キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/01(木) 11:55:43 ID:MARUhlL6
Now Loading....
『 次 回 予 告 』
プレアデスの星が爆発した時・・・ユブンタイは笑い、ジョアンは天を仰いだ。
『強い選手を11人集めても、そのチームが勝つとは限らない。』
『どんなに強力なファンタジスタが相手でも、チーム戦術が機能すれば負けない。』
・・・そう信じていた少年も、抗えない現実に膝をつく。
Wトーナメントでの優勝・・・それは望み過ぎていた若気の至りだったのか?
一方、絶望の夜にフィレンツェから二人の人間が消えた。
人々の運命が歪む中、少年は足元の全てが崩れゆく錯覚を見る。
さようなら、フィオレンティーナ。
次回 アナザーカンピオーネ エピソード1 〜ファイナル〜
崩落のステージ 後篇
246 :
森崎名無しさん
:2011/12/06(火) 20:29:38 ID:???
つーかフィッツウォルタが絶好調過ぎる
247 :
森崎名無しさん
:2011/12/06(火) 22:23:52 ID:???
キャラ毎に引きの差がががが
248 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 00:09:49 ID:???
ラ・オツデシター
249 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 11:17:12 ID:???
>>245-247
まさに格差。 何故こうも如実に現れるんでしょうか?
フィッツウォルタは勿論、イスラスもドリブル解禁してからヘタれない不思議。
>>248
乙感謝でーす
=============================================
◎マルコ パス( スペードA )66 +( 1 + 3 )+(センチメートル+4)+(メンタル-1)=[73]
イスラス パスカット( ダイヤ8 )66 +( 6 + 4 )+(クイックダッシュ+2)=78
◎フィッツウォルタ パスカット( ダイヤJ )68 +( 6 + 6 )+(ADF+3)=[83]
【攻撃Max】−【守備Max】≦-2 → カンピオーネボールに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フィッツウォルタ(判る・・・マルコはロングボールを入れてくる!) ダッ
マルコのコントロールを知るフィッツウォルタ・・・
マルコの実施した特有のルックアップから、彼は正確に意図を読んだ。
そして今の位置から更に低い場所へと移動し、左右どちらへも動けるよう体勢を整える。
しかしフィッツウォルタの神懸かった読み、対応の正確さもこの場では過剰だった。
マルコ「(見えた・・・!)そこぉっ!!」 シュパァァァァァン!
スッ・・・
イスラス「・・・・・・右ッ!!」 ザッ!!
イスラスはスピードを見切り、スピードで飛びつく男…棲息速度域が違う。
マルコの精緻なコントロールも、届く筈がないコースへ届く事で無意味にしてしまう。
250 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 11:18:41 ID:???
バチッ!
マルコ「なっ…! あの距離を詰めて来て、この至近距離で反応するの…?」
イスラス「チッ………上がってしまったか……」
その鍛え上げられた脚はボールの下を叩き、勢いを減じて打ち上げさせていた。
このプレイに、マルコは驚愕すら生温いような衝撃を受ける。
彼は自分のプレイが縮こまっていた事を理解できなかった。
イスラスの怒涛の接近が、圧力として彼の判断速度を大きく圧迫した事に。
フィッツウォルタ(ナイスプレッシャー、流石はイスラスかな) トッ
打ち上がったボールの落下地点へ、結果的に誰より早くフォローに行けたのはフィッツウォルタ。
悠々と余裕すら窺わせる足取りで移動し、これを胸トラップする。 そして・・・
フィッツウォルタ(ドリブルのみでパスが禁止ね・・・指示が正反対の物に入れ替わったわけだ。
・・・これはコーチの意志なのか、アルシオン? とてもそうは思えないな。)
カンピオーネで最も三杉に近い男、フィッツウォルタ。
彼はイスラスよりも確信のある疑いを抱いていた。
そしてまだ正式に監督とはなっていないジョアンは、この試合中に干渉が許されていない。
故にフィッツウォルタは当然この指示変更に対して糾弾するつもりでいるが・・・
それよりも先ず、この場でどう動くかである。
251 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 11:20:23 ID:???
フィッツウォルタ(統一された指示・・・これをボクが無視すれば、混乱・混沌は避けられない。
そうなればフィオレンティーナの存在に関係なく、こちらは自滅する・・・。)
それを承知で叛旗を翻すか否か・・・フィッツウォルタの意志は揺れる。
先着で
★揺れる想い身体中感じて→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート、スペード》 指示通りドリブルをかます。
《クラブ》 指示を無視してパス。
《JOKER、クラブA》 クラブ+フィッツウォルタの技がパワーアップ。
252 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 11:21:14 ID:???
★揺れる想い身体中感じて→
ダイヤ5
253 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 12:08:47 ID:???
> 揺れる想い身体中感じて→ ダイヤ5
> 《ダイヤ》 指示通りドリブルをかます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フィッツウォルタ「・・・・・・!」
僅かな時間で迷いを振り切り、フィッツウォルタは走り出した。
正しさを求めて試合を壊すよりも、全ての過ちをフォローする事を彼は選んだのだ。
常にニュートラルな感情を保ち、そのデータによってどんな相手とでも連携が出来る・・・
『バラバラなカンピオーネを繋ぎ合わせられる稀有な存在』とジョアンに求められた彼だからこそ。
新田「レントゥルスさん、マークについてくれ! 俺も追いつく・・・!」
レントゥルス「ヴェヴェ、やれるだけやってみるよっ!」
当然ながらフィオレンティーナもこれを黙って見過ごしはしない。
駿足の新田がフィッツウォルタを後方から追い、レントゥルスは足を止めるべくマークで迎え撃つ。
さらにその後方からはブンナークも来ていた。
フィッツウォルタはフィオレンティーナの守備を邪魔だとは思っていなかった。
むしろそれを歓迎するように彼は呟く。
フィッツウォルタ「行くよフィオレンティーナ、ボク達が間違っているならば止めて見せろ。」
254 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 12:14:38 ID:???
先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★フィッツウォルタ ドリブル(! card)68 +(! dice + ! dice)=★
★レントゥルス チャオ・ベッラ(! card)68 +(! dice + ! dice)+(メンタル-1)=★
★新田 タックル(! card)66 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【マーカーMax】
≧0 → フィッツウォルタが素早く振り切った! 時間を稼げない!
≦-1 → ここはマークで通さない! 更にブンナークが追いついた。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → 新田がかわされたっ!(でもマークが成功してたらすぐに立て直す)
=1〜-1 → 左から順に(アルシオンがフォロー、ナムリスがフォロー、三杉がフォロー)
≦-2 → フィオレンティーナボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
フィッツウォルタのマークがダイヤで「芸術的ドリブル(+4)」、
ハートで「頭脳的なドリブル(+3)」、スペードで「ヒールフリック(+2)」が発動。
ハートでの勝利で「スキル・頭脳的ドリブル(次回判定+1)」が発動。
新田のマークがダイヤ・ハートで「隼タックル(+2)」が発動。
255 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 12:15:41 ID:???
★フィッツウォルタ ドリブル(
ハート2
)68 +(
3
+
4
)=★
256 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 12:17:34 ID:???
★レントゥルス チャオ・ベッラ(
ダイヤ8
)68 +(
1
+
1
)+(メンタル-1)=★
257 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 12:19:46 ID:???
★新田 タックル(
クラブ4
)66 +(
5
+
3
)=★
流れを変えてくれ!
258 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 12:26:38 ID:???
うーん、完全に流れが出来ちゃったなあ。
259 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 12:30:11 ID:???
ラムカーネ前半中にガス欠かな…
260 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 18:30:47 ID:???
フィッツウォルタ ドリブル( ハート2 )68 +( 3 + 4 )+(頭脳的+3)=78
レントゥルス チャオ・ベッラ( ダイヤ8 )68 +( 1 + 1 )+(メンタル-1)=69
【攻撃Max】−【マーカーMax】≧0 → フィッツウォルタが素早く振り切った! 時間を稼げない!
