キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】

1 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:51:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1395242717/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
松山、若島津らとキャプテンとしても争う事となる。
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
そして舞台は世界へ。まず全日本Jrユースは遠征試合第一戦目であるハンブルグと対決。
西ドイツに留学をしていた若林、更に西ドイツの皇帝の異名を持つシュナイダーと強敵揃いのクラブチームを相手に、
ここまで2−2と競った試合を繰り広げる。
そして、勝ち越し点をと立花兄弟のスカイラブツインがハンブルグゴールを襲うのだが……?

631 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 21:25:44 ID:???
森末(仮)さん、乙です。
>>593
少し亀レスですが、衝撃の展開ですww
(どうせなら高橋先生の表記は、YO1神or陽一神とかの方が良かったかも・・・。)
>>601
見上さん・・・、いい人過ぎる。・゚・(ノД`)・゚・。

中山さんの活躍も含め、ますます続きが楽しみになってきました。


632 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:42:50 ID:???
>>628
2つ技を覚え、フラグも取得は大きいですね。
中山さんは基礎能力が高いので、試合中の覚醒で回収にも期待が持てます。

>>630
乙ありです。
ドリブル、ブロックが出来ますので置き場所には困るかもしれませんね。
ただどちらも高い水準ですので、どこに置いても活躍が期待できそうです。

>>631
乙ありです。
高橋さんは森末との対比でこんな名前にしております。
続きが楽しみと言っていただけて、ありがたいです。

633 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:44:06 ID:???
>★中山のドリブル練習→( 5 + 6 )=技習得!
> 中山のパス練習→( 5 + 3 )=フラグ習得!★
>★中山のタックル練習→( 5 + 2 )=フラグ習得!
> 中山のパスカット練習→( 2 + 4 )=フラグ習得!★
>★中山のブロック練習→( 6 + 4 )=技習得!
> 中山のクリアー練習→( 2 + 1 )=成果なし★
=======================================================================================
本当にこの短い時間だけで、成果を上げる事が出来るのか?
石崎達の疑問は、結論として杞憂に終わった。

中山「知り難き事陰の如く!」

クルッ……パッ!

石崎「はっ……へ!?」
新田「き、消えた!?」

ボールを相手の死角で弄びフェイントをかける事で、まるでそれが「消えた」と感じさせ突破する技――消えるフェイント。
石崎、新田というボールカットがお世辞にも得意とは言えない彼らは、
一度もボールに触れる事も原理を理解する事も出来ないまま中山に翻弄され続ける。

中山「動かざる事山の如く!」

バシュウ……ボコッ!

新田「なにィ!? 俺の隼シュートが……!(流石中山さんだ!)」

また相手のシュートコースを素早く予測し飛び込みながら――ダイビングしながらブロックする事により、
その加速力で通常よりも更に強い力でボールを弾き飛ばすダイビングブロックの会得に成功。
この日の練習で新田の隼シュートは悉く中山に弾き返される事となる。

そして驚くべき事は、結果が出たのはこのドリブル、ブロックの練習だけではないという事であった。

634 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:45:21 ID:???
パスでは狙った位置にピンポイントで送る精確なパス精度の片鱗を見せつけ、
タックルでは地を抉るかのような鋭いスライディングタックル。
パスカットにおいても、素早い動きだしでまるで疾風のようにボールを掠め取ろうという姿を見せる。
これらは残念ながらまだ試合では上手く使いこなせないものの、
いずれ使い物に出来るかもしれないという下段階を作り上げる事には成功をしていた。
唯一クリアーについては物に出来なかったのだが、練習相手が競りあいに弱い石崎と新田では、これも仕方のない話なのかもしれない。

一通り練習を終えて、荒い息を吐きながら思わずその場に座り込む中山。
そんな彼を新田と石崎は茫然としたまま見つめていたのだが……、
やがて中山がしでかした事を理解すると、すぐさま歓喜にも似た感情を表しながら中山に詰めかける。

石崎「す、スッゲー! すげぇぜ中山!」
新田「ドリブルは中里さん並……? ブロックだって次藤さんに負けてませんよこれ!」

元々中山の事を尊敬していた新田に、よく言えば素直で他人を純粋に応援出来る石崎。
彼らは改めて中山の実力の高さと底知れぬ才能に驚愕し、中山の事を褒めちぎるのだが……。
中山はそれに対して小さく首を振るだけで、決して納得してはいない表情で小さくつぶやく。

中山「いや……いや、まだまだだ。 俺は……俺は、もっと強くなれる。 この程度じゃない、もっと強くなれるんだ。
   "アイツ"の前に立ち、手助けする為じゃない。
   世界を相手に戦う為に、俺はもっともっと、強くなれる筈で……」
新田「……アイツ? って、誰です?」
中山「……え?」

その口から出てきたのは、満足の行く成果ではなかったという自身に対する戒めの言葉。
そして、新田も石崎も、誰も知らない"アイツ"という存在についての言及だった。

635 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:46:35 ID:???
新田に指摘されると、中山は一瞬呆けた表情を浮かべた後……自分がそんな事を言っていたという事実に驚き、
額に頭をあてて今さっき自分に起こっていた謎の『魂』の揺れ動く様に恐怖を抱く。

中山「(な、なんだったんだ……さっきの不思議な感覚は……。
    見た事もない筈の情景が思い浮かび、やった事のない筈の技をやる自分の姿が目に浮かんで……。
    それなのに、それが当然のように……本来あるべき姿に思えてしまっていた。
    俺が見た情景は、もっともっと未来のもので……しかも経験した事が無い筈なのに……。
    それが"懐かしい"と感じてしまうなんてありえ無いのに!)」

本来ならば、中山政男という男はこの時点でこれだけの多種の技を覚える事は無い。
本来の彼は今現在――中学生時代、不幸な事故によりサッカーを諦めねばならぬ状況にありながら、
それでも奇跡的な回復力と精神力、優秀な医師の力を得てサッカー界に復帰。
以後は挫折と苦悩に悩まされながらも選手として大きく成長をし、やがて世界有数のDFへと変貌を遂げるのだ。

だが、この世界では違った。
既にこの時点で彼は世界レベルとも言える水準の力を有し、やがて国際大会では全日本の守りの要として外せない人物となるだろう。
その切欠となったのは――間違いなく、中山がJrユース合宿の初日に出会った、例の男……森崎有三。

彼に出会ってしまった事で、中山政男の運命は変わった。
親友である筈の彼に出会い、対話し、そしてその後に「世界の壁」を知った事で――。
彼はこの世界の中山政男ではない、"別の世界"の中山政男の魂の器へと変貌し始めていたのである。
それ程までに、森崎有三と中山政男という男の関係は、深く、密接なものだった。

中山「(俺に一体何が起こっているんだ……? まるで、ここにいる事が間違いのように思えてくるこの感情は……)」

やがて就寝時間が近づき、新田と石崎に促されてホテルに帰るまで、
中山はその場で愕然としながら、己の身に起こっている不可思議な現象に困惑をしていた。

※中山が「消えるフェイント」「ダイビングブロック」フラグ・パス、フラグ・タックル、フラグ・パスカットを習得しました。

636 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:48:23 ID:???
〜 板野 〜

こうして中山がこの世界に存在しない筈の人物との接触により急成長をしていた頃。
板野もまた、離れた場所で1人練習に明け暮れていた。
彼はボールをただ強く蹴り、マグナムシュートの改良に勤しむ。
今日の試合でマグナムシュートでも……マグナムボレーでも、シュナイダーには敵わないと理解が出来たからである。

板野「(わかっていた事だけど、やっぱりシュナイダーは強い!
    今日は調子が悪かったのかもしれないけれど、実際の威力を見てみればファイヤーショットとマグナムシュート。
    その威力の差は歴然だ! このままじゃ大会でもミューラーやヘルナンデスにあっさり止められちゃうよ!)」

