キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】

1 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:50:10 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【かつて見た】俺inキャプ森3【栄光の道】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1383060597/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会。
板野は「マグナムシュート」を武器に大暴れをし、1回戦・早田率いる『東一中』、2回戦『錦が丘』、
3回戦・立花兄弟のいる『花輪中学』、4回戦・次藤率いる『比良戸中学』を次々に撃破していく。
迎えた準決勝、これまで辛酸をなめさせられ続けた若島津が待ち受ける東邦とぶつかるふらの。
三杉の助言もあり松山DF案を使ったふらのは板野の不調もあり攻めあぐね、対する東邦も決定打を欠く。
後半15分、キャプテン小池の先取点でようやく東邦がリードをするも奮起をしたふらのの猛攻、
そして板野のマグナムシュートの応用技『マグナムボレー』で同点に。
決着はつかず、勝負はPK戦にもつれ込み、一度は負けた筈だったが時間は巻き戻され互角に勝負を進め……。

2 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:50:55 ID:???
☆板野くんの能力値☆

選手名     ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低  ガッツ
板野      53 49 54 49 46 48 50 349 1/3  830/830

   板野
強引なドリブル(1/2でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)
ゴールデンコンビ(パス力+3の連続ワンツー、要松山)100消費×2
弾丸シュート(シュート力+3、吹っ飛び係数4)120消費
マグナムシュート(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費
マグナムボレー(低シュート力+6、吹っ飛び係数2)300消費
道産子ツイン(低シュート力+4、吹っ飛び係数3、要松山)150消費×2

☆サッカーのルールについて☆

基本的に本編と同様ダイスで進行させてもらいます。
間違えやすい点は下記に列挙。

・試合中の覚醒など
板野君以外の味方はJOKERを引いた際、もしくはダイスで11・12を出した際に覚醒チャンスが出ます。
攻撃判定の場合は敵に勝利した場合、守備判定の場合はボールに触れた場合に覚醒する事が出来、フラグか技などを習得できます。
JOKERでの覚醒の場合は一発取得、11・12での覚醒の場合はフラグまでです。
板野くんがJOKER、もしくはダイスで11・12を出した場合は後述する覚醒システムで説明します。

・ガッツ関係について
試合中、1分毎にガッツは5回復します。
ガッツが300以下になると全能力−1、200以下で−2、100以下で−3、0以下で−5とペナルティが増えていきます。

3 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:52:06 ID:???
・フリー補正など
フリー状態の場合はシュート、パスなどに+2の補正がつきます。
主にフリーキックの際に使用される補正ですが、相手の戦術や退場などによっては普通にプレイしている時でもかかる時があります。
また、コーナーキックの際のシュートは、特殊なシュートでなければ角度ペナが入りフリー補正と±0になる予定です。

・人数補正について
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じて人数補正を受けます。
2〜3人で+1、4〜6人で+2、7人以上で+3の補正となります。
キーパーのセービングには影響をうけません。

・スルー、ポストプレイについて
スルーはシュート力+3した状態で判定が行われ、成功するとキーパーの状態を悪くする事が出来ます。
ただし上手くいくかどうかは合わせてくれる味方との連携にもよります。
ポストプレイはパス力での判定になります。

4 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:53:08 ID:???
・反則について
反則は攻撃側、守備側の接触プレイ時、お互いにクラブを引いている場合にのみ起こります。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
また、基本的に怪我は反則を犯された側のみが受ける事となります。
・怪我の判定について
ケガの判定は以下の表を使って算出します。
本編のものと同様です。

ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

5 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:54:08 ID:???
・シュートの枠外について
シューターとキーパーの数字の和が14の場合、シュートはゴールポストに当たります。
更にカードのマークが一致した場合は枠外になります。
ツインシュートの場合はシューター同士のマークが一致でポスト、数字も一致で枠外です。
この場合キーパーとの和が14でもシューター同士のマークが違えばポストにはなりません。
また、この判定は一対一の判定の際にも適用されます。

・PKについて
PKの際はマークが一致した時のみ、セービングチャンスが与えられます。
一致しなかった場合は枠外にならない限り自動的にゴール、ですがシューターのカードがQ、Kの場合のみ枠外になります。
JOKERを出した際も方向一致とはならず、ダイヤの15扱いとします。

・ブロック失敗時のシュート威力現象
ブロック時、クリア時にシュートを弾き返せなかった場合でも、
シュート力−守備側の判定=2〜4の場合はシュートの威力が−1されます。
この効果は重複しますが、DF判定の段階では適用されません。キーパーのセービング判定にのみ影響があります。

6 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:55:09 ID:???
【板野くんの覚醒システムについて】

・JOKERを引いての攻撃側勝利・または守備側こぼれ球以上の場合、5pt入手。
・ダイスで11、12を出しての攻撃側勝利・または守備側こぼれ球以上の場合、2pt入手。
・とても上がりやすい能力を3ptで1上昇出来る。
 同じように上がりやすいは7pt、普通で10pt、上がりにくいで20pt、とても上がりにくいで30ptとなります。
・ガッツは最大ガッツ+5のたびに10ptを使ってあげる事が出来ます。
・練習で会得出来る可能性があった技も、20ptで会得する事が出来るようにします。
・試合後に累計ptを計算し、そこでptが余っている場合に能力等を上げるかどうかを決定します。

『現在の覚醒pt:3』

とても上がりやすい:パスカット、ブロック(3pt)
上がりやすい:パス、タックル(7pt)
普通:せりあい(10pt)
上がりにくい:ドリブル、シュート(20pt)

ガッツ:+5のたびに10pt

『覚えられる技』
「ぶっ飛びパス(仮)(パス力+2、吹っ飛び係数5、消費ガッツ60)」を覚える
「ダイビングヘッド(仮)(低シュート力+2、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を覚える
「パワータックル(1/4でタックル力+2、吹っ飛び係数4)」
「勘任せカット(仮)(1/4でパスカット力+2)」
「パワーブロック(1/4でブロック力+4、消費ガッツ100)」
「パワークリア(空クリアー力+1、吹っ飛び係数4、消費ガッツ80)」

7 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:56:11 ID:???
【登場人物紹介】
・板野住明
キャプテン森崎が大好きな、どこにでもいる学生でこのスレの主人公。
性格的にはかなり素直で、キャプテン森崎の世界にいる現状を楽しんでいる。
キャプテン森崎の知識は豊富なので、それがこの世界での彼の最大の武器。
現在は全国大会得点王ランキングでトップを走っている。

・キャプテン森崎の精(通称:森末)
板野をキャプテン森崎の世界に招待した自称・キャプテン森崎の精。
時々怪しいそぶりを見せるが、頻繁に板野にアドバイスをくれる奴。外見は某QBそっくり。
全国大会でのふらのの境遇を見て、何か危機感を持っているらしいが……?

・松山光
板野が選んだ中学、ふらのサッカー部のキャプテンで道産子。
彼が施す熱血過ぎる練習量のせいで部員に逃げられてしまいチームは試合するギリギリの人数になってしまっている。
板野が提案したクリスマスパーティなどの効果により、藤沢美子の事を異性として憎からず思っている事に気づく。
彼女が転校すると聞いて動揺をしたが、その前に告白をする事を決めた。

・その他のふらのメンバー
事なかれ主義な面々。それでも覚醒などによって徐々に強くなってきている。

・藤沢美子
本編では松山との間に悲劇的結末を生んでしまい、今もキャプ森板全界隈で惜しまれている少女。
マモノ様の効果によりヤンデレ気質を身に着けてしまったが、松山に対する思いは本物。
このたびアメリカへと転校する事が決まり、全国大会で負けた時点でお別れとなってしまう。

・町田町子(メガネ)
メガネをかけているマネージャー。
メガネ効果なのか、非常に出来る女であり、松山と藤沢の関係を暖かい目で見守っている。

8 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:57:11 ID:???
・ふらのの監督
カーチャン自慢のスタミナドリンクを部員に飲ませたがる以外は特に特筆すべき点は無い監督。
戦術論などは割と松山の言いなりな所がある。

・若島津健
日本を代表する空手キーパー。
その実力は本物であり、板野は2度挑戦をしても勝つ事は敵わなかったがマグナムボレーの前についに屈した。
ぶっきらぼうではあるが、悪い人間ではない。

・小池秀人
何の間違いか東邦学園のキャプテンになってしまった男。
自分に若島津や反町を凌駕する才能があると思い込んでいるが、大した事はない……筈が強くなってきてる。
伊達にキャプテン張ってないぜ!

・反町一樹
東邦学園のストライカー。
日向がいない為にのびのびとサッカーを楽しんでいるが、やはりあまり言いたい事は言えないタチ。
板野の放ったマグナムシュートを見て「魔王」みたいと感想を述べた。

・沢田タケシ
東邦学園のゲームメイカー。
中盤の人材不足に苦しむ東邦スカウトが、若島津のツテを頼ってスカウトした選手。
小柄だがテクニシャンで実力は中々だが、反町同様やや弱気。
都大会の際に三杉の心臓病を再発させてしまい、おろおろしてた所を吉良監督に捕まえられ特訓を受けた。
そのかいあってかある程度の筋力を身に着け、肌も浅黒くなってパワーアップした。

9 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:58:11 ID:???
・早田誠
大阪が誇るカミソリサッカー野郎。
自分以外目立った選手のいない東一中を懸命に引っ張り、ふらの中学に必死で抵抗をした。
素直に自分を褒めた松山にある程度の好感を抱く。

・中西太一
大阪が誇る超大物級GK。
早田が率いる東一中に負け、全国への切符を手に入れられなかったが、
見上にJrユース合宿の選考には入っているという言葉を聞いて喜んだ。

・立花政夫・和夫
花輪中学の双子兄弟で空中サッカーの申し子。
松山達と共に試合観戦中、松山が負傷した際に迅速に対応してみせた。
試合ではスカイラブハリケーン、ジェミニアタック、ツインシュートなどでふらのゴールを脅かすも、
それ以上の得点を取られた上にスタミナが切れて無念の敗退となった。
敵であり、味方になってもポジション争いをする筈な自分たちに新技のヒントをくれた板野に好感を抱く。

・次藤洋
九州・長崎から出てきた九州男児。
中学生離れした体格とパワーを持ち、喧嘩に明け暮れていたが板野のシュート力を見てサッカーに真摯に取り組む事を決意。
大柄な体に騙されがちであるが頭脳も優秀である。
語尾にタイをつける時とそうでないときがある。
自分を吹き飛ばすパワーを持つ板野と認め合い、サッカーを続ける事を決意する。

・佐野満
次藤と同じ比良戸に所属する小柄な2年生FW。
そのキープ力は松山にも匹敵するほど。「ケケケ」が口癖。
自分のキープ力を認めてくれた松山に好感を抱く。

10 :森末(仮):2014/03/04(火) 20:59:37 ID:???
・井沢守
南葛中学のキャプテン。
翼がいない事で不要な嫉妬心がなくなり、キャプテンに任命された事で強い責任感を負うようになった。
その甲斐もあってか本来よりも多少強くなっており、特に守備面が強化されている。

・来生哲平
南葛中学のエースストライカー。
本編同様、馬鹿。ただし実力は折り紙つきであり、反町と肩を並べる世代を代表するFWである。

・滝一
南葛中学のウイング。
本編同様、サイド際が活躍の場所。試合中はキャプテンの井沢を補佐する立ち回りも見せる。

・石崎了
南葛中学のDF。
翼、森崎がいないのに何故下手糞だった彼が常勝軍団の一員となっているのか。
その点はベールに包まれている。

・高杉真吾
南葛中学のDF。
翼、森崎がいない為に特に裏工作とかは画策しない至って普通のDFとして成長している。
ただし若林シンパであることは相変わらず。

・山森正吾
南葛中学の2年生MF。
本編では森崎によって実力を見出され、才能が花開いた彼であるが、
今の所は特にこれといった長所はなく2年生にしては上手いという程度。
ただし才能自体が腐った訳ではない。

11 :森末(仮):2014/03/04(火) 21:00:38 ID:???
・中里正人
南葛中学のDFで、忍者。
この大会が彼にとっての最後のサッカーとなりそうな為、
いざとなれば隠していた実力も見せなければと考えている。

・中山政男
大友中学のDFでキャプテン。
森崎がいなくとも、自力で才能を開花させ全国有数のDFとして名を轟かせた。
しかし、中学三年間一度も南葛に勝てず、終ぞ全国大会には出場出来なかった悲劇の選手である。

・新田瞬
大友中学の2年生ストライカー。
まだ実力は低いが、才能とセンスはあると目される少年。
マーク対策にと考案した「ノートラップランニングボレー隼シュート」を試合中に完成させるという離れ業を見せ、
その才能の片鱗を覗かせた。

・三杉淳
武蔵中学のキャプテン、ガラスのエース。
ヒューガーがない為に家は没落していないが、未だに心臓病の手術はしていない。
しかしこの3年間リハビリをした為に、30分だけならば試合に出場できるだけの身体を身に着けた。
現在は観客席で同世代の選手たちの活躍を羨ましさ半分の気持ちで見ている。

・青葉弥生
三杉のガールフレンド。
下剤事件がなかった為に三杉といたって健全な関係を築く事が出来、今は三杉を下の名で呼べるだけの仲になった勝ち組。
ただしいつ三杉がS化するかはわからない。

・若林源三
見上の話に出てきただけだが、元は南葛SCを率いていた天才GK。
見上と共に西ドイツ、ハンブルグへと渡り本場ヨーロッパの環境で練習をしていたが、
生来のサボり癖が出てしまい期待ほど伸びていないらしい。

12 :森末(仮):2014/03/04(火) 21:01:58 ID:???
・多田野数人
ふらの中学の野球部に所属しているエースピッチャー。
不良に絡まれている所を板野(矢車)に助けてもらった。

・ダルビッシュ
板野のフォームを矯正し、マグナムシュート開発の手助けをしてくれた2年先輩のサッカー選手。
一流選手にしかない独特のオーラを持っている。

・矢車
地獄の住人。板野くんがお守り代わりに持ってる銀の弾丸のネックレスを売ってくれた。

・見上辰夫
日本サッカー協会の役員で、胃痛持ちの人。
全日本Jrユース監督となる事が決定しており、今は大会で有力そうな選手がいるかどうかを見ている。

・片桐宗政
日本サッカー協会の役員で、少し怪しい人。
黄金世代のFW不足を懸念していたが、板野がその救世主になるかもしれないと期待をしている。

【人間関係】

松山→(ライバル)←若島津
立花兄弟→(大物)→板野
北詰→(ウチの選手なら絶対使わん)→板野・次藤
片桐→(期待)→板野

13 :森末(仮):2014/03/04(火) 21:03:13 ID:???
ここまででテンプレ終了となります。このスレでもよろしくお願いします。

14 :森末(仮):2014/03/04(火) 22:13:58 ID:???
>★若島津→シュート 52 ( スペード5 )( 1 + 5 )=58★
>★加藤→セービング 48 ( ハートA )( 5 + 3 )=56★
>≧1→若島津のシュートがゴールに突き刺さる!
=================================================================
ふらのの松山、板野同様、若島津ら東邦にもここで負ける訳にはいかないという意地があった。
これまでの2年間、強豪校として名を馳せてはきたものの全て準優勝止まり。
絶対的な守護神と言われる若島津を有しておきながら常に東邦は南葛中学に辛酸をなめさせられ続けており。
今年こそは必ずリベンジをと燃えていたのである。

若島津「うおおおおおおおっ!!」

バシュウッ!!

加藤「うぎゃひっ……!?」

気迫を乗せた若島津のシュートは、本職がGKの選手とは思えない程の速度で加藤が守るゴールを狙う。
加藤はその若島津の鬼のような形相、そして松山らにも劣らないキック力で放たれたシュート。
それらを前にして加藤にまともにセービングに向かえという方が無茶であった。
結果、加藤は不格好な形でボールに追いすがり、当然のようにボールはゴールへと突き刺さる。


実況「これも決まったー! 5本終わって3−3! 両者、まったくの互角!!
   ここからは互いに1本ずつを打ち、その時点で差がついていた時点で勝敗が決まるサドンデスマッチとなります!
   まさしく熱戦! 準決勝に相応しい争いとなってきました!」

長野「うちと明和東との試合は、ワンサイドゲームだったからなぁ……盛り上がりが違うか」
井沢「(ついでに言うと、やっぱりふらのも東邦も派手なタレントがいるから、か……)」
山森「でもここまでくると本当にどちらが勝ち上がってきてもおかしくないですね」
高杉「ああ、どっちにしても決勝は苦戦は必至だろうな」

15 :森末(仮):2014/03/04(火) 22:14:59 ID:???
実況「さぁサドンデスの1本目!
   ふらのの6番手は、どうやらFWの山室くんのようです!
   どうやら試合終了間際、沢田くんとの接触プレイで負傷を負い、5人のメンバーには選ばれなかったようですが……。
   やはりこの大一番は本職であるFWの選手に任せよう、という判断のもよう!
   ふらの、まずはここを決めて東邦にプレッシャーをかけたい所ですが果たして!?」

山室「(く、くそ〜っ! 怪我してるから後に回されたのに、よりによってサドンデスの1番手かよ!?)」
若島津「(まずは俺が止めねば話にならん……)」

ピィッ!!

先着2名様で、

★山室→シュート 46 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(軽傷未治療Lv1-1)=★
★若島津→セービング 54 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧1→山室のシュートがゴールに突き刺さる!
≦0→若島津、ゴールを守る!

【補足・補正・備考】
シューターとキーパーのマークが一致した時のみセーブチャンスが生まれます。
一致しなかった場合は枠外にならない限り自動的にゴールです。
この場合シューターのカードの数字が12か13の場合のみ枠外になります。

16 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 22:15:21 ID:???
★山室→シュート 46 ( スペードK )( 4 + 5 )+(軽傷未治療Lv1-1)=★

17 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 22:15:56 ID:???
★若島津→セービング 54 ( スペード4 )( 1 + 5 )=★

18 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 22:24:45 ID:???
新スレ早々厄ふらの

19 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 22:24:50 ID:???
ギャー!

20 :森末(仮):2014/03/04(火) 22:57:32 ID:???
>★山室→シュート 46 ( スペードK )( 4 + 5 )+(軽傷未治療Lv1-1)=54★
>★若島津→セービング 54 ( スペード4 )( 1 + 5 )=60★
>山室が13を出したので枠外。
=========================================================================
山室「(こうなったら……もう破れかぶれだ! でりゃっ!!)」
若島津「(むっ……!?)」

この窮地に至って、山室はもはやヤケクソな状態にあった。
本来ならば最初の5人に選ばれる所を負傷の為に回避し、そっと胸をなでおろしていた所をまさかのサドンデス。
残るはDFとなっては如何に負傷をしていようとも山室が蹴るべきだという空気が出来、
山室としてもそれを断る事が出来ない。

一安心していた所を、まさかのこの大事な場面で急きょ抜擢される事となったのだから、
その心中の変化はもはや無茶苦茶である。
そういった精神状態が山室をヤケクソにさせ、そしてキック自体にも悪影響を与えた。

バコォッ!! ポーンッ!!

山室「あっ……」
板野「あっ、あっ……ああ……(わ、枠外……)」
松山「〜〜ッ!!」
若島津「よし……!(動けば取れたかもしれんが、下手に触れてコースを替えるのも怖いからな)」

山室の蹴ったボールは、大きく浮かび上がりゴールバーの頭上を越えていってしまう。
無茶苦茶な蹴り足を見れば至って当然とも言うべき結末であるが、
失敗をした張本人の山室は自分がやってしまった事の次第の大きさに思わず脱力しその場にへたり込む。
板野もまた声にならない声を上げ、キャプテンである松山は悲鳴を上げそうになる心を必死に押さえつけながら歯噛みをしていた。

21 :森末(仮):2014/03/04(火) 22:58:38 ID:???
実況「ああ〜っ! 山室くん、外したーっ!!
   ふらの、サドンデス1本目、失敗〜ッ!! これで後が無くなりました、ふらのっ!!
   東邦の手番を止められなければ、その時点で敗北が決定してしまいます!」

三杉「(あまりにもミスキックが多すぎる……若島津に防がれたのは仕方ないにしても、
    これでふらのは6本打って2本が枠外だ。 しかも外したのは両方FWの小田と山室……。
    ……いくら板野以外のFWは得点力が低いと言っても、これはそういったレベルの話じゃないぞ)」
町田「加藤くん、さっき見せたミラクルをもう一度起こしなさい! ファイトォオオオー!!」
藤沢「ファ、ファイトー!(まだ終わらないで……決勝戦で戦う松山くんが見たい……!)」

実況「東邦、6本目のキッカーは島野くん!
   ここを決めれば決勝進出という大事な場面、プレッシャーは尋常ではないでしょう。
   しかし、そのプレッシャーを跳ね除けゴール出来るか!? 対するキーパー加藤くん、集中しています!」

島野「(サドンデスは先行がどうしても有利だ。 相手が決めた時点でこっちは決めても同点、決めなければ負けってプレッシャーがある。
    そのサドンデスであっさり運がこっちに傾いてくれたこのチャンス……逃せない!)」
加藤「(うぅぅ〜! 取れなくても責任ないかもしれないけれど、止めた方がいいのは間違いないよなァ!)」

ピィッ!!

22 :森末(仮):2014/03/04(火) 22:59:40 ID:???
先着2名様で、

★島野→シュート 47 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★加藤→セービング 48 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧1→島野のシュートがゴールに突き刺さる!
≦0→加藤、ゴールを守る!

【補足・補正・備考】
シューターとキーパーのマークが一致した時のみセーブチャンスが生まれます。
一致しなかった場合は枠外にならない限り自動的にゴールです。
この場合シューターのカードの数字が12か13の場合のみ枠外になります。

>>18 ふらの編が終わるか否かの場面ですねー。
>>19 ここを防いで望みを繋げましょう!

23 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 22:59:54 ID:???
★島野→シュート 47 ( ハート10 )( 1 + 5 )=★

24 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 22:59:55 ID:???
★島野→シュート 47 ( ハートA )( 5 + 4 )=★

25 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:00:04 ID:???
★島野→シュート 47 ( クラブK )( 6 + 5 )=★

26 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:00:33 ID:???
と め る !
★加藤→セービング 48 ( スペード4 )( 2 + 6 )=★


27 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:00:56 ID:???
★加藤→セービング 48 ( ダイヤ2 )( 5 + 1 )=★

28 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:01:11 ID:???
すっげ!

29 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:02:18 ID:???
島野を見間違えた・・・駄目だったか

30 :26:2014/03/04(火) 23:04:22 ID:???
Oh,my god!
My luck is terrible!
I`m very sorry about I couldn`t draw heart mark・・・.
Why!?Why we can`t win the game!?
ごめん、ごめんよ皆・・・前スレから俺がとことん失敗しまくって・・・

31 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:05:29 ID:???
東邦南葛戦がんばってね

32 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:12:01 ID:???
板野以外のFWが大戦犯になっちゃったわねー

33 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:12:37 ID:???
まったく悔しくないのは何故だろう 運ゲーだからかな

34 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:16:18 ID:???
今回の成果は文章を全く読まない人が適当に選択を選んでるってことが理解できたことかな


35 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:19:43 ID:???
>>34
さすがにそれは言い過ぎかと
分は悪いけど勝てないこともない勝負だからね
ある意味予想はしてた最悪の事態だけどやっぱ・・・
目の前にすると辛いものがあるな・・・

36 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:25:13 ID:???
あくまでも学生サッカーのうえに原作のイメージもあるからPK戦という、
逃げの選択を取るとは思えなかった。

37 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:31:53 ID:???
>>35
問題はその前でしょ、相手は時間を潰してから攻めるっていってんだから
その前にチェックにいくべきだろうに・・・
その後の解答でも東邦が攻めてくると思ったっとかいわれたら愚痴でもはきたくなりますよ
このセリフが酷いと思うならちゃんと読んでから選べば?

38 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:32:04 ID:???
ホントごめん
原作のイメージが合って、東邦は絶対殴り合いに来ると確信しちゃってた。

39 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:34:02 ID:???
>>30
きっとヘルブラザーズになれってことさ。
HELL Bros.栄光の道……今の俺たちには眩しすぎる……。

まあ、日向のイメージ(全日本もだけど)が強すぎちゃって判断ミスしちゃうこともあるさ。
つまり俺たちは地獄兄弟だったんだよ!

40 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:34:43 ID:???
ふらのだしな

41 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:35:08 ID:???
みんなで矢車さんの弟になりにいくか…

42 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:36:36 ID:???
なんかぶっちゃけ南葛となら勝てる気がしてきた(敗因が若島津のため)

43 :森末(仮):2014/03/04(火) 23:41:21 ID:???
>>34>>37
まずは落ち着いてください。
確かにこちらも東邦は時間を潰すと文中で明言し、チェックに行ける判定を何度か用意しました。
が、そうでない選択を選んだ人が間違っているという事ではないと思います。

>>38さんの言うように勘違いで確信してしまう事などもあるでしょうし、
読み落としなどもやはり人間ですから出てきてしまいます。
なのでどうか寛大になって頂きたいです。

書いているGMとしては、判定や投票をしてくれるだけでありがたいので、
あまりそういった気を削ぐような言葉はなるべく避けて欲しかったりします。
票や判定が無ければ、GMは続きを書く事が出来ませんからね。

自分も何か勘違いや見落としで所謂罠選択を選んでしまうかもしれない、という事を常に心の中に置いておいて、
他の人に対しても「ドンマイドンマイ、そんなのよくある事」と言える人達で賑わってくれるといいなと思っております。
これは>>37さんだけではなく、参加する方々へのお願いです。

44 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:22:39 ID:???
>★島野→シュート 47 ( ハート10 )( 1 + 5 )=53★
>★加藤→セービング 48 ( スペード4 )( 2 + 6 )=56★
>≧1→島野のシュートがゴールに突き刺さる! 東邦が決勝進出!
====================================================================
ふらのメンバーも、東邦メンバーも。
観客席にいる者達もが固唾を飲んで見守る中、島野と加藤は同時に動いた。

島野は軽く足を振りかぶると、枠内に収める事を重視して威力を抑えめにボールを蹴り叩いた。

加藤はやはりヤマ勘でなければ止められる気がしないとし、素早く飛び上がった。

パシュッ

加藤「あ……」
山室「う、うぁ……(お、俺のせいで……負けた……)」
小田「(最悪だ……この負け方は最悪だ……)」

島野「やったあああああああああああああああああ!!」
小池「で、でかした島野ォ!! よくぞこのキャプテン小池の失態を帳消しにしてくれた!!」
若島津「(ふぅ……勝った、か。 ここまでもつれこむとは思わんかったが……結果がついてきたのならよしとするか)」

そしてボールはゴールネットに突き刺さった。
この瞬間に勝者と敗者は決定し、東邦メンバーが歓喜の声を上がる中でふらのメンバーはがっくりと肩を落とし項垂れる。
長く続いた60分間の死闘と、その延長として続けられたサドンデス。
その決着をつける為の審判の笛が、大歓声の中こだまをした。

ピッピッピィーッ!!

ふらの 1−1 東邦
    (3−4)

45 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:23:39 ID:???
〜大会得点王ランキング〜

13得点 板野
11得点 来生
8得点 反町
6得点 政夫
5得点 和夫、松山
3得点 山森、小池
2得点 沢田、佐野
1得点 井沢、滝

〜大会アシスト王ランキング〜

5アシスト 和夫
4アシスト 政夫
3アシスト 井沢、滝、山森
2アシスト 松山、小池、山室
1アシスト 沢田、小田、若松、金田

46 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:24:40 ID:???
実況「きっ、決まった〜! ゴール!!
   この瞬間、東邦学園の決勝進出が決定しました〜っ!!
   ゴールを決めた島野くん、今、キャプテンの小池くんを筆頭とした選手たちに囲まれもみくちゃにされています!
   長く続いた死闘! その末の勝利! 正に勝利の美酒に酔っている事でしょう!

   一方ふらの中学のメンバーはがっくりと肩を落とし、地面に手をついております。
   特にシュートを失敗した小田くん、金田くん、山室くんは茫然自失という有様ですが……。
   誰も彼らの健闘を責める者はいないでしょう!
   PKとはプレッシャーのかかるもの、特に対するキーパーは若島津くん!
   プレッシャーは尋常ではなかったでしょう。
   結果は敗北となってしまいましたが最後の最後まで戦い抜いた爽やか戦士・ふらの中学の選手たちに、
   どうか大きな拍手をお送り下さい!」

ワーワー ワーワー パチパチパチパチ!!

東邦応援団「よっしゃあ!これで今年も東邦対南葛だ!!」「今年は粘りもあるぜ!こりゃ優勝もいける!」
ふらの応援団「負けたがよくやったぞ、ふらの!」「お前たちは北海道の誇りだ!!」

47 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:25:45 ID:???
長野「ふー、見てるこっちがハラハラする展開だったぜ……。
   とにかく、これで決勝の相手は東邦か。 手強そうだなぁ」
滝「どっちが出てきても楽な相手じゃないって。 しかしふらのとも戦ってみたかったがなぁ」
高杉「お、俺は遠慮したいぞ! お前たちはふらのが来たら若島津を相手にしなくていいから楽かもしれないが、
   俺や石崎が相手するのは反町じゃなくて板野になっちまうんだぞ!」
井沢「とにかく、収穫の多い試合だった。 早速帰って作戦会議と行こうぜ。
   (……松山と対決する事は結局なかったか。 王者南葛、って言われてるけど俺はNo.1MFとは言われてはいない。
    松山と直接対決をして、雌雄を決するつもりだったんだがな……)」

三杉「東邦の勝利か。
  (作戦自体は上手くいっていた筈だが……板野の不調により先取点が中々取れなかった事、が強いて言うなら敗因か?
   だがそのマイナスを、彼は土壇場でマグナムシュートをダイレクトで打つという事で盛り返した。
   トータルで見てしまうと、評価の落としどころに困るな)」
弥生「(やっと終わった〜、ずっと座っててお尻が痛いわ……)」
藤沢「うっ、うぅ……松山くん……」

コツコツ

藤沢母「美子……」
町田「あっ……!?」
藤沢「! お、お母さん……!」

48 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:27:02 ID:???
観客席からは実況の声に合わせて、大きな拍手が巻き起こり。
ふらの応援団からも本編とは正反対の、ここまでの健闘を称える歓声が聞こえる。
そして、唯一観客席にいる中で泣き崩れる少女――藤沢の元へ、彼女の母親が歩み寄る中。

これらの光景を見ていた"自称"この世界の管理者、森末は小さくため息を吐きつつ、
再びその小さな手に握ったボタンを持つ手に力を込める。

森末「(また負けたか……ここまでもつれこんだ末に負けると、かなりキツいんだよなぁ。
    っていうかこれでリセット2回目。 いい加減ダレちゃうよ。
    だけど押さない訳にはいかないし、次こそ勝ってもらいたいものだね)」

そう、森末の中では――板野は常に勝ち続けなければならない。
本編で主人公が為した事を全て為さなければならないのだから、それまで負けてはならないのだ。
故に今度もまた、リセットボタンを押した。板野を勝ち続けさせる為に。

                ポチッ

………
……


森末「……えっ?」

そして、時は巻戻らなかった。
フィールドでは相変わらず板野は泣き崩れ、観客たちは拍手を打ち鳴らしている。
つい先ほどまでと、まったく変わっていない光景が、森末の目の前には広がっていた。

森末「(お、おかしい、おかしいおかしい! おかしいぞ!?)」

            ポチッ… ポチポチポチッ!!

49 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:28:19 ID:???
もう一度押す。変わらない。   焦り、連打をしてしまう。変わらない。
目の前の光景は変わらず、巻き戻らず、"リセットはされない"。
『板野住明が所属するふらの中学は東邦学園に準決勝で敗退をした』という事実を、"消せない"。

森末「(おい、なんの冗談だこれは!? どうしてこんな事になってるんだ!?)」

自分が設定をしたリセットボタンが、まったく効果が無い。
その事に焦りを抱いた森末は落ち着きなくその場をうろうろと徘徊しつつ、
この非常事態に対してどう対処をしたものかと懸命に考える。

森末「(駄目だ、板野が負けちゃ駄目だ! こんな世界はリセットしなければならない!
    主人公は主人公が通った道をなぞらなければならないんだ!
    だけどどうするんだ、リセットが使えなくなってる! 負けた事実が消せない!
    勝つまでやり直せない! どうしてどうしてどうして!? まずいまずいまずい!)」

               ポチポチポチポチポチ

結局森末の出した結論はリセットをしてやり直す、それしかない。
だが、やはりボタンを押してもリセットは行われず、絶望をする。
自分が設定をした機能が、使えない。
この世界の『管理者』である自分が、この世界を操れない事に気づいた故に。

森末「(以前から設定した筈のない技が出てくる事があったけど、
    でも、でも! これは駄目だ! ゲームを根本から変えちゃってる! あぁ!! どうしよう!!)」

絶望し、混乱する森末がふとフィールドに目を移せば、相変わらず泣き腫らす板野に松山が歩み寄っていた。
きっとこれから、彼は板野を慰め、応援団に礼を言いに行くのだろう。

森末「(駄目だ板野、行くな! 物語を進めたらリセットが出来なくなっちゃう! 駄目だ!!)」

しかし、森末の声ならぬ声は届かない。
自分が出した設定――板野とは"念話"が使えるという設定をも、彼は使えなくなってしまっていた。

50 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:29:20 ID:???
板野「う、うぅぅ……うああああああああああああああ……!!」

観客席で森末が絶望をする一方、フィールドでは板野が号泣をしていた。
人目もはばからず涙を流し、声を上げ、悔しさと無念さとを爆発させるかのように。
その光景は、あまりサッカーに情熱を傾けていないと言えるふらのの他メンバーの心も少しばかり揺さぶるのだが……。
だからといって今の板野に声をかけられる者はおらず、特に小田と金田、山室の3人は小さくなるばかりである。

松山「さァ、立て板野。 今まで応援してくれたスタンドのみんなに最後の挨拶だ!」
板野「う、うぁ、ま、まづやまァァ……!」
松山「ほら、涙くらい拭けよ……」

しかし、そんな板野の前に立ち、優しくも強い口調で最後の挨拶をしようと提言をしたのは松山である。
板野が顔を上げてみてみると、松山は悔しさは僅かに滲むが、
全てを出し切った事に対する充足感もあるのか、爽やかな顔立ちをしており……。
だが、その目が僅かに潤んでいる事を見つけると板野は再び泣きそうになりながらも、松山の手を借りて立ち上がる。

板野「う、うぅぅ……」
松山「さぁ、行くぞみんな!」
ふらのメンバー「「「お、おう!」」」

実況「健闘むなしく敗れ去ったふらのの選手が、今、応援団に挨拶に行く所です。
   しかし、ここまで本当によく戦いましたふらのイレブン。 雪国のさわやかな戦士たち!」

松山「みんな整列だ! ありがとうございました!!」
ふらのメンバー「「「ありがとうございました!!」」」

パチパチパチパチパチ

ふらの応援団「東邦相手によくやった、ふらの!」「お前たちのチームワークは日本一だ!」

松山「(俺達のサッカーは……)」
板野「(……終わっちゃった、のか)ふ、ふぐっ……うえぇ……」

51 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:30:44 ID:???
そしてふらのの挨拶も、滞りなく終わり。
板野は何故か2度目のリセットがされない事に気づかないまま、ゆっくりと礼をした頭から顔を上げて周囲を見渡した。
ここまで長い間戦った、この中学サッカー大会のフィールドからも、これでお別れ。
ふらのメンバーとも、これでもう同じチームを組んでサッカーをする事はない。

板野「(駄目だ、考えてたら……また涙が出てきそうだ……。
    だ、誰かと話して気を紛らわそうか……)」

油断をすると溢れてきそうになる涙をゴシゴシと拭い取りながら、板野は改めてフィールドに残っている面子を見やる。
東邦のメンバーも対面の応援団に明日の応援を頼んでいるらしく、まだ健在。
今ならば話しかける事も出来そうである。

板野「(ど、どうしようかな……ぐすっ)」

A.若島津と話す
B.小池と話す
C.反町と話す
D.沢田と話す
E.松山と話す
F.小田、金田、山室と話す
G.観客席をもう一度ゆっくり見てみよう
H.誰とも話したくない……早く戻って気持ちを落ちつけよう

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

52 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:31:26 ID:lO5UX1WA


53 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:31:52 ID:CDVioqDg
G 何かあるかな

54 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:32:04 ID:JJg8m9ic
H

55 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:32:50 ID:???

反町とタケシは一応コンビプレイMCDであったよね
本編にはなかったけど
下剤の件と一緒に何かないか探してみよう

56 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:33:12 ID:vL+B+pMg


57 :55:2014/03/05(水) 00:33:58 ID:6DT8CSWU
スマンさげてた


58 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:47:35 ID:???
>G.観客席をもう一度ゆっくり見てみよう
==========================================================================
板野「(いや、駄目だ。 誰かと話してるだけでも泣いちゃいそうだ……。
    落ち着いて観客席の人達に改めて感謝しよう)」

折角だから誰かと話そうかと考えた板野だったが、やはりこのままでは会話中に泣いてしまいそうである。
それはあまりにも恰好がつかないし、何よりも相手が困惑してしまうだろう。
そう考えた板野は鼻をすすりながらもう一度観客席に向けて礼をし、
ぼんやりと観客たちに目を向けていく。

板野「(試合中は、気づかなかったけど……こんなに沢山人が入ってたんだなぁ。
    こんな場所で、プレイ出来たんだ……。
    本当は、あと1回プレイ出来た筈なのに……ぐすっ、駄目だ、やっぱり涙が出てきちゃう……)」

やはりあふれ出てくる涙を拭いつつ、板野が視線を右へ左へと移すと……?

先着1名様で、

★観客席のドラマ→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+げげっ、あの浮浪者みたいな男が掴んでるのって……もしかして森末!?
ダイヤ→ん?やけに場に似つかわしくない浮浪者みたいな男がいるぞ?
ハート→ああっ!藤沢がお母さんに連れられて観客席を後にしようとしてるぞ!
スペード→見上さんと片桐さんだ! グラサンでよくわからないけど目があったし、挨拶しておこうかな……。
クラブ→なんか来生が上から目線でふんぞり返ってるのが目についたんですけど……。
クラブA〜2→ああっ!藤沢がお母さんと取っ組み合いだ! 藤沢「私と松山くんを引き裂くのなら……!」チャキ

59 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:48:48 ID:???
★観客席のドラマ→ ハート6

60 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:48:50 ID:???
★観客席のドラマ→ JOKER

61 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:48:52 ID:???
★観客席のドラマ→ クラブ9

62 :59:2014/03/05(水) 00:49:56 ID:???
ごめんよ>>60

63 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:51:47 ID:???
引きばかりは運だからね

ジュニアユースで大活躍して松山と若島津と海外クラブに行ってリベンジや(願望)
高校サッカーはふらの面が抜けて不毛の地になっちゃうし

64 :森末(仮):2014/03/05(水) 00:53:13 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
遅くまでお付き合いありがとうございました。

65 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 00:53:56 ID:???
ちょっと惜しかったけど、松山のこと考えればグットな引きさ。
逆に考えるんだ、クラブAや2だったら大惨事だったのを回避できたと考えるんだ。

66 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 01:03:01 ID:???
新スレ立て・更新乙&スレタイ採用どもです。
JOKERのロベルトは妖精さんかしら。
翼のいない世界で何見つけるんだろう、ツボの心配(特に残尿)はもう無いし。

67 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 01:57:15 ID:???
ジュニアユース編はどうしようかね
一番悩むのは板野の相方だけど新田鍛えるしかないんかな

68 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 12:13:29 ID:???
とりあえず、松山に対して
「早くしろー! 間に合わなくなっても知らんぞー!」
とでも言っておくか

69 :森末(仮):2014/03/05(水) 22:46:20 ID:???
>★観客席のドラマ→ ハート6 ★
>ああっ!藤沢がお母さんに連れられて観客席を後にしようとしてるぞ!
========================================================================
板野「あっ……!(そ、そうか……俺達が負けたから……!)」

観客席に目を向けた板野が目にしたもの、それは今まさに母親に手を引かれて観客席を離れ、
遠くアメリカの地で待つ父親の元へ一刻も早く向かおうとする藤沢の姿であった。
一体何をそこまで急ぐ必要があるのか、と原作を目に通した時に思ってしまった板野であるが、
とにかくふらの中学が敗退をした事で藤沢とはこれでお別れ。
本編での悲惨な結末を思い出した板野はその衝撃で一瞬にして涙が引き、
どうしたものかと目を白黒させながら思案をする。

板野「(松山は……ああっ! 若島津達と話し込んでる!
    このままじゃ藤沢がアメリカに行っちゃう事に気づかないままかもしれないぞ!?
    どどど、どうしよう!?)」

A.「松山、松山!! 藤沢がー!!」 大声で松山を呼ぶ
B.「松山、観客席を見て! 藤沢がお母さんと一緒にいるよ!」 近づいて松山に観客席を見るよう告げる
C.「ふっ、藤沢ー!!」 いっそ自分が藤沢を追いかける
D.「(いや、ここは大人しく見守ろう)」 大人しく見守る
E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>63 海外編は悩んでいる所です。特に松山の場合は、
    確かにサッカー不毛ではありますがようやく思い人と一緒になれる場面ですので。
>>65 クラブAや2が出ていた場合を想定すると恐ろしいですね。
>>66 乙&スレタイありがとうございます。浮浪者っぽい男は、実はロベルトではありません。彼もその内出てくるかもしれませんが。
>>67 新田、反町、来生、滝、佐野、立花とタレントは豊富ですね。今の所は立花兄弟が1番板野に好感を持ってくれていますが、
   これから先どう転ぶかは選択と判定次第ですね。
>>68 板野の髪の毛がM字にハゲそうですねw

70 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:47:29 ID:6Je8gy+s
B

71 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:49:27 ID:???

A+>>68

72 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:49:58 ID:vL+B+pMg


73 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:50:31 ID:Aqh45dIg
>>71

74 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:50:32 ID:O9ds9dQI

A+>>68

75 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:50:45 ID:6S94OFR2

この世界の松山もせっかくだし地獄の力を身につけさせよう

76 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:55:17 ID:JJg8m9ic
C

77 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:55:30 ID:CDVioqDg
E 森崎直伝、空港に爆破予告する

78 :森末(仮):2014/03/05(水) 22:57:23 ID:???
一応>>73さんのものでも意味が通用しますので、
E.A+「早くしろー!間に合わなくなっても知らんぞー!!」で進めさせていただきます。

79 :森末(仮):2014/03/05(水) 23:03:30 ID:???
>E.A+>>68
=============================================================================
板野「松山、松山!! 藤沢がー!!」
松山「えっ!?」
若島津「む? ……なんだ?」
小池「藤沢? 誰だそれ?」
沢田「(板野さん、さっきまで泣いてたのに……)」
反町「(何をそんなに慌ててるんだ?)」

あまりの事態にパニックに陥った板野は、思わず松山の注意を引く為に叫んでいた。
その大声はフィールド中にこだまし、すぐさまフィールドに立つ全員が板野に目を向ける。
ふらのメンバーの多くは、「そういえば藤沢は負けたらアメリカに転校するんだっけ」程度の気持ちを持って観客席に目を向け……。
しかし、呼ばれた当の本人である松山は焦った様子で観客席に目を向ける。

板野「早くしろー!! 間に合わなくなっても知らんぞー!!」
松山「!!」

そして、続いて出た板野の言葉を受けて、松山は気づく。
そう、松山は決意をしていた……3年間の付き合いの中で、自分が藤沢美子に対して確固たる恋心を抱いている事を自覚した時から、
藤沢がアメリカへと転校をするという事を聞いて、必ず彼女が自分の元から離れる前に告白をしようと。
若島津らが怪訝な顔をし、疑問を持つ中、松山は……。

先着1名様で、

★荒鷲の恋・完結編?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→松山「藤沢ー!俺だー!結婚してくれー!!」 あー!?色々すっ飛ばしたー!!
ハート→松山「藤沢ー! 好きだーー!!!」 なにィ!?公開告白だと!?
それ以外→松山「藤沢ー!」 荒鷲ダッシュだ! 藤沢を追いかけるぞ!

80 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:03:57 ID:???
★荒鷲の恋・完結編?→ スペード5

81 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:03:59 ID:???
★荒鷲の恋・完結編?→ ハートQ

82 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:05:26 ID:???
おしい!

83 :森末(仮):2014/03/05(水) 23:19:41 ID:???
>★荒鷲の恋・完結編?→ スペード5 ★
>松山「藤沢ー!」 荒鷲ダッシュだ! 藤沢を追いかけるぞ!
======================================================================
迷う事なく、松山は藤沢の名を叫びながら走り出していた。
その思い人から送られたハチマキをなびかせ、一心不乱に会場から姿を消そうとする藤沢の後を追う。
しかし、呼ばれても藤沢達の耳には松山の声が聞こえないのか、彼女は母と共に観客席を後にし、
原作同様、空港へと向かう為にタクシーを拾ってしまうのだった。

小池「ポカーン」
若島津「……なんなんだ、アイツは」
沢田「ど、どうしたんでしょうね? 藤沢さんって誰なんでしょう?」
反町「(常識的な奴かと思ってたんだけど……変な奴だったりするのか? うーん?)」

そして、途方に暮れるのは松山と話をしていた東邦の面子である。
先ほどまでは互いの健闘をたたえ合う言葉を述べあい、そして決勝に進む東邦にエールを送っていた松山だったが、
いきなり板野が大声を出すと、即座にその場で反転をしてこのフィールドから出て行ってしまったのだから混乱をしても仕方がない。
小池は口を大きく開いて茫然とし、若島津は眉をひそめて訝しむ。
沢田はアワワと言わんばかりに若島津と松山が出て行った方角を見比べ、反町は松山に対する評価を改めるべきかと考えていた。

板野「(……うん、いやまぁ、そりゃ驚くよね。 どうしよう、若島津達に説明しておこうか?
    でも下手に言いふらし過ぎるのもよくないかなぁ?)」

A.「実は藤沢ってマネージャーがいて……」 事のいきさつを若島津達に説明する
B.「まあちょっと事情があるんだ。 さっきまで話してたのにごめんね」 ぼかしつつ松山の非礼を謝る
C.「(いや、別に何も言わなくていいかな)」 特に説明しない
D.「(いや、それよりも俺も松山の後を追おう!)」 松山の後を追う
E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

84 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:22:03 ID:dJrOkeSI
B

85 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:22:18 ID:CDVioqDg
E B+若島津はFWやったことあるか聞いてみる

86 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:22:52 ID:O9ds9dQI


87 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:24:12 ID:lkQerrKs
E
「すまん、後で説明する」と一言だけ言った上で+D


88 :森末(仮):2014/03/06(木) 00:37:48 ID:???
>B.「まあちょっと事情があるんだ。 さっきまで話してたのにごめんね」 ぼかしつつ松山の非礼を謝る
===================================================================================================
反町「え、なんだ? 板野は事情を知ってるのか?」
小池「そういやさっき叫んでたのってお前だったよな……一体なんだってんだよ」

板野が若島津らに説明をする為に声をかけると、彼らは驚いたような表情を浮かべつつも納得をする。
先ほど松山が急に叫び、走り出したのは板野が大声をかけて呼んでから。
普通に考えれば板野が松山が走り出した理由を知っているのだろうという事はわかり、一体何があったのかと説明を求めるのだが……。
板野はあくまでもボカしつつ、少し用事があった為に松山はこの場から離れたと説明。
いきなり挨拶も無しにいなくなった非礼を詫びつつも、根本の原因にまでは言及をしない。

小池「なんだよそれー! 人に言えないような事なのか?」
板野「うーん、それは、その……ちょっとデリケートな問題だから。
  (あんまり色恋の事を外野が言いすぎるのってよくないよなぁ……)」

そういった気遣いから、板野は小池がしつこく言い縋っても口を閉ざす。
最初はその板野の態度に焦れていた小池であるが、若島津ら他の者の注意もあってか矛を収め、
それでも憮然とした態度で頬を膨らませる。

小池「ちぇっ、言ってくれたっていいだろ。 こう見えても俺は東邦一口が堅い男としても有名なんだぞ」
板野「(……絶対嘘だ)」
若島津「そこまでにしておけ、小池。 デリケートな問題、というのなら俺達にも心当たりはあるだろう」
反町「ああ……そうだったな」
沢田「ちょっ……あれですからね!? 僕のお婆ちゃんは別に死んでいませんからね!?」

沢田が吉良監督に特訓をつけてもらう為に離脱をした時の言い訳が彼らの心に未だに残っていたのだろうか、
デリケートな問題とあっては仕方ないと納得をした彼らは、松山の非礼にも特に気にはしないと言い、
しばらくその場で板野と雑談を交わした後、このフィールドを去って行った。

若島津「(それにしても、なんというか……締まらん最後だったな)」
小池「(言えない事情かぁ……やっぱり身内に不幸があったとかなのかなぁ? でも、板野がなんでそんな事知ってるんだ?)」

89 :森末(仮):2014/03/06(木) 00:38:49 ID:???
こうして板野が若島津らと別れていた頃、会場を後にした藤沢は母親と共に空港へと無事に到着をしていた。
途中でホテルに寄り、着替えをしていた為に時間は取ってしまったが、出発予定時刻までの余裕は十分。
というよりも、もしも今日ふらのが勝利をしていたら、母はこの予約していたチケットをどうしたのだろう。
そんな事をおぼろげに考えながらも、藤沢美子は母の後をついて出発ゲートをくぐろうとしていた。

藤沢母「美子、急いで」
藤沢「はい……」

これから自分は、遠くアメリカの地へと引っ越しをしなければならない。
父親の仕事の関係上、今まで何度も別れを繰り返してきた藤沢であったが、
やはりこの友達と別れるという寂しさは何度繰り返しても慣れるものではなかった。
それになによりも、藤沢の心残りは――。

藤沢「(松山くん……)」

このふらの中学での3年間、サッカー部という活動を通して一緒に過ごした彼を、藤沢は想っていた。
それは周囲からしてみればはっきり言ってバレバレであり、藤沢と松山との関係にやきもきしていたのは町田と板野だけではない。
しかし、藤沢の引っ込み思案で自分を押しとどめがちな性格故か、それとも松山が鈍感過ぎる為か。
両者は結局くっつく事はなく、こうして別れの時がやってきてしまった。

藤沢母「美子、パスポートは持ってるわね?」
藤沢「…………」
藤沢母「美子?」

ドン

物思いに耽りながらパスポートを手に持ち、前を向いた瞬間――藤沢は手に提げていたカバンを手落とした。

松山「藤沢」
藤沢「松山くん……」

つい先ほどまで――否、これまでずっと思い続けていたその相手が、ユニフォーム姿のまま目の前に立っていたからだ。

90 :森末(仮):2014/03/06(木) 00:40:40 ID:???
松山「ど、どうやら間に合ったみたいだな」
藤沢「ど……どうして?」
松山「お前が車で行った後、俺もすぐタクシーを拾って追いかけたんだよ。 出来るだけスピードを出して貰ってさ。
   でもそんなに急ぐ事無かったな、どこかに寄って着替えてきたのか」
藤沢「ええ、きものを置いてあったホテルによってそれから……。
   あっ! 松山くん、足から血が!」

何故、この場に松山がいるのか。
思わず問いただしてしまう藤沢であったが、松山はいともあっけらかんと答える。
確かに慌ててはいるものの、しかし言葉自体はそういった様子が欠片も見当たらず、
こういった所にも松山の何とも言えない朴念仁ぶりが見え隠れするのだが、
藤沢にとってはただ松山がこの場に駆け付けてくれただけでも涙が出そうになる話である。

その後、空気を読んだのか藤沢母はしばらくその場から席を外し、
藤沢は松山をベンチに座らせると持っていたハンカチで簡単な手当を始めた。

松山「い、いいよ。 ハンカチが汚れちまう」
藤沢「ダメよ、だってこんなに血が……」
松山「………………」
藤沢「………………」

しばらくそうして手当をし、される2人。
それは確かにいいムードであり、何故か他に客が見当たらない辺り絶好の告白の機会であったが、
お互いに奥手な藤沢と松山は中々本題を切りだせない。
沈黙があたりを支配し始めるのだが……。

91 :森末(仮):2014/03/06(木) 00:42:04 ID:???
先着1名様で、

★さらば愛しき人よ→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→松山「(やばい、この体勢ってなんかエロい……)」 何考えてるのこんな時に!
ハート→松山「このハチマキ、ありがとうな」 あ、ちゃんとハチマキの刺繍に気づいてた!
クラブA〜2→藤沢「(松山くんの血……ちゃんと保管しておかないと)」 怖いよ!
それ以外→松山「こうして手当してもらうのもこれが最後だ」 無難に繋げた!

92 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:42:52 ID:???
★さらば愛しき人よ→ スペード9

93 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:44:44 ID:???
JOKERなら松山の浮き球が上がりそうだなwww

94 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:45:50 ID:???
バイバイベイビー

95 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:59:53 ID:???
何でだろう、松山の幸せの祈ると言うより、
地雷を回避するのに必死な気分になってくるのは。

96 :森末(仮):2014/03/06(木) 01:22:02 ID:???
>★さらば愛しき人よ→ スペード9 ★
>松山「こうして手当してもらうのもこれが最後だ」 無難に繋げた!
===================================================================
サッカーでは思い切ったプレイをしても、恋に関しては中々思いきれないのが松山光という男だった。
もっと何か言いたい事、言える事がある筈なのに、結局は無難な言葉に逃げてしまう。
そんな自分の度胸の無さに思わず歯噛みをしてしまう松山だが、藤沢は気にしていないのか傷の手当を続けるだけである。

藤沢「松山くんは無茶なプレイするから一番ケガが多かった……(板野くんにも何度か吹き飛ばされてたし……)」
松山「ハハハ、思い切ったプレイをすると言ってほしいな」
藤沢「はい、こうやってしばらく抑えておいて」
松山「サンキュー、マネージャー」
藤沢「……!」

いつもの癖で、藤沢に対して感謝の言葉を述べる松山。
だが、この松山の声を聞いて、藤沢は思い出した。
もうこれが、自分が松山に『マネージャー』と呼ばれる最後の時なのだと。
今日の試合に負け、松山が引退をして――そして自分がアメリカにわたってしまう事で、2人の仲は切り裂かれてしまうのだと。
それを思い出した瞬間、藤沢の瞳には一杯の涙があふれ、ポロポロと流れてしまう。

松山「う、うあ!? ど、どうしたんだよ……!? な、何か酷い事言ったか俺!?」
藤沢「だ、だって……こんな所に急に現れるから……」
松山「うっ……や、やっぱり……見送られるの、嫌だったのか?」
藤沢「そうじゃ、なくて……! どうしてここに来たの……?」
松山「ど、どうしてって……それは……その……」

97 :森末(仮):2014/03/06(木) 01:23:08 ID:???
そして、この藤沢の涙を見て大いにうろたえたのは松山である。
いまいち女心の機敏に疎い松山は、自分が何か傷つける事を言ってしまったのかと見当はずれな事を考え、
しかし藤沢にそれを否定され、何故ここに現れたのかと問われて言葉に詰まる。
もはや先ほどまでの綺麗な流れというものはなく、今はどうしてこの緊急事態を乗り切ったものかと考えるだけである。

松山「(って、乗り切るも何もないだろ! 俺は、そうだ、俺は……!)ふ、藤沢……!」
藤沢「えっ……?」
松山「その……す、好きなんだ!」
藤沢「……? 酢、好き?」
松山「違う! 藤沢の事が、好きなんだよ!」
藤沢「……………………。 えぇぇえええっ!?」

だが、逆境に立っても諦めず、果敢に立ち向かうのが松山光という男である。
情けない面も多々見受けられるが、ここ一番の勝負度胸だけは誰にも負けない。
そんな彼はこの大舞台で、直球ドストレートの告白の言葉を藤沢に向けて投げつけた――些か、どもってはいたが。
これを受けて、驚いたのは藤沢である。
元々自分に対して自信がなく、常に松山の事を後ろから見守っていたような彼女にとって、
まさか松山が自分を好いていてくれていたとは露程にも思ってはいなかった。
この松山の告白は正に彼女にとって青天の霹靂であり、信じがたい事。

98 :森末(仮):2014/03/06(木) 01:25:05 ID:???
藤沢「ど、どうして……?」
松山「どうしてって言われても……その……マフラー貰ったり、日頃から、その、世話とかして貰ったり……。
   なんでって言われても困るんだけど、好きなものは好きで……」

思わず聞き返しても、松山は要領を得ない答えしか出してくれないが、
ともかく松山が真摯に藤沢を好いてくれており、この言葉が冗談でもなんでもないという事は伝わったようである。
それがわかると藤沢は再び涙を流して喜び始めてしまうのだが、なんとか泣き止んだのがまたとなり、松山は再度うろたえてしまう。

松山「わわわっ、な、泣くなよ! ごめん、やっぱり迷惑だったよな!?」
藤沢「違う、違うの……」
松山「えっ?」
藤沢「私は……私の気持ちは、もうその鉢巻に縫ってあるから……」
松山「……は、ハチマキに? ……あっ!」

言われ、今まで頭に巻いていた鉢巻をほどくと松山は熱心にそれを見つめ……見つける。
白い布地に、白い糸で刺繍をされたその文字。
藤沢から松山に、目立たないようにしながらも精一杯の勇気をもって送ってくれた、愛の言葉を。

松山「……そっか、お互い、同じ気持ちだったんだな」
藤沢「松山くん!」
松山「うわっ!?」

見つけた瞬間、松山はほっと安堵の溜息を吐き、緊張を解きかえるが……そこに感極まった藤沢が飛び込んでくる。
いきなり少女に、しかも思い人に抱きつかれるという事態に、純朴な松山はどぎまぎしてしまうのだが、
震える手を懸命に抑えつつ、藤沢の背中にそっと回し、抱きしめる。

99 :森末(仮):2014/03/06(木) 01:26:33 ID:???
松山「……元気に行ってこいよな」
藤沢「うん」

もはや2人の間に、長い言葉はいらなかった。

松山「向こう行ったら手紙くれよ。 俺も返事書くからさ」
藤沢「うん」

思いを通わせた今はただ、残り少ない時間をゆっくりと過ごしたい。

松山「それからこの鉢巻、お前との思い出に大事に取っておくよ。 あのマフラーと一緒に。 ありがとう」
藤沢「うん」

出発の時刻まで、2人はそうして抱き合っていた。
まるで長年の付き合いである、恋人同士であるかのように。

………
……


松山「あ、ところで藤沢、頼みがあるんだが……」
藤沢「な、何?(どうしよう、このまま結婚まで申し込まれちゃうのかしら……? 丁度お母さんもいるし)」
松山「俺、金持ってなくて……タクシー代、貸してくれないか?」

しかし、最後まで締まらないのも松山光という男であった。

※松山→(大切な人)←藤沢 になりました。
※松山くんが鉢巻を捨てませんでした(とても重要)

100 :森末(仮):2014/03/06(木) 01:27:33 ID:???
>>93 お察しの通り、上がる予定でした。松山は浮き球の弱さが弱点でもありますからね。
>>94 原作通りですと意外と早く戻ってきますが……さて。
>>95 一応どの結果になってもむすばれはする予定でした。

無事に松山と藤沢が結ばれてくれた所で、一旦区切らせていただきます。
原作でもタクシー代の件で藤沢母から借りていたようですし、オチがしっかりつくのが松山なのかもしれません。
ともかくこれで、ひとまず藤沢と松山の関係は一安心です。

明日はこの後、夜の日常パートから次の日の決勝戦へと続けたいと思います。
それでは。

101 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 01:51:10 ID:???
イヤッフゥゥーー!! やったぜ松山。
最初包丁を持ち出してきたことを思い出して、二つの意味でホロリ。
これで大手振って全日本に合流できる。全日本ではどう動こうかな。

102 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 06:32:40 ID:???
キャプテン候補は松山、三杉、井沢、一応小池、合流後の若林
実績で井沢、ハンブルグ快勝で若林ってとこかな、板野は一選手として練習。
松山が不幸にならなかっただけでも板野がふらのに来た意味はあった。

103 :森末(仮):2014/03/06(木) 22:52:32 ID:???
その後、松山は愛する人との残された数少ない時間を大事に過ごし、
藤沢の母からタクシー代を借りた後、藤沢の乗るアメリカ行きの飛行機を見送り宿舎に帰り着いた。
帰り着いた途端、仲間たち――とりわけ町田から事の顛末を詳しく聞きだされようとしたが、
初心な松山はしどろもどろになりながら口を閉ざすしかなく、そうこうしている内に町田達は北海道へと帰って行った。
なお、告白が成功したらしい松山の様子を見て板野が心の底から安堵をしたのは言うまでもない。

板野「(よかった……本当によかった……痛ましいあの事件はなかったんだね)」

こうして松山と藤沢の一件は、無事に決着がつく形となった。
今は既に日が沈み、板野と松山はすっかり住み慣れた感のある宿舎の中にいる。
今後の為にも松山と板野は明日の決勝戦を見ておいた方がいいと言われ、残った2人。
2人は夕食を終えた後、互いに何も言わないまままったりと部屋の中でくつろいでいた。

松山「…………」
板野「(松山……ずっと外を見てるな。
    藤沢の事を想ってるのか、それとも今日の試合を振り返ってるのか……どっちなんだろう。
    今日の試合……そうだ、俺達は負けちゃったんだな。
    しかも準決勝、本編・原作通り……ふらのが本来ならば負けてしまう位置で。
    これが運命って奴なんだろうか……。 ……黙ってたら嫌な事考えちゃうな。 何かしようか)」

A.松山と話をする
B.森末と話をする
C.外をぶらついてみる
D.練習をしよう!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>101 微妙に藤沢にヤンデレ属性が付加された事もありましたが、結果良ければ全てよしですね。
>>102 キャプテン候補については、板野、松山、若島津、そして若林の4人になる予定です。
    板野に関してはキャプテン経験がない為に少しマイナススタートにはなりますが、
    順調に信頼を稼いでいけばキャプテンになれるでしょう。

104 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 22:56:22 ID:yPqLtDIE


105 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 22:58:20 ID:cw2B2JxA


106 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 23:00:22 ID:MVeAoAvs
B

107 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:40:58 ID:???
>B.森末と話をする
=====================================================================
板野「(そうだ、森末はどうしてるかな? おーい、森末ー?)」

東邦との試合で喫した初めての敗北、そして松山と藤沢の件。
それらに気を取られてすっかり忘れていた、この世界に連れてきてくれた人物(?)の事を板野はようやく思い出した。
勝利――そして決勝進出という栄光を手にして報告する事は出来ないが、
それでも今日の試合の報告をしようと考えた板野はいつも使っている念話を用いて森末を呼びだそうとするのだが……。

板野「(あれ? ど、どうしたんだ森末? 念話が繋がらないなんて今までなかったのに……) ま、松山。 ちょっと俺、散歩してくるよ」
松山「ん……ああ、わかった。 あまり遅くならないようにな」

しかし、今日に限って何故か通じない。
今日のPK戦が終わった直後、同じように森末が板野に念話を送ろうとした際にも同じ事が起こったのだが、
当然ながらそんな事を知る由もない板野は焦りながらも、松山に一声かけてから外へと飛び出す。
念話は起こせないが、森末は自分たちの宿泊している場所の近くで寝泊まりをしていると聞いた。
ならば外を探せば、森末の姿も確認できるのではないかと板野は考えたのだ。

板野「森末……森末、どこにいるの?」
森末「……板野?」
板野「! 森末!」

傍から見れば花壇や茂みを除き込み、人の名を呼んでいる板野の姿は不審者に見られただろう。
あまり長く続けると補導をされてしまったかもしれないが、運よく板野は近くに隠れていた森末を見つける事に成功する。
森末の声が聞こえると、板野は心の底から安心をしたようにホッとため息を吐くのだが、
何やら森末は元気がなく、板野が目を向けても目を伏せている。
その様子に板野は当然気づき、一体何があったのかと問いかけるが……。
森末はやはり力なく、ぽつりぽつりとだがそれでも説明をしなければならないかと口を開いた。

