キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【決勝の】Another-C_5【先にあるもの】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/15(日) 13:06:51 ID:xSQzHelk


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次に皆サッカーに命を削って頑張ります。(何かに誓う)




225 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:30:26 ID:hVy3ppx2

ゲーム的にはたぶんDなんだろうけど…
む せ る

226 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:35:41 ID:q8bwt7PQ


227 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:39:27 ID:ThsVpqXg


228 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:43:49 ID:x99B8++Y
D

229 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:44:39 ID:KMToAwfk


230 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:46:12 ID:dVkqD/nI
B

231 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:59:21 ID:xr3rmdmA


232 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 17:09:41 ID:???
僕は人間をやめるぞブンナーク
Jokerフイタww

233 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:00:34 ID:???

> ユーも神を信じれば人間になれマース→ JOKER
> 《Joker》 その時ふしぎな事が起こった
> C 三杉がスキル・異能生存体(怪我をしなくなる、どんなマモノの罠でも死ななくなる)取得
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

異能生存体・・・

極めて低い遺伝確率(約250億分の1)で発生する、生存率の極端に高い個体を指す。
異常に高い生命力と、強靱な生存本能に裏打ちされた行動力、そして奇跡と言える程の強運によって、
生還が絶望視されるような戦場で特攻同然の作戦に参加しても、何とか生き残ってしまう。

単に生命力や治癒能力が高い生物とは異なり、その存在自体が超常現象に近い事である。
彼等は本人の意図に関わらず、周囲の人間の行動や思考、更には自らが置かれた環境すらも改変して生存する。


三杉淳は重度の心臓疾患を患い生まれてきた。
その心臓はスポーツに・・・長時間走り回るのに耐えられるようには出来ていなかった。
にも拘(かかわ)らず、三杉は完治する以前にサッカーをプレイしてこれた。
医者の言う限界を何度か無視し、普通ならば当然命を落としている死の淵まで踏み込んだ事もある。
だが三杉は今も生存していた。

2年半前に実施した心臓病の手術においても彼は異常な回復を見せた。
本来、開胸手術は軽度の物でも3ヶ月は社会復帰できるものではない。
まして三杉は心臓の大手術・・・半年でようやく外を歩いて回れるようになる程度が普通だ。
しかし彼は手術の半年後にはプロの予備軍とも言える環境で、サッカートレーニングを受けられている。

ここで一つの仮定が生まれる。
三杉淳には極めて不死に近い・・・偶発的な死を避ける能力、
異能生存体という力が備わって生まれたのではないか・・・と。

234 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:02:04 ID:???

ズドドドドドドドド!!!!

怒りの獣神と化したブンナークは猛然と三杉に向かってダッシュした。
鍛えに鍛え抜かれた脚を振り被り、マーダーショット並みに殺傷力のありそうな蹴りを放とうとする。

ブンナーク「地獄へ堕ちろおぉぉぉぉぉっ!!!!!」

三杉(グッ・・・奇跡に頼るしか無いというのか!? この僕が・・・!)

本来奇跡などと言う者は人の手に依って起こす物、演出する物。
祈るようになっては最早その人物もおしまいというのが筋だが・・・起こった。
この時、奇跡のような事態が偶発的に起こってしまった。


ピンポーン
ホテルガール『おはようございまーす、ルームサービスでーす』


ピタッ・・・
ブンナークの足が三杉の顔面を捉えようとした直前、扉の外からその声が聞こた。
この声でブンナークは蹴り足をピタリと止めた。
彼にとっては怒りに任せて暴れようとして横槍を入れられた形になる。


235 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:03:13 ID:???

ブンナーク「ルームサービス・・・頼んだ覚えなんてねえが・・・」

三杉「ふむ、僕も頼んでいない。」

フゥー フゥーと怒りを抑えるようにしてブンナークは扉に向かって行った。
三杉にとっては九死に一生を得た形になったが、時間稼ぎにしかならないだろうと思っていた。
しかし・・・

ホテルガール「ご注文のロイヤルデラックスモーニングココアです。」

ブンナーク「なにぃぃぃぃ!!!」

三杉(なにぃぃぃぃ!!!)

まさかの展開にブンナークは素っ頓狂な声を上げ・・・
三杉も脳内で同様の声を上げていた。
このタイミングで計ったかのように届けられたロイヤルデラックスモーニングココア。
ブンナーク自身が、最後に丸く収めるために必要だったと言ったココアの最上級品がそこにあった。

ホテルガール「どどどどどうなさいました?」

ブンナーク「な、なんでもねぇ・・・・・・」

ホテルガール「そそそそれではーー」スタタタター

ブンナークの剣幕に慌てたホテルガールはそそくさーと去っていき・・・
そしてブンナークの手にはトレイに載せられたココアが残った。


236 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:04:23 ID:???

ブンナーク「・・・・・・」

三杉「・・・・・・」

若干の沈黙が2人の間に生まれた。
もちろん両者の中で考えている事は全く違う。

ブンナーク「ググッ・・・! 用意・・・してんじゃねえか・・・抜け目無く・・・!!」

三杉「いや違う、間違ってるぞ。 それは僕じゃない。」

三杉は否定したがブンナークの耳にはどうやら入っていないようだった。
彼は俯(うつむ)いてカップに手を伸ばし、ココアを口に含んだ。


ズズズズ・・・

ブンナーク「しかも・・・美味い・・・・・・美味すぎる・・・オレのストライクど真ん中だこれ・・・」

三杉「そ、そうかい? それは良かった・・・だがそれは僕じゃないぞ?」


237 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:05:28 ID:???

