感謝をするヒューイ。
かつては何の力も持たなかった一介の妖精は、一歩ずつレギュラーへの地盤固めを磐石にしてゆくのだった。
※ヒューイが「直角フェイント」を覚えました。フラグは残ります。
※ヒューイの頼みを素直に聞き、更に大きな成果が出た為ヒューイの反町に対する評価値が+2されました。
653 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 01:12:53 ID:???
こうして自身の成長こそ出来なかったものの、近しい者に大きな成長をさせることが出来た反町は。
その後、午前の練習時間を終えると昼食を取り……。
輝夜に言われるまま、前回のサンパウロFCと戦った時と同じようにバスに乗り込まされる。
目的は当然、午後から行われる練習試合の会場に向かう為である。
大妖精「あ、あの……もしかしてまたスキマでどこかに連れて行かれるんですか?」
穣子「まさか魔界なんて物騒な所に連れて行くんじゃないでしょうね?」
紫「心配しないで結構よ。
試合会場はこの近所のスタジアム……魔界Jrユースもつい先日ようやく現地入りをしていてこっちにいるから。
当然ながら試合会場もフランス内になるのよ」
反町「(魔界Jrユースも……って事は、命蓮寺ナムサンズの選手達は全員魔界Jrユースに選出されてるって事か。
……も、もしかして幽香さんも見に来ていたりするのか!?)」
今日もまた運転手を務める八雲紫は、心配そうに声を出すメンバーに答えつつ軽快にバスを運転する。
紫の言うように、今日はスキマを使わなかった為。
一同は合宿を始めてからまともに見る外の世界の町並みなどを見て呆け……。
一部の河童は、走るバスにゴトゴト揺れる事が嬉しくテンションが上がっていたようであるが。
試合会場に到着する頃には、思い切り車酔いでダウンをしていた。
にとり「せ、洗面器ちょうだい……うえぇ……」
妖精1「やたらはしゃぐからよ、もう……」
にとり「に、にくい……! 車の揺れに屈しちゃうこの体が憎い!!」
反町「(にとりも大変だなぁ……)って……それにしても、やたらデカいスタジアムだなぁ……」
輝夜「ここはフランス国際Jrユースの試合会場にもなるパルク・デ・プランスよ。
予め、実際大会が行われるスタジアムで試合をしておくのもいいでしょ?」
反町「(大会で使うスタジアムを事前に使わせてもらえるのか……ありがたいな)」
喘ぐにとりを尻目に、一同は国際Jrユース大会の会場であるスタジアムを見上げ。
それもそこそこに済ませると、早速準備の為に中に入ろうとするのだが……。
654 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 01:13:54 ID:???
???「ふふふ……来たね幻想郷Jrユース……」
早苗「!? だ、誰です!?」
突如として何者かの声が響き、一同は周囲を見回すのだが……。
どろんっ!
魅魔「どこを見てるのさ。 あたしゃここにいるよ〜」
穣子「ギャーッ!? なんか出たーっ!!?」
妖夢「ゆっ、幽霊です! 幽霊ですよこれ!!」
魔理沙「!!」
瞬間、スタジアムの玄関口にどこからどう見ても足の無い大人びた緑髪の女性が現れ……。
一同は思わず幽霊か何かかと驚きを露にする(半分幽霊の妖夢さえも驚いていた)のだが……。
しかし、その女性の姿を見た瞬間、霊夢は眉間に皺を寄せ……魔理沙は目を見開き、じっとその女性に視線を注ぐ。
魔理沙にとっては、会いたかったような――それでいて、会いたくなかったような複雑な思いを抱く女性。
彼女こそがかつての魔理沙の師匠――悪霊・魅魔である。
霊夢「……あいつがいるんだし、あんたもいておかしくないか。 つーか、何を勝手に神社を出てんのよ」
魅魔「はっはっは。 だってほら、あんまりにも出番が無さ過ぎて暇で暇でしょうがなかったからねぇ。
初めましての方は初めまして、そうでない奴は久しぶり。 私の名前は魅魔ってんだ、まぁ、よろしく頼む」
霊夢の苦言を笑顔で流し、片手を上げながらふよふよ浮かびつつ挨拶をする魅魔。
これを受けて、一同は反射的に頭を下げて挨拶をするのだが……。
魔理沙は何やらまごまごと、らしくない動きでどこか落ち着かない様子。
しかし、魅魔はそちらに視線をまるでやらず、霊夢もまた触れず、更に口を開く。
霊夢「つーか……あんたがここにいるって……まさか命蓮寺のメンバーに入ったとか言わないわよね?」
魅魔「惜しいね、私は監督さ。 試合には出ない。 今日のお前らの相手は……事前に知ってるとは思うけど、こいつらだよ」
655 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 01:14:56 ID:???
言いながら魅魔が視線を自身の背後――スタジアムの中へとやると……。
やがてそこから何人かの足音が聞こえ始め、そして、ゆっくりとスタジアムの出入り口から姿を現す。
幻想郷メンバーも、魅魔に習ってその人物達に視線を向ければ、そこにいたのは……。
佐野「ふふふ、俺達こそg」
ルーミア「わはー! リグル、チルノ、久しぶりなのかー!!」
リグル「ルーミア! 久しぶりだね! 元気してた!?」
チルノ「あたいとのチームがなくなってからぜんぜんサッカーしてなかったからやめたんだとおもってたわ。
なんでそんなチーム入ってんの?」
佐野「ちょっ、ルーミア! なんで俺まだ喋ってるのに勝手に先走るんだよ!?
ここは俺がライバルっぽく出てくるところだろ!?」
反町「(し、しまらないなぁ……)」
黒をベースにし、それに鮮やかな蒼色が入った……。
どことなくかつて反町が所属をした東邦学園のそれに似たユニフォームを着た命蓮寺ナムサンズのメンバー達。
先頭を歩いてきたのは、キャプテン……らしい反町と同じ外来人、佐野満。
その佐野が自信たっぷりといった様子で口を開いた瞬間――その背後にいた金髪の少女、ルーミアが飛び出し。
リグルやチルノと仲良く喋り始め、はしゃぐのだから……なんとも、佐野が間抜けに見えて仕方が無い。
白蓮「ルーミアさんもお友達と会えて本当に良かったですね……。
今日は是非、皆さんにも強くなったルーミアさんの実力を見てもらいましょう」
ルーミア「わは〜、当然なのか〜。 負けないからね、リグル、チルノ!」
佐野「ちょっ、なんで俺が喋らない間に宣戦布告っぽいことしちゃってくれてるの!? なんで!?」
ぬえ「(本当にこいつは間抜けというか何と言うか……)」
ナズーリン「(うぅっ、やはりあの緑の巫女がいる……GKらしいから直接対決は無いだろうが……)」
656 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 01:16:02 ID:???
