キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/26(金) 20:09:03 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。


〜これまでのお話〜

武術や勉学だけでなく、サッカーの腕前も優れて無ければ一流の王宮騎士にはなれない。
従騎士と正騎士たちの合同で行われる練習試合に参加する森崎と第七小隊。
相手チームはジョルジュやフレイなど優れた指揮能力を持つ戦士たちを中心に怒涛の攻めを展開する。
防戦一方に追いやられる森崎たちも懸命に反撃するが、力及ばず敗れてしまう。
敗戦に落ち込むだけでなく、他人との競争や蹴落としに恐怖を感じ始めるクリスたちに
森崎は教官らしく親身に相談してしっかりと心を立ち直らせ、独り立ちさせてゆくのだった。

そしていよいよ訪れた最終試験。この日のために訪れた特別講師はなんとあのアベルだった!
他にも一筋縄ではいかない面々を取り揃えた試験官たちを前に、第七小隊は栄光をつかむことが出来るのか?
密かに動き出す影の集団やモロドフ伯爵の帰還の先に待ち受けるものとは……?


☆前スレ
【最終】ファイアーモリブレム33【試験】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1312119978/l50


☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html
上記のページの『過去ログ』内からどうぞ。

260 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 00:14:58 ID:???
カタリナ 魔道士 レベル7
     成長率
H 22 80+ 92 =
力 5 40+ 97 =
技 9 70+ 36 =
速 10 75+ 90 =
運 7 75+ 17 =
武 10 70+ 34 =
守 5 20+ 73 =
魔 4 3+ 59 =

261 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:24:43 ID:???
カタリナ 魔道士 レベル7
     成長率
H 22 80+ 92 =172→+1
力 5 40+ 97 =137→+1
技 9 70+ 36 =106→+1
速 10 75+ 90 =165→+1
運 7 75+ 17 =102→+1
武 10 70+ 34 =104→+1
守 5 20+ 73 =93
魔 4 3+ 59 =62


カタリナ 魔道士 レベル7 EXP20 0戦0勝0敗
        成長率
HP22/23     80
力  6       40
技 10      70
速 11       75
運  8      75
武 11      70
守  5      20
魔  4       3

以上のようになりました

262 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:27:49 ID:???
カタリナ「(正騎士たちの信用を集め、仲間との信頼を深め、そしてマルス様とお近づきになる。
     もうすぐです。もうすぐあのお方のお望みを叶えてあげることができる……)」

アベル「(この娘……出来る!?)」

魔法に関してはあまり学がないアベルだったが、多くのガーネフの配下たちと戦ってきた経験が何よりも物語っていた。
本能的に、彼女の魔法には彼ら闇の司祭のような禍々しくも強力な術が固まっているのだと。

カタリナ「(アベルさん相手ならば手加減は必要ないですね。……はぁぁぁっ!!)」

ギュオオオオオオオォォォォ!!

クリス「カタリ……ナ……?」

これまで一番多く共に修練の時を重ねてきたクリスでさえ見たことのない彼女の力の本質。
マルス、シーダ、カイン、そして森崎もカタリナの真の実力を目の当たりにして驚愕する。

カタリナ「舞い上がれ炎の滝よ!そして打ちつけ!エルファイヤー!!」

アベル「馬鹿な!?ファイヤーの魔導書でワンランク上の呪文を成功させただと!?」

ドボボボボボボッ!ボボッ!ドボボォォォッ!!

アベル「(ぐっ……冗談キツイぜ。俺たちの世代じゃこんな魔法扱える奴なんて一人もいなかったぞ)」

抜群の反応を見せ、次々と降りしきる炎の雨を避け続けるアベル。
しかし、先ほどカインと競り合った際に負傷した脇腹の刺すような痛みがほんの僅かだが判断力を鈍らせてしまう。

アベル「しまっ…」

ボシュッ!!

263 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:29:01 ID:???
アベル「ぐわあああぁぁぁっ!!!!」

エスト「ア、アベルっ!?」

カイン「(俺は……夢でも見ているのか?俺があれだけ苦戦した相手を……見習いの、こんな年端もいかない少女が……?)」

シーダ「(この間まで攻撃魔法が唱えられなかったはずなのに……なんて成長なの……?)」

マルス「(僕の目に狂いはなかった。やはり彼女の魔法は既に完成された……本物だったんだ)」

森崎「(これだ。これを待っていたんだ。カタリナの覚醒こそ第七小隊の真の姿だ。
   へへ……目をかけてやった後輩がここまで活躍してくれるとは教官冥利につきるぜ)」

アベル「……ははっ……まいったまいった。降参だ。すごいな君。いったいどこでこれだけの魔法を習ったんだい?」

煤けた顔を手で払いながら、アベルは魔力を開放して疲れたのかぺたりと座り込んでいるカタリナに駆け寄る。

カタリナ「た、たいしたものじゃないですよ。私の魔法なんてそんな……」

アベル「学の薄い俺でも分かる。誰かの、それも高名な司祭の指導がない限りあんな術式を発動させるなんて無理だ。
    そうじゃないんだったら……きっと君は魔道の神様に愛された『天才』なんだろうね」

謙遜しようとするカタリナだったが、自分を見下ろすアベルの目の鋭さに言葉を飲み込む。

アベル「なんにせよ、これで君たちは合格だ。俺をここまで圧倒的に打ち負かしたんだ。自信を持てよ」

カタリナ「あ、の……アベルさん。私、私は……」

アベル「悪いな。魔道に関しては俺はからっきしでな。君のような可憐な才女とは吊り合わないよ」

なにか言いたげそうなカタリナを振り切るように、アベルは心配そうに駆け寄るエストと共に砦の方へ引き上げていった。

264 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:30:34 ID:???
カイン「ま、まてよアベル!まだ俺たちの決着は……!」

アベル「安心しなカイン。今の攻撃を受けて少しばかり気が変わったぜ。
    もうしばらくこの騎士団に世話になるつもりだ。……直にジェイガンさんから話があるはずだ」

カイン「えっ…?そ、それは本当かアベル!」

アベル「ああ。俺もあんな失態をエストに見せたままだとカッコつかないからな」

カイン「そうか……ああ、分かった!楽しみにしてるぞ!」

アベルはひらひらと手を振り、返事の代わりをしつつ城の方へと引き上げていった。


先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします

騎士リザルト→! card
天馬騎士リザルト→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→クリスに経験値20
ハート→カタリナに経験値20
スペード→クリスとカタリナに経験値10
クラブ→(騎士)鋼の剣入手(天馬騎士)鋼の槍入手※奇数でクリス、偶数でカタリナのものになります
JOKER→ぜんぶまとめて!

265 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 01:31:24 ID:???
騎士リザルト→ ダイヤJ
お、マルスはきづいたな

266 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 01:32:00 ID:???
天馬騎士リザルト→ クラブ10

267 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:35:12 ID:???
騎士リザルト→ ダイヤJ→クリスに経験値20
天馬騎士リザルト→ クラブ10→鋼の槍入手

※クリスが20の経験値を、カタリナが鋼の槍を入手しました。
============
しばらくして残された正騎士たちから、エリスの待つ第一砦へと集合するようにと指示が出る。
そこで最終試験の結果発表がクリスたち第七小隊に言い渡されるだというのだ。
森崎たち講師陣は、先に砦の方へと移動することになる。その最中、マルスが話しかけてくる。

マルス「森崎、お疲れ様」

森崎「マルスか。結局従騎士の連中だけで型をつけちまって拍子抜けだったか?」

マルス「ははっ、僕達の力を借りずともあれほどの力を出せるなら何も問題はないよ。
    ……それより、ジェイガンからの伝達だ。第二部隊のルークとライアンだけれど……
    最終試験の模擬戦にて戦闘不能。大きく評価点を下げることになった、だって」

森崎「なにィ!」

マルス「今回の部隊の配分は君が用意したものだったみたいだね。
    ……ジョルジュ将軍が言うには、少し第三部隊に戦力を割きすぎだったみたいだね」

森崎「……だがよ、アベル相手ならあれくらいの戦力がないと正直不安でしょうがなかったぜ」

マルス越しのジョルジュの厳しい言葉に、森崎は思わず口を尖らせる。
自分の判断は間違っていない。最良の布陣を敷いたはずである。

マルス「君のその判断は間違っていないと僕も思う。だけど、結果を残すことは出来なかった。
    厳しいことを言うようだけれど、もしこれが本当の戦場だったら彼らは全滅したということになるんだ。
    ……どんな採点になり、どんな結果が彼らに言い渡されるのかはまだ明らかじゃないけれど
    もしもの時、彼らを立ち直らせることが出来るのは最も親身だった教官である君だけなんだ」

268 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:36:51 ID:???
森崎「…………」

マルス「人を教えて、導くことは本当に難しいことだと今回教えられたよ。
    どれだけ平等に接しようとしても、感情が、気持ちが表に出てきてしまう。
    ……王子である僕がこれだけ困惑してるんだ。君だって相当苦しんできたんだと思う」

森崎「ああ……そうだな。だが、後進を育てていくのが先人の勤めでもある。
   自分のことだけで手一杯にするつもりはないさ。俺は必ずやり遂げてみせる」

アカネイア大陸への憂いを断ち切れるだけの自分の後継者に相応しきものを育てなければならない。
だが、やはり現実は厳しく森崎の前に立ちふさがってくる。
破滅のツボによる弱体化は相変わらず体力を蝕み、本来の実力を発揮させづらい。
そして第七小隊全員を相手に本当に教官らしく、平等に接してこれたか振り返れば疑問が残ってしまう。

森崎「(全員違う才能。違う実力。違う感性を持っている。そんな集団をまとめ上げる教官という仕事。
   サッカーに例えるのならばキャプテンというよりも監督に近いだろう。
   城山監督や古尾谷監督……三上監督も、こんな苦労を常に抱えていたのかな)」

ただの馴れ合いだけでは終われず、結果もしっかりと残さなければならない。
そんな重責を抱えてきたであろうかつての恩師たちのことを思い出しながら、森崎は結果発表の場へと向かった。



ジェイガン「うむ、揃ったな」

第一砦に集まった第七小隊をひと通り見渡し、ジェイガンは資料を片手にこほんと咳をする。

ジェイガン「では、クリス率いる第七小隊よ。ここで最終試験の成績を伝える。心して聞くように」

ざわ……ざわざわ……

269 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:38:41 ID:???
エリスに太鼓判を押されたロディとセシル。
アベルに合格だと言い渡されたカタリナとクリスの表情は緊張に包まれながらも明るい。
しかし彼らとは対照的に、ルークとライアンの顔には不安の影が覆っていた。
全員揃って正騎士になることが近衛騎士団設立の条件。
自分たちのせいでクリスたちの足を引っ張ってしまうのではないかと気が気でないのも無理はない。

ジェイガン「正騎士昇格者。クリス!」

クリス「は…はいっ!やった!合格よ!」

ジェイガン「続けて…カタリナ、ロディ、セシル」

カタリナ「はい!やりましたねクリス!みんな!」

セシル「やったわ!これであとは剣と槍を買って…ふふふふふ」

ロディ「…セシル怖いぞ。ともあれ、私も嬉しい。長年の希望がついにかなった」

森崎「(これで6人中4人が合格…あとはルークとライアンだけか…)」

固唾を飲んで教え子たちを見守る森崎。まだジェイガンは口を開こうとしない。

ライアン「(ああ……ゴードン兄さん……)」

ルーク「(ちっくしょう……ルーク伝説もこんなところで打ち切り決定か……)」

ジェイガン「正騎士昇格者は……」

270 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:40:00 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします

ルークの運命→! card
============
ライアンの運命→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→合格とする!しかし……
スペード・クラブ→残念だが今回は見送りだ。しかし……
JOKER→合格とする!さらに昇進祝いの装備を進呈しよう

271 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 01:40:13 ID:???
ルークの運命→ ハートQ

272 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 01:40:16 ID:???
ルークの運命→ クラブJ

273 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 01:42:21 ID:???
ライアンの運命→ スペード7

274 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 01:42:21 ID:???
ライアンの運命→ ダイヤ8

275 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/13(火) 01:46:24 ID:???
ルークの運命→ ハートQ→合格とする!しかし……
ライアンの運命→ スペード7→残念だが今回は見送りだ。しかし……
============
明暗がくっきりと別れてしまったところで一旦ここまで。
次回からは拠点パートを何度か挟みつつの長期のサッカーパートへと突入します。
ただひとり試験に落ちてしまったライアンの運命や如何に!?それではまた〜

276 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 01:56:35 ID:???
ジェイガン「ルーク、合格とする!しかし……今後の成長率はワシと同じだ!」
ルーク「なにィ!?」

ジェイガン「ライアン、残念だが今回は見送りだ。しかし……なんか可哀想なのでパルティアを勝手に贈呈する!」
大陸一「なにィ!?」

乙でした〜

277 :森崎名無しさん:2011/09/13(火) 07:31:18 ID:???
ライアン武者修行編スタートか…!

278 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 12:20:25 ID:???
>>276
乙感謝です。ジェイガンの暴走もここまで来れば立派なものですw
ちなみに『しかし』はジェイガンの台詞ではなく後の展開を指すものです。紛らわしくてすみません。
>>277
それに近い展開にはなりそうです。はたして教官である森崎はどう動く?
============
ジェイガンの口から出てきた言葉は二人の運命を明確に切り分けた。

ジェイガン「ルーク。最終試験での減点はたしかに大きなものであった。
      だが、これまでの模擬戦やサッカーの試合の活躍頻度を考慮し合格点を与えよう」

ルーク「へ…?す、するってーと…?」

目をぱちくりさせて、まだ状況をはっきり把握できていないルークの肩をロディがぽんと叩く。

ロディ「お前も合格したんだルーク。これまでのお前の活躍は講師たちはしっかりと見ていたんだ」

ルーク「う……うっしゃあーーーっ!!ルーク伝説はまだ終わらねぇんだな!やっほーい!!」

勢い良く飛び上がり喜びを全身で表すルークを微笑ましく眺める仲間や講師たち。
だが、そんな中一人だけ気が気でなく不安を抱く少年が佇んでいる。

ライアン「(最終試験でリタイアしたにもかかわらずルークさんは合格した。
     でもそれはルークさんがこれまでの試験で良い成績をとっていたからで……)」

これまでの自分はどうだった?相手の攻撃を奇跡的に耐えしのぐなど光るところは見せたものの
弓兵らしい活躍は指で数えるほどしか無い。ルークに比べその印象はどうしても薄くなってしまう。
そしてライアンは悟った。自分自身に合格の自信が全く持てない時点で、この後言い伝えられる結果は決まりきってしまったのだと。

ジェイガン「第七小隊からの合格者は以上5名とする」

クリス「えっ…?」

279 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 12:22:20 ID:???
セシル「ちょ、ちょっと待ってくださいよジェイガン様!まだライアンが呼ばれて…」

ジェイガン「…最終試験での棄権による減点が主な原因だ。
      アリティア騎士の最大の教訓である『生存』を守れぬものに正騎士になる資格はない」

ルーク「なっ…なんでだよ!俺だってリタイアしたんだぜ!なんでライアンだけ失格に…」

ライアン「いいんですルークさん。……せっかくルークさんは合格できたんですから」

ルーク「だ、だけどよ!納得いかねーじゃんかよ!俺たちは全員で一緒に合格するって約束したじゃねーか!」

ロディ「これ以上自らの立場を悪くすることは言うな。……ライアンの気持ちを汲んでやれ、ルーク」

ルーク「っ……」

森崎「(ライアン…駄目だったか…)」

ゴードンの弟という立場から、森崎は彼に何処か負い目を感じていた所がある。
彼の兄を守りきれなかった責任とでも言うのか、彼を正騎士にさせることでその暗い気持ちを払拭できると思っていた。
だが、自分はライアンを合格させることは出来なかった。もちろんライアン自身の力不足が原因であることは違いない。
しかし、自分の教え方や接し方一つで少しでも結果が良くなっていたのかもしれない。
そんな後悔の念が、そして全員合格という規約を守れなかったという無念が森崎と第七小隊を包んでいた。

カタリナ「……待ってください!」

森崎「(カタリナ…?)」

時が止まったような、重苦しい雰囲気を跳ね除けようと動いたのは意外にもこの少女だった。
いや、戦う勇気を得て従騎士屈指の力を手に入れた彼女だからこその行動だったのかもしれない。
カタリナはジェイガンの前に出ると、膝を折り地に手をつき頭を下げる。俗に言う『土下座』の構えをとった。

ジェイガン「…何のつもりだ?」

280 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 12:23:49 ID:???
カタリナ「私のようなものが差し出がましいことはわかっています。
     でも……お願いします!どうか、どうかライアンにもう一度チャンスを与えて下さい!」

クリス「カタリナ…!?」

ジェイガン「なにィ…?」

カタリナ「お願いします!吊り合わないと思いますが私の正騎士の資格を賭けてでもかまいません!
     ライアンは同じ第七小隊の仲間なんです!お願いします!もう一度、もう一度チャンスを下さい!」

森崎「(カタリナ…こんなことが出来る娘だったのか…?)」

初めて出会った時の印象は、臆病で内気を絵に書いたようなオドオドとした自信なさ気なオーラを身に纏う少女だった。
勝気で明朗なクリスと並んでいたことで、その印象はさらに色濃く森崎の脳内に焼き付いている。
だが、今の彼女は自分の立場を棄権にさらしてまで仲間の進退を救おうとしているのだ。あのカタリナが。

クリス「待ってカタリナ。その仕事は部隊長の私のものよ」

スッ…ガチャッ

重装の無骨な音を鳴らしつつ、クリスも膝と手を地面についてジェイガンを見上げ勢い良く頭を下げる。

クリス「第七小隊の失態は隊長である私の失態です。お願いしますジェイガン様!
    ライアンを……いえ、私たち第七小隊にもう一度チャンスを下さい!」

ジェイガン「むっ……」

ためらうこと無く床に額を擦り付けるクリスの姿を見て、ジェイガンは呻き顔をしかめる。

281 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 12:25:13 ID:???
セシル「私からもどうかお願いします!約束したんです!全員で正騎士に、そして近衛騎士になると!」

ルーク「ぐっ……女の子にこれ以上無様な真似をさせられるかよ!たのむジェイガン様!いや、ジェイガン大明神!」

ロディ「第七小隊は常に共にあった。一人でも欠けることすら許されることではない」

セシル、ルーク、ロディも次々と頭を下げていく。その騒然たる光景に講師たちは言葉を失い立ちすくんでいた。

森崎「(ちっ……あいつら……なんてことをしやがるんだ……)」

ジョルジュの言葉が蘇ってくる。第三部隊に戦力を割きすぎたことが今回の失態の原因だと。
ライアンの失格の責任は自分の判断ミスも間違いなく絡んでいるのだ。
それを今、クリスたち若き従騎士たちが仲間を守るため、救うために恥を捨てて行動を起こしている。

森崎「(くそっ!教官として、アイツらを導いてきたものとして俺に出来ることと言ったら……!)」

クリスたちを助け、ライアンを庇うことか?だがそれは自らの失態を認めてしまうことである。
それにたとえライアンにチャンスを与えられたとしても他の従騎士たちにとってそれは不平等なものだ。
恵まれた環境に生まれてこなかった森崎だからこそ、彼らのような目立たぬ存在の苦しさも十分理解できてしまう。
人生の先輩として、後輩たちに何を伝え何を残せるのか。精一杯悩んだ末、森崎の出した結論。それは……


☆どうしますか?

A「見せてやる!これが俺のがんばり土下座だ!」自分も頭を下げてジェイガンに懇願する。
B「そんな都合のいいことを夢見てるんじゃない!」往生際の悪いクリスたちを止める
C ジェイガンに視線を投げかけ無言の抗議を行う。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

282 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 12:35:50 ID:24zViSsc
B

結果は結果として皆を諭す。
その上でライアンに修行を施す。
できなければアベルにお願いするなり対応する。

283 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 12:40:17 ID:/EygSIYQ


284 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:51:01 ID:???
>B「そんな都合のいいことを夢見てるんじゃない!」往生際の悪いクリスたちを止める

森崎「(仲間と一緒に正騎士に。そのためだったら自分の立場すら厭わない、か)」

美談である。しかし、甘い幻想でもある。特にキャプテンという立場に固執し
多くの手段を取り犠牲を強いてきた森崎にとってはクリスたちの行動は滑稽極まりないものに見えていた。

森崎「やめないかお前たち!」

クリス「森崎さん…!」

カタリナ「森崎さんからもお願いします!私たちは、皆で一緒に近衛騎士に…!」

森崎「そんな都合のいいことを夢見てるんじゃない!お前たちはもう正騎士に、一人前の王宮騎士団に選ばれてるんだぞ!」

ロディ「!」

セシル「そ…それはそうかもしれないですけど……でも、アタシたちは仲間で…」

森崎「試験の結果は絶対だ。合格したものは正騎士になり落ちたものは従騎士のまま。そうですよねジェイガンさん」

ジェイガン「……ああ、その通りだ」

ルーク「なんてことを言うんだよ森崎さん!アンタだって俺たち全員の合格を願っていたんじゃねーのかよ!!」

森崎「これが現実だ。実力の伴わないものは落ちぶれていく。そうならないためにお前たちは
   これまで厳しい訓練に耐え、学び、戦ってきたんじゃないのか?
   それともなんだ。気の合う仲間と馴れ合うために、お前は正騎士になりにきたのか?」

ルーク「ぐっ……!」

285 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:52:35 ID:???
ジェイガン「これまでの試験結果を考慮した故の結果だ。確かに光るものはあるものの、
      まだ正騎士に昇格させるほどの実力を兼ね備えてはいないと判断した。
      ……残念だが、近衛騎士団の話も無かったことにさせてもらうぞ」

カタリナ「そ、そんなァ……」

クリス「(森崎さんは私たちの味方だって信じてたのに……あんまりだよ、こんなの……!!)」

第七小隊の悲しみを帯びた視線が突き刺さるのを森崎は感じていた。だが、森崎は厳しい表情を崩さなかった。

森崎「(きっと俺は薄情な教官だとアイツらから恨まれるんだろうな。だが、俺は心を鬼にしてでもお前たちに伝えたいんだ。
   実力の無いものは何時迄経っても栄光を掴みとることは出来やしない。
   優しさだけでは乗り越えられない壁があるということを、今のうちに理解してくれ)」

優しさと甘えはまったく違うものだということを、森崎は彼らを信頼しているからこそ伝えたかった。
皮肉にも森崎もまた、自分への好感という犠牲を強いてクリスたちを助けようとしていたのであった。

ジェイガン「…それではこれにて合格発表は終わる。なお、正騎士の叙勲式についてだが…」

重苦しい雰囲気の中、ジェイガンが後日の予定を伝えようとする。しかしその時……

????「諸君!まだ一勝負あるぞ!」

低く響く、しかしどこか穏やかな雰囲気もあるその老人の声の方を森崎たちは振り向いた。

森崎「モ……モロドフさん!?」

第七小隊の最終試験はライアンのみ落第という残念な結果となった。
嘆き悲しむ従騎士たちに、森崎は現実の厳しさを心を鬼にして説き伏せる。
だが、突如森崎たちの前に現れたモロドフによって事態は新たな展開を迎えることになる。

『前日編・森崎有三の7日間で分かる王宮騎士講座』 おわり

286 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:55:06 ID:???
ここで少し時間は遡る。アカネイアと日本の交流を繋ぐものとして
サッカー協会の研修生として派遣されたモロドフは協会員の片桐宗正とレストランにて待ち合わせをしていた。

片桐「おまたせ致しました。モロドフ氏」

モロドフ「いえ、私もいま来たところですじゃ。もっともこのような台詞は逢引の時に相応しいものと思いますがの」

片桐「ふふ…冗談がお好きなお方ですね。それより、電話でも話したとおり
   今日は有意義な企画が纏まりそうなので、その確認をお願いしたいのですが」

モロドフ「はい。それではお店の中へ入りましょうか」

その後、簡単な食事を取りつつ片桐はバッグから書類を何枚か取り出しモロドフの方へと差し出す。

片桐「以上、3チームほど選手を見繕っておきました。目を通しておいてください」

モロドフ「日本とアカネイア。2つの世界のプロサッカーリーグ同時開催を記念した親善大会ですか…」

片桐「はい。2年ほど前にアリティアカップという大会が行われたことは覚えておりますよね」

モロドフ「それはもちろん。主催国でありながら3位というものたりぬ結果では老いた脳でも忘れることはできません」

片桐「前大会のリベンジも兼ねて、ぜひ検討の程をお願いしたいのですが。
   昨年のユース選考特別試合において、アカネイアの皆様のサッカーセンスは類まれなものだと認識しているのです。
   双方のスキルアップも出来ることまちがいなしですよ」

287 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:56:27 ID:???
モロドフ「……なるほど。話はわかりました。確かにこちらとしても非常に興味深く有益なお話ですね」

片桐「先日のユース大会での優勝もあり、日本のサッカーに対する興味は確実に大きくなりつつあります。
   他国の一流リーグに見劣りしない試合を行える地盤を、開催前に彼らに身につけてもらいたいのです」

モロドフ「うむ。まだサッカーの歴史も浅く未熟なものが多い我が国も同じことが言えるでしょうな」

片桐「それでは…!」

モロドフ「……一つ、条件をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」

片桐「ええ。私に出来る事でしたら」

モロドフ「……このリストの者たちにも招集をかけてやってください。
     ユース大会を制覇し、大きな力を手に入れつつある今のあなた方協会の力ならば可能なことでしょう」

そう言うとモロドフはメモ用紙を片桐に手渡してくる。その名前の一覧を見た片桐は一瞬驚くもののすぐに笑と言葉を返す。

片桐「分かりました、お任せ下さい。それでは、一週間後に再びこのレストランにて」

モロドフ「ええ。両国のサッカーの反映を願う、素晴らしき大会にいたしましょうぞ」

アカネイア大陸への遠征。そして親善大会。この知らせはプロリーグ開催を待つ若きクラブチームに大きな波紋を起こすことになる。

288 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:58:21 ID:???
〜南武フースバル練習場〜

新田「早田さん、聞きましたか?片桐さんからの例の話」

早田「ああ。まさかこんな形でアイツらと再戦できるとは思って見なかったな」

石崎「アカネイアのカワイコちゃんたちにまた会えるんだなあ。デヘヘ…」

???「ほーう。その大陸の女の子はそんなに可愛いのか」

石崎「あ、キャプテン!そりゃあもうよりどりみどりで右も左も困っちゃうっすよ。
   守備の機会がこれほど待ち遠しい相手はいないというかなんというか」

話の輪に入ってきたのはフースバルのキャプテンであり司令塔である小豆沢である。
石崎たち『黄金世代』よりも上の世代の中でも随一の技術を持つ優れたプレイヤーだ。

小豆沢「なるほど。これは陽子くんにも伝えて置かなければな。
    チームマネージャーに敵チームの情報を教えておいて損はないだろう」

石崎「うへぇ!か、勘弁して下さいよ〜!」

事務室へ行こうとする小豆沢を追いかける石崎を、新田はしばらく楽しそうに眺めていたが徐々に顔に影を落としていく。

新田「……早田さん。俺たち南武フースバルに勝ち目はありますかね?」

289 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:00:43 ID:???
日向が取り仕切るヒューガーが積極的に支援する私設クラブ『東邦タイガース』や
全日本ユース代表の多くが所属している『南葛ウイングス』に比べればどうしても戦力に不安を感じてしまう。
小豆沢のような優秀な選手は稀であり、お世辞にも他の選手からは彼ほどの技術も力も無いのが現状なのだ。
これも『黄金世代』のみに注力してきた日本サッカー協会にも原因の一途があるのだろうが。

早田「ある」

新田「そうですか!?うちは俺と早田さんと石崎さん、キャプテンぐらいですよまともなのは」

早田「そうかな?俺はある男に目をつけてる」

そう言うと、早田は練習に明け暮れているピッチの方へと視線を移す。
そこには休憩時間にもかかわらず元気よくボールを蹴る少年がいた。

早田「あいつは栗栖(くりす)。俺はあいつのプレイを見て翼を、そして……」



フースバルの すごい 新人→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→日向のような強靭さを思い出したぜ
ハート→岬のような優れた技術を思い出したぜ
スペード→三杉のような指揮力を思い出したぜ
クラブ→松山のような粘り強さを思い出したぜ
JOKER→森崎のような豪胆さを思い出したぜ

290 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:02:26 ID:???
フースバルの すごい 新人→ ダイヤ8
おや、並行世界の同一人物。

291 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:10:02 ID:???
成長率の悪いベテランの自衛丸さんとか、コンクリも易々貫く怪力の志田さんとか
仮面被った黒衣の神湯さんとかもいるのか…胸熱。


292 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:12:41 ID:???
残念、神湯さんは登録名として「支離薄」を名乗っているからそちらで呼ぶように。

293 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:57:14 ID:???
>>290
オリキャラ繋がりということで、アカネイアのクリスに選ばれなかった性別の方を
フースバル所属の『キャプ翼4』のオリキャラにすることにしていました。
>>291
漢字でも登録できそうな名前の人も結構いますよねw佐治くんとか馬路くんとか…
>>292
いっそのことシーズンごとに登録名を変えてみるのはどうでしょうか?来年は地郁くんだ!
============
フースバルの すごい 新人→ ダイヤ8
>ダイヤ→日向のような強靭さを思い出したぜ

その少年は今はイタリアセリエAの名門、ユベントスに鳴り物入りで入団した
日本の誇るストライカーこと日向小次郎を想像させるような姿をしていた。
日に焼けた健康的な肌、肩まで捲り上げられた袖口から見えるその逞しい腕は
彼の強靭なフィジカルの強さを物語っているようだ。

早田「あいつのプレイは翼のようなセンスと日向のような強靭さを思い出させたぜ」

少年がネットに蹴り込むボールの音は明らかに他の選手と違っていた。
ネットが悲鳴をあげるように軋むその光景から、
栗栖という少年にとんでもないシュート力が秘められていることが伺える。

新田「……確かに、他の先輩方たちに比べれば幾分マシかも知れませんね」

自分にはない天性的なキック力に少し嫉妬しつつも、新田は冷静に戦力を分析する。
確かに彼の力があれば、他の強豪にも互角に持ちこめられるかもしれない。

栗栖「(もう少しだ。もう少しであのシュートが完成する…!)」

ドゴッ! ド ゴ ッ !  ド  ゴ  ッ  !

豪快なフォームから繰り出されるそのシュートは不可思議な軌道を描きながらも多大な威力が備わっていた。

294 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:59:13 ID:???
早田「噂じゃあの日向の師匠でもある吉良耕三氏の秘蔵の教え子だとかなんとか言われてるらしいぜ。
   その豊富な資金力で有力な外人選手を確保している東邦に入らず、うちに来てくれたのは大助かりだぜ」

新田「得点力はいくつあっても困らないですからね。…でも、エースストライカーの座はそう簡単に渡せませんよ」

早田「へへ…あんまり後輩イジメはすんなよな?」

新田「失礼な!森崎さんじゃあるまいし、そんなことはしませんよ」

早田「ははは、あいつのは愛情の裏返しってやつじゃねーの?」

新田「ど、どうだか…!(森崎さんに見せてやるんだ。進化した俺のスピードサッカーを!)」

先日の特別試合で森崎との蟠りは解かれたのか、新田の森崎への恨みは殆ど無くなっていた。
こうして冗談として過去の遺恨を口に出せるようになったのが何よりの証拠である。

早田「(待ってろよ森崎!特別試合の借りはこの大会で晴らさせてもらうぜ!)」

親友との熱い戦いを胸に、早田と新田は栗栖の練習へと混ざっていくのだった。

295 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 15:00:53 ID:???
〜南葛ウイングス練習場〜

?????「ここかァ…ミサキの故郷ってやつは」

その男は肩をいからせ、堂々とした足取りで指定された練習場へと向かっていく。
協会の指示により、他国のリーグに研修を命じられるのはよくある話だが
まさか新リーグ開催を控えた新生プロクラブに呼ばれるとは思って見なかったこの男。
しかし、同時に伝えられた親善大会の話を聞き二つ返事で了承することになった。

早苗「お待ちしていました。遠路はるばるようこそ。私はチームマネージャーの中沢早苗よ。
   元フランスユース代表ストライカー…ルイ・ナポレオンくん。歓迎するわ」

ナポレオン「おう!俺が来たからには得点には事欠かせねぇぜ。
      百発百中、狙った得物は逃さない。俺のキャノン砲が火を噴くぜ!」

ワールドユース大会にて日本に屈辱的な敗戦を喫し、評判を大きく下げたフランスの大砲がそこにいた。
あの大会後、ピエールは自分の力の無さを嘆くように黙々とサッカーに打ち込む毎日を送っている。
全てはあの日失われたかつての栄光を取り戻さんため。尻でセービングされたという汚名を払拭せんがため。
なによりも、森崎のいるチームと再び相まみえられるこの機会を逃さんため。
ナポレオンは古巣シャンゼリゼに別れを告げ、岬の紹介もありこの『南葛ウイングス』へと移籍することになったのだ。

早苗「それじゃあチームの皆に紹介するから、ついてきて」

ナポレオン「(サッカー後進国とは既に過去の話になりやがった日本の新設クラブか。
      主な戦力はユース代表や地元の有力な大学生という話らしいが……)」

簡単な自己紹介が行われ、ナポレオンは早速ウイングスの練習へと参加する。
その中でナポレオンの目に止まった存在がいた。それは…

296 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 15:02:52 ID:???
ウイングスの すごい 邂逅→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ウイングスのエースストライカー、来生である。
ハート→ウイングスのキャプテンであり司令塔の井沢である。
スペード→ウイングスの攻撃の要、滝である。
クラブ→ウイングスの守備の要、高杉である。
JOKER→似ているのは髪型だけか?岩見である。

297 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 15:03:30 ID:???
ウイングスの すごい 邂逅→ クラブ3

298 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/16(金) 20:50:15 ID:???
ウイングスの すごい 邂逅→ クラブ3
>クラブ→ウイングスの守備の要、高杉である。


ナポレオン「(俺たちに屈辱的な敗戦を塗りたくった日本のプロクラブとはどんなものかと身構えてみりゃあ…)」

静岡県の中でもサッカーに対して最も積極的に活動している南葛市。
今回、日本にプロサッカーリーグが設立すると聞いて一番にチーム結成を謳ったのも南葛市長だった。
他のクラブチームとは違い、企業母体を持たない純粋市民参加型のこの特殊なチームは
かつての『黄金世代』の仲間たちを主に集め、来たるプロリーグ開催に備えて練習に励んでいるというのだが…

ナポレオン「(全日本ユースの連中がいるとは聞いていたが、どれも本大会じゃ見たことねえ控えの連中ばかりじゃねぇか)」

だが、拍子抜けしたナポレオンの目を鋭くさせる存在が現れる。
ゴール前に立ち、積極的に周りに支持を出しながらもシュートコースを制限させる巧みな守備を見せるDFがいたのだ。

高杉「中里走れ!お前の持ち味はカットからの素早い切り返しなんだ!」

中里「御意!」

高杉「岩見、もっと積極的にプレスを仕掛けてもいいぞ。後ろは俺とメクネスさんが守り切るからさ」

岩見「ああ!」

メクネス「ふむ。だいぶ視野が広くなったな高杉。先週に比べて見違えるような成長だ」

高杉「へへ…ありがとうございます」

ナポレオン「(あいつは…?)」

回りこむようにして、その巨漢DFの背後に立つ。ユニフォームには高杉という名が記されていた。

299 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/16(金) 20:51:28 ID:???
ナポレオン「(うちのルストよりもいい動きしてんじゃねーの。…いっちょ試してみるか)
      ヘイ、マネージャー!ボールひとつよこしな!」

早苗「え?あ、ちょっと、今はシュート練習じゃ…!」

早苗の静止を振り切り、足元のボールを素早く掠め取るとナポレオンは高杉のいるゴール前へと駆けていく。

ナポレオン「おい!そこのデカブツ!」

高杉「デカブツって…俺のことか?」

中里「このチームに高杉殿より大きな選手は存在しないでござるよ」

岩見「…気を付けろよ高杉。あのナポレオンって奴はサッカー誌でも有名な札付き野郎だって噂だぜ」

ナポレオン「俺の見たところ、このチームで一番まともそうなのはお前みたいだからな。
      どうだ?フランスリーグで猛威を振るってきた俺の『キャノンシュート』を受けてみる気はないか?」

井沢「あ、あいつ〜!キャプテンかつ司令塔であるこの俺を無視して何故高杉に!?」

滝「まあまあ。ちょっと面白そうだから様子を見てみようぜ」

来生「へん。なんだかんだであいつは森崎に尻でシュートを止められるようなヘタレだろ?たいしたことないっての」

修哲トリオが囃し立てる中、高杉はその細い目を少し釣り上げながら言葉を返す。

高杉「…いいだろう。俺もこのチームの守備の要という自負はある。
   だが、もしも俺が勝ったらちゃんとマネージャーの指示通りに練習に励むんだ」

ナポレオン「へっ、随分な自信じゃねぇか。おもしれえ」

300 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/16(金) 20:52:40 ID:???
早苗「(も〜っ!みんな好き勝手なことばかり言っちゃって!
   やっぱりちゃんとした監督を用意してくれるように市長さんにお願いしたほうがいいのかなあ)」

実のところ、この南葛ウイングスというチームに監督は存在しない。
日本サッカー協会に在籍している片桐陽子の勧めで、早苗は海外で活躍中の翼のサポートを学ぶべく
本格的なマネージャーの資格を得るためにこのチームへと入団したのだ。

早苗「(陽子さんもサンパウロでロベルトがいないときに監督代行をしてたって言ってたし、
   私も翼くんをただ応援するだけじゃなく、助けに、支えになれるようにと決意したのに…これだものね)」

この同窓会のような和やかな雰囲気は嫌いではないが、もう少し真面目に練習して欲しいというのが本音である。

早苗「(翼くんも、今頃新シーズンに向けて調整に励んでいるのかな?私も今、燃えに燃えてるよ!)」

遠く離れていても心で通じ合う、最愛の人を思いながら早苗はホイッスルに唇を当てた。

ピピーッ!!

早苗「よーし!その勝負、チームマネージャー兼監督代行中沢早苗が預かるわ!
   高杉くん、ナポレオンくんに日本のプロリーグの恐ろしさを教えてあげなさい!」

高杉「つってもまだ開催前なんだけどなあ」

すっかり乗り気になった早苗に苦笑しながらも、高杉はナポレオンに物怖じせずにどっしりと構えを取る。

ナポレオン「へっ。貴様にプロとアマの違いってやつを叩きこんでやるぜ」

高杉「それはありがたい。今は少しでもチーム力を上げておきたいんだ。遠慮はいらないぜ」

ナポレオン「ぬかせ!うりゃ〜〜〜〜〜っ!!!」

高杉「(一度言ってみたかったんだよねこれ) と め る !」

301 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/16(金) 20:54:25 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

ナポレオン→! card+ キャノンシュート33=
============
高杉→! card+ ブロック24=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→高杉を豪快に吹き飛ばしボールはネットを突き破る!
≧4〜2→高杉を吹き飛ばしボールはネットに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に
≦−2→ブロック成功。ボールを奪った!

【補足・補正】
『キャノンシュート』吹っ飛び係数2
高杉のカードがダイヤで『鉄壁ブロック』で+8(減衰効果+2 減衰範囲-2)
高杉のカードがハート・スペードで『パワーブロック』で+3
その他は>>11を参照してください。

302 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 20:55:32 ID:???
ナポレオン→ ハート6 + キャノンシュート33=

303 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 20:55:50 ID:???
ナポレオン→ ダイヤ2 + キャノンシュート33=
お、いっぱしのブロッカーの能力だ

304 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 20:56:17 ID:???
高杉→ スペードA + ブロック24=

305 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 21:01:52 ID:???
一瞬、高杉って誰だっけと思いだそうとしたら高杉和也が浮かんできた
キャプ翼の高杉って下の名前あったっけか

306 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 21:06:57 ID:???
高杉「真吾」だってさ

307 :森崎名無しさん:2011/09/16(金) 21:36:08 ID:???
>>305
なぜか一瞬、上杉和也に見えた

308 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/17(土) 17:46:58 ID:???
>>305-306
原作でもあまり下の名前で呼ばれる機会が無いですからね。
シンゴといえば葵の方に印象が行ってしまったのもありますしw
>>307
かっちゃん!
============
ナポレオン→ ハート6 + キャノンシュート33=39

高杉→ スペードA+(不利-2) + ブロック24+(パワーブロック+3)=26>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→高杉を豪快に吹き飛ばしボールはネットを突き破る!
============
高杉「(俺だって、ワールドユース大会でただ指を加えてベンチを温めていたわけじゃない)」

自分と同じく巨漢を活かしたパワー系DFの次藤洋。
ワールドユース大会では何度も日本のピンチを救った彼の活躍は高杉の目に強烈に焼き付いていた。
力ならば負けはしない。だが、それ以外の要素では大きく水を開けられていると実感した。

高杉「(俺が試合に出られないのは森崎がチームを牛耳り、メンバーを自分の都合のいいようにしているから。
   俺はずっと自分の実力不足をそんな子供じみた考えで言い訳をしてきたんだ)」

南葛高校で明らかに自分より実力の劣っていた中山が、再び力をつけて全日本ユースのスタメンを獲得したように
自分にも、まずすべきことがあるのではないか。森崎を王座から引きずり下ろす前にもっと大切な事があるのではないか。
名門修哲の一員の誇りを取り戻すべく、高杉はこのプロリーグに全力でトレーニングを積み上げてきた。
元より体格や身体能力は優れているのだ。これまで伸び悩んでいた分も相まって自分でも驚くほどに実力が身についてくる。

高杉「うおおおおおおぉぉっ!!」

309 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/17(土) 17:48:22 ID:???
だが、高杉が遠回りしていた分だけ他の者達は前に進んでいたというのも事実。
大会での不振により評価が落ちてはいるものの、やはり世界クラスのストライカーの素質を秘めている
この男の必殺シュートを相手にするにはまだまだ実力に差があった。

ナポレオン「ぶっ飛びなぁ!!」

ド ム ッ ! !

高杉「へぶらばっ!?」

高杉を豪快に跳ね飛ばしながら突き進むボールはネットを突き破るほどの破壊力を見せた。
ユース大会で世界一になったにも関わらず、南葛ウイングスの選手たちは世界のトップクラスの実力に度肝を抜かされる。

ナポレオン「へっ!見掛け倒しかよ。がっかりしたぜ。これが『プロ』と『アマ』の違いだ。
      才能だけじゃ、もうサッカーをやっていける場じゃないってことを覚えておくんだな」

高杉「(うぐぐ……このままじゃダメだ。これじゃあ何時までたっても俺は若林さんを助けてやれそうもない……)」

まだまだ自分は甘かった。高杉は悔しさで顔を震わせながらも、いつか彼を見返すほどの実力を身につけてみせると心に誓うのだった。

早苗「(ナポレオンくんの加入で攻撃力が抜群に高まったわね。あとは…やっぱり監督かしら?)」

マネージャー業の延長にするには、今の自分ではさすがに手に余ってしまいそうだ。
幸い、優秀な少年サッカークラブも地元には数多くある。なんとか親善大会の間だけでも頼めないかどうか
早苗もまた、選手たちとは別の戦いを繰り広げていくのである。

310 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/17(土) 17:49:57 ID:???
〜東邦タイガース練習場〜

吉良「いいかお前たち。ユース時代とは違い、これからは試合時間も45分と長くなってくる。
   この軟弱な砂を走りこみ、フルタイム走り負けしない持久力を身につけろ。
   どれだけ高い能力があろうとも、体力がなくなってしまえばそこまでなのじゃからな」

一同「「「「「はいっ!!!」」」」」

莫大な資金を使い、室内トレーニングルームを地元沖縄のようなビーチ仕様に変えた吉良は
これから長いプロの世界で戦っていく選手たちを徹底的に鍛え上げていた。

吉良「(小次郎たち『黄金世代』の活躍により、確かに日本のサッカーに対する熱意はこれまでとは比べられんものとなった。
   しかし、あいつらより下の世代のレベルが例年下がり続けてるとも囁かれておる。
   海外のプロたちに負けぬ選手たちをコンスタントに輩出していくためにも、
   この『東邦タイガース』をまさに一流選手養成の虎の穴のようにしていかなければなるまい)」

日本のサッカーを世界一にする。その旗本の下で、自分は『リセット』の力を協会より託された。
日向が再起不能な状態に陥る度に行使してきたこの力だが、これでは日向や他のリセット対象選手が大成しづらい環境に陥ってしまう。
そうならないためにも『黄金世代』意外の選手たちの強化こそ、指導者である自分の役目なのだと吉良は考えていた。

吉良「(一人一芸。可能性。気持ち。この三原則を掲げ、わしはまずこの日本の頂点を目指す)」

目指すは数年後に行われると噂されている世界最大規模のサッカー大会での代表監督。
まだ正式名称も決まっていないが、全てのクラブチームとナショナルチームを戦わせるというとんでもない大会だという。
協会の意向ではロベルト本郷に指揮を託すようだが、このプロリーグにて
好成績を納め続けられれば協会も、何より世論が黙ってはいないだろう。

吉良「(まずはこの親善大会であいつの実力を見ておこうか…)」

チーム資金はそれこそ湯水のように用意されていた。吉良は貪欲かつ野望を持つ優れた素質の選手に徹底的に声をかけていた。
そうして補強された『助っ人』選手を吉良はにやりと笑みを浮かべ眺める。

311 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/17(土) 17:51:50 ID:???
タイガースの すごい 補強→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→スペード・クラブ+「ショットガンドリブルだ!」怪我により一流クラブから放出されたイタリア出身の選手だ。
スペード・クラブ→「オホホホホ!」奇声を上げながらも華麗なテクニックを見せるアメリカ出身の選手だ。
JOKER→「もらった!」どこのリーグにも所属していない無名の選手。だがそのプレイは星のように見るものを惹きつける。

312 :森崎名無しさん:2011/09/17(土) 17:55:54 ID:???
タイガースの すごい 補強→ ハート5

313 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/17(土) 18:35:17 ID:???
タイガースの すごい 補強→ ハート5
>ダイヤ・ハート→スペード・クラブ+「ショットガンドリブルだ!」怪我により一流クラブから放出されたイタリア出身の選手だ。


?????「ショットガンドリブルだ!!」

ズバババッ!!ババッ!

細かいフェイントを挟みつつ、相手のバランスが崩れた瞬間一気に加速して抜き去っていく
パワーとテクニックが織り交ざった見事なドリブルを見せる、細目が特徴の選手がいた。
彼の名はバンビーノ。元ミランの優秀な選手ながら、練習による大怪我が元で放出された経歴を持っていた。

????「オー!ちょこまかちょこまか目まぐるしい動きですネー!デ・ス・ガ…」

バンビーノ「くっ…?」

????「イタダキデース!ローズスッティ〜〜〜ルッ!!」

ズバアッ!!

一度かわされながらも、素早く後ろに張り付き滑るようなタックルを放つ金髪の美男子。
彼の名はミハエル。発展著しいアメリカサッカーを引っ張る若きエースである。

バンビーノ「さすがはミハエルだ。そう簡単に抜かせてはもらえないか」

ミハエル「チッチッチ。ワタシのマークを外せるものはこの世におりまっせ〜ん」

吉良「(怪我により栄光をもぎ取られたバンビーノ。優れた素質を持ちながらも劣悪な環境で飢えていたミハエル。
   彼らは出番を、試合を求めている。サッカーをすることでしか己を誇示できない者ならば
   黎明期まっただ中のこの日本プロリーグは自分の力を証明するに相応しい舞台だろう)」

314 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/17(土) 18:37:04 ID:???
もちろん彼らに頼るだけでなく、自分が鍛えあげてきた『教え子』たちの成長も勝利の鍵となってくるだろう。

沢田「反町さん、いきますよ!」

反町「ナイスパスだタケシ!」

沢田の的確なパスに頭をあわせて巧みなポストプレイを決めるチームキャプテンの反町。
彼の落としたボールに駆け込むのは南葛高校を卒業後、東京へと移り住んできた山森である。

山森「いっけぇぇぇっ!!」

グルッ…ズバッシャアッ!!

