キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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11人の戦士たち
1 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/08(木) 01:18:54 ID:???
それは異世界の人々の物語。
「楽しくて笑っちゃうとか、一人が寂しいとか、大好きな人が大切だとか……たくさんたくさん、いろんな事を知りたいの!」
「今でも思うよ……大切な人を守りたいって。 でも、僕にはその力が無いんだ……」
それは異世界の人々が交錯した物語。
「不老不死は見習いなんだ。 ……長く生きたら、友達の顔も名前も忘れちゃうのかな」
「俺にもいつか、あいつらを祝福できる時が来るのだろうか……」
それは異世界の人々が一つのものを目指す物語。
「私がいてもいなくても構わないでしょ! 本当はこんな事……サッカーなんて、したくないんだ!」
「と め る !」
それは異世界の人々の友情の物語。
「絆? なんて陳腐で美しくない言葉……そんなもの全て最後には千切れてしまうのよ」
「まだわからないのかい……心だよッ!!」
それは流れ着いた者たちの挽歌。
「(役に立たなくなったらまた捨てられるのかな……どうすればご主人様は喜んでくれるんだろう?)」
「速さこそ命、速さこそ文化。 しかし……人には人のペースってもんがあるわな」
時も空間も世界観も違う11人の戦士たち。
彼らが集い流れ着いたのは、偶然なのか必然なのか。
「皆揃ってお家に帰るぞ! 家に帰るまでがサッカーです!!」
※なお、この台詞などは予定です。何等かの都合により変更される可能性があるのでご了承ください。
236 :
森崎名無しさん
:2011/12/14(水) 01:30:34 ID:isgt9okg
A
われわれの業界ではご褒美です
237 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/14(水) 01:33:14 ID:???
>>235
__.」|_ __─-..、 __ ┼_レ'カ
二||二 >ー:::`:::::::'´::;∠.._ o _レ|_,>
.  ̄|| ̄ /:::::: ::::::::::: :::-< o ヽ -ソ-
=== イ:::::::::::::..... ::::;、 .:::::::\ o フ lニニl
==ぅ> |:::::::::::::;ィ;イ:/ \::::::::ヾ o _> lニニl
〃 |:::::::::::ノクへ> <.ヘハ::N o ` ̄ ̄´
== !にリ大。_ラ' 〈。_ラハ! o l ‐¬
___,ィ 八_jノ , ,、 r_ `く/ o | 、_
 ̄ ̄ /::::::::ト.人_ー─‐ァ7′ o i 、
O ,∠:r‐:ヘ::::|`Y⌒¨二´/:\ o ∨ !
o / ...:{:::::: ヽ:ヽ \ ,.イ::::::::::ヽ o `¬
o / ....::::::\::::::ト:ミ\./「:|::|::::::::::::::} 、__
/'´ ̄:\:::::::::::::\| l l l |/|/:::|::::::::::::::ヽ n ー
:l::::.. ..::::::ヽ:::::::::::::::|/////|....::|::::: ..::::::::\ l/ '´ ゙̄)
|:::::::::::::::::::::|::::::::...../'/////|::::::ト、 ..::::::::::::::::ヽ o /
>>236
あ、党員様お疲れ様です!
という訳でAに決定した所でひとまずここまで。
ペースが中々上がりませんが、なんとか今月中に試合まで持って行ければいいなぁ、と思います。
それでは、お疲れ様でした。
238 :
森崎名無しさん
:2011/12/14(水) 01:45:17 ID:???
乙でしたー
今ん所上手くいってるかな?
このまま全員と仲良くするのか判らないが
どんどんアタックしていくべきか
239 :
森崎名無しさん
:2011/12/14(水) 16:08:00 ID:???
まあまだ一回目のイベントだし、回数重ねれば深い話とかも出来るようになってくるでしょ
そうすれば仲良くなれる…はず
240 :
森崎名無しさん
:2011/12/14(水) 17:31:11 ID:???
>>225
とかかなり分の悪い賭けだったものね
まずは相手を知るところからでしょ
241 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 00:13:02 ID:???
>>238-240
どうも乙感謝ですー。今はまだ出会って2日目、イベント1回目ですからね。
徐々に徐々に距離を詰めていってもらえばと思いますです。
>A.「そういやローゼンメイデンってのはなんなんだ?」 ローゼンメイデンについて聞いてみる
===========================================================================================
水銀燈「なんで私がそんな事を一々説明しないといけないのよ、めんどくさい」
佐野「(こいつ本当、ドタマかち割ってやろーか)」
水銀燈「……とは思ったものの、なんだかんだでやる事もないし……。 ……まぁいいわ、説明してあげるぅ」
思い切って話しかける佐野に対して、やはり水銀燈はつれない返答。
これには佐野も思わず腹を立てるのだが……。
さりとて水銀燈も暇は暇だったらしく、退屈凌ぎがてら話してやってもいいだろうと考えたか。
人差し指を立てながら幼子にものを教えるかのような身振りをしつつ口を開く。
水銀燈「いい事? そもそもローゼンメイデンとはお父様がお作りになった人形の総称。
薔薇乙女とも言うわぁ」
佐野「薔薇で乙女か……ケツの穴がもぞもぞするな。 で? なんでそんなもんをお父様は作ったんだ?」
水銀燈「あんたがお父様なんて言葉を口にしないでちょうだい。
で、どうして作ったかと言えば……"アリス"を作り出す為、ね」
佐野「アリス?」
佐野の何とも下品な言葉に水銀燈はあからさまに不快そうな顔をしつつ、
それでもお父様――ローゼンが、水銀燈らローゼンメイデンを作った理由を説明する。
曰く、水銀燈によればローゼンは"アリス"と呼ばれる完璧な少女を作る為にと作られたものらしく。
しかし、7体も人形を作っておきながら、結局その"アリス"は作り出す事が出来なかったらしい。
佐野「(3体目くらいでもう無理だとか思わんかったんだろうか?)」
水銀燈「アリスとはどんな花よりも気高く、どんな宝石よりも無垢で、一点の穢れも無い、至高の美しさを持った究極の少女。
光栄に思いなさぁい。 まだアリスにはなれていないけれど、いずれなるであろう私に今の内に会えた事にね」
佐野「(むむ……?)」
242 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 00:14:13 ID:???
