キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【決勝の】Another-C_5【先にあるもの】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/15(日) 13:06:51 ID:xSQzHelk


この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次に皆サッカーに命を削って頑張ります。(何かに誓う)




501 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 16:33:16 ID:???
 ★鳴り響くコール音→ クラブ6
おまんらびびり過ぎぜよ

502 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 16:45:31 ID:???
見事に無駄になった!

503 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 17:56:18 ID:???

> 鳴り響くコール音→ クラブ6
> 《クラブ》 「・・・・・・」 返事が無い、ただの丑三つ刻のようだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

暫くの沈黙の後、電子音でコールがなり始め・・・
そして三杉は5回目のコールを聞いた所で自分のミスに気がついた。

三杉「あっ・・・そうだ、時差の事を失念していた・・・!」

悪意はなかったが、これは結果として真夜中に電話するという行為になっていた。
自らの非常識な行為に三杉は少なからず悔いるのだった。
(※貴公子ポイント−4、ここまで色々計算忘れてた分を合算し、現在累計89−4=85)


慌てて部屋に戻ってきて、この肩透かしである。
三杉は少なくなかった緊張状態が、一気に脱力してしまった。
バフリッとベッドに身体を横たえ、深々と溜め息を吐いた。

三杉「ウッカリした物だな・・・試合の時は気をつけないと。」

そう呟いて、暫しボーッと天井を見上げる。
・・・先程から時間はほとんど経過していない。
脱力してしまった為、再び外出するのは億劫・・・かと言ってただ寝転んでいるのは時間の無駄遣いである。
空虚な時間の使い方に堪えられなくなった三杉は、取り敢えずTVのリモコンを手に取った。
ニュースでも何でも・・・脳に情報を入れて活性化させようと思ったのだ。
ブラウン管の画面に明かりが灯り、番組が映し出される・・・

ナレーション「菱野プレゼンツ アメジストサッカー!」

三杉(おや、これは・・・)ガバッ


504 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 17:57:21 ID:???

ベッドに横たえていた身体を起こし、三杉は画面に集中した。
その番組は、小・中学生時代に三杉が欠かさず観ていた物だった。

三杉「アメジストサッカー・・・また放送を再開していたのか。」

説明しよう、菱野アメジストサッカーとは三菱ダイヤモンドサッカーのパk・・・インスパイア番組である。
イギリスのサッカー情報番組『マッチ・オブ・ザ・デイ』を日本語翻訳して放送していたもので、
マニアなサッカー少年たちにとってバイブルとも言うべき番組であった。
ちなみに1988年に一旦放送は最終回を迎えている。

MC「サッカーを愛する皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?」

三杉「いいともー」

MC「よし、それでは本日は、来年開催されるWTに向けてユースチームの情報をお届けします。」

三杉「おお・・・GJ」

MC「メインで紹介するのは世界的に有名なこのチーム! ズバリ・・・」


A スペインのクラブチーム
B イングランドのクラブチーム
C ドイツのクラブチーム
D ブラジルのクラブチーム

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


505 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 18:00:45 ID:NFVrQ5U6


506 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 18:02:38 ID:4ZQ3kfPM
C

507 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 18:04:21 ID:v2lZG3ho


508 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 18:16:21 ID:BsHYtx4+
C

509 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 19:41:05 ID:???

> C ドイツのクラブチーム
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

MC「ズバリ、ブンデスリーガを代表する・・・・ハンブルガーSVだぁッ!
    なんとこのチーム、発足以来2部以下に降格したことの無い名門チームです!
    セリエAにリーグ世界一を譲ってはいるが、まだまだブンデスリーガも怖いぞ!?」

三杉「おおっ、ハンブルガーじゃないか・・・なんだか懐かしいな。」

どうやらこの日に組まれた特集は、三杉も多少は知っているハンブルガーSVであった。
三杉はこのチームと、フランス国際の大会前に全日本Jrユースの一員として試合をしている。

三杉(シュナイダーはバイエルンに移籍したんだっけ・・・今の戦力はどうなっているんだろう。)

第一に興味を持ったのはその点であったが、MCが先ず紹介したのは既知の情報であった。
即ちキャプテンであるヘルマン・カルツ、そしてGKの若林源三である。

MC「まずはチームのキャプテン、カルツくん。 玄人好みの職人タイプだぞ!
    我の強い前線の選手達を見事にまとめあげ、そしてフォローの判断力もまさに匠・・・。
    そして最も驚くべきは彼の十八番、ハリネズミドリブルだ!
    その小さな身体で自分より大きな選手を次々に吹き飛ばす光景は、まるで日本の合気道!」

三杉(カルツ・・・そしてハリネズミドリブルか。
    確かに当時は相当苦戦させられたが、今はどうだ・・・?)


510 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 19:42:42 ID:???

MC「続いてはなんと日本人GK! 東洋の守護神、若林源三くんだぁぁぁぁっ!
    なんと彼は今シーズンに入ってから、リーグ戦カップ戦ともに全試合無失点!
    特にPA外からのシュートは全て安定にキャッチングを成功させている鉄壁ぶりだぞ!?
    その実力はまさにSGGKと言って不足はない!」

三杉(あれ・・・???  若林の事は知っているが・・・彼ってそんなに凄いGKだったか?)

自身の記憶と照らし合わせながら、三杉は首を傾げた。
カルツの事はだいたい記憶通り・・・判断力やテクニックに長け、チームのバランスを取れるタイプ。
しかも自身で攻め上がる事も出来、得点力もある・・・理想的な伏兵型MFだった。
だが若林に関しては、この紹介に対して疑問符が頭上に浮かぶのを抑えられなかった。
確かに実力は高い物を持っていたが、試合本番でそれを発揮できるタイプではなかったと記憶にある。

三杉(彼は自分の実力を過信、DFとの連携も疎かにし、その結果失点を許すタイプだった。
    全試合を無失点に抑えるにはメンタルに弱点が多すぎたと記憶しているが・・・
    あれからその弱点を克服してきたと云う訳か・・・)

『そう言えば』と三杉は他の例について思いを馳せた。
インテルのヘルナンデスもフランス国際ではてんで活躍できなかったが、
実際に対戦してみたところ、その鉄壁ぶりは疑う所のないものだった。
それに、イタリアにはフィールダーにタレントが居ないと思っていたが、
現実には相当な選手達がコッパ・イタリア・プリマヴェーラで確認されている。

三杉(かつての記憶、情報は全くアテに出来ないって事か・・・)


511 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 19:44:03 ID:???

そうこう考えていたが、ここでMCが発した言葉によって三杉の目と耳は再びTVに釘付けられた。

MC「さあ皇帝シュナイダーの移籍後、一時的にその爆発的得点力に影が差していたこのチーム・・・
    しかし! いるぞいるぞ、皇帝の穴を埋める天才プレイヤーが!」

三杉(・・・・・・)

MC「その名も・・・“サイドアタッカー”ハンス=ヨセフ・カペロマン!
    モダンサッカーの申し子! 世代No.1のスーパーウインガーだ!」

三杉(カペロマン・・・知らない名だ。)

MC「ドイツでも徐々に浸透してきた中盤でのプレッシング。
    ドイツ伝統のマンマーク戦法から、コンパクトな守備へと変化してきたがぁ・・・
    しかしこれによって、中盤が飽和するという事象も招いていた。
    だが、それに風穴を開けるのがスーパーウインガー、カペロマンくん!」

三杉(ファンタジスタの衰退、そしてウインガーの復権・・・戦術面の変遷の最先端と言うわけか。
    ・・・なるほど、ブンデスリーガはセリエAにリーグ世界一を奪われたのを気にしているらしい。)

MC「カペロマンくんは元々の実力に加え、ライン際・・・サイドの攻防に長けているんですねー。
    ハッキリ言ってサイドにおいては全てのプレーが一級品になると言っても過言ではないっ!
    だがしかし、彼の本当に恐ろしいのは・・・・・・このシュート!!!」


512 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 19:45:08 ID:???

