キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 23:11:09 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1379590471/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

妖怪の山FCとの試合は、反町一行の愛の力による覚醒、椛のスーパープレー(ヨーヨーの)、
雛の的確なパスカル潰し、そして――我らが射命丸文の後半の復調によって大きく盛り上がるも、
最終的にはにとりがボロボロになった事で守備は決壊。4−2の大差でルナティックスの勝利となった。
(鈴仙はなんか最大ガッツ減らしたり反則したりしてた)
そんな中、試合終了後、悩みを見せる中山さんがわさビーフに導かれて姿をくらましてしまう。
慌てる鈴仙だったが、今度は紅魔館のメイド長・十六夜咲夜が現れて永琳と会談。
そして、永琳から告げられたのは―――名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合の決定!
果たして鈴仙は、そして中山達は――真の一流の壁を超えられるのか!?

533 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 17:47:46 ID:VdqYLQdM
>>523
JOKERさん、また良く出るようになりましたね…w
>>524
最初はクラブA→鈴仙がメガンテを何故か習得!
…とかにしようと思いましたが変えてみましたw
>>525
鈴仙「大地を切り、海を切り、空を切る…これこそがウドンストラッシュよ」ブンブン
中山「(子どもとか良く、傘でアーバンストラッシュしてたなぁ…)」
>>526
チュウも良かったかもですね。鼠の賢将さんとか活躍しそうです。
>>530
あのシーンは感動しますよね…。
作者的にはこの決戦も好きですので判定に入れさせていただきました。
>>531
ふし幻は正直結構ネーミングセンスをパク…インスパイアしていますねw
香霖堂で泥棒選択肢があるのも結構それを意識しています。
>>532
魔王軍のポップポジション的なイメージですね。
僕もハドラーは好きでしたが、バランとかザボエラとかも好きでしたね。

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 17:49:59 ID:VdqYLQdM
★ショウの大冒険→ ハート6 ★
ハート→主人公のライバル・バトラーとの熱い最終対決シーンがある巻だ!

中山「――ふうむ。 ここは物語の結構終盤だな…!
この後のバトラーが敵であった筈のボッブを結果的に守る事になったという展開が感動的だが、
ここの戦闘も、俺としては中々好きな展開だな」

鈴仙「(中山さんが若干ネタバレしてる……)な…成程。 それならきっと読んでみるわ」

ピエール「ああ…この辺りは中々に熱い展開が続くからな。 【熱い性格の者】や、【漫画が好きな子ども】
にも読んで貰えば、もしかしたらその者のモチベーションにも役立つかもしれない」

鈴仙「(熱い性格……ウチのチームだったら…中山さんとかパスカル君とかかしら?
あと妹紅も、こういう展開とか好きそうかも。 ウサギ達にも良い刺激になるかもしれないけれど……
以外に姫様が、何かに目覚めてくれたりしたりして)」

元々刺激の少ない永遠亭にとって、こうした漫画は少なからず住民に良い刺激となるだろう。
そう考えて、ピエールからのプレゼントを大切に懐にしまう鈴仙だった。

*アイテム・ショウの大冒険(鈴仙が練習時に使用すれば数値に+3のボーナス。熱い性格の者や子どもに渡せば…?)
 を入手しました。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 17:51:35 ID:VdqYLQdM
――中山と鈴仙がピエールと別れを告げて、再び聞き込みを開始するが…。
時間は刻一刻と過ぎて行き、夕刻が近くなる。

中山「うーむ。 鈴仙さん、今日はそろそろ引き揚げようか?」

鈴仙「いえ、もうちょっと。 もうちょっと行きましょう! きっと何かがあるかも!」

――中山と鈴仙の間にも口数はやや少なくなり、
雰囲気は楽しい散歩から、ようやく過酷な調査活動に近くなる。
そして、そんな鈴仙の疲労とは裏腹に―――。

聴衆「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「いけー! やれ、もっとやれー!」「そこだ、決めろーー!!」「やっちまえー!」

中山「(――本当に、聴衆達もよく疲れないな。 彼ら、朝から夜までずっと騒ぎっぱなしじゃないのか?)」

問題となっている、人里のストリートファイトは衰える事もなく、寧ろよりその勢いを増していく。
そして、その中心となっていたのは――。

A:魔理沙「へへっ、ちょろいもんだぜ!」普通の魔法使い・霧雨魔理沙だ!
B:神子「邪悪なる妖怪よ、滅びよ!(指導力と同時に力もアピールしなくちゃね)」聖徳道士・豊聡耳神子だ!
C:白蓮「皆さん! 争いは無益です! それが理解出来ない方は――『わからせて』あげます!」超人・聖白蓮だ!
D:霊夢「ふう…。 懲りないわねぇ、アンタ達も」楽園の素敵な巫女・博麗霊夢だ!

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*選択先が、4戦目の対戦相手になります。
*強さはA<B=C<Dとなりますが、あまり差はないかもです。敵が強い程景品の質も上がる…かもしれません。
*原作シューティングではないですが、4面から敵が強くなります。(全6面+αとなっています)
*これから少し更新に間が空きます。失礼致します。

536 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 17:53:36 ID:3OVz6Z3Y
A
まだ先があるし

537 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 17:53:49 ID:bu5ttVWs
A

538 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 18:18:45 ID:1m9oy7bg


539 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 23:39:20 ID:VdqYLQdM
A:魔理沙「へへっ、ちょろいもんだぜ!」普通の魔法使い・霧雨魔理沙だ!

鈴仙と中山がさっきまでの戦闘とは比べ物にならない程の人ごみを掻きわけた先には、

にとり「ひゅえ〜…。 負けたぁ…もう、ダメだぁ〜……バタリ」

魔理沙「――フッ。 にとりよ、その程度の小手先で私の王道を破ろうとは、良い根性してるぜ!」

にとりが背中のリュックから何やらいかつい火器やら銃器やらを放り出しながら、
ばったりと地面に這いつくばっている非常に痛ましい姿だった。

鈴仙「――魔理沙。 貴女もこの騒ぎに一枚噛んでたって訳ね…案の定」

鈴仙はぼそりと独りごちる。しかし魔理沙はその声を耳ざとく聞き取っており、

魔理沙「おっと、うどんげじゃないか。 来いよ、来たら木端微塵にしてやるぜ? あの河童のように」

中山「(彼女、随分とふてぶてしい上に自信満々な態度だな…。 まるで森崎や日向を見ているようだ)」

箒から地上に降り立ったすぐに、人ごみの戦闘に居た鈴仙に対してカツカツと歩み寄る。

鈴仙「(……魔理沙。 思えばこうして面と向かい合うのも久しぶりね。 なんて声をかけようかしら…?)」

A:「あはは……お手柔らかにというかなんというか……」やや弱気に!
B:「にとりは大丈夫なのよね? 急患が出ると困るのだけど」にとりに話を逸らす!
C:「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」自信満々に応戦!
D:「久しぶりというのに随分な御言葉ね、白黒ネズミさん?」かなり勝気に行く!
E:「あの河童…? にとりの事か…? にとりの事かーーーー!!??」私はおこったぞーー! マリーサーーーーーー!!!
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。

540 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 23:40:20 ID:???
>>539
×人ごみの戦闘→○人ごみの先頭
でしたね。 失礼しました。

541 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:44:01 ID:j5RxtUow


542 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:44:51 ID:lfbOhl2g
C

543 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:48:09 ID:yruSHBvk
C

544 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:48:37 ID:w5FcHr76
E

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 00:01:03 ID:???
C:「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」自信満々に応戦!

