キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/01/28(月) 11:09:21 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

反乱軍の大将であるリュッケ将軍を倒した森崎たちは、ついにマケドニアの内乱を止めることに成功する。
しかし、敵城に囚われていたはずのミネルバは何処へと連れ去られたあとだった。
さらにアカネイアのラングに連れ去られたグルニアの遺児、ユミナ王女とユベロ王子が
タリスの剣闘士オグマの手引きによって逃亡したとの知らせを受ける。
邪知暴虐の限りを尽くすアカネイア神聖帝国への反撃の足がかりとして、
マルスたちアリティア軍ははこの二人の搜索に全力で当たることになった。

そしてアヤックス寮では『倍速』移動の才能を悪用する組織【ヨハン】の存在が明らかに。
ビクトリーノ、イスラス、マッハーたち『倍速』の才能を持つ者たちは
数奇な運命に翻弄されながらも己の中にある夢と希望の輝きを頼りに戦い、
ヨハンの闇のオーブの呪縛に抗い進み続けることを心に誓う。

マッハーの夢を託されたイスラスを擁するアヤックスとの真剣勝負に
森崎たちブレーメンは苦戦しつつも1対1の同点で前半戦を折り返す。
はたしてこの厳しい戦力差の下、森崎たちは遠征試合の初戦を勝利で飾ることができるのか!?

☆前スレ
【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1350617885/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html

405 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/18(木) 22:13:03 ID:???
★紫髪の姫のお相手→ ハート2→シェスター
青髪の姫のお相手→ ダイヤ3→森崎 ★

シェスター「ジャンケン……」

マーガス「ポイッ!」

各々がグーかパーかも定かではない前足を突き出し、勝負が決する。
結果、シェスターが紫髪の娘を、森崎が青髪の娘を起こす担当に選ばれる。

マーガス「フギャー!!こんな所でも俺は女の子に恵まれないのかー!」

ブローリン「サカリがついたオス猫め。少し落ち着かないか」

シェスター「さァ姫。この私の口づけでどうか目をお覚ましください」

森崎「(き、きっとこれが本当のファーストキス!心を落ち着かせるんだ森崎有三)」

対照的な二人の態度だったが、いざ本番ともなれば覚悟が固まるのが男の性。
シェスターと森崎の接吻により、眠りの姫君たちは目を覚ます。

【14位…17票】2人

カタリナ「……うう、顔がなんだかベトベトで気持ち悪いです」

陽子「痛った〜い!く、唇に穴が空いたような感覚だわ」

ロバとニワトリの姿が運の尽きだった。とてもロマンティックなキスなどではなく、
嫌悪感たっぷりの睡眠からの起床に、14位の二人はげんなりした姿を見せる。

マーガス「うぷぷぷ。俺だったらあんな不手際しないで優しいキスをしてやれたのにニャー」

406 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/18(木) 22:14:53 ID:???
ブローリン「まぁ、少なくともヨダレで汚したりクチバシで突き刺したりはしないだろうワン」

森崎「うぎぎ……う、うるさい!こんな夢の中みたいな世界でのキスなんて回数のうちに入らないからいいんだコケ!」

シェスター「と、とにかくコメントを頂戴しよう。お二人共、14位ランクインおめでとうッキー」

カタリナ「は、はい。今回は私に投票していただき本当にありがとうございました。
     今後は皆様の前に立ちふさがる敵役としての再会となりますが、
     どうかお手柔らかにお願いしますね」


・カタリナ

>Trick or Treat
カタリナ「私にはもう皆さんと一緒にお祭りを楽しむ資格なんてありません。
     ……けれど、もし許されるのだとしたら、もう少しだけ夢を見ていたかったですね」

>クリスを見て何を感じるのだろうか…
カタリナ「星のかけらの加護がなければまともに動くこともできない生ける屍。
     けれど私も同じようなものです。ただ生かされているだけの人形なのですから……」


・片桐陽子

>Trick or Treat
陽子「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞっ!んふふ、昔はよく
   兄さんのシャツの胸ポケットに毛虫を忍ばせたりしておどかしてたっけなぁ」

>キャプつば女性キャラクター人気上昇を願って一票。
陽子「FEシナリオでも、サッカーパートでは私たちキャプ翼の女性キャラも活躍予定よ!
   様々な国を回って、沢山の絆を紡いで、ラムカーネたちの野望を阻止するのよ!」

407 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/18(木) 22:16:26 ID:???
カタリナ「ちなみに送迎会の会場なら、この丘を越えたお城の中ですよ」

陽子「そんなみすぼらしい格好じゃ入れてもらえないだろうけどねぇ。ま、頑張りなさいな」

顔をタオルで拭ったカタリナと、唇に薬を塗った陽子に
行き先を教えてもらった4匹は、再び送迎会の会場へ向かって歩き出します。

シェスター「確かに今の俺達ってよく考えたら全裸なんだよな」

マーガス「な、なんだか危ない趣向に目覚めちゃいそうだニャ」

とりあえず近くにあった木々の葉っぱで股間を覆ってみたものの、何か物足りなさを感じます。

ブローリン「だがどうする?城に入れてもらえないんじゃ
      送迎会に参加することはできないぞ」

森崎「こういう時は、確か優しい魔女が魔法でドレスをプレゼントしてくれるんじゃなかったかな」

???「ひぇっひぇっひぇっ、お困りのようね君たち」

森崎「おお、噂をすればなんとやら。さっそく魔法でなんとかしてくれ〜!」

そこに現れたのは13位のシーダでした。ハロウィンらしく黒い大きな帽子と
スリットの入ったローブという魔女の衣装に身を包んでいます。

シーダ「うふふ、職業変更システムが意外なところで役に立ったわ。
    まずは人気投票のコメントをさせていただくわね」

408 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/18(木) 22:18:05 ID:???
【13位…20票】

・シーダ

>999
シーダ「スリーナイン!不思議と響きのいい数字よね」
>Trick or Treat
シーダ「お菓子なら」
>旦那が助けを求めてますよ嫁さん
シーダ「この体に翼があるのならすぐに飛んでいきたいのに…!」
>第2部に入ってから、ここにシーダ姫がいてくれればな〜と思うシーンことが多い
シーダ「あともう少しだけ待ってちょうだいね。もうすぐ、もうすぐ合流できると思うから」
>馬に負けてる場合じゃない!
シーダ「エルカイトの人気はすごいわね。おどろいちゃった。私も嬉しいわ」


マーガス「それじゃあさっそく素敵な服を用意してくれニャン」

シーダ「ええ、任せなさーい!アブラカタブラチンカラホイっと☆」


★そんな魔力で大丈夫か?→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K→見事4匹とも素敵なコーディネートに成功!
Q→森崎だけ服を用意してもらった
J→シェスターだけ服を用意してもらった
10→マーガスだけ服を用意してもらった
9→ブローリンだけ服を用意してもらった
8〜A→転職したてのシーダの魔力では話にならなかった!当然失敗。
JOKER→ダイヤ+なんと着ぐるみの呪いまで解いてしまう!?人間に戻れるぞ!

409 :森崎名無しさん:2013/07/18(木) 22:19:06 ID:???
★そんな魔力で大丈夫か?→ スペード3


410 :森崎名無しさん:2013/07/18(木) 22:19:17 ID:???
★そんな魔力で大丈夫か?→ クラブ7

411 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/18(木) 22:34:21 ID:???
★そんな魔力で大丈夫か?→ スペード3 ★
>8〜A→転職したてのシーダの魔力では話にならなかった!当然失敗。

ぽふん。

シーダ「は、はにゃーん」

シーダの振るった杖から現れたのは焚き火で起こしたような煙だけでした。
本職が天馬騎士のシーダでは、魔法使いのような奇跡は起こせなかったのです。

シーダ「うーん。カードを使った魔法とかなら得意だったんだけどなー」

シェスター「なんのこっちゃ」

シーダ「なんとかなるよ!絶対大丈夫だよ!」

シーダいわく無敵の呪文の応援を背に受けながら、4匹はとりあえず城に向かって歩きます。
しばらく歩いた先で湖のほとりを見つけた4匹は少し休憩をすることにしました。

マーガス「ぴちゃぴちゃぴちゃ……はー。水がおいしいニャー」

ブローリン「この姿だといつもより舌を器用に使えるような気がするワン」

かなり水分を消費していたのか、4匹は夢中になって泉の水を飲み干します。
そのときです。慌てて水を飲んだせいか、1匹が足を滑らせて池に落ちてしまったのです。

412 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/18(木) 22:35:48 ID:???
★お池にはまってさあ大変→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→森崎が池ぽちゃ
ハート→シェスターが池ぽちゃ
スペード→マーガスが池ぽちゃ
クラブ→ブローリンが池ぽちゃ
JOKER→全員が池ぽちゃ

413 :森崎名無しさん:2013/07/18(木) 22:37:23 ID:???
★お池にはまってさあ大変→ ダイヤ9


414 :森崎名無しさん:2013/07/18(木) 22:50:13 ID:???
金の森崎と銀の森崎。さぁ、どっち?

415 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:26:24 ID:???
>>414
金の斧、銀の斧はFE世界にも縁のある童話ですね〜w
==========
★お池にはまってさあ大変→ ダイヤ9 ★
>ダイヤ→森崎が池ぽちゃ


森崎「うわぁー!コケッちまったい!」

なんと足を滑らせて池に落ちたのは森崎でした。
すぐに翼をはためかせて陸地にあがろうと踏ん張りましたが、
残念なことにニワトリの翼では空を飛ぶことはできませんでした。

ぼちゃーん!

