キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP
■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】
1 :
森末(仮)
:2014/03/04(火) 20:50:10 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【かつて見た】俺inキャプ森3【栄光の道】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1383060597/l50
☆あらすじ☆
キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会。
板野は「マグナムシュート」を武器に大暴れをし、1回戦・早田率いる『東一中』、2回戦『錦が丘』、
3回戦・立花兄弟のいる『花輪中学』、4回戦・次藤率いる『比良戸中学』を次々に撃破していく。
迎えた準決勝、これまで辛酸をなめさせられ続けた若島津が待ち受ける東邦とぶつかるふらの。
三杉の助言もあり松山DF案を使ったふらのは板野の不調もあり攻めあぐね、対する東邦も決定打を欠く。
後半15分、キャプテン小池の先取点でようやく東邦がリードをするも奮起をしたふらのの猛攻、
そして板野のマグナムシュートの応用技『マグナムボレー』で同点に。
決着はつかず、勝負はPK戦にもつれ込み、一度は負けた筈だったが時間は巻き戻され互角に勝負を進め……。
158 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:10:50 ID:???
井沢すげー
159 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:18:43 ID:???
>★前半の山場→ ハート10 ★
>沢田「(あの中里さんって人を抜ければ決めるのは難しくない筈だ!)」 沢田が活躍!
===================================================================================
何度目かの攻撃成功時、沢田はボールを持ちながら考えた。
ここまで何度か突破には成功をしても先取点に持ちこめていないのは、やはり中里の存在がある為である。
彼さえかわす事が出来れば、残っている石崎と高杉はボールカットは決して得意とはいえない。
そのまま一気に抜き去る事が出来れば残るはパッとしないGKである剛田のみ。
沢田の実力ならば十分にゴールを割れるだろう。
沢田「(問題はあの人を僕で抜けるかどうかという事だ……だけど……やるしかない!)」
中里「むっ!?」
そして沢田は決断をした。
中里を抜き去り、自分がそのままゴールを決めてしまうという選択を取ったのだ。
かつての気弱な彼ならば或いは逃げの選択を取ってしまっていたかもしれないが、
吉良監督による猛烈な特訓は彼に足りなかった闘争心というものを少しばかり増幅する効果もあったのだろう。
単身で挑みかかってきた沢田に対し、中里は一瞬怪訝な表情を浮かべるもすぐさまチェック。
中里「そう簡単には抜かせん!(でゴザル!)」
沢田「抜きます!」
シュタタタッ ガガガッ!
実況「おーっと!? これは激しい鍔迫り合い!
東邦のゲームメイカー、沢田くん! そして南葛左サイドバックの中里くん、ボールを奪い合う!
それにしても凄まじい動きです、中里くん! 沢田くんがいかにかわそうとしても、しつこく追いすがる!
たまらず沢田くん、体を当てますが……中里くんも負けてはいないぞ! これはどうなる!?」
沢田「くっ……(駄目だ、吹き飛ばされてくれない!)」
中里「(シノビに必要なのはスピードだけにはあらず。 強靭な肉体は修行を繰り返すのに必要なものでゴザル。
しかししつこいボールキープ……安易に足を出せば反則を食らいかねぬ……)」
160 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:20:06 ID:???
沢田と中里、両者の争いは正に互角であった。
沢田のパワーに任せた強引な突破は中里の鍛え上げた鋼の肉体を吹き飛ばすには及ばず、
しかし中里の瞬発力を生かしたボールカットも一分の隙もない沢田のキープを前に手が出せない。
しばらくはそのままボール争いが続き、周囲もフォロー以外には迂闊に近寄れない状況が続いてしまうのだが……。
沢田「(こうなったら……)ふっ!」
中里「隙あり!」
シュパッ
必ずどこかで集中力、緊張感というものが途切れる時はきてしまう。
この時、それが先にやってきた……ように見えたのは沢田の方であった。
それを察知した瞬間、中里は鋭くボールへ向けて足を伸ばし、ボールを奪ってしまおうとする。
沢田「………………」
サッサッ ダーッ!!
中里「なっ、なにィ!?」
石崎「げ、げぇーっ!? 中里ー!?」
だが、それこそが沢田の読み通りであった。
お互いに手を出せなかった、というのは沢田にとっても同じである。
どれだけ力強く当たっても吹き飛ばされてくれない中里、しかし安易に突破を狙ってはその隙を狙われる。
ならばこちらも相手の隙を突くしかない――そう考え、あえて沢田は自身に"隙"に見える動きを作った。
そこを狙いにやってきた中里には、当然ながらボールを奪う動作に入る時にこれまた"隙"が出来る。
後はその隙を突き、一瞬にして振り切るだけ……力だけではなく、技術だけでなく。頭脳を使ってサッカーをする。
これもまた、吉良監督による教えの賜物であった。
※沢田が「頭脳的なドリブル」を習得しました。
161 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:21:06 ID:???
実況「あーっ!? 抜いた、抜いたーっ!! 沢田くん、突破ー!!
中里くん、最後は倒れ込むようにして抜かれてしまいました! 南葛、慌ててDF陣がプレスをかけるが……」
バキャキャンッ!
石崎「ぶべらっ!?」
高杉「まそっぷ!?」
小田「いくらっ!?」
実況「とめられなーい! このままではGKと一対一! 東邦、決定機を迎えたー!」
そして沢田は見事にGKとの一対一の状況を作り出す事に成功をした。
中里のいないDF陣は沢田の突破を止める事は出来ず、そして残るGKは明らかに周囲に見劣りをする選手。
この状況で怖いのは緊張のし過ぎでポストに当ててしまう事くらいだが、今の沢田は自分でも驚くほどに落ち着いていた。
沢田「(決める……僕が決めるんだ!)」
しかし、沢田は自らがゴールを決める――そのことにとらわれ過ぎていた。
……言い方を変えれば、周囲に目を向けきれていなかったとも言える。
岩見「うおおおおおおっ!」
沢田「えっ!? ああっ!?」
バチィッ!!
故に気づけなかった、中里との勝負が長引いた為に中盤のメンバーが戻れる時間を与えてしまっていたという事。
岩見、彼が自身の背後まで即座に詰め、ボールを奪い返そうと躍起になっていた事に。
普段ならば抜けたかもしれない、頭脳的にプレイをする事を覚えた今ならばなおさらである。
だが、彼もまだまだ中学一年生――如何に技術に優れようと、精神的な面で油断をしてしまうというのは致し方ない事だったかもしれない。
そんな彼を支えるのが、頼れる先輩たちの役割である。
162 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:22:31 ID:???
バッ!
反町「でかしたタケシ! 後は俺が!」
井沢「させるか!」
南葛にとっての不運は、零れたボールは反町の方へと高く浮き上がって流れて行った事である。
当然ながら反町がこの決定機を見逃す筈はなく、合わせるようにして飛び上がりヘディングに向かう。
東邦にとっての不運は、岩見と共に井沢が戻ってきてしまっていた事である。
空中戦に自信を持つ彼は反町に対抗するようにしながら高く飛び上がり、反転をしながらクリアーに向かう。
井沢「(これが俺の……)オーバーヘッドクリアーだ!」
反町「(高い……! が……)俺の方が……僅かに早い!!」
井沢「くっ、くそっ!」
ダイレクトシュートが得意な者と、空中戦に自信を持つ者。
互いの勝敗を分けたのは、零れたボールが僅かに反町に近かった、という事実。
故に反町は井沢よりも早くボールに触れてヘディングをし、
井沢は反転した世界の中で自分の足をすり抜けてボールがゴールに向かうのを見過ごす事となる。
ズバァッ! ピピィーッ!!
反町「よぉおおおし!」
井沢「ああ……」
当然のように、剛田が守るゴールでは井沢に競り勝った反町の『強烈なヘディング』を止める事が出来ず。
こうして後半27分、東邦が待望の先取点を上げる事に成功をした。
得点こそ反町のものとなったが、この先取点の立役者が突破に成功しチャンスを作った沢田であるという事は言うまでもない事だろう。
南葛 0−1 東邦
163 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:23:56 ID:???
実況「決まった〜! 反町くん、ゴール!!
東邦、待望の先取点を奪い取りました! 昨日の試合では得点を上げれずにいた反町くん!
その汚名を返上するかのような、値千金の先取点です!
そしてこの得点を演出したのは、小さなテクニシャン沢田くん! あわや一対一になるかと思われましたが一歩及ばず……。
ですがそのプレイがこの得点に結びついたのは、誰の目にも明らかでしょう!」
反町「やったぞ、タケシ!」
沢田「反町さん! ナイスシュートです! フォローありがとうございます!」
小池「見たか! これが小池秀人様率いる東邦学園の実力ってもんよ!」
若島津「(よくやったタケシ、これで勝ちだ)」
井沢「く、くっそぉ〜!(若島津相手に先取点を向こうにやっちまった……!)」
剛田「す、すまねぇ先輩……止められなくて……」
岩見「……気にするな。 俺も沢田を完全に止められなかったのが悪いんだからな」
滝「(どうやって攻めたもんかねぇ……やっぱ来生にやらせるしかねぇか?)」
この得点を受けて、当然ながら両チームの感情の浮き沈みは激しくなる。
東邦からしてみれば、この試合はどうにかして点を奪うという試合である。
若島津がいる限りゴールが脅かされる事はないだろうという考えはあり、だからこそこの1点はいつも以上に貴重な1点だった。
対して南葛にとってもこの1点が重い事は間違いない。
これまで何度も攻め立ててはいるものの、まるで点の取れる気配のない若島津の守るゴール。
ストライカーの来生ですら分が悪い状況で、如何にして点を取るかに頭を悩ませていたというのに……。
1点を奪われた事で、勝利をする為には最悪でも2点を上げなければならない状況となってしまった。
あまりにも絶望的な状況と言えるだろう。
井沢「……中里、上がってくれ。 もうDF云々なんて言ってられる状況じゃない」
中里「されど拙者が上がっては……」
石崎「うぐっ……(やっぱ俺達信用ねーなぁ……)」
井沢「俺が下がって中里が上がる穴はフォローはする。 とにかく点を取らなければならないんだ」
中里「……御意」
164 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:26:05 ID:???
