キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/01/28(月) 11:09:21 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

反乱軍の大将であるリュッケ将軍を倒した森崎たちは、ついにマケドニアの内乱を止めることに成功する。
しかし、敵城に囚われていたはずのミネルバは何処へと連れ去られたあとだった。
さらにアカネイアのラングに連れ去られたグルニアの遺児、ユミナ王女とユベロ王子が
タリスの剣闘士オグマの手引きによって逃亡したとの知らせを受ける。
邪知暴虐の限りを尽くすアカネイア神聖帝国への反撃の足がかりとして、
マルスたちアリティア軍ははこの二人の搜索に全力で当たることになった。

そしてアヤックス寮では『倍速』移動の才能を悪用する組織【ヨハン】の存在が明らかに。
ビクトリーノ、イスラス、マッハーたち『倍速』の才能を持つ者たちは
数奇な運命に翻弄されながらも己の中にある夢と希望の輝きを頼りに戦い、
ヨハンの闇のオーブの呪縛に抗い進み続けることを心に誓う。

マッハーの夢を託されたイスラスを擁するアヤックスとの真剣勝負に
森崎たちブレーメンは苦戦しつつも1対1の同点で前半戦を折り返す。
はたしてこの厳しい戦力差の下、森崎たちは遠征試合の初戦を勝利で飾ることができるのか!?

☆前スレ
【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1350617885/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html

246 :森崎名無しさん:2013/06/28(金) 12:24:21 ID:???
油断や慢心しすぎだなw

247 :◆RK7RVcZMX2 :2013/06/28(金) 12:26:17 ID:???
クリスマン「(……つ、強い…強い。強いぞこいつら。強いぞ……ブレーメン)」

レンセンブリンク「(シェスターやビクトリーノに突破されるケースはある程度想定できた。
         そしてその際の対策や反撃の作戦などは立ててきた。私たちは完璧だったはずなのに)」

カイザー「(ありえねー!技術的にもここでクリスマンが単独で突破されるなんてありえねーよー!?)」

イスラス「(……やべぇな。追い詰められてんのはどう見ても俺らじゃねぇか)」

ディック「(く、くそぉ!まだ俺が、俺がいる!俺たちアヤックスはこんな奴らに負けはしねぇ!!)」

リブタ「(どど、どうしよう。ぼくがドリブルを失敗したから。僕のせいだ。僕の、僕の……)」

ドールマン「(むぐぐ……奴め、センタリングをあげるつもりだ。いくら俺様でも
      あの核弾頭をフリーでぶちこまれたら守りきれる自信がねぇ!!)」

アヤックスのメンバーたちは、この試合で初めて、そして最大の動揺が走っていた。
チーム力も、戦術も、全てにおいて圧倒しているはずの苦戦の展開に、恐怖していた。
負ける。これだけ完璧なチームに仕上げたにもかかわらず負けてしまう。
これまで積み上げてきた練習も特訓も努力も全てが無駄に、否定されてしまうという恐怖に屈しようとしていた。

クライフォート「(……消耗しているのは明らかに向こうのはずだ。それなのに押されているのは俺たちアヤックス。
        あの無名の選手の言うように、ブレーメンにこそ真のチームワークが、
        それこそ我々の理想の全員サッカーの精神が宿っているとでも言うのか!?)」

劣勢のチームを纏めるキャプテンとして。クライフォートは動揺する仲間たちを立ち直らせるために息を吸い込んだ。

248 :◆RK7RVcZMX2 :2013/06/28(金) 12:28:19 ID:???
★真のキャプテン→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ディックにプレスをかけるよう指示を出す
ハート→必死に走り、自らPA内で守備を引き受ける
スペード→マーガスを徹底的にマークするよう指示を出す
クラブ→なんとクライフォートも恐怖の感情に囚われてしまっていた。ベルンハルトがセンタリングを上げるぞ!
JOKER→クライフォートが決死のダッシュでベルンハルトに追いついた!

249 :森崎名無しさん:2013/06/28(金) 12:28:45 ID:???
★真のキャプテン→ ハートK

250 :森崎名無しさん:2013/06/28(金) 12:32:55 ID:???
うん、このスレのアヤックス(というかオランダ)は強くあって欲しいので嬉しい引き。
さあ盛り上がってまいりました…!

251 :◆RK7RVcZMX2 :2013/06/28(金) 12:55:57 ID:???
>>246
せっかくの決意表明に体がついてきてくれない!
>>250
このあとの結果はどうあれ、クライフォートにとっては良い体験になりそうです。
==========
★真のキャプテン→ ハートK ★

焦りと恐怖でクライフォートの端正な顔は僅かだが歪み始めていた。
にもかかわらず、未だ脳内では冷静に試合の指揮を組み立てられていたのは
彼が本当に優れた司令塔の資質を持っている裏付けだろう。
今、彼の研ぎ澄まされた頭の中では激しい一人問答が行われているのだ。

クライフォート「(このケースでの主な守り方は……二通り。
        一つはディックにプレスを指示しセンタリングを上げられる前に潰す。
        だが、あの距離ではディックの鈍足では対処が間に合わん。
        そしてもう一つ。エースストライカーのマーガスを徹底的に封じること。
        先程からちょろちょろ動き回っているあの青髪のシュートなど
        フリーで打たせたところでドールマンならば止めてくれる)」

より確実性を求めるならば、やはりディックのプレスか。
だが、あのベルンハルトという選手の調子はノリにノッている。
もしもディックが抜かれた場合、確実にマーガスでシュートを打たれてしまう。

いや待て。あの青髪の選手。守備の動きはイマイチだったが、よもや攻撃のスペシャリストではあるまいな。
身のこなしから予想すれば、確かに隠れたセンスが見え隠れしている。
しかしマーガス以上のシューターがブレーメンに存在するのか?

AかBか。このどちらかの選択によって、チームの雌雄は決するのか。
いつまで迷っているんだ。急げ。早くしろ。間に合わなくなっても知らんぞ。
うるさい。だまれ。考えがまとまらん。より確実に守れる選択は……選択は……選択は……!!

252 :◆RK7RVcZMX2 :2013/06/28(金) 12:57:33 ID:???
クライフォート「……ぅ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ ” あ ”〜 〜 〜 〜 〜」

クライフォートは大きく吠えた後、強く息を吸い込んだ。それは遠くの味方に大声で指示を出すためではない。
この距離を。PA内までの20mほどの距離を全速力で。猛スピードで駆け抜けるための息継ぎだ。

クライフォート「(いつまで理論にこだわっている!?いつまで選択にこだわっている!?
        あらかじめ想定されたケースだけに対応できて、いざ追い込まれたらこの体たらく。
        惨め。あまりにも惨めだぞ。ブライアン・クライフォート!!)」

クライフォートは作戦を考えることを放棄した。いや、それ以上にこの試合で大事なことを閃いたのだ。

クライフォート「(あの選手は疲れて動けないビクトリーノの想いを、気持ちを背負って戦っている。
        ならば俺はこのアヤックスの選手全員の想いを背負おう。
        負けそうなこの状況に困惑し、怯えているアイツ等の恐怖すら背負ってやる。
        ならば俺自身が俺自身で守りに行く状況じゃないか。何も迷う必要なんてなかった。俺は、俺は――!!)」

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!

クライフォート「俺はこのアヤックスの『真のキャプテン』ブライアン・クライフォートなんだ――ッッ!!」

イスラス「(クライフォート…!。ああ、それだよ。俺はお前のそのひた隠してたモノを見たかったんだ。
     常に冷徹であれと自らに枷をはめていた仮初のキャプテン像をついに自分からぶっこわしやがったか)」

三杉「(この絶望的状況にもかかわらず、きっと彼ならばと期待を抱かずにはいられない。
   これこそがチームの旗印。キャプテンとしての一つの完成系なのかもしれないな…!)」

ベルンハルト「くっ…マーカーが一人増えてフリーの状況を作りづらくなっちまった。けどよ!!」

ベルンハルトもここまで試合の流れをひっくり返したことでの気合と使命感では負けてはいない。
自分のアシストによる勝ち越し点が生まれることを信じて、ゴール前でパスを待つ仲間たちにセンタリングを上げた。

ベルンハルト「受け取れ!俺たちブレーメンの勝利の鍵は――お前だァ!!」

253 :◆RK7RVcZMX2 :2013/06/28(金) 12:59:33 ID:???
★ベルンハルトの狙い→! card
クライフォートのマーク→! card
ディックのマーク→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→マーガス
スペード・クラブ→マルス
JOKER→シューターに補正+2/絶対マーク

254 :森崎名無しさん:2013/06/28(金) 13:06:26 ID:???
★ベルンハルトの狙い→ クラブ5
クライフォートのマーク→ ダイヤ3
ディックのマーク→ スペード10
南無三!

