キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP
■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
最新50
【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/10(木) 23:11:09 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1379590471/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
妖怪の山FCとの試合は、反町一行の愛の力による覚醒、椛のスーパープレー(ヨーヨーの)、
雛の的確なパスカル潰し、そして――我らが射命丸文の後半の復調によって大きく盛り上がるも、
最終的にはにとりがボロボロになった事で守備は決壊。4−2の大差でルナティックスの勝利となった。
(鈴仙はなんか最大ガッツ減らしたり反則したりしてた)
そんな中、試合終了後、悩みを見せる中山さんがわさビーフに導かれて姿をくらましてしまう。
慌てる鈴仙だったが、今度は紅魔館のメイド長・十六夜咲夜が現れて永琳と会談。
そして、永琳から告げられたのは―――名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合の決定!
果たして鈴仙は、そして中山達は――真の一流の壁を超えられるのか!?
308 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 01:29:50 ID:xTdjN08g
投票途中ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
>>260
射命丸「やめろォ!? …って、最近ようやく収まったと思ったのに!?」
>>266
スズセンという永遠亭在住の兎のルーツについて面白おかしく描かれてますね…。
多分鈴仙が読んだら目を真っ赤にして怒り狂うような内容です。
>>274
,
>>277
かくいうてゐもこのスレではそんなにラッキーな引きをしていない印象ですねw
中山さんとかはてゐのお陰でJOKER引いたりしてたのでしょうか…。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
309 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 01:43:30 ID:???
乙でしたー
310 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 11:20:20 ID:iS3m8ifY
AG
311 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 13:40:57 ID:xTdjN08g
こんにちは、少しずつ更新をしていきます。
ところで、今日ようやく気付いたのですが、先週のコーチングが抜けていましたね…。
今回のコーチング判定を2回にすることで対処しようと思います。
>>309
乙ありがとうございます!
―――――――――――――――――――――――――――
AG
→輝夜はセーブ力、てゐはせりあい
鈴仙「(姫様は――やっぱり、9月の試合に備えてセービングを鍛えて頂くとして。
てゐは、MFの癖によわよわなフィジカルを鍛えて貰うよう、言ってみようかしら…)」
鈴仙は輝夜を呼び出して、先週に引き続きセービングの練習を行って貰うように懇願し。
それからてゐに対してフィジカルを鍛える練習をしようと提案する。
輝夜は当然としても、元々筋トレの類が滅法嫌いなてゐを説得するのは結構骨が折れたが…。
それでも、二人とも鈴仙の人徳(?)のお陰か、練習をする事を快諾してくれた。そして……?
先着2名様で、
★輝夜のセーブ力練習→! card★
★てゐのせりあい練習→! card★
と書き込んでください。数値・マークで分岐します。
〜輝夜の結果表〜
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
7〜13→+1!
1〜6→効果が無かった。
〜てゐの結果表〜
JOKER→+3&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+3!
7〜12→+2!
1〜6→+1!
312 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 13:41:25 ID:???
★輝夜のセーブ力練習→
JOKER
★
313 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 13:42:01 ID:???
★てゐのせりあい練習→
ハート2
★
姫様のお成りー
314 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 13:48:14 ID:???
「私は……スーパーてるよだ!!」
315 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 14:44:38 ID:???
ブルノ「てるよ、さすがは俺の弟子だ!」
316 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 14:52:20 ID:xTdjN08g
★輝夜のセーブ力練習→ JOKER ★
→輝夜のセーブ力+2!! 更にセービングフラグを入手!
★てゐのせりあい練習→ ハート2 ★
→てゐのせりあい+1!
鈴仙「姫様ァ……今日はちゃんとお願いしますよ……?」
輝夜「善処するわ!」
鈴仙「はぁ……(つまり、無理って事ね…。 でもまあ、少しずつ姫様の反応速度も
上がっては来ているし――。 決して無為では無い筈……!)」
相変わらずやる気を見せない輝夜だったが、
それでもおよそ半年前と比べると、その実力の伸びは著しい。
だからきっと、こうして練習を繰り返す事でそのポテンシャルを開花してくれるだろうと
鈴仙は期待して、ひたすら地道に練習を行うが。
輝夜「はあ。 私ってこんな地道な練習ってニガテなのよねぇ。
何というか、もっとこう、ドバーッっと! 一気に上手くなりたいんだけども」
鈴仙「姫様ぁ…そんな上手い話がある訳ありませんよ。 良いですか、姫様?
練習という物は得てして地味な物です。 ですがそんな地味な努力を積み重ねる事で、
始めて派手な大技も可能に……」
輝夜「あーっ、ポ○モンの新作面白いわー」ピコピコ
鈴仙「姫様ァーっ!? どうして聞いてくれないんですかーっ!?
(というか何時の間に練習場にゲームを持ち込んでるんですか!?)」
――輝夜の練習嫌いはもはや筋金入りクラスであり、基本的に真面目な鈴仙のお説教を
まともに聞こうともしない。
317 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 14:53:22 ID:xTdjN08g
鈴仙「もう! そんなんだから射命丸さんにも、星にも妹紅にも、挙句の果ては妖精にまで!
失点を繰り返しちゃうんですよ! これじゃあ次の試合、永遠亭の名に自らで泥を塗りたくる事になります!
次の試合、レミリアさんとフランさんからそれぞれ3点! 咲夜さんから2点! パチュリーさんからも2点!
合計10失点だって案外あり得ますってば!! このままじゃあ私達。
『天才永琳を抱えていながら、0−10で敗れ去った悲運のチーム』という悲しい伝説を産んでしまいますよ!?」
そんな輝夜の態度に、鈴仙もいよいよ勘忍袋の緒が切れてしまい。
次の試合相手の強大さを引き合いに、輝夜の失点を厳しくなじってしまう。
なまじ永琳よりも近づきやすさと個人的な親しみの情がある故に、
その言葉はとても上司の上司相手とは思えない程にまで辛辣な物となっていた。
輝夜「…………」
鈴仙「あ――いえ! すみませんっ言いすぎましたっ!?」
そして輝夜は……鈴仙の言葉を聞いて全く押し黙ってしまう。
鈴仙はここに来てようやく、輝夜の機嫌を損ねた事を後悔して、
フォローにもならないフォローを繰り返す。
しかし、輝夜は鈴仙の言葉に対して、決して怒っていたわけでも、
ショックを受けていた訳でもなかった。
輝夜は何も話さずに――――ニヤリと不敵な笑みを浮かべていた。
輝夜「――よーするに。 私がド派手に活躍すれば良い、次の試合でも失点を最小限度に抑えれば良い。 ……って事よね?」
鈴仙「そ、そうですが……。 でも、その為には地道な練習が必要な訳ですので……」
輝夜「――まあ、イナバクラスではそうでしょうね。 だけど……私にその理論が通じるかしら?」
そう言い放つと輝夜は、転がっていたボールを一つ鈴仙の元に投げ渡して、
輝夜「あんたは全力で行きなさい、イナバ。 ――私も全力で行くから」
318 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 14:54:49 ID:xTdjN08g
真剣な表情を湛えた輝夜は、鈴仙に挑戦を申し込む。
鈴仙「(姫様の全力って、師匠を呼ぶことよね…? ただそれでも、私のマインドブローイングは
姫様にとっては荷が重いシュートである自信があるのだけれど……)
――え、ええ! それなら……行きますよっ!」
グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
バッシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!
鈴仙は輝夜の表情に何やら嫌な予感を抱きながらも、
あまりに自信に溢れた口調に押されて全力のシュートを叩きこむ。
その軌道は普段通りの調子で、蛇のようにうねりながら輝夜に向かって行き――。
輝夜「(えーりんが) と め る !!」
バッ! ギュウウウン!!
―――――――――――――バチイイイイインンッ!!!
永琳の力添えもあったが、輝夜はそこから勢いを保ったシュートを豪快にワンハンドキャッチ。
そしてその反応速度は普段の輝夜からは考えられない程であり、
マグレではなく、正確に鈴仙のシュートコースを捉えていた。
鈴仙「そ――そんなっ!(い、今の動きだったら……恐らく魔理沙のマスタースパークや
レミリアさんのレッドサンも充分止められる! 師匠の助けがあったとはいえ、
今の姫様の動きは間違いなく一流―――! これが、姫様の力の片鱗とでも言うの……!?)」
輝夜「――どうやら驚いているみたいだけどね、イナバ。 敢えて宣言するわ。
―――『私はまだ、本気出してないだけ』だからっ!!
本気さえ出せば、アンタや吸血鬼風情のシュートなぞ、屁でも無いんだからねッ!!」
鈴仙「は――はいっ!」
319 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 14:56:03 ID:xTdjN08g
本気さえ出せば、一流のシュートでも楽に止められる。
その発言は、今のセービングを見た鈴仙にはとても、単なる言い訳と処理する事は出来なかった。
輝夜「(……ふふ。 私に対してこれだけ真剣に文句を言う不遜な奴なんて――今まで月にも、
地上にも居なかった。 本来だったら打ち首だけど――私の優しさに免じて、特別に許してやるわ。
だからイナバ…いえ、鈴仙。 ―――私に、もっと面白い幻想<ファンタジー>を見せて頂戴……)」
そして輝夜は不敵な表情の奥で。
鈴仙の紡ぐ新たな幻想の行く末に、期待を張り巡らせていた。
てゐ「(ふい〜。 なんだか鈴仙ちゃんと姫様がお熱いねぇ。 ま、私も適当にやらせてもらうよ〜♪)」
*輝夜のセーブ力が+2されました。
*輝夜がセービングフラグを習得しました。次に11以上で勝つ事でフラグを回収します。
*てゐのせりあいが+1されました。
320 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 15:01:35 ID:xTdjN08g
〜コーチング@〜
永琳「――今日は作者がやらかしたから、二回分コーチをするわよ」
パスカル「(やらかさなくても二回コーチが出来るんだったら、すれば良いんじゃないのか…?)」
先着2名様で、
★永琳のコーチング対象→! card
永琳のコーチング内容→! card★
★パスカルのコーチング対象→! card
パスカルのコーチング内容→! card★
と書き込んでください。
○○のコーチング対象のカードの数値が…
JOKER→ウサギ全員(補欠ウサギ(F・G)含む)
K→慧音
Q→てゐ
J→佳歩
8・9・10→ウサギB
6・7→ウサギC
4・5→ウサギD
1・2・3→ウサギE
○○のコーチング内容のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
クラブA→効果が無かった…
JOKER→全能力+1
321 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 15:05:30 ID:???
★永琳のコーチング対象→
スペード6
永琳のコーチング内容→
ハート3
★
322 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 15:15:12 ID:???
★パスカルのコーチング対象→
ハートJ
パスカルのコーチング内容→
スペード3
★
323 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 15:25:13 ID:xTdjN08g
すみません、少しだけ次の更新が遅れるかもですので、
先に2度目のコーチング判定だけしてさせていただきたいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――
〜コーチングA〜
先着2名様で、
★永琳のコーチング対象→! card
永琳のコーチング内容→! card★
★パスカルのコーチング対象→! card
パスカルのコーチング内容→! card★
と書き込んでください。
○○のコーチング対象のカードの数値が…
JOKER→ウサギ全員(補欠ウサギ(F・G)含む)
K→慧音
Q→てゐ
J→佳歩
8・9・10→ウサギC
6・7→ウサギD
4・5→ウサギE
1・2・3→ウサギB
○○のコーチング内容のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
クラブA→効果が無かった…
JOKER→全能力+1
324 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 15:27:03 ID:???
永琳のコーチング対象→
ハート6
永琳のコーチング内容→
ダイヤQ
★
325 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 15:28:42 ID:???
★パスカルのコーチング対象→
ダイヤQ
パスカルのコーチング内容→
ダイヤ6
★
326 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 15:29:24 ID:???
★永琳のコーチング対象→
クラブ7
永琳のコーチング内容→
JOKER
★
327 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 15:33:09 ID:???
注意が抜けておりましたが、
>>324
さんの書き込みについては、
★が抜けている為無効とします。
(以前に今後★が抜けている書き込みについては無効、としましたので)
ですので、
>>326
さんの書き込みを有効にしようと思います。
328 :
324
:2013/10/20(日) 15:36:49 ID:???
どうもすみませんでした。
329 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 15:37:30 ID:???
★パスカルのコーチング対象→
ダイヤ3
パスカルのコーチング内容→
スペード8
★
330 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 16:32:39 ID:???
これで輝夜がセーブ値48、えーりんで56、メガネ使用で更にセーブ値+1
レミリアはシュート値51、レッドサンで58、1/4で更に+2
ほぼ互角だが、弾けばフラン、パチュリーがねじ込む恐ろしい事に
ただどちらも高シュートが最大だから永琳のクリア出来るかも
咲夜、パチュリーのミドルならブロックかパンチングでなんとかなりそう
ちなみにレミリアのデータを現在の才レベルになおすとこんな感じ
ド パ シ タ カ ブ せ 総合 高低 ガッツ 才
レミリア 50 48 51 49 47 48 51 343 3 3 800 3
やったね鈴仙!パス値は上回ってるよ!!
けど今の総合値でも才1レベル時のレミリアと同じだよ!!!
331 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 16:44:28 ID:???
正直このチームがザルなのは姫様のせいじゃなくて
DF、特に慧音がザルなせいだと思ってる
332 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 17:03:12 ID:???
慧音さんはダイスで11以上出しても、相手が強力なシューターのせいで覚醒できない
ことが多いですから……。
けど、練習じゃなかなか上がらない能力値なんですよね……。
次の永琳の特訓を慧音さんに当てるのもいいかも?
333 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 17:31:20 ID:???
ただ将来的に代表のときまで考えるとてゐを強化したいな。
二人の必殺シュートを完成させてもてゐが代表に選ばれなかったら、使えなくなるわけだし。
334 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 19:58:01 ID:???
更新を再開します。
>>330
今の強化で、姫様も充分なGKに変貌しましたね。
鈴仙も……初期はこんな能力だったので、むしろ才レベル1のレミリアに追いついただけでも凄いです。
それに、攻撃力では狂気の瞳のお陰で匹敵する所もありますし、今も中々強いですよ!
初期
選手 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低
鈴仙 43 43 43 40 40 39 40 288 2 2
↓
現在
選手 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低
鈴仙 48 49 50 47 46 43 47 330 2 2
増加 5 6 7 7 6 4 7 42
>>331-332
確かに慧音さんは現状ではやや頼りないかもですね。
(それでも、雑魚のシュートを弾いてくれる分姫様のガッツ節約にはなっていますが)
それにDFはやはり、覚醒について不遇な所もありますね。
練習でも、同じ難易度で慧音のブロック+1と輝夜のセーブ+1でしたら、
恐らく後者の方が魅力的に見えるでしょうし…。
その穴を埋める為に、積極的に練習に誘ったり特訓を選んで頂ければと思います。
>>333
てゐには本気モードがあるのですが、総合値では佳歩とどっこいどっこいか、
下手したら佳歩に負けちゃうくらいですね…。
てゐとの別れについては、ストーリー上ネタバレになるかもしれませんが…心配しなくて大丈夫です。
てゐの評価値は1位タイですし、きっと鈴仙の頼れる?相棒となってくれます。
335 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 19:59:10 ID:???
★永琳のコーチング対象@→ スペード6
永琳のコーチング内容@→ ハート3 ★
→ウサギCのシュート+1!
★パスカルのコーチング対象@→ ハートJ
パスカルのコーチング内容@→ スペード3 ★
→佳歩のパスカット+1!
★永琳のコーチング対象A→ クラブ7
永琳のコーチング内容A→ JOKER ★
→ウサギDの全能力+1!
★パスカルのコーチング対象A→ ダイヤ3
パスカルのコーチング内容A→ スペード8 ★
→ウサギBのブロック+1!
永琳「じゃあ今日は私はウサギCと……ウサギDの練習を見るわ。
パスカル君はその二人以外で、めぼしい選手の育成をお願いするわね」
パスカル「ええ、了解です。 エイリンさん」
永琳とパスカルはそれぞれ手分けして、少しでも多くの選手の能力を開発しようと画策し―――。
ウサギC「うーん、今日ははっはあ〜! な感じだしシュート頑張るぞ〜!」
ウサギD「(Eちゃん……私今日は頑張るよ……!)」
永琳「ええ、今日はビシビシ行くから、覚悟しといてね」
佳歩「うぐっ……宜しくお願いします、パスカルさん(私はまだまだ未熟だもん……でも、
こうやって迷惑かけ続けてるようじゃあ、いつまで経ってもFWになれないよ…)」
ウサギB「――宜しくお願いしますね!」
パスカル「あ、ああ(カホがこっちを悲しげに睨んでいるが……。 まあ、いつもの事と思うしかない――か?)」
336 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 20:00:22 ID:???
総勢4名のウサギ達が、それぞれのコーチの元で基礎能力の向上に図る。その結果――。
ウサギC「はっはシュートだぁ〜!」
ウサギCは、自身の思うままにそのシュート力を僅かに向上させ…。
ウサギB「(――私はバランス感溢れる選手になりたい。
その為に、今足りないブロック技術。 これを集中して鍛えていくのよ!)」
ウサギBは、ブロックを鍛える事で他のウサギ達よりも若干低い守備能力を磨き…。
佳歩「(私はFWになりたい! ――けど、そうやってわがままを言うだけじゃダメだし…)
――パスカルさんっ! 私にパスカットを教えて下さいっ!
中盤に居る以上、ボールカットはもっと巧くなりたいんです!」
佳歩は自身に求められる役割を理解して、SHとして必要となるパスカットの技術を鍛える。
だが、今日の練習でひと際輝く伸びを見せたのは――これまで、ややパスカットに長ける以外は
見せ場の少ない、ウサギDだった。
ウサギD「(Eちゃんは……自分にしか出来ないブロックの実力を磨いて、スタメンに入れるよう
努力をしている! だったら私だって、Eちゃんとサッカー出来るようになるためには…強くならなくちゃ!)
――お師匠様! もう一回おねがいします!」
永琳「(この子、こんなに粘り強い子だったかしら……?)ええ、良いわよ」
永琳の指導を受ける機会を得たウサギDは、自分に先んじてDFでのスタメンの地位を得たウサギEに
追いつかんと猛特訓を開始する。それまで臆病者で争いを好まない性格であった彼女とは思えぬ、
まるでウサギE譲りのような気迫を発揮して―――。
337 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 20:01:28 ID:???
ウサギD「でりゃああっ!」
バシッ!
妹紅「ああっ! 私のパスが! (…って、私がパス苦手だからってのもあるけど)」
ウサギDは、ルナティックスの一部の名有り選手にも匹敵するまでに成長したパスカット能力を筆頭に、
全体的な能力について素晴らしい伸びを魅せる。
永琳「(ふむ……。 これで彼女達が入り得る、『スタメンの残り2枠』にも選択肢が増えたわね。
パス以外はパッとしないものの、名無しウサギではトップの総合力を持つウサギB。
顔面ブロックにより、慧音に次ぐ第二の壁となり得るウサギE。
そして、名無しウサギではもっとも高いパスカット力で、パスワークに牽制を掛けられるウサギD。
後は、ウサギCがもう少し伸びてくれればいいのだけれど……。
ドリブルやブロックは、あの子も良い物を持っているんだし)」
そんな彼女達の様子を見て、永琳が分析を行う。
彼女達の能力値は確かに低いが――それでも、長所をぶつければ名無し選手には十二分に。
名有りの中堅選手が相手でも互角に渡り合える可能性があるのだ。
永琳「(スカーレットムーンズ相手に善戦するには。 彼女達の采配にも気を配ってあげるべきかもしれないわね)」
*ウサギBのブロックが+1されました。
*ウサギCのシュートが+1されました。
*ウサギDの全能力が+1されました。
*佳歩のパスカットが+1されました。
338 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 20:02:42 ID:???
〜8月3週・固定イベント〜
【怪奇! 鈴仙に忍びよるシノビの影!?】
――そして、その日の練習後の事である。
鈴仙「あぁ〜、生き返るわぁ〜……」
輝夜との実りある練習(とついでにてゐのフィジカル練習)を終えた鈴仙は、
いつも通り最後風呂を満喫していた。(湯の片づけ役、掃除役は鈴仙だった)
永遠亭の離れに作られた、四方2メートル程の大きめの檜風呂は少しぬるくなっていたが、
それがまた丁度良い爽快さで、仕事に練習に疲れた鈴仙の心と体を癒してくれる。
鈴仙「(そういえば……中山さんとかパスカル君とかはドラム缶風呂なのよねぇ…。
姫様――というか師匠も、いくら姫様が入る湯であるとは言え、少しは殿方に寛容でも良いのに)」
ちなみに、少女だらけの永遠亭の中に紛れ込んだ男性陣は、
鈴仙が言うように屋外でドラム缶風呂に入るよう永琳から指示を受けているようだった。
鈴仙や輝夜はあまり気にしていなかったが、やはり輝夜の体面と貞淑さを重んじる永琳としては、
男性を同じ湯に入れたくはないという拘りがあったらしい。
鈴仙「ふぃー……そろそろ上がろうかしら」
鈴仙がぬるくいい香りのする風呂に入ってから早30分程。
そろそろのぼせて来たし…と、湯から上がろうとしたその時!
――ジィ〜ッ……
鈴仙「!?」
鈴仙は、自分の背後に嫌な視線を感じる。
真っ暗な風呂の小窓から何者かに、ねっとりと見られているような……!
339 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 20:04:04 ID:xTdjN08g
鈴仙「(――覗き…いや。 気のせい……かしら?
こんな竹林の深くにまで覗き見をする輩なんてそう居ないでしょうし、
中山さんやパスカル君が、間違ってもそんな事する訳がないでしょうし……。
――ひとまず、どうしようか考えなきゃね)」
A:気のせいだろうし、気にせず風呂からあがる!
B:小窓に向かって銃弾を放ってみる。
C:そのまま大急ぎで永琳に報告しに行く。
D:とりあえず湯船につかったまま、様子を見る。
E:「姫様ー、もう一回お風呂入りたくありませんかー?」輝夜で相手を釣り出してみる。
F:「くぉら中山さん! 何見てんのよ!?」中山のせいと決めつけてみる。
G:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*気軽な選択肢ですので2票決にします。
340 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 20:04:28 ID:AgEgLd8U
B
341 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 20:04:53 ID:BNWCJ/J2
E
342 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 20:06:43 ID:VLMg5TyM
C
343 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 20:11:19 ID:wcwn7+ag
E
344 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 20:36:46 ID:xTdjN08g
E:「姫様ー、もう一回お風呂入りたくありませんかー?」輝夜で相手を釣り出してみる。
鈴仙「(これがもし覗きなら……このまま上がってしまえば何らかのリスクがあるわね。
でもだからと言って、立ち止まっていては私がのぼせるだけで事態は進展しない。
ここは、様子見しつつ何らかのアクションを起こす必要があるわね!)
姫様ー、もう一回お風呂入りたくありませんかー?」
鈴仙はそこで……輝夜の名前を出すことで、相手に更なる動揺を与えようという作戦に出た。
ちなみに輝夜を選んだ理由は、風呂好きであるため鈴仙の誘いに乗ってくれそうだった点、
そして他の永遠亭メンバーの中で、鈴仙にとって一番呼びやすい相手であったという点があった。
(主君の主君という立場の者を『呼びやすい』と認識してしまっても良いのかは分からないが…)
鈴仙「(でも……いいのかなぁ。 まるで姫様をオトリに使ってるみたいだけど……)」
鈴仙が今さらながらに僅かな罪悪感と後悔を覚えている間に――
輝夜「イナバー! そうねぇ……」
輝夜から、何らかの答えが返ってきた。それは―――?
先着1名様で、
★てるよ、ふろに入る→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→輝夜「良く分からないけど、そう言う事なら風呂温めといてね〜」風呂に来るようだ!
ハート・スペード→輝夜「めんどくさ〜い」拒否されたが…? 窓の方から何やら動揺が伝わってくるような…?
クラブ→輝夜「めんどくさ〜い」拒否された!
JOKER→永琳「ところでウドンゲ。 覗き魔を捕まえたわ」えーりんが一晩でやってくれました。
クラブA→JOKER+永琳「ところで、そんな覗き魔が居るにも関わらず姫を風呂に入れようとするとは良い度胸ね」詰問される!?
345 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 20:37:53 ID:???
★てるよ、ふろに入る→
ダイヤ3
★
346 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 20:40:32 ID:???
とき
中里正人、灼熱の時間!
347 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 21:12:46 ID:???
河童から防水カメラ仕入れるでござるニンニン
348 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 22:05:10 ID:xTdjN08g
ダイヤ→輝夜「良く分からないけど、そう言う事なら風呂温めといてね〜」風呂に来るようだ!
鈴仙「は、はいっ!?(マ、マジで入るんですか姫様っ!? こ、これは迂闊にミスってられないわね…)」
相手に動揺を与えれられればラッキー、そんな気持ちで輝夜を呼んでみた鈴仙だったが…。
気紛れな輝夜にとってこうした突然の誘いは興味深かったのか、なんと輝夜は快諾してしまう。
鈴仙「(まあ、でもこれで相手が隙を見せる確率は高くなったでしょうし。
そこから正確に一発撃ち抜けば、覗き魔を退治しつつ姫様とコミュニケーションとってご機嫌取りつつで
万事丸く収まる筈ね!)」
そして鈴仙は、極力窓から身体を曝さぬように風呂を温めて……
輝夜「イナバー? 入るわよー?」
風呂の入り口のガラス戸から、輝夜のくもぐった声が聞こえる。
擦りガラスで向こうは見えづらいが――艶のある黒髪の下に肌色というよりは、
白い真珠のような素肌のシルエットが映っている為、恐らくもう何時でも風呂に入れるような態勢
――即ち、一糸まとわぬ姿となっているのだろう。
鈴仙「ええ、オッケーです! 私は後ろでタオル巻いて待機してますので、
御用があればお申し付けください!」
鈴仙はそれだけを言い残し、スッと湯船のへりに置いた手ぬぐいを応急処置と胸から下を
隠すように置き、じっと暗闇に包まれた小窓の外を見つめる。
鈴仙「(大丈夫。 感じるわ。 さっきまでは見事に隠していたであろう、気持ち悪いくらいに揺らめく波長を…!)」
輝夜を呼んだ効果は、鈴仙の想像以上に高く。
暗闇に隠れた影の主の気配は…もはや肉眼で見えぬだけで、
容易にそれを感じる事が出来るようになっていた。
349 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 22:06:15 ID:xTdjN08g
――さて、ここで影の主…すなわち覗き見忍者・中里正人の方に視点を戻そう。
永遠亭ルナティックスのホーム・永遠亭までの道筋をその類まれな『忍者』としての能力で
時間を掛けながらも割り出した中里は、早速と言わんばかりに永遠亭の風呂を覗かんと画策。
そして……彼は『幻想の果実』を大いに味わった。
中里「(フ……フヒ……フヒヒヒ!! 今日は大収穫でござるよ!
あの幸薄そうなオナゴに加えて、あの超絶美少女・かぐやちゃんのはだk……
ああ〜〜〜ん! もう裸と言っちゃうのがもう失礼な位の! 芸術を!
芸術を鑑賞出来るでゴザル!! フガッ!)」
忍者が得意とする気配の遮断を巧みに使い、波長を感じ取る鈴仙の瞳すらも
一時は欺きかけた中里。目論見通り彼はまず鈴仙の入浴シーンを心のフィルムに録画。
しかしそれでも中里の欲は抑えきれず――。
中里「(ああ〜! 早く見たいでゴザルゥ! 輝夜ちゃんの一糸まとわぬ月のような
スベスベお肌見たいでゴザルゥ〜〜〜!!)」
鈴仙に飽き足らず、鈴仙に呼ばれた輝夜までをもその欲の一部としようとしていた。
だが、中里はこの辺りからだんだんと理性のタガが外れて行って……
中里「(ああ…! その物憂げさを隠した不敵な表情! あのしなやかな手足から
放たれる凛、とした秋の夜の流れ星かの如くの声! その下におわす小さな小さなお星様は!
そしてそして…その更に下の〜! グヒヒヒ……! フヒッ! フヒヒッ!?)」
少しだけではあるが、気配の遮断を怠ってしまう。
そうなると彼はもう、単なる覗き少年と変わらない。
ただ単に暗闇で見えない事のみを利用し、性欲丸出しのその姿はあまりに醜い。
350 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 22:09:13 ID:xTdjN08g
そして、そんな欲望の波長をダイレクトに感じ取った鈴仙は……
鈴仙「(私には心は読めないけれど……絶対ロクでも無い事を考えている波長ね、これは…!
さて、もうすぐ姫様が入って来られる訳だけど……どういう風に成敗しちゃおうかしら、こりゃ)」
隙を見せた彼への成敗方法を模索する。
より確実な手段を取るか、それともより彼を辱める手段を取るか。
少しだけ悩んだ結果、鈴仙は――――。
A:一発だけ、狙いを澄ました弾丸を撃ち込んだ。(成功率:高 効果:低)
B:弾幕を、窓の外に向かって乱射した。(成功率:高 効果:中 *流れ弾が誰かに当たる可能性アリ)
C:狂気の瞳で、輝夜を名状し難い生物に見えるよう誘導した。(成功率:中 効果:中)
D:狂気の瞳で、輝夜をピエールのような男性に見えるように誘導した。(成功率:低: 効果:高)
E:その他 やってみたい中里への成敗方法がありましたらどうぞ。(無理っぽい手法は採用できません)
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*気軽な選択肢ですので2票決にします。
*効果が高い程、今後の覗き確率を低めたり、中里にトラウマペナや最大ガッツ低下ペナ等を付与したりできます。
351 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 22:10:10 ID:AgEgLd8U
A
352 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 22:10:37 ID:w05/heBM
C
353 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 22:11:19 ID:VLMg5TyM
C
354 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 22:21:38 ID:xTdjN08g
C:狂気の瞳で、輝夜を名状し難い生物に見えるよう誘導した。(成功率:中 効果:中)
鈴仙「(ここは折角だし…)ウフフ…人間の坊や。 ウチの姫は――脱いだら、凄いんだから」
カッ!
鈴仙は中里の居るであろう窓の外を、一瞬だけ凝視する。
強力な妖怪相手ならともかくも、忍者とはいえ人間である上に、
油断しまくっている中里が相手ではその程度で充分だった。
しかし、中里はそんな事を全く察する事も無く――。
輝夜「んじゃ入るわね、イナバー?」
中里「(? 何か聴こえたような……? ――ま、まあ! 気にしないでゴザルゥ〜!
輝夜ちゃん! お兄ちゃんに誰にも見せた事もないあんなトコやそんなトコを〜…!)」
ガラリとガラス戸を開けた、一糸まとわぬ姿の輝夜を覗く事に頭が精一杯になる。
だがしかし、その念願の『一糸まとわぬ姿の輝夜』は―――?
先着1名様で、
★少年が見た日本の原風景(隠語)→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ・ハート・スペード→中里「輝夜姫って着やせするタイプでゴザルね! このウスバカゲロウのような翅とか、
正十六角形型の複眼とか、ぬめりとしたナメクジのような計六十四本の触手……と、か…?」
クラブ→中里「――地球に産まれて、良かったああーーーーーーー!! …でゴザルゥウウウウ〜〜〜!!」
鈴仙「えっ、嘘……! 失敗……!?」
JOKER・クラブA→ダイヤ・ハート・スペード+中里、死亡確認!(*クラブAだとガチで死にます)
355 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 22:22:18 ID:???
★少年が見た日本の原風景(隠語)→
ハート10
★
356 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 22:41:24 ID:xTdjN08g
★少年が見た日本の原風景(隠語)→ ハート10 ★
ダイヤ・ハート・スペード→中里「輝夜姫って着やせするタイプでゴザルね! このウスバカゲロウのような翅とか、
正十六角形型の複眼とか、ぬめりとしたナメクジのような計六十四本の触手……と、か…?」
輝夜「ふぅ〜。 良い湯加減ナイスよイナバー?」
鈴仙「あ、はい…! ありがとうございます……(ちゃんと効いたかな…?)」
覗きなぞ気にせずに、手ぬぐいも無くゆったりと湯船につかる輝夜。
鈴仙は確かに狂気の瞳が効いていたと確信したが、それでもやはり不安が残るが…
中里「(……う、うう〜ん…。 まさか、あんなに可愛い姫君の下に、
あんなおぞましいモノが…(正しい意味で)…ああ、風呂に! 風呂に!)」
ほぼ無防備の中里には効果てきめん。
輝夜が実は、無数の正四面体と球で形作られた物体に、カエルとヘビとコウモリの醜い部分を
それぞれキメラのように雑に合成したような生き物であると錯覚した中里は……
先着1名様で、
★少年が見た日本の原風景(隠語)→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→ハート+中里の輝夜に対する関係が、中里→(おぞましい)→輝夜 になる!
ハート→スペード・クラブ+中里の最大ガッツがダウン!
スペード・クラブ→中里「(きょ、今日は引き上げでゴザル! 次は鈴仙ちゃんの(ピー)をもっと凝視するでゴザル!?)」
JOKER→ダイヤ+中里「い――いあ! いあ!」中里、不定の狂気に陥る!?
357 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 22:42:16 ID:???
★少年が見た日本の原風景(隠語)→
クラブQ
★
358 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 22:56:06 ID:xTdjN08g
★少年が見た日本の原風景(隠語)→ クラブQ ★
スペード・クラブ→中里「(きょ、今日は引き上げでゴザル! 次は鈴仙ちゃんの(ピー)をもっと凝視するでゴザル!?)」
自身の中の狂気度を一気に10ポイントほど上げてしまった中里だが…。
中里「(か…輝夜ちゃん……いえ、輝夜さんは今後スルーで行くでゴザル!
今日はあんまし見れなかったけど、今後は鈴仙ちゃんを超☆一押しで行くでゴザル!)」
ピョン! ダッ! スッ…!
それでも、自分にはまだ鈴仙が居る(標的的な意味で)。
だから今日はもう帰って、鈴仙が居そうな時間帯を狙って行こうじゃないか。
そう勝手に判断をして、中里は再び気配を遮断して夜の闇に紛れて行くのだった。
鈴仙「(あっ、波長が切れた…! と言う事は、何とか追い出せたって事かしらね? ふぅ…)」
輝夜「(何かよく分からないけど、イナバも色々頑張ってるのねぇ。
今度の小遣いちょっとサービスして上げるよう、えーりんにお願いしとこうかしら?)」
――そして鈴仙は、自身へのターゲッティングはまだ解除されていない事も知らずに、
輝夜との、ゆっくりとした風呂の時間を楽しむのだった。
*輝夜の評価値がやや上がりました。
*輝夜が鈴仙の功績を評価し、永琳印象値を上げてくれました。33→34
*中里は怯えて去って行きました。今後、中里の襲撃率がややダウンします。
359 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 23:00:54 ID:xTdjN08g
永琳印象値は33でなくて31でしたね。
>>358
の
*輝夜が鈴仙の功績を評価し、永琳印象値を上げてくれました。33→34
を、
*輝夜が鈴仙の功績を評価し、永琳印象値を上げてくれました。31→32
に脳内変換して下さい。失礼致しました。
―――――――――――――――――――――――――――――――
〜8月4週 ランダムイベントフェイズ〜
鈴仙「もうすぐ夏も終わり…って思うけど、実際の所、9月一杯くらいまでは暑いのよねぇ…。
私のこのブレザーも、9月までは夏服仕様だし。 ――別に、そんな決まりはないんだけどね」
360 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 23:01:54 ID:xTdjN08g
鈴仙がきゅむきゅむと永遠亭の廊下を歩く。するとそこには…
先着1名様で、
★ランダムイベント→! card★
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マーク・数値で分岐します。
カードの数値が……
ダイヤ・ハート・スペードで…
K→来客だ!(さらに分岐)
Q→姫様が何か話があるようだ!
J→師匠から話があるようだ!
10→てゐが相談だって!何だろう!?
9→中山さんと会話した!その内容は…
8→慧音さんが訪ねてきた!
7→来客だ!(さらに分岐)
6→パスカルと雑談した!
5→ウサギ達がやってきたぞ!!
4→妹紅に会って普通にオシャベリした。
3→来客だ!(さらに分岐)
2→ゆ〜っくり過ごせた!最大ガッツUP!
1→来客だ!(さらに分岐)
JOKER→綿月姉妹が遊びに来た…?
クラブで…
クラブ8〜K→薬売りのお仕事だ!
クラブ2〜6→バッドイベント発生!(さらに分岐)
クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)「ヒャッホー!!」
*クラブ4・9の場合、イベント後さらに中里による覗きイベントが発生します。
361 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 23:02:27 ID:???
★ランダムイベント→
ハート7
★
362 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 23:02:39 ID:???
★ランダムイベント→
ダイヤ3
★
363 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 23:02:44 ID:???
★ランダムイベント→
スペード6
★
364 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 23:02:58 ID:???
★ランダムイベント→
ダイヤ5
★
365 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 23:11:15 ID:xTdjN08g
★ランダムイベント→ ハート7 ★
7→来客だ!(さらに分岐)
コンコン。
??「すみませーん。どなたかおいでますかー」
鈴仙「はいはい、今行きますっ!」
タッタッタ…
鈴仙は玄関の扉をガラ、と開ける。すると、そこには…
先着1名様で、
★来客だれかな?→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→星「鈴仙! 今日は、命蓮寺で縁日があるので是非来て下さいね!」
ハート→妖夢「……ねえ鈴仙。 悩み…というか相談があるんだけど」
スペード→メディスン「毒を分けに来たわ」
クラブ→はたて「こんちゃ〜す。 取材に来たんだけど」
クラブA→犬走名人「ストリングプレイ・スパイダーベイビー!」鈴仙「(この人他にネタ無いのかな…?)」
JOKER→イベント発生
366 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 23:12:14 ID:???
★来客だれかな?→
ダイヤA
★
367 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 23:49:34 ID:xTdjN08g
★来客だれかな?→ ダイヤA ★
ダイヤ→星「鈴仙! 今日は、命蓮寺で縁日があるので是非来て下さいね!」
鈴仙「あら、星じゃない!」
鈴仙がドアを開けた先にいたのは、背が高くすらりとした体型の女性。
しかしその顔立ちはやや幼く、無邪気な子供のような印象すら受ける、
命蓮寺の毘沙門天であり鈴仙の友人、寅丸星だった。
星「ええ、久しぶりですね、鈴仙。 とは言っても、私はこの間の試合を
観戦していましたがね」
妖しく微笑む星。彼女としてはライバルとしての威厳を保とうとした
表情だったのであろうが……根が純粋なお人よしである星のするそれは、
鈴仙には普通の親しみを籠めた、柔和な微笑みにしか見えなかった。
鈴仙「あっ、そうなんだ…! で、今日は何の用なの?」
星「ええ、実は……」
と言って、星は懐から一枚の紙を取り出す。
その紙には、恐らく命蓮寺のメンバーが手作りしたのであろうゴテゴテの文字で
「命蓮寺 第○回 縁日のお知らせ」
と、様々なイラスト付きで可愛らしく記載されていた。
368 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 23:51:15 ID:xTdjN08g
鈴仙「……ふーん。 縁日ねぇ。 よく分からないけど、お盆の時期にやるんじゃあないの?」
星「いえいえ。 縁日とは盆踊りに限らず、本来は様々な神仏の縁(ゆかり)がある日を指す訳ですし。
きちんと作法と日取りを間違えなければ、必ずしも盆にやる必要はないのですよ。
―――それでどうでしょう、今日の夕刻開催なんですが…行けそうでしょうか?」
鈴仙「うーん…。 そうね、それなら…行こうかしら(仕事もあるけど、今日は早めに終わらせれば良いものね)」
鈴仙は星の誘いに対して首肯する。今日であれば、断る理由は全く無かったからだ。
星「ええ、それなら良かった! それなら是非、お友達も連れて参加して下さいね!
もちろん、一人で行っても充分楽しめますよ!」
鈴仙のその様子に、星は改めて嬉しそうな表情で頷き、
先ほど鈴仙に見せた縁日のチラシを手渡してうきうきと帰って行く。
鈴仙「(っていうか……御本尊が自らチラシ配りだなんて。 未だに前の試合の影響で
人里の人間から嫌われてたりしてないか不安だわ……。
――いや、星の事だから好きでやってるのかもしれないけれど)」
そして…相変わらずの様子である星を見て幾ばくか癒された鈴仙は、
改めて誰と縁日に行こうかを考え始める。
369 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 23:52:29 ID:xTdjN08g
鈴仙「(――さて。 それにしても誰と行くべきかしらね…。
星は独りでも良いって言っていたけど、それじゃああんまりな気もするし。
ただ、一人の方が外部の人達とは交流がしやすいかもね。
それと…人数が多いと楽しいでしょうけど、人数が少ない方が、その人との親密さも増す気がするし…)」
A:1人で行く。
B:輝夜を誘う!
C:永琳を誘う!
D:てゐを誘う!
E:パスカルを誘う!
F:中山を誘う!
G:佳歩を誘う!
H:ウサギBを誘う!
I:ウサギCを誘う!
J:ウサギDを誘う!
K:ウサギEを誘う!
L:うーん、やっぱり行かない!(*デメリットはありません。早く試合に行きたい人向け)
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*選択先が多いので2票決とします。
*人里在住の慧音と竹林在住の妹紅は誘えません(別に二人で縁日に訪れます)
*このイベントはランダムイベントの枠内で行われるので、原則自由行動フェイズには影響しません。
370 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 23:53:29 ID:Ypro+db6
G
371 :
森崎名無しさん
:2013/10/20(日) 23:54:32 ID:XRucbShM
G
372 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/20(日) 23:55:33 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>346
SAN値を削られる結果となりましたが、それまではメタファー的に灼熱してましたねw
>>347
中里「その発想は無かったでゴザル」
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
373 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 00:37:20 ID:???
乙でしたー
374 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 06:29:17 ID:???
妖夢を誘うがないぜ、中里はなにげに閻魔逝きだったのね
375 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 18:52:31 ID:???
誘えるのは永遠亭メンバーだげじゃないでしょうか?
にしても、中里懲りないな。覗くのも命懸けな対象、幻想郷には幾らでもいますよ?
妖夢ははたして幻想郷選抜に入れるのだろうか?
鈴仙との必殺技は見ずに終わるかも……。
フォワードとしては(たぶん)
レミリア、フラン、空、魔理沙、星、天子、勇儀……
あれ、鈴仙さん入れるの、これ? 鈴仙さんどうこうじゃなくて、周りが化け物だらけじゃん……。
376 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 22:01:43 ID:k5fcuWQI
こんばんは。今日も更新をしていきます。
>>373
乙ありがとうございます!
最近少し忙しくて更新頻度が遅れてますが、マイペースでやらせて頂いてます!
>>374-375
誘えるのは仰るとおり、永遠亭に住んでいる人だけですね。
他の人と回りたかったら、少人数で行けば行くほど確率が高まります。
妖夢の実力はゲーム開始時の鈴仙並みかそれよりちょっと高いくらいの水準ですので、
このままじゃあ幻想郷選抜はムリですね。
幻想郷は自己主張が激しい人が多いのでフォワードは過多になりがちです。
今後鈴仙がどう存在感を発揮していくかは、今後のストーリー次第ですね。
377 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 22:02:52 ID:k5fcuWQI
G:佳歩を誘う!