フィッツウォルタ ドリブル( ハート2 )68 +( 3 + 4 )+(頭脳的+3)=78
新田 タックル( クラブ4 )66 +( 5 + 3 )=74
【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → 新田がかわされたっ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
レントゥルスは敵の細かな仕草から、何となくだが相手の次の動きが判るような気がしている。
そしてその何となく≠ヘ、ザックリとした範疇で正解に位置しているのだ。
合っていると言っても所詮はザックリ・・・ピンポイントでインターセプトを狙える程ではない。
フィッツウォルタ(だがそれを敢えてマークに使う事で、彼は大きな武器として扱えている。 ・・・当然だ。
ボールを奪わえずとも、相手の行動を先回りして妨害すればマークは成り立つのだから。)
身体能力が並のレントゥルスだから、この程度の脅威で済んでいるような物・・・
この反則級の洞察力(?)、直感力(?)にスピードやパワーが身に付いたら、手が終えない存在になる。
フィッツウォルタはレントゥルスの事をそう視ており、故に警戒心を持っていた。
フィッツウォルタ「だが今は・・・!」 キュッ!
レントゥルス「わわっ、通さないってばー!」 キュッ
真っ直ぐのドリブルから方向を斜めに切り替えるフィッツウォルタ。
レントゥルスもそれを判って対応に走るが、フィッツウォルタはここでギアを上げスピードを見せる。
この時点でレントゥルスはフィッツウォルタの動き以外に集中力を働かせる余地がなくなっていた。
261 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 18:32:06 ID:???
フィッツウォルタ(ここだっ!) クッ!
??「・・・・・・・・・トゥルスさん!?」 キュキューッ!
レントゥルス「ヴェッ!?」 キュキューッ!
フィッツウォルタの急ターンに反応したレントゥルスは、全く予期してなかった方向からの声に驚く。
それはいつの間にか後方から追い付き、追い抜いていた新田の声だった。
連携しようとコーチングした新田の声が聞こえておらず、ぶつかりそうになってようやく気が付いたのだ。
ぶつかり合うのを避ける為に急ブレーキし合う二人、それを尻目に抜き去っていくフィッツウォルタ。
新田の速すぎるスピードとレントゥルスのマークの特殊性を知った上での抜き方である。
フィッツウォルタ(そして・・・二人が衝突しようとしまいと、フィオレンティーナの意識は彼等に向く。
喩えそれが一瞬であろうが、ボクが先手を取れる事は決定事項だっ!)
センターラインを越え、サイドの方向へと進みつつあるフィッツウォルタ。
DFがラインを上げている以上、フィオレンティーナはここで止めなければならない場面。
三杉がフィールドを大きく横切りつつ懸命に叫ぶ。
三杉「ダラピッコラ、ミュラー! 連携して止めるぞ!」
ダラピッコラ「ああ、ここで止めるっ!」
ミュラー「はいっ、これ以上は・・・!」
262 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 18:33:18 ID:???
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★フィッツウォルタ ドリブル(! card)68 +(! dice + ! dice)+(頭脳的+1)=★
★三杉 タックル(! card)67 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ミュラー タックル(! card)64 +(! dice + ! dice)+(メンタル、人数補正±0)=
ダラピッコラ タックル(! card)68 +(! dice + ! dice)+(メンタル、人数補正±0)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → ドリブル突破された! ヤバイヨヤバイヨー
=1〜-1 → 左から順に(アルシオンがフォロー、マルコvsイスラス、中山がフォロー)
≦-2 → フィオレンティーナボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
フィッツウォルタのマークがダイヤで「芸術的ドリブル(+4)」、
ハートで「頭脳的なドリブル(+3)」、スペードで「ヒールフリック(+2)」が発動。
ハートでの勝利で「スキル・頭脳的ドリブル(次回判定+1)」が再び発動。
三杉のマークがダイヤで「クリップタックル(+3)」、ハートで「ディレイドタックル(+2)」が発動。
ダラピッコラのマークがダイヤで「セックスピストルズ(+3吹飛4)」、ハートで「エアロスミス(+2)」が発動。
263 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 18:40:20 ID:???
★フィッツウォルタ ドリブル(
ハートQ
)68 +(
2
+
3
)+(頭脳的+1)=★
264 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 18:40:28 ID:???
★三杉 タックル(
ダイヤ10
)67 +(
6
+
2
)+(人数補正+1)=
ミュラー タックル(
クラブ10
)64 +(
4
+
2
)+(メンタル、人数補正±0)=
ダラピッコラ タックル(
スペード7
)68 +(
3
+
2
)+(メンタル、人数補正±0)=★
265 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 18:53:22 ID:???
この展開を見越してタックル上げたのは正解だったかー?
266 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/07(水) 20:32:52 ID:???
本日も進行遅くて申し訳ないですが、ここまでとします。
フィッツウォルタを見事に止めた三杉。
試合の主役(?)と物語の主役の差…主人公指数で勝っていたのかとか考えてしまいます。
その実はタックル上げて大正解だった結果なんですけどね!
では〜
267 :
森崎名無しさん
:2011/12/07(水) 20:35:54 ID:???
アルシオンが別の方向向いてるから三杉とフィッツウォルタの対決にこそ燃えるものがありますね
268 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/08(木) 12:11:59 ID:???
>>267
そう感じて頂けると非常にスレ主冥利に尽きますw
[ジョナサンからジョニィまで、歴代「ジョジョ」の一番くじ]
バンプレストから、荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部から第7部まで歴代主人公の
フィギュアを揃えた「一番くじ ジョジョの奇妙な冒険 アニバーサリーズ」が、12月19日から一部の書店にて発売される。
価格は1回600円。
「ジョジョの奇妙な冒険」25周年にふさわしいこの一番くじ。
A賞にはジョナサン・ジョースター、B賞にはジョセフ・ジョースター、C賞に空条承太郎、D賞に東方仗助、
E賞にジョルノ・ジョバァーナ、F賞に空条徐倫、G賞にジョニィ・ジョースターのフィギュアがラインナップした。
またH賞には「ジョジョ」25周年のエンブレムと各部主人公がスケッチされたグラス全4種、I賞には各部主人公のスタンドフィギュアが
付いたストラップ全5種、J賞にはジョジョと敵対したスタンドのフィギュアが付いたストラップ全5種が用意されている。
欲しいけど1回分が高いよバーーーローーーー!!!!
269 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/08(木) 20:21:08 ID:???
◎フィッツウォルタ ドリブル( ハートQ )68 +( 2 + 3 )+(頭脳的+1+3)=[77]
◎三杉 タックル( ダイヤ10 )67 +( 6 + 2 )+(クリップ+3)+(人数補正+1)=[79]
ミュラー タックル( クラブ10 )64 +( 4 + 2 )+(メンタル、人数補正±0)=70
ダラピッコラ タックル( スペード7 )68 +( 3 + 2 )+(メンタル、人数補正±0)=73
【攻撃Max】−【守備Max】≦-2 → フィオレンティーナボールに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガッシッッ!!
フィッツウォルタ「!!」
三杉「・・・・・・」
何が起こったのか、フィッツウォルタには理解出来なかった。
最初に三杉淳を芸術的ドリブルと見せかけての急ダッシュで抜き、
続くミュラー、ダラピッコラをヒールリフトで飛び越えたと思っていた。
フィッツウォルタ(なのに何故! 足がそこにあるっ!?)
リフトしたボールの落下地点ピッタリの場所に、ある筈のない足が飛び出して来ていた。
しかもその足は、ボールを蹴り出してボールを弾くのではなく…
それどころか足首と甲で器用にボールを挟み、狙い澄ましたと言わんばかりにキープして見せたのだ。
270 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/08(木) 20:23:01 ID:???