反町「よし、その調子だ山森!今の感覚を忘れるなよ!」

山森「これも反町さんの指導のおかげです。ありがとうございます」

全日本ユース特別試合の合宿中、山森はよく自分と共に行動していた反町に懐いていた。
彼の泥臭いながらも熱心なプレイに憧れ、そして新田ともう一度別チームで戦おうという誓いの下で
山森はこの『東邦タイガース』のチームの門を叩いたのである。

沢田「反町さん、いよいよあと一週間後に迫りましたね」

反町「ああ。アカネイア大陸の選手たちとの親善大会。それだけじゃないぞ。
   今年開催する日本リーグの他チームとの大事な前哨戦にもなってくるんだ」

山森「そのためにも、もっとたくさんの技を身に付けなくてはいけませんね」

反町「ああ。バンビーノやミハエルだけに頼っていては彼らをマークされた際に立ち行かなくなる。
   今度は少し形を変えて、もう一度攻撃の連携を確認するぞ」

315 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/17(土) 18:38:41 ID:???
そう言うと反町は一旦沢田にボールを預けて、山森を伴い前へと走っていく。

沢田「(日向さん。僕達は今、少しでも日向さんに追いつけるように頑張っています。
   ユベントスにでも若島津さんと一緒に活躍できるように、応援しています)」

遥か異国の地にて戦い続けているであろう憧れの先輩を思いながら、沢田はボールを蹴り出した。


牙を研ぐ若虎たち→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→沢田「僕だってドライブシュートを撃てるくらいの力を身につけたんです!」
ハート・スペード→沢田「やっぱり反町さんといえば低い球からの強烈なダイビングヘッドですよね」
クラブ→沢田「さっきの動きが納得行かない。もう一度山森の空中戦を試してみよう」
JOKER→沢田「え?反町さんがいつもの低い球じゃなく高い球を要求している…?」

316 :森崎名無しさん:2011/09/17(土) 18:48:53 ID:???
牙を研ぐ若虎たち→ クラブ4

317 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 19:53:26 ID:???
城山さん、キャラクターの使用許可をしていただきありがとうございました!
私信故のここでのお返事をどうかご了承くださいませ。
今回新たに登場した栗栖がちょうど島崎世代と同年代ということもあり
新世代の優秀な選手たちとして後々登場させていきたいです。
もちろん城山監督自身も南葛ウイングスの監督候補として考えていますね。
これからも楽しく和やかな城山スレを楽しみにしています!
============
牙を研ぐ若虎たち→ クラブ4
>クラブ→沢田「さっきの動きが納得行かない。もう一度山森の空中戦を試してみよう」


沢田「すみません反町さん。さっきの連携をもう一度確認したいんですが」

反町からは違うパターンの攻撃を試してみようとの指示だったが、沢田は先ほどのプレイに十分な達成感が感じられなかった。
もっと鋭く切り返すことが出来る。もっとパスを早くすることが出来る。
反町の競り合いや山森のシュートだってもっと制度の高いものが期待できたはずなのだ。

山森「僕からもお願いします。皆に比べて才能の足りない俺は繰り返し練習することで精度を上げていくしか無いんです」

山森の豆粒のように小さな、しかし瞳の奥に燃える大きな熱意の炎に負け、反町は頷いた。

反町「分かった。それじゃあもう一度サイドアタック経由の速攻を試すぞ!」

ミハエル「(ン〜確かに才能だけではサッカーは確かに巧くはなりません。
     しか〜し、やはり才能の如何によって選手の限界は決まってしまうのは残酷で〜す)」

ミハエルの目に映る山森のプレイは残念ながら世界トップクラスにはとても並べるものではなかった。
故郷ロサンゼルスでも彼のように努力や鍛錬で才能をカバーして必死に夢を食いつなごうとする者たちは数多い。
それはサッカーだけに限らず他のスポーツや芸術、音楽活動などでもそうだ。
才能に恵まれたほんの一握りの『天才』にしか、成功の道は切り開けられない。
それ以外の凡人はどこかしらで夢を諦めるか、あるいは妥協していくしかないとミハエルは考えていた。

318 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 19:54:50 ID:???
バンビーノ「おい、よそ見してていいのかミハエル?」

シュバッ!

先ほど奪ったボールを再び奪い返され、ミハエルは両手を頬に当てて甲高い声をあげる。

ミハエル「オーマイゴーッド!」

バンビーノ「(足の具合は……だいぶ良好のようだ。この大会で結果を残し、俺は必ずセリエAの舞台に返り咲いてみせる!そして…)」

東邦タイガース。下馬評ではそのチーム力の高さからリーグ優勝候補筆頭だと日夜報道されている。
それがヒューガーという巨大組織に寄る圧力なのか、それとも本当の実力からなのかは今から一週間後には明らかになる予定だ。


ついに開催される日本でのプロサッカーリーグに備え、
各チームは記念すべき初優勝という栄誉を獲得せんがため日々練習に励んでいた。
その前哨戦として、アリティアで再び『アリティアカップ』を開催する旨が片桐から伝えられる。

そして再び舞台は森崎たちのいるアリティアへ……

319 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 19:56:04 ID:???
〜アリティア王宮〜

森崎「……とりあえず、もう一度詳しく話を聞かせてもらいたいんだが」

マルス「うん。ジェイガン、モロドフと秘密裏に進めていた計画ってこういうことだったんだね」

マルスは王宮の一室に森崎とジェイガン、そして日本から帰還したばかりのモロドフを招き入れる。
正騎士昇格試験後に突如伝えられた、『第2回アリティアカップ』の詳細を聞くためだ。

ジェイガン「はい。一部の講師陣には伝えておいてはいたのですが……
      従騎士たちの試験中ということもあり、あえて内密に話を勧めさせて頂きました」

確かにサッカーリーグが、それも前回苦渋を舐めさせられたアリティアカップが再び開催されると聞けば
従騎士たちの教官役が手につかず、ろくな指導ができなくなっていたかもしれない。

森崎「それで……モロドフさんの言っていたもう一勝負というのはいったいどういう意味なんですか?」

モロドフ「うむ。今回の参加チームは前回と同じく全4チーム。
     日本リーグからは『南武フースバル』『南葛ウイングス』『東邦タイガース』の3チームが、
     そして我々アカネイアからは王宮騎士団や今回試験に協力してもらった
     森崎殿を始めとする講師陣から選抜した特別チームが予定されておる」

マルス「特別チーム選抜…それには今回の昇格試験で合格したクリスたちも含まれているということだね」

ジェイガン「その通りです。そこで今回試験に落ちてしまった者に、もう一度チャンスが与えられるということです」

森崎「その選抜のチームに入ることが出来れば事実上正騎士になったも同然。
   今回の落第は帳消しになり、晴れて正騎士昇格の資格を得られる……そういうことか」

モロドフ「はい。しかし、当然ながら我々も前回の大会のような不本意な結果は望んではおりません。
     優勝を狙えるだけのチームを選抜するべく、中途半端な者は容赦なく切り捨てていく所存です」

320 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 19:57:19 ID:???
マルス「ちょっと待ってくれじい。指定された代表メンバーは資料の通りなら全部で16人。
    カインやアベル、ジョルジュ将軍がいる強豪の中でライアンが入れる余裕は…」

心苦しかったが、現実的に見てマルスの目からでもライアンは他のものに比べて実力が劣っていた。
だが、今回の代表入りを逃してしまえば次の正騎士昇格試験までずっと従騎士のままとなってしまうだろう。

モロドフ「……そこで一つ提案がございます。王子、カダイン、グラとの国境にあるマクロニソスはご存知ですかな?」

マルス「ああ。前大戦では補給地点として何度も出入りしたことがあるから覚えているよ」

ジェイガン「大会開催までの3日間、そこで特別合宿を行う所存です。
      そこでライアンには正騎士に匹敵、もしくは肉薄するほどの力をつけていただきましょう」

マルス「合宿か…うん、少しでもチーム力を上げるには良い手段だと思う」

森崎「大会前の合宿は俺の世界でもよくあることだ。いいんじゃねぇか?」

モロドフ「手配の程ですが、既に整えております。明日早くにはもう出発できるかと」

ジェイガン「森崎殿。第七小隊の教官としての最後の任務、お願いしても構わぬかな?」

森崎「ちょっと待ってくれよ。俺に用意されていた休暇は明日までなんだ。
   悪いがブレーメンに合流するために、一度帰らないと……」

七日間の予定だったアリティアへの旅行は明日で終わってしまう。
大会に参加できないことは残念だが、森崎は丁寧に断ろうとする。しかしそのとき……

??「その必要はない」

バターン!!

321 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 19:59:12 ID:???
突如部屋の中に入ってきた男。それは森崎もよく知る男だった。

森崎「か……片桐さん!?」

日本サッカー協会勤務、片桐財閥の御曹司こと片桐宗政。
森崎たち『黄金世代』を世界一のチームにするためにあらゆることでバックアップする男である。

片桐「遅くなりました。ようやくフロントの許可が降りたので…」

モロドフ「いえいえ、苦労をおかけしまして申し訳ない」

互いに頭を下げながら話をする影から、さらに3人の男が現れる。

シェスター「コニショワー!ヘーイ森崎。随分ハッピーな場所にいるじゃないか」

マーガス「こらシェスター、いきなりその挨拶はないだろう。
     初めまして。ヴェルダー・ブレーメン所属FWマンフレート・マーガスです」

ビクトリーノ「昨日付けでブレーメンに移籍したラモン・ビクトリーノだ。
       久しぶりだな森崎。そしてそこの王子様もな」

森崎「え…?ええぇぇぇ!?な、なんでお前らがここに……?」

森崎たちの前に現れたのは、ワールドユース大会にて全日本ユースと死闘を繰り広げた
ドイツユースの主力であり、森崎の入団先の選手でもあるシェスターとマーガス。
そしてアカネイア大陸へ来るのは実に5度目であり、すっかり馴染んだ感があるビクトリーノだった。

片桐「ブレーメンのフロントと話をしてきてな。合流の日程は引き伸ばしてもらってな。
   日本サッカー協会直々に、お前にはこの大会に参加し日本リーグの3チームの相手をしてもらうつもりだ」

森崎「いや、試合に出ろって言うなら出ますけど。それよりもどうしてあの3人がここに?」

322 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:00:25 ID:???
片桐「プロクラブに憧れてたお前だ。一刻も早くチームに合流したかっただろう。
   今回のお詫びというわけじゃないが、お前の将来のチームメイトたちを連れてきてやった」

森崎「連れてきたって……そんな簡単に事が運ぶものなんですか?」

片桐「ワールドユース大会の優勝で、今や日本サッカー協会の権力は以前とは比べものにならないものになっている。
   それに今回の話は契約上、断りが聞かないものでもあったのだ。無理をしてでも話を通すつもりだったよ」

森崎「……難しいことはわかりませんが、とにかく納得しろってことでいいんですよね?」

片桐「今回彼らにはお前と共にアリティア選抜チームのサポートを任せている。
   ビクトリーノ共々、この大陸のことを色々と教えてやってくれ」

モロドフ「これで憂いなく指導に熱を入れることができますな。森崎殿、騎士団の者たちをお頼み申しましたぞ」

森崎「は、はぁ…(今までアカネイアとの交流は一部の人間にだけ許された特別なことだと思っていたが…)」

モロドフが日本サッカー協会の一員として働いてきたからなのかどうか分からないが、
森崎はアカネイアとの交流関係も徐々に変わりつつあることを肌で感じていた。

片桐「(…これでよろしいんですよね?モロドフ氏。私はあなたの指定通りに事を運んだだけですよ)」

モロドフ「(構いません。こちらも……そろそろ動き出さねばならぬ時が来たのですから)」

323 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:02:58 ID:???
その夜。森崎は薄暗い明かりが灯る従騎士の宿舎の前に立ち尽くしていた。
本日付で正騎士に昇格したライアンを除く第七小隊の者たちは今日がここで過ごす最後の夜となるのだ。

森崎「(本当なら、全員揃って笑顔でここから卒業させてやりたかったんだがな)」

だが、どれだけ後悔したとしても一度出てしまった結果が覆ることはない。
ライアンに残された可能性は、明日からのマクロニソスでの合宿で力をつけ
選抜メンバー16人の中に選ばれることで実力を証明するしかないのだ。

森崎「(第七小隊の夢。全員揃って正騎士に。そしてマルスの近衛騎士になること。
   このままじゃその夢は二度と叶えられないものになってしまう……)」

大会のことを考えれば、未熟な従騎士たちよりも正騎士たちと一緒に鍛えたほうが自分にとっても特であることは間違いない。
特にブレーメン所属の3人が特別講師として合流したのだ。破滅のツボに苛まれた自分の実力を鍛えあげる絶好のチャンスである。

森崎「(……中山、俺はどうするべきなんだ?誰かの夢を育て、叶えてやれるほど……俺には力は無かったというのか?)」

全日本ユース特別選考試合前の合宿にて、若林と日向に脅迫された時のことを森崎は思い出していた。
『浄化』の力で本来の平凡な能力に戻され、かつての栄光を失った中山たちを自分が救ってやると森崎は二人に啖呵を切った。
平凡でありながらも数奇な運命に導かれ、天才と呼ばれる者たちと対抗できる才能を手に入れた自分ならば、と。
だが森崎はあの時頭をさげることが出来なかった。実力に劣るものは栄光を手に入れることはできないと言ったのだ。
それは確かに正しいことだし、自分の意志を今更曲げるつもりなど無い。
クリスたちのことを思ってこそ、森崎はあえて厳しい現実を彼女たちに叩きつけたのだから。

324 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:05:04 ID:???
森崎「(代表メンバーは16人。ライアンがその中に入れる場所を、俺は作ってやることが出来るのだろうか?
   いや、違う。夢への道は自分の手で切り開いていくものじゃないか。
   ライアンが本気でクリスたちと一緒に正騎士になるつもりならば俺の助けなんて必要ないはずだ。だが……)」

森崎は迷っていた。力のない自分がここまでの実力と地位を手に入れられたのは自分だけの力では無いことを知っていたからだ。
誰かの助けがないと、人はあまりにも脆く崩れ去ってしまう。それは自分もライアンもきっと同じはずなのだ。

森崎「(…………くそっ!)」

森崎は足を進めた。今の気持ちは自分一人だけでは整理がつかない。誰かと話がしたいと森崎は願った。


☆どうしますか?

A 従騎士の宿舎に向かう(第七小隊や従騎士に会いに行く)
B 王宮に向かう(正騎士や講師陣に会いに行く)
C 離宮に向かう(シェスターなど地球組に会いに行く)
D アベルの店に向かう(アベルやエストに加えて他のメンバーもいるかも?)
E 明日は早いしやっぱり寝る

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

325 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:08:28 ID:easFe3uo
D

326 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:10:07 ID:faYoi4ZE
A
きちんとライアンと話すべきだと思う

327 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:10:41 ID:EsxjcWSk
A

328 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:12:06 ID:mlv6cf1o


329 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:19:07 ID:???
>A 従騎士の宿舎に向かう(第七小隊や従騎士に会いに行く)


☆誰に会いに行きますか?

A クリス
B カタリナ
C ルーク
D ロディ
E ライアン
F セシル
G サッカーの上手い第三小隊の面々
H 以前セシルの所属していた第九小隊の面々

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

330 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:20:30 ID:EsxjcWSk
E

331 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:22:13 ID:easFe3uo
E

332 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:28:25 ID:???
>E ライアン


森崎は誰かに導かれるように、ライアンの部屋の前へとたどり着いていた。

森崎「(やっぱり一度ちゃんと話し合っておくべきだよな)」

使命感と後ろめたさを半分ずつ抱えながら、森崎はライアンの部屋の扉を叩く。

コンコン。

森崎「ライアン、いるか?俺だ、森崎だ」


擦れあう絆→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→ライアン「…鍵は開いてます。どうぞ」か細いながらも返事が帰ってきた。
クラブ→返事がない。部屋にいないのか、無視されているのかは森崎には分からない…
JOKER→なんと第七小隊全員がライアンの部屋に押しかけていた!?

333 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:29:08 ID:???
擦れあう絆→ ハート4

334 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:29:12 ID:???
擦れあう絆→ クラブK


335 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:48:33 ID:???
擦れあう絆→ ハート4
>ダイヤ・ハート・スペード→ライアン「…鍵は開いてます。どうぞ」か細いながらも返事が帰ってきた。


ライアン「…鍵は開いてます。どうぞ」

扉越しにライアンの声が聞こえる。明らかに気落ちした、元気のないものだった。
仲間たちと共にずっと目指してきた夢が目の前で崩れ去っていったばかりなのだ。仕方ないだろう。

森崎「入るぞ」

部屋の中で、ライアンは膝を抱えて座っていた。
周りには訓練用の弓矢が床に乱雑にばら撒かれており、
以前トーマスと共にゴードンの話をしたときに比べて荒れているように思えた。

森崎「……一人か」

ライアン「従騎士の兵士寮から正騎士の寮に引っ越すため、みんな部屋の掃除をしてます。
     ……邪魔になっちゃ悪いから、僕はここでおとなしくしてるんです」

森崎「そ、そうか……(うぐぐ……予想はしていたがやはり気まずいな……)」

まず森崎は明朝、マクロニソスの砦に移動し3日間の特別合宿を行うことを、
まだ正騎士昇格のチャンスがある。そのためには16人のチーム代表に入らなければならないことも伝えた。

ライアン「まだ……チャンスがあるんですね」

森崎「ああ。お前に本当にクリスたちと一緒に正騎士になるという覚悟があるというならな」

ライアンは紙に穴が開くほどに、熱心に合宿の資料へと目を通していた。
自分一人だけが躓いたせいで、揃って近衛騎士になるという共通の夢を台無しにしたという無念の反動である。

336 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:50:47 ID:???
森崎「(さて、ここからが重要だ。俺自身のことを考えるならば、合宿中はビクトリーノやシェスター、
   アベルにカインなどの実力者と練習に励んだほうが確実に実力に身が付く。
   だが、今のライアンは俺の助けがなければとてもじゃないが代表入り出来るほどの力を身につけることは難しい。
   これまで第七小隊の教官として一緒に訓練に励んできたという義理もある。
   だが、今度こそアリティアカップで優勝を勝ち取りたいという望みもあるんだ)」

自分はこの合宿で、ライアンに何を伝え何を与えてやるのか。
森崎は十分に自分の意志と義務と相談した上で、ライアンに声をかけた。



☆どうしますか?

A お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ。(合宿中、特にライアンとは関わらない)
B この合宿中、たまにだが俺がお前を指導してやってもいいぞ。(1日だけライアンと特訓します)
C この合宿中、俺がお前の夢を叶えてやる(2日だけライアンと特訓します)
D この合宿中、お前に俺の全てを叩きこんでやる!(3日間ライアンと特訓に明け暮れます)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

337 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:52:42 ID:bV3KlNd2
C

338 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:53:18 ID:faYoi4ZE
A
ライアンには悪いが、今誰が役立たずって森崎が一番なんだよな。
HP=ガッツを上げないとどうにもならない。

339 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:53:26 ID:mlv6cf1o
A ライアンに時間をかけてやるほどの価値はない

340 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 21:00:20 ID:???
これなあ、まだルークの方ならよかったんだけど、
ライアンってほんとに(活躍してるけど)伸び悩んでるからなあ

341 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 21:15:30 ID:???
>A お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ。(合宿中、特にライアンとは関わらない)


森崎の出した結論は残酷なものだった。いや、それ以外に選択など無かったのだ。

森崎「(今の俺には、誰かを支えることも、助けてやることもできそうにないんだ)」

破滅のツボによる虚弱化。どれだけ鍛えようとも身につかない持久力。
以前クリスに言った言葉が、まさか今になって自分に跳ね返って来ようとは森崎も思ってもみなかった。

森崎「(自分を守れない奴に、誰かを守れる資格はない。……すまないライアン。俺は……教官失格だ)」

誰かを教え導いていくには、森崎はまだ若すぎたのだ。20歳になったばかりの若者に人の才能の行方を左右できようものだろうか。

森崎はゆっくりと、しかしけじめを付けるべくはっきりとライアンに言った。

森崎「ライアン。お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ」

言い終わるが早いか、森崎はライアンの部屋を逃げるように去っていった。
もしかすれば後ろからライアンの声が聞こえたのかもしれなかったが、
今の森崎には彼の助けの叫びを聴き取れるほどの余裕は無かったのだ。

342 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 21:17:03 ID:???
ライアン「ゴードン兄さん……僕は、もう……どうしたらいいかわかりません……」

既に夜も更け、隣の部屋から聞こえていた物音も静かになる。
明日は早い。今は少しでも体を休め、僅かな可能性をたぐり寄せべく準備をするべきなのは分かっている。
だが、どれだけ目を閉じてもライアンの瞳からは涙が零れて止まらなかった。
わかっていたはずなのに。自分はもう、あの人からは見捨てられてしまったのだと、わかっていたはずなのに。

その時、ガタガタと窓が揺れる音がした。既に消灯を回った時間だ。

ライアン「だれ…だろう…?」

真っ赤に晴れた瞳をこすり、ライアンは窓を開ける。


救いの手→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ジョルジュ「……外に出ろ」 ジョルジュがいた。
ハート・スペード→トーマス「お前、本当にこのままでいいのか?」 トーマスがいた。
クラブ→風が窓を揺らしただけだった。明日は雨になるかもしれない…
JOKER→????「そっちじゃないよ…こっちだよ…」誘うような甘い声が外から聞こえる…

343 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 21:17:32 ID:???
救いの手→ ハートA


344 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 21:21:32 ID:???
主人公の葛藤が見れるこのスレ大好きだ

345 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 22:22:17 ID:???
JOKERだと分岐でガーネフの使いに攫われていたかもしれんw

346 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 17:36:30 ID:???
>>344
嬉しいお言葉本当にありがとうございます!本編の森崎とは全くの別人となっているのはご愛嬌ですw
あまり深くまで書きこむと重くなりすぎたりテンポも悪くなったりとバランスが難しいんですよね。
>>345
今回のJOKERは青い触手持ちモンスターとトモダチになる特殊イベントでしたねw
============
救いの手→ ハートA
>ハート・スペード→トーマス「お前、本当にこのままでいいのか?」 トーマスがいた。


目を真っ赤に腫らしたライアンが見たものは、アリティア騎士団に研修に来た
アカネイアのアーチャーであるトーマスだった。兄を前大戦で失った不幸に心を打たれたのか、
ライアンの兄貴分になってやると名乗りでた心意気の青年である。

トーマス「ライアン、お前に話がある。ちょっと降りてこい」

ライアンのいる部屋は2階である。天井も低く、窓の塀を伝っていけば外へのアクセスは容易だ。
ライアンは上着を一枚羽織ると、トーマスの待つ庭外へとこっそりと向かう。

ライアン「あの……こんな夜中になんの御用でしょうか」

他国からの研修生とはいえ、相手は正騎士の位の者だ。未だ従騎士のライアンには逆らえるすべはない。
どこか不機嫌な様子のトーマスに怯えるように、ライアンは上目遣いで尋ねる。

トーマス「ジョルジュさんから聞いたぜ。第七小隊の中でお前だけ昇格試験に落ちたらしいな」

ライアン「……はい。でも、当然の結果だと思います。僕には……クリスさんたちみたいな才能も無ければ
     それに変わるようになる力も……何もかも無かったんですから……」

347 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 17:37:53 ID:???
自分一人だけが落第という惨めな結果が、さらにライアンの自虐的思考に追い打ちをかけていた。
まだ他の落第者がいたのなら、共に再チャンスの選抜メンバー入り目指して血気盛んとなれただろう。
だが、これまで自分たちを育て導いてきた森崎からは見捨てられたも同然の態度を取られる。
もう彼には誰も頼れる仲間がいないのだ。第七小隊の仲間も、教官の森崎も、もう自分には見向きもしてくれないのだ。

トーマス「馬鹿ヤローーー!!」

ボゴッ!!ドッシャアーーーッ!!

ライアン「うぎゃーっ!?」

突然怒声を込めた全力パンチがライアンの顎に突き刺さる。
激しく吹き飛ばされたライアンは、そのまま地面にめり込むように倒れ込む。

トーマス「お前……本当にこのままでいいと思っているのか!?
     お前の死んだ兄貴が今のお前を見たら…どんなに悲しむか考えてみろよ!」

ライアン「!」

ライアンが正騎士を目指す一番の理由は、何よりも大好きだった亡き兄の遺志を継ぐためだ。
じんじんと熱を帯びる顎の痛みが、ライアンはゴードンの嘆きのように感じられた。

ライアン「でも……もう僕には……仲間も、教官も、誰もいないんです……!
     僕一人じゃ……どうしていいかわからないんです!
     甘えたことだっていうのは分かってます。でも……でも……!!」

従騎士の中でも特に年齢の下だったライアンは、訓練中でも大きなハンデを背負わされた。
体格も小さく、弓の腕意外に何かに秀でた才能も無かった少年は一人取り残され、途方にくれていたのだ。

トーマス「だったら頼ればいいじゃねぇかよ!」

348 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 17:39:20 ID:???
ライアン「え…?」

トーマス「助けが欲しいならそう言えよ!何もしないで…助けを呼ぶことすらしないで
     何をしたらいいか分かりませんだ?そのこと考え事態が一番甘いんだよ!」

ライアン「トーマス……さん……」

トーマス「俺だってなァ…ジョルジュさんや他のアリティアの正騎士との実力差にもがき苦しんでるんだ。
     腕っ節の強さだけじゃ、どれだけ足掻いても覆せない差に直面して戸惑ってんだよ。
     自分だけが苦しんでると思ってんじゃねぇぞ。ライアン!」

ライアン「…………」

言葉が出なかった。自分以外の、正騎士に昇格した第七小隊の仲間たち含めて
誰もが成功を掴み、夢をかなえているものだと思っていたからだ。

トーマス「俺はもっと弓の腕を鍛えていつかジョルジュさんに追いつき、追い越せるスナイパーになるのが俺の夢だ。
     そのためにも、このアリティアカップのメンバーに選ばれて沢山活躍しなくちゃいけねぇ。
     ……頼むライアン。俺の夢の為に協力してくれよ。俺もお前の夢の為に力になるからさ」

ライアン「え……?」

そう言うとトーマスはライアンに向かって勢い良くガバァと頭を下げてきた。
それは、ライアンが従騎士で初めて誰かに頼られた瞬間だった。
いつも後方に待機し、誰かに守られ続けてきた自分が、正騎士の人間に頭を下げられ懇願されているのだ。

トーマス「……困ったとき、助けて欲しいときはな……こうすりゃいいんだよ。
     こんな当たり前のこと教えてやるのは今回限りだからな。覚えておけよ」

ライアン「あ……」

349 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 17:40:50 ID:???
トーマス「大抵のやつは助けを呼べば手を差し伸べてくれる。それが仲間ってもんだろ。
     それでもダメだってんなら俺に言え。そんな薄情な奴、俺がぶっ飛ばしてやっからな」

ライアン「トーマスさん……トーマスさぁん!!」

ガシッ!

先輩騎士の心の暖かさにふれ、ライアンは自分がどれだけ丁寧に扱われてきたのかを思い知った。
そして、これまでの自分のままではダメなのだと思い知る。自ら進んで行動しないものには結果すら訪れない。
チャンスが目の前にぶら下がっているのに、受身な考え方では前進することなど出来はしないのだ。

ライアン「僕も……僕からもお願いします!助けてください!鍛えてください!
     僕は……!僕は正騎士になりたい!皆と一緒に近衛騎士になりたい!なりたいんです!!」

薄手の服に顔を押し付けわんわん心の叫びを吐き出す後輩の頭を撫でながら、トーマスは静かに夜空を見上げた。

トーマス「(へっ…世話のかかる後輩のお守りは大変っすね……アンタもこんな気持ちだったんすかね、ジョルジュさん……)」

自分をここまで育て上げ導いてきた先輩の教えを今度は自分が後輩に伝えていく番なのだと、トーマスは一人心に誓った。


※ライアンとトーマスの支援が(2)に上がりました。

350 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 17:42:34 ID:???
〜マクロニソス砦〜

アリティア王宮より北上した道にある、カダイン砂漠に辺した豪壮な砦、マクロニソス。
前大戦ではドルーア同盟の居城として扱われ、アリティア解放後はアカネイア同盟軍の貴重な補給基地として使われていた。
一端の宮殿と比べても遜色ない広さのこの施設にて、3日後に迫るアリティアカップに備えて
森崎たちアリティア王宮騎士団の勇士たちは特別合宿に励むことになる。

森崎「思った以上に立派なとこだな。フィールド代わりの中庭も広いし、充実した練習ができそうだぜ」

だが、森崎たちを待ち受けていたのは思ってもみない者たちだった。

早田「よう!久しいな森崎」

新田「懐かしいな…このアリティアの空気」

森崎「早田に新田!?大会は3日後だぜ?どうしてもう来てるんだよ」

石崎「へっへ〜ん、驚いたか森崎。いわゆる視察ってやつさ!」

森崎「なにィ?視察だぁ?」

不遜な態度の石崎に訝しげる森崎の前に、自分たちよりやや年配の青年が現れる。

小豆沢「今回の大会はただの試合じゃなく、お互いの自国リーグの発展を願ったものだと聞いている。
    こうして他国のサッカーに積極的に触れ合うことも目的とされているんだ」

森崎「あなたは…?」

小豆沢「僕は小豆沢。南武フースバルのキャプテンだ」

351 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 17:44:01 ID:???
モロドフ「森崎殿、今回の合宿練習は他チームとの合同のものとなる予定じゃ。
     1日目は彼らフースバルのメンバーと、2日目はウイングスのメンバーと、
     そして3日目はタイガースのメンバーとの合同練習となりますぞ」

小豆沢「君がかの『黄金世代』のユース代表キャプテンだった森崎君だね。3日後の大会ではよろしく頼むよ」

そう言うと、穏やかな笑顔をたたえながら小豆沢は手を差し伸べてくる。



☆どうしますか?

A「こちらこそどうぞよろしくお願いします」(無難な対応)
B「悪いですが俺たちは上の年代の人が相手だろうと負ける気はしませんよ」(厳しい対応)
C「お互い怪我がないようにベストを尽くしましょうね」(優しい対応)
D「…試合当日まで取っておきましょう。それが互いのためですよ」(不敵な対応)
E「(ここだ!ここで久々の未来予測だ!)」(判定で相手の未来を占う)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

352 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 18:06:29 ID:dAxmd36c


353 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 18:39:35 ID:/D0C+yS+
F

354 :353:2011/09/20(火) 18:42:07 ID:/D0C+yS+
E
でした、失礼!

355 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 18:45:08 ID:9A6XABkg
E

356 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 18:50:54 ID:???
未来予知はろくな結果見たことがない気が……

357 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 19:16:05 ID:???
小豆沢さんなら少なくとも戦死はしないだろうからいいじゃないか

358 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 19:19:29 ID:???
交通事故があるかもしれん……

359 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 19:23:32 ID:PVaqFqG6


360 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 19:38:55 ID:???
>>356-357
レナートのように強化されて思わぬ強敵になっちゃうかも!?
>>358
キャプ翼の不幸といったらやっぱりこれになっちゃいますよね。原作岬は不憫すぎる…
============
>E「(ここだ!ここで久々の未来予測だ!)」(判定で相手の未来を占う)


森崎の中に眠る『星のオーブ』を象った力には様々な効果がある。
まず、森崎自身の粗末な成長率を大幅に高めているというものから始まり、
彼に関わる者の、特に好意を向けるものに対しても同様に隠れた才能を開かせる効果がある。
さらには優れた戦闘センス、記憶力、そしてなによりも取り返しの付かない状況をなかった事にしてしまう
『リセット』の力が大きな存在となっている。その中で、密かに使われているのが
星々の力による未来を見据える能力。言ってみれば『星占い』のようなものだ。

森崎「(なんか分からんが、手を繋いだ時に頭の中にイメージが流れこんでくるんだよな…)」

これまで様々な人の未来のビジョンを覗いてきたが、なかなかの的中率を誇るこの能力。
森崎は自分たちの世代よりも上の、この熟練の選手に対して思案を膨らませながら手を伸ばした。

森崎「(小豆沢さん、か。いったいどんな人物なんだろう…?そして、どれほどの力の持ち主なのだろう)」

傍から見れば、やや照れながら握手を返す森崎の姿がある。しかし、その実態を知るのは森崎自身だけである。

森崎「(こ、こいつは……!?)」

361 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 19:40:31 ID:???
素敵な君→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→これぞ熟練の業の冴え!派手な必殺技はないが、高水準の基礎能力で相手を圧倒している姿が!
ハート→仲間との連携を最大限に活かす姿が映る。キャプテンの鏡のようなプレイヤーのようだ
スペード→良くも悪くも普通。だが、こういう選手に限って活躍してしまうことがあるんだよなぁ…
クラブ→敵のラフプレイを受け大怪我を負い、担架で運ばれる姿が見える…
JOKER→小豆沢「だったら作ればいい。君の手で、本当の全日本代表を…」ん?何だか森崎と険しい顔で話し込んでるぞ…?
※数字が4以下で小豆沢に不振に思われます。

362 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 19:42:24 ID:???
素敵な君→ ダイヤK
JOKERほしいなあ、この人好きだし

363 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 20:02:46 ID:???
おー、大成功だ

364 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 20:05:20 ID:???
>>362
テクモのオリキャラのキャラ付けは難しいですよね。個人の趣味が入りすぎると
森崎たち既存キャラを食わせてしまう可能性もありますし…
>>363
新たな強敵が誕生してしまったのか、それとも…?
============
素敵な君→ ダイヤK
>ダイヤ→これぞ熟練の業の冴え!派手な必殺技はないが、高水準の基礎能力で相手を圧倒している姿が!


森崎「(む…むむ…?この風景は……)」

森崎が見たのは南武フースバルの練習場らしき場所だ。
周りに早田や新田、石崎の姿が見えるのだから多分間違い無いだろう。
小豆沢はフィールド中央でゆっくりとドリブルキープをしていた。
派手なフェイントは使わず、丁寧な足さばきでゆっくり進むその姿は散歩でもしているようである。

早田「くらえ!カミソリタックルだ〜〜〜っ!!」

石崎「どこんじょう〜〜っ!!」

森崎「(お?早田と石崎の必殺タックルのはさみうちか。これを抜くのは難しいぞ)」

だが、森崎の予想に反して小豆沢はあっさりと二人のタックルをかわしてしまう。
ヒールリフトのような技術も、高速ドリブルのような速さも、強引なドリブルのようなパワーも使わずに。
ただ単純に『巧い』のだ。基礎的な技術のみで、強力な必殺技を行使する早田たちを手玉に取っているのである。
森崎は全身が震えていた。今、目の前で見させられているこのプレイこそ『プロ』の動きなのだ。
体力を大きく浪費する技を使わずとも十分な能力を備える、フルタイム全力で戦い抜ける持久力とペース配分が行える彼らこそ…

森崎「(嘘だろ…?こ、これが……これがプロ…俺がこれから挑み、追いつき、追い抜かなければならない相手…?)」

365 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 20:06:36 ID:???
小豆沢がこのチームに来る前の経歴までは分からない。
だが、森崎が今まで戦い頂点に立った世界とは一線を画するものなのは間違いなかった。

小豆沢「…そろそろ手を離してくれないかな?他の人にも挨拶を済ませなければいけないんだ」

森崎「(えっ…?)あ、はい。す、すみません」

我に返った森崎は慌てて困った顔をしている小豆沢に頭を下げる。我ながら情けない。

小豆沢「一緒に練習することもあるだろう。機会があったら是非とも君の実力を拝見してみたいものだね」

にこりと年上の貫禄がこもった笑みを見せ、小豆沢は砦の奥の方へと歩いて行く。
彼の後に続きながら、早田たちは森崎たちの方を振り返った。

早田「キャプテンは…小豆沢さんはすげぇぜ。何がすげぇかは…試合当日に実感することだな」

新田「南武フースバルは経験が浅い若いチームです。だからこそ、あの人のキャプテンシーが発揮されるんですよ」

石崎「そゆことだ。じゃ、またあとで会おうぜ森崎」

森崎「(このプレッシャー…ブラジルのレナートと握手をしたときに似ている…)」

年齢、技術共に明らかな格上の選手との戦いを前に、森崎は自分がどこまで対抗できるかを胸に闘志を熱く燃やすのだった。

※小豆沢の評価が上がりました。
※小豆沢がパワーアップしました。

366 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 20:08:34 ID:???
南武フースバルのメンバーとの自己紹介も終わり、いよいよ合同練習が始まろうとしている。

モロドフ「さて、森崎殿。このマクロニソス合宿の日程を説明しますがよろしいですかな?」

森崎「3日間でどれだけ力をつけられるかが、大会の勝敗を握ってるんだ。よろしく頼むぜ!」

モロドフ「うむ。まず、森崎殿には練習相手を探し、指定してもらいます。
     その練習相手と共にどの項目を鍛えるかを選択していくのです」

森崎「これまでの拠点パートでのサッカー練習と一緒か」

モロドフ「今回少し違うのが、FE系キャラよりもキャプ翼系キャラとの練習のほうが効果的ということです」

森崎「経験的なことを考えれば至極当然なことだけど、なにか理由があるのか?」

モロドフ「基本的にキャプ翼系キャラは戦場パートでは出番はありません。
     なので、実質森崎殿一人だけの特訓となるので練習効果が上がるのです」

森崎「なるほど。チームメイトでもあるマルスやクリスと一緒に能力を上げていくか、
   講師役ってだけのマーガスやシェスターと練習して俺の能力を上げていくかってことか」

モロドフ「それと、やや先の展開のネタバレになってしまうのですが、
     第2部本編へ突入した際の初期メンバーである者たちは優先的に鍛えたほうが良いかもしれません。
     序盤はどうしてもメンバー不足に陥りやすく、全員出撃など当たり前という展開になりますからな」

森崎「原作を知ってる人は、そこのところを考えて特訓メンバーを厳選してくれってことか」

モロドフ「参戦が遅めのキャラクターへの特訓が無駄になってしまいますからな。ご注意なされい。
     もっとも、アベルやサムソンなど揃いも揃って高い能力の持ち主じゃから今更特訓も必要ありますまい」

森崎「ちょっとちょっと。さすがにそこまでメタな会話はまずいんじゃないですか?」

367 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 20:10:18 ID:???
モロドフ「おっと失礼しましたぞ。それと、もう一つ重要なことがあるのですじゃ」

森崎「重要なこと?」

モロドフ「今回対戦する日本リーグの『南武フースバル』『南葛ウイングス』『東邦タイガース』が
     1日ごとに日替わりで、このマクロニソスに訪れます。
     彼らたちからもメンバーを選び、一緒に特訓を行うことが可能ですじゃ」

森崎「すると、特訓に誘える人数は最終的にどうなるんだ?」

モロドフ「はい。具体的には下記の通りですじゃ」



☆合宿の行程

・森崎は『アリティア選考チーム』(FE組+ブレーメン組)から2人、
 日替わりで現地入りしてくる『フースバル』『ウイングス』『タイガース』のメンバーから2人
 合計『5人』のメンバーで、特訓を行うことになります。

・戦場パートに参加しないキャプ翼系キャラとの練習はFE系キャラよりも効果的になります。

・しかし、FE系キャラとの特訓も考慮しないと今後の第2部本編が厳しくなるのをお忘れなく。

368 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 20:12:24 ID:???
モロドフ「キャラクターの組み合わせによって様々なイベントも発生します。
     大会前のライバル関係成立なども行われるかもしれませんぞ」

森崎「うーむ、とにかく1日目の特訓メンバーを選択してみるか。実際にやったほうがわかりやすいと思うし」


☆合宿特訓メンバー選出

『アリティア選抜』
マルス・シーダ・カイン・アベル・ドーガ・リフ・オグマ・マリク・ジョルジュ
トーマス・サムソン・アラン・エリス・クリス・カタリナ・ルーク・ロディ
ライアン・セシル・フレイ・ノルン・アテナ・シェスター・マーガス・ビクトリーノ

『南武フースバル』
新田・栗栖・小豆沢・早田・石崎

※上記の中からそれぞれ最大『2名』ずつ選択して下さい。
※人数が多ければ練習効果は上がり、人数が少なければ支援など評価が上がりやすくなります。

(例)
マルス・シーダ
新田・栗栖     ←これで1票となります。


『2票完全一致』で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

369 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 20:14:22 ID:F/oaScbk
ロディ・ルーク
小豆沢・早田

370 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/20(火) 20:16:14 ID:???
【訂正】
上記の『アリティア選抜』のリストの中から
【エスト】の項目が抜け落ちていました。お詫び申し上げます。

以前の投票も有効としつつ、改めて下記のリストからお選びください。

『アリティア選抜』
マルス・シーダ・カイン・アベル・ドーガ・リフ・オグマ・マリク・ジョルジュ
トーマス・サムソン・アラン・エスト・エリス・クリス・カタリナ・ルーク・ロディ
ライアン・セシル・フレイ・ノルン・アテナ・シェスター・マーガス・ビクトリーノ

『南武フースバル』
新田・栗栖・小豆沢・早田・石崎

※上記の中からそれぞれ最大『2名』ずつ選択して下さい。
※人数が多ければ練習効果は上がり、人数が少なければ支援など評価が上がりやすくなります。

(例)
マルス・シーダ
新田・栗栖     ←これで1票となります。


『2票完全一致』で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

371 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 20:30:47 ID:1a1rEluM
ロディ・ルーク
小豆沢・早田

372 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 20:32:18 ID:PVaqFqG6
ライアン クリス 小豆 新田

373 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 19:59:35 ID:???
ロディ・ルーク
小豆沢・早田
============
森崎「良かったら一緒に練習しないか?」

ロディ「了解です、森崎殿」

小豆沢「早速君の腕前を見られるのか。楽しみだよ」

早田「へへ、タックルを鍛えたい奴は俺が徹底的に見てやるぜ」

ルーク「…………」

森崎が1日目の特訓に誘ったのは、ロディ、ルーク、小豆沢、早田の4人。
だが、いざ練習を開始しようにもルークが不満気な顔で森崎を睨んでいた。

森崎「(これはひょっとして……ライアンの件か?)」

第七小隊の中では、特にライアンと仲のよかったルーク。
共に試験中にリタイアしたにも関わらず、自分だけ合格したことに彼は戸惑っていた。
なまじライアンと互いの夢を語り合ったのが、ショックを増大させているのである。
その感情の憤りはライアンを庇おうとしたことを咎めてきた森崎へと向けてしまっていた。

ルーク「(森崎さんが言ってることは間違っていないと思う。だけどよ……
    一週間も厳しい訓練を共にしてきた『仲間』じゃなかったのかよ?)」

善悪で判断できない絆が、ルークは森崎と結ばれているものだと思っていただけに
ライアンだけ見捨てられたようなあの行動をルークはどうしても納得できないでいた。

森崎「(……くっ。こんな後ろめたさを感じるならライアンの部屋に行くんじゃなかったぜ)」

374 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 20:12:39 ID:???
だが、あの時の自分の行動は間違っていないと森崎も思っている。
ルークたちのことを思ってこその心を鬼にした行動に後悔はないのだから。
今は自分の事だけで精一杯なのだからと自ら言い聞かせ、練習を開始する。


・鍛えられる項目は大きく分けて4つです。

A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※いずれも森崎が直接指示をするよりも各自に選ばせることで成功率は上がります。
※全員の特訓メニューが決定した後、森崎自身の特訓メニューを決定します。


☆どうしますか?

ロディ→
ルーク→

※直接指示する場合は矢印の横にアルファベットを記入してください。
※無記入の場合はランダムで選択させる代わりに特訓の効果や成功率が上昇します。
※キャプ翼系キャラは森崎たちの練習にあわせて行動してくれます。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

375 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:15:33 ID:B8YsXWPs
ロディ→
ルーク→

ランダムのお手並み拝見

376 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:19:46 ID:y0m1XCuE
ロディ→
ルーク→


377 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 20:21:33 ID:???
ロディ→
ルーク→
============
先着【1名】様で一気に判定をお願いします。

ロディの特訓→! card
ルークの特訓→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→基礎練習
ハート→必殺技開発
スペード→戦術開発
クラブ→スキル開発
JOKER→ぜんぶやってやんよー!

378 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:21:52 ID:???
ロディの特訓→ ダイヤQ
ルークの特訓→ ハートQ

379 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:22:06 ID:???
ロディの特訓→ クラブJ
ルークの特訓→ スペードJ


380 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:24:15 ID:???
>>378-379
絵札4枚とは気合が入っているな〜

381 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:25:55 ID:???
でもこの後こけるのもお約束……

382 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 20:52:43 ID:???
>>380-381
悪い方にばかり考えちゃダメだってばっちゃが言ってた!
============
ロディの特訓→ ダイヤQ→基礎練習
ルークの特訓→ ハートQ→必殺技開発


先着【1名】様で一気に判定をお願いします。

ロディの基礎練習→! card+! dice
ルークの必殺練習→! card+! dice

ダイヤ・ハート←/→スペード・クラブ
1→ガッツ/スルー
2→ドリブル/タックル
3→パス/カット
4→シュート/ブロック
5→競り合い/クリアー
6→セービング/飛び出し

383 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:53:22 ID:???
ロディの基礎練習→ スペード5 + 6
ルークの必殺練習→ ダイヤQ + 1


384 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:58:39 ID:???
ロディはサッカーに向いてないな

385 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 20:59:11 ID:???
見当違いのことばっかしてるな…

386 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 21:03:58 ID:???
>>384-385 ランダムのデメリットが顕著に現れた形ですね…
============
ロディの基礎練習→ スペード5 + 6→飛び出し
ルークの必殺練習→ ダイヤQ + 1→ガッツ
============
ある程度のウォーミングアップを終え、本格的な練習に入る前に早田と小豆沢が森崎に近づいてくる。

早田「よ、あの二人が噂のお前の弟子たちか?なかなか動きがいいじゃねぇか。
   特に緑髪の…ルークっつったか。まだ荒削りだが大したパワーだぜ」

小豆沢「若さとは偉大だね。うかうかしてるとすぐに追いつかれてしまいそうだよ。
    ロディくんにも磨けば光る素質を大いに感じるよ」

何処か自分と雰囲気が似ていることもあり、早田はルークのことを気に入っているようだ。
小豆沢もロディの冷静さは将来的に大成する可能性があると指摘する。

森崎「当たり前じゃねぇか。なんてったって俺が育て上げてきた……」

そこまで言いかけて森崎は言葉を切った。昨日のライアンの悲しみに明け暮れる顔が脳裏によぎったからだ。

森崎「(今更どの面下げて……アイツらの教官なんてもう俺は名乗れねぇよ……)」

早田「???」

小豆沢「(うん…?何か迷いを抱えているな。この後の練習に響かなければいいが…)」

突然口をつぐむ森崎の様子に首を傾げる早田と、何かを感じ取った小豆沢。

早田「ところでお前は何を練習するんだ?タックルの練習だったら俺が面倒みるつもりだったんだが…」

小豆沢「ルークくんはスタミナを、ロディくんは……キーパーの練習をするみたいだね」

387 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 21:05:24 ID:???
森崎「ロディがキーパーの練習だって?いったいどうしてまた……」

先ほどの小豆沢の『すぐに追いつかれる』という言葉が森崎の不安をいたずらに煽っていた。
ただでさえ今の自分は体力が伸び悩み苦しんでいるのだ。彼の言葉は冗談では済まなくなるかもしれない。


☆どうしますか?

