キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】

1 :森末(仮):2014/04/09(水) 22:51:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1395242717/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
松山、若島津らとキャプテンとしても争う事となる。
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
そして舞台は世界へ。まず全日本Jrユースは遠征試合第一戦目であるハンブルグと対決。
西ドイツに留学をしていた若林、更に西ドイツの皇帝の異名を持つシュナイダーと強敵揃いのクラブチームを相手に、
ここまで2−2と競った試合を繰り広げる。
そして、勝ち越し点をと立花兄弟のスカイラブツインがハンブルグゴールを襲うのだが……?

699 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 20:05:46 ID:???
新シュートは+8だと仮定すると最大火力はマグナムボレーの64
全能力+1が入っても65だからシュートを上げたいけど運しだいなのが辛い

700 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 21:00:04 ID:???
ゴール決めるのが主人公っぽくね?

701 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 21:23:32 ID:???
タイガーシュート互換ぽいから+10じゃない

702 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:15:38 ID:???
過去スレにあったやつだけど

とても上がりやすい
5以下→+1 6〜9→+2 10以上→+3

上がりやすい
7以下→+1 8以上→+2

普通
9以下→+1 10以上→+2

上がりにくい
7以下→効果無し。 8以上→+1

上がりにくい、から急にハイリスクなんだね。

703 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:27:40 ID:???
全体的にバランス良く能力を上げていって試合で覚醒ポイントを稼いで
技を覚えさせていくのも良さそう

704 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:27:50 ID:???
2つならシュートとドリブルかな
立花兄弟はPA浮き球専門だし新田はまだ使いづらい
タックルも鍛えたいけど後回しにしたい

705 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:44:04 ID:???
ドリブルからパスカットまでを効率的に上げていけば
自然と世界屈指のストライカーになれると思う。
背の低い板野に縦ポンは向かないし、せりあいは切り捨てるのも一つかと。

706 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:47:23 ID:???
パスはワンツーで誰かに引っ張ってもらえばいいんじゃね?

707 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:48:59 ID:???
4−3−3または4−4−2にしても、立花兄弟を前半に出す都合上
パスやタックルは有効なはず。

708 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:53:28 ID:???
>>676 >>678
乙ありです。

>>679-680
乙ありです。詳しい解説ありがとうございます。
原作などでも、銃火器系統の技は多いので、割と候補も限られてくるんでしょうかね。

>>681
リセットは覚醒ptを使う事で可能です。

>>682
因みに私はマグヌス理論というのがいまいちわかっていません。

>>683
なるほど、確かに八つ橋は存在は知っていても中々食べるものじゃありませんね。
1つ勉強になりました。

>>699>>701
新シュートは+10、消費ガッツ300、吹っ飛び係数2になります。

709 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:54:46 ID:???
>★板野くんの女性受け→ クラブQ ★
>少女たち「迷子かしら?」「違うわよ、誰かの弟なのよ」「ボク、お菓子いる? はい、バームクーヘン」 子供扱いされた
=================================================================================================================
板野「(ガーン!)」
若林「ブハッ!(あいつ小学生に間違われてやがる!)」
中西「ワハハハ、やっぱり外国の奴から見てもお前はガキに見えるみたいやな」
山森「(俺もあんまり人の事言えないけど……板野さん童顔だもんなぁ)」

ワクワクしながら少女たちの反応を期待する板野だったが、その反応は彼の斜め上をいった。
元々小柄で全日本Jrユース内部でも一、二を争う低身長の板野。
それに加えて、彼は決して不細工では無いが童顔であった。
海外の人間からは東洋人は幼く見えるとよく言われ、その効果もあったのかは定かではないが、
板野の姿を見て少女たちはすぐさまJrユースの中に紛れ込んだ子供だと勘違いをしたのである。

これには周囲の者達も失笑を抑えきれず、板野は密かに自分がこの世界に来る際に設定をしたこの低身長を呪う。

少女たち「あれ?何この反応」「もしかしてチームメンバーなの?」「嘘!どう見ても小学生なのに!」
板野「(うう……まさか小学生と間違われるなんて……そういえば最初の全国大会でも中西にガキ扱いされたしなぁ。
    やっぱり最初に高身長って設定した方がよかったのかな……。
    ……でもとりあえず、バームクーヘンは後でおやつに食べよう)」

ただ、バームクーヘンを貰って少しだけ笑みを浮かべる辺り、
彼女たちの「子供っぽい」という評価は当たらずとも遠からずといった所だろう。

見上「何をしている、お前たち。 早くスタジアムの中に入らんか」
全日本メンバー「「「は、はい!」」」

710 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:55:52 ID:???
その後、いつまで経ってもスタジアムの中に来ない一同に業を煮やした見上がしかりつけると、
一部の者(特に石崎)は未練があったようだがその場を立ち去り練習場へと向かう。
中に入ってみると、やはりそこはこれまで彼らが使ってきた中学校とは設備も広さもがスケール違いであり、
今からこんな場所で練習が出来るのかと、一同にも気合が入り始める。

見上「全員揃っているな? よし、ではこれからの予定を説明する。
   つい先ほど連絡があり、やはりベルギーJrユースらも練習試合をキャンセルしてきた。
   これによりこれから先の練習試合は1つも入らない事になり……その為に各地を移動する必要も無くなった。

   よって、これから5日間はこの地に留まり、その後フランスに渡る。
   このスタジアムも5日間の使用許可が下りた為、みっちり練習をするぞ」

そんな気合の入る一同に見上がまず説明したのは、予想通り他のチームも練習試合を断ってきたという件について。
これについては事前に聞かされていた為か驚かれる事はなかった。
試合が無いのだから移動をする必要性もなく、この地に留まって練習をするという見上の決定にも納得をする。

