キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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キャプテン森崎外伝スレ12

1 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 02:18:35 ID:???
キャプテン森崎に関連したサイドストーリー、番外編用のスレです。
進行は小説形式でも参加型でもなんでもアリです。
コテをつけるかは自己判断ですがわかりやすく工夫したほうがいいかもしれません。(名前欄にタイトルなど)
前の人の作品が完結してから次の人は書き始めましょう。好評な作品は独立するのもありです。
ただあまりに過度にキャラを変えてしまうと本編に支障をきたすおそれもあるので程々に。
 
自信がない人もどんどん挑戦しましょう!

923 :森崎名無しさん:2016/11/03(木) 12:46:31 ID:???
この板のせいか
巫女=サッカーが上手い生き物
って認識が出来上がりつつある

924 :ヒモ伝説・森崎 ◆jlIYnfb0l6 :2016/11/04(金) 17:01:46 ID:???
E.巫女さんいないの?

森崎(そうだ。ここへはサッカーor金づるの女を探しに来たんだったな)

森崎「神社ってくらいだから、巫女さんはいないのか?」

神主「ふぉっふぉっふぉ、よいところに目を付けたのお」

神主「ちゃんとおるぞい。南葛中学に通う、わしの娘が」

森崎「おおっ!そうなのか」(南葛中にいるなら好都合だな」

神主「わしの娘は…」

神主の娘! Card

JOKER 空を飛ぶ程度の巫女
ダイヤ 大自然のお仕置き
ハート  強気で意地悪なセーラー戦士
スペード 熊手村の巫女さん
クラブ 妖怪田ブタ子(巫女コス)
クラブA こっちむいて!みい子

925 :森崎名無しさん:2016/11/04(金) 17:32:17 ID:???
神主の娘!Card

926 :森崎名無しさん:2016/11/04(金) 17:33:26 ID:???
神主の娘 JOKER

927 :森崎名無しさん:2016/11/04(金) 18:52:47 ID:???
えっ
えっ?
ええっ?

928 :森崎名無しさん:2016/11/05(土) 03:45:08 ID:???
神主の本名を特定しました

929 :森崎名無しさん:2016/11/12(土) 00:12:07 ID:???
この神主にはたっぷり酒を贈った方が良いな。

富士の樹海を散策したら巫女の親友や、その親友の親友が
1人暮らししてたりして。

930 :森崎名無しさん:2017/06/25(日) 04:17:56 ID:???
コミュ障の森崎が交渉スキルに全振りして転生した結果

女性の胸に触ることで、貰った母乳から能力経験値を得た森崎が無双して行く話

森崎が転生したらスライムだった件
森崎がありふれた能力で世界最強
森崎:ゼロから始めるサッカー生活
盾の森崎の成り上がり
森崎が庶民サンプルとしてお嬢様学校に拉致られた件

どれが面白いかな?

931 :森崎名無しさん:2017/06/25(日) 04:45:10 ID:???
>>930
オーバー森崎
謙虚、堅実をモットーに森崎しております!
森崎ですが、なにか?
ヤンデレ系乙女ゲーの世界に森崎してしまったようです

これはダメっすかね?

その中なら「コミュ障の森崎が交渉スキルに全振りして転生した結果」かなぁ?
政治ゲーになりそうだけど

932 :日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:22:45 ID:F+3IlQoY
1983年8月、日本のサッカー少年岬太郎はフランスは花の都、パリの地を踏みしめた。
多感なる12歳の少年が彼の地で出会ったはサッカーと、

こずえ「アタリは世界一のゲーム会社よ!これまでも、そしてこれからも!」

真美「アタリなんてだっさいよね→」

亜美「コレコの方がおもしろいよね→」

天ケ瀬「てめえ、何考えてやがる!男ならどうしてセガで遊ばねえ!ふざけやがって!」

シャルポワ「これからのゲームは日本が中心になりマス、
      世界史的な快挙デスヨ!白人が黄色人種の作り出す文化に大勢のめりこむのデスカラ!」
ゲームと、

マルシェ「ようこそフランス共産党党本部へ、若き日本の自由の闘士がここに来てくれた事を光栄に思う」

シャラーナ「僕の使命はサッカーから共産主義が成立する事を証明する事だ」

オガルコフ「軍に貧乏くじを引かせおって……若僧の思い付きで意のままにソ連を動かせると思うなゴルバチョフ」

赤旗と、

あずみ「10まい…20まい…30まい……これだけあれば1時間はゲーセンでプレイできるわぬふふふふ」

あずみ「(こうなりゃとことんやるまでよ!あたしを怒らせた事を後悔させてやるわ!)」

あずみ「岬くんの未来はあたしが買う。足りない分はあたしの未来で支払うわ」

あずみちゃんだった!

933 :日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:25:51 ID:F+3IlQoY
聖薇「駄目です!こ、こんな賭け試合を認める訳にはいきません!」

千早「だっ、誰がバキュラよーーーーーーーーーっ!」

スコット「ゲームなんかやめちまえ!結局俺みたいに全てを失うだけなんだっ!」

トラミエル「これからはパソコンの時代だ。ゲーム専用機は過渡期の徒花にすぎん」

優「ゲームは暇つぶしなんかじゃない、ゲームはみんなが抱く夢と希望の象徴……
  僕はキャンバスでそれを描いてみたい」

パジトノフ「エイリアンを撃ち殺したり、コンマ1秒足らずの時間差に血眼になるのだけがゲームではない。
      それが分かってもらえるだけでも、このゲームが世に出る価値はあるでしょう」

ポブルセン「(テメエらにはわからないだろうな。
       ずっと他人を信用できない、そんな仕打ちを与えられる国に生きる人間の性根なんてのは)」

バン「俺は必ず復活する!そして今度こそ兄ちゃんと一緒に東ドイツで勝ってやる!」

メッツァ「こんなに一面にヒマワリ畑が広がってるんだ……たまには寝そべってボーっと眺めてても罰はないんじゃないか?」

アルシオン「星はどこまで追っても届かないからこそ価値がある。俺は星を目指さない、星になる」

バリン「ミサキ。君以外に日本サッカーの中核たりえないと、私は確信していますよ」

934 :日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:29:16 ID:F+3IlQoY
ナポレオン「(足りねええええええええっ!何も、かもっ!)」

