キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【全力で】ライ滝第二三話【MAKE!】

1 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/07/01(日) 23:17:44 ID:???

『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
色々あってサッカー部のない高校に入ってしまった滝一がサッカー部を創って全国を目指すお話です。
基本的には本編と同じくカードを引いたり選択肢の中から皆さんに一つを選んでもらう事で進行していきます。
サッカー選手権大会も三回戦に突入。頑張って高校サッカー界を制してください


【これまでのあらすじ】(内田真礼さんあたり)
片桐にそそのかされて南葛高への進学を止め独り立ちをした滝君。ところが入学した生田(仮)高校はサッカー部のない高校だった!
色々あって滝は無事仲間を集めサッカー部を創部したけど裏で練習施設の使用許可と引き替えに世にはびこる悪と戦うことになりました。
その後戦いや合宿を経てた末に遂に冬の高校サッカー選手権の予選が開幕。生田(仮)は見事全国へと駒を進めました。
その全国大会もいよいよ準々決勝。2-0でリードしてるけどまだまだ油断は禁物!
よい子は見ちゃダメ☆
てな感じで進んでいます


さらに簡単なあらすじ

番場「スレタイ通りに自重しといたぜ」
次藤「怪我したりマネジャーに怒られたり前半だけでダイジェストったり散々だったタイ」
滝「鹿だ!?」
ピョン「ガゼルだ!」
魁「思いっきり走ったらふっきれたかな。よっしゃ、ふらの戦は頑張るぜ!」
矢車「勝負だ、天道……」
天道「良いだろう。受けて立つ」
松山「ドリブル技があれば……フフフ」
???「響を怪我させるなんて絶対に許さない!」

801 :森崎名無しさん:2012/08/28(火) 23:04:53 ID:pkZ6HQ9k
左FW:真司
右FW:始

802 :森崎名無しさん:2012/08/28(火) 23:08:04 ID:BQutckqs
左FW:真司
右FW:始

803 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/28(火) 23:09:47 ID:???

スタメンが決定した所で、最後に装備品の選択をしてもらって今日の更新は終わりにしたいと思います


【現在装備中のアイテム】
ドリブル+1:始
パス+1:明石
シュート+1:光太郎
タックル+1:士
ブロック+1:K良太郎
おもいごうぎEX(試合中J・Qでも覚醒):大
スーパー戦隊シンボル(スーパー戦隊のキャラクターが装備すると全能力+1):魁
流星マーク(ミライが装備すると全能力+1):ミライ
ファイズポインター(タックル+2、タックル判定でクラブを引いても相手よりカードの数値が高い場合反則無効):巧
恐竜ディスク(必殺パスカット「天地一閃(1/4でパスカット+4)」が使用可能に):天道
ターボユニット-W(ドリブル+2):滝
バルカンボール(シュート+2):真司

【未装備のアイテム】
カット+1

【離脱者が装備中】
鯵DEATHの帽子・改(セービング+2):ジャン
青い労働者(せりあい+1):敬介
絶縁体グローブ(セービング+3、せりあい+1):茂

804 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/28(火) 23:11:09 ID:???

ドリブル+1:
パス+1:
シュート+1:
タックル+1:
カット+1:
ブロック+1:
おもいごうぎEX:
青い労働者:
スーパー戦隊シンボル:
流星マーク:
鯵DEATHの帽子・改:
ファイズポインター:
恐竜ディスク:
ターボユニット-W:
バルカンボール:
絶縁体グローブ:

上記をコピペし、それぞれ装備させたい選手の名前を書き込んで下さい
装備させない場合、装備を変更しない場合はそのアイテム欄になにも書かなくてOKです

先に【二票】入った選択肢で続行します
ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません

【補足・補正】
▼既にアイテムを装備している人物が他のアイテムを装備した場合、その前に装備していたアイテムは強制的に外されます


ではでは〜

805 :森崎名無しさん:2012/08/29(水) 00:01:43 ID:rbc9ebe2
ドリブル+1:
パス+1:
シュート+1:
タックル+1:
カット+1:
ブロック+1:
おもいごうぎEX:
青い労働者:ジロー
スーパー戦隊シンボル:
流星マーク:
鯵DEATHの帽子・改:ゲン
ファイズポインター:
恐竜ディスク:
ターボユニット-W:
バルカンボール:
絶縁体グローブ:

806 :森崎名無しさん:2012/08/29(水) 20:24:14 ID:???
未決age

807 :森崎名無しさん:2012/08/29(水) 20:27:02 ID:Gex1+irI
ドリブル+1:
パス+1:
シュート+1:
タックル+1:
カット+1:
ブロック+1:
おもいごうぎEX:
青い労働者:
スーパー戦隊シンボル:
流星マーク:
鯵DEATHの帽子・改:
ファイズポインター:
恐竜ディスク:
ターボユニット-W:
バルカンボール:
絶縁体グローブ:

808 :森崎名無しさん:2012/08/29(水) 21:34:37 ID:l/C8uBWU
ドリブル+1:
パス+1:
シュート+1:
タックル+1:
カット+1:
ブロック+1:
おもいごうぎEX:
青い労働者:ジロー
スーパー戦隊シンボル:
流星マーク:
鯵DEATHの帽子・改:ゲン
ファイズポインター:
恐竜ディスク:
ターボユニット-W:
バルカンボール:
絶縁体グローブ:

809 :森崎名無しさん:2012/08/29(水) 21:39:32 ID:???
20スレの626を見る限り離脱者が装備しているアイテムって
取り外せないはずだったと思うが…

810 :森崎名無しさん:2012/08/29(水) 21:51:20 ID:???
それだと不便だから変更されたとかはないのかな?

811 :森崎名無しさん:2012/08/29(水) 23:53:50 ID:???
>>588-592
ところで光太郎さん今度こそちゃんとやってくれますよね?

812 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/30(木) 23:37:50 ID:???
>>809
810の仰る通り離脱者のアイテムが取り外し不可になると色々不都合が起きる為(装備を持ったまま離脱したジャンの例しかり)、
勝手ながら仕様を変更させて頂きました。報告を怠ってしまい申し訳ありません
>>811
光太郎「心配をかけてしまってすまない。約束は出来ないけど全力は尽くすつもりだ」

左FW:真司
右FW:始

青い労働者:ジロー
鯵DEATHの帽子・改:ゲン


矢的「左FWが真司、右FWは始だ」

真司「っしゃあ!(外されなかった! これで得点王も十分狙えるぜ)」

始「ああ。分かった」

 矢的の言葉に真司は気合十分に答え、始は小さく頷く。
 こうして明日の南葛戦のフォーメーションが無事決定するのだった。


▼生田(仮)のフォーメーションとスタメンは以下のように決定しました
−○−○− ○真司 ○始
−−−−−
−−○−− ○光太郎
○−−−○ ○滝 ○魁
−−○−− ○天道
○−○−○ ○巧 ○ミライ ○大
−−○−− ○K良太郎
−−○−− ○ゲン

813 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/30(木) 23:38:52 ID:???

矢的「さて、スタメンの発表も終わったし今夜のミーティングはここまでだな。
   ここから先は連戦だ。しっかり休んで体調を整えておくように。以上!」

 最後に一同にそう告げ、大部屋を後にする矢的。
 それに続いて我夢と翔一の二人も立ち上がる。

我夢「それじゃ、僕達もお暇させてもらうよ。明日の試合も頑張ってくれ」

翔一「皆さんが戦ってる間にもう一個の準決勝の方はばっちり調べておきますからね〜」

滝「おう、頼んだぜ」

我夢「ああ。それじゃまた明日」

 こうして我夢と翔一もまた大部屋から立ち去り、残された部員たちは矢的の言葉通り早めに休息を取る事にした。

滝「……っと、寝る前にやっとく事があったな。ジロー!」

ジロー「? どうしたんだ、滝」

 滝もまた明日に備えさっさと寝ようとするが、ふとやる事を思い出しジローへと声をかける。

滝「明日の試合、敬介さんから返して貰ったこれを装備しといてくれ。
  長野の実力次第じゃお前に出てもらう事になるかもしれないからな」

 そう言いながら滝がジローに預けたのは普段敬介が装備していた「青い労働者」だった。
 ジローはスタメンではないが対空戦の実力は今のメンバーの中では屈指であり、途中出場は十分考えられる。
 ならば長野対策として少しでもせりあいに強くなってもらおうと、滝は敬介から返して貰った青い労働者を預ける事にしたのだ。

814 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/30(木) 23:39:54 ID:???

