キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/05/11(金) 23:52:06 ID:Fso5omGs
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。
恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援して下さい。
あとスレ主と岡山姉のことも応えn(ry
551 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:16:56 ID:???
>>541
少なくとも中山さんの汎用性は急上昇です、なんでも出来子ちゃん。
ユーティリティ(笑)とは違うんです。
>>542-543
フィオ時代はゴール前特化でしたしね。
ローマ戦ではキーの一つでしたが機能しなかった悲しみw
>>544
GKのオーバーラップ?
ロマンですねえ。
>>548
乙感謝でしたー
…いやはや、予想出来たとはいえ本当にここまで更新出来ないとは。
大いに間隔が空いてしまった事、改めて申し訳ありませんでした。
552 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:18:50 ID:???
> 《JOKER》 ???
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
頼りになるイメージが中山政男という少年には固定されている。
小学生時代しかり大友中時代しかり…フィオレンティーナに所属していた頃も格別そんな印象が強かった。
実際フィールドに立った彼は、守備だろうが攻撃だろうが冷静かつ情熱的な対処で仲間をまとめていた。
しかし意外ではあるが、フィールドを離れた中山政男という少年は全くもって年相応の少年なのである。
中山「ふっふっふ…。 潜むぜぇーーーーちょお潜むぜぇーーーーー」
先ほどの『練習に水を差すのは悪い』という独り言はなんだったのか…
久々の再会となる旧友をビックリさせてやろうという気でいっぱいだったのである。
その悪戯心が自身をあのような不可思議と遭遇させようとは、中山はまさかにも考えていなかった。
中山(うん?)
グラウンドへと続く校舎裏の通り。
運動部の部室小屋が立ち並ぶ、今時分は丁度日陰となっている通路の脇…中山は一つの人影に気が付いた。
なんの気にする必要もない、見過ごしてもおかしくない普通の人影だった、少女の姿であった。
ただ……一目見るだけで分かる2つの違和感が、中山にそれ≠見過ごさせなかった。
553 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:22:11 ID:???
中山(制服じゃない? それに金髪だなんて…こんな場所でか?) ジッ
中山は南葛高校の制服デザインについて既知ではなかったが、その少女の服装は明らかに制服でなかった。
そしてもう一つ、髪の色が見事なブロンドであったのだ。
フィレンツェに居た頃は見慣れた物であったが、ここは日本の静岡県…そうそう見られる特徴ではない。
…頭の回転の早い人間によっては演劇部の人間が練習から抜け出して来たと考えたかも知れない。
そう考えなくては常識の辻褄が合わないほど、その人影は現から乖離していたのだ。
そして幸か不幸か、中山はこの類の思考について、決して明敏とは言えなかった。
気が付いたら中山は少女に向けて話しかけていた。
中山「あの……外国の方ですか?」
???「!?」 ピクツ
瞬間、驚いたような反応を示して少女は中山の方へ視線を向ける。
それから少女は中山を上から下まで一瞥すると、怪訝そうな色を強めた。
554 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:24:08 ID:???
中山「あの…?」
???「貴方…私の事が視えるの?」
中山「えっ、何を言って…?」
???「…気にしないで、私とした事が失言だったわ。
迷惑じゃ無ければ教えて頂きたいのだけれど、ここはどちらかしら?」
中山「(ああ…なんだろ、観光していて迷い込んできた外人って事でFAかな?)
ここは南葛高校ですよ、ナンカツハイスクール、分かります?」
???「南葛………日本国静岡県西部に位置する南葛の事かしら?」
中山「ええ、そうです。」
???「そう…」
少女はそれだけ言うと口許に指を当て、困った仕草を中山に見せる。
彼女の物憂いに耽っている(?)様子は溜息を吐きたくなる程に儚げな美があった。
あまり女性関係に縁がなく、意識もしてこなかった中山は少々ドキリとさせられていた。
555 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:26:01 ID:???
中山「(……………落ち着いて見てみるとメチャメチャ綺麗な人だな。)
……あの、何か困っているなら力になりましょうか?」
???「あっ…そうねぇ………それじゃあちょっとした実験に付き合って貰えるかしら?」
中山「えっ、実験? ですか?」
???「私の事を見つめていてくれればいいわ、決して目を逸らさないでね?」
中山「「はっ、はい!」
馴染みのないような事を言われて少なからずドキマギし始める中山。
そもそも彼を女性をジッと見つめる事態が初体験であるため、ドキドキは加速する一途である。
しかして直後、中山は自らの目を疑った。
フッ……………
中山「!?」
目の前に居た筈の少女の姿が一瞬にして中山の眼前から消失していた。
視線は僅かたりとも外したつもりはなかった。
ありのままに言えば催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチな物では断じてなかった。
本当に最初から存在してなかったかのように消失したのだ。
556 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:27:10 ID:???
???「この程度の事は出来るようね。 それなら…」
中山「!?」 クルッ
真後ろから聞こえた声に慌てて振り向くと、少女の姿がそこには在った。
???「どうもありがとう。 貴方、名前は?」
中山「(イリュージョンです!)…って、い、いま何をしたんです!?」
???「フフ、女性は秘密を持っている物よ。 そして出来る男はそれを無理に聞き出さない。
覚えておくと好いわ。 それより質問しているのは私の方、貴方の名前は?」
中山「……中山です、中山政男…。」
???「そう、中山くんね。 …それじゃあ中山くん。」 スッ
中山「あっ…」 ドドドドドド
557 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:29:34 ID:???
少女は中山の顔の方へゆっくりと手を伸ばす。
中山の頬に陶器の様に白く細い指が触れそうになり、中山の心臓はアラーキーに波打った。
一体何をされるのか、期待と不安が中山の頭によぎる。
???「私はこの場所に来るつもりはなかった。 けれど現に此処に居て、そして貴方に出会った。」
中山「へっ!?」
???「その事には意味がるのよ、私が此処に来たのは何かしら必然があった…」
中山「な、何を言って…?」
???「だから…………貴方の軌跡を追わせて貰うわ。
今の私じゃ何かしら副作用を引き起こしてしまうかも知れない。
けれどそう悪い方には作用しないと思うわ。 理由はないけれど確信があるの。」
そう言って少女は中山の頬へ指を滑り込ませた。
その刹那―――
558 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:32:42 ID:???