興奮したMCが紹介したのは、まさに今画面に映し出されていた光景。
カペロマンがサイドの際から放った、この恐るべきシュートの軌道。

三杉「こっ、これは!?」

思わず三杉は声をあげてしまった。
カペロマンの足から放たれたボールが、物理的に考えられない軌道を示していたからだ。


グイン グイン グイッ・・・

右に曲がっていたボールが途中から左に曲がり、最後にもう一度右に曲がりかけ・・・そしてゴールに収まった。
常識的に考えてそんな回転が起こり得る筈がない。 だが、現実にボールは件の軌道を取っていた。
三杉の目は画面に釘付けとなり、頭の中はどうすればあんな軌道を取るのかという思考で満たされた。

三杉「ハンス=ヨセフ・カペロマン・・・・・・なるほど、天才か・・・」

続いて画面の中では、アナウンサーがカペロマンに対してインタビューを敢行していた。
無愛想な表情のカペロマンに対してアナウンサーがマイクを突きつける。

チャーリー「カペロマンくん! いやー凄いシュートでしたねー。」

三杉(凄いなんてレベルじゃないだろjk・・・)


513 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 19:46:18 ID:???

チャーリー「今のシュート、名称は何て言うんですカー?」

カペロマン「・・・サイドワインダーだ。」

チャーリー「おおおー! まさにサイドからワインディングしてましたねー!」

三杉(名称とかいいから、どうやって撃つのかとか聞いいてくれよ。)

チャーリー「それでは最後に一言お願いします!」

三杉(ハッ!? これだけでインタビュー終わるのか!? ふざけるな!)

カペロマン「オレがサイドアタッカーだ、」

三杉(意味が解らない! ちょっと待て!)

悲痛な三杉の(脳内の)叫びは当然届かず、カペロマンの姿は見切れていった。
あまりに不十分な情報、稚拙すぎるインタビューに三杉は憤慨するしかなかったが・・・
番組は不親切なまま次々に映像をたれ流していった。


先着で
 ★他の選手のご紹介→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 メッツァについて
《スペード、クラブ》 モブ選手について適当にワイワイ言って終了
《JOKER》 メッツァの紹介の後・・・今日は2時間スペシャル! もう1チーム紹介するらしいんじゃ。


514 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 19:46:43 ID:???
 ★他の選手のご紹介→ クラブ3

515 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/10(金) 20:03:18 ID:???
メッツァがこのスレでどんな扱いなのか…という事は不明なまま−− 終了 −−です。
午後の行動はこれで終わりとなります。
あとはNPCパートが少しと、パルマ対策の確認描写をやって…
ようやく決勝戦に入らせて頂きます。

今週もありがとうございました、また次週〜!

516 :森崎名無しさん:2011/06/10(金) 22:32:18 ID:???
乙、カペロ吹いたw
サイドアタッカーに心奪われた乙女座の人は何所にいるのかなw

517 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 12:18:48 ID:???

>>516 乙感謝です。 グラハムって確かドイツ系の名前ですよね、心奪われた。
=============================================

> 他の選手のご紹介→ クラブ3
> 《クラブ》 モブ選手について適当にワイワイ言って終了
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

カペロマンを紹介した後は、その他のフィールダー選手をサラリと流すだけに終始した。
かつての三杉には、このモブ選手達でさえ舌を巻くほどの強敵に見えていたものだが・・・
この2年間をイタリアで鍛え上げられた事もあってか、今では問題のない相手に感じられた。

三杉(警戒すべき選手は当然何人か居るが、それでも今の僕とフィオレンティーナならば・・・
    このハンブルガーを相手にしても有利に戦う事が出来ると思える。
    中央と・・・カペロマンの逆サイドかボランチに、存在感のある選手がいれば話は変わるが。」

戦力バランスを考え、三杉はハンブルガーをこのように評価した。
だが残念ながら、この番組に依るハンブルガーの情報は完璧とは言い難かった。
そしてこの流すだけの映像から、注目に値する選手の存在に気付けというのは酷な話だったのである。



〜その頃〜

大会期間中、フィオレンティーナが借り受けている市民グラウンド。
今日は練習が禁じられている為、ここには誰も居ないはずだが・・・
何故だか今、この場所に人影が存在していた・・・しかも2人も。


518 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 12:19:49 ID:???

まずは細身である一方が、体格の良いもう一方へと話しかけた。

ジョアン「時間通り・・・よく来たな、ブンナーク。」

ブンナーク「珍しいじゃねえか、アンタがオレを呼び出すなんてよ。」

グラウンドに居たのはブンナークとジョアンであった。
どうやら呼び出したのはジョアンの方である。
だがブンナークはその事に対して今一つ合点が行っていない様子だ。

ジョアン「なんだ、不満か?」

ブンナーク「そんな事はねーよ、ただアンタはオレにそれほど興味ないと思ってたぜ。」

コーチングを受けていた2年そこそこ、ジョアンがブンナークに個人指導する場面は多くなかった。
もう一人のFW、新田に対して割いていた時間と比べるとその差は明らかであり・・・
その事をブンナークは口にしているのだ。
しかしジョアンは何でもない事のように不敵に笑ってこれに答えた。


519 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 12:21:36 ID:???

ジョアン「興味がなかったわけではない、私がコーチという肩書き抜きで選手と接しないというだけだ。
      それにお前はナチュラルな素材だからな、必要以上の事を教えれば逆に魅力が損なわれる。」

ブンナーク「・・・つーと、なにか? 直々にコーチングしてくれようって腹か。」

ジョアン「お前に何かを教えるとしたら、お前自身が本当に必要だと感じた時しかない。
      ・・・尤も、私が指導せずともポストプレイくらいは習得するだろうと思っていたがな。」

ブンナーク「グッ・・・」

ジョアン「責めている訳ではない、多くを器用にこなすのがお前の魅力では無いことなど解っている。
      それに少なくとも、お前のような選手にとって悩みもがく時間は大層貴重だった筈だ。」

ブンナーク「へぇへぇ、そうかよ・・・」

ジョアン「お喋りはもう十分だ、さっさとやるぞ。」

ブンナーク「けど・・・ちょっと待ってくれ、今日は一応ボールを使った練習は禁止されてるんだぞ。
       それに明日は決勝がある、疲労を残すわけにもいかねえ・・・」

ジョアン「指示については、私が出すものが最優先される。
      そして疲労については、1時間の練習までならば明日に引き摺る事はなかろう・・・
      そして私のコーチングならば、お前にポストプレイを教え込むには1時間あれば事足りる。」

ブンナーク「・・・・・・」


520 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 12:24:40 ID:???

有無を言わせぬジョアンの言葉にブンナークは押し黙るしかなかった。
しかし・・・確かにこれまでジョアンの指導に間違いがあった記憶など一度もないのは事実。
疲労を残さない、そして1時間で教え込む事が出来るという言葉も確かなのだろう。
そう信じ、ブンナークはジョアンに対して頷いた。
彼の指導を受け入れる事を決めたのだ。


先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★ジョアンのエスプリ(指導)→! card
 ★ブンナークの楔(被指導)→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
2人の数値の和が・・・

《2〜15》 必殺ポストプレイ取得
《16〜22》 必殺ポストプレイ取得、パス+1
《23〜26》 必殺ポストプレイ取得、パス+2
《27〜33》 必殺ポストプレイ及び上位技フラグ取得、パス+2、競り合い+1
《2人共Joker》 必殺ポストプレイ及び上位技フラグ取得、パス+2、競り合い+1、高低浮き球適正+1

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
Jokerは15扱い
カードのマークor数値が同一の場合それぞれ数値に+5。


521 :森崎名無しさん:2011/06/13(月) 12:31:46 ID:???
★ジョアンのエスプリ(指導)→ ハート8

522 :森崎名無しさん:2011/06/13(月) 12:35:31 ID:???
★ブンナークの楔(被指導)→ スペード9

523 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 15:15:52 ID:???