ジロー「これは……ありがとう。もし出番が回ってきたら全力で応えるよ」

滝「おう。さて、そんじゃ寝るとするか。
  (アイテムっていえば茂からグローブも預かってるけど……これは試合前におゝとりって人に渡しとくか)」

 こうしてジローに青い労働者を預けると、滝はさっさと布団を敷いて横になるのだった。


▼装備品の状態が以下のようになりました

【現在装備中のアイテム】
ドリブル+1:始
パス+1:明石
シュート+1:光太郎
タックル+1:士
ブロック+1:K良太郎
青い労働者(せりあい+1):ジロー
おもいごうぎEX(試合中J・Qでも覚醒):大
スーパー戦隊シンボル(スーパー戦隊のキャラクターが装備すると全能力+1):魁
流星マーク(ミライが装備すると全能力+1):ミライ
ファイズポインター(タックル+2、タックル判定でクラブを引いても相手よりカードの数値が高い場合反則無効):巧
恐竜ディスク(必殺パスカット「天地一閃(1/4でパスカット+4)」が使用可能に):天道
ターボユニット-W(ドリブル+2):滝
バルカンボール(シュート+2):真司
絶縁体グローブ(セービング+3、せりあい+1):ゲン

【未装備のアイテム】
カット+1

【離脱者が装備中】
鯵DEATHの帽子・改(セービング+2):ジャン

815 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/30(木) 23:40:55 ID:???

 といった感じで生田(仮)が明日に備えてミーティングを行っていたのと時を同じくして、
南葛高校の宿舎でもまた準決勝戦に備えてのミーティングが行われていた。

田岡「――というわけで、これが明日の対戦相手である生田(仮)のここまでの試合で得られた各選手の簡潔な情報だ。
   見ての通り俺の見立てではこのチームの選手のポテンシャルは東邦に匹敵する。間違いなく優勝を狙えるチームだ」

仙道「へえ。そいつは面白そうだ」

 生田(仮)の選手の情報の書かれたホワイトボードを叩きながらクワっと目を見開く田岡。
 そしてその情報を聞き、南葛の二年生エースである仙道は心底楽しそうに笑みを浮かべた。

田岡「(ふぅ、興味を持ってくれたか……全く、やる気のムラっ気が激しいというのも困りものだ)
   そしてこのチームは固定メンバーも多いが試合ごとにメンバーやフォーメーションを弄ってくる。
   向こうに合わせてのチーム選びは難しい。よって明日のフォーメーションはうちの基本形態、4-3-3で行くぞ。
   GKは魚住! DFは魚住! DFはスイーパー石崎! CB中山! サイドバックは左が岸田、右が中里だ!」

魚住&石崎「「うっす!」」

中山(生田(仮)……夏には手も足も出なかったがリハビリを終えた今なら!)

岸田(監督の情報じゃこの大会で右FWやってる小津ってのはジャンピングボレーの使い手だって話だけど、
   俺のフカヒレクリアーの餌食にしてやるぜ!)

 よもやその魁がMFに配置されているなど露知らず、不敵な笑みを浮かべるシャークであった。
 もっとも同じサイドなのは不幸中の幸いではあったが。

816 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/30(木) 23:41:56 ID:???

田岡「MFは左から井沢、仙道、岬!」

仙道「うーっす」

岬「はい(どうも向こうのチームは右に比べて左が薄いみたいだし、明日は僕にお鉢が回ってきそうだね。
  思っていたよりアシストが稼げていないし、1ゴール2アシストが目標、って所かな。
  なんにしても急成長してるらしい滝が相手じゃなくて良かったよ。もし負けでもしたら僕の評判に傷が付く事になっただろうしね)」

※明日の岬側のSHは滝です。

井沢「はい!(監督は妙に滝の奴を高く評価していたけど、
   それでも俺を左に置いてくれたって事はつまりそれだけ監督が俺の力を評価してくれてるって事だよな!
   滝、悪いが明日は俺の踏み台になってもらうぜ!)」

※明日の井沢側のSHは滝ではありません。

田岡(岬と井沢の配置を変えるという手もあったが、あからさまに行動に移すと井沢のモチベーションに影響が出る危険があったからな。
   自尊心の高い井沢は口で説明するより実際に当たって折れてもらう方が早いだろう。
   勝率を下げる事になる賭けだが、いずれ井沢のプライドは一度徹底的に破壊しておく必要があった。丁度良い機会だと思おう。
   出来ればここで完膚なきまでに挫折して自尊心を向上心に変換させられるようになれば良いのだが……)

 さらに補足すると田岡は井沢が滝に勝てるとは微塵も思っていなかったという。
 というか滝を利用してちっぽけなプライドを捨てる意志を見せない井沢の自尊心を破壊し尽くす気でいましたとさ。南無。

田岡「そして最後にFW! ここに入るのは――」

817 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/30(木) 23:43:55 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【南葛のFW→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ→「池上、長野、来生だ!」
ハート→「池上、福田、来生だ!」
スペード→「福田、長野、来生だ!」
クラブ→「池上、長野、福田だ!」
JOKER→「ええい、もうお前ら若造には任せておけん! FWは俺、安西先生、高頭だ!」 どうすんだこれ


短いですが今日もこれだけ
作業用に川井憲次の曲聞いてたらそのままノリで川井憲次祭りに移行してしまいまして……
川井憲次が神作曲家なのがアカンのや。俺は悪くねえ!
……ごめんなさい明日はちゃんと頑張ります
ではでは〜

818 :森崎名無しさん:2012/08/30(木) 23:44:05 ID:???
【南葛のFW→ ダイヤ4

819 :森崎名無しさん:2012/08/30(木) 23:54:15 ID:???
>>815
>GKは魚住! DFは魚住!

なにィ!?分身だとォ!?

820 :森崎名無しさん:2012/08/31(金) 02:02:17 ID:???
(アイテムっていえば茂からグローブも預かってるけど……これは試合前におゝとりって人に渡しとくか)」

鯵DEATHの帽子・改:ゲンってなっているから帽子じゃないのでしょうか?

821 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/08/31(金) 22:10:32 ID:???
>>819
なんと中里だけじゃなく魚住もNINJAだったのかー
……ミスですねすみません
>>820
素で帽子をグローブと勘違いしてました。ご指摘ありがとうございます
なんだか昨日はミスが多かったですね。申し訳ありません


今日はちょっと更新出来なさそうです
明日はちゃんと時間取れそうなのでご容赦下さいませ

822 :森崎名無しさん:2012/08/31(金) 22:15:51 ID:???
お疲れ様ですー

823 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/01(土) 22:11:25 ID:???
南葛のFW→ダイヤ4
→「池上、長野、来生だ!」


田岡「左から池上、長野、来生だ!」

池上「はい!」

長野「分かりました!(今日出番がなかった分明日は活躍してみせる! 見ててくれ、レナ!)」

来生「ハッハァ!」

福田「……!」ガーン

 相手に滝がいる事に配慮したのか、田岡が起用したのは元チームメイトの来生と長野、そして三年の池上の三人であった。
 結果あぶれることとなった福田はショックを受けながら肩を落とすが、田岡はそれを無視して話を続ける。

田岡「フォーメーションの発表は以上。次に明日の試合の戦術についてだが、彦一!」

彦一「はい! 監督の指示通りちゃんと纏めときましたで!」

 田岡に呼ばれて姿を現したのは関西弁を使う少年だった。
 彼の名は相田彦一。南葛高校のサッカー部の部員であるが情報収集能力の高さからマネージャーのような仕事も行っている選手である。
 というかサッカーの実力の方はさっぱりなので、ほぼマネージャー扱いといっても良いかもしれない。閑話休題。
 そして件の彦一は、分厚い冊子を部屋内の部員達の前に置いて行く。

石崎「重っ!? なんじゃこりゃ!」

魚住「随分と分厚いが、敵チームの詳細なデータなのか?」

 その魚住の問いを彦一は即座に否定する。

824 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/01(土) 22:12:41 ID:???

