キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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11人の戦士たち
1 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2011/12/08(木) 01:18:54 ID:???
それは異世界の人々の物語。
「楽しくて笑っちゃうとか、一人が寂しいとか、大好きな人が大切だとか……たくさんたくさん、いろんな事を知りたいの!」
「今でも思うよ……大切な人を守りたいって。 でも、僕にはその力が無いんだ……」
それは異世界の人々が交錯した物語。
「不老不死は見習いなんだ。 ……長く生きたら、友達の顔も名前も忘れちゃうのかな」
「俺にもいつか、あいつらを祝福できる時が来るのだろうか……」
それは異世界の人々が一つのものを目指す物語。
「私がいてもいなくても構わないでしょ! 本当はこんな事……サッカーなんて、したくないんだ!」
「と め る !」
それは異世界の人々の友情の物語。
「絆? なんて陳腐で美しくない言葉……そんなもの全て最後には千切れてしまうのよ」
「まだわからないのかい……心だよッ!!」
それは流れ着いた者たちの挽歌。
「(役に立たなくなったらまた捨てられるのかな……どうすればご主人様は喜んでくれるんだろう?)」
「速さこそ命、速さこそ文化。 しかし……人には人のペースってもんがあるわな」
時も空間も世界観も違う11人の戦士たち。
彼らが集い流れ着いたのは、偶然なのか必然なのか。
「皆揃ってお家に帰るぞ! 家に帰るまでがサッカーです!!」
※なお、この台詞などは予定です。何等かの都合により変更される可能性があるのでご了承ください。
732 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/23(木) 00:20:53 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★殺伐とした空気を変える救世主が!?→! card=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→ブースター「まぁまぁ、アイビスもそう言いなさんなって……」 殺伐とした空気を和ませようとブースターが……シャベッタァァァァ!!
ダイヤ・ハート→白黒少女「霊夢、遊びに来たぜ!」 ゲェー、箒に乗った魔女っ子がやってきた!
スペード・クラブ→現れる筈もない。 佐野は適当に雑談でもする事に。
>>730
どうも乙感謝なのです。
733 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 00:21:13 ID:???
★殺伐とした空気を変える救世主が!?→
クラブ6
=★
734 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/23(木) 00:37:45 ID:???
>★殺伐とした空気を変える救世主が!?→ クラブ6 =現れる筈もない。 佐野は適当に雑談でもする事に。★
========================================================================================================
しかし何とかしたいと言っても、相手がこちらに心を開く開かない以前に。
話をまともにしようとしない時点で色々と無理難題である。
これが心を開いてくれないならば、無理にでもこじ開けちまえばいいじゃない。
と考えるような底抜けに明るくかつ強引の性格の持ち主ならばなんとかなったかもしれないが。
佐野は確かに馬鹿ではあるもののそこまで思い切った性格というものをしていなかった。
為にここは適当に雑談でも交えて、少しでも会話を重ねる事で接触を図ろうとする。
佐野「(つっても何を話したもんか……変にプライベードな質問とかしたらはねっかえされそうだし……。
あ、そういやまだアイビスさんの年聞いてなかったな。 俺より年上だろうとは思ってたけど……)
そういや、アイビスさんって幾つなんだ?」
アイビス「え?」
ここで佐野はアイビスに年齢を聞く、という選択を取った。
女性に年齢を聞くのはタブーとされているのが常識ではあるが、見た感じアイビスは年齢を気にするような年頃でも無さそうであり。
これくらいなら簡単に答えてくれそうだ、という考えがあっての事である。
そして、年齢を聞ければそこから更に話を広げる事も出来ないかもしれない……。
そう期待を抱く佐野に対し、アイビスは……。
アイビス「…………」
735 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/23(木) 00:38:49 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★公式で明確な年齢設定が無いアイビスさん→! card=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→アイビス「じゅ、17歳だよ!」 アイビスさんは17歳教の信者だったのだ……。
ダイヤ→アイビス「20歳だよ」 ハタチでゴザル。お酒も飲めるよ、やったねアイビスちゃん!
ハート→アイビス「21歳だよ」 佐野君とは3歳差。
スペード→アイビス「22歳だよ」 佐野君とは4歳差。
クラブ→アイビス「23歳だよ」 結構年上でゴザル。
クラブ5以下→アイビス「24歳だよ」 佐野君と実に6歳差。小学1年生と中学1年生の差。
クラブA→アイビス「2(チョメチョメ)歳だよ……」 アイビスさんが凄く沈んでる。今にも笑えよと言いそうだ。
736 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 00:39:55 ID:???
★公式で明確な年齢設定が無いアイビスさん→
スペードJ
=★
737 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/23(木) 01:19:51 ID:???
>★公式で明確な年齢設定が無いアイビスさん→ スペードJ =アイビス「22歳だよ」 佐野君とは4歳差。★
======================================================================================================
佐野「へぇ……(まぁ妥当な年齢……なのか?)」
もう少し若くてもおかしくは無いような気もするが、しかし、22歳と言われて違和感も特に感じない。
なるほどと頷く佐野に対し、アイビスは相変わらず佐野には目もくれずに地面を見つめるのだが……。
剣崎「へー、アイビスも俺と同い年なのか」
佐野「えっ? ……剣崎さんも22歳なのか?」
剣崎「ああ」
そんな中に割り込んできたのは、滑舌の悪さに定評のある爽やか系イケメン――剣崎。
どうやら通りがかりに佐野とアイビスの会話を聞き、
その会話の中でアイビスの年齢が自分と同い年だと知って声をかけてきたらしい。
剣崎「因みに、クーガーとカインの奴は21歳らしいな。 俺達の1個下って事になる」
佐野「……えぇっ!? あの2人、剣崎さんたちより年下なの!?」
更に剣崎の話によれば、クーガーとカインの両者は21歳であり、共に剣崎・アイビスより1つ下。
レイの年齢はまだわからないが、恐らくは佐野や律子、ユーノとそう変わらないであろう事。
水銀燈、ブースターに至ってはそもそも人間ではない為に年齢の尺度などが関係ない事を考えると。
このチーム内での最年長者は剣崎とアイビスの両者という事になるのだが……。
アイビス「……ふん、だから何? 年なんて別に関係ないでしょ」
剣崎「いやいや、やっぱり年上の奴がしっかり皆を纏めないと! 頑張ろうぜ、アイビス!!」
アイビス「………………勝手にやってれば」
佐野「(不安だ……不安しかない年長者2人だ……!)」
この2人が最年長であるという事に不安しか抱けない佐野なのであった。
※アイビスと少し仲良くなりました。
738 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/23(木) 01:21:14 ID:???
その後、佐野らは夕食の時間になると居間へと向かい、配膳などを手伝ってから夕食を迎える。
その配膳の折に一応クーガーらに年齢を確認したのだが、やはり剣崎の言っていたようにクーガーもカインも21歳。
ダークドリームやレイが22歳より上ではないであろう事は聞く前から明白であり……。
剣崎とアイビスが最年長である事が確定しつつ、こうして夕食は終わり佐野は自室へと戻る。
佐野「……そういやレイさんとダークドリームの年齢も未だに知らないなぁ。
レイさんは多分俺よりちょっと上、ダークドリームは中学生くらいだと思うけど……ブースターと水銀燈は……別にいいや。
さて、それはそれとして寝るにはまだ少し早い時間だが……」
☆誰とのイベントを発生させますか?
A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ
K.発生させず寝る。
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
739 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 01:22:25 ID:1LUJeQC6
C
740 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 01:22:59 ID:mHaHuhCs
F
丁度話題ができたし
741 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 01:24:08 ID:I1iPDpvo
F
742 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/23(木) 01:26:02 ID:???
このスレ始める時にクーガーさんとカインさんの年齢を調べたんですけど。
両方が21歳だと知った時は驚きました。貫録ありすぎだろ両方。
という事でダクドリさんに決まった所で本日はひとまずここまで。
2月中に試合までいけるといいなぁ、と思いつつ。
それでは、お疲れ様でしたー。
743 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/23(木) 23:31:23 ID:???
>F.ダークドリーム
======================================================================
コンコン
佐野「ん? はいどうぞー」
ダークドリーム「こんばんわ、満!」
佐野「お、ダークドリーム」
昨日に引き続き今日もまた何をしようかと悩んでいた佐野の部屋には、これまた昨日と同じくノックの音が響く。
佐野が返事を返すと扉は開かれ、現れたのは今日は1日チルノらと共に遊びまわっていたというダークドリーム。
霊夢が用意したと思しきパジャマを着込んだ姿は実に愛らしいが、
当初出会った時はそういえばゴスロリ風の服を着ていたなぁ……などと佐野はそんなダークドリームを見ながら考える。
佐野「(ああいうのが趣味なのかね……)で、どうしたダークドリーム。 なんかあったか?」
ダークドリーム「うん、あのね」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ダクドリさんの用事→! card=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→ダイヤ+ダークドリーム「しかもなんか2つも拾ったの!」 ジグザグマ2匹分の働きだ! 流石ダクドリさん!
ダイヤ→ハート・スペード・クラブ+ダークドリーム「実は遊んでた時にこんなの拾ったの」 ダクドリさんの特性はものひろいでした
それ以外→ダークドリーム「満! サッカーって楽しいね!」 サッカーの話題でゴザった。まあそれくらいでしか佐野の部屋に来ないよね
744 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 23:34:19 ID:???