255 :森崎名無しさん:2013/06/28(金) 21:53:58 ID:???
しっかりと冷静にマークを分散させてるな

256 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/03(水) 09:39:46 ID:???
>>255
これぞキャプテンという見事な働きを見せてくれましたね。
==========
★ベルンハルトの狙い→ クラブ5→マルス
クライフォートのマーク→ ダイヤ3→マーガス
ディックのマーク→ スペード10→マルス ★

※マルスに高いセンタリング。ディックがマークについた!

ディック「キ、キャプテン…!(なんて戻りの速さだ。イスラスのようなダッシュ力だったぜ…)」

クライフォート「いいからマークを敷け!絶対にフリーでは打たさせんぞ!」

ディック「あ、ああ!こっちのひょろい奴のマークは任せな!」

もはや頼れるものは自分だけだと重圧で身が固まっていたディックの動きが軽くなった。
キャプテンが傍にいる。戻ってきてくれた。ただそれだけで負ける気がしないという強い気持ちが芽生えた。

マルス「(なんて気迫だ。この試合になんとしででも勝ちたい、強い執念のようなものを感じた)」

マルスは背後から迫り、そして瞬時に横を過ぎ去っていった
クライフォートの放つプレッシャーに気圧されながらも、
それに負けじと強気にPA内で自らのポジションを確保していた。

257 :◆RK7RVcZMX2 :2013/07/03(水) 09:44:31 ID:???
マルス「(だけど僕も負けてはいられない。このもうひとつの戦場で森崎を支えると誓ったんだ)」

破滅のツボに蝕まれ、志半ばで消えてしまいそうな彼の夢を、誇りを守るためにマルスは飛び上がる。

実況「センタリングが上がる!このボールに動きを合わせるのはブレーメンのゼッケン11番!
   しかしアヤックスの磐石の守護者ディック選手がクリアーに立ちふさがる!!」

マルス「僕を信じて上がらせてくれた仲間たちの期待に応えるためにも…ここは決めてみせる!」

ディック「キャプテンのフォローがなければフリーで打たれちまうかもしれなかったんだ。
     ここで止めなきゃ俺は何のために今までディフェンダーをやってきたのか分かんねぇんだよ!!」

258 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/03(水) 09:45:37 ID:???
先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★マルス→! card+ ハーフムーン49=★
============
★ディック→! card+ クリアー52=★
============
★ドールマン→! card+ ビッグハンドキャッチ55=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ベルンハルトがフォロー)(ラインを割りブレーメンのCK)(ネビルがフォロー)
≦−2→クリアー成功。三杉がフォロー

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→マーガスのシュートがブレーメンのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マーガスがねじ込みに。ドールマンは倒れている)(ラインを割りブレーメンのCK)(ネビルがフォロー)
≦−2→ドールマンがボールをキャッチ

【補足・補正】
ディックのカードがダイヤで『ハイパワークリアー』で+10(消費230 吹っ飛び3)
ディックのカードがハート・スペードで『パワークリアー』で+7(消費170 吹っ飛び3)
その他は>>12を参照してください。

259 :森崎名無しさん:2013/07/03(水) 09:47:45 ID:???
★マルス→ ダイヤ3 + ハーフムーン49=★

260 :森崎名無しさん:2013/07/03(水) 09:48:55 ID:???
★ディック→ クラブK + クリアー52=★

261 :森崎名無しさん:2013/07/03(水) 10:00:24 ID:???
★ドールマン→ スペードA + ビッグハンドキャッチ55=★

262 :森崎名無しさん:2013/07/03(水) 17:05:46 ID:???
おもっきりディックにまかせっきりじゃねぇか!な引きをしたドールマンには
ペナルティとして 戦隊ヒーロー を着てアムステルダムで ダンス してもらいますw

263 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 13:47:28 ID:???
>>262
これは意外なネタ提供になっちゃいそうですねw
ディックは戦隊だとどの色のポジションになるでしょうか?


★マルス→ ダイヤ3 + ハーフムーン49=52★

★ディック→ クラブK + クリアー52=65★

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≦−2→クリアー成功。三杉がフォロー

※ディックがKで勝利したので覚醒します。


★ディッククリアー覚醒→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→力+1
ハート→守備+1
スペード→武器レベル+1
クラブ→『ヒーロークリアー』(1/4 +15 消費300)習得
JOKER→全部!

264 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 13:47:59 ID:???
★ディッククリアー覚醒→ スペード3

265 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:48:58 ID:???
★ディッククリアー覚醒→ スペード3 ★
>スペード→武器レベル+1
※ディックの武器レベルが12→13に上がりました!


ディックは自他共に認めるアヤックスの守備の要の一人である。
ブロックに長けたリブタがミドルシュートを防ぎ、
クリアーに長けたディックが空中戦を制し、
そしてキャッチングに長けたドールマンが確実にマイボールにする。
これがアヤックスの守備陣系の主なかたちで有り、彼らの強さをさらに強固なものとしていた。

グオオッ!!

ディック「(けっ。この程度の技術で俺と空中でやりあおうなんざ百万年早いぜ)」

マルス「(なんて高さだ…!それにこの巨体でこのスピード。つ、強い…勝てない…!)」

クライフォート「(そうだディック。それでいいんだ。お前本来が持つ力を100%発揮できれば負けはしないんだ)」

ディック「(……ああ。俺もこれでようやく前に進めそうだ。これまで長かったな、クライフォート……)」

レオン・ディック。彼はクライフォートがこれまで推進してきた
『相手にわざと怪我をさせて戦力低下を促す』という非道な作戦にもっとも共感していた男であった。

266 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:50:06 ID:???
ディック「ぎゃははは!!俺のパワーを持ってすれば、相手を激しく吹き飛ばし負傷させるなんざ朝飯前さ!」

昨シーズン、彼との競り合いに敗れたストライカーたちは軒並み怪我でリタイアし、
アヤックスの連勝を揺るぎないものにしたのは確かな事実である。
しかし彼にはクライフォートのような技巧さ。言ってしまえば
いかにして審判の目を盗んで、暴力行為に至るかの技術の低さが足りていなかった。

とある試合にて、ディックはいつものように守備に乗じて相手の脇腹へと
自慢の肘打ちを突き刺そうとした。だが、そのときである。

審判「君、今のプレイは明らかに故意的なものだったね」

プロという神聖な場所の審判を任されている彼らの目は決して節穴ではない。
前々から疑いをつけられていたディックは、今期の出場停止を言い渡された。
彼が抜けた穴はリブタとドールマンが必死に埋めたが、
試合に出られない焦燥感と、周囲からのバッシングによるストレスによってできた
彼の胃に空いた穴を埋める術は見つからなかった。

シーズン終了後。イスラスが復帰し、チームが一つの形になろうとしていたその日のこと。

クライフォート「昨季は災難だったな、ディック。できればお前とも一緒に勝利の美酒を浴びたかった」

ディック「……なぁに、今回はちょっぴし運が無かっただけさ。
     今度は俺もキャプテンみたいにバレないようにうまくやるからさ。
     そうだ、よかったらこのあと練習に付き合ってくれよ!」

クライフォート「……いや、そのことなんだがな。もうやめにしないか」

ディック「は?なんのことだよ」

クライフォート「……もう終わりにしようといっているんだ。相手を貶める、姑息な技術を磨くのは」

267 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:51:27 ID:???
ディック「お、おいおい。もしかして俺に気を使ってるのか?だったら余計な世話だぜ。
     たった一度バレたくらいで何を弱気になってんだよ」

