キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
11人の戦士たち

1 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 01:18:54 ID:???
それは異世界の人々の物語。

「楽しくて笑っちゃうとか、一人が寂しいとか、大好きな人が大切だとか……たくさんたくさん、いろんな事を知りたいの!」
                   「今でも思うよ……大切な人を守りたいって。 でも、僕にはその力が無いんだ……」

それは異世界の人々が交錯した物語。

「不老不死は見習いなんだ。 ……長く生きたら、友達の顔も名前も忘れちゃうのかな」
                   「俺にもいつか、あいつらを祝福できる時が来るのだろうか……」

それは異世界の人々が一つのものを目指す物語。

「私がいてもいなくても構わないでしょ! 本当はこんな事……サッカーなんて、したくないんだ!」
                   「と め る !」

それは異世界の人々の友情の物語。

「絆? なんて陳腐で美しくない言葉……そんなもの全て最後には千切れてしまうのよ」
                   「まだわからないのかい……心だよッ!!」

それは流れ着いた者たちの挽歌。

「(役に立たなくなったらまた捨てられるのかな……どうすればご主人様は喜んでくれるんだろう?)」
                   「速さこそ命、速さこそ文化。 しかし……人には人のペースってもんがあるわな」

                 時も空間も世界観も違う11人の戦士たち。
                彼らが集い流れ着いたのは、偶然なのか必然なのか。

              「皆揃ってお家に帰るぞ! 家に帰るまでがサッカーです!!」

※なお、この台詞などは予定です。何等かの都合により変更される可能性があるのでご了承ください。

464 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 00:23:59 ID:???
新作だと1ボスやってたんだよね。

465 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 01:54:56 ID:???
>★1ボスさんいらっしゃーい→ ハート9 =スペード・クラブ+外来人の素性判明!★
=================================================================================
レティ「よし、それじゃあ今日の練習はここまでにしておきましょうか!」

幻想郷に存在する妖怪の山と呼ばれる場所の麓。
――から離れに離れた場所にある、設備もロクに整っていない練習場において練習を行っていた1ボスチーム。
佐野達率いる『イレギュラーズ』の初試合相手となるこのチームもまた、佐野らとほぼ同時刻に練習を終えていた。
汗をタオルで拭きながら、ボールを追う選手達に号令をかけるのはこのチームの要。
キャプテンであるセンターバック――レティ=ホワイトロック。
彼女の号令を受けて、選手達は練習の手をやめ各々後片付けを始めた。

リグル「ふぅ、それにしても新設チームといきなり試合か……博麗の巫女のチームなんだよね?
    やだなぁ……またズタボロにやられちゃうよ……」
ヤマメ「いやいや、話によると博麗の巫女は選手として出場はしないらしいよ?
    あくまでも後見人、監督みたいな立場にあるらしい」
ルーミア「そーなのかー」

その片付けも終わり、ベンチに戻るなりイレギュラーズとの試合について意見を交わし合う選手達。
不安を抱き物憂げにため息を吐くのはこのチームのストライカー、蛍の妖怪――リグル=ナイトバグ。
それに対して突っ込みを入れつつ訂正を入れるのは、レティと共にゴールを守るゴールキーパー、土蜘蛛――黒谷ヤマメ。
何も考えて無さそうに大口あけて関心をしているのが、リグルと並ぶストライカーの闇の妖怪――ルーミアである。
幻想郷内でも比較的下位に位置する妖怪である彼女たちは、この1ボスチームの核と言える選手達。
……とはいえ、その実力は妖怪としての力量同様、さして高いとは言えないものであった。
……特にツートップの攻撃力は幻想郷に存在するチームの中で最弱ともっぱらの評判である。

穣子「そのように気弱な事ばかりを言うなリケイア、ヤフィオス、ルチャンド」
静葉「我ら神がいるからには、そのような素人チームに敗北を喫する筈など無い」
穣子「そう、言うならば次の試合は、我ら暇を持て余した――」
静葉「神々の――」
穣子・静葉「「――遊び」」

466 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 01:56:01 ID:???
リグル「……だから私はリグルだってば」
ヤマメ「ヤフィオスってどこから出てきたんだよ……」
ルーミア「そーなのかー」

少し弱気とも取れる発言をしたリグルらに注意をしたのは、このチームの中盤を取り仕切る姉妹――秋静葉と秋穣子。
奇妙なポーズを取り、奇妙な物言いで間違った名前を連呼する2人に一同は呆れるのだが……。
これで2人は豊穣と紅葉を司る神だと言うのだから、色んな意味で頭が痛くなる。

穣子「我らも、いずれはこの幻想郷で頂点の座に輝かねばならない。
   新設チームの素人集団などに敗北をしている暇など、我らには無いのだぞリケイア」
リグル「うぅ……正論なのにツッコミどころ満載……」
ヤマメ「(秋の姉妹なのに米食う虫、光遮る闇、冬の妖怪、疫病運ぶ私のいるチームに来たから頭おかしくなったのかね?)」
ナズーリン「同士諸君、我が命蓮寺では如何なる者も平等に接する事を重んじている。
      少々言動がおかしいからと言って虐げるのはその道に反する行いだぞ」
キスメ「…………」←ナズーリンをジト目で見てる

そして、チームメイトたちを堅い口調で纏めようとしたのはこの1ボスチームのサイドドリブラー。
体格が小さい為に当たりに弱いが、そこにさえ目を瞑れば攻守に優れた実力を持つ、ネズミの妖怪――ナズーリンである。
ただ、そのナズーリン自体も、少し危険な性格(というか口調)をしていた為。
レティと共にCBを務める無口な釣瓶落としの妖怪――キスメに冷ややかな目で見られていた。

467 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 01:57:01 ID:???
ナズーリン「それに秋の妹の発言は何らおかしい所は無い。 確かに我々はいずれ幻想郷で頂点に立つ為にサッカーをしているのだからな。
      我が命蓮寺では勝利をする事は義務である。 労働こそが幸福であると理解するのだ」
レティ「……最後の一文はちょっとおかしいけれど、確かに次の試合は勝たなければならないわ。
    いつまでも弱小チームとして見られていては問題だもの」
リグル「でも勝てるかなぁ……守備はレティがいれば安心だけど、私とルーミアで点を取れるか……」
レティ「……幸いな事に、このチームにも新たにFWが加入してくれたわ。
    今度の試合では、彼に期待をしましょう」

それぞれ性格も個性も戦う理由もまちまちなれど、気持ちは同じ――勝ちたい、ただそれだけである。
この1ボスチームの最大の弱点……得点力の欠如も、新たに加入をした選手。
佐野達が来る以前に幻想入りを果たしたFWによって解決される筈だと、一同は期待を込めてそちらに視線を向けた。




ナズーリン「頼んだぞ、同士滝よ!」

滝「……おう」

468 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 01:58:02 ID:???
嬉々とした表情で叫ぶナズーリンに対して、その外来人は少し曖昧な返答をした。
その外来人の名は、滝 一 ――佐野がかつて所属をした全日本Jrユースにも選抜され。
また、全日本ユースにも選出をされた、日本代表を務めた事もあるFWである。