★ダクドリさんの用事→
クラブ9
=★
745 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 23:34:30 ID:???
★ダクドリさんの用事→
ハートJ
=★
746 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 00:02:22 ID:???
>★ダクドリさんの用事→ クラブ9 =★
>ダークドリーム「満! サッカーって楽しいね!」 サッカーの話題でゴザった。まあそれくらいでしか佐野の部屋に来ないよね
=======================================================================================================================
佐野「ん? お、おお、そうか」
ダークドリーム「うんっ!」
ダークドリームが佐野の部屋を訪れた理由、それは純粋にサッカーというものが楽しくて楽しくて仕方なく。
それを誰かに伝えたい、その思いを誰かと共有としたいと思った為であった。
佐野はダークドリームの気勢に思わず気圧されてしまいそうになるのだが……。
しかし、自分の学生人生の殆どを費やして熱中してきたサッカーの魅力というものを知ってもらえたのは佐野にとっても嬉しく。
うんうんと笑顔でうなずきながら、ダークドリームに同意を示す。
佐野「しかし女の子でサッカーが好きになるって珍しいな」
ダークドリーム「そうかな?」
佐野「ああいや、別に変って訳じゃねーけど……サッカーって男の間でもそこまで人気がある訳じゃねぇし。
スポーツとかに興味無さそうな女の子が熱中するのは、ただ、珍しいように思えただけだ。
ダークドリームがサッカーを気に入ってくれたってんなら、俺だって嬉しいぜ」
佐野の感覚――佐野のいた世界では、まだまだサッカーは途上のスポーツ。
日本で有名かつ人気のあるスポーツといえば、野球や相撲といったものなのだ。
そんな中でダークドリームのような少女がサッカーを気に入ったというのは珍しく思えるものである。
佐野「で、今日はチルノ達とサッカーばっかしてたのか? 午後からは一緒にいれなかったが……」
ダークドリーム「ううん、午後からは一緒に木の実を取ったり鬼ごっこしたりしたよ」
佐野「木の実……(はともかく、鬼ごっこは少し幼稚過ぎねぇか? うぅん、どうもダークドリームには謎が多すぎる。
ここは突っ込んだ話を聞いておくべきか?)」
ダークドリーム「もっともっと、サッカーとか……楽しい事いっぱいしたいな」
佐野「むぅ…………」
747 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 00:03:23 ID:???
A.「ところでお前って何歳なんだ?」 とりあえずダクドリさんの年齢を聞いてみよう
B.「なぁ、お前って一体どんな生活してたんだ?」 ド直球に謎多き女、ダクドリさんの素性を聞こう
C.「うむ、サッカーは楽しむ事が一番だぞ」 サッカーを思う存分楽しむがいいとアドバイスする
D.「しかし楽しいだけでは出来ないのがサッカーなのだ」 サッカーの闇の部分を語っておこう
E.「ところでダークドリーム、今から遊ぼう。プロレスごっこで」 既に布団は敷いております
F.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
748 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 00:03:39 ID:G9FCfbrg
A
749 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 00:05:58 ID:mZjvrzxA
A
750 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 00:21:25 ID:???
>A.「ところでお前って何歳なんだ?」 とりあえずダクドリさんの年齢を聞いてみよう
==================================================================================
ダークドリーム「え、年齢?」
佐野「おう」
謎の多い少女――ダークドリーム。
いきなりお前の正体は一体なんなんだと聞いてしまえば、ダークドリームとしてもいい気はしないだろう。
そう考えた佐野は、まずダークドリームの年齢について聞いてみる事にした。
そこから話を広げていけばいいや、というアイビスとの会話でも実践をした佐野の会話術である。
別に彼にボキャブラリーが無い訳ではない。
ダークドリーム「えっとねー」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ダクドリさんの年齢→! card=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→ダークドリーム「女性に年齢を聞くなんて……最低だね」 えぇぇぇ!?なんかめっちゃ怒られたー!?
ダイヤ・ハート→ダークドリーム「まだ1歳にもなってないかな」 最年少デース
スペード・クラブ→ダークドリーム「んー、14歳になるのかなぁ」 外見相応デース
751 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 00:23:28 ID:???
★ダクドリさんの年齢→
クラブ4
=★
752 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 00:54:57 ID:???
>★ダクドリさんの年齢→ クラブ4 =ダークドリーム「んー、14歳になるのかなぁ」 外見相応デース★
================================================================================================
佐野「14歳……やっぱ中学生か」
ダークドリーム「(確かドリームは14歳だったから、私も14歳でいい……よね?)」
佐野の質問に対して、ダークドリームは変に気を利かせて答えた。
即ち、自分が生まれてから今まで過ごしてきた年月という意味での年齢を答えず。
自分の体、知識などがどの程度の年齢相応のものなのか……。
自分本来の年齢ではなく、自分の"基"となったものの年齢を答えたのである。
もしも彼女が本来の年齢を答えていれば、佐野はその点について突っ込みを入れ、ダークドリームの素性も判明していたかもしれない。
だが、結果は違った。故に、佐野は今回ダークドリームの正体について知る事は出来なかった。
佐野「そうするとこのチームの中じゃ一番年齢は年下になるのかな」
ダークドリーム「そうなの? ブースターとかも子供みたいだけど?」
佐野「いや、あいつと水銀燈は比較対象じゃないだろ……」
その後も佐野とダークドリームは雑談を交わしたが……。
あまり遅い時間までいては明日の練習にも響くとあり、佐野は早めにダークドリームを部屋へと返すと自身も布団に寝転がり。
瞳を閉じて眠りにつく。
佐野「うーん、昨日今日でえらい幻想郷の妖怪とかに出会ったなぁ……。
これからもまだまだ知り合いが増えていくんだろうか……」
いい妖怪にであればいいけれど、悪い妖怪に出会ったら怖いなぁなどと考えつつ。
こうして佐野は夢の世界へと旅立っていったのだった。
6日目 終了
※ダークドリームと少し仲良くなりました。
753 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 00:55:59 ID:???
7日目
明けて幻想郷生活7日目の朝。
今日は1ボスチームとの試合前、最後の練習日である。
幻想郷に存在するチームの中では最下層であると言われる1ボスチームであるが、
佐野率いるイレギュラーズも素人メンバーが殆どの即席チーム。
試合に勝てるかどうかは、今日の練習の成果次第で決まると言っても過言では無いだろう。
ユーノ「有名になる為には試合にどうしても勝たなきゃいけないし、今日の練習も頑張りたい所だね」
レイ「そもそもあたいは負けるってのが大嫌いなんだ。 やるからには、勝つしか選択肢は無いさ」
カイン「フッ、任せておけ!」
佐野「カインさん本当にそれしか言わないなぁ……しかし、みんな気合は入ってるみたいだな!」
水銀燈「めんどくさぁ〜い」
アイビス「…………………」
佐野「…………(うん、まあ、わかってた。 この2人が気合十分になる訳ないって、わかってた)」
佐野を含めたメンバーはそれを理解している為か、1部を除き気合十分。
博麗神社裏のコートに移動をすると、早速練習に取り掛かろうとする。
佐野「ところで霊夢ちゃん、今の俺達……イレギュラーズが1ボスチームと戦うにあたって問題とかあるか?」
霊夢「そうね。 ブースターが必殺シュートを覚えた事で、レティから点を奪う事は……容易とはいかずとも可能になった。
となると、やっぱり守備の強化をある程度図るのもありね……」
佐野「ん……でも1ボスチームって攻撃力不足のチームなんじゃないのか?」
霊夢「先を見据えれば今から鍛えておいて損は無いでしょう。
ま、あんまり深く考えてなくても少なくとも1ボス程度には負けないでしょうから。
あんたの好む戦術、戦法を生かせる奴を鍛えていいと思うわよ?」
佐野「ふむむ、なるほど。 さーてと、それじゃ今日はどうするかな……」
754 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 00:57:00 ID:???
☆誰を鍛えますか?
○佐野の能力
もう上がらない:ドリブル(54)
やや上がり難い:せりあい(50)
普通:パス(49)、シュート(49)
やや上がりやすい:タックル(48)、パスカット(48)、ブロック(48)
A.佐野
B.アイビス
C.カイン
D.クーガー
E.剣崎
F.水銀燈
G.ダークドリーム
H.ブースター
I.ユーノ
J.律子
K.レイ
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
☆残り回数 2/2
755 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 00:57:08 ID:G9FCfbrg
E
756 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 01:02:12 ID:???
E
757 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 01:05:10 ID:mZjvrzxA
E
758 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 01:16:10 ID:???
>E.剣崎
================================================================
佐野「剣崎さん、今度も一緒に練習しようぜ!」
剣崎「おう!」
まず午前中、佐野は再び剣崎と練習をする事にした。
狙うは勿論ブロック技の会得。
前回は直線的な軌道を描くシュートならばその強靭な肉体で何度も跳ね返していたものの。
佐野のションベンカーブのようなシュートにもまるで対応出来ていなかった剣崎。
今度こそはシュートコースに素早く飛び込む技術を磨いてもらい、不安な守備陣の要となってもらいたいものである。
剣崎「反射神経だってそこまで悪くないんだ……今度こそ!」
佐野「よーし、それじゃ行くぞ剣崎さん!」
剣崎「ウェイ!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★スーツアクターは高岩さんか→(! dice+! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
1以上→ブロックフラグ取得。
6以上→必殺ブロック「トリロバイトメタル」取得。
11以上→フラグ取得。必殺ブロック「トリロバイトメタル」取得。
※現在の剣崎のブロック経験は「4」です。
759 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 01:17:29 ID:???
