キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】

1 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:51:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1395242717/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
松山、若島津らとキャプテンとしても争う事となる。
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
そして舞台は世界へ。まず全日本Jrユースは遠征試合第一戦目であるハンブルグと対決。
西ドイツに留学をしていた若林、更に西ドイツの皇帝の異名を持つシュナイダーと強敵揃いのクラブチームを相手に、
ここまで2−2と競った試合を繰り広げる。
そして、勝ち越し点をと立花兄弟のスカイラブツインがハンブルグゴールを襲うのだが……?

2 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:51:45 ID:???
☆板野くんの能力値☆

選手名     ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低  ガッツ
板野      54 50 55 51 48 49 51 358 1/3  830/830

     板野
エクスプロードドリブル(1/4でドリブル力+4、吹っ飛び係数2)
強引なドリブル(1/2でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)
ゴールデンコンビ(パス力+3の連続ワンツー、要松山)100消費×2
弾丸シュート(シュート力+3、吹っ飛び係数4)120消費
マグナムシュート(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費
マグナムボレー(低シュート力+6、吹っ飛び係数2)300消費
道産子ツイン(低シュート力+4、吹っ飛び係数3、要松山)150消費×2

☆サッカーのルールについて☆

基本的に本編と同様ダイスで進行させてもらいます。
間違えやすい点は下記に列挙。

・試合中の覚醒など
板野君以外の味方はJOKERを引いた際、もしくはダイスで11・12を出した際に覚醒チャンスが出ます。
攻撃判定の場合は敵に勝利した場合、守備判定の場合はボールに触れた場合に覚醒する事が出来、フラグか技などを習得できます。
JOKERでの覚醒の場合は一発取得、11・12での覚醒の場合はフラグまでです。
板野くんがJOKER、もしくはダイスで11・12を出した場合は後述する覚醒システムで説明します。

・ガッツ関係について
試合中、1分毎にガッツは5回復します。
ガッツが300以下になると全能力−1、200以下で−2、100以下で−3、0以下で−5とペナルティが増えていきます。

3 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:52:49 ID:???
・フリー補正など
フリー状態の場合はシュート、パスなどに+2の補正がつきます。
主にフリーキックの際に使用される補正ですが、相手の戦術や退場などによっては普通にプレイしている時でもかかる時があります。
また、コーナーキックの際のシュートは、特殊なシュートでなければ角度ペナが入りフリー補正と±0になる予定です。

・人数補正について
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じて人数補正を受けます。
2〜3人で+1、4〜6人で+2、7人以上で+3の補正となります。
キーパーのセービングには影響をうけません。

・スルー、ポストプレイについて
スルーはシュート力+3した状態で判定が行われ、成功するとキーパーの状態を悪くする事が出来ます。
ただし上手くいくかどうかは合わせてくれる味方との連携にもよります。
ポストプレイはパス力での判定になります。

4 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:53:49 ID:???
・反則について
反則は攻撃側、守備側の接触プレイ時、お互いにクラブを引いている場合にのみ起こります。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
また、基本的に怪我は反則を犯された側のみが受ける事となります。
・怪我の判定について
ケガの判定は以下の表を使って算出します。
本編のものと同様です。

ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

5 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:55:12 ID:???
・シュートの枠外について
シューターとキーパーの数字の和が14の場合、シュートはゴールポストに当たります。
更にカードのマークが一致した場合は枠外になります。
ツインシュートの場合はシューター同士のマークが一致でポスト、数字も一致で枠外です。
この場合キーパーとの和が14でもシューター同士のマークが違えばポストにはなりません。
また、この判定は一対一の判定の際にも適用されます。

・PKについて
PKの際はマークが一致した時のみ、セービングチャンスが与えられます。
一致しなかった場合は枠外にならない限り自動的にゴール、ですがシューターのカードがQ、Kの場合のみ枠外になります。
JOKERを出した際も方向一致とはならず、ダイヤの15扱いとします。

・ブロック失敗時のシュート威力現象
ブロック時、クリア時にシュートを弾き返せなかった場合でも、
シュート力−守備側の判定=2〜4の場合はシュートの威力が−1されます。
この効果は重複しますが、DF判定の段階では適用されません。キーパーのセービング判定にのみ影響があります。

6 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:56:14 ID:???
【板野くんの覚醒システム(主人公pt)について】

・JOKERを引いての攻撃側勝利・または守備側こぼれ球以上の場合、5pt入手。
・ダイスで11、12を出しての攻撃側勝利・または守備側こぼれ球以上の場合、2pt入手。
・とても上がりやすい能力を3ptで1上昇出来る。
 同じように上がりやすいは7pt、普通で10pt、上がりにくいで20pt、とても上がりにくいで30ptとなります。
・ガッツは最大ガッツ+5のたびに10ptを使ってあげる事が出来ます。
・練習で会得出来る可能性があった技も、20ptで会得する事が出来るようにします。
・試合後に累計ptを計算し、そこでptが余っている場合に能力等を上げるかどうかを決定します。
・試合に負けそうになった際は、5ptを消費してリセットをする事が出来る。
 リセットが出来るのはリセットをした時点から近い位置からのやり直しのみ。
・投票の際に主人公ptを消費してヒントを受ける事が出来る。 2票決の際は2pt、3票決の際は3pt消費する。

とても上がりやすい:パスカット、ブロック(3pt)
上がりやすい:パス、(7pt)
普通:タックル、せりあい(10pt)
上がりにくい:ドリブル、シュート(20pt)
ガッツ:+5のたびに10pt

『覚えられる技』
「ぶっ飛びパス(仮)(パス力+2、吹っ飛び係数5、消費ガッツ60)」を覚える
「ダイビングヘッド(仮)(低シュート力+2、吹っ飛び係数4、消費ガッツ120)」を覚える
「パワータックル(1/4でタックル力+2、吹っ飛び係数4)」
「勘任せカット(仮)(1/4でパスカット力+2)」
「パワーブロック(1/4でブロック力+4、消費ガッツ100)」
「パワークリア(空クリアー力+1、吹っ飛び係数4、消費ガッツ80)」

7 : 森末(仮):2014/04/09(水) 22:57:53 ID:???
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
名前 || 板野 || 松山 || 若林 || 若島津
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
政夫 || + 4|| + 1|| ± 0|| ± 0
和夫 || + 4|| + 1|| ± 0|| ± 0
新田 || + 4|| ± 0|| + 1|| ± 0
反町 || + 1|| ± 0|| ± 0|| + 2
佐野 || + 1|| + 3|| ± 0|| ± 0
来生 || ± 0|| ± 0|| + 3|| ± 0
 滝 || ± 1|| ± 0|| + 4|| ± 0
 岬 || ± 0|| + 3|| + 1|| ± 0
三杉 || + 1|| + 2|| + 1|| ± 0
山森 || ± 0|| + 1|| + 1|| ± 0
井沢 || + 1|| ± 0|| + 4|| ± 0
小池 || ± 0|| ± 0|| ± 0|| + 2
沢田 || ± 0|| + 1|| + 1|| + 3
次藤 || + 2|| + 2|| − 1|| + 1
早田 || − 1|| + 3|| − 1|| ± 0
中里 || ± 0|| ± 0|| ± 0|| ± 0
石崎 || + 1|| + 1|| + 1|| ± 0
高杉 || ± 0|| ± 0|| + 5|| − 2
中山 || + 1|| + 1|| + 1|| ± 0
中西 || + 1|| + 1|| − 2|| − 1
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
総合 || 2 1|| 2 0|| 2 1||   5


8 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:59:16 ID:???
【登場人物紹介】
・板野住明
キャプテン森崎が大好きな、どこにでもいる学生でこのスレの主人公(?)。
性格的にはかなり素直で、キャプテン森崎の世界にいる現状を楽しんでいる。
キャプテン森崎の知識は豊富なので、それがこの世界での彼の最大の武器。
前スレでは若林を相手に前半で既に1点を決め、今の所は絶好調。更に追加点を決める事が出来るか?

・キャプテン森崎の精(通称:森末)
板野をキャプテン森崎の世界に招待した自称・キャプテン森崎の精。
時々怪しいそぶりを見せるが、頻繁に板野にアドバイスをくれる奴。外見は某QBそっくり。
板野が主人公でなくなってしまっている事を把握し、危機感を持っている。
イタリアJrユースの面子がほぼフルメンバーで揃ってしまうという事態をその目で確認してしまい、
またも誰かの介入に気づく。もはや管理者(笑)扱い。頑張れ森末!

・松山光
板野が選んだ中学、ふらのサッカー部のキャプテンで道産子。
惜しくも全国大会では優勝をする事が出来なかったが、藤沢と想いを通わす事に成功。
心機一転、今度は全日本の代表として世界を相手に戦う事を誓う。
ふらの中学時代は一選手であった板野が、代表でキャプテンとなった事に少なからず思う所があるようだが、
それでも彼の事を一番に信頼をしている頼れる男。

・藤沢美子
本編では松山との間に悲劇的結末を生んでしまい、今もキャプ森板全界隈で惜しまれている少女。
マモノ様の効果によりヤンデレ気質を身に着けてしまったが、松山に対する思いは本物。
アメリカへ旅立つ寸前、松山と心を通わせた。よかったね藤沢!!

9 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:00:18 ID:???
・若島津健
日本を代表する空手キーパー。
板野、松山と全国大会で最後の最後まで鎬を削り合った。
大会MVPにも選ばれたが、その結果には誰も文句が無いようだ。
力こそ正義を地で行く男であるが故に、世界レベルのストライカーに現時点で敵わない事に苦悩しつつある。

・小池秀人
何の間違いか東邦学園のキャプテンになってしまった男。
自分に若島津や反町を凌駕する才能があると思い込んでいるが、大した事はない……筈が強くなってきてる。
とうとう全国大会で優勝してしまった。どうしよう。

・反町一樹
東邦学園のストライカー。
日向がいない為にのびのびとサッカーを楽しんでいるが、やはりあまり言いたい事は言えないタチ。
板野の放ったマグナムシュートを見て「魔王」みたいと感想を述べた。

・沢田タケシ
東邦学園のゲームメイカー。
中盤の人材不足に苦しむ東邦スカウトが、若島津のツテを頼ってスカウトした選手。
吉良監督の特訓により強靭な肉体を得、パワーとテクニックを兼ね揃える選手となった。
ただしあくまでも性格は気弱。

10 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:01:19 ID:???
・早田誠
大阪が誇るカミソリサッカー野郎。
得意のカミソリタックルの鋭さは既に世界レベル。

・中西太一
大阪が誇る超大物級GK。
しかし自身の限界というものも理解しており、今のままでは第三キーパー止まりだと考えフィールダー転向を考えている。
立花兄弟の土台役となり、晴れてスタメン出場をした。

・立花政夫・和夫
花輪中学の双子兄弟で空中サッカーの申し子。
板野の手助けによってデルタツイン、更には間接的にスカイラブツインの開発を成功させた。
その為か板野に対してかなりの好感を持っている。

・次藤洋
九州・長崎から出てきた九州男児。
中学生離れした体格とパワーを持ち、大柄な体に騙されがちであるが頭脳も優秀である。
語尾にタイをつける時とそうでないときがある。
自分を吹き飛ばすパワーを持つ板野と認め合い、サッカーを続ける事を決意する。
しかしパワーだけでは世界に通用しないのかと絶賛苦悩中。

・佐野満
次藤と同じ比良戸に所属する小柄な2年生FW。
そのキープ力は松山にも匹敵するほど。「ケケケ」が口癖。
自分のキープ力を認めてくれた松山に好感を抱く。

11 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:02:32 ID:???
・井沢守
南葛中学のキャプテン。
翼がいない事で不要な嫉妬心がなくなり、キャプテンに任命された事で強い責任感を負うようになった。
その甲斐もあってか本来よりも多少強くなっており、特に守備面が強化されている。
しかし本人はトップ下に拘っており、松山に一方的にライバル的感情を持っている。

・来生哲平
南葛中学のエースストライカー。
本編同様、馬鹿。ただし実力は折り紙つきであり、反町と肩を並べる世代を代表するFWである。

・滝一
南葛中学のウイング。
本編同様、サイド際が活躍の場所。試合中はキャプテンの井沢を補佐する立ち回りも見せる。

・石崎了
南葛中学のDF。
根性任せのブロックだけが持ち味。
板野・松山と同室となり、毎晩馬鹿馬鹿しい笑い話で彼らを笑わせている。

・高杉真吾
南葛中学のDF。
翼、森崎がいない為に特に裏工作とかは画策しない至って普通のDFとして成長している。
ただし若林シンパであることは相変わらず。
若島津の暴力の下に屈したが、それでも若林に対する忠誠は変わらない。

・山森正吾
南葛中学の2年生MF。
本編では森崎によって実力を見出され、才能が花開いた彼であるが、
今の所は特にこれといった長所はなく2年生にしては上手いという程度。
ただし才能自体が腐った訳ではない。

12 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:03:35 ID:???
・中里正人
南葛中学のDFで、忍者。
大会後サッカーをやめるつもりだったが、父親のはからいにより続ける事が出来た。
俊足を生かしたオーバーラップが持ち味。

・中山政男
大友中学のDFでキャプテン。
森崎がいなくとも、自力で才能を開花させ全国有数のDFとして名を轟かせた。
しかし、中学三年間一度も南葛に勝てず、終ぞ全国大会には出場出来なかった悲劇の選手である。

・新田瞬
大友中学の2年生ストライカー。
まだ実力は低いが、才能とセンスはあると目される少年。
失敗を繰り返しながらも板野に練習に付き合ってもらった結果、副砲としては十分な威力のシュートを身につけた。
尚も伸び代があり、底が見えない未完の大器。

・三杉淳
武蔵中学のキャプテン、ガラスのエース。
ヒューガーがない為に家は没落していないが、未だに心臓病の手術はしていない。
しかしこの3年間リハビリをした為に、30分だけならば試合に出場できるだけの身体を身に着けた。
選手兼コーチとして全日本Jrユース入り。小池の隠れた才能を発掘するのに躍起になっていたが少し疑問を持ち始めた。
翼がいない為、彼の存在は全日本にとっての切り札である。

・若林源三
見上の話に出てきただけだが、元は南葛SCを率いていた天才GK。
見上と共に西ドイツ、ハンブルグへと渡り本場ヨーロッパの環境で練習をしていたが、
生来のサボり癖が出てしまい期待ほど伸びていないらしい。
慢心故か満を持して登場した前スレでは早速2本シュートを決められる有様。
これでも世界レベルのキーパーです。

13 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:04:35 ID:???
・カール=ハインツ=シュナイダー
西ドイツの皇帝と呼ばれる、ヨーロッパNo.1ストライカー。
パワー、スピード、テクニック、どれをとっても一級品であるが、その中でも随一と言えるのが得意とする「ファイヤーショット」。
彼の活躍でハンブルグはヨーロッパNo.1クラブチームとしての栄誉を勝ち取ったが、
この全日本との試合の後にバイエルンへの移籍が決定している。

・ヘルマン=カルツ
ハンブルグの仕事師。老け顔であるがれっきとした中学生であり板野達と同い年。
飄々とした態度の中に熱い思いを秘めており、土壇場で発揮する本気モードはなんとも嫌らしい。

・ジノ=ヘルナンデス
イタリアJrユースのキャプテンでヨーロッパNo.1キーパーの異名を持つ男。
個性派集団のイタリアを纏める常識人だが、女性の趣味が大変危ない。

・サルバトーレ=ジェンティーレ
イタリアJrユースのリベロ。彼とヘルナンデスの守るゴールは正にカティナチオである。
日本のサッカー選手を『ジャッポネーゼ』と言って馬鹿にする癖があるが、
その傲慢さに見合うだけの実力者でもある。

14 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:05:37 ID:???
・チェザーレ=ストラット
イタリアJrユースのストライカー。
本来の歴史であれば、彼はこの時間軸において、
彼の"責任"により他の選手たち同様イタリア代表として行動はしていない筈であるが、
何故彼がここにいるのかは謎に包まれている。

・ジョバンニ=マンフレディーニ(バンビーノ)
イタリアJrユースのMF。
地味だが数少ないイタリアJrユースで頼れるMF。ストラットとは大親友。

・ダヴィデ=ランピオン
イタリアJrユースのポストプレイヤー。
地味だがマリーを助けてしまった事により、下手な恨みを買ってしまいそうである。

・ファン=ディアス
アルゼンチンJrユースのキャプテン。
その天才的なプレイの程は周知の事実。
基本的に陽気で楽天家であるが、相手の力量を冷静に判断出来る頭脳的な一面も持つ。
本大会でも全日本の大きな壁として立ちはだかる事になるだろう。

15 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:07:24 ID:???
・多田野数人
ふらの中学の野球部に所属しているエースピッチャー。
不良に絡まれている所を板野(矢車)に助けてもらった。
打率2割のチームを自分の力で道大会突破させる、実は凄いピッチャー。

・ダルビッシュ
板野のフォームを矯正し、マグナムシュート開発の手助けをしてくれた2年先輩のサッカー選手。
一流選手にしかない独特のオーラを持っている。

・矢車
地獄の住人。板野くんがお守り代わりに持ってる銀の弾丸のネックレスを売ってくれた。

・我那覇響
多田野に取材をしている時に板野と出会った新進気鋭のアイドル。
沖縄出身で元気いっぱい。喜怒哀楽が激しく感情が移ろうたびにコロコロ表情が変わる。
ダンスをやってる。

・菊地真
多田野に取材をしている時に板野と出会った新進気鋭のアイドル。
男性っぽいが正真正銘の女性で、スポーツが得意。板野に取材をしたのもそのスポーツ番組で使うものである。
ダンスをやってる。全日本Jrユースに取材陣としてこのヨーロッパ遠征に携わる。

・青葉弥生
三杉のガールフレンド。
下剤事件がなかった為に三杉といたって健全な関係を築く事が出来、今は三杉を下の名で呼べるだけの仲になった勝ち組。
ただしいつ三杉がS化するかはわからない。

16 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:09:03 ID:???
・見上辰夫
日本サッカー協会の役員で、胃痛持ちの人。
全日本Jrユース監督として個性派集団を纏める。

・片桐宗政
日本サッカー協会の役員で、少し怪しい人。
黄金世代のFW不足を懸念していたが、板野がその救世主になるかもしれないと期待をしている。

・日向小次郎
全国大会で敗退後、板野が出会った本来この世界にはいない筈の人物。
魂がすっぽり抜けているようで、現在話す事は出来ない。

【人間関係】

板野→(期待できる後輩)→新田
松山→(ライバル)←若島津
松山→(大切な人)←藤沢
若林→(格下)→若島津
若島津→(ライバル心)→若林
新田→(頼りになる先輩)→板野
三杉→(才能の塊?)→小池
立花兄弟→(大物)→板野
井沢→(ライバル心)→松山
高杉→(服従?)→若島津
北詰→(ウチの選手なら絶対使わん)→板野・次藤
片桐→(期待)→板野
マリー→(ステキ)→ランピオン

17 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:10:28 ID:???
以上、ここまでテンプレです。
スレタイは前スレ>>994さんのものを使わせていただきました。
沢山のスレタイ案、ありがとうございました。

このスレでもよろしくお願いします。

18 :森崎名無しさん:2014/04/09(水) 23:13:58 ID:???
新スレ乙ですー
中西が本当にDFで出たり、イタリアのサプライズに
試合もPKで更に盛り上がりそうで楽しませてもらっております

19 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:41:19 ID:???
>★政夫→スカイラブツイン 63 ( ハート8 )( 3 + 1 )=67★
>★和夫→スカイラブツイン 63 ( クラブK )( 6 + 1 )=70★
>★ハーネス→高いクリアー 57 ( クラブQ )( 1 + 4 )+(人数差補正+2)=64 *反則発生!*
> マイヤー→高いクリアー 59 ( クラブ7 )( 5 + 1 )+(人数差補正+2)=66★ *反則発生!*
>★リンツ→ブロック 55 ( クラブK )( 1 + 3 )+(人数差補正+2)=61
> ゴンゲルス→ブロック 55 ( JOKER =自動6ゾロですが既に6ゾロ)( 6 + 6 )+(人数差補正+2)=69★
>★若林→パンチング 64 ( ハート6 )( 1 + 6 )=71★
>=1→ボールはこぼれ球に。板野がねじ込み……の筈がハーネス・マイヤーの反則!
==================================================================================
立花兄弟が決死の覚悟で挑んだスカイラブツイン。
しかし、ここで退けないというのはハンブルグの守備陣もまた同様であった。
前半戦、いいように2失点してしまったのは若林の責任もあるにはあるものの、
当然ながらその前で止められなかったDF陣にもそれは同様であると言える。
故に、彼らはこれ以上の失点を許さないようにと――高く飛翔をし、立花兄弟に追いすがった。

ハーネス「やらせてたまるかァッ!!」
マイヤー「さっきに比べれば高度が出ていない……これなら届くぞっ!!」

そしてその執念、闘志は実った。
彼らのジャンプはスカイラブで高く飛び上がった立花兄弟達の足先に僅かに届く位置につけ、
そのまま辛うじてボールを弾く事が可能となりそうだった。

バチィッ!

和夫「うあっ!?」
ハーネス「うおっ!?」
マイヤー「ぐあっ!?」

しかし、最後の最後で彼らは誤ってしまった。
高く飛ぶ事を注意する余りに立花兄弟との距離を計る事を怠ってしまい、ボールを弾く勢いに余り、
そのまま和夫の足にヘディングをかましてしまったのである。

20 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:42:42 ID:???
バギュルルルッ バチィィッ!!

ゴンゲルス「よ、よし……」

ピィィィイイイイイイイイイイイイッ!!

ゴンゲルス「えっ……?」
若林「う、嘘だろう……?」
カルツ「おいおい……こいつぁちぃとやばくないか」
シュナイダー「………………」

それでもボールを蹴り、スカイラブツインは放たれたのだが、これはゴンゲルスが辛うじて弾く事に成功。
一見すればハンブルグがピンチを脱したかに見えたのだが、彼らは審判の笛を耳にして絶望をする。
視線の先で、倒れるようにして地面に落ちた和夫と、顔面を真っ青にするハーネスとマイヤーの2人を見つけてしまったからだ。

真「こ、これは……! 立花兄弟、惜しくもスカイラブツインが決まらずと思いきや……。
  なんとハーネスくん、反則を取られた! これはPKだ!!」
響「ゴ、ゴールが決まらなかったのは惜しいけど、結果オーライだよね、これ!?」
真「うん、PKならほぼ確実にゴールを決める事が出来るからね。 これで勝ち越しはほぼ決定的だよ!」

観客「そ、そんなー!?」「なんでPKなんてやっちまうんだよー!!」「折角ゴンゲルスが防いだのに……」

ハーネス「う……(な、なんてこった……)」
マイヤー「(まさか……カードは出やしないだろうな……)」
和夫「(へへへ……儲け儲け。 ゴールを奪えなかったのは癪だが、PKを貰えたんならいいや)」

笛を吹き鳴らしながら、つかつかと歩み寄ってくる審判を祈るような心境で見つめるハーネス達。
地に倒れた和夫は政夫に起こされながら、シュートを決められなかった事を悔しがりながらも、
内心ほくそ笑んでその光景を見つめていた。

21 :森末(仮):2014/04/09(水) 23:43:51 ID:???
先着1名様で、

★ハーネスの運命→! card★

と書き込んでください。数字で分岐します。

JOKER→審判「いや今のは日本側がDFを蹴っていたな」 なにィ!?和夫の反則だと!?
8〜K→特にお咎めなし
4〜7→厳重注意!
A〜3→イエローカード!

※A〜3でスペード・クラブの場合マイヤーにもイエローカードが出されます。

>>18 乙ありです。
そう言っていただけると、私の励みにもなります。
これからも皆さんに楽しんでいただけるよう、そして私自身も楽しめるよう書いていきたいのでよろしくお願いします。

22 :森崎名無しさん:2014/04/09(水) 23:44:06 ID:???
★ハーネスの運命→ クラブK

23 :森崎名無しさん:2014/04/09(水) 23:47:10 ID:???
JOKERこそ出なかったけどあからさまにハンブルグ贔屓っぽくなってるね

24 :森崎名無しさん:2014/04/09(水) 23:47:48 ID:???
既にPKという思い厳罰があるからお咎めなしでもOK

25 :森崎名無しさん:2014/04/09(水) 23:48:59 ID:???
相手ホームでPK貰えるだけマシですね。

26 :森末(仮):2014/04/10(木) 00:10:14 ID:???
>★ハーネスの運命→ クラブK =特にお咎めなし★
=========================================================================
故意ではないと判断をされたのか、ハーネス……及びマイヤーに特別思い罰は無かった。
しかし、当然ながら彼らの顔色は晴れない。
PKという絶好の得点機を献上してしまった以上、浮かれる事など出来る筈がない。
ゴール前で般若の形相でハーネス達を睨みつける若林を見ては、尚の事である。

若林「き、貴様ら……! ロクに役に立たん上に、俺の足まで引っ張るつもりか……!!」
ハーネス「うっ……」
マイヤー「(今回ばっかりは反論出来ん……! く、くそっ……!)」

そして、審判から解放されゴール前に戻ってきたハーネス達に、若林は当然のように罵声を浴びせた。
常日頃から反目しあっていると言っても過言ではない彼らであったが、
この大事な試合の大事な場面で大失態を見せたハーネス達に、若林は容赦をしない。
これにハーネス達は反論出来なかったのだが、この怒りを収めたのはやはりキャプテンであるシュナイダーであった。

シュナイダー「そこまでにしておけ。 無用な仲間割れをして、更に傷を深めたいのか?
       GKとDFがギクシャクしては、止めれるシュートも止めれんぞ」
若林「ふん……! ならお前自身がその役立たずどもに灸でも据えるんだな!」
シュナイダー「……ハーネス、マイヤー、気にするなとは言わん。
       だが次からは修正しろ。 わかっているな?」
ハーネス「あ、ああ……」
マイヤー「わかってる……わかってるさ……」
カルツ「(やれやれ、シュナイダーちゃんがいなくなったらこのチームは本当どうなっちまうんだろうねぇ……)」

未だに怒れる若林を抑え、ハーネスとマイヤーを鋭い目で見つめながら注意をするシュナイダー。
ただそれだけで彼らは言い争いを止め、カルツは彼のカリスマ性とキャプテンシーを再確認する。
だが、それと同時に、果たして彼がいなくなった後のこのチームの舵取りは誰がするのか、誰に出来るのか……。
それを思うだけで彼の胃は痛くなるのだった。

27 :森末(仮):2014/04/10(木) 00:11:33 ID:???
板野「和夫、大丈夫?」
和夫「へーきへーき、怪我はしてねーよ。 それよりPKだ、ラッキーだったぜ!」
三杉「ここで1点を奪えれば大きいよ。 結果的にはゴールを奪うのと等価値と言えるプレイだったね」

こうして険悪なムードでハンブルグが守りの準備を進める中、
一方で全日本はといえば和夫の安否を気遣いながらもPKを得れた事を喜んでいた。
和夫には怪我は特に無いらしく、結果的に見れば大きな価値のある反則を貰えたと言えるだろう。
ここでゴールを決める事が出来れば大きく、PKであるが為にそれもほぼ確実に手中に入れたと言っていい。
仮にゴールを奪えなかった場合は、運が悪かったと思うか――或いは若林の直感を褒めるしかないくらいである。

沢田「と、ところでこのPKはどうするんです? PKを貰った和夫さんが蹴りますか?」
和夫「そりゃいいや! 今度こそ俺が決めてやるぜ!」
松山「だけど体力は大丈夫なのか? スカイラブツインを打ったばかりだろう?」
政夫「これが決まれば、俺達は交代するんじゃないのか?
   ……しばらく時間が経てば回復するし、今の状態でももう1発くらいは打てるけどよ、
   その為にはもう他の行動はワンプレイも出来ないぜ?」
三杉「それは……少し厳しいな。 
   ゴール前でボールを待つだけの選手が2人いるという状況は人数的にかなり不利を生み出すよ。
   相手がパスワークに優れる名門クラブチームとなれば、なおさらだ」
中山「どうするんだ、板野? お前が蹴ってもいいとは思うが……」

板野「(うーん、難しいな……気持ち的にはPKを貰った和夫に蹴らせた方がいいかもしれない。
    中西ももうこいつらを飛ばすと置物状態になっちゃうし、体力を使い切らせて交代させるのも悪くないんだよな。
    ただ立花兄弟のキック力自体はかなり低いから、俺が蹴った方が方向が一致した時でも決められる可能性は高い。
    或いは他の選手に蹴らせるっていう選択肢も無い訳ではないな。
    どうしよう……うーん……)」

☆選びたい選手を1人明記して投票してください。

板野、三杉、政夫、和夫、沢田、中山、早田、中里、中西、若島津

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

28 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:13:43 ID:iOUHA8IA
和夫

29 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:14:14 ID:AI19W4CU
和夫

30 :森末(仮):2014/04/10(木) 00:14:16 ID:???
おっと判定表の中に松山の名前が入っていませんが、当然松山も選べます。

31 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:15:12 ID:???
隼に対抗して荒鷲スルー

32 :森末(仮):2014/04/10(木) 00:27:34 ID:???
>和夫
=====================================================================================
板野「いや、ここは和夫が貰ったPKなんだし、和夫が蹴っていいと思うよ」
和夫「さっすが板野! 話がわかるぜ!」
三杉「うん、僕も文句はないよ。 もしも止められた時を考えても、前にいる和夫が打つ事は悪くない」
政夫「しっかり決めろよな、和夫!」

PKを貰った当人であり、またポジション的にも問題がないとされ、
和夫がこのPKを蹴るという事に異を唱える者はいなかった。
こうして和夫は1人、ペナルティアークまで向かうと大きく深呼吸をして若林と対峙。
若林は怒りをまるで隠そうともしないまま和夫を睨みつけつつ、神経を集中させていく。

真「さぁ、全日本、勝ち越しのビッグチャンス到来だね!
  キッカーは和夫くん、足にヘディングされて怪我が心配だったけど……ここで蹴るんなら、問題はなさそうだね」
響「ここは絶対に決めて欲しいぞ〜! 頑張れ、和夫くん!」

板野「(弾かれた時にはいの一番にねじ込みたいけど……シュナイダーまで戻って守備に参加してるな。
    まあ、ここは絶対に守りたい場面だもんね)」
シュナイダー「(ここで点を決められるのは拙い……頼むぞ、ワカバヤシ!)」

見上「(決まっても、決まらずとも、立花はこれで交代だな)新田、小池、アップしておけ」
新田「! は、はい!(出番が来る……かもしれない!)」
小池「はい(ふっふっふ、この東邦学園の小池秀人様もとうとう世界デビューか。 前スレのタイトル的に前スレで出たかったぜ)」

こうして周囲を囲む者達が、思い思いの感情を抱く中。
審判の笛が鳴り、和夫はそっと駆け出しボールに向かうのだった。

ピィッ!

和夫「(いくぜ若林! 交代の前にもう1点取ってやる!)」
若林「(役立たずなんぞのせいで、むざむざ1点やってたまるか!!)」

33 :森末(仮):2014/04/10(木) 00:28:42 ID:???
先着2名様で、

★和夫→シュート 50 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★若林→セービング 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧1→和夫のシュートがゴールに突き刺さる!
≦0→若林、ゴールを守る!

【補足・補正・備考】
シューターとキーパーのマークが一致した時のみセーブチャンスが生まれます。
一致しなかった場合は枠外にならない限り自動的にゴールです。
この場合シューターのカードの数字が12か13の場合のみ枠外になります。

34 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:28:57 ID:???
★和夫→シュート 50 ( クラブ4 )( 1 + 5 )=★

35 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:30:46 ID:???
★若林→セービング 60 ( スペード5 )( 4 + 6 )=★

36 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:30:58 ID:???
やった!

37 :森末(仮):2014/04/10(木) 00:32:21 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。改めて、このスレでもよろしくお願いします。
それでは。

38 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:35:49 ID:???
乙でした

39 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:53:00 ID:???
よかった・・・!無事決まってくれた・・・!

40 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:54:38 ID:???
こんな時に限って若林は無駄にdice高いな・・・

41 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 01:10:29 ID:???
こういう時に数字を高くしておかないと困るのは俺たちだからな...。
バランスをとってもらわないとね

42 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 01:14:32 ID:???
和夫が6ゾロ若林がピンゾロでもマークが合えば止められるというのに

43 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 02:49:28 ID:???
これで後は板野と三杉と若林を抜けそうな攻撃は後2〜3回出来そう。
半分は止められてもおかしくないのにPK含めとはいえ全部得点に繋がるとか若林の心中を思うとw

44 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 04:01:28 ID:???
しかし立花兄弟はこの試合輝いてたな

45 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 07:58:40 ID:???
やはり歴史は繰り返すのか...。
あと3点取ろう

46 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 09:49:19 ID:???
若林はいつボールに触れるんだろう・・・て思ってたら吹っ飛ばされるときに触ってたwww


47 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 10:22:22 ID:???
キーパーまでボールが届いたら、点が入る状態だな。

48 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 10:26:20 ID:???
順調に暴落しつつある若林の株価
此処まで一回も弾くことすらできないのでさらに下がる

49 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 16:00:53 ID:???
今度は何を言おう
点はいつでも取れるから中盤何とかしよう的な事を言っとくか

50 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 16:10:07 ID:???
今回はPKだったけどハンブルグのDFも中々の数値
次は板野よりは絶対手薄な新田で勝負でいいんじゃね

51 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 16:19:05 ID:???
カルツ本気モードクルー?

52 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 16:53:35 ID:???
板野のガッツがほぼ満タンで理想的な試合展開
マグナムボレーからジャンピング隼が直近のプランになりそう。
中西は変えないのね。

53 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 22:29:29 ID:???
ん?ジトーを下げた現在、ブロッカーは実質中山さんしかいないよな。(技があるのかわからないが)
ということはキックオフファイヤーに対して無防備じゃないのか?

あと今更だがカルツの本気モードの発動条件は
「後半以降でリードしていない」だから既に発動しているはずじゃないか?

54 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 22:32:32 ID:???
キックオフファイヤーが撃たれたら、もはや若島津頼りだよね。
まあシュナイダーがヘタレない限り撃たれたら失点は確実だが。

55 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 22:34:51 ID:???
すまん。今調べたらカルツの本気モードは間違ってなかった。
Jrユース編とそれ以降では発動条件が違うのね。

56 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 22:54:22 ID:???
でも皇帝だからヘタレても不思議じゃないような

57 :森末(仮):2014/04/11(金) 00:09:57 ID:???
>★和夫→シュート 50 ( クラブ4 )( 1 + 5 )=56★
>★若林→セービング 60 ( スペード5 )( 4 + 6 )=70★ *方向不一致*
>≧1→和夫のシュートがゴールに突き刺さる!
=============================================================================================
和夫がボールを蹴った瞬間、若林は反射的に右側へと飛んだ。
今度ばかりは自分の失態のせいではない、不幸な事故により到来したこの危機。
それに対してくさる事なく、全力のセービングを見せる事が出来た点は評価をすべきだろう。

ザシュッ ピピィーッ!!

和夫「よっしゃあ!」
若林「く、くそ……! くそぉぉおおっ!!!!」

だが、彼の懸命のセービングも今回ばかりは無意味だった。
和夫の蹴ったシュートは若林が飛んだ方向とは丁度真逆へと飛び、そのまま枠を外れる事もなくゴールに入ったのだ。
キッカーに圧倒的有利とされるPKにおいて若林を責める者など皆無だっただろうが、
それでも若林は自身が更に失点を重ねてしまったという事実を受け入れざるを得なく、
腹の底から捻りだすようにして断末魔を上げながら悔しげに地面を強く叩くのだった。

全日本 3−2 ハンブルグ

※板野派閥の和夫が受けたPKを和夫が決めた事で板野の支持率が上がります。 板野支持率:29→30
※和夫のガッツが299以下になりました。 以後、全行動にペナルティがかかります。

58 :森末(仮):2014/04/11(金) 00:11:09 ID:???
真「決まった〜! 和夫くん、このPKを危なげなく決めたね!
  これで3−2! 前半で追いつかれた全日本だったけど、もう一度相手を突き放せたね!」
響「後はこの1点を守りきる……ううん、もっともっと攻めて、もっと点差を広げて欲しいぞ!」

板野「やった! ナイスシュート、和夫!」
和夫「へへへ、ま、PKだからな! これくらい楽勝だぜ!」
政夫「つっても、これで俺達の体力は殆ど底をついたな」
三杉「……どうやら監督もそれは察しているようだね。 見てごらんよ」

PKを決めた和夫の周囲には全日本メンバーが集まり、このゴールを祝福していた。
お調子者で陽気な和夫はこれを受けて喜ぶものの、しかし彼が疲弊をしているのは誰の目からも明らかであり、
これには全日本Jrユース監督である見上もまた気づいていた。
三杉が指摘をするように、その指さす方向――全日本ベンチを見てみると、
そこにはアップを終えて今か今かと出場の出番を待っている新田と小池の姿。
そして、彼らの番号が書かれたプレートを持つ住友の姿があった。

既に兄弟だけで2得点を挙げ、加えて体力も底をついている今、立花兄弟が交代を渋る筈もなく。
彼らは板野達に後を託しながら、代わって入る新田、小池とハイタッチをしてフィールドを後にする。

政夫「頼むぞ新田。 板野もまだ体力は有り余ってるけど、どうせなら自分が決めるくらいの気持ちでいけよ」
新田「はい!(若林さんからゴールを奪えれば……俺の評価だって上がる筈だ!)」
和夫「小池、相手の守備力も侮れるもんじゃねぇぜ。 気合入れてけよな!」
小池「フッ、この東邦学園キャプテンの小池秀人様に全てを任せておけ!」

見上「(これで切れる手札は全て切ったと言えるか……。
    後は板野・三杉・中西の体力が切れないよう祈るより他にない)」

59 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:12:08 ID:???
ついに小池が世界デビューしてしまうのかw

60 :森末(仮):2014/04/11(金) 00:12:39 ID:???
こうして立花兄弟と入れ替わるようにしてフィールドに姿を現した新田と小池は、すぐさま板野達と合流。
まずは見上から伝えられたこの後の戦い方、
及びメンバーチェンジによるフォーメーションの変更について説明を始める。

小池「俺はそのまま和夫がいた右サイドハーフだとさ。
   で、新田も同じく政夫がいたツートップの右側だ」
新田「ただ、俺は政夫さんと違って気持ち上がり目の位置でいいって言われました」
松山「そうすると……こんな感じになるな」

−J−H− J板野 H新田
−−−−− 
F−I−G F沢田 I三杉 G小池
−−−−−
−D−E− D松山 E中山
C−A−B C早田 A中西 B中里
−−−−− 
−−@−− @若島津

板野「(新田はボール運びは出来ないし……砲台的な役割をさせるなら、この位置が妥当だよね)」
中山「それで、これからの方針について監督は?」
小池「リードをしたのはいいが、セーフティリードとは思うな!ってまずは気を引き締めろだと。
   まああのシュナイダーって奴は我が東邦学園の若島津から2点を奪う奴だ。 確かに油断は出来ん!」
三杉「うん、確かに。 そうすると追加点を狙って行けという事でいいんだろうか?」
新田「はい。 板野さんをメインに撃たせていけって話でした……勿論、マークがきつければ俺にも撃たせろって事らしいです」
松山「ただまずはここの守り方から考えないといけないな。 そっちについては何かあったか?」
小池「シュナイダー、それにここからはカルツを先ほど以上に要注意らしい。
   なんでもあいつは追い込まれないと本気を出さないとか言ってたぜ」
板野「(そうか! 後半に入って1点リード……カルツが本気モードに入る条件を満たしたんだ!
    ここからは今まで以上にカルツを警戒しないとな)」
松山「俄には信じがたいけど……警戒はしておくにこした事はないか。 板野、お前から何か提案はあるか?」
板野「え? えーっと、そうだなぁ……」

61 :森末(仮):2014/04/11(金) 00:14:07 ID:???
A.「三杉もボランチのつもりで守備に参加してくれ。 とにかくこの1点は守りたい」 三杉の守備意識を強くさせる
B.「ダブルボランチはカルツとシュナイダーをマークだ。 あいつらに好き勝手動かせるのは危険だ」 シュナイダー達にマークをつける
C.「ダブルボランチに加えて早田と中里もマークにつけよう。 それぞれに2人ずつつかせる!」 シュナイダー達を徹底マークだ!
D.「いや、変に弄るとかえってやり難くなる。 ここは普通に守るのが吉だ」 特に作戦はなし
E.「シュナイダーは恐らくキックオフからシュートにくる。 これを止めるのがこの試合の鍵だ」 キックオフシュートを警戒
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いて下さい

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>38 乙ありです。

62 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:14:36 ID:bzABXPCg


63 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:15:36 ID:bzABXPCg
Cに変更お願いします

64 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:15:57 ID:uLhzrvzM


65 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:16:25 ID:t5oest3U


66 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:16:30 ID:DURV37PU
D

67 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:17:51 ID:njSEvOpY
C

68 :森末(仮):2014/04/11(金) 00:17:54 ID:???
短いですが本日はここで区切らせていただきます。
変更が先に出ていますので、今回はCで進めさせてもらいます。
それでは。

69 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:18:46 ID:???
新田と小池世界デビュー乙

70 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:21:16 ID:???
乙でした。
どっかで雪崩作戦いけるかな

71 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:22:47 ID:???
さすがに試合終了間際以外で雪崩は怖いわー
代わりにファストブレイクは駄目?

72 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:50:53 ID:???
中西1バック状態だw

73 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 00:58:09 ID:???
いくら手薄だからってヤラにヤラれるようじゃ絶対勝てない
頼むぞ若島津

74 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 07:03:21 ID:???
※本編ではヤラにヤラれてねじこまれました。
複数人でのねじこみでした。

75 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 17:04:58 ID:???
ま、まあダイスならあんな惨事はおこらんでしょ!
というか、マークにかなり人数をさく作戦は、シュナとカルツ以外の面子の攻撃であれば若島津なら最終的には
シャットダウンしてくれる前提での発言になるだろうしなあ。

76 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 17:09:34 ID:???
一応シュナ怒りボレー防いでるわけだし信用はできる
うまくヤラなきゃ失点しまくりで大惨事だからな
空手を信じるしかナイカ

77 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 17:26:27 ID:???
割った瞬間に格付け終了ですから、
中西のブロック55で減衰内だし早々は。

78 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 20:19:05 ID:???
>>75
ダイスになったのに、もう3失点したキーパーがいるらしい件

79 :森末(仮):2014/04/11(金) 22:01:36 ID:???
>C.「ダブルボランチに加えて早田と中里もマークにつけよう。 それぞれに2人ずつつかせる!」 シュナイダー達を徹底マークだ!
=============================================================================================================
沢田「えぇっ!? 2人にそれぞれ2人ずつマークって……それ、4人もマーカーに使うって事ですか!?」
小池「そうなっと他の部分はかなり守備が苦しくなるぞ?」

板野が提案をした、カルツとシュナイダーを徹底的にマークをするという作戦。
ボール狩りを得意とする4人を全て注ぎ込んで彼らを自由に動かせないという考えは、
あまりにも危険すぎるとして最初は受け入れられず、多くの者に難色を示された。
だが、この試合――要注意人物が彼ら2人であるという事は全日本メンバーのだれもがよく知っている。
それだけの人数を使っても止めなければ危険であるとも、一部の者達は理解をしていた。

松山「特にシュナイダーは危険だ。 あのファイヤーショットは多少遠目から打たれても、若島津のゴールを破る可能性が高い」
三杉「そうだね。 それに、本当にあのカルツがここから調子を上げてくるというのならば……。
   これだけの人数をかけるという事も無謀とも言い切れない」
中山「しかしどうする、相手は3トップだぞ。 早田や中里がいなければ、ほぼサイドはフリーパス同然だ」
板野「そこは……小池と沢田にカバーしてもらうしかないね。 それに、中西にも」
中西「キツいなぁ、ワイもへとへとやっていうのに。 でもま、しゃーないか」

松山、三杉という戦術眼に優れ人望のある選手たちが板野の作戦に同意をした事により、
他の者達も納得をしてこの意見を受け入れた。
残り時間は20分超――まだまだ予断は許されない。
この一戦を勝利する為にも、まずは相手の攻撃を断ち切らなければと一同は気を引き締め直し、ポジションに戻ってゆくのだった。

80 :森末(仮):2014/04/11(金) 22:02:37 ID:???
若林「くそっ! くそっ!! くそぉおおおおおおっ!!!!」

そしてこの失点で再び突き放されたハンブルグメンバーはどうしていたか。
まず、GKである若林は結局PKを決められてしまった事による悔しさにより、
気持ちを切り替える事も出来ず、ただただ地面を荒々しく叩いて怒りを発散していた。
この失点が若林の責任ではない事をわかっているDF達は、そんな若林を注意する事も出来ず。
かといって若林とは仲がいいという事でもなく、言葉をかけても無視をされるか噛みつかれるだけだともわかっていた為、
誰も何も言う事は出来なかった。

シュナイダー「そこまでにしておけ、若林。
       本気で怪我をする程まで自分の手を痛めつける馬鹿ではないとは思っているが、万が一負傷でもしたらどうするつもりだ」
若林「くっ……!」

唯一若林に声をかけられたのは、やはりシュナイダーである。
彼の冷静で、しかし再び逆転を許した事により静かに燃え上がる闘志の籠った声を聞き、
若林は尚も歯軋りをしながらもピタリと拳を止めた。
シュナイダーの言うように、万が一にでも負傷をしたら更なる失点を与えてしまう可能性が高まる。
それが理解できない程、若林源三という男は愚かではなかった。

インメル「3−2か……逆転するには、残り2点か」
ヤラ「シュナイダー、体力の方はどうなんだ?」
シュナイダー「後半はまるでボールに触れてもいない、ファイヤーショットも3発なら打てる」
ブリーゲル「そうか、ならなんとかなりそうかな……」
カルツ「そう簡単に行くとは思えんぜ? 問題はシュナイダーに撃たせられる環境をつくらにゃならん事だ」

プッ

ナイカ「! カ、カルツ!」
カルツ「この失点は運が悪かったにすぎんが、奴さん達は相当やるようだ。
    特にあの14番……ありゃ若林の言うように日本のエースだな。 あれだけの華麗なドリブルは俺は見た事がないぜ」

81 :森末(仮):2014/04/11(金) 22:03:45 ID:???
そしてある程度落ち着いた所で一同は作戦会議に走り、シュナイダーの体力が余っていると聞いてホッと胸をなでおろす。
しかし、この緩みかけた空気に改めて喝を入れたのは、常にどこかで一線を引いたように試合を見つめ、
冷静で飄々としながらも与えられた仕事をこなすハンブルグが誇るMF――ヘルマン=カルツであった。
彼はトレードマークである爪楊枝を吐き捨てると同時、あくまでも全日本の選手たちは侮れる相手ではない。
シュナイダーが打てさえすればほぼ確実に決まるとはいえ、
打たせる状況を容易に作らせてもらえるとは思えないと諌めながら、先ほどまでの飄々とした態度から一変。
本気と書いてマジと読むかのように表情を引き締めると、眼光鋭く自陣に戻ってゆく全日本選手たちを見つめる。

ゴンゲルス「確かに……あの14番は要注意だ。 さっきのヤラのパスをカットしたのも凄かったしな」
カルツ「ああ、もしアイツが突破してくるんなら下手に当たりに行くのは厳しいな。
    人数をかけるか、俺やシュナイダーが戻るまで時間を稼ぐかせんと到底取れそうにない」
シュナイダー「ワカバヤシ、あの双子に代わって入った選手たちの情報はないのか?」
若林「……見た事もない奴だ。 少なくとも、俺が小学生時代には会っていない」
シュナイダー「ならば試合の中で情報を出していくしかないな」
カルツ「それでシュナイダー、差し当たってこの1点はどうやって返すね」

改めて自分たちがまけている事、そして全日本というチームが間違いのない強敵である事を確認した彼らは、
そのまま作戦会議を始める。
特に話題に上がったのはこの得点をほぼ1人で演出したといってもいい三杉の事であり、
DF陣はカルツがあっさりと抜かれた光景を思い出しながら三杉を強く警戒。
続いて、攻撃について何かいいアイデアは無いかと、カルツはキャプテンであるシュナイダーに意見を聞く。
シュナイダーはスコアボードと時計に視線を移し、顎に手をあてながら暫し考え込むのだが……。

シュナイダー「そうだな……」

82 :森末(仮):2014/04/11(金) 22:05:07 ID:???
先着1名様で、

★シュナイダーの考え→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ・ハート+シュナイダー「ハーフタイムで感じた怒りを思い出した!」 スキル・シスコンの怒り習得!?
ダイヤ・ハート→シュナイダー「(むっ、あれは……マリー! 来てくれたのか!!)」 あ、観客席にいるマリーを発見した!
スペード・クラブ→シュナイダー「時間は20分超ある。 焦る事はない。 カルツ、頼んだぞ」 まだ焦るような時間じゃない

>>69-70 乙ありです。

83 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:05:20 ID:???
★シュナイダーの考え→ クラブ9

84 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:06:19 ID:???
ダイヤ・ハートでキックオフシュートですか、こえぇ

85 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:09:31 ID:???
スキル・シスコンの怒りよりもスキル・鬼い様の方がしっくりくるようなw

86 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:16:55 ID:???
全能力+いくつになるのヤラwww

87 :森末(仮):2014/04/11(金) 22:42:55 ID:???
>★シュナイダーの考え→ クラブ9 ★
>シュナイダー「時間は20分超ある。 焦る事はない。 カルツ、頼んだぞ」 まだ焦るような時間じゃない
=====================================================================================================
シュナイダー「今度こそ頼んだぞ? 反則など取られんようにな」
カルツ「へいへい、わかってますって」

結局シュナイダーはカルツにボールを運ばせ、自身はゴール前でカルツのパスを待つという選択を取った。
時間はまだ残っており、焦るような時間帯ではない。
自身のファイヤーショットならばいきなり打っても決まる確率は高いとも彼は踏んでいたが、
より確実性を増す為に近い位置で打つ必要もあると考えていた。

シュナイダー「さぁ、それじゃあ行こう! まずはこの1点を返す所からだ!」

ハンブルグメンバー「「「おう!!!」」」

若林「(残り20分で2点を奪うくらいはこいつらならば余裕な筈だ。
    後は俺が失点しなければ……それだけだ!)」

88 :森末(仮):2014/04/11(金) 22:44:13 ID:???
真「和夫くんのPKが決まって、3−2!
  全日本が一歩リードをしたけれど……時間はまだ後半8分、全然油断出来る状況じゃないんだよね」
響「特にあのシュナイダーくんは前半で2点も簡単に奪っちゃってるし、
  またあっさり同点にされちゃうかもしれないんだよな」
真「そんな事が無いようにも、全日本の皆には気合をガツーン!と入れて頑張って貰わないとね」
響「ところで真、立花くんたちと交代して入った小池くんと新田くんなんだけど……。
  小池くんは東邦学園のキャプテンだけど、新田くんって誰なの? 自分、聞いた事ないぞ」
真「確か、中山くんと同じ大友中学の2年生FW……って話だね。 僕も詳しくは知らないや」

新田「(やっぱり俺の知名度なんてその程度かよ……今に見てろ!)」
小池「(ふっ、あのアイドル達にもこの東邦学園キャプテン小池秀人様の実力を見せつけてやるとするか)」

解説席からの声に、敏感に反応をする交代で入ったばかりの2人。
全国的な知名度が皆無である新田は当然のように彼女たちに認知されていなかったのだが、
彼はそれを仕方ないと思いながらもなんとかこの試合で知名度を上げようと躍起になり。
逆に小池はほくそ笑みながら活躍すればワーキャー言われるかも?などと不純な事も考える。

ピィーッ!!

観客「ハンブルグー!さっさと同点に追いついちまえよー!!」「そのまま一気に逆転だ!!」

マリー「(お兄ちゃんが負けてる……。 でも、最後には絶対勝ってくれる筈……!)」

そしてこの試合を見守る者達が叫び、或いは思う中。
審判の笛が響き、再びハンブルグのボールで試合は再開されるのだった。

89 :森末(仮):2014/04/11(金) 22:45:33 ID:???
シュナイダー「さて、頼んだぞカルツ」
カルツ「はいよ!」

キックオフと同時、ボールを受けたシュナイダーは作戦通り即座にカルツへと渡し、
自身はゴール前へと駆け出して行った。
途中、板野や三杉といった者達と視線を交わすものの、彼らをカルツは抜き去ると信じて。

そしてボールを受け取ったカルツは、あくまでも軽いノリでシュナイダーに応対しながらも、
先ほどとはまるで別人のような雰囲気を醸し出しながら、こちらも迷う事なく中央を走り始める。

新田「ここで奪ってやる!」
三杉「新田、先行しすぎるな。 同時にあたるぞ!」
板野「(来る……本気のカルツが! 新田と三杉が向かってるけど、俺は……)」

A.カルツに突破させたら危険過ぎる! ここは俺も一緒にいくぞ!
B.いや、フォローの為に待機しよう。 吹き飛ばされて怪我する事も怖い!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※板野くんのガッツ 815/830

90 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:45:52 ID:Pb3R1C8g
B

91 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:45:59 ID:uLhzrvzM


92 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:46:00 ID:bzABXPCg


93 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:46:14 ID:hExrLRKQ
A

94 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:47:49 ID:???
失点が悔しくて殴って手を負傷ってあったなぁ
野球だけど、ブルガリア

95 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:56:14 ID:???
「スキル・シスコンの怒り」
マリーがいる時リードされていると、全能力が点差分アップする。
「スキル・鬼い様」
マリーと仲の良い男性に対して全能力+3、
特に(このスレでは)ランピオンに対しては全能力+5

こんな感じか

96 :森末(仮):2014/04/11(金) 23:04:52 ID:???
>B.いや、フォローの為に待機しよう。 吹き飛ばされて怪我する事も怖い!
=============================================================================
板野「(正直俺のタックルでカルツからボールを奪うのはかなり難しそうだしな)
   新田、三杉! 俺はフォローに回る!」
新田「わかりました!(最悪、こぼれ球に出来れば……!)」
三杉「ふむ……(体力の温存かな? まあいいだろう、どうせ彼の守備力はカルツレベルには役立たずだ)」

板野がフォローに回る旨を告げると、新田達は了承をしながら2人がかりでカルツからボールを奪いに向かう。
するとカルツは一瞬ちらりと板野の方を見やった後……。
すぐに視線を三杉達へと戻すと、そのままパスで逃げるでもなく彼らを抜き去る為に更にギアを上げて駆けだした。

カルツ「(さーて、こいつにボールが渡ったらやばそうだ。 一瞬たりとも油断は出来んな)」
三杉「よそ見かい? 随分余裕だね」
カルツ「おっとすまんすまん、さて、今度こそは抜かせてもらうぞ!」

先着3名様で、

★カルツ→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)+(本気モード+1)=★
★新田→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★三杉→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルツが中央突破に成功! そのまま更に中央を進む!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(シュナイダーがフォロー、シュナイダーと和夫で競り合い、沢田がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
カルツ:クラブ以外で「ハリネズミドリブル(+3&吹っ飛び係数2)」

97 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 23:05:39 ID:???
★カルツ→ドリブル 57 ( ハート6 )( 2 + 6 )+(本気モード+1)=★

98 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 23:06:21 ID:???
★新田→タックル 50 ( スペードA )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=★

99 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 23:06:22 ID:???
★新田→タックル 50 ( スペード3 )( 2 + 2 )+(人数差補正+1)=★

100 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 23:06:26 ID:???
★三杉→タックル 55 ( クラブA )( 3 + 6 )+(人数差補正+1)=★

101 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 23:06:26 ID:???
★三杉→タックル 55 ( ダイヤA )( 5 + 2 )+(人数差補正+1)=★

102 :森末(仮):2014/04/11(金) 23:09:39 ID:???
判定表の結果欄がどこからコピーしてきたか丸わかりになってますね。
結果は変わりないのでそのまま行きます。

103 :森末(仮):2014/04/12(土) 00:16:39 ID:???
>★カルツ→ドリブル 57 ( ハート6 )( 2 + 6 )+(本気モード+1)+(ハリネズミドリブル+3)=69★
>★新田→タックル 50 ( スペードA )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=59★ *吹っ飛び*
>★三杉→タックル 55 ( クラブA )( 3 + 6 )+(人数差補正+1)=65★ *吹っ飛び*
>≧2→カルツが中央突破に成功! そのまま更に中央を進む!
================================================================================================
中央突破を挑むカルツに対し、まずは新田が先に仕掛けた。
功名心に逸っていた彼であるが、そのスピードに乗ったタックルの勢いは凄まじく、
本来守備を苦手とする彼からしてみればよくやった方と言えるレベルのスライディングタックルであった。

ドガァッ!!

カルツ「(なんだこいつは、えらく軽いな)」
新田「うぎゃあっ!?」

だが新田のよくやった方のタックルは、カルツにとってはまるで歯牙にもかけない程のものだった。
スピードこそあるものの絶望的に軽すぎる新田の当たりを、カルツはあっさりと吹き飛ばし、
そしてその背後で機を図っていた三杉に相対する。

三杉「(新田が抜かれるのは予想内だ。 だが、こう立て続けにこられたら流石に厳しいだろう?)」
カルツ「(嫌らしい位置にいやがる、流石に頭がキレるな。 だがこうするとどうだ?)」

クイッ ダンッ!

三杉「うっ!?」

三杉はカルツが新田を抜いた直後に生じる僅かな隙を突こうと、すぐさまカルツに向かった。
だが、これはカルツとしても予想が出来ていた事であり……、
故にカルツはここで一旦ボールを止めて、そのボールを体で庇うようにして三杉から遠ざけた。
これだけならば三杉が回り込めばいいだけの話であるが、そう単純にはいかない。

104 :森末(仮):2014/04/12(土) 00:17:39 ID:???
カルツ「(俺に吹き飛ばされるのだけはやめたいもんなぁ? 確か病気を患ってるんだもんな)」

ここでカルツは若林から聞かされた情報――三杉が何らかの病を患っているという事を想いだしていたのである。
故に、無防備に回り込んでその隙を吹き飛ばされ、ロクな体勢を取れずに倒れる事を恐れて三杉が来ないだろうと踏んだのだ。
もしも三杉が無謀にやってきたとすれば、
危険で、一部から非難されるようなプレイとなり、三杉の病が悪化していたかもしれない。
だが、カルツは三杉という男を――少ない時間フィールドでプレイをしただけの関係でしかないが、決して頭の悪い男ではにあと考えた。
この試合はあくまでも練習試合……その一戦で、自らの病を悪化させる危険なプレイはしないであろうと。

三杉「くっ……」
カルツ「おっと甘いぜ。 そらっ!」

ガシャーンッ!!

三杉「うわあああっ!!」

そしてカルツの予想通り、三杉は下手に回り込まず、そのままカルツからボールを奪いに向かった。
当然これはカルツに跳ね飛ばされ返り討ちにあうのだが、
不幸中の幸いにして三杉は負傷をしておらず……また、多少息を荒くしているもののそれは吹き飛ばされた衝撃によるものらしい。
これを見てカルツはほっと胸をなでおろしつつ、改めて中央を走り始めるのだった。

真「抜いたー! カルツくん! 新田くん、三杉くんの2人を吹き飛ばし悠々と中央を突破!」
響「三杉くんでも止められないのかー、うーん、やっぱり凄いな」

カルツ「(さてと、もう少し進んでシュナイダーに渡したい所なんだが……うん?)」

105 :森末(仮):2014/04/12(土) 00:19:15 ID:???
松山「ボールは持たせないぞ!」
早田「持った所ですぐに狩らせてもらうけどな!」
シュナイダー「(マークがつくか。 ふむ……それに加えて……)」

中山「中里、行くぞ!」
中里「承知!」
カルツ「(こっちにもサイドバックまで上がってボールを奪いに来ると。 流石に警戒されてるなぁ)」

そして中央突破をしたカルツであったが、ここで彼が前方に視線をやると、シュナイダーに2枚のマークがついているのが目に入り、
更に自分の方にもサイドバックとボランチ、2人が一斉にボールを奪いに来ている事に気づく。
これを見てカルツは一瞬判断に迷い、突破をしてもシュナイダーに渡すのは難しいかと考えるのだが……。

シュナイダー「(ならばこうするまでだ)」

ダダッ!

松山「何っ!?」
早田「逆走だぁ!? 何考えてやがんだこいつ!」

ここでシュナイダーは、何を思ったか突如逆走をしてゴール前から遠ざかり始める。
当然ながら松山達はこれにうろたえるのだが、それでも自分はあくまでシュナイダーマークであると考えシュナイダーに追従。
マークを引き剥がす為に動き回っているのだろうと見当をつけて追いすがるのだが、
シュナイダーはそのままミドルサードまで戻ってしまう。

106 :森末(仮):2014/04/12(土) 00:20:39 ID:???
シュナイダー「(カルツ、わかっているな?)」
カルツ「(あいよ)」

ゴールに進むカルツと、遠ざかるシュナイダー。
彼らは一瞬視線を交えただけで互いの意思を疎通しあい、そしてシュナイダーはカルツからも離れていく。
しかし、今度は更にゴールから遠ざかるのではなく、サイドに流れる形である。

真「これは……シュナイダーくん、どんどんゴール前から離れていく!
  早田くんと松山くんのマークを引き剥がしたいのかな? でも、松山くんたちも必死に追いかけるぞ!」

板野「(シュナイダーにつられて松山と早田がゴール前からいなくなってる。
    まさか……カルツがこのままドリブルゴールを狙うつもりか!?
    でも、ここでシュナイダーのマークを外してカルツを止めに向かわせたらシュナイダーが完全フリーだ!
    こ、ここはどうする!?)」

A.「松山、カルツについて! シュナイダーは早田に任せるんだ!」
B.「早田、カルツについて! シュナイダーは松山に任せるんだ!」
C.「松山、早田、カルツにつくんだ! 今はシュナイダーよりカルツが危険だ!」
D.「(いや、変に指示を与えたらかえって混乱するかもしれない! このままでいい!)」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

107 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 00:21:00 ID:GeuZ/Xf2

深追いはあかん

108 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 00:21:38 ID:2+qNs28A
D

109 :森末(仮):2014/04/12(土) 00:21:52 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

110 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 00:24:22 ID:3p+jzQMQ


111 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 00:58:39 ID:???
静岡県人会乙、これはロビングシュート決まったか?

