キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/12/01(木) 11:55:43 ID:MARUhlL6
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『 次 回 予 告 』
プレアデスの星が爆発した時・・・ユブンタイは笑い、ジョアンは天を仰いだ。
『強い選手を11人集めても、そのチームが勝つとは限らない。』
『どんなに強力なファンタジスタが相手でも、チーム戦術が機能すれば負けない。』
・・・そう信じていた少年も、抗えない現実に膝をつく。
Wトーナメントでの優勝・・・それは望み過ぎていた若気の至りだったのか?
一方、絶望の夜にフィレンツェから二人の人間が消えた。
人々の運命が歪む中、少年は足元の全てが崩れゆく錯覚を見る。
さようなら、フィオレンティーナ。
次回 アナザーカンピオーネ エピソード1 〜ファイナル〜
崩落のステージ 後篇
966 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/25(水) 15:20:00 ID:???
<ボルドー・ピエール邸>
フランシス「…って感じみたいだぜ?」
ピエール「3−2、しかしナポレオンの得点は1つ……か。 なるほど。」
フランシスはピエールに決勝の最終スコア、そしてナポレオンのゴール数を伝えていた。
彼等は試合結果について重要視していなかったが、それでもこれは満足出来る物だった。
要はピエールもフランシスも居ないボルドーに対し、ナポレオンが苦戦すれば良かったのだ。
ナポレオンとしては、ピエール抜きのボルドーなど雑魚の集まりの筈だったのだろうから。
フランシス「流石にナポちゃんも現状の拙さを実感したんじゃない?」
ピエール「恐らくな…これでナポレオンも、強くなる為に形振り構わなくなるだろう。
海外の強豪への留学…プレミアへのレンタル移籍も今ならば飛び付く筈だ。」
フランシス「ふん〜ん……それでもアイツが今までと違うプレイスタイルに目を向けるとは、
オレには到底思えないんだけどねぇ。」
ピエール「その可能性もある…。 だが、環境が変われば自分のプレイも見直さざるを得ない。
お前だってそうだった筈だぞ、フランシス。」
フランシス「まあ……否定しないよ。」
ピエール「それにプレミアにはアルバート・シンプソンが居る。
ナポレオンのヤツならば・・・シンプソンのパスに何か感じる物がある筈だ。」
フランシス「……だと好いけどな。」
967 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/25(水) 15:28:03 ID:???
自分、ピエール、デサイー、ナポレオン…この4人で構成される中盤白銀のカルテット
トラムの加入とアモロのパワーアップにより安定化が期待されるゴール前
更にはChamp de reves▼・・
全てが思う通りに成れば、確かにフランスは世界一を争うに足るチームへと昇華されるだろう。
しかし鍵を握るのはあくまでルイ・ナポレオン・・・奴が覚醒しなければ全て夢物語で終わる。
フランシス(・・・オレが考えたって仕方のない話だけどねぇ・・・・・・。
エル・シド・ピエール中心のチームでもいけると思うんだよなぁ・・・。)
ナポレオン中心のチーム作りをする事のリスクもあるが、それ以上にフランシスは思っていた。
ジョアンの指導を受けたピエールの実力はそれ程だ・・・と。
だがフランシスにはもう一つ知らない事があった。
ピエールがまだ自分の胸だけにしまった儘の、奥の手のビジョンを。
フランシス「(まっ、成るように成るか。)…そういやエル、まだ少しスレ容量が残ってるんだが。」
ピエール「ん? ああ・・・。 10KBそこそこか、埋めネタをするには心許ないな。」
フランシス「・・・ところでオレさ、エルのレンタル移籍先での話をまだ聞いてない気がしてきた。」
ピエール「むっ・・・そう言えばオレも、お前のレンタル移籍先での事を聞いていなかった。
どうやら容量の続く限り、その話題をするのが自然なようだな。」
フランシス「そんじゃあ・・・」
A フランシス「先にエルの話を聞かせて貰おうかな。」
B ピエール「いや、お前が先に話すべきだろう。」
C 参加者「オレが埋めネタやってやるよ!」(要1票)
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
968 :
森崎名無しさん
:2012/01/25(水) 15:30:28 ID:EBANv5Nk
A
969 :
森崎名無しさん
:2012/01/25(水) 15:46:33 ID:OT7uqEJ+
A
970 :
森崎名無しさん
:2012/01/25(水) 19:30:53 ID:???
ビアンコネロレンタル移籍期待
971 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/25(水) 20:15:03 ID:???
