キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/27(木) 22:19:48 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1393080407/l50
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

紆余曲折あったイタリアとの脳内試合を終えて、
名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合に挑み、そして勝利した永遠亭ルナティックス!
しかし課題は依然多く、チームメイト達も、そして当然鈴仙もそれぞれ思い悩む中で……
鈴仙がこれまで目標にしてきた中山が、チームの一時離脱を宣言する。
そんな中山は最後に、鈴仙の心の丈を受け止めてくれて――そして、鈴仙もまた大きく成長した。
てゐとのコンビシュートも完成し、友達も増えて来た鈴仙は順風満帆!
さあ、このまま大会でも活躍だ――と、思う矢先にも影の組織は暗躍し……?

710 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 01:32:40 ID:???
スートが黒いな、上位ボーナス

あと反町スレというのは多分簡単に説明するとこんなん

1反町がキックオフシュート
2みんな吹っ飛ぶ
3ゴール、三杉歓喜
41に戻る

711 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 01:40:06 ID:???
★人気投票ボーナス・反町→ クラブ8 ★
クラブ→ おでん 3カ月分だ!

反町「あっ…おでんじゃないか! 随分と懐かしい感じだ!」

ウサギB「ちなみに反町さんって、妖怪の山にある天狗の集落に仮住まいしているんですよね?
あそこではどんな料理が出るんですか? ちょっと気になります」

反町「う〜ん、まぁ……山の幸を使った和食が多いかな。 でも、たまに外界のお菓子とかも出回ったりするんだ。
時期の関係もあるかもしれないが、おでんはあんまり見かけないな」

ウサギE「それは良かった。 是非、秋姉妹の方々と分け合って、心暖かい秋をお過ごしくださいね!」

ウサギC「浮き玉補正もあげてくださいね!」

反町「(浮き玉補正……?)――あ、ああ。 本当にありがとう」

*反町がおでんを入手しました。恐らく秋姉妹と分け合って楽しく食べます。

712 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 01:41:46 ID:???
ウサギK「に、人気投票も佳境になってきたね、皆!」

ウサギB「ええ、結果発表も後は2位と1位の発表を残すのみ。
そして――この2位と1位こそが、二人でこの人気投票全体の得票数の23%程度を占めているのだから、
本当に化け物じみた得票数となるよね……。 ――はてさて、それでは発表に移ります!
鈴仙奮闘記キャラクター人気投票。 栄光の第2位に輝いたのは〜〜〜〜〜〜!?」

ウサギC「ダカダカダカダカダカダカダカダカダカダカダカダカ………!」

ウサギD「じゃ〜ん!」

ウサギE「第2位、鈴仙・優曇華院・イナバ! 得票数は114票です!!」

チャ〜チャララチャラララララ〜〜〜〜♪


☆第2位(114票)☆

鈴仙・優曇華院・イナバ


鈴仙「き、来た! 遂に再び私の時代来た!? これで勝てるッ!?」

ウサギB「(鈴仙さま、喜び方が小物っぽいです……)――と、いうわけで。
私たちのリーダーにして、永遠亭ルナティックスの急成長エースストライカー!
そして……この物語の主人公でもあります鈴仙さまが、栄えある第2位に輝きました!」

鈴仙「昔の人気投票では、私も2位でブイブイ言ってたもんだわ……じゃなくて。
――本当にもう。 いっつもいっつも頼りなくてウジウジしてるトコばっかりで申し訳ないけど。
それでも、こんな私に投票してくれて本当にありがとうね、皆!」

713 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 02:02:56 ID:???
ウサギD「鈴仙さまは頑張ってますよ〜。 その証拠に、ついてるコメント数だって18個とトップなんですから」

ウサギE「ええ。 どのコメントも熱意が籠っていて、本当に皆が鈴仙さまが大好きで、
なんとか1位にしてあげたい! ……という想いが伝わってくるようでしたよ?」

鈴仙「ほ、ホントに!? ううっ、あったかいわねぇ……」

ウサギK「という訳で、コメントをドンドン紹介していきましょう! 鈴仙さま、準備はOKですか?」

鈴仙「うん! お願い!」

>鈴仙さん頑張れ!
>頑張れ!
>頑張ってください

鈴仙「えへへ、ありがと♪ 大会ではもっと頑張るわね!」

>最近の鈴仙さんは本当に主人公してるし、好感が持てる。二章では更なる飛躍を期待してます。

鈴仙「私も、最近ちょっと成長したかなぁ…って自信が持てるようになったの。 だから、そう言ってくれて嬉しいわ」

>伊勢うどん
>麺類
>そんなことよりおうどんたべたい

鈴仙「私はうどんじゃな〜いっ! …でも、うどんは好きだけどね。 伊勢うどんとか食べてみたいし」

>主人公が一意にならなくてどうするのか・・・主人公・・・だよね?

鈴仙「誰が何と言おうと、これが私の物語よ!」

714 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 02:06:30 ID:???
>ブルノには負けたらあかんで。

鈴仙「姫様じゃないけど、ブルノさんはホント恐ろしいわね……」

>一番は鈴仙!

鈴仙「ありがとう。 私は1位にはなれなかったけど、誰かの一番になれたんだったら、それで良いかな」

>下積み時代長かったね

鈴仙「私は天才じゃないから。 …練習しても中々上手くならないし、試合でも上手く行かないしで大変だったわ」

>噛ませ兎じゃない鈴仙が森崎板で見れるのは鈴仙奮闘記だけ!

鈴仙「私は八意永琳の噛ませ兎じゃないんだ!! ……とか、一度は言ってみたかったり」

>エアゴール!!

鈴仙「へへっ、ゴールを決めるだけがFWの仕事じゃないのよ!」

>主人公は、君だ!

鈴仙「ありがとう。 お陰で、胸を張って戦える……ような気がするわ」

>私はうどんちゃん!

鈴仙「違います」

715 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 02:07:53 ID:???
>脳内イタリアのバッドエンドは大変な目にあいました

鈴仙「うっ……頭が痛い……」

>私の青春

鈴仙「う〜ん、私は今こそが青春な気がするわね! 後は恋愛かなぁ…。
――えっ、中山さんやパスカル君? いやぁ、それはちょっと違うのよねぇ」
ウサギB「(鈴仙さまって、地味に男性へのハードル高い……?)」

>人気投票、テイクオフよーっ! 泥臭くても、臆病でも、強くなくも……それでも頑張る鈴仙さんは実は一番主人公していると思います。

鈴仙「人気投票始まってすぐのコメントだったわね、ありがとう!
うん……! 私は、私なりにやっていくと思う。 師匠や中山さんの言う通りじゃなく、自分で考えて、ね」


ウサギC「さっすが鈴仙さま! すっごいコメントだったね〜」

鈴仙「フフン、これが私の実力よ! …なんちゃって。 でも、本当に嬉しいな……!」

ウサギB「鈴仙さま、感極まっている所申し訳ないですが…恒例のボーナスくじを引いて下さい!」

鈴仙「――って。 えっ、私も良いの?(――とは言ったものの。 経験則的に嫌な予感がするのは私だけ……?)」

ウサギD「鈴仙さま、この箱に入っているのから1枚選んでくださいね」

鈴仙「よ、よ〜し」

ウサギE「さて。 そんな鈴仙さまのくじの中身は何だったでしょうか? それは……?」

716 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 02:13:53 ID:89V9Lkd2
先着1名様で、

★人気投票ボーナス・鈴仙→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと永琳から「超鈴水」を貰える!
ダイヤ→鈴仙の人気度が+ 3
ハート→鈴仙、スキル・ブロック+2を入手!
スペード→鈴仙の狂気度が+ 4
クラブ→ 大福お粥 半年分だ!
クラブA→なんと「ふわたり手形」二枚目だ!

717 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 02:14:00 ID:???
★人気投票ボーナス・鈴仙→ スペードK

718 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 02:14:08 ID:???
クラブAこい!
★人気投票ボーナス・鈴仙→ スペードJ

719 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 02:17:58 ID:???
>>ウサギB「(鈴仙さまって、地味に男性への ハードル高い……?)」

鈴仙「いやそんなことないはずだけどなあ……ってなにか思い出してはいけないような気がする」

720 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 02:19:27 ID:???