112 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 08:08:35 ID:???
どっちか残すのがセオリーなんだが、中山抜かれたら一直線だぞ

113 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 09:57:24 ID:???
いや、これはとにかくカルツを止めなくちゃいけなかった場面
抜かれても1対1でも高確率で1点、抜かれて皇帝に渡されても超確立で1点だから

114 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 11:04:35 ID:???
ポジションチェンジされて守備混乱して崩壊は
トータルフットにやられるチームの典型的ボロ負けパターンだよ。
かと言って、どんなサイドでもシュナイダーにフリーで渡すのは怖い。
フリーならカルツは突破せずにフリーシュナイダーに渡す選択肢もあるしね。
1人はマーク残したい。

115 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 11:23:54 ID:???
抜かずにシュナにパスを出すという選択肢もあるから難しいね。
ディアスの一対一対策とか考えると、松山をDFで使いたい場面もあるかもしれない。

116 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 11:43:29 ID:???
マークがいると簡単にパスできる隙がつくらせてもらえない
カルツはマークを振り切らないとパスできなかった

117 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 11:45:40 ID:???
トータルフットのような複雑ならともかく
ほぼ2人しかいない場面でポジション変更しても簡単には崩壊しない

118 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 11:50:48 ID:???
いくらパス先がフリーでも出し手にマークがぴったりついてる場面で
自由にパス出すのって実際難しいよ

119 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 12:28:36 ID:???
まだ中山中里が張り付く前で、シュナも引いてサイドに流れているからパスは普通に出せると思うな。
シュナについてた松山や早田のパスカット判定、競り合い判定はあったかもしれないけど。

120 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 12:36:33 ID:???
シュナイダーにマークが張り付いてるのが確認できたなら
カルツにもいつでもアタックできる場面のはず
まあ選んでしまったものは仕方ないし失点しないよう
アルシオンにも対抗できた中山様に祈ろう

121 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 12:38:36 ID:???
さすがにシュナイダーをフリーにした以上は
あの4人が簡単にパス出させる失態だけはしない

122 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 12:48:27 ID:???
練習試合ってことでイタリアがブルノとか出してきたら嬉しいなぁ
JOKER引きが必要だろうけど

123 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 13:05:03 ID:???
>シュナイダーにマークが張り付いてるのが確認できたなら
カルツにもいつでもアタックできる場面のはず

描写や位置関係からしてカルツには時間的余裕があるんじゃないかなあ。
そもそも、他の攻撃陣がフリーだからパスコースなんていくらでもありそうw

124 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 13:08:45 ID:???
他の攻撃陣なんているの?さっきから西尾?と鬼い様ばかりが前に出てきてるけど

125 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 15:12:50 ID:???
5で頭を打ち付けてタマを入れるのが強いヤラがいるじゃナイカ

126 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 16:56:10 ID:???
誰も若島津が止めると信じていない

127 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 18:32:02 ID:???
ここを止めて2点差にできたら石崎投入してもいいかもしれない。

128 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 18:36:13 ID:???
交代枠3人までだったら使い切ってない?

129 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 18:37:06 ID:???
練習試合だから交代枠多いはず
多分最後までこの面子のままだとは思うけど

130 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 19:01:29 ID:???
6枠あるよ。折角だから全部使いたいw

131 :森崎名無しさん:2014/04/12(土) 23:29:39 ID:???
森崎だったら「や〜い、カルツの臆病者〜☆」という選択肢が出ている場面だな。

132 :森崎名無しさん:2014/04/13(日) 00:15:25 ID:???
イタリアの戦力を見ると何点も取れそうに無いから
日本がいい勝負するとしたらロースコアゲームになる
というよりは、頑張ってロースコアにしなければならないと見た

133 :森末(仮):2014/04/13(日) 00:51:42 ID:???
身内に不幸がありましたので、本日の更新はお休みさせていただきます。
以後も数日更新出来ない日があると思いますのでご了承ください。

134 :森崎名無しさん:2014/04/13(日) 00:55:32 ID:???
御身内の御不孝、お悔やみ申し上げます

135 :森崎名無しさん:2014/04/13(日) 01:38:33 ID:???
乙です。

136 :森末(仮):2014/04/19(土) 22:16:25 ID:???
>D.「(いや、変に指示を与えたらかえって混乱するかもしれない! このままでいい!)」
==============================================================================================
現在ボールを持っているのはカルツであるが、やはりハンブルグのエースはシュナイダーである。
ここで彼からマークを外すのは危険だと判断した板野は、あえて守備陣に指示を飛ばさず、
当初の作戦通り中山と中里の両者をカルツへと向かわせた。

板野「(だけど中山と中里だけでカルツからボールを奪えるかな……?
    最悪、こぼれ球に出来ればいいんだけど……)」

ただ、それでもやはり不安は残る。
シュナイダーのマークにつく松山、早田は共にタックルの巧さは全日本でも随一と言える選手であった。
しかし、カルツのマークにつく中山は基礎的な能力こそ非凡であるが技というものを持っておらず。
中里にしてもボールカットを得意としてはいるが、得意とするのはタックルよりもパスカットである。
不安に思う板野は、なるべくボールをフォローしやすいようにと自身もまた下がりカルツの様子を伺うのだが……。

タタタタッ

小池「ふっ、この東邦学園キャプテンである小池秀人様が加勢をするぞー!!」
中西「4人がかりやったら流石に手も足もでぇへんやろ!!」

板野の視線の先には、中里達がカルツにプレスをかけるのとほぼ同時。
右サイドハーフとして先のキックオフから出場をしている小池、及びCBの中西までもがカルツへと向かっている姿があった。
中西が上がった事により殆どゴール前はからっぽの状態ではあるが、
後になって待ち構えていても中西単独ではカルツを止められるかは危うく、これは中西の好判断だったと言えるだろう。

137 :森末(仮):2014/04/19(土) 22:17:39 ID:???
真「カルツくん、そのまま自分でボールを持って中央突破……と、ここでなんと4人に捕まった!
  中山くん、中里くん、中西くん、そして後方からは小池くん!
  4人がかりで一斉に囲んでカルツくんからボールを奪いにいくぞ!」
響「流石にこれなら突破出来ないぞ!」

中山「(ここを抜かれたら一対一になる……それだけは避けなければ!)」
中里「(虎穴に入らずんば虎児を得ず。 本丸を曝け出した分、人数的優位は我らにあり!)」
中西「ワイの身体やったらそう簡単には吹き飛ばされんわい! いくで老け顔!」
小池「ヒャッフー!! この小池秀人様に任せろー!!」
カルツ「(さっきよりはちと厳しいかな? 気合入れていくとするか!)」

先着5名様で、

★カルツ→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)+(本気モード+1)=★
★小池→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★
★中山→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★
★中里→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★
★中西→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルツがなんと6人抜きに成功!? そのまま若島津と一対一になるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ヤラがフォロー、ヤラと板野で競り合い、沢田がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
カルツ:クラブ以外で「ハリネズミドリブル(+3&吹っ飛び係数2)」
中里:ダイヤ・ハートで「疾風迅雷脚(+2)」]

>>134 お気遣いありがとうございます。まわりが落ち着きましたので、また更新をしていきたいと思います。
>>135 乙ありです。

138 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 22:17:50 ID:???
★カルツ→ドリブル 57 ( スペード8 )( 4 + 3 )+(本気モード+1)=★

139 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 22:18:45 ID:???
★小池→タックル 49 ( スペードQ )( 6 + 5 )+(人数差補正+2)=★

140 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 22:18:49 ID:???
★中山→タックル 55 ( ダイヤK )( 3 + 3 )+(人数差補正+2)=★
そうなんどもぬかれてたまるか!

141 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 22:19:12 ID:???
★中里→タックル 53 ( スペード8 )( 3 + 6 )+(人数差補正+2)=★

142 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 22:20:02 ID:???
こらあかん

143 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 22:22:10 ID:???
★中西→タックル 51 ( ハートK )( 1 + 1 )+(人数差補正+2)=★

144 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 22:23:30 ID:???
もう祈るしかない、神様仏様ポスト様ブルノ様

145 :森末(仮):2014/04/19(土) 22:59:37 ID:???
>★カルツ→ドリブル 57 ( スペード8 )( 4 + 3 )+(本気モード+1)+(ハリネズミドリブル+3)=68★
>★小池→タックル 49 ( スペードQ )( 6 + 5 )+(人数差補正+2)=62★ *吹っ飛び*
>★中山→タックル 55 ( ダイヤK )( 3 + 3 )+(人数差補正+2)=63★ *吹っ飛び*
>★中里→タックル 53 ( スペード8 )( 3 + 6 )+(人数差補正+2)=64★ *吹っ飛び*
>★中西→タックル 51 ( ハートK )( 1 + 1 )+(人数差補正+2)=55★
>≧2→カルツがなんと6人抜きに成功!? そのまま若島津と一対一になるぞ!
====================================================================================================
カルツの下へと向かった全日本Jrユースの選手たちは、何れも日本国内では名の知れた選手たちであった。
東邦学園キャプテンとしてこの夏、悲願の全国制覇を成し遂げた小池秀人。
全国トップクラスのDFとして、大会には出場が出来なかったもののその実力の高さを誰もがよく知っている中山政男。
全国大会決勝戦において隠しておいた実力を発揮し、東邦学園とギリギリの戦いを演出した中里正人。
小学生時代から全国クラスの大物GKとして名を馳せていた中西太一。
彼ら4人が一斉に一人の選手に挑みかかった時、全日本の者達は誰もがボールを奪えると――。
最悪、こぼれ球にするくらいは出来るだろうと考えていた。

ドガガガガガガァッ!!

小池「ぶへぇっ!?」
中山「ぐわぁっ!?」
中里「なんとっ!?」
中西「な、なんやてーっ!!」

新田「そっ、そんな……!」
沢田「守備の軽い小池さんはともかく……中山さん達が、あんなにアッサリ抜かれるなんて!?」

しかし、現実は彼らの目論見通りにはいかなかった。
後方からやってきた小池、そして眼前に迫った巨漢である中西と中山、中里を前に、
カルツはあまりにもあっさりと……その得意とするハリネズミドリブルで全員を吹き飛ばし突破をしてみせたのである。

先の新田と三杉を抜き去った事も含めれば、これで6人抜き。
思わず彼らは絶句し、言葉を失ってしまうが……。
この状況があまりにも危険である事実に気づくと、ゴール前でただ一人残った若島津に向けて声を張り上げるのだった。

146 :森末(仮):2014/04/19(土) 23:00:38 ID:???
板野「た、頼む若島津! なんとかしてくれーっ!!」
若島津「言われるまでもない!」

真「カ、カルツくん……中山くんたち4人を、一気に吹き飛ばして突破に成功したー!?
  これが……世界レベルのドリブラーの実力なのかな?
  中山くんや中里くんだって、日本では間違いなくトップクラスのDFなのに!」
響「日本でこんなのが出来るのって……それこそ三杉くんや中里くんくらいじゃないのか!?」
真「多分……あのカルツくんは三杉くんや中里くんよりも更に上だよ。
  それにしても大変だよ! これでまたゴール前には若島津くんが1人だけになってる!!」

観客「よーし、いけーカルツー!!」「そうだ!シュナイダーにマークがついてるならカルツに任せればいい!」
  「シュナイダーがハンブルグを出てもお前がいるなら安心だ!」

ディアス「(世界レベルのドリブラーねぇ……まぁ確かに中々やるんだけど、俺に比べたら流石に落ちるんだよなカルツって奴。
      まあ俺と比べる事がそもそもの間違いか?)」

見上「(くっ……中山達でも止められんか!)」

この光景は実況をする者達にも大きな驚きを与えていたが、
観客たちからしてみれば見慣れた光景なのか驚きの声はなく、更にカルツを後押しするかのような声援が送られた。
そして、この声援を背中に受けながらカルツは単身、悠々とボールを持ってPAへと侵入をする。
懸命に戻っている板野や沢田はカルツに追いつけず、
もはやこのカルツを止められる選手はGKである若島津しか残っていなかった。

カルツ「さーて、それじゃ俺も1ゴールあげさせてもらおうかね」
若島津「もうゴールを奪ったつもりか! ふざけるなよ!!」

147 :森末(仮):2014/04/19(土) 23:01:41 ID:???
先着4名様で、

★カルツの判断→(! dice + ! dice)偶数でドリブル、奇数でシュート★
★若島津の判断→(! dice + ! dice)偶数でドリブル、奇数でシュート★
★カルツ→ドリブル/ロビングシュート 57/60 (! card)(! dice + ! dice)+(本気モード+1)=★
★若島津→そなえる 55 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルツ、ゴールイン!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ヤラがねじ込み、ヤラと板野で競り合い、沢田がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
カルツ:ドリブル時クラブ以外で「ハリネズミドリブル(+3&吹っ飛び係数2)」

148 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:02:50 ID:???
★カルツの判断→( 5 + 1 )偶数でドリブル、奇数でシュート★

149 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:04:14 ID:???
★若島津の判断→( 1 + 3 )偶数でドリブル、奇数でシュート★

150 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:04:26 ID:???
★若島津の判断→( 2 + 5 )偶数でドリブル、奇数でシュート★

151 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:04:26 ID:???
★カルツ→ドリブル/ロビングシュート 57/60 ( クラブ5 )( 3 + 4 )+(本気モード+1)=★

152 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:04:32 ID:???
★若島津→そなえる 55 ( クラブ4 )( 2 + 5 )=★

153 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:05:15 ID:???
(アカン)

154 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:05:28 ID:???
アチャー

155 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:05:40 ID:???
ツイてない。

156 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:06:29 ID:???
まてよ、ここのカード判定でJOKERを出せば……!

157 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:06:46 ID:???
面目を保つ引きではあるんだけど。

158 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:07:33 ID:???
絶好機にツメがあまかったか

159 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:17:25 ID:???
まさかPKをPKで返されることになるとは

160 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:19:01 ID:???
対PKスキルを失ったのが痛いな

161 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:20:11 ID:???
PKスキルで方向当てても問答無用でゴールじゃけん
皇帝強すぎるわぁ…

162 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:21:17 ID:???
皇帝が宇宙開発するのを期待するしかないな

163 :森末(仮):2014/04/19(土) 23:26:33 ID:???
>★カルツの判断→( 5 + 1 )偶数でドリブル、奇数でシュート★→ドリブル
>★若島津の判断→( 1 + 3 )偶数でドリブル、奇数でシュート★→ドリブル *読み一致*
>★カルツ→ドリブル/ロビングシュート 57/60 ( クラブ5 )( 3 + 4 )+(本気モード+1)=65★
>★若島津→そなえる 55 ( クラブ4 )( 2 + 5 )+(読み一致+2)=64★
>=1→ボールはこぼれ球に。ヤラがねじ込み……の筈が若島津の反則!
===============================================================================================
カルツ「(それじゃ最後は軽く抜いてゴールさせてもらいますかね)」

ヘルマン=カルツ。
彼はMFとして必要な技能――ドリブルでのボール運びや正確なパスといったものを高いレベルで身に着けている、
正にハンブルグの中盤の要であった。
だが、そんな彼にも唯一の弱点がある……それは決定力の低さ。
小柄故かキック力も低い彼は得点力に乏しく、
かつてシュナイダーが一時的に負傷によって離脱をした際はその弱点が浮き彫りとなりチームも些か低迷をした。

しかし、そこでカルツは腐る事がなかった。
シュナイダーが試合に出場出来ずとも、点を得られるだけの力をなんとしても身に着けようとしたのである。
練習に練習を重ね、カルツは得意のキックコントロールを使ったループシュート――ロビングシュートを開発。
これによりシュナイダーでなくとも点を取れる選手がハンブルグに誕生をしたのである。

ただ、このロビングシュートは多大に集中力を必要とし、精神的に疲弊をしてしまうものであった。
ここまで何度もドリブル突破を繰り返し、まだ余裕はあるものの出来ればスタミナは温存しておきたいカルツ。
彼はここで得意のロビングシュートではなく、あえてドリブルで若島津をかわし悠々とゴールを得ようと考えた。

若島津「(こいつはドリブラーだ! ドリブルで来る!)」

ダッ!!

そして若島津健はそれを読んでいた。
彼にとってヘルマン=カルツという選手はストライカーではなく、ドリブラーである。
ならばこの決定的な場面でも、シュートではなくドリブルで来ると読んだのだった。

164 :森末(仮):2014/04/19(土) 23:27:59 ID:???
カルツ「うおっ!?」
若島津「ゴールは許さん! キェェェッ!!」

バチィッ!!

この若島津の好判断、そして飛び出しはカルツの意表を突くものだった。
ここまで散々選手たちを吹き飛ばしてきたカルツに対し、殆どのGKは萎縮をする。
そうして萎縮をしたGKを相手にカルツは何度もゴールを上げてきたというのに、
若島津は怯むも竦む事もなく猛進とも言える勢いでカルツに飛びかかり、その長い脚でボールを零したのだ。

この一連のプレイはカルツにとっては誤算であり、若島津にとっては大金星であったと言えるだろう。

ピィーッ!!

若島津「なっ……!?」
板野「えっ……う、うそーっ!?」

カルツ「ふう……(危ない危ない。 笛に救われたのう……)」
シュナイダー「(PKか……)」

ただ、惜しむらくは若島津が血気に逸り過ぎていたという点である。
若島津の突進はボールと共にカルツの足を軽く擦っており、これを審判は見逃していなかった。
ボールを零されたカルツがほっと安堵の溜息を吐く中、
若島津は己のミスを恥じ入り、悔しげに表情を歪ませ審判の裁定を待った。

165 :森末(仮):2014/04/19(土) 23:29:09 ID:???
先着1名様で、

★若島津の運命→! card★

と書き込んでください。数字で分岐します。

JOKER→審判「いや今のはハンブルグ側の反則だ」 なにィ!?カルツの反則だと!?
8〜K→特にお咎めなし
4〜7→厳重注意!
A〜3→イエローカード!

166 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:29:19 ID:???
★若島津の運命→ ダイヤ4

167 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:29:20 ID:???
★若島津の運命→ ハート3

168 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:29:25 ID:???
★若島津の運命→ クラブ2

169 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:30:14 ID:???
厳しいな……これは明らかにハンブルグ贔屓・・・!

170 :森崎名無しさん:2014/04/19(土) 23:30:40 ID:???
いや、ごく普通の裁定

171 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:01:09 ID:???
レッドがない分まだマシ(小声)

172 :森末(仮):2014/04/20(日) 00:01:33 ID:???
>★若島津の運命→ ダイヤ4 ★ =厳重注意!
==================================================================================
審判「君、一対一で抜かれたら終わりという場面とはいえ、今のプレイは危険過ぎる。
   一歩誤っていれば怪我をしていたんだぞ」
若島津「……すみません」
審判「まさか通さない為に反則をしてでも止めようとした、とは思わないがそもそもだね……」

若島津の反則は、当然ながら危険行為として審判から厳重注意を受けた。
不幸中の幸いだったのは審判からカードが出なかった事であるが、
だからといって事態が好転をしたという訳でもない。
審判からの心証は悪くなり、更にPKまで与えてしまったのだから。

中里「カードは出ずか……しかし、PKとは厳しい」
三杉「どうせ抜かれていたならゴールを奪われていたんだ。 ここは若島津が止めてくれる事を祈ろう」
早田「相手は誰が蹴ってくるんだ? やっぱPKを貰ったカルツか、それともシュナイダーか……」
若島津「誰が相手であろうと俺が止める。 自分のケツは自分で拭いてみせる」
板野「頼んだよ、若島津。
  (ふらのと東邦とのPK戦……リセットをする前の戦いでは、馬鹿みたいにPKの読みを当てまくっていたんだから)」

悲痛な面持ちでゴール前に集まった全日本メンバーは、審判からようやく解放された若島津を囲み、
なんとかゴールを守るようにと励まし、エールを送った。
若島津はそれを受けながらも、パン!と両手を強く叩いて気合を入れながら離れた位置で話し込んでいるハンブルグメンバーを睨みつけ、
板野もまたそれに習うようにハンブルグの選手たちに視線を向ける。

板野「(それはそれとして……一旦ここでマークなんかについて改めて指示しておいた方がいいかな?
    さっきはカルツに中山さんや中里をつけてもまるっきり効果がなかったし……。
    ここは考えどころだぞ)」

173 :森末(仮):2014/04/20(日) 00:02:41 ID:???
A.「シュナイダーとカルツのマークを解除しよう。普段通りに守るようにすればいい」
B.「シュナイダーとカルツのマークをSBだけ解除しよう。2枚つけるのはやはり危険だ」
C.「中山と松山の位置を変えよう。 中山はシュナイダーに、松山はカルツにつくんだ」
D.「早田と中里の位置を変えよう。 中里はシュナイダーに、早田はカルツにつくんだ」
E.「(いや、特に弄らなくていいか。 このままでいこう)」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

174 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:04:01 ID:+EiT/K0Q


175 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:04:06 ID:a8h0FWk2
E

176 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:05:05 ID:nwaolM0w


177 :森末(仮):2014/04/20(日) 00:41:08 ID:???
>C.「中山と松山の位置を変えよう。 中山はシュナイダーに、松山はカルツにつくんだ」
======================================================================================
現在の全日本において、1番タックルの巧い選手といえば早田である。
基礎的な能力に加えて鋭利な「カミソリタックル」は合宿中にも多くのキープ自慢の選手たちからボールを刈り取り、
その一芸によって彼はボール狩りの名手としてスタメンをほぼ確定させられるものと認識されていた。
そんな早田から一段下がった位置にいるのが松山と中山の2人。
基礎的な能力は抜群の中山に、技が発動すれば早田並の実力者となる松山。
彼らの違いはやはり技の有無であり、タックルという一点について考えれば松山の方が中山に勝っていると言えただろう。

板野「(そう考えると松山と早田を同時にシュナイダーに使うのは勿体ないかな?
    ここは松山と中山の位置を変えてマークも変えよう)」

そう判断をした板野は、マーク変更の旨を素早く一同に説明した。
これには周囲も納得――特に中山は自身では本気となったカルツを相手に分が悪いと判断をしているのか快く承諾した。

中山「(俺の今の実力ではカルツには敵わない。 だが……この一戦で自分の弱さというものがよくわかった。
    試合の結果はまだわからないが、選手として俺はカルツやシュナイダーを止められるだけのものを持っていない。
    大友中学で3年を過ごし、日本最高峰のDFと言われ続けたが……それだって一度も全国大会に出場出来なかったんだ。
    井の中の蛙は"大会"を知らなかったが、ようやく広い世界……その一端を見れた気分だ。
    俺は……このままでは終わらない! 終わらせてたまるものか!)」

PKが始まる時間となり、中山は零れ玉に備えて位置につく中でキッカーであるシュナイダーと、
その後ろに控えているカルツに視線を向けた。
国内でも終ぞ全国へ出場する事なく、不遇の天才と言われ続けていた中山。
彼は"本来"よりも早く世界と自分とのレベルの違いに気づいた事により、その闘志を静かに、しかし強く燃やし始めていた。

178 :森末(仮):2014/04/20(日) 00:42:10 ID:???
真「若島津くんとカルツくんの一対一……若島津くんのファインセーブでゴールを守った!
  と思ったんだけど……若島津くんの反則を取られてPK。 惜しいなぁ……」
響「うがー! なんだかすっごく運が悪い気がするぞー!!
  っていうかカルツくんだって人を吹き飛ばしまくってるんだから、あれだって反則じゃないのー!?」
真「あれはボール越しだったりでギリギリ反則じゃないからね……。
  ともかく、ここは若島津くんに頑張ってもらうしかないよ。
  キッカーはエースのシュナイダーくんだけど……頑張ればきっと止められる筈だ!」

ゴール前にはキーパーである若島津が立ち、その若島津に対するようにしてキッカーであるシュナイダーは立ち尽くしていた。
カルツが貰ったPKであるが、シュート力を考えればシュナイダーが蹴るのが最も効率的であると言え……。
更にここまでシュナイダーが殆ど動いていないという事もあってか、彼の体力はまだ十分に余っており、
ハンブルグの選手たちはこぞってシュナイダーに打ってもらおうと彼をキッカーに選んだのである。

見上「(ふかしてくれれば儲けものだが……それを期待するのは厳しいか?)」

マリー「(お兄ちゃん……)」

若林「(ここで外すなんていうお笑いはいらんぞ……!)」

板野「(若島津を信じるしかない……それと枠外を祈るしかない!)」

ピィッ!!

シュナイダー「(これでハットトリックだ……!)」
若島津「(止めてみせる……! 若林が決められたPK。 俺が対象的に、止めてみせる!!)」

179 :森末(仮):2014/04/20(日) 00:43:13 ID:???
先着2名様で、

★シュナイダー→シュート 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(皇帝の怒り+1)=★
★若島津→セービング 55 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧1→シュナイダーのシュートがゴールに突き刺さる!
≦0→若島津、ゴールを守る!

【補足・補正・備考】
シューターとキーパーのマークが一致した時のみセーブチャンスが生まれます。
一致しなかった場合は枠外にならない限り自動的にゴールです。
この場合シューターのカードの数字が12か13の場合のみ枠外になります。

180 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:43:27 ID:???
★シュナイダー→シュート 58 ( ハート8 )( 5 + 4 )+(皇帝の怒り+1)=★

181 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:43:37 ID:???
★シュナイダー→シュート 58 ( スペード9 )( 3 + 2 )+(皇帝の怒り+1)=★

182 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:44:04 ID:???
★若島津→セービング 55 ( ダイヤ7 )( 6 + 4 )=★

183 :森末(仮):2014/04/20(日) 00:44:43 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

184 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 00:46:38 ID:???
本編のハンブルグ戦も好きだけど、ここのシーソーゲームも面白いのよー
乙でしたー

185 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 01:44:53 ID:???
乙でーす
実に流れが悪くなってますねぇ・・・
若島津はかなり引きがいいですねぇ
能力値は上だけどダイス1つの若林か低目だけどダイス2つの若島津
どっちを使うかスゲェ悩む

186 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 16:40:56 ID:???
今後を考えれば空手を贔屓したほうがいいかもね。

187 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 17:26:43 ID:???
とめる!がない若林はGKとして一流以下に転落した。
でも空手は対空キックするたびに200飛んで行く。
個人的には基礎値+SGGKのGK若林。
対空DF若島津がやっぱりバランスよくない?
一流シューター相手に空手は無理だと思うが...。
200って森崎ががんばりするたびに減るやつと同じでみんなも実感ある数字だと思うんだけど

188 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 17:36:07 ID:???
肝心のパンチングが4も上な時点でGKは若林確定じゃないの

189 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 17:42:23 ID:???
逆に言うと、現状は国内と海外で差を開けられている筈なのに、差が4「しかない」とも言える。
だから今の時点で確定とは言い難いと思う。 もちろん、若林も成長するだろうけど。

190 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 17:44:05 ID:???
若林に限っては国内と海外の差がない
さぼってたから

191 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 17:48:03 ID:???
実利だけを追わず、好きな奴
弱い奴を鍛えて主力にするのもゲームの楽しみの一つでしょ
新田を鍛えているの趣味入ってると思うし
個人的にはもしハンブルグ戦で勝ったら若島津使ってあげたい

192 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 17:48:58 ID:???
新田は普通に真面目だったと思う。好きな選手でもあるとは思うけど

193 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 18:52:32 ID:???
森崎がいない分、若島津もGKとして育てておいた方がいいかもしれない。
高校生編がどうなるかは分からないけど
若林がレヴィンに手首折られる展開がないとも限らないしw

194 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 18:56:18 ID:???
スウェーデンは出て欲しいけど出るかなー?
オランダとスウェーデンが悪役ポジションで被ってるから
両方は出しづらいはずだし

195 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 19:41:17 ID:???
新田うまいこと覚醒してパートナーになったら
二人揃ってカンピオーネに誘われないかなーとか思っている俺

196 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 19:43:04 ID:???
カンピオーネ行きたい超行きたい(さすがにないとは思うけど)

197 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 19:43:45 ID:???
ファルコンダイブはサイクロンより補正値が上だったからね
Xでは地上最強クラスシュートの一つ
そう考えるとやっぱ新田の才能開花に期待するのがベストだよね

198 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 19:50:41 ID:???
Jrユースでファルコンダイブ覚えるかは疑問だけど
大会では交代枠は3、スカイラブツイン使うと3人が潰れるから非常に使いにくいし
一人で世界に通用するFWがどうしても欲しかったんでしょうね

199 :197:2014/04/20(日) 19:52:27 ID:???
Jrユースでは確かにダイブの方は期待してない、まったくと言っていいほど
だってJrユースでサイクロンやライタイ撃てって言ってるようなもんだもん
でもクロウ位は行けそうだしダイブをWYで覚えさせるために大活躍させたい
立花兄弟はまだまだ2人いないと使えないしね・・・

200 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 21:52:30 ID:???
松山の新地上シュートは65〜66くらいかな?

201 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 22:21:31 ID:???
長い目で見ろって書かれてたし
ジュニアユースでのベストは反町か佐野だったと思うけど
誰だって覚醒次第でどう化けるかわからないから正解ないんだけどね

202 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 22:51:01 ID:???
即戦力的には来生だったと思う。

203 :森末(仮):2014/04/20(日) 22:58:27 ID:???
>★シュナイダー→シュート 58 ( ハート8 )( 5 + 4 )+(皇帝の怒り+1)=68★
>★若島津→セービング 55 ( ダイヤ7 )( 6 + 4 )=65★
>≧1→シュナイダーのシュートがゴールに突き刺さる!
=====================================================================================
軽く助走をつけて右足を振りかぶったシュナイダー。
その軸足を見た瞬間、若島津の身体は既に動いていた。

ザッ! バッ!!

若島津「(右方向に軸足が……! こっちだ!!)」
シュナイダー「フッ……」

バシュッ! ピピィーッ!!

若島津「なにっ!?」

長年のGKとしての経験から、キッカーの軸足がどちらに向いているかにより蹴る方向も予想出来ると知っていた若島津。
彼はその知識を最大限に活用し、シュナイダーの蹴る方角を当てた……"筈"であった。
しかし、シュナイダーが蹴ったボールは若島津とは真逆の方へと飛び、綺麗にゴールネットへと突き刺さる。
地面に倒れ込みながら茫然と得点を告げる笛を聞く若島津とは対照的に、
シュナイダーは小さく笑みを浮かべながらゴールを喜ぶ仲間たち……そしてサポーターに軽く手を振り答えるのだった。

カルツ「あえて読みやすく蹴る方向を伝えつつ、実際には逆の方向に蹴る……初歩的な小技だな」
シュナイダー「反応速度はよかったが、こういった小手先のテクニックというものを彼らは知らないようだな。
       (あれでワカバヤシのように古くからサッカー先進国に留学をしていればわからなかっただろうに……)」

全日本 3−3 ハンブルグ

204 :森末(仮):2014/04/20(日) 22:59:39 ID:???
真「あぁ〜……決まっちゃった。 後半12分、シュナイダーくんがPKを危なげなく決めてこれでもう一度試合は振り出し!
  これでシュナイダーくんはハットトリックを達成だね!」
響「うがー! 折角リードしたと思ったのにまた同点に追いつかれたぞ〜! いい加減安心したいな」

観客「よーし、流石はシュナイダーだ!」「ここで宇宙開発したらどうしてやろうかと思ったぜ!」
  「あの双子のサーカス団員がいなくなったし、ここから点を取られる事はないよな!」「いや、あの9番がまだいるぞ!」

引き離しては追いつき、追いつかれては引き離す。
正に一進一退の攻防を繰り広げる試合展開に、観客たちは手に汗握りながらハンブルグを応援するのだが……。
しかし、同点に追いついた事で彼らはハンブルグがやや有利であると考えていた。
それは自分たちがハンブルグを贔屓目で見ているという事も多分にあったかもしれないが、
それと同時に日本には懸念事項――立花兄弟が抜けた事による得点力の不足があると考えたからである。

板野のマグナムボレーの威力の高さについては彼らもわかっているが、
超火力のシューターが1枚であるのと2枚あるのとでは話が違う。
新たに入った新田に立花兄弟並の火力があるとも思えず、後は板野にさえ注意をすれば幾ら若林でも失点はせず、
少なくとも負ける事は無くなるだろうとサポーターの多くは考えたのだ。

若島津「くそっ!(してやられた! プロ傘下として戦っている選手が、あんなに甘くわかりやすいシュートを打ってくる筈がなかった!)」
早田「ちくしょう! また同点かよ!!」
小池「生意気にも引き剥がしても引き剥がしても食らいついてきやがるな」
中里「流石に彼奴らも手練れという事でゴザルな……」

そして再びゴールを奪われ、短時間で同点に追いつかれた全日本Jrユースの面々は、
やはりとも言うべきか苛立ちを隠しきれずにいた。
引き離しても引き離しても食らいついてくるハンブルグ。
監督が言っていたように1点差をセーフティリードと思っていた訳ではないが、
こうもアッサリと同点に追いつかれては彼らの精神的な疲労も甚大なものである。

205 :森末(仮):2014/04/20(日) 23:01:16 ID:???
松山「みんな、一旦落ち着こう。 まだ試合時間は20分程度はあるんだ。
   それに、俺達はここまで一度もビハインドになった事はない。 まだ慌てるような展開じゃないんだ」
板野「そうだよ。 奪われた点はもう一度取り返せばいいだけ……大丈夫、俺の体力はかなり余ってる。
   マグナムボレーも2回は打てるよ」
新田「俺も入ったばかりでピンピンですよ!」

ここであくまで冷静になるようにと全員に言い含め落ち着けたのは松山であった。
更に板野が自身の体力が余り、もう一度突き放すには十分であると続けると、
メンバー達も確かにまだ負けた訳でもなく、
そして実際に一度若林からゴールを奪っている板野ならばもう一度突き放す事も出来るだろう……とようやく落ち着きを見せた。
尚、新田も必死にアピールをしたが……実際の試合で彼のジャンピング隼ボレーは日の目を見ていない為か、華麗にスルーをされていた。

三杉「そうだね、まずはここからもう一度突き放す事を考えよう。
   問題はどうやって若林から点を取るかだが……板野、恐らく君にはマークがつくぞ」
板野「うっ……や、やっぱりか……」

こうして落ち着きを取り戻した所で、指揮を取ろうと前に出たのは三杉である。
選手兼コーチとして合宿に参加をし、その知性の高さは誰もが認める所である三杉が出張る事に特に反論は出ず……。
まず三杉は板野にゴール前でマークがつく可能性を指摘する。

206 :森末(仮):2014/04/20(日) 23:02:16 ID:???
三杉「立花兄弟が交代した今、若林から点を奪える可能性の高い選手は板野、君だ。 ハンブルグもそれをよくわかっている。
   むしろ君にマークをつけない事の方が不自然と言えるだろう」
新田「(板野さんと俺を比較すればそうなるよな……)」
三杉「問題はそうなった上でどうやって点を奪うかだ。 強引にパスを通せというなら、通してみせる。
   だが板野にマークがつけば、それだけ他の選手はフリーに近い状態になる。 ……完全にフリーにはされないかもしれないけどね」
中山「つまり板野を囮にして他の選手に打たせるかどうか、という事か」
沢田「板野さん以外の選手で、ゴールが狙えそうなのは……新田さん、松山さん、それに三杉さんですか?
   もう一度、中里さんにオーバーラップを狙わせるのもありかもしれませんけど……」
中西「ただでさえ3バックで、更にマークをつけとる状態やで?
   その上DFがオーバーラップなんてしてみぃ、守りがスカスカなるで」
松山「そう考えると俺が打つのも難しいか……? 三杉、体力の方はどうなんだ?」
三杉「このままならば問題ないが……シュートを打つとなると、厳しいな」

現状出場しているフィールダーの中でゴールを狙えそうなのは板野、新田、松山、三杉、中里の5人である。
しかし、松山と中里にはシュナイダー・カルツのマークにつくという仕事があり、
三杉も体力的な面から考えればシュートを打つと一気に疲弊が溜まり交代を余儀なくされるだろう。
ノーリスクで打たせようと考えるならば板野と新田を使うのが最良であると思えるが、
板野にはマークがつき、そして新田に関しては周囲からの評価自体はあまり高くない為にイマイチ信頼されていない。

中里「拙者と松山は同じくカルツをマークする者同士。
   片方が外れてもマークは残ると考えればある程度のリスクを甘んじても構わんと思うが如何か」
三杉「それを言えば、僕もだ。
   この1点を取るのが重要であると考えるなら体力を使い切ってもいいし、一対一を狙いに行くのも吝かではない」
新田「俺はピンピンしてますよ! 俺を使ってください!」
板野「(どれを選んでもリスクはあるし、それに見合うリターンもありそうだ。
    問題はそのリスクとリターンのバランスだな。 うーん、どうしよう……)」

207 :森末(仮):2014/04/20(日) 23:03:16 ID:???
A.「俺がマグナムボレーを打つ。 三杉、なんとかパスを通してくれ」
B.「俺が自分で運んでみる。 大丈夫、体力は余っているんだ」
C.「新田を使おう。 やる気は十分みたいだし、マークが緩いなら点を狙える」
D.「三杉に頼む。 ダイレクトでも一対一でもいいから、とにかく体力を考えず1点をもぎ取ってくれ」
E.「松山に打たせよう。 ここまで積極的に上がっていない松山なら意表を突けるかもしれない」
F.「中里に一対一を挑ませよう。 中里の突破力なら絶対に突破出来る筈なんだ」
G.「いや、変にラストを固定するのは考え物だ。 まずは攻め込み、状況に応じて考えよう」
H.「うーん……三杉はどうするのがいいと思う?」
I.「うーん……松山はどうするのがいいと思う?」
J.「待って、その前にマークについてもう一度変更しておこう」(更に分岐します)
K.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>184 乙ありです。そうですね、正直書いてる本人としては、ここまでシーソーゲームになるとは思っていませんでした。
    面白いと言っていただけて嬉しいです。
>>185 乙ありです。キャプテン抗争としても正GK争いとしても若林と若島津はライバル関係ですね。

208 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:03:44 ID:eXxPVVgU
K三杉がドリブルで切り込み、板野にパス、それをスルーして新田に決めさせる

209 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:04:21 ID:+EiT/K0Q
K 板野のスルーで新田が決める

210 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:04:21 ID:uJb+gxxY
A

211 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:04:34 ID:95VVLk8o


212 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:04:55 ID:a8h0FWk2
A

213 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:04:56 ID:ImfXxv8A


214 :208:2014/04/20(日) 23:05:45 ID:eXxPVVgU
三杉で切り込むと書きましたが実際は209と同じです
K 板野のスルーで新田が決めるに変更します

215 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:06:03 ID:???
>>208>>209を同じとカウントする?内容ほぼおんなじですし

216 :森末(仮):2014/04/20(日) 23:07:29 ID:???
では K 板野のスルーで新田が決める で進めさせてもらいます。

217 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:07:33 ID:???
ここで板野君の必殺スルー、「ブランクカートリッジ(空砲)だーーっ!」

218 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:09:15 ID:???
投票してないけど賛成だった、やったぜ。

219 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:09:23 ID:???
スルーが失敗する可能性もあるけど
若林の裏をかける可能性大でもあるはず
眼中に無さそうですし

220 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:19:21 ID:???
もはや一蓮托生、生きるも死ぬも一緒

221 :森末(仮):2014/04/20(日) 23:24:31 ID:???
>K.板野のスルーで新田が決める
========================================================================
板野「わかった。 三杉、なんとか俺にパスを通してくれないか?」
三杉「マグナムボレーで決めるつもりだね? うん、それが恐らく一番確率的には高いだろう」
板野「ううん、違う。 そのボールを俺がスルーして、新田に撃ってもらうんだ」
三杉「何?」

板野が自身にパスを出して欲しいと言った瞬間、三杉はマグナムボレーで決めるつもりなのだろうと考えた。
それは周囲の者達の殆どが真っ先に考えていた事でもあり、特に問題なしとして作戦会議を切り上げようとし……。
しかし、板野は首を振ってそれを否定すると、パスを受けて自身が打つのではなく、
あえてそれをスルーして新田に決めさせるのだと言ってのけた。

これには思わず三杉も顔を顰め、板野の真意を量ろうとするのだが……。

先着1名様で、

★三杉の戦術眼→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→新田「待ってください! スルーなら俺がします! 今こそ俺の必殺・隼スルーを見せる時です!」 なにィ!?
ダイヤ→三杉「……まあ、いいだろう。 ではその通りにしよう」
それ以外→三杉「反対だ。 メリットよりもデメリットの方が大きい」

222 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:24:53 ID:???
★三杉の戦術眼→ スペード4

223 :森末(仮):2014/04/20(日) 23:45:08 ID:???
>★三杉の戦術眼→ スペード4 ★
>三杉「反対だ。 メリットよりもデメリットの方が大きい」
=======================================================================
板野「えぇっ……」

しばらく考える三杉であったが、やはり板野の提案に大きなメリットを見いだせなかった。
むしろそのメリットを得る為に支払うデメリットの方が大きく、戦術的には悪手でしかないと判断。
キッパリと反対の意思を告げると板野は面食らったようにうめき声を上げるが、三杉はその程度で怯まずデメリットを説明し始める。

三杉「1つ、スルーをさせようとすれば必然的に左サイドからセンタリングを上げざるを得ない。 位置関係的にね。
   そうすると攻撃の仕方が一辺倒、単調になり相手に読まれやすくなる。
   ……まあこれは上手くいかなければフィニッシュの仕方を変更するだけでいいとも言えるから、そうたいした問題ではないが。
   それでも問題である事に変わりはない。

   2つ、君にマークがつくというのにそこにパスを通すだけでも一苦労だ。
   その上に新田が走り込めるスペースをも通るボールを出すというのは、かなり難しい。

   3つ、そもそも新田が上手く君に合わせられるかどうかという問題もある。
   合宿で互いに練習をしていたからある程度は息があってるかもしれないが……実戦で合わせた経験は殆ど無い筈だ。
   まあこれに関しては成功率が高いとは思うから目を瞑ろう。あくまで高いであって、確実に失敗しないとは言い切れないがね。
   板野にマークが集中する以上は若林達の意識もそちらに移るだろうから、上手く決まればバランスを崩すとも思う。

   だが4つめの問題がある。 そこまでしても、恐らく君が素直にマグナムボレーを打ったのと大差ないレベルの勝負になる。
   ハッキリ言おう、その作戦で得られるメリットは君の体力温存程度で、後はデメリットしかない。
   その体力温存にしたって、残り時間の関係や君の残り体力を考えれば殆ど意味がない。 この試合に延長戦はないからね。
   これならば素直にマグナムボレーを打った方が手っ取り早い。

   ……と、僕は考えるんだが、君には何か他に考えでもあるのかい?」
板野「う……」

224 :森末(仮):2014/04/20(日) 23:46:10 ID:???
理路整然と、つらつらと板野の作戦を否定する三杉。
しかしその冷静かつ自信に満ちた言葉には信憑性というものがあり、
周囲の者達も確かにデメリットばかりで、メリットが非常に薄いものなのではないかと考え始める。

そして最後に板野に話を戻した所で、板野は全員からの視線を一手に浴びた。
三杉の言うように、先ほどの板野の提案は悪手にしか思えない。
もしも三杉が問いかけた通り、他に考えがあるのならば一考の余地があるのかもしれないが……。
逆に何もないのだとすれば、少なくとも板野の取ろうとした作戦は過ちだったと言えるだろう。

新田「(板野さん……)」
松山「(作戦に正解、不正解は無いけど……常にリスクとリターン、メリットとデメリットは考えておかないといけない。
    そして悪手に近い作戦をキャプテンが取ろうとしても、それをフォローするのが俺達の役割だ。
    もしも他に考えがなかったとしても、気にする事はないんだぞ板野……)」
板野「………………」

A.「そうだな、三杉の言う通りだ。 作戦ミスをする所だったね、指摘してくれてありがとう」
B.「いや、三杉の言うデメリットを上回るメリットはある」(更に分岐します)
C.「それでもこの作戦でいくぞ! さあみんな、キックオフだ!」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

225 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:46:37 ID:zvfbHtPU
A

226 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:46:40 ID:a8h0FWk2
A

227 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:46:51 ID:+EiT/K0Q


228 :森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:47:51 ID:O5MlYWyw


229 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 00:23:51 ID:???
う〜ん・・・考えすぎかもしれないけど
これ森崎が三杉のポジション決めるときの三杉のテストみたいな気がした

230 :森末(仮):2014/04/21(月) 00:36:50 ID:???
>A.「そうだな、三杉の言う通りだ。 作戦ミスをする所だったね、指摘してくれてありがとう」
============================================================================================
問いかける三杉、そして周囲の視線を受けながら……板野は小さく首を振ってそれ以上の考えが無い事を表し、
三杉の指摘を感謝する旨を述べた。
これを受けた三杉はふぅ、と小さくため息を吐くとわかってくれたのならば構わないとばかりにようやく笑みを見せ、
新たに作戦を板野に代わって決めた。

三杉「なら、やはり板野に回してマグナムボレーを打たせていく方針にしよう。
   上手くいけば入るし、そうでなくともチャンスは続くかもしれない。 そうなった時が新田の出番だ。
   これでいいね、板野?」
板野「うん! よし、それじゃあそろそろ試合開始だ! ポジションに戻ろう!」

全日本メンバー「「「おう!」」」

素直に己の作戦ミスを認め、指摘をした三杉に感謝した事で多くの全日本メンバーは板野の人間性自体は間違っておらず、
この作戦ミスもちょっとした過ちなのだろうと考えて特に彼に対して悪印象を抱く事はなかった。
しかし、ポジションに戻っていく者達の中でただ一人……先ほどまで浮かべていた笑みを消し、
顔を顰めながら板野の背中を見つめる者がいた。

三杉淳である。

三杉「(今回は僕がいたからともかく……僕は基本的に前後半どちらか、30分しか出場が出来ない。
    その時に作戦ミスを咎められる者がいるのかどうかを考えると……彼の戦術眼は少し不安だな。
    よもや目にかけている新田にゴールを決めさせたい、などという感情であの作戦を決めた訳ではないとは思うが……。
    ストライカーとしてはともかく、キャプテンに相応しいかというと疑問だな)」

不用意に不和を撒かぬよう、素直に引いた板野の手前黙っていた三杉であるが、
彼の心中では僅かに板野に対する不信感が芽生えていた。
技術だけではなく知識、戦術を駆使して戦う事を信条とする彼にとって戦術眼の無いキャプテンというのは信頼に足りず。
彼は板野に対する評価をそっと下げるのだった。

※三杉の板野に対する好感度が−1されました。

231 :森末(仮):2014/04/21(月) 00:38:04 ID:???
全日本が紆余曲折の末に作戦を決め終えていた頃。
ハンブルグの者達は早々にポジションにつき、試合の再開を待ちかねていた。
大方の予想通り、彼らの作戦は単純明快。
立花兄弟が交代した事によって唯一若林から点を奪えそうな板野を厳重にマークをするというものだった。

シュナイダー「(とはいえ、あの14番(三杉)も実力的に考えてシュートを撃ってこないとも限らない。
        ワカバヤシの話によれば、小学生時代はカーブをかけたオーバーヘッドキックを放っていたらしいからな)」
カルツ「(だがあの14番はスタミナの問題があるらしいし、不用意に撃ってくるとは考えん方がいいだろう。
     やはり目下の要注意人物はあの9番(板野)だ。
     DFが上手くカットしてアイツに仕事させんよう祈るしかない。
     そんでもって後は俺とシュナイダーちゃんで逆転だ)」

ピィーッ!!

こうして互いの選手がそれぞれのポジションについた所で、審判の笛が鳴り響き試合が再開された。

真「さぁ、全日本のキックオフで試合再開!
  ボールは先ほどから入っている新田くんから板野くんへと渡った!
  もう一度ここの攻撃を成功させて、なんとか1点を取ってもらいたい所だね!」
響「板野くんは今日も若林くんから1点取ってるし、なんくるないさー!」

板野「(さて、まずはどうやって攻めるかだなぁ。 シュートを打とうにも、ゴール前に運ばなきゃお話にならない。
    ここはどうしようかな?)」

232 :森末(仮):2014/04/21(月) 00:39:08 ID:???
A.よし、まずは俺がこのまま持って攻め上がるぞ!
B.新田にやらせてみよう! それでも新田ならなんとかしてくれる!
C.代わって入ったばかりの小池にやらせよう! アイツはなんかやってくれそうだ!
D.無難に左の沢田を使おう! 本編と違ってここの沢田は強くなってるし!
E.後ろの三杉に渡そう! 三杉に任せておけば安心だ。
F.ええい、キックオフときたらシュートだ! ここから打つぞ!(更に分岐します)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

233 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 00:39:39 ID:qr90q5QM
D

234 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 00:40:06 ID:SqrdT81c


235 :森末(仮):2014/04/21(月) 00:41:11 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

236 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 00:41:48 ID:U1ILmlLU
C

237 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 22:49:13 ID:???
そういえば最初のゴールの時みたいに
新田相手に若林のキャッチ油断は期待するのは難しい?
この試合展開だと

238 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 22:53:07 ID:???
一応三杉はハヤブサジャンピングボレーの存在知ってた上でデメリットだらけと言ってんだよね?
だとした新田の基礎シュートが思ったより少ないな・・・・

239 :森末(仮):2014/04/21(月) 23:08:14 ID:???
>D.無難に左の沢田を使おう! 本編と違ってここの沢田は強くなってるし!
=========================================================================
板野「沢田!」
沢田「は、はい!(あわわ……この大事な場面でボール持っちゃった。 なんとか攻撃を成功させないと!)」

逡巡の末、板野は沢田を使って攻め上がる事を選択しパスを出した。
ボールを受け取った沢田は緊張の面持ちを浮かべながらも、
震える体に喝を入れつつそのままボールを持って前進し始める。

響「おー! ボールは板野くんから流れて左サイドの沢田くんへ渡ったぞ!」
真「さっき入った小池くん同様、去年まで弱点とされていた東邦学園の中盤を長所に変えた立役者だね。
  後半に入ってクラウスくんの代わりに入ったナイカくんが詰め寄っているけど……。
  まずはここを突破出来るかどうかだ!」

ナイカ「俺はクラウスのようにはいかないぞ!」
沢田「(落ち着け、落ち着くんだ……さっきも僕は突破に成功した。 今度だって大丈夫な筈!)」

先着2名様で、

★沢田→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ナイカ→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→沢田が左サイドを突破! そのままサイドを駆け上がる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(三杉がフォロー、板野とカルツで競り合い、シュナイダーがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

【補足・補正・備考】
沢田:ダイヤで「頭脳的ドリブル(+3)」、ハート・スペードで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」

240 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:09:33 ID:???
★沢田→ドリブル 54 ( スペード5 )( 4 + 2 )=★

241 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:10:05 ID:???
★沢田→ドリブル 54 ( クラブJ )( 5 + 2 )=★

242 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:10:11 ID:???
★ナイカ→タックル 50 ( ハート5 )( 5 + 4 )=★

243 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:11:12 ID:???
ナイカじゃ止められナイカ

244 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:21:27 ID:???
よく頑張ったじゃナイカ、でもヤラれちゃったな

245 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:22:24 ID:???
自分の支持者に飴を与えるために、無駄な労を周囲に与える人間はオレも信用出来ないよ

246 :森末(仮):2014/04/21(月) 23:57:03 ID:???
>★沢田→ドリブル 54 ( スペード5 )( 4 + 2 )+(強引なドリブル+2)=62★
>★ナイカ→タックル 50 ( ハート5 )( 5 + 4 )=59★ *吹っ飛び*
>≧2→沢田が左サイドを突破! そのままサイドを駆け上がる!
===================================================================================
沢田「(リザーブメンバーなら、元々いた人よりは幾らか実力は落ちる筈だ! ここは強気に……)ど、どけぇっ!!」
ナイカ「ンアーッ!!」

バキィッ!

いつになく強気な姿勢で強引な直線的ドリブルを披露した沢田。
小さな体の中に吉良監督直伝のパワーを秘めた突破を前にナイカは為す術もなく吹き飛ばされ、
沢田はホッと安堵をしながら更にサイドを駆け上がっていった。

板野「いいぞ沢田!」
小池「流石は我れらが東邦学園の期待のルーキーといったところだ!」
沢田「え、えへへ……(でも、ここからはそう簡単に行かないんだよなぁ……)」

板野達に褒められ照れる沢田であったが、しかしまるでまだ油断は出来ない。
ついさっき抜き去ったのはあくまでベンチにいた控えの選手――言ってしまえば、突破出来なければ話にならないような相手。
だが、ここから先に待ち受けているのはこの試合の先発メンバー。
そして、その中でも要注意人物であるカルツもじわじわと沢田との距離を詰めているのである。

247 :森末(仮):2014/04/21(月) 23:58:07 ID:???
沢田「(カルツさんを相手にドリブルで攻め込むのはやっぱりまずいだろうけど……。
    さっきはパスも通らなかったし、何より板野さんがシュートレンジに入ってない以上パスは出せない。
    もう少し上がる必要があるんだけどどうすれば……)」

迫るカルツ、そしてインメルを見やりながら悩む沢田であったが……。

タタタタッ

三杉「沢田!」
沢田「! あわわ、三杉さん……!
  (ここでフォローしてくれるって事は、都大会で僕のせいで心臓病を悪化させちゃったの、別に根に持ってる訳じゃないのかな?)」

背後からフォローをするようにして駆けつけてきた三杉の声を聞くと同時に振り向き、
かつて彼を生死の境に立たせるという大惨事を引き起こしたにも関わらず、
その件について怒っているという事は無さそうだと判断するとホッと安堵をしながら素早くパス。
そのまま短くワンツーリターンをしながら、一気に左サイドを突破してしまおうとする。

インメル「ワンツーリターンか! あの双子といい、やけに使ってくるな!」
カルツ「(個人技では対抗出来そうにないと踏んだって所かねぇ。 なら組織プレイも通用しないって所を見せてやるぜ!)」
三杉「(沢田に思う所が無い訳でもないが、今は試合に集中するのが何より先決だ)」

因みに三杉は沢田が自身に行った危険なプレイについて、忘れてなどいなかったのだった。

248 :森末(仮):2014/04/21(月) 23:59:16 ID:???
先着4名様で、

★沢田→ワンツー 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★三杉→ワンツー 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★インメル→パスカット 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★カルツ→パスカット 55 (! card)(! dice + ! dice)+(補正合計+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→沢田と三杉が左サイドを破った! ボールを持った三杉が板野へパスを出す!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(全日本スローイン、板野とハーネスで競り合い、リンツがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

249 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:59:45 ID:???
★沢田→ワンツー 54 ( スペード2 )( 2 + 3 )=★

250 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:59:53 ID:???
★三杉→ワンツー 56 ( スペードK )( 2 + 4 )=★

251 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:59:54 ID:???
★沢田→ワンツー 54 ( ダイヤ8 )( 3 + 2 )=★

252 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:59:58 ID:???
★三杉→ワンツー 56 ( ダイヤK )( 2 + 4 )=★

253 :森崎名無しさん:2014/04/21(月) 23:59:58 ID:???
★三杉→ワンツー 56 ( ダイヤ2 )( 4 + 4 )=★

254 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:00:19 ID:???
★インメル→パスカット 54 ( スペード8 )( 2 + 6 )+(人数差補正+1)=★

255 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:00:46 ID:???
★カルツ→パスカット 55 ( クラブK )( 6 + 3 )+(補正合計+2)=★

256 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:11:55 ID:???
この二人の息は合わない気がした、なんてこったい

257 :森末(仮):2014/04/22(火) 00:32:55 ID:???
>★沢田→ワンツー 54 ( スペード2 )( 2 + 3 )=59★
>★三杉→ワンツー 56 ( スペードK )( 2 + 4 )=62★
>★インメル→パスカット 54 ( スペード8 )( 2 + 6 )+(人数差補正+1)=63★
>★カルツ→パスカット 55 ( クラブK )( 6 + 3 )+(補正合計+2)=66★
>≦−2→ハンブルグボールに。
=======================================================================================
パシュッ! ダダダッ! バコッ!

三杉「(よし、いいペースだ! このまま一気に振り切るぞ!)」
沢田「(流石は三杉さん! 合わせやすい!)」

相手にあわせるパスに定評のある沢田に、
精密なパスワークを指揮しチームを動かす事に長ける三杉。
2人の連携は間違いなくレベルの高いものであり、
全日本の選手たちの多くはそのパスコースを遮断する事もままならぬ程のものであった。

インメル「おっと、こっちだな!」
沢田「えぇっ!?」
カルツ「ちょいとコースが素直過ぎるわな。 そらっ!」
三杉「! しまった!!」

ただし、それもあくまでも国内レベルでの話だった。
サッカー先進国として名を馳せる西ドイツの名門・ハンブルグ。
このチームでサッカーをプレイし、学んできた彼らにとって個人技以上に身についていたのは組織的プレイである。
綿密に計算された三杉の指示するパスコースを、しかしカルツ達が読み解くのは造作もない事であり、
ボールはインメルが弾いた所をカルツが悠々とカットに成功するのだった。

真「あ、ああ〜っ!? 駄目だ、ここも突破出来ない!
  沢田くんと三杉くんのワンツーリターンは、カルツくんたちにアッサリとカットされた!!」
響「うが〜! なんでこうなるんだ! 沢田くんと三杉くんは両方とも日本を代表するパサーだぞ!?」

258 :森末(仮):2014/04/22(火) 00:33:56 ID:???
カルツ「へへへ、さーてそれじゃ逆転ゴールを頼むぜシュナイダー!」
三杉「くっ……戻れ、みんな!」
板野「(くそーっ! やっぱり本気モードのカルツめちゃめちゃ強い!!)ここで点をやっちゃ駄目だ! 死守だぞみんな!」

バシュウッ!!

全日本メンバーが大きく狼狽をする中で、カルツは前線にいるシュナイダーへと迷う事なくパス。
このパスを見て三杉は既に1/3以上無くなっている体力も気にせず全力で戻り始め、
板野も内心悪態をつきながら一同に死守を厳命する。
だが、どうやっても三杉達が戻りきるには距離が開きすぎており……。

シュナイダー「ナイスカット、カルツ。 さて……後は俺が仕事をするだけだが……」

ボールは悠々とシュナイダーへと渡り、彼はカルツの功績を褒めながらゴールへと振り返る。

早田「その仕事をさせない為に俺達がいるってんだよ!」
中山「打たせはしない……!」
松山「カルツが下がっていた分、俺もこっちのフォローが出来る……! 止めるぞみんな!」

そしてシュナイダーが見たものは、ボールを持った瞬間にいつでも奪い取れる位置につけており、
猛然とこちらに特攻をしてきた中山と早田、松山の姿であった。

259 :森末(仮):2014/04/22(火) 00:35:00 ID:???
先着4名様で、

★シュナイダー→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中山→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★松山→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★早田→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→シュナイダーが中山達を抜き去った! やや遠目だがシュートに向かう!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ヤラがフォロー、ヤラと中里で競り合い、中西がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
シュナイダー:ダイヤで「クライフターン(+4)」、ハートで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」
松山:ダイヤ・ハートで「鉄砲水タックル(+3&吹っ飛び係数4)」
早田:ダイヤ・ハートで「カミソリタックル(+2)」

260 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:35:11 ID:???
★シュナイダー→ドリブル 57 ( ハートK )( 1 + 4 )=★

261 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:35:15 ID:???
★シュナイダー→ドリブル 57 ( JOKER )( 6 + 5 )=★

262 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:35:42 ID:???
★中山→タックル 55 ( ハート5 )( 5 + 1 )+(人数差補正+1)=★

263 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:37:07 ID:???
★松山→タックル 55 ( ダイヤA )( 1 + 3 )+(人数差補正+1)=★
あぶな

264 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:38:24 ID:???
★早田→タックル 56 ( スペード7 )( 1 + 2 )+(人数差補正+1)=★

265 :森末(仮):2014/04/22(火) 00:39:49 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

266 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:40:12 ID:???
乙でした。JOKER見て一瞬びびりましたw

267 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 00:45:18 ID:???
乙です
私もJOKERをみて一瞬チビりましたw

268 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 09:02:34 ID:???
>>238
そもそもハヤブサジャンピングボレーが61〜62でもデメリットだらけなんだよね。

269 :208:2014/04/22(火) 10:20:04 ID:???
なんかみんなの手の平返しが地味にちょこっと精神に来た、メンタル豆腐だから
ただの支持率上げたいだけの考えなしと思われそうなので一応作戦の詳細という名の弁解

1スカイラブツインより隼ジャンピンは威力低いから62と見積もってた上で考えた
2すでにマグナムボレーという一番強いシュート持ってるだろう板野にマークが来ることを考えて
 これをスルーで新田に回せばフリーでうてさらにバランス崩しでいい威力が出ると思ってた
3さらに若林が運よく(これは期待度かなり低めだが)油断してキャッチで行くことを考えてた
4ここで新田に決めさせることで次に板野のマグナムボレーへのマーク(出来るだけいない方がいい)を減らせると思った
5若林をここで叩き落としたかった

270 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 11:15:47 ID:???
ただ支持率あげたいだけとか思ってる人は多分殆どおらん。気にするな。

271 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 12:09:47 ID:???
俺はそれよりも道産子ツインをどこかで見たいのだぜ

272 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 14:04:21 ID:???
板野はエースストライカーだからマークが厳しくても決めれる能力が欲しいね
競った試合の勝負所で一番強い札を切らず奇策に流れたのは板野の決定力に不安があったからだろうし

273 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 21:52:59 ID:???
低い浮き球でポストプレイとかできるといいかもね。
パス値はノーリスクで上げられるし。

274 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 22:46:21 ID:???
意訳すると
三杉「新田に撃たせる事自体が作戦ミス」
ってことですよね。
FWにシュート撃たせるなとか結構きつい。

この認識は結構痛い。
これから先も、新田が劇的に成長しない限り、
新田を使うという選択肢自体、いちいち理論武装を求めれることになりそう。
しかし、使わないと当然成長しない。
練習でも、板野自体の練習や他の選手もいる以上、これから先も新田につきっきりというわけにもいかない。
板野と立花兄弟以外のFWも育たないとこの先きつそうだけど……

スルーを提案しただけでこれだけ言われるということは、基本的にスルーは使わないほうがいいのかも。

275 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 22:47:42 ID:???
若林クラスのGK相手という前提抜かしてないかい?