バチィィィィィッ!!
中山「!!!?」
中山は突如カミナリにうたれたような意識を覚えた。
…と同時に走馬灯の如き映像、ハッキリとしないおぼろげな映像が一瞬の内に脳裏に描かれた。
何が何だか理解の及ばない、貧血等で意識を失う前兆か一瞬考えるが…
意識はハッキリとしており、拳を握ってみると感覚にも実感が十分にあった。
…やがてその感覚は消失し、何かが入って来たような後味だけが残った。
そして心なしか全身の筋肉に躍動を感じているのだ。
中山「な、なんだこれ……」
自分の身に何が起こったのか訳も分からず、中山は戸惑いを口にするだけだった。
そんな中山に目の前の少女は微笑を浮かべ…そして再び口を開いた。
559 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:34:29 ID:???
???「お礼を言うわ、中山くん。」
中山「え、あ、いや……何が何だか分からないけれど、力になれたのなら良かったです。」
???「フフ、それじゃ私と此処で会った事は忘れなさい。」
中山「え?………その、せめて名前だけでも…」
???「悪いわね。」
少女の最後の言葉、『わるいわね』という5文字の声。
恐らく中山はその音の波動を末尾までは知覚出来なかったであろう。
※中山が完全体に大きく近付きました。
[消えるフェイント(1/2ドリブル+4)]を取得。
[グランドタックル(1/4タックル+4)]が[グランドタックル(1/2タックル+4吹飛3)へと進化。
[鋭いパスカット(1/4パスカット+1)]が[フォーリングスター(1/4パスカット+5)]へと進化。
[ボレーブロック(1/4ブロック+2)消費80]が[反転ブロック(1/4ブロック+4)消費150]へと進化。
560 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/16(土) 03:41:19 ID:???
更新は一旦ここまでです、選択までいかんで申し訳ないです。
ちょっと下がり過ぎなのでageさせて下さい。
今日はこれから始発で飛び出し終電で戻る大移動なワンダーなので更新できません。
日曜には続きを書けるように頑張ります、ではではー
561 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 09:04:40 ID:???
頼もしい味方と恐るべき敵同時に誕生?乙でした!
562 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 09:10:59 ID:???
一目出会ったその日から
恋の花咲くこともある……
中山さんも作品の主役張れるくらい色んな要素がw
563 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 09:52:05 ID:???
>世界のyhooとgoogle
実況か誰かのセリフだったらネタになったのにw
564 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 09:55:02 ID:???
さすがMVP、もってるわあ
565 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 11:21:58 ID:???
さすが中山さんやでえ…カッコいい
566 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 22:39:43 ID:???
スレ違いますけど、キャプ森本編では次の試合で世界最強DF決定戦とかやりそうだから
ここでの強化は縁起がいいと見た
567 :
森崎名無しさん
:2012/06/17(日) 01:32:43 ID:???
そういえば、このかっこいい中山さんが残っていた場合はブンナークがさよならだったんでしょうけど
代わりの選手候補って誰だったんでしょうね?
568 :
森崎名無しさん
:2012/06/17(日) 08:20:35 ID:???
たしかアルゼンチンのファンタジスタ否定論者にフラグ立ったような
569 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:40:02 ID:???
>>561
乙感謝です! あまりに的を射たコメントでスレ主が困った!w
>>562
中山さんは一体どこへ行ってしまうのか…
予想外の事は起こる物ですね。
>>563
赤ペン先生が直してくれないとスレ主が赤点取ってしまいます、助けて。
>>564
ダブルJokerとか持っているってレベルじゃないですよ…
第2部に入ってから色々おかしいの。
>>565
中山さんが格好良いのは小学生編から判りきっていた事ですよね!
570 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:41:50 ID:???
>>566
オカルト的な法則などない、全て確率で定められている!
…と思わせておいて森崎板の引き展開はかなりオカルト的な件。
>>567-568
リアルとの繋がり的にはバティンが最もしっくり来ますよね。
三杉と同じくファンタジスタ否定派で、ミハエルとも絡めるキャラですし。
あと全くキャラの違う天才サッカーマン・オルミーガとかも考えたりしてましたw
============================================
中山「あれ…?」
彼は唐突に自我を取り戻した。
立ち尽くしている自分の姿を認め……しかし何をしていたかは思い出せない。
中山「俺は……」
旧友達を驚かせようと校舎裏を回ってグラウンドへ向かっていたのは覚えている。
しかしそう考えてから今此処に立ち尽くすまでに何があったのかが思い出せない。
ポッカリと抜け落ちたかのように、文字通り中山は前後不覚状態であった。
そんな中、向こう側…グラウンドの方からガヤガヤと騒がしさが近付いてきた。
来生「いやあ疲れた疲れた、麦茶が俺を待ってるぜ!」
井沢(こいつ、所々手を抜いておきながらこの態度…。)
571 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:43:15 ID:???
中山(あちゃっ…)
考えるまでもない、サッカー部が練習を一段落させ休憩のため部室へ戻って来るのだ。
今から姿を隠す暇もない、こうなってしまっては中山のドッキリ作戦も敢え無く失敗である。
かくなる上は…
中山「ぅおぉーーーい、みんなー!!」 ダダァッ
岬「うん?」
滝「あれっ………? あっちから走ってくるのって…」
浦辺「うおっ、もしかして中山じゃねえか!?」
自分に対する照れ隠しと言うべきか。
ささやかなドッキリに失敗した事を自分の中で無かった事にするかのように…
中山はまるで青春の1ページのテンプレートみたいに旧友の元へと駈け寄っていた。
…とは言え、こんな真正面からでも旧友たちからは一定の仰天を買えたのは言うまでもない。
フィールドの中とは違い、少々抜けていると言うか…天然な所のある中山だった。
572 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:44:15 ID:???