彦一「ちゃいます。これは予選からここまでの試合を見て纏めた滝さんのデータですわ」

井沢「なにィ。これが全部滝のデータなのかよ!」

 成程見れば確かに表紙には「マル秘情報 あなただけにそっとおしえる これが滝一だ!! by相田彦一」と書いてあった。
 冊子の厚さは人を始末出来そうなレベル。これが全て滝一人のデータだと考えれば驚くのも当然だろう。

彦一「むっちゃデータ取りまくりましたから、苦労しましたけどかなり信頼出来るデータやと思います。
   滝さんの動きの癖なんかもばっちり書いてありますよ」

池上「おいおい、滝って奴はここまでする必要があるのか」

岸田「いや、ここまでする必要があるとは……」

田岡「ある!」

 断言であった。

田岡「はっきりと言っておこう。滝のライン際における滝の突破力はこの大会に参加している誰よりも上だ。
   対策なしで止められる選手など存在しないと言っても過言でもない」

中山「滝、そこまで力をつけていたのか……」

田岡「夏の時点で目をつけておいたお陰でこの大会で早めから警戒しておけたのは僥倖だった。
   おかげで奴を丸裸にするのに十分なデータが取れたからな。スタベンも含め全員この資料を熟読しておくんだ。
   生田(仮)を攻略するには一にも二にも奴の突破を防ぐ事が……」

彦一「あの〜、すんません監督」

 キリッとした表情で話をする田岡に、横から彦一が水を差す。

825 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/01(土) 22:13:57 ID:???

田岡「む、どうした彦一」

彦一「人数分だけ刷ったと思うたんですけど、なんや冊子が一冊残ったんです」

田岡「全く、それはお前が数え間違えただけだろう。良く見ろ、ちゃんと全員揃って……」

 言いつつ室内を見渡し、そこで田岡は一つの事実に気付いた。

田岡「……ない!? 中里がいないぞ!」

 そう、中里の姿が見えなかったのだ。

田岡「そういえばスタメン発表の時も反応がなかったな。ええい、中里の奴はどこに行った!」

 田岡が怒鳴る中、渦中の中里はといえば――


【分岐】
先着一名様で、

【中里は何処→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ→中里「ふぅ……遅れてすまぬでござる」 タイミング良く中里が室内に入ってきた。なにやらすっきりした表情をしているぞ
ハート→中里「うぅ〜ん……おっぱいが一つ……おっぱいが二つ……」 刺激的な映像を見た結果貧血を起こし個室で休んでました
スペード→中里「お、遅れてすまぬ……(まさかあそこまでトラップが仕掛けてあったとは!)」 なにやらズタボロな中里がやってきた
クラブ→残念。中里の姿はどこにもなかった
JOKER→???「うぅ……捕まった挙句面妖な薬を飲まされるとは不覚なり……」 おや、見知らぬ女の子が室内に入ってきたぞ

826 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 22:14:29 ID:???
【中里は何処→ クラブ2

827 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 22:16:13 ID:???
さらば中里……

828 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 22:40:33 ID:???
さらば中里
また逢う日まで

829 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 22:42:56 ID:???
そして中里の代わりは分身した魚住ですね分かります

830 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/01(土) 23:10:13 ID:???
>>827-828
ただ資料を読む余裕がなくなるだけで余程の事がなければ試合には出られるはずですからご安心(?)を!
>>829
やめて!

中里は何処→クラブ2
→残念。中里の姿はどこにもなかった


 田岡がどなり散らすも、それに応えるはずの中里の姿は結局どこにもなかった。
 どうやら本当に室内には居ないらしい。

田岡「中里め、どこをほっつき歩いとるんだ!」

仙道「ちえ、サボるんなら俺も誘ってくれりゃ良かったのに」

田岡「バカモン! 全くお前ときたら……まあいい、中里は後で説教するとして話を戻すぞ。
   今渡した資料には各自後で目を通してもらうとして、他の主要選手の対策についてだが――」

 などといった感じで宿舎内でミーティングが再開される中、問題の中里は一人夜の街を全力で駆けていた。
 ビルを屋上伝いに舞う全身黒尽くめのその姿はさながら豹……というよりGのそれであった。

中里「ぬううっ! 拙者とした事が衣擦れの音で気配を断ち損ねてしまうとは不覚!」

 そう、国立半蔵学院にくのいちのシャワーシーンを覗きに行った中里は着替えの音にリビドーを抑えきれなかったのだ。
 相手は忍者養成学校の生徒。一瞬でも気配を発してしまえば気付かれてしまうのは道理であろう。
 慌ててその場から立ち去った中里だったが、完全に逃げ切る事は出来ず今も彼を捕らえるべく追跡者が迫っていた。
 中里が後ろを振り返ると、そこにいたのは――

831 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/01(土) 23:11:38 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【追跡者→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ→???「待って〜」 ピンク髪のドンくさそうな娘なりか。これはラッキーでゴザル
ハート奇数→???「待ちなさーい!」 なにやら主人公な雰囲気のするポニテ少女が追ってくるでゴザル
ハート偶数→???「アタシはセクハラするのは好きだけどされるのを見るのは大嫌いなんだよ!」 姐御肌の娘が追ってきてるでゴザル
スペード奇数→???「雲雀を覗こうとするとは……消す」 あの番傘を持った眼帯少女、なんかヤバそうな雰囲気でゴザル
スペード偶数→???「クラス委員として覗き魔は私が成敗します!」 あの黒髪ロングの大和撫子、足速えぇでゴザルよ!?
クラブ→上記全員とかマジやべえでゴザル!
JOKER→???

832 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:11:50 ID:???
【追跡者→ ダイヤA

833 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:19:10 ID:???
チッ

834 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:22:21 ID:???
中里じゃなくて追跡者が全力でMAKEにいってどーすんの!?

835 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/01(土) 23:39:08 ID:???
>>833
中里「え、なんで舌打ちされてるのでござるか」
>>834
まあ肝心なのは次の判定ですからw

追跡者→ダイヤA
→???「待って〜」 ピンク髪のドンくさそうな娘なりか。これはラッキーでゴザル


???「待って〜」

 中里を追ってきていたのはピンク髪の少々ドンくさそうな娘であった。
 彼女の名は雲雀(ひばり)。半蔵学院の一年で諜報活動を得意とする忍である。
 逆に体術に関しては本人のドジ属性も含めて少々難があり、そういった意味では中里的には非常にラッキーな相手であると言えた。

中里(フフフ、これは重畳。御しやすそうな相手の上服の上からでもやわらかいものがタプタプしてるのが良く分かるナリよ。眼副眼副。
   これは思う存分楽しませて貰ってから撒くとするでゴザル)

 大した事のない相手のようだと忍の嗅覚でつきとめた中里は脳内をピンク色にしながら鬼ごっこに興じるのだった。

836 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/01(土) 23:40:14 ID:???