シェスター「ああー!森崎が池に落ちたー!」

マーガス「大変だ!すぐに引き上げないと」

ブローリン「だがこの姿じゃうまく泳げるかどうかわからんぞ」

ぶくぶくぶく……

森崎「(うう…まともに体が動かない。お、俺はこんなところで死ぬのか……)」

そのときです。森崎は泉の底からほんのり淡い光が放たれるのを見たのです。
そしてその光は溺れて苦しむ森崎を包み込むと、みるみる水面へと引き上げます。

???「まったく。あんまり頼りないところを見せないでくださいよ、教官」

気づけば森崎は一人の少女に抱えられていました。
美しい純白のローブを身にまとい、月桂樹の葉でできた冠をかぶったその少女に森崎は見覚えがありました。

416 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:27:31 ID:???
森崎「セシルじゃないか。き、奇遇だな」

セシル「こんなヒラヒラのいかにも女っぽい格好なんて正直勘弁して欲しかったんですけど」

森崎「何言ってやがる。結構似合ってるじゃないか」

セシル「……ま、まぁこんな機会じゃなきゃ着ることもないですし、別に構いませんけどね」

照れくさそうに赤面するセシルの横顔は、戦場や試合で見せる勇ましいものとは真逆の、
しかし年相応の可憐な少女の姿を映し出していました。

森崎「そうだ、せっかくだから人気投票のコメントの返答を頼む」

セシル「了解です!ビシビシ気合入れて返させていただくわね」

417 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:28:44 ID:???
【12位…21票】

・セシル
>Trick or Treat
セシル「このアタシにいたずらする度胸があるなんて見直したわ。やるじゃない。
    お礼にアタシのお手製クッキーをプレゼントしてあげる。
    あら、遠慮することなんてないのよ。ちょっと焦げ目がついちゃったけど
    少し暗い苦味があったほうが風味があるって言うじゃない?
    ほら、お茶も入れてみたから一緒にいただきなさい。ほらほらほら〜!」

森崎「(どう見ても炭化したカタマリと泥水です。ありがとうございました)」

>カタリナ関連のイベントでがんばってもらいたい
セシル「……クリスの声が聞こえたの。カタリナを助けてあげてって。アタシに託すって。
    カタリナがアタシたちのことを裏切ったことは絶対に許せることじゃない。
    だからもう一度会ってはっきり。友達としてあの娘を怒ってやるんだから。任せておきなさい」

>○ロ同人みたいに!
セシル「(だだ、だってだってだって。あの状況であんな真剣な目で見つめられて語られたら
    勘違いしちゃってもしかたないったらありゃしないじゃないのよ!)」

森崎「(自分じゃ否定してるけど結構乙女体質だったりするんだよなぁコイツ……)」

>HPさえ上がれば一軍レベル! スタミナつけて頑張れ紅一点!
セシル「応援ありがとね!ロディやバカルークに負けないように走り込みを怠らないようにしなくちゃね」

418 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:30:19 ID:???
ザパーン!

セシル「私は泉の女神。貴方方が落としたのはこの金髪の森崎ですか?
    それともこの茶髪の森崎ですか?」

湖に沈んだ森崎を心配そうに覗き込むシェスターたちの前に、美しい少女が現れました。
そして彼女の両脇には、地味でパッとしない顔の二人の青年が浮かんでいます。

マーガス「なんたるこった。森崎が二人に分裂しちまったい!」

シェスター「どちらかが本物の森崎で、どちらかが偽物の森崎ってことなのかな」

セシル「金髪の森崎は素晴らしい才能と必殺セーブを兼ね備えたスーパールーキーよ。
    対する茶髪の森崎は中国拳法の達人で、どんなシュートも足で弾き返す肉体の強さを持っているわ。
    さぁ、お答えなさい。貴方方が落としたのはどちらの森崎ですか?」

セシルの紹介を受けた二人の森崎は、自らの特徴をアピールするかのように自慢げに動き回ります。

シェスター「す、すごい。どちらもミューラークラスの一流のキーパーの動きだぞ」

マーガス「このどちらかがブレーメンに入ってくれれば来シーズンは優勝間違いなしだぜ!」

ブローリン「馬鹿者!お前たちは大事なチームメイトの顔を見忘れたのか!
      確かにあいつは彼らほど優れた才能はないかもしれない。
      しかし、それでも俺たちの背中を託すに十分な仲間じゃないか!」

シェスター「じ、冗談だって。そんな真面目に怒鳴らなくても」

マーガス「有名な寓話だからな。正直に答えればきっと本物の森崎より
     もっと優れた森崎を渡してくれるはずさ。うししし」

シェスターたちは正直に答えました。いいえ、私たちが落としたのはそんな立派な森崎ではありません。

419 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:32:07 ID:???
セシル「そうですか…。それではこちらの森崎でしょうか?」

そう言って、女神は違う二人の森崎を泉の底から引き上げました。
今度の森崎は背丈も髪の色も瓜二つ。しかし顔の表情にやや違いが見受けられます。

森崎「うけけけ…俺の邪魔をする奴は誰だろうと容赦はしねぇ。
   裏工作でも妨害工作でもなんでも仕掛けてやるぜ。ひゃはははは!!」

森崎「俺は最後まで絶対に試合を諦めたりはしないぞ!
   さぁ、一緒に戦おう!正々堂々と決着をつけるんだ!」

シェスター「……こりゃまた随分両極端なセリフを吐きますねぇ」

マーガス「う〜ん。どちらも森崎であって森崎じゃない。妙な違和感があるなぁ」

ブローリン「相手を挑発しようとする無茶な戦術を指示したり、
      かと思えばスポーツマンシップに則った堂々とした態度を見せたりと
      あいつは時々わからなくなるからな」

シェスターたちは言いました。この二人も違います。私たちが落とした森崎ではありません。

セシル「あなたたちは正直ですね。それではこの勇者の森崎を授けましょう」

マーガス「キタキター!やはり人間正直が一番ってな!
     ところで『勇者』の森崎っていったいなんだ?」

バシャーン!!

森崎「ゲホゲホゲホ!うげ〜……し、死ぬかと思ったぜ」

泉から放り出された森崎は、つい先ほどまで自分たちと一緒にいた、
ニワトリの姿に変わってしまった自分たちがよく知る森崎でした。

420 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:33:30 ID:???
シェスター「なんだか見た目はいつもどおりパッとしないな。
      こいつがほんとに勇者の森崎なの?」

ブローリン「勇者の称号とは、はじめから与えられるものではないってことだろう。
      すぐに負けて棺桶に入る勇者となるのも、魔王を倒して英雄になるのも
      すべてこれからのアイツ次第。そう言いたいんじゃないのかな」

マーガス「誰だってなる気があれば勇者にだって英雄にだってなれる、か。
     確かにこのプロの世界ではその気質を欠いたものは確かに落ちぶれていくしかないんだろうな」

シェスター「まぁまぁ。見守っていこうじゃないの。あいつがこれからどんな『勇者』になっていくのかをさ」

森崎「……何だお前ら3匹でこそこそと。こっちはひどい目に遭ったってのに」

シェスター「んーん。なんでもないなんでもない。それじゃあお城目指して先に進もうぜ!」



お城を目指して愉快に進むブレーメンの蹴球隊。4匹は綺麗な花畑を通ります。
すると真っ黒い毛並みの獰猛な狼が横切り、道を通せんぼしたのです。

イスラス「……ぐるるるる」

低い唸り声を上げながら、鋭い目つきで睨めつけられた森崎たちは身を震え上がらせます。

イスラス「……何か、食い物を食わせてくれ。できれば甘いものを頼む」

シェスター「あ、なーんだ。唸り声じゃなくて腹の虫が鳴いてただけかァ」

森崎「よーし。それじゃあこの人気投票のコメントに答えたら美味しいものを食わせてやるぜ!」

421 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:35:03 ID:???
【11位…22票】

・イスラス
>マッハーとリバイバルラン感動した
イスラス「アイツの絶たれた夢は俺が必ず果たす。そしてこれ以上アイツのような奴は出させやしねぇ。絶対にな」

>Trick or Treat
イスラス「キャラメル、クッキー、キャンディ、チョコレート……よ、よりどりみどり……」

>ぶっちゃけこのイスラス大好きです
イスラス「本スレの一息で喋りまくる早口キャラもなかなかよさげだと思うがな。
    (ラムカーネの悪事に気づかなければ実際はもっと非道なキャラになってたらしいぜ)」

>割とメイン張ってる気がする
イスラス「なんでもオランダ編のメインを任された、らしい。
     オリジナル話の展開の難しさに、中の人はかなり頭を抱えたようだぞ」


イスラス「さぁ答えたぞ。早く何か食わせろ!さもないと……」

ぐるるるる……

ブローリン「いかん!このままでは俺たちの誰かが獲物として食べられかねない!」

マーガス「は、初めての人が男だなんて嫌だにゃーん!」

シェスター「いやいや、性的な意味じゃねーし。つーか何カミングアウトしてんだよマーガス」

森崎「よし、お前ら。はやくこの飢えた狼さんに何か食わせてやるんだ」

422 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 10:39:07 ID:???
★男は狼なのよ→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→Trick or Treatコメントで集めたお菓子を与える
スペード→花の蜜を集めて与える
クラブ→木の実を集めて与える
JOKER→うみたてたまごを与える 森崎「え!?」

423 :森崎名無しさん:2013/07/22(月) 10:40:18 ID:???
★男は狼なのよ→ クラブ5

424 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 17:08:13 ID:???
★男は狼なのよ→ クラブ5 ★
>クラブ→木の実を集めて与える


森崎たちは近くの森で木の実を集めることにしました。
ドングリ、シイノミ、クルミ、ギンナン。
ザルいっぱいに盛られた木の実に、イスラスも大満足です。

シェスター「狼といえばどの物語でも大抵は敵役のイメージだよなぁ」

マーガス「そうそう。豚を食べたり羊を食べたり、老婆や幼女まで平らげたり」

ブローリン「その報いからか、悲惨な結末を迎える物語が多いな。
      腹に石を詰められるなんて想像もしたくないな……」

イスラス「最近じゃヤギと仲良くなったり、なんだかんだで許されて報われたりする話もあるらしいがな。
     嫌なイメージのレッテルを無理やり貼り付けられるのはどうも好きじゃねぇ」

森崎「そうだよな。初めから悪い奴なんていないんだし。
   全ての事柄には何かしら理由があるはずなんだよな」

翼や若林と和解した今だからこそ、森崎は考える。
初めから自分に植えつけられていたような、
彼らに対する強い『悪意』の元はどこから生まれたのだろうか。
だが今は、分断的に矛盾が生じる自分の過去の記憶に首をひねるしかない。

イスラス「この花畑の先には肝試しで有名な墓場がある。
     急いで通り抜けないと幽霊に呪い殺されるって噂だぞ」

黒い狼さんの忠告を受け、森崎たちブレーメンの蹴球隊は先を目指します。
辺りは少しずつ暗くなり始め、何やら不気味な生暖かい空気が漂います。

425 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/22(月) 17:10:28 ID:???
ブローリン「……くぅ〜ん。なんだかいかにも出そうな雰囲気だな」

