キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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森崎ミニ劇場!
1 :
森崎名無しさん
:2011/11/24(木) 15:33:27 ID:kXEsIjOE
コーション!!
これから始まるゲームはいわばルール無視のゲームブックであり一切のカード判定はありません!
それ故に能力なども決めておらず、森羅万象の結果は全て投票によって決めることが可能です。
又、シナリオも最初の設定のみが存在し、細やかな伏線や物語の統一性、それにゲームとしての
バランスは放棄しています。
故に人によっては不愉快な思いをしたり、積み上げたものが一瞬に崩壊してしまう危険性が常に
つきまといますので、物語性やゲームバランスを大切にしたい方には向きません。
あと、ぶっちゃけ中の人は銀シュナの人です。
最近重い物語を書きすぎているので少し脳内バランスを保つためにお気楽な物語を書こうかな?
と思いこのスレを建てさせてもらっているのでもちろん完スレを目指しますが、一応こちらの
連載は不定期になりがちになるかもしれません。
661 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 21:54:52 ID:???
???の手先からの回避→75−α+(
48
+
05
)/2
???の手先のギラ→魔力18+
クラブK
(山森)
クラブQ
(スコット)
662 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 21:55:36 ID:???
???の手先のギラ→魔力18+
スペードQ
(山森)
クラブ2
(スコット)
663 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 22:00:09 ID:yWYKd9HE
スミマセン。山森の攻撃の判定を忘れていました。
山森の攻撃→16+(! numnum+! numnum)/2
上記のスペースを抜いてコピペってください。
664 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 22:01:14 ID:???
山森の攻撃→16+(
68
+
16
)/2
665 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 22:16:29 ID:yWYKd9HE
山森の攻撃順→11+5+5+2(冒険者の服)=23
スコットの攻撃順→15+1+3=19
???の手先の攻撃順、攻撃目標→16+2+4=22、0=スコット
攻撃順
山森>???の手先>スコット
山森の攻撃→16+(68+16)/2=58
12(銅の剣)×[1+(58(上記数値)−70(敵回避値)/100)]−5(敵固定値)=5.56≒6
???の手先へ6のダメージ!
??の手先からの回避→75−27+(61+17)/2=9
23(敵固定値)×[1+{9(上記値)/100}]−5(固定防具力)=20.07≒21
スコットへ21のダメージ! HP20/82
スコットの攻撃→33+(75+05)/2=73
28(鉄の槍)×[1+{73(上記数値)−70(敵回避値)}/100)]−5(敵固定値)=23.84=24
???の手先へ24のダメージ 合計値30
666 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 22:17:38 ID:yWYKd9HE
まず最初に動いたのは軽装ゆえに身軽な山森。
ショウゴ「てぇい!!」
ガキッ!!!
魔族「その程度か!甘いぞ!!」
しかし、スピードだけに集中し打撃力に関しては撃ちそこないに近い一撃は軽く手傷を与える程度しか
出来ず、そのまま魔族が持つの杖で押し返されそうになり…
ゴキンッ!!
そのまま吹き飛ばされそうになるのをかろうじてスコットが割って入り、そのダメージを喰らいながらも
その刺突直後の隙に槍の一撃を振舞う!
魔族「ちぃ!やるな!」
スコット「…ゲフッ!」
ショウゴ(まずい!スコットさんの傷が又開いている!)
どうしますか?
A.スコットへ最後の薬草を使う。
B.???の手先へ攻撃
C.その他(その他アイテムを使う場合などはこちらからどうぞ)
先に1票入ったものを選択します。
山森HP40/40 スコットHP20/82
667 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 22:37:51 ID:???
A
668 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 22:47:57 ID:yWYKd9HE
A.スコットへ最後の薬草を使う。
ショウゴ「スコットさん。もう一度回復を!」
スコット「了解した!」
山森の攻撃順→11+! dice+! dice+2(冒険者の服)
スコットの攻撃順→15+! dice+! dice
???の手先の攻撃順、攻撃目標→16+! dice+! dice、! num
スコットの攻撃→33+(! numnum+! numnum)/2
???の手先からの回避→75−α+(! numnum+! numnum)/2
???の手先のギラ→魔力18+! card(山森)! card(スコット)
複数人で数行ずつスペースを抜いてコピペってください。
※???の手先の攻撃目標の! num数字が0〜3までならばスコットへ、4〜6なら山森へ攻撃、
7〜9ならギラを使用します。
669 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 22:51:02 ID:???
山森の攻撃順→11+
6
+
3
+2(冒険者の服)
スコットの攻撃順→15+
3
+
1
670 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 22:52:36 ID:???
???の手先の攻撃順、攻撃目標→16+
6
+
2
、
8
671 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 22:53:51 ID:???
スコットの攻撃→33+(
15
+
60
)/2
???の手先からの回避→75−α+(
27
+
12
)/2
???の手先のギラ→魔力18+
ハート10
(山森)
クラブ9
(スコット)
672 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 23:17:41 ID:yWYKd9HE
山森の攻撃順→11+6+3+2(冒険者の服)=22
スコットの攻撃順→15+3+1=19
???の手先の攻撃順、攻撃目標→16+6+2=24、8=ギラ
攻撃順
???の手先>山森>スコット
???の手先のギラ→魔力18+ハート10(山森)クラブ9(スコット)=28、27
28−8=20 山森は20のダメージ! HP20/40
27−8=19 スコットは19のダメージ! スコットHP1/82
山森は薬草を使った! スコットHP31/82
スコットの攻撃→33+(15+60)/2=70.5
28(鉄の槍)×[1+{70.5(上記数値)−70(敵回避値)}/100)]−5(敵固定値)=23.14=24
???の手先へ24のダメージ! 合計値54
673 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 23:18:53 ID:yWYKd9HE
魔族「ふっふっふ。これで終わりだ…ギラ!!」
体制を整えるためにスコットの元へ走る山森を見ると、それをチャンスと見た魔族は持っていた
杖を振りかざし、必殺の呪文を唱える。
ゴワワワーー!!!
スコット「ヌワァァ!!!」
ショウゴ「ま、魔法も使えるのか!!」
灼熱の炎に包めれたスコットはすでに一部の組織が炭化しており、生きていることが奇跡というしか
無い状況になっていた。
ショウゴ「スコットさん!今治療を!!」
虫の息であったとしても生き残っている事に安堵した山森は自分の火傷を無視しつつ素早く
薬草で動けるようにする。
スコット「何とか助かった…ショウゴ殿、感謝する。」
そう礼をいうと戦士としての性か、闘争本能のままに???の手先に再び槍を突き、吹き飛ばすと
ようやく間合いが広がる。
ショウゴ(……薬草はもう無いか…もう一度攻撃を喰らうとかなりまずいだろうが、敵もふらふらだ…)
どうしますか?
A.防御体制に入る(ダメージを1/2にします)
B.???の手先へ攻撃
C.その他(その他アイテムを使う場合などはこちらからどうぞ)
先に1票入ったものを選択します。
山森HP20/40 スコットHP31/82
674 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 23:27:00 ID:0W/+YFy6
A
675 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 23:34:56 ID:yWYKd9HE
A.防御体制に入る(ダメージを1/2にします)
ショウゴ(敵もフラフラだ。後はスコットさんならやってくれる。…はず!)
そう考えた山森は革の盾をがっちりと構え、敵の攻撃に対応しようとする。
スコットの攻撃順→15+! dice+! dice
???の手先の攻撃順、攻撃目標→16+! dice+! dice、! num
スコットの攻撃→33+(! numnum+! numnum)/2
???の手先からの回避→75−α+(! numnum+! numnum)/2
???の手先のギラ→魔力18+! card(山森)! card(スコット)
複数人で数行ずつスペースを抜いてコピペってください。
※???の手先の攻撃目標の! num数字が0〜3までならばスコットへ、4〜6なら山森へ攻撃、
7〜9ならギラを使用します。
山森HP20/40 スコットHP31/82
676 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 23:36:36 ID:???