【分岐】
先着二名様で、

【中里ダッシュ→! card】
【雲雀ダッシュ→! card+(ドジっ娘−3)】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧7→中里、思う存分dtpnを楽しんだ後遁走。高い浮き球補正がアップ!
=6〜0→中里、見事逃走に成功
≦−1→油断してたら捕まっちゃいました☆

【捕捉・補正】
▼中里のカードがダイヤ、ハートだった場合「分身ドリブル(+4)」が発動します

▼雲雀のカードがダイヤ、ハートだった場合「忍転身(+3)」が発動します
▼雲雀のカードがダイヤだった場合「秘伝忍法・忍兎でブーン(+4)」が発動します(忍転身と補正重複)
▼雲雀のカードがクラブだった場合「ドジ(−2)」が発動します


といった所で今日はここまで
ではでは〜

837 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:41:49 ID:???
【中里ダッシュ→ クラブ2

賽を…賽を転がせえええええ

838 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:42:49 ID:???
【雲雀ダッシュ→ クラブ6 +(ドジっ娘−3)】

839 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:43:28 ID:???
【雲雀ダッシュ→ クラブ5 +(ドジっ娘−3)】

840 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:43:38 ID:???
ひでぇ結果だw

841 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:43:56 ID:???
なんというお互い全力でMAKEにいく引き乙

842 :森崎名無しさん:2012/09/01(土) 23:45:54 ID:???
巨星乙ちず

843 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/02(日) 22:20:36 ID:???
>>837
中里「拙者に何の恨みがあるのでござるか!?」
>>840
グダグダですねぇ
>>841
最後までぶれないスレタイマジック効果w 乙どもです
>>842
なんとも悪運の強いNINJAですね。乙感謝です

中里ダッシュ→クラブ2
雲雀ダッシュ→クラブ6+(ドジっ娘−3)+(ドジ−2)
→中里、見事逃走に成功


 上記のように脳内ピンク色で余裕綽々状態の中里であったが、相手はドジでもくのいち候補。
 となれば――

雲雀「ええ〜いっ」

中里「おうわっ! 危ねえでゴザルよ!?」

 当然油断していて逃げ切れるはずもなく、中里は急接近してきた雲雀にあわや捕らえられそうになる。

中里「ぬうぅ、これは本気で逃げねばブタ箱行きになりかねぬ! 無念だが全力で逃げさせてもらうってばよ! 御免!」

 これによってdtpnを楽しむ余裕など消え失せ、中里はマジモードで雲雀を引き離すべく全力疾走を開始した。

雲雀「あっ、逃げちゃ駄目だよぉ!」

 当然逃がすまいと雲雀も速度を上げて中里を追おうとする。

雲雀「うひゃあっ!?」

844 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/02(日) 22:22:00 ID:???

 が、ここで雲雀は持ち前のドジによって何もない所で転倒。
 結果、中里はかろうじて逃走に成功するのだった。
 そして中里はしっかり撒けたかどうか確信するまでしばらくの間逃げ続け、完全に逃げ切ったと確信した所で宿舎に帰還する。

中里「ふぅ。逃走地点を特定されぬよう遠回りしたせいで時間を食ってしまったが、ようやく戻ってこれたでござr……」

田岡「バカモーーーーン! 何をやっとるんだお前は!」

中里「げぇーっ!? 監督!」

 無論即座にミーティングを終え玄関前で仁王立ちしていた田岡に発見されたのは言うまでもない。
 その後かろうじてスタメン剥奪こそされなかったものの、中里は夜中まで田岡にこっぴどく説教を食らうのだった。
 ――といった感じで中里が自業自得な目に遭っていた頃、ミーティングを終えた南葛の選手達は自室で彦一の資料に目を通していた。

井沢(滝の奴、ここまで念入りに対策をされるような実力になったのかよ。だけど明日は目に物見せてやるぜ!)

岬(解散する時監督に『恐らく井沢は滝に勝てない。井沢のプライドが折れたら僕とポジションを代えるぞ』って耳打ちされたけど……
  期待されるのは良いとけどこれは結果を出せないと僕の評価が落ちる事になるね。しっかり資料には目を通しておこう)

魚住「滝には妙な動きをするシュートがあるって話だ。彦一の資料で少しでも動きを読めるようになれば良いが……」

池上「頼むぜ魚住。一発止められれば体力の消費的にも大分こっちが有利になるんだ」

魚住「分かってる」

仙道「zzz……っと。どーもこういうのは苦手なんだよなぁ」

来生「ハッハx……zzz」

845 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/02(日) 22:23:00 ID:???

【分岐】
先着三名様で、

【池上の読解度→! card
 長野の読解度→! card
 来生の読解度→! card+(残念な頭脳−4)
 井沢の読解度→! card
 仙道の読解度→! card+(こういうの苦手−3)
 岬の読解度→! card+(頭脳派+3)】

【中山の読解度→! card+(勤勉+2)
 岸田の読解度→! card
 石崎の読解度→! card+(こういうの苦手−3)
 魚住の読解度→! card】

【浦辺の読解度→! card
 福田の読解度→! card
 越野の読解度→! card+(負けん気の強い越野+2)
 植草の読解度→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの合計値で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

15以上orJOKER→明日の試合、3/4でスキル「滝対策済み」が発動。効果はまだナイショ
11〜14→明日の試合、1/2でスキル「滝対策済み」が発動。効果はまだナイショ
7〜10→明日の試合、1/4でスキル「滝対策済み」が発動。効果はまだナイショ
6以下→残念。読んでる内に眠ってしまったぞ

【補足・補正】
▼中里は説教を受け続けた結果資料を読む時間がなくなりました。よって判定はありません

846 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 22:23:30 ID:???
【池上の読解度→ クラブ6
 長野の読解度→ ハート10
 来生の読解度→ ハート10 +(残念な頭脳−4)
 井沢の読解度→ ハート8
 仙道の読解度→ スペードJ +(こういうの苦手−3)
 岬の読解度→ クラブ3 +(頭脳派+3)】

847 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 22:24:39 ID:???
【中山の読解度→ クラブ2 +(勤勉+2)
 岸田の読解度→ ダイヤJ
 石崎の読解度→ クラブK +(こういうの苦手−3)
 魚住の読解度→ ダイヤJ

848 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 22:25:24 ID:???
>>846
妖怪いちたりない「フフフ三人寝かせてやったぞ」

【浦辺の読解度→ ハートJ
 福田の読解度→ ダイヤ3
 越野の読解度→ スペード3 +(負けん気の強い越野+2)
 植草の読解度→ スペード5

849 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 22:25:45 ID:???
【浦辺の読解度→ ハート7
 福田の読解度→ ダイヤ10
 越野の読解度→ クラブ10 +(負けん気の強い越野+2)
 植草の読解度→ クラブ9

850 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 22:26:58 ID:???
七人寝たw

851 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 22:28:18 ID:???
MAKEる気満々だなw

852 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 22:28:39 ID:???
マッチアップ相手の岬が寝たのはありがたい

853 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/02(日) 23:29:36 ID:???
>>850
内三人はベンチ要因なので大体半数が未習得になった感じですね
>>851
ですねぇ
>>852
残念な岬……

池上の読解度→クラブ6=爆睡
長野の読解度→ハート10=1/4でスキル「滝対策済み」を習得!
来生の読解度→ハート10+(残念な頭脳−4)=爆睡
井沢の読解度→ハート8=1/4でスキル「滝対策済み」を習得!
仙道の読解度→スペードJ+(こういうの苦手−3)=1/4でスキル「滝対策済み」を習得!
岬の読解度→クラブ3+(頭脳派+3)=爆睡
中山の読解度→クラブ2+(勤勉+2)=爆睡
岸田の読解度→ダイヤJ=1/2でスキル「滝対策済み」を習得!
石崎の読解度→クラブK+(こういうの苦手−3)=1/4でスキル「滝対策済み」を習得!
魚住の読解度→ダイヤJ=1/2でスキル「滝対策済み」を習得!
浦辺の読解度→ハートJ=1/2でスキル「滝対策済み」を習得!
福田の読解度→ダイヤ3=爆睡
越野の読解度→スペード3+(負けん気の強い越野+2)=爆睡
植草の読解度→スペード5=爆睡


 さてこの資料の熟読であるが、結果は見事に真っ二つに分かれる事となった。

長野(レナの前で不甲斐ない結果は見せられないよな。当たる機会は殆どないだろうけどしっかり目を通しておこう)

井沢「ふむふむ。やっぱり動きの癖自体は昔とそこまで変わってないのか。これなら覚えるのも難しくなさそうだな」

仙道「くぁぁ……さっさと読んじまって寝よう」

854 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/02(日) 23:30:40 ID:???