その後、攻める時間もなかった為に南葛は後半に反撃の力を残す為に流し、前半戦は終了。
ハーフタイムへと突入をし、試合を観戦していた板野達も一息つく事となる。
三杉「前半で東邦リードか、沢田も実力を上げたみたいだね。
中々の突破だった。 惜しむべくは最後のツメを誤った所くらいだな。
(それにしても思ったより小池が活躍してないな。 昨日の負傷の影響か?)」
松山「追いかける展開だと南葛は苦しいな。 昨日戦った俺達もそうだったが、やっぱり相手が若島津となると焦りが出てくるんだ」
弥生「(なんか私にわからない話ばかりになりそう……)淳、喉乾かない? 今の内にジュース買ってきましょうか?」
三杉「ああ……すまないね、弥生。 ありがとう。 君たちはコーヒーでいいかい?」
松山「あ、ああ……後で金は払うよ(弥生か……名前で呼ぶような仲なのか。 っていうか三杉、彼女いたのか)」
松山達が前半を終わっての感想を述べ合い、弥生がその空気に耐えきれず席を外していた中。
板野は前半戦を見ての井沢の能力について脳内で纏め、数値化しようとしていた。
板野「(大体こんな感じかな)」
選手名 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 ガッツ
井沢 52 51 49 52 52 49 52 357 3/2 700/700
板野「(って、強っ!? え、何これ!? 井沢だよね!?
ブロックとシュート以外全部50超えじゃないか! なんだこれ!?
松山とかには及ばないけど! けど! 十分過ぎる程強いぞ!?)」
特に守備力に関してはブロック以外殆ど穴が無いと言えるだろう。
キャプテンとして皆を引っ張り、また翼がいない事で対抗意識を燃やさず守備力も伸ばせた影響なのだろうが、
それにしても本編を考えればあまりのレベルアップぶりに板野は驚きを隠せない。
マグナムシュート、マグナムボレーという大技を持ち、
全日本代表Jrユースでもスタメンはほぼ確定だと自身では思っているものの、
やはりまだまだ自分も甘い所があるという事を自覚する板野なのであった。
165 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:27:56 ID:???
片桐「やあ、板野。 昨日は惜しかったね」
板野「えっ……あ、片桐さん!」
松山「(ん? げっ、なんだこの人、この真夏に背広なんか着て……)」
三杉「(おまけに趣味の悪いサングラスだ……)」
そんな折、不意に板野に対して何者かの声が届く。
一体なんだろうと振り向けば、そこには相変わらずサングラスをかけ表情が見えないサッカー協会の偉い人。
板野に対してちょっと贔屓をしちゃうお茶目さんな片桐の姿があった。
当然、彼と面識のない三杉と松山は一体何者なのかと不審な目を向けるのだが、
片桐が自己紹介をし板野もまた説明をすると、相変わらず訝しがる目をしながらも警戒は解く。
板野「お久しぶりです、片桐さん。 それで、何かお話が?」
片桐「ああ、だが今日は君にじゃない。 ……武蔵中学の三杉くんだね? 今日は君に話があるんだ」
三杉「? 僕に? なんですか?」
まさか自分に話があるとは思ってもいなかったのか、三杉は最初驚いたような反応を見せるものの、
すぐさま冷静さを取り戻しコホンと咳払いを一つしてから片桐の話を聞く。
片桐の持ってきた話の内容は、当然ながら板野にはわかっていた。
三杉淳を全日本Jrユースのコーチとして勧誘をする――そのイベントは本編でも原作でも、この決勝戦で観客席で行われたのだから。
三杉「コーチ、ですか……。
ですが、大会には参加していない選手をコーチとはいえ招集していいんですか?」
片桐「君も知っているとは思うが、大友の中山くんがいるだろう。 それに……浪速の中西くん。
まだ決定はしていないが、彼らも選手として招集する可能性があるんだ。
それに比べれば、コーチとして招集をするのは何ら問題がない」
三杉「えっ、中山や中西も……?(……中山はともかく、中西が選手として登録されて僕はコーチか?)」
松山「……三杉を選手として集めるのは何か問題があるんですか?
はっきり言って三杉の実力の高さは誰もが認める所です。
……プレイ時間の制限はありますけど、実力的に中山や中西が選ばれるのなら問題は無いと思いますけど」
166 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:28:57 ID:???
片桐「勿論、選手としての登録もするつもりだ」
三杉「えっ!(意外とあっさりしてるな……)」
板野「(おや? 本編だとバッサリ切ったのに……なんで、と思ったけど……そっか、翼とかいないもんなぁ)」
板野の想像通り、片桐がやけにあっさりと選手としての登録も認めると言った理由。
それはこの世界に大空翼という日本を代表するMFが存在をしない為であった。
本編では、心臓病が完治をしていない三杉では中学サッカーまでならばともかく、
そこから先もサッカーに入れ込みプロ入りを目指すのはあまりにも難しいと片桐は三杉を突き放していた。
それは比較対象として翼や日向といった優れたフィールドプレイヤーが存在をした為であり、
三杉がいなくても十分に全日本は回ると判断をしての事だったのだろう。
だが、この世界では事情が違う。
翼が存在をしないだけで中盤の支配力という点では大きな不安を抱えるのが今の全日本だ。
松山、そしてヨーロッパ遠征で合流をするであろう岬だけでは心もとない。
その穴を埋められる存在は――やはり三杉淳しかいない。
片桐「(正直言って、これは賭けだ……今から治療をし、リハビリに努めて……。
それで三杉がものになるか、ならないか。 余程の努力を重ねなければサッカーセンスも試合勘も錆びつくだろう。
だが、これほどまでの才能の大器が万全の状態になってくれなくては……日本サッカーに未来はない)」
三杉「……わかりました。 選手兼コーチ、として僕も集められるという事ですね?」
片桐「その通りだ」
三杉「そのお話、御受けします」
松山「やったな、三杉!」
板野「(ふぅ……何かアクシデントがあって三杉が不参加とかなったらどうしようかと思った。
三杉の実力は本物だから、安心のしがいがあるよな……ちょっと性格的に怖そうだけど)」
こうして三杉淳は選手兼コーチとして全日本Jrユースに帯同をする事となった。
あくまでもコーチとして招集をする、という点が微妙に他の面子と差別を与える形になってしまっているが、
これもやはり片桐の自分が期待をする選手に対するちょっぴりの贔屓みたいなものなのかもしれない。
167 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 00:30:16 ID:???
その後、片桐は去り弥生が帰ってきた所で後半の開始時刻となった。
弥生は三杉が全日本の代表に選ばれたと聞くと手を叩いて喜び、三杉もそれに柔らかい笑顔で応える。
松山がそんな2人をどこか寂しそうに見やる中で、
板野は弥生が買ってきたコーヒーを片手に、後半は誰に注目をしたものかと思案をする。
板野「(迷うな〜。 どうしようかな)」
☆「能力値を見る選手を1人選んでください」
南葛:来生、滝、長野、岩見、山森、高杉、石崎、中里、小田、剛田
東邦:反町、沢田、小池、若島津
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
>>158 一部のキャラクターは強化をしていますが、
その中でも井沢はキャプテン判定で就任をしましたのでボーナスとして更にちょっとおまけしてますね。
168 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 00:30:53 ID:tNnmlwbY
中里
169 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 00:31:28 ID:1Dsenamg
中里
170 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 01:23:00 ID:???
>中里
=======================================================================
板野「(そうだな、やっぱり中里を見よう。 どう考えても今出てる選手たちの中で1番の実力者だし)」
こうして板野が中里を観察する事に決めた頃。
フィールドでは南葛のキックオフで後半戦が開始されていた。
実況「さァ、始まりました決勝戦!
残り30分、全国の中学校の中でNo.1の中学を決めるこの大会もいよいよ大詰めです!
南葛ボールでのキックオフ、まずボールはコントロールタワーの井沢くんに預けられますが……」
井沢「中里!」
中里「御意!」
シュタタタタタッ!
南葛の攻め手はこれまで滝のサイドアタックによる突破から、来生と長野を使って得点を狙うというものだった。
そのいずれもが失敗に終わり、更に1失点をして後が無くなった南葛が取った手段。
それはこれまで実力を隠していた中里を用い、一気に同点に追いつこうという1個人の実力に頼り切った戦術。
このようなものを戦術と呼べるかどうかという事には色々と意見があるかもしれないが、
事実、来生達ではここまで点を取れていないのだから他の者を使うという点においては間違いはない。
小池「なんだなんだ、DFが上がってきやがったぞ?」
松木「チャンスだ! こいつがいないならもう1点取れるぞ!」
中里「(中の里が奥義……分身の術!)」
ブブブブブブ
小池「ふぇっ!?」
松木「な、なんだぁ!?」
中里「(ニンニン!)」
171 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 01:24:02 ID:???
ワーワー! ワーワー!!
観客「な、なんだ今の動き!?」「全然見えなかった……」「なんなんだあいつ?」
三杉「今のは……高速で動く事で相手の意識を読み違えさせたのか?
しかし、それにしたって……」
松山「は、速すぎるだろ……あのスピード、比良戸の佐野でも出ないぞ」
板野「(……やっぱり中里のドリブルは卑怯すぎる)」
DFとして登録をされ出場している中里。
彼の特技は忍法を駆使したタックル、パスカット、ブロック、クリアーといった守備能力全般もそうであったが、
何よりもそのスピードと分身の術を使ったドリブルで真価を発揮した。
彼のそのドリブルの前には東邦守備陣は一歩も動けず、まるで追いつけず、
あれよあれよという間にシュートレンジに入った中里はそのまま足を振り抜きシュート体勢に入る。
実況「なんと中里くん、一気に東邦中盤をごぼう抜き―!!
そしてバイタルエリアに入ると同時、シュート体勢に入ったぞ!? これは一気に一人で決めてしまうつもりかー!?」
中里「(このまま決める! 拙者のサッカーはこれが最後!)」
シュバッ! ギュオオオオオオンッ!!
若島津「!!」
中里「(悔いなど残さぬ!)破ァァァァァァァアアアアッ!!」
再び影分身の術を使い、自身が高速で左右からボールを同時に打ち据える技――『影分身ツイン』。
実際に中里が1人増えた訳ではなく、ほぼ同時に高速移動をしている中里がボールを蹴りぬくという、
言葉にしてみても非科学的で非常識な技であるが、とにもかくにも中里は渾身の力を込めて必殺の技を叩き込んだ。
先ほどから目の前で起こる予想外の事態に観客たちは唖然とし、東邦メンバー達もまた茫然。
若島津も一瞬気を取られはしたが……ボールがゴールに向かってくる事を確認すると、すぐさま気を取り直しセービングに向かう。
172 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 01:25:09 ID:???