スコットの攻撃順→15+
5
+
2
???の手先の攻撃順、攻撃目標→16+
2
+
4
、
4
677 :
森崎名無しさん
:2011/12/29(木) 23:43:47 ID:???
スコットの攻撃→33+(
13
+
85
)/2
???の手先からの回避→75−α+(
66
+
32
)/2
???の手先のギラ→魔力18+
クラブJ
(山森)
ダイヤ3
(スコット)
678 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 23:58:05 ID:yWYKd9HE
スコットの攻撃順→15+5+2=22
???の手先の攻撃順、攻撃目標→16+2+4=22、4=山森
攻撃順(同数の場合2D6で出した数値の高い方が先に攻撃します)
スコット<???の手先
スコットの攻撃→33+(13+85)/2=82
28(鉄の槍)×[1+{82(上記数値)−70(敵回避値)}/100)]−5(敵固定値)=26.36=27
???の手先へ27のダメージ! 合計値81 ???の手先を倒した!!
スコット「これで……終わりだ!!!」
それは本当に刹那の差であった。
ギラの効果でもう一撃喰らっただけで死にそうな山森を狙った魔族の攻撃は彼に届く僅か数センチ前で
彼の護衛であるスコットの穂先によって貫かれ、胸に風穴があく。
ショウゴ「……終わったのか?」
ガード体制の山森は何時までも衝撃が来なかったことに不審に思い、盾の隙間から覗き込むと
そこにはすでに遺体となった魔族の尖兵が転がっている。
679 :
お試しβな人
:2011/12/29(木) 23:59:06 ID:yWYKd9HE
スコット「ギリギリでしたな。正直もうだめかと思ったですぞ」
薬草の力で何とか生きているスコットは片膝をつき、山森もまた自分の傷の最低限の止血が必要な
状態だった。
チャララララッラッラーン!
イベント敵を倒したので山森のレベルが上がりました!
山森のレベルが5になりました。
ステータスが以下のものへ変更されます。
HP50/50(商人見習い係数1.0) MP25/25(商人見習い係数0.5)
力20(商人見習い係数1.0) 素早さ14(商人見習い係数0.7)
身の守り8(商人見習い係数0.8) 賢さ(魔力)10(商人見習い係数0.5)
運の良さ(魔防)10(商人見習い係数1.0)
〜〜〜
680 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 00:00:10 ID:HJY4YFvI
〜〜〜
魔族の落し物→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください
ダイヤ 魔導師の杖
ハート 120G
スペードクラブ 80G
を手に入れます。
681 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 00:04:42 ID:???
魔族の落し物→
ダイヤ2
682 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 01:01:16 ID:HJY4YFvI
魔族の落し物→ダイヤ2
ダイヤ 魔導師の杖
ショウゴ「これは…?」
動かない魔族が使っていた杖をまじまじと見つめる山森。
スコット「ヤマモリ殿、魔族の持ち物は呪われているものが多いと聞きます。あまりそのようなものに
興味はもたぬ方が…」
ショウゴ「いや、これでも商人見習いだからある程度の真贋は聞くから大丈夫。これは…多分
魔導師の杖だと思う。何度かトルネコさんのところで見たことがあるから間違いない。」
そういいながら魔族から杖を引き抜く。
ショウゴ(…杖の宝玉はまだ生きているな。これなら多分まだ使える)
そう思うと今回の戦利品としてそれを手に取るのだった。
ぴこーん!
魔導師の杖を手に入れました。山森は装備できませんが、道具として使うと敵一体に対し
メラと同様の(魔力+! card)効果を出します。
魔導師の杖 攻撃力23 耐久力26/30
〜〜〜
683 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 01:02:15 ID:???
このギリギリ感がたまらねぇ・・・w
一番いいルートではないにしろ、戦って勝っていいアイテムゲットで結果オーライな流れかな?
684 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 01:02:20 ID:HJY4YFvI
〜〜〜
ショウゴ「大丈夫ですか、村長さん?」
何とか敵のボスを倒し、一息ついたところで山森は村長と思われる老人…ではなく、半端に変化がとけ
キツネ耳をぴょこんと出した金髪の少女へ話しかける。
村長「…大丈夫じゃ。見知らぬものに世話をかけてしまってすまなんだ……」
キツネ耳の少女は痛む体を無理やり起こし、ショウゴに礼をいう。
だが、その瞳は嬉しいというよりも数多の同胞がこの一戦でほぼ全滅してしまった事による悲しみに
包まれており、逆に『どうして自分だけ生き残ってしまったのだ?』という慙愧の念が篭っている
ようにも見えた。
村長「…こうなってはあの方をこの地でお守りする事も出来ぬか。助けてもらったついでに
願いがあるのじゃが…聞いてはもらえぬか?」
片腕を押さえながらひょこひょこと歩く先は、ここの村人の全てが守ろうとした村長の屋敷、
そしてそこは魔族の手先が唯一襲おうとした場所でもあった。
スコット「ヤマモリ殿…どうなされるか?」
ショウゴ「このまま放っておくことは出来ないでしょう。」
自身の怪我もかなりのものだが、そうも言ってはいられないと村長の後に続き屋敷の中に入る。
685 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 01:04:15 ID:HJY4YFvI
〜〜〜
村長の屋敷の一角。そこは今までの陰惨な戦いの匂いからは程遠く、静かで厳粛な…そして清廉な
空気に包まれていた。
ショウゴ「それで、『願い』というのはなんですか?」
すでに半死半生の村長に改めて尋ねる山森。
村長「…頼める義理でないのはわかっておるのじゃが…とある人物をある場所まで送り届けて欲しいのじゃ」
スコット「それでは何もわからないな」
と村長の言葉を切り捨てるスコット。
村長「彼女の名前は迦陵頻伽(かりょうびんが)。天から落ちてきた天空人じゃ…そして
送って欲しい場所は彼女の故郷である天空城。途方も無い話を、見ず知らずのものに頼むのが
いかに無謀な事であるのかはわかっておる。だが、この村が壊滅した今、頼めるのはおぬし達しか
おらぬのじゃ…」
ショウゴ「……俺は商人です。商談であるのならばいかに難しい事であってもそれに見合う報酬さえ
いただければ承りますが、今回報酬になるものはあるのですか?」
村長「…ない。恐らくこの村の生き残りは妾だけじゃろう。となると払えるものは何も無い。
…もう何もな……」
ある意味において達観したかのようにつぶやく美しい金髪の少女。
686 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 01:05:15 ID:HJY4YFvI
ショウゴ「では、代わりに聞かせてください。何故この村の住人を犠牲にしてまでその天空人という
ものを守っていたのですか?」
村長「我らキツネの一族は元々は天からの使いなのじゃ。だからマスタードラゴン様…ひいては
天空人のために働く事が務め。…それを果たしたまでじゃ」
ショウゴ「………」
どうしますか?
A.その依頼を引き受ける。
B.何の得にもならない事を引き受けるはずが無い。
C.その他
先に1票入ったものを選択します。
687 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 01:11:57 ID:???
A
688 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 02:04:42 ID:HJY4YFvI
A.その依頼を引き受ける。
実は天空城という言葉を山森は何度か聞いたことがある。
それはトルネコ商会の総帥であるトルネコが伝説の勇者と共に旅をしていた時の事であり、そこには
資格があるものしか行く事が出来ないという事で山森には関係の無い場所だと思われた。
しかし…恐らく『天空人』であるのならばその資格は十分にあると思われる。そして、そういうことで
あるのならば、この世界の神である『マスタードラゴン』に会うことも出来るのではないか?
そう思うのは当然だろう。そして、この世界の神であるのならば…
ショウゴ(もしかして…元の世界に戻れる!?)