マーガス「早く抜けちまおうぜ。の、呪いがどうのこうのってイスラスも言ってたしさ」

シェスター「なんだい二人して。そんなでかい図体しといて幽霊が怖いのか?」

森崎「ニワトリの姿のせいかまったく周囲が見えん。これが鳥目の恐ろしさか」

そのときです。ひゅ〜どろどろどろという
不気味な笛と太鼓の音色と共に、人影が4匹の前に現れました。


★お化けなんてないさ→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→黒スート+北欧系美女の女性も一緒だぞ
スペード・クラブ→鎧姿の少女の幽霊が現れる
JOKER→ダイヤ・ハート+さらに日本人の女性も一緒だぞ

426 :森崎名無しさん:2013/07/22(月) 17:12:49 ID:???
★お化けなんてないさ→ クラブ9

427 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/27(土) 01:59:31 ID:???
★お化けなんてないさ→ クラブ9 ★
>スペード・クラブ→鎧姿の少女の幽霊が現れる


【10位…31票】

クリス「こんばんは〜♪今夜は私のソロステージにようこそ!
    マイユニットとして皆さんに性別や職種をエディットしてもらった
    特別なキャラクターにもかかわらず、早々に退場してしまったクリスで〜す☆」

ブローリン「なんだか随分愉快なキャラな幽霊だな…」

シェスター「やけっぱちを起こしてるようにも見えるけど」

クリス「あははははは。笑うしかないじゃないですか!申し訳無さ過ぎて涙も出ますよ!
    いや、もう死んじゃってるから出したくても出せないんですけどね。えっへん!
    そんな今の私に出来ることは人気投票のコメントを返すくらいですからー」

>Trick or Treat
クリス「むしろこちらが驚かす立場になっちゃいましたね。ばけばけば〜!」

>不憫な子
クリス「皆さんとお別れしてしまうことは悲しいですが、いつまでも落ち込んでてもしょうがないです」

>暗黒仮面に堕ちてしまったい
クリス「こっちはこっちでいろんな人に囲まれて楽しくやってますから心配しないでくださいね!」

>ただただ無念
クリス「こうして悲しんでくれる人がいるだけ、私は恵まれているのかもしれませんね。
    もう一緒に戦うことはできませんが、第七小隊の仲間たちのことをどうかよろしくお願いします!」

428 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/27(土) 02:02:16 ID:???
森崎「おいお前ら、さっきから俺の見えないところで何話してやがるんだ」

ニワトリ状態の森崎は鳥目のせいで、クリスの姿には最後まで気づくことはありませんでした。

クリス「(……森崎さん。短い間でしたが、本当にありがとうございました。
    この言葉もあなたにはもう届けることができないのが残念でなりません。
    だけど悲しまないでください。私は、私の騎士としての生涯は確かに短かったけれど
    沢山の仲間たちに囲まれていたあのかけがえのない日々は本当に楽しかったんですよ)」

最後に恩師である森崎に一礼すると、鎧の少女は静かにはにかみながら暗闇の向こうへと消えていきました。



墓場を無事に抜けた4匹は、お城を目指して先へと進みます。
そしてついにお城の門の前までたどり着きました。

バーツ「遠くからご苦労さんだったな。俺たちはこの城の門番だ」

パオラ「あなた方が送迎会のために呼ばれた楽団の方々ね。ようこそおいでくださいました」

バーツ「こうして揃ってランクインできたのも投票してくれたお前らのおかげだな!」

パオラ「幸せすぎてちょっと怖いくらいだわ。うふふ、それじゃあまずはコメントを返させていただくわね」

429 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/27(土) 02:03:56 ID:???
【8位…35票】2人

・バーツ
>Trick or Treat
バーツ「お菓子が欲しいってか?タリスにいたころはよくシーダ様お手製のパイを
    仕事終わりの差し入れに頂いてたっけな。
    果実酒と合わせて食うとこれまた格別に美味いんだなこれが」

>カップル成立させて死ぬのは許さん。絶対に生きのこるのだ!
バーツ「おうよ!故郷の復興が終わったら迎えに行くって約束してるからな。
    早くミネルバ王女を助け出して安心させてやらねぇと。一緒に頑張ろうぜ」

>うらやましい。
バーツ「うっひっひ、羨め羨め!運命の出会いってもんはその強い気持ちが引き合わせてくれるのさ」

>リア充爆発するな
バーツ「俺の傍にパオラがいてくれるなら、どんな奴らが相手だろうと負けやしねぇさ!」

>パオラと共に一票!
バーツ「清き一票ありがとなっ!また機会があればそこんとこよろしく頼むぜ〜」

430 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/27(土) 02:05:33 ID:???
・パオラ
>Trick or Treat
パオラ「子供の頃は、マリア様やエストによくせがまれたものだわ。
    ……あとでこっそりミネルバ様とカチュアもおねだりに来たのはここだけの秘密よ?」

>砂糖を吐きそうになるレベルのバカップル
パオラ「離れていた距離と時間が、あの人への想いをさらに募らせてしまうもの。だから許してちょうだいね」

>バーツと共に一票!
パオラ「バーツの方にもコメントをくれた方かしら?どうもありがとうね」


ようやく目的地にたどり着き、安堵のため息をつきながら城の中に入ろうとする森崎たち。
しかし、いざ入ろうとした瞬間に、筋肉隆々の門番に首根っこを掴まれてしまいます。

バーツ「ちょっと待て。お前たち楽団のくせになんで楽器の一つも用意してないんだ?」

森崎「はぁ?俺たちはただ司会を頼まれただけだぜ?なんで音楽なんか……」

バーツ「うるせぇ!口答えするとこのまま絞めてローストチキンにして食っちまうぞ!」

パオラ「まあまあ落ち着いてバーツ。楽器がないなら用意してもらえばいいじゃない。
    ここから北のほうにある山脈の麓に、確か楽器屋さんがあったはずだわ」

シェスター「うぇ〜。結局まだまだ歩かされるのか。もう足が棒みたいで辛いッキー……」

ブローリン「弱音を吐くな。楽器さえ手に入れればお城に入れてもらえることがわかっただけでもいいじゃないか」

マーガス「それじゃあさっそく出発だニャン!」

431 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/27(土) 02:07:02 ID:???
4匹は疲れた体に鞭を打ちつつ、門番たちの言っていた楽器屋を目指して歩きます。
その途中にて、森崎たちは道端に点々と落ちている不思議なモノに目が付きました。

★足元注意→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→綺麗な小石が落ちている。何かの道標のようだけど…
スペード・クラブ→パンくずが落ちていた。これを食べて疲労回復だ!
JOKER→白い貝殻で出来た可愛らしいイヤリングだ。だれかの落し物かな?

432 :森崎名無しさん:2013/07/27(土) 02:08:01 ID:???
★足元注意→ クラブA

433 :森崎名無しさん:2013/07/27(土) 02:08:32 ID:???
★足元注意→ ダイヤ4

434 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/28(日) 11:05:31 ID:???
★足元注意→ クラブA ★
>スペード・クラブ→パンくずが落ちていた。これを食べて疲労回復だ!


森崎「(なんだこの腹の底から湧き上がる衝動は。あの道端に落ちてるパンくずが、
   まるで高級料亭のごちそうのように見えてしょうがねぇ!)」

ニワトリの姿のせいなのか、森崎は動物の本能に従って機敏な動作で餌をついばみます。
マーガスたちもひもじいお腹には逆らえずに、もぐもぐむしゃむしゃ平らげます。
転々と続くパンくずの道を進んでいくと、なんとお菓子でできた家を発見したのです。

ブローリン「おおう、パンくずとは比べ物にならんモノが現れたぞ」

シェスター「壁はクッキー、窓はキャンディー、屋根はチョコレートの塊だ〜!」

マーガス「ひゃあ!パンくずだけじゃ満足できねぇ!いっただっきま〜す!」

??「待ちなさい!文字通り、甘い話には罠があるものなのよ」

???「そうだよ。お菓子の家には怖い怖い魔女がいるんだ」

お菓子の家にかぶりつこうとした4匹を止める声が聞こえます。
振り返ってみると、そこには兄妹らしき二人の子供が立っています。

森崎「お前らは……マルスに、それと中沢マネージャー?」

435 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/28(日) 11:06:38 ID:???
【6位…39票】2人

・マルス
>1000票目!!
マルス「今回の人気投票もこんなに沢山の投票をしてくれて嬉しいよ!
    同時期に人気投票を開催してくださったスレの皆さんにもこの場を借りてお礼を申し上げます」

>Trick or Treat
マルス「アリティアの収穫祭を思い出すよ。国民中が笑顔で満ち溢れていてとても楽しかったなァ。
    いつも厳格だった父上もあの日だけは穏やかな顔を浮かべていた。
    ……あの笑顔を二度と失わせはしない。この炎の紋章にかけて、かならず大陸の解放を成し遂げる!」

>死亡記念……
マルス「(と、言いつつもこんなところでさっそく躓くなんて自分が情けないな。
    アヤックス戦も不甲斐ないプレイばかりだったし、一から自分を鍛え直さないと)」

>溢れ出るカリスマ
マルス「まだまだ僕は未熟だよ。一国の主としても軍を束ねる旗印としてもね。
    多くの者に支えられて今の自分がいる。君が凄いと思ってくれているのは
    多分、僕たちアカネイア同盟軍の全員の力のことを指していると思うんだ」

>真の主人公補正を見た
マルス「ありがとう。だけどこの物語の真の主人公は僕じゃなく森崎なんだ。
    だから君はまだ見ちゃいないんだ。真の補正というものを、これから僕たちと一緒に見守っていこう!」

436 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/28(日) 11:07:42 ID:???
・中沢早苗
>Trick or Treat
早苗「Happy Halloween! お菓子作りには結構自信があるのよ。た〜んと召し上がれ!」

>影薄いけど一生懸命マネやってるとこが好き
早苗「誰かを応援するって、確かに大変だけれどとってもやりがいのある仕事なのよ。
   ふふっ、あの足引っ張りの弱小サッカー部のメンバーがいつの間にかプロチームの中心になっているだなんてね。
   ずっと傍で応援し続けてきたから、嬉しい気持ちもあるけれどなんだかちょっぴり寂しいかな」

>好き
早苗「ちょちょ、ちょっと、いきなり恥ずかしいことを言うんじゃないの!
   まったく……でも女の子はね、誰かに好きって言われて嫌な気持ちはしないものなの。
   あなたの気持ちには答えられないけれど、どうかお礼を言わせてね。ありがとう」

>あなたを見ると投票したくなるんですよ…
早苗「アリティアカップの短期間しか出番がなかったにもかかわらず、
   こんなに高順位にランクインできるだなんて私が一番信じられないわ〜。
   このランキングには特別なボーナスは用意されてないみたいだけれど、
   今後の出番についての検討になるみたいだから、私の再登場に期待しててね!」

>好きだー
早苗「うんうん、私も好きよサッカー!マネージャーの仕事もそうだけど、
   たまに練習に混じってボールを蹴ると本当に楽しいのよね〜。
   翼くんが夢中になる気持ちが分かるもの。
   これからもずっとず〜っとこの楽しい気持ちを共有していきたいな」

437 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/28(日) 11:09:45 ID:???
早苗「もう!楽器屋に続く道しるべを置いていったはずなのに、どうしてこっちに来ちゃうかなー」

マルス「はやくここを離れたほうがいい。じゃないと……」

と、そのときです。突然お菓子の家の扉が勢いよく開け放たれると中から黙々と煙が吹き出してきました。

早苗「きゃ〜〜〜っ!!」

マルス「うわ〜〜〜っ!!」

マーガス「だ、大丈夫か二人共!」

煙の中から現れたのは、可愛らしい小さなゾウとキツネ。
なんと二人は動物の姿に変えられてしまったのです!