ピエール「(これは一時の苦難……する事は変わらない。ただ蓄積と工夫あるのみ、それだけだ)」

アントワネット「(もう寄るべきものも、目指すものも、信じるものさえも……)」

ドルミー「(見てくれ親父、俺はサハラの男だ!俺がいる限りサハラアラブ民主共和国は滅びぬ!)」

天沢「(まだだ、これでは雫に顔向けできない!)」

伊集院「むかつく連中だ……踏みつぶしても踏みつぶしても這い上がってくる」

ウダイ「プレーを怠け、祖国を裏切った売国奴は、しかるべき罰を受ける」

ドスタム「アフガン航空戦士の真の実力を見よ!」

クライフォート「潮流を変えるとは畢竟、全てを賭けて挑む事だ。その時が来た」

チェルノブ「行け!チェルノブ!我が前に敵はなし!」

シュナイダー「統一ドイツの未来にかけて、この勝利渡さん!」




          岬「(僕は……僕は岬太郎だ!)」





935 :日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:31:41 ID:F+3IlQoY
全てはパリから始まった。
サッカーから見える人間の物語が、ここに語られる。


日はパリより−岬太郎葛藤録(仮)
10月14日公開予定

936 :日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:37:38 ID:F+3IlQoY
かつてきれぼしサッカー作者として森崎板の末席で投稿していた者です。
以前にチャット等でひっそりと語っておりました、
岬太郎主人公の外伝の話の筋がようやく見えてきましたので
穴だらけの大風呂敷を全開に広げてみました。

なお遅筆ぶりは相変わらずであり、早くても
週1日投稿できるかというところですので、どうかご容赦願います。

937 :森崎名無しさん:2017/10/10(火) 23:23:46 ID:???
期待

938 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:45:16 ID:pD/LglpY



              日はパリより(仮)


              第1章 パリ留学編
              第1話『ヴォルテール通りの富士山』





939 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:47:46 ID:pD/LglpY
さんさんと光照らす午後8時、たしか1983年の8月18日だったか、
僕と父さんはパリのマゼンタ通りにて渋滞につかまってしまっていた。
周りには日本では滅多に見かけられなかったルノー、プジョー、シトロエンが見飽きる程大勢ひしめいている。

運転手「いやーすみませんねえ。わざわざ地球の裏側から来てくだすったのに、
    さっきからルノーのケツばっかり見させられちゃって」
一郎「いえいえ、私達外国人にとっては目にするもの耳にするもの全てが新鮮な驚きですよ」

父は運転手と四方山話をしているが、僕は話に加わるのはおろか、
もはやパリの街並みを眺める気力も無くなり、ぼんやりと窓の外へ顔を向けるばかりだった。
今まで日本中を転校してきたときはこんな事などなかったが、成田からシャルル(※)までアンカレッジ休憩含めて20時間、
人生初の飛行機や外国語や大空の遠景に興奮しすぎて、すっかり気力を使い切ってしまった。しかも悪い事に、

運転手「しかしお客さんも運が悪いですねえ、ちょうど地下鉄がストやってるときに来るなんて」

これである。後で分かった事だが、パリではストライキが本当に本当に本当に、飽きもせず発生する街である。
フランス自体がストライキの多い国らしいが、僕達は来訪初日にてフランス現代文化の一端を体験し、
その代価としてタクシーに乗らざるを得なくなり、おまけとして渋滞まで頂戴されるはめになってしまった。


(※):シャルル・ド・ゴール国際空港


940 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:50:08 ID:pD/LglpY
僕は丘に立っていた。
いつの間にか郊外に移動していたのか。どこか知らぬ小高い丘の上に僕はいて、
暗くなった夜空の向こうにパリの街の光が煌々と輝いていた。
僕の傍に父さんはおろか人っ子1人もいない、ただ1人だけでパリを眺めている。

何の気もなく突如として、3つの太陽がパリから湧き上がってきた。
水滴の着地を逆再生したようだというのが直観である。不思議な事に
3つも火の玉が上がっても空は少しも明るくならず、ぼんやりと暗い空のままだった。

3つの太陽はどれも同じ大きさではない。1つは握り拳ほどもある大きさだが、
もう2つは普段見る太陽より少なくとも1周りは小さい。そのうちの1つの小さい太陽が
不意に大きな太陽の周りに沿って回り始め、大きな太陽はお供を連れて東の空へと飛び去ってしまった。

2つの太陽が地平線の彼方へ消え去った途端。夜空は急に明るくなり、瞬きする間によく晴れた青空へと変わっていた。
残った太陽はいつの間にか真上で光っていたかと思うと、
パサリと音を立て小石が落ちるように呆気なく足元の草むらに転がっていた。

腰をかがめ、手を伸ばして取ろうとすると、地面が揺れはじめた。

(逃げるな!)

倒れるように太陽へと飛び込む。熱い!胸に!胸に!

太陽は何の違和感もなく体に溶け、ガーッと全身を熱で叩きはじめた。
全身を突き刺すような圧で身動き一つもでき



一郎「太郎!」
岬「……んう」

父さんが肩をゆすっている。周りには荷物と天井とリクライニングシートが見える。

941 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:51:46 ID:pD/LglpY
一郎「相当疲れていたみたいだな。珍しくいくら呼んでも起きなかった」
岬「……うう、ん」

どうやら僕は寝ていたようだ。先程のあの脈絡ない出来事は夢だったらしい。

岬「……ここは?」
一郎「ちょうどルーブル美術館を通り過ぎるところだ。これからセーヌ川を渡る」

目覚めたばかりでまだ感覚も鈍い。著名な美術館を見逃した事より、間抜けな顔して
潰れていた事が頭に残り、気恥ずかしかった。

岬「もう着くの?」
一郎「いや、ただもう渋滞は抜けた。あと十数分ぐらいで新しい家に着く。どうだ太郎、パリの街は」

興奮気味に息子へ語りかける父さんだ。芸術の都に足を入れて画家の血が騒いでいるのかもしれないが、とにかく僕は眠い。
適当に返事して話を切り上げよう。そう思ったのだが。

