キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/19(木) 20:34:31 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【魅せろ姫様】鈴仙奮闘記9【カリスマセーブ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1378027725/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

休暇、そしてふらのとの楽勝試合を終えて英気も実力も養った永遠亭ルナティックスの
次なる相手は色んな意味で個性的な面子の揃った妖怪の山FC!
試合開始前にも感動的なファンタジーか築かれもしたが…それは置いといて。
アウェー感溢れる試合会場の中、鈴仙はいきなり反則で椛を負傷させてしまい、
一時はヒンシュクも買うも…幻想郷最速ドリブラー・射命丸文の不調や我らが中山さん、
そして相棒てゐの大活躍もあり、鈴仙は見事胡散くさいメカニックキーパー・河城にとりから先取点をもぎ取る!
そして次のキックオフ、相変わらず好調の中山さんは永琳にバックパス!
遂に天才が動きだし、ルナティックスはこのまま楽勝ムードか?!

800 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 21:55:39 ID:AjCDTlIU
C

801 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 21:56:57 ID:LGjadxkI
C

802 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 22:18:15 ID:aqnboIjY
C:「(ここは無理にボールを貰う必要はないわね。 適当に大きくフィードを上げて貰いましょう)」

鈴仙「(今の私の体力じゃあ、運よくギリギリ上がれてもマインドシェイカーで精いっぱいだし、
中途半端になるでしょうしねぇ……。 だったら、妹紅とか中山さんとかに任せましょう)」

鈴仙は特にボールを要求する事もせずに、左サイドの深い位置に陣取って敵の侵入に備える。

輝夜「さて! それじゃあ蹴るわよ! ……どっせーい!!」

バゴオオオオンン!!

実況「輝夜選手、キャッチしたボールを大きく蹴りだす〜〜! その先は〜!」

先着1名様で、

★輝夜のフィード先→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→中盤の中山さんがトラップ!
ハート→中盤の佳歩がトラップ!
スペード→中盤左サイドのてゐと雛でせりあい!
クラブ→中盤右サイドのウサギBと天狗Eでせりあい!
JOKER・クラブA→輝夜「と見せかけて……オーバーラップはGKの華よ〜〜〜!!」ドダダダ!
             鈴仙「(駄目よこの姫様……早くなんとかしないと)」(*JOKERだと……?)

803 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 22:20:38 ID:???
★輝夜のフィード先→ ハートQ

804 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 22:20:50 ID:???
★輝夜のフィード先→ クラブK

805 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 22:45:51 ID:aqnboIjY
★輝夜のフィード先→ ハートQ ★
ハート→中盤の佳歩がトラップ!

輝夜の放ったフィードは遠くセンターサークルを超えて……。

佳歩「姫様! 後は私達にお任せくださいっ!!」

実況「輝夜選手の上げたフィードはOMFの佳歩選手の元へと届きました!
残り時間を考えると、ここでルナティックスが決められれば勝利は絶望的!
妖怪の山FC、ここは何としても止めたい場面です〜!!」

静葉「――はあ、はあ……さ―させないわ……!」

天狗E「静葉さん……凄く疲れてる。 私がサポートしなきゃ!」

実況「佳歩選手に、静葉選手と雛選手がついた〜!!」

先着3名様で、
★佳歩→ドリブル 47 (! card)(! dice + ! dice)=★
★静葉→タックル 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★
★天狗E→タックル 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→佳歩、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中山がフォロー)(ウサギBがフォロー)(反町がフォロー)
≦−2→妖怪の山ボールに。
【補足・補正・備考】
佳歩のマークがダイヤの時、「直情的なドリブル「(+3、吹飛3)」が発動します。
佳歩のマークがハートの時、「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。

806 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 22:46:39 ID:???
★佳歩→ドリブル 47 ( スペードA )( 4 + 4 )=★

807 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 22:47:47 ID:???
★静葉→タックル 43 ( ダイヤ9 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★

808 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 22:47:57 ID:???
>>805
実況「佳歩選手に、静葉選手と雛選手がついた〜!!」
とありますが、静葉選手と「天狗E選手」でしたね…失礼致しました。

809 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 22:48:14 ID:???
★天狗E→タックル 44 ( ダイヤ3 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=★

810 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 22:58:43 ID:aqnboIjY
★佳歩→ドリブル 47 ( スペードA )( 4 + 4 )=55★
★静葉→タックル 43 ( ダイヤ9 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=46★
★天狗E→タックル 44 ( ダイヤ3 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=50★
≧2→佳歩、ドリブル突破。

佳歩「山椒は――小粒でもピリッと辛いんです!!」

ダダダダッ!

静葉「……はあ、はあ。 だ――駄目…!」

佳歩の素早い足腰を使った直線的ドリブルは疲労困憊の静葉を軽々と抜き去り。

天狗E「私だって――妖怪の山FCの100人近い選抜試験から選ばれた、
優秀な烏天狗なのよ! この程度のドリブル―――っ……!?」

佳歩「―――油断…大敵ですっ!!」

スッパアアアアアアン!!

実況「佳歩選手! 安定感溢れるドリブルで2人抜き〜! 妖怪の山FCをじわりじわりと追い詰めて行きます!
すでに妖怪の山FCのゴール前には妹紅選手を始めとして、中山選手も控えており、
もう何時でもゴールを狙える準備は万端です!!」

佳歩「(よ――ようし。 ここは……!)」

811 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 22:59:44 ID:aqnboIjY

佳歩は二人を抜いた中盤から少し駆けだして、丁度バイタルエリアの数メートル手前の位置で
一瞬だけ立ち止まる。一番決定力の高い妹紅には穣子が付いており、
中山にも河童のDF達が警戒を緩めずにプレッシャーを掛けている状態。
現在フリーの佳歩も、もう少し上がれば彼女達の警戒の域に達してしまうだろう。

佳歩「(ここは……どうやって決めるべきかなぁ……!?)」

先着1名様で、

★佳歩の決断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→「――妹紅さん! ヘディングです!」サイド深くから妹紅へセンタリング!
ハート→「中山さん! もう一回ブリッツシュートです!」中山にグラウンダーのパス!
スペード→「もう一回、私が野兎シュートしても…いいよね?」佳歩が自分で決める!
クラブ→「えっと、ネオヴォルケイノが強力だから……」妹紅にグラウンダーのパス! しかし…!?
JOKER→輝夜「ヘイ! ミニイナバ!!」佳歩「えっ…えっ……? 姫様ァ!?」

812 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 23:00:20 ID:???
★佳歩の決断→ ダイヤA

813 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 23:00:52 ID:???
★佳歩の決断→ クラブA

814 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 23:14:47 ID:aqnboIjY
★佳歩の決断→ ダイヤA ★
ダイヤ→「――妹紅さん! ヘディングです!」サイド深くから妹紅へセンタリング!

佳歩「……ん、そういえば」

佳歩はゴール前の風景をもう一度確認する。
妹紅を警戒する穣子に、中山や自分にプレッシャーを掛けてくる河童達。
そして―――不安気な表情でゴールに立つ……河童@。

佳歩「(―――選手が、変わったんだ)」

当たり前の事実。そんな事は、今このスタジアムに居て把握できぬ者などは間違いなく居ない。
しかし佳歩はその事実に改めて気が付き―――一つの仮定を得る。

佳歩「(静葉さんも戻り切れてないし、そもそも疲れきってる。 ……ってことは)」

妖怪の山FCの正GK・河城にとりは一対一と飛び出しを得意とするキーパーだった。
そのため、ダイレクトシュートよりもミドルシュートを連発していく方針を取ったのが理由の一つとして
存在していたのだが、つまりは……

佳歩「(――あのGKの河童さん。 …ダイレクトにそんなに強く無いかも)」

佳歩のそこそこに聡明な頭脳はその結論を導き出すと同時に、右サイドを大きく駆けあがり。

佳歩「……妹紅さんっ! そこから――ヘディングですっ!」

815 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 23:15:49 ID:aqnboIjY
バシュウウウウウウッ!!

妹紅「…え、いいの? それじゃあ遠慮なく―――」

穣子「さ…させないんだからァ……って、ほへ?」

バアアアアアアアアアアアアアアン!!

妹紅は佳歩の問いかけに応じて、空高く跳ぶ。
……それこそ、穣子が思わず間の抜けた声を発してしまうくらいに。

実況「佳歩選手! ここで妹紅選手に高いセンタリングです! 妹紅選手はそれに向かって、
まるで水を得た魚、炎を得た不死鳥の如くにボールに飛び着いていきます!」

河童A「ま――まずいわ!?」

穣子「だだだ…大丈夫だよ河童Aちゃん! がんばってブロックしよう!?」

河童@「ひ、ひいい〜〜!? 私もがんばります〜!?」

妖怪の山FCの残り少ないDF陣も慌ててブロックに入るが――。

妹紅「――それっ!」

バゴン! バシュウウウウウッ!