> ジョアンのエスプリ(指導)→ ハート8 、ブンナークの楔(被指導)→ スペード9
> 《17》 必殺ポストプレイ取得、パス+1
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ジョアン「ヘディングならば・・・・・お前はポジショニングもコントロールも問題なく出来ている。
      それなのにポストプレイが出来ないのは理屈に適っていないように思わんか?」

ブンナーク「いや・・・んな事を言ったって出来てねえんだなコレが。」

ジョアン「ふむ、ではヘディングとポストプレイの違いは何だ? 正答は2つあるが答えてみろ。」

ブンナーク「・・・ゴールではなく、味方の進行方向を狙う事・・・」

ジョアン「正解だ、それが一つ・・・だが大事なのはもう一つの答えの方だ。」

ブンナーク「・・・・・・・・・ゴールの方を向いているか、ゴールに背を向けているか・・・か?」

ジョアン「エクセレント、それが答えだ。」

悩みながら出されたブンナークの回答に、ジョアンは満足そうに頷いた。
そこまで理解しているならば、ジョアンとしては話が早い。


524 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 15:17:02 ID:???

ジョアン「お前がポストプレイを苦手としている理由は、敵の行動が把握出来ない所にある。
      ゴールに背を向けるという事は、敵DFに対しても背を向ける事になるからな。」

ブンナーク「・・・!」

図星であった。
ブンナークは敵のポジショニングや行動が把握出来ぬ故、その瞬間の集中力が分散してしまっていた。
集中力が分散される事で一つ一つのプレイの質も落ち、結果として使えない代物となっているのだ。

ジョアン「背を向けた相手の行動は目では見えない。
      逆に守る側は、浮き球とお前の両方の位置を目で確認できる・・・。」

ブンナーク「なら・・・どうすりゃいいんだ。」

ジョアン「簡単だ、手を使えばいい。」

ブンナーク「はあ?」

ジョアン「今お前が想像しているような使い方ではない、手に目と同じ役割をさせろと言っている。」

ブンナーク「手に目の役割を・・・・・・・・・   あっ! そういう事か!?」

ジョアン「察したようだな・・・。 両手で背後のDFと接するポジションを取る事、それだけだ。
      DFが左右のどちら側に居るか、どんな半身を取っているかが手に取るように判る。
      相手の動きを制限するような反則でなければ、手はどんどん使っていけ。」

ブンナーク「なるほど・・・そういう事なら確かに1時間も要らなそうだぜ・・・・・・」


525 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 15:18:49 ID:???

感嘆の思いでブンナークはジョアンの言葉を頭に刻んだ。
たった一言が物事をブレイクスルーさせ得る事があると、期待に胸を膨らませた。

その後、実際に練習を始めてからブンナークはジョアンの言葉が正しかったと実感する。
敵DFに背を向けていても、その位置を十分に把握出来てさえいればブンナークにとって十分だった。
むしろポジショニング争いを誘発するこの態勢は、フィジカルに優れたブンナークに都合が良かった。

ジョアン「よし、十分だろう・・・。 時間が余ったからパスコントロールのコツも教えてやる。」

ブンナーク「おう、頼・・・・・・お願いします。」

ジョアン「無理にそんな言葉遣いするな、誰も期待していない。」

ブンナーク「ちぇっ、そーかよ。」

こうしてブンナークは短時間の練習で飛躍的にポストプレイの熟練度を上げた。
・・・と言っても、ジョアンが期待するレベルにはまだ足りない程度ではあったが。

ジョアン(クスタやレビタンの対抗と考えてスカウトしたが・・・FWをやらせて正解だった。
      このタイプのCFWが一人控えに居ると、戦術の選択肢は今より広がる。)

※ブンナークがハイパワーポスト(高パス+2)100消費を習得、さらにパス+1


526 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 15:19:49 ID:???

ジョアン「ふむ、こんな所か・・・・・・ あとは実戦で色々試してみる事だな。
      背後のDFに合わせるプレーは、使えば使う程色々とアイデアが生まれてくる。」

ブンナーク「了解だ、為になったぜ。」

ジョアン「ではクールダウンしてホテルへ戻れ、ストレッチを入念に行っておけよ。」

それだけ言って、ジョアンはブンナークの前から去っていた。
このジョアンの姿はブンナークにとっては珍しく、頼もしい大人として映っていたのだった。


ジョアンはブンナークと別れた後、ミラノのメインストリートへと移動していた。
日が暮れる今の時間、彼には会う約束をしている人達がいた。

ジョアン「・・・・・・ここか。」

ミラノにしては古めかしい感じのバールを探し当て、ジョアンは中へと入っていった。
今時分ではエスプレッソを出すようなカフェから、文字通りのバーとなっている。
店内では幾人かの者達が酒を嗜んでいた。
ただし落ち着いた隠れ家的なバールなのか、騒ぐ者は居なかった。
ジョアンは店内を見回し、待ち合わせをしている人物を探し・・・そしてすぐに見つけた。

ジョアン「待たせたか?」

アンザーニ「いや、私もさっき着いたばかりさ。 すぐに判ったかい?」

ジョアン「ふふ、キミのように横へ大柄な人間はなかなか居ないからな。」

アンザーニ「ほっほ。」


527 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 15:21:51 ID:???

ジョアンとアンザーニは度数の低い飲料をオーダーし、暫しの歓談を楽しんでいた。
旧交を改めて確かめ合うように笑い合った。
この後にもう一人の人物が到着すれば、堅い話をしなければならないのである。
それまでは・・・と、2人はこの貴重な時間を楽しんでいるようだった。



〜フィオレンティーナ 寄宿ホテル〜

夕食を終え、三杉は再び自室で腹休めをしていた。
監督の姿が見えないのが気になったが、どうやら用事があり出かけたそうだ。
あの監督がハメを外す事はあるまいと、心配する者は誰も居なかった。
夕食における話題はこれくらいの物で、メンバー達は各自ユッタリと食事を楽しんていたのだった。
このような風景を思い出すこともなく、三杉は今の時間をリラックスしていた。

三杉(ふう…いよいよ明日は決勝戦か。
    もう今日はもう寝るか、それとも何かしようか・・・どうしよう?)


A 弥生に国際電話だ。
B チームメイトに会いに行こう(明日の話題、その先の話題、雑談、その他)※さらに分岐
C 部屋でTVでも観ていよう。
D 今日はもう寝るとしよう。
E ホテルの外へ夕涼みといこう。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


528 :森崎名無しさん:2011/06/13(月) 15:36:05 ID:opWcUDFs
E

529 :森崎名無しさん:2011/06/13(月) 16:03:01 ID:5LXsbBWs


530 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 16:29:20 ID:???

> E ホテルの外へ夕涼みといこう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「そうだな・・・ミラノで夕涼みというのも良かろう。」

この時間なら外も涼しげだろうと思い、三杉は思いきって散歩に出かける事に決めた。
最低限の貴重品だけを身に着け、ホテルの敷地の外へと向かった。

夜のミラノは煌びやかで、静寂を楽しめる空間ではなかった。
しかし風は程よく冷たくて食後の身体に心地よく感じられた。

ミラノでの生活もそろそろ10日目を過ぎたであろうか?
既に三杉は周辺の地理にも明るくなってきており、その足取りには迷いがなかった。


先着で
 ★探検よその街→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《Joker》 はて何処かで見た事ある少年
《K》 とあるバールにアンザーニ&ジョアンが居るのを発見
《Q》 ファンタジスタ+城壁+銀の隼と遭遇
《7〜J》 ファンタジスタと遭遇
《A〜6》 特に何事も無し、ベンチでパルマ戦の事などおさらいした。


531 :森崎名無しさん:2011/06/13(月) 16:34:01 ID:???
 ★探検よその街→ ダイヤ3

532 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 17:58:19 ID:???
> 探検よその街→ ダイヤ3
> 《3》 特に何事も無し、ベンチでパルマ戦の事など考えた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉はネオン輝くメインストリートを外れ、静かな公園へと辿り着いていた。
ベンチに腰掛けて夜空を見上げると、思考が非常にクリアになっていくのが判った。
折角の静かな時間なので、明日の事をおさらいしておこうと考えつき、三杉は昨夜話し合ったパルマへの対抗策を思い出す。
落ちていた木の枝を拾い、両チームの基本フォーメーションを地面に描き出した。

《パルマ》4-2-3-1
−−J−H−− Jタルデリ Hフェラーリ
−−−−−−−
−−−I−−− Iシニョーリ 
−−−−−−−
D−F−G−E Dディモス Fシル Gコンティ Eガリバルディ
−−−−−−−
−−B−C−− Bトリノ Cファビオ・カステッリーニ
−−−A−−− Aクスタ
−−−@−−− @シューマッハ

《フィオレンティーナ》4-2-3-1
−−J−H−− J新田  Hブンナーク
−−−−−−− I三杉
−−−I−−−
F−−−−−G Fマルコ Gバンビーノ
−−D−E−− Dダラピ Eレントゥ
−−−−−−−
−A−−−B− Aスペル B中山
−−−C−−− Cミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ


533 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 17:59:37 ID:???

