キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜

1 :銀シュナ ◆DWysPbgK.. :2011/03/14(月) 01:35:59 ID:NEkOkC7U
 人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。

そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。

金髪碧眼の若者である彼はついに子爵位の内定を手にし、爵位を持つ門閥貴族の道を歩む事になる。

彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…

今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。


                              銀河の歴史がまた1ページ…

前スレ
銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1298468514/

過去スレ
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296506795/
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1294392924/
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/

405 :森崎名無しさん:2011/06/11(土) 19:11:29 ID:???
お兄ちゃんでないから既存キャラの可能性は低いんだろうけど・・・

406 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/11(土) 19:56:29 ID:CBTKz/Zk
>>404
そうともいう…かもしれませんw

>>405
何だかんだで1年以上みっちりと鍛えられてますからねぇ。

A.立ち止まって声の方向へ顔を向ける。

聞き覚えある声に僅かに硬直する兄。その声は小鳥の鳴き声のように涼やかで同時に小春日和のような
心地よさを兼ね備えた優しい気分になる音だった。

???「お兄様ってばぁ〜」

もう一度聞こえた声。それは先ほどよりもはっきり…そして優しく聞こえ思わず破顔させてしまう。

シュナイダー「ま、マリー…どうして、いや…よくノイエ・サンスーシからでられたな…」

だきっ!

駆けてくる姿は昔と変わらず。明るく朗らかな邪気の無い笑顔は愛憎渦巻く西苑(ウエスト・ガルテン)
のなかでも翳ることはなかったようでシュナイダーの知る姿そのままだった。


407 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/11(土) 19:57:49 ID:CBTKz/Zk
マリー「お兄様。お久しぶりです!マリーは嬉しいです!!」

飛び込むように抱きついてきた少女は兄の手からはなれ4年。その気になればどれだけでも気高く
立ち振る舞う事ができるのだが、この久しぶりの邂逅に我慢できなくなったようでとても17.8の
乙女だとは思えないはしゃぎようだった。

マリー・フォン・クライネルト…旧名マリー・フォン・シュナイダーは幼くしてその美しさゆえに
後宮へ召抱えられたシュナイダー子爵家の長女。長兄、ベルンハルト・フォン・シュナイダーと
次兄、カールハインツ・フォン・シュナイダーの溢れんばかりの愛情によって育まれた明るさと
華やかさを持ついうなれば純粋培養の温室の花。14歳までの彼女にとっての世界とは兄によって
彩られた世界であり、そういう意味で寵姫となった今でも彼女は兄離れができてはいなかった。

…それは、妹離れできずに軍人の道を選んだシュナイダーにも同じことが言えるのだが。

閑話休題。

シュナイダー「マリー…どうしてここに?」

手に持った花束が崩れないようにしながらマリーの華奢な腰を抱え、抱きつく妹をゆっくりと通路に
おろすと…

ベルンハルト「マリーも出資者の1人だからな。当たり前だろう」

シュナイダー子爵家の長兄、ベルンハルト・フォン・シューマッハが後から姿を表す。

408 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/11(土) 19:59:21 ID:CBTKz/Zk
年のころ20半ば。シュナイダーよりも5歳ほど年の離れた精悍な姿を持つ兄であり、つい先日正式に
父、ルディ・フォン・シューマッハより伯爵位を継いだ若き獅子である。

シュナイダー「なるほど。そういうわけですか」

恐らくシュナイダーを驚かせるちょっとしたサプライズのつもりだったのだろう。シュナイダーにとって
最低でも学生のうちはこうして話のできる距離で会える事などあるはずがないと思っていただけに
その驚きもひとしおである。

シュナイダー「それで…2人がいるということは…」

視線を移すとやはりそこには父、ルディが面白そうにしていた。彼の年齢はまだ50手前。引退し
隠居を決め込むには精神的にも肉体的にも若すぎるのだが、一伯爵の当主という立場よりも
爵位をもつ三人の子供の父、という立場のほうが彼にとっては居心地がいいのだろう。

義務と責任と実働を任された兄の気苦労を思うと、素直に父の行動を褒めたいとは思わないのだが、
同時に父の力が強くなればそれだけ自分にもそれが分配されると考えれば怒る気にもならないのが
本心でもある。

409 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/11(土) 20:01:09 ID:CBTKz/Zk
シュナイダー「それにしても…あれから1年か。元気にしてたかい?」

目の前の美しい少女にそう尋ねると…

グラフィン・フォン・クライネルトの立場→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

JOKER なんとびっくり御懐妊!
ダイヤ ものすごく順調
ハートスペード 普通に元気。
クラブ ちょっと元気が無い。
クラブA なんとびっくり御懐妊!

となります。

410 :森崎名無しさん:2011/06/11(土) 20:03:58 ID:???
グラフィン・フォン・クライネルトの立場→ クラブ10

411 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/11(土) 20:52:52 ID:CBTKz/Zk
グラフィン・フォン・クライネルトの立場→クラブ10

クラブ ちょっと元気が無い。

何気ない日常会話の一つである相手の調子を気遣う言葉。

だがそれは彼女の心に僅かな棘を刺す事になる。

マリー「うん、もちろん」

言葉は順調さを示していたが、長年連れ添ってきた兄の眼はごまかせない。

シュナイダー「………そうか。」

だが、その真意を知ったからといって本人が兄に心配かけないようにと気遣っているのだ。
無理やり聞き出すのは感動の再開に似つかわしくない事もあり、それ以上追求する事はしなかった。

〜〜〜

ベルンハルト「さて…俺たちは貴賓席へ向うが、カールはどうする?」

数年ぶりに家族が全員そろい、ひとしきり話に花を咲かせたところで兄であるベルンハルトは
マリーと父、ルディを連れ特別にあしらわれた部屋へと向おうとしていた。

412 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/11(土) 20:54:05 ID:CBTKz/Zk
端末で時間を確認するとアレから随分時間もたっている。遠くに聞こえていた最終リハ用の音楽も
聞こえなくなっており、邪魔してもいいのか微妙な時間帯になっている。

シュナイダー「俺は…」

どうしますか?
A.シェリルに会いに行く。
B.花束はコンサート後でもいいか。一緒に貴賓席へ向う。
C.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

413 :森崎名無しさん:2011/06/11(土) 20:56:31 ID:oMCderGo


414 :森崎名無しさん:2011/06/11(土) 20:58:53 ID:jvB4fbBY
A

415 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 19:03:45 ID:3yEdS4C2
A.シェリルに会いに行く。

シュナイダー「俺はシェリルに会いに向います。一応パトロンとしての責任もありますし」

兄であるベルンハルトの問いにそう答えるシュナイダー。

マリー「……(むぅ〜)」

ベルンハルト「そうか…だが彼女は今非常にナイーブだから注意しろよ。俺たちのような
平民にとっては天の上のような存在が4人も後ろ盾となっている状態というのは言い換えれば
絶対に失敗が出来ない状況ということ。更にこの規模でのコンサートは初めてのはず。
今の彼女の緊張感は最大限になってると思った方がいい」

