キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【伝説の】Another-CU_9【継承者】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/04/22(火) 12:47:04 ID:PG0gsAI6




この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援してあげて下さい。




186 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 12:46:27 ID:???
この試合を分けたのは三杉とディエゴの差だったな・・・・・・
三杉も色々やらかしているけどw

187 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 17:29:07 ID:???
ディエゴは地のそこでも光求めて這い上がってきそうだしなかなかいい顔にはならないだろうな

188 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/27(火) 17:36:08 ID:???

 三杉 ドリブル( クラブ10 )70+( 5 + 6 )+(やや華麗なドリブル+2)=83 ※被反則・負傷
 ディエゴ タックル( クラブ4 )71 +( 2 + 4 )+(テクニカルチャージ+2)+(Sc.Mo+1)=80

【攻撃Max】−【守備Max】 ≧2 → 三杉がディエゴをかわす!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(既に走り寄っているMAXスピードのディエゴを相手に、何の工夫もなしに勝負するのは無謀。)

 チョンッ

 ボールを浮かせて短くコントロール… タックルで刈り取られぬよう意識した処置である。

 ボールを浮かせれば相手は無闇にスライディングタックル繰り出せない。
 競り合い勝負になると思わせ、ディエゴの足を一旦止めさせる。
 ディエゴがブレーキを入れたタイミングを狙って、逆に三杉はアクセルを入れる。
 ダッシュで瞬間的な距離を稼ぎ、そのまま『ヨーイ、ドン!』なり、パスを出すなりと…
 それが三杉の描いた画であった。

ディエゴ「フッ…」 ニヤリ

三杉「!」

 ササッ

 ディエゴは足を止めなかった。
 だが足を出しもしなかった。
 身体を捻り、三杉との正面衝突を避け… 彼の真横に回り込んだ。

189 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/27(火) 17:37:09 ID:???

 ディエゴが次に行う行動… 即ちショルダーチャージを見定め、これに対応するには、どれほど
腕利きであれ、早くともカンマ5秒少々要するところだろう。
 意識が追い付いていなければ、ディエゴのクリーンな<Vョルダーチャージを受け止めるよう
反射的に動き… その結果として吹き飛ばされる。
 ディエゴのショルダーチャージへ至る動作は、相手の意図を外す点で格別巧みなのだ。

 しかし三杉はディエゴが限界点でブレーキを踏まなかった時点――
 ディエゴの思い描く画を見切ってしまった。
 それはこの1シーンのみにかかる画ではなく、試合の終了図に至るための画だった。

 これを防ぎ… 尚且つ倍返しをして見せるのは、この瞬間ならば決して難しくない。
 だがそれを実行して良いものかという葛藤は三杉の脊髄に確かに走った。
 それは1プレイヤーとしての感覚だった。

 その上で三杉は―― ほぼ確実に勝利が約束される行動を選択した。

 クルッ

 接触の直前、三杉はディエゴへ柔らかい背中を差し出した。
 浮かせたボールには決して触れず、あくまでディエゴとボールを隔絶する壁となった。
 これはショルダーチャージへの対処を身体で理解している選手が反射で出す動作とは全く違う…
 訳も分かっていない素人が、取り敢えずボールを正面で捉えようとした時の行動と同じである。

190 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/27(火) 17:39:06 ID:???

ディエゴ(?)

 ディエゴは始め三杉の行動の意味するところが理解できなかった。

 ドンッ!

三杉「うぁっ…!」

ディエゴ「KUA!? こ…こいつ…!」

 気付いた時には、ボールを確保していない選手の背中にチャージをぶつけていた。


 そして三杉は、これをこらえて反転して突破する事もやろうと思えば¥o来た。
 だがそうはしなかった。

三杉「うあああぁぁっ…!」

 三杉は受け身を取る事もなく倒れ込み、そして右肩を抑えてのた打ち回って叫んだのだ。
 目を伏せた審判が嘆息を吐きつつ笛に手を伸ばしたのが視界の端に映っていた。

ピイィィィィィィィィイッ!