ブンナーク「こんな・・・手の込んだ事しやがって・・・。 抑えてた感情を出させやがって・・・
       しかも・・・オレの好みまでここまで調べ上げやがって・・・・・」

三杉「ハッ? なに、何が起こってる?」

ブンナーク「オレの悩みやぶつけ所のない感情も、テメェにはお見通しだったって訳か・・・
       クソッ、敵わねぇな・・・キャプテンよぉ・・・」

三杉「いや、違うぞ! 僕はただ早朝ドッキリというイタズラをお前に・・・」

ブンナーク「ツンデレか!」

三杉「違う!!」

2人の会話は平行線だったが・・・
ともかく、険悪な雰囲気は遠くの世界にすっ飛んでしまっていた。
計画に失敗した以上はブンナークの怒りを受けるも止む無し・・・
そう覚悟を決めかけていた三杉にとって、今の空気は耐え難く気持ち悪かった。


238 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:07:34 ID:???

ブンナーク「クソッ・・・いつもいつもオレに説教たれながらアドバイス遣しやがって・・・
       言いたくねーが感謝しt」

三杉「やめろー! そんな純真な目で僕を見るなー!
    僕はそんなつもりでドッキリを仕掛けたわけじゃーーーー!!」

遂に三杉は後ろめたさに耐えられず、ブンナークの部屋を飛び出してしまった。
振り返る事が出来ず、三杉は少しだけ反省したのだった。
ブンナークを罠にはめるのは程々にしよう・・・と。


〜51X号室〜

ミュラー「おかしいですね・・・頼んだはずのロイヤルデラックスモーニングココアが来ません・・・」

そして、この事件で一人だけ貧乏くじを引いた人物が居た事は誰も知らない。
ちゃんちゃん☆

※三杉のスキル・異能生存体(怪我をしなくなる、どんなマモノの罠でも死ななくなる)が明らかになりました。


239 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:09:02 ID:???
一旦ここまでとなります

240 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 19:36:33 ID:???
フロントが気を利かせてくれた訳ではなかったか

241 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 21:55:20 ID:???
ミュラーカワイソスw

242 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 22:09:44 ID:???
カード神「ドッキリは大成功だ」

243 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 23:08:32 ID:???
ここのブンナークはオムライスが好きそうだ。
(おそらく食べたことないだろうけど)
ブンナークの蹴りが、幾多の乙女たちを虜にしてきた
貴公子の顔にヒットしなくて本当によかったw

244 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 23:49:53 ID:???
>>242
なんという仕掛け人

245 :森崎名無しさん:2011/05/24(火) 23:52:34 ID:???
以後、三杉は4ヶ月に一回居場所を変え、
そのたびに彼のいた町は炎上して空挺兵が空から降ってくるようになるのか……
むせるな。

246 :森崎名無しさん:2011/05/25(水) 20:36:58 ID:???
>三杉「おかしいな、僕は真剣に本気で全力を以って皆の選択に応えただけなんだが・・・
>    ふむ、これだけ真面目にやったのに奇行子などと呼ばれるのは心外だなあ。」

その理論でいくと森崎も奇行子とは呼べんな

247 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 17:35:39 ID:???

>>240
フロント「そこまで手を出しますのは私の仕事の範疇外です。」

>>241
ミュラー「早朝のココアで爽やかに目覚めるのがドイツ貴公子風の目覚め・・・だった筈なのですが。」

>>242
スレ主「正直全力でひっかかりました…参りましたよ、クックック。
     >>244もそう思うでしょう?」

>>243
ブンナーク「グギギ…オレがそこまで子供舌だと思ってやがんのかっ!?
       …で、オムライスってなんだ? なに、卵焼きにチキンライスだぁっ!?
       ……サイコーじゃねぇのっ!!!!」

>>245
三杉「勘違いして貰っては困るな…。
    僕は兵士なんかじゃない、フットボールマンだからね。
    (ゴホゴホ) おっといけない、硝煙の臭いが…」

>>246
三杉「なっ、なんだって!? 僕が森崎と同じと…狂王だと言うのか……。」


248 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 17:37:53 ID:???

<AM9:50 寄宿ホテル ロビー>

それからかれこれ3時間。
何事もなかったかのように早朝は終わりを告げ、みな定時の食事を終えた。
今日は明日の決勝戦を控えての休養日である。
メンバー達はアップ以上の運動は禁じられており、むしろ頭を使うことを推奨されていた。

…とは言え、基本的にはオフ日、暴飲暴食や先に説明した過剰な運動以外は自由な時間を与えられていた。
もちろん、フィオレンティーナ・キャプテンである三杉にも。
そして彼は自由時間については既にやるべき予定が入っている。

三杉「さて…そろそろ約束の時間の筈だが……」

昨日、ホテルへ戻った三杉は急な電話で用事を入れられた。
その電話の相手が間もなくこの場所にやってくる。
三杉はクルリと周囲を見渡し、その人物を探してみる。


249 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 17:39:01 ID:???

三杉(特徴的な外見だからな…目に入ればすぐに判る筈だが……。)

BJ「何をキョロキョロしているんだ?」

三杉「うひゃひゃぅッ…!」

突然背中側から話しかけられ、三杉はビックリドッキリした。
不意に話しかけられると弱い性質は1スレ目から克服出来ていない。

三杉(グッ…久々に会ったというのに、いきなりの醜態…! これも計算かBJ!? )

BJ「(?)おかしな奴だな…。 まあいい、ちゃんと約束通り来てくれて助かるぜ。」

三杉「…恩人のお願いですから。」

BJ「あぁ、では行こうか。」


250 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 17:40:10 ID:???