佐野よりも先に幻想郷へと迷い込んでしまった滝は、幻想郷で初めてナズーリンと出会った。
滝にとって幸運だったのは、最初に出会ったのがルーミアやリグルといった人食い妖怪ではなく。
比較的人間に対して友好的である組織に所属をするナズーリンであった事だろう。
彼女と出会った滝は、ナズーリンに事情を説明し、幻想郷の事も説明してもらう。
そして、紫の手により返してもらうまでは命蓮寺に居候をする事にし……。
そのついでに、ここで腕を磨いておくのも悪くないと判断し、ナズーリンの紹介でこの1ボスチームに加入をしたのである。

一国を代表する選手になっただけあり、滝の力は……レティには劣るものの、このチーム内では比較的上位と言えた。
それを知った一同も、滝ならばきっと得点力不足を解決してくれると思うのだが……。

静葉「どうしたタキーリンよ、うかない表情だ。 神に話してみよ」
滝「……確かに俺、FWだけどよ。 ウイングなんだよ……」
ナズーリン「そういえばそのような事を言っていたな、同士よ。 だがそれがどうした?」
滝「今日の練習見てて思わなかったか? 俺の得意なのは、あくまでもアシストで……」
リグル「アシストで?」
滝「……シュート力、からっきしなんだよ」
1ボスチーム「「「「「…………」」」」」

1ボスチームにとって不運な事に、滝一は得点力がリグルやルーミアにすら劣る……アシスト特化型のウイングだったのだ。

穣子「残酷なる運命の神々の遊び」
ヤマメ「そういや今日のシュート練習で受けたボール、確かにやたら軽かったね……。 手加減してくれてるんだと思ってたけど……」
静葉「どうするのだ、アシストが幾ら上手くても肝心のストライカーがリケイアとルチャンドではなんにもならんぞ」
ルーミア「そーなのかー」

469 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 01:59:02 ID:???
これには1ボスチーム一同も大いに慌てる。
そんなもん練習中に気づけよという話ではあるのだが、まさかあそこまでドリブルとパスが上手い選手が、
シュートだけはまるで駄目だとは誰も思っていなかったのだ。
基本的に幻想郷でのFWと呼ばれる人種は全員シュートが上手いだけだから、なおさらの事である。

穣子「致し方あるまい、こうなれば我がこの幻想郷を破壊する程の力を見せてゴールを決めるより……」
静葉「妹よ、やめろ。 力を解放するのは危険すぎる」
穣子「すまない姉よ。 少々自分を見失いかけた」
リグル「姉妹漫才は放っておくとして、本当にどうしよう? 素人チームに負けちゃったらいよいよ最弱の評判が盤石になっちゃうよ!」
ナズーリン「どうするもこうするもほかに無い。 労働――もとい、練習をするしかないだろう」

混乱する一同に、それを申し訳なさそうな表情で見守る滝。
しかし、それに冷静な声をかけたのはナズーリンである。

ナズーリン「無ければ鍛えるよりほかに無い。 同士諸君、我が命蓮寺では労働をする事で対価を得る事が出来るのだ。
      結果を求めるのならば、労働に励むよりほかに無い」
レティ「……そうね、ナズーリンの言う通り。 とにかく、試合までに練習で全員のレベルアップに努めましょう。
    最善を尽くせば、私たちも負けないわ」

意外にも道理と言える言葉を説くナズーリンには、誰も反論できず……。
レティもそれに同意をしながら、混乱する一同を纏めにかかった。

470 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 02:00:02 ID:???
そして、一同はレティの言葉に納得をしつつ……それぞれ帰り支度を始めた。
それを横目で見ながら、歯噛みをしていたのは滝。

滝「(俺に来生程でもシュート力があればいいんだがなぁ……くそっ!)」

ナズーリンとレティが何とか纏めてくれたものの、滝の心には先ほどまでのチームメイトたちの落胆の声が突き刺さっていた。
即ち、FWなのにどうしてシュートが撃てないのか――というものである。
幼い頃からウイングとして活躍をし、常にだれかをアシストする事で結果を得てきた滝。
しかし、それが通用をしていたのはあくまでも国内の試合だけであった事を彼は誰よりも知っていた。

勿論ウイングの仕事も重要である。
サイドを駆け上がってチャンスを作り、アシストをするのは縁の下の力持ちと言える仕事。
それを彼は誇りにも思っていたが、さりとてそれだけでは世界では戦えないと考えていただけである。
だが、どれだけ変わろうと思っても――そもそもあまり体格に恵まれていない自分ではキック力を生み出せない。
必殺シュートのセンスも、然程無いだろうと思っていた。

ナズーリン「同士滝よ、帰ろう」
滝「う……あ、ああ」

己の弱点をチームメイトに指摘され落胆していた滝だが、ナズーリンに声をかけられると平静を装い、そのまま共に帰路についた。
そして、その道中――。

ナズーリン「同士滝、悩む暇があるなら……動いた方が事態が好転する時もあるぞ」
滝「え?」

不意にナズーリンが口を開き、滝は思わず間抜けに声をあげた。
それを聞いてクスリと笑いつつ……ナズーリンは自分より身長の高い滝の肩に手をかけ、更に続けた。

471 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 02:01:02 ID:???
ナズーリン「我が命蓮寺では同士は見捨てない掟がある。 共に強くなろうではないか、同士滝よ」
滝「……すまない。 やっぱ俺、足手まといだよな?」
ナズーリン「そのような事は無いさ、同士滝のサイドアタックは我がチームの貴重な攻撃手段だ。
      今までは私のサイドアタック一本だけだったから、戦術の幅が広がったと言える」
滝「でも……やっぱFWはシュートが撃てないと駄目だよな」
ナズーリン「そう思うのなら動く事だ。 我が命蓮寺では問題があればそれをすぐ解決するよう動く事を義務づけられている」
滝「でも、今までも何度かシュートの開発は試みたけど全然駄目なんだよ……」
ナズーリン「環境が変われば意外と会得出来るかもしれん。 言い訳する前に動く事だ」
滝「…………」

ナーバスになる滝にナズーリンはあくまでも頑張ろうと頑なに激励を続けた。
自分よりも(見た目)幼い少女にここまで言われては、滝としてもいつまでも落ち込んでいる訳にはいかない。
やがて薄くだが笑みを浮かべると、力強くコクリと頷きを見せる。

滝「そうだな……やってみるか! 試合まで、時間は少ないけどな」
ナズーリン「うむ、我が命蓮寺では最後まであきらめない事を美徳とする習慣がある。
      やってみよう、同士滝よ」

立ち直った滝は、力強く呟きながら闘志を燃やす。
それを見ながら、ナズーリンもまた笑みを浮かべるのだった。

ナズーリン「(この幻想郷には我らの天敵である猫科が多数存在する……私のお師ですら猫科な始末だ。
       だが、この同士滝は初めて出会えたげっ歯類の仲間! 私は君を裏切らないぞ、ネズミ男よ!!)」

ただ、ナズーリンの滝を激励した理由を聞くと……滝は多分一層落ち込んでいたであろう事を追記しておく。

472 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 02:02:13 ID:???
☆誰とのイベントを発生させますか?