クライフォート「その一度がお前の、ひいてはアヤックスの、そしてオランダサッカーの歴史に泥を塗ることになってもか?」

ディック「……そ、そんなこと急に言われてもよ。今更すぎるぜキャプテン!
     俺たちは勝つために!勝利の栄光を手に入れるために手を汚すことを厭わないんじゃなかったのかよ!
     俺はその心意気に!アンタのあくなき『勝利への執着心』に惚れ込んだんだ!
     だからここまでついてきた!だからこれからもこの戦術を磨こうとしてんじゃねぇか!アンタのようによ!」

『勝利への執着心』。このアヤックスアカデミーのOBであり、現在世界最高峰のプレイヤーと賞賛されている
マルコ・ファンベルグがプロ選手にとってもっとも大事なことの一つだと語った言葉である。

クライフォート「これまで無冠の帝王と蔑まされてきた俺たちは確かに勝利に飢えていた。
        だからどんなことをしてでも勝利にこだわるサッカーを目指していた。
        だが、勝利とは何だ?試合終了の笛が鳴ったとき、得点が上回っていることを指すのか?
        そのためなら何をしてもいいというのなら、なぜ俺たちは『サッカー』をしている?
        ルールという柵に囚われたスポーツを、多くのサポーターや子供に夢を与える仕事を……
        なぜ俺たちはボールを蹴り、走り、追いかけるこの競技に夢中になったんだ?」

クライフォートは語る。勝ちたいだけならばなにも『サッカー』にこだわる必要などない。
八百長という言葉はどの競技にも存在する。金で勝利を買うほうが、
試合中に審判の監視を恐れて、こそこそと暴力行為に勤しむよりよっぽどスマートだと。

ディック「……今更。今更すぎるぜクライフォート。そんなこと、最初からわかりきってたことじゃねぇか。
     俺はサッカーが好きだ。だからここにいる。小さい頃ヘディングがうまくできなくて、
     それができるようになったことでもっとサッカーが好きになっていた。
     だけどそれだけじゃ勝てないんだよ。俺たちが勝つには、もうこの方法しか……!」

268 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:52:55 ID:???
クライフォート「今更やり直してなにが悪い!やり直すことがそんなに悪いことなのか!」

ディック「なっ…!?」

クライフォートの態度は良く言えば堂々と、悪く言えば開き直っていた。
だが、そのあまりにも強気な態度にディックは開いた口がふさがらなかった。

クライフォート「確かに無様かもしれん、滑稽かもしれん。身勝手なのは重々認めるさ。
        昔の俺に共感してきたお前が今の俺に失望しても仕方のないことだ。
        ……だが、これだけは言わせてくれ。今ならまだやり直せるんじゃないか。
        俺はもう一度、サッカーがしたい。誰かをわざと傷つけなぎ倒す『暴力』じゃない。
        俺たちが小さい頃から負い続けてきた夢を、本当の『サッカー』をしたいんだ」

ディック「本当のサッカー……」

クライフォート「ああ。本当のサッカーだ。このアカデミーに入学し、
        プロになることを志したあの頃の初心を思い出すんだ。
        それで勝てないのならばなぜあのとき勝てなかったのか考えよう。
        そして対策を練り、練習を繰り返す」

ディック「そ、それでも勝てなかったら…?」

クライフォート「勝つ。そこまでして何故負けることを考える?
        レオン・ディック。お前がいつも豪胆に語っている言葉を忘れたか?」

ディック「……あ、ああ。俺様がいる限り、アヤックスの守りは完璧、だぜ!」

クライフォート「…………」

自信満々に胸を強く叩くディックの顔は憑き物が落ちたように晴れやかだった。
その眩しさに目がくらむかのように、クライフォートは目頭を指でそっと抑えた。

269 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:55:01 ID:???
ディック「何をぼやっとしてんだよキャプテン。俺の練習につきあってくれるんだろ?」

クライフォート「……ああ。いくらでも付き合ってやる。倒れて動けなくなるまでな。
        (自らの過ちに後悔し、歩みを止めることはない。
        懺悔なら歩きながらでもきっとできるから。だから一緒に進んでいこう。
        ディック。こんな馬鹿なキャプテンにこれまでも、
        そしてこれからもついてきてくれてありがとう…!)」




マルス「(完全に力負けしている…!ふ、吹き飛ばされる…!)」

ディック「おいおい、そんなに震えてんなよ。俺様はこう見えても紳士な方なんだぜ?」

ガッ……バシィッ!!

ディックは接触するマルスの膝を器用に腕で受け流しつつ、華麗なニールキックでボールを前方にクリアする。

ドールマン「(なんて繊細な守備だ。あいつ、こんな技術もいつのまに身につけていたんだな)」

クライフォート「(当たり前だ。俺の指導が実を結ばないはずがない)」

実況「このシュートはディック選手がクリアー!こぼれたボールは三杉選手がフォロー!
   試合も残すところ10分を切りました!さぁアヤックス、そろそろ観客たちは待ちわびてるぞ!得点の瞬間を!」

三杉「(そろそろ決めどきか。この攻撃を確実に繋げるためには……!)」

シェスター「(お互いに勝負どころってわけだな。そろそろ仕掛けた網に突っ込んできてくれないもんかねぇ……!)」

270 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:56:56 ID:???
★三杉の判断→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→カイザーにパスを出す
ハート→イスラスに縦ポンのパスを送る
スペード→自らドリブルで上がっていく
クラブ→「いくぞ、ファストブレイクだ!」そのときシェスターの瞳が妖しく光る!
JOKER→三杉「それじゃあ早速得点シーンを見せてあげようか」この距離からシュートだと!?

271 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 14:57:03 ID:???
★三杉の判断→ ダイヤA

272 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 15:06:48 ID:???
★三杉の判断→ ダイヤA ★
>ダイヤ→カイザーにパスを出す


三杉「(ボクを中心に『ファストブレイク』で速攻を仕掛けるのも悪手ではない。
   だが、今ブレーメンの中央にはフランツ・シェスター。彼がいる。
   厄介な彼を抜けて攻撃を仕掛けるには、やはりサイドアタックが鉄板だな)」

一刻も早く得点が欲しいシーンにもかかわらず、三杉の頭は冷静にひらめいていた。
もっともブレーメンゴール前へとたどり着ける確率の高いルートを割り出し、そこへボールを送り出す。

三杉「さぁ走れ!それが君のこのチームでの仕事なんだろう?」

カイザー「わかってらぁ!何度でも仕掛けてやんよ!この俺のドリブルでなぁ!!」



森崎「……けっ、馬鹿の一つ覚えみたいにサイドアタックばっかりかよ。
   (しかし中央のライン以外薄っぺらい俺たちにはもっとも有効な手段だろうな。
   ちくしょう三杉の野郎、相変わらず目ざとい奴だぜ)」

ブローリン「……どうする森崎。指示があれば先ほどのように俺がプレスを仕掛けるが」

273 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 15:08:19 ID:???
☆どうしますか?

A もう一度ブローリンにプレスを仕掛けてもらう
B ブローリンは残し、他の味方にプレスを仕掛けてもらう
C ここはPA内を固めてシュート勝負に持ち込もう
D 森崎がオーバーラップしてボールを奪いに行く
E カイザーを挑発してボールを手放させてみよう
F ブローリンの判断に任せる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

274 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 15:29:55 ID:B6kMeK7M


275 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 15:49:02 ID:qy0KbK2U
B

276 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 15:51:15 ID:QNoA+HLA
E

277 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 18:04:41 ID:???
>E カイザーを挑発してボールを手放させてみよう



ブローリン「ち、挑発だと?確かにミドルシュートを打ってくれれば俺が叩き落とすことは容易だが……」

森崎「相手だってなるべく早く点を取りたいと焦ってるはずだ。
   それにあのカイザーって選手、見るからにバカっぽいからきっと乗ってくれるぜ」

ブローリン「いや……しかしだな……まぁ、やるだけはやってみるか」

仮にも『プロ』という立場上の選手にそんな作戦が果たして通用するのだろうか。
逆に無駄な動きの隙を突かれてピンチが拡大しないかと心配するブローリンだが、
信頼する森崎の提案ということもあり、おとなしく指示に従う。

ブローリン「ところで、どのようにして挑発するのだ?
      単純に『シュートを打ってこい』と挑発してもはい打ちますと従ってはくれんだろう」

森崎「問題はそこだよな。シュートを打たせずともなにかひどく奴を動揺させるようなことを出来ればいいんだが……」


☆どうしますか?