鈴仙「(いつもの私、今までの私だったらこれで萎縮していたかもしれないけど。
――今日の私は、そうじゃない!)」

ギラギラと強い視線を投げかけてくる魔理沙。
人間である以上、彼女の純粋な戦闘力自体は鈴仙にも大きく劣るが、
彼女にはその洗練された魔法。 そこから放たれる弾幕の熾烈さがある。
一度(二度だったか三度だったかもしれない)魔理沙にボコボコに敗北したトラウマが蘇り、
鈴仙は少しだけ肩を竦めるが――。

鈴仙「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」

ビシッ、と人差し指を魔理沙に突き立て自信満々に豪語する。
サッカーで、そして戦闘で高い実力を身に付けた鈴仙は、
少しずつ、その奥に隠れていた自信を取り戻しつつあったのかもしれない。
魔理沙は、鈴仙のそんな様子に目を丸くして驚き――。

魔理沙「ああ良かった。 ――そうこなくっちゃ、つまらんからな」

ニヤリ、と白い歯を見せて笑う。そして彼女は再び箒に跨って空中に浮き――、

魔理沙「それじゃあ……勝負だぜ、うどんげ! 全力で掛かってこい!」

鈴仙「ええ……の――望む所よっ!(や……やっぱしちょっと怖いかも…?)」

鈴仙もそれに続くように空中にフワリと浮かぶ。
そして、一旦興味を失いかけていた聴衆はその様子を見て、再び戦いへの熱気を取り戻す。

中山「(だ――大丈夫だろうか、鈴仙さん……。 自信を持つのも良いが――俺の見立てでは、
彼女、かなりのやり手だぞ)」

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 00:02:42 ID:hLS9qRXQ

中山がその様子をハラハラとしながら見守る中、勝負は――?

先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★魔理沙→戦闘力 2 + ( ! card )+(ミニ八卦炉+5)=★

と書き込んでください。カードの結果で分岐します。

【鈴仙】−【魔理沙】
≧5→完勝! 鈴仙、まさかの大勝利だもんげ!(あまりの嬉しさに口調がおかしくなってる)
≧2→ 勝利! 魔理沙、鈴仙の事をちょっとだけ見直す。
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、やっぱし魔理沙の弾幕は凄いなぁ…と、辟易する。
≦5→完敗…。 鈴仙、真っ黒な焼きウサギになり中山に慌てて回収される。
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
魔理沙のマークがダイヤの時、「マスタースパーク(+8)」が発動します。
魔理沙のマークがハート・スペードの時、「スターダストレヴァリエ(+4)」が発動します。
魔理沙の数値がA〜3の場合、「八卦炉オーバーヒート」が発生し、必殺技は不発動となり、ミニ八卦炉の補正が無効になります。
魔理沙のカードがJOKERの時……?

547 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:03:21 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ダイヤ4 )+( クラブ6 )=★

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 00:04:05 ID:???
判定途中ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

549 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:04:10 ID:???
★魔理沙→戦闘力 2 + ( クラブ2 )+(ミニ八卦炉+5)=★

550 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:04:46 ID:???
魔理沙「もうだめだ…おしまいだぁ…」

551 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:05:12 ID:???
完全勝利じゃないか

552 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:16:58 ID:???
乙でした
戦闘だと相手のマークとかで技がどうなってるか分かるから
魔理沙相手なら難易度以外にも選ぶ価値があったね

553 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:38:08 ID:???
乙でした。
魔理沙さん強いですね。
マスタースパークとルナティックレッドアイズの差に涙が……

5面、6面、+αは武器あっても厳しい予感がしますね……頑張れ、鈴仙さん。

554 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 01:58:29 ID:???
まさかダイヤ出たら厳しいって思ったけど
まさかピエール以下になるとは

555 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 19:49:25 ID:???
>>53

読み返してみると、練習試合勝利ボーナスの人気が加算されていません?

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 23:21:20 ID:???
すみません、今日はちょっと更新できなさそうです。
明日も外泊するので結構間が空いてしまいますが、ご了承ください。

>>550-551
まさかここまでボロ負けするとはでしたね…。
>>552
乙ありがとうございます。
戦闘の技とサッカーの技は対応していたり対応していなかったりですね。
そういった意味では、未だ全貌が謎の神子や霊夢も選んで損はさせないつもりでした。
>>553
乙ありがとうございます。
一応隙は持たせたのですが、原作主人公なのでかなり強く設定しています。
鈴仙も戦闘面でも成長は…あるかもですのでお気になさらずです(汗)
武器と言えば銃ばかりを連想してしまうかもしれませんが、
お札や爆弾、果ては下剤等色々ありますのでそうしたアイテムも使えばより有利かもしれません。
ですが、それ無しでも攻略出来るように(初期状態でも運と選択と判定次第では攻略出来るように)
はしているつもりです。
>>554
魔理沙は強いですがあくまで人間の魔法使いですので、
純粋な戦闘力は鈴仙にも劣るかな…と考えての能力設定でしたが、
これでは浮かばれませんね…。
>>555
おっと、申し訳ございません。
次の能力表示時に反映させようと思います。失礼致しました。

それでは、皆さま、もし良ければ明後日までお待ち頂ければと思います。失礼致します。

557 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 23:29:17 ID:???
きっとマリーサは禁断の戦法グミ撃ちに走ってしまったからへたれたんだよ…

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:20:26 ID:z+4wDAcw
こんばんは。久しぶりな感じですが、更新を再開します。
>>557
マリーサ「グミよこせ」

★鈴仙→戦闘力 6 + ( ダイヤ4 )+( クラブ6 )+(ルナティックレッドアイズ+2)=18★
★魔理沙→戦闘力 2 + ( クラブ2 )+(ミニ八卦炉+5)+(八卦炉オーバーヒート-5)=4★
≧5→完勝! 鈴仙、まさかの大勝利だもんげ!(あまりの嬉しさに口調がおかしくなってる)

鈴仙「(魔理沙は性格上、出し惜しみせずにまずは一撃! 
…あのバカみたいな大砲を撃って来そうね。 全力で回避しに行きたいけれど――)」

鈴仙は魔理沙の動きを予測して、まずは迎撃よりも回避を重視する。
威嚇程度に弾幕を軽く放ちながら、魔理沙から一定以上の距離を取って、
警戒を決して解く事はしない。
そして、その正確だが悠長な鈴仙の戦い方は、真っ直ぐな戦いを好む魔理沙の神経を
上手い具合に逆撫でし、

魔理沙「(相変わらず、戦争の教科書みたいなクソ真面目な戦い方をする奴だぜ。
だが、こんな奴を一気に吹っ飛ばすのが、この私の私たる所以だ!)
くらえうどんげ! これが私の―――」

魔理沙は自信の魔力を最大限以上に高めるマジックアイテム・ミニ八卦炉を鈴仙の眼前に突きだして、
詠唱を開始する。そうして高まった魔力の渦が、一点に収束して―――。

魔理沙「マスタァー……スパァァアアアアアアアアアアアク!!!」

―――……バンッ!?

鈍い音を出して、破裂した。

559 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:21:49 ID:z+4wDAcw
魔理沙「……およ?」

鈴仙「――ふえっ?」

鈴仙と魔理沙の間抜けな声が、夕暮れの人里に響き渡る。
そして、魔理沙より鈴仙の方が一瞬だけ早くその状況の真意に気付き――。

鈴仙「――ル…ルナティックレッドアイズよ〜〜!?」

バシュン! バババババババババ!!

念の為と、全力の弾幕を魔理沙に向かって放つ。
そして、魔理沙が事態に気付いた時にはもう時は遅く。

魔理沙「(し――しまった! さっき、にとりを全力で焼き払ったすぐにうどんげとぶつかったから、
ミニ八卦炉がオーバーヒートしてしまったんだ! 
……くそっ、文の奴ならともかくも、私のスピードじゃあ、避け、られない――!?)うひゃああああっ!?」

ピチューン!