A.「アリスになるって……そんなのになる方法があるのか?」 結局ローゼンはアリス作れなかった筈じゃなかったの?と突っ込む
B.「なんでそんなアリスになるのを目指すんだ?」 水銀燈が何故アリスを目指すのか聞いてみる
C.「お前のどこが一点の穢れも無いんだ」 水銀燈の性悪さを指摘してみる
D.「いやもう銀様はどんな花より気高く、至高の美しさを持ってるだろ……」 水銀燈を崇拝してみる
E.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
243 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 00:16:07 ID:P9eDhPXE
A
244 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 00:16:47 ID:f0oIJeLA
A
245 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 00:17:56 ID:???
D 銀様にゅいにゅーい
246 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 00:23:36 ID:???
D 俺なんて血管に乳酸飲料流れてるくらい銀様ラヴだぜー
247 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 00:39:04 ID:???
アリス(東方)「呼んだ?」アリス違い
248 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 00:39:46 ID:???
>A.「アリスになるって……そんなのになる方法があるのか?」 結局ローゼンはアリス作れなかった筈じゃなかったの?と突っ込む
========================================================================================================================
水銀燈「当然よぉ〜。 他のローゼンメイデンを倒して、ローザミスティカを奪うだけでなれるんだから」
佐野「まーた知らん用語出てきた。 何よそのローザミスティカって」
それくらい知っていなさいと無茶を言う水銀燈に苛立ちながらも、佐野は説明を求め……。
水銀燈は鼻でため息をしながら、世話のかかる奴だとばかりにめんどくさげに口を開く。
その水銀燈の話曰く、ローザミスティカとはローゼンが錬金術で作り出した結晶。
それを7つに割ったものがローゼンメイデンには与えられており、
それを持つからこそローゼンメイデンはローゼンメイデンとして活動出来る――即ち、動く事が出来ているという事である。
水銀燈「……ま、無くても動ける奴も存在するのだけどね」
佐野「……それ本当の呪い人形じゃねーか。 いやいや、まずいって。 宜保○子呼んでこないと……」
水銀燈「……ふんっ!」
因みに、そのローザミスティカを与えられていなくても動き出した人形がいたそうだが……。
それを佐野が気味悪いという旨を思わず口にすると、水銀燈は少しだけ腹立たしそうに息を吐いたのだった。
水銀燈「とにかく、7つのローザミスティカを1体のローゼンメイデンが手にすればアリスになれるという事よ。
そして、その1体のローゼンメイデンこそがこの私という訳。 理解出来たぁ?」
佐野「理解はしたぞ。 だけど、それって他の6体が……要は死んじゃうって事だよな?」
理解はしたが、いまいち佐野としては納得が出来ない。
水銀燈の話を聞く限り、そのアリスになる為には他のローゼンメイデンのローザミスティカを奪わなければならない。
そして、そのローザミスティカとは一部例外こそあれどローゼンメイデンが活動できる動力源、魂のようなものである。
それを奪われるという事は人間で言う死というものに近いと感じる佐野としては、そこだけがどうしても納得できないのだが……。
249 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 00:41:19 ID:???
水銀燈「人形に死なんて概念は無いわぁ。 魂だけがどこか遠くに行って、戻れなくなるだけ……。
人間如きと同じ尺度で物を言わない事ねぇ」
佐野「むー……」
A.「いやでも、動かなくなるんだろ? それは死んでるのと同じなんじゃねーのか?」 やっぱり納得できないと反論する
B.「そうまでしてアリスとやらにはならにゃならんのか?」 何故アリスになる事を頑なに目指すのか聞いてみる
C.「それってお前以外のローゼンメイデンとやらもアリスになろうとしてんの?」 他の薔薇乙女はどういう考えなのかと聞いてみる
D.「とりあえずその勝手に動き出した人形は除霊せんとマズイだろ。 ちょっと織田○道呼んでくる」 悪霊退散!
E.「ローゼンってのは残酷だな。 自分で作ったものをそいつらの手で殺し合わせようなんて」 お父様批判をする
F.「そうか……まあ、そういうもんなんだろうな」 無理やり納得しておく
G.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
>>245-246
実は俺、真党紅員なんだ……。
>>247
アリスさん、出番もうちょっと後です。
250 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 00:42:26 ID:wff0su7g
B
とりあえず理解するだけにとどめよう
251 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 00:44:32 ID:d4E/kiKI
B
252 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:01:57 ID:???
そもそもアリスゲームってローゼンじゃなくてラプラスの魔が仕組んだ茶番みたいなんだよな。
(ローゼンメイデンたちはおろか、ジュンの記憶が弄られてる可能性がありそうだし)
253 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 01:23:19 ID:???
>B.「そうまでしてアリスとやらにはならにゃならんのか?」 何故アリスになる事を頑なに目指すのか聞いてみる
===========================================================================================================
水銀燈「お父様がアリス以外に会う気が無いからよ」
佐野「はァ? どういう事だそれ?」
この水銀燈の発言には、佐野も思わず怪訝な顔をして聞き返してしまう。
だが、逆に聞き返された水銀燈といえば、何がおかしいのかとむしろ眉を顰め……。
こうしてまたも、佐野と水銀燈の間で大きく常識というものが違うのだという事が発覚する。
佐野にしてみれば……というか、人間にしてみれば、そもそも父親というものは子に無償の愛を注ぐもの、という思想がある。
それは人間だけにかかわらず、その他の動物にとっても概ねそのようなもの。
言ってみれば、生物としての本能として、親が子を愛するのは当然という意識がある。
しかし、水銀燈はその人間ではない――それどころか、生物ですらない。
彼女は精巧に作られてこそいるものの、その体に血は流れていないのだ。
その彼女――意思を持ち、自我を持ち、動き出した人形の思想では、佐野ののような考えというものはなく。
ただ、アリスになれば父親が会ってくれる、という知識だけがある為に、そのアリスになろうという意識があるだけ。
父親に会う為だけに、そのアリスという存在になろうとしているというのである。
水銀燈「アリスにさえなればお父様もあってくれる……そして、喜んでくれるわ」
佐野「(……そういうもんなのかなぁ。 でも、人形って言ったってこいつはこうして動いてる訳で……むーん……)」
254 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 01:24:20 ID:???