ブルノ奮闘記 人気投票
1位:ブルノ
みんなありがとう
2位:ブルノ
フン
3位:ブルノ
神に感謝
4位:ブルノ
くっ ブルノに負けた・・・
5位:ブルノ
順当な順位ですね

6位ブルノ
7位ブルノ
8位ブルノ
9位ブルノ
10位ブルノ


721 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 02:24:33 ID:???
鈴仙の狂気度がまたも上がったところで今日の更新はここまでにします。
……本当は鈴仙については長々と書いていたのですが、間違ってファイルを消してしまったので、
簡単めな発表となってしまいました(泣)
明日はブルノさんについてさくっと紹介して、第2章に入って行ければと思っています。

>>708-709
おでんは普通に食べたいですね…。
トリオプレイは天狗トリオのような連続ワンツーになる予定です。
>>710
三杉は歓喜したり翼に突っ込んだりと大忙しでしたね…w
>>719
某スレでは彼氏持ちでしたが、このスレでは男っ気があんまり無い感じのキャラ付けをしていますね。
半分くらいは作者の趣味(鈴仙に男はいらぬ!)が理由ですがw
>>720
ブルノ奮闘記スレはいつも面白いですからね、仕方ないね

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

722 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 02:32:13 ID:???
乙です
自分も毎日1位にしたくて投票してました!(鈴仙とは言ってない)


723 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 07:51:40 ID:???
乙でした。基準が反町やバビだったらハードル高いぜ……。
>反町「(東邦に居た頃はそんなにモテなかったんだけどなぁ……。 いわゆる「良い人」止まりだったというか)」
こういうのって抜け駆けしたら所属したグループから抹殺されるんじゃなかったっけ? 知らんけど。
行く先々で女に助けられてる反町はどう考えても補正バリバリです。本当にありがとうございました。
それに、今の両手に秋状態ならやたらフラグ立てまくるよりはいい人止まりの方がよろしかろうもん。

724 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 11:52:21 ID:???
ブルノが1位の時点で狂気ですからね
そりゃあ狂気度も上がりますって

725 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 12:54:41 ID:???
こんにちは。今日も更新をしていきます。
>>723
乙ありがとうございます。毎日投票して下さって、本当にうれしいです。
>>723
乙ありがとうございます。
反町は松山や三杉や岬と似てますのできっとイケメンですし、井沢君似のバビ様もイケメンですよね。
中山さんとかは外見イケメンというより性格イケメンなので、まあ多少はね?
中学生の恋愛といったら、反町に限らずそんなものかもしれませんね。
>>724
確かに、それも含めてのボーナスとなりますねw

726 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 12:55:50 ID:???
★人気投票ボーナス・鈴仙→ スペードK ★
スペード→鈴仙の狂気度が+ 4 !

鈴仙「――何か、今おニューの兎耳がよからぬ電波を受信したような気がする…」

ウサギD「き、気のせいですよぉ……きっと」

ウサギC「……アハハハハハハハハハハハッ」

*鈴仙の狂気度が上がりました。28→32

727 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 12:57:19 ID:???

ウサギE「――は、はい。 それでは、いよいよ待望の第1位の発表に移りたいと思います」

ウサギB「鈴仙さまへの票も凄かったですけど、1位のキャラはそれをも更に上回りました!
いやはや、熱心なファンが居たというかなんというか……」

ウサギC「鈴仙奮闘記人気投票でブルノさんってキャラ1位にして森崎板住民泣かせようぜ! …っと」カタカタ

ウサギD「し、Cちゃん!? 姫様のお古のパソコン使って何やってるの!?
しかもさらっと1位のキャラネタバラシしてるし!?」

ブルノ「俺の技だ!」

ウサギK「違います! というか紹介もないのに先に出ないで下さい! ああ、もう……!」

ブルノ「それじゃあ最高に美しい結果発表に行くぜ! 第1位!
ダガダガダガダガダガダガダガダガダガ ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!」

ウサギC「(こ、こいつ……なんてぜつみょ〜なドラムロールなんだ……)」

728 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 12:58:46 ID:???
☆第1位(121票)☆

ブルノさん

ブルノ「ハッァハ〜〜ッ!! 俺が神だ!」

ウサギD「(上の狂気的な笑い声、どうやって発音するんだろ…)
――え、ええ〜っと。 ブルノさん、おめでとうございます」

ウサギE「出番はイタリア戦1試合のみ、しかも試合出場時間は僅か5分。
実績はお師匠様の爆宙アポロを食らって弾け飛んだだけという、
お粗末さもここまで行くと芸術的だと言わんばかりの活躍で、作者を含む皆さんを圧倒したと思います」

ブルノ「あそこでロリ・コンナンデスのヤツが戻ってこなければ、あの試合も33−4くらいだったのになぁ」

ウサギB「(33失点する方かな?)…退場してからも、ベンチでお呪いをしたり隙あらば飛び出そうとしたり、
本当に大変な御方でしたね……。 あの豊姫様が恐れるくらいでしたから」

ブルノ「所詮は潔癖症の口だけ野郎揃いだったぜ、月の人間は」

ウサギC「スキル・ギャグキャラ補正がなければ即死だけどね〜」

ウサギK「じゃ、じゃあ……。 こんなところでコメント紹介にいきましょうか」

ブルノ「覚悟は良いか! 俺は出来てる」

ウサギK「名セリフを言うタイミングを敢えて外すのやめてくれませんか…?」

729 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 12:59:46 ID:???
>100票目!

ブルノ「100票か。 まさに歴史に残る大量得票劇だったぜ!」

>96失点目

ブルノ「今日は96失点で済んだか。 まずまずの低失点で抑えられたな」
ウサギB「(何のスポーツの話だろう。 まさかサッカーじゃないよね……?)」

>フランのシュートを見事にブロックして姫様を助けたポストの半身

ブルノ「今のはいたかったぞーーーーーーー!!」

>1はGKの番号!

ブルノ「レッチェの正GKであるこの俺様に相応しい番号だな!」

>ブルノさんは(自分でオウン)ゴールに入れるのも得意だぞ!

ブルノ「今やGKにも決定力が求められる時代だからな! このくらい普通だぜ!」(普通の魔法使い感)

>ブルノ ブルノ ブルノ ブルノ

ブルノ「へへっ、見ろよこの声援! 俺の人気度は53万程度だな!」

>一位にして幻想入りさせるぞ!

ブルノ「幻想入りだとォ!? 幻想郷がブルノさん入りするの間違いだろうが!」

730 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 13:00:50 ID:???
>(相手)チームにとってなくてはならない存在

ブルノ「自分チームだけでなく敵チームにも重宝されるとは、流石俺様だな!」

>JOKERと共に去りぬ奇跡のGK

ブルノ「俺様にはJOKERを召喚出来る能力がある! 召喚士にジョブチェンジ出来るぜ!」
ババッ!
召喚士ブルノ「私、「ジノ」を倒します。 必ず倒します」
ウサギB「はいはい…」

>驚きの出場時間5分

ブルノ「スピーチで人を絶賛させるには3分あれば充分だ。 だから、5分はちょっと長すぎたくらいだな」

>やっぱお前が一番だってばよ!

ブルノ「当たり前だってばよ!!」

>幻のGK

ブルノ「――フッフッフ。 イタリア・アドリア海の孤島に住むとされる伝説のSGGKとは俺様の事よ!」

731 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 13:01:57 ID:???
ウサギE「……えーと、その」

ウサギB「アドリア海の孤島とやらに帰って下さい。 お願いだから」

ウサギD「こ、こわいよぉ……」

ウサギC「ぶるの いず だすと」

ブルノ「ファッ!? 何何何何何この扱い!?」

ウサギK「あ、あはは……。 でも、面白かったですよ? ブルノさんの「ボケ」」

ブルノ「ボケちゃうわ! 俺様はいつでも本気や!?」

ウサギB「(ボケじゃないってのも却って怖いんだけど……)――さ、さあ。
それではこの位にしないと鈴仙さまの狂気度もオーバーフローしちゃいそうだから。
ブルノさんへのボーナスくじへ行きたいと思いますっ」

ブルノ「ヒッハァ!  ただでさえ強い俺様が更に強化なんて、バランス崩壊じゃないのかね!?
今の俺ならオータムドライブすらワンハンドキャッチ出来るわ!」

ウサギE「(…………)――ええ、それではお引き下さいね」ニコッ

732 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 13:06:49 ID:89V9Lkd2

先着1名様で、

★人気投票ボーナス(?)・ブルノさん→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ブルノさん超強化
ダイヤ→退場
ハート→解雇
スペード→死亡
クラブ→消滅
クラブA→幻想郷がブルノさん入り

*ブルノさんはスキル・ギャグキャラ補正により全ての効果をギャグで済ませるので、
 ブルノさんが死んだり消えたりはしません。ご安心ください。

733 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 13:07:16 ID:???
★人気投票ボーナス(?)・ブルノさん→ クラブ4

734 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 13:07:21 ID:???
★人気投票ボーナス(?)・ブルノさん→ スペード4

735 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 13:08:30 ID:???
”4”なのかー

736 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 13:16:53 ID:???
ブルノ「――って、おいィ!? なんだこのボーナス!? まともなのがJOKERとクラブAしかないじゃねーか!
登場キャラを! しかも他のスレ様から半ば無断借用してるようなキャラをこうも虐めていいのか!?
現代社会にはびこるいじめの醜さを垣間見たよ俺様は!!」

ウサギB「だって、ブルノさんはJOKERを召喚する召喚士様なんですよね〜?」ニヤニヤ

ウサギC「皆が! cardで判定する中、一人! zangeを行うようなかたですよね〜?」ニヤニヤ

ブルノ「ち、ちくしょう……! ちくちくちくちく(中略)ちくちくちくちくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?
これで勝ったと思うなよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
青春ダーーーッシュ!! ダダダダダ!! うおおお