それはこの一年間、元の世界に戻るための情報が何もない現状から一歩どころか十歩も百歩も
前進することを意味していた。
ショウゴ「…わかりました。ならば私どもが責任を持ってその方を天空城をお連れ致します」
多少の下心はあるものの、それを対価と考えれば後ろめたいものではなく、山森はそう回答する。
スコット「ちょ、ヤマモリ殿!?」
ショウゴ「袖擦る中も他生の縁でしょう?それにこのまま放っておいて次の魔族の襲来が来たら
ただ蹂躙されるだけなんだろうし。…そういえば何故魔物が彼女を狙っているのですか?」
不意にもたげる疑問にそう尋ねる山森。
689 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 02:05:57 ID:HJY4YFvI
村長「…そなたは勇者の伝説というものを知っておるか?」
ショウゴ「まあ、常識程度には……まさか!?」
村長「恐らく思っているとおりだ。勇者とは『天空人』と『人間』の間に儲けられた子を指す。
そして勇者というものは他のものとは一線を画す強さを持つことは先の戦においても証明されている
だろう。…もし、間に儲けられたものが『人間』ではなく『魔族』であったとして…
もし、天空人と他の種族との子であっても特別な力が与えられるとすれば…彼女を絶対に魔族の手に
落とすわけにはいかない。」
ショウゴ(…これは……俺が思っているよりも大事になる可能性があるな…)
今更ながら断らなくて良かったと思う山森。どうやら彼女の運命は山森だけでなく、
この世界全体にも影響しえるほど強力なものであるようだった。
〜〜〜
690 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 02:07:01 ID:HJY4YFvI
〜〜〜
???「そこにいるのは…紺子ちゃん?」
夜明け前のまだ暗い空間にまるで置物のようにたたずむ人影が一つ。それはまるで象牙によって創られた
人形のような美しい少女だった。
村長「ああ…私だよ、迦陵。ちょっと野暮用でね。朝も空ける前から失礼するよ」
山森の承諾を得たことでようやく彼女の守っていたものを守る部屋へ向かい
そうできるだけ硬質な声をかける村長。
迦陵「紺子ちゃん?……どうしたの?」
村長「ああ…何時までもこの地で匿うわけには行かなくなってね。悪いけど出て行ってはくれまいか?」
迦陵「え?嘘でしょう?……突然…どうしたの?」
村長「所詮我らは獣だという事さ。玩具に飽きたから捨てようっていうだけの事。お前さんの引き取り手
がついたんだ。…聞いているのだろう?入っておいで」
背中から感じる気配はそれに応じるように姿を現す。
ショウゴ「………」
村長「先ほど言っただろう。この子が迦陵頻伽(かりょうびんが)。すまないが
天空城にでも捨ててきてくれないか?」
ショウゴ「……そんな言葉で別れてもよいのか?」
691 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 02:08:19 ID:HJY4YFvI
村長「………」
迦陵「う、嘘よね?紺子ちゃん?」
美しい声を悲しみの音色に乗せてまるで縋るように訴える美しい黒髪の少女。…彼女の背中には
特徴的な純白の大きな翼が生えている。
村長「………旅の人。はやく彼女を連れて行かないか。」
迦陵頻伽に見られないように彼女に背を向ける紺子と呼ばれた村長。その瞳には大粒の涙が溜まっている。
ショウゴ「………」
どうしますか?
A.黙って迦陵頻伽を連れ出す。
B.村長に一緒に着いてくる義務があるはずだと訴える。
C.そうだ!彼女を連れる対価として村長の身を貰う事にしよう。
D.その他
先に1票入ったものを選択します。
692 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 02:19:48 ID:???
個人的にはCなんだけど、この人がこういう選択肢を自由選択肢でなく
見せてくるってのは「ついていけるわけないだろ」で一蹴される系な気がするんだよなあ。
693 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 02:19:59 ID:???
C
694 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 03:36:48 ID:HJY4YFvI
>>692
ん?中の人が根拠も伏線もなくこういった用意された選択で一蹴したことは無いのですが。
カード運で悪い結果になったことならば掃いて捨てるほどありますし、
選択肢に無い『その他』でその場にそぐわない発言をしたときも大抵は一蹴しますので
そのどちらかと勘違いしていると思いますよ。
あと、ぶっちゃけるとこのイベント、ドラクエ4のすべての章のオマージュだったりします。
一章はやや強引ですがボスの名前『ピサロの手先』から、二章は出てくる暴れ狛犬+αの構成が
最初の中ボスと一緒。三章は狐の村のイベント、五章は村襲撃イベント、
…そして四章は、二人の女性がこのイベントの主人公…ここで言う2人とは迦陵頻伽とこの
村長(紺子、紺菊)のことである予定でした。とまあそんなことから、このリュートリアルイベント、
元々素直に村長の屋敷に泊まり進めていけば戦闘で彼女らが死なない限り二人とも仲間になる予定です。
(そのためにわざわざロレンス外して2人パーティにしてますしw)
まあ完全に自己満足なのでこういう話が出なければ誰も気づかなかったでしょうが。
695 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 03:37:58 ID:HJY4YFvI
C.そうだ!彼女を連れる対価として村長の身を貰う事にしよう。
彼女の…村長の涙を見たとき、山森はほぼ直感でそれを感じた。彼女もまた本当は別れたくないのだと。
しかし、獣が人里に下りることはあり得ないしあってはいけないのだ。所詮彼女は野生の獣であり
人と分かり合えることなど有るはずは無いのだから。
ショウゴ(…野生の獣……?……ということは、もしかして野生じゃなければいいのか?)
そこで山森はピコーンと来る。人里にだって獣はいる。それは犬だったり猫だったり馬だったり
するのだが、それらに共通されているものは全て人間に飼われているということ。つまりは…
ショウゴ「気が変わりました。村長、商談を成らせる前に少し話があります」
と、迦陵頻伽をつれる前に最後の選択を迫ることにする。
ショウゴ「…先ほど対価となるものは何も無いといいましたよね?」
そこは天空人からは話が聞こえない場所。
696 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 03:39:01 ID:HJY4YFvI
村長「ああ、確かに」
ショウゴ「では、もし対価となるものがあれば村長は払うつもりはあるのですか?」
あくまで冷静に語る山森。この商談はある意味において『人買い』にも通じる非人道的な行為なのだ。
出来るだけ感情を殺さなければ自分で自分を制御することができない。
村長「あれば…な」
ショウゴ「よろしい、ならば成立だ。私は貴方の身を対価として要求します。そして私を天空の城まで
護衛を依頼します。」
村長「な!?お前にはこの耳と尻尾が見えないのか?妾は化けギツネだぞ!そのような存在が
人里に降りれるものか!!」
あまりにも突拍子の無い言葉に絶句しそうになる村長。そして、金髪の上部にぴょこんと飛び出した
狐の耳とローブから飛び出した黄金色の尻尾を見せつける。
ショウゴ「では、貴方の覚悟はその程度ということなのですか?キツネの天空人に対する責務というのは
得体の知れない旅人に全てを投げ出して本人は野に下るだけなのですか?」
村長「そ、それは…だが…ワシらは獣だ。獣が人里に下りれば狩られるのが必定。それが人と獣の理じゃ」
697 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 03:40:04 ID:HJY4YFvI
ショウゴ「ですが、全ての獣が人に狩られているわけではない。犬も猫も馬だって人と共に生きている。
キツネの中にも人に飼われているものだっているでしょう?」
村長「妾を愚弄するつもりか!?人に飼われるなどと!!我がプライドが許さん!!!」
ショウゴ「では貴方はその安っぽいプライドのために彼女を見捨てるつもりなのですか!!」
村長「!!!」
ショウゴ「貴方の本心は別れを悲しんでいるはずだ。それに、あんな形で彼女と別れて良いのですか?
貴方は彼女の所為でこの村が壊滅したことを知らせないようにするために芝居をしていることは
俺にもわかります。でも、だからといってそれでおしまいにするには…あまりにも悲しすぎる。」
村長「………」
698 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 03:41:27 ID:HJY4YFvI
ショウゴ「今から村人達の亡骸を弔いましょう。そしてそれが終わったら…一緒に行きませんか?
理由が必要ならば俺が貴方を対価として求めたという理由がある。」
村長「………」
村長さんのお答え→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください
ダイヤスペード わかった。ならばそなたへの商談の対価として旅に同行しよう。
ハート …それは…妾を欲しいということかえ?