シュナイダー「わかってます。だからこそ少しでも緊張をほぐしてやらないと」

ベルンハルト「いらぬ心配だったか。だが忘れるな、今の自分と彼女の関係というのを。
お前の願いと彼女の願いが同じものではないという可能性があるということを」

416 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 19:05:10 ID:3yEdS4C2
シュナイダー「………」

ベルンハルト「まあいいさ、若いうちの苦労は買ってでもしろというしな。甘い経験も苦い経験も
いつかは自身の役に立つ。……さて、マリー。お兄ちゃんは自身の責務を果たしに行くそうだ。
我々おじゃま虫は退散するとしよう」

そう意味深な言葉を吐きながらぽんとマリーの肩に手を置くと、そのまま最上段にある貴賓室へ
向うエレベーターに乗りこむのだった。

〜〜〜

開演数十分前。

今回の主役、シェリル・ノームのために用意された上級の控え室には喉を痛めないようにするための
加湿がされていた。そしてその周りには先に伯爵となったシューマッハ家、クラネルト家、
そして子爵位をもつシュナイダー家といった現在飛ぶ鳥を落とすばかりに勢力を強化させていった
旧シュナイダー一門におもねるように名門とは程遠い名前だけの貴族たちの花束や贈答品などが
所狭しと並べられている。それは改めてマリーという存在の大きさ、そしてそれを基盤にその外戚として
権威を振ろうとするシューマッハ家の力がありありと見て取れる縮図でもあった。

417 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 19:06:16 ID:3yEdS4C2
シュナイダー(…掌返しもここまで来るとあきれ果てるどころか感心してしまうな…)

仕立て屋風情と陰口を叩かれていたのはまだほんの数年前の出来事。祖父の代に行われた
先の次皇帝冊立の際の敗北により荘園を持つことも出来ず、利権のほとんどをも他の貴族たちへと
半ば強制的に譲渡しなければならなくなった無念…それを晴らすことも出来ずに他界した祖父
にとってみれば今の状況こそ夢にまで見たものであったのであろうが、生まれて物心がついたときから
それが当然であったカールハインツにとってはそれが滑稽に見えてしまうのはきっとまだ自身に
その責任というものがのしかかってこないからであろう。

実際問題、今の彼に面と向って諌める言葉を放つことが出来る人物などごく一握り…彼の為を思い
それを実行できる人物にいたっては親兄弟か、彼が継承権を持つ前からの友人だけであろう。
それを益とみるか不益とみるかはシュナイダー自身の気質にあるのだがその答えはまだ出てはいない。

418 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 19:14:21 ID:3yEdS4C2
トントン。

やや眉を顰めるマネージャーのグレイス・オコナーの了解を得、控え室のドアをノックするシュナイダー。

シェリルさんの度胸→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ イヤホン越しに音楽を聴いてリラックスしていた。
ハート 入念に衣装チェックをしていた。
スペード 緊張を揉み解すようにマッサージを受けていた。
クラブ ものすごい緊張でガチガチになっていた。

となります。

419 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 19:19:27 ID:???
シェリルさんの度胸→ スペードK
やっぱり微妙な反応をされたか。
目指すものにもよるけど良識と自律が求められるから自重すべきは自重しないと。

420 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 20:24:52 ID:3yEdS4C2
>>419
グレイスさんにとってはシェリル>シュナイダーですからね。それでも雇い主の意向を最大限に尊重する
この時代のビジネスキャリアではありますが。


シェリルさんの度胸→スペードK

スペード 緊張を揉み解すようにマッサージを受けていた。

がちゃん!

過剰に飾られていた廊下の中心にあるドアを開けた先はやや白を貴重にした精神の安定を促す部屋だった。

シュナイダー「シェリルはいる……」

そういいながら入った先には半裸になった彼女がシュナイダー家のメイドであるエメレンツィア
からマッサージを受けていた。

シェリル「きゃ!……シュ、シュナイダー様でしたか。びっくりしました」

この半年で十分に成長した胸を潰すようにうつぶせになっていた彼女は一瞬驚きの表情を見せるが
すぐにいつものスマイルに戻る。

421 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 20:25:52 ID:3yEdS4C2
シュナイダー「し、失礼した。その…背中を向けているから着替えてもらっていいか?」

シェリル「そ、そうですね。もうじき開演しますし…」

すでに舞台では前説の少女がその美声を披露している。本来ならば舞台袖に向うタイミングなのだろうが、
緊張がどうしてもほぐれないシェリルはメイドのエメレンツィアの助言に従ってマッサージを
受けていたのだ。

布の擦れる音が数回。そのうちの一つはガウンの帯を解く音、そして最後には衣装を装着する音、
そしてその音ともにこちらを向いても良いという言葉がかけられる。

シュナイダー「すまなかった。…それにしてもエメレンツィアはマッサージも出来るのか。雇い主ながら
しらなかった。」

再開の喜びよりも微妙なタイミングで入ってしまったバツの悪さを払拭するようにどうでもいいことを
会話の口火にしてしまうシュナイダー。

シェリル「はい。かなりの腕前ですよ。今までも日ごろのレッスンの合間にも披露してもらってましたの。」

そういうシェリルの姿は短いスカートを着けたレオタード。歌を歌うにはあまりに似つかわしくない
姿だった。

422 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 20:26:54 ID:3yEdS4C2
シェリル「あ…あまりみないでくださいね。少し恥ずかしいですから」

視線を感じた少女は年相応の羞恥心で胸元を隠すしぐさをする。

シュナイダー「……だが、そんな衣装で大丈夫なのか?」

シェリル「はい、問題ありません。実際の舞台ではレーザー加工で他の衣装を着けているように見えるので。
でも、レーザーだとどうしても半透明になるので余計な衣服は着れなくなるんです」

それはシュナイダーの部屋にもある立体映像テレビ(ソリ・ビジョン)の理屈を舞台セットとして
大規模に行うことのようだった。

シュナイダー(だから歌唱場ではなく劇場を選んだのか…グレイスに任せて正解だったな)

単独コンサートである今回。舞台チェンジもそうだがそれ以上に衣装チェンジが問題となる。特に
シェリルのようにライブ感をなによりも得手とする人物にとって間幕を作るという選択肢は上策とは
いいづらく、その時間を短縮するためにとられた手段なのだろう。

シェリル「どうかしました?…もしかしてお気に入りませんでしたか?」

シュナイダーが一瞬だけ思考の旅にでた事を不審に思ったのかやや不安そうに訊ねる。

423 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 20:28:18 ID:3yEdS4C2
シュナイダー「ああ、いや。だがあの技術では半透明…少し透けるだろう?」

レーザーとは結局のところ光の束であり、光が光であるかぎりその透過性が失われることが無い事を
すこし疑問にもつシュナイダー。

シェリル「そうですね、その辺はグレイスさんが詳しいみたいですが。最高ランクの劇場であれば
観客に直接網膜にレーザー光を照射することでその問題も解決できますが」

シュナイダー「網膜に?…そうか。結局目は光をみて実像を判断するのだからそれもありなのか…」

シェリル「はい、ありがとうございます。お陰で緊張がほぐれてきました。実はさっきまで緊張で
マイクも持てない震えがあったんですよ」

ころころといつもの笑顔で笑う未来の歌姫。

どうやらシュナイダーと会話した事である程度の緊張を解く事が出来たらしい。男と女の会話というには
あまりにも艶の無い話なのだがそれでも結果を出すことに成功し、それはそれでいいものだと感じる。