一般的な人間としてカウントされる佐野としては、やはりそこには大きな違和感を感じる。
そもそも、自分が作り出した人形を壊すような行為を推奨するという時点で佐野には理解が出来ない。
佐野としてはそれがただの人形だとしても嫌なのに、ましてや動いて意思を持つ人形ならなおさら。
それが自分が生み出した、渾身の一作だというのなら絶対に嫌である。
だが、そもそもそのローゼンというのは究極の少女などというよくわからないものを目指している人物だ。
それなら多少なりと、佐野のような人間と意識や認識が違ってもおかしくないのかもしれない。
佐野「(でもなんかヤだなぁ……)」
水銀燈「何を難しい顔して考え事してるのぉ? 何を考えてるのか知らないけれど、どうせあんた頭が悪いんだから答えなんて出ないわよ」
佐野「(……いや、やっぱこいつだけは動かなくなっても構わんのかもしれん)」
とにもかくにも、佐野はこうして少しだけ水銀燈に課せられた宿命を知った。
無論、最後まで佐野にはその考えなどを理解出来なかったのだが……。
あまり深く水銀燈の事などを知らない佐野が反論をするというのも間違っている気もした為、
佐野が特に水銀燈に何かを言うという事はなかった。
※水銀燈とちょっとだけ仲良くなった。
255 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 01:25:20 ID:???
☆誰とのイベントを発生させますか?
A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
☆残り回数1/3
>>252
このスレのローゼンメイデンは原作ではなくアニメの方をベースとしています。
256 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:25:33 ID:Ie2ibtDs
F
257 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:26:07 ID:f0oIJeLA
G
258 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:28:19 ID:wff0su7g
B
259 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:28:40 ID:voKgsWL6
J
260 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:30:57 ID:8BoD10vc
B
261 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:31:09 ID:f7Q79DsA
I
262 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:34:43 ID:???
やっぱここから割れるねw
263 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 01:34:48 ID:???
中の人「次のイベントどうする?」
>>256
さん「僕はダークドリームちゃん!」
>>257
さん「んじゃ、ブースター」
>>259
さん「レイで」
中の人「
>>258
さんと
>>260
さんは?」
\ 、 m'''',ヾミ、、 /
\、_,r Y Y ' 、 /';,''
、 ,\ヽ, | | y /、 ,;;,,'',
\、\::::::::::/, /,, ;;,
ヽ\ o 、 ,o / { ;;;;;;;,,
丿 [ \|:::|/ ] >"''''' <ガリで。
>、.> U <,.<
ノ ! ! -=- ノ! ト-、
..''"L \\.".//_ | ゙` ]
という事でカインさんに決まった所で本日はひとまずここまで。
1日1イベント消化くらいになってますね……うぅむ。それでは、お疲れ様でした。
264 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 01:38:09 ID:???
ガリ乙
イベント進めたら竜剣でも覚えちゃったりするかな?
265 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 03:59:58 ID:???
なんにせよ空中戦にやたら強そうだ
266 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 17:03:20 ID:???
質問です
今回のスレ主さんの構想に前スレ的なラブコメ展開は存在していますか?
267 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 18:55:14 ID:???
このタイミングでその質問……そうか、ガリとのラブコメ展開を希望かアッー
268 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 21:29:57 ID:???
佐野と愉快な仲間達
軽業師サッカー団
269 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 21:46:32 ID:???
佐野が新しく必殺シュートを会得するとなるとどんなのになるんだろ…
やっぱりオーバーヘッド系しかないかな…ハイパーオーバーヘッドとかバイシクルシュートとか
270 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 21:47:55 ID:???
1対1シュートかも
271 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 21:50:01 ID:???
モンスターがワラワラ出てくるんじゃね
272 :
森崎名無しさん
:2011/12/15(木) 21:52:13 ID:???
それなんてインペラー
273 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 00:06:13 ID:???
>B.カイン
======================================================================
カイン「………………」
佐野「ん? カインさん、何やってんだ?」
カイン「槍の手入れだ。 あまり近づきすぎるな、危険だぞ」
日も傾き始めた頃、霊夢に縁側の雑巾がけを命じられた佐野は、その縁側に腰掛け。
佐野の身長よりも長い槍を手入れするカインと鉢合わせした。
日本において日常生活を送っていれば、滅多にお目にかかる事が出来ない光景に思わず佐野は釘づけとなり。
カインはそれを気にした様子を見せずも、あまり近づきすぎるなと警告をする。
佐野「それがカインさんの得物か……」
カイン「剣も扱えるが、やはり槍がよく馴染む。 お前は何を扱うんだ?」
佐野「いやいや、俺そんな槍だとか剣だとか使えませんって。 っていうかそういうの持ったら俺達の世界だと犯罪なんです」
カイン「……騎士でなければ武器が持てないという事か?」
佐野「うーん、そういう意味でもないんだが……」
魔物が蔓延る世界から来たカインと、戦争とはほぼ無縁の日本から来た佐野。
両者の間にはやはり常識というものに相当の格差があり。
佐野は丁寧にカインに自分たちの世界には魔物がいない事、そもそも戦う必要というものが無い為。
危険物となる刀剣の類を所有するには、相応の手続きと許可が必要である事を説明する。
これにはカインもカルチャーショックを受けていたが、しかし、すぐにその口元に微笑を浮かべた。
カイン「魔物がいない世界か……よもやそのような世界があるとはな」
佐野「俺からしてみれば魔物の存在自体が夢物語ですよ……」
カイン「フ……しかし、そんな世界でも武器を所持する者がいるというのはどういう事だ?」
佐野「趣味として持ってる人とかもいるみたいですよ。
コレクションしたりとか、まあそういう事が出来るのは金持ちだけですけど」
カイン「なるほどな。 確かに、良い武器というものはそれだけで一つの芸術品とも言える」
佐野「カインさんのもそうなんですか?」
カイン「む? これは……」
274 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 00:07:13 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★隠しダンジョンは未クリアです→! card=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→カイン「ランス・オブ・カインといってな。 鍛冶屋に特注でつくらせたものだ」 うわぁ、この人武器に自分の名前つけてる
ダイヤ・ハート→カイン「ホーリーランスといってな。 この世に存在する最強の槍と言われている」 プレイグさんは強敵でしたね
スペード→カイン「グングニルだ。 これも名のしれた名槍だぞ」 グングニールとどっちの表記が正しいんだろう
クラブ→カイン「ただのスピアだ。 一般兵士用のものだな」 初期装備。売ると60ギル
>>264-265
乙感謝ですー。カインさんはサッカーにおいても戦術によってかなり重要なポジを占めるキャラになるかと思われます。
>>266-267
ラブなコメディーについてはイベントの進め方次第でしょうかね。。。
候補が候補なので……あと別に男の子を攻略してもいいのよ?