そして迎える方はと言えば…
「うおぉー、今までどうしてたんだよ!?」「待ってたぜっ!!」「あれ、中山って死んだんじゃなかったっけ?」
「バッカ、療養中って説明しただろ!?」「キミは相変わらずバカだな」「ともかく中山ーー!」
言うまでもない、こちらへと駆けてくる中山を前に南葛高校のメンバーは大興奮。
満面に喜色を湛え、絶叫に近いざわめきで迎え入れた。
またマネージャーである中沢早苗や西本ゆかりも、男衆程ではないが同種の喜びを見せていた。
しかしこの場で唯一、この空気にそぐわぬ反応をしていた人物が居る。
杉元久美だった。
久美(あれが中山さんかぁ…)
確か久美は中学一年生時、全国大会県予選の決勝で中山を見ている筈だった。
しかし正直な話、彼女は中山の事をほとんど記憶していなかった。
それでも今年になって南葛高校へ入学してから、その名前については何度も聞いていた。
「中山が居たらなあ」「守備に中山、攻撃に新田が居て欲しかったよ」「新田の奴…何処行っちまったんだ」
今年の夏に初Vを成すまで、内外で散々に指摘されていた人材不足…
その話題の中心となっていたのは中山政男という人物だったからだ。
573 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:45:35 ID:???
既に語った事ではあるが…
少しでも良いと感じた男を徹底して避けるのが、初夏以来の杉元久美の現状である。
だが基本的な話として、サッカー部に在籍する選手達について久美も関わりを持たずにはいられない。
ゆえに久美は視界にフィルターをかけ、可能な限りサッカー部員という個を思考の外へ置く努力をした。
どのようなファインプレイをしようと、彼女はそれをチーム≠ニいう自分を含めた集団の喜びに置換したのだ。
格好良いとか優しいとか凄いとか…そういう主観的感情的な感想に対して徹底して蓋をし、
結果について客観的な喜びを表す事で、その感情に辻褄を合わせたのだ。
(ちなみに上記については山森を除けばそう努力を必要としなかった。
岬太郎が『一つの事に打ち込む人間』として恋愛をしない人間と考えたのは前述の通り。
井沢のように極めて嫉妬深い性質の人間については生理的に尊敬ができなかった。
浦辺は何故だか独り言が多すぎて正直怖かった。(エア友達が居るのかも知れないと思っている。)
他者の話を一切聞こうとしない、来生のような度し難いバカについても全く意識する必要がなかった。
滝は気遣いが出来、性格的にまともな上にルックスも(特徴的ではあるが)並やや下と無害で好意的ではあった。
恋愛恐怖症の久美にとっては、この手の気遣いが出来る普通さが逆に特効薬であったかも知れないが…
なんとなく滝からはヒーローとかロボットとか趣味が濃過ぎる気配がしていたのでオートで遠ざかってしまった。
また中里からはタシーロ臭がするし、高杉は生理的にドカベン過ぎて久美が意識出来なかった。)
つまり現状において、久美の頭の中に好意的な男性は一切存在していなかった事になる。
しかし、男性と言う概念が皆無であるかと言えば…そうではなかった。
矛盾しているように聞こえるが、傷ついた久美の救いとなる可能性を持つ人間は確かに存在していた。
中山が南葛に姿を現わして以降、久美の世界はほんの少しだけ加速する事になる。
574 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:49:46 ID:???
そして岬や山森ら南葛選手達にとっても当然、異なる意味で此処より加速を余儀なくされるだろう。
…今の彼等は余りにも世界を知らなかった。
日向の率いる東邦打倒を目標に掲げている彼等は幼き乳飲み子に等しかったのである。
時代という大掛かりな時計の針を進める者…それは三杉だけではなかった。
中山もまた、異なる方法…小さい範囲ではあるが確実な歩みでそれを為そうと動き始めたのだった。
そしてスポットは再びフィレンツェへと戻る。
☆“ヒロイン”青葉弥生のインフォメーション☆
弥生「皆さんお久しぶり&こんばんは、青葉弥生です。
一瞬と言っておきながら随分と長いスポット変更でしたね、スレ主に代わってお詫びします。
さて、スポットが淳に戻る前に…今回は淳の覚醒ポイントについて皆さんの選択を仰ぎたいと思います。
ちなみに覚醒ポイントによる能力アップについてはテンプレから引用した以下のようにございまーす。」
<三杉の成長(覚醒編)>
TSUBASA DUNKさんのシステムをお借りした覚醒ポイント制を採っています。
JOKER、6ゾロ、K、或いは貴公子ポイントによって覚醒ポイントが貯まり、そのポイントを使用する
事で任意の能力を上げる事が可能。 JOKERが+5、6ゾロが+3、K(≧2勝利)で+3、K(≦1)で+1。
試合後の任意選択で実際に使用する事ができる。
必要ポイント数は前項の6段階の上昇率によって変わる。
易:1P、やや易:2P、普通:3P、やや難:6P、難:8P、無:12P
575 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:52:09 ID:???
弥生「ちなみに淳の現在能力と上昇率は以下のようになっています。」
ド パ シ タ カ ブ ト ク 競 合計 高/低
69 69 67 68 69 63 66 65 64 600 3/2
☆覚醒P:18 ☆貴公子P:96 ☆最大ガッツ:890
《上昇率:三杉テーブル》
やや上がり易い : ブロック、クリア
普通 : パスカット、トラップ、競り合い
やや上がり難い : ドリブル、パス、シュート、タックル
弥生「さて、次の試合までに覚醒Pを使えるタイミングはここだけとなっており…(練習は数回あります。)
そして次の試合には非常に厳しい強敵が対戦相手として予定されています。
ここでポイント使うべきか、限界突破や底上げに向けて取っておくか…そこは皆さんの判断です。
さあさあ、そんな感じで寄ってらっしゃい見てらっしゃい、選んでらっしゃーい。」
576 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 02:53:45 ID:???
☆覚醒Pをどうするか選んで下さい。(詳細は
>>574-575
を参照)
A 2×nポイント消費してやや上がり易い能力を上げる。(さらに分岐)
B 3×nポイント消費して普通の能力を上げる。(さらに分岐)
C 6×nポイント消費してやや上がり難い能力を上げる。(さらに分岐)
D 今回は使わないお!
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
577 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/19(火) 03:01:21 ID:???