フランスのアモロやアルゼンチンのガルトーニならともかく、
世界的なキーパーであるミューラーやヘルナンデスといった実力者には現状では歯が立たないかもしれない。
改めて危機感を抱いた板野が取ったこの行動は、ある意味必然だったと言えるのだが……。
やはりとも言うべきか、ただ我武者羅にシュートを打ちこむだけでは目立った成果というのは出なかった。

板野「くそう……どうすればいいんだ?
   イタリアはヘルナンデス以外が弱いから数を打てばなんとかなるだろうけど、
   西ドイツからはそういう訳にもいかないよ……このままじゃ駄目なのに……」
森末「板野〜!」
板野「!? も、森末!?」

焦るばかりで成果が出ない事に苛立ち始めた板野の耳に聞こえてきたのは、
かつてこの世界に自分を連れてきてくれた精霊の声である。
慌てて振り向いてみれば、そこにはとてとてと歩きながら板野に近づいてくる森末の姿。
思わず板野が練習の手を止めると、森末はなんとも焦燥しきった表情(第三者からはいつもの無表情に見える)を浮かべつつ、
まずは大きく息を吐くと小さな手をピュッと上げてその口を開いた。

637 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:50:25 ID:???
森末「探し回ったよ板野……こんな所にいたんだね」
板野「う、うん……練習してたんだ。 このままじゃシュナイダーのファイヤーショットに勝てないって思って……。
   ところでどうしたんだよ森末? 何かあったの?」
森末「何かあったっていうかなんというか……ともかく、色々ありすぎてね。
   ……あ、それはともかく、ハンブルグとの試合ではひとまず引き分けおめでとう!
   負けなかったのは立派だったよ!」
板野「……引き分けで喜べないよ、森末」
森末「……うん、そっか。 ごめん、気が回らなかったね。
   じゃあ早速……伝えたい事があるから話させてくれ。
   これから話す事はちょっと君にとってもショックな事かもしれないから……まずは落ち着いて聞いてくれよ」

疑問を浮かべる板野に対し、森末は努めて冷静になろうとしながら自身がこれまで見聞きしてきた事を伝えた。
イタリアJrユースに、ストラットらこの時点ではいない筈の4人組がいた事。
逆にアルゼンチンJrユースに、パスカルやガルバンといったディアス以外の主力選手が存在しない事。
端的に言えば、イタリアの超絶な強化とアルゼンチンの更なるディアスのワンマンチーム化。
言葉にしてしまえば簡単であるが、しかし、当然ながらそれは板野が知るキャプテン森崎ともキャプテン翼とも違う出来事であり、
つい先ほど森末に引き分けに終わった事を言われて悲しみに歪めていた表情を驚愕の色に変えるには十分な事実であった。

板野「イ、イタリアに……ストラットとジェンティーレ……おまけにバンビーノとランピオンだって……?
   ど、どうしてそんな事になってるのさ!?」
森末「わからない……僕も当然、そんな事はしていないんだから。
   ただ、以前から僕が予定していなかった筈の出来事が起こる事はあったから……。
   これも、きっとその出来事を起こした犯人がしでかした事なんだ、と思う」

638 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:52:10 ID:???
以前より――中学サッカー大会の頃より、その傾向はあった。
この世界では大空翼がいない為に存在しない筈のツインシュート。
それを立花兄弟が披露した時から、森末の嫌な予感は既に始まっていたのだ。
それでもまだ、板野に対して直接的に大きな被害はないから……と様子を見守っていた。
だが、ここに来ての対戦チームの大きな補強……森末からしてみれば、あまりにもやり過ぎと言える"改変"である。

板野「どうにかならないの? だってそんなの……森末が予定してない事なんでしょ?
   修正をして、今からストラット達を参加出来ないようにするとか……」
森末「無理だ……今の僕にはそれだけの力はないし、それにもう彼らは実際に表舞台に出てきてしまっている。
   ここから彼らを参加出来ないようにするというのは、それもまた世界を大きく改変してしまう事になるんだ。
   修正、ではなくてね」

ストラット、ジェンティーレ、バンビーノ、ランピオン。
彼ら4人のいるイタリアと、ヘルナンデスしかいないイタリア。
その強さの違いについて、板野が知らない筈も無く……故に、森末の言いたい事も理解出来てしまった。
彼らがいる事を、無かった事にする。
それは今後において大きな影響を与えてしまう事であり――。
そして、それだけの大きな改変を、今の森末の力では出来ないのだという事に。

これに対して、森末は実に申し訳なさそうな表情を浮かべ、頭を垂れるしかない。
世界の管理者である彼は、板野が円滑にゲームを進められるようにする義務を持つ。
だというのに、今日のハンブルグとの試合で引き分けに終わった矢先、大会であたるイタリアが超絶的な強化。
もはや無理ゲーであるとして匙を投げられても文句を言えないような状況であった。

森末「ごめんよ板野……僕の力が足りないばかりに……」
板野「……いや、大丈夫だよ。 驚きはしたけど……でも、もう俺達は絶対に負けない……。
   違う、どんな敵が出てきても勝つって決めたんだ。
   だから……きっと大丈夫!」

それでも板野が弱音を吐かなかったのは、先の試合で悔しい思いをしたからに他ならなかった。
森末の謝罪に対し、板野はあくまで強気な姿勢を崩さずにいると、
森末は一瞬驚いた顔を浮かべ……すぐさま板野を頼もしげに見やり、うんうんと力強く頷いた。

639 :森末(仮):2015/01/18(日) 22:53:12 ID:???
森末「うん……うん、そうだね! きっと君なら勝てる筈だ」
板野「それにしても、逆にアルゼンチンが弱体化か……どういう事なんだろう?」
森末「わからない。 一見すればバランスを取ってるように見えるんだけど……一体どうしてそんな事をする必要があるのか、
   僕もちょっと理解できないからね。
   イタリアも強化したんなら、アルゼンチンも強化してこっちの反応を愉しみそうなもんだけど……。
   
   ところで板野、ここまでで何か質問はあるかい?
   大きな改変は出来ないけれど、僕もまだ力は残ってる。 情報を集めたり君にアドバイスする事なら出来るんだけど……」
板野「え? そ、そうだなぁ……」

A.強化されたイタリアの具体的な実力について
B.弱体化したアルゼンチンの弱体化の理由について
C.他に強化や弱体化したチームの有無について
D.これからのチームの育成方針について助言を貰う
E.森末役に立たなさそうだし特に無いです。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

640 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 22:53:39 ID:EK2pwbXk


641 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 22:54:18 ID:s8YeaSn2
A

642 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:24:40 ID:???
Eはひどいww

643 :森末(仮):2015/01/18(日) 23:41:48 ID:???
>A.強化されたイタリアの具体的な実力について
===============================================================
板野が気になったのは、やはり強化されたイタリアの具体的な実力についてだった。
本編ではJrユース大会で辛酸をなめさせられ、その雪辱を胸にしユース大会では準決勝で激突。
日本は怪我人を続出させ、カードが舞う荒れた試合展開にこそなったものの、
ストラットを初めとした選手たちの実力の高さは大いに全日本を苦しめた。

板野「特にストラットは強敵だったよなぁ……本編だとリオカップの時にもズタボロにやられたし。
   決定力だけならシュナイダー以上だったんじゃなかったっけ?」
森末「ただ、今日あの後……ちょっと偵察に行ってきた所によると、どうやら【ストラットにはメガロゾーンは無い】みたいだよ」
板野「えっ、そうなの!?」

1番の警戒の対象は、本編中最大のシュート力を有していたストラット。
当然ながらその代名詞であるメガロゾーンシュートを板野は恐れていたのだが、
森末の情報によれば現時点ではストラットはメガロゾーンシュートを会得していないのだという。