BJは黒いマントを翻し、ホテルの正面玄関の外へと歩き出した。
三杉もその後ろについて歩く。

三杉(さて…これから先生の患者と会わなければならないらしいが…)


A 三杉「そう言えば…ジョアンコーチとは会ったのですか?」
B 三杉「それで…僕を誰と会わせようっていうんですか?」
C 三杉「それで…これから僕に何をさせようっていうんですか?」
D 三杉(そんな事より真夏に黒いマントって…死ぬ気か!?)
E そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


251 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 17:45:31 ID:dCHazSNw
C

252 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 18:17:39 ID:KJWsvBME


253 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 18:19:09 ID:???
E
「そう言えば……BJ先生はドクターJという人物をご存知ですか?」

254 :253:2011/05/26(木) 18:20:14 ID:crcGe0Us
E
「そう言えば……BJ先生はドクターJという人物をご存知ですか?」

またやっちまったZE

255 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 18:21:53 ID:8TS61PNQ
B

256 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 19:35:44 ID:???

> B 三杉「それで…僕を誰と会わせようっていうんですか?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(…一体誰と会おうって言うんだろうか?)

昨日はそれを聞こうと口に仕掛けた時には、BJに電話を切られていた。
結局三杉は何も判らず、心の準備もせずに着いて行く事となっている…。
自分にしてはあまりに無計画、迂闊な行動なのでは…と少々不安になるのも不思議ではなかった。
ゆえに、BJに対して聞けなかった問いを投げるのも当然の話だった。

三杉「それで…僕を誰と会わせようっていうんですか?」

BJ「ん……知りたいのか?」

三杉「それは勿論ですよ…。 何か理由があって僕を呼んだのでしょうが、僕にも心の準備が必要です。
    誰を相手に何をするべきなのか判っていれば、先生の目的も良い方向に進むと思いますが…?」

BJ「ふぅん……尤もな事を言うじゃないか。 だが、それでもやはり会ってのお楽しみとしよう。」

三杉「はっ?」


257 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 19:37:07 ID:???

BJ「相手が誰彼だから何をするべきか…などと、上手くやろうなんて考えなくていい。
    思ったまま、感じたままに接してくれた方がいいんだ。 その方がきっと良い結果になる。」

三杉(……駄目だこりゃ。)

BJの回答は期待外れで取り付く島もなかった。
このような訳で、三杉は流されるままBJに付き合わされる立場を変える事は出来なかった。
そのまま連れ回される儘にタクシーに乗せられ、とある個人病院までやってきていた。
車を降り、病院に入って入院棟へと進んで行くが…ここまで来てもBJは三杉の質問に答える事はなく…
ただ黙々と先導するだけであった。

BJ「ここだ。」

ある部屋の前で立ち止まり、BJはそう呟いた。
三杉はネームプレート(という名の紙切れ)を覗き込み、誰の病室かを見てみると…そこには。

三杉「大天使……ミハエル……?」

BJ「自分で書いたんだぜ、暢気なもんさ。 …表面上はな。」

三杉「……」


A 三杉(天使に知り合いなんていたか…?)
B 三杉(いや、知り合いとかそういう事じゃない、伝説の武器とか貰えるチャンスかも知れない。) 
C 三杉(いや、ボケてる場合じゃないな。 そうか、あいつが…)
D そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


258 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 19:38:27 ID:???

本日はここまでとします。
関係ないですが、1ヶ月くらい前に突然左胸が痛み出しまして。
すぐ収まるかと思ったら一向に収まらず、気になる時間が増えましてー
先日遂に病院へ行きレントゲンを撮りましたら、痛む箇所に影が見つかりました。

『なんという死亡フラグ!』『んなアホなー!』などと思いましたが…
CT撮影など再検査したらシロでした。
本当にこのスレどこまでやれるのかなとか考えてましたが(ww)全然問題なかったのです。
いやあ健康の大切さを再確認しました。
事故・病気などいつ何があるか判りませんが、皆さんも毎日を大切にお過ごし下さい。

ではー。


259 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 19:38:59 ID:ZA7SqTCw


260 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 19:41:33 ID:h0RHYt7s

こっちの心臓が止まるところで乙でしたー

261 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/26(木) 20:30:55 ID:???

>>260 乙感謝です、心臓に危害を加える話で申し訳w

では最初からシリアスという事で進めます。
おおよそ検討が着いているかと思われますが、彼が補充人員候補です。
とは言え無敵ドリブルは失われ基礎能力的にも弱体化していますが…
彼が仲間になるのは嫌ーって方はいらっしゃいますか?

と、スレ主はアンケートのような雑談のような感じで問いかけてみる。

262 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 20:33:01 ID:???
このスレのミハなら嫌ってことはないけど(本編お断りw)、性能が不安。

263 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 20:52:59 ID:???
問題なかったようでなによりです

264 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 21:21:29 ID:???
ペットの筈の猫監督も熱烈歓迎w

265 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 21:38:52 ID:???
熱烈歓迎ミハ者

いずれ無敵復活なら、更に熱烈歓迎w

本編ミハエルなら、ノーサンキュー!

266 :森崎名無しさん:2011/05/26(木) 22:42:59 ID:???
       『『熱烈歓迎ミハ者』』
        _、           _、_
     (  ,_ノ )        ( <_,` )
     /    ヽ       /    .ヽ、
     | |36  | |       | 14 _、 .| |
     | |    ヽヽ_/ M ヽ | ( ,_ノ` ) |
     .| | _、_ ヽ (・∀・) /´   (___)
     | ( ,_」` )∪    ヽ| 19   / )
     (_/   ヽ | |_00.(⌒\___/ /
      | 15  ヽ、\   ~\______ノ|
   ____|    |ヽ、二⌒)        \
   |\ .|    ヽ\..|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
   |  \ヽ、__  .|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.      \     \             ||
        | ̄ ̄ ̄ ̄|             ||

267 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 00:32:19 ID:???

>>263
スレ主「それは私に対してですか?」
大天使「いや、ボクに対してに決まってマス。」
いずれにしても感謝しているようです。




どうやら大天使(とアバ猫)に対しては歓迎ムードであって下さるようですかね?
あとは戦力としてのご心配でしょうが…まあ言っても彼ですからね。
きっと最終的には(皆さんの愛で)強くなりそな気がします。

ではおやすみなさい。

268 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 12:57:20 ID:???