 この音である。
 これでプレイは間違いなく途切れた。
 三杉はひとまず安堵し、腕に力を入れて右肩の痛みの程度をチェックした。

三杉「グッ!(折れては…ない。 外れてもいない。 打撲程度の軽傷といったところだろう。)」

191 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/27(火) 17:40:30 ID:???

 間もなく『ダダダダ』とチームメイトが駆け寄る音が聞こえてきた。
 怒号も離れた位置から聞こえている。

「テメェこの、いい加減にしやがれ!」

三杉(ダラピッコラか、それともブンナークか? どちらにせよいきり立つ必要はないんだが…)

 続けざま...

「ノーーーーーー!」「ウソだろ…」「そんな!」

三杉(ああ、どうやら期待した通りの結果になったようだ。)

 バルサ選手達の物と思しき絶叫でほぼほぼ確信したが、一応目を開けて首を適当に動かしてみる。
 視界は審判の姿と、その手の中の赤い札を捉えた。
 他に可能性はない… ディエゴ・ブランドーに宣告された退場を示す物だ。

三杉(イエローの後に背中からチャージング、その相手は負傷。 いくら何でも言い訳のしようがない…。)

 ディエゴ・ブランドーは退場となり、バルサは残り20分強を10人で戦わなければならなくなった訳だ。
 この試合、ヴィオラにも何度か10人で戦わなければならない事態が起こったが、その意味は異なる。

 もうバルサがこの試合中11人に戻る事はないし、抜ける選手はチームの絶対的エースである。
 ヴィオラが三杉抜きで残り20分を戦わなければいけない事を想像すれば、事態の重さが判るだろう。

192 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/27(火) 17:44:27 ID:???
短くてすみませんが本日はここまでです

ディオ「おれが短い人生で学んだことは・・・・・
     人間は策を弄すれば弄するほど
     予期せぬ事態で策がくずれるってことだ!」

人間をやめる直前のディオの言葉をディエゴも痛感する事になったはずです
それでは

193 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 17:58:24 ID:???
キムチ乙券

194 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 18:11:27 ID:???
乙です
おお、その台詞、実に場面にあってるなぁ

195 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 18:22:28 ID:???
次に出会うときはDIOになっていそうだ・・・

196 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 18:23:19 ID:???
一人減ると当然すぎるけどパスコースも減るわけだけど
ラ・マシアは閉店?

197 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 22:22:03 ID:???
ディエゴ退場予想外の結末!


198 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 22:37:03 ID:???
超A級戦犯ディエゴ

199 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 22:40:56 ID:???
まだ敵にはエース級の選手が結構いる。味方の方が疲労、怪我、GKのせいできつい。
楽にはなったがスコアはまだ同点だし決して楽観はできない。

200 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 22:47:49 ID:???
バルサBの見せ場が無くなってしまったからダイジェストじゃないかな
ディエゴいないと盛り上がりに欠けるし

201 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 22:53:42 ID:???
翼やディエゴのオーバーヘッドと三杉のオーバーヘッドの威力の差が凄すぎてへこんだなあ
エースの火力差で勝敗が決するわけではないと理解はしてても

202 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 22:54:27 ID:???
エースはブンナークだし・・・

203 :森崎名無しさん:2014/05/27(火) 23:04:04 ID:???
ゴールゲッター的な意味での最強は当然ブンナークなんだけど
チームの顔、柱となる選手的な意味でのエースは三杉じゃない?

204 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 11:47:49 ID:???

 相手が動揺から回復させる時間をいたずらに与えたくはない。
 そう考え、間もなく三杉は痛む肩を押して立ち上がった。

三杉「すまない、どうやら右肩を痛めたようだ。」

レントゥルス「ヴェエエェェェ… また怪我人だよぅ…」
オジオ「大丈夫なのかい?」

三杉「うん、テーピングをすればまたプレイできる程度に思える。。
     5分足らずで戻れると思うけど… それまで全員守備のつもりで守り切って欲しい。
     僕が抜けている時間を、相手は最後のチャンスと見て猛攻をしかけてくるだろうからね。」

オワイラン「それは重々… とにかく大事でなさそうで何よりです。」
ダラピッコラ「任せとけよな、シュートまで持っていかせねえから。」

三杉「ただ、このFKだけは1点を狙いに行って良いだろう。
     無論ブンナークへのロングボールを使って、攻める人数は最小限だが。」

ブンナーク「つーと、フィニッシュはニッタか。」
新田「よっし、ここで決めてやる。」
オジオ「OK、ならキッカーは僕が。」

三杉「(これで良し…) 皆、勝利にはこれでグッと近づいたと思うが油断は禁物だ。
    相手の抜ける穴は大きいが、それをない物として最後まで緊張を保とう。」

 「「「 おう! 」」」

205 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 11:49:50 ID:???