早苗「げほっげほっ!ここの魔女は人間を動物に変える魔法が得意なんだゾウ……」

マルス「コンコン……今は逆に動物を人間に変える魔法の研究をしているとか」

森崎「なんだって!?それじゃあ俺たちを元に戻してくれるかもしれないな」

????「ふふふ……新しい研究材料がちょうど欲しかったところだ。入ってくるがいい」

シェスター「へぇ、なかなか話が分かる魔女子さんじゃん。助かるぜ」

お菓子の家の中には紅の髪と瞳、そして同じ色のローブを纏う美しい魔女が
使い魔のドラゴンにゆったりと腰をかけてこちらを見下ろしていました。

ミネルバ「久しぶりだな森崎。この摩訶不思議空間の中とはいえ、お前との再会は嬉しいぞ」

森崎「(ああ、いつ見てもやっぱりミネルバ王女は美しいなァ……)」

438 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/28(日) 11:10:50 ID:???
マーガス「うっひょー!!ちち!しり!ふともも!全てがマーヴェラース!」

ブローリン「むう……俺はもっとこう、儚くて守ってあげたいような子の方が……」

シェスター「誰もお前の好みなんざ聞いてねぇよ」

ミネルバ「さて、貴様らのその肉体を私にすべて捧げる前にまずは投票のコメントを返さねばなるまいな」

【5位…43票】

・ミネルバ
>Trick or Treat
ミネルバ「幼い頃は兄上やマリアと一緒に祭りを楽しむこともできた。
     ……もうあの頃には戻れない。けれどあの日々の思いでは消えはしない。
     私は前に進む。このマケドニアをあの頃以上のものへと導く義務があるのだから」

>ミネルバ様に早く会いたい
ミネルバ「すまないな。よほどカード運に恵まれぬ限り、再登場はかなり後の方にずれ込みそうだ。
     貴公の望みへの気持ちが強ければ、あるいは……ふっ、再会を待ちわびてるぞ」

>ミネルバ様は美しい。
ミネルバ「あの雄大なマケドニアの山々を見よ。個人の美しさなど霞むほどだろう。
     ……多くの英雄たちがその命を持って切り開いた大地の美しさなのだから」

>一番乗り貰った
ミネルバ「先頭に立つ者にはそれなりの義務と責任が付き纏うもの。
     お前にその覚悟があるか?あるのならば、堂々と前へと突き進むがいい」

>じゃあ二番目!
ミネルバ「一頭の竜にひきいられた千頭の天馬は 一頭の天馬にひきいられた千頭の竜よりも強いという言葉がある。
     先頭に立つ者が脆弱であれば、後に続く者はその翼を存分に羽ばたかせることはできない。
     お前の意思次第で先頭の者を竜にも天馬にも変える。精進せよ」

439 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/28(日) 11:12:26 ID:???
ミネルバ「さて、さっそくお前たちを人間に戻す実験をしたいところだが……
     実は薬の材料が今しがた切れてしまってな」

ブローリン「薬の材料だと?それはいったい……」

ミネルバ「巨大な熊の生き血だ。この裏山の主を退治してきてほしい」

森崎「く、く、クマだとォ!?(あんまりいい思い出がないぞ)」

マーガス「い、今の俺たちの姿で勝てるのかにゃあ……」

ブローリン「大丈夫だ。昔からクマ退治は犬の仕事だと相場が決まっている」

シェスター「特殊な訓練を積んだ抜○牙ができる犬じゃないとダメじゃないか?」

森崎「だが、元の姿に戻るためには避けては通れない障害のようだな。
   くそっ、こうなったらやってやるぜ!野生の力でクマ退治だ!」

人間に戻る薬を手に入れるため、森崎たち4匹は裏山へと入っていきます。
茂みをかき分け坂を登り、山の主である熊の住処を目指して歩きます。


★目指せ熊の巣→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→登山中の女の子2人に出会った
スペード・クラブ→大変だ!なんと女の子2人が熊に襲われているぞ!
JOKER→なにィ!女の子2人が熊と楽しそうに踊ってるぞ!?

440 :森崎名無しさん:2013/07/28(日) 11:18:46 ID:???
★目指せ熊の巣→ ダイヤ7

441 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/28(日) 16:37:41 ID:???
★目指せ熊の巣→ ダイヤ7 ★
>ダイヤ・ハート→登山中の女の子2人に出会った

少女「こんにちは。いいお天気ですね」

ふわふわとした黄色の髪の毛が印象的な小柄な女の子が、ぺこりとお辞儀をします。

ブローリン「(むうっ、まさに守ってあげたくなる印象な娘だ。もろ俺好み!)」

女性「いやーお天道様もご機嫌で、いいハイキング日和やなァ」

にこやかな人懐っこい笑顔を見せるポニーテールの女性は、どことなくシーダ姫を思い起こさせます。
森崎たちが熊の巣の場所を尋ねると、快く道案内してくれるといいます。

少女「このあたりは私たちの庭みたいなものなんですよ」

女性「旅は道連れ世は情け。なんや面白そうやしうちらも付き合ったるわ」

少女たちのあとに、森崎たちは続きます。
木漏れ日が降り注ぐ林道を、鼻歌を愉快に鳴らしながら歩きます。

森崎「(親切な人に出会えてラッキーだな。これで任務も簡単にクリアできそうコケ)」

山の中腹あたりで一度休憩をとることになりました。
心地よい風にあたりながら切り株に腰を下ろす森崎に、誰かが話しかけてきました。

★不思議な出会い→! card★
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→黄色の髪の少女だ。何やら悩みがあるらしい。
スペード・クラブ→ポニーテールの女性だ。何やら頼みごとがあるらしい。
JOKER→二人一緒に話しかけてきた。何やら相談があるらしいが…?

442 :森崎名無しさん:2013/07/28(日) 17:20:52 ID:???
★不思議な出会い→ ハートJ

443 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/01(木) 07:02:52 ID:???
★不思議な出会い→ ハートJ ★
>ダイヤ・ハート→黄色の髪の少女だ。何やら悩みがあるらしい。


少女「こんにちはニワトリさん、疲れてはいませんか?」

心配そうな顔で自分を見下ろしてくるのは、ふわふわの髪が可愛らしい少女でした。
森崎のとなりの切り株に腰掛けると、木製の小鉢に水を注いで一息つきます。

少女「ずいぶん高いところまで登ってきましたね。麓の家があんなに小さくなってます。けれど……」

蟻のように小さくなった家の屋根を見下ろしたあとに空を仰ぐ少女の瞳は、どこかもの寂しげに見えました。

少女「空はあんなに大きなまま。手をめいっぱい伸ばしても届きそうにありません」

森崎「そりゃあそうだろうさ。この山よりもっともっと高いところに登らなきゃ届かんだろ」

少女「ニワトリさん。私、あの空を飛んでみたいんです。
   鳥のように、ペガサスのように、自由に羽を広げて風を切って。
   自分の好きなようにあの大空を駆け巡れたら……どんなに気持ちいいんだろう」

自分にも立派な翼があればきっと空を飛べるのに。少女は羨ましそうに森崎の白い羽を撫でます。

森崎「鳥は鳥でも今の俺はニワトリだしな。悪いが空を飛ぶことはできねぇんだ」

少女「……そうですよね。同じ鳥なのにどうしてなんでしょうね。
   やっぱり無理なものは無理なのかな。夢は夢で終わらせるしかないのかな……」

しゅんとうなだれる少女が少し気の毒に思えた森崎は、何か声をかけてあげることにしました。

444 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/01(木) 07:04:53 ID:???
☆どうしますか?

A 諦めなければ夢は叶うさ。自分を信じることをやめるなよ!
B 確かにニワトリには空を飛ぶ翼は無い。だが地面を強く這う足があるぞ!
C 人間には翼はないが知恵はあった。空を飛ぶ道具を作ってみるのはどうだ?
D 叶わない夢だと割り切ることは決して悪いことじゃないと思うな。
E やめとけやめとけ。空なんて危険がいっぱいだぞ。
F そうだな。才能を与えられた、選ばれた者しか空を飛ぶことは許されないんだろうな……。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

445 :森崎名無しさん:2013/08/01(木) 07:34:09 ID:qepDN1cs
A

446 :森崎名無しさん:2013/08/01(木) 08:58:24 ID:OyNsp46Y
B

447 :森崎名無しさん:2013/08/01(木) 09:37:53 ID:mTuTuoNg


448 :森崎名無しさん:2013/08/01(木) 09:44:59 ID:+CapIhLk
C

449 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/01(木) 17:37:14 ID:???
>C 人間には翼はないが知恵はあった。空を飛ぶ道具を作ってみるのはどうだ?