276 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 22:51:15 ID:???
新田に撃たす事自体はありだと思うけど

277 :森末(仮):2014/04/22(火) 22:55:09 ID:???
>>266-267
乙ありです。JOKERの6+5は私も驚きました。ズレた事で首の皮一枚繋がりましたね。

>>269-270
今回の場合は、マークがついている板野にパスを出すだけでも辛い所を、
更にそこからスルーをするという点で難易度が上がる=デメリットが大きいという感じですね。これが本筋だったりします。

>>271
本来は東邦学園戦で撃ってもらうつもりでしたが、結局出番がありませんでしたね。
ただ技は持っていて損という事はないのでいつかは機会があるでしょう。

>>272-273
板野くん、及び周囲の成長などに関しては前スレ、前々スレなどで説明していると思いますので、
よろしければそちらをご一読下さい。

>>274-276
新田に打たせる事自体はありです。
マークがつくと予想されている板野にパスを出し、そこからスルーをしてという難易度の高さで三杉は反対しています。
例えば新田に打たせるなら「マークがつく板野よりもノーリスクで撃てる新田に出す方がいいな」で納得されていましたよ。

278 :森末(仮):2014/04/22(火) 23:02:52 ID:???
>★シュナイダー→ドリブル 57 ( ハートK )( 1 + 4 )+(強引なドリブル+2)=64★
>★中山→タックル 55 ( ハート5 )( 5 + 1 )+(人数差補正+1)=62★ *吹っ飛び*
>★松山→タックル 55 ( ダイヤA )( 1 + 3 )+(人数差補正+1)+(鉄砲水タックル+3)=63★
>★早田→タックル 56 ( スペード7 )( 1 + 2 )+(人数差補正+1)=60★
>=1→ボールはこぼれ球に。ヤラがフォロー
=========================================================================================
シュナイダー「(流石にそう易々と突破をさせるつもりはないか……だが、ここを凌げば!)」

バギャッ!

中山「うわああっ!!(くっ、やはり今の俺では……!!)」

中山、松山、早田。
シュナイダーは知る由もないが、全日本Jrユースでのタックルの巧さを競わせればトップクラスの3人を相手にしても、
彼はまるで怯む様子も見せず強引に力でボールをキープしようとした。
そして、この強引なキープを前に中山は呆気なく吹き飛ばされた。
日本国内で最強クラスのDFである彼でも、世界有数のFWであるシュナイダーには及ばなかったのである。

松山「(パワー勝負か……それなら……!!)」

ダッ! グワァァァッ!!

シュナイダー「むっ!?」
松山「板野との練習で何度も経験をしている! 食らえ、これが俺の鉄砲水タックルだ!!」

バチィッ!!

カルツ「なにィ!? シュナイダーがボールを零されるだと!?」
早田「よっしゃ、でかした松山!」

279 :274:2014/04/22(火) 23:03:13 ID:???
回答ありがとうございます。

280 :森末(仮):2014/04/22(火) 23:04:00 ID:???
しかし、シュナイダーはそこまでだった。
中山を吹き飛ばし、その背後に迫っていた板野を相手に練習を続け力に圧し負けない程の鋭いタックルを身に着けた松山を前に、
彼はキープを続ける事が出来ず……ボールは転々とフィールドを転がっていく。
正に値千金、抜かれれば即失点をしてもおかしくない場面だっただけに誰もが喜ぶのだが、
タックルを敢行した松山自身は満足をせず、何よりもまだピンチが終わっていないという事を倒れながら叫ぶのだった。

松山「まだだ! 油断するなみんな! ボールは……」

バシッ!

ヤラ「よし、立てシュナイダー! ゴール前に走れ!」
シュナイダー「! ナイスフォロー、ヤラ!!」
小池「げげぇーっ!!」

何故ならば零れたボールはハンブルグ左FWのヤラがフォローをし、
尚も攻撃を続けようとそのまま直進を始めたからである。

響「えぇーっ!? 松山くんたちが折角止めたのに、なんでまたハンブルグの攻撃になってるんだー!?」
真「上手くフォローされたね。 このままだと危ないけど……全日本の守りだって厚い!
  ここも凌いでくれる筈だよ!」

小池「ヒャッハー! その通り! 万事はこの東邦学園キャプテン、小池秀人に任せておけ!」

そしてこのヤラの突破を見て、急いで駆け戻りヤラについたのは小池である。
彼はどこにそのような自信があるのか高笑いをしながらヤラの背後からボールを奪いに詰め寄るのだが、
ヤラは耳障りな彼の声を聞きながらも……目の前に高速で迫ってくる1つの影に注意を払っていた。

タタタタタッ!

ヤラ「(前半でオーバーラップを仕掛けてきた時同様、とんでもないスピードだな……油断できないぞ!)」
中里「(女人の前で恥はかけぬ! 参る!!)」

281 :森末(仮):2014/04/22(火) 23:05:16 ID:???
先着3名様で、

★ヤラ→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★小池→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★中里→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ヤラがサイドを突破! 起き上がりゴール前に向かうシュナイダーにセンタリング!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ブリーゲルがフォロー、ハンブルグスローイン、中西がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
中里:ダイヤ・ハートで「疾風迅雷脚(+2)」

282 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:05:25 ID:???
★ヤラ→ドリブル 54 ( ハート10 )( 3 + 6 )=★

283 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:05:29 ID:???
★ヤラ→ドリブル 54 ( スペード5 )( 6 + 3 )=★

284 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:05:39 ID:???
★小池→タックル 49 ( スペード7 )( 4 + 2 )+(人数差補正+1)=★

285 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:06:58 ID:???
★中里→タックル 53 ( クラブQ )( 6 + 4 )+(人数差補正+1)=★

286 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:07:31 ID:???
ヤラがヤラれた!

287 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:11:08 ID:???
アッー!

288 :208:2014/04/22(火) 23:13:05 ID:???
なるほどスルーが駄目だったのか
ゲームと同じ感覚でやってたせいで三杉の貴重な感情値を減らしてしまいすみませんでした

289 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:13:31 ID:???
ドンマイ

290 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:18:03 ID:???
逆に「新田にスルーさせて板野が撃つ」なら採用可能性高かったのかも。

291 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:20:34 ID:???
板野にはマークがついてるしスルーしたボールをカットされない?

292 :森末(仮):2014/04/22(火) 23:36:19 ID:???
>★ヤラ→ドリブル 54 ( ハート10 )( 3 + 6 )=63★
>★小池→タックル 49 ( スペード7 )( 4 + 2 )+(人数差補正+1)=56★
>★中里→タックル 53 ( クラブQ )( 6 + 4 )+(人数差補正+1)=64★
>=−1→ボールはこぼれ球に。中西がフォロー
===================================================================================================
小池「んにゃろ〜! とっととボールを置いていけ〜!!」
ヤラ「くっ……こいつ……!」
中里「(好機!)ハッ!!」
ヤラ「しまったっ!!」

守備能力は低いものの、その喧しさには定評のある小池。
彼のプレスはヤラにとって甘く、実に与しやすくかわしやすいものであったが、
ちょこまかと動く彼の動きは少しだけヤラの集中力を阻害した。
結果、生まれた隙を中里は見事につきスライディングタックルを繰り出すと、ヤラもまたキープしはし切れず再びこぼれ球に。

中西「よっしゃ、ようやった! そらぁっ!!」

バコォンッ!!

真「中里くん、決死のディフェンスでなんとか攻撃を食い止めた!
  そしてこのボールを……中西くんがフォロー! そのまま大きく蹴りだしたー!!」

シュナイダー「ちぃっ!(後一歩という所だったが……!)」

293 :森末(仮):2014/04/22(火) 23:38:18 ID:???
先着1名様で、

★ボールの行方→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→中西「クリアーやと思ったか! これがワイのつるつるしこしこパスや!」 なにィ!? 板野へのパスだと!?
ダイヤ→板野がフォロー! しかしすぐにカルツとインメルに詰め寄られる!
ハート→新田がフォロー! しかしすぐにゴンゲルスに詰め寄られる!
スペード→三杉とカルツで競り合いだ!
クラブ→インメルがフォロー! しかしすぐに沢田に詰め寄られる!

294 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:38:28 ID:???
★ボールの行方→ ダイヤ2

295 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:38:32 ID:???
★ボールの行方→ ダイヤ3

296 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:39:13 ID:???
つるつるしこしこパスw

297 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:39:24 ID:???
どんなパスだよwww

298 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:50:32 ID:???
うどんのように糸を引くようなパス

299 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 23:53:28 ID:???
中西は早田とのコンビプレイなんかもありそうだなぁ

300 :森末(仮):2014/04/23(水) 00:00:37 ID:???
>★ボールの行方→ ダイヤ2 ★
>板野がフォロー! しかしすぐにカルツとインメルに詰め寄られる!
=================================================================================
板野「やった! こっちにきた!」

ゴール前に迫るシュナイダーにカットされない為、とにかく遠くに蹴り飛ばす事だけを主眼に置いた中西のクリアー。
それは全日本Jrユースにとって幸運な事に、
この後半戦に入って未だにまともに動いていない板野の下へと飛んで行った。
その山なりになって飛んでくるボールを見て板野は急いで落下点へと向かい、小さな体で目一杯にジャンプしてトラップ。
そうして一気にこの勢いのままゴールを目指そうとするのだが……。

真「中西くんのクリアーボールは板野くんがトラップ!
  ピンチの後にはチャンスありだね! ここで全日本のエースストライカー、板野くんにボールが渡ったよ!!」
響「このまま一気にゴールを……あっ、まずいぞ!」

カルツ「そう簡単に仕事はさせんぜ!」
インメル「お前にだけは打たせるか!」
板野「うっ……!(やっぱりこっちにマークが集中してるか……!)」

当然ながら板野はハンブルグにとって要警戒の選手である。
中西のクリアーボールを見て戻ってきていたカルツ、
そしてインメルは即座にボールを受けた板野へと張り付き奪い返そうと迫るのだった。

301 :森末(仮):2014/04/23(水) 00:01:58 ID:???
先着3名様で、

★板野→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★インメル→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★カルツ→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(補正合計+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→板野がカルツ達を抜き去った! そのままバイタルエリアへ侵入するぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(三杉がフォロー、新田がフォロー、ハーネスがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

【補足・補正・備考】
板野:ダイヤで「エクスプロードドリブル(+4&吹っ飛び係数2)」、ハート・スペードで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」
カルツ:ダイヤ・ハートで「ハリネズミチャージ(+2&吹っ飛び係数4)」

302 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 00:02:08 ID:???
★板野→ドリブル 54 ( クラブ9 )( 2 + 6 )=★

303 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 00:02:11 ID:???
★板野→ドリブル 54 ( ハート3 )( 3 + 4 )=★

304 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 00:02:25 ID:???
★インメル→タックル 52 ( ダイヤ5 )( 3 + 3 )+(人数差補正+1)=★

305 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 00:02:57 ID:???
★カルツ→タックル 55 ( スペード8 )( 4 + 3 )+(補正合計+2)=★

306 :森末(仮):2014/04/23(水) 00:06:35 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

307 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 00:08:42 ID:???
くそー静岡県人会からの刺客つええ、乙でしたー

308 :森末(仮):2014/04/23(水) 23:04:23 ID:???
>★板野→ドリブル 54 ( クラブ9 )( 2 + 6 )=62★
>★インメル→タックル 52 ( ダイヤ5 )( 3 + 3 )+(人数差補正+1)=59★
>★カルツ→タックル 55 ( スペード8 )( 4 + 3 )+(補正合計+2)=64★
>≦−2→ハンブルグボールに。
===============================================================================================
トラップをし、着地をした瞬間に狙い澄ましたかのようにスライディングタックルを仕掛けるインメル。
しかし板野はこれをすかさず横に避ける事でいなし、ボールのキープに成功をした。
だが元々体勢の悪かった所を更に横にかわした事でバランスを大きく崩してしまい……。

パシッ!

カルツ「へいまいどあり!」
板野「ああ〜っ!? あ、後一歩でシュートチャンスだったのに……!」

この隙をカルツが見過ごす筈もなく。
彼はいとも簡単に足元から離れたボールを掠め取り、後には棒立ちになってしまう板野が残されるのだった。

真「ああ〜っ! 板野くん、駄目だ! ボールをキープできない!
  うまくインメルくんをかわしたと思ったけど、その後ろにいたカルツくんにアッサリボールを取られた!」
響「うう〜! なんだか上手く攻撃が繋がらないぞ!」

ディアス「(地味だけど、あのカルツって奴は確実に仕事をしやがるな。
      逆に思ったよりシュナイダーは活躍しきれてないって感じだな……確かにハットトリックは大したもんだが、
      いまいちパッとしねぇ)」

後半18分、ここに来て両チームの中盤の鬩ぎ合いは白熱。
お互い後一歩でシュートを打てるという局面までは行くもののその一歩の所で見事に攻撃を遮断され、
試合がやや停滞をしてしまう。
これに観客たちは思わず焦れ、唸り声を上げるのだが……。
実際にプレイをする選手たちにとっては一瞬も気を抜けぬ緊張の連続であり、正に互いにとって綱渡りをしているかのような時間帯であった。

309 :森末(仮):2014/04/23(水) 23:05:23 ID:???
ボールを奪ったカルツとしても本来ならば一気に前線のシュナイダーへとつなげたい所ではあったが、
そのシュナイダーには多重にマークがついており、また自身にも何人かの選手が殺到しているのが見て取れる。
ここまで中盤戦で苦戦をするというのは彼にとって大きな誤算だったが、
それでも彼はあくまで冷静に周囲を見回しながらシュナイダーに打たせるチャンスを作ろうと必死に頭を動かしていた。

カルツ「(こっから俺が上がるのはマークもそうだがあまりに距離がありすぎる。
     それにあれだけシュナイダーにマークがついてちゃ、楽にパスは通せそうにねぇな……そうすっと)ブリーゲル!」
ブリーゲル「おうっ!」
カルツ「(後は俺もちょいと上がって、こっちにマークを引きつけてと……)」

そして彼は自身が単独で上がりシュナイダーに渡すパターンを諦め、他の選手たちを使う事を選択した。
左サイドハーフのブリーゲルへとパスを出すと、
これを受けたブリーゲルはカルツの意図を察したかすぐさま左サイドを駆け上がり始める。
中山、早田の両者はサイドも違う上にシュナイダーのマークがある為にその場を動けず。
更に松山、中里といった者達もボールを持たずに上がり始めたカルツへ意識を集中させなければならない。
シュナイダーとカルツを警戒する余り、全日本のサイド際の守備力は大きく下がっているのだが……。
その穴をフォローする為にと、先ほど入ったばかりでアピールに燃える右サイドの攻撃陣は懸命に守備に走っていた。

小池「よーっしゃ! 今度こそこの小池秀人様のスペシャルな活躍が始まるぞ!」
新田「(4人もマーカーに使ってる以上、俺も守備参加はしないと……!)」
ブリーゲル「ハンブルグはシュナイダーやカルツだけのチームじゃないって所を教えてやる!」

310 :森末(仮):2014/04/23(水) 23:06:33 ID:???
先着3名様で、

★ブリーゲル→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★新田→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★小池→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ブリーゲルが突破! そのまま左サイドを駆け上がり始める!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ヤラがフォロー、カルツと三杉で競り合い、三杉がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

311 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:06:59 ID:???
★ブリーゲル→ドリブル 55 ( クラブ3 )( 5 + 6 )=★

312 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:07:05 ID:???
★ブリーゲル→ドリブル 55 ( スペード6 )( 4 + 4 )=★

313 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:07:05 ID:???
★ブリーゲル→ドリブル 55 ( クラブA )( 1 + 6 )=★

314 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:07:06 ID:???
★新田→タックル 50 ( ハート9 )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=★

315 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:07:47 ID:???
★小池→タックル 49 ( ハートJ )( 1 + 4 )+(人数差補正+1)=★

316 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:08:05 ID:???
★小池→タックル 49 ( ハート10 )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=★

317 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:08:24 ID:???
MFなのに小池の守備軽すぎー

318 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:23:15 ID:???
SHは両方とも軽いのは気になるよね
中里をSHにコンバートも考えとく?

319 :森末(仮):2014/04/23(水) 23:29:01 ID:???
>★ブリーゲル→ドリブル 55 ( クラブ3 )( 5 + 6 )=66★
>★新田→タックル 50 ( ハート9 )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=59★
>★小池→タックル 49 ( ハートJ )( 1 + 4 )+(人数差補正+1)=55★
>≧2→ブリーゲルが突破! そのまま左サイドを駆け上がり始める!
===================================================================================
新田「うおおおおおおおおおっ!!」
ブリーゲル「(なんだこいつは……ただ突っ込むだけでボールが取れると思ってるのか?)そらっ」
新田「うわぁっ!」
小池「何やってんだ新田! ここは俺が……!」
ブリーゲル「(流石にサブメンバーなだけに実力は落ちるって事か?)よっと」
小池「なにィ!?」

持ち前の俊足を生かしブリーゲルに挑む新田であったが、しかし彼にあるのはそのスピードだけである。
タイミングも計らずただ我武者羅に足を出すだけでは名門クラブチームスタメンの一翼を担うブリーゲルからボールが奪える筈もなく、
あっさりとよけられた反動で行き場を失くした新田はその場で思わず転倒をしてしまう。
この新田の動きを見て呆れるブリーゲルは、そのまま前方にいた小池の股下を抜くようにボールを蹴り込み、
こうして何ら問題もなく左サイドを突破してみせたのだった。

真「あぁ〜っ! 駄目だ、新田くん、小池くん、止められない!
  ブリーゲルくんはあっさりと2人のプレスを跳ね返してそのまま左サイドを突破するけど……!」
響「まだだぞ! まだ三杉くんがサイドに流れてブリーゲルくんに向かってる!」

三杉「(新田はともかく小池まで……守備が軽いとは思っていたが、ここまでとは……!)
   だが、これ以上は進ませないぞ!」
ブリーゲル「(この14番は要注意だ!)」

320 :森末(仮):2014/04/23(水) 23:30:04 ID:???
先着2名様で、

★ブリーゲル→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★三杉→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ブリーゲルが3人抜き! そしてそのままゴール前のシュナイダーに向けてパスを送る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ヤラがフォロー、ヤラと中西で競り合い、松山・早田とシュナイダーで競り合い)
≦−2→全日本ボールに。

321 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:30:16 ID:???
★ブリーゲル→ドリブル 55 ( スペードA )( 1 + 4 )=★

322 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:31:23 ID:???
★三杉→タックル 55 ( ハートQ )( 4 + 1 )=★

323 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:31:28 ID:???
★三杉→タックル 55 ( ダイヤ9 )( 4 + 2 )=★

324 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:32:18 ID:???
ヤラと競り合いヤラナイカ?

325 :森末(仮):2014/04/23(水) 23:58:04 ID:???
>★ブリーゲル→ドリブル 55 ( スペードA )( 1 + 4 )=60★
>★三杉→タックル 55 ( ハートQ )( 4 + 1 )=60★
>=0→ボールはこぼれ球に。ヤラと中西で競り合い
==================================================================================
ガチィッ!!

ブリーゲル「うおっ!?」
三杉「くっ……!(やはり純粋な力勝負では押し負けるか!)」

これ以上スピードに乗らせては危険だと判断した三杉は、
己の得意とする技術によるボールカットではなく、強引に力技でボールを止めようとした。
スピードやテクニックばかりに注目のいく三杉であるがその脚力も国内では一流レベルと言えたのだが、
やはりそこは体格にも優れる欧州の選手の方が僅かに有利。
純粋な力勝負では三杉も完全にボールをカットする事は出来ず……それでも辛うじてこぼれ球にする事には成功をした。
しかし、こぼれ球となっては全日本にとってはやはり不利である。

ポーンッ

ヤラ「よし、後は任せろブリーゲル!」
三杉「しまった……! 誰か、フォローを!」
中里「(いかん! 拙者がおらず右サイドはガラ空き……これでは……!)」

中里がカルツのマークにつき、当然ながら全日本の両サイドはがら空きである。
跳ねあげられ高く飛んだボールは大きな弧を描いて日本ゴールに近づきつつ、
ハンブルグ左FWのヤラはこれをトラップしようとその長身の身で高く飛び上がるのだが……。

326 :森末(仮):2014/04/23(水) 23:59:10 ID:???
ドカドカドカッ バッ!!

中西「任せとけや! 伊達にデカイ体はしてへん!」
ヤラ「むっ!?」

これには好判断でゴール前から飛び出していた中西が追いつき、
欧州の者達にも決して負けぬ恵まれた肉体で思い切り飛び上がりクリアーに向かった。

先着2名様で、

★ヤラ→高いトラップ 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中西→高いクリアー 57 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ヤラがトラップに成功! そのままゴール前にいるシュナイダーにセンタリングを上げる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(シュナイダーがフォロー、ハンブルグスローイン、松山がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

327 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 23:59:28 ID:???
★ヤラ→高いトラップ 56 ( スペード4 )( 3 + 3 )=★

328 :森崎名無しさん:2014/04/24(木) 00:01:21 ID:???
★中西→高いクリアー 57 ( ハート6 )( 5 + 3 )=★

329 :森崎名無しさん:2014/04/24(木) 00:01:56 ID:???
これが日本の国技、相撲競り合いだ

330 :森崎名無しさん:2014/04/24(木) 00:03:30 ID:???
DF中西は掘り出し物だったなぁ
スライラブの土台として以外にも十分使える。
技が備われば硬くなるぞ

331 :森末(仮):2014/04/24(木) 00:03:52 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

332 :森崎名無しさん:2014/04/24(木) 00:04:43 ID:???
ブレーメン戦では全日本にはニンジャの他にスモウレスラーもいるってことをシェスターに教えてやるぜ!

333 :森崎名無しさん:2014/04/24(木) 00:13:55 ID:???
キック精度、判断力、ポジショニング、ステータスに表れない強さがあるな。
ボールカット抜きならCBは次藤と中西で固まってきたかな。

334 :森崎名無しさん:2014/04/24(木) 00:47:16 ID:???
レベル差あるはずなのに数値で勝ってるのは頼もしい

335 :森崎名無しさん:2014/04/24(木) 19:37:53 ID:???
中西もブロック技くらいは欲しいね。

336 :森末(仮):2014/04/25(金) 00:06:04 ID:???
本日は更新をお休みさせていただきます。それでは。

337 :森末(仮):2014/04/25(金) 23:37:43 ID:???
>★ヤラ→高いトラップ 56 ( スペード4 )( 3 + 3 )=62★
>★中西→高いクリアー 57 ( ハート6 )( 5 + 3 )=65★
>≦−2→全日本ボールに。
======================================================================
ヤラと中西。
このボールに食らいつく両者はほぼ同じ距離から、ほぼ同じタイミングで飛翔。
そして、両者のジャンプ力もまたほぼ同じであった。

ガシャーンッ!! バコンッ!!

ヤラ「うげふっ!?」
中西「好き勝手やらせてたまるか!」

ボールまでの距離、タイミング、ジャンプ力。
それらが拮抗をしているのならば競り合い勝負で勝敗を分けるのはフィジカルの強さである。
ヤラの体格は長身であり、全日本の選手の平均から取れば文字通り頭一つ抜ける程の高さとそれに見合うだけの強靭さを持っていた。
しかし、中西の体格は日本人離れしている上に中学生離れをしている。
その巨体を前にヤラがボールをトラップする事は出来ず、逆に中西は頭で大きくボールをクリアー。
これは小池が即座にフォローをし、脇目も振らずそのまま右サイドを上がり始めるのだった。

小池「走れ走れ! 今度はこの俺は攻撃で真価を発揮する男だー!!」

真「中西くん、その巨体を生かして豪快にクリアーに成功!
  うーん……本職はGKの筈なのに、DFも出来るって凄いね」
響「やっぱり同じゴールを守るポジションだからやりやすいのかな?」
真「それもあるし、GKなら競り合い強さも必要だから必然的にこうなってるのかもしれないね。
  ともかく、これで攻守逆転! もう一度全日本の攻撃だ!」

シュナイダー「(時計は……残り10分といった所か。
        このまま待っているだけではシュートチャンスが来るかどうかもわからんな……ならば!)」

338 :森末(仮):2014/04/25(金) 23:38:44 ID:???
タタタッ!

中山「! (浅い位置に戻るにしては速いダッシュ……守備参加か?)」
早田「おいおい、ゴール前まで戻っちまいかねない勢いだぜ?」

そしてここまでの攻防を見て、シュナイダーはハンブルグの攻撃が終わった事を悟ると同時、
素早く自陣ゴール目がけて全速力で走り始めた。
その猛烈なダッシュに思わずマークについていた中山と早田もあっけに取られてしまうのだが、
それと同時にこのままシュナイダーを追いかけてよいものかと躊躇をする。
幾ら厳重マークを指示されているとはいえ、相手ゴール深くまでDFとボランチが両者共に追いかけるなど聞いた事もない。
何よりシュナイダーが守備参加をするならば、その分他の者達を警戒した方がセオリー的には正しいと言える。

こうして中山達は少し遅れるようにしてシュナイダーを軽く追いながら、
キャプテンである板野に指示を仰ごうと視線を向けた。

板野「(……ん? シュナイダーが凄いスピードで走ってきてる!
    中山達は……どうするべきか迷ってるって感じだな)」

幸運にも板野もまたこのシュナイダーのダッシュには早い段階で気づいており、
今ならば中山達に全力でシュナイダーに追いつくよう指示を出す事も出来るタイミング。
ただ、そうなれば先ほどまででもがら空きだった左サイドが文字通りフリーパス同然となり、
ここで判断を誤れば一転してピンチになりかねない状況でもある。

中山「(板野、どうするべきだ?)」
板野「(む、難しい……下手にシュナイダーを追いすぎたらナイカって奴が一気に若島津と一対一になりかねない!
    幾らモブでリザーブメンバーだとはいえ、一対一なんて若島津が不利だ!
    だからといってシュナイダーを野放しにしていたらどうなるかわかったものじゃない。 ど、どうしよう!)」

339 :森末(仮):2014/04/25(金) 23:39:59 ID:???
A.シュナイダーが1番危険なんだ! 早田と中山にあくまで張り付くよう指示するぞ!
B.1人だけでいい! 中山がシュナイダーについてくれ!
C.1人だけでいい! 早田がシュナイダーについてくれ!
D.いや、マークを解除だ! 深追いはするんじゃない!
E.マークを解除だ! 前線でのマークは三杉に引き継いでもらうぞ!
F.マークを解除だ! こうなったら俺自身がシュナイダーに張り付いてやる!
G.その他 板野くんに取らせたい作戦を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

340 :森崎名無しさん:2014/04/25(金) 23:40:38 ID:FisLSU7w
C

341 :森崎名無しさん:2014/04/25(金) 23:41:37 ID:f/7dUtuo


342 :森崎名無しさん:2014/04/25(金) 23:42:21 ID:dFqGIg1w
C

343 :森崎名無しさん:2014/04/25(金) 23:42:56 ID:DVPgN4W+
C

344 :森崎名無しさん:2014/04/25(金) 23:43:40 ID:???
エースキラーは地獄の果てまで追いかけるぜー

345 :森末(仮):2014/04/26(土) 00:43:13 ID:???
>C.1人だけでいい! 早田がシュナイダーについてくれ!
======================================================================
板野「(1人はマークを外そう! 中山は空いたスペースのカバーを御願い!
    早田は引き続きシュナイダーにあたって!)」
中山「(了解した!)」
早田「(へっ、エース殺しはこの早田誠様に任せなって!)」

シュナイダーをフリーにするのは危険だが、かといってそれで守備を崩壊させては元も子もない。
そう判断した板野は早田にのみシュナイダーのマークを継続させ、
中山はシュナイダーが再び上がってきた時に対応するのみにして一旦マークを解除させた。
これを受けて中山は追いかけるのをやめて空いたスペースを埋めようと位置を修正し始め、
逆に早田は一気に加速をしてシュナイダーを追いかけはじめる。

板野「(早田のタックルの凄さは知識としても十分知ってるし、実際に体験済みだしね。
    1人でもシュナイダーを封じてくれる筈だ。 っと、それよりボールは……?)」

こうして指示を終えた板野がボールのありかを確認すると、
ボールホルダーだった小池は今も尚右サイドを駆け上がりゴール前に進む板野、新田へのラストパスを狙っていた。
しかし、当然ながらハンブルグもいつまでも彼を進ませる筈もなく、
またこの残り少ない時間の中で1点を奪われては逆転も難しくなるとばかりに躍起となって小池へとプレスをかける。

真「現在は後半22分! ロスタイムを含めて、残りは10分あるかどうかだね!
  ここでこの攻撃を成功させれば一気に勝利が近づくけど……」
響「今ボールを持ってるのは全国大会優勝チームキャプテンの小池くんだぞ!
  この試合、いまいちいいところが無いけれどここらへんで活躍してくれるはずだ!」

小池「ヒャッハー、その通り! 勝ち越し点の演出はこの小池秀人様に任せろー! バリバリー!!」
ブリーゲル「なんだこいつ、さっきも思ったがふざけた奴だな……」
ゴンゲルス「油断するなよブリーゲル! もう1点もやる訳にはいかないんだ!」

346 :森末(仮):2014/04/26(土) 00:44:18 ID:???
先着3名様で、

★小池→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ブリーゲル→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★ゴンゲルス→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→小池が右サイドを突破! それと同時に板野と新田がPA内になだれ込む!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(三杉がフォロー、三杉とカルツで競り合い、ハーネスがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

【補足・補正・備考】
小池:ダイヤで「ヒールリフト(+4)」

347 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:44:47 ID:???
★小池→ドリブル 53 ( ダイヤ7 )( 1 + 5 )=★

348 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:44:52 ID:???
★小池→ドリブル 53 ( ハートA )( 2 + 3 )=★

349 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:46:20 ID:???
★ブリーゲル→タックル 52 ( クラブQ )( 6 + 3 )+(人数差補正+1)=★

350 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:46:25 ID:???
★ゴンゲルス→タックル 52 ( スペード2 )( 2 + 4 )+(人数差補正+1)=★

351 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:47:05 ID:???
★ゴンゲルス→タックル 52 ( スペード2 )( 1 + 4 )+(人数差補正+1)=★

352 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:49:51 ID:???
>バリバリー!!
やめて!

353 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:51:05 ID:???
小池ヒールリフト使えるのかw

354 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:51:37 ID:???
1/2で+4は大きいな

355 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:54:24 ID:???
バリバリーからの三杉のフォロー・・・

356 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 00:56:56 ID:???
しかし、あんまりもたついてると皇帝にも追いつかれるし
残り時間を考えるとシュート撃てずに終了もありえるのが怖い
ここで抜けないと、そろそろきつい

357 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:03:53 ID:???
マジックテープと三杉は引き合うのか…

358 :森末(仮):2014/04/26(土) 01:21:21 ID:???
>★小池→ドリブル 53 ( ダイヤ7 )( 1 + 5 )+(ヒールリフト+4)=63★
>★ブリーゲル→タックル 52 ( クラブQ )( 6 + 3 )+(人数差補正+1)=62★
>★ゴンゲルス→タックル 52 ( スペード2 )( 2 + 4 )+(人数差補正+1)=59★
>=1→ボールはこぼれ球に。三杉がフォロー
=======================================================================================
一見すると馬鹿でお調子者で全くキャプテンらしからぬ振る舞いが見られる小池。
しかし元々彼は東邦学園でキャプテンに指名される以前、至って普通の性格をした選手だったのである。
ならば何故このような性格になってしまったのかというと、それはやはりキャプテンに指名されたからにほかならず、
これにより彼は自分が若島津や反町よりも上の存在であると認知してしまったのだった。

そしてその勘違いはいい結果を彼に齎した。
元々才能自体はそれなりにあったものの、凡庸なプレイに終始していたのが以前までの彼。
だが、勘違いが原因とはいえ自信を持った事で今まで挑戦しようともしなかったプレイにも積極的に彼は取り組み、
全国大会中にもめきめきとその実力を上げたのである。

ポンッ ヒューンッ

小池「ヒャッハー!」
板野「(えっ!? 小池ってヒールリフト出来たの!?)」

この『ヒールリフト』もまた、小池が力をつけた証とも言えた。
原作では大空翼の代名詞とも言えるドリブル技。そして本編でも森崎有三の貴重な+4補正のドリブル技。
ある意味この界隈において最も有名とも言えるこの技を、彼は全国大会で身に着けていたのである。
今回もまた、この技を使ってDF達の頭上を越えるようボールを操る小池だったのだが……。

ブリーゲル「うおっ!」

バチィッ!

小池「うげっ!? マジかよ!?」
三杉「(まだまだ間合いが甘いな、ボールを上げるのが半歩早い。 あれでは飛び上がればカットされる。
    だが奪われなかっただけマシといった所か?)大丈夫だ、僕がフォローをする!」

359 :森末(仮):2014/04/26(土) 01:22:35 ID:???
これは惜しくもブリーゲルにカットされ、ボールは零れ玉になり……。
素早く三杉はこのボールをフォロー、更に攻撃を継続させなんとか板野にパスを送ろうとするのだが、
ハンブルグとしてもここは死守すべき場面である。

カルツ「お前さんに仕事はさせんぜ!」
三杉「やはりそう簡単に通してはくれないか!」

響「小池くん、なんかすっごい技でボールを浮かせて突破しようとしたけど……失敗しちゃったぞ!
  なぁ真、あれってどうやったんだ!?」
真「後で説明してあげるよ……それはともかく、ボールは三杉くんがフォロー……だけどカルツくんがすぐに詰め寄る!
  ここらへんは流石にハンブルグも警戒してる感じだね」

見上「(ここが正念場だ。 ここで攻撃を成功させられなければ、残り時間を考えてももう二度とシュートチャンスは無いかもしれん!)」

三杉「(パスで逃げる……のは危険だな。 ここはドリブルで抜きにかかった方が勝算がある!)」
カルツ「いくぞ、14番!」

先着2名様で、

★三杉→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★カルツ→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(本気モード+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→三杉がカルツを抜き去った! ラストパスを送るぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(松山がフォロー、早田がフォロー、板野とシュナイダーで競り合い)
≦−2→ハンブルグボールに。

【補足・補正・備考】
三杉:ダイヤ・ハートで「芸術的なドリブル(+5)」
カルツ:ダイヤ・ハートで「ハリネズミチャージ(+2&吹っ飛び係数4)」

360 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:22:55 ID:???
★三杉→ドリブル 56 ( クラブ10 )( 4 + 6 )=★

361 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:23:02 ID:???
★カルツ→タックル 55 ( クラブ6 )( 6 + 1 )+(本気モード+1)=★

362 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:24:14 ID:???
またカルツのファウル、しかも怪我

363 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:25:46 ID:???
怪我した状態で板野にパスするのは危ない
判定見ると皇帝も板野の近くにいるし要作戦変更かも

364 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:26:28 ID:???
仕事師から潰し屋にでもシフトしたのか・・・

365 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:29:18 ID:???
審判「これは三杉の反則だな(キリッ」

366 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:30:33 ID:???
あの審判、静岡人じゃ?w

367 :森末(仮):2014/04/26(土) 01:31:07 ID:???
GMはあまりサッカーに詳しくないのですが、こういった場合アドバンテージは取られるんでしょうか?
ネットで調べた所によると、アドバンテージを取った場合は、
攻撃側の攻撃が成功すれば反則は流され、失敗した場合は遡って反則を取るとあります。

そうなると、例えばこの後板野くんにボールが渡りシュートを打って若林が止める→もう一度フリーキック
となるんでしょうか?
サッカーにお詳しい方、ご教示頂けると幸いです。

本日は一旦ここまで。それでは。

368 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:34:58 ID:???
他のスレとかを見る限り
流す→そのあとの行動の結果問わずそのまま続行

そのあとの行動でプレーが止まる→反則判定
だったしカード判定で同じように決定するのが一番楽だと思います

369 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 01:47:17 ID:???
乙でした、撃てば簡単に決まる皇帝の方が絶対有利なのに
蓋を開ければ大接戦なのは予想外の試合だったなー

370 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 02:03:29 ID:???
アドバンテージを取った場合、その後の攻撃の成否に関わらず反則は流されてます。
なので、上の例で若林が止めても、もう一度フリーキックなんてことにはなりません。
ただ、イエローやレッドを出すに値する反則だった場合、プレイが止まってから
審判がカードを出すことはあります。

371 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 20:25:59 ID:???
三杉が自分でプレイを止めればフリーキックはもらえるよ。
練習試合だし、治療のために一旦出すのもありだと思う。
(そこまで指示出せるか分からないけど)
もしフリーキックにするなら、まこっちゃんをパサーにして松山と中山さん下げればいいと思う。
パス回しは三杉無しだとキツいと思うから、成功しても前線が大きく下がると思う。
(板野もパス低いし、相手の陣地奥でキープに徹する手もあるかも)

372 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 20:28:50 ID:???
折角カルツ抜いたんだしそのまあ進みたい、けどシュナイダーが守りに行ってるんだよね
ここは進むよりいったん止めてフリーキックにすべきかな?

373 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 20:48:58 ID:???
とりあえずアドバンテージだろうね

374 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 20:51:40 ID:???
ここの小池が「スキル・何があっても自信を喪失しない」を喪失してしまうのはいつの日か…

375 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 20:52:31 ID:???
自信を喪失しないを喪失ってのが笑えたw

376 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 20:59:55 ID:???
止めてFKにしてもシュナが守備参加するだろうし
このままマグナムボレーが一番いいと思う。
ただここで勝ち越せてもキックオフファイヤーが怖い。

377 :森末(仮):2014/04/26(土) 21:36:58 ID:???
どうも、アドバイスありがとうございます。
アドバンテージが取られればそのままフリーキックならず、三杉が自分で止まればフリーキックが貰える、ですね。
どっちもどっち、という感じですので判定で決めようと思います。
更新はまた後で。

378 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 21:40:01 ID:???
交代してなければ次藤とのコンビプレイもあったんだけどな。
こう思うとブースター系欲しいな。

379 :森末(仮):2014/04/26(土) 23:55:53 ID:???
>★三杉→ドリブル 56 ( クラブ10 )( 4 + 6 )=66★
>★カルツ→タックル 55 ( クラブ6 )( 6 + 1 )+(本気モード+1)=63★
>≧2→三杉がカルツを抜き去った! ラストパスを送るぞ!
>※三杉が「軽傷未治療Lv1」になりました。
=======================================================================================
三杉「(時間をかけては拙い……! シュナイダーがもうそこに迫っている!)」

この時、三杉の脳内にあったのは視界の隅で捉えていたシュナイダーの存在である。
彼は猛ダッシュを仕掛けたその時からトップスピードのまま自陣ゴールへと急いでおり、
今のままならば板野のマークに張り付けるだろう位置にまで既に到達をしていた。
ここで突破に時間を取られてしまっては、三杉のパスもカットされてしまうやもしれない。
そう考えた三杉は、極力時間をかけないよう一瞬でカルツを抜き去ろうとしたのである。

ザシュッ!

三杉「っ!?」
カルツ「うおっ!?(しまった!)」

そしてこの三杉の行動に、カルツは完全にタイミングを外された。
まだ記憶に新しい三杉の芸術的なドリブル。
それを繰り出される前に止めようとしたカルツの足が、スピードだけで振り切ろうとした三杉の足を削ったのである。
この出来事にカルツはマズったとばかりに顔を顰め、
三杉もまた痛みに耐えながら……それでもカルツを振り切り、板野へ向けてラストパスを送ろうとする。

三杉「(西ドイツの名門、ハンブルグJrユース!
    その名門との試合に勝てるかもしれない絶好機なんだ! 怪我がどうこうと言っている場合か!)」

冷静で、どこか皮肉屋でもある側面を持つ三杉だったが、それでも彼はことサッカーにおいては情熱的であった。
名門・ハンブルグを相手に勝てるかもしれない……。
自分はその試合において、輝かしき功績を残せるかもしれない。
そう考えた時、多少の怪我などは捨て置いて、何よりもまずは勝つ為に為せる事をしたいと思える程度には、情熱的だった。

380 :森末(仮):2014/04/26(土) 23:56:54 ID:???
真「三杉くん、抜いた! カルツくんを抜いた!
  右足を振りかぶって……これは板野くんへのパスだ!」
響「なんかちょっともたついたみたいだけど、大丈夫かな?」

板野「三杉、頼む!」
三杉「(よし、パスコースが開いた! これなら……!)」

先着1名様で、

★プレイが止まるか?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→審判「はいはい、これ全日本の反則だからね?」 また三杉の反則が取られた! なんだこいつ!
ダイヤ・ハート→笛は鳴らない! 三杉のパスが板野に出される!
スペード・クラブ→笛が鳴った! カルツが反則を取られたぞ!

381 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 23:57:05 ID:???
★プレイが止まるか?→ スペードJ

382 :森崎名無しさん:2014/04/26(土) 23:58:27 ID:???
敵がゴール前に密集確実、これはさすがにきつい

383 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:00:53 ID:???
せめてカルツ退場しないかな。

384 :森末(仮):2014/04/27(日) 00:15:54 ID:???
>★プレイが止まるか?→ スペードJ ★
>笛が鳴った! カルツが反則を取られたぞ!
==================================================================================
ピィーッ!

沢田「えっ?」
小池「なんだなんだ?」
三杉「(……ここは流してくれた方がありがたかったんだがな)」

しかし三杉がパスを出す直前、審判の笛が鳴り響き、三杉の右足はピタリと止まった。
先ほどの接触で三杉が削られたと知らない一同は何故審判の笛が鳴ったのかと首を捻り、
一方で三杉は小さくため息を吐きながら審判を恨めし気な目で見つめていた。

真「あ、あれ? 笛が鳴った……っと、これはカルツくんの反則を取られたのかな?
  もしかしたらさっきの攻防の際、三杉くんに強く当たってたのかもしれないね」
響「だから自分言っただろ! なんかもたついてたみたいだって!」

カルツ「(ぐぅ……あのままパスを出されなくて良かったとは思いたいが、
     とはいえこの状況で反則を取られて素直にゃ喜べん……裁定次第だが)」

そして、カルツはなんとも複雑な面持ちで審判の判定を待った。
パスを出されれば失点をしていた危険性が高い事を考えれば、言葉は悪いがハンブルグにとってラッキーな反則。
だが逆にカードが出るようであれば、アンラッキーであると言える。
全ては審判が出す裁定次第と言えたのだが……。

385 :森末(仮):2014/04/27(日) 00:16:59 ID:???
先着1名様で、

★カルツの運命→! card★

と書き込んでください。数字で分岐します。

JOKER・クラブA→レッドカード!
9〜K→特にお咎めなし
5〜8→厳重注意!
A〜4→イエローカード!

386 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:17:10 ID:???
バヤシさん相手だから直接狙いにくいのが残念。

387 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:17:21 ID:???
★カルツの運命→ ダイヤJ

388 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:18:28 ID:???
この審判腐ってるなw

389 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:18:39 ID:???
それならアドバンテージよこしてーな

390 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:18:43 ID:???
贔屓だ贔屓だ!w

391 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:19:53 ID:???
カルツの誤審の時から思ってたけどヤブ審判

392 :森末(仮):2014/04/27(日) 00:20:25 ID:???
短いですが本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

393 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:23:22 ID:???
まさか怪我させておいて注意も無しとは厳しいな。

394 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:34:26 ID:???
乙でした。
こりゃまた……引いた身として文句は言えんが、マジもんの地元贔屓か。
うーん、とりあえずフランスの事を口に出しやすくなったことと、治療にも出せるかな。
ブラインドシュートみたいのも無いしなぁ、愚直に板野へセンタリングか、はたまた奇策か。
フォロー万全の状態でキャッチ選ぶとも思えんし(なだれ攻撃もそこまで万能じゃない)。
前向きに、成功すれば支持率アップのチャンスだと思うことにするか。

395 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 00:40:52 ID:???
審判に頭突き

396 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 01:35:12 ID:???
やっぱりアナカンさんのとこのマスターアンパイアじゃないと駄目ですな

397 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 12:29:03 ID:???
素直に板野に合わせるか
板野と三杉を囮にして新田に合わせるのどちらかかなあ。


398 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 12:59:43 ID:???
ここはマーク薄い新田かなぁ

399 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 14:31:28 ID:???
審判は常に公平だ!

400 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 16:51:08 ID:???
審判「三杉の反則にしてやりたかったが私は公平で優しい審判だからカルツの反則にしてあげた」

401 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 17:57:26 ID:???
数値では不利だけどフリーキック補正があるから板野と松山で
ツインシュートもよさそうかな。

402 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 19:34:20 ID:???
それもありかなと思ったけど
道産子ツインは低い浮き球シュートなんだよね。
バヤシさんにSGGK伝説がなければマグナムで直接狙いたいとこなんだけど。

403 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 19:53:50 ID:???
このチームの最大火力は道産子ツインじゃなかったんだっけ?

404 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 20:20:42 ID:???
マグナムボレーだよ。板野くんの能力値参照。

405 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 20:22:42 ID:???
>>2を見れば分かるけど、最大火力はマグナムボレー。次点で道産子ツイン。
……カウンターシュートはまだ持ってないよな流石に。

406 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 22:25:21 ID:???
シュナはたぶん持ってる。

407 :森崎名無しさん:2014/04/27(日) 23:26:43 ID:???
駄目もとだから決まらなくてもまぁ仕方ないし
決まれば儲けだし
カウンターシュートされたらこれが世界のレベルなんだってチームメイトに渇を入れやすいし
どんな結果でも上手くフォローできる多分

408 :森末(仮):2014/04/28(月) 00:32:00 ID:???
本日も更新はお休みさせていただきます。それでは。

409 :森末(仮):2014/04/28(月) 22:27:15 ID:???
>★カルツの運命→ ダイヤJ ★ 特にお咎めなし
===============================================================================
カルツの反則に、しかし審判は特に大声で咎める事は無かった。
多少なりと注意はしたものの、言ってしまえばそれだけ。
ハンブルグ側に対して心証を悪くしたという様子も見られず、これを見て三杉は内心舌打ちをしながら審判を睨みつける。

三杉「(僕が負傷をしたという所を見せていないからか? カードが出てくれればよかったのだが……)」
新田「カードどころか、強く注意もされないんですね……」
小池「通ってればチャンスだったんだけどな。 まあ、この位置からのフリーキックも悪くはないか」

しかし、どれだけ三杉が審判に恨み言を言った所で結果が変わる訳でもない。
それならば建設的に、ここからどうやって1点を取るかを考えた方がいいだろうと三杉が思考を切り替えようとした所で、
周囲のメンバー達も三杉の下へと集まってきた。
彼らもまた、審判同様三杉の負傷には気づいていないらしく、
三杉同様、このフリーキックをどうやってモノにしたものかに意識が向いているらしい。

三杉「(……残り時間はもう10分。 治療に行っても戻ってくる頃には5分と時間は無いだろう。
    ここで負傷が発覚すれば、恐らく僕は交代される。
    だがこの決定機……僕がいなければ間違いなく全日本の攻撃力は落ちる。
    大丈夫、あと10分程度なら悪化する危険性は少ない筈だ)」

そしてこれは三杉の意図した通りの事だった。
プレイが止まり、その場に立ち尽くしているだけでも三杉の足はじくじくと痛んでいたが、
それでも彼は自身がフィールドに立ち続ける事を望んだ。
傲慢でもなんでもなく、彼は客観的に見て、この局面で自身がフィールドから姿を消すのは大きなマイナスになると考えていたからである。

410 :森末(仮):2014/04/28(月) 22:28:16 ID:???
西ドイツの名門・ハンブルグに勝てるかもしれない。
天才と名を馳せながらも小学生時代も優勝を逃し、
中学生に入ってからも全国大会に一度として出場をした事のない男、三杉淳は、
手を伸ばせば初めて栄光が掴みとれるかもしれないというこの状況で退くという選択肢は取れなかったのだが……。

板野「…………」

A.板野アイは三杉の怪我を見逃さない!
B.三杉の態度がいつも通りだった為に板野アイは三杉の怪我を見逃した!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

411 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:28:37 ID:qDuQcTvA


412 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:29:39 ID:noufm6Tg
A

413 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:34:09 ID:???
だが三杉を治療=交代の選択もありえない、やったら負ける

414 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:39:23 ID:???
見逃さないのは賛成なんだけど交代はさせたくないな。
するにしてもFKからつなげてハイパーオーバー打たせてからかな。騒ぎ立てて他の仲間に気づかれないといいけど。

415 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:43:18 ID:???
後半試合が拮抗したのは三杉がいたからだし体力切れでいなくなっても困る
後半チャンスメイクできたの三杉だけだし

416 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:50:11 ID:???
「自分の状態がわかってて出るなら結果は出せ俺からは以上だ」

417 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:52:23 ID:???
結果を出せなきゃ下剤よ♪っていいたいんですねわかります

418 :森崎名無しさん:2014/04/28(月) 22:56:09 ID:???
結果を出さなきゃ下剤
だしたらスポーツドリンク(下剤いり)

419 :森末(仮):2014/04/28(月) 23:17:47 ID:???
>A.板野アイは三杉の怪我を見逃さない!
======================================================================
板野「三杉、もしかして怪我してない?」
松山「そうだ……俺も後ろから見ていたが、かなり強引に削られていたんじゃないのか?」
三杉「……ふぅ(目ざといというかなんというか。 まぁ、指摘をされたなら誤魔化せないか)」

この三杉の演技に、板野と松山の両者は気づいた。
板野は前から、松山は後ろから三杉とカルツの対決を見ており、
その際にカルツがしくじった、とばかりに顔を顰めていた事、それと同時に三杉がやや表情を苦いものに変えながら……、
それでもポーカーフェイスを貫いて突破をした事を確認していたのである。
カルツの件だけならば、まだ突破を許してしまった為にそのような表情を浮かべたと考えていたかもしれない。
だが、三杉までもが表情を歪ませたとあれば、これは何かがあると思って当然である。

そして板野達の指摘を受けて、三杉は観念をしたかのようにソックスを下げ、
脛の部分に残る小さな傷を一同に見せた。
小さな傷とはいえ、そこは血に滲んでおり、どう見ても無事なようには見えない。

中山「これは……治療した方がいいんじゃないか?」
早田「だがよ、今から治療したら試合が終わっちまうだろうぜ。 いっそ交代した方がいいだろ。
   このチャンスに人数的に不利ってのもいただけねぇ」
松山「ああ。 三杉、交代をしよう。 この試合はあくまでも練習試合なんだ。
   無理をして、本大会にまで影響を与えたら馬鹿らしいぞ」
板野「うん。 前半で交代した井沢だって、そういう理由で交代したんだし……」
三杉「(こうなるのがわかっていたから黙っていたんだがな……)そうだね……」

傷を見て一同はがやがやと治療に行かせるべきか、交代をするべきかと討論を始めたのだが、
つまるところ彼らの中で三杉がこのままプレイを続けるという選択肢は出てこなかった。

420 :森末(仮):2014/04/28(月) 23:22:14 ID:???
後半戦、殆ど拮抗をした勝負が出来ているのは、誰の目から見ても三杉の存在というものが大きかった。
攻撃ではチャンスメイクに成功をし、守備においても貢献。
彼がいなければ今頃スコアがどうなっていたかはわからず、
そしてこの状況でその三杉が抜けるというのは全日本にとって大きな痛手と言えた。

だが、この全日本の中心人物である板野、松山という両者は怪我人をそのまま出し続けるという選択を取りたがらない人物であった。
特に松山に至ってはその考えが特に顕著であり、1人の穴は他のチームの全員で埋めるという信念の持ち主。
相手の無事を第一に考えるその性格はともすればお節介とも取られがちだが、それでも言っている言葉に間違いはなく。
そんな松山に影響を与え、逆に影響を受けてきた板野も、似たような考えをしていた。

板野「(怪我したら元も子もない……っていうのは既に怪我をしている以上変だけど、
    悪化でもしたら本当に大変だもんな。 要はこのチャンスを決めさえすればいいんだ。 大丈夫……!)」
松山「(誰か一人が怪我をしたら、その時はチームの皆でその穴を埋める。 それがチームスポーツだ)」
若島津「(チッ、三杉を外すのか? この試合に勝つ気があるのか、あいつらは……!)」
若林「(でかしたカルツ! 三杉が外れれば相手の危険度もぐっと下がる!)」

こうして全日本のキャプテン候補たちがそれぞれの思惑を抱いていた中、
三杉も反論をしても無駄と考え素直に見上に自身が負傷をした事をアピール。
これを受けてベンチの見上は無表情の中に僅かな苛立ちを隠しつつ、どうするべきかと思案をする。

見上「(こんな大きなチャンスで三杉を外さねばならんとは……!
    心情的にはそのまま出場して貰いたい所だが、これはあくまでも練習試合。
    悪化でもさせて大会に出られなくなれば本末転倒だ。 ただでさえ三杉にはフィジカル面での不安要素が大きいのだからな。
    ならば交代……それとも、最後の数分にかけてあくまで治療の為に外に出すか?)」

421 :森末(仮):2014/04/29(火) 00:01:10 ID:???
>A.板野アイは三杉の怪我を見逃さない!
======================================================================
板野「三杉、もしかして怪我してない?」
松山「そうだ……俺も後ろから見ていたが、かなり強引に削られていたんじゃないのか?」
三杉「……ふぅ(目ざといというかなんというか。 まぁ、指摘をされたなら誤魔化せないか)」

この三杉の演技に、板野と松山の両者は気づいた。
板野は前から、松山は後ろから三杉とカルツの対決を見ており、
その際にカルツがしくじった、とばかりに顔を顰めていた事、それと同時に三杉がやや表情を苦いものに変えながら……、
それでもポーカーフェイスを貫いて突破をした事を確認していたのである。
カルツの件だけならば、まだ突破を許してしまった為にそのような表情を浮かべたと考えていたかもしれない。
だが、三杉までもが表情を歪ませたとあれば、これは何かがあると思って当然である。

そして板野達の指摘を受けて、三杉は観念をしたかのようにソックスを下げ、
脛の部分に残る小さな傷を一同に見せた。
小さな傷とはいえ、そこは血に滲んでおり、どう見ても無事なようには見えない。

中山「これは……治療した方がいいんじゃないか?」
早田「だがよ、今から治療したら試合が終わっちまうだろうぜ。 いっそ交代した方がいいだろ。
   このチャンスに人数的に不利ってのもいただけねぇ」
松山「ああ。 三杉、交代をしよう。 この試合はあくまでも練習試合なんだ。
   無理をして、本大会にまで影響を与えたら馬鹿らしいぞ」
板野「うん。 前半で交代した井沢だって、そういう理由で交代したんだし……」
三杉「(こうなるのがわかっていたから黙っていたんだがな……)そうだね……」

傷を見て一同はがやがやと治療に行かせるべきか、交代をするべきかと討論を始めたのだが、
つまるところ彼らの中で三杉がこのままプレイを続けるという選択肢は出てこなかった。

422 :森末(仮):2014/04/29(火) 00:02:33 ID:???
後半戦、殆ど拮抗をした勝負が出来ているのは、誰の目から見ても三杉の存在というものが大きかった。
攻撃ではチャンスメイクに成功をし、守備においても貢献。
彼がいなければ今頃スコアがどうなっていたかはわからず、
そしてこの状況でその三杉が抜けるというのは全日本にとって大きな痛手と言えた。

だが、この全日本の中心人物である板野、松山という両者は怪我人をそのまま出し続けるという選択を取りたがらない人物であった。
特に松山に至ってはその考えが特に顕著であり、1人の穴は他のチームの全員で埋めるという信念の持ち主。
相手の無事を第一に考えるその性格はともすればお節介とも取られがちだが、それでも言っている言葉に間違いはなく。
そんな松山に影響を与え、逆に影響を受けてきた板野も、似たような考えをしていた。

板野「(怪我したら元も子もない……っていうのは既に怪我をしている以上変だけど、
    悪化でもしたら本当に大変だもんな。 要はこのチャンスを決めさえすればいいんだ。 大丈夫……!)」
松山「(誰か一人が怪我をしたら、その時はチームの皆でその穴を埋める。 それがチームスポーツだ)」
若島津「(チッ、三杉を外すのか? この試合に勝つ気があるのか、あいつらは……!)」
若林「(でかしたカルツ! 三杉が外れれば相手の危険度もぐっと下がる!)」

こうして全日本のキャプテン候補たちがそれぞれの思惑を抱いていた中、
三杉も反論をしても無駄と考え素直に見上に自身が負傷をした事をアピール。
これを受けてベンチの見上は無表情の中に僅かな苛立ちを隠しつつ、どうするべきかと思案をする。

見上「(こんな大きなチャンスで三杉を外さねばならんとは……!
    心情的にはそのまま出場して貰いたい所だが、これはあくまでも練習試合。
    悪化でもさせて大会に出られなくなれば本末転倒だ。 ただでさえ三杉にはフィジカル面での不安要素が大きいのだからな。
    ならば交代……それとも、最後の数分にかけてあくまで治療の為に外に出すか?)」先着1名様で、

423 :森末(仮):2014/04/29(火) 00:03:34 ID:???
★見上の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→住友「監督、こんな事もあろうかと仙豆を1粒だけ用意しておきました」 見上「え、なにそれは(ドン引き)」
ダイヤ→見上「来生、行けるな?」 来生「ヒャッホー!」
ハート→見上「反町、行けるな?」 反町「は、はい!」
スペード・クラブ→見上「(いや、ここで決めきれない場合、土壇場で三杉の力が必要になるやもしれん。 交代は出来ん!)」

424 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 00:05:02 ID:???
★見上の判断→ ハートQ

425 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 00:07:06 ID:???
反町のシュートじゃ全然通用しないかもしれないけど
ワンツーでのチャンスメイクには役立つぜ

426 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 00:19:27 ID:???
まぁここまでの板野のキャラ付けなら怪我に気付いて続行させるは無いか。
親善試合だし。

427 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 00:26:24 ID:???
早田のカミソリパスからのマグナムボレーが一番可能性が高いかな。

428 :森末(仮):2014/04/29(火) 00:53:31 ID:???
>>426
2年生時の藤沢が階段から落ちた時の選択肢のように、基本的に板野くんも善人寄り(子供っぽい)の性格となっています。
なので今回の選択肢の場合は気づいた場合は交代、治療を勧める。気づかなかった場合はそのまま続行という意図で設けました。
気づいてそのまま出す、というのは板野くんの性格を考えた場合難しいと思いましたので。

なんだかパソコンの調子がおかしいようでここで本日は区切らせていただきます。
先ほどからたまに503が出て、うまく森崎板に繋がらない状態です。
(最初はギコナビでエラーが出たのですが、Firefoxからも見えなくなりました。
 同じ内容を書き込んでるのは、上手く描き込み出来たかどうかわからなかったので二重になってしまいました)
今は板トップをFirefoxから更新した場合は見えますが、スレを開こうとすると503が出る状態ですね。
他に同じ症状の方がおられるなら森崎板の調子が悪いのかな、と思いますが、
そうでないなら私のネット回線が悪いと思うので、原因を調べてみようかと思います。
それでは。

429 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 01:18:34 ID:???
何度か書き込み失敗が出ましたね。

430 :森崎名無しさん:2014/04/29(火) 01:24:22 ID:???
乙です。自分も調子悪かったです

431 :森末(仮):2014/04/30(水) 00:21:36 ID:???
本日も更新はお休みさせていただきます。時間が取れず申し訳ありません。

432 :森末(仮):2014/05/01(木) 23:26:02 ID:???
>★見上の判断→ ハートQ ★
>見上「反町、行けるな?」 反町「は、はい!」
===========================================================================
苦渋の決断を迫られた見上は迷った末に反町を出す事にした。
名を呼ばれた反町は緊張した様子でありながらも、バッとその場を立ち上がり、
ちらりと見上の表情を伺いながらゆっくりとサイドラインへ歩いていく。

反町「(お、俺に出番が来た! ……でも若林からゴールを奪えるかな?
    ベンチから見ていた限り、俺のシュートじゃ通用しそうにない気も……。
    いや、監督は期待してくれてるんだし弱気になっちゃ駄目だ)」
見上「(この局面で出すならばゴール前でねじ込みに期待出来るFWしかないのだが……。
    来生も反町も、然程期待は出来んな。 ただ、指示をよく理解できる反町の方が来生よりは幾分かマシだろう)」

自身が来生よりも先に呼ばれ出場が出来るという事に反町は張り切るのだが、
無情にも見上はどちらも若林からゴールを奪うには役者不足であると考えていたという。

真「あ、ここで全日本はまたメンバーチェンジをするみたいだね。
  これで井沢くん、次藤くん、立花くん達に続いて5人目の交代だけど……」
響「あれ!? 三杉くんが下がっちゃうの!?」
真「さっきのプレイで怪我でもしたのかな……? 代わって入るのは、東邦学園のストライカー、反町くん!
  なんとしてでも点を入れたい場面だし、ここは攻撃力を強化って事かな?」

三杉「(反町か……どう考えても若林からゴールを奪えそうにはないな)後は任せたよ」
反町「あ、ああ!」

こうして三杉と入れ替わりに反町が投入され、
反町は駆け足気味に板野達の下へと急ぎ、まずは見上に言われたメンバーチェンジによるフォーメーションの変更を一同に説明した。

433 :森末(仮):2014/05/01(木) 23:27:07 ID:???
−J−H− J反町 H新田
−−I−− I板野
F−−−G F沢田 G小池
−−−−−
−D−E− D中山 E松山
C−A−B C早田 A中西 B中里
−−−−− 
−−@−− @若島津

板野「3−4−3か……三杉の抜けた穴に、俺が少し上がり目で入るって形になるのかな?」
松山「ハンブルグの中央の選手はカルツ、そしてシュナイダーだ。
   その両方にマークをつけている現状、ある程度中央は開けても大丈夫って事なんだろうな」
沢田「(この位置関係なら僕と反町さんのワンツーも使えるな……残り時間的に出番があるかはわからないけど)」