A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※A・Bの場合【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】
 などの項目を追記しても構いません。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

388 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:06:19 ID:B8YsXWPs
A ガッツ
先立つものがなければ話にならん

389 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:09:24 ID:W9yHPv8s
A ガッツ

390 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 21:12:29 ID:???
>A ガッツ

森崎「俺はスタミナの訓練をするよ。早田と小豆沢さんは?」



先着【1名】様で一気に判定をお願いします。

早田のメニュー→! card
小豆沢のメニュー→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→森崎に合わせる
スペード→ロディに合わせる
クラブ→ルークに合わせる
JOKER→全員の練習に付き合ってくれる

391 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:12:58 ID:???
早田のメニュー→ スペードA
小豆沢のメニュー→ クラブQ

392 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 21:29:29 ID:???
早田のメニュー→ スペードA→ロディに合わせる
小豆沢のメニュー→ クラブQ→ルークに合わせる
============
早田「んじゃ、俺はあのトンガリヘアーくんの練習を見てやるか。年下の指導って案外楽しいのな」

小豆沢「ルークくんの練習は誰かが見ていないと危なっかしい。僕がつこう」

森崎「……うん。立場的になんら間違っちゃいない。間違っちゃいないんだが……」

出来れば自分の練習に付き合って欲しかった本音をぐっとこらえて、森崎は一人ランニングを始めるのだった。



〜飛び出し練習〜

早田「まさかのキーパー志望かよ。森崎からポジションを奪う気でいるのか?」

ロディ「……別にそういう訳ではありません。ただ、自由に練習していいとのことだったので」

早田「んー。ある程度自分の能力に合った練習を心がけたほうがいいぜ。
   例えばお前の場合、タックルに適した動きが得意だと思うんだよ。
   中盤でボールを奪い、そのまま反撃に転じる機動力っつーのかな?」

ロディ「タックル…ですか。確かに私の能力を最大限に活かせそうです」

393 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 21:30:47 ID:???
早田「ちょっと気になってたんだが、お前らアカネイアの連中って特にポジションを指定していねぇのな。
   自由に駆け回るのも悪くはねぇが、ちょっとは組織的な動きも考えたほうがいいぜ。折角の才能を泣かせたくはねぇだろ?」

ロディ「す、すみません。まだサッカーの知識に関しては不慣れなことも多くて……」

早田「ま、今回はちゃんと付き合ってやるさ。案外森崎以上の才能をが発掘されるかもしれねぇしな」

ロディ「善処します」

早田「(目が笑ってねぇ。こいつ、マジで森崎に対抗心を燃やしてたりするのか?)」


ロディの飛び出し練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜9→項目+1
8〜4→項目+0.5
3〜2→効果なし
A→項目-1
JOKER→項目+2

394 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:31:20 ID:???
ロディの飛び出し練習→ JOKER

395 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:32:13 ID:???
…如何に今の森崎がカードの神様に嫌われているか、だねえw

396 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:32:26 ID:???
>早田「(目が笑ってねぇ。こいつ、マジで森崎に対抗心を燃やしてたりするのか?)」
流石関西人、見事なフリだw

397 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:33:09 ID:???
JOKERでも項目+2程度か

398 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 21:42:25 ID:???
このスレのサッカー能力値は本スレ他と比べてかなり低いから、+2でも結構脅威よ

399 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 21:59:11 ID:???
>>395
…これはシューマッハのような飛び出し特化キーパーの誕生フラグでしょうか?w
>>396
ロディに才能があるのか、早田に指導力があるのか、どちらでしょう?
>>397-398
サッカー練習は成功率が高い代わりに効果を低めに設定してます。
実際にサッカーでは+2は結構な補正となりますからね。
============
ロディの飛び出し練習→ JOKER
JOKER→項目+2
※ロディが『飛び出し+2』を習得しました。
============
早田「そんじゃ、俺がクロスをあげるから飛び出してキャッチする練習をすんぞ」

ロディ「お願いします」

バコッ!ポーン……バシッ!

鋭い反応を見せるロディの動きは思った以上に優れていた。
これを見て早田は、今度は得意のカーブをかけたクロスを上げてみる。

早田「(さすがにこの軌道を初見で見きれるってことは……)」

それは森崎に対抗しようとするロディに対してのちょっとした意地悪だったかもしれない。
このクロスで翻弄し、無謀なことは止めてタックルの練習をさせるのが早田の狙いだった。

ロディ「(ボールの回転が……違う?となると、ここだっ!!)」

ガッシィッ!!

早田「!?」

400 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 22:00:16 ID:???
ロディ「やった!取れたぞ!」

自分でも驚くほどの出来栄えに珍しく息を弾ませるロディを見て、早田は改めて若さの力を思い知るのだった。

早田「(…森崎よ。うかうかしてると本気でポジションを奪われかねんぜ…?)」



〜ガッツ必殺技〜

ルーク「小豆沢さん!ちょっと実験台になってもらえますか?」

激しい息遣いで目を輝かせながら近づいてくるルークに少し戸惑いつつ、小豆沢は言葉を返す。

小豆沢「な、なんだいルークくん」

ルーク「サッカーで大事なのは体力。すなわちスタミナ。すなわちガッツが大事だと俺は思うんスよ。
    特にシュートを撃つFWやゴールを守るGKなんかはかなり消耗が激しいっすよね」

小豆沢「たしかにそうだね。それがどうかしたのかい?」

ルーク「例えばっすよ?中盤の選手のあまり気味のガッツを、沢山汗をかく選手に
    分け与えることができたら便利だとは思いませんか?」

小豆沢「理論は正しいと思うけれど……実際にはどうするんだい?」

ルーク「それはもちろん……これっすよ!」

小豆沢「!?」

なんとルークは勢いよく腕を振りかぶると小豆沢の頬めがけて平手をぶちかまそうとしていた!!

401 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 22:02:04 ID:???
ルークのガッツ必殺技→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜9→回復スキル『闘魂注入』消費200 任意の相手に自分のガッツを200分け与える を習得
8〜2→効果なし
A→危険を感じた小豆沢のカウンターパンチを受けルークのHP-1
JOKER→K〜9の効果に加え『闘魂吸収』任意の味方のガッツを200奪い取る も習得

402 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:03:58 ID:???
ルークのガッツ必殺技→ ダイヤ8

403 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:09:10 ID:???
おっしいい
これ習得してたらスタメン確定だったのになあ

404 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 22:15:17 ID:???
>>403
ルーク自体ガッツが豊富な方ですからね。残念です…
============
ルークのガッツ必殺技→ ダイヤ8
>8〜2→効果なし
============
ルーク「ダァーッ!!」」

バシィーーーーーン!!

小豆沢「うげらっ!?」

顎をしゃくらせながら叫ぶルークの気合のこもった平手打ちが小豆沢の頬を綺麗に撃ちぬく。

ルーク「ど、どうすっか?なんかこう、気合が注ぎ込まれたと言うか、元気が溢れたりとかしません?」

小豆沢「痛いよ。というか人を叩いて体力が回復なんてするわけないでしょうが」

相手が高校生ほどの若造でなければ怒鳴り散らしていたところだが、ここは大人の対応を見せる小豆沢だった。


〜ガッツ練習〜

森崎「なんだか風船が破裂したような派手な音が聞こえたが…?」

ルークたちは一体どんな練習をしているのか気にはなったが、
今は少しでも自分の持久力を回復するのが先決だと再びランニングに意識を戻す。

森崎「(……今のままじゃ全力のセービングを一回しただけでグロッキーになっちまう。
   日本リーグの連中くらい、完封できなくちゃとても世界一のGKなんか目指せ無いぜ)」

405 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/21(水) 22:16:36 ID:???
森崎ガッツ練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→ガッツ+20
10〜8→ガッツ+10
7〜2→効果なし
A→ガッツ-20
JOKER→項目+40

406 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:17:22 ID:???
森崎ガッツ練習→ ダイヤ9

407 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:31:46 ID:???
まずまずか
やっぱり一人だと効率悪いね

408 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:58:48 ID:???
これだとガッツを微々たる量増やすよりセーブ力伸ばした方がいいんじゃないか?
10回10〜8を引いてもガッツは100増えるだけだがセーブ力は+5される
戦闘パートのHPに還元されるわけでもないし必殺技に頼らないプレイスタイルに肉体改造した方がいい気が

409 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:59:52 ID:???
というか、増やすならHPじゃないかなあ。
ガッツ上昇はものすごく効率悪いよ、これ。

410 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/22(木) 19:39:51 ID:???
>>407
森崎の練習にはランダム行動によるボーナスも入りませんからね…
>>408-409
サッカー練習する機会はこれから山ほど訪れるので効果は控えめにしていますね。
試合中の覚醒などのほうが急激な成長を望めるかもしれません。
============
森崎ガッツ練習→ ダイヤ9
10〜8→ガッツ+10
※森崎が『ガッツ+10』を習得しました。
============
タッタッタッタッタ……

森崎「(お?ちょっとは楽に走れるようになってきたぞ…)」

地道な特訓。効果もほんの僅かしか無い。だが、この小さな前進の繰り返しが
全日本ユース正GK森崎有三という存在を形成してきたのだ。

その後合同練習も大分進み、一旦一息入れることにする森崎たち。

森崎「(誰かと話ができそうだな。どうする?)」


☆誰に話しかけますか?

A ルーク
B ロディ
C 小豆沢
D 早田
E ひとりでもいい。まだ練習を続けるぞ

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

411 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 19:41:20 ID:V8tcl4Lg
C

412 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 19:43:16 ID:???
C

Bは何か怖い

413 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 19:43:16 ID:LyoTmQCQ
C

414 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/22(木) 19:51:46 ID:???
>C 小豆沢


森崎「(先ほど感じたプレッシャーが正しいのなら、あの人は只者じゃないはず)」

3日後の大会でのライバルであり、貴重な年上の優れたプレイヤーである小豆沢にコンタクトを取る森崎。

小豆沢「お疲れ様。ずっとランニングしていたようだね。スタミナは選手の本質だからしっかり鍛えておかないとな」

森崎「そりゃあもう。どれだけ優れた選手も体力が切れちゃそこまでですからね」

小豆沢「プロリーグのような連戦が続く環境だと、さらに重要性が高まってくる。
    隊長を巧く管理することも、これからは大事になってくるだろうね」

森崎「(うーむ…なんだか耳が痛い…)」

大会を前に、自身の虚弱化がこれほど恨めしく思ったことはない。
とりあえず森崎は話題を変えようと小豆沢に語りかけた。


☆どうしますか?

A 3日後に開催されるアリティアカップについて話す
B 先ほど一緒に練習していたルークのことを話す
C 南武フースバルについて話す
D 小豆沢個人のことについて話す
E 自分の悩みを相談してみる
F その他(好きな話題をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

415 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:01:11 ID:V8tcl4Lg
E

416 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:02:54 ID:DHqHTd1k
E

417 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:03:30 ID:C67BAmFg
E

隊長管理か……大事だな!

418 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:12:12 ID:???
指揮LV持ちの振り分けは重要だもんねw

419 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:13:18 ID:???
みんな大好き小豆沢さんw

420 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/22(木) 20:15:31 ID:???
>>417
森崎にとってはどちらでも当てはまるのが…とにかく申し訳ない!キャー!
>>418-419
指揮レベル持ちはサッカーでも重要ですからね。それにしても小豆沢さんは人気ですねーw
============
>E 自分の悩みを相談してみる


森崎「(この人になら、なにか相談できるかも?)」

朗らかに笑い、何故か右頬に紅葉を咲かせているこの男に対し森崎は信頼を寄せていた。
これまで『黄金世代』と言う集団のもとでずっと先頭で走らされたこともあり
彼のような上の世代の人間との、特にサッカー選手としての繋がりは彼にとって初めてのことだった。


☆何を相談しますか?

A なかなか身につかない体力のこと
B なかなか払拭できない幼少のトラウマのこと
C なかなか出来ない彼女のこと
D 第七小隊のメンバーとの関係がギクシャクしていること
E 魔王ガーネフが復活し何かを企んでいるかもしれないこと
F その他(好きな悩みをお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

421 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:21:09 ID:Sz2xT7IY
A

422 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:24:50 ID:V8tcl4Lg
B
体力は他の人でもいいけど、トラウマは初めて選択出たし

423 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 20:28:53 ID:5F5aZx6o
B

424 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/22(木) 20:52:57 ID:???
>B なかなか払拭できない幼少のトラウマのこと


森崎「…あの、いきなりこんなことを相談されて困るかもしれないんすが…」

小豆沢「なんだい?話してみてくれよ」

フースバル内でも、よく若手の選手たちから相談を持ちかけられているのだろう。
顔を拭いていたタオルを肩にかけ、森崎の方に向き直り万全の体制で相談を受けようとしている。

森崎「俺、今はこうしてキーパーやってるんすけど…小さい頃はキーパーってすごい嫌いだったんですよ。
   一番のろまで動けないお前はキーパーでもやってろって、無理やり押し付けられてましたね」

小豆沢「ははっ、小学生はその辺残酷なこともあるからな。ボールに熱心に群がる勢いは感心させられるんだけどね」

森崎「それで、よくボールをぶつけられてたんですよ。……恥ずかしい話なんですが、
   今になってあの頃の恐怖が……蘇ってきてるんです」

小豆沢「……詳しく話してくれるかい?」

思った以上に深刻な話題だと感じ取った小豆沢は、声を潜めて聞き返してくる。

森崎「日向小次郎という選手は知ってますよね」

小豆沢「ああ、彼か。ワールドユース大会でガンガンゴールを決めてた」

森崎「あいつとこの大陸で試合をする機会があって……
   3日後に開催されるアリティアカップ。その第1回目のときです。
   その時の俺はスランプに陥っていて、なかなか伸びない能力に辟易してたんです。
   ガンガンシュートを決められ、醜態をさらす俺に対してアイツは俺のことを不抜けたと蔑んできました」

425 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/22(木) 20:54:05 ID:???
小豆沢「……まぁ、選手間の不仲説は色々と騒ぎ立てられる。特に最近はサッカーの対する興味が
    以前と比べて格段に高まってきているからね。でも、問題はそこじゃないんだろ?」

森崎「日向に馬鹿にされたことが尾を引いてるわけじゃないんです。実際、日向のチームとの直接対決だけには勝ちましたし。
   ……だけど、体が覚えてるんですよ。キーパーを嫌っていた、ボールに飛びつきたくないっていうあの頃の意識が」

小豆沢「なるほど。その前回のアリティアカップでの多大なミスによって、君になにか悪い癖が根付いてしまったようだね」

森崎「今度の大会こそ、俺は優勝したいんです。前回のような失敗は二度と繰り返したくない。
   これから挑戦するブンデスリーガに自信を持って臨むためにも、大会の優勝を足がかりにしていきたいんです」

小豆沢「…ははは、困ったな。敵チームの僕に対してその言い草はあんまりじゃないかな?」

森崎「え?あ、す、すみません。つい、熱くなってしまって…」

小豆沢「いや、いいさ。君が今度の大会に対してどれだけ強い気持ちが込められているのが分かったからね。
    ……そのトラウマを払拭するには、やはりそれを植えつけられたこの大会での結果が鍵を握ってるんじゃないかな?
    苦手意識をもってしまったこの大会を制することが出来れば、もう過去のことで苦しむことはないだろうさ。
    もちろん、解決策はこれに限ったことじゃないだろうけどね」

森崎「(俺がトラウマを払拭するには……やはりこの大会で活躍するほかないってことか)」

自分に人生で最も大きい、初めての挫折と絶望を植えつけられた『アリティアカップ』。
今度こそ、この大会で勝利し過去の汚名を返上してみせると森崎は心に誓ったのだった。

森崎「相談に乗ってくれてありがとうございました。小豆沢さん」

426 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/22(木) 20:55:28 ID:???
小豆沢「いや、いいさ。……でも、注意したまえ。君は今、敵チームの主将である僕に自分自身の弱点を晒したということなんだから」

森崎「…………あ」

小豆沢「はははは!そんな深刻そうな顔をしないで。親善大会なんだから、何より楽しまなくちゃな」

唖然とする森崎の肩をぽんと叩き、小豆沢は早田たちのいる方へと戻っていった。

森崎「……な、なかなかしたたかなところもあるみたいですね、小豆沢さん……」

試合では自分の弱点を狙われないよう、何か対策を考えておくべきかと森崎は新たな悩みを産み出してしまうのだった。


※小豆沢の評価が上がりました

427 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 23:36:48 ID:???
弱点といったって、突けるようなもんじゃないからなあ。
「今の森崎がザル」なことくらいか? でもそんなの見ればわかるだろうし

428 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 10:05:01 ID:???
>>427
今回の森崎の弱点はあくまでも会話的なものと捉えてください。
それと森崎の守備と速さのステータス上、セービング力はかなり高いです。そのはずです。
============
森崎たちが練習に励んでいる頃、正騎士昇格の夢を諦め切れないライアンは
アカネイアから研修に来た先輩弓騎士のトーマスの協力の下、特訓を行なっていた。

トーマス「いいかライアン。お前にはもっと『力』が必要だ。
     力が高ければシュートだけじゃなく、競り合いや守備でも活躍できる。
     活躍の幅が出来れば、それだけメンバーにも選ばれやすくなるはずだ」

ライアン「はいっ!トーマスさん!」

トーマス「その代わり、お前は俺に『技』の知識を分けてくれ。
     俺の力にお前の精密な技術が合わされば、向かうところ敵なしだ!」

ライアン「はいっ!よろしくお願いします!」

チャンスとは眺めているだけでなく、自ら積極的に飛びつかなければ形にはならない。
同じ志のもと、二人の弓兵は夢の成就のための逆転劇に臨むのだった。


秘密特訓1日目→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜10→ライアンの力+1 トーマスの技+1
10〜7→ライアンの力+1
6〜4→効果なし。だが明日の特訓成功率アップ
3〜A→特訓に耐えられずライアンがダウン。明日の特訓は無しに
JOKER→K〜10の効果+第七小隊のメンバーが駆けつけ…?

429 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 10:06:31 ID:???
秘密特訓1日目→ ダイヤQ

430 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 10:59:31 ID:???
秘密特訓1日目→ ダイヤQ
>K〜10→ライアンの力+1 トーマスの技+1

トーマス「この弓の弦は通常の2倍硬くしてある。さらに矢の重さも2倍だ」

ライアン「(うぐぐ…い、痛い…で、でも…!)」

掌に食い込むような痛みを抱えながら、ライアンは特訓用の弓で何度も射撃の構えを取る。

トーマス「(飲み込みが早いっつーか、若さ故の辛抱強さっつーか……やるじゃんかよ)」

決して弱音は吐かず、歯を食いしばり特訓を続けるライアンに感化されたのか、
トーマスもまた、強い精神力を発揮し苦手だった射撃の精度を上げていく。

トーマス「(俺たち弓兵はどうしても他の騎士に比べて身体的に劣る。
     魔導師のようなブーストも使えなければ僧侶のような回復も出来ねぇ。
     どうしても他のメンバーに見劣りするっていう現実から目を反らすつもりはねぇ。
     だがよ……誰もが持ってる『意地』だけは……別もんだろ!?)」

バシュッ!!

ライアン「す、すごいですトーマスさん!またド真中に命中です!」

トーマス「まだまだ。こんな近くから当たっても褒められたものじゃねぇ。
     うっし、今日の特訓はこのへんにしておくか。無理をして中断しちまわないようにな」

ライアン「はい」

トーマス「明日はもっと厳しい訓練にするぞ。お前や俺が上の連中に追いつくには、
     ある程度のリスクも抱えなきゃならねぇんだからな」

431 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 11:00:51 ID:???
〜合宿二日目〜

次の日。マクロニソス砦に現れたのは森崎もよく知るメンバーたちだった。

井沢「南葛ウイングスのキャプテン、井沢守だ。よろしく頼む」

滝「アンタラとはワールドユースの特别合宿以来だな」

来生「はっはぁー!俺様の磨きかかったドリブルを見せてやるぜ!」

チームの軸となっている修哲トリオを先頭に、見慣れた顔が次々と合同練習場に入ってくる。
南葛中学で森崎と共に戦ってきた選手たちが殆どだが、その中で珍しい人物が森崎に歩み寄ってくる。

ナポレオン「ヨォ。ユース大会以来だな。モリサキ・ユーゾー」

明らかな敵意のこもった目で睨んでくる男。フランスユースのストライカーだったルイ・ナポレオンである。

森崎「(こいつは……)」


☆どうしますか?

A 久しぶり!今日は有意義な練習にしような!(友好的に構える)
B ああ、俺に尻でシュートを止められたナポレオンかぁ(こちらも敵意を返す)
C なんでお前が日本のチームに居るんだ?(質問する)
D あれ?どちら様でしたっけ?(とぼけてみる)
E 無視してみる
F その他(好きな行動、台詞をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

432 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 11:04:03 ID:OmyiYnBo
A

433 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 11:08:35 ID:ANBhrnSI
A
あー、ライアンの特訓はサッカーとは別口なのか。
じゃあ今回はライアン入れてもいいかもな

434 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 11:39:11 ID:???
>>433
カード次第ではこじれた仲がさらに悪化する可能性もあります。ご注意を。
============
>A 久しぶり!今日は有意義な練習にしような!(友好的に構える)


森崎「久しぶり!今日は有意義な練習にしような!」

にこにこと顔をほころばせ、ナポレオンの睨みなどどこ吹く風かと対応する森崎。これに対しナポレオンは…


俺の怒りが有頂天→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→「あ、ああ…」呆気に取られて怒気が抑えられてしまった。
スペード→「……ケッ」舌打ちをして離れて行ってしまった…
クラブ→「テメェ…俺たちが受けた屈辱を忘れたわけじゃねぇよな?」怒りのボルテージが上がっていく!
JOKER→「お前にピエールから伝言を預かってるんだが」突然手紙を渡してきたぞ?

435 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 11:39:32 ID:???
俺の怒りが有頂天→ スペードJ

436 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 11:56:40 ID:???
俺の怒りが有頂天→ スペードJ
>スペード→「……ケッ」舌打ちをして離れて行ってしまった…

気に入らない。圧倒的大差でフランスを打ち破ったこいつらからすれば
フランスが、俺とピエールが受けた屈辱など知ったことではないだろう。

ナポレオン「(気に入らねぇ。だが、こいつにリベンジを果たすのは俺のシュートだと決めたはずだ)」

あの試合の借りを返すために、自分は故郷を離れてわざわざ日本へとやってきたのではないか。
大会まであと2日。それまでは無闇矢鱈にトラブルを引き起こす訳にはいかない。

ナポレオン「(覚えてやがれ。テメェには試合でボコボコになってもらうからよ)」

軽く舌打ちをしつつ、ナポレオンは森崎から離れていった。
その反応に眉をひそめる森崎だが、そんな彼に友好的に近づく者もいた。

メクネス「君が噂のモリサキくんかな?」

流暢な日本語で語りかけてくる褐色の肌の男。年頃は小豆沢と同じくらいだろうか。

メクネス「ボクは南葛ウイングスのキーパー、メクネスさ。
     モロッコでサッカーをやってたんだけど、機会があってこっちにやってきたんだ。
     君の噂は聞いているよ。キーパーなのにドリブルが得意なんだってね」

森崎「(この人もキーパーなのか?)」

メクネス「ウイングスの皆から君のことは色々と聞いているよ。
     大会では、お互い怪我のないようにガンバローネ」

森崎「は、はぁ…」

437 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 11:58:12 ID:???
一方的な挨拶が終わると、上機嫌で立ち去っていくメクネス。

森崎「(モロッコのキーパーか。聞いたこと無いけど……実力はどんなものだろうな)」

挨拶が終わったあと、再び合同練習の時間となる。森崎は一緒に練習するメンバーを探しに歩きまわる。


☆合宿特訓メンバー選出

『アリティア選抜』
マルス・シーダ・カイン・アベル・ドーガ・リフ・オグマ・マリク・ジョルジュ
トーマス・サムソン・アラン・エスト・エリス・クリス・カタリナ・ルーク・ロディ
ライアン・セシル・フレイ・ノルン・アテナ・シェスター・マーガス・ビクトリーノ

『南葛ウイングス』
井沢・滝・来生・高杉・ナポレオン・岩見・長野・中里・メクネス

※上記の中からそれぞれ最大『2名』ずつ選択して下さい。
※人数が多ければ練習効果は上がり、人数が少なければ支援など評価が上がりやすくなります。

(例)
マルス・シーダ
井沢・滝     ←これで1票となります。


『2票完全一致』で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

438 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 12:07:19 ID:ANBhrnSI
クリス・カタリナ
中里・メクネス

ライアンは訓練の効果が出るまで触らないほうがいいかな?

439 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 12:09:50 ID:rmBLZP0c
クリス・カタリナ
中里・メクネス

440 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 12:45:19 ID:???
クリス・カタリナ
中里・メクネス
============
中里「森崎殿、拙者もめでたく『プロ』のサッカー選手へと成ることができたでござる」

森崎「と言っても、南葛高校の延長線上みたいなものじゃねぇか。
   なにか企業がバックに付いてるわけでもないんだろ?大丈夫なのか?」

中里「確かに資金面では色々と苦労が耐えぬこともあるでござる。
   しかし、元より南葛市はサッカーに対する理解が出来た良き地域。
   市民の方々の善意により、意外にもチームとしてはまとまっているでござる」

森崎「地域密着型のプロクラブってやつか。まぁ、地元の人気は高そうだな」

中里「人気だけでなく、確かな実力も身につけていきたいでござる。
   そのためにも、森崎殿には悪いがこの大会は制させてもらうでござるよ」

森崎「へん。ブンデスリーガと契約した俺からゴールを奪おうだなんて百年早いぜ」

メクネス「そう簡単にはイカナイヨ?」

森崎「あ、あんたは……」

割って入るようにして現れたのはメクネスだった。同じキーパーであることから森崎との練習を望んできたのである。

メクネス「フフフ……モリサキくんも知ってる通り、日本のサッカーレベルは高まってるよ。
     舐めてかかると痛い目見るね。それにー……」

ナポレオン「くらえっ!これが俺の『メガキャノン』だ〜〜〜〜っ!!」

ズドッボォォォォォーーーーン!!

441 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 12:46:25 ID:???
森崎「ナポレオンのシュートが……ワールドユースとは比べものにならないほど強化されている!?」

メクネス「何時の時代も追いかける者より追われる者が辛いヨ。ただそれだけのことねー」

森崎「…油断は足元を救われるってやつか。ヘマをしないためにも、今は少しでも力を身に付けないとな」

いざ特訓を始めようとしたその時、カタリナが勢い良く森崎の元へと駆け込んできた。

カタリナ「あ、あの!森崎さん!」

森崎「な、なんだカタリナ。血相を変えて…」

カタリナ「お願いします!ライアンを……ライアンを助けてあげてください!
     私たちは皆で揃って近衛騎士に成るんだと約束したんです。
     このまま……このままライアンだけ取り残されることになったら……私は……」

まるで自分のことのように、ライアンの今後を心配するカタリナの必死の形相に森崎は気圧される。

クリス「森崎さん。私も……最終試験のあの日の森崎さんの言葉を何度も思い起こして考えました。
    実力の足りない人は落ちこぼれてしまう。それが正騎士を目指すというものだと思います。
    でも!それでも私はライアンの夢を……ううん、私の、全員で正騎士になるって夢を叶えたい!」

森崎「お、お前たち……」

クリスもカタリなほどではないものの、しっかりとした自分の意志を瞳に宿し森崎に進言する。

クリス「前に言いましたよね。他人の夢を壊してでも、自分の夢を叶えることを恐れるなと。
    ……だから、私は私の夢を叶えるためならどんなことだってしてみせます。
    森崎さん。ライアンを助けてあげてください。それが今の私の夢であり、望みです。
    それが叶えられないのだったら……私は森崎さんの夢と戦う覚悟もあります」

442 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 12:47:57 ID:???
森崎「(クリス……それは違う。違うぞ)」

仲間を思う気持ちも大事だが、何よりも結果を重視して生きてきた森崎からしてみれば
半端な甘えや優しさはさらに相手を傷つけてしまうことになるという考えだった。

森崎「(それに俺は今自分のことだけで一杯一杯なんだ。今更ライアンの教官づらなんてできるか!)」

カタリナ「……森崎さんの気持ちを聞かせてください。私たちはやっぱりライアンを見捨てたくはありません」

クリス「どうなんですか!何とか言ってくださいよ森崎さん!」

中里「(な、なんだかただ事じゃない雰囲気でござるよメクネス殿……)」

メクネス「(女の子に言い寄られるなんて羨ましいことじゃないですかー)」

中里「(それとこれとは今は別だとは思うのですが)」

森崎「(……いよいよ逃げられない状況になったか。いや、俺自ら望んでいたのかもな)」

第七小隊と距離をおき、自分の鍛錬に集中することも出来たはず。
それなのに、こうしてクリスやカタリナを練習に誘った時点で森崎は決心がついていたはずだ。

☆どうしますか?

A「何を言われようと俺は意思を曲げない。ライアンが自力で這い上がることを信じろ」
B「ライアンは確かに俺の教え子だったな。見捨てるなんてできないよな…!」
C「悪いが今は少しでも練習したいんだ。お前たちも早く準備しろ」
D「人のことを心配する暇があるなら自分の力不足を少しでも改善しろ」
E 二人を無視して練習を始める

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

443 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 12:57:42 ID:OmyiYnBo
D
ライアンは叩き潰す!

444 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 13:03:32 ID:hDvlBpsY
D
厳しいようだがまずは現実を見るべきだ

445 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 13:03:49 ID:ANBhrnSI
B

446 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 13:26:42 ID:???
>D「人のことを心配する暇があるなら自分の力不足を少しでも改善しろ」


森崎「(何を迷う必要がある。俺の心はあの時から既に決まっていたじゃないか)」

そう結論づけると、これまで霧がかかっていた思考が一気に開けてくる。
同時に、大した実力もないくせに理想論ばかり並べ立てるクリスたちが滑稽に見て取れた。

森崎「言いたいことはそれだけか」

今まで出会ってきた中で一番冷たい森崎の声に、クリスとカタリナは驚愕する。

森崎「人のことを心配する暇があるなら自分の力不足を少しでも改善しろ。
   クリス。お前はブロック意外の守備をもう少し身につけろ。
   ゴール前で突っ立ってるだけじゃ壁にしかならないぞ」

クリス「なっ……」

森崎「カタリナもだ。最終試験であれだけの力が発揮できたのならサッカーでも繰り出せるはずだ。
   お前たちは正騎士に…所謂『プロ』になったんだ。もう今までのように
   気の合う友達との仲良しごっこを持ち込める世界じゃないんだよ」

カタリナ「そ、そんな……」

森崎「(日向よ。今回ばかりはお前の言うとおりになっちまったな。
   プロの世界は友情ごっこが出来るほど甘くはないってことをちゃんと言い聞かせるのが俺の役割なんだ)」

嫌われてもいい。何が彼女たちのためになるのかを考えて森崎は冷たく言い放った。
実力のないものは周りから置いていかれ落ちこぼれるのが定め。
残念だが、ライアンには一流の域に達せられる才能は感じられない。
だからこの二人には後ろを振り返らずに、前だけを見て強さを求めて欲しいと森崎は願った。

447 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 13:28:27 ID:???
クリス「……そうですか。分かりました。それが森崎さんの考えだというのなら……」

カタリナ「私たちは諦めません。絶対にライアンを救ってみせます。
    『第七小隊』は全員揃って正騎士にならなきゃいけないんです!」

二人の目は、前までの憧れが込められた信頼の目では無くなっていた。
自分の理想と違う道を歩む者へ向けられる、敵意が込められたものだった。

森崎「勝手にしろ。お前たちが正騎士になった時点で、もう俺はお前たちの教官でもなんでもないんだからな」

クリス「……そうでしたね。それと折角の練習の誘いですが、断らせてもらいます。
    行こうカタリナ。私達の手でライアンを選抜メンバーに選ばせるんだ!」

カタリナ「あ……待ってくださいクリス!」

息を荒くして別のフィールドへ立ち去っていくクリスを追いかけようとしたカタリナだったが、一度森崎のところに引き返してくる。

カタリナ「あの、森崎さん。私は信じてます。森崎さんはライアンのことを分かってくれる。
     あの夜に私に話してくれたように、森崎さんは弱いものの立場を理解してくれるって」

森崎「…………」

カタリナ「でも、どうしても森崎さんの考えが私たちの夢の邪魔になるようでしたら……
     私はどんなことをしてでもあなたを止めます。クリスを、ライアンを、
     そしてなによりも私自身を助けるために」

森崎「(カタリナ自身を助ける…?どういうことだ?)」

クリスの後を追いかけていくカタリナの最後の言葉が気になるものの、森崎は残った二人と練習を再開する。

448 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 13:30:12 ID:???
☆どうしますか?


A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※A・Bの場合【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】
 などの項目を追記しても構いません。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

449 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 13:31:03 ID:hDvlBpsY
A
ガッツ

450 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 13:32:29 ID:OmyiYnBo
A
ガッツ


451 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 13:40:47 ID:???
>A ガッツ


森崎「もっとだ。昨日よりももっと持久力をつける訓練をしないと!」

中里「ランニングでござるか?付き合うでござるよ」

メクネス「それにしてもモリサキくんはモテモテだね〜。
     あんなカワイコちゃんに言い寄られるなんて滅多に無いことだよ〜」

森崎「……今はアイツらの話はしないでください。練習に集中したいんで」

メクネス「おっとと、シツレイ捕まりましたー」

森崎「(なんだか日本語が怪しいぞこの人…?)」

中里「(しかし…何時の時代になっても人と人のイザコザというものは絶えず起こるものか)」

中学時代の大空翼との派閥争いに躍起になる森崎の姿を見てきた中里は、
今回のトラブルが大会に悪影響を及ぼさないことを願った。


森崎ガッツ練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜9→ガッツ+20
8〜4→ガッツ+10
3〜2→効果なし
A→ガッツ-20
JOKER→ガッツ+40

452 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 13:47:01 ID:???
森崎ガッツ練習→ ハートJ

453 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 13:51:01 ID:???
森崎が助力しなくても普通に強くなってまた出てきそうだな

454 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 14:01:52 ID:???
森崎ガッツ練習→ ハートJ
>K〜9→ガッツ+20
============
森崎「(弱い者の立場……か)」

カタリナの言葉が先程から喉に引っかかった小骨のように痛みを上げる。
森崎自身、何者かに導かれるようにして弱者から強者への道を歩まされてきているのだ。
彼女たちの言うことがわからないわけではない。
出来ることなら全員揃って卒業させたかったというのが正直な気持ちだ。

マルス『最終試験の部隊の振り分けは君が提案したものだったみたいだね』

森崎「(ああそうだよ。ライアンが落第した一員は確かに俺にもあるさ。だけど……)」

認めたくなかった。これまで幾つかの失敗をしたことはあるが、
最終的には挽回し、成功を納めてきた自分の判断ミスが
一人の純粋な少年の未来を閉ざしてしまったことなど。

森崎「(ゴードンの話をした時のアイツは……笑っていたっけ)」

兄に対する不安を取り除くために彼の心を気にかけたこともある。
最も、後に自分にふりかかる不利益を予め取り除くためという打算もあったかもしれないが。

森崎「(でも今更どうすることもできないだろうが。『リセット』で何度もやり直せるほど人生は甘くないんだよ)」

敗北を受け入れ、それを糧にして強くなり、そして壁を乗り越えていくしかない。
第七小隊のメンバーには、自分のような甘えは許されないから。
だからどんな困難にも屈しない、現実から目を逸らさない強さを身につけて欲しかったのに。

森崎「ちくしょう…ちくしょう…ちくしょおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」

455 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 14:03:59 ID:???
ズダダダダダダダダーーーッ!!

中里「な、なんというダッシュ力…も、森崎殿〜置いて行かないでほしいでござる〜!!」

メクネス「(悩みや葛藤も時に大きな力となるネ。今は迷うことも勉強になるヨ)」

自分でも理解出来ない力で、森崎は倒れるまでひたすら走った。
今は理解されなくとも、いつか分かってくれる時が来ると信じて。


※森崎の『ガッツ+10』が『ガッツ+30』に上がりました!


その後合同練習も大分進み、一旦一息入れることにする森崎たち。

森崎「(誰かと話ができそうだな。どうする?)」


☆誰に話しかけますか?

A 中里
B メクネス
C クリスを探しに行く
D カタリナを探しに行く
E ひとりでもいい。まだ練習を続けるぞ

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

456 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 14:05:28 ID:uVWOMFaw
C
さすがに今のままじゃ言葉足らずだよ〜。
ここは信頼と絆で戦い抜く物語なんだぜ。

457 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 14:09:17 ID:EmS6VG5+
A

458 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 14:13:28 ID:OmyiYnBo
B

459 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 14:13:36 ID:hDvlBpsY
C
なんで森崎が前のようなことを言ったのか理解できないで
一方的に自分の事だけをいって何も思っていないのなら切り捨てる事を
したほうがいいのかもしれない。判定とはいえマルス達は結構そういったのが
見えていたんだから。

460 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 14:19:04 ID:???
彼らはまだ若いんだよ…。
あとはまあ、現実的なことを言えばライアンを含めた小隊全員とは
序盤から一緒に戦うんだから、万が一支援が全部消えたとしたら
致命傷にもなりかねないからね。

461 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 14:41:37 ID:???
>>460
今はまだ『チュートリアル』の範疇なので、そこまで酷いことにはなりません。
第七小隊のトラブルもある程度は進行通りなので気を楽にしていきましょう。
============
>C クリスを探しに行く


クリスという少女に、少なからず好意を抱いていた森崎にとって、
彼女の決別とも呼べる辛辣な台詞にはショックを受けずにはいられなかった。

森崎「(なんつーか……結構来るものがあったな)」

自分よりも他人を気にかけ、仲間を守るためにと身を粉にして働く心優しい少女。
これまで苦しい訓練を共にしてきた第七小隊という枠の中で、
ライアンだけを見捨てておけない彼女の優しさは尊いものであり、誇れるものでもある。

森崎「(俺が中山を助けようとしたように……あいつにも譲れない意地があるんだろうがな)」

だが、彼女はこれから待っている現実の、困難の連続が見えていない。
自分を守れない者が他人を守ることができないと彼女に言ったことがある。
確かにクリスは試験をパスし、正騎士に昇格することが出来た。
しかしその強さはまだ未成熟なものであり、
誰かを庇い背負えるほどの強さが今のクリスにあるとは思えなかった。

森崎「(今の俺がそうなんだ。あいつには、俺と同じ失敗をさせるわけにはいかねぇ…!)」

目の前のことだけに囚われ、大勢を見据えられないようではこの先正騎士としてやっていけないだろう。
クリスには自分が決して持つことのできない優しさがある。それを無駄にしてほしくはないのだ。

森崎「(覚悟があるというのなら……堂々と迎え撃ってやるのが、俺の、第七の教官としての最後の義務だ!)」

462 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 14:42:59 ID:???
ダダッ!

中里「森崎殿、何処へ?」

森崎「すまん、ちょっと抜ける。メクネスさんにもよろしく言っといてくれ」

中里「承知。……頑張るでござるよ、森崎殿。あの翼殿とまで和解したお主ならどんな喧騒も怖くはないはず」

決して相容れない互いの意思と意地。だが、そこには互いを貶めようとする悪意など微塵もないのだから。
森崎はクリスを探した。話をするために。自分の抱える本当の気持を伝えるために。


彷徨える意地→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→クリスを見つけた!さらにライアンとトーマスも一緒だ!
ハート→クリスを見つけた!
スペード→カタリナが見つかった。一緒にクリスを探すことに
クラブ→クリスは見つからない。互いの思いはすれ違ったまま…
JOKER→カタリナを見つけた!……が、見知らぬ少女と何やら話し込んでるぞ?

463 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 14:43:12 ID:???
彷徨える意地→ スペード2

464 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/24(土) 14:54:51 ID:???
彷徨える意地→ スペード2
>スペード→カタリナが見つかった。一緒にクリスを探すことに


森崎「ん?あれは…」

第七小隊の中でも特にクリスと親しいカタリナを前方に見つける森崎。
彼女を呼び止めると、一瞬カタリナは驚いた様子を見せるがすぐに笑顔で事を了承する。

カタリナ「私もこのままじゃいけないって思ってました。でも、クリスも意地を張っちゃっていて…」

森崎「いや、俺もハッキリと自分の意志を伝えなかったのが悪かったんだ。
   アイツらならこれで理解できるだろうっていう勝手な思い込みでな。……すまなかった」

カタリナ「い、いいんですよ。それに、その言葉は私じゃなくクリスと……ライアンに言ってあげてください」

森崎「ああ。ところでクリスは何処にいるんだ?てっきり一緒にいるものかと」

カタリナ「クリスだったら……」


クリスを探せ→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→ライアンと一緒にトーマスさんの秘密の訓練場にいると思います
スペード→確か高杉という人と一緒に練習してるとおもいます
クラブ→確かナポレオンという人と一緒に練習してるとおもいます
JOKER→岩見って人と一緒に医務室に入っていくのを見ましたね

465 :森崎名無しさん:2011/09/24(土) 14:55:34 ID:???
クリスを探せ→ ハートQ

466 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 15:41:55 ID:???
クリスを探せ→ ハートQ
>ダイヤ・ハート→ライアンと一緒にトーマスさんの秘密の訓練場にいると思います


カタリナ「ライアンと一緒にトーマスさんの秘密の訓練場にいると思います」

森崎「ライアンと?それよりトーマスの秘密の訓練場って……」

カタリナ「確かこっちです。砦の裏口の……向こうの水路の奥に」

森崎「分かった、案内してくれ」


先ほどまで森崎たちが練習していた中庭とはほぼ別方向にある、岩場が続く裏手口。
カダイン川の水を受け続ける巨大な水車の側に、彼らはいた。

クリス「ライアン!次はこの錘を付けて特訓よ!」

ライアン「は……はいっ!」

トーマス「しかしいきなり乗り込んできて『ライアンの特訓を手伝わせてください』
     って言ってきたのは驚いたぜ。まぁ、負担が少しでも減るのはありがたいんだが」

ライアンの秘密特訓に献身的に協力するクリス。少しでもライアンの能力アップに貢献するためにと躍起になっていた。

クリス「(私は……私はあの人とは違う。諦めないんだ。絶対にライアンを救うんだ!)」

クリスの心の中の葛藤では、まだ森崎の言葉が信じられない状態が続いていた。
仲間を庇うために自らの身を呈して守り続けてきた、自分が重騎士を志そうとした目標である森崎が
長い間訓練を共にした、同志と呼べるべき仲間を見捨てて自分の鍛錬に集中しろという言葉が。

467 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 15:43:49 ID:???
クリス「(森崎さんはどうしてあんなひどい事を…?ライアンだって同じ第七小隊の仲間だったはずなのに)」

第九小隊との模擬戦。行軍任務。サムシアンの討伐。第三小隊との練習試合。
森崎や講師陣と積み上げてきた様々な鍛錬の思い出がグルグルと頭の中を駆け巡っていた。
辛く厳しいこともあったが、力をあわせて乗り越えてきた輝かしい思い出だ。

クリス「(本当に……どうして……)」

クリスの知っている森崎は、自分たちの悩みを熱心に聞いてくれる頼れる優しい先輩だった。
そしてその優しさは第七小隊の仲間たちに等しく注がれているものだと信じて疑わなかった。

森崎「クリス!」

クリス「!?」

ライアン「森崎……さん?」

トーマス「(ふぅ……ようやくお出ましかよ。遅いんだっての)」

理想と現実の差異による葛藤を続けるクリスの前に現れたのは、事の本題である森崎本人だった。

森崎「みんな、少し俺の話を聞いてくれ」

クリス「い、今更何の用ですか!森崎さんは自分の鍛錬で忙しいはずじゃ…」

ライアン「クリスさん。……僕は構いません。聞きたいです。あの夜に聞けなかった分の、森崎さんの話を」

クリス「ライアン……?」

トーマス「ま、ここは聞いてみようじゃねぇか。お前たちの大好きな教官のお言葉をよ」

468 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 15:44:51 ID:???
寛容に笑うトーマスと、しっかりと森崎を見据えるライアンの意思に負けるようにクリスはこくりと頷いた。

森崎「お前たちにはもっとハッキリ言うべきだったんだ。俺の本当の気持ちを。……聞いてくれ」

カタリナ「(森崎さん。私は信じています。森崎さんならきっと――)」

後ろで手を組み、祈るような面持ちでカタリナが見守る中で森崎は口を開いた。


☆どうしますか?

A 最終試験での部隊編成のミスを詫びる
B 自分は第七小隊の教官失格だと言う
C『破滅のツボ』による虚弱化で悩まされていることを語る
D ライアンには正騎士になる才能は無いのだと述べる
E 無駄な時間を使うなと今すぐ解散を命じる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

469 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 15:46:08 ID:eUSBmqTQ
C

470 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 15:47:24 ID:???
敗北を受け入れ、それを糧にして強くなり、そして壁を乗り越えていくしかない。
第七小隊のメンバーには、自分のような甘えは許されないから。
だからどんな困難にも屈しない、現実から目を逸らさない強さを身につけて欲しかったのに。

これが本当の気持ちだけどどれを選べばこれを伝えられるのか予想できないな

471 :469:2011/09/25(日) 15:53:51 ID:???
そういう選択肢はないからなあ・・。
俺はとにかく等身大の(ザルキーパーの)森崎を見せて
「みんな必死なんだ」とやっていくしかないと思う。


472 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 15:54:37 ID:???
まず自分の状況を話さないと何を言っても「何故?」ってことになるからCで良いのかな?

473 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 15:55:55 ID:???
>>472
破滅のツボで他人にかまってるひまはないんだ
ってなるのでは?

474 :469:2011/09/25(日) 15:56:20 ID:???
俺はそう思うけど、「幻滅しました」といわれる可能性もある。
結局は賭けにしかならないと思うなあ。

475 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 16:03:52 ID:Fxo+Kvnc
Cで

ずっと黙っててもいつかボロが出そうだし

476 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 16:07:54 ID:???
このタイミングでは見捨てた理由が小隊を思ってではなく個人的理由になっちゃうんじゃない?

477 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 17:00:59 ID:???
酷く拒絶するような選択肢以外、ほぼ同じような流れの予定でしたね。
『チュートリアル』では全体的にペナルティは少なめとしています。
============
>C『破滅のツボ』による虚弱化で悩まされていることを語る


森崎「まず、お前たちに何よりも話したいことは……
   俺はお前たちが思っているほど強くもなければ立派でもないということだ」

静かな語り口から始まった、森崎の言葉をクリスたちは固唾を飲んで静かに聞き入る。

森崎「俺の今の体力はハッキリ言ってお前たち第七小隊のメンバーの誰にも勝てない。
   本来後衛職であるライアンやカタリナ。お前たちにもだ」

カタリナ「えっ…?」

クリス「そんな…嘘でしょう?」

森崎「嘘じゃねぇよ。お前たちも薄々感じていたはずだ。
   山賊討伐後のランニングでの俺の姿を思い出してみろよ」

ライアン「……た、確かにそうだったかもしれません。でも、森崎さんは――」

森崎「お前たちを正騎士にするために熱意を持って育て上げてきた。そう思っていたのか?
   …俺がお前たちを鍛え、強くする理由はそんな優しさからじゃない。俺自身のためにあったんだ」

人から見れば自意識過剰とも取れるほどの自信に満ちあふれていた森崎の、自虐のような告白に言葉を失うクリスたち。
そんな彼女たちの様子を予想していたのか、森崎は気にせず話を続ける。

478 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 17:02:12 ID:???
森崎「俺には無二の親友がいる。同じ夢を持ち、同じ志を共にする大事な親友だ。
   俺はその親友の人生を台無しにするほどの罪を犯した。
   あいつを助けるために良かれと思って取った行動が、あいつを破滅へと陥れた。
   ……その罪を償うために、俺は俺自身に『枷』をはめた。
   あいつと同じ破滅を、少しでも許されるためにと俺自身に打ち付けた」

クリス「森崎さんの体力が弱まっている理由は……そのせいなんですか?」

森崎「さあな。この『破滅のツボ』の影響かもしれんし、元々の俺の才能の無さのせいかもしれん。
   だが、確かなのは俺の体力はここにいる全員に劣っているという現実だ。
   ……お前たちを鍛えたのも、俺が元の世界に戻ったときに俺の代わりなる力を用意したかったからだ。
   特別な感情なんて持っていない。誰かのためなんかじゃなく自分のためにしか動いて来なかったのさ。
   だから第七小隊なんて枠は俺にとって興味がないことだった。誰かひとりでも俺の目に叶う奴がいれば十分だった」

森崎はゆっくりと首筋に手を伸ばす。中山の思いを受け入れた証が痛々しく痕に残っていた。

ライアン「……森崎さんにとっての僕達の存在は……その程度だったってことですか?」

森崎「その通りだ。これで分かっただろう?俺はお前たちが思っているほど崇高なものじゃない。
   自分の虚弱化に狼狽え、周りからの信用を利用して少しでも強さを取り戻すことに躍起になっているのさ。
   お前たちの成長に醜く嫉妬したこともある。……俺は第七小隊の教官失格だ」

カタリナ「…………」

クリス「…………」

ライアン「…………」

森崎の告白に周りがしぃんと静まった。これまで第七小隊の中で築きあげてきた理想の教官。
どんな困難にも前向きに向かっていき、自分たちを励ましてくれていた英雄は虚像でしか無かったのだ。
いや、その極端なまでの英雄視が森崎を苦しめていたことにクリスたちは気付かされた。

479 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 17:03:36 ID:???
森崎も自分たちと同じように苦しんでいた。親友への罪滅ぼしのために取った行動で
自分たち以下の体力しか身に付けられていないにも関わらず、これまで教官として世話をしてくれたのだ。

森崎「幻滅してもいい。軽蔑してもいい。だがこれだけは覚えておいて欲しい。
   ……クリス。今のお前は俺のような間違いを犯そうとしている」

クリス「え…?」

森崎「お前が自分の練習時間を削ってまでライアンを助けたいという気持ちは尊いものだと思う。
   だけど、その代償は誰が払う?お前にそこまでの覚悟が本当にあるというのか?」

クリス「わ、わたしは……」

森崎「俺は全てを守るつもりでいた。親友を助け、なおかつ自分の力も強化する。
   お前たち全員を合格させ、大手を振って元の世界へと堂々と帰還する。そのつもりでいた。
   ……その結果がこれだ。一人で何でもかんでも背負おうとした結果がこれだ。
   どんな夢も諦めない強い気持ちは確かに素晴らしいことだ。だけど、俺たちは人間なんだ。
   一人の力じゃ大したこともできないちっぽけな存在でしか無い」

クリス「わたしは……」

山賊討伐後のマルスとの謁見にて、近衛騎士の話を出された時のことをクリスは思い出す。

マルス『僕は民たちから英雄と祀り上げられているけれどそれは事実じゃない。
    僕一人に出来ることなんてわずかだ。それは僕自身が分かっている』

クリス「(マルス様も森崎様と同じ。ただ一人の人間。ちっぽけな存在。でも――)」

480 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 17:04:56 ID:???
森崎「お前はこれから部隊長として、そして王宮騎士の中心として戦っていくだろう。
   そして今の俺のように様々な事柄から取捨選択を迫られることになるはずだ。
   ……俺は自分の器に見合わないことを望んでしまった。そして手痛い現実を見た。
   お前には俺のような間違いはしてほしくはない。失敗を取り戻すことは思った以上に難しいことなんだ」

クリス「(自分を守れない者に他人を守れる資格はない。森崎さんはその言葉通りに動いていただけなんだ)」

森崎「夢を願うことは悪いことじゃない。だが、その夢に見合う力もないくせに動くことは
   自分を滅ぼすだけじゃなく、周りにも迷惑をかける事になる。
   ……なんて、今更だよな。お前たちを合格に導けなかった俺が言えた義理じゃねぇよ」

ライアン「森崎さん……」

森崎「済まなかったなライアン。お前を合格に導けるようにもっと考えて部隊を決めるべきだったな。
   ……俺の力じゃあれが限界だったんだ。許してくれとは言わない。言える資格もないからな」

ライアン「(森崎さんはああ言ってるけど、途中までは僕達のことを考えてくれていたんだ。それだけは事実なのに…!)」

森崎が口を閉じたことで沈黙が周囲を包む。ただ水車が回る重々しい音だけが響いている。
本当にこれで終わってしまっていいのか?その重苦しい雰囲気を破ったのは――


転換→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→ルーク、ロディ、セシルの第七小隊メンバーだった
スペード・クラブ→これまで静観してきたトーマスだった
JOKER→アンナ「話は聞かせてもらったわ!」秘密の店のあの人だった!?