クラブ …それでも妾は…野を駆けるキツネとして生きねばならぬ定め…
となります。
699 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 03:45:06 ID:???
村長さんのお答え→
ハート2
700 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 08:07:20 ID:???
そういえば山森、おねえさんのせいで恋愛経験皆無だったけか?
701 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 09:41:29 ID:???
なんか香辛料を運びたくなってきたぞ
702 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 16:12:22 ID:HJY4YFvI
村長さんのお答え→ハート2
ハート …それは…妾を欲しいということかえ?
夜明け前の薄明かりの空の下、重苦しい沈黙が流れる。それが僅か数秒であったのか、
あるいは数分にも及んだのか、当の本人達にしか感じ取る事の出来ない、停滞し淀んでいた空気は
村長である若いキツネの少女の言葉によって切り裂かれる。
村長「それは…妾を欲しいという事かえ?」
それは、少女というには妖艶すぎる表情。
ショウゴ「え、あ…いや…」
村長「妾の身を要求するという事はそういうことであろう?それとも何か?獣たる妾を街へと
誘い込みそれで仕舞いか?妾が街で危険な目にあった時、所詮は化けギツネと見放すつもりか?」
ショウゴ「そんなことは無い。共に旅をするのであれば仲間だ。そこに人間も獣も無いだろう」
村長「貴様はそうかもしれん。だが、街のものたちはどうじゃ?皆が妾を受け入れる存在だと…本当に
そう思うほどお前の脳みそはお花畑なのか?」
703 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 16:13:24 ID:HJY4YFvI
ショウゴ「…それは……」
村長「妾は知っておる。とあるエルフは人に迫害され殺された事を。天空人が何故人と共に住まわぬかと
いうことを」
ショウゴ「……」
村長「だが同時に人とキツネが決して相容れぬものでも無いということも知っておる。妾が生まれる前
の話じゃが、この村には人間の大工が住み着いており村人の1人と仲睦まじく暮らしておったし、
もっと過去には子をなした例もあったようじゃ。」
704 :
お試しβな人
:2011/12/30(金) 16:14:29 ID:HJY4YFvI
ショウゴ「人間とキツネが?」
村長「左様。我らは変化の力を持つゆえか美醜の感覚が他の獣とはかなり異なる。キツネ同士の恋もあれば
異種族間の愛もある。そして妾の一族が滅びた今、妾もその一族の長として選択せねばならぬ。
このまま滅びの道を歩むか…純血を穢してでも再興を望むか。そなたについていくということは、
妾の人生も…ひいては滅びた同胞の意志も背負うという事じゃ。そなたにそれが出来るか?」
ショウゴ「………」
どうしますか?
A.幾らなんでも話が重過ぎる。村長を旅に誘うのを諦める。
B.わかった。一族の意志もひっくるめて村長を身請けする。
C.そっちの都合なんて俺には関係が無い。商談として俺に身をささげればいいんだという。
D.その他
先に1票入ったものを選択します。
705 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 16:18:27 ID:???
選択肢のひりつくような重さに中毒性があるんだよな
706 :
森崎名無しさん
:2011/12/30(金) 16:35:15 ID:???
B
707 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:15:08 ID:75FRQ8fI
B.わかった。一族の意志もひっくるめて村長を身請けする。
山森はごく一瞬自分の行動を恥じた。彼は彼女がこの狐ヶ原から離れないのは獣ゆえに人里へ
降りることに躊躇しているからだとたかを括っていたのだ。
だが実際はそんな甘ったれた感情ではなく、一族郎党全てを失った彼女は、悲しみ、悲嘆にくれること
さえも許されず、長としての責務を果さんがために本来自らが守るべきものを身を切るような思いで
見ず知らずの旅人に託そうとしていたのだ。
彼女の言葉によりその隠された意味を理解し、…いや理解したからこそ彼もまた自身に忠実に
返答する事にする。
ショウゴ「わかった。ではその一族の意志も運命もひっくるめて貴方を貰い受ける」
それは途轍もなく重い契約。まだ未成年である彼はたった今、この瞬間、化けギツネの
最後の生き残りである彼女を契約によって自らのものとしたのだ。…彼女の種族の命運と共に。
村長「…そうかえ。そこまで妾を欲するか。ならば契約により我が身をそなたに奉げよう。
妾の名は紺菊にして紺子。化けギツネの里の最後の生き残りじゃ」
薄暗い朝靄が日の出の光によって蹂躙されていき、彼女は光をもって映し出される。
そこにいたのは、先ほどまでの小さな女の子ではなく、銀色の髪をまるで舞妓や芸妓のように
美しく結い上げ、豊満な双房をはるか東方に伝わるの着物で隠した妖艶な美女だった。
708 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:16:13 ID:75FRQ8fI
ショウゴ「………」
紺菊「妾の名は紺菊。先ほどまのでこまいのが紺子。共に妾じゃ。どうじゃ?中々美しかろう?」
太陽に染められた肌は光に当てられてなお白雪のように白く、艶やかな肉感と相まって
まるで魔性のように人を惹きつける。
紺菊「我ら化けギツネというものはその名のとおり化けるもの。故に見た目もいかようにも
変えることが出来る。その中でも紺子は我が年月を体現し変化したもの。そして紺菊は
妾の精神を具現化したもの。故にそのどちらかであれば変化したまま寝食を過ごす事が出来る」
ショウゴ「………」
紺菊「慣れればもっと他の姿見を取る事も出来ようが、今の妾ではこの二種類じゃ」
ショウゴ「………」
紺菊「どうなされた主殿。ポカーンと口をだらしなく開けておると阿呆に見られるぞ?」
ショウゴ「……す、すみません。あまりにも意外な変化だったので…」
紺菊「…、ま、おいおい慣れれゆくと良かろう。では、もう一度迦陵頻伽のところへいこうかの。
あの子には悪い事をしてしまった故に。謝って許してくれるだろうか…」
ショウゴ「大丈夫ですよ。きっと」
〜〜〜
709 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:17:13 ID:75FRQ8fI
〜〜〜
そしてそのショウゴの言葉通り、美しい純白の翼を持った小さな姫は紺子を…紺菊を笑って許してくれた。
頻伽「…でも驚きました。紺子ちゃんと紺菊さんが同一人物だったなんて。ずぅっと姉妹だとばかり…」
見様によっては鳥篭にも見えた一室から出てきた少女は驚いていた。目の前にいる麗しく結い上げられた
銀髪の女性があの小さな紺子と同一人物であるという事実に。
紺菊「わるかったの。隠すつもりは無かったのじゃが混乱させてしまっても仕方が無いとおもって。」
頻伽「ううん、いいの。私は紺菊さんも紺子ちゃんも大好きだから!」
腰まで届く長い髪を臍の裏辺りで真っ白なリボンで留められている少女は美しい声で笑う。
頻伽「あ、そうだ。えっと…ショウゴさん、申し訳ありませんがこれからよろしくお願いします。」
日本風家屋の板の間で三つ指を突き頭を下げる、まるで小鳥のように美しい少女。
ショウゴ「ええ、任せてください。それに貴方がいれば天空城の扉は開くのですし、俺にとっても
益のあることですから」
710 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:18:17 ID:75FRQ8fI
頻伽「益?」
ショウゴ「はい。俺、実はこの世界の住人じゃなくて、元の世界から落ちてきたみたいなんです。
だから、この世界の神である人に会う事でどうにかなるんじゃないかと思うんです」
『益』という言葉にちょこんと首をかしげる彼女にそう説明するショウゴ。こうしておけば
仲介してくれるかもしれないという下心もあっての行動である。
頻伽「そうなんですか。私も天空城から落ちちゃったんですよ。ご一緒ですね」