三杉(パルマのフィールダーで核となる選手は2人・・・攻撃のシニョーリと守備のクスタ。
    守備的な筈のこのフォーメーションでゴールを量産できるのは、この2人が居るからだ。
    シニョーリは南米の選手らしく、掴み所なくて調子にのせると危険な存在だ。)

《ジュゼッペ・シニョーリ》
 ド  パ  シ   タ  カ  ブ   ト  ク  競  合計 高/低 LV
67  65  66  64  65  63  65  64  64  591  4/3 37

 ☆必殺技・スキルリスト : シニョーリ
芸術的ドリブル(1/2でドリブル+4)
インサイドルーレット(1/4でドリブル+2)
 ※敗北時、カードの数字が奇数で相手の反則にします。5差以上の負けでは自身の反則になります。
アクセルスピンシュート(地上シュート+8)280消費
バイシクルシュート(高シュート+3)200消費
ムーンサルトパスカット(1/2でパスカット+3)
隠しスキル・クラッキ(敵を1人抜くたびドリブル、シュートに+1、最大+3まで。)


三杉(一度抜かせてしまうと、もはや途中で止める事が絶望的・・・あとは消耗を誘うしか対抗策は無い。
    その為ウチは・・・FWと僕(JHI)そしてDMFと僕(IDE)による2つの三角形を作った。
    シニョーリに対して2つ高さから包囲網を用意できる形を採ったんだ。)

改めて考えてみても、溜め息を吐かざるを得ない攻撃力を単体で持っている。
しかしこのシニョーリを抑えこまなければ勝利は難しくなってくる。
出来る事なら前半のうちに体力を削ぎ落としてやりたいと思っていた。


534 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 18:00:58 ID:???

三杉(そしてパルマで最も厄介なのがゴール前の堅さだ。
    GKのシューマッハは大したセーブ力を持ち、そしてどうやらハイボール処理も抜群に上手い。
    その上、CBとしてクスタが共に守っているんだ・・・隙らしい隙は皆無だ。)

《クスタ・イスマエル》
 ド  パ  シ   タ  カ  ブ   ト  ク  競  合計 高/低 LV
65  66  64  68  67  69  65  68  69  603  3/3 37

 ☆必殺技・スキルリスト : クスタ
芸術的ドリブル(1/2でドリブル+4)
芸術的タックル(1/4でタックル+4)
パワーチャージ(1/2でタックル+3、吹飛2)
芸術的ブロック(1/4でブロック+8)200消費
パワーブロック(1/2でブロック+4)120消費
芸術的クリア(高、低クリア+3吹飛4)150消費

三杉(全く・・・化け物め。 ポテンシャルは中山やディッテンベルガ以上だろうな・・・。
    このクスタの意識をどれだけ僕が釣りだせるか・・・と言うのも大きな仕事になってくる。
    ある程度シニョーリを消耗させたら、僕もポストプレイや1対1を狙わなければな。)

CBとしてのクスタの穴のなさは、三杉をして頭痛の種と言えた。
それから三杉はアンザーニが言っていた、パルマの攻撃バリエーションを思い出してみた。

三杉(確かパルマは・・・シニョーリによる中央突破以外にも、サイドアタックを狙ってくるんだったか。
    DのディモスとGのコンティがそれぞれ近いサイドを攻め上がり・・・そしてフォローの動きだ。)


535 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 18:02:06 ID:???

−−−−−−− 
−−J−H−− Jタルデリ Hフェラーリ
D−−−−−−
↑−−I−−− Iシニョーリ 
−−−−−−−
−−F−G−− Dディモス Fシル Gコンティ
−−−−−−↓
B−A−C−E Bトリノ Cファビオ・カステッリーニ Eガリバルディ
−−←−←−− Aクスタ
−−−@−−− @シューマッハ

三杉(一方のサイドが上がると、もう一方のサイドが釣瓶のような動きで下がり・・・
    DFの位置がずれ、4バックの形で守る攻防一体の形を取っている。
    だが、こうして1列下がったSWBの選手は本職のDFに比べて守備が軽い・・・
    故にこの攻撃を守った後のカウンターは、攻められたサイドの逆を狙うのがセオリーだ。)

ここまで情報を反芻し・・・対抗策に大きな穴も、それ以上の良作も無いことを改めて認識した。
後は他の選手達について判っている事を、大まかに箇条書きした。

Jタルデリ:Jr時代にボランチからFWにコンバートした選手で、守備やボールの扱いも上手い部類。
       必殺シュートも馬鹿には出来ない物を持っている。
Hフェラーリ:足の速い選手、浮き球へ飛び込むシュートを有しているかも知れない。
Gコンティ:見た所ドリブルとパスは上手かった。特にパスは好く曲がり、警戒の必要あり。
Fシル:特筆する活躍は見ていないが、目立ったミスも見ていない。
Eガリバルディ:イスラスに挑んで居た事から、多少は守備に覚えがあったのかも知れない。
Dディモス:サイドアタックがあるらしいので、突破力は多少ある筈。
Cカステッリーニ:タフで積極的に当たってくるDF、クスタとの連携がある?
Bトリノ:カウンターの基点となるロングフィードがあり、彼にボールを奪われた直後は要注意。


536 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 18:05:33 ID:???

三杉(こんな所か・・・流石は決勝まで上がってくるチームだ、穴という穴が無い。
    あ、そう言えばファンタジスタがスーパーサブとして控えているんだっけか・・・。)


(控え)クオーレ:ファンタジスタ。途中出場した際、5分程度はゲームに入って来れない。
          多くは不明で予想が立たないが、ドリブルが特徴的で脅威になり得るらしい?


三杉(明日はローマ戦と同様・・・もしかすると、それ以上にハードな闘いになるんだろうな。)

深く深呼吸をして、三杉はもう一度夜空を見上げた。
もう腹は十分に据わっている、どんな相手かも判っている。

三杉「あとは自分のやるべき事を遂行し、勝つだけだ。」

ベンチから立ち上がり、三杉はホテルへの帰路を歩き出した。
明日という日が来るのが待ち遠しい、彼の戦意はもはや十分に高まっていたのである。


537 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 18:07:18 ID:???
一旦ここまでとします。

538 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 20:15:36 ID:???

…ガチャリ

アルシオン「お帰りなさいコーチ。」

ジョアン「ああ、ただいま。」

昨夜に続いて今宵も帰宅の遅かったジョアンに対し、アルシオンは言葉で出迎えた。
一昨日までと違い、その言葉からは労わりのような念も感じられる。
表情にも薄っすらと笑みが浮かんでおり、沈んでいた様子は微塵も残っていなかった。

ジョアン「気分が良さそうだな、何かあったか?」

アルシオン「いえ、普段通りですけれど・・・?」

このアルシオンの回答に、ジョアンは『はて』と首を傾げるが・・・
以前の通りと言われれば、まさにその通りであった。

ジョアン(ふむ、この数日が少しおかしかっただけか・・・?
      やはりユーゴの件でナーバスになっていたのかも知れんな。)

アルシオンのここ数日間の異変について、ジョアンはこのように納得した。
心配するような事ではなく、自分自身の中で十分処理出来たのだと・・・
目の前の少年がまた一つ精神的に成長した物と内心喜び、安心した。

ジョアンはアルシオンに対して一切の疑いを持つ事が無かった。
それほどにアルシオンはジョアンにとって特別であった。
故に、アルシオンが自分に対して嘘を吐く事など、彼は想像した事がなかったのである。


539 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 20:17:14 ID:???