岬「……日本とは大違いだよ。全く違う」
一郎「そうだな……いや、そうでもないな。見ろ太郎、富士山だ」
岬「富士山?」

思わぬ単語に興味がわき指さす方向へ頭を向ける。外には赤いネオンサインでこう書かれていた。



ATARI FRANCE Inc





942 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:53:54 ID:pD/LglpY
岬「(アタリ?日本語かな?それにあのマーク)」

社名とおぼしきATARIの単語の上に輝く富士山。縦線の上端目指して接しようとする双曲線が
稜線を描く富士山が、欧州ど真ん中のパリの街中で鮮烈に輝いていた。

岬「運転手さん、ここはどこ!?」

慌てて運転手に今の場所を問いかけた。今聞かなければ二度と行けないような気がする。
そんな気が何故かガッと自分に襲いかかり、不安さえ感じていた。
もっとも運転手は僕らのやり取りを聞いてなかったのか、ヴォルテール通りだと一言告げただけで、後は何の情報も語らなかった。

岬「ヴォルテール通り……」

僕は口につぶやいた後、上体を起こして周りの風景を凝視し、記憶に少しでも留めようとした。
あのアタリマークが強烈に脳に焼き付いていた。
どうにかしてもう一度、あそこへ行かなければならないような気がした。

僕とアタリとの出会いはこうして始まった。

943 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 22:00:51 ID:pD/LglpY

と、いう訳で第1話は終わります。
サッカーのさの字も出てきませんが今は序章、
今しばらくお待ちください。

944 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 11:03:21 ID:GTlyY+dY
第2話『パリ日本人学校』



パリ到着から2日後、新居の片づけを終えた後に僕は1人で日本人学校に向かっていた。
いつものように僕1人で入学手続きを済ませるためである。
堂々とした大通りや整然とした路地を幾度も通り抜け、グルーズ通り24番地のパリ日本人学校へたどり着いた。


Institut Culturel Franco-Japonais  仏日文化学院


厳めしいラテン文字と漢字の金文字が正門であろう、
扉の上のアーチに輝いている。
日の丸とトリコロールが掲げられたアーチをくぐり、雑草に覆われた中庭を横目に通り過ぎて、学校のドアを開けた。

945 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 11:05:19 ID:GTlyY+dY
教員「気を付けて、この学校は昼でも暗いから」

手続きを全て済ませた後、学校の先生に連れられて学校内の案内を受ける。
先生が言った通り、確かに校内は暗い。
今は午前10時、パリの空は快晴で青空が広がっているはずなのだが、
校舎の三方をアパルトマンに囲まれているため、まるで曇り空の下のように暗い。
窓のない箇所のところどころ廊下に電灯が灯っているところさえある。
空気がじめじめとし始めたような気がする中、知ってか知らずか先生の次の言葉が追い打ちとなった。

教員「学校内では静かにするように、大声で騒いだり、廊下で走ったり。でないとひどい目にあいますから」
岬「ひどい目、ですか」
教員「そう。近所の方から裁判起こされます」
岬「えっ」

まるでさりげなく先生の口から裁判などと物騒な言葉が飛び出て、僕はドキリとした。

教員「既に1回訴えられましてね、子供の声がうるさいって。
あの時はひどかったですよ。先生達も証人に立ったりして授業もままなりませんでした」
岬「えええ……」

何十回も転校して初めて聞いた裁判という単語に呆然としかけたが、嫌な予感が噴出し始めて先生に質問をした。

岬「あの、すると、この学校では部活動はできないのですか?校庭はこの学校に無いようですし…」
教師「校庭ならこの学校にもありますよ。岬君も校舎に入る前に通ったはずです」
岬「入る前…あっ」

あの中庭か。そう口に出そうになった。そう思う程今まで見てきた日本の学校の校舎とこの学校のそれは違いすぎる。

946 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 11:08:03 ID:GTlyY+dY
校庭というものはあんな風に膝下まで草は伸びていない。
それに周りが建物で囲まれているため暗いだけでなく圧迫感があり、
こんなところで走り回ると息が詰まりそうな気がする。
それだけなら慣れればいいだけだろうが、ひたすら狭いというのはどうしようもないだろう。
25メートルプールを2周り小さくしたぐらいのスペースしかない空間が校庭とは。
先生に言われてもう1度窓の外を見たが、やはりあれが校庭には見えなかった。

いきなり学校生活に暗雲が立ち込めたが先生には意も介さず、追撃の一言を浴びせる。
教師「だからここでは体育の授業はできません。
   学校のバスでブローニュの森のシュッセ運動場まで移動しないといけないのです」

げっ、とつぶやきを喉の奥で抑える。この学校からブローニュの森までどう見ても1キロは離れている。
運動場までなら倍はかかるだろう。パリでは広場でのサッカーは望めないかもしれない。

岬「(まあ、いい)」

学校のサッカー状況は悲惨だったが、僕はすぐに思い直した。
どうせサッカーは足とボールさえあればできるスポーツだ。もう少しパリになれたら
パリ中の中学校をわたって挑戦して行ってもいい。

947 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 11:09:49 ID:GTlyY+dY
岬「(あとは休みの間どれだけクラスメイトとの間に友好関係を持てるかだな。
   こういう休みの打ち解けた日だと仲間の輪に入りやすいから)」

僕は今後の算段について思いをめぐらせはじめる。そのための日時がどれだけあるかについてだが…

先着で
★フランスでの残り夏休み ! card★

と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。
なお、このスレでは行動フェイズの基本単位は1週間としています。
詳細は後日説明いたします。

JOKER:教師「ぶっちゃけ今も裁判中だから今年中無理♪」岬「(大丈夫かここ……)」
ダイヤ絵柄:岬「(教室に空きがないから通えるのは 1 週間後か)」
ダイヤ:岬「(教室に空きがないから10月1日まで通えないか)」
それ以外:岬「(まあ、普通に9月1日からか。残りの引っ越し準備もあるし、
        自由な日は1週間ぐらいかな)」

948 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 11:15:34 ID:???
★フランスでの残り夏休み  ダイヤ10

