キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/26(金) 20:09:03 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。


〜これまでのお話〜

武術や勉学だけでなく、サッカーの腕前も優れて無ければ一流の王宮騎士にはなれない。
従騎士と正騎士たちの合同で行われる練習試合に参加する森崎と第七小隊。
相手チームはジョルジュやフレイなど優れた指揮能力を持つ戦士たちを中心に怒涛の攻めを展開する。
防戦一方に追いやられる森崎たちも懸命に反撃するが、力及ばず敗れてしまう。
敗戦に落ち込むだけでなく、他人との競争や蹴落としに恐怖を感じ始めるクリスたちに
森崎は教官らしく親身に相談してしっかりと心を立ち直らせ、独り立ちさせてゆくのだった。

そしていよいよ訪れた最終試験。この日のために訪れた特別講師はなんとあのアベルだった!
他にも一筋縄ではいかない面々を取り揃えた試験官たちを前に、第七小隊は栄光をつかむことが出来るのか?
密かに動き出す影の集団やモロドフ伯爵の帰還の先に待ち受けるものとは……?


☆前スレ
【最終】ファイアーモリブレム33【試験】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1312119978/l50


☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html
上記のページの『過去ログ』内からどうぞ。

505 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 21:50:30 ID:???
>E ん?そう言えば昔のサッカー雑誌で見たことがあるような…(朧気な記憶を呼び起こす)


森崎「(あれ?あの人の顔はたしか何処かで…)」

5年前、パルメイラス行きの話が進められていた段階、
森崎はプロになるための学をつけるために様々なサッカー雑誌を読みあさっていたことがある。

森崎「(あんまり覚えていないが、確かロベルト本郷を中心とした前時代のトッププレイヤーを纏めた記事だったと思う)」

自分よりも一回りも二回りも上の年齢のプロプレイヤーたち。
いつか彼らのような栄光を掴んでみせるのだと息巻いていた当時の熱意が蘇ってきたような気がした。

森崎「あの、失礼ですがもしかしてあなたは……」


おもいだせ青春→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→コロンビアのコルドバさんでは?
ハート→ドイツのフランツさんでは?
スペード→ブラジルのネルソンさんでは?
クラブ→ウルグアイのアグイレイラさんでは?
JOKER→ダイヤ+???

506 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 21:52:54 ID:???
おもいだせ青春→ クラブJ

507 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 22:06:34 ID:???
おもいだせ青春→ クラブJ
>クラブ→ウルグアイのアグイレイラさんでは?


森崎「(そうだ。確かあの人は…)」

森崎の呼び起こした記憶の記事。そこには今や南米サッカーの雄と云えば
ブラジル、アルゼンチンの二大巨塔と囁かれる今日の話など軽く吹き飛ばすほどに
圧倒的なフィジカル、研ぎ澄まされた統率力、勝利に対する精神力。
その実力派正に心技体の三位一体と称されたスタープレイヤー、アグイレイラについてのことだった。
年令による衰えなのか、さすがに全盛期の頃の輝きは失っているが
まだまだウルグアイのサッカーを引っ張り続ける偉大な先人である。

森崎「あなたはもしや、ウルグアイのアグイレイラさんでは?」

コルドバ「……残念だが人違いだ。日本の若き守護神、モリサキ・ユーゾー」

森崎「へ…?」

明らかに機嫌を悪くした返答に、森崎の顔は瞬時に青くなる。

コルドバ「私は元コロンビア代表、コルドバ。最近の若いものはサッカーは出来ても礼儀は嗜んでいないようだな」

森崎「す、すんません。失礼しました」

森崎は慌てて頭を下げると、すぐさま逃げるように練習場へと飛び込んでいく。

森崎「あっれ〜?おかしいな。同じ黒人選手だから勘違いしちまったのかな」

これは相当印象を悪くしたなと後悔しつつ、森崎は合宿最終日の練習相手を探しに行くのだった。

508 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 22:07:53 ID:???
☆合宿特訓メンバー選出

『アリティア選抜』
マルス・シーダ・カイン・アベル・ドーガ・リフ・オグマ・マリク・ジョルジュ
トーマス・サムソン・アラン・エスト・エリス・クリス・カタリナ・ルーク・ロディ
ライアン・セシル・フレイ・ノルン・アテナ・シェスター・マーガス・ビクトリーノ

『東邦タイガース』
反町・沢田・山森・コルドバ・ミハエル・バンビーノ

※上記の中からそれぞれ最大『2名』ずつ選択して下さい。
※人数が多ければ練習効果は上がり、人数が少なければ支援など評価が上がりやすくなります。

(例)
マルス・シーダ
反町・沢田     ←これで1票となります。


『2票完全一致』で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

509 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:13:10 ID:GdkPYAQA
トーマス・ライアン
山森・バンビーノ

510 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:19:29 ID:j9LIII7s
反町・山森・ミハエル・バンビーノ

511 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:20:50 ID:j9LIII7s
セシル・フレイ
ミハエル・バンビーノ
こっちに変更します

512 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 22:41:14 ID:Qwhh+xsc
セシル・フレイ
ミハエル・バンビーノ


513 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 23:18:05 ID:???
セシル・フレイ
ミハエル・バンビーノ
============
森崎がアリティア組の中で声をかけたのは、先日教官と部下という立場を払拭し、
同じ立場の一人の仲間として触れ合うことを決めたばかりの第七小隊のセシル。
彼女の上官であり、古傷を負うものの優れた実力を持つ古参の騎士フレイ。

セシル「森崎さん、体の調子は大丈夫ですか?あまり無理はしないでくださいね」

フレイ「大会にあわせてコンディションを整えることも重要だからな。
    まだ若いのに大変だろうが、体を大事にな」

森崎「は、はぁ…(まるで怪我人扱いだ。まぁ、似たようなものかもしれないが)」

ちょっと気がひけるほどの心配をされながら、森崎は東邦の二人の外国人にも声をかけた。

ミハエル「オウ、アナタがニホンのキャプテンだったモリサキですか?
     てっきり村人Aとかそういう類のモノと思いましたよ。HAHAHA」

森崎「(失礼な…これでも少しは気にしてるんだぞ)」

独特の発音でキンキン甲高い不愉快な声を振りまくミハエルを抑えこむように、もう一人の男が森崎に話しかけてくる。

バンビーノ「気に触ったのなら済まないな。俺はバンビーノ。去年までミランユースに世話になっていた」

森崎「ミランって、あのセリエAのミランか。明日からの大会、よろしくな」

514 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 23:19:12 ID:???
ミハエルに比べてまともそうなバンビーノに対して少し安心する森崎。
しかし、彼の細い目がきゅっと釣り上がるとやや厳しい口調が帰ってくる。

バンビーノ「……俺の世代のイタリアプレイヤーは少なくともお前に対して好意的な奴は少ない。
      モリサキ・ユーゾーと言ったか。明日からの大会、悪いがお前には活躍させるつもりはない」

森崎「なにィ…!」

いきなり宣戦布告とも取れる好戦的な挨拶をしてくるバンビーノに声を荒げる森崎。
慌ててセシルとフレイが嗜めるように前に出て、練習を始めようと声をかける。

森崎「(うーむ。若気の至りだったとは言え、俺って結構周囲に敵を作りやすいことをしてたんだなぁ)」

数年前に比べて随分丸くなったものだと、改めて森崎は自分の環境の変化に感慨深くなるのだった。

515 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/27(火) 23:20:29 ID:???
・鍛えられる項目は大きく分けて4つです。

A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※いずれも森崎が直接指示をするよりも各自に選ばせることで成功率は上がります。
※全員の特訓メニューが決定した後、森崎自身の特訓メニューを決定します。


☆どうしますか?

セシル→
フレイ→

※直接指示する場合は矢印の横にアルファベットを記入してください。
※無記入の場合はランダムで選択させる代わりに特訓の効果や成功率が上昇します。
※キャプ翼系キャラは森崎たちの練習にあわせて行動してくれます。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

516 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 23:24:27 ID:3nLfW6i6
セシル→D
フレイ→D

517 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 23:40:12 ID:uenUD7QE
セシル→A
フレイ→D

518 :森崎名無しさん:2011/09/27(火) 23:42:01 ID:Qwhh+xsc
セシル→A
フレイ→D

519 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/03(月) 22:20:03 ID:???
鼻風邪でぐじゅぐじゅにやられておりました。今日より更新を再開します。
一時期に比べてペースがかなり遅れてますが、どうかお付き合い下されば嬉しいです。
============
セシル→A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
フレイ→D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発


森崎「それじゃあセシルは基礎練習を、フレイさんは…」

フレイ「折角の日本の方々との練習だ。この機会にしかできないような練習をするつもりだ」

フレイの実力は正騎士の中でも上位クラスに位置している。
基礎を伸ばすよりも、なにか強力な特技をみにつけてもらったほうが都合がいいと思い森崎は彼の考えに同意した。

セシル「基礎練習といってもいろいろあるよね。私は何を鍛えればいいかしら?」



☆何を指示しますか?