★スーツアクターは高岩さんか→(
2
+
3
)=★
760 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 01:17:40 ID:???
★スーツアクターは高岩さんか→(
5
+
6
)=★
761 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 01:19:08 ID:???
ウソダドンドコドーン!
762 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 01:20:18 ID:???
これが妖怪1足りないの恐ろしい所なんですよ。
といった所で本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。
763 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 01:20:44 ID:???
アクターといえばMr戦隊レッドの福沢さんが引退しちゃったんだよなぁ…
高岩さんにはこれからも頑張って欲しいもんです
764 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 16:34:27 ID:???
>>763
龍騎の「っしゃあ!」やファイズの手首シュッシュッとか細かい所が格好いいです、高岩さん。
>★スーツアクターは高岩さんか→( 2 + 3 )=ブロックフラグ取得!★
========================================================================
剣崎「ウェイ――!!」
佐野「(確かに反応出来るようになってきてる、けど……)」
練習を開始してから数刻、剣崎は以前に比べれば大きく向上をした反応速度で佐野のシュートに食らいついていた。
だが、それでもブロックの成功率は3割程。
後ろにキーパーもおらず、コースが取りやすいためにシュートを撃つ佐野に有利な状況とはいえ。
それでもパワーもコントロールも平凡、
カーブのかけかたもまた並レベルの佐野のシュートを3割程度の確率でしか止められないというのは、
ブロックを売りとするには微妙な成果である。
剣崎「くそっ、あともう少し……もう少しで何かひらめきそうなんだけどな……!」
佐野「(自分で言ってるみたいに剣崎さんは身体能力も高いし反射神経も悪くないけど……。
やっぱりまだまだサッカーの動きっていうのが出来てないな。
時間が解決してくれる問題だとは思うけど……)」
即席チームとして誕生したイレギュラーズの問題点は、やはり佐野を除く殆どのメンバーがサッカー未経験者だという事だろう。
身体能力で言えば佐野を圧倒的に凌駕する者達が多数いるのだが、それを生かせるだけの経験も技術もまだ彼らにはついていない。
時間が経ち、試合で経験を積んでいけばそれも幾らか改善される筈だと佐野は考えつつ……。
いまひとつ成果が出なかった剣崎との練習を切り上げるのだった。
※剣崎がブロックフラグを取得しました。
765 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 16:35:27 ID:???
佐野「うーん……仕切りなおした所で次はどうすべきか。
あとほんの少しで剣崎さんが何かひらめきそうだしそれを手伝うか……。
それとも他の人を見てみるか……。 俺自身も鍛えておいた方がいいかもしれん。
試合前最後の練習、悩みどころだな。 むむむ……」
☆誰を鍛えますか?
○佐野の能力
もう上がらない:ドリブル(54)
やや上がり難い:せりあい(50)
普通:パス(49)、シュート(49)
やや上がりやすい:タックル(48)、パスカット(48)、ブロック(48)
A.佐野
B.アイビス
C.カイン
D.クーガー
E.剣崎
F.水銀燈
G.ダークドリーム
H.ブースター
I.ユーノ
J.律子
K.レイ
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
☆残り回数 1/2
766 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:47:46 ID:0fXUwk8k
E
キリの良いとこまではやっときたい
767 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:51:34 ID:0h+gC0ws
E
768 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 17:14:43 ID:???
>E.剣崎
======================================================================
佐野「剣崎さん! 今度も俺と一緒に練習だ!」
剣崎「ウェイ!」
結局佐野は再び剣崎と共に練習をする事に決めた。
あともう一歩の所で成果が出そうだというのに放置するのは勿体ないという思いがあった為である。
剣崎「悪いな佐野、今日1日付きっきりにさせちまって」
佐野「それだけ剣崎さんに期待してるって事だぜ。 さぁ、それじゃとっととブロックをモノにしちまおう!」
剣崎「ウェイ!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★カッチカチやぞ!カッチカチやぞ!→(! dice+! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
1以上→必殺ブロック「トリロバイトメタル」取得。
6以上→必殺ブロック「トリロバイトメタル」取得。ブロックフラグ維持。
11以上→必殺ブロック「トリロバイトメタル」取得更に発動率が1/2に。
※現在の剣崎のブロック経験は「9」です。
769 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 17:17:28 ID:gxVZd0Nc
★カッチカチやぞ!カッチカチやぞ!→(
3
+
4
)=★
770 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 17:32:29 ID:???
剣崎さんタイムスカラベ覚えようぜ!
771 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/24(金) 17:56:48 ID:???
>>770
白い布がありま千円。
ちょこっと外出をしてくるので恐らく本日はここまでとなります。
それではー。
772 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 22:21:50 ID:???
乙です
tagになっていたキャラ?は自重しなさい
773 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/25(土) 23:58:10 ID:???
>★カッチカチやぞ!カッチカチやぞ!→( 3 + 4 )=必殺ブロック「トリロバイトメタル」取得。ブロックフラグ維持。★
================================================================================================================
バシュッ! ギュンッ!!
剣崎「(やっぱりシュートが撃たれて、曲がってから反応してたんじゃ間に合わないな……)」
練習を再開しても、相変わらず剣崎は佐野の稚拙な回転のかかったシュートをブロック出来ずいた。
剣崎がブロックに成功をするのは、佐野のかけたカーブが極端に弱かったものの場合のみ。
それ以外のものには触れる事すら出来ず、ただただ時間を浪費するばかりであった。
このままではまたも何も成果が出せないままで練習を終えてしまいそうだったのだが……。
剣崎とて、そこまで学習能力が無い男ではない。
剣崎「(曲がってから反応するんじゃ駄目……なら、もっと先に動く必要があるんだ。
ボールの軌道だけじゃない……!)」
佐野「………………」
剣崎「(佐野の蹴り足をよく見て……!)」
バシュウッ!!
剣崎「ここだッ!!」
バッ!! バチィッ!!
佐野「おっ」
剣崎「ウェヘヘ……よし、上手くいった!」
774 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/25(土) 23:59:25 ID:???
何本もシュートを撃たれる内、剣崎は蹴られたボールだけではなくキッカーの蹴り足を見極めるだけの余裕を持てるようになった。
そして、蹴り足によってある程度ボールが曲がる方向を判別できるという事も理解をしたのである。
その後も佐野は剣崎を試すように何度もヘナチョコカーブシュートを放つのだが。
コツを得た剣崎はそれらを悉くブロック。
自在にシュートコースに飛び込めるようになった今、剣崎の鋼の如き強靭な肉体はボールを一本も通さず。
こうして1ボスチームとの試合を前にして、剣崎は大きくレベルアップを果たしたのであった。
剣崎「よーし、この調子なら明日の試合でも上手く出来そうだぞ!」
佐野「なんとかコツを掴んでくれたみたいで良かったぜ、剣崎さん」
佐野と剣崎は、互いに笑みを浮かべながらハイタッチを交わし。
こうして試合前、最後の練習は終わったのだった。
※剣崎がブロック技「トリロバイトメタル(+4&100消費)」を習得しました。
775 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 00:00:27 ID:???
練習を終えた後、イレギュラーズ一同はそのまま自宅へと戻り。
明日に備えて早めに食事を取り湯浴みをした後、早々に就寝する事となった。
チームを纏め上げる佐野としては、試合前なのだからミーティングくらいした方がいいのではないかと思ったのだが……。
霊夢の考えとしては明日、試合直前に、直接敵チームを見てから行った方が間違いが無くていい、との事である。
佐野「しかしいよいよ試合か……早く元の世界に帰る為って目的があるにしろ、やっぱりこの試合前日のワクワク感は抑えられんな。
ううむ、こんな興奮状態では眠れん! なんか時間を潰せる事とかないだろうか」
☆誰とのイベントを発生させますか?
A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ
K.発生させず寝る。
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
>>772
どうも乙感謝でゴザルー。
776 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:02:19 ID:g6BYEqWo
E
777 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:02:28 ID:z19bSriE
H
778 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:02:29 ID:PL2yAXJE
I
779 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:02:35 ID:xilnlNtQ
E
780 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:04:41 ID:???
このドMどもめ!
781 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:07:01 ID:???
乳酸菌とってるぅ?
782 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:16:58 ID:???
ヤクルトスワローズ(迫真)
783 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 00:54:19 ID:???
>E.水銀燈
=================================================================
佐野「ええい、このまま部屋でゴロゴロしてても一向に寝れそうにねぇ!