そんな佐野を尻目に命蓮寺代表者の白蓮はのほほんと笑みを浮かべ……。
ぬえは佐野を冷めた視線で見やり、ナズーリンは早苗の方を見てやや後ずさりをする。
この一貫性の無さを見る限り、どうにもこの命蓮寺ナムサンズも、オータムスカイズや幻想郷Jrユース同様。
かなり個性的なチームのようであった。
そして、そんな個性的なチームを一歩離れた位置から見守る者がいた。
靈夢「………………」
霊夢「(出てきたわね……)」
柱にもたれるようにして、一言も口に出さず命蓮寺メンバーや幻想郷メンバーを笑みを浮かべながら見守る女性。
しかし、その笑みが決して好意的なそれではないという事を知っている霊夢は……。
その女性――靈夢に向け、思い切り敵意の篭った視線を向け……しかし、靈夢はささやかに笑うだけである。
にとり「も、椛……」
椛「……今日の試合、勝たせて貰うッスよ、にとり!」
佐野「あー……ゴホン。 ……ふふふ、やってきたな幻想郷Jrユースどもめ!
今日はこの俺が率いる命蓮寺ナムサンズが、お前らをギッタギタのメッタメタにしてやるぜ!」
反町「(あ、さりげなく言い直してる……けど、正直誰もお前の話を聞いてないぞ佐野?
どうしよう、ここは俺が対応した方がいいのかな? 一応あいつもキャプテンなんだし……)」
A.「何を!? 俺達だって負けないぞ!!」 佐野に乗って言い返す
B.「まあ練習試合なんだし気張らずお互い行こうぜ」 佐野の言葉を軽く受け流す
C.「佐野……お前そういう性格だっけ?」 なんか性格変わってないかと言ってみる
D.「佐野、お前の話誰も聞いてないぞ」 優しく指摘してあげる
E.「くくく、この俺のシュートを受けてもまだそんな口が利けるかな?」 私のシュート力は58です。
F.「椛、久しぶりだな。 元気そうで嬉しいよ。 だが、俺達だって負けるつもりは無いぞ」 椛と話す
G.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
657 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 01:16:37 ID:Mux0fNAk
F
658 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 01:19:22 ID:Wd1w3xl+
F
659 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 01:19:37 ID:fhvxoCFw
F
660 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 01:19:48 ID:U7d0YymY
A
661 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 01:20:26 ID:???
ひどいw
662 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 01:20:33 ID:???
こうして佐野くんは全員にスルーされてしまいましたとさ(笑)
663 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 01:26:19 ID:???
佐なんとかさん可哀想です…
664 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:24:03 ID:???
>F.「椛、久しぶりだな。 元気そうで嬉しいよ。 だが、俺達だって負けるつもりは無いぞ」 椛と話す
===========================================================================================
反町「(まあ佐野だし放っておいても大丈夫だろ。 それより椛と話そう)」
反町一樹は、決して博愛主義者では無い。
自分の興味ない事などは、当然ながら、スルーをする。
今の反町にとって重要なのは、かつての仲間の椛であり――ぶっちゃけ、佐野はどうでもよかったのだった。
椛「……反町、さんスか」
反町「(昔みたいにキャプテンとは呼んでくれないんだな……当然か。 もう俺は椛のキャプテンじゃないんだし)」
佐野を華麗にスルーし、椛へと声をかけた反町。
それに対して、椛は困惑をしていたにとりから視線を反町へと向け……。
犬歯を見せながら、ハキハキとした口調で喋り始める。
665 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:25:03 ID:???
椛「反町さんのシュート力については、大体を把握しているッス。
自分達も、幻想郷Jrユースの試合の様子とかを……あの、ビデオ、とかいうので見せてもらったッスし。
……正直言って、今の自分で、キャプテンのシュートや魔理沙、リグルのシュートを止めれるかは自信ねぇッス。 でも……」
その右手に持つ刀を反町へと向け、椛はハッキリ言った。
椛「戦う前から負けるつもりはねぇッス! 今日の試合、反町さん達に簡単に仕事はさせねぇッスよ!」
反町「……俺だって負けるつもりはないぞ。 まあ、お互い頑張ろう、椛」
にとり「も、椛ィ……(本当に敵になっちゃったのか……)」
リグル「(でも、椛が相手ならヨユーだよ。 ハットトリック〜♪)」
かつてオータムスカイズに在籍し、しかし、出番に恵まれなかった為に離脱をした犬走椛。
彼女が果たして命蓮寺で、そして魔界でどれだけの力を手に入れたのか……或いはまるで成長をしていないのか。
それもまた、試合が始まらなければわからないのだった。
佐野「……あれ? 何で誰も俺の話聞いてくれてないの? 俺、泣くよ? 泣いちゃうよ?」
そして、佐野はなんかこう、色々と不憫だった。
666 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:26:24 ID:???