424 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/14(火) 20:29:32 ID:3yEdS4C2
シュナイダー「それはそうと…」

どうしますか?
A.ここだ、このタイミングで渡すんだ!花束を渡す。
B.コレでまた緊張されたら本末転倒。あえてコンサート終わりに渡す。
C.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

425 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 20:41:46 ID:7iKr/Kzo


426 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 20:51:13 ID:mL0MC+Ao


427 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 21:29:47 ID:549Fh+D+
C
「私より先に初陣を迎えるのか。武運を祈る」
冗談めかして送り出す。

428 :426:2011/06/14(火) 21:32:06 ID:mL0MC+Ao
お、それいいな。花は後渡しだよね?
C >>427に変更願います

429 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 21:39:41 ID:549Fh+D+
後渡しですね。

430 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 03:00:40 ID:sYN5CnaU
最近本当に不定期ですいませんorz
このペースだと本編に行くのにどれくらい時間が掛かるのかわからないので一気に飛ばそうかな、
とも思っていたり。…とはいえ、ここでの進路や結果によってシナリオと難易度が大きく変わるので
中途半端に飛ばすと全てが中途半端になってしまうというジレンマが襲い掛かるのですが…

とまあ、そんな愚痴はおいておいて一回だけ更新します。

C.「私より先に初陣を迎えるのか。武運を祈る」冗談めかして送り出す。

シュナイダー(流石に緊張はまだ解きほぐれていないか)

適度な緊張ならば集中力の向上や思考スピードの上昇など益となる効果も多いだろうが、この規模での
コンサートとなると「適度」では済まされないだろう。

そう考えると…

シュナイダー「私より先に初陣を迎えるのか。武運を祈る」

基本的に冗談が得意ではない彼としては最大限の冗談で送り出すことにする。

431 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 03:01:40 ID:sYN5CnaU
シェリル「!?」

朴念仁の笑劇→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ 冗談が通じたようで上手い具合に肩の力が抜けたようだった。
ハート 冗談が通じ、御礼を言われた。
スペード 冗談は通じなかったが、気合が入ったようだった。
クラブ 冗談が通じず、ガチガチに固まってしまった。

となります。

432 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 03:21:27 ID:???
朴念仁の笑劇→ クラブ2

433 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 03:22:34 ID:???
すまぬシェリル…このフォローは必ずや…!

434 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 03:51:44 ID:???
引き悪いなあ……

435 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 07:57:05 ID:???
マリーの現況もそうだけどカードに嫌われてるな、もっと手堅く行った方が良いんだろうか。
個人的には訓練や買い物はシステムメッセージだけでもいいと思うけど、古書店とかはイベントがらみだし、
何気ない独白や地の文にも情報やヒントが散りばめられてるからスキップは勿体無い気もするなあ。

436 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 08:47:41 ID:???
主席争いも大勢はともかく、似た境遇だったミュッケンベルガーらの第一印象には影響すると思うし、
軍志望動機など友人のことも殆ど知らないからここで飛ぶのはもったいないかも。
ただテンポのこともあるから、シュナ伝さんのやりやすいようにされればいいと思います。

437 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 19:59:45 ID:sYN5CnaU
>>433>>434
1/4で失敗かそれに類する結果になるとほとんどクラブ出してますね…
今回とマリーの件の以外でも先のサッカーメンバーの時も同じ確率で失敗してますし。

>>435
確かに普段の練習や訓練なら結果だけでよい事も多いんですよね。
ただ、キャラの肉付けには多少の会話や行動も必要かな?と思ってこねくりまわしてますが。

>>436
ミュッケンベルガーさんに着目するのは中々鋭いですね、あの方も爵位の継承権を持たない
軍事の名門貴族出身ですから。
原作ではその関係上、フレーゲル男爵などとも懇意にしてましたが、それが彼の本意だったかというと…
まあプライドが高いのは相変わらずなのでそれに見合う成績を出さないといけませんから苦労に見合う
かというとまだ未定ですが。

438 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 20:00:45 ID:sYN5CnaU
朴念仁の笑劇→クラブ2

クラブ 冗談が通じず、ガチガチに固まってしまった。

シュナイダー「私より先に初陣を迎えるのか。武運を祈る」

見ようによっては下着姿同然の少女はその言葉にピクンと体全体を波打たせる。

シェリル・ノームという少女は良くも悪くも無垢といえる少女だった。もちろんスラムで育ち、
生きる糧として様々な障害が立ちはだかっていた環境の中から、たった一人で生きる術を見出し、
若干15という若い身空でこの大舞台に出ることが出来るまで成り上がったのだから、その精神の
逞しさは無垢とは程遠いものだが…だからこそ、その精神に大きなギャップを抱えていたのだ。

シェリル(期待されている?…期待されている!…失敗したら……私はもういらない…の?
捨てられてしまう?……そんなのは嫌だ!!)

439 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 20:01:46 ID:sYN5CnaU
この数ヶ月…会った回数はそれほどでもないが、それでも少女の心の中ではシュナイダーという青年像は
形作られており、その足長おじさんは冗談をいうような人物ではない。優しくはあるがどちらかというと
年齢にふさわしくない老成感を持っており、それは極端に言うと堅物であるという印象すら持たせていたのだ。

シュナイダー「?…どうした?もう舞台袖にいかないと時間がないぞ?」

あくまで冗談めかして言葉にしたつもりだったシュナイダーは事の重大さに気付かない。彼としては
ひとり立ちする為の一歩を自分より先に踏み出す少女にエールを送ったつもりなのだ。その言葉を
受ける立場がまさかそこまで気負う事になるとは思いも寄らなかったのだ。

シェリル「……は、はい!わ、私!シュナイダー様のご期待に沿えるように頑張ります!!」

直立不動の姿勢でそう返事すると、捨てられないように…そしてまるで逃げるように控え室から
立ち去っていく。

〜〜〜

440 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 20:02:47 ID:sYN5CnaU
そして貴賓席。

オペラグラスを使わないと舞台上の演者の表情を知る事が出来ないほど遠い場所ではあったが、
最上階から一望する景色は一幅の絵画の如く。下々の席すらギミックの一つをして楽しむ事の出来る
この場所はまさに貴族が貴族のために作った特等席だった。

マリー「遅いですよお兄様…あれ?その花束は渡さなかったんですか?」

主催者として名を連ねるシュナイダー家の(実質的な)当主であるカールハインツの席もまた当然ながら
この場所にあった。…というよりこの場所にはシュナイダー家の家族である4名と、
マリー・フォン・クライネルトの侍女である黒髪の少女とベルンハルト・フォン・シューマッハの
婚約者である女性がいるだけであり、残り2室ある他の貴賓ルームは全て空だった。

441 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 20:04:54 ID:sYN5CnaU
シュナイダー「ああ、今渡しても逆にプレッシャーになるかも知れないと思ってね。
コレはこのコンサートの成功のお祝いの品にするつもりさ」