481 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 17:06:34 ID:???
転換→ ダイヤJ


482 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 18:24:48 ID:???
転換→ ダイヤJ
ダイヤ・ハート→ルーク、ロディ、セシルの第七小隊メンバーだった
============
ルーク「なんだよ……そりゃあ……」

背後から聞こえてきた声に森崎たちは振り向く。
そこに立っていたのはルーク、ロディ、セシルの第七小隊のメンバーだった。

言うが早いかルークは森崎に乱暴に掴みかかる。体格的にはルークの方が上であり、あっさりと森崎は押し倒された。

ルーク「どうして……!どうしてそんな大事なことを……!今まで黙ってたんすかぁ!!」

森崎「言った所でどうにかなる問題じゃないんだ!」

ルーク「っ……!……んでだよ!なんでアンタがそんな病気に悩まされてんだよ……!」

森崎「ルーク…?」

ボロボロと涙をこぼし、怒りと悲しみを携えるルークにロディが駆け寄ってくる。

ロディ「ルークは……病気の兄の代理として今回の試験に寄越されてるんです。それで……」

ルーク「それを知ってたら……俺はもっとアンタに……アンタのことを……!!」

森崎「……もういい。もういいんだルーク。この体は俺が望んで手に入れたものだから。
   それに俺は諦めたわけじゃない。必ず以前のような力を取り戻してみせると心に決めている」

セシル「それが森崎殿の本当の願いなんですね。私たちの合格よりも大事な……本当の」

森崎「……ああ、そうだ。だから俺はもうお前たちの教官を名乗れない。
   教え子より自分を優先した時点で、俺はその資格を放り投げたも同然なんだからな」

483 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 18:25:54 ID:???
セシル「本当にそう思ってるんですか?アタシはそうは思えない」

森崎「……なに?」

ロディ「森崎殿。あなたは今ここにいる。それはライアンを、クリスのことを心配していたからじゃないんですか?
    私達がライアンを心配してここを探しだしてきたように」

森崎「お前たちはまたそうやって……だから俺は自分の利益のために動いてきたんだよ。
   周りの評価を落とさないように、信頼を失わないように仕方なく……」

ライアン「それでも森崎さんは来てくれました。どんな理由だろうと……僕は森崎さんと話ができて嬉しかった」

クリス「……私も。私も森崎さんの本当の気持ちを知ることが出来て嬉しいです。
    森崎さんも私たちと同じように悩んで苦しんで……それが分かって、本当は幻滅しなきゃいけないはずなのに……」

カタリナ「一緒だって分かったから。これまでの訓練や修練に対する思いは現実のものだから。……ですよね、クリス」

クリス「カタリナ……」

カタリナ「森崎さん。私はあなたの励ましのお陰で攻撃魔法を使える勇気を生み出すことが出来ました。
     たとえ打算的な思いがあったとしても……それで与えられた報奨は確かに私の心の中に残ってるんですよ」

森崎「……バカどもが。俺はお前たちを利用してたんだぞ?自分の利益のために、お前たちを踏み台にしようと――」

カタリナ「それはあくまでも目的でしか無いはずです。……私だって、そう。一緒なんです……
     その過程で生まれた友情や信頼は嘘なんかじゃありません。私はそう信じたい」

そう言うとカタリナは第七小隊の仲間たちを見渡して静かな微笑を浮かべた。

カタリナ「短い間だったけど、私はみんなと、第七小隊のみんなと一緒に訓練ができてほんとうに楽しかった。
     どんな目的があろうと、それは変わらない。私はクリスやみんな、森崎さんと作った思い出を大切にしていきたい」

484 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 18:27:25 ID:???
森崎「カタリナ。お前は……」

カタリナ「私は忘れません。皆さんと出会ったことを。森崎さんから授かった温かい言葉を。
     たとえこの先に打算的な思いがあったとしても」

ルーク「俺もだ!俺も森崎さんとのスピード訓練はルーク伝説のプロローグに永遠に刻み込んでおくつもりだぜ!」

ロディ「練習試合の失敗で落ち込んでいた私を励ましたこと……覚えておきます」

セシル「模擬戦で受けた森崎殿の攻撃は心が熱くなりました。絶対に忘れません」

ライアン「ゴードン兄さんとの思い出を話してくれたこと、僕は本当に嬉しかったんですよ森崎さん」

各々が森崎との懐かしい思い出を語りだす。それは森崎が自分の利益のためにと打算的な思考で行なってきた行動の数々だった。
だが、彼らが森崎との交流で手に入れたものは理由の貴賎では測れないほどの大切なモノであるのだ。

クリス「……森崎さんが私たちの教官にふさわしくないことは分かりました。
    だから、私はもう二度と森崎さんのことを教官とは呼びません」

森崎「……クリス」

クリス「でも。森崎さんは私の憧れです。今までも、そしてこれからも。
    ……だからもう、私達のことで気に病む必要はありません。
    これからは森崎さんの代わりに私が皆を纏めていきます」

森崎「へっ……お前にできるか?」

クリス「森崎さんが身を呈して教えてくれた今日のことを、私は忘れません」

森崎「……自分を守れる強さを持たない者に他人を守れる資格はない」

485 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 18:28:36 ID:???
クリス「だから強くならなくちゃいけない。大事な仲間を守れるようになるために」

森崎は立ち上がると、足元の埃を払う。そしてかつての教え子…第七小隊に背中を向けて歩き出す。

森崎「一人が守れる範囲は思った以上に狭い。この俺が難儀しているんだからな」

クリス「やってみせます。仲間たちと力をあわせて。自分に出来る範囲で」

森崎「……そこまでの自信があるならなんとかなりそうだな。
   お前たちには俺にはない、強くなれる才能がある。
   どんな困難にも諦めずに立ち向かえる強い意志を持て」

それが、第七小隊の教官としての森崎有三の最後の言葉だった。

クリス「第七小隊整列!!」

ザザザッ!!

後ろで人が動く音が聞こえる。だが、森崎は振り返らずに勝手口へと歩いて行く。

クリス「森崎教官に……礼ッ!!」

カタリナ「ありがとうございました」

ルーク「あじゃじゃしたーーーっ!」

ロディ「ありがとうございました!」

ライアン「ありがとうございました」

セシル「ありがとうございました!」

486 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 18:31:24 ID:???
森崎「(俺には誰かを教える素質なんて無いかもしれない。だが、アイツらのこの言葉だけは――)」

間違いようのない現実のもののはず。クリスたちの自分に対する最大の賞賛を胸に抱え、
森崎は訓練場を後にした。第七小隊が森崎の手から本当の意味で巣立った瞬間だった。


※ライアン、ルーク、ロディが森崎に支援(1)を発生させました。
※第七小隊全員に相互支援(1)が確立されました。
※第七小隊との関係が改善され、教官と部下の関係も解消されました。


トーマス「…これでいよいよお前はアイツに頼ることもできなくなったということだ。その覚悟はできてんだろうな?」

ライアン「はい!僕は絶対に諦めない精神をあの人から教わったんです。へこたれませんよ!」

ルーク「俺だって負けちゃいられねぇぜ。トーマスさん、俺もここで訓練していいっすよね!?」

セシル「ちょっと、抜け駆けはずるいわよ。私だって今の状況に満足したわけじゃないんだから!」

ロディ「並み居る正騎士を押しのけレギュラー入りするにはもっと技術が必要だ。特訓あるのみだな」

カタリナ「クリス、私達も行きましょう!」

クリス「ええ!だけど今は誰かを守るためじゃなく……自分を守れるように!」

もうクリスたちには迷いはなかった。その瞳にはとある横暴で自分勝手な、
けれども仲間を守ることに全力を尽くす男の教えが宿っているのだから。

487 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 18:33:10 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします

カタリナの特訓(力)→! card
ロディの特訓(力)→! card
ライアンの特訓(力)→! card
セシルの特訓(力)→! card
============
クリスの特訓(技)→! card
ルークの特訓(技)→! card
トーマスの特訓(技)→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→+2
10〜6→+1
5〜2→効果なし
A→ハッスルしすぎてダウンしてしまう。明日の訓練に参加不能
JOKER→+3

488 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:35:07 ID:???
カタリナの特訓(力)→ ダイヤ8
ロディの特訓(力)→ ハート6
ライアンの特訓(力)→ スペードA
セシルの特訓(力)→ スペード10

489 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:35:09 ID:???
カタリナの特訓(力)→ スペードA
ロディの特訓(力)→ スペードA
ライアンの特訓(力)→ スペード2
セシルの特訓(力)→ ダイヤJ

490 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:36:13 ID:???
クリスの特訓(技)→ ハート4
ルークの特訓(技)→ スペード9
トーマスの特訓(技)→ スペード6

491 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:38:36 ID:???
ライアンお前・・・

492 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:39:49 ID:???
だれも絵札がなく且つライアンお前ってやつは・・・全員空回りすぎだろ

493 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:40:18 ID:???
ひえ〜…

494 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:51:36 ID:???
ま、前向きに考えれば懸念材料だったロディの力が上がったということで

495 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 18:53:06 ID:???
実はクリスもライアンの次に2軍の危機なんだよね
アーマーナイトはクラスチェンジしない限り1部でも活躍が見込めないし

496 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 19:04:04 ID:???
>>491-495
イベント補正としてかなり甘めの判定にしたんですけどね。
ただ、第七小隊全員ベンチ入りで常に支援(5)という大きな武器が手に入ったわけですし…
============
カタリナの特訓(力)→ ダイヤ8→+1
ロディの特訓(力)→ ハート6→+1
ライアンの特訓(力)→ スペードA→ハッスルしすぎてダウンしてしまう。明日の訓練に参加不能
セシルの特訓(力)→ スペード10→+1
クリスの特訓(技)→ ハート4→効果なし
ルークの特訓(技)→ スペード9→+1
トーマスの特訓(技)→ スペード6→+1

※カタリナの力が6→7、ロディの力が7→8、セシルの力が7→8に上がりました!
※ルークの技が6→7、トーマスの技が7→8に上がりました!
============
ルーク「(俺やトーマスさんのようなパワータイプはどれだけしっかりボールに力を伝達できるかが鍵なんだ)」

トーマス「(そのためにもより的確な技術を身につけるんだ)いっけぇ〜〜〜っ!!」

バシュバシュウッ!!

クリス「す、すごいよふたりとも!また的のど真ん中に命中だよ!」

ルーク「フッ…この華麗な姿に惚れるなよ、クリス」

クリス「誰がじゃ」

ルーク「照れるな照れるな。俺は何時だって気持ちを受け入れる準備はバッチオーラーイだからよ!」

クリス「……あ〜も〜!気が散る!集中できない!ちょっとあっち行っててよ!」

497 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 19:05:06 ID:???
トーマス「はっはっは。ところで力の鍛錬の連中はどんな具合だ?」

トーマスとルークが確かな手応えを感じている中、ロディたちは……

ロディ「ライアン、どっちが多く腕立てを続けられるか勝負と行こうか」

ライアン「はいっ!臨むところです」

それだけならばよく見られる筋力鍛錬の風景だったが、
先ほどの一件での心の高ぶりが二人に必要以上の負荷を身に付けさせる。

カタリナ「ちょ、ちょっとさすがにその錘の数は危険だと…」

ビキィーーン!!

ライアン「はぐっ!?」

ロディ「ラ、ライアン!?しっかりしろライアン!ライアーーーーン!!」

カタリナ「(……どうしよう。こうなったらいよいよ『奥の手』を使う必要が出てくるかも)」

前途多難なライアンの様子を見て、カタリナは何かを決意したように拳を握るのだった。

498 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/25(日) 19:06:11 ID:???
〜合宿三日目〜

いよいよアリティアカップも明日に迫った合宿最終日。
この日に訪れたのは日本リーグでも実力ナンバーワンと名高い『東邦タイガース』のメンバーだった。
エスカレーター式の超エリート東邦学園の卒業生を始めとするだけでなく
今や世界にもその技術力の多くを提供するヒューガーの資金力から
外国で出番や環境に恵まれない優れた選手たちを揃えてきているのだ。

ミハエル「WOW!この国の人はなかなか美形の人が集まってるようで何よりデース」

バンビーノ「わわ…なんだぁあの巨大な壁画は。圧巻だなぁ」

コルドバ「こら、二人共おとなしくしなさい。向こうさんに失礼になるだろうが」

辺りをキョロキョロ見渡し、さながら観光客のように振る舞う二人の金髪の選手。
そして彼らをたしなめるように小さく怒鳴る黒人の選手たちに対して森崎は…


☆どうしますか?

A とりあえず長髪美形に挨拶をした
B とりあえず短髪細目に挨拶をした
C とりあえず黒人の壮年に挨拶をした
D 彼らを無視して顔見知りの反町たちに挨拶をした
E 全員無視。さっさと練習に移ろう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

499 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 19:15:28 ID:wHMv6LhE


500 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 19:17:22 ID:w9eVhwls
C

501 :森崎名無しさん:2011/09/25(日) 19:17:34 ID:Fxo+Kvnc
C

502 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 21:37:21 ID:???
>C とりあえず黒人の壮年に挨拶をした


森崎「(何だかあの二人からは危険を感じる)」

周りの日本人の集団から浮きに浮いてる二人をスルーし、森崎は黒人の壮年に近づく。
年頃は片桐よりもやや上だろうか。どことなくフレイとイメージが似ているかもしれない。


☆どうしますか?

A 初めまして。明日からの大会、楽しみですね(無難な対応)
B あなたがこのチームの監督ですね。よろしくお願いします(丁寧な対応)
C なんでえ、おじんじゃねぇか(挑発する)
D あの騒がしい奴らをなんとかしてくださいよ(注意する)
E ん?そう言えば昔のサッカー雑誌で見たことがあるような…(朧気な記憶を呼び起こす)
F その他(好きな行動、台詞をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

503 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 21:39:40 ID:j9LIII7s
E

504 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 21:39:57 ID:GdkPYAQA


505 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 21:50:30 ID:???
>E ん?そう言えば昔のサッカー雑誌で見たことがあるような…(朧気な記憶を呼び起こす)


森崎「(あれ?あの人の顔はたしか何処かで…)」

5年前、パルメイラス行きの話が進められていた段階、
森崎はプロになるための学をつけるために様々なサッカー雑誌を読みあさっていたことがある。

森崎「(あんまり覚えていないが、確かロベルト本郷を中心とした前時代のトッププレイヤーを纏めた記事だったと思う)」

自分よりも一回りも二回りも上の年齢のプロプレイヤーたち。
いつか彼らのような栄光を掴んでみせるのだと息巻いていた当時の熱意が蘇ってきたような気がした。

森崎「あの、失礼ですがもしかしてあなたは……」


おもいだせ青春→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→コロンビアのコルドバさんでは?
ハート→ドイツのフランツさんでは?
スペード→ブラジルのネルソンさんでは?
クラブ→ウルグアイのアグイレイラさんでは?
JOKER→ダイヤ+???

506 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 21:52:54 ID:???
おもいだせ青春→ クラブJ

507 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 22:06:34 ID:???
おもいだせ青春→ クラブJ
>クラブ→ウルグアイのアグイレイラさんでは?


森崎「(そうだ。確かあの人は…)」

森崎の呼び起こした記憶の記事。そこには今や南米サッカーの雄と云えば
ブラジル、アルゼンチンの二大巨塔と囁かれる今日の話など軽く吹き飛ばすほどに
圧倒的なフィジカル、研ぎ澄まされた統率力、勝利に対する精神力。
その実力派正に心技体の三位一体と称されたスタープレイヤー、アグイレイラについてのことだった。
年令による衰えなのか、さすがに全盛期の頃の輝きは失っているが
まだまだウルグアイのサッカーを引っ張り続ける偉大な先人である。

森崎「あなたはもしや、ウルグアイのアグイレイラさんでは?」

コルドバ「……残念だが人違いだ。日本の若き守護神、モリサキ・ユーゾー」

森崎「へ…?」

明らかに機嫌を悪くした返答に、森崎の顔は瞬時に青くなる。

コルドバ「私は元コロンビア代表、コルドバ。最近の若いものはサッカーは出来ても礼儀は嗜んでいないようだな」

森崎「す、すんません。失礼しました」

森崎は慌てて頭を下げると、すぐさま逃げるように練習場へと飛び込んでいく。

森崎「あっれ〜?おかしいな。同じ黒人選手だから勘違いしちまったのかな」

これは相当印象を悪くしたなと後悔しつつ、森崎は合宿最終日の練習相手を探しに行くのだった。

508 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 22:07:53 ID:???
☆合宿特訓メンバー選出

『アリティア選抜』
マルス・シーダ・カイン・アベル・ドーガ・リフ・オグマ・マリク・ジョルジュ
トーマス・サムソン・アラン・エスト・エリス・クリス・カタリナ・ルーク・ロディ
ライアン・セシル・フレイ・ノルン・アテナ・シェスター・マーガス・ビクトリーノ

『東邦タイガース』
反町・沢田・山森・コルドバ・ミハエル・バンビーノ

※上記の中からそれぞれ最大『2名』ずつ選択して下さい。
※人数が多ければ練習効果は上がり、人数が少なければ支援など評価が上がりやすくなります。

(例)
マルス・シーダ
反町・沢田     ←これで1票となります。


『2票完全一致』で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

509 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:13:10 ID:GdkPYAQA
トーマス・ライアン
山森・バンビーノ

510 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:19:29 ID:j9LIII7s
反町・山森・ミハエル・バンビーノ

511 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:20:50 ID:j9LIII7s
セシル・フレイ
ミハエル・バンビーノ
こっちに変更します

512 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:41:14 ID:Qwhh+xsc
セシル・フレイ
ミハエル・バンビーノ


513 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 23:18:05 ID:???
セシル・フレイ
ミハエル・バンビーノ
============
森崎がアリティア組の中で声をかけたのは、先日教官と部下という立場を払拭し、
同じ立場の一人の仲間として触れ合うことを決めたばかりの第七小隊のセシル。
彼女の上官であり、古傷を負うものの優れた実力を持つ古参の騎士フレイ。

セシル「森崎さん、体の調子は大丈夫ですか?あまり無理はしないでくださいね」

フレイ「大会にあわせてコンディションを整えることも重要だからな。
    まだ若いのに大変だろうが、体を大事にな」

森崎「は、はぁ…(まるで怪我人扱いだ。まぁ、似たようなものかもしれないが)」

ちょっと気がひけるほどの心配をされながら、森崎は東邦の二人の外国人にも声をかけた。

ミハエル「オウ、アナタがニホンのキャプテンだったモリサキですか?
     てっきり村人Aとかそういう類のモノと思いましたよ。HAHAHA」

森崎「(失礼な…これでも少しは気にしてるんだぞ)」

独特の発音でキンキン甲高い不愉快な声を振りまくミハエルを抑えこむように、もう一人の男が森崎に話しかけてくる。

バンビーノ「気に触ったのなら済まないな。俺はバンビーノ。去年までミランユースに世話になっていた」

森崎「ミランって、あのセリエAのミランか。明日からの大会、よろしくな」

514 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 23:19:12 ID:???
ミハエルに比べてまともそうなバンビーノに対して少し安心する森崎。
しかし、彼の細い目がきゅっと釣り上がるとやや厳しい口調が帰ってくる。

バンビーノ「……俺の世代のイタリアプレイヤーは少なくともお前に対して好意的な奴は少ない。
      モリサキ・ユーゾーと言ったか。明日からの大会、悪いがお前には活躍させるつもりはない」

森崎「なにィ…!」

いきなり宣戦布告とも取れる好戦的な挨拶をしてくるバンビーノに声を荒げる森崎。
慌ててセシルとフレイが嗜めるように前に出て、練習を始めようと声をかける。

森崎「(うーむ。若気の至りだったとは言え、俺って結構周囲に敵を作りやすいことをしてたんだなぁ)」

数年前に比べて随分丸くなったものだと、改めて森崎は自分の環境の変化に感慨深くなるのだった。

515 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 23:20:29 ID:???
・鍛えられる項目は大きく分けて4つです。

A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※いずれも森崎が直接指示をするよりも各自に選ばせることで成功率は上がります。
※全員の特訓メニューが決定した後、森崎自身の特訓メニューを決定します。


☆どうしますか?

セシル→
フレイ→

※直接指示する場合は矢印の横にアルファベットを記入してください。
※無記入の場合はランダムで選択させる代わりに特訓の効果や成功率が上昇します。
※キャプ翼系キャラは森崎たちの練習にあわせて行動してくれます。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

516 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 23:24:27 ID:3nLfW6i6
セシル→D
フレイ→D

517 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 23:40:12 ID:uenUD7QE
セシル→A
フレイ→D

518 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 23:42:01 ID:Qwhh+xsc
セシル→A
フレイ→D

519 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/03(月) 22:20:03 ID:???
鼻風邪でぐじゅぐじゅにやられておりました。今日より更新を再開します。
一時期に比べてペースがかなり遅れてますが、どうかお付き合い下されば嬉しいです。
============
セシル→A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
フレイ→D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発


森崎「それじゃあセシルは基礎練習を、フレイさんは…」

フレイ「折角の日本の方々との練習だ。この機会にしかできないような練習をするつもりだ」

フレイの実力は正騎士の中でも上位クラスに位置している。
基礎を伸ばすよりも、なにか強力な特技をみにつけてもらったほうが都合がいいと思い森崎は彼の考えに同意した。

セシル「基礎練習といってもいろいろあるよね。私は何を鍛えればいいかしら?」



☆何を指示しますか?

【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】


セシル→


※矢印の横に指示したい練習を上記の枠の中から選び書きこんでください。


2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

520 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:59:50 ID:zO0EEy/+
セシル→ドリブル

おかえりなさいませーお大事に

521 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:00:58 ID:KoNTzjgw
セシル→ドリブル


522 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/03(月) 23:17:08 ID:???
>>520
ありがとうございます。急に冷え込んできましたからね〜。油断してると一気にがくんと来ちゃいますね。
============
セシル→ドリブル

森崎「(この間の練習試合を見るかぎり、セシルの能力は守備よりも攻撃に向いてそうだよな)」

ソシアルナイトはタックルを得意としているものが多い。
セシルもその優れたスピードを活かしたタックルを武器にしているのだが、
彼女の足の速さはドリブルによるボール運びにも十分適応できると森崎は睨んでいた。

森崎「よし、セシルはドリブルの練習をしてくれ」

セシル「ドリブル…ですか?分かりました」

バンビーノ「ドリブルの練習なら俺たちも指導がやりやすいな」

ミハエル「目の付け所はなかなかデース。しかし、練習が成功するかどうかはこれから次第デスネ」

森崎「(さて、俺はどの練習に励もうか。例によってプロチームの奴らは俺たちの練習にあわせてくれるみたいだが…)」

523 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/03(月) 23:18:15 ID:???
☆どうしますか?


A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※A・Bの場合【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】
 などの項目を追記しても構いません。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

524 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:23:36 ID:KoNTzjgw
Aガッツ

525 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:44:29 ID:Pd+2KShQ
Aガッツ

526 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:02:07 ID:???
>Aガッツ


森崎「(今は少しでもガッツを鍛える!それが俺の勝手を許してくれたアイツらへの報いにもなるんだ)」

ウォーミングアップを始めるセシルを横見しつつ、森崎は静かに闘志を燃やす。

バンビーノ「(無難に基礎トレーニングか。堅実な性格のか、それとも…)」

ミハエル「(WYで彼は派手な技を何度も繰り出してましたからね。スタミナを重視するのはわからなくはありませんね)」


先着【1名】様で一気に判定をお願いします。

バンビーノのメニュー→! card
ミハエルのメニュー→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→森崎に合わせる
スペード・クラブ→セシルに合わせる
JOKER→全員の練習に付き合ってくれる

527 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:02:27 ID:???
バンビーノのメニュー→ ダイヤ9
ミハエルのメニュー→ クラブ3

528 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:18:29 ID:???
バンビーノのメニュー→ ダイヤ9→森崎に合わせる
ミハエルのメニュー→ クラブ3→セシルに合わせる


タッタッタッタ……タッタッタッタ……

無言で並走してくる細目の男の異様な威圧感に気圧されながら、森崎はスタミナを鍛えるため走りこみを繰り返していた。
先ほどの会話でも分かる通り、JY時代の森崎の心無い一言でこの世代の多くのイタリアのプレイヤーは森崎を敵視しているのである。

森崎「(うーん。なんだか居心地が悪いぜ。これじゃあ一人で走ってたほうが気楽だったか…?)」

バンビーノ「おい、お前」

森崎「な、なんだよ。いきなり話しかけてくるなよ、驚くじゃないか」

突然ボソリと話しかけてくるバンビーノの方を、森崎は振り向いた。

バンビーノ「随分体に負担をかける走り方をしてるな。そんなんじゃ試合ですぐバテるぞ」

森崎「なっ…!?」

バンビーノ「俺の動きに合わせて走れ。少しはマシになるだろうさ」

急にエンジンのギアがかかったように速度を上げていくバンビーノ。
慌てて森崎もペースを上げて彼の走りについていこうとする。

森崎「(くそっ…こいつ結構速いぞ。ちくしょう、離されてたまるか…!)」

バンビーノ「(何故かは分からんが、こいつは自分の体を労った走り方をしている。
      そう、怪我のリハビリで苦しんでいたあの頃の俺のような縮こまったフォームでだ)」

529 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:19:43 ID:???
バンビーノが敵意を持つ森崎にわざわざ話しかけたのは、彼の悪いフォームの走りが気になったからだ。
あれでは持久力をつけるどころか無駄に体力を消費し時間を無駄にするだけである。
弱った体を再びスポーツマンらしい頑丈な体に戻すためにはある程度の負担を体に覚えさせなくてはいけない。
体の器官とは正直なもので、楽な状態をしばらく保つとあっという間にその状況に適応していく。

バンビーノ「(…何をやってるんだろうな俺は。こいつは俺の祖国の誇りを踏みにじった嫌なやつだというのに)」

徐々に自分に追いついてくる森崎の姿を確認しつつ、バンビーノは心の葛藤を消し去るように腕と足を振るう。



森崎ガッツ練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜10→ガッツ+20
9〜6→ガッツ+10
5〜2→効果なし
A→ガッツ-20
JOKER→ガッツ+40

530 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:20:58 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペード4

531 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:40:59 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペード4
>5〜2→効果なし
============
森崎「(くそっ…ハァハァ…奴のペースについていけん…!)」

森崎は懸命に腕を振った。だが、足がついてこない。
息の乱れが激しくなり、視界がぼやけてきてしまう。完全に『バテ』た状態だ。

森崎「(なんでだよ……以前の俺だったらあの程度のやつなんかに……)」

森崎は気がついていなかった。破滅のツボにより深刻な虚弱化に苛まれた己の体は
『星』の力によって支えられた優れた才能すらも霞むほどの障害になっているということに。

森崎「(俺は……俺は森崎有三なんだ。ワールドユースで世界一になった全日本のキャプテンなんだ…
   その俺が……その俺が……どうして……強くなれない!?)」

自分は翼や若林と何処が違う。同じ人間のはずなのに、どうあっても彼らと同じ才能を得られないのか。
いくら『リセット』の力があったとしても、自分の手に入れたい世界一のGKという栄誉は
このままでは永遠に手に入れることなどできないだろう。

森崎「(俺は……俺は……!)」

誇り高い過去の栄光すらも、今のボロボロの森崎にとっては重荷にしかならなかった。
崩れ落ちるように倒れる森崎を、バンビーノは舌打ちをしつつ介抱した。

バンビーノ「(俺は……俺はこんな情けない奴を見返すために今まで苦労を重ねてきたのか?……お笑いだな)」

自分と同じように日本へのリベンジに躍起になっていた元チームメイトたちを思い、バンビーノは力なく笑うしか無かった。

532 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:42:21 ID:???
ミハエル「ミスセシル。あなたのドリブルは私が見てあげましょう」

セシル「は、はい…(この人、顔は人形みたいに綺麗だけど何だか動きが気色悪いわ…)」

くねくねと腰を振りながら奇妙なステップでボールを転がすミハエルの動きを、
セシルは思わず目を背けたくなるという己の意思を強引にねじ曲げて特訓に興じた。


セシルドリブル練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜10→項目+1
9〜6→項目+0.5
5〜2→効果なし
A→項目-1
JOKER→項目+2

533 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:43:39 ID:???
セシルドリブル練習→ スペード9

534 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:43:58 ID:???
セシルドリブル練習→ スペード6

535 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:11:31 ID:???
セシルドリブル練習→ スペード9
>9〜6→項目+0.5
※セシルのドリブルが『0.5』アップしました!
============
ミハエル「ハイハイハイハイ!もっと素早く、激しく!腰と足をうごかしてっ!」

セシル「(うぐぐぐ……な、なんだか恥ずかしい……)」

ミハエル「ミスセシル。サッカーのフィールドに恥じらいなどは必要有りませんよ。
     それを持ち込むことは、自らの『弱点』をさらけ出すことになってしまうからです」

セシル「弱点…?」

ミハエル「いい機会ですから教えてアゲマース。私達の世界ではサッカーなどの多くのスポーツは
     男女混合で行うものではありません。どうしても男女で力量の差が現れてしまうからデース」

セシル「そ、それって女性が男性に劣ってるって言いたいんですか!?」

男勝りの勝気な性格であり、男に負けてたまるかという心情でここまでの強さを手に入れてきたセシルはムキになって言い返す。

ミハエル「そうは言ってません。しかし……こんな風にどうしても体同士が触れ合うことがありますネ」

ササッ!さわわっ……

セシル「!?!?!?!?!?!?」

後ろに回りこんでくるミハエルのカールがかった長い髪の毛が、セシルのうなじを妖しく撫でる。
全身を擽られるような不快感が、セシルの頭の先から足の先まで電流のように走った。

ミハエル「プロの世界は激しく、厳しいモノでーす。あなたはこれからそんな危険な世界に挑もうとしてるのですよ」

536 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:12:38 ID:???
セシル「んなっ…」

ミハエル「恥じらいなど捨ててしまいなさい。そうすれば今アナタが感じている負担など綿毛のように吹き飛ぶことでしょう。ウフフ……」

セシル「(くっ……気色悪ッ……で、でも…確かにいちいちこんな事で気を取られていちゃダメってのは一理あるわね)」

彼はきっとどんな状況にも動揺しない強い精神力を身につけろと言っているのだろう。
この怪しい動きがそこにつながっているかどうかはまだ疑問に感じるが……

セシル「ええーい!もうやぶれかぶれよ!はぁぁぁぁあああっ!!」

シュババッ!ババッ!バババババッ!

ミハエル「HAHAHA!ナイスでーす!その調子ならすぐに立派なダンサーになれまーす!」

セシル「は…?ダ、ダンサー??」

ミハエル「おや?あなたはチーム専属のチアリーダーでは無かったのですか?これはとんだ勘違いデ〜ス」

セシル「私は選手です!真面目に指導してください!」

ミハエル「じょ、冗談デスよ。そんな怖い顔しないで。美しい顔が台無しデ〜ス」

セシル「うっ…!?」

面と向かって自分のことを美しいと言ってのけた、目の前の美形の男の言葉にセシルは身を固める。

ミハエル「私は美しいものが輝いている瞬間こそ最も素晴らしいと考えてイマース。
     なので、私は練習します。美しい私がフィールドの中心で美しく輝くこと。
     それこそ正に美しく素晴らしい瞬間だからデース!」

537 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:14:54 ID:???
セシル「……なんだか頭痛くなってきた……こんなんで明日の大会大丈夫かな……」

ミハエルのトンデモ持論に耳を塞ぎつつ、セシルは少しキレが増したドリブル練習を続けるのだった。



フレイ「(おそらく東邦タイガースの主力選手であろうバンビーノ、そしてミハエル…か)」

そしてこの2人の練習を眺めていたフレイは、自分の能力に見合った新しい技を作れないかと思案していた。

フレイ「(共に優れた俊敏性と技術を持っている。ドリブラーとしては正に天賦の才を持っているといっても良い)」

ただ、バンビーノの方に限ってはまだどこか違和感を覚えることがある。
体の調子が芳しくない森崎と合わせているからなのかわからないが、彼の動きもまた、本調子とは程遠いように感じるのだ。

フレイ「(全ては明日の大会になれば分かること。今は少しでも己の鍛錬に集中すべし)」

再びミハエルとバンビーノの動きを眺め、フレイは新たなスキルを構築するためボールを蹴り出した。


フレイスキル開発→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→スキル『倍速ドリブル』ドリブル時相手の人数補正を打ち消す
10〜2→効果なし
A→足をくじいてしまい速さ-1
JOKER→K〜Jの効果+『ドリブラー』ドリブル時ガッツを20〜100消費することで補正を+1〜+5まで増加可能

538 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:15:46 ID:???
フレイスキル開発→ ダイヤ9

539 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:23:08 ID:???
フレイスキル開発→ ダイヤ9
>10〜2→効果なし

フレイ「(むぅ…これは、しかし…)」

バンビーノの鋭い切り返しが何度も行われる動きは、フレイの足腰をもってしても再現が難しく

フレイ「(なんだあの軟体動物のような動きは。彼は本当に人間なのか?)」

ミハエルのうねうねと揺れる動きはフレイの常識の範疇を軽く越えていくものだった。

フレイ「人には向き不向きというものがある。私は私にできることをするまでだ」

こういう時に潔く諦めることも、時には前進することになるのだとフレイは一人納得していた。

540 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:24:32 ID:???
そして練習後。クールダウンをする他の選手達を見渡しつつ、森崎はこの3日間の特訓の成果を振り返っていた。

森崎「(少しは体力が長持ちするようにはなったが、これまでのような必殺セーブに頼り切った戦い方じゃ駄目だ。
   DFとの連携や、俺の得意とする一対一にうまく誘いこむことを狙うことも念頭においたほうがいいかもしれないな)」

これまで以上に試合中の指示出しが勝敗を左右するかもしれない。そんなことを考えつつ森崎は…


☆どうしますか?

A セシルに話しかける
B フレイに話しかける
C ミハエルに話しかける
D バンビーノに話しかける
E 一人でもやるさ!居残り特訓だ!

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

541 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:25:49 ID:kyfycb6U
E

542 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 02:16:56 ID:hD0V+L9U
B

543 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 03:29:35 ID:OYqo3C26
E

544 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 22:39:45 ID:???
>E 一人でもやるさ!居残り特訓だ!


森崎「(今の俺に必要なのは人との交流じゃない。確固たる自信と実力なんだ)」

これまで築いてきた栄光や掲げてきた威光は全て森崎有三という存在が圧倒的実力を持つ選手だったからこそ。
それが今では自分よりも年下の選手たちに体力で劣り、練習では無様な格好を見せてしまう。

森崎「(俺が俺であるために、俺は強さを維持しなくてはいけない。キャプテン森崎は強くあらなければいけないんだ)」

焦燥感に駆られるように、森崎は一人場所を移して練習を続けようとする。
そんな鬼気迫る背中を、セシルは心配そうに見送ることしか出来なかった。

セシル「(森崎さん……)」


☆どうしますか?


A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※A・Bの場合【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】
 などの項目を追記しても構いません。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

545 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:41:55 ID:Xki1bGD+
A ガッツ

546 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:43:23 ID:+v0QQbsk
A ガッツ

547 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:50:08 ID:???
がんばり一回分のガッツを増やすよりセービング+10とかになる方がいい気がする

548 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 22:55:50 ID:???
>A ガッツ


森崎は一人でマクロニソス砦の周辺を走っていた。
誰も邪魔するものはいない、誰も助けるものはいない。孤独な、けれども静かで穏やかな時間が流れていく。

森崎「(走れ走れ走れ。動け動け動け。俺の体は……まだ壊れちゃいないはずなんだ)」

中山も。自分の迂闊な行動によって『破滅』という刻印を押されたあの男も今の自分のように苦しんできたのだろうか。
だが、心の何処かで思うのだ。今の自分はそういった苦しい環境に逆に甘えているのではないかと。
マトモな体だったらこんなに苦しまなかった。いつもの自分だったらもっとうまく動けていた。
破滅という言葉が心地よく森崎の体を安穏へと導こうとしている。言い訳という心の鎧を構築しようと這い寄ってくる。

森崎「(そんなことはない!俺は……俺はあいつの苦しみに正面から立ち向かっていくって決めたんだから!)」

決心はついていた。それを持続していく覚悟も。だが、今の森崎を取り巻く環境は過去の栄誉を剥がしていく。
第七小隊からの信頼は守ったが、今まで持っていた威厳は確実に落ちて行くのを感じていた。

森崎「(もう一度だ。もう一度挑戦者の気持ちで……何があっても這い上がろうとするあの頃の俺の気持ちを思い出せ!)」


森崎ガッツ練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→ガッツ+20
10〜8→ガッツ+10
7〜2→効果なし
A→ガッツ-20
JOKER→ガッツ+40

549 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:56:39 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペードK

550 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:18:59 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペードK
>K〜J→ガッツ+20
※森崎の『ガッツ+30』が『ガッツ+50』になりました!
============
森崎「(2年前のアリティアカップで、俺はチームを優勝に導けなかった)」

アカネイア同盟軍の面々は口や顔には出さなかったが、きっと悔しい気持ちでいただろう。
それだけ森崎に対するサッカーの信頼は大きいものだったのだ。
軍を指揮できる人間は他にもいる。だが、ゴールを安心して任せられる人間は森崎以外にいなかった。

森崎「(あいつらからの期待は心地よかった。ヒューガーに勝てたのも、
   連敗にめげずに俺についてきてくれたあいつらの頑張りがあったからなんだ)」

今度こそ。今度こそあの大会を優勝という華で飾りたい。
自分に信頼の絆という大きな力を教えてくれた大切な仲間たちの期待に今度こそ応えたい。

森崎「(勝つんだ。そのためには……俺が!!)」

ダダダダダッ!!

先ほどの練習で倒れたのは、バンビーノの動きに気を取られペースを乱したからだ。
いまの森崎に雑念はない。あるのは仲間の期待に応えようと大きく膨らませる勝利への執着心のみ。

森崎「(俺は負けない。アリティアカップにも。そして破滅のツボにも!)」

森崎の体は僅かに。だが確実にかつての力を取り戻しつつあった。
そしてその成果を見事形に出来るかどうかは、明日から行われるアリティアカップにて証明することになる。

551 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:20:08 ID:???
先日の特訓でライアンは焦りのあまり、無理をしすぎて怪我をしてしまった。
他の者より実力で劣る彼は、レギュラーはもとよりベンチメンバーに選ばれるかどうかさえ危うい。
だが、ベンチメンバーに選ばれなければ第七小隊の近衛騎士団結成の話は無かったことになってしまう。

ライアン「(僕一人だけのせいで、みんなの夢が壊れてしまう。そんなの嫌です。だけど……どうすれば)」

しかし森崎を頼ることはできない。彼は自分の境遇に苦しんでいる。これ以上負担を強いる訳にはいかない。
どうしてこんなに悪いことが続くのだろう。もはやどうすることもできないのだろうか。
悔しそうに唇をかむライアン。そんな彼の部屋に第七小隊の仲間たちが現れる。

クリス「ライアン、怪我の具合はどう?」

ライアン「クリスさん。……はい。もう大分具合は良くなりました。
     大会までには治りそうです。……もっとも、出られるかはわかりませんが」

カタリナ「……ライアン、そんな悲しそうな顔をしないでください。まだチャンスが無くなったわけじゃないじゃないですか」

ライアン「でも、正騎士の人たちを押しのけてベンチに入るためには今の僕の力では……」

暗い影を落とすライアン。だが、彼を囲むクリスたちの顔は活き活きとしている。
その瞳には、自分たちの夢をそう簡単に終わらせたりはしないという強い意志が込められていた。

ロディ「待て。ベンチに入るのが本当に個々の実力だけで決まるとは限らないぞ」

ライアン「え…?」

セシル「たとえば、治療の杖が使える人はハーフタイムでの回復の時に重宝されたりするわね。
    それと、私達のように息のあった仲間からの応援はいつも以上のプレイを引き出してくれるはずよ」

ルーク「ようはどんな理由でもベンチにさえ入れればお前の勝ちなんだぜライアン!
    まだ諦めるのははえーよ。お前の道は、お前が切り開いて行かなきゃなんねーんだからな!」

552 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:21:52 ID:???
ライアン「ルークさん……みんな……」

仲間たちの暖かな励ましによって、ライアンの顔に光が戻ってくる。
少しでも可能性があるかぎり諦めない。あの男もきっとそう言ってくれるはずだ。

クリス「カタリナ。ベンチ入りメンバーを決めるのは監督のジェイガン様よね」

カタリナ「はい。ですが、前大戦の情報ではサッカーに関しては森崎さんの意見がかなり尊重されていたようです」

カタリナが広げた資料を見るクリスたちは、少し険しい顔になる。

ロディ「……まずいな。あの人は今回の問題から自発的に手を引いている」

セシル「う〜ん。森崎さんは温情よりも実力でメンバーを選びそうよね。どう考えても」

ルーク「むむむ。どうにかして森崎さんにライアンの必要性を認めさせねぇといけないのか」

クリス「ライアンの夢は私たちみんなの夢。絶対に叶えてあげたいし叶えたい。
    カタリナ、なにかいい手はないかしら?」

カタリナ「私はこの小隊の軍師。こういう時のために策を考えておきました。任せてください!」

ライアン「(カタリナさん…?)」

彼女が普段クリスたちに見せる笑顔とはどこか違う冷たい微笑に、ライアンは一抹の不安を覚えるのだった。

553 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:23:18 ID:???
東邦タイガースとの練習後、森崎はジェイガンに一室へと呼び出されていた。
明日からの大会に備え、チームメンバーを決めるための会議が行われるというのだ。

ジェイガン「今回チームに登録できるのはベンチメンバーを合わせ16名だ。
      私なりにメンバーを選定はしているが、森崎よ。お主の意見も聞いておきたいのだ」

マルス「これまでチームの内情の殆どは森崎に決めてもらっていたからね。
    君が監督だったら、どんなメンバーで大会に臨むつもりだい?」

森崎「そうだな……」

森崎はマルスから手渡された部隊表を眺める。今回の選抜候補は24人。
つまりこの中から8人は代表から漏れ、大会に参加することはできなくなる。

マルス「……それと、覚えているだろうけれど第七小隊の近衛騎士団設立についての話もある。
    今回正騎士昇格試験に落ちたライアンだけど、選抜メンバーに入ることができたら
    先日の落第を取消し、正騎士の称号を与えるつもりでいる」

ジェイガン「そのことも踏まえ、森崎殿。お主が考える最適な代表メンバーを聞かせてくれぬか?」

554 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:25:02 ID:???
☆代表メンバーから『外す』選手を下記の中から最大『5人』選択して下さい

『アリティア選抜候補』
森崎・マルス・シーダ・カイン・アベル・ドーガ
リフ・オグマ・マリク・ジョルジュ・トーマス・サムソン
アラン・エスト・エリス・クリス・カタリナ・ルーク
ロディ・ライアン・セシル・フレイ・ノルン・アテナ

※一キャラに『3票』入った時点で代表落選となります。
※落選者が『8人』選ばれるまで投票を続けてください。
※表の集まりが悪い場合、候補者を集めて決選投票が行われます
※メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

555 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:31:29 ID:Xki1bGD+
ロディ・ライアン・リフ・ノルン・アテナ
ライアンにはもうしわけないけどそれでも・・・

556 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:31:59 ID:Wj930E0I
ロディ・ライアン・リフ・ノルン・アテナ

557 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:36:44 ID:y3gQhm1g
ドーガ・アラン・リフ・ノルン・アテナ

558 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:45:14 ID:Ok/p1Txc
サムソン・アラン・エスト・トーマス・フレイ

第七小隊残しで考えると厳しいな

559 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:56:07 ID:qQ516bRw
アラン・ドーガ・エスト・エリス・フレイ

560 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/07(金) 00:28:27 ID:???
☆現在の落選候補者

(3票:確定)リフ・ノルン・アテナ

(2票)ロディ・ライアン・ドーガ・アラン・エスト・フレイ

(1票)サムソン・トーマス・エリス


※日を跨ぎましたが、再度の投票も可能とします。
※残り『5人』に『3票』入るまで投票を続けてください。
※メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。


今夜はここまで。単純な実力だけでなく支援やスキル、職種などから選ぶのもいいかもしれません。
強敵揃いの第2回アリティアカップを勝ち抜くためにも、最適なメンバーを選んであげてくださいね!

561 :森崎名無しさん:2011/10/07(金) 00:50:08 ID:EKe3j8mA
ドーガ アラン フレイ

乙でしたー
これで決まり!