【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】


セシル→


※矢印の横に指示したい練習を上記の枠の中から選び書きこんでください。


2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

520 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:59:50 ID:zO0EEy/+
セシル→ドリブル

おかえりなさいませーお大事に

521 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:00:58 ID:KoNTzjgw
セシル→ドリブル


522 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/03(月) 23:17:08 ID:???
>>520
ありがとうございます。急に冷え込んできましたからね〜。油断してると一気にがくんと来ちゃいますね。
============
セシル→ドリブル

森崎「(この間の練習試合を見るかぎり、セシルの能力は守備よりも攻撃に向いてそうだよな)」

ソシアルナイトはタックルを得意としているものが多い。
セシルもその優れたスピードを活かしたタックルを武器にしているのだが、
彼女の足の速さはドリブルによるボール運びにも十分適応できると森崎は睨んでいた。

森崎「よし、セシルはドリブルの練習をしてくれ」

セシル「ドリブル…ですか?分かりました」

バンビーノ「ドリブルの練習なら俺たちも指導がやりやすいな」

ミハエル「目の付け所はなかなかデース。しかし、練習が成功するかどうかはこれから次第デスネ」

森崎「(さて、俺はどの練習に励もうか。例によってプロチームの奴らは俺たちの練習にあわせてくれるみたいだが…)」

523 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/03(月) 23:18:15 ID:???
☆どうしますか?


A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※A・Bの場合【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】
 などの項目を追記しても構いません。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

524 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:23:36 ID:KoNTzjgw
Aガッツ

525 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:44:29 ID:Pd+2KShQ
Aガッツ

526 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:02:07 ID:???
>Aガッツ


森崎「(今は少しでもガッツを鍛える!それが俺の勝手を許してくれたアイツらへの報いにもなるんだ)」

ウォーミングアップを始めるセシルを横見しつつ、森崎は静かに闘志を燃やす。

バンビーノ「(無難に基礎トレーニングか。堅実な性格のか、それとも…)」

ミハエル「(WYで彼は派手な技を何度も繰り出してましたからね。スタミナを重視するのはわからなくはありませんね)」


先着【1名】様で一気に判定をお願いします。

バンビーノのメニュー→! card
ミハエルのメニュー→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→森崎に合わせる
スペード・クラブ→セシルに合わせる
JOKER→全員の練習に付き合ってくれる

527 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:02:27 ID:???
バンビーノのメニュー→ ダイヤ9
ミハエルのメニュー→ クラブ3

528 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:18:29 ID:???
バンビーノのメニュー→ ダイヤ9→森崎に合わせる
ミハエルのメニュー→ クラブ3→セシルに合わせる


タッタッタッタ……タッタッタッタ……

無言で並走してくる細目の男の異様な威圧感に気圧されながら、森崎はスタミナを鍛えるため走りこみを繰り返していた。
先ほどの会話でも分かる通り、JY時代の森崎の心無い一言でこの世代の多くのイタリアのプレイヤーは森崎を敵視しているのである。

森崎「(うーん。なんだか居心地が悪いぜ。これじゃあ一人で走ってたほうが気楽だったか…?)」

バンビーノ「おい、お前」

森崎「な、なんだよ。いきなり話しかけてくるなよ、驚くじゃないか」

突然ボソリと話しかけてくるバンビーノの方を、森崎は振り向いた。

バンビーノ「随分体に負担をかける走り方をしてるな。そんなんじゃ試合ですぐバテるぞ」

森崎「なっ…!?」

バンビーノ「俺の動きに合わせて走れ。少しはマシになるだろうさ」

急にエンジンのギアがかかったように速度を上げていくバンビーノ。
慌てて森崎もペースを上げて彼の走りについていこうとする。

森崎「(くそっ…こいつ結構速いぞ。ちくしょう、離されてたまるか…!)」

バンビーノ「(何故かは分からんが、こいつは自分の体を労った走り方をしている。
      そう、怪我のリハビリで苦しんでいたあの頃の俺のような縮こまったフォームでだ)」

529 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:19:43 ID:???
バンビーノが敵意を持つ森崎にわざわざ話しかけたのは、彼の悪いフォームの走りが気になったからだ。
あれでは持久力をつけるどころか無駄に体力を消費し時間を無駄にするだけである。
弱った体を再びスポーツマンらしい頑丈な体に戻すためにはある程度の負担を体に覚えさせなくてはいけない。
体の器官とは正直なもので、楽な状態をしばらく保つとあっという間にその状況に適応していく。

バンビーノ「(…何をやってるんだろうな俺は。こいつは俺の祖国の誇りを踏みにじった嫌なやつだというのに)」

徐々に自分に追いついてくる森崎の姿を確認しつつ、バンビーノは心の葛藤を消し去るように腕と足を振るう。



森崎ガッツ練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜10→ガッツ+20
9〜6→ガッツ+10
5〜2→効果なし
A→ガッツ-20
JOKER→ガッツ+40

530 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:20:58 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペード4

531 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:40:59 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペード4
>5〜2→効果なし
============
森崎「(くそっ…ハァハァ…奴のペースについていけん…!)」

森崎は懸命に腕を振った。だが、足がついてこない。
息の乱れが激しくなり、視界がぼやけてきてしまう。完全に『バテ』た状態だ。

森崎「(なんでだよ……以前の俺だったらあの程度のやつなんかに……)」

森崎は気がついていなかった。破滅のツボにより深刻な虚弱化に苛まれた己の体は
『星』の力によって支えられた優れた才能すらも霞むほどの障害になっているということに。

森崎「(俺は……俺は森崎有三なんだ。ワールドユースで世界一になった全日本のキャプテンなんだ…
   その俺が……その俺が……どうして……強くなれない!?)」

自分は翼や若林と何処が違う。同じ人間のはずなのに、どうあっても彼らと同じ才能を得られないのか。
いくら『リセット』の力があったとしても、自分の手に入れたい世界一のGKという栄誉は
このままでは永遠に手に入れることなどできないだろう。

森崎「(俺は……俺は……!)」

誇り高い過去の栄光すらも、今のボロボロの森崎にとっては重荷にしかならなかった。
崩れ落ちるように倒れる森崎を、バンビーノは舌打ちをしつつ介抱した。

バンビーノ「(俺は……俺はこんな情けない奴を見返すために今まで苦労を重ねてきたのか?……お笑いだな)」

自分と同じように日本へのリベンジに躍起になっていた元チームメイトたちを思い、バンビーノは力なく笑うしか無かった。

532 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 00:42:21 ID:???
ミハエル「ミスセシル。あなたのドリブルは私が見てあげましょう」

セシル「は、はい…(この人、顔は人形みたいに綺麗だけど何だか動きが気色悪いわ…)」

くねくねと腰を振りながら奇妙なステップでボールを転がすミハエルの動きを、
セシルは思わず目を背けたくなるという己の意思を強引にねじ曲げて特訓に興じた。


セシルドリブル練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜10→項目+1
9〜6→項目+0.5
5〜2→効果なし
A→項目-1
JOKER→項目+2

533 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:43:39 ID:???
セシルドリブル練習→ スペード9

534 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 00:43:58 ID:???
セシルドリブル練習→ スペード6

535 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:11:31 ID:???
セシルドリブル練習→ スペード9
>9〜6→項目+0.5
※セシルのドリブルが『0.5』アップしました!
============
ミハエル「ハイハイハイハイ!もっと素早く、激しく!腰と足をうごかしてっ!」

セシル「(うぐぐぐ……な、なんだか恥ずかしい……)」

ミハエル「ミスセシル。サッカーのフィールドに恥じらいなどは必要有りませんよ。
     それを持ち込むことは、自らの『弱点』をさらけ出すことになってしまうからです」