****

夜が明けた・・・コッパ・イタリア・プリマヴェーラ、決勝の日がようやく訪れた。
カードはフィオレンティーナvsパルマ・・・古豪と新鋭の対決である。
ミラン、ユヴェントス、インテル、ナポリなど、トップチームで派を争っているチームの姿は既にない。
まさにセリエAの新しい時代を予感させるカードであった。

実況「さあお待たせしました! 本日遂に決勝戦を迎えました、コッパ・イタリア・プリマヴェーラ。
    フィオレンティーナvsパルマの模様をお届けしていきます。
    前半押されながらも、後半に怒濤の攻めで突き放して勝利を収めてきたフィオレンティーナ・・・
    そして全試合において主導権を握り続けてきたパルマ・・・
    さあ勝つのはどちらだ!? 未来のセリエAを引っ張るのは誰か!?
    この注目の一戦、もう間も無く始まります!」

片桐「いよいよですか・・・。」

賀茂「ああ・・・つっても、貴公子殿への俺達の評価は最早揺るがねえがな。」

片桐「そうですね。 今の三杉は翼と共に全日本の中盤を任せられる存在です。
    自由に動き回る翼と、その穴を的確に埋める三杉・・・完璧な中盤です。
    これに加えて岬、松山、葵、山森などを場面に合わせて使い分ければ・・・
    全日本でもゴールデンカルテットを組む事が出来るでしょう。」

賀茂「ま・・・奴がWトーナメントの召集を受けてくれればって話だけどな。
    審判を受けるのを待ってる気分だぜ、気分良くねえな。」

片桐「大丈夫ですよ、三杉だって馬鹿じゃありません。
    全日本の召集を蹴って得な事なんて何一つないですから。」

賀茂「だといいけどな・・・」


540 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 20:18:21 ID:???

ヒノ「おぉい、こっちだルーベン!」

ルーベン「うるせえなっ、聞こえてんだから大声出すな!」

アグィレイラ「まあまあそうカリカリするなよ、予選落ちしたからってなあ。」

ルーベン「うっせえ氏ね!」

ヒノ(へへ、ユーゾー・モリサキやツバサ・オオゾラ以外にマシな日本人が居るって話じゃねえか。
    ジュン・ミスギ・・・悪の幹部になり得る器かどうか、このオレが見定めてやるぜ!)



ジェンティーレ「ギリギリギリ・・・!」

ランピオン「グギギギギ・・・!」

隣の観客(この2人暑苦しいなあ・・・・・・)

ジェンティーレ「おい・・・ジノはどうしたんだあぁん!?」

ランピオン「知らん・・・連絡が着かない・・・んな事より!」

ジェンティーレ&ランピオン「ジャッポネーゼむかつく!!!」

隣の観客(UZえええええええええ!!!!)


541 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 20:20:14 ID:???

ディッテンベルガ「さてと、どっちが勝つかね?」

イスラス「・・・さてな・・・・・・興味ない・・・」

ディッテンベルガ「興味ない、か・・・。 んじゃ帰るか?」

イスラス「・・・・・・・・・帰らん・・・。」

ディッテンベルガ「そうか。」

フィッツウォルタ(おや、あの2人・・・)


先着で
 ★他に特筆すべき人物は観客席に居ますか?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ディアス「おーい、久し振りだなバティン!」バティン「ゲッ、ディアス!?」
《ハート》 ピエール「見せて貰うぞミスギ・・・」 フランシス(あんま強くなっててくれんなよー?)
《スペード》 特に居なかった。
《クラブ》 「さて・・・見せて貰おうか、レベルの低い闘いを。」 まさかオランダからあの人が・・・?
《JOKER》 上記全員+ドイツの方々も観戦!? 試合始まらなくなっちゃうよ!!


542 :森崎名無しさん:2011/06/13(月) 20:22:02 ID:???
 ★他に特筆すべき人物は観客席に居ますか?→ ダイヤ8

543 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/13(月) 20:24:40 ID:???
ファンタジスタさんがイタリアくんだりまでやっつ来たところで、本日の更新はお終いっす。
明日はようやく試合開始のホイッスルが聞けるかなあ。

544 :森崎名無しさん:2011/06/13(月) 20:41:58 ID:???
お疲れ様でした

545 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 15:06:54 ID:???

>>544 ひゃっほう有り難うございます!
=============================================

> 他に特筆すべき人物は観客席に居ますか?→ ダイヤ8
> 《ダイヤ》 ディアス「おーい、久し振りだなバティン!」バティン「ゲッ、ディアス!?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ユヴェントスの若き獅子王、ガブリエル・バティンもこのサン・シーロにやって来ていた。
モダンで変幻自在なサッカーをするフィオレンティーナと・・・
前時代的ながら、圧倒的な個性がゲームの手綱を握るパルマとの闘いを見守る為に。

バティン(前時代的ではあるが、パルマだって戦術的にはかなり練られているチームだ。
      コンセプトやビルドアップの根本が異なってはいてもな。 とは言え・・・)

・・・バティン自身はフィオレンティーナの勝利を望んでいた。
それは自分のチーム、ユヴェントスを彼らが破ったという理由からではない。
言わばバティンのサッカー哲学・信念がフィオレンティーナと同じだからなのである。

何故同じなのかと問われれば・・・彼が以前フィオレンティーナに所属しており、
シュワーボ・アンザーニの教えを受けていたからに他ならない。


546 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 15:08:14 ID:???

バティン(元々は信念なんてご大層なモンじゃなかった・・・只の反発だったんだ。
      ファン・ディアス・・・ファンタジスタだけを有り難がる母国のサッカーに対して・・・
      そして祭り上げられて調子に乗り続けたディアスの奴に対してな。
      そんな無軌道な思いに、道筋を立てて導いてくれたのがアンザーニ監督だった。
      今では確信を持っている・・・ディアスのディアスによるディアスの為のチームじゃ勝てん。)

今日のフィオレンティーナvsパルマは、そんなバティンの哲学対する一つの回答に成り得る試合だった。
本当ならば自身がこの場に立ち、自身でその事を証明してみせたかった。
運命という物が決まっているとしたら、バティンはその形無き物に恨み言を聞かせたい気分だった。

バティン(だが、今オレに出来るのはこの闘いの結果を見届ける事・・・
      そしてイタリアで学んだモダンサッカーを新監督に訴え、Wトーナメントに繋げてみせる。)

母国アルゼンチンのサッカーを変えたいと・・・ある意味三杉と同じ視点に立つバティン。
もしも彼が、今もフィオレンティーナに所属していたら・・・三杉にとって最大の理解者に成り得ただろう。
しかしその仮定に意味はない。 彼は彼のやり方でサッカーの歴史に挑まなくてはならないのだ。

バティン「ふぅ・・・試合開始が待ち遠しいな。」  オ-イ・・・

チラリと腕時計に目を通し、予定時刻まであとどれくらいかを確かめた。
まだ選手入場までも20分程の時間が空いているようだ。

バティン「はぁっ・・・クソッ、オレも試合してえなぁ。」 「オーイ」

物思いに耽り集中していたバティンだったが、ここで雑音に気がついた。
さっきから薄っすらと耳に入っていた『オーイ』という呼び声。
誰を呼んでいる声かは知らないが、何故だか彼の神経を逆撫でる音を奏でていた。
思わずバティンは声の方向に対して文句を放ったが、その直後に後悔する事となった。


547 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 15:09:15 ID:???

バティン「うっさいな、さっきから! ・・・・・・って・・・あぁんっ!?」

ディアス「よっ、久し振りだなバティン!」

バティン「げえっ、ディアス! なんでココに居やがる!?」

バティンは目を疑うと同時に悪態を吐いていた。
さっきから聞こえていた呼び声は自分に対する物であり・・・
しかもそれを放っていた人物は、ここに現れる筈も無い あのファン・ディアスであったのだ。

ディアス「なんで居るかって? いやぁ、実はあの高名な獅子王が負けたって聞いてな〜♪
      しかもそれが、Jrユース大会でオレがズタズタにしてやったイタリアでの話だって?
      そんな事を聞いたら居ても立っても居られないのが人情だろ?」

バティン(ギリッ)

相変わらず自分以外の全てを下に見ている物言い。
バティンは久々にディアスの包み隠すことの無い傲慢を目の当たりにさせられた。
そして・・・。


548 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 15:10:48 ID:???