949 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 11:41:50 ID:GTlyY+dY
★フランスでの残り夏休み  ダイヤ10 ★
岬「(教室に空きがないから10月1日まで通えないか)」
――――――――――――――――――――――――――――――――

岬「(誰か転校するまで入学できないなんて面倒だなあ。まあその間自由だからいいけど)」

校内の各教室の案内を聞きながら、ぼんやりとそんな事を思っている。
そうしているうちに案内も終わり、引率の先生も職員室へ戻ろうとしている。


A ブローニュの森へ行ってみる
B サッカー部について聞いてみる(分岐有り)
C 自宅に戻る(財布を所持した後、再び移動先選択可能)
D ヴォルテール通りに向かう
E 学校内を1人で散策する(分岐有り)
F その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

950 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 11:58:50 ID:WNDEX3SY
B

951 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 12:15:32 ID:k335LHwM
B

952 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 12:35:34 ID:GTlyY+dY
B サッカー部について聞いてみる(分岐有り)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

岬「(せっかくだからサッカー部について尋ねてみよう。
ただ先生も忙しそうだし、あんまり長くは聞けないな。何を聞こうか)」


A 岬「サッカー部はどこで活動していますか」
B 岬「サッカーが上手いっていう人はいますか」
C 岬「サッカー部の人数はどれぐらいいますか」
D その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、この回答のみどの選択肢にも分岐があります。

953 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 12:37:00 ID:k335LHwM
A

954 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 12:39:54 ID:QrrNcBY6
A

955 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 13:15:10 ID:GTlyY+dY
A 岬「サッカー部はどこで活動していますか」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

岬「(普段どんな所で練習なり試合なりしているか、今のうちに少しでも把握した方がいい)」

問いかけに対し、私は顧問ではないからねと前置きをした後、先生は教えてくれた。


先着で
★サッカー部の居場所 ! card★

と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

???「おーう新入りか?来いよ」サッカー部のキャプテンらしき人が現れた!
ダイヤ:教員「シュッセ運動場にいますよ。いつもその場所でサッカーをしている筈です」
ハート:教員「学校近くの路地でサッカーをしている筈です。日によって違うらしいですが」
スペード:教員「シュッセ運動場だったり路地裏だったりフランス人中学校の校庭だったり、特に決まっていませんね」
クラブ:教員「うーん、やっぱりよく分かりませんねえ」
クラブA:教員「あまりプレーをしてる姿を見ませんね。キャプテンらしき生徒はゲームセンターにいました」

956 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 13:19:17 ID:???
★サッカー部の居場所  クラブQ

957 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 13:52:25 ID:GTlyY+dY
★サッカー部の居場所  クラブQ ★
クラブ:教員「うーん、やっぱりよく分かりませんねえ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
すみませんと、僕に謝った後、先生は去ってしまった。

はてどうする。このままシュッセ運動場なり近くの路地に向かって
サッカー部の人達を探し回るのがいいか。歩いても見つかるかどうか分からない。

それなら校内を散策してみるか。夏休み中とはいえ、部活や友達との遊びとかで、
結構多くのクラスメイト達が学校にいるはずなのだ。
それに9月になれば夏休みが終わり、部活動以外ではしばらく
交流できなくなるから、今何かしらアクションを起こした方が良いかもしれない。
ただサッカー部とは違い僕の将来の行動に関係する人に出会えるとは限らず、
無駄足に終わるかもしれない。

いっそ一旦家に戻ってから行動するのはどうだろうか。
昼食をとった後財布も持っていけば体力も行動範囲もよい状態で行けるだろう。
……さて、どうするか。


A ブローニュの森のシュッセ運動場へ行く
B このあたりの路地裏を探し回る
C 学校内を散策する
D 一旦家に戻る
E その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

958 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 13:53:49 ID:GTlyY+dY
……といったところで第2話『パリ日本人学校』は終わります。
時間に余裕ができましたら夜に第3話を投稿するかもしれません。

なお、今回文章の視点を岬視点で記していますが、まだ実験中といったところで、
次スレ以降は第3者視点での描写で記述するかもしれません。
なにとぞご了承ください。

959 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 17:06:38 ID:QrrNcBY6
A

960 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 17:15:12 ID:RgLu+TcA
A

961 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 19:57:38 ID:GTlyY+dY
           第3話 『ブローニュの森』



A ブローニュの森のシュッセ運動場へ行く
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
グルーズ通りからジョルジュ・マンデル大通りに戻って西に歩を進め、
アンリ・マルタン大通りに入り、環状線を通り過ぎてミュエット・ア・ヌイイ道路にたどり着く。

岬「ふーう」

一息つくために僕は歩道脇の草むらに腰を下ろす。学校から歩いて20分。ようやくにしてブローニュの森の入り口に入った。
あたりは樹木に覆われている。とても数分前までパリにいたとは思えない。日本でいえば新宿御苑みたいなところなのだろう。
聞くところによれば庭園・博物館・遊園地から果ては競馬場まで
様々な施設も備わっているという事で、たとえ会えなくても色々と楽しめるかもしれない。
それ程の所であるからパリから沢山の人が来るらしく、森行きの道路は大混雑であり、
先が見えないぐらい車が連なっている。これではせっかくの景色が台無しだ。
仕方ないと僕は気分を切り替え、立ち上がって尻についた草を払い落とし、さらに奥に向かって歩き出した。

先着で
★ブローニュの森お散歩中 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。
なお、各ダイヤ・ハート・スペードの絵柄以下の場合は空腹ペナ(−1)が発生します。

JORER:縦ロールの美少女が使用人を翻弄しながらドリブルしているぞ!
ダイヤ:僕より少し年上の日本人少年達がサッカーをしている
ハート:僕と同じぐらいの年の日本人少年達がサッカーをしている
スペード:僕より少し上の日本人少年が1人ボールを蹴っている
クラブ:全然見つからなかった……

962 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 20:00:15 ID:???
★ブローニュの森お散歩中  スペード10