>C 三杉(いや、ボケてる場合じゃないな。 そうか、あいつが…)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(いや、ボケてる場合じゃないな。 そうか、あいつが…)

大天使に知り合いは居なかったが、ミハエルという名には覚えがあった。
言うまでも無く、ユヴェントスで対戦したミハエル・ドノヴァン・・・
悪魔の小鳥と呼ばれたガリンシャのドリブルを現代に再現して見せた選手である。


ガチャリ

ノックをする事もなく無作法にドアを開け、BJは病室へと入る。
三杉も後に着いて、部屋に入ると・・・無機的で殺風景な風景が広がっていた。
ポツンとベッドが置かれ、その四方はカーテンで遮られている。

三杉(個室・・・話相手とか居ないんだ。)

『だから自分が呼ばれたのだろうか』と三杉は事情を噛み砕く。
その時、丁度視線を向けていたベッドの方から声が聞こえた。


先着で
 ★なんて言ってますか?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 「看護婦さーン、やっぱりこんな枕じゃ眠れませーン。」
《スペード》 「ニャーン」
《クラブ》 「・・・どなたですか?」
《ダイヤ絵柄、JOKER》


269 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 12:58:42 ID:???
 ★なんて言ってますか?→ ダイヤK

270 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 12:58:54 ID:???
★なんて言ってますか?→ スペードQ

271 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 13:08:47 ID:???
あら、ミスしてました。
ダイヤ絵柄の分岐はありません。
今回の結果はダイヤ・ハートの分岐になります。

272 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 13:59:01 ID:???
ダイヤ絵柄出てるけど、ダイヤ絵柄だといったいどーなるんだー!?ワクワクo(^-^)o
とハゲシク楽しみにしてた自分ハズカシス。
アナカンさんのお体なにごともなくてよかったです。
いつもここ楽しみに読んでます。

273 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 14:30:00 ID:???

>>272
ぬか喜びをさせてごめんなさいでしたw そして、いつも見て下さり感謝です!
ちゃんと完結させられるよう、今後も健康に気を遣っていきたいですよー。
>>272さんも是非ラストまで無事にお付き合い頂けたらと思います。
=============================================

> なんて言ってますか?→ ダイヤK
> 《ダイヤ》 「看護婦さーン、やっぱりこんな枕じゃ眠れませーン。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミハエル「アイタタタ・・・看護婦さーン、やっぱりこんな枕じゃ眠れませーン。
      もっとフカフカで柔らかい枕を持ってきて下さーイ。」

三杉(・・・・・・・・・)

聞こえてきたのは、病院の枕にケチをつけた我侭だった。
・・・どうやらミハエルは看護婦が入ってきたと勘違いしたようである。
どう考えても子供のような我侭だが、何故だかミハエルが言うと『仕方ない』と納得してしまいそうになる。

三杉(ともあれ、この余裕・・・意外と元気そうだ。)

BJ「相変わらず気ままだな、ミハエル。」

安心した矢先、BJがミハエルの声に返事を返した。
相変わらずと言う事は、こんな我侭をよく言っているのであろうか。


274 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 14:31:49 ID:???

ミハエル「オー・・・なんだ、先生でしたカ。 別に視て貰う所はありまセンよ。」

だがミハエルは、入ってきたのがBJと判ると声のトーンを変えた。
何やら素っ気無い感じの言葉に三杉は『はて』と首を傾げる。

BJ「フッ、そう毛嫌いするな。 今日は問診じゃない、客(ゲスト)を連れて来たんだ。」

ミハエル「ゲスト・・・?」


ジャッ

ミハエルは身体を横たえたままカーテンを開いた。
そして少しだけ首を起こし、こちらを覗き込む。

ミハエル「おや・・・」

三杉「やあ・・・」

訳も分からず引き合わされた2人は、訳も分からず短い再会の言葉を交わすのだった。
そして・・・


A 「具合はどうか?」と先に言葉をかける
B ミハエルが何か言うのを待つ。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


275 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 16:06:05 ID:IsoC+yBo
B

276 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 16:14:35 ID:jAX62OM+


277 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 16:36:20 ID:OIbzZ+l+
A

278 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 17:32:02 ID:???

> A 「具合はどうか?」と先に言葉をかける
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そして・・・三杉は自分の方から声をかける事にした。
試合終盤で突然脚を抱えて倒れこんだ彼の事は、正直に三杉も気にしていたのだ。

三杉「・・・具合はどうだい?」

BJにほとんど何も教えられていなかった為、自然にその言葉が口から出た。
どれほどの負傷で、どれくらいで再びフィールドに立てるのかを知りたかった。
タンカを待つミハエルに対して『もう一度勝負しよう』とわざわざ言うくらい、三杉は彼を気にしていた。
しかしミハエルは・・・。

ミハエル「具合ですか・・・? ハッキリ言って最悪ですよ。」

三杉「さ、最悪!?」

ミハエル「ええ、ホントにこの枕の具合は最悪です。 硬い上に低くて・・・安眠は遥か遠くですネ。」

三杉「いや・・・僕が聞いているのはそういう事ではなくてだね・・・」

ミハエル「フフン、心外ですね。 ボクにとっては重大な問題デス。」

三杉「・・・・・・」


279 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 17:33:12 ID:???

恐らく三杉の言葉の意味を解らぬ筈はないのだが、ミハエルはどうもはぐらかす様におどけ話をする。
話を意図的に逸らしたいのか、それとも只悪ふざけをしているだけなのか・・・
判断しかねた三杉は、思い切って真剣な直球を投げる事にした。

三杉「もう一度言おう、聞いているのはそういう事じゃない。
    左脚、足、膝・・・サッカー選手として大事な器官に後遺症が残りそうかと聞いているんだ。」

ミハエル「・・・・・・」

三杉「・・・・・・」

ミハエル「今のところ大丈夫そうです。」

三杉「そうか。」

僅かだが沈黙を挟み、そう短い言葉で交わされた。
交わされたが・・・。

三杉(このミハエルの様子・・・・・・彼の自己申告はアテになるものなのか?)