三杉(二手三手と複合させたフェイント…やはりキミは単調な勝負を仕掛けて来なかった。
先ずはディレイドタックルで観察し、最後の一手に対して勝負したのは正解だったようだね・・・
尤もミュラー、ダラピッコラという、2人目3人目が居なければ出来ないやり方だったけど。)
フィッツウォルタ「クッ・・・! やはりミスギ、貴様かぁっ!!!」
一番負けたくない相手への敗北・・・フィッツウォルタはいつになく感情的に叫んだ。
三杉は彼の叫びの理由を知る事なく、ライバルの一人からボールを奪い取っただけだった。
フィッツウォルタとの勝負の余韻に浸る事はなく、直ぐに次の攻撃へと目を向ける。
先着で
★カンピオーネゴールを攻略せよ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 目の前に敵は居ないが迫ってきている、バンビーノにパス。
《ハート》 ピャタコーフが来た!
《スペード》 イスラスが来た!
《クラブ》 3人に囲まれた!
《クラブA、JOKER》 三杉はルックアップした瞬間目を疑った。 以下↓
レビタン「ヨウシ・・・れびたんと勝負ダみすぎ!」
シニョーリ「ヘヘン、来いミスギ!」
イスラス「・・・・・・来い・・・!」
クスタ「私と勝負だ、ミスギ!」
カルバリョ「いや、オレとやでミスギ!」
ディッテンベルガ「オレに挑んで来いミスギ!」
あっと、そのボールを持つ三杉が6人に囲まれたー!
ちなみにクラブAとJOKERでは展開が異なるぞー!
271 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 20:23:30 ID:???
★カンピオーネゴールを攻略せよ→
スペード5
272 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 20:28:12 ID:???
JOKERwww漫画で見たアホ展開かwww
273 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/08(木) 20:34:52 ID:???
> カンピオーネゴールを攻略せよ→ スペード5
> 《スペード》 イスラスが来た!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ズダダダダダダダッ!
次の攻撃に目を向けるのに・・・ルックアップをするまでもなかった。
攻撃をする為にしなければならない事が、危機が、目の前に迫っている事が判ったからである。
三杉「この地を蹴り抉るような音・・・! イスラスかっ!」
イスラス「・・・クック・・・・・・久し振りの勝負と洒落こもうか・・・」
レッチェ戦から数えても、三杉が一度も抜いた事のない相手・・・イスラスがタックルを仕掛けてきていた。
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉 ドリブル(! card)68 +(! dice + ! dice)=★
★イスラス タックル(! card)68 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → イスラスを抜いた! 改めてマルコにパス!
=1〜-1 → 左から順に(レントゥルスがフォロー、中山がフォロー、ピャタコーフがフォロー)
≦-2 → カンピオーネボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがダイヤで「芸術的ドリブル(+5)」、
ハートで「華麗なドリブル(+3)」、スペードで「やや華麗なドリブル(+2)」が発動。
イスラスのマークがダイヤ・ハートで「高速タックル(+3)」が発動。
274 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 20:35:23 ID:???
★三杉 ドリブル(
ダイヤK
)68 +(
2
+
2
)=★
275 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 20:36:22 ID:???
★イスラス タックル(
ダイヤ2
)68 +(
6
+
5
)=★
276 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 20:36:27 ID:???
★イスラス タックル(
クラブ9
)68 +(
5
+
1
)=★
277 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 20:37:17 ID:???
ヤバイヨー
278 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 21:25:18 ID:???
どうにも悪い方向にシーソーゲームだなあ。
279 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/08(木) 21:39:18 ID:???
三杉 ドリブル( ダイヤK )68 +( 2 + 2 )+(芸術的+5)=77 ※K覚(弱)
イスラス タックル( ダイヤ2 )68 +( 6 + 5 )+(高速ド+3)=82
【攻撃Max】−【守備Max】≦-2 → カンピオーネボールに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉もイスラスもあのプリマヴェーラ大会の試合より実力を上げていた。
ただイスラスはナポリ戦で負った怪我の後遺症により、身体に負担の大きな全霊全速を今は出せない。
それ故、今回の勝負は三杉の方が有利になると思われた、思われたのだが・・・
イスラス「・・・相変わらずだ・・・・・・遅いぞ・・・!」 ドドドドドドド
三杉(グゥッ! こちらの緩急なんかお構いなしか!?)
芸術的なドリブルがイスラスには無力だった。
何故なら彼はタイミングを測る事など求めていなかったからだ。
相手よりも速く反応し、相手の狙いを強引に先回りすればいいのだ。
スピード≠ニいう力押し・・・彼はそれだけしか考えてなく、それだけで十分だった。
ズザアアアアアア!!!
三杉「!!」
粘りも虚しく、三杉はイスラスに足を刈り取られてしまう。
それはバイタルエリアで敵の攻撃がスタートする最悪の事態を示していた。
※ 三杉がKで勝利出来ず、覚醒P+1で累計6.5。
280 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/08(木) 21:41:43 ID:???
中山(チィッ、そこで三杉から奪うのか!)
スペルマン(フィニッシュ・・・フィニッシュはどう来るつもりだ?)
守備に行ける人数は残り2枚。
今から囲もうと思ってもイスラスの足には間に合わない・・・
中山とスペルマンの2人は全速力で戻る以外の術がなかった。
イスラス「・・・・・・クック・・・」
先着で
★イスラスのフィニッシュ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ドリブルです
《ハート》 ディッテンベルガに撃たせます。
《スペード、クラブ》 ワンツーだっ! つまりこれは・・・!
《クラブA、JOKER》 アルシオン「オレに持って来い、イスラス!」
281 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 21:42:54 ID:???
★イスラスのフィニッシュ→
ダイヤQ
282 :
森崎名無しさん
:2011/12/08(木) 21:43:04 ID:???
★イスラスのフィニッシュ→
クラブK
283 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/09(金) 11:47:24 ID:???
こんにちはー。 今日もあまり更新出来そうにないです。ガッガリng
突然でしかも関係ないですが『ショーシャンクの空に』は永遠の名作ですよね。
面接官「…あなたは終身刑で30年間刑に服したようですね。あなたは自分が更正したと思いますか?」
レッド「ええ、もちろんです。身にしみました。生まれ変わったと心から申し上げることが出来ます。」
アンディ「ここ(刑務所)だからこそ、一番大切な感覚なんだ。忘れないためにも必要なものだ」
レッド 「なにを忘れるって?」
アンディ「人間の心は石で出来ているわけじゃないからさ。看守の連中には手の届かない、
ふれられない何かがあるんだ。全てが君自身のものなんだ」
レッド 「おまえは何の話をしてるんだ?」
アンディ「希望さ」
面接官「…あなたは終身刑で30年間刑に服したようですね。あなたは自分が更正したと思いますか?」
レッド「…あんたたちは、本当は何が知りたいんだ?俺が罪を犯して後悔しているかって?
…後悔しない日など一日もない。あの当時の俺は、人の命を奪ったバカな若造だった。
そいつと話がしたい。そいつに分別を言って聞かせたい。ものの道理を説いてやりたい。
だが、出来ない。…更正?まったく意味のない言葉だ。書類に不可の判を押せ。
こんなのは時間の無駄だ。正直言って、仮釈放などどうでもいい」
レッド「さて、これからどうするか。だが、そこにはなんの疑問もないはずだ。
いつも、とどのつまりはふたつの選択のうちのどちらかになる。
必死に生きるか、必死に死ぬか。 …アンディに会えるといいが。
国境を越えられるといいが。親友に再会して、その手を握れるといいが。
太平洋が、夢に見たのと同じように青く美しいといいが。 それが俺の希望だ」
284 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/09(金) 11:48:28 ID:???
> イスラスのフィニッシュ→ ダイヤQ
> 《ダイヤ》 ドリブルです
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
イスラス(・・・・・・ミスギとの勝負は楽しんだ、だが・・・)
久々の三杉との勝負・・・血圧の低い彼でも、まるで血が沸騰するような高揚があった。
そしてそれに勝利し、フィニッシュの権利を得たも同然の状況・・・。
この場においてイスラスにはもう一人・・・是非とも勝負したい敵がフィオレンティーナに居た。
イスラス(クック・・・・・・次はお前と勝負と行かせて貰うぞ、ラムカーネ・・・!) クワッ
ズドドドドドドドドドド
中山(ドリブルかっ・・・! くそっ、当たるこそすら出来ないじゃないか!)