562 :561:2011/10/07(金) 00:51:40 ID:???
嘘でした!決まってなかったです…
あと2人ですね

563 :森崎名無しさん:2011/10/07(金) 00:52:46 ID:NQocIK5w
エスト サムソン

564 :森崎名無しさん:2011/10/07(金) 01:21:17 ID:2FvsYSaw
サムソン
うーむ、第七優先だとこれしかないか

565 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 19:17:25 ID:???
>>561 乙感謝です!
>>564 現状の力不足は試合中の覚醒などで補っていきたいところですね。
============
リフ ノルン アテナ ドーガ アラン フレイ エスト サムソン


森崎が提示した8人のメンバーを見たジェイガンは目を見開いて手元のメモと見比べる。

ジェイガン「…驚いた。まさに私の提案したメンバーと同じだとは」

森崎「本当ですか?誰を選んでもそういう台詞を吐くつもりだったんじゃ…」

マルス「ははは、まさかぁ。メモが白紙だなんてどこに証拠があるっていうんだい?」

森崎「まぁ俺の提案がすんなり受け入れてくれるのならそれに越したことはないけどさ」

ジェイガン「うむ。若手の育成も検討しつつ、出来るだけの実力者を集めたこのメンバーなら
      明日からの大会を充実した有意義なものにすることが出来るだろう。
      私もチーム監督として、アリティアの名に恥じぬ指揮をしてみせましょうぞ」

森崎「期待してますよジェイガンさん。何かわからないことがあったら気楽に聞いてください」

マルス「それと試合中にチームメイトに作戦の指示を出したりする『キャプテン』だけれど…」

ジェイガン「以前のように森崎殿が務めますかな?それとも今大会は王子に任せますかな?」

森崎「(名目上は親善大会だし、これまでのようにチームの顔になるってわけじゃないんだろが…)」

昨年のワールドユース大会で、森崎はキャプテンという存在よりも
真に強い実力を身につけ、試合で活躍し観客を魅了した者のほうが評価されることを教えられた。
森崎がこれから挑むプロクラブでは、よりその傾向が強くなってくるだろう。

566 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 19:18:43 ID:???
森崎「(キャプテンになることで下手に責任を負う場面も出てくるかもしれん。
   だが、俺がサッカーに対して強い熱意を持つようになった
   象徴とも言うべき『キャプテン』という称号はやはり惹かれるものがある…)」


☆『アリティアカップ』中のチームキャプテンを引き受けますか?

A 引き受ける
B 引き受けない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

567 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 19:27:05 ID:LILAOJww


568 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 19:35:04 ID:yorSw3Ro
B

569 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 20:03:39 ID:FeCzRZok
A

570 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 20:05:31 ID:???
>A 引き受ける

森崎「当然やらせてもらいますよ。なんてったって俺は『キャプテン森崎』なんですから」

マルス「君がそう言ってくれるなら心強いよ。他のチームがみんな君の世界の方たちばかりだからね…」

森崎「ん?それってそんなに気にすることか?」

モロドフ「仮にもマルス様は一国の王子。相手方に気を揉ませたくないと同時に、
     できるだけ安心させたいというお気持ちがあるのでしょう」

そう言いながら部屋の奥からモロドフが茶菓子と紅茶を持って現れる。

森崎「モロドフさん。いつもはいるのに姿が見えないからおかしいと思いましたよ」

モロドフ「ほほ、少々準備に戸惑いましてな。この間買い置きしておいたものが何故か消えておりまして…。
     それより先ほどの話の続きですが、森崎殿はすっかりこちらの世界に馴染んでおりますが、
     今回の大会で初めてこの大陸を訪れたものも多いはず。
     事情や状況を説明し、把握をしていただいてもそう簡単に慣れることではありますまい」

森崎「あー…そういうことね。確かによく考えればここは地球の地図には無い土地なんだよなぁ」

モロドフ「我々が今こうして交流できるのも、賢者ガトー様が遣わした魔法道具のおかげ。
     しかし、中には非常に理解の速い者もいたりと驚くことばかりでしたよ」

森崎「はは、ファンタジー慣れしてるというか、そういう類のマンガやゲームもあったりするからな。
   この間持ってきた『ドラゴンスフィア』や『ドうえもん』の世界に憧れてる外人も多いくらいなんだぜ?」

ジェイガン「初めは幼稚なものと思っておりましたが…いやはや、なかなか奥が深い読み物だと私は思い直しましたよ」

571 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 20:07:27 ID:???
マルス「君の持ち込んできた日本文化は、ミネルバ王女が特に気に入っているらしいね。
    ミシェイル王を失ったマケドニアだけど、きっと活気を取り戻した立派な国に発展してくれるよ」

モロドフが用意した茶菓子を口に運びつつ、小休止を挟みジャパニーズコミックの談話をする森崎たち。
後世にうら若き白騎士団を中心とした『MKD48』という歌劇団が誕生するキッカケになるなどとはこの時誰も知らなかった…

ジェイガン「…さて、それでは話を進めますかな。次に試合の日程に関してだが…」

モロドフ「前大会同様、4チームに寄る総当りのリーグ戦。ただ、1試合の試合時間がプロ同様45分となっております」

マルス「どのチームも手強いことには変わりないと思うけれど、どんな順序で戦わせたほうが盛り上がるかな?」

ジェイガン「前回の大会は我々の連敗が逆に観客の興味を引きつけた結果になりフクザツな心境でしたぞ…」

森崎「そっか。これからは興行のことも考えていかなきゃならないんだな……ま、今はとにかく気楽に考えて――」


☆どの順番で試合を進めていきますか?

@南武フースバル(主な選手:早田・新田・石崎・小豆沢・栗栖)
A南葛ウイングス(主な選手:ナポレオン・井沢・来生・滝・高杉)
B東邦タイガース(主な選手:ミハエル・バンビーノ・反町・沢田・山森)

※戦いたい順番を記入してください。

(例)

@→A→B

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

572 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 20:08:57 ID:???
一試合45分か・・・

573 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 21:22:47 ID:+8c2xBl6
A→B→@
実力順はよく わからんが新田がいるだけで
フールバスが強くみえる

574 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 21:24:37 ID:yorSw3Ro
@→A→B

575 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 22:19:32 ID:CpWJMzeg
@→A→B

576 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:32:16 ID:???
>>572
このスレの試合はどんな行動でも2〜3分消費される展開の早いものになってますので、
それほどテンポが削がれることはないと思います。
……と、ここまで書いて気づいたよ!ハーフ45分の間違いでしたね。すみません…
>>573
各チームに一人はエース級の選手がいますからね。いかにして彼らを封じ込めるかが勝敗を分けそうです。
============
>@→A→B


森崎「リストの登録順で特に問題はないと思う」

モロドフ「ふむ、了解しました。では、今大会の日程はこのようになりますな」

577 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:35:03 ID:???
☆第2回アリティアカップ日程表☆

【第一節】

第一戦:アリティア対フースバル
第二戦:ウイングス対タイガース

〜拠点パート〜

【第二節】

第一戦:アリティア対ウイングス
第二戦:フースバル対タイガース

〜拠点パート〜

【第三節】

第一戦:フースバル対ウイングス
第二戦:アリティア対タイガース

〜後夜祭〜


以上の日程で進めていきます。

578 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:36:24 ID:???
マルス「これで企画は纏まったのかな?それじゃあ暗くならないうちに帰ろうか、アリティア城に!」



そんなこんなで話がすんなりとまとまった頃。会議室の扉の前で、カタリナはホッと胸をなでおろしていた。

カタリナ「(よかった。やっぱり森崎さんは私達のことを考えてくれていたんだ。
     ……あの手段を取らせないでくれて、ありがとうございます)」

何か菓子の類が入っているであろうお洒落な袋を鞄に戻しつつ、カタリナは鼻歌交じりにライアンたちのいる部屋へと戻っていった。



『アリティア選抜』
・森崎・マルス・シーダ・カイン・アベル・オグマ
・マリク・ジョルジュ・トーマス・エリス・クリス
・カタリナ・ルーク・ロディ・ライアン・セシル

以上のメンバーで第2回アリティアカップに参加します

579 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:37:42 ID:???
いよいよ明日に第2回アリティアカップを控えたアリティア城下の夜の街。
長く苦しいドルーア帝国との戦争を乗り越え、復興に励んできたアリティアの国民たちは
久しぶりの国を挙げての催し物をさらに盛り上げようと活気を溢れだし装飾を行なっていた。

エスト「アンリ商店街のみんなー!明日からの3日間、ガンガンお店を盛り上げて最高の大会にしましょーねー!」

商店街の人たち「「「「おおーーーー!!!!」」」」」

選抜メンバーから漏れたことをアベルから聞かされたエストは始めこそ不満を漏らしていたものの、
アベルが不在の間に、大会の主要スポンサーでもある『パンサー』を任されるという重大な責任を担ったことで状況が変わる。

エスト「(お店のことは私に任せて、アベルはうーんと活躍して機材やグッズの宣伝してきちゃって!)」

店長直々に取り揃えた各種商品のこれからの売上を左右しかねない、大事な試合になりそうだ。
スポーツグッズ販売というアカネイア大陸では未知の商売の先駆者として、エストはアベルたちの勝利を祈った。

からんころーん

エスト「あら?こんなときにお客さん?はーい、ちょっとおまちくださーい」


夜の訪問者→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→金髪を後ろで一本結にしている青年だ。
ハート→黒髪で右足の肌が他の肌の色と違う青年だ。
スペード→茶髪で中性的な顔立ちの青年だ。
クラブ→長身で地味な顔つきの青年だ。
JOKER→肩まで掛かりそうな金髪を靡かせる神秘的な青年だ。

580 :森崎名無しさん:2011/10/09(日) 22:38:09 ID:???
夜の訪問者→ ハート9

581 :森崎名無しさん:2011/10/09(日) 22:41:40 ID:???
…毒物、かな? 騒ぎを起こしてメンバー表を書き換えるとか。

582 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 00:12:13 ID:???
眠り薬か何かじゃないかなあ。
もしくは暗示にかかりやすくする薬とかね。

583 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:02:49 ID:???
>>581-582
原作のカタリナを知っている人は今後も彼女の行動には気をつけたほうがいいかも?
============
夜の訪問者→ ハート9
>ハート→黒髪で右足の肌が他の肌の色と違う青年だ。


青年「……この店でスパイクやボールを扱ってると聞いてきたんだが」

お店に現れたのは、黒髪を無造作に流した物静かな口調の青年。
どうやらサッカーグッズを目当てとして訪ねてきてくれたらしい。

エスト「はいはーい。うちの商品はどれも安全、快適をモットーにしてますよ〜」

白騎士団時代でも周囲の兵士たちに評判だった抜群のスマイルを向けるエスト。
何処か気恥ずかしさを感じてしまったのか、黒髪の青年は目を背けながら注文する。

青年「11人分のスパイク、ユニフォーム、サポーターを用意してもらえるか?」

エスト「はいかしこまりました〜!サイズの方はどういたしましょうか?」

気前よく1チーム分の商品を買ってくれたこの青年を気に入ったのか、エストは親しげに話しかける。
もしかすれば貴重なリピーターとして今後も大事なお客様になってくれるかもしれないからだ。

エスト「そういえば明日から王宮の競技場でサッカー大会が開かれることはご存知ですか?」

青年「……ああ。なんでも日本のプロクラブとこの国のプロクラブでリーグ戦を行うらしいな」

エスト「あらやだ、お詳しいんですね。見たところあなたもサッカーを?」

青年「分かるのか?」

584 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:03:58 ID:???
エスト「それはもちろん。身近にサッカーに夢中になっている人がいますからねぇ、ふふふ。
    アベルっていうんですけど、このお店の店長でもあるんです。
    明日からの大会、きっと大活躍するはずですから応援してあげてくださいね!」

青年「あ、ああ…(このうざったいほどのやかましさ……誰だっけな、アイツを思い出す……)」

エスト「そうそう。これはまだ関係者周りだけの話なんですけどね。
    大会後に王宮で正騎士の叙勲式が予定されてるんですけど、その日に
    エキシビジョンマッチとして混合チームと対戦しちゃおう!っていう企画があるのはご存知?」

青年「! …いや、それは初耳だ」

エスト「実は私はこれでもアリティアの選抜メンバーの候補の一人だったりしたのよね。
    今回はお店のほうが忙しいから泣く泣く辞退という形を取らせてもらったのだけれど。
    そう、あくまでも辞退よ。決して落選したわけじゃないんだからね!」

青年「(……落選したんだな)それで、そのエキシビジョンに参加するにはどうすればいいんだ?」

ムキになって語るエストを見て納得しつつ、青年は気にかかるもう一つの話題を質問する。

エスト「大会後に参加者を募って抽選で選ぶらしいの。私も狙ってみるつもり。
    あなたももし腕前に自信があるんだったら参加してみたらどうかしら?」

青年「……なるほど、分かった。検討してみよう」

エスト「うわ〜。なんだか言葉の節々に自信が感じられるわね」

青年「どうだかな。…それじゃ、失礼する」

エスト「あ、ちょっと待って。これ試供品だけどサービスで付けておくわね。
    よかったら使ってみて!今後ともうちのお店をよろしくね〜!」

585 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:05:22 ID:???
11人分のスパイク類を箱詰めにして抱えていく、見かけ以上に力持ちの青年をエストは笑顔で見送ったのだった。



イスラス「……ブツは用意できたぞ」

町外れの木陰で待っている仲間たちに、イスラスは先程買ってきたユニフォームなどを渡していた。

ストラット「おおー。俺たちが使っていたものとなんら遜色ないぜ。いい仕事してるじゃんか」

バビントン「ほんとほんと。この世界のサッカーの歴史は浅いって聞いていたけどなんだか安心したよ」

中山「今まで使っていたスパイクは練習でボロボロになってしまったからな。
   こうして新品のものに袖を通す事で心機一転、俺たちの使命に集中できるということだ」

偽物の森崎の魔力を奪って本物の森崎の力を取り戻すべく、中山たちはアリティアの街へと侵入していた。

イスラス「それよりいい情報を得られた。例の偽物とサッカーで対戦する機会を案外簡単に得られそうだぞ」

バビントン「本当に?それじゃあこっそりプロチームに潜入して入れ替わったりとかしなくてもいいんだね?」

ストラット「さすがに公衆の面前で仮面をつけた謎のプレイヤーが何人もいたら怪しまれただろうからな…」

中山「今思えばかなり無茶な作戦だったな。絶対にバレるだろ、それ」

ガーネフ「ふぉふぉふぉ…我が魔力をもってすれば1試合の間くらい周囲の者を幻覚で惑わすくらい訳なかったのじゃがの」

中山「わっ、ガーネフさん、来てたんですか?」

漆黒のローブで身を包み、夜の風景にすっかり溶け込んでいたガーネフに気づき中山は声を上げる。

586 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:06:55 ID:???
ガーネフ「ふぇふぇ……折角じゃから大会中は奴らの能力の偵察でも行っておくがええ。
     偽物の存在に騙されておる可哀想な連中じゃが、なかなかの実力の持ち主たちじゃからのう」

中山「はい。俺達の世界に遠征に来た時も、俺の国のトップレベルの選手たちに見劣りしない動きをしてましたし」

ガーネフ「よいか皆の者。森崎の偽物は試合に負けることでサッカーに対する夢や希望が失われていく。
     それに比例するように、本物の森崎の失われていた本来の力が取り戻されていく。
     試合の結果次第では完全に力を奪い去ることが出来ぬかもしれぬが……
     森崎を救うためにも、どうかうまく事を運ぶよう努力するのじゃぞ」

ストラット「わかってるってじーさん。さっさと仕事を終えてミアータに会いに行きたいんだからな!」

バビントン「うん。僕も僕にできることを頑張るよ。(そしてセレインに謝るんだ。ミサンガ、自分で破っちゃっってごめんって)」

決意を固めるストラットたちを横目に、イスラスは先程エストから渡された試供品の包を開けていた。
中には『パンサー』のロゴが描かれたスポーツタオルが詰め込められていた。

イスラス「(…………センスがねぇな。アイツじゃあるまいし)」

イスラスはワールドユース大会でオランダのチームマネージャーを務めた色白の少女を思い出していた。
事故により神経を失った右足の代わりとなる、とあるポーランド人のアスリートから移植されたという
自分の右足のコンディションに常に気を使う不思議な、というよりも彼にとっては不気味な性格をした少女だった。

イスラス「(そうか。あの女店員に似たやかましさはアイツだったか……)」

今となってはすっかり過去の記憶になった懐かしい風景を思い出しながら、
イスラスは湧き上がる不快な『寂しさ』という感情に逆らっていた。

中山「(待っていてくれ森崎。お前の苦しみを、俺が必ず取り除いてみせる。それが俺の新しい夢であり、望みなんだから)」

そして中山は親友を苦しめる存在を打ち破るためにと、更に強い決意を固めて夜空の月を見上げるのだった。

587 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:08:41 ID:???
同時刻。アリティア城に帰ってきた森崎は妖しく輝く月を見上げつつ明日からの大会に思いを馳せていた。

森崎「(いよいよ始まる。ワールドユース以来休養を命じられていた俺の鈍っていた体を目覚めさせる絶好の機会が!)」

この大会が終われば、森崎はサッカー協会の指示に従いドイツへと渡りブレーメンの寮へと入る予定になっている。
プロクラブでの生活に自信をつけるためにも、何より前大会の雪辱を果たすためにもなんとしてでも優勝を手に入れたかった。

シェスター「よ、こんな夜更けに一人でなにをしてるんだい?」

森崎「お前たちは…ブレーメンの」

屋上のお気に入りの場所に乗り込んできたのは、合宿中文句ひとつ言わずに裏方の仕事を健気に手伝っていたブレーメンの選手たちだった。

マーガス「おいおい、気楽に名前で呼べよ。俺たちは一応名目上はもうチームメイトって扱いなんだからさ」

ビクトリーノ「長らく優勝から遠ざかっているらしいブレーメンを強くするには俺たちの力が必要らしいからな。
       お前にはこの大会ぐらい楽勝に勝ち抜いてもらわないと安心して後ろを任せられんぜ」

森崎「ふ、ふん。言ってくれるな。ワールドユースで世界一になったチームの正GK相手に失礼な奴らだぜ」

シェスター「ホント、期待してるよ。俺たちが試合にも出るわけでもなくこうしてやってきたのは
      森崎。お前の能力の視察を頼まれてるって側面もあるんだからさ」

森崎「……どういうことだ?」

マーガス「言った通りさ。チームのフロントがお前を取ったのはWYの決勝で見せた奇跡的なセービングに魅せられたかららしい。
     あの試合のときのようなファインセーブが繰り出せるなら、移籍後即レギュラーも夢じゃないんだぜ」

ビクトリーノ「…逆に言うと、不抜けた成績だと二軍スタートは免れないってやつだ。
       ユース大会の成績なんぞ、プロクラブの争いでは度外視されちまう。
       現時点での実力。そして期待しうる成長性。上の方々はこれだけを見ているんだ」

588 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:11:08 ID:???
森崎「……実力と成長性……」

シェスター「なんだかんだでお前とは結構縁がある仲だしな。出来ればレギュラーとして同じフィールドに立ちたいのが素直な気持ちさ。
      だが、俺たちはプロの選手だ。勝利を義務付けられ、大勢のサポーターに期待をかけられている存在でもある」

マーガス「森崎。遠慮はいらないぞ。お前の持ちうる全ての力を大会で発揮してこい。
     そうすれば、お前はウェルダー・ブレーメンの一員として喜んで迎えられるだろう」

森崎「(なるほどね。片桐さんが意地でも俺をこの大会に出場させたいという意図がようやく分かった。
   俺の実力を予めブレーメン陣営に示すことで、プロとして優位に立てるようにしろということか)」

これまでのように、裏工作やコネなどでは信頼を勝ち取ることは難しくなってくる。
何しろ相手は自分よりも年齢も実力も上のプロの先輩たちばかりなのだから。
彼らに認められ、ポジションを奪うには実力を誇示して選手としての質の差を思い知らせるほかない。

森崎「まぁ見てなよ。将来のチームメイト様の華麗なる活躍でお前たちを虜にしてやるからさ」

不敵に笑う森崎を見て、シェスターたちはにこやかな笑みを浮かべて機嫌よく手を叩く。

シェスター「ヒュー。その自信が最後までぐらつかないことを祈っておくよ」

マーガス「頑張れよ森崎。俺は夢に見てるんだ。お前がGKとなったチームでブレーメンを優勝に導く場面をな」

ビクトリーノ「(……まぁ、俺たちが呼び出された理由はそれだけじゃないんだけどな。
       とにかく今は森崎が無事に大会で活躍できるよう、祈っておくだけか……)」

こうして様々な思惑を雲に乗せ、アリティアの夜は更けていく。
2つの世界のサッカーの発展を願うために開催される親善大会。
その影で密かに動く大きな野望を、森崎はまだ知る由もなかったのである……

589 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:12:35 ID:???
前日編 『第2回アリティアカップ』




春のアリティアの空は眩しいほどの快晴に恵まれた。
中央庭園特別グラウンドの観客席は、大会を楽しみにしていた民衆で埋め尽くされ
開幕を今か今かと待ち望むが如く、楽しげな声が辺りに響いていた。

アンナ「おー待たせ致しましたァ!ドルーア帝国との戦いに勝利したのも久しく感じる今日この頃。
    復興をたどるアカネイア大陸に新たに芽吹くサッカーという文化を記念し、
    今日、ここアリティア王宮においてかの英雄、森崎有三の故郷との親善大会が行われようとしています!
    なお、本大会の激励としてアカネイア聖王国よりニーナ王女が訪れているのでご紹介いたしましょう!」

ニーナ「本日はお日柄もよく、絶好の大会日和ですね。アカネイア王女のニーナです。
    ドルーアの脅威にこの大陸が脅かされること早6年。暗黒地竜メディウスを討ち、
    少しずつですが、かつての平穏と平和を取り戻しつつあるこのアリティアで
    記念すべきサッカーの大会が行われると聞き、楽しみにしておりました」

アンナ「現在アカネイアでは大陸にサッカーのプロリーグを結成しようとする動きがあるらしいですね。
    今大会はその足がかりとなる大事なものとなりえるのでしょうか?」

ニーナ「アリティアのマルス王子や、マケドニアのミネルバ王女の助力のもと、少しずつ形を成していますね。
    聞けば、今回試合を組むことになっている日本のチームの方々もプロリーグの結成を目前に控えているとか。
    互いの新たな文化の門出を祝う、実のある大会になることを願わざるを得ませんね」

アンナ「そうですね。結果はどうあれ我々を熱く燃えさせた2年前のあの大会のような白熱した試合を期待したいところです。
    私達も、この3日間を実況解説という立場で見守っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしま〜す!
    ……といったところで、そろそろ待ちわびていることでしょう!続いて、選手たちの入場です!」

ザッザッザッザ…!

590 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:13:40 ID:???
アンナ「一番目に入ってきたのは、今大会の主催者でありホームチームのアリティア選抜!
    王宮騎士団の正騎士を中心としたこのチームに、先日従騎士から昇格したばかりの
    若い力が加わったことで、いったいどんな化学反応を起こすのか期待が高まるチームです!
    キャプテンは前大戦においてアリティアを勝利に導いた若き勇者!
    英雄王マルスの片腕として名高い、森崎有三くんを先頭に堂々とした入場です!」

森崎「(この大会はこれからの俺のサッカー人生においての大事なスタートラインだ。
   絶対に優勝して、自信を持ってプロ選手として羽ばたけるようにしてみせるぞ!)」

マルス「(アリティアのみんな。長く苦しいドルーアの圧政を乗り越えてよくここまできてくれた。
    彼らの頑張りに少しでも応えたい。それがこの国を統べる者としての義務であり責任なんだ!)」

アンナ「次に入場してきたのは南武フースバル!キャプテンの小豆沢くんを中心とする
    若さあふれるフレッシュなチームらしいですね」

ニーナ「新たな文化の芽生えに相応しい、爽やかなプレイに期待したいですね」

早田「(この世界でサッカーをやるのにも大分慣れてきたぜ。森崎、悪いがこの大会だけは俺たちフースバルがもらったぜ!)」

新田「(俺はこの大会で結果を残し、フースバルを日本一に導く。そしてもう一度ブラジルに……アイツに会いに行くんだ)」

栗栖「(天涯孤独だった俺を育ててきてくれた教会のみんなのためにも…俺はプロ選手として成功してみせる!
   そうさ。あの日向小次郎のように……俺もサッカーで幸せをつかむんだ!)」

591 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:14:47 ID:???
アンナ「続きまして、南葛ウイングスの登場です!このチームはあの森崎くんの同郷の選手が多いチームらしいですね。
    かつてのチームメイトたちの邂逅、そして戦い!キャプテン井沢くんを先頭に堂々の入場です!」

ニーナ「一つ注目したいのは、サッカー強豪国の一つであるフランスからの移籍選手、ナポレオンくんですね。
    今大会で最も威力が高いと称される彼の必殺シュートがどれだけの旋風を巻き起こせるか楽しみです」

井沢「(日本のプロリーグ発足…だが、これで海外組との差が縮まったとは思えない。勝つんだ。勝って俺たちの力を認めさせるんだ!)」

高杉「(俺たちはもうただの数合わせの二軍の器には収まらない!この大会で結果を残して片桐さんにアピールするぞ!)」

ナポレオン「(ワールドユースで受けた屈辱……何万倍にもしてあのフザケた野郎にお見舞いしてやるぜ!)」

アンナ「そして最後に入ってきたのは2年前の大会で準優勝を果たしたあのヒューガーお抱えのプロクラブ、東邦タイガースです!
    キャプテンを務める反町くんはあの日向くんの相方としてFWを務めた経歴を持つ選手らしいですね」

ニーナ「前大会では凄まじい攻撃力を誇ったヒューがーですが、このチームもその特徴を引き継いでいるのか楽しみでなりませんね」

反町「(東邦の名を連ねるチームに負けは許されない。どんな手段でも勝ちを取りに行け。
   今はイタリアに居るあの男なら間違いなく言ってるだろうな…
   だが俺は俺なりのやり方でこの東邦タイガースというチームを優勝に導く!)」

ミハエル「(フフフ……右も左もまばゆい輝きを放つ者たちが勢ぞろいしていますね。
     しかし、残念ながら最も美しい輝きを放つのはこのワタシになりそうです)」

バンビーノ「(こんな下等な連中に遅れをとるようではミランには戻れない。俺は…一刻も早くあの場所に戻らなければならないんだ!)」

アンナ「本日の第一試合、オープニングゲームはアリティア選抜対南武フースバルを予定しております。
    皆様、どうか盛大な拍手と声援で選手たちを盛り上げてください!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!

592 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:16:14 ID:???
〜アリティア選抜控え室〜

ジェイガン「よし、みんな聞け。今日の対戦相手の南武フースバルの情報を説明するぞ」

ざわざわざわ…

森崎「(これまでの試合は俺が監督を兼任してきたが…さて、ジェイガンさんの手腕はどんなものかな?)」


監督としての才能は?→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→新田のシュートは強力だ。複数のマークを付けて動きを封じろ!
ハート→中盤の要の小豆沢のドリブルは素早い。複数のマークは無駄になるぞ!
スペード→タックルに優れる早田のいるサイドからの攻撃は難しい。逆サイドを突け!
クラブ→フースバルの情報は森崎が話す。
JOKER→昨晩モロドフ殿に相談して閃いたとっておきの戦術を用意した!

593 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 02:22:49 ID:???
監督としての才能は?→ ダイヤK

594 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 02:23:49 ID:???
バカな……有能な監督なんて優れた弟以上に存在しないはず

595 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 02:31:25 ID:???
俺たちはとんでもないものの誕生に立ち会っているのかもしれない。
有能な監督……まさかそんなものがアンザーニ監督以外に森崎板にいるなんて

596 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 22:39:34 ID:???
>>594-595
ここでクラブが出るのが今までのモリブレムだったはずなのに…何かが変わり始めてる!?
============
監督としての才能は?→ ダイヤK
>ダイヤ→新田のシュートは強力だ。複数のマークを付けて動きを封じろ!


ジェイガン「フースバルの中心選手は新田、早田、石崎と森崎殿の元チームメイトと実力者が揃っておる。
      その中でも、新田のドリブルとシュートは強力だ。複数のマークを付けて動きを封じろ」

森崎「(おや…?なんだかすごくまともなことを言っているようなきがするぞ)」

予想に反して的確な情報を話すジェイガンを、森崎は目を丸くして見つめる。
その視線に気がついたのか、ジェイガンは穏やかな笑を浮かべながら話す。

ジェイガン「ふふ…老いたとはいえこのジェイガン、かつては大陸一の聖騎士の称号を得たこともある。
      戦場をサッカーのフィールドに移しても、これくらいの分析は容易い」

森崎「なんだか安心しましたよ。これなら監督として立派にやっていけそうですね」

ジェイガン「うむ。そのことなのだがな。この後のチームオーダーに関してなのだが……
      今までのように森崎殿に考えて決めてもらっていては目前の試合に集中しづらいだろう。
      もし良ければこのまま私が進めてもよろしいですかな?」

597 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 22:41:39 ID:???
・監督補正

選手たちの持つ『指揮補正』とは別に、チーム全体の能力を底上げする数値です。
現在『アリティアFC』の監督であるジェイガンは(2)の影響力を持っています。
チームオーダーを監督に任せることで、この監督補正を得ることが可能です。
選手配置にや作戦指示でランダム要素が大きくなるなどのデメリットもありますが、
総合力を求める場合は監督業を任せてしまうのも有効な手段です。


☆どうしますか?

A このままジェイガンに進行させる(チームの指揮力が+2されます)
B そこまで任せるのはちょっと不安だ(これまで通りに投票でオーダーを決めていきます)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

598 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:42:21 ID:Wk3PJqZg
A

599 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:44:03 ID:XhHEZbr2


600 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 22:55:08 ID:???
>A このままジェイガンに進行させる(チームの指揮力が+2されます)
※この試合、ジェイガン監督の影響でチーム補正が+2されます。
※ランダムイベントなどで不幸にもグラウンドから消えてしまった場合、この補正は失われます。


森崎「(この大会はアカネイアのサッカーの発展が主な目的だったよな。
   もう俺が一から十まで口を出して指示を出すこともないかもしれない)」

この大陸でサッカーをするのも、おそらくこの大会で最後になるかもしれない。
サッカーの伝道師としての自分の役目はもう十分に果たされていると確信した森崎は
これまで選手と兼任してきた監督業を安心してジェイガンに託すことにした。

森崎「このチームの監督はジェイガンさんでしょ。俺はこのチームのキャプテンとしてその指示に従いますよ」

ジェイガン「……そうか。森崎殿の口からそのような言葉が出てくるとは嬉しくもあり寂しくもあるのう……」

森崎「はは、湿っぽくなるのは大会が終わってからでも遅くないっすよ」

ジェイガン「そ、そうだったな。では…改めてミーティングを始めるぞ。
      まずはフォーメーションの設定だ。今回はこの陣形で勝負を仕掛ける」


フォーメーションサッカー→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→4-4-3のオーソドックスだ
ハート→4-4-2のボックス型のツートップだ
スペード→3-5-2のダブルボランチ型のツートップだ
クラブ→5-4-1のワントップだ
JOKER→ここでジェイガンの監督補正アップ判定だ!

601 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:56:24 ID:???
フォーメーションサッカー→ ダイヤ6

602 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:58:13 ID:???
4-4-3のオーソドックスだ
待てい

603 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:59:46 ID:???
そうか…アカネイアのサッカーもついに
グローバルフットボーラーが出現する段階に入ったのか。

604 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:05:21 ID:???
キーパーなしとはなんと大胆な作戦

605 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:11:41 ID:???
>>602 この辺りの打ち間違いもすっかり定番となってしまいましたね…すみません…
>>603 タークさんのようなプレイヤーが育つには、アカネイアのサッカーはまだまだ歴史が浅いでしょうね。
>>604 オーバーラップ前提のフォメとはなんという森崎仕様
============
フォーメーションサッカー→ ダイヤ6
ダイヤ→4-3-3のオーソドックスだ
============
ジェイガン「まずは4-3-3の隊形で相手方の様子を見る。では、続いてスターティングメンバーの発表だ」


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J−−−−−F J   F
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E−−−−−G E   G
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B−−−−−A B   A
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・アリティア選抜(オーソドックス/4-3-3/指揮レベル0+監督補正2)


ごくり……

新チームによる初めての試合。さらには今後のアカネイアのサッカーの
歴史を形作る記念すべき大会のオープニングゲームでもある。
その試合のスタメンに選ばれることはこれ以上にない栄誉であり、
アリティア選抜の誰もが、自分を選んでくれと考えずにはいられなかった。

ジェイガン「FWから発表する。左から……」

606 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:13:04 ID:???
FW設定→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→カイン、アベル、シーダの三枚だ
ハート→トーマス、カイン、シーダ様の三枚だ
スペード→ルーク、カイン、オグマの三枚だ
クラブ→ロディ、ルーク、セシルの三枚だ
JOKER→森崎、マルス、シーダの三枚だ

607 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:13:43 ID:???
FW設定→ ハート9

608 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:16:05 ID:???
>オーバーラップ前提のフォメとはなんという森崎仕様

JOKERで森崎フィールダー出場フラグかと思ったが違ったようだ

609 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:22:45 ID:???
>>608 JOKERで森崎フィールダーは設定してますね。それが吉と出るか凶と出るかはわかりませんが…
============
FW設定→ ハート9
>ハート→トーマス、カイン、シーダ様の三枚だ

ジェイガン「FWは左からトーマス、カイン、シーダ様!」

トーマス「うっす!(点を決めるだけじゃなく、練習試合で苦渋を舐めさせられたパワープレイも決めねぇとな)」

カイン「はいっ!!!(栄えあるセンターフォワード…このカイン、記念すべき初得点を上げてみせる!)」

シーダ「はい!(サイドからの突破とセンタリングが主な仕事ね。うまくこなしてみせるわ)」

森崎「(まぁ無難だな。アベルやマルスも得点力はあるけど、やっぱり中盤に置いておきたいしな)」

ジェイガン「続いてMFを発表する。左から…」


MF設定→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→アベル、マルス、ジョルジュの三枚だ
ハート→マリク、マルス、オグマの三枚だ
スペード→ロディ、マルス、セシルの三枚だ
クラブ→ロディ、マリク、ライアンの三枚だ
JOKER→森崎、マルス、オグマの三枚だ

610 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:23:31 ID:???
MF設定→ クラブ3
アベルもキーパーできるし、やらせるのはありだな

611 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:23:35 ID:???
MF設定→ ハート7

612 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:24:15 ID:???
いきなり采配に不安がwwwwwww

613 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:28:09 ID:???
アベルとマルスどこおくんだよwwww

614 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:31:50 ID:???
指揮レベルがwww

615 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:36:28 ID:???
>>612-614 若手に出番を与えるのも大事ですからね。兎にも角にもランダムって怖い!
============
MF設定→ クラブ3
クラブ→ロディ、マリク、ライアンの三枚だ

ジェイガン「…MFはロディ、マリク、ライアンの三枚だ」

ロディ「! は、はい!」

ライアン「は、はいいぃぃ!」

まさかいきなりスタメンに抜擢されるとは思っても見なかった二人は素っ頓狂な声を上げてしまう。

マリク「大丈夫、落ち着いて。僕がブーストでフォローするから気負わずに行こう」

ロディ「り、了解です…(選ばれたのならばこれ以上の幸せは無い。全力で挑むのみだ)」

ライアン「がが、がんばります…(メンバーに選ばれただけでも嬉しかったのに試合にも出られるだなんて…夢じゃないよね!?)」

森崎「(これは……従騎士上がりのメンバーに試合経験を積ませようってことなのか?
   ま、まぁアベルは何処でも任せられるし、マルスは守備技も豊富だからなんとかなるか?)」

少し不安を覚えつつも、森崎はジェイガンの采配のゆくえを信じて次の言葉を待つ。

ジェイガン「では次にDFの配置だ。左から…」

616 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:37:33 ID:???
DF設定→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→アベル、マルス、ジョルジュ。スイーパーにクリスだ。
ハート→アベル、マルス、セシル。スイーパーにクリスだ。
スペード→ルーク、マルス、セシル。スイーパーにクリスだ。
クラブ→セシル、クリス、ルーク。スイーパーにカタリナだ。
JOKER→ルーク、クリス、マルス。スイーパーに森崎だ。

617 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:37:43 ID:???
DF設定→ クラブ7

618 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:37:48 ID:???
DF設定→ ハート5

619 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:39:13 ID:???
………

620 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:40:35 ID:???
うん、いい教訓になったね。メンバーの触れ幅がデカいから、
監督にメンバーを任せるのはリスクがデカすぎる。
次の試合から気を付けよう(ニコッ

621 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:50:33 ID:???
アンザーニ監督以外にまともな監督が森崎板にいるはずがないのを再認識できた

622 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:50:53 ID:???
>>619-620
謀ったようにクラブ連発ですね。監督補正の力でチーム力はそこまで壊滅的にはなりませんが…
============
DF設定→ クラブ7
>クラブ→セシル、クリス、ルーク。スイーパーにカタリナだ。

ジェイガン「セシル、クリス、ルーク。スイーパーにカタリナだ」

セシル「は、はいっ!(嘘ォ!これってつまり…)」

クリス「はい!(第七小隊全員が…スタメン?)」

ルーク「はーい!(試されてるってわけか。へへ…ヒーローらしい燃えるシチュエーションだぜ!)」

カタリナ「はい…(仮にも相手は日本でも有数のプレイヤーが居るチーム。大丈夫なのでしょうか…)」

森崎「(ま、まさか…ジョルジュさんもアベルも、よりにもよってマルスさえベンチって……)」

フィールド全体を広く見渡せ、的確な動きを指示できる優れたプレイヤーをこの世界では俗に『指揮持ち』と言いう。
大陸一の弓騎士、そして大陸一の聖騎士という資格を得るに十分なジョルジュとアベル。
なによりチームの象徴であり精神的支柱にもなっているマルスをまとめて控えに回すとは森崎も思っても見なかった。
不安そうな顔を浮かべる森崎を見て、ジェイガンは眉間の皺を険しくする。

ジェイガン「(確かにこれは危険な賭けかもしれん。だが、この試合で奴ら第七小隊の力が
      本当に正騎士の連中と肩を並べられるものなのか見定める場がどうしても必要なのだ)」

森崎「(うーむ。主力選手以外は平凡らしいフースバル相手だからこその配置ってことで納得しておくか…)」

3日間の日程を16人で乗り切るには、今回のように主力を温存しなければならない場面があっても致し方ない。
森崎はさらに不安を大きくしつつも、ジェイガンの采配のゆくえを信じて次の指示を待った。

623 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:52:23 ID:???
ジェイガン「最後にGKのポジションを発表する。もちろんこの場所には…」


GK設定→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

クラブA→マルス様、お願いいたします
JOKER→アベル。お前の力を見せてみろ
それ以外→森崎殿、任せましたぞ

624 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:52:34 ID:???
GK設定→ クラブK

625 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:52:35 ID:???
GK設定→ ダイヤ2

626 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:54:13 ID:???
そういやアベルはキーパーでJOKER出して技も十分な上ガッツ的にも上だったねw

627 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 01:13:56 ID:???
>>626
実は一番身近に最大の敵がいたりするんですよね。立場を考えてJOKERだけにしていますがw
============
GK設定→ クラブK
>それ以外→森崎殿、任せましたぞ
============
ジェイガン「森崎殿、任せましたぞ。これまで通りゴールの門番として働いてくれ」

期待の眼差しを向けながら、ジェイガンはキャプテンマークを手渡してくる。

森崎「(…だ、大丈夫だ。このメンバーでも楽勝なんだって周囲に意識に植えつけられれば
   ブレーメンの連中も俺の実力を認めざるをえないだろうさ!)」

もやもやと大きくなりつつある不安の感情をそれ以上の自信で打ち消しつつ、森崎はキャプテンマークを腕に巻いた。

ジェイガン「主な作戦は先程言ったように新田に対して厳しくマークを付けていく。
      クリス、セシル、ルーク。お前たちは常に彼の動きに注意を割け。
      フリーでシュートを打たせるようなことはあってはならぬぞ」

クリス「了解です。守ることなら任せてください!」

ルーク「うっしゃあ!『鉄壁の聖騎士』ことルーク様が完璧に封じ込めてやるぜ!」

セシル「スピード勝負なら負けないわ。絶対に振り切らせたりするもんですかっ!」

森崎「(やる気だけは十分だな。だが、相手はあの新田だ。こいつらのレベルで太刀打ち出来るかどうか…)」

クリスたちの実力は決して低くはないが、森崎は新田の恐るべき潜在能力を何度も目の当たりにしている。
あるときはその力に屈し、あるときはその力に助けられたこともある。油断はできない。

ジェイガン「以上でミーティングは終了だ。森崎殿、キャプテンとして何か一言ないか?」

628 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 01:15:39 ID:???
☆どうしますか?

A 流れを作る大事な初戦だ。みんな、ガッツでいこうぜ!
B 俺は絶対に点を入れさせん。1点でもいい。なんとか奪ってくれ!
C 新田だけじゃなく、小豆沢という選手にも気をつけたほうがいい…
D 早田のいるサイドをドリブルで抜けるのは至難の業だ。気をつけろ!
E 石崎のブロックは見かけ以上に手強い。迂闊なミドルシュートは駄目だぞ。
F ジェイガン監督。いくら何でもこのメンバーじゃ不安でしょうがありません!
G その他(好きな台詞をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

629 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 01:19:06 ID:4rZwoQ9Q
D

630 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 01:22:13 ID:tl7gHfL6
C

631 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 01:23:32 ID:n0eCE6xQ
C

632 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 01:51:34 ID:???
>C 新田だけじゃなく、小豆沢という選手にも気をつけたほうがいい…

森崎の中で、新田の存在に並ぶほどの気がかりなことがもう一つあった。
小豆沢。南武フースバルのキャプテンにして、自分より上の世代の好プレイヤー。
彼の未来を探るようにして差し出した掌から伝わってきたイメージは、
間違いなく、自分たちの脅威になると感じらずにはいられなかった。

森崎「マリク。相手のキャプテンの小豆沢という選手にも気をつけたほうがいい」

マリク「小豆沢…というと、向こうのI番だね。一応MFで登録されているみたいだけど。
    うん、分かった。彼と当たるときはなるべくブーストを使って切り抜けるようにしてみるよ」

森崎「ああ、頼んだ。それと、どうしてもきついと判断したら奴を避けるように進める戦術も考えておいてくれ」

マリク「オッケー。任せといて」

新田の他に、小豆沢にも注意を割くようにと念入りに伝えてから森崎たちアリティア選抜は円陣を組んだ。

森崎「よし、いこう!いこうぜみんな!このオープニングゲームを勝利で飾ろうぜ!」

一同「「「「「「「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」」」」」」」」

633 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 01:53:21 ID:???
〜フースバル控え室〜


陽子「さーて、いよいよこの時がやって来ちゃいましたか…」

南武フースバルのマネージャーであり、監督業も営む日本サッカー協会の派遣員である片桐陽子。
彼女は兄の宗政の指示によりこの大会の全記録を任されており、アカネイア大陸のサッカー事情、
さらには一部の者にしか伝えられていない、協会の極秘の任務も行うことになっていた。

陽子「(ついに開催される日本のプロリーグ。大手の海外リーグにも肩を並べるほどの
   地盤を創り上げるためにもこの大会、無様な結果で終わる訳にはいかないわね)」

プロクラブを経営する会社の規模や、サッカーに対する理解と熱意により、チーム力は大きく左右される。
プロ選手たちはその狭間で凌ぎを削り合い、栄光の日本一、きってはワールドクラブカップという大舞台目指して戦うことになっていく。
問題はそのリーグ戦の内容だ。あまりにもチームの戦力に差が出来てしまったり、
陽子としては見応えのある守備の応酬が映える試合ばかりでは一見の観客が興味を失いかねない。

陽子「(フースバルは他のクラブと見比べてどうしても年齢も若く、総合力に劣っているわ。
   でも、サッカーの試合はそんなものだけで左右されない、
   何があるか分からない楽しい物だってことを証明するためにも――)」

せめて一勝。あの黄金世代と称される選手たちを苦しめてきた選手たちが集まるこのアリティア選抜には勝っておきたい。
いや、フースバルの選手たちはそんな小さいことなど考えてはいないだろう。
自分たちの力を信じ、そして勝利を勝ち取るためにと厳しい練習に励んできたのだから。

陽子「みんな、よく聞いて。ミーティングを始めるわよ」

ここからは『監督』としての仕事だ。陽子は普段のおちゃらけたムードをオフにして、
張り詰めた空気を纏うとホワイトボードにペンを当てていく。

634 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 01:55:15 ID:???
陽子「アリティア選抜はサッカー歴も浅く、そのほとんどが若い選手で構成されているわ。
   でも、油断してはダメよ。キーパーの森崎くんを始め、マルスくんやアベルくんは
   去年の全日本ユース特別合宿でその実力を十二分に私達に知らしめてくれたことは記憶に新しいでしょう?」

早田「へっ…あの時受けた悔しさは、そう簡単にぬぐい去れるものじゃありませんぜ」

石崎「おうともさ。今度こそあの二枚目共に一泡吹かせてやりてぇぜ!」

新田「それで、今回はどんな布陣で挑むんですか?」

陽子「今回のフォーメーションはこれよ」


フォーメーション設定→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→普段と同じく3-5-2のカウンタータイプで行くわよ!
スペード・クラブ→3-4-3の攻撃的布陣で行くわよ!
JOKER→陽子「突然だけど、今日付けで新加入した選手を紹介するわ」

635 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 02:00:21 ID:???
フォーメーション設定→ クラブ6

636 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 02:27:16 ID:???
フォーメーション設定→ クラブ6
スペード・クラブ→3-4-3の攻撃的布陣で行くわよ!


−−−@−−− @土屋
−−−−−−−
B−−C−−A B木村 C石崎 A早田
−−−−−−−
−−−−−−−
E−−−−−D E田中 D輝林
−−I−G−− I小豆沢 G大森
−−−−−−−
−−−−−−−
F−−H−−J F小林 H新田 J栗栖


陽子「基本は小豆沢くんを中心に攻撃を組み立ていって、新田くんや栗栖くんにシュートを打たせていって。
   相手の出方にもよるけれど、サイドが手薄と感じたら小林くんのクロスも使っていくわよ。
   早田くんも、チャンスがあれば積極的にオーバーラップを狙ってみて」

小豆沢「ふむ、シュート合戦に持ち込むということか」

早田「森崎の唯一つけ込める弱点といえばスタミナだからな。
   とにかく数打ってバテさせることさえ出来れば、勝機は見えてくると思うぜ」

新田「あの人からゴールを奪うのは難しいですからね。とにかく攻撃権をなるべく持続させるようにしましょう」

栗栖「この日のために開発したあの新シュートを試すには絶好の相手だな」

石崎「お?やる気充分って感じだな。アリティア選抜はお前と同い年の連中も多いらしいからな、負けてらんねぇよな?」

637 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 02:28:35 ID:???
栗栖「はい!新田さんのマークが厳しい時は俺がなんとかしてみせます」

陽子「(黄金世代以降の選手のレベルが著しく下がっていると言われているけれど……
   彼のように高騰していく日本のサッカーレベルについてきてくれる若い子もいる。
   U-15の世界大会でベストイレブンに選ばれた君の実力……期待してるわよ)」

栗栖「(俺の実力が何処まで通じるか……この緊張感、あの大会以来だな……)」

あの大会はまさしく熱戦に続く熱戦だった。栗栖は数カ月前に行われたあの大会をまるで昨日の出来事のように思い出していた。


新世代の芽吹き→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→世界jrユース大会で共に優勝を果たした最高の仲間たちのことを思い出していた
スペード・クラブ→世界jrユース大会で惜しくも準優勝だったが気の合う最高の仲間たちのことを思い出していた
JOKER→ダイヤ・ハート+その時のチームメイトが今日付けでフースバルに入団することになっていたのを思い出した

638 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 02:28:58 ID:???
新世代の芽吹き→ ダイヤ10

639 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 02:29:49 ID:???
森崎が高く評価されればされるほど、
「この後メッキがはがれるんだろうなあ」と鬱になるでござる。
早く戦闘にならんかな、そしたら活躍できるのに

640 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:07:58 ID:???
>>639
ネガティブ思考ばっかりじゃダメですよ!前向きに戦って行きましょう!
森崎のセーブ力は高いので、カード運が酷くなければなんとかなるとは思います。
あとはどれだけDF陣でシュートを打たせずに食い止めるかですね。
============
新世代の芽吹き→ ダイヤ10
>ダイヤ・ハート→世界jrユース大会で共に優勝を果たした最高の仲間たちのことを思い出していた



栗栖「(あの試合……ブラジルjrユースとの戦い以来だ。この胸の高鳴りは…!)」



世界jrユース世界大会。記念すべき第1回大会を森崎率いる全日本jrユースが制してからはや4年。
既に5回目となったこの大会では、所謂『谷間の世代』と呼ばれる選手たちが戦っていた。
だが、シュナイダーやディアス、ピエールなどのいまや世界的な選手たちが揃う
『黄金世代』と同年代の選手たちのレベルが高すぎたのだ。比べる相手が悪すぎたと協会の誰もがわかっていた。

しかし。この大会は思わぬ所で多くの観衆から注目されることになる。
特に注目の的となったのはイタリアjrユース代表キャプテンのエドゥアルド。
第1回大会では出場を辞退していたブラジルユースのエースであるシニョーリ。
そしてこの大会で見事優勝し、2回目の世界一を掴んだ全日本jrユースのストライカーであった栗栖。
さらにはこの時のjrユースのキャプテンを務めていた島崎、ゴールを死守していた飯塚など
ある人が言うには『黄金世代』にも匹敵すると言わしめるほどの高い実力を誇っていたのだ。

 ガ キ ィ ッ ! !