森末「……この顛末は、僕の予定していたものと違うんだ……」
板野「え? ……ちょっと待って、何の事かサッパリわからないんだけど」
森末「実は、今日の試合――僕も会場にいたんだけどね……」

108 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:41:58 ID:???
板野の活躍を見る為、そしてもしもの時の"リセット"の為にと、森末は今日の試合会場に足を運んでいた。
試合は森末の予想をしていた以上に白熱をし、その盛り上がりはこの世界の管理者としては至上の悦楽。
敵にも見せ場があり、主人公にも見せ場があり。
最後は少々ダレてしまった所はあったかもしれないが、それでも名勝負を残せたと森末は出来自体には満足をしていた。

森末「でも、負けた……君は負けてしまった。 ――それが、僕の予定外の事態だという事なんだ」
板野「………………」
森末「最初に僕が言った事、覚えてるよね? 君にこの世界でして欲しい事があるって」
板野「う、うん……。 ……その中の一つは、確かに『中学サッカー大会で優勝をする』事だったけど」
森末「それは定められていた筈、なんだ。 君ならこの言葉の意味、わかるよね?」
板野「……"リセット"の事?」

板野の言葉にうなずき、森末はごそごそと体を探るとどこから取り出したか一つのボタンを板野に見せつけた。
そう、これこそが――森末が持つ、リセットボタン。
管理者として、規定されていた物語に沿わない方向に話が転がりそうになった時、
時を戻してやり直す事が出来るというボタンである。

森末「そして僕は使った。 1度目のPKで負けた後、すぐに」
板野「……それは、覚えてる。 俺は1回目のPKで……若島津に止められてたんだ」
森末「うん。 そしてもう一度負けた……そして、更に僕はボタンを押した」
板野「……だけど、リセットはされなかった」
森末「そうだ。 ……本来なら、こんな事はありえない筈なんだ。
   何故なら、この世界は僕が管理をしていて、そして君がこのゲームのプレイヤーなんだから。
   なのに、どうしてこんな事になったのか……」
板野「ど、どうしてなの?」

使える筈のリセットが、使えない。
この事態に陥って森末はパニックになったが、時間が経ち、幾分か頭が冷静になるとその原因にある程度の見当がついた。
あくまでも今は仮説の段階である。 しかし、ある程度は納得が出来る仮説に――。
それを確信に至らせる為に、森末は板野に質問をした。

109 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:42:58 ID:???
森末「板野、君の通ってる学校は?」
板野「え、何その質問……」
森末「いいから答えて、大事な事なんだ」
板野「……ふらの中学だよ。 森末も知ってる事でしょ」

森末「1番の仲のいい友達は?」
板野「松山、になるのかな……。 後は矢車くんや多田野くんも友達だよね」

森末「趣味は?」
板野「えっ、と……サッカー……は違うよね? そういえば、趣味ってないなぁ」

森末「お父さんとお母さんの名前は?」
板野「そんなの俺にはいないじゃないか。 森末が親代わりみたいなものだって、森末自身が言ってたでしょ」

矢次早に飛んでくる森末の質問に、板野は訝しがりながらも答えていく。
それらの質問は全て森末が知っているような事ばかりであり、
何故今更になってこんな事を聞いてくるのだろうかと板野は疑問に思うが……森末の顔は(表情はよくわからないが)真面目そのもの。

質問が全て終わると、森末は小さくため息を吐きながら……板野の目を真っ直ぐ見つめ、もう一度質問をした。

森末「板野、もう一度聞くよ」
板野「う、うん……」

森末「 君 が 、 君 の 世 界 で 本 当 に 通 っ て い る 学 校 は ? 」

板野「……俺の、世界?」

110 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:43:58 ID:???
その言葉を聞いた瞬間、板野は思い出した。
自分はあくまでも、ただの『キャプテン森崎の読者』であったという事を。
いつものようにスレに張り付き、キャプテン森崎を愉しんでいた所を森末に連れられて『この世界』へとやってきた事を。
自分はいつか、この世界から帰らなければならないと言う事を。

そして、板野は思い出せなかった。
自分の通っていた学校も、仲の良かった友達も、両親の名前すらも。
何もかも――唯一趣味がキャプテン森崎を読む事、そして本編・原作で起こった出来事だけを除いて、
板野の記憶から元の世界の情報というものは全て霧散をしてしまっていた。

板野「あ……ああ……!」
森末「やっぱりだ……やっぱりそうなんだ……」

その事実を理解してしまった瞬間、板野は恐怖に苛まれ声にならない声を上げ。
森末は小さな手で頭を抱えながら、自分の仮説が合ってしまっていた事に絶望をした。
板野が現実世界の事を、元の世界の事を忘れ去ってしまったという事――。
それこそが、森末の持っている力が弱まっている事に影響をしている。

森末「僕は君をプレイヤーとしてこの世界に招いた……だけど……そうじゃない」
板野「ど、どういう事なのさ……!?」
森末「君は……この世界の、1人のキャラクターとして、自立してしまおうとしている。
   この世界の住人として、認められ『過ぎた』んだ」

それは板野の溢れるキャプテン森崎愛が森末の予想をしていた以上のものだった為か、
それとも……それとも、他に何か原因がある為か。
板野はこの世界に『馴染み過ぎた』。
故に板野はこの世界の住人として世界に認知され、プレイヤーではなく独立をしたキャラクターとなってしまった。

111 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:45:01 ID:???
板野「そんな! そんなの……そんなのおかしいじゃないか!!
   森末がこの世界を……管理してるんだろう!? だったら、認める、認めない……そんなものは森末の決める事じゃないの!?」
森末「違うんだ、板野。 僕たち管理者はあくまでも管理をするだけ……。
   キャラクターがいなければ、物語を紡ぐ事は出来ないんだよ。 あくまでも、先にキャラクターがあるんだ」
板野「そんな……」
森末「世界のルールを決めるのは僕だ。 物語の道筋も、立てるのは僕だよ。
   ただ、そこに『ドラマ』を生み出すのは……キャラクターなんだ。 だから、これがドラマなのだとしたら……。
   僕はその物語を書ききるしかない。 そこは捻じ曲げれないんだ」

悲痛な声を上げる板野にも、森末はあくまでも淡々と……それでも多分に哀しみの色を込めた声を出し、
更に追い打ちをかけるように口を開いた。

森末「リセットの力が使えなくなっていた理由も、だからこそわかる」
板野「どうしてなの……?」
森末「君がプレイヤーでなくなったから……この世界、構成、全てが変わってしまった。
   管理者としての権限を、君に対して行使出来なくなってしまったんだろう」
板野「……じゃあ、どうして1度は使えたの?」
森末「まだ、微かにだけど力が残っていたのかもしれない。 君に、プレイヤーとしての。 主人公としての」

リセットを受け付けるのは、プレイヤーキャラ――主人公のみ。
森末が1度リセットをした時までは、板野の主人公としての力が僅かではあるが残っていたのだろう。
だが、その1度だけのリセットで……板野の力はなくなってしまったのだろう。
故に板野は2回目のリセットを行えなかった――世界から、主人公として認められなくなったから。

板野「それじゃあ……どうしたらいいの? 俺は……俺は、このままこの世界に残り続けるの?」
森末「…………」

もはや顔も思い出せないが、板野にも元の世界に家族がいる。
まさかずっと、永遠に、この世界に存在し続ける訳にはいかない。
だが、戻っても――板野は元の世界の記憶がない。
記憶喪失で、本当の家族の元に帰り、本当の通っていた学校へ行き、本当の友達と遊ぶ。
想像をするだけでぞっとするような光景だった。

112 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:46:04 ID:???
森末「それに関しては……少なくとも、記憶の件に関しては、一応僕としても考えがある」
板野「!! な、何それ!? どうすればいいの!?」
森末「ゲームクリアだ。 このゲームを終わらせる」
板野「えっ……」

この板野の疑問に出した森末の答え。
それはこの世界にやってくる際、板野に提示した条件――。
『ゲームクリアするまで、家には帰れない』としたものと全く同じものだった。
一体今更、何故念押しをするような事を言うのか――問題は家に帰った時に、記憶があるか否かだというのに。
思わずそう問い返す板野であったが、森末は首を振って板野の疑問に答えていく。

森末「ゲームクリアをすれば、その時点で、この世界もまた終わるんだ。 物語は続かない、めでたしめでたしで幕を閉じる。
   ……その時点で、キャラクターは解放をされる筈だ」
板野「つまり……キャラクターじゃ、なくなる。 記憶が戻ってくる、って事?」
森末「その通りだ……けど、話はそう単純には終わらない。
   ただのキャラクターのままなら、『ログ』として永遠に君は残ってしまう。 続かない物語の中で。
   だから、君は『プレイヤー』に戻らないといけない」
板野「…………」
森末「主人公に戻るんだ、板野。 もう一度……この世界の中心になるんだ」

そう、あくまでもただのキャラクターとして物語を終えてしまったら、板野はこの世界の住人として認められてしまう。
故に板野は、もう一度森末が設定をした最初の予定通り――プレイヤーに戻らなくてはならなかった。
この物語の中心に、主人公として。

森末「はっきり言おう、今の時点で君はかなり出遅れている。
   全国中学サッカー大会はベスト4止まり……主人公としては、かなり微妙な成績だ」
板野「うぅ……」
森末「ここから、盛り返すしかない。 ジュニアユース、海外留学、ワールドユース。
   全てで活躍をして、全てでメインとなって、君は主人公になるんだ。
   そうすれば物語を終えた時、きっと記憶は戻ってくる。 ……元の世界に戻れるんだよ。 最高の形で」

113 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:47:07 ID:???
板野「本当に……活躍をすれば、主人公に戻れるの?」
森末「その筈だ。 今の君は、世界に認められすぎて一旦キャラクターへと変化をし、
   ベスト4という半端な結果を出したせいで主人公とあまり認められていないんだと思う。
   だから念話だって使えなくなった。 リセットも使えなくなった」
板野「うぐぅっ……半端とか言わないでよ。 俺も頑張ったんだ! 皆、ふらのの皆、頑張ったんだよ!」
森末「……ごめんよ。 ただ、もっと成果を上げなきゃいけないんだ」

板野としては少し心に突き刺さる言葉も多分にあったが、
それでも森末は心を鬼にして板野を発奮させる為にあえて厳しい言葉を選んだ。
とにもかくにも、板野はこれから今まで以上に活躍し、目立ち、主人公とならなければならない。
そうでなければ、元いた世界にも帰れないのだから。

板野「……とにかく、わかった。
   要するに……もっともっと、活躍をして。 もっともっと、サッカー上手くなって……そうすればいいんだね?」
森末「飲み込みが早いね」
板野「少し……ううん、凄くショックだった。 お母さんとお父さんの名前も、顔も思い出せない。
   住んでいた場所も、通っていた学校も、友達の名前だって思い出せない。
   怖かった……でも……やる事は、今までと同じだよ。
   このゲームを、ううん、今は俺は『操作者』―プレイヤー―じゃないんだっけ。

   ……この日本で、誰よりも優れた『選手』―プレイヤー―になる。
   それを目指す、そういう事だろう?」
森末「そうだ。 その通りだ」
板野「大丈夫……確かにお母さんもお父さんもいないけど、この世界には松山達がいてくれるんだ。
   心細くない……森末だって、いてくれるしね」

それは少しだけ強がりも含まれていたが、板野の本心でもあった。
記憶を失くした事は確かなショックである。
だが、それが取り戻せる可能性があり――そして、仲間がいてくれるのなら。
記憶を失った恐怖も、幾分かは和らぐ。

114 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:48:11 ID:???
板野「……ところで、俺が主人公じゃないんだったら、誰が主人公なの? それにプレイヤーは?」
森末「主人公は正直な所、松山とか怖すぎるんだけど……。
   松山が主人公ならリセットが発動してもおかしくなかったし、若島津?
   でもこの後すぐ若林が出てくるからなぁ……」
板野「……要するに、わからないって事?」
森末「もしくは、浮き上がってしまってるか……誰が主人公かわからず、宙ぶらりんな形だね。
   プレイヤーについても……わからない。 誰が判定して、誰が選択してるのやら……」

絶望の後に希望アリ。
なんとか希望を見いだせた板野は、ふと思いついた疑問を森末に投げかけるが、この答えはあまり芳しくなかった。
森末としても、やはりこの事態は想定の範囲外。
誰が主人公となったのか、誰がプレイヤーとなったのか……それはまるで見当がついていない。

森末「ともかく、気を付けるんだよ。 ぶっちゃけ外伝なんて誰が主人公になってもおかしくないんだ。
   下手したら高杉あたりがなっちゃう可能性だって……」
板野「いや、それは流石に無いと思うけど……ん?」

こうしていつものように、少しばかり和やかなムードになってきた所で、
不意に板野は前方の茂みで誰かが動くのを察知した。
森末もすぐにそれに気づいたのか慌てて誰にも見つからないようにと板野の後ろに隠れ、
板野は息を呑んでその人物の正体を見極めようとし――そして、ついに茂みから大きな物音を立てて人影が姿を現した。

板野「お、お前は――!!」

日向「…………………」

板野「ひゅ、日向ぁ!?」
森末「(……訳がわからないよ)」

115 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:49:25 ID:???
そう、姿を現したその人物――それは板野達が、よく知る人物であった。
猛虎――日向小次郎。
原作では大空翼の最大のライバルとして立ちふさがり、全日本を代表するFWとして活躍。
翼に次ぐNo.2という地位を収め、ファンからの人気も高い男。
そして本編ではやはり翼や森崎のライバルとしてキャプテン候補として対立。
原作のワイルドさを更にゆがめたかのような性格の悪さと粗野さ、付け加えて悪知恵の働く頭脳を持ち。
全日本のキャプテン候補の中では選手たちの中で森崎と共に好き嫌いが激しく別れる男となっている。

そんな彼は、本来、この世界には存在をしない。
この世界にやってくる際、板野が難易度『むずかしい』を選択した為に森崎、翼、日向の存在は抹消され、
板野は彼らがいない全日本でこの先を戦っていくと提示されたのだ。
当然ながら板野はそのことを覚えていたし、森末に至ってはその設定を自らが行っているのである。
故に、日向はここにはいてはいけない筈――なのだが、実際にいる。

驚いた板野と森末はしばらく声を発する事も出来ないまま、そのまま日向と対峙をしていたのだが――。
いち早く我に返った板野は、改めて日向の姿を見回すと何かがおかしい事に気づく。

板野「(な、なんだこの格好? まるっきり浮浪者みたいじゃないか……)」

そう、日向の今の姿は正しく浮浪者のようなものであった。
元から浅黒かった肌は垢に塗れ、髪は油で嫌なツヤが出ている。
着ている衣服もところどころ破け、或いはほつれており……。
本編のような成金どころか、原作の貧乏状態でもここまで酷くはないだろうという有様であり。

そして、次に板野が気づいたのは日向が先ほどから何も喋らず、虚ろに宙に視線を彷徨わせている事である。
まるで無気力――いや、魂そのものが抜けてしまっているかのようなその姿に、板野は当然ながら戸惑う。
彼のよく知る日向は、誰よりも血気に逸り闘志に溢れる男なのだから。

板野「(一体なんなんだこの状況? ど、どうするんだ!?
    さっきから色んな事があって正直混乱し通しだけど……こ、ここは……)」

116 :森末(仮):2014/03/07(金) 01:50:37 ID:???
A.「くらえ! マグナムパンチ!!」 主人公らしく敵役っぽい日向を殴る
B.「くらえ! マグナムキック!!」 主人公らしく敵役っぽい日向を蹴る
C.「よくわからないけど、近くにいたらよくなさそうだ!」 森末を連れて逃げる
D.「森末、様子が変だよ。 まるで日向の抜け殻みたいだ」 このまま森末と共に観察を続ける
E.「森末、後は任せた!」 気になるけど怖いので後は森末に任せる

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※「覚醒pt」の名称が「主人公pt」に変更されました。




本日はここで区切らせていただきます。それでは。

117 :森崎名無しさん:2014/03/07(金) 01:52:59 ID:uS2E5+IY


118 :森崎名無しさん:2014/03/07(金) 01:55:58 ID:ezM71Nok


119 :森崎名無しさん:2014/03/07(金) 18:37:52 ID:???
何者かの介入、謎の日向、世界がいつの間にかホラーに変わった板野君の心境やいかに

120 :森崎名無しさん:2014/03/07(金) 19:38:24 ID:???
キャプテン小池に主人公取られてしまったか

121 :森崎名無しさん:2014/03/07(金) 20:41:15 ID:???
おのれディケ
森末、この世界も破壊されてしまった!

122 :森末(仮):2014/03/07(金) 23:59:25 ID:???
>D.「森末、様子が変だよ。 まるで日向の抜け殻みたいだ」 このまま森末と共に観察を続ける
========================================================================================
主人公らしく敵役(っぽいの)を倒そうかと一瞬悩んだ板野であったが、
やはり様子がおかしい日向に対し危害を即座に加えるのは良心の呵責に耐えられない。
何よりもあからさまに無防備な板野に対し、今も日向は何もしてこないばかりか、
相変わらず心ここに非ずといった様子で茫然とその場に立ち尽くしているのみだ。

森末「た、確かに……なんかこう、気が抜けちゃってる感じはするね」
板野「……おーい、日向ー。 聞こえるー?」

おっかなびっくりといった様子で近づき、日向の目の前で手を振ってみるがやはり反応はない。
一体これはどういう事なのだろうかと板野と森末は首を捻って考えるも、
そもそも森末としてはこの場に日向がいる事自体が異常事態。
その日向が存在し、茫然としている理由などわかる筈がないのだ。
ただ、どうして日向がこの場にいるのか――それだけは、ある程度推察が出来る。

森末「やっぱり……誰か他の者が、この世界に関与をしているのかもしれない」
板野「他の者? え、だって管理者は森末なんでしょ? 関与なんて出来ないじゃないか」
森末「その筈なんだけどね……僕以上の権限を持つ者なんて、この世界には存在しない筈だから。
   でも、実際に他の者の影響と見受けられる事象は他に存在してるんだ」
板野「……うーん」
森末「(何より、日向がこんな風になってる理由がわからない。
    存在するとしても、いつものような……というと変かもしれないけど、少なくともこんな魂の抜け殻みたいな形になる筈はない。
    一体どういう事なんだろう?)」
板野「それで、どうするのこの日向? ……本当に、何もしないんだけど」
森末「……ここで、この場面で彼が出るという事は……誰かが僕たちと日向を会合させようとしたという事だ。
   それにはきっと、意味がある。 ……罠だとしても」
板野「でも、何も言わないんならどうしようもないよ?」
森末「ああ、だから……日向は、僕たちが一旦保護する事としよう」

123 :森末(仮):2014/03/08(土) 00:00:50 ID:???
様子を見続けても、一向に変化がない日向。
しかしこの出会いに何か意味があると結論付けた森末は、日向がもの言えるようになるまで……。
再び意識を取り戻すまで、自分たちで保護をしようとする。

板野「そ、それって日向と同じ家に住むって事だよね……?」
森末「まあ、そうなるね。 君はすぐにJrユース編に移って家から出ていくだろうけど」
板野「だとしても……大丈夫なのかなぁ?」
森末「多分大丈夫……だと思いたい」

今はこちらに危害を加える様子はないものの、日向の性格や乱暴さなどは誰よりもよく知っている板野達。
もしも下手な事態になってしまっては取り返しのつかない事になってしまうのでは……。
と、思わず嫌な想像をしてしまい身震いをするものの、
それでも背に腹は変えられぬとして自宅にて保護をする事となった。

板野「まあ、わかったよ……。 でも、どうやって連れて帰るの?
   ここ埼玉で、俺達が住んでるの北海道だよ? そんなので日向飛行機乗れるの?」
森末「移動に関しての権限は君に行使するものとは違うから、普通に使えるよ。
   だから、何も心配はいらない」
板野「そっか、よかった……」
森末「君は残って、明日の決勝戦を観戦するんだろう? もう戻って寝るといい。
   明日の決勝戦の結果を見届ける事……それもこの先には必要な事柄の一つだからね」
板野「う、うん、わかった」

その後、森末は日向の肩によじ登ると板野が宿舎に戻ったのを確認してから北海道へと帰り着いた。
どのような方法を使ったかについては、描写は省かせていただく。

そして森末と別れ、宿舎に帰りついた板野は松山と二、三、言葉を交わすと明日に備えて早めに寝るのであった。

※日向小次郎と出会いました。

124 :森末(仮):2014/03/08(土) 00:02:04 ID:???
〜 中学サッカー大会決勝戦当日 会場 〜

そして日は開け、決勝戦がやってきた。
王者・南葛中学対強豪・東邦学園。
この3年間、一度として変わることのなかった決勝戦のカードはもはやこの大会の風物詩となっており、
観客たちは南葛中学、前人未到のV3を見に――或いは今年こそは東邦学園が南葛を打ち破る姿を見に、と来客。
会場は中学サッカーの試合とは思えない程に試合前から熱狂し、大混雑をしてしまう。

カン カン カン カン

松山「うひェ〜っ、凄い混みようだな。 これじゃ座る所が無いぜ」
板野「(うひェ〜、ってどこから声出してるんだよ松山……)うん、もうちょっと早く来ればよかったね」

昨日は観戦に備えて早めに就寝をしたものの、引率する者がおらず道に少々迷ってしまった為か板野達は大遅刻。
会場に来た時には既に殆どの席が埋まっており、どうしたものかと右往左往するのだが……。

三杉「松山、板野! よければここに座らないかい?」
松山「あっ、三杉!」
板野「2つ分席が空いてるみたいだね……お邪魔させてもらおうよ」
松山「そうだな」

その時松山達にかけられたのは、会場の上段にある席に座していた三杉である。
彼の隣には以前板野があった時にはいなかったガールフレンド――青葉弥生がおり、
一瞬2人の邪魔をしてしまうのではないかと板野は躊躇しそうになるが、
三杉自身での誘いである事、何よりこれから1時間を立ちっぱなしで観戦するのは疲れすぎると考え、
三杉の好意に甘えさせてもらう。

125 :森末(仮):2014/03/08(土) 00:03:44 ID:???
松山「オス」
板野「おはよう」
三杉「おはよう。 昨日は惜しかったね……」
松山「ああ……でも、悔いの残らない試合だったからな。 ある程度は満足してるよ」

三杉達の隣の席に座り、まず三杉が振った話題は昨日の試合についてだった。
一昨日の夜に三杉と共に作戦を決め、目立った選手は板野と松山以外特に存在しないふらのは、
エリートスポーツ校である東邦学園に対し、ほぼ五分に試合を進めた。
最終的にはPK戦までもつれ込み、三杉の言うように惜しかったと言える試合だっただろう。
その三杉の言葉に対し、松山は生真面目な顔を作りながら悔いの残らない試合だったと返答をするのだが……。

板野「(どうしよう、何か俺も口を挟もうかな……)」

A.「俺はやっぱり悔しかったよ。 今でも思い出したら泣いちゃいそうだし」 悔しさを露にする
B.「本当に悔しくなかった? 松山……昨日は殆どDFだったじゃないか」 松山の本心を聞こうとする
C.「昨日の試合、三杉から見てどうだった?」 三杉の評価を聞いてみよう
D.「それより三杉、そっちの女の子は誰なの?」 弥生を紹介させよう
E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>119 ちょろっと裏の話を進めさせてもらいました。
>>120 先取点を上げたりなど、小池もかなり活躍してしまいましたので代表入りは逃れられないでしょうねぇ。どうしてこうなった。
>>121 あっ、矢車さんが登場したのってそういう(察し)

126 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 00:05:27 ID:X/0Xr54Q


127 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 00:05:47 ID:noHj1XuU
A

128 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 00:07:04 ID:yj5C5J1g
A

129 :森末(仮):2014/03/08(土) 01:11:58 ID:???
>A.「俺はやっぱり悔しかったよ。 今でも思い出したら泣いちゃいそうだし」 悔しさを露にする
===========================================================================================
松山「板野……」
弥生「(泣いちゃいそうって……まあ確かに、幼い顔立ちしてるもんねぇ)」

松山とは対極的に、板野は自らが感じた悔しさを隠そうとはしなかった。
確かに惜しかった、後一歩で勝てていた試合。
だが、結局の所は敗北――自分たちふらの中学は、東邦学園に負けてしまったのである。
その事実は試合結果がどうであれ覆せるものではなく、例え若島津から1点を奪えたといえどその悔しさは拭えない。
悔いはないとは言ったものの、板野の気持ちもまたわかる松山は優しく声をかけ。
一方で弥生は軽く引くような心境で板野の様子を見る。

三杉「(ふむ……ストライカーの気質としては、悔しがる……つまり勝ちたいという執念が強いのはプラスだろうか。
    あまりにそれが強すぎると、我が強くなりすぎてチームの事を考えぬ選手になってしまうけれど……。
    特にチームワークに優れるふらのに所属をし、松山からも信頼が厚いように思える彼ならその心配はないか?)」
板野「うぅぅ……」
松山「い、板野……泣くなよ」
板野「ふぐぅっ……」
三杉「(……まあ、実際に泣いてしまうというのは、色々問題があるが)」

こうして相変わらず、三杉が板野の事を評価に難しい選手だと考えている頃。
ロッカールームでは両チームの選手たちがこの決勝戦に向けて最後のミーティングを行っていた。

130 :森末(仮):2014/03/08(土) 01:13:06 ID:???
〜 南葛中学 ロッカールーム 〜

古尾谷「ここまで来たらもう細かい事は言わん。
    相手は東邦学園……昨日は粘りに定評のあるふらのを相手に接戦の末に勝利した、間違いない強敵だ。
    でもいつも通り、お前たちは自分たちのサッカーを。 南葛のサッカーを見せてくれればいい。
    さァ、今日も全力でいこう!」
南葛メンバー「「「はい!!!」」」
井沢「(監督……特に戦術なんかに関しては口出してこないんだよなぁ)」
滝「(その分思うようにやれるってのはありがたいけど、やっぱ不安はあるぜ)」

南葛中学のロッカールームでは、監督である古尾谷が最後の話をしていた。
特にこの試合での戦い方などを解くでもなく、あくまでも根性論――精神論を繰り広げる監督に、
井沢達は内心ため息を吐くのだが……これもいつもの南葛のミーティングでの光景である。
詳しい戦術などは全てスタメンたちの間で決められており、監督の話が終わると同時にキャプテンである井沢は前に出ると、
ホワイトボードを使って今日の試合の作戦について話し始める。

井沢「いいか皆、昨日も話したように今年の東邦は一味もふた味も違う」
長野「沢田の存在……そして、小池の成長か。 去年までの東邦の弱点が一気に強化されたからなぁ」
岩見「だが俺達だってそう簡単にはやられん。 今年に入って出てきた戦力なら、ウチにもいるんだからな」
山森「が、頑張ります!」
井沢「そうだ、俺達だって負けてない。
   王者・南葛の強さって奴を見せつけてやるんだ! その為にもだな……」

古尾谷「(頑張ってくれよ、みんな!)」

今大会、最初で最後の強敵を前に作戦を詰めていく選手たち。
その後ろ姿を、監督である古尾谷は突っ立って眺めているのだった。

131 :森末(仮):2014/03/08(土) 01:14:06 ID:???
〜 東邦学園 ロッカールーム 〜

北詰「よし、みんなきけ。
   今日の相手は南葛……昨日戦ったふらのもそうだが、間違いのない強敵だ。 それはお前たちが誰よりも知っているだろう。
   しかし相手の選手、一人一人のデータは既にお前たちの頭の中に入っている筈だ。
   とにかく自信を持って行け、今のお前たちの実力なら間違いなく勝てる!
   今年こそ打倒・南葛を果たし、東邦学園に優勝旗を持ちかえるのだ!」
東邦メンバー「「「はい!!!」」」

そして対する東邦学園のロッカールームでは、監督である北詰がいつものように指揮を執り作戦を指示していた。
サッカーエリート校として名を馳せる東邦学園は公立校である南葛のように監督が適当なものが座る筈がなく、
厳格かつサッカー指導者としての経験が豊富な北詰がその任にあたっていた。
やや型におしはめ過ぎる所はあるが彼の指揮には東邦学園の選手たちも納得をしており、
彼らは息を呑みながら今日の試合の作戦を頭に叩き込んでゆく。

北詰「では改めて、最後の確認として今日の作戦を説明する。
   いいか、まずはだな……」
反町「(昨日の試合はいいところがなかった……今日の試合は絶対に点を決める!
    若島津がいれば、点さえ決める事が出来れば勝てるんだ!)」
沢田「(今までの東邦の弱点と言われていた中盤を支配できるかがこの試合の鍵だ。 僕と小池さんで……)」
小池「(ふっふっふ、負傷から回復をしたこのスーパー小池にもはや敵はない。 あの真紅の優勝旗を手に入れるのはこの俺だ)」
若島津「(来生も滝も……それとあのノッポも板野に比べれば微塵も恐怖は感じん。 この試合、俺達が勝つ!)」

選手たちは密かに闘志を燃やしつつ、
こうして東邦学園のミーティングは過ぎて行った。

132 :森末(仮):2014/03/08(土) 01:15:26 ID:???
ワーワー! ワーワー!!

実況「さぁ、いよいよ試合開始時間となりました。
   両チームの選手たちが、今、入場をしています!
   今大会、シード権を得ていた南葛は悠々と試合を勝ち進みここまで危なげなく駒を進めてきました。
   来生くん、滝くん、長野くんといったFW陣。
   キャプテンである井沢くん、岩見くん、山森くんといったMF陣。
   石崎くん、高杉くん、中里くん、小田くんといったDF陣。 そして2年生キーパーの剛田くん。
   正に一丸となって戦う姿は全員サッカー、それぞれが特徴を持ち、役割を果たす事に長けた絶対王者です」

南葛応援団「ファイトー!南葛ー!」「今年も優勝して、V3だ!!」

実況「対するは東邦学園中等部。
   昨日のふらの中学との試合ではPK戦にまでもつれこむ激戦を繰り広げ、辛くも決勝に駒を進めました。
   その驚異的な粘りと執念は、正に宿敵南葛を打倒する為のものと言えるでしょう。
   守護神若島津くん、ストライカー反町くん、小さなテクニシャン沢田くん、キャプテンの小池くん。
   その他の選手たちもいずれも個性的、そして実力は確か。
   今年こそは悲願の優勝旗を手にし、東邦学園へと持ち帰りたい所でしょう」

東邦応援団「かっせ!かっせ!東邦!!」「今年こそ優勝だ! 南葛なんかに負けるなー!!」

試合開始時間が近づき、実況の声が響き渡ると同時、スタンドからは両チームの応援団からの声援が沸く。
板野はこの光景をぼんやりと眺めつつ、もしかしたら自分が今頃はあそこに立てていたのかもと考え……。
そうすると再び涙が出そうになった為、慌てて松山達に話題を振る事で気を紛らわせようとする。

板野「ねぇ、どっちが優勝をすると思う?」
松山「そうだな……俺達が戦った上で、勝てなかった以上は東邦の方が強いと思いたい。
   だが、南葛だって間違いなく強いんだ……特にチームとしての総合力の高さは群を抜いている」
三杉「そうだね……板野、君はどう思うんだい?」
板野「そうだなぁ……」

133 :森末(仮):2014/03/08(土) 01:16:30 ID:???
A.「東邦が勝つよ。絶対に勝つ」 東邦勝利を予言する
B.「東邦が勝つと思うなぁ……多分だけど」 東邦が勝利すると思う
C.「わからないなぁ……松山の言うように、どっちも強い」 わからないと答える
D.「南葛が勝つんじゃないかなぁ……恐らくだけど」 南葛が勝利すると思う
E.「南葛が勝つよ。絶対に勝つ」 南葛勝利を予言する
F.「勝敗はわからないけど……南葛には何か隠し玉がある気がする」 中里の存在を匂わせる

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

134 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 01:17:12 ID:noHj1XuU
F

135 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 01:18:02 ID:Eqh8lQOk


136 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 01:20:30 ID:???
森崎が居ないと中里は忍者って言わないんじゃない?

137 :森末(仮):2014/03/08(土) 01:25:08 ID:???
>>136
中里忍者は南葛面子にはバレておりますです。

138 :森末(仮):2014/03/08(土) 01:35:27 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

139 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 01:40:59 ID:YBLbtg6M


140 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 02:03:19 ID:???
乙でした。主人公……まさか矢車の兄貴?
日向のことは誤魔化しようはいくらでもあるからいいとして、
今の状態抜けたら主人公に近い存在だな。本格的に動けるのは高校辺り?
日向と兄貴会わせたい衝動はあるけど、医者に頼るのが無難かな。

141 :森末(仮):2014/03/08(土) 20:54:34 ID:???
>F.「勝敗はわからないけど……南葛には何か隠し玉がある気がする」 中里の存在を匂わせる
======================================================================================
三杉「ふむ……隠し玉?」
松山「ここまで隠し持っていた切り札があるって事か? ……確かに南葛は、ここまで苦戦は無かったが」

板野はあえてここで勝敗予想はしなかったが、
南葛にはまだ周囲にお披露目をしていない実力者――中里正人の存在を匂わせた。
未来の事は見えない為にどちらが勝つかは確信を持って答える事は出来ない。
だが、十中八九この決勝戦――南葛は中里が今まで隠し持っていた『本気』を出してくるだろうと予想をしたのだ。

板野「(何せ決勝戦で、相手は東邦学園。 本編でもこの試合、中里は錘を外して本気を出してきていたんだ。
    相手に日向がいないとはいえ、南葛にだって森崎と翼が存在しない。
    それなら……やっぱり苦戦は必至だと判断して中里が本気を出してくる可能性は高い筈だ)」

この板野の言葉を聞き、考え込んだのは松山と三杉である。
両者からしてみれば、板野の発言には何ら根拠が無さそうなものに見えるのだが、
松山は以前の花輪中学との試合で板野が立花兄弟のトライアングルシュートを未然に防いだ事実。
更に、比良戸戦では次藤と佐野のコンビプレイを予期していた事を知っている。
それらは板野が『起こりうる事態』を知っていたからこそ予期出来ていた事なのだが、
そんな事を知らない松山は板野が優れた観察眼を持つ者なのかもしれないと判断しており、ある程度の理解を示していた。

142 :森末(仮):2014/03/08(土) 20:55:34 ID:???
松山「(問題は誰が隠し玉かっていう事だけどな……ここまで見た感じ、やはり南葛の主力は修哲トリオだ。
    あいつらに隠し持ってる実力が他にあるっていうんなら、東邦は苦戦は必至……。
    だけど今までの様子を見るに、それはなさそうなんだよなぁ……)」

こうして素直に板野の意見を受け入れた松山に対し、三杉は板野に懐疑的な目を向ける。
今まで板野が観察眼が優れている(ように見える)という実績を認知していないという事もあったが、
常に沈着で他者の言う事も即座に鵜?みをしない三杉としては、そうそう簡単に信じられたものではなかった。

三杉「(……まあ、彼の言う事が当たるかどうかは試合を見ればわかる事だ。
    僕が今までの試合を見た限りでは、そういった素振りは南葛には見られなかったんだけどね……)」

そして、三杉のその考えは数分後――打ち砕かれる事となる。

こうして観客席で板野達が雑談に花を咲かせている一方、
最上段の立ち見席では今日もまた全日本サッカー協会の悪い大人たちが2人揃って観戦へとやってきていた。
この真夏にスーツを着込み、サングラスをかけた片桐はフィールドに散らばってゆく選手たちを目を細めて見つめ、
対する見上は腕組みをしながら、この後に控えてある全日本Jrユースの代表選手発表について思いを馳せる。

見上「長かった大会もこれで最後だ。 いよいよ今日、中学サッカー界の勝者が決定をする」
片桐「ええ、そして世界に羽ばたく未来の日本サッカー界を背負って立つ者達も決定する……という訳ですね。
   見上さん、もうある程度は選抜選手たちも決まったんですか?」
見上「ああ。 今大会、見るべき所があった選手たちのリストアップは終わっている。
   この試合である程度の活躍を決めてくれるのならばそのリストも書き換わるかもしれないが……。
   現時点では遠征で加入をする源三……参加を打診している岬くんを含め、代表の『24名』は決定をしているよ」

143 :森末(仮):2014/03/08(土) 20:57:13 ID:???
長かった大会、その中で小学生時代から活躍をしていた南葛の面々に若島津、沢田、立花兄弟、松山といった実力者たち。
更に早田、次藤と佐野、おまけに何故か出てきてしまった小池といったダークホース。
彼らに加えて、地方大会で敗退をしてしまった実力者である中山や中西、成長に期待の余地がある新田を含め、
見上の中で選抜をする面子というのは既に決定をしている。
この決勝戦でその選抜をした選手たち以上の活躍を見せる者がいなければ、この決定は覆せないだろうと彼は考えていたが、
そのような事態にはまず陥らないだろうともまた彼は考えていた。

片桐「なるほど……では、誰をキャプテンにするかなどについては既に考えているのですか?」
見上「その点はハッキリ言って未知数……今の段階では決定できんよ。
   キャプテン経験者が多く参加をする事になりそうだが、この試合に勝利したとて井沢や小池は統率力に優れているとは言い難い。
   ……井沢は源三の信望者、小池は……なんというかまぁ、判断に困るようだからな。
   松山、若島津、源三……若林のいずれかになるだろう。
   実力的に見ても、そのあたりが妥当だ。 もっとも、キャプテンは私が指名するのではなく選挙制にする予定だがね」

個性的な面子をまとめ上げるキャプテンを誰にするべきか、
実力者たちで固められたチームであるが、やはり焦点となるのはそこである。
キャプテン経験の多い者達で構成される事になりそうであるが、やはり実力的に筆頭となるのはふらの中学の松山。
そしてその松山を破り、昨日の試合では板野を前に1失点に抑え小学生時代は明和のキャプテンを務めた事もある若島津。
同じく小学生時代にキャプテンを務め、2度の優勝を遂げた事のある若林が見上の中で候補に挙がる。

片桐「……そこに板野の名は入りませんかね?」
見上「何?」

144 :森末(仮):2014/03/08(土) 20:59:14 ID:???
しかし、片桐がここで名を出したのはその3人のいずれでもなく、
キャプテン経験はない筈であるふらの中学のエースストライカー……板野住明であった。
良く言えば保守的かつ堅実な見上からしてみれば、キャプテン経験のない者をいきなりキャプテンに押し上げるのは躊躇いを覚える。

見上「何故板野を推す? いや、私も板野の実力――得点力については大いに評価をしている。
   現時点では、全日本Jrユースのストライカーを任せるのは彼しかいないだろう。
   しかし、それはあくまでもいち選手としてだ。 キャプテンを任せる程の器があるかどうか……」
片桐「まず根拠として、以前の花輪戦で見せた板野の頭脳的な守備があります。
   試合を通してみる限り、奴は決して頭が悪いという訳ではないようです」

ここで片桐が例に出したのは、やはり花輪戦で板野が見せた立花兄弟のトライアングルシュート封じである。
原作を読んでいた為に出来た事柄ではあるが、それは結果的に同じチームの選手たちだけではなく、
観戦していた者達にも板野がプレイだけでなく戦術的な目を持っているという事をアピールしていた。
キャプテンに必須とも言える戦術を理解しそれを実行できる実力、という意味では板野は疑うべくもないだろう。

見上「しかしそれだけではキャプテンと推すには弱いな。
   頭脳的なプレー、という意味ならば比良戸の次藤……それに、兼任コーチとして招集する予定の三杉にも言える事だ。
   だが、彼らに他人を引っ張る力があるとは思えんね」
片桐「ええ、ですからあくまでも仮説の段階ですよ。
   ……キャプテンには実力、知能、指揮力。 いずれも必要ではありますが、求心力こそがやはり不可欠。
   見上さんが選挙制にするというのも、『この者ならキャプテンを任せてもいい』と思われた者に指名をしようという事からでしょう?」
見上「その通りだ」
片桐「ならばその機会を彼にも与えていいのでは……と思ったまでです。
   ……試合を見ていると、板野は松山にも指示を飛ばしていた模様ですからね。
   そういった意味でも、キャプテンに向いていないとは私は思えないんですよ」
見上「(やれやれ……片桐くんの露骨な贔屓にも困ったものだな)考えておくよ」

145 :森末(仮):2014/03/08(土) 21:00:32 ID:???
ワーワー! ワーワー!

実況「さァ、試合開始前の軽いウォーミングアップが終わり、両チームの選手たちが入場を終えました。
   今はセンターサークルに両チームのキャプテンが集まり、審判の立会の元、コイントスを行っている模様。
   ……っと、どうやらボールは東邦学園が取ったもようです。
   南葛キャプテンの井沢くん、陣地を選択し……両チームメンバー、それぞれ散らばって行きます」

小池「ふふふ、この小池秀人様が率いる東邦学園が負ける筈がないのだ。
   井沢、いい加減お前たちも今日が年貢の納め時という奴だ」
井沢「(……小池ってこんな奴だっけ。 まあいいや)俺達の夢、V3は達成させてもらう。悪いが今年も負けてもらうぜ」

来生「(へへへ、今日も快勝してこの来生哲平の名を伝説として残してやる。
    えーと……3点取れば単独首位で得点王になれるんだっけか。 らくしょーだな!)」
滝「(若島津が相手じゃ今まで通りにゃいかねぇよなぁ……井沢も今日は守備に注力したいだろうし、ゲームは俺が作るしかねぇ)」
長野「(俺の高さなら若島津にも通用する筈だ! 目に物見せてやる!)」
岩見「(全国大会優勝という栄光を手に入れる……その為になら、なんだってしてやる)」
山森「(相手の沢田は1年生だ……俺よりも1学年下。 負けたからって学年の違いを言い訳には使えないぞ。 気合を入れろ!)」
高杉「(ふぅ……ふらのの板野が相手じゃなければまだなんとかなるレベルだな)」
石崎「(根性、根性だ! ここまで来て、負けてられっかよ!)」
中里「(父上、お許しくだされ。 これが拙者にとっての最後のサッカー……悔いなく、全力を出し切り……拙者は勝ちたい!)」
小田「(足を引っ張らないように……足を引っ張らないように……)」
剛田「(うううう、逃げだしてー。 カ、カーチャーン!!)」

反町「(石崎と高杉が相手なら、松山を相手にするよりは楽な筈だ。 今までの借り、今日で根こそぎ返すぞ!)」
沢田「(井沢さん……特に目標としている訳じゃないけれど、優秀なMF。 だけど、僕は負けない!)」
若島津「(タケシ達が点を入れれば勝てる試合だ。 大会を通しての無失点記録は建てられなかったが、
     ……今日の試合、俺が失点をする余地などない)」

146 :森末(仮):2014/03/08(土) 21:01:51 ID:???
いよいよ試合が始まるという中で、因縁の相手とも言うべき両チームの選手たちは火花を散らし合う。
このカンカン照りの天気によるものか、それとも両チームの情熱が伝わってきたのか、
板野は試合が始まる前から熱気を感じて汗ばみながらも、フィールドに目を移す。

板野「(さて、どうしようかな。
    今日の試合……まずは誰かに注目をして、どの程度の実力者なのか判断してみたい気はする。
    これまでの試合だと対策とかを考えて全体の流れを追うのに集中してたけど、もう戦う事はないしな……。
    今後の為にも、誰かの能力を見図ってみようか)」

☆「能力値を見る選手を1人選んでください」

南葛:井沢、来生、滝、長野、岩見、山森、高杉、石崎、中里、小田、剛田
東邦:反町、沢田、小池、若島津

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※後半にもう1度能力値を見る事が出来、計2人の選手の能力が判明します。

>>140
乙ありがとうございます。裏のお話については、まあそこまで気を付けてもらわなくても大丈夫です。
あくまでも本線はこれからのJrユース編などですので。
日向の存在の謎や主人公が誰なのかについては、後々判明したりするかもだししなかったりかもだしなのです。

147 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 21:05:20 ID:noHj1XuU
井沢
後半は中里かな、滝も捨てがたいけど。

148 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 21:08:37 ID:gK4r9q9o
来生

149 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 21:10:34 ID:ERpJc+ZY
井沢

150 :森末(仮):2014/03/08(土) 22:32:18 ID:???
>井沢
=====================================================================
板野「(そうだな、井沢の動きをよく見ておこう)」

こうして板野が南葛キャプテン、井沢の動きに注視をする事を決めていた頃。
フィールドではセンターサークルに東邦学園のFW2人が入り、試合開始の笛を待ち構えていた。
長く続いたこの大会も、いよいよこの試合が最後。観客たちが見守る中……。

ピィーッ!! ワアアアアアアッ!!

試合開始の笛が鳴り響き、観客たちの大歓声が会場を包み込んだのだった。

実況「さァ、始まりました中学サッカー大会決勝!
   まずは東邦学園のキックオフで試合開始! ボールは……一旦後ろの沢田くんへと戻されています!
   ゆっくりと溜めを作ってから攻撃を開始するのでしょうか……っとォ!?」

沢田「(まずは相手の出鼻を挫く……!)反町さん!」
反町「おう!」

パシュッ! ダダダッ! バコッ!!

来生「うおっ!?」
井沢「くっ、いきなりきやがったか!(沢田の奴め……意外に大胆な事を!)」

東邦の先制で開始された試合、ボールをもったゲームメイカーである沢田が選択をした攻撃の手段は、
なんと反町と自らの高速ワンツーで一気に中盤を突破するという思い切ったものであった。
攻撃力に絶対の自信を持つ南葛にもしもボールが渡ってしまえば、沢田の抜けた東邦の中盤を突破する事は容易い。
来生と滝の突破力、長野の高さを使ったパワープレイ、井沢と山森のパスによる組み立てと、
流石の小池でもこの数の攻撃に全て対応をするのは不可能だからである。

151 :森末(仮):2014/03/08(土) 22:33:24 ID:???
北詰「(よし、それでいい。 まずは相手の戦意を削ぐんだ。
    沢田と反町の連携ならば並の中学生ならばまず取れん。 辛うじて井沢が触れられるかどうかという程度だろうが……)」

来生「うげ〜っ、ちょろちょろすんなよ〜!!」
長野「(だ、駄目だ……まるでボールが見えない……)」
山森「(なんてパスの鋭さだ……コースを制限する事も出来やしない!)」
井沢「く、くそぉっ!」

しかし、この沢田と反町の『東邦コンビ』を止められる者は南葛の中盤には誰もいなかった。
確かにボールを奪われては一気に攻め立てられ、東邦は一気にピンチを招いてしまうだろう。
だが、そもそもとしてその止められる――という事自体がありえない。
昨日のふらの戦でも猛威を振るった彼らの連携が南葛の中盤を切り裂けるだけのものである事は予め想像がついており、
だからこそ沢田達は思い切ってこの速攻をする事が出来たのだ。

実況「あ〜っ! 駄目だ、南葛止められない!
   東邦の速攻を前に、中盤は崩壊寸前です!
   そのまま沢田くんと反町くんは一気にゴール前へ! これはいきなり先取点が生まれるか〜!?」

反町「よし、このまま一気に行くぞ!」
沢田「はい! 反町さん、これで決めてください!」

そして、南葛はなすすべもなくこのまま東邦に先取点を決められてしまう――かのように見えた。

シュタタタタタッ バシィッ!!

中里「(中の里が奥義――縮地法!!)」
反町「なっ、なにィ!?」
沢田「えぇっ!?」

彼らは知らなかった。南葛の最終ラインには、今まで実力を隠していた選手が文字通り隠れていた事を。
錘を外し、持ち前のスピードを最大限に生かせるようになった忍者の末裔――中里正人。
彼の持つパスカット能力の前には、沢田達の東邦コンビも決して分のいい勝負であるとは言えないという事を。

152 :森末(仮):2014/03/08(土) 22:34:25 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアッ!?

実況「いや、止めた! 止めました!!
   なんとここに来て、伏兵の中里くんが沢田くんたちのワンツーをカット! 正に値千金のファインプレーです!」

松山「! 凄い……今の、どこから来たんだ? さっきまでサイドにいた筈なのに」
三杉「(……まぐれ、には見えなかったな。 だが今まで彼の動きは決して目立たないものの筈だったというのに、どうして?)」
板野「(井沢、動きは悪くなかったけど……やっぱ地味だなぁ)」←井沢に注視してる

片桐「ほう……中里、ですか」
見上「(動きだしが既に中学生離れ……いや、高校生でもあれだけ素早いスタートを切れる選手はいないだろう。
    ヤマ勘で動いた……? にしては綺麗にカットをし過ぎている。 ……まだワンプレイだけでは判断は出来ないな)」

この中里の動きを見て驚いたのは観戦をしていたサッカー通の者達である。
ここまでの試合では殆ど活躍を見せず、精々がボールのフォローとスペースを埋める役割くらいしかしてこなかった中里。
それがまさか、守備には定評のある井沢ですらカット出来なかった沢田達のパスワークを止めてみせたのだから、驚いても仕方ないだろう。
一方で当の中里と言えば、自身に注目が集まっている事に少しの居心地の悪さを感じていたのだが……。

中里「(否……優勝の為にも拙者は全力を尽くすと誓った! この試合だけは負けられぬ!!)岩見!」
岩見「おう!」

すぐに気を取り直すと、前方の岩見に向けてパス。
岩見はそれを滝へと繋げると、ボールをもった滝は一気にサイドを駆け上がり得意のサイドアタックを見せる。

実況「さァ〜、攻守逆転! ボールは岩見くんから滝くんへと渡りました!
   滝くん、ぐんぐんと速度を上げて右サイドを駆け上がる! 東邦、慌ててプレスをかけに行きますが……」

滝「あらよっと」
島野「は、速い……」
小池「ふっ、この東邦学園キャプテン小池秀人様はそう簡単に抜かれはせんぞ! ってあらぁ!?」
滝「(喋ってる暇ありゃさっさと詰めればいいもんを……)」

153 :森末(仮):2014/03/08(土) 22:35:30 ID:???
そしてこの滝の突破は誰にも止められなかった。
サイドアタックだけの一芸で小学生時代からそのスタイルを追求してきた滝。
そのドリブルスピードとクロスの精度は一級品であり、それらは王者・南葛の攻撃の起点なのである。
むざむざと安易にボールを奪われるような事はなく、一気にサイドを突破した滝はそのままセンタリング。
これにはゴール前に陣取っていた長野が合わせ、来生にボールを落とそうとするのだが……。

長野「よし、貰った……えっ!」
若島津「何が貰っただ、ザコが!!」

バッキャアアアアアアアアアアアアアンッ!!

長野「ぐわああああああああああっ!?」
滝「なっ、長野ー!?」
井沢「(……流石に若島津を相手に空中戦は分が悪かったか)」

しかし、長野がボールを落とすよりも早くこのボールは若島津がクリアー。
空手の浴びせ蹴りを使ったそのクリアーの余波で、ボール越しに長野は大きく吹き飛ばされ絶叫。
クロスを上げた滝は長野の安否を気遣い悲鳴を上げ、井沢は改めて若島津が守るゴールの堅さを思い知る。

実況「駄目だー! やはり若島津くんが守るゴールはそうそう簡単に奪えない!
   これまでポストプレイでアシストを遂げてきた長野くんですが、容易く吹き飛ばされてしまいました!
   南葛、攻撃失敗です!」

見上「板野を始めとして、私が想定しているFWは軒並み上背が低い。
   アクセントをつける意味でも、長野はある程度構想にはあったのだが……」
片桐「国内ならともかく……世界レベルでは、やはり厳しいでしょうか」
見上「若島津の競り合い強さが尋常でない、というのはあるがな。 ただあの程度の高さならば……立花兄弟でも出せる」
片桐「(わざわざ他に特徴のない長野を入れる事はないという事か)」

154 :森末(仮):2014/03/08(土) 22:36:52 ID:???
こうして悪い大人たちが選手たちの評価をしている中、
お互いに一度ずつ攻撃に失敗をした両チームは……しばらく互いに拮抗をした勝負をする事となる。
何度かゴール前まで行き、シュートチャンスを作る自体は可能だったのだが……。

反町「いけェッ!」
中里「(ニンニン!)」
石崎「点をやってたまるかってんだ!」
高杉「南葛DFを舐めるなよ!」

南葛の守備陣――GKの剛田、そして小田という弱点は持つものの、そこはこれまでの大会で主力として戦ってきた石崎と高杉でカバー。
更にはこの試合全力を賭してプレイをする中里はあまりにも強大であり、反町はここまで一本もゴールまで届かせる事が出来ず。

滝「(ポストプレイは無理だ! 多少不利でも直接来生に打たせるしかねぇか?)それっ、来生!」
来生「ヒャッホー! 待ってましたァ! これが南葛の点取り屋、来生哲平様のボレーシュー……」
若島津「ザコは引っ込んでいろと言った!」

バキャアアアアアアアンッ!!

来生「ぎええええええっ!?」

東邦の守護神、若島津の守るゴールはやはり固く、
南葛はストライカーである来生ですらゴールを割れずにどうにも攻めあぐねてしまう。

155 :森末(仮):2014/03/08(土) 22:38:19 ID:???
何よりもこの試合、いつも以上に白熱をしたのは中盤での激戦である。
前回大会までならばそれでも何度か若島津に対して攻撃を続けていれば、どこかで必ずゴールを奪えていた。
中盤を制すればそれだけ攻め込まれず、こちらが一方的に攻め続ける事が出来る。
それにより反町を無効化し、若島津を攻略してきたのが去年までの南葛だったのだから。

沢田「それっ!」
井沢「通すか! 山森、フォローしてくれ!」
山森「は、はいっ!」
小池「そう簡単に主導権を奪われてたまるかー! この小池秀人がいる限り!」

しかし今年はそうはいかなかった。
その最たる原因は、やはり沢田の加入と小池の成長である。
これにより南葛は圧倒的優位で中盤を制するという事が出来ず、若島津を思うように攻略が出来ないという事態に陥っていたのだ。

三杉「やはり東邦は去年に比べれば弱点を潰せている分有利だね。
   (小池もよくやっているが……惜しいな、もう少し有効に動けるのなら今頃は先取点を取れているだろうに)」
松山「だけど、あくまでも中盤の争いで五分五分になった……ってだけだぜ。
   東邦の守備は若島津1人で担っててその実力の高さは俺達もよくわかってる。
   けど、南葛も今日は中里って奴がいい動きをしてるぜ……高杉、石崎だけじゃなくあいつも攻略するっていうのは難しいだろう」
三杉「確かにね……前線の反町、来生も実力的にはほぼ五分だ。 どちらに転ぶか……」
板野「(井沢、沢田の強引なドリブル零した! え、マジで!? 井沢なのに!)」←井沢を注視してる

そして前半も20分を過ぎ、お互いに決め手を欠いたままハーフタイムを迎えるのかと思いきや……。

156 :森末(仮):2014/03/08(土) 22:39:20 ID:???
先着1名様で、

★前半の山場→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若島津「来い、俺に持って来い!」 あー! こいつ超攻撃的GKだ!
ダイヤ→反町「(普通のシュートじゃ抜けないのか……?なら……)」 反町が活躍!
ハート→沢田「(あの中里さんって人を抜ければ決めるのは難しくない筈だ!)」 沢田が活躍!
スペード→小池「(見せるより他にない……この小池秀人の真の実力をな!)」 小池が活躍!
クラブ→来生「見える……そこっ!」 若島津「ふんっ!」 来生「ふがっ!?」 来生が活躍出来ない!

157 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 22:39:43 ID:???
★前半の山場→ ハート10

158 :森崎名無しさん:2014/03/08(土) 23:10:50 ID:???
井沢すげー

159 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:18:43 ID:???
>★前半の山場→ ハート10 ★
>沢田「(あの中里さんって人を抜ければ決めるのは難しくない筈だ!)」 沢田が活躍!
===================================================================================
何度目かの攻撃成功時、沢田はボールを持ちながら考えた。
ここまで何度か突破には成功をしても先取点に持ちこめていないのは、やはり中里の存在がある為である。
彼さえかわす事が出来れば、残っている石崎と高杉はボールカットは決して得意とはいえない。
そのまま一気に抜き去る事が出来れば残るはパッとしないGKである剛田のみ。
沢田の実力ならば十分にゴールを割れるだろう。

沢田「(問題はあの人を僕で抜けるかどうかという事だ……だけど……やるしかない!)」
中里「むっ!?」

そして沢田は決断をした。
中里を抜き去り、自分がそのままゴールを決めてしまうという選択を取ったのだ。
かつての気弱な彼ならば或いは逃げの選択を取ってしまっていたかもしれないが、
吉良監督による猛烈な特訓は彼に足りなかった闘争心というものを少しばかり増幅する効果もあったのだろう。
単身で挑みかかってきた沢田に対し、中里は一瞬怪訝な表情を浮かべるもすぐさまチェック。

中里「そう簡単には抜かせん!(でゴザル!)」
沢田「抜きます!」

シュタタタッ ガガガッ!

実況「おーっと!? これは激しい鍔迫り合い!
   東邦のゲームメイカー、沢田くん! そして南葛左サイドバックの中里くん、ボールを奪い合う!
   それにしても凄まじい動きです、中里くん! 沢田くんがいかにかわそうとしても、しつこく追いすがる!
   たまらず沢田くん、体を当てますが……中里くんも負けてはいないぞ! これはどうなる!?」

沢田「くっ……(駄目だ、吹き飛ばされてくれない!)」
中里「(シノビに必要なのはスピードだけにはあらず。 強靭な肉体は修行を繰り返すのに必要なものでゴザル。
    しかししつこいボールキープ……安易に足を出せば反則を食らいかねぬ……)」

160 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:20:06 ID:???
沢田と中里、両者の争いは正に互角であった。
沢田のパワーに任せた強引な突破は中里の鍛え上げた鋼の肉体を吹き飛ばすには及ばず、
しかし中里の瞬発力を生かしたボールカットも一分の隙もない沢田のキープを前に手が出せない。
しばらくはそのままボール争いが続き、周囲もフォロー以外には迂闊に近寄れない状況が続いてしまうのだが……。

沢田「(こうなったら……)ふっ!」
中里「隙あり!」

シュパッ

必ずどこかで集中力、緊張感というものが途切れる時はきてしまう。
この時、それが先にやってきた……ように見えたのは沢田の方であった。
それを察知した瞬間、中里は鋭くボールへ向けて足を伸ばし、ボールを奪ってしまおうとする。

沢田「………………」

サッサッ ダーッ!!

中里「なっ、なにィ!?」
石崎「げ、げぇーっ!? 中里ー!?」

だが、それこそが沢田の読み通りであった。
お互いに手を出せなかった、というのは沢田にとっても同じである。
どれだけ力強く当たっても吹き飛ばされてくれない中里、しかし安易に突破を狙ってはその隙を狙われる。
ならばこちらも相手の隙を突くしかない――そう考え、あえて沢田は自身に"隙"に見える動きを作った。
そこを狙いにやってきた中里には、当然ながらボールを奪う動作に入る時にこれまた"隙"が出来る。
後はその隙を突き、一瞬にして振り切るだけ……力だけではなく、技術だけでなく。頭脳を使ってサッカーをする。
これもまた、吉良監督による教えの賜物であった。

※沢田が「頭脳的なドリブル」を習得しました。

161 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:21:06 ID:???
実況「あーっ!? 抜いた、抜いたーっ!! 沢田くん、突破ー!!
   中里くん、最後は倒れ込むようにして抜かれてしまいました! 南葛、慌ててDF陣がプレスをかけるが……」

バキャキャンッ!

石崎「ぶべらっ!?」
高杉「まそっぷ!?」
小田「いくらっ!?」

実況「とめられなーい! このままではGKと一対一! 東邦、決定機を迎えたー!」

そして沢田は見事にGKとの一対一の状況を作り出す事に成功をした。
中里のいないDF陣は沢田の突破を止める事は出来ず、そして残るGKは明らかに周囲に見劣りをする選手。
この状況で怖いのは緊張のし過ぎでポストに当ててしまう事くらいだが、今の沢田は自分でも驚くほどに落ち着いていた。

沢田「(決める……僕が決めるんだ!)」

しかし、沢田は自らがゴールを決める――そのことにとらわれ過ぎていた。
……言い方を変えれば、周囲に目を向けきれていなかったとも言える。

岩見「うおおおおおおっ!」
沢田「えっ!? ああっ!?」

バチィッ!!

故に気づけなかった、中里との勝負が長引いた為に中盤のメンバーが戻れる時間を与えてしまっていたという事。
岩見、彼が自身の背後まで即座に詰め、ボールを奪い返そうと躍起になっていた事に。
普段ならば抜けたかもしれない、頭脳的にプレイをする事を覚えた今ならばなおさらである。
だが、彼もまだまだ中学一年生――如何に技術に優れようと、精神的な面で油断をしてしまうというのは致し方ない事だったかもしれない。

そんな彼を支えるのが、頼れる先輩たちの役割である。

162 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:22:31 ID:???
バッ!

反町「でかしたタケシ! 後は俺が!」
井沢「させるか!」

南葛にとっての不運は、零れたボールは反町の方へと高く浮き上がって流れて行った事である。
当然ながら反町がこの決定機を見逃す筈はなく、合わせるようにして飛び上がりヘディングに向かう。

東邦にとっての不運は、岩見と共に井沢が戻ってきてしまっていた事である。
空中戦に自信を持つ彼は反町に対抗するようにしながら高く飛び上がり、反転をしながらクリアーに向かう。

井沢「(これが俺の……)オーバーヘッドクリアーだ!」
反町「(高い……! が……)俺の方が……僅かに早い!!」
井沢「くっ、くそっ!」

ダイレクトシュートが得意な者と、空中戦に自信を持つ者。
互いの勝敗を分けたのは、零れたボールが僅かに反町に近かった、という事実。
故に反町は井沢よりも早くボールに触れてヘディングをし、
井沢は反転した世界の中で自分の足をすり抜けてボールがゴールに向かうのを見過ごす事となる。

ズバァッ! ピピィーッ!!