中央にぽっかりとスペースが出来ている為、板野は少しばかり不安に思うのだが……。
この中央のスペースを活躍の場とするカルツ、シュナイダーの両者には早田達がマークにあたっている。
実質的にはこのスペースにも味方が密集をするであろう事を考えれば、何ら問題は無いフォーメーションであると言えた。
そして陣形が整った所で、次に話題となったのはこのフリーキックをどうするか――。
どうやって若林から1点をもぎ取るかである。

早田「三杉が抜けた以上、ゴールを狙えるのは……板野、新田、反町……後は松山か?」
中山「相手は……シュナイダーまで守備に戻ってるな。 この状況なら、松山を上げても問題は無いと思う。
   ねじ込みの為にも、それにマークを割く意味でもゴール前に人数はかけたい所だ」
沢田「キッカーはどうするんです? この位置からなら直接も狙えますけど……」
中山「いや、若林相手にPA外からゴールを狙うのは流石に厳しいと思うぞ?」
板野「(でもゴールを上げれたら間違いなく若林の株は暴落するんだよなぁ……。
    距離的にも、十分ゴールは狙える位置だし。 あえて直接打ってみるのも……?)」

A.「そうだね、ここからゴールを狙うのは厳しい。 ゴール前にパスをつなげて決めよう」
B.「いや、ここは直接だ! 若林は案外大した事無さそうだしPA外から決められないっていう伝説も眉唾だ!」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

434 :森崎名無しさん:2014/05/01(木) 23:28:04 ID:vonyyncg


435 :森崎名無しさん:2014/05/01(木) 23:28:17 ID:1aHQaxDo
A

436 :森崎名無しさん:2014/05/01(木) 23:30:13 ID:???
東邦コンビでサイド突破
後は新田か板野で点を取るようにすればいいかな

437 :森末(仮):2014/05/02(金) 00:10:07 ID:???
>A.「そうだね、ここからゴールを狙うのは厳しい。 ゴール前にパスをつなげて決めよう」
=========================================================================================
松山「ああ、それが懸命だろうな」

PA外からゴールを決められれば、若林の信用を一気に失墜させる事は出来るかもしれない。
だが、PA内から打つ事に比較をすれば間違いなく難易度は上がり、
肝心のゴールを決められるかどうかについてはわからなくなってしまう。
万全を期す為にもゴール前にパスを繋げるという板野の案は、納得と共に一同に受け入れられた。

新田「それじゃあキッカーは……沢田か小池さんですかね?」
沢田「位置的には右よりですし、小池さんが蹴った方がいいんじゃないですか?」
小池「フッフッフ、任せておけ! この俺が決定的なパスを送ってやるぜ」

そしてゴール前に殺到する人間が予め決まっていた為、このフリーキックを蹴る人物もほぼ自動的に決まる。
沢田と小池のパス精度には殆ど遜色が無く、それならば位置的に小池が蹴った方がいいだろうという事になったのだ。

中山「問題は誰に合せるかだが……恐らく板野にはマークがつくだろうな」
板野「うん……(多分、シュナイダーも俺につく。 そうしたら……)」

この試合、この状況でハンブルグが最も恐れるのは板野のマグナムボレーである。
若林から正攻法の勝負で1点をもぎ取り、
その威力はシュナイダーのファイヤーショットで目が慣れた観客たちすらも驚嘆させた程。
本来のFWの位置から大きく下がり、守備参加をしているシュナイダーも当然板野に張り付く事は予想される。
その時に板野にとって脅威となるのが……シュナイダーが持っている、『ブロック技』の存在である。

板野「(カウンターシュート……確か、シュナイダーはそれを持ってる筈なんだよな。
    確率は低いけれど、もしも発動されたら殆ど打ち返されるものと考えていいはずだよね。
    そして打ち返されたら……余程の事が無い限り、失点は必然だ。 若島津には悪いけど)」

438 :森末(仮):2014/05/02(金) 00:11:07 ID:???
カウンターシュート――。
本編でも数少ない才能ある者にしか使いこなせないとされている、攻防一体の技。
相手のシュートをそのまま打ちかえしてシュートにしてみせるというこの技を、
板野の記憶が確かならば西ドイツの皇帝――シュナイダーもまた持っていた筈である。
もしもこの場面でマグナムボレーを打ちかえされては……失点はほぼ必然であると板野は考えた。

板野「(でも……俺が一番若林からゴールを奪える可能性が高いというのも事実なんだ。
    自惚れとかでもなんでもなく、俺が1番この中で火力が高いんだから。
    これは難しいぞ……小池に誰にパスを出してもらおう?)」

A.俺だ。 カウンターシュートは怖いが、俺がマグナムボレーを打つ!
B.松山だ。 グラウンダーのパスを出してもらって北国シュートを打たせよう!
C.新田だ。 相手は殆ど新田を警戒していない筈。ジャンピング隼ボレーを打ってもらおう!
D.反町だ。 強烈なシュートを発動すれば案外なんとかなるかもしれない!
E.ここはキッカーの小池の判断に任せるのがいいかもしれない!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

439 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 00:11:31 ID:M9sUEVxA


440 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 00:11:32 ID:UTlyTm1o
A

441 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 00:11:44 ID:IftjLj4E


442 :森末(仮):2014/05/02(金) 00:13:48 ID:???
短いですが、本日はここで区切らせていただきます。それでは。

443 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 00:14:33 ID:???
おーつでしたー

444 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 00:25:14 ID:???
乙でした。持ってたのかカウンターシュート……
原作だと翼と日向がもうやってるしな、下がってきたってそういうことか。
ドイツがハード通り越してマストダイになってるから、マジで新田頑張れ。

445 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 00:30:57 ID:???
低確率のカウンターシュートではなく確実にクリアだったかもね
60+人数補正+2か+3位だし

446 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 07:40:44 ID:???
クリアでも怖かったね。
4分の1で66+人数補正のカウンターシュートも恐ろしいが。

447 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 11:24:35 ID:???
まあ、そもそも板野にパスが通るのか?という問題もついてたけど
西尾?でも誰でも読んでくるし

448 :森末(仮):2014/05/03(土) 00:39:53 ID:???
>C.新田だ。 相手は殆ど新田を警戒していない筈。ジャンピング隼ボレーを打ってもらおう!
==========================================================================================
板野「(シュナイダーだけじゃなく、他のDF達も俺に殺到するのは目に見えてるし……。
    それなら、やっぱりフリーの他の選手に打ってもらった方がいいかな?
    問題は誰に打ってもらうかだけど……ん?)」

迷った結果、やはりほぼフリーで撃てる他の選手に打たせた方がいいという結論を出した板野は、
しかし誰に打たせたものかと腕を組み、首を傾げながら周囲を見回した。
そして見つけた。

新田「…………」
板野「(うわぁ、なんだか新田が凄いこっちを見てくるぞ)」

期待と不安を綯交ぜにしたかのような眼差しで、
それでも板野が次に何を言うかをしっかりと見届けようとする新田の姿をである。
恐らくは彼の中では活躍をしたいという功名に逸る心と、
果たして自分に若林からゴールを奪えるのかという不安な心が激しい葛藤をしているのだろう。
だが、新田の眼差しからはそれでも自分が『打ちたい』と言っているものを板野は感じ取った。

新田「(板野さんのマグナムボレーの方が確実なんだろうけど、俺のジャンピング隼ボレーだって……!
    上手くコースをつければ、ゴールを奪える筈なんだ!)」
板野「(……うん。 ここは新田に打たせた方がいいかな。
    俺を除いた中なら、ジャンピング隼ボレーの火力は1番高い訳だし。 よし!)誰に打ってもらうか、決まったよ!」
反町「で、誰が打つんだ?」
板野「相手に悟られないように、こっちも最後まで秘密にしておくよ。
   ゴール前で備える皆は、自分にボールが来るつもりでいてくれ。 小池、耳を貸して」
小池「おう!」

新田の意思をくみ、そして客観的に分析をしても自分が打たないならば彼に打たせるのが合理的だと考えた板野は、
あえて周囲には誰が打つかを秘めたまま、キッカーである小池とだけ打ち合わせをして配置につき始めるのだった。

449 :森末(仮):2014/05/03(土) 00:40:55 ID:???
真「カルツくんの反則で得た全日本のフリーキック。
  ゴールまでの距離を考えると直接もいけるけど……キッカーは小池くん、という事はゴール前の誰かに合せるという事だね」
響「ゴール前には板野くん、松山くんのふらのコンビに代わって入ったばかりの反町くん。
  そしてこっちも、立花くんに代わって入った新田くんの4人がいるけど……」
真「ハンブルグのDF達は殆どが板野くんについてるね……FWのシュナイダーくんまで戻ってるや」

板野「(やっぱりシュナイダーは俺につくか……)」
シュナイダー「(ここで点を奪われれば、逆転の目は殆ど潰えるからな。 万全の守備で挑ませてもらうぞ)」
若林「(よしよし、とにかくソイツを止めろ。
    役立たずのDFとはいえ、数をかければ威力を幾らか軽減するくらいは出来るだろう)」

全日本が予想をした通り、板野には厳重なマークがついた。
DFは3人がかり、しかもFWのシュナイダーまでもが守備に戻って板野に張り付いているその様は圧巻であり、
ハンブルグが如何に板野を注意しているかというものがつぶさにわかる。

松山「(俺にもマークか……だけど、これくらいなら剥がしてシュートに持ち込むくらいは出来る)」
若林「(今日の試合じゃ地味だが、小学生時代はこいつもそこそこの実力者だったからな。
    警戒をしておくにこした事はない)」

同じくゴール前に位置していた松山にはDFが1人とMFが1人。
今日一度もシュートを打っていない松山であったが、
彼にマークがついた理由は無論若林が小学生時代の事を思いだし、松山もそれなりに注意人物であると考え指示を出していたからである。

450 :森末(仮):2014/05/03(土) 00:41:59 ID:???
反町「(ほ、殆どフリーだ……。 まあ、仕方ないのかもしれないけど……)」
新田「(……俺にボールを! ボールをくれ!)」
若林「(19番(反町)は高杉の話じゃパッとしないFWらしいからな。 ノーマークでいい。
    18番に関してはそもそも高杉の話にすら出てこんかった奴だ。 どうでもいい)」

そして、反町と新田。彼らにはマークはつかなかった。殆どフリーの状態である。
一見すると危険に思えるかもしれないが、これも高杉から事前に情報を得ていた若林の作戦である。
いまいちパッとしないと高杉に評された反町と、
そもそも話題にすら上らなかった(高杉が手紙を書いた時点で新田は招集されていなかった)新田はあえてフリーにし、
その分板野と松山に注意を払おうと若林は考えたのである。
これを受けて反町は幾ばくかのショックを受け、新田は自身の置かれた立場を改めて理解をしつつも反骨心を胸にボールを要求する。

シュナイダー「(さて、俺達はお前の指示通りに配置についた。
        ……読みが外れ、失点などしたら言い訳は出来んぞワカバヤシ)」
カルツ「(目立とうとキャッチなんかしようとすんじゃねーぞ。 フォローは沢山いるんだからな)」
若林「(落ち着け、若林源三。 ここを止めれば少なくとも負ける事はない……これ以上恥をかいてたまるか!)」

後半23分。
残り時間を考えれば、これがほぼ最後の全日本の攻撃。
これが失敗をすれば、全日本はよくてあと1度シュートを打てるかどうかという程度であろう。
だからこそ全日本は負傷をした三杉でさえその負傷を書くし、出場をしてこの1点を取りに行こうとした。
逆にハンブルグからすれば、この局面を切りぬけさえすれば少なくとも敗北は無い。
悪くて引き分け、上手くいけば勝利が見えてくるのだ。

故に、若林は気合を入れて構えを取った。
いつ、どこからシュートを打たれても不覚を取らないように。

若林「(来るなら来い! 俺はもう失点はせん!!)」

既に3失点と、お世辞にもよくゴールを守り抜いたとは言えない結果を残している若林。
高慢ではあるが、しかし馬鹿ではない彼は、
万が一にもここであっさりと失点をしては自身の全日本での居場所が無くなるという事をよく理解していたのだ。

451 :森末(仮):2014/05/03(土) 00:42:59 ID:???
ピィーッ!!

小池「よし……そらぁっ!!」

バシュッ

そして笛が鳴り、小池のキックで試合が再開された。
少し頭のネジが飛んでいる小池であるが、つい先ほど言われた指示を忘れる程には頭も悪くはない。

松山「(これは……俺へのパスじゃない。 この高さじゃトラップして北国シュートを打つのに時間がかかる)」
反町「(俺でもないか……とするとこれは……?)」
新田「!! (俺へのパスだ!)」

ダダッ バッ!!

小池は板野からの指示通り、ゴール前でほぼフリーとなっている新田へと低いパスを送る。
新田はこれに気づくとすぐさま走り込み、飛んでくるボールに対してタイミングを合わせながら大きくジャンプ。
全日本のメンバーは新田が走り出すと同時にねじ込みの為に位置を修正し、
逆にハンブルグメンバーは大方の予想していた板野へのパスではなかった事に動揺をしながら、ねじ込みに走る選手たちをついて回る。

真「小池くんのパスは……これには新田くんが走り込んでる! これはボレーシュート!?
  いや、ジャンピングボレーだ!!」

若林「(もう油断などせんぞ! フォローも馬鹿みたいにいるんだ、安全に弾き返す!)」
新田「(決めてやる! このパスは板野さんの信頼の証……絶対に決めてやるぞ!!)」

452 :森末(仮):2014/05/03(土) 00:44:04 ID:???
先着2名様で、

★新田→ジャンピング隼ボレー 61 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★若林→パンチング 64 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧2→新田のジャンピング隼ボレーがハンブルグゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(板野がねじ込み)(松山がねじ込み)(反町がねじ込み)
≦−2→ハンブルグボールに

453 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:44:16 ID:???
★新田→ジャンピング隼ボレー 61 ( ダイヤ9 )( 2 + 5 )=★

454 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:44:18 ID:???
★新田→ジャンピング隼ボレー 61 ( スペードJ )( 3 + 1 )=★

455 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:44:40 ID:???
★若林→パンチング 64 ( ハート2 )( 2 + 2 )=★

456 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:46:24 ID:???
くそー互角で北国シュートか

457 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:47:59 ID:???
ツインシュートはいけないか

458 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:49:35 ID:???
2足りないし1足りない

459 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:49:37 ID:???
若林が今考えてること、高杉の情報全然合ってねえ!w

460 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 00:52:30 ID:???
まぁいい、バランスペナがつくかもしれないことを考えると新田は健闘したと言える

461 :森末(仮):2014/05/03(土) 01:08:15 ID:???
>★新田→ジャンピング隼ボレー 61 ( ダイヤ9 )( 2 + 5 )=68★
>★若林→パンチング 64 ( ハート2 )( 2 + 2 )=68★
>=0→ボールはこぼれ球に。松山がねじ込み
=======================================================================================
新田「(落ち着け、こういう時こそ落ち着くんだ! 何度も練習で繰り返した筈だろ、新田瞬!
    タイミングを合わせるのは問題ないんだ、後はどれだけ体重を乗せれるか、コースを……狙えるか!!
    それだけに集中して……無心で蹴り込むんだ!)いっ……けェェェ!!」

バコォンッ!! バシュウウウッ!!

この時、新田は努めて冷静になろうと自身に言い聞かせながら、
合宿中何度も繰り返し会得をしたジャンピングボレーの極意を心の中で復唱しつつボールを蹴り込んだ。
功名に目を晦ませず、ただゴールを奪う事、シュートを打つ事に集中をした事が功を為したのか、
新田のシュートは本来の持ち味通りにゴールへと向かった。

若林「(思ったよりもボールの伸びが……だが!)うおおっ!!」

バチィッ!

新田「なにィ!?」
板野「くっ、惜しい!」

しかし、若林も負けられぬという底意地を見せ、ゴールを守ってみせた。
ただし、彼が思っていた以上に新田のジャンピング隼ボレーには『ノビ』があった。
ゴールに近づくにつれてグン、と速度を増したこのシュートを若林は完璧に捉える事は出来ず、
正に辛うじてゴールに入るのを阻んだと言える結果だった。

462 :森末(仮):2014/05/03(土) 01:09:15 ID:???
タンッ

松山「よくやった新田! 後は任せろ!!」
若林「なっ……なにィ!?」
板野「松山!」

そして若林にとって運の悪い事に、この不十分なクリアーボールを確保したのは全日本。
それも必殺シューターであるMF、松山光であった。
これを見て若林は慌てて体勢を立て直そうとするも、当然ながら松山はこの隙を見逃さない。
セービングをしたばかりで体勢が整っていないこの状況は、正に千載一遇のチャンス。
若林が体勢を整えるよりも先に一気にシュート体勢に入り、DFが慌ててブロックに入るのも構わぬままその右足を一気に不利下ろす。

真「新田くんのジャンピングボレーは……惜しくも決まらず!
  だけどこのこぼれ球には松山くんが詰めている! そしてそのまま一気に右足を振りかぶる!」
響「おおおー! この試合、始めての松山くんの北国シュートだぞ!!」

見上「(源三はバランスを崩している……これならば……?)」

ディアス「(ハンブルグが東洋の島国に負けたなんて事になったらビッグニュースだぜ?
      まあそっちの方が面白そうだけどよ)」

松山「(見せてやるぞ! 海外に、俺の道産子魂!! そして勝つ! この1点で、俺達は勝つんだ!! その為にも……)
   ここだ、ここで決めるんだ!」
若林「くっ……ふざけるなァッ! ゴールは死んでもやらん!」
ゴンゲルス「ブロックだ! 弾き返せ!」
ブリーゲル「ここは死守するんだ!」

463 :森末(仮):2014/05/03(土) 01:10:22 ID:???
先着3名様で、

★松山→北国シュート 59 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ブリーゲル→ブロック 53 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数差補正+1)=
 ゴンゲルス→ブロック 55 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数差補正+1)=★
★若林→パンチング 64 (! card)(! dice + ! dice)+(バランス崩しペナ-3)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(板野がねじ込み)(板野とシュナイダーで競り合い)(カルツがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→松山の北国シュートがハンブルグゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(板野がねじ込み)(反町がねじ込み)(カルツがフォロー)
≦−2→ハンブルグボールに

【補足・補正・備考】
松山の「北国シュート」には吹っ飛び係数5がついています。

464 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:10:36 ID:???
★松山→北国シュート 59 ( クラブ10 )( 3 + 2 )=★

465 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:10:46 ID:???
★松山→北国シュート 59 ( ハート8 )( 3 + 3 )=★

466 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:11:28 ID:???
★ブリーゲル→ブロック 53 ( クラブ9 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=
 ゴンゲルス→ブロック 55 ( ハートJ )( 2 + 1 )+(人数差補正+1)=★

467 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:11:31 ID:???
★ブリーゲル→ブロック 53 ( スペードQ )( 5 + 4 )+(人数差補正+1)=
 ゴンゲルス→ブロック 55 ( クラブ8 )( 3 + 6 )+(人数差補正+1)=★

468 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:12:32 ID:???
背番号10でこの火力じゃ世界では通じんわ

469 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:15:06 ID:???
★若林→パンチング 64 ( ダイヤQ )( 5 + 3 )+(バランス崩しペナ-3)=★


470 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:15:13 ID:???
★若林→パンチング 64 ( スペード2 )( 3 + 2 )+(バランス崩しペナ-3)=★

471 :森末(仮):2014/05/03(土) 01:16:14 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

472 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:18:13 ID:???
三杉がいればなんとかなりそうだったのがおしいな

473 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:18:19 ID:???
乙でしたー
翼がいないことによるMFの火力不足がモロに出ましたなぁ

474 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:20:33 ID:???
乙です
DFで止められるようじゃ10番はダメか
それとこれで若林が一度も完璧にとめてないことになっている

475 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:21:42 ID:???
DFが慌ててブロックに入るのも構わぬままその右足を一気に不利下ろす。
不利下ろす、フラグだったよ。せめて板野君に繋がっていれば…

476 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:22:03 ID:???
またディアスに酷評されても仕方なし

477 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 01:31:27 ID:???
よりにもよってブロック53に負けたのは激ヤバイ

478 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 10:36:58 ID:???
WY編でも翼と同等の主砲はなかなか用意できないだろうから
新田、立花、松山と副砲を増やしてカバーするのがいいのかもね。

あと、10番は板野が付けてもいいかもと思ったり。

479 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 12:10:56 ID:???
MFの火力は不足してる代わりにFW不足(笑)なのは頼もしいけどね
使えるのが4人もいれば十分

480 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 16:31:51 ID:???
GKも実力不足、MFは三杉以外ちょいと微妙
・・・6+5引いたのは俺だけど
DFもそこまで活躍してるとは言い難い
問題は案の定山積みか

481 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 16:46:47 ID:???
守備力は呪われてる本編ですら翼以上のポテンシャルあるし
北海の荒鷲と化した松山ならキープ力はどん底ファンタジスタ翼に並ぶか並ばないかくらいにはなりそう・・・なりそうじゃない?
シューターとしては今の本編でいえば84〜85くらいの位置になるんじゃなかろうか

書いてて思ったけどこれってまんまクライフォートだわ

482 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 17:28:11 ID:???
当たり前すぎるけど日本の選手達も今回の試合を経験して
実力向上に自力で励んでいくだろうし、まずは様子見したいところ

483 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 17:30:23 ID:???
松山、井沢あたりを鍛えたいな
井沢はクリップジャンプ覚えるだろうし松山はヒールリフトの可能性もある
ドリブルに関しては行けるだろう
問題はパサーだが…

484 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 17:33:54 ID:???
松山ってヒールリフト覚えるの?

485 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 17:46:26 ID:???
時間が経って海外組との差が縮まれば中盤のドリブラーは大丈夫だと思う
というか、一番の課題のはずだった部分は合宿で解決済みだから
いい加減自分の練習中心でいいはず

486 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 17:47:08 ID:???
MCDで覚えてるし本編でも森崎との特訓(はちまき発覚直後)でも
獲得できるかも知れなかった

487 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 17:48:08 ID:???
松山のドリブルってヒールリフトみたいな派手な技より
泥臭いキープの方が似合ってるイメージ持ってたから意外

488 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 18:19:32 ID:???
井沢はドリブルより守備面を伸ばしたほうが使い勝手がいいと思う。
守備陣は中西や石崎が戦力になるよう補強したい。
板野は守備やパスもできるようにしたい。

489 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 18:32:33 ID:???
自分も一つでいいから板野のできること増やしたいと思ってた

490 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 18:44:03 ID:???
現状だとパスかな、道産子コンビからのシュートができるし。パサーもいないしね。
最初の頃の板野くんは、アルシオンみたいに育てられてたっぽいし。
今回はガッツ有り余っちゃったけど、交代要員が多かったからで、実際の試合はもっとカツカツになると思う。
松山の代わりにシュート決めるぐらいの心持ちでいいんじゃないかな。

491 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 18:46:18 ID:???
パサーといえばミサキーヌ

492 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 19:07:08 ID:???
だから井沢は空中から出せる必殺パスを作ればいけるって!
多分!

493 :森崎名無しさん:2014/05/03(土) 19:25:57 ID:???
早田と中里も近くにいそうだし
ここで奪い返せれば、まだいいんだけどな

494 :森末(仮):2014/05/04(日) 22:27:38 ID:???
本日も更新はお休みとさせていただきます。
しばらく更新ができない日が続くかと思いますが、ご容赦お願いします。

495 :森末(仮):2015/01/13(火) 23:45:59 ID:???
>★松山→北国シュート 59 ( クラブ10 )( 3 + 2 )=64★
>★ブリーゲル→ブロック 53 ( クラブ9 )( 5 + 6 )+(人数差補正+1)=65
> ゴンゲルス→ブロック 55 ( ハートJ )( 2 + 1 )+(人数差補正+1)=59★
>★若林→パンチング 64 ( ダイヤQ )( 5 + 3 )+(バランス崩しペナ-3)=69★
>=−1→カルツがフォロー
==================================================================================
バゴッ…… バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

松山「(くっ、蹴りそこなったか!? いや、だがバランスを崩しているなら……!)」

この大一番で、松山は会心の当たりの北国シュートを放つという事が出来なかった。
1点が重要となる場面故のプレッシャーか、はたまたこぼれ球を無理やりねじ込むという体勢の悪さ故か、
それは定かではないが、いずれにせよ満足の行く威力の籠ったシュートを放つ事は出来なかった。

しかし、それでも松山の北国シュートはかつて全日本中学サッカー大会において猛威を振るったシュートである。
その威力は2年生時に中西を吹き飛ばしてゴールした事に始まり、
ふらのの絶対的エースストライカーである板野と共に3年生時にはゴールを量産してきたものだ。
故に、松山は幾ばくかの不安は残っていても、若林がバランスを崩している状況ならば入る筈であると、
右足を振り抜いたと同時に確信を持っていた。

ブリーゲル「そう簡単にゴールを許してたまるかよおおおおおおおおおっ!!」

バギィッ!

松山「なっ、なにィ!?」
新田「ちょっ!? な、何やってんですか!?(折角若林さんがバランス崩してたってのに!!)」
若林「(やっと役に立ち始めたか……)」

だが、松山の確信はあっさりと崩壊した。
松山がシュートを放つと同時、シュートコースに割り込んだブリーゲルが体全体を使うようにしてブロック。
結果、北国シュートはそのブリーゲルの身体によって威力を殺され、そのまま宙を舞った。
これには思わず新田も松山を振り向き非難めいた声を上げ、逆に若林は心の中でDFのファインセーブにそっと安堵をする。

496 :森末(仮):2015/01/13(火) 23:47:00 ID:???
ただ、このブリーゲルの好守に誰よりも驚いたのはほかならぬ松山だった。

松山「(北国シュートが……北国シュートが……GKにすら、届かなかっただって!?)」

若林にはじかれたというのなら、まだ松山本人としても納得は出来た。
ここまで前評判を覆す勢いで失点はしているものの、それでも松山には、
小学生時代に正に鉄壁と言って差し支えない程のセーブ力を誇っていた若林の姿が脳裏に焼き付いていたからである。
その若林に弾かれたというのならば、悔しく、歯がゆく思ったとしても、まだ納得出来たに違いない。

また、仮にではあるが、ブロックに入ったブリーゲルが名うての選手だったとするならば……。
それもまた、松山もある程度は納得出来ていたかもしれない。
だが、ブリーゲルは事前に要注意と……シュナイダーやカルツのように、警戒が必要だと言われた選手ではなかった。
無論、欧州の名門クラブであるハンブルグでスタメンを勝ち取る程度には優秀な選手ではあったのだが、
それでもチームの主軸といえる選手ではないという事は周知の事実であった。

しかし、松山はそのブリーゲルによってシュートを阻まれた。

松山光という男は、決して傲慢ではないが、さりとて卑屈でもない。
自身の努力によって培われた実力は決して低くないと考えていたし、それは全日本の中でも有数のものであるとも思っていた。
事実、松山の実力の高さについては、全日本の誰もが一目を置くものである。
そんな松山の、中学サッカー大会で猛威を振るった北国シュートが、無名なDFに阻まれた。
その事実に衝撃を受けていたのは他でもない松山であり、彼は思わず茫然としたままその場に立ち尽くしてしまう。

497 :森末(仮):2015/01/13(火) 23:48:08 ID:???
松山「(ドリブルでも、タックルでも、シュートでも……!
    今日の試合、俺は……俺はまるで活躍出来てないじゃないか!
    これが日本と世界との実力差……? 違う……俺がただまるで役に立ててないだけだ!!)」

一瞬、日本と世界とのサッカーのレベルの差か……と考え込む松山だが、即座にそれを否定する。
事実、この試合の中でも、立花兄弟や三杉、板野らは決してハンブルグの選手たちに負け無い程の実力を発揮し、
ここまで3−3のイーブンで試合を進めてきているのだ。

松山「(その中で俺は何をした? ただ足を引っ張っただけじゃないか! この新田が作ってくれた絶好機すら、決められない!
    このままじゃ駄目だ……! 今度こそ、中学サッカー大会で手に出来なかった栄冠を、優勝を手にしようっていうのに!)」
見上「(くっ、決めきれんか。 だが松山のあの顔……収穫が無かった、という訳でもなさそうだな)」

強く、悔しげに歯噛みをしながら自身を叱責し、そのまま気持ちを切り替えて守備に戻ろうとする松山。
それを見やりながら監督である見上は、
この練習試合においてまた一つ収穫があったと小さく頷き周囲にわからぬ程度の笑みを浮かべるのであった。

響「あ、あ〜っ!! 駄目だぞ〜! 松山くんの北国シュート、ブリーゲルくんに弾かれてゴールならず〜っ!!
  ボールは再びハンブルグのボールになっちゃったぞ!!」
真「うーん、日本の大会では止められるのは若島津くんや次藤くんくらい、って感じだったのになぁ。
  これが世界と日本との差なのかな」

板野「ま、松山……(まさかモブに止められちゃうとは思わなかった……あんなに凄かったのに……)」
カルツ「よっしゃ、ナイスディフェンス!」
板野「あっ! ま、まずい!」

498 :森末(仮):2015/01/13(火) 23:49:25 ID:???
表情を歪ませる松山を見ながら顔を悲痛の色に染める板野だったが、
この零れたボールを拾った男――カルツの声を聞き、瞬時に意識を戻す。
ちらりと見た時計によれば、現在は後半25分……ロスタイムを入れても、残り時間は10分も無いと言える状況で、
4−3と再びハンブルグを突き放すには、早めに彼を抑えるより他に手立てはない。

板野「(不幸中の幸いはシュナイダーが守備に戻っていたお陰で縦ポンから速攻っていう事にはならない事だけど……)」
シュナイダー「!!」

ダダダダダッ!!

早田「野郎、好きにさせるかってんだ!」
板野「(当然シュナイダーも全力で上がるよな!)」

横目で守備に戻ってきていたシュナイダーが全速力で駆け出し、それに連なるようにしてマークについている早田も走るのを見ながら、
板野は努めて冷静になろうとしながらボールを持ち走るカルツへと駆け寄る。

板野「(俺の守備力で通用するかどうかわからないけど……ここはカルツに挑みかかるべきかな?
    反町も来てるし、2人がかりならなんとか……?)」

A.いや、無駄に体力を減らしちゃ元も子もない!ここはじっと我慢の子だ!
B.多少分が悪くても止めに行くぞ!2人がかりならなんとかなるはず!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※板野くんのガッツ 825/830

お久しぶりです。皆さんお忘れかもしれませんが、もう一度書きたくなり、恥ずかしながら帰って参りました。
またご参加いただければ、幸いです。

499 :森崎名無しさん:2015/01/13(火) 23:50:34 ID:+QB9DYP6
B

500 :森崎名無しさん:2015/01/13(火) 23:50:40 ID:kZ4B7KiQ
Bおかえりー

501 :森崎名無しさん:2015/01/13(火) 23:51:38 ID:???
おかえりなさい!
いやー待ってましたよ!

502 :森崎名無しさん:2015/01/13(火) 23:53:46 ID:???
おお! おかえりなさいませ!

503 :森崎名無しさん:2015/01/13(火) 23:57:51 ID:???
おかえりなさい、待ってました!!

504 :森末(仮):2015/01/14(水) 00:05:04 ID:???
>B.多少分が悪くても止めに行くぞ!2人がかりならなんとかなるはず!
=================================================================================
板野「(もう残り時間も少ないんだ! 体力なんて考えてらんないよ!!)」

ダダッ!!

ここで板野はすぐさまカルツへの距離を更に詰め、ボールを奪いに向かった。
時間は既に残り少なく、体力の出し惜しみをするような場面でもない。
もしもここで即座に奪い返せれば、シュナイダーが上がっている分むしろチャンスになると判断しての事である。

真「さぁボールを奪ったカルツくんは、そのまま持って上がっていくけど……。
  これには板野くん、それにさっき入ったばかりの反町くんが追いついた!!」
響「ここでボールを奪えれば、もう一度シュートに行けるぞ! 頑張れ、2人とも!!」

板野「ここで奪い返して、もう一度突き放させてもらうよ!」
反町「(ベンチから見てただけでも、こいつのキープ力は群を抜いてたな……俺に止められるのか?)」
カルツ「(シュナイダーちゃんはとーぜんまだまだ上がり切ってないよなぁ。
     他の奴に渡しても不安だし……俺が持っていくしかないだろうよ!)」

505 :森末(仮):2015/01/14(水) 00:06:05 ID:???
先着3名様で、

★カルツ→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)+(本気モード+1)=★
★板野→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★反町→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルツが悠々と突破! 更にそのままボールを持って駆け上がる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(インメルがフォロー、インメルと沢田で競り合い、小池がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
カルツ:クラブ以外で「ハリネズミドリブル(+3&吹っ飛び係数2)」

>>500-503 おかえりありがとうございます。またよろしくお願いします。

506 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 00:08:40 ID:???
★カルツ→ドリブル 57 ( スペード7 )( 4 + 6 )+(本気モード+1)=★

507 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 00:08:51 ID:???
★板野→タックル 51 ( スペード3 )( 2 + 5 )+(人数差補正+1)=★

508 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 00:09:32 ID:???
★反町→タックル 53 ( ハート8 )( 6 + 2 )+(人数差補正+1)=★

509 :森末(仮):2015/01/14(水) 00:56:59 ID:???
>★カルツ→ドリブル 57 ( スペード7 )( 4 + 6 )+(本気モード+1)+(ハリネズミドリブル+3)=71★
>★板野→タックル 51 ( スペード3 )( 2 + 5 )+(人数差補正+1)=59★ *吹っ飛び*
>★反町→タックル 53 ( ハート8 )( 6 + 2 )+(人数差補正+1)=62★ *吹っ飛び*
>≧2→カルツが悠々と突破! 更にそのままボールを持って駆け上がる!
=================================================================================================
攻撃力はピカイチではあるものの、FWであるが為か守備能力には些か不安が残る板野。
そこそこの守備力を持っているが、やはりあくまでもそこそこレベルである反町。
そんな2人がカルツに挑みかかった所で、ボールを奪えるとは誰も思っていなかった。

カルツ「どけェッ! 今のワシに近づくんじゃねェ!!」

ドガガガァッ!!

板野「うぎゃああああっ!?(ハ、ハリネズミドリブルだけど、強引なドリブルで吹き飛ぶ選手っていつもこんな気持ちだったのかなぁ)」
反町「うわああああっ!?(や、やっぱり駄目だー!)」

そして、大方の予想通り板野と反町はカルツを止められなかった。
相手のパワーを活用し、小さな身体でも相手を吹き飛ばすハリネズミドリブル――。
板野という中学生離れしたパワーを持つ相手の力を応用したが為か、板野と反町は仲良く揃って吹き飛ばされ、
カルツは悠々とそのまま突破してしまう。

真「あーっ! 駄目だ、板野くんと反町くん、止められない!
  流石は仕事師カルツくん、この大事な終盤の局面で、絶対にボールを離さない!
  そのままボールを持って一気に中盤を突破、これはこのまま……最後まで決めるつもりかな?」
響「あ、でもでも、あのシュナイダーくんもゴール前に駆け込んでるぞー!!」

観客「いいぞカルツ! そのまま行け!!」「今度こそドリブルゴールだ!!」
   「いや、シュナイダーに渡すんだ!そっちの方が確実だ!」

ディアス「(俺があのカルツってのなら自分で最後まで行くけど……。
      このハンブルグのエースは、あのカルツじゃねぇからなぁ。 きっとフィニッシュは……)」

510 :森末(仮):2015/01/14(水) 00:58:11 ID:???
シュナイダー「(よし……いいぞ、カルツ! いつでも来い!)」
カルツ「(オッケー、シュナイダー!)」

まるで止まる気配も見せず突き進むカルツを見て、一部からはこのままカルツが決めてしまうのか?という声が沸き始める。
しかし、フィールドでプレイをする者達――。
取り分けボールを持つカルツの中では、自分がこのままシュートを決めるという選択肢は無かった。
ゴール前に、このチームの絶対的なエースストライカーが走り込んでいる。
仮にマークがついていようと、彼に渡す方が自分がドリブルゴールを狙うよりも勝算があると誰よりもカルツが解っていたからである。

だが、当然ながら全日本もそう易々とカルツにラストパスを出させようとはしない。

小池「ええい! 反町の奴も何をやってやがるんだ、折角出場しておきながらこのまま何も出来なければ東邦学園の名に泥が……」
沢田「こ、小池さん! 集中して下さい!」
中山「(本気のカルツは手強い……これまでの戦いで、それはよくわかった!
    だが、手強くても止めるしかない! このまま通して逆転を許すわけにはいかないんだ!)」
中里「(シュナイダーに渡るより前に止めねば!)」

両サイドハーフの沢田と小池、ボランチの中山。
そして、右サイドハーフの中里までもが一斉にカルツの元へ殺到し、決死の覚悟でボールを奪いに向かったのである。

真「これは……全日本、もう一度カルツくんに4人がかりで挑んだーっ!!」
響「さっきPKを与える前の攻防は4人がかりでもまるでびくともせず吹き飛ばされてたけど、今度こそ止めて欲しいぞ!!」

中山「みんな、死守だぞ!! ここまで来て逆転されてたまるか!!」
カルツ「大した気迫だが……そう簡単にボールをやる訳にはいかん!!」

511 :森末(仮):2015/01/14(水) 00:59:11 ID:???
先着5名様で、

★カルツ→ドリブル 57 (! card)(! dice + ! dice)+(本気モード+1)=★
★沢田→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★
★小池→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★
★中山→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★
★中里→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルツが再び6人抜き! そしてゴール前のシュナイダーへ低い弾道のラストパス!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ヤラがフォロー、ヤラと中西で競り合い、中西がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
カルツ:クラブ以外で「ハリネズミドリブル(+3&吹っ飛び係数2)」
沢田:ダイヤで「パワーチャージ(+2&吹っ飛び係数4)」
中里:ダイヤ・ハートで「疾風迅雷脚(+2)」

512 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 01:00:01 ID:???
★カルツ→ドリブル 57 ( ダイヤ3 )( 2 + 4 )+(本気モード+1)=★

513 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 01:00:54 ID:???
★沢田→タックル 51 ( スペード10 )( 5 + 6 )+(人数差補正+2)=★

514 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 01:00:55 ID:???
★沢田→タックル 51 ( ダイヤ5 )( 1 + 2 )+(人数差補正+2)=★

515 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 01:01:16 ID:???
★小池→タックル 49 ( スペード8 )( 1 + 6 )+(人数差補正+2)=★

516 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 01:02:38 ID:???
★中山→タックル 55 ( クラブ9 )( 4 + 2 )+(人数差補正+2)=★

517 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 01:08:45 ID:???
★中里→タックル 53 ( ダイヤ5 )( 5 + 1 )+(人数差補正+2)=★


518 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 01:08:59 ID:???
相手の普通の引き=こっちの良い引きってのが辛いねぇ
★中里→タックル 53 ( スペードJ )( 5 + 6 )+(人数差補正+2)=★

519 :森末(仮):2015/01/14(水) 01:11:26 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
改めまして、またよろしくお願いします。
しばらく離れていたのでちょっと文章などに変な所があるかもしれませんが、笑って許してもらえるとありがたいです。
それでは。

520 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 21:13:15 ID:???
見ろ、人がゴミのようだ(白目)

521 :森崎名無しさん:2015/01/14(水) 21:16:27 ID:???
遅ればせながら乙です&お帰りなさい。
スレ主さんの文章が大好きだったので、戻ってきてくれて本当に嬉しいです。

522 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:03:00 ID:???
>>521 乙ありがとうございます。嬉しいと言っていただけて、私も嬉しいです。ありがとうございます。

>★カルツ→ドリブル 57 ( ダイヤ3 )( 2 + 4 )+(本気モード+1)+(ハリネズミドリブル+3)=67★
>★沢田→タックル 51 ( スペード10 )( 5 + 6 )+(人数差補正+2)=64★ *吹っ飛び*
>★小池→タックル 49 ( スペード8 )( 1 + 6 )+(人数差補正+2)=58★ *吹っ飛び*
>★中山→タックル 55 ( クラブ9 )( 4 + 2 )+(人数差補正+2)=63★ *吹っ飛び*
>★中里→タックル 53 ( ダイヤ5 )( 5 + 1 )+(人数差補正+2)+(疾風迅雷脚+2)=63★
>≧2→カルツが再び6人抜き! そしてゴール前のシュナイダーへ低い弾道のラストパス!
==============================================================================================
カルツ「(正直言って見くびってた……まさか東洋の島国が、ここまで俺達と互角に渡り合うなんてな!)」

四方八方より自身に迫る4人を見ながら、カルツは小さく胸の内で彼らに対し謝罪をする。
最初のたった1分……若林からの提案で自由に攻めさせた事からも見て取れるように、
ハンブルグの選手たちは全日本の事をまだまだサッカーについては発展途上である弱小国であると断定をしていた。
試合開始直後に1点を取られた事も、あくまでも若林が止められなかっただけ。
自分たちならばすぐさま得点を返し、一気に試合を決める事が出来る筈であると誰もが思っていた。

だが、現実は違った。

523 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:04:01 ID:???
シュナイダーが逆境に置かれた時に見せる驚異的なパフォーマンス。
カルツが追いつめられてからようやく発揮する本気のプレイ。
そして手を抜く事を止め、いつも通り――いや、いつも以上の力を見せてプレイをするハンブルグの面々。
それでも全日本は何度も食らいつき、肉薄し、既に試合終了間際となっていながらスコアは3−3のイーブン。

ただのまぐれでもなく、またハンブルグの手加減によるものでもない。
たかだかサッカー発展途上国と思っていた国は、自分たちの思っていた以上に強かった……。
そう考えるしかない程のここまでの試合展開であった。
故に、カルツは謝罪をした。

カルツ「(すまんな全日本! それでも最後に勝つのは、俺達ハンブルグだ!)」

最後の最後まで伯仲し熱戦を繰り広げようと、それでも勝つのは自分たちであると。
このまま同点で終わるのではなく、勝って終わらなければならないと考えていたからである。

524 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:05:02 ID:???
ドガァッ!

小池「ぎょぴっ!?」
カルツ「(お前さん達も国の為に、自分の為に、この試合に勝ちたい所なんだろうな!)」

バゴォッ!

沢田「げほぉっ!!」
カルツ「(じゃがそれは俺達ハンブルグも同じだ! ヨーロッパNo.1クラブチームの誇りに賭けても、負ける訳にはいかん!!)」

ガゴォッ!

中山「ぐっ……はっ!!」
カルツ「(何よりこの試合は……)」

バギャアッ!

中里「ぐぼぉっ!!」
カルツ「(シュナイダーとハンブルグでする、最後の試合なんだよ!!)それっ、シュナイダー!!」

バシュウウッ!!

525 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:06:07 ID:???
既にバイエルンへの移籍が決定している西ドイツの若き皇帝――カール=ハインツ=シュナイダー。
Jrユースクラスとはいえ、既にプロとしての自覚も目覚め始めているカルツ達にとって、
仲間がクラブ移籍をするというのは寂しさもあれどそれもまたプロの世界にはままある事であると理解をしていた。
しかし、それでもシュナイダーと同じクラブチームでプレイをするというのはこれが最後の試合。
その晴れの舞台を有終の美で飾ってやろうと思うのは、人として当然の心持ちであったと言えるだろう。

正に鬼気迫るという表情でその花道を飾るべく4人をアッサリと弾き飛ばしたカルツは、
そのまま一気にゴールへと走るシュナイダーへラストパス。

ワーワー! ワーワー!!

観客「いいぞ、カルツ!」「お前がいればシュナイダーが移籍をしても安心だ!!」

真「あ〜っ! カルツくん、再び……再び4人抜き!!
  板野くん達を含めれば、これで6人抜き! 凄いキープ力だ!!」
響「そしてボールは……うが〜っ! やばいぞ、またシュナイダーくんに渡ろうとしてるーっ!!」

板野「(カ、カルツがここまで凄かったなんて……いや、凄さは十分知ってたつもりだけど!
    それでもこんなにあっさりと中山さん達が抜かれるなんて!? って……ま、まずい!)わ、若島津!!」
若島津「ちっ……!」
シュナイダー「(カルツめ……フッ、こうまでされて決めきれなければ男じゃないな!)」

そして、シュナイダーもまたカルツの心意気をプレイを見て解っていたのか、
小さく笑みを浮かべながらもすぐさま獲物を狙う狩人のような瞳を浮かべながら飛んでくるボールに合わせ、
そのまま大きく飛び上がりジャンピングボレーの体勢を取る。

早田「(げっ、ダイレクトボレー!? 一旦トラップしてあのファイヤーショットとやらを打ってくるんじゃねぇのか!)」

これを受けて、マークについていた早田は内心苦く思いながらも慌ててシュナイダーに打たせはすまいと自身も飛び上がる。
それはシュナイダーの必殺技は既に見せていたあのファイヤーショットであると考えていたからこそのささやかな疑問であったが……。
一方でシュナイダーがシュート体勢に入った瞬間、そのような疑問を一切持たず。
むしろこれがただのボレーシュートではないと感づいた者達がいた。

526 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:07:43 ID:???
ビリビリビリッ……!!

若島津「!?」
中西「なっ、なんやこの悪寒は!?」

若島津健、中西太一。
共に日本を代表するレベルのキーパー(もっとも両者の間にはレベル差があるが)であるとされていた彼ら2人である。
彼ら2人はシュナイダーと相対しただけで、これがただのボレーシュートではない……。
なんとしてでも逆転だけは許したくないと、そう考える全日本守備陣を嘲笑うかのような、
余りの破壊力を秘めたシュートであると瞬時に悟ってしまう。

中西「(ただのボレーやない……まさかこいつ、板野みたいに……!?)」
若島津「(ファイヤーショットを、ダイレクトボレーで打てるとでも言うのか!?)」

正に圧倒的な実力を持ってして全日本ゴールを脅かそうとするシュナイダーの覇気に、
もはや中西は軽く戦意を喪失してしまいそうになりながら……それでもその巨体を持ってしてクリアーに。
一方で若島津は軽く周囲の状況を確認しながら、自身はどうすべきかと素早く思考を張り巡らす。

若島津「(クリアー要因は皆無! 相手のFWは当然こぼれ球に詰めている!
     ここで飛び出してこぼれ球にしてしまえば……『バランスを崩す』どころではなく、『ゴールを空っぽ』にしてしまうも同然!
     位置的に考えても、三角飛びでフォローも出来ん! どうする、若島津健!
     一か八か飛び出すか、それともこの拳で弾き返すか!)」

試合の残り時間は既にロスタイムに差し掛かっており、ゴールが決まっても決まらずとも、すぐさま笛は鳴ってしまうだろう。
つまり全日本の勝敗に関する末路は引き分けか、負けかの二択。

今この時、全日本の命運は守護神――若島津健のその腕、或いは脚にかかっていると言っても過言ではなかった。

527 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:08:58 ID:???
☆どのセービング方法でいきますか? 

A パンチング セーブ力:60(1/4で+2) ガッツ消費80

B キャッチ セーブ力:57 ガッツ消費40

C 飛び出し せりあい力:60(人数補正+1) ガッツ消費40

D 浴びせ蹴り せりあい力:64(人数補正+1) ガッツ消費200

シュナイダーのダイレクトファイヤーの威力:67
若島津ガッツ 850/850

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

528 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:09:09 ID:RF4ZvomQ
D

529 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:09:22 ID:4ewvOH/Q
D

530 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:31:29 ID:???
>D 浴びせ蹴り せりあい力:64(人数補正+1) ガッツ消費200
================================================================================
若島津「(いや、恐れるな!!
     確かにゴールを開けてしまう事になるが、それでも俺が1番の自信を持っているのはこの空中戦だ!)」

バッ!!

逡巡した後、やがて意を決した若島津は迷う事無く飛び出し、
その右足を突きだしながらシュナイダー目がけとびかかった。
ゴールを空にするというハイリスクな賭けではあるが、ただパンチングをするよりは遥かにゴールを守れる可能性が高いと踏んでである。

真「シュナイダーくん、背後から来る難しいボールにピッタリ合わせてるよ!
  だけど全日本も3人がかり! 必死にこのボールを打たせまいとクリアーに向かってる!」
響「時間は……もう殆ど無いぞ! お願いだからここで止めてくれ〜!!」

板野「た、頼む若島津!(若島津の浴びせ蹴りならまだ勝負になる筈!)」
若林「(ここで止められれば若島津に『シュナイダーのシュートを止めた事がある』という実績を作られてしまう!
    てめぇは怪我をしてもいいから、意地でも決めろシュナイダー!!)」

早田「わりぃが俺達も負ける訳にゃいかねぇんだよ!」
中西「(くっそ……震えが止まらん! 板野相手の練習でもこんな事なった覚えはないで!!)」
若島津「キェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」

シュナイダー「 F I R E ! ! 」

531 :森末(仮):2015/01/15(木) 00:32:39 ID:???
先着4名様で、

★シュナイダー→ダイレクトファイヤー 67 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★早田→低いクリアー 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★中西→低いクリアー 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★若島津→浴びせ蹴り 64 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

≧2→シュナイダーのダイレクトファイヤーが全日本ゴールに突き刺さる! 試合終了!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(ヤラがねじ込み)(ナイカがねじ込み)(松山がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。試合終了!

【補足・補正・備考】
シュナイダーの「ダイレクトファイヤー」には吹っ飛び係数2がついています。

532 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:32:59 ID:???
★シュナイダー→ダイレクトファイヤー 67 ( ハート4 )( 3 + 1 )=★

533 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:33:17 ID:???
★シュナイダー→ダイレクトファイヤー 67 ( クラブK )( 5 + 2 )=★
ふぁいやー

534 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:33:54 ID:???
★早田→低いクリアー 57 ( スペード4 )( 6 + 6 )+(人数差補正+1)=★

535 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:34:49 ID:???
★中西→低いクリアー 57 ( ハートQ )( 5 + 5 )+(人数差補正+1)=★

536 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:35:04 ID:???
★若島津→浴びせ蹴り 64 ( ダイヤJ )( 5 + 2 )+(人数差補正+1)=★

537 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:35:16 ID:???
★若島津→浴びせ蹴り 64 ( ダイヤ10 )( 5 + 5 )+(人数差補正+1)=★

538 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:35:22 ID:???
★若島津→浴びせ蹴り 64 ( クラブ6 )( 1 + 5 )+(人数差補正+1)=★

539 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:36:15 ID:???
負けなかった、これでイタリアと戦えるぜ(更なる地獄)

540 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:04:33 ID:???
若島津「守ったぞォ!」

541 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:07:15 ID:???
あれっ、これどうだっけ?
早田が70で弾いてるけどはじいても若島津あびせげった状態なんだっけ?
一応松山フォローだけど

542 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:12:40 ID:???
若島津も他のクリアーと同時判定だから松山のフォローで問題ないと思う

543 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:47:17 ID:???
>★シュナイダー→ダイレクトファイヤー 67 ( ハート4 )( 3 + 1 )=71★
>★早田→低いクリアー 57 ( スペード4 )( 6 + 6 )+(人数差補正+1)=70★
>★中西→低いクリアー 57 ( ハートQ )( 5 + 5 )+(人数差補正+1)=68★
>★若島津→浴びせ蹴り 64 ( ダイヤJ )( 5 + 2 )+(人数差補正+1)=72★
>=−1→ボールはこぼれ球に。松山がフォロー
==========================================================================================
カルツからのハンブルグでのラストパスを受け取ったシュナイダー。
その蹴り足から放たれようとしたのは、彼の代名詞となっているファイヤーショットである。
ダイレクトに、ジャンピングボレーの形から放たれるそれは地上で放たれるファイヤーショット以上の威力を秘めており。
これを止める事は並のGKどころか、一流のGKでさえも難しいとされる程のものであった。
故に、観客たちの誰もがこれは決まったと確信めいた予感を持っていた。

バギャゴッ!

早田「俺をタックル一辺倒の奴だと思うなよっ!!」
シュナイダー「なっ!?」

そしてその予感は裏切られた。
既に世界レベルとも言える程のタックルの巧さを誇り、しかしそれ以外は然程得意とは言えなかった伏兵――早田誠。
そんな彼の、タックルの次に得意としているのがこの空中戦である。
次藤や中西といった巨漢にも負けない当たりの強さとジャンプ力を持つ彼はその負けん気の強さで超威力のシュートにも恐れず飛び込み、
ボールを間に挟んでシュナイダーとの力比べをし、一瞬ではあるものの彼の動きを止める事に成功する。

若島津「よくやった早田ァァァッ!! でりゃあああああああっ!!」

ガギィィイイイイイイイイイイイインッ!! バゴォンッ!!

カルツ「なっ……」
若林「ばっ、おまっ……!」

544 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:48:20 ID:???
たかが一瞬ではあったが、それでもその一瞬だけで若島津にとっては十分であった。
早田とシュナイダーの間で挟まれるボールを横やりする形で飛びげりした若島津は、
そのまま高く跳ね上がったボールを咄嗟に両腕でパンチング。
結果、ボールはゴール前から大きく離され、全日本は試合終了間際、絶体絶命のピンチを辛くも脱出する事に成功する。

ワアアアアアアアアアアアアアアアッ!?!?!?

観客「なっ、なんでシュナイダーのシュートが決まらないんだー!?」「て、手を抜いてるのかよシュナイダー!!」
  「そんな事する筈ないだろ!」「それじゃあどうして……」

マリー「(お兄ちゃん……)」

ディアス「(決める所でキッチリ決めきれないのかよ……って感じだが。
      それでも十分な威力のシュートだったよな。 ウチのGK達じゃ間違いなくとめらんねぇ。
      となりゃ……ニッポンの守備陣が予想以上に実力者揃いだったって事かねぇ。
      ま、俺ならかるーく突破出来るんだろうが。 ……逆に言えば俺くらいしか点を奪えねぇ、か)」

この結果を受けて、観客たちからは悲鳴にも似た声が上がる。
シュナイダーのシュート――しかもただのボレーシュートなどではなく、ファイヤーショットが止められた。
ここまでの試合で全日本の実力が決して低くは無いという事をわかっていたとしても、
その現実は彼らにとって信じがたいものでしかなかった。
そんな混乱をする彼らを尻目に、
そっと偵察に来ていたアルゼンチンの至宝――ファン=ディアスはゴール前に佇む若島津達を苛立たしげに睨みつけるのだった。

545 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:49:28 ID:???
シュナイダー「………………」

そしてシュートに失敗をした張本人。
カール=ハインツ=シュナイダーはといえば……驚きに満ちた表情で若島津を見つめたままその場に立ち尽くし、微動だにしなかった。
どれだけ想定外の事が起きようとも、常に冷静にプレイに走るシュナイダーにとって、
時計が止まっていない間微動だにしないというのは極めて珍しい事であり。
それだけ若島津達のファインセーブが彼に与えた衝撃の強さを物語っている。

しばらくそうしていたシュナイダーだが、やがていつまでもその場にいられないと意識を取り戻したのか。
そのまま踵を返して自陣に戻ろうとするも……。

若島津「ナイスシュート」
シュナイダー「!? 貴様……!」

不意に背後から声をかけられ、振り向いてみれば……そこには不適な笑みを浮かべた若島津の姿。
前半戦、シュナイダーのただのボレーシュートを止めた際に言われた、
まるでこちらを見下すかのように放たれたシュナイダーの発言を模して放たれたその言葉を受け、
シュナイダーは若島津を睨みつけるのだが……若島津もまた睨み返しながら、更に口を開く。

546 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:50:33 ID:???
若島津「俺達を舐めるなよ……!
    今日の試合……貴様にハットトリックを決められこそしたが、次に戦う時……。
    フランス国際Jrユース大会では、この借りは必ず返す!」
シュナイダー「……最初から本気を出していれば、などという言い訳はしない。
       何より、最後のシュートは間違いなく本気でゴールを狙いに行ったものだ。
       こちらこそ……今日の日の借りは、倍にして返してやる」
若島津「ふんっ!」
シュナイダー「………………」

若島津からしてみれば、今日の試合は何度もファインセーブを見せたものの……。
終わってみれば3失点と多くの失点をしてしまっており、全日本の守護神としては不満な結果。
シュナイダーからしてみれば、ハットトリックを上げる活躍はしたものの……。
その内はPKで取った1点であり、また、最後のシュートチャンスを含めもっと点を取れていてもおかしくない試合展開であった。
それでも僅か3点に終わってしまったというのは、それもまた彼にとって不満な結果である。

そんな彼らの口から出た言葉は、互いに満足の行く成果が出せなかったからこそ、
次に対戦をした時こそは必ずや相手を完膚なきまでに叩きのめしてやるという決意表明。
ただそれだけを発言すると、再びシュナイダーは踵を返して自陣へと戻って行き、
若島津もまた、地に手をついて立ち上がると小さくため息を吐き緊張から解き放たれるのだった。

早田「(よくぞ言ってくれたぜ若島津! 胸がスッとすらぁ!)」
中西「(……やっぱコイツには敵わんなぁ。 認めたくないけど認めなしゃーないわ)」

※早田と中西の若島津への評価が+1されます。
※絶体絶命のピンチを阻んだ事で若島津の支持率が上昇します。 若島津支持率:38→39
※若島津とシュナイダーの関係が 若島津→(リベンジ)←シュナイダー になりました。

547 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:51:35 ID:???
若林「なっ、なっ、なっ……何をやってやがるんだあの野郎は……!
   (若島津の株が上がると相対的に俺の立場がねぇんだよ!!)」
カルツ「こりゃ参った……お手上げだ(まさかファイヤーショットが止められるとはなぁ)」

板野「す、すごい! 凄いぞ若島津!(やっぱり浴びせ蹴りって強い!)」
松山「ナイスプレイ、早田、若島津!!(さて、ボールは持ったけど……)」

その後、若林が忌々しげにシュナイダーを睨みながら地団太を踏んだり、
カルツがお手上げと言いつつ両手を上げて茶化すように降参のポーズを取ったり、
板野が純粋に若島津の凄さについて改めて認識しながら素直に称賛をしたり……と各々反応を示す。
そんな中でボールを持ったのは中盤深い位置まで戻ってきていた松山だったのだが……。

ピーッ! ピーッ! ピーッ!!

それと同時に審判の長い笛が鳴り響く。

日本にとっても、そして、世界にとっても。
互いにとって驚きと発見が満ちていた、あまりにも内容の濃すぎる練習試合は、
こうしてようやく幕を閉じたのだった。

見上「(3−3……まさか、ここまで善戦出来るとはな。
    中西と立花兄弟の連携など収穫も多い試合だったが……負けん気の強い奴らの事だ。
    この程度で満足はしまい。 いや……してもらっては、困る)」

森末「(よく頑張ったね、板野! ハンブルグを相手に引き分けなら上出来過ぎるよ!!
    ただ……不安もあるんだよなぁ。 イタリアの事とか。 なんとかして板野に伝えないと……)」

全日本Jrユース 3−3 ハンブルグJrユース

548 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:53:12 ID:???
真「試合終了〜っ!! 全日本JrユースvsハンブルグJrユースの遠征試合第一戦は、3−3のドローで試合終了!
  いやー……最初は日本の押せ押せムードだと思ってたけど、途中からはかなりハンブルグに押し込まれる展開だったね」
響「でもでも、日本は一度もハンブルグを相手に逆転は許してないんだぞ!
  そういう意味では、日本がずっとハンブルグに優位と言える立場で戦えてたんじゃないかな?」
真「スコア的にはそうかもしれないけど、でも、ハンブルグも流石に名門っていう貫録があったよ。
  ……最後のシュートは惜しかったけど、シュナイダーくんがいるだけでいつ逆転されてもおかしくなかったしね」
響「つまり総括すると、いい勝負だったって事だな!」
真「うん、そうだね! 本当に、面白い試合だったと思うよ!」

ざわざわ…… ざわざわ……

観客「くそーっ、結局引き分けかー」「最後に決めきれなかったシュナイダーが悪いよー、シュナイダーがー」
  「いや、あれは止めたニッポンが凄いんだ」「たかだか東洋の島国だと思ってたのになぁ」「あの長髪のGK欲しいなぁ」

そして試合が終わり、実況を務めたアイドルの2人が試合の総括。
観客たちも試合の感想を言い合って盛り上がる中で、このスレの主人公――板野くんはといえば。

板野「(お、終わった……やっと終わってくれた……こ、怖かった……)」

いつ逆転されてもおかしくない。
シュナイダーの実力と世界とのレベル差を誰よりもわかっていた彼はそんな緊迫続きの60分間からようやく解放され、
どっと押し寄せてきた精神的疲労に倒れそうになりながら、額に浮かぶ汗をぬぐっていた。

だが、やがてその緊張が解かれてしばらくすると彼の心に湧き上がってきたものは……。

549 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:54:12 ID:???
A.惜しい所まで行ったにも関わらず、勝てなかった悔しさ
B.強敵ハンブルグを相手に対等に渡り合えた嬉しさ
C.ストライカーとして完全に負けているシュナイダーへの劣等感
D.外国で修行をしていた(筈の)若林の実力への不安感

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>539-540 勝てはしませんでしたが負けなかった。実力差を考えれば、大金星ですね。
>>541-542 クリアーは全員同時判定ですね。飛び出し=浴びせ蹴りもクリアーと同じ扱いになります。

550 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:54:49 ID:RF4ZvomQ


551 :森末(仮):2015/01/15(木) 01:55:51 ID:???
本日はここで一旦区切らせていただきます。遅くまでのご参加ありがとうございました。
それでは。

552 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:57:45 ID:???
>D.外国で修行をしていた(筈の)若林の実力への不安感
どうしてこうなった…乙乙乙

553 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:59:30 ID:950mSZss
A

554 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 02:00:59 ID:w5SgkGSs

乙です
若島津の評価が高くなるのがうれしい
そして相対的に下がる若林の評価

555 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 07:19:12 ID:???
板野くんの課題としてはプレイの幅を広げたいとこ。
全体的に底上げされているとはいえ、翼日向森崎抜きでよく引き分けることができた万歳
最後は失点するものかと。

556 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 07:45:13 ID:???
イタリアと試合するのはわかるけどブレーメンはどうなるんでしょうね

557 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 08:56:03 ID:???
シュナって割とへたれるよね
2Dで9の差で弾かれるとかかなり運が良かったとしか

558 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 13:06:57 ID:???
一応まこっちゃん2Dで12でボールにも触れたけど、若島津の判定が優先だからフラグはお預けだっけ?