目を見開いてドリブルを開始したイスラス。
中山とスペルマンは当然ながら彼へのチェックには追いつかない。
もはや彼らが出来るのは、捻じ込みの阻止とフォローだけだった。
一歩ずつフィオレンティーナゴールへと迫るイスラス・・・
これに対抗し、ゴールを守れるのはGKのみである。
ラムカーネ(・・・・・・現在の戦況は・・・不利だ。 だが、オレの後ろにはゴールがある・・・障害は取り除く!)
285 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/09(金) 11:49:44 ID:???
先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★イスラスの判断 → ! card (ダイヤ・ハート→ドリブル/スペード・クラブ→シュート)
ラムカーネの判断 → ! card (ダイヤ・ハート→対ドリブル/スペード・クラブ→対シュート)★
★イスラス ドリブル/時間差シュート(! card)68/71 +(! dice + ! dice)=★
★ラムカーネ 対ドリブル/対シュート(! card)72/72 +(! dice + ! dice)+(システム+5)=★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。
【1対1攻撃】−【1対1守備】
≧2 → イスラスがラムカーネを抜いた!
=1〜-1→左から順に(ピャタコーフがねじ込み、ピャタコーフがねじ込み、中山がクリア)
≦-2→ ラムカーネがボールを押さえた!
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ドリブル時、イスラスのマークがダイヤで「高速ドリブル(+4)」、
ハートで「クライフターン(+3)」、スペードで「ごういんなドリブル(+2吹飛4)」が発動。
守備側が読み違えるとペナ−2。
ドリブルで抜いてもポスト判定は有効。
286 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 11:52:17 ID:???
★イスラスの判断 →
スペードK
(ダイヤ・ハート→ドリブル/スペード・クラブ→シュート)
ラムカーネの判断 →
クラブ2
(ダイヤ・ハート→対ドリブル/スペード・クラブ→対シュート)★
287 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 11:52:31 ID:???
★イスラス ドリブル/時間差シュート(
スペード6
)68/71 +(
6
+
3
)=★
288 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 11:54:49 ID:???
★ラムカーネ 対ドリブル/対シュート(
クラブ4
)72/72 +(
6
+
1
)+(システム+5)=★
289 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 13:48:54 ID:???
ラムカーネはこれで三回行動か……ブルノくん参戦が待たれるな
290 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 14:03:03 ID:???
ショーシャンクの空には名作過ぎる………
『レッドもここにいた』
291 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 20:14:43 ID:???
ブルノくん参戦かー
三本に増えたポストくんも参戦しないかなーw
292 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 20:23:00 ID:???
いや、待て。
お前ら、エスパダス先生を忘れていないか?
293 :
森崎名無しさん
:2011/12/09(金) 20:35:56 ID:???
どうせ参戦するなら敵のチームで参戦してくれブルノ。これなら勝てる
294 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 11:16:26 ID:???
イスラスの判断 → スペードK (シュート)、ラムカーネの判断 → クラブ2 (対シュート)
イスラス 時間差シュート( スペード6 )71 +( 6 + 3 )=80
ラムカーネ 対シュート( クラブ4 )72 +( 6 + 1 )+(システム+5)=84
【1対1攻撃】−【1対1守備】≦-2→ ラムカーネがボールを押さえた!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
イスラスは2回、ラムカーネを抜いていた。
そのうちの1回は前半・・・しかしその時は彼の得点にはなっていない。
イスラス(・・・・・・あの時オレは・・・全霊全速を賭け、確かにお前を抜いた・・・。
・・・だが・・・・・・オレのシュートはバーを叩いた・・・。) ダダダダ
ラムカーネ(ターゲット確認・・・)
イスラス(オレは驕った・・・・・・その己の迂闊さを骨身に感じた・・・・・・。
・・・後半にリベンジは成したが・・・その時のお前はまるで別人のようだった・・・。) ダダダダ
ラムカーネ(これより排除行動を開始する・・・。) ザッ
そう・・・プリマヴェーラ大会、フィオレンティーナvsレッチェの最終スコアは5−2。
レッチェの2点はいずれも、イスラスがラムカーネを倒した事で生まれた物。
しかしその1点でイスラスは最後の詰めを誤っており、もう1点では不思議と消化不足を味わった。
試合中は同点、逆点だと、とにかく目の前に夢中であったが・・・試合を終えた後はそうはいかなかった。
295 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 11:17:46 ID:???
イスラス(・・・だからこそ・・・オレはもう一度、お前と闘ってみたかった!) ガッ!
イスラスはサイド側から内へ切り込むドリブルを右足のシュートに繋げた。
よくもその高速からスピードを落とす事なく、シュートモーションに入れると思うが・・・そうではない。
イスラスは振り下ろした筈の右足でボールを止め、軽く浮かせるだけで留めたのだ。
ラムカーネ(・・・・・・) スッ
素早く左足でボレー状にボールを蹴り込むイスラス・・・
この切れる事ない一連の動作により、通常切り返すよりも半拍速いシュートが可能だった。
ただ右足で蹴るよりも半拍遅く、切り替えして左足で蹴るよりも半拍早く・・・
これが彼の妙技、一人時間差シュートという訳だった。
ガシィッ・・・!
しかしイスラスは見た・・・まるでこのトリックを初めから知っていたかのようなラムカーネの反応を。
一つ一つの動作が速いイスラスの動きは、本当に知っていなければ#ス応出来ない。
なのにラムカーネは、初めて見せるこのシュートを一度目から完璧に捉えていたのだ。
イスラス(・・・・・・そう、その目だ! オレは・・・その目の貴様を倒したい・・・!)
ラムカーネ(任務完了。 だが行動回数が一定値に到達・・・同時に残り体力も間もなく30%以下・・・。)
敗北という現実に対し、イスラスは落胆するどころか闘志を燃やした。
逆に守りきったラムカーネの方が更に増加した勝利への障害を思っていた。
前半残り5分を切り――――ラムカーネは自身の限界を目前にした。
296 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 11:18:47 ID:???
いよいよもう前半戦も大詰め・・・0−0という互角のスコアを未だに保っている。
シュート数はフィオレンティーナが2、カンピオーネが3。
これだけの情報を見れば両者は互角、実力は完全に拮抗しているようだが・・・
そうでない事は理解されていた・・・他でもないフィオレンティーナの方が、カンピオーネよりも。
だがハーフタイムまでは、この互角の状況が動きそうもないと選手達の頭にチラつき始め・・・
先着1名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★前半ラストの攻防→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《9〜K:ダイヤ・ハート、Joker》 フィオレンティーナのラストチャンス
《J〜K:スペード・クラブ、クラブA》 カンピオーネのラストチャンス
《それ以外》 そのまま前半終了
297 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 11:19:03 ID:???
★前半ラストの攻防→
ハート2
298 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 13:55:54 ID:???
> 前半ラストの攻防→ ハート2
> 《それ以外》 そのまま前半終了
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ラムカーネのパスによって最後の攻防は開始された。
三杉達はフィッツウォルタとアルシオンが門を構える中央を避け、サイドからの攻撃を狙うが…
いい加減カンピオーネもこちらの狙いを読んでくるというもの。
サイドへとボールを振った直後、複数人が迫って来る状況を作って来られた。
連携自体は大し事なくとも、各人の能力が高いゆえに突破する事叶わず…
残念ながらボールをカンピオーネに奪われてしまう。
しかしカンピオーネもその反撃を成功させた訳でなく、フィオレンティーナは上手く守り抜いた。
早め早めのチェックで必ず複数人が当たる守備が成功し、シュート位置まで辿り着かせなかったのだ。
両チームのボール争奪戦は、結局のところいずれの決定機も演出する事なく…
ピィィイイイイイイイイイイイイイイイ!