> A フランシス「先にエルの話を聞かせて貰おうかな。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フランシス「そんじゃ、先にエルの話を聞かせて貰おうかねえ。
…実際のとこ、どうなのよ? バイエルンのトップの練習は?」
興味津津、フランシスは身を乗り出しながらピエールに質問する。
自分のレンタル移籍先がユースクラスなのに対し、この紳士はトップチームである。
レベルの高さ、練習の内容、待遇…全てに興味を抱かない筈が無かった。
そんなフランシスの様子に若干引きつつ、ピエールは苦笑を湛えて話し始めた。
ピエール「言うまでもなくレベルは高いな・・・。
お家芸とは言え、あのレベルでの2ストッパー+1リベロはなかなか無い。
それからポジションの流動性、マンツーマンディフェンスでの柔軟さにも目を瞠る。」
フランシス「その辺りはどうしても必要・・・だよな?」
ピエール「ああ・・・オレ達の戦い方はあくまで固有の物、レ・ブルーのシステムだ。
・・・だが、そこには攻守の繋ぎや緊急時の対処におけるノウハウが無い。
我がレ・ブルーが本気で勝ちに向かうならば、ドイツの粘り強さに倣うのは必然だ。」
フランシス「なるほどなぁ・・・ユースの方は何だかんだで個人技に偏ってるのが実情なんだが・・・
どうやらトップはその辺が違うみたいね、一番の肝心要だってのに。」
ピエール「そうか・・・ならば尚の事、オレがトップの練習に参加させて貰えているのは幸運だな。」
972 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/25(水) 20:17:00 ID:???
フランシス「っつーか向こうさん、エルの事が本気で欲しいんじゃないの?
なんせ皇帝16歳を客寄せパンダの為にトップへ上げたフロントだろ?
ぜってー話題になるもんな、皇帝と将軍が同じチームとかさ。」
『…とは言っても、うち(ボルドー)が手放す筈もないだろうけどさ。』と気の抜けた笑みを
こぼしながら自チームを皮肉るフランシス。
例の権威好きのボルドー・オーナーと折り合いの悪いという事情もあるが…
彼は正直言って、ボルドー(本来のチーム)より派遣先の方に余程遣り甲斐を感じていた。
ピエール「シュナイダーか…。」
ピエールは若き皇帝と称されし少年の名を呟く。
同年代ながら、自分より2年も早くトップチームで闘っているカール・ハインツ・シュナイダー。
彼のプロ意識の高さはピエール自身も尊敬の念を抱いている。
フランスが世界と互角に戦う為のレンタル移籍だったが、ピエール自身の意識にも変化を与えつつあった。
直ぐではなくとも、いずれは彼と同じチームでチャンピオンズカップを戦ってみたいと…
そんな事を考えなくもなかった。
ピエール「シュナイダーの奴は専らモリサキの話をしてくるぞ。
いつかアイツがバイエルンに来たら好いと・・・少し妬けるくらいに言ってくる。」
フランシス「モリサキ・・・? ああっ、あのオーバーラップするGKか!wwwww
あいつ日本人のくせに面白いよなwwww シュナイダー分かってるじゃんよww」
森崎の名前に腹を抱えて笑い出すフランシス。
彼がフランス国際で見せた喜劇的インパクトはどうやら相当の物らしいと分かる。
973 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/25(水) 20:19:33 ID:???
ピエール「スライダーキャノンを止めたセーブ力、シュナイダーを1点に抑える勝負強さは確かな物だ。」
一応フォローを入れてみるピエール。
フランシス「ヒィ・・・まぁ・・・でも、そうだよなGKとしての実力は確かだったと思うよ・・・うん。
・・・ププ、話題性にも事欠きそうにないし・・・バイエルンのフロント好みの奴じゃん。
うんうん、あると思うぜモリサキのバイエルン入り。 Wトーナメントで活躍すりゃいつかは。」
ピエール「そう思うか?」
フランシス「ああ、でもそうしたら第1回フランス国際Jrユースのキャプテンが1チームに揃うんだな。
そう考えるとまた凄いもんでもあるよな、差し詰めオールスターズ≠チてとこか。」
ピエール「オールスターズか・・・」
『悪くない・・・』と思ったが、素直にそう返すのは少し癪な気がして・・・
ピエールは苦笑を浮かべながら意地悪そうにこう言った。
ピエール「ネーミングセンスが足りないな。」
フランシス「ヘイヘイ、そうでしたかー。」
974 :
森崎名無しさん
:2012/01/25(水) 20:30:20 ID:???
ここの森崎のカラオケはてつを級なのかwww
975 :
森崎名無しさん
:2012/01/25(水) 20:33:44 ID:???
おおおお、オールスターズの三人はすごい好きなのでこれは漲る展開。
まあファンサービス程度なんだろうけど、やっぱりうれしいw
976 :
森崎名無しさん
:2012/01/25(水) 20:35:14 ID:???
この世界には伝説のグローバルフットボーラーもいるのかー?w
977 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/26(木) 12:03:08 ID:???
>>974
だれか! 光太郎の兄貴を探して来て!