森末「元々あれは、イタリアにいられなくなったストラットがブラジルに逃げてから覚えたものだった筈だし……。
   それを考えると、ここで覚えてないのは納得だよ」
板野「そっか……(っていうか森末、今日試合終わってすぐに偵察に行ったのか。 ワープが使えるって便利だなぁ)
   じゃあ他のは? ジェンティーレとか……」
森末「彼らに関しても、ワールドユース編の頃よりは弱い筈だよ。
   具体的には未収得な技も多い……ジェンティーレも、【カウンターシュート】とかは覚えてなかった筈さ。
   勿論、この段階では味方だって然程成長出来ていないからどっこいどっこいだけどね」

森末の話を聞く限りでは、強化されたというイタリアの選手たちも、
あくまでこのJrユースレベルの能力に落ち着いているらしく、
その点については板野もほっと胸をなでおろす。

644 :森末(仮):2015/01/18(日) 23:42:57 ID:???
板野「まあ流石にオムニゾーンとか打たれたりマグナムボレーをカウンターシュートされたりしたらたまったもんじゃないもんね……」
森末「ああ、だからやりようによってはしっかり勝てる筈さ。
   あと、強化……追加されているのはあくまでその4人だけ。
   当然ながらアルシオンはいないし、ワールドユースになってから追加されたキャラは他にいないからね」

また、どうやら森末の話によれば、イタリアの強化はあくまでもその4人。
モブのDF達が技を覚えているだとか、ゲーム版に出ていたゴリネバーレらが追加されているという事もないらしい。
イタリアが超強化された!と聞いて最初は驚いていた板野も、
少しずつ安心する要素が出てきた事で笑顔を見せ始めた。

板野「そっか……なら、なんとかなりそうだね!」
森末「ただ強化されてる事には違いないんだから、油断は禁物だよ!
   ストラットだってメガロゾーンが無いとはいえ、世界的なレベルのストライカーには変わりないし、
   ジェンティーレだって本編同様屈指のDFだ。
   何よりヘルナンデスだって強いんだから、ゴールを奪うのは並大抵じゃないよ!」
板野「確かにそれはそうだね……ヘルナンデスとジェンティーレを破れるだけのシュート、か……」

しかしあくまでも森末が戒めるような言葉を言うと、板野は改めて気を引き締める。
確かに思った程には凶悪ではないかもしれないが、それでも強敵には違いない。
特に守備力に関しては、恐らくは大会に出場するチームの中ではNo.1。
今大会、出場する中で最強のキーパーといえばミューラーとなるのだろうが、
守備陣――即ちジェンティーレとヘルナンデスという最高クラスのDFとGKを持つイタリアの方が守備力に関しては上だろう。

実際に彼らが守るゴールを狙うFWとして、板野は果たして自分にそれだけのシュートが打てるのだろうかと少々不安に思うのだが……。
そんな板野を見て、森末はニッコリと笑みを浮かべると、
その肩からかけ引きずっていた袋の中から何かをゴソゴソと取り出した。

森末「安心してくれ板野! こんな事もあろうかと、実は持ってきたものがあるんだ」
板野「え、何!? 何かくれるの!?」
森末「ああ、今の君に必要なもの……それはこれだ!」

645 :森末(仮):2015/01/18(日) 23:44:24 ID:???
先着1名様で、

★森末の贈り物→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→スペード・クラブ+インスタントラーメンだった! 森末「兄貴塩と弟味噌どっちにする?」
ダイヤ→何やら古ぼけた一冊のノートだった
ハート→ボロボロになった野球のボールだった
スペード・クラブ→どす黒いサッカーボールだった

>>642 少なくとも情報などで教えてくれるものは事実なので、これからも森末には頼って行きましょう。
    役に立たないと言うと泣かれます。

646 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:44:38 ID:???
★森末の贈り物→ ハート8
キックオフシュートに怯える心配がいらないなら勝つ方法見えた

647 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:44:48 ID:???
★森末の贈り物→ ダイヤ8

648 :森崎名無しさん:2015/01/18(日) 23:45:11 ID:???
★森末の贈り物→ ハート7

649 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:22:08 ID:???
ハートだけむしろSGGK要素に思えるけど元ネタなんだろ

650 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:24:33 ID:???
野球ボールでコントロール強化か?
それともピッチングで回転のかけ方学ぶとか?

651 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:25:09 ID:???
イーファスシュート習得フラグかな?

652 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:27:11 ID:???
そういや野球関係の知人が板野にはいたな。
登場人物欄にもちゃんといるw

653 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:28:32 ID:???
小さいボールを力強く蹴り抜く練習で正確にボールの芯を捉えるのかな
ついでにプロ候補のボールを蹴り返す練習もしよう(提案)

654 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 00:28:37 ID:???
マグナムの習得もアレだったし

655 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:08:43 ID:???
>★森末の贈り物→ ハート8 =ボロボロになった野球のボールだった★
===============================================================================
板野「え、何これは」

思わず困惑しながら、森末が取り出したものを手に取り見つめる板野。
それはボロボロになった、何の変哲もない野球のボールであり――。
当然ながら、こんなものを渡されて森末が一体何をしたいのか板野としては理解が出来ない。
板野が困惑しているのがわかったのか、森末は少し説明不足だったと謝罪しながら、改めて解説をする。

森末「実はこのボールは、君の友人の多田野くんから送られたものなんだ」
板野「えっ、多田野くんが!?」

森末曰く、この野球のボールは多田野のものであるらしい。

子供の頃から野球少年だった多田野は、各地を転々としながらその土地でチームの所属してきた。
しかし、転校も多く、何故か周囲に弄られてしまう事もある彼には中々友達というのが出来なかったのだが、
ふらのに落ち着いた後もすぐに上級生らに目をつけられ財布を取り上げられそうになってしまった。
そこで板野に助けられた多田野は、これで上級生らからちょっかいをかけられる事もないかとホッと安堵。
所属する野球部に力を注ぐ事が出来、この夏、全国大会へと出場する事が出来た。

その切欠となり、また貴重な友人ともなってくれた板野に多田野は感謝をしており、
今日のハンブルグとの試合の中継も大事な友人の晴れ舞台を見ようとTVの前でかぶりつくようにしていたという。
ところが試合の結果は3−3の引き分け、板野は1得点を上げられるという相応の活躍を見せたというのにもかかわらず、
TVに映る板野の顔は晴れやかではない。

板野がこの程度では満足をしていない――。
更に上をめざし、勝利を貪欲に求めているのだと知った多田野はいても立ってもいられず、
板野の力になれればとこの野球のボールと一通の手紙を全日本Jrユースの滞在するホテル宛てに送ったのだという。

板野「……って、ちょっと待って! 届くの早すぎない!?」
森末「早く届けてあげようと思って、僕が持ってきた」

656 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:10:24 ID:???
思わず届く速さにツッコミを入れる板野であったが、そこは無駄にワープなどが出来る森末。
なんと送られてくるものを見つけて実際に手に持って直接板野に届けたのだという。
郵送をしている人たちが商品紛失して大変な事になっているのでは、と思う板野だったが、
とりあえず早くに届けてくれた事に感謝をしつつ、まずは多田野からの手紙を読む事にする。

手紙の冒頭は、板野の試合での活躍を称える言葉とヨーロッパ遠征を激励する言葉。
これを読んで板野は多田野の心遣いに感動しながら、更に読み進めていく。

多田野の手紙『ところで今日の試合を見ていましたが、板野くんはまだまだマグナムシュートだけでは満足していないように思いました。
       僕に出来る事があれば、なんでも手助けしたかったのですが……。
       僕はサッカーをやった事がなく、生まれてこの方野球にしか興味がありませんでした。

       ただ、野球もサッカーも同じ球技。
       それにシュートを打つのもボールを投げるのも、
       対戦相手に触れさせない、空振りさせるという意味ではよく似たスポーツだと思います。
       幸い、僕はピッチャーで板野くんはシュートを打つのが仕事のFWです。
       僕のこれまで培ったピッチャーとしての知識が新しいシュートの開発になればいいなと思い、
       ここに僕の投球術を簡潔ですが書いておきます。