A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ
K.発生させず寝る。

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

>>463-464
仰る通り、JOKER出てたらゆゆ様降臨でしたね。
勿論、手加減補正−10くらいつけてたでしょうがw

473 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:02:41 ID:ZTO710WU


474 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:03:39 ID:9z0+OEnk


…なんというか、スレ主の試行錯誤が透けて見えるキャラ立てだなあ、特に某姉妹。
普通にやったら前世ネタで埋まるのは目に見えてたもんねえ…w

475 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/19(月) 02:06:29 ID:???
>>474
このスレの穣子さんはおパンツ見せへんで。

という事で滝さんと対決する事とブースターとイベント発生が決定した所で本日はここまで!
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

476 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:09:54 ID:???
乙でしたー

これは2ボスチームに井沢加入あるで

477 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:12:14 ID:???
そして3ボスチームが来生だと思ったらディアスで大虐殺ですね、わかりますん

478 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:17:15 ID:???
4ボスチームにバヤシさん加入
しかし火達磨に

479 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:25:57 ID:???
しかしマジメに考えると、相手のFWがリグルにルーミア……
これはガリに浮きだまシュートを全部叩き落してもらう作戦でいけるか?

480 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:35:11 ID:???
攻めるのはどうしようねぇ
佐野に1VS1挑ませるのが一番良いのかな

481 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 02:36:41 ID:???
唯一王の仕上がり次第だけど、基本的にはそれでいいと思う<佐野の一対一

482 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 12:43:55 ID:???
それにしても滝はすっかり鬼太郎じゃなくてねずみ男で定着したな

483 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 12:47:33 ID:???
ねずみじゃなくてビーバー男だろw

484 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 12:58:07 ID:???
しかし○ボスチームか……

実力が低い方の2ボスチーム
なんでこいつら3ボスなの?と思うくらい強力な奴らだが
名有りキャラが少ない3ボスチームは兎も角

恐らく霊夢魔理沙はいないだろうがそれでも多い4ボスチーム
説明無用の5ボス、勝てる気がしない6ボス、EXボスとか大丈夫だろうか

485 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 13:15:32 ID:???
3ボスチームは体験版ラスボスを張ってる人達だから実力があるのはしゃーない

486 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 13:20:17 ID:???
1ボスチーム
レティ以外特に見るべきところは無し。
あえて言うならヤマメに意外と苦戦させられるかも

2ボスチーム
キーパー不在の上これといって主軸になりえる人材無し、
残念ながら当然、2ボスらしい最後と言える。

3ボスチーム
各ポジションに主力となれる選手がちりばめられている。

487 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 16:16:41 ID:???
3ボスからが鬼門だな
それまでにどれだけ味方を伸ばせるかが勝負

488 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 22:52:33 ID:???
タキーリンさんを応援したくなる・・・がんばれげっ歯類!

489 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 22:55:52 ID:???
しかしネズミ男って……滝を妖怪(半妖?)だと思っているのかw

490 :森崎名無しさん:2011/12/19(月) 23:02:43 ID:???
>>489
まあ森崎板内の同士タキーリンさんって新田や双子猿に比べると結構扱い良いんだけどね
本編外伝総じて出た試合じゃ大体一定以上の活躍はする(ドリブラーだから覚醒しやすい)し、主役張ってるスレがあるし

491 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 00:02:01 ID:???
>G.ブースター
======================================================================
練習を終えて帰宅をした佐野は、そのまま台所へと赴き夕食の準備の手伝いをしていた。
とはいえ、全日本の早田のように料理が得意な訳でもない佐野に出来たのは。
野菜を洗ったり鍋を見はったりといった雑用に近いもの。
そんな佐野の横では霊夢と律子が鼻歌混じりに野菜を切り、反対側では竈の中の火をじっと見て尻尾を振っている。

佐野「しかしお前も本当に妙な動物だなぁ……普通動物ってのは火を怖がるもんだろうに……」
霊夢「そもそも火を吹く時点で普通の動物ではないでしょうよ」
律子「ユーノさんやカインさんみたいに、魔法のある世界から来たのかしら?」
ブースター「〜♪」

今日の料理の時にも、火をつけたのはこのブースター。
火を好むどころか、その口から火を吹く犬など佐野や律子の世界では存在などしないし。
この幻想郷にだってそのような妖怪はいない。
口が利けない以上、事情も聞ける筈もなく。
ある意味この幻想郷に呼ばれた者達の中で一番謎に包まれているのがこのブースターであった。

佐野「うーん……」

A.「お前が喋れればいいんだがなぁ……」 ブースターが喋れればいいのにと呟いてみる
B.「お前の心が読めればいいんだがなぁ……」 ブースターの心が読めればいいのにと呟いてみる
C.「それにしてもお前可愛いのう……よしよしよし、いい子ですね〜」 ブースターをなでなでしてみる
D.「……コイツ、美味いかな?」 とりあえず包丁を持ちながらつぶやいてみる
E.「ところでお前はオスなのかメスなのか……よいしょ」 ブースターを持ち上げて確認する
F.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

492 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:05:02 ID:15BbH3Yo
C

493 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:05:12 ID:???
こいつすごい熱いんだっけ?

494 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:05:48 ID:???
Cを選んだらたぶんオオキド博士みたいになると思うよw

495 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:07:01 ID:+tWUf6Dc


496 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:07:10 ID:6MGkCGfY


からだに ほのおを ためてるとき たいおんが 900ど いじょうに あがるので ひじょうに きけん。
と図鑑に書いてあるので、ためてないときなら大丈夫みたいだね。

497 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:07:32 ID:1rT0a5LA


498 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:08:25 ID:???
ちなみにそのオオキド博士はどうなったの?

499 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:09:04 ID:L3BdcZc6
B
女性陣のいる所でEはまずいよな

500 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:19:37 ID:???
電気浴びたり15年旅したりした10歳(!?)の人と違って普通の人ですもんね。佐野くん

501 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 00:42:59 ID:???
>B.「お前の心が読めればいいんだがなぁ……」 ブースターの心が読めればいいのにと呟いてみる
===========================================================================================
ブースター「キュ?」
佐野「キュじゃわからんし……」

それは佐野の今の心境を如実に表した吐露であった。
普段の生活で、ペット感覚で付き合っていくのならともかく……。
佐野達はこれから決して短くない期間、このブースターとサッカーをしていかなければならないのだ。
最低限の意思疎通が出来なければ、試合中困る事もあるだろう、と佐野が考えるのも無理からぬ事である。

律子「またそんな無茶言って……動物の心が読める訳ないでしょ?」
霊夢「読めるわよ」
律子「ほら、霊夢だって呆れて……って、なにィ!?」
佐野「りっちゃんノリツッコミ下手だな……ってちょっと待て! 霊夢ちゃん、マジでか!?」