963 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 21:21:34 ID:GTlyY+dY
★ブローニュの森お散歩中  スペード10 ★僕より少し上の日本人少年が1人ボールを蹴っている
(絵柄以下により空腹ペナ発生)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「よ、ようやく着いた…」
ただでさえ広い敷地に読めないフランス語、こっちでもないそっちでもないと
歩き続けること1時間弱、ようやくシュッセ運動場へたどり着いた。

ようやく着いた。そう思った途端僕のお腹がグウと鳴く。考えてみればもう学校をたってから軽く1時間は立っている。
その前はまた1時間かけて学校の説明は受けていたのだから、とっくにお昼の時間となってしまっているのだ。

だが何が幸いするかわからない。

岬「あれは」

12時を過ぎ周りのフランス人が売店や料理店に向かっていって、運動場は数えられる程度にまで人の姿が消えている。
その中で明らかにフランス人ではない、髪の色こそ濃い茶髪だが、皮膚の色や顔つきから見て、
日本人と思われる少年を見つけた。背格好からして僕よりも年上だろう。

岬「(あれが学校のサッカー部員だろうか)はじめまして、先輩」
???「ん」

三日月のように浮き上がる一筋の前髪を風になびかせる相手は、転がしていたボールを足で止め、
怪訝な顔を浮かべた。が、すぐに不敵な笑顔を浮かべる。

???「なんで俺が……いや、パリへようこそ、新入生」

ええと驚いたような声をそっと上げ、未来の先輩に尋ねてみる。

岬「よく僕が日本人学校の生徒だって分かりましたね」
???「当たり前だ。こんなパリの端っこに日本人の子供が1人で観光に来るか」

964 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 21:24:43 ID:GTlyY+dY
岬「なるほど、確かにその通りですね。こんにちは、僕は岬太郎と言います」
天ケ瀬「俺は天ケ瀬冬馬、日本人学校のサッカー部キャプテンだ。
    新入生がここまで来たって事は、お前サッカー部入部希望者か」
岬「はい。引っ越しや入学の手続きも大体終わったので、早くサッカーがしたくなって」
天ケ瀬「ふうん……」

天ケ瀬というサッカー部キャプテンはニヤリ笑いを浮かべた後サッカーボールを蹴りだし
僕に向かって走りはじめた。

天ケ瀬「さあかかって来い!キャプテンの俺様がお前の力を見てやろう!」
岬「(このスピードと足さばきからして、それ程強いわけじゃない。強ければそれだけで一種の信頼が生まれる。
   ただここで僕が圧倒し過ぎると天ケ瀬さん、そしてここにはいない先輩達の顔を潰すかもしれない。
   負けるとは言わないまでもほどほどに勝つぐらいにしとくのがいいか、どうか)」

天ケ瀬のドリブル値:14
岬のタックル値:18=19−1(空腹ペナ)
(手加減補正−5)


A 手加減する
B 手加減しない

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

965 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 21:27:32 ID:???
A

966 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 21:28:36 ID:0cxuBsd2
A

967 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 21:43:21 ID:Sc1jlD16
A

968 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 22:14:44 ID:GTlyY+dY
A 手加減する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(よし、ちょっと「合わせて」みるか。この位ならそうひどくはならない)先輩、行きます!」


★天ケ瀬 ドリブル 14(! card) +(! dice +! dice)=★
★岬 タックル 19(! card) +(! dice +! dice)−(空腹ペナ(−1))−(手加減(−5))=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。なお、
反則発生時に手加減が発覚します。今回はイベント戦のため怪我は発生しません。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧5→先輩の貫録を岬に見せつける!
0<X≧4→天ケ瀬の方が上手いように見せかける
−5<X≦0→岬の方が若干上手いように見せかける
≦−5→岬、完勝!

【補足・補正・備考】
天ケ瀬:ダイヤで「強引なドリブル(+2、吹飛係数4)」

969 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 22:15:44 ID:???
★天ケ瀬 ドリブル 14( ダイヤ7 ) +( 4 + 3 )=★

970 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 22:16:13 ID:???
★岬 タックル 19( スペード5 ) +( 2 + 6 )−(空腹ペナ(−1))−(手加減(−5))=★

971 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 22:37:16 ID:GTlyY+dY
★天ケ瀬 ドリブル 14( ダイヤ7 ) +( 4 + 3 )+(強引なドリブル+2)=23★
★岬 タックル 19( スペード5 ) +( 2 + 6 )+(空腹ペナ(−1))+(手加減(−5))=21★
X=2、→天ケ瀬の方が上手いように見せかける
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
天ケ瀬「うおおおおっ!」
岬「(へえ、思ったより勢いがあるな。じゃあ勢いに押し負けた形で)うおお…うわあっ!」

ズベタンッ!

猛烈な勢いで突っ込む天ケ瀬に対し果敢にスライディングを仕掛けるも、
勢いに押し負け尻もちをついた。そういった絵をシュッセ運動場で描いてみせた。
天ケ瀬は特に気付いた様子もなく得意げに僕に語りかける。

天ケ瀬「ほーうなかなかやるな、俺のドリブルをまともに受けて吹っ飛ばなかった後輩は初めてだ」
岬「そうですか?そんな風に言われると一生懸命(力加減を)頑張ったかいがあります」
天ケ瀬「おうそうだ、いい線してるぞ。ほらよ」

立ち上がった頃を見計らって、天ケ瀬がボールを僕の足元に蹴り渡す。

天ケ瀬「俺だけが攻めるってのも不公平だ、今度はお前がかかって来い」
岬「え、いいんですか?」
天ケ瀬「ああ、守備だって手を抜いてるわけじゃない、遠慮するな」
岬「(ふーん、思ったより強いのかもしれない。今度は本気で行こうかな?)」

A 手加減する
B 手加減しない

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

972 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 22:39:17 ID:Sc1jlD16
B得意分野はしなくて良いでしょう。

973 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/22(日) 22:40:12 ID:GTlyY+dY
岬また手加減するかどうか考えているところで、今日はここまでにします。
なお、上の計算式についてですが、一部符号がおかしなことになっていたので
−から+に訂正いたしました。結果は全く変わっておりません。失礼しました。

974 :森崎名無しさん:2017/10/22(日) 22:58:20 ID:isUqBYxs
B

975 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/23(月) 21:29:41 ID:l5zC5BpQ
今日は後述する理由により、例外的に2レスだけ続きを投稿いたします。