反町「よぉおおおし!」
井沢「ああ……」

当然のように、剛田が守るゴールでは井沢に競り勝った反町の『強烈なヘディング』を止める事が出来ず。
こうして後半27分、東邦が待望の先取点を上げる事に成功をした。
得点こそ反町のものとなったが、この先取点の立役者が突破に成功しチャンスを作った沢田であるという事は言うまでもない事だろう。

南葛 0−1 東邦

163 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:23:56 ID:???
実況「決まった〜! 反町くん、ゴール!!
   東邦、待望の先取点を奪い取りました! 昨日の試合では得点を上げれずにいた反町くん!
   その汚名を返上するかのような、値千金の先取点です!
   そしてこの得点を演出したのは、小さなテクニシャン沢田くん! あわや一対一になるかと思われましたが一歩及ばず……。
   ですがそのプレイがこの得点に結びついたのは、誰の目にも明らかでしょう!」

反町「やったぞ、タケシ!」
沢田「反町さん! ナイスシュートです! フォローありがとうございます!」
小池「見たか! これが小池秀人様率いる東邦学園の実力ってもんよ!」
若島津「(よくやったタケシ、これで勝ちだ)」

井沢「く、くっそぉ〜!(若島津相手に先取点を向こうにやっちまった……!)」
剛田「す、すまねぇ先輩……止められなくて……」
岩見「……気にするな。 俺も沢田を完全に止められなかったのが悪いんだからな」
滝「(どうやって攻めたもんかねぇ……やっぱ来生にやらせるしかねぇか?)」

この得点を受けて、当然ながら両チームの感情の浮き沈みは激しくなる。
東邦からしてみれば、この試合はどうにかして点を奪うという試合である。
若島津がいる限りゴールが脅かされる事はないだろうという考えはあり、だからこそこの1点はいつも以上に貴重な1点だった。

対して南葛にとってもこの1点が重い事は間違いない。
これまで何度も攻め立ててはいるものの、まるで点の取れる気配のない若島津の守るゴール。
ストライカーの来生ですら分が悪い状況で、如何にして点を取るかに頭を悩ませていたというのに……。
1点を奪われた事で、勝利をする為には最悪でも2点を上げなければならない状況となってしまった。
あまりにも絶望的な状況と言えるだろう。

井沢「……中里、上がってくれ。 もうDF云々なんて言ってられる状況じゃない」
中里「されど拙者が上がっては……」
石崎「うぐっ……(やっぱ俺達信用ねーなぁ……)」
井沢「俺が下がって中里が上がる穴はフォローはする。 とにかく点を取らなければならないんだ」
中里「……御意」

164 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:26:05 ID:???
その後、攻める時間もなかった為に南葛は後半に反撃の力を残す為に流し、前半戦は終了。
ハーフタイムへと突入をし、試合を観戦していた板野達も一息つく事となる。

三杉「前半で東邦リードか、沢田も実力を上げたみたいだね。
   中々の突破だった。 惜しむべくは最後のツメを誤った所くらいだな。
  (それにしても思ったより小池が活躍してないな。 昨日の負傷の影響か?)」
松山「追いかける展開だと南葛は苦しいな。 昨日戦った俺達もそうだったが、やっぱり相手が若島津となると焦りが出てくるんだ」
弥生「(なんか私にわからない話ばかりになりそう……)淳、喉乾かない? 今の内にジュース買ってきましょうか?」
三杉「ああ……すまないね、弥生。 ありがとう。 君たちはコーヒーでいいかい?」
松山「あ、ああ……後で金は払うよ(弥生か……名前で呼ぶような仲なのか。 っていうか三杉、彼女いたのか)」

松山達が前半を終わっての感想を述べ合い、弥生がその空気に耐えきれず席を外していた中。
板野は前半戦を見ての井沢の能力について脳内で纏め、数値化しようとしていた。

板野「(大体こんな感じかな)」

選手名     ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低  ガッツ  
井沢      52 51 49 52 52 49 52 357 3/2  700/700 

板野「(って、強っ!? え、何これ!? 井沢だよね!?
    ブロックとシュート以外全部50超えじゃないか! なんだこれ!?
    松山とかには及ばないけど! けど! 十分過ぎる程強いぞ!?)」

特に守備力に関してはブロック以外殆ど穴が無いと言えるだろう。
キャプテンとして皆を引っ張り、また翼がいない事で対抗意識を燃やさず守備力も伸ばせた影響なのだろうが、
それにしても本編を考えればあまりのレベルアップぶりに板野は驚きを隠せない。

マグナムシュート、マグナムボレーという大技を持ち、
全日本代表Jrユースでもスタメンはほぼ確定だと自身では思っているものの、
やはりまだまだ自分も甘い所があるという事を自覚する板野なのであった。

165 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:27:56 ID:???
片桐「やあ、板野。 昨日は惜しかったね」
板野「えっ……あ、片桐さん!」
松山「(ん? げっ、なんだこの人、この真夏に背広なんか着て……)」
三杉「(おまけに趣味の悪いサングラスだ……)」

そんな折、不意に板野に対して何者かの声が届く。
一体なんだろうと振り向けば、そこには相変わらずサングラスをかけ表情が見えないサッカー協会の偉い人。
板野に対してちょっと贔屓をしちゃうお茶目さんな片桐の姿があった。
当然、彼と面識のない三杉と松山は一体何者なのかと不審な目を向けるのだが、
片桐が自己紹介をし板野もまた説明をすると、相変わらず訝しがる目をしながらも警戒は解く。

板野「お久しぶりです、片桐さん。 それで、何かお話が?」
片桐「ああ、だが今日は君にじゃない。 ……武蔵中学の三杉くんだね? 今日は君に話があるんだ」
三杉「? 僕に? なんですか?」

まさか自分に話があるとは思ってもいなかったのか、三杉は最初驚いたような反応を見せるものの、
すぐさま冷静さを取り戻しコホンと咳払いを一つしてから片桐の話を聞く。
片桐の持ってきた話の内容は、当然ながら板野にはわかっていた。
三杉淳を全日本Jrユースのコーチとして勧誘をする――そのイベントは本編でも原作でも、この決勝戦で観客席で行われたのだから。

三杉「コーチ、ですか……。
   ですが、大会には参加していない選手をコーチとはいえ招集していいんですか?」
片桐「君も知っているとは思うが、大友の中山くんがいるだろう。 それに……浪速の中西くん。
   まだ決定はしていないが、彼らも選手として招集する可能性があるんだ。
   それに比べれば、コーチとして招集をするのは何ら問題がない」
三杉「えっ、中山や中西も……?(……中山はともかく、中西が選手として登録されて僕はコーチか?)」
松山「……三杉を選手として集めるのは何か問題があるんですか?
   はっきり言って三杉の実力の高さは誰もが認める所です。
   ……プレイ時間の制限はありますけど、実力的に中山や中西が選ばれるのなら問題は無いと思いますけど」

166 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:28:57 ID:???
片桐「勿論、選手としての登録もするつもりだ」
三杉「えっ!(意外とあっさりしてるな……)」
板野「(おや? 本編だとバッサリ切ったのに……なんで、と思ったけど……そっか、翼とかいないもんなぁ)」

板野の想像通り、片桐がやけにあっさりと選手としての登録も認めると言った理由。
それはこの世界に大空翼という日本を代表するMFが存在をしない為であった。
本編では、心臓病が完治をしていない三杉では中学サッカーまでならばともかく、
そこから先もサッカーに入れ込みプロ入りを目指すのはあまりにも難しいと片桐は三杉を突き放していた。
それは比較対象として翼や日向といった優れたフィールドプレイヤーが存在をした為であり、
三杉がいなくても十分に全日本は回ると判断をしての事だったのだろう。

だが、この世界では事情が違う。
翼が存在をしないだけで中盤の支配力という点では大きな不安を抱えるのが今の全日本だ。
松山、そしてヨーロッパ遠征で合流をするであろう岬だけでは心もとない。
その穴を埋められる存在は――やはり三杉淳しかいない。

片桐「(正直言って、これは賭けだ……今から治療をし、リハビリに努めて……。
    それで三杉がものになるか、ならないか。 余程の努力を重ねなければサッカーセンスも試合勘も錆びつくだろう。
    だが、これほどまでの才能の大器が万全の状態になってくれなくては……日本サッカーに未来はない)」
三杉「……わかりました。 選手兼コーチ、として僕も集められるという事ですね?」
片桐「その通りだ」
三杉「そのお話、御受けします」
松山「やったな、三杉!」
板野「(ふぅ……何かアクシデントがあって三杉が不参加とかなったらどうしようかと思った。
    三杉の実力は本物だから、安心のしがいがあるよな……ちょっと性格的に怖そうだけど)」

こうして三杉淳は選手兼コーチとして全日本Jrユースに帯同をする事となった。
あくまでもコーチとして招集をする、という点が微妙に他の面子と差別を与える形になってしまっているが、
これもやはり片桐の自分が期待をする選手に対するちょっぴりの贔屓みたいなものなのかもしれない。

167 :森末(仮):2014/03/09(日) 00:30:16 ID:???
その後、片桐は去り弥生が帰ってきた所で後半の開始時刻となった。
弥生は三杉が全日本の代表に選ばれたと聞くと手を叩いて喜び、三杉もそれに柔らかい笑顔で応える。
松山がそんな2人をどこか寂しそうに見やる中で、
板野は弥生が買ってきたコーヒーを片手に、後半は誰に注目をしたものかと思案をする。

板野「(迷うな〜。 どうしようかな)」

☆「能力値を見る選手を1人選んでください」

南葛:来生、滝、長野、岩見、山森、高杉、石崎、中里、小田、剛田
東邦:反町、沢田、小池、若島津

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>158 一部のキャラクターは強化をしていますが、
その中でも井沢はキャプテン判定で就任をしましたのでボーナスとして更にちょっとおまけしてますね。

168 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 00:30:53 ID:tNnmlwbY
中里

169 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 00:31:28 ID:1Dsenamg
中里

170 :森末(仮):2014/03/09(日) 01:23:00 ID:???
>中里
=======================================================================
板野「(そうだな、やっぱり中里を見よう。 どう考えても今出てる選手たちの中で1番の実力者だし)」

こうして板野が中里を観察する事に決めた頃。
フィールドでは南葛のキックオフで後半戦が開始されていた。

実況「さァ、始まりました決勝戦!
   残り30分、全国の中学校の中でNo.1の中学を決めるこの大会もいよいよ大詰めです!
   南葛ボールでのキックオフ、まずボールはコントロールタワーの井沢くんに預けられますが……」

井沢「中里!」
中里「御意!」

シュタタタタタッ!

南葛の攻め手はこれまで滝のサイドアタックによる突破から、来生と長野を使って得点を狙うというものだった。
そのいずれもが失敗に終わり、更に1失点をして後が無くなった南葛が取った手段。
それはこれまで実力を隠していた中里を用い、一気に同点に追いつこうという1個人の実力に頼り切った戦術。
このようなものを戦術と呼べるかどうかという事には色々と意見があるかもしれないが、
事実、来生達ではここまで点を取れていないのだから他の者を使うという点においては間違いはない。

小池「なんだなんだ、DFが上がってきやがったぞ?」
松木「チャンスだ! こいつがいないならもう1点取れるぞ!」
中里「(中の里が奥義……分身の術!)」

ブブブブブブ

小池「ふぇっ!?」
松木「な、なんだぁ!?」
中里「(ニンニン!)」

171 :森末(仮):2014/03/09(日) 01:24:02 ID:???
ワーワー! ワーワー!!

観客「な、なんだ今の動き!?」「全然見えなかった……」「なんなんだあいつ?」

三杉「今のは……高速で動く事で相手の意識を読み違えさせたのか?
   しかし、それにしたって……」
松山「は、速すぎるだろ……あのスピード、比良戸の佐野でも出ないぞ」
板野「(……やっぱり中里のドリブルは卑怯すぎる)」

DFとして登録をされ出場している中里。
彼の特技は忍法を駆使したタックル、パスカット、ブロック、クリアーといった守備能力全般もそうであったが、
何よりもそのスピードと分身の術を使ったドリブルで真価を発揮した。
彼のそのドリブルの前には東邦守備陣は一歩も動けず、まるで追いつけず、
あれよあれよという間にシュートレンジに入った中里はそのまま足を振り抜きシュート体勢に入る。

実況「なんと中里くん、一気に東邦中盤をごぼう抜き―!!
   そしてバイタルエリアに入ると同時、シュート体勢に入ったぞ!? これは一気に一人で決めてしまうつもりかー!?」

中里「(このまま決める! 拙者のサッカーはこれが最後!)」

シュバッ! ギュオオオオオオンッ!!

若島津「!!」
中里「(悔いなど残さぬ!)破ァァァァァァァアアアアッ!!」

再び影分身の術を使い、自身が高速で左右からボールを同時に打ち据える技――『影分身ツイン』。
実際に中里が1人増えた訳ではなく、ほぼ同時に高速移動をしている中里がボールを蹴りぬくという、
言葉にしてみても非科学的で非常識な技であるが、とにもかくにも中里は渾身の力を込めて必殺の技を叩き込んだ。
先ほどから目の前で起こる予想外の事態に観客たちは唖然とし、東邦メンバー達もまた茫然。
若島津も一瞬気を取られはしたが……ボールがゴールに向かってくる事を確認すると、すぐさま気を取り直しセービングに向かう。

172 :森末(仮):2014/03/09(日) 01:25:09 ID:???
若島津「(これは……立花兄弟が打っていたツインシュートとかいう奴か!
     確かにボールの軌道は不規則、一見すると止める事は不可能に見えるが……)キエエエエエエッ!!」

バチィッ!

中里「なっ、なんと!?」
滝「こ、これでも駄目なのかよ……」

確かに中里の放った『影分身ツイン』は高い威力を秘めていた。
相手が中里の見せる忍法の数々に驚き虚をつかれていた事、中里が殆どフリー状態であった事。
それらを考えれば入っていてもおかしくなかったと言える。

だが、やはり若島津は鉄壁であった。
如何に中里の放った影分身ツインが取りにくい軌道を描いていようと、ボールは1つ。
そして飛んでくるシュートのスピードもパワーも、板野のマグナムシュートに比較をすれば雲泥の差であった。
空手で培った動体神経を使い直前まで見極め、思い切り飛び上がり手刀で弾き返す若島津。
もはや南葛は若島津の絶対的な守護神ぶりに畏怖を感じずにはおれず、対抗策も何も思いつかなかった。

来生「ヒャッホー! 貰ったぜー!」
若島津「なにィ!?」

ただ一人を除いては。

173 :森末(仮):2014/03/09(日) 01:26:35 ID:???
実況「とっ、止めたー! 若島津くん、中里くんの奇想天外なシュートを弾き……。
   あーっ! 駄目です、このこぼれ球には来生くんが詰めていたー!
   来生くん、そのまま一気にゴール前になだれこむ! 東邦DF、慌てて止めに向かうが……」

ピキーンッ!

来生「見える……見えるぞ……私にも敵が見える……!」
山辺「やらせるかっ!」
来生「ララァよ私を導いてくれ……」
古田「と、取れないっ……」
来生「まだだ、まだ終わらんよ!」

滝「お、おおっ! いけ、来生! そのままおしこめ!」
井沢「(そうだ、一対一なら若島津といえどもゴールを簡単に守れない筈だ!)」

ここで予想外の活躍を見せたのが意外性だけが売りの男、来生である。
若島津の弾いたボールをいち早く確保した来生は単独でPA内に侵入。
迫りくる東邦DF陣をあれよあれよという間に抜き去り、あっさりと若島津と一対一になってしまったのである。

沢田「あわわ……わ、若島津さーん!」
若島津「ぐっ……(こんな馬鹿に決められてたまるか!)」
来生「選手間の能力の差が、戦力の決定的差ではないという事を……教えてやる!」

174 :森末(仮):2014/03/09(日) 01:27:36 ID:???
先着1名様で、

★若島津、本編での大失態→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若島津「遊びでやってんじゃないんだよー!」 来生「なんだこのプレッシャーは!?」 若島津が何かに目覚めた?
ダイヤ→若島津、華麗にボールを確保! ゴールを守った!
ハート→若島津、辛うじてボールを弾く! ゴールを守った!
スペード→若島津が抜かれるが小池がブロックに入った! ゴールを守って貰った!
クラブ→若島津が抜かれゴールイン……。
クラブA→スペード+小池「やっべ、キックミスった。テヘペロ」 あー!オウンゴールだー! 

175 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 01:29:24 ID:???
★若島津、本編での大失態→ ハート8

176 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 01:29:42 ID:???
★若島津、本編での大失態→ ハート8

177 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 01:34:39 ID:???
JOKERだと廃人になっちゃうんですが大丈夫なんですかね

178 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 01:39:27 ID:???
ハートの8何があるのか気になって調べてみたら、割と酷い扱いだったでござる。
準備期間・一時的な後退・譲歩・猶予期間・面倒がる・不精・衰退
現状・希薄・逃避・離別・放棄・過去・無関心・意欲の低下・謙遜
若林登場という未来の暗示かな……

179 :森末(仮):2014/03/09(日) 01:59:47 ID:???
>★若島津、本編での大失態→ ハート8 ★
>若島津、辛うじてボールを弾く! ゴールを守った!
==================================================================
若島津「若島津健を舐めるなァーッ!!」
来生「これが……若さか……」

バチィッ!

ここまで東邦学園のゴールを守ってきた意地、昨日の板野のマグナムボレーを止められなかった悔しさ。
何よりも来生などに点を奪われる訳にはいかないという誇りが、若島津にはあった。
大きく伸ばした腕で来生がドリブルで進んでくるのを見ながらボールに触れると、ボールはゴールから離れ転がってゆく。

実況「防いだーっ!! 若島津くん、絶体絶命とも言えるピンチを辛くも凌ぎました!
   南葛、これでも得点ならずーっ!」

長野「こ、ここまでやっても駄目なのか……」
井沢「くっ……も、戻れ! みんな、戻るんだ!」
中里「(もう戻っておるでゴザル! ニンニン!!)」

小池「でかした若島津! それでこそ我が東邦学園の正ゴールキーパーだ!!」
反町「(流石は若島津だ……その若島津から点を奪った板野……それだけ凄いストライカーだって事だよな)」
沢田「ボールを下さい、相手はDFが上がってカウンターの絶好機です!」
今井「おう! もう1点取ってこい!」

こうして後半5分でいきなりピンチを迎えた東邦学園であったが、若島津の好守に助けられ無事に失点を回避。
逆に中里が上がった事で守りが手薄となった南葛を突き放す2点目を上げようとするも、
井沢や山森、石崎や高杉といった者達の踏ん張りによりこれはならなかった。

180 :森末(仮):2014/03/09(日) 02:00:55 ID:???
戦況は再びこう着状態に陥り、お互いに中盤での争いが続く形となる。
早く同点に追いつきたい南葛としては再び攻めに転じたい所であったが、
ここで南葛にとって今まで払ってきたツケの代償が現れ始めていた。

中里「ハァ、ハァ……」
石崎「な、中里ぉ……」
高杉「(頼りすぎちまったか……肩で息してるじゃねぇか……)」

前半戦は守備に奔走し、後半に入ってからは攻撃にも参加をしていた中里。
彼の疲労はこの灼熱の太陽が輝くフィールドも手伝ってか、無視できないレベルまで蓄積をしており、
もはや彼一人の力で同点に追いつこうとするのは不可能な話であった。

井沢「(今から中里を上げる……駄目だ、そうしたらもう中里は全てを出し切って交代させる事になっちまう。
    そうなったらこっちの守備力の低下は免れない……中里には最後まで試合に出て貰わなきゃならないんだ。
    ……やっぱりいつも通り攻めるしかないのか?)」
滝「(くっそー! シュートまでは持って行けるってのに!)」

こうして焦りの募る南葛面子であったが、かといって有用な打開策が思いつく訳ではない。
結局、いつも通り滝のサイドアタックからのセンタリングで来生と長野に決めさせるしかなくなるのだが……。

若島津「(そろそろ体力が心配だ。 浴びせ蹴りは出来んが……)貴様ら程度なら問題はない!」
長野「くっ、くそっ! くそっ!!」

やはり空中戦においては若島津を超える事は難しく、
浴びせ蹴りを使ってこない若島津に対してすら彼らは思うようにプレイ出来なかったのだ。

そして……。

181 :森末(仮):2014/03/09(日) 02:02:02 ID:???
先着1名様で、

★結末は……→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→井沢「どうやら使うしかないようだな、俺が密かに練習をしていたネオバナナシュート!」 なにィ!?
ダイヤ→反町が駄目押し点を奪い、2−0で東邦が勝利だ!
ハート→小池が中心となって中盤を支配! 1−0で東邦が勝利だ!
スペード→特に見どころもなく試合終了! 1−0で東邦が勝利だ!
クラブ→最後の最後で来生がボールをもった! もう一度若島津に一対一を挑むぞ!

>>177 大丈夫大丈夫、へーきへーき、へーきだから!
>>178 若島津の命運はハンブルグ戦ですね。あそこで存在感を発揮出来れば正GK争いに食い込めるでしょう。

182 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 02:02:46 ID:???
★結末は……→ ハートJ

183 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 02:02:48 ID:???
★結末は……→ スペード2

184 :森末(仮):2014/03/09(日) 02:03:53 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

185 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 02:15:48 ID:???
お疲れ様でしたー
井沢の能力見ると全日本だとボランチか?
松山と比べると一回り頼りないが

186 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 02:17:15 ID:???
乙でした

最後も小池が締めるんですな
全日本キャプテン就任の可能性が、また高まってしまった

187 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 02:49:22 ID:???
乙でした。
反町君が中々判定に引っ掛からないなあ。
反町君、来生、新田、佐野の四人のうち、最低一人、できれば二人は伸びて欲しい。

188 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 06:41:04 ID:???
ジュニアユースに中里参加できるのかな、本編じゃ森崎が骨折って連れてきたし。
本当に誰も育たなかったら前半立花兄弟の2トップ→後半三杉+α交代、板野松山の2トップがありえる。
MFは松山、井沢、沢田、小池、岬、三杉、山森。FWとの相性もあるけど強化選手がどれだけ伸びるかか。

189 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 08:27:21 ID:???
4-4-2の2ボランチ型か
3-5-2トリプルボランチ型かな?

190 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 14:11:37 ID:???
中山さん加入、石崎高杉強化に井沢もいるからDFは本編より駒が揃っているし
4バックがメインになりそう

中盤から前は板野、岬、松山はスタメンとすれば残るは3枠
連携を考えてトリオを鍛えるか
沢田反町か、立花兄弟か
それとも山森新田を鍛えるか

191 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 17:10:45 ID:???
中盤の守備力考えたら中山さんボランチもありだと思う
松山をトップ下にするなら本編松山の代役は必要
井沢鍛えてもいいけどね

192 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 17:17:56 ID:???
日向代理:板野 翼代理:松山 松山代理:井沢
大雑把だけどこんな認識で大丈夫だと思うよ。決定力や総合能力は劣っちゃうけどね。
問題はFWだよね、板野の相方誰にしよう。これから誰が伸びるかだよなぁ。
次藤や若島津のようなタイプが結果的に合いそうだとは思うけど。

193 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 19:48:01 ID:???
そういやキャプテン争いもあるんだよね。
若林合流前に派閥を作っておかないと厳しいかもしれない。

194 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:20:08 ID:???
>★結末は……→ ハートJ ★
>小池が中心となって中盤を支配! 1−0で東邦が勝利だ!
========================================================================
後半の残り時間、南葛は何もする事が出来なかった。
それは中里の疲労が蓄積をしてこれ以上酷使する事が出来なかった事にも起因をしていたし、
そこをカバーする為にとどうしても井沢達中盤の選手が下がらなければならない為に攻め手が限られていたという事実が故でもあった。
しかし、何よりも彼らが抑え込まれてしまったのは東邦学園のキャプテン。
小池秀人その人が八面六臂の活躍を見せ、南葛に攻撃権を渡さない事が一番の原因と言えた。

山森「滝先輩、頼みます!」
小池「そう来ると思ったぜ! だらっしゃ!」

井沢達が迂闊に上がれない為に南葛の攻撃は滝に頼らざるを得なく、故に読みやすいパスコースを悉く遮断し。

井沢「(……なら直接来生に切り込ませる!)それっ!」
小池「あ、なんかこっちに行きそうな気配!」
井沢「なっ、なんだと!?」

三杉「(素晴らしい……あの天性の感覚というものは、どれだけ努力をしても身につかないものだ。
    後は技術面さえ伸ばせば……)」

滝が使えないというのならば、直接来生に渡して単独で突破を……という判断からのパスでさえも、
彼は「なんとなく」という曖昧な理由から瞬時に察知し飛び込んでカットをしてみせたのだ。
数少ない攻撃のチャンスを潰された南葛は、そのままじわりじわりと真綿で首を絞められるかのようにして時間を潰される。

195 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:21:50 ID:???
来生「くそったれがー!」
若島津「ふん……今更破れかぶれのロングシュートが……」

バチィッ!

若島津「俺に通用をすると思うな!!」
井沢「(つ、強すぎる……もっと攻撃回数を増やせば点を奪えてたのかもしれないが……。
    やっぱり……アイツは鉄壁だ……)」

最後の最後、ロスタイムに入ってからようやくボールを得た来生が奇跡を願ってロングシュートを放つも、
それが若島津に通用する筈は当然無く。

ピッピッピィーッ!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

若島津がガッチリキャッチをしたボールを大きく蹴り上げた所で、試合終了の笛。
王者・南葛の不敗神話が遂に途絶えV3の夢が露と消え、
これまでその南葛に辛酸をなめさせられ続けた東邦学園が悲願の初優勝を遂げたのを見て、
観客席からは大歓声が沸きあがるのだった。

南葛 0−1 東邦

※小池が「センシズカット」を習得しました。

196 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:22:53 ID:???
実況「試合終了〜ッ!! 0−1! 東邦学園、王者・南葛を僅差で下しましたァァアッ!!
   王者南葛、その不敗神話が遂に破られたーッ!!
   キャプテンの井沢くんはガックリと肩を落とし、小学生時代からの盟友である滝くんに支えられています。
   対して東邦学園キャプテン、小池くんは天高くガッツポーズを上げて喜びを露にします!
   その小池くんを中心として東邦メンバーも集まり、歓喜の声を上げております!
   嬉しいでしょう! この去年までの2年間、決勝戦では常に南葛中学に敗北をしていた東邦学園!
   しかし、今日ここでそのリベンジを果たして見せました! おめでとう、東邦学園!!」

観客「マジかよ!?東邦が勝ちやがった!!」「今年こそはやってくれると思ってたんだよ!」「やっぱ若島津は強いな」
  「いやいや、どう考えても中盤の力が上がったからだろ」「反町も決勝点を上げたしよくやったぜ!」

小池「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお! 見たかァ! これが我らが東邦学園の強さだー!! やったぜー!」
反町「俺達、優勝したんだよな……」
沢田「やりましたね! 小池さん、反町さん……若島津さん!!」
若島津「ああ……俺達が、中学No.1だ!」

観客席から割れんばかりの声が降り注ぐ中で、東邦学園のメンバー達は主将である小池の周囲に集まり歓喜の声を上げる。
小池はそのどんぐりのような瞳に涙を浮かべながら絶叫。
反町は未だに自分たちの成し遂げた事を信じられないのか茫然とした様子であり、
沢田はそんな反町の様子に苦笑をしながらいまいち輪に入り切れていない若島津にも声をかける。
すると若島津は多少驚いたようなしぐさを見せるもすぐに微笑を浮かべ、彼らの輪の中に入っていった。

197 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:23:53 ID:???
いつもは常に冷静であり、感情というものをあまり表へと出さない若島津。
そんな彼でも、やはりこの優勝という事実は何よりも渇望し、誰よりも喜んでいたものであった。

小池「俺達がNo.1だー!! ぃよっしゃああああああ!!」
東邦メンバー「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
小池「応援団に挨拶いくぞ!! 優勝したチーム様の凱旋だー!! このキャプテン小池についてこーい!!」

そして、この決勝まで自分たちに声援を送り続けてくれていた応援団へと挨拶に向かう東邦学園の選手たち。
彼らの背中を見ながら、監督である北詰は実に満足そうにその目を細めるのであった。

北詰「(小池をキャプテンに指名した時は不安だったが……うまくいくものだ。
    実力ももはや沢田や反町達とそん色が無し、少々抜けている所は短所であるが陽気とも言えるそれは長所にもなる。
    ……我ながら、いいチームが作れたものだ)」

本編では不遇の一途を辿った彼は、
この時自身が作り上げたチームが優勝をするのを間近で見る事が出来るという幸せの絶頂にいた。

198 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:24:55 ID:???
井沢「く……くそぉっ……俺達が……負けるだなんて……」
滝「……それだけ東邦が強かったって事さ」

こうして東邦学園の選手たちが歓喜の渦の中心にいた頃。
敗北をした南葛のメンバーは誰もが沈痛な面持ちで苦い敗北の味を噛み締めていた。
特にショックを受けていたのは、キャプテンである井沢守である。
これまで築き上げてきた不敗神話、
全国制覇V3という夢が自分の代で終わってしまうという事実は彼の小さな背中で背負うにはあまりにも巨大なものであり、
盟友である滝が支えてくれていなければ今すぐにでも崩れてしまいそうなほどであった。

来生「おかしい……こんな筈はない。
   今頃俺はハットトリックをして優勝をして胴上げしてもらって得点王取って大会MVPに選ばれている筈なのに……」
滝「アホかお前は」
井沢「それはない」
来生「なにィ!?」

そして、支えるのが滝であるならばいつもの調子に戻すのは来生である。
彼のどこかピントのズレている発言を聞いてすかさずツッコミを入れてしまうのは彼らにとっては既に条件反射であり、
真面目に井沢達のツッコミにキレかけている来生を見て、井沢はため息を吐きながらもようやく笑顔を浮かべる事が出来た。
とはいっても、明らかに作られたもので……しかもかなりのやせ我慢をしているものであるが。
それでもいつまでも落ち込まずにいれただけでも幾分かはマシである。
こうして修哲トリオは3人揃って敗北の痛さと悔しさを受け入れていたのだが……。

199 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:25:56 ID:???
高杉「あーあぁ、若林さんがいてくれさえすればなぁ……」

ここで修哲トリオの輪に入ってきたのは、同じ修哲出身でありながらイマイチ彼らとは一括りにされないDFの高杉である。
彼の第一声はここにはいないかつての天才GK――若林源三の不在を嘆く声。
実際に彼がいたのならば結果は恐らく違っていたのだろうが、あまりにも情けないその言葉に井沢は眉を顰める。

井沢「言っても仕方ない事だろ、確かに若林さんがいればもっと思い切って攻める事が出来ただろうし……勝てたかもしれないさ。
   だけど若林さんはいないんだ。
   俺達イレブン……それに控えやマネージャー、監督も合わせて南葛中学サッカー部はやってきたんだろ。
   情けない事言うなよ……」
来生「つーかそれ、お前が1番言っちゃ駄目じゃねーか? DFじゃねーかお前」
滝「(来生の奴、たまーに直球の厳しい事言うんだよなぁ。 まあ今回に関しちゃ俺も同意だが)」
高杉「……ぬぐぐ」

若林への忠誠心だけは無駄に高い高杉は、この発言に対して皆からも同意を得られると思っていたのだが、
返ってくる言葉は冷たいものばかりか高杉の南葛中学DFとしての責任や誇りを問うような声。
これには高杉も思わず二の句を次げなくなるなり、そんな高杉の様子を見て井沢は再びため息を吐く。
これでも、高杉が悪い奴ではないという事は井沢達もわかっている。
ただ異常なまでに若林に対する神格化が激しすぎ、それが少し悪い方向に出てしまっているだけなのだ。

井沢「……それにしても懐かしいな、若林さんか。 今頃どうしてんだろうな」
滝「さぁなー、便りがないのは元気な証拠って言うし割と元気にやってるんじゃないか?」
来生「西ドイツってどこにあるんだ? アメリカか?」
高杉「(……そういえば若林さんへの報告どうしよう。 むざむざ負けましたなんて言いたくないなぁ……)」

修哲トリオ+αは、ここにはいない天才GKに思いを馳せた。
彼らがその若林源三と再会をするのはもう少し先の事である。

200 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:27:15 ID:???
中里「ゼェ……ゼェ……ハァ……ハァ……せ、拙者たちは……負けてしまったのでゴザルか……」
石崎「大丈夫かよぉ、中里ぉ……」

そして南葛ゴール前では、もはや疲労困憊といった様子の中里の周囲に、
石崎を中心とした南葛メンバーらが集まっていた。
今日の試合守備に攻撃にと活躍し、その真の実力を見せつけた中里。
しかし彼の奮闘を持ってしても東邦学園は破れなかった。
人間としては――しかも中学生としてはありえない程の身体能力を持つ中里正人。
その彼が本気になったとしても、1人では勝つ事が出来ない――それがサッカーというスポーツであった。

石崎「俺達がもう少し上手かったら、お前の負担を減らせたのになぁ……。
   せめて守備だけでもカバー出来たら、もっと攻撃回数は増やせた筈なんだ」
山森「先輩……」
中里「否……いずれにせよ、拙者の力だけではあの若島津を攻略出来たかはわからぬ……」
岩見「だが……来生との一対一の場面ではあいつもかなり危なかった筈だ。 来生よりもドリブルが上手いお前なら……」
中里「勝負事にたらればは禁物でゴザルよ、岩見」

滴る汗を必死に拭いながら、自身の無力さを呪うチームメイト達を励ます中里。
その顔は嘘を言っているそれには見えず、中里は決して彼らの事を恨んでなどはいなかった。
彼らの事を、足を引っ張るだけのお荷物な存在だとは思ってなどいなかったのである。

中里「拙者が忍である事がバレても、皆は約束を守り誰にも告げはしなかった。
   拙者が今まで実力を隠していても、誰も文句は言わなかった。
   拙者がこの決勝戦だけ本気を出すと言っても、誰も今更何を……と悪態をつかなかった。
   ……拙者は善き友を持った」
長野「……3番目については、そうしなけりゃ勝てないと思ったからだろ。 俺達が感謝される謂れはない」
中里「本当にそうでゴザルか? 長野はもっと若島津を相手に空中戦を挑みたかったでござろう?」
長野「それは……」

201 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:28:18 ID:???
長野は己の空中戦での強さに誇りを持っている。
滝のサイドアタックから長野に上げ、それを落とすかそのまま決めるかという南葛の黄金パターン。
攻撃の要として機能をしている自身に、少なからずプライドを持っていた。
しかし、今日の試合――若島津に対してそれが無謀であるという事を知ると、彼は後方に下がり守備参加に意欲を出した。
中里が体力切れを起こした後はいつも通りの攻撃をするしかなかった為に再び上がったものの、
それまでは中里を攻撃に使う為に自身がそのカバーを買って出たのである。

中里「己のプライドを捨てて、拙者やチームの為にしてくれた事……痛み入っておる。
   しかしそれでも拙者たちは勝てなかった……つくづくわかったでゴザル。
   やはり、サッカーは難しい。 忍の術をどれほど用いても、勝てるとは決して言えぬ」
石崎「中里……」
中里「最後の最後、全力を出すという拙者の我儘を聞いてくれた皆に感謝こそすれ、恨みは無い。
   敗北は悔しいでゴザルが……拙者は、満足でゴザルよ」
小田「……やっぱり中里も、これで最後のサッカーになっちゃうのか?」
中里「うむ……そろそろ忍としての修業に本腰を入れろとの、父上からの命令でござるからな」

晴れ晴れとした顔で天を仰ぐ中里であるが、周囲の者達の顔はやはり暗い。
以前から彼らは聞かされていたが、中里はこの試合でサッカーを止める。
忍者としての修業を積む為にこれからは他の事にかまける事が出来ず、高校に上がってからはサッカーをする事を禁じられているからだ。
だからこそ、こうして中里は最後の試合で全てを出し切ったのだが……。

小田「(勿体ないなぁ……俺と違ってサッカー巧いのに)」
岩見「ん? ……な、なんだあれは!?」
長野「こ、こんな所に……鷹か!?」
中里「むむっ!? あれは父上の持つ伝書鷹……何か里にあったでゴザルか!?」

そんな折、不意に彼らの元にやってきたのは大きな鳥――中里曰く、父親が言伝を頼む伝書鷹である。
すわ里に何か一大事でもあったのかと中里は疲れた体に鞭打ち鷹を呼び寄せ、
足に括りつけられていた巻物を手に取って中身を読み始める。

202 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:29:36 ID:???
石崎「なんだなんだ、何が書いてんだ? ……ってうわ、なんだこりゃ!?」
山森「(達筆過ぎてまるで読めない……)」
中里「ふむふむ……な、なんと!?」
岩見「どうしたんだ、中里? なんて書いてあるんだ?」
中里「そ、それが……」

巻物の中身――中里の父親が書いていたものは、そのものズバリ中里の敗北を叱責する手厳しいものだった。
忍として、その術を使って一般人に負けるだけではなく、あろうことか60分走り回っただけで簡単にヘバるというのは言語道断。
その後も忍としての基礎がなっていないと散々にわたる内容であり、
聞いている者達はあれだけの働きをした中里に対して酷すぎる言葉だと顔を顰める。

だが、次の中里の言葉でその表情は一変するのであった。

中里「……それで、その……。 どうやら、一般人に忍が身体能力で負けているのが里の方で問題になりそうなんでゴザルが」
石崎「あわわ……もしかしてそれで中里が罰受けたりするんじゃ……」
中里「いや、逆にゴザル……。 ……サッカーがそれほどまでに激しいスポーツなのであれば、これもまた修行になるのではという事。
   それ……拙者の里、最近経済情勢がイマイチでござって……。
   どうやら里の者、"プロ"になれば大金が転がり込んでくる事を知ったらしくて……」
長野「も、もしかして……」
中里「この先、スポーツ忍者としてサッカーで活躍をせよ……と書かれておるでゴザル!」
山森「それじゃあ中里先輩、サッカーをやめなくて済むんですね!」
小田「やったな、中里!」
中里「あ、ありがとうゴザル! 皆!」

こうして中里はサッカーを続ける事となり、仲間たちは我が事のように喜んだ。
途中、東邦学園の者達は負けたのに何を喜んでいるのかと訝しげに見てきたが、
その中心にいた中里は涙を流しながらこれから先も大好きなサッカーを続けられる事を喜び……。

中里「(これで今日みたいに……オナゴにワーキャー言われる事もあろう! ありがとう父上!!)」

今日の試合、堅守と速攻を繰り返すたびに観客席から(数は少なかったが)飛び出していた黄色い歓声の事を思いだし、
またあのような幸福を味わえるのだと考え、静かに父親に感謝をするのだった。

203 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:30:39 ID:???
その後、一段落をした所で優勝をした東邦学園に優勝旗が渡るセレモニーが行われた。
キャプテンである小池は堂々とした面持ちで優勝旗を大会委員長から受け取ると、
それを振り回して応援団の声援に応えるというハプニングもあったが、それは置いておこう。
とにもかくにも一連のセレモニーは終わり、これよりいよいよ今大会の成績発表。
並びに優秀選手、大会MVPの発表となる。

松山「優秀選手か……一体誰が選ばれるんだろうな(ウチからは何人選ばれるだろう)」
板野「(本編を基本として、そこに中山さんとか中西とか入れる感じになるのかな……。
    あ、そうだ。 中里の能力も数値値しておこう)」

選手名     ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低  ガッツ  
中里      55 49 50 52 53 53 52 366 2/3  750/750 

板野「(ってなんじゃこりゃあああああああああああ!?
    守備力は文句なしだし、何よりドリブルが半端じゃないよこれ!?
    はー……いやいや、中里の強さはわかってたけど、この強さは尋常じゃないよ。
    ……もしも南葛と当たってたら、どうしただろう。 松山でも止められるとは言えないぞコレ)」
三杉「どうしたんだい、板野?」
板野「あ、いやいや、なんでもないよ」

実況「それではこれより、大会得点王……並びにアシスト王を発表します。
   得点王……ふらの中学、板野住明くん。 アシスト王……花輪中学、立花和夫くん」

204 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:31:50 ID:???
〜大会得点王ランキング〜

13得点 板野
11得点 来生
9得点 反町
6得点 政夫
5得点 和夫、松山
3得点 山森、小池
2得点 沢田、佐野
1得点 井沢、滝

〜大会アシスト王ランキング〜

5アシスト 和夫
4アシスト 政夫
3アシスト 井沢、滝、山森
2アシスト 松山、小池、山室
1アシスト 沢田、小田、若松、金田

205 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:33:05 ID:???
板野「えっ……あっ、俺が得点王!?」
松山「なんだよ、気づいてなかったのか? 昨日の時点でお前、単独トップだったんだぞ」
三杉「来生がハットトリックを若島津相手に決められるとは思えないし、君の得点王はほぼ予想通りだよ」

中里の能力の高さに気を取られていた板野は自分が得点王として呼ばれた事に驚きを隠せないが、
松山と三杉は今更何を言っているのかと言わんばかりの表情。
どこかバツの悪くなった板野は頬をかきつつ、次にアナウンスされる優秀選手の名に耳を傾ける。

実況「優秀選手を発表します。
   FW 東邦学園 反町一樹くん。 南葛中学 来生哲兵くん。 南葛中学 滝一くん。
      ふらの中学 板野住明くん。 比良戸中学 佐野満くん。 花輪中学 立花政夫くん。 花輪中学 立花和夫くん。
   
   MF 東邦学園 小池秀人くん。 東邦学園 沢田タケシくん。 南葛中学 井沢守くん。
      南葛中学 山森正吾くん。 ふらの中学 松山光くん。

   DF 南葛中学 石崎了くん。 南葛中学 高杉真吾くん。 南葛中学 中里正人くん。
      比良戸中学 次藤洋くん。 東一中 早田誠くん。

   GK 東邦学園 若島津健くん。

   以上の方々になりました!
   彼らにはこの後フランスで開かれる国際Jrユース大会に出場をする為の合宿に参加してもらう事となります!
   皆さん、もう一度盛大な拍手をお送りください!」

パチパチパチパチ

板野「ほっ……(まあ、選ばれないという事はないとは思ってたけど、選ばれたか)」
松山「(あれっ? うちからは俺と板野だけ!?)」
三杉「(……FWが多すぎるな、どう考えても)」

206 :森末(仮):2014/03/10(月) 00:34:13 ID:???
こうして大会優秀選手の発表も終わり、残すところは大会MVPを決めるだけである。
選ばれる可能性があると考える者は、ごくりと唾を飲み……。
そうでない者は一体誰が選ばれるのか、と期待を込めつつ耳を澄ませる。

若島津「(あの1点は余分だったが……これだけの結果を残して選ばれない筈がない)」
板野「(……ベスト4止まりだけど、得点王だし。 望みはあるよね?)」
松山「(MVPかぁ……誰が選ばれるのかな。 やっぱり若島津か?)」

先着3名様で、

★得点王板野→ (! dice + ! dice)+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=★
★守護神若島津→ (! dice + ! dice)+(大会通算1失点のみ+10)+(優勝チーム+10)=★
★結果は地味松山くん→ (! dice + ! dice)+(5得点2アシスト+7)+(キャプテン+5)+(ベスト4-5)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

1番数値の高い人物がMVPを獲得します。

>>185-193
どうも皆さん、Jrユース編以後の事を考えてくれているようで非常に見ていて楽しいです。
私も本編や他のスレにに参加をする時がそうですが、こうして色々考えるのが楽しいですね。
FWに関しては板野以外は殆ど横並び、立花兄弟だけは火力は飛びぬけていますね。誰にでもチャンスがあります。
ただJrユース編に参加するにあたっての注意事項が1点。
キャラクターの成長に関してですが、これはある程度の所で「頭打ち」が発生します。
板野くんが中学生編でのドリブル技限界が「強引なドリブル」までだったように、
他の選手たちもある程度の所で止まるように出来ています。
そこら辺を加味して、育成計画はぜひぜひ立ててください。

207 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 00:35:38 ID:???
★得点王板野→ ( 4 + 6 )+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=★

208 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 00:35:39 ID:???
★得点王板野→ ( 4 + 3 )+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=★

209 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 00:36:31 ID:???
★守護神若島津→ ( 6 + 4 )+(大会通算1失点のみ+10)+(優勝チーム+10)=★

210 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 00:37:11 ID:???
★結果は地味松山くん→ ( 4 + 4 )+(5得点2アシスト+7)+(キャプテン+5)+(ベスト4-5)=★

211 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 00:38:23 ID:???
納得の若島津

212 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 00:45:13 ID:???
正直これで選ばれても気が引けちゃいますよね。

キャプテンはどうだろう?
自ら名乗りを挙げるか、松山を立てるかの二択だと思うけど。

213 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 00:53:18 ID:???
高杉はシュートで黙らせて、石崎とは仲良くして……
と言うか、このDF陣だと高杉の入る余地無いな。その内野球のキャッチャーになりそうだよ。

キャプテンはすぐに決めるよりも、人間関係次第でおいおい決めていけばいいと思う。
見上さんに意見できるのはキャプテンにならないと厳しいかな。
もしくは戦術案で三杉をうならせるぐらいじゃないと。

214 :森末(仮):2014/03/10(月) 01:17:07 ID:???
>★得点王板野→ ( 4 + 6 )+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=23★
>★守護神若島津→ ( 6 + 4 )+(大会通算1失点のみ+10)+(優勝チーム+10)=30★
>★結果は地味松山くん→ ( 4 + 4 )+(5得点2アシスト+7)+(キャプテン+5)+(ベスト4-5)=15★
>大会MVPは若島津!
==========================================================================================
実況「大会MVPは……今大会僅か1失点という難攻不落のキーパー!
   日本が誇る守護神として東邦学園の優勝に大きく貢献をした若島津健くんです!
   おめでとうございます!」

ワーワー! ワーワー! パチパチパチ!!

観客「そりゃ若島津だよなー」「今日もちょっと危ない場面があったけどキッチリ止めたしな!」
  「板野のマグナムボレー止めれなかったのだけが惜しいな」「ありゃ決めた板野を褒めるべきだぜ」

今大会のMVPは東邦学園のゴールマウスを守り続けた若島津に決定。
これには観客たちも納得であり、惜しみない拍手が送られる。

若島津「フン、当然だ。 俺以外に誰が取るというんだ」
反町「(そうは言っても滅茶苦茶嬉しそうだな若島津……)」
沢田「あれ? 小池さん、ここで『なんで俺じゃないんだー!』とか怒らないんですか?」
小池「なんで怒る必要があるんだ? 俺は、キャプテンだぜ? MVPより偉ーいのだ!」
沢田「(やっぱり小池さんが考えてる事はいまいちわからないや……)」

松山「やっぱり若島津だよな。 考えるまでもないか」
三杉「……板野、君、ちょっと期待してたんじゃないかい?」
板野「えっ、それはその……へへへ」
三杉「まあ、得点王を取れただけでも十分凄いさ。 それは誇るべきだよ」
板野「うん、ありがとう三杉」

215 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 01:17:48 ID:???
若島津はキャプテンにならなさそう
若林がいるしなんか選ばれても辞退しそう


216 :森末(仮):2014/03/10(月) 01:18:21 ID:???
その後、若島津にはMVPに送られるトロフィーが手渡され、大会は終わった。
かつて主人公だった者――板野住明は敗れ、結果的にはベスト4。
彼は小さくため息を吐きながら、フィールドで拍手を浴びる若島津の姿を羨望の目で見つめていた。

板野「(俺も……俺も、ああなりたい。 ああやって……スポットライトを浴びたい。
    次こそは……今度こそは……!)」

次に迫る大会――Jrユース編への思いを馳せる板野。
これまで頼りになった松山、そして強敵として立ちはだかった若島津。
彼ら以外にも、この大会で出会った実力者――そして未だ見ぬ仲間たちと共に、板野は再び立ち上がる事となる。

板野「(やるぞ! Jrユース大会では、俺が……えっと……とにかく、頑張るんだ!!)」

いまいち決まらないが、ともかく決意を新たにする板野。
目の前に迫った合宿、その先にある更なる強敵――若林源三との闘い。
そして、幾多のドラマを生み出した強豪国との闘いを夢想し、板野は飛躍を誓ったのだった。

          第一部・全国中学サッカー大会編 おしまい

217 :森末(仮):2014/03/10(月) 01:19:22 ID:???
          第二部・フランス国際Jrユース編 はじまり

こうして大会が終わりを告げた後、板野は松山と共に北海道へと戻ってきた。
戻ってきた当初は自宅の一室で寝ている日向の様子を覗いたり、
或いは溜まっている夏休みの宿題をやったり、そして激戦に次ぐ激戦で使った体を休める事に費やした日々。
そんな日々も終えると、気づけば合宿が始まる4日前になってしまっていた。

板野「ふあぁ……おはよう、森末」
森末「おはよう、板野。 寝癖がついてるよ、直したら?」
板野「んー……」

ぐっすりと眠ってリフレッシュ。
寝ぼけ眼のままリビングに行くと森末からミルクと砂糖たっぷりのコーヒーを淹れてもらい、
板野はそれを啜って頭を覚醒させながら森末と今後の事を話し合っていた。

板野「それで……日向の様子は? やっぱりまだ気づかないの?」
森末「うん……あのままだと臭すぎるから体を洗ってあげたりしたんだけどね。
   それでもまるで気づかないし、何も声を発しない。 ……ご飯をあげれば食べるし、トイレもちゃんとするんだけどね」
板野「不思議だなぁ……」

あれから数日過ぎたが、未だに日向は覚醒をしないらしく板野と森末としても困った所。
しかし、どうすれば気がつくのかわからない以上はただただ様子を見続けるしかない。

森末「それと、昨日言ったように……僕も板野についていくからね? 合宿」
板野「日向は放っておいていいの?」
森末「日向なんかより君の方が心配だよ。 何があるかわからないんだから、傍にいなきゃ。
   それに、僕がいないと君も寂しいだろう?」
板野「そんな子供じゃないよ!」

218 :森末(仮):2014/03/10(月) 01:21:03 ID:???
中学サッカー大会でもそうであった事だが、どうやら今回も森末は板野についてくるらしい。
意識のない日向を残す事の不安や、本当に誰かに見つかってしまわないかという心配が板野にはあるのだが、
森末とて何か世界に横やりが入っている現状、板野を1人きりにしてしまうのは不安らしく、
子供扱いされているように感じて板野は不満げだが一応の了承をする。

板野「まあ、森末が来てくれれば……確かに心強い事はあるからね。 わかったよ」
森末「うん、いい返事だ。 それじゃあこれからどうする?」
板野「どうする……って?」
森末「もう4日後には合宿が始まるんだ。 今日を含めて3日、羽を伸ばすチャンスだよ?
   ……言い換えれば、北海道の皆と会えるチャンスも少なくなるんだ」
板野「そっか……そうだね」

2年間近く過ごしたこの北の大地。
その中で助けた人物、助けられた人物、よくわからない人物――色々な人と板野は出会った。
別れの挨拶という訳ではないが、合宿前に一度会っていてもいいかもしれない。

森末「或いは練習をしてもいいかもしれないね。 合宿前に少しでもレベルアップしておくのも手さ」
板野「うーん、なるほど」
森末「全ては君の考え次第だよ。 今日はどうするんだい?」
板野「そうだなぁ……」

A.練習をしよう!(更に分岐します)
B.森末と今後についてじっくりお話(森末くんからのワンポイントアドバイス)
C.矢車くんに会いに行こう!(兄貴からの餞別)
D.多田野くんに会いに行こう!(女の子(本当)と出会えるかも)
E.ダルビッシュさんに会いに行こう!(ダルさんからのありがたーいお話)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>211 若島津は安定した強さを誇っていましたね。Jrユース編ではどうなるか、ですね。
>>212-213 キャプテンになると、見上さんにフォーメーションなどの相談がしやすくなりますね。
いち選手では提案すらさせてくれないかもしれません。

219 :森末(仮):2014/03/10(月) 01:22:33 ID:???
※合宿開始まであと3回行動が出来ます。

>>215 若林との実力差が開きすぎていると思うか、はたまた自分でも追いつき追い越せると思うかどうかですね。

220 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 01:23:08 ID:EYtPdgKM
C

221 :森末(仮):2014/03/10(月) 01:32:34 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

222 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 01:34:50 ID:9qqJDeE6
B

223 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 01:35:46 ID:n7hdwACs
B

224 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 06:44:59 ID:???
小池をキャプテンにしたのは北詰監督の英断だったなあ
狙い通りに各々の負担が分散されて、ふらのと南葛戦の原動力になった

225 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 17:15:15 ID:???
ヒロイン候補とは知り合いたいが多田野に会いに行ってとか不安しかない

226 :森末(仮):2014/03/10(月) 22:43:06 ID:???
>B.森末と今後についてじっくりお話(森末くんからのワンポイントアドバイス)
===========================================================================
板野「森末、今後についてちょっと話をしておきたいんだ」
森末「ふむ? いいよ、僕のアドバイスが欲しいって事だね。
   うん、了解だ。 バッチリアドバイスするから任せてよ!」

その小さな手で胸を叩きながら、板野の対面の椅子に飛び乗る森末。
顔が見えない為に板野はテーブルに乗ったらどうかと提案をするが、
それはお行儀があまりにも悪すぎるからしたくないとの事である。

森末「今後のアドバイスというと、Jrユース編に入ってからの事になるね。
   まずはどういった事柄を聞きたいか言ってほしいな。
   ああ、あと、あまりアドバイスをし過ぎるのもあれだからこの権限は2回までに限定させてもらうよ」
板野「えー、ケチケチしないでよ」
森末「ある程度は自分でやってもらわないと、ゲームにならないからね。 なんてったって難易度「むずかしい」なんだから」
板野「(変な所で強情だなぁ……)で、2回までだっけ。 うーん……そうだなぁ……」

A.Jrユース編に登場する選手たちの寸評を教えてもらう
B.自分の相方は誰を育てるのがいいか相談する
C.松山以外どんぐりの背比べなMFは誰が優秀か相談する
D.豊富だからこそ迷う守備陣の優劣について相談する
E.ハンブルグ戦を有利に進める為の相談をする
F.キャプテンになるにはどうすべきか相談する
G.その他 聞きたい事があれば併記してください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※あと1回選択できます。

>>224 JOKER判定が出た時は驚きましたが結果的にはスレの看板になってしまいそうなキャラが生まれてGMとしてもありがたいです。
    我が道を往く若島津、小心者な反町よりはムードメイカーな小池が上手く合致していた感じがします。
>>225 大丈夫ですw ちゃんとした女の子が出てきます

227 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 22:44:05 ID:EYtPdgKM
E 何にしてもこれかな

228 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 22:45:17 ID:2uBSadUM
B

229 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 22:46:15 ID:DSof+NSM


230 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 22:51:47 ID:???
板野の相方、新田とか鍛えてもドリブルとシュート得意なの被るし
案外山森とかありかも

231 :森末(仮):2014/03/10(月) 23:37:20 ID:???
>E.ハンブルグ戦を有利に進める為の相談をする
=====================================================================
森末「ふむ、ハンブルグ戦を有利に進めるか……」
板野「若林にあっさり負けちゃったら、キャプテンが若林になっちゃうかもしれないじゃないか。
   それに、やっぱり俺……負けたくないよ」

板野がまず森末に相談をしたのはハンブルグ戦についてである。
周知の通り、原作では日向をキャプテンとして翼不在ではあるものの万全の状態で挑んだハンブルグ戦であったが、
若林の鉄壁の守りを終ぞ崩せず、最後に日向がお情けのゴールを奪えた所で試合は終了。
結果は5−1という大敗、ナショナルチームとクラブチームという枠組みを考えればあまりにも情けない結果である。

逆に本編では若林の奇跡のザルっぷりと森崎の超ファインセーブ、
更には翼が怪我をせずに普通に参加をしていた事もあってか引き分けに持ち込んでおり、
その後の若林源三のチームでの地位というものが一変をしている。

森末「中々これは難しい議題だね。
   実際、本編で引き分けに持ち込めたのは3つの要素があったからだ」
板野「3つの要素?」
森末「『森崎が頑張りまくってシュートを止めまくった事』『翼が存在をした事』『若林がヘタレまくった事』この3つだ」
板野「……むむむ」
森末「どれかが1つ無かったとしても、結果は違っただろう。 だからこそのあの奇跡なんだ。
   (あともうちょっとメタ的に言うと、ダイス制じゃなくてカード制だったっていうのもあるんだけどね)」

こっそり心の中で1つの要素を付け足しつつ、森末は話を続ける。

森末「言い方を変えよう。 つまり、結局の所突き詰めて言えば、サッカーっていうのは最終的に点を多く取ったチームの勝ちだ」
板野「そうだね」
森末「つまり、点を奪われず、点を奪える環境をつくる必要があるね」

232 :森末(仮):2014/03/10(月) 23:38:37 ID:???
言ってしまえば当たり前であるが、そんな当たり前の事を森末は板野に改めて認識させつつ、
それではハンブルグ戦を迎えるにあたって何が問題点なのかを逐一指摘してゆく。

森末「まず1つに点を取る事だ。
   本編で当時の最大火力の選手を考えると日向、翼、三杉、立花兄弟、松山といった感じになるだろう。
   しかし、これは運が良かったからだ。 本来ならば日向、翼、三杉あたりでなければゴールを割るのは難しいだろうね」
板野「……日向のストライカー分は俺がやるとして、三杉も参加はする」
森末「翼のドライブシュートがない、というのはやはり痛い。 松山の北国シュートも悪くはないんだが、
   よっぽど若林がヘタレなければゴールを破るのは難しいと思うよ」
板野「(それでもヘタレそうな気がするけど……)なるほど……そうすると、えーっと?」
森末「勝つ、点を取る事を考えるならば現時点で言える事は【立花兄弟を攻撃に使う】事だね。
   彼らでも必ず取れるとは言い難い、だけど点を取れる選手は現時点では君以外にい彼らしかいない。
   三杉は後半からの出場になるだろうし、松山には体力を浪費せずなるべく中盤を支配しまくってほしいだろう?」
板野「そうだね……でも、立花兄弟を使いすぎるとガス欠にすぐなっちゃうんじゃない?
   俺だって、そう体力が多い方って訳でもないし……メンバーチェンジが厳しくなるんじゃないか?」
森末「練習試合だから交代は6人までだよ。 本編でもそうだったろう?」
板野「なるほどね」
森末「勿論、立花兄弟以上のシュートを打てる選手がいたならばそちらを優先すべきだろうけど……。
   合宿中に彼らを超えるシュートを身に着けるのはかなり難しいと思う。
   だから、点を取り合うつもりならば彼らを使う事は前提として考えておいてくれ」
板野「う、うん」

本編では相手のパワープレイ封じの為に守備要員となった立花兄弟。
果たして彼らで若林の守るゴールを奪えるのかと不安になりつつも、
とはいえ考えてみれば確かに彼ら以上のシュートを打てるのは全日本の中では自分くらいだろうと判断。
素直に森末の言葉に納得をする。

233 :森末(仮):2014/03/10(月) 23:39:39 ID:???
森末「次に点を奪われない事だが、これがすっごく難しい。
   なんてったって相手はシュナイダーとカルツ、他の選手だってレベルがまるっきり違うからね。
   ハッキリ言って、若島津では荷が重すぎる」
板野「……若島津がそこまで簡単に失点をする所が想像つかないんだけどなぁ」
森末「これが世界とのレベルの差って奴だね。
   ともかく、打たれてから止めるのはかなり厳しい……から、打たれる前に止めるのが最善手だと僕は判断する」

シュナイダーの持つファイヤーショットの威力の高さについては、今更説明するまでもないだろう。
原作ではこのシュートを前にし若島津は手も足も出ず、
本編では森崎が奮闘をするも全力でのセービングを次々と出してしまった為にあっさりと体力切れとなってしまった。
これらを繰り返さない為には、打たれる前に止める――それしかないと森末は断言をする。

森末「幸いにして、こちらには本来いない筈の中山さんと中里がいる。
   勿論、彼らでもボールを確実にカットできるとは言い難い」
板野「そんなぁ……」
森末「ただ、打たれるよりはマシだ。 打たれたら、正直ポストに祈るくらいしか出来る事はないよ。
   ……仮に、もし仮にだ。 仮に打たれてからの保険を考えるなら……」
板野「………………」
森末「【石崎を使う】のがいいだろう」
板野「えぇっ!? い、石崎!!?」

ここでその名を耳にするとは、と板野は大層驚くも、森末は静かにうなずくだけである。
原作でこそスタメンに名を連ねるまでに成長をしたファンキーガッツマンも、
本編では殆どいいところがなく、板野の記憶する限りでは、
ジャパンカップでのハンブルガーSV戦でのスタメンくらいしか出番が無かった筈である。

森末「確かに能力的にはへぼへぼもいいところだけど、彼はブロックだけならばかなりのものさ。
   ……ただ、これ本当賭けだから僕はオススメしないよ。
   なんてったって、彼の顔面ブロックの発動率はそこまで高くないからね」
板野「なら……やっぱり、打たれる前に止めるしかないのかなぁ?」
森末「【石崎を鍛えてあげる】のもいいかもしれないね。 顔面にマグナムシュート叩き込んじゃえ!」
板野「他の人に聞かれたら誤解されそうだねぇ」

234 :森末(仮):2014/03/10(月) 23:41:29 ID:???
こうして攻撃、守備共に猿を使うのがいいかもしれない、というのが結論として出た。
守備に関してはあくまでも前で止めるという風がベストだろうが……。
本編ではいない筈の中山や中里の力をもってしても、必ず止められるとは言い切れないとの事。
保険としてならば、石崎を起用するのは間違った選択ではないという。

板野「……とすると、ハンブルグ戦でなるべく使った方がいい選手はこうなるの?」

FW 板野、政夫・和夫(板野以外の得点源)
MF 松山、中山(ボランチ)
DF 早田(ボールカット)、石崎(育成推奨)、中里(ボールカット)
GK 若島津

森末「そうだね、中山さんはボランチで使ってカルツの突破を止めさせたい所だ。
   最悪、早田とのダブルボランチでもいいかもしれない。
   立花兄弟もボール運びくらいならジェミニアタックで出来ない事もないかもしれないから、MFやらせるのも悪くないかもね」
板野「うーん……」
森末「……ここまで話したけど、正直、ハンブルグ戦は【敗北イベントに限りなく近い】よ。
   本編でもそうだった筈だけど、この世界においてはその比が半端じゃない。
   だから、僕個人としては……あくまでも、【若林から大量得点をする】事に主眼を置いた方がいいと思う。
   これも相当難しいけどね」
板野「でも、負けたくないよ。 ……負ける前提で、試合を考えたくない」
森末「うん、わかる。 僕も勝って欲しい。 勝つ為に、試合をして欲しい。
   だからこれは……あくまでも戯言として聞いてくれていいさ」

ふらの中学というチームでサッカーをやっていた時は感じなかったが、
やはり全日本という枠組みとなると翼、森崎、日向――特に前2人がいないという事実が、重くのしかかる。
それでもなお、試合をする前から諦める事はしたくないと板野は言い放ち、
森末はそれを嬉しそうに見ながら次は何を聞くのかと問いかけてきた。

森末「さ、どうする? あと1回ね」
板野「そうだなぁ……」

235 :森末(仮):2014/03/10(月) 23:42:32 ID:???
A.Jrユース編に登場する選手たちの寸評を教えてもらう
B.自分の相方は誰を育てるのがいいか相談する
C.松山以外どんぐりの背比べなMFは誰が優秀か相談する
D.豊富だからこそ迷う守備陣の優劣について相談する
E.キャプテンになるにはどうすべきか相談する
F.その他 聞きたい事があれば併記してください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>230 現時点で山森は超森水を飲んでいないので、本編より能力がダウンしている状態となります。
    鍛えて挙げれば輝きを取り戻すでしょう。

236 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 23:44:58 ID:YdA9ZI62
B 

237 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 23:45:24 ID:EYtPdgKM
F B+若島津のFWは可能かも聞いてみる
てっきり早田鍛えろって言われるかと思ったんだけどなぁ。

238 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 23:46:12 ID:+FGfnFZw


239 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 23:49:26 ID:???
そういえばキーパーは若島津だけみたいだね。


240 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 23:51:50 ID:???
中西はDFにコンバートするのだろうか
ゴールマウスの半分を塞ぐ程!のあの体格だけでもブロッカーとして即戦力だけどw

241 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 23:54:53 ID:???
……中西君、ごめん、優秀選手の所しか見てなかった。

242 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:07:45 ID:???
シュナイダーに二枚のマーク(早田、中里)、センタリングは浴びせ蹴りで対応。
したいところだけどダメかも。バイシクルやダイレクトファイヤー覚えてるから無理か。
うーん……1対1はまだそこまで強くないはずだから、1対1用のシュート覚えた方がいいかな。

243 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:22:20 ID:???
メカじゃないから浴びせ連発はなかなかキツイ

244 :森末(仮):2014/03/11(火) 00:26:02 ID:???
>B.自分の相方は誰を育てるのがいいか相談する
=========================================================
森末「君が日向の代役として、その日向の相方に関しては結局本編でも解決しなかったからねぇ……」

次に板野が相談をしたのはもう一人のFW候補。
本編でも問題であった絶対的なストライカーの相方を誰にするかというものであった。
先ほどのハンブルグ戦対策において立花兄弟の火力が最大と森末はしたが、
それはあくまでも現時点での話――ここから先、誰を育成すればいいのかはまだわからない。

森末「まあこの質問は予想しておいたので、こちらのフリップをご覧ください」
板野「用意いいね!」

立花兄弟:デルタツインのフラグも立っているので現時点では大きくリード。
     後はスカイラブツインさえ覚えればもはや文句なし。鍛えればボール運びも出来る。
     ただし人数を食うという問題点は変わらない。
反町:ザ・器用貧乏。なんでもできるが何も出来ない。それを昇華させれば前線の便利屋になれる。
佐野:シュートに期待は出来ないが、ドリブルでの突破はFWの中でも随一。育てれば一対一とか出来る筈。
来生:実は能力値は一番高い。が、ガッツがない。その課題を克服し技を身につければスキル・NTが実に強力。
滝:シュートには期待できない。ただしドリブルとパスは高水準。スキル・サイドアタックを身につければボール運びはお任せ出来る。
新田:実は能力値は一番低い。ただし伸び代だけは誰よりもある。鍛えるなら長い目で見る必要がある。

245 :森末(仮):2014/03/11(火) 00:27:29 ID:???
板野「お、おおう……。 ……やっぱりなんというか、微妙な面子だなぁ」
森末「即戦力なら立花兄弟がオススメだね。 さっきも言ったように、火力だけなら出せる。
   2つ枠を使うのが嫌なら反町、来生かな。 反町には沢田との連携があるのが長所だね。
   佐野に関しては正直MFへのコンバートが1番だと思う。
   ただ、珍しい一対一シュートを覚えるだろうし突破を任せたいなら彼を推奨するよ。
   滝はライン際からセンタリングを上げるだけなら誰よりもうまいよ。シュートはやっぱり期待しちゃ駄目。
   新田は……本当に、ほんっとーに根気よく鍛えてあげるしかない」
板野「うーん……火力、を考えるなら立花兄弟・反町・来生・新田の4人(5人)になるわけか」
森末「そうなるね。 まあ、ここらへんは好みだと思うよ。 君が気に入ったのを選ぶといい。
   即戦力で強くなるが2人起用の立花兄弟。
   器用貧乏だがそれを鍛えれば便利屋になれる反町。
   シュート力はないけど突破力と器用さは随一の佐野。
   本当もう、アレだけど実力は備わってる来生。
   ラインライダーにはなれないかもしれないけれど攻撃の繋ぎ役にはなれるだろう滝。
   あとここでは羽ばたけるかなどうかな、っていう新田。

   最悪、もう見限って君が頑張るとかでもいいとは思うけどね」
板野「それは流石に寂しすぎるよー」
森末「まあ、自由にすればいいさ。 この評価を見てね」
板野「見たから余計に悩む事になっちゃったよー!」
森末「あはは」

結局のところ、誰にでも長所があり短所があるというのが判明しただけである。
明確に誰を伸ばせばいいか、という指標にならず板野は混乱をし、
それでも森末の評価――伸ばせばどうなるかを把握しながら、合宿に思いを馳せるのだった。

246 :森末(仮):2014/03/11(火) 00:28:33 ID:???
〜 ハンブルグJrユース ロッカールーム 〜

こうして板野が森末とこの先について話し合っていた頃、
ハンブルグJrユースのロッカーでは天才GK――若林源三が一枚の手紙を手にしていた。
今朝方宿舎に届いたそれは、日本にいる舎弟、南葛の高杉から送られてきた報告文である。
西ドイツに引っ越してからというものの、日本の事など忘れてサッカーに熱中……ではなく、
ストリートファイトに明け暮れてきた喧嘩上等の若林であるが、
間近に迫ったフランスでの国際Jrユース大会、そしてその時自分が招集をされる日本代表内において地位を確立する為、
日本サッカー界の情報などを高杉に集めさせていたのである。

若林「フフフ、まあ俺の実力があれば全日本で覇権を握るなど赤子の手を捻るようなもんだ。
   若島津も大したことなかった筈だし。
   ストライカーに至ってはなんとか兄弟とかいう猿くらいしかいなかった筈だからな。
   今度の日本代表との試合で俺のレベルの高さというのを見せつけてキャプテンになるのは決まったようなもんだが……。
   まあ、誰が使える選手なのかを事前に調べておくのは必要だからな。 フフフ……」

にやにやと笑いながら手紙の封を切る若林。
明らかに怪しい人物であるが、誰も注意をする者はいなかった。
彼には友達がいないのだ。

先着1名様で、

★高杉くんの報告→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと若林に対しての絶縁状だ! 高杉「もうあんたの子分はまっぴらだ!」
ダイヤ→自分たちが敗北した事に対する延々と続く言い訳だ! 内容がないよう!
ハート→さらっとした大会の結果報告だけだ! 若林「スコアだけ送られてどうしろってんだ……」
スペード→若林と一緒にゴールを守るDFに関する報告だ! 若林「巨漢DFの次藤? 高杉より役に立ちそうじゃないか」
クラブ→若林と戦う事になりそうなFWに関する報告だ! 若林「板野……知らん名だが若島津からゴールを奪ったか」
クラブA→なんと高杉からのラブレターだ! 詳しい内容は書きたくない!