ちょっと居間の方に行ってみるか」
サッカーの試合を目前にし、まるで遠足の日の前の子供のように落ち着きを無くしていた佐野。
このまま部屋にいても眠れないと感じた彼は、なんとなく居間まで足を運ぼうと考えた。
もしも誰かいれば話に付き合ってもらうもよし、いなくても水でも飲んで気持ちを落ちつけようとしたのである。
そうして居間へと行ってみれば……。
佐野「おん?」
水銀燈「…………」
そこにいたのは、チームきってのドS人形――水銀燈。
何やら彼女は居間とは襖を挟んで一つ向こうとなった部屋にある古い鏡台の前でじっと立ち。
珍しく神妙な顔をしながらその鏡に触れているのである。
佐野「何やってんだ、水銀燈?」
水銀燈「……あら、どうしたの馬鹿ロンゲ?」
佐野「誰が馬鹿ロンゲやねん」
当然何をしているのか気になった佐野は水銀燈に何をしているのか問いかける。
声をかけられた水銀燈はふっ、と佐野の方に振り返ると……容赦ない言葉を浴びせ。
佐野は少しげんなりし、それを見て満足げに水銀燈は嫌らしく笑う。
佐野「……で、何してるんだ鏡の前に立って。 お化粧でもするのか?」
水銀燈「おバカさぁん。 なんでこの夜中に化粧なんかするのよ。
っていうかそもそも私には化粧なんてものは必要ないわよ。 しなくても世界で一番美しく可憐なのだから」
佐野「……んだら何してたんだよ」
水銀燈「nのフィールドを探していたのよ」
佐野「nのフィールドぉ?」
784 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 00:55:27 ID:???
疑問符のついた佐野の言葉に、水銀燈は1つ頷きながら鏡に手を当て口を開く。
水銀燈「何、nのフィールドを知らないの?」
佐野「知るかよ、んなもん。 なんなんだそれは」
水銀燈「説明するのも面倒くさいんだけど……まあいいわ、特別に教えてあげるから光栄に思いなさぁい」
佐野「(なんでこいつはこうまで偉そうなんだろう……)」
余裕たっぷりの表情の水銀燈とは裏腹、佐野にははっきりと苛立ちが現れていたのだが……。
まあこいつがこういう性格なのは会った時からある程度わかっていた筈だ、と自分に言い聞かせ説明を受ける。
水銀燈「nのフィールドっていうのはね、現実世界と表裏一体の空間……。
ありとあらゆる、無数の世界とつながった空間の事よ」
佐野「……ううむ。 俺、数学は苦手なんだよな」
水銀燈「数学要素殆どゼロよ。 素直に自分の頭が悪いという事を認めなさいおバカさぁん」
しかし、佐野の頭は水銀燈の抽象的な説明を受けても理解できる程優秀なものではなかった。
結果、佐野はよくわからない言い訳をして弁解をしようとするのだが……。
当然それに水銀燈は突っ込み、肩を揺らして盛大にため息を吐きながら改めて噛み砕いた説明をする。
佐野「むむむ……なるほど。 とにかく、そのnのフィールドってのは……。
たとえば俺の世界や水銀燈の世界、クーガーさんの世界やりっちゃんの世界、色んな世界と繋がってる世界って事か!」
水銀燈「最初からそういってるでしょうに……」
佐野「ん? というと、そのnのフィールドって所からすぐに帰れるんじゃねーのか!?」
ようやく理解が及んだ佐野は、とりあえずnのフィールド=皆が帰れるどこでもドア的物体、と解釈し。
それならばそれをつかえばすぐに自分たちの世界に帰れるのではないか、と思いつく。
これは我ながら名案だと思った佐野だが……そんな佐野の言葉を、水銀燈は一蹴する。
785 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 00:56:41 ID:???
水銀燈「それが出来ればとっくにやってる所よぉ。 でも、どうもnのフィールドへの扉が見つからないのよね……この世界」
佐野「えぇぇ!? だってそのnのフィールドってのは、全部の世界に繋がってるもんなんだろ!?」
水銀燈の話によると、そもそも水銀燈はこの世界に来た当初、そのnのフィールドへの扉を探し回ったのだという。
だが、この世界――幻想郷を探してもその扉は中々見つからず。
結果、こうして佐野らと共に共同生活をする破目となっているのである。
水銀燈「……本来ならこれくらい古い鏡には、nのフィールドへ渡れるだけの魔力が宿っている筈なのよ。
ここは神聖な場所とされているのだから特にそういう力は沸きやすいのに」
佐野「うぅん……まぁ、神社だしな、ここ。 神聖さには文句ないだろ」
水銀燈「だけれど扉は開かない……」
もしも扉が開けば、この幻想郷でサッカーをする事もなく、今すぐ佐野達は元の世界へ帰れるのだ。
本来ならば扉が開く程力を持っている筈だという鏡が、まるで開かないという状況に水銀燈は少々苛立ちを焦りを感じているらしく。
忌々しげに鏡に映った自らの顔を睨み付けている。
佐野「(うぅむ……オカルト関係は本当まるでわからんが……水銀燈が今、とてつもなく苛立ってる事はわかる。
ここは何か言っておくべきか?)」
A.「幻想郷全ての場所探した訳じゃないんだろ? どっかに扉がある筈だ」 前向きにnのフィールドへの扉を探すよう提案する
B.「まあそのnのフィールドっていうのも繋がってない場所とかあるんじゃね?」 欠陥どこでもドアなんじゃないかと言ってみる
C.「まあnのフィールドが無くてもサッカーで勝ち続ければ帰れる訳だし」 前向きにサッカーの方に意識を向けさせようとする
D.「まあ何もしなくても春になれば帰れるそうだし」 冬眠明けのスキマ妖怪さんに期待しようぜと言ってみる
E.「待て、思い切り鏡に突撃すれば入れる可能性もあるんじゃないだろうか?」 鏡に頭から突撃してみる
F.「鏡の中に入れるアイテムとかは無いのかね」 鏡面世界に入れる道具は無いのかと言ってみる
G.「そうか……よし、俺は寝る!」 めんどいので寝る
H.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
786 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 00:58:47 ID:wEgddtxE
F
デッキ探してインペラーになろうぜ!
787 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 01:00:36 ID:z19bSriE
A
788 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 01:01:12 ID:6BtqH4yM
F
789 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 01:08:24 ID:???
>F.「鏡の中に入れるアイテムとかは無いのかね」 鏡面世界に入れる道具は無いのかと言ってみる
============================================================================================
水銀燈「はァ?」
佐野「何があるかわからん幻想郷だ。 そういうアイテムがあってもおかしくねぇだろ」
鏡の中に入りさえすれば、nのフィールドを通って元の世界に帰れる筈だと佐野は考えた。
そして、その鏡の中に入る為のアイテムから何かが幻想郷にはあるかもしれないとも考えた。
いい事言ったった!とばかりに佐野は満面の笑みとなるのだが……。
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★戦わなければ生き残れない?→! card=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→ダークドリーム「そっか! 鏡の世界に行けばよかったんだ!」 げぇっ、ダークドリーム!?
クラブA→キーン キーンと耳鳴りがし始めた…… ???「戦え…… 戦え……」
それ以外→水銀燈「……馬鹿じゃなぁい?」 水銀燈が呆れた声を出しました。
790 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 01:11:35 ID:???
★戦わなければ生き残れない?→
ダイヤ2
=★
791 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 01:14:04 ID:???
??
「鏡に「中の世界」なんてありませんよ・・・
ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」
792 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 02:56:30 ID:???
>★戦わなければ生き残れない?→ ダイヤ2 =水銀燈「……馬鹿じゃなぁい?」 水銀燈が呆れた声を出しました。★
========================================================================================================
佐野「へ?」
しかし、佐野の名案(笑)は水銀燈にバッサリと切り捨てられた。
水銀燈「あなた私の話の何を聞いていたのぉ? いい事、鏡というのはあくまでもnのフィールドの「入口」なの。
鏡の中がnのフィールドなのではなく、鏡がnのフィールドに通じているだけなのよぉ」
佐野「…………早口言葉みたいでわからん」
水銀燈「あなたのミニマム脳味噌でもわかるように説明するとね。
鏡の中に入る、というのはnのフィールドに入る、というのとイコールにはならないという事。
わかったかしら、おバカさぁん?」
水銀燈の話によると、鏡の中の世界≒nのフィールドであるらしく。
例え鏡の中に入れるようなアイテムがあろうが無かろうが、それがnのフィールドへと行き。
元の世界へ戻れる保証になる訳ではないのだという。
つまるところ、結論から言えば佐野の提案は何の打開策にもなってないものだったという事である。
水銀燈「馬鹿が無い知恵絞ったら赤っ恥をかいたって所かしらぁ? 本当におバカさぁん」
佐野「……いやほら、俺って学業よりもサッカーに励んでたから」
水銀燈のちくちくと刺すような嫌味に佐野は必死に醜い言い訳をする。
結局、元の世界へと帰る手がかりは掴めず、水銀燈の佐野に対する評価は格段に落ちたような気がするが……。
その評価自体もそもそも高いものではなかったし、逆に水銀燈が佐野をいじる事でストレスを発散出来たと思えば。
むしろ結果的には良かったものだったのかもしれない。
とにもかくにも、こうしてこの日の夜は更けていったのだった。
7日目 終了
793 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 02:57:32 ID:???