岸田「井沢が抜かれたら次に相手をするのは俺だ。ただの覚醒要員にならない為にも丸暗記するぞ!」

石崎「ぐああああ文字の読み過ぎで蕁麻疹がぁぁぁっ!! ええいこなくそ! 負けてたまるかよぉ!」

魚住「監督がわざわざ用意してくれたデータ。無駄にするわけにはいかないな」

デコー『この情報を記憶しておけば良いんだな。任せておけ』

浦辺「おう、頼んだ。そんじゃ俺は寝る。お休み〜」

 といった感じでしっかり読み説いていた(約一名インチキあり)者がいた半面、そうでない者もいるわけで。

池上「やっぱディフェンス難し過ぎるだろ……駄目だ、もう起きていられん……」

越野「zzz」

植草「zzzzzz」

福田「zzzzzzzzzzzzz」

来生「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」

中山(うっ、頭がくらくらしてきた……銭湯に行く前に自主練習をし過ぎたかな。これ以上は明日に支障が出るか……)

 残念な頭脳の持ち主やベンチという事で気の抜けていた者達、
そして体を苛め過ぎたせいで睡眠欲求にかられた中山といった面々は続々と脱落。資料を覚える事が出来なかった。
 またこの男も――

855 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/02(日) 23:31:42 ID:???

岬(な、なんだ……急に猛烈な眠気が……ちゃんと眠気覚ましにコーヒーも飲んだはずなのに……)

 本来こういった頭脳労働をそれなりに得意とする岬もまた急激な眠気に襲われていた。

岬(不味い不味い不味い……これで失敗して滝以下の評価を付けられたらそれなりに激戦の全日本MFの枠が危険に……うぅ……)

 それでもなんとか意識を保とうとする岬だったが、遂に眠気に屈して倒れてしまうのだった。

美子「岬様の麗しい寝顔ハァハァ……お疲れのご様子だったからお話合いをしている隙にお部屋のコーヒーに睡眠薬を仕込んで正解でした。
   岬様、今はごゆっくりお休みして明日の試合も頑張って下さいね。
   美子、今はお邪魔をしない為にもこうして遠巻きに応援させて頂きます。
   岬様が優勝した暁には会いに行きますから、それまで待っていて下さいね岬様ァ〜ん♪」

 なお彼が眠気に襲われた原因は、宿舎近くのホテルから望遠鏡で岬の部屋を観察していた彼女の仕業であったという。
 そして、敬介達の描写の前にここで一旦時間を準々決勝終了直後に巻き戻す。


【分岐】
先着一名様で、

【この判定、ホントはもっと前にする気だったけどうっかり忘れてました→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ハート→アルと二三の話です
JOKER→サビチェビッチと???の話です
クラブA→高杉と西尾の話です
その他→アルと新田の話です

856 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 23:32:40 ID:???
【この判定、ホントはもっと前にする気だったけどうっかり忘れてました→ ハート10

857 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 23:34:12 ID:???
今度はスレナンバーの二三登場でござる

858 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/02(日) 23:34:15 ID:???

アルと滝妹の話をする事になった所で今日はここまで。新田無念
中々準決勝まで行けませんがご容赦を
ではでは〜

859 :森崎名無しさん:2012/09/02(日) 23:35:09 ID:???
結局新田の進路は南葛とカンピオーネの2つだけ?
ウチに入れて仮面ライダーファルコンにする俺の計画は何もかもおしまいだ(笑)

860 :森崎名無しさん:2012/09/03(月) 00:42:19 ID:???
南米からファルコンかブラックファルコン呼んで来ようぜ

861 :森崎名無しさん:2012/09/03(月) 00:44:01 ID:???
その手があったか!

862 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/04(火) 00:52:21 ID:???
>>857
本当にスレタイに影響されるスレでござる
>>859
残念ですが新田の活躍はアナカンさんの所にご期待下さいませ
>>860-861
この隼に対する飽くなきスピリッツには脱帽しますです

この判定、ホントはもっと前にする気だったけどうっかり忘れてました→ハート10
→アルと二三の話です


二三「いやー勝った勝った。全く一時はどうなる事かと肝を冷やしたよ」

 生田(仮)とふらのの試合終了直後、二三はホッと胸をなでおろしていた。

井沢「これで明日は兄貴達一さん達のチームで試合だね(兄貴明日は荒れそうだなぁ)」

あい「となると残念ですが一さんはここまでですね。お兄様が相手では勝てる道理がありません」

新田(いやその道理はおかしいだろ。来生の奴がどうやったら今の滝さんに勝てるんだよ。
   ……なんて言ってられる俺も余裕はないか。さっさと進路決めて練習しないと不味いよなこれ……)

三杉(この表情、今のインフレっぷりを目の当たりにして己の立場の危うさを理解したみたいだね。
   新田に本当に才能があるのならこの逆境で芽を出すはずだが)

 などと各々明日の試合や己の今後について思いを馳せる中、この少年もまた今後の事について思案していた。

863 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/04(火) 00:53:22 ID:???

アル(シュン・ニッタ。コーチの目に留まる程の才能の持ち主……今後の為にもどれくらいの実力を持っているのか確かめてみたい)

 そしてあわよくばここで……と何事か考え込んだ末、アルは一緒にサッカーの練習でもしないかと新田に話しかけようとする。

アル(……いや待て。初対面でいきなり「サッカーやろうぜ!」と誘って果たして了承が貰えるだろうか。
   ただ断られるだけなら良いけど万一悪印象を与えてしまった場合今後に支障が出てしまう可能性が……)

 だがその直前、アルはふとこんなネガティブな事を考えてしまい新田へと話しかけるのを躊躇してしまう。
 なおこの時の新田が焦燥感に駆られていたのは上記の通りであり、もし練習に誘っていれば一発OKが貰えた事をここに追記しておく。

アル(そうだ、この先にだってまだチャンスはあるはず。ここで焦っちゃ元も子もない。いきなりサッカーに誘うのは止めておこう。
   だとするとここは……そうだ、フレンドリーにお茶にでも誘って好感度アップ! この流れで行こう、うん)

 当然アルはそんな事を知る由もなく、しばしの思案の末に何故か新田をお茶に誘おうという結論に至るのだった。
 どう考えてもサッカーの誘い以上に警戒されるプランなのだが、そこに気付かないのは人生経験の浅さという事にしておいて下さい。

アル「(よーし、そうと決まれば早速行動だ!)君! ここで会ったのも何かの縁だ! 突然だけどこの後僕とお茶でもどうかな!」

 行動方針を決めた所でアルは即行動に移り、そんな事を言いながら新田の座っていた方に視線を向ける。
 どう考えても同性の相手に向けて使う誘い文句ではなかったが、そこに気付かないのは人生経けn(ry
 ――と、ここまでやった所でアルは一つの事実に気が付いた。

二三「……」

アル「……」

 先程アルが考え込んでいる内に既に新田は席を後にしており、アルが視線を向けた先にいたのは帰り支度をしていた二三だった。
という事にである。

864 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/04(火) 00:56:49 ID:???

アル(な、なにィィィィィィィィィィ!?)