これには律子が呆れながら佐野に突っ込みを入れるのだが……。
しかし、霊夢があっさり心は読めると言い、律子と佐野の両者は驚きながら霊夢に顔を向ける。
そして、霊夢はそんな2人の反応にもまるで微動だにせず、野菜を切る手を休めないまま口を開いた。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★佐野「俺の心とか読まれたらマジやべぇ」→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→霊夢「さてここに知り合いの店からかっぱらってきたコンニャクがあります」 青いタヌキの道具や!!
クラブA→ロリロリしい少女「はーい、さっちゃんがきたよー!」 なんか勝手口からロリロリしいハイテンション少女がやってきた!
それ以外→霊夢「地霊殿ってトコに、覚り妖怪のさとりっていうのがいるのよ」 普通に解説してくれました

502 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 00:43:30 ID:???
★佐野「俺の心とか読まれたらマジやべぇ」→ ハート3 =★

503 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 01:12:27 ID:???
>★佐野「俺の心とか読まれたらマジやべぇ」→ ハート3 =★
>霊夢「地霊殿ってトコに、覚り妖怪のさとりっていうのがいるのよ」 普通に解説してくれました
==========================================================================================
佐野「覚り妖怪の……さとり? や、ややこしいな、なんか」
律子「妖怪……霊夢の話を聞いてる限りだと、外見的には人間と変わらないのよね? その人も?」
霊夢「見た目に関しちゃ、私よりも幼いくらいの少女よ。 実際、力もそれ程無いし。
   ただ、地底の首領みたいなもんをやってるから……幻想郷の著名人の1人には数えられるわね」

霊夢曰く、その妖怪――古明地さとりという少女は、地下にある地霊殿と呼ばれる邸宅に住まう地底の主人。
忌み嫌われた妖怪たちが巣食うという地下の管理を一手に任されている幻想郷の重鎮の1人であり。
その割には今一つ力は強くないが、他に類を見ない程強力な特殊な能力を持っているのだという。
その能力こそが、霊夢が言う「心を読む」というもの。
人の心を読むが為に嫌われ地下に逃れたが、喋れない動物たちには逆に好かれており。
今はそこそこ幸せに地下でペットたちに囲まれ暮らしているのだという。

佐野「……でもそれ意味ないじゃん。 俺がブースターの心読めないと! サッカー的に考えて!!」
霊夢「私にそんな事言われてもねぇ……あんたは普通の人間なんだから心読める訳ないでしょ」
佐野「ぐぬぬ」

504 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 01:13:27 ID:???
しかし、心を読める妖怪がいようがいまいが、佐野の問題は何一つ解決をしなかった。
その覚り妖怪が幾らブースターの心を読めた所で、ブースターと一緒にサッカーをするのは佐野達なのだ。
佐野達がブースターと意思疎通が出来なければ、何の意味も無い。

律子「……まあ犬に芸を仕込む要領で、サッカーでの動きを教え込んでいけばいいんじゃないかしら?
   幸い、こっちの言う事は聞いてくれるみたいだし」
ブースター「キュ〜?」

結局は律子の言う通り、地道に一歩一歩サッカーの動きというものを芸を仕込むように教え込んでいくしかないのだろう。
佐野は小さくため息を吐くと、くりくりとした丸い目を向けるブースターを一撫でしてから、仕事に戻ってゆくのだった。

※ブースターと少し仲良くなりました。

                                                3日目終了

505 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 01:14:27 ID:???
4日目

明けて幻想郷生活4日目、昨日の夜は特に何も起こらず。
また、この日の朝も特に何ら予定も無かった佐野は、一同と朝食を取った後、今日の予定に考えをめぐらすのだった。

佐野「今日は練習も無し、情報収集日。 さて、今日の俺の予定はなんだったかのう……」

☆誰とのイベントを発生させますか?

A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

☆残り回数3/3

506 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 01:14:43 ID:+tWUf6Dc


507 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 01:16:15 ID:1x0utNm2
C

508 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 01:45:48 ID:???
>C.クーガー
================================================================
佐野「……そういや今日の午前は特に何も予定が無いんだったか。
   よしよし、そうと決まればゆっくりまったりのんびりしよう」

午前中は外に行く用事もなく、また、家事の仕事も無かった為、佐野はのんびりする事に決めた。
そして、居間で温かい茶をしばきながらだらーんと団欒をしていたのだが……。
不意に視線を横に向ければ、そこにはこのようなまったりした時間を好まないように思えた男の姿があった。

佐野「……なんだか意外だな、クーガーさんがゆっくりしてるなんて」
クーガー「お前は俺を回遊魚か何かだと思ってるのか」

幻想郷に集められた10人と1匹の中では、水銀燈と並んで性格というものがわかりやすかったのがこのクーガー。
そのクーガーの性格とは、一言で言えば――兎角せっかちで、速さを何よりも重んじるというもの。
実際、情報収集に当てた最初の日も、このクーガーは誰よりも速く外へと出かけて幻想郷を駆け巡ったというのだ。
そのクーガーが佐野と同じように茶を飲みながら、静かに読書をしているというのは佐野にとって予想外なものであった。

佐野「だってさ〜、今日も一番に起きてきてたし、てっきりまた外に行くかと思ったんだよ」
クーガー「確かに旅は素晴らしい、外を歩く事で文化に触れるのも確かにいい。
     だが、家で体を休めて書を読み知識を得るのもまた文化的な生活だ。 外に出て走り回るだけじゃ原始的だろうが」
佐野「(意外に知的な面がある……のか? でも、読んでる本は……)」

静かに佐野の言葉を否定するクーガーは、読書に夢中。
思わずなるほどと納得しそうになってしまうが……読んでる本のタイトルが『恋空』という、なんとも恋愛小説風味なものでは。
いまいち説得力というものが無いと佐野は思ってしまう。

509 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 01:46:51 ID:???
佐野「(っていうか似合わん……)クーガーさん、その本どうしたんだ?」
クーガー「霊夢に何か本が無いか聞いたら渡されたもんだ。 何でも霊夢の知り合いが置いてったもんらしいな」
佐野「……面白い?」
クーガー「これはこれで面白いと言えるが……。 女が好む話ってのはよくわからんなぁ……」

こうして恋愛小説を読む長身の男と、そんな男をジト目で見る小柄な男はしばしゆったりとした時間を過ごしていたのだが……。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★兄貴!兄貴!兄貴と私!→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→???「霊夢さん! 以前お貸しした本はどうですか!?」 おや? 誰か来客のようだ
ダイヤ・ハート→???「新聞でーす!」 うぎゃあ!? 何か少女の声が外から聞こえたと思えば新聞紙が障子を破って入ってきた!?
スペード・クラブ→???「ごめんくださーい」 おや? 誰か来客のようだ

510 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 01:51:04 ID:???
★兄貴!兄貴!兄貴と私!→ ハート2 =★

511 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 01:54:41 ID:???
幻想郷最速の方、早くもご登場という所でひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。

512 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 01:56:48 ID:???
乙でした

……ここのヨッシーはフルーツ(笑)状態か

513 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 01:58:31 ID:???
ここ「の」っていうかここ「も」っていうか……。

514 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 10:45:03 ID:???
クラブAのさとり様にいったい何があったんだ
前世のトラウマが蘇っておかしくなっちまったのか

515 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 12:50:20 ID:???
まおー「フヒヒサーセン」

516 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 13:10:25 ID:???
兄貴のイベントで早苗、文って事は下の奴もドリブラーか。橙か?