8日目
そして明くる日――いよいよ佐野の幻想郷生活初めての試合が行われるというこの日。
佐野らは朝食を取ってから、昼前に試合会場へと向かった。
1ボスチームとの試合会場となったのは、人里近くにあるという小さなサッカーコート。
霊夢の話によればもっと大きなスタジアムなども幻想郷にはあるそうだが……。
イレギュラーズの知名度と、1ボスチームの人気度を考えればそのような大きな会場を抑えても採算が合わず。
この人里近くの小さなコートが妥当な会場だとの事である。
佐野「まあ小さいつってもフィールドの大きさが変わる訳でもないし、問題は特に無いよな。
……っていうかこれ、人工芝か? よく幻想郷にこんな技術があるな」
霊夢「そういう技術とか裏方が得意な妖怪もいるのよ」
佐野「これ作ったの妖怪かよ!?」
レイ「神社の裏にあるコートは土のコートなのにねぇ」
会場につくなり、意外にもよく整備されているコートを見て驚く佐野達。
しかし、こともなげに霊夢は幻想郷ではよくある事だと説明し……。
それからフィールドの横に併設されたベンチへと移動し、荷物などを置く。
カイン「しかしまだ1ボスチームとやらは来ていないのか?」
霊夢「試合開始までまだ時間はあるしね……少し早く来すぎたかしら?」
ユーノ「あれ? ……霊夢、コートの中に入ってきた人がいるよ?」
霊夢「……ああ、やっと来たのね」
まだ姿の見えない対戦チーム――1ボスチームを待つ一同の前に不意に姿を現したのは……。
浅黄色の着物を着込み、眼鏡をつけた白髪の長身の男性。
その腕一杯に何やら箱を抱えつつ、佐野らの元へと向かってきている。
一体誰だろうと首を傾げる佐野達だが、霊夢だけはその人物を知っているのか一つ頷くと。
肩で息をしながら佐野らの前にようやく辿り着き、箱を下ろした男性の方に手をやりつつ口を開く。
794 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 02:58:41 ID:???
霊夢「こちら、魔法の森の近くっていう辺鄙な場所に香霖堂っていう閑古鳥が年がら年中鳴いてるお店を開いてる霖之助さん。
他にも幻想郷の界隈では、サッカーの実況者をやってくれてるわ」
霖之助「……霊夢」
霊夢「本当の事でしょう?」
霖之助「……コホン。 森近 霖之助(もりちか りんのすけ)だ。
霊夢の紹介通り、魔法の森の入り口前で店屋を営んでいる。 以後、よろしく頼むよ」
霊夢のあまりにもあんまりな紹介を前に、男性――霖之助は渋い顔をするものの。
霊夢に何を言っても仕方がないと考えたか一つ咳払いをしてから、改めて自己紹介。
これには佐野らも頭を下げ、挨拶をし……なるほど、サッカーの実況者だからコートの中に入ってきたのか、と考える。
佐野「えーと……霖之助さん? なんか霊夢ちゃんと仲良くね?」
霖之助「これが仲がいいと言えるならね……。 まぁ、先代の頃からの古い付き合いだから……妹みたいなものだよ」
佐野「ギギギ……妹だと? 血の繋がってない妹的存在とか、夢のような環境じゃねぇか……! ギギギ……!!」
霖之助「……彼は何を言っているんだい?」
律子「気にしないでください。 それより、これは一体なんですか?」
やたらと霊夢とフランクに話し合う霖之助に嫉妬心を丸出しにしながら佐野は歯噛みをするのだが……。
これは満場一致でスルーされ、それよりも霖之助が持っていた箱は一体なんなのか、とそちらの方に興味が注がれる。
すると霖之助は口元に微笑を浮かべながら、大小様々な箱の中から適当なものを選び、箱を開けて中身を一同に見せる。
中から出てきたのは……。
ユーノ「……服?」
剣崎「これ、ユニフォームか?」
霖之助「僕の店はサッカー用品も揃えていてね……とはいえ、新チームのユニフォームを11人分作るというのは些か苦労したよ」
795 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 02:59:43 ID:???
そう、中から出てきたのは佐野らイレギュラーズが試合の時に着用をするユニフォーム。
赤を下地とし、白いラインが横に入ったそのユニフォームは……。
佐野「ひ、比良戸のユニフォーム……?」
レイ「なんだい、知ってるのかい、佐野?」
それは佐野が中学生時代に着用していたユニフォーム――比良戸中学のユニフォームと酷似していた。
まさかこんな所でこのユニフォームを見れるとは、と佐野は思わず我が目を疑うのだが……。
霖之助の話によるとデザインは完全に霖之助のオリジナルであるらしく、
比良戸中学のユニフォームと酷似しているのは全くの偶然であるらしい。
佐野「はー……こんな偶然ってあるもんなんだなぁ」
剣崎「へー、佐野は中学時代はこんな色のユニフォーム着てたんだな」
律子「……私のユニフォームは緑色なんですね」
霖之助「ああ、下は黒のジャージを用意させてもらったよ」
律子「(……ノーマルグリーン、よりは少し濃いめかな。 でも、緑か……)」
ブースター「キュー?」
霖之助「君にも当然用意しているよ。 外の世界には犬や猫に服を着せる習慣もあるそうだから、それを参考に作らせてもらったよ」
アイビス「よかったね、ブースター」
律子に用意をされたユニフォームは濃いめのグリーンを基調とした長のシャツに、黒のジャージ、手袋である。
各々は用意されたユニフォームを手にあるものは感慨深げにそれを眺め、あるものは珍しそうにそれを眺め。
またあるものは少しデザインが気に入らないのか苦い表情を浮かべる。
だが、そこで苦い表情を浮かべるだけでなく……ことさら苦痛を感じているような表情を浮かべる者もいた。
水銀燈「……これに着替えないといけないのぉ?」
霊夢「そりゃまあ……そんなひらひらのスカートでサッカーなんて出来ないでしょ」
796 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 03:00:49 ID:???
人形サイズの小さなユニフォームを片手で持ちながら、苦々しげに呟いたのは――水銀燈。
いつも嫌味で高慢な彼女にしては、珍しい眉を顰めた表情。
何故か腹部のあたりをしきりに摩っており……。
これを見て一同は首を傾げ、一体どうしたのだろうかと考える。
佐野「なんだ? なんか問題でもあるのか、水銀燈?」
水銀燈「…………別にぃ? ねぇ、着替えるって言っても、流石にこんな寒空の下で着替えさせる訳ないわよねぇ?」
霊夢「あ、何、その心配してたの? 人形の癖に。
そりゃ当然、近くに更衣室があるからそこで着替えさせるわよ」
佐野「えっ。 ここで着替えないの?」
カイン「お前は本当にぶれんな、佐野」
しかし、この疑問はすぐに解決をされた。
水銀燈の言葉を聞いてみれば、何のことはない……ただ彼女は衆人環視の中で着替える、というのが嫌だったのだろう。
そう思った一同は笑みを浮かべ、霊夢は近くにある更衣室で着替える事が出来ると説明。
これを受けて水銀燈もようやくいつもの嫌らしい笑みを浮かべる。
水銀燈「ふぅん。 ま、それじゃ着てあげるわぁ。 センスの欠片も無いダッサい服だけど仕方ないわねぇ」
霖之助「言ってくれるね……。 ……因みにどういうのがお好みなんだい?」
水銀燈「色は黒、背中に銀の十字の刺繍が入っていて血を思わせるような赤い斑がついているような……正に闇を象徴するが如き……」
ダークドリーム「水銀燈が何を言ってるかわからない」
レイ「わかったら負けだと思うぞ、ダークドリーム」
とにもかくにも、こうして問題は解決され……一同は1ボスチームが来る前に早速更衣室を使い着替える事にした。
霊夢「……って、あれ? 水銀燈、あんたは行かないの?」
水銀燈「……あいつらが出てきてから行くわ」
霊夢「はァ? あんた、人形の癖に女に見られるのも恥ずかしいとか言う訳?」
水銀燈「……うるさいわねぇ、私の自由でしょぉ?(一緒に着替えられる訳が無いじゃない……)」
だが、何故か水銀燈は他の者達と一緒に女子更衣室へと向かう事は無く。彼女たちが戻ってきてから着替えに行く、と言い張り残っていた。
797 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 03:02:05 ID:???
クーガー「しかしヤケに本格的だな。 てっきり私服のままやらされるもんだと思っていたが」
剣崎「俺達はともかく、水銀燈はスカートだし……それに霊夢の話だと女の人も幻想郷じゃ沢山サッカーしてるらしいからな。
ユニフォームくらい着用してないとサッカーも出来ないだろ」
そして、男子更衣室ではイレギュラーズ男性陣が他愛もない話をしながら各々着替えを行っていた。
クーガーは着替えるのも速いのか、誰よりもいち早くユニフォームを身に着け動きやすさをチェックしており。
カインは慣れぬ洋服にてこずっている様子。
ユーノはといえば、ブースターにユニフォームを優しく着替えさせている最中である。
ユーノ「はい、ブースター。 前足上げてね」
ブースター「キュ〜」
カイン「フッ……中々着心地はよいな」
剣崎「……っていうかカイン、お前、どうやって兜つけたまんま服に頭通したんだよ」
カイン「フッ……」
クーガー「ん? 佐野、何やってんだ?」
佐野「いや、着替えたはいいけど、俺の背番号何番なのかチェックするの忘れちまって……」
クーガー、カインに続いて着替え終わった佐野は、取り付けられた鏡の前で己の背中を見ようとしていた。
幻想郷にいる時限定の、2か月後には解散する予定のチームとはいえ、
そのチームに在籍する間の背番号はどうしてもサッカー人として気になる所。
懸命に鏡を駆使し、背中の書かれた数字を読もうとした佐野の目に飛び込んできたのは……。
☆1〜11までの好きな数字を投票してください。その数字が佐野の背番号になります。
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
798 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/26(日) 03:03:37 ID:???