見上「まず今日は午前中、柔軟などを中心として昨日の疲れを取れ。
   午後からは昼食を挟み、自主練習だ。 明日からは午前で戦術練習を取り入れるが、午後の予定は変わらん。
   この5日間が自身の実力をじっくり向上させる大会前、最後の期間だ。
   各々自分に何が出来るか、何が足りないか、よく考えて練習に移るように」
板野「(ふむふむ……つまり、自分の練習や他人を手伝ったりは【5回】出来るって事だな。
    練習試合が出来ないのは残念だけど……レベルアップできる機会が出来たと前向きに捉えよう)」

711 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:57:02 ID:???
見上「いいか? 昨日の試合、ハンブルグに引き分けたのは快挙と言っていい。
   地元の前評判どころか、日本の有識者らも我々の大敗を予想していたのだからな。
   だが、今からはそのような考え方は捨てろ。 先にも言ったように、各チームが次々に試合をキャンセルしてきたのは、
   それだけ我々を強敵だと見ているからだ。 我々を敵だと認識をしたのだ。
   当然ながら大会のマークは強くなり、気合も入ってくる。 万全の状態で大会に臨んでくるだろう。

   欧州No.1とはいえ、我々が引き分けたのはクラブチーム。
   各国からの選りすぐりの選手を集めてくるナショナルチームは、当然ながらその実力は段違いだ。
   西ドイツにもあのシュナイダーやカルツだけではない、更に優秀な選手たちを集めて大会に臨んでくる。
   まだまだ我々は優勝候補には程遠いのだ。 引き分けただけでも十分だと持て囃され、担がれ、天狗になるな。 いいな?」
全日本メンバー「「「はい!!!」」」
見上「よし、では早速練習に移れ。 くれぐれも無理はせんようにな」

見上の再三に渡る戒めを受けながら、しかしほぼ全員がその言葉を真面目に聞いた。
昨日の試合で自分たちの無力さ、弱さを再認識した彼らが調子に乗る事など決してない。
誰もかれもが、この5日間で必ず世界のレベルに追いついてやろうと――追い越してやろうという気迫に満ち満ちている。
彼らの顔を見つめながら、見上は誰にもわからない程度に口元に笑みを浮かべると、
後を住友コーチに任せて脇に逸れ、ランニングをする選手達を観察するのだった。

712 :森末(仮):2015/01/19(月) 22:58:05 ID:???
見上「(世界のレベルは知った。 さて、その上で奴らがどれだけ伸びるかだ。
    あの試合の後、既に松山と中山……それに板野は何かを掴んだらしいが……奴ら3人だけではまだ足りん。
    その程度で勝てる程、世界の壁というのは低くはないんだ)」
真「あっ、いた! 見上監督だ!」
響「はいさーい!」
見上「? あなたたちは……確か東京テレビの? ……今日の練習試合は中止になったと連絡をした筈ですが」
真「それは聞いたんですけど、皆の練習風景も一応撮影しておかないといけないみたいで……。
  あと、ちょっとお願いもあるんです」
見上「御願い? ふむ、伺いましょう(やれやれ……マスコミに媚びを売る訳ではないが、邪険にも出来んからな……)」

数時間後、午前中の練習を終えた板野は昼食を取った後、再びフィールドに戻ってきていた。

板野「よし、お腹も満たされたし、バウムクーヘンも美味しかった! 元気満タンだ!
   昨日の試合の疲れも残ってないし、午後はバッチリ練習出来そうだぞ。
   新シュートの練習は夜にやるとして、午後は何をしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

713 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:59:06 ID:ZtfjZJnw
A

714 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 22:59:21 ID:0WITfetM
Aとりまシュートあげたい

715 :森末(仮):2015/01/19(月) 23:02:22 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
======================================================================
板野「うん、俺もまだまだ基礎的な能力が低いもんな……ここは基礎力を上げるとしよう。
   問題は何を伸ばすかだな。 うーん……」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

716 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:02:49 ID:qM7d1U9A


717 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:03:08 ID:E+qudtFs
D

718 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:03:12 ID:ji6wkUZc
D

719 :森末(仮):2015/01/19(月) 23:10:10 ID:???
>D.タックル
==================================================
板野「前線での守備力は大事だな。 昨日の試合も、俺を含めて前目の奴で守備で頼りになったのは松山だけだ。
   新田や立花兄弟、沢田に小池も守備は下手だもんな。
   それをカバーできるようにするにも、まずはFWで1番機会の多そうなタックルを鍛えるぞ!」

こうしてタックルを鍛える事に決めた板野は、
早速松山を誘い練習に取り組んだ。

先着1名様で、

★板野のタックル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10以上→タックル+2
9以下→タックル+1

720 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:35 ID:???
★板野のタックル特訓→( 4 + 1 )=★

721 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:38 ID:???
★板野のタックル特訓→( 4 + 2 )=★

722 :森崎名無しさん:2015/01/19(月) 23:10:43 ID:???
★板野のタックル特訓→( 5 + 2 )=★

723 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:00:20 ID:???
そういやレヴィンシュートもあれYO1神曰く確かピストルの原理なんだっけ
本人が出ないなら使えてもいいんじゃないか?

724 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:14:05 ID:???
板野の性格を考えたら仮に覚えても使わないだろ

725 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:17:32 ID:???
NEWは?