こうして対面を果たした両チームは、それぞれ試合開始前に控え室へと向かう事となった。
〜 幻想郷Jrユース 控え室 〜
輝夜「よし、みんなきけ。 今日の練習試合の相手――命蓮寺ナムサンズは、事前に言った通りかなりの強敵よ。
特に中盤のキャプテンでありドリブラーである佐野、パスカットを得意とし競り合いにも強い白蓮。
そして、中央にいて攻守に顔を出す靈夢はいずれも一流と呼んで差し支えない能力を持ってるわ。
今日の試合、如何に中盤を支配出来るか……それが鍵になるわ」
幻想郷Jrユースの控え室では、監督である輝夜が一同に改めて敵チームの特徴をざっと話し。
今日の試合の鍵は、どれだけ相手の中盤に対抗が出来るかだと一同に言い含める。
輝夜「FWはとにかくガンガンシュートを打っていく事。
守備陣は中盤メンバーに比較をすれば劣るけれど、それでもかなりの実力者揃い。
油断をしていると痛い目を見るわよ」
魔理沙「おう!(魅魔様がいるのに油断なんてするかよ……!)」
リグル「ハッハァー、私に任せろー!(ハッハァー、私に任せろー!)」
輝夜「DFはとにかく一対一を警戒して。 ドリブルを止められそうにないなら、無理せず中央に固まっていいわ。
あと、左サイドの穣子は反町君をなるべくフォローする事。 不慣れなポジションだからね」
穣子「はいよ、っと」
輝夜「早苗は体力配分に気をつけて。 今までのようにポイントゲッターが1人って訳じゃないからね。
バカスカ打ってくる可能性が高いから、考えてセーブする事」
早苗「はい!(ルーミアさんにはパンチングで……他は状況を見て、という感じですかね)」
667 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:27:27 ID:???
それぞれのポジションの選手達に個別に指示を出した所で……。
輝夜は一息つくと、最後にこう締めくくった。
輝夜「大会前の最後の試合……当然ながら、目指すは勝利よ。
練習試合を全勝し、その勢いのまま大会に臨みましょう! さぁ、そろそろ試合開始時間ね」
それぞれ胸に秘める思いは違えど、勝利を目標としている事には違いない。
輝夜の勝利を目指すという言葉に一同は当然のように頷きを見せる。
魔理沙「(勝つぞ……! 魅魔様の前で、負ける姿を見せる訳にはいかん!)」
リグル「(久しぶりの試合だ! よーし、エースの実力を見せてやる!)」
霊夢「(私はあいつに勝っている……優れているのは、この私なのよ……)」
パルスィ「(パルパルパル……妬ましい……私の逆サイドがオータムスカイズとか妬ましい……!)」
ヒューイ「(人間にパスしまくればアシスト沢山つくかなー)」
咲夜「(今日の試合、ドリブラーを相手にする私とヒューイの役目が重要になってくるわね……)」
穣子「(うっし……やってやるわよ! 左サイドバックのレギュラーを安泰にする為にも、活躍しないと!)」
妹紅「(うんうん、みんな燃えてるね! いやぁ、身体も心も熱くなってきた!)」
妖精1「(河童の分まで頑張るんだ……! 大丈夫……私は強い!)」
早苗「(全ての練習試合を無失点で切り抜けて大会に臨みたいところですね……)」
反町「よし、いこう! いこうぜ、みんな!!」
幻想郷「「「おう!!」」」
こうして、反町率いる幻想郷Jrユースはフィールドへと向かった。
この試合に勝利し、練習試合を全勝して大会に臨む為に。
668 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:28:48 ID:???
一方その頃……試合会場パルク・デ・プランス内――観客席では。
この幻想郷Jrユースと命蓮寺ナムサンズの試合を一目見ようと……。
フランス国際Jrユースに出場をする各国の代表達が詰め掛けてきていた。
幻想郷の力を長い合宿で知った者達は、その幻想郷で育ち、力をつけてきた者達を一目でも見る為に。
そして、派遣された選手達は――自分達の見知る者達が、どれだけ力をつけたかを確認する為に。
萃香「ういぃ〜。 まだ試合は始まらないのかな〜? もう瓢箪の中身もなくなっちゃうよ〜」
勇儀「おいおい萃香、その瓢箪の中身は無くならんだろうに。 ほれ、注いでくれよ」
萃香「ういぃ〜、ひっく」
ビクトリーノ「(幼女は守備範囲外、ユウギさんは見た目はいいんだけど……酒豪はヤだねぇ。
……っていうか、サッカー観戦している間くらい酒を絶てないかね?)」
ウルグアイに派遣をされた伊吹萃香と星熊勇儀、そして、キャプテンであるラモン=ビクトリーノ。
カルツ「シュナイダーちゃんよ、今日の試合……幻想郷のゴールキーパーに要注意ぜよ」
シュナイダー「以前言っていた、モリサキにも匹敵するキーパーと言う奴か……俄かには信じがたいが……」
カルツ「いや、本当ぜよ。 実際、以前幻想郷で行われた大会ではそこにおるお嬢のシュートを完封しておったからのう」
レミリア「……ふん。 あの時は偶然よ。 次に戦う時は、必ず奴ごとゴールにねじ込んでやるわ」
西ドイツに派遣されたレミリア=スカーレットと、キャプテンであるカール=ハインツ=シュナイダー。
そして、かつて幻想郷にいた経験を持つ西尾?……ではなく、ヘルマン=カルツ。
ディアス「俺の天敵になりうるMF?」
永琳「あらゆる能力・特性を無効化してくる選手――絶対的な能力者が幻想郷にはいるのよ。
この私も、彼女に完全に勝てると言い切る事は出来ないくらいのね」
ディアス「へっ、どんな奴が相手で、どんな手を使ってこようが……。
この天才、ファン・ディアスを止めることが出来る奴なんていないぜ」
パスカル「(そうだディアス……お前を止められる者なんて、この世に存在しない)」
アルゼンチンに派遣された八意永琳、そしてキャプテンのファン=ディアスにその相棒であるアラン=パスカル。
669 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:29:58 ID:???
ナポレオン「おい、コイシ! お前の姉貴はまたサボりか!?」
こいし「うるさいなぁ……おねえちゃんは今日も特訓なの! 大体、偵察なんて3人もいれば十分でしょ?」
ピエール「(やはりナポレオンを連れてきたのは間違いだったか……?
いや、しかし……こいつ自身に幻想郷の強さを見せておく必要もあるからな……)」
フランスに派遣をされた古明地こいしと、キャプテンのエル=シド=ピエール。
そして、問題児であるルイ=ナポレオン。
ヘルナンデス「さて……話を聞く限りだと、かなり強力なFWがいると聞いたけどどうなんだい?」
映姫「私もこの目で見た事はありませんが……噂を聞く限りでは、キックオフと同時にシュートをして敵を蹂躙するとか。
まあ、噂などたいてい尾ひれが生えているものなのでアテに出来ませんが」
諏訪子「……割とそれで合っているから困るんだよね」
ヘルナンデス「……よく見て対策を練らせてもらおうか(両手に花とは正にこのことだねぇ。至福のひと時だよ)」
イタリアに派遣された洩矢諏訪子と四季映姫=ヤマザナドゥ。キャプテンのジノ=ヘルナンデス。
670 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:31:19 ID:???