       ヨーロッパ遠征、そして国際大会。 どうかこのボールを、僕だと思ってお守りにして、頑張ってください!』

板野「多田野くん……」

同じ競技をしている訳ではないが、それでも2人はスポーツマンである。
苦悩する板野をなんとか助けようと思った多田野に唯一出来た事は、
その自分が持っている「野球に関する知識」を板野に伝授するというものであった。
更に手紙の2枚目を見れば、そこにはギッシリと書き込まれた多田野の文字。
速球の投げ方や握りを変えての変化球の投げ方などがわかりやすく丁寧に書かれており、
これだけのものを自分の為に送ってくれたのか……と板野は改めて多田野に感謝をする。

657 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:11:29 ID:???
そしてそれからしばらく……公園のベンチに座り込み、街灯を頼りに手紙を読んでいた板野だったが……。

森末「どうだい、板野? 役に立ちそうかい?」
板野「……うーん。 変化球の原理なんかについては、サッカーに応用できるかもしれない。
   ただ、今のマグナムシュート以上のシュートが開発出来るかっていうと……」

まず板野が注目をしたのは多田野の書き記していた変化球の数々をサッカーに転じる事が出来ないかというもの。
早田のカミソリシュートを初めとして、回転をかけたシュートはこの世界にも多数存在する。
多田野が得意球としている鬼スライダーの投げ方を読み、板野はこれを開発しようかと思うのだが……。
どうしてもその場合、球威や球速は落ちてしまい、板野の持ち味であるパワーが発揮出来そうにない。
折角多田野が送ってくれたこの手紙……そして多田野が昔から使っていたという野球のボールも、
彼の思いはありがたいが力にはなってくれないのだろうかと思い始める。
しかし、その時……不意にある一文が板野の目に留まった。

板野「……ん? マグヌス効果?」

その文字を見ただけでは、板野としてはサッパリ意味がわからなかったが、そこは多田野である。
板野にもわかるよう丁寧な解説をしてその現象の説明をしており……。
板野はそれを読みながら、ふむふむと頷きつつ、野球のボールをにぎにぎしながら頭の中でシミュレーションをする。

板野「言葉の意味はわからないし、実際にこんな事が起こりうるのか半信半疑だけど……」
森末「大丈夫だ! この世界はキャプテン森崎を元にした世界! 物理法則とかあんまり関係ない!」
板野「スカイラブハリケーンとかもあるしね」

板野の読んだ文に書かれていたのは、つまりはこうである。
スピードガンなどで球速を計る事が今の時代は出来るが、球速と言っても2種類が存在する。
打者の手元に来てからようやくスピードガンの数値に達するものと、初速から終速まで常にMAXスピードが出るもの。
当然ながら後者の方が打者の体感速度は速く、これが所謂『ノビのあるストレート』というものなのだと書かれてある。

658 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:12:37 ID:???
更に回転数を上げる事などでボールをHOP−UPさせる事も可能であり、
これらを組み合わせる事によって通常のシュート以上に速く、ノビがあり、更に浮き上がるシュートを生み出せるかもしれないのである。
実際にはシュートを打ってボールが加速をするとは、空気抵抗などを考えれば不可能とも思えるのだが、そこはそれ。
ボールが燃えたり分裂したりコンクリートにめり込む事を考えれば、至って現実的。
何よりも多田野が書いてくれたものに嘘偽りが書いてるとも思えない。

板野「これなら、今のマグナムシュートを更に改良して出来るかもしれない。
   確かに思ってたんだ……俺のマグナムシュートよりも、新田の隼シュートの方がノビがあるって。
   威力は俺の方が上だけど、あのノビも一緒に出せるようになれば……」
森末「新田の隼シュートはHOP−UPしてる……?」

その後、板野は多田野の書いてある球速以上に「ノビのあるストレート」の投げ方をサッカー流にする為の試行錯誤を繰り返し、
ボールの回転数を上げ、更にHOP−UPさせる為の練習に着手した。
元々は野球でのストレートの投げ方を応用しようという為か、中々上手くいかないが……。
それでも我武者羅に何の目的も無く練習をするよりは数段マシである。

板野「(多田野くん、ありがとう。 必ずこのシュート……完成させてみせる!
    そしてこのシュートで、世界中のキーパーからゴールを奪ってみせる!)」

大切な友人の暖かな友情に感謝をしながら、その日、板野は就寝時間ギリギリまでボールを蹴りぬいた。
これから世界で戦おうという小さな板野。

そんな彼を助けてくれたのは、やがて遠い未来、世界で――遥か遠いメジャーで活躍をするかもしれない、
世代でも有数の1人のピッチャーだった。

※板野が新必殺シュートの開発に着手しました。
 大会開始前に自動的に習得をします。

659 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:13:38 ID:???
そして日が開け、遠征3日目の早朝。
全日本Jrユースメンバーはバスの中にいながら、改めてこれから合流をする若林の紹介を受けていた。

見上「昨日対戦したハンブルグのGK、若林源三が予定通り今日から全日本Jrユースと合流する」
若林「……皆、よろしく頼む」
全日本メンバー「おう」「よろしくな!」「(元気ねぇな)」「(大口叩いておきながら3失点したからだろ)」

若林には覇気が無く、1日目に大口を叩いていた姿は見る影もない。
あれだけ盛大に自分と全日本メンバーのレベル差を言っておきながら成果を上げる事が出来なかったのだから、
ある意味ではこれも自業自得という事もあり、大多数の者達は同情する事もなかったのだが……。
悲しむ者や頭も抱える者も若干名存在する。

井沢「(若林さん……どうしちゃったんだ)」
滝「(小学生時代はあんなにデカく見えたってのに……)」
高杉「(なんて顔してんですか! 若島津との圧倒的な格の違い見せるんじゃなかったんですか!?)」

だが、この若林の紹介もすぐに流される事となった。
その後にすぐさま見上が重大な発表をしたからである。

見上「それと、今日の練習試合についてだが……」
三杉「ブレーメンJrユースとイタリアJrユースとの2連戦ですよね?」
見上「その予定だった。 が……向こうから突然昨日の夜にキャンセルがあった。 2戦とも……な」
全日本メンバー「「「ええええええええええええええっ!?」」」
板野「(うげっ!? こ、この世界でも練習試合中止になっちゃうの!?)」

660 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:14:55 ID:???
板野だけはある程度予期出来ていた為か然程驚く事はなかったものの、他の者達からは驚愕の声が上がる。
昨日の引き分けから一夜明け、今日の試合こそはと意気込んでいた所に突然の中止。
血気に逸る者は苛立ち、逆に気弱な者はホッと胸をなでおろす中で……。
やがてざわついていた一同がある程度静かになった所で、見上は更に続ける。

見上「更にその後予定していたバイエルンJrやオランダのアムステルダム……。
   ベルギーJrもキャンセルの連絡を入れている。
   今、日本のサッカー協会が対応をしているらしいが……恐らくは中止になるだろう」
中山「……そうすると、もしかして大会まで練習試合が組めないっていう事ですか?」
見上「今から新たに相手を探すというのが難しい以上、そうなる可能性は高い」
松山「一体どうしてそんな……横暴すぎますよ!」
見上「理由については……色々と言ってきてはいるようだが、ハッキリとした事はわかっておらん」
板野「(う、うーん……イタリアと早く会わなくて済んでよかったと捉えるべきなのか。
    それとも大会まで練習試合が組めなくて実戦経験から遠ざかりそうなのを危惧すべきなのか……わかんないな。

    それはともかく、ここは何か言っておこうか?)」

A.「でもこのバスは試合会場に向かってるんですよね? なんでですか?」 無難に質問をする
B.「もしかして昨日の試合のせいですか?」 言葉を濁す見上に深く突っ込む
C.「大会までに練習試合が無いなんて……どうにかならないんですか!」 練習試合をねじ込めないか直訴する
D.「俺達の実力じゃ相手にならないって思われたって事ですか……」 落ち込んで見せる
E.大人の話に子供が口を挟むべきじゃない。お口チャックだ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