726 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:18:14 ID:???
NEW(ネオだっけ?)レヴィンシュートならやるんじゃない?
破壊を重視するか、スピードを重視するかで変わるみたいだけど。
ちなみに弱化したと思ったのはもちろん秘密だ!
まあ、あれはわざわざ怪我させるために編み出したものだから、
正当にやれば普通に脅威的なシュートだからねえ。

727 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:22:17 ID:???
つまり板野が地獄兄弟すればワンチャン?

728 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:24:36 ID:???
今思った
うん、三浦やジノ相手にするならやっぱシュート伸ばしたくなるわ

729 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:29:02 ID:???
>★板野のタックル特訓→( 4 + 1 )=タックル+1★
========================================================================
ズザザザァッ!!

松山「甘いぞ板野! タイミングが早すぎる!」
板野「くそっ、まだまだ!」

タックルを鍛えるべく松山を相手に練習を繰り返す板野だったが、
流石にキープ力は全日本Jrユース内でも随一と評される松山。
板野の再三のタックルを前にも中々ボールを零さず、板野はただただ翻弄されるばかりである。

板野「これでどうだ!」
松山「無意味にスライディングをするな!
   スライディングタックルは確かに速度は出るが、その分方向転換が容易に出来なくて相手によればすぐにかわされるぞ!」

板野にとって幸運だったのは、松山がキープ、タックル、どちらも得意としている事だった。
ボールを持つ者からの視点と、奪いに向かう者の視点。
どちらの視点もわかる彼の注意は的確であり、板野は繰り返す内に少しずつではあるがそのタックルの精度を高める事に成功。
練習の後半には、松山からボールを零す事もちらほらと見られ始めた。

板野「はぁ、はぁ……でも中々奪えない……零すのが精いっぱいだ」
松山「俺だってキープには自信があるんだ、そう簡単に奪われる訳にはいかないよ。
   それに板野の場合、タックルを使う機会は大体俺達の前だろう。
   零れ球にしてくれれば、後ろにいる俺達がフォロー出来る。 零れ球に出来れば十分さ」

それでも尚、松山から完全にボールを奪うに至れない事に悔しさを露にする板野。
松山はそんな板野を励ましつつ、こうして板野の1日目の練習は終わったのだった。

730 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:30:54 ID:???
〜 次藤 佐野 〜
次藤「(むぅ……どげんしたもんか)」

午後の練習が始まってからというもの、次藤は練習をする一同を尻目にフィールド隅で胡坐をかき、1人悩んでいた。
昨日の試合、ハンブルグとの試合で、1番悔しい思いをしたというのはこの次藤洋かもしれない。
日本にいる時はその巨漢を生かしたパワーディフェンスで板野のマグナムシュートを初めて止めるという快挙を成し遂げ、
試合結果は大敗とはいえ、その名を全国に轟かせた。
だが、昨日のハンブルグの試合――次藤はシュナイダーのファイヤーショットの前に為す術が無かった。
懸命のブロックも、止めるどころか威力を減衰させる事すら敵わず、脆くもその巨体を跳ね飛ばされ、
更にはハーフタイムでは監督自らに「次藤のブロックはシュナイダーの前に役に立たない」と言われたのだ。
そこで無闇に激怒せず、むしろ納得をしてしまったのは、次藤の持つ生来の頭の良さが故。
彼にもまたわかっていた。今の自身ではシュナイダーのファイヤーショットを10回に1回でも止められれば上出来と言えるという事を。
それ程までに彼我の実力に圧倒的な差があるという事を。

次藤「(ばってん、このままじゃいかん……パワーディフェンスが駄目なら、他の面で上を行く。
    無論、パワー勝負にも負けるつもりは無いが……な)」

そして、次藤洋という男はその程度で諦める男でもなかった。
今の時点で相手に劣っている事を認めた上で、その上で自分が勝てる事は無いのかを探す事が出来る男だった。

佐野「次藤さん!」
次藤「ぬ? なんじゃ佐野、練習せんでいいのか?」

そんな次藤に声をかけたのは、比良戸中からの付き合いである佐野満である。
何やらニヤニヤとしている佐野に、思い悩んでいた次藤は少しイラついた様子で答えるのだが、
そんな事はお構いなしとばかりに佐野は彼に1つの提案をしてきた。

佐野「実は次藤さんに頼みたい事があって……ゴニョゴニョ」
次藤「ぬっ……なっ!? そ、そんな事が……」
佐野「出来ると思うんです! 俺も器用な方ですし、次藤さんとの息の合わせ方もわかります。
   このままじゃ俺の出番って全然きそうに無いですし、ここは大技を開発するしかないかなって……次藤さん、協力してくれませんか?」
次藤「……フッ、面白か。 やってみるタイ!」

731 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:32:08 ID:???
それから数時間後、佐野は空を飛んでいた。

バッ ガシィィィイイイイイイイイインッ! 

次藤「それ、行けタイ! 佐野!」
佐野「はい、次藤さん!」

バァァァァアアアアンッ!!