目の前に、夢を諦め挫けそうな人がいる。森崎は、中里を励ましたときのことを思い出しました。

森崎「(あの時はとにかく諦めるな、必死に努力してみろと檄を飛ばしたっけ。
   だけど今回は事情が違う。どんなに頑張ったとしても人間は自力で空を飛べる生き物じゃない。
   もしも普通に両手を羽ばたかせて空を飛べるならそれはもう人間じゃない。別の生き物になっちまう)」

森崎はしばらく頭の中で言葉を整理し、そしてゆっくりと子供に諭すような口調で語りだします。

森崎「そうだな。人間が自力で空を飛ぶことなんてどんなに努力しても無理だ。
   無理なものは無理。それを理解できずに無茶をしてもなんの意味もないぜ」

少女「そ……そうですよね。やっぱり夢は夢でしかないんですよね……」

きっぱりとした森崎の言葉に、少女はさらにうなだれてしまいます。

森崎「おいおい、俺はただなにも夢を諦めろって言ってるわけじゃない。
   夢の叶え方なんて、何通りもあるってことさ」

少女「え?」

森崎「空を飛ぶ方法は、なにも翼を羽ばたかせることだけじゃないだろ。
   人間は空を飛ぶために色んなことを試してきたんだぜ」

ただ闇雲に努力をするだけでは、どんなに諦めずに頑張っても越えられない壁がある。
問題は、その壁を乗り越えるための努力の方法を考えることだと森崎は語ります。

女性「せやな。人はハンググライダー、カイト。気球、飛行機なんかを
   知恵をふくらませて開発し、そして成功へとつなげてきた」

450 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/01(木) 17:38:34 ID:???
二人の会話を聞いていたのか、ポニーテールの女性が話に割り込んできました。

女性「ニワトリの兄ちゃん。アンタは物事の『頑張り方』を理解しとるな。
   結果の残せない努力はただの自己満足にしかならん。周囲は褒めてはくれるが認めてはくれん」

森崎「単純な努力だけじゃ越えられない壁を、俺は何度も味わってきたんだ。
   その度に色々考えて壁を越えようとしてきたんだ。……いい加減慣れっこさ」

少女「そうかぁ。そういう考え方もあるんですね。夢の叶え方は一通りじゃない。
   自分なりに自分が出来ることを精一杯考えて、それを実行する!
   そうすれば、いつかは夢が叶う!私だってきっと空を飛べる!そんな気がしてきました!」

森崎「ああ。だけどその努力も方向性を間違えれば大変なことになるからな。
   あんまり周りに迷惑をかけたり、無茶なことはするんじゃないぞ」

森崎は言います。知恵を絞ることが大事。だけど、その知恵は時に周囲を傷つけることもあると。
過去の自分を具現化した『ラムカーネ』という存在が胸をチクチクと締め付けるからです。

森崎「(だけど、あの頃の俺にはあの方法以外、何も思いつかなかったんだ。
   誰かを陥れ、邪魔をし、足を引っ張ることくらいでしか、自分を前に出すことができなかったんだ)」

その結果が大事な親友を再起不能に陥れることにつながってしまった。
あの時の後悔は、いくらしてもしたりません。やり直せるならやり直したい過ちです。
そんな落ち込む森崎に、今度は少女が励まそうと声をかけます。

少女「なんだかニワトリさん、お父さんみたいです」

森崎「ええっ?そ、そんなに今のは説教臭かったかな?」

少女「はい。でも、すっごくためになりました。ニワトリさんの言葉には重みがあります。
   それがなんでかはわからないですけど……でも、私、嬉しかったです」

451 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/01(木) 17:40:45 ID:???
森崎「ははは。喜んでくれたならそれでいいさ。
   俺はただやりもしないのに初めから出来ないって不貞腐れるのが嫌なだけだからさ」

休憩を終えた森崎たちは、ついに熊の巣があるという洞穴へとたどり着きました。
ここまで道案内してくれた少女と女性に、お礼を言いながら見送りました。

森崎「(……この『破滅のツボ』は、あの頃の俺に課せられた『罰』なのだろうか。
   なぁ、中山。俺は確かにプロになり、夢を叶え、新たな世界に心躍らせている。
   だけど……俺の心の奥は曇ったままだ。あの広く青い大空のように、
   晴れやかな気持ちでサッカーが出来る日は……いつかやってくるんだろうか)」




〜森の郊外〜

エルカイト「ええんかフェザー。こんな機会二度とないで。
      人間の姿になった今だからこそ、もっと伝えたい気持ちとかあったんとちゃんうか?」

フェザー「ううん、いいの。こうしてお父さんとお話できただけで満足だから。
     それもこれも人気投票で第3位なんて順位に選ばれたおかげです。
     みなさんの投票に感謝しなくちゃですね!」

エルカイト「ただのネタ投票枠なんかにはしとうなかったからな。
      ボーナスとして一時的に人間化、そして出番をプレゼントってことらしいで。
      これに懲りたら今度からは本当に活躍して欲しい人に票を出すんやな〜」

フェザー「もう、エルカイトさんは意地悪なんですから。どの投票も同じ一票なんですよ!
     投票してくれた人の気持ちを馬鹿にするようなことは言っちゃいけません!
     と、いうわけでコメントをさせていただきますね」

452 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/01(木) 17:43:26 ID:???
【3位…50票】2人(匹?)

・フェザー

>Trick or Treat
フェザー「もしもあの時孵化できなかったら私もお菓子の材料にされてたんでしょうか」

>沢山食べます勝手に食べます
フェザー「育ち盛りだからしょうがないんです。だからも〜っとくださいな!」

>かわいいね。
フェザー「ピヨッ♪」


・エルカイト

>食べたい
エルカイト「ええかげんにせんかーーーーーいっ!!
      43人も並んで皿と箸とタレを用意されたらさすがのウチも怒鳴りたくなるわっ!!
      あれか?お前らそうやって他人の意見に流されてておもろいんか?
      他人と同じで満足するんか?もっと自分の意思を見せんかい!」

>Trick or Treat
エルカイト「悪いなー。なんだかみんなお菓子よりウチのことを食べたくて仕方ないらしいで。
      これもなんもかんもコメントが悪いんや。ウチを恨むんやないで〜」



エルカイト「……とまぁ、ウチらがまともにこうして会話すんのも今回が最初で最後やからな。許したってや」

フェザー「というわけで3位コンビの二人でした。それでは続きをお楽しみください♪」

453 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/01(木) 17:46:06 ID:???
熊の巣にたどり着いた森崎たちは、熊が潜む洞穴に顔を覗き込ませます。
中はほとんど光が入り込まずに真っ暗で何も見えません。

ブローリン「クンクンクン……獣の匂いがするな。ここが熊の巣で間違いないだろう」

シェスター「問題はここからだよね。今の俺たちの体でどうやって熊を倒すか……」

マーガス「ちょっと待つにゃん。なにも倒さなくても、ちょっぴり血を分けてもらうことってできないのかにゃ?」

森崎「確かに必要なのは熊の生き血だけだもんな。首を取ってこいってわけじゃないから、なんとかなるかも」

まともに戦ってもほぼ勝目がない戦いです。森崎たちは説得を試みることを第一に考えることにしました。
そのときです。背後からのっしのっしと地面を揺らす大きな足音が聞こえます。
どうやら巣の主である熊が、洞穴へと帰ってきたようです。


★くまが現れた→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→おや?熊かと思ったらただの大柄な男の人だぞ?
ハート→おや?熊かと思ったらただの大柄な女の人だぞ?
スペード→森崎たちと目が合うが、特に敵意は感じられない。
クラブ→明らかに敵意むき出しだ!問答無用で襲いかかってくる!
JOKER→黄色い毛で赤いシャツを着たどこかで見たことのある熊が現れた!

454 :森崎名無しさん:2013/08/01(木) 17:47:42 ID:???
★くまが現れた→ クラブ2

455 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/04(日) 13:59:57 ID:???
★くまが現れた→ クラブ2 ★
>クラブ→明らかに敵意むき出しだ!問答無用で襲いかかってくる!


ドグシャアッ!!

なんと巣の主である熊は森崎たちが住処を荒らしていると感づき、突然襲いかかってきたのです。
相手は凶暴で巨大な熊。やせ細ったロバや、猫、ニワトリではとても太刀打ちできません。

ブローリン「ここは俺に任せろ!クマ退治の専門家、ブローリンワン!」

すかさず矢面に飛び出したのはブローリンです。
貧弱な森崎たちにとって唯一にして最大の希望が、勇敢に熊に立ち向かいます。



★犬VS熊→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→熊の右目に傷を与えた!今がチャンスだ!
ハート・スペード・クラブ→ダメだ!ブローリンでも敵わないほど相手は凶暴だ!
JOKER→なんと忍者と黒豹が颯爽と助けに来てくれた!

456 :森崎名無しさん:2013/08/04(日) 14:00:20 ID:???
★犬VS熊→ スペードJ


457 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/06(火) 12:02:50 ID:???
★犬VS熊→ スペードJ ★
>ハート・スペード・クラブ→ダメだ!ブローリンでも敵わないほど相手は凶暴だ!


ブローリン「ゆくぞ!これが俺の抜○牙だ!」

ブローリンは素早く地面を駆け回り、熊の視線をかく乱させます。
そして頃合を見計らい、一気に首元へと迫りました。

バギィッ!!

ブローリン「ぎゃいんっ!!」

逆に首根っこを鷲掴みにされ、地面へと激しく叩きつけられてしまいました。
怯えてすくみ上がる森崎たちに、熊は容赦なく襲いかかります。

バキゴキブシュゴキバリバリゴリィッ!!

シェスター「うぎえぇぇぇぇ!」

マーガス「にゅおわああああっ!!」

森崎「どぅるおおおぉぉぉ!!」

数分後。そこにはボロ屑のように打ち捨てられた4匹の動物が残されました。

森崎「な、なぜだ……お、俺はこの物語の主役なんだぞ。それがどうしてこんな惨めな目に……」

458 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/06(火) 12:04:44 ID:???
物語の主役ならば、どんなピンチでも奇跡的な力で乗り越えられるはず。
しかし、今回に限っては奇跡も助けも森崎たちを庇ってはくれません。
まるでこの凶暴なクマが物語の真の主役とでも言わんばかりの状況です。
そう!今回の人気投票で見事主人公から第一位の座を奪った功績を認められ、
このファイアーモリブレムは『どうぶつのもりブレム』というスレに書き換えられてしまったのです!