816 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 23:16:55 ID:aqnboIjY
妹紅のその非常に高い打点からのヘディングは、
そんなのお構いなしと言わんばかりに、豪快に叩きつけられた。

先着3名様で、

★妹紅→ヘディング 51 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★河童A→ブロック 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 穣子→ブロック  46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
★河童@ パンチング 46 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中山がねじこみ)(佳歩がねじこみ)(にとりがフォロー)
≦−2→妖怪の山ボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→妹紅のヘディングが妖怪の山ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中山がねじ込み)(佳歩がねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)
≦−2→妖怪の山ボールに。

【補足・補正・備考】
河童Aのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
穣子のマークがダイヤで「スイートポテトルーム(+6、150消費)」が発動します。

817 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 23:17:22 ID:???
★妹紅→ヘディング 51 ( ダイヤA )( 4 + 4 )=★

818 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 23:17:56 ID:???
>>816で、
にとりがフォローとなっていますが、正しくは河童Cがフォローの間違いです。失礼致しました。

819 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 23:21:36 ID:???
★河童A→ブロック 45 ( ハート9 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=
 穣子→ブロック  46 ( スペード4 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

820 :森崎名無しさん:2013/10/06(日) 23:22:18 ID:???
★河童@ パンチング 46 ( クラブ3 )( 2 + 6 )=★

821 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/06(日) 23:31:52 ID:???
はたての必殺シュートよりも強い妹紅のただのヘディングがアッサリ決まって、ルナティックスは3点目!
そして射命丸の幻想郷最速は発揮されるのか?!
――と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。

>>795-796
レナート「へへ……おもしれぇじゃねえか。 俺とカグヤ、どっちが上か試してみたいぜ」
アモロ「フフフ…そうこなくっちゃ、僕のライバルとして相応しくないよ、カグヤ」
メオン「俺にドライブシュートは通用せん! だがただのシュートは(ry」
輝夜「ヒイイイ!!? 来るな来るなぁーーー!?」
鈴仙「(やっぱり姫様ってモテモテだなぁ……(違))

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。」

822 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 07:07:57 ID:???
トーマス「(後ろから)ヘイ、カグヤ! 俺のことも忘れちゃいけないぜ」

823 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 10:45:50 ID:???
ワチャラポン「おれもいるぞー!」

824 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 22:12:25 ID:???
こんばんは、今日も更新を始めていきます!
>>822
トーマス君! ヨークシャーのトーマス君じゃないか!
……個人的にはレナート君からのジュスト君の弱さがあまりにショックだったのと、
シェスター、カペロマンの印象が強すぎたのと松山が強かったのとであまり覚えてませんでした(汗)
某データサイトでみると、味方GKではジュスト君の次に弱いんですね…。
>>823
えーっと……ワチャラポン君! タイユースのワチャラポン君じゃないか!
探せばもっと沢山居そうですね、輝夜のライバル…… 輝夜「やめろォ!?」

825 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 22:13:39 ID:wi6YNw9s
★妹紅→ヘディング 51 ( ダイヤA )( 4 + 4 )=59★
★河童A→ブロック 45 ( ハート9 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=51
 穣子→ブロック  46 ( スペード4 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=48★
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★妹紅→ヘディング 51 ( ダイヤA )( 4 + 4 )=59★
★河童@ パンチング 46 ( クラブ3 )( 2 + 6 )=54★
≧2→妹紅のヘディングが妖怪の山ゴールに突き刺さる!

ギュウウウウウッ!

河童A「は――早い!」

穣子「しかも、めっちゃ器用だよ!?」

放たれたシュートは、河童Aと穣子の身体の隙間を綺麗に通り抜けて行く。
――ここ数カ月のルナティックスでの練習で、パワーのみに頼らない
シュートコントロールのテクニックをも鍛えていた妹紅のヘディングは、
その高度も相まって、下手な必殺技と同等の域にまで達していたのだ。

河童@「と、とるっ!」

バアアッ!

826 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 22:14:41 ID:wi6YNw9s
そしてそれは、妖怪の山FCの他の名もなき選手と同じく、
名無しの中では高水準の能力を持つ河童@でも到底捌き切れるレベルの物ではなく――。

実況「河童@選手が向かっていく〜〜〜!」

ブウ…ン!

河童@「だ、ダメだァ!?」

実況「だがとどかない!」

…ウウウ――ン。 ズバアアアアッ!!    ――ピピィイイイイイイイイイイイイ!!

実況「きまった、ゴ〜ル!! 後半29分! 妹紅選手のヘディングが妖怪の山FCのゴールに突き刺さったァ〜!
これでルナティックス、3点差だ〜〜〜〜〜〜〜!!」


永遠亭ルナティックス 4 − 1 妖怪の山FC

827 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 22:15:44 ID:wi6YNw9s
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「もーこーう! もーこーう!」「妹紅最高や! 鈴仙なんて最初からいらんかったんや!」「うどんちゃん…」

森崎(観客席)「純粋なパワーもありながら、高度も持ったFWか…。 
長野に毛が生えたような選手だな。まあ、パスは苦手そうだが」

神奈子(観客席)「うーむ、私はもう一遍あの派手なのが見たかったんだけどねぇ」

妹紅「へへっ! やったぁ!!」

慧音「(妹紅よ……よくやったな)」

パスカル(ベンチ)「(モコウさんのヘディング……俺のオーバーヘッドキックと殆ど変わらない威力だった。
――これはうかうかしていると、ポジションを交換させられそうだな)」

佳歩「はうう……私のライバルはパスカルさんだけじゃなかったよぉ……」

永琳「(――現状でも格下相手ならば、FWとしての働きは十二分ね。
後はパスかドリブルでも鍛えてくれれば、場合によればパスカル君よりも優秀なFWに成り得るのだけれども…
彼女のタックルとクリアはウチの守備には必須だし。 難しいわね)」

射命丸「……はたて、さっさとキックオフです」

はたて「――あいよ。 アンタもあれでプライドが高いからねぇ」

射命丸「アンタにゃ言われたくないですよ、はたて」

反町「(……そうだ。 もう時間が無い以上、頼れるのは射命丸さんのドリブル突破だけ。
――そして、俺達は全力でフォローに向かうしかない)」

828 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 22:18:09 ID:wi6YNw9s

慧音「――さて。 こうなるともう相手の手段は限られてくる筈だ」

中山「ああ。 ……射命丸さんのドリブル突破、だな」

永琳「でしょうね。 まあ、ただ…そればかりに集中していては駄目なのも当然だけどね。
――妹紅や私を含めて、極力中盤で防ぎきる。 失敗したら……相手の実力に敬意を表する。
それでいいでしょう」

鈴仙「(まあ、これで3点差をひっくり返される事はないでしょうしねぇ…。
――私も、ここは活躍できる最後のチャンスだろうから頑張ろうっと)」

そうして、先ほどのシュートの時とは違って速やかに試合は再開されて……

ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

実況「さあ! 試合時間が残り少ない中、妖怪の山FCの射命丸文がボールを持って…!」

射命丸「幻想郷最速の意地と誇り―――見せてあげます!」

タッ! ……ギュウウウウウウウウウウウウ……ン!!

実況「風になった〜〜〜〜!! 幻想郷最速の風神少女!
射命丸文が再びそのトップギアを会場に披露するぞ〜〜〜〜〜〜!!」

*射命丸がスキル・幻想郷最速を発動させました。

829 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 22:19:14 ID:wi6YNw9s
試合時間も残り少ない。しかしこのスタジアムがホームでもある妖怪の山FCは、
最後まで無様な姿を見せることも、無難な時間稼ぎをする事もしてはならない。
最後まで、全力で戦い抜いた。 そうファンに思って貰う事もまた、
彼女達にとっては勝利の次に大事な「仕事」であった。

妹紅「――さあ、来たわね! でも…通さない!」

中山「君達だけではなく、俺たちにも誇りがあるっ!」

永琳「そう言う事ね。 もう一度、前半の屈辱を味あわせてあげるわ」

佳歩「わ、私も居ます!」

射命丸「そうですか、それはご立派。 ―――でも、そのセリフは…!」

ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!


射命丸「このドリブルを見てからでも…言えますかッ!?」

830 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 22:20:48 ID:wi6YNw9s
先着3名様で、

★射命丸→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(幻想郷最速+1)=★
★妹紅→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 中山→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★佳歩→タックル 42 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 永琳→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 射命丸、一瞬でドリブル突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(はたてがフォロー)(静葉がフォロー)(ウサギBがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
射命丸のマークがクラブ以外の時、「風神少女(+4)」が発動します。
射命丸のスキル・幻想郷最速により、クラブを出した味方は追いつけないペナ(−2)が発生します。
妹紅のマークがダイヤの時「正直者の死(+2、発動時敵必殺技無効)」が発動します。
永琳のマークがダイヤの時「天文密葬法(+3、吹飛5)」が発動します。
中山は、スキル・底知れぬポテンシャルにより、カードでQ、Kが出た場合でも覚醒フラグを習得します。
(ただし、攻撃側は完全勝利、守備側はこぼれ球以上を条件とします。他の覚醒条件と重複はしません)
妹紅と永琳はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスが2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12にします。

831 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 22:21:09 ID:???
★射命丸→ドリブル 50 ( ハート9 )( 5 + 6 )+(幻想郷最速+1)=★

832 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 22:21:19 ID:???
★射命丸→ドリブル 50 ( スペード4 )( 2 + 3 )+(幻想郷最速+1)=★

833 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 22:21:22 ID:???
★射命丸→ドリブル 50 ( ハート6 )( 2 + 6 )+(幻想郷最速+1)=★

834 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 22:22:31 ID:???
★妹紅→タックル 47 ( スペードK )( 5 + 5 )+(人数補正+2)=
 中山→タックル 49 ( クラブQ )( 2 + 2 )+(人数補正+2)=★

835 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 22:23:31 ID:???
★佳歩→タックル 42 ( スペード7 )( 2 + 3 )+(人数補正+2)=
 永琳→タックル 50 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )+(人数補正+2)=★

836 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 22:23:35 ID:???
★佳歩→タックル 42 ( ハート4 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=
 永琳→タックル 50 ( JOKER )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=★

837 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 22:27:35 ID:???
もったいないおばけ、これ以上強くなったらそれはそれで困りそうだけど

838 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 23:14:04 ID:wi6YNw9s
★射命丸→ドリブル 50 ( ハート9 )( 5 + 6 )+(幻想郷最速+1)+(風神少女+4)=66★
★妹紅→タックル 47 ( スペードK )( 5 + 5 )+(人数補正+2)=59
 中山→タックル 49 ( クラブQ )( 2 + 2 )+(人数補正+2)+(追いつけない!-2)=53★
★佳歩→タックル 42 ( スペード7 )( 2 + 3 )+(人数補正+2)=49
 永琳→タックル 50 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )+(人数補正+2)+(天文密葬法+3)=64★
射命丸「――…ぁゃゃやややややややややややゃゃゃ……ぁぁぁぁぁあああ!!」

ブウウウウン!! ギュウウウン! スッパアアアアアアン!!