☆ディエゴへ何か言葉をかけますか?

 A 最後まで戦いたかったが、こんな結果になるとは残念だよ。
 B まだ試合は終わってないけれど、これで君個人は敗北だ。
 C レッドカードを貰うのってどんな気持ちなんだい?
 D ラフプレーの事をとやかく言うつもりはないけど、今日の事は反省するといい。
 E 何故イエローを貰った後もラフプレーを続けたんだい?
 F (別に何も言わなくていいか。)

2票決です。メル欄は空白でお願い致します。

206 :>>205でミスったアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 12:00:14 ID:???

 必要な指示を済ませ、三杉は肩を貸してもらうことなくピッチの外へ歩き出す。
 その視線の隅にディエゴ・ブランドーの姿がふと映った。
 どうやらブルブルと小刻みに震えているようだ。
 恐らく怒りと屈辱に堪えかねているのだろう。


☆ディエゴへ何か言葉をかけますか?

 A 最後まで戦いたかったが、こんな結果になるとは残念だよ。
 B まだ試合は終わってないけれど、これで君個人は敗北だ。
 C レッドカードを貰うのってどんな気持ちなんだい?
 D ラフプレーの事をとやかく言うつもりはないけど、今日の事は反省するといい。
 E 何故イエローを貰った後もラフプレーを続けたんだい?
 F (別に何も言わなくていいか。)

2票決です。メル欄は空白でお願い致します。

207 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 12:41:18 ID:8eLt8/nU


208 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 12:44:14 ID:c4BzGWjk
E

209 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 12:45:44 ID:c4BzGWjk
あ、やっぱり取り消します。
わかりきったこと聞くなって怒られそう

Aに変更で。
実際最後まで戦いたかったし。

210 :& ◆LMRaV4nJQQ :2014/05/28(水) 12:49:44 ID:FbSnI89s
B

211 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 15:03:07 ID:/1bQ/BQ+
F
ルール的にディエゴは速やかに去るべきであり、三杉は治療すべき
なにより試合は終わってない。笛がなるまで試合終了じゃないよ。

212 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 15:04:01 ID:E1EVp05c
D

213 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 17:19:42 ID:fZLyFWOQ

>>211

214 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 17:31:02 ID:???

>  F (別に何も言わなくていいか。)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(止そう。)

 ディエゴ・ブランドーは退場となった。
 だが本来ならばレッドカードを出されるまでに至らぬプレイだったと三杉は思っていた。

三杉(彼の狙いは(トリックを絡めているが)クリーンと見なされるショルダータックルだった。
    (それでも接触プレイだからリスクはあり過ぎるほどあったが)
    それをどう処すのか… ごく僅かの時間だったが僕は選択する余地があったはずだ。)

 だからディエゴを退場に追いやったのは自分であり、彼はもそれは薄々察している筈である。
 ゆえに今何を口にしてもディエゴにとっては挑発以外の何物にもならない。
 そう三杉は考えた。

 なぜディエゴが大きすぎるリスクを犯してまで接触プレイを続けたのか…
 それだけが不思議であった。

※厳密には三杉に選択の自由があったとは言えない。
 確かに視覚から入った情報を元に、彼の頭は抜き去るか反則を受けるかを考える事が出来ていた。
 しかし思考とは裏腹に、彼の身体は既に後者を選択して迷うことなく動いていた。※

215 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 17:32:05 ID:???

三杉(もはや彼を挑発しても試合に影響しない。
     これ以上ディエゴを逆上させて、後のトラブルに繋がる可能性の方がむしろ心配だ。)

 三杉は小さな後ろめたさを隠すように目の前の判断を弁護し、立ちすくむディエゴの脇を通り過ぎた。

ディエゴ(カエルの小便よりも・・・・・・・・・・下衆な! 下衆なマリーシアなぞをよくも!
       よくもこのおれに! いい気になるなよ! KUAA!
       最後に勝つのは! フットボールでただ一つの栄光を掴むのは! このDioだ!)