―――その努力に裏打ちされた素晴らしい弾幕で、数々の功績を挙げ続けて来た
主人公・霧雨魔理沙は……何ともみっともない格好で、敗北を曝してしまったのである。

560 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:23:16 ID:z+4wDAcw
魔理沙「――くっそぉ〜。 今のはノーカンもう一回! …って言いたい所だが。
今日の所はこの程度にしといてやるぜ」

鈴仙「あら? 何ともみっともない捨て台詞だけど。 そんなんで良いのかしら?」

魔理沙「いいんだよ。 次の勝利が、前の敗北を洗い流してくれる。
敗北を悔やんでる暇があるならば、とっとと帰って次の研究でもしてた方が合理的だ」

生粋の負けず嫌いなのであろう、魔理沙の口調は大変不機嫌そうな物であったが…。
それでも、彼女は決してそれに腐るような人間では無かった。

魔理沙「…ところで。 お前と――そこの後ろで見ている外来人。
二人して日中人里を嗅ぎまわってるって聞いたが。 何か異変でもあったのか?」

鈴仙「――そうそう。 実は……」

そして、魔理沙はそれで勝負はおしまい、と言わんばかりに
再び普段のざっくばらんとした口調に戻る。
まるで勝負を忘れたかのような様子だが…彼女に限って、そうした事は無い筈である。
恐らく、相当の無理をしているのだろう。(当然、事件への好奇心は多々にあるだろうが)
そのため、せめてもの気晴らしにと鈴仙は魔理沙に自分たちの行動の一部始終を語る。
一言一言話すたびに「ほうほう」とか「ふむふむ」とか忙しなく相槌を打ってくれる魔理沙は、
鈴仙にとって意外と良き話し相手だった。

魔理沙「……ふーむ。 だがまあ、私は知らないな。 その…仮面を被った人間達は。
――夜は大体、自宅で研究してるか寝てるかだ」

鈴仙「そう……。 魔理沙も知らないんだ」

魔理沙「悪いな。 だが、情報提供感謝するぜ」

561 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:32:21 ID:z+4wDAcw
しかし、事情通に見える魔理沙も今回の一件については知らないと首を振る。
……もっとも、彼女が夜の人里を知らないのは別の理由(森崎とのサッカーの練習)があったりするのだが。

魔理沙「まあ、そういう事なら私も別口で調べさせて貰おうか。
そしてこれは―――勝利商品だ」

最後に魔理沙は、鈴仙にとある物を鈴仙の元へ投げつける。
最後までそっけの無い態度だったが、人の物を奪うのが好きな魔理沙が
人に物を渡すのは間違いなく、彼女なりの鈴仙への敬意の表れだった。

鈴仙「これは……?」

そして、魔理沙が手渡したアイテムの全貌は…?

先着1名様で、

★勝利ボーナスC→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→ハート+魔理沙「これ、私のサイズじゃ合わなかったんだよな」
      鈴仙「『ファルコンスパイク』…。どうやって入手したかは聞かないでおきましょ」
ハート→魔理沙「ほれ、これは大事だぞ?」鈴仙「エクステンドアイテムね! これは確かに大事!」
スペード→魔理沙「にとりからの戦利品だが。 とっときな」鈴仙「『河童特製尻子玉爆弾』。 貰って損はないわね」
クラブ→魔理沙「永琳にでも見て貰ってくれ」鈴仙「『あやしいキノコ』ね…」
JOKER→魔理沙「魅魔様特製のブラックボールだ。 お前にやるよ。 私にはもう必要ないからな」

*大観衆の中勝利したので、人気が上がります。36→38

562 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 22:33:51 ID:???
★勝利ボーナスC→ ダイヤQ

563 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 22:33:58 ID:VoRn5tn6
★勝利ボーナスC→ ダイヤA

564 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 22:36:22 ID:???
大観衆(ならずもの)「マリーサ王女バイバーイ!!」

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:07:24 ID:z+4wDAcw
★勝利ボーナスC→ ダイヤQ ★
ダイヤ→ハート+魔理沙「これ、私のサイズじゃ合わなかったんだよな」
      鈴仙「『ファルコンスパイク』…。どうやって入手したかは聞かないでおきましょ」

鈴仙「――こ、これは…!」

魔理沙が鈴仙に投げてよこしたアイテムは二つだったが…その内の一つ、
ピンク色の輝きを放つ正方形の物体は鈴仙の胸元で淡く光って消える。

中山「……? 鈴仙さん、それは――?」

鈴仙「ええ、まあ――何と言うか。 とってもありがたいアイテムよ!」

中山「そ、そうなのか…(あまり深くを触れてはいけないのだろうか…)」

外来人である中山はイマイチ飲みこめないが…このアイテムにより、
鈴仙はこの戦いの間。多少の敗北に対して随分と撃たれ強くなったのである。

*鈴仙がエクステンド! このイベント中、鈴仙は1回の敗北・完敗を無効化し引き分けに出来ます。

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:08:55 ID:z+4wDAcw
そして、もう一つのアイテム。これはやや大きめのサイズのスパイクだった。
魔理沙から仔細を聞こうにも、彼女はもうそそくさと人里から去ってしまっている。
だがしかし、その靴には付属の説明書が付きっ放しだったため、

中山「――ファルコンスパイク。 1試合分のシュートがポストに当たるのを阻止する夢のアイテム…だそうだ」

中山が、その手書きの説明書を読み上げる。

鈴仙「あっ! そのアイテム知ってる! 香霖堂で売ってるんだけど、結構高いのよね…」

説明を聞いてピンと来た鈴仙は、不意に高価な有用アイテムが手に入った事を少なからず喜んだが――。
その説明書と一緒に付いていた、香霖堂の値札については無視する事にした。

*鈴仙がファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)を入手しました。

567 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:14:05 ID:z+4wDAcw
そして……夕刻も残り僅か。
赤い夕陽が人里外れの草原を焼き尽くす中、鈴仙と中山はゆっくりと歩いていた。
中心部に何も無いとなると、もはや歩いていないのはここしかない。
それに妖怪も出没しやすいここならば、また別の手掛かりがあるかもしれない。

鈴仙「はぁ…。 やっぱり何も無かったわね…。 そろそろ帰ろうかしら…」

中山「うーむ。 そうしようか…」

しかし、それでも手掛かりは何も無い。
このまま竹林に入って帰ろうか――鈴仙達がそう思いかけていた時。

永琳「あら…。 こんな所に居たのね、鈴仙」

鈴仙「しっ……師匠!?」

竹林の方から歩いてくる、背の高い人影。
その見覚えのあるシルエットは、やはり――永琳だった。

永琳「…全く。 どこをほっつき歩いてたのかは知らないけど、もうすぐ門限じゃないの。
聴衆なんて集めて人気取りだか何だか知らないけれど、
あんたはそれよりも、看護師として色々仕事があるでしょうが。
さっさと今日は引き揚げて来なさいな。姫様がご飯作って待ってるわよ」

はあ、とため息をつきながら肩をすくめて鈴仙を睨む永琳の視線は多分冷たく、
まるで帰らなかったらお仕置きと言わんばかりの鋭さである。

568 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:15:14 ID:z+4wDAcw

鈴仙「(――う、うーん。 まさか師匠が直々に御出見えになるなんて…。
でも、師匠の言う通りに、今日は帰った方が良いのかしら―――?)」

中山「(何だか、違和感を感じるが……気のせいだろうか?)」

A:師匠の言う通り、今日は帰る!
B:うーん、もう少し探索します!
C:アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*スピーディに2票決とします。

569 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:15:57 ID:XYl2TCik
C
ぬえたそ〜

570 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:16:07 ID:t8YwlzNY
C
姫様がご飯だって!

571 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:41:32 ID:z+4wDAcw
C:アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?