>>652 >>654
野球が好きなので、モブの人も野球関連の人になってしまいますね。元々舞台が北海道だったというのもありますが。

661 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:15:38 ID:qM7d1U9A


662 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:15:47 ID:30xUi+rU


663 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:46:50 ID:???
>B.「もしかして昨日の試合のせいですか?」 言葉を濁す見上に深く突っ込む
===========================================================================
どこか歯切れの悪い見上の言葉に気づいた板野は、原因を察し素早く突っ込みを入れた。
これには見上もため息を吐きながら、誤魔化しきれないと観念したように説明を始めた。

見上「……恐らくはそうだろう、と私も判断する。 昨日の試合は現地でも注目を受けており、
   地元紙やTVでも特集をされていた。 欧州No.1のJrユースチームが、島国のサッカー後進国と引き分け、とな。
   シュナイダーのファイヤーショットが止められた事、試合展開もほぼ拮抗していた事が話題になっている」
若林「(若島津がファイヤーショットを止めた事を何度も言わないで下さいよ見上さん……)」
見上「つまり、奴らは警戒をしてきた……という事だ。
   未確認情報だが西ドイツを初めとして、予定を前倒しにして合宿を行っていると聞いている。
   我々を本気で倒すつもりになった……という事だぞ。 良い気にならず、気を引き締めろ」
全日本メンバー「「「は、はいっ!」」」

昨日の引き分け、そして世界の壁の高さに落ち込んでいた一同だったが、
周囲が警戒をしているという事を聞き決して自分たちの実力が認められていない訳ではないのだと感じ気を持ちなおす。
それでもそこで褒めないというのが、見上のやり方でもあった。
改めてあくまでも引き分けに終わってしまったのだという事実と、これからの相手は決して油断してはこないと戒めると、
一同も顔を引き締め……丁度話が終わったタイミングで、バスは目的地へと到着をした。

見上「よし、全員降りろ。 ここがブレーメンの本拠地、ヴェーザースタディオンだ。
   今日はこれからここで練習を行う」
来生「へっ? こんなでっかい所で練習していいんですか?」
見上「日本サッカー協会が練習試合のドタキャンを抗議した所、詫びとしてここを練習場として貸してきたのだ。
   練習試合は組めんが、空いた時間は有効活用するぞ」
松山「(凄いなぁ……こんな所だと雪かきなんて絶対必要ないもんな……)」

664 :森末(仮):2015/01/19(月) 01:47:53 ID:???
到着したスタジアムは昨日試合を行ったハンブルグJrユースのコートよりも広く、巨大。
これだけの広さならば思う存分練習が出来るだろうと一同は活気づき、
バスから降りて早速スタジアムの中に入ろうとするのだが……。

石崎「おい見ろよ」
早田「なんだよ石崎?」
石崎「ほらあそこ、西ドイツのかわいこちゃんがいっぱいいるぞ」
反町「ほんとだ。今日ある筈だった試合を見に来たのかな?」

ここで目ざとく西ドイツの少女集団を見つけたのは石崎である。
一同は石崎の言葉を聞いて別段思う所はなく、精々やる予定だった試合を見に来たのだろうという感想くらいしか抱かなかったのだが、
顔の割には女好きである石崎がそのままで終わる筈もない。
今にもとびかからんばかりの勢いで、舌なめずりをしながら西ドイツの少女たちに近づいていく。

石崎「ムフフ……」
板野「(石崎……いい奴なんだけど、本能に忠実だよなぁ。 ここはどうしよう?)」

A.「やめときなよ石崎、どうせ彼女たちの目当ては西ドイツの選手たちだったんだろうし」 ここは石崎を止めておく
B.「ヤーヤーヤー! グーテンタークグーテンターク! ダンケシェーン!」 ここは石崎より早くナンパに行く
C.「(どうせ言っても聞かない! こうなりゃマグナムシュートだ!)」 石崎の顔面にマグナムシュートを打って気絶させておこう
D.「(どうせ言っても聞かないだろうし、離れて見ておこう……)」 黙って見ておく
E.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

665 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:48:44 ID:qM7d1U9A


666 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:49:03 ID:E+qudtFs
D

667 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:49:06 ID:MLxr1pI6
A

668 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 01:49:28 ID:Vp0TBF9g
E石崎、女ってもんは近づけば遠のき遠ざかれば近づくのさ ともっともらしいことを言いながら
 サル崎の行動を抑制する

669 :森末(仮):2015/01/19(月) 02:16:07 ID:???
>A.「やめときなよ石崎、どうせ彼女たちの目当ては西ドイツの選手たちだったんだろうし」 ここは石崎を止めておく
=============================================================================================================
石崎「ギクッ! な、なんだよ板野ぉ……ちょーっとくらいいいじゃねぇか」
政夫「なんだお前? まさかナンパでもするつもりだったのか?」
和夫「鏡見ろよ」
石崎「お前達にゃ言われたくねぇ!」

ここで板野が注意をすると、石崎は困ったような顔をしながら照れ笑い。
これで周囲の者達も石崎が何をしようとしていたのか理解したのか、その無謀さに苦笑し、呆れ、からかう。
しばらくそうして騒いでいると、少女たちも全日本の存在に気づいたらしくやがてこちらへと近づいてくる。

少女たち「なになに、何の騒ぎ?」「あ、この人たち昨日ハンブルグと試合してたジャパンのチームよ」「新聞にも載ってたわね」
石崎「おお!? こ、これが噂の逆ナンか!? や、どーもどーも。 こんにちわ」
少女たち「何この男!サルみたい」
石崎「ギャフン!?」

そして石崎が話しかけてみれば、すぐさま玉砕。
彼の下心が丸出しだった為か、それとも単純の顔のせいか。
その場で崩れ落ちる彼に対して、しかし誰も同情をする事はなかった。

少女たち「この人あのカルツと互角以上に渡り合ったMF!」「昨日観戦した私の兄さんも言ってたわ」「やだ、かっこいい……」
三杉「(どの国も、女性の反応は似たようなものだな……)」

少女たち「きゃっ!同じ顔!」「確か双子のFWが2点も決めたって聞いたわ」「この人たちの事かしら?」
和夫「へへへ、昨日の試合で結構有名になったみたいだな俺達」
政夫「これからもっともっと世界中を驚かせてやらねぇとな」

少女たち「あの1番!シュナイダーのシュートを止めたんですって!」「ええっ、うそー」
      「ブレーメンなんていつもいいようにやられてるのに」
若島津「………………」

670 :森末(仮):2015/01/19(月) 02:17:13 ID:???
石崎が沈むと、やがて少女たちは自分たちが新聞で見た情報、聞いた情報などを頼りとしながら、
昨日の試合で活躍をしていた主軸と言える選手たちを見て彼らに聞こえる声量で話を始めた。
これを聞いてある者は辟易したようにため息を吐き、またある者は目立つ事が好き故か喜ぶ。
ある者は振り向き少女たちに背を向け、いつものぶっきら棒な態度を崩さなかったのだが……、
その頬が朱に染まっていたのは、彼にとって幸運にも誰にも見つからないのだった。

中山「(やっぱり俺の事はまだまだ取り上げられていないか……)」
松山「(俺も……いやいや、俺には藤沢がいるんだ!)」
小池「ヘーイ、君たち! この東邦学園キャプテン、小池秀人様の噂は耳に入っていないのかい!?」
沢田「や、やめて下さい、小池さん! そんなポーズビシッと決めたって誰も見てないです!」

一方で声をかけられなかった者達は、それぞれ原因は別であるもののある程度落ち込んでいた。
彼らもまたサッカーに青春をささげているとはいえ、立派な思春期の男子。
華やかな女性にちやほやされる者が羨ましく思えても、致し方の無い事ではある。