A ゴール前で寝釈迦のポーズを取ってシュートを打たせたくしよう
B ゴールバーで懸垂をしてシュートを打たせやすくしよう
C 俺とお前で即興漫才をしてカイザーの笑いのツボを刺激だ
D 俺とお前で組体操をしてカイザーの興味を引くんだ
E とりあえず悪口を適当に叫んでみよう。案外シンプルな方が効き目あるかも
F ブローリンに何か案はないか尋ねる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

278 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 18:07:49 ID:ObigbFRc


279 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 18:08:01 ID:mObr+8yE


280 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 18:27:26 ID:???
>E とりあえず悪口を適当に叫んでみよう。案外シンプルな方が効き目あるかも


森崎「こういう時はシンプルイズベスト!とにかくアイツの腸を煮えくり返らせるような罵声を浴びせまくろう!」

ブローリン「う、うむ。お、おーーーいそこのチョンマゲ頭!お前のへっぽこシュートを撃ってみろ〜!!」

カイザー「なな、なんだぁ?いきなり何を叫んでんだこいつ!?」

森崎「おお、なかなかえぐい事言うじゃないのブローリン。その調子その調子」

ブローリン「(は、恥ずかしい……オランダくんだりまで来て何故俺はこんな子供のようなことを……)」

ブローリンがその巨体を縮こまらせながら声を出す後ろで、森崎も負けじと野次を飛ばす。

森崎「くやしかったらそこからシュートを打って俺からゴールを奪ってみろよ〜!
   ○の空の安田○平みたいな顔しやがってよ〜」

ブローリン「そ、そーだそーだ。今の時代にそんな濃い顔はウケないぞ〜!」

森崎「だいたい何がカイザーだよ。俺の知ってる『皇帝』ならセンターサークルからでもゴールを決めてくるぜ!
   テメェもカイザーだったらそれくらいやってみせろよ?あぁ〜ん?」

中里「(おお、久々の挑発でござるか。なんだか懐かしい雰囲気でござるな森崎殿)」

シェスター「(これが森崎得意の『奇策』ってやつか。だけどこいつらにそんな策が通じんの?)」

クライフォート「精神的揺さぶりをかけてきたか。聞くなカイザー!お前はお前の責務を果たせ!」

三杉「(頼むから日本人プレイヤーの品性を下げるような真似はしないでくれよ森崎……。
   まぁ、あんな子供だましにひっかかるような選手はうちには一人もいないけどね)」

281 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 18:29:12 ID:???
周囲の期待と失望の眼差しが交差する中、当の本人のカイザーはというと……


★ちょうはつ→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤK〜J→カイザーは挑発に乗ってシュートの態勢を取った!
ダイヤ→カイザーは明らかにイラついている!もうひと押しだ!
ハート・スペード→アヤックスサポーターの歓声で森崎たちの挑発はかき消された!
クラブ→カイザーはここぞとばかりにドリブルの速度を上げる!これではマーカーの指示が間に合わない!
JOKER→カイザー「それじゃあ新必殺シュートのお披露目だ!」

282 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 18:29:35 ID:???
★ちょうはつ→ ハートJ

283 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 18:40:37 ID:???
★ちょうはつ→ ハートJ ★
>ハート・スペード→アヤックスサポーターの歓声で森崎たちの挑発はかき消された!


「いっけーいけいけいけいけカイザー!!」
「お前の自慢のサイド際のドリブルを見せてやれー!」
「そろそろ派手な得点シーンを見たいぜ!頼んだぞ〜!!」

カイザー「(……あっちゃあ。俺ってばなんて間抜けなんでしょ。
     俺には聞き取らなきゃいけない声がこんなにも周りから溢れてるってのに)」

あんな些細な言葉のナイフになど耳を傾ける余裕すらないと、
カイザーは一度かぶりを振ってドリブルを再開する。
森崎とブローリンの奇行に驚いたブレーメンの守備網は乱れ、
あっという間にカイザーをコーナーポスト付近まで通してしまった。

ブローリン「だから言わんこっちゃない。やはり人間真面目が一番なのだ」

森崎「そんな自分の腹筋みたいに固いこと言っちゃって。結構ノリノリだったくせに」

ブローリン「こ、これ以上ふざけてる場合か!いいから早くマークの指示を出せ!」

森崎「へ、へいへい。わかったからそんな怒鳴るなよ……」

くわっと擬音が飛び出さんばかりに目玉をひん剥いて
怒鳴るブローリンに森崎はタジタジになりながらマークの指示を出す。

284 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 18:43:23 ID:???
クリスマン「お遊びはここまでだ!ブレーメン」

イスラス「……決める」

森崎「(レンセンブリンクがスタミナ切れで潰れてくれたから、向こうも攻撃の枚数が減ってやがるな。
   イスラスにはオーバーヘッドがあるが……このクリスマンって奴にも何か強力なシュートがあるのかな?)」


☆誰にマークを付けますか?

イスラス→
クリスマン→

【ブローリン・中里・ガスコイン】

※マークをつけたい選手に名前を記入してください。
※フリーの選手にボールが渡った場合、フリー補正+2が付加されます。

(例)
イスラス→中里、ガスコイン
クリスマン→ブローリン

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

285 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 20:07:03 ID:mObr+8yE
イスラス→ガスコイン 中里
クリスマン→ブローリン

286 :森崎名無しさん:2013/07/05(金) 20:24:46 ID:B6kMeK7M
イスラス→中里、ガスコイン
クリスマン→ブローリン

287 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 05:38:43 ID:???
イスラス→ガスコイン 中里
クリスマン→ブローリン

森崎「イスラスにはガスコインと中里がマークに付け!
   ブローリンはクリスマンをフリーにさせるな!」

ガスコイン「任せろ!」

中里「承知!」

ブローリン「ここまで来て失点してたまるか!守りきってみせる!」

これまでコントロールタワーとしての動きをしてきたクリスマンにも
一応のシュート警戒をしつつ、森崎はDFたちに指示を出した。

カイザー「そろそろ決めてくれよ!いけぇ!」

バシュッ!!

カイザーの鋭いクロスがブレーメンゴール前へと上げられた。その向かう先は……


★カイザーの狙い→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→イスラス
クラブ・スペード→クリスマン
JOKER→なんとイスラスとクリスマンが同時に動きを合わせ…!?

288 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 05:52:25 ID:???
★カイザーの狙い→ ダイヤ2

289 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 12:49:26 ID:???
★カイザーの狙い→ ダイヤ2 ★
>ダイヤ・ハート→イスラス


カイザー「やっぱりここはアイツに決めてもらうしかないっしょ!」

イスラス「ようやくパスが来てくれたか。長かったな」

センターフォワードのイスラスに万を持してのセンタリングを放るカイザー。
ガスコインと中里は彼のスピードに置いていかれないように、気持ち早めに飛び上がる。

ガスコイン「と、止めてやるゥ!」

中里「いざ勝負!」

イスラスはゴールポストを素早く駆け上がり三角飛びの要領で高く速く跳躍する。
トライアードオーバーヘッド。脚力に優れる彼ならではの強力な必殺技だ。

森崎「(やはりイスラスで狙ってきたか。さて、ここはどうやって守る?
   人数補正を頼りに飛び出すか、それとも……)」


290 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 12:51:58 ID:???
イスラス トライアードオーバーヘッド63

ガスコイン クリアー43+(人数補正+2)
中里 クリアー44+(人数補正+2)

森崎 380/580 セービング54+(ラーニング+3)

☆どうしますか?