鈴仙「(とりあえず、佳歩でも誘ってみましょうか。 最近あんまり構ってあげられなかったし)」
鈴仙はまず、偶には一緒に遊ばないとと佳歩を誘ってみることにした。
佳歩「あっ、鈴仙さま! どうしたんですか?」
仲間のウサギ達と戯れていた佳歩は、鈴仙を見つけると明るくにっこりとほほ笑んで挨拶をする。
鈴仙「ええ。 実は今夜、一緒に縁日にでも行かないかってね」
佳歩「は…はいっ! それなら喜んで!」
そして佳歩は……鈴仙の呼びかけに対して素直に応じる。
元々鈴仙を慕っている上に、個人的な好感もある佳歩が鈴仙の誘いを断る理由は無かった。
佳歩「(鈴仙さまと久しぶりに一緒に遊びに行くの、楽しみだなぁ…)」
鈴仙「(うんうん。 良い表情してくれてる。 やっぱりこの子はこうしてかまってあげた方がいいわね)」
*佳歩が同行する事になりました。
378 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 22:04:24 ID:k5fcuWQI
鈴仙「(さて……。 とりあえず佳歩は来てくれるみたいだけど。 他にも誰か誘おうかしら?)」
A:佳歩と2人で行く。
B:輝夜を誘う!
C:永琳を誘う!
D:てゐを誘う!
E:パスカルを誘う!
F:中山を誘う!
G:ウサギBを誘う!
H:ウサギCを誘う!
I:ウサギDを誘う!
J:ウサギEを誘う!
K:うーん、やっぱり行かない!(*デメリットはありません。早く試合に行きたい人向け)
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*選択先が多いので2票決とします。
*人里在住の慧音と竹林在住の妹紅は誘えません(別に二人で縁日に訪れます)
*このイベントはランダムイベントの枠内で行われるので、原則自由行動フェイズには影響しません。
*現在の同行者:佳歩
379 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:05:07 ID:J0OIaeXQ
C
380 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:05:45 ID:Do6Ofe1c
D
381 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:07:24 ID:fNPTBnnA
G
382 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:15:36 ID:qbRRUk4M
E
383 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:16:30 ID:t2XAl7oc
A
384 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:16:37 ID:sEsW6i0c
A
385 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 22:50:21 ID:k5fcuWQI
A:佳歩と2人で行く。
佳歩「ところで鈴仙さま、他に誰か来たりするんですか?」
鈴仙「うーん……実はまだ考え中なんだけど……」
他に誰を誘おうか。いつものとおりてゐや中山、パスカルを誘おうか、
それとも思い切って輝夜や永琳にも声を掛けてみようか。
鈴仙は色々と脳内で思索していたのだが…
鈴仙「――ううん。 今日はやっぱり…佳歩と二人で遊びに行くとしましょうか」
佳歩「えっ…! 鈴仙さまと二人っきり……!?」
鈴仙はたまには二人きりで行くのも悪くないと考えて、佳歩にそう告げてみる。
佳歩は始め、鈴仙のその提案におどおどしていたり顔を染めたりしていたが――。
佳歩「ふ…ふつつかものですが、よろしくおねがいしますっ!」
……と、聞いてる方が恥ずかしくなるくらいの大声で、鈴仙に応じるのだった。
鈴仙「(……ホントは二人の方が身軽に回れていいかな? って気持ちだったんだけど。
この子ったらすっかり全力モードねぇ……まあ、いいか)」
386 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 22:51:34 ID:k5fcuWQI
――と、道連れを決めてから数時間後。
そろそろチラシに書いてある縁日の開始時刻ごろを見計らって、
鈴仙と佳歩はフワリと暗くなりかけの空を滑り、命蓮寺へと向かう。
鈴仙「さてと…。 賑わいはどうかしら…っと」
鈴仙達は寺から少し離れた場所に舞い降りたのだが……
何となく通りを通る人間達の様子が慌ただしくそわそわしているようにも思える。
佳歩「なんだか、皆お祭りが楽しみって感じの様子ですね、鈴仙さま!!」
佳歩の言う通り、行きかう人間の慌ただしさは普段の忙しさによるそれではなく。
楽しみな事がもうすぐ訪れる事への期待であるようにも見えた。
鈴仙「――じゃあ、働いてる人間達には悪いけど。 私達は一足お先に行ってみましょうか」
佳歩「はい!」
そして鈴仙と佳歩は寺へと続く道をゆっくりと歩いて行き、大きな寺にしてはやや控えめの門をくぐると、
そこには―――。
387 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 22:53:22 ID:k5fcuWQI
〜♪ハアー 一合蒔いた籾の種 その枡あり高は コリャセ 一石一斗一升一合と一勺
サーヨオホイヨオホイヨオイヤセ〜♪
佳歩「わぁ……! 人間に、それに妖怪達が一杯……!」
楽しげな節回しの盆踊りの正調が、鈴仙と佳歩達を歓迎する。
夕刻を迎えたばかりの妖怪寺の境内はまだ明るいため、赤提灯に灯は灯ってはいないが、
それでもその楽しげに揺れる提灯を見ると、何故かとても楽しい気持ちになる。
鈴仙「お……思ってたよりも立派ねぇ……!」
佳歩「鈴仙さま! 縁日もたっくさんありますよ! 早速色々回ってみましょうよ!」
鈴仙「え、ええ…!(うん! 折角ここまで来たんだから、楽しまなきゃね!
ただでも、知り合いも良ければ探してみたいところだけど……)」
A:知り合いを探してみる。(成功率:高(2人のため))
B:とりあえず佳歩と二人で回る!
C:とりあえずこのリア充ムードに耐えきれないので、トイレで玉兎通信をする!
D:その他 自由選択枠
先に3票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*この選択肢はあと2回出てきます。
(誰と回る?→屋台選択→イベント→誰と回る? …という風に進行します)
388 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:54:37 ID:fNPTBnnA
B
389 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 22:54:37 ID:Do6Ofe1c
B
390 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:02:16 ID:kKKFIAjw
B
391 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 23:10:12 ID:k5fcuWQI
B:とりあえず佳歩と二人で回る!
鈴仙「そうね…! とりあえず、どんなお店があるのかくらいはチェックしなきゃ!」
そうして鈴仙と佳歩は二人で広い寺の境内から、面白そうなお店を探す。
そして彼女達が特に興味を引いた店は――?
A:金魚すくいのお店!
B:的当てのお店!
C:くじ引きのお店!
D:お面のお店!
E:チョコバナナのお店!
F:ロヴェバナナのお店!(全裸)
G:それよりも盆踊りよ! 盆踊り!
H:その他 縁日と言えばこれでしょ! …というお店があればご自由にどうぞ
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*選択先が多いので2票決とします。
392 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:12:16 ID:fNPTBnnA
E
393 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:13:58 ID:sJ1hF4bE
B
394 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:15:13 ID:LCZ7hHmg
B
395 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 23:32:49 ID:k5fcuWQI
B:的当てのお店!
鈴仙「あっ――! ねえ、佳歩! これ、一回やってみない!?」
歩いている途中で鈴仙が目にした、最も興味深い店。
それがこの『しゃてき』と書いてあるお店――即ち、的当て屋だった。
店員「へーい! おじょうちゃんたちー! 一回300円だよー?」
佳歩「ううん……でも私不器用だから、きっと無理ですよ……?」
鈴仙「そんな事言わずに! 何か欲しい景品とか無いの、佳歩?
狂気の射手(ルナティックスナイパー)である私が、カッコ良く決めてあげるから!」
佳歩「え、えっと……」
――正直、自分の銃捌きを佳歩に見せびらかして優越感に浸りたいという
主人公としてかなり情けない気もち半分で的当てを選択した鈴仙。
それでも、いつも真面目に練習に取り組んでくれている佳歩に、何かプレゼント出来れば…
と思っていたのは事実だった。
396 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 23:33:53 ID:k5fcuWQI
佳歩「それじゃあ、この――」
そして、そんな鈴仙の好意(?)を感じ取った佳歩は…
先着1名様で、
★佳歩のお目当て景品→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→佳歩「トラさんのぬいぐるみを…!」鈴仙「(フフ……こりゃあ決まったわね)」
ハート→佳歩「宝船型のおもちゃを…」鈴仙「(まあ、まだこれなら楽勝ね)」
スペード→佳歩「フワフワ浮かぶ巻物? みたいなのを…」鈴仙「(うーん、ちょいと苦戦しそうね)」
クラブ→佳歩「小さなネズミさんのマスコットを…」鈴仙「…むむむ。 ちょっと難しそうかも」
JOKER→佳歩「おでんみたいな置物を…」鈴仙「…って、アラ?」星「うわあああん! 私の宝塔がああああ!?」
397 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:34:17 ID:???
★佳歩のお目当て景品→
ハートJ
★
398 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 23:46:03 ID:k5fcuWQI
★佳歩のお目当て景品→ ハートJ ★
ハート→佳歩「宝船型のおもちゃを…」鈴仙「(まあ、まだこれなら楽勝ね)」
鈴仙「ええ、これならまあ……7、8割は当たるわね」
佳歩「えっ…! そ、そんなに当たるんですか!?」
鈴仙「フフフ…見てなさい、佳歩。 ――おじさん、一回やらせて下さい!」
店員「あいよ」
心配がる佳歩の視線をよそに、鈴仙は意気揚々と店員から
長身の銃を貰う。仕込まれた弾は……5発。
399 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 23:47:04 ID:k5fcuWQI
鈴仙「(これなら…行ける!)」
そして、勝利をほぼ確信した鈴仙は――カッコよく銃を引き絞り…
シュッ! ポーン!
勢い良く、コルク栓を打ち出した。
先着2名様で、
★鈴仙→命中力 6 + ( ! card )=★
★宝船の模型→難易度 2 + ( ! card )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【宝船の模型】
≧2→ 成功! 鈴仙、模型の急所を一撃で撃ち抜く!
=1、0、−1→引き分け! もう一発だ!
≦−2→失敗。 何度やっても当たらない…おかしいわねぇ……
≦5→完敗…。 暴発したコルク栓がなぜか佳歩のオデコに命中!
【補足・補正・備考】
特になし。
400 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:48:29 ID:???
★鈴仙→命中力 6 + (
クラブ5
)=★
401 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:48:42 ID:???
★鈴仙→命中力 6 + (
ダイヤ7
)=★
402 :
森崎名無しさん
:2013/10/21(月) 23:48:47 ID:???
★宝船の模型→難易度 2 + (
ハート6
)=★
403 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/21(月) 23:50:07 ID:???
相変わらずダイスを捨てない鈴仙だけど、それでも何とか模型をゲットだ!
…と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
404 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/22(火) 22:28:27 ID:???
こんばんは。今日もゆっくり更新しようと思います。
―――――――――――――――――――――――――――
★鈴仙→命中力 6 + ( クラブ5 )=11★
★宝船の模型→難易度 2 + ( ハート6 )=8★
≧2→ 成功! 鈴仙、模型の急所を一撃で撃ち抜く!
鈴仙「(反動…そして標的の重心を考えると――)ここねっ…!」
ギュウウン! バッチイイイン!!
…コロン。
鈴仙は銃口から一発。
しかし――そのたった一発で、佳歩が欲しいと言ったその豪奢な模型の甲板部分に
コルク栓をぶちあててコロリと横向きにすることに成功する。
店員「おおっ! お嬢ちゃんすごいね! まさか一発で当てちゃうとは!」
鈴仙「フッ……まあこんなものね(よ…良かったぁ……正直、何となく外れる気しかしなかったもの…)」
いつもの経験則的に、何らかのアクシデントが起きるのではないかとヒヤヒヤしていた
鈴仙だったが……元々の銃器を扱う能力の高さが幸いして、無事に模型を撃ち落とす事に成功する。
佳歩「わぁ…! 鈴仙さま、カッコ良かったですよ! まるで軍人さんみたいでした!」
鈴仙「まあ、これでも昔はブイブイ言わせてたからねぇ…」
佳歩は鈴仙の有言実行にとても感心し、元々大きいその目を更に大きく膨らませて輝かせる。
そんな純粋な尊敬を受けて――案外悪い気のしない鈴仙だった。
*佳歩の評価値がややあがりました。
405 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/22(火) 22:31:14 ID:jVQs191c
そして和やかな雰囲気の元で射的を楽しんだ鈴仙と佳歩は、
再び縁日の入り口付近へと戻って来る。
佳歩「鈴仙さま! 景品の模型、大事に飾っておきますね!」
鈴仙「ありがと、佳歩。 ――さあ、次はどうしようかしら?」
A:知り合いを探してみる。(成功率:高(2人のため))
B:もう一回佳歩と二人で回る!
C:とりあえずず盆踊りをする!
D:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。
*この選択肢はあと1回出てきます。
(誰と回る?→屋台選択→イベント→誰と回る? …という風に進行します)
406 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 22:32:21 ID:F4HcSdfo
A
407 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 22:33:11 ID:guLVM+6U
A
408 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 22:33:26 ID:OYQGEp8s
A
409 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/22(火) 22:55:32 ID:jVQs191c
A:知り合いを探してみる。(成功率:高(2人のため))
鈴仙「(今度は知り合いを探してみましょうか…)」
鈴仙は、興味深々に模型(星輦船1/64スケール版と書いてあった)を触っている佳歩を尻目に、
どこかに知り合いが来てないものかとじいっと人ごみに目を凝らす。するとそこには―――?
先着1名様で、
★鈴仙の知り合い判定→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ・ハート・スペード→誰かに会う! それは…(下の結果表に対応する数値のキャラに会います)
クラブ→佳歩「鈴仙さま! 次はあっちのお店に行きましょ!」鈴仙「あっ、佳歩…!(うーん、まあいいか)」
JOKER→
井出
「よろしくな!」鈴仙「(誰コイツ…?)」
〜クラブ以外時の人物判定表〜
K→森崎「ったくよー。 どうして俺がお前なんかとこんなクソみたいな…」魔理沙「まぁま、堅い事は言いっこなしだぜ?」
Q→妖夢「あっ、鈴仙!」鈴仙「妖夢じゃない! 元気してた!?」
J→レミリア「ククク…赤き宝石よ。 我が物にならんか…?」咲夜「リンゴアメは虫歯になるのでダメです、お嬢様」
10→さとり「…久しぶりに地上に出ましたが。 こうした祭りも良い物ですね」お燐「ですよね、ですよね〜!?」
9→チルノ「ヒャッホー! あたいのダンスを見ろ〜!」大妖精「盆踊りだよ、チルノちゃん!?」来生「じゃあ俺のドリブルを見ろ〜!」
8→穣子「れいせ〜ん!」静葉「…奇遇ね」反町「どうも……」
7→慧音「やあ鈴仙。 何となく来るんじゃないかと思っていたよ」妹紅「あはっ、楽しんでる鈴仙?」
6→レティ「久しぶり。 どう、鍛錬は順調?」リグル「ねぇレティ! 綿がし買ってー!」ルーミア「リグルは砂糖水で充分でしょ〜」
5→イ「む。 確か君達は…」里人@「知っているのか、李さん?」
4→にとり「さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 今ならなんと! 3DSが当たるくじ引き屋だよ〜!!」
3→射命丸「あややや! また会いましたねぇ〜!」
2→中里「…不埒な妖怪が紛れて居らんといいでゴザルが(むほおお! 浴衣の女子は最高でゴザルよ!)」
1→幽香「あら…ちょっと顔貸してくれないかしら?」鈴仙「ヒイィ!?」(*バッドイベントではありません)
410 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 22:55:52 ID:???
★鈴仙の知り合い判定→
クラブQ
★
411 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/22(火) 23:02:16 ID:jVQs191c
★鈴仙の知り合い判定→ クラブQ ★
クラブ→佳歩「鈴仙さま! 次はあっちのお店に行きましょ!」鈴仙「あっ、佳歩…!(うーん、まあいいか)」
鈴仙が誰かを探そうと目を凝らしていた時…
自分の服(空気を読まずにいつものブラウスである)の裾が、
くいっと引っ張られる感触。
佳歩「鈴仙さま! 次はあっちのお店に行きましょうよ!」
――それは、いつになく積極的な様子の佳歩が、
模型を何時の間にかカバンにしまい、鈴仙の服を引っ張っていたものだった。
いつもはどちらかというと大人しめの佳歩が、こうして元気なのも
ひとえにまだまだ人妖としての経験が少ない故の子どもらしさにある。
鈴仙「あっ、ちょっと…!(まあ――祭りはまだまだあるみたいだし。
今回は佳歩について行って、後で軽く探してみましょうかね)」
こうなれば仕方が無いと、鈴仙は諦めて佳歩と一緒に再び屋台を回る。
そうして辿りついた店は…
A:金魚すくいのお店!
B:水ヨーヨーのお店!
C:くじ引きのお店!
D:お面のお店!
E:チョコバナナのお店!
F:その他 縁日と言えばこれでしょ! …というお店があればご自由にどうぞ
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。
412 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 23:04:53 ID:j0twj6Lk
C
413 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 23:05:11 ID:OYQGEp8s
E
414 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 23:06:14 ID:egOaCiKo
A
415 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 23:08:19 ID:ZRThdMzA
E
416 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/22(火) 23:29:10 ID:jVQs191c
E:チョコバナナのお店!
鈴仙と佳歩が暫くの屋台ウインドウショッピングの後に、
立ち寄った店は―――。
鈴仙「…ちょっと、お腹空かない?」
佳歩「えへへ…はいっ」
店員「いらっさーい! かわいいおじょうちゃん。 おじさんのチョコバナナを
大サービスするよー! なーんてねー!」
ガハハとやや下品な笑いを上げながら、可愛らしいトッピングのチョコバナナを
勧める中年の店員。鈴仙達はそんなアンバランスな雰囲気がなんとも面白いチョコバナナ屋に
足を踏み入れていた。
鈴仙「(ちょっとイヤらしいおじさんだけど…バナナは確かに美味しそうだものね。
さて、何にしようかしら――どうやら、3種類のバナナがあるみたいだけど)」
鈴仙は屋台の表の壁に立てかけてある札を凝視する。
札にはそれぞれ「オリジナルチョコバナナ 300円」「プレミアムチョコバナナ 500円」
「スペシャルチョコバナナ 500円」と書いてある。
鈴仙「プレミアムとスペシャルの違いって何なのかしら…?」
店員「んああ、それはね! スペシャルは…【何味か、食べてみるまで分からない】
不思議なチョコバナナなんだよ! だから、お祭りの想いで作りにはぴったりだね〜!
いいね〜コレ!」
鈴仙「あ……はい、ありがとうございます(でも、それってどうせ、私が変な味の掴まされて
お腹壊して最大ガッツ−50とか。 そんな感じになりそう…)」
417 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/22(火) 23:30:28 ID:jVQs191c
不渡り手形の一件から、どうにも自分の運に自信が持てない鈴仙。
しかし意外にも親切な店員さんは、その表情の陰りを感知したか。
店員「大丈夫だよ〜! おじさんだってこれでご飯食べてるんだから。
【そんな変な物、入れたりしないって〜! …よっぽど運が悪くない限りは】」
そのこってりさはどうしても拭えないが…それでも、鈴仙の感じた疑問にしっかりと答えてくれる。
鈴仙「あ…はい」
何となくペースを乱されている感じがするものの、その中で鈴仙が選んだ商品は――?
A:オリジナルチョコバナナ(300円)
B:プレミアムチョコバナナ(500円)
C:スペシャルチョコバナナ(500円)
D:お金をケチって買わない。(0円)
E:その他 自由選択枠
鈴仙のお小遣い:1610
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*気軽な選択肢ですので2票決にします。
418 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 23:31:01 ID:egOaCiKo
C
419 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/22(火) 23:40:24 ID:???
選択途中ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
420 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 23:47:20 ID:rGgp2SFk
b
421 :
森崎名無しさん
:2013/10/22(火) 23:55:46 ID:j0twj6Lk
C
422 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 17:47:35 ID:???
変なものは入ってないと言う割には運の要素を仄めかす店員
423 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 22:40:18 ID:???
こんばんは。今日も少しずつ更新をしていきます。
>>422
ここで「変な物は入って無いよ!」と言ってクラブA引いて変な物食べさせられたら
ゲーム的に不親切かな…と思いましてw
C:スペシャルチョコバナナ(500円)
鈴仙「じゃあ……折角だし。 この『スペシャルチョコバナナ』下さい!」
店員「おおっ! 見ためによらずに意外と攻めるねぇ〜! はいよっ!」
鈴仙はサイフから貴重な500円玉を取り出して、店員に手渡す。
すると店員は、並べられたチョコバナナの中からひと際おしゃれなデコレートの
付いた物を一つ、鈴仙に渡してくれた。
佳歩「うわぁ〜! 鈴仙さまのやつ凄いですね! 私は普通のオリジナルのに
したからちょっとうらやましいです…」
鈴仙「それじゃあ、後で一口あげるわよ(変な味じゃなかったら…ね)」
買ってしまった以上、鈴仙は覚悟を決めて毒見と言わんばかりに
大きなチョコバナナを先端からガブリとかぶりつく。
424 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 22:41:57 ID:UYLuKTlk
店員「(そこまで怪しまなくてもいいのに〜。 疑り深いなぁ…)」
果たして、その味は―――?
先着1名様で、
★チョコバナナの味→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→鈴仙「おいしい! これは栄養ドリンク味ね!」佳歩「(あんまり美味しくなさそう…)」最大ガッツ+10!
ハート→鈴仙「おいし〜い! イチゴミルク味かしら!」佳歩「鈴仙さま! 私にも一口〜!」佳歩と仲良くなれる!
スペード→鈴仙「これは…ミラクルフルーツ味!?」早苗「おおっ! まさか同士が居らっしゃるとは!?」早苗と仲良くなれる!
クラブ→鈴仙「うん! ビターチョコバナナ味ね! いける!」佳歩「(鈴仙さま大人だなぁ…)」おいしいだけ!
クラブA→鈴仙「ペロ…これは青酸カリ味!?」反町「(俺の技だ!)」佳歩「とか言ってる場合じゃないです! 鈴仙さま死んじゃう!?」
JOKER→鈴仙「これはネクター味…かしら…!?」店員「天界直輸入だよ!」色々と嬉しい効果が!?
425 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 22:42:41 ID:???
★チョコバナナの味→
スペード3
★
426 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 23:05:56 ID:UYLuKTlk
★チョコバナナの味→ スペード3 ★
スペード→鈴仙「これは…ミラクルフルーツ味!?」早苗「おおっ! まさか同士が居らっしゃるとは!?」早苗と仲良くなれる!
鈴仙「ん…?」
その良く分からない味のチョコバナナを、眉間に皺を寄せながら食べていると…
早苗「いやぁ〜! 鈴仙さんは分かってらっしゃいますね!
やはりミラクルフルーツとは即ち、一口噛めば奇跡の味!
これ一番よく言われてますしね!」
鈴仙「は、はあ……(また絡んで来たよ、この人…。
信仰スイッチが入らなければ、悪い子ではないのでしょうけど)」
鈴仙に話しかけて来る、少しだけ変わった緑髪の少女――東風谷早苗。
今日の彼女は、薄い緑を基調として、何故か腋が見えるように切り目を入れてある浴衣を着ており、
いつもの青と白を基調とした巫女装束ではない。
その両手には水風船やら金魚の入った袋やら綿がしやらお面やらが一杯に握っている。
商売カタキの寺の縁日を120%楽しんでいるようだった。
早苗「いえ〜い、鈴仙さん。 楽しんでますかぁ〜!?」
鈴仙「――ま、まぁ…それなりに。 …っていうか貴女、山の神社をほったらかしにしといて、
こうやって遊んでいて大丈夫なの?」
早苗「…? 良いんじゃないですか? 別に諏訪子様達も反対していませんし」
鈴仙「ふうん…。 地上の宗教ってのも、いい加減ねぇ」
427 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 23:07:10 ID:UYLuKTlk
何気なく受け答えをした鈴仙だったが…。
早苗はこれに対して、何時に無く真面目で凛とした表情を浮かべて返す。
早苗「いい加減な方が、完璧な物よりも良いんですよ。
いい加減な物には、それだけ他人から愛されるだけの余裕があるって事だから」
鈴仙「…む。 中々良い事言うじゃない」
早苗「神奈子様の受け売りです!」
一昔前こそ、弾幕勝負をけしかけた筈が、逆にボロボロにさせられた苦い思い出が
中心だったが…温泉旅行の際、バーで献身的に働く早苗の姿を見て
少しは彼女への評価を高めていた鈴仙。
流石に友人、とまでは言えずとも、会えば普通に話せる程度の関係にはなっていた。
鈴仙「(折角だから、少し話題を振ってみようかしら…?)」
A:ミラクルフルーツとは何か聞いてみる。
B:チームの調子はどうか聞いてみる。
C:縁日でオススメの店はないか聞いてみる。
D:最近の信仰の具合について聞いてみる。
E:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*気軽な選択肢ですので2票決にします。
428 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:07:28 ID:v9+lLGXk
A
429 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:09:20 ID:xhfumOqc
A
430 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:10:10 ID:DkbEr4hM
A
431 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 23:29:50 ID:UYLuKTlk
A:ミラクルフルーツとは何か聞いてみる。
早苗「ええっ! ご存知、ないのですかっ!?」
鈴仙の告白を受けて、早苗の表情は驚愕に大きく歪む。
鈴仙「(ホントにコロコロ表情が変わる子ねぇ…)」
驚く鈴仙をよそに、早苗はスウッと息を吸い、そして――
早苗「ミラクルフルーツとは! 1725年、探検家のシュヴァリエ・デ・マルシェにより原産地である西アフリカで発見された。
デ・マルシェは現地の人々が食事の前にこの果物を採って噛んでいる事から、ミラクルフルーツの存在に気付いたという。
(スウッ)ミラクルフルーツの木は常緑樹で、コーヒー豆ほどの大きさの小さな赤い果実を実らせる。
木は現地では6m以上にもなるが、他所で栽培されたものは多くの場合1.5mにも満たない。花は白く、何ヶ月もの期間にわたり開花している。
果実は年に2回、雨季の後に収穫可能である。(スウッ)ミラクルフルーツの実自体は甘くないが、数本の炭化水素鎖を持つ、
特殊な糖タンパク質であるミラクリンを含んでいる。この実を食べる(その際、果肉を舌にこすりつける様にするとよい)と、
ミラクリン分子が舌の味蕾に結合し、(スウッ)次に食べた苦味や酸味のある食べ物(レモンやライムなど)および薬剤を甘く感じさせる。
この効果は30分から2時間程度持続する。(スウッ)ミラクリン自体は甘味料ではなく、感じる甘味は後続の食べ物に左右される」
まるでどこかのネット百科事典から引っ張ってきたような説明を
早苗は一気にこなして見せる。
当然、早すぎて鈴仙には良く聞こえないのだが…。
鈴仙「――え、ええ…(どうりで、甘くないと思ったわ…)」
432 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 23:31:25 ID:UYLuKTlk
何とか搾るようにではあるが、声を上げる事に成功する。
そして、鈴仙がしっかりと話を聞いていたか否かを全く気にする事もなく、勝手に感動していた。
早苗「ああ…! 神奈子様、諏訪子様。 早苗は今日も善行を積みました…!
未開の野蛮な民に、文明の光を与える事に成功しました…!」
鈴仙「(――さっきはあれだけ寛容な事を言っておきながら。 言動はとことん危険な宗教なのが、全くもう…)」
そして、そんなダブルスタンダードな早苗の態度に些か辟易とする鈴仙だった。
佳歩「チョコバナナ美味しい…(鈴仙さま、楽しそうだなぁ…)」
*早苗の評価値が上がりました。
*所持金が減少しました。1610→1110
433 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 23:33:20 ID:UYLuKTlk
佳歩「気づけば、もうすっかり暗くなってますね…」
鈴仙「そ、そうね…! 赤ちょうちんが綺麗に光ってるわね!
(うーむ。 門限を考えると、この行動がラストくらいかしら。 何をしようかなぁ…)」
A:知り合いを探してみる。(成功率:高(2人のため))
B:もう一回佳歩と二人で回る!
C:とりあえず盆踊りをする!
D:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。
*この選択肢が最後の行動選択になります。
(誰と回る?→屋台選択→イベント→誰と回る? …という風に進行します)
434 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:37:32 ID:v9+lLGXk
A
435 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:37:37 ID:2t7ijq3I
B
436 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:37:42 ID:xhfumOqc
A
437 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:37:43 ID:Qar8eZtg
A
438 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 23:44:54 ID:UYLuKTlk
A:知り合いを探してみる。(成功率:高(2人のため))
鈴仙「(さっきは佳歩と遊んじゃったけど、こうして他のチームの人と
交流できるのもあんまり無いからねぇ…。 この機会を有効活用するのよ!)」
鈴仙は、もう一度目を凝らして知り合いが周囲に居ないかを探した。
先着1名様で、
★鈴仙の知り合い判定A→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ・ハート・スペード→誰かに会う! それは…(下の結果表に対応する数値のキャラに会います)
クラブ→佳歩「鈴仙さま! 次はあっちのお店に行きましょ!」鈴仙「あっ、佳歩…!(うーん、まあいいか)」
JOKER→
タケシ
「よろしくな!」鈴仙「(誰コイツ…?)」
〜クラブ以外時の人物判定表〜
K→森崎「ったくよー。 どうして俺がお前なんかとこんなクソみたいな…」魔理沙「まぁま、堅い事は言いっこなしだぜ?」
Q→妖夢「あっ、鈴仙!」鈴仙「妖夢じゃない! 元気してた!?」
J→レミリア「ククク…赤き宝石よ。 我が物にならんか…?」咲夜「リンゴアメは虫歯になるのでダメです、お嬢様」
10→さとり「…久しぶりに地上に出ましたが。 こうした祭りも良い物ですね」お燐「ですよね、ですよね〜!?」
9→チルノ「ヒャッホー! あたいのダンスを見ろ〜!」大妖精「盆踊りだよ、チルノちゃん!?」来生「じゃあ俺のドリブルを見ろ〜!」
8→響子「わーい! お祭りだよ〜♪」村紗「あまりはしゃがないでね、響子」一輪「隠れて飲む酒は最高ね…」
7→慧音「やあ鈴仙。 何となく来るんじゃないかと思っていたよ」妹紅「あはっ、楽しんでる鈴仙?」
6→萃香「うっひょ〜! 酒だ酒だ―い! 祭りは酒だーい!!」勇儀「飲まなきゃ損だな! ああ!」
5→イ「む。 確か君達は…」里人@「知っているのか、李さん?」
4→にとり「さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 今ならなんと! 3DSが当たるくじ引き屋だよ〜!!」
3→小町「ふう…やはり祭りの日は日々の労働を忘れにゃならんねぇ♪」
2→中里「…不埒な妖怪が紛れて居らんといいでゴザルが(むほおお! 浴衣の女子は最高でゴザルよ!)」
1→幽香「あら…ちょっと顔貸してくれないかしら?」鈴仙「ヒイィ!?」(*バッドイベントではありません)
439 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:45:19 ID:???
★鈴仙の知り合い判定A→
ダイヤ10
★
440 :
森崎名無しさん
:2013/10/23(水) 23:45:39 ID:???
★鈴仙の知り合い判定A→
ダイヤ8
★
441 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/23(水) 23:46:31 ID:???
鈴仙、地底のさとり妖怪に会う!?
…と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
442 :
森崎名無しさん
:2013/10/24(木) 01:12:13 ID:???
幽香「あら…ちょっと耳貸してくれないかしら?」に錯覚したよ
乙でした
443 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/24(木) 23:12:58 ID:???
こんばんは。少しだけになりますが更新をしていきます。
>>442
乙ありがとうございます。
耳もある意味重要ですね…鈴仙的にはw
★鈴仙の知り合い判定A→ ダイヤ10 ★
10→さとり「…久しぶりに地上に出ましたが。 こうした祭りも良い物ですね」お燐「ですよね、ですよね〜!?」
鈴仙「――あっ。 あの赤い髪は」
鈴仙の視界の向こう側には、やや深みがかった赤色の髪の少女と……
パチュリーに似た色の髪を持つ、背の低い少女が二人。
鈴仙はそのうちの一人と面識があるような気がして、おもむろに近づいてみると…
お燐「おおっ、病院のお姉さん!」
鈴仙「やっぱり貴女だったのね。 えっと…お燐、さん」
お燐「あはははっ! お燐で良いってば! ね、れ……えー、うどん…えー。
――オホン。 病院のお姉さん!」
鈴仙「(絶対に私の名前覚えてないわね、コイツ…!)」
赤髪の少女――お燐は、猫のように人懐っこく、鈴仙の肩を叩きながら語りかけてくる。
明るく甲高い声は元気を与える一方で、聞いているだけで疲れてしまう。
さとり「……『絶対に私の名前覚えてないだろ、コイツ』…ですか。
これでもお燐はウチのペットの中では賢い方ですし。
それにとっても良い子なので、どうか許してやってくださいな」
鈴仙「は…はぁ…(か――彼女が噂の覚妖怪ね…!)」
444 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/24(木) 23:14:15 ID:???
そして――もう一人の少女はつまらなそうにしっとりとした目線を鈴仙に向けて、
言葉遣いこそ丁寧だが、どこかよそよそしく鈴仙に話しかけて来る。
彼女こそが、地霊殿の主にしてお燐の飼い主でもある覚妖怪の少女・古明地さとりだった。
佳歩「鈴仙さま、お知り合いですか?」
鈴仙「え、ええ。 まぁ…」
鈴仙の背中について来ていた佳歩も、ようやく追いついたのか、
鈴仙の見知らぬ友人たちを見て、疑問を投げかける。
お燐「そうそう! えー……れいせん! れいせんは前にちょっとだけ一緒にサッカーをやった仲でね!
ま、私のトモダチだよ、トモダチ!」
佳歩「そ、そうだったんですね…!(鈴仙さま、私が知らない所でこんな人とも仲良くなってたんだ…)」
鈴仙「(そこまで言う程の仲じゃあないけどねぇ…)」
一緒にサッカーをしたとは言っても、そう長時間試合で一緒だった訳でもないのだから、
正直言い過ぎではないかと鈴仙は思ったが…しかし、ここに突っ込むのも野暮と思い、口を噤むが。
さとり「――お燐。 鈴仙さんは、『そこまで言うほどの仲ではない』…って言っているけれど?」
お燐「が、がびーん! そんなぁ、あたいはショックだよ〜!」
人の心は実況しなければ済まないのか、さとりは会話に口を挟んで来てしまい、
お燐はかなり大袈裟な動作を取って地面にへたりこむ。
445 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/24(木) 23:15:15 ID:LSvyO6Ao
鈴仙「(さ――覚妖怪って凄いのね…! 始めて会ったし、出来れば少しは仲良くなりたいのだけど…。
どう言った話題を振ったら良いのかな…?)」
A:今日のお祭りについて。
B:ペットとしてのお燐について。
C:地霊殿のサッカーチームについて。
D:地底の生活について。
E:地霊温泉郷について。
F:地底の財宝について。
G:鈴仙「(うーん、さとりさん。 どんな話題振ったらいいですか…?)」さとり「そうですねぇ…」
H:それよりお燐と話してみる。(更に選択)
I:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で続行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。
446 :
森崎名無しさん
:2013/10/24(木) 23:16:24 ID:V/PoGIXM
A
447 :
森崎名無しさん
:2013/10/24(木) 23:17:02 ID:rY/IcxkU
G
448 :
森崎名無しさん
:2013/10/24(木) 23:24:16 ID:IEkr2PNc
F 武器も買ったしお燐からも聞いたし
449 :
森崎名無しさん
:2013/10/24(木) 23:24:43 ID:rY/IcxkU
Fに変更します
450 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/24(木) 23:43:09 ID:???
F:地底の財宝について。
さとり「財宝……? ――ああ、お燐から聞いたんですね。
全く、あの子ったら本当にゴシップが好きなんだから…」
鈴仙「(…ぷっ。 外見は可愛らしいのに、仕草は何だか大人ねぇ。
――と、危ない危ない、心を読まれちゃ失礼だしねぇ…)」
さとり「(という心を既に読んでいるのだけど。 まあ、大目に見てあげましょうか…)」
肩をすくめてはあ、とため息を吐くさとりの格好は、
鈴仙よりも年下の少女というよりは、経験を積んだ妙齢の女性のようであり、
その可愛らしいギャップが鈴仙にとっては酷く滑稽に思えた。
(無論、その心境は既にお見通しなのだが…)
さとり「さて、地底の財宝…とは言っても。 私にはおおよそ検討も付きません。
ペットの噂話なんて、聞いても聞きあきるほどに雑多な物だもの。
…ですが、確かに、【地底を奥深く行けば行くほど、貴重な宝物があるだろう】
という事は本当かと。 地底――旧地獄というのは、それほどまでに広大な物ですから」
鈴仙「(旧地獄…! 聞くところだと、非常に危険な所だと言うけれど)」
さとり「……別に、【貴女くらいの妖怪でしたら、地底の浅層…旧都周辺まで行っても、
おおよそ無事に帰って来ることくらいは出来る】と思います。
そして――強力な武器をお持ちの様ですし。 それならば、充分財宝とやらを確かめる力はあるかと」
鈴仙「あ、ありがとうございます…」
451 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/24(木) 23:44:38 ID:???
――鈴仙は、さとりより直々に実力の認定を受ける。
最近負けがこんでいた鈴仙にとっては、これが一番の心の救いになったのかもしれない。
財宝の情報については、あやふやであったが…少なくとも、今の自分の実力を
客観的に図ってくれたのは間違いが無いのだから。
鈴仙「(私って結構強いのね…! うん、これなら今度地底に行ってみるのもいいかも…!
多分大丈夫な筈…いや、ここは最悪な結果を読みつつも…いやいや、うーん……)」
さとり「(自信満々な者ばかりの幻想郷で、こうも卑屈というか、謙虚と言うか。
こういう子は珍しいわね…。 私としては、もう少し傲慢であった方が、色々と苦労しないと思うのだけど)」
そしてさとりは…そんな鈴仙の心境を読み、少なからずの興味を寄せるのだった。
*さとりの評価値が上がりました。
*さとりの鈴仙に対する評価が、さとり→(珍しい)→鈴仙 になりました。
452 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/24(木) 23:48:12 ID:???
…と、いったところで本日も短いですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
最近はあまり時間が取れておりませんが、もう暫くするとまた時間が取れると思いますので、
ゆっくりたっぷり更新していきたいなと思っています。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
453 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 21:17:46 ID:GLMJ9cGs
そうしてさとりやお燐と会話すること数分。
佳歩の退屈そうな視線に気づいた鈴仙は、
ここらで会話を一旦切り上げて、さとり達と別れることにする。
鈴仙「っと…。 ごめんね佳歩! ちょっと話混んじゃって…」
佳歩「いえいえ、良いんですよ鈴仙さま! 私なんかは空気と思って下さい!」
鈴仙「(佳歩が空気だったら……さぞ、騒がしい空気でしょうねぇ…)」
そうして、すっかり夜も更けた境内を歩く鈴仙と佳歩。
祭りもピークの時間を過ぎており、ちらほらと帰る客も目立つ。
鈴仙「そうねぇ…。 私達も帰りましょうか!」
程良い疲れを感じていた鈴仙も、この流れに乗って帰ろうかと佳歩に提案をする。
佳歩「…………」
すると、佳歩は――?
先着1名様で、
★チョコバナナの味→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→佳歩「あの、鈴仙さま。 実は――」佳歩が話を切り出したぞ!?
ハート→佳歩「今日は、誘って頂いてありがとうございました!」佳歩は強い感謝を抱いているようだ!
スペード・クラブ→佳歩「はいっ! そうですね、鈴仙さま!」普通に元気よく答えた!
クラブA→佳歩「さっきの女……鈴仙さまとどーいう関係なんですか!?」チャキッ 鈴仙「(良い船ね…)」
JOKER→出たら考えます(汗)
454 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 21:19:58 ID:???
★チョコバナナの味→
スペード4
★
455 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 21:43:45 ID:GLMJ9cGs
★チョコバナナの味→ スペード4 ★
スペード・クラブ→佳歩「はいっ! そうですね、鈴仙さま!」普通に元気よく答えた!
鈴仙「(少しだけ返事に時間があったけど…。 もうちょっと遊びたかったのかしら?)
――大丈夫? 佳歩、遊び足りてなかったりしない?」
鈴仙は少しだけ、佳歩の沈黙に違和感を覚えるが…。
佳歩「ううん、大丈夫です! 帰ったら、ウサギBちゃんとかに自慢したりしたいですし!」
鈴仙「ああ…。 確かにあの子だったら、こういうイベントとか好きそうだものね…
(うん! 気のせいみたいね。 良かった良かった…)」
――元気そうな様子を見て、すぐにその疑問を撤回させる。
佳歩「(う…うーん。 鈴仙さま、久しぶりにリフレッシュできたような表情だから、
悩みの相談とかしづらいしなぁ……。 鈴仙さまに重い女って思われたくないし…
それから、それから……)」
鈴仙「あっ、佳歩…! 花火上がってるわよ、花火!」
佳歩「(うん! やっぱり言えないッ!?)――はいっ、鈴仙さま!!」
しかし、その内実は相変わらずの悩みと思考で一杯の佳歩だったのだが…。
それでも、鈴仙や仲間のお陰でそこまで思いつめては居なかったため、
そのあたりは救いだっただろうか。
何はともあれ、鈴仙と佳歩は縁日で、楽しいひと夏の想い出を作ることに成功したのだった。
*佳歩の評価値が上がりました。
456 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 21:46:40 ID:GLMJ9cGs
〜8月4週・自由行動フェイズ@〜
鈴仙「――ふう。 昨日は楽しかったわね…! 佳歩も満足してそうだったし、
後は試合までの数少ない時間を、如何に有意義に過ごせるかがカギになるわね!
あ、あと票決が3票に戻っているから、注意してね!!」
現在の能力値
選手 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低
鈴仙 48 49 50 47 46 43 47 330 2 2
最大ガッツ:860
現在のおこづかい:1110
永琳印象値:31
人気:33
狂気度:25
所持アイテム:伝説の眼鏡(使用するとセーブ力+1、使いたい人に手渡す必要アリ)、焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)、
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)
シズハのしるし(秋限定で各練習時、判定に+! dice/2される。 1回まで使用可)、ふわたり手形(バイト給料が無給になる)
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
457 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 21:49:21 ID:jSTrqP3A
A
中山のイベントに再挑戦かな。
458 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 21:53:42 ID:LsoOGSo6
A
459 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 21:54:49 ID:BmEuDprI
A
460 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 21:56:24 ID:GLMJ9cGs
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
鈴仙「さて、今日は永遠亭の中の――誰を訪ねようかしら?」
A:永琳に会いに行く。
B:輝夜に会いに行く。
C:てゐに会いに行く。
D:佳歩に会いに行く。
E:ウサギ達に会いに行く(会いたいウサギを指定してください。例:ウサギB)
F:中山に会いに行く。
G:パスカルに会いに行く。
H:自室でゆっくりする(ランダムイベントをもう一回起こせます)
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
461 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 21:57:20 ID:8oIdfrds
F
462 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 21:57:58 ID:LsoOGSo6
F
463 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:00:12 ID:8srBjYgQ
F
フォーマルハウトが火を噴くぜ
464 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 22:08:37 ID:GLMJ9cGs
F:中山に会いに行く。
鈴仙「――となると、中山さんね! こないだのウサを晴らしに行くのよ!…ウサギだけに」
先週の今頃、鈴仙は射命丸の圧倒的なパワーの前に為す術もなくやられてしまっていた。
あの出来事は、普段卑屈な割にはプライドの高い鈴仙の闘争心を上手い具合にくすぶらせており、
実際に、つい先日も小遣いをはたいて強力な銃を購入していたくらいだった。
鈴仙「(――と。ここまで書いておいて難だけれど。 【今日の訪問目的は、この間の騒動関係の続きで良かった】
かしら?)」
A:YES
B:NO
C:NO IDEA
D:RO BERT
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
465 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:11:01 ID:yJP/24Fs
D
466 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:12:55 ID:LsoOGSo6
A
467 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:14:26 ID:AVbDJcTI
D ヒャッホー
468 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:15:25 ID:8oIdfrds
D
さあ、カーニバルだ!
469 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:31:15 ID:???