<VIP>

トゥイーティー「あ… あぁ〜…」

マエリベリー(勝負に絶対はないとは言え…)

クライフ「決まったようだな。」

ファンベルグ「……」

 審判の掲げたレッドカードはV.I.Pルームからもはっきりと見えた。
 バルサの主柱は退場となり、残り時間を10人きりで戦わなければならない。
 フィールダーの減少に伴いパスコースも減り、ショートパス戦術も難しくなるだろう。
 普通に考えればバルサの勝利はほぼ絶たれたと考えても支障なかった。

216 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 17:33:15 ID:???

トゥイーティー「なんでディエゴは黄札を貰った後も接触プレイをしかけたんでちか…」

 FIFAのヒヨコは一つの口にした。
 俯瞰で観ていた彼にはディエゴのプレイが不必要なものと映っていた。
 戦況はバルサの方が追い上げムードで、体力という確かな優位もバルサにあった。
 状況が変わらず推移したと仮定すれば、勝利はバルサが得ていた可能性が高かったと見えた。

 間を開けず、その疑問への回答は口にされた。

クライフ「ヴィオラの10番の体力を削りたかったのだよ。」

トゥイーティー「いやでも… 赤札のリスクに換えてまでやる必要があったんでちか?」

クライフ「フフ… あったのだよ、奴らには。」

 『お前には分かるか?』とクライフはファンベルグに顔を向けて続きを促した。
 
ファンベルグ「…それは勿論。」

クライフ「では説明してみせてくれ。」

トゥイーティー(ドキドキ)

ファンベルグ「全てはバルサ選手たちに危機的状況の経験が不足していた結果ですよ。
         試合がどちらの優位に進んでいるか、その目算が彼らには出来ない。」

クライフ「ふむ」

ファンベルグ「彼らは有利だった。 勝利に近かったのは彼らの方だったが、それを彼らは判らなかった。
         だから不要なリスクを押してでも、更なる優位性が必要だったんです。」

217 :一旦ここまでアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 17:34:52 ID:???

クライフ「ふふ、その通りだ。」

 クライフは満足そうに頷いた。
 ディビシオン・デ・オノール・フベニール(リーガのユースクラス)にてライバルのいない、
圧勝経験ばかりを豊富に積んできたバルサBの選手達は、競った状況の目算が出来なかった。
 つまりは必要なリスクを必要なだけ負うという戦いが出来なかったのだ。

 これはディエゴに限らず、バルサBのメンバー全員に言える話だった。
 余談だが、グランディオス、ライカールらがディエゴの接触プレイを抑制しようせず、
むしろそれに頼って促すようなパス出しをしていたのも、クライフは見逃がしていなかった。

クライフ「ヤツラのパスはまだまだ未熟だが、それでもこのクラスで十分に通用していた。
      前半片っ端から止められていたのは油断と運の要素が左右した結果だ。
      事実、後半は他の戦術を組み合わせる事で中盤戦を圧倒していた。」

ファンベルグ「それでも前半の印象が強烈に焼き付いていたんでしょうね。
         自分たちのパスではこの敵(フロレンティア・ヴィオラ)には通用しないと。」

クライフ「自分の実力を信じられなくなれば、こう言った近道に頼りたくなるものだ。
      それがどのような結果を生むか… ヤツラも身を以て学んだだろう。
      そして敗北の痛み、勝利への餓え。 大きな収穫だよ。 これでディエゴはまた強くなる。」

トゥイーティー(ふえー......)