若島津「(これは……立花兄弟が打っていたツインシュートとかいう奴か!
確かにボールの軌道は不規則、一見すると止める事は不可能に見えるが……)キエエエエエエッ!!」
バチィッ!
中里「なっ、なんと!?」
滝「こ、これでも駄目なのかよ……」
確かに中里の放った『影分身ツイン』は高い威力を秘めていた。
相手が中里の見せる忍法の数々に驚き虚をつかれていた事、中里が殆どフリー状態であった事。
それらを考えれば入っていてもおかしくなかったと言える。
だが、やはり若島津は鉄壁であった。
如何に中里の放った影分身ツインが取りにくい軌道を描いていようと、ボールは1つ。
そして飛んでくるシュートのスピードもパワーも、板野のマグナムシュートに比較をすれば雲泥の差であった。
空手で培った動体神経を使い直前まで見極め、思い切り飛び上がり手刀で弾き返す若島津。
もはや南葛は若島津の絶対的な守護神ぶりに畏怖を感じずにはおれず、対抗策も何も思いつかなかった。
来生「ヒャッホー! 貰ったぜー!」
若島津「なにィ!?」
ただ一人を除いては。
173 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 01:26:35 ID:???
実況「とっ、止めたー! 若島津くん、中里くんの奇想天外なシュートを弾き……。
あーっ! 駄目です、このこぼれ球には来生くんが詰めていたー!
来生くん、そのまま一気にゴール前になだれこむ! 東邦DF、慌てて止めに向かうが……」
ピキーンッ!
来生「見える……見えるぞ……私にも敵が見える……!」
山辺「やらせるかっ!」
来生「ララァよ私を導いてくれ……」
古田「と、取れないっ……」
来生「まだだ、まだ終わらんよ!」
滝「お、おおっ! いけ、来生! そのままおしこめ!」
井沢「(そうだ、一対一なら若島津といえどもゴールを簡単に守れない筈だ!)」
ここで予想外の活躍を見せたのが意外性だけが売りの男、来生である。
若島津の弾いたボールをいち早く確保した来生は単独でPA内に侵入。
迫りくる東邦DF陣をあれよあれよという間に抜き去り、あっさりと若島津と一対一になってしまったのである。
沢田「あわわ……わ、若島津さーん!」
若島津「ぐっ……(こんな馬鹿に決められてたまるか!)」
来生「選手間の能力の差が、戦力の決定的差ではないという事を……教えてやる!」
174 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 01:27:36 ID:???
先着1名様で、
★若島津、本編での大失態→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→若島津「遊びでやってんじゃないんだよー!」 来生「なんだこのプレッシャーは!?」 若島津が何かに目覚めた?
ダイヤ→若島津、華麗にボールを確保! ゴールを守った!
ハート→若島津、辛うじてボールを弾く! ゴールを守った!
スペード→若島津が抜かれるが小池がブロックに入った! ゴールを守って貰った!
クラブ→若島津が抜かれゴールイン……。
クラブA→スペード+小池「やっべ、キックミスった。テヘペロ」 あー!オウンゴールだー!
175 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 01:29:24 ID:???
★若島津、本編での大失態→
ハート8
★
176 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 01:29:42 ID:???
★若島津、本編での大失態→
ハート8
★
177 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 01:34:39 ID:???
JOKERだと廃人になっちゃうんですが大丈夫なんですかね
178 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 01:39:27 ID:???
ハートの8何があるのか気になって調べてみたら、割と酷い扱いだったでござる。
準備期間・一時的な後退・譲歩・猶予期間・面倒がる・不精・衰退
現状・希薄・逃避・離別・放棄・過去・無関心・意欲の低下・謙遜
若林登場という未来の暗示かな……
179 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 01:59:47 ID:???
>★若島津、本編での大失態→ ハート8 ★
>若島津、辛うじてボールを弾く! ゴールを守った!
==================================================================
若島津「若島津健を舐めるなァーッ!!」
来生「これが……若さか……」
バチィッ!
ここまで東邦学園のゴールを守ってきた意地、昨日の板野のマグナムボレーを止められなかった悔しさ。
何よりも来生などに点を奪われる訳にはいかないという誇りが、若島津にはあった。
大きく伸ばした腕で来生がドリブルで進んでくるのを見ながらボールに触れると、ボールはゴールから離れ転がってゆく。
実況「防いだーっ!! 若島津くん、絶体絶命とも言えるピンチを辛くも凌ぎました!
南葛、これでも得点ならずーっ!」
長野「こ、ここまでやっても駄目なのか……」
井沢「くっ……も、戻れ! みんな、戻るんだ!」
中里「(もう戻っておるでゴザル! ニンニン!!)」
小池「でかした若島津! それでこそ我が東邦学園の正ゴールキーパーだ!!」
反町「(流石は若島津だ……その若島津から点を奪った板野……それだけ凄いストライカーだって事だよな)」
沢田「ボールを下さい、相手はDFが上がってカウンターの絶好機です!」
今井「おう! もう1点取ってこい!」
こうして後半5分でいきなりピンチを迎えた東邦学園であったが、若島津の好守に助けられ無事に失点を回避。
逆に中里が上がった事で守りが手薄となった南葛を突き放す2点目を上げようとするも、
井沢や山森、石崎や高杉といった者達の踏ん張りによりこれはならなかった。
180 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 02:00:55 ID:???
戦況は再びこう着状態に陥り、お互いに中盤での争いが続く形となる。
早く同点に追いつきたい南葛としては再び攻めに転じたい所であったが、
ここで南葛にとって今まで払ってきたツケの代償が現れ始めていた。
中里「ハァ、ハァ……」
石崎「な、中里ぉ……」
高杉「(頼りすぎちまったか……肩で息してるじゃねぇか……)」
前半戦は守備に奔走し、後半に入ってからは攻撃にも参加をしていた中里。
彼の疲労はこの灼熱の太陽が輝くフィールドも手伝ってか、無視できないレベルまで蓄積をしており、
もはや彼一人の力で同点に追いつこうとするのは不可能な話であった。
井沢「(今から中里を上げる……駄目だ、そうしたらもう中里は全てを出し切って交代させる事になっちまう。
そうなったらこっちの守備力の低下は免れない……中里には最後まで試合に出て貰わなきゃならないんだ。
……やっぱりいつも通り攻めるしかないのか?)」
滝「(くっそー! シュートまでは持って行けるってのに!)」
こうして焦りの募る南葛面子であったが、かといって有用な打開策が思いつく訳ではない。
結局、いつも通り滝のサイドアタックからのセンタリングで来生と長野に決めさせるしかなくなるのだが……。
若島津「(そろそろ体力が心配だ。 浴びせ蹴りは出来んが……)貴様ら程度なら問題はない!」
長野「くっ、くそっ! くそっ!!」
やはり空中戦においては若島津を超える事は難しく、
浴びせ蹴りを使ってこない若島津に対してすら彼らは思うようにプレイ出来なかったのだ。
そして……。
181 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 02:02:02 ID:???
先着1名様で、
★結末は……→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→井沢「どうやら使うしかないようだな、俺が密かに練習をしていたネオバナナシュート!」 なにィ!?
ダイヤ→反町が駄目押し点を奪い、2−0で東邦が勝利だ!
ハート→小池が中心となって中盤を支配! 1−0で東邦が勝利だ!
スペード→特に見どころもなく試合終了! 1−0で東邦が勝利だ!
クラブ→最後の最後で来生がボールをもった! もう一度若島津に一対一を挑むぞ!
>>177 大丈夫大丈夫、へーきへーき、へーきだから!
>>178 若島津の命運はハンブルグ戦ですね。あそこで存在感を発揮出来れば正GK争いに食い込めるでしょう。
182 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 02:02:46 ID:???
★結末は……→
ハートJ
★
183 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 02:02:48 ID:???
★結末は……→
スペード2
★
184 :
森末(仮)
:2014/03/09(日) 02:03:53 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。
185 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 02:15:48 ID:???
お疲れ様でしたー
井沢の能力見ると全日本だとボランチか?
松山と比べると一回り頼りないが
186 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 02:17:15 ID:???
乙でした
最後も小池が締めるんですな
全日本キャプテン就任の可能性が、また高まってしまった
187 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 02:49:22 ID:???
乙でした。
反町君が中々判定に引っ掛からないなあ。
反町君、来生、新田、佐野の四人のうち、最低一人、できれば二人は伸びて欲しい。
188 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 06:41:04 ID:???
ジュニアユースに中里参加できるのかな、本編じゃ森崎が骨折って連れてきたし。
本当に誰も育たなかったら前半立花兄弟の2トップ→後半三杉+α交代、板野松山の2トップがありえる。
MFは松山、井沢、沢田、小池、岬、三杉、山森。FWとの相性もあるけど強化選手がどれだけ伸びるかか。
189 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 08:27:21 ID:???
4-4-2の2ボランチ型か
3-5-2トリプルボランチ型かな?
190 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 14:11:37 ID:???
中山さん加入、石崎高杉強化に井沢もいるからDFは本編より駒が揃っているし
4バックがメインになりそう
中盤から前は板野、岬、松山はスタメンとすれば残るは3枠
連携を考えてトリオを鍛えるか
沢田反町か、立花兄弟か
それとも山森新田を鍛えるか
191 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 17:10:45 ID:???
中盤の守備力考えたら中山さんボランチもありだと思う
松山をトップ下にするなら本編松山の代役は必要
井沢鍛えてもいいけどね
192 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 17:17:56 ID:???
日向代理:板野 翼代理:松山 松山代理:井沢
大雑把だけどこんな認識で大丈夫だと思うよ。決定力や総合能力は劣っちゃうけどね。
問題はFWだよね、板野の相方誰にしよう。これから誰が伸びるかだよなぁ。
次藤や若島津のようなタイプが結果的に合いそうだとは思うけど。
193 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 19:48:01 ID:???
そういやキャプテン争いもあるんだよね。
若林合流前に派閥を作っておかないと厳しいかもしれない。
194 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:20:08 ID:???
>★結末は……→ ハートJ ★
>小池が中心となって中盤を支配! 1−0で東邦が勝利だ!