セシル「弱点…?」

ミハエル「いい機会ですから教えてアゲマース。私達の世界ではサッカーなどの多くのスポーツは
     男女混合で行うものではありません。どうしても男女で力量の差が現れてしまうからデース」

セシル「そ、それって女性が男性に劣ってるって言いたいんですか!?」

男勝りの勝気な性格であり、男に負けてたまるかという心情でここまでの強さを手に入れてきたセシルはムキになって言い返す。

ミハエル「そうは言ってません。しかし……こんな風にどうしても体同士が触れ合うことがありますネ」

ササッ!さわわっ……

セシル「!?!?!?!?!?!?」

後ろに回りこんでくるミハエルのカールがかった長い髪の毛が、セシルのうなじを妖しく撫でる。
全身を擽られるような不快感が、セシルの頭の先から足の先まで電流のように走った。

ミハエル「プロの世界は激しく、厳しいモノでーす。あなたはこれからそんな危険な世界に挑もうとしてるのですよ」

536 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:12:38 ID:???
セシル「んなっ…」

ミハエル「恥じらいなど捨ててしまいなさい。そうすれば今アナタが感じている負担など綿毛のように吹き飛ぶことでしょう。ウフフ……」

セシル「(くっ……気色悪ッ……で、でも…確かにいちいちこんな事で気を取られていちゃダメってのは一理あるわね)」

彼はきっとどんな状況にも動揺しない強い精神力を身につけろと言っているのだろう。
この怪しい動きがそこにつながっているかどうかはまだ疑問に感じるが……

セシル「ええーい!もうやぶれかぶれよ!はぁぁぁぁあああっ!!」

シュババッ!ババッ!バババババッ!

ミハエル「HAHAHA!ナイスでーす!その調子ならすぐに立派なダンサーになれまーす!」

セシル「は…?ダ、ダンサー??」

ミハエル「おや?あなたはチーム専属のチアリーダーでは無かったのですか?これはとんだ勘違いデ〜ス」

セシル「私は選手です!真面目に指導してください!」

ミハエル「じょ、冗談デスよ。そんな怖い顔しないで。美しい顔が台無しデ〜ス」

セシル「うっ…!?」

面と向かって自分のことを美しいと言ってのけた、目の前の美形の男の言葉にセシルは身を固める。

ミハエル「私は美しいものが輝いている瞬間こそ最も素晴らしいと考えてイマース。
     なので、私は練習します。美しい私がフィールドの中心で美しく輝くこと。
     それこそ正に美しく素晴らしい瞬間だからデース!」

537 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:14:54 ID:???
セシル「……なんだか頭痛くなってきた……こんなんで明日の大会大丈夫かな……」

ミハエルのトンデモ持論に耳を塞ぎつつ、セシルは少しキレが増したドリブル練習を続けるのだった。



フレイ「(おそらく東邦タイガースの主力選手であろうバンビーノ、そしてミハエル…か)」

そしてこの2人の練習を眺めていたフレイは、自分の能力に見合った新しい技を作れないかと思案していた。

フレイ「(共に優れた俊敏性と技術を持っている。ドリブラーとしては正に天賦の才を持っているといっても良い)」

ただ、バンビーノの方に限ってはまだどこか違和感を覚えることがある。
体の調子が芳しくない森崎と合わせているからなのかわからないが、彼の動きもまた、本調子とは程遠いように感じるのだ。

フレイ「(全ては明日の大会になれば分かること。今は少しでも己の鍛錬に集中すべし)」

再びミハエルとバンビーノの動きを眺め、フレイは新たなスキルを構築するためボールを蹴り出した。


フレイスキル開発→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→スキル『倍速ドリブル』ドリブル時相手の人数補正を打ち消す
10〜2→効果なし
A→足をくじいてしまい速さ-1
JOKER→K〜Jの効果+『ドリブラー』ドリブル時ガッツを20〜100消費することで補正を+1〜+5まで増加可能

538 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:15:46 ID:???
フレイスキル開発→ ダイヤ9

539 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:23:08 ID:???
フレイスキル開発→ ダイヤ9
>10〜2→効果なし

フレイ「(むぅ…これは、しかし…)」

バンビーノの鋭い切り返しが何度も行われる動きは、フレイの足腰をもってしても再現が難しく

フレイ「(なんだあの軟体動物のような動きは。彼は本当に人間なのか?)」

ミハエルのうねうねと揺れる動きはフレイの常識の範疇を軽く越えていくものだった。

フレイ「人には向き不向きというものがある。私は私にできることをするまでだ」

こういう時に潔く諦めることも、時には前進することになるのだとフレイは一人納得していた。

540 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/04(火) 01:24:32 ID:???
そして練習後。クールダウンをする他の選手達を見渡しつつ、森崎はこの3日間の特訓の成果を振り返っていた。

森崎「(少しは体力が長持ちするようにはなったが、これまでのような必殺セーブに頼り切った戦い方じゃ駄目だ。
   DFとの連携や、俺の得意とする一対一にうまく誘いこむことを狙うことも念頭においたほうがいいかもしれないな)」

これまで以上に試合中の指示出しが勝敗を左右するかもしれない。そんなことを考えつつ森崎は…


☆どうしますか?

A セシルに話しかける
B フレイに話しかける
C ミハエルに話しかける
D バンビーノに話しかける
E 一人でもやるさ!居残り特訓だ!

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

541 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:25:49 ID:kyfycb6U
E

542 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 02:16:56 ID:hD0V+L9U
B

543 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 03:29:35 ID:OYqo3C26
E

544 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 22:39:45 ID:???
>E 一人でもやるさ!居残り特訓だ!


森崎「(今の俺に必要なのは人との交流じゃない。確固たる自信と実力なんだ)」

これまで築いてきた栄光や掲げてきた威光は全て森崎有三という存在が圧倒的実力を持つ選手だったからこそ。
それが今では自分よりも年下の選手たちに体力で劣り、練習では無様な格好を見せてしまう。

森崎「(俺が俺であるために、俺は強さを維持しなくてはいけない。キャプテン森崎は強くあらなければいけないんだ)」

焦燥感に駆られるように、森崎は一人場所を移して練習を続けようとする。
そんな鬼気迫る背中を、セシルは心配そうに見送ることしか出来なかった。

セシル「(森崎さん……)」


☆どうしますか?


A 基礎練習…基礎ステータス強化(○○+2系)
B 必殺技開発…シュートやタックル等のガッツ消費系の必殺を開発
C 戦術開発…雪崩攻撃やファストブレイク等ガッツ消費系の戦術を開発
D スキル開発…サイドアタック等自動的に発動するスキルを開発

※A・Bの場合【ガッツ/スルー/ドリブル/タックル/パス/カット/シュート/ブロック/競り合い/クリアー/セービング/飛び出し】
 などの項目を追記しても構いません。

【同じ組み合わせ2票】集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

545 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:41:55 ID:Xki1bGD+
A ガッツ

546 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:43:23 ID:+v0QQbsk
A ガッツ

547 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:50:08 ID:???
がんばり一回分のガッツを増やすよりセービング+10とかになる方がいい気がする

548 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 22:55:50 ID:???
>A ガッツ


森崎は一人でマクロニソス砦の周辺を走っていた。
誰も邪魔するものはいない、誰も助けるものはいない。孤独な、けれども静かで穏やかな時間が流れていく。

森崎「(走れ走れ走れ。動け動け動け。俺の体は……まだ壊れちゃいないはずなんだ)」

中山も。自分の迂闊な行動によって『破滅』という刻印を押されたあの男も今の自分のように苦しんできたのだろうか。
だが、心の何処かで思うのだ。今の自分はそういった苦しい環境に逆に甘えているのではないかと。
マトモな体だったらこんなに苦しまなかった。いつもの自分だったらもっとうまく動けていた。
破滅という言葉が心地よく森崎の体を安穏へと導こうとしている。言い訳という心の鎧を構築しようと這い寄ってくる。

森崎「(そんなことはない!俺は……俺はあいつの苦しみに正面から立ち向かっていくって決めたんだから!)」

決心はついていた。それを持続していく覚悟も。だが、今の森崎を取り巻く環境は過去の栄誉を剥がしていく。
第七小隊からの信頼は守ったが、今まで持っていた威厳は確実に落ちて行くのを感じていた。

森崎「(もう一度だ。もう一度挑戦者の気持ちで……何があっても這い上がろうとするあの頃の俺の気持ちを思い出せ!)」


森崎ガッツ練習→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→ガッツ+20
10〜8→ガッツ+10
7〜2→効果なし
A→ガッツ-20
JOKER→ガッツ+40

549 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 22:56:39 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペードK

550 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:18:59 ID:???
森崎ガッツ練習→ スペードK
>K〜J→ガッツ+20
※森崎の『ガッツ+30』が『ガッツ+50』になりました!
============
森崎「(2年前のアリティアカップで、俺はチームを優勝に導けなかった)」

アカネイア同盟軍の面々は口や顔には出さなかったが、きっと悔しい気持ちでいただろう。
それだけ森崎に対するサッカーの信頼は大きいものだったのだ。
軍を指揮できる人間は他にもいる。だが、ゴールを安心して任せられる人間は森崎以外にいなかった。

森崎「(あいつらからの期待は心地よかった。ヒューガーに勝てたのも、
   連敗にめげずに俺についてきてくれたあいつらの頑張りがあったからなんだ)」

今度こそ。今度こそあの大会を優勝という華で飾りたい。
自分に信頼の絆という大きな力を教えてくれた大切な仲間たちの期待に今度こそ応えたい。

森崎「(勝つんだ。そのためには……俺が!!)」

ダダダダダッ!!