それではお休みなさい。
仕事の方が忙しいので、今後も暫し更新速度は低調かと思います。
なんとなく皆さんに申し訳ないという気持ちと、早く次の展開を書きたい気持ちで頑張りますればー。
それではもう一度、お休みなさい。
578 :
森崎名無しさん
:2012/06/19(火) 03:04:45 ID:???
更新乙でした
579 :
森崎名無しさん
:2012/06/19(火) 05:20:49 ID:+tBMROwQ
A
580 :
森崎名無しさん
:2012/06/19(火) 06:50:54 ID:7i5wbjiI
D
581 :
森崎名無しさん
:2012/06/19(火) 07:03:50 ID:xDxd7ArY
A
ゆかりと喧嘩ップルしてる石崎はともかく長野と岩見ェ
まあ岩見は危険だからしゃーないか
582 :
森崎名無しさん
:2012/06/19(火) 07:38:03 ID:DRbK05DI
A
583 :
森崎名無しさん
:2012/06/19(火) 23:58:16 ID:???
意外にもパスカットの上昇率も普通なのね
584 :
森崎名無しさん
:2012/06/20(水) 06:09:50 ID:???
頑張って中の人
585 :
森崎名無しさん
:2012/06/20(水) 08:49:55 ID:???
乙でーす
586 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 00:56:32 ID:???
>>578
乙感謝だぜぃ!
>>581
骨川や剛田、一条あたりもきっと涙を噛み締めている筈だよ!
>>583
これは全力でミスでした!ホントはやや上がり難いです!
でも小学生時代のvs南葛の描写からすると三杉のパスカット力はそれくらいあって良いのかも…
>>584
仕事スペシャル忙しいですがスレ主にとっては逆に燃料ですぜっ!
>>585
乙感謝でーーーす。
587 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 01:05:06 ID:???
> A 2×nポイント消費してやや上がり易い能力を上げる。(さらに分岐)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
弥生「覚醒ポイントの使用で宜しいですね?
それではリクエスト通り、やや成長の遅れている能力についてポイントを使ってみましょうか。
出来る能力アップは以下の2つのいずれか、または両方になりますね。」
ブロック [63 → 64] クリア [65 → 66]
☆どのように能力アップさせますか?
A ブロックを1上げる(覚醒P:18→16)
B クリアを1上げる(覚醒P:18→16)
C 両方上げる(覚醒P:18→14)
2票選ばれた選択肢で続行します。
更に覚醒Pを使って能力を上げたい場合はA〜Cの選択肢と共に『z』を書いて下さい。Azみたいに。
588 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 01:13:16 ID:pAMQW4+s
Cz
589 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 01:13:30 ID:MJ+M7Dvk
Bz
590 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 01:32:13 ID:tvqJHH9Y
B
591 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 01:32:17 ID:???
Bz
592 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 01:34:56 ID:u02uSQw2
Bz
593 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 07:24:24 ID:???
> Bz クリアを1上げる。さらに…
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
弥生「すみません、どうやらスレ主は昨夜コテンと寝落ちてしまったようで…
って、そんな事はどうでも良い話でした。 2ポイント消費でクリアを上げますね。」
クリア[65 → 66] 覚醒P[18 → 16]
弥生「さて、続いて更にポイント消費という事ですが…。 どうなさいますか?
ちなみにスレ主はパスカットについて『今回は上昇率普通でいいや』とのたまっております。」
☆覚醒Pをどうするか選んで下さい。(詳細は
>>574-575
を参照)
A 2×nポイント消費してやや上がり易い能力を上げる。(さらに分岐)
B 3×nポイント消費して普通の能力を上げる。(さらに分岐)
C 6×nポイント消費してやや上がり難い能力を上げる。(さらに分岐)
D やっぱおしまい
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
594 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 07:32:12 ID:???
覚醒Pの下りを昨夜のうちに済ませるつもりが全力で寝落ちて申し訳すみませんした!
こないだ買ったワインが全然美味しくないくせに、ちょっと飲んだだけでウルトラ眠くなる追加効果発動しまして。
今日はこの辺を昼休みとかも使ってケータイから更新するんで宜しくお願い申し上げまっかいな!
595 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 07:46:27 ID:MJ+M7Dvk
B
596 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 08:14:31 ID:HA/Yeedo
B
597 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 12:31:09 ID:???
> B 3×nポイント消費して上がりやすさ普通の能力を上げる。(さらに分岐)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
弥生「覚醒ポイントの使用で宜しいですね?
それではリクエスト通り、上がりやすさが普通の能力へポイントを使ってみましょう。
出来る能力アップは以下の4種のいずれか、または組合わせになりますね。」
パスカット [69 → 70] トラップ [66 → 67]
クリア [66 → 67] 競り合い[64 → 65]
☆どのように能力アップさせますか?
A パスカットを1上げる(覚醒P:16→13)
B トラップを1上げる(覚醒P:16→13)
C クリアを1上げる(覚醒P:16→13)
D 競り合いを1上げる(覚醒P:16→13)
E 自由組合わせ(覚醒P:16→??)
2票選ばれた選択肢で続行します、更に覚醒Pを使って能力を上げたい場合はA〜Cの選択肢と共に『z』を書いて下さい。
ただしポイントが残っている場合に限ります。
598 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 12:39:17 ID:HA/Yeedo
E パスカット トラップ
599 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 14:19:17 ID:DH18KJ36
E パスカット トラップ
600 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 15:03:35 ID:u02uSQw2
E AC
601 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 15:30:05 ID:s/5t2Btk
E AC
一応
602 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 15:39:51 ID:???
投票感謝です。今回は二票決という事でパスカットラップで決という事で…どちら様もよござんすね?
さあさあ!
っと、その前に…財布を失くしますた!(ドーン
ふふ、何処のどいつか知らないが私の財布に手を出しようものなら…
たとえお天道様が許しても月に代わってお仕置きしたらあ!!!
(だから財布本体だけでも戻ってきてーっ!)
603 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 21:04:46 ID:???
一応ですが今日はもう更新出来ませんの連絡です。
・財布を道端に落とすと回収がすごく面倒
・世の中良い人もそこそこいらっしゃる
オレっち覚えた
604 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 21:08:15 ID:???
財布戻ったようでよかった……お疲れ様です。
605 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 21:14:08 ID:???