247 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:28:48 ID:???
★高杉くんの報告→ クラブ3

248 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:29:21 ID:???
クラブAみたくねえw

249 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:42:26 ID:???
よし、高杉だけは鍛えん。お前には野球選手になってもらう。(何が出てもこう言う気がする)
タックルが低いDF陣のはずだから、スキル覚えれば佐野の特攻もありえてくるか。
新田の起用方法だけは本当に見当がつかん。ドリブルとシュートだけだと板野と被るし。

250 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:45:25 ID:???
新田は低い浮き球強いのも板野と被るしなぁ

251 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:46:35 ID:???
体格も小柄で共通点多いなぁ

252 :森末(仮):2014/03/11(火) 00:46:46 ID:???
>★高杉くんの報告→ クラブ3 ★
>若林と戦う事になりそうなFWに関する報告だ! 若林「板野……知らん名だが若島津からゴールを奪ったか」
=====================================================================================================
高杉の情報はそのものズバリ、全日本vsハンブルグの試合において若林と直接対決をする可能性のある選手たち。
全日本代表の合宿に選ばれたFWに関するものだった。
意外にも役に立つ情報を写真つきで送られてきた若林は高杉の有能さ具合に些か驚くものの、
パラパラと適当に報告文書に目を通してゆく。

若林「来生……相変わらず馬鹿か。 ただドリブルで抜くたび調子を上げると。 まあ所詮来生だが覚えておくか。
   反町……パッとしない顔だな。 高杉にすらパッとしないFWとか言われてるし、どうでもいいか。
   佐野……ドリブルが上手いね。 でもシュート力が大した事ないってんなら覚えなくていいだろ。
   滝……相変わらずサイドからのセンタリングしかできねーのな。 まあ滝が俺に歯向かう訳ないだろ。
   立花兄弟……ああ思い出した、名前は立花だったな。 で、何々、スカイラブハリケーン?
   ……小学生時代も思ったが、こいつらサッカーをなんだと思ってんだ?
   まあ高い位置からのヘディングってんなら警戒はしておくか。 後は……むむ?」

どこまでめくっても、やはり自分を脅かす存在はいないようだとほくそ笑む若林であったが、
最後のページに書かれていた板野の詳細に目を通すとその笑みも消える。

253 :森末(仮):2014/03/11(火) 00:48:19 ID:???
若林「ほう、若島津から1点を取ったのか……」

彼の中で若島津健という男は、明らかに自分よりもワンランク下のGKであった。
それでも、日本の中では自分の次には巧いキーパーであると認識をしており、
その若島津からゴールを奪ったという板野の存在は若林にとっても驚きであった。

若林「ふむ……だがまぁ、所詮は井の中の蛙だ。 西ドイツで鍛えに鍛え抜いた俺が失点する筈がない」

一応警戒はするものの、それでも自分が失点をする筈がないと豪語をする若林。

ハンブルグメンバー「ヒソヒソ……」「また若林が独り言言ってるぜ……」「ほら、友達いないから……」

カルツ「(嫌でも耳に飛んでくる内容を聞くに今度戦うニホンの選手の情報なんだろうが……。
     アイツに話しかけて情報を聞き出すのも癪だし、そもそもそこまで興味ないからなぁ)」
シュナイダー「(ああいう危険な奴には近づくなよとマリーには本当によく教えておかないとな)」

こうしてチームメイトの冷たい視線を受けながら、若林は満足げに頷くのだった。

※若林が板野の事を少し警戒しました。

254 :森末(仮):2014/03/11(火) 00:49:49 ID:???
そして次の日。
合宿開始まで残り2日、自由に過ごせる時間も減ってきた。

板野「あと2日何をしようかなー」
森末「合宿が始まってから、悔いがないようにね〜」

A.練習をしよう!(更に分岐します)
B.森末と今後についてじっくりお話(聞ける内容などは同じになります)
C.矢車くんに会いに行こう!(兄貴からの餞別)
D.多田野くんに会いに行こう!(女の子(本当)と出会えるかも)
E.ダルビッシュさんに会いに行こう!(ダルさんからのありがたーいお話)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>237 能力値には限界がありますので、既にタックルなら一級品の早田を鍛えるよりはとなった感じですね。
>>248 私も書きたくありませんでした。
>>249-251 新田に関しては役割はかぶりますが、実力的に他と比べかなり伸びるという事ですね。ただし道のりは長いです。

255 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:50:41 ID:9mb4yzyY


256 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:51:11 ID:mD8/Het6
C 何か若林とシンパシーがあるかも

257 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:51:11 ID:IhWt0dns
D

258 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:51:16 ID:TItV2AN+
D

259 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:51:31 ID:0aVIdOjU
E

260 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:51:31 ID:rC+pIHRI
D

261 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:55:43 ID:???
イーファスシュート教えてもらおう

262 :森末(仮):2014/03/11(火) 01:09:27 ID:???
>D.多田野くんに会いに行こう!(女の子(本当)と出会えるかも)
=====================================================================
森末「多田野くんに会いに行くの?」
板野「うん」
森末「なら彼は今の時間、野球部の練習に出てる筈だよ。 学校に行って来たら?」
板野「わかった!」

以前不良に絡まれていた所を、板野(というか矢車)に助けてもらい、それ以来板野に恩を感じている多田野。
校内ではサッカー部を除き板野にとって数少ない(まともな)友人であると言え、
全国大会の結果の報告がてら、この北海道を離れる前にぜひ会っておきたいと考えたのだ。

森末の言う事に従い、学校へとやってきた板野がグラウンドに目を向けると、
そこには多田野を中心とした選手たちが元気に野球をやっている。
サッカーでは全国常連校であるふらの中学も、野球部の実力はいまひとつ。
いつもならば道大会1回戦を突破出来るか出来ないかという程のレベルだったらしいが、
多田野というエースピッチャーの力だけで今年は全国出場も夢ではないのだという。

板野「改めて考えると、公立校で野球部とサッカー部が全国出場とかなったら凄いよなぁ。
   多田野くんや他の野球部員には頑張って貰わないとね」

そんな事を考えながら、板野は練習を一旦終えて休憩を取り始める多田野に声をかけようとし……。

A.何やら取材にやってきてるらしいTVクルーと、男の子のような女の子と南国育ちらしい少女のアイドルを見つけた。
B.マネージャーらしい金髪のなんか可哀想な子と、レスリング観戦が趣味そうな本の虫の少女を見つけた。

先に「3」票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

263 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 01:13:27 ID:IhWt0dns
A
我那覇くん!沖縄に帰ろう!

264 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 01:14:13 ID:0aVIdOjU
A

265 :森末(仮):2014/03/11(火) 01:14:32 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

266 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 01:14:56 ID:MkIMhzcE


267 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 01:37:39 ID:fFHLWyAI
A
あれは……我那覇くん!?
どうしてこんなところに居るんだ、沖縄に帰ろう!

268 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 02:03:12 ID:???
ここの若林は6年の時も試合に出てたのかな?
森崎や翼がいなくてもケガしたとは思うけど
点を取れそうなのは、三杉くらいか

269 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 03:19:52 ID:???
多田野関連、かわいそうな金髪、あっ・・・(察し)

若林小学生時代はまさに無敵だったろうね。それがたたって、現状慢心度とダメ林度共に本編より上そう

270 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 03:34:24 ID:???
>>269
知っているのか雷電!?

271 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 20:56:38 ID:???
うーむ、実際に若林と戦う時に、このスレではカードじゃなくて
ダイスだからマジで原作のような大敗がありうる。
マグナムボレーでもバヤシのパンチング数値に負けてる可能性もありそうだからなぁ。

272 :森末(仮):2014/03/11(火) 21:37:30 ID:???
>A.何やら取材にやってきてるらしいTVクルーと、男の子のような女の子と南国育ちらしい少女のアイドルを見つけた。
========================================================================================================
板野「(ん? あれは……)」

休憩をする多田野に声をかけようと近づいた板野であったが、
板野と多田野との間に割って入ったのはこんな冴えない公立校には似合わないなんとも容姿端麗な少女1人と凛々しい少年1人。
更にその後ろにもカメラを持った男性や音声を拾う例のアレを持った男性、
少し離れた所ではいかにも業界人ですといった感じでトレーナーを肩にかけて巻いている中年男性がおり、
板野はずらっと揃ったTVクルーらしき人物たちに目を白黒させて驚く。

板野「えっ、えっ……な、なんだなんだ?」
野球部員A「多田野の取材に東京のTV局がわざわざ来てるんだよ」
野球部員B「多田野の実力は超高校級ってふれこみで話題になってるしな。
      実際今年は俺達が全国に行けるかもしれないのは殆ど多田野のお陰だし」
野球部員A「ああ……俺達ここまでチーム打率2割切ってるしな……」
板野「(多田野くん……そんなに凄い選手だったんだ)」

困惑をする板野の疑問を解決したのは、傍にいた野球部員AとBである。
まさか多田野がそこまでの大投手だったとは知る由もない板野であったが、
板野とてサッカーという分野においては多田野にも負けず劣らずの実力者。
野球部員たちからその事を指摘されると板野は照れつつ、少し遠巻きにして彼らと共に取材の様子を見守る。

そんな中で、板野は多田野に取材をしている2人組が一体何者なのかと野球部員たちに質問をするのだが、
野球部員たちも詳しくは知らないらしく、首を捻る。
年齢的には自分たちとそう変わらないように見える為、アナウンサーなどではないのだろうが……と考えるが、
ここで板野の疑問を解決したのはアイドル通である2年生、野球部員Cであった。

273 :森末(仮):2014/03/11(火) 21:39:18 ID:???
野球部員C「あれは最近新進気鋭の事務所、765アイドルのアイドルですよ」
板野「765プロ……聞いた事ないなぁ(でもなんか聞き覚えがあるような、うーん……)」
野球部員C「AKB114514やピンク色クローバーもいいですけど、
      今、マニアの間では静かな人気のあるアイドル達ですね。 何せみんな可愛い!」
野球部員B「お前本当にアイドル好きだな」
野球部員C「僕の夢はプロ野球選手になってアイドルと結婚する事ですからね」キリッ

野球部員Cの夢がかなうかどうかは置いておいて、確かに2人とも容姿は自分たちに比べて明らかに高水準。
取材を受けている多田野の表情もデレデレで、頬を赤らめているが……それも無理からぬ事だろう。

更に詳しく聞くと、マイクを持って多田野に力強く大会などの意気込みなどを聞いている方が菊地真という名のアイドル。
黒髪のボブカットが印象的で、凛々しい顔は正に王子様といった感じである。
板野は最初見た時に男性だと思っていたがれっきとした女性であるらしく、
野球部員C曰くその男性のような容姿の中に見え隠れする乙女っぽさがとってもキュート!らしい。

もう一人、多田野の返答に一々大きくリアクションをし、表情をコロコロ変えているのは我那覇響という名のアイドル。
少し焼けた肌と長い黒髪を後ろで縛った髪が印象的で、小さな体で目一杯リアクションをしている様は小動物のようで可愛い。
沖縄出身のアイドルでダンスや歌を歌っている時のキリッとした印象と、
普段の元気で明るくどこか抜けているお笑いっぽい印象とのギャップがたまらない!らしい。

野球部員C「あとで絶対サイン貰おう」
板野「(知らない子だったけど確かに可愛いしなぁ、俺も貰おうかなぁ……?)」

そうしてしばらく取材を見守っていたのだが、どうやらそろそろそれも終わるらしい。
最後の締めくくりの挨拶を真と響がカメラ目線でし、多田野も慣れない様子でガッツポーズを取った所でカット。
アイドル2人は多田野に礼を言ってからそのまま撤収しようとする。
それを確認してから、板野は未だに夢見心地といった様子の多田野に声をかけ、
当初の目的通り大会での結果報告……更にJrユース代表に選ばれた旨を伝えようとした。

274 :森末(仮):2014/03/11(火) 21:40:21 ID:???
板野「多田野くん!」
多田野「ファッ! 板野くん、来てたんですか!?」
真「ん? 板野……?」
響「もしかして……サッカー部の板野くんか!?」
板野「ふぇっ!?」

しかし、ここで思いがけない事が板野の身に起こる。
多田野に声をかけた際、多田野が板野の名を口にすると撤収しようとしていた真と響がくるりと振り向き板野の名に反応をしたのだ。
一体どうして、とばかりにこれには板野も驚くのだが、そうこうしている内に真は番組制作者と思しき人物に近づき、
何やら板野の方をちらちらと見ながら話しこんでいる。

板野「えっ、えっ、なんなんだ?」
響「君、サッカー部の板野くんだろ? この前特集した全国サッカー大会の時、見た事があるぞ!
  自分たちの出てるスポーツ番組、最近やたらと盛り上がってる中学サッカーの取材もしてるんだ!
  ちょっとマニアックだからあまり数字取れてないんだけど……それでも結構評価は高いんだぞ!」

混乱をする板野を見かねてか、意外にもアイドルであるという響は気さくに話しかけ、事情を説明する。
どうやら彼女たちが今回取材をしていたのは、東京で放送されているスポーツ番組に使われるもの。
その番組では中学生など、若い層を中心とした選手の情報を伝えるのがメインであるらしく、
広い層にはいまいち定着をしていないらしいが一部のマニアックな人々には絶大な人気を誇っているらしい。
そんな番組の中では当然ながら中学サッカーの情報も伝えており、響と真はその中で扱った事のある板野の名を知っていたのだという。

野球部員C「真ちゃんはスポーツ万能ですからね、正にスポーツ番組の出演者としては文句なしでしょう。
      響ちゃんはダンスをやってるからな」
板野「(なんか野球部員Cが言ってるけど……)って、東京でしか放送されないのか」
響「うがー、多分東京からは電波が届かないんだぞー。 自分の出身の沖縄でも放送されてないからなー」
板野「(そういう理由ではない気がするけど……)えっと、それで……真、さん?は何を話してるんですか?」
響「ああいや、折角だから板野くんがいるなら取材もさせてもらえないかなって。
  予定にはなかったけど、まだ東京に戻るには時間あるし……。 あ、勿論板野くんがよければだけどな!」
板野「そっか、僕に取材か……えっ、取材ィ!?」

275 :森末(仮):2014/03/11(火) 21:41:21 ID:???
よもや多田野に会いに来て、珍しいTVの収録現場というのを見ただけで終わるかと思っていたのが、
まさかまさかの自分が取材をされてしまうという事態に大層板野は驚く。
この板野の反応には響も目をパチクリさせていたが、すぐにニカッと快活な笑みを浮かべると言葉を続けた。

響「もしかして緊張しちゃってる? なんくるないさー!
  自分たちが質問をして、板野くんはそれに答えてくれればいいだけだからな!」
真「響、ディレクターはOKだって!
  むしろJrユース大会前に全日本のストライカー候補に取材出来るのは願っても無いってさ!」
板野「あわわ……」
響「あー……やっぱり駄目かな?」
真「あ、うん。 勝手に話続けちゃったけど……あんまりTVに出たくないっていうなら、断ってくれていいからね?
  無理やり取材をするつもりはないから」
板野「(どうしよう……こう言ってくれてるけど、断るのは心苦しいなぁ。
    でもTVの取材なんて、心の準備が……うーん……)」

A.「男は度胸。なんでもやってみるもんさ。取材受けます!」
B.「すみません、やっぱりちょっと恥ずかしいんで取材は勘弁してくださいオナシャス!」
C.「松山が一緒でいいなら……。 呼び出して、すぐ来てくれるかわからないけど」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>268-269 若林は小学生の時に出場してますね。決勝は勿論、準決勝も出たんじゃないでしょうか?三杉が相手ですからね……。
>>271 ハンブルグ戦は相当な難易度となっています。

276 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 21:42:47 ID:0aVIdOjU
A

277 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 21:44:54 ID:BJUQ2/1I
A

278 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 21:45:01 ID:wUny4K/6


279 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 21:45:29 ID:e0cKpJc6


280 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:05:34 ID:???
AKB114514・・・何人いるんだろうね?
ハンブルガーはシュナの案外引きの悪いところが発揮され、且つザル林が炎上すればいいけど
相手のモブやカルツだって強いもんなぁ・・・事実モブヘッドごときで若島津一点取られてるし
中山、中里がいるのは大きいね、中里をDFとして使うべきかどうかでちょっと悩む
べつにFWにして大暴れさせることもできるし

281 :森末(仮):2014/03/11(火) 22:06:36 ID:???
>A.「男は度胸。なんでもやってみるもんさ。取材受けます!」
========================================================================
真「おっ、男らしいね! ディレクター、OK出ました!」
響「まあ気楽にね! お笑いとかじゃないから面白い事言おうとしなくていいから、
  自分たちの質問にしっかり答えてくれればいいさー!」
板野「う、うん!」

結局のところ、板野はこの取材を受ける事にした。
少しばかり気恥ずかしかったのはあるが、それでも経験した事のないTVの取材。
受けてみたいという気持ちも確かにあったし、何よりもその相手が美少女2人というのは悪くない。
相変わらず強張った顔で着々と配置されていく機材と打ち合わせをする響たちを見つつ、
板野は素数を数えて緊張を解そうとするのだったが……。

実際に取材を受けていると、その緊張というのも次第に薄れて行った。
カメラの方を向かなければ、やっている事は質問とそれに対する受け答えである。
相手がアイドルという点だけは緊張をしてしまう要因であったが、
真も響も決してお高く止まっているという訳でもなく、むしろ話しやすいくらいなものだった。

響の自然体での気さくさと真の容姿による男友達っぽさが上手く合致しており、
なるほど、若年層を対象としたスポーツ番組と考えるならば、彼女たちがインタビュー役に最適なんだろうと板野はなんとなく思い、
こうして滞りなく取材は終了しそうになったのだが……。

先着1名様で、

★アイドルサッカー!→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→クラブ+P1「やめときな嬢ちゃん、吹き飛ばされておねんねするのがオチだ」 P2「所詮クズはクズなのだ……」 なんか来た
ダイヤ・ハート→真「次の質問は……板野くんの好みのタイプとか聞いてみようか!」 割と定番な質問キタコレ!
スペード→響「よーし、それじゃあ最後に板野くんの実力を見る為に真と対戦してもらうぞ!」
クラブ→真「今週の響チャレンジ! 板野くんのシュートを止められるか挑戦だ!」

282 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:07:04 ID:???
★アイドルサッカー!→ クラブQ

283 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:08:07 ID:???
JOKER…もうだめだ…おしまいだぁ…

284 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:11:42 ID:???
手加減したほうがいいのかな
さすがにアイドルにマグナムを打つのはためらわれるんだけど

285 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:14:57 ID:???
弾丸シュートでお茶を濁すか

286 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:15:28 ID:???
吹っ飛びがないシュートが無難かな

287 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:16:55 ID:???
アイマスの世界はダンスが出来れば何でも出来る世界だしな
油断してると足下救われそう、本気で行ってもいいんじゃね?


288 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:21:21 ID:???
幸子、出番だぞ

289 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:21:33 ID:???
吹っ飛ばすのもいやだが
マグナムを止められるのを撮られるのもいやだな


290 :森末(仮):2014/03/11(火) 22:21:52 ID:???
>★アイドルサッカー!→ クラブQ ★
>真「今週の響チャレンジ! 板野くんのシュートを止められるか挑戦だ!」
========================================================================
板野「え、ええっ!?」
響「うん、なんくるないさー! 自分、完璧だからな!!」

そして取材の最後、番組では定例となっているらしい『響チャレンジ』というコーナーの一端として、
なんと響がキーパーとして板野と対戦しシュートを止められるかチャレンジをする事となってしまう。
当然ながら板野としては、全力でのシュートを女の子に対して出来る筈もないのだが、
響は何故かフンス!と鼻息を荒くしながらやる気を出しており、
用意されたキーパーグローブを嵌めてゴール前まで移動してしまう。

真「さあお待ちかねの響チャレンジの時間がやって参りました!
  今回は中学サッカー界のストライカー! 板野住明くんのシュートを止められるかチャレンジだ!
  響、準備はいい?」
響「なんくるないさー! いつでもいいぞ!」
板野「ちょ、ちょ……本気なの?」
響「あったりまえさー! だいじょーぶ! 自分、ダンスやってるからな! 運動神経は自信あるぞ!」

ダンスが果たしてセービングに何の関係があるかは不明であるが、
ともかくとして板野はスタッフに誘導をされてPAの外でボールを持ち、響と対面させられてしまっていた。
しかし、当然ながら板野としては悩む。

板野「(ど、どうしよう……流石にマグナムシュートをして怪我でもさせたら問題以外の何物でもないぞ。
    でも響さんめちゃくちゃやる気あるんだよなぁ……手加減したら怒るかな?
    ……なんか野球部員Cが怪我させたら硬球ぶつけんぞって感じで睨んでる。 ここは……)」

291 :森末(仮):2014/03/11(火) 22:22:53 ID:???
A.めっちゃ手加減してシュートしよう。怪我させちゃ元も子もない。
B.普通に普通のシュートを打とう。相手が素人なら入るだろう。
C.ちょっと怖がらせよう。弾丸シュートだ。
D.本気を出すから勝負は面白い。マグナムシュートだ。
E.超本気だ! 誰かにあげてもらってマグナムボレーの出番だ!
F.いやいや、やっぱり女の子向けてシュートは出来ない。断ろう。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください

292 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:23:38 ID:mD8/Het6
D

293 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:23:39 ID:dDV2PX0s
F

294 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:23:56 ID:0aVIdOjU
E

295 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:24:12 ID:qkJtmS8w
D

296 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:24:23 ID:BJUQ2/1I
B

297 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:24:45 ID:???
散々宙に舞わせてるのは知ってるはずだしね。

298 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:25:38 ID:???
止められたらヨーロッパ行き待ったなし

299 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:30:59 ID:???
ミリマスならサッカーアイドルいるんだけどな
まつり姫たそ〜

300 :森末(仮):2014/03/11(火) 22:36:00 ID:???
>D.本気を出すから勝負は面白い。マグナムシュートだ。
============================================================
板野「(いや、勝負である以上は手加減無用だな)」

相手が女の子であるという事で少々後ろめたい所はあったが、
それでも勝負なら――と割り切ると板野は手加減は無用だと判断、自分の持てる全力のシュート。
マグナムシュートで響と勝負をする事を決断する。

板野「(でも危ないから端を狙おう。 多分反応すら出来ない筈だ)」
真「それじゃー行くよ!」

ピィィーッ!!

真の吹いた笛を合図に、大きく足を振りかぶる板野。
これを見て真は小さく「おぉ…」と感嘆の声を上げ、生で見る板野のシュートフォームの華麗さに目を奪われる。
対する響は余裕の表情でゴール前で構えていたのだが……。

板野「いくぞ! これが俺の……マグナムシュートだァァァッ!!」

バゴッ……ドゴォオオオオオオオオオオンッ!!

響「へ?」

301 :森末(仮):2014/03/11(火) 22:37:03 ID:???
先着1名様で、

★オーバーキル→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→クラブ+ボールがビームによって破裂した!? P1「サイコガンは心で撃つもんなんだぜ」 P2「響を傷つける事は出来ぬゥ!」
ダイヤ→上手く狙った通りゴール端に決まった!響は当然動けない。
ハート・スペード→ポストに当たって破裂した!決まらなかったけど威力の凄さは伝わった筈だ!
クラブ→あ、ド真ん中行っちゃった!響は当然吹き飛ばされる。
クラブA→響「秘技・ダンサブルキャッチ!」 なにィ!?止めただと!?

302 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:37:19 ID:???
★オーバーキル→ スペード5

303 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:37:35 ID:???
★オーバーキル→ ハート8

304 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:40:36 ID:???
心までダンサブル

305 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:46:59 ID:???
隼もびっくりのポスト率

306 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:47:39 ID:???
隼「おれの技(ポスト)だ!」

307 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:54:38 ID:???
ロベルト「当ててからオーバーヘッドにいってこそ一流

308 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:55:06 ID:???
昔指摘されたボールを浮かす癖がでちまったな、たぶん

309 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:58:49 ID:???
>>307
カルロス「それくらいできて当たり前だ」

310 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:17:11 ID:???
>★オーバーキル→ スペード5 ★
>ポストに当たって破裂した!決まらなかったけど威力の凄さは伝わった筈だ!
===========================================================================
板野のシュートに、当然ながら響は反応出来なかった。
どれだけ運動神経に自信があろうと、そこはやはりサッカー素人。
中学生とはいえ日本一のストライカーであると言って過言ではない板野の全力のシュートに、
反応をして止めろという方が無理難題であった。

ガィンッ! パァンッ! プシュー……

響「はわっ!? え、なになに!? 何が起こったんだ!?」
板野「(あちゃ……ポストに当たっちゃった。 コースを狙いすぎたか)」

しかしボールは響にとって幸運な事に、彼女を襲う事はなかった。
板野が響に当てないようにと隅を狙った為というのもあったが、どうしてもキックコントロールがブレる事はある。
もし誤って響の方向へとボールが向かっていたら……を想像すると、間違いなく彼女にとって幸運だったと言えよう。

逆に板野としてはいまいち決まらない形であった。
確かに響は反応出来なかったが、結果的にボールがゴールを割る事はなかったのだ。
彼女を吹き飛ばす事がなくてホッとはしたものの、いまいち結果としては満足がいくとは言えない。
それを証拠に、周囲は期待外れ過ぎて静まり返ってるものだと板野は考えるのだが……。

野球部員A「お、おおう、すげぇ……」
野球部員B「流石はサッカー部のエース。 やっぱ松山だけの力じゃねーんだな」
野球部員C「響ちゃんに当たってたらどうするつもりだったんだ!」
多田野「やりますねぇ!(称賛)」
板野「あれ?(思ったより反応が悪くない)」

実際は真逆、あまりの板野のマグナムシュートの威力に絶句をしていただけである。
彼らの考えからしてみれば、そもそも破裂する時点で色々とおかしいのだから当然であろう。

311 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:18:11 ID:???
真「響、響……あれ、あれ!」
響「ん……あ、ああ! わかってるさー!」

そしてそれは板野に対面をして勝負をしていた響にとっても同じ。
むしろ実際に勝負をしていた分、あっけに取られていた時間は長かったのだが……。
真が近づき肩をゆすると、そこはプロ。
すぐに気を取り直すと破裂をしたボールだったものを手に取り、高々と上げて宣言をする。

響「取ったゲロー!!」
野球部員C「出た! 取ったゲロ出た! 響ちゃんの取ったゲロ出た! 満足過ぎる!!」
真「はい、という訳で今回の響チャレンジはチャレンジ成功!! ゴールが決まらなかったからね!!」
響「(にしてもびっくりしたー……全然見えなかったし、そもそもボール……なんかドゴッ!って言ってたぞ!)」
真「(あんなシュート、僕でも反応出来ないよ……響に当たらなくて良かったなぁ)」

こうして結果的には響の勝利で幕を閉じる事になるが、
板野も一応は面目を保ち、その後軽く記念撮影などをしてから取材は終了となった。
終了後、野球部員Cに快くサインをしてくれた2人は飛行機の時間があるからとそそくさと撤収をしようとしたのだが、
その去り際に板野にとっては今日一番の驚きとなる爆弾発言をかましてくれた。

響「それじゃあ、またね板野くん!」
板野「あ、はい……って、また?」
真「今度ヨーロッパに遠征するんでしょ? 僕と響、その全日本代表の遠征について回って取材する事になってるんだ」
板野「……え、ええええっ!?」

312 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:19:11 ID:???
貴重な体験が出来たがこれでもう会う事はないだろうと思っていた板野にとっては、まさにサプライズである。
無論、原作においても取材陣が全日本Jrユースについてまわっていた事は彼も知っていたが、
その中にまさか彼女たちも加わるとは思ってもみなかったのだ。

響「合宿中はあんまりお喋り出来ないかもしれないけど、期待してるからね!」
真「うん、あんなに凄いシュートを打てるなら、世界が相手でも通用するよ!
  ガツーン!と日本代表として頑張ってね!」
板野「あ、う、うん! ありがとう!」

予想外であったが、こうして美少女2人に応援をされて嬉しくない筈がない。
板野はヨーロッパでも彼女たちに再び会えるのかと少しだらしない表情を浮かべ、
そういえば自分もサインを貰った方がよかっただろうかと思いつつ……。

その後、当初ここに来た予定通り多田野と話をし、大会の結果や合宿、遠征の話をする。
多田野は東邦学園に板野達が負けてしまった事を我が事のように悔しがっていたが、
すぐに迫っている遠征でこの無念を晴らして欲しいとエールを送り、
板野もそれに応えつつ多田野にも全国出場頑張ってくれと互いに健闘を祈る。

板野「今度会う時は、俺も優勝の時に貰えるメダルを持って報告しに来るよ!」
多田野「嬉しいなぁ……僕も頑張りますよ!」

こうして異なるスポーツながらも、その世界では一流と呼ばれる少年たちは互いの飛躍を誓い、別れたのだった。

※菊地真、我那覇響と出会いました。
※菊地真、我那覇響がヨーロッパ遠征で取材陣として参加する事が判明しました。

313 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:20:34 ID:???
〜 東邦学園 サッカーグラウンド 〜

若島津「タケシ、反町、小池! もう1本だ!」
沢田「若島津さん、そろそろやめた方がいいんじゃないですか? 合宿ももうすぐですし、体を休めないと」
小池「監督からは一応疲れを残さない程度にって指示出されてるしな」
若島津「この1本で今日は終わりにする。 付き合ってくれ」
反町「……これで本当に終わるぞ。 よし、それじゃタケシ上げてくれ!」

合宿を前にして、東邦学園の選手たちはグラウンドに集まり練習を行っていた。
大会から帰ってきた直後は彼らも板野と同様、戦いで疲れた体を休ませていたのだが、
それも十分に取れたと思しき日に若島津が沢田達に練習に付き合ってくれるよう頼んだのである。

若島津から頼みごとをされるという珍しい事態に沢田達はぎょっと驚いたのだが、特に断る理由も彼らにはない。
北詰監督に許可を得、合宿前に体を壊さないようにとハードワークは禁じられつつも彼らは練習に没頭をした。

若島津「(次こそはマグナムボレーを止める……そして、俺こそが世界一のキーパーであると証明してみせる!
     その為には俺の最大の長所の飛び出しの鋭さを磨くしかない!
     これさえ鍛え上げれば、板野のマグナムボレーとて恐れる事はない筈なんだ!)キエエエエエエエッ!!」
反町「うわああああっ!?」

若島津を突き動かしていたのは、次こそは板野のマグナムボレーを止めるという強い意志によるものだった。
強気ではあるものの、決して彼我の実力差を把握出来ない程の愚者ではない若島津は、
現時点では自分のセービング技術で板野のマグナムボレーを止める事は難しいと理解をしていた。
しかし、自分の最大の武器――飛び出しでの空中戦の強さを生かせば、板野のマグナムボレーを弾き返せる筈であるとも考えていた。

若島津「(俺は負けん……! 誰にも……誰にもだ!!)」

日本一のキーパーという称号を手にしても尚、若島津健という男は満足はしていなかった。
愚直なまでに、誰にも負けない力というものを彼は誰よりも求めていた。

※若島津が「スキル・飛び出し+2」を習得しました。

314 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:21:37 ID:???
板野「えへへ、昨日は綺麗な女の子2人と会っちゃった」
森末「今まで散々松山と藤沢の事にかまけてて、君には女っ気殆ど無かったからね。
   いいんじゃないかな?」

そして合宿に入る前日、板野は森末と再びリビングで会話を交わしていた。
いよいよ明日は待ちに待った合宿――多種多様な個性あふれる仲間たちと共に栄冠を目指す章が始まる。

森末「それが始まる前に過ごせる日常もこれが最後だ。 どうする?」
板野「そうだなぁ……」

A.練習をしよう!(更に分岐します)
B.森末と今後についてじっくりお話(聞ける内容などは同じになります)
C.矢車くんに会いに行こう!(兄貴からの餞別)
D.ダルビッシュさんに会いに行こう!(ダルさんからのありがたーいお話)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

315 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:22:31 ID:qkJtmS8w
A

316 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:22:41 ID:0aVIdOjU
A

317 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:37:59 ID:???
>A.練習をしよう!(更に分岐します)
==========================================================
板野「大会前に少しでもレベルアップしておきたいな……今日は練習をするよ!」
森末「なるほど、うん、いいと思うよ。
   君のスタメンはほぼ確実だろうけど、出来る事を増やしたりするのは必要だからね。
   それで……今日は何を練習する?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス、タックル
普通:せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

ドリブル経験値:5
シュート経験値:1

A.基礎能力を上げる
B.技を覚える

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※Jrユース編に入ったのでドリブル技の上限解放。
 「ニトロドリブル(仮)(1/4でドリブル力+4、吹っ飛び係数2)」を覚える事が出来ます。

 また、Jrユース編に入ってからの詳しい練習システムなどは合宿が開始してからアナウンスします。

318 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:38:45 ID:???
1対1用のシュート技の習得は可能ですか?

319 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:39:01 ID:/0tIT/B6
A

320 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:39:01 ID:qkJtmS8w
B

321 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:39:42 ID:???
>>318 現時点では不可能です。

322 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:40:45 ID:wUny4K/6


323 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:40:48 ID:0vC7GkJ2
A

324 :318:2014/03/11(火) 23:41:33 ID:???
>>321 分かりました。ありがとうございます。

325 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:45:06 ID:???
>A.基礎能力を上げる
==================================================
板野「基礎を鍛えるよ。 やっぱり基礎がなってないと駄目だ。
   ぶっちゃけ今の俺、総合力は井沢にも負けてるくらいみたいだし……」
森末「それを補って余りある突破力と決定力はあるけどね。 了解だよ。
   それじゃあどれを鍛えるんだい?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス、タックル
普通:せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>324 いえいえ、また何か質問があればどうぞ。
基本的に現段階で覚えられる技は>>6のものと>>317で記載したドリブルになりますので、育成計画にお役立て下さい。

326 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:46:10 ID:qkJtmS8w
C

327 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:46:49 ID:BJUQ2/1I
D

328 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:47:22 ID:9mb4yzyY


329 :森末(仮):2014/03/11(火) 23:50:59 ID:???
>D.タックル
=============================================================
板野「そうだなぁ、やっぱりタックルを鍛えたいな。
   前線での守備力は必要だと思うし……それに、全日本を見渡すと松山と井沢以外守備力の高いMFがいないみたいだから」
森末「(東邦戦で沢田達にいいようにされたのが堪えてるのかな……)わかったよ。 それじゃあ頑張っておいで。
   明日から合宿なんだから、無理はしないでね!」
板野「うん!」

先着1名様で、

★板野のタックル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

7以下→+1
8以上→+2

330 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:51:19 ID:???
★板野のタックル特訓→( 2 + 2 )=★

331 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:04:51 ID:???
>★板野のタックル特訓→( 2 + 2 )=タックル+1★
==========================================================
練習の為にといつも通り学校のグラウンドへ向かった板野。
一人でのタックル特訓で成果が出るかは不安であったが、自分があまり守備力を鍛えていない事。
今まではそれでよかったかもしれないが、
この先の強敵との対戦を考えると今以上に力をつけなければならないと燃えに燃えていた。

板野「ん? あれは……」
松山「ハァッ、ハァッ……もう一度……!」

そして学校へとたどり着いた板野。
彼が目にしたものは、一体何時間前から練習をしていたのか汗を額に浮かべ、必死にボールを追っている松山の姿だった。
熱心に練習に取り組み、板野がすぐ傍にいる事にも気づかない様子の松山。
その心中、その心境は表情に表れており……板野にはすぐ、彼が考えている事はわかった。

松山「(俺達は全力を出し尽くして戦った……そのことに、悔いは決してない!
    だが、優勝をしたかった……東邦を倒し、南葛を倒し、この北海道に優勝旗を持ち帰りたかった!
    それも、間違いない事実だ。

    終わった事を悔いても仕方ない……なら、前を向くしかない。
    明日から始まる全日本の合宿、ヨーロッパ遠征、そしてフランス国際大会。
    北海道に優勝旗を持ちかえる事は出来なかったけど……この日本に、大会優勝という栄誉を持ちかえる!
    その為にも、俺は俺が出来る事を繰り返すしかない! 努力をして、力をつけていくしかないんだ!!)」

先頃行われた全国大会において敗退をし、悔いは残していないと公言はしていたものの、
しかし、本音を言えば勝ちたかったというのは当然の気持ちである。
日本における実力者、No.1フィールドプレイヤーと言われながらも、松山光はただの一度も全国で優勝をした経験がない。
彼は別に自分が日本で一番のフィールドプレイヤーとは思っていなかったが、
それでも一度も優勝をした事がないという事に大きな悔しさは感じていた。

その思いと生来の努力家であるという性質が、彼を練習に駆り立てていたのである。

332 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:06:09 ID:???
板野「松山!」
松山「! 板野……その格好、お前も?」
板野「うん……えへへ、考える事は同じみたいだね」

松山の鬼気迫る迫力にも板野は尻込みをせず、声をかけた。
すると松山は少し驚いたように飛び上がりつつも振り向き……そして板野の姿を見て気づく。
着ているものは動きやすいジャージ、手にはサッカーボール。
そして肩からは(森末が用意してくれた)水分補給の為の水筒や何かあった時の為の医療キットなどが入った袋が下げられている。

板野「俺も……今度こそ勝ちたいんだ。 ふらのの皆とサッカーをする事はなくなったけど、今度こそ!
    今度こそ勝ちたい! 優勝がしたい!!」
松山「……ああ! その為にも、俺達が出来る事は……」
板野「うん、練習だね!」

板野の熱い吐露を聞いて、松山もまた力強く頷いた。
改めて2人は全日本Jrユースに賭ける思い、次こそは自分たちが優勝をしてみせるという覚悟を確認し合い、
その為にも、更に力をつける為にもと、ボールを追い始める。

板野がタックルの練習をしたいと言ったからという訳ではないが、
松山も当初から今のボールキープ力以上のものを身に着けておきたいと考えていたらしく、両者は揃って練習をした。
相変わらず凄まじい松山の粘りのキープの前に、板野は悉く翻弄をされるのだが、
板野の熱意と気迫も凄まじくそれが伝播したかのように松山の動きも俊敏に、しかし更に力強くなる。

グルッ グッ

松山「突破力に関しては佐野や沢田、小池もかなりのレベルだ。 だけど俺はキープ力にこそ自信がある!
   これが俺の『雪だるまキープ』だ!」
板野「(……相変わらず凄いネーミングセンスだけど、とにかく技を覚えたのは頼もしいな)」

北海の荒鷲と小さな武器庫。
大会で結果を残せなかった日本を代表するMFとストライカーの両者は、その日、ボールが見えなくなるまで練習に勤しんだ。
※松山が「雪だるまキープ(1/4でドリブル力+3)」を習得しました。

333 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:07:11 ID:???
〜 南葛市 〜

そして合宿当日がやってきた。
ある者は期待を持ち、ある者は野心を胸に、ある者は純粋に、多種多様な思いを持つ選手たちが一同に会する事となっていた。
そんなこの日、大友中学のキャプテン――世代を代表するDFである中山政男は、中学の校門の前で一人佇んでいた。

中山「(Jrユース……か。 まさか大会に出ていないのに選ばれるなんてな。
    それに、新田まで選ばれるなんて……確かにアイツは才能がありそうだが、代表レベルで通用するのか?)」

事前に片桐達が話していたように、日本代表には全国大会に出場をしていない選手たちも招集をされている。
ここにいる中山、そしてその後輩である新田もその内の一人であり、
中山は新田と共に合宿所へ向かう為にと校門の前で待ち合わせをしていたのである。
先輩である中山を待たせるとは何事か、と体育会系の者がこの場面を見たら怒るやもしれないが、待ち合わせ時刻はまだまだ先。
几帳面かつ少しロマンチストの気がある中山は合宿所に行く前に大友中学の姿を目に焼き付けていこうと考えており、
物思いに耽る為にと早めの時間にやってきてしまっていたのだ。

中山「(ふぅ……しかし、世界と戦うか。 一体どんな気持ちになんだろうな。
    それに松山や若島津……あった事はないが、板野が同じチームメイトだなんて、本当に贅沢だ。
    南葛の皆と同じチームになるというのも久しぶりだし、楽しみなのは間違いないな……ん? あ、あれは!)」

これから始まる合宿に思いを馳せ、目を細めていた中山だったが……不意にそんな中山の目に飛び込んできたもの、
それを見た瞬間、中山は校門の前から飛び出し、道ばたに落ちてしまっていた『それ』を思わず拾い上げてしまっていた。

中山「これは……わ、わさビーフ! どうしてこんな所に!?」

そう、道端に落ちていたものはわさビーフ。
しかも、"梅"味である。
アスリートとして食事にも気を使っているが、
わさビーフだけは別物とする中山にとってわさビーフを道端に落とす事など許し難い事であり、思わずカッと頭に血が上るが……。

???「やっぱお前はこの"世界"でもわさビーフが好きなんだなぁ」
中山「えっ……お、お前は?」

334 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:08:27 ID:???
不意に背中から声をかけられ、一瞬で頭を冷やして振り向く。
するとそこには中山よりは身長が低く、しかし一目見てアスリートと思しき肉体をした少年。
そしてその横に立ち、微笑を浮かべているこの世の存在とは思えない程麗しい姿をした妙齢の女性が立っていたのだった。

???「あ、お前にはわかんねーよな、俺の事。 いいぜいいぜ、思い出そうとしなくたって。
    俺は本当はこの世界にはいない筈なんだからな」
中山「は……は?(誰だこいつ? 何言ってるんだ? 逃げる……いや、新田と待ち合わせしてるのはここだ。離れる訳にはいかないか)」

いきなり不躾に、しかも意味のわからない事を言ってくる少年に中山は思わず呆け、
危ないタイプの人種かと少し距離を取る。
少年はそのことに少しだけショックを受けた様子だったが、すぐに笑みを浮かべると離れた分だけの距離を歩き、口を開く。

???「今日はよ、祝いに来たんだ。 お前がJrユースの代表に選ばれた事を。
    本当なら、お前は今頃車いす……サッカーどころか歩く事さえままならない状態だったんだからな」
中山「(Jrユースの代表に選ばれた事を知ってる……なら、サッカー関係の奴か?
    でもこんな奴は知らない……)」
???「でもここではお前は代表に選ばれた。 大好きなサッカーを、何不自由なく出来てる。
    俺はそれが嬉しいんだ。 ……大丈夫、お前ならディアスにもピエールにも絶対勝てる。
    シュナイダーには……まあ、いい勝負して欲しいな。 お前が負ける所も見たくねぇがアイツが無様にやられる所も見たくねぇ」
中山「(ディアス? ピエール? シュナイダー? ……外国人の名前か?)」
???「うん、それだけだ、俺が言いたい事は。 これ以上言っても混乱するだけだろうし、もう帰る。
    そのわさビーフはやるよ、道端に落ちてたつっても封切ってねぇから大丈夫だろ?」
中山「う……お、お前は一体……」

335 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:09:27 ID:???
自分の好物がわさビーフであるという事まで知っている少年に、いつしか恐怖を覚える中山。
後ずさりをしながら怯えた様子を見せる中山に、やはり少年は少しだけ寂しさを表情に出したが身を翻し去ろうとした。
最後に言葉を残して。

???「名前は言ってもわからないだろうさ、だから今は何も言わん。
    ただ……中山、俺はこの世界でもお前とまたサッカーがしたい」
中山「………………」
???「そしてお前に"世界"を見せてやる。 こんな小さな世界じゃない、大きな世界を。
    俺はどこでも行ける。 異国で戦争やる事だって、やたら強い女とサッカーするのだって、なんだってな。
    なんならお前がイタリアにいる世界でだっていいぜ。
    色んな強敵と、ワクワクするような、熱い勝負をさせてやる。いや……お前と一緒にしたいんだ」

その言葉は、やはり中山にしてみれば意味不明なものだった。
しかし、やけに耳にこびり付く。
彼の声は、どれだけ恐怖に怯え警戒をしていても中山の心にすっと入ってきてしまうのだ。

???「じゃあな、また会いに来るぜ。 出られなかった筈のJrユース大会、頑張って来いよ!」
中山「あっ……えっ!?」

そして次の瞬間、少年が隣にいた女性の手を取ったかと思うと……。
女性が口を開いた瞬間、瞬く間に彼女たちは"消えてしまった"。
まるで最初から、彼らがいなかったかのように。

中山「……俺は、幻覚か何かでも見たのか?」

正に狐につままれたとしか言いようがないような、そんな出会いであった。
まさか合宿を前にして極度の緊張から白昼夢でも見てしまったのだろうか……。
そんなありえない事を考えてしまう程、中山は混乱をしていた。

新田が待ち合わせ時間のきっかり10分前にやってくるまで、彼はそうして茫然としていた。
そして、新田に指摘をされ、腕の中にわさビーフ(梅味)を抱いている事実に気づき、
彼はようやく先ほどの出来事が現実だったのだと知ったのである。

336 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:10:33 ID:???
〜 全日本Jrユース 合宿所 〜

板野「ふ〜、ついたついた」
松山「ここが合宿所か……凄いな、施設もしっかりしてるぞ」

そして、視点は板野に戻される。
合宿当日、同じ地方から招集をされていた板野と松山は待ち合わせをして共に合宿所に到着をしていた。
北海道という僻地からの長旅は彼らを疲労させたが、その疲労も施設のあまりの整い具合を見て吹き飛ぶ。
やはりなんだかんだいって、ふらの中学の設備は所詮公立校というレベル。
それに比較をすればこの合宿所は正に最新型と言える環境が整っており、板野達を大変喜ばせた。

板野「ここで練習出来るんだね」
松山「そうだな、いい経験になりそうだ。 ……そういや、他の連中はもうついてるのかな?」
板野「俺達か長崎の次藤たちが一番遠いんだし、殆ど揃ってるんじゃない?」

施設を見れば、次に彼らが気になるのは寝食を共にし鎬を削り合う仲間たちの事である。
板野達の移動時間を考えれば、既にあらかたの選手たちは到着をしていると思えたが……。

先着1名様で、

★よろしくな!→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→石田「お前たちだけに日本代表はさせないぜ」 沢木「俺もいるぜ!」 武井「コーホー」 あ、呼んでないです。
ダイヤ奇数→井沢「お、ふらのの松山と板野か」 滝「これからよろしく頼むぜ」 来生「ハッハー!」 修哲トリオだ!
ダイヤ偶数→中山「松山! と……板野だったな、よろしく」 新田「(この人が板野さんか……)」 大友コンビだ!
ハート→石崎「おっ、松山じゃねぇか」 高杉「それと、板野だったか」 中里「(ニンニン)」 南葛DFトリオだ!
スペード奇数→若島津「松山と板野か」 沢田「よろしくお願いします」 若島津と沢田だ!
スペード偶数→反町「あ、松山と板野」 小池「東邦のキャプテンとふらののキャプテンが合わさり最強に見えるな」 反町と小池だ!
クラブ偶数→政夫「あ、板野と松山じゃねーか!」 和夫「久しぶりだな!」 立花兄弟だ!
クラブ奇数→中西「なんや、あんさんらかいな」 早田「よう、久しぶりだな」 中西と早田だ!

337 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 01:11:12 ID:???
★よろしくな!→ クラブ10

338 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:17:59 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
次回からJrユース編が本格始動しますので、それにあたりまず覚醒システムを変更したので下記を参照ください。

【板野くんの覚醒システム(主人公pt)について】

・JOKERを引いての攻撃側勝利・または守備側こぼれ球以上の場合、5pt入手。
・ダイスで11、12を出しての攻撃側勝利・または守備側こぼれ球以上の場合、2pt入手。
・とても上がりやすい能力を3ptで1上昇出来る。
 同じように上がりやすいは7pt、普通で10pt、上がりにくいで20pt、とても上がりにくいで30ptとなります。
・ガッツは最大ガッツ+5のたびに10ptを使ってあげる事が出来ます。
・練習で会得出来る可能性があった技も、20ptで会得する事が出来るようにします。
・試合後に累計ptを計算し、そこでptが余っている場合に能力等を上げるかどうかを決定します。
・試合に負けそうになった際は、5ptを消費してリセットをする事が出来る。
 リセットが出来るのはリセットをした時点から近い位置からのやり直しのみ。
・投票の際に主人公ptを消費してヒントを受ける事が出来る。 2票決の際は2pt、3票決の際は3pt消費する。

とても上がりやすい:パスカット、ブロック(3pt)
上がりやすい:パス、(7pt)
普通:タックル、せりあい(10pt)
上がりにくい:ドリブル、シュート(20pt)
ガッツ:+5のたびに10pt

『覚えられる技』
「エクスプロードドリブル(仮)(1/4でドリブル力+4、吹っ飛び係数2)」を覚える
「ぶっ飛びパス(仮)(パス力+2、吹っ飛び係数5、消費ガッツ60)」を覚える
「ダイビングヘッド(仮)(低シュート力+2、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を覚える
「パワータックル(1/4でタックル力+2、吹っ飛び係数4)」
「勘任せカット(仮)(1/4でパスカット力+2)」
「パワーブロック(1/4でブロック力+4、消費ガッツ100)」
「パワークリア(空クリアー力+1、吹っ飛び係数4、消費ガッツ80)」

339 :森末(仮):2014/03/12(水) 01:18:59 ID:???
以上のようになります。
基本的なシステムは変えず、リセットに使うpt。
及びヒントシステムを搭載しました。
これは主人公ptを使用して、どの選択肢を選んだらどうなるかなどを解説するシステムです。
鈴仙さんの方のシステムからパクらせていただきました。

このスレでは自由選択が無い場合がありますが、
その際でもヒントが欲しいという事がわかる旨を伝えてID表示で投票してもらえれば、ヒントをお出しします。
練習システムなどについては練習パートに入ってから説明する事とします。

それでは。

340 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 01:48:31 ID:???
乙でした。相変わらずどこでも元気だなぁ、何気に一番アクティブ。
ポイントは常に10以上キープしておきたいかな。

341 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 02:00:06 ID:???
遠足ランチ 「乙でした」
次藤はまだついてないみたいだね
ところで板野はテクモ翼やってたんだよね?
だったら次藤と立花兄弟がスカイラブツイン、スカイラブタイフーン、スカイラブストーム、じかんさスカイラブ
をつかえることを知ってるから次藤と立花兄弟に積極的に話しかけるべきなのかな
FWが板野しかいないから翼屋日向がいない時によく使われる立花兄弟を積極的に使いたい
新田もドリブル関係で化けるし使っていきたいね
反町は・・・シュート魔王になれば使おう

342 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 03:39:14 ID:???
本当はポストプレイヤーが一番欲しいんだ

343 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 10:29:33 ID:???
ポストプレイできそうなのは反町君ぐらいかな?

滝君や佐野君がシュート期待できないというのは、現在の能力値が低すぎるからですか?
それとも、将来的にも技自体、習得不可ということですか?
マスクドデータだから回答できないようならスルーしてください。

344 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 12:10:37 ID:???
高さ的に反町もポストプレイ微妙だと思う
FWたくさん呼んだのに定番の大型FWがゼロってどういうこと…

345 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 12:16:33 ID:???
ち、中学生だから……

346 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 12:22:02 ID:???
相性のよさで考えるならFW以外から相方選ぶの考えたほうがいいと思う
FWに多少足元が弱くてもいいからポストと得点力のある選手なんていないし

被るし手間もかかる上に戦術の幅に問題が出るけど
単純に強力になりそうな新田でもいいんじゃないとは思うけどね
相性に問題なくても手塩にかけて鍛えても世界のトップで通用しなかったら悲しいし

347 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 12:33:10 ID:???
中山って原作に長身って設定あったなぁ
守備に問題でまくるから票もらえないだろうけど
鍛えれば絶対屈強なパワーFWにもなれるはず

うん、本来のポジション問わずなら相方候補結構浮かんでくる

348 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 12:36:19 ID:???
そこで若島津の出番ですよ

349 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 12:44:40 ID:???
若島津ってパス値低いはずだからポストプレイ微妙じゃね?
原作だとポストプレイもロングフィードも得意なのに
なぜか若島津のパス低めにされることが多いし

350 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 14:02:51 ID:???
センタリング上げるだけなら滝でいいんじゃないかな

351 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 14:11:50 ID:???
日本はFWが微妙でもMFやDFが強いんだから割り切ってワントップでもよくね
当たり前すぎるけどワントップなら強いMFやDFの起用数を増やせるし
ワントップやるからには板野の様々な能力を強くして
MFやDFの得点力にも補強入れたいところだけど

352 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 14:14:27 ID:???
もうあれだ、反町を鍛えて魔王にしてキックオフドライブシュートで若林の手首破壊すれば勝てるで

353 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 15:37:46 ID:???
JOKER2,3枚くらい出せばできるな、シュート魔王

354 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 16:12:35 ID:???
石田鍛えて百八式波動球を覚えさせれば相方問題は解決♪

355 :森末(仮):2014/03/12(水) 17:11:14 ID:???
>>340 どうも乙ありです
>>341 乙ありです。はい、板野くんは原作・本編には一通り目を通してますしテクモ版もプレイしています。
その情報は持っていますが、>>206で書いているようにJrユース編でも技を覚える限界というのはありますので、
その点はご注意ください。
>>343 低すぎるからですね。
このスレでは仲間の能力は鍛えても上がらないので(スキル・ドリブル+1などを覚える可能性はありますが)、
スキル・シュート+2などを覚えても最初が低いのであまり使い物にならない感じです。

356 :森末(仮):2014/03/12(水) 17:31:34 ID:???
>★よろしくな!→ クラブ10 ★
>政夫「あ、板野と松山じゃねーか!」 和夫「久しぶりだな!」 立花兄弟だ!
==========================================================================
板野「立花兄弟! 2人も今ついたの?」

板野達が宿舎の玄関に入ろうとした所、不意に背後から声をかけてきたのは立花兄弟であった。
2人はお揃いのスポーツバッグを肩から下げており、今まさに到着したという様子。
実際に聞いてみるとその通りであったらしく、新幹線による長時間の移動はキツかったと露骨に肩を回して疲労をアピールしてくる。

政夫「お前たちの方が距離的には遠いけど、飛行機に乗れる分旅の時間は短かったんじゃねーか?」
松山「いや、こっちはこっちで空港に行くまででも時間がかかるからな」
和夫「首都圏に遠い地方はこういう時苦労するよなー」

同じ北国出身、しかも松山と立花兄弟は小学生時代からの旧知の中である。
板野にしても、立花兄弟は嫌悪感どころか純粋な好意を抱いていた為ちょっとした世間話も不自然な所はなく、
至極和やかに4人は一緒に玄関に入り選手たちが集まっているという広間に向かおうとした。

政夫「それにしても大会では惜しかったな……あのマグナムボレーってのを見た時はふらのが勝ったかと思ったのによ」
和夫「ああ、もう一発打ててれば若島津じゃ取れなかったぜ、アレ」
板野「試合中に思いついたから最初からは打てなかったんだよね……。
   でも、もう終わった事だよ。 たらればを言ったらキリがないさ」
和夫「まあ、今度はその若島津達が同じチームだってんだからお前たちも気が楽なんじゃねーか?」
政夫「そーそー、それに大友の中山もいるし、攻撃には俺達がいる。 正直誰にも負ける気しないぜ!」

間違いなく強敵だった若島津、そして世代最強のDFと謳われている中山。
そこに松山、板野、立花兄弟という攻撃陣を加えれば中学サッカーのファンからしてみれば生唾もの。
他にもいずれも負けず劣らずな選手たちが名を連ねており、このチームが負ける筈がないとして立花兄弟は力説をした。
それほどまに豪華な選手たちが一堂に会していると言っていいだろう。

357 :森末(仮):2014/03/12(水) 17:32:34 ID:???
松山「確かにな、今までは倒したい敵、目標だった東邦や南葛……それに他の中学の奴らだけど……。
   これからは味方になるんだ。 これほど頼もしい事はない!」
板野「(この先、ヨーロッパ遠征をしたら世界とのレベル差に気づくんだろうけど……。
    まあ、うん、今まで戦ってきた中で考えたら……正直、これだけの戦力で負ける気がしないんだよなぁ。
    若島津の鉄壁ぶりとか松山の強さは良く知ってるし。 うーん、俺も何か言っておこうか?)」

A.「そうだね、このメンバーなら誰と当たろうが負ける筈がないよ!」 立花達に同調をする
B.「いや、世界はきっと広い筈だよ。 俺達でも敵わない相手がいるかもしれない」 立花達を否定する
C.「特に俺達攻撃陣がいれば、破れないゴールは無い筈だからね!」 攻撃陣の強さを強調する
D.「特に若島津を中心とした守備陣がいれば、失点は殆どしないだろうからね!」 守備陣の強さを強調する
E.「そういえば立花兄弟、前に行ってた空中でのツインシュートは完成したの?」 デルタツインの完成度を聞く
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

358 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 17:33:19 ID:ECDg82dQ
E

359 :343:2014/03/12(水) 17:39:26 ID:cnRNkICg
E

回答ありがとうございます。

360 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 17:40:12 ID:wgsXs61I
E

361 :森末(仮):2014/03/12(水) 18:09:40 ID:???
>E.「そういえば立花兄弟、前に行ってた空中でのツインシュートは完成したの?」 デルタツインの完成度を聞く
===============================================================================================
松山「ん? ツインシュート……?」

松山にとっては初耳の事であった為に、板野の言葉を聞いた瞬間首を捻るのだが……。
一方で立花兄弟はその質問を待っていたと言わんばかりに笑みを浮かべ、
どこか自慢げに腕を組んで板野の質問に答えた。

政夫「へへへ、俺達だって3回戦で敗退してただくすぶってた訳じゃないぜ!」
和夫「お前に教えてもらってから、秋田に帰ってすぐに練習したんだ!」
松山「なんだよ、何の話をしてるんだ? 教えてくれてもいいだろ」
和夫「へへへ、内緒内緒。 なっ、板野!」
政夫「まあ練習を楽しみにしてな! 皆の度肝を抜いてやるぜ!」

一体何の話をしているのかさっぱりわからない松山は、どういう事なのかと聞こうとするも、
立花兄弟は練習の時のお楽しみと言いつつはぐらかし板野に一つウインク。
その口調からは自信がある事がありありと見え、どうやらデルタツインは完成をした様子である。
板野も2人の笑顔につられるようにして笑みを浮かべ、
松山1人がクエスチョンマークをつける中で4人は広間の方へと進んでいくのだった。

362 :森末(仮):2014/03/12(水) 18:10:51 ID:???
その後、広間に到着をすると既に殆どの選手たちが集まっていた。
自分たちが最後かと思っていたのだが、板野達から遅れる事30分。
長崎からやってきた次藤と佐野が最後の選手であったらしく、これにて合宿に参加するメンバーが勢ぞろい。
改めてみると中学サッカー界のオールスターとも言うべき面々が一堂に会しており、板野が小さく感激をする中――。
部屋に監督である見上がやってくると同時、周囲の者達が発していたざわめきはピタリと止まった。

見上「全員揃っているようだな。
   既に通達している通り、私が監督を務める見上辰夫だ。
   そしてこちらがアシスタントコーチの住友くん。
   その隣にいるのが……君たちもよく知っているだろう、武蔵中学の三杉くんだ。
   彼には選手兼コーチとしてこの合宿に参加をしてもらう」
住友「ビシバシ行くからな」
三杉「皆、よろしく」
板野「(三杉はともかく住友さんって印象ないなぁ……)」

なんとなくそんな失礼な事を考えつつ、真面目に見上の話を聞く板野。
見上は一旦そこで区切ると周囲を見渡し、更に言葉を続ける。

見上「今更言うまでもないが、君達は一週間の合宿の後ヨーロッパに遠征してもらい、
   同年代のクラブチームのいくつかと対戦した後フランス国際Jrユース大会に参加する。
   予め言っておこう…ヨーロッパと南米にとってはアジア、そして日本など雑魚以下の存在だ!
   今回の大会も詳しくは言わないが日本が金を積んで余った参加権を買った様な物だ」

全日本メンバー「なにィ!?」「ざ、ザコ……」「俺達が……?」

見上「悔しいが、それが現実なのだ。だが現実は変える事が出来る。
   君たち21人、日本から選りすぐりのサッカー少年を集めたつもりだ。
   このチームを率い、大会に向けて練習に励み、優勝をして世界を驚かす。それが私の目標だ。
   ただの参加賞でも良いと思っている者はいますぐ帰って構わない! 良いか、君達は既に日本を代表する立場なんだ!
   その自覚を持って真剣に練習、そしてアピールして欲しい。 ……以上だ。 何か質問は?」
板野「(うぅ、やっぱり本編と同じようにちょっと怖い大人だ……)」

363 :森末(仮):2014/03/12(水) 18:11:51 ID:???
歯に衣着せず、今の日本代表というチームは世界レベルで見れば雑魚以下であると断言する見上。
多かれ少なかれ自分の実力に自信を持ってる者達はショックを受けた様子を見せ、
中には見上を睨みつける者も出ていたが見上はそんな事などどこ吹く風といった様子で話を締めくくり質問を募った。

板野「(さてどうしようかな。 大体本編通りだろうから質問しなくてもある程度わかる気がするけど……。
    何か聞いた方が積極性があると見られるかも?)」

A.「具体的に、合宿での練習はどのような形で進められるんですか?」
B.「21名……三杉を入れた22名だけで世界と戦うんでしょうか?」
C.「このチームのキャプテンは誰になるんですか?」
D.「システムは何を採用するんですか?」
E.「(いや、質問しなくていいや)」
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

364 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 18:13:16 ID:???
F 監督は選手として参加してくれないんですか?ご乱心じゃあ!