H:YA HOOO
470 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 22:46:35 ID:GLMJ9cGs
D:RO BERT
鈴仙「――ん? 待てよ? そもそも私とは一体何者…。そしてこの世界の成り立ちとは――うごごご……」
果たしてYESで良かったものか、でもNOは無いし
NO IDEAとか、そもそも何で自分の意思が分からないんだとかおかしいだろ…
そう考えを巡らせる内に鈴仙が辿りついた結論。それは――
鈴仙「そうだ! 全裸になろう! ヒャッホー!!」
バリバリバリッ!
露鈴兎「ヒャッホー! いやん!? 股間が見えちゃう!?」
鈴仙の身体をバリバリと破って、中からガタイの良いオッサンが一人出てくる。
そう! 鈴仙・優曇華院・イナバとは世をしのぶ仮の姿であり、
真の姿はこの毛むくじゃらでヒゲがジョリジョリしていて、強靭な胸板からは男のコの匂いがモワッとしてて、
サングラスを掛けたイケメンウサギ(寂しいと死んじゃうの☆)・露鈴兎・本後宇院・イナバだったのだ!
露鈴兎「さっそくこの愛され♂ボデーで少年達を愛しに行かなくちゃ!?」
ダダダダダダ!
露鈴兎は強引なドリブル(全裸)で、中山の部屋の襖を処女の衣服のようにビリビリと引きちぎる。
中山「な――何ですか、あんたは!? 警察を呼びますよ!」
露鈴兎「ウホッ、良い男…!」
中山「や、やめろ! 来るんじゃない!?」
露鈴兎「ムホホ! ツンデレテラモエスwwwwwwww」
471 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 22:47:52 ID:GLMJ9cGs
露鈴兎は、まるでウサギを狩るときのライオン(もちろんオス)のように
中山のその引きしまった身体へとダイビングボレーを放つ。
中山は処女のように、ソウルブロックで露鈴兎を拒み続けるが…限界は近い。
このまま露鈴兎が、ウイスキー1本分の価値があるほのぼのレ○プに成功すると思った次の瞬間!?
張幡 す「ひどいわ、露鈴兎…! 俺との関係は遊びだったのね!?」
露鈴兎「ち、違う違う! これは浮体! 心は何時までもお前と一緒さ!」
張幡 す「なぜ…なぜなの。 なぜなのよーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?」
バアアアアアアアアン!!
そして露鈴兎はお空の星となった(もちろんオス)
ででんでんででででん♪←ゲーム版2の例の音楽
BAD END 4
「ないすぱんつろべるっと 第1話」
*混沌とした結末を迎えた為、狂気度が加算されます。25→27
*前の選択肢からやり直しさせて頂きます。
472 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 22:49:47 ID:GLMJ9cGs
鈴仙「――ハッ! ドリームか!? ううう、せめて夢の中くらいはまともな世界に居させてよぉ…
――な、何はともあれ! 【今日の訪問目的は、この間の騒動関係の続きで良かった】かだけど…」
A:YES
B:NO
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
473 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:50:41 ID:jSTrqP3A
A
474 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 22:52:48 ID:UCueqVtM
A
475 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 23:00:42 ID:xC5FB3Lo
A
476 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 23:36:48 ID:GLMJ9cGs
A:YES
鈴仙「(まあ、これで行くっきゃないわね! 絶対にあのブン屋をギャフンと言わせてやるんだから!)」
鈴仙は密かにそう決意して、中山の部屋の襖を開ける。
中山も鈴仙のそんな思考を読み取っていたのか、
中山「ああ、俺なら準備OKさ。 札も持ったし、応急処置の道具も今日は用意した」
と、中山らしくもなく装い充分、やる気も万端と言った状態だった。
鈴仙「フフ…分かってるじゃない、中山さん! それじゃあ、今日も張り切っていくわよ!」
そんな中山の様子に鼓舞された鈴仙は、ますます打倒・射命丸に向けて勢いを強めて行くが…。
中山「(目的忘れてそうだなァ、鈴仙さん…)」
流石の中山は、鈴仙とは違い、本来の目的をしっかりと認識しているようだった。
そして、二人は勢い良く竹林を超えて人里に辿りつき…目当ての人物にも
運の良い事にすぐに出会う事が出来た。
射命丸「おや。 貴女は脱走兵さんじゃありませんか。
こないだの逃げっぷり、良い絵になりましたよ」
鈴仙「…減らず口を叩けるのも、ここまでよ。 なんたって、私はこの前の
敗北を受けて、パワーアップしたんだからね。 …至高の銃、フォーマルハウトの力で!」
射命丸「ほう、それは面白い…。 それでは決まりです。
貴女が負けたら――今度から貴女のあだ名はフォーマルハウト(笑)です!」
477 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/25(金) 23:37:48 ID:GLMJ9cGs
鈴仙「良いじゃない、その代わりアンタが負けたら、『おい幻想郷最速、カバン持っとけ』とか
イジリ倒してやるんだから!」
射命丸「やめろォ!? …とでも言うとお思いで? その弱点なら――克服済みよっ!?」
互いの最低限のプライドを掛けた、醜いながらも必死な争い。
この戦いの勝者は一体―――?
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★射命丸→戦闘力 8 + ( ! card )+(手加減-4)=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【射命丸】
≧5→完勝! おい幻想郷最速、みっともなく敗北しとけ
≧2→ 勝利! 射命丸は小物な捨てゼリフと共に去っていった!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、本気を出した天狗の真髄を再び垣間見る。
≦5→完敗…。 鈴仙のアダ名が『フォーマルハウト(笑)』になる!?
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
射命丸のマークがダイヤの時、「風神少女(+4)」が発動します。
478 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 23:38:48 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ハート4
)+(
スペード5
)=★
479 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 23:40:52 ID:???
★射命丸→戦闘力 8 + (
ハート2
)+(手加減-4)=★
480 :
森崎名無しさん
:2013/10/25(金) 23:41:00 ID:???
★射命丸→戦闘力 8 + (
ダイヤ2
)+(手加減-4)=★
481 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 00:37:38 ID:???
本当はもう少し書きたかったのですが、今日はここまでにしようと思います。
中々進まず申し訳ないですが、明日と明後日は大目に更新出来ればと思っています。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
482 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 20:33:12 ID:???
ドヤ鈴仙「この銃は良い銃だ」
483 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 22:48:06 ID:???
こんばんは、かなり遅くなりましたがその分密度濃い目に更新したいと思います。
>>482
鈴仙が強くなったのは良いんですが、それでもどこか不安なのは私だけでしょうか…w
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ハート4 )+( スペード5 )=15★
★射命丸→戦闘力 8 + ( ハート2 )+(手加減-4)+(狂気の瞳-2)=4★
≧5→完勝! おい幻想郷最速、みっともなく敗北しとけ
鈴仙「でりゃああっ!」
バババババババババババッ!
前回の敗因は、弾幕の密度が薄く抜けだす隙があったこと。
それを踏まえて鈴仙は、前回以上の速度と密度を備えた弾幕の結界を作り出す。
一口に言えども実行は困難な対策である筈だったが…香霖堂で購入した銃の効果や、
射命丸の動きが前に比べて明らかに緩慢だったという事も相まって、
その作戦は鈴仙の意の通りに進み――。
射命丸「(ぐっ…!? だ、ダメ――!? 逃げ、られない…!?)」
射命丸はとうとう回避場所を失ってしまう。
それでも、妖力を防御に傾け、必死にこの攻撃を耐えきらんと踏ん張る射命丸だったが――。
鈴仙「――チェックメイトよ」
ギュウン! ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
射命丸「何ですって…? 弾幕に、うねりが…!?」
鈴仙「狂気の瞳の力を操って、波長を最速に設定させて頂いたわ。
より、ぬかりなく相手を殲滅するためにね」
484 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 22:49:59 ID:???
射命丸「バカな…!? 誇り高き烏天狗でもある、この私が…! ギャアアアアアアッ!?」
バシュウウウウウウン!!
鈴仙の弾幕は量だけでは無く、質にも優れる。
一発一発が必殺の銃弾は、射命丸の強靭な身体を激しく焼き尽くし――。
射命丸「そ、そんな筈では…! ――む、無念です!?」
バタリ。軽い音を立てて地面に醜く倒れる。
慢心により、全力を発揮しきれていないという側面こそあったが…
それでも、鈴仙はにっくき射命丸を相手に、見事な完勝を遂げたのだった。
中山「れ――鈴仙さん、凄いぞ! まるで強力な妖怪みたいじゃないか!?」
鈴仙「フフ……まあ、こんなものね(――こないだ買った銃が無かったら、結構ギリギリだったけど…)」
心からの畏怖と尊敬の念を込めて駆け寄る中山に、鈴仙はフッと大人っぽく微笑み、
最大限の強がりで、中山に成果を誇ってみせる。
中山「――いや、凄い勝負だった。 これなら、聴衆達もきっと大満足だろうさ。 ほら、見ろ…!」
聴衆「ワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」「れーいーせんっ! れーいーせんっ!」
「射命丸って案外大した事なくね?」「いや、今のはウサギさんが凄かった!」「いえーいっ!」
485 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 22:50:59 ID:???
中山の指し示すとおり、聴衆達の群れはいつの間にか大きくなっており。
そこからは力強い鈴仙コールが聞こえてくる。
そして、一部の聴衆は鈴仙におひねりを投げかけてくれた。それは―――?
先着1名様で、
★勝利ボーナスA→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→ガラクタっぽいアイテムをゲット!(更に判定)
ハート→小銭を拾って、お小遣いが
2
00円アップ!(
4
が0の時は10(=千円)とみなします)
スペード・クラブ→聴衆の高鳴りは大きく、鈴仙の人気がアップ!
クラブA→鈴仙「美味しそうな肉をゲットよ! いっただっきまーす♪」森崎「…本当に食べてしまったのか?(ニヤリ)」
JOKER→中山「やややっ! これは…
超モリサキモード
の書じゃないか!?」
486 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 22:52:40 ID:AFuUhcD+
( 4 が0の時は10(=千円)とみなします)
とありますが、正しくは、
( ! numが0の時は10(=千円)とみなします)
ですね。 念の為補足いたします。
487 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 22:52:50 ID:???
★勝利ボーナスA→
スペード5
★
488 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 22:53:07 ID:???
★勝利ボーナスA→
クラブ4
★
489 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:01:47 ID:???
JOKERいいなあ。超ナカヤマとかできたら面白そうなのに
490 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 23:07:25 ID:AFuUhcD+
★勝利ボーナスA→ スペード5 ★
スペード・クラブ→聴衆の高鳴りは大きく、鈴仙の人気がアップ!
中山「おっ、おひねりが……と、思ったが。 残念ながらビール瓶の王冠だったか」
人里の住民の生活が苦しいのが原因か。
残念ながら、そのおひねりの中で鈴仙の利益になりそうな物は無かった。
鈴仙「いやぁ…でも、凄い歓声! これなら、下手な練習試合よりも賑わってるんじゃないかってくらい!」
中山「…確かに、そうだな。 これで、鈴仙さんの知名度もよりアップしたんじゃないのか?」
――しかし、人気を集めたい鈴仙としては、こうした歓声もまた立派な商品。
暫くは、その熱気に包まれるのであった。
*人気が上昇します。33→36(完勝の為ボーナス多め)
491 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 23:11:25 ID:AFuUhcD+
鈴仙「さて、と……。 人里の回れる場所は、大方回り尽くしたわねぇ。
特に心覚えのある妖怪とか居なかったよね、中山さん?」
中山「ああ……。 今となっては、あの時の光景は、単に俺が寝ぼけていただけだったのかも
しれないな。 ――すまない、でも、そう思ってしまいたくなる」
射命丸を撃破した二人が人里のパトロール兼聞き込み調査を始めてから
早くも二時間程。 そう広くない人里を回りきるには充分な時間であるが、
仮面を被った人妖の情報は一向に見つからず、
小さな茶屋で休みながら(料金は中山が憐れみの目線を帯びながら出してくれた)、
情報を整理していた時の事。 二人はとある人妖の影を見かける。それは―――?
先着1名様で、
★第3戦目の相手は!?→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→星「鈴仙! 貴女までどうして斯様な殺生を! こうなったら殺します!?」鈴仙「(かなり混乱してるわね、星…)」
ハート→こいし「……むしゃむしゃ」鈴仙「(この子、いつの間にか勝手に私達のお団子食べてる…!?)」
スペード→中里「――さあさあ! 現在に蘇りし古代の忍術! 今こそや披露するでゴザるよ!」鈴仙「(見世物かしら…?)」
クラブ→若島津「――言葉は要らん。 俺と戦え」鈴仙「(彼の気配――研ぎ澄まされているわ。 以前よりも、ずっと)」
クラブA→トラガス「夕食でもいかがかな?」鈴仙「(まだ昼過ぎなんだけど…)」
JOKER→
ピエール
「次はお前が相手か。 よろしくな!!」
492 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:14:43 ID:???
★第3戦目の相手は!?→
JOKER
★
493 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:15:32 ID:???
凄い実力者が来たな……
494 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:19:21 ID:???
え?戦えるのか?イオラとかしてくんの?
495 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:19:52 ID:???
序盤に仲間になってそのまま最後まで一線で活躍しそう(小波)
496 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:20:16 ID:???
ナポレオンの上にでも乗ってくるのかw<イオラを使ってくるピエール
497 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:20:40 ID:???
彼がここにいたらフランスやばくね?w
498 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 23:37:37 ID:AFuUhcD+
★第3戦目の相手は!?→ JOKER ★
JOKER→ ピエール 「次はお前が相手か。 よろしくな!!」
ピエール「Puis-je me permettre de m'asseoir a cote de vous?
――と、失礼。 つまり…隣に座っても良いかい? と聞きたかったんだが」
鈴仙「あ――貴方は…?」
中山「(も――もしや。 いや、でも何故そこに…!?)」
鈴仙と中山の座っている隣にやってきた、背の高く美しい外見の男性。
二人は、その男性に見覚えがあった。
とはいえ中山は、その姿をテレビとビデオでしか見る事が出来ず。
鈴仙に至っては、夢の中に出会っただけにすぎない。
しかし、その美しい姿勢と柔和で凛々しい表情の印象は強く、
それ故に、今鈴仙達の傍で、平和そうにみたらし団子を右手に握っている彼こそが、
かの少年だと認めざるを得なかった。
ピエール「…? ひょっとして、お邪魔をしてしまったかい?」
鈴仙「ち、違います。 そうじゃなくて! 貴方は、もしや…?」
中山「もしや…フランスに輝けるフィールドのアーティスト。 エル・シド・ピエールでは…?」
ピエール「…俺の事を、知っているのかい?」
――そして、鈴仙達の認識は正しかった。
彼こそが、かつて(脳内)試合でも対峙したエル・シド・ピエール。
その人本人だったのだから。
499 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:37:49 ID:???
アモロ使いのピエールという可能性もあるな
500 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:40:41 ID:???
このスレではえーりんと一緒に姫様を助けてくれたりしてw
501 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:41:31 ID:???
うどんげが「夢の中で会ったんですよぅ……」とか言い出したらストーカーっぽいなw
502 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/26(土) 23:44:50 ID:AFuUhcD+
中山「――し、失礼かもしれないが…聞かせて頂きたい。
俺の名はこの世界の外でサッカーをやっていた中山政男と言います。
それが、とある拍子でこの世界…幻想郷へと辿りついたのですが、貴方は何故ここへ――?」
中山は耐えられず、ピエールへとゆっくりと、しかし丁寧に問いかけて行く。
本国開催のJr.ユース大会では確かに敗北し、国内からのブーイングは少なく無かったが…。
それでも、フランスJr.ユースを実質一人で引っ張ってきた存在として、
おおよそ順風満帆なサッカー人生を送ってきた筈の彼が、どうしてこのような場所に紛れこんだのか。
ピエール「…ああ、実は……」
ピエールが語る、その原因とは…?
先着1名様で、
★ピエールの幻想入り理由→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→ピエール「それが、練習場に出来ていた謎のスキマに足を滑らせてしまって……アモロが」
ハート→ピエール「少し、国内の事情を受けて思う事があって――気付いたら、ここに居たんだ」
スペード・クラブ→ピエール「実は……ここに居るのは正確には俺ではないらしい。
…と、これだけでは何を言っているか解らないな、済まない」
クラブA→謎の仏蘭西仮面「当然、幻想郷サッカーを陵辱しに来たに決まっているだろうjk…」
謎の向日葵仮面「私達のシャンペン陵辱で、世界を陵辱するのよ!!」 鈴仙「」(白目)
JOKER→ピエール「実は、相方のスライムが行方不明になっていて…」鈴仙「(倒したら仲間になんないかなぁ…)」
503 :
森崎名無しさん
:2013/10/26(土) 23:45:47 ID:???
★ピエールの幻想入り理由→
スペード5
★
504 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 00:04:28 ID:VdqYLQdM
★ピエールの幻想入り理由→ スペード5 ★
スペード・クラブ→ピエール「実は……ここに居るのは正確には俺ではないらしい。
…と、これだけでは何を言っているか解らないな、済まない」
ピエール「――本当はここだけの話なんだが。 どうやら俺の魂のコピーが、
このゲンソウキョウとやらに、一時的に降りて来ており、そのお陰で今こうして存在できる…
とかいうメカニズムがあるらしいんだ」
中山「……? 話が見えないが。つまりは、何処かの勢力にその意識・人格のコピーを召喚された…と言う事ですか?」
ピエール「そう…らしい。 とは言っても、意識は元の俺とも共有しているらしいが、
長続きする代物ではないから、あながち、夢でも見ているような気分ではあるが。
ここ…ゲンソウキョウへは時折、こうして旅行しているんだ」
ピエールは、少しだけ間を置いてから、自分自身について訥々と語り始める。
その内容は、外界の人間からすると荒唐無稽にも程があるまでの物であったが…
鈴仙と、幻想郷での生活がそれなりに長くなった中山にはすんなりと通じる。
鈴仙「(つまりは、ピエール…君をこの世界に一時的に引っ張っている存在が居る。
って事ね。 一体何の為かは分からないけれど……。
うーん、一回会った事があるけれど本当は知り合いって、もどかしい気分ねぇ…。
何かこっちからも話題を振ってみようかしら?)」
A:ピエールを幻想郷へ連れて来た存在について聞いてみる。
B:ピエールがどのくらいの頻度で幻想郷に来ているか聞いてみる。
C:ピエールのサッカーの腕前について聞いてみる。
D:幻想郷で気になった場所や物について聞いてみる。
E:ピエール自身の強さ(サッカーでは無く戦闘での)を聞いてみる。
F:鈴仙「私達、夢の中で会ったんですよぅ……」知り合いアピールをしておく。
G:その他 自由選択枠
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
505 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 00:07:53 ID:KmoAYD06
A
506 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 00:09:35 ID:w5FcHr76
A
507 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 00:15:26 ID:Pz1IiycA
A
508 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 00:32:21 ID:???
Aが選ばれた所で、今日の更新はここまでにしようと思います。
明日こそは沢山更新したい! …ですが、あまり気負わずノンビリやらせて頂こうと思っています。
>>493
所属チームによってはかなり厄介な相手になりますね…
ですが、脳内試合よりは若干の下方修正が…掛かるかもしれません(汗)
>>494
JOKERでしたらイオラ(1/4で+5)やマホトラ(マーク一致時に武器補正を自分の補正に)
を使ってきましたねw
戦闘については、相手が相手ですので選択次第では起こらないかもしれませんね。
>>495
序盤に出て来て仲間になってたら恐らく今頃、キャプテンピエール11とかが連載されてましたね…
(鈴仙はウサギUに格下げ)
>>496
今後フランス戦があれば、JOKERネタでやってみたいですねw
>>497
そこについては…設定等で誤魔化したいと思います(汗)
>>499
ダイヤでしたらそれに近い感じだったかもです。
>>500
今後の展開次第でそういうアイテムやスキルがあっても面白いかもですねw
>>501
想像してみたら面白そうでしたので、選択肢に採用させていただきましたw
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
509 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 12:32:35 ID:VdqYLQdM
こんにちは、今日も更新を始めて行きます。
―――――――――――――――――――――――――――――
A:ピエールを幻想郷へ連れて来た存在について聞いてみる。
鈴仙「うーん……。 少しだけ聞きたいんですけど。
貴方を色々な制約を付けてまで、この世界に連れて来た存在ってのが気になります。
――あっ、私はこの中山さんの友達で鈴仙って言います」
ピエール「ああ、宜しく、レイセン。 ――そして、その存在についてなんだが…」
初対面の鈴仙についてもたじろぐ事はなく、あくまでその余裕を崩さぬ佇まいで
ピエールは優しく語りかける。その内容は――?
先着1名様で、
★LCDピエール→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→ハート+更に詳しく教えてくれる!
ハート→「それは―――」教えてくれたぞ!
スペード→「詳しくは口止めされているんだが…」直接的には教えてくれないけど、ヒントをくれる!
クラブ→「済まないが、今は言えない。 口止めされているんだ」教えてくれない!
クラブA→「謎の向日葵仮面さんの強い思念波を感じて、それを頼りにここへやって来たんだ。 彼女は素晴らしいよ」
JOKER→ピエール「実は――夢で一目ぼれした相手に会いたくって……!」鈴仙「(フラグなの? これ私の春到来フラグなの!?)」
510 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 12:37:40 ID:???
★LCDピエール→
ハート9
★
511 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 14:08:02 ID:VdqYLQdM
★LCDピエール→ ハート9 ★
ハート→「それは―――」教えてくれたぞ!
ピエール「(本当は口止めされているが…いずれバレる話だ。
そこまで強くは言われていないし、ここで話しても問題ないだろう)」
外界での自分を知る者と出会えた事が、ピエールの心を幾ばくか開かせたのだろうか。
ピエールは少し口を軽くして、鈴仙達に自分の所属を打ち明ける事にした。
ピエール「俺を一時的にとはいえ、ここに召喚した存在は――、妖怪の山…と、呼ばれる場所にいる
神社の神々……らしい。 どうやら『神下ろし』とか言われる原理を一部流用して、
霊験ある人形に俺の精神・能力をコピーしているようだ。
何でも、『信仰のため、次の大会で勝利する必要があるので、力を貸して欲しい』という事だったが……」
鈴仙「(妖怪の山の神社……てことは、守矢みらくるずの事でしょうね。
あの神様達、主力が少ないと思ったらこんなあくどい秘密兵器を用意しているなんて…。
――しかも、ピエール君以外にも色々呼んでいそうなのも怖いわね)」
ピエール――の、能力をコピーした存在。
その手法はかつてのヒューガーズの助っ人として活躍したコピーロボットに近い物があるのだろうか。
だがしかし、あくまで偽者であるロボットとは違い、今眼前に居るピエールの意識は本物とシンクロしているという。
512 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 14:10:19 ID:VdqYLQdM
ピエール「――おっと、ここでの内容は余りペラペラ言わないでくれよ?
これでも、俺は彼女達に感謝しているんだ。
国内では決して体験出来ない、新しいサッカーを無償で楽しませて貰っているんだから」
あくまで素っ気なく話すピエールだったが…
その表情は前の試合の時に見たそれとは違い、どこか晴れやかであるように思える。
鈴仙「(――確かに、ピエール君にとっては、フランスJr.ユースみたいな環境とは違う場所で
プレーしたいっていう欲望があったのかも)」
しかし、フランスとの試合を経験している鈴仙は、その理由に何となくの納得がついた。
ほぼ実質的にピエールのワンマンチームにならざるを得ないフランスJr.ユース…いや、
ユースチームはまだ、ナポレオンやボッシ、アモロといった選手が居るだけマシだったかもしれないが、
国内のチームであれば、その負担はより重くなるに違い無い。
鈴仙「(貴族という立場上。 そして、フランスの若手世代の星という立場上、自由に動けない彼にとって、
こうして外遊出来る幻想郷は、幸せな環境なのかも……)」
彼の所属チームに加えて、彼自身の内情を聞けた鈴仙は、
彼の幻想郷での安寧を願わずには居られなかった。
*ピエールが守矢みらくるずの助っ人して活動している事が判明しました。
*彼が負う制約の詳細等についてはまだ不明です。
*ピエールの評価値がやや上がりました。
513 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 14:11:20 ID:VdqYLQdM
中山「(さて…。 何時もならここらで対戦になる所だったが……
彼の紳士的な性格を鑑みるに、可能性としては少ないか――?)」
そして、この状況下で御約束のバトルは有り得るのか。 中山はうっすらと疑問を抱くが――?
先着1名様で、
★ピエールの優しさ…という名前のささやかなJOKERボーナス→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ・ハート→ピエール「話を聞いてくれてありがとう。 これは気持ちだが…」今回は不戦勝!でもボーナスはあるよ!
スペード・クラブ→ピエール「ところで、護身用の力を少し試して欲しいんだが…」今回も戦闘だ!でも2戦目より弱いよ!
JOKER・クラブA→??「秘密を知った者は生かしておきません」チャッ 謎の仮面ハフリーが勝負を挑んできた!?
514 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 14:17:20 ID:???
★ピエールの優しさ…という名前のささやかなJOKERボーナス→
クラブ7
★
515 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 14:41:31 ID:VdqYLQdM
★ピエールの優しさ…という名前のささやかなJOKERボーナス→ クラブ7 ★
ピエール「実は……この世界に召喚されるに当たって、山の神様に力を入れて貰ったらしいんだ。
いくら精神のコピーとはいえ、この世界で死にでもしたら、現実に影響が出てしまうらしいからと言われ、
簡単な妖怪程度なら退治できる程の能力を得たらしいんだが――」
中山「……成程。 つまり、その力の制御の為、鈴仙さんの力を借りたいという事か」
鈴仙「ああ…。 そう言う事だったら力を貸すわよ。 折角色々教えてくれたんだもの。
そのくらいは協力しないとね」
ピエールの提案に、断る理由の無い鈴仙は快諾。
事情ありとは言え、外来人のピエールに自分が負ける訳がないだろう…という
慢心がそこには無い事は無かったが、純粋な善意だった。
ピエール「――ありがとう。 それなら…手加減なしで、掛かってきてくれないか?
正確な力を知りたい。 ―――簡単な妖怪程度では、良く分からなかったからね」
中山「(――? 少しだけ嫌な予感が……)」
516 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 14:47:15 ID:VdqYLQdM
中山の予感をも気にせず、鈴仙は―――。
鈴仙「――さあ、美獣さん! 狂気の瞳で……暫くお寝んねして頂戴!」
ピエール相手に、真っ向から向かうのだった。
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★ピエール→戦闘力 2 + ( ! card )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【ピエール】
≧5→完勝! 鈴仙、格の違いを見せつける!
≧2→ 勝利! ピエールに感謝される!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、少し油断した自分の慢心を恥じる。
≦5→完敗…。 ピエールは れいせんを やっつけた!
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
ピエールのマークがダイヤの時、「バン(+2)」が発動します。
ピエールのマークがハートの時、「ヒール(自分の完敗・敗北時に敵に−5)」が発動します。
この時、数値結果が自分の勝利以上となっても引き分けとして処理されます。
517 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 14:47:50 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
スペードA
)+(
ハートJ
)=★
518 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 14:47:57 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
スペード2
)+(
スペードJ
)=★
519 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 14:48:01 ID:???
★ピエール→戦闘力 2 + (
クラブJ
)=★
520 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 15:30:30 ID:VdqYLQdM
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペードA )+( ハートJ )=18★
★ピエール→戦闘力 2 + ( クラブJ )+(狂気の瞳-2)=11★
≧5→完勝! 鈴仙、格の違いを見せつける!
ピエール「はあっ!」
バシュウウウウッ!!
守矢の神から力を授かったとの受け売りはどうやら間違いではなかったようで、
ピエールはおよそ常人離れしたスピードで鈴仙の懐へとしのびより、
容赦の無い右ストレートを放つ。
しかし、鈴仙もまた得手では無いとはいえども、最低限の肉弾戦については心得がある。
鈴仙はそのストレートをひらりと交わして―――。
鈴仙「覚えておきなさい!――私こそが、波長の勇者なのよー!?」
ブウン! ドッゴオオオン!!
ピエール「ぐわああっ!?」
鮮やかにカウンターを決めて、ピエールの華奢な身体を遥か数十メートル先まで吹き飛ばす。
狂気の瞳による、激しい波長の揺らぎを籠めたその一撃は烏天狗にも匹敵する程であり、
並みの人間ならば、一撃で全身がバラバラになってしまう程度の威力があったが…。
521 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 15:33:04 ID:VdqYLQdM
ピエール「素晴らしい一撃をありがとう…マドモアゼル」
よろよろとピエールは立ちあがる。
幻想の力の恩恵か、彼は耐久力の面でもまた、人間離れした力を身に着けていたのだ。
鈴仙「いえいえ…こっちこそ本気でやっちゃったんだけど――大丈夫だった?」
ピエール「ああ。 生身の肉体ではないからか、多少の無茶は効くようで…。
互角とは言わずとも、何とか生き残る事は出来たよ」
ピエールは苦しそうな表情を浮かべながらも、精一杯の笑顔を作り鈴仙に応じる。
窮地にあっても、それを極力悟られないようにすることが、彼にとっての誇りだった。
ピエール「さて……。 折角実力を測ってくれたんだ。 お礼をしなくてはね」
ピエールは、そう言って懐から何かを取りだした。
それは―――。
先着1名様で、
★勝利ボーナスB→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→何か奇跡が起きそうな気がする、『はたきのようなもの』だ!
ハート→こんな物しかないんだが…と『埼玉銘菓・十万石まんじゅう』を貰った!
スペード→少し怖いが効き目は抜群!『守矢神社のお札』だ!
クラブ→ピエール「俺の家は金持ちだからな。 その『ふわたり手形』を回収してあげよう」
JOKER→ピエール「…アモロが読んでいた漫画しかないんだが。 とっておいてくれないか?」
鈴仙「こ、これは……『ショウの大冒険』!?」
522 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 15:33:27 ID:???
★勝利ボーナスB→
JOKER
★
523 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 15:33:53 ID:???
ええええええええええ
524 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 15:44:04 ID:???
アバン流に目覚めるか…それとも鬼眼を手にするか…
525 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 15:55:51 ID:???
大地の波長を操り、海の波長を操り、空の波長を操る、勇者鈴仙さんの誕生ですね!
526 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 15:57:35 ID:???
この世の何処かには『チュウの大冒険』もあるんだろうか?
527 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 16:11:41 ID:VdqYLQdM
★勝利ボーナスB→ JOKER ★
JOKER→ピエール「…アモロが読んでいた漫画しかないんだが。 とっておいてくれないか?」
鈴仙「こ、これは……『ショウの大冒険』!?」
ピエールが取りだしたのは、一冊の漫画本だった。
少し汚れたその紙面からは、持ち主はさぞこの本を読みこんでいたのだろうと言う事を連想させる。
中山「おっ、今となっては懐かしい漫画だ…! 『ショウの大冒険』じゃないか!」
鈴仙「知っているの、中山さん!?」
中山「ああ、外の世界じゃあ大人気の漫画だったからな」
ショウの大冒険。それは外界――特に日本では『ドラゴンスフィア』に次ぐ人気を誇った作品であり、
『魔物』という妖怪に似た存在が住む島に住む、勇者に憧れる少年・ショウが仲間達とともに
魔王を倒すという、王道ながらも熱く燃える傑作である。
ピエール「アモロから借りたは良いものの、返す機会を失ってしまって。
そうするうちにアモロが間違ってもう一冊買ってしまったから、
そのまま俺の手元にあったんだが、持っていてもどうしようもないからな。
――外界の文化の紹介だ、という事でここはひとつ、許してくれるかい?」
鈴仙「え、ええ……」
528 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 16:14:08 ID:VdqYLQdM
そうして、鈴仙はスッと差し出された漫画をパラパラとめくってみる。
そこに書いてある内容は―――?
先着1名様で、
★ショウの大冒険→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→大魔王・ヴァーンが天地魔闘の構えを見せ圧倒する巻だ!
ハート→主人公のライバル・バトラーとの熱い最終対決シーンがある巻だ!
スペード→主人公の親友・ボッブが勇気を見せて賢者に覚醒する巻だ!
クラブ→中盤の強敵・ファイアイスの名言『勝つのが好きなんだよ!』がある巻だ!
クラブA→大魔王が鬼眼城の姿になるラストバトル! 鈴仙の狂気の瞳が進化し、狂気の鬼眼に…!?
JOKER→鈴仙「超究鈴仙派斬(ウドン・ストラッシュ)か。 悪くないわね……」
アーバン先生の必殺技を見て、鈴仙が何やらインスピレーションを加速させる!
529 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 16:16:18 ID:???
★ショウの大冒険→
ハート6
★
530 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 17:02:57 ID:???
作中一番燃えるシーン…の直前(俺調べ)ですな。
炎の中のハドラーとポップの会話大好き。
531 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 17:13:55 ID:???
はたきのようなものとかしあわせになれるくすりとか
それとなくふし幻臭がする
香霖堂から泥棒するときはベルリナーと遠離の札ですよね
532 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 17:30:03 ID:???
ハドラー好きだったな
533 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 17:47:46 ID:VdqYLQdM
>>523
JOKERさん、また良く出るようになりましたね…w
>>524
最初はクラブA→鈴仙がメガンテを何故か習得!
…とかにしようと思いましたが変えてみましたw
>>525
鈴仙「大地を切り、海を切り、空を切る…これこそがウドンストラッシュよ」ブンブン
中山「(子どもとか良く、傘でアーバンストラッシュしてたなぁ…)」
>>526
チュウも良かったかもですね。鼠の賢将さんとか活躍しそうです。
>>530
あのシーンは感動しますよね…。
作者的にはこの決戦も好きですので判定に入れさせていただきました。
>>531
ふし幻は正直結構ネーミングセンスをパク…インスパイアしていますねw
香霖堂で泥棒選択肢があるのも結構それを意識しています。
>>532
魔王軍のポップポジション的なイメージですね。
僕もハドラーは好きでしたが、バランとかザボエラとかも好きでしたね。
534 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 17:49:59 ID:VdqYLQdM
★ショウの大冒険→ ハート6 ★
ハート→主人公のライバル・バトラーとの熱い最終対決シーンがある巻だ!
中山「――ふうむ。 ここは物語の結構終盤だな…!
この後のバトラーが敵であった筈のボッブを結果的に守る事になったという展開が感動的だが、
ここの戦闘も、俺としては中々好きな展開だな」
鈴仙「(中山さんが若干ネタバレしてる……)な…成程。 それならきっと読んでみるわ」
ピエール「ああ…この辺りは中々に熱い展開が続くからな。 【熱い性格の者】や、【漫画が好きな子ども】
にも読んで貰えば、もしかしたらその者のモチベーションにも役立つかもしれない」
鈴仙「(熱い性格……ウチのチームだったら…中山さんとかパスカル君とかかしら?
あと妹紅も、こういう展開とか好きそうかも。 ウサギ達にも良い刺激になるかもしれないけれど……
以外に姫様が、何かに目覚めてくれたりしたりして)」
元々刺激の少ない永遠亭にとって、こうした漫画は少なからず住民に良い刺激となるだろう。
そう考えて、ピエールからのプレゼントを大切に懐にしまう鈴仙だった。
*アイテム・ショウの大冒険(鈴仙が練習時に使用すれば数値に+3のボーナス。熱い性格の者や子どもに渡せば…?)
を入手しました。
535 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 17:51:35 ID:VdqYLQdM
――中山と鈴仙がピエールと別れを告げて、再び聞き込みを開始するが…。
時間は刻一刻と過ぎて行き、夕刻が近くなる。
中山「うーむ。 鈴仙さん、今日はそろそろ引き揚げようか?」
鈴仙「いえ、もうちょっと。 もうちょっと行きましょう! きっと何かがあるかも!」
――中山と鈴仙の間にも口数はやや少なくなり、
雰囲気は楽しい散歩から、ようやく過酷な調査活動に近くなる。
そして、そんな鈴仙の疲労とは裏腹に―――。
聴衆「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「いけー! やれ、もっとやれー!」「そこだ、決めろーー!!」「やっちまえー!」
中山「(――本当に、聴衆達もよく疲れないな。 彼ら、朝から夜までずっと騒ぎっぱなしじゃないのか?)」
問題となっている、人里のストリートファイトは衰える事もなく、寧ろよりその勢いを増していく。
そして、その中心となっていたのは――。
A:魔理沙「へへっ、ちょろいもんだぜ!」普通の魔法使い・霧雨魔理沙だ!
B:神子「邪悪なる妖怪よ、滅びよ!(指導力と同時に力もアピールしなくちゃね)」聖徳道士・豊聡耳神子だ!
C:白蓮「皆さん! 争いは無益です! それが理解出来ない方は――『わからせて』あげます!」超人・聖白蓮だ!
D:霊夢「ふう…。 懲りないわねぇ、アンタ達も」楽園の素敵な巫女・博麗霊夢だ!
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*選択先が、4戦目の対戦相手になります。
*強さはA<B=C<Dとなりますが、あまり差はないかもです。敵が強い程景品の質も上がる…かもしれません。
*原作シューティングではないですが、4面から敵が強くなります。(全6面+αとなっています)
*これから少し更新に間が空きます。失礼致します。
536 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 17:53:36 ID:3OVz6Z3Y
A
まだ先があるし
537 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 17:53:49 ID:bu5ttVWs
A
538 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 18:18:45 ID:1m9oy7bg
A
539 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 23:39:20 ID:VdqYLQdM
A:魔理沙「へへっ、ちょろいもんだぜ!」普通の魔法使い・霧雨魔理沙だ!
鈴仙と中山がさっきまでの戦闘とは比べ物にならない程の人ごみを掻きわけた先には、
にとり「ひゅえ〜…。 負けたぁ…もう、ダメだぁ〜……バタリ」
魔理沙「――フッ。 にとりよ、その程度の小手先で私の王道を破ろうとは、良い根性してるぜ!」
にとりが背中のリュックから何やらいかつい火器やら銃器やらを放り出しながら、
ばったりと地面に這いつくばっている非常に痛ましい姿だった。
鈴仙「――魔理沙。 貴女もこの騒ぎに一枚噛んでたって訳ね…案の定」
鈴仙はぼそりと独りごちる。しかし魔理沙はその声を耳ざとく聞き取っており、
魔理沙「おっと、うどんげじゃないか。 来いよ、来たら木端微塵にしてやるぜ? あの河童のように」
中山「(彼女、随分とふてぶてしい上に自信満々な態度だな…。 まるで森崎や日向を見ているようだ)」
箒から地上に降り立ったすぐに、人ごみの戦闘に居た鈴仙に対してカツカツと歩み寄る。
鈴仙「(……魔理沙。 思えばこうして面と向かい合うのも久しぶりね。 なんて声をかけようかしら…?)」
A:「あはは……お手柔らかにというかなんというか……」やや弱気に!
B:「にとりは大丈夫なのよね? 急患が出ると困るのだけど」にとりに話を逸らす!
C:「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」自信満々に応戦!
D:「久しぶりというのに随分な御言葉ね、白黒ネズミさん?」かなり勝気に行く!
E:「あの河童…? にとりの事か…? にとりの事かーーーー!!??」私はおこったぞーー! マリーサーーーーーー!!!
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。
540 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/27(日) 23:40:20 ID:???
>>539
×人ごみの戦闘→○人ごみの先頭
でしたね。 失礼しました。
541 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 23:44:01 ID:j5RxtUow
E
542 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 23:44:51 ID:lfbOhl2g
C
543 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 23:48:09 ID:yruSHBvk
C
544 :
森崎名無しさん
:2013/10/27(日) 23:48:37 ID:w5FcHr76
E
545 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/28(月) 00:01:03 ID:???
C:「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」自信満々に応戦!
鈴仙「(いつもの私、今までの私だったらこれで萎縮していたかもしれないけど。
――今日の私は、そうじゃない!)」
ギラギラと強い視線を投げかけてくる魔理沙。
人間である以上、彼女の純粋な戦闘力自体は鈴仙にも大きく劣るが、
彼女にはその洗練された魔法。 そこから放たれる弾幕の熾烈さがある。
一度(二度だったか三度だったかもしれない)魔理沙にボコボコに敗北したトラウマが蘇り、
鈴仙は少しだけ肩を竦めるが――。
鈴仙「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」
ビシッ、と人差し指を魔理沙に突き立て自信満々に豪語する。
サッカーで、そして戦闘で高い実力を身に付けた鈴仙は、
少しずつ、その奥に隠れていた自信を取り戻しつつあったのかもしれない。
魔理沙は、鈴仙のそんな様子に目を丸くして驚き――。
魔理沙「ああ良かった。 ――そうこなくっちゃ、つまらんからな」
ニヤリ、と白い歯を見せて笑う。そして彼女は再び箒に跨って空中に浮き――、
魔理沙「それじゃあ……勝負だぜ、うどんげ! 全力で掛かってこい!」
鈴仙「ええ……の――望む所よっ!(や……やっぱしちょっと怖いかも…?)」
鈴仙もそれに続くように空中にフワリと浮かぶ。
そして、一旦興味を失いかけていた聴衆はその様子を見て、再び戦いへの熱気を取り戻す。
中山「(だ――大丈夫だろうか、鈴仙さん……。 自信を持つのも良いが――俺の見立てでは、
彼女、かなりのやり手だぞ)」
546 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/28(月) 00:02:42 ID:hLS9qRXQ
中山がその様子をハラハラとしながら見守る中、勝負は――?
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★魔理沙→戦闘力 2 + ( ! card )+(ミニ八卦炉+5)=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【魔理沙】
≧5→完勝! 鈴仙、まさかの大勝利だもんげ!(あまりの嬉しさに口調がおかしくなってる)
≧2→ 勝利! 魔理沙、鈴仙の事をちょっとだけ見直す。
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、やっぱし魔理沙の弾幕は凄いなぁ…と、辟易する。
≦5→完敗…。 鈴仙、真っ黒な焼きウサギになり中山に慌てて回収される。
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
魔理沙のマークがダイヤの時、「マスタースパーク(+8)」が発動します。
魔理沙のマークがハート・スペードの時、「スターダストレヴァリエ(+4)」が発動します。
魔理沙の数値がA〜3の場合、「八卦炉オーバーヒート」が発生し、必殺技は不発動となり、ミニ八卦炉の補正が無効になります。
魔理沙のカードがJOKERの時……?
547 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 00:03:21 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ダイヤ4
)+(
クラブ6
)=★
548 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/28(月) 00:04:05 ID:???
判定途中ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
549 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 00:04:10 ID:???
★魔理沙→戦闘力 2 + (
クラブ2
)+(ミニ八卦炉+5)=★
550 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 00:04:46 ID:???
魔理沙「もうだめだ…おしまいだぁ…」
551 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 00:05:12 ID:???
完全勝利じゃないか
552 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 00:16:58 ID:???
乙でした
戦闘だと相手のマークとかで技がどうなってるか分かるから
魔理沙相手なら難易度以外にも選ぶ価値があったね
553 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 00:38:08 ID:???
乙でした。
魔理沙さん強いですね。
マスタースパークとルナティックレッドアイズの差に涙が……
5面、6面、+αは武器あっても厳しい予感がしますね……頑張れ、鈴仙さん。
554 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 01:58:29 ID:???
まさかダイヤ出たら厳しいって思ったけど
まさかピエール以下になるとは
555 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 19:49:25 ID:???
>>53
読み返してみると、練習試合勝利ボーナスの人気が加算されていません?
556 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/28(月) 23:21:20 ID:???
すみません、今日はちょっと更新できなさそうです。
明日も外泊するので結構間が空いてしまいますが、ご了承ください。
>>550-551
まさかここまでボロ負けするとはでしたね…。
>>552
乙ありがとうございます。
戦闘の技とサッカーの技は対応していたり対応していなかったりですね。
そういった意味では、未だ全貌が謎の神子や霊夢も選んで損はさせないつもりでした。
>>553
乙ありがとうございます。
一応隙は持たせたのですが、原作主人公なのでかなり強く設定しています。
鈴仙も戦闘面でも成長は…あるかもですのでお気になさらずです(汗)
武器と言えば銃ばかりを連想してしまうかもしれませんが、
お札や爆弾、果ては下剤等色々ありますのでそうしたアイテムも使えばより有利かもしれません。
ですが、それ無しでも攻略出来るように(初期状態でも運と選択と判定次第では攻略出来るように)
はしているつもりです。
>>554
魔理沙は強いですがあくまで人間の魔法使いですので、
純粋な戦闘力は鈴仙にも劣るかな…と考えての能力設定でしたが、
これでは浮かばれませんね…。
>>555
おっと、申し訳ございません。
次の能力表示時に反映させようと思います。失礼致しました。
それでは、皆さま、もし良ければ明後日までお待ち頂ければと思います。失礼致します。
557 :
森崎名無しさん
:2013/10/28(月) 23:29:17 ID:???