B 手加減しない
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(「穴」を見せるのはこれで十分だ)」

昔本で読んだことがある。戦の時、劣勢の敵を倒すときは包囲してはいけない。
逃げ場がなくなると敵は死力を尽くして抗戦するから、穴を1つ用意する。
そうすると「いざとなれば逃げられる」と敵は考え、自然と逃げ腰になると。

人間関係も似たことが言える。あまりに圧倒しようとすると相手は脅威に思い、
敵対心や嫉妬心を生み出すもととなりかねない。

岬「(だからさっきは手加減した。今度は全力を見せつけて、警戒されぬように相手を圧倒する!)行きます!」


★岬 ドリブル 21(! card) +(! dice +! dice)+(空腹ペナ(−1))=★
★天ケ瀬 タックル 14(! card) +(! dice +! dice)=★

と書き込んで下さい。!とcardの間を埋めると数値化し、カードやダイスの結果で分岐します。
なお、今回はイベント戦のため怪我は発生しません。

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」

976 :森崎名無しさん:2017/10/23(月) 21:30:32 ID:???
★岬 ドリブル 21( ダイヤJ ) +( 4 + 1 )+(空腹ペナ(−1))=★

977 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/23(月) 21:31:02 ID:l5zC5BpQ
申し訳ありませんが、土日に用事が入って今週分の投稿は出来そうにありません。
ですので少々早いですが、このスレの本タイトルと副タイトルを募集いたします。

私案としてはすでに上げた
【】日はパリより【】
がありますが、他にも
【】AAA物語【】(AAA=AtariとAkahataとAzumi)
【】僕は岬太郎【】
を考えています。

皆様の方でこれ以上に良いタイトル案がありましたら、
どちらか片方だけでも応募していただければありがたいです。

これはというものがありましたら次スレのタイトルといたします。

それでは本日はこれで失礼いたします。

978 :森崎名無しさん:2017/10/23(月) 21:37:07 ID:???
★天ケ瀬 タックル 14( ハートK ) +( 4 + 3 )=★

979 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 01:01:20 ID:???
乙です。新スレ期待してます。
【Prologue】日はパリより【de Boulogne】
【Misaki】日はパリより【2600】
【赤と8ビットの】日はパリより【物語《ロマン》】

メインタイトルですけど、直球に『キャプテン岬』とかでも良いかなと思いました。

980 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 13:47:48 ID:vt4jg3hk
これより投稿を開始いたします。

>>979
乙およびタイトル案の御提案ありがとうございます。
メインタイトル『キャプテン岬』はどうかという意見について、またも
色々と考えておりました。


キャプ森本編・外伝含め、一番人物描写が難しい人物を挙げろと
言われれば、私は何の迷いもなく岬太郎を挙げます。
50以上も作られた外伝の中で岬が主人公となっているのが、2017年11月3日現在に
至ってもCLSただ1つというのが、これ以上ない根拠となるのではないでしょうか。

彼の描写を難しくしているのは、彼は表立って覇権を得ようとする人間ではない。
さりとてただお人よしという訳ではなく彼の中にも熱い野心があり、その実現のため、
演技力や知力等を駆使して間接的に周りの人へ影響を与える事で達成しようと
目論む少年として、本編で描かれています。

また原作でも、日本中を流れ歩く根無し草として11〜12年ほど生きてきたためか、
単に優しいというだけでなく、もの悲しさやある種の達観がにじみ浮かんでくる
少年として描写されています。

981 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 13:49:11 ID:vt4jg3hk
スレを作る前にも色々考えましたが、やはり岬はキャプテンの横で黒幕もとい参謀として、
チーム全体の底上げをしながら自分の利益を得ていくようにした方が、
少なくともそれらしく書きあがるのではないかと考えるようになっていました。
しかし、979さんのコメントを読んで、ある1つの疑問が浮かびました。

『本当にそれでいいのか?』

そうだ、こうした策士的、それでいて聖人君子然とした立場を崩す事なく、
自らの行いに確信を抱きながら夢に向かって進んでいく人物に「核」がない訳が無い。
その「核」に触れる事ができれば自分の人生にもプラスとなるだろうし、
何よりそうした人物を描写できればいい景色がみられる気がする。

岬が持っているであろう「核」を少しでも具体化・昇華させていく事で、
自らの理想をキャプテンとして表現することもできるだろう。
キャプテンとしての岬太郎を描写する事で、彼の魅力に気付けるのではないかと思い直し、
現在再考しております。

長くなりましたが、彼の物語を少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

982 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 13:51:08 ID:vt4jg3hk
★岬 ドリブル 21( ダイヤJ ) +( 4 + 1 )+(空腹ペナ(−1))+(やや華麗なドリブル+2)=27★
★天ケ瀬 タックル 14( ハートK ) +( 4 + 3 )=21★
≧2→岬、真の実力を見せつける
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
猪突猛進という言葉を体現しようとしているかごとき勢いで、僕に迫ってくる。
勢いをぶつけさえすればいいという、開けっぴろげな挑み方に僕は関心の念さえ抱いていた。

天ケ瀬「(よしこれでボールをとらえられる!)」
岬「(ただ抜くだけじゃ面白くないな、ちょっと「工夫」してみますか。
ここで巧者のイメージを植え付けておけば、後々有利になるだろうし)」

すぐに算段を固め、向かってくる天ケ瀬に挑戦する。

ズサアアアッ!