では我らが板野くんはどうだったかというと……。

少女たち「あ、この人……」
板野「(ドキドキ……)」

先着1名様で、

★板野くんの女性受け→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→板野「ウインクバチーン☆」なにィ!? 板野のウインクで全員昏倒しただと!? スキル・女殺し習得
ダイヤ→少女たち「シュナイダー並のシュートを打つストライカーよ!」「キャプテンなんだ!」「すごーい!」 なんと大人気だった!
ハート→少女たち「やだ、かわいい」「東洋人って幼く見えるけどかなり小さく見えるわね」「なでなでしたい」 人気だけどなんか違う
スペード→少女たち「キャプテンみたいよ」「何か凄いシュートを打てるって聞いたけど」「でも1得点だけでしょ?」 なんかイマイチ
クラブ→少女たち「迷子かしら?」「違うわよ、誰かの弟なのよ」「ボク、お菓子いる? はい、バームクーヘン」 子供扱いされた

671 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:17:41 ID:???
★板野くんの女性受け→ クラブQ

672 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:18:26 ID:???
相手にされないよりきついなぁwww

673 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:18:44 ID:???
いじられキャラのキャプテンもいいんじゃない?w

674 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:20:28 ID:???
でもまぁバームクーヘン儲けたじゃん、やったぜ。


あとバームクーヘンってどいつだとそこまでポピュラーじゃないんだってね

675 :森末(仮):2015/01/19(月) 02:25:01 ID:???
>>672-673
西ドイツの女性がたからは、かなりの子供に見えちゃったんでしょうね。

>>674
ドイツのお菓子というとバームクーヘン、というイメージがありましたので、意外です。

本日は一旦ここで区切らせていただきます。

次回からは改めて練習パートに移ります。
練習は大会までの5日間、1日1回として「5回」あり、これが大会に臨む前最後の練習となります。
大会が始まってからは原則、練習などで能力が上がる事は一切ないので、予めご了承ください。

また、板野くんの新シュートの名前を募集します。
原理としてはマグナムシュートに、更に強烈なノビとHOP−UPするほどの加速力を持たせたものです。
ご提案のある方は、おひとり何個でもいいのでスレに書きこんでいただけると助かります。
なお、名前は出来る限り銃火器などの名前で統一してくれるようお願いします。
因みに現在私が考えている名称は、そのまま「ネオマグナムシュート」です。

それでは。

676 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:31:25 ID:???
乙でした。ライジングショット、ライジングサン。

677 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 02:37:06 ID:???
サンタナ、てつを、ラブマリー

678 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 03:10:37 ID:???
乙です
なんかこっちのスレで似たような原理のシュートやろうとしてたことが先にとられちったw

マグナム・フルバースト アクセラレートマグナム ロケットマグナム
マグナムアッパー ハリケーンショット

679 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 04:59:44 ID:S36EtWb2
乙でした。
マグナム銃(厳密にはマグナム弾を使用した拳銃)より強力な銃っていうと、ライフル銃になっちゃうらしいんですよね。
ライフルショットってシュートは別スレ(キャプテンEDIT)で既出だしな〜。
マグナムの中で強力な銃で有名なのは、デザートイーグルですが、これはこれで松山とかぶるし…。
あとは、ダーティーハリーでお馴染み44マグナム(フォーティーフォーマグナム)
世界最強拳銃「スミス&ウェッソン M500」などが有名ですが、シュート名としてはイマイチでしょうか?
個人的には、バージョンアップ感を出すために、単なるマグナムショットから
44マグナムショットは厨二的でいいなと思ってます(笑)

680 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 05:10:16 ID:S36EtWb2
ちなみに、44マグナムは正式には銃弾名で、
ダーティーハリーが使っていた拳銃の正式名称は「S&W M29」です。
ただ、映画の中の「この銃は、世界一強力な44マグナムだ」"this is a 44 magnum, the most poweful handgun in the world,
というセリフのせいで44マグナムが拳銃名として定着しちゃったそうです。

681 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 05:49:16 ID:???
キャプ森や原作と同じくシナリオ上決勝まで進むのは確定なのか?
この有無で大分やり方が変わってくるが...

682 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 06:17:06 ID:???
 マ グ ヌ ス 板 野 

683 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 06:34:29 ID:???
>バウムクーヘン
ポピュラーじゃないというか、日本人にとっての八つ橋みたいな感じで
伝統はあるし、存在は知っているけど、良く食べるような物じゃないという感じみたいですね。

684 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 08:07:36 ID:???
ネオマグナムがかなりしっくりくる
あとは、ジャイロマグナムとか。

685 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 12:59:23 ID:???
べたですが、強烈な伸びとか加速力というイメージからすると、
スクリューマグナム、フライングマグナム、
銃器系で、ガトリングショット、ロケラン(ロケットランチャー)ショット、

686 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 15:03:48 ID:???
ネオマグナム
バーストマグナム
バーンマグナム
アサルトマグナム

687 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 16:55:36 ID:???
外人のアナウンサーが名付ける
「小柄な体から放たれる恐るべき威力のシュート!これは正しく”リトルボーイ”だっ!!」

688 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:37:52 ID:???
それだと+12の超火力シュートの時のネーミングに苦しむんじゃないか?
リトルボーイより上はそうそうあるまい(笑)

689 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:39:54 ID:???
聞き覚えのある名前だけどジェットマグナム、マグナムドルネード

これから練習になるけどドリブル、パス、シュートいずれかの基礎練習でOK?

690 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:43:13 ID:???
タックルと競り合いも選択肢に入るんじゃない
低めの能力も2つまでなら使い物になるように仕上げられるように見える

691 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 17:44:18 ID:???
とにかく最低一つはできること増やしたいよね、できれば2つ

692 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 18:50:40 ID:???
切り捨てる予定じゃなければ、一番上がりやすいところから行くのも効率的かと。

693 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 18:55:43 ID:???
ブロックは切り捨てるか、悩むね

694 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:02:23 ID:???
パスを鍛えると松山とのゴールデンコンビで一気にシュートを狙えるようになるけど
岬が合流するからパスは大丈夫かな。

695 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:14:11 ID:???
でもミサキーヌも現時点じゃ必殺パスないからパスも一応選択肢に入れるだけしてもいいんじゃない

696 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:24:08 ID:???
カウンターシュートを今すぐ覚えるわけじゃないからブロックは後回しかな
パス、タックル、パスカット、は52か53
ドリブル、シュート57ぐらいほしいけど、結局練習はあと何回できるかで優先順位を決めないとな

697 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:34:00 ID:???
練習は5回ってアナウンスがあるね
俺はタックル>パス>シュートで能力上げたい
守備ならこぼれ球でも覚醒ポイント稼げるし、パスはゴールデンコンビ強化したいから
2つが伸び悩むくらいになって余裕があればシュート上げて決定力高めたいな
あとは消費が重くなりそうだからガッツも上げたいんだけど時間が多分足りない

698 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 19:54:54 ID:???
あまり多くしても器用貧乏になるし二つまでにしたい

699 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 20:05:46 ID:???
新シュートは+8だと仮定すると最大火力はマグナムボレーの64
全能力+1が入っても65だからシュートを上げたいけど運しだいなのが辛い

700 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 21:00:04 ID:???
ゴール決めるのが主人公っぽくね?

701 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 21:23:32 ID:???
タイガーシュート互換ぽいから+10じゃない

702 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:15:38 ID:???
過去スレにあったやつだけど

とても上がりやすい
5以下→+1 6〜9→+2 10以上→+3

上がりやすい
7以下→+1 8以上→+2

普通
9以下→+1 10以上→+2

上がりにくい
7以下→効果無し。 8以上→+1

上がりにくい、から急にハイリスクなんだね。

703 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:27:40 ID:???
全体的にバランス良く能力を上げていって試合で覚醒ポイントを稼いで
技を覚えさせていくのも良さそう

704 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:27:50 ID:???
2つならシュートとドリブルかな
立花兄弟はPA浮き球専門だし新田はまだ使いづらい
タックルも鍛えたいけど後回しにしたい

705 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:44:04 ID:???
ドリブルからパスカットまでを効率的に上げていけば
自然と世界屈指のストライカーになれると思う。
背の低い板野に縦ポンは向かないし、せりあいは切り捨てるのも一つかと。

706 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:47:23 ID:???
パスはワンツーで誰かに引っ張ってもらえばいいんじゃね?