財布リターンズ乙。よかた
606 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/21(木) 22:59:03 ID:???
あざざーっす!
ちなみに財布の中は諭吉さんだけご丁寧に抜かれていたのぜ!
世の中みんな良い人だ、と言えなかったのが残念極まりないのです!
お陰で今日から1ヶ月のメニューはほぼパスタ、自業自得とは言えパスタオンリーか!
こうなりゃパスタパーティーですな。
607 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 23:34:10 ID:???
ぜんぜん無事じゃない!はやく窃盗でけーさつに!
608 :
森崎名無しさん
:2012/06/21(木) 23:43:01 ID:???
スレ主さんかわいそうに…これでもおたべ
シュラスコ
609 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 12:57:45 ID:???
>>604
ご心配ありがとう! …同時に申し訳なすですなぁ。
>>605
乙感謝です。
小さい頃に密リターンズってマンガを読みましたなあ。
>>607
一応手続きはしましたが、基本的にこうなったら戻らないと思った方が良いようですね。
>>608
シュラスコがあれば余裕で生きていけますぜ! うまうま
しかし…何と言いますか、名無しであっても誰がコメント下さったか大よそ察しがついてしまいますなあ。
アナカンを始める前から考えてほぼ2年間、知りたくなくても判ってしまう発言の主は1人だけだったんですが…
610 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 13:01:47 ID:???
> E パスカット トラップ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
弥生「承りました、それでは計6ポイント消費してパスカットとトラップを上げますね。」
パスカット[69 → 70] 覚醒P[16 → 13]
トラップ[66 → 67] 覚醒P[13 → 10]
弥生「…と言う訳で、今回のボーナスによる能力上昇は以上になります。
引き続き物語をお楽しみ下さい。」
<イタリア・フィレンツェ>
フィレンツェにある観光通り、そのほぼ中央にシニョーリア広場がある。
世界的にも有名なサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂そしてジョットの鐘楼に面し、
立ち位置を90度変えればダヴィデ像のレプリカやネプチューンの噴水も観られる荘厳な広場である。
ここまででお察しの通り、この広場は建造物の観光がメインとなるエリアであり、飲食店の数は少ない。
しかしその数少ない飲食店の中に、イル・ダヴィデという英雄ダヴィデの名を冠したリストランテがあった。
そのロケーションゆえに人気の高いこの店の料理は決して絢爛豪華とは言い難いが、長く受け継がれた
トスカーナ地方・フィレンツェの郷土料理はしっかりと芯が一本通っている。
有名なビステッカ・ア・ラ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)は勿論、モツのトマト煮込みや
風味豊かなポルチーニ茸を使ったパスタ等も観光客を例外なく口福へ誘い、彼らを益々この街の虜とする。
611 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 13:05:02 ID:???
すみません、昼休みが終わってしまいましたので半端ですが区切ります。
夜には選択肢まで投下致しますので、今は失礼致します。
612 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 21:43:51 ID:???
それでは
>>610
からの続きで再開致します。
============================================
今、そのシニョーリア広場 イル・ダヴィデに三杉淳は来ていた。
もちろんこのような店に単身では行く事はなく、今日は連れが一人居る。
ASローマ、およびカンピオーネに所属する守備的MF…
過去に三杉を、フィオレンティーナを散々に苦しめた強敵、タブリス・フィッツウォルタであった。
三杉「なかなか悪くない店だろう?」
フィッツウォルタ「確かにね。 しかし男二人で来るには少々ロケーションが過ぎるかな。」
三杉「フフッ、イギリス人らしいね。」
フィッツウォルタ「おや、馬鹿にしているのかい?」
三杉「いや、ただ日本には『郷に入っては郷に従え』という諺があってね。
つまりは『When in Roma, do as the Romans do』なんだけど…」
フィッツウォルタ「……なるほど、ミラノ司教に怒られたイギリス観光客をなぞっているわけだね。」
三杉「(ククッ)流石にキミは話が早いね、実に小気味良い。 まあ日本でもこれほどの店ならば、
普通は恋人同士とか、さもなくば家族サービス用だと思うよ。 でも、ほら…。」
613 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 21:51:52 ID:???
三杉は視線と顎を使い、店の奥まった所にある席を指す。
フィッツウォルタが振り向く先には、年配男性2人が談笑しながら食事を楽しんでいた。
. -―‐-ミ
,: ::, -‐-ミ: :: ::` 、
/ 〃[i∨i] Y: :: :: ::\
〃´ ̄ ‐-ミ 、_ノ: :: :: :: :: :丶
{: :: ::__:: :: :: :\\:: :: :: :: :: :: ::、
、: : ヽ}_∠⌒ヽ \:: :: :: :: :: :.
Y  ̄ ̄\_ヽ: :: :: :: :}
{ Y´ ト、: :: :: ::ゝ-、
j =ミ ァ≠ミ ノニヽ :: :: :: :: :.
r〃⌒` ´ ィ (ニニニニノ⌒ヽ ノ
(ニ乂 ノ-‐=ニニ) て_ノ⌒ 厶イ
辷_ニニニニニニニrォ' ___,ノ
丶`ー^ーく`ア´ ノ . -ニろ
≧=ヘ`ニ´ィア^ヾ¨´
∠ア´: : ∠ニニア: :: :: ::ヽ
_|\,,,_
_/,-. \l\
冫 { :、-z-、,,|_ 」,_
;-、 Z _人_) そ-、ヽz ┴-、
;- _ | \__L,=´ ,>^´ ` ┴、⌒^′ 丶ヽ
| >! ) ,′ / ´ |
r┴< _ヽ__/ / { ノ´|>、_ ,ノ
入 i ,.- ´_/,ヽ、 \ ,ィ::|>‐r-ァ'´
,. -‐1 ヽ_,ノ ! / ;-、 `X≧、 `┴-'厶 ^´ /|
` -、.| |ム ,≠‐-、Y_ (_丿、 , _,,) /丿
, ┴''⌒ヽ l'y_f .... -‐ X.// ̄ ` ''i<L_ //
──────────────( ⌒ )────( ⌒ )───────
,-=-, ∠ヾゞゝヽ ,-≡-,l l-=二=-,
614 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 21:52:28 ID:???
