キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【栄光を】キャプテン霊夢12【つかむとき】
1 :
キャプテン霊夢
◆.4VsndDQiQ
:2011/09/04(日) 23:49:40 ID:???
このスレは東方Projectの主人公・霊夢がお賽銭増加の為の
信仰獲得を目指して、奮闘するスレです。
現在は、幻想郷チームと外来人チームの両方が出場する大会で
優勝することを目標にしています。
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
読者の皆様に引いて頂いたカードや、投票して頂いた選択肢に従い、物語が展開します。
文章を書くのは初めてなのでお見苦しい部分や誤字・脱字等あると思いますが、
皆様のお時間潰しと、森崎板の活性化のお役に立てれば幸いです。
前スレ
【見せろ!】キャプテン霊夢11【巫女達の力】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1313329543/
【前スレの簡単なあらすじ】
クラブA「どうだい?楽しんでもらえてるかな?」
石崎「何で俺の判定でピンポイントで出て来るんだよー!!!」
焔「ツインダイスを考えると実質2枚連続って……」
早苗「ふふふ……霊夢さんを怪我させるとは良い度胸ですね!」
霊夢「活躍出来てるのか出来てないのかいまいち分からないわね……」
翼「く、やはり霊夢はすごい!俺も負けてられないぞ!」
ナズーリン「悪いが、君のシュートは見切ったぞ!」
空「前の試合から4連続ダイスとかひどい!」
ルナサ「ダイヤQだ!値千金のゴールを決めたぞ!」
森崎「ほとんどへたれてねぇのに2失点かよ……」
希「やったー!久しぶりにJOKER引けたぞー!すごいドリブル技もゲット!」
中里「ば、馬鹿な……拙者の本気が……」
岩見「最初のプレイ以降目立ててないな」
来生「ニュータイプの別の効果の方を発揮する暇がない!」
山森「地味に覚醒目を引いたけど余り活躍出来てない!」
山田「まさか決勝で出番が来るとは……」
995 :
キャプテン霊夢
◆.4VsndDQiQ
:2011/10/10(月) 22:53:18 ID:???
翼「森崎……よし、これが俺の……旅立ちのゴールだぁあああ!!!」
バゴォオオオオオオオオオオオオン!!!
最後の力を振り絞って放たれる翼のミラクルドライブ。
それは寸分たがわずゴール右隅を捉える。
C様「(……ここで決めさせる訳にはいかねぇんだよぉおおおおお!!!)」
衣玖「このシュートが決まる空気ではありませんよ!!!」
ドガァアア!!!グシャアアア!!!
C様「(ぐはぁああ!!!)」
衣玖「うぐっ!!!」
何とかその軌道上には割り込んだものの、翼のミラクルドライブの威力に吹きとばされる二人。
……だが、その決死のプレイがわずかだがシュートの威力を弱めていた。
バケバケ@「(よくやった!お前の死は無駄にはしねぇ!!!うおおおおおおおお!!!)」
バイーン!!!
自らの柔らかいボディを存分に跳ねさせて、体ごとぶつかっていくバケバケ@。
バケバケ@「(くおー!ぶつかる!ここだ!アクセル全開!インド人を右に!!!)」
バチィイイイイイイイイイイン!!!カァアアアアアアアン!!!
996 :
キャプテン霊夢
◆.4VsndDQiQ
:2011/10/10(月) 22:56:15 ID:???
翼「……な、なにぃいいい!!!???」
翼の最後の力を振り絞ったミラクルドライブ。だが、バケバケC、衣玖、バケバケ@の身体を張った
プレーによりわずかに方向が逸れ、ゴールネットを捉えることなくポストに直撃する。
文「防いだー!翼選手の凄まじいシュートでしたが、ザンギュラチームの守備陣がかろうじて止めた!
そしてこぼれ球は藍選手がカバー!時間はもうロスタイムしかありません!2−2のまま延長戦になるか、
それともザンギュラのスーパーウリアッ上が勝ち越し点を決めるのか!?」
C様「(……へ、俺達はもう動けねぇ。後は任せたぜ!)」
衣玖「私達に出来ることはここまでです。後は頼みましたよ!」
バケバケ@「(お前達の力……確かみてみろ!)」
藍「よし、皆よく防いでくれた!延長はいらん!ここで決着をつけるぞ!!」
妖夢「ありがとうございます、皆さん!このプレイ、決して無駄にはしません!」
森崎「(ちっ!翼の奴、しくりやがった!だが、ここで決めさせる訳にはいかねぇ!まずは戻らねぇと!)」
ダッ!!!
急いでゴール前に戻る森崎。何とかシュートを撃たれる前に戻ることには成功するが、
既にその時には中央突破をした藍がPA内にセンタリングを上げていた。
997 :
キャプテン霊夢
◆.4VsndDQiQ
:2011/10/10(月) 22:58:01 ID:???
美鈴「はぁあ!!!」
井沢「(く、くそっ!俺より高い!)」
バチィッ!!!
そして、これを美鈴が得意のポストプレーで落とす。そこに走り込むのは1点目を決めている天子。
森崎「最後はてめぇか!さっきみたいな油断はもうねぇぞ!」
石崎「俺達もブロックに入るぞ!」
高杉「延長に入れば体力差で俺達の方が有利な筈だ!」
中里「(可愛い女子であるが、勝負は別でござる!)」
天子「……それはどうかしら……ねっと!」
スカッ!
石崎「な、なにぃ!?」
高杉「ここでスルーだと!?」
天子「……妖夢!私がここまでやったんだから、絶対決めなさいよ!」
妖夢「(あの自分でシュートを決めることしか頭になかった天子さんがこの土壇場で……!)
ええ、分かっています!これが……私の最後のシュートです!」
ぐわぁああああああああああ!!!
森崎「ちっ!だがゴールはやらねぇ!」
妖夢「(ここで決められないようでは……私に幻想郷ナンバーワンプレイヤーを目指す資格等ありません!)
いきます!!!『待宵反射衛星斬』」
バゴォオオオオオオオオオオン!!!
998 :
キャプテン霊夢
◆.4VsndDQiQ
:2011/10/10(月) 23:00:09 ID:???
妖夢の残る体力全てを振り絞ったシュート。それは妖夢の足にこれまでにない程の完璧なインパクトを伝えていた。
森崎「うおおおおおおおおおお!!!」
バッ!!!
森崎の自分の全てを掛けて全力でそのボールに飛びつく。だが、1点目を取られた事でわずかに天子に
注意がいっていた為か、わずかに反応が遅れてしまい……
ガシィッ!!!ギュルギュルギュル……!
森崎「(な、なんだ……!止めている筈なのに……!まるでボールが意思を持っているかのように回転し続けて……)」
バチィィ!!!
森崎「ぐはっ!」
ズバァアアアアアアアアン!!!
ピィッピィーーー!!!
……ピッピッピィーーーーーー!!!
妖夢「……決まった」
ゴールを告げるホイッスルと試合終了を告げるホイッスル。
前回の大会ではどちらも耳をふさぎたくなる程の嫌な音に聞こえたそれ。
だが、今回の大会では正に妖夢達の祝福を告げる鐘の音に聞こえた。
ザンギュラのスーパーウリアッ上 2−1 南葛中学
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