りっちゃんのユニフォームはJrユース時代のバヤシさんのものと同じものだと思ってくだちゃい。
という事で遅くなりましたが本日はここまでです。
それでは、お疲れ様でしたー。
799 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 08:13:24 ID:OP8+uUsQ
10
ローゼンメイデン全部読んできたぜ・・・
800 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 08:22:13 ID:4Rz1WeuY
10
801 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 14:24:05 ID:vxUhFxrI
7
802 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 18:55:16 ID:???
カインって兜脱ぐと凄い美形なんだっけ?
803 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 19:00:50 ID:???
無駄にイケメン
804 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 01:17:12 ID:???
>>799
布教の為に始めた外伝なのでこの外伝を通して少しでも出典作品を知ってもらえれば幸いなのです。
>>802-803
FF4ではEDで後ろ姿が見えるだけですが、イケメンっぽいですね。
因みにこのスレでは現在までカインさんは素顔を晒してません。ずっと兜つけてます。
>10
====================================================================
佐野「おおっ、10番だ!」
鏡を使って自らの背にかかれた番号を読み取り、満面の笑みを浮かべる佐野。
そんな佐野の姿を見ながら、ユーノとカインは首を傾げて一体何がそんなに嬉しいのか……と疑問に持つ。
カイン「なんだ? この背に書かれた番号がそんなに重要なのか?」
剣崎「サッカーの背番号ってのはある種の称号みたいなものなんだよ。
その番号をつけてた名選手がいたりとか、この番号にはこんな意味がある……とか。
そういうのがあるから、番号に拘る人がいてもおかしくはないさ」
ユーノ「なるほど……それじゃあ、佐野君の10番っていうのはいい番号なのかな?」
クーガー「まあ、チームの柱……俗に言うエースナンバーが10番っていうのはよく聞くな」
サッカーの事について詳しくは知らないユーノとカインに、剣崎とクーガーは説明。
剣崎たちもそこまでサッカーに精通をしているという訳ではなかったのだが……。
それでも背番号に込められた意味などはある程度把握していたらしく。
彼らの説明を受けてユーノ達も納得をするが……。
佐野「ヒャッホウ! 10番だ10番だ〜!」
ユーノ「……でもあれは少し喜び過ぎじゃないかな?」
カイン「……単純な奴だ」
それにしたって佐野の喜びようは異常だ、と少し呆れ……。
こうして男性陣の着替えは終わり、揃って更衣室から出てゆくのだった。
805 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 01:18:17 ID:???
元いたベンチに帰り着いた佐野達は、まだ着替えに向かっていない水銀燈に少し驚きつつ……。
しかし、女性陣が帰ってきてから着替えに向かうと説明した水銀燈に、とりあえずは納得。
気位の高い水銀燈は、単に他のメンバーと共に着替えるのを嫌がったのだろうと解釈をしたのである。
その後、女性陣が戻ってきてから水銀燈は着替えに行き……。
その水銀燈が戻ってきた所で、ようやくイレギュラーズメンバーは全員ユニフォームへと着替え終わったのであった。
霖之助「うん、どうやらサイズが大きすぎたり小さすぎたりはしないようだね」
レイ「こういうピチッとした恰好ってのはどうも苦手なんだけどねぇ……」
水銀燈「なぁんで私の番号が5番なのよぉ? 律子、そっちと変えなさぁい」
律子「いやいや、これキーパー用のユニフォームだから。 というより、何が気に入らないのよ?」
水銀燈「5番は私がこの世で1番嫌いな数字なのよ。 下品で低俗で美しさの欠片もない数字だわぁ」
佐野「数字の5に謝れお前」
1:秋月律子
2:レイ=クウゴ
3:ユーノ=スクライア
4:カイン=ハイウインド
5:水銀燈
6:剣崎 一真
7:ストレイト=クーガー
8:ダークドリーム
9:ブースター
10:佐野 満
11:アイビス=ダグラス
※イレギュラーズメンバーの背番号が決定しました。
806 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 01:19:22 ID:???
(BGM:レティさんのテーマ http://www.nicovideo.jp/watch/sm15568133)
レティ「あら……早かったのね、霊夢達」
佐野「むむむ……!?」
賑やかにユニフォームについてああでもないこうでもないと言っていた佐野達の耳に届いたのは。
凛とした、まるで冬の冷たさを思わせるような女性の声。
思わずそちらに振り向けば、そこにいるのは長身な、奇妙な帽子を被った女性。
その後ろにも10人程の人影を見つけた佐野は、これが今日の対戦相手――1ボスチームの面々なのだと気づき。
リーダー……キャプテンであるだろういち早く声を放った女性をもう一度見る。
佐野「(……これが、1ボスチームのキャプテン。 守備の要っていうレティさんか……)」
レティ=ホワイトロック。
霊夢の話によれば冬にのみ活動が出来るという制限があるものの、その実力は幻想郷では中堅並。
純粋な能力だけで言えば1ボスチームにいるような人材ではない、優秀なCB。
その女性としては大柄な体格を見れば……なるほど、パワーディフェンスが得意だと言われるのもうなずける話である。
霊夢「ええ、ちょっと早くつきすぎたみたいね。
まあ、ユニフォームを渡したりする時間が取れたからそれで正解だったと言えるけれど……」
レティ「そちらは準備が既にできているようね……なら、試合時間ももうすぐだし、私たちも用意をさせてもらうわ」
少しだけレティの威圧感に萎縮する佐野の横では、霊夢とレティが軽く世間話をしており……。
しかし、それもすぐに終わるとレティは身を翻して自分たちに割り当てられたベンチへと向かった。
そして、その後ろをチームメイトと思しき少女たちがつらつらとついてゆく。
佐野「うぅん……なんという威圧感。 身長以上の圧迫感を感じたぜ……」
ユーノ「確かに……迫力というものを感じたね。 かなり気合が入ってるみたいだ」
霊夢「1ボスチームとしたって、つい1週間前に出来た新造チームに負ける気は無いんでしょうよ。
それより皆、レティの後ろを歩く選手達をよく見ておきなさい。 今から選手の特徴を説明するわ」
807 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 01:20:26 ID:???
霊夢の言葉を聞いて、一同は一斉に視線をレティの後ろの選手達へと移す。
ルーミア「わはー」
リグル「ほらルーミア、ちゃんと歩いてよ〜」
ダークドリーム「あっ、ルーミアだ。 隣にいるのは……誰? 頭になんかついてる」
霊夢「あのわはわは言ってる馬鹿っぽいのが宵闇妖怪のルーミアで、その隣でルーミアの手を取ってあげてるのが蛍の妖怪のリグル。
両方とも、1ボスチームのストライカーで、ルーミアはミドルシュートも持ってるけど……。
どっちも共通してるのはダイレクトシュートの方が得意、という事。 そして、それ以外の能力はお粗末って事くらいかしらね。
因みにリグルは女の子だから、間違っても男って言わないように。 蹴り殺されるわよ」
佐野「(事前に知れてよかった……男っぽく見えるけど……うん、確かによく見てみりゃ女の子だなありゃ)」
レティの真後ろをついて歩いていたのは、佐野も会った事のある宵闇妖怪ルーミア。
そして、マントを羽織り頭から触覚を生やしているのは――蛍妖怪と呼ばれるリグル=ナイトバグ。
彼女たちは揃って1ボスチームのFWを務めているのだが……その実力は幻想郷でも下位。
両者ともに決定力はいまひとつであり、それもまた1ボスチームの弱さに拍車をかけているのだという。
ヤマメ「はー、相手のチームには男の人が多いねぇ。 こりゃまた珍しいもんだ」
キスメ「………………」←隠れてる
佐野「ん? なんだあの子、桶なんか持って……」
キスメ「………………」←顔を出した
佐野「うおっ、なんか出た!」
キスメ「!!」←目があったので隠れた
808 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 01:21:31 ID:???
霊夢「あれはヤマメとキスメね。 ヤマメはあの桶を持ってる方。 地底の入り口近くに住んでる、土蜘蛛って妖怪よ。
1ボスチームではキーパーをやってるけど……まぁ、実力は1ボス相応って所ね。とりたてていい武器もない凡庸なキーパーよ。
キスメは釣瓶落としっていう妖怪で、あの桶からは一歩も出ない。
だから足を使ったプレイはまったくもって問題外ね。 桶の強度を使ったブロックとパスカットしか出来ないわ。
どちらもレティと一緒にゴールを守る、1ボスチームの守備陣よ」
アイビス「桶から出ないって……どうやって動くの……?」
霊夢「ガッポガッポ飛び跳ねる」
カイン「跳ねる……飛ぶ……。 ……フッ、空中戦はあいつだけのものじゃない!!」
律子「変な所に対抗意識を燃やさないでくださいよカインさん……」
その更に後ろを歩くのは、金髪を括った黒いリボンがチャームポイントの黒谷ヤマメと。
そんなヤマメに抱えられた桶――釣瓶落としの妖怪、キスメの2人。
彼女らにレティを加えた守備陣こそが1ボスチームの自慢であり……新設チームのイレギュラーズが彼女たちを攻略できるかどうか。
それはキャプテンの佐野の奮闘と、指示次第である。
穣子「姉よ、民衆も少なからずみている。 無様な戦いはやはり出来ぬ。 ここは力を解放するよりほかに……!」
静葉「よさぬか妹よ」
穣子「すまない、少々自分を見失いかけた」
静葉「力を解放しては幻想郷全土を揺るがしかねない大惨事に発展する恐れがある。 そうそう容易く己の力を誇示しようとするな」
レイ「……ありゃなんだい」
霊夢「……秋静葉、穣子の姉妹よ。 あれでも一応は神様……なんだけどねぇ。
実力は……悪くは無いけどよくもないわね。 静葉はパスが上手くて穣子はドリブルが上手い、両方とも攻撃型のMFよ」
809 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 01:22:42 ID:???