========================================================================
後半の残り時間、南葛は何もする事が出来なかった。
それは中里の疲労が蓄積をしてこれ以上酷使する事が出来なかった事にも起因をしていたし、
そこをカバーする為にとどうしても井沢達中盤の選手が下がらなければならない為に攻め手が限られていたという事実が故でもあった。
しかし、何よりも彼らが抑え込まれてしまったのは東邦学園のキャプテン。
小池秀人その人が八面六臂の活躍を見せ、南葛に攻撃権を渡さない事が一番の原因と言えた。
山森「滝先輩、頼みます!」
小池「そう来ると思ったぜ! だらっしゃ!」
井沢達が迂闊に上がれない為に南葛の攻撃は滝に頼らざるを得なく、故に読みやすいパスコースを悉く遮断し。
井沢「(……なら直接来生に切り込ませる!)それっ!」
小池「あ、なんかこっちに行きそうな気配!」
井沢「なっ、なんだと!?」
三杉「(素晴らしい……あの天性の感覚というものは、どれだけ努力をしても身につかないものだ。
後は技術面さえ伸ばせば……)」
滝が使えないというのならば、直接来生に渡して単独で突破を……という判断からのパスでさえも、
彼は「なんとなく」という曖昧な理由から瞬時に察知し飛び込んでカットをしてみせたのだ。
数少ない攻撃のチャンスを潰された南葛は、そのままじわりじわりと真綿で首を絞められるかのようにして時間を潰される。
195 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:21:50 ID:???
来生「くそったれがー!」
若島津「ふん……今更破れかぶれのロングシュートが……」
バチィッ!
若島津「俺に通用をすると思うな!!」
井沢「(つ、強すぎる……もっと攻撃回数を増やせば点を奪えてたのかもしれないが……。
やっぱり……アイツは鉄壁だ……)」
最後の最後、ロスタイムに入ってからようやくボールを得た来生が奇跡を願ってロングシュートを放つも、
それが若島津に通用する筈は当然無く。
ピッピッピィーッ!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
若島津がガッチリキャッチをしたボールを大きく蹴り上げた所で、試合終了の笛。
王者・南葛の不敗神話が遂に途絶えV3の夢が露と消え、
これまでその南葛に辛酸をなめさせられ続けた東邦学園が悲願の初優勝を遂げたのを見て、
観客席からは大歓声が沸きあがるのだった。
南葛 0−1 東邦
※小池が「センシズカット」を習得しました。
196 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:22:53 ID:???
実況「試合終了〜ッ!! 0−1! 東邦学園、王者・南葛を僅差で下しましたァァアッ!!
王者南葛、その不敗神話が遂に破られたーッ!!
キャプテンの井沢くんはガックリと肩を落とし、小学生時代からの盟友である滝くんに支えられています。
対して東邦学園キャプテン、小池くんは天高くガッツポーズを上げて喜びを露にします!
その小池くんを中心として東邦メンバーも集まり、歓喜の声を上げております!
嬉しいでしょう! この去年までの2年間、決勝戦では常に南葛中学に敗北をしていた東邦学園!
しかし、今日ここでそのリベンジを果たして見せました! おめでとう、東邦学園!!」
観客「マジかよ!?東邦が勝ちやがった!!」「今年こそはやってくれると思ってたんだよ!」「やっぱ若島津は強いな」
「いやいや、どう考えても中盤の力が上がったからだろ」「反町も決勝点を上げたしよくやったぜ!」
小池「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお! 見たかァ! これが我らが東邦学園の強さだー!! やったぜー!」
反町「俺達、優勝したんだよな……」
沢田「やりましたね! 小池さん、反町さん……若島津さん!!」
若島津「ああ……俺達が、中学No.1だ!」
観客席から割れんばかりの声が降り注ぐ中で、東邦学園のメンバー達は主将である小池の周囲に集まり歓喜の声を上げる。
小池はそのどんぐりのような瞳に涙を浮かべながら絶叫。
反町は未だに自分たちの成し遂げた事を信じられないのか茫然とした様子であり、
沢田はそんな反町の様子に苦笑をしながらいまいち輪に入り切れていない若島津にも声をかける。
すると若島津は多少驚いたようなしぐさを見せるもすぐに微笑を浮かべ、彼らの輪の中に入っていった。
197 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:23:53 ID:???
いつもは常に冷静であり、感情というものをあまり表へと出さない若島津。
そんな彼でも、やはりこの優勝という事実は何よりも渇望し、誰よりも喜んでいたものであった。
小池「俺達がNo.1だー!! ぃよっしゃああああああ!!」
東邦メンバー「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
小池「応援団に挨拶いくぞ!! 優勝したチーム様の凱旋だー!! このキャプテン小池についてこーい!!」
そして、この決勝まで自分たちに声援を送り続けてくれていた応援団へと挨拶に向かう東邦学園の選手たち。
彼らの背中を見ながら、監督である北詰は実に満足そうにその目を細めるのであった。
北詰「(小池をキャプテンに指名した時は不安だったが……うまくいくものだ。
実力ももはや沢田や反町達とそん色が無し、少々抜けている所は短所であるが陽気とも言えるそれは長所にもなる。
……我ながら、いいチームが作れたものだ)」
本編では不遇の一途を辿った彼は、
この時自身が作り上げたチームが優勝をするのを間近で見る事が出来るという幸せの絶頂にいた。
198 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:24:55 ID:???
井沢「く……くそぉっ……俺達が……負けるだなんて……」
滝「……それだけ東邦が強かったって事さ」
こうして東邦学園の選手たちが歓喜の渦の中心にいた頃。
敗北をした南葛のメンバーは誰もが沈痛な面持ちで苦い敗北の味を噛み締めていた。
特にショックを受けていたのは、キャプテンである井沢守である。
これまで築き上げてきた不敗神話、
全国制覇V3という夢が自分の代で終わってしまうという事実は彼の小さな背中で背負うにはあまりにも巨大なものであり、
盟友である滝が支えてくれていなければ今すぐにでも崩れてしまいそうなほどであった。
来生「おかしい……こんな筈はない。
今頃俺はハットトリックをして優勝をして胴上げしてもらって得点王取って大会MVPに選ばれている筈なのに……」
滝「アホかお前は」
井沢「それはない」
来生「なにィ!?」
そして、支えるのが滝であるならばいつもの調子に戻すのは来生である。
彼のどこかピントのズレている発言を聞いてすかさずツッコミを入れてしまうのは彼らにとっては既に条件反射であり、
真面目に井沢達のツッコミにキレかけている来生を見て、井沢はため息を吐きながらもようやく笑顔を浮かべる事が出来た。
とはいっても、明らかに作られたもので……しかもかなりのやせ我慢をしているものであるが。
それでもいつまでも落ち込まずにいれただけでも幾分かはマシである。
こうして修哲トリオは3人揃って敗北の痛さと悔しさを受け入れていたのだが……。
199 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:25:56 ID:???
高杉「あーあぁ、若林さんがいてくれさえすればなぁ……」
ここで修哲トリオの輪に入ってきたのは、同じ修哲出身でありながらイマイチ彼らとは一括りにされないDFの高杉である。
彼の第一声はここにはいないかつての天才GK――若林源三の不在を嘆く声。
実際に彼がいたのならば結果は恐らく違っていたのだろうが、あまりにも情けないその言葉に井沢は眉を顰める。
井沢「言っても仕方ない事だろ、確かに若林さんがいればもっと思い切って攻める事が出来ただろうし……勝てたかもしれないさ。
だけど若林さんはいないんだ。
俺達イレブン……それに控えやマネージャー、監督も合わせて南葛中学サッカー部はやってきたんだろ。
情けない事言うなよ……」
来生「つーかそれ、お前が1番言っちゃ駄目じゃねーか? DFじゃねーかお前」
滝「(来生の奴、たまーに直球の厳しい事言うんだよなぁ。 まあ今回に関しちゃ俺も同意だが)」
高杉「……ぬぐぐ」
若林への忠誠心だけは無駄に高い高杉は、この発言に対して皆からも同意を得られると思っていたのだが、
返ってくる言葉は冷たいものばかりか高杉の南葛中学DFとしての責任や誇りを問うような声。
これには高杉も思わず二の句を次げなくなるなり、そんな高杉の様子を見て井沢は再びため息を吐く。
これでも、高杉が悪い奴ではないという事は井沢達もわかっている。
ただ異常なまでに若林に対する神格化が激しすぎ、それが少し悪い方向に出てしまっているだけなのだ。
井沢「……それにしても懐かしいな、若林さんか。 今頃どうしてんだろうな」
滝「さぁなー、便りがないのは元気な証拠って言うし割と元気にやってるんじゃないか?」
来生「西ドイツってどこにあるんだ? アメリカか?」
高杉「(……そういえば若林さんへの報告どうしよう。 むざむざ負けましたなんて言いたくないなぁ……)」
修哲トリオ+αは、ここにはいない天才GKに思いを馳せた。
彼らがその若林源三と再会をするのはもう少し先の事である。
200 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:27:15 ID:???
中里「ゼェ……ゼェ……ハァ……ハァ……せ、拙者たちは……負けてしまったのでゴザルか……」
石崎「大丈夫かよぉ、中里ぉ……」
そして南葛ゴール前では、もはや疲労困憊といった様子の中里の周囲に、
石崎を中心とした南葛メンバーらが集まっていた。
今日の試合守備に攻撃にと活躍し、その真の実力を見せつけた中里。
しかし彼の奮闘を持ってしても東邦学園は破れなかった。
人間としては――しかも中学生としてはありえない程の身体能力を持つ中里正人。
その彼が本気になったとしても、1人では勝つ事が出来ない――それがサッカーというスポーツであった。
石崎「俺達がもう少し上手かったら、お前の負担を減らせたのになぁ……。
せめて守備だけでもカバー出来たら、もっと攻撃回数は増やせた筈なんだ」
山森「先輩……」
中里「否……いずれにせよ、拙者の力だけではあの若島津を攻略出来たかはわからぬ……」
岩見「だが……来生との一対一の場面ではあいつもかなり危なかった筈だ。 来生よりもドリブルが上手いお前なら……」
中里「勝負事にたらればは禁物でゴザルよ、岩見」
滴る汗を必死に拭いながら、自身の無力さを呪うチームメイト達を励ます中里。
その顔は嘘を言っているそれには見えず、中里は決して彼らの事を恨んでなどはいなかった。
彼らの事を、足を引っ張るだけのお荷物な存在だとは思ってなどいなかったのである。
中里「拙者が忍である事がバレても、皆は約束を守り誰にも告げはしなかった。
拙者が今まで実力を隠していても、誰も文句は言わなかった。
拙者がこの決勝戦だけ本気を出すと言っても、誰も今更何を……と悪態をつかなかった。
……拙者は善き友を持った」
長野「……3番目については、そうしなけりゃ勝てないと思ったからだろ。 俺達が感謝される謂れはない」
中里「本当にそうでゴザルか? 長野はもっと若島津を相手に空中戦を挑みたかったでござろう?」
長野「それは……」
201 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:28:18 ID:???