マリー「もうお兄様ったら。女の子はプレゼントに弱いんですよ…でも…それもいいかもしれませんね」

なんだか歯に何か詰まったような微妙な表現でそれ以上の追求をやめる妹姫。

ベルンハルト「まあまあ、それよりも前座の女の子の歌声も中々のものだったぞ。あれもカールの
手のものか?」

シュナイダー「???さあ?この件に関してはほとんどプロデューサー…というよりもほとんど
プロモーターの仕事をしているグレースに任せているので。どこからか呼んできたのではないでしょうか?」

ベルンハルト「…なるほど、ね。それなら俺も…っ痛、て、て、止めてくれ、冗談だよフロイライン」

話し途中で兄であるベルンハルトの耳を摘み上げる女性が1人。彼女こそシューマッハ家現当主、
ベルンハルト・フォン・シュナイダー伯爵の婚約者。その血筋は当然高きものであり…




442 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 20:06:25 ID:sYN5CnaU
シューマッハ家の若奥様→! card

その年齢→! dice+! dice+! dice+! dice+! dice+! dice

ついでに容姿→! dice+! dice+! dice

お一人様1行ずつ! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ 王族の血を引く女性
ハート リヒテンラーデ侯の縁者
スペード奇数 ブラウンシュヴァイク公の縁者
スペード偶数 リッテンハイム侯の縁者
クラブ なんとびっくり自由恋愛の末のその他の貴族

年齢と容姿はその合計数がそのまま該当値となります。
(※容姿に関して貴族特性でダイスは3個ですが最大値は12となります)

443 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 20:07:16 ID:???
シューマッハ家の若奥様→ クラブJ

444 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 20:08:06 ID:???
その年齢→ 526453

クラブ率高すぎだろw

445 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 20:08:24 ID:???
ついでに容姿→ 232

446 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 20:09:25 ID:???
その年齢→ 536312
シュナイダー家リベラルだなあw

447 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 20:12:16 ID:???
行動の幅が広がったことを喜べばいいのか、相変わらず後ろ盾が不安定なことを悲しめばいいのかw

448 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 20:12:29 ID:???
しょうがない話ではあるが、引きで苦しむのはつらいのう

449 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 20:19:18 ID:???
まあスペードで門閥ルートに引き込まれるよりは…

450 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 22:17:25 ID:sYN5CnaU
>>446-449
今回はどのカードでもそれなりの特典付きなのではずれというわけではないですよ。
ダイヤの最高権力者と、ハートの実質的最高権力者である2名は言うに及ばす、
スペードの2人は史実では成り行き上、仕方なく手を組みましたが基本的に政敵です。つまり、
エリザベートかサビーネの次期女王を認めれば…
クラブに関してはシュナイダー自身の恋愛ですね、実は結婚の最大のハードルは家柄の問題です。
ぶっちゃけると22.3歳でお見合い系のイベントを用意してましたがほぼ無条件で断ることが
可能になりました。

シューマッハ家の若奥様→クラブJ
その年齢→5+2+6+4+5+3=25
ついでに容姿→2+3+2=7

クラブ なんとびっくり自由恋愛の末のその他の貴族

飛ぶ鳥を落とす勢いのシューマッハ家当主の耳を抓る彼女の名は
典礼尚書アイゼンフート伯爵ヨハン・ディートリッヒの孫娘、ローゼマリー・フォン・アイゼンフリート。
実質的名誉職である典礼尚書になることに全精力を使い果たし、今では閣議の中で居眠りをすることを
生業としている70過ぎのご老体の孫で、名こそ門閥貴族の一員として連ねられているが、その権力は
有名無実。良くも悪くも権力とは無縁の存在だった。

451 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 22:18:50 ID:sYN5CnaU
だが、それ故にその孫娘であるローゼマリーは貴族としての威信や体面などを重要視せず、昔からの
幼馴染であるベルンハルトと野原を駆け回ったり、時には取っ組み合いのけんかをしたりと、
とても貴族の令嬢とは思えない姿をしていた。

ベルンハルト「わ、悪かったってば、ローゼ。」

普段は伯爵号という年齢以上の地位にいるベルンハルトはその号に負けないように気を張って行動して
いるのだが、二流貴族の孺子だった頃からの幼馴染にそれは効かない。

ローゼマリー「わかればよろしい」

やや暗めに調整されている貴賓室の中でも色あせる事無く闊達に笑顔を見せる女性は
貴族であれば当然である礼儀作法も自身を美しく見せるための化粧もなく、ただのローゼマリーだった。

シュナイダー(コレでは父上の気苦労も絶えないだろうな)

兄の幼馴染であるが故にシュナイダーも過去に何度も彼女を見ているが、淑女としての自覚を持てば
変わるだろうと思っていた彼女が、結局結婚適齢期になっても全く変わらなかったことに苦笑せざるを
えない。それでもベルンハルトは反対する父ルディを押し切り婚約まで果たしたのだから実は
兄は立派な男なのではないか?とも思う。

452 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 22:19:50 ID:sYN5CnaU
シュナイダー(俺もいつかは結婚しなくてはいけないだろうが、それはシュナイダー家の家名を
上げるためか…それとも…)

身近にそういった人物が出てくることでマリー一辺倒だったシスコンに僅かな変化が起きた瞬間だった。

〜〜〜

そんなこんなしているうちに会場は静かな熱気を持ち出してくる。既に敏腕プロデューサーの
グレースの策によって様々なメディアに情報が飛び交い、表に裏に彼女の評価はとても新人のそれ
とはいえないようになっていた。

そして、それを示すように数千人の収容が可能な演劇場の空席は後方の2割程度。プロモーション活動に
湯水の如く資金をつぎ込んだためそれでも全ての回収は不可能であるが、それでもこの場を
成功させればこれからの勢いに箔がつくことは間違いないだろう。

〜〜〜

453 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 22:20:57 ID:sYN5CnaU
一方…

息が上がる。緊張が体全体を包み込む。手に持つマイクがいつもの10倍以上に感じる。

グレース「シェリル、ここが貴方の決戦場よ。私の仕事はここまで。後は貴方の後押しをしてくれた人の
ためにも…何よりも自分のためにがんばりなさい!」

エメレンツィア「シェリル様。シュナイダー様のお心を無碍にしませんように。でも、本当は…
本当は貴女が貴女であるために頑張ってください。私はいつでも応援してます」

ラプランカ「先輩!頑張って!!」

様々な人物の声援が聞こえる。が、それが上手く聞き取れない。わかるのはもうじき出番であるということ。
今までの努力の全てが今回のイベントに掛かっているという事。つまり…失敗はできないということ。

心ここにあらずだと自身で感じることができる自分がいる。まるで自分の背中を空から眺めているような
気分。手を差し伸べたいのに体は音楽に勝手に反応して逃げてしまう。

「まって!」

そう言葉にしようと思ったときはもうおそい。音楽が鳴り響きシルエットをより際立たせるための
特殊なスモークが焚かれる。

…そして、私の舞台が始まる。

454 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 22:22:27 ID:sYN5CnaU
シェリルの能力 魅力12.歌唱力7.演技力6.持久力8 パッション13×2※

合計値59(※ライブではパッション値は倍で判定されます)

シェリルの初舞台→59+(極度の緊張−3)+! dice+! dice+! dice+! dice

! dice+! dice+! dice+! diceのスペースを抜きコピペってください。

合計値が
80以上 グルーヴィ!!!大いに盛り上がった!
75〜79 初コンサートとしては成功!もりあがった!
70〜74 初イベントとしてはまずまずの成果をだした。
65〜69 少し盛り上がりに欠けた…
64以下 ブーイングがあがった…

となります。

455 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 22:22:53 ID:???
シェリルの初舞台→59+(極度の緊張−3)+ 1413

456 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 22:25:53 ID:???
うあ、危ない…

457 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 23:08:08 ID:???
緊張してなくても結果は同じだったのが救いといえば救いか…?