いま前半終了の笛が鳴った。
審判に誘導される事もなく、互いのベンチ側へと下がっていく両チーム。
観客など存在しない為、拍手や歓声が出迎えてくれる事もない。
三杉(ようやく前半戦終了……思ったよりも全然攻められなかったな…。
敵の弱点と思っていた左サイドだが、その実は予想外に堅かった。)
299 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 13:57:22 ID:???
三杉はベンチへと退き上げながら、前半の流れを思い出していた。
こちらのチャンス演出は期待通りには行かず、相手には何度か危機的状況を許している。
GKがラムカーネでなければ、0−2、或いは0−3も在り得た展開。
三杉(何よりこの試合、うちのキープレイヤーになると考えていた新田を全く活用出来ていない…
それでは駄目だと判っているが、中央にはフィッツウォルタとアルシオンが居る。
フィッツウォルタのボランチ能力は今更言うまでもなく、アルシオンが量り知れない。
……こんな状況で後半はどう闘っていけば好い?)
唸りながら頭を捻らせる三杉…しかし妙案が簡単に浮かんでくる訳もない。
そうこうしている内に控室に戻って来てしまっていた。
A フォーメーション変更(現状は>>24、変更には要具体例)
B 戦術変更(現状は>>228-229、変更には要具体例)
C 特に何もする事は無い。
D 味方選手と会話(要記述、話したい選手の名前)
E その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
16時までに決定しない場合は1票決早いもの順、0票ならばCとなります。
300 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 14:14:13 ID:???
前半獅子奮迅でバテバテのラムカーネと話して何かのフラグが立って欲しいけど、この試合中にはどうにもならないんだよね…
301 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 15:20:25 ID:???
戦術アドバイスがほしい。このチームなら中山さんかバンビ?
302 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 15:46:38 ID:kHICKzkw
D バンビーノ
人いないっぽいし、一票入れておく。戦術アドバイス希望。
303 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 16:11:08 ID:HW6BdM1g
D マルコ
あどばいすぷりーず
304 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 16:44:40 ID:1TW1JakI
Dマルコ
305 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 16:45:28 ID:???
相談役ならデータ屋のマルコでしょうね
306 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 16:49:43 ID:???
すみません、16時の時点で決定してしまいましたので以降の票は無効となります。
=============================================
> D 味方選手と会話(バンビーノ)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
控え室に戻った選手達は、汗を拭ったり水分補給をしたりアイシングしたり・・・
それぞれが思い思いに後半ヘと向けた供えをしていた。
監督不在だからと言ってダラける様子はないが、前半の問題点や解決案を模索しようという空気も無い。
何はなくとも、取り敢えずは後半も万全に挑めるように努めているだけであると想像がつく。
三杉(「よしみんなきけ」)
三杉(・・・と言いたいところだけど、僕にも今の戦況を変えられそうな妙案は浮かんでいない。)
このまま行けばフィオレンティーナがジリ貧になりそうなのは判っている。
三杉はキャプテンとして、修正する部分が『あるならば』修正を施したい・・・だがそれが見つからない。
307 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 16:51:50 ID:???
三杉(ダメだ、このまま一人で考えていても埒が明かない。
ここは誰かと・・・そうだ、バンビーノとディスカッションするとしよう。)
今の自分には今の戦術以上の物が見えていないが・・・
他の選手、そうバンビーノくらいゲームメイク出来る選手が居れば、何か気付く事があるかも知れない。
そう希望に縋るような気持ちで、三杉はバンビーノに意見を求めた。
現状のフォーメーション・戦術に何か思うところは無いか、気付いた事はなかったか・・・と。
バンビーノ「フォーメーションと戦術に、か・・・」
先着で
★難しい問題です→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ絵柄、JOKER》 自信なさげにフォメの微妙な修正を提案してきた。
《ダイヤ数字、ハート、スペード》 特に妙案なく、それでも思ったことを話してくれた。
《クラブ》 ポジションチェンジを提案してきた。
308 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 16:52:04 ID:???
★難しい問題です→
ハート8
309 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 17:28:56 ID:???
> 難しい問題です→ ハート8
> 《ハート》 特に妙案なく、それでも思ったことを話してくれた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「フォーメーションと戦術の修正案、か・・・・・・。」
三杉「ああ、何でも構わない。 気付いた事があったなら。」
一縷の期待を持ってバンビーノに問いかけた三杉だが・・・
バンビーノ「ないな。」
バンビーノは修正案が無い事をピシャリと断定した。
三杉は少なからず落胆し、希望がシオシオと萎えていくのを実感する。
しかしバンビーノは付け加えるように言った。
バンビーノ「だが勘違いしないでくれ・・・オレに修正案がないのは、今の戦術がベストだと思うからだ。」
三杉「ベスト・・・?」
バンビーノ「ああ、あくまでオレが思う上で・・・だけどな。 まあ聞いてくれ・・・
敵は後半もドリブル一本で攻めてくる、そしてウチはGKの守備力が激減する。」
三杉「ああ、その通りだ。」
310 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 17:30:24 ID:???
バンビーノ「ならば我々はラインを上げ、早めのチェックで敵を潰していくしかない・・・
敵のシュート数を1本でも・・・可能であればゼロに抑える為にな。
これ以上効率的で理論に適った戦術は、少なくともオレには考えられない。」
三杉「ふむ・・・・・・・・・」
バンビーノ「言い換えれば、だ・・・この戦術で勝てない相手ならば、今のオレ達では到底敵わん。」
三杉「なるほど、判った。」
バンビーノの回答を聞き、三杉は納得せざるを得なかった。
修正案が思いつかない・・・その理由は実に単純な事だったのだ。
今よりも的確で効果のある戦術が他にない、修正しようがないだけだったのだ。
三杉(この戦術で勝てない相手なら、今の僕達では到底敵わない相手・・・?
そんなバカな・・・あんな戦術でも何でもないような、ハンデを負って闘っているような相手に?
僕たちフィオレンティーナは、戦術とチーム力でイタリアNo.1を勝ち取ったのに・・・?)
幾つもの疑問がグルグルと三杉の頭を巡る。
ゲームの流れを相手に譲っているのは、まだ自分達の力を全て引き出せていないから・・・
もっと良い、正しい、勝つための戦術が他にある・・・三杉はそう願っていたのだ。
その後も三杉は一人で何か妙案がないかと考えを巡らせ続けたが・・・
何も思いつく事はなく、気付けばハーフタイムは終わりを告げていた。
****************
一旦ここまで
311 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 17:32:49 ID:???
フォーメーションいじる時間なしかーorz
312 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 17:35:32 ID:???
カードの引きに期待するしか無いか
313 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 17:36:41 ID:???
新田の位置だけはいじりたかったんだが…
314 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 17:51:12 ID:???
すみません、一つ忘れていた項目がありましたので特別な選択を設けます。
−−H−−−− Hブンナーク
−−−−J−− J新田
−−−−−−−
F−−I−−G Fバンビ I三杉 Gマルコ
−−−−−−−
−−D−E−− Dダラピ Eレント
−A−C−B− Aミュラー C中山 スペル
−−−−−ー−
−−−@−−− ラムカーネ
前スレ640さんの案です。
現状は>>24ですが、上記のようにフォーメーションを変更・・・
A する
B しない
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
315 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 17:54:46 ID:???
後半サビチェ出るなら、移籍しない限りヤベッチュの出番ほぼ終了なんじゃ…?
ヤベッチュ、俺だ! フィオに来てくれ!
ここで消えるなんて勿体無い! お願いだ!
316 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 17:55:41 ID:HW6BdM1g
A 上がり目の位置で止めるならDF3人でもいいんじゃないかな?
317 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 17:57:30 ID:e6X2M85U
A
318 :
森崎名無しさん
:2011/12/10(土) 23:16:39 ID:???
本当の地獄はここからだ…
319 :
森崎名無しさん
:2011/12/11(日) 21:00:48 ID:???