――――

ウサギD「って、えっ……? き、消えた……?」

永琳「――ブルノさんは、消えてなんかいないわ」

ウサギE「お、お師匠様!? いつのまに!?」

輝夜「そうよ! ブルノさんはいつまでもここに居る。 そう――私達の心の中に!!」

てゐ「ブルノさん帰ってこ〜〜〜い↑」

ウサギK「ひ、姫様にてゐ様まで!」

鈴仙「――人に出会いがあると言う事は、いずれ別れがあるという事。 皆、耐えるのよ……ッ!」

ウサギC「れ、鈴仙さままでっ!?」

ウサギB「え、ええ〜い! こうなったらもうヤケよ! 皆でブルノさんを探す旅に出ましょう!
ブルノさんはきっとまだこの世界の何処かに居る……! だから、心配しなくて大丈夫よ!!」

737 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 13:18:31 ID:???
             ――こうして、ウサギ達の新たな旅は始まった。
            今は心の中に生き続けるブルノさんを再び探す為に。
              彼女達の旅は長くつらいものになるだろうが……
          それでも、最後にはきっと、ブルノさんと再開する日も来るだろう。
          彼女達の旅は、これからも続く。 続くったら続く(ポケ○ン的に)

                                           〜鈴仙奮闘記キャラクター人気投票編・完〜


ブルノ「くぉら、待てコラガキ! 俺様を勝手に消すなー!?」

ウサギK「い、いくら何でも復活が早すぎます〜っ!?」

738 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 13:31:44 ID:???
――と、いったところで一旦ここまでです。
人気投票の結果発表が無事(?)に終わりましたので、
次からは久々に本編へと戻ります。
第2章のオープニングから始めて行きたいと思います。

また、サッカーのルールについて、先日のアンケート結果を踏まえて一部再修正を行おうと思います。
テンプレに反映させるのは次スレになりますが、それについてもオープニング前に、事前に書いておきたいと思います。

それでは、一旦失礼致します。

739 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 16:49:37 ID:???
こじんてきにはウサギKの皮を突き破ってブルノが中から出てくるところを想像していた・・・
ところでブルノが超強化されたらどうなっていたのですか?


クラブAやJOKERでまたひょっこり出てこないかな〜

740 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 17:17:37 ID:???
ウサギKをなんだと思ってるんだwww

741 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 17:20:22 ID:???
ブルノ(ウサギKの皮をかぶった)

だってこの大会のルールじゃあそうするしかないじゃなーい

742 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:42:09 ID:???
更新を再開します。
先に予告とおり、ルールの再修正について説明しようと思います。
また、1スレ目から大分時間がたちましたので、ここで大会ルールについて再掲しようと思います。

○第二章からのルール改変について・その2

・空中戦(クリア・せりあい・ダイレクトシュート等)に関する守備判定の同時化について
 これまでは、全て一律に「上から判定」を行っていた空中戦判定を、

 これからは、「空中戦に関しては同時判定(ワンツー時のようにMAX値を採用)」という風に処理しようと思います。
 なお、ブロックとクリア等両者の判定が混在している場合、両者は分けて処理をします。
 (クリアは同時判定、ブロックは上から判定…という風に扱います。 クリアの処理後に、ブロックが発生するイメージです)

・名無しキャラ(味方、敵問わず)の覚醒条件の緩和について
 これまでは、一律に「攻撃時は勝利した場合のみ、守備時はこぼれ球以上にした場合のみ(原則)」
 としていた覚醒フラグの獲得条件について、

 これからは、「名無しキャラについては、敗北時でも11以上を出していればフラグは獲得可(回収は不可)」
 という特例を採用します。(減衰成功時はフラグ回収不可とします)

743 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:43:10 ID:???
○大会ルール(1スレ目>>374から再掲)

・予選リーグ
 4チームずつ4ブロックに分かれてリーグ戦を行います。
 上位2チームが決勝トーナメント進出となります。

 前後半30分ハーフで行われます。
 勝利は3点、敗北は0点、引き分けは1点として扱い、3戦した際に最も多くの点数を獲得したチームが優勝となります。
 なお、同点のチームが複数いた場合、得失点差、得点数の順番で順位を決めます。
 延長戦やPKはありません。
 反則についてですが、レッドカード、もしくはイエローカード累積2枚で退場した場合、
 次の試合には出場出来なくなってしまうので、ご注意下さい。
 『3』人まで選手交代可能です。

・決勝トーナメント
 予選通過の8チームで再度抽選を行い、組み合わせを決定します。

 前後半35分ハーフで行われます。
 同点だった場合、前後半15分ハーフ、Vゴール形式での延長戦を行い、
 それでも決着がつかない場合はPKで勝負を決める事になります。
 予選リーグのイエローカードの累積はリセットされます。
 『3』人まで選手交代可能です。


これらの内容については、以前に紹介したルール改定とともに、次スレのテンプレにて周知していきたいと思います。
(それか、wikiに掲載しようと思います)

744 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:46:27 ID:???

                                              ――第百●●季 神無月の一。

〜大会1日目午前 妖怪の山・モリヤスタジアム〜

――ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

まるで爆発音のような、数千もの観客達の歓声、悲鳴、怒号――。
人間も妖怪も妖精も、果てには神々までもが平等に集う現代的なスタジアムは、
今や幻想郷の歴史でも最大規模の熱気に満ちていた。

しかし、まさに一つの「異変」と形容しても誤りでは無いその魔境は、ある意味では「日常」の延長線上。
その事はその場にいる誰もが認知していたし、その認知に間違いは何一つと無い。
そう、この熱狂の正体こそ、告知より半年もの間を置いて漸く開催される大会。
まだ浅い幻想郷のサッカー史においても、重要な意義を持つであろう1ページ。
――【全幻想郷選抜サッカー大会】が、今間もなく開始されようとしていた。

実況「いよいよ! 後僅か5分ほどで開催されます! 第1回・全幻想郷選抜サッカー大会!!
ここ妖怪の山モリヤスタジアムは、早くも数千もの観客が会場に押し掛け、その座席の全てを埋め尽くさんとしております!
これほどの超満員は、これまでの大会では有り得ない! それだけに、この大会への期待が籠められているという事でしょう!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「博麗連合が今回も優勝だ〜!!」「いや、スカーレットムーンズの優勝だ!」「いや、ルナティックスは今大会やると思うぞ!」
「ヒャッハー! 地霊殿チームが地上のサッカーを凌辱するぜ〜!!」「チルノー! がんばれー!」「文さーん!」「星ちゃーん!」

745 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:47:29 ID:???
〜モリヤスタジアム・控室〜

ウサギD「人間が……妖怪が多すぎて怖いよぉ…」

慧音「大丈夫、怖がる事はないさ(とは言うものの…幻想郷中の人妖がここまで一同に会するのは、私も経験が無いな)」

――大会1日目の午前は、丸々開会式及び組み合わせ抽選が行われる事となっている。
そのため、我らが永遠亭ルナティックスメンバーもまたその「ほぼ」全員が集まり、控室で入場の時を待っていたのだが……。
やはりというべきか、異常なまでの観客の熱気と歓声に気押されるウサギ達も多かったようであり、
怖がりのウサギDを中心とした名無しウサギ達は、すっかり保護者役が定着してきた慧音の元に集まっていた。

妹紅「――ねぇ、大丈夫なの? クジが悪かったら、私達いきなり負けるんじゃぁ……?」

輝夜「大丈夫よ。 何があっても、私達は絶対に負けないわ」

鈴仙「…………(お師匠様)」

てゐ「う〜む……」

パスカル「……(プロを目指すというならば、俺はどんな局面でも最善のプレーをするしかない)」

その一方で、より気押されている状況にあるのはむしろウサギ達では無く――。
輝夜や妹紅、鈴仙やてゐといった、こうした場には比較的慣れている集団だった。

スタッフ「――永遠亭ルナティックスさん、そろそろ出番ですので選手入場口へ」

輝夜「……ふぅ。 分かりましたわ、ありがとう。 ――皆、行くわよ」

そして、パスカルが人知れず決心を改めていた所に――大会スタッフの鼻高天狗がやって来て入場を促す。
輝夜は余所いきのカマトトぶった演技を返しつつも、やはり溜息は隠せないようだったが。
(一応)キャプテンである以上、前に出てチームメイトを先導する役割が輝夜にはあった。
輝夜を先頭、妹紅をしんがりにして永遠亭ルナティックスのメンバーは熱狂の中心へ歩み寄き、そして――。

746 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:48:33 ID:???
鈴仙「(……何はともあれ、いよいよ来た。 私が真価を出すべき大会の――そのピッチ上へ)」

       ――――――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

実況「さあ〜〜〜!! 今大会の優勝候補の1つ、永遠亭ルナティックスが入場してきました!!
天才・八意永琳の支配力は勿論の事! ここ最近では鈴仙選手の決定力や輝夜選手の守備力も磨かれて、
決して天才のワンマンチームとは言い難くなった、今大会屈指の好チームが、優勝争いにどこまで食い込むか注目です!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「永琳!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「う、うどんちゃーん!」
「パスカルさーん!」「佳歩ちゃーん!」「てゐー!」「けーねせんせ〜頑張れ〜〜!!」「もこたーん!」

ルナティックスのメンバーが整備されたピッチ上を歩く際、まず観客から聞こえたのは圧倒的な永琳コール。
その中には輝夜や鈴仙、パスカルや慧音、妹紅に……少数派ではあるが佳歩やてゐなどへの声援も含まれており。
改めて自分達のチームが、優勝候補の一つとして注目されているという事実に鈴仙は軽く震えた。

実況「霊夢選手やパチュリー選手は勿論。 幽香選手や藍選手にマミゾウ選手など、
今大会には有力な司令塔が数多くおりますが――それでも、永琳選手はこの中でもトップに立ちうる可能性すらあります!
得点王は勿論、アシスト王に関する争いも注目………と。 ちょっとお待ちください! これは……!?」

――そして、最初にルナティックスの異変に気付いたのは、ここぞとばかりに永琳賛美を行おうとした実況だった。

観客「永琳! 永琳! えいり……ん?」「待てよ……?」「いや、まさか…」「どうして…?」

次に気付いたのは、こぞって永琳コールをしていた観客達だった。
彼らを中心に、観客達の歓声はどよめきへとその色を変えて行く。

実況「え……ええっと。 これは何か急患でもあったのでしょうか? なんと、その――永琳選手が……」

鈴仙「(――師匠。 一体どうして突然……!)」

747 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:51:17 ID:???