きっとマリーサは禁断の戦法グミ撃ちに走ってしまったからへたれたんだよ…
558 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 22:20:26 ID:z+4wDAcw
こんばんは。久しぶりな感じですが、更新を再開します。
>>557
マリーサ「グミよこせ」
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ダイヤ4 )+( クラブ6 )+(ルナティックレッドアイズ+2)=18★
★魔理沙→戦闘力 2 + ( クラブ2 )+(ミニ八卦炉+5)+(八卦炉オーバーヒート-5)=4★
≧5→完勝! 鈴仙、まさかの大勝利だもんげ!(あまりの嬉しさに口調がおかしくなってる)
鈴仙「(魔理沙は性格上、出し惜しみせずにまずは一撃!
…あのバカみたいな大砲を撃って来そうね。 全力で回避しに行きたいけれど――)」
鈴仙は魔理沙の動きを予測して、まずは迎撃よりも回避を重視する。
威嚇程度に弾幕を軽く放ちながら、魔理沙から一定以上の距離を取って、
警戒を決して解く事はしない。
そして、その正確だが悠長な鈴仙の戦い方は、真っ直ぐな戦いを好む魔理沙の神経を
上手い具合に逆撫でし、
魔理沙「(相変わらず、戦争の教科書みたいなクソ真面目な戦い方をする奴だぜ。
だが、こんな奴を一気に吹っ飛ばすのが、この私の私たる所以だ!)
くらえうどんげ! これが私の―――」
魔理沙は自信の魔力を最大限以上に高めるマジックアイテム・ミニ八卦炉を鈴仙の眼前に突きだして、
詠唱を開始する。そうして高まった魔力の渦が、一点に収束して―――。
魔理沙「マスタァー……スパァァアアアアアアアアアアアク!!!」
―――……バンッ!?
鈍い音を出して、破裂した。
559 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 22:21:49 ID:z+4wDAcw
魔理沙「……およ?」
鈴仙「――ふえっ?」
鈴仙と魔理沙の間抜けな声が、夕暮れの人里に響き渡る。
そして、魔理沙より鈴仙の方が一瞬だけ早くその状況の真意に気付き――。
鈴仙「――ル…ルナティックレッドアイズよ〜〜!?」
バシュン! バババババババババ!!
念の為と、全力の弾幕を魔理沙に向かって放つ。
そして、魔理沙が事態に気付いた時にはもう時は遅く。
魔理沙「(し――しまった! さっき、にとりを全力で焼き払ったすぐにうどんげとぶつかったから、
ミニ八卦炉がオーバーヒートしてしまったんだ!
……くそっ、文の奴ならともかくも、私のスピードじゃあ、避け、られない――!?)うひゃああああっ!?」
ピチューン!
―――その努力に裏打ちされた素晴らしい弾幕で、数々の功績を挙げ続けて来た
主人公・霧雨魔理沙は……何ともみっともない格好で、敗北を曝してしまったのである。
560 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 22:23:16 ID:z+4wDAcw
魔理沙「――くっそぉ〜。 今のはノーカンもう一回! …って言いたい所だが。
今日の所はこの程度にしといてやるぜ」
鈴仙「あら? 何ともみっともない捨て台詞だけど。 そんなんで良いのかしら?」
魔理沙「いいんだよ。 次の勝利が、前の敗北を洗い流してくれる。
敗北を悔やんでる暇があるならば、とっとと帰って次の研究でもしてた方が合理的だ」
生粋の負けず嫌いなのであろう、魔理沙の口調は大変不機嫌そうな物であったが…。
それでも、彼女は決してそれに腐るような人間では無かった。
魔理沙「…ところで。 お前と――そこの後ろで見ている外来人。
二人して日中人里を嗅ぎまわってるって聞いたが。 何か異変でもあったのか?」
鈴仙「――そうそう。 実は……」
そして、魔理沙はそれで勝負はおしまい、と言わんばかりに
再び普段のざっくばらんとした口調に戻る。
まるで勝負を忘れたかのような様子だが…彼女に限って、そうした事は無い筈である。
恐らく、相当の無理をしているのだろう。(当然、事件への好奇心は多々にあるだろうが)
そのため、せめてもの気晴らしにと鈴仙は魔理沙に自分たちの行動の一部始終を語る。
一言一言話すたびに「ほうほう」とか「ふむふむ」とか忙しなく相槌を打ってくれる魔理沙は、
鈴仙にとって意外と良き話し相手だった。
魔理沙「……ふーむ。 だがまあ、私は知らないな。 その…仮面を被った人間達は。
――夜は大体、自宅で研究してるか寝てるかだ」
鈴仙「そう……。 魔理沙も知らないんだ」
魔理沙「悪いな。 だが、情報提供感謝するぜ」
561 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 22:32:21 ID:z+4wDAcw
しかし、事情通に見える魔理沙も今回の一件については知らないと首を振る。
……もっとも、彼女が夜の人里を知らないのは別の理由(森崎とのサッカーの練習)があったりするのだが。
魔理沙「まあ、そういう事なら私も別口で調べさせて貰おうか。
そしてこれは―――勝利商品だ」
最後に魔理沙は、鈴仙にとある物を鈴仙の元へ投げつける。
最後までそっけの無い態度だったが、人の物を奪うのが好きな魔理沙が
人に物を渡すのは間違いなく、彼女なりの鈴仙への敬意の表れだった。
鈴仙「これは……?」
そして、魔理沙が手渡したアイテムの全貌は…?
先着1名様で、
★勝利ボーナスC→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→ハート+魔理沙「これ、私のサイズじゃ合わなかったんだよな」
鈴仙「『ファルコンスパイク』…。どうやって入手したかは聞かないでおきましょ」
ハート→魔理沙「ほれ、これは大事だぞ?」鈴仙「エクステンドアイテムね! これは確かに大事!」
スペード→魔理沙「にとりからの戦利品だが。 とっときな」鈴仙「『河童特製尻子玉爆弾』。 貰って損はないわね」
クラブ→魔理沙「永琳にでも見て貰ってくれ」鈴仙「『あやしいキノコ』ね…」
JOKER→魔理沙「魅魔様特製のブラックボールだ。 お前にやるよ。 私にはもう必要ないからな」
*大観衆の中勝利したので、人気が上がります。36→38
562 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 22:33:51 ID:???
★勝利ボーナスC→
ダイヤQ
★
563 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 22:33:58 ID:VoRn5tn6
★勝利ボーナスC→
ダイヤA
★
564 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 22:36:22 ID:???
大観衆(ならずもの)「マリーサ王女バイバーイ!!」
565 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:07:24 ID:z+4wDAcw
★勝利ボーナスC→ ダイヤQ ★
ダイヤ→ハート+魔理沙「これ、私のサイズじゃ合わなかったんだよな」
鈴仙「『ファルコンスパイク』…。どうやって入手したかは聞かないでおきましょ」
鈴仙「――こ、これは…!」
魔理沙が鈴仙に投げてよこしたアイテムは二つだったが…その内の一つ、
ピンク色の輝きを放つ正方形の物体は鈴仙の胸元で淡く光って消える。
中山「……? 鈴仙さん、それは――?」
鈴仙「ええ、まあ――何と言うか。 とってもありがたいアイテムよ!」
中山「そ、そうなのか…(あまり深くを触れてはいけないのだろうか…)」
外来人である中山はイマイチ飲みこめないが…このアイテムにより、
鈴仙はこの戦いの間。多少の敗北に対して随分と撃たれ強くなったのである。
*鈴仙がエクステンド! このイベント中、鈴仙は1回の敗北・完敗を無効化し引き分けに出来ます。
566 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:08:55 ID:z+4wDAcw
そして、もう一つのアイテム。これはやや大きめのサイズのスパイクだった。
魔理沙から仔細を聞こうにも、彼女はもうそそくさと人里から去ってしまっている。
だがしかし、その靴には付属の説明書が付きっ放しだったため、
中山「――ファルコンスパイク。 1試合分のシュートがポストに当たるのを阻止する夢のアイテム…だそうだ」
中山が、その手書きの説明書を読み上げる。
鈴仙「あっ! そのアイテム知ってる! 香霖堂で売ってるんだけど、結構高いのよね…」
説明を聞いてピンと来た鈴仙は、不意に高価な有用アイテムが手に入った事を少なからず喜んだが――。
その説明書と一緒に付いていた、香霖堂の値札については無視する事にした。
*鈴仙がファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)を入手しました。
567 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:14:05 ID:z+4wDAcw
そして……夕刻も残り僅か。
赤い夕陽が人里外れの草原を焼き尽くす中、鈴仙と中山はゆっくりと歩いていた。
中心部に何も無いとなると、もはや歩いていないのはここしかない。
それに妖怪も出没しやすいここならば、また別の手掛かりがあるかもしれない。
鈴仙「はぁ…。 やっぱり何も無かったわね…。 そろそろ帰ろうかしら…」
中山「うーむ。 そうしようか…」
しかし、それでも手掛かりは何も無い。
このまま竹林に入って帰ろうか――鈴仙達がそう思いかけていた時。
永琳「あら…。 こんな所に居たのね、鈴仙」
鈴仙「しっ……師匠!?」
竹林の方から歩いてくる、背の高い人影。
その見覚えのあるシルエットは、やはり――永琳だった。
永琳「…全く。 どこをほっつき歩いてたのかは知らないけど、もうすぐ門限じゃないの。
聴衆なんて集めて人気取りだか何だか知らないけれど、
あんたはそれよりも、看護師として色々仕事があるでしょうが。
さっさと今日は引き揚げて来なさいな。姫様がご飯作って待ってるわよ」
はあ、とため息をつきながら肩をすくめて鈴仙を睨む永琳の視線は多分冷たく、
まるで帰らなかったらお仕置きと言わんばかりの鋭さである。
568 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:15:14 ID:z+4wDAcw
鈴仙「(――う、うーん。 まさか師匠が直々に御出見えになるなんて…。
でも、師匠の言う通りに、今日は帰った方が良いのかしら―――?)」
中山「(何だか、違和感を感じるが……気のせいだろうか?)」
A:師匠の言う通り、今日は帰る!
B:うーん、もう少し探索します!
C:アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?
D:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。
569 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 23:15:57 ID:XYl2TCik
C
ぬえたそ〜
570 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 23:16:07 ID:t8YwlzNY
C
姫様がご飯だって!
571 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:41:32 ID:z+4wDAcw
C:アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?
鈴仙「(ち…違う! 特に根拠は無いけどなんかおかしいわ!この方は。 いえ……こいつは、師匠なんかじゃない!?)
――アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?」
その外見、仕草、口ぶり、表情や視線。
全てが永琳そのものであったが、しかし目の前の女性は永琳ではない。
長年の従者としての感覚から、鈴仙は真っ先にそう口を突いた。
永琳「……はぁ? 何を言っているの、鈴仙。 どこかで悪い薬でも飲んだのかしら?
私は私に決まっているでしょうが。 ……それとも、死よりも酷く惨たらしい目にでも会いたいのかしら?」
鈴仙「ひ、ヒイイ!?」
――しかし、突然突拍子も無い事を弟子に言われた永琳としては流石に愉快な気分になる筈もなく。
その目線は冷たいを通りこして、鈴仙を2、3回程まとめて殺しそうなまでの勢いを放つ。
中山「れ…鈴仙さん!」
その視線の巻き添えを食らった中山はたまらず、鈴仙の肩を掴みヒソヒソ話を始める。
中山「鈴仙さん。 確かにあの永琳さんにはどこか違和感があるのは分かる。
だがしかし、あの言い方で素直に事が運ぶ訳がないじゃないか…」
鈴仙「い、いやぁ…。 ついノリで」
中山「――良いかい、鈴仙さん。 仮にあの永琳さんが偽者だったとして、
それを論理的に証明出来るような何かが無ければどうにもならない。
そうで無ければ、相手の術中に自分から嵌りに行くだけだ」
鈴仙「え、ええ…。 でも、正直言って。 見た目も仕草も口調も。
何もかもが師匠過ぎるから、私もカンでしか物を言えないというか……」
572 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:42:32 ID:z+4wDAcw
中山「――いや、そんな事はないさ。 相手は少しとはいえ、こっちと会話をしたんだ。
もしもあの永琳さんが偽者なら。その中の何処かに、永琳さんらしからぬ決定的なボロがある筈さ。
それこそ、永琳さんならばとても有り得ないような行動をしている筈だ」
鈴仙「師匠らしからぬ行動、ねぇ…」
鈴仙は永琳について想いを馳せる。
常に冷静で論理的であり、永遠亭の頭脳・月の頭脳とまで呼ばれるその聡明さ。
輝夜を溺愛している反面、他者には若干引いたような節がある一方で、
鈴仙には常に厳格。 しかし、それでも鈴仙をここまで導いてくれた恩人でもある。
永琳「どうしたのかしら? さっさと帰るわよ。 ……聴衆の皆も、さっさと帰った方が良いって思ってるんじゃないかしら?」
鈴仙「は……はぁ…(――って、聴衆?)」
聴衆「――――」
鈴仙が思考を巡らせている間にも、永琳の問いかけは続く。
気づけば、鈴仙と中山。そして永琳を囲んだ巨大な聴衆が出来あがっており、
彼はみな興味しんしんに鈴仙達の動向を伺っていた。
鈴仙「(な…何か気味が悪いわ…! でもとにかく、前の師匠のやりとりから。
特に決定的におかしい所を一つ、上げてみなくっちゃ)いえ。 それには及ばないわ…師匠の偽者!」
永琳「はぁ。 ……これは、帰ったら緊急手術が必要かしら?」
573 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:43:35 ID:z+4wDAcw
鈴仙が勇気を振り絞って永琳を指差すも――永琳の冷たい態度、そして余裕は変わらない。
鈴仙は、もう引けない状況まで追い詰められていた。
鈴仙「貴女には、師匠では絶対やらないような。そう言わないような! 決定的に矛盾した所があるわ!それは――」
A:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!
B:私は看護師じゃない! 薬師見習いよ!
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!
D:師匠が外出? そんな事、今まで殆ど無かったわ!
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
F:師匠は私に対してもっと優しいわ!
G:師匠はメイド服マニアなのよ! 緊急手術の前にメイド服を着せるに決まっているわ!
H:というかもう、アンタはとにかく偽者なのよ! アンタの顔面にマインドスターマインよ!
I:その他 自由選択枠
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
574 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/30(水) 23:46:44 ID:z+4wDAcw
…と、言った所で選択途中ですが今日の更新はここまでにしようと思います。
日付をまたいで票が集まらない場合は、申し訳ございませんが再投票をお願い致します。
>>564
ま、魔理沙さんの姿は(まだ)お笑いじゃないから…(震え声)
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
575 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 23:47:23 ID:JEN4VN0k
A
576 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 23:47:34 ID:HfwWt1cg
A
577 :
森崎名無しさん
:2013/10/30(水) 23:55:02 ID:XYl2TCik
A
578 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 19:17:51 ID:???
狸と狐の変化に尻尾を隠せないそうだけど、本人が化けてるとも限らんか。
というか波長で見破る方法あったんじゃ…にとりも見破ってたし。
579 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 21:15:28 ID:???
そこはほら、尻尾も消せる程のおばあちゃんだし…
まあ言動も真似ようとして普段どういう呼び方してるかという
基本中の基本ををポカするのも年のせいだろうけど…
580 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/31(木) 23:06:11 ID:zbh5acm6
こんばんは。少しずつ更新します。
>>578
原作的に考えて、尻尾は隠せるのではないかと思います。
波長で見破るのは完全に失念してましたね…。
自由選択肢で選ばれてたら、有利になっていたかもしれません。
>>579
呼び方については、敢えて解りやすいようにしました。ですが、最適解はA以外だったりします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!
鈴仙「偽者さん! あんたは壮大な間違いを一つ犯している。
それは――師匠は私の事をいつも「ウドンゲ」と言っているわ! 鈴仙だなんて、滅多に呼ばないもの!」
鈴仙の指摘。それは永琳の鈴仙に対する呼び方だった。
普段は鈴仙の事を彼女が付けた名前――即ち優曇華と呼ぶ永琳が、
特に何か事情が無いにも関わらず『鈴仙』と呼んでいる。
これこそが最大の矛盾。そう考えて鈴仙は偽永琳を得意げに糾弾するのだが…。
永琳?「……あら、良いじゃない。 私が偶には貴女を別な風に呼んだって。
それだけで貴女は私を偽者扱いするの? 確かに、様々な証拠の一つには
成りえるでしょうけど、決定的ではないと思うわ」
鈴仙が思う程、偽永琳の余裕は崩せなかった。
全くの別人の名前を呼んだ訳でもない、ただそう言いたい気分だったからだ――。
当然、その怪しさは極まりないが、偽永琳の言う通り、それは明らかにおかしいとまでは
断言しきれなかった。
581 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/31(木) 23:07:11 ID:zbh5acm6
中山「(……とはいえ、決定的で無いだけでかなり怪しい。 これはもう限りなく黒に近い白だ。
このままでも充分に彼女の矛盾を暴いて行けそうと思うが、果たして鈴仙さんはどう出るか…)」
鈴仙「(むむむ……。 この余裕とか、口が立つ所とかは師匠そのものなのよね…。
――偽者なのは間違いなさそうとしても、出来る事ならもう少し切り崩したいのだけれど…。
波長的にも、師匠なようで、師匠じゃない感じって言うか――。でも、それを言ったって論理的では無いものねぇ…)」
A:いや。永琳が偽なのは間違いなさそうだ。 ここは先制攻撃を仕掛ける!
B:ここはもう少し、相手の論理を切り崩して精神的な揺らぎを突く!
C:その他 自由選択枠
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
582 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 23:13:12 ID:1c0OPbog
B
583 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 23:13:22 ID:dAXfW/E2
B
逆転鈴仙2
584 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 23:17:50 ID:rSlI5cMA
B
585 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 23:17:53 ID:AAIPlL7E
B
586 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/10/31(木) 23:24:38 ID:zbh5acm6
B:ここはもう少し、相手の論理を切り崩して精神的な揺らぎを突く!
鈴仙「そ――それは貴女の言うとおり、証拠の一つであるだけよ!」
永琳?「あら…? 墓穴を掘らないと良いのだけれど?」
鈴仙はここで、更に矛盾点を指摘し偽永琳を追い詰める事を画策する。
大声でまくし立てながらも、不安がひしひしと伝わってくる鈴仙の様子を見ると、
中山はおろか、当の偽永琳すらも心配をせざるを得ないのであるが…。
鈴仙「(もう一回。 師匠の人となりを考え直すのよ…! そうすれば、おのずと矛盾点は見えてくる筈!
そう。 その矛盾点とは――!)」
×:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!
B:私は看護師じゃない! 薬師見習いよ!
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!
D:師匠が外出? そんな事、今まで殆ど無かったわ!
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
F:師匠は私に対してもっと優しいわ!
G:師匠はメイド服マニアなのよ! 緊急手術の前にメイド服を着せるに決まっているわ!
H:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。
587 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 23:24:52 ID:1c0OPbog
C
588 :
森崎名無しさん
:2013/10/31(木) 23:28:23 ID:AAIPlL7E
C
589 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/01(金) 00:00:25 ID:FE6Ud2s6
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!
鈴仙「駄目ね。 貴女はウチの姫様をちっとも分かっていない!
――姫様が、ご飯を作って待ってるって言ってたけど!
姫様は超が付くほどのめんどくさがり屋なのよ! そんな事、する訳が無いわ!」
鈴仙は、次におかしいと感じた点――即ち、「輝夜がご飯を作る」という偽永琳の発言に注目した。
鈴仙の知る輝夜は、飯支度のような姫らしからぬ作業を全く嫌う。
それに、いくら鈴仙が留守だったとしてもウサギ達が居るのだ。
それにも関わらず輝夜がご飯を作る事など、天地がひっくり返っても有り得ない。
――と、考えて自信満々に発言したにも関わらず…
永琳?「……姫様が、どうしても自分で作るって言って聞かなかったのよ。
分かるでしょ? 姫はとても気紛れな御方だから」
鈴仙「そ、それでも今日に限ってそんな訳が――」
永琳?「うどんげ」
偽永琳は鈴仙を窘めるように、その発言をも否定する。
何時もと違うイントネーションで鈴仙を呼ぶのが、何となく気に入らなかった。
永琳?「――それじゃあダメね。 さっきの発言と程度が一緒だもの。
幾ら可能性が低い事があったとしても、限りなく低いだけであって。
その可能性を完全に否定する事なんて出来ないでしょう?
選ぶなら、もっと私がやらないような事を、真剣に考えなくっちゃ。
それこそ、漠然としたイメージでも慣習でも無く、八意永琳という人物がまず行わない事であろう事をね」
590 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/01(金) 00:01:27 ID:FE6Ud2s6
鈴仙「ぐっ…(し、真剣に考えてるんだけど……!)」
鈴仙の推理は、確かに間違ってはいなかったものの――
彼女にとっては、先ほどの指摘と同じく致命的ではなかった。
中山「――もう駄目だ、鈴仙さん。 このままでははぐらかされるだけだ!」
そして、ここまで論をこじらせてしまうと論破の芽は無い。
精神的な揺さぶりは不可能、しかし永琳の疑わしさは甚だしい。
そうした状況の中、鈴仙達が取れる最善の手は――。
鈴仙「ええ。 中山さんの言う通り。 ―――ここは、貴女を一旦倒した方が早いわ!」
永琳?「……無様ね、うどんげ。 でも、まあ良いわ。 死ぬ前にこの私の力――とくと目に焼き付けておきなさい!」
聴衆「―――――――」
591 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/01(金) 00:02:33 ID:FE6Ud2s6
――文字通りの、正面衝突だった。
無言の聴衆が見守る中、果たして勝負の行方は…?
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★永琳?→戦闘力 7 + ( ! card )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【永琳?】
≧2→ 勝利! 永琳? が正体を現す!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、謎の力で永琳?にボコられる。
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
永琳?のマークがダイヤの時、「爆宙ハヤブサ(+3)」が発動します。
永琳?のマークがハートの時、「アマテラスディバイス(+2)」が発動します。
永琳?のマークがスペードの時、「皆既日食法(+1)」が発動します。
永琳?の数値がA〜6の時、「現世の神」が発動して鈴仙の強制勝利となります。
592 :
森崎名無しさん
:2013/11/01(金) 00:02:55 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
スペード4
)+(
ハート3
)=★
593 :
森崎名無しさん
:2013/11/01(金) 00:03:10 ID:???
★永琳?→戦闘力 7 + (
クラブ3
)=★
594 :
森崎名無しさん
:2013/11/01(金) 00:06:24 ID:???
まさかメイド服マニアにYESと言わせるのが正解なのか?
595 :
森崎名無しさん
:2013/11/01(金) 00:07:55 ID:???
Bじゃないの?
596 :
森崎名無しさん
:2013/11/01(金) 00:13:21 ID:???
薬師の弟子なのにそこを間違えるということは
自分の職業を忘れてるって絶対ありえないことだし
597 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/01(金) 00:25:08 ID:???
――と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
ちなみに推理パートの正解選択肢(最適選択肢)はかなり難しかったかもしれませんが。
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
でした。
根拠としては、
>>572
にて、
>鈴仙は永琳について想いを馳せる。
常に冷静で論理的であり、永遠亭の頭脳・月の頭脳とまで呼ばれるその聡明さ。
輝夜を溺愛している反面、他者には若干引いたような節がある一方で、
鈴仙には常に厳格。 しかし、それでも鈴仙をここまで導いてくれた恩人でもある。
と、ある部分の【輝夜を溺愛している】という点が該当部分でして、
輝夜を溺愛している永琳が、そう易々(鈴仙達を迎えに行くため)輝夜を永遠亭に置いていく事は、
他の選択肢の中では一番有り得ないだろう……という風な矛盾の突き方が、
最も有力に永琳?を追い詰められる内容として妥当ではないか、と考えておりました。
(一方、G以外の選択肢も間違いでは無いため、決して不利な判定にはなりません)
少し意地悪というか捻り過ぎたかもしれませんし、
恐らく煮詰めて考えて頂ければCや他の選択肢だって正解だろう…
と思われる事もあるかもしれません。それについては作者の構成力不足です。
>>596
さんの仰る所もそうなのですが、
鈴仙は名目的には薬師の弟子であっても、実際は永琳の下で看護師や助手的な役割を
行う事も多いかと思われますので、やや苦しいですが偽永琳はそう言った切り口で
はぐらかして来るのではないかと思います。(それでも言い訳として苦しいのは確かなので正解ではあります)
かなり難しく&意地悪にしましたが、別にGやH以外を選んで頂ければその時点でほぼクリアとしましたので、
全くのペナルティはありません。100点の回答か120点の回答だったかの違い。
コース自体はクリアしたけど、ボーナスチャンスは惜しくも逃した…程度のものだと思って頂ければ幸いです。
少し長くなってしまいましたが、今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
598 :
森崎名無しさん
:2013/11/01(金) 00:57:57 ID:???
乙でした
輝夜の選択肢は明らかすぎて輝夜の方からそうしろと言われた、というのを予想していたが
まさか料理の方で使われるとは…こっちならさせろと言われても
実害の可能性があるから永琳なら絶対やらせないと思ったが、どうやら考えすぎたようだ
599 :
森崎名無しさん
:2013/11/01(金) 23:41:50 ID:???
ジ○リ最新作 てるよ姫の物語
主演 てるよ
友情出演 アモロ ブルノ ジュスト メオン ワチャラポン他多数
600 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 01:16:04 ID:???
超過保護の師匠が姫様に包丁を握らすなんて……!!とはおもった
601 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 04:16:25 ID:???
料理を作って待ってるってそれ毒見ですよね…(震え声)
602 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 18:22:22 ID:i0dwUgAk
こんにちは、昨日は何もアナウンスが無く申し訳ございません。
仕事帰りが遅かったのと、やや体調不良で寝込んでしまっておりました。
今日は少し元気になりましたし、モチベーションも高いですので更新を再開していきますが、
いつも以上に低速進行かつ終了時刻が早くなると思います。ご了承ください。
>>598
,
>>600
>>598
さん、乙をありがとうございます。
色々考えてみると、確かに料理も当てはまりそうですね…。
選択肢をもうひとつ挟むか、Cも正解!…という風にしても良かったかもです。
(ただ、正解ボーナスが
>>591
での永琳?戦のカットでして、結果的に勝利に終わっている以上は
あまり関係ありませんので、このまま進ませて頂きます。 ご了承ください)
>>599
カグヤファン「映 画 化 決 定」輝夜「やめテ!?」
真面目な話、今後埋めネタ等で書いたら面白そうな題材ですねw
>>601
輝夜は多分要領は良いと思いますので、料理も作れば上手いんじゃないかと妄想してますが、
クラブAとかだったら鈴仙が輝夜作の宇宙的料理を強制味見…みたいな展開は充分に有り得ると思いますw
603 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 18:23:22 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペード4 )+( ハート3 )=13★
★永琳?→戦闘力 7 + ( クラブ3 )=★(*現世の神が発動し鈴仙の強制勝利)
≧2→ 勝利! 永琳? が正体を現す!
永琳「さあ、これはどうz…どうかしら?」
ババババババババ……!
戦闘開始直後、永琳は細菌のようにゆっくりと這い、
鈴仙の動きを制約する無数の弾幕を討ち放つ。
その弾幕の様子は、鈴仙の知る永琳の弾幕そのものであり、明らかに格上。
鈴仙は防戦を強いられるのだが―――。
バシュウン!
鈴仙「うひゃあっ!? ……って、あら?」
対戦途中、鈴仙は永琳?の弾幕に被弾してしまった――筈なのだが、
何故か鈴仙の服には傷一つも無く、それどころか弾が当たった感触も無い。
不審に思った鈴仙がふとブラウスの被弾箇所をチラリと見ると…。
鈴仙「(……これは、木の葉?)」
――そこには、八意永琳の禍々しいまでの魔力が込められた弾では無く、
その辺の木々に生い茂るような、何の変哲もない木の葉が付着しているだけだった。
そして、鈴仙がそのカラクリに不信感を持ったとほぼ同時に、
永琳?はもはや本人とは思えぬ程の下品な笑いの仕草を見せて―――。
永琳?「ぷくく…もう限界じゃな。 どりゃあっ!」
ブウウン…! バシュウウウウン!!
604 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 18:24:25 ID:i0dwUgAk
逃げ場の無いまでの大小様々な弾幕が、永琳の中心に展開される。
しかしその全てがやはり木の葉で出来ており、その大いなる木の葉散らしの後に――。
パラ…パラパラ……
マミゾウ「ふぉっふぉっ…。 中々のお笑いじゃったぞ、月の玉兎よ」
鈴仙「あ…貴女は――マミゾウさんっ!?」
偽の夕日、偽の聴衆と同時に、偽永琳はその正体を現す。
とっくに月光の眩しい夜となっていた草原と、数えきれないまでの妖怪狸達をバックにカッカと笑う一人の少女。
その正体は、鈴仙も良く顔を知る人物であり、一度はサッカーの対戦をした事もある。
若い――ともすれば幼いとまで描写出来るような容姿とは非常に不釣り合いな、
老獪な雰囲気を漂わせているその少女は、二ツ岩マミゾウ。命蓮寺に居住する、狸妖怪の総大将であった。
マミゾウ「お主は面白いヤツじゃて」
まるで旧来の友人に話しかけるかのように馴れ馴れしく鈴仙に語りかけるマミゾウ。
その様子には恐ろしいまで敵意が無かった。
マミゾウ「口では勇敢な態度をとりながら、お主のその動き、顔、そして戦い方。
その全てには常に僅かな保身が隠せておらぬ。
勇気無き自分を奮い立たせる、もう一人の自分――。 儂には、そんな姿がとても滑稽に映ったよ」
鈴仙「………!」
長年の経験から、鈴仙という人物の本質を極めて高い精度で見透かそうとしている
そのマミゾウの恐ろしさに、鈴仙は一時戦慄するが……マミゾウの話の本題はそこではなかった。
605 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 18:25:42 ID:i0dwUgAk
マミゾウ「――ま、それはさておき。 儂の言いたい事はそんなもんではない。
……とりあえず聞いておくが。 お主は、今の人里の争いの原因は何だと思う?」
鈴仙「えっ? えっと、それは……。 度重なる天変地異とかで、人里に閉塞感が漂っているのが原因なのでは?」
鈴仙は、マミゾウからの思わぬ問いかけに対して…かつて慧音が語ってみせた内容を答える。
しかし、その答えはマミゾウにとっては望むものではなかったようで、明らかに退屈そうなそぶりを鈴仙に対して見せる。
マミゾウ「――ふむ。 どうやらお主は完全に無関係のまま、この騒動に紛れこみ…。
そして、人気を得てしまったようじゃな。 …つまらん」
鈴仙「――むっ。 別に私、面白がられる為に貴女とは会話を……!」
明白に失礼な態度を取るマミゾウ。
永琳や輝夜ならばともかく、完全なる部外者にまでこうもぞんざいな扱いは受けたくないと
鈴仙は反抗しかけるが――。
バシュウウッ!
マミゾウ「―――それならば、いっちょこの儂が。 詰まるように揉んでやろうかの!」
606 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 18:26:51 ID:i0dwUgAk
マミゾウは会話を切り上げ、本気の状態で、鈴仙に対して再び対戦を挑もうとしていた。
幻想郷の二ツ岩。実力としても妖怪の格としても圧倒的に格上な鈴仙は、果たして――?
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ! card ) + ( ! dice/2 )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【マミゾウ】
≧5→完勝! 鈴仙、兎の優位性を狸に叩き込む!
≧2→ 勝利! 鈴仙、辛くも変幻自在の攻撃を制する!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 マミゾウ、ここは大妖怪としての意地を見せる!
≦5→完敗…。 鈴仙、何時の間にかマミゾウさんの手下になってる!?
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
マミゾウのマークがダイヤの時、「八百八狸囃子(+5)」が発動します。
マミゾウのマークがハートの時、「百鬼妖怪の門(+3)」が発動します。
マミゾウのマークがスペードの時、「妖怪アミキリ変化(+2)」が発動します。
マミゾウのマークがJOKER・クラブAの時、「てぃろ・ふぃなーれ」が発動し、鈴仙は強制敗北となりますが…?
マミゾウの敗北・完敗時のマークと敵マークが一致時、「元祖変わり身の術」が発動し、強制的に引き分けとなります。
607 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 18:27:24 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
クラブ4
)+(
クラブ2
)=★
608 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 18:27:42 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ハート10
)+(
ハート4
)=★
609 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 18:28:48 ID:???
★マミゾウ→戦闘力 7 + (
クラブQ
) + (
2
/2 )=★
610 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 18:43:05 ID:???
クラブのダイスとか流石とし言い様がない。
…そういえば、マミゾウも引きが酷かったな。地獄姉妹編?
611 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 19:49:31 ID:???
そんなにたぬ耳たぬ尻尾が欲しいのか
612 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 21:43:10 ID:i0dwUgAk
>>610
結構勝率高いと思ったんですが、ダイス引きばっかりですね、うどんちゃん…。
前の試合でのマミゾウさんは、必殺ワンツーがピンゾロだったりしましたが、
それ以外は実力通りorチームとして厄引きって感じと作者は思っているので、地獄姉妹編は(今のところ)ないですね。
>>611
某スレ様ではエルフ耳鈴仙とかあったの思い出しました。
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブ4 )+( クラブ2 )=12★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブQ ) + ( 2 /2 )+(狂気の瞳-2)=18★
≦5→完敗…。 鈴仙、何時の間にかマミゾウさんの手下になってる!?
余裕綽々、傲岸不遜な様子を崩さず、しかしマミゾウの弾幕は油断が全く無かった。
犬、猫、鳥、蛙……様々な動物を象った見た目も楽しい弾幕は熾烈に鈴仙の逃げ場所を封じて行き――。
マミゾウ「(なんじゃ、この程度か。 これならスペルカードや手下を使うまでもないのう)」
鈴仙「(お――追い詰められた…!)」
鈴仙は、地面に張り付かざるを得ない状態にまで追い詰められる。
その周囲には無数の動物弾幕が獲物を狩り取るその瞬間を待つかの如く静かに揺らめいており、
彼らを指導するマミゾウは、妙な親しさを持った笑みすら無くし、興味なさげに狩りの対象――鈴仙を見据える。
鈴仙「(けれど、相手…マミゾウさんは絶対に油断をしている! だったら……!)
――この私の…狂気の瞳を忘れて貰っては困るわ!」
ギインッ!
マミゾウ「!?」
しかし、鈴仙とてこれで諦める程の弱い精神は持ち合わせていなかった。
鈴仙は相手の油断を利用して、狂気の瞳を真っ直ぐに向け、マミゾウの平衡感覚を狂わせる。
鈴仙を直視していた事が裏目に出たのか、マミゾウはよろりと空中から転がり落ちそうになり…
613 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 21:44:12 ID:i0dwUgAk
鈴仙「――よし、チャンスよ!」
統率の失われた弾幕を掻い潜り、マミゾウの喉元を狙って狂気の弾丸を撃ち込まんと飛びこむ。しかし―――。
マミゾウ「――阿呆が。 視野が狭すぎるぞ」
バシュウウン! ババババババッ!!!
鈴仙「きゃ、きゃああああああっ!?」
それはマミゾウの仕掛けた罠。倒れ込むフリをする事で、狂気の瞳の影響を最小限に留めた上で、
敢えて隙が生じたかのように弾幕の隙間を開いていた。
そう、鈴仙が好機とみなしてその隙間へと飛びこんでくれるように。
マミゾウ「これだけの弾がありながら、儂に向かって都合よく掻い潜れるだけのスペースが都合よく出来ると思うてか?
――そうとすれば、まだまだ若輩よ、お主」
決して低い威力でないマミゾウの弾幕をノーガードで食らった事により、
鈴仙はバタリと地面に大の字に倒れ込む。
マミゾウは説教じみた口調でツカツカと鈴仙に近寄って――。
マミゾウ「この一件について情報が欲しいのなら、まずは儂を倒せるまでの
運と実力を身につけてからにすることじゃな。 でなければ、付け焼刃の人気すら取れんじゃろうて。
―――ま、今日の所は……敗北の証としてこうさせて貰うぞい」
どろんっ!
鈴仙(狸耳)「う、う〜ん…どうして……? 私は最強になったんじゃなかったの…?」
悪夢にうなされる鈴仙の兎耳を狸耳にすり替え、ついでに髪の毛の色も狸耳に合うブラウンとなる。
その姿は、それはそれで素朴な愛らしさはあったものの……これでは完全にマミゾウ軍団の一員です、
といった感じであり、誇り高き月の玉兎とは滅法かけ離れた存在となってしまっていた。
614 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 21:47:07 ID:i0dwUgAk
しかし―――今日の鈴仙は、ここで終了ではなかった。
鈴仙(狸耳)「――はっ!? って、私はまだまだやれるのよ!?」
先ほど魔理沙から貰ったエクステンドアイテムが、鈴仙の気力を再び蘇らせる。(耳と髪の毛は相変わらずだけど)
マミゾウ「――おや、リベンジかの? …最近の若い者はそうでなくてはな!」
鈴仙(狸耳)「――そうして余裕ぶっていられるのも、今の内なんだからねっ!?」
中山「(大丈夫かな……)」(←タヌキと一緒に観戦中)
そうしてリベンジを図る鈴仙(狸耳)。これで負ければ、玉兎のプライド的にも彼女に未来は無い。
鈴仙は、再びマミゾウに向かっていった。
615 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 21:48:09 ID:i0dwUgAk
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ! card ) + ( ! dice/2 )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【マミゾウ】
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)
≧2→ 勝利! 鈴仙、マミゾウに元の姿に戻して貰える!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 マミゾウ、やっぱり大妖怪としての意地を見せる!
≦5→完敗…。 鈴仙、薄幸の狸少女として余生を過ごす!(多分うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
マミゾウのマークがダイヤの時、「八百八狸囃子(+5)」が発動します。
マミゾウのマークがハートの時、「百鬼妖怪の門(+3)」が発動します。
マミゾウのマークがスペードの時、「妖怪アミキリ変化(+2)」が発動します。
マミゾウのマークがJOKER・クラブAの時、「てぃろ・ふぃなーれ」が発動し、鈴仙は強制敗北となりますが…?
マミゾウの敗北・完敗時のマークと敵マークが一致時、「元祖変わり身の術」が発動し、強制的に引き分けとなります。
*鈴仙がエクステンドアイテムを消費しました。
616 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 21:48:36 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
クラブQ
)+(
ダイヤ8
)=★
617 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 21:48:49 ID:???
★マミゾウ→戦闘力 7 + (
クラブ4
) + (
1
/2 )=★
618 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 22:05:07 ID:???
なぜ仲良くカード交換し合うし
619 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 22:53:49 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブQ )+( ダイヤ8 )=26★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブ4 ) + ( 1 /2 )+(狂気の瞳-2)=10★
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)
鈴仙(狸耳)「さあ、行くわよ! ……って、アレ? 私の髪が茶色いよ!?」
中山(観戦中)「つ、ついでに耳も狸になってるぞ、鈴仙さん!?」
鈴仙(狸耳)「そ、そんなバカな……(さわさわ)……ほ、ホントだ!?」
マミゾウ「プクク…そんな姿もお似合いじゃぞ?」
マミゾウとしては、一種の冗談のつもりで鈴仙にイタズラを仕込んだつもりだったが…。
鈴仙(狸耳)「マミゾウさんっ! これは……許されないわ!」
バシュウッ! バババババッ!!
マミゾウ「は……早いじゃとッ!?」
鈴仙は目にも止まらぬ速さで、大きく跳躍し…
マミゾウに向かって、先ほどのそれと同程度の密度・威力の弾幕の嵐を放つ。
それはスペルカードでも、通常弾幕でもなく――ただ、純粋に相手を攻撃するための凶器。
鈴仙(狸耳)「耳は……女の命なのよ〜!?」
マミゾウ「そ――それを言うなら『髪は女の命じゃろうて…』って、あ〜れ〜!?」
ピチューン!
その全力以上の攻撃に――流石のマミゾウも、降参せざるを得ないのだった。
620 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 22:58:12 ID:i0dwUgAk
鈴仙(兎耳)「全く……。 この耳、気に入ってるとかじゃなくて、私のアイデンティティなんですよ!」
マミゾウ「はっは…すまんのう。 儂とした事が、少々大人気なかったかもしれん」
そして、夜の草原にて鈴仙(ちゃんと兎耳に戻して貰った)とマミゾウ、中山の三者が立ちつくす。
(聴衆の化け狸達は、何時の間にかどこかへ行ってしまっていた)
マミゾウ「――さて。 今のでお主の能力については充分に認めざるを得ん、という事は分かったのじゃが…」
鈴仙「――ええっ、また何かあるんですか?」
マミゾウ「ああ、いや…。 そう言う事ではないんじゃが。 その前に確認しておこうと思ってな。
『げーむ的な都合』として、何となく今の内に言っといた方が良いとお告げがあってのぅ…」
鈴仙「は、はぁ…(師匠もだったけど、この人もメタというか良く分からない発言が好きなのかしら…?)」
マミゾウ「つまり。 お主ら、『今日は一旦帰って準備を整えるか? それとも、このまま最後まで突っ込んで行くか?』
――という事を聞きたいのじゃよ。 というのは、あまりに大敗しない限りは大丈夫とは思うが、このままの装備で行ったら、
運が悪いと多少の損失を被るかもしれん。 じゃから、お主らに考える猶予を与えたく思っての」
鈴仙「な、なるほど…。 (うーん、どうしようかしら? リスクを承知で突っ込むか、時間はかかるけどより万端な状態で
行くかを選べるのだとしたら、ここは――)」
A:いえ、このまま行きます!
B:それなら、今日は一旦帰ります!
C:その他 自由選択枠
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
621 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 22:58:39 ID:???
元祖変わり身の術は?
622 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:02:07 ID:i0dwUgAk
>>621
うわっとすみません、忘れてました!
>>619
→>620を修正して投下し直しますので、もう少々お待ち下さい。
623 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:08:01 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブQ )+( ダイヤ8 )=26★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブ4 ) + ( 1 /2 )+(狂気の瞳-2)=10★
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)
鈴仙(狸耳)「さあ、行くわよ! ……って、アレ? 私の髪が茶色いよ!?」
中山(観戦中)「つ、ついでに耳も狸になってるぞ、鈴仙さん!?」
鈴仙(狸耳)「そ、そんなバカな……(さわさわ)……ほ、ホントだ!?」
マミゾウ「プクク…そんな姿もお似合いじゃぞ?」
マミゾウとしては、一種の冗談のつもりで鈴仙にイタズラを仕込んだつもりだったが…。
鈴仙(狸耳)「マミゾウさんっ! これは……許されないわ!」
バシュウッ! バババババッ!!
マミゾウ「は……早いじゃとッ!?」
鈴仙は目にも止まらぬ速さで、大きく跳躍し…
マミゾウに向かって、先ほどのそれと同程度の密度・威力の弾幕の嵐を放つ。
それはスペルカードでも、通常弾幕でもなく――ただ、純粋に相手を攻撃するための凶器。
鈴仙(狸耳)「耳は……女の命なのよ〜!?」
マミゾウ「そ――それを言うなら『髪は女の命じゃろうて…』って、あ〜れ〜!?」
ピチューン!