クマ「グオオオン!(それもこれもこんな私めに投票していただいたおかげです。ありがとうございます。
   同じ動物枠のフェザーさんとエルカイトさんと力を合わせてこれからもスレを盛り上げたいと思います!)」

森崎「ぐぐぐ……ふ、ふざけるな!たかがぽっと出の熊ごときが勝手に主役を名乗ってんじゃねぇ!」


☆どうしますか?

A ロバを鋭い爪で引っ掻く
B イヌを勢い任せでなぎ倒す
C ネコを丸太のような足で踏みつける
D ニワトリを大きな牙で噛み砕く

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。


森崎「なんだとぉぉぉぉ!!選択肢が俺じゃなくてクマ仕様になっていやがるーーーっ!?」

459 :森崎名無しさん:2013/08/06(火) 12:32:06 ID:LsyovpJk


460 :森崎名無しさん:2013/08/06(火) 12:57:03 ID:/FvyofmU
D

461 :森崎名無しさん:2013/08/06(火) 13:37:38 ID:???
どうぶつのもりブレムw

462 :森崎名無しさん:2013/08/06(火) 17:32:08 ID:???
誰がうまいことを言えとw

463 :森崎名無しさん:2013/08/07(水) 20:35:47 ID:???
スレ主もモリブレムからもりブレムになってる!

464 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 11:04:34 ID:???
>>461-462
森崎たちが動物化したのも、すべてこの伏線だったのです!
>>463
このゲームもいろんな意味で『リセット』と因果な関係にあったりしますね。


>D ニワトリを大きな牙で噛み砕く


森崎「う、うわー!体が勝手に前に向かっていくー!」

スキル『守護』が発動してしまったのか、森崎は仲間たちの盾になるように前に出ます。
森のクマさんはぷりっぷりの鳥モモに舌なめずりをしながら迫ります。そして……

 ガ ブ リ ン チ ョ ッ !

森崎「ぎゃあああああああああっ――!!」

森崎をぺろりとひとのみで平らげてしまったクマは、満足そうにお腹をさすります。

シェスター「ああっ!森崎が食べられちゃったー!!」

マーガス「俺たちの中で一番美味しそうだったばっかりに。なんて不幸な奴だ……」

ブローリン「さらば、モリサキ・ユーゾー。君の犠牲は無駄にはしない。今のうちに逃げるぞみんな!」

こうして森崎はその身をクマに捧げることで、仲間たちの命を救ったのでした。とっぴんぱらりのぷう。


ででんでんででででん♪←ゲーム版2の例の音楽

〜BAD END2 「すぐおいしいすごくおいしい」 〜

465 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 11:06:52 ID:???
☆どこから再開しますか?

A 森のクマさんと遭遇したところから
B 登山する少女たちと休憩したところから
C お菓子の家に迷い込んだところから
D 森のクマさんの胃の中から
E もりブレ村に引っ越したところから

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

466 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 11:11:21 ID:1Fy73HiE


467 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 11:12:49 ID:lTZZQBN+
D

468 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 11:41:25 ID:???
>D 森のクマさんの胃の中から

森崎「くっそぉ…くっそぉ…こんな…こんなはずじゃあ……」

どろどろと自分の体を溶かすマグマのような熱い胃液の中で、森崎の意識は覚醒しました。
辺りを美味しそうな匂いが漂っています。それは自分の肉が良い具合に煮込まれたものによるものでした。

森崎「どうしてこうなる。どうして俺たちは奪われる。命も、夢も、どうして……!」

思えば自分はいつも喰われる立場でした。いくら活躍したところで他の仲間に活躍の場を奪われます。
誰かを輝かせることはできるのに、肝心の自分を輝かせることはできません。
そしてその輝きすら、今はもうクマさんの胃袋の中で潰えようとしています。

森崎「諦めてたまるかァ!駆逐してやる!一匹残らず!俺がこの嘴で!」

森崎は吠えます。残された僅かな体力を振り絞り、必死に羽ばたいて
底なし沼のような胃液から逃げ出そうと暴れて暴れて暴れ狂いました。
そのとき、奇跡が起こります。最後まで決して諦めなかった森崎の意志が。
愚かでも無様でも足掻き続けようとした彼の底力が、ちっぽけなニワトリを大きな怪鳥へと変身させたのです!

森崎「クックドゥルドゥルドゥ――ッ!!」

次回に続かない!


〜BAD END3 「進撃の怪鳥」 〜

469 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 11:44:17 ID:???
☆どこから再開しますか?

A 森のクマさんと遭遇したところから
B 登山する少女たちと休憩したところから
C お菓子の家に迷い込んだところから
D もりブレ村に引っ越したところから
E 怪鳥となった自分を討ちに来たハンターと戦うところから

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

470 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 11:45:04 ID:6SpzgMSI


471 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 11:45:13 ID:lTZZQBN+
A

472 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 11:46:30 ID:El+n+xPA
D

473 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 12:05:18 ID:1Fy73HiE
BADと来たから


474 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 12:24:43 ID:cE1byjSA
A

475 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 12:48:57 ID:???
>A 森のクマさんと遭遇したところから

説明しよう!

森崎には深く関わった他者を大きく成長させる『星のオーブ』の加護が授けられている。
それと同時に彼が再起不能に陥ったときに『リセット』を行い
過去の失敗を無かったことにすることができるのだ!
が、しかし。その禁忌にも似た魔法の代償はあまりにも大きいのである。


★復活ペナルティ→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ゲェー!?関西弁を喋る謎のモグラに叱られる
ハート→ウギャー!関西弁を喋る謎のモグラに怒られる
スペード→ひえぇ〜!関西弁を喋る謎のモグラに怒鳴られる
クラブ→どしぇ〜〜!関西弁を喋る謎のモグラに雷を落とされる
JOKER→ホワーイ?関西弁を喋る謎のモゲラに光線を撃たれる

476 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 12:54:02 ID:???
★復活ペナルティ→ ダイヤ2

477 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 13:11:06 ID:???
違いはあるのかw

478 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 13:21:35 ID:???
★復活ペナルティ→ ダイヤ2 ★
>ダイヤ→ゲェー!?関西弁を喋る謎のモグラに叱られる
        ,- ´ ̄ ̄フ            /──丶、
      _/;;;;;;;;;;;;;;;/             人 ○  /
      Y;;;;;;;;;;;;;;;;;/            / ̄\ ── ─ 、
      /;;;;ト、_<          / llllllii,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,illllll__
      l;;;;;;;丶  丶        /;;;;;;;;;;;;>!!lllllliiiiii ,;;;;;;;;;;;;;;;;l
     l;;;;;;;;;;;>、 丶        /;;;;;;;;;/ ,-ii,`Y´ニ´/;;;;;;;;;;∧、
     l;;;;;;;;;;;/丶  丶      /;;;;;;;;;;;\`´/´;;;;;/;;;;;;;;;;;;;人ノ丶
     l;;;;;;;;;/  丶 丶     /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
     丶;;;l   丶 丶    l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__┌┬┬┬-┐;;;;l
       V    丶  > 、  l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l_┴┴┴┴┴-┤;;;;;l
             >´;;;;;;丶  l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l   / ̄ ̄ ̄丶┤;;;;l
            \;;;;;;;;;;丶 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;├┬lニニlニlニニlニl;;;;;;;l
             \<  Y`ト、──<────── ̄ ̄ ̄/ l、
               \ 丶  ̄┐  `丶           l_- l `> 、
              /\ ´   l l___ll___────ll ,-,l /;;;;;;;;;\
             /    l    >-/\-┘         __ l_ノ 「\;;;;;;;;;/
            \/´`丶⊥- ´  \ ノ ┌─── ̄ ̄ ̄ l  , 入<´`<
             /     l/\      l ,へ、       ノ´    \  >
             \、 /´    \   /   ` 丶 、─´ /       V
               丶        \/        /´  \      \

479 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 13:23:20 ID:???
モグラ「くらあ〜〜〜〜〜〜っ!!」
    ちょっと待たんかい、こら!
    キミ、今、何した?何したかって聞いてんねん!」

森崎「(え、なにこれこわい)」

普段なら何事もなく時間を遡るはずが、
突然現れたのはつるはしを振り回す乱暴な口調のモグラです。
なんでもリセットをした森崎を叱りに来たようです。

モグラ「リセットやリセット!
    リセットボタンが押されたら
    リセット監視センターのランプが点滅してなぁ、
    すぐにわかるようになってるんじゃあああ!!
    ちょっと考えてみ?普段の生活の中にリセットボタンてあるか?
    ないやろ?なっ?
    それが普通や。あたりまえやがな。
    やりなおしなんかきかへんところが
    人 生 っちゅーもんやわな。
    たかがスレッド参加型ゲームのくせに大げさなことを言うな?
    それやがなそれ!それがアカンっちゅーねんキミィ!!
    自分たちが試合に勝つまで何回もリセットしてやり直すとか、
    気に入らない結果だったから無かったことにするとかな。
    そういうセコイ遊び方はな、モリサキ。今回はやめとこうやないか。
    ありのままに総てを受け入れようや。
    そういう潔い生き方なんて、ぎゃくにゲームの中でしか体験でけへんで!」

森崎「(いや…だって、俺たちが勝たなきゃ物語が進まないし……
   ていうかこのパート、人気投票の結果発表だよな。
   まだ俺に対してのコメントの返事も終わってないのに
   なんでこんな説教がいきなり始まっちゃうんだよ……)」

480 :もりブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 13:26:26 ID:???
森崎もなにも好きでリセットをしているわけではありません。
志半ばで倒れた過去の自分の悲惨な姿を目の当たりにしたときは、
自分の縛られた運命を呪いもしましたし、これ以上あんな自分は生み出したくないと誓いました。

モグラ「そらな、モリサキ。どう遊ぼうとどの選択肢選ぼうと
    キミの勝手やと言ってしまえばそれまでなんやけどもや。
    もうちょっとこう『攻略!』とか『最短ルート!』みたいな世界とは違ってやなぁ。
    肩の力抜いて、大らかな気持ちで遊んでもええんと違うのんか?
   『思い通りにならへん』ということも含めて、楽しんでしまおうやないかとワシは言いたいのであって。
    つまるところこっから先はリセットはやめとこ!エエか?わかったな?」


☆どうしますか?