 図らずも女性をナンパする形になってしまったアルは内心で絶叫。
 一方、よもや新田に対しての物だと気付くはずもない二三はこの突然の誘いにしばし呆然とした後――


【分岐】
先着一名様で、

【こういう事に対する免疫→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ハート→二三「……ひゃ、ひゃい!」 意外と免疫がないのか噛みながら咄嗟に了承してしまう
ダイヤ、スペード→ハートの結果+衛子「待てぃ!」 保護者が現れた!
クラブ→二三「喜んで」(ニコッ) どう見てもナンパしてきた相手から金をむしり取り馴れている笑顔です
JOKER→二三「やめて! 私に乱暴する気でしょう!?」 色々とかっ飛びすぎである
クラブA→二三「帰れ」(ニコッ) 馴れている上にばっさりであった


今日はこれだけ
何度も言いますがカッコいいアル君が見たい方には別の外伝を強くお勧め致します。ウチのはこんなんですので
だが私は謝らない
ではでは〜

865 :森崎名無しさん:2012/09/04(火) 01:01:04 ID:???
【こういう事に対する免疫→ ダイヤ8

866 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/04(火) 11:27:30 ID:???
こういう事に対する免疫→ダイヤ8
→二三「……ひゃ、ひゃい!」 意外と免疫がないのか噛みながら咄嗟に了承してしまう
 +衛子「待てぃ!」 保護者が現れた!


 実の所、二三にはこういった事に対する免疫が全くなかった。
 彼女の性格すれば馴れてさえいれば相手の男から金をむしり取る位の事は考えそうだが、
低身長に童顔(でも整ってはいる)、それに加えて少し前まで体型も貧相と三拍子揃っていた二三はナンパされた経験が皆無だったのだ。
 そんな二三にとってこの突然のナンパのお誘い(アルの方にはその気なし)は少々刺激的であったわけで。

二三「……へっ!? ひゃっ、はひゃい!」

 少々間を置いた後、二三はボンッと音が鳴りそうな勢いで顔を真っ赤に染め、噛み噛みになりながら思わずこれを了承してしまう。

アル(ええええええっ!? マジか!? どうすんだよ俺!)

 一方まさかOKが帰ってくると思っていなかったアルも更に落ち着きをなくし、
ヘタレ根性で今更「新田と間違えました」と切りだす事も出来ず心の中で盛大に頭を抱える。
 とまあ双方共にテンパった末に話が妙な方向に進みそうになった所で、二人にとって思わぬ助け舟が差し出された。

衛子「ちょおっと待ったぁ! なに二三をナンパしようとしてんのよこのHENTAI!」

アル「なにィ(誰がHENTAIだ!)」

 三人娘の中で(一応)一番の常識人な衛子が二人の間に割って入ったのだ。

867 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/04(火) 11:28:39 ID:???

二三「え、衛子ぉ……」

 こうして二三を守る様に割って入ってきた衛子に、二三は捨てられた子犬の様に半涙声で縋りつく。

衛子(うわ、予想外の事態に見舞われたせいで二三ってばすっかり性格がしおらしく……
   これは私が守らなければ!)

 普段自由奔放な二三が半泣きで自分を頼ってきた事に母性を掻きたてられたのか、衛子は決意も新たにキッとアルを睨みつける。
 そして――


【分岐】
先着一名様で、

【で、どうするんですか?→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→衛子「お茶の誘いなら私とあいちゃん、三杉さんも付き合いますけど」 三杉「ちょっと待て何故僕が巻き込まれ……」
スペード→衛子「お茶の誘いなら私とあいちゃんも付き合いますけど、良いですよね?」
クラブ→衛子「普段計算高いキャラを気取ってる割にこういうのに純な二三に変な真似をしようなんて絶対に許さない! シッシッ!」
JOKER→出てから考えます


ひとまずこれだけ
続きは出来れば今日の夜にまた更新します

868 :森崎名無しさん:2012/09/04(火) 11:40:08 ID:???
【で、どうするんですか?→ クラブ5


869 :森崎名無しさん:2012/09/04(火) 20:53:27 ID:???
唯一「二三」という単語があるクラブ分岐になった件

870 :森崎名無しさん:2012/09/04(火) 23:32:15 ID:???
アルくんかわいい
二三ちゃんかわいい

871 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/05(水) 02:03:33 ID:???
>>869
果たしてこのマジックは最後まで継続するのでしょうか
>>870
そう感じて頂けたのなら幸いでございまする

で、どうするんですか?→クラブ5
→衛子「普段計算高いキャラを気取ってる割にこういうのに純な二三に変な真似をしようなんて絶対に許さない! シッシッ!」


 この状況で衛子が取った行動は単純明快だった。簡潔に言えば「ナンパ野郎(アル)を追っ払う」である。

衛子「あんたね、そりゃ確かに二三は普段はお気楽かつ計算高いキャラを気取ってる上にお金にがめついし、
   ついでに胸に栄養が偏っちゃっててナンパの誘いをホイホイ受けるお尻が軽そうな女に見えると思うわよ。
   けどね、この子は根は純真なの、ピュアなの。私達の中じゃ一番女の子っぽいメンタルしてるの。そうは見えないと思うけど。
   そんな二三に対して変な真似しようなんて私が許さないから! 諦めてとっとと帰りなさい! シッシッ!」

 などと衛子は一気にまくし立て、アルに向けて手を払う。

二三「……衛子、実は私の事嫌いとかじゃないよね?」

 なお、庇われている当の二三は衛子の発言に少々冷静さを取り戻していたという。
 さて、こんな感じで衛子に全力で害虫の如く追い払われているアルはと言えば――

アル「……ああ、うん。そうする……色々と悪かったよ」

 ただ新田と親交を図ろうと考えていただけだったのに、あれよあれよという間に悪い虫扱いされてしまった事にすっかり心が折れていた。
 アルは萎れた様子で衛子と二三に向けて頭を下げ、とぼとぼと出口に向かって歩いて行くのだった。
 その様子を見送りながら、とりあえず落ち着きを取り戻した二三はバツの悪そうな表情を浮かべる。

872 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/05(水) 02:05:26 ID:???

二三「……なんか悪い事しちゃったかな」

あい「いえ、『男は狼なのよ、気をつけなさい』と古人も詠っています(お兄様除く)。
   ああいう時は毅然とした態度でNOを突きつけなければいけません。ぼやぼやしていると後ろからバッサリされてしまいますよ」

衛子「あいちゃん、言わんとしてる事は分かるけどもうちょっと分かりやすく話をしてほしい。
   ま、とにかくあいちゃんの言う通りいきなりナンパなんてしてきた奴の事なんて気遣う必要なし!
   明日の試合の時にまた会う事もあるかも知れないけど、その時は変に気遣ってあの男に付け込まれるような事しちゃ駄目だからね」

二三「……うん。分かった」

 心配してくれるのは嬉しいのだがなんとなく二人が言う程アルに対して悪感情を抱く事が出来ず、
二三は立ち去って行くアルの背中を眺め続けながら生返事を返すのだった。


 ――などと観客席サイドで色々と起こっていたようだがそれはひとまずここまでとし、時間を再び準決勝前夜に進める事とする。

立花「よぉし着いたぞ! ここが今回の特訓場だ!」

 既に滝達や南葛の面々が就寝していた頃、大会会場から大きく離れた山奥で立花が元気に声を張り上げていた。
 傍らには当然敬介と茂の姿もある。

茂(ったく、オヤジの野郎まさかここまで遠出するとはな……)

敬介(俺はともかくお前の方としては確かに厳しいな。会場までの到着時間を考えれば恐らく脱出のチャンスは最初の一度きりだろう)

茂(ま、失敗したら大人しくオヤジの特訓に付き合うとしますかね)

 立花に聞こえないようヒソヒソと言葉を交す二人。
 そしてそのチャンスはすぐにやってきた。

873 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/05(水) 02:06:53 ID:???