517 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 23:56:42 ID:???
>★兄貴!兄貴!兄貴と私!→ ハート2 =★
>???「新聞でーす!」 うぎゃあ!? 何か少女の声が外から聞こえたと思えば新聞紙が障子を破って入ってきた!?
==============================================================================================================
ズバァーンッ!!

佐野「わぎゃお!?」

その静寂な時間は、突如として突き崩された。
急に外から何者かの声が聞こえてきたと思えば、障子を破って何かが部屋の中へと飛来する。
これに佐野は思わず奇声を上げて飛び上がり、クーガーは微動だにせず……視線だけをちらりと動かしてその侵入してきた物を確認する。

クーガー「……幻想郷での新聞配達ってのは随分と面白い形でやるもんなんだな」
佐野「えぇぇぇ!? これ新聞配達かよ!?」

こんな荒々しい新聞配達など聞いた事が無い、と驚く佐野であったが……。
そんな佐野に対してクーガーは侵入してきたブツを指さし、佐野もそちらへと視線を向ける。
するとそこにあるのは見紛う事ない新聞紙。
先ほどまでは無かった筈の上から読んでも下から読んでも同じそれが無造作に置かれている。

佐野「……えぇー、幻想郷って新聞を届けられるたびに障子破られるの?」

これには流石の佐野も思わずげんなりし、異文化に慣れるのは本当に大変だと痛感もするのだが……。
一方でクーガーはといえば、パタンと先ほどまで読んでいた本を閉じると同時。
縁側の方――丁度新聞が投げ込まれた方へと出て、外を見回し始める。
恐らくはこの新聞を配達した輩の姿を確認しに行ったのだろうと思った佐野は、クーガーの背中に声をかける。

佐野「クーガーさん、一体どこのどんな奴なんだ、こんな配達の仕方しやがったのは!」
クーガー「……どうも妖怪さんらしいなぁ。 見てみろ」
佐野「うおっ……。 ……なんだありゃ、鳥か?」

518 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 23:57:44 ID:???
クーガーに呼ばれると、佐野は炬燵を抜け出して縁側へといきクーガーと同じように空を見上げた。
するとそこにいたのは……遠目な上に後ろ姿しか見えないのでよくわからないが、人型の姿をした生物。
だが、その人型の生物の背中にははっきりと漆黒の翼が生えているのが確認でき。
あれは間違いなく人間ではなく、噂に名高い妖怪なのだな……と佐野は認識をする。
……そもそも人間は(一部の例外を除き)空を飛ばないのだが。

佐野「へー、妖怪が新聞配達をするのか。 てっきり妖怪なんてみんな職なしなんだと思ってたけどなー」

思わず感心をしたようにつぶやく佐野の横では、クーガーが眉間に皺を寄せながら離れてゆくその人型の生物を凝視する。

佐野「どうした、クーガーさん。 パンツ見えたの?」
クーガー「いや、見えん。 ……じゃなくてだな。 どうにも気に入らん!」
佐野「何が?」
クーガー「この俺の文化的なひと時を邪魔した挙句、とっとと逃げようとしているのがだ!
     特に後者が気に食わん! この俺から逃げられるとでも思ってるのか!!」
佐野「そっちかよ!?」

誰よりも速いと自負をするクーガーにとって、自分から誰かが逃げようとする事は許せない事であった。
それもあんな乱暴な新聞の配達のされ方をされた上でとなれば、なおさらの事である。
言うが早く、クーガーは玄関から二足の靴を取ってくると縁側から降り立ち……。

519 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 23:58:52 ID:???
ぐいっ

佐野「おろ?」
クーガー「行くぞ佐野ォ!! あの不躾な奴の顔を拝んでやる!!」
佐野「俺も行くのォォォォオオオオオオオオオオオオオオオ!?」
クーガー「助手席に男を乗せるのは俺の趣味じゃないがな!!」

シュイーン パキン! パキン!!

クーガー「さァア〜ッ!! 行くぞォ!!」
佐野「待ってまだシートベルトしてな……んぎゃああああああああああああああああっ!?」

ブルルルルルルォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!! ギャギャギャギャギャギャーッ!!

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★クーガーさんのお車 (! dice + ! dice)+(???-3)=★
★新聞屋さんの移動速度 (! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→クーガーさんの車が新聞屋さんに追いついた!
=1〜−1→追いかける途中、誰かを轢きそうになって急停止!
≦−2→新聞屋さんを見失う……クーガーさんがスローリィ……?

520 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 23:59:04 ID:???
★クーガーさんのお車 ( 3 + 1 )+(???-3)=★

521 :森崎名無しさん:2011/12/20(火) 23:59:15 ID:???
★クーガーさんのお車 ( 2 + 5 )+(???-3)=★

522 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:00:24 ID:???
★新聞屋さんの移動速度 ( 1 + 5 )=★

523 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:04:27 ID:???
兄貴はやっぱり無常との戦いで肉体がボロボロになっちまったのか・・・

524 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:06:28 ID:???
冴えねえなあ、クーガー

525 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:07:00 ID:???
オデノカラダハボドボドダ!

526 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:17:07 ID:???
森崎板で「兄貴」呼称される人って大体引きは微妙なんだよな
カッコいい人多いんだけど

527 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:02:34 ID:???
>★クーガーさんのお車 ( 3 + 1 )+(???-3)=1★
>★新聞屋さんの移動速度 ( 1 + 5 )=6★
>≦−2→新聞屋さんを見失う……クーガーさんがスローリィ……?
==============================================================================================
ドガガガガガ! ゴガンゴガンゴガンゴガン!!!

クーガー「俺はこう思うんだ佐野! 速さこそがこの世の理だと!!
     どんな作家だって時間をかければいいものが描ける! 優秀なのは月刊漫画家より週刊漫画家!
     週刊よりも更に優秀なのは日刊!
     つまり、コボちゃんアサッテ君サラリ君ちびまる子ちゃんこそが最も優れた漫画だと言う事だ!」
佐野「あばばばばばば……(よ、4コマのちびまる子ちゃんオチねぇじゃん……)」

クーガーの作り出した車に乗ってから数十分。
クーガーは飽きることなく早口で独特の持論を展開し、ご機嫌に車を運転し……。
一方で佐野は上下に振動を思い切りしながら必死に口を押えて気持ち悪さに耐える。
何せ幻想郷という場所には、そもそも車というものが存在せず、道路が無い。
つまり、車が通る事を想定されて舗装をされた道というものが一つもないのだ。
そんな上を高速で走るだけでも揺れは酷いというのに、更にクーガーの運転は荒くた過ぎた。
空飛ぶ妖怪を追っている為だろうが、何度も何度もハンドルを切っては方向転換をし……。
そのたびに助手席の佐野は左右に振られ、頭の中がシェイクされる。

佐野「う、うぼぇぇ……(き、気持ち悪……ん?)」
クーガー「………………」

いっそ殺してくれと思いたくなる程の拷問の最中、不意に佐野はクーガーが無言になった事に気づいた。
この極限状態で気づけた自分を自分で褒めてやりたくなりつつ、視線を横に向ければ……。
なんとクーガーは唇をかみしめながら、頬から脂汗を流し、必死にハンドルを握りしめている。
その様子は先ほどまでの陽気で豪気なものから一転しており、佐野は訝しむのだが……。
クーガーはそれに気づいたのかそれとも気づかないのか、急ブレーキをかけて車を停止させる。

キキキキキキキィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

528 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:03:40 ID:???
佐野「むがぁぁぁぁあっ!?」

ゴカァンッ!!