政夫「げ、げげ〜っ!? あれは!?」
和夫「俺達のスカイラブハリケーン!? 嘘だろ!?」

佐野が次藤にした提案――それはスカイラブハリケーンを自分にも出来ないかというものだった。
元々次藤が中西と共に、立花兄弟の土台となる事を考えていた事を知っていた佐野。
彼は自身の技がオーバーヘッドキックしかないという事で何か大技を開発出来ないかと考えており、
もしかしたら小柄で軽く、割と器用な方の自分ならばスカイラブハリケーンも出来るのではないかと考えたのだ。

この考えは大当たりだった。

佐野と次藤の息はそのコンビプレイからも見られるようにピタリと合っており、
また、実際にこの合宿で何度もスカイラブハリケーン自体を見ていた為に動き方のコツなどもある程度把握していた。
時間はかかったものの、2人は見事にスカイラブハリケーンをモノにし、周囲を唖然とさせる。
特に衝撃を受けたのは立花兄弟であり、自分たちの代名詞とも言える技をパクられた事で佐野達に言い寄るのだが、
これで次藤も土台をこなせるようになった為に立花兄弟も飛びやすくなっただろう……という旨を佐野に言われ、言いくるめられてしまう。

政夫「チェッ、まぁいいや。 高度は俺達程出てないしさ」
佐野「そうですね(元々シュートの為にと思って習得しようとした訳じゃないしね)」

732 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:33:13 ID:???
あ、これ佐野がオーバーで落として中西から立花兄弟のツインでXのアレの強化版できそうだな

733 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:33:17 ID:???
ジャンプ力自体は立花兄弟達に劣り、ヘディングの精度も決して良くはない佐野。
そんな彼がスカイラブハリケーンを習得をしても、ただの立花兄弟の下位互換に他ならない。
だが、佐野がこの技を習得した本位はシュートにはなかった。
パスカットである。

次藤「(フッ、なるほどのう。 佐野のブロックやクリアーはともかく、パスカットは立花兄弟より上タイ。
    こいつを使えば……シュナイダーへのパスだろうがなんだろうが、奪い取れそうタイ)」

小柄な為かタックルなどの接触プレイには悉く弱い佐野だったが、
その身軽さを生かしたパスカットにおいてはFWの中ではかなりマシな部類であった。
それでも三杉や中里といった者達に比較すれば大きく劣っていたのだが、
スカイラブハリケーンを駆使してのパスカットならば、間違いなく彼らより勝っていると断言出来る。

佐野の狙いに気づいた次藤は、どこか頼もしげに佐野を見つめながら笑みを浮かべた。

次藤「(1人じゃ駄目なら仲間を頼るか……フッ、これもまた喧嘩じゃ味わえなかったもんタイ。
    やはりサッカーは面白か)」
佐野「立花さん、どうせなら立花さんも俺を飛ばせるか練習してみましょうよ」
政夫「しょうがねぇな。 次藤、お前も付き合えよ」
次藤「ぬ? おう、わかっとるタイ和夫」
和夫「そっちは政夫、和夫はオレだ!」

こうして賑やかに過ごしながら、4人はその後もスカイラブハリケーンの練習に明け暮れた。
次藤の表情には、先ほどまでの苦悩の色はすっかり消え去っていた。

※佐野が「スカイラブハリケーン」「スカイラブパス」「スカイラブパスカット」
 「スカイラブブロック」「スカイラブクリア」を習得しました。
 スキル・スカイラブは覚えていないのでご注意下さい。
※次藤が「スキル・Wスカイラブ」を習得しました。

734 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:34:29 ID:???
〜 中西 早田 〜

早田「おうおう、あっちはえらく派手にやってやがるな」
中西「ん〜、やっぱり次藤もすぐに土台出来るようになりよったなぁ」

バンバン空を飛ぶ立花兄弟と佐野を見ながら、中西と早田は共に練習をしていた。
同じ関西出身である彼らは府大会を争った時からのライバルであったが、決して仲が悪い訳ではない。
中西は自分からゴールを奪い、そしてDFとしてはボール奪取能力において国内随一とされる早田を尊敬しており、
早田もまたDFにコンバートして早々試合でもそれなりの結果を出してきている中西を高く評価していたのだ。

早田「で? 俺にタックルのコツを教えてもらいたいんだっけか? 高くつきまっせ、お客さん」
中西「そのノリやめーや、関西人が勘違いされるで」
早田「それ言うならてめぇこそそのコテコテの関西弁やめろっての。
   ……あーもう、話がすすまねぇ」
中西「誰のせいや思ってんねん……ハァ、ともかくワイはお前にタックルのコツを教わる。
   ワイはお前にパスのコツを教える、それだけや」
早田「あいよ、そんじゃとっととやっちまいますか」

彼らは互いの長所を学び合う事にした。
GKとしての経験からか、視野が広くキック精度も高い中西は早田にパスのコツを伝授。
逆に早田はその得意のタックルを、DFとして経験の浅い中西に伝授した。
スカイラブで飛ぶ彼らに比較をすれば地味な成果ではあったかもしれないが、
それでも早田達は出来る事を着実に増やし、確かに成長をするのだった。

※早田が「スキル・パス+2」を習得しました。
※中西が「スキル・タックル+2」を習得しました。

735 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:35:31 ID:???
こうして各々の練習が進み……やがてあがりの時間となる。
板野達は再びバスでホテルに戻ると、食事を終えて自室へ。
しかし、板野だけはこっそりと部屋を出ると昨日練習を行った公園へと向かい、
昨日と同じように必殺シュート会得の為の特訓を重ねるのだった。

板野「うーん……HOP−UPって難しい。 本当に物理的に考えてこんな事が起きるんだろうか……」

やがてこれ以上の練習は明日以降に差し支えると判断した板野は帰路につく。
夜間に無断で出歩いた事がバレないよう、抜き足差し脚で自室に戻ろうとするのだが……。

見上「…………」
板野「ひぇっ……(み、見上さんがいるー!?)」

その途中、ロビーでタバコを吸っている見上を発見する。
バレないようにと息を殺して戻ろうにも、見上は既に玄関から入ってきた板野に視線を向けており言い逃れは不可能。
これは雷を落とされるかと板野はビクビクしながら、煙草の火を消して近づいてくる見上を上目使いに見るのだが……。