妹紅「そ――そんな! まるで…前半とは別人じゃない!」

中山「(……み――見えん!?)」

佳歩「うわあああああん!(わ、私だって練習したのに……!?)」

射命丸はその速度を最大限に発揮した自慢の超高速ドリブルで、
ルナティックスの中でも優秀な選手である筈の妹紅と中山を一層飛びで抜き去ると、
その返しで佳歩はすでに射命丸を見失う。

永琳「随分派手にやってくれるじゃない。 最初からそれで行けば…貴女たち、勝ってたかもしれないわよ?」

射命丸「余計な御世話です。 それに…前半のアレはワザとですよ。 皆がこの私に注目を集める為のね!」

永琳「―――それは流石に嘘でしょう…」

射命丸「ふふ、さあどうでしょうね―――!(まあ、嘘ですが…)」

ギュウウウン!!

永琳「――奪わせて貰うわ!」

ズッザアアアアアアアアアアアアア!!

839 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 23:15:04 ID:wi6YNw9s
そして、局面は実質的に射命丸と永琳との一騎打ちとなる。
二言三言会話を交わした彼女達は、それぞれ最高のドリブルと、
最高のタックルで互いの個人技を撃ち破らんと向かって行く。

永琳「(彼女の速度は確かに一流だけど……技は二流。 そこを突けば、脆い筈よ!)」

シュウウウウウン!!

永琳は大地から射命丸の足を抉るように。
射命丸は空中から永琳の刃から離れるように飛び、
互いにボールを奪わんと足と足が交錯する。

射命丸「(天才はあらゆる方面でのスペシャリストかもしれません! ですが、
スペシャリストではあっても、ナンバーワンではない筈! であれば、究極の速さがあれば…私も、天才に勝てる筈!!)」

ここで射命丸は、フェイントを使わず…最後まで自分の脚で勝負する事を決意する。
そしてそれが結果的には、彼女にとって最良の結果を齎した。

永琳「(――しまった!? 読み違えた! 狡猾な彼女ならばフェイントを掛けてくると思ったのに!)」

永琳は射命丸のスピードを一段階程度低く見積もってしまい、
タックルを打ち抜くタイミングにもズレが生じてしまう。
永琳の脚が空を切ったその直後に―――。

射命丸「はぁあああああああああ!!」

         ビュウウウウウウウウウウウッ……!!

射命丸は飛んだ。永琳がタックルに備えて身を最大までに縮めたその瞬間に。
ボールを前に蹴りだした状態から、射命丸は空中で宙返り。そして―――。

840 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 23:16:05 ID:wi6YNw9s
射命丸「……これで明日の一面記事の見出しは決まりましたね。
―――『天才、破れる!』です」

実況「…あああああ〜〜〜〜〜っ!! 私にはあまりに一瞬の事過ぎて見えなかったのですが…
射命丸選手が、どうやらあの天才・八意永琳をも抜いたようです!!
中盤深くで、疲労の中にも余裕を湛えた不敵な笑みを浮かべボールをキープしている〜!」

射命丸「さあて…射命丸劇場はまだまだ始まったばかりですよ? フフ…!」

射命丸はそこから、鈴仙の居る右サイドの深くを狙って再び速度を上げて行く。

鈴仙「(――くっ! やるわね! 流石に幻想郷最速の名は伊達じゃあ無かった、ってトコかしら?
……けど、この攻撃を止められれば、試合終了! というか師匠でも止められなかった射命丸さんを
ラッキーでも止める事が出来れば、私の株は鰻登りかも…!?)――うりゃああ!!」

慧音「(――鈴仙、凄い迫力だ! これなら、あるいは…!?)…私も加勢するぞ!
奴の狙いはもう間違いない! ―――ドリブルからの一対一だ!」

ウサギE「私も…数合わせくらいなら…!!」

ウサギD「お…追いつけ〜!?」

輝夜「(……あれ、私って――何気にヤバげ?)」

射命丸「(…さっきのと比べれば、脅威は充分落ちそうですが……念の為、本気で行きましょう!)
―――手加減はしないわ! だから無理して全力で掛かって来なくても良くてよ!」

841 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 23:17:06 ID:wi6YNw9s
先着3名様で、

★射命丸→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(幻想郷最速+1)=★
★鈴仙→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(ガッツ300未満ペナ-1)=
 ウサギD→タックル 40 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ウサギE→タックル 42 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 慧音→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 射命丸、ドリブル突破して輝夜と1対1!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじこみ)(椛がねじこみ)(はたてがねじこみ)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
射命丸のマークがクラブ以外の時、「風神少女(+4)」が発動します。
射命丸のスキル・幻想郷最速により、クラブを出した味方は追いつけないペナ(−2)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
慧音のマークがダイヤの時、「三種の神器 剣(+2)」が発動します。

842 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:17:49 ID:???
★射命丸→ドリブル 50 ( ハート6 )( 5 + 4 )+(幻想郷最速+1)=★

843 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:17:54 ID:???
★鈴仙→タックル 46 ( スペードQ )( 4 + 2 )+(人数補正+2)+(ガッツ300未満ペナ-1)=
 ウサギD→タックル 40 ( スペードJ )( 6 + 3 )+(人数補正+2)=★

844 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:18:29 ID:???
★ウサギE→タックル 42 ( ハート5 )( 2 + 1 )+(人数補正+2)=
 慧音→タックル 46 ( クラブ7 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=★

845 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:19:19 ID:???
観客とブルノ達「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」

846 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:20:54 ID:???
ここで地獄姉御になるのが射命丸ですよ

847 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:31:53 ID:???
えーりんよりもカリスマ技の方がメがあるかな。KP稼いでもいいか。
あややがんばってるのに、全然違うこと考えてる…すまぬ。

848 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 23:49:54 ID:wi6YNw9s
★射命丸→ドリブル 50 ( ハート6 )( 5 + 4 )+(幻想郷最速+1)+(風神少女+4)=64★
★鈴仙→タックル 46 ( スペードQ )( 4 + 2 )+(人数補正+2)+(ガッツ300未満ペナ-1)=53
 ウサギD→タックル 40 ( スペードJ )( 6 + 3 )+(人数補正+2)=51★
★ウサギE→タックル 42 ( ハート5 )( 2 + 1 )+(人数補正+2)=47
 慧音→タックル 46 ( クラブ7 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)+(追いつけない!-2)=50★
≧2→ 射命丸、ドリブル突破して輝夜と1対1!?

ビュン! フワッ! スイイイイッ!!

鈴仙「きょ……狂気の瞳を―――って、目を合わせる瞬間すら取れないなんて〜!?」

射命丸「――おお、遅い遅い!! 鈴仙さんが止まって見えますよ!」

功名心で躍り出たバチが当たったのか、それとも純粋な実力差か。
鈴仙は射命丸の動きに全く対応する事が出来ずに、まさに縦横無尽のフェイントに翻弄される。

ウサギD「は…はわ?」

ウサギE「えっ―――!?」

そしてウサギ達はその絶技を前にして、当然の如く立ち止まる。
かつての妖精大連合戦での妖精達と同じく、彼女達は勝負の土俵に立つことすらできなかった。

慧音「……? ……? 何だ……今の風は――!?」

しかし、それは何も未熟で非力なウサギ達に限った話では無かった。
慧音もまた、その常人離れしたドリブルに翻弄される立場と成り果てる。
そして――――――――輝夜にとっては地獄のような一瞬がやって来た。

849 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 23:52:03 ID:wi6YNw9s
実況「さあ! いよいよ射命丸選手、敵陣PA内に侵入〜〜!! 輝夜選手と一対一になります!!
妖怪の山FC、ここで勝って意地を見せるか、それとも〜〜〜!?」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「射命丸が本気なんだろ? じゃあ勝利確定じゃん」「終わったな……」「まあ、最低でもこの位はしてもらわないとな」
「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「(なんか増えてるのは気のせいかな…?)」

輝夜「ど…どーしよう。 ――― 一対一じゃ、えーりんを呼べない……!?」

射命丸「おや、何を怯えているのですか? ……フッ。まあ仕方ないでしょう。
――この私の! 億年に一人とも言われた才能と速度を持ったこの私の!!
幻想郷最速の脚――――これをトラウマにして差し上げますよ!!
(しかし――やはり疲れが来てますねぇ。 風神一扇の体力を残しておくのがベストでしたが…。
―――まあ、これで決めればチャラです!)」

鈴仙「ひ、姫様ァ〜〜!?」

慧音「頼む! ポストでも枠外でもなんでもいい! 止めるんだ〜!!」

永琳「――終わったわね」

妹紅「4−2かぁ。 ま、私は2ゴール決められたしいいか!」

てゐ「(姫様、期待されてないなぁ……意外と止めちゃうかもしれんのに)」

850 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/07(月) 23:53:19 ID:wi6YNw9s
輝夜「な――何よ! 私だって……えーりんが居なくても、意外と動けるのよ〜〜〜!?」

バアアアアアッ!!

射命丸「(――む。 思ったよりも早いですね…では、ここは……!)」

先着3名様で、

★射命丸の選択→! card ダイヤかハートかスペードならドリブル、クラブならシュート
 輝夜の選択→! card ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★
★射命丸 ドリブル/シュート 50/46 (! card)(! dice + ! dice)+(幻想郷最速+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
★輝夜 そなえる 46 (! card)(! dice + ! dice) =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→射命丸がゴールを決め、試合終了!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(椛がねじこみ)(はたてがねじこみ)
≦−2→ルナティックスボールになり、試合終了!