前半は……これから始まる、素晴らしい戦いのウォーミングアップだ………。
オ・カムラーネ「ヤベッチュ、お前フィオに移籍な!」
ヤベッチュ「何言うてはりますのや、オ・カムラーネさん。」
320 :
森崎名無しさん
:2011/12/11(日) 21:01:37 ID:???
オ・カムラーネwww
321 :
森崎名無しさん
:2011/12/11(日) 21:08:19 ID:???
そうだとすると何もかもはまるなwwww
全ては【ちっちゃいおっさん】オ・カムラーネさんの策略やったんや!
322 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:38:10 ID:???
>>315
>ヤベッチュの出番ほぼ終了なんじゃ…?
ビンゴ!
>>318
ビンゴ!
>>319-321
ヤベッチュさん人気だなー。 でもフィオには来ませんw
ラムカーネ「もうGKやめるわ」
ヤベッチュ「このままじゃラムカーネさん負け犬ですよ、絶対見返してやりましょうよ。」
=============================================
>A する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>314については[フォーメーション変更する]で進行します。
描写については後程。
ここから無茶展開いきます。
323 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:39:22 ID:???
――――時は少し遡る。
三杉が頭を悩ませつつ控え室へと到着したのと同じ頃、カンピオーネの選手達も控え室へと戻ってきていた。
フィッツウォルタは試合中の急な指示変更について、アルシオンに問い質す心積もりでいた。
控え室に戻って、取り敢えず一息ついた後に・・・。
ガチャリ
フィッツウォルタは控え室の扉を開き、部屋の中を見て・・・思わず二度見返した。
カンピオーネの選手で先頭を歩いていたのはフィッツウォルタで、先程ハーフタイムになったばかり。
即ち控え室には誰も居ない筈なのだが・・・思いもよらぬ先客が中に控えていた。
ジョアン「戻ったか………。」
フィッツウォルタ「こ、コーチ…?」
控え室の先客は、カンピオーネの監督となる人物:ジョアン・ウェンガーだった。
いま現在において正式には監督就任して居らず、厳密にはこの控え室に入ってはならない人間。
しかしその事に対して何かを言おうとする者は居なかった。
フィッツウォルタ(コーチが来た、という事は…)
どういうつもりでこの控え室に現れたのかと、直後はその疑問に驚いたが…
フィオッウォルタはすぐに事態を把握した。 即ちアルシオンの指示はコーチの物ではなかったのだと。
そして自分が糾弾する必要もなく、今から戦術修正が行われるのだと。
324 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:40:30 ID:???
ジョアンはアルシオンの方を見ていた。
彼は目を伏せ、どこかとも判らぬ方へ顔を向けてこちらを見ようともしない。
アルシオンに何があったのかジョアンには想像もつかず、取り敢えず目の前の修正を急いだ。
ジョアン「私の指示は『パスのみでボール運びをする』だ…。 以前伝えた時と何も変わっていない。
前半終盤の事を問うつもりはない、後半を期待している。」
それだけ口にして、ジョアンは控え室の入口へ歩き出す。
自分の希望する事は以上であり、それに対して言葉は他に必要ないと思ったのだ。
ジョアンは提供された観戦室に戻り、後半が開始されるのを待つ…そのつもりだった。
それ以外の事は全て予想外だった。
アルシオン「…いいえ、ダメです監督。」
ピタッ
思いもかけぬ言葉、思いもかけぬ人物から発せられた言葉。
ジョアンはピタリと足を止め、声の出た方を振り向く。
勘違いや聞き違いであると思いたかった事だろう。
しかしアルシオンは今…先程とは違いジョアンの方を真っ直ぐに見据えていた。
アルシオン「それでは奴らを叩き潰せません。」
ジョアン「アルシオン…私はこの試合、相手を叩き潰すのが目的と言った覚えが無いが?」
『アルシオンは何を言っているのだろうか?』という思いが頭の八割を占めていた。
何が起こっているのか、何を言うべきなのか、彼が何を考えているのかジョアンは考える事が出来ず…
ただ数日前にアルシオンに伝えた内容、その事実を確認するようにジョアンは問うたのだ。
325 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:42:37 ID:???
それに対するアルシオンの回答は辛辣だった・・・
少なくともジョアンにとって、それは耳を疑い、塞ぎたくなるような現実だった。
アルシオン「ジョアン監督、貴方は間違っています・・・・・・・・・二つの意味で。」
ジョアン「…どういうことだ、アルシオン?」
アルシオン「闘いとは敵を倒す事が目的…そしてフィオレンティーナは間違う事なき敵です。
しかもい今敵というだけじゃあない、奴等はWトーナメントでも敵になる相手…
勝ち続ける事が目的ならば、奴等は今日この場で完膚なきまでに叩くべきだ。
カンピオーネと二度闘いたくないと思わせるくらいに……それが一つ。」
ジョアン「・・・・・・もう一つは・・・?」
アルシオン「もう一つは・・・このチームにパス戦術など必要ない、という事ですよ。」
ジョアン「・・・・・・・・・・・・そう・・・か。」
何も言えなかった…ジョアンは何も言えなかった。
いつも素直に隣に座っていた、九年間以上連れ添った少年…
孫のように思いやり、時に厳しくサッカーを教えてきた特別な存在。
いつか何処かで擦れ違っていたのか、ボタンを掛け違えていたのか…
それだけが頭をグルグルと廻り、ジョアンは言うべき事を見失っていた。
326 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:44:13 ID:???
しかしアルシオンはジョアンの様子に構う事なく更に持論を展開させる。
アルシオン「考えても見て下さい、監督に教わったテクニックは素晴らしい物です。
各人は自分のポジションに必要な個人技を十ニ分に備えており…
そして必要とあらば、フィールダー全員がチャンスメーク出来る突破力を持つ。
今更ドリブルよりも劣るパスワークだけで攻めるなど非効率…愚の骨頂ではないですか?」
ジョアン「………」
フィッツウォルタ「アルシオン、監督に対して口が余りに過ぎるんじゃないかっ!?」
シニョーリ「いやー、でもそうかもしんなくない?
オレもドリブルで抜きまくった方が調ー子出るしさぁ。」
フィッツウォルタ「おっ…!」
クスタ「落ち着け、フィッツウォルタ・・・! それからシニョーリ、お前は少し黙っていろ。」
シニョーリ「むぐ・・・バタンキュー。」
ジョアンが黙って聞いている以上、選手達はその発言を最後まで聞かねばならなかったが・・・
フィッツウォルタは途中で我慢が出来なくなったのだろう、彼は途中で口を挟んだ。
内容について・・・はジョアンの領分というのもあろう、彼はその口の利き方に対して批判した。
327 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:45:14 ID:???
しかしジョアンは反応せず黙りきった儘、シニョーリなどはアルシオンを是とするような茶々を入れる。
発現がズレているシニョーリにフィッツウォルタが頭を押さえて呆れている内に・・・
彼の教育係(みたいな役回り)のクスタはシニョーリを畳んでしまう。
そしてアルシオンがその機を縫って再び発言を始め、フィッツウォルタはそれを止められない。
アルシオン「それにコーチ、彼等の中にオレを満足させるパスを出せる者…
そしてオレの本気のパスに合わせられる者は一人も居ませんよ。
そんな関係でパスを交わし合うなど無意味です…オレは他者を信じない、期待しない。」
ジョアン「アルシオン…」
カルバリョ「ああんっ!?」
イスラス「…貴様……!」 グッ
ディッテンベルガ「カルバリョ、イスラス! だがアルシオン、お前も何様のつもりだ!!」
いきり立つ選手とそれを止める選手。 当然ながら後者も落ち着いてなどいない。
だがアルシオンは腕のジェスチャーでそれを制し、最後の締めくくりまで一気に言ってのけた。
アルシオン「しかしこのチームは、各人が役割を果たせば最強のチーム。
彼等が自分の得意分野で全力を尽くすならば、オレは一定の信頼を置きますよ。
メンバーの一人一人が、他者に迷惑をかける事なく最強のパフォーマンスを見せる。
そうだ、それは敵がどんな戦術を見せてきてもチーム全員が個人技で叩き潰す…
監督、貴方が授けてくれた芸術的技術で叩き潰す…それがこのチームの正しい姿ですよ。」
全てを言い終えて、アルシオンはジョアンの方を強く見据えた。
カンピオーネ選手達の大半はジョアンの強い言葉を期待し待っていた。
・・・が、ジョアンはその目を受け止める事が出来なかった。
若者の誤りを叱り、正しい道を示せば好いのに…それが出来なかった。
それほどに目の前の衝撃は大きく、アルシオンの存在がジョアンにとって重く重かった証明であった。
328 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:47:34 ID:???