ヤマメらに続くのは、秋静葉・秋穣子の神の姉妹。
言っている言葉の意味はよくわからず、思わず佐野達は眉に皺を寄せるのだが……。
それでも警戒は怠れない筈だ、と佐野は胡散臭げな目で姉妹を見ながら強引に思い込む。
そして、そんな姉妹の後に続いてベンチに向かったのは……。
ナズーリン「我が命蓮寺では勝利を何より尊ぶ。 何としてでもこの試合、勝利で飾ろう同士タキーリンよ」
やけに小柄で秋姉妹同様、奇妙な口調で喋るネズミ耳をした少女。そして……。
滝「おう!」
佐野が見た事のある、特徴的な出っ歯を生やした青年である。
その姿を見た瞬間、思わず佐野は……。
A.「滝さん! 滝さんじゃないか!」 思わず名前を呼んじゃう
B.「なーんだ、滝さんか」 思わずなーんだと言っちゃう
C.「いや、ちょっと待て。 アレは本当に滝さんなのだろうか?」 少し注意深く様子を伺ってみる
D.「いや、タキーリンってそれは言いにくいだろ」 思わずナズーリンに突っ込んでみる
E.「あのネズミ耳の女の子可愛い!」 そんな事よりナズーリンちゅっちゅだ!!
F.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
810 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 01:25:31 ID:ca7Ce3SE
D
811 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 01:32:02 ID:1aljynQg
C
812 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 01:34:01 ID:???
F
「アメリカでは、あなたがパーティーを見つけ出す!
ソビエトロシアでは、党(party)があなたを見つけ出すのソビエトロシアじゃないか!」
813 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 01:40:23 ID:XUUh4dVk
A
814 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 01:44:53 ID:IzlLpZSg
A
815 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 02:43:56 ID:???
>A.「滝さん! 滝さんじゃないか!」 思わず名前を呼んじゃう
=================================================================
滝の姿を見た瞬間、佐野は思わず叫んでいた。
この幻想郷に連れてこられて以来、周囲は全員知らない人間(一部人間でないもの含む)だった佐野。
そんな状況の最中で、然程仲が良かった訳ではないものの知人の姿を発見してしまったのだ。
その反応は当然と言え、いきなり叫んだ佐野にチームメイトが驚く中。
名を呼ばれた滝はくるりと振り向くと佐野の姿を見た瞬間、こちらもまた目を丸くし叫ぶ。
滝「おっ、お前佐野か!?」
佐野「やっぱり滝さんだ……。 え? なんで滝さんが幻想郷にいるんだ!?
もしかして滝さんが、霊夢ちゃんの言ってた1ボスチームに入ったっていう外来人なのか!?」
滝「それはこっちの台詞だよ! ……お前、なんだって新設チームなんかにいるんだ?」
レイ「なんだい、知り合いかい佐野?」
ナズーリン「同士タキーリン、知人か?」
思わず駆け寄った両者はどうしてここにいるのか、と互いに問いかけあい……。
この姿を見て両チームの者達も、佐野と滝が知人なのだと把握をする。
佐野「お、俺もどうして幻想郷にいるのかは知らないんですよ……。 滝さんは……」
滝「俺も同じだ。 気づいたら幻想郷にいた。 ……そうか、お前もだったのか」
佐野「……あの、元の世界への帰り方とかって……」
滝「八雲紫っていう妖怪に返してもらう、しか俺は知らないな。 見た所、お前もそうだろ?」
佐野「はい……そっか、滝さんも知らないのか……」
そして、両者は簡単にではあるが互いの近況を話し合った。
どうしてこの幻想郷にやってきたのか、幻想郷から元の世界に戻る方法を知らないかどうか。
……どうしてお互い、この幻想郷のサッカーチームに加入をしたり、またはチームを新設したのかについても。
816 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 02:45:09 ID:???
佐野「そうか、滝さんはうまいこと1ボスチームに入れたって事か」
滝「ああ、立場が違えば俺もお前みたいにチームを新設してたかもな。
つっても、こっちは帰るのが目的じゃなくて技術を磨くのが今の所の目的だけど」
ナズーリン「タキーリン、積もる話はあるだろうがそろそろ……」
滝「あ、ああ、そうか、悪いナズーリン。 じゃな、佐野。 話はあとだ。 まずは試合をしようぜ」
佐野「あ……そうですね!」
Jrユース時代はロクに話をした事も無いが、こういった極限状態ではたった数分の会話では物足りない。
まだまだ話足りないくらいであったが……。
試合時間は迫っており、ユニフォームに未だ着替えていない1ボスチームとしては、
ミーティングの時間を考えればそろそろ着替えに向かわなければいけない時間。
話をするのは試合後に、と滝は佐野に告げるとこれに佐野も同意し……そして、去り際に一言つぶやくのだった。
滝「それにしても、俺やあいつら以外にまだ日本代表の奴が幻想郷にいたなんてなぁ……」
佐野「え? へっ、ど、どういう事だ!? ちょっ、滝さん!?」
霊夢「佐野、こっちもミーティング始めるわよ!」
「俺や"あいつら"以外」……佐野と滝以外にもまだ、幻想郷には日本代表に選ばれた選手がいる事を匂わせる発言。
これには佐野も再び狼狽し、滝に言葉の真意を問いただそうとするのだが……。
霊夢に呼び止められた佐野は素直にそれに従い、自らのベンチへと戻った。
佐野「(俺や滝さん以外にまだ幻想入りした奴がいる……?
……おいおい、まさかこれから戦っていくチーム全部にいたりしねぇだろうな?
いや、まさかな……)」
思わず浮かんだ悪い予感を、鼻で笑いながらミーティングの輪の中に入ってゆく佐野。
……俗に言うフラグ建設をしたとは露知らず、佐野は監督的立場に立つ霊夢の話に耳を傾け始めるのだった。
817 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 02:46:09 ID:???
霊夢「よし、みんなきけ。
……まず、最後のメンバー確認をしておくわ。 さっきのネズミ耳は、命蓮寺ってトコにいるナズーリン。
サイドを駆け上がってからのセンタリングを得意とする、ウイングハーフね。 守備力もそこそこあるわ。
それで佐野、あの滝って奴の選手としての特徴は?」
佐野「そのナズーリンって奴と似たような感じだ……滝さんはサイド際の動きがピカイチでな。
ドリブル突破からセンタリングをして、アシストをする典型的なウイングだよ。 ただ、守備は苦手だったと思うぞ?」
霊夢「ふむ……となると、相手の特徴を表すとこうなるわね」
○FW ルーミア・リグル(共にダイレクトシューター)
○ウイング ナズーリン・滝(共にサイドアタックからのセンタリングが得意)
○MF 静葉・穣子(静葉はパスが得意。 穣子はドリブルが得意)
○DF レティ・キスメ(キスメはブロック・パスカットのみ。 レティはパスカット以外はそつなくこなす)
○GK ヤマメ(特に特徴は無い)
霊夢は手に持てるサイズのホワイトボードにさらさらとマジックで1ボスチームの選手達の特徴を書き。
これを全体に見えるようにする。
敵に勝つには、まず敵をよく知る事から……イレギュラーズメンバーはもう一度情報をインプットしつつ。
さて、これに対抗をするにはどうすればいいのか……この情報から何が見えてくるのかを話し合い始める。
律子「こうしてみると、1ボスチームは役割がかぶる人が多いわね……。
FW2人・ウイング2人の攻撃陣は殆どやる事が同じじゃない?」
霊夢「そうね。 ただ、CFW2人にWG2人……FWが4人なんて編成になるとは思えない。
恐らく1ボスチームはナズーリンと滝って奴を下げて4−4−2のフォーメーションで来るでしょうね」
佐野「そうすっと……大体こんな感じか?」
818 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 02:47:15 ID:???