218 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 17:50:28 ID:???
(この試合では)再起不能 リタイア ディエゴの完全敗北

219 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 17:52:37 ID:???
ディエゴの反則退場を上手くまとめるなぁw

220 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 17:58:35 ID:???
というか、フィオの後半に強いの神通力もここまで来ると怖い
三杉が肝心な所で勝負強かっただけといえばそれまでだけど

221 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 18:07:55 ID:???
展開としては分かるけどカード判定での反則であっちは吹っ飛び係数有り必殺発動かつラフプレイスキルのスケアリー発動してて
数値的には完全に抜いてて負傷までしたのにマリーシア扱いはちょっと違和感あるなw

222 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 18:13:53 ID:???
いつぞやの岬との勝負で恨まれているけど
この三杉ならそうそうハマることもあるまいw

223 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 18:56:08 ID:???
正直な話日本戦は向こうの取れる現実的な手は中盤省略のカウンターしかないから戦術面では割と気が楽。
日向はダラピつけときゃ7割シャットアウトできるだろうし後は葵の特攻しかない
問題はDFとGKなんだよな。ここだけは間違いなく世界トップクラスのクオリティだから困る
岸田、中山、赤井のラインはシャレ抜きで相当固いしその後ろには世界最強クラスGK森崎…
負ける気はしないが勝てる気がしないのもあるのは俺だけか?

224 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 19:09:38 ID:???
このままだと全日本は個々の戦力は高いけど、比較的戦術・戦略が甘いチームになるのかな
ポストプレーヤーがいないから、そういったことは警戒しなくてもいいしね。
森崎がFWとして出場したらそうともいかんけど。(日向はDFやらせてもいいし)
地味に怖いのは佐野のパワーアップかな。

225 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 19:28:57 ID:???
森崎がFWならラッキーだし、ないだろ

226 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 19:50:26 ID:???
反町に魔王の片鱗が残ってる可能性もあるな

227 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 19:58:03 ID:???

<ヴィオラベンチ>

 ベンチに戻った三杉は早速治療を受けていた。
 とは言っても外傷があるわけでなし、湿布とテーピング程度の物だ。

モニカ「痛みますか…?」

三杉「多少はね。 まあ思っていたよりはずっと軽傷で済んだみたいだよ。
    一応テーピングはもう少しキツくしてくれるかい?」

モニカ「分かりました。」

 そう、負傷は三杉が考えていたよりも余程軽かった。
 …その上、後半に入ってすぐ感じた足の鈍い痛みも既にない。
 試合の興奮がそれを感じさせないのだろうかと、三杉は首を傾げるが…

三杉「……」

 そんな事を考えて誤魔化そうとしても、やはり気分は陰る。
 もちろん原因は先程のプレイだ。

シーザー「浮かない顔だな。 勝利にグッと近づいたってのに。」

三杉「コーチ…」

シーザー「ディエゴ・ブランドーを退場に追い込んだのを気に病んでるのか?」

228 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 20:00:43 ID:???

三杉「いえ… あれは彼の自業自得ですよ。 彼はこの試合だけでもラフプレーが多すぎ
    でしたし、それでイエローも貰ってる。 それなのにあの場でショルダータックル
    などというリスクの高いプレーをやるようじゃ、遅かれ退場していました。」

モニカ「そうですよ。」

 そこまでハッキリと口にし、モニカの同意も得られ…
 それでも三杉は『ただ…』と付け加えた。

シーザー「ただ… なんだ?」

三杉「あの時ファウルを貰って… その上で突破する事も出来た気がするんですよ。
    アドバンテージが与えられ、ショートカウンターで1点取れたかも知れない。
    でも、そうしたらディエゴにはレッドカードが出なかったかも知れない。」

シーザー「逃げちまった… って思ってんのか?」

モニカ「でもアドバンテージの後にもレッドカードが出されたかも知れないじゃないですか!
     それに早かれ遅かれ退場になっただろうって、さっきも…」

三杉「うん、モニカ。 それはそうなんだ。 そうなんだけどね…」

シーザー「まあとにかくだ。 お前は審判が確実にレッドカードを出すよう動いた。
      その行為自体にはどう思ってんだ?
      逃げたどうこうじゃねえ。 正しいか、間違ってるかだ。」

229 :本日はここまでアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/28(水) 20:02:21 ID:???

☆どう思ってますか?