A キャッチング 消費20 威力54
B パンチング  消費40 威力56+1
C がんばりセービング 消費100 威力58
D がんばりダイビング 消費170 威力61+1 フォロー率増加
E がんばりセービング・改 消費200 威力63 
F がんばりヒップアタック 威力100〜400 威力64+1 バランス矯正
G 頑張竜セービング 消費320 威力69

H 飛び出す 消費40 威力55
I カウンターパンチ 消費240 威力65 勝利で相手を吹き飛ばし敗北で自分が吹っとぶ

※H・Iは味方全員の人数補正が+3になります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

291 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:01:13 ID:TVAvnSwE
D

292 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:06:29 ID:GW+vu+8o
D

293 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 13:26:54 ID:???
>D がんばりダイビング 消費170 威力61+1 フォロー率増加


森崎「(奴のシュートは手ごわい。ここは全力で……いや、ダメだ。
   まだ試合はロスタイムを含めれば10分もある。
   次のシュートにも対応できるくらいの体力は残さないとまずい!)」

森崎は拳を握り、大きくボールを弾く態勢を取った。
うまくいけばシェスターにわたり、素早くカウンターを仕掛けられそうだ。

イスラス「(アンタと瓜二つ、だが大きく異なる存在の野郎はコレを止められなかったが…アンタはどうだ?)」

森崎「(イスラス。……俺は絶対にお前のシュートを止めるぞ。
   奴にはできなかったことを成し遂げてこそ、
   俺こそが本物の『キャプテン森崎』なんだと証明できるんだ!)」

アカネイア大陸でのラムカーネ率いる闇の軍団との試合を二人は思い出していた。
ゴールゲットの瞬間、怒りと羞恥に染まる自分と同じ顔。それを取り巻く謎の仮面たち。
いずれ決着をつけなければいけないであろう、共通の敵ラムカーネ。
しかし今は、純粋にこの試合の勝敗を決したい。

この親善試合には延長戦はない。このまま引き分けで終わってしまうと予想している観客も出始めてきた。
しかしイスラスは得点を、森崎は反撃のチャンスを信じて疑わずに、体に力を込めた。

イスラス「はああぁぁぁっ!!」

ガスコイン「やらせない!」

中里「忍!」

森崎「うおおぉぉおお!!絶対に決めさせてなるものか〜〜〜!!」

294 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 13:28:59 ID:???
★イスラス→! card+ トライアードオーバーヘッド63=★
============
★ガスコイン→! card+ クリアー43+(人数補正+2)=
中里→! card+ クリアー44+(人数補正+2)=★
============
★森崎→! card+ がんばりダイビング62+(ラーニング+3)=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(レンセンブリンクがフォロー)(シュバルツェンがフォロー)(キーガンがフォロー)
≦−2→クリアー成功。シェスターがフォロー

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→イスラスのシュートがブレーメンのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(クリスマンがねじ込みに。森崎は倒れている)(シュバルツェンがフォロー)(キーガンがフォロー)
≦−2→森崎がパンチ!シェスターがフォロー

【補足・補正】
森崎のカードがダイヤ・ハートで『そう何度も抜かれてたまるか』で+3
その他は>>13を参照してください。

295 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:29:40 ID:???
★イスラス→ ハート8 + トライアードオーバーヘッド63=★

296 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:34:17 ID:???
★ガスコイン→ ハート8 + クリアー43+(人数補正+2)=
中里→ ハート2 + クリアー44+(人数補正+2)=★

297 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:35:05 ID:???
★森崎→ ダイヤJ + がんばりダイビング62+(ラーニング+3)=★

298 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 13:39:54 ID:???
★イスラス→ ハート8 + トライアードオーバーヘッド63=71→70★

★ガスコイン→ ハート8→24 + クリアー43+(人数補正+2)=69
中里→ ハート2 + クリアー44+(人数補正+2)=47★

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ

★イスラス→ ハート8 + トライアードオーバーヘッド63=71→70★

★森崎→ ダイヤJ+(有利+2)+(そう何度も+3) + がんばりダイビング62+(ラーニング+3)=81★

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≦−2→森崎がパンチ!シェスターがフォロー
※森崎に20の経験値が入ります。森崎のレベルが16に上がった!

★森崎 キーパー レベル16
     成長率
H 26 70+70! numnum=
力 16 40+! numnum=
技 16 25+! numnum=
速 20 70
運 19 50+! numnum=
武 12 20+! numnum=
守 20 40
魔 4 3+! numnum=★

※合計が100を超えれば1アップです。
※道具や特訓補正等で200を超えれば2アップします。

299 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:40:38 ID:???
★森崎 キーパー レベル16
     成長率
H 26 70+70 26 =
力 16 40+ 15 =
技 16 25+ 60 =
速 20 70
運 19 50+ 40 =
武 12 20+ 22 =
守 20 40
魔 4 3+ 54 =★

300 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:43:15 ID:???
無音

301 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 13:49:09 ID:???
ガスコイン弾いてるように見えてるんだが
なんかミスってる?

302 :301:2013/07/06(土) 13:51:25 ID:???
すみませんなんでもない減衰してる方見ていました

303 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 14:05:50 ID:???
>>300
今回はイベントの成長補正のおかげでHPだけ上がりましたね。
森崎はストーリーの都合上、長期間ステータス最大値20で戦わなければいけないので
少しでも多くの体力を確保しておきたいところです。
>>301-302
2差で威力が減衰しつつもギリギリシュートが通っていますね。


★森崎 キーパー レベル16
     成長率
H 26 70+70 26 =166+1
力 16 40+ 15 =55
技 16 25+ 60 =85
速 20 70
運 19 50+ 40 =90
武 12 20+ 22 =42
守 20 40
魔 4 3+ 54 =57★

森崎  キーパー レベル16 EXP10  7戦4勝0敗 1500G
        成長率
HP27/27     70
力 16       40
技 16      25
速 20       70
運 19      50
武 12      20
守 20      40
魔  4       3

以上のようになりました

304 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 14:07:12 ID:???
イスラスのスピードはドリブルだけでなくシュートにも発揮される。
高角度から素早く打ち下ろされるオーバーヘッドキックは
クリアーどころかシュートコースを塞ぐことすら容易ではない。

ガスコイン「だからってやる前から諦めたらいかんでしょ!中里、ちょっと肩を借りるぜ」

中里「ぬっ?いったい何をぷぎゅる!?」

ガスコインは中里の肩に手を載せ強く押し当てる。その反動を利用し僅かではあるがより高く上昇した。

イスラス「(面白いことをしてくれるじゃねーか。だが、まだ足りねぇな)」

バシィッ!!チッ!

ガスコイン「ぐわっ、お、惜しかったな〜もうちょいだったのに」

肩をかすめ後ろに抜けていくボールに舌打ちを飛ばすガスコイン。
だが、森崎にとってはこの微力な防壁で十分だった。

森崎「そうさ。今の俺はこのブレーメンゴールを守る義務がある!
   スタメンを任された正GKとしての責任!その俺がこれ以上点を許すと思うかァ!!」

ダダダッ!ガキィッ!ズダァッ!!

イスラス「! なるほどな。だがそうこなくちゃ面白くねぇ」

鋭い踏み込みからのダイビングパンチがボールを大きく弾く。
大きなジャンプと地面との摩擦による痛みで体力を大きく消耗したが、なんとか危機は脱した。、

森崎「(おおう、いちち……とりあえず体力は確保できたがそれでもあと1回のセーブが限界だ。
   頼むぜみんな。残り10分弱、なんとしてでも勝ち越しゴールを奪ってくれ!)」

305 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 14:09:13 ID:???
※ラーニングセーブの『オーバー』が+4に上がりました
※森崎ガッツ 380/580→210/580


こぼれ球を拾ったシェスターは辺りを見渡し瞬時に現状を把握する。

シェスター「ビクトリーノを使った戦術がこれ以上使えないのは厳しいな。
      安定してボールを運べるのは俺くらい。問題はシュートだ。
      悔しいがアヤックスの守備陣は強い。今の俺たちの攻撃力じゃ太刀打ちできない、
      奴らを突破できるのはマーガスだけだ。……もしくは」

シェスターには一つの策があった。守備に優れるアヤックスではあるが、
僅かだが劣る部分、それも目立たなく仲間とのフォローでうまくカバーしている要素がある。

シェスター「(ドリブル突破でのゴールゲット。地上戦はなにもシュートだけとは限らない。
      リブタはブロック、ディックはクリアーに長けている。
      だがタックルだって決して苦手な部類ではないだろう。
      そこをうまくつけ込める隙を見せてくれるかが問題なんだ)」

リベロのポジションにはどんな状況にも臨機応変に対応してくる三杉という強敵もいる。
彼らすべてを抜き去り、さらにフィジカルに優れるドールマンとのタイマン勝負までの道のりは長く険しい。

シェスター「(どうする。味方を信じボールを託すか、それとも俺を信じさせフォローを任せるか。
      ……迷っている時間はないぞ。俺はこのブレーメンのキャプテン、フランツ・シェスターだ!)」

306 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 14:11:16 ID:???
★シェスターの狙い→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ドリブルで勝負に出る。だが、センタリングも狙いつつサイドラインを目指す
ハート→ドリブルで勝負に出る。最短距離を走るために中央突破だ!
クラブ→マーガスにシュートを打たせるため、相手DFを釣り出すようにドリブルする
スペード→うちのエースに全てを託す!マーガスに直接アーリークロス!
JOKER→なんとビクトリーノがボールを要求している!何か策があるのか?