鈴仙「(ち…違う! 特に根拠は無いけどなんかおかしいわ!この方は。 いえ……こいつは、師匠なんかじゃない!?)
――アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?」

その外見、仕草、口ぶり、表情や視線。
全てが永琳そのものであったが、しかし目の前の女性は永琳ではない。
長年の従者としての感覚から、鈴仙は真っ先にそう口を突いた。

永琳「……はぁ? 何を言っているの、鈴仙。 どこかで悪い薬でも飲んだのかしら?
私は私に決まっているでしょうが。 ……それとも、死よりも酷く惨たらしい目にでも会いたいのかしら?」

鈴仙「ひ、ヒイイ!?」

――しかし、突然突拍子も無い事を弟子に言われた永琳としては流石に愉快な気分になる筈もなく。
その目線は冷たいを通りこして、鈴仙を2、3回程まとめて殺しそうなまでの勢いを放つ。

中山「れ…鈴仙さん!」

その視線の巻き添えを食らった中山はたまらず、鈴仙の肩を掴みヒソヒソ話を始める。

中山「鈴仙さん。 確かにあの永琳さんにはどこか違和感があるのは分かる。
だがしかし、あの言い方で素直に事が運ぶ訳がないじゃないか…」

鈴仙「い、いやぁ…。 ついノリで」

中山「――良いかい、鈴仙さん。 仮にあの永琳さんが偽者だったとして、
それを論理的に証明出来るような何かが無ければどうにもならない。
そうで無ければ、相手の術中に自分から嵌りに行くだけだ」

鈴仙「え、ええ…。 でも、正直言って。 見た目も仕草も口調も。
何もかもが師匠過ぎるから、私もカンでしか物を言えないというか……」

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:42:32 ID:z+4wDAcw
中山「――いや、そんな事はないさ。 相手は少しとはいえ、こっちと会話をしたんだ。
もしもあの永琳さんが偽者なら。その中の何処かに、永琳さんらしからぬ決定的なボロがある筈さ。
それこそ、永琳さんならばとても有り得ないような行動をしている筈だ」

鈴仙「師匠らしからぬ行動、ねぇ…」

鈴仙は永琳について想いを馳せる。
常に冷静で論理的であり、永遠亭の頭脳・月の頭脳とまで呼ばれるその聡明さ。
輝夜を溺愛している反面、他者には若干引いたような節がある一方で、
鈴仙には常に厳格。 しかし、それでも鈴仙をここまで導いてくれた恩人でもある。

永琳「どうしたのかしら? さっさと帰るわよ。 ……聴衆の皆も、さっさと帰った方が良いって思ってるんじゃないかしら?」

鈴仙「は……はぁ…(――って、聴衆?)」

聴衆「――――」

鈴仙が思考を巡らせている間にも、永琳の問いかけは続く。
気づけば、鈴仙と中山。そして永琳を囲んだ巨大な聴衆が出来あがっており、
彼はみな興味しんしんに鈴仙達の動向を伺っていた。

鈴仙「(な…何か気味が悪いわ…! でもとにかく、前の師匠のやりとりから。
特に決定的におかしい所を一つ、上げてみなくっちゃ)いえ。 それには及ばないわ…師匠の偽者!」

永琳「はぁ。 ……これは、帰ったら緊急手術が必要かしら?」

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:43:35 ID:z+4wDAcw
鈴仙が勇気を振り絞って永琳を指差すも――永琳の冷たい態度、そして余裕は変わらない。
鈴仙は、もう引けない状況まで追い詰められていた。

鈴仙「貴女には、師匠では絶対やらないような。そう言わないような! 決定的に矛盾した所があるわ!それは――」

A:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!
B:私は看護師じゃない! 薬師見習いよ!
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!
D:師匠が外出? そんな事、今まで殆ど無かったわ!
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
F:師匠は私に対してもっと優しいわ!
G:師匠はメイド服マニアなのよ! 緊急手術の前にメイド服を着せるに決まっているわ!
H:というかもう、アンタはとにかく偽者なのよ! アンタの顔面にマインドスターマインよ!
I:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:46:44 ID:z+4wDAcw
…と、言った所で選択途中ですが今日の更新はここまでにしようと思います。
日付をまたいで票が集まらない場合は、申し訳ございませんが再投票をお願い致します。

>>564
ま、魔理沙さんの姿は(まだ)お笑いじゃないから…(震え声)

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

575 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:47:23 ID:JEN4VN0k
A

576 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:47:34 ID:HfwWt1cg
A

577 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:55:02 ID:XYl2TCik
A

578 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 19:17:51 ID:???
狸と狐の変化に尻尾を隠せないそうだけど、本人が化けてるとも限らんか。
というか波長で見破る方法あったんじゃ…にとりも見破ってたし。

579 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 21:15:28 ID:???
そこはほら、尻尾も消せる程のおばあちゃんだし…
まあ言動も真似ようとして普段どういう呼び方してるかという
基本中の基本ををポカするのも年のせいだろうけど…

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/31(木) 23:06:11 ID:zbh5acm6
こんばんは。少しずつ更新します。
>>578
原作的に考えて、尻尾は隠せるのではないかと思います。
波長で見破るのは完全に失念してましたね…。
自由選択肢で選ばれてたら、有利になっていたかもしれません。
>>579
呼び方については、敢えて解りやすいようにしました。ですが、最適解はA以外だったりします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!

鈴仙「偽者さん! あんたは壮大な間違いを一つ犯している。
それは――師匠は私の事をいつも「ウドンゲ」と言っているわ! 鈴仙だなんて、滅多に呼ばないもの!」

鈴仙の指摘。それは永琳の鈴仙に対する呼び方だった。
普段は鈴仙の事を彼女が付けた名前――即ち優曇華と呼ぶ永琳が、
特に何か事情が無いにも関わらず『鈴仙』と呼んでいる。
これこそが最大の矛盾。そう考えて鈴仙は偽永琳を得意げに糾弾するのだが…。

永琳?「……あら、良いじゃない。 私が偶には貴女を別な風に呼んだって。
それだけで貴女は私を偽者扱いするの? 確かに、様々な証拠の一つには
成りえるでしょうけど、決定的ではないと思うわ」

鈴仙が思う程、偽永琳の余裕は崩せなかった。
全くの別人の名前を呼んだ訳でもない、ただそう言いたい気分だったからだ――。
当然、その怪しさは極まりないが、偽永琳の言う通り、それは明らかにおかしいとまでは
断言しきれなかった。

581 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/31(木) 23:07:11 ID:zbh5acm6
中山「(……とはいえ、決定的で無いだけでかなり怪しい。 これはもう限りなく黒に近い白だ。
このままでも充分に彼女の矛盾を暴いて行けそうと思うが、果たして鈴仙さんはどう出るか…)」

鈴仙「(むむむ……。 この余裕とか、口が立つ所とかは師匠そのものなのよね…。
――偽者なのは間違いなさそうとしても、出来る事ならもう少し切り崩したいのだけれど…。
波長的にも、師匠なようで、師匠じゃない感じって言うか――。でも、それを言ったって論理的では無いものねぇ…)」

A:いや。永琳が偽なのは間違いなさそうだ。 ここは先制攻撃を仕掛ける!
B:ここはもう少し、相手の論理を切り崩して精神的な揺らぎを突く!
C:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

582 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:13:12 ID:1c0OPbog
B

583 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:13:22 ID:dAXfW/E2
B
逆転鈴仙2

584 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:17:50 ID:rSlI5cMA
B

585 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:17:53 ID:AAIPlL7E
B

586 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/31(木) 23:24:38 ID:zbh5acm6
B:ここはもう少し、相手の論理を切り崩して精神的な揺らぎを突く!

鈴仙「そ――それは貴女の言うとおり、証拠の一つであるだけよ!」

永琳?「あら…? 墓穴を掘らないと良いのだけれど?」

鈴仙はここで、更に矛盾点を指摘し偽永琳を追い詰める事を画策する。
大声でまくし立てながらも、不安がひしひしと伝わってくる鈴仙の様子を見ると、
中山はおろか、当の偽永琳すらも心配をせざるを得ないのであるが…。

鈴仙「(もう一回。 師匠の人となりを考え直すのよ…! そうすれば、おのずと矛盾点は見えてくる筈!
そう。 その矛盾点とは――!)」

×:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!
B:私は看護師じゃない! 薬師見習いよ!
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!
D:師匠が外出? そんな事、今まで殆ど無かったわ!
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
F:師匠は私に対してもっと優しいわ!
G:師匠はメイド服マニアなのよ! 緊急手術の前にメイド服を着せるに決まっているわ!
H:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*スピーディに2票決とします。

587 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:24:52 ID:1c0OPbog
C

588 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:28:23 ID:AAIPlL7E
C

589 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/01(金) 00:00:25 ID:FE6Ud2s6
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!