若いころのやんちゃを懐かしんでいるのか・・・w
615 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 21:54:03 ID:???
三杉とフィッツウォルタには貴腐人的要素は皆無だった為、これは一例として挙げられた。
実際二人の関係性は知れない所だが、イタリアという国では割と見られる風景なのかも知れない。
フィッツウォルタ「なるほど…ローマで2年半過ごしていたけれど、これは初めて知ったかな。
ボクは外食と言えばピッツェリアくらいにしか行かないから。」
三杉「一応聞くけれど、気を悪くさせてしまったかな?」
フィッツウォルタ「いや、平気だよ。 知恵を働かせる会話は緊張感があって嫌いじゃないしね。
それを解って言っているキミの性格については多少辟易する物があるけど。」
三杉「フフッ、それは失礼。」
薄っすらと皮肉を利かせた会話を応酬させながら、二人はテラス席の一つに腰を落ち着けた。
すぐさま飛んでくるウェイターに対して三杉はリゾットを、フィッツウォルタはパスタをオーダーすると…
間もなくパン、オリーブオイル、バルサミコ酢、ミネラルウォーターが運ばれてくる。
フィッツウォルタ「それじゃ、落ち着いたところで早速話をさせて貰おうかな。」
三杉「そうだね。 …オジオでなく僕を指名したからには、それなりの用事なのだろう?
まして御馳走してくれるとあらば猶更ね。」
フィッツウォルタ「さっきの言葉を返すけれど、話が早くて助かるよ。」 スッ
三杉の問いに頷きつつ、フィッツウォルタは鞄から一枚の便箋封筒を取り出した。
見たところ封筒は厚めであり、かなり長文の手紙が入っている事が容易に想像出来る。
フィッツウォルタは宛名を一目確認すると、それを三杉の前へと差し出した。
616 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 21:55:18 ID:???
三杉「これは?」
フィッツウォルタ「ジョアンコーチがブラジル、サンパウロFC・ジュニオール監督に宛てた手紙だ。
宛名の人物へこれを手渡し≠ナ届けて貰いたい…それが僕からの用事さ。」
三杉「えっ…手渡しだって?」
サラッと無茶な事を振られ、三杉は思わず今の言葉を聞き返す。
ジョアン、そしてサンパウロという単語にも興味をそそられたが、それ以上に無茶振り加減へ仰天したのだ。
しかしフィッツウォルタは表情を崩す事無く平静であった。
フィッツウォルタ「ああ、手渡しで間違いないよ。」
三杉「ええと…ここの代金を持ってくれるにしたって、少々無茶過ぎやしないか?」
フィッツウォルタ「その通り…。だからボクが出来るなら自分でやりたかったけれど、残念ながら
そうもいかなくてね。 だからやってくれるならば当然相応の謝礼はさせて貰うよ。」
三杉「いや、そういう問題じゃ…」
フィッツウォルタ「コーチがカンピオーネに仕込む予定である、パス戦術の練習方法を教えるとしてもかい?」
三杉「…なんだって?」
またもシレっと言ってのけるフィッツウォルタに対し、三杉は再びの聞き返しを余儀なくされた。
だがフィッツウォルタはやはり表情を変えずにこちらを見据えてきており、およそ冗談を言っている様子がない。
617 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 21:55:19 ID:???
マリオとクッパwww
618 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 21:56:18 ID:???
フィッツウォルタの突然の依頼は三杉にとって衝撃的であり、その謝礼とやらはもっと衝撃的だった。
一体この依頼にどのような目的があるのか、三杉には容易に想像が出来ない。
そして表情から意図の断片や感情の振れを覗(うかが)おうにも、それが易々通用しそうな相手ではない。
☆ 三杉(これは………どうした物か?)
A 二つ返事で承る
B だが断る
C 質問を投げてみる(更に分岐、会話数制限あり)
D 皿を投げてみる(要5票)
E その他(会話案、行動案どちらでも)
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
619 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 21:56:59 ID:m+T6YkWk
C
620 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:00:19 ID:K9r+G1/U
C
621 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:06:26 ID:x7cyl/B+
C
622 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 22:33:28 ID:???
> C 質問を投げてみる(更に分岐、会話数制限あり)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フィッツウォルタからの依頼は、流石に即決するには難のある代物であった。
話の大きさも然る事ながら、合点のいかない点が数多く存在するからである。
そこで三杉は先ず、フィッツウォルタに対して質問を返す事にした。
これについて断られる心配はまず無かろう、と予想して。
三杉「そうだなぁ…。 では、先ず、検討する為の材料と時間が欲しい。
よもや悪いとは言わないだろうね? ディナーという十分時間の取れる機会を選んだのはキミだ。」
フィッツウォルタ「賢明だね、当然構わないさ。」
三杉「良かったよ。 それじゃあ聞いておきたいのは…」
623 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 22:34:59 ID:???
☆ フィッツウォルタに質問して下さい。
A 「何故僕に頼むんだい?」
B 「何故手渡しでないとダメなんだい?」
C 「この手紙に何が書かれているのか君は知っているのかい?」
D 「サンパウロ・ジュニオールの監督が誰か君は知っているかい?」
E 「この依頼はジョアンコーチの指示なのかい?」
F 「カンピオーネのパス戦術って具体的にどんな物なんだい?」
G 「カンピオーネのパス戦術なんて物を僕達に教えて構わないのかい?」
H 「ところで今日の試合はどうだったかな?」
I 「アルシオンのデータの方が欲しいんだけど…ダメ?」
J 「君には恋人とか居ないのかい?」
K 「モッツァレラチーズとトマトを頼もうと思うんだけど…どう思う?」
L 「それよりさっきの年配男性2人組をヲチしてみないか?」(要5票)
M その他(質問内容を具体的に)
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
最大で3回質問できます。
624 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:35:30 ID:Nsf6KJGw
L
625 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:37:22 ID:K9r+G1/U
D
626 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:37:51 ID:FZ1n9kJ+
C
627 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:40:35 ID:m+T6YkWk
C
628 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/22(金) 22:41:16 ID:???