チラリ・・・と、いつの間にか後ろでパイプ椅子に座りこんでいるBJの顔を盗み見る。
だがその表情からは何も読み取れない。
何かを伝えようとする意志も、欠片と感じられなかった。


280 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 17:34:21 ID:???

三杉(なんだろうか・・・解らないな。 どうすべきか解らない不快な雰囲気だ・・・
    僕は一体何をしているんだ? ここで何をするべきなんだろうか・・・。)

異様な感覚の中、三杉は少なからず混乱に陥いりそうになるが・・・
彼はBJから言動への指針を既に与えられていた事を思い出す。

三杉(相手が誰彼だから何をするべきか…などと、上手くやろうなんて考えなくていい・・・
    思ったまま、感じたままに接してくれた方がいい・・・とか言ってたか。)

頭でゴチャゴチャせず、思った事を口にすれば良いという事だろうか?
・・・となると、深く考えるよりも感覚や感情に任せるべきか。
そこまで頭の中で考え、以後 三杉は頭の中を空にして会話に臨んだ。

三杉「後遺症が大丈夫そう・・・か。」


A それじゃあ・・・再戦の約束は叶いそうって事かな?
B それは良かった、安心したよ。
C 復帰はいつだい? 来年にはトップで当たれるだろうか
D そうか・・・あの凄まじいフェイントの対策を立てなくてはな。
E そ の 他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


281 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 17:47:03 ID:qnPsXsAA
A

282 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 17:49:31 ID:C2zloIrw


283 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 18:05:28 ID:aF/9kBdI


284 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 19:47:21 ID:E7/IzNKM


285 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 20:00:03 ID:SXkSVd8k
A

286 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/27(金) 20:12:53 ID:???

それでは本日はここまでとし、次回はAからで進めます。
遅くなりましたが前スレの埋めとしまして、人気投票の結果発表を書きました。
まだまだ発表は序の口ですが、よければ御覧下さいね。
ではではー

287 :森崎名無しさん:2011/05/27(金) 21:04:45 ID:???
お疲れ様です
いろいろと大変なスレ主さんに 若林 お手製の すき焼きメロンソーダ を差し入れとして送ります。おだいじに

288 :森崎名無しさん:2011/05/28(土) 19:56:31 ID:???
>>258
下記URLでの発言と
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1304785143/111-112n

>>258での発言
>関係ないですが、1ヶ月くらい前に(岡山姉を想うと)突然左胸が痛み出しまして。
>すぐ収まるかと思ったら一向に収まらず、(岡山姉が)気になる時間が増えましてー

を見るともしかして原因は岡山姉じゃないでしょうか
……と冗談はさておき無事でよかったです。

289 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 15:21:37 ID:???

>>287
ありがとうございます! お返しにスレ主特製の うまい棒メッコール をー

>>288
な、なにぃッ! まさか私はそこまで岡山姉の事を…!
く、クソッ…! もう結婚を前提に交際を申し込むしかないのか!?
=============================================

A それじゃあ・・・再戦の約束は叶いそうって事かな?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミハエル「……」

三杉「それじゃあ・・・再戦の約束は叶いそうって事かな?」

ミハエル「!」

大丈夫そう時いて、第一に三杉の頭に浮かんだのはこれであった。
タンカで運ばていく直前、三杉は彼に対して約束のつもりで再戦を望んでいる意を伝えていた。
その時のミハエルの回答は『そうありたい』という言葉であり…
約束を強く誓う物ではなかったが、少なくとも彼もそれを望んでくれたと三杉は捉えていた。
だが…


290 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 15:22:40 ID:???

三杉「ミハエル…何故、こんな何でもない問いに答えない?」

ミハエル「……」

彼はYESともNOとも答えずに、視線を僅かに他所へ向けたのだった。
それが何を示すものなのか…三杉は敢えて考えずにミハエルに視線を注ぎ続ける。
やがてそれに堪えられなくなったのか、彼は苦笑と共にポツリポツリと呟き始めた。

ミハエル「フフン、どうもキミにはウソを吐きたくないようデス。
      …なので、言っておきましょうか。」

三杉「……?」

ミハエル「この後の経過に関わらず…ボクはユヴェントスを出て行くつもりでス。
      元々ハーフでしか出れていませんでしたからね、トップが契約するとも思えまセン。」

三杉「ふむ…(色々と疑問はあるし、言いたい事もあるが、それよりも…)
    だけど、サッカーは続けるのだろう? セリエAでなくたって…。」

この三杉の言葉にミハエルはもう一度苦笑のように吐息をはいた。
そして『どうでしょう?』と軽く首を振ったのだ。


291 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 15:24:55 ID:???

ミハエル「キミの言葉を聞いた時はそのつもりでしたが…今は大きく心が変わってしまいマシタ。
      すまないと思っていますが、仕方ないと諦めて下さい。」

三杉「……!」

三杉にとっては思わず息を呑んでしまう回答だった。
感嘆し、尊敬の念すら覚えたドリブラー…ボール捌きもステップのパランスも、
そして常識を遥かに踏み越えた、悪魔の小鳥のマシューズフェイントの使い手から…
まさかそんな言葉を聞こうとは思っていなかった。
三杉はもはや反射で返していた。

三杉「…変わったのは心なのか?」

ミハエル「は…?」

三杉「本当はサッカー選手として、致命的な後遺症が残ったんじゃないのか?」

ミハエル「勘違いしないで下さい あくまでボクの気持ちの問題デス。」

三杉「違うと言うなら、もっと詳しく僕に説明してみろ。
    …その、気持ちの問題とやらを。」

ミハエル「済まないが、他人に話す事ではありませン。」

三杉「……!」


292 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 15:26:02 ID:???