中山「や、やったか!?」
624 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:11:02 ID:i0dwUgAk
そのあまりの物量に押しつぶされた形となったマミゾウの様子を見て、
中山は堪らず勝利を確信してしまい、小さく声を立てる。
しかし、二ツ岩マミゾウとて単純な油断で敗北する程脆い妖怪ではない。
鈴仙「いえ、まだよ……! 今のはきっと、フェイク!」
戦闘経験が長く、敵の殺気を感じ取るセンスに長ける鈴仙は、
まだマミゾウの殺気が消えていない事を悟っていた。
妖怪狸の長なのだ、自分とそこら辺の木の枝とをすり替えるくらいのトリックなど容易であろう。
マミゾウ「ふむ…。 最低限の戦闘センスはあるようじゃな。 じゃが、これは戦争程楽じゃないぞい!」
バシュウウン!!
マミゾウは、夜の月影より這い出でて鈴仙に再び襲いかかる。
鈴仙は、月明かりに照らされながら敵を仕留めんと再び妖力の弾を籠めた。
625 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:12:04 ID:i0dwUgAk
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ! card ) + ( ! dice/2 )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【マミゾウ】
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)
≧2→ 勝利! 鈴仙、マミゾウに元の姿に戻して貰える!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 マミゾウ、やっぱり大妖怪としての意地を見せる!
≦5→完敗…。 鈴仙、薄幸の狸少女として余生を過ごす!(多分うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
マミゾウのマークがダイヤの時、「八百八狸囃子(+5)」が発動します。
マミゾウのマークがハートの時、「百鬼妖怪の門(+3)」が発動します。
マミゾウのマークがスペードの時、「妖怪アミキリ変化(+2)」が発動します。
マミゾウのマークがJOKER・クラブAの時、「てぃろ・ふぃなーれ」が発動し、鈴仙は強制敗北となりますが…?
マミゾウの敗北・完敗時のマークと敵マークが一致時、「元祖変わり身の術」が発動し、強制的に引き分けとなります。
626 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:12:36 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
クラブ2
)+(
ダイヤK
)=★
627 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:13:02 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
スペード6
)+(
JOKER
)=★
628 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:13:05 ID:???
★マミゾウ→戦闘力 7 + (
ダイヤ2
) + (
6
/2 )=★
629 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:22:15 ID:???
完勝に一足りないとは運が無いな。
630 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:40:18 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブ2 )+( ダイヤK )=21★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ダイヤ2 ) + ( 6 /2 )+(八百八狸囃子+5)=17★
≧2→ 勝利! 鈴仙、マミゾウに元の姿に戻して貰える!
マミゾウ「(こうなると、長期戦では儂が不利じゃな)」
マミゾウは強大な力を持った大妖怪だが――最近は年のせいか、
長期の戦いになるとその集中力に支障が出るのを自覚していた。
そのため、ここは大技で攻めるしかない。そう彼女は判断し――。
マミゾウ「――さて、それではもう一度お寝んねしてもらおうかの!
行くぞ、まい・すてでぃ!!」
バシュウン! ババババババッ!!
中山「ちょ…聴衆の狸達が飛んだ!?」
マミゾウは号令一つで聴衆に化けていた狸達を規則正しく集合させ、
そこから弾幕のように鈴仙に際限無くぶつけて行く。
鈴仙「くっ……!?」
回避する事すらままならぬ猛攻。先ほどの弾幕以上の威力を持った
一撃一撃が鈴仙の上半身にぶつかり、痛みと妖力の減退を強く感じる。
もしも、この状態でマミゾウの攻撃を食らってしまえば、鈴仙は恐らく敗北してしまうだろう。
鈴仙「(守っているだけじゃあ…勝てないッ! 勝つには攻めなくちゃ!)」
631 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:41:46 ID:i0dwUgAk
ここで、鈴仙は賭けに出た。つまり、自身に残された妖力を守備では無く、
攻撃の方面へと傾けて行くのだ。こうなると、狸達の一発一発が猛獣の突進の如くに感じ、
度々意識を失いそうになるが―――。
マミゾウ「さて…! これでとどめじゃあ!!」
妖怪狸達が退いて、その間妖力を溜めていたマミゾウが鈴仙に向かって
強烈な大砲を一発、放とうと飛びかかる。
鈴仙「(よし! やっぱり妖怪狸達はここで打ち止めね! だったら――)
いっ……けええええええええええええっ!!」
バシュウウウウウウン!
鈴仙は、その攻撃に隙が生じると予測し(マミゾウが部下を巻き添えに攻撃しないであろうと予測し)、
妖力の全てを、右手の人差し指に籠めていた一発の弾丸を――打ち抜く!
香霖堂で購入した魔法の銃の力もあり、そこまで凝縮させられた鈴仙の一発は
もはや吸血鬼が無数に放つ弾幕の一発分にも相当する威力にまで達しており、
耐久力よりも回避力に自信のあったマミゾウは、この不意打ちに対して―――。
マミゾウ「(っと…。 何じゃと!? 油断していたのは、この儂――だったか!)」
バギュウウウン! ―――ドサッ。
白旗を上げざるを得ない状況へと陥るのだった。
632 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:43:31 ID:i0dwUgAk
鈴仙(兎耳)「全く……。 この耳、気に入ってるとかじゃなくて、私のアイデンティティなんですよ!」
マミゾウ「はっは…すまんのう。 儂とした事が、少々大人気なかったかもしれん」
そして、夜の草原にて鈴仙(ちゃんと兎耳に戻して貰った)とマミゾウ、中山の三者が立ちつくす。
(聴衆の化け狸達は、何時の間にかどこかへ行ってしまっていた)
マミゾウ「――さて。 今のでお主の能力については充分に認めざるを得ん、という事は分かったのじゃが…」
鈴仙「――ええっ、また何かあるんですか?」
マミゾウ「ああ、いや…。 そう言う事ではないんじゃが。 その前に確認しておこうと思ってな。
『げーむ的な都合』として、何となく今の内に言っといた方が良いとお告げがあってのぅ…」
鈴仙「は、はぁ…(師匠もだったけど、この人もメタというか良く分からない発言が好きなのかしら…?)」
マミゾウ「つまり。 お主ら、『今日は一旦帰って準備を整えるか? それとも、このまま最後まで突っ込んで行くか?』
――という事を聞きたいのじゃよ。 というのは、あまりに大敗しない限りは大丈夫とは思うが、このままの装備で行ったら、
運が悪いと多少の損失を被るかもしれん。 じゃから、お主らに考える猶予を与えたく思っての」
鈴仙「な、なるほど…。 (うーん、どうしようかしら? リスクを承知で突っ込むか、時間はかかるけどより万端な状態で
行くかを選べるのだとしたら、ここは――)」
A:いえ、このまま行きます!
B:それなら、今日は一旦帰ります!
C:その他 自由選択枠
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
633 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:48:07 ID:agsvuH7c
B
634 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:48:43 ID:???
イベント期間間に合うっけ?
今週で終了するんじゃないの?
635 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:50:54 ID:AJ01Isog
A
自由行動フェイズAがあるけどラスト1回は怖いので今行く。
636 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:54:00 ID:MAVeUooU
A
637 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/02(土) 23:54:48 ID:i0dwUgAk
選択途中ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
もしも日付をまたいでしまいましたら、その時は再投票をお願い致します。
>>629
JOKERを見逃してたりしてますしね…。
>>634
今が8月4週の自由行動@ですので、自由行動Aでしたい事があれば…と思いましたが、
確かにやれる事は少ないかもです。
ただ、他にやりたい事がある方や、狂気度の商品を有効活用するなど出来る事は(少ないといえど)ありますので、
選択にさせていただきます。ご了承ください。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
638 :
森崎名無しさん
:2013/11/02(土) 23:54:50 ID:OGiFbEVk
A
ひゃっほー!
639 :
森崎名無しさん
:2013/11/03(日) 14:58:44 ID:???
鈴仙「それなら、今日は一旦帰ります!」
イベント期間「どこへいくんだぁ?」ギュピギュピ
カグロット!うさぎがかわいい!
640 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/04(月) 00:54:43 ID:p2wLhb2Y
こんばんは。体調は大分戻りましたが、純粋に展開描写に苦しんでしまいました。
ただそれで書かないと余計に筆が鈍りそうですので、ほんの少しだけ更新しようと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>639
ヒジリー「フッフッフ…カグロット、手下(鈴仙)がカワイイかぁ?」
輝夜「ヒイイ! い、イナバは可愛くないです! だから助けて――って、流石の私でも、
そこまでダメなセリフ言わないわよ! た、たぶん…」鈴仙「(言いそうだなぁ…)」
A:いえ、このまま行きます!
マミゾウ「おや…? 本当に良いのかえ?」
鈴仙「ええ。折角ここまで頑張って歩いて来たんですから」
マミゾウの提案に対して、鈴仙は元気よく返答する。
今日一日の戦いで、概ね良い成績を挙げて来た鈴仙は、いつもよりも少しだけ自信があった。
マミゾウはその受け答えに対して、ふむと腕を組み……
マミゾウ「――では、まずは少し話をさせて貰うが。 ……お主らは、少し妙と思わんか? この人里での争いを」
鈴仙「……妙、ですか? でも、人里の方々も色々と鬱憤が溜まるような事情があるでしょうし…。
煽ってる人達も居るのは分かりますが」
鈴仙は、以前に慧音から聞いた話を思い出す。
度重なる天変地異などが原因による、先の見えない閉塞感。
それが、人間達の間に争いによる刹那的な快楽を求める原因になっているのだと。
マミゾウ「……それが、全く何の進展も無く、半年近く続いてもか?」
鈴仙「えっ…?」
641 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/04(月) 00:55:44 ID:p2wLhb2Y
しかしマミゾウは、それこそが本題と言わんばかりに鈴仙へと一歩近づき、
声のトーンを落として芝居っぽく語りかける。
マミゾウ「――良いか。 人間達に争いが消えぬ理由。
それは天変地異でも、宗教家や新聞屋の扇動によるものでも無く。
もっと根本的かつ重大な問題が隠されている、という事じゃ」
中山「重大な、問題――?」
マミゾウ「……人間の里にて、とある一つの感情が欠落しておる。
その欠落が原因で、人々はその欠落の吐け口を無意識に求めておるのじゃよ。
現に今も、感情が全く存在しない時間が生まれ、そしてそれは――徐々に延びて来ておる」
鈴仙「―――とある一つの感情…?」
マミゾウ「…さ。 これから先は自分の目で確かめる事じゃな。
問題の発生から結構な時間が経ってしまった。 何時横槍が入るかも分からん。
――丑三つ時過ぎの、人里に向かうが良い」
中山「(丑三つ時過ぎ、か…。 そうか、俺が鈴仙さんを介抱していた時間帯だな。
そして、とある一つの感情とは恐らく―――)」
マミゾウは、ようやくに鈴仙達へ進むべき道を示し、
その説明に、中山は自分の出くわした異変の正体に気づく。
中山「行こう、鈴仙さん! 後はもう、行動を起こすだけだ」
鈴仙「ええ。 こうなったら、私だって異変を解決出来るんだって霊夢や魔理沙に自慢してあげるんだから!」
もう留まる理由は無いと、二人は再び人里へ踵を返そうとするが――。
642 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/04(月) 00:56:44 ID:p2wLhb2Y
マミゾウ「――まぁ、待て。 折角のサービスじゃ。 手土産でも持って行け」
ヒュッ、とマミゾウは何かの入った袋を鈴仙に投げ渡す。
鈴仙「こ、これは……!?」
果たして、その中身は……?
先着1名様で、
★勝利ボーナスD→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ→マミゾウ「つまらんガラクタかも知れんが…」鈴仙「これは…『腰ふる腕輪』ね!」
ハート→マミゾウ「地底の妖怪から貰ったんじゃ」鈴仙「これは…『第三の目・体験版』ね!」
スペード→マミゾウ「どれ。 その『ふわたり手形』、儂が無効にしてやるぞ」
クラブ→鈴仙「わあ! 百万円よ中山さん!」中山「ああ。 『二ツ岩銀行』のな…」
JOKER→マミゾウ「どれ、聖人殿はどうも案外大した事が無さそうじゃからの。 儂が代わりに対処法を考えたんじゃよ」
――――――――――――――――――――――――
と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
皆さま、本日もご参加ありがとうございました。
643 :
森崎名無しさん
:2013/11/04(月) 00:57:32 ID:???
★勝利ボーナスD→
ハート5
★
644 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/04(月) 23:56:49 ID:???
こんばんは、今日もちょっとずつ更新…しようと思っていたらこんな時間になりました。
(友人と夜まで遊んでいたのもありますが)
すみませんが明日もありますし、体調も治りかけですので更新はまた明日にします。申し訳ございません。
645 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/05(火) 23:54:11 ID:nNnufrYk
こんばんは。今日こそは更新をしていきます。
――――――――――――――――――――――
★勝利ボーナスD→ ハート5 ★
ハート→マミゾウ「地底の妖怪から貰ったんじゃ」鈴仙「これは…『第三の目・体験版』ね!」
鈴仙「――こ、これはまた面白いプレゼントねぇ…」
マミゾウ「粗品じゃよ、粗品。 こんなもんしかなくて済まんの」
鈴仙「あ、いえ。 私からしたら勝負に勝って景品まで貰えちゃう感じだし…」
マミゾウ「ふぉっふぉ。 ま、そこは御約束ということで。 深く考えんでいいぞい」
鈴仙「は、はぁ……」
――と、気の抜けた返事を出しながら、鈴仙は自分の手元に託された景品。
絡まり合った管と眼を象ったオブジェクトを見る。
マミゾウ「地底の覚妖怪のメカニズムを解析してうんちゃらかんちゃらとかいう奴らしいぞ?
どうも、一回こっきりじゃが、気になる相手の好感度を測定出来ちゃうとかで若者には人気らしいが」
鈴仙「あ…ありがとうございます(で、でもまぁ確かに…。 これがあったら、
今自分が誰とどのくらいな仲なのかが分かって、人間関係もよりやりやすくなるかもね!)」
と、マミゾウは鈴仙にそのオブジェクトを押し付ける。
半ば厄介払いのような気もしたが、それでも鈴仙にとっては有用なアイテムを入手する事が出来たのだった。
*鈴仙が、「第三の目・体験版(使用すると任意のキャラクターの評価値が分かります。使い捨て)」を入手しました。
646 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/05(火) 23:56:03 ID:nNnufrYk
そして、人里へと戻った中山と鈴仙は暫しの時を飲み屋や公園で過ごし…
周囲の人々も徐々にその静けさを増してくる。そうして、どこの店も閉店だからと
真っ暗な人里を歩いている内に、中山は外界から持って来た愛用の腕時計をチラリと覗き。
中山「―――午前…二時か。 いよいよやって来たな。 ――丑三つ時が」
時を知らせる鐘の音一つ無く、静かにその時が訪れた。
鈴仙「暗い――わね。 中山さん、私から絶対離れないようにね。
肩と肩を合わせて、背後を取られぬよう警戒するのよ。
――こんな暗さじゃあ、何かが起きても責任をとれないかもしれないから
(それでも無理やり責任を取らされるのがいつもの私だけどね……)」
鈴仙は必要以上に警戒を強める。
本来人里は守られているため、夜でもそう滅多に凶悪な妖怪は入り込んだりはしない。
むしろ凶悪な人間の方が恐ろしいくらいではあるが――流石の鈴仙も、
大方の生身の人間相手には圧倒的に優位、ごく一部の人間相手でも優位を取れるだけの実力はある。
しかし、今回の鈴仙は中山を守る必要がある。 その上に今回は、謎の妖怪が跋扈している可能性があるのだから、
余計に油断は出来ない。そして、鈴仙の不安を体現するかのように――。
スッ。
中山「あっ…!」
鈴仙「な、なななな! 何!? 何か居たの!? ――って、あっ…!」
仮面を被った男「………」
仮面を被った聴衆が一人、二人、三人。
まるで始めからそこに居たかのような錯覚すら覚える程自然に発生し、
それはやがて大きな渦巻きとなる。その渦巻きは一定の指向性を持ち、
まるで光に群がる羽虫のように、ゆっくりと、しかし意思を持ってある方向へと這い寄る。
647 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/05(火) 23:58:12 ID:nNnufrYk
中山「ついて行こう、鈴仙さん! そこにこの異変の元凶がいる筈だ!」
鈴仙「で、でも! 危ないわ…! ここはゆっくり……!?」
その仮面達には敵意が無い事を本能的に悟った中山は、彼らについて行く事を提案し、
一方で鈴仙はここは一旦様子を見るべきと考える。
しかし、それでも仮面の聴衆は鈴仙や中山達を気にする事なく、ゆったりと人里の中心通りへと向かっていく。
鈴仙「む、むむむ…。 確かに、まったく殺意や憎しみの波長は感じられなかったわ…。
中山さんの言う通り、ついて行くしかないのかも」
最終的には、鈴仙も彼らについて行く以外方法は無いと感じて、二人でその仮面の行列に乗って行く事を決意する。
中山「さて――ここが終着点、か」
やがて、中山と鈴仙は辿りつく。人里の中心へと。
そして―――その異変の元凶の心臓部へと。
??「――」
その中心に居た人物とは――――?
先着1名様で、
★ようやくラスボスです→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→一人の全裸だった。一体何ベルト何郷なんだ…?
クラブA→小傘「私がこの異変の元凶だよっ! どう、驚いた!」小傘ちゃんだった!当然許されないぞ!
それ以外→一人の少女だった。
648 :
森崎名無しさん
:2013/11/05(火) 23:59:10 ID:???
★ようやくラスボスです→
ハート4
★
649 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/05(火) 23:59:12 ID:???
…と、言った所で短いですが今日の更新はここまでです。
このイベントを超えて試合に入る頃には、もっと更新できるようになる! …筈です(汗)
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
650 :
森崎名無しさん
:2013/11/06(水) 00:09:39 ID:???
乙です無理せず勘鈍らない程度に構想ねっていいのよ
651 :
森崎名無しさん
:2013/11/06(水) 01:47:09 ID:???
ラスボスの子はこの板で初登場かな
652 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/07(木) 00:11:06 ID:???
こんばんは。今日も少しだけ更新していきます。
>>650
乙&お気づかいありがとうございます。
大まかな構想については、更新開始当初からあまり変わってはいませんので、実はそんなに困ってはいませんね。
細かい描写とかについて悩んでしまっているのはありますが、リアルの事情が大きいかもです。
>>651
名前くらいは見たことありますが、キャラとしての登場は恐らくないですね。
JOKERとかで名前一緒な他人の某ウサギがラスボス化する可能性もあるかもしれませんがw
653 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/07(木) 00:12:29 ID:wg6orHDc
★ようやくラスボスです→ ハート4 ★
それ以外→一人の少女だった。
??「…………」
鈴仙「あれは! ――だ、誰かしら…?」
鈴仙と中山が人里の中央通りの開けた場所――思えば、夕方前に魔理沙と対戦した場所だった
――の中央に浮かぶ小さな人影を視認する。
その人影は、鈴仙達を無視して、何かを探すかのようにゆらり、ゆらりと揺らめき呟く。
??「どこ…? どこに行ったの――?」
そして、その少女が揺らめくのと同期するかのように、仮面を被った人間達は
ゆらり、ゆらりとまるで真夜中の行燈のように不安定に揺れる。
鈴仙「……何を、御捜しかしら?」
??「――?」
このまま彼女の様子を眺めるのも一つの策と感じたが、ここで鈴仙は思わずに
彼女に対して声を掛ける。真夜中の為あまりにおどろおどろしいその様子であるが、
何故かあまり敵意は感じられなかったからである。
??「そういう――あなたは誰かしら?」
中山「(しゃ、喋った…! って、当たり前か。 何を動揺しているんだ、俺は…)」
少女は、その声に気付いてフワリと奇妙に丸いスカートをはためかせて地面に降り立った。
鈴仙の薄く藤色に光るその髪と、少し似たような色合いの長髪は暗闇に光っており、
背丈は鈴仙よりもかなり低い。長身の中山と比較すれば、腰程の背丈も無いように思えた。
654 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/07(木) 00:13:33 ID:wg6orHDc
鈴仙「(お、お面が…ふよふよ回りに浮いているんだけど――)」
近づくと、その光源が、彼女の周囲に浮かぶ何種類ものお面。
それも恐らくかなり古い年代の物であろうという事に気づく。
しかし、その古めかしい面とは違い、彼女の来ているチェックの洋服はまるで西洋人形のようで、
その容姿が可愛らしいながらもより恐ろしい存在である事を誇示しているようだった。
少女は、人見知りなのか女の面を被りながら、おずおずと鈴仙に近づくが――。
??「やぁ! 私の名前は秦こころ。 ねえねえあんたさん、希望の面って知らない?」
鈴仙「ひいっ!?」
中山「(急に馴れ馴れしくなったぞ…! さっきまでは、近寄りがたい無口な少女という印象だったが…!)」
少女――自分の名をこころと名乗った――は、別な面を被ったと思いきや、
一転まるで鈴仙達が旧来の親友であったかのように馴れ馴れしく話しかける。
鈴仙「――は、波長が…さっきと今とで別人なくらいに変わってるんだけど…」
こころ「波長? ああ、そういう方かしら、全くもう――(スッ)…小賢しい! 女ならもっと正々堂々と戦え!」
鈴仙の呟きを聞いたこころは、様々な仮面を目まぐるしく付けかえながら、
そしてその度に感情を激変させて鈴仙に返答する。
その様子は、まるで重度の精神病の患者のようであり、狂気すら感じた。
中山「お、おい…! どうするんだ、鈴仙さん。 彼女、正気じゃないぞ…!
ここは、いち早くに鎮静化させた方が良いんじゃあ―――?」
655 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/07(木) 00:15:18 ID:wg6orHDc
この様子を見て、居た堪れなくなった中山は、ヒソヒソ声で鈴仙に相談をする。
幸い、こころは再び不安定に『希望の面』を探しているようで、その様子を気にしているようではなかった。
鈴仙「――そ、そうねぇ…この子がこの状況の重要参考人である事は間違いないでしょうけど。
先に叩く前に、会話が出来ればありがたいとも思うわね。 どうすべきなのかなぁ…!?」
A:中山の言う通り、ここは先手必勝を取る!
B:一旦ここは、「彼女が何者であるか」について詳しく聞いてみる。
C:一旦ここは、「彼女の目的は何か」について詳しく聞いてみる。
D:一旦ここは、「彼女はどうしてそんな話し方をするのか」について詳しく聞いてみる。
E:一旦ここは、雑談をして場を温める。
F:その他 自由選択枠 こころに聞いてみたい事があればどうぞ(*B+C等、複合は不可です)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*最近は更新速度が遅いので、また速度が復活するまで暫く2票決に戻してみます。
―――――――――――――――――――――――――――――――
今日の更新はここまでにしようと思います。
皆さま、本日もお疲れさまでした。
656 :
森崎名無しさん
:2013/11/07(木) 00:21:39 ID:i4VbQtuI
C
657 :
森崎名無しさん
:2013/11/07(木) 00:29:45 ID:zUtcFqgs
F 「ドーモ。ココロ=サン。レイセンデス。」
アイサツダイジ。スゴイ・シツレイにあたる
658 :
森崎名無しさん
:2013/11/07(木) 00:36:56 ID:A10r75JU
C
659 :
森崎名無しさん
:2013/11/07(木) 23:43:22 ID:???
ナンテギコチナイカタコトナンデスカ?
660 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/07(木) 23:49:45 ID:wg6orHDc
こんばんは。今日も少しずつ更新をしていきます。
>>657
アイエエ(ry
―――――――――――――――――――――――――
C:一旦ここは、「彼女の目的は何か」について詳しく聞いてみる。
鈴仙「――貴女の目的は何かしら? こうした尋常じゃない状況を作っているのだから、
きっと並々ならぬ目的があるようだけど」
中山「お、おい…! 大丈夫か、鈴仙さん!」
鈴仙は、こころは明確な殺意を持っていないと判断し、
可能な限りでもと探りを入れようとする。
中山の案ずるとおり、恐らく強敵であろう相手からの不意打ちを食らう可能性は存在していたが、
しかしそれでも、鈴仙にとって彼女の存在、そしてその目的を聞かずには居られなかった。
こころ「……私の、目的?」
呼びとめられたこころは、キョトンとその小さな首を傾けて鈴仙の言葉を繰り返す。
とりあえず人語は通常に解するようであったため、鈴仙と中山は少しだけ安堵の息を洩らす。
661 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/07(木) 23:51:31 ID:wg6orHDc
こころ「私の目的は――」
そして、こころが語る彼女の行動目的とは…?
先着1名様で、
★ようやくラスボスです→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→希望の面「使えない道具は ただのゴミでしかない」おっと! 急に謎の仮面が乱入だ!
ダイヤ→こころ「――さっき言ったかと思うけれど…」普通に話してくれた!
ハート→こころ「じ…実はですね…」泣きながら(?)話してくれた!
スペード→こころ「えっへっへ〜。 実はね…」陽気に話してくれた!
クラブ→こころ「そんなもん知るか! 私と最強の称号を賭けて闘え!」急に襲って来た!
クラブA→陵辱の面「使えない陵辱は、ただの陵辱でしかないに決まってるでしょうがァ! ぶっ殺すぞ!?」
おっと! 急に謎の陵辱仮面が乱入だ!
662 :
森崎名無しさん
:2013/11/07(木) 23:53:23 ID:???
★ようやくラスボスです→
クラブQ
★
663 :
森崎名無しさん
:2013/11/07(木) 23:56:59 ID:???
ひょっとこお面うさぎのできあがり!?
664 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/07(木) 23:57:49 ID:???
と、言ったところで非常に短く恐縮ですが今日の更新はここまでです。
>>659
多分月から来た鈴仙は月語の話者であるため、日本語がまだ不自由なんでしょう…(ちょっと適当)
やっぱり、とりあえず書いてみると自分の中の調子がどんどん上がって行くような気がしますね。
拙い文ではありますが、こうして拙作に毎日付き合って下さる事は本当に嬉しいです。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
665 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 00:32:21 ID:22PGDhzY
こんばんは。今日も(明日になっちゃいましたが)更新をしていきます。
>>663
完敗したら容赦無くそんな感じになりそうですね…w
★ようやくラスボスです→ クラブQ ★
クラブ→こころ「そんなもん知るか! 私と最強の称号を賭けて闘え!」急に襲って来た!
こころ「私の目的、それは……」
女の面を頭に載せたこころは、無表情ではあるが物腰穏やかに鈴仙の質問に応える…と、思いきや。
こころ「――ふざけるな! 誰がお前みたいな貧層なウサギ女なんかに話してやらんといけんのだ!」
鈴仙「ひいっ!?」
こころの頭のお面がふわりと浮かび、激昂する般若面に差し変わった途端、その態度は一変し、完全なる拒絶と敵意を示す。
中山「…や、やっぱり駄目だ! 鈴仙さん、ここは防戦するしかない!
それで相手が落ち着くのを狙ってから、会話を続けるんだ!」
鈴仙「そ――そうね…!」
後方の中山にすらはっきりと感じられるまでの、
今のこころの不安定さは、ある意味明確な殺意よりも恐怖である。
鈴仙もそれにようやくに思い至り、フワリと宙に浮き、自分の精神の弾丸を周囲に纏い、
何発かをこころに向かって威嚇射撃する。
こころ「むう…。 ど、どうすれば良いのかな…? ――と、そうなったら…あはははっ」
それを受けたこころは、周囲の面をルーレットのように目まぐるしく付けては外しを繰り返しては呟き、
より一層、その不安定さを増していく。
そして、彼女の面が白黒の狐を模しており、もっとも鋭利な印象を受けるそれに変わった途端に。
666 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 00:35:12 ID:22PGDhzY
こころ「それならば――お前と、それからその後ろの人間もだ。
ばかげた希望に満ち溢れているお前達を倒して、私がその希望を頂く!」
鈴仙「(――く、来るッ!)」
彼女は、先ほどの不安定でゆったりとした動きからは一転、
太刀の閃きのような速さと鋭さで、鈴仙の身を切り裂かんと飛び出した。
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★こころ→戦闘力 5 + ( ! card ) + ( ! dice )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【こころ】
≧10→完勝! 鈴仙、僅かな隙を狙い一発で勝負を決める!
≧2→ 勝利! しかしこころはまだ止まらない! 補正付きで再度判定だ!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 しかしまだ傷は浅いぞ! ペナありだがもう一度チャンスがある!
≦−10→完敗…。 鈴仙、ひょっとこお面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
こころのマークがダイヤの時、「憂き世は憂しの小車(+4)」が発動します。
こころのマークがハートの時、「昂揚の神楽獅子(+4)」が発動します。
こころのマークがスペードの時、「怒れる忌狼の面(+4)」が発動します。
こころのカードの数値が奇数の時、スキル・モンキーポゼッション(+0)が発動します。
このスキルの発動時、鈴仙の必殺技・スキルは全て無効化されます。
また、このスキルの威力は、判定の度に+1ずつ強化されていき、他の必殺技と重複します。
667 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 00:36:58 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ハート7
)+(
JOKER
)=★
668 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 00:37:07 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
クラブQ
) + (
4
)=★
ピッこころさん「10円!!」
669 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 00:44:34 ID:???
ピッこころさん「クソマァーッ! 」
670 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 00:49:35 ID:22PGDhzY
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ハート7 )+( JOKER )=28★
★こころ→戦闘力 5 + ( クラブQ ) + ( 4 )=21★
≧2→ 勝利! しかしこころはまだ止まらない! 補正付きで再度判定だ!
鈴仙「(最初から全力! ううん、全力以上で――!)はあああああああああっ!」
バシュン! バシュン! ババババババババ!!
こころ「な――なにィ!? ――もう駄目だ、おしまいだぁ…」
鈴仙の放った弾幕は、未知の相手と対峙する事による火事場の馬鹿力的な理屈か。
普段の数倍以上の量と質を兼ね備えたものとなる。
その威力に、こころも(本人は無表情のまま)驚愕に悲しみに面を激しく変化させるが――。
こころ「…けれど、それしきの弾幕なぞッ!」
バシュン! ブウウン!!
面から溢れる霊気を固めて創りだした、長さ2メートルはあろう巨大な薙刀を以て、
鈴仙の弾幕の一部を力づくで薙ぎ払う。
華奢な身体からは考えられぬ程のその優雅で豪快な刀の振りを見るに、
やはり彼女は並みの妖怪では無く、長い歴史と高い妖力を兼ね備えた存在であると鈴仙は再認識せざるを得なかった。
鈴仙「(――だけど、今の段階なら相手を完全に押し切れている!
相手が変な技や大技を出す前に、速攻で決めてしまうのよ!)」
しかし、現状ではこころも鈴仙の放つ弾幕の処理に手一杯の状況となっており、
戦況は極めて有利に傾いているのは事実である。
このまま、速攻で勝負を決めたい鈴仙であるが、果たして――――?
671 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 00:51:11 ID:22PGDhzY
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )+(優勢補正+5)=★
★こころ→戦闘力 5 + ( ! card ) + ( ! dice )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【こころ】
≧10→完勝! 鈴仙、速攻で勝負を決めた!
≧2→ 勝利! だがしかし、まだトドメを刺しきれない! 同じ優勢補正付きでもう一度判定!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。(優勢補正は消えます)
≦−2→敗北。 しかしまだ傷は浅いぞ! ペナありだがもう一度チャンスがある!
≦−10→完敗…。 鈴仙、ひょっとこお面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
こころのマークがダイヤの時、「憂き世は憂しの小車(+4)」が発動します。
こころのマークがハートの時、「昂揚の神楽獅子(+4)」が発動します。
こころのマークがスペードの時、「怒れる忌狼の面(+4)」が発動します。
こころのカードの数値が奇数の時、スキル・モンキーポゼッション(+1)が発動します。
このスキルの発動時、鈴仙の必殺技・スキルは全て無効化されます。
また、このスキルの威力は、判定の度に+1ずつ強化されていき、他の必殺技と重複します。
672 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 00:51:53 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
スペード6
)+(
スペード2
)+(優勢補正+5)=★
673 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 00:55:27 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
スペードJ
) + (
2
)=★
674 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 00:55:31 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
ハート6
) + (
3
)=★
675 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 00:57:52 ID:???
何とか次で立て直したいが。
676 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 01:23:09 ID:22PGDhzY
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペード6 )+( スペード2 )+(優勢補正+5)=19★
★こころ→戦闘力 5 + ( スペードJ ) + ( 2 )+(怒れる忌狼の面(+4))+(モンキーポゼッション+1)(*狂気の瞳無効)=23★
≦−2→敗北。 しかしまだ傷は浅いぞ! ペナありだがもう一度チャンスがある!
ババババババッ……!!
鈴仙「(大丈夫、勝てる! 勝てる筈よ!)」
鈴仙の放つ弾幕を、ひたすらに薙ぎ払い交わしつつ防戦に回るこころ。
一見勝負はこう着しているようにも見えたが、戦陣に立つ鈴仙には自身の優勢が手に取るように理解できた。
鈴仙「(だって……あの子の薙刀捌き。 少しずつ速度が鈍って来ている!
きっと、潜在的な能力はともかくも、妖怪としての力は私と殆ど互角なのよ!)」
こころはその外見によらず強大な力を持った妖怪であるようだが、
鈴仙もまた、強大な妖怪相手でもある程度は互角に戦える程度の実力は身につけてきた。
そして、彼女には自慢の狂気の瞳による波長操作がある。
元々の力に、瞳による錯乱を交えれば互角以上の勝負は出来る筈と、鈴仙は考えていたが――。
こころ「―――」
フワッ。 スーッ。 ピタリ。
鈴仙の放った弾幕の一陣を薙ぎ払ったのを最後に、
こころはまた再び最初に出会った時のようなフワリとした緩慢な動きを開始する。
際どいながらも流れ弾を回避したこころは、戦場の中心部分に颯爽と浮かび――。
スッ…スッ―――。
中山「こ、これは――猿楽の動き!? 一体戦闘中に何故…!?」
鈴仙「(中山さん、学校教育は殆ど中学生並みの筈なのに、色んな事に滅茶苦茶詳しいわよね……。
普通の中高生は、そう簡単に猿楽って単語思いつかないわよ……)」
677 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 01:24:22 ID:22PGDhzY
こころ「―――」
無表情のまま、こころは優雅な動きで舞を踊る。
これが戦闘中でなければ、そして夜中では無く昼間であれば。
恐らくは大観衆の人気を独り占めできるような儚く美しい動きで、
こころは無表情ながらも自らの感情を表現しようとしていた。
鈴仙「ふ…ふざけないでっ!?」
一瞬は面をくらった鈴仙であったが―――すぐに正気を取り戻して再び眼前の相手に弾丸を放つ。
今度は、強烈なまでの狂気の波長を含めて。
ゴオオオオオオオオオオオオッ!
鈴仙の髪の毛のように淡い藤色の弾丸は、
青白い妖気を吐きだしながら静かに舞うこころの胸元を正確に捉えていたが…。
こころ「―――」
ギュウウン……バシュッ!
その弾幕は、こころの手前で見当外れの方向と速度にブレてしまい、
結果地面を少しだけ焦げ付かせるに留まってしまう。
鈴仙「(う、うそっ…!? この子――狂気の瞳が効かないの!?)」
そして、驚きの余り逆に隙を見せてしまった鈴仙は――――。
678 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 01:25:29 ID:22PGDhzY
こころ「――…さて! 御遊びはここらでおしまいってとこ、見せてやりたいわ〜♪」
バッ!
鈴仙「えっ――? こ、今度は消えた!? ど、どこなの!?」
こころが再び俊敏な動きを見せて消えた瞬間を認知する事が出来なかった。
鈴仙は慌てて周囲を見渡すも、こころの姿は視認できず―――。
鈴仙「右も、左も、地面にも居ない!? だったら―――」
中山「鈴仙さん! 上から来るぞ、気をつけろーっ!?」
こころ「死ねええええええいい!!」
ブウウウウウウウウウウウウウン! ゴオオッ!
鈴仙「ふぎゃあっ!?」
結果、遥か高空から巨大な獅子舞被りを付けたこころの襲撃を許してしまう形となった。
鈴仙は、中山の助けもあって何とかその大口に巻き込まれる事だけは回避したのだが…。
こころ「ちぇーっ。 ネタバレは止めてってば。 まぁ……次で終わるのですが」
ババババババッ!
今度は逆に、こころの攻撃を鈴仙が地上付近で回避し続けなくてはならない状況へと陥ってしまう。
鈴仙「ま、まずいわ…! これじゃあ、さっきと真逆の状態。 失敗するとこのまま押し切られちゃう…!」
絶対絶命の状況下で、鈴仙は―――。
679 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 01:27:19 ID:22PGDhzY
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★こころ→戦闘力 5 + ( ! card ) + ( ! dice )+(優勢補正+5)=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【こころ】
≧10→完勝! 鈴仙、何とか勝負を決めた!
≧2→ 勝利! 再び優勢に持っていったぞ! 優勢補正付きでもう一度判定!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 しかしまだ何とか持ちこたえているぞ! 相手の優勢補正はあるがもう一度判定だ!
≦−10→完敗…。 鈴仙、ひょっとこお面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
こころのマークがダイヤの時、「憂き世は憂しの小車(+4)」が発動します。
こころのマークがハートの時、「昂揚の神楽獅子(+4)」が発動します。
こころのマークがスペードの時、「怒れる忌狼の面(+4)」が発動します。
こころのカードの数値が奇数の時、スキル・モンキーポゼッション(+2)が発動します。
このスキルの発動時、鈴仙の必殺技・スキルは全て無効化されます。
また、このスキルの威力は、判定の度に+1ずつ強化されていき、他の必殺技と重複します。
680 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 01:27:34 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ダイヤA
)+(
ダイヤ5
)=★
681 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 01:28:15 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
スペード8
) + (
3
)+(優勢補正+5)=★
682 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 01:28:50 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
クラブ3
) + (
1
)+(優勢補正+5)=★
へっぽこすぎる…
683 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 01:30:26 ID:???
こうして鈴仙はペナルティとして財布から10円を奪われてしまいましたとさ
684 :
森崎名無しさん
:2013/11/09(土) 01:36:48 ID:???
引きの悪さもあるが相手が相当強いな。
勝つのに10差必要だからどうしても時間がかかりやすくなって、
そうなると相手がどんどん有利になっていくからな。
685 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 02:33:55 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ダイヤA )+( ダイヤ5 )+(ルナティックレッドアイズ+2)=14★
★こころ→戦闘力 5 + ( スペード8 ) + ( 3 )+(優勢補正+5)+(怒れる忌狼の面+4)=25★
≦−10→完敗…。 鈴仙、ひょっとこお面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
バババババババッ…!
鈴仙「はっ、てやっ!(だ、ダメ…! このまま回避しててもジリ貧っぽいわ……!)」
鈴仙はこころの放つ弾幕、斬撃の双方を何とか回避し続けてはいたが、
これではさっきまでのこころと鈴仙との立ち位置が変わっただけにすぎない。
そして、狂気の瞳を活かした錯乱と銃撃のみしか切り札を持たぬ今の鈴仙には打開策は皆無に等しく。
鈴仙「(ええい、ここは賭けで――!)狂気の瞳で…狂いなさいっ!?」
バシュウウウウウウウウウウン!!
波長の全てを推進力・破壊力に注ぎ込んだ最大の攻撃。
ルナティックレッドアイズを放ってこころを全力で牽制するが―――。
こころ「もう……終わりにしましょう。 貴女の希望はにせものでしたようですし」
鈴仙「何、ですって――…!?」
ブウン!
こころの姿は再び消え、そして今度は中山が叫ぶよりも早く―――。
686 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/09(土) 02:35:19 ID:???
こころ「怒符―――昂揚の神楽獅子……!」
ゴオオオオオオオオオオオッ! バッシイイイイイイイイン!
鈴仙「きゃ、ぎゃああああああああああああ〜!?」
鈴仙に向かって大きな獅子舞被りが飛んで行き、その結果―――。
こころ「足りない……この程度の希望では」
鈴仙「う、う〜ん……」
攻撃は見事に直撃し…鈴仙は夜の冷たい地面にバッタリと倒れ込んでしまう。
それをつまらなそうな表情で臨んでいたこころは、最後にふと、中山へと視線を向けて。
こころ「――私は、あの子のよりも。 君の持っている希望の方が興味深いわ」
中山「あっ、お―おいっ!?」
スッ……と再び姿を消してしまう。
そしてそれと同時に仮面を被った人間達も、夢遊病の患者だったかのように散り散りと
それぞれの住居へと戻っていき―――人里は、再び元の平穏を取り戻していった。
中山「彼女は一体……? ――と、まずは鈴仙さんの介抱だな…っと」
実際に対面した後も、その謎は消えなかった少女・秦こころが最後に残した言葉は、
中山の無意識に何らかの引っかかりを残していたが……
鈴仙を介抱している内に、中山の意識からはすっかりと消えてしまっていたのだった。
687 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/10(日) 17:35:51 ID:???
こんばんは、昨日は更新はおろか全くの書き込みが無くてごめんなさいでした。
昨日、今日とリアルの予定が充実しておりまして書き込む暇がなく、
これからも19時から友人と待ち合わせをしておりますので、チョッピリ更新となります。
繁忙期が過ぎ次第、また更新していけるようにしたいと思いますので、ご辛抱頂ければ幸いです。
>>669
,683
ピッこころさんは神(子)様と融合したのか強かったですね…。
>>684
鈴仙の戦闘時の引きの悪さは異常ですね…。
ただ、確かに勝つのに10差以上はやりすぎた感もありますので、
次回は少し、勝ち負けが決まりやすいようバランスを軽減してみようと思います。
688 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/10(日) 17:43:43 ID:k9zZrfr+
〜8月4週・自由行動フェイズA〜
鈴仙「――どうも、あの夜の戦いに負けた私は。気絶しちゃって中山さんに運ばれてしまったようね……。
中山さんに興味があるようだから、また同じ時間に中山さんを連れていけば…また会えるかしら」
現在の能力値
選手 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低
鈴仙 48 49 50 47 46 43 47 330 2 2
最大ガッツ:860
現在のおこづかい:1110
永琳印象値:31
人気:38
狂気度:25
所持アイテム:伝説の眼鏡(使用するとセーブ力+1、使いたい人に手渡す必要アリ)、焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)、
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)
シズハのしるし(秋限定で各練習時、判定に+! dice/2される。 1回まで使用可)、ふわたり手形(バイト給料が無給になる)
ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)
ショウの大冒険(鈴仙が練習時に使用すれば数値に+3のボーナス。熱い性格の者や子どもに渡せば…?)
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
689 :
森崎名無しさん
:2013/11/10(日) 17:54:39 ID:4y3AKnY+
B
690 :
森崎名無しさん
:2013/11/10(日) 17:55:38 ID:z8o30SWM
B
691 :
森崎名無しさん
:2013/11/10(日) 17:58:23 ID:???
人里のイベントはやめるのか
692 :
森崎名無しさん
:2013/11/10(日) 18:00:48 ID:???
中山さんに会わなきゃいけないのか?じゃAなのか?人里に行くだけじゃダメだったっけ?
693 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/10(日) 18:29:27 ID:k9zZrfr+
>>691
→>692
更新に間が空いてしまったせいで、少しそのあたりが分かり辛くなってしまってましたね…。
(鈴仙のセリフ「中山さんに興味があるようだから、また同じ時間に中山さんを連れていけば…また会えるかしら」
も分かりづらかったかもですし)
先ほどまでの戦闘イベントを起こすには、Aを選んで中山の部屋に行く必要がありますが…
そこを勘違いした方もおられるかもですので、もう一度選択を行いたいと思います。
ただ、こうなると本当にBを選びたかった方に不公平となる可能性もありますので、
戦闘イベントに必ず勝てるとも限りませんし、それよりも紅魔スカーレットムーンズの情報収集や、
まだ弱いキャラを鍛えたい…というの有効な選択肢ではあるかと思います。
――ともアナウンスをさせて頂きます。また色々考えて選択して頂ければと思います。
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
694 :
森崎名無しさん
:2013/11/10(日) 18:32:52 ID:4y3AKnY+
A
695 :
森崎名無しさん
:2013/11/10(日) 18:46:35 ID:d/JgxTQw
A
696 :
森崎名無しさん
:2013/11/10(日) 19:58:51 ID:???