365 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 18:14:43 ID:BZfQwfRI


366 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 18:14:50 ID:l7Iv5V/A
C
まずはキャプテン意識してるところをアピールしなきゃな

367 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 18:15:17 ID:fzIscFMs


368 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 18:16:58 ID:vL3hrk4I
F:勝つためには何が必要ですか?
試すような感じだけど、具体策は聞きたい

369 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 18:16:58 ID:BZfQwfRI
Cに変更お願いします

370 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 18:17:06 ID:a+bvcD2s
F監督!もっと具体的に言った方が良いと思います。
この日本国内で世代最高のGKは若島津です。
しかしドイツの皇帝のシュナイダーに掛かればハットトリックを楽にされてしまう可能性が大であることを。

371 :森末(仮):2014/03/12(水) 19:00:03 ID:???
>C.「このチームのキャプテンは誰になるんですか?」
===============================================================
板野が質問をしたのは、ズバリ『キャプテンは誰が務める事になるのか』その一点である。
数多くのキャプテン経験者が集まっているが、結局チームを率いる事になるのはただ1人。
当然ながら板野だけでなく、他の者達も気になっている所である。
道理であれば全国大会優勝チームである東邦のキャプテンであった小池がつくものかと一同はそちらに目を向けるが……。
小池はあまり乗り気ではないらしく、鼻をほじっていた。
一同はその姿を見てため息を吐き、ならば実力や実績的に若島津や松山、中山が選ばれるのだろうかと目を向ける。
しかし、見上はその姿を見ながらコホンと一つ咳払いをして注目を集めつつ返答をする。

見上「キャプテンは選挙式で決める。
   この合宿の最終日――つまり7日目だな。 この日に投票を行い、決を取る。
   キャプテンになる意思のある者は、今日の夕食が終わった後に私の部屋に来い。
   立候補者としてその後一週間の立ち振る舞いを見せてもらう。
   当然、そこで私が相応しくないと判断をすれば立候補は取り下げてもらう。
   無論、キャプテンとなってからも同じだぞ。
   チーム内から不満が出る、或いは私がキャプテンを任せるに値しないと判断した時点で再び選挙を行う」

全日本メンバー「選挙式か」「まあ一番納得できる形だな」「誰が立候補するんだろう?」

沢田「小池さんはキャプテンになるつもりはないんですか?」
小池「俺は東邦のキャプテンで、日本のキャプテンじゃないからな。 まあ実質キャプテンみたいなもんだけど」
反町「(言ってる意味がわからない……)」
若島津「(キャプテンか……俺より弱い奴の指示を聞くのは癪だな。 ならば、俺が務めるしかないか)」

新田「中山さん、どうするんです?」
中山「流石に全国大会にも出ていない俺がなる気はないよ。 それに俺は人を引っ張るタイプじゃないしな」

松山「(キャプテン、か……。 選挙式という事なら、皆が最も信頼している人がなる事になる。 それなら……)」

こうしてキャプテン候補と思しき者達がそれぞれの思惑を抱く中、
他に質問がある者は……と見上が再度言うと、すぐさま松山の手が上がった。

372 :森末(仮):2014/03/12(水) 19:01:04 ID:???
松山「練習の具体的な内容はどうなるんですか?」

見上「今日を含めて7日間、全体を通して連携が取れるよう練習をし更に個人のレベルアップにも励んで貰う。
   個人の練習については、私からは細かい指示は出さん。
   何が自分に必要か、何を鍛えればチームの為になるか、それを考えて練習に励むように。
   
   また、3日目、5日目、そして最終日の7日目には練習試合を組んである。
   こちらでも自分の実力をアピールしてもらうぞ。 ……他には?」

若島津「21名……三杉を入れても22名ですが、これには何か理由があるのですか?
    大会の規定では、24名までメンバーは登録出来た筈ですが」
板野「(……24? 23名じゃなかったっけ、本編だと)」

一瞬板野はメンバーの登録数で食い違いがある事に気づくも、
若島津の言葉には誰も訝しがるような反応は見せず、やはり24名で正しいのかと首を傾げつつも納得をする。
1つ分枠を追加してそこに潜り込んだ張本人は、思わず取れてしまった大きなハナクソを反町の背中になすりつけてた。

見上「当然理由はある。 今はいないが、ヨーロッパ遠征からチームには2名の人員を補充するつもりだ。
   1人は遠征で試合をする事となっている西ドイツ、ハンブルグに所属をしている若林源三」
若島津「なっ……若林!?」
中西「んなアホな……(若島津だけやなく、アイツまで入るんかい)」
高杉「(フフフ……若林さんが入ってくれれば全日本が負ける筈はない)」
見上「もう1人はフランスに在住の岬太郎だ」
松山「岬……? 岬が加入をするんですか!?」
石崎「やったぜ! 若林と岬がいてくれりゃ百人力だ!」

373 :森末(仮):2014/03/12(水) 19:02:07 ID:???
見上の告げた2人の追加メンバーについての反応は様々であった。
GKとして招集をされた若島津と中西の2人は、まさか若林もこのチームに加わるとは露にも思っておらず、
若島津は強力なライバルが現れた事に焦りを感じ、中西は頭を抱えて絶望する。

一方で岬の名を聞いた松山、そして石崎はかつての友人とまた再会が出来るのかと驚きつつも喜びを露にし、
彼の加入を心から待ち望んでいた。
無論、彼らの事を知らない者達もいた為に騒ぎはそこまで大きくならなかった。

見上「他に質問は……? ……よろしい、では質問時間を終える。
   この後は宿舎に戻り、まずはこの合宿で同じ部屋で過ごすルームメイトを2人見つけスタッフに届けろ。
   10:00になったら早速練習を開始するので、それまでに着替えを済ませグラウンドに集まるように。
   解散!」

見上の号令によって、宿舎に向かう選手たち。
こうして全日本Jrユースの合宿は開始されたのであった。

374 :森末(仮):2014/03/12(水) 19:03:12 ID:???
森末「それじゃいよいよ合宿がスタート!
   という事で、まずは各キャプテンの支持率を計算するよ!
   これが下がりすぎると発言力が低下するし、逆に高ければ発言にも説得力が生まれるからね。
   キャプテンらしい、人の関心を買う発言や行動を心がけて高めを保っていこう!」

板野:大会得点王(10)+ベスト4(+2)x2=支持率24

松山:日本最強フィールダー(5)+ベスト4(+2)+キャプテン経験(+5)+小学生時代からの活躍(+2)x2=支持率28

若島津:大会MVP(10)+優勝(+5)+キャプテン経験は小学生(+2)+小学生時代からの活躍(+2)x2=支持率38

若林:小学生時代二度優勝(8)+海外留学(+5)+過去の人(-3)x2=支持率20

板野支持率:24
松山支持率:28
若島津支持率:38
若林支持率:20

森末「はい、こうなったよ! 次は各キャラクターのキャプテン候補への評価を貼るね!」

375 : 森末(仮):2014/03/12(水) 19:04:13 ID:???
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
名前 || 板野 || 松山 || 若林 || 若島津
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
政夫 || + 3|| + 1|| ± 0|| ± 0
和夫 || + 3|| + 1|| ± 0|| ± 0
新田 || ± 0|| ± 0|| + 1|| ± 0
反町 || ± 0|| ± 0|| ± 0|| + 2
佐野 || ± 0|| + 3|| ± 0|| ± 0
来生 || ± 0|| ± 0|| + 3|| ± 0
 滝 || ± 0|| ± 0|| + 4|| ± 0
 岬 || ± 0|| + 3|| + 1|| ± 0
三杉 || + 1|| + 2|| + 1|| ± 0
山森 || ± 0|| ± 0|| + 1|| ± 0
井沢 || ± 0|| ± 0|| + 4|| ± 0
小池 || ± 0|| ± 0|| ± 0|| + 2
沢田 || ± 0|| + 1|| + 1|| + 3
次藤 || + 2|| + 1|| ± 0|| ± 0
早田 || ± 0|| + 3|| ± 0|| ± 0
中里 || ± 0|| ± 0|| + 1|| ± 0
石崎 || ± 0|| + 1|| + 1|| ± 0
高杉 || ± 0|| ± 0|| + 5|| ± 0
中山 || ± 0|| + 1|| + 1|| ± 0
中西 || + 1|| + 1|| − 1|| − 1
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
総合 || 1 0|| 1 8|| 2 5||   6

森末「はい、これが現時点での選手たちの好感度だよ!
   本編同様、−5で明確な敵意。+5で全幅の信頼といった感じだ。
   人によって上がり下がりの激しさは変わるから、そのあたりも注意しておいてね。
   それじゃあ合宿、頑張っていこう!」


376 :森末(仮):2014/03/12(水) 19:05:19 ID:???
ざわざわ… ざわざわ…

板野「うーん、ルームメイトを2人か……」

宿舎に帰りついた板野は、重いバッグを肩から下げつつ周囲を見渡した。
まだ特に組み合わせは決まっていないようだが、もたもたしているとどんどん人がいなくなってしまうだろう。
なんとしてもぼっちになるのだけは避けたい所である。

板野「誰を誘おうかな……」
松山「板野!」
板野「あ、松山」

折角だからあまり話した事のない者と同室になるか、それともやはり仲のいい者を誘うか。
迷っていた板野に迷わず声をかけたのは、同じ中学出身。
互いにコンビ技を開発する程度にまで仲良くなった、板野の相棒とも言える存在――松山である。

松山「俺と同じ部屋にしようぜ」

松山からしてみれば、この場にいる選手たちの中で板野は一番の仲がいい選手だろう。
彼の性格を考えてみても、キャプテンになるつもりがあろうと裏工作などに手を染めたりしそうにない彼にしてみれば、
自分についてくれる選手を手懐けようとはせずに単純に仲のいい者で組もうと考えるかもしれない。

板野「(どうしよう……松山と同じ部屋にする? でも、折角だから他の誰かとも交流をしたい気もするんだよなぁ)」

A.「うん、勿論。 よろしくな!」
B.「ごめん、折角だから他の奴と交流を深めたいんだ」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

377 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:06:05 ID:cnRNkICg
A

378 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:07:40 ID:BZfQwfRI


379 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:16:02 ID:???
ほっといたら
トリオ
東邦のうち三人
立花兄弟
比良戸の二人
中山新田山森
高杉石崎中里
早田中西
あたりが同室になりそうだね。

380 :森末(仮):2014/03/12(水) 19:23:07 ID:???
>A.「うん、勿論。 よろしくな!」
=================================================================
結局、板野は松山の申し出を快く受ける事にした。
確かに誰かと交流を深めたい気もするが、ルームメイトはあと1人誘う事が出来る。
それに何よりも松山が自分を誘ってくれた事が嬉しかったのだ。
その好意には応えたい。

松山「ああ、よろしく」
板野「それじゃああと1人か……俺が選んでもいいかな、松山?」
松山「別にいいぜ」
板野「うーん、それじゃあ……」

☆選びたい選手を1人明記して投票してください。

政夫、和夫、新田、反町、佐野、来生、滝、山森、井沢、小池、沢田
次藤、早田、中里、石崎、高杉、中山、中西、若島津

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

381 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:23:40 ID:3rzDKRxI
新田

382 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:25:06 ID:ZSP4/ExI
石崎

383 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:25:15 ID:BZfQwfRI
山森

384 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:25:38 ID:kCQzfL4c
石崎

385 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 19:26:17 ID:???
顔面にマグナムシュート叩き込む気かw

386 :森末(仮):2014/03/12(水) 20:28:24 ID:???
>石崎
===============================================
松山「石崎か? ああ、あいつと同室なら楽しくなりそうだな」
板野「それじゃあ誘ってくるよ」

松山も小学生時代から何度か石崎と会話をした事があるが、
少し調子に乗り易く抜けている所があるもののそのひょうきんな性格はどこか憎めない。
明るい彼とならば文句はないと言うと、板野はすぐさま高杉と共にうろうろしていた石崎に声をかけ同室にするよう誘う事とする。

石崎「えぇっ!? 俺と一緒の部屋か?」
板野「うん、全国では南葛の人と会えなかったから色々話も聞いてみたくてさ。
   松山も石崎なら楽しくやれそうだって言ってるし……どうかな?」

しかし、これに困惑をしたのは石崎である。
何せ板野と石崎はこれが初対面――その相手にいきなり同室にしようと誘われたのだから、その驚きも当然だろう。
一体どうしてと疑問を持つ石崎であったが、板野が説明をすると少しずつ納得を始める。

板野「井沢達は固まってるみたいだし……他の南葛の奴の中で一番話しやすそうなのお前だったからさ」
石崎「そ、そうか? まぁ、井沢達は小学生の頃からあの3人で固まってるしなぁ。
   よっしゃ、そういう事ならOKだぜぃ!」

実際に話をしてみると、見た目の印象以上に石崎は話しかけやすい男であった。
素直にその事を伝えると石崎も了承。
高杉に一言断りを入れると松山と合流し、早速三杉から部屋の鍵を貰い一息つくのだった。

三杉「やぁ、板野と松山……は当然だろうという感じだが石崎も一緒というのは少し意外だね。
   ほら、これが鍵だよ」
板野「ありがとう。 ……三杉は一人部屋なのか?」
三杉「一応コーチとして待遇してくれてるみたいだね。 それじゃあまた後で」

387 :森末(仮):2014/03/12(水) 20:29:26 ID:???
板野「へー、ここが部屋か。 結構広いな」
石崎「おっ、テレビもあるぜ! 冷蔵庫もある! 贅沢だな〜」
松山「おいおい、遊びに来たんじゃないんだぞ。 ほら、早く着替えてグラウンドに行こうぜ」
石崎「わーってるって! ……エッチなテレビは映らないんだな、ちぇっ」
板野「(賑やかだなぁ……あ、そうだ。 忘れない内に鞄に入ってる森末を外に出しておかないと)」
森末「(ぐぅ……窮屈だよ)」

こうして多少のごたごたはあったものの、板野達は着替えを済ませ無事に時間前にグラウンドに集合をした。
その最中、改めて会った三杉に聞くと、他の者達も既に組み合わせが決定したらしく、
組み合わせは以下のようになったらしい。

101号室 見上
102号室 住友
103号室 三杉
104号室 板野、松山、石崎
105号室 政夫、和夫、反町
106号室 中山、新田、早田
107号室 高杉、中里、山森
108号室 若島津、沢田、小池
109号室 来生、滝、井沢
110号室 次藤、佐野、中西

ピィッ!

見上「集合! ……よし、ちゃんと全員いるようだな。
   それではこれより練習を開始する。 まず前半はポジション毎に別れて連携の練習。
   後半からは各自がレベルアップを計る為の個人練習だ。 ビシバシ扱いていくから気合を入れて行け!」
住友「FWはこっちだ、しっかり練習についてこいよ!」
板野「(よーし、頑張るぞ!)」

388 :森末(仮):2014/03/12(水) 20:30:32 ID:???
Jrユース編の練習について。

森末「やあみんな、いよいよJrユース編の合宿が始まる訳だけど、これからその合宿での練習方法について説明させてもらうよ!
   まずこの合宿で出来る事は次の4つに分ける事が出来る。

   @『基礎的な能力の練習』
   A『誰かに手伝ってもらって練習』
   B『誰かと一緒に練習』
   C『誰かの練習を手伝う』

   この4つだよ! それじゃあそれぞれについて説明していくね。

   @:基礎的な能力の練習。
   これは見てそのまま、板野の基礎能力を上げる練習だ。
   誰かに手伝ってもらう事もないし、基本的にはノーリスクで練習に臨めるね。
   上がりやすい能力などについては今までと殆ど同じ。 今の板野はドリブルとシュート以外殆ど伸びていない状況だから、
   世界で活躍する為にもここで地道に練習をしていきたい所だね。

   A:誰かに手伝ってもらって練習。
   これは仲間に手伝ってもらう事で、板野自身の技・スキルなどを開発する練習だ。
   勿論手伝ってもらう場合は、その相手の『得意なもの』しか教えて貰えないよ。
   例えば立花兄弟に守備技を教えて!なんて事は出来ないって訳さ。
   それとあまり1人の仲間に手伝ってもらってばかりだと不平不満が出るかもしれないし、
   その相手の好感度次第では断られる可能性もあるね。

   B:誰かと一緒に練習。
   これはAと、次に説明するCとの折衷案。 2人で技の開発をする感じになるね。
   これは基本的にはAと違って、誘いまくってもあまり相手に不満は抱かせない筈さ。
   ただ、一緒に練習をするという事は相手がやりたい事次第では板野の練習内容も決まってしまう。
   相手がドリブルをしたいというなら板野はタックルの練習になるだろうし、
   相手がパスカットを鍛えたいと思うなら板野はパス出しの練習になるだろうね。

389 :森末(仮):2014/03/12(水) 20:31:38 ID:???
   C:誰かの練習を手伝う。
   これはそのまま、仲間の練習を手伝う事に全てを費やして仲間を伸ばすコマンドだ。
   本編からかなり戦力が下がっているこのスレでは、@の次に使われるコマンドかな?と勝手に思ってるよ。
   相手が何を伸ばすかについては、自動的に決まる事もあれば板野の意見が使える事もある。
   2回ほど練習を見てあげれば、誰でも大抵の成果は上げれるバランスになっているよ。


   ここまで解説をしたけれど、改めて説明。
   A〜Cの技・スキル開発については仲間に関してはダイスの合計値で5を超えたらフラグ、
   10を超えたら技習得という形になる。
   ピッタリその数値に収まれば何も問題はないけど、大体端数って奴は出てしまう筈だ。
   その時の処理の仕方について、説明しておくね。

   例えば松山が練習においてドリブル経験値を4持っていたとして、ダイスで11・12を出して覚醒する。
   その場合、松山はドリブルフラグを入手する訳だけど……内部データ的にはドリブル経験値は9になる。
   ただし、JOKER覚醒をした場合は、そのまま一息に技を覚えて経験値は再び0にリセットされる事になるよ。

   同じく、松山がドリブル経験値を6持っている場合にダイスで11・12を出して覚醒する。
   この場合はフラグが立っているからドリブル技を覚え、そして経験値は0にリセット。
   JOKERを出した場合は、フラグを持ったままドリブル技を覚えて、やはり経験値は0……。
   まあフラグがあるから5として処理する事になるね。

   つまり、試合での覚醒では技を閃いた時点で経験値はリセット扱いになる感じだ。

   ただ、練習ではちょっと違う。経験値は蓄積する。例えば経験値9の状態で6ゾロを出した場合は、
   そのまま技を2つ程覚えて更に経験値が1残る感じになるんだね。

   ちょっとややこしいけどよーく覚えておいてね。
   さあ、ここらへんを念頭に入れて、早速練習パートに行こう! 世界に通用するストライカーになる為に、頑張ろうね!」

390 :森末(仮):2014/03/12(水) 20:32:57 ID:???
そして午前中の全体練習が終わり、板野達は昼食タイム兼休憩を取り……。
午後になると再びグラウンドに出て個人練習を行う事となる。

板野「合宿は7日間。 つまり、【7回練習パートがある】って事だな。
   ハンブルグ戦まで時間は短い。 一つも無駄には出来ないぞ!
   よし、それじゃあ初日は何をしようかな」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

391 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:37:21 ID:BZfQwfRI


392 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:37:57 ID:ECDg82dQ
C

393 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:39:20 ID:wsXzGe1E
D

394 :森末(仮):2014/03/12(水) 20:46:57 ID:???
>D.誰かの練習を手伝う
=======================================================================
板野「そうだなぁ、誰かの練習を手伝おう。
   自分のレベルアップも必要だけど、一緒に戦う仲間のレベルアップも必要だ!
   問題は誰の練習を手伝うかだけど……」

☆選びたい選手を1人明記して投票してください。

政夫、和夫、新田、反町、佐野、来生、滝、松山、山森、井沢、小池、沢田
次藤、早田、中里、石崎、高杉、中山、中西、若島津

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

395 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:47:39 ID:???
立花兄弟は2人同時にとかはイベントおこさないと無理かな?

396 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:47:46 ID:oF7wAym6
新田

根回ししないとキャプテンの座がこなそう

397 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:47:53 ID:ZSP4/ExI
新田

398 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:47:59 ID:wsXzGe1E
石崎

399 :森末(仮):2014/03/12(水) 20:49:40 ID:???
>>395
失礼しました。立花兄弟は練習パートでは2人一緒に教えたり教えられたりする事になります。
試合での覚醒なども、2人で共有する形になりますね。
次回からは記載方法を変更します。

400 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:49:45 ID:???
今やってる漫画だと日向が代表に合流したので用済みのベンチ送りにされた隼
こいつは長い目で見てくしかあるめえ

401 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 20:50:50 ID:???
鍛えるのは新田とスカイラブツインあたりに決まりかな?

402 :森末(仮):2014/03/12(水) 21:02:08 ID:???
>新田
==========================================================
板野「(そうだなぁ……新田、かぁ)」

本編では不遇の一途を辿り、WY編ではドリブラーとしての才能は最大まで開花したものの、
ストライカーとしてのシュート力は結局つかなかった新田。
原作でも翼並の才能の塊であると評されながらも、翼や日向といった者達の影に埋もれ、
特にこれといって見せ場が与えられなかった彼――。
実際、午前中の練習を見ても板野からしてはいまいちと言わざるを得ない能力だったのだが、
隠れた才能だけはある為に根気よく鍛えればモノになる筈であると言われた森末の言葉を思い出し、
今日の午後は新田の練習を見る事に決めたのだった。

板野「おーい、新田!」
新田「え、なんですか?(この人が得点王の板野さんか……俺と体格はそんなに変わらないんだよなぁ)」

早速新田に声をかけると、初対面故か新田は困惑をした表情を浮かべる。
しかし、板野が練習を手伝う旨を伝えると新田は少しばかり唖然としていたが、
すぐに笑顔を浮かべるとよろしくお願いしますと後輩らしく丁寧にお辞儀をするのだった。

新田「(ラッキー! この人に鍛えてもらうとか願ったりかなったりだ。
    そのキック力の秘密……教えてもらおうっと)」
板野「それじゃあ、シュートの練習でいいんだな?」
新田「はい!(見てろよ……今は無理かもしれないけど、全日本のストライカーになるのはこの新田瞬様だ!)」

先着1名様で、

★新田のシュート特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→シュートフラグ習得。
10以上→スキル・シュート+1習得。

403 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:02:36 ID:???
★新田のシュート特訓→( 2 + 2 )=★

404 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:02:40 ID:???
★新田のシュート特訓→( 5 + 4 )=★

405 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:04:13 ID:???
隼ェ…

406 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:10:55 ID:???
地道に行こうっ!

407 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:25:12 ID:???
新田は一番必殺技で化けやすいし個人敵意は一番の期待株

408 :森末(仮):2014/03/12(水) 21:27:16 ID:???
>★新田のシュート特訓→( 2 + 2 )=シュート経験値+4★
==============================================================
板野「それじゃ早速、隼シュートを見せてくれよ」
新田「へへ、いいですよ。 それっ!」

バシュッ

まず板野は新田に隼シュートを打ち、今のレベルがどの程度なのかを認識しようとした。
こうやって誰かにものを教えるのは初めてであるが、やはり何かを教える場合段階を一歩一歩踏んでゆく事が大切。
その為にも今、新田が目指すものがなんであるべきかを見極めようと板野はしていたのだが……。

板野「(う、うーん……軽い)」

新田としては渾身の力を込めてはなっているつもりなのだろう隼シュート。
しかし、それは板野からしてみればあまりにも軽すぎた。
はっきり言って、板野の普通のシュートとも殆ど変わりない威力なのである。

板野「(どこを矯正するべきなのか……)」
新田「どうですか、俺の隼シュート!」
板野「そ、そうだなぁ……まず蹴り足だけど……」

これはどこから手をつければいいのかわからない、と板野は頭を悩ませつつも新田に指導をした。
だが、明確な指針もないのに指導をして成果がある筈がない。
結局あれやこれやと手をつけようとした為か新田がシュートにおいてコツを掴む事はなく、
そうしている内に午後の時間は終わってしまうのだった。

新田「どうも、ありがとうございました!
  (んー、あんまり成果が出た気はしないけど……スタメン候補の板野さんに気に入られればツートップの片割れにはなれるかな?)」
板野「うん、お疲れ様(根気よく、根気よく……辛抱、辛抱)」

409 :森末(仮):2014/03/12(水) 21:28:17 ID:???
こうして板野達が練習をしていた頃、一方では立花兄弟が不敵な笑みを浮かべながらゴール前でシュート練習に明け暮れていた。
無論、練習中である為に足への負担が大きくかかるスカイラブハリケーンなどの大技は控えており、
そのような状態で放つシュートはキーパーとしての練習をしている若島津に悉く弾かれるのだが……。

和夫「監督、ちょっと見てもらいたい技があるんですけどいいですか?」
見上「技? ああ……勿論だ。 それで、どんな技なんだ?」
政夫「大会が終わってから編み出した、シュート技です。 おい滝、ゴール前にボール上げてくれよ」

今日の練習が終わるという時間の直前、立花兄弟は監督に新技を見てくれるようにと進言をした。
見上はこれを聞いて二つ返事で承諾、スタメン候補ではあるもののいまいち使いにくい立花兄弟だが、
何か大きな決め手になるものがあるならば戦術を建てる際に役に立つ。
見上の了承を得ると、立花兄弟はセンタリングを上げる事に定評のある滝にゴール前にボールを上げてくれるよう頼み、
ゴール前で構える若島津に相対するのだった。

滝「それじゃー行くぞー! それっ!」

ポーンッ タタタタタタッ

見上「(2人で並走……スカイラブハリケーンではない、か。
    ん? しかしあのままではポストにぶつかる……トライアングルシュート?
    いや、2人同時に走っている。 あれでは……)」

政夫「行くぜ、和夫!」
和夫「おうっ!」

ガィンッ! ガィンッ!!

見上「はっ!?」
若島津「なに……!?」
滝「うおっ!? 2人で飛びやがった!」

政夫「へへん、本邦初公開!!」               和夫「これが俺達のデルタツインだァッ!!」

410 :森末(仮):2014/03/12(水) 21:29:17 ID:???
先着3名様で、

★政夫→デルタツイン 60 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★和夫→デルタツイン 60 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★若島津 パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧2→立花兄弟のデルタツインが決まったー!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。
そして左から順に(押し負けてラインを割る)(高くその場に飛び上がる)(近くにいたDFがフォロー)
≦−2→若島津がゴールを守った!

【補足・補正・備考】
若島津がダイヤで「手刀ディフェンス(+2)」

・シュートの枠外について
ツインシュートの場合はシューター同士のマークが一致でポスト、数字も一致で枠外です。
この場合キーパーとの和が14でもシューター同士のマークが違えばポストにはなりません。

411 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:29:40 ID:???
★政夫→デルタツイン 60 ( スペード2 )( 4 + 3 )=★

412 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:29:58 ID:???
★和夫→デルタツイン 60 ( ダイヤ10 )( 6 + 6 )=★

413 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:30:27 ID:???
★和夫→デルタツイン 60 ( ダイヤ10 )( 3 + 3 )=★

414 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:31:06 ID:???
若島津「な、なにィ!」
★若島津 パンチング 59 ( ダイヤK )( 2 + 5 )=★

415 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:31:11 ID:???
★若島津 パンチング 59 ( クラブA )( 1 + 6 )=★

416 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:31:48 ID:???
折角シュートフラグが入ったんだしスカイラブツイン覚えさせない手はないね

417 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:32:54 ID:???
しかしスカイラブツインて次藤のオーバーラップが必要なんじゃないか?

418 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:34:04 ID:???
ツインシュート使いかって悪いな
1/4でポストはきつい

419 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:34:05 ID:???
でもスカイラブツインって本来は下がり目の位置からでも最前線に飛ばせる技じゃなかった?
3人も使うのは痛いけど

420 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:41:17 ID:???
スカイラブツインではなく、デルタツインその物を強化して威力・精度を向上させたシュートを開発とか

421 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:45:16 ID:???
デルタツインってガルバンくんみたいなのにポスト攻撃されたらおしまいだし
ポスト使わないスカイラブツインはあったほうがいいと思う

422 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:48:43 ID:???
ポストも次藤も使わないツインシュートでもう一捻りか
素のシュート力が無いと限界あるか

423 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:51:37 ID:???
原作は次藤が上がることのデメリットを都合よく無視していたし、本スレだと強敵相手には立花兄弟使わないしで
このスレの場合スカイラブツイン外したら結構不味いことになりそう?
次藤以外のDF次第だけど

424 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:53:39 ID:???
翼と日向がいないから火力ガタ落ちだし
厳しい制約があってもスカイラブツインは欲しい

425 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:02:06 ID:???
4回は自主練習したいな、ドリブル技、ドリブル、シュート、タックル
残り2回は隼と立花練習って感じで


426 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:04:49 ID:???
本編の全日本jrよりDFの層は厚いから、次藤オーバーラップさせてもいいと思うよ。
井沢の守備力も結構高いし、守備的な動きも慣れてそうだから特に問題ないと思う。

427 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:05:48 ID:???
隼のシュートの威力(51+3)が板野の普通のシュートなら
シュート+1とファルコン苦労(51+1+8)まで覚えさせてようやく戦力になるかな

428 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:07:35 ID:???
Jrユース編の相手についてまとめてみた、イングランド、ウルグアイと戦う可能性もなきにあらずだが
ハンブルガーSV
下手するとドイツ以上に強いと思われる、本気カルツが森崎の奇行で本気解除したが、今回は解除はほぼ不可能と思われる
前半リードで迎えるとかなりきつくなるだろう、若林も能力値は高いので日向や翼がいない以上得点は取りにくい
来生がゴール決めれば最高なんだけどね
森崎がいないが中山、中里がいるので是非とも頼っていこう
イタリア
原作通り1点がものすごく貴重になる試合、新田や立花兄弟では少しきついか
でも相手の攻撃力も少ないのでカウンターにとにかく警戒すれば大丈夫か?
アルゼンチン
下手するとドイツ以上に厄介かと思われる
引きが悪くなるようとにかく祈るしかない
反則覚悟で止めに行くってのもアリ
ガルバンのせいでポストは使えないと思ってもいいだろう
ガルバンを抜けばGKはザルなのでうまくやるしかない
フランス
ミドル乱射でピエール過労死させるべき
ナポ単体ならあんま怖くない
日向がいないからホームタウンディシジョンは消えないだろう、難易度はかなり跳ね上がる
ドイツ
若島津のあびせ蹴りでマーガスのポストプレイを防げばシュナの脅威は少しは消えるだろう
三浦から点を取るのはかなり難しい、リセット覚悟で挑もう

429 :森末(仮):2014/03/12(水) 22:10:41 ID:???
>★政夫→デルタツイン 60 ( スペード2 )( 4 + 3 )=67★
>★和夫→デルタツイン 60 ( ダイヤ10 )( 6 + 6 )=72★
>★若島津 パンチング 59 ( ダイヤK )( 2 + 5 )+(手刀ディフェンス+2)=68★
>≧2→立花兄弟のデルタツインが決まったー!
>※和夫が6ゾロを出した為、シュートフラグを習得。
==============================================================================
デルタツイン――。
立花兄弟が得意としていたトライアングルシュート、
そして中学での全国大会において披露をしたツインシュート。
それらを合わせ、高高度からツインシュートを叩き落とす技――それが立花兄弟のデルタツインである。

その存在を予め知っていた板野の助言を受け、大会を終えた後にすぐさま開発に取り掛かっていた立花兄弟。
本編ではぶっつけ本番で成功をしたその技は、
しっかりと時間をかけて練習した結果すぐに身を結び実戦で使えるレベルへと昇華されていた。

ブギュルルルルルル! バババババババババッ!!

若島津「く、くそっ!」
和夫「(無駄だぜ! 俺達はスタメンを確保する為にこの技を開発したんだ! 悪いけどゴールは決めさせてもらう!)」

立花兄弟は自分たちの空中技に自負は持っていたが、
しかし2人でなければ殆ど何も出来ないのが弱点であるという事もまたよく理解していた。
今の全日本でスタメンがほぼ確定しているのは板野、松山、中山、若島津。
元来配置される数はフィールダーの枠の中で1番少ないFWで生き残りを賭ける為には、
とにかく監督に自分たちの存在をアピールしなければならないと考えていたのである。

全国大会優勝をし、MVPを獲得した若島津からゴールを奪えばそれは大きなアピールとなる。

ここは必ず決めてみせると闘志を燃やしていた和夫が蹴りぬいた渾身のデルタツインは、
大きくブレながら高高度から落ち、若島津が手刀の形に手を変形させても一歩及ばずゴールネットに突き刺さるのであった。

430 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:11:45 ID:???
隼苦労覚えてくれればいいんだけど、後は反町とタケシが東邦ツインでも覚えてくれるかな。
とにかく火力が足りん。1対1狙って点を取ることも視野に入れてみるか。
日向叩いて治したい気分になってきた。

431 :森末(仮):2014/03/12(水) 22:12:09 ID:???
くるくるくるくる スタタッ

政夫「イェーイッ!」
和夫「やったぜー!!」
若島津「く……な、なんだ今のシュートは……(飛び出すべきだった……!)」

見上「(威力に関しては板野のマグナムボレーには及ばんだろうが……。
    それにしても随分な威力だ。 相変わらず2人でなければ使えんのは問題だが、そこには目を瞑ろう)
   政夫、和夫、これがお前たちの言う新技か」
政夫「はい! どうです監督!」
和夫「俺達の空中サッカーは!」
見上「うむ……見事なものだよ。 しかし、よくもこんな奇想天外な技を次々に思いつくな」

ゴールを決めた立花兄弟は華麗に着地を決めるとハイタッチをして喜びあい、
逆に決められた若島津はあまりの常識外れなシュートに眩暈を感じつつも弾けなかった事を悔いる。
そして、監督である見上は冷静にシュートの威力を分析しつつ、
立花兄弟の新しい武器の完成を喜び素直に彼らの独創性を褒めた。

政夫「へへへ、でもこの技のヒントをくれたのは板野なんですよ」
見上「何、板野が?」

432 :森末(仮):2014/03/12(水) 22:13:13 ID:???
しかし、立花兄弟はこの賛辞を素直に受け止めず、技を開発するにあたってヒントをくれたのは別にいると説明した。
そのまま技を開発したのは完全に自分たちでオリジナルであると宣言をした方がよりアピールにはなったかもしれないが、
板野の手柄は板野の手柄として報告をしておいた方がフェアであると彼らも感じたのかもしれない。

和夫「そーそー、全国大会で俺達が負けた時に、ポストを蹴って空中でツインシュートが出来ないか?って聞いてきたんですよ」
政夫「それで帰ってから試してみたら、スカイラブハリケーンよりも強力な技になりそうだったんで……」
見上「なるほどな……(板野が考えた、か。 そういえばあいつは花輪戦でトライアングルシュートも封じていたな。
   思っていたよりも頭は悪くなく……そして技を思い浮かぶ独創性もあるという事か?)」
滝「(すっげ……何がすげぇって、あの立花兄弟と同じ方向でモノ考えられる事だよな)」

こうして板野の与り知らぬ所で評価が上がりつつ、初日の練習は終了するのだった。

※見上が板野の行為に関心し、支持率が上がります。 板野支持率:24→26
※滝の板野に対する評価が+1されました。

433 :森末(仮):2014/03/12(水) 22:14:13 ID:???
その後、夕食を終えた一同は揃って部屋へと戻って行った。
何人かは談話室へ行って交流をしていたらしいが、
少なくとも板野達の部屋の者は現在部屋で待機をしている。

石崎「うーん……面白いテレビやってねーなぁ」
松山「……板野、石崎、ちょっと俺外出てくるよ。 ……監督の所に行ってくる」
石崎「ん? ああ、キャプテン立候補って奴か。 おう、行ってこいよ!」
板野「(松山……やっぱりキャプテンになるつもりなんだ)」

そんな中で、不意に立ち上がり監督室へ行くと宣言をしたのは松山である。
今日の練習開始前、キャプテンになる意思のある者は夕食後に監督室へ来るようにと言われていた事を思い出し、
石崎は松山ならばなんら問題はないだろうとザッピングをしながらいってらっしゃいと声をかける。
一方で板野はやはりかという気持ちを抱きつつも、自分はどうするかと考え込んでいた。

板野「(キャプテンになれる、なれないはともかくとして……一応意思がある事は見せた方がいいのかな。
    でも、キャプテン経験がないのに立候補したりしたら変な目で見られたりするんじゃ……。
    本編でも来生が総スカン食らってたし……って、流石に来生と同列では語られないよな?
    だけど、どうしよう……)」

A.「待って、松山。 俺も行く」 キャプテンに立候補する
B.「うん、行ってらっしゃい松山」 キャプテンに立候補しない

先に「3」票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

434 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:15:26 ID:BZfQwfRI


435 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:15:58 ID:42be89eQ


436 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:16:06 ID:cH/Iup4E
A

437 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:16:11 ID:vL3hrk4I
A

438 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 22:18:48 ID:KUPpF9KM

若林と高杉とは仲悪くなりそうだけどまぁいっか

439 :森末(仮):2014/03/12(水) 22:57:40 ID:???
>A.「待って、松山。 俺も行く」 キャプテンに立候補する
================================================================
松山「えっ……」
石崎「板野? お前も立候補すんのか?」
板野「うん」

板野の発言を聞いて、同室メンバーの2人は共に驚きを見せた。
とはいえ、その度合いは違う。
石崎からしてみればまだ板野の事は深く知らず、また実力的には板野もキャプテンになっておかしくないと判断をしていた為、
そこまで大きくは驚かなかった。

しかし、松山は違う。
今まで松山からしてみれば板野住明という男は頼りになる同じチームのストライカーで、大切な信頼の出来る仲間。
ふらの時代も自分がキャプテンになろうという気持ちは殆ど見せていなかったのだから、正に青天の霹靂である。
まさか松山がキャプテンをやっている事に内心反感を持っていたのだろうか……などと考えてしまいそうになるが、
今までの付き合いからそれはないだろうと首を振って否定。

松山「(試合中、指示を出したり意見を出したり……そういう事も多かったもんな、板野。
    ……皆を指揮したり、引っ張って行ったりするのに向いているのかもしれない。
    それに板野なら、俺も安心してキャプテンは任せられるし補佐にも回れる。
    それは板野だって同じ筈だ……)ああ、わかった。 それじゃあ行こう」
板野「うん!」

こうして松山と板野は2人揃って部屋を出ると、監督室の部屋をノックして中に入る。
中には見上と既にやってきていた若島津の姿があり、
若島津は板野の姿を見るや否や懐疑的な視線を向けてきたものの特に何も言わず、
板野達は見上に促されるまま椅子に着席をするのだった。

440 :森末(仮):2014/03/12(水) 22:58:49 ID:???
見上「……では、改めて聞こう。 松山、若島津、板野。
   お前たちは次回のキャプテン選挙に、キャプテンとして立候補をするんだな?」
松山「はい」
若島津「はい」
板野「はい」

最終確認とばかりに見上が質問をすると、3人は口を揃えてYESと答える。
その言葉に満足をしたのかどうかは知らないが、見上はギシリと音を立てて椅子にもたれかかりつつ、
どこか納得をしたかのように笑みを浮かべて更に続けた。

見上「よし、わかった。 立候補を受け付ける。
   では7日目まで――無論それ以降もだが、キャプテンらしい振る舞いに気を付けるように。
   特にチームメイトには嫌われんようにな。 反感を貰っている者がキャプテンでは誰もついていくまい」
松山「ええ、わかってます」
若島津「……? それだけですか? 何か他にお話があるかと思っていたんですが」
見上「私が決める事は特に無い。 何がキャプテンとして相応しいか、どうするのがキャプテンらしいか。
   自分で考え、自分で動け。 以上だ」

それっきり見上は口を閉ざすと机に向かって何やら書類の整理を始める。
本当にこれ以上何も話すつもりはないのだなと考えると、若島津がまず一番に立ちあがり退室。
板野と松山も顔を見合わせつつ、一礼をしてから部屋を後にするのだった。

若島津「(松山はともかく、板野……奴にキャプテン経験などあるのか?
     ……まあいい、合宿中に力を見せつければ俺がキャプテンになるのは自明の理だ。
     所詮、力には誰も抗えん)」
松山「(板野、若島津……どっちがキャプテンになっても文句はない。 選んでもらえるよう、精いっぱい頑張るぞ!)」
板野「(根回し……とかした方がいいのかなぁ。 どうしよう……。 森崎みたいに上手く出来る自信はないや)」

こうして一日目の夜は更けていった。

441 :森末(仮):2014/03/12(水) 22:59:54 ID:???
そして合宿2日目。
この日も午前中は全体での連携を中心とした練習を行い、午後からは個人練習の段取りである。

板野「明日は練習試合とか言ってたけど……確か高校生とやるんだっけ?
   国内の高校生レベルなら全然大したことが無いらしいし、そこら辺の心配はいらないかな?
   さて、それじゃあ今日はどんな練習をしよう」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

442 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:00:07 ID:BZfQwfRI


443 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:01:41 ID:l7Iv5V/A
A

444 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:01:43 ID:ECDg82dQ
D

445 :森末(仮):2014/03/12(水) 23:07:13 ID:???
>D.誰かの練習を手伝う
======================================================
板野「うん、今日も誰かの練習を手伝うかな。
   問題は誰を誘うかだけど……さて誰にしよう」

☆選びたい選手を1人明記して投票してください。

立花兄弟、新田、反町、佐野、来生、滝、松山、山森、井沢、小池、沢田
次藤、早田、中里、石崎、高杉、中山、中西、若島津

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

446 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:07:23 ID:BZfQwfRI
新田

447 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:08:35 ID:oF7wAym6
新田

448 :森末(仮):2014/03/12(水) 23:21:09 ID:???
>新田
==========================================================
板野「(根気よく、根気よく……よし!)新田、今日も一緒に練習しないか?」
新田「えっ!? あ、いや、俺は断る理由はないですけど……いいんですか?」

そしてこの日、板野は昨日に続いて再び新田を鍛える事とした。
昨日はいまひとつな結果に終わってしまったが、千里の道も一歩から。
根気よく鍛えていれば必ず伸びてくれる筈だと考えつつ、早速新田に声をかける。
すると新田は喜びこそするものの、しかし2日続けて練習に付き合ってくれていいのか?と少しばかり板野に不安な目を向けた。
自分にかまけている間、板野が殆ど自分の練習が出来ていなかった事には彼もまた気づいているのだ。

板野「ああ、お前は気にしなくていいさ。 それよりも今日こそ結果を出せるよう頑張ろうな」
新田「は、はい!(なんだか怖いくらいだけど……気にいって貰ってんのかな?)」

少し後ろめたい感じはあったものの、それでもこれはチャンスだと受け止めた新田。
板野の好意に素直に甘え、練習に精を出すのだった。

先着1名様で、

★新田のシュート特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

1以上→シュートフラグ習得。
6以上→スキル・シュート+1習得。

449 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:21:46 ID:???
★新田のシュート特訓→( 2 + 1 )=★

450 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:21:59 ID:???
★新田のシュート特訓→( 4 + 4 )=★

451 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:22:46 ID:???
もうだめだ…おしまいだぁ…

452 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:23:26 ID:???
下積み期間が長くなりそうだな……隼ジスタでも習得させよう

453 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:23:59 ID:???
残念だが当分の得点力は立花兄弟と板野でがんばるしかないか

454 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:26:09 ID:???
次ピンゾロ出さなきゃシュート+1か。
出さなきゃだが。

455 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:29:38 ID:???
未完の大器と言われながら、いつまでたっても未完のままの人って
現実にも割りといるよなぁ(遠い目)

456 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:31:40 ID:???
板野Pと呼びたくなってきたぜ

457 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:34:07 ID:???
>>455
ブロッケンJrのことかーっ

458 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:36:29 ID:???
フラグはたったから一度他の選手の面倒見たいかも
練習もこれっきりではないわけだし
ハンブルグ戦に向けた育成がしたい

459 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:38:43 ID:???
合宿終わってからも大会までは猶予あるはずだしね
新田に関してはインターバル置くのも手だね
一応練習したんだし色々話もしてみたいべ

460 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:44:38 ID:???
シュートフラグは基礎値低いと自力回収が難しいし
個人的にはあと一回振りたいかな。

461 :森末(仮):2014/03/12(水) 23:52:46 ID:???
>★新田のシュート特訓→( 2 + 1 )=シュート経験値+3(累計7)★
====================================================================
板野「(ま、まるで成長していない……)」

昨日の反省を踏まえ、板野はダルビッシュから教えて貰った直伝のシュートフォームを新田に伝授する事にした。
闇雲にやり方を模索するよりは、一つの型にまず嵌めるのが得策だろうと判断しての事である。
しかし、これはあまり効果がなかった。
というのも、ダルビッシュが板野に対して教えたシュートフォームはパワーを最大限に生かせるフォーム。
小柄であるがパワーは誰にも負けないという板野は、教えて貰った瞬間にマグナムシュートを打てる程の成果を残せた。

だが、板野とは違い新田にはあまり脚力というものがない。
新田の足は相手を吹き飛ばすだけのパワーこそないが、瞬発力――スピードに特化をした足なのである。
当然ながらシュートフォームを変更をしても一番の新田の持ち味であるスピードは生かせず、
板野の助言によってコツのようなものはつかめたものの思うような成果は出せないのであった。

板野「う、うーん……(いや、辛抱辛抱、根気根気……一歩ずつ強くはなってるんだし)」
新田「す、すみません……。
   (くそっ! 折角のチャンスを2回も棒に振っちまった! 見放されたらやべぇ……。
    なんとか挽回しないと……)」

板野が思わず唸るのを見て、新田は焦りを抱く。
既にストライカーとしての地位を得ている板野は、ほぼスタメンが間違いない……。
キャプテン候補であると見られている松山との距離も近く、彼に気に入られればチャンスが巡ってくるだろうが、
逆にこれで見限られたらいよいよ後が無くなってしまうと考えていたのだ。

新田「(あと1回、あと1回チャンスがあればモノになる気はするんだ……でも、無理かなぁ)」

こうして新田が危機感を覚えつつ、今日の練習は終了するのだった。

462 :森末(仮):2014/03/12(水) 23:53:46 ID:???
石崎「ふー、食った食った。 へへ、結構ここの飯も美味いな」
板野「次藤と中西、何回おかわりしてたんだろうね……」
松山「途中から意地の張り合いみたいになっていたな、あいつら」

そして食後、板野は自室で同室メンバーとくつろぎながら夜を過ごしていた。
腹を擦りながら満足げに息をつく石崎に苦笑しながら、板野と松山は食堂での出来事を思い出す。
基本的に食事は同室メンバー同士で取るようになっていたが、その際、
110号室の次藤と中西は何度も何度もおかわりに立ち、
途中からは互いにフードファイターとしての意地が闘志を燃やしたのか周囲があっけに取られる程に料理をかきこんでいたのである。

松山「同じ席の佐野は可哀想だったな」
板野「うん、俺達ですら見てるだけでお腹一杯だったんだから……」
石崎「食べた気全然しなかったろうなー」

こうして雑談を交わしつつ、まったりしていた板野だが……。

板野「(さてどうしようかな。 まだ寝るには早い時間だけど)」

A.同室メンバーと過ごす
B.談話室に行ってみる
C.他の部屋に行ってみる(更に分岐)
D.森末と話してみよう
E.疲れたし寝る

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※新田がシュートフラグを習得しました。

463 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:54:44 ID:BZfQwfRI


464 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:54:48 ID:wsXzGe1E
A

465 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:55:20 ID:ee7Rzyd2


466 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:56:02 ID:f8dI7uts


467 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 23:56:26 ID:9ZjcSJI6
A

468 :森末(仮):2014/03/12(水) 23:56:55 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

469 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 02:11:40 ID:???
永遠の未完の大器にならないでおくれ〜乙〜

470 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 13:10:10 ID:???
新田だけに通常の練習を削りすぎるのはきついから
新田と何度か話したら夜に特訓イベント入るかもしれない
コーチの三杉に頼めば一度位は面倒見てくれるかもしれない
むやみやたらに新田に正規の練習時間使う前に色々試してみても罰は当たるまい

471 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:00:41 ID:???
若林から点を取りたいし、ドリブル技とドリブルとシュートの基礎値は上げておきたいな。

472 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:03:05 ID:???
ドリブル技覚えるときは三杉コーチでいいよね?

473 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:09:18 ID:???
シュートはAとC石崎どっちしよう

474 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:16:10 ID:???
正直、ミューラーから点をとるためには日向と翼の力でも互角以下だったよな。
結局ネオタイガーでも数値的に負けてたんだし、これ以上新田に使う時間あるかな
新田には悪いけど引きがすべての世界で、これは……

475 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:19:03 ID:???
まだ最初の2回がダメだっただけ
試合中にポンポン覚醒するかもしれんよ

476 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:28:46 ID:???
2回も駄目駄目だったのはかなり痛いぜー
普通の練習以外で鍛える道も探ってみるべき

477 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:30:39 ID:???
しかも回収してもシュート+1程度じゃな
正直2回掛けたのも大損だわ、その間に何でもできたしな

478 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:32:20 ID:???
そうかもだけど、とりあえずあと一回振ってシュート+1と
感情値は確保しときたいなあ。

479 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:32:22 ID:???
新田は選んだ人はシュート+1狙いじゃなくて
我慢強く鍛え続けてその先にある大技狙いだったんだろう

480 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:33:36 ID:???
試合で覚醒を期待しよう

481 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:33:53 ID:???
試合に出れるの?ゴールできるの?

482 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:35:26 ID:???
シュート+1って……感じだけど、段々良いものになってくるのかな。
伸び代は誰よりもあるって言ってたし。

試合で覚醒期待するのも、ジョーカー出したけど勝てませんでしたとかありそう。
勝たなきゃ覚醒できないって、弱いキャラに厳しいシステムだよね……

483 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:38:46 ID:???
普通にシュート+1の次はファルコン苦労だと思う
ワールドユースならともかくJrユースで補正+8の技は鍛え甲斐はあるはず

484 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:39:08 ID:???
マグナムボレー並みのシュート打てるようになるなら見る価値はあると思うけど
マグナムシュート並みだったらなんとも微妙だな

485 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:40:15 ID:???
晩成するって言われているのだから、板野とツートップ張れるだけのストライカーには成り得るのでしょ

486 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:44:02 ID:???
いつか、が問題

487 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:52:10 ID:+i2tadEE
>>483
先に隼ボレーじゃね

488 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 20:53:41 ID:???
もう隼ボレーはあると人物紹介に書いてありません?

489 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:16:07 ID:???
そうだ、若島津に新田を鍛えさせよう

490 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:17:04 ID:???
空手特訓だけはヒャメロー

491 :森末(仮):2014/03/13(木) 22:25:44 ID:???
>A.同室メンバーと過ごす
==============================================================
板野「(いや、折角だしこのまま部屋でのんびりしようか)」

既に旧知の仲である松山と、この合宿が始まってからの付き合いであるが絡みやすい石崎。
2人との同室は決して居心地が悪くなく、
板野としても練習の疲れを取りリラックスできる環境である。

板野「(とはいえ何かした方がいいかなー。
    話をするか……テレビを見てみるのもいいかも。 どうしようかなー)」

A.松山の話をする(更に分岐します)
B.石崎の話をする(更に分岐します)
C.自分の話をする(更に分岐します)
D.ハンブルグ戦について話をする
E.今のチーム状態について話をする
F.テレビを見てみる!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

492 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:26:02 ID:+i2tadEE


493 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:26:15 ID:FahrlALs


494 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:26:20 ID:9wo8w7+o
B

495 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:26:26 ID:FD44jEac
B

496 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:26:38 ID:UQz1dRfo

未来を見通した発言でサル崎をつかんどくかね

497 :森末(仮):2014/03/13(木) 22:31:26 ID:???
>B.石崎の話をする(更に分岐します)
==================================================
板野「(そうだな、ここは石崎の話を振ってみる事にするか。
    ただ問題は何を話題にするかだなぁ……うーん、どうしよう。
    石崎の性格を考えて話題を振った方がいいよな。 ここは……)」

A.練習を通してみた石崎の長所を褒める
B.練習を通してみた石崎の弱点を指摘する
C.石崎の小学生時代の話を聞いてみる
D.石崎の南葛中学時代の話を聞いてみる
E.DFのレギュラーは取れそうか聞いてみる
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

498 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:32:17 ID:tYevHsQE
D

499 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:33:33 ID:FD44jEac
D

500 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:44:34 ID:lnxmP822
C
小学生の全国大会はどうなっていたのか知りたい。
主に戦績と当時のGK事情について。

501 :森末(仮):2014/03/13(木) 22:54:32 ID:???
>D.石崎の南葛中学時代の話を聞いてみる
=======================================================
板野「(そうだな、石崎の南葛中学時代の話を聞いてみよう)
   なぁ石崎、南葛ってどういう中学だったんだ?」
石崎「んが?」
板野「王者・南葛っていうくらいには凄い設備が整ってたりとか、監督が優れてたりしたんじゃないか?」
松山「そうだな。 確かに、南葛の練習内容なんかについては俺も興味がある。
   俺達と同じ公立校なのに全国では常に優勝を争ってたからな」
石崎「別に大した事してないぜ? まあ練習内容話すくらいならいいけどよ」

板野がまず南葛でのサッカーの環境などについて質問をすると、
元々練習熱心であり同じ公立校である南葛を目標としていた松山も同調をする。
これに対して石崎は別に面白みもない普通の練習だ……と言うだけであり、
渋々といった様子で練習内容を説明し始めるが、ふらので行っているものともそれほど遜色はない。
監督にしてもサッカーに対する知識は殆どなく、作戦はチームメイトの中で決める事にしているらしいが、
それならば何故こうして『王者・南葛』と呼ばれるようになったのかと板野達は疑問に思う。

板野「(そもそも原作では翼、本編では森崎もいたからこその王者・南葛なんだよなぁ。
    修哲トリオや石崎、高杉、中里に山森とタレントは揃ってるけど正直中里以外は小粒だし)」
石崎「でもウチもそこまで人数が多かった訳じゃないんだぜ? やっぱ公立校だしな。
   2年の山森や剛田を使ってた事からもそこら辺はわかるだろ?」
松山「ふらのは逆に後輩がいなかったからな(根性の無い奴らばかりだった、あの程度の練習で逃げ出すなんて!)」
石崎「んー、ふらのよりは確かにうちの方が余裕はあったかな。 後は強いて言やあ……」

502 :森末(仮):2014/03/13(木) 22:55:33 ID:???
先着1名様で、

★面白エピソード?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→石崎「俺も忍者の特訓を中里に……おっとこいつは秘密だったぜ」 なにィ!?
ダイヤ→石崎「骨川って後輩からよ、面白いドリンク貰ったんだぜ!」 超石崎になれるかも……?
ハート→石崎「実はマネージャーに気になる奴がいてよ、でへへ……」 恋バナかよ!?
スペード→石崎「代表に選ばれなかったチームメイトから寄せ書き貰ったんだ!」 人望あるなぁ
クラブ→石崎「来生が授業中に先生の事お母さんって呼んでたな。しかも1日に2回」 どうでもいい!

503 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:55:48 ID:???
★面白エピソード?→ ダイヤK

504 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:55:55 ID:???
★面白エピソード?→ スペード8

505 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 22:55:56 ID:???
★面白エピソード?→ クラブ5

506 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:00:25 ID:???
元祖顔面ブロック一発でぶっ倒れるぞ超イシザキ

507 :森末(仮):2014/03/13(木) 23:12:14 ID:???
>★面白エピソード?→ ダイヤK ★
>石崎「骨川って後輩からよ、面白いドリンク貰ったんだぜ!」 超石崎になれるかも……?
=====================================================================================
板野「えっ!?(ほ、骨川って……あの骨川だよな? とするとそのドリンクって……)」
石崎「餞別代わりに合宿来る前に貰ったんだ」
松山「餞別がドリンクって変わってるな」
石崎「なんでも最新の栄養ドリンクらしいぜ? まだ試験を通ったばっかで一般には流通してないんだとさ。
   なんつったっけなぁ……そうそう、『べじいた』だ!」
板野「(や、やっぱりだー!!)」

ベッドの横に無造作に置いていたカバンの中を探し、目的のものを見つけてニカリと笑う石崎。
白いラベルに乱雑に平仮名で『べじいた』と書かれていたそれを、当然のように板野は知っている。
全国大会の決勝戦、ガッツが底をついた森崎が今の石崎と同じく骨川と手渡されたそれを使い、
ガッツを大幅に回復させ超モリサキモードというスキルを会得。
南葛が優勝を果たせたのは、そのドリンクのお陰であったと言っても過言ではなかった。

松山「あんまり長時間置いておいたら色々とまずいんじゃないか? 早めに飲むか冷蔵庫に入れてろよ」
石崎「いや〜、それがこれ、1万円くらいの値打ちがあるらしくてよ。
   おいそれと簡単に飲むのはもったいない気がしてなぁ」
松山「い、1万円!? ……凄い餞別を貰ったな石崎」
石崎「がっはっは! まあ、これが俺様の人徳って奴よ!」

値段を聞いて驚く松山を後目に高々と笑う石崎であるが、
当然ながら彼は骨川が純粋な好意で『べじいた』を手渡したのではなく、
最終的にアスリートに投薬実験をしてもらうつもりで試験的に渡したという事には気づいていない。

508 :森末(仮):2014/03/13(木) 23:13:14 ID:???
板野「(ど、どうしよう。 これが本当に『べじいた』なら飲んだだけで超モリサキモードみたいになれるのかな?
    いや、でも確か個人差があるみたいな事言ってた気がするし……。 えーっと)」

A.「練習で疲れてるんだから今飲んでみたら? 置いておいたら効果が無くなるかもよ」
B.「大事に取っておいて試合で疲れた時に飲んでみたら? 少しくらいなら置いておいても大丈夫でしょ」
C.「飲まないんなら俺にくれよ! プリーズミー!」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

509 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:14:05 ID:ik3GkznI


510 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:14:05 ID:9wo8w7+o
A

511 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:15:26 ID:???
超イシザキ3になって金髪ロンゲ石崎だ

512 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:16:25 ID:+i2tadEE


513 :森末(仮):2014/03/13(木) 23:30:55 ID:???
>A.「練習で疲れてるんだから今飲んでみたら? 置いておいたら効果が無くなるかもよ」
==================================================================================
石崎「えー、でもなぁ〜」
松山「石崎……お前、好きなものを最後に残しておいて結局腹一杯になって食べれないタイプだろ」
石崎「えっ!? どうしてわかったんだ!?」

あまり裕福とも言えない家庭で育ったためか、どうしても貧乏性な所のある石崎。
板野、そして松山という2人に勧められても中々踏ん切りがつかなかったようだが、
しばらく悩み抜いた末に確かにいつかは飲むのだから効果が劣化しない内に飲んだ方がいいだろうと結論を出す。
猿頭にしては、なんとも懸命な判断であった。

石崎「うー、ドキドキするぜ〜。 こんだけ小さいのに1万円なんだからなぁ。
   一口で2000円、3000円くらいの価値があるんじゃねーか」
松山「緊張しすぎて咳き込むなよ〜。 吹き出したら勿体ないぞ〜」
石崎「わーってるって! それじゃー飲むぜ! よっ!」

先着1名様で、

★超石崎!?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+超イシザキ「俺は……超イシザキだ!」 スキル・超イシザキモード取得!?
ダイヤ→効果はばつぐんだ! 石崎「力が全身からみなぎるぜぇ!」 スキル・○○+3取得!
スキル・ファンキーガッツマン習得!
ハート→効果があった! 石崎「力が溢れるぜぇ!」 スキル・○○+3取得!
スペード→効果はいまひとつのようだ。 石崎「まずい!もう一杯!」 スキル・○○+2取得!
クラブ→石崎「まっじいいいいいい!」 不味すぎて全然飲めなかった! スキル・○○+1取得!

※スキル・○○の中身はA〜4でパスカット、5〜9で競り合い、10〜Kでタックルになります。 JOKERは全てです。

514 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:31:32 ID:???
★超石崎!?→ スペード4

515 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:31:32 ID:???
★超石崎!?→ クラブQ

516 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:33:46 ID:???
そういえば石崎の顔面技の初出ってブロックじゃなくてクロスのカットだったっけ

517 :森末(仮):2014/03/13(木) 23:56:59 ID:???
>★超石崎!?→ スペード4 ★
>効果はいまひとつのようだ。 石崎「まずい!もう一杯!」 スキル・パスカット+2取得!
=======================================================================================
摂取する個体によっては、その効果もまちまちになるという『べじいた』。
本編において森崎は抜群の適正を見せ、代名詞ともなる超モリサキモードを会得したのだが、
石崎はそこまで相性がよくなかったのか『べじいた』を飲んでもいまいち効果が表れない。
とはいえ、そこは1万円の値打ちのある栄養ドリンク。
多少相性が悪くともなんとかする骨川印のアイテムである。

石崎「お、おお? なんか体がふわふわする気がするぞ?
   めちゃめちゃ早く動けそうだ!」
松山「お、おいおい……変な薬とかじゃないだろうな……」
石崎「だーいじょうぶだって! 信頼できる後輩が俺に渡してくれた餞別だぜ? 怪しいモノの訳ないじゃねーか」
板野「(骨川って信頼できるかどうかで言えば微妙なラインだと思うけど……。
    っていうかこれ、ドーピングとかにはならないよね?)」

何も知らない松山は石崎の言葉を聞いて心配をするのだが、
一方で板野は果たしてこれはドーピングにはならないのだろうかと案ずる。
しかし、どうやら石崎本人はそれなりに手ごたえを感じたらしく満足げに空になったビンをゴミ箱に捨て絶叫をするのだった。

石崎「よーし、なんかやれる気がガンガンしてきたぜ! 明日からも練習頑張るぞー!!」

ガチャッ!