A わかったー
B えー、ヤダ!
C その他(好きな言葉をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

481 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 13:55:23 ID:6SpzgMSI


482 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 13:59:54 ID:lTZZQBN+
A

483 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 14:59:56 ID:???
>A わかったー


森崎「(こういうガミガミ説教を好む輩は素直な返答に限る)」

森崎は、小さい頃に祖父に雷を落とされた時のことを思い出しました。
精一杯の誠意を込めて、もうリセットはすまいと改めて誓うのです。

モグラ「よっしゃ!わかってくれたんならそれでエエねん。
    けど、ほんまに頼むで!もうこれっきりやで!
    ……あ、そうそう、最後にひとつ。
    次の人気投票は主役らしく1位になれよ!わかったな?ほな!」

森崎「(ずいぶん乱暴なモグラだったけど、なんだかんだで
   2位で悔しがってた俺のことを励ましてくれたのか?)」

自分を応援してくれる確かな声を聞き届けた森崎に、
もう2位だからといって落ち込む顔はありませんでした。

そのときです。急に目の前の景色が開かれたと思うと、
普段、お話の幕間での司会進行を勤めているアンナさんが立っていました。

アンナ「おかえりなさい、森崎くん。随分と回り道をしてきたみたいね」

森崎「こ、これは……いったいどういうことなんです?」

アンナ「今まで見てきたのは、今まで勝ち続けてきた君がハッキリと『負け』た現実に
    ショックを受けてしまったことで作り出してしまった幻なの」

森崎「……俺がショックで作り出したマボロシ……?」

484 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:01:33 ID:???
アンナ「動物キャラのあまりの人気の上昇に戸惑い、自分も動物キャラになれば
    きっと人気が出るかもしれない。そんな気の迷いが、君をニワトリに変えてしまっていたの」

森崎「う、ううむ。確かに今回の投票結果は前回と比べて明らかに何かが変だった」

アンナ「今回の人気投票は色々と趣旨が変わってる傾向が見られたわ。
    いわゆる『ネタキャラ枠』というものが、どの投票でも上位に入賞するのは知ってるわよね。
    これも一種のお祭りよ。楽しんだもの勝ち。誰もあなたが主役失格だなんて本気で思ってたりしないから」

森崎「でも、前々からマルスが真の主役だのファイアージトブレムだの散々言われ続けてきたからなー。
   きっとこの結果発表が終わったらクマが主役のどうぶつのもりブレムが始まっちゃうんだー!!
   ……って、思わず路線変更もやむなしとまで落ち込むこともあったけど、私は元気です」

アンナ「そもそもジャンプの主人公は人気投票ではなかなか1位にはなれないものよ。
    原作のキャプテン翼ではあの翼くんでさえ、随分苦労していたみたいだし。
    とにかく、長らく停滞していた分ここからはガンガン物語を進めていく予定だから
    次回の人気投票では文句のつけどころのない結果を出せるよう、もっと頑張りなさい!」

森崎「よ、よーし!それじゃあさっそく俺への応援メッセージを張り切って返していくぜ!」

485 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:03:13 ID:???
【第2位…51票】
・森崎有三

★体力が欲しいですね。
森崎「今の俺の最大HPは26。確かにちょっと物足りない気がするなァ」

★がんがれ主人公
森崎「ありがとおおおお!!お前のその言葉が今の俺にはどんな励ましより嬉しいぜ!!」

★ガッツが足りない!
森崎「ガッツ換算で520。むむむ…必殺技主体の俺としては確かにガッツ不足に悩みそうだぜ。
   だが、味方のブロックや魔法ブーストと力を合わせつつゴールは死守してみせるそ」

★HP上がってくれ祈願
森崎「俺に残されたレベルアップ機会はあと4回。この全てでHPアップは当然として、
   なるべくHPアップしそうなイベントを選択してもらえると助かるぜ」

★クマ如きに負けるわけには!
森崎「票数じゃ負けちまったがコメント数なら俺の勝ちィ!アンタのコメントのおかげだぜ!」

★1位とゴールは死守!
森崎「次こそは!次こそは1位もゴールも仲間たちも全員守ってみせるさ!」

★Trick or Treat
森崎「ハロウィンだからってずいぶん嫌な夢を見せられちまったな。
   それもこれもあんな熊ごときに1位の座をかっさらわれた俺の不甲斐なさが原因なんだがな……」

★クマには負けられれれれれ
森崎「お前の必死の応援に応えられずにすまん……。だが、次は俺が1位に返り咲く!」

486 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:04:32 ID:???
森崎「これからも破滅のツボだのリセットの弊害だの、
   色々とヤキモキさせちまうストーリー展開が続いてしまうかもしれない。
   だが、最後は全員が笑えるようなエンディングを迎えられるように
   俺たちのことを応援してもらえるとありがたいぜ!」

アンナ「と、いうわけで第2位の森崎有三くんでした!
    それでは長かった投票結果発表もいよいよラスト。
    元々は森ロワスレの森崎くんの宿敵をモチーフにした、
    だからこその人気なのか、とにもかくにも今回の覇者のご登場です!」



【第1位…56票】
・森のクマさん

>Trick or Treat
クマ「(本当はもっと動物キャラがメインのお話を作りたかったけど、
   いつまでも本編を止めるわけにはいかないから、今回はここまでにしておきますね)」

>クマー
クマ「(クマの鳴き声はクマーじゃないってもっぱらの噂です)」

>∩(・(ェ)・)∩ガオー
クマ「(私の姿を文字にして書きおこしたものですね。素晴らしいです)」

>余り出ないでよ。
クマ「(はい。できることなら私ものんびりと山の中で平和に過ごしたいですね。
   お互いにクラブAを引かないよう心がけましょう)」

487 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:06:05 ID:???
森崎「……なんつーか、随分と紳士的な対応をしているな、こいつ」

アンナ「本来は臆病で心の優しい方なのかもしれないわね……。
    もしもまた出会うことがあったら、なるべく刺激をしないで穏便にやり過ごすことね。
    でないと今回の夢のようにパクリと食べられちゃうことになるかも」

森崎「うげげ、それだけは勘弁だぜ…」

クマ「(お兄さん、お嬢さん、お逃げなさい)」

森崎「だとさ。ここはお言葉に甘えてすとこらさっさーのさーだぜ」

アンナ「(ニワトリに変身した影響で動物の言葉を理解できるようになったのかしら?
    ひょっとしてこれが今回の森崎くんへの本当のご褒美?)」





〜第三回 ファイアーモリブレム 人気投票結果発表の章〜

              おわり


※森崎が動物の言葉や気持ちをインスピレーションでなんとなく理解できるようになりました。

488 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:08:19 ID:???
〜アヤックス・アカデミー寮 大講堂〜



シェスター「ビール!ビール!ビール!ビール!」

マーガス「ビール!ビール!ビール!ビール!」

ブローリン「これだからゲルマン人は。酒のこととなると騒がしくてかなわん」

ビクトリーノ「なーに白けるようなこと言っちゃってんのブロっち!
       せっかく開いてくれた送別会なんだからさ、楽しまなくっちゃソンソン!」

アヤックスとの合同練習および親善試合の日程もいよいよ最終日を迎えた。
その日の夜、激闘の末に引き分けに終わった両チームの健闘をたたえる送迎会が行われた。

中里「森崎殿、お疲れ様でござる。勝利の祝杯を……
   というわけにはござらんが、それは次の遠征先でのお楽しみということで」

森崎「おう。中里もお疲れ!次の試合こそ無失点で抑えてやるぜ!」

戦友との乾杯のあと、グラスになみなみと注がれたアルコールを景気よく胃の中へと落とし込む。
まだ成人を迎えたばかりの森崎にとっては、あまり慣れない味ではある。
だが、程よく喉を刺激する発泡酒のハジケ具合は、試合の疲れと感動を心地よいものへと変えていく。
なぜ大の大人がだらしなくなるまでこぞってこの液体を欲しようとするのか。
森崎はようやくその意味を実体験により理解したのである。

森崎「(ふいー。結構酔いが回ってきやがったな。少し風に当たってくるか)」

489 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:10:45 ID:???
アヤックス寮には大きく開けたバルコニーがある。主に戦術講義や編成会議などで使われる講堂だが、
今では両チームの選手たちが年甲斐もなくはしゃぐ姿が見て取れる。

森崎「(おや、あれは……?)」

そんな中、森崎の目にとまったある光景。それは……


★ひと時の安らぎ〜アヤックス組〜→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→クリスマンたちが借りていた星のかけらを返してくる。
ハート→イスラスがシャルと何やらいい雰囲気で話しているぞ。
スペード→ドールマンが同じGKとして森崎に話したいことがあるらしい。
クラブ→三杉が医務室に担ぎ込まれたらしい。少し心配だな。
JOKER→サプライズゲスト!なんとアヤックスOBで現在ミランで活躍中のファンベルグたちが話しかけてくる!