日向「……………………」
翼「(幻想郷と呼ばれる場所の一勢力であるオータムスカイズであれだけの実力があったんだ。
……幻想郷Jrユース、どれだけの実力があるのか……)」
次籐「ほっ、本当に幻想郷の対戦相手のチームに佐野が?」
天子「唯一ぬにの情報筋から手に入れた確かな情報筋。 佐野っていうのがいるのは確定的に明らか」
三杉「(あれから1ヶ月……僕達も大きくレベルアップをした。
今ならば、幻想郷に通用をする筈だ。 それを確認させてもらうぞ……)」
早田「……………………」
森崎「(反町……改めて見せてもらうぜ、お前のシュート力をよ。
今の俺が、そいつを止められるかどうか……たっぷりとな!)」
藍「(大人数を引率してしまったが……まぁ、このメンバーは主力だ。 見せておかないと後々困るだろう)」
全日本に派遣をされた八雲藍と比那名居天子。
猛虎――日向小次郎。
サッカーの申し子――大空翼。
全日本の壁――次籐洋。
カミソリファイター――早田誠。
そして……全日本が誇る東洋の守護神――森崎有三と……。
心臓病を克服した、フィールドの貴公子――三杉淳。
或いは誰よりも幻想郷の恐ろしさを知る彼らもまた……当然のようにこの試合を見にやってきていたのだった。
今度こそ、幻想郷の者達に勝つ為に……。
671 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/24(木) 02:33:06 ID:???
という訳で各国に大注目される中、そろそろ試合開始〜というところで一旦ここまで。
佐野君は……まあ、試合で頑張ればいいと思うよ。
という事で続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。
672 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 02:38:44 ID:U7d0YymY
乙
霊夢は今回の試合スタンドプレーに走りそうな気がするな
673 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 02:38:53 ID:???
乙でした
駄目だ、佐野がダイスる未来しか見えないwww
674 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 02:47:26 ID:???
メインキャラそれぞれに運命の一戦となるのか乙でした〜
675 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 07:26:35 ID:???
待望の試合じゃあ乙
676 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 17:13:09 ID:???
>>672
かもね。霊夢のAI的にこの試合は相当入れ込みそうだな。
パルスィは超一流ドリブルだけどパス供給率は低い
反町はシュートよりもゲームコントロールに比重を置いたほうがいいかもしれない。
677 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 19:45:19 ID:???
アシストするぴょん
678 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 22:14:25 ID:???
少しドリブルで切れこんで、パルすぃへのサイドチェンジとか熱いよね。
679 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 22:26:06 ID:???
序盤は強力なドリブル見せておいて途中からパス混ぜると効果的かな?
680 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 23:04:30 ID:???
んで、最後にシュートで蹴散らすんですねw
681 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 23:09:44 ID:???
まあ途中からパチュリー出てくるだろうし
魔王の本性だすのは後半あたりからかな?
682 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 23:14:40 ID:???
なぜかこのスレで日向を見ると吹くw
もうこたん襲来ww
683 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 23:16:06 ID:???
西尾?再登場の巻
684 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 23:19:26 ID:???
静岡県人会がこのスレに改めて興味を持たれたようです
685 :
森崎名無しさん
:2011/02/24(木) 23:20:49 ID:???
西尾?「わが栄光の静岡県は……永久に不滅じゃ!!」
686 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:28:51 ID:???
そして、各国の代表選手たちが試合を始まるのを今か今かと見守っている最中……。
この試合を、また違う国――否、勢力の者達が偵察へとやってきていた。
幻想郷Jrユースと同じく、フランス国際Jrユースに異例的な形で参加する事を表明した勢力。
幻想郷とはまた違ったサッカー文化を持つ、魔界Jrユースの面々である。
神綺「魅魔や靈夢達は勝てるのかしらねぇ……。
ねぇアリスちゃん、寒くない?
ほら、ひざ掛け……そうそう、魔法瓶の水筒にアリスちゃんの大好きなホットミルクも入れてきたのよ?」
魔界Jrユースを(一応)統率する位置にいる、キャプテン――魔界の神、神綺。
アリス「や、やめてよマm……か、母さん。 私ももう子供じゃないんだからっ!」
魔界出身でありながら、幻想郷へと移住し、生活をし。
そして、幻想郷で多くのことを学び再び帰郷をした七色の人形遣い――アリス=マーガトロイド。
夢子「神綺様、そろそろ試合も始まる筈です。 そのように絵本をアリスに読み聞かせている暇は無いかと……」
手持ちかばんから絵本を取り出そうとしていた神綺に向け、クールに呟くは……。
神綺に仕える、赤色を基調としたメイド服が特徴のメイド――夢子。
ユキ「私達がわざわざ見るまでの試合なのかなー。 どうせ命蓮寺が勝つんでしょ?」
マイ「(……ま、こればっかりはユキに同意ね)」
無邪気に声を発したのは、黒い服に黒い羽を持った一見妖精にも見える魔界人――ユキ。
そんなユキの言葉を皮肉げに笑みを浮かべながら聞き、静かに同意するのは……そんなユキの相棒的存在である、マイ。
そして、魔界Jrユースの面々がこの試合を見に来ていたという事は即ち……。
687 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:30:04 ID:???