ブラックさん「ナムリスがヒドラ(笑)になったのもゴルゴムの仕業だ!」
>>975
森崎、シュナ、ピエがバイエルンに集う未来はかなり初期から妄想してますw
でも恐らくサービスで終わると思います。
アナカン完結後のストーリーも考えてはいますが、現実味は…
>>976
ヤベッチュさんが史上2人目のグローバルフットボーラー認定目指して頑張ってます嘘です
=============================================
ピエール「さて、バイエルンの話題はこんな所だな。 もう話す事は無い。」
フランシス「え? あれ、フライハイトは?」
ピエール「フライハイト・・・? 誰だ?」
フランシス「あっ、いやっ・・・何でもないわ。
まっ、そういう事ならオレの方の話をしますかねえ。」
ピエール「そうだな、ハンブルガー・ユースの話はオレも聞いておきたかった。
なにせ前期はユースのリーグでトップ独走という話だからな。
・・・ただ、スレの容量がもうREDゾーンなのが心配だ。」
978 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/26(木) 12:06:13 ID:???
フランシス「コップが満ちたら強制閉幕、溢れた情報はウチらだけの秘密・・・それでいいじゃない。
イタリア勢以外でこんだけ出番があるとか無いぜ? 贅沢言いっこなし!」
ピエール「納得した・・・。 ではとにかく聞かせて貰おうか、ハンブルガー独走の原動力とやらを。」
フランシス「そうだねぇ…まあ簡単に言っちゃえば、ハンブルガーの強さ=ワカバヤシの鉄壁かな。」
ピエール「ワカバヤシ…日本人か? 何処かで聞いたことあるような……」
フランシス「フランス国際にも出場したらしいぜ。 1試合のみ、しかも3失点で途中交代。」
ピエール「それは酷……ああ、思いだしたぞ。 アルゼンチン戦に出場した日本の第2GKだな?」
フランシス「正解。 そのGKがとにかく鉄壁なんだよ、ゴールを奪われるビジョンがまるで見えない。
今のユースクラスで一番火力が高いのが、多分ブレーメン・ユースなんだが…
その核弾頭<}ンフレート・マーガスに黒豹<宴c刀Eビクトリーの2人がかり
ですら、無失点で切り抜けちまうんだよなぁ。 正直ハンパないんだわコレが。」
ピエール「ふむ…なるほどな。 GKの鉄壁に加え、お前が敵のチャンスを潰して回るとなれば…」
フランシス「そっ、失点はPKだけ。 リーグトップ独走も自然の成り行きだって解るだろ?
性格の方は正直宜しいとは言えないが、あんだけ仕事が出来りゃあ文句も出ない。」
979 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/26(木) 12:29:59 ID:???
ピエール「ふむ・・・フランス国際を見た限りでは、とても信じられない話だな。
シュナイダーの影に隠れているが、マーガスは優秀なパワーヘッダーだ。
同様にビクトリーノのスピード、テクニックも世界トップクラス・・・」
フランシス「しょーがないんじゃない? なんたって5のワカバヤシは強かった。」
ピエール「・・・聞かなかった事にしよう・・・では攻撃陣はどうだ?」
フランシス「中盤はレベル高いぜ、ボール支配率もぶっちゃけリーグ1ってくらいだ。
ただ、得点力が課題だなぁ……FWがどうにも頼りなくってさ。」
ピエール「シュナイダーの空けた穴は2年経っても埋まらず…か。」
フランシス「ああ、点取るまでがMFの仕事。 キャプテンのカルツ、それからサイドのカペロマン・・・
カルツを上がらせる為に、オレが攻めるって機会もそれなりに多かったなぁ…。
まあ後ろが安心だったから直ぐに馴れたし、お陰でオレもレベルを上げられたが。」
ピエール「そうか、それを聞いて安心したぞ。
どうやらフランス・ユースの一員として、必要な目的が果たされているらしい。」
フランシス「まっ、世界を相手取るのに守備しか使えないってんじゃオレも困るしねぇ。」
980 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/26(木) 12:41:46 ID:???
ピエール「なるほど、聞いた話だけでもハンブルガー・ユースに勝つのは容易じゃないな。
・・・そんな所か? お前の移籍先での話は。」
フランシス「うーん、カペロマンの事はもう少し詳しく話しといた方が良いかもな。
あいつの存在も異彩を放ってるし。」
ピエール「さっき出たサイドの選手か。」
フランシス「ああ、サイド専門。 サイド以外だと弱いって事じゃなくて、サイドに強すぎるんよ。
ラインを使った攻防がとにかく巧い、ヤバイ・・・奴のテリトリーじゃオレでも苦戦する。
もしも奴のクロスを活かせるFWが居たら、チームゴール数は今の5割増しにはなるね。」
ピエール「ほう・・・それは同時にドイツ・ユースの脅威を示しているな。」
フランシス「ああ、しかも深い所からサイドでもゴール前でも通せるパサーまで居る。
ハッキリ言ってマンフレート・マーガスの脅威は3倍増し、怖いねぇ恐ろしいねぇ。」
ピエール「ふぅ・・・・・・」
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