先ほどの練習で倒れたのは、バンビーノの動きに気を取られペースを乱したからだ。
いまの森崎に雑念はない。あるのは仲間の期待に応えようと大きく膨らませる勝利への執着心のみ。

森崎「(俺は負けない。アリティアカップにも。そして破滅のツボにも!)」

森崎の体は僅かに。だが確実にかつての力を取り戻しつつあった。
そしてその成果を見事形に出来るかどうかは、明日から行われるアリティアカップにて証明することになる。

551 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:20:08 ID:???
先日の特訓でライアンは焦りのあまり、無理をしすぎて怪我をしてしまった。
他の者より実力で劣る彼は、レギュラーはもとよりベンチメンバーに選ばれるかどうかさえ危うい。
だが、ベンチメンバーに選ばれなければ第七小隊の近衛騎士団結成の話は無かったことになってしまう。

ライアン「(僕一人だけのせいで、みんなの夢が壊れてしまう。そんなの嫌です。だけど……どうすれば)」

しかし森崎を頼ることはできない。彼は自分の境遇に苦しんでいる。これ以上負担を強いる訳にはいかない。
どうしてこんなに悪いことが続くのだろう。もはやどうすることもできないのだろうか。
悔しそうに唇をかむライアン。そんな彼の部屋に第七小隊の仲間たちが現れる。

クリス「ライアン、怪我の具合はどう?」

ライアン「クリスさん。……はい。もう大分具合は良くなりました。
     大会までには治りそうです。……もっとも、出られるかはわかりませんが」

カタリナ「……ライアン、そんな悲しそうな顔をしないでください。まだチャンスが無くなったわけじゃないじゃないですか」

ライアン「でも、正騎士の人たちを押しのけてベンチに入るためには今の僕の力では……」

暗い影を落とすライアン。だが、彼を囲むクリスたちの顔は活き活きとしている。
その瞳には、自分たちの夢をそう簡単に終わらせたりはしないという強い意志が込められていた。

ロディ「待て。ベンチに入るのが本当に個々の実力だけで決まるとは限らないぞ」

ライアン「え…?」

セシル「たとえば、治療の杖が使える人はハーフタイムでの回復の時に重宝されたりするわね。
    それと、私達のように息のあった仲間からの応援はいつも以上のプレイを引き出してくれるはずよ」

ルーク「ようはどんな理由でもベンチにさえ入れればお前の勝ちなんだぜライアン!
    まだ諦めるのははえーよ。お前の道は、お前が切り開いて行かなきゃなんねーんだからな!」

552 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:21:52 ID:???
ライアン「ルークさん……みんな……」

仲間たちの暖かな励ましによって、ライアンの顔に光が戻ってくる。
少しでも可能性があるかぎり諦めない。あの男もきっとそう言ってくれるはずだ。

クリス「カタリナ。ベンチ入りメンバーを決めるのは監督のジェイガン様よね」

カタリナ「はい。ですが、前大戦の情報ではサッカーに関しては森崎さんの意見がかなり尊重されていたようです」

カタリナが広げた資料を見るクリスたちは、少し険しい顔になる。

ロディ「……まずいな。あの人は今回の問題から自発的に手を引いている」

セシル「う〜ん。森崎さんは温情よりも実力でメンバーを選びそうよね。どう考えても」

ルーク「むむむ。どうにかして森崎さんにライアンの必要性を認めさせねぇといけないのか」

クリス「ライアンの夢は私たちみんなの夢。絶対に叶えてあげたいし叶えたい。
    カタリナ、なにかいい手はないかしら?」

カタリナ「私はこの小隊の軍師。こういう時のために策を考えておきました。任せてください!」

ライアン「(カタリナさん…?)」

彼女が普段クリスたちに見せる笑顔とはどこか違う冷たい微笑に、ライアンは一抹の不安を覚えるのだった。

553 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:23:18 ID:???
東邦タイガースとの練習後、森崎はジェイガンに一室へと呼び出されていた。
明日からの大会に備え、チームメンバーを決めるための会議が行われるというのだ。

ジェイガン「今回チームに登録できるのはベンチメンバーを合わせ16名だ。
      私なりにメンバーを選定はしているが、森崎よ。お主の意見も聞いておきたいのだ」

マルス「これまでチームの内情の殆どは森崎に決めてもらっていたからね。
    君が監督だったら、どんなメンバーで大会に臨むつもりだい?」

森崎「そうだな……」

森崎はマルスから手渡された部隊表を眺める。今回の選抜候補は24人。
つまりこの中から8人は代表から漏れ、大会に参加することはできなくなる。

マルス「……それと、覚えているだろうけれど第七小隊の近衛騎士団設立についての話もある。
    今回正騎士昇格試験に落ちたライアンだけど、選抜メンバーに入ることができたら
    先日の落第を取消し、正騎士の称号を与えるつもりでいる」

ジェイガン「そのことも踏まえ、森崎殿。お主が考える最適な代表メンバーを聞かせてくれぬか?」

554 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/06(木) 23:25:02 ID:???
☆代表メンバーから『外す』選手を下記の中から最大『5人』選択して下さい

『アリティア選抜候補』
森崎・マルス・シーダ・カイン・アベル・ドーガ
リフ・オグマ・マリク・ジョルジュ・トーマス・サムソン
アラン・エスト・エリス・クリス・カタリナ・ルーク
ロディ・ライアン・セシル・フレイ・ノルン・アテナ

※一キャラに『3票』入った時点で代表落選となります。
※落選者が『8人』選ばれるまで投票を続けてください。
※表の集まりが悪い場合、候補者を集めて決選投票が行われます
※メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

555 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:31:29 ID:Xki1bGD+
ロディ・ライアン・リフ・ノルン・アテナ
ライアンにはもうしわけないけどそれでも・・・

556 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:31:59 ID:Wj930E0I
ロディ・ライアン・リフ・ノルン・アテナ

557 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:36:44 ID:y3gQhm1g
ドーガ・アラン・リフ・ノルン・アテナ

558 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:45:14 ID:Ok/p1Txc
サムソン・アラン・エスト・トーマス・フレイ

第七小隊残しで考えると厳しいな

559 :森崎名無しさん:2011/10/06(木) 23:56:07 ID:qQ516bRw
アラン・ドーガ・エスト・エリス・フレイ

560 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/07(金) 00:28:27 ID:???
☆現在の落選候補者

(3票:確定)リフ・ノルン・アテナ

(2票)ロディ・ライアン・ドーガ・アラン・エスト・フレイ

(1票)サムソン・トーマス・エリス


※日を跨ぎましたが、再度の投票も可能とします。
※残り『5人』に『3票』入るまで投票を続けてください。
※メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。


今夜はここまで。単純な実力だけでなく支援やスキル、職種などから選ぶのもいいかもしれません。
強敵揃いの第2回アリティアカップを勝ち抜くためにも、最適なメンバーを選んであげてくださいね!

561 :森崎名無しさん:2011/10/07(金) 00:50:08 ID:EKe3j8mA
ドーガ アラン フレイ

乙でしたー
これで決まり!