政夫「うるせーぞ、サル! 静かにできねーのか!」
和夫「もう就寝時間なんだぞ!」
板野「ご、ごめんね……」

そして隣室である政夫たちが苦情を言いに来るのだった。

518 :森末(仮):2014/03/13(木) 23:57:59 ID:???
こうして石崎が静かにパワーアップをしている頃。
他の者達はといえば……。

先着1名様で、

★たのしいがっしゅく→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→住友「ふふふ、監督が毎朝飲むこのコーヒーに下剤を入れておくのだ。 奴を動けなくすれば実権は私のもの……」
ダイヤ→若島津「キャプテンになる為に必要なのは力。 力とは……権力だ」
ハート→中山「そういえば新田、今日も板野に練習を見て貰ってたな。 得るものはあったか?」 新田「それが……」
スペード→三杉「監督、明日の練習試合ですが……」 見上「うむ」
クラブ→若島津「キャプテンになる為に必要なのは力。 力とは……暴力だ」

519 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:58:20 ID:???
★たのしいがっしゅく→ スペードK

520 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:58:22 ID:???
★たのしいがっしゅく→ ダイヤ5

521 :森崎名無しさん:2014/03/13(木) 23:58:49 ID:???
★たのしいがっしゅく→ スペード2

522 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:01:33 ID:???
やっぱハート出すか夜会話で普通の練習以外の時間でも新田に強くなってもらわんとまずいよな

523 :森末(仮):2014/03/14(金) 00:32:36 ID:???
>★たのしいがっしゅく→ スペードK ★
>三杉「監督、明日の練習試合ですが……」 見上「うむ」
================================================================
先ほど石崎の大声を聞きつけ、政夫たちが苦情を言いに来た際、反対側の部屋にいる筈の三杉は苦情を言いに来なかった。
政夫たちと同質の気の弱い反町ならばともかく、基本的に物をずけずけと言う三杉が何故言いに来なかったのか?
答えは単純明快、彼が自室ではなく離れた場所の監督室にいたからである。

見上「それで、フォーメーションは考えてきてくれたかね?」
三杉「はい」

今日の夕食後、明日の三原中央高校との練習試合を前にして三杉は監督である見上と話し合う事となっており、
三杉は見上に言われた通りに明日のスターティングオーダーを自分なりに考えてきたのである。

−−−H− H板野
−J−−− J政夫
−−−−−
G−I−F G和夫 I松山 F小池
−−E−− E井沢
C−D−B C早田 D中山 B中里
−−A−− A次籐
−−@−− @若島津

見上「ふむ、立花兄弟は3トップで使わずに片方をMFとして使う事にしたか」
三杉「苦肉の策ですね……粒ぞろいのDFを使う為にもDFは4バックにしたいですし、
   かといって中盤を3人にすると松山の負担が大きいでしょう。
   立花兄弟は守備力は大したことがありませんが、
   ボール運びくらいならばできますから少しでもその負担が減ればと思いこうしてみました」

見上「中山をボランチに置いて3−4−3にするのはどうかね?」
三杉「それも考えましたが、まずは立花兄弟たちのMFとしての適性を見るべきかと思いました。 練習試合ですしね。
   中山は大友ではMFをする事もあったようですから、そちらの心配はしていないんです」
見上「なるほど、視野には一応入れているという事だな」

524 :森末(仮):2014/03/14(金) 00:33:53 ID:???
板野という絶対的ストライカー、松山というゲームメイカー、そして中山・若島津の守備の柱。
彼らはスタメンが確定的であり、後は空いたポジションにどうやって嵌めていくかだが……。
三杉はまず、実力者揃いのDFから埋めていった。
ボールカットを得意とする早田に、板野のマグナムシュートを止めた実績もある次藤。
そして決勝戦で圧倒的なスピードで東邦を苦しめたオーバーラップの出来るDF、中里。彼らは外せないと考えたのである。

次に板野に釣り合うFWを考えたが、彼と同等とは言えずとも高火力を持つFWは現時点では立花兄弟しかおらず。
とはいえ彼らを使って3トップにしては中盤が3枚となってしまい、松山の負担が増加すると判断。
結果、立花兄弟の片割れをMFに置き……逆サイドには三杉が目にかけている小池。
ボランチには攻撃も守備もそつなくこなすといった感じの井沢を配置する。

見上「しかし……やはり立花兄弟を組み込むと交代枠を圧迫する問題が頭痛の種だ。 練習試合なら何ら問題はないのだがな」
三杉「そこは割り切るしかないでしょうね……或いはメインのシューターを板野として固定し、
   とにかく彼に撃たせる方針でフォーメーションを組むか……。
   そうなると板野の相棒はキープ力に優れ速攻も早い佐野、中盤にも沢田を置けます。
   ……沢田を置くなら、FWは反町もいいかもしれませんね」
見上「だが佐野には決定力が枯渇をしている、反町も国内ならともかく世界では通用しまい。 中々ままならんよ」

何かを重視するという事は、何かを軽視するという事になってしまうのが現状の全日本である。
難しい顔をしてうんうん唸る2人であったが、こうしていても仕方は無い。
成長をする為の合宿なのだから、最終日までには目覚ましい成長を遂げている者もいる筈だと前向きに考える。

見上「とにかく明日はこのフォーメーションでいってみよう。
   君の言う通り、立花兄弟をMFとして使って問題が無いか見ておきたい所だ」
三杉「はい(ほっ……)」

こうして監督と選手兼コーチの夜は更けていった。

525 :森末(仮):2014/03/14(金) 00:34:55 ID:???
〜 合宿3日目 〜

板野「ふー、午前の練習では石崎の奴本当に動きがよくなってたな。
   ただそれでも中里のパスカットには全然及ばないのはご愛嬌だね……。
   さて今日は何の練習をしようかな。
   午後には高校生と練習試合をするらしいけど、噂を聞く限りや原作を見る限り全然問題なさそうだ」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

526 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:35:13 ID:9q9KLATk
B ドリ

527 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:38:26 ID:Uc5nK7K2
B

528 :森末(仮):2014/03/14(金) 00:42:40 ID:???
>B.誰かに手伝ってもらって練習
=======================================================
板野「うーん……そろそろ自分の練習をした方がよさそうだな。
   よし、誰かに手伝ってもらって練習しよう。
   問題は誰に手伝ってもらうかだな。 断られる可能性、教えて貰えそうな事を考えて選ばないと。 うーん……」

☆選びたい選手を1人明記して投票してください。

立花兄弟、新田、反町、佐野、来生、滝、松山、山森、井沢、小池、沢田
次藤、早田、中里、石崎、高杉、中山、中西、若島津、三杉

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529 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:42:59 ID:9q9KLATk
三杉

530 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:44:42 ID:AF4znxJc
三杉

531 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:46:26 ID:???
紅白戦があればサブメンバーの強化の機会もあるけどさて

532 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:52:02 ID:???
ハンブルグまで練習試合はさらっと流すんじゃない?

533 :森末(仮):2014/03/14(金) 00:56:42 ID:???
>三杉
==============================================================
板野「(やっぱりここは三杉だよなぁ。 コーチだし、練習を見てもらって不自然さはない。
    何より教えるの上手らしいし、何でも出来るからなんでも教えて貰えそうだ)」

こうして板野は適任と思しき人物を閃くと、即座に行動に移った。
他の選手たちをコーチしていた三杉に声をかけ、
これから練習を見てくれないかと誘うと三杉は勿論、と快く承諾。
住友コーチに後を任せ、板野にマンツーマンでコーチをしてくれるという。

板野「(やったー! じっくり教えて貰えそうだぞ)」
三杉「(板野は主力だからね、鍛える事に文句が出る訳ないさ。 彼の強化はそのまま得点力に繋がる。
    ただ他の者達を鍛えるのも重要な事に変わりないから……集中的に板野ばかりに時間を取られる訳にはいかないな)
   それで、何を鍛えるんだい? 時間は有限だし、僕もあまり君にばかりかまけていられない。
   なるべく他の皆も見て回りたいからね」
板野「あ、うん(誘えば必ず来てくれるって訳じゃないのかな。 あんまり誘いすぎると困らせちゃうかも)
   ところで三杉からは、どういう事教えてもらえる?」
三杉「一通り出来る自信はあるよ。 そうだね……こんな所かな」

教えられるもの:ドリブル、パス、シュート、タックル、パスカット、クリアー
教えられないもの:ブロック

板野「殆ど全部じゃないか!?」
三杉「一応これでもコーチをメインとして招集されているからね。 それで、どうするんだい?」

534 :森末(仮):2014/03/14(金) 00:57:48 ID:???
A.ドリブル(1/4で発動、+4補正、吹っ飛び係数4) 経験値5
B.パス(パス力+2、吹っ飛び係数5、ガッツ60消費)
C.シュート(低シュート力+2、吹っ飛び係数4、ガッツ120消費) 経験値1
D.タックル(1/4で発動、+2補正、吹っ飛び係数4)
E.パスカット(1/4で発動、+2補正)
F.クリアー(空クリアー力+1、吹っ飛び係数4、消費ガッツ80)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>531-532
はい、練習試合などはさらっと流します。殆ど判定も無い予定です。
まああまり書くような事もない試合ですので……。

535 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:58:01 ID:9q9KLATk


536 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 00:58:23 ID:QOiiFQ4U
A

537 :森末(仮):2014/03/14(金) 01:05:35 ID:???
失礼しました、Aのドリブル技は正しくは吹っ飛び係数は2でした。

>A.ドリブル(1/4で発動、+4補正、吹っ飛び係数2) 経験値5
==================================================================
板野「ドリブルを鍛えたいんだ! もっと突破力をつけたいからね」
三杉「(守備には手を付けずか……いや、今の板野が技を持った所で守備では殆ど意味がないと言える。
    既に一定のレベルに達しているドリブルを更に伸ばすのはいい判断だな)
   よし、わかった。 具体的にどういう方針でいくかだが……」
板野「うーん……」

板野がドリブルを鍛えたいと言うと、三杉も納得の表情で頷き早速練習に取り掛かろうとする。
まずはどのようにドリブルを伸ばしたいかという話になるのだが、やはり板野の自慢は持ち前のパワー。
それは既に強引なドリブルとして思う存分発揮できる形となっているように思えるが、
三杉によればやりようによっては更に進化させる事も出来るという。

三杉「僕の言う事をよく聞きながらドリブルをしてみてくれ」
板野「う、うん……」

先着1名様で、

★板野のドリブル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→エクスプロードドリブル習得!

538 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 01:06:07 ID:???
★板野のドリブル特訓→( 3 + 2 )=★

539 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 01:06:19 ID:???
★板野のドリブル特訓→( 4 + 2 )=★

540 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 01:06:24 ID:???
あぶねえ…

541 :森末(仮):2014/03/14(金) 01:09:25 ID:???
どうも、板野くんが新しくドリブル技を覚えた所でここで区切らせていただきます。

ドリブル技の名前はエクスプローダーという弾丸の種類から取らせてもらいましたが、
他に案のある方がおられましたらご提案下さい。
なるべく武器、火薬などの統一性のある名前でお願いします。

それでは。

542 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 01:10:22 ID:???
やっぱりドリブル技が一つじゃ心細かったよね乙

543 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 02:24:11 ID:???
乙でした。調べてみたら結構エグい弾ですね。
ショットガンドリブルにしようかと思ってたけど、
性能が変わっちゃうしなー。諦めよう。

544 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 02:37:50 ID:???
もうこれ完全に日向互換だよね、やっぱし

545 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 02:44:48 ID:???
立花兄弟からの評価が一番高くて、新田を鍛えて、石崎と同室。。。
森崎の真逆を行ってるなw

546 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 02:48:59 ID:???
この世界で発見した日向は抜け殻、板野は日向互換かもしれない
これは板野と日向のフュージョンフラグ!
そして最強技はライトニングマグナム!(ミニ四駆の名前w)

547 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 03:04:44 ID:???
マグナム程度じゃあキャノンには勝てないな(意味深)

548 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 05:38:43 ID:???
板野のトップ下適正を伸ばすか、仲間を鍛えるかって感じ
ドリブルしてシュートだけなら今でもやれる

549 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 06:00:58 ID:???
仲間を鍛えるなら立花兄弟の得点力か石崎のブロックを伸ばせば
ハンブルグ戦対策に良さそうかな

550 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 06:18:19 ID:???
目先ではなく将来の守備力を考えるならスカイラブツインなどの得点力をとりにいった方が
というのも、ここで若林叩いておかないと自惚れて伸び悩む可能性があるから

現実でもユース等でもてはやされまくった才能ある選手が
気がついたら格下だったはずの選手に追い抜かれる話も普通に聞くし

551 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 08:01:34 ID:???
あとシュート力頑張ってあげてストラット級目指したい。
とりあえずドリブルとシュートが強ければどんな局面でも対応できそうだからね。

552 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 08:19:22 ID:???
効率よく育てて万能型FWにするのも捨てがたい
日向互換だけじゃちょっと寂しいし。

553 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 08:27:37 ID:???
全日本にカウンターシュート持ちが消えたな。それができるならエース級だが無理っぽいな。
あとタックルもほしいな。日向位強いのは無理だけどダイスによってはシェスタークラスはこぼせれるなら…ぐらいでいい

554 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 10:06:33 ID:???
森末も言っていたが、ハンブルグ戦は守備を捨ててでも、とにかく点を取りに行きたい。
例え大差で負けても、若林が2、3点失点していればキャプテン争いで
若林が極端に有利になることは無いはず。
自軍が大量失点すれば若島津の支持率も下がるし。

555 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 10:51:20 ID:???
中山さんがたぶんこのままいけばやれるんじゃないかなカウンターシュート
板野もあとあと確率で習得チャンスくらいはありそうだけどブロック能力値上げないだろうし半分地雷か

556 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 11:22:42 ID:???
ところで!
響や誠以外の取材陣を登場させるチャンスは存在しますかね?
具体的にはわた春香さんとか!

557 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 11:30:50 ID:???
わた、美希さんとかもいいと思うな

558 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 12:03:10 ID:???
ホモネタ関連でしかアイマス知らないから個人的にはあの二人だけでお腹いっぱいだけどメインキャラが一通り登場する覚悟はしてる

559 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 12:16:26 ID:???
我那覇くんとMKT兄貴はホモと関係ないだろ!いい加減にしろ!

560 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 14:48:24 ID:???
ドリブルも強くないと早田クラスには完敗しそうだ

561 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 15:29:08 ID:???
背番号は本編と比較して
1:森崎→若島津
9:日向→板野
10:翼→松山
12:松山→中山
21:若島津→中西
23:(無)→小池
になるのだろうか?

562 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 17:55:29 ID:???
アイドルなら、シンデレラガールズとか出てくれないかな…

563 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 17:57:07 ID:???
何のためにアイドル出すのか、というのもあるからな
板野と恋仲になるわけでも無いならストーリー的な意味は無いだろうし

564 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 18:19:33 ID:???
私もアイマスは多少わかるけど、モバマスは全く知らないからなあ。
(以前出てきたキャラ、最初オリキャラだと思った)
ヒロイン候補出すならオリキャラの方が愛着持てる気がする(某ダイヤの人みたいに)

上がらない可能性も承知で、シュートやドリブル鍛えるか、それともパスカットやガッツを上げるべきか……

565 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 18:31:33 ID:???
あんまそう制限する事言わない方がいいんじゃないかな
日常描写は作者が書きたい様に書いて欲しい

ハンブルグ戦で勝つつもりなら若林対策にシュートを鍛えておきたいな

566 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 18:32:20 ID:???
わかるわ

567 :564:2014/03/14(金) 18:38:49 ID:???
確かに考えが足りない発言でしたね。
すみませんでした。

若島津を鍛えるって言うのはありかな?
ライバルだけど、ハンブルグで勝ちにいくなら。
けど素直に練習付き合ってくれるかわからないか。

568 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 18:45:17 ID:???
若島津を鍛えても伸び代に疑問
それ以前に他人の施しなど現状では受けなさそう

569 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 18:46:01 ID:???
板野の相方に困っているが、いっそ板野をMFにするのはどうだろう?
今のままタックルを鍛え、さらにパスもできるようになれば能力は十分なはず。

570 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 18:51:53 ID:???
明らかにMFよりもFWの質に問題があるし板野を色々できるようにするのはいいけど
MFにする必要はあまり感じられないね。途中でミサキーヌも加入するし

571 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 18:59:43 ID:???
夜の会話で立花兄弟にスカイラブツインを教えとく位はしておいた方がいいはず
フラグも持ってるし教えておけば自力で練習して覚えてくれる可能性もあるし
自分の練習を削らずに味方の強化イベントはなるべく狙いたい

572 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 19:50:32 ID:???
立花兄弟は序盤に声かけするのは有効な手段だからな
手軽良し、票数良し、一発強力な技良しで中々なもんだ

573 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 20:07:37 ID:???
板野をMFにするのは時間が不足してるだろう。
翼ですらFW→MFのコンバートにごく最短でも半年間+ロベルトノートを要した。
専門のコーチ(たとえば三杉)がつきっきりで鍛えても間に合わない。
MFのコンバートを目指すとしたらWYを視野に入れて長期的にいくべき。

JrユースはまずFWとしてミューラー(若林のような慢心はなし)を倒せるよう、
非効率でもドリブル、シュートをカンストまで鍛えるくらいの気持ちでいる。

574 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 20:41:48 ID:???
ミューラーと戦うのはもっともっと先だし、そこまで焦らなくてもいいはず
同じで名GKで比較対象になりそうなナンデスと戦って無理する必要があると判断してからでも遅くはなか

575 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 20:50:55 ID:???
手を広げるよりシュートドリブル特化がいい


576 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:05:19 ID:???
確かに変にあれこれやって器用貧乏になるより
点を取ることに特化したほうがいいと思う。

577 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:09:19 ID:???
上がりやすさ次第かなぁ
限界まで鍛え上げたいが分が悪い判定なら他を伸ばしたい

578 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:09:29 ID:???
なんでもできるようにすると器用貧乏になるかもだけど
ドリブルとシュート2つだけはちょっと寂しい

579 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:16:04 ID:???
ちょっと纏めてみたよ、長期的なものは修正効くから後回し
目先の目的:キャプテンになる
目先の目標
ハンブルグ戦で板野が2得点以上、同じ派閥のFW(立花兄弟と新田)、
松山を絶対裏切らない(味方になりやすい)、攻撃特化、
実力者を自分の派閥にする

580 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:17:55 ID:???
若島津ってキャプテン争いで有利に立ったとしても、若林との正GK争いに勝てなきゃ本末転倒だよね・・・

581 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:18:20 ID:???
攻撃特化が目先の目標?

582 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:23:44 ID:???
ちょっと確認したら、『上げにくい』のシュートを上げようとしたシーンが1スレ目でありました。

サイコロ2つで8以上で、1増加。
7以下なら上がらない。

8以上が出る確率はおよそ42%。
あくまで、仕様が中学生編と同じならですけど。


583 :森末(仮):2014/03/14(金) 21:38:30 ID:???
どうも、この先の育成計画や目標などの話し合いは見ていてとても楽しいですね。
色々意見がありますが、折り合いをつけてやっていただけるようお願いします。

>アイマスキャラについて
ヒロイン候補の予定です。判定や票次第ですが……。
基本的にはあまり本筋(チームメイトになるとか)にはかかわらない筈ですので、
まあそういうキャラなんだなーとお思い下さい。
オリキャラでヒロイン候補は全く思い浮かびませんでしたので、ハイ。

>>561
背番号についてはおおむねそんな感じになるかと思います。

>>582
仕様は中学生編と同じです。

更新はまた後で。

584 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:41:00 ID:???
>ヒロイン候補の予定
これは板野君に朗報

585 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:51:14 ID:???
アイドルと付き合う可能性のある主人公って初めてだね。

586 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 21:52:08 ID:???
とても上がり難いの段階まで持っていくとなると、最悪残りの練習時間を使うことになるな

個人的にはパス伸ばして前半限定でトップ下、岬が加入しても中盤3枚(4-3-3)はやはり辛く、
立花兄弟の片方をMF(4-4-2)にするのはミスマッチ気味、3バックは中山が入る采配が多くなりえるとなるとね

587 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 23:00:58 ID:???
攻撃特化するのが合理的だと思うのだが、
やはり板野は主人公(ストーリーでは疑問符が付いてるが)なので
様々な場面で活躍できるようにし、選択肢で迷う楽しみが欲しい。
本編では全日本のFWの人材不足(このスレでもだが)と森崎の攻撃力の高さが重なり、
森崎をFWで使うか、試合中オーバーラップさせるか等を考える楽しみがあった。
今のままだと、ただ前線でボールが来るのを待つだけのワンパターン戦術しか通用しなくなる。
そうなると選択肢を考える楽しみが失せる。

588 :森末(仮):2014/03/14(金) 23:08:41 ID:???
>★板野のドリブル特訓→( 3 + 2 )=エクスプロードドリブル習得!★
=======================================================================
三杉のコーチは解り易く、かつ適切なものであったと言える。
まず彼は板野が得意としている『強引なドリブル』の基本動作を見、
板野がどのような経緯でそのドリブルを開発したかを確認した。

三杉「なるほど、つまり松山のタックルに対抗する為に……パワーで押し負けない為の技を開発したという訳か」
板野「うん」
三杉「それはわかった。
   確かに松山のタックルは驚異的――テクニックでは君は松山には及ばないだろうから、その選択は間違っていない。
   だが他に伸ばせる分野はある筈だ」
板野「というと?」
三杉「さっきの話を聞く限り、あくまで君はボールを奪われない為……つまりキープの為にその力を駆使していると言える。
   だが、FWに必要とされるドリブルというのは敵陣に切り込む事、つまり突破力だ。 それはキープ力とは似て非なる。
   無論、キープが必要とされる場面もあるだろうが基本はシュートを打つ為……攻撃を成功させる為の行動と言っていい」
板野「なるほど……それじゃあ、俺は更に前に進めるようなドリブルを開発するべきか」
三杉「君のパワーなら殆どの選手には押し負けないだろう。 もっと積極的に突破をする、という事に意識を持つべきだ」

そして、その経緯を聞いただけで三杉は板野に有用である助言を与えた。
今の板野には殆どテクニックというものは欠けているが、パワーに関しては全日本の中でも有数である。
短所を鍛えるのもいいが長所を更に伸ばした方が得策であるという三杉の考えは、しかし真っ当なものであった。

589 :森末(仮):2014/03/14(金) 23:09:42 ID:???
ドガバギァッ!!

三杉「ぐふっ……」
板野「あっ……ご、ごめん! 大丈夫!?」
三杉「いや、平気だ……しかしこれでなんとなくコツはつかめたんじゃないか?」
板野「う、うん! そりゃもう、試合でもこの通り出来そうだよ!」
三杉「ならいいんだ、僕はコーチ。 君の突破力を更に伸ばせたというのならそれで問題はない。
  (流石に痛かったけどね……しかし一発でモノにするとは、中々やってくれる。 やはり全日本のストライカーは彼しかいないか)」

その後、実際に三杉と対決形式で練習をし、見事に『突破』という1点に意識を集中させる事に成功した板野。
吹き飛ばされる三杉を心配する板野は、まるでこのような激しいドリブルをしてくるような選手には到底見えなかったが……。
その小さな体に秘められた力に三杉は内心舌を巻き、練習は成功と呼べる結果を残すのだった。

※板野が「エクスプロードドリブル」を習得しました。

こうして練習が終わった後、選手一同は見上監督に集められ再び整列。
監督の背後にはこの日の練習試合の相手――三原中央高校の選手たちが勢ぞろいしており、
どこか余裕の表情でこちらに視線を向けている。

見上「よし、全員揃ったな。
   それではこれより事前に通達をしていた通り、練習試合を行う」

三原中央メンバー「よろしく頼むぜ中学生」「精々お手柔らかにな」「怪我にだけは注意しておけよ」

全日本メンバー「(ちっ、思い切り見下してやがる)」「(高校生だけにフィジカルは高そうだな)」「(パッとしない連中だなぁ)」

試合開始前から静かに火花を散らす両チームであるが、
見上はそのことには特に何も言わず……三原中央の選手たちがそれぞれ準備に戻った所で再び口を開いた。

見上「それでは今日の練習試合のスターティングメンバーを発表する」

590 :森末(仮):2014/03/14(金) 23:10:43 ID:???
−−−H− H板野
−J−−− J政夫
−−−−−
G−I−F G和夫 I松山 F小池
−−E−− E井沢
C−D−B C早田 D中山 B中里
−−A−− A次籐
−−@−− @若島津

板野「(ほっ……スタメンから外れる事はないとは言われ続けてたけど、それでも安心だ)」
政夫「(ありゃ、和夫はMFか。 まああの位置ならコンビプレイも出来るだろうし、板野が右側にいてくれるんなら安心だ)」
和夫「(俺はMFか。 まあ予想はしてたけどよー)」
松山「(トップ下か……板野に立花兄弟がいるから機会は少ないかもしれないけど、俺も積極的にゴールは狙いたいな)」
小池「(ふふふ、この東邦学園キャプテンである小池秀人様の実力を見せてやるぜ)」
井沢「(南葛から出てるのは俺と中里だけかよ……)」
中山「(リベロか。 やりなれているから問題はないな)」
早田「(やっぱSBか。 まあ中山も次藤もSBって柄じゃなさそうだししゃーねぇか)」
中里「(今日は観客がおらぬ……オナゴがおらぬのなら後方で大人しくしておるのがよかろう)」
次藤「(ワシの出番があるかのう。 中山の所で全部止まりそうタイ)」
若島津「(まあ俺が正GKなのは当然だな)」

見上「以上だ。 当然、練習試合であるからには色々な選手を試していく。
   ベンチメンバーもしっかりと準備はしておくように。
   相手は高校生だが所詮国内レベルだ。 世界を相手に戦うお前達が躓くような相手ではないぞ!」

全日本メンバー「「「はいっ!!!」」」

こうして見上の激が飛び、練習試合が始まった。

591 :森末(仮):2014/03/14(金) 23:11:45 ID:???
先着1名様で、

★前半のシーン1→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→見上「ええい、試合を見ていたら昔の血が騒ぎ始めたわ! 若島津、交代だぁ!!」 ご乱心!
ダイヤ→松山「それ板野、先取点決めてこい!」 板野にスルーパスが通った!
ハート→板野「おっとっと、ボール持っちゃった」 板野がミドルサードでボールを確保だ!
スペード→井沢「(やっぱりトップ下は無理かよくそ〜っ!)こんな奴ら相手なら俺も負けないのに!」 井沢が存在感を見せた。
クラブ→和夫「うへぇ〜、また通しちまった」 和夫が慣れないポジションに悪戦苦闘だ!

592 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 23:12:01 ID:???
★前半のシーン1→ スペード2

593 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 23:12:44 ID:???
★前半のシーン1→ ダイヤ4

594 :森末(仮):2014/03/14(金) 23:37:07 ID:???
>★前半のシーン1→ スペード2 ★
>井沢「(やっぱりトップ下は無理かよくそ〜っ!)こんな奴ら相手なら俺も負けないのに!」 井沢が存在感を見せた。
=====================================================================================================
サッカーにおいて、花形のポジションは何処かと問われれば、
恐らくは殆どの者がトップ下かCFWであると回答をするであろう。
無論、DFやGKの華麗なディフェンスも素晴らしいものであるが、基本的にはそれらは地味。
素人が目にして一番わかりやすいものは攻撃であり、最も目立つポジションと言えばやはりトップ下かCFWとなるだろう。

そして、この練習試合で元のチームではトップ下を務めていたというのに、
ボランチというやはり地味な攻守の繋ぎ目の任に充てられていた男がいた。

井沢「………………」

南葛キャプテン、井沢守である。
本来ならば守備力が皆無と言える筈だった彼は、
この世界ではあまりにも低下してしまった南葛の守備力を見かねて鍛えに鍛え、
隠されていた才能であるそれを大きく伸ばす事に成功をしていた。

だが、それでも彼は自分をゲームメイカーだと思っていたし、
王者・南葛キャプテンに相応しい世代を代表出来る選手になりたいと思っていた。

井沢「(そりゃ松山の実力が俺より上ってのはわかるけどよ……。
    小池だとかの守備力を考えれば俺がボランチに適任ってのはわかるけどよォ!!)」

彼にとって不幸とも幸運とも言えたのが、トップ下を務めている松山の性格である。
もしも彼が人並に傲慢であったり、或いは人並に卑劣な人物であったなら井沢は何も悩む事なく彼を嫉妬出来たかもしれない。
だが、松山光という人間は人並み外れて純朴であり清廉だった。
少々抜けていたり空気の読めない所もあるが、それを引いて余る程の善玉である。
故に、井沢は彼を恨む事も出来ず鬱憤を溜めこんでいた。

595 :森末(仮):2014/03/14(金) 23:38:09 ID:???
三原中央MF「よっしゃ、そろそろ行くぜ!」
井沢「うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!(この苛々は試合でぶつけてやるぜ!!)」
三原中央MF「うわっ!?」

そして、その怒りは対戦相手である三原中央の選手へと向けられた。
松山を除くメンバー達は、ほぼ全て守備力がいまひとつなメンバーで固まった中盤より上。
松山を避けるようにして攻め込んでくる三原中央の選手たちを、
井沢は先回りして積極的にプレスをかけ中盤において存在感を発揮するのだった。

見上「ふむ、どうやら井沢はやる気に満ちているようだな」
三杉「ええ、南葛ではトップ下だった為にボランチをやらせる事は少し不安がありましたが……。
   予想以上に頑張ってくれてますね」
見上「これならば奴をボランチで起用する事も問題はないだろう」

無論、見上がこの結果を見て井沢をボランチとしてほぼ固定する考えを固めた事を、井沢は知る由もない。

先着1名様で、

★前半のシーン2→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→見上「ええい、試合を見ていたら昔の血が騒ぎ始めたわ! 若島津、交代だぁ!!」 ご乱心!
ダイヤ→次藤「お、ハイボールで来たタイ。 中山、ワシに任せとくタイ」 次藤が守備で活躍!
ハート→中里「どうやら攻めあぐねている様子……致し方あるまい」 中里がオーバーラップだ!
スペード→早田「おっとパスコースがあいてるじゃねぇか。 それっ、とっとと1点取ってきやがれ!」 早田のカミソリパスだ!
クラブ→中山「数をかけて攻めてきたな。 井沢一人では荷が重いか」 中山の好判断だ!

596 :森崎名無しさん:2014/03/14(金) 23:40:37 ID:???
★前半のシーン2→ ダイヤ2

597 :森末(仮):2014/03/15(土) 00:07:28 ID:???
>★前半のシーン2→ ダイヤ2 ★
>ダイヤ→次藤「お、ハイボールで来たタイ。 中山、ワシに任せとくタイ」 次藤が守備で活躍!
========================================================================================
そして前半も半ばを過ぎた所で井沢と松山をかわして攻撃をするのは不可能と判断したか、
三原中央の選手たちはハイボールをゴール前に上げてのパワープレイに出た。
しかし、これはあまりにも愚策であったとしか言えない。

三原中央FW「オーライ、オーライ……」
次藤「ふんっ、ワシがおる前で競り合い勝負とはいい度胸しとるタイ!」

ドガァーッ!!

三原中央FW「うぎゃああああーっ!?」

中学生離れした体格を持ち、全日本でも一、二を争うパワーを持つ次藤。
殆どのメンバーは知る由もないが、彼は高校生相手でも喧嘩に負けないという程の武勇伝も持っており、
その力に限っては正に高校生をも上回る存在。
単純な競り合い勝負では三原中央の選手たちが次藤に敵う筈もないのであった。

次藤「(板野のマグナムシュートに比べれば蚊に刺されたようなもんタイ)
   そら、とっとと1点取って来い攻撃陣! こげん相手に0点のまま前半を終えるつもりじゃなかろうもん!?」
板野「ナイスディフェンス、次藤!(やっぱ次藤は頼りになるな〜)」

見上「フィジカルだけならばやはり次藤は相当なものだな」
三杉「テクニック、スピードはありませんが……あの存在感はゴール前に置いておくだけでも相手にとっては嫌でしょう。
   全国大会でも板野のマグナムシュートを防いだ実績もありますしね」

こうして次藤、井沢の活躍もあってか前半は完全に攻撃をシャットアウト。
その後、立花兄弟のスカイラブハリケーン、板野のマグナムシュートでゴールを奪い。
全日本Jrユースは2点を先制してなんら危なげのない状況でハーフタイムを迎える事となった。

598 :森末(仮):2014/03/15(土) 00:08:32 ID:???
板野「(ふ〜、なんとか1点は決めれた。 これで面子は保てたかなぁ?)」
松山「(ここまでアシストが1か……後半は狙える場面があるかな?)」
若島津「(ボールが飛んでこん事にはアピールのしようがないな……相手が弱すぎる)」

見上「よし、前半までで2点差をつけた事をまずは褒めておこう。
   だが試合開始前に言ったように、相手はあくまでも国内レベル……この程度で満足するんじゃないぞ。
   後半はより一層点差を広げるつもりで動いていけ。 それでは、メンバーチェンジについてだが……」
板野「(ん、何かここで言っておいた方がいいかな?
    いや……俺はまだキャプテンでもなんでもないんだしでしゃばりすぎない方がいいかも?)」

A.「監督、新田を入れてみませんか?」
B.「石崎の動きを見てみませんか? 今日の練習を見た限り、昨日より動きがよくなっていましたが」
C.「沢田と反町の連携を間近で見てみたいです。俺と松山もコンビプレイは持ってますし参考にしたい」
D.「(いや、下手な事を言うと反感を買っちゃうかも。 黙っておこう)」
E.その他 板野くんに言わせたい提案を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

599 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:09:10 ID:R3OV1sU2
A 露骨だけどチャンスが無いと

600 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:10:16 ID:3Msp1haA
B

601 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:10:50 ID:gs0xDOjA
D

602 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:10:50 ID:7CKjdhFo
B

603 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:11:00 ID:NHzqnqyI
A

604 :森末(仮):2014/03/15(土) 00:22:23 ID:???
>B.「石崎の動きを見てみませんか? 今日の練習を見た限り、昨日より動きがよくなっていましたが」
==============================================================================================
ざわ……!

石崎「おおっ、俺か!?」
若島津「(こいつ……いけしゃあしゃあと……)」
松山「(確かに、石崎の動きは機能に比べて格段によくなってた。 試合を通してみてみたいな)」

ここで板野が意見を出した事で、ベンチには波紋が広がる。
合宿初日から厳しい面が見え、些か意見を言うのにも勇気がある見上。
その見上を相手に、メンバーチェンジという重大な選択を、一介の選手である板野が意見をしたのだから当然である。

まだ練習試合である為に然程重要性があるとも言えないかもしれないが、
それでも合宿を通して監督の方にも予定というものはあるだろう。
果たして板野の意見が聞き入れられるのか、誰もが固唾を飲んで見守るのだが……。

先着1名様で、

★メンバーチェーンジ!→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+高杉「石崎が出るなら俺も当然出ますよね」 なんか高杉がでしゃばってきた!
ダイヤ→見上「……確かに、今日は石崎の調子が良かったようだな。 石崎、後半からいくぞ」 納得して板野の意見を聞き入れた!
ハート→見上「そのつもりだ。 石崎、後半からいくぞ」 特に表情には出さず板野の意見を聞き入れた!
スペード→見上「最初からそのつもりだ。 石崎、後半からいくぞ」 最初からそのつもりでした!
クラブ→見上「交代要員を決めるのは私の仕事だ。 こちらにも誰を出し、プレイを見るか。 その予定がある」 怒られました

605 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:22:48 ID:???
★メンバーチェーンジ!→ ダイヤ3

606 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:23:01 ID:???
小池を外して井沢と中山を一列上げる?

607 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:24:23 ID:???
JOKERいらねえw

608 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:24:35 ID:???
若島津を外して石崎をGKにしよう(乱心)

609 :森末(仮):2014/03/15(土) 00:45:38 ID:???
>★メンバーチェーンジ!→ ダイヤ3 ★
>見上「……確かに、今日は石崎の調子が良かったようだな。 石崎、後半からいくぞ」 納得して板野の意見を聞き入れた!
=====================================================================================================
石崎「や、やったっ!」
見上「返事はどうした」
石崎「あ、は、はいっ! 頑張りますっ!!」

板野の発言を聞いて、見上は納得をしたように頷いてから石崎の投入を決める。
DF達の層の厚さを見て出番が無いだろうと思っていた石崎はこの予期せぬチャンスにガッツポーズを取り、
周囲の者達は板野の意見が聞き入れられた事にざわめきだす。

見上「意見を言う事は結構だ、選手の視点でなければ見えてこない事もある。
   だが、的外れであったり明らかに越権行為であるのならば当然ながらこちらも受け入れる訳にはいかん。
   場合によってはペナルティを課す事もあると覚えておけ。
   あくまでも、今回は板野の意見が真っ当であったから聞き入れたまでだからな。
   雑音が飛び交う秩序のないチームにするつもりは私にはないぞ」

全日本メンバー「「「は、はい」」」

見上「よろしい。 では石崎は早田と交代、更に沢田を和夫と……反町を政夫と変えて投入する。
   準備をしておけよ!」

反町「はい!(東邦の4人が出る事になったのか……優勝チームだからある程度そういう目で見て貰えてるのか?)」
沢田「はい(コンビプレーは立花兄弟さん達だけのものじゃないんだ!)」
早田「(ちぇっ、まあ前半いいところはなかったし仕方ねーか)」
政夫「(あーあ、1発撃っただけで交代かよ)」
和夫「(まあ1点取れたから最低限はアピールできたかな)」

610 :森末(仮):2014/03/15(土) 00:46:39 ID:???
石崎「サンキュー、板野! お前が言ってくれたおかげで試合に出れるぜ!」
板野「えへへ……俺は思った事を言ったまでだよ。 それより石崎、出るだけじゃ駄目だ! ちゃんと結果を見せないと!」
石崎「おうよ! レギュラー目指してやってやるぜ! 推薦してくれたお前の期待にも応えねーとな!」

※石崎の板野に対する好感度が+1されました。
※石崎の好調を見ぬき進言出来たので見上が板野の評価を上げます。 板野支持率:26→27

こうしてメンバーチェンジを終え、後半戦が始まった。

先着1名様で、

★後半のシーン1→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→石崎「よっしゃあ! 攻撃でもアピールだ!!」 なにィ!? 石崎が隙を突いてオーバーラップした!?
ダイヤ→板野「あ、こっちのキックオフだしそのままシュート打っていいかな?」 後半開始早々に3点目だ!
ハート→石崎「根性根性! ド根性だ〜い!!」 やる気を出した石崎が大ハッスルでござるの巻!
スペード→松山「ここだ、ここで決めるんだ!」 いい位置でボールを持った松山が北国シュート!
クラブ→若島津「懲りずにハイボール争いか。 ふん、次藤どいておけ」 三原中央FW、死亡確認!

611 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:46:59 ID:???
★後半のシーン1→ ダイヤ4

612 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 00:47:29 ID:???
男のロマンキックオフシュート!

613 :森末(仮):2014/03/15(土) 00:48:41 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

614 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 01:16:25 ID:???
乙じゃあ

615 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 01:16:51 ID:???
乙でした。板野って隠れSな気がしてきた。

616 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 14:46:59 ID:???
ハンブルグ戦前にキャプテンになるのは運が絡みそうだね。
立花、新田、石崎と後二人くらいは派閥に入れておきたい。

617 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 15:18:52 ID:???
次藤は兄弟にスカイラブツインを教えておけば票くれるかな?
立花、新田、石崎も合わせれば5票、18のうち5が固くとれればかなり有利
後は選手交代の時みたいにキャプテンらしい行動を重ねれば自然に票があつまり勝てそう

618 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 15:46:35 ID:???
若林野茂鏡花はいってそうだし実際結構難しくなりそうだな
秀哲トリオ、ドカ杉はほっとくべきか?
別にドカ杉と仲悪いというわけでもないし妨害工作もないだろう

619 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:00:36 ID:???
次籐も+2だし一回くらい話しかけてもいいかもね。
修哲組も本編より戦力になりそうだから扱いが難しい。

620 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:29:47 ID:???
チームの強化に真面目に勤めた副産物で既に滝の評価があがってるし
このままキャプテンらしくやってけば他の面子からも票もらえそうになるかもね

621 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:32:12 ID:???
逆にキャプテンらしくない行動したら多分アウト
一人の選手を露骨に贔屓してるように見える行動とか
やるなら人の目につかない時間帯とか方法でやらんと

622 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:35:24 ID:???
練習見るくらいならいいだろうけど
○○を使いましょうを連呼するとまずいかもね。

623 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:38:35 ID:???
新田は昼の練習も後1回あたりが限界だと思う。
その1回もできれば使わないほうがいい位。昼以外の行動で鍛えるべき。
最悪それも上手くいかなかったら昼の練習使わざるを得ないかもしれないけど

624 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:43:09 ID:???
キャプテンにならないうちはガンガン宣言するのは避けるべきかな
一番の伸びしろは新田だけどあまりに贔屓するのはよくない
自分の練習もしたいし、新田に三杉と練習するように言ってみる?

625 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:43:18 ID:???
今回の石崎みたいにちゃんとした理由や練習で成果を上げたりした場合は
交代進言くらいはしてもいいんじゃないかな?

626 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:45:26 ID:???
三杉に新田を売込むは定番だね
でも自分でも新田に話しかけた方がいいと思う
夜にしごく選択肢があるかもしれないし仲良くなって評価も上げておきたいし

627 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:47:32 ID:???
とりあえずあと一回練習見とけばいいんじゃないかな?
夜は他の選手のとこで票集めしたい気も。

628 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 16:48:57 ID:???
あんまり票集めで手を広げすぎると、しっかり計算できる票をGETしにくいのです…
八方美人

629 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 17:13:04 ID:???
三杉を引き込めば一番大きいんだけどそれが一番難しいと思うんだ

630 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 17:18:33 ID:???
優勝できていたら評価ダントツだったろうけど、準決勝でアドバイス活かせず負けたからね・・・

631 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 17:28:35 ID:???
キャプテン落選→ハンブルグに惨敗→キャプテン交代ルートもあるのかもね。
若林若島津両方炎上して漁夫の利を得るのが理想か。

632 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 17:31:23 ID:???
この練習試合、試合に出てない人は休んでることになる
体力があまってるし夜に練習誘おうとか考えてるなら今夜が狙い目
試合に出れない現状を目の当たりにしたばかりでもあるし

633 :森末(仮):2014/03/15(土) 21:21:19 ID:???
>★後半のシーン1→ ダイヤ4 ★
>板野「あ、こっちのキックオフだしそのままシュート打っていいかな?」 後半開始早々に3点目だ!
==============================================================================================
反町「えっ!? マ、マジか……?」
沢田「ベンチから見ていた限りですと、相手のGKは確かに大した事が無さそうでしたから……決まるとは思いますけど」

後半開始の直前、板野が提案したのはキックオフと同時のシュート。
既に中学生という枠組みで考えれば大きく他の者達から抜きんでており、
前半でマグナムシュートを放った時の敵GKの反応から見ても、到底彼では止められるようなものではないと判断していた。
距離が大きく離れていようと、フリーの状態から思い切り蹴る事が出来るのならば高い確率で決まるだろうとも思われ、
前半はシュートを1発撃っただけである板野の体力も十分。
敵の戦意を削ぐという意味でも、ここは板野に撃たせようかという話になる。

松山「花輪戦でもキックオフ直後にやっていたからな。 実績はある。
   決まらなくても板野のマグナムシュートの威力を見て相手が警戒してくれたら、
   その分反町や俺がゴールを狙って行けるからやる価値はあるんじゃないか?」

こうして後半開始直後、板野はこの言葉通りにマグナムシュートをぶっ放した。
当然ながら意表を突かれてしまった三原中央はまともな守備陣形を整えておらず、
GKは不格好なセービングで対応する事となってしまい綺麗に吹き飛ばされてゴール。
後半開始早々、板野はこの練習試合2点目を挙げ大きくガッツポーズをするのだった。

板野「やったー! 決まったぞ!」
反町「(凄い威力だな……こいつや松山に勝ったっていうのが今でも信じられないぜ)」

634 :森末(仮):2014/03/15(土) 21:22:19 ID:???
見上「やれやれ……なんという無茶な事を……。 相手が大した事が無いから決まったとはいえ、
   世界レベルではあんな事はそうそう通用せん。
   何より実際の試合の動きをこの練習試合では見たいというのに」
三杉「まあ、少なくとも板野のキック力は高校生相手ならば余裕を持ってあたれるという事がわかった点でいいんじゃないでしょうか?
   それに、これだけの実力差を見せつけての勝利は相手に味方の戦意を鼓舞する事になりますよ」

同じストライカーである反町は純粋に板野の実力に改めて感嘆し、
見上は少しだけ難しい表情をしながらも板野のキック力の凄まじさを再認するのだった。

※反町の板野に対する好感度が+1されました。

先着1名様で、

★後半のシーン2→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→反町「よし、俺もロングシュートにチャレンジだ!!」 無茶だ!
ダイヤ→石崎「根性根性! ド根性だ〜い!!」 やる気を出した石崎が大ハッスルでござるの巻!
ハート→松山「ここだ、ここで決めるんだ!」 いい位置でボールを持った松山が北国シュート!
スペード→反町「俺達も負けてられない! 行くぞタケシ!」 沢田「はい!」 東邦コンビが活躍だ!
クラブ→若島津「懲りずにハイボール争いか。 ふん、次藤どいておけ」 三原中央FW、死亡確認!

635 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 21:24:55 ID:???
★後半のシーン2→ クラブA

636 :森末(仮):2014/03/15(土) 22:22:35 ID:???
>★後半のシーン2→ クラブA ★
>若島津「懲りずにハイボール争いか。 ふん、次藤どいておけ」 三原中央FW、死亡確認!
=====================================================================================
その後、予想通りに板野のマグナムシュートを見て萎縮をした三原中央は引き気味に試合を展開した。
既に3点差となっており、ここから逆転をするには最低でも4点を取らなければ不可能。
しかし、事ここに至って三原中央の選手たちは彼我の実力差というものをようやく把握し、
逆転を狙うというのはあまりにも無謀であると判断。
せめてこれ以上点差を広げられ年下に無様に敗北するのだけは避けたいという、なんとも逃げ腰な戦術を取ったのだった。

そして、そうなれば当然攻め方というのも単調なものにならざるを得ない。
FWに対してハイボールを上げ、中盤を省略して競り合い勝負に持ち込む。
後半になってから三原中央が取った戦術は概ねそのようなものだった。

バッ!

三原中央FW「よし、このまま……えっ!?」
若島津「空中戦で俺に敵うと思うな、ザコが!! キエエエエエエエエエエエエッ!!」

バキャアアアアアアアアアアアアアンッ!!

当然のように、この三原中央の戦術は通用をしなかった。
次藤だけでなく長身DFである中山、そして空中戦には絶対の自信を持つ若島津。
彼らを相手にハイボール争いをするというのは明らかに悪手でしかなく、
特に前半まるで働けなかった若島津はここで実力をアピールしようととにかく相手を弾き飛ばし縦横無尽の活躍を見せた。

次藤「(ガタイはワシの方が上だがこいつのジャンプ力と高く振り上げた浴びせ蹴りは大したもんタイ。
    やっぱこいつもごつか男タイ)」

637 :森末(仮):2014/03/15(土) 22:23:45 ID:???
見上「やはり若島津の空中での動きは明らかに他の者達に比べても一段上を行っているな」
三杉「はい、フィジカルは当然ですがそこに彼は技があります。
   反則スレスレではありますが、あれならば世界でも十分通用をするでしょう」
見上「そうだな(問題は肝心のセービングの方だ。 今のままでは源三には劣るだろう……)」

※次藤の若島津に対する好感度が+1されます。

その後、三原中央は完全に攻めきを無くし失点を最小限に抑える為に完全に引いた。
これには全日本Jrユースも中々攻め込めずスコアはしばらく動かなかったのだが、
試合終了間際、反町がシュートチャンスを掴みシュートを放つもこれはポスト。
しかしこれに松山が詰めており、得意の雪下ろしオーバーを決めて試合終了。

結果としては4−0、高校生……しかも相応の実力者を相手に完勝。
がっくりと項垂れる三原中央の選手たちを尻目に、試合に出場をしていたメンバー達はハイタッチをして喜びを分かち合うのだった。

見上「よし、まずまずといった結果だな。
   4−0とはいえ、相手はあくまでも国内レベル。 この程度で満足をするなよ」

全日本メンバー「「「はい!!!」」」

こうして全日本Jrユース、初めての対外試合は終わったのだった。

638 :森末(仮):2014/03/15(土) 22:24:46 ID:???
石崎「ちぇ〜っ、折角試合には出れたってのに全然いいところ無かったぜ」
板野「まあまあ、練習試合は合宿中にあと2回残ってるんだし。
   ヨーロッパの遠征でも機会はあると思うよ」

試合が終わった後、夕食を済ませた板野は石崎と共に自室で談笑をしていた。
今日の試合、後半から出場出来たとはいえ特に結果を残せなかった石崎は不本意だったらしいが、
これから先にいくらでも挽回のチャンスはあると慰め、
単純な石崎はそれで納得をしたのかそれともそこまで深く落ち込んではいなかったのかすぐに笑顔を見せる。

石崎「そうだな! 悩んだって仕方ねーし、次に頑張るまでだぜ!」
板野「うん」

松山が席を外している為に今は石崎と2人きりであったが、
ここまでの短い付き合いでも板野は石崎と波長というものが合ったのか決して居心地の悪さは感じない。
こうして板野は試合の疲れを癒すためしばしのんびりしていたのだが。

先着1名様で、

★何かあります?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→石崎「ところで板野って……ちょっと可愛いよな」 何してるんですか!ちょ、やめて下さいよ!
ダイヤ→おや? 誰かがドアをノックしたみたいだ。
それ以外→特に何もないぞ! 今日の夜は何をして過ごそう

639 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:25:06 ID:???
★何かあります?→ ハートK

640 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:25:07 ID:???
★何かあります?→ ハート5

641 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:25:11 ID:???
★何かあります?→ スペード8

642 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:25:20 ID:???
★何かあります?→ ダイヤ10

643 :森末(仮):2014/03/15(土) 22:31:10 ID:???
>★何かあります?→ ハートK ★
>特に何もないぞ! 今日の夜は何をして過ごそう
=============================================================
板野「(こうやってぼけっとしてるのももったいないし、何かしようかな?
    今はこの部屋に石崎しかいないから他の所に行ってみようか……。
    いや、石崎と何か深い話とかしたいとかなら絶好の機会かもしれないし?
    うーん……疲れたしこのまま寝てみる? どうしよう)」

A.同室メンバーと過ごす
B.談話室に行ってみる
C.他の部屋に行ってみる(更に分岐)
D.森末と話してみよう
E.疲れたし寝る

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

644 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:31:54 ID:rUb0oP0E
C

645 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:32:22 ID:5sAxGi6o
C

646 :森末(仮):2014/03/15(土) 22:43:23 ID:???
>C.他の部屋に行ってみる(更に分岐)
============================================================
板野「(そうだな、折角だし俺もどこか別の部屋に遊びに行ってみよう)
   石崎、俺もちょっと余所の部屋に行ってくるよ」
石崎「そうか? 俺はゆっくりしとくぜ」

同室の石崎に一声かけ、板野は自室を後にし頭の中に初日に聞いた部屋割りを思い出しながら、
さてどこに行こうかと思案をする。

板野「(うーんと、三杉の話だと部屋割りはこんな感じだったっけ。
    意外な奴らで固まってる所もあるし、ああまあそうなるだろうなって所もある……。
    さてどうしよう)」

A.101号室 見上
B.102号室 住友
C.103号室 三杉
D.105号室 政夫、和夫、反町
E.106号室 中山、新田、早田
F.107号室 高杉、中里、山森
G.108号室 若島津、沢田、小池
H.109号室 来生、滝、井沢
I.110号室 次藤、佐野、中西

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

647 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:43:53 ID:rUb0oP0E


648 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:45:24 ID:3Msp1haA
D

649 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:47:10 ID:9k6/f5b2
E

650 :森末(仮):2014/03/15(土) 22:55:49 ID:???
>E.106号室 中山、新田、早田
=============================================================
板野「(中山さん、早田……それに新田。 実力者と才能のある奴で固まってるんだよなこの部屋。
    ちょっと遊びに行ってみよう)」

そう考えた板野は、106号室の部屋の前まで行くとノックをし返事を待つ。
すると中からはすぐに返事があり、しばらくしてからドアが開かれた。

新田「あっ、板野さん……(顔がいまいち合わせづらいんだけどなぁ……)」
板野「こんばんわ」

どうやら部屋の中で一番の後輩である新田が応対に出てくれたらしく、
新田はドアを開けた瞬間に板野の姿を見て少しだけバツの悪い表情をしながら頭をかき、
板野はその様子を訝しがりながらも新田の肩越しに部屋の中を覗き見る。
部屋の中では中山と早田が誰が来たのかとこちらに視線を向けているのが確認できた。

中山「ん……板野か。 今日の試合はお疲れ様」
早田「高校生相手に2点取るとはやってくれるじゃねぇか、よっ、大会得点王」
板野「あははは……」
中山「ところでどうしたんだ? 何か俺達に用があったのか?」
板野「えーっと……」

A.「実は中山に話があるんだ」
B.「実は新田に話があるんだ」
C.「実は早田に話があるんだ」
D.「特に何もないよ、どう過ごしてるかな〜って思って遊びに来たんだ」
E.「僕の名はエイジ、地球は狙われている!」
F.その他 板野くんに言わせたい事を書かせてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

651 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:56:29 ID:ihkXYFoc


ボケで早田狙いを

652 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:57:23 ID:hitTdgXQ
B

653 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 22:57:28 ID:rUb0oP0E


654 :森末(仮):2014/03/15(土) 23:21:08 ID:???
>B.「実は新田に話があるんだ」
=================================================================
中山「ふむ……(そういえば合宿の1日目と2日目、板野は新田と練習していたっけか)」
板野「新田を借りたいんだけどいいかな?」
早田「貴重なお茶くみ要員を持ってく気か〜?」
中山「俺達は構わないが、新田は?」
新田「あ、はい。 俺は全然……俺もちょっと話したい事がありましたし」

何度か練習を共にしたものの、考えてみれば板野は新田とは殆ど会話をした事がない。
練習中も世間話のような事はあまりしておらず、実質初対面に近い状態である。
もう少し打ち解けた方が練習にも身が入るかもしれない……。
そうでなくても、お互いを知る事は悪い事ではない筈だと考えた板野は新田と話をしたいと伝え、
どうやら新田も板野に対して何か話があったのか了承をした。

こうして板野は新田を引き連れて部屋を出ると、談話室へ。
幸いとも言うべきか誰も使用はしておらず、
板野と新田はそれぞれ自分の分のジュースを買うと向かい合うようにして椅子に座った。

新田「えーっと、それで話って一体なんです?」
板野「(さて何を話そうか……いや、新田も何か話があるみたいだし先に話させた方がいいかな?)」

A.「練習についてだよ。 落ち込んでるかもしれないと思ってさ」 新田を慰める
B.「練習についてだよ。 ちょっと身が入ってないんじゃないか? 気合入れろよ」 新田を叱咤する
C.「練習についてだよ。 ごめんな、俺のコーチが下手糞で」 自分の力不足を詫びる
D.「練習についてだよ。 悪いが俺じゃ面倒見切れない、三杉に頼んでみたらどうだ?」 困った時の三杉頼み
E.「ちょっと世間話しようと思ってさ。 大友中学での話を聞かせてくれよ」 世間話をして親交を深めよう
F.「いや、お前も話があるんだろ? 先に新田の話を聞くよ」 まずは新田に話させる
G.ヒントコマンド(主人公ptを2を使ってヒントを貰えます。現在主人公pt:3)
H.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

655 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:24:16 ID:4A3FU+b6
E

656 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:24:36 ID:3Msp1haA
F

657 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:24:39 ID:rUb0oP0E


658 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:25:48 ID:cSuTcuTw


659 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:26:00 ID:???
>早田「貴重なお茶くみ要員を持ってく気か〜?」
これが隼パシリか

660 :森末(仮):2014/03/15(土) 23:44:50 ID:???
>F.「いや、お前も話があるんだろ? 先に新田の話を聞くよ」 まずは新田に話させる
==================================================================================
ここで板野は先に新田の話を聞く事にした。
板野が促すと新田は少し言い難そうにしていたものの、やがて意を決したのか話し始める。

新田「その……なんで板野さんが俺なんかに構ってくれるのか、純粋に疑問なんですよ」
板野「ん?」
新田「あ、いや、迷惑とかそういう事を思ってるんじゃないんですけどね?」

新田の話題――それは単純に、何故に板野がこうまで新田を気にかけてくれているのかという事である。
この合宿がスタートをするまでは、全く面識がなかった板野の新田。
練習に誘うまではまるで話をした事すらなく、だからこそ新田からしてみれば板野が自分を構う事が不思議であった。

新田本人としては、板野の事は良く知っている。
基本的に自信家かつ野心家である新田は自分の力というものを信じていたが、
TV越しに見たふらのと東邦の試合、そして練習を通しての板野のプレイを見て彼の実力の高さは十分にわかっている。
はっきり言って、今の自分では到底敵わないであろうという事も。

だが、果たして板野からしてみて、自分が認知されていただろうかというと客観的に考えると首を捻らざるを得ない。
同じく大友中学の中山は、なんだかんだ言って世代最高のDFであるとして全国的な知名度はあり、
そして今年は全国大会に出られなかった中西も去年までは全国の常連であった。
それらに比較をした場合、新田を知る者がいるのかどうか……。

実際に南葛の面子はともかくとして、他の中学の者達は新田を見て「誰だコイツ」的な目を初日から見せていた為、
この考えも決して間違っているものだとは新田は思っていなかった。

661 :森末(仮):2014/03/15(土) 23:45:53 ID:???
新田「練習だけじゃなくて、今日だって俺に話があるって言ってくれてますし」
板野「あ、ああ……(そっか、確かに不自然だったかなぁ?)」

板野からしてみれば、新田瞬という男は「読み物」として深く知っているのだが、
当然ながらそのような事は言えないし、言っても通じないだろう。

板野がどうしてここまで新田に肩入れをするのか、誰よりも新田本人がその答えを欲している。

板野「(さてどうやって答えたものか……下手をするとこいつのプライドを傷つけたり、
    或いはいい加減な奴だって思われちゃうかもしれないな。
    うまく納得させられるような答えは……)」

A.「お前に才能があると思ったからだ! 間違いない!」 新田には隠れた才能があるから!
B.「俺とお前プレイスタイル似てるだろ? だからだよ」 プレイスタイルが似てるから!
C.「試合中に一発でノートラップでボレーを決めたらしいじゃないか。 それが気になったんだ」 隼ボレーが気になった!
D.「俺、キャプテンになるつもりなんだ。 ……後は言わなくてもわかるだろ?」 派閥に入れ
E.「ふらのには後輩がいなくてさ、ちょっと先輩らしい事したかったんだ」 先輩面したかった!
F.「なんとなくだよ」 なんとなく
G.「お前の事が好きだったんだよ!」 大胆な告白をする(要5票)
H.ヒントコマンド(主人公ptを2を使ってヒントを貰えます。現在主人公pt:3)
I.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>659 体育会系の後輩は大変そうです。

662 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:46:44 ID:ihkXYFoc


663 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:47:03 ID:rUb0oP0E


664 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:47:52 ID:6frvpFS2
C

665 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:47:53 ID:3Msp1haA
C

666 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:48:04 ID:7aS5hiG2


667 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:50:27 ID:???
将来的にはボール運び的な意味でも隼パシリを期待したいものね

668 :森崎名無しさん:2014/03/15(土) 23:56:09 ID:???
マグナムボレー決めたし、プレイスタイルは違うけど一種のシンパシーてやつだよ隼くん

669 :森末(仮):2014/03/16(日) 00:25:34 ID:???
>C.「試合中に一発でノートラップでボレーを決めたらしいじゃないか。 それが気になったんだ」 隼ボレーが気になった!
=====================================================================================================
新田「えっ? し、知ってたんですか?」
板野「うん、まあね(有名なシーンだし)」

ここで板野は新田が試合中にノートラップランニングボレー隼シュート(長いので隼ボレー)を決めた事を引きあいに出す事にした。
原作では翼のボレーシュートを見て、マークをつけられていた新田が土壇場で思いつきとうとう完成させたそれ。
この世界でも新田は見事に試合中にそれを完成させており、
惜しくも2発目はポストに嫌われて敗退をしてしまったが確実に南葛を苦しめたシュートであった。

板野「試合中にノートラップでボレーを決めるなんて、並大抵な事じゃないよ。
   練習とかはしてなかったんだろ?」
新田「は、はい。 って、それを言ったら板野さんだって東邦戦でばっちりマグナムボレー決めてるじゃないですか!」
板野「えへへ……うん、まあこれも自画自賛になっちゃうのかなぁ」

そして板野もまた、新田と同じであった。
対東邦戦、何度挑んでも破れぬ堅固な守備陣を前に板野は後半半ばを過ぎても無得点のままだったが、
ふとした閃きから松山のパスを受けてそのままダイレクトにマグナムシュートを放った。

新田は何度か失敗をした上での成功であり、板野はぶっつけ本番、文句なしの一発成功だったのだが、
いずれにせよ、どちらも試合中に難しいシュートを完成させたという実績がある。

板野「それが気になったんだ、やっぱり自画自賛になっちゃうかもしれないけど……。
   俺と同じで、得意のミドルシュートをボレーで撃つ発想になった奴の事がね」
新田「へ、へへへ。 まあ俺の実力ならあれくらい軽いもんですよ。
   むしろ一発で決められなかった事の方に不満が残るくらいですって」

この板野の言葉を聞いて、新田は謙遜をするようにしながらも満面の笑みで照れたように頭をかく。
自分の実績を褒められる――しかも相手は明らかに格上のストライカー。
しかもその相手は自分との共通点をも指摘してくるのだから、これで上機嫌にならない訳がない。

670 :森末(仮):2014/03/16(日) 00:26:56 ID:???
板野「ただ、それでも俺達は自分のチームを勝たせる事が出来なかったんだよな」
新田「あー、それは……。 ……俺も最後、ポストにぶちあてちまったのが無ければ、全国に行けてたでしょうし。
   後悔は残ってますよ」
板野「うん……ただ、問題はそこじゃないんだ」
新田「え? どういう事です?」
板野「確かに試合中に完成させた、それは凄いんだ。 俺もよく思いついたなって思うし、新田もよくやったよ。
   だけど、試合前に……事前の練習で完成させる事が出来ていたら、そもそもこういう結果にはならなかったんじゃないか?」
新田「! 確かに……それはそうですね」

新田が試合をする前にマーク対策として隼ボレーを完成させていたら、
南葛は前半の内から新田に攻め込まれ結果は違っていたかもしれない。

板野にしても、練習中にマグナムボレーを思いついていれば……。
若島津に苦戦をすることなく、もっと有利に試合を運べていたかもしれないのだ。

板野「発想を柔軟にして、持ち前のセンスを駆使して試合中に試してみるのも確かにいい事だよ。
   だけどそれを最初から使いこなす……最初から手数を多くする事が出来れば、有利なのは間違いない。
   精神的にだって余裕を持てるしね」
新田「土壇場で完成させるよりは、ちゃんと練習をこなして実戦に挑んだ方がいいのは確かですからね」
板野「うん。 だから、俺は新田と練習をしようと思ったんだよ。
   俺はパワーが自慢で、新田はスピードが自慢。 タイプは違うかもしれないけど、発想は似てるかもしれないからね」
新田「なるほど……そうだったんですか。
   ただ、練習って言う割には……むしろ俺の方が板野さんに教えてもらってる感じだったんですけど?」
板野「うん、まぁ……正直言って、今の新田の力は俺よりも下だからな。
   まずは基礎的な力を養ってもらおうと思ってさ。
   どれだけセンスや発想が優れていても、発揮できる力がないと意味ないし」
新田「うっ……(まぁ、反論出来ないわなぁ……ここまで正論ばかり並べられてるし)」
板野「あ、た、ただあれだよ。 力が備われば俺くらいすぐ追いつくと思うんだ。 さっきも言ったけどセンスは似てるから!
   だからこそ、練習にも付き合ったんだし!」
新田「えぇ……」

671 :森末(仮):2014/03/16(日) 00:28:07 ID:???
それはプライドの高い新田にとってはショックな言葉ではあったが、
実際に板野と新田との間では大きくシュート力に差がある為に否定は出来ない。
何よりもここまでの話で板野が自分が思っていた以上に自分の事を考え知っていてくれた事、
自分と同じく試合中にボレーを決めたにも関わらずそれに満足をせず、反省をしている点は素直に尊敬出来る所だと感じていた為、
何も言わずに板野の言葉に項垂れる。

板野「(さて、これで俺が新田を構う理由は説明出来たし納得出来ただろうけど……。
    問題はここからだな。
    ここまで2回見たけどあまり効果が見られない新田に対してどう声をかけるべきか。
    難しいぞ……)」

A.「俺はある程度力は貸した。 後は自力で頑張れ。 俺に少しはついてこれるようになったら、また練習しよう」
B.「もう少し練習に付き合うよ。 ツートップの片割れはお前になるかもって期待してるんだ」
C.「悪いが俺の教え方が悪いのかもしれないな。 他の人に教えを乞うのはどうだ?」
D.「だけど俺の見当は外れてたのかもしれない。 お前には才能なんて欠片もないのがわかった! 隼ボレーとかマグレだ!」
E.「これからちょっと練習しないか? お前も疑問が解けてちょっと気が晴れただろ」
F.「諦めろ。 試合終了だよ」
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>667 新田「板野さん、頼まれたボールと 豚骨スープ 持ってきました」
>>668 Cが大正解でした。お見事です。

672 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:28:53 ID:Hu6FNLpw
E さぁボールをポストに当てる練習だ

673 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:29:05 ID:bOd4lKzA


674 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:29:13 ID:4mgnza7A


675 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:29:29 ID:E+UtYaWg
E 新田に体力の余裕はあるだろうし

676 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:30:37 ID:???
さぁここからの引きが重要だ

677 :森末(仮):2014/03/16(日) 00:40:02 ID:???
>E.「これからちょっと練習しないか? お前も疑問が解けてちょっと気が晴れただろ」
=================================================================================
新田「え、い、今からですか?」
板野「ああ、試合に出てないから体力は余ってるだろ?」
新田「ええ、まあ……」

確かに新田は今日の練習試合には出ておらず、体力的には余裕がある。
板野は多少の疲れが残っていたが、新田の練習を手伝うだけならば特に問題はない。
板野が促すと新田は少しだけ驚き、次に大丈夫だろうかと考えながらも……。
折角誘ってくれているのだからと好意を受け取り、了承をしてくれた。

板野「松山じゃないけど、やっぱり一にも二にも練習だ!
   ふらのは練習量だけならどこの中学にも負けていない自負があるからな、それが全国ベスト4に残った秘訣でもある」
新田「(練習が大事なのはわかるけど……スタッフに見つかったら怒られないかなぁ?
    就寝時間はもうすぐだし……)」
板野「さぁ新田、頑張ろうな!」
新田「は、はい!(結構熱血だなー、この人)」

先着2名様で、

★深夜の特訓風景→! card★
★新田のシュート特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→三杉「何をやっているかと思ったら……君たちか。 どれ、僕も手伝ってあげようか?」 三杉効果で数値+5!
ダイヤ・ハート→特に問題なく練習できた!
スペード→住友「自主練習か。 就寝時間までだぞ」 時間を制限された。ダイス数値−3!
クラブ→見上「何を勝手な行動を起こしている。 自主練習は構わんが、もう就寝時間だぞ」
 怒られた!ダイス数値が半分に(端数繰り上げ)

3以上→スキル・シュート+1習得。

678 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:40:36 ID:???
★深夜の特訓風景→ ダイヤK


679 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:41:06 ID:???
★新田のシュート特訓→( 3 + 5 )=★

680 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:41:51 ID:???
正直フラグまではとらないときついと思ってたから助かった…

681 :森末(仮):2014/03/16(日) 00:42:25 ID:???
判定表にはありませんが、シュートフラグ習得です。

682 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 00:46:36 ID:???
よしよす遅れを取り戻す良い引きですよ

683 :森末(仮):2014/03/16(日) 01:30:36 ID:???
>★深夜の特訓風景→ ダイヤK →特に問題なく練習できた!★
>★新田のシュート特訓→( 3 + 5 )=シュート経験+8★
>スキル・シュート+1、シュートフラグ習得!
============================================================================
これだけの夜遅くに練習をして、果たして問題はないのか。
新田は不安であったが、幸いにして邪魔立ては入らなかった。
そして邪魔が入らなければ、後は我武者羅に練習を繰り返すだけである。

新田「(板野さんは俺を見て、その上で評価をして期待してくれてるんだ。 その気持ちには応えなきゃな!)」
板野「いいぞ、新田! 今のは良い感じだ!」

ともすれば生意気な新田であるが、彼は尊敬出来る人物にはとことんついていくタイプである。
原作での浦辺に対する感情などがその最たる例であろう。
板野に対しては、まだそこまで熱烈な敬意は持てていなかったが、
それでもしっかりとした考えがあり、かつ人格者でもあるのかもしれないと考えた新田は相応に敬意を払っていた。

その板野が練習に付き合うのは3度目、しかも今回は夜遅くである。
ここまでの労苦を強いて、その上で成果を出さないというのは新田のプライドが許さなかった。

新田「板野さん、低いボールを下さい!」
板野「よし、わかった! それっ!」
新田「いっけぇ! 隼ボレーだァ!!」

バシュウッ!!