コロコロと心地よい声色で笑う少女。彼女の言葉…というよりもその音そのものがまるで天上の旋律の
ようで、心が洗われていくようであった。
ショウゴ「そうですね。…あと申し訳ありませんが天空城までは長く険しい道のりになりますし
正直今の我々だけでは天空の塔があるゴッドサイドまでたどり着く事すら難しいでしょう。ですので…」
頻伽「わかっておりますわ。明日明後日にたどり着けるものであればとっくに帰っておりますから。
そこまで往く方法は全てショウゴ様にお任せします」
そう行動に関する全権を委任してくれる事を宣言する。
711 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:19:17 ID:75FRQ8fI
ショウゴ「ありがとうございます。では、そう決まったところで準備をお願いします。
その間に俺達はちょっと外で用意をしておきますので」
そういいながら、ある程度は弔ったとはいえまだ残る戦闘のつめ跡を片付けに向かうのだった。
〜〜〜
ショウゴ(死んだものは全て狐に戻るのか…)
息を引き取っていた狐の数は全て合わせて53匹。数とすれば相当な量であったが、大きさ自体は
人間に比べればたいしたことないため墓を掘るのも埋葬するのもそれほど難しい事ではなかった。
紺菊「……すまぬ。長たる我のみ生き永らえてしまった…」
太陽の日差しを浴び、銀の髪が美しく反射するまるで一幅の絵のような美しさを持つ狐の耳を持つ
美女は悲痛な表情で目を瞑り墓前の前にしゃがんでいた。
スコット「…ヤマモリ殿。今は彼女をそうっとしておきましょう。あと、この近辺で起こった出来事は
全て昨夜の魔族の手先の仕業としておきます」
中年の戦士は美しい着物を羽織った美女の背後でそう呟く。
712 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:20:25 ID:75FRQ8fI
ショウゴ「ああ、ありがとうございます。…それよりもこれからはついてはきてくれないのですか?」
スコット「本来であればそうしたいところですが、俺の本当の雇い主はトルネコ殿ですからな。
俺が手助けできるのはここまででしょう」
やや残念そうにそう告げるスコット。
…そして、出立の時となる。
〜〜〜
頻伽「皆さんに挨拶をしておきたかったのですが…」
残念そうに呟く小さな迦陵頻伽。だが、前もって紺菊から『すでに村は解散し、おのおの森の中へ帰った』
と告げられており、誰もいない村に対しそれほど不信感は持たなかったようである。
紺菊「ああ主殿。そういえば妾は紺菊の状態と紺子の状態ではステータスも使える魔法も異なる。
まあ、妾は妾でしかないのだからレベルや装備は変わらぬのだが。」
と、出かける直前になってそう言葉にする紺菊。
713 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:21:39 ID:75FRQ8fI
紺菊「具体的にいうと以下の通りじゃ」
ステータス
紺菊 レベル4 職業 銀毛の妖狐(人間ではないため転職不可)
特性(敵の雄たけびで必ず竦み、尚且つ変化が解ける。変化が解けたまま攻撃を貰うと必ず痛恨の一撃)
HP32/32 MP36/36
力12 素早さ20 身の守り6 賢さ(魔力)16 運の良さ(魔防)8
使える魔法
ホイミ 体力を(魔力)+! dice分回復。消費MP4
スカラ 味方1人の身の守りを2倍にする 消費MP3 (累積不可)
紺子 レベル4 職業 金毛の幼狐(人間ではないため転職不可)
特性(敵の雄たけびで必ず竦み、尚且つ変化が解ける。変化が解けたまま攻撃を貰うと必ず痛恨の一撃)
HP24/24 MP40/40
力8 素早さ20 身の守り4 賢さ(魔力)20 運の良さ(魔防)12
使える魔法
メラ 敵の体力へ(魔力)+! diceのダメージ 消費MP2
ルカニ 敵1匹の回避値を半分にする 消費MP3
共通装備
魔導師の杖 攻撃力23 耐久力26/30 道具として使うと敵一体に対しメラと同様の効果
化けギツネの衣 防具値10 固定防御力2 素早さ+2 回避値40 非痛恨値35
※メラ系ギラ系、及び火炎ブレス系の攻撃を30%カットにする。
714 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:22:44 ID:75FRQ8fI
ショウゴ「なるほど、紺菊が僧侶系で紺子が魔法使い系なのか」
頻伽「…でしたら私も戦闘に参加します」
迦陵頻伽 レベル2 職業 天空の歌姫(人間ではないため転職は出来ません)
特性(翼を持っているため飛行可能な場所であれば素早さ+5、回避値+5)
HP16/16 MP22/22
力4 素早さ8 身の守り2 賢さ(魔力)10 運の良さ(魔防)6
使える魔法
ホイミ 体力を(魔力)+! dice分回復。消費MP4
ラリホーの歌 敵全体を睡眠状態しに2〜4ターン眠らせる。 消費MP6
装備
旅人の杖 攻撃力5
天空人の衣 防具値30 固定防御力3 素早さ+4 回避値40 非痛恨値35
※全種類の攻撃魔法に対しダメージを25%カット。ザキ系の魔法を完全防御。
ショウゴ(…予想通りだけど戦闘にはあまり向かないな……何気に天空人の衣の効果が序盤にあるまじき
能力だけど彼女が装備しているんじゃ猫に小判だし)
715 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 15:24:18 ID:75FRQ8fI
そんなことを思いながら…
紺菊と紺子、どちらに変化させますか?
A.金髪ロリっこの紺子(魔法使いタイプ)
B.銀髪おねえさまの紺菊(僧侶タイプ)
先に1票入ったものを選択します。
隊列は自動的にスコット、山森、狐、迦陵の順番になります。
716 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 15:25:24 ID:???
変化が解けた状態のステータスは無いのですか?
717 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 15:34:10 ID:???
ありません…と言うよりも所詮は単なる狐なので素早さ以外すべて0として判定します。
718 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 16:06:50 ID:???
A
719 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 17:21:48 ID:75FRQ8fI
A.金髪ロリっこの紺子(魔法使いタイプ)
ショウゴ「回復役は迦陵さんがいるから十分だから、紺子さんでお願いします」
紺菊「なんじゃ。主殿はおっぱいは嫌いなのかえ?」
着物から零れんばかりの胸を寄せて見せながら茶化すように話す。
ショウゴ「ま、なんというか…目のやり場に困りますし……」
紺菊「ふふ。愛いやつめ。良かろう、ならば…」
ポン!
紺子「どうじゃ?ちっこい我も中々ちゃーみんぐじゃろ?」
山森の妹よりも小さな女の子がしなを作ってみせながら彼へ流し目をする。
山森「では、いきましょうか。この4人パーティならボンモールまでの道のり程度なら
問題は無いでしょうし」
小さな美しいサラサラな金髪ショートカットの紺子を無視しながら歩き出すことにする。
720 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 17:22:50 ID:75FRQ8fI
紺子「お〜い主殿。我のことは無視かいな?」
出てきても省略…かな?→! dice+! dice
! dice+! diceのスペースを抜いてコピペってください。
合計値が7以下でモンスターが出現。数が低い方が強敵が出てきますが、2以外なら省略して倒します。
又、12の場合はラッキーモンスターが出現、11だと何かちょっとしたものを拾います。
721 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 17:23:46 ID:???
出てきても省略…かな?→
4
+
6
722 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 17:23:48 ID:???