放送「と、止めた〜〜っ!!前半あっという間にハットトリックを決めたはずの
   ブラジルの怪物シニョーリくんのシュートがこの後半では一本も決まりません!
   全日本の新たな守護神、飯塚くんがまたしても鋭いセービングで防ぎましたァ!」

641 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:09:58 ID:???
飯塚「貴様の動きは既に見切った!もうこの試合、貴様の好きにはさせんぞ!」

シニョーリ「(くっ…ムカつく〜!なんで俺のシュートがこうも入らないんだ。調子がわるいのか?)」

島崎「総員聞けぇ!残り5分だ!このまま延長に持ち込まれては危険だ。一気に勝負を決めにいけェ!」

こぼれ球を確保しようとしたブラジル選手を豪快に吹き飛ばし、キャプテンの島崎が声高らかに指示を出す。

島崎「今だ栗栖、決めてこい!」

ドギュッ!バシィッ!

放送「さァ、ここで島崎くんの力強いパスが栗栖くんに繋がる!全日本、勝ち越しのチャンスかー!?」

栗栖「絶対勝つ!絶対…!来いシニョーリ!前半の借りを返してやるぜ!」

シニョーリ「へへん、ボールをよこしなヘボ野郎!」

栗栖「俺は負けん!俺を信頼してボールを託した皆の期待を……これ以上裏切るわけにはいかないんだぁぁぁぁ!!」

ドガアァツ!!

シニョーリ「なにィ……ぐわああぁぁぁっ!?」

放送「出たァ!栗栖くんの強烈なミドルシュート!これまで圧倒されてきたシニョーリくんを吹き飛ばし
   ゴールに向かってぐんぐん突き進んでいく〜〜〜っ!!」

シニョーリ「(な、なんだこいつのシュート……奇妙な回転が掛けられてて……?)」

ギュルルルルル!ズバァッ!!ドガッシャアアッ!!

642 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:11:07 ID:???
ピッピッピィィィーーーーーーッ!!

放送「決まった〜〜〜っ!!4対3!栗栖くんのシュートがブラジルのゴールを突き破る!
   後半からの怒涛の4得点でついに逆転!そしてここで試合終了のホイッスルだ〜〜〜っ!!」

陽子「すごい…!あの子たちの力は、来年から開催される日本のプロリーグの発展の大きな支えとなるわ!」

だがそれだけの注目を浴びた彼らを海外のスカウトが目を付けないわけがなかった。
大人顔負けのフィジカルを持ち、多くのエースを封じ込めてきた名アンカー島崎は
アルヘンチノス監督のバルバスに強引に引きぬかれていき、
『鉄の爪』の異名を持ち、様々なシュートを防いできた守護神飯塚も
現在最も実力が盛んと言われるイタリアのスカウトの声がかかった。
そして栗栖もブラジル行きの話が濃厚だったが、天涯孤独の身だった彼を引き取り世話をしてくれた
教会を兼任する孤児院を飛び出して異国の土地に旅立つ決心はつかなかった。

栗栖「(俺をここまで育ててくれた教会のみんなをこのまま残してブラジルへは行けない。
   だから俺はこのチームを優勝させてあの日向小次郎のように巨万の富を手に入れるんだ)」

栗栖のあこがれの選手である日向小次郎。彼はサッカーの実力と
その巧みな処世術で貧民層の住民から社長業へと華麗なる転身をしていた。
栗栖は彼の成り上がり人生にある種の崇拝のような感情を抱くほどに日向のことを尊敬していた。
もっともこれは彼に手渡された『大地のオーブ』による『変化』の力による影響なのだがそれを知る人物は少ない。

栗栖「(日本のサッカーレベルは年々上がっている。日向さんや翼さん、森崎さんたち黄金世代の選手たちの功績だ。
   だから俺はこのフースバルというチームで戦う。日本のクラブでも世界と戦えるんだってことを証明するためにも。
   黄金世代に続く新たな伝説の時代を築いていくためにも!俺は絶対に活躍してみせる!)」

643 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:12:33 ID:???
瞳を閉じればあの激闘を共に制した心強い仲間たちの顔が思い出されていく。
海外クラブで夢を掴むため闘う者。高校サッカーで力を蓄える者。
そして自分のように日本リーグのプロ選手として新たな道を切り開こうとする者。
彼らと再び出会うとき、胸を張って自分を誇れるためにもこの大会を優勝で飾りたいと栗栖は強く決意した。

陽子「さァ、そろそろ試合が始まるわ。これからの大会の流れを左右する大事な第一戦よ。気合を入れて行きましょう!」

小豆沢「南武フースバル!」

一同「「「「「「「「「「「「「ファイオウッ!!!」」」」」」」」」」」」




アンナ「さァ、おまたせ致しました。既に両チームともミーティングを終えて
    現在両キャプテンによるコイントスが行われている模様です」


コイントス→! dice

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

奇数→アリティアのボールから
偶数→フースバルのボールから

644 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 20:13:33 ID:???
コイントス→ 5

645 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:43:09 ID:???
・アリティア選抜(オーソドックス/4-3-3/指揮レベル11+監督補正2)
Jトーマス(1) 440/440 +16 ライアン(2)ジョルジュ(1)
Iマリク    540/540 +18 エリス(3)マルス(1)森崎(1)
Hカイン(1)  580/580 +16 アベル(2)マルス(1)
Gライアン   460/460 +21 トーマス(2)ルーク(1)ロディ(1)クリス(1)カタリナ(1)セシル(1)森崎(1)
Fシーダ(1)  440/440 +18 マルス(4)オグマ(1)
Eロディ(1)  580/580 +19 ルーク(1)クリス(1)セシル(1)ライアン(1)カタリナ(1)森崎(1)
Dカタリナ(3) 460/460 +20 クリス(2)カタリナ(1)ロディ(1)ルーク(1)ライアン(1)森崎(1)
Cクリス(1)  560/560 +20 カタリナ(2)セシル(1)ロディ(1)ライアン(1)ルーク(1)森崎(1)
Bセシル(1)  400/400 +19 クリス(1)カタリナ(1)ロディ(1)ルーク(1)ライアン(1)森崎(1)
Aルーク    500/500 +19 ロディ(1)クリス(1)ライアン(1)セシル(1)カタリナ(1)森崎(1)
@森崎(2)   430/430 +19 マルス(2)アベル(2)クリス(1)カタリナ(1)
============
Kマルス(2)  460/460 +21 シーダ(4)森崎(2)マリク(1)エリス(1)
Lアベル(2)  640/640 +18 カイン(2)森崎(2)マルス(1)
Mオグマ(1)  500/500 +15 シーダ(1)森崎(1)
Nジョルジュ(2)600/600 +14 トーマス(1)
Oエリス(1)  520/520 +17 マリク(3)マルス(1)

646 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:44:38 ID:???
・南武フースバル(3-4-3/指揮レベル9+監督補正2)
J栗栖(1)   540/540 +17 小豆沢(1)新田(1)早田(1)石崎(1)臼田(1)蜂谷(1)
I小豆沢(3)   680/680 +15 栗栖(1)新田(1)早田(1)石崎(1)
H新田(2)   580/580 +16 栗栖(1)小豆沢(1)早田(1)石崎(2)
G大森     500/500 +12 小豆沢(1)
F小林     500/500 +12 小豆沢(1)
E田中     500/500 +12 小豆沢(1)
D輝林     500/500 +12 小豆沢(1)
C石崎(1)   620/620 +17 早田(2)新田(2)栗栖(1)小豆沢(1)
B木村     500/500 +12 小豆沢(1)
A早田(2)   620/620 +16 石崎(2)新田(1)栗栖(1)小豆沢(1)
@土屋     500/500 +12 小豆沢(1)
============
K臼田     460/460 +13 小豆沢(1)栗栖(1)
L蜂谷     460/460 +13 小豆沢(1)栗栖(1)
M坂本     500/500 +12 小豆沢(1)
N新井     500/500 +12 小豆沢(1)
O浜田     500/500 +12 小豆沢(1)

647 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:46:13 ID:???
失礼しました。チーム表の前に先にこの文が入ります。

コイントス→ 5
>奇数→アリティアのボールから


森崎「ボールもらいます」

小豆沢「では、こちらのコートを」

刻一刻と迫り来る試合開始を前に、穏やかながらも張り詰めた緊張感が二人の間を巡っていた。

小豆沢「新田たちから聞いていたマルスくんやアベルくんの姿が見えないが…これは主力を温存ということなのかな?」

森崎「どう捉えてもらっても結構ですよ。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれませんし。
   (うぐぐ……ジェイガンさん、本当に大丈夫なんでしょうね、このメンバーで……)」

小豆沢「僕達フースバルは見たとおり若いチームだ。だから後先のことは考えず目先の一勝を取りに行く。
    手加減は無用だよ。さァ、楽しいゲームにしようか!」

小豆沢の顔は純粋に勝負を楽しもうとする快活な表情をしていた。
そしてそれは絶対に勝利してみせるという強い意思の現れでもあった。

森崎「(気をつけろ。この男、見かけ以上に危険だ。俺の本能がそう告げている……)」

数刻睨み合った後、森崎は自陣のゴールマウスへと駆けていき
小豆沢も隣のポジションの大森に近づきながら作戦を指示していく。

ニーナ「ここで両チームのスターティングメンバーを紹介します。
    えーっと……アンナさん。このボタンでよろしかったですか?」
>>645-646

648 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 20:47:23 ID:???
・南武フースバル(3-4-3/指揮レベル9+監督補正2)
−−−@−−− @土屋
−−−−−−−
B−−C−−A B木村 C石崎 A早田
−−−−−−−
−−−−−−−
E−−−−−D E田中 D輝林
−−I−G−− I小豆沢 G大森
−−−−−−−
F−−−−−− F小林
−−−H−−J H新田 J栗栖
===○===
−−−H−−− Hカイン
J−−−−−F Jトーマス Fシーダ
−−−−−−−
−−−I−−− Iマリク
E−−−−−G Eロディ  Gライアン
−−−−−−−
−−−C−−− Cクリス
B−−−−−A Bセシル  Aルーク
−−−D−−− Dカタリナ
−−−@−−− @森崎
・アリティア選抜(4-3-3/指揮レベル11+監督補正2)

649 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 21:20:33 ID:???
シェスター「おーい、こっちの席がよさそうだぜー」

マーガス「ああ、今そっちに行く。おっとと、それにしてもすごい人だかりだなァ」

???「この大陸の人達は娯楽に飢えてるの。サッカーという新たな文化に興味を抱かずにはいられないのよ」

ビクトリーノ「うん?アンタは確か…」

ほぼ満員の観客席の中、ビクトリーノたちブレーメントリオの前に現れたのは、
今大会特別解説者として招待されたニーナと共にアカネイアからやってきたミディアたちだった。
宮廷女官のリンダや、重騎士団長のホルスなどもやってきている。

ミディア「久しぶりねビクトリーノくん。2年ぶりくらいかしら?」

ビクトリーノ「だいたいそんなくらいっすね。ミディアさんも相変わらずお綺麗で」

ミディア「大人をからかわないの。そちらの二人はお友達かしら?」

ビクトリーノの背後にいたシェスターたちを除きこむミディアの手を、非常に慣れた手つきで素早く取る者がいた。
その類まれなる美貌で、多くの婦女子を虜にしてきたドイツの魅惑のプリンスことシェスターその人である。

シェスター「初めまして。ボクはフランツ・シェスター。今日この日の出会いを神に感謝して…」

マーガス「こらこら。失礼にもほどがあるだろ」

マーガスがため息を吐きつつシェスターの首根っこを引っ張る。ここまでがブレーメンコンビの定番のやりとりである。

マーガス「(これからはさらにビクトリーノも見張らなきゃいけないのか。先が思いやられるなぁ…)」

ミディア「はは…愉快な人達ね。ここで会ったのも何かの縁だろうし、一緒に応援しましょうか」

650 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 21:21:46 ID:???
マーガス「え?宜しいんですか?(よく見ると綺麗な人だなぁ…シェスターが飛びつくのも分かる気がする)」

ミディア「いいのいいの。大勢で応援したほうがきっと盛り上がると思うし」


ピイイイイィィィィッ!!

こうして観客席で新たな邂逅が果たされている最中、第2回アリティアカップのオープニングゲームの開幕の笛が鳴らされた。

マリク「よし、みんな落ち着いて行こう!」

アンナ「さァいよいよ始まりました。アリティア対フースバルの開幕試合!
    本日アリティアの司令塔を任されているのはカダインで魔導の教師を務めているマリクくんですね」

ニーナ「はい。彼は前大戦でも優れた魔法で大活躍してくれました。
    ですが、ブーストだけではなく以外にも動けるのが彼の長所でもあるんですよね」

マリク「(さーて、まずは何処から仕掛けていくかな?セオリーでは右サイドからのシーダ様の突破か。
     あるいはカインかトーマスのパワーで力押ししていくか……)」



司令塔マリク→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→シーダ様の俊足で右サイドを抜けてもらおう
スペード→カインのドリブルで正面から蹴散らしてもらおう
クラブ→FWが前線に上がるまでしばらく中盤でボールを回そうか
JOKER→エリス「マリク〜頑張って〜!」ベンチからの声援がマリクを発奮させて…?

651 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:22:13 ID:???
司令塔マリク→ スペードJ

652 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 21:31:58 ID:???
司令塔マリク→ スペードJ
>スペード→カインのドリブルで正面から蹴散らしてもらおう


マリク「ここは景気よく行ってもらいますか。それっ!」

ばこっ!

カイン「任されたぜ!行くぞフースバル!」

ズダダダダッ!

アンナ「マリクくん前線にボールを浮かせる!そしてこのパスを受け取るのは
    アリティアのCFのカインくん!そのパワーは王宮騎士団でも屈指のものと言われています」

カイン「やあやあ我こそはアリティア選抜のストライカーカイン!このボールが欲しければかかってこい!」

大声で名乗りを上げながら、豪快なドリブルで切りこんでくるカインに対しフースバルは新田がチェックに向かう。

新田「良い攻撃は良い守備から生まれる!あの特別試合で俺は学んだんだ!」

カイン「押し通る!怪我をしたくなくば退けェ!」

653 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 21:33:42 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

カイン→! card+ ドリブル31=
============
新田→! card+ タックル34=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カインが突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(トーマスがフォロー)(シーダと栗栖が競り合い)(小林がフォロー)
≦−2→新田がボールを奪う

【補足・補正】
カインのカードがダイヤ・ハートで『猛牛ドリブル』で+3(吹っ飛び2)
新田のカードがダイヤで『隼タックル』で+2
その他は>>11を参照してください。

654 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:34:10 ID:???
カイン→ ハート10 + ドリブル31=

655 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:34:23 ID:???
カイン→ ハートJ + ドリブル31=
やっぱ新田強いなあ

656 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:37:19 ID:???
新田→ ダイヤ2 + タックル34=

657 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 21:52:50 ID:???
>>655
カインのドリブル値がそれほど高くないというのもあるのですが、
第1部のJOKERでアルシオンと既に友情を結んでるのが大きいですね。
============
カイン→ ハート10 + ドリブル31+(猛牛ドリブル+3)=44

新田→ ダイヤ2+(有利+2) + タックル34+(隼タックル+2)=40>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カインが突破!
※カインに20の経験値が入ります
============
新田「パワーにはスピードで対抗できる!」

ヒュッ…ズシャッ!

素早くカインの死角に潜り込み、サイドから掠め取るように足を伸ばす新田。
対するカインは小細工は使わずに力強く地面を蹴った。

カイン「舐めるな!そんな程式が何でもかんでも通用すると思うなァ!!」

ドガァッ!!

新田「ぐああっ!?」

栗栖「新田さんが!?」

小豆沢「(新田は前線の守備も安心して任せられる選手だった。そこを抜いてくるとは……)」

マリク「(どうやら選択は正解だったようだね。この調子で頼んだよカイン!)」

658 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/12(水) 21:54:24 ID:???
パワープレイによる中央突破はその迫力以上に相手側にプレッシャーを与える。
そういった精神的な攻撃もそうだが、競り勝つことで体力を奪うことこそがこの戦術の狙いだった。

アンナ「カインくんの直線的ドリブルが新田くんをはじき飛ばす!
    そのままカインくんはみるみる速度を上げて突き進む!」

小豆沢「大森、左側から頼む。俺は右側から仕掛ける」

大森「分かりましたキャプテン!」

カイン「行けるところまで行ってやる!どけどけどけェ!!」


先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

カイン→! card+ ドリブル31=
============
小豆沢→! card+ タックル34+(人数補正+2)=
大森→! card+ タックル28+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カインが突破!(奇数:さらにドリブル前進 偶数:一旦止まり周囲を見渡す)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(トーマスがフォロー)(シーダと栗栖が競り合い)(小林がフォロー)
≦−2→フースバルがボールを奪う

【補足・補正】
カインのカードがダイヤ・ハートで『猛牛ドリブル』で+3(吹っ飛び2)
その他は>>11を参照してください。

659 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:55:30 ID:???
カイン→ ハート8 + ドリブル31=

660 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:56:06 ID:???
小豆沢→ ハートA + タックル34+(人数補正+2)=
大森→ ハート9 + タックル28+(人数補正+2)=



661 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:56:35 ID:???
小豆沢→ クラブ2 + タックル34+(人数補正+2)=
大森→ ダイヤQ + タックル28+(人数補正+2)=
うーん、これは本気でカインが頼りになる能力ではないってことだな。
何とか前半を乗り切ってマルスとアベルを出したいが…

662 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 21:57:08 ID:???
よし!その調子でキープレイヤーのガッツをガンガン削ってくれ

663 :森崎名無しさん:2011/10/12(水) 22:02:22 ID:???
カインの引きに期待が持てそうだ

664 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 00:57:42 ID:???
能力的にはカインより大陸一さんの方が攻防両面で高いんだよね
ただあの人は支援が殆どないのが欠点…

665 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 15:58:03 ID:???
俺は最初からカインを信じていたよ

666 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/13(木) 23:12:40 ID:???
>>661
第七小隊組の力試しがジェイガンの狙いなので、
それが果たされるか劣勢が続かなければ選手交代はあまり希望できませんね。
>>662-663
第1部ではイマイチだった彼も、第2部ではエースの座に君臨できるかもしれません!
>>664
ジョルジュは仮にも上級職ですからね。その分伸びしろは少ないですが…
>>665
せっかくの実力をカードの引きで台無しにしてる何処かの誰かさんも忘れないであげて!
============
カイン→ ハート8 + ドリブル31+(猛牛ドリブル+3)=42

小豆沢→ ハートA + タックル34+(人数補正+2)=37>吹っ飛び
大森→ ハート9 + タックル28+(人数補正+2)=39>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カインが突破!一旦止まり周囲を見渡す
※カインに20の経験値が入ります
============
今でこそアリティア王宮騎士団の中心人物であるカインだったが、
2年前の前大会当時、彼はこの場にいなかった。
ワーレン沖での戦いで火竜の火のブレスで焼かれて力尽きたからである。
彼は生き返ったあとアベルから大会の顛末を聞き、この大会に参加できなかったことを心から悔やんだ。

カイン「(俺は今燃えに燃えている!アリティアの民よ、俺の姿を見ろ!
    王宮騎士団筆頭カインの心は今最高潮に高ぶっているのだから!)」

左右から、そして前後から投げかけられる地元民たちの声援がカインに更なる力を与える。
二人がかりの強烈なプレスもなんのその、自慢のパワーで強引に中央突破を仕掛ける。

カイン「俺の異名はアリティアの『猛牛』だ!近づくものは誰だろうと跳ね飛ばす!!」

667 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/13(木) 23:14:15 ID:???
ボゴッ!ドガガッ!!

小豆沢「うぐっ!?(なんてフィジカルの強さだ!?並の人間の比じゃないぞ)」

大森「ぎゃあっ!?(こ、こんなあっさり抜かれるなんて…!)」

アンナ「カインくん絶好調!並み居る3人のフースバルの選手を次々蹴散らしドリブル前進!
    さァ、順調にゴールへと近づいていますがここからどう攻めるのか!」

カイン「(ゴールまで30mってところか。一応シュートを打てる位置ではあるが、さすがにきついか?)」

右サイドにはシーダが、左前方にはトーマスが手を上げつつ走り込んでいる。
フースバルのDF陣は手薄。縦パスを上げて競り合わせるのも一つの手だ。
もちろんこのまま直進してさらに攻撃に厚みを増やすのも悪くはない。

森崎「(早速先制点のチャンスか?よーし、ここらで指示でも出しておくか?)」


☆どうしますか?

A 右サイドのシーダに流してセンタリングを上げてもらえ!
B トーマスにアーリークロスを上げてシュートを打たせろ!
C トーマスにパスを上げてポストプレイをさせろ!
D 今のお前ならいける!そのままドリブルで突き進め!
E ゴールが見えたなら打て!ミドルシュートだ!
F 後ろのマリクに戻してカインはPA内に切りこむんだ!
G 来い!俺に持って来い!オーバーラップだ!
H カインの判断に任せる
I 無様に倒れている新田や小豆沢を挑発しよう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

668 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:15:44 ID:w6h7vVMw


669 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:16:06 ID:AcvBof3A
D
猛牛とことん見せてくれ

670 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:16:12 ID:qxf+iNLQ


671 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:25:26 ID:wPKX5tzs
C
まずはやらせてみようか

672 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/13(木) 23:39:52 ID:???
>C トーマスにパスを上げてポストプレイをさせろ!


森崎「カイン、前方に上げろ!トーマスに合わせるんだ!」

カイン「分かった!それ、頼むぞ!」

バコッ!シュルルルル……

トーマス「(お、早速特訓で鍛えた俺様の『技』のご披露の機会がやってきやがったぜ)」

もともと弓兵は技に長けており、中盤からのパスや前線でのポストプレイなどが得意である。
しかしトーマスは力重視の能力をしており、こういったトリックプレーは殆どやってこなかった。
だが、ライアンとの特訓により自分の足りない部分をもう一度見つめ直す機会が出来た。

トーマス「見せてやらァ!これが生まれ変わった俺様のプレイだ!」

アンナ「ここで縦へのクロスが上がる!トーマス君が頭で合わせに行くが、木村くんと石崎くんが競り合いに向かう!」

石崎「やらせっかよぉ!」

木村「石崎、張り切るのはいいがファールには気を付けろよ!」

トーマス「(シーダ姫の足の速さなら多少遠くへ飛ばしても飛び込んでくれる。いけェ!!)」

673 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/13(木) 23:41:49 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

トーマス→! card+ ポストプレイ33=
============
石崎→! card+ クリアー38+(人数補正+2)=
木村→! card+ クリアー31+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シーダにフリーでボールが渡る!シュートを撃つぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(シーダがフォロー)(シーダと早田が競り合い)(早田がフォロー)
≦−2→フースバルがボールを奪う

【補足・補正】
トーマスのカードがダイヤで『キラーパス』で+4(吹っ飛び2)
その他は>>11を参照してください。

674 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:42:39 ID:???
トーマス→ クラブ5 + ポストプレイ33=

675 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:45:04 ID:???
石崎→ クラブ9 + クリアー38+(人数補正+2)=
木村→ ダイヤK + クリアー31+(人数補正+2)=

676 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:45:09 ID:???
石崎→ スペード6 + クリアー38+(人数補正+2)=
木村→ スペード8 + クリアー31+(人数補正+2)=

677 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:46:35 ID:???
ポストプレイは無理ゲー、というのがわかっただけよしとするか。

678 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:48:38 ID:???
ドリブル突撃が石崎のオウンゴールに期待するか……

679 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/13(木) 23:54:22 ID:???
>>677
技と武器レベルの数値が高いキャラならお手軽にフリー補正を得られるコマンドなので覚えておいてくださいね。
>>678
石崎の『大チョンボ』が消滅するまであと4点しかありませんからね。急げー!
============
トーマス→ クラブ5 + ポストプレイ33=38>反則発生

石崎→ クラブ9 + クリアー38+(人数補正+2)=49

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→フースバルがボールを奪う
============
早田のマークを逃れてゴール前に走りこもうとするシーダに合わせてボールを落とそうとするトーマス。
しかし、ブラジルで揉まれてこの世代では屈指のディフェンス力を身につけた石崎のクリアーがいち早くボールを外に掻きだす。

トーマス「ぐっ…なろぉ!!」

ガゴッ!!

石崎「いでぇ!!」

空中での競り合い時、トーマスの肘が石崎の綺麗に刈り上げた頭を激しく撃つ。
ここで審判は笛に口を当てる。が、このまま流せばフースバルのカウンターとなり
アドバンテージを与えるということも頭をよぎった。

流すか止めるか→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→反則は流す。フースバルの反撃だ!
スペード・クラブ→トーマスの反則の笛を吹く!

680 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:54:52 ID:???
流すか止めるか→ ダイヤ8

681 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/14(金) 00:03:37 ID:???
流すか止めるか→ ダイヤ8
>ダイヤ・ハート→反則は流す。フースバルの反撃だ!
============
石崎「へっ!これくらいの競り合いはサンパウロじゃ日常茶飯事だったぜ!そーらよっ!」

審判「(と、本人も元気そうだしここは流しても良さげだな)」

バコッ!

アンナ「ここは石崎くんが頭で押し返す!弾かれたボールは田中くんが抑えました」

田中「よっしゃ!今度はこっちの番だぜー!」


流すか止めるか→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→右サイドを走る小林にパスをしてサイドアタックを仕掛けさせる
ハート→小林とワンツー攻勢で速攻を仕掛ける
スペード→このまま自分がドリブルで持ち込む!
クラブ→中盤の体制が整うまでボールをキープ
JOKER→田中「前野、井沢!稲中トリオの力を見せてやろうぜ!」……どちら様?

682 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:04:44 ID:???
流すか止めるか→ クラブ9

683 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/14(金) 00:13:46 ID:???
流すか止めるか→ クラブ9
>クラブ→中盤の体制が整うまでボールをキープ


田中「(うちの攻撃はキャプテンの小豆沢さんが中心だ。あの人の体制が整うまで無理には攻めないぞ)」

ババッ!

アンナ「フースバル、ここは冷静に自陣でパスを出しあって攻撃の機会を伺います」

マリク「(仕切りなおしってわけか。臨むところだよ)」

しばらくパスを回していたフースバルだったが、突如小豆沢がマリクのマークを離れて前に飛び出す。

田中「よし、ここだ!」

マリク「くっ、通してたまるか!」

田中の蹴り足からボールの軌道を予測して、マリクは体を投げ出してカットに向かう。

684 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/14(金) 00:14:48 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

田中→! card+ パス27=
============
マリク→! card+ カット32=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→小豆沢にボールが渡る
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(小林がフォロー)(小林とロディが競り合い)(ライアンがフォロー)
≦−2→マリクがボールを奪う

【補足・補正】
その他は>>11を参照してください。

685 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:15:18 ID:???
田中→ スペード3 + パス27=


686 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:15:21 ID:???
田中→ クラブ3 + パス27=

687 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:15:27 ID:???
田中→ クラブJ + パス27=

688 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:16:33 ID:???
マリク→ ダイヤ5 + カット32=

689 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/14(金) 00:25:36 ID:???
田中→ スペード3 + パス27=30

マリク→ ダイヤ5+(不利-2) + カット32=35

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→マリクがボールを奪う
※マリクに20の経験値が入ります
============
マリク「ボクの予想が正しければ…ここだね!」

バシッ!

田中「うっ…」

小豆沢「(線が細くひ弱そうに見えたが、思った以上に動きが機敏だ。少々見くびっていたか…)」

アンナ「ここでマリクくんがインターセプト!司令塔として的確な動きを見せています!」

ニーナ「マリク殿は魔導師という職業ながら優れた防御術を見に付けていますからね。当然の結果だと思います」

森崎「(今のところはやや優勢ってところかな。前半ももう10分経ったし、ここらで指示を飛ばしてみるかな)」

690 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/14(金) 00:26:56 ID:???
☆どうしますか?

A もう一度カインのドリブルで中央突破だ!
B ライアン経由でシーダまでボールを繋ぐんだ!
C ロディ経由でトーマスまでボールを繋ぐんだ!
D トーマスにロングボールを放って競り合ってもらえ!
E カインにロングボールを放って競り合ってもらえ!
F そのまま自分で持ち込むんだ!
G DFの誰かを上がらせてみようか
H マリクの判断に任せる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

691 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:43:54 ID:2IToljho
B

692 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:45:26 ID:nI2WcS+A


693 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:45:39 ID:L298FZbs
B

694 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/15(土) 01:17:45 ID:???
>B ライアン経由でシーダまでボールを繋ぐんだ!

森崎「マリク、右サイドを使っていくぞ。ライアンにつなげ!」

マリク「分かった!」

ポンッ!

ライアン「(き、来た!ボールがこっちに来た!)」

ジェイガン「(ライアン。お前の素質はジョルジュ将軍のお墨付きだという。
      この試合で見せてみろ。マルス様の近衛騎士として相応しき実力があるのかをな)」

森崎の指示を受けてやわらかなタッチで受け取りやすいパスを流すマリク。
その頃観客席ではブレーメントリオとアカネイア騎士団たちがここまでの試合展開を語っていた。

リンダ「やっぱりマリクは巧いわね。ブーストが使えるだけじゃなくプレイヤーとしても優秀だなんて…」

同じ魔道士としてライバル視しているだけでなく、どこか特別な感情も抱いているリンダは自然とマリクの姿を目で追っていた。
熱心な視線を向けるリンダを、アカネイアの高司祭ボアは穏やかな笑みを浮かべて語る。

ボア「ほほほ。我々もただの魔法台で満足するわけには行きませんな。
   魔道士だからと言って怠けていては貴重な味方の戦力が一人減ってしまうのですからなぁ」

ミディア「逆にもっと頑張って欲しいのはトーマスね。無理に技術的なことをしなくても持ち前のパワーを見せたらいいのに」

ホルス「補いたくなるものなんですよ。男として、劣る部分というものを見せたくないのでしょう」

シェスター「その気持ちは分かるな。下手な部分をそのままにしておくと何時までたっても改善が後回しになるからね。
      どんな状況になっても対応できるくらいの順応性は身に付けておきたいところだよね」

695 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/15(土) 01:19:28 ID:???
マーガス「俺のような一芸特化タイプは……やはりプロの世界では生き残りづらいのかな。
     地上からのシュートももう少しくらい鍛えておいたほうがいいだろうか」

ビクトリーノ「便利屋ってのは何時の時代も重宝されるものさ。特に消耗が激しいこの世界だとな」

ビクトリーノが古巣モンテビデオからブレーメンへと移籍してきた理由の一つに
OMFとしての経験を身に付けてくるというものがあった。
今のままではウルグアイA代表に自分の居場所はない。自分よりもドリブルもシュートも巧いプレイヤーがいるからだ。
だから彼らの足りない部分を補える新たな力が求められている。
その力を身につけるために、ブンデスリーガへとビクトリーノはやってきたのだ。

ビクトリーノ「……さーて、ここからはどんな展開になってくかね。目の覚めるようなゴールシーンを拝みたいもんだが」

マリクからのパスを受け取り、前を向きシーダの姿を確認するライアン。

ライアン「(今でも夢みたいだ。僕が……正騎士に昇格できるかどうかも微妙だった僕がこうして試合に出ているだなんて)」

自分一人だけ最終試験に落ち、事情があったとはいえ森崎からも匙を投げられてしまったあの状況からは信じられないことだった。
だが、今たしかにボールは自分の足元に収まっている。『パンサー』のロゴが入ったスパイク。
このスパイクを履いて、今まさにライアンはアリティア選抜の一員としてボールを繋げようとしているのだ。

ライアン「(ゴードン兄さん、僕は……僕は前に進みます。
     アリティア騎士団の一員として、兄さんに恥じないように立派にやっていきます!)」

だからどうか、見守っていてください。青い髪を揺らしライン際を走るシーダの前に立ちふさがるのは
フースバルのD番輝林。彼の頭上を越すパスを上げるためにライアンは新たな決意のもと、歯を食いしばり足を振り上げた。

ライアン「通れぇ!!」

輝林「こんな青臭いガキに通されるようじゃプロとしてやっていけん!もらった!」

696 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/15(土) 01:20:30 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

ライアン→! card+ パス34=
============
輝林→! card+ カット28=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シーダにボールが渡る
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りアリティアのスローイン)(大森がフォロー)(栗栖がフォロー)
≦−2→輝林がボールを奪う

【補足・補正】
ライアンのカードがダイヤで『ピンポイントパス』で+5
その他は>>11を参照してください。

697 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 01:20:52 ID:???
ライアン→ ダイヤQ + パス34=

698 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 01:20:52 ID:???
ライアン→ ダイヤK + パス34=

699 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 01:21:10 ID:???
輝林→ ハートA + カット28=

700 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 01:22:42 ID:???
なんという圧勝

701 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/15(土) 01:42:55 ID:???
>>700
この間の練習試合と比べると引きの良さがいいですね。この調子です!
============
ライアン→ ダイヤQ + パス34+(ピンポイントパス+5)=51

輝林→ ハートA + カット28=29

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シーダにボールが渡る
※ライアンに20の経験値が入ります


ククッ…ヒュインッ!

輝林「うぇ!?こ、この狭い所でカーブを…!」

下手をすればラインを横切っていたであろう、ぎりぎりのコースをいとも簡単に通すライアン。

ルーク「うっしゃあ!さすがライアン、ナイスパスだぜ!」

クリス「唯一得意なパスなら通用するはずって頑張って練習してたもの。とーぜんよ」

彼の苦難を共に乗り越えてきた仲間たちは得意げな笑みを浮かべる。
だが、誰よりもうれしかったのはライアン本人だろう。

ライアン「(いける…!僕だってやれるんだ!)」

アンナ「ライアンくんの正確なパスがシーダくんの足元に収まる!
    さァアリティア再び得点チャンスがめぐって参りました!」

シーダ「あとはここを突破できればセンタリングを上げられそうなんだけど……」

702 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/15(土) 01:44:31 ID:???
早田「そうは問屋が卸さないってな。久しぶりだな、勇ましいタックル持ちの姉ちゃん」

不敵な笑みを浮かべつつ、シーダの動きを制止するように睨みを効かせる早田が立ちふさがってくる。

シーダ「第1回大会のことね。あの時は散々苦しめられたけど……今回はそうはいかないわ!」

早田「へへっ、あの時とは立場が逆か。幸運だな。今度は俺の得意分野を思う存分味わわせてやるよ!」


先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

シーダ→! card+ ドリブル38=
============
早田→! card+ タックル40=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シーダが突破!(奇数:カインにセンタリング 偶数:トーマスにセンタリング)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りアリティアのスローイン)(石崎がフォロー)(大森がフォロー)
≦−2→早田がボールを奪う

【補足・補正】
シーダのカードがダイヤで『ロイヤルステップ』で+4
シーダのカードがハートで『グライダーステップ』で+3
早田のカードがクラブ以外で『カミソリタックル』で+2(吹っ飛び係数4)
その他は>>11を参照してください。

703 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 01:44:49 ID:???
シーダ→ ハート4 + ドリブル38=

704 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 01:45:14 ID:???
早田→ ハート2 + タックル40=

705 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 00:55:44 ID:???
シーダ→ ハート4 + ドリブル38+(グライダーステップ+3)=45

早田→ ハート2 + タックル40+(カミソリタックル+2)=44

【攻撃側】−【守備側】
=1→ボールはこぼれ球に。ラインを割りアリティアのスローイン
============
ザザッ!ババッ!

シーダ「くっ…なんて執拗なマークをしてくるの…?」

早田「俺はエースキラー早田誠。そう簡単に狙った得物は逃さねぇぜ」

どれだけ左右に揺さぶっても早田は少しもブレずに一定の距離を保ち続けている。
少しでも隙を見せればすぐさまボールを奪われかねない強いプレッシャーがシーダに襲いかかる。

シーダ「(横への動きがダメなら…)」

シーダは後退しつつボールを足裏で転がし爪先に乗せる。チップキックで上から避けようとする。
するとこれまで抜群の反応を続けてきた早田の動きが僅かに遅れた。

早田「ちっ!」

バスッ!

シーダ「あうっ!?」

アンナ「一瞬抜いたかに見えたシーダくんでしたが、ここは流石の守備を見せる早田くん!」

早田「(くそっ!これが次藤だったら縦の動きにも対応できてたんだろうがな…!)」

706 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 00:56:48 ID:???
ボールはこぼれ球になりラインを割る。まだマイボールだと気づいたシーダはすぐさま立ち上がりボールを拾う。

シーダ「(今一番近くにいるのは…)」


スローイン→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→直接PA内の味方に向かって投げ込む(奇数:カイン 偶数:トーマス)
ハート→マリクに渡して自分は急いでPA内に切りこむ
スペード→パスの得意なライアンに放る
クラブ→勢い良くオーバーラップしてきたルークに投げた
JOKER→シーダくんのスローインがフースバルのゴールに突き刺さった〜!(力ボーナス+フースバルのゴールキック)

707 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 00:57:30 ID:???
スローイン→ ダイヤ7

708 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 00:57:35 ID:???
スローイン→ クラブ3


709 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 01:05:55 ID:???
スローイン→ ダイヤ7
ダイヤ→直接PA内のカインに向かって投げ込む
============
シーダ「(待って。ひょっとしたらこれはセンタリングの代わりになるかも)」

タックルの反動からか、早田はまだ立ち上がっていない。今なら楽にPA内の味方にパスを送れるはず。
ただ足で蹴り込むのは手で放り投げるのに変わっただけだ。やってやれないことはない。

シーダ「せーのっ……だっ!!」

ビュワッ!!ぎゅいいいいいん!!

早田「なにィ!?」

アンナ「素早いリスタートからのスローイン。しかしこれは見事なロングスローですね」

ニーナ「手槍などの投擲技術を身につけているペガサスナイトらしいプレイですね」

土屋「くっ、なんて肩してんだよあの姉ちゃんは…石崎、木村!空中戦に備えろ!」

石崎「ガッテン!まかせんしゃーい!」

木村「この軌道……どっちだ?どっちで撃ってくる?」

710 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 01:07:12 ID:???
先着『1名』様で一気に判定をお願いします

石崎の読み→! card
木村の読み→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→カインへのパスを読みマークに付く
スペード・クラブ→トーマスのマークに付いてしまう
JOKER→なんとスローインを直接カット!

711 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:07:29 ID:???
石崎の読み→ ハート7
木村の読み→ スペード6

712 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 01:21:48 ID:???
石崎の読み→ ハート7→カインへのパスを読みマークに付く
木村の読み→ スペード6→トーマスのマークに付いてしまう
============
アンナ「シーダくんからのスローインに頭で合わせに行くのはカインくんだ!
    しかし石崎くんもしっかりと体を寄せて競り合いに向かうぞ!」

石崎「フリーじゃ打たせねぇよ!」

カイン「臨むところだ!俺の力を見せてやる!」

土屋「石崎、オウンゴールだけには気をつけるんだぞ!」

石崎「分かってるって〜!フラグになるから言わないでよ土屋さん!」

713 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 01:23:05 ID:???
先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

カイン→! card+ 猛牛ダイビンヘッド41=
============
石崎→! card+ クリアー38+(人数補正+2)=
============
土屋→! card+ 飛び出す35+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(トーマスがねじ込みに)(トーマスと木村が競り合い)(木村がフォロー)
≦−2→ブロック成功。ボールを奪った!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→カインの猛牛ダイビンヘッドがフースバルのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(トーマスがねじ込みに。ゴールは空っぽ)(マリクがフォロー。ゴールは空っぽ)(ラインを割りアリティアのCK)
≦−2→土屋がガッチリキャッチ

【補足・補正】
『猛牛ダイビンヘッド』(吹っ飛び係数2)
石崎のカードがクラブ4〜Aで『大チョンボ』でオウンゴールします
その他は>>11を参照してください。

714 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:23:41 ID:???
カイン→ ハートA + 猛牛ダイビンヘッド41=


715 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:24:25 ID:???
石崎→ ダイヤ2 + クリアー38+(人数補正+2)=

716 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:24:53 ID:???
土屋→ ハート4 + 飛び出す35+(人数補正+2)=
こりゃ駄目だ

717 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:41:12 ID:???
何というダイスバトル・・・

718 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 01:43:44 ID:???
>>716-717
そういうところは別にアベルに対抗しなくてもいいんですよカインさん!
============
カイン→ ハートA + 猛牛ダイビンヘッド41=42

石崎→ ダイヤ2+(有利+2) + クリアー38+(人数補正+2)=46


【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≦−2→クリアー成功。ボールを奪った!
============
石崎「(ん?思ったよりもこいつ、体の寄せ方が下手くそだぞ。これなら!)」

ガヅッ!!

カイン「どわっ!?」

アンナ「ああっ!石崎くんの圧力にあっさり場所を奪われるカインくん!シュートチャンスを逸してしまったァ!」

石崎「へへっ、どうしたどうした!こんなもんかよアリティア!」

バコッ!

森崎「ぐっ…石崎のくせに随分立派にセンターバックを務めやがって…」

頼りのカインのパワーも封じられてしまい、森崎は歯がゆい顔でフースバルゴールを見ていた。

森崎「(カインには悪いが今のがマルスやアベルだったら……くそっ!)」

ビクトリーノ「へぇ、あのオウンゴーラーも随分当たりが強くなったもんだ」

719 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 01:45:12 ID:???
石崎の助けで日本から1点奪った経験のあるビクトリーノは思わず口の端を持ち上げる。


アンナ「さて、石崎くんの弾いたボールは大森くんにわたります。フースバル、どう攻めていくのか」

ニーナ「フースバルはコントロールタワーの小豆沢くんを中心とした攻撃を得意としていると聞きます。
    守るアリティアは彼の動きに注意を払っておいたほうがいいですね」

大森「(さっきの小林からのキャプテンへのパスはあっさりカットされちまったんだよな。
   どうする?中盤で押されているというのならロングボールを放り込んでみるのもありか?)」



大森の判断→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→いや、やはりうちは小豆沢さんを起点にした攻め方が一番だ。小豆沢にパス
スペード→さっきのミスを取り返してこい!小林にパス
クラブ→色んな攻め方を試してみないとな!(奇数:新田に 偶数:栗栖に)ロングボールを放る
JOKER→数日前。彼は森崎もよく知る謎の水により不可思議な力を得ていた…

720 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:46:18 ID:???
大森の判断→ スペード3
というか石崎、異常に伸びてないか? カインが弱いだけ?

721 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:46:59 ID:???
大森の判断→ ハートJ


722 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 01:54:49 ID:???
>>720
本来はもっと指揮レベルや支援があるはずだから

723 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 02:00:31 ID:???
>>720
石崎は周りに比べて支援も高めですからね。速さや技が低い分、DF技能に特化しているんです。
>>722
カインにはドーガとの支援もあったりと単純な実力だけでは勝負ができないのがこのスレの特徴なんですよね。
============
大森の判断→ スペード3
スペード→さっきのミスを取り返してこい!小林にパス


大森「ここはサイドから攻めさせるか。小林、名誉挽回のチャンスだぜ!」

小林「お、おう!」

アンナ「ボールは大森くんから小林くんへ。これがホントのグリーンカットパスですね」

ニーナ「えーと、ここは突っ込むところなんでしょうか?」

ロディ「ここは通しません!」

小林と同じサイドを守るロディがドリブルコースを狭めるようにしてチェックにつく。

小林「おや、こりゃまたうちの栗栖くらいの若いのが来たね。
   だけどサッカーってのは若さと勢いだけでできるもんじゃないよ」

ロディ「確かに技術では劣るかもしれない。だけど、そう簡単には!」

724 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 02:02:16 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

小林→! card+ ドリブル28=
============
ロディ→! card+ タックル30=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→小林が突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りフースバルのスローイン)(ラインを割りアリティアのスローイン)(クリスがフォロー)
≦−2→ロディがボールを奪う

【補足・補正】
ロディのカードがダイヤ・ハートで『テクニカルタックル』で+2
その他は>>11を参照してください。

725 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:03:26 ID:???
小林→ ハートQ + ドリブル28=

726 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:03:55 ID:???
ロディ→ ハート2 + タックル30=


727 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:04:15 ID:???
ロディ→ クラブA + タックル30=

728 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 02:12:28 ID:???
小林→ ハートQ + ドリブル28=40

ロディ→ ハート2 + タックル30+(テクニカルタックル+2)=34

【攻撃側】−【守備側】
≧2→小林が突破!
============
小林「おいおい、よく考えたらパスをカットされたのは俺じゃねぇ、田中じゃねぇか!」

ロディ「うっ…そ、そういえばそうだった!」

驚愕の事実を聞き、ロディの体が思わず止まる。その隙を見逃さずに小林はするりと横を通りすぎていく。

小林「ったく、俺たちゃ名無しじゃねぇんだからもうちょっとしっかりしてくれ」

アンナ「済まなかった。許して欲しい。…と、中の人の代弁が語られる中小林くんはさらに前進!」

セシル「ちょっと何やってんのロディ!あっさり通してんじゃないよ!」

小林「おっと、今度は若い女の子と来たもんだ。お手柔らかに頼みますよお嬢ちゃん」

セシル「舐めてかかると痛い目見るよ。アタシは加減を知らないんだ!」

729 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 02:13:51 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

小林→! card+ ドリブル28=
============
セシル→! card+ タックル33=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→小林が突破!センタリングを上げるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(小豆沢がフォロー)(ラインを割りフースバルのスローイン)(クリスがフォロー)
≦−2→セシルがボールを奪う

【補足・補正】
セシルのカードがダイヤで『スピードタックル』で+2
その他は>>11を参照してください。

730 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:14:31 ID:???
小林→ スペード8 + ドリブル28=


731 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:14:39 ID:???
セシル→ スペード6 + タックル33=

732 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:17:18 ID:???
なるほど、新人の能力は支援でかなり底上げされてるのか。

733 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 02:27:29 ID:???
>>732 その通りです。第七小隊全員をベンチ入りさせたのは正解でしたね。
============
小林→ スペード8 + ドリブル28=36

セシル→ スペード6 + タックル33=39

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→セシルがボールを奪う
※セシルに20の経験値が入ります
============
小林「よっと、ほっ、うりゃ」

フェイントで揺さぶってくる小林に対し、セシルは冷静に相手の出方を待った。

セシル「(こちらから向かってもダメ。これ以上進ませないことを第一に考えるんだ)」

小林「(くっ…こんなんじゃダメか。俺も小豆沢さんくらいボールさばきが上手かったらなぁ)」

なかなか抜けずにじれったくなったのか、小林の動きが少しずつ散漫になってくる。
小林の足からボールが大きく離れた瞬間、セシルは足を伸ばしてカットする。

ライアン「ナイスディフェンスですセシルさん!」

セシル「いよーし!ライアンばかりにいいカッコはさせないわ!」

ロディ「(くっ……やはり私の力ではまだダメなのか…?)」

ジェイガン「(ふーむ……ここまでで第七小隊のメンバーで結果を残してるのはライアンとセシルか。
      ロディの動きも悪くはないが、さすがにこの大舞台でいきなり力を発揮するのは難しかったか)」

734 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 02:28:32 ID:???
前半も既に20分を周り、そろそろ互いに得点を取っておきたい時間帯となる。
ボールを回してチャンスを伺うアリティア陣営は、キャプテンの森崎の指示を待っていた。

森崎「(シュートが決まらない以上どれだけ巧く攻めこんでもダメだよなぁ…
   相手に攻撃をさせてないだけマシだが、このままじゃ無駄に時間だけが過ぎていきそうだな…)」


☆どうしますか?

A マリク上がれ!FWたちに魔法ブーストをかけてやるんだ!
B カタリナ上がれ!FWたちに魔法ブーストをかけてやるんだ!
C ロディ上がれ!FWたちと協力して相手DFの動きを逸らすんだ!
D ライアン上がれ!お前のパス力を信じて攻撃の起点にするぞ!
E こうなったら俺が行くしか無い!オーバーラップだ!
F とりあえず現状維持だ。まだ試合は前半。焦ることはない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

735 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:57:57 ID:EOatpzeg
C

736 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 03:03:29 ID:8HYkCNf2
C

737 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 19:33:40 ID:???
>C ロディ上がれ!FWたちと協力して相手DFの動きを逸らすんだ!