ジョアン「アルシオン・・・・・・・・・貴様・・・ わ・・・ワシに 背くと言うのか・・・・・・?
アルシオン・・・お前が・・・・・・。」
アルシオン「背く…?」
ジョアンはまるで戯言の様な言葉を弱々しく吐いていた。
ピクリとアルシオンが肩を震わせ、頬も引き攣らせる。
そもそもジョアンが今日まで若く精悍を保ってこれたのは、その決意の強さゆえだった。
それが揺らぎ崩落しかけた今、彼は本来の冷静な思考も言葉遣いも失っていた。
表情も急に老けたようになり、私≠ニいう一人称も年相応にワシ≠ヨと変わったのだ。
だがアルシオンが気付いて反応したのはソコではない。
アルシオン「ふ……ふふ……。 そう…そうですよね貴方からしたら。
貴方は自分の理想とする最強のチームを作りたかっただけ…。
ああ…オレの力を利用して、理想となるチームを作りたかっただけなんだ。
ロベルト本郷への贖罪の為に、行き場のないオレを利用していただけなんだ。」
ジョアン「バ、バカな……そんなバカな事を…。」
そう言いながらも、ジョアンは反射でそれを否定する事が出来なかった。
ロベルトへの贖罪は、カンピオーネというチームを作るに当たって考えていない訳がなかったから…。
一人の個人技に任せるチームでなく、11人全員で闘うチームを作らなければならない。
選手を再起不能にさせる過ちを再び繰り返しはしないとロベルトに示す思い。
だがそれよりも原初に在った筈の、アルシオンに世界の舞台で再びサッカーをやらせたいという思い。
今のジョアンはどちらが先だったのか判らなかった、その思いに自信がなかった。
ジョアンにとってはどちらも非常に重要だった事である。
アルシオンを利用などと考えた事は無かったが、結果的に利用しているのではないかと
思い始めたら、それを切り捨てるように否定が出来なかった。
329 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:49:00 ID:???
アルシオン「もうこれ以上は良いでしょう・・・。 オレの言いたい事はそれだけです、監督。
後半はドリブルでフィオレンティーナを攻めます。」
ジョアン「・・・・・・・・・。」
アルシオンの言葉は締め括られた。
それに対してジョアンは何も言い返せなかった。
フィッツウォルタ(ば、バカな・・・・・・こんな・・・)
フィッツウォルタは信じられなかった。 目の前の光景が受け入れ難かった。
信頼と心強さの象徴、そして絶対的な返報対象であったコーチの弱々しい姿・・・。
アルシオンの実力は解る、確かに彼は大きな口を叩けるだけの物を持っている。
そして彼の考えるチーム像にも一定の理が無い訳ではない。
フィッツウォルタ(けれど・・・コーチ、貴方の目指すチームは比べ物にならない高みにあるんじゃないのですか?
どうしてそれを言う事なく、アイツに好きな様に言わせているんです・・・!)
ジョアンから何の否定もない事が、フィッツウォルタにとって最も大きなショックであった。
330 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:51:06 ID:???
ディッテンベルガ「・・・話にならんな。 アルシオン、オレはお前の指示には従えん。」
イスラス「・・・クック・・・お前だけに格好良い真似させるかよ・・・っと言うべき所か・・・?」
ディッテンベルガ「ま、そうだな。」
アルシオン「ほう・・・?」
クスタ「・・・・・・。」
アルシオンとジョアンの間では、(選手達には理解できないが)話が済んだようである。
けれど選手達が一体となってアルシオンの言葉に従うかと言えば『No』。
戦術について通じているディッテンベルガとイスラスが先ず反対に名乗りを上げた。
そして他の選手に同意を呼びかけようと周囲を見渡すが・・・その機先を制する声が上がる。
ナムリス「ボクはアルシオンと同じ考えですよ。」
ディッテンベルガ「ユブンタイ・・・!」
イスラス「・・・フン・・・やりたければお前だけ付き合え、オレ達はベンチで見ている・・・・。」
???「構わんよ。」
ディッテンベルガ「なっ?」
後方から声が聞こえ、一斉に振り向くと・・・ガチャリと控え室の扉が開いた。
そこに立っていたのは・・・
331 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:54:12 ID:???
ナジーブ「フフッ・・・。」
フィッツウォルタ「ミルチビッチ・・・?」
ミルチビッチ「・・・・・・・・・」
そこに立っていたのは・・・フィッツウォルタにとってのASローマのチームメイト:ミルチビッチと、
カンピオーネのオーナーに当たるナジーブ・ユブンタイ、そして彼らの他に初めて目にする選手が2人・・・。
全員で4名がの人物が控え室へと入ってきたのだった。
急な乱入者に戸惑う選手達を他所に、先程の言葉の続きがオーナーの口から流され始めた。
ナジーブ「イスラスにディッテンベルガ、お前達2人は最初から後半の出番は無いからな。」
ディッテンベルガ「・・・どういう意味です?」
ナジーブ「言葉通りの意味だ。 全力を出せない選手、目が不自由な選手はカンピオーネに相応しくない。
何よりキャプテンの指示に従わないような輩はチームの足手まといなのだよ。」
イスラス「・・・・・・!」
ディッテンベルガ「我々2人が居ない方が強いチームになると?」
ナジーブ「当然だ・・・。 ここに居るミルチビッチ、オルミーガとサビチェビッチが居るからな。
判ったらベンチでカンピオーネの勝利を黙って見ている事だ。
ああ、ついでにヤベッチュも交代。 はい、それまーでーよ。」
ヤベッチュ「ええー、そりゃあないですわ! ちょっと待てコールですってw」
サビチェビッチ「フゥ・・・・・・・・。」
332 :
森崎名無しさん
:2011/12/12(月) 18:56:07 ID:???
さらば矢部ッチュ
333 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 18:56:27 ID:???
ミルチビッチ「そうそう、右サイドバックだった奴・・・ああ、貴様だ。
後半はオレが右をやる、貴様は別なとこに就け。」
カルバリョ「あんっ・・・? 何様のつもりやおんどれ?」
オルミーガ「ピャタコーフ、後半はイスラスの位置に就けるか?」
ピャタコーフ「ああ・・・別に構わない。」
フィッツウォルタ「待った!!!!」
好き勝手に話が急転していく状況に、鋭く『待て』と一声かかった。
それを発したフィッツウォルタに向けて一斉に視線が注がれる。
ナジーブ「どうした?」
余裕の笑みを崩さずにナジーブがフィッツウォルタに問うた。
『言いたい事があれば言ってみろ』と、その顔は言っている。
フィッツウォルタ「何故・・・オーナーが試合に介入してくるんですか? 試合における采配は監督の物でしょう!
アルシオン、本来キミの発言だって当然許される物ではない!
おかしいんだろう! 選手はチームの為、監督の指示に従わなくてはならない!
それが当たり前だ!!」
334 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 19:01:31 ID:???