出てきても省略…かな?→
1
+
5
723 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 18:29:21 ID:75FRQ8fI
出てきても省略…かな?→4+6=10
何事も無くボンモールへ到着。
ショウゴ「時に紺菊さん」
紺子「今の我は紺子じゃ。」
変化している時の名前に何らかの意味があるのか、この金髪の幼狐はぴしゃりと言い放つ。
ショウゴ「っと、失礼。では紺子ちゃん。一つ聞きたいんだけど…確か紺菊さんは精神を肉体に
変化させたもの、紺子ちゃんは年月を肉体に変化させたものっていってたけど…いったい何歳なの?」
ボンモールへの道のりは険しいものではないとしても、一、二時間で到着できるような距離でもなく、
時間は有り余っている。そのために、お互いのことを知ろうとさまざまな無駄話をしている中、
ふいにそんな話になるのだった。
頻伽「あ、それは私も聞きたいです。紺子ちゃん、はじめに会ったときはもっとちっちゃかったのに
この一月で随分大きくなりましたよね」
紺子「…ま、狐の成長は早いからの。我が生まれたのは冬じゃから……生まれて半年といった
ところかの」
724 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 18:30:50 ID:75FRQ8fI
ショウゴ「ブッ!!!は、半年!?」
頻伽「凄い!半年でそんなに成長しちゃうの?」
紺子「当然じゃ。人間のように何時までも守られてばかりでは自然社会の中では生きてはいけぬからの。
特に我の場合は生まれながらに一族の長となることを運命付けられておったしな。
キツネ界では天才なのじゃぞ」
自慢げに全く無い胸を張るって答える。
ショウゴ(今の見た目がどう見ても10〜12歳程度だと思っていたから聞いてみたけど、
まさか、一歳未満とは……)
紺子「まあ安心せい。成長は早いが老化のスピードは人のそれよりももっと遅い。気がついたら
おばちゃんになっているということはないぞ」
ショウゴ「…では精神年齢は紺菊さん並みで、肉体年齢は紺子ちゃんというのが貴方の正体なのですか?」
紺子「そうじゃ。ま、変化すればいかようなサイズにもなるのじゃから実年齢など意味の無い
ものじゃがな。」
ショウゴ(………そして一歳未満の女の子の体を身請けした俺ってもしかしてケダモノ以下じゃないか?)
そんな風に自己嫌悪に陥る山森だったという。
〜〜〜
725 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 18:31:50 ID:75FRQ8fI
〜〜〜
狐ヶ原より南へ半日ほど移動した先にある自然の要塞に囲まれた城、ボンモール。
早ければ日帰りだったはずのその旅も終わってしまえば一泊ニ日の旅であり、今日の
宿はここになりそうだった。
ショウゴ「じゃあ、ボンモールの大臣に報告に行くけどみんなもついてきますか?」
紺子「我も行く。主殿を信用していないわけではないが、まあ念のため」
頻伽「紺子ちゃんが行くなら私も連れて行ってください」
スコット「…仕方が無い。まだ護衛の期間中なので俺も行こう」
実際に依頼を受けたのは山森だけなのだが、一応全員関係者ということでついていくことになる一行。
そして…
大臣「よくやってくれましたな!それにしてもまさか狐ヶ原に魔族が生息していたとは…
まあなんにしろ退治してくれたことに感謝いたしますぞ!」
倒した証明としてあまりにこの周辺の市場に出回らない『魔導師の杖』を見せたことで
すっかり作り話を信じた大臣は嬉々として礼を述べながら今回の謝礼金を用意してくれていた。
726 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 18:33:57 ID:75FRQ8fI
紺子「そんなことよりもだ。そなたはドン・ガアデという人物を知っておるか?」
と、そんな和やかな雰囲気の中、僅かに緊張した面持ちのショートカットの少女がそう言葉を挟む。
大臣「ドン・ガアデさんですか?もちろん知ってますとも。エンドールとこのボンモールとの
間にかかる橋を作っていただいた人物ですから。…ところで貴方様は?」
確か依頼したときは1人だったはずだと思いながらそう尋ねる大臣。
紺子「我のことなどどうでも良い。それでそのドン・ガアデは今はどこにおるのじゃ?」
ショウゴ「ど、そうしたんだ、突然?」
大臣「ふむぅ。確か先の戦いで壊された建築物や構造物の修理に勤しんでいると聞こえています。
確か今は『アッテムト』の復興に尽力されているとか…」
紺子「そ、それでは……彼は今、一人身なのか?」
その情報に興奮し、身を乗り出すかのようにはやし立てる化けギツネの紺子。
大臣「さあ?そこまではなんとも…。」
紺子「そうか…感謝する。」
大臣、ショウゴ(???)
ちゃりーん!
報酬として500G手に入れました。 合計808G
727 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 18:35:04 ID:75FRQ8fI
〜〜〜
ショウゴ「どうしたんですか、突然?」
城からの帰り道、体が硬質化したかのようにアンバランスにしか動かない紺子に話を聞く山森。
紺子「今朝方、狐と人間の間にも愛は芽生えるという話はしたよな?」
山森の方を見る事無く、顔をこわばらせながらそう呟く小さな狐娘。
ショウゴ「はい。狐の娘と大工が仲睦まじく暮らして……あ! ! !」
紺子「そのとおり。我は生まれてはおらぬ故、詳しいことは知らぬが、大人集がいっておった。
その娘は彼を追って村を出た。とな」
ショウゴ「それはつまり…」
紺子「我が同胞に外の世界にもいるかも知れぬということじゃ。…まあ雌同士ゆえに子をなすことは
出来ぬがな。だがそれでも…」
すぐ近くに迦陵頻伽がいるため口を大にすることは出来ないがそれでも彼女の言いたい事は理解できる。
728 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 18:36:04 ID:75FRQ8fI
ショウゴ(この広い世界、1人よりは2人の方がいいもんな。…俺の仲間は…俺は1人きりなのだろうか?)
不意に自分の境遇と彼女の境遇が重なる。見た目も種族も同じ人物は沢山いるが、
その中で自分と同じ世界から『落っこちてきた』人物というのは今まで見たことも聞いたことも無い。
そういう意味において自分も一人ぼっちなのでは?と旅愁にも似た感傷に陥ってしまう。
紺子「感謝するぞ主殿。主殿がこの地の大臣と親交があるとは奇跡じゃ。」
スコット「奇跡とは良い言葉ですな。では、今日はその大臣殿が手配してくれた宿屋に泊まりましょうか。
部屋は各人に一つずつ用意されておりますが…」
ほんのわずか意味ありげに目配せをするスコット。
どうしますか?
A.当然全員別の部屋。
B.親交を深めるために全員同じ部屋でいいんじゃね?
C.自分と紺子は同じ部屋。残りは一部屋ずつ。
D.自分と紺子と迦陵が同じ部屋でスコットのみ別の部屋
E.その他
先に1票入ったものを選択します。
729 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 18:43:12 ID:???
A
遊びに行けばいいんだし
730 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 18:57:18 ID:75FRQ8fI
A.当然全員別の部屋。
ショウゴ「折角別々の部屋を用意してくれたんだし、別々の部屋を取ろうか」
あっさりとそう結論付けする淡白な山森。
スコット「ふむ。まあそのシャイさも若さが合ってよろしいでしょう。では、荷物をおろして食事と
しましょう。あ、迦陵頻伽殿はそのお手製のザックを外さぬよう。それに翼を隠しておるのですからな」
紺子「どこかにきえさり草が売っておれば良いのじゃが。あと、我の才能から考えれば紺子である
我がレムオルを覚える可能性も高いな。スマヌ…それまでの辛抱じゃ」
頻伽「いえいえ。私が異端だということは私自身が一番知っておりますので」
そういうと方々に別れはやめの夕食をとり明日のために休みにつくのだった。
草木も眠る時刻に→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください
ダイヤK・JOKER なんと迦陵頻伽がこっそりとやってきた。
ハート奇数 紺子がやってきた。
ハート偶数 紺菊がやってきた。
それ以外 当然何事も無く朝へ。
となります。
731 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 18:58:33 ID:???
草木も眠る時刻に→
スペード8
732 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 19:37:49 ID:75FRQ8fI
草木も眠る時刻に→スペード8
それ以外 当然何事も無く朝へ。
生真面目な人物である山森。1階の酒場兼食事所でスコットや紺子、それに迦陵と楽しい一時を
すごした後、ごく当たり前に自らの部屋へと戻り、そのまま…当たり前のように眠りにつく。
ちゃらーらーらーらーらっらーん。
そして朝。
紺子「………」
ショウゴ「紺子ちゃん、機嫌が……」
紺子「おぬしなど知らん!」
プイッと頬を背ける少女。よく見るとその顔には隈のようなものが出来ており、寝不足なのは
間違いなさそうだった。
ショウゴ(???…昨日はご機嫌だったのにどういうことだ?)
スコット(善哉善哉。若人はこうして大人になっていくものだ)
頻伽(???)
733 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 19:38:53 ID:75FRQ8fI
紺子(興奮しておった我が愚かじゃった。まあ…じゃが、あやつにその気が無いのであればそれはそれで
良い。どうせ今は発情期ではないからな。これで今夜にでも我に言い寄ってみろ。蹴飛ばしてくれる!)