森崎「(悔しいが南米で培われた石崎の守備力は本物だ。
   何とかしてヤツのマークを振りきってシュートに持ち込まなくちゃいけない)」

そのためには攻撃人数を増やして相手DFを撹乱させるしか無い。
いくら優れたDFとはいえ、複数の選手を同時にマークすることなどできないのだから。

森崎「ロディ上がれ!ここは攻撃を厚くして相手DFの動きを逸らすんだ!」

ロディ「は、はい!(守備で貢献できない分、攻撃で役に立って見るしか無い!)」

森崎はロディに上がるように指示を出す。手薄になった左サイドはクリスがうまくフォローする。

クリス「ここは私が守るから安心して!ロディ、がんばろう!」

ロディ「ああ!」

小豆沢「(前半20分でシュート0か。もともと攻撃力が高いチームじゃなかったが
    新田や栗栖にまともにボールが渡ってないのは考えものだ。そろそろこっちも動くべきか)」

対するフースバルのキャプテンである小豆沢は、チームの主力になかなかボールが渡らない状況に煮え切らないでいた。
シュート合戦に持ち込むという当初の目論見はあっさり崩れ、ボール支配率では圧倒的に押されている。
早田や石崎の堅牢な守備力でなんとか持ちこたえてはいるが、このままではいずれ失点は免れない。

小豆沢「みんな聞け!少し動くぞ!」

738 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 19:34:46 ID:???
素敵な指示さ→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→僕も上がる。ボールを奪ったらとにかく前に放り込め!
ハート→新田を前線に残し一旦守りを敷け!
スペード→栗栖を前線に残し一旦守りを敷け!
クラブ→早田、もっと積極的に上がってこい!
JOKER→小豆沢「(監督、例の選手はもう出来上がってますか?)」陽子「(ええ、いつでも行けそうよ)」

739 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 19:36:06 ID:???
素敵な指示さ→ ダイヤ10

740 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 19:49:49 ID:???
素敵な指示さ→ ダイヤ10
>ダイヤ→僕も上がる。ボールを奪ったらとにかく前に放り込め!
============
小豆沢を経由し、的確なパスで前線にボールを繋いでいくのがフースバルの黄金パターンである。
だが、肝心のボールが回ってこない以上攻め方を変えていくしか無い。
やや強引ではあるが、アリティアのDF陣が経験不足の若者中心ということもあり
フィジカル勝負に持ち込めると睨んだのだ。

小豆沢「僕も上がる。ボールを奪ったらとにかく前に放り込め!」

田中「わかったぜキャプテン!」

小林「さーて、早速だがボールを返してもらうぜ」

小豆沢に依存しすぎてカウンターの機会を潰してしまった田中や、
サイド突破に失敗した小林は名誉挽回のチャンスだとすぐさまボールを奪いに向かう。

セシル「うっ…やば、このままじゃ捕まる!」

もたもたしている暇はない。ドリブルやパスのコースを遮断される前に、セシルはボールを蹴り出す。

741 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 19:51:04 ID:???
セシルの判断→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ライアンに大きくサイドチェンジのパス
ハート→とにかく前方に大きく蹴り出す
スペード→クリスと協力してワンツーで切り抜ける
クラブ→後ろには戻せない。このままドリブルで突破を図る
JOKER→ミハエル「今です!あの合宿で身につけたドリブルを見せなさ〜い」セシル「え゛…『アレ』ですか?」

742 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 19:52:55 ID:???
セシルの判断→ クラブJ

743 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 20:01:12 ID:???
セシルの判断→ クラブJ
>クラブ→後ろには戻せない。このままドリブルで突破を図る


セシル「(確かさっき敵のキャプテンが上がるって言ってたっけ…)」

後ろに戻して場を落ち着かせようかと考えていたのだが、
下手に戻すとカットされた場合あっという間にシュートを打たれてしまいかねない。
ここは怯えずに前に出るべきだ。そして自分にはそれをこなせるだけの力があるはず。

セシル「(森崎さんは言った。私は守備よりもドリブルを鍛えるべきだと)」

自分に攻撃の適性があるというのなら。その証を自らの力で引き寄せてみせる。

ダダダッ!!

アンナ「セシルくんドリブルで突破を図る!マークに付くのは小林くんと田中くんだ!」

小林「さっきのミスを…」

田中「取り戻させてもらうぜ!」

セシル「ジョーダン!悪いけど抜かせてもらうよ!」

744 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 20:02:20 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

セシル→! card+ ドリブル33=
============
小林→! card+ タックル29+(人数補正+2)=
田中→! card+ タックル28+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→セシルが突破!(奇数:さらにドリブル 偶数:マリクにパス)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(クリスがフォロー)(マリクがフォロー)(大森がフォロー)
≦−2→フースバルがボールを奪う

【補足・補正】
セシルのカードがダイヤで『素早いフェイント』で+2
その他は>>11を参照してください。

745 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:05:43 ID:???
セシル→ クラブ9 + ドリブル33=

746 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:05:54 ID:???
セシル→ クラブK + ドリブル33=

747 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:06:05 ID:???
小林→ ハート6 + タックル29+(人数補正+2)=
田中→ スペード2 + タックル28+(人数補正+2)=

748 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 20:13:58 ID:???
セシル→ クラブ9 + ドリブル33=42

小林→ ハート6 + タックル29+(人数補正+2)=37
田中→ スペード2 + タックル28+(人数補正+2)=32

【攻撃側】−【守備側】
≧2→セシルが突破!さらにドリブル
※セシルに20の経験値が入ります
セシルのレベルが8に上がった!
============
先着『1名』様で

セシル ソシアルナイト レベル5
     成長率
H 20 40+! numnum=
力  8 40+! numnum=
技  9 60+! numnum=
速 10 60+! numnum=
運  8 40+! numnum=
武 10 70+! numnum=
守  9 20+! numnum=
魔  0 3+! numnum=

!と cardの間のスペースを埋めて『名前もまとめて』書き込んで下さい。

※合計が100を超えれば1アップです。

749 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:15:02 ID:???
セシル ソシアルナイト レベル5
     成長率
H 20 40+ 01 =
力  8 40+ 84 =
技  9 60+ 63 =
速 10 60+ 13 =
運  8 40+ 76 =
武 10 70+ 00 =
守  9 20+ 06 =
魔  0 3+ 94 =

750 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 20:28:48 ID:???
セシル ソシアルナイト レベル8
     成長率
H 20 40+ 01 =41
力  8 40+ 84 =124→+1
技  9 60+ 63 =123→+1
速 10 60+ 13 =73
運  8 40+ 76 =116→+1
武 10 70+ 00 =70
守  9 20+ 06 =26
魔  0 3+ 94 =97

セシル ソシアルナイト レベル8 EXP0 0戦0勝0敗
       成長率
HP20/20    40
力  9      40
技 10      60
速 10       60
運  9      40
武 10      70
守  9      20
魔  0      3

以上のようになりました

751 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 20:32:17 ID:???
小林「うりゃ〜〜っ!」

田中「せい〜〜〜っ!」

両側から挟みこむように迫るタックル。しかしセシルの心は自分でも驚くほどに落ち着いていた。

セシル「(普通こういう時って緊張で胸がドキドキするものだと思うんだけどね…)」

自分が強い心臓の持ち主で本当に良かったと思いながら、
セシルは左足でボールを右に弾くと素早いサイドステップで二人を避ける。

小林「うっ」

田中「なにィ」

セシル「足の速さじゃ負けないよ。悪いねおじさんたち」

小林「お、俺たちゃまだ20代だ〜!」

田中「そうだぞ、お兄さんと呼びなさい!」

クリス「いいぞいいぞー!やっぱりセシルは凄いわね」

ライアン「素敵です…セシルさん」

752 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 20:33:22 ID:???
ビクトリーノ「ヒュー!あの嬢ちゃん、いい足してるじゃねぇか」

マーガス「確かに鋭い切り返しだった。優秀なサイドバックじゃないか」

シェスター「ホントいい『足』してるよね彼女。惚れ惚れするよ」

ビクトリーノ「まったくだぜ。あの健康的な色気は10代じゃないと出せるもんじゃねぇなぁ」

マーガス「そっち!?ていうかお前ら真面目に観戦しろよ!」

ジェイガン「(セシルはドリブルにタックルにと十分な力を持っているな。
      あとは練習試合でも気になったスタミナをどう克服していくかが課題だな)」

アンナ「セシルくんの華麗なドリブルが左サイドを切り拓く!
    先ほど上がっていったロディくんに追従するようにさらにドリブルで突き進む!」

セシル「やっぱり前に進まなきゃなにも変わらないってね。お陰でラクラク突破だわ」

小豆沢が上がっていたことでフースバルの左サイドはがら空きだった。
セシルは一気にコーナー際まで駆け込むとこちらに向かってくる木村の方を見る。

木村「くそ!そんな簡単にボールを上げさせるかよ!」

セシル「こいつさえ抜けばチャンス到来ね。いくわよ!」

753 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/16(日) 20:34:24 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

セシル→! card+ ドリブル34=
============
木村→! card+ タックル28=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→セシルが突破!センタリングを上げるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ロディがフォロー)(ラインを割りアリティアのスローイン)(石崎がフォロー)
≦−2→木村がボールを奪う

【補足・補正】
セシルのカードがダイヤで『素早いフェイント』で+2
その他は>>11を参照してください。

754 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:35:15 ID:???
セシル→ スペードA + ドリブル34=

755 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:35:57 ID:???
木村→ クラブ8 + タックル28=

756 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:36:09 ID:???
木村→ JOKER + タックル28=

757 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:36:15 ID:???
木村→ スペードA + タックル28=

758 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:36:30 ID:???
木村→ スペードA + タックル28=
やらかしおった

759 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:49:14 ID:???
>>754-758
スペードAのフォーカードだな

760 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 20:52:52 ID:???
もうちょっとで「必殺くらって勝利」という世にも珍しい記録が生まれたのに

761 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 01:13:38 ID:???
>>758 アリティア騎士団特有のスキルか何か何でしょうか…
>>759 これはなかなかお目にかかれないですね。珍しい!
>>760 これだけ能力差があっても覆ってしまうのが森崎板なんですよね。
============
セシル→ スペードA + ドリブル34=35

木村→ クラブ8 + タックル28=36

【攻撃側】−【守備側】
=−1→ボールはこぼれ球に。石崎がフォロー
============
セシル「(なんだ、思っていたよりたいしたことないんじゃん。いけるいける)」

セシルは非常に闘争心が強い少女である。相手が自分より格上であればあるほど
男顔負けの闘争心を烈火のように燃やして実力以上のものを発揮するのだ。
だがそれは裏返すと自分より下の相手に対して無自覚に力を抜いてしまう所があるということだ。
セシル本人はそんなつもりはなくとも、
常に一定の力を発揮できる安定性を身につけることは非常に難しいことなのである。

木村「流石に大人を舐めすぎたな。そらっ!」

ズザッ!!

セシル「えっ…あ!?」

気がつけば足元のボールを零されていた。自分の油断が招いた失態にセシルは顔を青くする。

アンナ「先ほどのキレのあるドリブルはどうしたのか、セシルくん、ボールを弾かれてしまいました」

石崎「ナイスタックルですよ木村さん!よーし、あとはこのボールをクリアすれば…」

762 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 01:14:42 ID:???
カイン「くそっ!そんなあっさり跳ね返されてたまるか!ここで奪えば一気に押し込める!」

石崎「げげ、こ、こっち来んなよ!」


ピンチだ了ちん→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→早田「石崎、こっちだ!」フォローに来た早田とワンツーで切り抜ける
スペード・クラブ→ひ、一人くらい抜いてやらァ! 頑張ってドリブルで切り抜ける
JOKER→焦った石崎が蹴ったボールはそのままフースバルのゴールへと入っていった…

763 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 01:19:28 ID:???
ピンチだ了ちん→ ハート7

764 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 01:21:28 ID:???
ピンチだ了ちん→ ハート7
ダイヤ・ハート→早田「石崎、こっちだ!」フォローに来た早田とワンツーで切り抜ける
============
ニーナ「カインくんがいい反応で詰め寄っています!まだアリティアのチャンスは続いています」

早田「石崎、一旦こっちに回せ!パスで切り抜けるんだ」

石崎「おお、サンキュー早田。フースバルの連携ってやつを見せてやろうぜ!」



先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

石崎→! card+ ワンツー33=
早田→! card+ ワンツー35=
============
カイン→! card+ カット31=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→石崎&早田が突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(土屋がフォロー)(シーダがフォロー)(トーマスがフォロー)
≦−2→カインがボールを奪う。シュートチャンス!

【補足・補正】
その他は>>11を参照してください。

765 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 01:22:27 ID:???
石崎→ スペード3 + ワンツー33=
早田→ ダイヤQ + ワンツー35=

766 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 01:24:57 ID:???
カイン→ ハート7 + カット31=

767 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 01:36:37 ID:???
石崎→ スペード3 + ワンツー33=36
>早田→ ダイヤQ + ワンツー35=47

カイン→ ハート7+(不利-2) + カット31=36

【攻撃側】−【守備側】
≧2→石崎&早田が突破!
============
カイン「ぬう…正々堂々一対一で勝負しろ!」

石崎の危機を颯爽と助けに来た早田に、カインは恨めしそうに声を上げる。

早田「おいおい、俺たちは『サッカー』をやってるんだぜ。11人で勝負しようや」

石崎「そうゆうこった!」

カイン「クソォ!(得意のタックルならば奪えたものの…おのれ!)」

バコッ!ダダダッ!バコッ!

アンナ「息のあったワンツーパスを前にカインくん、一歩も動けず!フースバル、ピンチ脱出です」

ニーナ「あと一歩といったところでアリティアはチャンスを逃し続けていますね…」

ミディア「トーマスのポストプレイ、カインのシュート、そしてセシルのドリブル…
     どの場面もあと少しだけ結果が良かったら得点につながっていただけに悔しいわね」

リンダ「もうー!しっかりしなさーいアリティア選抜ー!」

石崎「ふいー、なんとかなったな。そんじゃあキャプテンの希望通りに…そーれっと!!」

768 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 01:37:54 ID:???
ドカッ!!シュイーーーーン!

アンナ「ここで石崎くん大きくロビングを上げる!このロングボールに動きを合わせるのは…」


フースバルの逆襲→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→小豆沢に送ったものだった。マリクが競り合いに向かう
スペード→クリスに送ったものだった。ライアンが競り合いに向かう
クラブ→新田に送ったものだった。しかしジェイガンの指示通りDFたちがしっかりマークしているぞ!
JOKER→石崎の蹴ったボールはぐんぐん勢いを上げて……森崎の方に向かってくる!?

769 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 01:38:09 ID:???
フースバルの逆襲→ クラブ7

770 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 01:51:22 ID:???
フースバルの逆襲→ クラブ7
>クラブ→新田に送ったものだった。しかしジェイガンの指示通りDFたちがしっかりマークしているぞ!
============
石崎の高く蹴り上げたボールはうまく風に乗り距離を伸ばしていく。
だが、新田を予め厳しくマークしていたアリティア守備陣は余裕を持って対応する。

新田「なんだと!3人相手だって!?」

ルーク「ハッハー!さすがのエース様でもこの人数相手では手も足もでまい!」

クリス「競り合い勝負なら自信があるわ。叩き落させてもらいます!」

カタリナ「わ、私だって二人の援護になるような動きは出来ます!」

新田「くっ……だけど、ここを突破できれば森崎さんと一対一が確定したようなものだ。やられてたまるかぁぁぁ!!」

771 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 01:52:46 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

新田→! card+ 競り合い34=
============
ルーク→! card+ 競り合い36+(人数補正+3)=
クリス→! card+ 競り合い37+(人数補正+3)=
カタリナ→! card+ 競り合い28+(人数補正+3)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→新田が競り勝つ!(奇数:森崎と一対一に 偶数:フリーの体制でシュート)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(栗栖がフォロー)(小豆沢とマリクが競り合い)(ライアンがフォロー)
≦−2→アリティアがボールを奪う。

【補足・補正】
ルークのカードがダイヤ・ハートで『パワーチャージ』で+3(吹っ飛び係数3)
クリスのカードがダイヤ・ハートで『アーマーチャージ』で+2(吹っ飛び係数4)
その他は>>11を参照してください。

772 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 01:52:56 ID:???
新田→ ハート6 + 競り合い34=

773 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 01:54:43 ID:???
ルーク→ ダイヤ7 + 競り合い36+(人数補正+3)=
クリス→ スペード6 + 競り合い37+(人数補正+3)=
カタリナ→ クラブ4 + 競り合い28+(人数補正+3)=

774 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 02:01:47 ID:???
新田→ ハート6 + 競り合い34=40>吹っ飛び

ルーク→ ダイヤ7 + 競り合い36+(人数補正+3)+(パワーチャージ+3)=49

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→アリティアがボールを奪う。
※ルークに20の経験値が入ります
============
新田マークの作戦が見事的中した所で一旦ここまで。
現在前半30分。あと一歩でチャンスを逃すアリティア選抜は得点を奪うことが出来るのか!?
それでは次の更新でお会いしましょう〜

775 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 02:18:49 ID:???
乙でした〜

776 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 23:35:38 ID:???
>>775 乙感謝です!
============
新田「(くそっ、動けるスペースが狭くて振りきれやしない!)」

新田には100mを11秒台で走り抜ける優れたスピードがある。
だが、そのスピードを発揮するための動きさえルークたち3人に封じ込められていた。

ビクトリーノ「あいつの足の速さはおそらく天性のものだろうさ。
       だが、まだその恵まれたバネを瞬時に使える筋肉が出来上がっていねぇな」

同じくスピードタイプのストライカーであるビクトリーノは、新田の苦戦する様を見て呟いた。

シェスター「ほぉ。お前ならアレだけの狭さでも抜け出せると?」

ビクトリーノ「スピードを発揮できる場所が無いなら作るしかない。そしてその場所を作るのは…」

ルーク「俺がアリティア選抜のゴールデンルーキーことルークだ!覚えておくんだな!」

ドゴォッ!!

新田「ぎゃっ!?」

マーガス「あいつのような力強さってやつか。……つまるところ速さ一辺倒じゃダメって言いたいのか?」

ビクトリーノ「俺が言いたいのはバランスの問題さ。スピードを最大の武器にするために、他の武器も用意しなくちゃってことさ」

ルーク「ふへへ…どうだクリス、カタリナ!今の俺、最高に輝いてるだろ?惚れちまってもいいんだぜ?」

777 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 23:36:53 ID:???
髪を掻き上げてポーズを決めるルークだが、肝心のクリスたちの反応は冷たい。

クリス「無駄口叩いてないで早くボール回す!(……でも、ちょっとはかっこよかったかも)」

カタリナ「もう前半も半分を過ぎたんです。もたもたしないでください。
     (おちゃらけた態度ばかりとってますがルークの実力は本物ですね)」

ルーク「うぐ。わ、わかってらぁ!(ちぇー。ちょっとくらい褒めてくれてもいいじゃねぇかよぉ)」

森崎「よーし、ナイスディフェンス!あの新田を無力化するとはアイツらも十分戦力になってるじゃねぇか。
   さて、そろそろ本気で点を取っておきたいぞ。攻撃の指示を出しておくか…?」


☆どうしますか?

A まだあわてるような時間じゃない。マリクに渡して冷静に攻めて行け
B もう一度ライアン経由でシーダに右サイドを突破してもらおう
C トーマスにロングボールを送ってパワープレイさせろ
D カインにロングボールを送ってパワープレイをさせろ
E そろそろ格の違いを見せてやるか!オーバーラップだ!
F ルーク、そのまま攻めこんでこい!
G ルークの判断に任せる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

778 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:38:09 ID:wLyZusLQ
A

779 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:39:49 ID:R/pXK6HI
A

780 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:39:54 ID:OUm1NApo
A

781 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 23:53:32 ID:???
>A まだあわてるような時間じゃない。マリクに渡して冷静に攻めて行け

森崎「(上がりっぱなしのセシルとロディも気がかりだし、一旦場を落ち着かせるか)
   ルーク、一旦マリクに戻してパスを回せ。攻め急がせるな!」

ルーク「へへ、森崎さんは焦る必要ないってさ。ゆっくりいこうぜ!」

バコッ!

マリク「よし、みんな!落ち着いて攻めていこう。まだまだ勝負はこれからさ!」

アンナ「アリティア選抜、ここは冷静にパスを組み立ててラインを整えていきますね」

ニーナ「先ほどのようなカウンターの警戒も兼ねているのでしょう。
    守備の陣形を磐石にしてから改めて攻めようとしてますね」

ジェイガン「ルークの守備力は圧巻だな。奴をサポートするクリスとカタリナも悪くはない」

これまでの試合経過を見て、当初の狙いである新人たちの能力測定は上々だとジェイガンは頷く。

782 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/17(月) 23:54:45 ID:???
アベル「ルーキー達が頑張ってるんだ。正騎士の連中にももっと気張ってもらいたいんだがな」

マルス「惜しいところまでは行ってるんだけどね。どうにも攻めあぐねているようだ」

ジョルジュ「ジェイガン殿、そろそろ攻めに転じてもいい頃合いでは?」

オグマ「このまま時間を浪費しては向こうさんの思う壺だと思うんだがね」

エリス「ジェイガン。このチームの監督はあなたです。私たちはあなたの指揮、そして判断を信じています」

ジェイガン「(…要は自分たちも出てみたいと、そういうことだろうな。
      まぁその気持ちは最もだろう。せっかく代表に選ばれたからには試合にでないで何をするというのだ)」

囃し立てるように喋るベンチメンバーの言葉を聞き、ジェイガンは…


後半に備えて→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→3つの交代枠をハーフタイムで使おうと考えた
ハート・スペード→2つの交代枠をハーフタイムで使おうと考えた
クラブ→1つの交代枠をハーフタイムで使おうと考えた
JOKER→む…いや、この試合第七小隊を外すわけにはいかん! 何か考えがあるようだが…?

783 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:55:07 ID:???
後半に備えて→ ハート7

784 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:56:30 ID:???
マルスとアベルだなこの二人入れるだけで総合力は大きく変わるけど・・・。
J-GUNは今のところ微妙だからね

785 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:03:51 ID:???
>>784 選手たちと共に成長するジェイガン監督にもご期待ください!
============
後半に備えて→ ハート7
>ハート・スペード→2つの交代枠をハーフタイムで使おうと考えた


ジェイガン「(このメンバーではやはり攻撃力不足は否めんか。
      今後のメンタルも左右しかねん初戦だけは勝っておきたい。そのためには――)」

後半のメンバーチェンジが勝敗を左右する。ジェイガンは
慎重にパスを回すアリティアの選手たちを眺めながら後半のプランを頭の中で描いていた。


アンナ「さァ。前半も残すところ10分弱。ボールをキープするアリティア、どう攻めるか」

マリク「(中盤の戦力では圧倒できてるんだけどね。問題はシュートだけなんだよなぁ)」


マリクの判断→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ライアンにボールを預けてブーストのために自分は上がる
ハート→ロディにボールを預けてブーストのために自分は上がる
スペード→カインに渡して再び中央突破してもらう
クラブ→シーダにパスを出してサイドアタックだ
JOKER→見ていてくださいエリス様。これが僕の修業の成果です!

786 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:04:25 ID:???
マリクの判断→ ハートK

787 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:16:49 ID:???
マリクの判断→ ハートK
>ハート→ロディにボールを預けてブーストのために自分は上がる
============
マリク「(やはり僕の魔法ブーストでシュートを強化しないとあの頑丈な守りは突破できない)」

バシッ!

ロディ「! マリク殿…?」

マリク「ブーストのために僕は前線に上がっておくから。ロディ、ボール運びは任せたよ!」

ロディ「(これは…実力を証明するための絶好の機会!先ほどの失態を取り戻してみせる!)」

ダダッ!

ロディ「(マリク殿の期待と共に託されたこのボール。必ず繋いでみせる!)」

アンナ「マリクくん、左サイドハーフのロディくんにボールを預けするすると上がって行きます!
    そしてロディくんにチェックに向かうのはフースバルのキャプテン小豆沢くんだ!」

小豆沢「驚いたよ。まだ若いのに…いや、若いからか。予想以上の力を持っているみたいだね君たちは」

ロディ「いえ。私は自分の未熟さを知っています。……だから全力で挑みます!」

小豆沢「ふふ、胸くらいは貸してあげようか。授業料はそのボールひとつで構わないよ」

788 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:18:01 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

ロディ→! card+ ドリブル32=
============
小豆沢→! card+ タックル34=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ロディが突破!(奇数:更にドリブル前進 偶数:トーマスにパス)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(セシルがフォロー)(田中がフォロー)(木村がフォロー)
≦−2→小豆沢がボールを奪う

【補足・補正】
ロディのカードがダイヤで『華麗なドリブル』で+3
その他は>>11を参照してください。

789 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:18:12 ID:???
ロディ→ クラブ4 + ドリブル32=

790 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:19:13 ID:???
小豆沢→ クラブ6 + タックル34=

791 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:27:45 ID:???
ロディ、カタギの方にラフプレイはいかんよ…

792 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:28:36 ID:???
ロディ→ クラブ4 + ドリブル32=36>反則発生

小豆沢→ クラブ6 + タックル34=40>怪我発生

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→小豆沢がボールを奪う。が…
============
ジェイガンは自分たちの実力を試すためにとスタメンに抜擢してくれたのだ。
もしかすれば自分たちの出番は前半だけで終わってしまうかもしれない。
この残された十数分で結果を残さなくてはならない。
その焦りが、ロディの普段の冷静さをいとも簡単に奪っていた。

ロディ「抜く!抜くんだ!」

小豆沢「(全力で挑むのと肩に力入れるのは別モンなんだがな…って)」

ガゴッ!?

小豆沢「ぐっ…!」

ロディ「えっ?」

ピピィィィッ!!

アンナ「おっと、タックルに向かった小豆沢くんを突破しようと少し強引になりすぎたか。ここは審判反則の笛を吹きます」

ニーナ「倒れた小豆沢選手……まだ立ち上がりませんね。大丈夫なのでしょうか」

陽子「(ちょっ…ま、待ってよ!よりにもよって大黒柱のあの人が怪我なんてことになったら……)」

793 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:30:14 ID:???
小豆沢くん倒れている→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜10→異常なし
9〜4→治療が必要な軽症だ。ガッツ-50
3〜2→治療が必要な軽症だ。ガッツ-50。さらに(ダイヤ:力 ハート:技 スペード・クラブ:守備-1)
A→試合続行不可能!(ダイヤ:力 ハート:技 スペード・クラブ:守備-1)選手交代!
JOKER→なんと健康のツボを突いたらしく力・技・守備が+1!もちろん怪我なんてしてない!

794 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:30:31 ID:???
小豆沢くん倒れている→ ハート9

795 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:30:40 ID:???
小豆沢くん倒れている→ クラブ7

796 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:38:15 ID:???
小豆沢くん倒れている→ ハート9
>9〜4→治療が必要な軽症だ。ガッツ-50
============
田中「だ、大丈夫ですかキャプテン!」

心配そうに近寄る田中の肩を借り、小豆沢はよろよろと立ち上がる。

小豆沢「な、なぁに。これくらい怪我のうちには……つっ!?」

田中「ちょっと冷やしてきたほうがいいかもしれませんよ。
   そのままにしておくにはちょっと危ない怪我ですよこれは」

小豆沢「…悪いな。すぐに戻ってくるから、頼んだぞ田中」

ロディ「(わ、私は……私はなんてことをしてしまったんだ。不可抗力とはいえ相手に怪我をさせるなど!)」

そして顔を青ざめたままのロディに、審判は近づいてきて…


ロディの運命→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→お咎めなし
10〜5→厳重注意。次はカードが出るぞ!
4〜A→イエローカードが出される!
クラブA→レッドカードが出される!ロディ一発退場!
JOKER→なんとイエローカードを出したのは小豆沢に対してだった!?さらに田中の抗議の声が上がる!

797 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:39:03 ID:???
ロディの運命→ クラブ5

798 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:48:19 ID:???
ロディの運命→ クラブ5
10〜5→厳重注意。次はカードが出るぞ!
============
審判「今のプレイは少々危険だ。次からは気をつけたまえ」

睨みを効かせてくる審判に対し、ロディは済まなそうに頭をさげることしか出来なかった。

ロディ「(私は…なにをしているんだ。結果を残すどころか足を引っ張り、あまつさえ相手に怪我までも…)」

森崎「(まずいな。よりにもよってこうも悪い結果があいつ一人に集中しちまうとは)」

第三小隊との練習試合でも、思うような結果を出せずにロディは酷く落ち込んだことがある。
その時は森崎の叱咤激励で立ち直ったが、今度は相手に怪我をさせてしまったという汚名付きである。

森崎「(せめて前半の間だけでも心を折らないでくれよ、ロディ。お前はもう一人前の正騎士なんだからな)」

かつての教え子の失意を心配しつつ、森崎はフースバルのフリーキックに備えてグローブをはめ直す。

アンナ「フリーキックを得たフースバル、一人少ない状況ですがこの機会をどう活かすのか」

田中「(新田に渡したいところだが、3人のマーク相手じゃ少し厳しいか。ここは……)」

田中の判断→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→キャプテンが戻ってくるまでは無理に攻めずボールを回そう
ハート→そろそろうちの期待のルーキーの出番か。栗栖にロングボールを放るぞ!
スペード→もう一度小林に右サイドを抜いてもらおうか
クラブ→ん?早田の奴がオーバーラップしてるな。試してみるか
JOKER→新田「来い!俺に持って来い!」新田がボールを要求している。何か策があるのか…?

799 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:49:11 ID:???
田中の判断→ クラブQ

800 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:49:18 ID:???
田中の判断→ ダイヤ4

801 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 00:59:23 ID:???
田中の判断→ クラブQ
>クラブ→ん?早田の奴がオーバーラップしてるな。試してみるか
============
田中「ん?」

田中の視線に入ったのは左サイドを駆け上がる早田の姿だった。

田中「(そういやあいつもなかなか立派なシュートがあったはずだ。試してみるか)」

ブン……バコッ!!

アンナ「田中くん、左サイド前方へと大きく蹴り出す!そこに駆け込むのは早田くんだ!
    パスを受け取った早田くん、そのまま勢い良くドリブルで突き進む!」

早田「チンタラした試合はそろそろ終わりにさせてもらおうか!」

ライアン「うっ……こ、怖くない!僕はアリティア王宮騎士団の一員なんだから!」

早田「危ねぇから引っ込んでな坊主!俺はドリブルも『キレ』る男だぜ?」

802 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 01:01:37 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

早田→! card+ ドリブル31=
============
ライアン→! card+ タックル33=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→早田が突破!(奇数:更にドリブル前進 偶数:シュートを狙う)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(大森がフォロー)(ラインを割りフースバルのスローイン)(栗栖とクリスが競り合い)
≦−2→ライアンがボールを奪う

【補足・補正】
早田のカードがダイヤ・ハートで『強引なドリブル』で+2(吹っ飛び係数2)
その他は>>11を参照してください。

803 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:01:46 ID:???
早田→ クラブ7 + ドリブル31=

804 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:03:55 ID:???
ライアン→ ダイヤ9 + タックル33=


805 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:12:57 ID:???
ライアンはあれか、どっかの誰かと逆で戦場ではダメだけど試合になると活躍する子か

806 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:13:49 ID:???
両方駄目なロディはどうすればいいんだ・・・

807 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:24:24 ID:???
そりゃまあ、主要キャラと高レベル支援を結びまくって外せないサポートキャラにw

808 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 01:25:09 ID:???
>>805-807
怪我の治療で小豆沢の指揮3が一時的に消滅していたとはいえ、見事な守備でしたね。
ロディに関しては……きっと挽回できるチャンスが来るはずです!
============
早田→ クラブ7 + ドリブル31=38

ライアン→ ダイヤ9 + タックル33=42

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→ライアンがボールを奪う
※ライアンに20の経験値が入ります
============
早田「(こんなチビさっさと抜いてやる。問題はどうやって森崎からゴールを奪うかだな…)」

おそらく出場選手の中で最も体格が小さく、年齢も若いライアンを早田は完全に舐めきっていた。
確かに鋭いパスの技術には感心していたが守備に関しては見た目通り貧弱なものだと思い込んでいたのである。
もしも小豆沢がピッチに残っていれば間違いなく彼の安易な突破を窘めていただろう。
ほんの数秒に渡るその油断が、そして何よりこの試合に備えて誰よりも努力しただろうライアンの実力がこの結果を引き寄せた。

ズザザーッ!バシッ!!

ライアン「と、取れた!取っちゃった!」

早田「……な、なにィ!?」

ジョルジュ「(浅はかだったな。確かにライアンは体格も小さく力も弱い。
      だがその弱点をカバーするために素早く懐に潜り込む技術を身につけている。
      サッカーは力だけでするものじゃない。今のプレイ、なかなかだったぞライアン)」

809 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 01:26:16 ID:???
トーマス「(信頼を寄せていた森崎からも見捨てられかけて、アイツは本当に悩み苦しんだんだ。
     それを乗り越えて今アイツはこのフィールドに立っている。
     その覚悟も見抜けないようじゃあの剃りこみ野郎も大したことねぇな!)」

アンナ「と、止めた!ライアンくんの鋭いタックルが早田くんからボールを素早く奪い取ったァ!」

シェスター「技あり一本ってやつかな。あの少年の技術、なかなか見るものがありそうだ」

ホルス「ジョルジュ将軍のお墨付きなだけはある。ここから技だけじゃなく力と速さも伸びるようなことがあれば…」

森崎「(……そうか。ライアン、お前も頑張っていたんだな。当然か。何より悔しかったのはお前自身のはずだもんな)」

選抜メンバーを選ぶ際、森崎は第七小隊の中からライアンだけを外そうと考えたこともある。
どれだけ努力をしようとも、実力を身に付けられないものは生き残れない世界なのだと。
だが、今になってみれば彼をメンバーに登録してよかったと思えた。
落ちこぼれの存在から必死に這い上がろうとあがき、そして結果を出したあどけない少年の姿が
森崎の目には何時の日の頃の自分に重なって見えていた。

森崎「ナイスタックルだライアン!その調子で次は……」

☆どうしますか?

A 右サイドががら空きだ!シーダにボールを繋げ!
B 今のお前ならやれる!そのまま右サイドをかけあがれ!
C あとはお前だけだぜ!ロディにサイドチェンジのパスを出すんだ!
D カインにロングボールを放ってパワープレイさせろ!
E トーマスにロングボールを放ってパワープレイさせろ!
F 来い!俺に持って来い!オーバーラップだ!
G ライアンの判断に任せる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

810 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:26:58 ID:DLXncWxk
A

811 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:27:12 ID:WBPGKde2
A

812 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 01:43:35 ID:???
>A 右サイドががら空きだ!シーダにボールを繋げ!


森崎「(早田、お前のその勇ましさが裏目に出たな。悪いが頂いたぜ!)
   ライアン、右サイドががら空きだ!シーダにボールを繋げ!」

ライアン「森崎さん…は、はい!」

バシュッ!

小豆沢「止めろ輝林!ここで食い止めなくては危険だ!」

輝林「く、くそぉ!このパスだけは通すわけにはいかん!」

早急に治療を済ませタッチラインから戻ってきた小豆沢の叫びがこだまする。
早田が上がってしまっている以上、このままでは右コーナー際までの特急券を与えてしまうことになる。
安定性の悪い石崎の守備をいつまでも頼りにする訳にはいかない。簡単にセンタリングをあげさせるわけには行かないのだ。

813 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 01:45:50 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

ライアン→! card+ パス34=
============
輝林→! card+ カット28=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シーダにボールが渡る。センタリングを上げるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りアリティアのスローイン)(カインと石崎が競り合い)(大森がフォロー)
≦−2→輝林がボールを奪う

【補足・補正】
ライアンのカードがダイヤで『ピンポイントパス』で+5
その他は>>11を参照してください。

814 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:46:15 ID:???
ライアン→ スペードA + パス34=

815 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:46:40 ID:???
輝林→ ダイヤ5 + カット28=

816 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:48:36 ID:???
Aで勝つとは大陸一に一歩近づいたな

817 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:49:12 ID:???
ジョルジュの真似をしてみたとかw

818 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:53:52 ID:???
絶対に真似しちゃいけないけどね

819 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 01:56:39 ID:???
>>816-818 『大陸一』相当のスキル習得のフラグが確実に立っていますね…
============
ライアン→ スペードA + パス34=35

輝林→ ダイヤ5+(不利-2) + カット28=31

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シーダにボールが渡る。センタリングを上げるぞ!
※ライアンに20の経験値が入ります
============
輝林「と、届かない…!」

ライアン「(よかった。さっきと違ってちょっと蹴りそこなっちゃったから助かった)」

アンナ「ライアンくんのパスがシーダくんに通った!さァアリティア選抜得点のチャンス!」

シーダ「(今回はマリクも上がってきてくれている。ブーストの力で今度こそ…!)」

土屋「石崎、木村!奴らから目を離すな!フリーでだけでは打たせるんじゃないぞ!」

木村「おお!」

石崎「この石崎様がいるかぎりフースバルのゴールは守ってみせるぜ!(そして陽子さんに褒められてもらうんだ〜)」

シーダ「頼んだわよ……それっ!」

バァン!

ニーナ「クロスが上がったわ!この軌道に合わせるのは…」

820 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 01:57:40 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

シーダの判断→! card
============
石崎の判断→! card
木村の判断→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→カインにクロス/マーク
スペード・クラブ→トーマスにクロス/マーク
JOKER→シーダがスキル『ペガサスクロス』(受け手に補正+2)を習得/なんでも来い

821 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:58:00 ID:???
シーダの判断→ スペード10

822 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:58:54 ID:???
石崎の判断→ クラブJ
木村の判断→ スペード3
ペガサスのクロスとな?

823 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:04:19 ID:???
くっ読まれたか

824 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:04:42 ID:???
いまのとこ最強の敵は石崎だなw

825 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 02:13:04 ID:???
>>822 元ネタは小宇宙が燃える例のアレですねw
>>823-824 石崎の読みさえ外せれば得点は難しくは無いんですけどね…
============
シーダの判断→ スペード10→トーマスにクロス

石崎の判断→ クラブJ→トーマスにマーク
木村の判断→ スペード3→トーマスにマーク
============
シーダの放ったボールはファーサイドのトーマスに向けられたものだった。
クロスの軌道を瞬時に見切り、石崎と木村はぴったりと体を密着させてトーマスの動きを制止する。

トーマス「ぐっ…両手に花ならぬ両耳に鼻ってやつかよ…」

石崎「ウシシシ、悪いが今回も俺様の活躍のお相手になってくれよ!」

木村「石崎、何度も言うようだが…」

石崎「オウンゴールには気をつけろっていうんでしょ!分かってるって!」

マリク「(二人のマークか。だけど僕の魔法があれば…)
    トーマス、タイミングは僕が合わせる。君はとにかく思い切り飛んで!」

トーマス「お、おう!任せとけー!」

土屋「フースバルのゴールは私が守る!うおおおぉぉ!!」

マリク「かの者に力を授けよ!風の聖剣……エクスカリバー!!」

826 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 02:14:35 ID:???
先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

トーマス→! card+ ダイビングヘッド38+(エクスカリバー+6)=
============
石崎→! card+ クリアー38+(人数補正+3)=
木村→! card+ クリアー29+(人数補正+3)=
============
土屋→! card+ 飛び出す35+(人数補正+3)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カインがねじ込みに)(ラインを割りアリティアのCK)(土屋がフォロー)
≦−2→クリアー成功。ボールを奪った!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→カインの猛牛ダイビンヘッドがフースバルのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(カインがねじ込みに。ゴールは空っぽ)(ロディがフォロー。ゴールは空っぽ)(ラインを割りアリティアのCK)
≦−2→土屋がガッチリキャッチ

【補足・補正】
石崎のカードがクラブ4〜Aで『大チョンボ』でオウンゴールします
その他は>>11を参照してください。

827 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:28:51 ID:???
トーマス→ ダイヤQ + ダイビングヘッド38+(エクスカリバー+6)=

828 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:30:37 ID:???
石崎→ ダイヤ6 + クリアー38+(人数補正+3)=
木村→ ダイヤ9 + クリアー29+(人数補正+3)=

829 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:31:21 ID:???
土屋→ クラブ3 + 飛び出す35+(人数補正+3)=
いったか?

830 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:33:45 ID:???
やっぱりエクスカリバー補正は強いねえ。

831 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 02:35:42 ID:???
>>830 マリクは素のステータスも高めですし、かなり優秀なブースト役になってますね。
============
トーマス→ ダイヤQ + ダイビングヘッド38+(エクスカリバー+6)=56

石崎→ ダイヤ6 + クリアー38+(人数補正+3)=47
木村→ ダイヤ9 + クリアー29+(人数補正+3)=41

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ

土屋→ クラブ3 + 飛び出す35+(人数補正+3)=41

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→トーマスのダイビングヘッドがフースバルのゴールに突き刺さる!
※トーマスに50の経験値が入ります
============
前半37分、待望の先制点獲得!といったところで今夜はここまで。
夜遅くまで更新にお付き合いいただき感謝です!それではまた〜

832 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:37:04 ID:???
先取点乙でした〜

833 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:51:59 ID:???
FWはDFに負けてるけど中盤では(小豆沢以外)押してるし、
これでマルスたちが入ってきてくれるなら、なんとかなるかな?

834 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 22:59:33 ID:???
>>832
おつどもです!
>>833
ジェイガン監督の采配次第ですね。ちなみにハーフタイムの会話で交代要員を推薦することも出来ます。
============
トーマス「(ライアンがあれだけのプレイをしてくれたんだ。ここで決めなくちゃ…)」

木村「な、なんだ!?急に向かい風が…」

石崎「(げげ、まさかこいつはあの特別試合でも使った魔法ペースト!?)」

トーマス「兄貴分の立場がないぜ!くらええぇぇぇっ!!」

ドッ!!

土屋「ぬっ…!この衝撃……ダウンフォースか!?」

マリクの起こしたエクスカリバーの力がトーマスを後押しするように吹きすさぶ。
さらに競り合ってきた石崎たち三人とボールの間に激しい摩擦熱が発生した。
それと同時に真上から押しつぶすような衝撃が起こり、石崎たちはバランスを崩しボールから弾かれた。

トーマス「いっけええぇぇぇぇぇっ!!」

ズシャッ!ズギュルルルルルルル………ピピイイイィィィィッ!!

アンナ「決まったァ!ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜ルゥ!!
    シーダくんからのクロスを豪快に頭で合わせに行ったトーマスくん!
    前半37分、アリティア選抜待望の先取点です!」

ワアアアアアァァァァァッ!!

835 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:00:39 ID:???
ジェイガン「よし!前半のうちにリードを奪えた。これで俄然有利に立ったな」

マルス「ナイスシュートトーマス!シーダもいいアシストだったよ!」

ジョルジュ「ふっ…こうして弟子の成長を目の当たりにすることができただけでも幸せか」

ボア「ほっほう!見事じゃトーマス。アカネイア騎士の名誉はさらに立派なものにしたな」

リンダ「そ、そう?マリクの魔法ブーストのおかげだと思うけど(ふーん…トーマスって結構サッカーうまいじゃん)」

ホルス「とにかくめでたい事ですよ。膠着した時間が長かったぶん、嬉しさもひとしおです」



アリティア  1 - 0  フースバル
前37 トーマス
   (シーダ)


ライアン「トーマスさん!トーマスさーん!」

トーマス「おう、ライアン。俺のシュート見ていてくれたか?」

ライアン「は、はい!凄かったです!かっこ良かったです!」

トーマス「イシシシ、そーかそーか。でもなライアン。この得点はお前の好プレーがあったからだぜ。
     お前があそこで敵のオーバーラップを食い止めてパスで繋いでくれたから今があるんだ」

ライアン「そ、そうでしょうか…?」

トーマス「誇れよライアン。お前は間違いなくこのチームに必要さ。俺が言うんだから間違いはないぜ?」

836 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:01:58 ID:???
ライアン「は………はいっ!!」

ライアンは思った。自分はなんてついていないんだ。何故自分だけこんなにつらい目に合わなければいけないのだと。
だがそれは間違いだった。自分はとても恵まれている。こんなに素敵な先輩がそばに居てくれるのだから。

森崎「よしよしよーし!ようやくだが1点リードできたか!」

クリス「やったァ!やりましたね森崎さん!トーマスさんが決めてくれましたよ!」

ルーク「へへっ!この調子なら一本もシュートを打たれることなく終われそうだぜ!」

カタリナ「森崎さんの体のことを考えれば出来ればそのほうが助かりますね」

森崎「(…う、うーむ。心配されるのは悪い気はしないが、あんまり頼りにはされてないってことか?
   まぁこの間の練習試合でもミスしちまったし……何より今の俺は自分のことだけでいっぱいいっぱいだからなぁ…)」

かつて持っていた威厳や誇りは一旦閉まって、今はただ勝利を求めることだけを優先しよう。
そう心を切り替えつつ、森崎は――

☆どうしますか?

A ナイスシュートだトーマス!(点を決めたトーマスを褒める)
B ナイスアシストだシーダ!(アシストをしたシーダを褒める)
C ナイスプレーだったぞライアン!(カウンターの起点になったライアンを褒める)
D いい戦術眼だったぞマリク!(ゲームメーカーのマリクを褒める)
E この1点で満足するな!前半のうちにもう1点取るつもりで行け!(さらなる攻撃を命じる)
F 気を緩めるな!前半の残り時間しっかり守るぞ!(冷静に守備を命じる)
G どうしたフースバル!こんなものかよ!(フースバルを挑発する)
H 静かに喜びを噛み締める(うごかない)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

837 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:06:30 ID:4xK0CM7k
C

838 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:06:38 ID:03Q8je9Y
C

839 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:23:38 ID:???
>C ナイスプレーだったぞライアン!(カウンターの起点になったライアンを褒める)


森崎「ナイスプレーだったぞライアン!その調子で頼んだぞ!」

早田を食い止め、的確なパスで得点までの道筋を築いたライアンのプレイは森崎の目から見ても見事なものだった。

トーマス「ほーらな。見ている奴は見てるのさ。つーわけでこの後もよろしくなライアン!」

ライアン「が……がんばります!」

嬉しさと緊張が混ざった笑顔を浮かべてライアンは自分の守備位置へと戻っていった。

トーマス「(たまに俺がいい仕事をした時なんか、ジョルジュさんもこんな気分だったのかな)」

後輩の成長。それに刺激を受けて自分もまた前へと踏み出せる嬉しさ。
アリティアに研修に来たのは正解だったと、トーマスの顔にも笑顔が浮かんだ。
一方嫌な時間帯に点を奪われたフースバル陣営は、迂闊なオーバーラップをしてしまった早田が頭を下げていた

早田「す、すまねぇ…俺がむやみに上がったばっかりに後ろをガラ空きにしちまって…」

石崎「よせやい。そんならシュートを弾けなかった俺達にも責任があらァ」

小豆沢「奪われてしまったものは仕方がない。ならばこちらも点を奪いに行くまでさ」

新田「でもどう攻めます?相手は俺のことを徹底的にマークしてきますし…」

小豆沢「お前の俊足をもってしても振り切れんか?」

新田「……後ろに抜けられないことも無いですが、それよりだったら……」

840 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:25:07 ID:???
そこまで言うと新田は、ここまでまともにボールに触れられておらず力を持て余している栗栖を見る。

栗栖「俺に、任せてくれるってことですか?」

新田「向こうも若い連中が目立ってるんだ。お前もこのまま黙ってはいられないだろ?」

栗栖「サーッ!やってみせますよ!」

jrユース時代にチームメイトに叩きこまれた挨拶をかましながら、栗栖は親指を立てる。

ピイイイィィィィッ!!

アンナ「さァ本日2度目のキックオフ!1点を追うフースバル、どう反撃をしていくか見ものですね」

ニーナ「このまま黙ってくれるほどおとなしいチームではないでしょうからね。楽しみです」

小豆沢「準備はいいか栗栖。いくぞ!」

栗栖「はい!何時でもいけます!」

小豆沢「良い返事だ。それじゃあ…」

反撃フースバル→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→栗栖に渡してドリブルで突っ切ってもらう
ハート→栗栖と小豆沢のワンツーパスで速攻を仕掛ける
スペード→栗栖と新田のワンツーパスで速攻を仕掛ける
クラブ→新田と栗栖が上がるまで自陣でボールを回す
JOKER→栗栖「あのシュートならこの位置からでもゴールを狙えるんだ!」

841 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:26:22 ID:???
反撃フースバル→ ハート7

842 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:32:49 ID:???
反撃フースバル→ ハート7
>ハート→栗栖と小豆沢のワンツーパスで速攻を仕掛ける
============
小豆沢「前半も残り僅か。一気に攻め上がるぞ。ついてこい!」

栗栖「了解!」

バコッ!ダダッ!バコッ!