562 :561:2011/10/07(金) 00:51:40 ID:???
嘘でした!決まってなかったです…
あと2人ですね

563 :森崎名無しさん:2011/10/07(金) 00:52:46 ID:NQocIK5w
エスト サムソン

564 :森崎名無しさん:2011/10/07(金) 01:21:17 ID:2FvsYSaw
サムソン
うーむ、第七優先だとこれしかないか

565 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 19:17:25 ID:???
>>561 乙感謝です!
>>564 現状の力不足は試合中の覚醒などで補っていきたいところですね。
============
リフ ノルン アテナ ドーガ アラン フレイ エスト サムソン


森崎が提示した8人のメンバーを見たジェイガンは目を見開いて手元のメモと見比べる。

ジェイガン「…驚いた。まさに私の提案したメンバーと同じだとは」

森崎「本当ですか?誰を選んでもそういう台詞を吐くつもりだったんじゃ…」

マルス「ははは、まさかぁ。メモが白紙だなんてどこに証拠があるっていうんだい?」

森崎「まぁ俺の提案がすんなり受け入れてくれるのならそれに越したことはないけどさ」

ジェイガン「うむ。若手の育成も検討しつつ、出来るだけの実力者を集めたこのメンバーなら
      明日からの大会を充実した有意義なものにすることが出来るだろう。
      私もチーム監督として、アリティアの名に恥じぬ指揮をしてみせましょうぞ」

森崎「期待してますよジェイガンさん。何かわからないことがあったら気楽に聞いてください」

マルス「それと試合中にチームメイトに作戦の指示を出したりする『キャプテン』だけれど…」

ジェイガン「以前のように森崎殿が務めますかな?それとも今大会は王子に任せますかな?」

森崎「(名目上は親善大会だし、これまでのようにチームの顔になるってわけじゃないんだろが…)」

昨年のワールドユース大会で、森崎はキャプテンという存在よりも
真に強い実力を身につけ、試合で活躍し観客を魅了した者のほうが評価されることを教えられた。
森崎がこれから挑むプロクラブでは、よりその傾向が強くなってくるだろう。

566 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 19:18:43 ID:???
森崎「(キャプテンになることで下手に責任を負う場面も出てくるかもしれん。
   だが、俺がサッカーに対して強い熱意を持つようになった
   象徴とも言うべき『キャプテン』という称号はやはり惹かれるものがある…)」


☆『アリティアカップ』中のチームキャプテンを引き受けますか?

A 引き受ける
B 引き受けない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

567 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 19:27:05 ID:LILAOJww


568 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 19:35:04 ID:yorSw3Ro
B

569 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 20:03:39 ID:FeCzRZok
A

570 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 20:05:31 ID:???
>A 引き受ける

森崎「当然やらせてもらいますよ。なんてったって俺は『キャプテン森崎』なんですから」

マルス「君がそう言ってくれるなら心強いよ。他のチームがみんな君の世界の方たちばかりだからね…」

森崎「ん?それってそんなに気にすることか?」

モロドフ「仮にもマルス様は一国の王子。相手方に気を揉ませたくないと同時に、
     できるだけ安心させたいというお気持ちがあるのでしょう」

そう言いながら部屋の奥からモロドフが茶菓子と紅茶を持って現れる。

森崎「モロドフさん。いつもはいるのに姿が見えないからおかしいと思いましたよ」

モロドフ「ほほ、少々準備に戸惑いましてな。この間買い置きしておいたものが何故か消えておりまして…。
     それより先ほどの話の続きですが、森崎殿はすっかりこちらの世界に馴染んでおりますが、
     今回の大会で初めてこの大陸を訪れたものも多いはず。
     事情や状況を説明し、把握をしていただいてもそう簡単に慣れることではありますまい」

森崎「あー…そういうことね。確かによく考えればここは地球の地図には無い土地なんだよなぁ」

モロドフ「我々が今こうして交流できるのも、賢者ガトー様が遣わした魔法道具のおかげ。
     しかし、中には非常に理解の速い者もいたりと驚くことばかりでしたよ」

森崎「はは、ファンタジー慣れしてるというか、そういう類のマンガやゲームもあったりするからな。
   この間持ってきた『ドラゴンスフィア』や『ドうえもん』の世界に憧れてる外人も多いくらいなんだぜ?」

ジェイガン「初めは幼稚なものと思っておりましたが…いやはや、なかなか奥が深い読み物だと私は思い直しましたよ」

571 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/08(土) 20:07:27 ID:???
マルス「君の持ち込んできた日本文化は、ミネルバ王女が特に気に入っているらしいね。
    ミシェイル王を失ったマケドニアだけど、きっと活気を取り戻した立派な国に発展してくれるよ」

モロドフが用意した茶菓子を口に運びつつ、小休止を挟みジャパニーズコミックの談話をする森崎たち。
後世にうら若き白騎士団を中心とした『MKD48』という歌劇団が誕生するキッカケになるなどとはこの時誰も知らなかった…

ジェイガン「…さて、それでは話を進めますかな。次に試合の日程に関してだが…」

モロドフ「前大会同様、4チームに寄る総当りのリーグ戦。ただ、1試合の試合時間がプロ同様45分となっております」

マルス「どのチームも手強いことには変わりないと思うけれど、どんな順序で戦わせたほうが盛り上がるかな?」

ジェイガン「前回の大会は我々の連敗が逆に観客の興味を引きつけた結果になりフクザツな心境でしたぞ…」

森崎「そっか。これからは興行のことも考えていかなきゃならないんだな……ま、今はとにかく気楽に考えて――」


☆どの順番で試合を進めていきますか?

@南武フースバル(主な選手:早田・新田・石崎・小豆沢・栗栖)
A南葛ウイングス(主な選手:ナポレオン・井沢・来生・滝・高杉)
B東邦タイガース(主な選手:ミハエル・バンビーノ・反町・沢田・山森)

※戦いたい順番を記入してください。

(例)

@→A→B

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

572 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 20:08:57 ID:???
一試合45分か・・・

573 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 21:22:47 ID:+8c2xBl6
A→B→@
実力順はよく わからんが新田がいるだけで
フールバスが強くみえる

574 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 21:24:37 ID:yorSw3Ro
@→A→B

575 :森崎名無しさん:2011/10/08(土) 22:19:32 ID:CpWJMzeg
@→A→B

576 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:32:16 ID:???
>>572
このスレの試合はどんな行動でも2〜3分消費される展開の早いものになってますので、
それほどテンポが削がれることはないと思います。
……と、ここまで書いて気づいたよ!ハーフ45分の間違いでしたね。すみません…
>>573
各チームに一人はエース級の選手がいますからね。いかにして彼らを封じ込めるかが勝敗を分けそうです。
============
>@→A→B


森崎「リストの登録順で特に問題はないと思う」

モロドフ「ふむ、了解しました。では、今大会の日程はこのようになりますな」

577 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:35:03 ID:???
☆第2回アリティアカップ日程表☆

【第一節】

第一戦:アリティア対フースバル
第二戦:ウイングス対タイガース

〜拠点パート〜

【第二節】

第一戦:アリティア対ウイングス
第二戦:フースバル対タイガース

〜拠点パート〜

【第三節】

第一戦:フースバル対ウイングス
第二戦:アリティア対タイガース

〜後夜祭〜


以上の日程で進めていきます。

578 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:36:24 ID:???
マルス「これで企画は纏まったのかな?それじゃあ暗くならないうちに帰ろうか、アリティア城に!」



そんなこんなで話がすんなりとまとまった頃。会議室の扉の前で、カタリナはホッと胸をなでおろしていた。

カタリナ「(よかった。やっぱり森崎さんは私達のことを考えてくれていたんだ。
     ……あの手段を取らせないでくれて、ありがとうございます)」

何か菓子の類が入っているであろうお洒落な袋を鞄に戻しつつ、カタリナは鼻歌交じりにライアンたちのいる部屋へと戻っていった。



『アリティア選抜』
・森崎・マルス・シーダ・カイン・アベル・オグマ
・マリク・ジョルジュ・トーマス・エリス・クリス
・カタリナ・ルーク・ロディ・ライアン・セシル

以上のメンバーで第2回アリティアカップに参加します

579 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:37:42 ID:???
いよいよ明日に第2回アリティアカップを控えたアリティア城下の夜の街。
長く苦しいドルーア帝国との戦争を乗り越え、復興に励んできたアリティアの国民たちは
久しぶりの国を挙げての催し物をさらに盛り上げようと活気を溢れだし装飾を行なっていた。