ぷんぷんと1人で勝手に怒っている紺子は生暖かい視線や、不思議そうにしている視線、
そしてわけがわからないよとばかりに困っている山森の視線をおかずに1人やけ食いするのだった。
〜〜〜
ショウゴ「じゃあ、懐も暖まったことだしエンドールに帰ろうか。予定より2日も遅れたから
トルネコさんが心配しているかもしれないし。」
ボンモールの大臣からの依頼をこなしていたという理由をいえば、問題は無いだろうと判断した
山森は宿に預けていた馬車を引き取ると早速トルネコ商会の存在するエンドールへと戻るのだった。
今回も省略でしょう→! dice+! dice
! dice+! diceのスペースを抜いてコピペってください。
合計値が7以下でモンスターが出現。数が低い方が強敵が出てきますが、2以外なら省略して倒します。
又、12の場合はラッキーモンスターが出現、11だと何かちょっとしたものを拾います。
となります。
734 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 19:40:49 ID:???
今回も省略でしょう→
6
+
2
735 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 21:13:02 ID:75FRQ8fI
今回も省略でしょう→6+2=8
何事もなし。
狐ヶ原より南へ数時間。更に半日南へ移動するとこの世界で最大規模の大国家『エンドール』へと
たどり着く。北へ向かうとボンモールやレイクバナ、西へ向かうとサントハイム方面への旅の扉、
東へ向かうとブランカ、そして南は全世界に通じる大海と交通、交流、交易の中心地であり、
それらのよって得られた巨万の富ならず、この国ではカジノなどの娯楽施設もあり、様々な
旅人だけではなく、観光旅行者の休息地にもなっていた。
紺子「な、なんと。ここまで巨大な街が存在するとは…」
頻伽「天空城よりも大きいです」
スコット「お二方ともエンドールは初めてのようですな」
ショウゴ「まあ、確かに俺もはじめは驚いたよ。」
わいわい言いながらトルネコ商会へたどり着くと、早速上司のトルネコの元へ向かう。
〜〜〜
736 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 21:14:23 ID:75FRQ8fI
〜〜〜
トルネコ「心配しましたよショウゴくん。何かあったのですか?」
そこにいたのはやや肥満体に見える商人トルネコ。しかし、歴戦の勇士でもある彼の表皮のすぐ下は
脂肪ではなく筋肉によって構成されており、実はショウゴやスコット、紺子、頻伽が束になっても
一蹴する程度の能力は持ち合わせている男である。
ショウゴ「実は……」
カクカクシカジカマルマルウマウマ……狐ヶ原の一件について話す山森。
トルネコ「なんと!?まさかそんなことが……で、そこにいるのが件の迦陵頻伽さんか。
…たしかにルーシアさんに似ていないことも無い。」
頻伽「え。ルーシアさんを知っておられるのですか?」
トルネコ「これでも3年前の導かれし者の1人だからね。当然天空城に登ったこともあるよ」
頻伽「そ、それじゃルーラか何かですぐにでも?」
トルネコ「う〜ん。流石にそれは無理だねぇ。ルーラは一度行った街に戻る呪文だけど
生まれ故郷とか記憶が強く残っているものじゃ無ければ記憶が薄まるから。まあ、2年位前なら
何とかいけたかもしれないけれど」
737 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 21:15:41 ID:75FRQ8fI
頻伽「そうですか…」
ショウゴ「それなら、伝説の勇者様ならいけるのでは?あの方も天空人の血を引いて…」
トルネコ「…ショウゴ君。それは駄目だ。彼は、あの戦いで身も心も深く傷ついている。
これ以上、彼の負担になるようなことは世界を助けられたものとしてするべきじゃない。」
ショウゴ(…勇者が傷ついている?)
トルネコ「それはともかくだ。私の知るところ天空城に向かうには2つの方法がある。
一つはゴッドサイドの南にある天空への塔を踏破すること。そしてもう一つは…」
ショウゴ「もう一つは?」
トルネコ「ショウゴ君はこの街のコロシアムが改修中だということは知っているね?」
ショウゴ「はい。何でも改修後はサッカー場になるとか」
トルネコ「そのとおり。でだ、そのサッカー場では各ランクごとに優勝すれば栄冠と副賞を
手に入れることができるのだけど、Aランク優勝チームには年末のSランクトーナメントへの
出場権が与えられる。そしてそれに優勝すれば…」
ショウゴ「天空城に向かえるのですね?」
トルネコ「まあ条件はもう一つあるけどね。マスタードラゴンの間へ通れる旅の扉が現れるといわれている」
738 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 21:16:41 ID:75FRQ8fI
ショウゴ「わかりました。つまり、天空への塔を踏破するかサッカーで優勝すればいいのですね?」
トルネコ「そうなるね。まあ、どちらにしろ一筋縄ではいかない厳しい道のりだ。覚悟はいいね?」
ショウゴ「はい。…それでトルネコさん、悪いのですが、俺今日まででこの商会から…」
トルネコ「わかっているよ。若者はいつかは旅立つものだ。では、私からの退職金代わりと
餞別として馬車を1両用意させよう。まだ若いがパトリシアの息子だけあって、
モンスターを見ても暴れたり逃げたりしない勇敢な駿馬だ。」
ショウゴ「え!?そんなに高価なもの…いいんですか?」
山森の価値観では馬車1両最低でも数千Gはする品物である。それを快く譲ってくれるなんてお人よしにも
程があるだろう。
トルネコ「いいさ。サッカーをするには人を集める必要があるだろう?この馬車で7人は過ごすことは
出来る。もう一両を自分で購入すればサッカーをするには十分なキャラバンを組むことが出来るだろう」
ショウゴ「…ありがとうございます!」
深々と頭を下げる山森。
739 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 21:17:57 ID:75FRQ8fI
トルネコ「はっはっは。いいってことだよ。それよりも明日からは無職になるわけだからとりあえずは
力を貯めるためにギルドに登録しておくといい。それとできるだけ仲間は多い方が良いから
ルイーダの酒場でスコットのような傭兵を雇うか新規の仲間を作ることも忘れないように。
両方とも紹介状を書いておくから恐らく無料で紹介してくれるだろう」
そういいながらサラサラと二通の紹介状を書いてくれる。
ショウゴ「何から何まで…トルネコさん!本当にありがとう」
トルネコ「ふむ。それでは達者でな。」
そういうと、山森は命の恩人でもあるトルネコと別れ、冒険者としての一歩を踏む出すのだった。
〜〜〜
ショウゴ「スコットさんと別れたから戦力が大幅に削られたな。」
紺子「あの者がおらぬパーティではエンドールから出るの事すら危険ではないのか?」
ショウゴ「多分大丈夫ですよ。それよりも今は3人パーティだから最低でももう1人は
仲間が欲しいな。でも人数だけ増やしても戦闘に参加できるのは4人だけだから正直な話
宿屋代が勿体無いだけだ。」
740 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 21:19:01 ID:75FRQ8fI
頻伽「それなら先ほどトルネコさんの言っていた『ルイーダの酒場』に向かうのはどうでしょうか?」
紺子「それよりも先に武器防具を買うのはどうじゃ?いまの『銅の剣』ではかなり心配じゃ」
ショウゴ(………)
どうしますか?
A.とりあえずもう夜も近いので宿屋に向かう。
B.ルイーダの店で仲間を探す。(傭兵もいます)
C.ギルドへ向かい仕事を探す。
D.武器屋へ向かう。
F.防具屋へと向かう。
G.道具屋へと向かう。
H.カジノへ向かう。
J.教会へ向かう。
K.適当に町の人と話す。
L.その他
先に1票入ったものを選択します。
所持金808G
741 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 21:25:55 ID:???
B
仲間や傭兵の相場を見てから武器防具への投資を決めよう
742 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 21:32:05 ID:???
やったこと無いけど確か壮絶な人生を送った5の主人公より4の勇者が不幸なんだよな?