307 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 14:11:39 ID:???
★シェスターの狙い→ ハート7

308 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 14:13:43 ID:???
…あれ? ガスコイン、必殺発動しないの?
★シェスターの狙い→ クラブ7

309 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 14:32:34 ID:???
>>308
必殺が発動して合計値が69になっています。
それでも僅かにイスラスの合計値には届きませんでしたね。
お互いのカードが1でも高ければ結果が変わっていただけに非常に惜しい場面でした。
==========
★シェスターの狙い→ ハート7 ★
>ハート→ドリブルで勝負に出る。最短距離を走るために中央突破だ!

シェスター「(迷うことはないはずだ。このコース、突破してみせる!)」

事前に積み重ねてきた知識と経験、そして己の直感を頼りにシェスターはボールを蹴り出す。
センターサークルを越えたあたりで、ほぼ棒立ち状態のビクトリーノとすれ違う。

ビクトリーノ「頼んだぜ……キャプテン」

シェスター「ああ。この状況から勝利を呼び込んでこそキャプテンを名乗る資格があるのさ」

ズダダダダッ!!

実況「ああーっと!シェスター選手がドリブルで中央突破を仕掛けたァ!
   素早いカウンターアタックにアヤックスの守りは浮き足立っている!ピンチだ!」

三杉「そろそろ諦めたらどうだい?無駄な反撃は君たちの負担となって跳ね返るだけだよ」

シェスター「いいねぇその余裕たっぷりの表情。華麗に抜き去って歪ませてみたいな」

三杉「そのセリフはそっくりそのまま返すよ。三度目の直接対決だ。容赦はしない!」

シェスター「フフッ、望むところさ。いくぞ三杉!」

三杉「勝負だ、シェスター!」


310 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/06(土) 14:34:45 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★シェスター→! card+ ドリブル51=★
============
★三杉→! card+ タックル50=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シェスターが突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ベルンハルトがフォロー)(カルーンブがフォロー)(ネビルがフォロー)
≦−2→三杉がボールを奪う!

【補足・補正】
シェスターのカードがダイヤで『フラミンゴクリップ』で+5
シェスターのカードがハート・スペードで『プリンススライド』で+3
三杉のカードがダイヤ・ハートで『テクニカルタックル』で+2
その他は>>13を参照してください。

311 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 14:36:06 ID:???
★シェスター→ スペード2 + ドリブル51=★


312 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 14:36:23 ID:???
★三杉→ クラブ8 + タックル50=★

313 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 14:37:57 ID:???
dice神参上

314 :308:2013/07/06(土) 15:15:10 ID:???
あ、そういうことか。失敬。

315 :森崎名無しさん:2013/07/06(土) 23:22:18 ID:???
前の対決は三杉がやらかしてたしま、多少はね

316 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 09:24:44 ID:???
>>313
なかなか突破できないですね。やはり三杉は侮れない相手です。
>>315
この二人の対決は1戦目はこぼれ球、2戦目はシェスターに軍配が上がったので
ちょうど良い塩梅になったと言えるでしょうw
==========
★シェスター→ スペード2+(プリンススライド+3) + ドリブル51=56★

★三杉→ クラブ8 + タックル50=58★

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→三杉がボールを奪う!
==========
チームで一番の美形対決、もとい知略に優れるテクニシャンの対決はこれで3度目である。
1戦目。三杉はシェスターが苦手とする力勝負を仕掛けたことで相手の同様を誘い競り勝った。
2戦目。シェスターは中里のパスの勢いを利用して一気にスピードを稼ぎ相手のマークを振り切った。
そして3戦目。技術的にも互角のこの勝負は、
残り僅かな時間、疲弊してきた体力という状況下において精神的な勝負となった。

シェスター「(俺が……俺がなんとかしなくては!!)」

味方のペース配分を誤り、チームのピンチを持続させた責任を取るため。
自らゴール前にまで切り込みシュートチャンスをつかもうとする彼の決意は固かった。
だがその決意は固いと同時に重かった。キャプテンとしての彼に覆いかぶさる『ソレ』は
まだ若干20歳という彼の細い両肩では支えきれるものではなかった。

タタタッ…ザッ!

317 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 09:26:03 ID:???
三杉「(動きに焦りが見えてきたな。……君は味方が多いこの前線にて孤立してしまっている。
   仲間を頼りたくても頼れない辛い状況はボクも過去に経験してきた。
   だけどそこで焦っては何も見えないし何も変えられないんだ。
   シェスター。司令塔としてのセンスに優れた君が何故
   代表ではキャプテンを任されていない理由がなんとなくだけれど分かったよ)」

ガツッ!!

シェスター「うっ…な、なにィ!」

三杉は正面から激しいスタンディングタックルでシェスターを迎え撃った。
お互いに苦手なパワー勝負。ボールは再びこぼれ球になると思ったそのとき。

三杉「これだ!」

バシィッ!!

シェスター「(……そ、そんなァ。今度は完璧にボールを奪われてしまった……!!)」

三杉「(君は勝負どころを誤ったんだ。ここ一番で結果を残せないプロ選手に価値はない)」

空中に放り出されたボールをオーバーヘッドの形で飛び上がりキープに成功する。
その華麗なプレイにアヤックスのサポーターは彷彿としたため息を漏らすのだった。

マーガス「(シェスター……お前でもダメなのか。ならばもう俺たちに残された手段は……)」

マルス「(諦めたくない。まだ何か手段はあるはずなんだ。けど、けれど……!)」

シェスター「(ダメだ。考えが浮かばない。彼らの守備を抜いていく道筋がもう……見えない……)」

ビクトリーノ「(す……すまねぇな。俺が息切れしなけりゃまだやりようがあったのに)」

318 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 09:27:31 ID:???
ブレーメンの攻撃陣はこの攻撃のミスで沈黙してしまった。
残り時間はロスタイムを含めて約5分。アヤックスが時間をフルに使い攻め込めば
反撃の機会はもう自分たちには回ってこないと気づいてしまったのだ。

三杉「(よし。これでボクたちの負け筋は消えた。あとはこの残り時間でどうやって森崎を攻略するかだな)」


★三杉の狙い→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→クライフォートにパスを出す
ハート→自らドリブルで上がっていく
スペード→クリスマンにパスを出す
クラブ→今こそ『ファストブレイク』で一気に攻める!しかしそのときシェスターが…!
JOKER→その時ブレーメンのベンチで動きが…?

319 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 09:35:38 ID:???
★三杉の狙い→ クラブJ


320 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 10:02:55 ID:???
何故負けが無くなったところで攻め急いだのかー!
これはいけませーん!

321 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 10:12:18 ID:???
ハーフタイムでファストブレイクについて言及していたことが活きるか

322 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 16:22:46 ID:???
>>320-321
ハーフタイムの布石が最後の最後で花開く!果たして間に合うのか!?


★三杉の狙い→ クラブJ ★
>クラブ→今こそ『ファストブレイク』で一気に攻める!しかしそのときシェスターが…!