長野は己の空中戦での強さに誇りを持っている。
滝のサイドアタックから長野に上げ、それを落とすかそのまま決めるかという南葛の黄金パターン。
攻撃の要として機能をしている自身に、少なからずプライドを持っていた。
しかし、今日の試合――若島津に対してそれが無謀であるという事を知ると、彼は後方に下がり守備参加に意欲を出した。
中里が体力切れを起こした後はいつも通りの攻撃をするしかなかった為に再び上がったものの、
それまでは中里を攻撃に使う為に自身がそのカバーを買って出たのである。
中里「己のプライドを捨てて、拙者やチームの為にしてくれた事……痛み入っておる。
しかしそれでも拙者たちは勝てなかった……つくづくわかったでゴザル。
やはり、サッカーは難しい。 忍の術をどれほど用いても、勝てるとは決して言えぬ」
石崎「中里……」
中里「最後の最後、全力を出すという拙者の我儘を聞いてくれた皆に感謝こそすれ、恨みは無い。
敗北は悔しいでゴザルが……拙者は、満足でゴザルよ」
小田「……やっぱり中里も、これで最後のサッカーになっちゃうのか?」
中里「うむ……そろそろ忍としての修業に本腰を入れろとの、父上からの命令でござるからな」
晴れ晴れとした顔で天を仰ぐ中里であるが、周囲の者達の顔はやはり暗い。
以前から彼らは聞かされていたが、中里はこの試合でサッカーを止める。
忍者としての修業を積む為にこれからは他の事にかまける事が出来ず、高校に上がってからはサッカーをする事を禁じられているからだ。
だからこそ、こうして中里は最後の試合で全てを出し切ったのだが……。
小田「(勿体ないなぁ……俺と違ってサッカー巧いのに)」
岩見「ん? ……な、なんだあれは!?」
長野「こ、こんな所に……鷹か!?」
中里「むむっ!? あれは父上の持つ伝書鷹……何か里にあったでゴザルか!?」
そんな折、不意に彼らの元にやってきたのは大きな鳥――中里曰く、父親が言伝を頼む伝書鷹である。
すわ里に何か一大事でもあったのかと中里は疲れた体に鞭打ち鷹を呼び寄せ、
足に括りつけられていた巻物を手に取って中身を読み始める。
202 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:29:36 ID:???
石崎「なんだなんだ、何が書いてんだ? ……ってうわ、なんだこりゃ!?」
山森「(達筆過ぎてまるで読めない……)」
中里「ふむふむ……な、なんと!?」
岩見「どうしたんだ、中里? なんて書いてあるんだ?」
中里「そ、それが……」
巻物の中身――中里の父親が書いていたものは、そのものズバリ中里の敗北を叱責する手厳しいものだった。
忍として、その術を使って一般人に負けるだけではなく、あろうことか60分走り回っただけで簡単にヘバるというのは言語道断。
その後も忍としての基礎がなっていないと散々にわたる内容であり、
聞いている者達はあれだけの働きをした中里に対して酷すぎる言葉だと顔を顰める。
だが、次の中里の言葉でその表情は一変するのであった。
中里「……それで、その……。 どうやら、一般人に忍が身体能力で負けているのが里の方で問題になりそうなんでゴザルが」
石崎「あわわ……もしかしてそれで中里が罰受けたりするんじゃ……」
中里「いや、逆にゴザル……。 ……サッカーがそれほどまでに激しいスポーツなのであれば、これもまた修行になるのではという事。
それ……拙者の里、最近経済情勢がイマイチでござって……。
どうやら里の者、"プロ"になれば大金が転がり込んでくる事を知ったらしくて……」
長野「も、もしかして……」
中里「この先、スポーツ忍者としてサッカーで活躍をせよ……と書かれておるでゴザル!」
山森「それじゃあ中里先輩、サッカーをやめなくて済むんですね!」
小田「やったな、中里!」
中里「あ、ありがとうゴザル! 皆!」
こうして中里はサッカーを続ける事となり、仲間たちは我が事のように喜んだ。
途中、東邦学園の者達は負けたのに何を喜んでいるのかと訝しげに見てきたが、
その中心にいた中里は涙を流しながらこれから先も大好きなサッカーを続けられる事を喜び……。
中里「(これで今日みたいに……オナゴにワーキャー言われる事もあろう! ありがとう父上!!)」
今日の試合、堅守と速攻を繰り返すたびに観客席から(数は少なかったが)飛び出していた黄色い歓声の事を思いだし、
またあのような幸福を味わえるのだと考え、静かに父親に感謝をするのだった。
203 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:30:39 ID:???
その後、一段落をした所で優勝をした東邦学園に優勝旗が渡るセレモニーが行われた。
キャプテンである小池は堂々とした面持ちで優勝旗を大会委員長から受け取ると、
それを振り回して応援団の声援に応えるというハプニングもあったが、それは置いておこう。
とにもかくにも一連のセレモニーは終わり、これよりいよいよ今大会の成績発表。
並びに優秀選手、大会MVPの発表となる。
松山「優秀選手か……一体誰が選ばれるんだろうな(ウチからは何人選ばれるだろう)」
板野「(本編を基本として、そこに中山さんとか中西とか入れる感じになるのかな……。
あ、そうだ。 中里の能力も数値値しておこう)」
選手名 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 ガッツ
中里 55 49 50 52 53 53 52 366 2/3 750/750
板野「(ってなんじゃこりゃあああああああああああ!?
守備力は文句なしだし、何よりドリブルが半端じゃないよこれ!?
はー……いやいや、中里の強さはわかってたけど、この強さは尋常じゃないよ。
……もしも南葛と当たってたら、どうしただろう。 松山でも止められるとは言えないぞコレ)」
三杉「どうしたんだい、板野?」
板野「あ、いやいや、なんでもないよ」
実況「それではこれより、大会得点王……並びにアシスト王を発表します。
得点王……ふらの中学、板野住明くん。 アシスト王……花輪中学、立花和夫くん」
204 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:31:50 ID:???
〜大会得点王ランキング〜
13得点 板野
11得点 来生
9得点 反町
6得点 政夫
5得点 和夫、松山
3得点 山森、小池
2得点 沢田、佐野
1得点 井沢、滝
〜大会アシスト王ランキング〜
5アシスト 和夫
4アシスト 政夫
3アシスト 井沢、滝、山森
2アシスト 松山、小池、山室
1アシスト 沢田、小田、若松、金田
205 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:33:05 ID:???
板野「えっ……あっ、俺が得点王!?」
松山「なんだよ、気づいてなかったのか? 昨日の時点でお前、単独トップだったんだぞ」
三杉「来生がハットトリックを若島津相手に決められるとは思えないし、君の得点王はほぼ予想通りだよ」
中里の能力の高さに気を取られていた板野は自分が得点王として呼ばれた事に驚きを隠せないが、
松山と三杉は今更何を言っているのかと言わんばかりの表情。
どこかバツの悪くなった板野は頬をかきつつ、次にアナウンスされる優秀選手の名に耳を傾ける。
実況「優秀選手を発表します。
FW 東邦学園 反町一樹くん。 南葛中学 来生哲兵くん。 南葛中学 滝一くん。
ふらの中学 板野住明くん。 比良戸中学 佐野満くん。 花輪中学 立花政夫くん。 花輪中学 立花和夫くん。
MF 東邦学園 小池秀人くん。 東邦学園 沢田タケシくん。 南葛中学 井沢守くん。
南葛中学 山森正吾くん。 ふらの中学 松山光くん。
DF 南葛中学 石崎了くん。 南葛中学 高杉真吾くん。 南葛中学 中里正人くん。
比良戸中学 次藤洋くん。 東一中 早田誠くん。
GK 東邦学園 若島津健くん。
以上の方々になりました!
彼らにはこの後フランスで開かれる国際Jrユース大会に出場をする為の合宿に参加してもらう事となります!
皆さん、もう一度盛大な拍手をお送りください!」
パチパチパチパチ
板野「ほっ……(まあ、選ばれないという事はないとは思ってたけど、選ばれたか)」
松山「(あれっ? うちからは俺と板野だけ!?)」
三杉「(……FWが多すぎるな、どう考えても)」
206 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 00:34:13 ID:???
こうして大会優秀選手の発表も終わり、残すところは大会MVPを決めるだけである。
選ばれる可能性があると考える者は、ごくりと唾を飲み……。
そうでない者は一体誰が選ばれるのか、と期待を込めつつ耳を澄ませる。
若島津「(あの1点は余分だったが……これだけの結果を残して選ばれない筈がない)」
板野「(……ベスト4止まりだけど、得点王だし。 望みはあるよね?)」
松山「(MVPかぁ……誰が選ばれるのかな。 やっぱり若島津か?)」
先着3名様で、
★得点王板野→ (! dice + ! dice)+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=★
★守護神若島津→ (! dice + ! dice)+(大会通算1失点のみ+10)+(優勝チーム+10)=★
★結果は地味松山くん→ (! dice + ! dice)+(5得点2アシスト+7)+(キャプテン+5)+(ベスト4-5)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
1番数値の高い人物がMVPを獲得します。
>>185-193
どうも皆さん、Jrユース編以後の事を考えてくれているようで非常に見ていて楽しいです。
私も本編や他のスレにに参加をする時がそうですが、こうして色々考えるのが楽しいですね。
FWに関しては板野以外は殆ど横並び、立花兄弟だけは火力は飛びぬけていますね。誰にでもチャンスがあります。
ただJrユース編に参加するにあたっての注意事項が1点。
キャラクターの成長に関してですが、これはある程度の所で「頭打ち」が発生します。
板野くんが中学生編でのドリブル技限界が「強引なドリブル」までだったように、
他の選手たちもある程度の所で止まるように出来ています。
そこら辺を加味して、育成計画はぜひぜひ立ててください。
207 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 00:35:38 ID:???
★得点王板野→ (
4
+
6
)+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=★
208 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 00:35:39 ID:???