鈴仙「駄目ね。 貴女はウチの姫様をちっとも分かっていない!
――姫様が、ご飯を作って待ってるって言ってたけど!
姫様は超が付くほどのめんどくさがり屋なのよ! そんな事、する訳が無いわ!」

鈴仙は、次におかしいと感じた点――即ち、「輝夜がご飯を作る」という偽永琳の発言に注目した。
鈴仙の知る輝夜は、飯支度のような姫らしからぬ作業を全く嫌う。
それに、いくら鈴仙が留守だったとしてもウサギ達が居るのだ。
それにも関わらず輝夜がご飯を作る事など、天地がひっくり返っても有り得ない。
――と、考えて自信満々に発言したにも関わらず…

永琳?「……姫様が、どうしても自分で作るって言って聞かなかったのよ。
分かるでしょ? 姫はとても気紛れな御方だから」

鈴仙「そ、それでも今日に限ってそんな訳が――」

永琳?「うどんげ」

偽永琳は鈴仙を窘めるように、その発言をも否定する。
何時もと違うイントネーションで鈴仙を呼ぶのが、何となく気に入らなかった。

永琳?「――それじゃあダメね。 さっきの発言と程度が一緒だもの。
幾ら可能性が低い事があったとしても、限りなく低いだけであって。
その可能性を完全に否定する事なんて出来ないでしょう?
選ぶなら、もっと私がやらないような事を、真剣に考えなくっちゃ。
それこそ、漠然としたイメージでも慣習でも無く、八意永琳という人物がまず行わない事であろう事をね」

590 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/01(金) 00:01:27 ID:FE6Ud2s6
鈴仙「ぐっ…(し、真剣に考えてるんだけど……!)」

鈴仙の推理は、確かに間違ってはいなかったものの――
彼女にとっては、先ほどの指摘と同じく致命的ではなかった。

中山「――もう駄目だ、鈴仙さん。 このままでははぐらかされるだけだ!」

そして、ここまで論をこじらせてしまうと論破の芽は無い。
精神的な揺さぶりは不可能、しかし永琳の疑わしさは甚だしい。
そうした状況の中、鈴仙達が取れる最善の手は――。

鈴仙「ええ。 中山さんの言う通り。 ―――ここは、貴女を一旦倒した方が早いわ!」

永琳?「……無様ね、うどんげ。 でも、まあ良いわ。 死ぬ前にこの私の力――とくと目に焼き付けておきなさい!」

聴衆「―――――――」

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/01(金) 00:02:33 ID:FE6Ud2s6
――文字通りの、正面衝突だった。
無言の聴衆が見守る中、果たして勝負の行方は…?

先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★永琳?→戦闘力 7 + ( ! card )=★

と書き込んでください。カードの結果で分岐します。

【鈴仙】−【永琳?】
≧2→ 勝利! 永琳? が正体を現す!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、謎の力で永琳?にボコられる。
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
永琳?のマークがダイヤの時、「爆宙ハヤブサ(+3)」が発動します。
永琳?のマークがハートの時、「アマテラスディバイス(+2)」が発動します。
永琳?のマークがスペードの時、「皆既日食法(+1)」が発動します。
永琳?の数値がA〜6の時、「現世の神」が発動して鈴仙の強制勝利となります。

592 :森崎名無しさん:2013/11/01(金) 00:02:55 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペード4 )+( ハート3 )=★

593 :森崎名無しさん:2013/11/01(金) 00:03:10 ID:???
★永琳?→戦闘力 7 + ( クラブ3 )=★

594 :森崎名無しさん:2013/11/01(金) 00:06:24 ID:???
まさかメイド服マニアにYESと言わせるのが正解なのか?

595 :森崎名無しさん:2013/11/01(金) 00:07:55 ID:???
Bじゃないの?

596 :森崎名無しさん:2013/11/01(金) 00:13:21 ID:???
薬師の弟子なのにそこを間違えるということは
自分の職業を忘れてるって絶対ありえないことだし

597 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/01(金) 00:25:08 ID:???
――と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
ちなみに推理パートの正解選択肢(最適選択肢)はかなり難しかったかもしれませんが。
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
でした。

根拠としては、>>572にて、
>鈴仙は永琳について想いを馳せる。
 常に冷静で論理的であり、永遠亭の頭脳・月の頭脳とまで呼ばれるその聡明さ。
 輝夜を溺愛している反面、他者には若干引いたような節がある一方で、
 鈴仙には常に厳格。 しかし、それでも鈴仙をここまで導いてくれた恩人でもある。

と、ある部分の【輝夜を溺愛している】という点が該当部分でして、
輝夜を溺愛している永琳が、そう易々(鈴仙達を迎えに行くため)輝夜を永遠亭に置いていく事は、
他の選択肢の中では一番有り得ないだろう……という風な矛盾の突き方が、
最も有力に永琳?を追い詰められる内容として妥当ではないか、と考えておりました。
(一方、G以外の選択肢も間違いでは無いため、決して不利な判定にはなりません)

少し意地悪というか捻り過ぎたかもしれませんし、
恐らく煮詰めて考えて頂ければCや他の選択肢だって正解だろう…
と思われる事もあるかもしれません。それについては作者の構成力不足です。

>>596さんの仰る所もそうなのですが、
鈴仙は名目的には薬師の弟子であっても、実際は永琳の下で看護師や助手的な役割を
行う事も多いかと思われますので、やや苦しいですが偽永琳はそう言った切り口で
はぐらかして来るのではないかと思います。(それでも言い訳として苦しいのは確かなので正解ではあります)

かなり難しく&意地悪にしましたが、別にGやH以外を選んで頂ければその時点でほぼクリアとしましたので、
全くのペナルティはありません。100点の回答か120点の回答だったかの違い。
コース自体はクリアしたけど、ボーナスチャンスは惜しくも逃した…程度のものだと思って頂ければ幸いです。

少し長くなってしまいましたが、今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

598 :森崎名無しさん:2013/11/01(金) 00:57:57 ID:???
乙でした

輝夜の選択肢は明らかすぎて輝夜の方からそうしろと言われた、というのを予想していたが
まさか料理の方で使われるとは…こっちならさせろと言われても
実害の可能性があるから永琳なら絶対やらせないと思ったが、どうやら考えすぎたようだ

599 :森崎名無しさん:2013/11/01(金) 23:41:50 ID:???
ジ○リ最新作 てるよ姫の物語

主演 てるよ
友情出演 アモロ ブルノ ジュスト メオン ワチャラポン他多数

600 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 01:16:04 ID:???
超過保護の師匠が姫様に包丁を握らすなんて……!!とはおもった

601 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 04:16:25 ID:???
料理を作って待ってるってそれ毒見ですよね…(震え声)

602 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 18:22:22 ID:i0dwUgAk
こんにちは、昨日は何もアナウンスが無く申し訳ございません。
仕事帰りが遅かったのと、やや体調不良で寝込んでしまっておりました。
今日は少し元気になりましたし、モチベーションも高いですので更新を再開していきますが、
いつも以上に低速進行かつ終了時刻が早くなると思います。ご了承ください。

>>598,>>600
>>598さん、乙をありがとうございます。
色々考えてみると、確かに料理も当てはまりそうですね…。
選択肢をもうひとつ挟むか、Cも正解!…という風にしても良かったかもです。
(ただ、正解ボーナスが>>591での永琳?戦のカットでして、結果的に勝利に終わっている以上は
あまり関係ありませんので、このまま進ませて頂きます。 ご了承ください)
>>599
カグヤファン「映 画 化 決 定」輝夜「やめテ!?」
真面目な話、今後埋めネタ等で書いたら面白そうな題材ですねw
>>601
輝夜は多分要領は良いと思いますので、料理も作れば上手いんじゃないかと妄想してますが、
クラブAとかだったら鈴仙が輝夜作の宇宙的料理を強制味見…みたいな展開は充分に有り得ると思いますw

603 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 18:23:22 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペード4 )+( ハート3 )=13★
★永琳?→戦闘力 7 + ( クラブ3 )=★(*現世の神が発動し鈴仙の強制勝利)
≧2→ 勝利! 永琳? が正体を現す!