458 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 23:22:26 ID:???
この結果は箱が大きかったせいか、それとも単純に能力値の問題なのか。
シェリルは逸材みたいだけどこのステータスはどうなんだろう。

459 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 23:26:10 ID:???
緊張修正がない場合だけど、
ダイス4個振って21(5・5・5・6)で最高の結果、
16(4・4・4・4)でよい結果なんだから、
シェリルの能力が不足しているわけではないだろう。
これは単純にダイスが悪いだけだよw

460 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 23:50:35 ID:sYN5CnaU
>>456
あぶな!ここで最低ランクになったら一発アウトだったので本当にギリギリです…

>>455
そうですね。そう考えると少しは救いかもしれません。

>>458
本来は難易度を自分で考える必要がありましたが、敏腕を持つグレイスさんに任せることが
出来たので、彼女の独断として普通にすれば「まずまず」になるような場所とギミックを
設定させてました。
因みに逸材ではありますが、まだ14.5歳の小娘だという事を忘れてはいけません。本来であれば
まだソロコンサートをするだけの実力…というより技術と体力がありません。
その辺は前スレの913あたりに既に書いてますよ。

>>459
はい。グレイスさんは現状最高ランクのマネジャー兼その他色々なので、基本的に彼女に任せてしまえば
得られる名声とリスクの丁度いいバランスを考えて自動的に設定してくれます。
何気に1月のイベントでピンポイントでダイヤを出してグレイスさんを登場させたのは
ものすごく強力だったり。場合によってはTV版のカイフン兄さんとかでるかもしれませんでしたから
かなり運が良かったと思いますw

461 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 23:51:53 ID:sYN5CnaU
シェリルの初舞台→59+(極度の緊張−3)+1+4+1+3=65

65〜69 少し盛り上がりに欠けた…

結論から言えば肉体と精神の剥離は最後まで戻る事ができなかった。

♪♪♪♪♪〜♪

「私の歌を聞けーーー!」

最初の一言こそきまったが、光源より発せられる衣装により様々にチェンジさせられる展開に
ついていくだけでいっぱい。リハーサルではほぼ完璧にこなしたはずのギミックつきのアクロバティックな
運動は緊急回避したりとところどころでミスが目立ち、その歌唱力を持ちながらどうしても
今ひとつ盛り上げることができなかった。

ベルンハルト「???どうしたんだ、彼女?俺が時折様子を見に行った時はもっと生き生きとしていたのに…
緊張が抜け切れていないのか?」

ルディ「…カール。何か知っておるか?」

シュナイダー「…いいえ。控え室では普通にしていたのですが…」

偶然彼女のセミヌードをみてしまったという失敗はあったが、それほど気にした様子もなかったので
それが原因とは思えないシュナイダーには心覚えがない。それ故にそう答えるしかなかった。

〜〜〜

462 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 23:52:56 ID:sYN5CnaU
結局最後まで盛り上がりに欠けたまま初コンサートは終わり…

ベルンハルト「さて…カールはどうしたい?」

不意にそんな問いが放たれる。

シュナイダー「どうしたい、というと?」

ベルンハルト「正直な話、俺は今回の結果は満足できない。それは金を払って入場した客たちも当然
そうだろう。だが、同時に彼女はまだ卵からかえったばかりの雛鳥のようなものだ。いま詰め寄っても
いい答えは得られないだろうし、下手したらスランプに陥るかもしれない。だが、大切に思うなら
放っておくという選択も出来ないだろう。だからだ。何も問題が無かったことにしてできる限り普通に
接するか、あえてコレを成功として褒めてしまうか、それとも理由を尋ねるか…
今決めておかないと、実際に控え室に言ったとき、いい言葉がとっさにでるとは限らないだろう?」

463 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/17(金) 23:53:56 ID:sYN5CnaU
シュナイダー(…なるほど、さすが年長者だな…)

どうしますか?
A.これを成功と捉え、花束と共に褒めに向う。
B.普通の結果だとして、花束と共にねぎらいに向う。
C.これを失敗と捉え、理由を聞かず慰めに向う。
D.これを失敗と捉え、慰めと共に理由を聞きに向う。
E.これを失敗と捉え、慰めるような事はせず、理由を聞きに向う。
F.アフターケアはグレイスに任せ、花束だけ間接的に渡すことにする。
G.アフターケアはベルンハルトに任せ、花束だけ間接的に渡すことにする。
H.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

464 :森崎名無しさん:2011/06/17(金) 23:55:18 ID:h5j4T1oQ
H D+花は渡す(成功失敗関係なく、シェリルが第一歩を踏み出した祝いとして)

465 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:06:59 ID:OXaX9w2Y
H D+花は渡す(成功失敗関係なく、シェリルが第一歩を踏み出した祝いとして)

466 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:09:17 ID:dhQyjNDw
B

467 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:18:03 ID:???
メタ的だけど自分が原因だとわかってるのに、理由を聞いて大丈夫だろうか?
豪快などぼんにならないといいが…

468 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/18(土) 00:40:05 ID:cxTHStMI
H.D+花は渡す(成功失敗関係なく、シェリルが第一歩を踏み出した祝いとして)

シュナイダー「とにかく控え室に向います。兄上は?」

ベルンハルト「なに、邪魔はしないよ。マリーもいいね?」

マリー「(むう…折角久しぶりにお会いできたのに)わかりました…シノ、シューマッハ邸によって帰るわよ」

後ろに控えていた黒髪の美しい侍女にそう話しかけると、上着を羽織るマリー。

シュナイダー「ありがとう2人とも。そして父上」

そういい残すと花束を抱え…

ベルンハルト「カール。年上からのいらぬ忠告だが、花束はやめた方がいいと思うぞ」

立ち去ろうとするシュナイダーにそう話す。

469 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/18(土) 00:41:13 ID:cxTHStMI
シュナイダー「何故ですか?」

ローゼマリー「決まってるじゃない。落ち込んでるに決まってる娘に花束渡して、それを受け取る
女の子の気持ちになりなさい。心がぽっきり折れちゃうわよ。よしんば折れなかったとしても、
その気持ちを整理するのに必要以上に精神力を使っちゃうわよ。そんな心の負担を己の自己満足のために
強いるなんて紳士失格よ」

以心伝心なのか、それとも同意見なのか兄の婚約者であるローゼマリーがそう講釈する。

シュナイダー「お言葉ですが、彼女は…シェリルはそんなに心の弱い女性ではありません。
きっと受け止めて…今は無理かもしれませんが、将来思い出して喜んでくれます」

ベルンハルト「…そうか。ならば、これ以上はいうまい。」

そういうとやや残念そうに立ち去るベルンハルトと、それを追いかけるように婚約者のローゼマリーと
今夜はシューマッハ邸に外泊するつもりの妹、そしてその侍女と最後に父、ルディが去っていく。

470 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/18(土) 00:42:25 ID:cxTHStMI
シュナイダー(…だが、兄上の言葉も一理あるかもしれない)

悲しんでいるかもしれない女性に…いや、ほぼ確実に落ち込んでいるであろう女性に、
微妙に別の件のこととはいえお祝いを渡してしてしまってもいいのだろうか?