急に止まったが為に佐野はダッシュボードに顔を打ち付け、キスをしてしまい……。
そのまま座席に重力と共に戻り、ゲホゲホと咳をしながら再び視線を横のクーガーに向けた。
クーガーは先ほどまでつけていたサングラスをチャキリと額まで上げつつ、
ハンドルに両腕と顎を乗せてフロントガラスから上空を見上げており……その頬には相変わらず、汗が滲み出ている。

クーガー「……この俺が、見失うとはなァ」
佐野「だ、第一声がそれかよ……うぷっ……。 お、おげぇぇぇ〜……」
クーガー「どうしたァ、佐野? 体調でも悪くしたかァ?」
佐野「だ、誰のせいだと……。 っていうか、クーガーさんこそ大丈夫かよ? 顔色悪いぞ?」

脳味噌シェイクが終わり、ようやく平穏を取り戻した佐野であったが……。
そうなればそうなったで、今まで耐えてきた嘔吐感が一気に押し寄せ、
思わず車の窓を開け放ち身を乗り出してマーライオンの如くそこからリバース。
それを見ながらクーガーは呆れたような声を出すのだが……一通り出して落ち着いた佐野はクーガーに突っ込みを入れつつ。
そんなクーガーこそ体調は大丈夫なのか、と問いかける。
が、これにはクーガーも笑みを浮かべてふざけたように返すのだった。

クーガー「俺の顔色が悪いぃ? 冗談だろ佐野ォ。 この早寝早起きを信条とする俺が体調不良なんてもんになるか」
佐野「……あれ? さっきまで脂汗とかめちゃめちゃかいてなかったっけ?」

しかし、確かによくよく見てみれば……先ほどは顔色が悪く、脂汗をかいていたように見えたというのに。
今のクーガーの顔色はすこぶる良く、額にも頬にも汗など一滴も流れていない。

529 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:04:51 ID:???
クーガー「見間違いだろ〜? ちっ、しかしあの妖怪め……次こそは必ず追いついてみせる!」
佐野「空飛んでるし無理なんじゃね?」
クーガー「どんな世界の誰だろうと! この俺よりも速い存在などいる筈が無い!!」
佐野「(無茶言ってる……)」

心底悔しそうにそう呟きながらクーガー、これに佐野は思わず呆れ、肩を竦めるしかなかった。
そして、佐野は尚もまだ体調がすぐれない為にクーガーに少しだけ休ませてくれと告げてから吐瀉物を踏まないよう車外へと出。
そこで新鮮な空気を肺一杯に吸い込んで、気持ちも体もリフレッシュさせる。

この佐野を運転席から見ていたクーガーは……こちらも車内で座席に体を預けながらリラックスし……。
ふと、手を持ち上げて軽く握り、開きを繰り返してみる。

クーガー「(……思うように突っ走れないってのが、これだけ辛い事とはなぁ)」

それはクーガーにとっては認めない事実で……しかし、現実だった。
そのまましばらくクーガーは手の感覚を確かめるように、その単純な作業を繰り返し……。
数分後、ようやく手の握力が"戻って"きた事を確認した後、外に出ていた佐野を呼び返し、帰路につくのだった。

車で。

佐野「……え、これで帰るの?」
クーガー「徒歩で帰るなら好きにしろ、ただ、霊夢の話だと人食い妖怪とかもいるんだったか?」
佐野「……何その究極の二択」

数十分後、博麗神社に帰り着いた佐野は本日二度目のリバースをした。

※クーガーと仲良くなりました。
※クーガーの新聞屋さんに対する感情が クーガー→(俺より速い筈が無い!)→新聞屋さん になりました。

530 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:05:57 ID:???
☆誰とのイベントを発生させますか?

A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

☆残り回数2/3

531 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:06:11 ID:F87F/mCA


532 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:09:10 ID:vhF20DtY
J

533 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:11:02 ID:???
クーガーの問題はやっぱスタミナかぁ

534 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:11:21 ID:???
クーガーさんの体はボロボロ

535 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:12:51 ID:???
クーガーさんと並ぶ即戦力級のお方が選択された所でひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

536 :森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:14:46 ID:???
乙でしたー

それにしても懐かしいキャラばっかりだなぁ

537 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/22(木) 23:43:15 ID:???
昨日に続いて今日も更新はお休みさせてもらいます。
明日は何とか時間取れると思うので。

それであ。

538 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/24(土) 00:18:46 ID:???
>J.レイ
=============================================================
佐野「うぅ……午前中は酷い目にあった……。 あの車はもはや別の意味で走る凶器だ……」

まだ頭がぐわんぐわんと揺れる感覚があり、心底気持ち悪そうにうめき声を上げる佐野。
当然そんな状態では昼食を取る事も、再びどこかに出かけるという事も出来ず。
彼は博麗神社の縁側でぐでぇ、と横になりながら体力の回復に努めていたのだが……。

レイ「ハッ! ハッ! ハァッ!!」

ビュンッ! バッ! バッ!!

佐野「んぃ……?」

不意に聞こえてきたのは、気合の籠った女性の声と何かを高速で振るう時に鳴る風切音。
一体何事かと、佐野はごろりと寝返りをし、音が聞こえてきた方を見やる。
するとそこにいたのは、流れるような動きで次々と体を動かし、汗を流しているレイ=クウゴ。

見るからに中国系ですと言わんばかりのチャイナ服を着込んでいた彼女は――。
やはりその期待を裏切らず、中国武術の達人であると以前佐野は自己紹介の折に聞いた。
ならばあれはその武術の訓練――いわゆる演武をやっているのだろうと納得をしつつ。
佐野はしばらくその光景を見守っていた。

佐野「(それにしても……)」

流れる汗に、揺れる三つ編み、きびきびとした動きは素人の佐野から見ても美しく。
佐野は思わず感嘆の息を吐くのだが……。

佐野「(……………………)」

539 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/24(土) 00:19:46 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★いまいちはっきりしないレイさんの戦闘力→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→佐野「クーガーさん、レイさんの戦闘力は幾つですか!?」 クーガー「It's over 90!」
Q〜K→りっちゃん以上。dtpn
10〜11→りっちゃん並
8〜9→りっちゃん未満
7→もっとも限りなく正解に近い
5〜6→アイビス以上、ダークドリーム並
3〜4→銀様以上、アイビス以下
1〜2→銀様並

※7以上で揺れます。

540 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 00:20:23 ID:???
★いまいちはっきりしないレイさんの戦闘力→ ハート9 =★


541 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 00:21:53 ID:???
アイビスェ…

542 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 00:27:52 ID:???
??
「くっ」