ほぼフルタイムを司令塔としてピッチを走り回ったことによる疲れと
相手の守備を上回る攻撃手段が見つからない焦りが、シェスターの視野を狭めていた。

シェスター「(……ああ、そうさ。認めてやるよ。だけどそれは俺だけに当てはまることじゃないはずだ)」

シェスターは素早くハンドスプリングの態勢から飛び跳ねおき、三杉の背後へと駆け寄る。

シェスター「(試合時間は残り5分。疲れていない選手なんかいないんだ。
      その極限状態の中で、陽炎の中に囚われそうな神経で……
      自分が何をすべきか理解し、行動できる勇気を持つ者こそが!!)」

三杉「(リカバリーが早い!?くっ…ここは直ぐにでも速攻を!)」

シェスター「誤ったな三杉!もらったぞ!」

ダダダダダッ!ふわっ……

三杉「なっ…こ、これは!?」

323 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 16:24:03 ID:???
それは今から2年ほど前。シェスターがドイツユースの強化のために
フランス・モンマルトルユースへと研修に出ていた頃の話だ。

対戦チームのシャンゼリゼユースのエースであるナポレオン、
時同じくシャンゼリゼに研修に来ていた岬太郎とのコンビプレイの前に、
モンマルトルは苦戦を強いられていた。
だが、その中でシェスターは一人気を吐いていた。
何度もインターセプトを成功させ、強烈なミドルシュートを放ち、
試合にこそ敗れたものの、その存在感を大きく植え付けることに成功した。

ナポレオン「ちいっ、何故だ!何故俺と岬のコンビプレイが通じねぇ!」

岬「(他のパスコースを捨てて、僕たちの動きだけに集中していたのか……?)」

それは常に周囲を広く遠く見渡すことを義務付けられる『司令塔』らしからぬプレイスタイルだった。
チームとしての勝負より個の勝負を重要視したこの動きは、正直あまり褒められたものではない。

シェスター「(しかしチームとはその『個』の集合体であり『個』がバランスよく組み合わさって完成するもの。
      その『個』の一つだけでも崩れたとき、チームには必ず綻びが生まれる)」

必ず訪れる時が来る。チームを引っ張り、支えなくてはいけない主力選手にボールが渡るその時を。
チームを潤滑よく回し、効率よく得点を奪うために、必ず通さなければならないそのルートを。

シェスター「この時を待っていたんだ!俺はァ――ッ!!」

バ ッ シ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ッ ! !

三杉「……ば、馬鹿な……」

324 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 16:25:32 ID:???
次の瞬間、ボールはシェスターの足元へと転がっていた。
『ファストブレイク』を仕掛けるため、速攻の勢いをつけるために
アヤックスで最も足の速いであろうイスラスへとボールを放る
その瞬間だけを狙いすました不格好ながらも素早いカットだった。

シェスター「(……やっと網にかかってくれたか。だが、その獲物は大きかったようだよ)」

三杉「(彼の動きが散漫だったのは確かに疲れと焦りからくるものだった。
   だが、もしや、まさか……このプレイを、この奪取の瞬間を常に念頭に入れていたからなのか!?)」

残り時間わずかのこの時間帯での攻守逆転。
勝ち筋が完全に打ち消されたブレーメンとアヤックスの立場が逆転した瞬間だった。
もちろんアヤックスとて反撃のチャンスを簡単に諦めたりはしない。
もう目の前には守備から攻撃へと転身しようとしていたクライフォートが迫っている。

クライフォート「見事だフランツ・シェスター。お前は間違いなくこのブレーメンの旗印、キャプテンの器に相応しい」

シェスター「へへ……そいつはどーも。アンタたちも相当手ごわかったぜ。
      アヤックスの真のキャプテン、ブライアン・クライフォート」

クライフォート「だがまだ試合終了のホイッスルがなった訳ではない。
        俺たちは諦めない。勝利への執着心の名のもとに、そのボールは必ず奪い返す!」

シェスター「これが『最後』のキャプテン対決ってわけか。いいね、最高に燃えるシチュエーションだよ」

シェスターの皮肉めいた笑いにクライフォートは一瞬違和感を覚えたが、すぐに集中を取り戻しチェックに向かう。

クライフォート「いくぞシェスター!アヤックスの誇りにかけて俺は、俺たちは――」

シェスター「俺たちブレーメンは絶対に負けない!必ず――」

               「「勝ァつ!!」」

325 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 16:27:31 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★シェスター→! card+ ドリブル51=★
============
★クライフォート→! card+ タックル49=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→シェスターが突破しシュートを狙う!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→クライフォートがボールを奪い、シュートを狙う!

【補足・補正】
シェスターのカードがダイヤで『フラミンゴクリップ』で+5
シェスターのカードがハート・スペードで『プリンススライド』で+3
その他は>>13を参照してください。

326 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 16:27:51 ID:???
★シェスター→ ダイヤ2 + ドリブル51=★

327 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 16:32:04 ID:???
★クライフォート→ クラブJ + タックル49=★

328 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 16:48:56 ID:???
★シェスター→ ダイヤ2+(フラミンゴクリップ+5) + ドリブル51=58★

★クライフォート→ クラブJ + タックル49=60★

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→クライフォートがボールを奪い、シュートを狙う!


勝負は一瞬でついた。激しいプレスでの転倒、無理な態勢からのカットと
シェスターのバランスは完全に崩れ去っており、
膝裏でボールを挟み込む得意のテクニックすらおざなりになってしまっていた。

スパァッ!!

クライフォートはすれ違いざまに押し出すようにボールを奪い、そのまま利き足を鋭く振り上げる。

クライフォート「お前たちとはいずれまた戦いたいものだな」

シェスター「ま、まだ終わっちゃいない。ブローリン、ガスコイン、中里、そして――森崎を抜けるものかよ」

クライフォート「抜くさ。そう言い放つ自信が無いものにこれを巻く資格などないさ」

シェスター「(……ああ、そうだな。キャプテンとしてチームに尽くすことを放棄した俺には……)」

グアアアアッ!!

クライフォート「このシュートに俺たちアヤックス全員の勝利への執着心を込める!ウオオォォォーーッ!!」

実況「残り時間はロスタイムのみ!ここでアヤックスキャプテンクライフォート選手の渾身のシュートが放たれるゥ!!」

329 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 16:50:41 ID:???
ガスコイン「最後の最後で大ピンチだ!や、やべぇよやべぇよ!」

中里「敵ながらあっぱれなり。クライフォート殿もまた、立派な大将の器でござった。だが!」

ブローリン「……おそるべしアヤックス。だが、ミドルシュート相手ならばこの俺が叩き落とす!」

森崎「(ついにアイツ等に勝つことはできなかったか。だが、まだ試合は終わっっちゃいねぇ)」

クライフォートの全力のシュートが迫る威圧感を全身で感じながら、森崎はセービングの構えを取る。



クライフォート イリュージョンストライク64

ガスコイン ブロック41+(人数補正+3)+(距離補正+1)
中里 ブロック40+(人数補正+3)+(距離補正+1)
ブローリン ブロック51+(人数補正+3)+(距離補正+2)+(ガッツ200以下-2)

森崎 210/580 セービング54+(距離補正+3)

☆どうしますか?

A キャッチング 消費20 威力54
B パンチング  消費40 威力56+1
C がんばりセービング 消費100 威力58
D がんばりダイビング 消費170 威力61+1 フォロー率増加
E がんばりセービング・改 消費200 威力63 
F がんばりヒップアタック 威力100〜400 威力64+1 バランス矯正

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

330 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 16:59:23 ID:k4aMOPdU
E

331 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 16:59:24 ID:LMNpMJkI
E

332 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 17:12:27 ID:???
>E がんばりセービング・改 消費200 威力63 


森崎「お前たちの勝利への執着心など……この俺が受け止めきってやるゥ!」

森崎は残された体力の全てを両の掌に込めると息を吸い込み集中する。

クライフォート「受け止められるものならば受け止めてみせよ!ホオオォォアァァ――!!」

ドッ……バシシュウッ!!

ブローリン「むぅ、あのシュートは!」

ガスコイン「カルーンブを吹っ飛ばした一発目のシュートとも……」

中里「鋭く変化をかけた二発目のシュートとも違うでござる!?」

森崎「(いや、似ている。二つのシュートの特性が合わさった……これが奴の本気のシュートなんだ!)」

二つの特性が合わさったそのシュートは鋭く重く、そして疾い。
激しくぶれながら突き進むそのボールに、ブレーメンの選手たちは必死に食らいつく。

333 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 17:13:39 ID:???
★クライフォート→! card+ イリュージョンストライク64=★
============
★ガスコイン→! card+ ブロック41+(人数補正+3)=
中里→! card+ ブロック40+(人数補正+3)=
ブローリン→! card+ ブロック51+(人数補正+3)+(ガッツ200以下-2)=★
============
★森崎→! card+ がんばりセービング・改63+(距離補正+3)=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→ブロック成功。試合終了!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→クライフォートのシュートがブレーメンのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→森崎がキャッチ!試合終了!