鈴仙は凛と行進を続けながらも――その心中はどよめきをもはや隠さぬ観客達と全く同じだった。
本日の朝、寝ぼけながらも開会式に向かう道中にて、永琳より告げられたショッキングな事実。
鈴仙はその事実を聞き、そこから時間を置いてもなお、動揺を収めきれていなかった。


    鈴仙「(突然――『大会の初戦には出場出来ない』って言われても。 私……いや、私達、困りますよぉ…!?」





                        キャプテン森崎 外伝
            
                          「鈴仙奮闘記」

                      第二章 全幻想郷選抜大会編

748 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:52:29 ID:???
〜回想シーン〜

大会初日の早朝。
鈴仙達ルナティックスメンバー一行は、永遠亭内の会議室にて簡単な作戦会議を行っていた。

永琳「――それで、このペーパーは……これまでの練習を見てきた私が作った、貴方達選手の評価表よ」

その会議を仕切るのは永琳。 彼女は事前に数枚の書類を作成しており、
名無しウサギを含むルナティックスの選手達に手渡しをしていた。
そしてその書類には――現時点での、ルナティックスの選手達の評価が記されていた。

永琳「評価は、SからEまでの五段階評価よ。評価の内訳はそれぞれ……
Sが今大会屈指レベル。世界でもトップを狙える水準ね。
Aが今大会上位レベル。世界で戦うにはこの程度は無いと武器と言えないわ。
Bが今大会標準上位レベル。この大会はともかく、世界の強豪達が相手となると。 この水準では少し厳しいかもしれない。
Cが今大会標準下位レベル。この大会で武器にして戦うには、ハッキリ言ってこの水準では力不足よ。 世界では問題外になるわね。
Dが今大会下位レベル。 …この評価をされた部分は、穴扱いされても仕方無いわね。
                  ただ、この程度の弱点ならば、急造の特訓でもフォロー出来る余地があると思うわ。
そして……Eは今大会最下位レベル。正直、この能力を伸ばす位なら、割り切って長所を伸ばした方が良いかもしれない。
                  伸びしろはあるでしょうけど、流石にこれをC程度の水準にまで持ってくるのは時間がかかり過ぎる。
                  ――もっとも、名無しウサギについては分からない所もあるけど。
――と、言った感じかしら。 もっとも、正確な基準等は無いから、多少は曖昧になっている箇所もあるとは思うけど。
皆については、暫くの間自分で資料に目を通して貰うわね」

鈴仙「(と言う事は、前に師匠が仰ってた評価基準とは少し違ってくるって事かな?)」

妹紅「(輝夜は全部Eに決まってるわね)」

輝夜「(妹紅は全部Eに決まってるわね)」

てゐ「(こいつら、つくづく仲良しさんウサ……)」

749 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:53:29 ID:???
――評価の内訳に、鈴仙を始めとするチームメイトは様々な反応を示しながらも、
しかし期待半分、不安半分にその書類に目を落とす。 そこに記載してあったのは、以下の内容だった。

(FW)
鈴仙・U・イナバ
突破力:B 得点力:S ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A
てゐが居ない場合の得点力はA相当。随分と頼れるFWと成長したが、突破力か前線の守備力は更に発展の余地あり。
狂気の瞳の撹乱も充分に役立つが、それに頼り過ぎていては後々足元を掬われる恐れがある。

アラン・パスカル
突破力:A 得点力:B ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A
基礎力の高さは現時点ではチームナンバー2。 シュートについても、基礎的なキック力が高いためそこそこ頼りになる。
トップ下やボランチ、サイドバックへのコンバートも可能。 FWの中で一番柔軟性があり、CB以外どの場所に置いても役立てる。

因幡 佳歩
突破力:B 得点力:A ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:C
一対一の必殺シュートがあるため得点力はパスカル以上に高いが、フィジカルと前線の守備力が物足りない。
SHやWGとしての選択肢もあるが、パスがやや苦手なのが気になる。


鈴仙「(私の決定力……師匠はこんなに評価してくれている!
ただ、狂気の瞳に頼り過ぎてはいけない、か……。 確かに、誰にも効く訳じゃないしねぇ、私の能力)」

パスカル「(柔軟性がある、か。 ……一選手としては褒め言葉だが、FWに拘るとしたら少し嫌だな。
遠まわしに、適正を否定されている感じで。 ――レイセンとのツインシュートさえ完成すれば……!)」

佳歩「(私の得点力、パスカルさんに勝ってる! でも、フィジカルがなぁ……ううっ)」

750 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:54:29 ID:???
(MF)
八意 永琳
突破力:S 得点力:A ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:S
守備における大技があれば完全無欠の選手になれるかもしれないが、現時点では博麗霊夢には及ばない。
豊富なスタミナを活かしたリベロとして配置するのも悪くないか。

因幡 てゐ
突破力:B 得点力:C ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:D
パスの威力は折り紙つきなので、他の分野についてももうひと押しが欲しいが、本気を考えれば現状でも充分。
マリーシアや一対一シュートなど、相手を出し抜くプレイについては一流。

ウサギB
突破力:D 得点力:E ボールカット:E ゴール前:E スタミナ:E
パスの精度は下手な名有りに通用するレベル。器用貧乏になるかオールラウンダーになるかは彼女と周囲の環境次第。
総合力は名無しウサギトップ。

ウサギC
突破力:E 得点力:E ボールカット:E ゴール前:E スタミナ:E
本来はDFだったが、現在はドリブル力が高いためMFとして配置。
現状では最も使いずらい名無しウサギだが、彼女の才能を伸ばす何かがあれば化けるかも?


永琳「(改めて見ると、本職のMFが少ないわね……。
少なくとも中山君が戻るまでは、FWの3人か妹紅をMFにする必要があるかしら?)」

てゐ「(相手を出し抜くプレイは一流って……これって褒められとるんかなぁ。 っていうか、佳歩以下なのか、私のスタミナ……)」

ウサギB「(現実として、私はまだまだ戦力外レベル…! 駄目だ、もっと強くならないと!)」

ウサギC「(やっぱりドリブル大王になるしかないのかぁ〜)」

751 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:55:44 ID:???
(DF)
上白沢 慧音
突破力:C 得点力:E ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:B
全体的に能力は向上したが、未だ器用貧乏の域を抜けていない。
ブロックにもうひと伸びがあれば、それだけで充分頼れる壁となれるのだが。

藤原 妹紅
突破力:C 得点力:A ボールカット:B ゴール前:A スタミナ:S
SBとして及第点のドリブル力とタックル力を身に付けたが、彼女の真価が活かされるのはクリアとシュート。
個人的には、シュートを磨くよりもドリブルかパスをもう少し伸ばして欲しかったが、点が欲しい時のFW起用やはり有用。

ウサギD
突破力:E 得点力:E ボールカット:D ゴール前:E スタミナ:E
パスカットを得意とするが、ウサギBのパスやウサギCのドリブル、ウサギEのブロックと比べても
得意とするには力不足。 ウサギEとの信頼関係が厚いので、それを活かしたコンビプレイを開発すれば輝ける?