エスト「アンリ商店街のみんなー!明日からの3日間、ガンガンお店を盛り上げて最高の大会にしましょーねー!」

商店街の人たち「「「「おおーーーー!!!!」」」」」

選抜メンバーから漏れたことをアベルから聞かされたエストは始めこそ不満を漏らしていたものの、
アベルが不在の間に、大会の主要スポンサーでもある『パンサー』を任されるという重大な責任を担ったことで状況が変わる。

エスト「(お店のことは私に任せて、アベルはうーんと活躍して機材やグッズの宣伝してきちゃって!)」

店長直々に取り揃えた各種商品のこれからの売上を左右しかねない、大事な試合になりそうだ。
スポーツグッズ販売というアカネイア大陸では未知の商売の先駆者として、エストはアベルたちの勝利を祈った。

からんころーん

エスト「あら?こんなときにお客さん?はーい、ちょっとおまちくださーい」


夜の訪問者→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→金髪を後ろで一本結にしている青年だ。
ハート→黒髪で右足の肌が他の肌の色と違う青年だ。
スペード→茶髪で中性的な顔立ちの青年だ。
クラブ→長身で地味な顔つきの青年だ。
JOKER→肩まで掛かりそうな金髪を靡かせる神秘的な青年だ。

580 :森崎名無しさん:2011/10/09(日) 22:38:09 ID:???
夜の訪問者→ ハート9

581 :森崎名無しさん:2011/10/09(日) 22:41:40 ID:???
…毒物、かな? 騒ぎを起こしてメンバー表を書き換えるとか。

582 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 00:12:13 ID:???
眠り薬か何かじゃないかなあ。
もしくは暗示にかかりやすくする薬とかね。

583 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:02:49 ID:???
>>581-582
原作のカタリナを知っている人は今後も彼女の行動には気をつけたほうがいいかも?
============
夜の訪問者→ ハート9
>ハート→黒髪で右足の肌が他の肌の色と違う青年だ。


青年「……この店でスパイクやボールを扱ってると聞いてきたんだが」

お店に現れたのは、黒髪を無造作に流した物静かな口調の青年。
どうやらサッカーグッズを目当てとして訪ねてきてくれたらしい。

エスト「はいはーい。うちの商品はどれも安全、快適をモットーにしてますよ〜」

白騎士団時代でも周囲の兵士たちに評判だった抜群のスマイルを向けるエスト。
何処か気恥ずかしさを感じてしまったのか、黒髪の青年は目を背けながら注文する。

青年「11人分のスパイク、ユニフォーム、サポーターを用意してもらえるか?」

エスト「はいかしこまりました〜!サイズの方はどういたしましょうか?」

気前よく1チーム分の商品を買ってくれたこの青年を気に入ったのか、エストは親しげに話しかける。
もしかすれば貴重なリピーターとして今後も大事なお客様になってくれるかもしれないからだ。

エスト「そういえば明日から王宮の競技場でサッカー大会が開かれることはご存知ですか?」

青年「……ああ。なんでも日本のプロクラブとこの国のプロクラブでリーグ戦を行うらしいな」

エスト「あらやだ、お詳しいんですね。見たところあなたもサッカーを?」

青年「分かるのか?」

584 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:03:58 ID:???
エスト「それはもちろん。身近にサッカーに夢中になっている人がいますからねぇ、ふふふ。
    アベルっていうんですけど、このお店の店長でもあるんです。
    明日からの大会、きっと大活躍するはずですから応援してあげてくださいね!」

青年「あ、ああ…(このうざったいほどのやかましさ……誰だっけな、アイツを思い出す……)」

エスト「そうそう。これはまだ関係者周りだけの話なんですけどね。
    大会後に王宮で正騎士の叙勲式が予定されてるんですけど、その日に
    エキシビジョンマッチとして混合チームと対戦しちゃおう!っていう企画があるのはご存知?」

青年「! …いや、それは初耳だ」

エスト「実は私はこれでもアリティアの選抜メンバーの候補の一人だったりしたのよね。
    今回はお店のほうが忙しいから泣く泣く辞退という形を取らせてもらったのだけれど。
    そう、あくまでも辞退よ。決して落選したわけじゃないんだからね!」

青年「(……落選したんだな)それで、そのエキシビジョンに参加するにはどうすればいいんだ?」

ムキになって語るエストを見て納得しつつ、青年は気にかかるもう一つの話題を質問する。

エスト「大会後に参加者を募って抽選で選ぶらしいの。私も狙ってみるつもり。
    あなたももし腕前に自信があるんだったら参加してみたらどうかしら?」

青年「……なるほど、分かった。検討してみよう」

エスト「うわ〜。なんだか言葉の節々に自信が感じられるわね」

青年「どうだかな。…それじゃ、失礼する」

エスト「あ、ちょっと待って。これ試供品だけどサービスで付けておくわね。
    よかったら使ってみて!今後ともうちのお店をよろしくね〜!」

585 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:05:22 ID:???
11人分のスパイク類を箱詰めにして抱えていく、見かけ以上に力持ちの青年をエストは笑顔で見送ったのだった。



イスラス「……ブツは用意できたぞ」

町外れの木陰で待っている仲間たちに、イスラスは先程買ってきたユニフォームなどを渡していた。

ストラット「おおー。俺たちが使っていたものとなんら遜色ないぜ。いい仕事してるじゃんか」

バビントン「ほんとほんと。この世界のサッカーの歴史は浅いって聞いていたけどなんだか安心したよ」

中山「今まで使っていたスパイクは練習でボロボロになってしまったからな。
   こうして新品のものに袖を通す事で心機一転、俺たちの使命に集中できるということだ」

偽物の森崎の魔力を奪って本物の森崎の力を取り戻すべく、中山たちはアリティアの街へと侵入していた。

イスラス「それよりいい情報を得られた。例の偽物とサッカーで対戦する機会を案外簡単に得られそうだぞ」

バビントン「本当に?それじゃあこっそりプロチームに潜入して入れ替わったりとかしなくてもいいんだね?」

ストラット「さすがに公衆の面前で仮面をつけた謎のプレイヤーが何人もいたら怪しまれただろうからな…」

中山「今思えばかなり無茶な作戦だったな。絶対にバレるだろ、それ」

ガーネフ「ふぉふぉふぉ…我が魔力をもってすれば1試合の間くらい周囲の者を幻覚で惑わすくらい訳なかったのじゃがの」

中山「わっ、ガーネフさん、来てたんですか?」

漆黒のローブで身を包み、夜の風景にすっかり溶け込んでいたガーネフに気づき中山は声を上げる。

586 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:06:55 ID:???
ガーネフ「ふぇふぇ……折角じゃから大会中は奴らの能力の偵察でも行っておくがええ。
     偽物の存在に騙されておる可哀想な連中じゃが、なかなかの実力の持ち主たちじゃからのう」

中山「はい。俺達の世界に遠征に来た時も、俺の国のトップレベルの選手たちに見劣りしない動きをしてましたし」

ガーネフ「よいか皆の者。森崎の偽物は試合に負けることでサッカーに対する夢や希望が失われていく。
     それに比例するように、本物の森崎の失われていた本来の力が取り戻されていく。
     試合の結果次第では完全に力を奪い去ることが出来ぬかもしれぬが……
     森崎を救うためにも、どうかうまく事を運ぶよう努力するのじゃぞ」

ストラット「わかってるってじーさん。さっさと仕事を終えてミアータに会いに行きたいんだからな!」

バビントン「うん。僕も僕にできることを頑張るよ。(そしてセレインに謝るんだ。ミサンガ、自分で破っちゃっってごめんって)」

決意を固めるストラットたちを横目に、イスラスは先程エストから渡された試供品の包を開けていた。
中には『パンサー』のロゴが描かれたスポーツタオルが詰め込められていた。

イスラス「(…………センスがねぇな。アイツじゃあるまいし)」

イスラスはワールドユース大会でオランダのチームマネージャーを務めた色白の少女を思い出していた。
事故により神経を失った右足の代わりとなる、とあるポーランド人のアスリートから移植されたという
自分の右足のコンディションに常に気を使う不思議な、というよりも彼にとっては不気味な性格をした少女だった。