>>268
愉快な仲間たちはもはやお約束ですね。
>>269-270
必殺シュートはやはりダイレクト系に絞られますかね。
一応今からそれなりに考えてはおります。
>>271-272
フィールダー全員でゴールになだれ込む必殺シュートですね。わかります。
275 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:07:31 ID:???
★隠しダンジョンは未クリアです→
スペードJ
=★
276 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:07:40 ID:???
★隠しダンジョンは未クリアです→
JOKER
=★
277 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:07:57 ID:???
惜しい!
278 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:08:40 ID:???
おしいっ
279 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 00:08:42 ID:???
あと9秒でカインさんがナルシーな男になる所だった……!
280 :
275
:2011/12/16(金) 00:08:54 ID:???
ぐはっ…すまない……
281 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:21:57 ID:???
前に気に入ってたFFのフリーゲームでランス・オブ・カイン装備して攻撃してると
たまに味方を攻撃しだす、要は裏切るってネタがあったなーw
282 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:41:42 ID:???
もし、このスレでカインが裏切るような展開があろうものなら
オンドゥルルラギッタンディスカー!! って書き込みが殺到するだろうなーw
283 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:42:54 ID:???
参加者が書き込むより先にケンジャキが叫んでくれるよ、きっとw
284 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:45:07 ID:???
みんなで叫ぼう、オンドゥルルラギッタンディスカー!!
285 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:55:21 ID:???
チーム名:デュルイディルンドゼンジタディ
じゅういちにんのせんしたち、をオンドゥル語にするとこうなるらしいですw
286 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 00:59:14 ID:???
気になったから仮面ライダー剣見返してみたけど
剣崎って本当に戦士の適性高いよね
咄嗟にラウザー投げつけるとか普通考えないよ……
あとハマッた時の橘さんもすごい
287 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 01:00:20 ID:???
シナリオ上「勝っていい」となったときのダディの爆発力は異常
288 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 01:00:49 ID:???
逆にハマッテない時の橘さんは……
289 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 01:08:32 ID:???
剣崎は序盤の弱さが歴代屈指(多分素の良太郎を除けば最弱)な分、後半の強さが際立つのよね
290 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 01:49:48 ID:???
>★隠しダンジョンは未クリアです→ スペードJ =★
>カイン「グングニルだ。 これも名のしれた名槍だぞ」 グングニールとどっちの表記が正しいんだろう
================================================================================================
佐野「へぇ……」
少し自慢げにその槍を掲げるカインに、食い入るように槍を見つめる佐野。
刀剣類などに触った事など当然無い佐野も、しかし、そこは男の子。
子供の頃は棒きれを振り回して「これ剣の事な」とか言いながら遊んでいた事もある。
その磨き抜かれ光りを放ちつつも、数多の戦いを潜り抜けてきたように柄の部分に傷などが混じった槍は思わず見入ってしまう程美しく。
なるほど、金持ちが武器などをコレクションをしたくなる気持ちというものも、なんとなく理解が出来たような気がする。
佐野「すげーな……いや、俺、こんなの全然見た事ないからこんな事言っていいのかもわからんけど」
カイン「フ……本当に美しいものというものは素人が見てもそう感じるものだ」
霊夢「ちょっと佐野、くっちゃべってないでさっさと掃除しなさいよ……ってあら?」
無邪気に槍に惚れ惚れする佐野に、それを横目で見ながらせっせと手入れをするカイン。
そんな2人の背中に、いつまでも掃除をはじめた様子もなく話し声ばかりが聞こえた為。
佐野に業を煮やした霊夢の怒りの声がかかり……しかし、その声もカインの手元の槍が視界に入ると収まる。
霊夢「へー、高そうな槍。 売ったら幾らになるかしら?」
カイン「……売る気はないぞ。 少なくとも、これよりよいものがなければな」
霊夢「冗談よ冗談」
佐野「(なんか冗談に聞こえんかった……)」
そういえば最初に出会った時も賽銭がどうこう言っていたなぁと思う佐野を後目に。
霊夢は腕組みをしつつ、更に口を開く。
霊夢「で……まあ売る売らないは置いておいて。 あんた、それこの幻想郷でも使うつもり?」
カイン「無論だ。 この幻想郷にも魔物のようなものが存在するのだろう?」
霊夢「妖怪よ、妖怪。 で、その件に関してだけど……悪いけど、そういうのはあんまりこの幻想郷じゃ意味ないかもしれないわ」
カイン「……どういう事だ?」
291 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 01:50:58 ID:???