 A 正しかった。 確実に勝利へ近づく措置だったと言える。
 B 間違っていた。 勝利のためにでも、こんな事はやるべきではなかった。
 C いや違う。 むしろ勝利のためなら、もっとダーティーで構わない。
 D 決して褒められないが、止むを得なかった。
 E その他(自由記述)

3票決です。メル欄は空白でお願い致します。
というかほぼアンケートなのでお気軽に。

230 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 20:04:26 ID:2p6tg1+E
A

231 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 20:08:30 ID:9J7pnM+c


232 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 20:09:50 ID:GSmiYpsA
A

233 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 22:34:32 ID:???
カグヤ ブルノ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ ブルノ


234 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 22:57:35 ID:???
後一点取るあたりまで普通に試合進めるのかな?
こっちが取られたらアレですが

235 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 23:00:18 ID:???
まだ相手にもクァールだの点のとり方はあるし(運ぶのは難しいが)
ラムネも後半だし2点くらいまで普通じゃない?

236 :森崎名無しさん:2014/05/28(水) 23:54:56 ID:???
今後ファールされた際の方針になるのかな

237 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 02:27:04 ID:???
ディエゴ「どうしてこうなった・・・どうしたこうなった・・・!」

238 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/29(木) 15:23:01 ID:???

> A 正しかった。 確実に勝利へ近づく措置だったと言える。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 問われてみて、三杉はあの行動が間違いなく正しかったのだと思った。

 どの試合も負けられない、後がない状況だ。
 勝利へ近づくためにやった結果としては上々である。

 だからと言って何をやっても良いわけがないが… アレはサッカーの要素だという認識だ。
 マリーシアという大きな括りの中の一部として捉えても良いだろう。
 …である以上、三杉は自身の考える『越えてはならない線』を越えていない。
 間違っていたと思う理由もない。

三杉「正しかったと思いますよ、確実に勝利へ近づく措置でした。
    その上で、サッカーとして倫理を逸脱もしてません。」

モニカ「」コクコク

シーザー「なら、大きな問題じゃあない。」

三杉「大きな問題?」

 三杉の言葉を肯定して頷くモニカと異なり、シーザーの反応には含みがあった。
 当然そこは三杉も気になり、追求の手を伸ばす。

239 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/29(木) 15:25:06 ID:???

シーザー「さっきみたいなシーン、お前はアアは言ったが、行動を選べたようにはとても思えん。」

三杉「…と言うと?」

シーザー「咄嗟の状況で肉体を動かすのは理性ではなく本能って事だ。
      頭では選択しているつもりでも、実際の行動は決定済み… そういう状況もあるんだ。
      つまりさっきの選択はお前の本能・本質が導き出した物だとオレは言いたい。」

モニカ「本質…」

三杉「勝利に近づく最適な行動を僕の本能が選んでいた…と?」

シーザー「逆だな。 お前が24時間、何にも優先して考えているのがチームの勝利なんだろう。
      チームのため、仲間のため、監督役として、キャプテンとして、サポーターのため、
      今日に限っては泣かされた少女のため… とまあ、勝利を求める理由がどこにあるか
      はオレの知る所じゃあないが、本人なら分かっているだろう。」

三杉「Play for ...... なんとかの話でしたっけ。」

シーザー「まあな。 とにかくお前の本能と理性にすれ違いはないってのが今回の行動で分かった
      と言えるだろう。 そこに乖離があれば、無意識に蓄まるストレスが馬鹿にならない。
      コーチであるオレとしては大きな問題として考えなけりゃいけなかった。」

240 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/29(木) 15:26:09 ID:???

モニカ「なるほど… 流石、色々考えているんですね。」

三杉「こう見えて頼りになる人なんだよ。 それで、大きくない問題も窺いたい物です。」

シーザー「こう見えて≠ヘ余計なひと言だ。 そっちの問題はすこぶる単純な事だ。
      お前、ディエゴ・ブランドーよりも自分が劣っていると思ってんだろ?」

三杉(うっ…)

シーザー「図星だな?」

三杉「そう…ですね。 彼と僕とでは役割が違うので単純に比較しても意味はありませんが…
    この試合で僕の存在感(プレゼンス)はディエゴよりも劣っていたと思います。」

モニカ(…そうかなあ?)