どうしますか?
A.大丈夫。花束が嫌いな女性なんでいないはずだ。きちんと渡そう。
B.亀の甲より年の功。ベルンハルトの言葉に従い花束を渡すのはやめる。
C.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

471 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:43:54 ID:D1boBTnI
B

472 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:44:34 ID:vOsMoC+I
B

473 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:46:57 ID:ALQXKIcg

エメレンツィアに理由を話し、花を渡して密かに飾ってもらう。
シェリルには直接渡さない。

474 :464:2011/06/18(土) 00:49:05 ID:???
うーん、相変わらずこのスレで自由行動をやろうとするとしくじるなあ、申し訳ない。
どうにも価値観というか、判断基準が食い違うんだなあ。
しかし花束にかけた金が勿体ねえ・・(そういうこと考えるからだよ)

475 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:55:45 ID:???
女心を考えれば結構読み取れる気はするけどね。
まあジョークの件は運が無かっただけで、今回のも救済されたので問題ないさ。

476 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 00:57:41 ID:???
そんなもんがわかったら彼女いない暦ウン十年とかやってないのさw
親父、 イチゴ牛乳 もってこーい(親父って誰だ

477 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 01:13:50 ID:???
ルゥルーシュゥ
まぁたイチゴ牛乳飲んでおるのかぁ

478 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 01:40:31 ID:???
アーカーシャの剣にお帰りくださいw

479 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 10:45:41 ID:???
この帝国、シュナイダー・ラインハルト・ルルーシュ・ヨハンと、
姉妹>国家 な人(しかも有能すぎ)ばっかなんだよなー

引っ越した方がいいかな

480 :森崎名無しさん:2011/06/18(土) 11:34:40 ID:???
シスコン帝国w

481 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 03:27:02 ID:awmgoVNE
>>474
このスレの特徴?の一つとして各人の意志はNPCの立場に委ねられるという点がありますからね。
…まあ、あくまで中の人の解釈での判断が50%、残りはカードの神さま頼みなので、どう転がるかは
自分でもよくわからなかったりするのですがw

>>745
ジョークの件はその他選択としては大正解の部類なんですけどねぇ。実は花束を渡しての分岐より
優遇しましたし。きっとシュナイダーさんに、冗談のセンスが皆無だったんでしょう。

>>476-478
実はルルーシュは流し見であんまり内容を覚えてなかったりw。1期に関しては自分の住んでいる場所で
は放送すらしてなかった(はず)ですし。

>>479
でてくるキャラクターはドイツ系のキャラクターがでてくるものを中心にしているので偶然なんですが
確かにそうですね。とはいっても、ルルーシュはブリタニア…いうまでも無くグレートブリテンの
ことですし、皇帝の名前がシャルルだったりで、よくわからなかったりするのですが。

>>480
そしてもう一つ…その3人は思想や手段、目的は違えど『体制における反逆者』という立場なんですよね。
祖国を守る英雄的なキャラで尚且つドイツ系の人物を探さないとw

482 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 03:28:02 ID:awmgoVNE
B.亀の甲より年の功。ベルンハルトの言葉に従い花束を渡すのはやめる。

シュナイダー(………。)

先ほどは兄の言葉に対し、反射的に反論したものの考えてみればわからないでもない。

シュナイダー(俺はたかだか14.5歳の少女に期待しすぎているのか…?)

それによく考えてみれば彼女自身が全霊をかけて望んだはずのコンサートが不発だったのに、
シュナイダーから花束を貰えたからといって脳天気にへらへらとされれば…

シュナイダー(確かにその方が幻滅するな)

どのような結果になったとしても自身とシェリルどちらにも益がないと判断すると、引き止めてくれた
兄、ベルンハルトに感謝しつつ花束をダストボックスの中に放り込むことにする。

〜〜〜

483 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 03:29:05 ID:awmgoVNE
〜〜〜

深く一息深呼吸。淀んでいた感情を吐き出すように大きく肩と横隔膜、そしてそれに釣られるように
肺を動かすと急に視界がはっきりとする。

この場所は数時間前に入った場所。控え室とも楽屋とも呼ばれる10畳ほどのワンルーム前の入り口。

とりあえず初日のコンサートは終了したため、一部の人員…大道具係は舞台セットの再調整に忙しかったり、
掃除の人足は今からが本当の仕事だったりするのだが、その他多数の人間は一息つける状況に
落ち着いており、主役であった彼女もまた同様であった。

トントン…

ドアをノックして控え室に入る主催者。

そこには俯いた状況でまるで人形のように目を閉じている少女が1人いた。

シュナイダー「……その様子ではやはり満足はしていないようだな」

その静かな語りかけにピクンと肩を震わせる金髪の少女。

シュナイダー「だが、まあ…まだ初日だ。ここから取り返せばいい」

実際問題としてギミックの多い会場設営の準備等だけで1週間ほどかかった劇場にたった1日しか
コンサートを開かないというのはコストの関係上あまりよろしくない。

484 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 03:30:10 ID:awmgoVNE
それ故に数日間の余裕を持たせているのだが…実はそれは口コミというもう一つの宣伝法を生かすための
処置でもあり、今回の結果ではそちらの方はあまり芳しい効果があるとは思えない状況ではあった。

そして、当然のようにそれを知るシェリルにとって、シュナイダーの言葉にあまり癒しの効果はない。

シェスター「でも…でも、初日には招待された方や、評論家、それに楽しみにしていたファンの人たちも…」

一度見捨てられてしまえば再び拾い上げられるまで時間が掛かる事を知っているが故に自身を責める
気持ちが止まらず、そんな事を口走ってしまう。

シュナイダー(やはり、今は慰めても効果は薄いか…)

嘘偽り無く話し合える仲にあるとはいえ、シュナイダーとシェリルはその物理的な距離に阻まれている
せいもあり彼女はシュナイダーに依存しているとは言いがたい。彼女が自立した人間であるのならば、
彼女を助けられるのは彼女自身だけなののだ。音楽的知識や、プロデュース的な知識を持たない
シュナイダーに出来事といえばそっと見守り、彼女が崩れないようにしてやるだけなのかもしれない。

485 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 03:31:18 ID:awmgoVNE
シュナイダー「それで…なぜ…あんなに散漫だったんだ?」