【1ボスチーム 予想フォーメーション】
−J−H− Jルーミア Hリグル
−−−−−
−−−−−
GI−EF Gナズーリン I静葉 E穣子 F滝
−−−−−
−−D−− Dレティ
−CAB− C Aキスメ B
−−@−− @ヤマメ
佐野「……あれ? そういや、ここまで出てきた選手って9人しかいねーじゃん。 残りは?」
霊夢「ああ、あれよあれ」
佐野「……あれ?」
フォーメーションを予想した所で、佐野はこれまで話してきた選手達は9人しかいない事に気づいた。
これではサッカーが出来ないではないか、と疑問に持ったのだが……。
霊夢はその疑問を端的に解決すべく、1ボスチームのベンチへと目を向けさせた。
するとそこにいたのは……。
羽目玉「ウゴウゴ……」
羽目玉「モッチャモッチャ……」
佐野「え なにあれ こわい」
緑色の球体に巨大な目玉がつき、それに蝙蝠のような羽の生えた物体がいた。
そのグロテスクさに思わず佐野はたじろぎ、他のメンバーも不快そうな表情を浮かべるが……。
霊夢の話によればあれが1ボスチーム最後のメンバーらしく、今日はあれと一緒にサッカーをしなければならないのだという。
ダークドリーム「でも大丈夫なの? 目にボール当たったら痛そうだよ?」
律子「そういう問題でもないような……」
佐野「なんか幻想郷来て初めて妖怪らしい妖怪見た気がするわ、うん。 ……ところであいつらの実力は?」
霊夢「殆どザコよ、ただの数合わせ同然ね。 ……で、話を戻すわよ」
819 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 02:48:23 ID:???
試合前に思わぬ所でテンションを下げられた一同であるが……。
霊夢の言葉を受けて気を取り直すと、改めて1ボスチームとの試合での対策を練り始める。
霊夢「このフォーメーションを見る限りだと……1ボスチームは両サイドから攻める事が出来るようになってるわね……。
左からはナズーリン、右からは滝……中央から秋姉妹がゲームを組み立ててもいい」
佐野「なるほどな(滝さんかナズーリンっての、どっちか1人ならレイさんをそっちに配置すりゃ良かったんだろうが……。
両サイドから攻められちまうんじゃ殆ど意味がねぇな。 こりゃ割と厄介だぞ)」
ユーノ「ところで、ナズーリンと滝君には得点力はあるの?」
佐野「滝さんには無かった筈だぜ。 必殺シュートも無ければキック力も殆ど無い筈だ」
霊夢「ナズーリンもよ。 だからサイドアタックをかけられて突破を許しても、中央のルーミア達を防げばいいだけとも言えるわね」
佐野「なるほど……(しかし中央を固めた所でサイドから一対一狙ってこられるかもしれないなぁ……。
サイドアタックが無くても滝さんドリブル上手いし、りっちゃんじゃ止められない可能性もある)」
やはりこの試合、キーマンとなりそうなのは1ボスチーム新人の滝一。
得点力はほぼ皆無であるものの、彼が加入をした事で1ボスチームの攻撃の選択肢は増えたと言える。
820 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 02:49:38 ID:???
霊夢「かといって守備にばかり人数をかけるのも問題ね……レティの牙城はそう簡単に崩せない以上、攻撃にも数をかけたい」
カイン「守備と攻撃、どちらに比重も置かず均等に割り振るか?」
律子「……点が取れないからこそ、逆にこちらも点を取られる訳にはいかないという考え方もあります。
守備に重きを置いてロースコアゲームを目指すのも一つの手かと」
レイ「いやぁ、やっぱ攻めなきゃ面白くないだろう。 守備を疎かに出来ないってのはわかるけどさ」
そして、レティ=ホワイトロック――1ボスチームのキャプテンであり、守備の要の彼女を抜くには攻撃も緩める訳にはいかない。
だが、守備に比重を置けば攻撃が疎かとなり、攻撃に比重を置けば守備が疎かになるのは自明の理である。
果たしてここはどうすべきか、佐野もまた頭をかきながら懸命に思案をする。
佐野「うーん」
霊夢「佐野、何か意見ある?」
佐野「そうだな……(まずはフォーメーションを提案した方がいいかな……? ここは……)」
A.「4−4−2でスタンダードに行こうぜ」 4−4−2を提案する
B.「5−4−1でガッチリ守ろうぜ」 5−4−1を提案する
C.「5−3−2だ。 中盤は薄くても問題ないだろ」 5−3−2を提案する
D.「4−3−3でガンガンいこうぜ!」 4−3−3を提案する
E.「3−4−3でもっとガンガンいこうぜ!」 3−4−3を提案する
F.「3−5−2で中盤を支配しようぜ!」 3−5−2を提案する
G.「いや、特に意見は無いな」 霊夢にオマカセ!
H.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
821 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 02:52:00 ID:55cVvcEY
A
822 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 02:52:44 ID:???
毎日更新が遅くなってすみません、本日はひとまずここまでです。
続きは明日以降書かせていただきます。
それではお疲れ様でした。
823 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 05:00:02 ID:26GlZZSA
A
824 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 07:34:32 ID:???
秋姉妹が出てくるとニヤニヤしてしまう
825 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 11:27:19 ID:???
レティさんのテーマ……重量感あるよな
826 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 23:31:03 ID:???
>>824 これもまた、神々の遊び。
>>825 重量感というか十両感というか……
>A.「4−4−2でスタンダードに行こうぜ」 4−4−2を提案する
======================================================================
ユーノ「DF4人、MF4人、FW2人……一番基本形なフォーメーションだね?」
佐野「この試合はイレギュラーズの初陣だ。 しょっぱなから気を衒い過ぎても仕方ないだろ」
霊夢「そうね……じゃあフォーメーションは4−4−2でいきましょう」
数あるフォーメーションの中で一番基本形と言えるフォーメーション、4−4−2。
これを採用するよう提案した佐野の言葉には、特に反発意見は出なかった。
霊夢「じゃあ次はどこに誰を配置するかだけど……とりあえず、律子はGK」
律子「まあ今更フィールダーをやれって言われても困るしね」
霊夢「そしてブースターはFWのうちの1人、カインはDFに置くのは決定ね」
ブースター「キュ?」
カイン「DFか……ぽすとぷれい、というものも俺は出来るが?」
霊夢「相手のメインのシュートはダイレクトシュートよ。 空中戦に強いあんたはこの試合出来ればDFに置きたい」
続いて霊夢は具体的にどの場所に誰を当てるかを考え始めた。
まずこれまでの練習でGKとしての練習しかしていない律子は当然ながらGK。
更に佐野との練習の中で必殺シュートを会得したブースターはFWへ。
リグル・ルーミアというダイレクトシューター達への対策として、カインはDFへと配置する。
霊夢「あとはどこも白紙状態に近いけど……まずは前の方から片付けていきましょうか。
まずはブースターの相棒を誰にするかね……候補としては……本職の佐野に剣崎、クーガー……それにダークドリームかしら?」
ダークドリーム「えっ、私? シュートあんまり得意じゃないよ?」
霊夢「パスが上手いんだからポストプレイできるでしょ? レティをかわす事を考えるなら、十分選択肢に入るわ。
それに、シュートセンスだって悪くないんだし」
佐野「(確かにダークドリームのパスはクーガーさんと並んでチーム1だしな。
ぐぬぬ、しかし俺にも本職FWとしてのプライドがある。 ここは何か言っておくべきか……)」
827 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 23:32:28 ID:???
A.「FWは専門職だぜ。 本職の俺が出るよ」 自らFWに志願する
B.「剣崎さんがいいんじゃないか? ガタイはいいし、シュート力もある」 剣崎を推薦する
C.「クーガーさんにしようぜ。 ドリブル突破もシュートも出来るんだし」 クーガーを推薦する
D.「ダークドリームがいいと思うぜ。 ブースターにはサポート役が必要だ」 ダークドリームを推薦する
E.「ここはアイビスさんもいいんじゃないか? 足は速そうだったし」 アイビスを推薦する
F.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
828 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 23:33:03 ID:TFqNYphs
D
829 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 23:33:40 ID:55cVvcEY
A
ダークドリームはパサーとして使わないと中盤がつらい。
830 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 23:34:10 ID:ca7Ce3SE
A
831 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 23:34:14 ID:pjmbaCzA
D
佐野、予定通りのMF
832 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/02/27(月) 23:59:40 ID:???
>A.「FWは専門職だぜ。 本職の俺が出るよ」 自らFWに志願する
=============================================================================
霊夢「そうね。 ま、ここは佐野に任せておきましょうか」
カイン「まぁ元々それが専門だというのなら、誰も文句はなかろう」
佐野「ケケケ、この俺様が大活躍する所を見ているがよい」
水銀燈「大口叩いておいてヘマこいたらジャンクにしてあげるぅ」
パスは然程上手くはないが、ドリブルで敵陣をかき回す事には定評のある佐野。
火力は高いがキープ力などボールを渡らせる事に難のあるブースターのサポート役には向いていると言え。
霊夢はこれを採用し、周囲もまた納得をする。
霊夢「じゃあ次はMFだけど……ここはサイドにクーガー、ボランチに水銀燈は決定ね」
クーガー「正面突破の方が好みなんだがなぁ……」
水銀燈「私が相手するのはあの馬鹿みたいな事してた姉妹ぃ? アレはもう、ジャンクにするしない以前に既にジャンク状態じゃないの?」
佐野「水銀燈、それ以上、いけない」
ダークドリーム「私はどうなるの、霊夢?」
霊夢「それはあと1人を誰にするか次第ね」
佐野「ぬぅ……」
次に移ったMFの構成は、まずイレギュラーズの中でも随一の突破力とそこそこの守備力を持つクーガーがサイドハーフに。
ボールカット能力がきわめて高い水銀燈がボランチに宛がわれる。
残るはパスセンスが高いダークドリームをどこに配置するか、そしてもう1人を誰にするかなのだが……。
佐野「(なるほど、ダークドリームはそのもう1人を誰にするかでポジションが変わるのか)」
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