★得点王板野→ (
4
+
3
)+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=★
209 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 00:36:31 ID:???
★守護神若島津→ (
6
+
4
)+(大会通算1失点のみ+10)+(優勝チーム+10)=★
210 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 00:37:11 ID:???
★結果は地味松山くん→ (
4
+
4
)+(5得点2アシスト+7)+(キャプテン+5)+(ベスト4-5)=★
211 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 00:38:23 ID:???
納得の若島津
212 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 00:45:13 ID:???
正直これで選ばれても気が引けちゃいますよね。
キャプテンはどうだろう?
自ら名乗りを挙げるか、松山を立てるかの二択だと思うけど。
213 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 00:53:18 ID:???
高杉はシュートで黙らせて、石崎とは仲良くして……
と言うか、このDF陣だと高杉の入る余地無いな。その内野球のキャッチャーになりそうだよ。
キャプテンはすぐに決めるよりも、人間関係次第でおいおい決めていけばいいと思う。
見上さんに意見できるのはキャプテンにならないと厳しいかな。
もしくは戦術案で三杉をうならせるぐらいじゃないと。
214 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 01:17:07 ID:???
>★得点王板野→ ( 4 + 6 )+(大会得点王+5)+(13ゴール+13)+(ベスト4-5)=23★
>★守護神若島津→ ( 6 + 4 )+(大会通算1失点のみ+10)+(優勝チーム+10)=30★
>★結果は地味松山くん→ ( 4 + 4 )+(5得点2アシスト+7)+(キャプテン+5)+(ベスト4-5)=15★
>大会MVPは若島津!
==========================================================================================
実況「大会MVPは……今大会僅か1失点という難攻不落のキーパー!
日本が誇る守護神として東邦学園の優勝に大きく貢献をした若島津健くんです!
おめでとうございます!」
ワーワー! ワーワー! パチパチパチ!!
観客「そりゃ若島津だよなー」「今日もちょっと危ない場面があったけどキッチリ止めたしな!」
「板野のマグナムボレー止めれなかったのだけが惜しいな」「ありゃ決めた板野を褒めるべきだぜ」
今大会のMVPは東邦学園のゴールマウスを守り続けた若島津に決定。
これには観客たちも納得であり、惜しみない拍手が送られる。
若島津「フン、当然だ。 俺以外に誰が取るというんだ」
反町「(そうは言っても滅茶苦茶嬉しそうだな若島津……)」
沢田「あれ? 小池さん、ここで『なんで俺じゃないんだー!』とか怒らないんですか?」
小池「なんで怒る必要があるんだ? 俺は、キャプテンだぜ? MVPより偉ーいのだ!」
沢田「(やっぱり小池さんが考えてる事はいまいちわからないや……)」
松山「やっぱり若島津だよな。 考えるまでもないか」
三杉「……板野、君、ちょっと期待してたんじゃないかい?」
板野「えっ、それはその……へへへ」
三杉「まあ、得点王を取れただけでも十分凄いさ。 それは誇るべきだよ」
板野「うん、ありがとう三杉」
215 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 01:17:48 ID:???
若島津はキャプテンにならなさそう
若林がいるしなんか選ばれても辞退しそう
216 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 01:18:21 ID:???
その後、若島津にはMVPに送られるトロフィーが手渡され、大会は終わった。
かつて主人公だった者――板野住明は敗れ、結果的にはベスト4。
彼は小さくため息を吐きながら、フィールドで拍手を浴びる若島津の姿を羨望の目で見つめていた。
板野「(俺も……俺も、ああなりたい。 ああやって……スポットライトを浴びたい。
次こそは……今度こそは……!)」
次に迫る大会――Jrユース編への思いを馳せる板野。
これまで頼りになった松山、そして強敵として立ちはだかった若島津。
彼ら以外にも、この大会で出会った実力者――そして未だ見ぬ仲間たちと共に、板野は再び立ち上がる事となる。
板野「(やるぞ! Jrユース大会では、俺が……えっと……とにかく、頑張るんだ!!)」
いまいち決まらないが、ともかく決意を新たにする板野。
目の前に迫った合宿、その先にある更なる強敵――若林源三との闘い。
そして、幾多のドラマを生み出した強豪国との闘いを夢想し、板野は飛躍を誓ったのだった。
第一部・全国中学サッカー大会編 おしまい
217 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 01:19:22 ID:???
第二部・フランス国際Jrユース編 はじまり
こうして大会が終わりを告げた後、板野は松山と共に北海道へと戻ってきた。
戻ってきた当初は自宅の一室で寝ている日向の様子を覗いたり、
或いは溜まっている夏休みの宿題をやったり、そして激戦に次ぐ激戦で使った体を休める事に費やした日々。
そんな日々も終えると、気づけば合宿が始まる4日前になってしまっていた。
板野「ふあぁ……おはよう、森末」
森末「おはよう、板野。 寝癖がついてるよ、直したら?」
板野「んー……」
ぐっすりと眠ってリフレッシュ。
寝ぼけ眼のままリビングに行くと森末からミルクと砂糖たっぷりのコーヒーを淹れてもらい、
板野はそれを啜って頭を覚醒させながら森末と今後の事を話し合っていた。
板野「それで……日向の様子は? やっぱりまだ気づかないの?」
森末「うん……あのままだと臭すぎるから体を洗ってあげたりしたんだけどね。
それでもまるで気づかないし、何も声を発しない。 ……ご飯をあげれば食べるし、トイレもちゃんとするんだけどね」
板野「不思議だなぁ……」
あれから数日過ぎたが、未だに日向は覚醒をしないらしく板野と森末としても困った所。
しかし、どうすれば気がつくのかわからない以上はただただ様子を見続けるしかない。
森末「それと、昨日言ったように……僕も板野についていくからね? 合宿」
板野「日向は放っておいていいの?」
森末「日向なんかより君の方が心配だよ。 何があるかわからないんだから、傍にいなきゃ。
それに、僕がいないと君も寂しいだろう?」
板野「そんな子供じゃないよ!」
218 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 01:21:03 ID:???
中学サッカー大会でもそうであった事だが、どうやら今回も森末は板野についてくるらしい。
意識のない日向を残す事の不安や、本当に誰かに見つかってしまわないかという心配が板野にはあるのだが、
森末とて何か世界に横やりが入っている現状、板野を1人きりにしてしまうのは不安らしく、
子供扱いされているように感じて板野は不満げだが一応の了承をする。
板野「まあ、森末が来てくれれば……確かに心強い事はあるからね。 わかったよ」
森末「うん、いい返事だ。 それじゃあこれからどうする?」
板野「どうする……って?」
森末「もう4日後には合宿が始まるんだ。 今日を含めて3日、羽を伸ばすチャンスだよ?
……言い換えれば、北海道の皆と会えるチャンスも少なくなるんだ」
板野「そっか……そうだね」
2年間近く過ごしたこの北の大地。
その中で助けた人物、助けられた人物、よくわからない人物――色々な人と板野は出会った。
別れの挨拶という訳ではないが、合宿前に一度会っていてもいいかもしれない。
森末「或いは練習をしてもいいかもしれないね。 合宿前に少しでもレベルアップしておくのも手さ」
板野「うーん、なるほど」
森末「全ては君の考え次第だよ。 今日はどうするんだい?」
板野「そうだなぁ……」
A.練習をしよう!(更に分岐します)
B.森末と今後についてじっくりお話(森末くんからのワンポイントアドバイス)
C.矢車くんに会いに行こう!(兄貴からの餞別)
D.多田野くんに会いに行こう!(女の子(本当)と出会えるかも)
E.ダルビッシュさんに会いに行こう!(ダルさんからのありがたーいお話)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
>>211 若島津は安定した強さを誇っていましたね。Jrユース編ではどうなるか、ですね。
>>212-213 キャプテンになると、見上さんにフォーメーションなどの相談がしやすくなりますね。
いち選手では提案すらさせてくれないかもしれません。
219 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 01:22:33 ID:???
※合宿開始まであと3回行動が出来ます。
>>215 若林との実力差が開きすぎていると思うか、はたまた自分でも追いつき追い越せると思うかどうかですね。
220 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 01:23:08 ID:EYtPdgKM
C
221 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 01:32:34 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。
222 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 01:34:50 ID:9qqJDeE6
B
223 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 01:35:46 ID:n7hdwACs
B
224 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 06:44:59 ID:???
小池をキャプテンにしたのは北詰監督の英断だったなあ
狙い通りに各々の負担が分散されて、ふらのと南葛戦の原動力になった
225 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 17:15:15 ID:???
ヒロイン候補とは知り合いたいが多田野に会いに行ってとか不安しかない
226 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 22:43:06 ID:???
>B.森末と今後についてじっくりお話(森末くんからのワンポイントアドバイス)
===========================================================================
板野「森末、今後についてちょっと話をしておきたいんだ」
森末「ふむ? いいよ、僕のアドバイスが欲しいって事だね。
うん、了解だ。 バッチリアドバイスするから任せてよ!」
その小さな手で胸を叩きながら、板野の対面の椅子に飛び乗る森末。
顔が見えない為に板野はテーブルに乗ったらどうかと提案をするが、
それはお行儀があまりにも悪すぎるからしたくないとの事である。
森末「今後のアドバイスというと、Jrユース編に入ってからの事になるね。
まずはどういった事柄を聞きたいか言ってほしいな。
ああ、あと、あまりアドバイスをし過ぎるのもあれだからこの権限は2回までに限定させてもらうよ」
板野「えー、ケチケチしないでよ」
森末「ある程度は自分でやってもらわないと、ゲームにならないからね。 なんてったって難易度「むずかしい」なんだから」
板野「(変な所で強情だなぁ……)で、2回までだっけ。 うーん……そうだなぁ……」
A.Jrユース編に登場する選手たちの寸評を教えてもらう
B.自分の相方は誰を育てるのがいいか相談する
C.松山以外どんぐりの背比べなMFは誰が優秀か相談する
D.豊富だからこそ迷う守備陣の優劣について相談する
E.ハンブルグ戦を有利に進める為の相談をする
F.キャプテンになるにはどうすべきか相談する
G.その他 聞きたい事があれば併記してください
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
※あと1回選択できます。
>>224 JOKER判定が出た時は驚きましたが結果的にはスレの看板になってしまいそうなキャラが生まれてGMとしてもありがたいです。
我が道を往く若島津、小心者な反町よりはムードメイカーな小池が上手く合致していた感じがします。
>>225 大丈夫ですw ちゃんとした女の子が出てきます
227 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 22:44:05 ID:EYtPdgKM
E 何にしてもこれかな
228 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 22:45:17 ID:2uBSadUM
B
229 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 22:46:15 ID:DSof+NSM
E
230 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 22:51:47 ID:???