立花「え〜っと、確か機材がこの辺に……」

 立花が特訓機材を探すために愛車のジープの中を漁り始めたのだ。

敬介「(おやっさんに隙が出来た!)チャンスだ茂!」

茂「おう!」

 立花の注意が逸れているこの千載一遇の好機を逃すものかと、茂は敬介の言葉を受けると共に一目散に逃走を開始した。


【分岐】
先着一名様で、

【レッツ逃走中→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

K、JOKER→試合外だと引きの良い茂、無事脱出成功!
その他→なんとトラップが設置してあった! 脱出失敗!


短いですが今夜の更新はこれだけとなります
ではでは〜

874 :森崎名無しさん:2012/09/05(水) 02:07:22 ID:???
【レッツ逃走中→ ダイヤ3

875 :森崎名無しさん:2012/09/05(水) 23:06:31 ID:???
乙でしたー

876 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/06(木) 23:01:16 ID:???
昨日休んでおいて申し訳ありませんが本日の更新も休ませて頂きます
明日は更新出来ると思うのでご容赦を

877 :森崎名無しさん:2012/09/06(木) 23:48:41 ID:???
ごゆるりとー

878 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 01:22:53 ID:???
レッツ逃走中→ダイヤ3
→なんとトラップが設置してあった! 脱出失敗!


 明日の試合に間に合う為に決死(?)の逃走を図る茂だったが、しかしその行動は一瞬にして水泡に帰す事となった。

茂「のうあっ!?」

敬介「なにィ!?」

 なんと、逃げ出した茂はその直後盛大に落とし穴に嵌ってしまったのである。
 と、そこにロープを抱えた立花が慌てた様子で駆け寄ってきた。

立花「あっちゃあ、遅かったか! この辺は対怪人用に色々と罠を仕掛けてたって言おうと思ってたんだけどすっかり忘れちまってた!
   おーい、大丈夫か茂ーっ!」

 幸いというべきか立花は茂がトンズラする気だった事には気付いていないようであり、心配した様子で穴の中にロープを投げ込む。
 穴は結構な深さがあったようであり、茂はロープに掴まってやっとこさ地上へと上がってきた。

茂「なんとかな。ったく、俺だから良かったけどこんなのに普通の人間が落ちたら大事になるぜ。そこんとこ考えてたのかよオヤジ」

立花「当たり前だろ。だから人が来ないような山奥に特訓施設とトラップを仕掛けといたんだからな。
   さっきも言ったがこの落とし穴の他にも色々罠があるからな。迂闊に動くんじゃないぞ」

茂「へーへー(こりゃ脱出は無理そうだな)」

敬介(ああ。条件が悪すぎる。皆に期待するしかないか)

 ただでさえ時間を食いそうな山奥での特訓に加え罠まで仕掛けてあるこの状況。
 無理に脱出を図り怪我でもしたらどうしようもないと、茂は脱走を諦め素直に立花の特訓を受ける事にするのだった。

879 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 01:24:10 ID:???

 こうして時間は過ぎて行き、準決勝の日がやってきた。

―試合開始前、生田(仮)控え室―

矢的「――さて、遅くなったが紹介しよう。彼が今日茂の代理でキーパーに入ってくれることになったおゝとりゲンさんだ」

ゲン「おゝとりだ。サッカーは専門ではないから至らない所もあるだろうが、力の限りを持ってプレイさせてもらう。宜しく頼む」

 矢的に紹介されて現れたのは雲水僧のような格好をした壮年の男だった。
 彼こそがウルトラマンレオことおゝとりゲン。ミライが呼び寄せたウルトラ兄弟随一の格闘家である。

ミライ「こちらこそ忙しい中ありがとうございます、ゲン兄さん!」

矢的「僕からも礼を言わせて下さい。本当にありがとうございます」

 そのゲンに笑顔で礼を言うミライと矢的。彼らにとってゲンは兄同然の存在、協力してくれた事に喜びもひとしおなのだろう。

滝(――という事実を知っているのは今の面子の中だと俺だけになるわけか。ジャンも結城さんもいないし
  しかし……ゲン……ゲンさん……GKでゲンさん……なんというか……)

 よくよく考えると非常に若林と被るわけで。
 若林に良い感情を持っていない身としては微妙に気分が良くないし、笊と同じ呼び方というのもあまり験がよくないのではなかろうか。
 といった諸々の事を頭の片隅で考えつつ、滝もキャプテンとしてゲンに挨拶をする事にした。

880 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 01:25:51 ID:???

行動を選択して下さい

A:「急な頼みだったのに協力してくれてありがとうございます、ゲンさん」 被ってるからなんなんだ。気にしない方向で
B:「急な頼みだったのに協力してくれてありがとうございます、おゝとりさん」 やっぱりゲンさんは嫌だ
C:「急な頼みだったのに協力してくれてありがとうございます、レオ兄さん」 ミライの真似をしてみよう
D:その他

先に二票入った選択肢で続行します
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今日はここまで
埋めネタもあるし試合開始は次スレに持ちこしかな?
ではでは〜

>>877
どうもですー

881 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 01:26:52 ID:gguNIBjM
A

882 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 01:28:39 ID:+Yas2bzo
B

883 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 01:33:08 ID:xu7GFjpU
A

884 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 01:34:12 ID:???
おつおつ〜

>埋めネタもあるし試合開始は次スレに持ちこしかな?
つまり全力でMAKEな試合にはしないということですねわかります

885 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 01:38:13 ID:???
ゲンさん呼びは実は原作のカルツだけというレア呼称
個人的には大工さんとワカツの剣豪が思い浮かぶ

886 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 22:11:23 ID:???
>>884
どもども〜
そこは次のスレタイ次第なんじゃないでしょうかw
>>885
ありゃ。カルツだけでしたっけ、ゲンさん呼び。結構印象に残ってたんですが

A:「急な頼みだったのに協力してくれてありがとうございます、ゲンさん」 被ってるからなんなんだ。気にしない方向で


滝「(……まあ別に気にするこたないか。良く考えれば別に若林と被ってるからってどうって事はないわけだし)
  ゲンさん、忙しいと聞いてたんですけど今日は急な頼みに協力してくれてありがとうございます」

 礼を述べると共に滝がペコリと頭を下げると、ゲンは笑いながらそれに応える。

ゲン「前からミライにはこういう事があるかもしれないと聞いていたから準備はしていたんだ。畏まる必要はないさ。
   (それに、そろそろ一度ダン隊長に会いに行こうと思っていた所だったからな)改めて今日はよろしく」

滝「こちらこそよろしくお願いします……あ、それとこれを。験担ぎみたいなものですけど、多少は役に立つと思います」

 簡単に挨拶を交すと、滝はジャンから返して貰っていた鯵DEATHの帽子・改をゲンに差し出した。

ゲン「験担ぎ、か。わかった。ありがたく使わせてもらおう」

 ゲンは受け取った帽子を少しの間眺めた後、ゆっくりと被る。
 こうして帽子を被った雲水僧というなんとも微妙な姿の男が滝の目の前に誕生し、生田(仮)の試合前の準備は全て整うのだった。


滝「……っていうかゲンさんその格好で試合する気なんですか?」

ゲン「急な話で俺のサイズに合うユニフォームが間に合わなかったんだそうだ。仕方あるまい」

887 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 22:12:25 ID:???

 こうして試合開始までの時間が刻一刻と迫る中、観客席の方はといえば――


【分岐】
先着一名様で、

【本日の観客→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→三杉、三人娘、サビチェビッチ、アル、新田、山森
スペード、クラブ→三杉、三人娘、サビチェビッチ、アル、新田
JOKER→ダイヤ、ハート+???