ウサギE
突破力:E 得点力:E ボールカット:E ゴール前:C スタミナ:E
顔面ブロックによる守備力にはそこそこ期待出来るが、一芸とするにもまだ厳しい。
ただし、名無しウサギの中では現在、一番早くに大化けする可能性を秘めている。

慧音「(名無しウサギ達はやはりまだまだ一線で活躍するには厳しいか。
――見てあげたいが、私自身の成長も疎かになってはいけないしな……)」

妹紅「(ドリブルかパス、かぁ…。 ドリブルはこの間の練習で、きっかけは掴めそうだったんだけど)」

ウサギD「(Dちゃんとのコンビプレイ……やってみたいなぁ……!)」

ウサギE「(期待されているのは嬉しいけれど……それは実際に大化けしてからでないと、喜べないわね)」

752 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:57:05 ID:???
(GK)
蓬莱山 輝夜
セーブ力:A 一対一:C 飛び出し:B
セーブ力については一流の域に達しつつあると言わざるを得ない。
一対一には貧弱なイメージもあるが、元のフィジカルが結構頑丈なので雑魚には負けない。

ウサギK
セーブ力:D 一対一:E 飛び出し:E
新進気鋭の新メンバーだが、セーブ力以外には見れたものは少ない。
ただでさえ姫は負傷しないので、そもそも出番があるかどうか……。


輝夜「(フフ……やっぱりえーりんは分かっているわね。 ――そしてこの大会こそが、『超輝夜伝説』の幕開けとなるのよ!
一対一? ああ、うん………大丈夫大丈夫、ヘーキヘーキ(フラグ))」

ウサギK「(私も、もっと上手くなりたいなぁ……。 ――でも、私の出番があるって事は非常事態って事なんだよね……?)」

753 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 22:58:05 ID:???
永琳「……評価については、あくまで今の時点だから。
これからの練習や実戦での活躍次第で、評価については大きく変動する可能性があるわ。
――特に、名無しウサギ達については、全員が底知れぬポテンシャルを秘めていると思うから」

鈴仙「(――でも、強豪チームとの試合だったらウサギ達はあまり活躍できないかもだから。
大会中でも優勢な場合とかは、積極的に名無しウサギ達にボールを運ぶのもアリかも。
……そうなった場合、私の人気稼ぎとか得点王争いとかには影響が出ちゃうかもだけど)」

慧音「(やはり、私が彼女達に練習を見てやるべきだったのだろうか……)」

ウサギB「――で、でも。 どうしたんですかお師匠様? こんな資料を私達全員に見せて下さるなんて……」

鈴仙「(確かに、何時もの師匠らしくないやり方ね。 大会前に皆を集めてミーティングなんて……)」

永琳の見せてくれた資料は確かに有用な物だったが――。
ウサギBが指摘した通り、何時もの永琳らしくないやり方であると鈴仙には思えた。
普段の永琳は、基本的にこうした情報をチーム全員に共有したりはしない。
無論、試合前に永琳の私室を訪れるなどの方法をすれば、情報を与えたりはしてくれるだろうが……。
このような手法は、今までに取られていなかった。
無論、大会前に備えて念いりにミーティングをしたいという意図かもしれないが――。
それならば、計画的な永琳は大会前夜にでも行う筈である。 何故、大会直前というこのタイミングでミーティングを行ったのか。

永琳「…………」

永琳は、その質問を予期していたかのように静かに瞳を伏せて首を落とし。

永琳「――私、ちょっと外の世界に所用が出来ちゃったから。 これから幻想郷を起たないといけないの」

754 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 23:05:33 ID:89V9Lkd2
――少し体調が悪いから仕事を休む……といった軽い雰囲気で永琳はチームメイトに告げた。

鈴仙「はえ〜、そうなんですか。 流石師匠ですね……って、なにィ!?」

佳歩「ほ、ホントですかそれって!?」

パスカル「(というか、そんな簡単に外界と行き来が出来るのか、エイリンさんは……?)」

輝夜「……………(ま、私は先に聞いてたけどね)」

永琳「訳あって、詳しくは言えないけれど……。 少し、急な用事が出来てしまって。
だから少なくとも……【大会の初戦、私は参加する事が出来ない】わね。
それでも、勝手に行くのも悪いと思って。 せめてもの対策の為、こうして現状分析をさせて貰ったの」

鈴仙「(そ――そんなァ!? そりゃあ、運良く弱小チームとかに当たれば師匠が居なくても勝てるかもしれないけれど。
大会チームの抽選は、開会式と同時に行われる。 もしも万一強豪チームに初戦であたったりしたら……!
幾ら予選がリーグ戦だからといっても、大分不利になってしまう!?)」

チームメイトのどよめきを聞きつつも、永琳は素っ気なくそれに対して受け答えをする。
鈴仙はその中で、今まで経験した事の無かった、永琳の別行動について動揺を隠しきれなかった。

鈴仙「(ど、どうしよう。 引きとめた方が良いのかな……? だけど、師匠の仰る通りならば、試合に出れないのは初戦だけで、
遅くとも3日目の夜には帰ってくるわけだし。 ここは弟子として、おろおろしない方が正解なのかも。 
――どっちにしても、何か言ってみようかしら……?)」

A:「し、師匠!? 行っちゃ駄目です!」とりあえず引きとめる。
B:「姫様を放って、そんな所へ行ってしまって良いんですか!?」輝夜を引き合いに出し引きとめる。
C:「――分かりました、師匠。 私達、きっと初戦も勝ってみせます!」了承する。
D:「しかしそうなると、(実質的な)キャプテン代理は誰になるんですか……?」(実質的な)キャプテン代理について聞く。
E:「(……ここは黙って、様子を伺いましょう)」黙っている。
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

755 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:06:42 ID:4BtkBy7E
F
皆!ちょうどいい機会よ!支障がいなくてもできることを証明してやりましょう!

756 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:07:18 ID:5B82ZD0s


757 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:07:44 ID:YNVRUrlE


758 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:07:48 ID:BLSOkYhE
C

759 :755:2014/04/27(日) 23:07:57 ID:4BtkBy7E
すみません、支障を師匠に変えてください

760 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:08:22 ID:aVu4hf5+
C

761 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 23:11:06 ID:???
行数が足りなかったので補足を。

・永琳がチームに居ない状態でも、輝夜は「たすけてえーりん!」関係の技を使えます。
・永琳は3日目の午後には確実に戻ってきます。(つまり、二戦目は普通に試合に出れます)
・これはスケジュール説明時の説明忘れですが……。
 開会式及び自チームの試合のある日は、鈴仙は自由行動を選択できません。
 そのため、少なくとも1日目の午前は、鈴仙は自由行動ができません。
・これも説明忘れですが……。 脳内試合では、永琳や中山が不在時も選手として起用できます。

もしもこれを受けて変更がある場合は、23:15まで受け付けますので、宜しくお願い致します。

762 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:11:32 ID:???
まあ正直言うと出す気無かったし、何となくそんな予感もしてたし。
うーん……佳歩をSTにして、パスカルはMFに置こうかな。中山さんも置ける場所多いな、いつ帰ってくるのか分からんけど。
とりあえず目的別にポジションの組み合わせ考えてみるか。
突破力と得点力バランスよくして攻撃力を高めたい:トップ下パスカル、FW鈴仙、MFてゐ
中盤の暑くして、リスクを少なめにしたい:6-4-0 or 3-7-0 3バックはもこたんをボランチに
守りを暑くしたい:佳歩のワントップ、トップ下鈴仙

763 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:12:42 ID:???
いないのにたすけてえーりん!って叫ぶのは端から見ると危ない人だな

764 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:13:26 ID:???
紅魔か博麗以外なら十分勝機はあるから大丈夫とは思うけど。

765 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:13:40 ID:???
いなくても補助できる永琳がすごいって考えるんだ。

766 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:15:49 ID:???
なんとなくだけど1回戦目に博麗来ると思う
そこで負けて、2位にギリギリ通過っていう流れだと思う

767 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:20:40 ID:???
その可能性は高い気がする。
そうなったら情報収集に専念するべきかな。

768 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:31:13 ID:???
1回戦目 博麗 原作ハンブルガー、オランダユース張りの点差でフルボッコ
2回戦目 永琳加入、相手チーム、そこそこレベル、これを永琳が活躍して倒す
3回戦目 相手、先よりちょこっと強い、永琳が活躍

YES!YES!

作者さんもそっちで対戦相手決めるといってたしこれは十分高い可能性である

769 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:32:12 ID:???
相変わらず永琳が活躍ばっかりだな…

770 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:33:29 ID:???
本当に相手が博麗でも完封負けは避けるで

771 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:34:41 ID:???
博麗 334ー0 永遠



772 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 23:36:10 ID:???
C:「――分かりました、師匠。 私達、きっと初戦も勝ってみせます!」了承する。

鈴仙「(――私は八意永琳の弟子として、未練がましく師匠を引きとめてはいけない。
師匠に対しても迷惑になるし。 それに師匠が居ないと何にも出来ない私はもう昔!
だから……)――分かりました、師匠。 私達、きっと初戦も勝ってみせます!」

てゐ「お、おお〜。 随分と言うようになったねぇ、鈴仙ちゃんよ」

永琳「(……フフ、そうよウドンゲ。 それで良いの。
何故なら、私がおらずとも――貴女が居る限り、ルナティックスは強豪であれる。
貴女はもう、そこまでの存在感を持つ選手にまで成長したのだから、それは妥当な態度よ)」

驚くてゐを尻目に、永琳もまた鈴仙の成長に納得して頷く。
かつての弱い鈴仙であるならば、この局面では永琳を止める事がチームの為にも正しかったのかもしれない。
しかし、鈴仙は強くなった。 そして永遠亭ルナティックスのメンバーもまた、永琳抜きでも充分に動けるほど強くなった。