【補足・補正】
中里のカードがダイヤ・ハートで『身代わりの術』(+8 消費160)
ブローリンのカードがダイヤ・ハートで『パワーブロック』(+7 範囲-1 威力-1 消費160)
森崎のカードがダイヤ・ハートで『そう何度も抜かれてたまるか』で+3
その他は>>13を参照してください。

334 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 17:16:34 ID:???
★クライフォート→ ハート9 + イリュージョンストライク64=★


335 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 17:17:08 ID:???
★ガスコイン→ ハート4 + ブロック41+(人数補正+3)=
中里→ ハート9 + ブロック40+(人数補正+3)=
ブローリン→ スペード2 + ブロック51+(人数補正+3)+(ガッツ200以下-2)=★

336 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 17:18:13 ID:???
★森崎→ スペードK + がんばりセービング・改63+(距離補正+3)=★

337 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 17:41:49 ID:???
止めたね。

338 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 17:47:04 ID:???
長かった戦いよ、さらば!

339 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 17:59:15 ID:???
>>337
中里のカワリミ・ジツが炸裂しイリュージョンストライクは爆発四三!
>>338
長期間の休載で間を空けてしまい申し訳ありません。
でも、これで森崎たちと一緒に私も一歩前に進めるような気がします。
==========
★クライフォート→ ハート9 + イリュージョンストライク64=73★

★ガスコイン→ ハート4 + ブロック41+(人数補正+3)=48
中里→ ハート9→27+(身代わりの術+8) + ブロック40+(人数補正+3)=78
ブローリン→ スペード2 + ブロック51+(人数補正+3)+(ガッツ200以下-2)=54★

【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≦−2→ブロック成功。試合終了!
==========
中里「(シェスター殿。拙者には伝わっているでござるよ。前のめりに倒れつつも
   後ろの拙者たちに託された想いを、気持ちを、負けてなるものかという意思を!)」




試合前。シェスターは中里をロッカールームの隅に呼び出していた。

中里「一体何の用でござるか?試合前ゆえあまりもたもたしていては……」

シェスター「中里。俺はこの試合にもし負けたらキャプテンをやめようと思う」

中里「なっ…!?い、いきなり何を言い出すでござるか!」

シェスター「いいから聞いてくれ。昨季のリーグ戦、結果こそ俺たちは3位と健闘したように見えるが、
      お前はその結果に満足しているか?悪いが俺は満足していない」

340 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 18:00:21 ID:???
中里「それは……拙者も同じでござる。だから来季に向けてこうして強化遠征試合を組んでいるのでござろう」

シェスター「それだけじゃダメだ。俺はジュニア時代からこのチームを見てきた。誰よりも近くで。
      そしてようやく気がついたんだ。このチームは実力的にも機能的にも若すぎる。
      だからいつも決まった形式でないと攻められないし守れない。だからそこを突かれて競り負ける」

中里「つまりシェスター殿はもっと経験に長けた中堅やベテランの強力な選手を増やすべきだと?」

シェスター「有り体に言えばそうだな。このチームの主力は俺を始め、マーガス、ビクトリーノ、ブローリン。
      そして森崎、中里。俗に言う『黄金世代』で固められているのは分かるだろ」

ほかの選手も決して悪くはないが、やはりどうしても現段階では
彼ら『黄金世代』を中心にした戦術しか組み立てることができないとシェスターは言う。

中里「黄金だけで作られた刀身は確かに煌びやか。しかしその芯はあまりにも脆く、儚い」

シェスター「その黄金を鍛え上げるために、あらゆる種類の貴金属を混ぜ込む。
      ジャパニーズ・ニンジャの持つ伝説の龍剣。俺はそれを目指していきたい」

中里「白金に輝くその刀身はあらゆる邪悪なものを切り裂き、払う力を持つという」

シェスター「ああ。その『プラチナ(白金)・ブレード』こそ俺の目指す真のニンジャ・マスター。
      その輝きは『ゴールド(黄金)』を超えた真の輝き。真の力だ」

中里「そのためにも、一度このブレーメンという構築を崩す必要がある……と?」

シェスター「いずれ、機会が来たらお前にも協力を仰ぎたい。
      ブレーメンがブンデスリーガの頂点に立つためにも。そして……」

中里「白金の輝きに相応しきシノビとなるためにも、でござろう?」

シェスター「ああ。だからそれ相応の覚悟で俺はこの試合に望むつもりだ。キャプテンの座を賭けて」

341 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 18:01:44 ID:???
中里「……承知。しかし万が一敗れた場合、いったい誰に託すつもりでござるか?」

シェスター「さぁてね。その時はその時さ。さっ、そろそろ試合開始だ。しっかり守ろうぜ」

中里「あっ、待ってくだされシェスター殿ォ!!」



中里「(……この試合を通して分かったことが一つある。このチームの船頭を任せられるのは
   現段階ではシェスター殿、やはりお主しかござらん。だからここで拙者は負けるわけにはいかぬ)」

長らくチームを同じくして、キャプテンを務めてきた森崎の存在を忘れていたわけではない。
だが、今の森崎には不安が多すぎるのも事実。特にスポーツ選手としての寿命が明日にでも尽きかねない
『破滅のツボ』に苛まれているのであればなおさらだ。
キャプテンという立場は森崎により大きな力と精神を与えてくれるかもしれない。
だが、その勢いで残された寿命を一気に燃やし尽くしてしまう不安が中里の心にあったのだ。

ブルルルルル……ギュオオオン!!

中里「(激しく二つに分裂するボール。ならばブロックもその動きに合わせるまで!)」

中里は分身ドリブルの応用で、素早くサイドステップし、その反動でまた跳ねる。
それを残像が現れるまで繰り返し、シュートコースを広くカバーするブロックを作り上げる。

バチィッ!!

クライフォート「なんだと…!?あのような動きができて何故……くっ、これ以上言うまい。ナイスファイトだブレーメン」

ブローリン「す、すごい!まるで一人で二人分の動きをしているようだ!」

森崎「忍者の末裔らしいあいつの本領発揮だ!ナイスブロック、中里ォ!」

342 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 18:03:05 ID:???
シェスター「な、中里……お前……!」

中里「(シェスター殿。早まる気持ちは分からぬわけではない。
   誰よりもブレーメンのことを考えてきたお主の気持ちには感服するでござる。
   だが……だが、今一度思いとどまって欲しい。この遠征で間違いなく
   拙者たちは強くなってみせるでござる。だから、今はまだ後ろを信じて……)」

ピッピッピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

中里「拙者達を引っ張って行ってもらいたいのでござるよ。シェスター殿」

シェスター「…………ああ。任せるでござるよ、ニンニン」

試合終了のホイッスルが高らかに吹かれる。
長時間ロースコアの展開にもかかわらず、両チームサイドとも
サポーターは選手たちに惜しみない歓声と拍手を降り注いだ。
昨夜まで降り注いだ雨以上のソレは、疲労困憊の選手たちに
立ち上がらせる気力を分け与える。

森崎「(……引き分け、か。だが、最後まで押されっぱなしだったかもな)」

ブレーメンの得点はPKという幸運に救われた1点のみ。
同じ1点ではあるが、やはり今のブレーメンの攻撃力不足は否めなかった。
ふと前を見ると両チーム様々な選手たちが互いの健闘をたたえ合っている。
中にはユニフォームを交換しつつ熱い抱擁をしているものまでいた。

森崎「せっかくだから俺も誰かと話をしてこようかな?」

343 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/08(月) 18:04:58 ID:???
A ブレーメンの選手に話しかける
【マルス・ビクトリーノ・マーガス・ベルンハルト・キーガン
 シェスター・ブローリン・ガスコイン・中里・シュバルツェン】

B アヤックスの選手に話しかける
【レンセンブリンク・クライフォート・イスラス・クリスマン・カイザー
 ネビル・ディック・三杉・リブタ・ソンダース・ドールマン】

C 一足先に控え室に戻る

※選んだ選手とは別の選手が一緒にいる場合もあります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

344 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 18:06:24 ID:G7FasLzU
A
ビクトリーノ

345 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 18:20:12 ID:ceG6VDBc
B クライフォート

346 :森崎名無しさん:2013/07/08(月) 18:20:33 ID:4RNbl5+M
B
イスラス

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