板野の上げた低いボールに対し、新田は小さく飛びながら得意の隼ボレーを放つ。
マグナムボレーには遠く及ばない威力ながらも、それは着実に力強くなっており、
成果を感じた新田は八重歯を光らせながら不敵に笑いガッツポーズを取るのだった。

684 :森末(仮):2014/03/16(日) 01:31:48 ID:???
新田「板野さん、もう一回! もう一回お願いします!」
板野「いや、もうやめておこう。 今日だって練習自体はやったんだし、これ以上は明日に響く」
新田「でも……」
板野「それにほら、監督とかに見つかったら怒られちゃうかもしれないじゃないか。 もう就寝時間過ぎてるもん」
新田「プッ……確かに、そうですね。 それは勘弁願いたいです」

尚も練習を続けたがる新田であったが、板野はこれを静止し練習を終わらせた。
不満げにする新田ではあるものの、板野の言う通りこれ以上は明日の練習に響く。
何より板野が思いがけず言った言葉が、あまりにも子供っぽかった為に新田は思わず吹き出してしまい、
毒気を抜かれたのか素直に板野の言葉にうなずいた。

板野「なんとかシュート力自体は上がったみたいだね。
  (反町や来生よりかは断然使いやすくなったかな? ……でもまだまだなんだよなぁ)」
新田「はい、ありがとうございました。
  (正直反町さんや来生さんに負ける気は……少なくとも低い浮き球に関するレベルだと無い。
   ただ立花さん達には大きく離れてるんだよなぁ。 もっと……もっと力が必要だ)」

成果は出たものの、それでもまだ足りないと感じる2人。
全日本のFWは多く、板野以外の選手たち間で行われている競争は正に熾烈を極める。

新田「(だけどさっきの隼ボレーの時、何かがつかめそうだったんだ。 もっと上手く……打てそうな何かが)」
板野「それじゃあ俺の部屋はこっちだから……おやすみ、新田」
新田「あ、はい、おやすみなさい! 今日はありがとうございました!」

先ほどの練習で何か感じるものがあった新田は、小さく唸りながら考えつつ……。
やがて部屋の前に来ると笑顔で板野と別れるのだった。

※新田の板野に対する好感度が+2されました。
※新田の板野に対する感情が 新田→(少しの敬意)→板野 になりました。

685 :森末(仮):2014/03/16(日) 01:32:49 ID:???
こうして、板野と新田が特訓に励んでいた頃。
板野と同室であった松山は見上の許可を得てミーティングルームを借り、
夕食後にまわって呼び出したMF陣と共に今日の試合を振り返っていた。

松山「(キャプテンシー……何をもってキャプテンシーとするかは難しいけど、俺は俺に出来る事をするしかない。
    俺が思うキャプテンに必要な事、それは統率力。 みんなを引っ張っていける力を持つ事。
    その為に必要なのは、チーム全体を一つの方向に向けさせる事だ。
    正直、個性的な面子が揃ったチームだけど……チームが一丸とならなければ、それはチームの役割を果たさない。
    まずはMFだけでも意思を統一して、戦う準備をしよう)」

基本的に温厚かつ実直である松山は、こう考えていた。
チーム全体を纏める事は難しいかもしれないが、いずれはそれは必要となる。
だが、その前にまずは自分が主戦場としているMFという分野において、
自分が指示を出したり連携を取ったりする事の多くなる者達と意思を共有し、交友を深めようと考えていたのである。

松山「みんなに集まって貰ったのはほかでもないんだ。
   今日の試合、確かに俺達は勝ったけれどまだ合宿が始まって3日目でしかない。
   思うように連携が取れなかった面もあっただろうし、やりにくい面は多々あったと思う」
沢田「そうですね、東邦で戦っていた時のような感覚とはやっぱり違いました」
小池「うむ、我が東邦学園のMF陣との方がやりやすかったのは確かだ」
松山「だからまずは今日、試合を振り返って良かった点、悪かった点を洗い出して自分たちのプレイを認識していこう。
   住友コーチがビデオを回してくれてたみたいだから、そのビデオも借りてきた」
井沢「準備いいな、俺は構わないぞ」
山森「え、えーっと俺は……」
松山「試合に出てない者も、よくビデオを見て観察したり、俺達の話を聞いて思っていた事を口にしてくれ。
   こういうのは全員でやらないと意味がないからな。
   本当はチーム全体でやりたい所だけど……人数が多いとそれだけ時間もかかるだろうし、MFだけに集まって貰った」

686 :森末(仮):2014/03/16(日) 01:33:49 ID:???
松山の提案は、幸いな事に全員に受け入れられた。
個性的な面子が集まっているとはいえ、このMFにいる者達は基本的に温和な者ばかり。
少々小池の頭が気にかかるものの、それ以外は良識人が集まっていると言える。

まずは試合を振り返り、パスを供給する時や守備に戻る時の上がり下がりなど、
各々が気づいた点を指摘し始める。
特に話題に上がったのは板野に対するラストパス。
ほぼストライカーとして固定出場が見込まれる板野が受け取りやすいパスなどはどのようなものか、
という疑問に同じチームメイトであった松山は適切に答えていった。

沢田「なるほど、そうするとこういう場合は……」
松山「板野の癖からすると、こんな感じで合わせられるボールがいいと思う」
山森「(いいなぁ、こういう雰囲気……)」

こうして話題は尽きる事なく、時間は過ぎて行ったのだが。
不意に話がMF陣の守備についてに及ぶと、少しだけ雲行きが怪しくなった。

小池「しかし今日の試合、4−0で勝ったのはいいけどちょっと中盤抜かれすぎたかね。
   特に前半。 不用意にロングパスを通しまくっちまった。
   まあ我が東邦学園の若島津がいたから万事問題は無かったがな!」
山森「そうですね……正直、俺も沢田も小池さんも守備が得意とは言い難いですし」
松山「だけど前半、井沢が頑張って突破自体は防いでいたじゃないか。 ボランチは初めてだろうに、全然問題なく動けてた」
山森「あ、確かに! キャプ……井沢さんのお陰で、攻撃の芽はつめてましたね」

そう、今日の試合前半戦の殊勲者と言えば井沢であろう。
地味ではあるものの堅実な守備で高校生相手にも負けず、何度もボールカットをして敵を寄せ付けなかった。
慣れないボランチにも関わらずそれだけの働きをした井沢を周囲は褒めちぎるのだが……。

井沢「…………」

687 :森末(仮):2014/03/16(日) 01:34:55 ID:???
先着1名様で、

★本当はトップ下がやりたい→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→井沢「実は俺、ちょっとボランチをやるのが楽しくなってきたんだ」 なにィ!?やる気満々マン!?
ダイヤ・ハート→井沢「まあ……チーム事情を考えれば俺がボランチするしかないよな」 納得しきれないが分別はついてた
スペード・クラブ→井沢「言っておくけど、俺はトップ下を諦めたつもりはないんだ」 ぶすっとしてる……

688 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 01:35:59 ID:???
★本当はトップ下がやりたい→ スペードA

689 :森末(仮):2014/03/16(日) 01:36:49 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

690 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 01:44:23 ID:???
まぁあまり物分かりの良い井沢は井沢らしくない気もする。
嫉妬を力に変えてほしいところだ

691 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 02:44:31 ID:???
つマスク

692 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 05:01:02 ID:1+2/n9A2
C

693 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 07:01:38 ID:???
新田は隼、翼は鷹で同じ鳥類だから新田は翼の役割を担えるとも言える(強引w)
そして板野は日向互換じゃないかと予想されている
つまり新田を鍛えようとしている人の本当の狙いはファルコンクロウではなく
ドライブタイガー互換のファルコンマグナム(補正+11)だったんだー!!ww

694 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 12:06:19 ID:???
むしろGKにしてファルコンパンチを狙うという手も・・・

695 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 12:24:15 ID:???
本編でも5枠使ったけど、ハンブルグ戦は交代枠6を有効に使えるとよさそう。
板野、立花×2、松山、井沢、中山、次籐、早田、中里、若島津は確定
三杉、新田、石崎も交代で使うとして計13人、残り4人まで出場可能
石崎は鍛えるとして、後は誰に声かけるべきか。

696 :森末(仮):2014/03/16(日) 14:05:28 ID:???
>★本当はトップ下がやりたい→ スペードA ★
>井沢「言っておくけど、俺はトップ下を諦めたつもりはないんだ」 ぶすっとしてる……
=================================================================================
しかし、どれだけ褒めちぎられても井沢は不満げに沈黙を保っていた。
トップ下を務める事に拘りを持つ彼にとって、ボランチでの活躍を褒められても嬉しくもなんともない。

松山「? どうしたんだ井沢。 さっきから黙ってるけど……」
井沢「言っておくけど、俺はトップ下を諦めたつもりはないんだ。
   守備力の高さで俺がボランチに宛がわれたっていうんなら、松山だってMFの中では抜群の守備力だろう。
   今は無理だとしても、必ず俺がトップ下に返り咲いてみせるからな」
松山「えっ……」

そうして井沢が黙り込んでいたのを見かねた松山が声をかけると、
井沢は今日の試合でトップ下を務めていた松山に声をかけられた事で怒りが爆発をしたのか、
少しばかり棘のある言葉で真っ向から松山に対してトップ下を狙っていると宣言をした。
これには思わず松山も声を失くし、他の者達も少し空気が悪くなった事を感じて黙り込む。
だが、この空気の中でもいつもの調子を崩さずに口を開いたのは我が道を往く男――小池秀人である。

小池「トップ下って言ってもよ、井沢……お前得点力がねーじゃん。
   松山には北国シュートがある以上、どうしても撃たせたくなるし。 松山を前に置くのは当然じゃね?」
井沢「う、うるさいな! 俺にだって、必殺技ならバナナシュートがある!」
沢田「(井沢さんのバナナシュートは……正直、中西さんにも通用しないレベルだからなぁ。
    松山さんの北国シュートと比較をしたら、どうしても見劣りするよ)」

基礎的な能力だけでも井沢は松山に大きく離されていたが、それ以上に大きな差となっていたのが必殺シュートの有無である。
ふらの中学時代は板野と共に大会でも猛威を振るった松山の北国シュート。
井沢も己の得点力不足を解消する為にとバナナシュートを開発したが、その威力の差は歴然である。
井沢とてその程度の事は十分理解こそしていたのだが、理解は出来ても納得が出来ないのが人間の心理というものだった。

697 :森末(仮):2014/03/16(日) 14:07:26 ID:???
井沢「とにかく……負けないからな、松山!」
松山「あ、ああ……(こうやって明確にポジション争いを挑まれるって、ふらの時代は無かった事だな。
   ある程度の競争意識は、個人のレベルアップの為にも必要だと思うけど……)」
山森「(途中まではいい感じだと思ったんだけどなぁ……はぁ……)」

空気が悪くなったミーティングであったが不幸中の幸いだったのは、井沢が松山に敵意だけは抱かなかった点だろう。
正々堂々とポジション争いをするぞという宣言自体は決して不自然な事ではないと言え、
『あいつには絶対に負けない』という感情は実力向上の為に必要な事である。
問題は松山としては井沢をそういった目で見た事が全くなかったという点なのだが……。
こうしてちょっとした波乱はあったものの無事にミーティングは終了するのだった。

※井沢の松山に対する感情が 井沢→(ライバル心)→松山 になりました。
※山森の松山に対する好感度が+1されます。

698 :森末(仮):2014/03/16(日) 14:08:28 ID:???
〜 合宿 4日目 〜

そして明くる日。
昨日の試合の疲れもすっかり取れた板野は、すっかり慣れた午前中の全体練習を終え、
午後からの個人練習に精を出そうとしていた。

板野「今日で合宿も4日目か。 合宿は7日目までだから……。
   4日目、5日目、6日目、7日目と今日を含めてあと4回練習機会はあるって事だな。
   昨日はドリブル技を新しく開発したけど今日は何をしよう?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

699 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 14:13:42 ID:itfjHJkk


700 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 14:14:01 ID:UKlzVitM
A

701 :森末(仮):2014/03/16(日) 14:16:41 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
======================================================
板野「そうだな、やっぱり基礎能力を向上させるのが1番大事だ!
   ぶっちゃけ総合力だと俺そんなに高くないし……。
   今日は基礎的な訓練をして実力を伸ばすぞ! 問題は何を伸ばすかだけど……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

702 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 14:17:19 ID:itfjHJkk


703 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 14:24:38 ID:UKlzVitM
C

704 :森末(仮):2014/03/16(日) 14:32:53 ID:???
>C.シュート
=========================================================
板野「俺の長所はやっぱりドリブルでの突破と得点力だ。
   今のままでも十分通用するとは思うけど……より一層磨きをかけるにこした事はない。
   よし、今日はシュート力を鍛えるぞ!」

先着1名様で、

★板野のシュート特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

8以上→シュート+1
7以下→効果なし。

705 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 14:36:20 ID:???
★板野のシュート特訓→( 1 + 6 )=★

706 :森末(仮):2014/03/16(日) 14:57:23 ID:???
>★板野のシュート特訓→( 1 + 6 )=効果なし★
===========================================================
板野「う、うーん……上手くいかないなぁ」

他のFW陣と混じり、シュート練習に励む板野。
しかし、思ったような成果は得られず、特にこれといって手ごたえを感じる事は出来なかった。
既に世界でも十分通用をする決定力を身に着けているというのもあるのだろうが、
それにしても練習が空振りに終わった事に板野としては不満が残る結果である。

中西「そうホイホイ簡単に決められたらこっちも敵わんからな。
   っていうかどこまで強くなるつもりやねん」
板野「まだまだ俺にも伸び代はあると思うんだ。 この程度で満足できないよ」
反町「(あのキック力で満足できないって……板野はどこを目指してるんだ)」

ともかく時間は有限であり、成果が残せなかった事に後悔はしても、
明日からはまた切り替えてやっていくしかない。

共に練習をした者達と軽口を叩き合いながら道具を片付け、
板野はこうして今日の練習を終えたのだった。

707 :森末(仮):2014/03/16(日) 14:58:25 ID:???
松山「(うーん、やっぱりチーム事情を考えると井沢はボランチをやらせた方がいいと思うんだけどなぁ。
    ただ、本人の意思がトップ下をやりたいというのなら……それを否定する事は出来ない。
    そもそも、起用法を考えるのは監督の仕事だし)」
板野「どうしたの、松山? 何か考え事してるけど」
石崎「トイレか? 早く行ってこいよ」
松山「違う! ……まあ、ちょっと考える事があってな」

その後、いつものように夕食を取り終えた後、板野達は部屋でくつろいでいた。
松山は昨日のミーティングで井沢が発した言葉について悩みを見せていたが、
何があったのか知らない板野と石崎としては彼が何に悩んでいるのかはわからない。

そこまで深刻な悩みでもないようだし、放っておいても大丈夫だろうかと考えつつ、
さて今日はどうしようかと板野はこれからの予定について思案する。

板野「(今日はどうしようかな)」

A.同室メンバーと過ごす
B.談話室に行ってみる
C.他の部屋に行ってみる(更に分岐)
D.森末と話してみよう
E.疲れたし寝る

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

708 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:03:01 ID:itfjHJkk
A

709 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:03:33 ID:9CMmPA46


710 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:04:14 ID:ZporNtY2
A
井沢は松山に入ってもらうか

711 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:07:33 ID:???
井沢を説得訓練した方が早いかなと思ったけど
松山にはなんてアドバイスするべきかな?

712 :森末(仮):2014/03/16(日) 15:07:45 ID:???
>A.同室メンバーと過ごす
=====================================================
板野「(そうだな、このまま部屋で過ごそう。
    あんまりあれこれ外に行くのも、疲れちゃうしな)」

そう考えた板野はベッドにごろんと横になりながらしばしまどろむのだが、
やはり時間が早い為に瞼は重くならない。
何よりも、ただそのまま寝てしまうというのも何か勿体ないような気がする。

板野「(何か話でもしてみようか。 それともテレビを見てみるのもいいかもしれないな。
    うーん、どうしようかな)」

A.松山の話をする(更に分岐します)
B.石崎の話をする(更に分岐します)
C.自分の話をする(更に分岐します)
D.ハンブルグ戦について話をする
E.今のチーム状態について話をする
F.テレビを見てみる!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

713 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:11:04 ID:itfjHJkk


714 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:14:40 ID:9CMmPA46


715 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:23:40 ID:gSXEZPdk
D

716 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:23:53 ID:fTR38vnQ
D

717 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:39:30 ID:???
「海外サッカーに詳しい友人」から聞いた話で将来世界最強のストライカー呼ばれることになるほどの天才がいるとでも話せばいいかな
要は板野より二回りは強いFWと松山より一回り上のMFがいることがわかればいいんだし
ついでに石崎に若林の人となりをそれとなく聞いてみよう


718 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:43:58 ID:???
何とか石崎をスタメンにねじ込んで中山さんをボランチに上げる方向に持っていきたいな。
それで前半はそこそこ戦えるはず。

719 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:44:46 ID:???
石崎はあまりお勧めしないとかって話だったけど鍛えるつもりなのか

720 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:47:43 ID:???
でも石崎は鍛え上げると最終的に覚えるのが
ヤマザルバスター
顔面ダイビング
スカイラブ顔面
ヤマザルタックル
とか結構使えるDFになるんだよね
森崎が注目してないから弱くなっただけで実際強いとは思うよ


721 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:49:52 ID:???
能力的にはへぼへぼとか言われてるのが技だけ揃えても…

722 :森末(仮):2014/03/16(日) 15:55:46 ID:???
>D.ハンブルグ戦について話をする
==============================================================
板野「(そうだな……)なぁ2人とも、ヨーロッパ遠征で対戦するチームの事だけど」
松山「ああ、まずは西ドイツに行ってクラブチームのハンブルグと対戦をするんだったな」

ここで板野はもうすぐに控えた海外での試合。
間違いなく強敵であるハンブルグ戦について松山達と話す事にした。

現時点で大きな危機感を持ち、かつ詳細な相手の戦力を第三者視点から把握しているのは板野だけと言え、
松山達もある程度海外のクラブチーム――プロ予備軍との試合という事で一筋縄ではいかないと考えているだろうが、
昨日の高校生との試合で4−0と大差をつけて勝利をした為にそこまでの焦りは感じていないようにも見える。

石崎「若林がいるんだよな〜、ハンブルグってとこには。
   板野にゃ悪いけど、正直アイツがゴールを奪われる所は想像つかないぜ」
松山「SGGK――スーパーグレートゴールキーパー、若林源三か。
   確かに小学生時代からアイツのセービングは鉄壁だったな。 明和が勝てなかったのもアイツがいたからだ」

だが、少なくとも石崎達は「若林源三」という男に対してだけの知識は持っていた。
彼の実力が世代でも最高クラスであるものを小学生時代に石崎と松山はよくわかっており、
もしもあのまま成長を遂げていたのならば試合の時には強敵になる事は確実である。

石崎「若島津もスゲーし、中山達もいるからこっちも守備じゃまけてねーかもしれねーけどよ。
   問題はあの若林から点を奪えるかだぜ」
松山「そこは板野達、FWの奮闘に頑張ってもらうしかないだろう。
   勿論、俺も積極的にゴールを狙っていくけどな」
板野「(う、うーん……やっぱりこうすると若林の話題が多くなっちゃうか。 でもまあ、それも当然か……)」

723 :森末(仮):2014/03/16(日) 15:56:51 ID:???
ハンブルグの主力選手は誰か、と問われた場合、
板野がまず思いつくのはドイツのFW――カール=ハインツ=シュナイダーである。
本編では森崎のライバルとして立ちふさがり、そのシュートと同様に熱い死闘を繰り広げた西ドイツの若き皇帝。
板野の記憶の限りでは、この段階での彼の実力は自分たちを大きく上回っており、
まず彼をどうやって止めるかどうかというのがハンブルグ戦における目下の課題だろう。

板野「(それにカルツもいるしなぁ……)」

仕事師、ヘルマン=カルツ。
能力自体はシュナイダーには及ばないが、その後半ビハインドの状態から本気を出すという特異なスタイルは正に驚異的。
ハリネズミドリブルという荒々しい技で何度もこちらの守備を粉砕した記憶は、板野の脳裏にもこびり付いている。
一対一シュートも持つ為に野放しに出来る存在ではなく、
シュナイダーばかりに気を取られては彼に隙を突かれてしまう可能性も高い。

無論、彼らに加えて若林の鉄壁の守り(本編では大炎上だったが)も見過ごせるものではなく、
改めて考えると本当に勝てるのだろうかと不安になってくる。

板野「(さてここで俺も何か口出しするべきかな……)」

A.「そういえば聞いた事がある。ハンブルグには若き皇帝、世代を代表するFW。シュナイダーがいると」 シュナイダーの存在を強調する
B.「そういえば聞いた事がある。ハンブルグには仕事師、凄い老け顔なMF。カルツがいると」 カルツの存在を強調する
C.「いや、噂に聞いたがハンブルグにはフィールダーにもタレントがいるらしいぞ」 フィールダーも要注意!
D.「若林が相手だろうと、俺は負けないよ! 絶対に点を取る!」 若林相手に点を取る宣言をする
E.「若林が相手だろうと負ける気はしないよ! ハットトリックしてやる!」 若林相手にハットトリック宣言をする
F.「そういえば若林ってどんな奴なんだ? 石崎は知ってるんだろう?」 若林の性格などを聞いてみる
G.「俺達の実力なら誰が相手でも問題ないさ!」 強気に2人を鼓舞する
H.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

724 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:57:29 ID:Hu6FNLpw
A 危機感覚えろし

725 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:58:10 ID:E+UtYaWg
B そもそも撃たせない事の方が重要だし松山に奮起してもらわんと

726 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 15:59:56 ID:???
なんで撃たせないことを重視するか、当然皇帝がいるから

727 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:00:29 ID:9CMmPA46


728 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:02:38 ID:???
石崎育成は推奨されてたよね。
顔面ブロックの発動率さえ上がれば盾になるはず。

729 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:05:24 ID:???
石崎育成は保険として推奨されていた
守りの基本は撃たせる前に止めることだし

730 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:05:40 ID:???
>そういえば聞いた事がある。ハンブルグには仕事師、凄い老け顔なMF。カルツがいると
どんな話題にする気だw

731 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:12:00 ID:???
西尾みたいな奴?誰それ?みたいに話されても困惑するだろうしなw

732 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:15:59 ID:???
ハンブルグに勝つなら板野じゃなくて皆でゴールを奪うことを重視がいいと思う
だって若林って試合のスタートは好きに撃たせてくれたからスカイラブツインも簡単に狙いやすいし
序盤キャッチオンリーだったから板野以外の決定力を鍛えれば全員で前半に蜂の巣にできるし
自動的にシュート数が増えるから板野の決定力だけ鍛えてると体力的に逆に厳しい

733 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:32:42 ID:???
若林攻略なら
スーパーサブ来生にドリブル技覚えさせるのもありだと思ってる。

734 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:34:17 ID:???
来生よりかはここまで来たら新田じゃないかな?
若林がキャッチにこだわるならゴールの可能性十分見えますし

735 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:54:59 ID:???
合宿中は味方を鍛えた方がいいと思うけど
今後立花兄弟や新田をFWで使うなら
板野は守備も強化した方がいいよね。

736 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 16:58:29 ID:???
ちなみに夜会話でスカイラブツインとファルコンクロウを覚えさせる前提で
ハンブルグ戦で3トップで立花兄弟と新田と板野の全員先発なんて考えてる人います?
前半の隙だらけの若林は狙い目だからバランスの悪さは目をつぶっていいかも

737 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:02:19 ID:???
サッカーにおいて攻撃と守備はリンクしている。
高い位置で板野がボールを奪えれば即チャンスだから
攻撃の意味でも守備力強化はあり

738 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:14:13 ID:???
>3トップで立花兄弟と新田と板野の全員先発
新田があと一回シュート成長したらアリかと。
立花はデルタでも十分だし、スカイラブツインは自力習得を期待してもいいと思う。

739 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:15:02 ID:???
残り3回の練習はシュート上がるまで連打?
立花兄弟の片方をMFで起用、ストライカーは板野だけで十分または3-4-3で戦うのもやむなし系?

740 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:17:58 ID:???
この先イベント進めばネオタイガー互換の話も進むかもだし
今無理してシュート連打しなくてもいいんじゃない?

741 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:19:36 ID:???
ハンブルグ戦後、矢車くんから地獄ボールが届いて特訓してヘルマグナムシュートだ!!
なんてね

742 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:21:42 ID:???
下手したらシュートが全く上がらない可能性あるし、せりあいやパスカット鍛えるか。
もしくは他の選手の練習見た方がいいんじゃないでしょうか?

743 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:22:12 ID:???
結局、新田は三杉送りの刑?

744 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:25:41 ID:???
競り合いはともかくパスカットなんてハンブルグ戦でいるか?
ハンブルグ戦に絞って能力は上げたいわ、その後も練習する機会あるし
自分は上げやすいタックルか必要なドリブルシュートってとこかな

745 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 17:33:09 ID:???
確実に上昇するのは普通からだっけ?上がりやすいから?

746 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 18:10:33 ID:???
とても上がりやすい

5以下→+1
6〜9→+2
10以上→+3

上がりやすい

7以下→+1
8以上→+2

普通

9以下→+1
10以上→+2

上がりにくい

7以下→効果無し。
8以上→+1

747 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 18:11:30 ID:???
普通と上がりにくいだとすごい差があるんですね

748 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 18:22:04 ID:???
ありがとうございます。
本大会までにはタックル、カットを50台に乗せられそう。

749 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 21:32:14 ID:???
今からタックルとカットを鍛えようとしても、世界レベルでは中途半端にならないかな?
ドリブルとシュートを上げれるだけ上げるか、守備能力を仮に鍛えるにしても、タックルかカット、どっちか一点に
集中させたほうがいいと思う。

750 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 22:20:31 ID:???
敵ゴール前でモブDFから奪って追撃するためなら、タックルとカットは平均して鍛えた方がいいと思う。
自陣でディアスやピエールを止めるためなら、一点集中がいいね。

個人的には平均的に上げたいな。効率重視で。

751 :森末(仮):2014/03/16(日) 23:07:11 ID:???
A.「そういえば聞いた事がある。ハンブルグには若き皇帝、世代を代表するFW。シュナイダーがいると」 シュナイダーの存在を強調する
===========================================================================================================
松山「なにィ!? 若き皇帝だって?」
石崎「知っているのか、板野!」

板野は注意喚起をする為にと、物々しい表情でシュナイダーの事を語った。
無論、自分が海外サッカーの情報を知っているという点に不自然さが出ないよう、
あくまでも誰かから聞いた情報であると前提に置いた上である。

板野「ああ、ハンブルグには西ドイツの若き皇帝の異名を持つFW……カール=ハインツ=シュナイダーっていうのがいるらしいんだ。
   世界でもサッカー先進国として名を馳せている西ドイツでそれだけの称号を得ているんだから、
   その実力の高さは恐らく本物だろう」
松山「具体的にどういう選手かっていう情報はあるのか?」
板野「聞いた限りでは、俺みたいなストライカータイプのFWらしい。
   ただ、俺以上にテクニックはあるとかないとか……(流石にパワーくらいは同等だと思いたい)」
石崎「ひ、ひえぇ〜っ、板野よりも更に上のFWもいるってのかよ」

そして、この板野の発言は松山と石崎に疑われる事なく、彼らの危機感を煽った。
元々単純である石崎に、あまり人の言う事を疑わないという松山。
既に彼らから信頼を受けている板野の言葉はすんなりと受け入れられる。

板野「特にファイヤーショットっていうシュナイダーの得意技はかなりの威力らしい。
   実際にシュートは空気との摩擦か何かで燃えて、焦げるような臭いがするらしいからな」
石崎「ボールが焦げるって……マジかよ!?」
松山「それを考えると……相手は守備の柱、攻撃の柱とかなりの実力者を揃えてきてるみたいだな。
   特に……話を聞いている限りでは、そのシュナイダーって奴の決定力は馬鹿にならないみたいだ。
   若島津や次藤も実力者だが、それだけでは敵わないかもしれない」
板野「うん……だから、俺は石崎が対抗馬になりうると思ってるんだ」
石崎「いぃっ!? お、俺か!?」

752 :森末(仮):2014/03/16(日) 23:08:13 ID:???
シュナイダーに対して半ば恐怖にも似た感情に囚われる石崎であったが、
あえて板野はそこで石崎こそがシュナイダーに対抗出来る切り札かもしれないと発言。
これには当然石崎も驚き、自身を指さしながら目をパチクリとさせるのだが、
松山は板野の発言をよく吟味するように顎に手を当てつつ……ややあってから同意をするように首を縦に振る。

松山「確かに……石崎は、ブロックに関しては次藤よりも頼れる面はあるからな。
   あのボールを最後まで見て飛び込むブロックは、そうそう簡単に破れないだろう」
石崎「え? で、でへへ……ま、まあな! あれなら確実にシュートコースは防げるぜ!」
板野「(あ、顔面ブロックって最後までボールを目で追ってるから顔面で受ける事になってたんだ……)
   うん、だから俺はハンブルグ戦では石崎の活躍次第で失点率を下げる事が出来ると思うんだ」
石崎「マ、マジで!? 俺がレギュラーになれるのか!?」
松山「まあ、そこら辺は監督がどう考えるか次第だろうけどな。
   DFも競争率は激しいし……それに中盤で止めた方がいい方針なら、その……」
板野「(正直石崎を入れる余裕はない、かぁ……)」

言葉を吐くにつれ、どことなく歯切れが悪くなっていく松山。
その言い難そうな表情を見て、板野もまた松山が言いたい事を察知する。
確かにシュナイダーのファイヤーショットを予防するという点で言えば、石崎の顔面ブロックは有効な手立てだろう。
だが、そもそもそれだけのシュートを打たせる前に止めるという方針であるならば……。
ボールカットが得意とは言えない石崎が起用される可能性は、やはり低くなってしまう。

石崎「ちぇ〜っ……試合に出れるかと思ったんだけどな」
板野「まだ決まった訳じゃないし、これからの活躍次第では監督も石崎を使おうとすると思うよ」
松山「ああ、まだ合宿の日数も残ってるしな。 アピールするチャンスは残ってるよ」
石崎「おお! だよな、だよな!! よ〜し、明日の練習試合でも頑張るぜぇ!!」
板野・松山「「(単純だなぁ……)」」

とはいえ、落ち込み続けるよりはいいだろうかと判断し苦笑をしあう板野と松山。
こうして板野達はハンブルグに所属をする若き皇帝に警戒を深め、
石崎がやる気に溢れるのを見守りつつ夜を過ごすのだった。

一方その頃……。

753 :森末(仮):2014/03/16(日) 23:09:14 ID:???
先着1名様で、

★ゆかいながっしゅく→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→住友「フフフ、見上監督の弁当だけアジフライを入れないでおいてやろう。 これはさりげなく……かつ嫌らしい!」
ダイヤ→若島津「キャプテンになる為に必要なのは力。 力とは……権力だ」
ハート→小池「なんだグラウンドに呼び出したりして?」 三杉「少し君だけ居残りで練習をして欲しいんだ」
スペード→佐野「監督、何か用ですか?」 中西「ワイと佐野に話があるって聞きましたけど」 見上「うむ……」
クラブ→若島津「キャプテンになる為に必要なのは力。 力とは……暴力だ」

754 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:10:34 ID:???
★ゆかいながっしゅく→ クラブ7

755 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:10:37 ID:???
★ゆかいながっしゅく→ ダイヤK

756 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:10:46 ID:???
★ゆかいながっしゅく→ ハート9

757 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:16:27 ID:???
KA・RA・TE!?

758 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:16:55 ID:???
キャプ森本編同様、カラテとタイマン確定か・・・

759 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:17:52 ID:???
若島津、暴力はいいぞ!

760 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:25:47 ID:???
時代はサッカーより暴力を求めている!

761 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:29:49 ID:???
若島津「安心しろ、貴様(見上)を倒し俺が見上として生きてゆく!」

762 :森末(仮):2014/03/16(日) 23:30:22 ID:???
>★ゆかいながっしゅく→ クラブ7 ★
>若島津「キャプテンになる為に必要なのは力。 力とは……暴力だ」
======================================================================
沢田「え、えぇっ!? ぼ、暴力って……」
若島津「ふん、所詮木端どもは力の前にはひれ伏すしかないんだ。
    それはサッカーの実力も然りだが、より分かりやすいのは暴力。 拳の力だ」

キャプテン争いをする上で、若島津は決して自分が優勢ではないと判断をしていた。
実力でならば板野、松山には負けているとは思っていなかったが、
若島津という男はぶっきらぼう故か人望というものが然程ない。
全日本の善玉と言える松山、そして板野の方が人として好まれる事を理解しており、
かといってそのような甘ったれた事をするつもりも毛頭ない若島津は暴力で手下を増やそうと考えていたのだ。

当然ながら気弱である沢田は若島津のこの案には積極的に賛成出来ず、
今は外出をしている小池が帰って来やしないかとそわそわとしながらドアに視線を向けるだけだ。

若島津「ふらので仲よしこよしのサッカーをやっていた甘い連中に負けるつもりなど俺は無いんだ。
    そして、そんな甘ったれたチームを作るつもりも毛頭ない。 その為にも俺がこのチームで覇権を握らねばならん。
    嫌ならタケシは関わらなくともいいぞ。 俺が一人でやる」
沢田「あわわ……ぼ、僕はその……。
   そ、そうだ! 誰を狙うつもりなんです?」
若島津「(相手を聞いてから判断するつもりか?
     ふん、俺が勝てそうな相手ならば味方してそうでなければかかわらんという事か。 まあいいだろう)
    そうだな……まず手始めに……」

763 :森末(仮):2014/03/16(日) 23:31:24 ID:???
先着1名様で、

★ターゲット・ロックオン!→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若島津「監督を叩きのめしたら俺の時代来るんじゃね? ちょっと行ってくる」 やめて!!
ダイヤ→若島津「次藤だな。 手駒としても十分使えるし、負けても悔しくて誰にも言えまい」
ハート→若島津「中西にしておくか。 正GKを狙わんよう、お灸を据えるのも必要だろう」
スペード→若島津「若林の狗の高杉を狙うか。 所詮は腰ぎんちゃく、力で押さえつければ何も出来ん屑だ」
クラブ→若島津「板野のシンパである猿兄弟だ。 奴らを叩きのめせば板野の勢力を削れる分有利になる」

764 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:31:40 ID:???
★ターゲット・ロックオン!→ スペードA

765 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:31:47 ID:???
★ターゲット・ロックオン!→ ダイヤ3

766 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:31:57 ID:???
★ターゲット・ロックオン!→ ダイヤ9

767 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:32:02 ID:???
高杉ー!まぁいいか

768 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:32:55 ID:???
よっしゃあ!一番どうでもいいやつだ!大当たり!やったぜ!
実際バヤシ派閥が一番の敵だろうし若島津マジファインプレイ

769 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:33:10 ID:???
ここで助ければ一気に引き込めるけど、正直試合で出番の無い選手だからなぁ

770 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:38:16 ID:???
クラブは相当まずいね、2人分の票だし
スカイラブツイン教えて先に完全引き込んじゃえ

771 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:40:59 ID:???
高杉、小学校の時は輝いてたのに

772 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:42:21 ID:???
練習試合、新田の出番来るかな?

773 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:46:07 ID:???
高杉!ネオローリングスローで空手を返り討ちにしろ!w

774 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:48:34 ID:???
ここまで真面目に高杉を心配する書き込みなしwww
俺的にはむしろボッコボコにされて隠れMかドM習得してほしい
まぁ使わないがw

775 :森末(仮):2014/03/16(日) 23:55:58 ID:???
>★ターゲット・ロックオン!→ スペードA ★
>若島津「若林の狗の高杉を狙うか。 所詮は腰ぎんちゃく、力で押さえつければ何も出来ん屑だ」
============================================================================================
若島津が第一の標的に選んだのは、南葛中学の高杉真吾であった。
彼が若林を信望し、忠誠を誓っているというのは周知の事実。
当然ながら若島津はその事も気にくわなかったのだが、
何よりも彼が1人では何も出来ず若林の威を借る狐である事を知っていた為、
若林をも超える脅しを用意すればあっさりとこちらに寝返るだろうと考えた事もある。

沢田「た、高杉さんですか(ガタイはいいけど次藤さんとかに比べたら若島津さんなら余裕で勝てそうだなぁ)」
若島津「駒としては全く期待できんが、まあ手近な所は奴だろう」
沢田「そ、そうですね。 それで、具体的にどうやって引き込むんです?」
若島津「(高杉と聞いた途端これか、調子のいい奴め)
    そうだな……まず今日はもう遅いから決行は明日として……」

そして、この若島津の高杉を狙うという言葉を聞いて沢田はホッと安堵をするようにため息を吐き、
先ほどとは打って変わって乗り気で計画を若島津と話し始めた。
この調子の良さに若島津は思わずあきれ返ってしまうのだが、
ともかく沢田がいてくれた方が計画を成功させやすいのは間違いない。

若島津と沢田は念入りに計画を話し合い、明日の決戦へと備えるのだった。

高杉「へっぷち!」
山森「どうしたんです高杉さん、風邪ですか?」
中里「気を付けるでござるよ、体を壊しては元も子もないでござるからな」
高杉「へへへ、どこかのかわいこちゃんが俺の噂でもしてるんだろ」
山森「(それは絶対にないと思うんだけどなぁ……)」

776 :森末(仮):2014/03/16(日) 23:57:00 ID:???
〜 合宿5日目 〜

板野「うーん、すっかりこの生活にも慣れてきたな。
   今日はいよいよ合宿5日目、この合宿も後半だ。
   ここからの練習も大事になってくるけど、さてどうしようかな」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

777 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:57:22 ID:aC98kEX+
A

778 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:57:30 ID:Hu6FNLpw


779 :森崎名無しさん:2014/03/16(日) 23:57:33 ID:2isQeYMg
D

780 :森末(仮):2014/03/17(月) 00:00:02 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
=========================================================
板野「うん、やっぱり基礎能力を上げるのは大切だな。
   昨日の練習では成果が出なかったし、今日こそ頑張らないと。
   問題は何を鍛えるかだ。 長所を伸ばすか短所を補うか、難しいぞ」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

781 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:00:18 ID:sGGUptp6


782 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:00:45 ID:Lb2uKp5k


783 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:00:45 ID:IMksQcpA
E

784 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:00:50 ID:+U75wZZM
D

785 :森末(仮):2014/03/17(月) 00:03:46 ID:???
>E.パスカット
==============================================================
板野「そうだな……FWといえど、パスカットの機会はあるんだ。
   全国大会ではドリブルやシュートこそは殆どの相手に通用したけど、
   パスカットに関してはまるで駄目だったし……弱点は少しでも埋められるようにしよう!」

こうして板野はパスカット練習に取り組む事にした。

先着1名様で、

★板野のパスカット特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以下→+1
6〜9→+2
10以上→+3

786 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:04:22 ID:???
★板野のパスカット特訓→( 4 + 1 )=★

787 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:04:57 ID:???
昼の練習さっぱりねぇ…

788 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:17:26 ID:???
まあ上がらないよりはマシ

789 :森末(仮):2014/03/17(月) 00:18:57 ID:???
>★板野のパスカット特訓→( 4 + 1 )=パスカット+1★
==========================================================
タタタタタタ

板野「よいしょーっ!」
滝「よっと」
板野「あれー!?」

パスワークの練習をする修哲トリオに混ぜてもらい、板野はパスカット練習に精を出した。
滝を中心とした彼らのパスワークは非凡であり、練習相手としては申し分ないのだが、
そもそもの話として、板野は彼らのパスにまるでついていけていなかった。

板野「はぁ、はぁ……」
井沢「おいおい、猪突猛進に突っ込むだけじゃパスはカット出来ないぜ?」
板野「う、うーん……難しい……」
来生「ホンット下手だなー、お前。 井沢はともかくとして俺や滝よりも下手だと思うぞ」
板野「うぅ……(来生に言われるのは癪だけど実際そうだよなぁ)」

ふらの中学で2年間生活をし、その中で板野は練習に取り組んできたが、
その中で彼はパスカットとブロックというFWには不要と思われる技術を磨く事を怠っていた。
その結果かどうかは知らないが、体にパスコースを読むという癖がまるで染みついておらず、
パスが出されたのを見てからボールをただ追いかけるだけの子供がやるサッカーのような状態になってしまっていたのである。

滝「ま、まぁ板野の位置ならパスカットなんて殆どしないだろうし……問題ないんじゃないか?」
井沢「(それにしてもちぐはぐな奴だ……)」
板野「う、うん……」

修哲トリオのアドバイスを受けて取り組んだ事で少しはパスコースを読むというものにも慣れた板野であったが、
目覚ましい成果というものは上げられず。
板野は2日続けて、いまいち締まらない結果を残す事となったのだった。

790 :森末(仮):2014/03/17(月) 00:19:58 ID:???
こうして板野が悩んでいた頃、一方でゴール前でブロックの練習に取り組んでいたのは石崎である。
昨日の夜、板野からハンブルグ戦において自身が切り札となる可能性があると言われ……。
しかし、現時点では監督に使ってもらえるか否かは半々。
一層存在をアピールをしなければベンチウォーマーになってしまうだろうと言われた彼は、
そのハンブルグ戦に備えて何としても使ってもらうべく自身の長所であるブロックを更に伸ばそうとしていたのである。

石崎「ガッツだガッツ! 根性根性! さぁきやがれ、全部弾き返してやるぜ!!」
反町「DFがいてくれた方がこっちもやりやすいな」
新田「(この人、他はそうでもないのにブロックだけはやたら凄いんだよなぁ……)」
石崎「(下手糞の俺がレギュラーになれるかもしれねーんだ! 男・石崎了、踏ん張りどころだぜ!!)」

先着1名様で、

★石崎のブロック特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→ブロックフラグ習得
10以上→「元祖顔面ブロック」の発動率が1/4から1/2に!

791 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:20:24 ID:???
★石崎のブロック特訓→( 3 + 3 )=★

792 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:20:28 ID:???
★石崎のブロック特訓→( 2 + 3 )=★

793 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 00:23:51 ID:???
フラグがあるなら1回だけなら鍛える選択肢もあるね
戦力以外でも選挙の票こともあるし

794 :森末(仮):2014/03/17(月) 00:59:40 ID:???
>★石崎のブロック特訓→( 3 + 3 )=ブロック経験+6★
>石崎がブロックフラグを習得!
================================================================
ぶぼごぉっ!!

石崎「へぶぅっ!」
反町「うおっ……お、おい石崎、大丈夫か?」
石崎「だ、だいじょーぶだっての! いいからガンガン打ってこい!」
反町「(そ、そうは言われてもなぁ……)」

ギリギリまでシュートコースを見極め、ぶれずにブロックする為に顔からボールに突っ込む「元祖顔面ブロック」。
傍から見ても痛そうなそれを、しかし石崎は持ち前の根性で必死にボールの恐怖に耐えて自分の技にしていた。
だが、シュートを放つ側からしてみればたまったものではない。
己のシュートを、まだ体の堅い部分である背中や胸部、
腹ではなく顔面で受け止めさせるという行為に、罪悪感を抱く者も当然出てしまう。

特に今日の練習、付き合っている反町がその罪悪感を抱く者の一人であり。
何も練習でそこまでしなくても――という思いからか、いまいち強いシュートを放てない。

新田「へへへ、遠慮はしませんからね! それぇっ!」

対する新田は遠慮なしに隼シュートを連発するのだが、
やはり2人を相手にするつもりだったのが実質1人だけが練習相手であるというのは効率が悪く。

それでも石崎はレギュラーになりたい一心で練習に励んだ結果か、
より一層顔面をボールに突っ込めるようになるコツを掴むのだった。

石崎「ぶ、ぶへぇ……顔がヒリヒリするぜ……」
新田「練習前よりはいい顔になりましたよ、先輩」
石崎「で、でへへ。 そうか?」
反町「(石崎……それ、馬鹿にされてるんだぞ?)」

795 :森末(仮):2014/03/17(月) 01:00:47 ID:???
こうして午後の練習も一区切り終わった所で、選手たちは一度見上に集められる。
本日は合宿5日目――事前に言われていたように、2度目の練習試合が行われる日である。
既に対戦相手の帝和高校の選手たちは準備を終えているようであり、
板野達はその姿をちらりと横目で見ながら、見上の言葉に耳を傾ける。

見上「よし、みんなきけ。 それではこれより、帝和高校との練習試合を開始する。
   2日前に戦った三原中央よりは格上ではあるが、それも大した差のないレベル。
   今日の試合も大差で勝ち抜けなければ、世界には到底通用せんぞ」

全日本メンバー「「「はい!」」」

見上「ではこれより今日の試合のスターティングメンバーを発表する」

−J−H− J板野 H来生
−−−−F F滝
−−−−−
G−I−E G山森 I松山 E井沢
−−D−− D中山
−−−−−
B−C−A B早田 C次藤 A中里
−−@−− @若島津

796 :森末(仮):2014/03/17(月) 01:02:01 ID:???
板野「(今日は来生と組む事になるのか……合わせられるかなぁ?)」
来生「(ふふふ、やっと俺の出番か)」
滝「(さてと、FWは特に競争が激しそうだし少しでもアピールできるよう頑張りますかね)」
井沢「(今日はサイドハーフかよ、くそっ……!)」
松山「(中山がボランチか。 今日は中盤がかなり安定しそうだな)」
山森「(ス、スタメンだぁ〜。 よし、頑張るぞ!)」
中山「(ボランチか。 松山がCMFを務めてくれるなら、俺は守りに集中できそうだな)」
次藤「(ふーむ、どうやらDFの面子は殆ど変りそうにないタイ)」
早田「(この前は途中交代させられちまったからなー、今日はアピールしねーと)」
中里「(南葛の面子が今日は多くスタメンになっているな。 これならば合わせやすい)」
若島津「(今日は少しでもボールが飛んで来ればいいんだがな)」

見上「無論、前回の試合と同じように途中でメンバーチェンジをする事も視野に入れている。
   呼ばれなかった者達も準備は怠らないように」

全日本メンバー「「「はい!」」」

見上「よし、では行け! 年上の相手だろうが所詮は世界で戦う前哨戦だ。 こんな所で躓くんじゃないぞ!!」

こうして2度目の練習試合は開始された。

先着1名様で、

★前半のシーン→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→山森「(新田の隼ボレーを見て開発をした新技を試すチャンスだ!)いけぇ、ジャンピングボレー!」 なにィ!?
ダイヤ→板野「よーし、今日は突破力もアピールだ!」 新技の物騒な名前のドリブルをお披露目だ!
ハート→松山「年上が相手だろうが、キープ力では負けないぞ!」 松山がキープをしてチャンスを作る!
スペード→来生「ハッハッハ! 来生哲兵様のお通りだー!!」 来生がゴール前に突っ込んだー!!
クラブ→若島津「だから空中戦は俺に通用せんと言っているだろうが!」 今日も元気に若島津が敵を吹き飛ばす!

797 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 01:02:17 ID:???
★前半のシーン→ スペード5

798 :森末(仮):2014/03/17(月) 01:03:31 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

799 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 01:05:20 ID:???
乙っした

800 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 06:21:57 ID:???
兄弟の中央突破と井沢と中里のドリブル、松山が上がるときは中山が中央をカバー
サイドより中央の守備優先シュナとカルツにボールを入れない、若島津は積極的に飛び出す
対ファイヤーショットに石崎、と思ってたんだけど練習足りるかな
シュートとパスカット失敗がじわじわとくる

−J−G− JG立花兄弟
−−H−− H板野
−−−−−
E−−−F E井沢 F中里
−I−D− I松山 D中山
−B−C− B次藤 C早田
−−A−− A石崎
−−@−− @若島津

801 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 06:45:53 ID:???
昼の練習運が悪すぎたせいで板野の練習はさっぱり
今から守備や攻撃練習しても碌な成果は高確率でとれない。
ここは潔く自分の合宿での練習は諦めて残りの練習と夜の時間の全てを
石崎、新田、立花兄弟の強化、評価上げに注ぐ方針に転換しては?
中途半端に自分を鍛えるよりは味方鍛えた方が試合と選挙の両方の勝率はずっと上がるはず
自分の練習は全て合宿後に集中

802 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 10:52:39 ID:???
それで板野の練習をしない、ってのはオカシイんじゃない。
評価上げは確かにCP狙うなら必要な行動だけど
今までの練習がさっぱり立ったからこそ練習をさせたい。
新田は高校時代でよくないか。双子と石崎はまだ必要だけど

803 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 14:21:36 ID:???
むしろ板野は練習させて若林から点を量産すべきでは
若林は強く、修哲組からの評価や南葛の評価とかも高く、日本では名声もあるので
2点くらい最低でも取れれば結構有利になるし、FW陣から頼りにされて一気に仲もよくなれる
mkmからの評価も上がるし一石三鳥くらいでは?

804 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 14:23:21 ID:???
次の試合の重要ポイントは若林に通用するシューターの数
だから新田と双子、両方強くなってもらえるとすごい助かる
日本が勝つとしたらゴールの奪い合いの展開が予想されるし

805 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 14:35:18 ID:???
キャプテンを目指すなら次の試合は勝つ必要がない。
必要なのは板野が点を決める、若林が決められる、中盤シュナカル止まらない、若島津が炎上する。
このうち最重要なのが板野が若林から点を取ること。

806 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 14:36:45 ID:???
味方鍛えるのは合宿中だけかもしれないけど
本編だと合宿終わってから一日だけ休日に入ってるみたいだし
自分の練習はそこでやってもいいんじゃない

807 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 14:56:08 ID:???
赤林さんならきっとやっ(らかして)くれるに違いないと信じよう

808 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 15:39:21 ID:???
シュートやドリブルは上がらないリスクが怖い。
上がりやすさが普通になってから鍛えるのが無難かと。

809 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 15:44:52 ID:???
その考えってMFの育成観だよな・・・今まで若嶋津如きに苦戦している現状で
ヘルナンデスやミューラー、若林に勝てると思っているのか
シュート特化がいない全日本には多少分が悪くても決定力を上げないと

810 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:09:49 ID:???
育成感の違いだけど
板野はシュナ級の万能FWを目指して
味方も育てた方がチームは強くなると思う。

811 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:10:25 ID:???
FWならパスカットとブロックはあんまりいらない気がする飼育性から除外してもいいのでは?

812 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:29:50 ID:???
欲しいのは最大火力、つまりマグナムボレーが若林のパンチ+1あれば大会中の育成でもナンデス等に通用すると思うけど
足りなかったら他の奴を鍛える時間ないけど

813 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:33:27 ID:???
話が進めば最大火力を上げやすくなるイベント
新技の話も出てきそうだから今は味方を鍛えるでいいと思う
ネオタイガー互換とかドライブタイガー系とか


814 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:34:14 ID:???
ブロックは確かにいらないと思います。

効率だけで言えばシュート、ドリブル特化が一番だと思いますけど。
問題は

「俺は攻撃しかしない。守備は任せた。俺が守備しても体力の無駄だし」
「パスは下手だからしない。ドリブル突破とシュートで点を取ることに専念する」

が許されるのか? という不安がありますね。
パスカットやパスも普通ぐらいには上げたほうが無難だとは感じます。
逆にそれ以上は上げる必要もないと思うし、時間もないかな?
というのが個人的な意見です。

815 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:34:16 ID:???
ブラックボールがあればネオマグナムとかできるんだが・・・
吉良さーん!来てくれー!

816 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:34:44 ID:???
若島津 パ59 キ56 (本編:パ48 キ45)
HSV若林 パ66〜64? キ64〜62?(本編:パ55 キ53) &1/4+3
決勝ミューラー パ70? キ68(本編:パ59 キ57) 

板野 シ54+マグナムボレー(+9)消費300
HSVシュナ シ?+ファイヤー(?)=67くらい?(本編:シ49+ファイヤー8)消費250


若林は本編よりサボってるかも知れないので幅を持たせました。
まずシュート56〜57は目指すべきじゃないでしょうか?

817 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:35:06 ID:???
矢車くんから地獄ボール貰って地獄マグナムショットだぜー

818 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:35:19 ID:???
パスカットは弱点になるけどブロックはなくて困ることはないよね。

819 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:37:15 ID:???
本編より実力の上がってるキャラもちらほら見えるし
レベルの差とかもなくなってるし
その評価は絶対ずれてる

820 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:45:33 ID:???
若林から板野が得点することにこだわるなら
ガッツ鍛えるのもありじゃない?
どれぐらい上がるんだっけ?

821 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:46:36 ID:???
さすがに今からガッツ鍛えるのは厳しいと思う

822 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 16:52:24 ID:???
たしかガッツは普通の場合、dice×5だけ上がる。
1回の練習で5〜30ですね。

823 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 17:06:17 ID:???
ハンブルグ終わったらレベル限界伸びるだろうから、その時にシュートドリブルは伸ばしたいような
いつからジュニアユース編のステータスだと錯覚していた。。

824 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 17:06:53 ID:???
国内と海外の差で絶対レベル限界上がりますよね

825 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 17:57:31 ID:???
極端な話、石崎が二本ファイヤー止めれば勝てるかも。

826 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 18:01:02 ID:???
石崎が1本でも止めてくれれば上出来。
なんだけど顔面発動したまま吹っ飛ぶかわいそうな光景が怖いw

827 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 18:05:40 ID:???
石崎は戦力というより保険としての育成を推奨されてたから…(震え声)

828 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 19:23:18 ID:???
キャプ森本編と違って能力の基準がないので本編と比べてみた

全国勝利時の中里
ド43パ38シ39タ39カ41ブ41せ40合計281高2低3才4
このスレの中里
ド55パ49シ50タ52カ53ブ53せ52合計366高2低3
キャプ森との差(+12+11+11+13+12+12+12)=83
全国勝利時の井沢
ド40パ40シ38タ36カ38ブ37せ37合計266高3低2才1
このスレの井沢
ド52パ51シ49タ52カ52ブ49せ52合計357高3低2 
キャプ森との差(+12+11+11+16+16+12+15)=91
ジュニアユース終了時の松山
ド44パ42シ42タ44カ42ブ43せ43合計300高2低2才0
このスレの松山
ド54パ52シ52タ54カ52ブ53せ54合計406(仮高2低2)
キャプ森との差(+10+10+10+10+10+10+10)=70

829 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 20:03:40 ID:???
予想以上のインフレですな
全国優勝時の翼ですら
ド46 パ45  シュ44  タ44  カ44  ブ45  せ45  合計313
だからなぁ 

830 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 21:30:17 ID:???
基本本編ワールドユースに合わせてるみたいね、全能力+20すると本編才5と大体同じになる
中里パスシュート−1 
井沢ドリブルシュート−1タックル+5パスカット+3ブロック+1せりあい+4
中里弱体井沢大変身、板野君も驚くわけです

831 :森末(仮):2014/03/17(月) 21:32:04 ID:???
>レベル限界などについて
Jrユース編でも、限界などに変動はしない予定です。
というと成長しないから相対的に弱くなるんじゃないかと思われそうですが、
そうではなく合宿効果や遠征効果で板野くんを含む全日本メンバーが全能力+○される形となるので、
板野くんは今の実力のままレベルアップをするといった形になります。
要するに周囲の選手たちと(遠征試合までは)、差は開かず、海外との差が詰まるという感じです。
なのでシュートやドリブルは(少なくともJrユース編では)現状のまま、上がりにくいに設定される予定です。

832 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 21:36:53 ID:???
なるほどー乙です

833 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 22:05:47 ID:???
おお、井沢は本編山森が守備偏重になりましたくらいの位置にはいる感じなのかな
育成が楽しみ

834 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 22:09:18 ID:???
井沢は元々代表だと守備的なポジション多かったからね
ゲームとかで守備が微妙な能力なのが変

835 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 22:22:51 ID:???
そもそも名前からして井沢「守」だし守備力あって問題なし!w

836 :森末(仮):2014/03/17(月) 23:43:48 ID:???
>★前半のシーン→ スペード5 ★
>来生「ハッハッハ! 来生哲兵様のお通りだー!!」 来生がゴール前に突っ込んだー!!
=====================================================================================
今日の試合の相手――帝和高校は先日対戦をした三原中央よりも格上とされるチームであった。
とはいえ、監督である見上が言ったように所詮は国内レベルの選手たちで構成されたチーム。
サッカー黄金世代と呼ばれ、今まさに世界に羽ばたこうとしている全日本Jrユースは、
彼らを相手に互角……以上の力で試合を有利に運んで行った。

特に今日の試合は中山が中盤に位置し、攻撃の芽をとことん抓んだ。
ゴール前での守備力だけでなく、ボールカットやボールキープなど、
あらゆる面において活躍の出来る中山は攻守の繋ぎ目であるボランチとして活躍してみせたのである。

三杉「やはり中山はボランチとしても十分行けますね。
   むしろあのキープ力などを生かすのならば、DFより前目で使った方がいいのかもしれません」
見上「唯一弱点と言えるのは得点力が無い所くらいなものだが、それ以外ならばオールラウンドに活躍してくれるからな。 ……む?」

中山「さぁ、そろそろ点を取ってきてくれよ! 頼んだ、来生!」
来生「おっまかせー!!」

そして何度目かのボールカットに成功した後、中山はあえてロングパスで一気に前線の来生へとボールを送った。
この中山のパスは意表を突いた事もあってかカットされず、来生がボールをトラップ。
するとここまで試合に出られず鬱憤の溜まっていただろう来生は大きく拳を握りながら叫ぶと、
そのまま迷うことなく中央突破を始めるのだった。

帝和DF「な、なんだなんだ!?」「まさかこのまま突っ込んでくるつもりかよ!?」「馬鹿にしやがって!」

837 :森末(仮):2014/03/17(月) 23:45:06 ID:???
板野「ちょっ、来生! 流石に無茶だよ!?」
滝「(あーらら、いつものが始まった)」
井沢「(まあそこまで分が悪く無さそうだけどなぁ……)」

この行為に驚いたのは帝和の守備陣、そして板野達全日本Jrユースの面々。
唯一いつもの光景と割り切れたのは滝や井沢といった、来生をよく知る者達だけであり、
彼ら以外は誰もがこの来生のゴール前の密集地に対する強引な突破は無茶であると感じた。

来生「ハッハッハー! 邪魔だぜザコどもー!!」
帝和DF「げ、げぇっ!?」「は、はえぇ……」「ボールが取れない!? なんでだ!?」

しかし、大方の予想を裏切り来生は帝和DF陣を翻弄し、ボールを零さなかった。
根本的に頭のネジが何本かぶっ飛び、状況の理解というものを出来ない男である来生。
有体に言えば「馬鹿」である彼も、しかし王者・南葛のストライカーである。
シュート力は当然としてそのドリブルをするたびに輝くセンスは凄まじく。
あれよあれよという間に来生はGKと一対一になってしまう。

帝和GK「こ、こいつ! ふざけた真似を!!」
来生「あらよっとぉ!」
帝和GK「うぐげぇっ!? シュ、シュートだとォ!?」

ここまで散々ドリブルでごぼう抜きにしてきた来生はドリブルに絶対の自信を持っている。
ならば必ず自分もドリブルで抜いてくるだろうと読んだ帝和GK。
確かに、相手が常識的な相手ならばその理屈でも通用をしていたかもしれない。

838 :森末(仮):2014/03/17(月) 23:46:10 ID:???
だが、悲しい事に来生という男は常識では計れないレベルの男だった。
結果、来生の振りかぶった足に帝和GKは反応出来ず……。

ガィンッ!