見上「オーバーワークはくれぐれもするな。 自己管理を怠り、大会では本調子を出せませんでしたでは話にならんぞ」
板野「は、はひ……」
見上「……それと、もう少しバレないように出て行け。
   部屋を出る時は同室の者に悟られて仕方ないとして、他の者には見つからんように。
   ……ホテルの裏口を教えておく、明日以降はそこを使え」
板野「へ……?」
見上「………………」

てっきり大目玉を食らうものと思われたが、見上はあくまでも度を超えた練習を諌めるだけに留まり、
それに加えて明日以降の練習も認めるかのような発言をする。
規律を重んじる見上の意外な言葉に、板野は思わず目を丸くするのだが……。
見上はそれ以上言う事はない、とばかりに口を閉じた。

736 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:36:39 ID:???
板野「(怒られてない……のかな? この人の事がイマイチよくわからない。 悪い大人だっていうのはわかるけど)」
見上「(大会で勝ち抜くにはどうしても板野の成長が必要だ。
    無茶をし過ぎない程度には無茶をしてもらわねば……な)そろそろ就寝時間だ、明日も早いぞ、寝ろ」
板野「は、はい!」
見上「……ああ、忘れていた。 ちょっと待て」
板野「ふぇいっ!? な、なんですか?」

サングラスの為かイマイチ表情が見えない見上に怯えながら立ち去ろうとした板野に、
見上が何かを思い出したように声をかける。
やっぱり怒られるのだろうかとビクビクする板野に見上はため息を吐きながら、コホンと咳払いを1つして告げる。

見上「実は明日、夜に東京テレビからの取材が入っている」
板野「(東京テレビ……菊地さんや我那覇さんの取材クルーか)そうなんですか。 それで、何か?」
見上「そこであちらから、何人か選手を選んでリポーターと話をさせて欲しいと言ってきてるんだ。
   その中に……板野、お前が指名されている」
板野「えっ……お、おれが!?」

思わず大声を上げて驚く板野だが、見上はやはり事もなげに続ける。

見上「以前にTVに出た事もあり、あちらも勝手がわかっている……というのが言い分だ。
   こちらとしても、お前はキャプテンなのだから出す事に異論はない」
板野「う、は、はい……(そっか、確かにキャプテンだし当然なのかな……こういうのも仕事なんだ)」
見上「後は3名程合同で話を聞かせてもらいたいと言ってきている。 人選については、こちらに任せてくれるそうだ。
   中学生と言う事で、あまりTVに出るのが恥ずかしいかもしれん……という配慮のつもりらしい」
板野「(俺も実際恥ずかしいというか、照れくさいもんな……)」
見上「こちらが適当に見繕って選ぼうと思っていたが……どうだ板野、何か人選に意見があるか?
   一緒に出演するのはお前なんだ、余程の人物でない限り決めてくれて構わんぞ」
板野「(余程の人物か……何人か思い当っちゃうな。 さて、どうしよう……)」

737 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:37:40 ID:???
A.「はい、俺に選ばせてください」
B.「いえ、誰でも構いません。 監督が決めてください」
C.「そ、そもそも俺が出たくないです……恥ずかしい……」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

738 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:38:03 ID:Ld5WixPs
A

739 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:38:55 ID:A3z2prHE


740 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:43:00 ID:???
>A.「はい、俺に選ばせてください」
===============================================================
どうせ自分も一緒に出るのならば、誰が出るか自分で決めたい。
単純に板野はそう思うと人選を決めさせてくれるよう進言し、見上はこれに頷く。

見上「いいだろう。 お前が選んだ者には、私から後で説明しておく。
   それで、一体誰を選ぶつもりだ?」
板野「(3人か。 どうしようかなぁ。
    あまり緊張しない人とかがいいのかな? TV受けするような人? イケメンの人?
    うーん、悩むなぁ)」

※全日本Jrユース参加者の名前を「1名」記入してください。
 コーチとして参加している三杉、既に合流している若林も選択出来ます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

741 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:43:07 ID:???
これは面白いイベントですね
早田や中西を呼んだり次藤のトークでカオスにしたりetc

742 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:43:36 ID:+KTWddnM
中山

743 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:43:54 ID:A3z2prHE
若林

744 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:44:03 ID:Ld5WixPs
三杉

745 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:45:06 ID:NT8HGmTQ
松山

746 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:45:37 ID:p2N8m/qU
山森

747 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:46:01 ID:FhpWRrMM
松山

748 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:46:08 ID:???
割れるねぇwww

749 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:47:45 ID:???
イケメンで固めるなら若島津、井沢、三杉かなw

750 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:50:21 ID:WiT36V3k
三杉

751 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:51:07 ID:???
割と無難なところにおさまったのじゃあ

752 :森末(仮):2015/01/20(火) 00:52:17 ID:???
>松山
==============================================================
板野「(うん、そうだな!松山もいてくれれば緊張しなさそうだし……)まずは松山で」
見上「ふむ、いいだろう。 では後で伝えておいてくれるか?」

以前に取材を受けた際も、松山がいてくれれば緊張しなかったかもしれないと思っていた板野。
今回は彼と一緒に取材を受ける事が出来るのだから、悩む必要は無い、とばかりにまずは松山を指名する。
見上としても、やや空気の読めない所が不安ではあるが真面目な松山なら問題ないだろうと了承。
同室である板野に伝えるように含めると、2人目は誰にするか問いかけてくる。