というかぶっちぎりで酷いらしいが……
743 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 21:33:34 ID:???
4主人公といえばたとえ道具枠を一つ潰したとしてもはねぼうし所持は俺のジャスティス
744 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 21:36:30 ID:???
5は報われるけど4は報われない、ということかな。
まあ4の主人公? トルネコのこと? という向きもあるがw
745 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 22:20:01 ID:75FRQ8fI
>>742
不幸っぷりでいえば5よりも4の方が不幸ですね。自分だけでなく村全体が焼き払われたり、
ピサロが元凶とはいえ、最終的に泥沼になったのは人間側の業の深さも絡んでいたり…
ドラクエ4は心に傷を負ったものが多すぎです。
>>743
中の人はとあるきっかけで聞いたヒャダインの「シンシアを想う」で死にそうになりましたorz
>>744
ドラクエ4コマでもトルネコだけ冒険に出た理由が軽いという事でネタにされていましたね。
B.ルイーダの店で仲間を探す。(傭兵もいます)
ショウゴ「確かに3人じゃ心もとないか。ここはトルネコさんの用意してくれた
紹介状を使わせてもらう」
そう判断した3人は夕方の空を眺めながら冒険者の集まる酒場、『ルイーダの酒場』へと
足を向けるのだった。
〜〜〜
746 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 22:21:21 ID:75FRQ8fI
〜〜〜
ガヤガヤガヤ……
そこはまだ日も暮れきっていないというのにすでに酒の匂いで充満されたその場には
この世界ではすでに成人といっても良い山森はともかくとしても、どう見ても小学生にしか見えない
紺子と、中学生位にしか見えない迦陵頻伽には不釣合いの場所であった。
???「おいおい、嬢ちゃんたちが紛れ込んでるぜ」
???「はっはっは。こいつはいい。なんか歌ってくれれば10G位は恵んでやるぜ」
そんな品性の欠片も無い言葉にいたぶられる2人に怒りを感じた山森だったが…
???「大の大人がなんてざまだい!そんな奴はこの酒場で飲む資格なんて無いよ、出ていきな!」
山森が怒りを爆発させる前にこの酒場の店主らしき赤いドレスを着た青髪の女性が啖呵をきる。
ショウゴ「ありがとうございます。貴方がルイーダさんですか?」
???「ん?私に用なのかい。そうさ、私がルイーダ。冒険者が集まる酒場の店主さ」
ショウゴ「実はトルネコさんから紹介状を貰ってきたのですが…」
そういいながら一枚の封筒を渡し読んでもらう。
747 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 22:22:30 ID:75FRQ8fI
ルイーダ「なるほどなるほど…ふぅ〜ん。こんなご時世で冒険者なんてものめずらしい子だねぇ。
まあトルネコさんからの紹介なら無碍にも出来ないか。それで、探しているのは
冒険をする仲間かい?それとも護衛をする傭兵かい?」
どうしますか?
A.共に旅をする仲間がいい。
B.まずは生き残るための傭兵がいい。
C.やっぱり今日のところは帰る。
先に1票入ったものを選択します。
※この地の仲間は『人間』のみ。職業は戦士、盗賊、僧侶、魔法使い、パフォーマーの5種類の
いずれかのみ。全員レベル1となります。
※傭兵の相場はスコットクラスで3日雇いで250G、
(ドラクエ4に出てくる)ロレンスクラスなら3日/350Gとなります。
所持金808G
748 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 22:24:20 ID:???
A
749 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 22:41:19 ID:75FRQ8fI
A.共に旅をする仲間がいい。
ショウゴ「では、仲間をお願いします」
ルイーダ「ふむふむ。それじゃぁ……」
職業と性別をお選びください。
A.戦士(攻撃力が高く戦闘の専門家。ただし基礎能力がかなり脳筋に偏るので魔法系に転職しても
活躍は期待できない)
B.盗賊(所謂鍵開けやトラップ回避などの専門家。戦闘もそこそこいけるが、装備品が軽装備に
限定され、盾も装備できないので前衛向きではない。)
C.僧侶(僧侶が仲間にいる状態で教会に行けば無料で宿を借りれる。ただし、体力は回復しない)
D.魔法使い(そのまんま魔法使い。基礎能力から魔法タイプなので戦士系に転職しても
活躍は期待できない)
E.パフォーマー(運の良さ(魔法防御)が高い。戦士や武闘家が持たない『技』を取得できるので
瞬間火力ならば戦士系にも引けを取らない。また、街で小金稼ぎをすることが出来る)
F.やっぱりやめた。
1.男
2.女
先に1票入ったものを選択します。
※A1やC2のように英字と数字を混ぜ合わせてお書きください。
750 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 22:47:00 ID:???
A1
ハーレムパーティーだと世界の壁を越えて呪われそうだし
751 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 22:48:54 ID:???
ハーレムはアカン・・・アカンでぇ・・・
752 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 23:01:28 ID:???
ここで欲に刈られて女を選択したら呪いどころかご本人登場だったかな……
753 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 23:02:46 ID:???
あの方はどう考えても魔法使いだからここでは選ばれなかったかとw
754 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 23:04:55 ID:75FRQ8fI
おっかしいなぁ…ドラクエはハーレムパーティが基本(主に魔法の水着や光のドレス的意味合)なので
女性の性格しか考えていませんでした。
A.戦士
1.男
ショウゴ「それじゃ戦士の男でお願いします」
ルイーダ「あんたももの好きねぇ。低レベルの男戦士なんてむさっ苦しいし、金食い虫だしで
不人気ナンバー1なのに。」
ショウゴ「それじゃ、人気なのは?」
ルイーダ「そうだねぇ。やっぱりバニーちゃんのパフォーマー女かしら?」
ショウゴ「…やっぱり男戦士でいいです」
いったい冒険者の定義とはなんなんだろうと思いながら改めてそう指定する山森。
ルイーダ「今リーダーを募っている戦士といえば…彼なんてどう?」
そういいながら指差した人物の名前は…
名前はどうしますか?
A.中の人にお任せ。
B.その他
先に1票入ったものを選択します。
※Bの場合は名前も記入ください。
755 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 23:06:53 ID:???
ビキニアーマーを着たおねいさん
なんでもござれ狐っ娘賢者
乙女な僧侶…………
ふぅ……
756 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 23:08:16 ID:???
B
浦辺
無理かな?
757 :
お試しβな人
:2011/12/31(土) 23:12:11 ID:???
>>756
落ちてきたのは、(現時点では)山森一人である必要があるので不可とさせてもらいます。
758 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 23:13:25 ID:???
オルステッド
759 :
森崎名無しさん
:2011/12/31(土) 23:14:37 ID:???
Bガラハド
760 :
お試しβな人
:2012/01/01(日) 12:23:00 ID:62+/T/K6
B.ガラハド
ルイーダ「あの戦士の名前はガラハド。禿げてるし中年だけどレベルは1。彼でいいかい?」
ショウゴ「もしかしてアイスソードを持っていたり、開幕吹雪で一網打尽にしたり…」
ルイーダ「そんな能力は無い。それと、こういった酒場で仲間を募った事がなさそうなので
今回だけ説明しておくけど、『傭兵』と違って『仲間』は純粋なパーティの1人として扱われる。
それ故に一旦仲間にしてから別れる事を選択するとパーティの財産からその割合だけを彼に渡さないと
いけなくなる。序盤のうちは多少の痛手程度で済むが、これがかなり成長したパーティであれば
かなりの痛手になるから、一度仲間にした人物とは別れるという選択はかなりリスクが高い。
ネタやお遊びで選んだのならば後悔する事もある。…それでもあのガラハドという男でいいかい?」
ショウゴ(つまり、傭兵と違って逆に別れづらいというのが欠点にもなるのか…これから
長い旅路をする人物が彼で良いのだろうか……?)
どうしますか?
A.当然構わない。
B.やっぱりよく考えて他の人物にする。
先に1票入ったものを選択します。
761 :
森崎名無しさん
:2012/01/01(日) 13:43:34 ID:???
B せっかくだしハーレムにしとくか
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