永琳「さあ、これはどうz…どうかしら?」

ババババババババ……!

戦闘開始直後、永琳は細菌のようにゆっくりと這い、
鈴仙の動きを制約する無数の弾幕を討ち放つ。
その弾幕の様子は、鈴仙の知る永琳の弾幕そのものであり、明らかに格上。
鈴仙は防戦を強いられるのだが―――。

バシュウン! 

鈴仙「うひゃあっ!? ……って、あら?」

対戦途中、鈴仙は永琳?の弾幕に被弾してしまった――筈なのだが、
何故か鈴仙の服には傷一つも無く、それどころか弾が当たった感触も無い。
不審に思った鈴仙がふとブラウスの被弾箇所をチラリと見ると…。

鈴仙「(……これは、木の葉?)」

――そこには、八意永琳の禍々しいまでの魔力が込められた弾では無く、
その辺の木々に生い茂るような、何の変哲もない木の葉が付着しているだけだった。
そして、鈴仙がそのカラクリに不信感を持ったとほぼ同時に、
永琳?はもはや本人とは思えぬ程の下品な笑いの仕草を見せて―――。

永琳?「ぷくく…もう限界じゃな。 どりゃあっ!」

ブウウン…! バシュウウウウン!!

604 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 18:24:25 ID:i0dwUgAk
逃げ場の無いまでの大小様々な弾幕が、永琳の中心に展開される。
しかしその全てがやはり木の葉で出来ており、その大いなる木の葉散らしの後に――。

パラ…パラパラ……

マミゾウ「ふぉっふぉっ…。 中々のお笑いじゃったぞ、月の玉兎よ」

鈴仙「あ…貴女は――マミゾウさんっ!?」

偽の夕日、偽の聴衆と同時に、偽永琳はその正体を現す。
とっくに月光の眩しい夜となっていた草原と、数えきれないまでの妖怪狸達をバックにカッカと笑う一人の少女。
その正体は、鈴仙も良く顔を知る人物であり、一度はサッカーの対戦をした事もある。
若い――ともすれば幼いとまで描写出来るような容姿とは非常に不釣り合いな、
老獪な雰囲気を漂わせているその少女は、二ツ岩マミゾウ。命蓮寺に居住する、狸妖怪の総大将であった。

マミゾウ「お主は面白いヤツじゃて」

まるで旧来の友人に話しかけるかのように馴れ馴れしく鈴仙に語りかけるマミゾウ。
その様子には恐ろしいまで敵意が無かった。

マミゾウ「口では勇敢な態度をとりながら、お主のその動き、顔、そして戦い方。
その全てには常に僅かな保身が隠せておらぬ。
勇気無き自分を奮い立たせる、もう一人の自分――。 儂には、そんな姿がとても滑稽に映ったよ」

鈴仙「………!」

長年の経験から、鈴仙という人物の本質を極めて高い精度で見透かそうとしている
そのマミゾウの恐ろしさに、鈴仙は一時戦慄するが……マミゾウの話の本題はそこではなかった。

605 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 18:25:42 ID:i0dwUgAk
マミゾウ「――ま、それはさておき。 儂の言いたい事はそんなもんではない。
……とりあえず聞いておくが。 お主は、今の人里の争いの原因は何だと思う?」

鈴仙「えっ? えっと、それは……。 度重なる天変地異とかで、人里に閉塞感が漂っているのが原因なのでは?」

鈴仙は、マミゾウからの思わぬ問いかけに対して…かつて慧音が語ってみせた内容を答える。
しかし、その答えはマミゾウにとっては望むものではなかったようで、明らかに退屈そうなそぶりを鈴仙に対して見せる。

マミゾウ「――ふむ。 どうやらお主は完全に無関係のまま、この騒動に紛れこみ…。
そして、人気を得てしまったようじゃな。 …つまらん」

鈴仙「――むっ。 別に私、面白がられる為に貴女とは会話を……!」

明白に失礼な態度を取るマミゾウ。
永琳や輝夜ならばともかく、完全なる部外者にまでこうもぞんざいな扱いは受けたくないと
鈴仙は反抗しかけるが――。

バシュウウッ!

マミゾウ「―――それならば、いっちょこの儂が。 詰まるように揉んでやろうかの!」

606 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 18:26:51 ID:i0dwUgAk
マミゾウは会話を切り上げ、本気の状態で、鈴仙に対して再び対戦を挑もうとしていた。
幻想郷の二ツ岩。実力としても妖怪の格としても圧倒的に格上な鈴仙は、果たして――?

先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ! card ) + ( ! dice/2 )=★

と書き込んでください。カードの結果で分岐します。

【鈴仙】−【マミゾウ】
≧5→完勝! 鈴仙、兎の優位性を狸に叩き込む!
≧2→ 勝利! 鈴仙、辛くも変幻自在の攻撃を制する!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 マミゾウ、ここは大妖怪としての意地を見せる!
≦5→完敗…。 鈴仙、何時の間にかマミゾウさんの手下になってる!?
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
マミゾウのマークがダイヤの時、「八百八狸囃子(+5)」が発動します。
マミゾウのマークがハートの時、「百鬼妖怪の門(+3)」が発動します。
マミゾウのマークがスペードの時、「妖怪アミキリ変化(+2)」が発動します。
マミゾウのマークがJOKER・クラブAの時、「てぃろ・ふぃなーれ」が発動し、鈴仙は強制敗北となりますが…?
マミゾウの敗北・完敗時のマークと敵マークが一致時、「元祖変わり身の術」が発動し、強制的に引き分けとなります。

607 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 18:27:24 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブ4 )+( クラブ2 )=★

608 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 18:27:42 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ハート10 )+( ハート4 )=★

609 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 18:28:48 ID:???
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブQ ) + ( 2 /2 )=★

610 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 18:43:05 ID:???
クラブのダイスとか流石とし言い様がない。
…そういえば、マミゾウも引きが酷かったな。地獄姉妹編?

611 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 19:49:31 ID:???
そんなにたぬ耳たぬ尻尾が欲しいのか

612 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 21:43:10 ID:i0dwUgAk
>>610
結構勝率高いと思ったんですが、ダイス引きばっかりですね、うどんちゃん…。
前の試合でのマミゾウさんは、必殺ワンツーがピンゾロだったりしましたが、
それ以外は実力通りorチームとして厄引きって感じと作者は思っているので、地獄姉妹編は(今のところ)ないですね。
>>611
某スレ様ではエルフ耳鈴仙とかあったの思い出しました。

★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブ4 )+( クラブ2 )=12★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブQ ) + ( 2 /2 )+(狂気の瞳-2)=18★
≦5→完敗…。 鈴仙、何時の間にかマミゾウさんの手下になってる!?

余裕綽々、傲岸不遜な様子を崩さず、しかしマミゾウの弾幕は油断が全く無かった。
犬、猫、鳥、蛙……様々な動物を象った見た目も楽しい弾幕は熾烈に鈴仙の逃げ場所を封じて行き――。

マミゾウ「(なんじゃ、この程度か。 これならスペルカードや手下を使うまでもないのう)」

鈴仙「(お――追い詰められた…!)」

鈴仙は、地面に張り付かざるを得ない状態にまで追い詰められる。
その周囲には無数の動物弾幕が獲物を狩り取るその瞬間を待つかの如く静かに揺らめいており、
彼らを指導するマミゾウは、妙な親しさを持った笑みすら無くし、興味なさげに狩りの対象――鈴仙を見据える。

鈴仙「(けれど、相手…マミゾウさんは絶対に油断をしている! だったら……!)
――この私の…狂気の瞳を忘れて貰っては困るわ!」

ギインッ!