888 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 22:12:45 ID:???
【本日の観客→ ダイヤ9

889 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 22:13:47 ID:???
山森と???以外はみんな一緒やん

890 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 22:14:29 ID:???
JOKERだと山森にストーカーもついてくるんですか?
ダイヤかハートでも普通にいそうだけどw

891 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 23:36:21 ID:???
>>889
決勝も近いので来る人は殆ど来るようになってます
ちなみに???は今まで出てこなかった弥生ちゃんの予定でした
>>890
それはもう当然w
触れなければ出てこないはずですが

本日の観客→ダイヤ9
→三杉、三人娘、サビチェビッチ、アル、新田、山森


 準決勝という事もあってそれなりの数の観客が競技場を埋める中、会場へやってきた新田と山森はキョロキョロと周囲を見渡していた。

新田「うっへえ、流石に人が多いな。こっから三杉さんを見つけるのは骨だぞ……」

山森「はあ……新田が寝坊しなければもっと早く来れたのに。
   そもそも今日も一緒に見る気だったんなら昨日会った時に観戦の約束をしておけば良かったんじゃないか」

新田「うるへえ。昨日は(色々あって)そんな余裕がなかったんだよ。
   (で、居てもたってもいられなくて夜中まで練習してたら寝坊しちまうし……何やってんだろうなあ、俺)
   ……っと、そんな事言ってる暇があったら三杉さんを探すぞ!」

山森「はいはい」

 わざとらしく声を張り上げる新田の心情を知ってか知らずか、苦笑しながらそれに付き合う山森。
 そして三杉の姿を探す事しばし、二人は人混みの中に三杉の姿を発見する。

892 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 23:37:33 ID:???

新田「お、あれは……間違いない、三杉さーん!」

 大声を出しながら新田が三杉の元に駆け寄ると、当の三杉は渋い顔でそれを出迎えた。

三杉「……新田、悪いがあまり大声で呼ぶのは控えてくれ。あんまり目立ちたくないんだ」

新田「あ、すいません。つい……」

三杉「次から気を付けてくれればいいさ。おや、今日は山森も一緒なのかい」

山森「お久しぶりです、三杉さん」

三杉「ああ、久しぶりだね」

 お辞儀をする山森にエレガントに微笑みを返す三杉。
 と、時を同じくして更に複数の人物が三杉達の前に現れる。

サビチェビッチ「おや、今日は連れが多いみたいだね」

あい「こんにちわ、三杉さん」

 サビチェビッチとアル、それに修哲三人娘がそれぞれ反対の方角から三杉を見つけてやって来たのだ。

三杉「……やれやれ、示し合わせてもいないのにいつの間にかすっかり大所帯だ」

 空きそうな場所に座っていて良かったよ。と苦笑する三杉だったが、そこではたと一つの事に気付く。

893 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 23:38:46 ID:???

三杉(いや待てよ……この集団が揃ったと言う事は……)

 嫌な予感のした三杉がサビチェビッチ達の方に目をやると――

二三「あ……」

アル「う……」

衛子「……」

 両者非常に気まずそうに顔を見合わせるアルと二三、おまけに「二三に変な事したらしばくぞ」と睨みをきかせる衛子。
 そこには案の定な光景が広がっていた。

新田(な、なんだこの空気は。昨日は普通だったと思ったけど……)

山森「え、なに? なにこれ」←完全に置いてきぼり

サビチェビッチ「ふむ、昨日からアルの様子がおかしかったとは思っていたけど、やっぱり何かあったんだね?」

三杉「ああ、まあね。本人が言っていないのなら僕の口から事情を話すのは控えておくよ」

 こうして三杉一行の周囲が剣呑な雰囲気に包まれる中、しばらく間をおいて事の当事者が動き出した。

894 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/08(土) 23:39:55 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【試合前に何やってんだろうねこの人達→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→アル「昨日は本当にゴメン! これ、お詫びの品……」 アル君、何やら小さい紙袋を差し出したぞ!
スペード→アル「えーっと……昨日は本当にゴメン!」 アル君ただただ謝るの巻
クラブ→アル「……」 居たたまれなくなったアル君、まさかの逃亡。ヘタレである
JOKER→アル「昨日は酷い事して本当にゴメン! 責任は取るから結婚しよう!」 二三「えちょっ……はいぃっ!?」


試合前に本当に何やってんだよ私
といった所で今日はここまで
今のペースだとちょっと早いかもしれませんが埋めネタもあるのでそろそろスレタイを募集したいと思います

【】ライ滝第二四話【】

ではでは〜

895 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 23:41:45 ID:???
【試合前に何やってんだろうねこの人達→ ダイヤ10

896 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 23:41:50 ID:???
【試合前に何やってんだろうねこの人達→ ダイヤ5

897 :森崎名無しさん:2012/09/08(土) 23:42:03 ID:???
【試合前に何やってんだろうねこの人達→ ハート8

898 :森崎名無しさん:2012/09/09(日) 00:09:20 ID:???
【アルくんと】ライ滝第二四話【二三ちゃん】

>>619-620
スレタイ補正で出番が増えるよ!たぶん

899 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/09(日) 21:59:37 ID:???
>>898
スレタイ案どうもです!
二三「そのスレタイで出番が増えた場合私のポジションってどうなっちゃうんだろう」

試合前に何やってんだろうねこの人達→ダイヤ10
→アル「昨日は本当にゴメン! これ、お詫びの品……」 アル君、何やら小さい紙袋を差し出したぞ!


アル「あ〜、え〜、その……昨日は俺のせいで驚かせちゃって本当にゴメン!」

 この状況の中、アルが真っ先に取った行動は全身全霊を込めた頭下げであった。
 そして、頭を上げたアルは今度は小さな紙袋を取り出して二三の前に差し出す。

アル「で、これはそのお詫びというか何と言うかなんだけど……」

二三「え? あ、うん……ありがとう」

 戸惑いながらも差し出された紙袋を受け取る二三。

二三「でも昨日の事はあたふたしちゃった私も悪かったと思うし、なにもここまでしなくても……」

アル「いや、こういうのはちゃんとしときたいんだよ。
   でももし気が咎めるようなら無理に受け取ってくれなくても良いんだ。
   お詫びのせいでかえって気に病むような事になったら申し訳ないし……」

二三「ううん、ありがたく受け取らせてもらうよ。折角私の為に用意してくれたんだもんね」

 そう言いながらアルに向けて照れくさそうに微笑む二三。昨日の一件以来久々に見せる柔和な表情であった。

アル(おうっ!? なんだかすっげー可愛いんだけど。いや元から可愛かったけどさ……)

900 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/09/09(日) 22:00:46 ID:???

 何度か言っているが二三は兄に似ず整った容姿をしている。
 そんな彼女が照れ笑う表情という物はそれはもう思春期の少年には非常にキュンキュン来るものがあったわけで。

アル「(って落ち着け! 昨日の事で謝ったばかりだってのに早速変な目で見るんじゃない俺ーっ! 煩悩退散煩悩退散煩悩退散ぼn……)
   ――ふぅ。そ、それじゃあそろそろ席に着こうか。そろそろ試合も始まりそうだし」

二三「うん、そうだね(すぐに中身を見たかったけどそれはハーフタイムまでお預けかぁ。何くれたんだろ? ちょっと楽しみ、かな)」

 こうして、気付けば騒動の前より幾分か距離の縮まった二人は並んで空いていた席に座るのだった。

衛子(むむむ、ちゃんと謝ってたから黙って見てたけど二三の様子がいつもと違う……
   まさか乙女回路が作動したりしてないよね? だとしたら早めに対処しておかないと二三がこの金髪の毒牙に……!)

 一方そんな二人の姿に、保護者意識の強くなってきた衛子は更に警戒心を募らせるのだった。


山森「なんだか良く分からないけど一件落着した、のかな?」←完全に蚊帳の外

新田「みたいだな。ホント何がなんだか良く分からないけど」←上に同じく

三杉「若いな」←年齢そう変わらないのに妙に達観

サビチェビッチ「ああ。青春してるねえ」←これまた上に同じく

あい(お兄様の出番はまだでしょうか……)←全く気に停めていなかった

 尚、残った面子の様子は大体こんな感じであった事を追記しておく。
 こうして観客席でのアレな出来事もひとまず終結し、いよいよ生田(仮)と南葛の選手達がグラウンド上に姿を現した。
 試合開始はもう間もなく、である。

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