来生「はれぇ!?」
板野「よっと」

バシュッ ピピィーッ!!

ゴールに入る筈だった来生のシュートは、惜しくもポストに阻まれ……。
跳ね返った所を板野が楽々とゴールに押し込み、先取点を上げるのだった。

来生「お、おかしい……このような事が許されてはいけない。 俺の得点だった筈なのに!!」
板野「あ、あははは……。 ド、ドンマイ来生(それにしてもびっくりした。 あの人数を抜いちゃうんだなぁ)」

見上「……色々と問題点はあるが、来生の実力自体はやはり全体的に見ても高いレベルだな」
三杉「ええ、総合的な実力ならばFWの中ではトップクラスでしょう。
   ここから大技などを開発していけば板野ともツートップを組めるかもしれませんが……」
見上「……サッカー選手には、相応の頭脳が必須だからな」
三杉「僕が言えた事でもありませんが、スタミナも……ですね」

間違いなく才覚はあるのだろうが、それを使いこなせるだけのオツムと持久力の無い来生。
宝の持ち腐れにも程があると見上と三杉はため息を吐き、
フィールドで板野に詰め寄っている来生を遠い目で見つめるのだった。

839 :森末(仮):2014/03/17(月) 23:47:15 ID:???
こうして一波乱あったものの、前半戦はやはり全日本有利の展開で流れて行った。
攻撃では板野と来生への警戒が集中した為かややマークが甘くなった松山が得意のロングシュート――北国シュートで2点目を奪い、
守備でも中山がいない3バックと守護神若島津が奮闘をして危なげない守りを見せる。

結果、前半を終えて2−0。
前回の練習試合同様、既に楽勝ムードすら漂わせつつハーフタイムを迎える事となる。

見上「前半までで2点差……ここまでは前回の試合と同様だな。
   だが、試合内容自体はこちらが何度かシュートまで持っていかれる場面も少々見られた。
   フォーメーションが前回と変わって上手く対応出来ていないのかもしれないが、後半には修正をしろ。
   全日本では特にシステムを固定せず、臨機応変に相手チームに合わせ変えていく予定だからな。
   今の内にどのようなシステムでもある程度こなせるよう慣れておけ」

全日本メンバー「「「はい!!!」」」

見上「では、後半開始の前に選手交代をするぞ」
板野「(口を挟むならこのタイミングかな……。 前回は上手く出来たし、今回も……。
    だけどあまり言いすぎるとよくない印象持たれるかな? どうしよう)」

A.「昨日の練習から新田の動きがいいですよ。 新田を入れてみませんか?」
B.「俺をサポート出来るような選手を入れて欲しいです。 佐野を投入してください」
C.「そろそろ中西を使っておかないと試合勘が鈍るんじゃないですか?」
D.「(いや、何か言って睨まれたらかなわない……黙っておこう)」
E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

840 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 23:47:28 ID:3Me/rYGU


841 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 23:47:58 ID:OsLo05Ok
D

842 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 23:48:23 ID:s4/u2Ba+


843 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 23:48:29 ID:UsdTLCBM
C

844 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 23:49:30 ID:???
間違えて中西にしちゃった

845 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 23:50:17 ID:???
間違いないと投票されない中西w

846 :森崎名無しさん:2014/03/17(月) 23:53:37 ID:???
板野「いくぜ…相棒…」新田「兄貴!」
その後、一緒に兄貴塩と弟味噌を食べる2人の姿が見られたとか見られなかったとか

847 :森末(仮):2014/03/18(火) 00:00:19 ID:???
>A.「昨日の練習から新田の動きがいいですよ。 新田を入れてみませんか?」
================================================================================
新田「!!」

全日本メンバー「え、新田?」「そういえばシュートが鋭くなってた気はするな」「(また板野か。見た目によらず結構意見するんだな)」

ここで板野は自分がこれまで目にかけ、鍛え、合宿前よりはシュートにも磨きがかかった新田を推薦した。
推薦された新田はといえば、自分の名が出た事で一瞬硬直した後に期待に満ちた目を見上に向け、
一方で選手たちはざわめきながら何故新田を?という表情を浮かべる。
彼らの中での新田の現時点での知名度、注目度というのはやはりその程度なのである。

松山「(今度は新田か。 板野の奴、本当によく周囲を見てるな……)」
若島津「(板野め……またか。 確かに奴は多少なりとマシにはなったようだが、ミジンコがアリになったようなものだぞ)」

そして、板野以外のキャプテン候補が相反する感情を抱く中。
見上はちらりと板野へと視線を向けた後、いまいち感情を読み取れない表情のまま口を開く。

先着1名様で、

★新田の出番→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→新田「実は昨日の夜にも特訓をして新技を身に着けたんです!! 俺の力を見てください!!」 なにィ!?
ダイヤ・ハート→見上「そうだな……では、来生に変えて新田を投入する」 板野の意見が再び聞き入れられた!
スペード→見上「最初からそのつもりだ。 新田、いけるな?」 最初からそのつもりでした
クラブ→見上「駄目だ、後半は佐野を試す。 佐野、準備をしておけ」 却下!

848 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:00:48 ID:???
★新田の出番→ クラブ2

849 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:01:05 ID:???
★新田の出番→ クラブ4

850 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:01:26 ID:???
こらあかん

851 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:03:07 ID:???
これは全日本の秘密兵器

852 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:03:34 ID:???
ファルコンクロウ覚えて監督を見返すフラグか

853 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:05:16 ID:???
本編アメリカ戦と同じ扱いか

854 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:07:33 ID:???
若島津「ミジンコがアリになっただけ」新田「この借りは必ず返す!」

855 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:23:04 ID:???
どうして新田くんスルーされてしまうん…

856 :森末(仮):2014/03/18(火) 00:23:24 ID:???
>★新田の出番→ クラブ2 ★
>見上「駄目だ、後半は佐野を試す。 佐野、準備をしておけ」 却下!
====================================================================
佐野「! は、はい!(やっと出番が回ってきた〜!)」
新田「……(くそっ!)」

板野の提案は、今度は見上に受け入れられなかった。
見上もまた新田の実力、そしてこの合宿に入ってから多少なりと成長をしていた事は認めていたが、
やはり実績という点では新田は未だに他の選手たちに比べて何もない。
殆どの者達が全国大会出場者で固められており、またそうでなくとも全国的な知名度のある者達ばかり。
その中で新田という選手は、静岡という小さなカテゴリーの中でこそ有名選手だっただろうが、
全国的な知名度という点では一歩も二歩も及ばなかった。
保守的ともされる見上が、新田よりも先に佐野を使うのも当然と言えただろう。

見上「(加えて、佐野と板野との相性も見ておきたい所だ)」

板野というストライカーを見た場合、現時点で彼に吊り合いの取れるFWというものは全日本に存在をしない。
火力という点でならば唯一立花兄弟が対抗馬としてあげられるかもしれないが、
それでも板野のマグナムボレーと立花兄弟のデルタツインとでは隔たりがある。
ならば板野と吊り合うFWではなく、彼をサポート出来るような選手を合わせるのも一つの手であると見上は判断していた。
そしてFWを見渡した時――サポート役として適役と思えたのは、
突破力を持ちキープに長け相方にボールを渡す隙を作り出せそうな佐野であると考えたのである。

見上「更に滝と沢田を替え、そのまま一列下げる。 井沢は同じサイドのボランチへと入れ。
   後半は3−5−2でいく」

全日本メンバー「「「はい!!!」」」

857 :森末(仮):2014/03/18(火) 00:24:25 ID:???
板野「(新田……駄目だったか。 もっと劇的に成長しないと駄目なのかなぁ?)」
新田「(……FWの中じゃ俺だけが起用されてないのか。 畜生……)」

板野にとって救いだったのは、見上もまた新田の成長は認めていた点であろう。
見上は現時点ではより佐野を試したかった為に新田を起用しなかったが、板野の意見自体は有益なものであると考えていた。
その為に見上は決して、板野への評価を下げるという事はなかった。

だが、結局起用をされなかった新田にとってそんな事はなんの慰めにもならず、
彼は奥歯を噛み締め悔しさに耐えるしかなかった。

そして、後半戦が始まる。

先着1名様で、

★後半のシーン→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→次藤「行くタイ、ワシらの新コンビプレイ!」 佐野「ネオ佐野とのコンビプレイですね!」 なにィ!?
ダイヤ→板野「よーし、今日は突破力もアピールだ!」 新技の物騒な名前のドリブルをお披露目だ!
ハート→松山「年上が相手だろうが、キープ力では負けないぞ!」 松山がキープをしてチャンスを作る!
スペード→佐野「ケケケ、ここまでおいで〜っと」 佐野が相手守備陣を翻弄! 守備体系はぐちゃぐちゃだ!
クラブ→若島津「だから空中戦は俺に通用せんと言っているだろうが!」 今日も元気に若島津が敵を吹き飛ばす!

858 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:24:49 ID:???
★後半のシーン→ ダイヤQ

859 :森末(仮):2014/03/18(火) 00:31:48 ID:???
短いですが本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

860 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 00:38:42 ID:???
隼乙でぃしたー

861 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 02:51:11 ID:???
隼さんは本編といいとことん出番なくなるよなwww

862 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 05:27:53 ID:???
新田くん、スルー

863 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 11:37:27 ID:???
新田・・・助けてやりたいが、これはJY編は助けるな、というダイス神のお告げなんだ。

864 :森末(仮):2014/03/18(火) 23:29:35 ID:???
>★後半のシーン→ ダイヤQ ★
>板野「よーし、今日は突破力もアピールだ!」 新技の物騒な名前のドリブルをお披露目だ!
======================================================================================
ドガガガガガァッ!!

帝和DF「ぐはぁっ!?」「なんだこいつ……へぎゃあ!?」「小っちゃいくせに……おべぇっ!?」

板野「(よーし、上手く突破出来た! これも三杉にコーチしてもらえたお陰だな)」

後半戦、誰よりもアピールを上手く出来ていたのは板野であった。
先日の練習の際、三杉に手伝ってもらう事でそのドリブルの才能を更に開花させ、
強引なドリブルを一層『突破力』という一点に絞って強化した技――『エクスプロードドリブル』。
一見しただけでは強引なドリブルと殆ど違いのない力任せの突破にしか映らなかったかもしれないが、
突破をする為のドリブルとして開発したこのドリブルの鋭さは強引なドリブルの比ではなく、
ドリブルに一過言を持つ者達は一様にして舌を巻く。

松山「(凄い……! 板野、ふらのに来たばかりの時は決してキープが得意とは決して言えなかった筈なのに、
    今じゃ俺よりも突破力に関しては上じゃないか……? 俺も負けてられないな……)」
佐野「(うげげ、力強い……上に速い! これ、俺が板野さんのサポートとか言えるレベルじゃないんじゃねーか?)」

見上「ほう、更に突破力を鍛え上げたか」
三杉「今までの長所であったドリブルからのシュート、という一連の動作を板野はこの合宿で更に磨きをかけましたね。
   難点はそれら以外は得意どころか、どちらかといえば下手とも言える所ですが……」
見上「いや……FWとして必要であるのは、やはり第一として攻撃能力にある。 この方向で成長をするのは間違っていないよ。
   惜しむらくはパスが伸びていない事か……松山とのコンビプレーを生かすにも、パスの精度はもう少し上げて欲しいものだがな」
三杉「ええ、松山とのワンツーから一気にマグナムボレーまで持っていくという事も可能でしょうからね」

865 :森末(仮):2014/03/18(火) 23:30:43 ID:???
こうして周囲の評価を上げつつ、板野はそのままDFを全員吹き飛ばしてマグナムシュートで2点目。
その後の帝和高校は三原中央同様、これ以上差を広げられる事を恥としてか積極的に攻め込まず守備重視の動きに努め、
全日本はこれを崩せず3−0のまま試合を終えるのだった。

見上「よし、よくぞ勝った……と言いたい所だが、まだまだ甘い。
   特に相手に自陣に引きこもられて、板野の単独突破からはまるで点を奪えなかったというのは問題点だ。
   今回は3−0と勝利していた時だったからいいものの、仮にビハインドの時ならば我々は負けているのだ。
   相手が守備重視の布陣を敷いた時にも得点を得られるような動きを意識しておくように。 以上だ」

全日本メンバー「「「はいっ!!!」」」

※佐野の板野に対する好感度が+1されました。

866 :森末(仮):2014/03/18(火) 23:31:44 ID:???
試合を終えた一同は、その疲れを風呂と食事とで癒し明日からの合宿に備える。
いよいよ今日で合宿5日目、その今日という日も終わろうとしており、
既に合宿はラストスパートを切っている。

板野「(明日はなんの練習しようかな〜)」

風呂に入ってのんびりと時間を過ごし、今は談話室でジュースを飲みながら涼みつつ明日の予定を考える板野。
森末のあつらった年齢の割には少し子供っぽいパジャマを七分に折り、
ジュースをコクコクと飲むその姿は、やはり今日の試合で高校生たちを相手にパワー勝負で圧勝した選手には到底見えない。

板野「(よし、飲み終わった。 そろそろ部屋に戻ろうかな……うん?)」

缶の中身が無くなった事を確認した板野は、それをゴミ箱に捨てつつ、
既に風呂に入り終わっている石崎や松山の待つ自室へと戻ろうとした。
しかし、その時――板野が談話室を出ようとした所で、不意に玄関から2人分の人影が外へと出ていったのを発見する。

板野「(今のは……高杉と沢田? なんだろう? 全然接点なんて無さそうな2人なのに)」

後ろ姿だけであるが、板野はその人影を高杉と沢田であると認識していた。
板野の知る限りでは2人には接点など殆ど無く、
実際にこれまでの合宿の中でも2人が仲良く話している場面などを板野は見た記憶がない。
一体どうしたのだろうと、首を捻るのだが……。

板野「うーん……」

A.「まあいいや。 それより早く部屋に戻ろう」(通常の夜パートに進みます)
B.「ハッ! まさか本編であったケンカイベントじゃないか!? 高杉を助けなきゃ!」 (高杉と沢田を追います)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

867 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 23:31:59 ID:WRqIQ8Mw


868 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 23:31:59 ID:+4C+xQfE
A

869 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 23:33:21 ID:6QYKYLrM
A
助けてもあまりメリットなさそうだし

870 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 23:33:38 ID:???
高杉強く生きろ

871 :森末(仮):2014/03/18(火) 23:45:11 ID:???
>A.「まあいいや。 それより早く部屋に戻ろう」(通常の夜パートに進みます)
===========================================================================
板野「(高杉とも沢田とも俺、そんなに仲がいい訳じゃないし……。
    変についていくとおかしな奴って思われちゃうかも)」

沢田とは一度試合をしただけ、そして高杉とは殆ど会話を交わした事もない板野。
当然キャプ森ファンである彼としては彼らとも交友を交わしたいとも思っていたが、
現状ではあまり親しげにし過ぎると、逆になれなれしいと思われて不快に思われる可能性もある。

こんな夜中に外に出ていくなど、何らかの理由があっての事だと判断をした板野は、
その理由に触れるにはまだ早いと考え高杉達を追わず自室に戻る事にした。

板野「ただいまー」
石崎「おう、ちょっと遅かったけど何かあったか?」
板野「別に何も無かったよ。 色々明日の練習の事とか考えてただけ(高杉達の事は言わなくていいよね)」
石崎「たはー、真面目だなぁ。 俺は練習よりも明日の朝飯の方が気になるぜ!」
松山「おいおい、俺達は遊びじゃなくてサッカーの練習の為に合宿してるんだぞ?」
石崎「わーってるって! でもやっぱ飯が美味くねぇとやる気も出ないだろ?」
板野「そうだね……。 そういえば、ヨーロッパに遠征するとしばらく日本食は食べられなくなるのかなぁ」

部屋に戻った板野は、松山達と雑談をしながら暇をつぶす。
話を適当に振ればその内容を何倍にでも膨らませ、
時に人を笑わせ、時に人を呆れさえ、時に人を突っ込ませる石崎を同室相手に選んだ為か、
板野達はここまでの5日間で夜に暇になるという事は終ぞなかった。

板野「(さてどうしようかな。 このまま部屋で皆と過ごそうか。
    それともどこかに行ってみようかな?)」

872 :森末(仮):2014/03/18(火) 23:46:11 ID:???
A.同室メンバーと過ごす
B.談話室に行ってみる
C.他の部屋に行ってみる(更に分岐)
D.森末と話してみよう
E.疲れたし寝る

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

873 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 23:46:20 ID:WRqIQ8Mw


874 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 23:46:42 ID:6YtY9+0c
B

875 :森崎名無しさん:2014/03/18(火) 23:46:58 ID:PBxiGJgc
B

876 :森末(仮):2014/03/19(水) 00:04:51 ID:???
>B.談話室に行ってみる
===================================================================
板野「(そうだなぁ……さっきは俺一人だけだったけど、こうして暇をつぶしてた間に誰か来てるかもしれないし。
    もう一度談話室に行ってみよう)」

そう考えた板野は、松山達に一言断りを入れると再び談話室へと向かった。
あんまりジュースを飲み過ぎるとオネショしちゃうぞ、などと冗談を言う石崎に、
笑顔で小突く(板野のパワーだとちょっと手加減をしてもかなりの痛さ)一幕もありつつ、
板野は廊下へ出て談話室を覗きこむのだが……。

先着1名様で、

★誰かいますか?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→住友「ヒャッホー! 皆が部屋に戻った今こそが露出のチャンスだ!」 なんだこれはたまげたなぁ
ダイヤ→中西と次藤がテーブルにお菓子を広げてドカ食いしてる……2人とも同じ部屋だったんじゃないの?
ハート→おや? 新田、山森、佐野の2年生トリオがいるぞ?
スペード→小池と来生がカップメンを啜ってる……気が合うのか?
クラブ→なんか反町がそわそわしながら玄関の見える位置で座ってた

877 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:05:07 ID:???
★誰かいますか?→ ダイヤ8

878 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:05:16 ID:???
★誰かいますか?→ クラブ2

879 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:05:26 ID:???
★誰かいますか?→ クラブ3

880 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:08:56 ID:???
折角会えたんだし、次藤の方にスカイラブツインの土台のアドバイスして
評価上げて票を固くするのもありね

881 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:14:44 ID:???
スカイラブツインに話の持って行きようが無い気がするけど
中西にDFコンバートの話が来ていそうだからそっちを聞きたい

882 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:16:10 ID:???
中西コンバートなら高杉二重の意味で踏んだり蹴ったりである
今まさに踏んだりされてそうだが

883 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:17:51 ID:???
スカイラブツインなら多少話の流れが変でも
とりあえずアイデアを上げれば次藤の頭なら食いつきそう

884 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:18:50 ID:???
だが待ってほしい
高杉が「はなせ!」ビンタで空手を沈める可能性はないのか

885 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:19:42 ID:???
スカイラブでディフェンスすることもできるんじゃないかという提案もしておくべきか?
というより一気にスカイラブのアイデアをモメにしてドーンと渡してみるのは?
ただしツインまで(むやみやたらと出すと混乱するかもしれん)
ツインができたらストーム、タイフーン、時間差のどれかを一つずつ提案とか

886 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:21:08 ID:???
次藤ならアイデア渡しとけば、ちゃんと考えてくれるだろうしね
土台のアドバイスして損はないだろう

887 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:22:35 ID:???
机上の空論扱いされる線もあるから、発想に至れるか誘導する程度にしとこう

888 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:23:45 ID:???
まずはカタパルト次藤からか?

889 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:25:00 ID:???
でもそれってこれまでコンビを組んできた佐野を切り捨てるってことなんですけどねw

890 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:25:06 ID:???
漫画で次藤が最初にスカイラブした技はツインシュートだったし
最初からスカイラブツイン教えて大丈夫でしょう

891 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:26:52 ID:???
佐野はガチでオーバーヘッドとある程度マシなドリブル以外何もないからな

892 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:27:27 ID:???
ふと思った
次藤と中西でスカイラブツインできるんじゃないか?

893 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:27:34 ID:???
カタパルトタートル・ジトウ
目指せダーク・ダイブ・ボンバー

894 :森末(仮):2014/03/19(水) 00:31:32 ID:???
>★誰かいますか?→ ダイヤ8 ★
>中西と次藤がテーブルにお菓子を広げてドカ食いしてる……2人とも同じ部屋だったんじゃないの?
============================================================================================
板野「うえっぷ……す、凄い光景……」
中西「ん? なんや、板野か。 どないしたんや、お前も腹減ったんか?」
次藤「なら遠慮しちょらんでこっち来て混ざるタイ」
板野「遠慮させて貰うよ……」

談話室では中西、次藤という全日本が誇る2人の巨漢がテーブル一杯にお菓子を広げ、
それをむさぼり食べるという光景が広がっていた。
2人ともその体格故に食欲が有り余っているのか、それとも食欲が有り余っているからこその体格なのか。

どちらが先にあるものなのかはさておき、彼らがバイキング形式の夕食を今日も大盛りで食べていたのにも飽き足らず、
風呂に入って数時間が過ぎると自動的に彼らの胃袋は食べ物を求めるように出来ているらしいと、
板野は目の前の光景に唖然としながら次藤たちに事情を聴いた。

板野「それにしてもどうして談話室で食べてるの? 2人とも同じ部屋なんだから部屋で食べればいいじゃない」
次藤「最初はそうしとったがのう」
中西「佐野の奴がうるさくてかなわんかったからな、やれ匂いが強烈だのやれバリバリボリボリするのがやかましいだの。
   なにより、夕食食うてそない時間経ってへんのに菓子を目の前で食われるのは見てて胃がもたれるゆうとったわ」
板野「(うん……その気持ちはわかる。 同情するぞ、佐野)」

実際に板野も、次藤と中西の止まる事のない手を見てうんざりとしてきている。
佐野はこれを昨日まで……しかも、夕食が終わってから然程時間が経過しておらず、
腹が満腹と言える状態で見てきたのだ。
むしろ板野は佐野がよく耐えたものだと内心褒めてしまう。

895 :森末(仮):2014/03/19(水) 00:32:38 ID:???
次藤「にしても菓子じゃ腹は膨れんのう……もっと塩気のある、喰い応えのあるもんが欲しいタイ」
中西「そうかぁ? ワイは甘いもんが好きやからなぁ、お菓子は大好物やで」
板野「(同じ大食漢でも好みは違うんだな。 まあ、当然か。
    それはそれとして、折角の機会だし何か話しておこうかな?)」

A.「そういえば中西はどうして次藤たちと? 俺てっきり早田と同じ部屋になると思ってたよ」
B.「2人ともでっかいよなぁ、どっちが力は強いんだ?」
C.「2人ともでっかいよなぁ、どっちも俺は勝ったけど」
D.「なあ2人とも、立花兄弟たちのスカイラブあるだろ? あれ、お前が土台の役になれないか?」
E.「次藤、佐野の奴はレギュラー取れそうか? 今日の練習試合、可もなく不可もなくって感じだったけど」
F.「次藤はレギュラー間違いなさそうだな。 ただ、うかうかしてると石崎あたりと入れ替わるかもしれないぜ」
G.「中西、正GKは狙えそうか? ここまで練習試合出れてないけど……」
H.「中西、コンバートとか考えてないのか? 今のままだと、多分出番が来ないぞ……」
I.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

896 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:32:52 ID:IOz3+OmM


897 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:33:08 ID:Isf8yPQA


898 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:34:41 ID:???
はっ!?名案が!
次藤+猿の片割れでスカイラブ!
中西+猿のもう一方でスカイラブ!
そしてとんだ双子猿が空中でスカイラブ!
これで圧倒的な高さのスカイラブシューティングスターができるのでは!?

899 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:35:17 ID:???
中西が土台になれば次藤が上がらなくても使えるのかー
中西に出番あるか正直わからないけど

900 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:36:41 ID:???
スカイラブシューティングスターw空中で土台になった方が死んじゃいますってw

901 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:37:34 ID:???
高杉「おれも土台になれるぞ!」

902 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:39:17 ID:???
高杉くんには背中で踏み台役ね♪

903 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:39:22 ID:???
>>901
高杉!土台になれタイ!
次藤君!昇竜脚だ!

904 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:45:41 ID:???
高杉が死んじゃうよう

905 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:49:15 ID:???
アカンこのままじゃ高杉が死ぬぅ

906 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 00:52:11 ID:???
え?別によくね?高杉だし
むしろここで死んでもらってほかのだれか(自分の派閥に来そうなやつ)を追加したい
そのためにも頑張れ!若島津!殺っちゃえ!

907 :森末(仮):2014/03/19(水) 00:59:25 ID:???
>D.「なあ2人とも、立花兄弟たちのスカイラブあるだろ? あれ、お前が土台の役になれないか?」
===============================================================================================
板野「(……! そうだ、ハンブルグ戦に備えて立花兄弟たちを起用した方がいいって森末は言ってた。
    実際に現段階でも立花兄弟の得点力の高さはかなりのものだけど……。
    それを更に伸ばせば、より若林からゴールを奪える可能性は高まる!
    その為に必要なのは……)」

合宿が始まる前に森末に言われたように、現時点の全日本には板野以外に得点力のある選手が少ない。
ハーフタイムでしか出場できない三杉、そして松山を除けば、まともな得点源は立花兄弟くらいなものである。
その彼らを使う事こそがハンブルグ戦の鍵であると板野は聞いていたが、
より一層その得点力を上げる事が出来れば勝利がぐっと近づくのは言うまでもない事。
そして、その得点力を上げる為に必要な者は――今正に、板野の目の前にいた。

次藤洋――。
原作ではハンブルグ戦の後、立花兄弟たちと共に特訓をし己の肉体を生かして2人を同時に空中に飛ばせるといった荒業を身に着けた。
これを使い立花兄弟はスカイラブツインという新たな技を会得。
アルゼンチン戦で貴重なゴールを決めてみせ、負傷を負うものの存在感を放った。

板野「(本編では立花兄弟が……その……大事な所を打って失敗しちゃってたけど、
    上手くやれば絶対にハンブルグ戦に……ううん、更にその先でも重要な必殺技になってくれる筈だ。
    それに……)」

ちらり、と更に板野が視線を移すと――そこには次藤にも負けない程の巨躯を持ち、
バリバリと板チョコを噛んでいる中西太一の姿がある。

板野「(もしかしたら……これだけの体格なら、中西にも出来るんじゃないか? スカイラブ?)」

908 :森末(仮):2014/03/19(水) 01:00:47 ID:???
それこそが板野のこの場で出せた最高のひらめきであった。
次藤とほぼ同じ……もしかしたら次藤よりも大きいかもしれないという程の、中西の体格。
実際に板野が去年の全国大会で会った時には、板野はずっと上を見上げなければ中西の顔を見る事すら出来なかったのだ。
これだけの体格の持ち主ならば、或いは原作の次藤のように立花兄弟とスカイラブを出来るのかもしれないと板野は考えたのである。
板野にとって幸いだったのは、この2人が席を共にしており、その閃きがしやすかったという点だろう。

そして、板野は思いついた事を即座に2人に伝えた。
即ち、2人に立花兄弟と共にスカイラブが出来ないか……?と問いかけたのである。

一瞬、次藤たちは板野が何を言っているのか訳が分からないと言わんばかりにキョトンとするのだが……。
板野が少しずつ、次藤たちの体格ならば立花兄弟たちを飛ばす事も難しくは無さそうである事。
立花兄弟の脚力では両者が足を合致して飛ぶスカイラブは足の負担がかかるかもしれないが、
次藤たちの力があればその負担もかなり軽減されるのではないかという事。
2人を同時に飛ばせる事が出来るのなら、更に技を立花兄弟も編み出せるかもしれないという事。
更には、そうする事で立花兄弟だけでなく次藤と中西、2人を起用する価値というものも出てくるのではないかと提案をする。

板野「こうして出来る事を増やしていくのは、絶対に損にはならない筈なんだ。
   出来ない事が多いよりは、少しでも何か出来る事があった方がいいに決まってるもん。
   次藤はDFだし中西はGK、立花兄弟を飛ばす機会は少ないかもしれないけど、持ってて悪い技ではないと思うし……」

次藤「…………」
中西「…………」

先着2名様で、

★次藤くん出来るかな?→(! dice + ! dice)=★
★中西くん出来るかな?→(! dice + ! dice)+(小学生時代からの付き合い+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

9以下→時間はかかるが出来ると思う。
10以上→飛ばす事自体は問題なさそう!早速明日から練習してみよう!

909 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:01:00 ID:???
★次藤くん出来るかな?→( 4 + 4 )=★

910 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:01:12 ID:???
★次藤くん出来るかな?→( 4 + 5 )=★

911 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:01:16 ID:???
★中西くん出来るかな?→( 6 + 3 )+(小学生時代からの付き合い+2)=★

912 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:02:23 ID:???
やったぞ!

913 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:05:23 ID:???
ハンブルグみたいな交代枠の多い試合限定だろうけど
中西にも出番の可能性がくるとは

914 :森末(仮):2014/03/19(水) 01:07:01 ID:???
>中西のスカイラブについて
実は事前より、次藤だけでなく中西や高杉も土台が出来るルートというのも考えてました。
なので>>892さんのレスを見た時はどきりとしましたねw

>>906 なるべくですが、物騒な言葉は使わないようにして頂けると嬉しいです。

本日は一旦ここで区切らせていただきます。
レスが900を超えましたので、よろしければスレタイ案を考えて頂けると助かります。

【】俺inキャプ森5【】

それでは。

915 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:10:49 ID:???
乙でーす
ハンブルグでフィールダー中西は他所では見れない展開で面白そー
【決戦】俺inキャプ森5【ハンブルグ】
【逆襲の】俺inキャプ森5【新田】

916 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:13:17 ID:???
乙でした。中西は嫌味のないキャラなので出番があれば嬉しいですね。

【立ち向かえ!】俺inキャプ森5【最強の矛と盾】

917 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:31:21 ID:???
【ザルと皇帝】俺inキャプ森5【強敵ばかり?】
中西をブロッカーとして使って見たいな
GKは島津、林といるしパワーDFが2人いてもいい気がする

918 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 01:35:59 ID:???
乙でした。まさか中西に出番が来るとは。
【皇帝の】俺inキャプ森5【襲来】
【撃ち抜くぜ!】俺inキャプ森5【FIRE!】
【焦げ付く球弾】俺inキャプ森5【硝煙の臭い】
【太陽の】俺inキャプ森5【射すフィールド】
銃を撃つのもファイヤーって言ったっけ、謎の既視感。

919 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 02:08:14 ID:???
冷静に考えると、本スレの中山さんもモブキャラに近い扱いから
世界に通用するDFになった。
このスレでの中西がそうなる可能性もゼロではないよね。
少なくとも高杉よりはチャンスが出てきた。というわけで
【秘密兵器】俺inキャプ森5【中西?】


920 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 15:01:25 ID:???
昼の練習はイマイチなんだけど逆に夜行動のチーム強化は上手く行きすぎ
ここまできたらパーフェクトゲーム挑戦いけそうですね

【DF】俺inキャプ森5【中西】
【ボールも出番も】俺inキャプ森5【隼スルー】

921 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 18:00:44 ID:???
板野がスカイラブで跳んで、スカイラブマグナムなんてできるかな?
小柄だし脚力も問題無いはず。

【猿が舞う】俺inキャプ森5【皇帝炎舞曲】

922 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:09:24 ID:???
【日本サッカー】俺inキャプ森5【非常識】
【皇帝と】俺inキャプ森5【すべてを知る者】
【ガキ大将と】俺inキャプ森5【空手家】
【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】
【日独ストライカー】俺inキャプ森5【対決】


923 :森末(仮):2014/03/19(水) 21:29:57 ID:???
>★次藤くん出来るかな?→( 4 + 4 )=時間はかかるが出来ると思う。★
>★中西くん出来るかな?→( 6 + 3 )+(小学生時代からの付き合い+2)=飛ばす事自体は問題なさそう!早速明日から練習してみよう!★
======================================================================================================
板野の提案は、2人にすんなりと受け入れられた。
図体はでかく一見すれば粗野に見られがちだが、決して頭が悪い訳ではない次藤。
彼は板野の言う立花兄弟が他の人物の助けを得てスカイラブをするようになる事が戦力のアップ――。
即ち新技の開発などにも役立つ事を重々理解し、それに伴い自身の戦力としての価値も高まる事を把握していたのである。

次藤「じゃっどん、今すぐに……とかはちょっと難しそうじゃのう。
   ワシはそんなにあの兄弟の事ば知ってる訳じゃなかし、むしろプレイスタイルは真逆タイ。
   上手く合わせられるようになるのは時間がかかりそうタイ」
板野「そっか……(まあ、一朝一夕では出来ないかもなぁ)」

ただ、次藤の読みではすぐさま彼らの土台となる技を実戦で使えるレベルにする……というのは難しそうであった。
そもそも立花兄弟がスカイラブハリケーンを開発したのも、長くの時間をかけて練習に励んだ為である。
次藤が立花兄弟たちに合わせられるようになるまでも、相応の時間というものが必要となるだろう。

中西「ワイは飛ばす事は問題無さそうやで。
   伊達に小学生時代からアイツら見てへんからな、多分やれん事ない思うわ」
板野「えっ、本当!?」
次藤「ほー、やるもんタイ」

対する中西は、次藤とは違いスカイラブの土台としてならば、
多少の練習をすればすぐに立花兄弟たちを飛ばす事も可能かもしれないと宣言をした。
次藤と違い中西は小学生時代から立花兄弟と何度か顔を合わせた事があり、
次藤に比較をすれば多少なりと立花兄弟の癖なども把握している。
それだけが理由でもないだろうが、少なくともその経験が中西が立花兄弟たちを飛ばせる一因になっていたのは間違いないだろう。

924 :森末(仮):2014/03/19(水) 21:31:24 ID:???
次藤「じゃっどん、わいが飛ばすとなると位置的にかなり難しくなるんじゃなかか?
   まさかGKがオーバーラップとかする訳にはいかんめぇ」
板野「(そういうGK……いない訳でもないんだけどね)」

仮に中西がスカイラブで立花兄弟たちを飛ばせたとして、GKである中西がそれを扱う機会は限りなく少ない。
当然ながら中西がゴールをからっぽにしてオーバーラップをし、立花兄弟を飛ばすという行為は無謀。
使うならば立花兄弟が守備に参加した時にゴール前からスカイラブで守備をさせるといったような用法になるだろうが、
これでは立花兄弟の持ち味である肝心の攻撃能力を発揮できなくなる。

次藤が試すような目で中西を見つめながら問いかけると、
中西は大きくため息を吐きながら薄く笑みを浮かべて答える。

中西「流石にそれを期待されて出場するときはフィールダーで出る事になるやろな。
   ……しょうみ、若島津だけやのうて若林も加入するんやったらワイは第三キーパーなるしかない。
   それ考えたら、ワイはコンバートする事も視野に入れとったからな」
次藤「なんじゃい、まだ会ってないような若林とかいうのにも負けるつもりタイ?」
中西「小学生時代からぶっちぎりやからなぁ、アイツ。
   キーパー諦めたつもりやないけど、二足のわらじてなもんでしばらくはやらせてもらうつもりや」

中西太一は己のGKとしての力量の限界というものをわかっていた。
ここから努力をし修練に励んだとしても、若島津達に敵うかどうかはわからない。
無論、彼らとGKの座を賭けて戦う事も考えてはいたものの、
それと同時にコンバートをしてフィールダーとして出場をするという事も視野に入れるだけの冷静さは持っていたのだった。

板野「(正直、中西って今の実力だと俺のマグナムシュートは当然として……。
    松山の北国シュートや新田の隼ボレー、立花兄弟のデルタツインにもかなり分が悪いからなぁ)」
中西「早速明日から立花達を誘って練習してみるわ。 おおきにな、板野」
板野「うん!」

こうして、先の先を見据えた中西の明日からの練習方針が決定し、
板野達の夜は更けていくのだった。

925 :森末(仮):2014/03/19(水) 21:32:38 ID:???
ザッ……

若島津「……よう、高杉」
高杉「げっ、若島津!?」

板野達が談話室で話していた頃、一方でこの宿舎の裏側――。
人が滅多に来ず、草木が伸び放題となってしまっている場所では沢田につれられた高杉が、
腕組みをしてじっと彼が来る事を待っていた若島津と対面をしていた。

高杉「ど、どういう事なんだ!? 俺は俺のファンの女の子がいると聞いてここに来たんだぞ!?」
若島津「鏡を見ろ。 言わなければそいつは嘘だとわからんのか? 馬鹿が」
沢田「(正直半信半疑だったけど、こんな解り易い嘘で連れ出せちゃうんだなぁ、高杉さん……)」

高杉がここに来た理由は、合宿所に自分の女性ファンが来ており、是非とも会って話をしたいと沢田から言伝をされたからである。
冷静に考えれば活躍度合的にも容姿的にもそのような事があり得る筈はないのだが、
万が一にでも自分のファンがいるのだとすれば、ここでその好機を逃すのはあまりにも惜しい。
そう考えた末に高杉はやってきたのだが、この状況を見てその情報がやはり嘘であったと判断するのは難くない。
じろりとここまで連れてきた沢田を睨み、それを受けて沢田はピャッと飛び上がると若島津の後ろへと隠れるのだが、
若島津はあくまでも冷たい表情を浮かべたままポキポキと拳で音を鳴らしながら口を開く。

若島津「どれだけ愚鈍なお前でも、この状況を考えればわかるだろう?
    何故俺が貴様を呼んだか……流石にその程度の知能はある筈だが?」
高杉「……キャプテンになる為に、俺にお前につけって言うのか?」
若島津「話が早くて助かるぞ」
沢田「高杉さん、悪い事言いませんから従いましょう。 若島津さんに逆らわない方が身の為です」

高杉という男は、修哲出身者の中でも特に若林に対しての忠誠心が高い。
それは小学五年生時、共に修哲小学校で天下を取った時に、
彼を超えるような存在が今後日本サッカー界で現れる筈がないと確信をしての忠誠心だった。

926 :森末(仮):2014/03/19(水) 21:34:04 ID:???
彼がいれば、日本一は間違いない。
更に彼がいれば、世界を取るという事も決して不可能ではない。
そう思いを抱いたが故に、彼は若林が西ドイツに引っ越してからも彼への忠誠を失くす事はなく、
合宿が始まってからも彼と合流するハンブルグとの試合を愉しみに過ごしてきた。

しかし、高杉が若林につく事を――若島津は良しとはしなかった。

若島津「忠誠を誓えとは言わん、俺も鬼じゃないからな。 永遠に若林を慕い続けてもいいさ。
    どうせお前が便利に試合で使える駒だとは思っていないからな。
    ただし、俺がキャプテンになるように動け。 選挙の際も俺の投票をし、俺の命令には服従しろ」
高杉「なっ……! そ、そんな事……!」
若島津「断るつもりか? んん??」

彼の中での目下の目的はキャプテン選挙で勝つ事、そして若林との正GK争いで勝つ事である。
高杉は戦力としては計算をしていないが、一番の若林の信者である事に変わりはない。
彼を自分の傘下に引き込めば、それだけで若林の支持者は減り自分の支持者が増える。

何よりも高杉という男は多少の脅しをかければすぐに自分にひれ伏すだろうと、
チームメイト達の事をこの5日間若島津なりに観察をして性格を察知した若島津の判断からの行動だった。

故に、若島津は高杉が断ろうとした瞬間に空手の型を取って軽く脅しをかける。
こうすれば高杉はすぐさま自分につくだろうと考えて。

高杉「ば、馬鹿な真似はよせ! 暴行なんて働いたら、お前……全日本の代表から外されるぞ!!
   俺がされたって事をチクれば……」
若島津「なに、暴行じゃないさ。 ちょっとした練習だ、練習。
    DFとGKが合同で練習。 ただ、不慮の事故からお前は俺の浴びせ蹴りをまともに食らってしまうだけだ。
    それを練習に付き合ってくれたタケシが証言してくれるさ。 なぁ、タケシ?」
沢田「は、はい……」
高杉「う、うう……」
若島津「痛い目に合って俺につくか、それとも素直に俺につくか。 それくらいはお前の知能でも判断出来るだろう?
    さあ、どうなんだ?」

927 :森末(仮):2014/03/19(水) 21:35:07 ID:???
先着1名様で、

★高杉くん絶体絶命→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→高杉「ふ、実は俺は柔道の黒帯だ! かかってこい!!」 そういえばドカベンって初期は柔道漫画でした!
ダイヤ→高杉「わ、わかった。 お前につく、つくよ!」 若島津に味方する事を約束
ハート→高杉「わかった、お前の味方につく!(若林さんが合流するまでだけどな!)」 若林にチクる事を決意しつつ味方する!
スペード・クラブ→高杉「馬鹿言うな! 若林さんを裏切れるか! うおおおお!!」 いったいった、高杉が行ったー!!

928 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:35:18 ID:???
★高杉くん絶体絶命→ クラブ2

929 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:36:23 ID:???
ドカベンって柔道漫画だったんだ

930 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:40:45 ID:???
高杉「泣いたりわらったりできないようにしてやる!」

931 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:41:31 ID:???
かっこいいぞ!高杉!(結果は別として)

932 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:43:24 ID:???
高杉「きさまら二度とサッカーができん体にしてやる!」

933 :森末(仮):2014/03/19(水) 21:44:39 ID:???
>★高杉くん絶体絶命→ クラブ2 ★
>高杉「馬鹿言うな! 若林さんを裏切れるか! うおおおお!!」 いったいった、高杉が行ったー!!
================================================================================================
しかし、この状況でも高杉は若島津に屈しなかった。
彼の中では、若島津に対する恐怖よりも若林に対する信望の方が高かったのである。

若島津「ふ、馬鹿が……大人しく従っていればいいものを」
沢田「あわわわ……(ぼ、僕しーらないっと!)」

ドドドドド、と音を立てて突っ込んでくる高杉を笑みを浮かべて若島津は見つつ、
構えを取って当初の予定通り、『力』でねじ伏せる事にするのだった。

先着2名様で、

★高杉→ケンカ 5 (! card)(! dice + ! dice)=★
★若島津→空手 10 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧1→なにィ!?高杉が勝った!? 高杉「案外大したことなかった!!」
=0→全くの互角だと!? 何故か2人に友情が芽生える!?
≦−2→普通に若島津がボッコボコにした。 若島津「やれやれ、単細胞の相手は疲れる」

【補足・補正・備考】
高杉がダイヤで「頭突き(+3)」が発動
若島津がダイヤで「浴びせ蹴り(+10)」が発動
若島津がハート・スペードで「正拳突き(+5)」が発動

934 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:45:10 ID:???
★高杉→ケンカ 5 ( ハート10 )( 4 + 3 )=★

935 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:45:30 ID:???
★若島津→空手 10 ( スペードQ )( 1 + 4 )=★

936 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:45:49 ID:???
★若島津→空手 10 ( JOKER )( 3 + 3 )=★

937 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:46:43 ID:???
>>936 やめたげてよぉ!

938 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 21:46:50 ID:???
若島津に新スキルが備わるトコだったのにw

939 :森末(仮):2014/03/19(水) 22:07:36 ID:???
>★高杉→ケンカ 5 ( ハート10 )( 4 + 3 )=12★
>★若島津→空手 10 ( スペードQ )( 1 + 4 )+(正拳突き+5)=20★
>≦−2→普通に若島津がボッコボコにした。 若島津「やれやれ、単細胞の相手は疲れる」
===================================================================================
高杉は突撃した。若島津へ向けて猪突猛進の勢いで突っ込んだ。
次藤や中西には劣るとはいえ、高杉もまた巨漢である。
その巨漢が走り迫る様は正に凶器であると言え、並の男ならばあえなく吹き飛ばされていたかもしれない。
サッカー同様、喧嘩というものにおいても体格というのはそれだけで重要なファクターを占めるものなのだから。

若島津「ふん……破ァッ!!」
高杉「ぶぎゃああっ!?」

バゴォッ!! ずでんっ!!

しかし、これは若島津には通用をしなかった。
幼い頃から実家である空手道場で若堂流空手を習い、年上との組み手もしてきた若島津。
当然ながら図体のでかい者との対戦経験もあり、
そしてそれらの男たちに比べれば高杉の突撃はあまりにも稚拙なものだった。

高杉の体当たりが若島津を捕らえる寸前、若島津は正拳突きをただ一つ放ち、
これを受けた高杉はその巨体を大きく吹き飛ばされて泡を吹いて地面に転がる。
若島津にとっては当然の結果、その表情に喜びの色は何一つ無い。

高杉「げ、げふっ……ごふっ……(い、いてぇ! めちゃくちゃいてぇ!!)」
若島津「わかったか? 俺に逆らうのがどれだけ無謀な事か。 さぁ、俺に従え」
沢田「高杉さん、もうやめましょうよぉ……」

940 :森末(仮):2014/03/19(水) 22:08:36 ID:???
先着1名様で、

★高杉くんHP1→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→高杉「この高杉真吾、貴方様の忠実なるしもべでございます」 変わり身早い!
ダイヤ・ハート→高杉「わ、わかった。 お前につく、つくよ!」 若島津に味方する事を約束
スペード・クラブ→高杉「わかった、お前の味方につく!(若林さんが合流するまでだけどな!)」 若林にチクる事を決意しつつ味方する!

941 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:08:57 ID:???
★高杉くんHP1→ クラブA

942 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:08:58 ID:???
★高杉くんHP1→ ハートK

943 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:09:48 ID:???
高杉のこと好きになったわww

944 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:10:03 ID:???
マモノ引いたけど何もなしか?高杉忠誠心マジ高過ぎwww

945 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:10:21 ID:???
ただでは死なない高杉であった

946 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:13:50 ID:???
若林と若島津のバトルが楽しみだなw

947 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:25:18 ID:???
ケンカなら若島津は十分勝ち目があるなw

948 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:25:49 ID:???
サッカーで勝負しようよ…w

949 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:28:51 ID:???
サッカーは格闘技でしょ?格闘技じゃん、だから大丈夫
・・・ん?

950 :森末(仮):2014/03/19(水) 22:29:05 ID:???
>★高杉くんHP1→ クラブA ★
>高杉「わかった、お前の味方につく!(若林さんが合流するまでだけどな!)」 若林にチクる事を決意しつつ味方する!
================================================================================================================
正拳突き一発のみで叩きのめされた高杉は、若島津の味方につくと宣言をした。
これ以上争っても自分では若島津に勝つ事は出来ず、
自分を何とも思っていない若島津ならば本当に再起不能になるまで叩きのめしてくるかもしれない。
それを考えれば、高杉はここで若島津の味方になる選択を取るしかなかったのである。

若島津「最初からそう言っていればいいんだ、馬鹿めが。 それじゃあ最終日のキャプテン投票の際は必ず俺に入れろよ」
高杉「あ、ああ……」
沢田「(よかったぁ……)」
高杉「(精々今の内に威張っていろ……!
    どうせ誰がキャプテンになったとしても、若林さんが来たらそこでキャプテンは変わるんだ!)」

しかし、安堵の色を浮かべる沢田や小さく嘆息をしている若島津を尻目に、高杉は内心で彼らへの逆襲を誓う。
確かに高杉は彼らに味方すると宣言をしたが、永遠にとは言ってはいない。
何よりも若島津自身が先に述べたように、高杉が若林を信望しても構わないとすら言っているのである。

ならば高杉は、若林が合流するまで若島津に味方をするだけ。
その後は若林に事情を説明し、真っ向からキャプテンとしての勝負――。
更には正GKとしての勝負を挑んで貰い、実力で若島津を叩きのめせばいいだけだ。
なんなら若島津の得意とする喧嘩での勝負でだっていい。

若林が若島津に勝ってしまえば、高杉が若島津に従う理由もまた無くなるのだから。

951 :森末(仮):2014/03/19(水) 22:30:12 ID:???
高杉「(若林さん、早く合流してくれー!!)」
若島津「さて、それじゃあ戻るかタケシ」
沢田「はい……あの、高杉さんは……」
若島津「放っておけ、そんな奴」

倒れた高杉に一瞥もくれないまま、部屋へと戻っていく若島津。
その背中を睨みつけながら、高杉は若林と出会える時を今まで以上に待ち望む。

力で人を支配しようとする者は、更に強大な力に出会った時に為す術はない。
果たして若林と合流をした時、若島津はその若林の力をも自らの手で下す事が出来るのか――。
答えが出るのは、もう少し先の事になる。

※高杉の若島津に対する感情が 高杉→(服従?)→若島津 になりました。
※高杉の若島津に対する好感度が−2されました。

952 :森末(仮):2014/03/19(水) 22:31:13 ID:???
〜 合宿 6日目 〜

こうして様々な事があった夜が明け、6日目の朝がやってくる。
残すところこの合宿もあと2日。
午後に入り個人練習の時間になると、周囲の者達の練習もかなり鬼気迫り身に入っているように見える。

板野「合宿も残り2日かー、これが終わればヨーロッパ遠征だ。 1つも無駄には出来ないぞ。
   さて、今日はどんな練習をしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

953 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:31:24 ID:IOz3+OmM


954 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:31:56 ID:WWmm/ON+
A

955 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:32:01 ID:DhEHdSuQ
D

956 :森末(仮):2014/03/19(水) 22:36:50 ID:???
>D.誰かの練習を手伝う
===================================================================
板野「そうだな、今日は誰かの練習を手伝う事にしよう。
   誰の練習を手伝おうかな……」

☆選びたい選手を1人明記して投票してください。

立花兄弟、新田、反町、佐野、来生、滝、松山、山森、井沢、小池、沢田
次藤、早田、中里、石崎、高杉、中山、中西、若島津

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

957 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:36:56 ID:IOz3+OmM
新田

958 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:37:20 ID:Ef18dNhY
石崎

959 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:37:24 ID:t8GWf2kI
新田

960 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:45:49 ID:???
さすがにあのまま隼放置はできんか、戦力にもなるし

961 :森末(仮):2014/03/19(水) 22:49:41 ID:???
>新田
==================================================================
板野「(そうだな、新田の練習を手伝おう。
    この前の練習で何かを掴めた、とか言ってたし……もう少しで成長をしてくれるかもしれない)
   おーい、新田!」
新田「あ、板野さん!」

前回の夜間特訓で成長をし、更に次のステップにも進めそうだった新田。
少しでも戦力を増やしておきたい板野としては彼をこのまま放置する事は出来ず、
ハンブルグ戦の前に更に練習を見てやりたいと考えた。

板野が新田を呼ぶと、新田もまたどこか期待をしたような目を向け。
練習を手伝いたい旨を伝えると2つ返事でこちらこそ、と礼を言いつつお願いをしてくる。

板野「ところで何か掴めた、とか言ってたけど……具体的にはどんなものを?
   もしかして新シュートか?(ファルコンクロウかな!?)」
新田「実は隼ボレーをもう一段階上に上げる方法を思いついたんですよ。
   ただ何度か練習したんですけど中々うまくいかなくて……」
板野「そっか……うん、わかった。 それじゃあ隼ボレーの練習なんだね。
   よし、上手くモノに出来るように頑張ろう!」
新田「はいっ!」

先着1名様で、

★新田のシュート特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→「ジャンピング隼ボレー」習得!
10以上→シュートフラグ維持のまま「ジャンピング隼ボレー」習得!

962 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:50:02 ID:???
★新田のシュート特訓→( 1 + 1 )=★

963 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:50:08 ID:???
★新田のシュート特訓→( 1 + 4 )=★

964 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:50:38 ID:???
うそ!?

965 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:50:56 ID:???
えー!?

966 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:51:45 ID:???
もう即三杉送りそれしかない…orz

967 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:55:00 ID:???
見ていない間にこんなことがあったとは
何度も運のないやつにつきあうからこうなるのだ。
JY時代ではもうかまわないほうがよくないか。
高校時代になったらまた変わるかもしれないけどね

968 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:56:49 ID:???
新田はたいして戦力にならないっていってんのにここの住人は無駄に絡むよね


969 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:57:40 ID:???
ん?952の選択でタックルが・・・

970 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:58:04 ID:???
所詮ランダムだから。

971 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:58:52 ID:???
まぁ、こういうのが続く時もあるさ

972 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 22:59:36 ID:???
>>968
この中のFWだと立派な戦力だよ
日向もいないしね
実際XやWで新必殺あったりと伸びしろはかなりあるわけだし期待も大きくても不思議じゃない
やっぱ空手かな


973 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:01:14 ID:???
ハンブルグ戦前に一試合練習試合を入れて貰えたら、試合中の判定で覚醒機会も多いとは思うのだけどね

974 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:12:40 ID:???
石崎育成したかったけど安価早い人が新田推し多くてだめだったわ
この分だと最後の練習も新田推しになりそうだな

975 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:16:48 ID:???
夜にもう一回新田と練習すればいいんじゃね?

976 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:17:46 ID:???
新田いらないって人は得点源誰にする予定?
板野と立花兄弟だけだとガッツの関係上不安だから、新田育成するつもりだったんだけど

977 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:17:53 ID:???
うん、もう夜しかないよね。さすがに昼はもう削れんし

978 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:17:53 ID:???
期待って・・・
松山と同じ通りに計算すると新田のシュート51でシュート力+1で52
ジャンビング隼ボレーが低いシュート+5(恐らく+4だが)だろうと高く見積もっても威力60だが
>>232の森末ヒントから圧倒的幸運がないと立花の火力以下つまり威力60を越えない
失敗続きでこのざまな新田だから60未満のシュート力の可能性もある
ハンブルグ戦でどう使えるんだよ、どうみても今やるべき事ではない
どうせやるなら行動を消耗しない昨日の夜ですべきだろう・・・

979 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:18:53 ID:???
【がんばれ】俺inキャプ森5【新田くん】

980 :森末(仮):2014/03/19(水) 23:31:19 ID:???
>★新田のシュート特訓→( 1 + 1 )=シュート経験値+2★
====================================================================
新田が考えていた新シュート、それは飛び込みながら隼ボレーを放つ――という、言葉にしてみれば簡単ではあるものの、
実際に行うには相当のセンスが必要とされる技であった。
元来、素早い振り足からシュートを放ちスピードで敵の守備を翻弄する事を目的としている隼シュート。
そのシュートにはマグナムシュート程の威力は籠っておらず、新田はそれを弱点だと認識していた。
ならば脚力を鍛えるしかないかと思うが、劇的にキック力を伸ばすというのも難しい話である。

そこで思いついたのが、飛び込みながら撃つ事により自身の体重を一気にボールに乗せる術。
無いパワーを補う為に、少しでも威力を向上させる為にと考えた苦肉の策である。

新田「(これがモノにさえなれば、立花さん達にも負けやしないんだ!!
    反町さんや来生さんにだって、シュート力だけなら絶対に負けない!! 俺がツートップの片割れになれるんだ!!)」

ここまで練習試合で出れなかった事、激しい競争が繰り広げられるFWの中で自分だけが埋もれている事実。
それに反発をするようにして、新田は練習に励んだ。

バシュッ!! ガシィィィイインッ!!

中西「そぉれ、飛べ! 政夫、和夫!」
政夫「ヒャッホー!!」
和夫「いけるぜ、兄ちゃん!!」

新田「えっ……!?」
板野「(うわっ……本当に中西が土台やってる!!)」

しかし、その練習中に――新田は見てしまった。
目下のライバルとして考えていた立花兄弟が中西を土台にしてスカイラブをし、
両者が手を繋ぎながら同じボールに向けて足を振りかぶる様を……。

この合宿初日に見せたデルタツイン――その更に上を行く技、『スカイラブツイン』を披露する様を。

981 :森末(仮):2014/03/19(水) 23:33:17 ID:???
新田「(そ、そんな……嘘だろ……? なんでそんなにホイホイ技を身に着けられるんだよ……)」

その光景は、新田に大きなショックを与えた。
新田の目論見では「ジャンピング隼ボレー」が完成すれば、立花兄弟の「デルタツイン」に匹敵をする威力になる筈だった。
そうなれば人数の問題などから考えて、立花兄弟よりも自分が起用される可能性も高まると考えてもいた。
しかし、今まさに目の前で見せられたスカイラブツインは、その更に上を行っている。
自分の目指していた目下のライバルであると考えていた人間が、自分を超える速度でどんどんと高見を目指しているのだ。
野心家であり自信家であっても、現実というものをよくわかる新田は――当然ながらこれを見てショックを受けてしまうのである。

板野「! 新田、危ない!!」
新田「え!? わぁっ!?」

そして、愕然となっていた新田は注意が散漫になっていた。
結果、ジャンピング隼ボレーの練習中……飛び上がっている最中にバランスを崩し、転倒。
その際に誤って足を捻ってしまったのか足首には激痛が走り、慌てて板野は住友を呼び新田の手当を頼む事にする。

板野「住友コーチ、新田は大丈夫なんですか!?」
住友「ああ、そこまで大事じゃない……が、今日の練習は無理だな。 安静にしていろ」
新田「そんな……」

982 :森末(仮):2014/03/19(水) 23:34:26 ID:???
幸いにして新田の怪我は大したことが無かった様子だが、それでも今日の練習は止められる。
まだジャンピング隼ボレーが完成していない段階で練習を打ち切られ、新田は非難の声を上げようとするも、
当然ながら住友コーチがそれを許す筈もなく……板野もまた、無理は禁物だとして止め、新田は力なく頷く。

中西「よっしゃ、いけそうやな立花!」
政夫「へへへ、中西が最初スカイラブの土台になるって言ってきた時はどうしようかと思ったけど」
和夫「上手くいってよかったな! 合宿初日に掴んだ新しいツインシュートの感覚もモノに出来たし!」

新田「(畜生……何やってんだ俺は……!)」

遠くで新技のお披露目を終え、笑みを浮かべる立花兄弟たちを見つめながら、新田はギリと歯噛みをした。
折角板野が練習に付き合い――ここまで3度、夜の時も含めれば4度も付き合ってくれた中で、自分はまるで結果を残せていない。
人に迷惑をかけてまで力を伸ばす事が出来ていない自分の身が、ただただ悔しく、情けなかった。

※中西が「Wスカイラブ」を習得しました。
※政夫・和夫が「スカイラブツイン」を習得しました。(シュートフラグ消去)

983 :森末(仮):2014/03/19(水) 23:35:54 ID:???
板野「ふー、いいお風呂だった」
石崎「いよいよこの合宿所とも今日、明日でお別れか! 明後日は俺達、西ドイツにいるんだよなぁ〜」
板野「そういえば海外に行くのは初めてだなぁ(パスポートとかってどうしたんだろ、森末……)」
松山「俺もだ。 殆どの奴は海外旅行なんてした事ないんじゃないか? 三杉くらいなもんだろ」
石崎「あぁ〜、海外のパツキン美人たちと会うのが待ち遠しいぜ、うへへ」

練習を終えた板野は、いつものように自室で過ごしていた。
長かったような、短かったような合宿もいよいよ明日で終わり。
明日の予定を考えれば、これが最後に使える自由な時間とも言える。

板野「(明日は練習試合をして、それからキャプテン選挙があるもんな……。
    ヨーロッパ遠征の為の準備もあるだろうし、それを考えれば自由に動ける夜はこれが最後か。
    どうしようかな?)」

A.同室メンバーと過ごす
B.談話室に行ってみる
C.他の部屋に行ってみる(更に分岐)
D.森末と話してみよう
E.疲れたし寝る

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>968 >>972 >>244で書いてある通り、新田は一番の伸び代がありますね。
>>978 >>232の森末ヒントはその当時におけるヒントです。
(【】つきで立花兄弟を使うと言っている前に現時点でというまえがきがあります)

984 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:36:36 ID:???
これは以降は暫く放おっておいても自分で特訓イベントとか入りそうだな

985 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:36:45 ID:DhEHdSuQ
C

986 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:37:20 ID:Ef18dNhY
A

987 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:37:24 ID:IOz3+OmM


988 :森末(仮):2014/03/19(水) 23:46:42 ID:???
>C.他の部屋に行ってみる(更に分岐)
================================================================
板野「(そうだな……他の部屋に行ってみよう)ちょっと出かけてくるよ」
松山「あまり遅くならないようにな。 明日は練習試合もあるんだから、早めに寝た方がいい」
石崎「東邦の高等部とだっけ? 全国大会での借りを返してやるぜぇ!」
板野「(……でもやっぱり大したことが無いような気がする)」

松山達の言葉を聞きながら、それでも大したことがなさそうだと思いつつ板野は部屋を退室。
廊下に出ると、さてどこに行こうかと思案をする。

板野「(どうしようかな? うーん……)」

A.101号室 見上
B.102号室 住友
C.103号室 三杉
D.105号室 政夫、和夫、反町
E.106号室 中山、新田、早田
F.107号室 高杉、中里、山森
G.108号室 若島津、沢田、小池
H.109号室 来生、滝、井沢
I.110号室 次藤、佐野、中西

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

989 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:46:59 ID:IOz3+OmM


990 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:47:20 ID:8JzZ94DY
E

991 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:51:22 ID:???
>住友「ああ、そこまで大事じゃない……が、今日の練習は無理だな。 安静にしていろ」

今日は深夜練習無理だと思うんだが・・・あったとしても止められる可能性大


992 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:52:36 ID:???
練習じゃなくて新田に三杉にも指導してもらってこいってアドバイスしにいくんでしょう。

993 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:53:19 ID:???
それならまず三杉に頼むべきじゃね

994 :森崎名無しさん:2014/03/19(水) 23:55:01 ID:???
本人の意向聞かずコーチング依頼とか何様だよw

995 :森末(仮):2014/03/19(水) 23:58:39 ID:???
1000に近づいてきたので、新スレを建ててきます。

>>992-994
板野の最大の長所は本編などであった事がわかっている事ですので、
新田を三杉に師事させる事などはやりようによっては可能ですね。
ただ相手が了承するかや、どう思われるかなどはまた話が違ってきます。
この辺りは、よく念頭に入れて頂けるといいと思います。
(例えば立花兄弟のデルタツインなどを教える、中西に土台を進めるなどは、
 殆どリスクがなくメリットしかない技の開発を勧めたり、中西自体が聞き分けのいい選手だったので受け入れられました。

 若島津のDF転向などは、本編で実際にその通りになってはいますが今言ったら性格上反発の可能性が高いです)

996 :森崎名無しさん:2014/03/20(木) 00:01:31 ID:???
しかもこのスレの三杉は可能性レベルですら恐らく小池>新田って評価だろうしな

997 :森崎名無しさん:2014/03/20(木) 00:13:06 ID:???
正直今三杉に指導してもらいに行けとか言われたら見捨てられたと思われて当然じゃね?

998 :森末(仮):2014/03/20(木) 00:42:17 ID:???
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1395242717/l50

新スレを建ててきました。
スレタイは>>922さんのものを使わせていただきました。
沢山考えて頂きありがとうございました。

999 :森崎名無しさん:2014/03/20(木) 00:43:14 ID:???
今の不甲斐なさは新田のほうが良く分かっているだろうし、チームのコーチに直接指導を受けることを進めるのは何もおかしくはないよ。

1000 :森崎名無しさん:2014/03/20(木) 00:50:50 ID:???
誰も可笑しいなんていってないんだがな・・・
結局板野自身では見捨てる事で好感度下がる可能性あるだろうなと予測してるだけだ
さらに>>996の通り三杉は新田の事を原石とすら認識してないんだぜ
そう簡単に指導してくれるのやら・・・


1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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