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
射命丸のマークがクラブ以外の時、「風神少女(+4)」が発動します。
射命丸のスキル・幻想郷最速により、クラブを出した味方は追いつけないペナ(−2)が発生します。

851 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:53:56 ID:???
★射命丸の選択→ ダイヤA  ダイヤかハートかスペードならドリブル、クラブならシュート
 輝夜の選択→ ダイヤ6  ダイヤかハートかスペードならドリブルに備える、クラブならシュートに備える★

852 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:54:14 ID:???
★射命丸 ドリブル/シュート 50/46 ( スペード6 )( 4 + 5 )+
(幻想郷最速+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

853 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:54:58 ID:???
★輝夜 そなえる 46 ( ハート10 )( 5 + 2 ) =★

854 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:56:04 ID:???
ブルノ「おれならとれたな…」
ポスト「君は何を言っているんだ」

855 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:58:50 ID:???
輝夜「ふふふ……これこそ天地魔闘の構えよ!どこからでもかかってきなさいっ!」

シュンッ!(横を素通り

856 :森崎名無しさん:2013/10/07(月) 23:59:31 ID:???
アモロ「俺の技だ!」

857 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 00:07:19 ID:???
射命丸が普通〜〜〜にゴールを決めて、4−2で試合終了!
……と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
予想ではどこかで弾かれて反町か椛あたりも出てくると思いましたが、
最後まで抜き切りましたね…いえ、能力的には充分有り得たのですが(汗)

>>837
永琳の気合いが尋常ではなかったですね…w
永琳の成長は、一応他のキャラよりも早くに限界を設定しております。
>>845
観客とブルノ達「ですよねー」
>>846
某○車さんも、ゴールまでには定評があるのでもしや…と思ったら、
全力で回避してきましたね…。
>>847
このスレでは東方サッカーと違って、「たすけてえーりん!」は飛び出し/セービング技となっておりますので、
一対一では現状では使えません…。ご了承ください。
ゲームである以上、プレイヤーとしての思考と、キャラクター一人一人としての思考との折り合いは
中々難しいですよね…。
>>854
レナート「カグヤ。 ポストはトモダチ、こわくないよ」輝夜「ギャアアァア! ポスト怖い!?」
鈴仙「(姫様の眼には一体何が映っているんだろう……)」
>>855
元ネタでも構えの時は動けないというのが欠点でしたしね…w
輝夜「今のはパンチングではない、たすけてえーりん!だ」
>>856
輝夜はザルキーパー界の翼君的存在なので、色んなキャラの技を自分の物にすることが出来ます。
輝夜「おいコラ作者ァ! 嘘設定垂れ流さないでくれるゥ!?」

それでは、皆さま、本日はお疲れさまでした。

858 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 00:53:37 ID:???
乙でした。早田君求むみたいな試合になるかと思ったら、あややの地獄行きを見守る回になってましたね。
おしかったなぁ…本当に惜しかった……ハプニングやイベント盛りだくさんだったのに。
今回のMVPはDFかな、もこたんも抜群の存在感だったけど怪我にとりに控えGKだったのが響くかも。パスカルも途中交代。

859 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 22:53:26 ID:LHMqzPbo
こんばんは。かなり遅くなってしまいましたが、今日も更新をしていきます。
>>858
乙ありがとうございます。
優秀なドリブラー&粒ぞろいのシューター揃いの攻撃陣は、
このチームの弱点を突いていると思ったので、結構きつい展開になるかと予想していたのですが、
地獄から光を掴みとる話になりましたね…。
マンオブザマッチは妹紅(中堅〜弱小GKからとはいえ2ゴール)、射命丸(前半地獄だったが後半は活躍)、
穣子&静葉(派手な大技で守備に貢献、だが4失点)、永琳(超ド派手な大技で1点だが、後はあまり目立たず)、
鈴仙(1ゴールを上げたが反則多数、主人公なので一応判定の対象)……って感じになりそうです。

860 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 22:55:09 ID:LHMqzPbo
★射命丸の選択→ ダイヤA  ダイヤならドリブル、
 輝夜の選択→ ダイヤ6  ダイヤならドリブルに備える
★射命丸 ドリブル/シュート 50/46 ( スペード6 )( 4 + 5 )+(風神少女+4)
+(幻想郷最速+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=63★
★輝夜 そなえる 46 ( ハート10 )( 5 + 2 ) +(読み当て+2)=55★
≧2→射命丸がゴールを決め、試合終了!

射命丸「(前半は地獄でした……)」

射命丸は輝夜を前にしてスッ、と目を瞑り……つい小一時間程前の自らの醜態を思い出す。
通って当然のドリブルがいとも容易く奪われたり、何故か反則だったり…。
そして、その事による観客達の呆れかえり失望し、嘲笑さえ含んだ視線。
ひそやかに交わされる「射命丸って案外大した事なくね?」の声……。

射命丸「(正直あの時はガチで、天狗社会から爪弾き者となって、旧地獄のフリーターとして
生きなくてはならない事すら覚悟してましたよ………)」

大勢のサポーターが見守るホームでの試合。しかも自分はそのチームのキャプテンでもある。
そんな自分が60分間ずっと無様な姿をさらし続けてしまったのならば、失望はひと際大きい。

射命丸「(ですが、失望がひと際大きいという事は―――大衆はそこからの復帰に『ドラマ』を感じます!
地獄に落ちた者が、尚も光を掴まんとあがくように! そう! 私は地獄から……!)」

タッ!

861 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 22:57:51 ID:LHMqzPbo
射命丸の右足が、軽やかに大地から離れる。

輝夜「……ドリブルで来るわね。 ――まぁ、分かった所でどうにもならなさそうだけど。
――というか、それを前提で動いてるわ、アイツ」

輝夜はそれこそが、彼女が三度ドリブルを選択する最大の理由と判断して大きく跳び出し、
それでも何とかボールをカットせんと自らの全力を出し切るのだが……。

ヒュンッツ! ズバアッ!!

輝夜「!?」

射命丸「私は……地獄から――光を掴んでみせましたァ!」


輝夜の判断と時を同じくして、射命丸は輝夜の眼前から姿を消す。
そのカラクリは消えるフェイントでも超能力でも、ましてや時を止める能力でも当然なく――。
純粋な超スピードにて、ボールごとゴールへ駆け抜けていたからであった。

  ――――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
    ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


永遠亭ルナティックス 4 − 2 妖怪の山FC   試合終了!!

862 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 22:59:33 ID:LHMqzPbo
実況「試合終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! 射命丸文が、前半に引き続き後半も最後に魅せた〜〜!
永琳選手、妹紅選手、中山選手を始めとしたルナティックスの優秀なタックラーを次々と抜き去り、
最後に輝夜選手を抜いて9人抜きだ〜!! まさに、彼女こそ幻想郷最速! この速さはやはり幻想郷でも随一!
前半の地獄を乗り越えて、最後に光を掴みました〜〜〜〜〜〜〜!!
チームは敗北しましたが、彼女の雄姿は我々妖怪の山FCファンに大きな印象を与えたぞ〜〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアア!!」「あーや! あーや! あーや! あーや!」
「試合は負けたが良い勝負だったぞ〜!」「ですよねー」「(姫様の試合連続失点記録って何時まで続くんだろう……)」

森崎(観客席)「――ケッ、調子の観客共だなぁ? 俺はあの姉ちゃんの前半の失態は忘れてないぞ?
(それに幻想郷最速でも、超モリサキ状態の俺のドリブルには敵いっこないレベルだしな。
 ――それより気になるのは、中山だ)」

魔理沙(観客席)「ちぇっ、折角文が後半もヘタレまくってたらからかってやろうと思ったのに。 当てが外れたぜ」

咲夜(観客席)「(……この試合だけでは、私にはお嬢様の言葉の真意が掴めなかった。 しかし――確かに予感は感じるわね)」

神奈子(観客席)「はっはっは。 あの天狗面白いねぇ。 ジャーナリストやめてコメディアンになればいいんじゃない?」

諏訪子(観客席)「(…………ウチのチーム、勝てるの? ホントに)」

星(観客席)「いやぁ、見応えのある試合でしたね! ナズーリン! ……欲を言えば、もう少し鈴仙の活躍が見たかったですが」

ナズーリン(観客席)「ああ――そうだね、ご主人さま」

観客達も、波乱がありながらも最終的にはそれなりに白熱した試合にそこそこ満足したようで、
互いに熱っぽく感想を口にし合う。

863 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 23:02:34 ID:LHMqzPbo
はたて「負けちゃったけど…文が珍しく必死な表情見せてくれたしいいや」

椛「やっぱり左手の負傷が行けなかったですねぇ…」

天狗E「それってヨーヨーの話じゃあ……ないよね?」

反町「ごめん、穣子、静葉さん…! 二人が折角頑張ってくれたのに、俺は――」

静葉「平気、平気よ。 私としては、反町君が言いたい事をスッキリ言ってくれた方が嬉しかったわ」

穣子「お、お姉ちゃん近くない!? 抜け駆けはダメだからねっ!?」

雛「(色々モヤモヤが溜まっちゃうわね。 パスカル君、大丈夫かしら……?)」

相手チームのメンバーもまた、そこそこ有意義な練習試合が出来た事に満足し、
敗北感を味わいながらも、その表情には楽しさも浮かんでいた。

慧音「……今日は、まだ少しは守りに貢献できただろうか」

ウサギE「慧音さん…! 今日のDF陣の仕切り方素敵でした!」

慧音「はは、ありがとう。 君の熱意あふれるブロックも凄かった。 ――あれは、私にはマネできないだろうなぁ」

ウサギD「そうだよ! 二人とも凄かったよ〜!」

中山「(――森崎、見ているか? …俺はまだ、昔の俺ではない)」

鈴仙「ふう……終わったぁ。 けど――今日は私散々だったなぁ…。正直、射命丸さんより私の方がよほど地獄なんじゃ…?」

自分の周りのチームメイトが互いを褒めたたえる中、
鈴仙は――負傷や反則等で思うように活躍が出来なかった事に対して内心不完全燃焼というか悔しい感があったが…。
まあ、勝ったし仲間も活躍出来て良かったのかなと何とか己に言い聞かせていた。

864 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 23:03:44 ID:LHMqzPbo
??「お疲れ様です――」

そんな鈴仙の元に、一人の人物が駆けよる。それは―――?

先着1名様で、

★試合後の会話イベント→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→射命丸「いやはや、良い試合でしたよ!」すっかり自信を取り戻した射命丸だった。
ハート→反町「鈴仙さん、お疲れ様です!」礼儀正しい反町だった。
スペード→佳歩「鈴仙さま、お疲れ様です…」少ししょげた感じの佳歩だった。
クラブ→妹紅「やあ、鈴仙おつかれ!!」明らかに上機嫌の妹紅だった。
クラブA→○車「射命丸……やっぱりお前は最高だ……」射命丸「ヒイイイ!?」射命丸が変な人?に絡まれているぞ!
JOKER・ダイヤK→○池「俺と一緒に地獄に堕ちよう、射命丸……」射命丸「どうして!? 私は光を掴んだのにー!?」
             射命丸が変な人?に絡まれているぞ!