一応締め切りを本日24時までと致します。
その時点で未決であれば最多・最速票と致します。
ではちょっと最近見始めたとらドラ観て来ます。
629 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:44:23 ID:???
L
630 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:49:35 ID:???
L
631 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 22:50:50 ID:Lh+0DjFM
C
632 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 23:08:17 ID:???
フィッツウォルタが動けないのはヒドラ(笑)がいるからだっけ?
三杉はその事を知らないし知っておきたいから、もしAの質問をするなら
逆にフィッツウォルタが行けないのはなぜかと問いた方がいいと思うが、どうだろう
633 :
森崎名無しさん
:2012/06/22(金) 23:10:12 ID:???
M なんであんな弱い選手(ヒドラ)をスタメンに使っているんだい?
634 :
森崎名無しさん
:2012/06/23(土) 00:02:07 ID:???
三杉誕生日おめ
635 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/23(土) 00:44:06 ID:???
>>632
相談も宜しいでしょう。
>>633
ヒドラ(笑)さんが息してないの。
>>634
三杉「あ…そうか。 どうもありがとう、自分の事ながら忘れていたよ。」
============================================
> C 「この手紙に何が書かれているのか君は知っているのかい?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「サンパウロFCと言えば、かつてジョアンコーチが監督に就いていたチームだね。」
フィッツウォルタ「ああ…まあそれくらいは知っているよね、キミなら。」
三杉「そこに向けた手紙と言うならば、何だか判らないけれど重大な事が書かれているんだと思う。」
フィッツウォルタ「…そうかも知れない。」
三杉「……………」
軽くジャブを振るってみたが、フィッツウォルタは無感情に素っトボケた反応を返すだけだった。
どうやらフィッツウォルタの方には簡単に会話に乗る気がないらしい。
この時点で矛盾を感じない訳でも無かったが、その正体について三杉は何ら思い当たらない。
636 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/23(土) 00:47:22 ID:???
三杉(…それでも何か訳ありだってのは判る。 …残念ながら経験上の勘に過ぎないけれど。)
…しかしそこまで察しがつくのであれば、次にやるべき事は判る。
そう、何かしらの情報を引き出す必要が三杉にはあったのだ。
三杉「(例えそれが断片であっても、繋ぎ合わせれば見えてくる真実があると信じるしかない。 それには…)
なあフィッツウォルタ、君はこの手紙に何が書かれているのか知っているのかい?」
フィッツウォルタ「は?」
思い切った踏み込みと言って良かろう。
三杉は核心に近い所へいきなり切り込んでいた。
三杉(この手紙を持たされたフィッツウォルタが全く何も知らないとは考え難い。
もし知らないのであれば、彼は完全に只の御遣い、オペレーター役に過ぎなくなる。
彼ほど聡い男が、何の納得もなく行動している筈がない。」
フィッツウォルタ「…………」
先着で
★フィッツウォルタのATフィールド→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ATフィールド中和成功。 三杉、フィッツウォルタの推測を含む内容を聞き出す。
《ハート》 ATフィールド浸食。 三杉、フィッツウォルタの知っている内容を聞き出す。
《スペード》 ATフィールド安定。 三杉、フィッツウォルタは何も言わないが態度から推論。
《クラブ》 ATフィールド全開。 三杉、何も掴めず。
《JOKER》 ATフィールド反転。 ダイヤの結果+フィッツウォルタ、以降の会話に最大限協力的に。
637 :
森崎名無しさん
:2012/06/23(土) 00:48:02 ID:???
★フィッツウォルタのATフィールド→
スペード2
638 :
森崎名無しさん
:2012/06/23(土) 01:50:04 ID:???
三杉くんー誕生日プレゼントの下剤よー
639 :
森崎名無しさん
:2012/06/23(土) 02:00:26 ID:???
>>638
なぜか「アンパンマーン新しい顔よー」の時に流れる曲が再生されたw
640 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/23(土) 23:39:09 ID:???
どもーこんばんはです。
今日は名ばかりのハイキング、山へ一狩り行ってきました。
そんな事より更新びぎんします
>>638
弥生「ややや、やめて下さい! せっかく淳と結ばれたのに、昔の事を今更蒸し返さないでー!!」
>>639
スレ主はアンパンマンのOPの歌詞で全力で泣くぜぇ!
やなせたかし先生マジ絶望に効く薬
勇気にはかなしみの部分もある
なにかをふりすてなければ ならない なにかとわかれなければ ならない
そのときすこし痛みがはしる
ふりきって ひとおもいに飛ぶのだ
やなせたかし先生マジ絶望に効く薬 大事な(ry
641 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/23(土) 23:42:20 ID:???
> フィッツウォルタのATフィールド→ スペード2
> 《スペード》 ATフィールド安定。 三杉、フィッツウォルタは何も言わないが態度から推論。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉が問いかけてから、フィッツウォルタは2秒ほど静止した。
その間に左目を僅かに顰め、開いた口を閉じてからホンの僅かだが下唇を上げた。
フィッツウォルタ「手紙に何が書かれているかなんて、そんな事が判る筈ないだろう?
その手紙はコーチがボクに宛てた手紙じゃないんだ。」
三杉「……………」
質問に対する返答としては至極当然の内容と言えた。
第三者が二者よりも先に内容を知るという事は常識的に有り得ない。
なのに彼は返答までに2秒必要とし、しかも反射的に特有の挙動を示した。
つまりは左目…右脳による感情の機微を最も外に反映させてしまう器官による反応だ。
三杉(今のでほぼ確信した、フィッツウォルタは手紙の内容を知っている。
彼は少なくとも第三者ではない…第二者であるか、或いは当事者の一人なんだ。)
知っているのに言わない…
はたまた言えないのか。
いずれにしても、フィッツウォルタは質問に対してストレートに答える気はないようだ。
642 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/23(土) 23:43:53 ID:???