この幻想郷に来て1日目、霊夢から説明があった「妖怪」と呼ばれるものの存在。
それはカインのいた世界における魔物のような存在に近い、人間を襲うものだった。
それに対する手段として、カインの中では当然ながらこの槍を持って戦うというものしか考えしかなく。
だが、これに霊夢は異を唱える。
霊夢「この幻想郷には弾幕ごっこっていう決闘法があるのよ」
カイン「弾幕……ごっこ?」
霊夢「正式にはスペルカードルールっていうんだけどね。
ま、要するに殺したり殺されたりをやめましょう。 弱い妖怪と強い妖怪の間にある格差をなるべく埋めましょう。
っていう考えから生み出されたものなの。 で、これが幻想郷じゃ結構流行ってるのよ」
スペルカードルール――幻想郷を語る上では外せない、幻想郷独特の決闘法である。
詳しく説明をすると長くなる為に要所だけを語るなら。
決闘者は互いにカードを持ち合い、その時々に応じて枚数を選択しカードの数だけ攻撃をする。
その攻撃を防ぎ、相手にどれだけ攻撃を当てる事が出来るかを競うのがスペルカードルールである。
カイン「……その弾幕というのは、話を聞いている限りだと魔法のようなものなのだろう? 俺には使えん……」
霊夢「別に弾幕を撃てなくても問題ないっちゃ問題ないわよ。 武器を使ってスペル宣言する奴もいるし。 肉弾戦主体の奴だっているしね。
まあどっちにしろ、この幻想郷で会う大体の妖怪ってのはそういうスペルカードを持った奴ばっかだと思うから……。
普通の戦闘なんかはちょっと意味ないかもね」
カイン「むぅ……」
これを聞いて、カインは少しだけ表情を曇らせた。
魔物とは倒すべきものという考えがあるカインの中では、どうしてもルールを守って妖怪と戦わなければならないという理屈に……。
理解は示せても、納得をする事が出来ない。
292 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 01:52:23 ID:???
霊夢「……まぁ、妖怪の中にも意思がある奴がいるって事よ」
カイン「……俺達の世界にも意思を持った魔物くらいはいたさ。 そして、俺はそいつらを殺してきた」
霊夢「それがここではルール違反ってだけよ。 ……安心なさい、あんた頑丈そうだから弾幕ごっこで負けても死なないだろうし。
そういうのを仕掛けてこない低級な妖怪なら、楽に返り討ちに出来そうだしね」
カイン「……なれるより他に無い、か。 それにそのルールとやらを強制される訳ではないのだろう?」
霊夢「ええ、避けたいなら避けても問題ないわ。 もっとも、物事を決める基本がコレだから使えないと結構不便だけどね」
カイン「なら十分だ。 その低級な魔物を相手に腕を振るえるなら問題ない」
しかし、続く霊夢のルールは強制ではないという言葉を聞いてようやくカインは晴れやかな表情を見せた。
もしもそれが強制なのだとすれば、弾幕ごっこというものに不慣れなカインでは。
格下の魔物――妖怪にも負けてしまう可能性というものがあったから。
そうでないのならば、何も問題は無いとカインは考える。
佐野「何の力も持ってない俺はどうしたらいいですかねぇ……?」
と、ここで口を挟んだのは戦う力も無ければ弾幕ごっこも出来ない佐野である。
これから先、この博麗神社から出る事もまたあるだろうに。
自衛の手段を何一つ持たないというのは、やはり心細く、恐ろしいものに思えた。
だが、これに対して霊夢は意外な返答をする。
霊夢「それならサッカーをすればいいわよ」
佐野「サッカーを?」
霊夢「言ったでしょ、この幻想郷ではサッカーも流行ってるんだって。
公式に定められたルールじゃないけれど、サッカーを使った決闘法もこの幻想郷じゃあるのよ」
それはスペルカードルールよりは頻繁に行われている訳ではないらしいが。
サッカーをする妖怪、サッカーを好む妖怪は最近はスペルカードよりもサッカーを使った決闘法をする事があるらしく。
スペルカードを持たず戦う力が無くても、サッカーの実力がある程度あればそれなりには安心が出来るらしい。
293 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 01:53:31 ID:???
佐野「へー、サッカーで妖怪を追っ払えるのか! やった〜!」
霊夢「でも低級妖怪はサッカーすら出来ないから、出会ったらパックンチョされるかもね」
佐野「駄目じゃないですか〜! やだ〜!!」
カイン「1人で出歩かなければいいだろう。 俺や他の奴を誘えばいい」
佐野「カインさんたちが守ってくれるんですね。 やった〜!!」
霊夢「でも律子やアイビスあたりは戦えもしなさそうだったわよね……剣崎も普通っぽく見えたけど……(あいつは何か隠してる気がする)」
佐野「やっぱり駄目じゃないですか〜! やだ〜!!!」
だが、結局それなりはそれなりレベルであり、サッカーが出来るからといって完全に安心は出来る訳ではない。
佐野は霊夢とカインの言葉に一々喜んだり嘆いたりしつつ……こうして日は暮れ、1日も終わりに近づいていくのだった。
………
……
…
そうして佐野が涙目になりつつ、掃除を開始してから数分後。
手入れを終えたカインは立ち上がると縁側を後にしようとし……その際、横にいた霊夢に声をかけた。
カイン「……あまり苛めてやるな、霊夢」
霊夢「あらお優しいわね」
カイン「騎士が戦えない者を守るのは当然の義務だからな」
霊夢「へー。 ……にしても、グングニルねぇ」
カイン「? どうした」
佐野をからかう霊夢に注意するも、霊夢は素知らぬ顔でそれを受け流し……。
逆にカインの持つ槍に視線を移しながらつぶやく。
294 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 01:54:35 ID:???