永琳「(それはそれで少し寂しいけれど、まぁ……雛鳥はいずれ親の元を巣立って行くものだからね)」

サッカーの実力だけでない、弟子の精神的な成長を受けて、
永琳は誰からも察せられぬ程度に目を細めるも。

永琳「(――まぁ、それに。 前情報通りだったら、次の試合のチーム……ウドンゲ達だけでも勝てるでしょうしね)」

密かに仕入れた情報を基に、打算を籠めた見通しをするのが、八意永琳の大人らしい所だった。

*頼りがいのある返答をしたので、永琳印象値が上がります。31→33

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/27(日) 23:48:56 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

>ウサギK=ブルノさん説について等
その発想は全くなかったですねw
ブルノさんが超強化されたら……もしも万一出て来た時に苦戦するようになりましたが、
結局出番は無いのであまり意味がありませんでした。
ブルノさんの出番については、魅魔様が東方新作に登場するのを待つような気持ちでお待ちください。
>たすけてえーりんについて
東方サッカーでも、チームに永琳が居なくても月から助けに来てくれるので、
いなくても補助するのは出来ると思います。
>次の対戦相手について
博麗連合と予選で当たり敗北→決勝で再戦は、原作小学生編を思い起こさせる良い展開ではありますね。
実際にそうなるかはネタバレになるので言えませんが……ストーリーについては、あまり期待しすぎず見て頂ければ幸いです(汗)
>永琳の活躍について
これまではボールを出せば活躍してくれましたが、少しずつそう簡単な話にはならなくなる……かもしれませんね。
現状でも、選択肢で敢えて永琳を選ばない事で、鈴仙や他のキャラの出番を増やす事も一応可能です。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

774 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 00:12:50 ID:???
乙でした。中山さんはいつ帰ってくるんだ!(バンバン
……試合中に帰ってくる日向(若島津)式登場術かな。
正直予選は永琳縛りするつもりだったので、むしろ思ったより早く帰ってくるという。

775 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 08:00:31 ID:???
−−J−− J佳歩
−−−−−
−I−H− I鈴仙 Hパスカル
F−−−G FウサギC GウサギB
−−E−− Eてゐ
−−−−−
A−C−D A妹紅 C慧音 DウサギD
−−B−− BウサギE
−−@−− @輝夜
ベンチウサギK 外界永琳 ポストブルノ

先生を積極的にボールカットに向かわせる
鈴仙とパスカルはサイドの守備も担当、ウサギCBを走らせパス
相手次第ではあるけど各々バランスをとりつつ

776 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 12:42:56 ID:???
相手次第だよなあ
永琳抜きといえば妖精チームを思い出すけど、中山さんが間に合えばなあ

777 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 13:31:39 ID:???
正直、永琳や中山の抜けたこのチームの中盤の守備力は濡れたティッシュ並だからな
永琳の仕入れた情報どおり弱いチームであることを祈るだけかな。

778 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 15:18:13 ID:???
元々輝夜を鍛えようとしたところだし、永琳に余計なカードが付かないと思おう
他のメンバーも反則受けないように、パス回しメインで試合していくのが良いかな?

779 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 21:39:54 ID:???
この展開はVの遠征編思い出すな
永琳=翼、中山=日向みたいな感じで
そんでブルノ=若林かな?


780 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:20:10 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。

>>774
乙ありがとうございます。
中山さんの帰りはもう少し後になりますね。
……しかし、居なくなって始めてわかる中山さんの重要さ、って感じですね。MF陣を見てると。
永琳を使うか否か、使うとしたらどこまで積極的に使っていくかは、参加者様のご判断に任せる形にしたいと思います。
――ネタバレですが。 予選については、全戦永琳抜きでも勝てるバランスを想定しております。
>>775
フォーメーション提案ありがとうございます!
一戦目のチームと、敵チーム全体の総評はもうすぐお伝えできると思います。
>>776
第1章の最初を思い出して貰い、第2章の幕開けを実感していただく感じです。 …今思いつきました。
>>777
永琳が思っていたように、FWの誰かをMFに置く必要性が出て来ますね。
幸いに鈴仙はトップ下、佳歩はSH、パスカルはMF全般の適性がありますので、
柔軟にFW陣を使って頂ければと思います。
>>778
姫様は、たすけてえーりん!を使いまくるのが失点率を下げるには有用ですが、
敢えてパンチングで勝負に出るのも後々の為になるかもしれませんね。
>>779
作者の頭の中でも遠征編のBGMが流れていますね。
ただ、ブルノさんはポストのように身近な存在なので最初から存在していますし、若林というよりは森崎ですね。

781 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:23:23 ID:???

鈴仙が皆の前で意気込みを見せ、場の緊張が幾ばくか緩んだ所で――妹紅が不意に呟く。

妹紅「――でも、永琳が居なくなったら、誰がこのチームのキャプテン代理になるの?」

輝夜「おいィ!? 今の失言聞いたかしら皆!? キャプテンなら最初ッからこの私だったじゃないの!?
いつから永琳がキャプテンだと錯覚していた!?」

妹紅「……あ、ごめん。 今の嫌がらせとかじゃなくって普通に勘違いしてた」

輝夜「それはそれで傷つくわね……」

輝夜はそれに対して、日常会話のノリでツッコミを入れていたが――。
妹紅の指摘はもっともだったようで、チームメイト達の中でも先程とは違う種類のざわめきが聞こえ出す。

ウサギB「た、確かに……。 お師匠様じゃないとしたら誰がキャプテンに……?」

ウサギC「ブルノさんに1ペリカ」

ウサギD「誰、そのブルノさんって人……?」

パスカル「(――キャプテン、か。 あまり興味はないが……)」

てゐ「(私は絶対にヤだなぁ。 表立って目立つのは、何か私のキャラじゃないと思うし)」

輝夜「あ、アンタら……!? 私がホントのキャプテンなのに何よその態度は……!?
輝夜派閥でそうめんの誓いを行った、あの日の想い出を忘れたのォ……!?」

鈴仙「(これが日ごろの行い、という物ですよ、姫様……。
あと、勝手にイベントねつ造しないで下さい。 更に言うと、それって多分「桃園の誓い」ですよね……?)」

782 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:25:39 ID:???
永琳「――輝夜の言う通り、このチームのキャプテンは姫以外有り得ないけれど。
確かに、フィールダーとして試合中に舵取りを行う司令塔は必要になるわね。
だから……実は、それについても考えてあるの」

慧音「司令塔、か。 ――となると、その者はやはりMFになるのか?」

永琳「さあ。 トップ下かもしれないし、ボランチかもしれないし、CFかもしれないし。
ひょっとしたらサイドバックかもしれないわ。――ともかく、試合の全権を握る人物として動いて貰えれば、
それ以上の要求はしないつもりよ……私としては」

妹紅「(つまり、私がキャプテンになる可能性もあるって事ね!
グフフ……私がキャプテンになったら、輝夜を解雇してやるんだから!)」

てゐ「(それが出来るのはキャプテンというか、監督とかGMとかのような気が……)」

鈴仙「(――私がキャプテン代理になったりとか。 そんな事になったらどうしよう!
なーんてね、アハハ………どうせ代理は中山さんとかでしょ。 ――んっ?)」

鈴仙はこの一連の会話を、興味なさげな様子で流していた。
こうした局面で、永琳の代わりを務められる人物といえば中山しかいない。
鈴仙は勝手にそう思い込んでいたからだ。
中山さんならば、能力差を埋める頭脳的かつ天才的プレーで中盤を支配してくれるに違いないと。

鈴仙「(何か忘れているような気が……)」

永琳「(中山君不在の今、キャプテン候補となるのは消去法でウドンゲか…パスカル君。
慧音に任せるのも悪く無いけれど、実力的に一段劣るのが気になるしね。 ここは――)」

783 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:29:17 ID:AZAFtW++
……鈴仙はつまり、この一瞬。 中山の不在を失念していたのだ。
そしてそのため、鈴仙は夢にも思わなかった。
自分自身がこの局面で「司令塔」――即ち、実質的なキャプテン代理に指名される可能性が高いという事に。

先着1名様で、

★司令塔(実質的キャプテン)の座は…→(! numnum)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

99→輝夜「ええい、もうアンタらボンクラには任せておけん。 私がキャプテン兼司令塔よ〜〜〜!!」
    永琳「…………」ポ‐イ ウサギB「(あっ、お師匠様がさじを投げた!)」
90〜98→永琳「慧音。 人里FCでのキャプテン経験をここで活かしなさい」慧音「――! …あ、ああ!」
73〜89→永琳「パスカル君。 貴方ならば、私の代役を充分任せられるわ」パスカル「ありがとう、エイリンさん」
72以下→永琳「ウドンゲ、さっきの調子でキャプテンも任せたわよ!」鈴仙「……わ、わたしィ!?」

*今回の判定の難易度は、永琳印象値の二倍(33×2=66)及び輝夜評価値の半分(6)の合計(66+6=72)
 となっております。(端数は切り上げしてあります)

784 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 00:30:41 ID:???
★司令塔(実質的キャプテン)の座は…→( 51 )=★