559 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 18:47:34 ID:???
3点取られといてなんだけど
シュナイダーの引きの悪さには助けられるし
このままでいて欲しいよ

560 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 18:49:15 ID:???
引きが良ければ5点ぐらいとられるから、悪いぐらいでちょうど良い。

561 :森崎名無しさん:2015/01/15(木) 20:44:13 ID:???
キックオフシュートを余裕で決めてくるとか普通にありえたしね

562 :森末(仮):2015/01/15(木) 23:32:48 ID:???
>>552 >>554
乙ありです。

>>558
この場合は若島津の判定が優先なので、お預けになりますね。
もしも若島津が早田と同数値以下でしたら、フラグゲットになっていました。

563 :森末(仮):2015/01/15(木) 23:34:10 ID:???
>A.惜しい所まで行ったにも関わらず、勝てなかった悔しさ
===================================================================
やがて恐怖心が過ぎ去ると、板野の胸中に現れたのは――試合に勝てなかった、という事実に対する純粋な悔しさであった。
キャプテン翼の……そして、キャプテン森崎の読者でありファンである板野には、
このハンブルグ戦というのがどれ程勝つ事が難しい試合であったかは重々承知していた。
海外とのレベル差に加え、シュナイダー、カルツという実力者が相手では苦戦は必至。
引き分けに出来ただけでも値千金と言ってもいいくらいだったのだが……。
頭ではそう理解していても、感情が必死にそれを否定してくる。

板野「(また勝てなかった……もうあんな気持ちはしたくなかったのに……また勝てなかった……!)」

中学サッカー大会準決勝――ふらの中学対東邦学園。
松山率いるふらのに所属をしていた板野は小池率いる東邦学園と対戦し、
その対決は熾烈を極め、PK戦にまでもつれ込んだ。
結果的にふらのは辛くも敗北を喫してしまうのだが……その際、板野は一目も憚らず号泣をしていた。

負けた、勝てなかった、悔しい。

言葉にしてしまえばあまりにも陳腐で、一見すると幼稚とも取れる感情。
だが、それがその時板野が感じた素直な感情であった。
そしてその時、板野は誓った……もう二度と負けない。
これほどまでに悔しい思いを、もう二度と味わいたくないと。

しかし、そう決めた矢先……全日本Jrユースの初の対外試合は、負けこそしなかったものの勝利する事が出来なかった。
もう二度と味わいたくないと感じたあの苦い思いを再び板野は受ける事となり、
板野はつい先日の準決勝の時と同じく、その瞳に大粒の涙を―――。

板野「ちくしょう……!」

流す事はなかった。

564 :森末(仮):2015/01/15(木) 23:35:11 ID:???
松山「! 板野……」

板野の変化に真っ先に気づいたのはこの中で一番付き合いが長いと言える松山だった。
彼は微かに呟くように……しかし、はっきりした声で絞り出された板野の声を聞くと驚いたような表情を浮かべる。
板野の性格は、端的に言えば酷く子供っぽい。
それは純粋で素直とも言え、
それに加えて人並の優しさを持つ彼の口から口汚く『畜生』という言葉が出た所を松山は見た事が無かったからである。
しばらく呆気にとられたように板野を見つめる松山だったのだが……。
しかし、やがて彼の胸中に察しがついたのか、小さく誰にもわからない程度に頷きながら納得を示す。

松山「…………(1得点を上げた。 それだけで満足、する訳がないよな。
   俺達は負けなかった。 だが、勝った訳じゃない。
   ゴールを上げられたからって、ただそれだけで喜べるような人間じゃないもんな……。
   個人の成果がどれだけ優れていたって、チームとして勝てなければ何の意味も無い……そうだよな。
   勝てなくて喜べる筈がない。 俺達は勝つ為に努力をしてきたんだから……!)」

無論、選手間での個人的な勝負というものに拘りを見せ、いつも以上のパフォーマンスを発揮するという事に不満は無い。
松山としても、かつては若島津に対してライバル心を持ち打倒若島津の為に北国シュートを開発した程である。
だが、例えその間で勝敗がついたとしても……チーム自体が勝てなければ意味は無い。
板野と同じく悔しい思いをしてきた松山もまた、試合中で感じた自身の無力さを含めて勝てなかった悔しさに駆られ、
引き上げていくハンブルグ選手の背中を睨みつけるのだった。

565 :森末(仮):2015/01/15(木) 23:36:13 ID:???
板野「ちくしょう……! ちくしょう……!」

新田「(フリーだったってのに決めきれなかった……!
    シュート以外なんの役にも立てない俺が力を見せれるのは、唯一あの場面だけだったってのに!
    これじゃ合宿で散々付き合ってくれた板野さんに申し訳がたたねぇよ!)」
反町「(殆どプレイに絡めなかった……出場出来た時間が短いのもあるけど、結局その程度の選手としか見られてないって事なんだよな。
    その上で、板野や立花兄弟達フルメンバーと言える全員でかかっても、引き分けがやっと……か)」

板野の呪詛を聞きながら、新田は悔しげに歯噛みをし、反町は悲痛な表情を浮かべる。
合宿で多くの時間を割いてもらった上で完成させたシュートを決めきれなかった新田。
最後の最後、監督にすら殆ど期待されていない状態で送り出され、結局成果も何も出せなかった反町。

沢田「(突破はある程度上手く行った場面もあったけど、絶対的じゃなかった。
    それに……守備じゃ完全にお荷物だったな、僕……)」
小池「おかしい……全国大会優勝を果たした東邦学園率いるこの小池秀人様が何故勝てない……。
   よ、よもや……これが東邦学園と世界との壁という事なのか……?」
中山「(……小池ですら感じる程の世界の壁。
    余りにも大きく、余りにも高く……そして、余りにも堅すぎる。
    だが……俺達はこんな所で終わらない!)」

攻撃では要所で活躍を見せたものの、守備に関してはかなりお粗末だった沢田。
同じく守備面でも活躍が出来なかった上、攻撃面でも目立った活躍のなかった小池。
全日本No.1DFとの触れ込みでありながら、その絶対的な強さというものを示す事の出来なかった中山。

566 :森末(仮):2015/01/15(木) 23:37:20 ID:???
早田「(2点目のアレは板野の指示もあるが、俺がシュナイダーを止めきれなかったのも一因っちゃ一因だ。
    クソッタレが! カミソリファイター早田誠の名が聞いてあきれるぜ!)」
中西「(DFとしてのアピールはぼちぼち出来たとは思うけど……ほんま、あくまでぼちぼち程度やったなぁ。
    今のまんまやと、ただの立花の土台役や)」
中里「(今日の試合、拙者は何もしておらぬ……オーバーラップも失敗に終わり、守備は言うまでも無し。
    サッカーは難しい、難しいと思っておったが……これが、世界のサッカーでござるか)」
若島津「(3失点……か。 都大会以来だな、これほどの大量失点は。
     しかもこちらには東邦のボンクラとは違い役に立つDFどもがいる。 それでこの体たらく……)」

最後に大きなファインプレーを見せたものの、ストッパーとしてシュナイダーを止める事の出来なかった早田。
好判断などでDFとしての動きに問題は無いとアピール出来たものの、決して大活躍とはいかなかった中西。
攻撃ではオーバーラップを即座に止められ、守備ではまるで役に立てなかった中里。
都大会――対武蔵中学戦以来の大量失点を喫してしまった若島津。

彼らにも当然後悔の念はある。

567 :森末(仮):2015/01/15(木) 23:38:23 ID:???
そして――それは彼らだけではない。

井沢「(松山ですらハンブルグを相手にまるで何も出来てなかった……俺じゃやっぱりOMFは無理……。
    い、いや、違う! 松山は確かに凄い奴だが……俺だって決してアイツに負けてる訳じゃないんだ。 空中戦での強さとか。
    アイツ以上に力をつけて、奪い取りさえすればいいだけの話なんだ……)」
次藤「(……シュナイダーのファイヤーショット。 あれは……あれは間違いなく板野のマグナムシュート以上タイ。
    世界はひろか……日本でケンカに明け暮れてた時じゃ考えられん程、どえらい連中ばっかりタイ……)」
和夫「(結果だけを見りゃ、俺達だけで2点取れたって言っていいんだけどよ……)」
政夫「(それも最初は手加減されて。 2点目はPKだからなぁ……それにその2発で俺達はガス欠だったし)」
三杉「(負傷さえしていなければ……と、言い切れないのが悔しい所だ。
    何よりこの試合は6人までの交代がありとされていたが、本大会では3人まで。
    もしもこの試合が本大会ならば、フィールドには体力が切れた立花兄弟が残り続けてた事になるが……。
    そうなれば結果が違っていた事くらい、子供でもわかるな)」

板野「ちくしょう……!」

見上「(……まずは自分たちが井の中の蛙である、と把握出来たか。
    問題はここから大海へと漕ぎ出せるかだが……見ている限り、殆どの連中は悲しさではなく悔しさを感じているか。
    フッ、揃いも揃って負けず嫌いどもだ)」

途中交代をしベンチに下がった選手。そして、試合に出る事すら敵わなかった者達。
彼らは日本と世界との大きすぎる壁に圧倒され……これが今の自分たちの実力なのかと、ここに至ってようやく理解をし、
やがて沈黙に包まれていった。
呪詛を呟き続けていた、板野でさえも。

来生「(……あれっ、試合終了!? おっ、俺の出番は!?)」

なお、一部には理解が出来ていない者もいた。

568 :森末(仮):2015/01/15(木) 23:40:00 ID:???
一旦ここまでです。ここからはNPCシーンが長くなるかもです。

569 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 00:11:45 ID:???
連日更新乙です&おかえりんさい

570 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:07:29 ID:???
シュナイダー「すまんな、みんな。 ラストパス、決め切る事が出来なかった」
カルツ「はー……あそこで決めてくれりゃー格好よかったってのによ。
    ま、そこら辺は言いっこなしだ。 誰だってミスキックくらいはあるからな」

こうして全日本のメンバー達が悔しさに身を震わせていた頃。
ハンブルグの選手たちもまた、(一部の者を除いて)集まり声を掛け合っていた。
常にハンブルグは全日本に対してリードを許すという展開だった為に、
彼らとしても常に冷や冷やする試合だったのだが……。
終わってみれば3−3の引き分け。手放しで喜ぶわけには行かないが、なんとか面目を保ったと言える結果と言えるだろう。

そんな中でシュナイダーは1人、最後の絶好のチャンスで決めきれなかった事を仲間たちに謝罪するのだが……。
どんなに優れたストライカーでもミスキックはある、と誰もが理解をしており。
また、この試合が練習試合である事もあってか彼を糾弾する者は皆無であった。
……一部にはこの輪に交わらず、恨みがましい目でにらんでくる者もいたが、彼については殆どの者が無視を決め込んでいた。

ヤラ「しかし思った以上に手こずったな……正直、下手なクラブチームよりずっと手強かったぜ」
ブリーゲル「ああ。 実際にこっちは結局一度もリード出来てなかったしな」
カルツ「こりゃ大会の前に実際に手合せ出来て正解だったな、シュナイダー」
シュナイダー「ああ……(敵のGK……ワカシマヅ、だったか。 大会では必ず借りを返すぞ)」

全日本のメンバー達が悔しさを感じる一方で、彼らの反応はといえばカラッとしたものだった。
無論、シュナイダーを初めとして、
仮にもヨーロッパNo.1クラブと言われているハンブルグの面々が、
サッカー発展途上国と言われる全日本に引き分けたという事実は重いと感じている。
だが、彼らのメンタリティは環境の違い故かプロに近いそれだった。

勝負に絶対はない――勝つ事もあれば負ける事もあるというのが、プロの世界。
油断をしていた格下相手に負けそうになってしまう、というのも常にある事。
この試合が練習試合だったという事もあってか、彼らにとって後悔などを感じるのはひと時の事であり、その目は既に前を見据えていた。

571 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:08:44 ID:???
若林「(くそっ! くそっ! くそっ!! どうしてこうなった!! どうしてこうなった!!)」

そんなハンブルグの面子とは違い、そう簡単に割り切れない男がいる。
若林源三である。
先ほどからシュナイダー達を恨みがましい目で見つめていた彼であったが、
シュナイダー達が無視を決め込んでいると判断するとすぐさま八つ当たりをするように地団太を踏み始めた。

若林「(こんな筈じゃねぇんだよ! 本当なら5−0くらいで勝ってる筈なんだよ!!
    なんだったら試合終了間際に相手に打たせて、
    『フン、この1点は俺からのプレゼントだ。ありがたく受け取りな』くらい言ってやりたかったんだよ!!)」

彼の思い描いていた理想の試合展開は、自身が完全に全日本の攻撃をシャットアウト。
逆に若島津が守るゴールからシュナイダーが大量得点をし、世界と日本との壁――。
もとい、天才GKであり西ドイツに留学をしていた若林源三とその他の日本の選手との格の違いを見せつける事だったのだ。
それが蓋を開けてみれば若林は立花兄弟のスカイラブツインで早々に失点。
更には2点、3点と失点を重ねてしまい……とてもではないが格を見せつけるどころの話ではなかった。

若林「(本当にどうしてこうなったんだ……!? 俺が一体どこで間違えたっていうんだ!
    このままじゃ全日本のキャプテンどころの話じゃねぇ。
    正GK争いだって……スコアは3−3だったものの、ストライカーの格を考えりゃ若島津の方が優れてると思われかねん!
    というか、どうして若島津如きがシュナイダーのファイヤーショットを止めてるんだ!?
    どういう事なんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおっ!?)」

こうして若林は理想と現実のギャップに苦しんだ。
絶対的な地位を手に入れる筈が、逆にこのままでは全日本内での居場所すらないかもしれない。

一瞬、大会において……ハーフタイムを迎えて帰ってくる仲間たちをベンチで迎え、
控え選手として試合に出場する選手たちにドリンクやタオルを配る姿を想像してしまう若林。

それはまさにゾッとするような考えであり……。
やがて地団太を踏むのを止め、頭を抱えるようにして苦悩する若林だった……。

572 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:10:13 ID:???
真「ふー、終わったねー。 これでやっと一息つけるよ」
響「実況ってずーっと喋ってないといけないから疲れるぞ……うー、これ本大会でもしないといけないんだよな?」
真「本当なら本職のアナウンサーの人とかにやって貰えればいいんだけどなぁ。
  ま、プロデューサーもこれも一つの経験って言ってたんだし、頑張ろうよ」

一方、この試合の全てを全日本へと中継する為に同行をしていたTVクルー。
そのスタッフの一員である765プロ所属アイドル、菊地真と我那覇響の2人は、
慣れないサッカーの実況という大役を終えてほっと一息をついていた。
ようやく一仕事が終わったとはいえ、まだまだ先は長い。
これから全日本のメンバーは練習試合を重ね、それからはフランス国際Jrユースへと参加するのである。
遠征をするたびに各国を渡り、時には取材もしなければならないのだから、このくらいではへこたれていられないのだ。

真「予定だと明日はブレーメンとイタリアJrユースとの練習試合……。
  その後はオランダに渡ったりしないといけないし、大会になれば当然フランスに行かなきゃね」
響「ハードスケジュールだなぁ……あ、そうだ!
  早速試合が終わった後だし、感想を板野くん達に聞いてきた方がいいんじゃないか!?」
真「あー、それは……今はやめておこうよ」
響「むがっ!? どうしてだ?」
真「負けた訳じゃないけど、勝った訳じゃないし……それに見てみなよ、皆の顔をさ」

早速日本に残るサッカーファンの為にも、試合が終わったばかりの彼らにインタビューを……と駆けだそうとする響だったが、
これには真が苦笑をしながらストップをかけ、フィールドで未だに佇む彼らを指し言葉を続ける。

真「ボク達だって、オーディションで負けたばかりの時に記者の人にインタビューなんてされたら……嫌じゃないか。
  そういう時って大体悪徳さんだし」
響「……そういえばそっか」
真「だからさ、今は何も聞かない方がいいと思うんだ」
響「そっか……うん、そうだな。 次……皆が勝った時には、ちゃんと聞けるようにしたいな!」

仕事でついてきているとはいえ、彼女たちもまたサッカーファンである事には間違いない。
実際にプレイをするでもなく、外から単に見るだけの彼女たちであったが……。
しかし、彼女たちは確かに彼らの事を応援しているのだった。

573 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:11:34 ID:???
それから数十分後。
やがて選手たちが帰り支度を済ませ、またTVクルーも早々に撤収し……観客たちも誰もいなくなった試合会場にて。
一人、森末は物陰に隠れながらため息を吐いていた。

森末「(はぁ……なんとか引き分け。 もうちょっと勝てそうだった分惜しかったといえば惜しかったけど、それでも十分過ぎる戦果だ。
    板野も若林からゴールを奪えたし、キャプテンもほぼ安泰と言っていいな。
    でもやっぱりイタリアの事が不安過ぎるよ……)」

この世界の管理者……だった筈の森末。
彼の溜息の原因、不安の種は……無論、この試合中に観戦していた者達の中にいた集団。
イタリアJrユースの主力メンバー達についてである。
正しい歴史ならばイタリアJrユースはこの時点でキャプテンのジノ=ヘルナンデスしか主力はおらず、その戦力は余りに脆弱。
しかし、この世界では本来はいない筈のストラット、バンビーノ、ランピオン、ジェンティーレ。
本編において絶対的な力を見せたFWとDFに、優秀なMFとポストプレイヤーが加わっているのである。

森末「(流石にワールドユース編みたいな無茶苦茶な技を覚えてないとは思う。 というか思いたい。
    このままでもバランスがおかしいっていうのに、そんな事になったらリセットは必至になっちゃうよ。
    っていうか本当にどうなってるんだ? まさか他の国も強化されたりとかしないよね?
    急にベルリンの壁が崩れましたとか言って西ドイツにフライハイトとかポブルセンとか入らないよね……?
    っと……ん……?)」

世界を管理する者として、1番に彼が考えているのはバランス――秩序である。
板野に何度も言って聞かせているように、この世界はあくまでも森末が作り出したゲーム。
ゲームであり、そして板野が初期設定で「難しい」を選んだ以上、
ある程度難しくは作っているが、それでも十分にクリアー出来るレベルのものを作らなくてはならない……と森末は考えていた。
故にこのまま敵チームばかりが強くなるようでは不安しかないと頭を抱えるのだが……。
そんな悩める森末の耳に、ぼそぼそと誰かの声が聞こえてきた。

一体この試合会場に自分以外に誰が残っているのかと、
思い声の聞こえた方角へと姿が見つからないように気を付けながら近づいていけば……。

574 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:12:39 ID:???
ディアス「……ってなわけで、シュナイダーはやっぱり脅威ですよ。
     今日は調子が悪かったのか、プレイに精彩を欠いてましたけどね。大会でも西ドイツは要注意です」
バルバス「そうか……」
森末「(ディアスと……あれは、バルバス監督か! 一瞬スーツ着てるからわからなかった!)」

そこにいたのはこの試合の偵察に来ていたアルゼンチンの至宝、ファン=ディアス。
そして、アルゼンチンJrユース監督のディエゴ=バルバスであった。
どうやらバルバスはディアスを迎えに来たらしく、
2人はバルバスが乗ってきたと思われるタクシーに近づきながらも今日の試合観戦での収穫について話しあっている。
森末もそんな2人につかず離れず、バレないような適度な距離を保ちながら2人の会話に耳を傾けるのだが……。

バルバス「それで、日本はどうだった?」
ディアス「思ってた以上にはやるって印象ですね。 なんか曲芸師みたいな双子とか、面白いのもいましたけど。
     実力も大したもんです。 特に9番と14番……あの2人は要警戒じゃないですかね。
     マグレかもしれないけど、シュナイダーのファイヤーショットを止めたGKも俺以外じゃゴールを奪えないでしょ」
バルバス「そうか……出場していた選手にはイシザキやミサキといった名前はなかったか?」
ディアス「? いえ、覚えてないですね……多分いなかったと思いますけど。
     何かあるんですか?」
バルバス「何、私の友人がかつて日本で住んでいた事があったらしくてな。
     その時、近所の小学生にサッカーを教えていたそうだ……その子供が、丁度お前たちと同じ年齢だからな。
     もしかすれば……と思ったんだが」
森末「(……ここらへんは、別におかしくはないか)」

バルバスの言う友人というのは、間違いなくロベルト本郷その人の事なのだろう。
大空翼というサッカー少年がいない世界ではあるが、ロベルトは確かにこの世界にも存在し、
目の怪我の治療の為に日本に来訪。
どこに住んでいたか、どうやってかかわったかはわからないが、原作・本編と同じく南葛で石崎達にサッカーの特訓をしたのだろう。

575 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:13:55 ID:???
バルバス「しかし話を聞いている限りでは、日本も要警戒のようだな。
     特にFWとMF……点はお前さえいれば、幾らでも取れると言えるんだが……」
ディアス「……ま、任せておいてくださいよ。 ほら、俺ってば天才ですから。
     俺がいれば日本が相手だろうが西ドイツが相手だろうが勝てますって」
森末「(ん?)」

そのまま、特に情報などは得られそうにないかと思い引き返そうとする森末だったが……。
不意にディアスの口調が陰った事に、強い違和感を感じた。
森末の知るディアスといえば、基本的に陽気で自信家というもの。
この場面も、ディアスなら明るい笑顔で笑い飛ばす勢いで言うものと思っていたのだが……。
ディアスの見せた表情は間違いなく真剣なそれで……まるでそれは死地に向かおうとする戦士のような顔。
本編でもままみせた事のある、冷静で非情な一面を見せられた気分になる森末だったが、
更に違和感と言えば……と思いつき、ある事実にここに至って気づく。

森末「(そういえば……おかしいぞ。 どうして……ディアスの隣に"アイツ"がいないんだ!?)」

もしかして……と不安を抱く森末。
バランスは保たれなければならない、森末は確かにそう考えていた。
だが、だからといって……必要以上に世界を"改変"してはならないと、されてはならないと、森末は同時に思っていた。
だから何かの勘違いであってくれと、森末は強く願った。

バルバス「すまんなディアス、アルゼンチンの命運……全てをお前に賭けるような真似をして」
ディアス「大丈夫ですよ、監督。 俺は必ず優勝してみせます。

     "アイツ"の喧嘩に巻き込まれて参加出来なくなった、"パスカル"や"ガルバン"の分もね」

しかし、その願いは届かず。再び改変の片鱗を見せつけられた。

強化されたイタリアと比較するように、弱体化されたアルゼンチンの内情を聞かされたのだ。

576 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:15:01 ID:???
――フランス パリ

イタリアとアルゼンチンの改変。
それによって世界の管理者が多大な衝撃を受けている中、国際大会が行われるフランスの都・パリ。
ここでもまた、この世界に本来はいてはならない筈の人物が姿を表そうとしていた。

岬「(確か日本の皆が来るにはまだ時間があるんだっけ?
   ヨーロッパ各地を遠征試合しながら回るみたいだけど……どれくらいやれてるのかなぁ。
   三杉くんと松山がいれば中盤はそこそこ回るだろうし、守備も若林くんが合流するなら多分大丈夫だろう。
   でも世界とのレベル差もあるからな……攻撃に関しても不安だらけだし、多分痛い目にあいまくってるんだろうなぁ。
   そういえばキャプテンは誰なんだろう?
   松山か若林くん、それに若島津って所だろうけど……松山がなってくれてると僕にも恩恵があるから嬉しいんだけどなぁ)」

リフティングをしながら階段を下り、思いを馳せる男――岬太郎。
原作では誰よりも優しさに溢れているかのような甘いマスクを持った大人気キャラも、
この世界では本編同様、それはあくまでも表の顔で裏では徹底的な利己的主義に凝り固まっていた。

既に片桐の手によって全日本代表への参加を要請され、
全日本サッカー界の覇権を奪う為にもとこれに乗り気であった彼は、
この頃常にチーム内での立ち回り方について想像を膨らませる。

岬「(ただ松山は……殆ど僕と同じ程度の実力者、なんだよね。
   出来る事なら僕よりワンランク上の人がいて、僕がそのパートナーって形になれればいいんだけどな。
   まあ……無い物ねだりしても仕方ないけど)」

この世界においての彼の立ち位置は、本編同様のように見えて、しかし、その実少し違う。

本編では絶対的なOMFという存在もあってか、あくまでも縁の下の力持ち的役割に甘んじていたものの、
この世界ではその絶対的な存在がいない為にその価値も大きく増していた。
故に、彼としては甚だ不本意ではあるが、誰かを支えてその甘い汁を啜るという行為は難しいかもしれないとも考えていた。

577 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:16:11 ID:???
岬「(ああ、それにしても楽しみだなぁ。
   今からどうやって振る舞うか、どうやって好感度を上げるか、どうやって評価を高めるか……。
   想像だけでワクワクしてくるよ)」

それでもやはり、全日本サッカー界の覇権を握るという大仕事を前にして、岬は珍しくテンションが上がっていた。
だからという訳ではないが、階段の下に人物が立っている事に気づかず――。

ダダダダダッ! パシィッ!

岬「!? えっ!?」

その人物が一気に階段を駆け上って自身がリフティングをしていたボールを奪い取っても、
まるで反応をする事が出来なかった。

岬に出来たのは思わず素っ頓狂な声を上げながら、ボールを奪った人物を振り返り視認する事。

岬「きっ……君は……?(あの髪色……日本人? って、なんだあの髪型? 凄いセンスだ……)」
???「アハハ! 久しぶりだね、岬くん!」
岬「へっ?」

そしてその人物がいきなり自分の名を呼んだ事による驚きで、目を白黒させる事だけであった。

578 :森末(仮):2015/01/16(金) 02:17:13 ID:???
>>569
乙あり、おかありです。これからまたよろしくお願いします。

判定はありませんが本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

579 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 02:23:07 ID:???
乙です
・・・アルヘンは実質天パのワンマンチームなように見えてアシスト役のパスカルと
ガルバンという壁がいないのは大きい
あいてのフィニッシャーは天パだけだし点の取り合いでかなり余裕が持てる
まぁ戦えると決まったわけじゃないけどね
フランスはまぁいつも通りだろう

580 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 02:41:42 ID:???
乙乙!

日向に続いてまさか奴まで来るのかw森崎ももしかしたら……続き楽しみにしてます!

581 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 03:48:08 ID:???
森崎はもう出たぞ

582 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 16:47:19 ID:???
翼が敵になるのか?

583 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 17:00:03 ID:???
若林の脳内w

584 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 22:09:11 ID:???
なるほど、イタリアとアルゼンチンの立場が逆になるんだね。
アイツはまさか…

585 :森崎名無しさん:2015/01/16(金) 23:15:47 ID:???
翼という分かりやすいスタープレイヤーに価値を見出して
全日本入りしない岬とかはありえそう。

関係ないけどカリオストロはやはり名作

586 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:17:41 ID:???
>>579-580 乙ありです。
=================================================================================================
それから数十秒……岬は唖然としたまま、件の男――恐らくは自分と同年代であろう少年を見つめ続けていたのだが、
岬太郎のその最大の長所は誰よりも素早く回転をする頭脳である。
すぐさま平静を取り戻すと、彼は謎の少年の身なり、年齢を即座に分析し自身が知る人物であるかどうかを脳内で整理。
それも芳しくないとなれば、街の草サッカー仲間らこれまでのフランスでの生活で培われた人脈からここまで得た情報で、
かつて自身に会いに来たエル=シド=ピエールのように自分の実力を見定めに来ようとした者かどうか確認しようとするのだが……。
少なくとも彼の脳内ライブラリーの中に、彼の特徴と一致する情報は存在しない。

岬「(旅行者というのはまずない。 僕の名前を知っている段階で、それは無い筈だ。
   確かに小学生時代、南葛小で全国大会に優勝をしたけれど……あの時の主役はあくまで若林くんの筈だ。
   僕はあくまでもフィールダーとして、若島津から辛うじてゴールを奪えた程度の男、という認識……だから誰も知らない筈。
   ならこれまでに渡り歩いてきた土地での友人かと言うと絶対違う。 これだけ特徴のある髪型なら覚えてる筈だ。
   それはこの土地――フランスで過ごす日系人だと仮定をしたとしても同様。
   ……いくら意識が上の空だったからといって、僕からボールを奪うなんて並大抵の実力じゃない!)」

常に脳内で思考を繰り返し、先手を取って自身が優位に立とうとする岬にとって、
このイレギュラーな『来訪者』の存在は正に青天の霹靂であった。
尚も混乱をし、どう対処をしたものかと躊躇する岬に対し――件の少年は大いに悲しそうに眉を下げ、
それでも奪ったボールを岬以上に華麗にリフティングをしながら口を開く。

587 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:19:22 ID:???
???「……信じられなかったけど、本当に俺の事を覚えてないんだね」
岬「(覚えてない……という事は、やっぱり一度会っているのか? まずい、これだけの実力者と仲たがいになる訳には……)
  い、いや、そんな事ないよ! ただ、突然の事でビックリして……」
???「ううん、いいんだ! 岬くんも、石崎くんも……誰も、俺の事を知らない。
    ここはそういう世界だって、神様が言っていたから!」
岬「……は?」

ここで少年との接点を失っては未来において岬がサッカー協会にある程度の地位を得た際、
相当の実力者と関係を築けているという大きなアドバンテージを失う事になる。
それだけは避けたい岬だったのだが……不意に彼の口から「神様」、などという一見すれば危な過ぎる発言を聞いて、
いよいよ平静を取り繕う事が不可能となってしまった。

岬「(もしかして……相当"アレ"な人物なのか? この人は)」
???「だけど、どうしても会っておきたかったんだ……これから岬くんは、Jrユース大会に参加するんだろう?」
岬「(どうするどうするどうする!?
   変に関わり合いになると面倒かもしれない……でも、これだけの実力者と関係を持てなくていいのか!?
   上手くコントロール出来れば松山以上に使える"友達"になってくれるかも……)」
???「俺も出来る事なら参加したい……もう一度、ディアスやピエール……それにシュナイダーと戦ってみたかった!
    ワールドユースでは、一度も戦えなかったからね。
    だけど、それは駄目だって……今は出来ないって言われたから、諦めたんだ。
    それでも、俺、岬くんを応援したくて……」
岬「(ピエール? 戦った? それに……ワールドユースだって!? 一体何を言ってるんだ彼は!?
   本当に"アレ"なのか!? どうする、逃げる!? いやでも追いかけられたらまずいぞ!?)」

逃げるべきか、それともこのまま彼と対話をするべきなのか。
迷いに迷う岬に対して謎の少年は言葉を並べ続けるのだが、当然岬としてはそれどころではない。
完全にパニック状態となり、押し黙る岬だったのだが……。

588 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:20:36 ID:???
???「頑張ってね、岬くん! フランス国際Jrユース大会、必ず優勝してくれ!
    そしていつかまた……いつかまた、一緒にプレー出来る時を待ってるから!」

大声で――ともすれば絶叫とも取れる声量で、わざとらしく両手を口にあてて叫ぶ謎の少年。
もしもこれが普通ならば――いつもの岬ならば、どこか照れた様子(勿論演技)ながらその声に応える。
或いはこのように相当"アレ"そうな人物に大声で話しかけられれば、全速力で逃げていただろう。
だが、この時の岬の反応はそれらとは違った。

岬「う……うん! 頑張るよ! 絶対に、優勝してみせる!」
???「うん、その意気だ! 大丈夫、岬くんに若林くん……それに皆の力を合わせれば、絶対に優勝出来るよ!」

それはまさに反射のように岬の口から出てきた言葉だった。
自分の頭が、少年の言葉を脳内でよく理解してから適切と思われる返答をするいつもの受け答えではなく。
ただ、少年の言葉に対して頭が理解をしてからではなく心が――否、"魂"が先に反応を示して答えた。

少年のまじりっけの無い満面の笑みと素直で純朴な声援を受けて、岬太郎はただそう反応する以外になかったのである。

岬「!?(い、今……僕はなんて……!?)」
???「それじゃあ、またね岬くん!」

589 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:21:50 ID:???
やがて我に返り、自身の反応に自ら驚く岬を尻目に、
少年はニコッとこれまたわざとらしすぎる程に清々しい笑みを浮かべてそのまま立ち去って行った。
後に残ったのは茫然とする岬に、転々と転がる少年が置いて行った"トモダチ"。
しばらく呆けていた岬だったが……それでもようやく転がるボールを回収すると、
改めて少年が去って行った方角を見つめ、物思いに耽る。

岬「(一体……一体、なんだったんだ……?
   初対面の相手に頭で考える前に先に言葉が口から出るなんて、今まで無かった事なのに……。
   それに……これは……この気持ちは……?)」

ボールを持ちながら、不意に岬が瞳を閉じれば……。
その瞼に映るのは、つい先ほどまでそこにいた謎の少年の快活な笑み。
笑顔を得意な顔であると自負する岬から見ても、それはあまりにもわざとらしすぎたものだったのだが……。
それでもそれは、何故か深く深く、岬の心に刻まれてしまっていた。
しかも悪印象ではなく、好印象として。

あの笑顔を見るだけで、気持ちが嬉しくなる。
共に笑いあいながら、サッカーをプレイしたい。

それは遠い昔、岬がまだ利己主義に目覚める前――本当に純粋にサッカーを楽しんでいた頃に、置いてきた筈の感情。
この世界では……少なくとも、このフランスに移り住んだ頃には既に、その感情は失くしてしまっていた筈である。
それを思い出させた――否、「本来あるべき岬太郎」に近づけたのは、間違いなくあの少年の笑顔。

一体あの少年は何者なのか……そして、自分の心に一体何が起こってしまったのか。
岬がそれを知る事になるのは、まだ先の事である。

590 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:22:57 ID:???
タッタッタッタッ

???「ただいま、神様!」
眼鏡の男性「ああ、おかえり。 どうだった、久しぶりの再会は?」

一方、岬の元から立ち去った少年は、やがてこのフランス……パリにある公園へとやってくると、
そこで待ち構えていた男性――眼鏡をかけ、やや痩せた体型の壮年の男へと駆け寄り、首尾を報告していた。

???「やっぱり、岬くんが俺の事を覚えてないのは悲しいよ……。
    この調子だと石崎くんや若林くん……それに、ロベルトも俺の事を覚えてないっていうのも本当なんだろうね」
眼鏡の男性「仕方ないさ、ここはそういう世界なんだからね。
      でも大丈夫、落ち込む事はないよ。 この世界も、いずれ、僕の思うように……。
      そう、『キミ』を中心とした、『キミ』の世界に変貌する筈なんだからね」

しょげ返る少年を慰めるように優しげな口調で話す男性。
彼もまた、少年のようにこの世界にはいない筈の存在――。
いや、存在しないどころではない……本来ならばこの世界の事など、知る由もない筈なのがこの男性である。
しかし、彼は間違いなくこの世界の存在を感知し――そして森末が恐れていた通り、変革しようとしていた。

眼鏡の男性「まず手始めに、イタリアを強化しておいたよ。
      僕が今まで描いて来た中だと弱いイタリアっていうのは読者からは不評だったようだし、ね。
      あれだけ強化すれば、この世界で主人公『だった』男はかなり苦戦する筈だ。
      そうなれば、彼は主人公では完全になくなる。 大会の決勝にすら出れない主人公が、存在する筈がないからね」
???「そっか……全日本が負けちゃうのは悲しいけど……。
    でも、ゲームでの俺とチームメイトだったストラットも活躍出来るなら、それは嬉しい事だね」

そして実際に、男は行動を起こしていた。
イタリアJrユースが強化されている原因――。
チェザーレ=ストラットが暴力事件を起こしていない、という歴史を『創り出した』のは、この男の所業によるものだった。

管理者と言える森末以外にストーリーを曲げる事が出来ない筈のこの世界。
その世界で、新たな歴史を作りだせたという事実こそが――少年が彼を『神様』だと呼んでいる一つの要因だった。

591 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:24:00 ID:???
絶世の美女「はぁ……やはりあのイタリアの強化は貴方の仕業でしたか」
眼鏡の男性「おや? 君たちは……」

和気藹々と、これから変わってゆく世界について話しあう少年たち。
そんな少年たちに呆れたような声をかけたのは――かつて中山が全日本Jrユースの合宿に参加する直前に出会った少年。
その少年の隣についていた、誰もが見惚れるかの如き美貌を備えた絶世の美女であった。

絶世の美女「あまり派手に動かれると困るんですけどね……。
      私達にもある程度の力があるとはいえ、この世界はあくまでも私達がいた世界とは別。
      歴史を変えるのにも大きな力を使いますし、どんな副作用があるかもわかりません。
      何よりまだ私達は表舞台に立てない……その時までに力は蓄えておきたい所ですのに」
眼鏡の男性「何を言うんだ。 君たちだってアルゼンチンを弱体化させたんだろう? お互い様じゃないか。
      ……というか、なんで弱体化なんてさせたんだ。 全日本が勝ってしまう」

美女の非難に対し、思わず男性は反論をするのだが……。
これに美女はやはり憂鬱げなため息を吐きつつ、子供に言い聞かせるようにして説明をしていく。

絶世の美女「あなたにはわからないかもしれませんが、この世界はゲームですの。
      確かに主人公が負けてくれる方が、私もあなたもとてもやりやすい。 世界を自分のものにする為には、ね。
      ただ、その世界が誰にも見向きされなければ意味がないんです。
      私には参加者がいなければ――あなたには読者がいなければ。 違いますか?」

592 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:25:46 ID:???
眼鏡の男性「……だから、アルゼンチンを弱体化させる事でバランスを取ろう、と?」
絶世の美女「これでバランスになってるかどうかはわかりませんけどね。
      ただ私の世界でのアルゼンチン戦での絶望感が、イタリア戦で味わえ……。
      イタリア戦でのそれなりに勝てるという感じがアルゼンチン戦で味わえると思いますよ」

美女もまた、この世界を変革しようとする者の1人であった。
森末の力が弱まり、板野が主人公でなくなろうとしているこの世界。
その世界を乗っ取る為に行動をし、実際に持つの力でこの世界の歴史を変えたのだが――。
それは板野の手助けをするが如き、アルゼンチンが弱体化をしてしまうという正史とは違う改変であった。

何故わざわざそのような事をするのかと言われれば――。
それは多分に、この世界の秩序――バランスを保つ為である、と美女はキッパリ言い切る。

眼鏡の男性「うーん……まぁ、納得をしておくよ。
      でもそれでこの世界の主人公だった彼が力をつけたら、責任を取ってもらいますよ」
絶世の美女「心配ありません、手は二手三手先を打ってますから。 如何様にもなります。
      それより……ここから先は、少なくともフランス国際大会が終わるまでは共に行動しましょう。
      そちらの方が、色々とやりやすいですから」
???「ゲーッ、マジかよ……コイツと一緒に行動すんのか?」

渋々といった様子で納得をする男性に、涼しげな表情で返答する美女。
更にその美女が一つの提案をした所で……美女の隣にいた少年――中山に声をかけていたどこか性根が悪そうな男が不満の声を上げる。
彼にとって、目の前にいるテバサキ頭の少年は目の仇だったからである。

593 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:26:47 ID:???
???「そんな! どうしてそんな事を言うのさ!」
???「うげーっ、気持ちわりぃ! そんな顔してそんな事言うんじゃねぇよ! ホモじゃねぇのか!?」

逆にテバサキ頭の少年にとっては、目の前の少年は友人の一人だった為に悲鳴を上げ……。
大人2人は同時にため息を吐きながら、両者の肩を持ち諌める。

絶世の美女「落ち着きなさい、今は我慢する時よ。
      いずれこの世界が貴方のものになったら……その時は、全てがあなたの思うがままになるのだから。 その時までは、ね」
眼鏡の男性「彼も僕たちの知る彼ではないんだ。
      ただ安心しろ……この世界が君のものになりさえすれば、全ては元通りになるんだからね。
      彼も君の事を、『ボールはトモダチ』だという事を教えてくれた大事な恩人だと認識してくれるようになるさ」

森崎「ケッ……わかったよ。 だが百歩譲って手を組んでやってもいいが仲良しこよしは御免だぜ!」
翼「森崎……どうしてそんな事を言うんだ。 俺達はずっと一緒に頑張ってきたチームメイト……友達だろう!?」

少年たちの名前は、森崎有三と大空翼。
それぞれ、別の世界では主人公と呼ばれていた者。

高橋「それで? 僕たちが共に行動する事でどんなメリットが生まれるんだい、ニネー?」
ニネー「まず書く側が一々場面転換する必要がなくなって労力が減りますわね。
    私達に関するメリットなら……それは追々話させてもらいますわ」

大人たちの名前は、高橋とニネー。
それぞれ、別の世界では『神様』が如き力を持っていた者達だった。

594 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 00:27:20 ID:???
YO1神とニネーさんwww

595 :森末(仮):2015/01/17(土) 00:27:48 ID:???
一旦ここで区切らせていただきます。

596 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 01:09:56 ID:???
一旦乙です。
まさか陽一神と2ねいさんが出るとは……凄い展開だ!

597 :森末(仮):2015/01/17(土) 02:07:05 ID:???
――西ドイツ ハンブルグ ハンブルグJrユース寮

そして舞台は再び西ドイツ、ハンブルグへと移る。
ここハンブルグJrユース寮では、つい先ほど試合を終えた男――若林源三が荷造りをしていた。
この後全日本Jrユースに合流し、共に遠征に出る為である。

見上「私だ、源三」
若林「! み、見上さん……ど、どうぞ」

そんな若林の元に訪れたのは、全日本代表監督――見上辰夫。
周知の通り小学生時代から見上に世話になっている若林からはいつものような傲慢さは影をひそめ、
気を使うようにしてドアを開けて見上を招き入れるのだが……。

若林「すみません、すぐに支度しますんで!」
見上「どうした、源三。 いつになく神経を使っているようじゃないか。
   ……私に叱られるのがそんなに恐ろしいか? それとも、正GKの座が危うくなって精一杯機嫌を取ろうとしているのか?」
若林「! い、いえ……そんな事は……」

普段から他者を顧みない若林の不慣れな対応はあまりにもお粗末、
その行動が心から見上を敬ってのものではなく、単純に機嫌を損ねないようにとしているのは明白であり……。
当然のように、そんな若林の魂胆は百戦錬磨の見上からすれば御見通しである。
思わずため息を吐く見上に対し、若林は必死に否定しようとするのだが、それが通じる相手でもないのは誰よりも若林が知っている。
小さくすみません、と謝罪をすると、しばし部屋に静寂が訪れるのだが……。
やがてその静寂を切り裂き、若林はぽつり、とつぶやく。

若林「見上さん……」
見上「なんだ……?」
若林「どうして……どうしてこんな事になったんですか。
   日本で一体何があったんです!? あの板野ってのは何者ですか!? なんで俺が3失点もしなきゃいけないんです!
   どうして若島津がシュナイダーのファイヤーショットを止められるんです! なんで……!」

598 :森末(仮):2015/01/17(土) 02:08:41 ID:???
最初はぽつり、ぽつりと小声だったものが……徐々に大きなものへと変化していき、最後には絶叫に近くなる。
それはまさに、若林源三の正直な吐露であった。
何故、どうして……。若林の心の中には、その疑問しかない。
小学生時代全く名前も聞いた事がなかった板野という男が、何故自分からゴールを奪ったのか。
日本時代に無双とも言える程の活躍を見せ、サッカーの本場西ドイツで留学をした自分が何故ここまで失点を重ねなければならないのか。
何故日本時代は自分よりも劣っていた筈の若島津がシュナイダーのファイヤーショットを止められたのか。

それらの質問について、あくまでも見上は表情を崩さないまま淡々と答えていく。

見上「一つ目の質問だが、私も知らん。 小学生時代は、全国大会どころか主要なサッカークラブにも所属をしていなかったらしい。
   だが、中学時代――ふらの中学への転入から突如才覚を表してきたストライカーだ。
   ……奴のように中学に入ってから伸びてきた者は他にもいる。
   奴はただ小学生時代は無名だったが中学生になってからは国内トップクラスのストライカーになった、というだけだ。

   二つ目の質問だが、3点目のPKはともかく、1点目はお前が指示したのだろうハンブルグの舐めたプレイとお前の判断ミスでの失点。
   2点目は単純にお前が板野との勝負に負けた……というだけだ。
   どうしても何も無い。

   三つ目の質問だが……私の目から見ても、若島津が10回やって10回シュナイダーのシュートを止められるとは思わん。
   10回やって2回、3回……止められればいい方だろう。 その2回か3回かの内の1回が来ていた、というだけに過ぎん。
   無論、それだけの実力をつける為に若島津が努力に努力を重ねたのは言うまでもない事だがな」
若林「………………」
見上「いい加減に現実を見ろ、源三。 今の自分の立ち位置が解らん程、馬鹿ではないだろう」

599 :森末(仮):2015/01/17(土) 02:10:00 ID:???
認めたくない事実、何かの間違いだと言って欲しかった現実。
しかし、それらは全て実際に起こってしまった事なのである。
結果的に、3失点という大口を叩いたのに見合わない失点の数も。
板野という見た事も無かったポッと出の男に点を奪われてしまった事も。
自分より圧倒的に格下であると思っていた筈の若島津が、シュナイダーのファイヤーショットを止められた事も。

全て、現実なのである。

若林「どうしてこうなったんです……どうして……俺は……」
見上「ふん、『小学生時全国大会優勝チームキャプテン』で、『ハンブルグの正GK』だ、とでも言うつもりか?」
若林「!!」
見上「タワケ。 過去の実績も、肩書も、無論評価する際に参考にする重要な要素だ。
   だがそれだけでゴールを奪われないというのなら、誰も苦労はせん。
   対戦相手は実績や肩書を相手にシュートを放ってくるんじゃない。 シュートを止める際に頼れるのは、己の身一つだけだ」

輝かしい実績に、誇らしい肩書き。
プライドの高い若林にとっては何よりも大事にしてきた心の拠り所なのだが、
それらが実際の試合で役に立つ事は決してないと見上は断言。
これを聞いて若林はショックの余り茫然と口を開けてしまうのだが、更に見上は若林にとって耳に痛い言葉を続けていく。

見上「大体が小学生時代の実績など、所詮は過去の栄光に過ぎん。
   お前はこの先……ユース、そしてプロになってもその事を口にして生きていくつもりか?

   ハンブルグの正GKという肩書にしてもそうだ。
   確かにハンブルグは欧州No.1クラブチームと言われている、その正GKとなれば大したものだ……と言って欲しいんだろう。
   だが貴様はあくまで正GKであるだけで、欧州No.1GKという訳ではないだろうが」
若林「うっ……」

600 :森末(仮):2015/01/17(土) 02:11:42 ID:???
確かに小学生時代の実績など、既に過去の栄光でしかない。
全日本Jrユースにも南葛の面々などを初めとして小学生時代から活躍をしている者も複数いるが、
先に見上の言ったように中学に入ってから頭角を現してきた者達も多数存在する。
彼らにしてみれば今日、先ほどの試合で見た若林が全てであり、過去の栄光というフィルターを通しては当然見てくれない。

また、若林はハンブルグの正GKとして活躍を続けていながらも、決して欧州No.1キーパーとは言われてはいない。
ヨーロッパ研修をしていた見上は当然のようにその欧州No.1キーパーと呼ばれている男――。
ジノ=ヘルナンデスのプレイを実際に見学しており、彼がそう呼ばれる所以……。
そして、若林が決してそうは呼ばれない原因というものをよくわかっていた。

見上「小学生時代の栄光より、何故今の栄光を掴もうとせん。
   正GKに満足せず、欧州No.1キーパーという異名を手に入れようと何故躍起になれん」
若林「………………」
見上「小学生時代、私のしごきに耐えていた時はコイツは必ずモノになると思った。
   それほどまでにお前は才能の塊であり、また努力も出来るだけの根性も持っていた。

   それがどうした、この西ドイツに来てからは。
   正GKの座につけば早々に満足し、練習はサボり、態度は不真面目。おまけに喧嘩に明け暮れる。

   中学3年間、例え環境がよかろうと言われるだけの練習を――。
   いや、それすらもサボってきた男が、例え日本という狭い環境でも3年間努力を重ねてきた者達にそう簡単に勝てると……。
   本気で思っていたのか?」

やがて見上の説教を聞くにつれて、若林は頭を垂れ、じっとこれまでの3年間を思い出していた。
見上の言うように、若林は決して努力に努力を重ねてきた……とは言い難い。
メニューで組まれている練習すらもおざなりにこなし、自主練習に励むという事は少なくとも記憶になかった。
それだけである程度の結果が出ていたし、それなりにも勝ててきていたのだ。
故に、彼は完全に慢心してしまっていた。油断してしまっていた。

若林にとって幸運だったのは……それを今日の試合で気づけた事。
そして、気づかないフリをしていた所で、しっかりと言い聞かせてくれる恩師がいてくれた事だろう。

601 :森末(仮):2015/01/17(土) 02:13:26 ID:???
見上「……言っておくが、かつての教え子といえど贔屓はせんぞ。
   自分の力で這い上がり、正GKとキャプテンの座を掴んで見せろ。
   慢心し、驕っていた分、それなりに厳しい道かもしれんがな」
若林「! (見上さん、今……!?)」
見上「ホテルの住所を書いたメモを置いておく。 準備が出来たら来い」

ガチャッ バタン。 カッカッカ……

若林「見上さん……俺のせいで、泣いていたのか……」

最後にそれだけ言って、メモを残して去っていく見上。
彼がドアに振り向く際、不意にサングラスの中に映る瞳に涙が浮かんでいた事を知り、
若林は今日、試合で受けたもの以上の衝撃を受ける。

名家の若林家の三男として生まれた彼に、身内に仲のいいものなどはただの一人もおらず。
幼い頃に懐いていたのは、もっぱら家のお手伝いの女性と、コーチである見上であった。
ある意味、若林にとって見上は幼少期の父親代わりだったと言っていい。
その見上が見せた涙――しかも、自分のせいで流させてしまった涙。

それを見て思う所が無い程、若林源三という男は情が無い男ではなかった。

若林「………………!」

若林はしばらくその場で立ち尽くしていたが、やがてそれも終わると、
先ほどとは打って変わってキビキビとした態度で荷造りを始めた。
黙々と荷造りをしながら、新天地での、厳しいかもしれないがそれでも目指すべき道を思い顔を引き締める若林。

見上が流した涙が片桐から借りた遅効性の目薬によるものだったと知らなかったのは……。
彼にとって幸運だったのか不幸だったのか、定かではない。

602 :森末(仮):2015/01/17(土) 02:15:05 ID:???
>>596
乙ありです。

今日も判定などはありませんが、一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

603 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 10:00:23 ID:???
これはキャプ森本編より難易度高そうだね。
翼日向不在は板野と中山&他メンバーの強化で、森崎不在は若林空手積極起用で補えるけど
ジノのみイタリア<ディアスのみアルゼンチン
アルゼンチン<<四人追加イタリアだろうし
フランス戦も日向がいないと…

604 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 11:40:10 ID:???
日向を送り込んできたの誰だろう

605 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 13:34:34 ID:???
東西ドイツ早期統一はないことを祈りたいけど
メッツァとカペロマン加入は想定しといた方がいいかも。

606 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 14:27:22 ID:???
まあ西ドイツは本編のままでも十分強いよね。
イタリアが必殺技控え目なら
守備 イタリア≧西ドイツ
中盤 西ドイツ>イタリア
前線 西ドイツ>イタリア
くらいかな。

607 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 16:47:08 ID:???
西ドイツの弱点なんてDFが弱いって程度だからな
ところでこの翼はもしかして原作の翼か?

608 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 17:16:07 ID:???
間違いなくそうだろうね
ニネーと高橋は絶対対立すると思う
大会の決勝にすら出れない主人公・・・ねぇ

609 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 17:26:38 ID:???
全国大会で優勝した東邦学園のキャプテン小池秀人が主人公だな(確信)

610 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 17:40:28 ID:???
せやね

611 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 17:48:56 ID:???
つまり二人の目的は小池?

612 :森末(仮):2015/01/17(土) 23:01:35 ID:???
そして視点は、主人公――だった筈の男、板野のものへと戻る。
彼は今、この西ドイツで過ごす間滞在するホテルのロビーにいた。
試合を終えてからは今まで感じた事の無い程の悔しさと無力感に苛まれていた彼は到底自室に戻って身体を休める気持ちにはなれず、
それは他の者達も同じだったようで、板野の周囲には松山を初め多数の全日本Jrユースメンバーが集まっていた。

松山「井沢、三杉……怪我は大丈夫だったのか?」
三杉「ああ、今日一日安静にしておけば明日からはもう問題なく動けるよ」
井沢「一応明日の練習試合については参加は控えた方がいいだろうって言われたけどな」

明るくない雰囲気の中、それでも気遣うように松山が今日の試合で出た負傷者の2名に問いかけると、
2人は大会に影響は出なさそうだと返答。
井沢にしろ三杉にしろ、全日本Jrユースでは重要な戦力である為に本来ならば喜ぶべき事なのだが、
この言葉を聞いても一同に笑顔は戻らない。

明日の練習試合――板野達には、再び憂鬱な現実が待ち構えていたからである。

沢田「あ、明日はブレーメンとイタリアJrユースとの練習試合でしたよね。
   ブレーメンはともかく……イタリアってかなりの強豪国だったんじゃ……」
山森「……そんな相手に、三杉さんやキャプ……井沢さん抜きで戦うのか」
中西「シュナイダーみたいなとんでもストライカーはおらんやろなぁ……あんなんと戦うのはもう御免やで」
石崎「西ドイツも大会には参加するんだよな?
   そのシュナイダーやカルツに加え、今度は国内の実力者が集まってくるんだろ? ……どうしようもねぇよ」
板野「(皆、落ち込んでるな。 俺もだけど……でも、このままじゃいけないのは確かなんだ。
    こういう時、どうすればいいんだろう?)」

613 :森末(仮):2015/01/17(土) 23:02:36 ID:???
A.「皆、落ち込むな! 確かに世界の壁はあまりに厚いけど、まだ大会まで時間はあるだろう!」 情けない一同を叱責する
B.「まずは自分たちの実力が確認出来た……今日の試合、その収穫があっただけでも十分だ」 冷静な一面を見せてみる
C.「どうせこれじゃ大会に出ても勝てないよ……記念に参加するくらいの気持ちで行こう」 自暴自棄になってみる
D.「色々あって皆疲れてるんだよ。 みんな、今日は一旦休もう。 心も体も休息が必要だ」 まずはゆっくり休もう
E.「…………」 黙ってボールを持ち、練習に行く

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

614 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 23:03:06 ID:yZMJ0Dso
E

615 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 23:03:46 ID:r/Aeispw
E

616 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 23:09:28 ID:???
三杉が使えない、もうだめだ…おしまいだぁ…

617 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 23:39:50 ID:???
中盤で守備ができる井沢が使えないのも辛い、松山をボランチにすることも考えないといかんな

618 :森崎名無しさん:2015/01/17(土) 23:40:34 ID:???
ブレーメン戦は中山をボランチにして代わりのセンターバックに石崎とかを使っては?

619 :森末(仮):2015/01/18(日) 01:11:43 ID:???
>E.「…………」 黙ってボールを持ち、練習に行く
========================================================================
板野「(……こういう時、やる事。 それは決まってる。
    才能が無い――実力が足りない時。 そんな時に出来る事は……)」

自分が今、何をするべきなのか……その答えはすぐに出た。
そしてそれを即座に行動に移そうとした瞬間――。

松山「!」
板野「ま、松山……」

先ほどまで板野同様、落ち込んだ顔でソファーに腰掛けていた松山が立ち上がった。
これもまた板野同様、近くに置いていたボールを持って。
突如対面に座っていた相手同士が、自身と全く同じ行動をした事で呆気にとられてしまう板野と松山だったが……。
すぐにその意図に気づくと、互いに真剣な表情で頷き合いながら、外へと駆け出して行った。

才能が無い者は、努力するしかない。

ふらの中学で共に過ごしてきた2人は、こういう時に自分たちが取れる行動について、ただそれしか知らなかった。

中山「……俺も行ってくる(そうだ、いつまでも落ち込んでいる場合じゃない……! 
   世界の広さと自分の矮小さを知ったなら、その差を少しでも埋めようと……。
   いや違う、その世界すらも超えてみせるくらいの気持ちにならないと!)」
新田「あ、ま、待って下さい中山さん! 俺も行きます!」
石崎「ちょ、ちょっと待ってくれ! 俺もつれてってくれ!」
三杉「(やれやれ。 試合で疲れている筈なのに……まあ、オーバーワークにならない程度にするよう、後で様子を見に行くとするか)」
反町「……? 若島津、お前は行かないのか?」
若島津「ああ(我武者羅に練習するだけでは……今の俺では駄目だ。 浴びせ蹴りはシュナイダーにも通用したが、セービングの質が足りん。
    根本から考え直すしかあるまい……セービングの精度を上げる方法。 何か、きっと何かある筈だ)」

その後、触発されたように中山が続き新田と石崎もそれに同行する。
こうして練習に向かう者達がいる一方で、全日本内でも相当の実力者とされる若島津は1人仏頂面で何やら考え事をしているのだった。

620 :森末(仮):2015/01/18(日) 01:12:54 ID:???
〜 松山 〜

松山「(甘えていたつもりはない……ふらの中学で過ごした3年間。
    そして、大会が終わってからの数日。 俺は毎日、このボールを蹴り込んでいた!
    だがそれでも大会では優勝出来なかったし、今日の試合でも何も出来なかった!)」

外に出て板野とは別に練習する事にした松山は、1人公園の影でボールを蹴り込んでいた。
今日の試合、誰よりも悔しい思いをしたのは、この松山だったかもしれない。
日本ではNo.1フィールドプレイヤーと言われ、その実力の高さは国内のサッカー少年ならば知らぬ者はいないとまでされていた。
OMFでありながら守備力も高く、特に粘りのキープと北国で培われた強靭な足腰から放たれるシュート。
そして鋭いタックルは、全国大会でも大いに対戦チームを苦しめてきた。

だが、その松山の自慢の攻撃力も守備力も、世界では通用をしなかった。

全国大会終了後に開発をした雪だるまキープは上手く繰り出すタイミングが無く、ボールを奪われ。
シュナイダー達に何度も抜かされる局面も目立った。
極め付けは北国シュートである。GKに防がれるどころか、DFにブロックされたとあっては、松山としてもぐうの音も出ない。
常人ならば心が折れてもおかしくない状況であったが……それでも松山は諦めなかった。

松山「(俺に才能が無いのはわかっているんだ! だが……それでも俺はサッカーが好きなんだ! 勝ちたいんだ!!
    その為にやれる事は全てやる! 才能が無い分は、努力で埋めるしかない!
    これまでも何度も負けて、叩きのめされて……でも、あきらめたくないんだ! このまま終わってたまるか!)」

小学生時代、中学生時代と、世代で有数のプレイヤーとして知られながら、松山には優勝経験がない。
そのたびに松山は心で涙を流しながら、努力をし続けてきた。
努力は必ず報われると信じて……雪国にもいつか、春は訪れると信じて。

やがて彼は地道にシュートの威力を上げ、パスの精度も上げる事に成功する。
それらは全て、かつて中学生大会での試合中に感じた"覚醒の兆し"がようやく開花したもの。
しかし、それでもまだ彼は納得しない。

621 :森末(仮):2015/01/18(日) 01:13:56 ID:???
松山「(地道に基礎能力を高める事は重要だ。 だが、ことシュートに関しては……今のままじゃ通用しないかもしれない)」

基礎的な能力が上昇しただけで満足しなかった彼は、さらなる進化を求めて思案に明け暮れた。
"本来"の松山光ならば、基礎的な能力の向上を重視して、この時点で満足していたかもしれない。
その先を目指す事を、「自分には才能が無いから」と言って。

だが、彼は大きく変わっていた。

信頼が出来、尊敬が出来――そして誰よりも頼りとなる仲間がいたから。
その仲間もまた最初は自分よりも実力が低い――。
否、今でも総合的な能力では劣っているにも関わらず……しかし、自分と一緒に努力に努力を重ね、
時には笑いあい、時には励まし合い、時には慰め合って高みを目指してきたから。
そしてその仲間の力――シュートを目にして、今の自分では到底その仲間に及ばないと感じていたからである。

松山「(アイツには確かに才能がある……あれだけ小柄なのに、パワーだけは人一倍強い。
    だけどそれ以外に関しては入部してきた当時は殆どからっきしだったんだ。
    それなのに、ドリブルも上手くなった……パスだって俺とコンビを組める程に……。
    才能が無いのを、言い訳にしちゃ駄目だ。 俺も……俺だって……更に上を目指せる筈だ!!)」

本編で仲間に恵まれず不遇の一途を辿った荒鷲は、たった1人の男の存在により、
高く世界という名の大空に羽ばたこうとしていた。

※松山がパス・シュートフラグを回収しスキル・パス+1、スキル・シュート+1を習得しました。
 更に……?