霊夢「いや……ただ、それと同じ名前のスペルを使う奴がいてね。 ちょっと思い出しただけ」
カイン「……ほう。 なんという名だ?」
霊夢「レミリア=スカーレット……紅魔館って場所に住むお嬢様よ」
カイン「女か……」
霊夢「しかも幼女よ。 ただ、人間じゃない……吸血鬼よ」
レミリア=スカーレット――紅魔館に住まう、吸血鬼の当主。
女であると聞いたカインは、やはり少しだけ表情を曇らせるも……。
続けて告げられた吸血鬼という言葉を聞いて、その口元に再び小さな微笑を浮かべた。
カイン「……そいつは強いのか?」
霊夢「スペルカードも、実戦も、サッカーもね。 ……また面倒そうな事考えてる顔ね」
カイン「フ……」
その微笑を見た霊夢は、げんなりした表情を浮かべながら肩を竦めるも。
カインはただ薄く笑み、居間へと戻っていくのだった。
カイン「(レミリア=スカーレット……俺と同じく、グングニルを使う吸血鬼、か。
……一度手合せ願いたいものだ)」
※カインと仲良くなりました。
※カインがレミリア=スカーレットに興味を持ちました。
295 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 01:55:36 ID:???
その後、掃除を終えた佐野は夕食の時間になると居間に現れ全員が食卓につくのを待った。
一同の様子を見ていると、しっかり水銀燈も配膳などの手伝いをしており。
これには佐野も良かった良かったとうんうんうなずき笑みを見せる。
そして、そんな佐野と対照的に表情が芳しくないのは今日、外に情報収集に出かけた者たち。
どうやら成果はあまり上がらなかったそうだが……まだ情報収集を始めて1日目。
そう簡単に出るものでもないだろうと、彼らは彼らで互いを慰め合っていた。
それからしばらくして全ての料理が出され、佐野達は全員揃っていただきますの号令をしてから食事を開始する。
佐野「ん……そういや霊夢ちゃん、今日、試合の申し込みに行ったんだよな?」
霊夢「ええ、そうよ」
佐野「なんてぇチームなんだ?」
霊夢「『1ボスチーム』よ」
佐野「い……1ボス?」
霊夢「1ボス」
食事中、佐野が気になったのは……やはり1週間後に試合を組むと言っていた霊夢が、どのようなチームと試合を組んだのかという事。
それについて霊夢は口の中のものを飲み込んでから返答するのだが……。
そのチームの奇妙とも珍妙と言える名前に、思わず佐野は聞き返してしまう。
佐野「……1ボスてどういう事なの。 なんのゲームなの……」
剣崎「なんだかふざけた名前だな」
霊夢「でもこれから先戦うチームも似たようなのばっかよ?」
律子「……どうしてそんな名前なの? 何か理由でもあるんでしょう?」
霊夢「基本的にこの幻想郷のサッカーチームってね、似た実力者ばかりで固められてる所があるのよ。
で、その中で1番弱いから1ボスチーム。 簡単でしょ?」
ユーノ「(そのチームの人たちはそれで納得してるんだろうか?)」
霊夢の説明を聞いても尚も納得できない佐野達ではあったが、まあ、あまり名前にばかり注視をしても仕方ないだろうと意識を改める。
佐野「(そうだ、名前は……気にはなるけれど、今はとりあえず置いておこう。 それより、今、気にするべき事は……)」
296 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 01:56:41 ID:???
A.「そのチームって弱いって言ってたけど、具体的にどれくらい弱いん?」 チームの具体的な弱さを聞いてみる
B.「そのチームって弱いって言ってたけど、長所くらいはあるんだろ?」 チームの長所を聞いてみる
C.「もしかして2ボス3ボスと続いていくのか……?」 これから先の戦いについて予想をつけてみる
D.「ところでそのチームには可愛い女の子はいるのかね?」 下心丸出しで聞いてみる
E.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
297 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 01:57:43 ID:tWotV9Fw
B
298 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 02:00:14 ID:wcqqUrE+
B
299 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 02:02:05 ID:K5luJNjQ
B
300 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 02:33:45 ID:???
>B.「そのチームって弱いって言ってたけど、長所くらいはあるんだろ?」 チームの長所を聞いてみる
=================================================================================================
霊夢「長所ねぇ……」
どれだけ弱い弱いと言われても、長所の一つくらいはある筈だと佐野は考えた。
相手が幻想郷で最弱のチームと言っても、こちらだって殆どが素人の寄せ集め。
その長所に対抗する策を持っていなければ、コロッと負けてしまってもおかしくないのだ。
そう判断した佐野が霊夢に問いかければ、霊夢はしばらく考えた後……口を開く。
霊夢「……センターバックが優秀、ってくらいかしらね」
佐野「センターバック? 守備が優れたチームなのか?」
霊夢「ていうかそこしか見る所がないの」
佐野の問いに対する霊夢の答えは、センターバックが優秀である――というもの。
FWである佐野としては厄介極まりない話であり、思わず顔を顰めるつつ……。
それでも更に詳しい話を聞こうと、霊夢に続きを話すよう促す。
霊夢「1ボスチームのセンターバックはレティ=ホワイトロックっていう冬の妖怪なのよ。
まあ妖怪としての強さはそこまででもないんだけど……サッカーだとそのパワーを使ったディフェンスがやたらうまいわ。
一流にはちょっと及ばないけどね」
佐野「パワーディフェンスか……」
霊夢「タックル、ブロック、競り合い勝負にも強いわ。 後ろを守るキーパーもそこそこ強いし……。
あー……うん、素人の寄せ集めだと確かにちょっと厳しいかもね」
その続きで発覚した、センターバック――レティ=ホワイトロックのプレイスタイル。
それは佐野満が誰よりもよく知り、尊敬をする人物のそれとよく似ており……。
もしもその人物と同じ程の実力があるのだとすれば、決して侮れる相手ではないと考える。
301 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 02:34:45 ID:???
霊夢「あ、それと……」
佐野「それと?」
霊夢「なんか最近、新しく外来人をチームに加入させた……とか言ってたわね」
ユーノ「!? 僕たちと同じような人を……?」
更に霊夢はその話を続けていく中で、なんと1ボスチームは最近になって新たな選手を加入させたと説明をする。
これには佐野達も驚きを見せ……続いて、一つの疑問を抱く。
アイビス「それなら私たちがサッカーなんてしなくてもいいんじゃないの?