785 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:33:25 ID:???
次の試合、鈴仙が(実質的)キャプテン!
苦節1年、いよいよ始まる「(実質的)キャプテンうどんげ」にご期待ください!鈴仙「(実質的)ってのが凄くイヤだ……」
――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

786 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:36:09 ID:???
次の試合、鈴仙が(実質的)キャプテン!
苦節1年、いよいよ始まる「(実質的)キャプテンうどんげ」にご期待ください!鈴仙「(実質的)ってのが凄くイヤだ……」
――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

787 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 00:38:03 ID:???
二重投稿になってしまいましたね(汗)失礼致しました。

788 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 13:23:19 ID:???
★司令塔(実質的キャプテン)の座は…→( 51 )=★
72以下→永琳「ウドンゲ、さっきの調子でキャプテンも任せたわよ!」鈴仙「……わ、わたしィ!?」

永琳「(まぁ。 ここはまた弟子バカって言われそうだけど……)ウドンゲ」

鈴仙「はいっ?」

永琳「――この間の忠告とおり、強者として相応しい意気込みを見せてくれたわね」

鈴仙「え、えへへ……調子に乗ってる、って思われてなくて良かったです」

珍しく穏やかな永琳の口調に乗せられて、鈴仙は恥ずかしげにポリポリと頭を掻く。
しかし、それに続く言葉は、鈴仙にとってまさに青天の霹靂だった。

永琳「――ウドンゲ、さっきの調子で(実質的)キャプテンも任せたわよ!」

鈴仙「はい、頑張ります! ………って、わたしィ!?
(ってそうか!? 中山さん居ないし! 消去法的に私になってもおかしくなかったじゃん!?)」

パスカル「(――という事実を今まで失念していたなんて。
それは謙虚や卑屈を通り越して、暢気過ぎるぞレイセン……)」

てゐ「(だいじょ〜ぶかねぇ……。 面白そうだけど)」

兎耳をピンと逆立てつつ、かなり情けない声を上げる鈴仙。
その何時も通りのヘタレな様子にパスカルとてゐは幾ばくかの不安を覚えるも……。

789 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 13:25:28 ID:???
佳歩「鈴仙さまなら大丈夫ですね!」

妹紅「ぶっちゃけ輝夜じゃなかったら何でも良いよ!」

輝夜「(妹紅がめっちゃムカつくけど、ここで反論したら私がガチキャプテンになりそうだから黙ってよっと…。
――それに、今の鈴仙ならきっと上手くやってくれるでしょうしね)」

慧音「――鈴仙は、前からずっと永琳の補佐として色々と的確な進言をしていたからな。 妥当な判断だと私は思う」

佳歩を始めとするウサギ達に、妹紅と輝夜。そして慧音はこの人選が妥当な物として一様に納得する。
日ごろからチームメイトの信頼を積み重ねて来た鈴仙の(実質的)代理キャプテン就任について、
反対の立場をとる者は一人として居なかった。

*鈴仙が次の試合の実質的キャプテンになりました。
*メリットとして、フォーメーションや作戦をある程度自由に決定できる、試合中にもより詳細にチームメイトに指示できる、
 活躍時の人気が上がりやすい…などがあります。
 デメリットとして、試合で失態を曝した時の人気が下がりやすい点があります。

790 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 13:27:25 ID:AZAFtW++
永琳「さて――それじゃあ最後に。 次の試合を仕切ってもらうウドンゲから、何か一言スピーチでもしてもらいましょうか」

鈴仙「ええっ!?」

永琳「ええっ!? は無いでしょうに。 ただでさえ、積極的に意見を言う事が求められるのだから……」

鈴仙「そ、それもそうですね。 う〜ん……(スピーチ、スピーチかぁ。
こうやって話す事もあんまりないから、少し緊張しちゃうけど。 こないだのヒューガー戦の事もあるし、
始めてではないのよね。 ――一体、どんな事を話そうかなぁ……?)」

A:「みみみ、皆一試合だけとはいえよろしくねっ!?」緊張しながら話す。
B:「キャプテン経験も薄いから、至らない所もあると思うけど……よろしくね!」真面目に話す。
C:「お師匠様の弟子として恥ずかしくないよう、しっかりチームを引っ張って行くから宜しくね!」元気に話す。
D:「私たちのサッカーは勝つサッカーよ! 誰が相手でも、負けてたまるもんですか!」強気に話す。
E:「開会式の選手入場はハイハイトレインにするわよ!!」早速(実質的)キャプテン権限を濫用する。
F:「幻想郷サッカーの伝統を凌辱するわよ!!」凌辱発言!
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

791 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 13:37:23 ID:BYnL4STc
C

792 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 13:42:56 ID:THOYqSCw
G「私たちは紅魔館にも勝てた、私たちは強い!」と士気高揚をさせる
+最後に「妖夢は私の嫁!」と叫ぶ。

793 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 13:44:38 ID:476ecPWk
C

794 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 14:42:56 ID:???
G汚してやる、太陽なんて!

795 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 15:48:45 ID:???
G キャプテン…今の私には眩しすぎる

796 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 15:49:58 ID:???
E

797 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 15:57:07 ID:???
Gみんなで歩いて行きましょう、ゴールのない暗闇の中を

798 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 16:05:16 ID:???
Gみんなでハイハイトレインして行きましょう、ゴールのない暗闇の中を

799 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 16:40:35 ID:???
「いい?私たちは闇の世界の住人よ。・・・光を求めないで」

800 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:02:24 ID:???
C:「お師匠様の弟子として恥ずかしくないよう、しっかりチームを引っ張って行くから宜しくね!」元気に話す。

鈴仙「正直な話、不安もあるけど……。 それでも、今まで半年間一緒やって来たこのメンバーなら、
きっと私も頑張れる! お師匠様の弟子として恥ずかしくないよう、しっかりチームを引っ張って行くから宜しくね!」

鈴仙は、先程の永琳からの賛辞を受けて、精一杯の元気を籠め、手短に挨拶をした。

パスカル「やれやれ、そこまで言えるんだったら安心だな」

てゐ「がんばれ〜せん」

鈴仙「そのフレーズは若干トラウマだからやめてぇ!」

その挨拶に、先程の鈴仙のテンパり具合に若干の心配を覚えていたパスカルやてゐもほっと胸を撫で下ろす。
悪く言えば紋切型の挨拶ではあったが、紋切型とは得てして優秀であるために使い古されるもの。
この挨拶に反感を持つ者もおらず、永琳から鈴仙への簡易的な引き継ぎは大過なく行われるのだった。

801 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:03:41 ID:???
〜回想シーン終了〜

鈴仙「(――でも、入場となるとやっぱり緊張してきたぁ……! ああ、せめて試合が次の日になりますように……)」

――そして、時は開会式へと戻る。
出立時には意気込んでいた鈴仙だったが、今こうして入場を終えたチーム。
そしてこれから入場していくチームの姿を眺めていると、やはりどうしても緊張は隠せなくなる。

霊夢「(開会式ってなんの為にあるのかしら……)」

森崎「(大会はいつも楽しみだ。 この俺の名を轟かす為のビッグチャンスとなるからな!)」

アリス「(大会で活躍したら、友達百人できるかな……)」

鈴仙「(あれは霊夢と……中山さんが言ってた、森崎って外来人ね。
後ろにもアリスとか魔理沙とかいつかの天人とかが並んでいるし、本当に豪華な面子よね……)」

妖夢「(鈴仙、どこかなぁ……)」チラチラ

幽々子「はいはい、しっかり前を見る〜」

妖夢「すすす、すみませんっ!?」

鈴仙「(あそこで大袈裟に頭を下げてるのは……妖夢ね! 手でも振ってあげたいけど、今は入場行進中だしなぁ)」

レミリア「――フフ。 八雲の大妖も、良い舞台を作り上げたものね」

パチュリー「(天気は曇天。 サッカーをするには丁度良いのだけれど……明日には降りそうかしら?)」

鈴仙「(レミリアさんとパチュリーさんね。 スカーレットムーンズ……! 次も負けないようにしなくちゃ)」

リグル「わーい! 凄い人間と妖怪だよレティ!」

802 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:04:48 ID:???
レティ「はしゃぎすぎよリグル。 もっとシャンと歩きなさいな。
……あと、ルーミアは手広げちゃ駄目よ、横の人の邪魔になるから」

ルーミア「そうなのかー」

鈴仙「(あそこに居るのは……噂の雑魚妖怪チームね。
幽香さんも後ろでステキな笑顔だし、このチームとは当たりたくないなぁ…)」

白蓮「あらあら………凄い人だかりですねぇ」

一輪「それだけ皆が、私達に注目してくれてるって事ですよ、聖様!」

星「………(ききき、緊張して足がつりました! 痛くて声も出せませんッ!?)」

ナズーリン「(こうした場だと、真っ先に盛り上がりそうなのがご主人だと思ったが、今日はヤケに静かだな。
漸く、毘沙門天代理としての威厳に目覚めてくれたか)」(※違います)

鈴仙「(あれは命蓮寺ロータスの皆ね! あのチームとはもう一度当たりたいなぁ…!)」

さとり「これほど多くの人妖が居る場所は……疲れますね」

勇儀「なーに言ってんだい、古明地の令穣よ! だからこそ勝った時の酒が美味いんじゃないか!」

こいし「もっとまともに返せよのーきん……(ウフフ……そうですわね勇儀さん)」

お燐「こいし様。 その本音と建前を逆にするネタ、そろそろ飽きられているかと思いますよ〜」

鈴仙「(なんかテンションの落差が激しいのが、地底のサッカーチームよね。
やっぱり暗い場所に住んでいると、情緒も不安定になるのかしら?)」

803 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:05:56 ID:???