622 :森末(仮):2015/01/18(日) 01:15:08 ID:???
〜 中山 〜

松山達とはまた違う公園――手広く、大きく使う事の出来るフィールドにいたのは、中山と新田、石崎であった。

中山「石崎、新田、本当に俺の練習に付き合ってくれていいのか?」
新田「はい!(板野さんと練習するのも考えたけど……。
   技術とかを教えてもらうならともかく、FWの俺が板野さんの練習相手に務まるとは思えないしなぁ)」
石崎「中山と一緒に練習できりゃ、それだけでレベルアップになりそうだしな!」

この公園までの道すがら、中山達は練習内容について話し合った結果、
中山がしたい練習に石崎達が協力をするという形になった。
勢いだけで出てきた石崎には具体的にどのような練習をしようかという青写真がなく、新田にしてもそれは同様。
ならば中山の練習に付き合うだけでも、自分たちにとって有益になるだろうと考えたのである。

石崎「それでどうすんだ? タックルの練習か?」
新田「それなら俺が相手しますけど……でも中山さん、下手なMFよりも攻撃力高いですよね。
   もしかしてそっちを鍛えたいとかだったりします?」
中山「そうだな……まずはドリブルを鍛えたいから、2人でかかってきてくれるか?」
石崎「ドリブルかー、よっしゃ! ……ん? まず?」
中山「ああ、まずだ」

そして早速何を練習するのかと問いかけられた中山が返答すると、
石崎達は守備ではなく攻撃面での強化を申し出た中山に意外な顔をするのだが……。
不意に中山が呟いた、「まず」という言葉に反応をする。
すると中山は事もなげに、至って涼しい顔で更に言葉を続けた。

中山「ドリブル、パス、タックル、パスカット、ブロック……それにクリアー。
   シュートに関してはアイデアが無いから今回は無しだが、これだけの練習をしたい」
石崎「なっ!? ん、んな無茶な! ほんのちょっとの短い時間でそんだけの事をやって成果が出るなんて……」
中山「頼む、やらせてくれ。 試したい事が沢山あるんだ」
新田「お、おれは構いませんけど……(幾ら中山さんでもシュート以外の全ての項目で結果を出すなんて出来るのか?)」

623 :森末(仮):2015/01/18(日) 01:17:53 ID:???
今、練習を開始しようとしている時間から定められている就寝の時間までは、決して長くはない。
その練習の中で、1つのプレイを集中し繰り返して練習して何か得られるものがあれば、それだけで上出来だと石崎達は思っていた。
だが、中山はその短い時間の中でシュート以外、すべてのプレイの質を向上させようとしていたのだ。
それははっきり言って無謀な考えにしか外野からは思えなかったが、
何故かこの時、中山にはしっかりとモノに出来るという確信に近いものがあった。

中山「(技のアイデア……原理や動き方がさっきから思いついて頭から離れない。
    後はそれを実際に動いて体になじませるだけ……! 上手く行くといいんだが……)」

不思議な事に、中山の頭には湯水の如く技の構想が溢れて止まらなかった。
"本来"ならば――それは決してこの段階では中山が考えつかなかったもの。

遠い未来……3年後。
絶望と大きな挫折、そして親友との衝突などを経て、それでもそれを乗り越えて強靭な精神を手に入れ、
更には高いレベルの実力者たちと長い時間をかけて完成させた筈のものである。

中山「(しかしどうしてこんな事が……? それに、さっきから思い浮かぶこの光景はなんだ……?
    どうして俺が車いすに……それにこれは……これは、合宿初日の朝に会った男……?)」

それらの技の構想に混じり、中山の脳裏には車いすに乗り悔しい思いをする自分、今の自分より成長をし大人びた自分。
そして、いつか出会った謎の男とわさビーフを頬張っている自分の姿が浮かぶ。
一体自分の身に……否、"魂"に何が起こっているのかと恐怖にも似た感情を覚えながら……。
それでも今は練習に集中を、と気を引き締め直し、石崎達に向かって行った。

624 :森末(仮):2015/01/18(日) 01:19:39 ID:???
先着3名様で、

★中山のドリブル練習→(! dice + ! dice)=
 中山のパス練習→(! dice + ! dice)=★

★中山のタックル練習→(! dice + ! dice)=
 中山のパスカット練習→(! dice + ! dice)=★

★中山のブロック練習→(! dice + ! dice)=
 中山のクリアー練習→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→それぞれに対応したフラグ習得!
10以上→それぞれに対応した技習得!

625 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 01:20:00 ID:???
★中山のドリブル練習→( 5 + 6 )=
 中山のパス練習→( 5 + 3 )=★

626 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 01:21:06 ID:???
★中山のタックル練習→( 5 + 2 )=
 中山のパスカット練習→( 2 + 4 )=★

627 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 01:22:03 ID:???
★中山のブロック練習→( 6 + 4 )=
 中山のクリアー練習→( 2 + 1 )=★

628 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 01:22:50 ID:???
2つも技覚えてくれれば上出来。特にブロックはありがたい

629 :森末(仮):2015/01/18(日) 01:24:42 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
遅くまでお付き合いありがとうございました。それでは。

630 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 10:19:24 ID:???
乙です!
CBとボランチ、どっちで使うか悩ましいところだね。

631 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 21:25:44 ID:???
森末(仮)さん、乙です。
>>593
少し亀レスですが、衝撃の展開ですww
(どうせなら高橋先生の表記は、YO1神or陽一神とかの方が良かったかも・・・。)
>>601
見上さん・・・、いい人過ぎる。・゚・(ノД`)・゚・。

中山さんの活躍も含め、ますます続きが楽しみになってきました。


632 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:42:50 ID:???
>>628
2つ技を覚え、フラグも取得は大きいですね。
中山さんは基礎能力が高いので、試合中の覚醒で回収にも期待が持てます。

>>630
乙ありです。
ドリブル、ブロックが出来ますので置き場所には困るかもしれませんね。
ただどちらも高い水準ですので、どこに置いても活躍が期待できそうです。

>>631
乙ありです。
高橋さんは森末との対比でこんな名前にしております。
続きが楽しみと言っていただけて、ありがたいです。

633 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:44:06 ID:???
>★中山のドリブル練習→( 5 + 6 )=技習得!
> 中山のパス練習→( 5 + 3 )=フラグ習得!★
>★中山のタックル練習→( 5 + 2 )=フラグ習得!
> 中山のパスカット練習→( 2 + 4 )=フラグ習得!★
>★中山のブロック練習→( 6 + 4 )=技習得!
> 中山のクリアー練習→( 2 + 1 )=成果なし★
=======================================================================================
本当にこの短い時間だけで、成果を上げる事が出来るのか?
石崎達の疑問は、結論として杞憂に終わった。

中山「知り難き事陰の如く!」

クルッ……パッ!

石崎「はっ……へ!?」
新田「き、消えた!?」

ボールを相手の死角で弄びフェイントをかける事で、まるでそれが「消えた」と感じさせ突破する技――消えるフェイント。
石崎、新田というボールカットがお世辞にも得意とは言えない彼らは、
一度もボールに触れる事も原理を理解する事も出来ないまま中山に翻弄され続ける。

中山「動かざる事山の如く!」

バシュウ……ボコッ!

新田「なにィ!? 俺の隼シュートが……!(流石中山さんだ!)」

また相手のシュートコースを素早く予測し飛び込みながら――ダイビングしながらブロックする事により、
その加速力で通常よりも更に強い力でボールを弾き飛ばすダイビングブロックの会得に成功。
この日の練習で新田の隼シュートは悉く中山に弾き返される事となる。

そして驚くべき事は、結果が出たのはこのドリブル、ブロックの練習だけではないという事であった。

634 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:45:21 ID:???
パスでは狙った位置にピンポイントで送る精確なパス精度の片鱗を見せつけ、
タックルでは地を抉るかのような鋭いスライディングタックル。
パスカットにおいても、素早い動きだしでまるで疾風のようにボールを掠め取ろうという姿を見せる。
これらは残念ながらまだ試合では上手く使いこなせないものの、
いずれ使い物に出来るかもしれないという下段階を作り上げる事には成功をしていた。
唯一クリアーについては物に出来なかったのだが、練習相手が競りあいに弱い石崎と新田では、これも仕方のない話なのかもしれない。

一通り練習を終えて、荒い息を吐きながら思わずその場に座り込む中山。
そんな彼を新田と石崎は茫然としたまま見つめていたのだが……、
やがて中山がしでかした事を理解すると、すぐさま歓喜にも似た感情を表しながら中山に詰めかける。

石崎「す、スッゲー! すげぇぜ中山!」
新田「ドリブルは中里さん並……? ブロックだって次藤さんに負けてませんよこれ!」

元々中山の事を尊敬していた新田に、よく言えば素直で他人を純粋に応援出来る石崎。
彼らは改めて中山の実力の高さと底知れぬ才能に驚愕し、中山の事を褒めちぎるのだが……。
中山はそれに対して小さく首を振るだけで、決して納得してはいない表情で小さくつぶやく。

中山「いや……いや、まだまだだ。 俺は……俺は、もっと強くなれる。 この程度じゃない、もっと強くなれるんだ。
   "アイツ"の前に立ち、手助けする為じゃない。
   世界を相手に戦う為に、俺はもっともっと、強くなれる筈で……」
新田「……アイツ? って、誰です?」
中山「……え?」

その口から出てきたのは、満足の行く成果ではなかったという自身に対する戒めの言葉。
そして、新田も石崎も、誰も知らない"アイツ"という存在についての言及だった。

635 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:46:35 ID:???
新田に指摘されると、中山は一瞬呆けた表情を浮かべた後……自分がそんな事を言っていたという事実に驚き、
額に頭をあてて今さっき自分に起こっていた謎の『魂』の揺れ動く様に恐怖を抱く。

中山「(な、なんだったんだ……さっきの不思議な感覚は……。
    見た事もない筈の情景が思い浮かび、やった事のない筈の技をやる自分の姿が目に浮かんで……。
    それなのに、それが当然のように……本来あるべき姿に思えてしまっていた。
    俺が見た情景は、もっともっと未来のもので……しかも経験した事が無い筈なのに……。
    それが"懐かしい"と感じてしまうなんてありえ無いのに!)」

本来ならば、中山政男という男はこの時点でこれだけの多種の技を覚える事は無い。
本来の彼は今現在――中学生時代、不幸な事故によりサッカーを諦めねばならぬ状況にありながら、
それでも奇跡的な回復力と精神力、優秀な医師の力を得てサッカー界に復帰。
以後は挫折と苦悩に悩まされながらも選手として大きく成長をし、やがて世界有数のDFへと変貌を遂げるのだ。

だが、この世界では違った。
既にこの時点で彼は世界レベルとも言える水準の力を有し、やがて国際大会では全日本の守りの要として外せない人物となるだろう。
その切欠となったのは――間違いなく、中山がJrユース合宿の初日に出会った、例の男……森崎有三。

彼に出会ってしまった事で、中山政男の運命は変わった。
親友である筈の彼に出会い、対話し、そしてその後に「世界の壁」を知った事で――。
彼はこの世界の中山政男ではない、"別の世界"の中山政男の魂の器へと変貌し始めていたのである。
それ程までに、森崎有三と中山政男という男の関係は、深く、密接なものだった。

中山「(俺に一体何が起こっているんだ……? まるで、ここにいる事が間違いのように思えてくるこの感情は……)」

やがて就寝時間が近づき、新田と石崎に促されてホテルに帰るまで、
中山はその場で愕然としながら、己の身に起こっている不可思議な現象に困惑をしていた。

※中山が「消えるフェイント」「ダイビングブロック」フラグ・パス、フラグ・タックル、フラグ・パスカットを習得しました。

636 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:48:23 ID:???
〜 板野 〜

こうして中山がこの世界に存在しない筈の人物との接触により急成長をしていた頃。
板野もまた、離れた場所で1人練習に明け暮れていた。
彼はボールをただ強く蹴り、マグナムシュートの改良に勤しむ。
今日の試合でマグナムシュートでも……マグナムボレーでも、シュナイダーには敵わないと理解が出来たからである。

板野「(わかっていた事だけど、やっぱりシュナイダーは強い!
    今日は調子が悪かったのかもしれないけれど、実際の威力を見てみればファイヤーショットとマグナムシュート。
    その威力の差は歴然だ! このままじゃ大会でもミューラーやヘルナンデスにあっさり止められちゃうよ!)」

フランスのアモロやアルゼンチンのガルトーニならともかく、
世界的なキーパーであるミューラーやヘルナンデスといった実力者には現状では歯が立たないかもしれない。
改めて危機感を抱いた板野が取ったこの行動は、ある意味必然だったと言えるのだが……。
やはりとも言うべきか、ただ我武者羅にシュートを打ちこむだけでは目立った成果というのは出なかった。

板野「くそう……どうすればいいんだ?
   イタリアはヘルナンデス以外が弱いから数を打てばなんとかなるだろうけど、
   西ドイツからはそういう訳にもいかないよ……このままじゃ駄目なのに……」
森末「板野〜!」
板野「!? も、森末!?」

焦るばかりで成果が出ない事に苛立ち始めた板野の耳に聞こえてきたのは、
かつてこの世界に自分を連れてきてくれた精霊の声である。
慌てて振り向いてみれば、そこにはとてとてと歩きながら板野に近づいてくる森末の姿。
思わず板野が練習の手を止めると、森末はなんとも焦燥しきった表情(第三者からはいつもの無表情に見える)を浮かべつつ、
まずは大きく息を吐くと小さな手をピュッと上げてその口を開いた。

637 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:50:25 ID:???
森末「探し回ったよ板野……こんな所にいたんだね」
板野「う、うん……練習してたんだ。 このままじゃシュナイダーのファイヤーショットに勝てないって思って……。
   ところでどうしたんだよ森末? 何かあったの?」
森末「何かあったっていうかなんというか……ともかく、色々ありすぎてね。
   ……あ、それはともかく、ハンブルグとの試合ではひとまず引き分けおめでとう!
   負けなかったのは立派だったよ!」
板野「……引き分けで喜べないよ、森末」
森末「……うん、そっか。 ごめん、気が回らなかったね。
   じゃあ早速……伝えたい事があるから話させてくれ。
   これから話す事はちょっと君にとってもショックな事かもしれないから……まずは落ち着いて聞いてくれよ」

疑問を浮かべる板野に対し、森末は努めて冷静になろうとしながら自身がこれまで見聞きしてきた事を伝えた。
イタリアJrユースに、ストラットらこの時点ではいない筈の4人組がいた事。
逆にアルゼンチンJrユースに、パスカルやガルバンといったディアス以外の主力選手が存在しない事。
端的に言えば、イタリアの超絶な強化とアルゼンチンの更なるディアスのワンマンチーム化。
言葉にしてしまえば簡単であるが、しかし、当然ながらそれは板野が知るキャプテン森崎ともキャプテン翼とも違う出来事であり、
つい先ほど森末に引き分けに終わった事を言われて悲しみに歪めていた表情を驚愕の色に変えるには十分な事実であった。

板野「イ、イタリアに……ストラットとジェンティーレ……おまけにバンビーノとランピオンだって……?
   ど、どうしてそんな事になってるのさ!?」
森末「わからない……僕も当然、そんな事はしていないんだから。
   ただ、以前から僕が予定していなかった筈の出来事が起こる事はあったから……。
   これも、きっとその出来事を起こした犯人がしでかした事なんだ、と思う」

638 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:52:10 ID:???
以前より――中学サッカー大会の頃より、その傾向はあった。
この世界では大空翼がいない為に存在しない筈のツインシュート。
それを立花兄弟が披露した時から、森末の嫌な予感は既に始まっていたのだ。
それでもまだ、板野に対して直接的に大きな被害はないから……と様子を見守っていた。
だが、ここに来ての対戦チームの大きな補強……森末からしてみれば、あまりにもやり過ぎと言える"改変"である。

板野「どうにかならないの? だってそんなの……森末が予定してない事なんでしょ?
   修正をして、今からストラット達を参加出来ないようにするとか……」
森末「無理だ……今の僕にはそれだけの力はないし、それにもう彼らは実際に表舞台に出てきてしまっている。
   ここから彼らを参加出来ないようにするというのは、それもまた世界を大きく改変してしまう事になるんだ。
   修正、ではなくてね」

ストラット、ジェンティーレ、バンビーノ、ランピオン。
彼ら4人のいるイタリアと、ヘルナンデスしかいないイタリア。
その強さの違いについて、板野が知らない筈も無く……故に、森末の言いたい事も理解出来てしまった。
彼らがいる事を、無かった事にする。
それは今後において大きな影響を与えてしまう事であり――。
そして、それだけの大きな改変を、今の森末の力では出来ないのだという事に。

これに対して、森末は実に申し訳なさそうな表情を浮かべ、頭を垂れるしかない。
世界の管理者である彼は、板野が円滑にゲームを進められるようにする義務を持つ。
だというのに、今日のハンブルグとの試合で引き分けに終わった矢先、大会であたるイタリアが超絶的な強化。
もはや無理ゲーであるとして匙を投げられても文句を言えないような状況であった。

森末「ごめんよ板野……僕の力が足りないばかりに……」
板野「……いや、大丈夫だよ。 驚きはしたけど……でも、もう俺達は絶対に負けない……。
   違う、どんな敵が出てきても勝つって決めたんだ。
   だから……きっと大丈夫!」

それでも板野が弱音を吐かなかったのは、先の試合で悔しい思いをしたからに他ならなかった。
森末の謝罪に対し、板野はあくまで強気な姿勢を崩さずにいると、
森末は一瞬驚いた顔を浮かべ……すぐさま板野を頼もしげに見やり、うんうんと力強く頷いた。

639 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:53:12 ID:???
森末「うん……うん、そうだね! きっと君なら勝てる筈だ」
板野「それにしても、逆にアルゼンチンが弱体化か……どういう事なんだろう?」
森末「わからない。 一見すればバランスを取ってるように見えるんだけど……一体どうしてそんな事をする必要があるのか、
   僕もちょっと理解できないからね。
   イタリアも強化したんなら、アルゼンチンも強化してこっちの反応を愉しみそうなもんだけど……。
   
   ところで板野、ここまでで何か質問はあるかい?
   大きな改変は出来ないけれど、僕もまだ力は残ってる。 情報を集めたり君にアドバイスする事なら出来るんだけど……」
板野「え? そ、そうだなぁ……」

A.強化されたイタリアの具体的な実力について
B.弱体化したアルゼンチンの弱体化の理由について
C.他に強化や弱体化したチームの有無について
D.これからのチームの育成方針について助言を貰う
E.森末役に立たなさそうだし特に無いです。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

640 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 22:53:39 ID:EK2pwbXk


641 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 22:54:18 ID:s8YeaSn2
A

642 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:24:40 ID:???
Eはひどいww

643 :森末(仮):2015/01/18(日) 23:41:48 ID:???
>A.強化されたイタリアの具体的な実力について
===============================================================
板野が気になったのは、やはり強化されたイタリアの具体的な実力についてだった。
本編ではJrユース大会で辛酸をなめさせられ、その雪辱を胸にしユース大会では準決勝で激突。
日本は怪我人を続出させ、カードが舞う荒れた試合展開にこそなったものの、
ストラットを初めとした選手たちの実力の高さは大いに全日本を苦しめた。

板野「特にストラットは強敵だったよなぁ……本編だとリオカップの時にもズタボロにやられたし。
   決定力だけならシュナイダー以上だったんじゃなかったっけ?」
森末「ただ、今日あの後……ちょっと偵察に行ってきた所によると、どうやら【ストラットにはメガロゾーンは無い】みたいだよ」
板野「えっ、そうなの!?」

1番の警戒の対象は、本編中最大のシュート力を有していたストラット。
当然ながらその代名詞であるメガロゾーンシュートを板野は恐れていたのだが、
森末の情報によれば現時点ではストラットはメガロゾーンシュートを会得していないのだという。

森末「元々あれは、イタリアにいられなくなったストラットがブラジルに逃げてから覚えたものだった筈だし……。
   それを考えると、ここで覚えてないのは納得だよ」
板野「そっか……(っていうか森末、今日試合終わってすぐに偵察に行ったのか。 ワープが使えるって便利だなぁ)
   じゃあ他のは? ジェンティーレとか……」
森末「彼らに関しても、ワールドユース編の頃よりは弱い筈だよ。
   具体的には未収得な技も多い……ジェンティーレも、【カウンターシュート】とかは覚えてなかった筈さ。
   勿論、この段階では味方だって然程成長出来ていないからどっこいどっこいだけどね」

森末の話を聞く限りでは、強化されたというイタリアの選手たちも、
あくまでこのJrユースレベルの能力に落ち着いているらしく、
その点については板野もほっと胸をなでおろす。

644 :森末(仮):2015/01/18(日) 23:42:57 ID:???
板野「まあ流石にオムニゾーンとか打たれたりマグナムボレーをカウンターシュートされたりしたらたまったもんじゃないもんね……」
森末「ああ、だからやりようによってはしっかり勝てる筈さ。
   あと、強化……追加されているのはあくまでその4人だけ。
   当然ながらアルシオンはいないし、ワールドユースになってから追加されたキャラは他にいないからね」

また、どうやら森末の話によれば、イタリアの強化はあくまでもその4人。
モブのDF達が技を覚えているだとか、ゲーム版に出ていたゴリネバーレらが追加されているという事もないらしい。
イタリアが超強化された!と聞いて最初は驚いていた板野も、
少しずつ安心する要素が出てきた事で笑顔を見せ始めた。

板野「そっか……なら、なんとかなりそうだね!」
森末「ただ強化されてる事には違いないんだから、油断は禁物だよ!
   ストラットだってメガロゾーンが無いとはいえ、世界的なレベルのストライカーには変わりないし、
   ジェンティーレだって本編同様屈指のDFだ。
   何よりヘルナンデスだって強いんだから、ゴールを奪うのは並大抵じゃないよ!」
板野「確かにそれはそうだね……ヘルナンデスとジェンティーレを破れるだけのシュート、か……」

しかしあくまでも森末が戒めるような言葉を言うと、板野は改めて気を引き締める。
確かに思った程には凶悪ではないかもしれないが、それでも強敵には違いない。
特に守備力に関しては、恐らくは大会に出場するチームの中ではNo.1。
今大会、出場する中で最強のキーパーといえばミューラーとなるのだろうが、
守備陣――即ちジェンティーレとヘルナンデスという最高クラスのDFとGKを持つイタリアの方が守備力に関しては上だろう。

実際に彼らが守るゴールを狙うFWとして、板野は果たして自分にそれだけのシュートが打てるのだろうかと少々不安に思うのだが……。
そんな板野を見て、森末はニッコリと笑みを浮かべると、
その肩からかけ引きずっていた袋の中から何かをゴソゴソと取り出した。

森末「安心してくれ板野! こんな事もあろうかと、実は持ってきたものがあるんだ」
板野「え、何!? 何かくれるの!?」
森末「ああ、今の君に必要なもの……それはこれだ!」

645 :森末(仮):2015/01/18(日) 23:44:24 ID:???
先着1名様で、

★森末の贈り物→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→スペード・クラブ+インスタントラーメンだった! 森末「兄貴塩と弟味噌どっちにする?」
ダイヤ→何やら古ぼけた一冊のノートだった
ハート→ボロボロになった野球のボールだった
スペード・クラブ→どす黒いサッカーボールだった

>>642 少なくとも情報などで教えてくれるものは事実なので、これからも森末には頼って行きましょう。
    役に立たないと言うと泣かれます。

646 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:44:38 ID:???
★森末の贈り物→ ハート8
キックオフシュートに怯える心配がいらないなら勝つ方法見えた

647 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:44:48 ID:???
★森末の贈り物→ ダイヤ8

648 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:45:11 ID:???
★森末の贈り物→ ハート7

649 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:22:08 ID:???
ハートだけむしろSGGK要素に思えるけど元ネタなんだろ

650 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:24:33 ID:???
野球ボールでコントロール強化か?
それともピッチングで回転のかけ方学ぶとか?

651 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:25:09 ID:???
イーファスシュート習得フラグかな?

652 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:27:11 ID:???
そういや野球関係の知人が板野にはいたな。
登場人物欄にもちゃんといるw

653 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:28:32 ID:???
小さいボールを力強く蹴り抜く練習で正確にボールの芯を捉えるのかな
ついでにプロ候補のボールを蹴り返す練習もしよう(提案)

654 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:28:37 ID:???
マグナムの習得もアレだったし

655 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:08:43 ID:???
>★森末の贈り物→ ハート8 =ボロボロになった野球のボールだった★
===============================================================================
板野「え、何これは」

思わず困惑しながら、森末が取り出したものを手に取り見つめる板野。
それはボロボロになった、何の変哲もない野球のボールであり――。
当然ながら、こんなものを渡されて森末が一体何をしたいのか板野としては理解が出来ない。
板野が困惑しているのがわかったのか、森末は少し説明不足だったと謝罪しながら、改めて解説をする。

森末「実はこのボールは、君の友人の多田野くんから送られたものなんだ」
板野「えっ、多田野くんが!?」

森末曰く、この野球のボールは多田野のものであるらしい。

子供の頃から野球少年だった多田野は、各地を転々としながらその土地でチームの所属してきた。
しかし、転校も多く、何故か周囲に弄られてしまう事もある彼には中々友達というのが出来なかったのだが、
ふらのに落ち着いた後もすぐに上級生らに目をつけられ財布を取り上げられそうになってしまった。
そこで板野に助けられた多田野は、これで上級生らからちょっかいをかけられる事もないかとホッと安堵。
所属する野球部に力を注ぐ事が出来、この夏、全国大会へと出場する事が出来た。

その切欠となり、また貴重な友人ともなってくれた板野に多田野は感謝をしており、
今日のハンブルグとの試合の中継も大事な友人の晴れ舞台を見ようとTVの前でかぶりつくようにしていたという。
ところが試合の結果は3−3の引き分け、板野は1得点を上げられるという相応の活躍を見せたというのにもかかわらず、
TVに映る板野の顔は晴れやかではない。

板野がこの程度では満足をしていない――。
更に上をめざし、勝利を貪欲に求めているのだと知った多田野はいても立ってもいられず、
板野の力になれればとこの野球のボールと一通の手紙を全日本Jrユースの滞在するホテル宛てに送ったのだという。

板野「……って、ちょっと待って! 届くの早すぎない!?」
森末「早く届けてあげようと思って、僕が持ってきた」

656 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:10:24 ID:???
思わず届く速さにツッコミを入れる板野であったが、そこは無駄にワープなどが出来る森末。
なんと送られてくるものを見つけて実際に手に持って直接板野に届けたのだという。
郵送をしている人たちが商品紛失して大変な事になっているのでは、と思う板野だったが、
とりあえず早くに届けてくれた事に感謝をしつつ、まずは多田野からの手紙を読む事にする。

手紙の冒頭は、板野の試合での活躍を称える言葉とヨーロッパ遠征を激励する言葉。
これを読んで板野は多田野の心遣いに感動しながら、更に読み進めていく。

多田野の手紙『ところで今日の試合を見ていましたが、板野くんはまだまだマグナムシュートだけでは満足していないように思いました。
       僕に出来る事があれば、なんでも手助けしたかったのですが……。
       僕はサッカーをやった事がなく、生まれてこの方野球にしか興味がありませんでした。

       ただ、野球もサッカーも同じ球技。
       それにシュートを打つのもボールを投げるのも、
       対戦相手に触れさせない、空振りさせるという意味ではよく似たスポーツだと思います。
       幸い、僕はピッチャーで板野くんはシュートを打つのが仕事のFWです。
       僕のこれまで培ったピッチャーとしての知識が新しいシュートの開発になればいいなと思い、
       ここに僕の投球術を簡潔ですが書いておきます。

       ヨーロッパ遠征、そして国際大会。 どうかこのボールを、僕だと思ってお守りにして、頑張ってください!』

板野「多田野くん……」

同じ競技をしている訳ではないが、それでも2人はスポーツマンである。
苦悩する板野をなんとか助けようと思った多田野に唯一出来た事は、
その自分が持っている「野球に関する知識」を板野に伝授するというものであった。
更に手紙の2枚目を見れば、そこにはギッシリと書き込まれた多田野の文字。
速球の投げ方や握りを変えての変化球の投げ方などがわかりやすく丁寧に書かれており、
これだけのものを自分の為に送ってくれたのか……と板野は改めて多田野に感謝をする。

657 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:11:29 ID:???
そしてそれからしばらく……公園のベンチに座り込み、街灯を頼りに手紙を読んでいた板野だったが……。

森末「どうだい、板野? 役に立ちそうかい?」
板野「……うーん。 変化球の原理なんかについては、サッカーに応用できるかもしれない。
   ただ、今のマグナムシュート以上のシュートが開発出来るかっていうと……」

まず板野が注目をしたのは多田野の書き記していた変化球の数々をサッカーに転じる事が出来ないかというもの。
早田のカミソリシュートを初めとして、回転をかけたシュートはこの世界にも多数存在する。
多田野が得意球としている鬼スライダーの投げ方を読み、板野はこれを開発しようかと思うのだが……。
どうしてもその場合、球威や球速は落ちてしまい、板野の持ち味であるパワーが発揮出来そうにない。
折角多田野が送ってくれたこの手紙……そして多田野が昔から使っていたという野球のボールも、
彼の思いはありがたいが力にはなってくれないのだろうかと思い始める。
しかし、その時……不意にある一文が板野の目に留まった。

板野「……ん? マグヌス効果?」

その文字を見ただけでは、板野としてはサッパリ意味がわからなかったが、そこは多田野である。
板野にもわかるよう丁寧な解説をしてその現象の説明をしており……。
板野はそれを読みながら、ふむふむと頷きつつ、野球のボールをにぎにぎしながら頭の中でシミュレーションをする。

板野「言葉の意味はわからないし、実際にこんな事が起こりうるのか半信半疑だけど……」
森末「大丈夫だ! この世界はキャプテン森崎を元にした世界! 物理法則とかあんまり関係ない!」
板野「スカイラブハリケーンとかもあるしね」

板野の読んだ文に書かれていたのは、つまりはこうである。
スピードガンなどで球速を計る事が今の時代は出来るが、球速と言っても2種類が存在する。
打者の手元に来てからようやくスピードガンの数値に達するものと、初速から終速まで常にMAXスピードが出るもの。
当然ながら後者の方が打者の体感速度は速く、これが所謂『ノビのあるストレート』というものなのだと書かれてある。

658 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:12:37 ID:???
更に回転数を上げる事などでボールをHOP−UPさせる事も可能であり、
これらを組み合わせる事によって通常のシュート以上に速く、ノビがあり、更に浮き上がるシュートを生み出せるかもしれないのである。
実際にはシュートを打ってボールが加速をするとは、空気抵抗などを考えれば不可能とも思えるのだが、そこはそれ。
ボールが燃えたり分裂したりコンクリートにめり込む事を考えれば、至って現実的。
何よりも多田野が書いてくれたものに嘘偽りが書いてるとも思えない。

板野「これなら、今のマグナムシュートを更に改良して出来るかもしれない。
   確かに思ってたんだ……俺のマグナムシュートよりも、新田の隼シュートの方がノビがあるって。
   威力は俺の方が上だけど、あのノビも一緒に出せるようになれば……」
森末「新田の隼シュートはHOP−UPしてる……?」

その後、板野は多田野の書いてある球速以上に「ノビのあるストレート」の投げ方をサッカー流にする為の試行錯誤を繰り返し、
ボールの回転数を上げ、更にHOP−UPさせる為の練習に着手した。
元々は野球でのストレートの投げ方を応用しようという為か、中々上手くいかないが……。
それでも我武者羅に何の目的も無く練習をするよりは数段マシである。

板野「(多田野くん、ありがとう。 必ずこのシュート……完成させてみせる!
    そしてこのシュートで、世界中のキーパーからゴールを奪ってみせる!)」

大切な友人の暖かな友情に感謝をしながら、その日、板野は就寝時間ギリギリまでボールを蹴りぬいた。
これから世界で戦おうという小さな板野。

そんな彼を助けてくれたのは、やがて遠い未来、世界で――遥か遠いメジャーで活躍をするかもしれない、
世代でも有数の1人のピッチャーだった。

※板野が新必殺シュートの開発に着手しました。
 大会開始前に自動的に習得をします。

659 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:13:38 ID:???
そして日が開け、遠征3日目の早朝。
全日本Jrユースメンバーはバスの中にいながら、改めてこれから合流をする若林の紹介を受けていた。

見上「昨日対戦したハンブルグのGK、若林源三が予定通り今日から全日本Jrユースと合流する」
若林「……皆、よろしく頼む」
全日本メンバー「おう」「よろしくな!」「(元気ねぇな)」「(大口叩いておきながら3失点したからだろ)」

若林には覇気が無く、1日目に大口を叩いていた姿は見る影もない。
あれだけ盛大に自分と全日本メンバーのレベル差を言っておきながら成果を上げる事が出来なかったのだから、
ある意味ではこれも自業自得という事もあり、大多数の者達は同情する事もなかったのだが……。
悲しむ者や頭も抱える者も若干名存在する。

井沢「(若林さん……どうしちゃったんだ)」
滝「(小学生時代はあんなにデカく見えたってのに……)」
高杉「(なんて顔してんですか! 若島津との圧倒的な格の違い見せるんじゃなかったんですか!?)」

だが、この若林の紹介もすぐに流される事となった。
その後にすぐさま見上が重大な発表をしたからである。

見上「それと、今日の練習試合についてだが……」
三杉「ブレーメンJrユースとイタリアJrユースとの2連戦ですよね?」
見上「その予定だった。 が……向こうから突然昨日の夜にキャンセルがあった。 2戦とも……な」
全日本メンバー「「「ええええええええええええええっ!?」」」
板野「(うげっ!? こ、この世界でも練習試合中止になっちゃうの!?)」

660 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:14:55 ID:???
板野だけはある程度予期出来ていた為か然程驚く事はなかったものの、他の者達からは驚愕の声が上がる。
昨日の引き分けから一夜明け、今日の試合こそはと意気込んでいた所に突然の中止。
血気に逸る者は苛立ち、逆に気弱な者はホッと胸をなでおろす中で……。
やがてざわついていた一同がある程度静かになった所で、見上は更に続ける。

見上「更にその後予定していたバイエルンJrやオランダのアムステルダム……。
   ベルギーJrもキャンセルの連絡を入れている。
   今、日本のサッカー協会が対応をしているらしいが……恐らくは中止になるだろう」
中山「……そうすると、もしかして大会まで練習試合が組めないっていう事ですか?」
見上「今から新たに相手を探すというのが難しい以上、そうなる可能性は高い」
松山「一体どうしてそんな……横暴すぎますよ!」
見上「理由については……色々と言ってきてはいるようだが、ハッキリとした事はわかっておらん」
板野「(う、うーん……イタリアと早く会わなくて済んでよかったと捉えるべきなのか。
    それとも大会まで練習試合が組めなくて実戦経験から遠ざかりそうなのを危惧すべきなのか……わかんないな。

    それはともかく、ここは何か言っておこうか?)」

A.「でもこのバスは試合会場に向かってるんですよね? なんでですか?」 無難に質問をする
B.「もしかして昨日の試合のせいですか?」 言葉を濁す見上に深く突っ込む
C.「大会までに練習試合が無いなんて……どうにかならないんですか!」 練習試合をねじ込めないか直訴する
D.「俺達の実力じゃ相手にならないって思われたって事ですか……」 落ち込んで見せる
E.大人の話に子供が口を挟むべきじゃない。お口チャックだ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>652 >>654
野球が好きなので、モブの人も野球関連の人になってしまいますね。元々舞台が北海道だったというのもありますが。

661 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:15:38 ID:qM7d1U9A


662 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:15:47 ID:30xUi+rU


663 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:46:50 ID:???
>B.「もしかして昨日の試合のせいですか?」 言葉を濁す見上に深く突っ込む
===========================================================================
どこか歯切れの悪い見上の言葉に気づいた板野は、原因を察し素早く突っ込みを入れた。
これには見上もため息を吐きながら、誤魔化しきれないと観念したように説明を始めた。

見上「……恐らくはそうだろう、と私も判断する。 昨日の試合は現地でも注目を受けており、
   地元紙やTVでも特集をされていた。 欧州No.1のJrユースチームが、島国のサッカー後進国と引き分け、とな。
   シュナイダーのファイヤーショットが止められた事、試合展開もほぼ拮抗していた事が話題になっている」
若林「(若島津がファイヤーショットを止めた事を何度も言わないで下さいよ見上さん……)」
見上「つまり、奴らは警戒をしてきた……という事だ。
   未確認情報だが西ドイツを初めとして、予定を前倒しにして合宿を行っていると聞いている。
   我々を本気で倒すつもりになった……という事だぞ。 良い気にならず、気を引き締めろ」
全日本メンバー「「「は、はいっ!」」」

昨日の引き分け、そして世界の壁の高さに落ち込んでいた一同だったが、
周囲が警戒をしているという事を聞き決して自分たちの実力が認められていない訳ではないのだと感じ気を持ちなおす。
それでもそこで褒めないというのが、見上のやり方でもあった。
改めてあくまでも引き分けに終わってしまったのだという事実と、これからの相手は決して油断してはこないと戒めると、
一同も顔を引き締め……丁度話が終わったタイミングで、バスは目的地へと到着をした。

見上「よし、全員降りろ。 ここがブレーメンの本拠地、ヴェーザースタディオンだ。
   今日はこれからここで練習を行う」
来生「へっ? こんなでっかい所で練習していいんですか?」
見上「日本サッカー協会が練習試合のドタキャンを抗議した所、詫びとしてここを練習場として貸してきたのだ。
   練習試合は組めんが、空いた時間は有効活用するぞ」
松山「(凄いなぁ……こんな所だと雪かきなんて絶対必要ないもんな……)」

664 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:47:53 ID:???
到着したスタジアムは昨日試合を行ったハンブルグJrユースのコートよりも広く、巨大。
これだけの広さならば思う存分練習が出来るだろうと一同は活気づき、
バスから降りて早速スタジアムの中に入ろうとするのだが……。

石崎「おい見ろよ」
早田「なんだよ石崎?」
石崎「ほらあそこ、西ドイツのかわいこちゃんがいっぱいいるぞ」
反町「ほんとだ。今日ある筈だった試合を見に来たのかな?」

ここで目ざとく西ドイツの少女集団を見つけたのは石崎である。
一同は石崎の言葉を聞いて別段思う所はなく、精々やる予定だった試合を見に来たのだろうという感想くらいしか抱かなかったのだが、
顔の割には女好きである石崎がそのままで終わる筈もない。
今にもとびかからんばかりの勢いで、舌なめずりをしながら西ドイツの少女たちに近づいていく。

石崎「ムフフ……」
板野「(石崎……いい奴なんだけど、本能に忠実だよなぁ。 ここはどうしよう?)」

A.「やめときなよ石崎、どうせ彼女たちの目当ては西ドイツの選手たちだったんだろうし」 ここは石崎を止めておく
B.「ヤーヤーヤー! グーテンタークグーテンターク! ダンケシェーン!」 ここは石崎より早くナンパに行く
C.「(どうせ言っても聞かない! こうなりゃマグナムシュートだ!)」 石崎の顔面にマグナムシュートを打って気絶させておこう
D.「(どうせ言っても聞かないだろうし、離れて見ておこう……)」 黙って見ておく
E.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

665 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:48:44 ID:qM7d1U9A


666 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:49:03 ID:E+qudtFs
D

667 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:49:06 ID:MLxr1pI6
A

668 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:49:28 ID:Vp0TBF9g
E石崎、女ってもんは近づけば遠のき遠ざかれば近づくのさ ともっともらしいことを言いながら
 サル崎の行動を抑制する

669 :森末(仮):2015/01/19(月) 02:16:07 ID:???
>A.「やめときなよ石崎、どうせ彼女たちの目当ては西ドイツの選手たちだったんだろうし」 ここは石崎を止めておく
=============================================================================================================
石崎「ギクッ! な、なんだよ板野ぉ……ちょーっとくらいいいじゃねぇか」
政夫「なんだお前? まさかナンパでもするつもりだったのか?」
和夫「鏡見ろよ」
石崎「お前達にゃ言われたくねぇ!」

ここで板野が注意をすると、石崎は困ったような顔をしながら照れ笑い。
これで周囲の者達も石崎が何をしようとしていたのか理解したのか、その無謀さに苦笑し、呆れ、からかう。
しばらくそうして騒いでいると、少女たちも全日本の存在に気づいたらしくやがてこちらへと近づいてくる。

少女たち「なになに、何の騒ぎ?」「あ、この人たち昨日ハンブルグと試合してたジャパンのチームよ」「新聞にも載ってたわね」
石崎「おお!? こ、これが噂の逆ナンか!? や、どーもどーも。 こんにちわ」
少女たち「何この男!サルみたい」
石崎「ギャフン!?」

そして石崎が話しかけてみれば、すぐさま玉砕。
彼の下心が丸出しだった為か、それとも単純の顔のせいか。
その場で崩れ落ちる彼に対して、しかし誰も同情をする事はなかった。

少女たち「この人あのカルツと互角以上に渡り合ったMF!」「昨日観戦した私の兄さんも言ってたわ」「やだ、かっこいい……」
三杉「(どの国も、女性の反応は似たようなものだな……)」

少女たち「きゃっ!同じ顔!」「確か双子のFWが2点も決めたって聞いたわ」「この人たちの事かしら?」
和夫「へへへ、昨日の試合で結構有名になったみたいだな俺達」
政夫「これからもっともっと世界中を驚かせてやらねぇとな」

少女たち「あの1番!シュナイダーのシュートを止めたんですって!」「ええっ、うそー」
      「ブレーメンなんていつもいいようにやられてるのに」
若島津「………………」

670 :森末(仮):2015/01/19(月) 02:17:13 ID:???
石崎が沈むと、やがて少女たちは自分たちが新聞で見た情報、聞いた情報などを頼りとしながら、
昨日の試合で活躍をしていた主軸と言える選手たちを見て彼らに聞こえる声量で話を始めた。
これを聞いてある者は辟易したようにため息を吐き、またある者は目立つ事が好き故か喜ぶ。
ある者は振り向き少女たちに背を向け、いつものぶっきら棒な態度を崩さなかったのだが……、
その頬が朱に染まっていたのは、彼にとって幸運にも誰にも見つからないのだった。

中山「(やっぱり俺の事はまだまだ取り上げられていないか……)」
松山「(俺も……いやいや、俺には藤沢がいるんだ!)」
小池「ヘーイ、君たち! この東邦学園キャプテン、小池秀人様の噂は耳に入っていないのかい!?」
沢田「や、やめて下さい、小池さん! そんなポーズビシッと決めたって誰も見てないです!」

一方で声をかけられなかった者達は、それぞれ原因は別であるもののある程度落ち込んでいた。
彼らもまたサッカーに青春をささげているとはいえ、立派な思春期の男子。
華やかな女性にちやほやされる者が羨ましく思えても、致し方の無い事ではある。

では我らが板野くんはどうだったかというと……。

少女たち「あ、この人……」
板野「(ドキドキ……)」

先着1名様で、

★板野くんの女性受け→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→板野「ウインクバチーン☆」なにィ!? 板野のウインクで全員昏倒しただと!? スキル・女殺し習得
ダイヤ→少女たち「シュナイダー並のシュートを打つストライカーよ!」「キャプテンなんだ!」「すごーい!」 なんと大人気だった!
ハート→少女たち「やだ、かわいい」「東洋人って幼く見えるけどかなり小さく見えるわね」「なでなでしたい」 人気だけどなんか違う
スペード→少女たち「キャプテンみたいよ」「何か凄いシュートを打てるって聞いたけど」「でも1得点だけでしょ?」 なんかイマイチ
クラブ→少女たち「迷子かしら?」「違うわよ、誰かの弟なのよ」「ボク、お菓子いる? はい、バームクーヘン」 子供扱いされた

671 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:17:41 ID:???
★板野くんの女性受け→ クラブQ

672 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:18:26 ID:???
相手にされないよりきついなぁwww

673 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:18:44 ID:???
いじられキャラのキャプテンもいいんじゃない?w

674 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:20:28 ID:???
でもまぁバームクーヘン儲けたじゃん、やったぜ。


あとバームクーヘンってどいつだとそこまでポピュラーじゃないんだってね

675 :森末(仮):2015/01/19(月) 02:25:01 ID:???
>>672-673
西ドイツの女性がたからは、かなりの子供に見えちゃったんでしょうね。

>>674
ドイツのお菓子というとバームクーヘン、というイメージがありましたので、意外です。

本日は一旦ここで区切らせていただきます。

次回からは改めて練習パートに移ります。
練習は大会までの5日間、1日1回として「5回」あり、これが大会に臨む前最後の練習となります。
大会が始まってからは原則、練習などで能力が上がる事は一切ないので、予めご了承ください。

また、板野くんの新シュートの名前を募集します。
原理としてはマグナムシュートに、更に強烈なノビとHOP−UPするほどの加速力を持たせたものです。
ご提案のある方は、おひとり何個でもいいのでスレに書きこんでいただけると助かります。
なお、名前は出来る限り銃火器などの名前で統一してくれるようお願いします。
因みに現在私が考えている名称は、そのまま「ネオマグナムシュート」です。

それでは。

676 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:31:25 ID:???
乙でした。ライジングショット、ライジングサン。

677 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:37:06 ID:???
サンタナ、てつを、ラブマリー

678 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 03:10:37 ID:???
乙です
なんかこっちのスレで似たような原理のシュートやろうとしてたことが先にとられちったw

マグナム・フルバースト アクセラレートマグナム ロケットマグナム
マグナムアッパー ハリケーンショット

679 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 04:59:44 ID:S36EtWb2
乙でした。
マグナム銃(厳密にはマグナム弾を使用した拳銃)より強力な銃っていうと、ライフル銃になっちゃうらしいんですよね。
ライフルショットってシュートは別スレ(キャプテンEDIT)で既出だしな〜。
マグナムの中で強力な銃で有名なのは、デザートイーグルですが、これはこれで松山とかぶるし…。
あとは、ダーティーハリーでお馴染み44マグナム(フォーティーフォーマグナム)
世界最強拳銃「スミス&ウェッソン M500」などが有名ですが、シュート名としてはイマイチでしょうか?
個人的には、バージョンアップ感を出すために、単なるマグナムショットから
44マグナムショットは厨二的でいいなと思ってます(笑)

680 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 05:10:16 ID:S36EtWb2
ちなみに、44マグナムは正式には銃弾名で、
ダーティーハリーが使っていた拳銃の正式名称は「S&W M29」です。
ただ、映画の中の「この銃は、世界一強力な44マグナムだ」"this is a 44 magnum, the most poweful handgun in the world,
というセリフのせいで44マグナムが拳銃名として定着しちゃったそうです。

681 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 05:49:16 ID:???
キャプ森や原作と同じくシナリオ上決勝まで進むのは確定なのか?
この有無で大分やり方が変わってくるが...

682 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 06:17:06 ID:???
 マ グ ヌ ス 板 野 

683 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 06:34:29 ID:???
>バウムクーヘン
ポピュラーじゃないというか、日本人にとっての八つ橋みたいな感じで
伝統はあるし、存在は知っているけど、良く食べるような物じゃないという感じみたいですね。

684 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 08:07:36 ID:???
ネオマグナムがかなりしっくりくる
あとは、ジャイロマグナムとか。

685 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 12:59:23 ID:???
べたですが、強烈な伸びとか加速力というイメージからすると、
スクリューマグナム、フライングマグナム、
銃器系で、ガトリングショット、ロケラン(ロケットランチャー)ショット、

686 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 15:03:48 ID:???
ネオマグナム
バーストマグナム
バーンマグナム
アサルトマグナム

687 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 16:55:36 ID:???
外人のアナウンサーが名付ける
「小柄な体から放たれる恐るべき威力のシュート!これは正しく”リトルボーイ”だっ!!」

688 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:37:52 ID:???
それだと+12の超火力シュートの時のネーミングに苦しむんじゃないか?
リトルボーイより上はそうそうあるまい(笑)

689 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:39:54 ID:???
聞き覚えのある名前だけどジェットマグナム、マグナムドルネード

これから練習になるけどドリブル、パス、シュートいずれかの基礎練習でOK?

690 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:43:13 ID:???
タックルと競り合いも選択肢に入るんじゃない
低めの能力も2つまでなら使い物になるように仕上げられるように見える

691 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:44:18 ID:???
とにかく最低一つはできること増やしたいよね、できれば2つ

692 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 18:50:40 ID:???
切り捨てる予定じゃなければ、一番上がりやすいところから行くのも効率的かと。

693 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 18:55:43 ID:???
ブロックは切り捨てるか、悩むね

694 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:02:23 ID:???
パスを鍛えると松山とのゴールデンコンビで一気にシュートを狙えるようになるけど
岬が合流するからパスは大丈夫かな。

695 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:14:11 ID:???
でもミサキーヌも現時点じゃ必殺パスないからパスも一応選択肢に入れるだけしてもいいんじゃない

696 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:24:08 ID:???
カウンターシュートを今すぐ覚えるわけじゃないからブロックは後回しかな
パス、タックル、パスカット、は52か53
ドリブル、シュート57ぐらいほしいけど、結局練習はあと何回できるかで優先順位を決めないとな

697 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:34:00 ID:???
練習は5回ってアナウンスがあるね
俺はタックル>パス>シュートで能力上げたい
守備ならこぼれ球でも覚醒ポイント稼げるし、パスはゴールデンコンビ強化したいから
2つが伸び悩むくらいになって余裕があればシュート上げて決定力高めたいな
あとは消費が重くなりそうだからガッツも上げたいんだけど時間が多分足りない

698 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:54:54 ID:???
あまり多くしても器用貧乏になるし二つまでにしたい

699 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 20:05:46 ID:???
新シュートは+8だと仮定すると最大火力はマグナムボレーの64
全能力+1が入っても65だからシュートを上げたいけど運しだいなのが辛い

700 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 21:00:04 ID:???
ゴール決めるのが主人公っぽくね?

701 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 21:23:32 ID:???
タイガーシュート互換ぽいから+10じゃない

702 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:15:38 ID:???
過去スレにあったやつだけど

とても上がりやすい
5以下→+1 6〜9→+2 10以上→+3

上がりやすい
7以下→+1 8以上→+2

普通
9以下→+1 10以上→+2

上がりにくい
7以下→効果無し。 8以上→+1

上がりにくい、から急にハイリスクなんだね。

703 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:27:40 ID:???
全体的にバランス良く能力を上げていって試合で覚醒ポイントを稼いで
技を覚えさせていくのも良さそう

704 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:27:50 ID:???
2つならシュートとドリブルかな
立花兄弟はPA浮き球専門だし新田はまだ使いづらい
タックルも鍛えたいけど後回しにしたい

705 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:44:04 ID:???
ドリブルからパスカットまでを効率的に上げていけば
自然と世界屈指のストライカーになれると思う。
背の低い板野に縦ポンは向かないし、せりあいは切り捨てるのも一つかと。

706 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:47:23 ID:???
パスはワンツーで誰かに引っ張ってもらえばいいんじゃね?

707 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:48:59 ID:???
4−3−3または4−4−2にしても、立花兄弟を前半に出す都合上
パスやタックルは有効なはず。

708 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:53:28 ID:???
>>676 >>678
乙ありです。

>>679-680
乙ありです。詳しい解説ありがとうございます。
原作などでも、銃火器系統の技は多いので、割と候補も限られてくるんでしょうかね。

>>681
リセットは覚醒ptを使う事で可能です。

>>682
因みに私はマグヌス理論というのがいまいちわかっていません。

>>683
なるほど、確かに八つ橋は存在は知っていても中々食べるものじゃありませんね。
1つ勉強になりました。

>>699>>701
新シュートは+10、消費ガッツ300、吹っ飛び係数2になります。

709 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:54:46 ID:???
>★板野くんの女性受け→ クラブQ ★
>少女たち「迷子かしら?」「違うわよ、誰かの弟なのよ」「ボク、お菓子いる? はい、バームクーヘン」 子供扱いされた
=================================================================================================================
板野「(ガーン!)」
若林「ブハッ!(あいつ小学生に間違われてやがる!)」
中西「ワハハハ、やっぱり外国の奴から見てもお前はガキに見えるみたいやな」
山森「(俺もあんまり人の事言えないけど……板野さん童顔だもんなぁ)」

ワクワクしながら少女たちの反応を期待する板野だったが、その反応は彼の斜め上をいった。
元々小柄で全日本Jrユース内部でも一、二を争う低身長の板野。
それに加えて、彼は決して不細工では無いが童顔であった。
海外の人間からは東洋人は幼く見えるとよく言われ、その効果もあったのかは定かではないが、
板野の姿を見て少女たちはすぐさまJrユースの中に紛れ込んだ子供だと勘違いをしたのである。

これには周囲の者達も失笑を抑えきれず、板野は密かに自分がこの世界に来る際に設定をしたこの低身長を呪う。

少女たち「あれ?何この反応」「もしかしてチームメンバーなの?」「嘘!どう見ても小学生なのに!」
板野「(うう……まさか小学生と間違われるなんて……そういえば最初の全国大会でも中西にガキ扱いされたしなぁ。
    やっぱり最初に高身長って設定した方がよかったのかな……。
    ……でもとりあえず、バームクーヘンは後でおやつに食べよう)」

ただ、バームクーヘンを貰って少しだけ笑みを浮かべる辺り、
彼女たちの「子供っぽい」という評価は当たらずとも遠からずといった所だろう。

見上「何をしている、お前たち。 早くスタジアムの中に入らんか」
全日本メンバー「「「は、はい!」」」

710 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:55:52 ID:???
その後、いつまで経ってもスタジアムの中に来ない一同に業を煮やした見上がしかりつけると、
一部の者(特に石崎)は未練があったようだがその場を立ち去り練習場へと向かう。
中に入ってみると、やはりそこはこれまで彼らが使ってきた中学校とは設備も広さもがスケール違いであり、
今からこんな場所で練習が出来るのかと、一同にも気合が入り始める。

見上「全員揃っているな? よし、ではこれからの予定を説明する。
   つい先ほど連絡があり、やはりベルギーJrユースらも練習試合をキャンセルしてきた。
   これによりこれから先の練習試合は1つも入らない事になり……その為に各地を移動する必要も無くなった。

   よって、これから5日間はこの地に留まり、その後フランスに渡る。
   このスタジアムも5日間の使用許可が下りた為、みっちり練習をするぞ」

そんな気合の入る一同に見上がまず説明したのは、予想通り他のチームも練習試合を断ってきたという件について。
これについては事前に聞かされていた為か驚かれる事はなかった。
試合が無いのだから移動をする必要性もなく、この地に留まって練習をするという見上の決定にも納得をする。

見上「まず今日は午前中、柔軟などを中心として昨日の疲れを取れ。
   午後からは昼食を挟み、自主練習だ。 明日からは午前で戦術練習を取り入れるが、午後の予定は変わらん。
   この5日間が自身の実力をじっくり向上させる大会前、最後の期間だ。
   各々自分に何が出来るか、何が足りないか、よく考えて練習に移るように」
板野「(ふむふむ……つまり、自分の練習や他人を手伝ったりは【5回】出来るって事だな。
    練習試合が出来ないのは残念だけど……レベルアップできる機会が出来たと前向きに捉えよう)」

711 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:57:02 ID:???
見上「いいか? 昨日の試合、ハンブルグに引き分けたのは快挙と言っていい。
   地元の前評判どころか、日本の有識者らも我々の大敗を予想していたのだからな。
   だが、今からはそのような考え方は捨てろ。 先にも言ったように、各チームが次々に試合をキャンセルしてきたのは、
   それだけ我々を強敵だと見ているからだ。 我々を敵だと認識をしたのだ。
   当然ながら大会のマークは強くなり、気合も入ってくる。 万全の状態で大会に臨んでくるだろう。

   欧州No.1とはいえ、我々が引き分けたのはクラブチーム。
   各国からの選りすぐりの選手を集めてくるナショナルチームは、当然ながらその実力は段違いだ。
   西ドイツにもあのシュナイダーやカルツだけではない、更に優秀な選手たちを集めて大会に臨んでくる。
   まだまだ我々は優勝候補には程遠いのだ。 引き分けただけでも十分だと持て囃され、担がれ、天狗になるな。 いいな?」
全日本メンバー「「「はい!!!」」」
見上「よし、では早速練習に移れ。 くれぐれも無理はせんようにな」

見上の再三に渡る戒めを受けながら、しかしほぼ全員がその言葉を真面目に聞いた。
昨日の試合で自分たちの無力さ、弱さを再認識した彼らが調子に乗る事など決してない。
誰もかれもが、この5日間で必ず世界のレベルに追いついてやろうと――追い越してやろうという気迫に満ち満ちている。
彼らの顔を見つめながら、見上は誰にもわからない程度に口元に笑みを浮かべると、
後を住友コーチに任せて脇に逸れ、ランニングをする選手達を観察するのだった。

712 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:58:05 ID:???
見上「(世界のレベルは知った。 さて、その上で奴らがどれだけ伸びるかだ。
    あの試合の後、既に松山と中山……それに板野は何かを掴んだらしいが……奴ら3人だけではまだ足りん。
    その程度で勝てる程、世界の壁というのは低くはないんだ)」
真「あっ、いた! 見上監督だ!」
響「はいさーい!」
見上「? あなたたちは……確か東京テレビの? ……今日の練習試合は中止になったと連絡をした筈ですが」
真「それは聞いたんですけど、皆の練習風景も一応撮影しておかないといけないみたいで……。
  あと、ちょっとお願いもあるんです」
見上「御願い? ふむ、伺いましょう(やれやれ……マスコミに媚びを売る訳ではないが、邪険にも出来んからな……)」

数時間後、午前中の練習を終えた板野は昼食を取った後、再びフィールドに戻ってきていた。

板野「よし、お腹も満たされたし、バウムクーヘンも美味しかった! 元気満タンだ!
   昨日の試合の疲れも残ってないし、午後はバッチリ練習出来そうだぞ。
   新シュートの練習は夜にやるとして、午後は何をしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

713 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:59:06 ID:ZtfjZJnw
A

714 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:59:21 ID:0WITfetM
Aとりまシュートあげたい

715 :森末(仮):2015/01/19(月) 23:02:22 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
======================================================================
板野「うん、俺もまだまだ基礎的な能力が低いもんな……ここは基礎力を上げるとしよう。
   問題は何を伸ばすかだな。 うーん……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

716 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:02:49 ID:qM7d1U9A


717 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:03:08 ID:E+qudtFs
D

718 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:03:12 ID:ji6wkUZc
D

719 :森末(仮):2015/01/19(月) 23:10:10 ID:???
>D.タックル
==================================================
板野「前線での守備力は大事だな。 昨日の試合も、俺を含めて前目の奴で守備で頼りになったのは松山だけだ。
   新田や立花兄弟、沢田に小池も守備は下手だもんな。
   それをカバーできるようにするにも、まずはFWで1番機会の多そうなタックルを鍛えるぞ!」

こうしてタックルを鍛える事に決めた板野は、
早速松山を誘い練習に取り組んだ。

先着1名様で、

★板野のタックル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10以上→タックル+2
9以下→タックル+1

720 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:35 ID:???
★板野のタックル特訓→( 4 + 1 )=★

721 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:38 ID:???
★板野のタックル特訓→( 4 + 2 )=★

722 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:43 ID:???
★板野のタックル特訓→( 5 + 2 )=★

723 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:00:20 ID:???
そういやレヴィンシュートもあれYO1神曰く確かピストルの原理なんだっけ
本人が出ないなら使えてもいいんじゃないか?

724 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:14:05 ID:???
板野の性格を考えたら仮に覚えても使わないだろ

725 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:17:32 ID:???
NEWは?

726 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:18:14 ID:???
NEW(ネオだっけ?)レヴィンシュートならやるんじゃない?
破壊を重視するか、スピードを重視するかで変わるみたいだけど。
ちなみに弱化したと思ったのはもちろん秘密だ!
まあ、あれはわざわざ怪我させるために編み出したものだから、
正当にやれば普通に脅威的なシュートだからねえ。

727 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:22:17 ID:???
つまり板野が地獄兄弟すればワンチャン?

728 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:24:36 ID:???
今思った
うん、三浦やジノ相手にするならやっぱシュート伸ばしたくなるわ

729 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:29:02 ID:???
>★板野のタックル特訓→( 4 + 1 )=タックル+1★
========================================================================
ズザザザァッ!!

松山「甘いぞ板野! タイミングが早すぎる!」
板野「くそっ、まだまだ!」

タックルを鍛えるべく松山を相手に練習を繰り返す板野だったが、
流石にキープ力は全日本Jrユース内でも随一と評される松山。
板野の再三のタックルを前にも中々ボールを零さず、板野はただただ翻弄されるばかりである。

板野「これでどうだ!」
松山「無意味にスライディングをするな!
   スライディングタックルは確かに速度は出るが、その分方向転換が容易に出来なくて相手によればすぐにかわされるぞ!」

板野にとって幸運だったのは、松山がキープ、タックル、どちらも得意としている事だった。
ボールを持つ者からの視点と、奪いに向かう者の視点。
どちらの視点もわかる彼の注意は的確であり、板野は繰り返す内に少しずつではあるがそのタックルの精度を高める事に成功。
練習の後半には、松山からボールを零す事もちらほらと見られ始めた。

板野「はぁ、はぁ……でも中々奪えない……零すのが精いっぱいだ」
松山「俺だってキープには自信があるんだ、そう簡単に奪われる訳にはいかないよ。
   それに板野の場合、タックルを使う機会は大体俺達の前だろう。
   零れ球にしてくれれば、後ろにいる俺達がフォロー出来る。 零れ球に出来れば十分さ」

それでも尚、松山から完全にボールを奪うに至れない事に悔しさを露にする板野。
松山はそんな板野を励ましつつ、こうして板野の1日目の練習は終わったのだった。

730 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:30:54 ID:???
〜 次藤 佐野 〜
次藤「(むぅ……どげんしたもんか)」

午後の練習が始まってからというもの、次藤は練習をする一同を尻目にフィールド隅で胡坐をかき、1人悩んでいた。
昨日の試合、ハンブルグとの試合で、1番悔しい思いをしたというのはこの次藤洋かもしれない。
日本にいる時はその巨漢を生かしたパワーディフェンスで板野のマグナムシュートを初めて止めるという快挙を成し遂げ、
試合結果は大敗とはいえ、その名を全国に轟かせた。
だが、昨日のハンブルグの試合――次藤はシュナイダーのファイヤーショットの前に為す術が無かった。
懸命のブロックも、止めるどころか威力を減衰させる事すら敵わず、脆くもその巨体を跳ね飛ばされ、
更にはハーフタイムでは監督自らに「次藤のブロックはシュナイダーの前に役に立たない」と言われたのだ。
そこで無闇に激怒せず、むしろ納得をしてしまったのは、次藤の持つ生来の頭の良さが故。
彼にもまたわかっていた。今の自身ではシュナイダーのファイヤーショットを10回に1回でも止められれば上出来と言えるという事を。
それ程までに彼我の実力に圧倒的な差があるという事を。

次藤「(ばってん、このままじゃいかん……パワーディフェンスが駄目なら、他の面で上を行く。
    無論、パワー勝負にも負けるつもりは無いが……な)」

そして、次藤洋という男はその程度で諦める男でもなかった。
今の時点で相手に劣っている事を認めた上で、その上で自分が勝てる事は無いのかを探す事が出来る男だった。

佐野「次藤さん!」
次藤「ぬ? なんじゃ佐野、練習せんでいいのか?」

そんな次藤に声をかけたのは、比良戸中からの付き合いである佐野満である。
何やらニヤニヤとしている佐野に、思い悩んでいた次藤は少しイラついた様子で答えるのだが、
そんな事はお構いなしとばかりに佐野は彼に1つの提案をしてきた。

佐野「実は次藤さんに頼みたい事があって……ゴニョゴニョ」
次藤「ぬっ……なっ!? そ、そんな事が……」
佐野「出来ると思うんです! 俺も器用な方ですし、次藤さんとの息の合わせ方もわかります。
   このままじゃ俺の出番って全然きそうに無いですし、ここは大技を開発するしかないかなって……次藤さん、協力してくれませんか?」
次藤「……フッ、面白か。 やってみるタイ!」

731 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:32:08 ID:???
それから数時間後、佐野は空を飛んでいた。

バッ ガシィィィイイイイイイイイインッ! 