アンナ「ホイッスルと同時に素早いパス回しで上がってくるのは小豆沢くんと栗栖くん!」

ニーナ「このパスコースを封じようとカイン殿が飛び込みますね!」

カイン「ここで止めれば薄くなった中央を抜けられる!もらった!」

843 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:34:18 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


小豆沢→! card+ ワンツー35=
栗栖→! card+ ワンツー32=
============
カイン→! card+ カット31=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→小豆沢&栗栖が突破(奇数:さらにワンツー 偶数:栗栖を走らせ小豆沢はキープ)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(新田がフォロー)(マリクがフォロー)(シーダがフォロー)
≦−2→カインがボールを奪う

【補足・補正】
その他は>>11を参照してください。

844 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:34:49 ID:???
小豆沢→ ハート3 + ワンツー35=
栗栖→ ハートQ + ワンツー32=

845 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:35:31 ID:???
カイン→ ハート2 + カット31=

846 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:35:50 ID:???
カイン→ ダイヤ9 + カット31=

847 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:49:31 ID:???
小豆沢への(軽症治療済み-1)が抜けていましたね。修正します。

小豆沢→ ハート3 + ワンツー35+(軽症治療済み-1)=37
>栗栖→ ハートQ + ワンツー32=44

カイン→ ハート2 + カット31=33

【攻撃側】−【守備側】
≧2→小豆沢&栗栖が突破。栗栖を走らせ小豆沢はキープ
============
小豆沢「そらっ、行ったぞ!」

栗栖「はい!返します!」

ビシュッ!ドシュッ!

自分の足元に帰ってくるシュートのような力強いパスに苦笑しつつ、小豆沢は再びボールを栗栖に返す。

小豆沢「(よっぽど暇を持て余していたようだな。この調子ならすぐに追いついてくれそうだ)」

カイン「み、見えん…何も見えん!」

アンナ「立ちふさがったカインくんでしたがあっという間にぬかれてしまった!」

小豆沢「よし。ここまで来れれば上出来だ。君は上がっておきなさい」

栗栖「待ってますよ!小豆沢さんの最高のパス!」

848 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:51:22 ID:???
先ほどの速攻が嘘のように、今度はゆっくりとした速度でボールをキープする小豆沢。
前半もわずかだというのにその落ち着きようは逆に不気味さを醸し出していた。

マリク「(…この選手、隙がない。僕のディフェンスじゃ分が悪いか…?)」

小豆沢「おや、来ないのか。あんまりのんびりもしてられないんだがね」

マリク「くっ…!」

ロディ「マリク殿、ここは同時に!」

マリク「そうだ。一人では無理でも二人なら!」

小豆沢「……さて、いこうか」

森崎「(あの選手…これまでは地味に守備に貢献してきただけだった。
   だが、俺が握手をしたときに感じたプレッシャーはその程度のものじゃなかったはずだ!)」

なにか不安を感じつつ、森崎は徐々に上がってくる新田や栗栖の動きに注意を払う。

849 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:53:15 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


小豆沢→! card+ ドリブル36+(軽症治療済み-1)=
============
マリク→! card+ タックル30=
ロディ→! card+ タックル30=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→小豆沢が突破(奇数:ロビングを上げるために振りかぶる 偶数:さらにドリブルで直進)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(田中がフォロー)(輝林がフォロー)(ライアンがフォロー)
≦−2→アリティアがボールを奪う

【補足・補正】
小豆沢は『倍速ドリブル』でドリブル時相手の人数補正を無効化
マリクのカードがダイヤで『フィンブルスパイク』で+4(吹っ飛び係数2・吹っ飛んだ相手の硬直を延長)
ロディのカードがダイヤ・ハートで『テクニカルタックル』で+2
その他は>>11を参照してください。

850 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:54:07 ID:???
小豆沢→ ダイヤ7 + ドリブル36+(軽症治療済み-1)=

851 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:54:14 ID:???
小豆沢→ スペード3 + ドリブル36+(軽症治療済み-1)=


852 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 23:54:36 ID:???
マリク→ クラブK + タックル30=
ロディ→ ダイヤ6 + タックル30=

853 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/18(火) 23:58:14 ID:???
小豆沢→ ダイヤ7 + ドリブル36+(軽症治療済み-1)=42

マリク→ クラブK + タックル30=43
ロディ→ ダイヤ6 + タックル30=36

【攻撃側】−【守備側】
=−1→ボールはこぼれ球に。ライアンがフォロー
============
肉体系魔道士マリクが立派に仕事をした所で一旦ここまで。
ちなみにマリクの守備は10でロディは6。何処でこんなに差がついた…
それではまた次の更新でお会いいたしましょう〜

854 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:03:24 ID:???
小豆沢は非常に落ち着いた動作でマリクとロディのプレスを待っていた。
だが、いざ二人が囲みだそうとした瞬間ギアを入れ替えたように機敏に動き出す。

森崎「うっ…あ、あの動きは…!」

森崎には見覚えがあった。フルチューンされた車のように自由にアクセルとブレーキを踏み分け
錯覚さえ起こすほどの速度差を見せつけることで相手のマークを軽々と振り切る独特なドリブル。

森崎「そうだ、間違いない。オランダのストライカーのイスラス。奴の動きに似ているんだ」

複数のマークなど全く意味を成さない、一対多の勝負に特化した一瞬で相手を振り切り突破するドリブル。
小豆沢はそのドリブルが出来るのだ。これが早田や新田が言っていた小豆沢の『凄いところ』なのだろう。
これまで日本のサッカーの歴史上最大の層の厚さと称される『黄金世代』という
同年代のくくりの中で激しい争いをこなしてきた森崎にとって、
いくら上の年代の選手だろうと、サッカーの才能に恵まれていなければ得られないような能力に愕然する。

小豆沢「(黄金世代の戦士たち。彼らの才能は確かに過去最高のモノと呼べるだろう。
    協会もそのポテンシャルに目をつけ、彼らを中心としたチーム結成に躍起になっている。
    これまでA代表として戦ってきた俺達の事など、はじめからいなかったかのように)」

これまで国を背負い戦ってきた自分たちの存在すら霞ませるほどの輝きを持つ黄金世代の若き選手たち。
その中でもチームの中心としてゴールマウスを死守してきた森崎有三という少年。
そんな彼の才能をこの目で確かめるために、この大会の参加を小豆沢は決意したのだ。

小豆沢「(僕たちが築きあげてきた栄光。いや、栄光と呼べるほどのものじゃない小さな輝きでしかないかもしれない。
    しかし、その僕達がたどってきた日本サッカーの栄光を君たちが本当に受け継ぐことが出来るのかどうか…
    性分なんだろうな。昔から自分の目で、体で確かめなくちゃ気が済まなかった……!)」

既に選手としてのピークは通り過ぎている自分が、協会の意識や興味が移り住んでしまっている
彼らに対して自分ができることはできうる限りの技を見せ、それを次に活かしてもらうことしかない。
かつて自分もそうしてきたように。1968年の五輪大会で得た銅メダル以上の栄光を勝ち取るために。

855 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:05:31 ID:???
小豆沢「(この常人ではとてもこなせないドリブルを必死に身に付けさせてくれた『あの人』の思い…
    そしてなによりも、新たな才能に夢を託すことを誇りに思える僕の想いを、君は受け止めることが出来るのかい?)」

ダヒュッ!!

だが、小豆沢の心のなかにはもう一人の自分がいた。それはまだ自分たちでもやれると。
そう簡単に立場を明け渡したくはない、自らの老いと後輩たちの躍進を認められない葛藤もあった。
サッカーという自分のこれまでの人生を賭けるに値するほどの魅了される競技に対しての心構えなのだ。
この未練という感情にも近い気持ちを払拭できるほどの才能を発揮して欲しい。それが小豆沢の願いだった。

アンナ「こ、これは凄い!二人からの厳しいチェックにもまったく動じずボールのキープを続ける小豆沢くん!」

マリク「(この人のプレイには気迫がこもっている。譲れない信念というのかな…
    こうして相対しているだけで飲まれてしまいそうだ。でも、僕だって)」

カダインで魔法の教師として授業をする傍ら、マリクも学院の子供たちにサッカーを教えている。
もっともそれは体育の授業程度のものでしかなく、本格的な指導などはできていない。
だが、このアカネイア大陸のサッカーという文化は驚くほどの速さで浸透して行っている。
噂では大陸全土を巻き込んだ大規模なサッカー大会が開催されるという話もある。
武器による争いからスポーツによる争いへ。決して血を流すことのなく競い合える文化の形成。
それこそがマリクの幼い頃からの親友であるマルス王子の掲げる理想の一つなのだ。

マリク「(大衆の興味を集めるには、いかにしてサッカーが楽しく素晴らしいものかをわからせる必要がある。
    点を競いあうルールがある以上、どうしても勝利を目指すことになるのは避けられないことだ。
    アリティアのみんなの前大会での優秀とは言えない結果にも惜しみない声援と拍手をくれたのは嬉しいけれど…
    彼らの応援は、僕達に勝って欲しいという願いが込められている。その期待を裏切っていては……ダメなんだ!)」

856 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:07:04 ID:???
サッカーの楽しさを伝えたい。そのためには負ける姿を晒すよりも勝つことでの笑顔を届けたほうが良いに決まっている。
チーム一丸となって勝利を目指して戦う素晴らしさを教えることが、今の自分の使命なのだとマリクは感じていた。

小豆沢「悪いが抜かせてもらうよ」

ダダダダダダッ!!

アンナ「小豆沢くんのドリブルはみるみる速度を上げてアリティアの守備網を切り裂いていく!
    し、しかしマリクくんが必死の追走!横に並び小豆沢くんの進行を食い止めに行く!」

マリク「だから僕は負けない!アリティアの皆に喜んでもらいたいんだ!」

小豆沢「なっ…!?」

マリクは走った。全力で走ったとしても小豆沢のドリブルには追いつけないかもしれない。
それでも足を止めなかったのは、ボールを奪うのではなく別の狙いがあったからだ。

マリク「(弾くだけでいい。あとは仲間が……僕のプレイを引き継いでくれるから!)」

個人の力ではおそらく勝ち目がないだろう。実力も経験も圧倒的に小豆沢のほうが上なのは明らかだ。
だがサッカーは11人でやるスポーツなのだ。自身の足りないところはこうして仲間にカバーしてもらえばいい。

バチッ!!

小豆沢「くっ…!(気にするほどの怪我じゃないと思っていたが…こいつは尾を引くかもしれんな)」

アンナ「マリクくんの怒涛の追い込みが小豆沢くんからボールを弾かせる!
    そしてこぼれ球は右サイドを転がり、ライアンくんがフォローしました!」

リンダ「きゃー!いいぞマリ…」

857 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:08:10 ID:???
観客席から声援を飛ばそうとするリンダの声をかき消すほどの大声がアリティアのベンチから放たれた。

エリス「マリクー!ナイスディフェーンス!!」

マルス「姉上、嬉しそうですね」

エリス「ええ。まるで夢のようだもの。あの体の弱かったマリクが…あんなに逞しくなって、成長して…」

最近では滅多に大声を出すことの無かったエリスの黄色い声援が
フィールドを横切る最中、ボールを確保したライアンは…


前半も残り僅か→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→もう一度シーダに向けてパスを出した
ハート→トーマスに向かってロビングを上げた
スペード・クラブ→なんと栗栖が後ろから猛然とタックルを仕掛けに来ていた。
JOKER→ライアンがこの大会のために磨いてきたのはパスだけではなかった…!

858 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:08:41 ID:???
前半も残り僅か→ ハート8

859 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:08:56 ID:???
前半も残り僅か→ ダイヤ9

860 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:20:36 ID:???
前半も残り僅か→ ハート8
>ハート→トーマスに向かってロビングを上げた
============
ライアン「(やっぱり先の先のことだから、シーダ様へのパスは警戒されてる…)」

大森と輝林、さらには早田までがシーダの進行先をしっかりと封じるように動いている。
だが、そのおかげで左サイドはやや手薄のように感じられた。

ライアン「(前半ももう5分も残っていない。どうせならシュートを打たせたい!)」

バコッ!

ライアン「トーマスさん、お願いします!」

アンナ「ここでライアンくん高いパスを出した!トーマスくん、落下地点に向けて走りこむ!」

ニーナ「対するフースバルは田中選手が競り合いに向かいますね。この勝負を制するのはどちらでしょうか」

トーマス「へへっ、可愛い後輩からの託しものだ。悪いが譲れねぇんだよ!」

田中「1点取ったくらいで調子にのるんじゃねぇぞ!だああっ!!」

861 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:21:57 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。


トーマス→! card+ 競り合い31=
============
田中→! card+ 競り合い28=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→トーマスが競り勝つ(奇数:カインにアーリークロス 偶数:ドリブルで前進)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(木村がフォロー)(カインと石崎が競り合い)(石崎がフォロー)
≦−2→田中がボールを奪う

【補足・補正】
トーマスのカードがダイヤ・ハートで『パワーチャージ』で+3(吹っ飛び係数3)
その他は>>11を参照してください。

862 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:23:05 ID:???
トーマス→ クラブ9 + 競り合い31=

863 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:23:40 ID:???
田中→ スペード3 + 競り合い28=

864 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:26:52 ID:???
お、あと1点は取れるか…?

865 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:28:48 ID:???
トーマス輝いてるな

866 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:36:37 ID:???
>>864 センタリングではないので石崎のマークを避けることはできませんが、ここはカインに期待したいですね。
>>865 彼も第一部ではあまり活躍出来なかったので、その反動でしょうかね?
============
トーマス→ クラブ9 + 競り合い31=40

田中→ スペード3 + 競り合い28=31

【攻撃側】−【守備側】
≧2→トーマスが競り勝つ。カインにアーリークロス
※トーマスに20の経験値が入ります
============
トーマス「やっぱ俺にゃこっちの方が性に合ってんのかねぇ。ふんぬ!」

田中「うげっ…なんてパワーだ!?」

弓兵らしいテクニックに長けた華麗なポストプレイにも憧れないわけではないのだが。
トーマスは這いつくばる田中を踏まないように避け、足を振りかぶる。

トーマス「次はアンタの番だぜ!バッチリ決めてきな!」

ドシュッ!

アンナ「ゴールに向かって駆け込むカインくんへの縦へのクロスが入った!」

ニーナ「石崎くんと土屋くんが競り合いに行きます。今度は決めて欲しいところですが…」

トーマスからの絶妙なクロスに頭を合わせに行くカイン。しかし彼の体力は先ほどの必殺シュートや
前線での度重なる積極的な守備によりかなりの疲弊を重ねていた。

カイン「(おそらくこのシュートがこの試合の俺の最後の仕事……必ず遂行してみせる!)」

867 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/20(木) 23:37:43 ID:???
石崎「懲りないやつだぜ!また弾き返してやらァ!」

土屋「今度は妙な風は巻き起こらんみたいだな。ならば!」

カイン「突き刺されボール!うおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!」

先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

カイン→! card+ 猛牛ダイビンヘッド41=
============
石崎→! card+ クリアー38+(人数補正+2)=
============
土屋→! card+ 飛び出す35+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。前半終了
≦−2→クリアー成功。前半終了

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→カインの猛牛ダイビンヘッドがフースバルのゴールに突き刺さる!前半終了
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。前半終了
≦−2→土屋がガッチリキャッチ。前半終了

【補足・補正】
『猛牛ダイビンヘッド』(吹っ飛び係数2)
石崎のカードがクラブ4〜Aで『大チョンボ』でオウンゴールします
その他は>>11を参照してください。

868 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:37:57 ID:???
カイン→ スペード5 + 猛牛ダイビンヘッド41=

869 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:39:53 ID:???
石崎→ ハートJ + クリアー38+(人数補正+2)=

870 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:39:58 ID:???
石崎→ ダイヤ4 + クリアー38+(人数補正+2)=

871 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 23:40:16 ID:???
土屋→ クラブJ + 飛び出す35+(人数補正+2)=

872 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 00:07:36 ID:???
カイン→ スペード5 + 猛牛ダイビンヘッド41=46

石崎→ ハートJ+(有利) + クリアー38+(人数補正+2)=53

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≦−2→クリアー成功。前半終了
============
カイン「うおおおぉぉぉぉっ!!」

石崎「ボールへの飛び込みの速度なら俺だって負けてねぇぜ!だああっ!!」

ベキチッ!!

カイン「そ、そんな馬鹿なァ!」

アベル「…カイーン。そんなことじゃ後輩たちに示しがつかないぞ…」

石崎「にっしっし。その程度の突っ込みじゃ俺を抜けねぇぜ!おういちち…」

土屋「(まぁこいつの場合は頭じゃなくて『顔』だけどな…)」

陽子「(ホント、どうしてわざわざ顔で当たりにいこうとするのかなぁ。……でも、ナイスディフェンスよ石崎くん)」

派手にボールをぶつけて真っ赤に顔を腫らした姿はまるで山を統べるボス猿のようだなと土屋は苦笑した。そして――

ピッピイイイイィィィィィッ!!

アンナ「ここで前半終了のホイッスル!アリティア、1点のリードで折り返すことが出来ましたね」

ニーナ「何度も得点のチャンスがありましたから、後半もこの調子で攻めて行って欲しいですね。
    そしてフースバルの方にも追いつき、そして追い越せるよう頑張って欲しいところです」

873 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 00:08:38 ID:???
〜アリティア選抜控え室〜

ジェイガン「うむ。結成したばかりのチームとは思えんほどの成果だ。なかなかよかったぞ。
      第七小隊の者たちも、私の予想以上の働きをしてくれた」

ジェイガン自身もこのメンバー構成に少し不安を抱いていた。
だがプロリーグ開催を控えた一流のチーム相手にも見劣りすることなく張り合えているのだ。上々である。

森崎「(結局前半は出番なしか。後ろから指示を出すだけじゃ、やっぱり物足りねぇな)」

かと言ってポンポンシュートを打たれてしまっては今の自分では全て受け止められる気はしない。
全力のセービングをした瞬間、あっという間にゴール前に立つカカシに成り下がってしまいそうなのだから。

チームメイトはそれぞれ後半戦に備えて作戦を立てているものやドリンクを飲んだり
ストレッチで疲労を少しでも減らそうとしている。
特に走りまわることが多かったカイン、そしてトーマスは見るからに汗の量も多く消耗していそうだった。

森崎「(ハーフタイム中の行動や指示も、キャプテンとしての俺の務めなんだよな)」

より明確な作戦の提示や、回復の杖でのリフレッシュの指示も行わなければならない。
森崎はイスから立ち上がると周囲の仲間たちを見渡しつつ行動を起こす。

874 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 00:09:54 ID:???
※全員のガッツが1/8回復しました。


・アリティア選抜(オーソドックス/4-3-3/指揮レベル11+監督補正2)
Jトーマス(1) 260/440 +16 ライアン(2)ジョルジュ(1)
Iマリク    450/540 +18 エリス(3)マルス(1)森崎(1)
Hカイン(1)  70/580 +16 アベル(2)マルス(1)
Gライアン   440/460 +21 トーマス(2)ルーク(1)ロディ(1)クリス(1)カタリナ(1)セシル(1)森崎(1)
Fシーダ(1)  440/440 +18 マルス(4)オグマ(1)
Eロディ(1)  570/580 +19 ルーク(1)クリス(1)セシル(1)ライアン(1)カタリナ(1)森崎(1)
Dカタリナ(3) 460/460 +20 クリス(2)カタリナ(1)ロディ(1)ルーク(1)ライアン(1)森崎(1)
Cクリス(1)  560/560 +20 カタリナ(2)セシル(1)ロディ(1)ライアン(1)ルーク(1)森崎(1)
Bセシル(1)  390/400 +19 クリス(1)カタリナ(1)ロディ(1)ルーク(1)ライアン(1)森崎(1)
Aルーク    500/500 +19 ロディ(1)クリス(1)ライアン(1)セシル(1)カタリナ(1)森崎(1)
@森崎(2)   430/430 +19 マルス(2)アベル(2)クリス(1)カタリナ(1)
============
Kマルス(2)  460/460 +21 シーダ(4)森崎(2)マリク(1)エリス(1)
Lアベル(2)  640/640 +18 カイン(2)森崎(2)マルス(1)
Mオグマ(1)  500/500 +15 シーダ(1)森崎(1)
Nジョルジュ(2)600/600 +14 トーマス(1)
Oエリス(2)  520/520 +17 マリク(3)マルス(1)

875 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 00:10:57 ID:???
☆どうしますか?(残り3回)

A チームメイトと話す
B エリスのリライブの杖でガッツを270回復する
C 監督と話す
D 観客席に行ってみる(行動回数2消費)
E フースバルの控え室に行ってみる(行動回数2消費)

※A・Bは>>を参考に『1人』選択して下さい


2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
============
今夜はここまで。次回の更新でまたお会いしましょう〜

876 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 00:14:37 ID:Rmru9gQQ
A ロディ
フォロー入れんと…しかしカインは交代するのか回復させるのか、ジェイガンさんに聞いておきたくもある

877 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 00:16:32 ID:DIPxyVUk
A ロディ

二人入れ替えだし、普通に考えればFW二人入れ替えて終わりだけどねえ。

878 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 23:12:22 ID:???
>>876
交代選手の推薦などがない場合、森崎の行動が終了したあとで交代要員が発表されます。
>>877
予めガッツを回復させておくことで、ジェイガンが交代を別の人に変えることもありますね。
============
>A ロディ

森崎「(確かに監督の言うように第七小隊の連中は予想以上に活躍してくれている。が…)」

セシルの突破力やルークの守備はフールバル相手にも全く見劣りしておらず、
ライアンにいたってはあの早田にさえ競り勝つポテンシャルを見せてくれた。
だが、ロディだけはここまであまりいいところが見えてこない。
ドリブルで抜かれるだけならまだしも、審判に悪印象を与える反則までしてしまう。

森崎「(練習試合でも自分だけ実力を発揮できないで潰れかけていたからな……)」

もしもまた落ち込んでしまったのなら少しフォローしなくてはいけないのかと、心配そうな顔で森崎はロディに近づく。


イマイチロディ→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→どうやらアベルに何かアドバイスをもらっているみたいだ。
ハート→落ち込むロディを(奇数:クリス 偶数:セシル)が励ましているぞ
スペード→思ったより落ち込んではいない。開き直る精神的強さを身につけているようだ。
クラブ→案の定酷く落ち込んでしまっていた…
JOKER→そのとき沢山の子供たちが控え室になだれ込んできて…?

879 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 23:13:04 ID:???
イマイチロディ→ ハートQ

880 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 23:40:10 ID:???
イマイチロディ→ ハートQ
ハート→落ち込むロディをセシルが励ましているぞ
============
どよーん……

ロディ「(私は弱い…私は酷い…私は惨め…誰よりも、誰よりもだっ…!)」

森崎「(うわちゃー。案の定落ち込んでるよ。しかもかなり重症っぽいな)」

これは立ち直らせるよりも交代を促したほうが速いと思ったその時である。

セシル「あーもー!情け無いったらありゃしないよ!ロディ、しっかりしなよ」

森崎「(お?セシルか?)」

ロディ「…ダメなんだ」

セシル「は?」

ロディ「やっぱりダメなんだ!いくら力を合わせようとも私の実力では足をひっぱることしかできない!
    フースバルのキャプテンを怪我させてしまった時の……他の選手達の目が、怖いんだ……」

自分の力が及ばないのならまだしも、親善試合というこの場においてよりにもよって
相手チームのキャプテンを怪我させてしまったのだ。
もちろんサッカーという競技である以上、こういったケースにいちいち動揺していては話にならない。
セシルは呆れたようにため息をつくと、キッと目を吊り上げてロディを睨みつけて言う。

セシル「だったら引っ込んじゃいなよ。自分がいることが迷惑だと思ってんならさ」

ロディ「う……」

881 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 23:41:31 ID:???
セシル「でもね。ここで引っ込んだらそれこそアンタ負け犬だよ。
    散々引っ掻き回されて馬鹿にされて恨まれて!アリティア正騎士の名に泥塗ることになるんだよ」

ロディ「……そ、そんなこと分かってるさ!だ、だけど……」

これだけ発破をかけても弱気な口調のままのロディに、いよいよセシルは声を荒げる。

セシル「泣き言なんかきらいだよ。何でもかんでもいじけていてどうすんのよ!」

ロディ「で、でもやっぱりダメだよ……これ以上僕に何ができるっていうんだ……」

セシル「ちゃんとしゃんとしなさいっ!アンタ、男だろっ!!
    諦めることに慣れてちゃダメなんだ!うざったいんだよ!!」

セシルの激昂に他のチームメイトは一体何事なのかと驚き振り返る。

森崎「(ど、どうする?このまま放っておいたらセシルがロディを殴り飛ばす勢いなんだが…)」

だが、今のロディにはそれくらいしてもらったほうがいい薬になるのではないか?
それとも後に遺恨をのかさないようにセシルを止めたほうがいいのではないか?


☆どうしますか?

A セシルを止める
B セシルと一緒にロディを叱咤激励する
C ここはセシルに全てを任せよう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

882 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 23:41:45 ID:???
ナーシェンにとり憑かれたのか

883 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 23:43:45 ID:9DQ3J3Mo
C

884 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 23:44:49 ID:KRDzgRyI
C

885 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/21(金) 23:56:46 ID:???
>>882
天国編が凍結した今、あの人たち今はどうしているんでしょうね…
============
>C ここはセシルに全てを任せよう


森崎「(ここは下手に手を出さないほうがいいな。同僚のセシルのほうがロディのことを分かってそうだし)」

森崎は傍観を決め込んだ。この戦慄が張り巡らされた状況が好転すると信じて。

セシル「何か言い返したらどうなのよ。本気なの?やる気あるの?どうなの?」

ロディ「う……ぼ……わ、私は……」

セシル「私なんかにここまで言われて悔しくない?ちょっとは男らしさを見せなさいよっ!」

傍から見ていてあまりにも情けなく、可哀想にさえ思えるロディ。
だがここで潰れてしまうようではこれから先、マルスの近衛騎士として何ら役に立たなくなる可能性もあるのだ。

森崎「(ロディ、お前だってこのまま引き下がりたくはないんだろ?何とかしないと…本当に取り返しがつかなくなるぞ!)」


イチかバチか→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→「…ありがとうセシル。私はもう少し図太くなるべきだったな…」セシルに感謝して立ち直る!
スペード→「……ここで諦めては私たちのこれまでのことを否定することになる」復活の兆しを見せる!
クラブ→「う…う…うわあああああ……」涙を流しつつ控え室を飛び出して行ってしまった…
JOKER→「(なぜだ。こうも口汚く罵られることがこんなに気持ちがいいだなんて…)」ロディ、変な方向に覚醒!

886 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 23:57:35 ID:???
イチかバチか→ ハート7
うわ、結構厳しい勝負だな

887 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 23:57:39 ID:???
イチかバチか→ ダイヤ8

隠れM!

888 :森崎名無しさん:2011/10/21(金) 23:57:47 ID:???
イチかバチか→ クラブ9

889 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/22(土) 00:10:38 ID:???
イチかバチか→ ハート7
ダイヤ・ハート→「…ありがとうセシル。私はもう少し図太くなるべきだったな…」セシルに感謝して立ち直る!
============
ロディ「…ありがとうセシル」

セシル「え…?」

ロディはタオルで顔をガシガシと数回乱暴に拭き回す。
そしてゆっくりとイスから立ち上がるとセシルの肩に手を置く。
その瞳は真っ赤に腫れてしまっていたが、先ほどのような淀んだ光は宿していなかった。

ロディ「散々に言われたことで吹っ切れたよ。
    こんなことでいちいち落ち込んでいるだけ時間の無駄だってことが分かったのさ」

足を引っ張ってしまった事実は今更後悔したって取り消すことはできない。
だがここからミスを挽回して評価を取り戻すことはできるかもしれないのだ。

セシル「……ったく、ようやくお目覚め?後半は背筋伸ばして、アンタらしさを見せてやりなさいな」

ロディ「ああ、分かっている。だがセシル。お前もドリブルを持続する際集中力を途切らせないようにすることだ」

セシル「ア、アンタに言われたか無いわよ!……でも、覚えておくわ。
    アンタももう誰かに甘えたりしないで、頑張りなさいよ!」

ロディ「ふっ……そうだな。やれるだけのことはやるさ」

※ロディとセシルの互いの評価が上がりました。

890 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/22(土) 00:12:09 ID:???
森崎「ふぅ。どうやら事態もうまく収まったみたいだな。さて、他に何かしておくことはあったかな?」



☆どうしますか?(残り2回)

A チームメイトと話す
B エリスのリライブの杖でガッツを270回復する
C 監督と話す
D 観客席に行ってみる(行動回数2消費)
E フースバルの控え室に行ってみる(行動回数2消費)

※A・Bは>>874を参考に『1人』選択して下さい


2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

891 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 00:28:52 ID:bJRNaEjs
C

交代について意見言えるかな

892 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 00:32:28 ID:xpSH1iN6
C

893 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 07:18:52 ID:???
今回は監督にまかせたいなあ

894 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 07:31:12 ID:???
496KBか……さすがに1000は無理そうだな

一応
【】ファイアーモリブレム35【】

895 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 19:05:30 ID:???
【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】

896 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 20:09:44 ID:???
>>891
他にもフォーメーションや攻撃の組み立て方なども相談できますね。
>>893
将来的には監督任せのほうが総合力が高くなりますからね。お好みでどうぞ。
>>894
お気遣いありがとうございます。それでは改めて私からスレタイ募集をかけたいと思います。

【】ファイアーモリブレム35【】

上記をコピペしてお使いください。お一人様何案でもかまいません。

>>895
早速のスレタイ候補ありがとうございます!第2部のプロローグに当たるこの『前日編』は
もう少し続く予定なので、お付き合いいただければ幸いです。

897 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 20:12:01 ID:???
C 監督と話す


森崎「(後半戦に備えて何か相談しておくことがあったはずだ)」

森崎はスコアメモをパラパラとめくるジェイガンに近づくと相談事を話しかける。


☆どうしますか?

A フォーメーションを変えておきたい
B ポジションを変えておきたい
C 具体的な攻撃の指示を出したい
D 具体的な守備の指示を出したい
E 交代要員を打診したい
F ここまでの試合展開について話しあう
G 特に用は無い

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

898 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:18:08 ID:QRbIlQgM
E

899 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:18:57 ID:rS+gG+8g


900 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 21:43:51 ID:???
E 交代要員を打診したい
============
森崎「監督、後半ではメンバーチェンジをしていくんでしょう?」

ジェイガン「うむ。第七小隊の力量は大体測れたと見ていいだろう。
      後半戦はより強固な体制をとって勝利を掴みに行くつもりだ」

森崎「そうですか。それで交代させるメンバーは決まっているんですか?」

ジェイガン「大体見当はついているが…ふむ、キャプテンとしてお前の意見も聞いておくか。話してくれるか?」

901 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 21:44:52 ID:???
Jトーマス(1) 260/440 +16 ライアン(2)ジョルジュ(1)
Iマリク    450/540 +18 エリス(3)マルス(1)森崎(1)
Hカイン(1)  70/580 +16 アベル(2)マルス(1)
Gライアン   440/460 +21 トーマス(2)ルーク(1)ロディ(1)クリス(1)カタリナ(1)セシル(1)森崎(1)
Fシーダ(1)  440/440 +18 マルス(4)オグマ(1)
Eロディ(1)  570/580 +19 ルーク(1)クリス(1)セシル(1)ライアン(1)カタリナ(1)森崎(1)
Dカタリナ(3) 460/460 +20 クリス(2)カタリナ(1)ロディ(1)ルーク(1)ライアン(1)森崎(1)
Cクリス(1)  560/560 +20 カタリナ(2)セシル(1)ロディ(1)ライアン(1)ルーク(1)森崎(1)
Bセシル(1)  390/400 +19 クリス(1)カタリナ(1)ロディ(1)ルーク(1)ライアン(1)森崎(1)
Aルーク    500/500 +19 ロディ(1)クリス(1)ライアン(1)セシル(1)カタリナ(1)森崎(1)
@森崎(2)   430/430 +19 マルス(2)アベル(2)クリス(1)カタリナ(1)
============
Kマルス(2)  460/460 +21 シーダ(4)森崎(2)マリク(1)エリス(1)
Lアベル(2)  640/640 +18 カイン(2)森崎(2)マルス(1)
Mオグマ(1)  500/500 +15 シーダ(1)森崎(1)
Nジョルジュ(2)600/600 +14 トーマス(1)
Oエリス(2)  520/520 +17 マリク(3)マルス(1)

※上記のメンバー表を参考に、交代させたいメンバーを『最大2組』記入してください。

(例)

トーマス→マルス
I→L

など、誰と誰が交代するのが分かればどんな形式でも構いません。

※なお、あくまでも打診なのでジェイガンの判定時に低確率で覆される場合もあります。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

902 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:46:22 ID:rS+gG+8g
トーマス→マルス
カイン→アベル

903 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:48:56 ID:QRbIlQgM
トーマス→マルス
カイン→アベル

904 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 21:53:49 ID:???
トーマス→マルス
カイン→アベル
============
森崎「前半で必殺シュートを連打したFW二人を変えるべきだと思いますよ。
   特にカインは見た目以上に疲弊してしまっていますからね」

ジェイガン「そのようだな。十分に役目を果たしたとは言いがたいが、
      この試合は若い者たち中心で戦い抜くことにするつもりだ。
      森崎殿。おそらく相手は後半躍起になって攻めこんでくるだろう。
      くれぐれも余計な失点はせぬよう気を引き締めてかかるのだぞ」

森崎「分かってますって。それじゃ、よろしくおねがいしますよ」

※交代に関して森崎の意見が通る可能性が高まりました。


森崎「そろそろハーフタイムも終わりそうだが、まだ何かやり残したことはあるかな?」


☆どうしますか?(残り1回)


A チームメイトと話す
B エリスのリライブの杖でガッツを270回復する
C 監督と話す

※A・Bは>>874を参考に『1人』選択して下さい


2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

905 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 22:18:15 ID:???
A ライアン

906 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 22:25:31 ID:chpJf8HY
B マリク

907 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 22:32:09 ID:QRbIlQgM
B マリク

908 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 23:26:33 ID:???
>B マリク

森崎「(マリクは司令塔としてよくやってくれていたな。中盤での守備もそうだし、
   1点目のブーストによる援護も抜群の判断で上がってくれたからというのもあったからな)」

ねぎらいの言葉をかけるのも兼ねて、森崎はマリクのいる方に近づく。


来てますマリク→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→マルスと後半の試合展開を話し込んでいる
ハート→エリスに褒められてデレデレしているな…
スペード・クラブ→ドリンクを飲んで落ち着いている。後半も頼りになりそうだ。
JOKER→「後半はこのブーストも試してみようか」封印していた『レクスカリバー』を解禁!

909 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 23:26:58 ID:???
来てますマリク→ ダイヤ10

910 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 23:26:59 ID:???
来てますマリク→ ダイヤ9

911 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 23:44:55 ID:???
来てますマリク→ ダイヤ10
>ダイヤ→マルスと後半の試合展開を話し込んでいる
============
マリクの側にはおそらく後半投入されるであろうマルスがいた。
どうやら後半の試合展開をフィールドから見た意見とベンチから見た意見を重ねて作戦を練っているらしい。

マリク「あ、森崎。調度良かった。ちょっと君の意見も聞きたかったんだけど」

森崎「ん、作戦会議か」

マルス「前半を戦ってみて、フースバルの攻撃パターンは主に4つだと判断したんだ。
    まずはIの小豆沢を起点にして繋ぐサッカー。Fの小林によるサイドアタック。
    前線への放り込みによる縦ポン、そしてAの早田のオーバーラップだ」

マリク「まだ見せていない戦術もあるかもしれないけれど、大体警戒していくのはこの4つだと思うんだけど…」

マルス「君はどの攻撃展開に一番注意を割くべきだと思うかな?」

マリク「きっとフースバルは追いつくために後半すぐに何かを仕掛けてくると思う。予め対策を練っておこうと思うんだ」

森崎「(なるほどな。後半はフースバルからの攻撃だから、油断してると出会い頭の一発をもらってしまうかもしれん)」

ゴールマウスからずっとフースバルの攻撃を眺めていた森崎なりに、二人に意見を言うことにする。

912 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/23(日) 23:46:06 ID:???
☆どの攻撃に注意すべきか?

A やはり小豆沢だな。倍速ドリブルで複数のマークが意味を成さないからブーストで確実に潰していきたい。
B 小林のサイドアタックだな。センタリングを上げられればうちのマークも外される可能性が高いからな。
C 縦ポンだな。新田はもちろんだが、あの栗栖という若造にも注意を払ったほうがいい。
D 早田のオーバーラップだな。前半は止められたとは言え、アイツの実力は油断できないものがある。
E いや、きっと他に何か隠し玉があるはずだ(相手側の戦術をお書きください)
F いや、守備よりもこっちの攻撃のことを考えるべきだ。知恵を貸してくれ。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

913 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 23:47:42 ID:URDrsBh2
C

914 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 23:50:03 ID:rS+gG+8g
C

915 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 23:56:13 ID:???
先生! BマリクじゃなくてAマリクで進行しちゃってる気がします!!

916 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/24(月) 00:27:38 ID:???
>>915 あわわ…これは失礼しました。908-912の出来事は忘れてください…

>B マリク
============
森崎「エリスさん、マリクの体力を回復させてあげてください」

エリス「ええ。魔法ブーストは強力ですがそれ故に体力の消耗が激しいですからね。
    マリク、こちらに座って。肩の力を抜いてください」

マリク「は、は〜い。」

森崎「(うわぁ…普段は絶対に言わない猫が甘えたような声を出しやがって…)」

羨ましいなコノヤロウという感情を押し殺し、森崎は二人の様子を見守る。

森崎「(あーあー。ミネルバ王女とか応援に来てくれないかなー)」

マケドニアは復興の傍ら、現在の王政を酷く糾弾する集団の鎮圧に忙しいと聞く。
この忙しい時に国を空けてアリティアに来られるはずもないことは分かっているのだが、
全日本ユースの面々の目の前でド派手な告白をした意中の相手の応援が恋しくなってくる。

森崎「(やっぱり顔か?顔なのか?い、いや…そんなはずはない!)」

一人悶々と悩んでいる最中、エリスの杖による体力回復が終了する。

※エリスに20の経験値が入ります。
※マリクのガッツが全回復しました!

マリク「ふー。ありがとうございますエリス様。これで後半もバッチリですよ!」

エリス「私の分まで張り切って行ってきなさい。応援いていますから」

917 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/24(月) 00:28:58 ID:???
マリク「はいっ!」

森崎「(うーむ……俺にもエリス王女みたいに甲斐甲斐しく応援してくれるような人が現れないものだろうか)」

マリクとエリスの実に幸せそうな様子を見て、森崎は寂しくため息を漏らすのだった。



ハーフタイムも残り僅かとなり、ジェイガンは控え室の中央に選手たちを集合させる。

ジェイガン「よし、みんなきけ。後半戦にはいる前にメンバーチェンジを行う」

カイン「(くっ…さすがに俺は交代だろうか?)」

トーマス「(バテバテってわけじゃないが…フルタイムを全力で走れる体力は残ってねぇな…)」

森崎「(さて、監督はちゃんと俺の意見を汲んでくれるのかな?)」


選手交代→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード・クラブK〜6→森崎の提案通り トーマス→マルス カイン→アベル
クラブ5〜4→トーマス→オグマ カイン→ジョルジュ
クラブA→トーマスはそのままで カイン→ジョルジュ
JOKER→交代は無し。このままのメンバーで行くぞ! …何やら事情があるらしい?

918 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 00:29:15 ID:???
選手交代→ JOKER

919 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 00:29:56 ID:???
なにィ!?

920 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 00:30:00 ID:???
なんとw

921 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 00:30:17 ID:???
事情ってなにwwwwwww

922 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/24(月) 01:02:02 ID:???
選手交代→ JOKER
>JOKER→交代は無し。このままのメンバーで行くぞ! …何やら事情があるらしい?
============
ジェイガン「…と、思っていたのだがメンバーチェンジは無しだ。後半も同じメンバーでいくぞ」

森崎「え!?ちょ、ジェイガンさん!話しが違うんじゃ…」

ジェイガン「作戦に関しては前半と同じようにマリクを司令塔とし攻めていけ。それでは森崎殿、頼んだぞ」

森崎「(ぐっ…いくら何でもおかしいぞ!?調子のいいトーマスを続投させるってのはまだ分からんでもない。
   だがカインに至ってはとてもじゃないがマトモなプレイが出来るとは思えないぞ?)」

何か反論をしたかったが、もうハーフタイムは残されていなかった。
監督の指示である以上、従わない訳にはいかない。
納得できないことばかりだが森崎は選手たちを率いてフィールドへと散っていく。
その様子を沈黙したまま見送っていたマルスは静かに口を開いた。

マルス「……行ったね」

ジェイガン「はい。申し訳ありません。本来ならば王子自ら試合に出て活躍したいところでしょうに」

マルス「いや、いい。僕は彼と誓ったからね。サッカーという戦場に立つときは彼を影から支えると」

アベル「仕方ありません。試合中に感づかれることなく動くためには我々ベンチメンバー以外考えられませんからね。
    いきなりこんな大仕事、新人の連中に任せるなんてできないでしょうから」

ハーフタイムの和やかな雰囲気は一変し、誰もが神妙な顔つきでジェイガンが取り出した一枚の文書を見つめる。

エリス「それで、先ほどの話は本当なのですかジェイガン」

オグマ「事情によっては一刻も争う。詳しく話してくれ」

923 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/24(月) 01:03:46 ID:???
ジェイガン「うむ。先ほど話したとおりだが会場に『爆弾』を仕掛けたという脅迫文が送られてきた。
      ……犯人の要求は我々アリティア選抜の敗北だ」

ジョルジュ「……考えられる線はやはり対戦チームの関係者か?」

ジェイガン「確かにその考えが有力だろう。いくら互いの大陸のサッカーの発展を願った親善大会を装っているとはいえ
      その結果次第でこれから先の日本サッカー協会の心情が左右されるだろうからな」

マルス「片桐さんやモロドフとは連絡はついているんだろうね?」

ジェイガン「はい。身元を必死に洗い流しているようですが…少なくとも今回の対戦チームである
      関連会社及び重役の者にこのような暴挙は行えるはずもないということです」

エリス「……となれば、やはり最近各地で起こっている紛争関連の者かしら」

オグマ「タリスのモスティン王も憂いていた。この大陸の平和を再び脅かす存在が現れ始めているとな」

マルス「……これは森崎や一部の人間にしか知らされていないことだけど、ガーネフの姿が各地で目撃されている。
    大会前に訪れたアカネイア騎士団の者たちからも同じような報告が何件も入っているんだ」

アベル「なんと……それは初耳です。ならば今回の脅迫はドルーアの残党から!?」

ジェイガン「落ち着けアベル。まだそうとは決まってはいない。とにかくこの大会は
      我々アカネイア大陸の者たちだけのものではない。日本の方々にとっても大事なものなのだ。
      その大会で八百長などしたらそれこそ失礼千万。これまで友好を築きあげてきたこの繋がりも失いかねない」

マルス「両大陸のサッカーの発展のためにそれだけは避けたい。みんな、今から観客席周辺を調査する。
    既にアカネイア騎士団の者たちも動き始めているはずだ。
    彼らと協力して、この会場に仕掛られた爆弾を全て解除してきて欲しい」

924 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/24(月) 01:04:57 ID:???
ジェイガン「森崎殿や相手方のチームに決して気取られることなく動くことだ。
      ジョルジュ殿、オグマ殿。そしてアベルよ。マルス様とエリス様をどうかよろしく頼む」

ジョルジュ「お任せを。この件に関しては我々アカネイア騎士団も必死に嗅ぎ回っていたことですからね」

オグマ「(森崎が言っていた『もう一人の自分』とかいう存在にも気をつけておかねぇとな…)」

こうして森崎たちには一切知らされることのない『もう一つの戦い』がアリティア特設スタジアムにて密かに行われようとしていた…
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トンデモない急展開ですが一旦ここまで。
このJOKERによって、大会後の中山たち『闇のオーブ』勢力との戦いが有利に傾くかもしれません。
それでは次回の更新でまたお会いしましょう〜

925 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 01:07:32 ID:???
予想外でwktk乙でした〜!

926 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 12:24:18 ID:???
イベントはいいが試合はきついなあ。せめてシーダを真ん中に持ってこれないかな?

927 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/24(月) 19:48:44 ID:???
>>925
乙ありがとうございます。この事態が解決するまで選手交代は行えませんが
後々のイベントが好転する可能性が高いので、なんとか乗り切ってくださいね!
>>926
カインの体力が少ないことは皆分かっているので、そのうち対応した行動を取ってくれると思います。
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〜フースバル控え室〜

一方1点のビハインドを追いかける形となったフースバルのハーフタイムはやや不安なムードが渦巻いていた。
その原因はチームのキャプテンであり、攻撃の起点かつ足元の技術もチーム一の小豆沢の動きが封じられてしまっていることだった。

陽子「みんなお疲れ様。この後も頑張ってね。……と、言いたいところなんだけどちょっと苦戦続きよね」

早田「まさかキャプテンがボールキープできないとはな。あいつら去年に比べて格段に巧くなってやがる」

新田「前半シュート0本はやばいどころじゃないですよ。このままじゃまずいです」

石崎「守備の方もきついぜ。シュートの時にやってくるあの追い風がとにかく厄介だよなァ」

小豆沢「(むう…いつもは元気なこの3人もネガティブ思考に囚われてるな。
    やはり私が抑えこまれ、さらに怪我をしてしまっているのも要因なのだろうか)」

このまま中盤を支配されたままではチームの特徴である新田や栗栖のシュートが活かせないまま負けてしまう。
なんとしてでも彼らにシュートを打たせなくてはいけない。そこまでの活路を切り拓くために小豆沢は…

928 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/24(月) 19:58:57 ID:???
フースバルの作戦→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ドリブルに優れる新田にボール運びをさせよう
ハート→早田を中盤にあげてボール支配率を五分に持ち込むんだ
スペード→焦る気持ちもわかるが、ここは僕を信用してくれないか?
クラブ→栗栖。後半開始直後にいけるな?
JOKER→陽子「ええーいこうなったら私が出るわ!」

929 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 19:59:52 ID:???
フースバルの作戦→ スペードQ

930 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/25(火) 01:20:55 ID:???
フースバルの作戦→ スペードQ
>スペード→焦る気持ちもわかるが、ここは僕を信用してくれないか?
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小豆沢「…ちょっとまって欲しい。焦る気持ちもわかるが、ここは僕を信用してくれないか?」

狼狽する若手の選手たちを落ち着かせるように、穏やかな口調で語る小豆沢。

小豆沢「確かに前半は僕の動きを完璧に封じ込まれてしまった。
    そのおかげで新田や栗栖の良さを全く活かせずに終わってしまった」

新田「そ、そうですよ。このままじゃ一本もシュートを打てず終わってしまいます。だから後半は何か攻め方を変えて……」

小豆沢「そうだな。だが、相手だって馬鹿じゃない。新田が今そう考えたように
    向こうも別の攻め方になにか対策を立ててくるかもしれないだろ?」

早田「…下手に策を打つよりはいつも通りの戦術で落ち着いて攻めるってことっすか」

小豆沢「前半ロクにボールを回せなかった僕が言うのも何だが、中盤にはそこまで大きな差があるとは思えない。
    無理に奇策を用いるよりも、いつものとおりに僕にボールを集めてくれないか?」

石崎「……そ、そうだぜ!前半最後にボールを奪われたのだってただのマグレさ!
   そう何度もキャプテンが競り負けるわきゃないぜ!」

栗栖「俺もキャプテンを信じます。きっとそれがうちの持ち味で、一番効率のいい攻め方だと思うから」

小豆沢の実力はチームの誰もが知っている。だからこそ彼の言葉は信用でき、
彼ならばこの劣勢すらも跳ね返してくれるという希望が生まれてきているのだ。

小豆沢「(さーて、いよいよ後にはひけなくなったな。ここまで言ったからには結果を残さなきゃいけないぞ)」

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