ミハエルの顔は何やら悟りきったような冷めたような物に見えた。
自分の中で決定的に何かを決めてしまったかのように…
完全に腹が据わっている人間の眼であった。

ミハエル「……」

三杉「なあミハエル…」


A 燃え尽きてしまったのか? 君の心は…
B 1年でいい、フィオレンティーナでリハビリしていけ。 そのつもりがあれば僕は全力で動く。
C 見損なったよ、ミハエル…
D 判った…話を変えよう
E そ の 他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


293 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 15:40:06 ID:cfTiEqe+


294 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 15:42:46 ID:S+hgFuZQ


295 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 15:47:38 ID:WO4eCitM


296 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 15:49:03 ID:6ZGXpIS2
A

297 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 15:58:39 ID:rULICPmY
B

298 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 16:47:41 ID:???

> B 1年でいい、フィオレンティーナでリハビリしていけ。 そのつもりがあれば僕は全力で動く。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「なら1年だ。」

ミハエル「え…?」

思わず口にしていた。
普段の彼ならば先ずその可否を検討し、十分な目算が立って初めて言葉にするような事を。
それは『思ったまま感じたままに』というBJの助言そのままの姿であった。

三杉「1年でいい、フィオレンティーナでリハビリしていけ。
    君にそのつもりがあるなら、僕は全力で動こう。」

ミハエル「……!」

これには流石にミハエルも驚いたような表情を見せた。
僅かに身を乗り出したように見えたのは、三杉がそう期待したための錯覚だろうか?
しかし…


先着で
 ★ミハエル立つ? 立つかボケェッ!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 「君は何をいっているんです?」
《スペード、クラブ》 「だが断る」
《JOKER》 「だが承る」


299 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 16:49:09 ID:???
★ミハエル立つ? 立つかボケェッ!→ ハートK


300 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 18:01:30 ID:???

> ミハエル立つ? 立つかボケェッ!→ ハートK
> 《ハート》 「君は何をいっているんです?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミハエル「ミスギ、君は……一選手に過ぎない君が何を言っているんです?」

…しかし、この三杉の言葉に対してミハエルの態度は冷静に保たれていた。
それも止むを得ない所であろう。
三杉の言っている言葉は一選手としては無茶以外の何物でもない。
しかもこの申し出がミハエルの望む事かどうかも定かではないのに…

三杉(それは全くその通り…だが)

三杉にとって、それはほとんど確信に近かった。
ユヴェントスをミハエルが去るのではなく、居られないという事は…。
そしてリハビリとして相応しい場を用意したいという気持ちに嘘はなかった。
検討してみれば、ジョアンコーチとチームの契約に割り込めれば…という成算もある。

三杉「僕は……僕とフィオレンティーナとの契約は通常の物とは違う特殊な物だ。
    勿論確約するような事じゃないが、全く考えなしに言っている訳じゃない。」

ミハエル「……」


301 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 18:02:30 ID:???

三杉「それよりも君の意志だ、サッカーを続けていくならばリハビリは必要だ。
    僕らの年齢を考えると、止まっている時間なんて無い…。
    君に全く当てがないとは思わないが、もしさっきの話を現実に出来れば…」

ミハエル「ボクにとっては悪くない話だろう、と…?」

三杉(悪くない、というよりも…… 僕がそうなって欲しいと思っているのか…?)

少し自分の思考に混乱が生まれつつあったが、三杉は頷いて応えた。
糸が絡まるような感覚の中、三杉は踏み出す事を善しとした。

ミハエル「…それも断りまス。」

三杉「…何を隠したいのか知らないが…僕はそれを知ろうとは思わない。」

熱くなる事なく、さりとて投げやる事なく
暫し三杉とミハエルは言葉を交わし合った。
それは平行線と言えるものだった。
…単にミハエルが強情を張っているようでもあったが。


302 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 18:04:45 ID:???

見兼ねたのか、ここまでダンマリを決め込んでいたBJが口を挟んだ。
それはそれは意地の悪そうな表情を浮かべて。

BJ「右膝……右膝関節の可動域が狭まったんじゃないか? 恐らく2度から4度ほど…
    軟骨を接ぎ直す必要があったからな。 私には理解できる感覚じゃないが、大事なんだろ?
    ドリブラーという生き物にとっては。」

ミハエル「…サッカーの事など何も知らない素人がよくいいますね、フフ。」

そう言ってミハエルは笑い捨てたが、三杉にとってそれは正答だと判断された。
ドリブラーに限らない、ストライカーやパサーにとっても影響は少なくないだろう。
脚の関節に関わる部分のダメージは、間違いなく選手のパフォーマンスを左右する。
それだけではない、ミハエルは尋常ならざるボールタッチを遠くを見ながら行なう選手だ。
感覚に頼る所の大きい選手なのは間違いない。

三杉(感覚がズレると言う事は、技術をゼロから積み直す必要すらあるかも知れない…
    そういう可能性だってある…。 であれば、僕は…?)


A それでも構わないと考えた。
B ミハエルはもう終わりだと考えた。
C ちょっと待って、頭を整理しきれない。
D 分かった、元気がないなら僕の顔をお食べよ!(要5票)

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


303 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:05:33 ID:WO4eCitM
A でも熱烈歓迎

304 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:07:41 ID:qzwXdcVU
A
新しいドリブル編み出せばいいじゃない

305 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:12:18 ID:8vnR+I0Q
D

306 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:13:33 ID:/Ut6gdDo
A

307 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 19:18:13 ID:???
リハビリクラブ・フィオレンティーナにおいでませ

308 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 19:50:23 ID:???