滑りこむ勢いにまかせ、ボールを叩き出そうと脚を伸ばした
ボールがつま先に触れんとする。

天ケ瀬「(よし、触れ……)」
岬「(ここで……)」

…スイッ。
トンッ。

天ケ瀬「(!?ボールが…跳ねた!)」
岬「(よし、上手い具合につま先に当たった)」

ほんの少し自分の足の角度とパワー、回転を与え、天ケ瀬のつま先に触れたボールを
こちらに弾き飛ばさせる。

983 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 13:55:31 ID:vt4jg3hk
岬「(あとはこのボールを…)」
天ケ瀬「(ボールが岬の膝に…なにィ!)」

膝でボールを受けた姿を見て、天ケ瀬は驚きの表情を露わにしている。
当然だろう。勢いよく飛んできたボールが跳ね返るどころか、アイスリンクを滑るカーリングのストーンのように
そのままの勢いを保ちながら、膝、太もも、腸骨へとかけ上る。

天ケ瀬「(速い!このままじゃ顔に…なッ!)」

スウウウウン……

天ケ瀬「(みぞおちで…ターンした!なのに何だあの安定感は!?)」

ボールは急激に弧を描きながらも浮かび上がらずに下りはじめ、

スウウウウン……
タッタッタッ……

走る勢いが止まらないかのように歩を進めながら吸いつくようにボールを落下させ、

スウッ、トン、タッ、タッ!

滑らかに滑って着地したボールを受け止めた。

984 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 13:56:48 ID:vt4jg3hk
天ケ瀬「……」

一連の流れるようなボールさばきに、それも自分より年下の男の子が
軽々とこなしたのがショックだったか、ポカンとした顔になっている。

岬「ど、どうでした?」

少しはにかんだような、遠慮がちな声を上げてみる。
相手の反応、ひいては度量を図るべく尋ねてみた。そうすると……


先着で
★キャプテン天ケ瀬の反応 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。
なお、各ダイヤ・ハート・スペードの絵柄以下の場合は空腹ペナ(−1)が発生します。

JORER: おねいさん 「俺とも勝負してくれよ!」岬「(この人…できる!)」
ダイヤK:???「俺も参加させてもらえるかな?」金の長髪をなびかせる同年代の少年が挑んできた!
ハートK:???「退屈しのぎに、一勝負いかがかしら?」金髪ロールの同年代の少女が挑んできた!
ダイヤ:ハート+天ケ瀬「ちょっと待ってろ!すぐに部員達を呼んでくるからよ!」
            突然、公衆電話に猛ダッシュ開始!(さらに分岐)
ハート:天ケ瀬「こいつぁすげえぜ!俺にも教えてくれよ!」岬「(思ったより素直な人みたいだ)」
スペード:天ケ瀬「あいつらも岬の半分程実力があればなあ……」岬「(なにか沈みはじめたぞ)」
クラブ:天ケ瀬「ま、まあまあだったな、俺も手加減してやった」岬「(目をそらしながら言われても、ねえ……)」

985 :森崎名無しさん:2017/11/03(金) 13:58:49 ID:???
★キャプテン天ケ瀬の反応  ダイヤ5

986 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 15:07:41 ID:vt4jg3hk
★キャプテン天ケ瀬の反応  ダイヤ5 ★
ダイヤ:天ケ瀬「こいつぁすげえぜ!俺にも教えてくれよ!」岬「(思ったより素直な人みたいだ)」
+天ケ瀬「ちょっと待ってろ!すぐに部員達を呼んでくるからよ!」
突然、公衆電話に猛ダッシュ開始!(さらに分岐)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

岬「(さあどうなるか。体面上どうにか言い訳して取り繕うか、
   それともその場はただ褒めておいて翌日から距離を置くか。
   最悪は負けた腹いせに当たり散らすか。悪い予想はこんなところ…)」

天ケ瀬「おーい!」

思案を立てようとした矢先、天ケ瀬が駆け寄り、勢いよく右肩をポンポンと叩く。
顔は優れたものに対する敬意と、憧れさえ浮かんでいる。

天ケ瀬「すげえな!岬みたいに上手い奴なんて、俺たちの学校どころかパリ中探してもいないぜ!」
岬「そ、そうですか?(直情径行というか、素直なのかな。まあまだ観察だ)」
天ケ瀬「そうだ、引っ越し前の学校で活躍してただろ、いや、そうに決まった!おっと」

ここまで機関銃のようにしゃべり続けて急に飛びのき、ズボンのポケットから財布をまさぐりだした。
天ケ瀬「よし、これだけあれば大丈夫だ」

財布の中から右手で小銭をありったけ握り取った後、左手で効果を1枚つまみヒョイっと
僕に向けて放り投げる。何とか両手でキャッチして見ると、20フラン硬貨が鈍く輝いていた。

987 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 15:09:10 ID:vt4jg3hk
岬「これは?」
天ケ瀬「昼メシ代だ。ちょっと時間かかるからこれで何か食っとけ」
岬「えっ、どこかに出かけるんですか」
天ケ瀬「ああ、ちょっと公衆電話で部員達を呼びだしてくる。せっかく岬ほどの凄いのが来たんだ」

そこまで言って返事も待たず天ケ瀬は駆け出してしまった。
不意にもらった臨時収入、はてどうするか。
この辺にある売店では 鮭茶漬け や、 焼きそば や、 牛乳 等色んな食べ物が売っている。しかも
どれも20フラン以内で済みそうだ。
それともここで使わないで待っておくか。どうせ後から来る人達は天ケ瀬より下手だろうし、
食べなくても大丈夫かもしれない


A 使う(空腹ペナ解消)
B 使わない(空腹ペナ−2に悪化)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

988 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 15:12:45 ID:vt4jg3hk
と、いうところでいったん投稿を終わります。
調子が良ければ今日の夜か、土日にまた投稿できるかもしれません。

なおこの物語でのフランの相場についてですが、
物語開始から終了までの83〜91年の値を大雑把に平均して
1フラン=25円の固定相場制としています。ご理解のほどよろしくお願いします。

989 :森崎名無しさん:2017/11/03(金) 15:15:48 ID:cLA3dtu2
A

990 :森崎名無しさん:2017/11/03(金) 15:38:04 ID:LKc2LGao
A

991 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 18:00:57 ID:vt4jg3hk
              第4話 『Prologue de Boulogne』




A 使う(空腹ペナ解消)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(もう少しで午後2時だ。いい加減何か食べたい。残りの連中に手加減する必要もないしね)」

空腹の限界に達した僕は近くの売店に行き シュークリーム を買う。運動場へ戻って腹ごしらえを済ませ、
ポケットにゴミをしまい込んだところで、天ケ瀬達サッカー部員達がやってきた。