イスラス「(そうか。あの女店員に似たやかましさはアイツだったか……)」

今となってはすっかり過去の記憶になった懐かしい風景を思い出しながら、
イスラスは湧き上がる不快な『寂しさ』という感情に逆らっていた。

中山「(待っていてくれ森崎。お前の苦しみを、俺が必ず取り除いてみせる。それが俺の新しい夢であり、望みなんだから)」

そして中山は親友を苦しめる存在を打ち破るためにと、更に強い決意を固めて夜空の月を見上げるのだった。

587 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:08:41 ID:???
同時刻。アリティア城に帰ってきた森崎は妖しく輝く月を見上げつつ明日からの大会に思いを馳せていた。

森崎「(いよいよ始まる。ワールドユース以来休養を命じられていた俺の鈍っていた体を目覚めさせる絶好の機会が!)」

この大会が終われば、森崎はサッカー協会の指示に従いドイツへと渡りブレーメンの寮へと入る予定になっている。
プロクラブでの生活に自信をつけるためにも、何より前大会の雪辱を果たすためにもなんとしてでも優勝を手に入れたかった。

シェスター「よ、こんな夜更けに一人でなにをしてるんだい?」

森崎「お前たちは…ブレーメンの」

屋上のお気に入りの場所に乗り込んできたのは、合宿中文句ひとつ言わずに裏方の仕事を健気に手伝っていたブレーメンの選手たちだった。

マーガス「おいおい、気楽に名前で呼べよ。俺たちは一応名目上はもうチームメイトって扱いなんだからさ」

ビクトリーノ「長らく優勝から遠ざかっているらしいブレーメンを強くするには俺たちの力が必要らしいからな。
       お前にはこの大会ぐらい楽勝に勝ち抜いてもらわないと安心して後ろを任せられんぜ」

森崎「ふ、ふん。言ってくれるな。ワールドユースで世界一になったチームの正GK相手に失礼な奴らだぜ」

シェスター「ホント、期待してるよ。俺たちが試合にも出るわけでもなくこうしてやってきたのは
      森崎。お前の能力の視察を頼まれてるって側面もあるんだからさ」

森崎「……どういうことだ?」

マーガス「言った通りさ。チームのフロントがお前を取ったのはWYの決勝で見せた奇跡的なセービングに魅せられたかららしい。
     あの試合のときのようなファインセーブが繰り出せるなら、移籍後即レギュラーも夢じゃないんだぜ」

ビクトリーノ「…逆に言うと、不抜けた成績だと二軍スタートは免れないってやつだ。
       ユース大会の成績なんぞ、プロクラブの争いでは度外視されちまう。
       現時点での実力。そして期待しうる成長性。上の方々はこれだけを見ているんだ」

588 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:11:08 ID:???
森崎「……実力と成長性……」

シェスター「なんだかんだでお前とは結構縁がある仲だしな。出来ればレギュラーとして同じフィールドに立ちたいのが素直な気持ちさ。
      だが、俺たちはプロの選手だ。勝利を義務付けられ、大勢のサポーターに期待をかけられている存在でもある」

マーガス「森崎。遠慮はいらないぞ。お前の持ちうる全ての力を大会で発揮してこい。
     そうすれば、お前はウェルダー・ブレーメンの一員として喜んで迎えられるだろう」

森崎「(なるほどね。片桐さんが意地でも俺をこの大会に出場させたいという意図がようやく分かった。
   俺の実力を予めブレーメン陣営に示すことで、プロとして優位に立てるようにしろということか)」

これまでのように、裏工作やコネなどでは信頼を勝ち取ることは難しくなってくる。
何しろ相手は自分よりも年齢も実力も上のプロの先輩たちばかりなのだから。
彼らに認められ、ポジションを奪うには実力を誇示して選手としての質の差を思い知らせるほかない。

森崎「まぁ見てなよ。将来のチームメイト様の華麗なる活躍でお前たちを虜にしてやるからさ」

不敵に笑う森崎を見て、シェスターたちはにこやかな笑みを浮かべて機嫌よく手を叩く。

シェスター「ヒュー。その自信が最後までぐらつかないことを祈っておくよ」

マーガス「頑張れよ森崎。俺は夢に見てるんだ。お前がGKとなったチームでブレーメンを優勝に導く場面をな」

ビクトリーノ「(……まぁ、俺たちが呼び出された理由はそれだけじゃないんだけどな。
       とにかく今は森崎が無事に大会で活躍できるよう、祈っておくだけか……)」

こうして様々な思惑を雲に乗せ、アリティアの夜は更けていく。
2つの世界のサッカーの発展を願うために開催される親善大会。
その影で密かに動く大きな野望を、森崎はまだ知る由もなかったのである……

589 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:12:35 ID:???
前日編 『第2回アリティアカップ』




春のアリティアの空は眩しいほどの快晴に恵まれた。
中央庭園特別グラウンドの観客席は、大会を楽しみにしていた民衆で埋め尽くされ
開幕を今か今かと待ち望むが如く、楽しげな声が辺りに響いていた。

アンナ「おー待たせ致しましたァ!ドルーア帝国との戦いに勝利したのも久しく感じる今日この頃。
    復興をたどるアカネイア大陸に新たに芽吹くサッカーという文化を記念し、
    今日、ここアリティア王宮においてかの英雄、森崎有三の故郷との親善大会が行われようとしています!
    なお、本大会の激励としてアカネイア聖王国よりニーナ王女が訪れているのでご紹介いたしましょう!」

ニーナ「本日はお日柄もよく、絶好の大会日和ですね。アカネイア王女のニーナです。
    ドルーアの脅威にこの大陸が脅かされること早6年。暗黒地竜メディウスを討ち、
    少しずつですが、かつての平穏と平和を取り戻しつつあるこのアリティアで
    記念すべきサッカーの大会が行われると聞き、楽しみにしておりました」

アンナ「現在アカネイアでは大陸にサッカーのプロリーグを結成しようとする動きがあるらしいですね。
    今大会はその足がかりとなる大事なものとなりえるのでしょうか?」

ニーナ「アリティアのマルス王子や、マケドニアのミネルバ王女の助力のもと、少しずつ形を成していますね。
    聞けば、今回試合を組むことになっている日本のチームの方々もプロリーグの結成を目前に控えているとか。
    互いの新たな文化の門出を祝う、実のある大会になることを願わざるを得ませんね」

アンナ「そうですね。結果はどうあれ我々を熱く燃えさせた2年前のあの大会のような白熱した試合を期待したいところです。
    私達も、この3日間を実況解説という立場で見守っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしま〜す!
    ……といったところで、そろそろ待ちわびていることでしょう!続いて、選手たちの入場です!」

ザッザッザッザ…!

590 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:13:40 ID:???
アンナ「一番目に入ってきたのは、今大会の主催者でありホームチームのアリティア選抜!
    王宮騎士団の正騎士を中心としたこのチームに、先日従騎士から昇格したばかりの
    若い力が加わったことで、いったいどんな化学反応を起こすのか期待が高まるチームです!
    キャプテンは前大戦においてアリティアを勝利に導いた若き勇者!
    英雄王マルスの片腕として名高い、森崎有三くんを先頭に堂々とした入場です!」

森崎「(この大会はこれからの俺のサッカー人生においての大事なスタートラインだ。
   絶対に優勝して、自信を持ってプロ選手として羽ばたけるようにしてみせるぞ!)」

マルス「(アリティアのみんな。長く苦しいドルーアの圧政を乗り越えてよくここまできてくれた。
    彼らの頑張りに少しでも応えたい。それがこの国を統べる者としての義務であり責任なんだ!)」

アンナ「次に入場してきたのは南武フースバル!キャプテンの小豆沢くんを中心とする
    若さあふれるフレッシュなチームらしいですね」

ニーナ「新たな文化の芽生えに相応しい、爽やかなプレイに期待したいですね」

早田「(この世界でサッカーをやるのにも大分慣れてきたぜ。森崎、悪いがこの大会だけは俺たちフースバルがもらったぜ!)」

新田「(俺はこの大会で結果を残し、フースバルを日本一に導く。そしてもう一度ブラジルに……アイツに会いに行くんだ)」

栗栖「(天涯孤独だった俺を育ててきてくれた教会のみんなのためにも…俺はプロ選手として成功してみせる!
   そうさ。あの日向小次郎のように……俺もサッカーで幸せをつかむんだ!)」

591 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:14:47 ID:???
アンナ「続きまして、南葛ウイングスの登場です!このチームはあの森崎くんの同郷の選手が多いチームらしいですね。
    かつてのチームメイトたちの邂逅、そして戦い!キャプテン井沢くんを先頭に堂々の入場です!」