マミゾウ「!?」

しかし、鈴仙とてこれで諦める程の弱い精神は持ち合わせていなかった。
鈴仙は相手の油断を利用して、狂気の瞳を真っ直ぐに向け、マミゾウの平衡感覚を狂わせる。
鈴仙を直視していた事が裏目に出たのか、マミゾウはよろりと空中から転がり落ちそうになり…

613 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 21:44:12 ID:i0dwUgAk
鈴仙「――よし、チャンスよ!」

統率の失われた弾幕を掻い潜り、マミゾウの喉元を狙って狂気の弾丸を撃ち込まんと飛びこむ。しかし―――。

マミゾウ「――阿呆が。 視野が狭すぎるぞ」

バシュウウン! ババババババッ!!!

鈴仙「きゃ、きゃああああああっ!?」

それはマミゾウの仕掛けた罠。倒れ込むフリをする事で、狂気の瞳の影響を最小限に留めた上で、
敢えて隙が生じたかのように弾幕の隙間を開いていた。
そう、鈴仙が好機とみなしてその隙間へと飛びこんでくれるように。

マミゾウ「これだけの弾がありながら、儂に向かって都合よく掻い潜れるだけのスペースが都合よく出来ると思うてか?
――そうとすれば、まだまだ若輩よ、お主」

決して低い威力でないマミゾウの弾幕をノーガードで食らった事により、
鈴仙はバタリと地面に大の字に倒れ込む。
マミゾウは説教じみた口調でツカツカと鈴仙に近寄って――。

マミゾウ「この一件について情報が欲しいのなら、まずは儂を倒せるまでの
運と実力を身につけてからにすることじゃな。 でなければ、付け焼刃の人気すら取れんじゃろうて。
―――ま、今日の所は……敗北の証としてこうさせて貰うぞい」

どろんっ!

鈴仙(狸耳)「う、う〜ん…どうして……? 私は最強になったんじゃなかったの…?」

悪夢にうなされる鈴仙の兎耳を狸耳にすり替え、ついでに髪の毛の色も狸耳に合うブラウンとなる。
その姿は、それはそれで素朴な愛らしさはあったものの……これでは完全にマミゾウ軍団の一員です、
といった感じであり、誇り高き月の玉兎とは滅法かけ離れた存在となってしまっていた。

614 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 21:47:07 ID:i0dwUgAk
しかし―――今日の鈴仙は、ここで終了ではなかった。

鈴仙(狸耳)「――はっ!? って、私はまだまだやれるのよ!?」

先ほど魔理沙から貰ったエクステンドアイテムが、鈴仙の気力を再び蘇らせる。(耳と髪の毛は相変わらずだけど)

マミゾウ「――おや、リベンジかの? …最近の若い者はそうでなくてはな!」

鈴仙(狸耳)「――そうして余裕ぶっていられるのも、今の内なんだからねっ!?」

中山「(大丈夫かな……)」(←タヌキと一緒に観戦中)

そうしてリベンジを図る鈴仙(狸耳)。これで負ければ、玉兎のプライド的にも彼女に未来は無い。
鈴仙は、再びマミゾウに向かっていった。

615 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 21:48:09 ID:i0dwUgAk
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ! card ) + ( ! dice/2 )=★

と書き込んでください。カードの結果で分岐します。

【鈴仙】−【マミゾウ】
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)
≧2→ 勝利! 鈴仙、マミゾウに元の姿に戻して貰える!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 マミゾウ、やっぱり大妖怪としての意地を見せる!
≦5→完敗…。 鈴仙、薄幸の狸少女として余生を過ごす!(多分うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
マミゾウのマークがダイヤの時、「八百八狸囃子(+5)」が発動します。
マミゾウのマークがハートの時、「百鬼妖怪の門(+3)」が発動します。
マミゾウのマークがスペードの時、「妖怪アミキリ変化(+2)」が発動します。
マミゾウのマークがJOKER・クラブAの時、「てぃろ・ふぃなーれ」が発動し、鈴仙は強制敗北となりますが…?
マミゾウの敗北・完敗時のマークと敵マークが一致時、「元祖変わり身の術」が発動し、強制的に引き分けとなります。

*鈴仙がエクステンドアイテムを消費しました。

616 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 21:48:36 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブQ )+( ダイヤ8 )=★

617 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 21:48:49 ID:???
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブ4 ) + ( 1 /2 )=★

618 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 22:05:07 ID:???
なぜ仲良くカード交換し合うし

619 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 22:53:49 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブQ )+( ダイヤ8 )=26★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブ4 ) + ( 1 /2 )+(狂気の瞳-2)=10★
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)

鈴仙(狸耳)「さあ、行くわよ! ……って、アレ? 私の髪が茶色いよ!?」

中山(観戦中)「つ、ついでに耳も狸になってるぞ、鈴仙さん!?」

鈴仙(狸耳)「そ、そんなバカな……(さわさわ)……ほ、ホントだ!?」

マミゾウ「プクク…そんな姿もお似合いじゃぞ?」

マミゾウとしては、一種の冗談のつもりで鈴仙にイタズラを仕込んだつもりだったが…。

鈴仙(狸耳)「マミゾウさんっ! これは……許されないわ!」

バシュウッ! バババババッ!!

マミゾウ「は……早いじゃとッ!?」

鈴仙は目にも止まらぬ速さで、大きく跳躍し…
マミゾウに向かって、先ほどのそれと同程度の密度・威力の弾幕の嵐を放つ。
それはスペルカードでも、通常弾幕でもなく――ただ、純粋に相手を攻撃するための凶器。

鈴仙(狸耳)「耳は……女の命なのよ〜!?」

マミゾウ「そ――それを言うなら『髪は女の命じゃろうて…』って、あ〜れ〜!?」

ピチューン!

その全力以上の攻撃に――流石のマミゾウも、降参せざるを得ないのだった。

620 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 22:58:12 ID:i0dwUgAk
鈴仙(兎耳)「全く……。 この耳、気に入ってるとかじゃなくて、私のアイデンティティなんですよ!」

マミゾウ「はっは…すまんのう。 儂とした事が、少々大人気なかったかもしれん」

そして、夜の草原にて鈴仙(ちゃんと兎耳に戻して貰った)とマミゾウ、中山の三者が立ちつくす。
(聴衆の化け狸達は、何時の間にかどこかへ行ってしまっていた)

マミゾウ「――さて。 今のでお主の能力については充分に認めざるを得ん、という事は分かったのじゃが…」

鈴仙「――ええっ、また何かあるんですか?」

マミゾウ「ああ、いや…。 そう言う事ではないんじゃが。 その前に確認しておこうと思ってな。
『げーむ的な都合』として、何となく今の内に言っといた方が良いとお告げがあってのぅ…」

鈴仙「は、はぁ…(師匠もだったけど、この人もメタというか良く分からない発言が好きなのかしら…?)」

マミゾウ「つまり。 お主ら、『今日は一旦帰って準備を整えるか? それとも、このまま最後まで突っ込んで行くか?』
――という事を聞きたいのじゃよ。 というのは、あまりに大敗しない限りは大丈夫とは思うが、このままの装備で行ったら、
運が悪いと多少の損失を被るかもしれん。 じゃから、お主らに考える猶予を与えたく思っての」

鈴仙「な、なるほど…。 (うーん、どうしようかしら? リスクを承知で突っ込むか、時間はかかるけどより万端な状態で
行くかを選べるのだとしたら、ここは――)」

A:いえ、このまま行きます!
B:それなら、今日は一旦帰ります!
C:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

621 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 22:58:39 ID:???
元祖変わり身の術は?

622 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:02:07 ID:i0dwUgAk
>>621
うわっとすみません、忘れてました!
>>619→>620を修正して投下し直しますので、もう少々お待ち下さい。

623 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:08:01 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブQ )+( ダイヤ8 )=26★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( クラブ4 ) + ( 1 /2 )+(狂気の瞳-2)=10★
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)

鈴仙(狸耳)「さあ、行くわよ! ……って、アレ? 私の髪が茶色いよ!?」

中山(観戦中)「つ、ついでに耳も狸になってるぞ、鈴仙さん!?」

鈴仙(狸耳)「そ、そんなバカな……(さわさわ)……ほ、ホントだ!?」

マミゾウ「プクク…そんな姿もお似合いじゃぞ?」

マミゾウとしては、一種の冗談のつもりで鈴仙にイタズラを仕込んだつもりだったが…。

鈴仙(狸耳)「マミゾウさんっ! これは……許されないわ!」

バシュウッ! バババババッ!!