865 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 23:04:42 ID:???
★試合後の会話イベント→ クラブ7

866 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 23:15:56 ID:???
>正直、射命丸さんより私の方がよほど地獄なんじゃ…?
にとり「…」

867 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 23:34:02 ID:LHMqzPbo
クラブ→妹紅「やあ、鈴仙おつかれ!!」明らかに上機嫌の妹紅だった。

鈴仙「…あっ、妹紅。 お疲れ様」

若干暗い感じの鈴仙に声を掛けてきてくれたのは……今日の試合で2ゴールを挙げて
鈴仙に代わりFWとして大活躍した妹紅だった。

妹紅「――今日はありがと。 久しぶりに中央で活躍できたよ!」

サイドバック嫌いの妹紅は、今まで口には出さないものの、
やはり中央での得点に絡むプレイに対する欲求が強かったのか、
心底感謝を込めた様子で鈴仙に語りかけてくる。
その行為自体、そう悪いものでは無かったのだが……。

鈴仙「(くっ……なんだか暗に、『今日お前全然だったなナハハ』的な風に言われてる感じがするわ!)」

――その様子は今のネガティブ鈴仙には少しだけ心がチクリとする。
とはいえ、妹紅に悪気が無い以上、それを咎めても仕方が無かったりするのが辛い。

妹紅「鈴仙! 今度またシュートを教えてよ! 私はまだまだパワーに頼りきりで、
鈴仙みたいなテクニックにもスピードにも欠けているしさ!」

鈴仙はそんな中で、是非シュートテクニックを教えて欲しいと妹紅にせがまれる。

868 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 23:35:18 ID:LHMqzPbo
鈴仙「(えっ、シュート? それよりもパスとかタックルとかドリブル鍛えた方が、
妹紅がFWを目指すには有用な気がするんだけどなぁ……。
それに、妹紅がFWとして成長してくれるのは頼もしいけど、妹紅が後ろに居ないと守備力は下がっちゃうし。
あと更に言うと、妹紅と姫様との諍いに巻き込まれる原因に――は、考えすぎかな)」

教えてあげたいのは山々だが、はたして自分が教えて本当に良いものか。
ついでに、自分のお節介が原因で、輝夜との新たな諍いの種を産んでしまわぬものか。
―――いや、でも妹紅にはもっと強くなって貰いたいし……と、鈴仙は色々考えて、その結果――。

A:「ええ、良いわよ!」シュートの練習補助に賛同する。
B:「うーん、それよりも妹紅はパスを上手くしたら? ポストプレイが出来るFWは重宝されるわよ」パスを練習しようと提案する。
C:「ううん、それよりもタックルなんかどう? 前線でのボールカット力はFWには必要だし」
タックルを練習しようと提案する。
D:「それなら、ドリブルを鍛えてみたら? やはりFWとして突破力は必修科目よ!」ドリブルを練習しようと提案する。
E:「それよりも、今度私がSBの面白さと魅力を教えてあげますよ!」SBの魅力についても忘れないで欲しいと言う。
F:「ごめん、ちょっと今は自分の練習に集中したくて……」やんわりと断る。
G:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

869 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/08(火) 23:43:01 ID:???
――と、言った所で短いですが、今日の更新はここまでにさせて頂こうと思います。
申し訳ございませんが、深夜12時を過ぎても未決の場合は、再投票をして頂きたく思います。

>>866
すみません忘れてました(汗)
数えてないですが、彼女は作中輝夜に次いで吹っ飛ばされてるような気がしますね…
前の試合でも散々吹っ飛ばされた挙句ケガしてましたし。
やはりメカニトリにならないと彼女には未来が無いかもしれませんね。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

870 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 23:43:20 ID:mH4M993o
G テクニックやスピードをつけたいのなら、パスやドリブルの技術が必要と言って他の練習に促す
ちょっとしたうそも必要なんです(ニコリ)、どっちにしてもシュートのためには必要だし。
今のままだとダイレクトシュート覚えるか、オーバーラップからのミドルシュートぐらいじゃないと出番無い。

871 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 23:46:06 ID:JHcY2I0c
D

872 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 23:47:09 ID:WqTJUvPg
D

873 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 23:47:36 ID:NUGszl06


874 :森崎名無しさん:2013/10/08(火) 23:49:23 ID:785pJ7mQ
D

875 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 10:04:12 ID:???
練習もできる時間も減ってきたけど何をするべきかな。
とりあえず輝夜のセーブ値を50とコンビプレイの完成ぐらいは成し遂げたいが。
この後、慧音とは特訓できるし他の選手とも一人か二人ぐらいは特訓できそうだし
基礎値は大会前かもしくは大会中にシュート練習すればいいと思うけどどうかな?

876 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 15:06:02 ID:???
確かに50から上げるのは、かなり上がりにくいだから最後にやったほうがいいかもな。   

877 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 17:51:21 ID:???
うどんちゃん的に得るものより失うものが多かったかな、最大ガッツとか

878 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 18:04:30 ID:???
姫様のセーブ値も競り合いも46で既に上がりにくいですからね……。
練習で13分の6で上がらないことになるから、ざっと2回に1回は上がらない計算。
セーブ値50に持っていくには、練習7、8回かかると見た方がいいかもしれません。

一方、てゐとのコンビプレイは現在3ポイント。
1回の練習でダイス1回、期待値は3.5、少し控えめに3とすると、6回前後の練習で20に到達できるかも?
(もちろん、引きが悪いとそれでも到達できないかも……)

大会まで練習は残り7回のはずですから、どちらかだけであっても残りの練習をほぼ費やすつもりでいかないと達成できないかもしれません。
(良引きできればその限りではない)

となると、他の練習がおろそかになる……けど、達成できれば、それは大きな武器にもなるので、やってみる価値はあると思います。
姫様のセーブ値が50に達して、その後メガネを使えば51。
助けてえーりんを使えば59となんとマスタースパークの58を上回る値となるので、かなり姫様が固くなります。
(そんな姫様、姫様じゃない!?)

また、大会の決勝で戦うことになると思われる森崎のがんばりセービング改が現在のレベルで63。
現状ゴールできる可能性があるのは爆宙アポロ(60)ぐらい、これでも分が悪いです。
これではまず点を入れることができず、勝利が到底おぼつかないです。

てゐとのコンビプレイの性能が分からないからなんとも言えませんが、マインドブローイング(56)よりは強力なはずです。
マインドブローイングだけでは、シュート値を向上させても、森崎にはまず届かないと思われます。
大会の決勝で鈴仙が森崎から点を取るためにはてゐとのコンビプレイか、(あれば)マインドブローイングの上位技の習得は必須かと。

けど、さきほど言ったとおり、大会まで他の練習があまりできなくなると思うので、悩みどころですね。

879 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 18:47:13 ID:???
とりあえず、てゐと8月2週の自由行動フェイズにて、コンビプレイ練習の約束は忘れないようにしとかないと。
しかしこうしてみると森崎ってとんでもないな。
本スレどおりだとするとがんばりセービング改が消費200の補正10で、
セーブの基礎値が上がらない領域を超えている53あるわけだし。

880 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 18:50:59 ID:???
あ、微妙に観客と温度差あると思ったら、妄想試合と言えどピエールとやりあったせいか。
チーム力だと明らかに文達の方が強いはずなんだけど、ナポレオンとピエールの突破力が異常すぎた…

地獄、烏、光…? 光…太陽! つまりお空が加入することの布石だったんだよ!

あと、パッチェさん勉強会(オフサイドトラップ、もこたんSB嫌い克服)もあるよ。
どこかでイベント起こせば一気に進展するかもしれないらしいけど、流石にバクチ打ち辛いね。
アイテム買いに行ってもいいと思う、ちょっと回り道するけどそこそこ効果は望める。
アイテム最初に買ってあとは判定次第で方向修正、狂気度も積極的に上げていこう。

881 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 18:56:26 ID:???
8月4週目までの中山さんのイベントも狙っていきたいな。
ただ戦闘の可能性もあるから、アイテムが必要か?
あとパッチェさん勉強会は先にパッチェさんにも話を通したほうがいいかな?

882 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 19:14:27 ID:???
どうなるか分からないが大会中に才レベルが上がる可能性もあるし、
大会中に特訓できるように評価値をあげたいがさすがにそれは難しいか?

883 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 19:26:59 ID:???
勉強会は手紙を送る・伝言を頼むって方法もある。今のうち咲夜に伝言頼めればいいけど。
主力の強化や懸念事項の解消が中心になりそうかな。うさちゃん達は永琳とパスカルに任せよう。

884 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 19:50:10 ID:???
永琳とパスカルに基本任せたいが、特訓できる程度にはウサギBとEとも交流したいな。
特訓すればガッツも上がるし、今回の件で下がったガッツも取り戻したい。

885 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 21:39:19 ID:???
こんばんは。今日も更新を始めていきます。
>>875-884
これからの成長方針について色々と考えてくださり、ありがとうございます。
ゲームに対して色々と考察や戦術等を話しあって下さるのはGMとして本当に嬉しく思います。
ネタバレ等に影響が無い段階で、返答をさせていただきます。

>輝夜のセーブ力50(才レベル1換算で48)について
大会決勝時点ではともかく、それ以前の段階で達成するには結構難しいバランスを想定しています。
ひょっとしたら、慧音やウサギE等を鍛えた方が効率が良いかもしれません。
それでも鍛えていきたいというならば、やはりそこは正攻法から外れるのも手かもしれません。

>スキル・技を覚えるまでに必要な練習回数について
輝夜のセーブ力と同じく、コツコツやるのが一番安全で確実だけど遅い、
だけど予想外のイベント等で大きく伸びるチャンスがあるかも…?という感じになっています。
お金を持っている現状、アイテムは効果が高いと思います。
『急がば回れ』の精神は、このスレでは結構重要かもしれません。