490 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 15:12:18 ID:???
★ひと時の安らぎ〜アヤックス組〜→ スペード6


491 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:37:06 ID:???
★ひと時の安らぎ〜アヤックス組〜→ スペード6 ★

>スペード→ドールマンが同じGKとして森崎に話したいことがあるらしい。


ドールマン「おう、誰かと思えばモリサキか。あんまりちっこいんで見えなかったぜ。ワハハ」

森崎「ふん。お前は逆にデカ過ぎだっての。この腹はなんだ腹は!」

アスリートとしてはあまり褒められたものではない、ぽっこりと出っ張った下腹を憎たらしく小突く。
図体に似合わない小動物のような悲鳴を上げ、ドールマンは愛嬌よく わさビーフ が乗った盛皿を渡してくる。

ドールマン「ちょっと話をしたくてな。お前たちのチーム強化のために
      世界中を遠征して強豪クラブと戦うっていう企画に興味があってさ」

森崎「(まぁ、こいつと話すのも今回限りだろうしな。仕方ない、少し付き合うかね)」

一応同じGKというポジションという共通点もある。
同郷の三杉や親しくなったイスラスに比べれば少し憚るが、森崎はドールマンに付き合うことにする。

森崎「で、話ってなんだ?この俺を捕まえたんだ。何かタメになる話じゃないとひどいからな」

先程から デラックスのり弁当 をもりもり食べるばかりのドールマンの態度に少しイライラしながら、森崎は話す。

ドールマン「むぐむぐ、ごっくん。ん……ああ。お前が個人的にレベルアップしたいんなら
      この俺のような強力なキーパーのいるチームがいる国への遠征を勧めるぜ。
      そんでもって、積極的に交流する。そうすれば後々いいことがあるかもな」

森崎「ふん、自分で自分を強力なキーパーだって言う奴に限って案外へっぽこだったりするけどな」

ドールマン「それはお互い様だろ。今日の試合に限ってじゃ、俺はお前に負けたつもりはねぇ」

492 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/09(金) 15:40:10 ID:???
森崎「(うぐぐっ……確かにコイツの失点はPKのみ。悔しいが周りの評価は僅かにこいつの方が上だろうな)」

ドールマン「だが、お前に勝ったつもりでもねぇことは確かだ。
      だから次に対戦するときは、お互いにもっともっと強いキーパーでありたいんだ。
      俺も誇りあるアヤックスの一員だ。チームの役に立ちたい気持ちは誰にも負けたくない」

森崎「……ふん。次に戦う機会がいつになるかはわからないが、一応お前のことは覚えておいてやるよ」

ドールマン「へへっ、それまでにお前はもうちょっと大きくなっておけよなベイビィ」

森崎「お前こそその樽みたいな体型をちょっとは絞っておけよな」

ドールマン「余計なお世話だ。…そんじゃあ、本題に移るぜ。俺の知ってる中でも特に強いキーパーがいるクラブといえばだな……」


★キーパー登竜門→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→キーパーマシンことゲルティスが在籍するミラン。目指すはイタリア!
ハート→鋼鉄の巨人ことミューラーが在籍するインテル。目指すはイタリア!
スペード→空手キーパーこと若島津が在籍するユベントス。目指すはイタリア!
クラブ→北欧の天才ことシューマッハが在籍するマンチェスター。目指すはイングランド!
JOKER→ベルギーのとある寂れた街にラムカーネという超凄腕のキーパーがいるらしい

493 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 15:43:08 ID:???
★キーパー登竜門→ ダイヤA


494 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 15:58:20 ID:???
ゲルティスはリタイアしたんだったね
ファンベルクともやるのかな

495 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 16:56:57 ID:???
ところでさらっと流したけど、さっきのリセット云々ってものすごく重大な選択だったんじゃないの?

496 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 18:03:38 ID:???
どうせBにしても動森ネタ的にループするだけやで
Cで活路を見いだせて言うのはきっつい

497 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 18:21:00 ID:???
ああ、そういうものなのか。じゃあしょうがないな。
教えてくれてthx.

498 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 21:25:42 ID:???
森崎はキーアイテム「わさビーフ」を手に入れた!
しかしすぐに食べてしまった!

499 :森崎名無しさん:2013/08/09(金) 21:27:36 ID:???
森崎わさビーフ嫌い設定だったようなw
>>497
どうぶつの森のリセットさんっていうキャラです
イヤだねを選ぶと永遠と説教されるはず

500 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/10(土) 10:48:58 ID:???
>>494
このスレのゲルティスはWY大会準決勝の豪雨で体調を崩してそれっきりでしたね。
その分レナートにスポットライトが当たりましたが、
彼との直接対決を望むかどうかはみなさん次第です。
>>495
リセットさんいわく「肩の力を抜いて大らかな気持ちで遊んでくれ」です!
>>496-497
断ると説教という名の励ましがもう少し続きましたねw
>>498-499
オランダでも人気のお菓子。ドールマンとの友情のきっかけになるかも?
==========
★キーパー登竜門→ ダイヤA ★
>ダイヤ→キーパーマシンことゲルティスが在籍するミラン。目指すはイタリア!


ドールマン「やっぱりあそこだな。一度テストマッチで戦ったんだが
      現在セリエA最強チームと呼ばれているインターミランだ」

森崎「ごくっ……インターミラン!」

世界の中でも最高峰のリーグと言われているイタリアリーグセリエA。
多くの強豪選手がこぞって移籍を望んでおり、
まさにプロのライバルに事欠かない群雄割拠の戦いの地である。
(※あくまでもキャプ翼5の世界のサッカー情勢を参考にしています。
現実のブンデスリーガやリーガエスパニョーラのレベルが劣っているわけではありません)

ドールマン「キーパーマシンの異名を持つゲルティスという男がいる。
      奴は若干15歳でプロデビューを果たし、
      既に何度も大きな大会で実績を残す一流キーパーの仲間入りをしていやがる。
      一昨年のWY大会は監督の強い要望でチーム参加を承諾したらしいが
      本来ならユースレベルの大会に混じっていいほどのレベルじゃねぇぜ、あいつはよ」

501 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/10(土) 10:51:00 ID:???
なんでもゲルティスとは友人らしく、たまに連絡を取り合う仲でもあるらしい。
寡黙で孤高なイメージを売りにされているようだが、
本人はあれでなかなか社交的なところもあるとはドールマンの弁である。

森崎「(あの大会の決勝戦。ブラジルのGKはこれまで大会無失点記録を樹立していた
   ゲルティスは欠場し、ゴールを任されていたのはレナートだったっけ)」

ドールマン「今でもあの試合にゲルティスが出場していれば日本なんかにゃ負けてなかったって
      騒ぐ奴もいるくらいだ。それくらい奴は強い。
      まぁもっともあれだけの強靭な選手たちに囲まれたクラブで練習してれば自ずと実力は身につくよなぁ」

このアヤックス・アカデミーの卒業生でもあり、現在世界一のサッカー選手と呼ばれているマルコ・ファンベルグ。
彼を中心にした超攻撃的サッカーの守りを厚い信頼で託された最後の砦。それがエウゾ・ゲルティスなのだ。

ドールマン「気分悪くさせるつもりはないんだが、はっきり言わせてもらうぜ。
      今のお前らのレベルじゃ、ボコボコのずたずたにされる覚悟を持って行ったほうがいい。
      そうでなきゃ、プロとしてのプライドを失いかねないほどに心にダメージを負いかねない。
      俺たちに引き分けているようじゃ、とてもミランに勝つことなんてできはしない」

森崎「そ、そんなのやってみなくちゃわからないじゃないか!」

ドールマン「それだけあのチーム、ミランは化物ぞろいってことだ。
      ボロボロになるのを覚悟して挑みに乗り込むか、
      チームの戦力が充実してから行くかはお前たち次第ってことだ。
      いずれにせよ、セリエAには優秀なGKが揃っている。
      ミランじゃなくてもスキルアップには事欠かないと思うぜ」

森崎「(GKの群雄割拠の地、イタリアか。次の遠征先の参考にしておくべきだな……)
   一応タメにはなったぜ。次に戦う時はお前を驚かせるくらい成長して帰ってきてやるさ」

ドールマン「へっ。次もまたかるーく平らげてやるさ。軽くな」

502 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/10(土) 10:54:21 ID:???
森崎と話し終えたドールマンは再びむしゃむしゃと レバニラ炒め を平らげていく。
何か新しい飲み物が欲しくなった森崎はブレーメンの選手たちが固まっているエリアへと向かう。


★ひと時の安らぎ〜ブレーメン組〜→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→シェスターと中里が場を盛り上げるために忍術ショーをするらしい。
ハート→監督とマネージャーが何やら深刻な顔で相談話をしているぞ。
スペード→ブローリンが何やらこそこそと医務室へ行こうとしているが……?
クラブ→マーガスが今日の試合での自分の不甲斐なさにイラついている……。
JOKER→サプライズゲスト!なんと今日の試合を観戦していた世界最高峰パサーのファケッティが話しかけてくる!

503 :森崎名無しさん:2013/08/10(土) 10:55:06 ID:???
★ひと時の安らぎ〜ブレーメン組〜→ ハートQ

504 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/10(土) 11:18:47 ID:???
★ひと時の安らぎ〜ブレーメン組〜→ ハートQ ★
>ハート→監督とマネージャーが何やら深刻な顔で相談話をしているぞ。


マネージャー「それでは本当なんですか?新しい監督とコーチ陣が合流する話っていうのは…!」

監督「……ああ。フロントもいよいよ本気でチームの改革に乗り込んだということだ」

森崎「ん?なんだか深刻そうな顔で話し込んでいるのはうちの監督とマネージャーか?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アンナ「はいは〜い!ここで突然の割り込みブレイク・タイム!
    司会を務めるのは謎のBBB(美人敏腕ボイン)店長ことアンナと……」

シャル「アシスタントを務めるアヤックスマネージャーのシャルロートカです!」

アンナ「さてさて、森崎くんが所属してるブレーメンというクラブチームは
    キャプ翼シナリオにおいてのメインの集まりでもあるわけです。
    本当なら第2部の初めに済ましておくべきだった、
    チームメイトやマネージャーの設定を煮詰めるために少しだけ協力をお願いしたいの」

シャル「これから遠征先で対戦する各国の様々なチームには
    全てヒロイン兼マネージャーの女の子が在籍してるようなんです。
    そしてこのマネージャー枠はFEシナリオのラムカーネ戦でも大事な要素の一つになっています」

アンナ「具体的に言うと、チームの強化や敵の妨害工作の対抗策として活躍してもらう予定よ。
    彼女たちも選手の『星のかけら』と同じように、森崎くんたちの力になってくれるの」

シャル「アンナさんはスキル『トリックスター』で様々な杖での援護を、
    わたしはスキル『ドリブルの審美眼』でドリブルに大きな補正を与えられたりします」

505 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/08/10(土) 11:22:12 ID:???
アンナ「キャプ翼シナリオでの大事なチームメイト、そしてFEシナリオでのサポートキャラとして
    ブレーメンのマネージャーキャラの作成を皆さんに手伝ってもらいたいってわけ!
    ということで、大まかな設定を考えてもらいたいんだけれど……」

シャル「せっかくの自チームのヒロインなんですから素敵な女の子にしてほしいですね。
    ちなみに監督やコーチは既にこちらで決まっています。
    チームの強化イベントには欠かせない重要な人物になっていたりするのでこちらにも注目です」

アンナ「とりあえず大まかな設定を選択肢から選んでちょうだい。
    もしくは自由選択枠でこんなキャラが欲しい!ってのを熱く書き込んでみてね!」


☆☆新マネージャー募集!

A 頑張り屋で健気な相棒タイプ
B 清楚でお嬢様ななでしこタイプ
C クールで知的な参謀タイプ
D 豪快で熱血な姉御タイプ
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