マミゾウ「は……早いじゃとッ!?」

鈴仙は目にも止まらぬ速さで、大きく跳躍し…
マミゾウに向かって、先ほどのそれと同程度の密度・威力の弾幕の嵐を放つ。
それはスペルカードでも、通常弾幕でもなく――ただ、純粋に相手を攻撃するための凶器。

鈴仙(狸耳)「耳は……女の命なのよ〜!?」

マミゾウ「そ――それを言うなら『髪は女の命じゃろうて…』って、あ〜れ〜!?」

ピチューン!

中山「や、やったか!?」

624 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:11:02 ID:i0dwUgAk
そのあまりの物量に押しつぶされた形となったマミゾウの様子を見て、
中山は堪らず勝利を確信してしまい、小さく声を立てる。
しかし、二ツ岩マミゾウとて単純な油断で敗北する程脆い妖怪ではない。

鈴仙「いえ、まだよ……! 今のはきっと、フェイク!」

戦闘経験が長く、敵の殺気を感じ取るセンスに長ける鈴仙は、
まだマミゾウの殺気が消えていない事を悟っていた。
妖怪狸の長なのだ、自分とそこら辺の木の枝とをすり替えるくらいのトリックなど容易であろう。

マミゾウ「ふむ…。 最低限の戦闘センスはあるようじゃな。 じゃが、これは戦争程楽じゃないぞい!」

バシュウウン!!

マミゾウは、夜の月影より這い出でて鈴仙に再び襲いかかる。
鈴仙は、月明かりに照らされながら敵を仕留めんと再び妖力の弾を籠めた。

625 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:12:04 ID:i0dwUgAk
先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ! card ) + ( ! dice/2 )=★

と書き込んでください。カードの結果で分岐します。

【鈴仙】−【マミゾウ】
≧5→完勝! 鈴仙、マミゾウをウサギコスチュームにしてみせる!(多分無理)
≧2→ 勝利! 鈴仙、マミゾウに元の姿に戻して貰える!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 マミゾウ、やっぱり大妖怪としての意地を見せる!
≦5→完敗…。 鈴仙、薄幸の狸少女として余生を過ごす!(多分うそ)
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
マミゾウのマークがダイヤの時、「八百八狸囃子(+5)」が発動します。
マミゾウのマークがハートの時、「百鬼妖怪の門(+3)」が発動します。
マミゾウのマークがスペードの時、「妖怪アミキリ変化(+2)」が発動します。
マミゾウのマークがJOKER・クラブAの時、「てぃろ・ふぃなーれ」が発動し、鈴仙は強制敗北となりますが…?
マミゾウの敗北・完敗時のマークと敵マークが一致時、「元祖変わり身の術」が発動し、強制的に引き分けとなります。

626 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:12:36 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブ2 )+( ダイヤK )=★

627 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:13:02 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペード6 )+( JOKER )=★

628 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:13:05 ID:???
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ダイヤ2 ) + ( 6 /2 )=★

629 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:22:15 ID:???
完勝に一足りないとは運が無いな。

630 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:40:18 ID:i0dwUgAk
★鈴仙→戦闘力 6 + ( クラブ2 )+( ダイヤK )=21★
★マミゾウ→戦闘力 7 + ( ダイヤ2 ) + ( 6 /2 )+(八百八狸囃子+5)=17★
≧2→ 勝利! 鈴仙、マミゾウに元の姿に戻して貰える!

マミゾウ「(こうなると、長期戦では儂が不利じゃな)」

マミゾウは強大な力を持った大妖怪だが――最近は年のせいか、
長期の戦いになるとその集中力に支障が出るのを自覚していた。
そのため、ここは大技で攻めるしかない。そう彼女は判断し――。

マミゾウ「――さて、それではもう一度お寝んねしてもらおうかの!
行くぞ、まい・すてでぃ!!」

バシュウン! ババババババッ!!

中山「ちょ…聴衆の狸達が飛んだ!?」

マミゾウは号令一つで聴衆に化けていた狸達を規則正しく集合させ、
そこから弾幕のように鈴仙に際限無くぶつけて行く。

鈴仙「くっ……!?」

回避する事すらままならぬ猛攻。先ほどの弾幕以上の威力を持った
一撃一撃が鈴仙の上半身にぶつかり、痛みと妖力の減退を強く感じる。
もしも、この状態でマミゾウの攻撃を食らってしまえば、鈴仙は恐らく敗北してしまうだろう。

鈴仙「(守っているだけじゃあ…勝てないッ! 勝つには攻めなくちゃ!)」

631 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:41:46 ID:i0dwUgAk
ここで、鈴仙は賭けに出た。つまり、自身に残された妖力を守備では無く、
攻撃の方面へと傾けて行くのだ。こうなると、狸達の一発一発が猛獣の突進の如くに感じ、
度々意識を失いそうになるが―――。

マミゾウ「さて…! これでとどめじゃあ!!」

妖怪狸達が退いて、その間妖力を溜めていたマミゾウが鈴仙に向かって
強烈な大砲を一発、放とうと飛びかかる。

鈴仙「(よし! やっぱり妖怪狸達はここで打ち止めね! だったら――)
いっ……けええええええええええええっ!!」

バシュウウウウウウン!

鈴仙は、その攻撃に隙が生じると予測し(マミゾウが部下を巻き添えに攻撃しないであろうと予測し)、
妖力の全てを、右手の人差し指に籠めていた一発の弾丸を――打ち抜く!
香霖堂で購入した魔法の銃の力もあり、そこまで凝縮させられた鈴仙の一発は
もはや吸血鬼が無数に放つ弾幕の一発分にも相当する威力にまで達しており、
耐久力よりも回避力に自信のあったマミゾウは、この不意打ちに対して―――。

マミゾウ「(っと…。 何じゃと!? 油断していたのは、この儂――だったか!)」

バギュウウウン! ―――ドサッ。

白旗を上げざるを得ない状況へと陥るのだった。

632 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:43:31 ID:i0dwUgAk
鈴仙(兎耳)「全く……。 この耳、気に入ってるとかじゃなくて、私のアイデンティティなんですよ!」

マミゾウ「はっは…すまんのう。 儂とした事が、少々大人気なかったかもしれん」

そして、夜の草原にて鈴仙(ちゃんと兎耳に戻して貰った)とマミゾウ、中山の三者が立ちつくす。
(聴衆の化け狸達は、何時の間にかどこかへ行ってしまっていた)

マミゾウ「――さて。 今のでお主の能力については充分に認めざるを得ん、という事は分かったのじゃが…」

鈴仙「――ええっ、また何かあるんですか?」

マミゾウ「ああ、いや…。 そう言う事ではないんじゃが。 その前に確認しておこうと思ってな。
『げーむ的な都合』として、何となく今の内に言っといた方が良いとお告げがあってのぅ…」

鈴仙「は、はぁ…(師匠もだったけど、この人もメタというか良く分からない発言が好きなのかしら…?)」

マミゾウ「つまり。 お主ら、『今日は一旦帰って準備を整えるか? それとも、このまま最後まで突っ込んで行くか?』
――という事を聞きたいのじゃよ。 というのは、あまりに大敗しない限りは大丈夫とは思うが、このままの装備で行ったら、
運が悪いと多少の損失を被るかもしれん。 じゃから、お主らに考える猶予を与えたく思っての」

鈴仙「な、なるほど…。 (うーん、どうしようかしら? リスクを承知で突っ込むか、時間はかかるけどより万端な状態で
行くかを選べるのだとしたら、ここは――)」

A:いえ、このまま行きます!
B:それなら、今日は一旦帰ります!
C:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

633 :森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:48:07 ID:agsvuH7c


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