>森崎のセーブ力について
私的に、森崎はやはり強くあって欲しいと思いますし、第一部の〆のラスボスですので、
そう簡単には抜けない仕様になっています。
能力値が限界突破している選手で、第一部に登場する予定があるキャラは…森崎以外には後4名居ます。
(そのうち一人はもう出ていますが)

>てゐとのコンビプレイについて
元ネタがブースターシュートですのでかなり強いです。完成時点の補正値は第一部最強クラスですので、
そこに狂気の瞳が乗ると、萃香さんはほぼ確実に乙るでしょうし、全力の森崎でも危うくなります。
ただ、前に鈴仙が言ってたように「早くて大会予選、最悪決勝トーナメントの秘密兵器」になる難易度ですので
早期の完成は非常に難しいです。完成のヒントとしては、『特訓をした後でも、評価値は死にパラメータにならない』
ということでしょうか(もう答えを言ってるようなものかもしれませんが…)

886 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 21:45:43 ID:5JrHcjUg
>パチュリーの勉強会について
ご都合主義が多いこのスレのご多聞に漏れず、細かい根回しは不要となり、
(フランに出くわすリスク以外は)ほぼ円満にパチュリーに会えるようになっています。
そこから妹紅が成長するかどうかは…判定次第ですが(汗)

>評価値・他キャラとの交流について
評価値を上げるならば、自由行動フェイズや試合中などでも積極的にそのキャラと関わる必要がありますね。

少し話がそれますが、大会(第二章)に入ったら、
自由行動フェイズと練習フェイズとを選択制にしようかと考えています。
確実かつ安全に能力値を伸ばす為に練習をするか、
運と機転で大きな利益のあるイベント(特訓など)を起こすため、自由行動をするか
……と、いう感じになると思います。(ただ、日単位での活動となるため、両者ともにメリット・デメリットの総量は減ると思います)
ウサギBやEと特訓したければ、大会中でも積極的に自由行動フェイズを選択して頂ければと思います。

>観客・実況の反応について
それは妖怪の山FCのホームスタジアムだから、というのもありますね。
それと前半に地獄を見てからの後半の復調…という展開も相まって、身内贔屓がMAXになっています。
……数値的には、射命丸って案外しなくても大した事はありませんし(ボソ)

>鈴仙がこの試合で得た物について
鈴仙「忍耐……かな」てゐ「え? 忍耐(ガッツ)減ってない?」佳歩「シーッ! そんな事言ったら鈴仙さま泣いちゃいます!」
――真面目な話、永琳印象値は結構上がってますし、
もうちょい上がればキャラの強化チャンスも巡ってきますので損は無い筈です(汗)

887 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 21:49:54 ID:5JrHcjUg
D:「それなら、ドリブルを鍛えてみたら? やはりFWとして突破力は必修科目よ!」ドリブルを練習しようと提案する。

鈴仙「(シュートシュートって、あんたシュート魔王じゃないんだから……)
――今の妹紅は、決定力は充分にあると思うし…。 それよりもドリブルが必要なんじゃないかしら?」

妹紅「ん? ドリブル?」

鈴仙「うん。 今日の試合は、味方の放り込みをトラップする展開が多かったから目立たなかったけど、
実際にFWをするとなると、ボールキープが出来ないと駄目だと思うわ。
私もそんなに上手い訳じゃないけど……やっぱり、FWってのは自分からボールを前に出すってのも
必要だと思うし。 ――だから、ドリブルの基礎くらいだったら、いつでも教えて上げられるんだけど」

妹紅「うーん、ドリブルかぁ……」

鈴仙の大人な提案に対して、妹紅は納得したように顎に手を当てて考え込む。

妹紅「(確かに、私も最近はドリブルで余り活躍出来てないなしなぁ。
昔と比べて、皆サッカー上手くなったし。 ドリブルも鍛えた方がいいのかも……)」

そして、妹紅の出した結論は――。

先着1名様で、

★試合後の会話イベント→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→「ああ、良かった! じゃあ、早速明日の夕方からでも良いかな?」
ハート・スペード→「ああ、良かった! じゃあ、今度の合同練習の時で良いかな?」
クラブ→「うーん、だったらいいや。 一人でも良いから、シュートの練習してみる」
クラブA→「……なら、ごめん。 だって私決めたんだ。 ――シュート魔王に、私はなる!! って」
JOKER→「私、ドリブルは新技持ってるんだ。 だから逆に、私が鈴仙にタックル教えたげるね」

888 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 21:51:44 ID:???
★試合後の会話イベント→ クラブ2

889 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 21:55:11 ID:???
姫様と同次元の争いをするだけあって
もこたんもなかなか上手くいかない子

890 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 22:17:47 ID:???
問題児もこたん、パッチェ先生のとこで居残り授業だな。
本当に、ちょっとウソついてその気になるよう誘導させた方がいいかも。
真正面からぶつかるのは慧音や姫様ぐらいじゃないと厳しい相手だわ。

積極的な作戦提案、姫様のご機嫌取り、試合での活躍等で永琳の評価値は上がりやすいみたいね。
試合の時は本当に上げ時だから逃さないようにしないと。容赦無く下げてもくるけど。
実利と姫様の事で評価値上げて行けば、大きなイベント毎にはパワーアップ図れるかな。

891 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 22:38:31 ID:5JrHcjUg
★試合後の会話イベント→ クラブ2 ★
クラブ→「うーん、だったらいいや。 一人でも良いから、シュートの練習してみる」

妹紅「(でもなぁ。 今日のシュートの感覚を活かしてみたいし。
ドリブルも大事だと思うけれど、やっぱり鈴仙にはシュートを見てもらいたいからなぁ……。
それか―――パスでも良かったけど)」

妹紅は確かに、ドリブルの必要性も感じてはいたが……
しかし、それよりもシュートを鍛えたいという誘惑と要求の方が高かった。
それに、鈴仙に教えを乞いたいと考えていたのは、あくまで鈴仙の高いキックコントロール力と
スピード感溢れるシュートを撃つ為の綺麗なフォーム。
ドリブルとなると、そもそも鈴仙に教えを乞うた本来の意味から外れるのではないかと考えて。

妹紅「うーん、だったらいいや。 一人でも良いから、シュートの練習してみる」

鈴仙「あら、そう…?(まあ、確かに私じゃあ、ドリブルで教えられる事なんて
タカが知れてるしねぇ…。 残念だけど、仕方ないかも)」

妹紅「――その代わり、今度合同で練習する時は、また一緒に練習しようね、鈴仙!」

鈴仙「ええ、それは勿論!(でも、まぁ。 姫様と違って妹紅は練習好きだし。
ドリブルは、また今度の練習にでも誘ってあげればいいかしら……?)」

鈴仙は誘い出を断られた事については正直に残念がるも。
しかしその一方で、妹紅を一定以上信用している鈴仙は、
そこまでそれを危惧する事もなく、また次の練習で誘えばいいかと思い直すのだった。

*妹紅の評価値がほんの少しあがりました。

892 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 22:40:05 ID:5JrHcjUg
そして、鈴仙と妹紅が少しばかりの世間話をしながらベンチに戻り、

パスカル「やあ、二人ともお疲れ様。 スポーツドリンクを入れて置いてあるよ」

鈴仙「ありがとう、パスカル君!」

佳歩「(はうう……パスカルさん、FWとしては勿論、女子力でまでも私に差をつけようとしてるんだ……)」

ウサギB「(また佳歩ちゃんが変な事考えてるような気がする……)」

パスカルから貰ったスポーツドリンクのカップを口に付けた所で――。

実況「さあ〜! それでは宴もたけなわですが、マンオブザマッチの発表に移りたいと思います!」

実況がマンオブザマッチの結果が書かれた紙を受け取ったようで、再び観客達に熱狂的に語りかける。

永琳「さて、誰が選ばれるかしらね」

中山「うむ…。 今日の試合、絶対的な活躍をした選手はそう居なかったからな。
誰が選ばれてもおかしくはないが――」

パスカル「――身内贔屓は、多少なりとも入ってしまうだろうな」

鈴仙「(どうせ身内贔屓なんてなくても私は無理だろうなぁ……どぉせ私なんか……)」

ウサギD「Eちゃん見てー! 鈴仙さまのお耳がヘロヘロ〜ってなってる!」

ウサギE「――今はそっとしてあげましょう、Dちゃん…!」

893 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 22:41:56 ID:5JrHcjUg
ウサギC「ふふうふっ! やはり選ばれるのはエースのこの私だねっ!」

てゐ「それはない」

ウサギC「っがーん!?」

慧音「(というか試合に出ていないで、どうして選ばれると思えたんだろうか……)」

一体誰が選ばれるのだろうかと、チームメイト達も俄かに盛り上がる中。(鈴仙除く)
実況は大きな声で―――。

実況「今日の妖怪の山FC対永遠亭ルナティックスの、マンオブザマッチは〜〜!?」

先着5名様(★の部分もまとめてコピペして書き込みして下さい。 欠けている場合は無効)で、

★鈴仙→補正合計 -1  ! card =★
★永琳→補正合計 0  ! card =★
★妹紅→補正合計 2 ! card =★
★射命丸→補正合計 4 ! card =★
★穣子&静葉→補正合計 0 ! card =★

と書き込んでください。合計数値の大小によりマンオブザマッチが決まります。
同数の場合は同数のキャラ同士で再判定とします。

*補正内訳一覧
鈴仙:(勝利チーム+1)+(1ゴール+1)+(反則等残念なプレイ-3)
永琳:(勝利チーム+1)+(豪快な1ゴール+2)+(それ以外はあまり目立てず-3)
妹紅:(勝利チーム+1)+(2ゴール+2)+(相手が格下なだけ?-1)
射命丸:(敗北チームキャプテン+1)+(2ゴール+2)+(幻想郷最速+2)+(前半は地獄-2)+(身内贔屓+1)
穣子&静葉:(ド派手な技+1)+(要所での頑張り+3)+(でも結果は微妙-5)+(身内贔屓+1)

894 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 22:42:26 ID:???
★鈴仙→補正合計 -1   スペードQ =★

895 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 22:43:22 ID:???
★永琳→補正合計 0   スペード10 =★

896 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 22:43:30 ID:???
★永琳→補正合計 0   クラブ4 =★

897 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 22:46:23 ID:???
★妹紅→補正合計 2  ダイヤ3 =★

898 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 22:46:40 ID:???
★射命丸→補正合計 4  ハート8 =★

899 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 22:48:06 ID:???
★穣子&静葉→補正合計 0  ハートJ =★

900 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:37:56 ID:???
★鈴仙→補正合計 -1   スペードQ =11★
★永琳→補正合計 0   スペード10 =10★
★妹紅→補正合計 2  ダイヤ3 =5★
★射命丸→補正合計 4  ハート8 =12★
★穣子&静葉→補正合計 0  ハートJ =11★
→射命丸、見事光を超えて白夜の世界に!!