板野の相方、新田とか鍛えてもドリブルとシュート得意なの被るし
案外山森とかありかも
231 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 23:37:20 ID:???
>E.ハンブルグ戦を有利に進める為の相談をする
=====================================================================
森末「ふむ、ハンブルグ戦を有利に進めるか……」
板野「若林にあっさり負けちゃったら、キャプテンが若林になっちゃうかもしれないじゃないか。
それに、やっぱり俺……負けたくないよ」
板野がまず森末に相談をしたのはハンブルグ戦についてである。
周知の通り、原作では日向をキャプテンとして翼不在ではあるものの万全の状態で挑んだハンブルグ戦であったが、
若林の鉄壁の守りを終ぞ崩せず、最後に日向がお情けのゴールを奪えた所で試合は終了。
結果は5−1という大敗、ナショナルチームとクラブチームという枠組みを考えればあまりにも情けない結果である。
逆に本編では若林の奇跡のザルっぷりと森崎の超ファインセーブ、
更には翼が怪我をせずに普通に参加をしていた事もあってか引き分けに持ち込んでおり、
その後の若林源三のチームでの地位というものが一変をしている。
森末「中々これは難しい議題だね。
実際、本編で引き分けに持ち込めたのは3つの要素があったからだ」
板野「3つの要素?」
森末「『森崎が頑張りまくってシュートを止めまくった事』『翼が存在をした事』『若林がヘタレまくった事』この3つだ」
板野「……むむむ」
森末「どれかが1つ無かったとしても、結果は違っただろう。 だからこそのあの奇跡なんだ。
(あともうちょっとメタ的に言うと、ダイス制じゃなくてカード制だったっていうのもあるんだけどね)」
こっそり心の中で1つの要素を付け足しつつ、森末は話を続ける。
森末「言い方を変えよう。 つまり、結局の所突き詰めて言えば、サッカーっていうのは最終的に点を多く取ったチームの勝ちだ」
板野「そうだね」
森末「つまり、点を奪われず、点を奪える環境をつくる必要があるね」
232 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 23:38:37 ID:???
言ってしまえば当たり前であるが、そんな当たり前の事を森末は板野に改めて認識させつつ、
それではハンブルグ戦を迎えるにあたって何が問題点なのかを逐一指摘してゆく。
森末「まず1つに点を取る事だ。
本編で当時の最大火力の選手を考えると日向、翼、三杉、立花兄弟、松山といった感じになるだろう。
しかし、これは運が良かったからだ。 本来ならば日向、翼、三杉あたりでなければゴールを割るのは難しいだろうね」
板野「……日向のストライカー分は俺がやるとして、三杉も参加はする」
森末「翼のドライブシュートがない、というのはやはり痛い。 松山の北国シュートも悪くはないんだが、
よっぽど若林がヘタレなければゴールを破るのは難しいと思うよ」
板野「(それでもヘタレそうな気がするけど……)なるほど……そうすると、えーっと?」
森末「勝つ、点を取る事を考えるならば現時点で言える事は【立花兄弟を攻撃に使う】事だね。
彼らでも必ず取れるとは言い難い、だけど点を取れる選手は現時点では君以外にい彼らしかいない。
三杉は後半からの出場になるだろうし、松山には体力を浪費せずなるべく中盤を支配しまくってほしいだろう?」
板野「そうだね……でも、立花兄弟を使いすぎるとガス欠にすぐなっちゃうんじゃない?
俺だって、そう体力が多い方って訳でもないし……メンバーチェンジが厳しくなるんじゃないか?」
森末「練習試合だから交代は6人までだよ。 本編でもそうだったろう?」
板野「なるほどね」
森末「勿論、立花兄弟以上のシュートを打てる選手がいたならばそちらを優先すべきだろうけど……。
合宿中に彼らを超えるシュートを身に着けるのはかなり難しいと思う。
だから、点を取り合うつもりならば彼らを使う事は前提として考えておいてくれ」
板野「う、うん」
本編では相手のパワープレイ封じの為に守備要員となった立花兄弟。
果たして彼らで若林の守るゴールを奪えるのかと不安になりつつも、
とはいえ考えてみれば確かに彼ら以上のシュートを打てるのは全日本の中では自分くらいだろうと判断。
素直に森末の言葉に納得をする。
233 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 23:39:39 ID:???
森末「次に点を奪われない事だが、これがすっごく難しい。
なんてったって相手はシュナイダーとカルツ、他の選手だってレベルがまるっきり違うからね。
ハッキリ言って、若島津では荷が重すぎる」
板野「……若島津がそこまで簡単に失点をする所が想像つかないんだけどなぁ」
森末「これが世界とのレベルの差って奴だね。
ともかく、打たれてから止めるのはかなり厳しい……から、打たれる前に止めるのが最善手だと僕は判断する」
シュナイダーの持つファイヤーショットの威力の高さについては、今更説明するまでもないだろう。
原作ではこのシュートを前にし若島津は手も足も出ず、
本編では森崎が奮闘をするも全力でのセービングを次々と出してしまった為にあっさりと体力切れとなってしまった。
これらを繰り返さない為には、打たれる前に止める――それしかないと森末は断言をする。
森末「幸いにして、こちらには本来いない筈の中山さんと中里がいる。
勿論、彼らでもボールを確実にカットできるとは言い難い」
板野「そんなぁ……」
森末「ただ、打たれるよりはマシだ。 打たれたら、正直ポストに祈るくらいしか出来る事はないよ。
……仮に、もし仮にだ。 仮に打たれてからの保険を考えるなら……」
板野「………………」
森末「【石崎を使う】のがいいだろう」
板野「えぇっ!? い、石崎!!?」
ここでその名を耳にするとは、と板野は大層驚くも、森末は静かにうなずくだけである。
原作でこそスタメンに名を連ねるまでに成長をしたファンキーガッツマンも、
本編では殆どいいところがなく、板野の記憶する限りでは、
ジャパンカップでのハンブルガーSV戦でのスタメンくらいしか出番が無かった筈である。
森末「確かに能力的にはへぼへぼもいいところだけど、彼はブロックだけならばかなりのものさ。
……ただ、これ本当賭けだから僕はオススメしないよ。
なんてったって、彼の顔面ブロックの発動率はそこまで高くないからね」
板野「なら……やっぱり、打たれる前に止めるしかないのかなぁ?」
森末「【石崎を鍛えてあげる】のもいいかもしれないね。 顔面にマグナムシュート叩き込んじゃえ!」
板野「他の人に聞かれたら誤解されそうだねぇ」
234 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 23:41:29 ID:???
こうして攻撃、守備共に猿を使うのがいいかもしれない、というのが結論として出た。
守備に関してはあくまでも前で止めるという風がベストだろうが……。
本編ではいない筈の中山や中里の力をもってしても、必ず止められるとは言い切れないとの事。
保険としてならば、石崎を起用するのは間違った選択ではないという。
板野「……とすると、ハンブルグ戦でなるべく使った方がいい選手はこうなるの?」
FW 板野、政夫・和夫(板野以外の得点源)
MF 松山、中山(ボランチ)
DF 早田(ボールカット)、石崎(育成推奨)、中里(ボールカット)
GK 若島津
森末「そうだね、中山さんはボランチで使ってカルツの突破を止めさせたい所だ。
最悪、早田とのダブルボランチでもいいかもしれない。
立花兄弟もボール運びくらいならジェミニアタックで出来ない事もないかもしれないから、MFやらせるのも悪くないかもね」
板野「うーん……」
森末「……ここまで話したけど、正直、ハンブルグ戦は【敗北イベントに限りなく近い】よ。
本編でもそうだった筈だけど、この世界においてはその比が半端じゃない。
だから、僕個人としては……あくまでも、【若林から大量得点をする】事に主眼を置いた方がいいと思う。
これも相当難しいけどね」
板野「でも、負けたくないよ。 ……負ける前提で、試合を考えたくない」
森末「うん、わかる。 僕も勝って欲しい。 勝つ為に、試合をして欲しい。
だからこれは……あくまでも戯言として聞いてくれていいさ」
ふらの中学というチームでサッカーをやっていた時は感じなかったが、
やはり全日本という枠組みとなると翼、森崎、日向――特に前2人がいないという事実が、重くのしかかる。
それでもなお、試合をする前から諦める事はしたくないと板野は言い放ち、
森末はそれを嬉しそうに見ながら次は何を聞くのかと問いかけてきた。
森末「さ、どうする? あと1回ね」
板野「そうだなぁ……」
235 :
森末(仮)
:2014/03/10(月) 23:42:32 ID:???
A.Jrユース編に登場する選手たちの寸評を教えてもらう
B.自分の相方は誰を育てるのがいいか相談する
C.松山以外どんぐりの背比べなMFは誰が優秀か相談する
D.豊富だからこそ迷う守備陣の優劣について相談する
E.キャプテンになるにはどうすべきか相談する
F.その他 聞きたい事があれば併記してください
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
>>230 現時点で山森は超森水を飲んでいないので、本編より能力がダウンしている状態となります。
鍛えて挙げれば輝きを取り戻すでしょう。
236 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 23:44:58 ID:YdA9ZI62
B
237 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 23:45:24 ID:EYtPdgKM
F B+若島津のFWは可能かも聞いてみる
てっきり早田鍛えろって言われるかと思ったんだけどなぁ。
238 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 23:46:12 ID:+FGfnFZw
B
239 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 23:49:26 ID:???
そういえばキーパーは若島津だけみたいだね。
240 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 23:51:50 ID:???
中西はDFにコンバートするのだろうか
ゴールマウスの半分を塞ぐ程!のあの体格だけでもブロッカーとして即戦力だけどw
241 :
森崎名無しさん
:2014/03/10(月) 23:54:53 ID:???
……中西君、ごめん、優秀選手の所しか見てなかった。
242 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:07:45 ID:???
シュナイダーに二枚のマーク(早田、中里)、センタリングは浴びせ蹴りで対応。
したいところだけどダメかも。バイシクルやダイレクトファイヤー覚えてるから無理か。
うーん……1対1はまだそこまで強くないはずだから、1対1用のシュート覚えた方がいいかな。
243 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:22:20 ID:???