佐野だってそのチームに入れて貰えばいいだけじゃない」
剣崎「霊夢の話じゃチームメンバーがどこも一杯で加入させてもらえなかったんじゃないのか? どうなってるんだ、そこの所」
そう、先に霊夢が説明した事――どのチームも人数がいっぱいでメンバー募集を締め切っているというものがが真実ならば、
その外来人の新たな選手というものは存在する事がおかしい。
だが、この疑問はあっさりと解決をした。
霊夢「それは本当よ。 ただ、その外来人がここに来るのが早かったってだけ。
多分、あんた達が先に来てれば佐野だってそのチームに加入させてもらえてたわよ」
クーガー「俺達が遅い……? 俺達が……スローリィ……?」
霊夢の話によると、その外来人は佐野達よりも先にこの幻想郷に辿り着き。
1ボスチームの者と出会い、チームに加入をしたのだという。
霊夢としてもそこまで詳しく話を聞いていない為にどのような経緯で加入をしたのかは不明だが……。
もしも佐野がその外来人よりも早くこの幻想郷に辿り着いていれば、1ボスチームに加入が出来ていた事は想像に難くない。
レイ「いいじゃないか、別に誰がどこに入ろうが。 あたいたちはあたいたちでやるだけさ」
佐野「その外来人って人は俺達のチームに入ってくんねーのかな……? 目的は俺達と同じなんだろ?」
霊夢「そこまでは知らないわよ。 純粋にサッカーしたいからしてるだけかもしれないしね。 ま、交渉次第じゃない?」
果たしてその外来人とは一体どのような人物なのか……そして、レティ=ホワイトロックの実力とはどの程度のものなのか。
……まだ幻想郷に来て2日目、あまりにも幻想郷の事を知らなさすぎる佐野にはどちらも予想がつかず。
漠然とした不安が胸中に漂うのだった。
302 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 02:36:01 ID:???
律子「ところで霊夢、チーム名はどうなったの?」
ダークドリーム「チーム名って何?」
ユーノ「僕たちの所属するチーム……サッカーチームの名前だよ」
それからしばらくして、話題は敵チームの情報から自チームの事――チームの名前へと移り変わった。
試合を申し込んできたという霊夢は、当然ながらチーム名を1ボスチームへと宣言している筈である。
しかし、ここまで佐野達はチーム名に対して一切何も発言をしていなかった。
そもそもサッカーをすると決めたのが昨日で、試合を申し込んだのが今日である為、そこまで考える時間が無かったのである。
霊夢「チーム名は私が独断で決めたわよ」
カイン「ふむ……まあどのような名であろうと、俺は構わんが……」
水銀燈「この私に相応しくないような陳腐な名前なら、ジャンクにしてあげる……」
佐野「で、なんて名前なんだ?」
霊夢「ええ、今日からこのチームの名前は――」
303 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 02:37:02 ID:???
☆チーム名を決めてください。
A.真トラウマスターズ
B.イレギュラーズ
C.フォーリナーズ
D.イレギュラーナンバーズ
E.エグザイルズ
F.トリズナーズ
G.マグネイト・イレブン
H.イレブン・ルーザーズ
I.国士無双
J.ディメンジョン・シータ
K.サンタナ
L.はぐれイレブン純情派
M.佐野と愉快な仲間達
N.軽業師サッカー団
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
※投票期限は12/16日 18:00までです。それまでに一番多い得票のものを採用します。
同率のものがある場合は決選投票となります。
304 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 02:38:34 ID:???
本日はひとまずここまで。
初戦からいきなり次籐さん互換との勝負あるで。
それでは、お疲れ様でしたー。
305 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 02:38:48 ID:K5luJNjQ
I
306 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 02:55:20 ID:Yx8zt0Bg
D
307 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 06:54:38 ID:QlS8wku6
B
308 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 07:34:10 ID:qXELvwTs
J
309 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 07:42:30 ID:McSCd/sA
L
310 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 08:48:42 ID:???
バラバラやなw
311 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 09:56:48 ID:G/FQpC/s
N
312 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 09:57:39 ID:tahl4ZWI
M
313 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 11:07:26 ID:tWotV9Fw
C
これだけ本命がない名前決めってのも珍しいねw
314 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 11:11:35 ID:wcqqUrE+
F
315 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 12:15:26 ID:AcPJktVc
E
316 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 12:33:05 ID:YisvleoY
B
317 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 13:04:58 ID:KoJlwvVI
E
318 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 15:07:16 ID:uDaqrMSM
E えぐいね
319 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 16:00:00 ID:???
現時点の得票数
A.真トラウマスターズ. :
B.イレギュラーズ. :■■
C.フォーリナーズ. :■
D.イレギュラーナンバーズ :■
E.エグザイルズ. :■■■
F.トリズナーズ :■
G.マグネイト・イレブン :
H.イレブン・ルーザーズ :
I.国士無双. :■
J.ディメンジョン・シータ :■
K.サンタナ :
L.はぐれイレブン純情派 :■
M.佐野と愉快な仲間達 :■
N.軽業師サッカー団. :■
320 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 16:04:23 ID:kECiP10M
B
321 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 16:04:24 ID:dbiShN3s
B
322 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 16:25:28 ID:Ht61jrdI
N
323 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 19:08:59 ID:???
1ボスにはレティさんよりもっと強い
町人Aさんがいらっしゃるのですが、居ないよね?
324 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 20:08:23 ID:???
くっ間に合わなかったぜw
325 :
199
:2011/12/16(金) 20:13:28 ID:???
正直Eにならんでホッとしてる…。採用されたらExileネタが延々とついて回っただろうし。
次からはギャグ提案はなるべくやらないようにするわ、ホントw
326 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 20:14:18 ID:???
Eじゃなくてイーんですか?
327 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 20:16:22 ID:???
>>310
>>313
見事にバラバラな世界から集められた11人のチームですから。
中々どんな感じの名前にしていいのか迷っちゃいますよね。
>>319
どうも、中間報告ありがとうございます。
>>323
このスレの東方キャラは、星蓮船までの登場を予定してます。
神霊廟まで出しちゃうとキャラが増えすぎて戦うのが大変ですから。
>>324
チーム名決定の再投票は行いませんが、別の投票の時にご参加ください。
それではBのイレギュラーズに決まった所で、続きを書いてまいります〜。
328 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 22:31:48 ID:???