幽香「………………」
魔界出身では無いものの、しかし……反町や霊夢、魔理沙らと戦う事を望み。
その為に魔界Jrユースへと加入を果たした、風見幽香……。
否、今やその髪は腰ほどまで伸び。いやらしくない程度に優雅さを演出していたロングスカートをもんぺへと変えた……。
苗字も何も無い、ただの"幽香"もまた、この試合を見物にやってきていた。
幽香「(さてと……見せてもらいましょうか。 私が争うに相応しいだけの実力があるのか、否かを)」
かつてオータムスカイズに加入をした時、ほぼ全ての者達を戦慄させた……。
獰猛な笑みを浮かべながら、幽香は静かに考える。
果たして博麗霊夢の才能は、因縁ある姉――博麗靈夢の才能に匹敵をするのか。
霧雨魔理沙は、魅魔直々に鍛え上げた新弟子――佐野満を打ち下す事が出来るのか。
東風谷早苗は、恐らくは今まででは考えられなかっただろう波状攻撃を前に最後までフィールドに立てるのか。
そして……反町一樹は、この試合を勝利に導くことが出来るのか。
幽香「(敵になるものは……蹴散らす相手は強ければ強い程、勝利した瞬間が面白い……。
反町一樹……私の獲物になってくれるだけの実力をつけていてくれないと困るわよ。
そうでなければ……)」
勝った時に見下す価値すらも、無くなってしまう。
幽香はただそれだけを考え……再びフィールドへと視線を向けた。
その瞬間、フィールドには両陣営の選手達がタイミングよく入場をしてきたのだった。
688 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:31:05 ID:???
ジョン「さぁ〜、いよいよ試合開始時間が迫ろうとしています!
幻想郷Jrユース対命蓮寺ナムサンズの練習試合!
実況は私、ジョン・カタビラ。 解説は皆さんお馴染み、南沢豪さんでお送りします。
南沢さん、今日はよろしくお願いします」
南沢「お願いします」
ジョン「さぁ、これまで幻想郷Jrユースは練習試合の初戦、スウェーデンJrユースとの対戦。
そして、2戦目のサンパウロFCとの対戦でも見事な勝利を収めています。
ここは当然、この試合にも勝利して波に乗ったまま大会に望みたいと考えているでしょうが……」
南沢「そうですね、確かにその通りでしょう。 ですが、今日の対戦相手――命蓮寺ナムサンズは決して侮れない相手です。
何せこのチームの選手は、全員が国際Jrユース大会に出場する魔界チームに選出された精鋭たち。
かなり戦力が拮抗した争いになると、私は思いますよ。
幻想郷Jrユースが大勝をするというのは、恐らくは難しいでしょう」
ジョン「なァるほど! では、今日の試合の注目すべきポイントはどこでしょうか?」
南沢「サッカーの基本でもありますが、如何に中盤を制する事が出来るか。 これに尽きるでしょうね。
何せ前回のサンパウロ戦でもわかった通り、中盤というものを支配されては攻撃のしようが無くなってしまうのです。
今日の試合も、如何に幻想郷メンバーが中盤を支配できるか。 それが勝利の鍵になるでしょう」
ジョン「なるほど……では、早速スターティングメンバーの紹介に参りましょう。
まずは幻想郷Jrユース、フォーメーションは3−5−2です。
ツートップのFWには、幻想郷を代表するトップストライカー、霧雨魔理沙選手。
そして、この合宿でめきめきと実力をつけてきていると噂されている成長株、リグル=ナイトバグ選手!」
魔理沙「(魅魔様がすぐそこにいるんだ……魅魔様……)」
リグル「ハッハァー! 今日も貰うぞ、ハットトリック!!」
魅魔「(さぁて、お前がどんだけ成長をしたか見せてもらうよ魔理沙。
もっとも……そんな顔してこっち見てるようじゃ、期待は出来んけどね)」
ディアス「(なんだ? 全日本とハンブルグの試合で見た全日本のコメディアンと同じような匂いを感じるぞ、あの19番(リグル))」
689 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:32:11 ID:???
ジョン「トップ下には、不動のエース――博麗霊夢!
そして左サイドハーフには……こ、これはどうしたことか!? 本来はFWである筈の反町一樹選手が入っています!
幻想郷時代もFWというポジションからは一貫して動かなかった反町選手。
これは一体、どういう事なのでしょうか……?」
南沢「幻想郷はFWが豊富なチームですからね。
3トップにするより、誰かをMFにコンバートした方がいいとの監督の判断ではないでしょうか?
練習試合ですし、試してみるには絶好の機会だと思いますよ」
ジョン「な、なるほど。 えぇ……では、続けて右サイドハーフには絶対的なドリブラーの水橋パルスィ選手!
そして、ダブルボランチには瀟洒なメイド十六夜咲夜とストッパーとして大いに活躍をするヒューイ選手。
反町選手のMFとしての能力が未知数ではありますが、ここもまた豪勢なメンバーです!」
霊夢「(……憎たらしいくらい気取った笑顔見せやがって。 ほえ面かかせてやる……!)」
反町「(なんだろう、霊夢さんの雰囲気がやっぱりおかしいな……試合に影響が無いといいんだけど……)」
パルスィ「妬ましい……オータムスカイズのインパクトが強すぎて私の紹介がかなりおざなりだわ……!」
咲夜「(反町に魔理沙、リグルがいるなら……シュートの必要は、無い……わよね?)」
ヒューイ「(カクンッフェイント使うチャンスあるかなー。 早く使いたいなー)」
690 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:33:12 ID:???
翼「(あれが幻想郷の背番号10番か……)」
早田「おい三杉……反町の奴、幻想郷ってトコに行ってMFにコンバートでもしやがったのか?」
三杉「さっき実況が言っていただろう。 少なくとも、僕は知らない。
そして、僕の知る反町はパスもパスカットもまるで下手な……FWしか出来ないような選手だった」
森崎「つまりは合宿中でMFも出来るくらい鍛え上げたって事か?
……それよりも、俺としちゃあ絶対的なドリブラーっていう右サイドハーフが気になるんだがな」
三杉「彼女のドリブルは……その一点だけを見れば、本当に素晴らしいもの……だった」
次籐「だったってこちゃ……今はそうじゃなかか?」
三杉「大会で怪我をしていたいんだ、長らくボールには触れられなかっただろう。
恐らくはドリブルもさび付いている可能性がある」
藍「いや……それでもパルスィなら、必ずや再びあの絶対的なドリブルを復活させる筈だ。
早田君、見ておきなさい。 彼女を止めるのは、ストッパーである君の役目だよ」
早田「お……おう」
691 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:34:14 ID:???
ジョン「DFは本日は3バック! CBには、一対一時の強さに定評のある妖精1選手を起用!
左サイドハーフには豊穣の神、秋穣子。 右サイドハーフには、燃える闘魂! 藤原妹紅選手!