板野「(俺と松山、あと2人か……さてどうしよう)」

※全日本Jrユース参加者の名前を「1名」記入してください。
 コーチとして参加している三杉、既に合流している若林も選択出来ます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※現在 板野、松山 まで決定

>>741
面白いと言っていただけると、嬉しいです。上手く回せるよう頑張ります。

753 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:53:21 ID:NT8HGmTQ
次藤

754 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:53:42 ID:meqwoaJc
井沢

755 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:53:45 ID:Ld5WixPs
三杉

756 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:54:01 ID:A3z2prHE
早田

757 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:54:06 ID:???
三杉は頼もしいけどTVに出るとなると
絶対に独壇場になるよな…
でも心臓病のカンパもスムーズになるかもしれんし悩ましい

758 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 00:54:10 ID:+KTWddnM
次藤 入れちゃえ♪

759 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:00:12 ID:???
>次藤
===================================================
板野「(そうだ! 確か我那覇さんは沖縄出身って言ってたな。 同じ南国出身の次藤とかどうだろう?)
   2人目は次藤でお願いします」
見上「ふむ? いいだろう、わかった(まあ奴も問題はあるまい。 昔は非行に走っていたらしいが今を見る限り言動に問題は無いからな)」

見上は板野が次藤を選んだ事に意外そうに眉を顰めたが、すぐに問題は無いだろうと了承した。
既に一度取材を受け、またかつて野球部員Cに彼女たちの情報を得ていた板野が、
リポーターの我那覇響と、次藤との間に南国出身という共通点を見つけたからだという事は当然見上からはわからない。

見上「では最後の1人だな」
板野「(松山、次藤……割と無難?な面子なのかな。 最後の1人はどうしようかな)」

※全日本Jrユース参加者の名前を「1名」記入してください。
 コーチとして参加している三杉、既に合流している若林も選択出来ます。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※現在 板野、松山、次藤 まで決定

760 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:01:21 ID:+KTWddnM
中西

761 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:02:27 ID:NT8HGmTQ
若島津

762 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:02:36 ID:A3z2prHE
早田

763 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:03:28 ID:Ld5WixPs
若島津

764 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:05:01 ID:???
カカロットの息子ぉ?と空手繋がり

765 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:08:16 ID:???
ノッポ二人と中背とチビ

766 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:08:33 ID:???
東邦学園伝統芸、机割り!

767 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:18:34 ID:???
次藤か
ヒョウジュンゴハワカルカ?

768 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:36:02 ID:???
>若島津
===============================================
板野「(あ、そういえば菊地さんも空手をやってるとかって言ってたな!)
   最後の1人は若島津でお願いします」
見上「(若島津? ……まあ、奴もTVの前でベラベラと本音を喋る程馬鹿ではないか)
   いいだろう。 では最後は若島津で決定だな」

これもまた見上からしてみれば意外な人選だったが、
板野からしてみればアイドルとの共通点を見つけての選出である。
自分や松山と共に会話をする、というのは少し不安ではあるが、流石にそこは彼にも自制心があると信じたい。
とにもかくにも、こうして明日TV出演をする4人が決まった。

見上「最終確認をするぞ。 参加者は板野、松山、次藤、若島津の4名。 これでいいな?」
板野「はい」
見上「よし、では明日の夕食後、すぐにロビーに来るように。
   そこで集合をしてから、ホテルの会議室を借りて取材を受ける事になっている」
板野「わかりました」
見上「では自室に戻れ。 明日も練習がある、しっかりと体力を回復させておけよ」

その後、改めて明日の予定を聞かされた後、板野は自室へ戻り就寝した。
話を聞かされた松山は、いきなりのTV出演と聞いて緊張して目が冴え、眠れなかったようだが……。
度重なる練習でぐっすり眠っていた板野には彼の苦悩はわからないのだった。

769 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:37:17 ID:???
こうして板野がぐっすり眠っている頃、若林源三はまだ眠れていなかった。
彼の元には彼の側近である高杉が来ており、今までの報告を直に受けていたのである。
とはいえ、その殆どは既に全日本と対戦をし惨めな結果を出してしまった今、あまり意味のないもの。
精々が全日本Jrユース内の勢力図が、概ね板野と松山に傾いてしまっているという情報くらいしか彼に益のあるものは無かった。

高杉「纏めると若島津についてるのが沢田。 後は反町と小池がどちらかといえば、って感じです。
   松山には佐野と早田。 合流すれば多分岬も……。 それに他の皆からの評価も悪くはないです。
   板野は立花兄弟に新田とFW仲間を傘下につけてやがりますね。 他の奴らは、まだ可も無く不可も無くって感じですか」
若林「なるほどな。 ところで高杉、若島津がお前をボコして仲間に引き込もうとしたってのは本当なのか?」
高杉「そうなんですよ! 恐らく俺の頭脳と実力を見てどうしても傘下にしたかったんでしょうけど……」
若林「(単純に手を出しやすくて、票が貰えそうだったからだろうな……)」
高杉「でも俺は若林さんをずっと信じてましたから! あの試合はきっと調子が悪かったんですよね? ここから大逆転ですよね!?」
若林「(あーもー、うざってぇ……)」

若林信望者と言える高杉は、耐え凌いでいた合宿が終わりようやく若林と再会出来た事で、
彼ならば今この自分を押さえつけている若島津の暴力という名の枷を解き放ってくれると考えていた。
しかし、若林からの高杉に対する評価は決して高くなく、
また、仮に高杉が有能な人物であったとしても今この状況で動くのは得策ではないと考えていた。