三杉(ならば確認しなければならないのは、フィッツウォルタが僕らをどう思っているか…
……で良いのか? ちょっと待った、虚数でも数えて落ち着こう。)
☆ フィッツウォルタに質問して下さい。
A 「何故僕に頼むんだい?」
B 「何故手渡しでないとダメなんだい?」
C 「サンパウロ・ジュニオールの監督が誰か君は知っているかい?」
D 「この依頼はジョアンコーチの指示なのかい?」
E 「カンピオーネのパス戦術って具体的にどんな物なんだい?」
F 「カンピオーネのパス戦術なんて物を僕達に教えて構わないのかい?」
G 「良ければその手紙を貸してみせてはくれないかい?」
H 「ジョアンコーチは元気にしているかい?」
I 「今日の試合はどうだったかな?」
J 「アルシオンのデータの方が欲しいんだけど…ダメ?」
K 「君には恋人とか居ないのかい?」
L 「モッツァレラチーズとトマトを頼もうと思うんだけど…どう思う?」
M その他(質問内容を具体的に)
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
最大であと3回質問可能で、既に1回質問しています。
あと16分、24時までに未決であれば仕切りなおして再投票とします。
643 :
森崎名無しさん
:2012/06/23(土) 23:44:52 ID:/bnfeCPQ
C
644 :
森崎名無しさん
:2012/06/23(土) 23:45:54 ID:uhnXneB2
C
645 :
森崎名無しさん
:2012/06/23(土) 23:51:07 ID:6LTqVhYg
C
646 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/24(日) 01:16:56 ID:???
> C 「サンパウロ・ジュニオールの監督が誰か君は知っているかい?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
虚数を数えていても勇気は出ないという自然科学法則がある。
何故ならば虚数は素数と違い孤独な数字ではないからだ。
ウェイター「ご注文のお品です」 コトッ
今ほどのフィッツウォルタの反応と、それを踏まえた次の質問を考える間に…
注文したリゾットとパスタがテーブルへ置かれた。
美味しそうな匂いが皿から湧き立つ様である。
フィッツウォルタ「へえ…香りがいいね、イギリスの料理とは流石に違うな。」 カチャリ
三杉「ポルチーニ茸だよ。 イタリアの風土が生み出す大地の恵みだろうね。
比べれば、イギリスは残念ながら土があまりに貧しすぎた。
食への希望がフランス、イタリア、そしてスペインらと違って当然さ。」 カチャカチャ
フィッツウォルタ「確かにね、それについては異議なし。 イギリスで誇れる物と言えば、
イングリッシュ・ガーデンやアフタヌーンティーくらいの物だしね。」
三杉・フィッツウォルタ「文化がちがーう。」
二人はハモるように同じ事を口にして軽く笑った。
647 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/24(日) 01:18:12 ID:???
とある国の培ってきた文化と他国の培ってきた文化には異なる所が必ず何かあるだろう。
それは人が思う常識が、他者にとっては常識でない事を意味している。
そこにはどちらが正しいという事はない。
異なる文化、常識に直面した時、未成熟な人間はそれを奇異であると考えるかも知れない。
しかしそれは奇異ではない、差異に過ぎないのである。
いま三杉が言ったのはそういう事であり、フィッツウォルタもその意図を理解したのだ。
三杉(…やはり彼は人の意図を察する人間だ。 そのような男の不自然な言動…何かあるのか?
パスが言葉になり得るように、彼は他の何かで言葉を伝えようとしているのか…)
そこまで考えて、三杉はフィッツウォルタが先ほど見せた不自然な行動を思い出す。
フィッツウォルタが便箋封筒を取り出した時、宛名の方を一瞥確認した事である。
『何故わざわざ確認する必要があったのか?』と三杉は思考を次に進め…
三杉「サンパウロ・ジュニオールの監督が誰なのか、君は知っているかい?」
…と、第二の質問を投げるに至った。
フィッツウォルタ「」
カチャカチャと音を立てていたフィッツウォルタの手元がストップする。
フィッツウォルタはシルバーを一旦皿に置き、先ほどの封筒を再度鞄から取り出した。
648 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/24(日) 01:19:15 ID:???
フィッツウォルタ「さてね……自分の目で確認したらどうだい?」
封筒を三杉の方へ差し出しつつ、フィッツウォルタはそんな言葉を付け加える。
今度は三杉が怪訝な表情を浮かべた。
フィッツウォルタの奇妙な言動もだが、主にはそこに書かれていた名前に対して。
三杉(ロベルト本郷…?)
そこにはジョアンが失踪し、伝説の指導者扱いされる事の原因となった人物の名があった。
そして(三杉自身はほぼ接点がないが)大空翼の小学生時代の師だった人物でもある。
三杉(…そのロベルトに対し、ジョアンコーチは一体何を目的として手紙を書いたのか?)
益々解からなくなっていく目の前の事に、三杉は大きく首を傾げる。
しかしとてもとても意味の深い名前に違いない事は察しがついた。
何しろジョアンにとって、ロベルト本郷は失踪する程のトラウマの象徴でもある筈だからだ。
三杉(どういう事なんだ… ジョアンコーチの意図、そしてフィッツウォルタの意図…)
リゾットを口に運びながら、三杉は思考の更に深い所へと入っていく。
そして皿を空にし終えた頃…三杉は意を決して最後の質問を投げかけた。
649 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/06/24(日) 01:20:27 ID:???
☆ フィッツウォルタに質問して下さい。
A 「何故僕に頼むんだい?」
B 「何故手渡しでないとダメなんだい?」
C 「この依頼はジョアンコーチの指示なのかい?」
D 「カンピオーネのパス戦術って具体的にどんな物なんだい?」
E 「カンピオーネのパス戦術なんて物を僕達に教えて構わないのかい?」
F 「良ければその手紙を貸してみせてはくれないかい?」
G 「ジョアンコーチは元気にしているかい?」
H 「今日の試合はどうだったかな?」
I 「アルシオンのデータの方が欲しいんだけど…ダメ?」
J 「君には恋人とか居ないのかい?」
K 「モッツァレラチーズとトマトを頼もうと思うんだけど…どう思う?」
L 「ところでさっきの年配男性2人組の席を見てみなよ」(要5票)
M その他(質問内容を具体的に)
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
最大であと3回質問可能で、既に2回質問しています。
650 :
森崎名無しさん
:2012/06/24(日) 01:20:52 ID:d7RLu4Wg
E
651 :
森崎名無しさん
:2012/06/24(日) 01:26:41 ID:6wzAV+As
L
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