次藤「それ、行けタイ! 佐野!」
佐野「はい、次藤さん!」

バァァァァアアアアンッ!!

政夫「げ、げげ〜っ!? あれは!?」
和夫「俺達のスカイラブハリケーン!? 嘘だろ!?」

佐野が次藤にした提案――それはスカイラブハリケーンを自分にも出来ないかというものだった。
元々次藤が中西と共に、立花兄弟の土台となる事を考えていた事を知っていた佐野。
彼は自身の技がオーバーヘッドキックしかないという事で何か大技を開発出来ないかと考えており、
もしかしたら小柄で軽く、割と器用な方の自分ならばスカイラブハリケーンも出来るのではないかと考えたのだ。

この考えは大当たりだった。

佐野と次藤の息はそのコンビプレイからも見られるようにピタリと合っており、
また、実際にこの合宿で何度もスカイラブハリケーン自体を見ていた為に動き方のコツなどもある程度把握していた。
時間はかかったものの、2人は見事にスカイラブハリケーンをモノにし、周囲を唖然とさせる。
特に衝撃を受けたのは立花兄弟であり、自分たちの代名詞とも言える技をパクられた事で佐野達に言い寄るのだが、
これで次藤も土台をこなせるようになった為に立花兄弟も飛びやすくなっただろう……という旨を佐野に言われ、言いくるめられてしまう。

政夫「チェッ、まぁいいや。 高度は俺達程出てないしさ」
佐野「そうですね(元々シュートの為にと思って習得しようとした訳じゃないしね)」

732 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:33:13 ID:???
あ、これ佐野がオーバーで落として中西から立花兄弟のツインでXのアレの強化版できそうだな

733 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:33:17 ID:???
ジャンプ力自体は立花兄弟達に劣り、ヘディングの精度も決して良くはない佐野。
そんな彼がスカイラブハリケーンを習得をしても、ただの立花兄弟の下位互換に他ならない。
だが、佐野がこの技を習得した本位はシュートにはなかった。
パスカットである。

次藤「(フッ、なるほどのう。 佐野のブロックやクリアーはともかく、パスカットは立花兄弟より上タイ。
    こいつを使えば……シュナイダーへのパスだろうがなんだろうが、奪い取れそうタイ)」

小柄な為かタックルなどの接触プレイには悉く弱い佐野だったが、
その身軽さを生かしたパスカットにおいてはFWの中ではかなりマシな部類であった。
それでも三杉や中里といった者達に比較すれば大きく劣っていたのだが、
スカイラブハリケーンを駆使してのパスカットならば、間違いなく彼らより勝っていると断言出来る。

佐野の狙いに気づいた次藤は、どこか頼もしげに佐野を見つめながら笑みを浮かべた。

次藤「(1人じゃ駄目なら仲間を頼るか……フッ、これもまた喧嘩じゃ味わえなかったもんタイ。
    やはりサッカーは面白か)」
佐野「立花さん、どうせなら立花さんも俺を飛ばせるか練習してみましょうよ」
政夫「しょうがねぇな。 次藤、お前も付き合えよ」
次藤「ぬ? おう、わかっとるタイ和夫」
和夫「そっちは政夫、和夫はオレだ!」

こうして賑やかに過ごしながら、4人はその後もスカイラブハリケーンの練習に明け暮れた。
次藤の表情には、先ほどまでの苦悩の色はすっかり消え去っていた。

※佐野が「スカイラブハリケーン」「スカイラブパス」「スカイラブパスカット」
 「スカイラブブロック」「スカイラブクリア」を習得しました。
 スキル・スカイラブは覚えていないのでご注意下さい。
※次藤が「スキル・Wスカイラブ」を習得しました。

734 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:34:29 ID:???
〜 中西 早田 〜

早田「おうおう、あっちはえらく派手にやってやがるな」
中西「ん〜、やっぱり次藤もすぐに土台出来るようになりよったなぁ」

バンバン空を飛ぶ立花兄弟と佐野を見ながら、中西と早田は共に練習をしていた。
同じ関西出身である彼らは府大会を争った時からのライバルであったが、決して仲が悪い訳ではない。
中西は自分からゴールを奪い、そしてDFとしてはボール奪取能力において国内随一とされる早田を尊敬しており、
早田もまたDFにコンバートして早々試合でもそれなりの結果を出してきている中西を高く評価していたのだ。

早田「で? 俺にタックルのコツを教えてもらいたいんだっけか? 高くつきまっせ、お客さん」
中西「そのノリやめーや、関西人が勘違いされるで」
早田「それ言うならてめぇこそそのコテコテの関西弁やめろっての。
   ……あーもう、話がすすまねぇ」
中西「誰のせいや思ってんねん……ハァ、ともかくワイはお前にタックルのコツを教わる。
   ワイはお前にパスのコツを教える、それだけや」
早田「あいよ、そんじゃとっととやっちまいますか」

彼らは互いの長所を学び合う事にした。
GKとしての経験からか、視野が広くキック精度も高い中西は早田にパスのコツを伝授。
逆に早田はその得意のタックルを、DFとして経験の浅い中西に伝授した。
スカイラブで飛ぶ彼らに比較をすれば地味な成果ではあったかもしれないが、
それでも早田達は出来る事を着実に増やし、確かに成長をするのだった。

※早田が「スキル・パス+2」を習得しました。
※中西が「スキル・タックル+2」を習得しました。

735 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:35:31 ID:???
こうして各々の練習が進み……やがてあがりの時間となる。
板野達は再びバスでホテルに戻ると、食事を終えて自室へ。
しかし、板野だけはこっそりと部屋を出ると昨日練習を行った公園へと向かい、
昨日と同じように必殺シュート会得の為の特訓を重ねるのだった。

板野「うーん……HOP−UPって難しい。 本当に物理的に考えてこんな事が起きるんだろうか……」

やがてこれ以上の練習は明日以降に差し支えると判断した板野は帰路につく。
夜間に無断で出歩いた事がバレないよう、抜き足差し脚で自室に戻ろうとするのだが……。

見上「…………」
板野「ひぇっ……(み、見上さんがいるー!?)」

その途中、ロビーでタバコを吸っている見上を発見する。
バレないようにと息を殺して戻ろうにも、見上は既に玄関から入ってきた板野に視線を向けており言い逃れは不可能。
これは雷を落とされるかと板野はビクビクしながら、煙草の火を消して近づいてくる見上を上目使いに見るのだが……。

見上「オーバーワークはくれぐれもするな。 自己管理を怠り、大会では本調子を出せませんでしたでは話にならんぞ」
板野「は、はひ……」
見上「……それと、もう少しバレないように出て行け。
   部屋を出る時は同室の者に悟られて仕方ないとして、他の者には見つからんように。
   ……ホテルの裏口を教えておく、明日以降はそこを使え」
板野「へ……?」
見上「………………」

てっきり大目玉を食らうものと思われたが、見上はあくまでも度を超えた練習を諌めるだけに留まり、
それに加えて明日以降の練習も認めるかのような発言をする。
規律を重んじる見上の意外な言葉に、板野は思わず目を丸くするのだが……。
見上はそれ以上言う事はない、とばかりに口を閉じた。

736 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:36:39 ID:???
板野「(怒られてない……のかな? この人の事がイマイチよくわからない。 悪い大人だっていうのはわかるけど)」
見上「(大会で勝ち抜くにはどうしても板野の成長が必要だ。
    無茶をし過ぎない程度には無茶をしてもらわねば……な)そろそろ就寝時間だ、明日も早いぞ、寝ろ」
板野「は、はい!」
見上「……ああ、忘れていた。 ちょっと待て」
板野「ふぇいっ!? な、なんですか?」

サングラスの為かイマイチ表情が見えない見上に怯えながら立ち去ろうとした板野に、
見上が何かを思い出したように声をかける。
やっぱり怒られるのだろうかとビクビクする板野に見上はため息を吐きながら、コホンと咳払いを1つして告げる。

見上「実は明日、夜に東京テレビからの取材が入っている」
板野「(東京テレビ……菊地さんや我那覇さんの取材クルーか)そうなんですか。 それで、何か?」
見上「そこであちらから、何人か選手を選んでリポーターと話をさせて欲しいと言ってきてるんだ。
   その中に……板野、お前が指名されている」
板野「えっ……お、おれが!?」

思わず大声を上げて驚く板野だが、見上はやはり事もなげに続ける。

見上「以前にTVに出た事もあり、あちらも勝手がわかっている……というのが言い分だ。
   こちらとしても、お前はキャプテンなのだから出す事に異論はない」
板野「う、は、はい……(そっか、確かにキャプテンだし当然なのかな……こういうのも仕事なんだ)」
見上「後は3名程合同で話を聞かせてもらいたいと言ってきている。 人選については、こちらに任せてくれるそうだ。
   中学生と言う事で、あまりTVに出るのが恥ずかしいかもしれん……という配慮のつもりらしい」
板野「(俺も実際恥ずかしいというか、照れくさいもんな……)」
見上「こちらが適当に見繕って選ぼうと思っていたが……どうだ板野、何か人選に意見があるか?
   一緒に出演するのはお前なんだ、余程の人物でない限り決めてくれて構わんぞ」
板野「(余程の人物か……何人か思い当っちゃうな。 さて、どうしよう……)」

737 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:37:40 ID:???
A.「はい、俺に選ばせてください」
B.「いえ、誰でも構いません。 監督が決めてください」
C.「そ、そもそも俺が出たくないです……恥ずかしい……」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

738 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:38:03 ID:Ld5WixPs
A

739 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:38:55 ID:A3z2prHE


740 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:43:00 ID:???
>A.「はい、俺に選ばせてください」
===============================================================
どうせ自分も一緒に出るのならば、誰が出るか自分で決めたい。
単純に板野はそう思うと人選を決めさせてくれるよう進言し、見上はこれに頷く。

見上「いいだろう。 お前が選んだ者には、私から後で説明しておく。
   それで、一体誰を選ぶつもりだ?」
板野「(3人か。 どうしようかなぁ。
    あまり緊張しない人とかがいいのかな? TV受けするような人? イケメンの人?
    うーん、悩むなぁ)」

※全日本Jrユース参加者の名前を「1名」記入してください。
 コーチとして参加している三杉、既に合流している若林も選択出来ます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

741 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:43:07 ID:???
これは面白いイベントですね
早田や中西を呼んだり次藤のトークでカオスにしたりetc

742 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:43:36 ID:+KTWddnM
中山

743 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:43:54 ID:A3z2prHE
若林

744 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:44:03 ID:Ld5WixPs
三杉

745 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:45:06 ID:NT8HGmTQ
松山

746 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:45:37 ID:p2N8m/qU
山森

747 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:46:01 ID:FhpWRrMM
松山

748 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:46:08 ID:???
割れるねぇwww

749 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:47:45 ID:???
イケメンで固めるなら若島津、井沢、三杉かなw

750 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:50:21 ID:WiT36V3k
三杉

751 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:51:07 ID:???
割と無難なところにおさまったのじゃあ

752 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:52:17 ID:???
>松山
==============================================================
板野「(うん、そうだな!松山もいてくれれば緊張しなさそうだし……)まずは松山で」
見上「ふむ、いいだろう。 では後で伝えておいてくれるか?」

以前に取材を受けた際も、松山がいてくれれば緊張しなかったかもしれないと思っていた板野。
今回は彼と一緒に取材を受ける事が出来るのだから、悩む必要は無い、とばかりにまずは松山を指名する。
見上としても、やや空気の読めない所が不安ではあるが真面目な松山なら問題ないだろうと了承。
同室である板野に伝えるように含めると、2人目は誰にするか問いかけてくる。

板野「(俺と松山、あと2人か……さてどうしよう)」

※全日本Jrユース参加者の名前を「1名」記入してください。
 コーチとして参加している三杉、既に合流している若林も選択出来ます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※現在 板野、松山 まで決定

>>741
面白いと言っていただけると、嬉しいです。上手く回せるよう頑張ります。

753 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:53:21 ID:NT8HGmTQ
次藤

754 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:53:42 ID:meqwoaJc
井沢

755 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:53:45 ID:Ld5WixPs
三杉

756 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:54:01 ID:A3z2prHE
早田

757 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:54:06 ID:???
三杉は頼もしいけどTVに出るとなると
絶対に独壇場になるよな…
でも心臓病のカンパもスムーズになるかもしれんし悩ましい

758 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:54:10 ID:+KTWddnM
次藤 入れちゃえ♪

759 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:00:12 ID:???
>次藤
===================================================
板野「(そうだ! 確か我那覇さんは沖縄出身って言ってたな。 同じ南国出身の次藤とかどうだろう?)
   2人目は次藤でお願いします」
見上「ふむ? いいだろう、わかった(まあ奴も問題はあるまい。 昔は非行に走っていたらしいが今を見る限り言動に問題は無いからな)」

見上は板野が次藤を選んだ事に意外そうに眉を顰めたが、すぐに問題は無いだろうと了承した。
既に一度取材を受け、またかつて野球部員Cに彼女たちの情報を得ていた板野が、
リポーターの我那覇響と、次藤との間に南国出身という共通点を見つけたからだという事は当然見上からはわからない。

見上「では最後の1人だな」
板野「(松山、次藤……割と無難?な面子なのかな。 最後の1人はどうしようかな)」

※全日本Jrユース参加者の名前を「1名」記入してください。
 コーチとして参加している三杉、既に合流している若林も選択出来ます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※現在 板野、松山、次藤 まで決定

760 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:01:21 ID:+KTWddnM
中西

761 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:02:27 ID:NT8HGmTQ
若島津

762 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:02:36 ID:A3z2prHE
早田

763 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:03:28 ID:Ld5WixPs
若島津

764 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:05:01 ID:???
カカロットの息子ぉ?と空手繋がり

765 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:08:16 ID:???
ノッポ二人と中背とチビ

766 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:08:33 ID:???
東邦学園伝統芸、机割り!

767 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:18:34 ID:???
次藤か
ヒョウジュンゴハワカルカ?

768 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:36:02 ID:???
>若島津
===============================================
板野「(あ、そういえば菊地さんも空手をやってるとかって言ってたな!)
   最後の1人は若島津でお願いします」
見上「(若島津? ……まあ、奴もTVの前でベラベラと本音を喋る程馬鹿ではないか)
   いいだろう。 では最後は若島津で決定だな」

これもまた見上からしてみれば意外な人選だったが、
板野からしてみればアイドルとの共通点を見つけての選出である。
自分や松山と共に会話をする、というのは少し不安ではあるが、流石にそこは彼にも自制心があると信じたい。
とにもかくにも、こうして明日TV出演をする4人が決まった。

見上「最終確認をするぞ。 参加者は板野、松山、次藤、若島津の4名。 これでいいな?」
板野「はい」
見上「よし、では明日の夕食後、すぐにロビーに来るように。
   そこで集合をしてから、ホテルの会議室を借りて取材を受ける事になっている」
板野「わかりました」
見上「では自室に戻れ。 明日も練習がある、しっかりと体力を回復させておけよ」

その後、改めて明日の予定を聞かされた後、板野は自室へ戻り就寝した。
話を聞かされた松山は、いきなりのTV出演と聞いて緊張して目が冴え、眠れなかったようだが……。
度重なる練習でぐっすり眠っていた板野には彼の苦悩はわからないのだった。

769 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:37:17 ID:???
こうして板野がぐっすり眠っている頃、若林源三はまだ眠れていなかった。
彼の元には彼の側近である高杉が来ており、今までの報告を直に受けていたのである。
とはいえ、その殆どは既に全日本と対戦をし惨めな結果を出してしまった今、あまり意味のないもの。
精々が全日本Jrユース内の勢力図が、概ね板野と松山に傾いてしまっているという情報くらいしか彼に益のあるものは無かった。

高杉「纏めると若島津についてるのが沢田。 後は反町と小池がどちらかといえば、って感じです。
   松山には佐野と早田。 合流すれば多分岬も……。 それに他の皆からの評価も悪くはないです。
   板野は立花兄弟に新田とFW仲間を傘下につけてやがりますね。 他の奴らは、まだ可も無く不可も無くって感じですか」
若林「なるほどな。 ところで高杉、若島津がお前をボコして仲間に引き込もうとしたってのは本当なのか?」
高杉「そうなんですよ! 恐らく俺の頭脳と実力を見てどうしても傘下にしたかったんでしょうけど……」
若林「(単純に手を出しやすくて、票が貰えそうだったからだろうな……)」
高杉「でも俺は若林さんをずっと信じてましたから! あの試合はきっと調子が悪かったんですよね? ここから大逆転ですよね!?」
若林「(あーもー、うざってぇ……)」

若林信望者と言える高杉は、耐え凌いでいた合宿が終わりようやく若林と再会出来た事で、
彼ならば今この自分を押さえつけている若島津の暴力という名の枷を解き放ってくれると考えていた。
しかし、若林からの高杉に対する評価は決して高くなく、
また、仮に高杉が有能な人物であったとしても今この状況で動くのは得策ではないと考えていた。

若林「(俺の舎弟を従えてるのは気に食わんが、今アイツと争うべきは正GK争いだ。 キャプテン争いじゃねぇ。
    というかそもそも聞いてる話によるとアイツ、あまり人望ねーみてぇじゃねぇか。 放っておいても害はねぇだろ)」
高杉「若林さん……?」
若林「高杉、いいからお前はそのまま若島津にくっついてろ」
高杉「えええええええええええええええええええっ!?」

770 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:38:23 ID:???
若林「俺がアイツとタイマンで負けるとは思わんが、そうした所で益がねぇ。
   当分選挙が無いっていうんなら、まずは地盤を固めていくしかないんだ」
高杉「地盤を……? どういう事ですか?」
若林「俺がGKとして活躍するのは前提として、それだけじゃ足りねェって事だ。
   俺の配下が活躍すれば、それだけで俺の株は上がる。
   そうして実績を積んでいけば、自ずと全日本の王の座は待っていると言う訳だ」

若林源三はプライドの高い男だが、それでも頭は回った。悪知恵と言ってもいい。
自分の舎弟を奪われるというのはプライドの高い彼にとって屈辱的な事だったが、
その落とし前をつけさせるリスクとリターンが見合わない。
即ち明確にキャプテン候補として若島津と敵対するリスクで、高杉を手元に置くリターンは見合わないと考えたのである。
これには高杉も愕然とするのだが、自身の信望する者がそう言うのならばうなずくしかない。

若林「お前は若島津にヘコヘコやって従ってるフリしとけ。 その内俺が覇権を握ればいいだけの話だ」
高杉「わ、わかりました……ところで地盤を固めるって具体的にどうやるんです?」
若林「井沢どもを鍛えて試合で活躍出来るようにするか、まだ誰も支持してない奴に恩を売るかだな……。
   さて、どうしたもんか……」

先着1名様で、

★若林の覇道→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若林「いや、やっぱ喧嘩だ。 キャプテンになるには暴力だ。 ちょっと見上さんとお話してくる」
ダイヤ→若林「井沢を鍛えるか。 あの中じゃアイツがまだマシだ」
ハート→若林「来生を鍛えるか。 馬鹿だが上手くコントロール出来ればこっちのもんだ」
スペード→若林「滝を鍛えるか。 ウイング一芸だが突き詰めればかなりのもんになる」
クラブ→若林「駄目だな、修哲トリオじゃ。 誰か適当な奴を派閥に組み込むぞ」

771 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:39:34 ID:???
★若林の覇道→ クラブ2

772 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:40:07 ID:???
★若林の覇道→ ハート8

773 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:40:30 ID:???
え?自分の練習しろよw

774 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:41:34 ID:???
>>773
自分の練習をした上で、になりますねw

本日は一旦ここで区切らせていただきます。遅くまでご参加ありがとうございました。それでは。

775 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:45:15 ID:???
乙です
自分の訓練もせず派閥に引き込もうとしたりするやつ・・・どっかにいたよーな

776 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 08:25:37 ID:???
山森あたりかな。
本編同様、大会では全員出場できるといいけど。

777 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 09:57:47 ID:???
(正直若林は他の人に構わずひたすらセーブ練習するべきだと自覚するべき)

778 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 16:58:43 ID:???
メキシコ戦のさらばサッカーでいなくなった双子の代わりに
佐野と沢田飛ばそうとしてたから佐野のスカイラブ、面白い所から持ってくる

779 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 17:42:33 ID:???
先の醜態が理由で誰も派閥に組み込めませんでしたとかあったりして

780 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 18:17:03 ID:???
スキル・スカイラブがないから実用性が少ないけど
板野もスカイラブ系の技を習得出来そうだな

781 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:07:46 ID:???
スカイラブパスカットを軸のひとつにした作戦考えてたからありがたい

782 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:46:04 ID:???
>>775 乙ありです。若林もちゃんと自分の訓練もしてますよー。

>★若林の覇道→ クラブ2 =若林「駄目だな、修哲トリオじゃ。 誰か適当な奴を派閥に組み込むぞ」★
=============================================================================================
若林につき従うのは、小学生時代からの子分である井沢、来生、滝、高杉の4名である。
彼らの内誰かを鍛え上げるのが1番の近道かと若林は考えたが、諦めた。
井沢はDMFとしてなら試合に出られそうだが、本人の意向はOMFであり、
DMFとしての練習を課そうとしても反発される恐れがある。
来生は実力は相当なものだが頭に難点があり、滝はサイドドリブラーとしては優秀だがFWの枠が無い。
高杉に至っては、そもそも鍛えても無駄だと若林は考えた。

若林「(そうすると他の奴を鍛えて恩を売ってやるのが得策か。
    俺自身もレベルアップをせねばならんから前目の奴で……)高杉、こいつは確か南葛SCの後輩だったな?」
高杉「え? あ、はい。 それが何か?」
若林「(今日の練習を見ていた限り、こいつも中々のポテンシャルを持っていた筈だ。
    才能が目覚めれば高杉どころか修哲トリオよりも役立つかもしれん)」

その後、若林は目星をつけた選手の情報について詳しく高杉から聞き出し、
明日からの練習に備えて高杉を帰して早めに寝た。
彼の思惑通り、その選手が才能を開花させられるのか――。

それはまだわからない。

783 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:47:08 ID:???
明くる日、板野達は再びヴェーザースタディオンで練習を行っていた。
まずはランニングで体を十分解し、これからの練習に備える。
午前中は事前に言われていた通り、戦術練習を行うとされていたのだが、
具体的に何をされるのか聞かされていない一同は見上に一体何をするのかと問いかけるのだが……。

見上「これから始めるのはチーム全体となって行う戦術の習得だ。
   ……板野、松山、前に出ろ」
板野「(もしかして……)はい!」
松山「はい!」
見上「お前たちの記憶にも新しいだろう、ふらのが使っていたなだれ攻撃。
   今日からの練習でそれをみっちり体に叩き込んで貰うぞ」

その問いかけに答えるようにして、板野と松山を前に出した見上は高らかに宣言。
なだれ攻撃――全員攻撃を仕掛けながら、ボールを奪われても零されてもすぐさまカバーに走り、
延々と攻撃を成功させる事を主眼とした戦術。
松山が指導を施してふらの中学の全員に意識を徹底させる事で実現したその戦術は、
確かに中学生離れしており実際に出来れば試合においても大きなアドバンテージとなる。

来生「でもよう、あれってただの全員攻撃とは違うのか? 戦術って程のもんでもなくね?」
松山「いや、違うぞ。 なだれ攻撃はそもそも攻撃を継続させ、成功させる為に考えた戦術なんだ」
板野「ボールを奪われさえしなければ、例えこぼれ球にしても続いていくんだ。
   その為には常にフォロワーが必要だから、ポジショニングとかには気を配らなくちゃいけない」
中山「それを今日からたった4日で……しかも午前中の練習だけで会得しなければならないのか」
石崎「よーし、やったるぜ!」
見上「(使える手札は多ければ多い方がいい。
    ふらのにいた2人がコーチ役になれるというのは大きい。
    4日間という付け焼刃になるが、奴らの指導ならば、まず問題は無いだろう)」

784 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:48:23 ID:???
その後、板野と松山がコーチ役として午前はなだれ攻撃の練習に取り掛かった。
それぞれの中学校でも、チームメイトを意識しての連携プレイについてはある程度練習をしてきていたが、
なだれ攻撃程の高度な戦術とそれを行えるだけの練度は積んできていない。
彼らのやってきていた事は、あくまでも中学レベルの連携である。
結局、この日の午前は思うようになだれ攻撃をモノに出来ないまま練習が終わった。
残り3日で果たしてなだれ攻撃を完成させられるのか……板野としては不安で仕方がない。

板野「(ふらのでも皆が覚えるまでかなり時間かかったもんな。 1日で覚えられる筈がない……。
    けど、本当に3日で覚えられるのかなぁ?
    ああ、駄目だ、余計な事考えちゃう。 今は午後の練習の事を考えないと。
    さて今日はどうしようかな? 練習機会はあと【4回】、ここは……)」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

785 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:48:43 ID:+KTWddnM


786 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:24 ID:oSPHpT4M
D

787 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:42 ID:NT8HGmTQ
A

788 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:49 ID:meqwoaJc
A

789 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:51 ID:WiT36V3k
A

790 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:52:48 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
======================================================================
板野「そうだな、今日も基礎力をあげよう。
   問題は何を鍛えるかだけど、どうしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

791 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:00 ID:+KTWddnM


792 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:10 ID:Ld5WixPs
B

793 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:29 ID:meqwoaJc
C

794 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:36 ID:WiT36V3k


795 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:39 ID:s6cVMWQ6
C


796 :森末(仮):2015/01/20(火) 23:01:43 ID:???
>D.タックル
=========================================================================
板野「うん、そうだな。 昨日の練習である程度上がったとはいえ、まだまだ世界レベルには足りないかもしれない。
   今日もタックルを鍛えよう……と、それじゃあ……おい、新田!」
新田「なんですか板野さん?」

引き続き今日もタックルを鍛えようと考えた板野は、近くにいた新田に声をかけた。
松山達には劣るものの、彼もまたドリブラーとしての素質はかなり高い。
今の自分ならば丁度いい相手になるかもしれないと考えた板野は、彼に練習相手になってくれるよう頼む。
板野に懐き、合宿で恩を受けていた新田が断る筈もなく、2つ返事で了承。
こうして2人は共に練習をする事となったのだった。

新田「(へへへ、丁度いいや。 俺もドリブル練習させてもらおうっと。
    シュート以外にも出来る事が無いと、板野さんと組むどころか立花兄弟さん達にも到底敵わないもんな)」
板野「(よーし、頑張るぞ!)」

先着1名様で、

★板野のタックル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10以上→タックル+2
9以下→タックル+1

797 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:02:06 ID:???
★板野のタックル特訓→( 6 + 5 )=★

798 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:03:09 ID:???
やったぜ!54もあれば技なしでも十分実用範囲だよな

799 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:04:33 ID:???
よい引きだ!

800 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:05:28 ID:???
お美事!

801 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:05:37 ID:???
残りの練習はシュートを上げるのに使うかそれとも技でも覚えるのに使うか迷うね

802 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:05:47 ID:???
これで技を覚えれば十分守備に貢献できるな

803 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:08:34 ID:???
日向互換で行くなら、もうちょいタックルを鍛えたいね。
他にも鍛えたいものがある+今後の展開を見込んで仲間を鍛えるというのもしたいとこだけど。

804 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:09:01 ID:???
三杉に手伝ってもらって練習できるならパワータックル習得もありかな

805 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:09:58 ID:???
パスとかシュートの基礎練習もいいんじゃない

806 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:15:04 ID:???
守備に貢献するよりもFWだから攻撃に専念させるべき
中山さん覚醒したしこの後もしそうだし岬も入るし

807 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:17:52 ID:???
組む相手が基本守備の軽い選手だからタックル鍛える利点は間違いなくあったけど
あくまで攻撃の選手だし基本はそうですよね

808 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:35:41 ID:???
フォワードに守備力高い人いないからね。
板野も「シュートしかできない」のはまずい
けどこれでシュート練習か他の選手見ることできるね

809 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:37:28 ID:???
立花兄弟は2人いないとほぼ得点源として期待しにくい+PA内でしか攻撃できないだから
そう考えるとシュートだけ鍛えても悪くないと思うんだけど

810 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:52:09 ID:???
「シュートしかできない」のはまずいと言ったけど、たしかに完全にシュート特化に割りきるのもありだと思う
2D6制だから1の重みがでかいしね、ただ上がりにくい以上はやっぱりリクスがでかいから、躊躇しちゃうんだよねえ……

811 :森末(仮):2015/01/21(水) 00:21:57 ID:???
>★板野のタックル特訓→( 6 + 5 )=タックル+2★
=======================================================================================
〜 新田 〜

新田「(板野さんみたいに相手を弾き飛ばせるドリブルを……!)」

板野を相手に練習をしていた新田は、ただその思いだけでドリブルをしていた。
反骨心が強く向上心のある彼だが、一度心を開き尊敬出来る人物には多大な信頼を置く男でもある。
そんな彼はこれまでに何度も自分の面倒を見てくれ、また、実力もあり人格的にも信頼出来る板野に憧れに近い感情を抱いていた。
その為か彼は思い違いをしていた。
背が低く、共に低い浮き球を得意とし、必殺シュートをボレーで打つという多くの共通点こそあるものの、
新田と板野とはまるでタイプが違う。

バキィッ!

新田「うわっ!?」
板野「よし、取ったぞ!」

板野はその持ち前の脚力を生かした力が自慢のパワータイプだが、新田は真逆。
天性のバネと俊足を生かしたスピード&テクニックタイプである。
にも関わらず、彼は力任せのドリブルを会得しようと励んだ。
これでは持ち味が出る筈もなく、丁度いい練習の的となった新田を相手に板野はめきめきと実力をつける。
板野の練習にとっては最良の結果と言えたかもしれないが、新田としては得るものは殆ど無い。

新田「(それでもなんとか試合でも使えそうな範囲にはなったけど……なんか思ってたのとは違うんだよなぁ)」
板野「ふぅ……危なかった。 もう少しで吹き飛ばされそうだった……結構新田も力があるんだね」
新田「えっ、ほんとです!? へへへ」

それでも強引なドリブルを試合で使えそうな範囲で習得出来たのは幸運だったと言えるだろう。
板野の言葉を聞いて気を良くした新田は、先ほどまでの不機嫌が嘘のように笑顔を見せるのだった。

※新田が「強引なドリブル」を習得しました。

812 :森末(仮):2015/01/21(水) 00:23:11 ID:???
〜 井沢 来生 滝 〜

この日板野達以外に熱心に練習をしていた者達といえば、修哲トリオの3人組である。
ハンブルグ戦、滝と来生は試合に出る事すら敵わず、井沢は出場出来たものの即座に交代。
常勝南葛の看板トリオとして世間で持て囃されていたが、世界の壁――。
そしてこの国内の猛者を集めた全日本Jrユースの中でもまたレギュラー組との大きな壁がある事を知らされた彼らは、
ただ1人の例外を除いて危機感を募らせていたのだ。
故に、その1人の例外を除いてなんとしてもこの生存競争に生き残ろうと練習に励むのだが……。

滝「なぁ井沢、本当に俺達の練習に合わせて攻撃練習するのか?」
井沢「おう!」
滝「……守備側の人間がいてくれた方が、嬉しいんだけどなぁ」
井沢「誰かに手伝わせればいいだろ。 さぁ、早くしようぜ!」
滝「(うーん……本人の意思を尊重すべきなんかねぇ)」

この練習でも、井沢はあくまで攻撃の練習を重心に置いてやると事前に宣言をしていた。
客観的な視点から見れば、松山と三杉が存在し、やがて岬も合流をするこの全日本JrユースでOMFとしての井沢の出番はほぼ無い。
SMFにしても、沢田や小池といった井沢よりも攻撃能力のある選手がいるのだ。
彼が活路を開ける唯一の居場所はDMFだと冷静に考えればわかり、それは滝も理解している。

だが、井沢は頑なにそれを拒否した。
松山に対して対抗心を燃やす彼は、あくまでもOMFとしての自分に拘りを持っていたのである。
結局仲間思いではあるが為に無理強いを出来ない滝が折れ、結局3人合わせての攻撃練習に取り掛かる。

813 :森末(仮):2015/01/21(水) 00:24:51 ID:???
来生「ハッハァー! ダイビングボレーだへぶしっ!」
滝「(サイド際を上がる事に関してだけは1番でおかねぇと、本当にいる価値もなくなっちまうからな)」
井沢「(見てろよ松山! オーバーヘッドはお前だけの技じゃないんだ!)」

こうして来生は飛び込みながら叩き込むようにして放つダイビングボレーを会得し滝とのコンビネーションを向上。
更にはマルセイユルーレットという無駄にくるくる回るドリブル技を編み出す。
滝はサイド際での動き方について基礎から鍛え直し、井沢はキープ力と念願の大技オーバーヘッドキックを習得した。

井沢「よーし、やったぞ! 俺にもオーバーヘッドが出来た!」
来生「それより誰かティッシュくれね? 鼻血がとまらねぇ……」
滝「なんでボレーを打って顔から落ちるんだよ……」

三杉「(ふむ……来生にしても滝にしても、長所を伸ばす方向か。
    まあ彼らの場合、守備力をいまさら上げた所で焼石に水だから間違ってないな。
    しかし井沢はなんだ? 今更オーバーヘッドキック程度で世界に通用すると思っているのか?)」

この光景を見ていた三杉は来生と滝の成果については一定の理解を示し、またその努力を評価するものの、
井沢については首を傾げた。

彼の目から見ても……恐らくは大多数の者から見ても、
井沢のオーバーヘッドキックは到底世界には通用しないであろう事は自明の理であった。

※井沢が「クリップジャンプ」「オーバーヘッドキック」を習得しました。
※来生が「マルセイユルーレット」「ダイビングボレー」「シルバーコンビ」を習得しました。
※滝が「シルバーコンビ」「スキル・サイドアタック」を習得しました。

814 :森末(仮):2015/01/21(水) 00:26:15 ID:???
〜 山森 〜

山森「はぁ……」

憂鬱げなため息を吐き、練習に励む者達を眺める山森。
合宿が始まって以来、彼は苦悩と挫折の連続を味わっていた。
元々2年生としては優秀な実力を認められ、南葛中学ではGKの剛田同様下級生ながらレギュラーを獲得。
井沢と共に中盤の要として機能をしていた。

だが、この合宿に来てからというものの、彼は自分の実力不足を痛感していた。
得意のパスも沢田や小池には劣り、守備力も決して高いとは言えない。
空中戦にはある程度の自信があるが、それも世界で通用するかと言われれば疑問であった。
器用貧乏どころではなく、全ての面において使う必然性が今の山森には無い。
真面目な彼はどうしたものかと頭を悩ませ続けていたのだが、ただ悩むだけで結果がついてくる筈もなく。
ただただ方針も無いまま練習を繰り返していたのだが……。

ザッ

若林「よう」
山森「あっ、わ、若林さん!」
若林「何やってんだ? シュート練習か?」

そこに現れたのは天才(?)キーパー、若林源三である。
南葛SC出身者である山森にとって、若林は伝説の人物であると言っても過言ではない。
5年生時、6年生時共にキャプテンとして全国大会で優勝をし、西ドイツへと留学。
輝かしい実績を持つ彼は先日のハンブルグ戦で醜態を見せつけたが、それでもまだ山森の中には彼への敬意が残っていた。

思わず畏まる山森に対して、若林は変に気を使わなくてもいいと言いながら、後ろにいた高杉に言いつける。

815 :森末(仮):2015/01/21(水) 00:27:20 ID:???
若林「高杉、こいつにセンタリングを上げてやれ。 蹴って上手く狙いが定まらんのなら手で投げても構わん」
高杉「はい!」
山森「えっ、えっ、えっ……」
若林「グラウンダーのシュートはお前には向いてないと思うぜ。
   高杉の話だと空中戦に強いんだろ? ハイボールのシュートを練習でもした方がずっとマシだぞ」
山森「で、でも……」
若林「フン、井沢に気を使う必要なんざ無いぞ」

山森も、自分にはグラウンダーのシュートの適性はなく、むしろハイボール――。
それこそ井沢が懸命に練習をしていたオーバーヘッドキックの方が向いているのではないかと考えていた。
実際に何度か影で練習をした事はあるが、その時もいい感触を持てていたのである。
にも関わらず何故その練習を表だってしないかと言われれば……そこには井沢の存在があった。

同じ中学の先輩であり、キャプテンでもある井沢。
彼がオーバーヘッドキックに並々ならぬ執着を抱き、また、空中戦にも自信を持っている事を山森は知っており、
彼の自尊心を傷つけてしまうのではないか……と考えたのである。

若林「大体、変に遠慮をするからおかしくなるんだ」
山森「(そうだよな……強くなろうとする事に、何も遠慮する必要はないんだ……って、あれ?)
   若林さん、何してるんですか?」
若林「何ってゴール前に移動してるだけだが? ……なんだ? 俺がただアドバイスしてその後は放置するような奴に見えたか?」
山森「え……ええっ!?」

若林の言葉を受け、素直な山森は感心したようにオーバーヘッドの練習をする事に決め……。
そして若林が自身の練習に付き合ってくれるという事を聞き、更に驚く。

816 :森末(仮):2015/01/21(水) 00:28:46 ID:???
若林「セービングの練習をしたい所だったんだが、相手が見つからんかったからな。
   ……ああ、勿論嫌なら断ってくれていいんだぞ?」
山森「い、いえ、こちらこそお願いします!(凄いや! あの若林さんが俺の練習に付き合ってくれるなんて!)」

先にも言ったように、若林は南葛SC出身者にとって伝説のような人物である。
そのような人物が、自身にアドバイスをしてくれるだけでなく、
更には練習にも付き合ってくれるとあっては、純粋な山森が2つ返事で頷くのも無理からぬ事である。

若林「(よしよし、後はこいつがどれだけ伸びるかだな。
    ……上手くやれば、俺のレベルアップにもつながる。 頼むぞ……)」

若林が全日本内の派閥抗争を考えて声をかけた事など露知らず。
こうして山森は高杉のアシストを受け、若林に付き合われながら練習をするのだった。

先着1名様で、

★山森のポテンシャル→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10〜12→「オーバーヘッドキック」「ローリングヘッド」「ピンポイントパス」習得。更に……?
8〜9→「オーバーヘッドキック」「ローリングヘッド」「ピンポイントパス」習得
5〜7→「オーバーヘッドキック」「ピンポイントパス」習得
2〜4→「オーバーヘッドキック」習得

817 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:29:17 ID:???
★山森のポテンシャル→( 4 + 4 )=★

818 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:30:57 ID:???
なんか凄い技覚えてる

819 :森末(仮):2015/01/21(水) 00:32:33 ID:???
失礼しました。
正しくは「ローリングヘッド」ではなく「ローリングオーバーヘッド」でした。訂正します。

820 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:34:47 ID:???
山森がとられてしまったかー。
今後もキャプテンを目指すなら支持固めもしたいとこだよね。
まだこちらの派閥に引き込めそうなやつらっていたっけ?

821 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:36:24 ID:???
とはいえキャプテン選挙なんて当分はなさそうだし今は試合で活躍することを第一に考えていいんじゃない

822 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:41:07 ID:???
早田、山森と本編で仲良い人が他所行くと切なくなる
山森が成長してくれたと割りきるか

たしかに試合で活躍するのが一番だしねえ
後は選択肢に気を配るくらいか

823 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:42:05 ID:???
グライダースマッシュのヒントをあげればワンチャン

824 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:42:59 ID:???
逆に本編で仲の悪い新田、立花と仲いいのが面白い

825 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 00:44:22 ID:???
FWだからもっとポジション争いするのかと思ったら仲がいいんだよな

826 :森末(仮):2015/01/21(水) 01:13:52 ID:???
>★山森のポテンシャル→( 4 + 4 )=★
>→「オーバーヘッドキック」「ローリングオーバーヘッド」「ピンポイントパス」習得
==========================================================================================
若林「(やはりな、こいつのポテンシャルは凄まじい……)」

練習時間中、山森は井沢に遠慮をする事は無いとようやく理解出来たが為か、
思う存分体を動かし、伸び伸びとプレイに励んだ。
まずは練習を開始して早々にオーバーヘッドキックをマスターしてみせ、高杉を驚かせ。
更には若林の「キック精度の高さをパスにそのまま応用できないか」とのアドバイスを受けて、
より集中する事によりパスの速度と精密さを上げる技を開発する事に成功する。

これだけでも、かなりの成果と言っていい。
だが、山森の成長はそれだけでは収まらなかった。

グルンッ グバァッ!

山森「たァッ!!」
高杉「うおっ!? あれは……」

なんと山森はオーバーヘッドキックを回転しながら飛んで打つという離れ技――。
ローリングオーバーヘッドキックをも編み出して見せた。
当然ながらこのような高度な技を使うのは努力も必要であるが相応の才能というものが必要不可欠。
全日本内においては三杉や中山くらいしかこのような大技を使えないだろうと思っていた高杉は度肝を抜かれ間抜けが声を出すのだが……。

若林「フッ……!」

バチィッ!

827 :森末(仮):2015/01/21(水) 01:14:54 ID:???
山森「ああ……そんな……」
若林「身体を捻る事で回転をかけ、より威力を増したオーバーヘッドか。 面白い事をするじゃないか。
   だが、肝心の威力を伝えるのがまだ不十分だな」

あっさりとキャッチングされるボールを見てうめき声を上げる山森に、冷静に肥えをかける若林。

技が出来ても、尚、まだ山森には基礎的な能力が不十分と言えた。
それでもMFとして出せる火力としては、松山に一段劣るものの十分。
ピンポイントパスと合わせ、小池や沢田といった者達と渡り合えるだけの実力を身に着けたと言っていいだろう。

若林「よし、そろそろクールダウンしよう」
山森「はい! あ、あの……ありがとうございました!」
若林「礼はいい。 試合で活躍してくれればな」
山森「は、はい!」
若林「(……まぁある程度使い物にはなったか。 だがやはり俺の練習にはあまりならんかったな。
    残された時間も短い……明日からは無駄な行動は1つも出来んな)」
山森「(アドバイスだけじゃなく付き合ってくれて、しかも効果がこんなに出るなんて……。
    やっぱり若林さんって凄い人なんだなぁ)」

その後、山森は何度も頭を下げて若林に礼を言うものの、若林はぶっきらぼうに礼はいらないと告げ、
クールダウンをした後、高杉を引き連れて去って行った。
彼の背中を見つめながら、山森はジ〜ンと胸に宿る感動にしばし浸る。

かつて本編において、森崎有三に才能を見出され準レギュラークラスの実力者へと成り上がった山森正吾。
そんな彼の才能を再び発掘したのが若林源三だというのは、これもまた何かの運命なのだろうか。

※山森が「オーバーヘッドキック」「ローリングオーバーヘッド」「ピンポイントパス」を習得しました。
※山森の若林への評価値が+2されました。

828 :森末(仮):2015/01/21(水) 01:15:54 ID:???
その後、練習を終えた一同は再びバスでホテルへと戻り夕食を取り疲れを癒していた。
だが、この日は夕食後も仕事が残っていた者がいる。

見上「よし、集まったな」
板野「はい」
松山「は、はい!」
次藤「はい」
若島津「……はい」

板野、松山、次藤、若島津。
彼らにはこれからTV局からの取材が入っていた。

事前に聞かされた段階で松山は大いに狼狽し、果たして自分に上手くしゃべれるだろうかと緊張。
次藤はどこか楽しげに口元に笑みを浮かべ、逆に若島津は仏頂面をしている。
彼らのTVに対する態度――サッカー以外の事に対する姿勢が垣間見えた気がすると板野は思いつつ、
改めて見上から全日本代表として恥ずかしくない言動をするように……という注意を聞いたのち、収録現場へ移動。

次藤「ハハハ、なんじゃい松山。 柄にもなく緊張しとっとか?」
松山「いいい、いや、全然平気だ!」
板野「(松山……俺、人って手のひらに書いて飲み込む人はじめて見たよ……)」
若島津「(下らん……が、監督直々に言ってきた事を断る訳にもいかん)」

やがて4人は収録現場へと辿り着き、ドアをノックした後室内に入るのだが……。

829 :森末(仮):2015/01/21(水) 01:17:18 ID:???
先着1名様で、

★しっかり見るのは初めて→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→???「やあ、光!」 松山「ね、姉さん!?」 なにィ!?松山の姉もアイドルだった!?
ダイヤ10・ハート10以上→真「こんばんわ、今日はよろしくね」 若島津「ズキューン!」 空手、恋をする
スペード10・クラブ10以上→響「はいさーい! 今日はよろしくね」 次藤「ズキューン!」 タイ、恋をする
それ以外→真「やあ、こんばんわ」 響「今日はよろしく頼むぞー!」 普通に挨拶

830 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 01:17:37 ID:???
★しっかり見るのは初めて→ ダイヤA

831 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 01:19:42 ID:???
ダイヤ10・ハート10以上面白そうだった
JOKER誰かしら?

832 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 01:23:05 ID:???
>あっさりとキャッチングされるボールを見てうめき声を上げる山森に、冷静に肥えをかける若林。
肥えをかけちゃらめええええ

833 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 01:25:22 ID:???
漫画だとデブ林だったからね

834 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 02:06:53 ID:???
パスカットの低さが目立つね。
前線からの守備を機能させるなら、早めに補強したほうがいいと思う。

835 :森末(仮):2015/01/21(水) 02:08:07 ID:???
>★しっかり見るのは初めて→ ダイヤA ★
>真「やあ、こんばんわ」 響「今日はよろしく頼むぞー!」 普通に挨拶
=========================================================================
板野「よろしくお願いします」
松山「よ、よろしくお願いします」
次藤「よろしくタイ」
若島津「……オス」

室内に入ると、出迎えたのは板野達が見た事のないような機材とそれらを弄り回すスタッフの面々。
そして、中央の机に台本らしきものを広げて打ち合わせをしていた様子のアイドル2人組であった。
板野達が入ってきた事に気づくと、彼女たちも含めたスタッフが挨拶をし、これを受けて板野達も返礼。

入ったはいいものの、どうすればいいのか……と4人固まっていれば、
とてとてと響がステップを踏むようにして近づき、先ほどまで自分たちが座っていた場所へと案内すると、
早速取材内容の説明を真と共にしてくれる。

真「取材を受けてくれてありがとう、断られたらどうしようかと思ってたんだ」
若島津「いえ……構いません」
響「早速説明するね。 今回の取材についてなんだけど、そんなに難しい事じゃないさー。
  自分たちの質問に、素直に答えてくれればいいだけだからね! なんくるないさー」
板野「(本編程じゃないけど結構ここもドロドロしてるから……素直に答えて大丈夫かなぁ?)」
次藤「(こんちっこい姉ちゃんも沖縄言葉が抜けてなかと?)」

取材と言っても、以前板野が受けたものと同様、質問などは至って普通のものばかり。
TV慣れしていない中学生という事を配慮してか、かなり健全な番組のようである。

松山「(大丈夫、大丈夫だ。 北海道には流れない番組だし、緊張する事は無いぞ!)」
真「松山くん、大丈夫なの? さっきから水ばっかり飲んでるけど」
板野「放っておいてあげてください……」

836 :森末(仮):2015/01/21(水) 02:09:37 ID:???
その後、簡単な打ち合わせをすると、ピンマイクなどの準備をしてから早速取材が始まった。

真「TVの前の中学サッカーファンの皆さん、お待たせしました」
響「自分たちは今、西ドイツのハンブルグに来てるぞ。 以前に番組で伝えた通り、全日本Jrユースの遠征に帯同する為だ」

番組開始の合図と共に、真と響が先ほどまでの表情とは打って変わって仕事用という顔つきでハキハキと喋りはじめる。
先ほどまでも至って自然体でにこやかだったが、今のものは作っているといえば聞こえが悪いが、
全国のファンに向けている笑顔である。

真「今日はなんと、その全日本Jrユースの選手の方々に来てもらい、インタビューをする事になりました。
  来てくれたのはこちらの4名!」

瞬間、カメラが一斉にこちらを向くのを感じて板野は緊張をしながらも、礼儀正しく頭を下げる。
ちらりと横を見てみれば自分と同じように座っている3人もまた頭を下げるのだが、
やはりというべきか松山の礼はぎこちなかった。

真「全日本の守護神、若島津健くん。 全日本の壁、次藤洋くん。
  北海の荒鷲、松山光くん。 そしてキャプテン……小さな武器庫、板野住明くんだぞ」
次藤「(このタイミングとかでわしらの下にテロップば出てるんじゃろか?)」
響「今日はTVの前の皆が気になっているあ〜んな事やこ〜んな事まで、隅々まで聞いちゃうからな!
  4人とも、よろしく頼むぞ!」
松山「は、はいっ!! が、頑張ります!!」
若島津「…………(なんだアイツは? 笑えだと? なんで俺がお前の指図を受けねばならん)」
板野「(わかってたけど、纏まりないよなぁ……みんな)」

松山は必要以上に大きな声で返事をし、若島津はカンペを出すADを睨む。
唯一まともなのが意外にも次藤であり、板野は改めて全日本に纏まりが無い事を痛感する。

837 :森末(仮):2015/01/21(水) 02:10:40 ID:???
真「それじゃあ早速……まず板野くんに質問だよ」
板野「えっ、お、俺ですか?」
次藤「おう、バシッと答えてやるタイ、板野」
松山「が、頑張れ板野! 道産子魂を見せてやるんだ!」

そうやって周囲を見ていた為か、注意が蔑ろになっていた板野。
そんな自分にいきなり質問とあって驚くものの、すぐに気を取り直すと次藤の冷やかしと松山の無駄に気合の入った応援を受けつつ、
真たちの質問に身構える。

真「板野くんといえば、その小さい体からは想像も出来ないパワー。
  マグナムシュートを初めとして、ドリブルなどでもDFを蹴散らすのはファンの間でも有名だけど……。
  そのパワーの源は、一体どこから来ているのかな?」
板野「(むむむ、結構真面目な質問だな。 この世界に来る時にパワー型に設定しましたなんて言えないし、どう答えたものか)」

A.「持って生まれた脚力の強さです。 子供の頃から馬鹿力だって言われてました」 持って生まれたものだと説明する
B.「日々の鍛練の賜物ですね。 勿論元々の脚力が強かったのもありますけど」 努力によるものだと説明する
C.「おいしいごはんを たくさんたべたから」 おいしいごはんをたくさんたべたから
D.「パワーの源は心です。 皆の信頼が俺に力を与えてくれます」 白い歯を見せながらいい事を言ってみる
E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>831 JOKERはアイマスの派生であるシンデレラガールズに登場するアイドルです。
松山という名字のアイドルが存在しますのでその繋がりでした。
>>832-833 誤字ですね。正しくは声でした。すみません。

838 :森末(仮):2015/01/21(水) 02:11:50 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
遅い時間までありがとうございました。それでは。

839 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 02:12:37 ID:7cDZluhc


840 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 02:13:22 ID:d4w00s7M
D

841 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 02:14:42 ID:EyDFf5r+
E A+B

842 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 07:18:54 ID:NZHXY9Lg


843 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 07:27:03 ID:bzaXNf0c
B

844 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 14:03:42 ID:???
そういや、早田の6ゾロクリアでプラグはとってないのかな?

845 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 14:24:41 ID:???
とってないってかいてある

846 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 15:40:03 ID:???
>試合中の覚醒など
>板野君以外の味方はJOKERを引いた際、もしくはダイスで11・12を出した際に覚醒チャンスが出ます。
>攻撃判定の場合は敵に勝利した場合、守備判定の場合はボールに触れた場合に覚醒する事が出来、フラグか技などを習得できます。

フラグ立つ条件が6ゾロだして触れた時で
今回の場合どう見ても描写からは触れてるよな
つっこみたくなる気持ちはわかる。




847 :644:2015/01/21(水) 17:04:37 ID:???
早田のクリアの覚醒については理解できました。
ありがとうございました

848 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 17:16:46 ID:???

「え、えーっと……規則正しい生活ですかね?」
板野5g伝説!?

849 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 17:33:29 ID:???
ここまでフランスの情報が皆無だな。
まさかフランスはイングランドに敗退して準決勝はイングランド…てことはないよな?

850 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 17:45:25 ID:???
腐乱す戦で強引なドリブル使ったらなんだか危なそうに見える

851 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 18:18:21 ID:???
>837
そういえば今日はちょうど松山さんの誕生日だ
いや、だからどうしたってこともないんだけどね

852 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 19:21:11 ID:???
腐乱す審判「われわれ審判はいつも公平だ」

853 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 21:08:42 ID:???
腐乱す戦でパワープレイヤーの日向を使ったらカードくらいそうだからスタメンから外されたわけだけだから
やっぱり何も考えずにパワードリブルやってたら危ないのかしら

854 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 22:54:46 ID:???
腐乱す審判のことを考えたらパス鍛えて非接触でいなすことも考えていいんじゃない
フランスとアルゼンチンもパスそのものに弱いし

855 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:00:23 ID:???
>B.「日々の鍛練の賜物ですね。 勿論元々の脚力が強かったのもありますけど」 努力によるものだと説明する
=====================================================================================================
真面目な質問に対し、板野は誠実に優等生的な答えを述べた。
実際に彼は元々の脚力が強いのもあったが、それと同時に松山らと共にふらの中学ではみっちりと練習に励んできた。
決して強豪とは言えない公立校でありながら全国クラスのチームへと成長させた練習量に加え、
雪が降り満足の行く練習が出来ない折には地道な筋力トレーニング。
才覚と鍛錬、そのどちらもが合わさって生まれた力なのだと説明すると、アイドル2人は満足したように頷く。

響「なるほど〜、やっぱり才能だけでなく練習で培われてきた力なんだな。
  ふらの中学はかなりの練習量があったみたいだけど、東邦学園や比良戸中学はどうだったのかな?」
若島津「東邦は私立のスポーツ強豪校ですから、練習時間は当然として設備や内容も他校に比較をすれば恵まれているかと」
次藤「ウチはわしが2年の夏までは大した事がなかったが、その後は猛練習を重ねたタイ。
   もう少し始めるのが早ければ……と思い直しても後の祭りだがの」
真「そういえば次藤くんも板野くんと同じ、力自慢だけど、その源とかは何かな?」
次藤「そりゃこんふとか体タイ。 でかく生んでくれた母ちゃんには、感謝してもしきれんタイ」

ガハハ、と豪快に笑いながら力瘤を作って見せる次藤。
彼の場合は持って生まれた体格に加え、小学生時代から年上を相手に喧嘩をして鍛えてきたというのも一つの要因だったのだが……。
それを公共の電波に乗せる訳にはいかないと判断し、話す事はなかった。

真「確かにこうして見ると、とても中学生とは思えないもんね。
  チームメイトの中西くんもそうだけど」
響「今は座ってるからいいけど、立ってると凄く見上げないといけなさそうだもんな」
次藤「そりゃ姉ちゃんが小さいだけタイ」
響「むがーっ! 小さくないぞ!」
板野「(我那覇さん……小さいのに加えて、なんだか性格が幼いから本当に子供っぽく見えるんだよなぁ。
    それにしても次藤……意外にトーク力があるな)」

856 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:01:29 ID:???
響の事を見かけと性格の為に幼く見える、などともしも口にしたらお前が言うなと突っ込みを受けそうな事を思いつつ、
板野は軽快に話している次藤の意外なトーク術に舌を巻く。
過度に緊張をする松山に、話を振られれば答えるが必要以上は喋らない若島津。
彼らに比較をすれば、次藤の存在はかなり頼もしいものと言えた。

真「それじゃあ次の質問……松山くん、いいかな?」
松山「は、はい! どんとこい!」
板野「(松山……なんか色々とおかしい事になってる……。 TVに出演する上、相手がアイドル2人組だからかな?
    藤沢とくっつけたけど、女の子に免疫ないもんな松山……俺も人の事言えないけど)」

次に質問が飛んだのは松山。
真の言葉にやはり緊張をして、素っ頓狂な声を出しながら返事をする松山。
これを見て板野は苦笑し、アイドル2人はリラックスするようにと言い含めながら、質問内容を告げる。

真「ふらの中学では松山くんがキャプテンとして、全国大会……惜しくも準決勝敗退になってしまったんだけど、
  3年間で相応の実績は積んできたよね。
  今回の全日本Jrユースでも、キャプテンは松山くんか優勝チームキャプテンの小池くんか……って関係者の話ではなってたんだけど、
  結果的にはキャプテンに就任したのは板野くん。

  就任までのいきさつはわからないけれど、松山くんとしてそこに不満はないのかな?
  仮にも板野くんは、ふらの中学で一緒に過ごしていたチームメイトな訳だし」
若島津「ほう……(面白い質問だな)」
板野「うっ……(結構ぶっこんできたな、菊地さん……)」
次藤「(板野と松山、ぎくしゃくしてるようには見えんが、何かあるんじゃろうか?)」

質問の内容は、これまた大真面目なものであった。
これには先ほどまでつまらなそうな顔をしていた若島津も興味深げに松山をじっと見つめて様子を伺う。
板野は冷や汗を流しつつ、TVに映るというのとはまた違う緊張感を味わいながら松山が口を開くのを待つのだが……。

857 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:02:41 ID:???
先着1名様で、

★松山くんの評価→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→松山「そうですね、朝ご飯は和食派です」 緊張しすぎて質問内容を理解していなかった!
ダイヤ・ハート→松山「板野がキャプテンを務める事に、不満はありません。 ただ……」 一言物申す?
スペード・クラブ→松山「性格・実力共に板野はキャプテンを務めるに値します。 不満はありませんよ」 はなまるあげちゃう

>>844-847
確かに勘違いされる記述でしたね、次スレでは修正しておきます。

858 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:03:25 ID:???
★松山くんの評価→ ハート6

859 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:12:48 ID:???
実際現実でこのジョーカーのやりとりを
緊張してるわけでもなんでもなくド天然でやった芸能人がいるから怖い
「好きなスポーツはなんですか?」「ごはんとか好きですね」

860 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:15:28 ID:???
その人のド天然っぷりが大きく発揮されたもの
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm25174205

861 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:25:23 ID:???
宇宙人井納の悪口はヤメルンダッ

862 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:54:20 ID:???
>★松山くんの評価→ ハート6 ★
>松山「板野がキャプテンを務める事に、不満はありません。 ただ……」 一言物申す?
====================================================================================
ふらの中学で長い年月を共に過ごしてきた板野と松山。
その期間で、松山は板野という男の性格と実力を素直に信頼してきたし、それは板野にとっても同じである。
どちらがキャプテンになっても、決して不満は無い。
本心から互いにそう思い合っていたのだが……。
何やら歯に物が詰まったような言い方で言葉を切る松山に、板野は平静を装いながらも内心ではその緊張を高める。

板野「(な、何か俺やっちゃったかな……)」
真「ただ……何かあるのかな?」
松山「もう少し堂々と……キャプテンとして、どっしり構えてくれれば、と思います」

松山の口から出た言葉。
それは板野への不満というよりは、要望に近いものだった。

板野が心配をする必要などないくらい、松山は板野を信頼しきっている。
無論、自身もキャプテンを目指した事もあり些かライバル心は持っているし、
キャプテンに就任した直後は心の整理が出来ていなかったが、実際に試合で板野の指揮下で動いて違和感はほぼ出なかった。
このまま問題などが無ければ、余計な波風を立てないよう板野にキャプテンを任せておいていいと思えるくらいには。

だが、それでもなおして欲しい所――変えて欲しい所があり、
それが松山の言う「もう少し堂々としてほしい」というものであった。

863 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:55:28 ID:???
松山「試合中なんかは結構自信を持ちながら指示を出したり、プレイをしているんですが……。
   それでも判断ミスなどをした時、どこか気落ちしたりする所が見られるんですよね。
   それはそれで、仕方のない事かもしれないんですけど、もう少し構えていてくれた方がいいかなと俺は思います。

   やはりキャプテンが落ち込んでいたりしたら、それだけ周囲も不安になりますから、
   極力そういう面は見せない方がいいかもとは……。
   勿論、これは俺が思うだけなので、板野に強制なんかはしたりしないですけどね」
真「なるほど、確かに失敗なんかをしたら落ち込むのが普通だけど、それを見せれば周りも大丈夫かな?と思ってしまうもんね」
松山「それにどうしてもミスなんかはついてまわる事ですからね」
板野「(……うーん、キャプテンとして失敗とかをしても落ち込まないように、か。
    思い浮かぶのがどうしても"アレ"になっちゃうんだけどなぁ……)」

あくまでも自分の考えであり板野に強制するような事ではないとした上で、
松山は板野にミスをしたりしても決して落ち込んだりしない――少なくとも人前では見せないようにしてはどうか、と提言をした。
確かに彼の言うように、一々失敗をして落ち込んでいてはその人物に率いられるチームメイトも不安になる。
そのような事が無いように表向きだけでも平気な顔をしていられれば、キャプテンとしても貫録が出てくるのではないか、
と松山は考えたのだ。

因みに板野は、松山の言う「失敗しても落ち込まずすぐに前を向くキャプテン」として、
奇行をして失点しても平気で仲間に点を取ってこいと発破をかける事もあるゴールキーパーを思い浮かべ、苦笑いを浮かべるのだった。

次藤「(確かに何があっても平気な顔ばしちょる方が頼もしげはあるが……。
    板野もそうじゃが、言ってる松山自体も感情を隠すのが苦手な部類タイ。
    ま、それが長所にもなっとるがな)」
若島津「(……所詮は仲良しこよしのチーム出身者か。 仲違いをする筈もなかったな)」

864 :森末(仮):2015/01/21(水) 23:56:37 ID:???
そしてこの松山の発言を受けて、次藤は笑みを浮かべ若島津は渋い顔をする。
本来温厚で、人に注意をする時もなるべく気を使う松山。
そんな彼が板野のキャプテンとしての姿勢について言及する時点で、2人の信頼の深さが手に取るようにわかったからである。

一度質問を受けた為か、松山の緊張もいくらか解れたらしく、
その後二、三の質問を繰り返し無難に答えた後、続いてアイドル2人の矛先は次藤へと向く事となる。

響「次は次藤くん、質問いいかな?」
次藤「おう、どんとくるタイ!」
響「さっきもあったように、その巨体とパワーが次藤くんの持ち味だけど、
  ヨーロッパはもとより、海外の選手たちは基本的に日本人よりもフィジカルに優れてるって言われるよね?
  これから先、パワー勝負でも苦戦をする事もあると思うけどその点についてはどう考えてるのかな?」
板野「(なんかさっきから思ってたけど本当に真面目な質問ばかりだなぁ。
    それにしてもパワーか……次藤、シュナイダーのファイヤーショットに手も足も出てなかったしな。 どう答えるんだろう?)」

先着1名様で、

★次藤くんの考え→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→次藤「何を言う! わしの肉体は無敵タイ! 見さらせ!」 なんと次藤が服を脱いで筋肉を披露だ! やめて!
ダイヤ・ハート→次籐「確かに今のわしでは力勝負には勝てんじゃろうが……」 おや?次藤の様子が……
スペード・クラブ→次籐「サッカーはフィジカルやテクニックだけじゃなか、問題はココタイ」 頭を指しながら回答した!