若林「(俺の舎弟を従えてるのは気に食わんが、今アイツと争うべきは正GK争いだ。 キャプテン争いじゃねぇ。
    というかそもそも聞いてる話によるとアイツ、あまり人望ねーみてぇじゃねぇか。 放っておいても害はねぇだろ)」
高杉「若林さん……?」
若林「高杉、いいからお前はそのまま若島津にくっついてろ」
高杉「えええええええええええええええええええっ!?」

770 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:38:23 ID:???
若林「俺がアイツとタイマンで負けるとは思わんが、そうした所で益がねぇ。
   当分選挙が無いっていうんなら、まずは地盤を固めていくしかないんだ」
高杉「地盤を……? どういう事ですか?」
若林「俺がGKとして活躍するのは前提として、それだけじゃ足りねェって事だ。
   俺の配下が活躍すれば、それだけで俺の株は上がる。
   そうして実績を積んでいけば、自ずと全日本の王の座は待っていると言う訳だ」

若林源三はプライドの高い男だが、それでも頭は回った。悪知恵と言ってもいい。
自分の舎弟を奪われるというのはプライドの高い彼にとって屈辱的な事だったが、
その落とし前をつけさせるリスクとリターンが見合わない。
即ち明確にキャプテン候補として若島津と敵対するリスクで、高杉を手元に置くリターンは見合わないと考えたのである。
これには高杉も愕然とするのだが、自身の信望する者がそう言うのならばうなずくしかない。

若林「お前は若島津にヘコヘコやって従ってるフリしとけ。 その内俺が覇権を握ればいいだけの話だ」
高杉「わ、わかりました……ところで地盤を固めるって具体的にどうやるんです?」
若林「井沢どもを鍛えて試合で活躍出来るようにするか、まだ誰も支持してない奴に恩を売るかだな……。
   さて、どうしたもんか……」

先着1名様で、

★若林の覇道→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→若林「いや、やっぱ喧嘩だ。 キャプテンになるには暴力だ。 ちょっと見上さんとお話してくる」
ダイヤ→若林「井沢を鍛えるか。 あの中じゃアイツがまだマシだ」
ハート→若林「来生を鍛えるか。 馬鹿だが上手くコントロール出来ればこっちのもんだ」
スペード→若林「滝を鍛えるか。 ウイング一芸だが突き詰めればかなりのもんになる」
クラブ→若林「駄目だな、修哲トリオじゃ。 誰か適当な奴を派閥に組み込むぞ」

771 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:39:34 ID:???
★若林の覇道→ クラブ2

772 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:40:07 ID:???
★若林の覇道→ ハート8

773 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:40:30 ID:???
え?自分の練習しろよw

774 :森末(仮):2015/01/20(火) 01:41:34 ID:???
>>773
自分の練習をした上で、になりますねw

本日は一旦ここで区切らせていただきます。遅くまでご参加ありがとうございました。それでは。

775 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 01:45:15 ID:???
乙です
自分の訓練もせず派閥に引き込もうとしたりするやつ・・・どっかにいたよーな

776 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 08:25:37 ID:???
山森あたりかな。
本編同様、大会では全員出場できるといいけど。

777 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 09:57:47 ID:???
(正直若林は他の人に構わずひたすらセーブ練習するべきだと自覚するべき)

778 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 16:58:43 ID:???
メキシコ戦のさらばサッカーでいなくなった双子の代わりに
佐野と沢田飛ばそうとしてたから佐野のスカイラブ、面白い所から持ってくる

779 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 17:42:33 ID:???
先の醜態が理由で誰も派閥に組み込めませんでしたとかあったりして

780 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 18:17:03 ID:???
スキル・スカイラブがないから実用性が少ないけど
板野もスカイラブ系の技を習得出来そうだな

781 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:07:46 ID:???
スカイラブパスカットを軸のひとつにした作戦考えてたからありがたい

782 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:46:04 ID:???
>>775 乙ありです。若林もちゃんと自分の訓練もしてますよー。

>★若林の覇道→ クラブ2 =若林「駄目だな、修哲トリオじゃ。 誰か適当な奴を派閥に組み込むぞ」★
=============================================================================================
若林につき従うのは、小学生時代からの子分である井沢、来生、滝、高杉の4名である。
彼らの内誰かを鍛え上げるのが1番の近道かと若林は考えたが、諦めた。
井沢はDMFとしてなら試合に出られそうだが、本人の意向はOMFであり、
DMFとしての練習を課そうとしても反発される恐れがある。
来生は実力は相当なものだが頭に難点があり、滝はサイドドリブラーとしては優秀だがFWの枠が無い。
高杉に至っては、そもそも鍛えても無駄だと若林は考えた。

若林「(そうすると他の奴を鍛えて恩を売ってやるのが得策か。
    俺自身もレベルアップをせねばならんから前目の奴で……)高杉、こいつは確か南葛SCの後輩だったな?」
高杉「え? あ、はい。 それが何か?」
若林「(今日の練習を見ていた限り、こいつも中々のポテンシャルを持っていた筈だ。
    才能が目覚めれば高杉どころか修哲トリオよりも役立つかもしれん)」

その後、若林は目星をつけた選手の情報について詳しく高杉から聞き出し、
明日からの練習に備えて高杉を帰して早めに寝た。
彼の思惑通り、その選手が才能を開花させられるのか――。