そして、GKは奇跡のセービングを見せる鉄壁のGK! 東風谷早苗と正に守備も万全です!」
妖精1「(今日の試合で活躍するんだ……! パスカットは出来ないし、ブロックも苦手だけど……。
地上戦でも空中戦でも、一対一なら誰にも負けない!)」
穣子「(反町のフォロー……って言っても、私は攻撃力ないから精々が一緒にディフェンスする程度かな。
佐野って奴も警戒したりしなきゃいけないし、今日は動き方が難しそうね)」
妹紅「よーしっ、やるぞーっ!! えい、えい、おーっ!!」
早苗「(ふふふ……今日もゴールは絶対許早苗。 無失点のまま大会に望ませて貰いますよ)」
シュナイダー「あの緑髪の女が……本当に、モリサキに匹敵する程のキーパーだというのか?」
カルツ「見た目だけで判断しちゃならんぜよ、シュナイダーちゃん。
実際、お嬢だってどこからどう見たってただの幼子じゃのにパワーはシュナイダーちゃんにも負けんじゃろう」
レミリア「ふっ……間違っているわよ、老け顔。 私はこいつに負けてないんじゃないの、勝ってるのよ」
シュナイダー「……なんにせよ、試合を見てからだ。 本当にモリサキに匹敵をするというのなら……。
大会はより一層楽しみになる……!」
ジョン「さぁ、それでは続いて命蓮寺ナムサンズの紹介に参りましょう!
こちらもフォーメーションは3−5−2! ツートップのFWは、左に猛々しきうっかり虎! 寅丸星!
そして、右には宵闇ストライカー! ルーミア選手!!」
星「う、うっかりとは心外な……! 私はどちらかというとしっかりです!!」
ルーミア「そーなのかー?」
日向「虎だァ?」
天子「虎と虎が合わさり最強に見える。 地霊殿ねこ科の会の奴を連れてくれば、更に虎度はマッハになって死ぬ」
692 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:35:28 ID:???
ジョン「MFは両サイドに何をしでかすかわからない正体不明の封獣・ぬえ!
そして、三途の川の渡し守、小野塚小町!
中央には現役時代、何人も寄せ付けない強さを誇った強力無比なる天才――博麗靈夢。
その後ろ、ボランチの位置にはその穏やかな物腰からはおおよそ考え付かない強靭な肉体を持つ、
命蓮寺の代表者――聖白蓮と続きます!」
ぬえ「こっちのサイドのMFは素人でしょ? らくしょーらくしょー」
小町「(んー、こりゃ今日の試合はサボれんかなぁ。 っていうか、なんだろう、凄く嫌な予感がしてきたよ……)」
靈夢「………………」
白蓮「皆さん仲良く、楽しい試合にしましょうね」
映姫「こっ……小町!?」
ヘルナンデス「ん? どうしたんだいエイキ?」
諏訪子「あー……えっと、まあ、要するに閻魔様の部下が何故か試合に出てた。
な、何を言っているかわからないと思うが、私も何が起こったのかわからなかった。
……そういう事だよ、うん」
ヘルナンデス「へー、あんな大人の女性を部下にしているなんて、エイキは偉い子だね!」
映姫「な、何故小町がこんな場所に……というか! 何故命蓮寺にいるのですか!?」
693 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:36:38 ID:???
ジョン「3バックのDFはCBにかつてはオータムスカイズでプレイをしていた犬走椛選手!
左サイドにはスピードもあるテクニカルDF、ナズーリン。
右サイドには意外にもパワーのあるディフェンスを見せる、村紗水蜜!
そして、GKは豪腕を持つスーパーパンチングゴールキーパー、雲居一輪!
こちらも幻想郷Jrユースに負けず劣らずの屈強なDF陣です!」
椛「(今の自分の力がどこまで反町さん達に通用するか……試してやるッス!)」
ナズーリン「(うぅむ、遠く離れているがやはりあの緑巫女と試合をするというのは気が進まない……)」
ムラサ「意外にもって何よぅ。 船幽霊なめんな〜!」
一輪「ふっふっふ! 今日も姐さんの為にガンガンボールを弾くわ! ……雲山が!」
こいし「あのねずみ……お燐が見たら喜びそうだなぁ(でも……お燐は代表落ちしちゃったんだっけ)」
こうして選手紹介も無事に終了し、各国を代表する選手達が見守る中。
いよいよ幻想郷と命蓮寺――反町と佐野の対決は、始まろうとするのだった。
694 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:37:42 ID:???
………
……
…
ゆかりん「は〜い、みんなお久しぶり。 マジカル☆ゆかりん17歳よ。
スウェーデン、サンパウロと見事に勝利で飾ってきた幻想郷Jrユース。
練習試合最後のお相手は……同じく大会に出場をするメンバーが在籍する、命蓮寺ナムサンズ。
実力・選手層、共に今まで戦ってきたチームとは格段に違うわ。 気合を入れて頑張ってね!
それじゃあ、試合開始前に恒例の敵・味方のフォーメーションチェックと評価値チェックよ!」
−−@−− @一輪
B−A−C Bムラサ A椛 Cナズーリン
−−−−−
−−D−− D白蓮
F−G−E Fぬえ I靈夢 E小町
−−I−− I佐野
−H−−− Hルーミア
−−−J− J星
命蓮寺ナムサンズ 3−5−2
幻想郷Jrユース 3−5−2
−J−H− Jリグル H魔理沙
−−−−−
−−I−− I霊夢
G−−−F G反町 Fパルスィ
−E−D− Eヒューイ D咲夜
C−−−B C穣子 B妹紅
−−A−− A妖精1
−−@−− @早苗
695 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:39:02 ID:???