☆どんなディアスがお好みですか?

A 「ま、冗談はその辺にして・・・プリマヴェーラの戦術がどれくらいのレベルか観に来たんだぜ?」
B 「んで、獅子王を負かしたチームってのはどんなチームだ? この天才様に教えてくれよ。」
C 「ま、たまにはレベルの低いサッカーを観るのも悪くないと思ってな!」

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※下にいくほど時代遅れで威厳のないキャラになりますが、WTでアルゼンチン戦が楽になり易いです。


549 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 15:15:18 ID:7iKr/Kzo


550 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 15:28:22 ID:I0eSfABk
A
もちろんA

551 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 15:51:36 ID:HKjzdSdg
A

552 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 16:06:54 ID:???
やっぱ元祖ファンタジスタには最強のファンタジスタであった欲しいな

553 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 16:09:25 ID:???
時代遅れで消えられるのも興ざめだしねー。
引きも含めて森崎板最強キャラだし、聳え立つ壁であってほしいよ。

554 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 18:02:26 ID:???
時代遅れっていうのは現代視点でというか三杉視点でというか
このスレの主旨から見てってことでいいんですよね?

555 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:13:03 ID:???

>>550>>552-553
おっけーでーす、皆さんのディアス愛にブレはなかった。

>>554
はい、ウチのスレではそういう視点で追う事にしています。
まあこの時代においても既にマラドーナが凋落してますし、ここからのWカップの結果からも、
ファンタジスタの時代は終わりつつある(終わっている?)と考えます。
=============================================

> A 「ま、冗談はその辺にして・・・プリマヴェーラの戦術がどれくらいのレベルか観に来たんだぜ?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バティンは久々にディアスの包み隠すことの無い傲慢を目の当たりにさせられた。
そして・・・その直後、ディアスが再び口を開くと、今度は逆の意味で耳を疑う事になった。

ディアス「ま、冗談はその辺にして・・・プリマヴェーラの戦術がどれくらいのレベルか観に来たんだぜ?」

バティン「はっ?」

ディアスが戦術の事を気にしている・・・この事にバティンは驚いていた。
彼の知っているディアスはそんな事を気にする選手でなかった。
どこまでも傲慢で、どこまでも自由に好き勝手にプレイをする典型的なファンタジスタだった。
だから驚いたのだ、しかし・・・


556 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:15:06 ID:???

ディアス「セリエAのトップチームが強いのは知ってるさ。
      マラドーナがミラン相手に太刀打ち出来なくなった事も知ってる。
      感性とマリーシアに基づく南米の戦術じゃ、この先もうダメだって事さ。」

バティン「・・・・・・!」

しかし隣にちゃっかり座っている奴の言葉は、バティンの記憶の中の人物とは明らかに違っていた。
このディアスの言葉はバティンの考える物とほぼ同一であったのだ。

ディアス「けど、オレが知りたいのはユースのレベルがどれ程かって所だよ。
      決勝まで勝ち上がったチームなら、その片鱗くらいは見せてくれるんだろ?」

バティン「お前・・・そんな事を気にする奴だったか?」

ディアス「はぁ?」

今度はバティンの言葉にディアスが首を傾げる番だった。
バティンは知らなかったのだ、フランス国際での敗北がディアスを成長させた事を。
自分がどれほど強くとも、チームでの闘いには限界があるという個人の限界と・・・
仲間達のパスは全て自身への信頼の形だという、チームでサッカーをしている実感をディアスは知った。
そして・・・国際大会で予選落ちという結果が生んだバッシングも、この天才を成長させていたのだった。

・・・この日バティンはその事を知る。


557 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:16:10 ID:???

<フィオレンティーナ控え室>

アンザーニ「さて皆さん、遂に決勝戦ですが…心の準備は好いですか?」

選手達「「「 はいっ・・・・・・! 」」」

アンザーニ「宜しい・・・フォーメーションや戦術については基本的に変更はありません。
       このスレの>>77-131を見返せば詳細を確認出来ます。
       必要に応じて各自が見直すように。」

三杉(昨夜も確認したところだし、大丈夫な筈・・・うん、やるべき事は全てやった。)       

各メンバー達も、三杉も確認すべき点は既になかった。
ホワイトボードに描かれた敵味方のフォーメーションも、既に頭に入っている。
選手達を見渡したアンザーニは、彼等の反応に満足気であった。

アンザーニ「ブンナークくん、ニッタくん・・・今日の相手に一発で決めようとは思わない事です。
       粘り強く、貪欲にゴールを狙い続けて下さい。
       そして低い位置でシニョーリくんがボールを持った場合は連携を忘れずに」

ブンナーク「OKだ…!」 新田「はいっ!」


558 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:17:25 ID:???

アンザーニ「マルコくんとバンビーノくんはラインの高さを慎重に考える事。
       しかし攻撃の枚数が足りないと感じた場合、敵のマークを散らすのを目的として
       バンビーノくんもゴール前へ入って構わない。 その際はマルコくん・・・」

マルコ「判っています、ボクの仕事は守備と放り込みがメインですから。」

アンザーニ「宜しい・・・では序でに併せて言っておきましょう。
       ブンナークくんにはポストプレイの選択肢もあります。」

ブンナーク「むっ・・・」 三杉「ほう?」 マルコ「おお。」

アンザーニ「絶対的な武器とは言い難いですが、それでも敵を撹乱する武器になります。
       手詰まりを感じた時には縦の放り込みも悪手でないと覚えておくように。」

三杉「いつの間に・・・?」ボソボソ
ブンナーク「秘密特訓の成果って奴だよ」ボソボソ
マルコ「頼もしいね」ボソボソ

アンザーニ「ボランチはシニョーリくんとの戦いが主になると思います。
       無理と思った場合でも喰らいついて下さい、消耗させる事が後々効いてくる筈。」

ダラピッコラ「当然!」 レントゥルス「頑張ってみる〜。」


559 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:19:24 ID:???

アンザーニ「DFは3バックですが、普段通りしっかりと中央を守るように。
       CBとして割り切る事、サイドを無理に追えば逆に隙になるからね。
       FWの2人についても決して侮ってはいけません。」

中山「判りました。」 ミュラー「やってみます!」 スペルマン「頑張るぞー!」

守備に重きを置く選手達への確認事項も全て終えた。
GKラムカーネについては、敢えて触れることはなかったが・・・
ラムカーネ自身、目を閉じて精神を集中させようとしている事からも、
余計な指示は必要ないとメンバーの誰もが知っていた。

バンビーノ「さて、そろそろ時間だな・・・。」

三杉「よし行こう、行こうぜみんな!」

選手達「「「 おうっ! 」」」

掛け声と共に、フィオレンティーナの選手達は控え室を飛び出していった。
ホイッスルの時間が待ち遠しいという気持ちが手に取れるようだった。

560 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:21:48 ID:???

☆青葉弥生のワンポイントアドバイス☆

弥生「皆さんこんにちは、人気投票20位の青葉弥生です。
    ついに大会も決勝戦、相手はシニョーリくん、クスタくん、シューマッハくんを擁する
    パルマが相手となります。 攻撃も守備もハッキリ言って最強レベルです。
    ただし、中盤に関してはデータサッカーを使われたローマ戦よりは大分楽な筈です。
    落ち着いて攻撃を組み立て、攻撃回数を増やすようにして下さい。
    パルマは中心選手以外も手強い力を持っている選手が多いですが、
    それでもローマを相手に勝利した皆さんなら大丈夫だと信じています。
    では皆さん、慎重に大胆に、頑張って戦い抜いて下さい!」


【チームガッツ】
 残り/最大
 780/780 J新田
 870/870 I三杉
 900/900 Hブンナーク
 810/810 Gバンビーノ
 790/790 Fマルコ
 770/770 Eレントゥルス
 720/720 Dダラピッコラ
 760/760 Cミュラー
 810/810 B中山
 720/720 Aスペルマン
 880/880 @ラムカーネ


561 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:23:17 ID:???