543 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/24(土) 00:50:19 ID:???
>>541-542
アイビスさんはスキル・うまいトラップをきっと習得できるよ……きっと……。

>★いまいちはっきりしないレイさんの戦闘力→ ハート9 =りっちゃん未満★
========================================================================
レイ「よっ! ハァッ!!」

バッ! ババッ!! ぶるんっ

佐野「(うへへ……眼福眼福)」

佐野満は男の子である。
しかも今までサッカー一筋過ぎた為に(本人談。モテなかった訳ではないらしい)女の子と付き合った事も無い男の子である。
そんな佐野の視線が、いつしかレイの動きよりも胸部に向かい。
動くたびにぷるぷる揺れるたわわなそれに釘付けになるのも、致し方ない事であろう。

佐野「(流石の浮き球補正3/3だな……)」

浮き球補正0/0のアイビスが更にやさぐれてしまいそうな事を考えつつ、佐野はだらしなく笑みを浮かべていた。
そうしてしばらく演武をするレイとそれを見守る佐野。
やがてレイは動きを止めると、小さく深呼吸をしてから両手を合わせ、一礼し……。
その後、くるりと縁側で寝転ぶ佐野に振り向くと、口を開いた。

レイ「……やけにじーっと見てたね。 こんなの見てて面白いかい?」
佐野「え? あ、気づいてたの? 集中してるように見えたんだが……」
レイ「集中はしてたが、同時に周囲にも気を配るくらいどうってことないだろ。
   っていうかあんなに見られてたら誰だって気づくさ」
佐野「(そんなに見まくってたか、俺? ……うん、見まくってたんだろうなぁ。 でも、ここはどうこたえるべきだ?)」

544 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/24(土) 00:51:20 ID:???
A.「そりゃあ生の演武なんて見る機会無いしな。 珍しかったから……」 珍しかったから見てたと言ってみる
B.「男が武道に興味を持つのは当然だろうよ」 興味があったから見てたと言ってみる
C.「いやぁ、綺麗な演武だったからついつい見とれて」 綺麗な演武だったから見てたと言ってみる
D.「いやぁ、レイさんが綺麗だったからついつい見とれて」 レイが綺麗だったから見てたと言ってみる
E.「ぶるんぶるんしよるおっぱい見てた」 おっぱい見てた
F.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

545 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 00:56:26 ID:7o9t+w1k


546 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 00:57:27 ID:vs6Wfqao
C
これも一応、うそじゃないし

547 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 00:58:25 ID:CLXy9xYk
今の佐野の状況だと嘘だけは止めた方が良いのか

548 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/24(土) 01:01:36 ID:???
Cで決定、という事で短いですが本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。

つい最近、パワポケ14を買いました。
パワポケは7以来やっていなかったのですが、最終作という事でついつい手を出しちゃいました。
……昔から色々とぶってんでましたが、なんかもう本当野球なにそれ美味しいの?状態ですね。
超能力者ってどういう事なの……。
でも真央ちゃん可愛いから許す。

それでは、お疲れ様でしたー。

549 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 01:47:06 ID:???
おっ、佐野さんと同じパターンでした。
個人的には外藤さん再出演がグッときたなぁ
そしてバグが解除されたのはいいんだが年の差考えろな元メイドetcツッコミ所も満載でした

あと今作主人公の両親は作中で仄めかされてる程度だけど、自分の想像通りの二人だったらすげぇ感動的です


550 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 07:56:41 ID:???
Aは無難
Bはレイがいる、からあかんよなぁ……
Cは判定かな、クラブで乳見てるのバレそうだ
Dでどう出るか個人的に見てみたかった……
Eは……おっぱいぷるーんぷるん!

551 :キャプテン岩見:2011/12/24(土) 14:22:55 ID:???
遅くなりましたが新スレ乙です。
佐野さん主人公ということで、今からワクワクしてます。

仲間もりっちゃんとか好きなキャラが多いので、参加できる機会がありましたら参加させていただきます。

パワポケは13までやって、14が安くなるのを待ってます。
超能力は、確か10あたりから出てきたんでしたっけ……
エアレイドの正体とピースメーカーの正体がわかると聞いて、結構楽しみです。


552 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 16:51:19 ID:???
「ふふふーん」

553 :森崎名無しさん:2011/12/24(土) 22:27:42 ID:???
パワポケ完結したんだね。長寿シリーズ完走は心から凄いと思う。
……犬井と洗谷、惜しい漢達をなくしたものよ……

554 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/26(月) 23:52:18 ID:???
>>549
考察wikiなどを見てみましたが、作中だと1作目から今回の14までで30年以上時間が流れてるんですねぇ。
外藤さんなんか47歳……感慨深いものです。

>>550
おっぱいぷるんぷるーん!は男のロマン

>>551
どうも岩見さん、乙どうもですー。
チームメンバーのジャンルがバラバラなのは、
まあこれだけ手広く広げれば誰かしら知ってるキャラはいるだろうという希望的観測だったりもします。
ぜひともりっちゃんの判定を引いてあげちゃったりしてください。

やったのは7までなので、大体既存のキャラでわかるのはブラックやピンクくらいですねー。
それにしてもピンク人間体可愛過ぎる……。

>>552
やめて!

>>553
10年以上続いた長い長いシリーズでしたからねぇ。


申し訳ありませんが本日もちょっと更新はお休みさせていただきます。
ではでは。

555 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/01/10(火) 23:57:01 ID:???
>C.「いやぁ、綺麗な演武だったからついつい見とれて」 綺麗な演武だったから見てたと言ってみる
============================================================================================
まさか揺れる震源地を見ていたとは言えぬ佐野は、無難に綺麗な演武に見とれていたと返答をした。
それは咄嗟に出た言い訳に殆ど近かったとはいえ、完全な嘘という訳でもなく。
実際、佐野は初めて見る演武というものに魅了もされていた。

レイ「へへっ、綺麗な演武か」

これにはレイも嬉しそうにはにかみ、笑みを見せる。
口調は荒々しく少し取っつき難そうにも見えたレイだが……。
意外にも話してみればそこまで気難しい人物ではでは無さそうだと佐野は感じる。

佐野「(というか水銀燈やアイビスさんに比べればかなり話しやすい……。 と、それはさておき……)
   しかし中国武術かぁ……霊夢ちゃんが幻想郷にゃ妖怪がやたら滅多羅いるって言ってたけど、
   レイさんならその妖怪とかも退治出来たりするんかね?」
レイ「さてね、妖怪なんてもんはあたいは見た事ないし実力もどれくらいあるか知らん。
   それに、霊夢の話じゃスペルなんたらルールってのがあって実際に戦ったら駄目らしいじゃないか」
佐野「スペルカードルールな……。 うーむ、確かにそういやそんなのがあったっけ……。
   ……ところでレイさんって、具体的にどれくらい強いの? 瓦5枚くらい割れるくらい?」
レイ「虎くらいなら軽く3匹は退治出来るくらいかな」
佐野「…………」
レイ「なんだい、その目は」