名前 || 反町 || 霊夢 || 魔理沙|| 早苗
−−−−− ++ − − ++ − − ++ − − ++ − −
美鈴 || + 1 || + 3 || − 1 || + 1
妖夢 || + 2 || + 1 || + 1 || + 1
リグル || + 5 || − 1 || − 3 || − 1
うどんげ || − 1 || + 2 || − 2 || + 1
お空 || − 4 || ± 0 || + 1 || + 3
パチュリー || + 2 || + 1 || + 4 || ± 0
てゐ || − 1 || + 3 || − 1 || − 2
メディスン || + 1 || − 1 || − 1 || ± 0
静葉 || + 4 || + 3 || − 2 || + 5
パルスィ || − 1 || − 2 || − 1 || − 1
チルノ || − 2 || ± 0 || − 3 || ± 0
咲夜 || + 2 || + 2 || + 2 || − 4
レティ || + 1 || + 3 || ± 0 || ± 0
妹紅 || + 5 || + 2 || + 2 || + 2
穣子 || + 5 || − 3 || + 2 || + 3
にとり || + 3 || ± 0 || + 5 || + 1
ヒューイ || + 5 || − 1 || ± 0 || ± 0
妖精1 || + 1 || ± 0 || + 1 || ± 0
キスメ || + 1 || ± 0 || ± 0 || + 3
大妖精 || + 3 || + 1 || − 2 || + 3
ヤマメ || + 1 || ± 0 || ± 0 || ± 0
−−−−− ++ − − ++ − − ++ − − ++ − −
総合 || 3 3 || 1 3 || 2 || 1 5
696 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:40:05 ID:???
ゆかりん「最後に……この試合は、【ボス戦】です。
勝っても負けても引き分けでも、問答無用で物語が進みます。
どれだけ絶望的な状況になっても諦めず、どれだけ大差をつけても油断をしないように。
勝てば当然ながら今後に有利な展開になるし、負ければ反町君にとって不利になるでしょう。
裏主人公としてカード運に見放されながらもコツコツとがんばってきた佐野君に。
表主人公として、ちゃーんと引導を渡してあげましょう! それでは、試合頑張ってね!
ゆかりんとのお・約・束だゾ♪」
………
……
…
697 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:41:09 ID:???
それぞれのチームのキャプテンはセンターサークルへと入り。
早速コイントスをしようとしたのだが……。
佐野「…………ない」
反町「ん? どうしたんだ、佐野?」
佐野「俺だけ……紹介されてない……」
半分涙声になりながら、思い切り項垂れつつそう呟く佐野。
確かに、思い返してみれば佐野の紹介が無かったような気もしないでもないと反町は思い……。
しかし、今更追加で佐野の紹介をしてもらうというのもそれはそれで色々と悲しいだろうと思い。
適当に受け流しながら、早くコイントスをしようと佐野を促す。
反町「実況の人だって単にちょっとド忘れしていただけだって……だから元気出せよ。
試合で活躍して見返してやればいいじゃないか」
佐野「う……あ、ありがとう反町さん……俺、頑張るよ……」
審判「あー……コホン、そろそろいいかね?」
反町「は、はい。 えっと……それじゃあ俺は表で」
佐野「う、裏で……」
反町「(……なんで俺、敵である佐野を励まさなきゃいけなかったんだろ。 どうも、気合入らないなぁ……)」
次籐「………………」
森崎「おい、どうした次籐。 天子さんが言ってた通り、お前の探してた佐野が見つかったんだぜ? 素直に喜べよ」
次籐「……なんじゃろうのう。 確かに佐野が見つかったことはうれしか……じゃっどん、不安ばっか湧き出てくるタイ」
698 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 01:42:10 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★コイントス→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→映姫「この試合、ちょっと待った! 小町、何をしているのですか!!」 あーっと説教魔のちょっと待っただ!
ダイヤ・ハート→幻想郷ボール
スペード・クラブ→ナムサンズボール
699 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 01:42:32 ID:???
★コイントス→
ダイヤ2
★
キックオフ!
700 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 01:45:39 ID:???
うーん、なんか負け試合な気がする。原作ハンブルグ互換なのかなあ
701 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 01:45:58 ID:???
佐野はどうしてキャプテンになれたんだww
702 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 01:46:32 ID:???
とりあえず左サイドアタックからかな?
703 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 01:56:28 ID:???
おまけの安価が良かったらもっとひどい強さだったんだろうか・・・
704 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 02:05:47 ID:???
>★コイントス→ ダイヤ2 =幻想郷ボール★
===================================================================
キィンッ! パシッ
審判「表だね」
反町「よし! それじゃあ、ボール貰います」
佐野「じゃあ……陣地はこっちで。 反町さん……俺、頑張るから! 頑張るからな!!」
反町「う……うん。 まあ……頑張れ」
コイントスの結果、反町はボールを貰い。
そして、佐野は陣地を選ぶと……反町にガッツポーズをしながら自陣へと下がってゆく。
ジョン「さぁ〜、コイントスが終わり両陣営ポジションにつきました!
審判も笛を銜え、選手一同も準備は万端!」
輝夜「(反町、霊夢、魔理沙、早苗。 それぞれがちゃんと機能をすれば……このチームは負ける事は無いのよ。
大丈夫、勝てる……!)」
魅魔「(佐野、見せてやりな。 お前は弱くは無い……保障してやる! この試合、勝てるんだよ!)」
両陣営の監督が、己のチームが勝つのだと信じ。
ビクトリーノ「(チームメイトがこれじゃ、俺がしっかり見ておくしかないよなぁ……)」
ヘルナンデス「(キックオフからシュートをする、か……さて、どれほどの威力なのか)」
ディアス「(退屈しそうな展開だけは勘弁してくれよ?)」
ピエール「(コイシやサトリすらも敵わなかったという幻想郷トップ選手の力……たっぷりと見せてもらおう……!)」
シュナイダー「(カルツは言っていたな、あの9番(反町)は……俺を超えるやもしれないシューターだと。
…………本当にそうなのだとすれば)」
森崎「(反町……どう考えても役立たず……以下でしかなかった奴らなのになぁ。
佐野の実力も気にかかるが……どれくらい実力を上げてやがるんだ?)」
思い思いの心境で、各国のキャプテンが見守る中。
705 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 02:07:24 ID:???
ピィイイイイイイイイーッ!!
試合開始の笛は高らかに鳴り、いよいよ幻想郷Jrユース。
大会に向けての最後の練習試合は、開始をするのだった。
魔理沙「………………」
リグル「ふんっ! それっ、反町!」
どことなく上の空の状態のまま、笛が鳴ると同時にリグルへとボールを蹴り出す魔理沙。
それに対して鼻息を盛大に噴射しつつ、そっぽを向いたまま、リグルはボールを受けると同時……。
左サイドを走り始めた反町に向けて即座にパスを出す。
反町「よし……(さて、ここはどう攻めたものかな。 左サイドをこのまま上がるか……。
いや、逆サイドのパルスィに任せるか? 中央の霊夢さんを使うか……)」
A.よし、まずは俺のドリブルでサイドを抉るぞ!