闇雲に出かけるのは危険です!もっと 情報を集めてからでm… \ハァッ☆
697 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 21:25:19 ID:tfgrelO+
こんばんは、今日も更新を始めて行きます。
>>696
ネタ抜きに、情報を集めるのは結構大事かもですね。
試合も何気に近づいてきていますし…。
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
鈴仙「とりあえずは、暫く永遠亭をブラブラして……それから考えようっと」
A:永琳に会いに行く。
B:輝夜に会いに行く。
C:てゐに会いに行く。
D:佳歩に会いに行く。
E:ウサギ達に会いに行く(会いたいウサギを指定してください。例:ウサギB)
F:中山に会いに行く。
G:パスカルに会いに行く。
H:自室でゆっくりする(ランダムイベントをもう一回起こせます)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
698 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 21:26:58 ID:qzOMHlGc
F
699 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 21:36:06 ID:NX+CaH5E
F
700 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 21:37:11 ID:tfgrelO+
F:中山に会いに行く。
鈴仙「――昨夜の件もあるし、そうでなくても中山さんからは色々と有益な情報を得たり出来そうだし…。
とりあえずは、中山さんの部屋にでも行ってみましょうか」
鈴仙はそう思い立ち、中山の部屋の襖をガラリと開けると。
中山は着替えて護身具を持ち、その上にサッカーボールも用意しており、
何があっても外出できるような格好になっていた。
中山「…やあ、何となくそろそろ来るんじゃないかって思っていたよ、鈴仙さん。
昨日の続きだったら、是非俺にも付き合わせて欲しい」
鈴仙「ええ、そうね…(―――ただ、そろそろ紅魔スカーレットムーンズの試合もあるのよねぇ…。
試合に備えて、中山さんと相談したりするのも悪くないかもしれないけど。 どうしようかしら?)」
A:昨夜の借りを返すべく、再びこころに対戦を挑む!
B:いや、それよりも今は別な事をしたい。それは…(更に選択)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
701 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 21:48:45 ID:EwjFS9pM
A
702 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 21:50:22 ID:qzOMHlGc
A
703 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 21:50:56 ID:???
脳内イタリア戦済ませたかったけど、今回ばかりは仕方ないか。
地獄鈴仙を引きを甘く見るんじゃなかった。
そろそろ試合対策考えて、とりあえず一案。
ブラジルタイプ亜種型
−−J−− Jパスカル
−−−F− F佳歩
−H−−− H鈴仙
I−D−G I中山 D永琳 Gてゐ
−−−−−
AB−CE A妹紅 BウサギE C慧音 EウサギB
−−−−−
−−@−− @輝夜
ブラジルタイプをモデルに考案。左サイドからオーバーラップ、中央に狭めて突破など図る。
佳歩は攻撃方法を意識し、鈴仙は守備とのバランスを調整しながら戦う。
妹紅・中山がオーバーラップする際、そのスペースを補うようにする。
試合中のポジションチェンジが頻繁に起こして、攻め方を慣れさせなくする。
※もっと詳しい説明希望なら追記します。
4-1-4-1
−−−−−
−−H−− H鈴仙
−I−F− I中山 F佳歩
J−−−G Jパスカル Gてゐ
−−D−− D永琳
A−−−E A妹紅 EウサギB
−B−C− BウサギE C慧音
−−@−− @輝夜
前回と同じように戦う。恐らく浴びせ蹴りあるため、センタリングは厳禁。(低い球はOK?)
守備を重視しているため、シュート本数は少ないかも。パスカルのDF・ボランチ起用もあり。
704 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 22:27:15 ID:tfgrelO+
A:昨夜の借りを返すべく、再びこころに対戦を挑む!
鈴仙「…当然決まってるじゃないの! リベンジよ、リベンジ!
昨夜だって、もう少しで勝てたと思うから――きっと今回は上手く行く筈よ!?」
中山「お、おう…。 ―――じゃあ、そういう事なら…。
彼女が出る時間帯はおおよそ分かったんだ、夜に永遠亭の玄関に待ち合わせしよう」
鈴仙「オッケーよ、中山さん!(――普通に考えたら割と逢い引きっぽいけど…
そう感じさせない所が中山さんの凄い所ねぇ)」
中山「ああ、それならまた(――普通に考えたら怪しいデートみたいだが…。
鈴仙さんだからまあ、大丈夫だろう)」
リベンジに燃えた鈴仙、そしてこころの存在が気になっていた中山は
互いに勝手な想いを馳せながらも、無事に待ち合わせをするのだった。
――そして、夜。夕食を食べ終えた鈴仙と中山は、こっそりと永遠亭の玄関―――では無く
気付かれぬよう竹林に待ち合わせ場所を変えて、ゆっくりと人里へ向かう。
運の良い事に、危険な妖怪に遭遇しなかった鈴仙達は無事に人里の門をくぐり…。
こころ「あっ、来た来たー」
鈴仙「来た来たー、じゃないわよ…。 人をあんだけ痛めつけてくれちゃって…」
こころ「それはお前だって一緒だろうが! いい加減にしろ!」
中山「(本当に、声だけ聞くと同じ人と話をしているのだと分からないな……)」
人里の中心。あいも変わらず鈴仙達が居てもマイペースに、秦こころはふわりふわりと歩いていた
無表情のまま、面だけがコロコロと変わるために一見滑稽なようにも見えるが――。
そこに立ちつくす中山と鈴仙は、彼女の底知れぬ感情に怯えを隠せなかった。
705 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 22:28:18 ID:tfgrelO+
こころ「ねぇねぇ。 私は希望の面を探しているって前にも言ったとおりですけど。一つだけ提案があるのですよ」
鈴仙「提案?」
そんな鈴仙達の感情など知ったことかと、今日のこころは上機嫌に話しかけてくるが。
そんな中、不意に彼女は提案という言葉を持ち出した。
不安定な彼女らしからぬ言葉に、鈴仙はふと耳を傾けてしまう。
こころ「ええ。 私が勝ったら―――」
それを待っていたかの如く、こころはその面を喜びに近い物に変えて(顔は変わっていない)――。
スッ、と鈴仙の傍に居る人物に向かって、ピンとその細く綺麗な人差し指を向ける。
こころ「――私が勝ったら、あの人を新たな『希望の面』にしたいの♪
だって彼の希望は本物。 他人の人気や受け売りじゃあない、本当の感情。
それがあれば、人里も平和になるんですよっ♪」
中山「は――――ハァ!? 俺が!?」
――鈴仙の傍に居る人物。 それはもはやこころ本人を除けば中山しか居なかった。
鈴仙「ちょ――ちょっと! 折角黙って聞いてあげたと思えば、そんな事なの!?
そんなの、許される訳がないじゃない!?」
こころの理不尽で意味不明な要求に対して、鈴仙は耳をワナワナと震わせて怒り。
中山「……こころさん。 希望の感情が何故必要なのかは後で聞くとして。
――そうして得た希望は他人の受け売り。 ――アンタの言う「偽者」の希望になるが、いいのかい?」
中山は冷静ながらも、明確に否定の意を告げる。
こころはそんな二人の言葉が聞こえなかったかのように、
暫く年相応の少女のように楽しげに歩きまわり―――。
706 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 22:30:07 ID:tfgrelO+
こころ「愚かな……。 感情の暴走は、もうそこまでやって来ているというのに…」
やがてピタリと立ち止まって、青白い狐面を被り直しながら、
要求を受け入れられなかった事に対する怒りを募らせる。
そして、その怒りを爆発させると同時に―――。
こころ「それなら。 ―――殺してでも奪いとってやる!
再び食らえ! 我が奥義……暗黒能楽(モンキーポゼッション)!」
バアアアアッ!
こころはバネのように空中に勢いよく跳び上がり、弾幕の雨を鈴仙に向かって振らせる。
鈴仙「フッ…、交渉決裂ね! だったら――早速リベンジよ!(暗黒能楽(モンキーポゼッション)…悪くないわね)」
中山「(鈴仙さんが余計な事を考えているような気がしてならない……。
そして何だか――嫌な予感がするぞ……)」
中山の予感は的中してしまうのかは、神のみぞ知る所であるが…。
――ともかく、運命を決する戦いが再び始まるのだった。
707 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 22:31:08 ID:tfgrelO+
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★こころ→戦闘力 5 + ( ! card ) + ( ! dice )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【こころ】
≧10→完勝! 鈴仙、僅かな隙を狙い一発で勝負を決める!
≧2→ 勝利! しかしこころはまだ止まらない! 補正付きで再度判定だ!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 しかしまだ傷は浅いぞ! ペナありだがもう一度チャンスがある!
≦−10→完敗…。 鈴仙、ひょっとこお面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
こころのマークがダイヤの時、「憂き世は憂しの小車(+4)」が発動します。
こころのマークがハートの時、「昂揚の神楽獅子(+4)」が発動します。
こころのマークがスペードの時、「怒れる忌狼の面(+4)」が発動します。
こころのカードの数値が奇数の時、スキル・モンキーポゼッション(+0)が発動します。
このスキルの発動時、鈴仙の必殺技・スキルは全て無効化されます。
また、このスキルの威力は、判定の度に+1ずつ強化されていき、他の必殺技と重複します。
708 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 22:37:38 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
クラブ3
)+(
クラブ10
)=★
709 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 22:37:45 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ダイヤ10
)+(
スペード2
)=★
710 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 22:38:51 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
ハート6
) + (
6
)=★
711 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 22:48:57 ID:tfgrelO+
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブ3 )+( クラブ10 )=19★
★こころ→戦闘力 5 + ( ハート6 ) + ( 6 )+(昂揚の神楽獅子+4)=21★
≦−2→敗北。 しかしまだ傷は浅いぞ! ペナありだがもう一度チャンスがある!
リベンジに勢い込みながら空中に浮かぶ鈴仙。
降り注ぐ弾幕の雨をひらりと交わし、そこから威嚇射撃を数発叩き込んでこころの動きを牽制する。
しかし当の標的であるこころ本人はまるで機械のように怯える事も怯む事もなく。
こころ「――喜符。 『昂揚の神楽獅子』!」
カッ、と豪奢な獅子被りから閃光を発射。
鈴仙の銃弾を軽く撃ち落とすだけで無く、逆に行動に大きな制限を与える。
自身の力を上手く使いこなせていないこころ相手ならば、鈴仙も互角以上に戦える余地はあったが…。
こうして全力でのスペルカードを使用されては、やはり劣勢は拭えなかった。
鈴仙「ま…まだまだぁ!?」
だが、それでもこころの放った妖気は鈴仙の許容範囲内。
これならば立ち回り次第では、充分逆転も狙えると踏み、再び攻勢に転じた。
712 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 22:52:55 ID:tfgrelO+
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★こころ→戦闘力 5 + ( ! card ) + ( ! dice )+(優勢補正+2)=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【こころ】
≧10→完勝! 鈴仙、何と逆転大勝利だ!?
≧2→ 優勢! 鈴仙、劣勢を覆して優勢に立つ!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、そのままこころの弾幕に押し切られる。
≦−10→完敗…。 鈴仙、般若お面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
こころのマークがダイヤの時、「憂き世は憂しの小車(+4)」が発動します。
こころのマークがハートの時、「昂揚の神楽獅子(+4)」が発動します。
こころのマークがスペードの時、「怒れる忌狼の面(+4)」が発動します。
こころのカードの数値が奇数の時、スキル・モンキーポゼッション(+0)が発動します。
このスキルの発動時、鈴仙の必殺技・スキルは全て無効化されます。
また、このスキルの威力は、判定の度に+1ずつ強化されていき、他の必殺技と重複します。
*ルールを変更しました。
優勢補正を減らした代わりに、優勢の時に2差以上を出すと勝負アリ!(前は優勢のまま)…という風になっています。
713 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 22:54:10 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ハート9
)+(
ダイヤ6
)=★
714 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 22:55:13 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
クラブ6
) + (
5
)+(優勢補正+2)=★
715 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:02:00 ID:tfgrelO+
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ハート9 )+( ダイヤ6 )=21★
★こころ→戦闘力 5 + ( クラブ6 ) + ( 5 )+(優勢補正+2)=18★
≧2→ 優勢! 鈴仙、劣勢を覆して優勢に立つ!
鈴仙は暫くの間、こころの熾烈な攻撃に耐え抜くしかなかった。
弾幕の軌道を先読みし、溢れる熱線は気合いで回避。
僅かな隙を狙って銃弾を撃ち込み、相手の態勢が崩れるのを待つ。
地味であるが、一種のお手本的な振る舞いは、優等生の鈴仙が最も得意とするものであり…
その成果は、この大一番で見事に実る事となる。
こころ「つ、疲れた…」
鈴仙「やっぱり。 貴女は強いけど――戦い慣れしていないようね!」
最初から今まで攻撃を繰り返してきたこころの妖力に、
僅かに陰りが生じた隙を狙って、鈴仙は一転攻勢に転ずる。
中山「れ、鈴仙さんがチャンスを掴んだ…!? これは――勝てるんじゃないのか!?」
仮面の聴衆「―――――」
その見事な展開に思わず声を挙げてしまう中山―――そして、
この戦いに引き寄せられたのであろう、数多の仮面の聴衆達。
勝負は早くも、クライマックスを迎えようとしていた。
716 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:03:39 ID:tfgrelO+
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )+(優勢補正+2)=★
★こころ→戦闘力 5 + ( ! card ) + ( ! dice )=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【こころ】
≧10→完勝! 鈴仙、何と逆転大勝利だ!?
≧2→ 勝利! 鈴仙、地味だが正確な技術で敵を制す!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→劣勢。 こころ、再びその真価を発揮し鈴仙を不利に陥れる!
≦−10→完敗…。 鈴仙、般若お面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
こころのマークがダイヤの時、「憂き世は憂しの小車(+4)」が発動します。
こころのマークがハートの時、「昂揚の神楽獅子(+4)」が発動します。
こころのマークがスペードの時、「怒れる忌狼の面(+4)」が発動します。
こころのカードの数値が奇数の時、スキル・モンキーポゼッション(+2)が発動します。
このスキルの発動時、鈴仙の必殺技・スキルは全て無効化されます。
また、このスキルの威力は、判定の度に+1ずつ強化されていき、他の必殺技と重複します。
717 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:04:31 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
ハートA
)+(
スペード5
)+(優勢補正+2)=★
718 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:04:48 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
クラブJ
) + (
4
)=★
719 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:04:50 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
スペードQ
)+(
クラブ10
)+(優勢補正+2)=★
720 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:11:39 ID:tfgrelO+
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ハートA )+( スペード5 )+(優勢補正+2)=14★
★こころ→戦闘力 5 + ( クラブJ ) + ( 4 )+(モンキーポゼッセション+2)=22★
≦−2→劣勢。 こころ、再びその真価を発揮し鈴仙を不利に陥れる!
しかし、ここで勝負はシーソーのように、再び大きく傾く。
こころ「―――」スッ
中山「ま…また「アレ」だ!」
こころは戦いである事を忘れたかのように、美しく優雅に舞う。
その仕草に、あくまで外野である中山は戦慄しつつも魅入らざるを得なかったが――。
鈴仙「(――は、波長が……大きく揺らめき過ぎて読めない!?
逆にこの私が混乱してしまいそ、う…!?)」
彼女と対峙している、かつその舞いの恐ろしさを理解している鈴仙はそうもいかない。
幽玄を体現したかのような舞いを踊りつつも、おぞましいまでの霊気を発するこころを
警戒しすぎた鈴仙は、思わずその攻撃の手を必要以上に緩めてしまい――。
こころ「――始末する」
バシュウンッ!
鈴仙「ひ…ひぎゃっ!?」
再び、鈴仙は窮地に追いやられてしまう。
鈴仙や中山、もしかしたらこころが想像するよりもこの戦いは長引こうとしていた。
721 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:12:39 ID:tfgrelO+
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★こころ→戦闘力 5 + ( ! card ) + ( ! dice )+(優勢補正+2)=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙】−【こころ】
≧10→完勝! 鈴仙、何と逆転大勝利だ!?
≧2→ 優勢! 鈴仙、劣勢を覆して再度優勢に立つ!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、粘り負けしてしまう。
≦−10→完敗…。 鈴仙、般若お面うさぎとして余生を過ごす!(うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
こころのマークがダイヤの時、「憂き世は憂しの小車(+4)」が発動します。
こころのマークがハートの時、「昂揚の神楽獅子(+4)」が発動します。
こころのマークがスペードの時、「怒れる忌狼の面(+4)」が発動します。
こころのカードの数値が奇数の時、スキル・モンキーポゼッション(+3)が発動します。
このスキルの発動時、鈴仙の必殺技・スキルは全て無効化されます。
また、このスキルの威力は、判定の度に+1ずつ強化されていき、他の必殺技と重複します。
722 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:12:53 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + (
スペード9
)+(
クラブA
)=★
723 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:14:06 ID:???
★こころ→戦闘力 5 + (
ハート8
) + (
1
)+(優勢補正+2)=★
勝負弱すぎてどうしようもないだす
724 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:20:43 ID:???
はなしにならない
せめてもう少し頑張ってほしい
725 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:30:31 ID:???
この際光(希望)を相手にする地獄幻想チームでも作ろう
鈴仙、佳歩、マミゾウ(代表)、文、にとり、もうFWそろったよ。やったね!
726 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:45:52 ID:tfgrelO+
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペード9 )+( クラブA )=16★
★こころ→戦闘力 5 + ( ハート8 ) + ( 1 )+(優勢補正+2)+(昂揚の神楽獅子+4)=20★
≦−2→敗北。 鈴仙、粘り負けしてしまう。
鈴仙とこころの一進一退の攻防は、永遠に続くかとも錯覚させられたが――。
やはり勝負が長引く事で鈴仙は本来の実力差が、こころは戦闘経験と力の制御の不慣れさが
少しずつ浮き彫りになろうとしていた。
鈴仙「はぁ、はぁ…!(だ――駄目! あっちは疲れてもすぐに復帰できるだけの妖力が有る一方、
こっちはどうしても限界がある! このままじゃあ、押し負けちゃうわ――)」
そうして、この窮地で真っ先に弱気が出てしまうのは鈴仙の悪い癖である。
自分では、やはり勝てないのではないかという絶望が心をもたげてしまい、
どうしても弾幕の威力の維持が難しくなってしまう。 そしてそれは、こころにとって絶好のチャンスだった。
こころ「フフ――焼き払ってあげる♪」
ゴオオッ!
鈴仙「あ――あああっ!?」
そして……熱線を直に浴びた鈴仙は――哀れにもその場に崩れ落ちてしまう。
こころ「――可哀そうな子。 偽りの希望しか持っていないのに、貴女はそれを認めようとしなかった。
だけど――この結果が証拠。 貴女の希望は、偽者だということの」
中山「――ち、近寄るなっ!」
老練な表情で鈴仙を憐れんだこころは、その表情を変えぬままに中山へと近寄る。
こころ「私が希望を失ったせいで、人里の人間達もまた、永らく『希望』という感情を失っていた。
それには貴方のような希望溢れる人間が欲しかったけど―――もう大丈夫」
727 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:48:15 ID:???
こころは、中山に話しかけているのか、それとも別な誰かに話しかけているのか。
それすら分からぬ程虚ろな表情で、ふらりふらりと再び歩き始める。
先ほどは一転、中山にはほぼ全くの興味が失せているようにも見えた。
中山「―――結局、彼女の素性はほぼ謎のまま、か。
そして……俺の希望は本当に本物なのかな? こころさんとやら。
――安っぽい受け売りで、森崎に並び立とうと考えていたこの俺の希望が」
中山はスッと鈴仙を抱き起こしながら、ふと考えを馳せる。
この前の妖怪の山FC戦後に対峙した時の、森崎の不敵な笑みが浮かんでくる。
中山「――本物の希望。 真なる希望。 それを持つ人物は俺は知っているが……
知っているだけじゃあ、何も変わらないさ」
最後にそう呟いて、中山(と伸びている鈴仙)は人里を後にするのだった。
*中山の評価値がやや上がりました。(憐れみ的な意味で)
728 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:51:07 ID:???
〜8月4週・固定イベントフェイズ〜
【面霊気の行方】
そして、中山と鈴仙が去った後の人里。
こころはふらりふらりと歩き、そして…目的の場所へと辿り着いたのだった。
??「――遅くなってすまないね」
こころ「――希望の面は? 作ってくれたんだろうなァ!?」
??「心配には及ばないさ。 少々時間は掛かったが――問題は全然無い。
だから……これからは私達と一緒に練習に参加するんだよ。 いいね?」
こころ「うん……いいよっ♪」
こころは、薄い金の髪を振りかざした一人の女性と会話をしていた。
その女性は尊大ながらも優しく、まるで愛娘に話しかけるかのようにこころへと語りかける。
神子「(――誰が希望の面を失くしたのかは知れないけれど――資源は有効に使わなくてはね。
この子のお陰で、我々の勝利という『希望』の価値はより大きくなるでしょう。
大会名簿には、あらかじめ名前を書いてあるし。 後はこの子をどう育てるか、ね)」
――もっとも、その聖人は、表情の裏で常に打算を練り続けていたのであるが。
豊聡耳神子。遥か昔にこころの存在の元となる66の面を形造った彼女は、
その地位を利用して、早速も彼女を抱きこんでいたのだった。
*こころが聖徳ホウリューズに入団している事が判明しました。
729 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:56:25 ID:tfgrelO+
〜8月4週・練習フェイズ〜
鈴仙「話の流れ的に固定イベントフェイズ一部を前倒ししちゃったけど、今日も練習よ! 試合まで後2回の練習を有効に使いましょう!」
現在の能力値
選手 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低
鈴仙 48 49 50 47 46 43 47 330 2 2
所持中のフラグ:パスカット(10/20)、てゐとのコンビプレイ(8/20)、
オフサイドトラップ(9/20)、タックル(10/20)、(浮き玉成長フラグ・空中プレーでの覚醒時に判定で回収)
最大ガッツ:850
ルナティックレッドアイズ(1/4でドリブル+2)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
スキル・狂気の瞳LV3(全判定につき、スート(色)一致時敵能力−2(マーク一致時敵能力−3と選択可))
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
A:基礎能力を上げる(更に分岐)
B:必殺技の練習をする(更に分岐)
C:スタミナをつける(判定で最大ガッツが上がります)
D:コーチングをする(更に分岐)
☆現在一緒に練習できる選手(()内は所持フラグ、数値は所得経験値(10で技習得))☆
無条件で参加…輝夜、妹紅、慧音、てゐ(パス0、パスカット0)、中山(ドリブル0)、佳歩(ドリブル0、タックル0)、
ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギE(ドリブル0、成長ボーナス・タックルorせりあいorガッツ)
コーチングの為不参加…永琳(タックル0、ワンツー0、シュート0)、パスカル(成長ボーナス・守備系、特殊スキル0、空シュート0)
(*パスカルは判定で練習可能)
730 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:57:17 ID:atXEBf5A
B
731 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/11(月) 23:57:28 ID:tfgrelO+
【補足・備考・注意点】
・一緒に練習したい選手がいる場合、選択肢の後にその選手の名前を記してください。
(例:A(一人で基礎能力練習の場合)、B妹紅(妹紅と必殺技練習したい場合))
・【誰かと一緒に練習をする場合】、もう一人の選手の能力値も上昇し、評価値も上がりますが、
【鈴仙自身の成長効率は下がります】。
(基礎練習では上がりやすさ1段階ダウン、必殺技練習では! dice→! dice/2に)
なお、もう一人の選手の成長効率には影響がありません。
・コーチングは、鈴仙よりも総合能力の低いキャラを二人まで選び、
好きな能力値を上昇させることが出来ます。ですが鈴仙自身の能力自体は上昇させることはできません。
選択肢の後にその選手の名前を記してください。(例:D 佳歩、ウサギB)
・永琳、パスカルの能力値は基本的に上昇させることはできませんが、代わりに名無しウサギなど
能力値の低い仲間の能力をランダムで少し上昇させてくれます。
・「オフェンス解説書」等のアイテムは、使用できる選択があった場合にアナウンスがかかります。
「使いたい人に手渡す必要のある」アイテムは、練習フェイズでは使用できず、自由時間等での会話時に、
目の前に居るキャラに対してのみ使用できます。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(前のレスとこのレスの間にある選択も有効になります)
732 :
森崎名無しさん
:2013/11/11(月) 23:59:25 ID:???
本当に引き勝負になるバトルは鬼門だな…作戦も何も立てられないし。
特にうどんちゃんは引き勝負だと本当に鬼門だから、上限決めておいて方が良さそうね。
今回はこころとの面識ができただけでも良し。中山さんの心境に何か与えただけでも良し。
733 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 00:01:47 ID:/X2CY4rE
C 長い勝負になりそうだからガッツが欲しい
734 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 00:02:14 ID:???
――と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
日付をまたいだ場合は、御手数ですが再投票をお願い致します。
>>703
フォーメーション提案ありがとうございます!
スカーレットムーンズの情報について、一部は固定イベントでも入手できるようにしようと思っていますし、
来週の自由行動フェイズでも偵察が可能になっております(脳内練習試合も可能です)。
>>724
正直、ここまで引きが酷いとそう考えてしまいますね…。
2D13なのに、13以上の数を引けた回数が少なすぎると思います。
>>725
ふらの高校幻想郷分校が開校する日も近いですね…。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
735 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 00:04:46 ID:W7ghfHvQ
Bてゐ
736 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 00:10:46 ID:8g89eKqU
Bてゐ
737 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 22:21:27 ID:7Ii5F6y6
こんばんは、今日も更新を始めて行きます。
>>732
サッカーは戦術、戦略がメインとなりがちですので
戦闘判定は引き一発勝負! …という分かりやすさを狙ったのですが、
最近は戦闘ばかりだったため、逆にもどかしさを与えてしまったかもしれません。
引きは……本来平等な筈なんですが(汗)
738 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 22:25:21 ID:7Ii5F6y6
Bてゐ
鈴仙「ねぇ、てゐー? 一緒に練習しない?」
てゐ「えー、メンドくさ……って、冗談よ、ジョーダン!」
最初はあからさまに面倒臭そうな態度を見せたてゐだったが……
鈴仙の真剣な表情を見ると、どうにもふざけ続けてはいられないなと真面目に向き直るてゐ。
鈴仙「今日は互いに、基礎を超えた必殺技の練習でもしようかと思ってね」
てゐ「なるほどねぇ…。 技に溺れるなとは良く言ったもんだけど、
鈴仙ちゃんには逆にもっと派手な技があった方が良いかもだし、良いんじゃない?」
鈴仙とてゐは、互いに頷きあいながら必殺技の練習をしようと決める。
そして、その内容は―――。
739 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 22:28:18 ID:7Ii5F6y6
今週重点的に鍛える必殺技を選んでください。カッコ内は現在の経験値です。
鈴仙の練習は…
A:パスカット(10/20)
B:オフサイドトラップ(9/20)
C:タックル(10/20)
D:てゐとのコンビプレイ(8/20)
てゐの練習は…
A:パス(0/10)
B:パスカット(0/10)
先に2票入った選択肢で進行します。 鈴仙とてゐの練習内容は同時に選択し記入してください。
(例:AA(鈴仙ドリブル、妹紅ドリブル)、CG(鈴仙シュート、妹紅せりあい))
【ただし、鈴仙の練習でDを選んだ場合は、てゐの練習は選択できません。
間違えた場合は両方とも無効とみなします。(例:DB→×なので、鈴仙のDもてゐのBも無効)】
*この投票は【部分一致制】となっております。各キャラへの投票をそれぞれ独立した物とみなしますのでご注意ください。
(例:@AA、AAB、BBC …といった投票があったとすると、Aの時点で鈴仙のAは確定でBのBは無効、妹紅はABC1票ずつ)
740 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 22:30:17 ID:ZFmldoR6
D
741 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 22:31:13 ID:W7ghfHvQ
D
742 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 22:57:27 ID:7Ii5F6y6
D:てゐとのコンビプレイ(8/20)
鈴仙「と、いう訳で。 「アレ」の練習、やるわよ!」
てゐ「――た、確かにアレが完成したら派手だろーしなぁ…。
そういうこったら、やってみますか」
鈴仙とてゐは、ゆっくりと基礎からコンビプレーを磨き始めた。
先着1名様で、
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→! dice★
と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在8ポイント)
743 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 22:58:56 ID:???
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→
1
★
744 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 23:24:42 ID:7Ii5F6y6
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→ 1 ★
→1ポイント上昇!
しかし、ゆっくりと基礎を固めていく…という考え方は、
この段階の鈴仙達にとっては逆効果であったかもしれない。
バスッ、バスッ、バスッ。
鈴仙「(うーん、こういう普通のパスなら大分良い感じになったと思うけれど…)」
てゐ「(あたしらの目標って、パスを繋ぐ事じゃないし…。 ちょっと、ペース配分間違ったかな)」
既にそこそこの意思疎通と高水準のパス技術を兼ね備えている鈴仙とてゐにとって、
基礎は前の練習一回で充分だった。
確かに、この練習でも鈴仙達は互いにコンビプレーの素地となる連携のセンスを磨いたが、
それはすでにほぼ飽和状態。
神の視点を持たぬ鈴仙達としては仕方が無いとはいえ、何とも勿体ない練習となってしまったのだった。
*コンビプレイの経験値が1上昇しました。現在9/20で、20になると技を未完成状態で習得します。
745 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 23:28:06 ID:7Ii5F6y6
〜コーチング〜
永琳「(もうすぐ、紅魔スカーレットムーンズの試合。 タレントの数ではこちらが上回っているとはいえ…)」
パスカル「(――やはり、勝つにはチームの総合力を高めなくては!)」
先着2名様で、
★永琳のコーチング対象→! card
永琳のコーチング内容→! card★
★パスカルのコーチング対象→! card
パスカルのコーチング内容→! card★
と書き込んでください。
○○のコーチング対象のカードの数値が…
JOKER→ウサギ全員(補欠ウサギ(F・G)含む)
K→慧音
Q→てゐ
J→佳歩
8・9・10→ウサギC
6・7→ウサギD
4・5→ウサギE
1・2・3→ウサギB
○○のコーチング内容のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
クラブA→効果が無かった…
JOKER→全能力+1
746 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 23:31:53 ID:???
★永琳のコーチング対象→
クラブ9
永琳のコーチング内容→
ダイヤ9
★
747 :
森崎名無しさん
:2013/11/12(火) 23:35:17 ID:???
★パスカルのコーチング対象→
ダイヤ8
パスカルのコーチング内容→
スペード5
★
748 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/12(火) 23:46:37 ID:???
ウサギCのドリブルが+1、さらにパスカットも+1!
…と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
ちなみに、これでウサギCのドリブルは名無しウサギでトップになりました。
(とはいえ低いですが)これからのテコ入れ次第では、彼女もはっはあ〜なエースになる望みがある!
…かもしれません(汗)
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
749 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 22:41:37 ID:???
こんばんは。今日も更新をしていきます。
―――――――――――――――――――――――
★永琳のコーチング対象→ クラブ9
永琳のコーチング内容→ ダイヤ9 ★
★パスカルのコーチング対象→ ダイヤ8
パスカルのコーチング内容→ スペード5 ★
→ウサギCのドリブル+1、パスカット+1!
永琳「(今の所、成長が遅れているのは……)」
パスカル「(彼女――だな)」
ウサギC「ほえ〜?」
試合を前にしての、名無しウサギの直前強化。
永琳とパスカルが目を付けた選手は、奇しくも同じだった。
ウサギC「わ、わたし〜?」
永琳とパスカルに同時に呼ばれた彼女――ウサギCはそのただでさえ丸い目を
更に大きくまん丸に変えて、大いに驚愕していた。
……だがしかし、永琳やパスカルが言うように。
現状、永遠亭ルナティックスの名無しウサギの中で最も成長が遅れているのはウサギCであった。
永琳「大丈夫よ。 今日は厳しい練習では無く、貴女の才能を伸ばす練習に終始しようと思うから。
それだったら、気分屋さんの貴女でも音を上げたりはしないと思うわ」
ウサギC「ふ、ふわ〜い…」
パスカル「――君は才能では恐らく、名無しウサギ達の中でも抜きんでている。
だからこそ、その才能を活かせるようになりたいじゃあないか?」
750 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 22:44:20 ID:???
――マイペースで気分屋のウサギCは、
基本的に真面目な優等生肌である、他のウサギ達と比べると随分異質である。
しかし、それでも彼女は持ち前の才能と無自覚の努力で、ここまでやってきたのだ。
だからこそ、彼女の覚醒はきっと様々な意味で重要となると考えられる。
ウサギC「(う〜ん、最近試合出られてないしなぁ。 ここでいっちょ、わたしも頑張ってみたらいいのかなあ)
――じゃあ…おなしゃ〜す!」
そして、ウサギC自身も決して怠惰な性格では決して無かった。
最終的には彼女自身の小さな奮起で、得意のドリブルを伸ばし、パスカットも地道な成長を見せる。
永琳「(――天才肌、とはいえ。 やっぱり彼女の意思に任せっぱなしじゃあ限界があるわね。
試合や日常でも、この子の面倒を見てあげれば化けるのかもしれないのだけれど…。
それは、他の子にも言えることだし)」
だがしかし、それでもまだ一流選手を相手取るにはどれも覚束ないと永琳は感じ取っていた。
彼女が大きく化けるか否かは、まさしく彼女自身の才能の底深さと…周囲のサポートに託されていた。
*ウサギCのドリブルが+1されました。
*ウサギCのパスカットが+1されました。
751 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 22:45:32 ID:???
〜8月4週・固定イベントフェイズ〜
【紅魔の力】
〜人里サッカーコート〜
鈴仙と中山が人里の謎に挑戦している間も、
ライバル達はもう間もなくとなった10月の大会に向けて研鑽を続けている。
――いや、正確には、『研鑽を続けている選手も居る』…という表現が正しいかもしれない。
というのも、幻想郷の名選手の多くは、そう努力せずとも高い実力を保ち続けているのだ。
種族の差か、練習環境の差か、あるいは純粋な才能の差か。
幻想郷においては、強者と弱者との間を隔てる壁は外界以上に大きかった。
レミリア「……退屈」
――そして、日傘を差しながら残暑の残るサッカーコートを睨みつける少女は、
種族・環境・才能共に恵まれた、まさに『皇帝』。――否、『紅帝』レミリア・スカーレット。
その目線には心底からの軽蔑と退屈が渦巻いていたが、
しかしその瞳は余りに美しく、男は勿論、女ですらも魅了されてしまうのでは無いのかと思う程妖しかった。
咲夜「――お嬢様、お言葉ですが。 この試合が白熱していてはそれこそ問題かと。
貴き者は、退屈にこそ彩を見つけるべきと思いますわ」
そんな彼女を凛と窘めるのは、まさしく従者と言った出で立ちの少女。
か弱き人間でありながら、恐怖の吸血鬼に対してこうも口を聞けるのは
彼女を含めても数えるほどしか居ない。『悪魔の荒鷲』十六夜咲夜は、瀟洒な表情を浮かべていた。
752 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 22:47:15 ID:???
レミリア「…咲夜」
レミリアはスッ、と咲夜の方を振り向き――。
レミリア「いいこと言った」
年相応の少女らしい、悪戯っぽい笑みを返す。
咲夜は、大観衆の観客席を仰ぎながらその微笑みを見て…少しだけ笑った。
***********************
実況「え、えー…。 紅魔館の主! レミリア・スカーレット氏の突然の提案により
今日急遽開催されたこの親善試合でありますが……。 ―――なんと、紅魔スカーレットムーンズ!
全幻想郷選抜大会告知から半年近く!大会開会から約一カ月前にして! …これが、初の練習試合となります!
これは、未だ正体を現さない謎のチーム・聖徳ホウリューズを除いて他に例がありません!
しかし一方で、紅魔スカーレットムーンズは来週の末に強豪! 永遠亭ルナティックスとの練習試合を予定しています!
つまりこれは、直前調整という事になるのでしょうか〜〜〜〜〜〜!!??」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」「お、俺ずっとレミリアさんのお姿を生で見たかったんだ!」
「咲夜さーん! 俺だ! 養ってくれーっ!」「フランちゃーん! かわいーい!!」「パッチェさーん! フルタイム出場してー!」
「小悪魔の地味な名プレーにも期待だな」「め、めいりんさんも頑張れー」「でも大丈夫かよ? 流石に試合ボケしてるんじゃね?」
咲夜の仰いだ先――観客席の人間・妖怪達は、名門チームの遅すぎる初陣に期待を膨らませている。
勿論、中にはそれを不安視する者も少なくは無かったが…それらを含めた観客の多さこそが
彼女達の名門・カリスマ性を表すのには相応しいだろう。
753 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 22:50:31 ID:02W4iXHk
レミリア「さて。 今日の試合はどことだっけ。 えっと……美鈴」
美鈴「は、はひいっ!?(お、お嬢様が私の名前を覚えていた!?)」
先ほどまで咲夜と会話を交わしていたレミリアも、この観客にひとまずは満足しており、
やや上機嫌な様子で美鈴に話しかける。
美鈴はやや緊張しながらも、門番以外に与えられた仕事を全力で遂行しようとする。
美鈴「今日の練習試合は、えー……」
先着1名様で、
★やられ役チーム→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→美鈴「どうやら、外界のチームみたいですね! 腕が鳴ります!」(*更に選択)
ダイヤ・ハート→美鈴「命蓮寺ロータスですね。 フェアプレーを身に付け、ますます強敵になったと聞きます!」
スペード・クラブ→美鈴「妖怪の山FCですね。 正直、タレントの数と総合力ではウチを超える…かもしれません!」
クラブA→美鈴「露鈴兎ヒャッホーズ…。 何だか明るくて良い名前ですね!」(小並感)
754 :
森崎名無しさん
:2013/11/13(水) 22:51:27 ID:???
★やられ役チーム→
スペードA
★
755 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 23:48:12 ID:???
★やられ役チーム→ スペードA ★
スペード・クラブ→美鈴「妖怪の山FCですね。 正直、タレントの数と総合力ではウチを超える…かもしれません!」
レミリア「知ってる」
美鈴「はぐっ!? じゃ、じゃあ何で聞いたんですかお嬢様ぁ…」
レミリア「……何となく」
パチュリー「(美鈴…哀れな子)」
真剣に仕事を全うした美鈴に対して、レミリアはぞんざいな態度を取る。
『もやしのエース』パチュリーはそんな二人の様子を呆れ半分面白半分で眺めながら…。
自筆のノートに目を落として思考していた。
パチュリー「(――けれどレミィ。 実際にあのチームはそこそこの強敵よ?
私や助っ人が居れば負ける事は無いとは言え、それでも私達の初陣を飾るに
相応しく無い勝負になるかもしれないわ)」
あくまで余裕を決め込むレミリアだったが…一方でパチュリーは内心、
相手の実力を高く評価していた。
幻想郷最速のドリブルを持つ射命丸は、パチュリーの芸術的ドリブルにも匹敵する実力を持っているし、
反町やはたてや椛、それに合体技を持つ秋姉妹と言った中堅選手を小悪魔一人で対処させるのは厳しい。
美鈴の守備力では、2点か3点は覚悟せざるを得ないだろう。…と、パチュリーは推測する。
756 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 23:50:13 ID:???
フラン「ねぇねぇ! あの妖怪の山FCのゴールキーパー、ふっ飛ばしても良いかな、お姉様!」
そして、パチュリーが推測を重ねる一方で、『狂気のストライカー』フランドール・スカーレットは
無邪気かつ無思考に、ただただ相手を吹き飛ばしてゴールを決める自分の姿を夢想していた。
レミリア「ええ…。 今日は久しぶりの点取り合戦で遊びましょうか、フラン」
フラン「わーい♪」
そして、姉であるレミリアはそんなフランを止めようとはせず、むしろ自由に振舞えと指示する。
レミリア「(フランは大分良くなったけれど…それでもあの子は狂犬。だけど、敵に噛みつかせれば十二分に役立つものね)」
その内心には勝利への打算も含まれてはいたが、
笑顔を爆発させるフランの姿を見て、レミリアは幾ばくかの愛しさを籠めた微笑みを浮かべていたのも事実だった。
757 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 23:51:45 ID:???
??「…………」
そして、彼女達が思い思いに時間を過ごしている中、『助っ人』である彼は独り無言。
それこそ、心の底から退屈そうに腕を組み、試合が開始されるのをジッと待っていた。
小悪魔「あ、あのぅ……。 パチュリー様に聞いたんですけど。 今日、出番があるかもって…。
ただ、まずは様子見としてベンチスタートとのことでしたが」
居た堪れなくなった小悪魔は、ふとその少年に話しかけるも。
??「――……ある」
小悪魔「へ?」
短髪のやや小柄な少年はボソボソと話すだけで、その態度を決して軟化させたりはしない。
しかし、それは彼が寡黙な性格であるからでは無い事は、小悪魔は実は知っていた。
小悪魔「(――あまり表に出る事はするな、極力口も開くな…っていうのがパチュリー様の命でしたっけ。
情報を開示させないというのは重要としても、少しやり過ぎなような気が…)」
――その為、小悪魔はそれ以上彼と接触する事は避け、
緊張を隠せない様子である、妖精メイド達の方へと向かうのだった。
758 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 23:52:47 ID:???
実況「さあ〜! そして試合開始まであと5分を切りました〜!
両チームともに控室からフィールドへと堂々と出て行きます!」
はたて「きょ…今日は宜しくねっ!」
小悪魔「ええ、宜しくお願いします(少しきょどきょどしてるように見えるけど…人見知りなのかな)」
フラン「えへへ〜! 今日はハットトリックを取らせて貰うから!」
にとり「ひゅ、ひゅぃいい…(私、天国行けるかなぁ……)」
雛「(ご冥福を祈るわ、にとり……お葬式はきっと来るからね……)」
椛「ストリングプレイ・スパイダーベイビー!」
美鈴「す、凄い腕前です…! 貴女は一体何者…!?」
反町「よ、よろしくおねがいします(こ、怖い女性だなぁ……)」
咲夜「勝負の場だもの。 馴れ合いは必要ないわ」
穣子「う、浮気なの一樹君!? あんな女性に話しかけて!?」チャキッ!
静葉「駄目よ穣子! 幾ら貴女でも私のネタを奪うのは許せない!」チャキッ!
フィールドにて、紅魔スカーレットムーンズのメンバーは思い思いのメンバーに話しかける。
そしてそんな彼女達の様子に、曲者揃いの妖怪の山FCといえども気押されがちであった。(ただし椛は除く)
759 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 23:54:22 ID:???
射命丸「(この試合で恐らく下調子のレミリアさんを打ち倒し、私の名を内外へ売り込みたい所ね)」
レミリア「(フン。 不確かな地位と権力に縋る狗が。 ……貴女の欲望、叩き折ってあげるわ)」
そして、両チームのキャプテン同士の睨みあい。
栄光の座を夢見る射命丸と、既にその座に腰掛けているレミリアの感情は似ていながらも
全くの対比であり、それ故に無言でも両者の温度は灼熱のように熱い。
パチュリー「…………」
しかし――その様子をベンチから見ていたパチュリーの目線は、氷のように冷たい。
何故なら、彼女は完全に理解していたからである。
この試合の真の意味を。そして、この試合が辿るであろう結末を。
パチュリー「(私はさっきこう考えた。 『私達の初陣を飾るに相応しく無い勝負になるかもしれない』と。
しかしそれはあくまでも物理的、理論的に起こり得る可能性について述べたのみ。
実際は、私達が強者の地位に溺れ、全くの油断を見せ続けた結果生じるもの。
つまり、レミィの気高きメンタリティ。 そして運命を操るまでのプレーをいつも通り見せていれば、
きっと試合は、レミィの望んでいた通りの試合となる。 即ち――――)」
ピイイッ!