>B.イレギュラーズ
==================================================================
霊夢「イレギュラーズよ」
霊夢が告げたチーム名は、至ってシンプルなものであった。
もしや1ボスチームのようにちょっと変な名前をつけられるのではと戦々恐々していた一同も。
これにはホッと胸をなでおろし、安堵をする。
律子「それで、決定? いいユニット名……じゃなくてチーム名なんじゃないかな。
ここは、霊夢のセンスに乗っておきましょう」
ユーノ「イレギュラーズ、か。 不規則、変則的な者たち……確かにこの幻想郷における僕たちの立ち位置にピッタリな名前だね」
水銀燈「なんで『水銀燈と哀れな下僕たち』じゃないのよぉ」
佐野「お前は何を言ってるんだ」
一部、このチーム名に納得を示さない人形がいるものの、その他の者は概ね納得。
こうしてめでたく、佐野らのチーム名は『イレギュラーズ』に決定をするのだった。
霊夢「で、後決めるべきはキャプテンくらいかしら?」
ダークドリーム「キャプテンって何?」
律子「チームを率いるリーダーね。 でも、それはもう決まったようなものなんじゃない?」
選手としての出場以外は全面において協力をするという霊夢は、イレギュラーズにとって監督兼マネージャーのような存在。
残る決めるべき事項は、イレギュラーズを率いるキャプテンを誰にするかであるのだが……。
この場にいる殆どの者がサッカー未経験者の中、唯一サッカー経験があり、
かつインターハイでも準優勝チームのキャプテンとして戦った経験のある佐野に一同の視線は集まる。
佐野「(お? これは俺にキャプテンをやってくれっつー流れか? ここは……)」
329 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 22:32:54 ID:???
A.「ふふふ、まあキャプテンはこの俺にしか勤まらんわな」 キャプテン佐野、始まります
B.「いやいや、キャプテンは○○の方が適任だろう」 他の誰かを推薦する ※誰を推薦するかも併記してください
C.「キャプテンなんていらない。 だって俺達……仲間だもんげ!」 一致団結〜♪ 団結〜♪
D.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
>>325
ファンファン ウィーヒッザ ステー ステー
>>326
【審議中】
♪ ∧,, ∧ ♪
♪ ∧,, ∧ ・ω・)
∧,, ∧ ・ω・) )
♪∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ ♪ ∧,, ∧
∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ(_/ 彡 .∧,, ∧ )
( ・ω・) )っ__フ(_/彡 ∧,, ∧ ) )
(っ )っ__フ(_/彡 .∧,, ∧ ) ) Οノ
( __フ(_/彡 ∧,, ∧ ) ) Οノ ヽ_)
(_/彡 ( ) ) Οノ 'ヽ_)
( ) Οノ 'ヽ_)
(ゝ. Οノ 'ヽ_) ♪
♪ ミ ヽ_
330 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 22:34:35 ID:McSCd/sA
A キャプテン・サーノ!
331 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 22:34:36 ID:tWotV9Fw
A
幻想の軽業師なんてなかったんだ
332 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 22:58:00 ID:???
>>295
霊夢さんあきらめてちゃん付けで呼ばれることにしたのかー
>>329
Cの口調……どこぞの兎さんじゃないか
333 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 23:01:30 ID:???
>A.「ふふふ、まあキャプテンはこの俺にしか勤まらんわな」 キャプテン佐野、始まります
======================================================================================
霊夢「……他にサッカー経験者がいりゃこんな奴に任せなくてもいいんだけどねぇ」
律子「仮にもインターハイ準優勝チームのキャプテンなんだから……大丈夫よね?」
佐野「え? 何? 俺、そんなに評価低いの?」
水銀燈「むしろなんで高いと思ってるのよぉ?」
胸を張りながら俺に任せておけと言わんばかりに宣言する佐野であったが……。
これを見て周囲の者たちは本当にこれしか選択肢が無かったのだろうか、と目に見えて落ち込んだ。
これはまだ佐野が一同に信頼をされていないという事の証明であったのだが……。
剣崎「まあキャプテンなんてサッカーを一番知る奴しか勤まらないんだろうし、それなら佐野しかいないって。
これからよろしく頼むぜ!」
ユーノ「頼りにさせてもらうよ。 僕もなるべく力になれるよう努力するから……」
佐野「うぅ、剣崎さんとユーノ君の優しさが目に染みる……」
ダークドリーム「キャプテンって呼んだ方がいいの? それとも名前で呼んだ方がいいの?」
佐野「そこはまあ、各々の好きにしてもらえりゃ……」
とはいえ、捨てる神あれば拾う神あり。
基本的に善良な性格をした剣崎やユーノは素直に佐野を信頼してくれたし。
純粋なダークドリームは、佐野の事をなんて呼べばいいのだろうか、などと暢気に考えていた。
霊夢「じゃ、このチームチームと1週間後の試合の相手に関する話はこんな所でおしまいかしらね。
明日は早速サッカーの練習をするんだから、今日はなるべく早めに寝ておきなさいよ」
ダークドリーム「はーい」
こうして幻想郷に連れてこられて2日目の食事の時間は。
佐野率いる『イレギュラーズ』の設立、試合相手の発表が行われつつ終了をしたのだった。
※『イレギュラーズ』が発足しました。
※佐野が『イレギュラーズ』のキャプテンに就任しました。
※1週間後の対戦相手が『1ボスチーム』に決定しました。
334 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 23:02:50 ID:???
☆誰とのイベントを発生させますか?
A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ
K.発生させず寝る。
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
>>332
霊夢「もう突っ込むのに疲れた」
あと「仲間だもんげ!」は元々りっちゃんさんの世界のネタなだけですねw
335 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 23:03:36 ID:tWotV9Fw
I
336 :
森崎名無しさん
:2011/12/16(金) 23:03:50 ID:McSCd/sA
D ちょっと前に話題に出た剣崎で
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