707 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:48:59 ID:???
4−3−3または4−4−2にしても、立花兄弟を前半に出す都合上
パスやタックルは有効なはず。

708 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:53:28 ID:???
>>676 >>678
乙ありです。

>>679-680
乙ありです。詳しい解説ありがとうございます。
原作などでも、銃火器系統の技は多いので、割と候補も限られてくるんでしょうかね。

>>681
リセットは覚醒ptを使う事で可能です。

>>682
因みに私はマグヌス理論というのがいまいちわかっていません。

>>683
なるほど、確かに八つ橋は存在は知っていても中々食べるものじゃありませんね。
1つ勉強になりました。

>>699>>701
新シュートは+10、消費ガッツ300、吹っ飛び係数2になります。

709 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:54:46 ID:???
>★板野くんの女性受け→ クラブQ ★
>少女たち「迷子かしら?」「違うわよ、誰かの弟なのよ」「ボク、お菓子いる? はい、バームクーヘン」 子供扱いされた
=================================================================================================================
板野「(ガーン!)」
若林「ブハッ!(あいつ小学生に間違われてやがる!)」
中西「ワハハハ、やっぱり外国の奴から見てもお前はガキに見えるみたいやな」
山森「(俺もあんまり人の事言えないけど……板野さん童顔だもんなぁ)」

ワクワクしながら少女たちの反応を期待する板野だったが、その反応は彼の斜め上をいった。
元々小柄で全日本Jrユース内部でも一、二を争う低身長の板野。
それに加えて、彼は決して不細工では無いが童顔であった。
海外の人間からは東洋人は幼く見えるとよく言われ、その効果もあったのかは定かではないが、
板野の姿を見て少女たちはすぐさまJrユースの中に紛れ込んだ子供だと勘違いをしたのである。

これには周囲の者達も失笑を抑えきれず、板野は密かに自分がこの世界に来る際に設定をしたこの低身長を呪う。

少女たち「あれ?何この反応」「もしかしてチームメンバーなの?」「嘘!どう見ても小学生なのに!」
板野「(うう……まさか小学生と間違われるなんて……そういえば最初の全国大会でも中西にガキ扱いされたしなぁ。
    やっぱり最初に高身長って設定した方がよかったのかな……。
    ……でもとりあえず、バームクーヘンは後でおやつに食べよう)」

ただ、バームクーヘンを貰って少しだけ笑みを浮かべる辺り、
彼女たちの「子供っぽい」という評価は当たらずとも遠からずといった所だろう。

見上「何をしている、お前たち。 早くスタジアムの中に入らんか」
全日本メンバー「「「は、はい!」」」

710 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:55:52 ID:???
その後、いつまで経ってもスタジアムの中に来ない一同に業を煮やした見上がしかりつけると、
一部の者(特に石崎)は未練があったようだがその場を立ち去り練習場へと向かう。
中に入ってみると、やはりそこはこれまで彼らが使ってきた中学校とは設備も広さもがスケール違いであり、
今からこんな場所で練習が出来るのかと、一同にも気合が入り始める。

見上「全員揃っているな? よし、ではこれからの予定を説明する。
   つい先ほど連絡があり、やはりベルギーJrユースらも練習試合をキャンセルしてきた。
   これによりこれから先の練習試合は1つも入らない事になり……その為に各地を移動する必要も無くなった。

   よって、これから5日間はこの地に留まり、その後フランスに渡る。
   このスタジアムも5日間の使用許可が下りた為、みっちり練習をするぞ」

そんな気合の入る一同に見上がまず説明したのは、予想通り他のチームも練習試合を断ってきたという件について。
これについては事前に聞かされていた為か驚かれる事はなかった。
試合が無いのだから移動をする必要性もなく、この地に留まって練習をするという見上の決定にも納得をする。

見上「まず今日は午前中、柔軟などを中心として昨日の疲れを取れ。
   午後からは昼食を挟み、自主練習だ。 明日からは午前で戦術練習を取り入れるが、午後の予定は変わらん。
   この5日間が自身の実力をじっくり向上させる大会前、最後の期間だ。
   各々自分に何が出来るか、何が足りないか、よく考えて練習に移るように」
板野「(ふむふむ……つまり、自分の練習や他人を手伝ったりは【5回】出来るって事だな。
    練習試合が出来ないのは残念だけど……レベルアップできる機会が出来たと前向きに捉えよう)」

711 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:57:02 ID:???
見上「いいか? 昨日の試合、ハンブルグに引き分けたのは快挙と言っていい。
   地元の前評判どころか、日本の有識者らも我々の大敗を予想していたのだからな。
   だが、今からはそのような考え方は捨てろ。 先にも言ったように、各チームが次々に試合をキャンセルしてきたのは、
   それだけ我々を強敵だと見ているからだ。 我々を敵だと認識をしたのだ。
   当然ながら大会のマークは強くなり、気合も入ってくる。 万全の状態で大会に臨んでくるだろう。

   欧州No.1とはいえ、我々が引き分けたのはクラブチーム。
   各国からの選りすぐりの選手を集めてくるナショナルチームは、当然ながらその実力は段違いだ。
   西ドイツにもあのシュナイダーやカルツだけではない、更に優秀な選手たちを集めて大会に臨んでくる。
   まだまだ我々は優勝候補には程遠いのだ。 引き分けただけでも十分だと持て囃され、担がれ、天狗になるな。 いいな?」
全日本メンバー「「「はい!!!」」」
見上「よし、では早速練習に移れ。 くれぐれも無理はせんようにな」

見上の再三に渡る戒めを受けながら、しかしほぼ全員がその言葉を真面目に聞いた。
昨日の試合で自分たちの無力さ、弱さを再認識した彼らが調子に乗る事など決してない。
誰もかれもが、この5日間で必ず世界のレベルに追いついてやろうと――追い越してやろうという気迫に満ち満ちている。
彼らの顔を見つめながら、見上は誰にもわからない程度に口元に笑みを浮かべると、
後を住友コーチに任せて脇に逸れ、ランニングをする選手達を観察するのだった。

712 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:58:05 ID:???
見上「(世界のレベルは知った。 さて、その上で奴らがどれだけ伸びるかだ。
    あの試合の後、既に松山と中山……それに板野は何かを掴んだらしいが……奴ら3人だけではまだ足りん。
    その程度で勝てる程、世界の壁というのは低くはないんだ)」
真「あっ、いた! 見上監督だ!」
響「はいさーい!」
見上「? あなたたちは……確か東京テレビの? ……今日の練習試合は中止になったと連絡をした筈ですが」
真「それは聞いたんですけど、皆の練習風景も一応撮影しておかないといけないみたいで……。
  あと、ちょっとお願いもあるんです」
見上「御願い? ふむ、伺いましょう(やれやれ……マスコミに媚びを売る訳ではないが、邪険にも出来んからな……)」

数時間後、午前中の練習を終えた板野は昼食を取った後、再びフィールドに戻ってきていた。

板野「よし、お腹も満たされたし、バウムクーヘンも美味しかった! 元気満タンだ!
   昨日の試合の疲れも残ってないし、午後はバッチリ練習出来そうだぞ。
   新シュートの練習は夜にやるとして、午後は何をしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

713 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:59:06 ID:ZtfjZJnw
A

714 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:59:21 ID:0WITfetM
Aとりまシュートあげたい