聞くか聞かざるか悩んだがやはり当初の予定通り本題をつくシュナイダー。

シェリル「………」

シェリルの理由→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ 自分の練習不足です。当たり障りの無い回答がきた。
ハート 緊張が抜け切れませんでした。素直に答えられた。
スペード …無言だった。
クラブ 「私より先に初陣を迎えるのか。武運を祈る」といわれたから。

となります。

486 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 03:37:58 ID:???
シェリルの理由→ クラブ7

487 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 03:49:16 ID:???
ストレートすぎるwwwwwww
あと何故か紛れ込んでいるシェスターに吹いたw

488 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 15:25:57 ID:awmgoVNE
>>487
流石にコレだけ悪い結果が重なると笑い事ではないかもしれません…
いや、逆に笑うしかない状況に追い込まれたともいいますがw
シェスターは『しぇ』で単語登録してるので同じ「しぇ」で始まるシェリルとたまに間違えるのですね。
誤字脱字、同じ言葉の連続など、言い回しの不味さでは全スレ中no1であるのは間違いないスレなので
その辺は生暖かい目で見ていてください。


シェリルの理由→クラブ7

クラブ 「私より先に初陣を迎えるのか。武運を祈る」といわれたから。

シュナイダーの発したその一言は致命的だった。

それは元々シュナイダーの手際の悪さが全ての原因であったが故である。なのにこの男はその原因を
ぬけぬけと尋ねにきたのだ。貴族という人種がそういうものであることはマネージャーのグレースに
嫌というほど教わってきたのだが、彼だけは違うとどこかで信じていたが故にその絶望感もより際立つ。

489 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 15:27:25 ID:awmgoVNE
シェリル(………)

シュナイダー「ん?いいたくないのか?」

まず最初に一番ナイーブになる時間…本番ギリギリの時点にやってきた点。いや、
やってきてくれたことは嬉しいという一面は確かにある。しかし、それならばもっと速く着てくれないと
まともに話も出来ないし、気をほぐすためにマッサージを受けていた時間に来るというタイミングの悪さ。

いや、コレを彼のせいにするのは流石に言いがかりとしか言いようがないのだが、絶望にも似た
感傷を持ってしまった彼女にはそれ通じない。そして極めつけの言葉。

シェリル「……それは…私より先に初陣を迎えるのか。武運を祈る。といわれたからです」

一字一句間違えず、言いよどまずに答える堕ちた歌姫。

シュナイダー「…どういう意味だ?」

ピクン!と貴族としてのプライドが競りあがる。シュナイダーにとって平民とは対等ではなく
保護すべきもの、もしくは敬われるもののどちらかであるべきであり、シェリルのそれはその
両方から逸脱する言動だった。

490 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 15:28:29 ID:awmgoVNE
シェリル「あなたの言葉で目の前が真っ暗になり、気がつけばコンサートは終わってしまいました」

『彼に』問われなければ決して表に出る事無く、時間は掛かるだろうが何時かは忘れるか思い出に
なるはずの感情が煮えたぎったマグマのように噴出してしまう。

シュナイダー「それではシェリルは私の一言で程度で自らの最も欲するものを失ってしまう。その程度の
覚悟だったというのだな?」

当然、自分が後ろ盾になっている人物にそんな事を言われて黙って置けるはずが無いシュナイダーは
そう尋ね返す。彼にとっては飼い犬に手を噛まれたも同然であるがゆえの言葉であり、その言葉には
貴族の貴族たる所以…いや、この場合は保護者が被保護者に対して行う高慢さが宿っていた。

シェリル「…それは……」

わずかにいいよどむシェリル。確かに彼を自身の中に入れず、あくまで金づると考えることが出来ていれば
もっと理性を働かせて行動する事ができたかもしれない。…いや、そうするだけの器量を彼女はたしかに
持ち合わせていた。それを心の一部で認めることが出来る明晰さを持っているが故に心の奥淵のマグマは
急激に冷やされていく。

491 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 15:29:40 ID:awmgoVNE
シュナイダー「残念だよ。シェリルにとって今回のコンサートはその程度のものだったとはな」

もし今回の初コンサートが成功して、それが自分のためだといわれればそれはきっとパトロン冥利に
尽きるのであろうが、その全く逆のことを言われてしまったのだ。例えそれが一時の気の迷いの言葉
だったとしても、子爵になるシュナイダーに平民が口にしてしまえば、どんな事をされても文句は
いえないともいえる。

断崖絶壁のシェリル→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ …スミマセンでした。最後の最後で自分の非を認めた。
ハート そこまでよ。ドアの外に控えていたグレースが仲裁に入った。
スペード そこまで!立ち聞きしていたベルンハルトが仲裁に入った。
クラブ ………

となります。

492 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 15:37:14 ID:???
断崖絶壁のシェリル→ スペード7


493 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 15:57:43 ID:???
あっぶねえええ
これでクラブなら完全アウトだったろうに、温情措置で土俵際ってとこだね

494 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 16:27:05 ID:awmgoVNE
>>493
数度の行き違いで破局するカップルもいますが、そうでない場合のほうが多いですからね。
最悪のパターンは回避できたということでしょう。


断崖絶壁のシェリル→スペード7

スペード そこまで!立ち聞きしていたベルンハルトが仲裁に入った。

一度口にしてしまえば引っ込みがつかない言葉というのは確かにある。そして今回の言葉の場合は
そのギリギリの線上にあり、どちらかがこの後一歩引いたとしてもその傷は2人の間に
深く長く刻み込まれることとなりそうだった。

シュナイダー(…後悔している…のか?この俺が?)

シェリル(……私は…こんなところで終わってしまうの?)

2人の口論にも似た応酬に一瞬だけ思惑の時間…つまりは僅かな隙が生まれる。

495 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 16:28:53 ID:awmgoVNE
ベルンハルト「2人とも、そこまで!」

しかし、2人のうちのどちらかが…あるいは両方ともが回避不能で尚且つ致命的となる一言を
発するまでのほんの僅かな隙にそれを外で聞いていた人物が入り込んで来る事に成功した。

その人物の名はベルンハルト・フォン・シューマッハ。一度は絶えてしまった名家の名を100年以上の
時を経て再興させ、再び名乗る事を許された人物の息子であり、現当主そのひとである。

シュナイダー「兄上!?帰られたのでは無かったのですか?」

意外な人物の登場により思考回路が混乱したシュナイダーはうめくようにそう言葉にするだけで
精一杯であり、現実感を喪失し始めていた。

ベルンハルト「下がれカール!今回はお前も悪い。いったはずだ。彼女の緊張感は最大限になっていて
ナイーブになっているという事を。失敗できないという事は何よりも彼女自身が最も感じているという
事なのに…貴様という奴は追い詰めるだけが貴族の役目と思うてか!」

そう一喝する長兄。そして、シュナイダーがそれに対して反論しようとするより速く…

496 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 16:30:56 ID:awmgoVNE
ベルンハルト「そして、シェリル・ノーム!貴女はもっと悪い!本当に今回の失敗はカールの一言
だけなのか!?もし、カールが楽屋に来なかったとして本当にこの会場全体を満足させるだけの
パフォーマンスを行えたと言い切れるのか?貴様は己が失敗を事もあろうに主である人物に
責任転嫁させているだけではないのか!」

普段は精悍な顔立ちでありながら温厚にも見える彼だが2人を痛烈に批判をする。

シュナイダー、シェリル「そ、それは…」

異口同音に言葉を濁す2人。家長であるベルンハルトの言葉は確かに2人の痛いところをついてきたので
ある。

シュナイダー(確かに…シェリルに会うに関してグレースは眉を顰めていた。もし、あの時会うことを
やめていれば最低でも今回のような事は起きなかったはずだ)

シェリル(…私の歌…パフォーマンスの迂闊さから逃げるためにシュナイダー様を利用していた?)