ナジーブ「フンッ、そんな事か・・・。」
フィッツウォルタ「そんな事だって!?」
真っ当過ぎるくらいのフィッツウォルタの言。
しかしオーナーは、まるでそれが取るに足らぬ事のように鼻で笑った。
ナジーブ「勘違いしているようだから今教えておこう。
諸君等に報酬は支払われるが、このチームは決してプロチームではない。
即ち通常の組織形態とは違ってな・・・采配も監督への全権委任ではないのだよ。」
フィッツウォルタ「なにぃっ!?」
ナジーブ「監督とキャプテン、そしてオーナーの三者による合議制・・・
そして今はオーナーとキャプテンの指示が一致している状況だ。」
『後は解るな?』という顔で見下ろしてくるナジーブ・ユブンタイ。
フィッツウォルタはこの発言に再び驚愕を覚えた、信じられなかった、馬鹿だと思った。
尊敬するコーチは、そこまで無条件にアルシオンの事を信じられたのである。
そしてアルシオンはその信頼を無条件に投げ捨てたのである。
ジョアンがかけてくれた信頼・・・フィッツウォルタは応えたい、恩返しをしたいと考えていた。
その心意気が前半、彼のプレイを驚くほど高度な物に押し上げていたのだが。
今のフィッツウォルタは、それを忘れたように愕然と立ち尽くしていた。
335 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 19:02:31 ID:???
一旦ここまででござーーーっす
もうちょっとで後半にーーーーー
336 :
森崎名無しさん
:2011/12/12(月) 19:26:40 ID:???
まあ、ゲーム性を考えるとフィオに新キーパーってのは実際ありえないのはわかってるんだ。
でもサブキーパーほしいんだ、ホントに…w
それはそれとして矢部っちゅはもったいないのでどこか別のチームで出番希望w
337 :
森崎名無しさん
:2011/12/12(月) 19:27:08 ID:???
外伝に期待するんだ!
338 :
森崎名無しさん
:2011/12/12(月) 19:45:50 ID:???
Vと全く逆の展開か…
にしてもフィッツウォルタその他が一斉に離反したらメンバーが足りなくなるんじゃないかw
339 :
森崎名無しさん
:2011/12/12(月) 19:57:41 ID:???
>ナジーブ「ああ、ついでにヤベッチュも交代。 はい、それまーでーよ。」
なんだこのノリはwww
340 :
森崎名無しさん
:2011/12/12(月) 20:29:03 ID:???
ラ・オルケスタをフィオが受け継ぐのだとしたら、正にAnother‐Campioneだなぁ
341 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 20:56:06 ID:???
コメントありがとうございます。 しかしスミマセンがレスは次回で〜
=============================================
ハーフタイムの時間は矢のよう過ぎた。
通常起こり得ない衝撃的な出来事が幾つもあった。
一部の選手は戸惑いが一周し、思考放棄のようにもなっている。
ナジーブ「そろそろ後半だな・・・・・・テクニック パワー スピード・・・全てこちらが上だ。
アルシオンに従い前半と同様ドリブル≠フみで落ち着いて切り込んで行け。」
それだけ告げてオーナー・ユブンタイは控え室を後にした。
当然ながら彼の言葉など選手達には聞こえていない。
カルバリョは他の騒動など関係なく、目の前のミルチビッチに対する怒りに夢中となっている。
恐らく納得はいっていないが、ミルチビッチの言に大人しく引き下がる事など許せないのだと考えられる。
シニョーリはまさに思考放棄、しかしドリブルが解禁されるならば・・・とチームを勝たせる為に動くことだろう。
ナムリス・ユブンタイについては考えるまでもなく・・・
ピャタコーフ、オルミーガ、サビチェビッチらについては特別反応を示さない。
またレビタンは、立ち尽くすフィッツウォルタを心配して顔色を窺っている。
イスラスとディッテンベルガは既にユニフォームを脱ぎ、クスタとフィッツウォルタの事を見ていた。
このチームのメンバーで、冷静に主体的に行動する事が出来るのは、最早この2人だけである。
彼等2人がユニフォームを脱げば、フィールドに立てるカンピオーネの選手は9人・・・
いくら選手個々の質が高かろうと、9人対11人で勝負出来る程サッカーは甘くない。
仮にこのテストマッチを遣り過ごす事が出来ても、Wトーナメントを闘う事は到底出来ない筈なのだ。
342 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 20:57:23 ID:???
クスタ「・・・・・・そろそろ時間ですね。 行きますよシニョーリ。」
ディッテンベルガ「クスタ・・・!」
イスラス「・・・・・・どうしてだ・・・?」
シニョーリ「えっ、あっ・・・。」
クスタ「前言撤回です、先に行きなさい。」
フィッツウォルタ「レビタンも・・・。 シニョーリと一緒に行ってくれ。」
レビタン「・・・・・・・・・(コクン)イクヨしにょーり。」 ムンズ
シニョーリ「わぁ、引っ張るなって!」 ズルズル
レビタンとシニョーリが控え室を出て、他の選手達も続いて行く。
そして部屋にはクスタ、フィッツウォルタ、ディッテンベルガ、イスラスの4人だけが残った。
ハーフタイムの終了までほとんど時間は残っていないが・・・
この四者は互いに判っていた。 今ここで、この面子だけで語り合うのだろうと。
タイプは違えど4人とも、チームで精神的な支柱となれる・・・キャプテンとして仲間を率いれる存在ゆえに。
ディッテンベルガ「オレとイスラスは、お前達2人もボイコットする物と思っていた。」
口火を切ったのはディッテンベルガだった。
出番がないと公言された皇帝の再来は、まるでフィッツウォルタとクスタを問い詰めるように始めた。
343 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 21:00:46 ID:???
フィッツウォルタ「・・・・・・・・・。」
クスタ「そうでしょうね。」
返したのは・・・沈黙と、他人事のような肯定。
イスラス「・・・・・理解しながら・・・行くか。」
ディッテンベルガ「クスタ・・・オレ達が言うまでもないが、最早ここにはコーチの意志がない。
そんなチームの為に・・・あんなオーナーの為にオレ達は競い合ってきたか?
そうじゃあ無いだろう!?」
チームを違え、プリマヴェーラでは敵として闘った彼等・・・。
だがその思いは常に一つだった筈・・・ディッテンベルガもイスラスもそう信じていた。
そしてその意志は当然、クスタにとっても共通する所であった。
クスタ「そうです、こんなのは冗談じゃあありません。」
ディッテンベルガ「だったら・・・!!」
更に続けようとするディッテンベルガに対し、クスタは掌を晒して制止の意を示す。
『まだ自分は伝える事がある』という無言の言葉がフィッツウォルタにも聞こえた。
クスタ「・・・昨日、コーチに『アルシオンを支えてくれ』と頼まれました。
アルシオンが敗れる姿を見たくない、と・・・。 そして私はそれに誓いで返しました。」
344 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 21:03:32 ID:???
フィッツウォルタ(昨夜・・・あれか。)
イスラス「クスタ・・・」
ディッテンベルガ「コーチとの間に誓いを交わしたと・・・いや解る、解るさ!
だが・・・だがな、クスタ! それは・・・!」
クスタ「済まないが・・・私はこのカンピオーネを勝たせ続けます。」
ディッテンベルガ「それでいいのか!? お前はあんな・・・!!」
クスタ「コーチはここで消えるような人じゃない!!」
ディッテンベルガ「ムッ・・・クッ!」
イスラス「・・・・・・・・・」
クスタ「必ず戻って来ますよ・・・ジョアンコーチは。 ・・・私はそれを待つ。」
それだけ言うと、クスタは立ち上がって扉へと歩き出した。
最後に彼が見せた瞳からは、まるで何事にも動じぬ山のような決意が感じられた。
先程から黙ったままのフィッツウォルタだが、その意気を感じぬ筈も無く・・・
そしてディッテンベルガとイスラスの理屈も解らぬ筈も無く・・・彼は決意の在り方を迫られていた。
345 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/12(月) 21:06:00 ID:???
それでは本日はここでお終いです
後半にいけなくて済みませんでしたー
そしてチームの在り方的にもムチャクチャ理論やって済みませんー
金持ちが道楽で金出して組織したチームなんです・・・・・・
346 :
森崎名無しさん
:2011/12/12(月) 21:15:29 ID:???
ふむ…「Another‐Campione」という思想がアリなら、ディッテンとイスラスを引っ張ってくるのはマジでアリなのか?
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