ニーナ「一つ注目したいのは、サッカー強豪国の一つであるフランスからの移籍選手、ナポレオンくんですね。
    今大会で最も威力が高いと称される彼の必殺シュートがどれだけの旋風を巻き起こせるか楽しみです」

井沢「(日本のプロリーグ発足…だが、これで海外組との差が縮まったとは思えない。勝つんだ。勝って俺たちの力を認めさせるんだ!)」

高杉「(俺たちはもうただの数合わせの二軍の器には収まらない!この大会で結果を残して片桐さんにアピールするぞ!)」

ナポレオン「(ワールドユースで受けた屈辱……何万倍にもしてあのフザケた野郎にお見舞いしてやるぜ!)」

アンナ「そして最後に入ってきたのは2年前の大会で準優勝を果たしたあのヒューガーお抱えのプロクラブ、東邦タイガースです!
    キャプテンを務める反町くんはあの日向くんの相方としてFWを務めた経歴を持つ選手らしいですね」

ニーナ「前大会では凄まじい攻撃力を誇ったヒューがーですが、このチームもその特徴を引き継いでいるのか楽しみでなりませんね」

反町「(東邦の名を連ねるチームに負けは許されない。どんな手段でも勝ちを取りに行け。
   今はイタリアに居るあの男なら間違いなく言ってるだろうな…
   だが俺は俺なりのやり方でこの東邦タイガースというチームを優勝に導く!)」

ミハエル「(フフフ……右も左もまばゆい輝きを放つ者たちが勢ぞろいしていますね。
     しかし、残念ながら最も美しい輝きを放つのはこのワタシになりそうです)」

バンビーノ「(こんな下等な連中に遅れをとるようではミランには戻れない。俺は…一刻も早くあの場所に戻らなければならないんだ!)」

アンナ「本日の第一試合、オープニングゲームはアリティア選抜対南武フースバルを予定しております。
    皆様、どうか盛大な拍手と声援で選手たちを盛り上げてください!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!

592 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:16:14 ID:???
〜アリティア選抜控え室〜

ジェイガン「よし、みんな聞け。今日の対戦相手の南武フースバルの情報を説明するぞ」

ざわざわざわ…

森崎「(これまでの試合は俺が監督を兼任してきたが…さて、ジェイガンさんの手腕はどんなものかな?)」


監督としての才能は?→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→新田のシュートは強力だ。複数のマークを付けて動きを封じろ!
ハート→中盤の要の小豆沢のドリブルは素早い。複数のマークは無駄になるぞ!
スペード→タックルに優れる早田のいるサイドからの攻撃は難しい。逆サイドを突け!
クラブ→フースバルの情報は森崎が話す。
JOKER→昨晩モロドフ殿に相談して閃いたとっておきの戦術を用意した!

593 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 02:22:49 ID:???
監督としての才能は?→ ダイヤK

594 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 02:23:49 ID:???
バカな……有能な監督なんて優れた弟以上に存在しないはず

595 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 02:31:25 ID:???
俺たちはとんでもないものの誕生に立ち会っているのかもしれない。
有能な監督……まさかそんなものがアンザーニ監督以外に森崎板にいるなんて

596 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 22:39:34 ID:???
>>594-595
ここでクラブが出るのが今までのモリブレムだったはずなのに…何かが変わり始めてる!?
============
監督としての才能は?→ ダイヤK
>ダイヤ→新田のシュートは強力だ。複数のマークを付けて動きを封じろ!


ジェイガン「フースバルの中心選手は新田、早田、石崎と森崎殿の元チームメイトと実力者が揃っておる。
      その中でも、新田のドリブルとシュートは強力だ。複数のマークを付けて動きを封じろ」

森崎「(おや…?なんだかすごくまともなことを言っているようなきがするぞ)」

予想に反して的確な情報を話すジェイガンを、森崎は目を丸くして見つめる。
その視線に気がついたのか、ジェイガンは穏やかな笑を浮かべながら話す。

ジェイガン「ふふ…老いたとはいえこのジェイガン、かつては大陸一の聖騎士の称号を得たこともある。
      戦場をサッカーのフィールドに移しても、これくらいの分析は容易い」

森崎「なんだか安心しましたよ。これなら監督として立派にやっていけそうですね」

ジェイガン「うむ。そのことなのだがな。この後のチームオーダーに関してなのだが……
      今までのように森崎殿に考えて決めてもらっていては目前の試合に集中しづらいだろう。
      もし良ければこのまま私が進めてもよろしいですかな?」

597 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 22:41:39 ID:???
・監督補正

選手たちの持つ『指揮補正』とは別に、チーム全体の能力を底上げする数値です。
現在『アリティアFC』の監督であるジェイガンは(2)の影響力を持っています。
チームオーダーを監督に任せることで、この監督補正を得ることが可能です。
選手配置にや作戦指示でランダム要素が大きくなるなどのデメリットもありますが、
総合力を求める場合は監督業を任せてしまうのも有効な手段です。


☆どうしますか?

A このままジェイガンに進行させる(チームの指揮力が+2されます)
B そこまで任せるのはちょっと不安だ(これまで通りに投票でオーダーを決めていきます)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

598 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:42:21 ID:Wk3PJqZg
A

599 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:44:03 ID:XhHEZbr2


600 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 22:55:08 ID:???
>A このままジェイガンに進行させる(チームの指揮力が+2されます)
※この試合、ジェイガン監督の影響でチーム補正が+2されます。
※ランダムイベントなどで不幸にもグラウンドから消えてしまった場合、この補正は失われます。


森崎「(この大会はアカネイアのサッカーの発展が主な目的だったよな。
   もう俺が一から十まで口を出して指示を出すこともないかもしれない)」

この大陸でサッカーをするのも、おそらくこの大会で最後になるかもしれない。
サッカーの伝道師としての自分の役目はもう十分に果たされていると確信した森崎は
これまで選手と兼任してきた監督業を安心してジェイガンに託すことにした。

森崎「このチームの監督はジェイガンさんでしょ。俺はこのチームのキャプテンとしてその指示に従いますよ」

ジェイガン「……そうか。森崎殿の口からそのような言葉が出てくるとは嬉しくもあり寂しくもあるのう……」

森崎「はは、湿っぽくなるのは大会が終わってからでも遅くないっすよ」

ジェイガン「そ、そうだったな。では…改めてミーティングを始めるぞ。
      まずはフォーメーションの設定だ。今回はこの陣形で勝負を仕掛ける」


フォーメーションサッカー→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→4-4-3のオーソドックスだ
ハート→4-4-2のボックス型のツートップだ
スペード→3-5-2のダブルボランチ型のツートップだ
クラブ→5-4-1のワントップだ
JOKER→ここでジェイガンの監督補正アップ判定だ!

601 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:56:24 ID:???
フォーメーションサッカー→ ダイヤ6

602 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:58:13 ID:???
4-4-3のオーソドックスだ
待てい

603 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 22:59:46 ID:???
そうか…アカネイアのサッカーもついに
グローバルフットボーラーが出現する段階に入ったのか。

604 :森崎名無しさん:2011/10/10(月) 23:05:21 ID:???
キーパーなしとはなんと大胆な作戦

605 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 23:11:41 ID:???
>>602 この辺りの打ち間違いもすっかり定番となってしまいましたね…すみません…
>>603 タークさんのようなプレイヤーが育つには、アカネイアのサッカーはまだまだ歴史が浅いでしょうね。
>>604 オーバーラップ前提のフォメとはなんという森崎仕様
============
フォーメーションサッカー→ ダイヤ6
ダイヤ→4-3-3のオーソドックスだ
============
ジェイガン「まずは4-3-3の隊形で相手方の様子を見る。では、続いてスターティングメンバーの発表だ」


−−−H−−− H 
J−−−−−F J   F
−−−−−−−
−−−I−−− I
E−−−−−G E   G
−−−−−−−
−−−C−−− C
B−−−−−A B   A
−−−D−−− D
−−−@−−− @
・アリティア選抜(オーソドックス/4-3-3/指揮レベル0+監督補正2)


ごくり……

新チームによる初めての試合。さらには今後のアカネイアのサッカーの
歴史を形作る記念すべき大会のオープニングゲームでもある。
その試合のスタメンに選ばれることはこれ以上にない栄誉であり、
アリティア選抜の誰もが、自分を選んでくれと考えずにはいられなかった。

ジェイガン「FWから発表する。左から……」

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