シュナイダー「すみません、兄上」

基本的に家長や次期当主である人物に次兄、末弟などは弱い。ともすれば長兄の使用人として
人生を全うする事すら儘あるゴールデンバウム朝のの貴族にとって兄に屈する事は恥でもなんでもなく、
単なる礼儀作法の一つであるすらと教えられているほどだ。故にシュナイダーもその例外ではなく
すぐに自分の非を認めると心の中に沸き立つ憎悪にも似た尊大さを打ち消す事に成功し、
謝罪の意を表すとそれを見ていたシェリルもそれに習う。

497 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 16:32:00 ID:awmgoVNE
ベルンハルト「いかなる理由があるとはいえ、金を出して貰っているものがそのような態度でいられる
と思うな。今回のコンサートが終われば1週間の自室謹慎!その間は一切の練習を禁じる!」

シェリル「……はい。寛大な御心に感謝します」

シェリルに向って一方的にそう決め付けるベルンハルト。

ベルンハルト「そしてシュナイダー…貴様には…」

ベルンハルトのお沙汰→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ 特に何も無し!
ハート 同じく謹慎!(今ターンの自由行動ターンに外出が出来なくなります)
スペード 減給1ヶ月! 今ターンもらえる1年分の小遣いが4000マルク→3600マルクとなります。
クラブ ハート+クラブ!

となります。

498 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 16:33:22 ID:???
ベルンハルトのお沙汰→ スペード6

499 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 16:35:10 ID:???
引きがどうにも悪いなあ…
ぎりぎり生き残ったはいいが、それはそれでいつか来た道というか。

500 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 18:01:43 ID:???
この日七回の判定すべて黒スート32分の1の確率か、赤スートが見たいです…
散々な結果だったけど今回のことは兄上のキャラが深まったし、自分の態度を省みる契機にもなると前向きに考えよう…

501 :森崎名無しさん:2011/06/21(火) 18:17:09 ID:???
流石レイガルド帝国皇帝、苦労させられてるアルテミュラーさんが羨ましがりそうな兄貴だw
しかし兄上が人格者で助かったな、これもルディの教育の賜物だろうか。

502 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:44:15 ID:awmgoVNE
>>499
死ななければ挽回のチャンスはいくらでもある(超意訳)…BYオーベルさん
一度の敗戦は一度の勝利で償えばいい。…BY金髪さん

>>500
兄上は結構いろんな役回りをしてもらう役です。特に今回のルートでは伯爵位が重要なファクターに
なりますし、彼も貴族である以上、権力欲は人並み以上にもってますし。
(基本的に群像劇なので、主役がアクションをしなくても脇役は脇役で裏に表に行動を起こしてます)

>>501
実はベルンハルトという名前にも意味があって…


ベルンハルトのお沙汰→スペード6

ベルンハルト「貴様は既に寄宿舎という籠の中ゆえに減給とする。」

名であるカールへではなく、姓であるシュナイダーに対して命ずるという事は上級貴族である
シューマッハ家からの命令という事である。つまりシューマッハ、クライネルト、シュナイダーの三家名の
現盟主ともいえる存在からの命令であればその拒否権は発動する事は出来ない。

503 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:45:32 ID:awmgoVNE
シュナイダー「…はい。」

こんなはずではなかったと思いながらも了承するしかなく、しぶしぶと受け入れるシュナイダー。

ベルンハルト「わかればよろしい。両名とも下がれ」

本来、シェリルの控え室なのでいなくなるべきはベルンハルトであるはずだが、その雰囲気に抗う事は
出来ずにそのまま立ち去るシュナイダー。

こうして、シェリルの初コンサートはシュナイダーにとって苦い思い出ばかりが残る出来事となるのだった。

〜〜〜

ベルンハルト「…コレでよかったのかな?グレース女史」

2人とも退室し、あたりが急に静かになった後、ゆったりとしたソファーに座り込んだ彼がそう言葉を
発すると、まるでその言葉を待ち構えていたかのように物影から人物が1人現れる。それは蒼い長髪と
知的な眼鏡、そして温和そうな瞳が特徴的であり、その女性はどこか満足そうな笑みを浮かべていた。

504 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:46:32 ID:awmgoVNE
グレース「気付いていたのですか伯爵」

こっそり聞いていた事がばれていながらも悪びれる事の無いその表情は、最低でも
シェリルの知るそれではなく、どこか謀略策略を得手としている邪悪さや陰惨さを秘めていた。

ベルンハルト「当然。私より速く出てくるものだと思っていたのだが…まだ悪者に
なるつもりは無いという事かな?」

グレース「そうですね。まだ、彼女との信頼関係は完璧には程遠いものです。今であれば私の言葉よりも
既に権力を掌中に収めている人物の言葉の方が円滑に進むかとおもいまして」

きらりとめがねの淵を輝かせながら不敵にそう返事をする。

ベルンハルト「なるほどね、流石は百戦錬磨のプロデューサー様だ。今回の仕事が終わったら私の
秘書にならないかい?君のその類稀なる能力は一介の芸能プロデューサーに推し留めるには実に惜しい」

本来はシェリルの成功祝いのためにとっておいたシャンパンをメイドのエレメンツィアから受け取ると
コルクをぴんと抜き、グラスに注ぎながら更に話しかける。

505 :銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:48:10 ID:awmgoVNE
グレース「…どうでしょう?彼女次第ですね。彼女は磨けばどこまでも輝く最高の素材です。
もしかしたら彼女が世間で今起きている最大の問題を解決する糸口になりえるほどに」

ベルンハルト「だからこそ今は色恋沙汰にうつつをぬかしている場合ではない…か。
ならば今回の失敗劇は計画的だったと?」

二つのグラスに薄い琥珀の炭酸液を注ぐと、そのうちの片方を手に取りながら不穏な話をはじめる。

グレース「まさか。彼がきちんと彼女を導いていれば今回のコンサートは成功できる未来もありました。
そして、それならそれで彼女を成長させる因子としては合格点を与えてもよかったと」

臣下の礼…というよりもその部下であるグレースは下座で立ったままそのグラスを受け取りながらそう
静かに答える。

ベルンハルト「だが私が彼女に会いに行くカールを引きとめたのも今回の要因の一つだ。
…どこまでも意地が悪いな私は。私でもこんな事をされれば罠に落ちる」

自身に目的があるが故に自責の念は無いのだが、罠というにはあまりに稚拙なもの…しかし
それに抗うには地位というものが邪魔をしてしまい回避のしようの無い罠に掛けてしまった
弟に僅かに苦い思いをする。

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