メカじゃないから浴びせ連発はなかなかキツイ
244 :
森末(仮)
:2014/03/11(火) 00:26:02 ID:???
>B.自分の相方は誰を育てるのがいいか相談する
=========================================================
森末「君が日向の代役として、その日向の相方に関しては結局本編でも解決しなかったからねぇ……」
次に板野が相談をしたのはもう一人のFW候補。
本編でも問題であった絶対的なストライカーの相方を誰にするかというものであった。
先ほどのハンブルグ戦対策において立花兄弟の火力が最大と森末はしたが、
それはあくまでも現時点での話――ここから先、誰を育成すればいいのかはまだわからない。
森末「まあこの質問は予想しておいたので、こちらのフリップをご覧ください」
板野「用意いいね!」
立花兄弟:デルタツインのフラグも立っているので現時点では大きくリード。
後はスカイラブツインさえ覚えればもはや文句なし。鍛えればボール運びも出来る。
ただし人数を食うという問題点は変わらない。
反町:ザ・器用貧乏。なんでもできるが何も出来ない。それを昇華させれば前線の便利屋になれる。
佐野:シュートに期待は出来ないが、ドリブルでの突破はFWの中でも随一。育てれば一対一とか出来る筈。
来生:実は能力値は一番高い。が、ガッツがない。その課題を克服し技を身につければスキル・NTが実に強力。
滝:シュートには期待できない。ただしドリブルとパスは高水準。スキル・サイドアタックを身につければボール運びはお任せ出来る。
新田:実は能力値は一番低い。ただし伸び代だけは誰よりもある。鍛えるなら長い目で見る必要がある。
245 :
森末(仮)
:2014/03/11(火) 00:27:29 ID:???
板野「お、おおう……。 ……やっぱりなんというか、微妙な面子だなぁ」
森末「即戦力なら立花兄弟がオススメだね。 さっきも言ったように、火力だけなら出せる。
2つ枠を使うのが嫌なら反町、来生かな。 反町には沢田との連携があるのが長所だね。
佐野に関しては正直MFへのコンバートが1番だと思う。
ただ、珍しい一対一シュートを覚えるだろうし突破を任せたいなら彼を推奨するよ。
滝はライン際からセンタリングを上げるだけなら誰よりもうまいよ。シュートはやっぱり期待しちゃ駄目。
新田は……本当に、ほんっとーに根気よく鍛えてあげるしかない」
板野「うーん……火力、を考えるなら立花兄弟・反町・来生・新田の4人(5人)になるわけか」
森末「そうなるね。 まあ、ここらへんは好みだと思うよ。 君が気に入ったのを選ぶといい。
即戦力で強くなるが2人起用の立花兄弟。
器用貧乏だがそれを鍛えれば便利屋になれる反町。
シュート力はないけど突破力と器用さは随一の佐野。
本当もう、アレだけど実力は備わってる来生。
ラインライダーにはなれないかもしれないけれど攻撃の繋ぎ役にはなれるだろう滝。
あとここでは羽ばたけるかなどうかな、っていう新田。
最悪、もう見限って君が頑張るとかでもいいとは思うけどね」
板野「それは流石に寂しすぎるよー」
森末「まあ、自由にすればいいさ。 この評価を見てね」
板野「見たから余計に悩む事になっちゃったよー!」
森末「あはは」
結局のところ、誰にでも長所があり短所があるというのが判明しただけである。
明確に誰を伸ばせばいいか、という指標にならず板野は混乱をし、
それでも森末の評価――伸ばせばどうなるかを把握しながら、合宿に思いを馳せるのだった。
246 :
森末(仮)
:2014/03/11(火) 00:28:33 ID:???
〜 ハンブルグJrユース ロッカールーム 〜
こうして板野が森末とこの先について話し合っていた頃、
ハンブルグJrユースのロッカーでは天才GK――若林源三が一枚の手紙を手にしていた。
今朝方宿舎に届いたそれは、日本にいる舎弟、南葛の高杉から送られてきた報告文である。
西ドイツに引っ越してからというものの、日本の事など忘れてサッカーに熱中……ではなく、
ストリートファイトに明け暮れてきた喧嘩上等の若林であるが、
間近に迫ったフランスでの国際Jrユース大会、そしてその時自分が招集をされる日本代表内において地位を確立する為、
日本サッカー界の情報などを高杉に集めさせていたのである。
若林「フフフ、まあ俺の実力があれば全日本で覇権を握るなど赤子の手を捻るようなもんだ。
若島津も大したことなかった筈だし。
ストライカーに至ってはなんとか兄弟とかいう猿くらいしかいなかった筈だからな。
今度の日本代表との試合で俺のレベルの高さというのを見せつけてキャプテンになるのは決まったようなもんだが……。
まあ、誰が使える選手なのかを事前に調べておくのは必要だからな。 フフフ……」
にやにやと笑いながら手紙の封を切る若林。
明らかに怪しい人物であるが、誰も注意をする者はいなかった。
彼には友達がいないのだ。
先着1名様で、
★高杉くんの報告→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→なんと若林に対しての絶縁状だ! 高杉「もうあんたの子分はまっぴらだ!」
ダイヤ→自分たちが敗北した事に対する延々と続く言い訳だ! 内容がないよう!
ハート→さらっとした大会の結果報告だけだ! 若林「スコアだけ送られてどうしろってんだ……」
スペード→若林と一緒にゴールを守るDFに関する報告だ! 若林「巨漢DFの次藤? 高杉より役に立ちそうじゃないか」
クラブ→若林と戦う事になりそうなFWに関する報告だ! 若林「板野……知らん名だが若島津からゴールを奪ったか」
クラブA→なんと高杉からのラブレターだ! 詳しい内容は書きたくない!
247 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:28:48 ID:???
★高杉くんの報告→
クラブ3
★
248 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:29:21 ID:???
クラブAみたくねえw
249 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:42:26 ID:???
よし、高杉だけは鍛えん。お前には野球選手になってもらう。(何が出てもこう言う気がする)
タックルが低いDF陣のはずだから、スキル覚えれば佐野の特攻もありえてくるか。
新田の起用方法だけは本当に見当がつかん。ドリブルとシュートだけだと板野と被るし。
250 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:45:25 ID:???
新田は低い浮き球強いのも板野と被るしなぁ
251 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:46:35 ID:???
体格も小柄で共通点多いなぁ
252 :
森末(仮)
:2014/03/11(火) 00:46:46 ID:???
>★高杉くんの報告→ クラブ3 ★
>若林と戦う事になりそうなFWに関する報告だ! 若林「板野……知らん名だが若島津からゴールを奪ったか」
=====================================================================================================
高杉の情報はそのものズバリ、全日本vsハンブルグの試合において若林と直接対決をする可能性のある選手たち。
全日本代表の合宿に選ばれたFWに関するものだった。
意外にも役に立つ情報を写真つきで送られてきた若林は高杉の有能さ具合に些か驚くものの、
パラパラと適当に報告文書に目を通してゆく。
若林「来生……相変わらず馬鹿か。 ただドリブルで抜くたび調子を上げると。 まあ所詮来生だが覚えておくか。
反町……パッとしない顔だな。 高杉にすらパッとしないFWとか言われてるし、どうでもいいか。
佐野……ドリブルが上手いね。 でもシュート力が大した事ないってんなら覚えなくていいだろ。
滝……相変わらずサイドからのセンタリングしかできねーのな。 まあ滝が俺に歯向かう訳ないだろ。
立花兄弟……ああ思い出した、名前は立花だったな。 で、何々、スカイラブハリケーン?
……小学生時代も思ったが、こいつらサッカーをなんだと思ってんだ?
まあ高い位置からのヘディングってんなら警戒はしておくか。 後は……むむ?」
どこまでめくっても、やはり自分を脅かす存在はいないようだとほくそ笑む若林であったが、
最後のページに書かれていた板野の詳細に目を通すとその笑みも消える。
253 :
森末(仮)
:2014/03/11(火) 00:48:19 ID:???
若林「ほう、若島津から1点を取ったのか……」
彼の中で若島津健という男は、明らかに自分よりもワンランク下のGKであった。
それでも、日本の中では自分の次には巧いキーパーであると認識をしており、
その若島津からゴールを奪ったという板野の存在は若林にとっても驚きであった。
若林「ふむ……だがまぁ、所詮は井の中の蛙だ。 西ドイツで鍛えに鍛え抜いた俺が失点する筈がない」
一応警戒はするものの、それでも自分が失点をする筈がないと豪語をする若林。
ハンブルグメンバー「ヒソヒソ……」「また若林が独り言言ってるぜ……」「ほら、友達いないから……」
カルツ「(嫌でも耳に飛んでくる内容を聞くに今度戦うニホンの選手の情報なんだろうが……。
アイツに話しかけて情報を聞き出すのも癪だし、そもそもそこまで興味ないからなぁ)」
シュナイダー「(ああいう危険な奴には近づくなよとマリーには本当によく教えておかないとな)」
こうしてチームメイトの冷たい視線を受けながら、若林は満足げに頷くのだった。
※若林が板野の事を少し警戒しました。
254 :
森末(仮)
:2014/03/11(火) 00:49:49 ID:???
そして次の日。
合宿開始まで残り2日、自由に過ごせる時間も減ってきた。
板野「あと2日何をしようかなー」
森末「合宿が始まってから、悔いがないようにね〜」
A.練習をしよう!(更に分岐します)
B.森末と今後についてじっくりお話(聞ける内容などは同じになります)
C.矢車くんに会いに行こう!(兄貴からの餞別)
D.多田野くんに会いに行こう!(女の子(本当)と出会えるかも)
E.ダルビッシュさんに会いに行こう!(ダルさんからのありがたーいお話)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
>>237 能力値には限界がありますので、既にタックルなら一級品の早田を鍛えるよりはとなった感じですね。
>>248 私も書きたくありませんでした。
>>249-251 新田に関しては役割はかぶりますが、実力的に他と比べかなり伸びるという事ですね。ただし道のりは長いです。
255 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:50:41 ID:9mb4yzyY
A
256 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:51:11 ID:mD8/Het6
C 何か若林とシンパシーがあるかも
257 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:51:11 ID:IhWt0dns
D
258 :
森崎名無しさん
:2014/03/11(火) 00:51:16 ID:TItV2AN+
D
470KB
(08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
0ch BBS 2007-01-24