実況「マンオブザマッチは――射命丸文選手です!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

実況がごく当然のように幻想郷最速を関する天狗の名を挙げると、
妖怪の山FCのサポーターたる天狗を始めとする妖怪達は、爆発が起きたかのように大きく盛り上がる。

実況「やはり、選出理由としては前半開始から後半終了までを彩った、
彼女の壮絶なプレーの一連の流れ全てが挙げられるでしょう!
極めて不調な出だしからイエローカードを貰い! 更には度重なる失敗もあって、
彼女は一旦、地獄の果てにまで突き落とされました。
しかし! そこからの彼女は這い上がり! 前半終了間際の素晴らしいシュートから、
後半でのテクニカルなプレー。 そして最後は幻想郷最速の異名そのものを体現したかのような
素晴らしいプレーで、天才永琳をも圧倒! まさに、今日の試合は壮大な射命丸文劇場だったと
形容しても過言ではないでしょう!!」

はたて「……所々脚色されてる感じなのがムッカつくけど。実際に、今日の試合でまともに動けたのて文位だったしねぇ。
――やっぱり、強豪チームって強豪なのよねえ〜……」

901 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:55:54 ID:5JrHcjUg
反町「やっぱり、射命丸さんのプレーって映えるからなぁ…。
しかしそれにしても、今日の試合は駄目だった。 これじゃあ、穣子と静葉さんに合わせる顔がないよ…」

椛「何言ってるんですか、反町さん! ありますよ!」

反町「えっ、それは……?」

椛「笑顔さ!!(張り付けたような表情、右手の人さし指で自分の顔を指しながら)」

そして、妖怪の山FCのメンバーも、身内からマンオブザマッチが選出された事を、
観衆の多くが今日の敗北を肯定的に受け入れてくれた事と感じて安堵の息を洩らす。
少なくとも、仕事の一つは果たせたのだ。

射命丸「…………」

そして、自分の名前を呼ばれた事に対して、何時もならばマシンガントークの絶えない射命丸は…珍しく静かだった。

射命丸「(……『あー、これで私のメンツも立って良かったわー…』とか。
いつもなら思ってるんでしょうけど、今日は不思議と、そんな気にもなりませんね。
―――素直に、嬉しいって思います。 ………こんなに素直な私は、何百年ぶりかしら)」

―――今日の試合を改めて噛みしめて、打算と慢心に腐敗した己を悔い改めて、
当たり前のように自分を照らす陽の光の有難さを知れた気がする。

はたて「おーい? マンオブザマッチさまー? さっさと景品貰いに行ったらー?」

茶化しながらも、何時もと違う射命丸の様子を伺うはたて。
そんな彼女には死んでも話したくないこの感情を、射命丸は抑えながら―――

射命丸「――ふっ。 私は大人ですから。 子どものアンタと違って、こうした式典には慣れているのですよ」

いつも通りの慇懃無礼で飄々とした態度で、ピッチへと向かって行くのだった。

902 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:57:00 ID:5JrHcjUg
実況「射命丸選手には、10月に行われる選抜大会の実行委員長でもある稗田阿求氏より、
賞金 3 000円と 白湯 が授与されます」

阿求「おめでとうございます。とても素晴らしいプレイでしたよ(ニコッ)」

射命丸「みなさーん! 今日の試合の熱気は、是非明日発行の文々。新聞号外編で味わって下さいねー!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

神奈子(観客席)「いやぁ、顔良し、実力良し、話題性良し。 こういう興業的な選手はやはり大事だねぇ? なあ諏訪子?」

諏訪子(観客席)「……あんなの、ただの派手好きの目立ちたがり。 実力じゃ、吸血鬼どころか私にも到底敵わないよ」

神奈子(観客席)「あれぇ? ひょっとしてあんた、嫉妬してるのかい?」

諏訪子(観客席)「あーうー! うるっさいな、神奈子はー!」

星(観客席)「私は一応鈴仙に1票を投じていたのですが……」

ナズーリン(観客席)「へえ。 マンオブザマッチの選出って観客投票なんだ。 知らなかったよ」

星(観客席)「あ、いえ。 私の脳内議会の話です!」

ナズーリン(観客席)「……そういう面白くない上に紛らわしいジョーク、止めてくれないかな、ご主人……?」


903 :森崎名無しさん:2013/10/09(水) 23:59:32 ID:???
印象的にはカードの引きの通りだけど、補正が露骨やー。キャプテン補正たかーい
でも、白湯で何となく意図が掴める…w 治療薬3000円で売りつけたれ。

904 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:59:40 ID:5JrHcjUg
魔理沙(観客席)「表彰台でも宣伝かよ。 ――ま、文らしいぜ。 ……って、アレ? おーい、森崎?」

咲夜(観客席)「……貴女が男を引き連れてスポーツ見学なんて、明日は隕石が降るわね」

魔理沙(観客席)「おお、そりゃあ楽しみだ。 流れ星が降るなんてロマンチックだからな。
――って、そんなんじゃない。 そんなんじゃないぜ。 お天道様に誓ってそれはないぜ。
というか咲夜こそ、どうして一人で見に来てるんだよ? レミリアは良かったのか?」

咲夜(観客席)「……私はこれから、ルナティックスのキャプテンに用があるから」

魔理沙(観客席)「ふーん、ま。 そりゃあお仕事なこったい。 頑張れよ」

咲夜(観客席)「――言われなくても」

シュッ!

魔理沙が皮肉めいた風に言葉を返した直後には、咲夜の姿は無い。
――恐らく、時を止めてルナティックスのベンチへと向かったのであろう。
魔理沙はふうとため息をついて、

魔理沙(観客席)「……相変わらずのインチキ能力だな。 ――超スピードがチャっちく見えてくるぜ」

――とぼやきつつも、森崎を探しにスタジアムを出るのだった。

905 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:01:03 ID:4w1FiWDg
そうして、マンオブザマッチの発表も終わったとなると、
幾らかの会話を交わした後に、観客達も一斉に席を立ち……。
ピッチには、ルナティックスのメンバーと、妖怪の山FCのメンバーのみが取り残される。

中山「――終わったな」

鈴仙「ええ……なんとか」

チームメイトが各々に帰り支度を始める中、中山と鈴仙は二人で軽く談笑していた。
何となく、この試合の空気が勿体なく思えたのである。

鈴仙「今日は駄目だったなぁ……」

中山「はは、大丈夫さ。 俺もお互い様だったし―――何より、また次がある
(次がある、か…。――随分とぬるい言葉を言えるようになったな、俺は)」

中山はしょげかえる鈴仙を慰めながら、ふと、自分自身について考えを馳せていた。

中山「(……昔の俺は、出し惜しみをしなかった。 常に、今の瞬間こそが自分の最期の瞬間になるのだと、
そう考えていた。 ――今、俺は自ら切り開いたこの道に……浸かり過ぎてはいないだろうか)」

ルナティックスのメンバーとして、サッカーを始めて早数カ月。
中山はブランクを完全に解消し、更には新たな力を身につけて、
昔の自分を、もう少しで取り戻せる所にまで来ていた。
しかし一方で―――そこから、その『もう少し』が進まない。そんな苛立ちを抱えているのも事実だった。

906 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:02:07 ID:4w1FiWDg
中山「(…だが、このチームでもう少し、恩返しをしていきたい、強い選手と戦いたいのは事実。
―――俺は、どうすれば……?)」

鈴仙「あ、あのー、中山さーん?」

何時の間にか俯きがちになっていた中山の様子に、鈴仙は思わず声を掛ける。
何かマズイ事言ったかなあ……鈴仙は内心ではあたふためいていたが。

鈴仙は見た。 中山の背後に、何かが飛んでくるのを。

ヒュ〜 ……ポテン…!

中山「むっ?」

その何かは、中山の背中に綺麗に当たり、跳ね返って地面に落ちる。
鈴仙が何かと拾い上げてみると……。

鈴仙「これは…? 『わさビーフ』……? 一体、何の袋かしら?」

少しだけ膨らんだ、アルミっぽい材質の袋をしげしげと眺めて訝しむ鈴仙だったが、
鈴仙が『わさビーフ』という単語を口にした途端――。

中山「な……何ッ!? わさビーフだと!?」

中山は驚いて鈴仙と、鈴仙の持つ袋を交互に眺めて……。

中山「(後ろ…? では、観客席に……!?)――すまん鈴仙さん! 俺は急用が出来た!
皆にそう伝えてくれっ! 大丈夫だ、札はあるし護身は問題ないっ!」

タッ!