果たしてレイの実力や如何に……と、佐野が問いかけてみれば。
返ってきた答えは佐野の常識を遥かに超えたもの。
至って平和な日本で常識的な生活をしてきた佐野からしてみれば、そもそも人間が虎を退治するなど漫画の中の世界の話。
レイはそれを3匹くらい軽くやってのけるというのだから、胡散臭いと思っても致し方の無い事である。

佐野「いやだって幾らなんでも虎は無理だろ……空手の達人でも多分無理だぜ、3匹は」
レイ「そうは言っても出来るもんは出来るからねぇ……」
佐野「その細い腕で?」

556 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/01/10(火) 23:58:02 ID:???
レイの言葉を否定しつつ、佐野はレイの腕を指さしながらつぶやく。
確かに演武は美しく、レイが優れた技を持っている事は理解出来たが……。
しかし、そのレイの細い腕ではどうやってもパワーは出せないだろうと佐野は常識的な考えを抱いたのである。
サッカーにも通ずる事ではあるが、やはり持って生まれた体格、鍛えた肉体というものは重要である。
大柄な選手と小柄な選手とが接触プレイをすればどうしても大柄な選手が有利となるし。
大柄な選手と小柄な選手とがシュートを撃てば、破壊力のあるシュートが撃てるのは前者となる。
身を持ってそれを知っている佐野が、胸は大きいが上背は決して大きいとは言えず、
腕も決してボディビルダーのように太くないレイが虎を退治出来るとは到底思えないのであった。

レイ「……そりゃまぁ、あたいは力がある方じゃないが……お前よりはよっぽどあるよ?」
佐野「でもそれで虎をやれるかどうかってまた違う話じゃね?」
レイ「ふん……そこまで否定されっぱなしってのは、ちと気分が悪いねぇ。
   ……よし」

佐野としては至って普通な考えを説いているつもりではあるが……。
当然ながらレイとしては、そのように勝手に思われたままというのはシャクである。
片眉を吊り上げ、鼻を鳴らすとレイは佐野に背を向け……。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★レイさんちょっと本気出す→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→瞑目をして手を合わせ気を高めはじめた……!? レイの周囲に白いオーラが溢れだす!
ダイヤ・ハート→手近にあった木に近づいて行った。
スペード・クラブ→手近にあった岩に近づいて行った。
クラブA→手近にいた亀に近づいて行った。

遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます!
今日からまたぼちぼち更新していきますので今年もよろしくです。

557 :226:2012/01/10(火) 23:58:50 ID:???
★レイさんちょっと本気出す→ ダイヤ5 =★

558 :森崎名無しさん:2012/01/11(水) 00:07:57 ID:???
あけおめ〜

559 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/01/11(水) 00:40:58 ID:???
>★レイさんちょっと本気出す→ ダイヤ5 =手近にあった木に近づいて行った。★
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佐野「(ん? 何するつもりだ?)」

突如佐野に背を向けたかと思うと、すぐ近くにあった木に近づいていくレイ。
一体何事かと思わず佐野が首を傾げる中、レイは木に手を当てると瞑目をし……。

レイ「……ハッ!!」

ゴゥッ!! ザワザワザワッ!!

佐野「はァッ!?」

レイが一声気合を入れると同時、突如として木は大きく揺れ枝が震える。
これだけでも佐野が驚くのには十分すぎるものだったのだが……。
冬となりほぼ無くなりかけていた枝葉が、振動によって枝から離れるのを名残惜しげに落ち始め。
それを感知すると同時、レイの体は流れるように動いてゆく。

シュババババババババッ!! パパパパッ!

レイ「ほいほいほいっ♪」
佐野「はァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

その動きは、佐野の目では完全に追い切る事が出来なかった。
微かに見えるのは、レイの着るピンクのチャイナ服と結わえたおさげ髪の名残のみ。
今レイが何をしてどこに動こうとしているのかまでは判別出来ず……その事実に佐野は大口を開けて驚きの声を上げる。
それは僅か5秒にも満たない間の事象だったのだが、佐野にとっては思わず目を疑いたくなるかのような5秒。
そして、その5秒が終わるとレイはピタリと停止をし……。
不敵な笑みを浮かべながら、佐野に向けて握りしめた両拳を見せつつ、その手を開いたのだった。

560 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/01/11(水) 00:41:58 ID:???
レイ「ほら、どんなもんだい」
佐野「…………うそだろ、オイ」

その手の中から現れたのは、先ほど木が揺れた為に落ちかけていた筈の木の葉。
冬であるが故にその両の手に収まる程しか落ちてはいなかったようだが、それでもそれを空中でキャッチしたという事実は驚きべき事で。
更に言ってしまえば、地には木の葉が一枚も落ちていないという事が更にレイの偉業の凄さに拍車をかけている。

佐野「……どこのアニメやゲームや漫画だ、オイ。 木を揺すって木の葉を全部取るって……」
レイ「クーガーもスピードに自信があるようだが、あたいだって負けちゃいない。
   純粋な足の速さだけなら負けるかもしれないけど、瞬発力なら自信あるよ」
佐野「そういうレベルじゃねーからこれ!」

自他ともに認めるスピード狂のクーガーは、前日の練習で見せたドリブルからもわかるように駆け足の速さはこのチームでも随一。
外の世界ですら、あのレベルの足の速さを持つ人間は滅多にいないと言えるレベルだった。
だが、このレイもまた違う意味でスピードには自信を持つ少女――。
トップスピードはクーガーに及ばないものの、瞬発力・敏捷性ならば自分が勝ると自慢を持って言える少女なのであった。

レイ「虎をやるのも、これと同じように手数にもの言わせて急所を狙えばいいだけの話さ。
   それにさっき木を揺らす時に使ったように、気を使って中から攻撃をすれば分厚い脂肪や筋肉だって私らの前じゃ意味をなさない」
佐野「………………」
レイ「これでわかったかい? あたいが嘘言ってないって」
佐野「はい……」

561 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/01/11(水) 00:43:01 ID:???
こうまで人間離れした動きを見せられては、佐野としても頷くよりほかに無い。
実際問題虎と相対した時にスピードだけ速くてもこちらの攻撃が通るのかという疑問にも。
レイは気を使うというこれまた漫画やアニメの中の話のような言葉を平然と使ってきたのだ。
外見こそ自分たちと同じで、出身世界も佐野の知る中国のように思えたレイは、佐野にとっても近しい存在のような気がしていたのだが……。

佐野「(カインさんやユーノ君みたいに、まるで別の世界から来てるんかもしれん……)」

もしかしたらそこは佐野のよく知る地球の中国ではなく、また違う魔法とかがあるような世界なのではないかと佐野は思うのだった。

※レイと仲良くなりました。

☆誰とのイベントを発生させますか?

A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

☆残り回数1/3

>>558
ことよろ〜

562 :森崎名無しさん:2012/01/11(水) 00:43:19 ID:7+SWy2Zw


563 :森崎名無しさん:2012/01/11(水) 00:44:04 ID:j44j58ZA
I
さて、緑のサイリウムを用意しなくては

564 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/01/11(水) 00:45:36 ID:???
りっちゃんに決まった所で短いですが本日はひとまずここまでとさせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

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