> A それでも構わないと考えた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「本当に右膝がダメなら……。」

     『感情のままに行動する事は人間にとって正しい生き方だ。』
     『上手くやろうだなんて考えるな。 思ったままを口にしろ。』

三杉「それでもいい。」

ミハエル「!?」
BJ(フンっ…)

三杉「平凡な技術だって構わない、フィオレンティーナに来い。」

考える事を止め、三杉はただ口を動かしていた。
そして…言った後になって、ラムカーネらの言葉が思い出されていた事に気付いた。
これが自分の感情のままの言葉なのだと、三杉は今一度噛み締めた。

三杉「僕がもう一度フィールドに立てるよう協力する、時間が掛かったっていい。」

ミハエル「しかし…」


309 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 19:51:36 ID:???

三杉「過去は過去だ。 それは君の歩みの妨げになってはならない。
    ユヴェントスの事は忘れろ、ミハエル。 あのチームは君の才能を利用しただけだ。
    かのロベルト・マッツォとの関係と同じ…人としての繋がりはユヴェントスにはない。」

ミハエル「むっ……」

三杉「あのチームは平凡になった君を持て余すだろうって、君自身がそう思っていたのだろう?
    チームメイトだって同じ…『気の毒だ』と、目を合わせなくなるかもしれない。
    ユヴェントスの選手達は君の天才的ドリブルを間近で見せられ過ぎているからね…
    サッカー選手としてしか、彼らは君と繋がっていない……
    いや…バティンは違うかも知れないか…」

スター軍団呼ばれ、世界中から有力選手をかき集めるユヴェントス。
その光と影は、三杉にミハエルの取り巻く環境を容易に想像させていた。
只一人、既存の思想には決して縛られないバティンという男だけを例外にして。

ミハエル「……」

ミハエルは押し黙ってしまった。
図星であったのだろうか?
自分の技術が失われただろう事と、チームからの放出がほぼ確定事項だと言う事と…
万が一つに残留出来たとしても、仲間達は自分を憐れんで近寄らなくなるだろうという事を。
目の当たりにしたくない落差と言うものが現実には存在するのである。


310 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 19:52:36 ID:???

ミハエル「フフン…キミはそうではないと言うのですカ……?」

三杉「僕達は…最初から何か通じ合うものがあった筈だ…!!」

力なく笑うミハエルに対し、三杉は力強く言い切った。
赤面するようなバカバカしい思い込みかも知れない話だったが…それでも言い切った。

三杉「嫌悪を抱いて、敵視して…ぶつかり合うのに時間も手順もいらなかった…そうじゃないか?
    才能だけでなくパーソナリティーにも感じあった…違うか?」

教会で初めて顔を合わせた時の敵意と畏怖を思い出した。
彼から憎まれる理由は解らなかったが…それ以上に三杉は彼を嫌いにはなれなかった。
むしろ好意を抱いていたと言える。 その理由さえ今も判ってはいない。
ただ三杉の口からは、関を切ったように言葉が流れ出ていった。

三杉「僕にとって、君と戦ったユヴェントス戦は初めて試合に出た時のように楽しかった。
    君にとってもそうであった筈だ。 そうでなければ…。」

これ以上は言葉が出なかった。
そう…どんなに理由付けしたところで、どんなに状況に流されていたって…
闘う二人にとって思う事は一つ、シンプルなただ一つ『こいつに勝ちたい、負けたくない』である。
そんな原初の感覚が、ミハエルとの勝負でだけは感じられたのだ。


311 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 19:54:04 ID:???

黙ってしまった三杉のことをミハエルは見ていたが…
やがて彼も、フッ…と(ようやく)柔らかい笑みを浮かべて呟いた。

ミハエル「……そうだったかも知れません。」

三杉「………!」

三杉はハッと顔を上げた、自分の言葉がミハエルに伝わってくれたのかと思って。
ミハエルの方は何やら気恥ずかしく思っているのか、目を合わせないで続ける。

ミハエル「ファケッティのパスより。
      カルバリョのマリーシアより。
      バティンのシュートより。

      今まで会った誰よりも、君のプレイは切れていた。
      見てて楽しかったですよ。」

『そして何より。』
 …と、ここで言葉を切り、ミハエルは三杉に目を合わせて言った。

ミハエル「君のなんだか胡散臭いくらい美しいオーバーヘッドが大好きでしたよ…それは認めます。」

312 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 19:55:15 ID:???

ミハエル「ボクはね、キミと言う男は目的のためなら最高の人材を用意して最高の作戦を立てる…
      才能がなくなったら真っ先に切り捨てる選択を出来る人物だと思っていました。」

三杉「(そうあるべきかも知れない…特に、僕の目指す道のためには。 だけど…)
    心に手綱はつけられない。 そう、これも君と同じ筈だ。」

ミハエルと三杉は、いつの間にか二人して笑い合っていた。
訳が判らないが、遠回りしてここまで辿り着いたような気になった。
思春期特有の錯覚かもと思ったが、別にそれでも構わなかった。
君はボクに似ていると思い合える相手に出会った事に、理屈は欠片も必要なかった。

ミハエル「キミの言葉は意外でしたよ……嬉しかったです。」

三杉「じゃあ…?」

ミハエル「フフン、少し考えさせて貰います。 キミの言い成りになるのは不愉快ですからね。」

三杉「あのねえ……僕h」

ミハエル「明日のパルマ戦、ボクも観ますよ。 フィオレンティーナを応援する事にします。」

三杉「こいつ…フフ」

ミハエル「ハハン」

そうして二人は暫く笑い合ったのだった。
横ではBJが肩を撫で下ろしていたが、二人は気付く事はなかった。


313 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 20:00:18 ID:???