>>859-860
以前にめちゃイケなどでも見た事がありましたが、かなりの天然さんですね

>>861
野球界には他にも糸井さんや、宇宙人としての先人の新庄さんなどちらほら天然の人が見られますね

865 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:58:20 ID:???
★次藤くんの考え→ ハート3

866 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:58:48 ID:???
★次藤くんの考え→ クラブ6

867 :森崎名無しさん:2015/01/21(水) 23:59:27 ID:???
赤札続きますねー

868 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:14:26 ID:???
ク○ブ「試合では頑張るよ」 ニコッ

869 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:20:45 ID:???
クラブA「俺も頑張るよ」

870 :森末(仮):2015/01/22(木) 00:39:51 ID:???
>★次藤くんの考え→ ハート3 ★
>次籐「確かに今のわしでは力勝負には勝てんじゃろうが……」 おや?次藤の様子が……
==================================================================================
まずはじめに、次藤は自らの力では……少なくとも「今の段階では」世界レベルのFW。
それこそシュナイダーのような圧倒的なエースを相手にして、勝てる事は無いと理解をしていた。
故に、素直に自身の力不足を認めたような発言をすると、チームメイトの板野達どころか、
質問をした側である筈の真と響もまた驚いた。
見かけに騙されがちではあるが、次藤は冷静に自己を客観的に見られる男である。
驚きの目で見られている事を自覚しながらも、次藤はあくまでも冷静に更に言葉を続けた。

次藤「サッカーは力だけの勝負じゃなか。 わしはスピードとテクニックは無いと自覚しとるが、
   それなりに頭が回るとも思っとるタイ。
   それに、足りない部分は力を合わせればよか……ついこの間、そう思える事があってな」

そう、ハンブルグ戦が終わってからというものの、世界の壁の高さに苦悩していた次藤。
そんな彼を救ったのは、同じ中学出身の佐野満であった。
立花兄弟のスカイラブハリケーンを会得し、ドリブルだけではなく守備でも貢献出来るようにと考えた佐野は、
土台になる案を考えていた次藤を誘い共にスカイラブハリケーンを完成させる。

結果、佐野には新たな武器が備わり、次藤にも立花兄弟を飛ばせるという武器が出来た。
双方にとって最良と言える結果を、力を合わせる事で残す事が出来たのである。

次藤「無論、個人の実力アップも大切タイ。 わしも力で海外の連中に負ける気なんぞ毛頭なか。
   ばってん、サッカーはチームスポーツでもあるタイ。
   わしはパスカットはてんで苦手じゃが、それを得意とする奴を更に助ける事の出来る技ば身につけた。
   わしが止める事にはならんかもしれんが、それでも結果的にはシュートを防ぐという事に繋がる。
   そうする事もまた、1つの答えかと最近になって思うようになったタイ」

871 :森末(仮):2015/01/22(木) 00:41:03 ID:???
負けず嫌いである次藤は、決して敗北宣言をした訳ではない。
だが、現段階ではシュナイダー達に手も足も出ない事は理解していた。
だからこそ、別の手段で彼らを止める道を照らされた時――正にそれは青天の霹靂だった。
自分が直接その体でブロックをせずとも、仲間を飛ばす事でシュートを未然に防ぐ事が出来るというのなら、
それは結果的には同じ――その事実に気づけたのである。

若島津「……要は自分の力不足を言い訳しているだけじゃないのか?」
次藤「フッ、言ったじゃろうが、このまま負けるつもりはないとな」
松山「いや、でも次藤の言う通り出来る事を増やしてチームの為を第一に考えるのは間違いじゃないと思うぞ。
   プライドもあるだろうに、よく割り切れたな」
次藤「プライドで防げるならいくらでも防ぐタイ、ばってん気持ちだけじゃあボールは止まってくれん」
板野「(次藤って結構大人だなぁ……なんだか本当にこのインタビューで次藤の見方が変わったかも)」

意外にもトーク力があり、更には力だけでは通用しない世界を相手に今の自分に出来る事を見つけ出した次藤。
その姿は板野から見て大人びて見え、思わず感心してしまう程であった。
アイドル2人組もパワー馬鹿に一見して見えがちな次藤の知的な雰囲気と余裕に驚きながらも、
続けて若島津へと質問を投げかける。

真「次に若島津くんに質問だよ。
  全国中学生サッカー大会では優勝し、MVPにも輝いた、正に全日本の守護神。
  ただ、つい先日試合をしたハンブルグに留学をしていた若林くんがチームに合流。
  これから先、若林くんとは正GKをかけた争いになると思うけど……実際にどう思っているのかな?」
次藤「(さっきからおもっちょったが、本当にずけずけと聞くもんタイ……ばってん、マスコミはみんなこげなもんか?)」
松山「(若島津も相当な実力者だが……セービングの質は、流石に若林の方が上に見えるんだよな……)」
板野「(どう答えるんだろう……)」

若島津「…………」

872 :森末(仮):2015/01/22(木) 00:42:05 ID:???
先着1名様で、

★若島津くんの対応→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若島津「フッ、誰が全日本の守護神ですって? 俺は全日本のストライカーになります」 なにィ!?
ダイヤ・ハート→若島津「正GKは俺です。若林の出る幕はない」 キッパリ断言した!
スペード・クラブ→若島津「ノーコメントです」 健ちゃん素っ気ない

※板野の次藤に対する感情が 板野→(大人)→次籐 になりました。
※佐野と次藤の関係が 次藤→(相互扶助)←佐野 になりました。

873 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:42:25 ID:???
★若島津くんの対応→ ハートK

874 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 00:45:26 ID:???
さっきそれ出したら面白かったのに

875 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:33:39 ID:???
>★若島津くんの対応→ ハートK ★
>若島津「正GKは俺です。若林の出る幕はない」 キッパリ断言した!
===========================================================================
響「おっ、おおお〜!? 断言するのか!?」
若島津「はい」
真「大きく出たね……(っていうか仲悪いのかな、若島津くんと若林くん……)」

アイドル達の質問に、若島津はハッキリと答えを出した。
正GKは若島津健である――若林源三に、出番は無いと。
これにはアイドル達も驚くのだが、一方で板野達はといえばそこまでの大げさな反応は無い。
若島津が正GKの座にしがみ付き、若林に対して強い敵意を持っているのは遠征初日からわかりきっていた事なのだ。

次藤「ばってん、わいが本当に正GKになれると?
   この間の試合ではスコアは同等だったが、それでも若林もザルではあんめぇ」
若島津「フン、空中戦での競り合い強さは間違いなく俺の方が上だ」
次藤「セービングは? GKならそっちの方が肝心タイ」

先ほど茶々を入れられた事に対する仕返しか、横やりを入れる次藤。
これには若島津も冷静に対処するが、あくまでも次藤はしつこく食い下がり、核心について問いただす。
セービング――。
そう、打たれたシュートに対するセービングにおいて、今の段階では若島津と若林の間でかなりの差がある。

若島津の懸命の手刀ディフェンスでも、若林のパンチングには僅かに及ばない。
それ程までにセービングの質に歴然とした差があるのだ。
その事実は全日本メンバー周知のものであり、当然若島津も認識していた。
故に、このままならば監督のかつての教え子という贔屓目もあってか若林が正GKとなるのではという噂も、
チーム内からちらほらと浮かんできていたのだが……。

876 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:34:43 ID:???
若島津「その事についても当然考えている。 セービングでも、俺は決して若林には負けん」
次藤「……ほう?」
松山「何か、考えでもあるのか?」

しかし、若島津はそれを肯定した上でも自分は若林に絶対に負けないと宣言をした。
これには思わず次藤も先ほどまでの少し意地の悪い笑みを止め、松山は静かに若島津の意図を読み取ろうとする。
勝算も無く、若林に負けないなどと言う程若島津は馬鹿な男ではない。
ならば何か秘策でもあるのだろうという考えになっても当然であった。

真「ど、どうなの若島津くん! 何か新技とかがあるのかな!?」
若島津「そんな所ですね。 いずれ、大会が始まればお見せできるかと思います」
響「こ、これは凄いスクープだぞ! 若島津くんの技って、派手で人気があるんだよね!」

立花兄弟の曲芸サッカーを初めとし、板野ら必殺シュートを持つ選手が数多く存在する黄金世代。
TVを通して見る者達が、これがサッカーなのかと勘違いしてしまいそうなほど派手な技の数々が、
日本ではまだまだ人気が低迷しているサッカーという競技で、
更に中学生というまだ低レベルにも関わらずも番組で特集が組まれてしまう程の人気を得ている一つの要因になっていた。
その中には若島津の浴びせ蹴りや三角飛びといった空手技も当然入っている。
このインタビューでその新技の存在を知ったアイドル2人は、更に詳しく聞きだそうとするのだが……。
まだ完成はしていないから、という事で若島津は技の詳細についてはあくまでも黙秘を貫いた。

板野「(マ、マジか……若島津が、この段階で新技……しかもセービング技!?)」

なお、板野は完全に度肝を抜かれていた。
本編ではGKとしての成長はほぼ無く、最終的にはDFへとコンバートをした若島津。
その彼が本編でも原作でも歯が立たなかった若林と正GK争いをする為に新技を開発するとあっては、驚かない筈もない。

若島津健――本編では日向小次郎に付き従い、何よりも力を得る事を目指してきた男。
日向小次郎が存在しない"筈"であるこの世界において、頼るべき者がいなくなった為か……彼は大きな成長を遂げようとしていた。
或いは彼こそが、この主人公たちがいない世界で誰よりも変化を遂げていたのかもしれない。

877 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:35:47 ID:???
その後、しばらく質問を繰り返していくインタビュアーと回答者達。
緊張が解れた松山、相変わらず意外なトーク力を見せる次藤、寡黙ではあるが聞かれた事には回答をする若島津。
そして、板野もまたキャプテンとして的確な答えを出してゆき、終始和やかなムードで時間は流れるのだが……。

真「それじゃ次、これ女性視聴者から是非全日本の選手の人に聞いてくださいって貰ったお便りなんだけど……」
次藤「ほほう、おなごか」
真「皆さんの女性のタイプはなんですか? だってさ。 ちょっと話が脱線するけど……」
響「おお〜、ここまでサッカーの話ばっかりだったもんな。
  でも皆だって青春まっただ中の男の子なんだし、当然好みの女性のタイプくらいあるよね!」
板野「(ええ〜っ!? ここまで真面目な話ばっかりだったのに急に砕けてきた〜!?)」

原作でもほぼ恋愛色がなく、このスレも6まで進んだがこれまで出てきた男女比の割合は恐らく9:1くらい。
それ程までに女性に縁が無い者達で4人の内3人が占められているのだが、
知ってか知らずかアイドル2人組はなんとも弾けた様子でとんでもない爆弾を仕込んできた。

若島津「(……女性の、タイプだと?)」
次藤「(こげなもんもまたおもしろかね。 ……しっかし松山はどうしたタイ?)」
板野「(あ、松山真っ赤になってる……)」

思わずどう対応したものかと考える板野だったが、横に座る松山の顔色を見てすぐに平静に戻った。
何を思い出しているのかは大体わかるが、今の松山の顔は茹蛸も真っ青な程に朱に染まっていたのである。
一方で堅物とされる若島津は初めて出た答えにくい質問に眉を顰め、逆に次藤はニヤニヤと笑みを浮かべる。

真「じゃあまずは若島津くん、どうかな?」
若島津「う……」

878 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:36:48 ID:???
先着1名様で、

★硬派・若島津→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若島津「一目見た時から決めてました。 俺の為に毎朝味噌汁を作ってください」 なにィ!?真に公開プロポーズ!?
ダイヤ・ハート→若島津「……上品で、慎ましい女性が」 ※好みのタイプは書いてる人の捏造です
スペード・クラブ→若島津「……今はサッカーに集中しているので、そのような事は考えた事ありません」 硬派!
クラブA→若島津「女性より、男性の方が好きです」 ホモォ…

879 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 01:37:08 ID:???
★硬派・若島津→ クラブ8

880 :森末(仮):2015/01/22(木) 01:38:48 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
夜遅くまでありがとうございました。それでは。

881 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 01:41:30 ID:???
ゲーム3みたいに消費大の技で空手がガス欠した後に若林起用になったりするのかー?乙

882 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 02:06:12 ID:???
乙です。
次藤は、どんなタイプが好みなんだろうかw
確か南葛中のマネージャーがいとこだったが…。

883 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 02:08:19 ID:???
若島津が新必殺って赤札引いてないと習得してないとかそういったタイプだったんですか?

新必殺・・・なんだろ?テクモは限られてるけどドリームチームとかやる限りすごく多かった
後ろ蹴りとかいろいろある

884 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 02:47:14 ID:???
日向も居らず、機械の体も無く、頼れるものは己が力のみ
若島津カッコいいなぁ
相変わらずのバヤシさんは本当に出番無いかもしれんね

885 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 08:03:53 ID:???
残りの練習を集中したとして
シュート…1上がればいい
パス …+2〜3
仲間 …松山(シュート構想なし)、若島津(自動習得?)、中山(最高級の才能)、各DFあたりかな

886 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 11:44:41 ID:???
パスに集中したら+3〜4は上がるはず。
タックルを生かすならパスカットを補強したいな。
現状だとモブにもパスでかわされちゃう。

887 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 12:22:01 ID:???
パスカット補強したいのはわかるけど満足いく数値に仕上げるにはたぶん残りの練習全部使っちゃうし考え物
FWだからパスかシュートの攻撃強化したいのもあるし

888 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 14:47:54 ID:???
糸んな能力上げてモブを倒せる能力よりも1つか2つに絞って名有や一流を仕留められる武器のほうがいいと思う

889 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 16:31:41 ID:???
ぶっちゃけドリブルとシュートがズバ抜けてれば大体日本のFWとしては申し分ないよね。
守備に優れた選手は何人もいるから。あと欲を言えば競り合いが強ければ・・・

890 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 17:44:08 ID:???
三連続7以下が出る可能性もあるので
攻撃重視ならパスか必殺技習得がいいと思う。

891 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 17:57:07 ID:???
上がりにくい能力は上げる回数を決めとくべき。
ドツボにハマる可能性を考えて駄目だったらキッパリ諦めよう。

892 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 18:15:57 ID:???
パスの基礎能力1回と三杉との練習でぶっ飛びパス(仮)を習得させて
ガッツが少ないときにアシストで活躍するのもありかな

893 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 18:57:24 ID:???
主人公として活躍することを考えると得点王はとりたい
なのでイタリアとドイツから2点は取りたい
残りの練習はシュート2回まで、ガッツかパスを1回希望かな

894 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 19:20:18 ID:???
ところでこの女性からのお手紙、山森なら・・・

895 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 20:26:28 ID:???
得点王狙うなら必殺ドリブル取得がいいね。一対一で取れればガッツ節約になる。
主人公らしくなりたいなら、総合力の底上げは必須だと思う。

896 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 20:43:01 ID:???
このスレでは有能ロベルトとその内戦うことになるんだよな...

897 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 20:43:53 ID:???
日向互換っぽいし現時点じゃこれ以上の必殺ドリブルは無理だろ。
もしやるなら三杉か井沢あたりに必殺ドリブルを教えてもらうとかか?

898 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:20:32 ID:???
JYには必殺パサーが殆どいないので
鍛えればカルツやピエールと普通に勝負できる。
本編でストラットやカルロスがやってたようなゴールも狙えるし
守備の強いFWがいれば、相手のキックオフからの速攻も防げて、支配率が格段に上がる
パスカットで主人公ポイントをとり逃す危険も減る。
抵抗あると思うけど、パスカット本気でオススメ。

タックルとパスカットが両方優れたストライカーって
板野だけの個性にもなるし。

899 :森末(仮):2015/01/22(木) 21:34:31 ID:???
>★硬派・若島津→ クラブ8 ★
>若島津「……今はサッカーに集中しているので、そのような事は考えた事ありません」 硬派!
========================================================================================
思いがけない質問が来た事で狼狽をする若島津だったが、コホンと一つ咳払いをすると、
今の段階で女性に対して現を抜かしている暇は自分には無い。
あくまでも今はサッカーを第一に考えているとし、キッパリとそのような事を考えた事が無いと断言をした。
無論、彼も年頃の男であるからして、そのような事を考えた事が無いというのは嘘である。
だが、これまでの真面目そうな口ぶりや硬派な外見イメージから、真達は納得をしたらしい。

真「うーん、硬派だね。 それだけサッカーが今は大事という事かな?」
若島津「はい」
響「それじゃあ次藤くんはどうかな?」
次藤「わしか?」

追求の手から逃れ、誰にもわからないようにホッと安堵の溜息を吐く若島津。
一方で改めて質問を振られた次藤は、顎に手を当ててしばらく考え込むのだが……。

先着1名様で、

★結構軟派・次藤→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→次藤「一目見た時から決めちょったタイ。わしと同じ墓に入ってくれんか?」 なにィ!?響に公開プロポーズ!?
クラブA→次藤「実はわし、佐野の事が少し気になっておって……」 たまげたなぁ……
それ以外→次籐「そらもう可愛いおなごタイ。 姉ちゃん達、わしと付き合わんか」 割とノリノリで真達をナンパだー!

>>881-882 乙ありです。
>>885 松山と若島津の技は自動取得になりますね。
>>895 >>897 必殺ドリブルは、JY編では既に限界に達していますね。現段階で覚えられる技は>>6の通りです

900 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:01 ID:???
★結構軟派・次藤→ クラブ4

901 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:22 ID:???
★結構軟派・次藤→ クラブQ

902 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:27 ID:???
逆に言えばその個性って板野以外やらないってだけだろ
そもそも立花兄弟と新田よりやや強い火力でミューらーが倒せる気がしない

903 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:35:56 ID:???
監督がたまげなければセーフ

904 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:47:40 ID:???
ゎらはき
レベル差

905 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:51:47 ID:???
レベル差が埋まる&新シュートで、今の板野もうファイヤーショットと
同値のシュート撃てるんだよね。

906 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:52:54 ID:???
904はミスです。失礼しました。

907 :森末(仮):2015/01/22(木) 21:55:11 ID:???
>★結構軟派・次藤→ クラブ4 ★
>次籐「そらもう可愛いおなごタイ。 姉ちゃん達、わしと付き合わんか」 割とノリノリで真達をナンパだー!
==========================================================================================
真「(か、可愛い? ……『たち』って入ってるし、もしかして響だけじゃなくてボクに向かっても言ってる!?)」
響「あははは、そういう風に誰でもいいからとりあえず、みたいな感じで言われても駄目だぞ〜」
次藤「ガハハハ、そりゃあ残念タイ」

原作でも南葛のマネージャーをナンパするなど、九州男児という男らしいイメージとは逆に軟派な態度を見せていた次藤。
彼は軽口を叩くようにアイドル達をも誘うのだが、これには響が笑いながらもお断り。
次藤としてもちょっとした冗談のつもりで言った事である為に笑って流し、
若島津が質問に答えなかった事で停滞しかけていた空気が一気に緩和される。

尚、約一名普段は可愛いよりも格好いいと言われる事が多い為に狼狽するアイドルがいたが、誰もそれに反応する事はなかった。

次藤「芸能関係者なら可愛いおなごとか知っちょろうもん? わしに紹介してくれタイ」
響「駄目だぞ〜。 大事な仲間を、餓えた狼の前に差し出す訳にはいかないさ〜」
真「(いや、落ち着けボク……これは次藤くんの冗談なんだ。 間に受ける訳にはいかない)」
板野「(次藤ノリノリだなぁ……と、この流れだと次は松山の番だけど……)」

軽快なトークを繰り広げる次藤たちの声を聞きながら、ちらりと横を見やる板野。
そこには相変わらず真っ赤な顔をして、目を泳がせている松山の姿。
恐らく彼の中では、藤沢との事を話すべきかどうかという葛藤やそれにい対する恥ずかしさなどが混じりあい、
パニックになっているのだろう。

板野「(このまま放っておくとなんかやらかしそうな気もするなぁ……)」
響「もうっ、次藤くんは放っておいて、次は松山くんに聞くぞ!」
松山「!!」
板野「(むむっ、出番が来た! どうする、ここは俺が華麗にフォローをしようかな?)」

908 :森末(仮):2015/01/22(木) 21:56:23 ID:???
A.「実はこいつ、彼女いるんですよ」 ここだ、ここで爆弾発言だ!
B.「実はこいつ、ホモなんですよ」 ここだ、ここでホモ疑惑だ!
C.「実は俺達……付き合ってるんです」 ここだ、ここでホモになるんだ!
D.「松山も若島津と同じだと思いますよ。 中学ではずっとサッカーばかりでしたから」 ここだ、ここで藤沢の事を隠すんだ!
E.「(いや、何も言わなくていいや)」 マグナムスルーだ!

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>906 お気になさらずです。

909 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:56:50 ID:htGMuojo
E

910 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:58:09 ID:msdVF27w
A

911 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:58:26 ID:0K9zioJU
B

912 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 21:59:33 ID:htGMuojo
Aに変更します

913 :森末(仮):2015/01/22(木) 22:00:10 ID:???
>>912
変更了解です。

914 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 22:02:08 ID:???
藤沢「命拾いしたわね」

915 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:05:16 ID:???
>A.「実はこいつ、彼女いるんですよ」 ここだ、ここで爆弾発言だ!
=====================================================================
質問を受け、声にならない声を出しながらまごまごとする松山。
これを見た板野は、やはりこのままだとまともに答えられないだろうと判断し……。

板野「実はこいつ、彼女いるんですよ」

当人の代わりに、爆弾発言を投下するのだった。

若島津「なっ!?」
次藤「なにィ!?」
真「えっ、そうなんだ。 ……って、若島津くんと次藤くんが凄く驚いてるんだけど」
響「も、もしかして皆には内緒にしてたのか?」

この爆弾発言を受けて、若島津と次藤の両者は椅子から転げ落ちそうなほどの衝撃を受け驚き、
アイドル達はそんな2人の様子を見て、もしかして秘密の事だったのでは……と勘繰る。
事実、松山は藤沢美子の存在の事を秘密にしていた。喋る機会が無かったとも言える。
あまり仲良しグループというものが存在しない全日本において、
プライベートな内容の話を共にするという事自体があまりなく、また、松山も基本的にはサッカー馬鹿。
誰かと話をするにしても内容は終始サッカーばかりの事であり、恋愛の話などをする機会はまるで無かった。
また、中学生という早熟な段階で彼女がいるという事に、松山は周囲の者達と比較をして優越感のようなものも少しは感じていたが、
それ以上に気恥ずかしさも感じていたのである。

松山「あ……う……」

結果、松山はまるで金魚のように口をパクパクと動かし、
追求するような目で見てくる周囲の目から逃れるようにして発言をした板野の事を見やり……。

松山「なっ……なんで言っちゃうんだよ板野ぉ〜」

あまりにも情けない顔と声で、板野の事を詰るのだった。

916 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:06:35 ID:???
板野「いいじゃないか、別に恥ずかしい事じゃないだろ?」
次藤「きゃーまぐれた……わいも若島津と同じくらいそういうのにはとんと縁がなさそうじゃとおもっちょったのに……。
   なんじゃい、やる事はやっとるんじゃな」

そんな松山を見て板野も少し悪い事をしてしまっただろうかと思うものの、
さりとてそんなに恥ずかしがる事もないではないかと、呆気らかんと言い。
ようやく落ち着きを取り戻した次藤は、ニヤニヤと笑みを浮かべながら松山の肩をバシバシと叩く。
少しその力が強かったのは、彼に対する嫉妬の気持ちも多分に入っていたからかもしれない。

真「それで、どんな女の子なの?」
松山「うっ……そ、それは……その……」

そして真が具体的な松山がお付き合いをしている女性の具体的な人物像を聞きだそうとすると、
松山はやはりまごまごとしていたのだが……。
やがてここまでバラされてしまったのでは今更隠し事をしても仕方ないとポツリポツリと藤沢の事について話し始める。

ふらの中学でマネージャーとして自分を支え続けてくれていた事。
一緒に遊んだりという事は殆ど無かったが、それでも数少ないプライベートな時間で交流をしてきた事。
優しくて健気で、思わず守ってあげたくなるような外見と性格をしている事。
現在はアメリカへと引っ越してしまい、合えなくなっている事。
それらをたどたどしく、赤くなりながらも話す松山だったのだが――。

次藤「(聞けば聞くほどいいおなごみたいじゃが……)」
若島津「(……ただのノロケか。 ふんっ)」
板野「(思わず守ってあげたくなる……守らなきゃいけないのは多分主に自分の命な気がするぞ、松山)」

結局その内容がただのノロケだとわかると、最初は囃し立てていた次藤もげんなりとした顔つきとなり、
若島津は若島津で鼻を鳴らしてそっぽを向くのだった。
それが彼女を持たない彼が松山に対して劣等感を抱いたからかどうかについては、わからない。

尚、板野はといえば彼女の裏の顔についてよく知っている為、次藤とは違う意味でげんなりしていた。

917 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:07:40 ID:???
板野「(すぐ包丁持つ所がなければいい奴なんだけどな……)」
真「なるほどね、うんうん……空港まで追いかけたのか〜」
松山「は、はい。 ……お金を持ってなかったので行きと帰りのタクシー代を借りましたが」
響「中学生だもんな、仕方ないぞ。 それじゃあ最後は板野くんに聞いてみようかな」
板野「あ、はい(おっと、俺の番か。 それにしても女性のタイプ……なんて答えようかな?)」

A.「俺も若島津と同じで、まだそういう事を考える余裕がないですね」 女性に興味は無いとクールに返答
B.「へへへ、出来れば胸が大きくて可愛い子が……」 欲望の赴くままに答える
C.「菊地さんみたいにボーイッシュな方が好きですね」 真みたいなのがタイプ
D.「我那覇さんみたいに元気な方が好きですね」 響みたいなのがタイプ
E.「女性より、男性の方が好きですね」 男性の方が好きです
F.「こういうのは恥ずかしいんでノーコメントで」 ノーコメントだ
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

918 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:08:41 ID:wDnxIAu+
C

919 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:24 ID:UJfAmqtE


920 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:34 ID:MEUL6kIc
D

921 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:42 ID:iJOcc75+
C

922 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:09:46 ID:v8a+eqaA
A

923 :森末(仮):2015/01/22(木) 23:35:04 ID:???
>D.「我那覇さんみたいに元気な方が好きですね」 響みたいなのがタイプ
========================================================================
響「えっ、じ、自分か!?」
板野「(ドキドキ……)」

ここで板野は、響のように元気のある女性がタイプだと言った。
一見すると彼の様子は平静であるように見えたが、内心は心臓が口から飛び出そうな程に緊張。
実際、彼も松山と同じように中学生活では女性にほぼ縁が無かったのだから、それもまた仕方ないだろう。
だが、それでもあくまで彼は押した。

まだ知り合って数日であり、話した事も決して多くは無いが、
それでも確かに板野は我那覇響という人物に好意を抱いていたのだ。
それが恋愛感情かと問われればハッキリYESと言える程のものではなく、まだ淡い感情ではあったが……。
ただ純粋に、板野は自身が彼女に好意を抱いているという事を仄めかして発言をした。

横で松山が驚くのを知らないフリをして流しながら、響の反応を待ち受ける板野。
これに対して、響は……。

先着1名様で、

★ヒロイン候補と化した我那覇くん?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ハート10以上+???「お待ちなさい! 響を誑かそうという殿方は貴方ですか?」
ハート10以上→響「え、ちょ、まっ、うぇっ!?」 思いっきりうろたえてた!?
ダイヤ・ハート→響「あ、あはははは! ありがとうね、板野くん」 とりあえず取り繕うが顔がちょっと赤いぞ!
スペード・クラブ→響「あはは、ありがとう板野くん!」 アイドルらしく華麗にスルーだ!

924 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:35:27 ID:???
★ヒロイン候補と化した我那覇くん?→ ダイヤ2

925 :森崎名無しさん:2015/01/22(木) 23:40:59 ID:???
お姫ちんとらぁめん早食い対決したい人生だった(終)

926 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:39:51 ID:???
>★ヒロイン候補と化した我那覇くん?→ ダイヤ2 ★
>響「あ、あはははは! ありがとうね、板野くん」 とりあえず取り繕うが顔がちょっと赤いぞ!
==========================================================================================
板野「(ガクーッ)」

板野の言葉を聞いても、変わった様子を見せずアイドルらしくスルーをする響を見て板野はガックリと肩を落とす。
すぐさま彼女との関係が変わる、などという都合のいい事を考えていた訳ではないが、
何かしらのリアクションがある事を板野は少しばかり期待していたのだ。

板野「(まぁアイドルだもんな……こういう事は言われ慣れてるのかもしれない)」

よくよく考えてみれば、響も真もアイドルである。
こういう風に誰かから好意を寄せられるという事には慣れているだろうし、あしらう事にも慣れているのだろう。
この反応も当然と言えば当然か、と思い板野は少し気落ちしながらもそこまで落ち込む事はなかったのだった。

真「(ありゃ? 響……顔が赤くなってる?)」
響「(び、びっくりしたぞ……急に言われるなんて思わなかったもんな)」

だが、板野は一つ思い違いをしていた。
響は板野の言葉を聞いてもまるで反応をしなかった訳ではない。
むしろその逆、内心はいきなり自分のような女性がタイプであると言われて羞恥と喜びの感情が芽生えていた。
板野の予想通り、響は確かにアイドルであるからして、こういう事を言われるのはよくある。

しかし、それはあくまでも同じ業界の芸能人に、所謂"粉をかけられる"形で声をかけられる事や、
ファンからのファンレターなどで、アイドルとしての自分を見られての事。
生の声で、業界とは関係の無い一般人からそのような事を言われた経験というのは少なく、
彼女が照れるというのも無理からぬことであった。

それでも彼女が平静を保ち、表面上は板野にアイドルらしい対応をしたのは偏にこれが番組の収録中だからである。
落ち着きが無く、子供っぽいとは見られがちであるが彼女もまた立派なアイドル。
そうそう番組の進行を妨げるような反応をしてしまう訳にはいかなかったのだ。

927 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:40:56 ID:???
結果、板野らの目からは脈がまるで無いという風にしか見受けられず。
彼女が少しだけ板野の事を意識するようになったのは、
彼女と長い付き合いのある同事務所所属の菊地真だけが把握するのだった。

松山「元気出せよ、板野。 いい事あるって」
板野「(……どうしよう、何かはじめて松山に対してイラッときた)」

その後、板野は松山に肩に手を置かれながら実にいい笑顔で慰められつつ、
やがて最後の〆を行い、こうして取材は滞りなく終了をするのだった。
初めはどうなる事かと不安だったものの、終わってみれば回答者の全員がそれぞれ適切な回答を見せ、取材スタッフも大満足。
これならばいいものが作れそうだと、責任者らしき者からは感謝をされる。

真「練習で疲れてるのに今日はありがとう」
響「大会では応援してるから、頑張ってね!」
板野「はい!」
松山「(……最後の最後でとんでもない事バラされちゃったけど、まあいい経験になったな)」
次藤「番組自体はわしらが見れんちゅうのが残念タイ」
若島津「(ふぅ……やっと終わったか。 さて、早く寝て明日の練習に備えなければな)」

最後に改めてアイドル達と挨拶を交わしてから、板野達は自室へと戻って行った。
その背中を見ながら、響と真は再び会議室の中に入り……。

響「ぬっひゃあ……び、びっくりしたぞー。 いきなりあんな事言われるなんて、想像してないさー!」
真「あはは、よく我慢したね響。 絶対に大声出すと思ったよ」
響「そ、そんな事しないぞ! 自分、完璧だからな!
  (……でも本当にびっくりしたぞ。 板野くんって大人しそうだったから、余計に……あー、思い出しただけで暑いぞ!)」

ようやく解放された響は、顔を真っ赤にしながら手でパタパタと顔に風を送り、必死に熱を冷まそうとするのだった。

※板野、松山、若島津がそれぞれ対外的にまともな回答をした為、支持率が上昇します。
 次藤は板野・松山とを支持する為、2人の支持率が上昇します。 板野支持率:30→32 松山支持率:28→30 若島津支持率:39→40
※板野と響の関係が 板野→(ちょっと気になる?)←響 になりました。

928 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:42:01 ID:???
そして次の日。
インタビューが終わった後、ぐっすり寝て体力を回復させた板野達は、再び練習に励んでいた。
練習の際、松山に彼女がいるという情報が次藤から昨日の内に出回っていたらしく、
なだれ攻撃の指揮を執る松山に何度か冷やかしの声が飛んだのだが……。
松山は赤面しつつも、きっちりと指導をし全日本メンバーになだれ攻撃の動きを叩き込んでいくのだった。

板野「ふぅ、午前の練習終了っと。
   昨日に比べれば皆の動きもよくなってたし、このままならなだれ攻撃もモノに出来そうかな。
   さて、次は午後の練習だ。 練習機会はあと【3回】。 今日はどうしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

929 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:42:24 ID:2Vnbs6Y2
A

930 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:42:27 ID:ZNRgLNEk


931 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:44:48 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
==========================================================
板野「よし、今日もみっちりと基礎的な練習をしよう。
   問題は何を鍛えるかだな。 さてどうしようか」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

932 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:44:52 ID:ZNRgLNEk
B

933 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:45:45 ID:dIiVUq6A
C

934 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:46:00 ID:s/efE+2A
B

935 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:54:39 ID:???
>B.パス
=====================================================
板野「(そうだなぁ……今日はパスを鍛えようか。
    松山とのコンビネーションの精度を上げる為にも必要だし、場合によってはMFとして出場出来るかもしれない)」

色々悩んだ末、板野はパスを鍛える事に決めた。
昨日までの練習で前線での守備力もある程度鍛え、攻撃能力に関してはチーム内でもトップクラス。
更にパスを鍛える事が出来れば、更に出来る事の幅が広がり起用法も変わってくるかもしれないと考えたのだ。
決断すると行動は早く、板野はすぐさまパス練習をしていた小池や沢田と混じって練習を開始した。

先着1名様で、

★板野のパス特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。


10以上→パス+3
6〜9→パス+2
5以下→パス+1

936 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 00:55:15 ID:???
★板野のパス特訓→( 5 + 2 )=★

937 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:57:00 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
また、そろそろ1000が近づいてきましたので、よろしければ次スレのタイトル案を考えて頂けると幸いです。

【】俺inキャプ森7【】

それでは。

938 :森末(仮):2015/01/23(金) 00:58:58 ID:???
すみません、見落としていました。
パス判定ですが、判定式が上がりやすいではなくとても上がりやすいのものになっていました。
上がりやすいは7以下で+1、8以上で+2です。
記述ミスで結果が変わってしまい申し訳ないです。

939 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 01:00:12 ID:???
【孤独な】俺inキャプ森7【ファンタジスタ】
乙です

940 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 03:25:48 ID:???
本編と比べてイタリアとアルゼンチンの事情が入れ替わっているようなので
↓のような仮説を思い付いた。

まず、アルゼンチンに起こった問題は、サトルステギとバビントンの喧嘩に
パスカルとガルバンが巻き込まれて、結局4人とも出場出来なくなったということ。
次にアルシオンの取得国籍がアルゼンチンなり、ワールドユース準決勝が
アルゼンチンになるということ。
この場合、ディアス、パスカル、ガルバン、サトルステギ、バビントンに
アルシオン、クスタ、サビチェビッチ加わり、凶悪チームと化す。

941 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 04:00:49 ID:???
サビチェビッチはないこともなさそうだけどクスタはマレーシアだし
アルシオンとディアスはかぶるしそれはないんじゃないかな

942 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 05:07:18 ID:???
国籍簡単に変えすぎィ...

943 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 07:35:58 ID:???
【パリ大会】俺inキャプ森7【始まる】
【イタリア】俺inキャプ森7【五戦士】
【対決】俺inキャプ森7【ヘルナンデス】
【神々の】俺inキャプ森7【暗躍】


944 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 08:17:30 ID:???
【アルゼンチンの運命は?】俺inキャプ森7【バタフライエフェクト】

原作の井川って家族のためにアルゼンチン国籍取りたいとか言ってたからありえるか?

945 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 09:09:51 ID:oOGT+xEo
ぶっちゃけサトルステギやバビントンいても
ほぼディアス一人だしサトルステギとパスカルはあびせげれば
いいから難易度はあまり変わらない気がする

946 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 14:01:28 ID:???
【真・イタリアユース】俺inキャプ森7【見参!】
【アルゼンチンは】俺inキャプ森7【強いはず?】

947 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 14:04:09 ID:???
難易度的に最初がアルゼンチンで次がイタリアに交換?
チーム事情と同じで対戦順も交換的な意味で

948 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 15:49:37 ID:???
その可能性も高そうだね。
自分はアルゼンチンにバティンでもいるのかなと思った。

949 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 23:19:05 ID:???
【天才の】俺inキャプ森7【証明】

950 :森崎名無しさん:2015/01/23(金) 23:59:00 ID:???
新マグナムのホップするのを空を飛んでるとも表現できそうだし
ウイングマグナム スカイマグナム

951 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:21:32 ID:???
>>939 乙あり&スレタイありです。
>>943-944 >>946 >>949 スレタイ案ありです。
>>947-948 はい、その通りです。大会では順番が入れ替わり、1戦目がアルゼンチン、2戦目がイタリアになっています。
イタリアを3戦目に持っていこうかと思いましたが、フランスが準決勝に上がれないのもちょっとなと思いこうなってます。

>★板野のパス特訓→( 5 + 2 )=パス+1★
===========================================================
MF達に混じってパス練習をする板野。
元々パスワークを主体とした戦術に定評のあるふらの中学に所属をしていた為か、
これまで殆どパスの練習をした事が無いにも関わらず、それなりのパス精度を見せる。

だが、それはあくまで国内基準の話。

世界レベルで言えば板野のパスはまだまだであり、
多少の練習をした所でも板野のMFとしての起用も現実的ではなかった。

板野「うーん……パスって難しいなぁ」
沢田「で、でも板野さんはFWなんですからパスする機会もあまり無いでしょうし問題ないと思いますよ?
   突破力なら板野さんドリブルが出来ますし……」
小池「チビだからポストプレイとかも出来ないもんな」

とにもかくにも劇的とは言えないものの、板野はパス精度を向上させる事に成功をした。
無論、それが彼にとって物足りない結果だったのは言うまでもない。

952 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:22:33 ID:???
〜 立花兄弟 〜

政夫「俺達も大会に備えて、もう少し技を増やしておきたい所だな」
和夫「でもどうするんだ? ハッキリ言って、スカイラブツイン以上の技なんて出来る気がしないぜ」

既にスカイラブツインという大技を身に着け、2人の枠を使う事に目を瞑ればレギュラーに近い存在と言えた立花兄弟。
そんな彼らは、しかし現状の自分たちに満足をせず更なる技の習得を目指していた。
だが、現実的な問題として今現在の彼らの実力ではスカイラブツイン以上の大技を会得するのは難しい。
構想的な問題もあるが、現在の自分たちの技術ではこれ以上の大技を身に着ける事は不可能だと判断をしていたのだ。

政夫「シュートは駄目だ……なら、別の面で成長するしかないな」
和夫「うーん……俺達は守備は今更鍛えてもどうしようもないから、攻撃で使える手札を増やすしかないか?」
政夫「……そうだ! いい事思いついたぜ!」

思い悩む立花兄弟であったが、ふと政夫は他に練習する者達に視線をやり……若島津に目を止めた。
彼は一心不乱に三角飛びをしてセービング練習に励んでおり、政夫はその姿を見て新技を閃く。
一体何を思いついたのかと訝しむ和夫に、しかし政夫は少し意地の悪い笑みを浮かべながらセンタリングを上げるよう要求。
基本的に2人一緒でなければ技の殆どが使えないというのに、1人ゴール前に残って何をするつもりなのか?と、
和夫は首を傾げながらも言われた通りにセンタリングを上げるのだが……。

ガシィィイイッ! バァンッ!

和夫「うおっ!? トライアングルシュート……!?」
政夫「へへへ、原理は同じだぜ。
   ただこれはトライアングルシュートじゃねぇ、ポストプレイだ!」

953 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:23:51 ID:???
飛んでくるボールを見るや否や、政夫はゴールへと駆け出し、ポストを蹴って飛翔。
そのまま空高く飛び上がると、飛んでくるボールを地面へとヘディングで叩き落す。
それは和夫の言うように、かつて彼らの得意技としていたトライアングルシュートの初期動作。

センタリングで上がったボールをこのようにして立花兄弟の片方が地面へと落とし、
それをもう片方がシュートをする事でトライアングルシュートは完成する。

中学サッカー大会にて板野にこの技の弱点を見破られ、
また、純粋なシュートの威力が世界レベルでは通用しないだろうと考えて封印していた技だったのだが……。
シュートとしては既に使い物にはならなくとも、このボールを落とすという行為――。
即ち、ポストプレイとしてならば有用なのではないかと政夫は考えたのである。

政夫「これなら少し練習をすれば使えるようになるだろうし……。
   何よりウチのチーム、空中戦に強いFWっていうのがいないからな」
和夫「確かに、ポストプレイが出来そうな奴っていないな」
政夫「前線にポストプレイが出来る奴がいるといないとじゃ、取れる戦術も違ってくるからな」
和夫「なるほどな! よし、それじゃ早速やろうぜ!」

板野を始めとして、全日本Jrユースにはポストプレイが出来る程の長身FWというのがいない。
強いて言えば反町がマシと言った程度だが、彼にポストプレイをやらせるくらいならばMFの誰かにやらせた方が余程懸命である。
そんな中で、ポストプレイが出来る選手が出てくれば当然戦術の幅は広がる。
起用される際の大きなアドバンテージになると立花兄弟は考え、早速他の者達を誘って練習に励んだ。

三杉「(ポストを蹴ってその反動で高く上がり、そのまま落とす……なるほど、トライアングルシュートから着想を得たのかな?
    原理は単純だが、それでもあれだけの高度を出せるのは偏に彼らのジャンプ力の賜物。
    あれならば十分武器になる……が、やはり消耗が大きそうだな。
    ただでさえ疲弊しやすいというのに、これはこれで問題だ……)」

※立花兄弟が「デルタポストプレイ」を習得しました。


954 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:24:55 ID:???
〜 石崎 高杉 〜
石崎「なんだか他の連中はどんどん技覚えてやがるなぁ……」
高杉「(今日も若林さんは来生達と練習か……はぁ、結局俺は鍛えて貰えなかったな……)」

練習も3日目となり、周囲の者達がどんどん技を身に着け実力を向上させていく事に危機感を覚えていたのは石崎と高杉である。
激戦区と言われるFW、松山と今後合流をする予定の岬以外はほぼどんぐりの背比べというMFに引き替え、
彼らが主戦場とするDFというグループは既にスタメンクラスが確定しつつあった。

オーバーラップも出来る俊足DF、中里。
鋭いタックルでボール狩りにかけては全日本でも一、二を争う早田。
スキル・スカイラブを覚え利便性も向上した全日本の壁、次藤。
GKとしての経験からか視野が広く判断力にも優れる中西。
そして、全ての分野において一流に近い能力を持つ万能型のDF――中山。
彼らの間に割って入るというのはあまりにも難しく、石崎達は自分たちが1番レギュラーに程遠いという事実を理解していた。

石崎「俺達が入るならCBなんだろうけど、次藤も中西も逆立ちしたって勝てそうにねぇからなぁ……」
高杉「くっ……俺にもロングスローという特技があるっていうのに……」
石崎「俺だって顔面ブロックならシュナイダーのファイヤーショットだって止めれる……かもしれねぇって板野に言われたんだぜ!」
高杉「そうだ……俺達にだって特技はあるんだ!」
石崎「おうよ! 腐ってる場合じゃねぇ! ガッツだガッツ、練習しかねぇぞ!」

それでも彼らは自分たちにも誰にも負けない特技があると自負をしていた。
本当に箸にも棒にもかからない程の選手だとは思わない――思いたくなかったのだ。
故に、彼らは声を出し、明らかな空元気でありながらも練習に励んだ。

見上「(……石崎に高杉か。 石崎は多少はタックルがマシになり……高杉もクリアーが出来るようになったか。
    だが、現状ではよほどの事が無い限りは使えんな……)」

しかし、この練習を見ていた見上が無常な現実を再確認していた事を、石崎達は知らなかった。

※石崎が「スキル・タックル+2」を習得しました。
 高杉が「頭突きクリアー」を習得しました。

955 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:26:03 ID:???
その後、練習を終えた一同はホテルに帰り1日の疲れを癒していた。
板野だけはこっそりと見上に教えられた裏口を通り、
明日への疲れを残さない程度に新シュートの開発をしていたのだが……。
やがてそれも終わると、板野は再び裏口を通ってホテルに戻り早々に就寝をしようとする。

板野「少しずつだけど、ボールがいつも以上に伸びているのがわかるようになってきたな。
   このままならなんとか大会にも間に合いそうだ。
   っと、練習で疲れて喉が渇いちゃったな。 ロビーで何か買って飲もうっと」

しかし、寝る前に練習で乾いた喉を潤そうと板野はロビーへ赴いた。
早速自販機で日本では売っていないようなよくわからない飲み物を喉に流し込み、一息つく。
余裕が出来た所で、改めてロビーを見回してみると……。

先着1名様で、

★イベント発生?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→住友コーチ「フフフ、見上監督への差し入れのコーヒー。これに下剤を……」 何か変な事してる住友コーチがいた!
ダイヤ→三杉「やあ板野……その様子だと、練習していたみたいだね」 優雅にソファーに腰掛ける三杉がいた!
ハート→滝「うーん……うーん……」 悩んでる様子の滝がいた!
スペード→特に何も無かった。早く寝よう!
クラブ→若林「…………」 嫌な奴に会ったと言わんばかりの表情をする若林がいた

956 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 00:26:51 ID:???
★イベント発生?→ ハート6

957 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:42:55 ID:???
>★イベント発生?→ ハート6 ★
>滝「うーん……うーん……」 悩んでる様子の滝がいた!
====================================================================
板野「あれ? 滝?」
滝「ん……あ、板野か」

不意に見回したロビーにいたのは、椅子に腰かけて腕組みをしながら何やらうんうんと唸っていた滝一であった。
本来ならば現在は就寝時間。
ここに全日本メンバーがいる事自体が問題と言えば問題なのだが……。
板野が驚いたのは、その規則を破っているのが決して不真面目とは言えない滝だったことである。

板野「(修哲トリオの中だけじゃなく、滝ってかなりの常識人な筈だもんな……なんでこんな所にいるんだろ?)」
滝「お前……その格好だと練習でもしてたのか?」
板野「(あ、しまった。 見上監督に皆にはバレないようにって言われてたのに……)
   う、うん。 でも内緒にしててね。 バレたら雷落とされちゃうからさ」
滝「ああ、別にチクるつもりはないよ」

練習帰りのままロビーに向かった為、その服装などを見て滝は先ほどまで板野が練習をしていた事を瞬時に察知。
慌てて板野は滝に誰にも言わないように口止めを頼むと、滝は苦笑をしながら了承をする。

板野「それで、滝はどうしたの? 俺とは違って練習してた様子でもないし、喉が渇いてロビーに来たって訳でもなさそうだし」
滝「ん……ちょっと1人で考えたい事があってさ」
板野「(1人で、か……うーん)」

改めて板野が滝にここで何をしていたのかと問いかければ、滝は考え事をしていたのだという。
無論、組む事が多い来生とは違い、滝の方が知能は高い。考え事の一つや二つくらいはあるだろう。
だが、板野が気になったのは1人で……という部分である。

958 :森末(仮):2015/01/24(土) 00:44:26 ID:???
板野「(そうじゃない部分も勿論あるんだろうけど、修哲トリオって皆一緒のイメージなんだよな。
    なのに1人で考え事をしたいっていうのはちょっと気になるかも。 来生や井沢には言えないような悩みなんだろうか?
    どうしよう、突っ込んで聞いてみる? でも下手に首を突っ込むのも面倒事になりかねないかも?)」

A.「考え事ってどうしたの? 俺でよければ話を聞くよ」 滝の考え事に深く突っ込んでみる
B.「そっか、でも明日も練習があるし滝も早く寝た方がいいよ」 滝に突っ込まず早めに寝る
C.「何か悩みがあるなら誰かに言ってみたら?」 誰かに相談するよう提案する

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

959 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 00:45:02 ID:6vyl+m3o
A

960 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 00:45:15 ID:0anO6POk
A

961 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 00:45:15 ID:RNuvGMr6
A

962 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:00:54 ID:???
他の主力選手との強力な合体大技があれば毎試合スタメンはともかく攻撃の切り札にはなれそうなんだが

963 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:01:56 ID:???
立花兄弟とかぶるし出しにくいまんまだろそれ

964 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:06:08 ID:???
合体技は使えるけど3人出さないといけない。しかも3人ともスタメン格じゃない。
単独ではサイドアタックだけをいくら極めてもプレイの幅が少なすぎる。厳しい…

965 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:07:38 ID:???
合体大技より単体で使える技のほうがありがたい

966 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:09:48 ID:???
滝は基本誰かをサポートするタイプだから、適正を考えるとやっぱりそっち方面になるんだろうな

967 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:10:54 ID:???
じゃあ合体技チューチュートレインでw

968 :森末(仮):2015/01/24(土) 01:11:44 ID:???
>A.「考え事ってどうしたの? 俺でよければ話を聞くよ」 滝の考え事に深く突っ込んでみる
==========================================================================================
板野「(そうだな……ここは話を聞いてみよう。 チームメイトの悩みを解決するのもキャプテンの仕事だよね)」

逡巡の末、板野は滝の考え事について深く聞いてみる事にした。
下手をすれば面倒事になるかもしれないとも思ったが、
とはいえ悩めるチームメイトを放置するのはキャプテンとして相応しくないだろうと判断をしたのである。

板野が話を聞くと告げると、滝はあっけに取られた顔を最初に浮かべ……。
それから少しだけ悩む素振りを見せた後、他言をしないようにと言い聞かせてから心の内を吐露し始めた。
或いは彼も、悩みを誰かに聞いて欲しいという思いがあったのかもしれない。

滝「実はよ、井沢の事について考えてたんだ」
板野「井沢について? どういう事?」

一瞬、板野は滝が言っている意味が理解出来ない……と言った様子で首を捻るのだが、
滝は説明が不十分だったかと頬をかきつつ言葉を付け加えていく。
曰く、井沢は現状OMFという位置に固執をしているが、その場所には松山をはじめとして井沢以上の実力者がいる。
ドリブル技を覚えたのはいいが実際に試合で使う機会は多くは訪れないだろうと滝は読んでおり、
また決定力にしろパス精度にしろ平凡と言わざるを得ないのが客観的に見た井沢だ。

滝「だから俺はボランチに転向した方がいいと思うんだけど、本人は嫌がるんだよなぁ……」
板野「(井沢……お前、ここでも無茶な事考えてるのか……)」

ボランチならば井沢の出番もあると滝は考える。
技は無いが基本に忠実なディフェンスに、空中戦での競り合い強さもそれなりにある。
現在MFの中でボランチの適性があると言えるのは松山を除けば井沢くらいなもので、
沢田をはじめとして他の者達は皆守備が不得手。
中山をDFとして使い、松山をOMFとして使うのならば、井沢がボランチの位置に滑り込むのは十分現実的だと言えた。

969 :森末(仮):2015/01/24(土) 01:12:47 ID:???
これを聞いて、板野はつい天を仰ぎため息を吐いた。
井沢守――本編においては大空翼に嫉妬心を燃やし、対抗をしようとして……当然のように置いて行かれた選手。
ぼちぼち活躍をした事もあったが、ワールドユース編以降は出番が激減し、アジア予選以降はほぼ空気と化した選手であった。

その彼を中学サッカー大会の決勝で注視し能力を見た際、その能力の高さに板野は驚き……。
また、ハンブルグ戦でも途中退場しながらもカルツのドリブルを止めるなどの活躍をした事で、
彼も本編に比較をし変わった選手なのだと板野は考えていたのである。

しかし、話を聞いてみれば何のことはない。
結局井沢は嫉妬心を燃やす対象を変えただけで、OMFという位置に固執をしていたのだ。

板野「(話を聞いている限りだと、憎悪って程じゃないのが不幸中の幸いだ。
    あくまでも『ライバル』としての感情みたいだな……残念ながら、松山はそう思ってないみたいだけど)」
滝「結局この前の練習でも攻撃技を覚える事になっちまったしな。
  あいつの意思を尊重した結果とはいえ、これでいいのかなぁと思うと……」
板野「うーん……難しいな……(っていうか滝、良い奴だな。 井沢の事でここまで悩めるなんて……)」

滝としてはそれが歯がゆく、悩ましいらしい。
修哲トリオの中で1番レギュラーに近い実力を持ちながら、その実力をあらぬ方向に伸ばしている井沢。
本人の意思とはいえ、これでいいのか、友人として強く注意をするべきだったのではないかというのが滝の悩みらしく。
板野は滝の友情に感動をしながらも、やはり難しい問題だとして滝と同じように唸る。

板野「(言って聞くなら滝が言ってるだろうし、あまり接点の無い俺が言っても無意味かな……?
    下手に反感を買うくらいならいっそ無視……でも井沢がこのままボランチとして伸びないのは勿体ない。
    いっそOMFとして先発させて世界の壁を思い知らせる……監督が許してくれるかな?
    うーん、何かいい考えは無いだろうか……)」

970 :森末(仮):2015/01/24(土) 01:14:02 ID:???
A.「わかった、俺が説得してみよう!」 井沢にボランチ転向するよう説き伏せるぞ!
B.「滝、お前が言えばきっと聞いてくれるさ。 これだけ思ってくれてるんだもん」 滝に説き伏せさせるぞ!
C.「本人がやりたい事をやらせるのが1番なんじゃないか? 滝が悩む事じゃないよ」 本人の意思を尊重しよう
D.「試合でOMFとして出場させてみたらどうだろう? 世界の壁を知って頭が冷えるかもしれない」 世界の壁を思い知らさせよう!
E.「駄目だ、どうすればいいかわからないや。 役に立てなくてごめんね」 名案が思い浮かばない!
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

971 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:14:28 ID:0anO6POk


972 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:16:40 ID:nD9eBt2U
A

973 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:28:58 ID:???
どう説得したもんか…
差を見せつけるより、先ず情で畳み掛けてみるか

974 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:31:10 ID:???
嫉妬対象を誰か守りの選手に変えさせるとか

975 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:31:31 ID:???
まず試合に出ないことには監督やチームメイトへのアピールも、実戦での成長もない。
ボランチとしてなら松山と争うよりはるかに出番はある。
ボランチとして活躍してから、松山に挑戦するのが順序的にもいいんじゃないか?

こういう感じはどうだろう?

976 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:32:47 ID:???
理論は正しいけど正しい理論を聞くなら滝がとっくに説得していそうに見える

977 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:35:02 ID:???
お前にしか適任がいない
と言いたいけどなら松山をボランチにすれば問題ないだろと言われそう

978 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:37:21 ID:???
こいつの厄介なところは正論が聞かない可能性の方が強いところだよな
正論を聞くなら滝は最初から困ってない

979 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:40:45 ID:???
松山と競い合わせるのはどうだろう

980 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:42:50 ID:???
嫉妬心の困ったところだけど対抗心は上手く利用すれば武器になる
ボランチでなくてもいいから他の世界の守りの選手にも嫉妬の幅を広げさせて
上手く嫉妬心を利用するとか、守りで恨み買いやすそうな選手といえば慈円手入とか
要は松山や翼みたいなOMFと競いまくったら出番が減るみたいだし

981 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:43:56 ID:???
これは東邦のとった4-2-2-2で妥協してもらうか
妥協してレギュラーを取るかベンチに座るか選ばせるしかないな

982 :森末(仮):2015/01/24(土) 01:45:36 ID:???
>A.「わかった、俺が説得してみよう!」 井沢にボランチ転向するよう説き伏せるぞ!
==================================================================================
滝「え、えぇっ……?(大丈夫かよ……説得するとなると来生よりも大変だぞ?)」

色々と考えた末、板野は自らが井沢にボランチ転向の件について説得すると宣言をした。
これに対して大いに困惑をしたのは滝である。
確かに彼は井沢がよりよい道に進んでくれるのを望んでいたが、
だからといってそう簡単にOMFを諦めてボランチに移る事は無いだろうと踏んでいた。
もしもそう簡単に説得出来るのならば、滝が自分で言っている所である。

滝「(下手すりゃ逆ギレされかねねぇんだけどなぁ……)なぁ、大丈夫なのか?」
板野「大丈夫、任せて!
  (井沢の性格は大体わかるからなぁ……下手に理詰めをしても無駄だし、競争相手を持ち上げるような事を言うのも駄目だ。
   よく考えて説得しないと……絶対逆恨みされる。 理詰めでも競争相手との比較でも駄目となると、取れる行動は……)」

それでも勝算があると踏んだのは、やはり板野自らが持つ記憶のお陰である。
キャプテン森崎を読んできた中で、今、板野が思い出していたのはワールドユース編。
丁度森崎がリオ・カップで敗れ、全日本と合流した際に三杉を鍛えていた時に激昂していた井沢の姿。
あの時は翼に対抗をする為に、という言葉を受けて逆上していた井沢に、やはり競争相手を持ち上げる言葉を投げるのはご法度。
その口を開いた瞬間、逆ギレされ逆恨みされるのは明白と言えた。
間違いなく地雷である。罠選択である。注意してください。

板野「(……あれ、ちょっと気が重くなってきたな。 でも言っちゃった以上は責任もって頑張らないと)」

その後、板野は滝に明日の同じ時間に井沢を呼んで貰うよう頼んでから自室へと戻った。
彼の知識で井沢守の運命を変える事が出来るのか否か。
それは全て、明日わかる事である。

※明日の夜、井沢を説得する事になりました。頑張ろう。

983 :森末(仮):2015/01/24(土) 01:46:42 ID:???
そして次の日、板野達は再びスタジアムで練習を繰り返していた。
この頃になると午前中のなだれ攻撃の練習も息が合うようになり、ほぼ完璧と言える状態に仕上がる。
その後、昼食を取り終えた一同は午後の個人練習に向かう。
板野もその中に混じりながら、さて今日はどうしようかと頭を悩ませる。

板野「さて、残りの練習日数も少なくなってきたな。 今日はどうしようか」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:なし
普通:パス、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

984 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:46:57 ID:0anO6POk


985 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:47:20 ID:eY5eVa4k
Aそろそろシュート

986 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:47:44 ID:GWzwV7E6
A

987 :森末(仮):2015/01/24(土) 01:48:55 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
====================================================
板野「よし、今日も基礎的な能力を鍛えるとしよう。
   問題は何を鍛えるかだ。 今日は……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:なし
普通:パス、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:タックル

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

988 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:49:03 ID:0anO6POk


989 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:49:15 ID:eY5eVa4k
C

990 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:49:23 ID:buY4L0P6
C

991 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:50:45 ID:???
松山より下は当然地雷とは分かってたけど理詰めでもだめ……か

板野がドリブルで吹き飛ばしてお前のタックルはそんなものか!?
みたいな憎まれ役やるとか……いや、リスクがでかすぎるか

992 :森末(仮):2015/01/24(土) 01:52:22 ID:???
>C.シュート
====================================================
板野「そうだな……大会にはミューラーもいるんだろうし、ヘルナンデスもいる。
   新シュートを覚えるのも大事だけど、基礎能力もしっかり鍛え上げておこう。
   今日はシュート練習だ!」

大会で会う事になるだろう実力派のキーパーとの対決を想定し、
板野はFW陣に混ざってシュート練習に励むのだった。

先着1名様で、

★板野のシュート特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

8以上→シュート+1
7以下→効果無し

本日は一旦ここで区切らせていただきます。
続きは新スレを立ててから、更新させていただきます。それでは。

993 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:52:36 ID:???
★板野のシュート特訓→( 2 + 1 )=★


994 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:53:42 ID:???
新田を思い出す引きだな

995 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 01:53:50 ID:???
だーめーだー乙

996 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 02:02:00 ID:???
乙です
残り一回…50%以下でシュート1アップにかけるより、パスカットを1〜3アップの方がいいかね?

井沢はどうするか……うまくいけば井沢と滝の指示も得られた上、優秀なボランチがついてくる
一方、失敗すれば井沢に逆恨み、滝に落胆され、事態は悪化するだけ

これは覚醒ポイント使ってヒントも視野にいれるべき?

997 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 02:25:37 ID:???
54でタックルがとても上がりにくいなのかー
井沢に関しては地雷ヒントもあるしじっくりしっかり考えれば大丈夫

998 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 02:30:32 ID:???
DMFといえば反町とかはどうなの
試合を見るとパスとタックルも悪くない数値で例の必殺タックル覚えれば戦力になれそう
FWだと反町の才能じゃ新田の潜在能力と双子の大技には到底勝てそうにないし

999 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 07:15:41 ID:???
JYで物語が終わるならもう一回シュートに賭けるけど
先の展開もありそうだからなあ。
翼が出てきた時に見劣りしない総合力がないと苦しい。

1000 :森崎名無しさん:2015/01/24(土) 18:17:20 ID:???
翼は別にライバルではないのでは?

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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