実況「おっと! ここで試合開始です! 妖怪の山FCが先攻でボールを持った〜〜〜!!」
パチュリーの思考を置き去りにして、試合開始の笛がけたけましく鳴り響く。
実況の怒号とタイミングを同じくして……パチュリーはこの試合の真の意味。
そして恐らく訪れるであろう結末を提示する。
パチュリー「(永遠亭ルナティックスに対する、最も性質の悪い宣戦布告……ね)」
760 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/13(水) 23:57:05 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
明日、明後日くらいまではこんな感じのほぼ無判定パートが続く…かもしれません。ご了承ください。
長くなり過ぎない程度に、白熱した試合展開を描写していきたいなぁ…と思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
761 :
森崎名無しさん
:2013/11/14(木) 00:17:37 ID:???
悪魔の荒鷲……名づけたのは誰だろう
762 :
森崎名無しさん
:2013/11/14(木) 01:26:32 ID:???
乙でした。順当にいけば必要なのはブロッカーだから、短髪でやや小柄…石崎君?
JYで考えると後はカルツぐらいしか思いつかない、一応ボッシや小田もいるけど。
763 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:38:31 ID:???
こんばんは。今日も更新をしていきます。
>>761
メタ的に言うと作者のノリですが、多分紅魔館の広い地面で鍛えられた足腰が
まるで荒鷲のように強靭だったんだと思います。
>>762
乙ありがとうございます。
守備力を補強してくれる選手であるのは間違いないです。
ただ、ここまで勿体ぶっておいて何ですが、正体がわかった時「ハァ?」ってなると思います(汗)。
それと、本当は昨日の更新終了時に載せようと思った両チームのフォーメーションを書かせて頂きます。
名無しは基本記載しておりませんが、先日の試合でブロックフラグを習得した河童Aだけは名有り?扱いです。
−−@−− @にとり
C−B−A B穣子 A河童
−−−−−
−−D−− D静葉
G−−−E G雛
−−I−− Iはたて
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
紅魔スカーレットムーンズ:4−4−2
−J−−− Jレミリア
−−−H− Hフラン
−−−−−
GI−FE I小悪魔
−−−−−
−−D−− D咲夜
−ACB−
−−@−− @美鈴
764 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:39:34 ID:???
しかし―――前半開始直後は、パチュリーの予言とは違った方向に試合が展開していた。
射命丸「(後半になると、あのスペランカー魔女が出て来ちゃうもの。 ここは…)
――早速のフルギアで行きますよっ!」
ギュウウウウウン!!
フラン「アハハハッ! ねえお姉様、一緒にあの烏撃ち落としましょ!」
レミリア「ええ、フラン」
実況「さあ〜! はたて選手からボールを受け取った射命丸選手!
一気に全速力のドリブルで、プレスを掛けるレミリア選手とフラン選手とを抜きにかかる〜!
幻想郷最速は、幻想郷最狂の姉妹に太刀打ちできるのか〜!?」
荒削りながらも強力なチャージで射命丸に向かうフランと、
洗練された剣の一閃の如く鋭いスライディングタックルで射命丸に向かうレミリア。
その両者による洗礼は余りに凄惨な物であったが――。
射命丸「見なさい!―――これが幻想郷最速のドリブルですッ!」
シュン! ……ッザアアアアアッ!
射命丸とて、伊達に幻想郷最速の名を冠してはいない。
得意の高速ドリブルに、付け焼刃で身に付けたフェイントを全力で駆使して
猛攻を蝶のように受け流す事に成功する。
765 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:40:40 ID:???
レミリア「……おっと、逃しちゃったか」
フラン「むーっ! もっと楽しませてよぉー!」
実況「おおお〜っ! 射命丸選手! あの二人を前にして全く物おじせず、
あくまで自らの長所をふんだんに活かしたドリブルで突破〜!!これは、早くも番狂わせが期待できるか〜〜〜!?」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアア!!」「しゃめっいまっる! しゃめっいまっる!」
「おい、射命丸って案外大した事あるんじゃ…」「シッ、まだ黙ってろ」「(この人達何なんだろう…?)」
パチュリー「(これはレミィ達のミス…というよりは、相手のドリブルが一段上だったという事かしら。
これで中盤は、突破されてしまったも同然ね)」
そして、パチュリーの指摘するとおり。
レミリアとフランが突破を許した以上、紅魔スカーレットムーンズの中盤は一瞬で壊滅状態に陥る。
射命丸「さて…大分視界が開けてきましたねぇ」
小悪魔「め、メイドの皆さん! 人数を掛けてタックルに…」
射命丸「おっと、それは望む所です! ―――とか、言うと思いました?」
バシュウン!!
小悪魔「あ、ああっ…!?」
メイドF「と、取れませ〜ん!?」
反町「ナイスパス、射命丸さん!」パシッ!
射命丸はドリブル突破を匂わせて、小悪魔達MF陣の注意を惹きつけてからのロングパス。
妖精メイド達の能力では、射命丸の正確なパスには触れる事すら叶わず…。
766 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:41:44 ID:???
実況「さあ! 反町選手が早くもバイタルエリア手前でパスキャッチ!
射命丸選手もゴール前に全速力で駆けこみ、ねじこみを狙う格好となっております!
紅魔スカーレットムーンズ! ここでパチュリー選手抜きの中盤の弱さを明らかにしてしまった〜!」
前に走り込んでいた妖怪の山FCのストライカー・反町にボールを持たせてしまう。
反町「(この前の試合は、俺はノーゴールだったんだ! 穣子と静葉さんの頑張りに応える為にも、
今日の試合こそはゴールを挙げてみせる!)――アキュラシーシュートだっ!」
グアアアアッ…バッシイイイン!!
そして、反町は牽制も兼ねてミドルシュートを放つ。
その威力は小さく纏まってはいたが、決して低い訳では無い。
前情報通り、美鈴が二流のGKであるならば充分入り得るシュートであると反町は確信していたが…。
咲夜「――悪いけど、こんなつまらないシュートを許してしまい。
お嬢様の顔に泥を塗る事だけはさせないわ。 ―――時符・プライベートスクウェア!」
バッ! ―――バッ…チイイイイイイン!
反町「し、しまった! (だけど、ボールはまだ死んでいない! この位置なら、椛さんが…!)」
この試合、CBとして先発していた咲夜の渾身のブロックによって威力を大きく削がれてしまう。
だが、威力を完全に殺しきれた訳ではなく。
ボールはセンタリングのようにフワリと浮いて、PA内の上空を彷徨っていた。
椛「し――しめた! 行くぞ、ストリングプレイ・スパイダーベイb……」
それを絶好のチャンスと感じ、椛は高く跳び必殺のシュートを繰り出さんとするが…。
それは大きな間違いであった。
767 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:42:45 ID:???
美鈴「しめたのはこっちです! 空中戦なら―――負けないっ!」
バッ…! グワアアアアッ!
椛「って…ふえっ?」
美鈴「ホアチョ〜〜〜〜〜〜!!」
バアアアアアアアアアアン! バシュウウウッ!
実況「出た〜っ! 美鈴選手の秘儀・浴びせ蹴り…じゃなくて彩虹風鈴だ〜!
紅魔スカーレットムーンズ! ここで早速のピンチを脱します!」
射命丸「(あやや…やはりそう簡単には上手く行きませんね)」
はたて「い――急いで守備に回らなくちゃ!」
パチュリー「(やはり美鈴の空中戦は安定しているわね…。 ダイレクトシュートに関しては、現状でも中々の出来だわ。
――ただ、それでも強豪選手相手だったら微妙だけど)」
美鈴「さあ、ここから反撃ですよ、皆さん!」
バッゴオオン!
実況「そして美鈴選手、大きく前線へとフィードバック! ここから紅魔スカーレットムーンズの反撃となるか!
それとも妖怪の山FCの第二陣となるか! 勝負はこれで、全くわかりませ〜〜〜ん!!」
美鈴の放った正確なフィードは、彼女の心根のように真っ直ぐと前線へと伸びて行き…
そして、目当てであるレミリアの少し手前で落下していく。
768 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:43:46 ID:???
レミリア「さて……雑魚を散らしてから、悠々とトラップさせて貰うわよ」
静葉「み、みのみのみのみのみの…りりりりりここここここここ? い、いいいいい行くわよよよ???」
穣子「く、くくくりくくりくりくりあーだだだね? お、おおおおおおお姉ちゃん!??」
不幸にも彼女と競り合う相手となってしまったのは、中盤底で待機していた穣子と静葉。
彼女達はなけなしの勇気を振り絞り―――。
穣子「い、行くよ!? おおお姉ちゃん!?」
静葉「え、ええ! ……反町君バンザーイ!!」
ガシッ! バアアアアアアアアアン!!
実況「静葉選手! オータムスカイラブで飛ぶ〜〜!!」
競り合いが比較的強い静葉による、オータムスカイラブクリア。
前の試合では、この合体技で鈴仙などの格上選手とも互角に渡り合って来たが…
レミリア「ええ…私を畏れて居ながらも、勇気を出して最高のパフォーマンスを発揮した事。
それを私は、高く評価する。 だけど―――」
バアアアアアン! ガシッ!
静葉「!?」
レミリアは、その小さい身体からは想像がつかないまでの跳躍力で静葉の身体の間にボールを挟み込み。
レミリア「力無き勇気。 人をそれは『蛮勇』と呼ぶわ…!」
ドッ…ゴオオオオオオオオオオオオン!!!!
769 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:45:10 ID:os2HUax6
静葉「キャ…キャアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
静葉のその華奢な身体を、空中から地面へと思いっきり叩き落とす。
銃弾を撃たれた鳥のように、静葉はヒラヒラとフィールドに舞い落ちて行く。
実況「レミリア選手! 美鈴選手のナイスフィードに対して…競り勝った〜〜!!
まるで身にたかる蠅を蹴散らすかのような勢いで、静葉選手を大地に張り付けました!
しかしこれはボール越しの為反則ではありません!」
穣子「お、おねえちゃーん!? 死なないでぇー!?」
まさに悪魔の力を体現したかの如くに圧倒的な競り合い強さを魅せたレミリア。
彼女は悠々とゴールからおよそ30メートル程の位置でボールを確保し……。
レミリア「(さて……1点目はどうしようかしら)」
強者としての余裕を持ちながら、グルリとフィールドを見渡した。
先着1名様で、
★まずは1点目→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→雛「(相手はよそ見をしている! 今の内に…)」パシッ! レミリア「あ、あれ!? ボールが無い!? うー!うー!」
ダイヤ・ハート→フラン「もー! 早くシュート撃ちたーい!」レミリア「(今の内に、あの子に撃たせてやろうかしら)」
スペード・クラブ→レミリア「――まずは決めさせて貰うわ。 悪く思わないでね、フラン」
クラブA→小悪魔「こい! 私に持ってこい!」レミリア「(随分と偉くなったなコイツ…。 でも、あの表情は本物ね)」
770 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/14(木) 23:46:15 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
皆さま、本日もお疲れさまでした。
771 :
森崎名無しさん
:2013/11/14(木) 23:49:30 ID:???
★まずは1点目→
ハート5
★
772 :
森崎名無しさん
:2013/11/15(金) 00:49:00 ID:???
乙です。
JOKER見たかった(笑)
773 :
森崎名無しさん
:2013/11/15(金) 20:41:18 ID:???
サッカー少女 壊し屋フラン はじまるよ
774 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:47:22 ID:???
こんばんは。遅くなりましたが今日も更新を始めて行きます。
>>772
乙ありがとうございます。JOKER出てたら今までの描写が全てパアになるので少し怖かったですが、
その時はびっくりJOKER大賞狙いでしたねw
>>773
姫様はケガしないので壊れないよ!やったねフランちゃん!輝夜「おいやめろ」
★まずは1点目→ ハート5 ★
ダイヤ・ハート→フラン「もー! 早くシュート撃ちたーい!」レミリア「(今の内に、あの子に撃たせてやろうかしら)」
レミリアはふと周囲を見渡し……
フラン「お姉様ーっ! 早くあの河童をふっ飛ばしたーい!」
にとり「あ、あわわわわ…! や、やいお前らDF共! 皆でゴール前を固めるんだよぉ〜!?」
河童A「りょ…了解よにとり!」
河童C「(河童ってにとりの事かな、それとも私達の事かな。 それとも…どっちもかな)」
彼女のやや前方で、妹であるフランドールが早くもPA内でむくれている様子。
そしてそのついでに、GKのにとりが慌てふためいている様子が見て取れた。
レミリア「(フラン。 ――そうね、相手GKはPAをガチガチに固めているようだから、
センタリングに邪魔が入る事もなさそうだし。 あの子のガス抜きの為にも、まずは…)
――みっともないわよ、フランドール。 ボールならあげるから……」
そこからレミリアは少しだけ前方に上がり――。
レミリア「全力で行きなさい」
バシュウウッ!!
775 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:48:30 ID:???
実況「さあ〜!! レミリア選手、やや右サイド寄りに切り込んでから低いセンタリングを出した!」
雛「だ、ダメ…! ここを通したら――!」
天狗E「雛さん、お手伝いしますっ!!」
フランに向かって、やや低い弾道のセンタリングを放つ。
鋭くも正確な、並みのゲームメーカー顔負けのパス力を誇るレミリアのパスは、
カットに向かう雛と天狗Eを自在に翻弄して、触れる事すら許さない。
フラン「やったぁー! お姉様大好きッ!」
ブウン! グワアアアアアアッ!!
無邪気な嬌声と共に、フランはおぞましいまでの轟音を立ててそのローボールに飛び付く。
背丈の低い彼女であるが、低空であれば関係が無い。
自慢のキック力を活かした、文字通りの必殺ダイレクトシュートが今、飛び出そうとしていた。
にとり「き、来たァッ!?(のびーるアームは改良したけど…ここは飛び出す!
そっちのがまだ弾ける可能性が高い筈だかんね!)」
河童A「ここはにとりの応援よ、河童C!」
河童C「もし万一弾く事が出来れば、相手のフォロワーが他に上がってない以上有利だもんね!」
妖怪の山FCの守備陣は、僅かな望みを持ちながらもそれぞれ飛び出し、クリアへと向かうのだが…。
フラン「―――皆、吹き飛んじゃえ! QED……495年の波紋ッ!」
ギュウウン! バッ!
776 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:49:30 ID:???
フランは相手の動きを全く気にせず、反則すら厭わぬと激しくボールへと飛び着きながら、
地面スレスレの場所で大きく態勢を低くする。
そしてフランがほぼ地面から平行の位置にまでたどり着いたところで……。
フラン「うぉあああああああ〜〜〜〜〜〜!!!」
グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! バシュウウウンン!!
ズゴオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!
777 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:50:43 ID:???
ピッチの芝生を刈り取り焼き尽くすかの如くに、速く豪快なシュートを天空に向かって撃ち抜く。
そのシュートと形容すべきかも不明な何かは、まさに閃光のようにキラリと煌めきながら、
妖怪の山FCのゴールを抜けようと突き進み……。
河童A「――キャアッ!?」
河童C「う、うわああああああ〜〜っ!!」
にとり「(は…早いし、強いし……怖い!)ひゅおぇえええええええええ〜〜〜〜!!!」
バゴオッ! ドガバキズゴッ! バキュウウウウウン!!
―――――ズバアッ! シュウンン…… ―――ドゴオオオオオオン!
観客「う…うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ネットを軽く突き破ってゴールするだけでは飽き足らずに、
ボール越しににとりをも天空へと運び去り、観客席のど真ん中へと連れて行く。
天からにとりが降ってきた後の観客席周辺は、悲鳴と怒号とが入り混じり、逃げ惑う人々の姿は
まるで水面に石ころを投げた後の波紋のようにも見える。
一瞬で阿鼻叫喚の図へと陥る観客席。
しかし、それでも試合は続いている。審判はヒッ、と怯えながらも笛をもう一度くわえ直して…。
ピッ、ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
紅魔スカーレットムーンズ 1 − 0 妖怪の山FC
フラン「えへへ…やったぁ!!」
778 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:51:51 ID:???
実況「―――え、えー。 観客席の皆さま! 逃げないで下さい!
破損してしまった座席につきましては、只今係員が修復に移ります! 繰り返します!…」
可愛らしくガッツポーズを天に掲げ、ゴールの喜びを体感するフランだったが…。
通常ならばシュートに対する評価や選手の好プレーを褒めたたえるべき場面にて、
実況はひたすら事務連絡を発するに留まる。
レミリア「ナイスシュート、フラン。 だけど、私だってまだ負けないからね」
フラン「ウフフ! お姉様はアシストだけでも良いんだよ?
この調子で、私がハットトリック…。 ううん、ダブルハットでも狙っちゃうんだから!」
レミリア「あらあら、御言葉ね。 けれど、飛ばし過ぎで後半出られなくなっても知らないわよ」
フラン「まだ大丈夫だってば! ――だけど、次はスターボウブレイクにしよっと。
すぐに壊れちゃったらつまんないし」
レミリア「そうね――貴女だったらそのシュートでも充分だもの。
そうやって、ペース配分を考えるのも、一流たる選手になるには重要よ」
フラン「はーい」
そんな周囲の状況を全く気にも留めず、すぐ近くのレミリアはフランのゴールを祝福する。
しかしその一方で、彼女の悪癖でもある飛ばし癖をやんわりと修正していた。
フランという暴れ馬の舵取り役は、一挙にレミリアが引き受けているのだった。
779 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:52:52 ID:???
パチュリー「(相変わらずエグイシュートね……)」
そして、紅魔スカーレットムーンズのベンチにて、パチュリーは思わず悪態を突く。
だがしかし、それだけフランドールの放ったシュートは規格外だったのだ。
パチュリー「(もっとも、あれ以上の決定力を持ったストライカーも幻想郷や外界には居るでしょうけど…。
あの子程、軽々とそれを放てる選手となると――他に居ないかもしれないわね)」
パチュリーが考察するように、フランドールのキック力は非常に高い。
その反面で、レミリアと比較しテクニックやスピードで大きく欠けている点もあるのだが…
その何にも縛られないパワーによる必殺シュートは、高度なテクニックで補おうとする他の選手のそれよりも
遥かに燃費の面で優れている。
パチュリー「(彼女が前線に存在している。 それだけで敵チームには圧倒的な絶望感を与える事が出来る筈よ)」
780 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:54:13 ID:???
にとり「ひゅいい…今日も酷い目にあったよ」
雛「お疲れ様、にとり(この子、厄い……厄すぎるわ……)」
そして何とか観客達の混乱が収まったところに、奇跡的に負傷の無い状態のにとりが
妖怪の山FCのゴールへと帰還してくる。
はたて「――正直、予想以上に相手が格上だったわねぇ。 妖精メイドばっかりのチームだから、
その穴を突けば何とかなるかと思ったんだけど」
射命丸「GKの美鈴さんを正直舐め腐っていましたね…。 彼女、空中戦限定とは中々やりますよ」
反町「とはいえ、下手なミドルシュートを撃ってもCBの咲夜選手がブロックをしてくる。
一体どうすれば―――」
椛「あっ、反町さんはご存知なかったかもですけど、あの咲夜さんは本職はボランチなんですよ。
だから、ブロックについてはそう得意じゃない筈ですし、私や反町さんが何度も撃てば、いつかは入ると思います!」
静葉「……結局。 こちらはひたすら手数で押すしか無いという事ね」
穣子「私たちのチーム力で、勝利しかないわね!」
フランドールがゴールを決めたのが、前半5分の出来事。
まだまだ逆転は可能であると、この時点の妖怪の山FCメンバーは諦めてはいなかった。
781 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 00:55:18 ID:???
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ! 気を取り直してキックオフです! 妖怪の山FCはまずはたて選手がボールを確保!
落ち着いたボールキープとパスワークで、試合を落ち着けようと躍起になっております!」
はたて「(文のドリブル突破も、それほど分が悪くない勝負だと思うけど……
さっきので点が取れなかった以上は、一旦打ち止めね。
これ以上慌てて突っ込んでも、それだけ敵のカウンターの機会を与えてしまうだけ! ここは我慢するのよ……)」
フラン「むーん、つまんないの」
レミリア「(……当然の戦法だけど、私達相手にいつまでそれが通用するかしら?)」
はたては勝負を急がず、無難なパスワークでレミリアやフランの牽制程度のプレスをパスで交わして行く。
無為なカウンターを防ぐためでもあったが、サポーターの手前、大量失点は避けたいという打算も無いでは無かった。
そして、充分な時間を牽制に使った妖怪の山FCは……。
フラン「えーいっ! ボール頂戴よー!」
はたて「(近づかれる前に――)雛、一旦お願いっ!」バシュッ!
雛「(――J番(フラン)が中央に寄って来たわね…。 ここは――攻め時!)
――ブロークンアミュレットよ……!」
バチッ! ギュウウウウウウウウン!!
左サイドの雛を起点に、攻勢を開始する。
まず雛は、フランが中央に寄った隙を狙って、パスを前方の射命丸へと通していき…。
射命丸「ナイスですよ、雛さん!」
782 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 01:01:00 ID:ch7K5P1E
実況「おおっと! ここで雛選手が際どいコースを縫ってパスを放つ!
辛うじてカットに向かったメイドG選手を弾き飛ばして……射命丸選手がパスキャッチです!」
射命丸「(幻想郷最速の私と言えども、咲夜さんのタックルはぶっちゃけ危険ですからね。
ここは適度に上がって、椛あたりにでも渡すのが理想ですが――――)」
タタタタッ!!
射命丸は、FW陣と共にそのまま左サイドを掛け上がっていく。
先程の全力には及ばないとはいえ、それでも幻想郷最高峰クラスのドリブル力を誇る彼女は脅威であり、
中盤の小悪魔やメイドFのタックルを余裕で回避し、PA付近まで駆けあがる。
実況「さあ! 妖怪の山FC! いよいよ本格的な反撃態勢に持っていきました〜!
射命丸選手がボールを持ちつつも、PA内には椛選手に反町選手!
そしてその後ろにははたて選手もフォローに備えているため、まさに攻めは盤石!
先ほども後一歩まで追い詰めた妖怪の山FC! ここで今度こそ、1点を決める事が出来るか〜!?」
射命丸「(さて――相手はどう出るかしらね?)」
先着1名様で、
★2回目のチャンス→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→謎の向日葵仮面「突然だけど能力値吸い取んぞゴルァ!」おっと、ここで咲夜のボランチに必要な能力が減少だ!
ダイヤ→メイド妖精達に囲まれた! 3人が一斉にタックルに向かう!
ハート・スペード・クラブ→パスを出す前に、咲夜が猛然とタックルに向かう!
クラブA→咲夜「ちょっと待ってなさい…はっ!」咲夜のスキル・ワイルドメイドが発動!
783 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/16(土) 01:02:10 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
784 :
森崎名無しさん
:2013/11/16(土) 01:03:51 ID:???
★2回目のチャンス→
スペード2
★
785 :
森崎名無しさん
:2013/11/16(土) 02:14:11 ID:???
乙でした。
能力は高い2トップだから攻め方は多用と、ただ過剰とも取れなくも無い。
とりあえず守備固めは悪手になりそうだな、せりあい勝負は不利だからラインは高めかな。
直接蹴り飛ばして怪我を悪化させた兎がいることを思うと、フランはまだ可愛い方。
786 :
森崎名無しさん
:2013/11/16(土) 12:14:39 ID:???
どこかの兎さん
直接蹴り飛ばしたが、不慮の事故。ちゃんと反省しており、普段はもちろんそんなこと考えない。
フラン
吹き飛ばしたいと発言しており、シュートであればどれだけ吹き飛ばそうと問題ないと考えている。
というか日常的に吹き飛ばしている。そして喜ぶ。
うん、兎さんの方が良心的さ!
787 :
森崎名無しさん
:2013/11/16(土) 12:44:35 ID:???
どこかの兎さんは師匠の真似しなくてもいいところを真似るタイプだから。
何気にエグイスキルを持ってるし。
「ふっ飛ばしたやるタイ!」とか「土手っ腹抉ってやるぜ!」とかも言ってる紳士もいるんです。
あれ? フランが普通に感じて…あれ? コレが常識の喪失か…はたまた狂気か…。
788 :
森崎名無しさん
:2013/11/16(土) 17:26:39 ID:???
どこかの兎さんは反則しても審判に洗脳するからね。
プレスとサイドアタックの両立、美鈴の飛び出しもあるからゴール前は分散させないといけないっと。
789 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:23:10 ID:???
こんばんは。今日も更新をしていきます。
>>785
乙ありがとうございます。
今までのチームと違い、絶対的なストライカーが2人(+α)いるのは結構きついんじゃないかと思いますので、
色々と戦術について考察して頂ければ幸いです。
>どこかの兎さんについて
よく色々としょっぱい事をやったりしていますが、ああ見えて実力はかなり高いですね。
スキルもかなり優遇されてますし、ああ見えても主人公補正は充分じゃないかと思います。
どこかの兎「(ああ見えてが多すぎるよ……)」
>試合に向けての戦術について
考察ありがとうございます。
数値は見えずとも、こうして考察や推理をして頂ければありがたいと思い、
イベントを挟みましたのでとても嬉しく思います。
紅魔スカーレットムーンズは戦術面でも中々の高水準を誇っていますので、
勝つのは難しいと思いますが、全力で挑んで頂ければと思います。
790 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:25:05 ID:???
★2回目のチャンス→ スペード2 ★
ハート・スペード・クラブ→パスを出す前に、咲夜が猛然とタックルに向かう!
咲夜「(相手――射命丸は恐らく、私のタックルを極力避けたいと思っている筈。
それよりも、まだまだ余力有り余るFW陣へのアシストに回りたいと。
……ならば、それを徹底的に邪魔するのが、私の務めですわね)」
ダッ! ――ズザアアアアアッ!
実況「おっと! ここで咲夜選手、前がかりに飛び出した!
ここはブロックやパスカットよりも、先に射命丸選手を抑えようとしたのでしょうか!」
射命丸「ちいっ、流石に読まれていますか。 ――ですが、それはそれで好都合!
幻想郷最速のドリブルで、貴女なぞちょちょいのちょいで……!」
射命丸の思考を先読みし、予めPA内やや高めの位置についていた咲夜は、
彼女が左サイドに切り込もうとするのを見計らい、猛然とプレスを掛けに向かっていた。
射命丸は、その強靭な足腰から放たれるタックルの鋭さに一瞬だけ目を瞠り、
射命丸「…抜きさって差し上げましょう!」
ダッ! ビュウウウウウウウウウウウン!!
――風のような速度の高速ドリブルで、咲夜の進行方向とは逆へとターン。
そのまま悠然と抜き去ろうとするも――――。
咲夜「……貴女がどんなドリブルをしようが、関係ないわ」
クルッ! スッ―――ズッ、ザアアアアアアアアアアアアアアッ!!
咲夜は全く慌てる様子もなく、紅魔館の広い空間(咲夜自身の能力が原因だが)で、
鍛えられた下半身の力を存分に使い、左脚を軸にして大きく月時計のように回転。
そしてそこから、さっきとは全くの反対方向――即ち、射命丸の進行方向へと、二度目の強烈なタックルを放つ。
791 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:26:06 ID:???
射命丸「さて、ここは一体誰に……」
咲夜の強烈なプレッシャーを一旦はくぐり抜けた射命丸はその時、
安堵からアシスト先の選定に思考を奪われてしまっており――。
咲夜「あら、ボールなら私に寄越して頂戴な」
ズザアアアアアアアアアッ!
射命丸「(に、二度めのタックル!? それも、相当無理な方向から!?
これじゃ、この位置でも―――!)く、くぅううううっ!?」
タッ! ビュウン!
咲夜の気配に気づいて再び高速ドリブルを始めようとした時には、
既に咲夜は射命丸のすぐ近くにまで到達しており、回避するスペースを完全に奪われていた。
射命丸「は――はたて! すみませんが頼みます!」
バシュッ!
はたて「え、ええっ、ちょっと、文!?」
咲夜「(……詰めが甘かったわね。 私の悪い癖だわ)」
それでも咄嗟の判断で、何とか後方のはたてにバックパスを送る事には成功した射命丸。
本来ならば咲夜に奪われていた筈の局面から、瞬時に次善の判断が出来たのは
射命丸の判断能力・身体能力の高さと評価しても差し支えはないだろう。
だがしかし、スカーレットムーンズ側もそれで攻撃の手を緩める事は無く――。
792 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:27:17 ID:???
メイドA「ぼ、ボールを!」
メイドB「よこして!」
メイドC「くださーい!」
咲夜の後ろに控えていた、妖精メイドのDF3名が素早くはたてに対してプレスを掛けに来る。
タックルが比較的得意な者が多い紅魔スカーレットムーンズのDF陣にとっては、
撃たせる前に取る方が安全だという判断に基づいていた。
はたて「(こ、ここはドリブル突破も良いけど、弾いてからのねじ込みを期待して―――!)
寄越す前に―――決めちゃうんだからッ!」
グワアアッ! バシュウウン!
そして、前線に攻撃陣を多く置いている妖怪の山のFCのトップ下・はたては
彼女達のねじ込みに期待して、短い振り足から素晴らしい速度を誇るシュート「ラピッドショット」を放つ。
その速度とシュート精度は、反町や椛のミドルシュートと比較するとかなり見劣りするものであったが、
それでも弱小〜中堅選手クラスの選手相手には中々の威力であり。
美鈴「な、舐めないでくださいっ!? この位は私でも――って、早いっ!?」
ブウン! チイィッッ!
セービングにおいては(これでも努力はしていたのだが)3流に近い実力しか持たぬ美鈴は、
そのシュートを完全にパンチングする事に失敗してしまい―――。
793 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:28:43 ID:???
実況「あ…ああっ! はたて選手の放つミドルシュートを――美鈴選手は弾き切る事が出来なかった!
こうなると、事態は非常に深刻であります! 反町選手、右サイド側に跳ねたその低弾道のこぼれ球に動きを合わせ…!」
反町「――このチャンスで、決めなくて……どうするッ!」
グワアッ! バシュウウウウウウウン!!
美鈴「い、いけない! セーブに向かわないと……!?」
反町が、至近距離からボレーシュートを放つ。
一旦バランスを崩してしまい、その上飛び出しにも行けないタイミングで放たれたそのシュートに、
美鈴は……触れる事すら出来なかった。
――――――ズバアアッ!
ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
紅魔スカーレットムーンズ 1 − 1 妖怪の山FC
794 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:30:19 ID:???
実況「き、決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜〜〜ル!! 妖怪の山FC! 前半15分にして
待望の同点弾です! 雛選手を起点とし、射命丸選手が駆けあがった上で、
はたて選手がフォローしシュ−ト! そしてそれを反町選手が正確にねじ込むという、
まさに高度なチームプレーを魅せました〜!
レミリア選手とフラン選手の圧倒的個人技により挙げられた1点目とは全く正反対のこの展開!
果たしてどちらが勝つか、いよいよ分からなくなってまいりました〜〜〜〜!!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「何だ、意外と良い勝負するじゃん」
「いや、お嬢様の様子が怖いよ……」「というか美鈴さんの命が心配だ……」
レミリア「………ふう」
咲夜「…………」
美鈴「あ……あわわわわ……ごご、ごめんなさい、咲夜さん、お嬢様……」
――早速、点を決められてしまった。
その事実に罪悪感と処罰への恐怖を浮かばせた美鈴は、逃げ場を失った子羊の如くに
プルプルと痙攣し、消沈した表情で自軍へと歩み戻るレミリアと、
氷のような無表情を貫く咲夜へ向かい、全力で許しを乞う。
レミリア「―――この程度の失点自体は、試合開始前から予測出来ていた事。
それよりも貴女は、次の失点を如何に防ぐか。 これのみを念頭に考えなさい」
レミリアは、美鈴の謝罪に対して極めて冷淡に応じる。
そもそもとして、紅魔スカーレットムーンズというチームは
個人個人の実力の高さに反して、チームとしての総合力はそう高くない。
FW・MF・DFの各箇所に当て嵌められるだけのタレントは揃ってはいるが、
今回の失点のように、その隙を狙われた上で猛攻を掛けられると非常に脆い。
795 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:32:43 ID:???
そんなチームの弱点を良く理解していた以上、
レミリアは美鈴の失態を想定の範囲内と捉え、あまり気にしてはいなかった。
ただし当然、敗北を甘んじて受け入れる程、レミリア・スカーレットはか弱くない。
レミリア「(見事なプレーだった、妖怪の山FCよ……。 だが――次は無いぞ)」
彼女は心の中で小さくそう宣言して、再びキックオフへと備えるのだった。
咲夜「(――今の失点は、私の原因ね。 あの天狗に、僅かながらも逃げ道を残してしまっていた)」
一方で、咲夜は冷静さを装いながらも、内心では自分の失策を恥じていた。
自分が最も得意とするタックルで、ギリギリであるとはいえ射命丸にバックパスの猶予を与えてしまった事に。
咲夜「(……だけど。 時を止める事は出来ても、時を戻す事はできない。 ここは――)
覆水盆に返らず。 次のプレーで挽回しましょう」
だがしかし、瀟洒な従者である彼女には後悔をする暇は与えられていない。
彼女は、自分自身にも言い聞かせるように美鈴に短く告げる。
美鈴「(咲夜さん、そしてお嬢様も……皆、打ち震えている。 私だけじゃない)
――は、はいっ! 紅美鈴! 次こそは全力を尽くしますッ!!」
そんな二人の様子の真意を汲み取った美鈴は―――改めて、自分に与えられた責務を
遂行する、しなくてはならないのだと決意を固めるのだった。
796 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:33:54 ID:???
そして一方妖怪の山FCは、自分達の一連の攻撃が完全に嵌った事による
華麗な同点劇に盛り上がり、その士気を少なからず高めていた。
穣子「一樹く〜ん! ナイスシュートだよ〜!」
静葉「フフ…流石ね。 これでこそ、頼りがいがあるというものだわ」
反町「よ、良してくださいよ静葉さん、穣子……。 今のはただのごっちゃんゴールですから」
椛「でも今は、巧く私達の連携が続きましたよね! やっぱり、ウチのチーム力は強豪相手にも通用しますよ文様!」
射命丸「……だと良いのだけどね。 相手はまだ切り札を温存しているでしょうし、油断は禁物ですよ皆さん」
――とはいえ、彼女達は自分達の状況は依然危ういという事実を良く理解しており、
キャプテンの射命丸を筆頭に、浮かれ過ぎを自重する雰囲気がチーム内で上手く熟達している。
はたて「(なんだか、皆良い雰囲気! このまま私達のサッカーだって、捨てたもんじゃないってことを見せつけるのよ!)」
永らく幻想郷を支配してきた、圧倒的な個人によるサッカー。
自分達中堅チームがそれに打ち勝つ事こそが、幻想郷サッカーの新たな時代の幕開けとなる――。
はたては一人そう夢想し、引き籠っていた時には決して見せる事の無かった満面の笑みでキックオフへと向かう。
試合の流れは、必ずしも紅魔スカーレットムーンズのみが支配出来るものでは無くなっていた。
797 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 01:35:05 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れさまでした。
798 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:51:38 ID:???
こんにちは、今日も更新していきますが…。
>>763
のフォーメーションに一部誤りがありました。
正しくは、
−−@−− @にとり
C−B−A B穣子 A河童
−−−−−
−−D−− D静葉
G−−−E G雛
−−I−− Iはたて
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
紅魔スカーレットムーンズ:4−4−2
−J−−− Jフラン
−−−H− Hレミリア
−−−−−
GI−FE I小悪魔
−−−−−
−−D−− D咲夜
−ACB−
−−@−− @美鈴
になります。レミリアとフランの場所が逆になっておりました。失礼いたしました。
799 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:52:38 ID:???
ピイイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ、そして試合再開のホイッスル! 紅魔スカーレットムーンズのキックオフです!
レミリア選手がここでボールを持ちますが―――」
はたて「皆! 紅魔スカーレットムーンズはFWの二人を封じてしまえば怖くない!
だから前線の二人を徹底マークよ!」
反町「了解!(これだよ……。 これが俺が求めていたサッカーなんだ……!
圧倒的な個の力を、和を大事にした全員プレーで覆すっていうサッカー。
ああ、身体が軽い。 もう何も怖くない―――!)」
椛「了解です、はたて様!(反町さん、生き生きとしてるなぁ…)」
実況「レミリア選手やフラン選手のドリブル突破を警戒し、
妖怪の山FCは人数を掛けたマークを実施! 再びチーム力で、紅帝を封じようとしている〜!」
紅魔スカーレットムーンズは幻想郷きっての名門チームであるが。
その内情は、かつての永遠亭ルナティックス程ではないにしても……
一部のトッププレイヤーに頼った、バランスの悪さがやはり目立つ。
その逆にトッププレイヤーは居らずとも、そこそこの能力を持った選手が多数所属する
妖怪の山FCとしては、人数を掛けたプレーでの戦況打破こそが勝利の鍵となっていた。
レミリア「(けれど、私とて自らの力を過信し崩れる程愚かでは無い。
むしろ、相手が私達をそう過小評価してくれているのは好機と捉える)」
だがしかし、レミリアはそれを受けてなお、自分の力を誇示しようとはしなかった。
暫くの牽制の後、大量のマークが付き、前線で苛立っていたフランを尻目に―――。
レミリア「(なら……私達のチーム力も、見て頂こうかしら)――メイドE、そのまま駆けあがりなさい!」
800 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:53:38 ID:???
バシュウウウン!
メイドE「ふ――ふえっ?」
レミリアは、中央に警戒が集中したせいで若干手薄となっていた、右サイドへとボールを流した。
はたて「(う、うそっ…! 流すとしても、I番の子(小悪魔)か、
その子とワンツーの出来る、左サイド側のG番だと思っていたのにっ!?)」
パチュリー「(レミィは今でこそ、卓越したシュート力を誇るFWとして持て囃されてはいるけれど。
彼女は本来、MFやDFもこなせる才能と能力がある。
ここで瞬時に最善の手を打てたのは、相手にとって少なからず動揺を与えられる筈よ)」
反町「(くっ! サイドまで距離があるせいで、満足にボールカットに行けないが――それでも止めてみせる!)」
妖精メイドEから最も近い位置にいた反町のみは、
態勢を崩しながらも、辛うじて彼女のボールをカット出来る位置にまでたどり着くが…。
メイドE「(こ、こーいう時は……)――F番ちゃん!」
バシュッ!
実況「メイドE選手、パスを出した! 反町選手がそれに向かっていくが……」
反町「(くそっ! 態勢が悪くなければ容易にカット出来たパスなのに!?)」
実況「身体に当てて、僅かにその勢いを減じたのみにとどまります!
それをメイドF選手、一旦メイドE選手にリターンして……」
小悪魔「――E番さん、私に! 前線へと繋いでみせます!」
801 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:54:47 ID:???
メイドE「は、はいっ! お願いしますッ!」
バシュウウウウッ!
実況「メイドE選手は、向かってくる天狗E選手に捕捉される一歩手前で再び中央へとパス!
スカーレットムーンズの司令塔・小悪魔選手にボールが渡ります! そしてぇ〜!」
小悪魔「(大丈夫。 パチュリー様と練習してきたみたいに―――)行きます!」
グワアッ!
はたて「ま――まずッ! カットに行かなくちゃ――文!」
射命丸「(マークの為とはいえ、少し下がり目の位置に居といて正解だったわね)
ええ――ここで通させる訳には行きません!」
小悪魔「トップスピンパスよ!」
バシルルルルルルュウッ!
実況「小悪魔選手のトップスピンパスだ!」
先ほどの妖怪の山FCの得点を再現するかのように、選手と選手の隙間を縫って
ボールを前に運んできた紅魔スカーレットムーンズは……ここでようやく堂々とした中央突破へと躍り出る。
しかし、その主役は先ほどまで警戒をされ続けたレミリアでも、圧倒的な突破力を持ったフランでも無く…
これまで、他の妖精メイドと然程変わらぬ動きしか出来て居なかった小悪魔。
能力的に、スカーレットムーンズの主力に大きく劣る彼女はしかし、ことパス一芸にかけてはパチュリーにも次ぐ実力者。
その独特の回転がかかったパスは、決死のカットに出たはたてや射命丸をも超えて――無事にレミリアの足元へと届く。
レミリア「御苦労さま、皆」
802 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:55:47 ID:???
実況「あっ……ああ〜〜〜!? そして小悪魔選手の見事なパスは残された中盤をも
いとも容易く突破してしまい……バイタルエリア付近にてボールを確保します!」
静葉「(ここはブロックよりも、撃たせる前に取る方が勝機がある筈!)――穣子!」
穣子「ええ、お姉ちゃん! 次は私に任せて!」
ガシッ! バアアアアアアアアアアアアアアン!!
穣子「サッカーは……勝った芋が強芋よ〜〜〜!!??」
実況「そして足止めをすべく、穣子選手がオータムスカイラブで飛びますが――!」
レミリア「――邪魔よ!」
ガッ…… グググッ――――ドゴオオオオオオオオン!!
穣子「ふ、ふんぎゃあああ〜〜!?」
実況「レミリア選手の必殺ドリブル・不夜城レッドには敵わない〜! そのまま進撃を許してしまいます!」
そしてここから――レミリア選手がこのまま決めるのか!? それともフラン選手か!?
はたまた上がって来ているメイドF選手に渡してからのスルーやポストプレイか!?
攻撃手段にかけては異様なまでに恵まれている紅魔スカーレットムーンズ!
ここはやはり、2点目を決めてしまうのか〜!?」
803 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:56:47 ID:???
レミリア「フラン、ここは私が決めるけれど良いかしら?」
フラン「むー……。 さっきボールくれたし別に良いよ」
にとり「ぐぬぬぬ……なーにが多様な攻撃手段だよ。 目の前で悠々と作戦会議なんかしちゃってさぁ。
耐久性を改良したこの『のびーるアーム・改』のサビになっちゃうかも知れないよ!」
河童C「(どうしてにとりは、あれだけ吹っ飛ばされたのに元気なんだろう…)」ヒソヒソ
河童A「(うーん。 へこたれない性格っていうのもありそうだし、発明品に自信があるっていうのも
ありそうだけど――こういう境遇に『慣れて』しまったというのが大きいのかも)」ヒソヒソ
ここまでくれば後は余裕と言わんばかりに、レミリアとフランは
ゆったりとした日常会話のような雰囲気で次の得点者について話し始める。
そこには、にとりというGKの存在は完全に眼中に無いように見えた。
レミリア「貰ったわ、妖怪の山FC!」
グワアアアアアアアッ!!
しかし、前述の通り、レミリアは決して弱者を前にしても油断し手を抜く性格では無かった。
彼女は大きくその細く小さな右脚を振りかぶり、その推進力を余す事なくサッカーボールに叩きつける。
実況「で、出た〜〜〜! レミリア選手のマスターオブレッドサンだ〜〜〜!!」
レミリア「 H A !!」
バゴッ……ギュオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!
804 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:57:57 ID:???
フランドールの放った495年の波紋には及ばぬものの、
それでも小さな太陽のように輝き燃えるシュートの推進力はまさに一流。
そしてその圧倒的な実力差を体現するように…
河童A「だ、ダイビングブロックよ! ――って、ぎゃあああああ!?」バギュウウウン!!
河童C「か、河童Aがまるで紙きれのように! って、うわぁあああああああああ!?」ドゴオオオオン!!
ジャンプしてブロックに向かった河童A、河童Cをそれぞれ地面に惨たらしく叩きつける。
しかし、彼女達はそのシュートの被害者としては充分にマシな部類であり―――。
にとり「くらえっ! のびーるアーム・改だ!」
ウイィイイイン! ―――ボンッ!