本日はここまでとします。
一応この日のメインイベントは終了し、後は他の人の描写をちょこちょこ…
間もなく(とか言いつつ1週間後くらいには)パルマ戦に突入となります。

あと今日は最後に判定を一つ。


先着で
 ★ここでミハエルの飼い猫登場?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 ニャーンと普通に登場
《スペード、クラブ》 次回までお預け
《JOKER》 ピザを頭に乗せて、人の言葉を話しながら登場


ではまたー。

314 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 20:00:51 ID:???
★ここでミハエルの飼い猫登場?→ ダイヤ8
猫監督熱烈歓迎

315 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 20:02:21 ID:???
フィオレンティーナのマスコット登場乙w

316 :森崎名無しさん:2011/05/29(日) 22:26:28 ID:???
       『熱烈歓迎猫者』
        _、           _、_
     (  ,_ノ )        ( <_,` )
     /    ヽ       /    .ヽ、
     | |36  | |       | 14 _、 .| |
     | |    ヽヽ_/ M ヽ | ( ,_ノ` ) |
     .| | _、_ ヽ (・∀・) /´   (___)
     | ( ,_」` )∪    ヽ| 19   / )
     (_/   ヽ | |_00.(⌒\___/ /
      | 15  ヽ、\   ~\______ノ|
   ____|    |ヽ、二⌒)        \
   |\ .|    ヽ\..|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
   |  \ヽ、__  .|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.      \     \             ||
        | ̄ ̄ ̄ ̄|             ||

317 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/30(月) 18:05:15 ID:???

胸が痛いし人気投票の文もなかなか進みませんので、本日の更新を諦めました!
ひょひょひょーーー

アバ猫さんのニーズも多いですねえ・・・2姉さんの偉業だぁ。
まあ私は猫派ですからね、デビルネコさん共々大好きですよ当然。

318 :森崎名無しさん:2011/05/30(月) 18:41:32 ID:???
お大事に乙です

319 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/31(火) 18:10:53 ID:???

>>314-316 アーバックルの人気に全米が泣いた!
>>318 その優しさにスレ主が泣いた!
=============================================

> ここでミハエルの飼い猫登場?→ ダイヤ8
> 《ダイヤ》 ニャーンと普通に登場
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こうして2人は語るべき事を全て語り終えた。
三杉の思考は既に半ば未来に向けられており、間も無くこの場から御暇(おいとま)する事を考えていた。
ただ、ミハエルを再び病室で独りにする事には少しだけ抵抗が働いた。
それは三杉が一人の病室は寂しい物と知っており、ミハエルの心情に同期する部分があったからである。
簡単に言えば同情の気持ちが働いていたという事であるが・・・

ニャーン・・・

三杉(おや、ネコか・・・?)

ミハエル「フフン、帰ってきたようですネ。」


ニャーン!(キリッ
 シュパッ!ズルッ! ドテーーーン!

病室の窓の外から一匹のネコが素早く飛び込んできて・・・。
そして窓枠に足を引っ掛け、派手に転んだのだった。

三杉(鈍くさっ・・・!)


320 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/31(火) 18:12:25 ID:???

そのネコは見た通りにデブでモフモフ、グレイの虎毛だが足元だけは四肢全て真っ白。
それはまるでソックスを履いているように見える。
何より行動がアホの子で、そこがやたらと可愛らしく見える不思議。

ミハエル「お帰りナサイ、アーバックル。」

アーバックル「ニャーン」
       (今帰りました、主人。
         なんだか(道理で)気分であることのようだが、何かあったことなのか?)」

ミハエル「今日は客人が見られてマスからね、ご機嫌ですよ。」

アーバックル「ニャーン」
       (ア、お客さんか? ようこそおいで下さいました。
         必ず主人となる話し相手になってくれてくれるよ。 ゆっくり年行けば良い。)

三杉(・・・か、会話しているのか!? いや、まさか・・・!!)

ネコは単にニャーニャー言っているだけだが、まるでミハエルと会話をしているかのように答えている。
それが三杉にとっては非常に驚くべき光景で、ツッコミも入れられないほどの衝撃映像と言えた。


321 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/31(火) 18:13:43 ID:???

三杉「ミハエル、そのネコは・・・?」

ミハエル「おっと、いけません。 紹介しますよ、ボクの飼いネコの“アーバックル”デス。」

アーバックル「ニャーン」
        (アーバックルです、良いね。 それはそうと君はピザが好きか?
         おっと、君は私よりも主人と話さなければならなかったか。)

相変わらず鳴き声のタイミングは会話が成り立っているようにピッタシカンカンである。
しかし、当たり前の事だが三杉には『ニャーン』としか聞こえない。

ミハエル「おいで、アーバックル」

そう言ってミハエルはアーバックルを抱きかかえ、毛並みを撫で始めた。

アーバックル「ニャーン」
        (においがした、相変らずバラにおいがするが―。主人は好むがこの臭いは下手だ。
         私は獣の臭い雄の体臭が気に入ったことです。)

三杉(何だろうこの主従・・・只のペットと主人の姿だが、何故だか不思議な感じを受けるな・・・。)

無闇に人間臭さを感じさせるアーバックルに対し、三杉はどうにもソワソワしてしまう。
姿形は紛れもないネコなんだが、中に人間が入っているような、そんな気分だ。
そして三杉は・・・


322 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/31(火) 18:15:13 ID:???

A 「良かったら僕にも撫でさせてくれないか?」 とミハエルにお願いした
B 「そのネコ、チャックとか付いてたりしないよね・・・?」 とミハエルに確認した
C 「ニャーン。」 とアーバックルに話しかけた
D 「クルックー、ポッポー。」 とアーバックルに話しかけた
E そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


323 :森崎名無しさん:2011/05/31(火) 18:51:25 ID:YY1QUoMU


324 :森崎名無しさん:2011/05/31(火) 18:54:41 ID:h0xM9NFM
B

325 :森崎名無しさん:2011/05/31(火) 18:56:17 ID:upCveJOA
C

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