B.まずは突破しないことには始まらない! パルスィを使うぞ!
C.何やら並々ならない意気込みがありそうだ。 霊夢さんに任せる!
D.やる気は十分みたいだ、リグルに切り込ませよう!
E.なんだか上の空みたいだけど、魔理沙さんに任せるか!
F.ヒャア我慢できねぇ! 当然ここからキックオフシュートだ!(更に分岐)
G.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
>>703
外伝での引きは、あくまで幻想編で命蓮寺が出てこれるかどうかって面が大きかったです。
もしもあの引きが強かったら、佐野君が幻想郷代表になってたかも……。
706 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:08:23 ID:V4qCZL1Y
A
707 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:08:47 ID:l014fLAs
A 早速いくぜ!
708 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:14:17 ID:hX8jAoN2
A
709 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 02:20:00 ID:???
>A.よし、まずは俺のドリブルでサイドを抉るぞ!
========================================================
反町「(今日の俺はFWじゃない、MFだ。 サイドMFの役割は……)」
ダダダダッ!!
反町「(ボールを運んで……得点を演出する事だ!)」
今日の試合は、MFとしての動き方を学ぶ為の場でもあると考えていた反町。
ここは誰かに任せてそのまま上がるのではなく、自身で切り込み。
得点を演出しようと考え……ボールを持った瞬間、左サイドを駆け上がる。
しかし、当然ながらこの突破を阻もうと……命蓮寺ナムサンズFW――ルーミアは、素早く反町にプレスをかける。
ルーミア「時間が凄くかかったけど……勝負だよ、人間!」
反町「……いくぞ!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★反町→ ! cardドリブル 54 +(カードの数値)=★
★ルーミア→ ! cardタックル 49 +(カードの数値)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、ルーミアを軽々抜かし……しかし、即座にぬえと靈夢が詰める。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(リグルがフォロー)(幻想郷スローイン)(佐野がフォロー)
≦−2→命蓮寺ボールに。
【補正・備考】
反町:ダイヤで「メイア・ルア(+4)」、ハートで「やや華麗なドリブル(+2)」
710 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:27:01 ID:???
★反町→
ハート6
ドリブル 54 +(カードの数値)=★
711 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:27:39 ID:???
★ルーミア→
スペードA
タックル 49 +(カードの数値)=★
712 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:28:02 ID:???
まずは一人目突破か
713 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 02:42:54 ID:???
>★反町→ ハート6 ドリブル 54 +(カードの数値)+(やや華麗なドリブル+2)=62★
>★ルーミア→ スペードA タックル 49 +(カードの数値)=50★
>≧2→反町、ルーミアを軽々抜かし……しかし、即座にぬえと靈夢が詰める。
===============================================================================
ルーミア「(あれから沢山練習したんだ! 止められる……!!)」
オータムスカイズの初めての公式戦の対戦相手――宵闇ダークフライト。
そのチームのキャプテンを務めていたルーミアは……言うならば、反町一樹の初めてのライバルであった。
あの試合の後、反町に再戦を果たそうと言われて以来……割と純粋であるルーミアは。
この時、初めて自分が自分を負かした人間に認められたのだと感じた。
そして、その約束を果たす為に……(反町に仲間に誘われたりで少しだけ疑問を持ちつつも)懸命に努力を重ねた。
かつてはいてもいなくて差し支えないストライカーとして、リグルと同程度の評価を受けていたルーミアも……。
その努力の積み重ねによって、かつてとは比べ物にならないほどの成長を果たしたのだが……。
キュッ……バッ!!
反町「それっ!」
ルーミア「わわわっ!?」
しかし、それ以上に反町の成長速度は上だった。
霊夢やパルスィのように美麗で流麗と言う訳ではないが、それでも少しだけ華麗なドリブルを見せ……。
ルーミアのドリブルをかわすと、そのまま一気にサイドを更に駆け上がろうとする。
早田「! 反町の奴……あんなにドリブル上手くなってやがったのか!?」
三杉「かつてのオータムスカイズ時代も、ドリブルとタックルだけは実戦でも使えるレベルだった。
それを考えれば、反町のこのドリブル突破もおかしくはない。
相手も、守備の軽いFWのようだしね」
森崎「(新田みたいなもんか。 だが……次もそう簡単に行くか?)」
714 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/02/25(金) 02:44:05 ID:???
ジョン「さぁ、ルーミア選手を軽々と抜き去った反町選手!
更にぐんぐんとスピードを上げて左サイドを駆け上がります!
本職のサイドハーフ顔負けのサイドアタックですが……しかし、当然ながらこれを止めようとぬえ選手も向かい……。
あっ……あああっ!?」
ぬえ「ここは通さぬえ……って、ちょ!?」
反町「……え?」
ヒュンッ
靈夢「……………………」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★反町→ ! cardドリブル 54 +(カードの数値)=★
★ぬえ→ ! cardタックル 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
★靈夢→ ! cardタックル 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、突如詰め寄ってきた靈夢に驚きつつも何とかかわしサイドを突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(リグルがフォロー)(霊夢がフォロー)(ムラサがフォロー)
≦−2→命蓮寺ボールに。
【補正・備考】
反町:ダイヤで「メイア・ルア(+4)」、ハートで「やや華麗なドリブル(+2)」
靈夢:クラブ以外で「天覇風神脚(+3)」
スキル「カプリッチオ」により、自身と違うマークを出した敵選手に−2。
715 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:44:25 ID:???
★反町→
ダイヤK
ドリブル 54 +(カードの数値)=★
716 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:44:39 ID:???
★反町→
ハートJ
ドリブル 54 +(カードの数値)=★
717 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:45:25 ID:???
★ぬえ→
クラブ6
タックル 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
718 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:45:41 ID:???
★靈夢→
ダイヤ5
タックル 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
キャーソリマチサーン
719 :
森崎名無しさん
:2011/02/25(金) 02:46:27 ID:???
今日はついてるな
これで全能力+1だぜ
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