フィオレンティーナ(3-4-1-2)
−−−−−−−
−−J−H−− J新田  Hブンナーク
−−−−−−− I三杉
−−−I−−−
F−−−−−G Fマルコ Gバンビーノ
−−D−E−− Dダラピ Eレントゥ
−−−−−−−
−A−−−B− Aスペル B中山
−−−C−−− Cミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ

※チームBGM:味方チーム海外修行編(キャプテン翼3)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7713628 (34:17〜35:01)


パルマ(3-4-1-2)
−−−−−−− 
−−J−H−− Jタルデリ Hフェラーリ
−−−−−−−
−−−I−−− Iシニョーリ 
−−−−−−−
D−F−G−E Dディモス Fシル Gコンティ Eガリバルディ
−−−−−−−
−−B−C−− Bトリノ Cファビオ・カステッリーニ
−−−A−−− Aクスタ
−−−@−−− @シューマッハ

※チームBGM:敵チームWユース本戦(キャプテン翼2)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7713628 (21:56〜22:44)


562 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:26:15 ID:???

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

実況「さあ、いよいよこの時がやってきました、選手達の入場です!
    フィオレンティーナとパルマ、いずれも精鋭揃いのメンバーがフィールドに入ってきます!
    セリエA、プリマヴェーラの頂点に立つチームはいずれとなるのでしょうか!?」

実況の声も普段よりも興奮気味になっている。
それもその筈だろう、フィオレンティーナもパルマも優勝の本命から一歩か二歩下がったチームである。
決勝を争うのがこの2チームという事は、新たな乱世の始まりを予感させたのだ。
現在セリエAトップチームで優勝争いを演じている一握りのチーム・・・
それに対し、彼等が一石を投じる形になって欲しいと期待されているのである。


入場の行進の中、流石に三杉も感慨深い思いに浸っていた。
心臓病の手術を受けたあの日から2年半・・・リハビリに半年を費やし、イタリアで2年。
生まれて初めて、何の制限もなしにサッカーを打ち込んでこれた。
そしてこの大会・・・一試合一試合全てに学ぶ事があった、実に密度の濃い時間であった。
今日の決勝戦はまさにその集大成、その先の道の為にも決して負けられない戦いであった。

入場、整列と順に終わり、間も無くコイントス・・・この時、三杉は敵のメンバーを一望した。
全員が不敵で精悍な顔つきをしているのが判る。

三杉(相手はパルマ・・・何処にも不足の無い相手だ。)

この時、偶然にもパルマのメンバーの一人と目が合った。
その人物は・・・


563 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:28:01 ID:???

A シューマッハ
B クスタ
C シニョーリ
D それ以外のパルマ選手(記述して下さい。)
E 気のせいでした、はよコイントスせな。
G 気のせいでした、味方の誰かに話しかけとこ。(記述して下さい。)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


564 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 19:29:11 ID:kfMBJdV6
Gミュラー

565 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 19:30:34 ID:qFiCS+Sg


566 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 19:31:43 ID:HKjzdSdg
B

567 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 19:33:11 ID:7iKr/Kzo


568 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 19:47:29 ID:???
どーやらホイッスルまでは書けそうにないので、今日はここで切ります。
(多分)明日もどうぞ宜しくお願い致します。


第二次Zのせいでコードギアスにはまっちゃいました!(いまさら過ぎるが構わん)
時間の合間にR2を観ているとこです。

569 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 20:07:48 ID:???
乙でした
今週のロストマンを見て、ふと思ったんですがアナカンさんの中にあるラ・オルケスタってあんな感じなんでしょうか

570 :森崎名無しさん:2011/06/14(火) 21:53:36 ID:???
>どーやらホイッスルまでは書けそうにないので、今日はここで切ります。

と言っているけど、実は岡山姉(夜の教団フェイズ)の手伝いの
時間だったから終了だったりして乙でした

571 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 21:55:04 ID:???
今週のロストマンは凄かったですねー、まさにラ・オルケスタを表現しているように感じました。
(流石にセンターサークルから動かない=シンプソンゾーンはやりすぎに思えましたがw)


ちなみに私が考えているのラ・オルケスタとは毛色がかなり違いました。
でもインスピレーションは受けまくりですヤバすブレちゃうwww

572 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/14(火) 21:59:33 ID:???
>>570
いやいや、岡山姉はネコ的だから自分が構って欲しい時以外は巫女服と神の事しか考えてないんですよ。
だから夜の教団フェイズを私が手伝うことはないです、ハハ。

573 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 12:15:50 ID:???

B クスタ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉と目が合った人物はクスタ・イスマエルであった。
相手もその事に気付いたか、こちらへと近付いてきた。

クスタ「どうも、今日は宜しくお願いしますよ。」

クスタは冷めた様な瞳で、しかし礼儀正しく挨拶を交わしてきた。
勢いで周囲を引っ張るのではなく、冷静な指示でチームを勝利に導くタイプかと・・・
三杉はクスタの印象を密かにそう評した。
守備を纏め上げるDFとしては“最も敵としたくないタイプ”なのだろう、と。

三杉「ああ、こちらこそ宜しく頼むよ。」

これから闘う相手と馴れ合う必要は無いが、礼儀を欠くのは紳士的でない。
ゆえに三杉は無難に礼儀を返した。
しかしクスタは更に会話を求めてきた。

クスタ「インテルvsフィオレンティーナ、前半15分・・・。」

三杉「えっ・・・?」


574 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 12:17:30 ID:???

クスタ「・・・あの時の流れるようなカウンターを見た時から予感していましたよ。
     このチームとはいずれ何処かで当たるだろうとね。
     ただ、それが決勝になるとは運がなかった。」

三杉(これは・・・何を言っているんだ?)

どう答えるべきか瞬間的に思案し、三杉は答えた。


A それはどうも、今日はあの時以上のチームプレイを見せてあげるよ。
B そう、君達にとっては運がなかったと言える。
C それはそうと・・・僕はこの試合中、君を抜いてゴールを決めたいと思っている。
D 運がなかったとは・・・どういう意味だい?
E そんな事はどうでもいい、レッチェの仇は僕が取らせて貰う!
F そ の 他

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


575 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 12:18:50 ID:???
あ、すみません3票じゃなくて2票決でした。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)



576 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 13:05:40 ID:VEZCpVfc
A

577 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 13:39:14 ID:j67AbsmM


578 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 16:05:13 ID:???

> A それはどうも、今日はあの時以上のチームプレイを見せてあげるよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

クスタが口にした、インテル戦で偶然見せたような神がかった連携・・・
結局あの感覚はあれ以来再現される事はなかった。
しかし大会を通してチームは完成に近付き、通常のプレイの中でも高い連携を見せられる自負がある。
ゆえに三杉は彼にこう答えた。

三杉「それはどうも、今日はあの時以上のチームプレイを見せてあげるよ。」

クスタ「そうですか、それは恐ろしい。」

そう言ってはいたが、クスタの表情から微笑が絶えることはなかった。
さりとて馬鹿にしている様子でもない。

三杉(敵意でも挑発でもない・・・・・・意図が判らないな。)

掴みどころないクスタの様子と言葉に三杉は戸惑いを覚えた。
不気味に感じ、会話をすぐに切り上げる事を決める。

三杉「それじゃ、コイントスがあるから。」

クスタ「ええ、後で・・・。」


579 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 16:06:19 ID:???

三杉(なんだ・・・? まるで僕が彼から逃げたみたいじゃないか。
    なにやら解らないが、前哨戦で負けた気分だ・・・)

これではいけないと頭を横に振り、三杉は凛としてセンターサークルに入って行った。
審判と敵のキャプテン・シューマッハが先に待っていた。

シューマッハ「言葉通り、一歩ずつ勝ってきたみたいだな。
        以前の非礼は詫びるが・・・優勝はオレ達の物だ。」

三杉「今日は試合だからね・・・こちらも遠慮するつもりはない。
    ミラクルウォールが崩壊しないよう、心しておくといい。」

シューマッハ「フンッ、面白え。」

審判「その辺で良かろう、あとはプレイで見せるがいい。」

2人のやり取りを審判は制し、ポケットからコインを取り出した。

シューマッハ「表」  三杉「裏」  審判「良き哉!」

チーーーン・・・!