天ケ瀬「おうここだ、あいつがサッカー部の希望の星、岬太郎だ」
部員達「こいつが?」「こんなもやしっ子が本当に強いのか?」「岬くん、これからよろしく!」

希望の星とまで称賛された僕に対し他の人達は興味津々に眺め、思うままにしゃべっていたが、
天ケ瀬が手を大きく振ると彼らはたちまち散開し、空いていたゴールを最後尾として陣取った。

天ケ瀬「論より証拠、実際に経験してみれば納得する。という訳で岬、やってこい。
    中江、秋山、まずは2人で相手をしろ!」
岬「(またボールが渡された、この空気じゃ一線挑むのが無難だな)分かりました、どうか、お手柔らかに!」
FW・中江「よーし来い!小坊!」
FW・秋山「フランスで鍛えた実力を見せてやるよ」

992 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 18:02:03 ID:vt4jg3hk
★岬 ドリブル 21(! card) +(! dice +! dice)=★
★中江 タックル 11(! card) +(! dice +! dice)+(人数補正+1)=★
★秋山 タックル 11(! card) +(! dice +! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。!とcardの間を埋めると数値化し、カードやダイスの結果で分岐します。
なお、今回はイベント戦のため怪我は発生しません。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→あっさりとFWを抜ける、次はMF3人だ!
−2>X<2→岬、まさかのボール突破失敗!
≦−2→岬「(なにィ!)」

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」
*現在マリーシアは(使うまでもないため)封印しています。

993 :森崎名無しさん:2017/11/03(金) 18:03:22 ID:???
★岬 ドリブル 21( ダイヤ8 ) +( 4 + 5 )=★

994 :日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/11/03(金) 18:16:52 ID:???
岬とサッカー部全員との勝負となったところで、今日は、そして
このスレでの投稿を終わります。

次回の投稿からは新スレを立てて、そこにて投稿いたします。
新スレURL開示のため、1000レス目を開けてもらえるとありがたいです。
999レスまでは引き続き、本タイトル副タイトル共に募集しております。

なお新スレにおきましても、描写は岬視点で行う予定です。

995 :森崎名無しさん:2017/11/03(金) 18:37:58 ID:???
★中江 タックル 11( ハートA ) +( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

996 :森崎名無しさん:2017/11/03(金) 18:39:49 ID:???
★秋山 タックル 11( ハートA ) +( 5 + 3 )+(人数補正+1)=★

997 :森崎名無しさん:2017/11/03(金) 20:09:24 ID:???
同じカードを引くとはコイツら仲良いな

998 :キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/12(日) 18:36:10 ID:???
新スレを立ててきました。
【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/
新しい外伝を書きたいという方のための『キャプテン森崎外伝スレ13』はこちらです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1509699786/

999 :キャプテン岬#misaazu:2017/11/26(日) 15:37:33 ID:???
埋め代わりに本スレで約束した質問回答、その中で最も回答希望の多かった「岬太郎の目標」に
ついて回答します(余裕がありましたらAとCも答えます)。
ただこれはあくまで現時点での意思であり、今後状況の変化や岬の成長によって変化していく
可能性がある事に留意してください。

目標:サッカーから世界の頂点に立つ
・サッカーそのものは好きではあるが、のめり込む事はなく醒めている。夢への
通り道として食らいつくという側面が強い。
・サッカーがなければ絵画でゲームで詐欺で、何かの分野で岬イズムを発揮して頂点を目指している。
・目標のモデルとなる、岬の憧れの人がいる。物語内でも描写される予定。
・常人より遥かに勝る自制力と、それを他人に悟らせない韜晦(とうかい)力を有する。
・それでも時々岬自身でも抑えられなくなりそうになる位、金銭欲と顕示欲と、
自己承認欲求が強い。
・森崎や翼のような獲得品としての目標ではなく、岬なりの理想を果たすための道標である。
(アナカンスレの三杉に近いが、動機は彼よりも曖昧で内面的。先の三大欲に共通した
岬太郎の根元的な「願い」というべきもの)


1000 :キャプテン岬(トリップ変更します):2017/11/26(日) 16:39:29 ID:???
次に大まかなストーリー展開と登場国について、これまた大まかに説明いたします。
現在(83〜84年):夏休みに西ドイツでの小規模のサッカー大会に参加。岬のライバルその1と
キーマン3人(内2人は初対面)に遭遇。優勝出来ないと来年の下記大会に参加不可。
85年:国際Jrユース程度のソ連の世界大会に参加。また開催地で岬の金儲け手段についてのチャンス到来。
86年:フランスの国際Jrユースに日本代表として参加。活躍次第で最大3つのクラブからオファー。

クラブ加入後は国内トーナメント→海外特別トーナメントカップを繰り返した後、
ジャパンカップ→ユニバーサルカップ予選→ユニバーサルカップ本戦→エンディング、となります。

国についての雑感(愚痴?)
フランス:パリの街の街並みや文化の描写が大変…何故高橋先生は渡航先を
アイスランドやデンマークあたりにしてくれなかった(暴論)
あと、フランスは原作や本編のままだと弱くて弱くて仕方ないので、
他作品からキャラクターを盛り込み名実共に最終大会での優勝候補とさせました。
東西ドイツ:独自設定含めた東ドイツのキャラクターは想像の幅がある分楽しくのびのびと作れました。
西の方もテクモ版キャラは結構イケたのですが、原作キャラはかえって大変、
シュナイダーのカリスマ性どう描写しよう…
あと、東ベルリンではサッカーとゲームソフトに要注目。
東欧諸国:ソ連の大会で直接対決しなくてもフランスの国内カップで出てくる選手多し、
ハンガリー等原作ゲーム共に出てこない国のオリキャラもいます。
岬のチームにも途中加入あり。
日本:この物語では新たに2〜5名が代表に加入するので、残念ながらその分以上の人達の影が
薄くなる恐れがあります。また岬の変化により、翼が最も大きな影響を受けます。
その他:北朝鮮、モロッコ、アルジェリア、イラクなど、ただのモブになら無いよう、色々特徴を持った
非主流対戦チームも多数取り揃えております。


以上で紹介を終わります。返信が遅くなりましてすみませんでした。

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0ch BBS 2007-01-24