それはまだわからない。

783 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:47:08 ID:???
明くる日、板野達は再びヴェーザースタディオンで練習を行っていた。
まずはランニングで体を十分解し、これからの練習に備える。
午前中は事前に言われていた通り、戦術練習を行うとされていたのだが、
具体的に何をされるのか聞かされていない一同は見上に一体何をするのかと問いかけるのだが……。

見上「これから始めるのはチーム全体となって行う戦術の習得だ。
   ……板野、松山、前に出ろ」
板野「(もしかして……)はい!」
松山「はい!」
見上「お前たちの記憶にも新しいだろう、ふらのが使っていたなだれ攻撃。
   今日からの練習でそれをみっちり体に叩き込んで貰うぞ」

その問いかけに答えるようにして、板野と松山を前に出した見上は高らかに宣言。
なだれ攻撃――全員攻撃を仕掛けながら、ボールを奪われても零されてもすぐさまカバーに走り、
延々と攻撃を成功させる事を主眼とした戦術。
松山が指導を施してふらの中学の全員に意識を徹底させる事で実現したその戦術は、
確かに中学生離れしており実際に出来れば試合においても大きなアドバンテージとなる。

来生「でもよう、あれってただの全員攻撃とは違うのか? 戦術って程のもんでもなくね?」
松山「いや、違うぞ。 なだれ攻撃はそもそも攻撃を継続させ、成功させる為に考えた戦術なんだ」
板野「ボールを奪われさえしなければ、例えこぼれ球にしても続いていくんだ。
   その為には常にフォロワーが必要だから、ポジショニングとかには気を配らなくちゃいけない」
中山「それを今日からたった4日で……しかも午前中の練習だけで会得しなければならないのか」
石崎「よーし、やったるぜ!」
見上「(使える手札は多ければ多い方がいい。
    ふらのにいた2人がコーチ役になれるというのは大きい。
    4日間という付け焼刃になるが、奴らの指導ならば、まず問題は無いだろう)」

784 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:48:23 ID:???
その後、板野と松山がコーチ役として午前はなだれ攻撃の練習に取り掛かった。
それぞれの中学校でも、チームメイトを意識しての連携プレイについてはある程度練習をしてきていたが、
なだれ攻撃程の高度な戦術とそれを行えるだけの練度は積んできていない。
彼らのやってきていた事は、あくまでも中学レベルの連携である。
結局、この日の午前は思うようになだれ攻撃をモノに出来ないまま練習が終わった。
残り3日で果たしてなだれ攻撃を完成させられるのか……板野としては不安で仕方がない。

板野「(ふらのでも皆が覚えるまでかなり時間かかったもんな。 1日で覚えられる筈がない……。
    けど、本当に3日で覚えられるのかなぁ?
    ああ、駄目だ、余計な事考えちゃう。 今は午後の練習の事を考えないと。
    さて今日はどうしようかな? 練習機会はあと【4回】、ここは……)」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.基礎的な能力の練習
B.誰かに手伝ってもらって練習
C.誰かと一緒に練習
D.誰かの練習を手伝う

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

785 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:48:43 ID:+KTWddnM


786 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:24 ID:oSPHpT4M
D

787 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:42 ID:NT8HGmTQ
A

788 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:49 ID:meqwoaJc
A

789 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:49:51 ID:WiT36V3k
A

790 :森末(仮):2015/01/20(火) 22:52:48 ID:???
>A.基礎的な能力の練習
======================================================================
板野「そうだな、今日も基礎力をあげよう。
   問題は何を鍛えるかだけど、どうしようかな?」

とても上がりやすい:パスカット、ブロック
上がりやすい:パス
普通:タックル、せりあい、ガッツ
上がりにくい:ドリブル、シュート
とても上がりにくい:なし

A.ドリブル
B.パス
C.シュート
D.タックル
E.パスカット
F.ブロック
G.せりあい
H.ガッツ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

791 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:00 ID:+KTWddnM


792 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:10 ID:Ld5WixPs
B

793 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:29 ID:meqwoaJc
C

794 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:36 ID:WiT36V3k


795 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 22:53:39 ID:s6cVMWQ6
C


796 :森末(仮):2015/01/20(火) 23:01:43 ID:???
>D.タックル
=========================================================================
板野「うん、そうだな。 昨日の練習である程度上がったとはいえ、まだまだ世界レベルには足りないかもしれない。
   今日もタックルを鍛えよう……と、それじゃあ……おい、新田!」
新田「なんですか板野さん?」

引き続き今日もタックルを鍛えようと考えた板野は、近くにいた新田に声をかけた。
松山達には劣るものの、彼もまたドリブラーとしての素質はかなり高い。
今の自分ならば丁度いい相手になるかもしれないと考えた板野は、彼に練習相手になってくれるよう頼む。
板野に懐き、合宿で恩を受けていた新田が断る筈もなく、2つ返事で了承。
こうして2人は共に練習をする事となったのだった。

新田「(へへへ、丁度いいや。 俺もドリブル練習させてもらおうっと。
    シュート以外にも出来る事が無いと、板野さんと組むどころか立花兄弟さん達にも到底敵わないもんな)」
板野「(よーし、頑張るぞ!)」

先着1名様で、

★板野のタックル特訓→(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

10以上→タックル+2
9以下→タックル+1

797 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:02:06 ID:???
★板野のタックル特訓→( 6 + 5 )=★

798 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:03:09 ID:???
やったぜ!54もあれば技なしでも十分実用範囲だよな

799 :森崎名無しさん:2015/01/20(火) 23:04:33 ID:???
よい引きだ!

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