鈴仙「あ――ああっ!? 中山さんっ!?」

907 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:03:12 ID:4w1FiWDg
中山は、飛び跳ねるようにピッチの脇の出入り口へと向かい…そこから門を抜けて飛び出す。

鈴仙「(中山さんが、あんな態度をするなんて珍しいわねぇ…。 
中山さんは博麗神社のお札を持ってるから、まあ大丈夫だろうけど――ちょっと何があったか気になるかも。
…でも、中山さんったらあまり追いかけて欲しくなさそうだったし。
他人のプライバシーに深入りするのもどうだしねぇ…―――ど、どうする!?)」

A:中山さんを追いかける!
B:いや、ここは留まって永琳達に報告する。
C:いや、ここは見なかったフリをして中山に気は立たせない。
D:いや、ここはわさビーフを折角だから食べてみる。
E:いや、ここはわさビーフよりコンソメパンチだろJK…と中山を窘める。
F:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

908 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:04:21 ID:cXhetSMM


909 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:05:26 ID:oRkboO8E
D

910 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:07:11 ID:O9PoYbos
D

911 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:08:00 ID:Gq2jZrPs

わさビーフは中山さんに後であげよう

912 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:08:56 ID:fyUEqwJc
D

913 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:10:11 ID:4w1FiWDg
Dが選ばれた! ――と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
なお、容量が500kbを超えているので、次スレのスレタイ案を募集しようと思います。

【】鈴仙奮闘記9【】

の形で考えて頂ければ嬉しく思います。

>>889
妹紅もよくクラブAとかクラブとか引きますからね…
>>890
妹紅はサイドバックは嫌いですが、練習自体は熱心ですので嘘はつかなくとも
鈴仙から頼めば大体なんでも快諾してくれます。
(今回、クラブ以外だったら練習時に補正が付いてましたが、逆を言うと補正が無いだけで、
 自由行動や練習でも練習には誘えますので)
永琳印象値はそんな認識で間違いありません。ただ、戦術提案については、
プレーヤー様の積極的な参加にインセンティブを与えるという、ゲーム的な側面も強かったりします。
>>903
補正については印象に後付けで作っているのもあるので
そうなってしまってるかもしれません(汗)白湯と白夜って似てるよね!

それでは、皆様、本日もお疲れさまでした。

914 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:11:12 ID:???
って、ナンバリングがおかしいですね…。(汗)

【】鈴仙奮闘記11【】

で、提案をお願い致します。それでは、今度こそお疲れさまでした。

915 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:27:17 ID:???
乙です。

【親友の】鈴仙奮闘記11【再会】
【フェアプレイヤー】鈴仙奮闘記11【目指します!】
【悩める】鈴仙奮闘記11【戦士達】

916 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:42:41 ID:???
乙でした。なるほど、狂気的なフォーメーション編み出します。

【わさビーフ】鈴仙奮闘記11【白湯】
【俺たちが夢見た】鈴仙奮闘記11【未来】
【永遠亭ルナティックス】鈴仙奮闘記11【始動】
【ボールは友達】鈴仙奮闘記11【にとりも友達】
【地獄河童にとり】鈴仙奮闘記11【誕生】
【にとり「助けて】鈴仙奮闘記11【異母姉さん」】

917 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 19:02:23 ID:???
【白湯とミネラル水】鈴仙奮闘記11【どちらが上か】
【怪我したら】鈴仙奮闘記11【永遠亭】
【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】

918 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 21:33:24 ID:4w1FiWDg
こんばんは。もう少しだけこのスレで更新しようと思います。
>>915
乙&スレタイ提案ありがとうございます!
>>916
乙ありがとうございます!
狂気的過ぎるフォーメーションは、現実だと流石に永琳がストップをかけてきますね。
ですが逆にそう言われると自由に発想がし辛くなるとは思いますので、
余程あんまりでもない限りは途中に選択肢を入れたりデメリットを減らすなどの対処を行い、
自由選択を封殺したくないとは考えています。

919 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 21:34:34 ID:4w1FiWDg
D:いや、ここはわさビーフを折角だから食べてみる。

鈴仙「(そういえば、何かしら、これ……?)」

鈴仙は上の切りやすそうなジグザグに手を掛けて、袋の中身を引き裂く。
その中には――ビーフの旨みとワサビの爽やかさが混じった香りがする、
大小様々な黄金色で丸い板状のお菓子が詰まっていた。

鈴仙「……くんくん」

鈴仙は鼻をひくひくさせて匂いを嗅いでみると――中々美味しそうな雰囲気がする。

鈴仙「(――まあ、毒じゃないわよね……?)」

鈴仙は恐る恐るそのお菓子を口に入れて、ゆっくりと咀嚼する。
心地の良い食感を伴うその味に、鈴仙は―――?

先着1名様で、

★わさビーフの感想→! card★

と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

ダイヤ→鈴仙「お、美味し〜い!!」美味しくて元気が出た。最大ガッツ+10!
ハート→佳歩「それなんですか、鈴仙さま?」ウサギC「私も食べたーい!」ウサギ達が群がって来た!
スペード・クラブ→鈴仙「……おいし」モシャモシャ 美味しかった。それだけ!
クラブA→鈴仙「う〜ん。 この独特の香りに強い酸味がなんとも…」てゐ「あ、これ賞味期限4年前だって」鈴仙「」
JOKER→森崎「おい、俺のわさビーフ返せよ」変な人に絡まれた!?

920 :森崎名無しさん:2013/10/10(木) 21:35:11 ID:???
★わさビーフの感想→ スペード8

921 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 22:37:02 ID:???
★わさビーフの感想→ スペード8 ★
スペード・クラブ→鈴仙「……おいし」モシャモシャ 美味しかった。それだけ!

鈴仙「(うーん、美味しいけど……何かケミカルねぇ。 旨み成分が旨い、的な。 あと脂っこいし)」

最初の方こそ、もの珍しげに現代の菓子を楽しむ鈴仙だったが……
食べる内に、その単調かつ人工的な味に慣れてしまい、感動は薄れていく。
しかし、決して不味いという訳ではなかったので、鈴仙は気づけばペロリ、と
そのわさビーフを完食してしまっていた。

鈴仙「――わ。 もう無くなってる!? 何だかんだ言いつつ食べやすかったものねぇ…。
―――太っちゃうかも」

忘れがちだが(というか中山やパスカルに良く忘れられる)、鈴仙とて一応年頃の女子。
こうしたお菓子には要注意ね、と警戒を強めるのだった(ただし食べた後に)。

*特に何もありませんでした。

922 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 22:38:11 ID:???
……そして、鈴仙がわさビーフを食べ終わり、チームメイトの数名かが
シャワーで汗を流し終えた頃――。

――スッ。

咲夜「ご機嫌よう、えーと……そばんげさん」

鈴仙「それ絶対わざとですよね―――咲夜さん」

何も無い空間から影を縫い付けたように、
銀髪を振りかざして冷たい碧眼を光らせる、メイド姿の少女――十六夜咲夜が現れる。

咲夜「そうだけど、何か?」

鈴仙「(ううう、やっぱり私この人ちょっと苦手だよぉ……)」

おどけるような様子も親しげな笑みも無く、咲夜は淡々と告げる。
厳しい時の永琳を想わせるようなその態度に、鈴仙は正直尻込みをしてしまう。

咲夜「――それで、不躾で申し訳ないのだけど。 このチームの責任者を誰か、呼んできて貰えないかしら?」

鈴仙「へっ、せ、責任者……師匠ですか?」

咲夜「ええ。 大丈夫、事前にアポは取っているから。 ――それで、呼んで来て貰えない?」

鈴仙「ええ、まあ――良いですけど(ホントかしら……?)」

923 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 22:40:10 ID:???
鈴仙は訝しみつつもふと振り返って、ルナティックスのチームメンバーの多くが。
そして永琳が居るであろうロッカールームへと足を向けると。

永琳「……それには及ばないわ、悪魔の狗――いえ、今は荒鷲かしら?
後、気を付けて欲しいのだけど。 この子を自在にパシって良いのは、姫と、私と、てゐと、後は………
――まあ、貴女は含まれていないわ。 気を付けなさい」

鈴仙「(師匠……正直酷い言い草ですけど、これでもフォローして下さってるんですね……ありがとうございます!)」

そこには既に永琳が、咲夜以上に澄ました表情で立ちつくしており、
まるで最初から貴女が来るのを待っていたのよと言わんばかりの視線を向けていたのだった。

永琳「ウドンゲ、貴女は下がってても良いわ」

鈴仙「は、はい」

永琳の指示を受けて、鈴仙はベンチの奥の方で、師匠と咲夜との会話を見守る事となる。
二人の殺伐としたような、どこか不器用なような。そんな雰囲気に鈴仙は飲まれそうになるが…
それでも、この展開が気になってロッカールームに逃げ込む事はしなかった。

咲夜「――というか、貴女。 何も知らせていないのね」

永琳「ウチは、秘密主義だからね。 色々と」

咲夜「……貴女方の方針に興味はありませんわ。 ――お嬢様も、私自身も」

永琳「…それで、受け入れてくれるかしら? 私の提案」

咲夜「私はただの代理人。 貴女が話を聴くべき人物の言葉は、その書状に」

咲夜は…エプロンドレスに仕込まれた数多くのポケットの一つから、
血のような紅色で認められた書状を一枚、永琳に手渡し…永琳はそれを舐めるように見て、そうして頷く。

924 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 22:41:10 ID:???
永琳「そう。 それは良かった。 ――今日の試合を見た上で決められたら、
正直、断られるものと思っていたもの」

咲夜「私も同感なのだけれど……お嬢様の仰る事は絶対ですから」

『絶対』のニュアンスを皮肉気では無く、誇らしげに言いきる咲夜。
圧倒的カリスマを誇る彼女の主人の言葉は、咲夜にとって比喩ではなく全てだった。


――そして、そこから先の会話は…残念なことに、鈴仙には余り聞こえなかった。
何かの世間話のようにも見えるし、何となく、自分がやり玉に挙げられているような錯覚さえ覚える。
氷のように薄く微笑みあう二人の会話に、気にはなるけれども極力介入したくないという気持ちもあり、
鈴仙はどちらかと言うと呆けた感じで、一連の会話を垣間見ていた。

永琳「――さて。 それじゃあ伝言をお願いできるかしら? 『貴女様の心配りに感謝いたします』と」

咲夜「ええ。 それでは…」

スッ。

用を終えると、咲夜は再び消えるように――いや、本当にその場から消滅してしまう。
時を操り、不要な距離を全て縮めてしまったのであろう、その場には永琳と鈴仙だけが残される。

永琳「――皆に伝えなさい、ウドンゲ」

永琳は鈴仙の表情を真っ直ぐに向いて―――そして、こう鈴仙に言い放った。


永琳「今から一カ月後の、大会前最後の練習試合相手が決まったと。
――その相手は、紅魔スカーレットムーンズである、と」

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