先着で
 ★コイントス結果→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 裏・・・先手後手、好きな方を選べる
《スペード、クラブ》 表・・・パルマにボールを取られる
《JOKER》 打ち上げられたコインに反応してか、空に雷光が走った。


580 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 16:15:17 ID:???
 ★コイントス結果→ ダイヤA

581 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 16:32:49 ID:???

> コイントス結果→ ダイヤA
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

パシッ!

審判は手の甲へコインを収め、すぐ様その表裏を確認した。
三杉も審判の手を覗き、その結果を把握する。

三杉(裏・・・!)

審判「さあ決めるがいい、選択権は貴様にある!」

三杉「(決まっているさ・・・!)僕は・・・」


A 「ボールを取ります。」 ここは先手必勝!
B 「陣地を取ります。」 いや、後半の先手が欲しい!

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


582 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 16:33:31 ID:EP8rY81c
A

583 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 16:42:59 ID:j67AbsmM


584 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 17:21:43 ID:???
パルマの持ち味はゴール前の絶対的な守備力とシニョーリ
フィオ相手に中盤争いする気はない、例えカウンターを受けても止められる自信
だからこその余裕の態度か。
Cの内容(嘘)ぐらい言ってやってもよかったかもね

それはそうと遂に決勝戦キックオフ

585 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 17:47:15 ID:???

> A 「ボールを取ります。」 ここは先手必勝!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「当然ボールを取ります。」

シューマッハ「先手必勝か。 フッ、絶望が早まるだけだぜ?」

三杉「君のね。」

去り際に粉をかけてきたシューマッハに対し、三杉も譲らず言い返した。
既に三杉の方もボルテージが十分高まっているという事だ。


実況「コイントスの結果、先手をかけるのはフィオレンティーナの方です!
    これが吉と出るか蛇と出るか・・・間も無く判ります、キックオフまであと間近!」


ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

観客「パルマ!パルマ」「ヴィオラ!ヴィオラ!」「オカヤマ!オカヤマ!」「蹴散らせー!!」
   「ジュン様ー!」「シューマッハ様でしょjk!」「どっちも頑張れー!!」

チーム、そして一部の選手へ大きな声援が飛び交う中、選手達は固唾を呑んでホイッスルを待った。
ベンチに居る監督や控え選手もそれは例外ではない。
パルマの控え選手の中で、一際身体の小さなこの少年も、フィールドへ視線を送っていた。


586 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 17:48:57 ID:???

クオーレ(がんばってね、ファビオ。)

トルシア「試合(ゲーム)に出たいか? マルコ。」

クオーレ「え・・・いいよ、ボクは。 ベンチで皆を応援しているだけで満足だよ。」

トルシア「・・・・・・(ま、それもいいだろう。 身体が十分出来上がるまでは、
           いろんな試合を観て刺激を受けるといい・・・・・・。)」

パルマの監督は、少々残念そうにクオーレの言葉に頷いた。
この少年にはもう少し貪欲になって欲しいと思ったが、強要するのは逆効果と理解している。
それに集中出来ない試合に出しても、この少年に限っては怪我の方が余程怖い。
トルシアは鼻で自嘲すると、いま一度視線をフィールドに戻した。
それから数秒と経つことなく・・・


ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

コッパ・イタリア・プリマヴェーラ ファイナル・・・ いま試合開始!


587 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 17:50:11 ID:???

実況「主審のフエが高々と鳴り響き、ついに決勝が始まりました!
    フォーメーションは両チーム共に3−5−2、ほぼ同じ形ですが・・・
    フィオレンティーナはハッキリとボランチが判り、パルマは完全にフラットです。
    この細かい違いが戦術の・・・戦況の差になっていくのかァ!?」

新田のチップからブンナークにボールが渡り、それがバックパスで三杉へと渡った。
もはや待ったなしである・・・三杉は最初の攻撃のビルドアップを求められていた。。

三杉(よし、まずは1本確実にシュートを撃ちたい。 それには・・・)


A シニョーリに突撃だ
B 右サイドに開くと見せかけて逆のバンビーノにパスだ!
C 左サイドに開くと見せかけて逆のマルコにパスだ!
D 新田にドリブル突破させるっきゃない。
E 取り敢えず中央でパスを回して溜めを作るか。
F その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


588 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 17:53:42 ID:hZF1llqU
C

589 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 17:57:30 ID:j67AbsmM


590 :588:2011/06/15(水) 18:00:31 ID:hZF1llqU
すみませんC→Aに変更お願いします
シニョーリの守備は軽いし簡単にガッツ40減らせるタイミングなんで

591 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 18:10:16 ID:???
>>590 承りました。 現在A1票、B1票です。

592 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 18:18:11 ID:EP8rY81c
B

593 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 18:58:24 ID:???

> B 右サイドに開くと見せかけて逆のバンビーノにパスだ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(先ずは・・・正攻法で行かせて貰うぞ。 バンビーノ!)

バンビーノ(いつでもいい!)


ダァッ!

僅かな目配せを交わし、三杉は右サイドへとドリブルを開始した。
パルマの前線の選手はそれに合わせ、ややサイドの寄った形になる。
中盤はプレスで囲む守備を狙うという事だろうか?

三杉(けれど今は関係ない・・・!)

タルデリ「いくぜ、フィオレンティーナの10番!」

三杉「フッ・・・」

既にパスコースを定めた三杉に対してFWのタルデリが迫る。
前線からの積極的な守備に感心すべきだが、ここは予定通り。
三杉は落ち着いてボールを蹴り出した。

スパァァァァンッ!


594 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 18:59:52 ID:???

先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★三杉 パス(! card)67+(! dice + ! dice)=★
 ★タルデリ パスカット(! card)64+(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → パスが通った!サイドアタック狙うぜ!
=1〜-1 → 左から順に(新田がフォロー、ランダム判定、フェラーリがフォロー)
≦-2 → パルマボールに。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがダイヤかハートで「バックスピンパス(+3)」が発動。


595 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 19:06:46 ID:???
 ★三杉 パス( ダイヤQ )67+( 15 )=★

596 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 19:06:52 ID:???
★三杉 パス( ダイヤJ )67+( 23 )=★

597 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 19:12:09 ID:???
★タルデリ パスカット( スペードJ )64+( 62 )=★


598 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 19:32:32 ID:???

三杉 パス( ダイヤQ )67+( 1 + 5 )+(バックスピンパス+3)=76
タルデリ パスカット( スペードJ )64+( 6 + 2 )=72

【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → パスが通った!サイドアタック狙うぜ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シュンッ!

タルデリ(速い!?)

三杉の高速パスがタルデリの至近を通過していった。
タックルで当たるつもりだったタルデリは、咄嗟に反応出来はしたが・・・
それでもこのスピードのボールに届く事はなかった。
ボールは狙い通り、三杉が進んでいた逆のサイドへと通って行く。

シニョーリ(ハッ、パスなのに球速が速すぎだろ。 こりゃサイド割るな。)

このパスが行き過ぎる様子を目にし、シニョーリがしめしめとほくそ笑んだ。
しかし敵を笑わせるようなミスを三杉はそうそう犯さない。


シュルッ・・・!

バンビーノ「(いつも通り・・・)ナイスパスだ!」

シニョーリ「およ!?」


599 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/06/15(水) 19:34:21 ID:???

ワンバウンドの直後に急ブレーキ。
敵にとってはカットし辛く味方にとってはトラップしやすい、強いバックスピンをかけたパスだ。
ここは三杉のパスの特徴を理解しているフィオレンティーナのメンバーが逆にほくそ笑む形になった。

バンビーノ(さて突破を図るところだが、敵の様子は・・・)

三杉が片サイドによって敵を僅かに引き付けた。
ルックアップしたバンビーノはドリブルを開始しながら、その効果の程を確認する。


先着で
 ★いきなりイケてんじゃね?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ディモス「チィッ!」←ペナ−1
《ハート、スペード》 ディモス「こっちは通行止めだぜ!」
《クラブ》 シル「オレもいるぜ!」
《クラブA》 ブルノ「お前達だけに格好つけさせてたまるかよ・・・!」 ピィー!レッドカード!
《JOKER》 バンビーノ「がら空き・・・じゃないか。」


600 :森崎名無しさん:2011/06/15(水) 19:35:13 ID:???
★いきなりイケてんじゃね?→ ハート6


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