にとり「へ? ボンッ? ――って、うわあああああああ! 何か引っ張られるぅうううう!?」
ズバアアアアアアアアン! ―――ドゴオオオオオオオオン! メキメキメキッ!
……ポン、ポンポン………。
ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
レミリア「――貴女は、今までに決められたゴールの数を覚えているかしら?」
にとり「お、おぼへてまへぇえん……ひゅうぃ」
真正面からシュートにぶつかったにとりは、自慢ののびーるアームの腕をもぎとられたばかりでなく。
そのおぞましいまでの推進力に負けてネットを突き破り、
友達であるボールと仲良く、その後ろにあったフェンスに思い切りめり込む事となってしまったのだった―――。
紅魔スカーレットムーンズ 2 − 1 妖怪の山FC
805 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 11:59:19 ID:???
すみませんが、一旦ここまでです。
試合展開が長くて申し訳ございませんが、多分今日中には終わる…と思います(汗)
それでは、一旦失礼致します。
806 :
森崎名無しさん
:2013/11/17(日) 14:21:18 ID:???
乙です
妖怪の山は結構お気に入りだから活躍してくれて嬉しいです。
エースなしでも渡り合えるチームってのは燃えるね。
…まぁ、反町くんが盛大に吹き飛ばされるフラグをたてたわけですが
807 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:40:14 ID:???
>>806
乙ありがとうございます。
チームをお気に入りと言って下さるのはやはり作者として嬉しいですし、
書いていて良かったと思えますね、ありがとうございます。
やはり敵となるスカーレットムーンズの強さを描写していきたいですが…
そのためにも、妖怪の山FCの皆さんには極力善戦して頂きたいと思っています。
反町くんはもうちょっとは活躍するので大丈夫です(汗)
808 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:41:22 ID:???
実況「ご…ゴ〜〜〜〜ル!! 紅魔スカーレットムーンズ、今度は個人技に加えて
組織的なチームワークの高さも見せつけました〜!
レミリア選手とフラン選手を封じ込めても、中盤の選手がしっかりとフォローに向かえる!
こうなると、今までチーム力の強さを標榜してきた妖怪の山FCは、
精神的にもかなり苦しいのではないでしょうか〜!?」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」「流石はレミリア様だ!」
「こあちゃーん! アシストおめでとー!」「射命丸って案外…」「それは関係ないだろ! いい加減にしろ!」
はたて「……ごめん、私ちょっと浮かれてたね。 最低限の連携なんて、
どのチームもやっていて当然の事だったのに、警戒を集中させてしまったし」
射命丸「とは言っても、彼女達のチームワークとやら私等のとは違う。
何故なら彼女等は『レミリアさんを中心とした』チームワーク。
警戒が薄い場所へパスを通し、穣子さん達のタックルを掻い潜り、
そして圧倒的なシュート力でゴールを決めたのは、全てレミリアさんじゃないですか。
それで敗れたからと言って、私達が自信を喪失する必要は全くありません」
反町「そうですね。 このまま意気消沈しては、折角応援してくれているサポーターの方々に合わせる顔がありませんし」
椛「何言ってるんですか、反町さん! 合わせる顔はきちんとありますよ!」
反町「えっ? それは―――」
椛「笑顔さ!」(人差し指で自分の顔を指しつつ、張り付けたような表情で)
雛「(…ところで、もう誰もにとりの容態には気にしないのね。 慣れって厄い、間違えた、怖いわ……)」
このレミリアの得点劇に、妖怪の山FCのメンバーは……精神的にはまだ持ちこたえていた。
如何にチーム全体が連携を行えていたとしても、一人の選手を軸にしている連携には限界がある。
だから、このまま相手の隙を突き続ければ―――勝機はまだある。
彼女達はそう信じ、残り僅かとなる前半を戦い抜く事を決意する。 そして……
809 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:42:23 ID:???
ピィイイイイイイイイッ!!
実況「さあ! 妖怪の山FCのキックオフで試合再開です!
前半も残り僅かとなり、互いにこれが最後の攻防となりそうな場面ではたて選手にボールが渡る! そして――」
はたて「(――時間稼ぎは、この残り時間では却って悪手。 だったら…)椛、文! 天狗トリオで中央突破行くわ」
椛「了解です! はたて様!」
射命丸「如何に上手いゲームメイクが出来ても、こうした連携はウチ等の専売特許ですよ!」
バシッ! バシッ! バシッ!!
実況「ここで妖怪の山FCの攻撃的ポジションが総出で中央突破!
妖怪の山FC、今度は精度の高い連続ワンツーで、レミリア選手とフラン選手を抜きに掛かる〜!!」
フラン「へ? 何、コレ? これってサッカーだよね?
サッカーってドリブルとシュートで皆を吹っ飛ばすゲームじゃないの?」
レミリア「(フランには練習よりも、教育が必要だったわね……)けど、ここは私が――!」
バアアッ! バッチイイイイインン!!
射命丸「くっ…! これを弾きますか!?」
天狗3名の連続ワンツーによる中央突破は、唖然としているフランを悠々と抜き去り、
敵陣へと調子良くボールを流し込む事に成功するが……。
それでも、レミリアの個人技は圧倒的であり。3人がかりで複雑なワンツーのコースを見通して
本職MF顔負けのパスカットでボールを弾く事に成功する。
810 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:43:30 ID:???
小悪魔「れ、レミリア様の動きでも尚、ボールを捉えきれないなんて!
でも大丈夫、ここで私がまたトップスピンパスでフランお嬢様に繋げば―――」
そうして弾かれたボールは小悪魔が運良くフォローするが……
しかし、それは彼女にとってある意味運悪く「厄い」事実だった。
ゴオッ………ゾクッ!
小悪魔「――って、何だか嫌な予感が……!」
雛「悪いけれど、これ以上進むというのなら――容赦はしない! 創符…ペインフロー!」
バシュウッ! ズガアアアアアアアアアッ!
華奢で清楚な彼女には似つかわしく無い、恐ろしげかつ激しい音を立てて雛は小悪魔へとタックルに向かう。
小悪魔もまた、パチュリー仕込みの教科書的テクニックでボールを交わそうとするが―――。
小悪魔「(駄目…! このままでは負傷をするか、ボールを奪われるかのどちらか!
せめてどちらかは回避しないと――)お許しください、パチュリー様、お嬢様!」
スッ……パシッ!
雛のタックルの精度が、自分のドリブルのそれをも上回っていると判断した小悪魔は…
自身の負傷よりも、ボールを奪われる事を選んだ。
彼女は無暗な抵抗を避け、半ば雛にボールを差し出すかのように回避行動に出る。
一見、ボールキープよりも自らの保身を優先した臆病な選択であるようにも見えるが…。
レミリア「(そう……それで良いわ、小悪魔。 流石はパチェの愛弟子、彼女の判断力もまた侮るべきものではない)」
パチュリー「(ボールを奪われても、貴女の代わりにそれを取り返す選手は大勢居る。
だけど―――貴女の代わりに中盤でボールを繋ぐのは、この私を除いて他に代理が効かないの。
だから、ここは負傷による損失を抑えたのは正解よ、小悪魔)」
811 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:45:37 ID:???
彼女の主人と当主は、その判断を高く評価する。彼女達は小悪魔が容易にボールを通す事による失点のリスクと、
小悪魔が負傷する事による突破力の減退とを比較し、
攻撃的チームである自分達にとっては後者が重要であると考えていた。
雛「(これは…絶好のチャンス! ここは必ずモノにしなくては―――!)」
ボールを奪う事に成功した雛は、中盤に残る射命丸の代理として左サイドを駆け上がり――。
雛「……反町君、決めてッ!」
バシュウウウウウウウン!!
反町「了解です、雛さん!」
実況「おっと雛選手! ここで単身前に上がっていた反町選手へとセンタリングです!
普段はマンマーカーとして前に出る事が少ない彼女が、珍しくも積極的にアシストに動いた〜!
美鈴選手の飛び出しは高水準であるとはいえ、この反町選手も知る人ぞ知る名ストライカー!
この勝負、一体どうなるか全く分かりませ〜〜〜ん!!」
反町「(ここで俺は決めて―――俺達のサッカーを、レミリアさん達に見せつけてやるんだ!)」
グワアアアアアアアアアッ! …バッ、シイイイイイイイイイイン!!
センタリングを受けた反町は、低い位置までボールを誘導し……
それをシュートで地面に思いっきり叩きつける。
反町「くらえ紅魔スカーレットムーンズ! これが俺の――トクシックインパクトだ!!」
美鈴「(き、来た! だけどこれはダイレクトシュート! だったら止められます!)
ホ……ホアチョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
バアアアアアアアン!!
812 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 16:46:56 ID:???
咲夜「美鈴は……言われなくても飛び出しているわね。
妖精メイド達も一緒に飛び出しなさい! 美鈴のフォローに回るのよ!
私は―――ここで身構えてねじ込みに備えるから!」
反町のシュートに対して、ディフェンスリーダーの咲夜はメイド達に指示を出し、
そのまま自分は飛び出した美鈴の代役としてカバーに備える。
咲夜「(美鈴の浴びせ蹴りだったら、恐らくは互角以上の勝負は可能な筈!
それならば、私はここでフォローに回り、反撃に備えるべきね)」
咲夜の期待通り、美鈴は先ほどの椛のシュートにも負けない勢いを付けて力強く飛翔。
これ以上は失点を許すまいとシュートに向かう反町ともども吹き飛ばさんと激しく跳びかかる。
反町「(美鈴さん、凄い勢いだ……! だけど、俺も負けていられない!
俺には、穣子や静葉さんの加護がついている! だから―――)うおおおおおおっ!
愛の力を舐めるなよぉおおおおおおおおおおおおっ!!」
バアアアアアン!! タッ――バッシイイイイイイイイイン!!
美鈴「えっ……!(も、もう一回飛んで―――一度跳ね返したボールをさらに叩き付けた!?)」
しかし、愛に生きる反町もまた、この試合にかける意気込みは大きかった。
特に前の永遠亭ルナティックスとの試合にて、穣子達が全力以上の力を発揮して
試合に臨んでいたにも関わらず、肝心の自分はFWにも関わらず無失点で、
特に際立った活躍も出来なかった事を、心の奥底では悔いていたのだ。
813 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 17:01:34 ID:???
穣子「す……凄いよ一樹く〜〜ん!!」
そのシュートは、飛び出した美鈴の脚先を僅かに掠めるものの、
殆どその威力を減じさせる事無くゴールへと向かう。
メイドA「な、何これぇ〜!」
メイドB「無理だよ〜!?」
メイドC「助けて咲夜さ〜ん!?」
咲夜「(なっ……この局面で、限界以上の力が出せたというの!? しまったわ!
この態勢からでは私はブロックに行けな―――い……!)」
そして、最もクリアに長けた美鈴が敗北した以上、
他の妖精メイドにそれを防ぎうる可能性は潰えたと断じるに等しく。
実際に、そのシュートはフォローに回っていた咲夜も触れられずに進み―――。
ガッ……シィイイイイイイイイインン!! ポン、ポンポン……
美鈴「(お、お許しくださいお嬢様ァーッ!? …って、あれ?)」
咲夜「(――瀟洒ではありませんわ)」
反町「(し……し……しまったぁあああ〜!?)」
ボールは勢い良くポストへと激突し、
先ほどのシュートは打って変わっての緩やかなスピードで、咲夜の足元へと転がって行くのだった。
814 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 17:02:35 ID:bzdo6isg
実況「あ……ああ〜〜〜!! 何とここで反町選手、痛恨のミス!
素晴らしい必殺シュートを美鈴選手に放ち! 一度は飛び出しの名手である美鈴選手をも
突破しかけましたが……後もう一歩という所でポストに阻まれてしまいます!!」
レミリア「(――彼には、十二分には活躍出来ない運命にでも操られているのかしら)」
パチュリー「(やはり、助っ人の彼が居ないと…私達のチームは優勝を狙えないわね。
あの程度のシュートを完璧に防げないようでは、一流には敵わないわよ…美鈴)」
美鈴「(うぅ……、今のは防げた筈だったのに……)」
穣子「そ、そんなぁああ……一樹くうん……」
静葉「今のは、美鈴さんの蹴り足に触れて軌道が変わったのが悪かったのかも。 大丈夫よ、穣子」
実況「さ…さあ! 間一髪の所で、再び同点となる危機から免れたスカーレットムーンズ!
ボールはPA内の咲夜選手がキープしているぞ〜! ここでスカーレットムーンズ、どうするか〜!?
咲夜「(……ボールを得るまでの過程は…この際、目を瞑るしかない。
今はただ、ここにボールがあるという事実を重視すべき……と、お嬢様なら仰ってくれるでしょう。 ここは…)」
先着1名様で、
★咲夜の判断→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
ダイヤ・ハート→咲夜「前線の選手に任せましょう」一旦ボールを蹴りだしクリアした。
スペード・クラブ→咲夜「ここよ……ここで決めるのよ!」シュート態勢に出た!?
JOKER・クラブA→咲夜「(ここはまず、GKの美鈴にバックパスをして…)」咲夜、美鈴が飛び出し無人のゴールへとパス!
そしてそのまま『全幻想郷選抜大会までは代表レギュラークラスでありながら、その後没落した凡手』となる!
(*クラブAの場合は……?)
815 :
森崎名無しさん
:2013/11/17(日) 17:05:49 ID:???
★咲夜の判断→
スペード5
★
816 :
森崎名無しさん
:2013/11/17(日) 20:44:12 ID:???
平行世界の松山の運命が逆流する呪いが…恐ろしい
817 :
森崎名無しさん
:2013/11/17(日) 21:43:42 ID:???
A:「メイド業に専念するための抗議です(キリッ」
B:「急にボールが来たので…」
C:「その顔が見たかった」
多重マークは厳禁と…主力の個人プレイはやらせておけと開き直るぐらいは必要かな。
マークつけるなら小悪魔の方が良さそうだね。役割的にてゐかな。
818 :
森崎名無しさん
:2013/11/17(日) 21:54:43 ID:???
紅魔なら中盤からロングシュートを撃てば入る。点取り合戦に持ち込んで手数を撃った方が勝ち。
って平行世界のえーりんが言ってた
819 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 23:51:57 ID:???
★咲夜の判断→ スペード5 ★
スペード・クラブ→咲夜「ここよ……ここで決めるのよ!」シュート態勢に出た!?
咲夜「(……前半も既にロスタイムに差し掛かろうとしている局面。
無理に押さぬが道理だけど――お嬢様は、お許しくださらないでしょうね。
『猛獣は、兎を刈るにも全力を尽くす』。 あの方は、それを是とする筈だから。
そして、私自身余力を残している以上――!)」
この短時間で、最も効率よくゴールを挙げる為の方法は何か。咲夜は一瞬の逡巡の後に―――。
咲夜「ここよ………!」
グワアアアアアアアアアアアッ!!
反町「えっ……は? しゅ、シュートォ!? この距離からシュートが――入る自信があるっていうのか!?」
椛「ま――マズイですよ反町さん! これは…咲夜さんのお得意のシュートです!
殺人ドール―――『フィールドのどこから撃っても、その威力が全く衰えない』、
とてつもなく理不尽な超ロングシュートですよ!」
射命丸「み、皆さん! ここは人数を固めて! 人数を固めてブロックですよ!?」
はたて「ここで決められたら――後半は苦しくなっちゃう! 私も行くわ、文!」
静葉「――穣子、オータムスカイラブは……!?」
穣子「駄目よお姉ちゃん! ここで撃ったら…後半持たなくなっちゃう!
だからここは、私がブロックに行くから、お姉ちゃんはフォローを!」
820 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 23:53:09 ID:???
にとり「だだだ、大丈夫! 吸血鬼相手ならともかくも、あんなメイドの100メートルシュートを受けて
吹き飛ぶ程、私のメカはヤワじゃないよ!!」
河童A「(確かに、あのメイドのシュートは威力自体はそんなに強くないけれど……)」
河童C「(なーんか、嫌な予感が……)」
咲夜「ここで―――決めるのよ!」
バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
――――ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
実況「で――でた〜〜!! 咲夜選手の必殺シュート・殺人ドールが炸裂だ〜〜!!
地を這い土煙を巻き上げ猛スピードで進むそのロングシュートが、ここで出た〜〜〜!!」
レミリア「(そう、それでいいのよ、咲夜)」
咲夜は、自陣ゴール手前から妖怪の山FCのゴールへと向かって…超ロングシュートを放つ。
外界では勿論、幻想郷でも常識に全く囚われていないそのプレーはしかし、
内実として有効である事をフィールド上の選手達と、一部のサッカー通の観客は理解していた。
そして実際に――咲夜のこの暴挙は極めて有用に働いていた。
椛「う、うひゃあああっ!? ごめんね私のファイヤーボール〜〜!?」バアアアアン!
射命丸「あひいっ! ブロックは苦手です〜!?」バゴオオッ!
はたて「(くっ……やっぱしブロックは無理かぁ。 DF陣、にとり…頼んだわよ!?)」ドゴオオオッ!
821 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 23:54:17 ID:???
―――地を這うロングシュートのパワーは凄まじく、シュートコースに立ちふさがる幾人ものブロッカーの
真正面を通り……そしてそのブロッカーを遠くへと吹き飛ばしてしまう。
ギュウウウウウ……バチッ! ―――ゥゥゥウウウウウウウウウウウウン!!
穣子「す、すいーとぽてとるー……キャッ!?」
河童A「ダイビングブロックよ! せめて――当たって見せる!」
しかし、その中でもブロックに長ける穣子。そして前の試合でブロックに覚醒した河童Aの二名は、
吹き飛ぶ事なくそのシュートの威力を減じさせ…。
にとり「でかしたぁ、神さま、河童A! これなら取れる筈だぁ〜〜! ――のび〜るアーム・改ッ!」
ウィイイイイイン! ―――ガシイイッ!!
にとり「ほ、ホントに防げた!? マジで!?」
河童C「(セービング出来た事を驚いているなんて……相当来てるなぁ、にとりも)」
にとりはのびーるアームの出力を最大解放。
この試合で初めて、敵チームのシュートを完全に防ぐことに成功する。
実況「咲夜選手! 凄い勢いのシュートでボールを遥か前線どころか敵のゴールにまで
押し出して行きましたが―――後一歩の所で攻撃成功ならず!
穣子選手や河童A選手のファインプレーにも支えられて、にとり選手がしっかりとキャッチしてみせます!
これで勝負は一旦お預け! 2−1で後半戦突入となるでしょうか〜!!」
822 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 23:55:29 ID:???
そして咲夜のシュートをキャッチしたにとりが、中盤に大きくフィードを上げた時。
もう既に前半はロスタイムに入っていた。
もしもここからスカーレットムーンズがドリブルやパス突破を図ろうとも…時間はそれほど残されては居ない。
そのため咲夜のシュートを最後に、スカーレットムーンズも一旦その攻撃の手を休めるだろう。
というのがその場にいる多くの人間・妖怪問わずの総意ではあったが―――。
パチュリー「…馬鹿ね。 あのレミィがそんな手ぬるい事、する訳がないじゃない」
レミリア「(――そう、それで良いわ咲夜。
当然、入れてくれるか、ねじ込みまでに持って来てくれれば良かったのだけれど…
この状態でも、点を入れる事は不可能ではない。 何故なら―――)」
フラン「ぶーっ! もうつまんないよー! 全然私にボールが回ってこなーい!」
レミリア「(あの子は試合開始直後にシュートを撃って以降、そう激しく動いていない。
それならば……最後に一発を撃って貰わないなんて選択肢はないわ。 ……あの子の機嫌的にも)」
レミリアは、最後の1秒まで追撃を続ける決意をしていた。
特に、まだまだ余力を残しているフランを使った形で、点差を広げたいと考えて…
レミリア「フラン! そのボールに飛び付きなさいッ!」
実況「あ…ああ〜っと! レミリア選手、ここは最後まで点差を広げに行きたいのか、
にとり選手のフィードを奪い取るよう、フラン選手に指示します!
失敗すれば、フラン選手の体力を無駄に削ぐのみとなりますが、何か勝機はあるのでしょうか!?」
823 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 23:56:41 ID:???
はたて「ま――マジ!? こいつら正気なの!? 大体、ここで奪えたって――」
フラン「はーいっ♪」
グワアアアン! バキイッ! バシッ!
フランはレミリアの指示通り、中盤に突っ込んで――パワープレイではたてからボールを奪い取る事に成功する。
しかし、その時点でロスタイムは残り数十秒。
はたてからボールを奪った場所はゴールから40メートル程離れている以上、
フランは、すぐその場でロングシュートを打つ以外行動不能となっている。
はたて「今ここでシュートを無駄撃ちするしかないのよ、ねぇ解って―――って…あ」
グワアアッ!
フラン「? どーしたのかしら、みすぼらしい天狗さん?」
はたてはそう考えて、フランがボールを奪ったという事実を軽視していたが…
ボールを奪ってからノータイムでその右足を大きく振り上げてシュートの態勢に入った時、
はたては思い出した。 ――思い出してしまった。
はたて「この子のシュート力だったら………入っちゃうんだ、ゴール」
フラン「―――アハハ! 皆壊れちゃえ! スターボウ……ブレーーーイクッ!」
バッゴオオオオオオオオオオオオン!
ズギャアアアアアアアアアアアッ!!
そして、はたてはフランのシュートを遥か中空から見下ろす格好となる。
フランの、ただただ真っ直ぐな。 ただただ相手を破壊する事に特化しているそのシュートを。
824 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 23:57:41 ID:???
穣子「ハァ、ハァ……わ、私も―――!」
静葉「ダメよ穣子! これ以上体力を消耗しては、後半の局所にオータムスカイラブを
使用できなくなってしまう。 私達は今は――どうする事も出来ないわ」
穣子「そ、そんなぁ……でも、悔しいよぉ……!」
静葉「悔しいのは、私だって同じよ……
(――だけど、その借りを後半で返せるかどうかが、とても不安なのだけれども)」
河童A「そ、そんな……もう一回だなんて……!」
河童C「今度は私も手伝うよ、河童A!」
にとり「そ、そんなァ! ええい、もう一辺のびーるアーム・改、だよ……!
(うーん、耐久力を強化した影響で随分と起動コストがかかるようになっちゃったなぁ)」
ウィイイイイイイン!
そして、立て続けに放たれるシュートに少しずつ疲労が隠せなくなったにとりと、
それを守るようにブロックに出るDF陣。彼女達の願いは―――いとも容易く『破壊』される。
ドゴオオオオオオオオオオオオッ!!
河童A「キャアッ!?」
河童C「レッドサンと比べるとマシだけど――どっちも無理よ〜!?」
ドガドガァ!!
フランのシュートは河童Aと河童Cの懸命なブロックをまず破壊し……。
825 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/17(日) 23:59:14 ID:???
にとり「と――止めてやるんだよぉおおおおっ!?」
ウィイイイイイイイイ……ガシイイッ!
にとりの機械仕掛けの右腕に突き刺さる。
しかし、にとりとて度々の苦境を重ねて成長してきたメカニック。
そのシュートを暫くの間受け止める事を成功させる。 だが―――。
ボンッ! バギイイイイイッ! ガイイイン!
にとり「そ、そんなぁ〜〜〜〜!?」
――――ズバアアアアアアアアアアアアアッ!!
ピピィイイイイイイイイイイイイッ! ピッ、ピィィイイイイイイイイイイイイッ!
紅魔スカーレットムーンズ 3 − 1 妖怪の山FC 前半終了!
826 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/18(月) 00:07:33 ID:EZDiaMMc
…と、言った所で今日の更新はここまでです。
結局試合、終わりませんでしたね(汗)
ただ、後半からの展開は早くなる予定ですので、もう少しだけお待ちいただければ幸いです。
なお、容量が500kbを超えそうですので、次スレのスレタイ案を募集しようと思います。
【】鈴仙奮闘記12【】
の形で考えて頂ければ嬉しく思います。
>>816
咲夜さんは判定次第で理不尽に能力値吸われたりお嬢様に平手打ちされたり
地獄に落ちたり凡手になってしまったりと、ある意味可哀そうな役どころですね。
本人に落ち度が全く無いというあたりがw
>>817
強敵チームですので戦術には正解はないですし、
まだ隠し持っている戦術や技があるキャラも居ますので、
上手く情報を得た上で考察して頂ければと思います。
>>818
詳しくは言えませんが……このスレでも基本は同じですね。
基本的に、相手の攻撃力は今大会でも最強クラスですので、
それに如何に対抗するかがポイントとなると思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
827 :
森崎名無しさん
:2013/11/18(月) 01:14:42 ID:???
乙でした。たまにGKとFWでボール遊びしてたっけな…(メオンとジウで
この感じだとフランは砲台に近いかな。シュートとせりあい特化だったらレミリアがFWにいないと活かせないね。
【今度こそ】鈴仙奮闘記12【真面目な試合】
【吸血鬼の力】鈴仙奮闘記12【魔女の戦略】
【今度は誰が】鈴仙奮闘記12【地獄落ち】
【私鈴仙】鈴仙奮闘記12【今紅魔館にいるの】
828 :
森崎名無しさん
:2013/11/18(月) 13:39:56 ID:???
【ダイスを捨てたい】鈴仙奮闘記12【鈴仙】
【鈴仙のいいところ】鈴仙奮闘記12【見てみたい】
829 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/19(火) 00:12:50 ID:kTqMhSl6
こんばんは、遅くなりましたがもう少しだけこのスレで更新します。
そして容量が500kbを超えた時点で更新を終了し、次スレを立てようと思います。
このスレの埋めネタでは、妖怪の山FCの能力値紹介をする予定です。
>>827
乙とスレタイ提案をありがとうございます!
このイベントでスカーレットムーンズの情報は結構明らかになりますが、
詳しくは偵察や玉兎通信、そして本番の展開次第でもありますね。
>>828
スレタイ提案ありがとうございます!
多分試合では鈴仙さん活躍すると思います(願望)
830 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/19(火) 00:14:27 ID:kTqMhSl6
実況「き……決まった〜〜〜!! 決まってしまった〜〜〜!!
一時は同点の希望に揺れた妖怪の山FCが……その僅か数分後に、2点差の絶望に堕ちた〜〜!!」
フラン「えへへ……今のは調子良かったな〜♪」
思わぬゴールを上げる事が出来たフランが上機嫌にピョンピョンと飛びはねて、
その喜びをストレートに表現する。その様子は見るに愛らしい少女のそれそのものだったが……
にとり「ひゅ……そ、そんなぁ…ガクッ」
河童A「む、むりよ……! あの化け物が…!」
河童C「ひゅー、ひゅー……」
穣子「あ…あわわわ……」
静葉「穣子、見ちゃ駄目!」
そのフランの前に倒れ伏す選手の姿は、まさしく地獄絵図。
誰もが虫の息―――河童Cに至っては負傷をしてしまったようだ―――で、
悪魔の妹のひり出した兵器の威力に怯え、憎んでいた。
パチュリー「(――とはいえ、フランのミドルシュートはパワーがあっても、技巧と速度が圧倒的に足りない。
しっかりとした実力を持つGKだったら、その威力を効率良く削ぎ、そして止める事は……
容易でないにしても、可能でしょうね)」
パチュリーは、その様子をベンチ際で冷静に判断していた。
ハーフタイムで戻ってくる仲間達を出迎えるために、少し前から近くで試合を観戦していたが…
日ごろの事で慣れているのか、さして驚く様子は見せなかった。
831 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/19(火) 00:16:54 ID:kTqMhSl6
そして……実況が先にアナウンスした通り―――妖怪の山FCのメンバー達は、
この前半の結果に落胆と憔悴を隠せなかった。
反町「(くそっ! 俺のせいだ! 俺の―――! 浮かれていたから、こんなことになったんだ!
何が和を大事にする、だ! 俺はいつの間にか、和を通り越した馴れ合いに埋もれていた!)」
椛「反町さん、皆に合わせる顔が無いって感じですね…でも顔ならありますよ! それは――えg」
射命丸「――誰だって、運の悪い時はありますよ。 だからお気になさらず、反町君」
はたて「(何だか文がそのセリフを言うと色々と説得力があるわね……)――でも、
前半でこの結果は、やっぱり厳しいかも。 同点か1点差ならとは、やっぱり思っちゃうわ」
雛「そうね…。 何せ、後半の私達は――これまで以上の厳しい戦いを強いられる事になるんですもの」
静葉「これまで相手に通用していた戦法が途端に通らなくなり、
これまで相手の弱点と思っていた部分が途端に最強の武器と化す。
――そんな、全てをひっくり返す事の出来るスーパーサブが、あのチームには居るものね……」
穣子「お姉ちゃん……私震えて来たよ……」
射命丸「(あやや……チームの士気が落ちてしまってますねぇ。 だけど、それも仕方が無いわね。
――後半。 私達は、幻想郷最高プレーヤーの一人と戦わなくてはいけないのだから。 そう――)」
そして、彼女達は一斉に恐れ、不安を抱く。前半、相手は自分達を実力面で圧倒していた。
それでも、相手の穴を突く事で何とか成り立たせて来たが――それはもう、出来ない。
何故なら、相手の穴のほぼすべては、後半に入った瞬間に解消されてしまうのだから。
射命丸「(静葉さんの言う所の、『全てをひっくり返す事の出来るスーパーサブ』さんとね)」
射命丸は、ふうとため息をついて、その選手が居るであろう遥か敵陣のベンチを覗きこむのだった。
832 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/19(火) 00:19:52 ID:kTqMhSl6
そして、射命丸を始めとする妖怪の山FCのメンバーが憂慮する通りに物語は進む。
即ち――。
レミリア「――ふう、ちょっとだけ疲れたわね。 パチェは後半、出れそう?」
パチュリー「……ええ、準備は万端よ。 助っ人の子には悪いけど―――」
紅魔スカーレットムーンズが誇る、幻想郷三大フィールダーの一人。
圧倒的なサッカーセンスと、明晰な頭脳で試合を支配する紫髪の魔女にして賢者。
パチュリー「……今日も出番、全く必要ないかも」
『もやしの貴公女』パチュリー・ノーレッジ。 軽く咳払いをしながら―――彼女が……漸く動き出したのだ。
833 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/19(火) 00:21:02 ID:???
と、言った所で今日の更新とこのスレでの更新はここまでです。
新スレを立てるのは明日にしますので、
もしもまだスレタイを考えて下さる方が居れば、
【】鈴仙奮闘記12【】
の形で考えて頂ければと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
834 :
森崎名無しさん
:2013/11/19(火) 21:03:44 ID:???
敵の攻撃防ぐの難しいならこっちもシューター前に集めて
超火力でごり押しがいいと思うの、敵はこっちよりザルだし
835 :
森崎名無しさん
:2013/11/19(火) 22:16:59 ID:???
・パチュリーが出る前の中盤を圧倒する(レミリアが下がったらフランが孤立する?
・前線に守備もできる選手を置き咲夜を好きにさせない(パスカルが適任
・せりあいが強いのでロングフィードの対策にラインを上げておく
思いついたのはこれぐらいかな。
836 :
森崎名無しさん
:2013/11/20(水) 07:04:21 ID:???
パチェさんはサイドでプレイするだろうし完璧に抑えることはできんのよね、三杉互換は伊達じゃない
1トップ0トップはどーもしっくりこない
−−−−−
G−−−H G佳歩 Hパスカル
−−J−− Jれーせん
E−−−F Eうさぎ Fてゐ
−D−I− D中山さん Iえーりん
−−−−−
A−B−C Aもこたん Bけーね うさぎ
−−−−−
−−@−− @姫様
−−−−−
F−−−G F佳歩 Gうさぎ
−J−H− Jれーせん Hパスカル
−−−−−
D−I−E Dうさぎ I中山さん Eてゐ
−−−−−
−B−C− Bもこたん Cけーね
−−A−− Aえーりん
−−@−− @姫様
中盤小悪魔と妖精メイドならえーりん抜きでも十分とする場合
サイドが突破さえたらもこけーねがケアに向かい、外れたマークにえーりんが着く
後半はパチェさんがサイドでプレイするはずだからこのままは良くない
837 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/20(水) 21:16:25 ID:???
新スレを立ててまいりました。
【鈴仙のいいところ】鈴仙奮闘記12【見てみたい】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1381414268/l50
このスレの残りでは、妖怪の山FCの能力値紹介をやろうと思います。
>>834-836
戦術提案ありがとうございます!
このイベントだけでは分からない情報も少しはありますが、
大体の正しい戦術は練れるようになっているのではないかと思います。
後半は急ぎ足になる予定ですが、参加者の皆さまを楽しませつつ、
考察したくなるような展開になるといいなあ…と思ってます。
838 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/24(日) 14:39:29 ID:???
【埋めネタ・能力値紹介D】
依姫「…さて! 随分と久しぶりになってしまった気もしますが」
豊姫「能力値紹介、始めて行きましょうか。 今回の紹介チームは……妖怪の山FCね」
依姫「只今、本編でも紅魔スカーレットムーンズと激戦を繰り広げていますね。
―――とはいえ、やはり後半にもなると実力の差が多分に出てしまっておりますが」
豊姫「前の命蓮寺ロータスにも似た傾向があったけど。
妖怪の山FCも、各ポジションごとにタレントは居るのだけど、絶対的なエースが不在のチームなのよねぇ。
その分、脇を固めるメンバーは他と比べて優秀だから、同格くらいのチーム相手では安定感抜群のチームだと思うのだけど」
依姫「逆を言えば、優勝候補レベルのチームに打ち勝つ為の手段が著しく限られている…という事ですね、お姉様?」
豊姫「そうね。 チーム力を掲げる一方で、強者に安定して打ち勝てる可能性を持った選手が一名しかおらず、
困窮した最後は、その一名の選手の個人技に頼るしかない。
そう言った一種の矛盾というかジレンマというか。 それこそが、このチームの最大の弱点と言えるわ」
依姫「成程。 こうなると、以前までのルナティックスならともかくも。
八意様以外のエース級選手を何名も手に入れた、今のルナティックスが勝利するのは必定だったと思われますね」
豊姫「その割には、中々苦戦してたけどねぇ…古いレイセンとか古いレイセンとか古いレイセンとか」
依姫「――お、お姉様! もう許してやりましょう! という訳で、案外大した事ないようで大した事ある射命丸選手や、
謎の浮き玉練習と愛の力でパワーアップした反町選手。そして輝夜と並んで今作品吹っ飛び率トップを争う河城にとり選手など、
個性豊かな面子の揃った妖怪の山FCのメンバーの能力値は、こちらになります!」
839 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/24(日) 14:40:29 ID:???
J−H−− J反町 H椛
−−−−F F射命丸
−−I−− Iはたて
E−−−G E天狗 G雛
−−D−− D静葉
−−−−−
C−B−A C河童 B穣子 A河童A
−−@−− @にとり
選手名 ド .パ シ タ カ .ブ せ 総 高/低 ガッツ才
J反町 48 48 48 45 44 45 46 324 3 / 3 740 3
Iはたて .45 47 45 46 46 42 42 313 2 / 2 700 3
H椛 42 45 47 44 40 40 45 303 2 / 2 700 3
G雛 44 42 41 44 44 42 42 299 2 / 2 700 3
F射命丸 50 47 46 44 47 42 42 318 3 / 3 800 3
E天狗 45 44 42 44 44 42 42 303 2 / 1 700 3
D静葉 44 45 42 43 46 44 44 308 2 / 2 700 3
C河童 42 42 40 44 42 45 44 298 1 / 1 600 3
B穣子 42 42 41 46 46 46 41 304 2 / 2 700 3
A河童 42 42 40 44 42 46 44 299 1 / 1 600 3
@にとり .40 40 40 42 42 47 47 298 2 / 2 700 3 パンチング47 キャッチ45
控え選手
河童@ ...38 39 38 38 38 39 44 274 2 / 2 700 3 パンチング46 キャッチ44
スタメンフィールダーの総合値合計:3069
840 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/24(日) 14:41:31 ID:???
J反町
毒々しいドリブル(1/4でドリブル+2)
アキュラシーシュート(シュート+4、ポスト無効)120消費
強烈なシュート/ヘディング/ボレー(1/2でシュート+2)
トクシックインパクト(低シュート+4)200消費
ポイゾナスタックル(1/2でタックル力+2)
Iはたて
やや高速ドリブル(1/2でドリブル+3)
天狗トリオ(パス+2の連続ワンツー、要椛、はたて)100×3消費
ラピッドショット(シュート+4)120消費
ムーンサルトオーバー(高シュート+3)160消費
スピードタックル(1/4でタックル+2)
ウインドカット(1/2でパスカット+2)
H椛
天狗トリオ(パス+2の連続ワンツー、要椛、はたて)100×3消費
レイビーズバイト(シュート+6、吹飛4)200消費
ストリングプレイスパイダーベイビー(低シュート+5)250消費
エクスペリーズカナン(高パス+3)150消費
G雛
厄神様の通り道(1/4でドリブル+3、クラブAで強制成功)
ブロークンアミュレット(パス+2、守備側に負傷判定有)80消費
ペインフロー(1/4でタックル+2、吹飛3)
スキル・呪いの雛人形(雛との接触プレイ時、負傷率アップ)
スキル・悲劇の流し雛(試合中、雛が入った判定内で(キャンセルされたものは含まない)クラブAを出すごとに全能力+1)
841 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/24(日) 14:42:37 ID:???
F射命丸
風神少女(3/4でドリブル+4)
天狗トリオ(パス+2の連続ワンツー、要椛、はたて)100×3消費
風神一扇(近シュート+6)200消費
疾風迅雷(低シュート+7)300消費
ムーンサルトオーバー(高シュート+3)160消費
ハイスピードタックル(1/4でタックル+3)
スピードタックル(1/4でタックル+2)
ウインドカット(1/4でパスカット+2)
スキル・幻想郷最速
(発動時、ボールを奪われるまでドリブル+1、敵マークがクラブで敵能力−2、ガッツ消費1.5倍。前後半1回のみ)
D静葉
フォーリンパス(パス+2)60消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
B穣子
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
スイートポテトルーム(1/4でブロック+6)150消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
A河童A
ダイビングブロック(1/4でブロック+4)100消費
842 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/24(日) 14:43:37 ID:???
@にとり
パンチング47、キャッチ45
ディバイディングエッジ(1/4でタックル+2)
河童のフラッシュフラッド(1/4でブロック+6)150消費
河童のポロロッカ(1/4でブロック+4)100消費
のびーるアーム(キャッチ+8)150消費、吹っ飛ばされると一回ごとに故障ペナ−1
ウーズフラッディング(空とびだし/クリア+2)120消費
ウォーターカーペット(1対1+2)120消費
スキル・撃て!バブルドラゴン(1対1でマーク一致時敵能力−2、一回吹っ飛ばされると試合中はスキル消失)
スキル・とびだし+2
依姫「まずは……って、ええっ! このチームで一番総合力が高いのって、射命丸選手じゃなくて……」
豊姫「ええ。 愛の力に目覚めてしまった反町君だったの、実は…。
彼のオフェンス能力はまさに、器用貧乏を通り越したオールラウンダーよ。
更に謎の浮き玉特訓を重ねた結果、ダイレクトシュートの威力も強くなったし…。
今彼が全日本に戻れば、当時の代表No.2FWの座を、来生君とガチで争えるんじゃあないかしら?」
依姫「そういう来生選手も、クリップジャンプや前転シュートを身につけていますし。
それ以外にも、あの幻想郷の地で何かしらの成長を見せているでしょうが。
それでも、彼には無い安定性を秘めていますからね、反町君は」
豊姫「FWが駄目でも、今ならMFとして山も……おっと、これ以上は流石の私でも言えないわ」
依姫「(あのお姉様が怯えている……!?)――わ、分かりました。 それでは次に紹介するのは…」
豊姫「――射命丸文。 この妖怪の山FCにて唯一、全幻想郷…いえ、全世界クラスの武器を
持っている選手ね」
843 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/24(日) 14:44:38 ID:???
依姫「ええ。 守備意識及びその能力が低く、また素のシュート力も低いため、
折角の必殺技を十二分に活かし切れているとは言い難いですが……
それを補って余りある、ドリブルによる突破能力は素晴らしいです」
豊姫「そうね。 それでも八意様や博麗の巫女みたいな幻想郷トッププレイヤーには
一段劣りはするのだけれども―――逆を言えば、彼女達以外であの速度に
ついて来られる選手となると、本当に限られてくるから」
依姫「前半では、『射命丸って案外大した事なくね?』…と評されるような
能力値に見合わぬ残念なプレーもありましたが……後半になると、それを覆すような素晴らしいプレイを魅せましたね」
豊姫「ジャーナリストよりも、エンターテイナーが向いてるんじゃないかしらね、この子」
依姫「(さらっと酷い事言うわね、お姉様……)――次は…はたて選手ですね。
攻撃面、守備面ともにトップ下として最低限の能力は一通り兼ね備えておりますが…本当に最低限、といった所です。
一芸に特化している射命丸選手とは対照的で、オールラウンダーである半面器用貧乏となっています」
豊姫「それでも、地味〜に妖怪の山FCの中盤を支えてはいたのだけど。 相手が悪過ぎたわね」
依姫「天狗トリオの三人目、犬走椛選手はポストプレイヤーを意識して能力を設定しました。
パスとせりあいが高めで、ダイレクトシュート…は始めは無かったんだけど。
反町選手や射命丸選手へと繋ぐ楔役として活躍してもらおうという意図ですね」
豊姫「――とはいえ、試合開始直後の負傷もあって、あんまり活躍出来なかったのよねぇ。
もうちょっとドリブルやタックルを強くしても良かったかしら? まあ、微妙に強力なダイレクトシュートがあるから
丁度良かったのかもしれないのだけれど」
844 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/11/24(日) 15:04:14 ID:???
依姫「中々難しいですね…。 ――さて、次の選手。
中盤で削り屋としてパスカル選手を負傷に追い込み仕事を果たした雛選手は…あら、意外と能力は低いのですね」
豊姫「ああ……これは、スキル・悲劇の流し雛を意識して、敢えて能力値を低めにしたのよ」
依姫「――クラブAが判定で出まくって強化されたら、元の負傷狙いのプレイングも相まって
色々と凶悪な事になるんじゃないかという判断ですね。
結果としては、クラブAが出ずとも、能力値以上の存在感を示してくれたのではないかと思います」
豊姫「で、お次は色々とアレな設定の秋姉妹ね。 姉の静葉はパスが得意なオールラウンダー型、
妹の穣子はブロックが得意なディフェンスリーダー型、なんだけど……」
依姫「単体では愛補正による成長があってようやく、得意分野のみでの活躍が期待される程度。
やはり強みは、オータムスカイラブによる瞬発力にありますね。 タックル、パスカット、ブロック、そしてクリア。
特にタックルとパスカットにおいては、一流選手とタメを張れるまでの水準にまで跳ね上がります」
豊姫「その瞬間は、だけどね…。 ここぞという時に使うならばともかくも、常に使っていないと
勝負になっていない以上、やはり残念な風になってしまうのは否めないわね。
そして、名有り選手の最後は……SHGK(スーパー・吹っ飛び・ゴール・キーパー)の河城にとり選手ね」
依姫「(流石に可哀そう過ぎる異名ですね…)――GKとしては、飛び出しと一対一に優れた半面、
セービング能力の低さが気になりますね。 控えの河童@選手と、セービング力が1しか違いませんし」
豊姫「だからこその、この「のびーるアーム」が活きて来た、という訳ね…。
故障のリスクがありながらも、その燃費の良さはまさに反則級よ!」
依姫「なお、妖怪の山FCのモブ選手の能力値は、他のチームのモブを突き離し随一の高さです。
こうした総合力の高さは…組織力を大事にしている天狗社会を反映したチーム作りが原因となっている、という裏設定があったりします」
豊姫「さて、紙面の都合上多くは語れないけれど。
次に戦うであろう紅魔スカーレットムーンズはかつてない強敵になる筈。 絶対、後悔しないように戦いなさい」
依姫「私達も、応援していますよ!」
513KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
名前:
E-mail
(省略可)
:
0ch BBS 2007-01-24