早苗「みなさ〜〜〜ん! この大会で守矢みらくるずが勝利した日は、各種お守りが全品500円引きになります!
応援の際は守矢みらくるずにおねが……むぐっ」

諏訪子「営業トークは大事だけど、TPOを考えようか早苗……」

ピエール「(流石に元の人口が少ない分、観客数はこの程度か。 それでも、中々に立派な数だが)」

若島津「…………」

鈴仙「(守矢みらくるずのメンバーね。 後ろにはピエール君と――何か浮浪者みたいな男がついているけど。
きっと知らない人よね……うんうん)」

来生「ハッハァー! ハッハァー!」

チルノ「さいきょう! さいきょう!」

サニー「私がキャプテン! 私がキャプテン!」

鈴仙「(う、うるさっ! 妖精大連合の連中は何を考えてるのよ……! 後ろの大妖精ちゃん、すっごい恥ずかしそうだし)」

反町「(――久しぶりの大会、だな。 やっぱり大会は気が引き締まる)」

椛「ストリングプレイ・アトミックファイヤー!!」

鈴仙「(妖怪の山FCは……相変わらずって感じねぇ。 良い意味でも、悪い意味でも)」

神子「(ここが我々の計画の第一歩。 勝てなくても良いから……負けないようにしないとね)」

鈴仙「(あの女性、見かけない顔だけど。 聖徳ホウリューズのキャプテンっていう聖人さんかしら?
――それにしても気持ち悪いわね。 あの人以外は皆フードを被って顔を隠しているし……)」

804 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:07:22 ID:???
……と、鈴仙が主だったチームの様子を眺めている内にも。
名無し妖怪によるチームも入場を終え、全てのチームがスタジアムの広大なピッチに整列する事となる。
やがて、特別に作られた大きな演台の上に、てゐよりは少し年上程度に見える外見の愛らしい少女が現れる。
彼女こそが――本大会の実行委員長である、九代目稗田家当主・稗田阿求だった。

実況「さあ! それでは全チームの入場を終えたところで、本大会の実行委員長を務めます
稗田阿求様より、開会宣言及び激励の言葉を頂きたいと思います!」

阿求は実況の言葉を受けてぺこりと頭を下げ――そして、その外見年齢とは想像もつかない程に
鋭く凛とした表情で、澱み無く原稿を読み上げていく。

阿求「――人間も、妖怪も、妖精も、亡霊も。 遍く全ての者がこのスタジアムに集いました。
全ては、これまでに自らが身に付けたサッカーの実力を発揮するためです。
しかし、人間にしても、妖怪にしても……サッカーの45分という時間は非常に短い。
そうした刹那の瞬間を輝かせる為に、長い長い時間を練習に費やす。 これは、本当に尊い事に思えます。

ここに集いし16のチームの内、どこが優勝しようともおかしくはありません。
しかし、勝負という物は勝者の為だけでなく、敗者の為にも存在します。
勝者の栄光を、敗者の健闘を称え。 これからの幻想郷をより良き物とするための「希望」を、
ここに居る全ての方々が受け取って頂ければ幸甚です。

最後に――皆さん、頑張ってくださいね!」ニコッ

ワアアアアアアアアアッ!!!!

鈴仙「(良い事言ってるけど、辺り障りの無い感じねぇ……。 ――やっぱり、政治色的な問題でもあるのかなぁ)」

森崎「(勝負は敗者の為には存在しねぇよ。 勝負は勝者と、未来の勝者の為にあるモンだ)」

805 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:09:14 ID:???
お役所的な訓示を述べた最後に、取ってつけたように年相応の笑顔を見せ、阿求は颯爽と演台を降りて行く。
今大会に向けて多額の資金を負担している旧家の令穣も、決して気楽でないようだった。
しかし、選手達の開会式における目的は、阿求のありがたい話を聴く事では決してない。

実況「――さあ! それでは次に、誰もが気になる……予選リーグの抽選会を始めて行きたいと思います!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

大会前半に行われる、予選リーグの抽選会。これこそが本開会式における最大の感心事であり、
特に決勝進出の境界線上に居るチームにとっては、まさに生と死とを分けると形容しても過言ではない。

実況「抽選につきましては機械式のくじ引きで行われます!
各チームのキャプテンは、演台へと出てお好きなスイッチを押してください!」

輝夜「おっしゃ! 良いくじ引いてくるわね!」

鈴仙「よろしくお願いします、姫様!」

永遠亭ルナティックスの正キャプテンはあくまで輝夜。
単に司令塔を任された鈴仙がしゃしゃり出るのもおかしいと考えて、
ごく当然な風に輝夜が先程阿求が演説をしていた演台の方へと進む。
狭い演台には、計16名のキャプテンがひしめき合いながらも、
順番にくじ代わりのスイッチを押して行き、厳正なる抽選結果に思いと計略を乗せていた。

実況「さて、どうやら全チームが引き終わったようですね。 それでは――抽選結果に移ります!
まずはAグループから発表をしていきます!
Aグループは……1番、羽目玉チーム! 2番、紅魔スカーレットムーンズ! 3番、バケバケ同盟! 4番、聖徳ホウリューズ!」

レミリア「(ふーん……。 新参勢がここで来るとはね)」

神子「(2位突破させる事で、我々の神秘性や威厳を落とす魂胆か? ――だが、そうなら却って好都合だな。
我々の発信すべきメッセージを考えると、紅魔スカーレットムーンズとの対戦は丁度良い)」

806 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:10:18 ID:???
Aグループに当たったレミリアと神子は、互いに不敵な笑みを浮かべながらも、
早速と言わんばかりに互いの腹の内を探っていた。
幻想郷へと進出してきた勢力の中では比較的古参のレミリアと、ほぼ新参と言っても良い神子。
この対立は、サッカーを超えた互いの勢力のプライドを賭けた争いを齎す予感を示していた。


射命丸「(――ま、抽選なんてのはパフォーマンス。大方の組み合わせは、
上の方が商業的に決めて下さってるんですけど)」

――また、一部の者は知っていた。
「厳選なる抽選」とは名ばかりであり、一部のチームについては政治的かつ商業的な理由で、
組み合わせが調整されているという黒い現実を。

実況「Bグループは……1番、人里FC! 2番、スカーレットムーンズ二軍! 3番、妖精大連合! 4番、妖怪の山FC!」

射命丸「(よしよし、これなら我々の決勝トーナメント進出は堅いですね。 感謝しますよ。 大天狗様、天魔様)」

チルノ「(ムッキー! 天狗のヤツったらもう勝った気になっちゃって! 今に見てなさいよ!!)」

射命丸は当然のようにこの抽選結果を受け止めていた。
今大会で最低限の結果を――即ち、決勝トーナメント進出を――残せないようでは、
今後幻想郷に現れるであろう、新勢力に対する発言力に悪影響が及ぶのではないか。
天狗社会の上層部がそう憂慮している事を知っていたからだ。
妖怪の山に神社を開くだけならばともかくも、温泉旅館の建設にロープウェー開設の強行。
天狗達は、かつての新勢力であった守矢の神々に幾度も出しぬかれたという事実を、快く思っていなかった。

807 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:11:38 ID:???
実況「Cグループの発表に移ります。 1番、永遠亭ルナティックス!」

鈴仙「(よ、よばれたっ!!)」

実況「2番、雑魚妖怪チーム! 3番、地霊殿サブタレイニアンローゼス! 4番、西行寺亡霊連合!!」

――そして、鈴仙が(一時的に)率いる永遠亭ルナティックスの、予選での組み合わせが発表された。
1番、2番…という番号は、そのままリーグ戦での対戦順に関わって来るため、
永遠亭ルナティックスの1戦目は、風見幽香率いる雑魚妖怪チーム。
2戦目は、古明地さとりと星熊勇儀が中心となる地霊殿サブタレイニアンローゼス。
3戦目は、西行寺幽々子が率い、その中には鈴仙の友人・魂魄妖夢も所属している西行寺亡霊連合。
以上の3チームが、予選で鈴仙が対戦する事となると判明する。

鈴仙「(――いやいや。 どこも結構強敵な気がするんですけど、師匠――!?)」

808 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/29(火) 17:16:37 ID:???
と、いったところで所用があるため、一旦ここまでです。

809 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 17:36:27 ID:???
乙です。
普通に強いところばっかりですね。
中山さん、師匠がいない以上、本気できつそう。
ブースターも完成させたいけど、考えて撃たないと。

810 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 17:48:22 ID:???
手羽先「リグルのいるチームに雑魚という文字がついてるのはおかしいだろJK」

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