715 :森末(仮):2015/01/19(月) 23:02:22 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
======================================================================
板野「うん、俺もまだまだ基礎的な能力が低いもんな……ここは基礎力を上げるとしよう。
   問題は何を伸ばすかだな。 うーん……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

716 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:02:49 ID:qM7d1U9A


717 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:03:08 ID:E+qudtFs
D

718 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:03:12 ID:ji6wkUZc
D

719 :森末(仮):2015/01/19(月) 23:10:10 ID:???
>D.タックル
==================================================
板野「前線での守備力は大事だな。 昨日の試合も、俺を含めて前目の奴で守備で頼りになったのは松山だけだ。
   新田や立花兄弟、沢田に小池も守備は下手だもんな。
   それをカバーできるようにするにも、まずはFWで1番機会の多そうなタックルを鍛えるぞ!」

こうしてタックルを鍛える事に決めた板野は、
早速松山を誘い練習に取り組んだ。

先着1名様で、

★板野のタックル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10以上→タックル+2
9以下→タックル+1

720 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:35 ID:???
★板野のタックル特訓→( 4 + 1 )=★

721 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:38 ID:???
★板野のタックル特訓→( 4 + 2 )=★

722 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:43 ID:???
★板野のタックル特訓→( 5 + 2 )=★

723 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:00:20 ID:???
そういやレヴィンシュートもあれYO1神曰く確かピストルの原理なんだっけ
本人が出ないなら使えてもいいんじゃないか?

724 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:14:05 ID:???
板野の性格を考えたら仮に覚えても使わないだろ

725 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:17:32 ID:???
NEWは?

726 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:18:14 ID:???
NEW(ネオだっけ?)レヴィンシュートならやるんじゃない?
破壊を重視するか、スピードを重視するかで変わるみたいだけど。
ちなみに弱化したと思ったのはもちろん秘密だ!
まあ、あれはわざわざ怪我させるために編み出したものだから、
正当にやれば普通に脅威的なシュートだからねえ。

727 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:22:17 ID:???
つまり板野が地獄兄弟すればワンチャン?

728 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:24:36 ID:???
今思った
うん、三浦やジノ相手にするならやっぱシュート伸ばしたくなるわ

729 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:29:02 ID:???
>★板野のタックル特訓→( 4 + 1 )=タックル+1★
========================================================================
ズザザザァッ!!

松山「甘いぞ板野! タイミングが早すぎる!」
板野「くそっ、まだまだ!」

タックルを鍛えるべく松山を相手に練習を繰り返す板野だったが、
流石にキープ力は全日本Jrユース内でも随一と評される松山。
板野の再三のタックルを前にも中々ボールを零さず、板野はただただ翻弄されるばかりである。

板野「これでどうだ!」
松山「無意味にスライディングをするな!
   スライディングタックルは確かに速度は出るが、その分方向転換が容易に出来なくて相手によればすぐにかわされるぞ!」

板野にとって幸運だったのは、松山がキープ、タックル、どちらも得意としている事だった。
ボールを持つ者からの視点と、奪いに向かう者の視点。
どちらの視点もわかる彼の注意は的確であり、板野は繰り返す内に少しずつではあるがそのタックルの精度を高める事に成功。
練習の後半には、松山からボールを零す事もちらほらと見られ始めた。

板野「はぁ、はぁ……でも中々奪えない……零すのが精いっぱいだ」
松山「俺だってキープには自信があるんだ、そう簡単に奪われる訳にはいかないよ。
   それに板野の場合、タックルを使う機会は大体俺達の前だろう。
   零れ球にしてくれれば、後ろにいる俺達がフォロー出来る。 零れ球に出来れば十分さ」

それでも尚、松山から完全にボールを奪うに至れない事に悔しさを露にする板野。
松山はそんな板野を励ましつつ、こうして板野の1日目の練習は終わったのだった。

730 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:30:54 ID:???
〜 次藤 佐野 〜
次藤「(むぅ……どげんしたもんか)」

午後の練習が始まってからというもの、次藤は練習をする一同を尻目にフィールド隅で胡坐をかき、1人悩んでいた。
昨日の試合、ハンブルグとの試合で、1番悔しい思いをしたというのはこの次藤洋かもしれない。
日本にいる時はその巨漢を生かしたパワーディフェンスで板野のマグナムシュートを初めて止めるという快挙を成し遂げ、
試合結果は大敗とはいえ、その名を全国に轟かせた。
だが、昨日のハンブルグの試合――次藤はシュナイダーのファイヤーショットの前に為す術が無かった。
懸命のブロックも、止めるどころか威力を減衰させる事すら敵わず、脆くもその巨体を跳ね飛ばされ、
更にはハーフタイムでは監督自らに「次藤のブロックはシュナイダーの前に役に立たない」と言われたのだ。
そこで無闇に激怒せず、むしろ納得をしてしまったのは、次藤の持つ生来の頭の良さが故。
彼にもまたわかっていた。今の自身ではシュナイダーのファイヤーショットを10回に1回でも止められれば上出来と言えるという事を。
それ程までに彼我の実力に圧倒的な差があるという事を。

次藤「(ばってん、このままじゃいかん……パワーディフェンスが駄目なら、他の面で上を行く。
    無論、パワー勝負にも負けるつもりは無いが……な)」

そして、次藤洋という男はその程度で諦める男でもなかった。
今の時点で相手に劣っている事を認めた上で、その上で自分が勝てる事は無いのかを探す事が出来る男だった。

佐野「次藤さん!」
次藤「ぬ? なんじゃ佐野、練習せんでいいのか?」

そんな次藤に声をかけたのは、比良戸中からの付き合いである佐野満である。
何やらニヤニヤとしている佐野に、思い悩んでいた次藤は少しイラついた様子で答えるのだが、
そんな事はお構いなしとばかりに佐野は彼に1つの提案をしてきた。

佐野「実は次藤さんに頼みたい事があって……ゴニョゴニョ」
次藤「ぬっ……なっ!? そ、そんな事が……」
佐野「出来ると思うんです! 俺も器用な方ですし、次藤さんとの息の合わせ方もわかります。
   このままじゃ俺の出番って全然きそうに無いですし、ここは大技を開発するしかないかなって……次藤さん、協力してくれませんか?」
次藤「……フッ、面白か。 やってみるタイ!」

731 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:32:08 ID:???
それから数時間後、佐野は空を飛んでいた。

バッ ガシィィィイイイイイイイイインッ! 

次藤「それ、行けタイ! 佐野!」
佐野「はい、次藤さん!」

バァァァァアアアアンッ!!

政夫「げ、げげ〜っ!? あれは!?」
和夫「俺達のスカイラブハリケーン!? 嘘だろ!?」

佐野が次藤にした提案――それはスカイラブハリケーンを自分にも出来ないかというものだった。
元々次藤が中西と共に、立花兄弟の土台となる事を考えていた事を知っていた佐野。
彼は自身の技がオーバーヘッドキックしかないという事で何か大技を開発出来ないかと考えており、
もしかしたら小柄で軽く、割と器用な方の自分ならばスカイラブハリケーンも出来るのではないかと考えたのだ。

この考えは大当たりだった。

佐野と次藤の息はそのコンビプレイからも見られるようにピタリと合っており、
また、実際にこの合宿で何度もスカイラブハリケーン自体を見ていた為に動き方のコツなどもある程度把握していた。
時間はかかったものの、2人は見事にスカイラブハリケーンをモノにし、周囲を唖然とさせる。
特に衝撃を受けたのは立花兄弟であり、自分たちの代名詞とも言える技をパクられた事で佐野達に言い寄るのだが、
これで次藤も土台をこなせるようになった為に立花兄弟も飛びやすくなっただろう……という旨を佐野に言われ、言いくるめられてしまう。

政夫「チェッ、まぁいいや。 高度は俺達程出てないしさ」
佐野「そうですね(元々シュートの為にと思って習得しようとした訳じゃないしね)」

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0ch BBS 2007-01-24