シーザー「そうだろう。 それがあるから、『逃げた』なんて発想が後から出てくる。」

三杉「なるほど… 言われてみれば全て説明がつくものですね。」

シーザー「お前は取り敢えず、お前自身に対して誤解がなければ十分だ。
      ディエゴよりも劣っていると感じるなら、それはコーチであるオレの責任だ。
      そこについてはオレが何か手立てを考えるから、ひとまず心配するな。」

三杉「はい。」

241 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/29(木) 15:27:53 ID:???

 胸のわだかまりが解きほぐされ、スッキリとした気分になった。
 理性と本能… 今まで深く意識したことがなかったが、自分自身を把握してコントロール
するというのは難しく、それゆえ重要なの事なのだと三杉は知った。

モニカ「ええと… 治療はこれで終わりました。」

三杉「ありがとう。 それじゃあピッチに戻るよ。」

シーザー「ああ、行って来い。」


☆試合は残り15分とアディショナルタイム

 A ここからダイジェストどうぞ
 B ここからnotダイジェスト
 C 抜けてた5分含めてnotダイジェスト

2票決です。メル欄は空白でお願い致します。
※忘れてるかも知れませんが、この試合は回想であって勝利は既に確定しています。

242 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 16:01:36 ID:pMPSm7e+


243 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 16:01:40 ID:6IMkf9qA
B


244 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 16:12:17 ID:oU9WzCGE


245 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 16:37:16 ID:???
完全に忘れてた
0−3とかだったらどうなってたん

246 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 16:40:48 ID:???
ホントに忘れてたw

247 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 17:14:25 ID:???
もし負けていたら貴公子ポイント減少で勝ったことにして夢オチかな?

248 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/29(木) 17:34:22 ID:???

>A ここからダイジェストどうぞ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

先着7名様で
 ★三杉不在中の展開 → ! card(! dice+! dice)★
 ★ブンナークの活躍 → ! card(! dice+! dice)
  新田の活躍 → ! card(! dice+! dice)★
 ★ミハエルの活躍 → ! card(! dice+! dice)
  三杉の活躍 → ! card(! dice+! dice)★
 ★オジオの活躍 → ! card(! dice+! dice)
  レントゥルスの活躍 → ! card(! dice+! dice)★
 ★ダラピッコラの活躍 → ! card(! dice+! dice)
  ミュラーの活躍 → ! card(! dice+! dice)★
 ★スペルマンの活躍 → ! card(! dice+! dice)
  オワイランの活躍 → ! card(! dice+! dice)★
 ★ラムカーネの活躍 → ! card(! dice+! dice)★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

[結果]
 2D6合計値が高いほど扱いが良くなります
 また2D6=12で覚醒、およびJOKERで大覚醒
 複数フラグを所持している選手の技開花についてはスレ主の任意になりますがご容赦下さい。
 
※カードの結果に関わらず、ある程度の規定展開が繰り広げられます。

249 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 17:38:16 ID:???
★三杉不在中の展開 → クラブ23 + 5 )★

250 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 17:39:37 ID:???
★ブンナークの活躍 → スペード33 + 4
  新田の活躍 → クラブ43 + 4 )★

251 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 17:40:37 ID:???
★ミハエルの活躍 → ハート35 + 5
  三杉の活躍 → クラブ91 + 6 )★

252 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 17:42:01 ID:???
★オジオの活躍 → ダイヤ25 + 1
  レントゥルスの活躍 → ハートQ1 + 1 )★

253 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 17:47:13 ID:???
★ダラピッコラの活躍 → ハート62 + 1
  ミュラーの活躍 → ダイヤA3 + 3 )★

どうにもパッとしない数値だ
守備陣の覚醒に期待っ

254 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/05/29(木) 17:47:53 ID:???
>>バルサ戦について
 苦戦はするけど負けはしないバランスのつもりでした。
 それに0−3とかならないよう調整とか誘導とか無意識にやってたと思います。
 そんなこんなでディエゴが退場しない場合も、体力切れの前にヴィオラが競り勝つ想定でした。

>>日本戦について
 反町は魔王化いきませんが、大幅パワーアップの可能性が無くはありません。
 あとポストプレイとか出来るFWもちゃんといますよ。

>>三杉の火力
 新田もですが、やはり素のシュート力がネックですね。
 ストも翼もディエゴもクァールもシュート力が三杉より格上ですから。
 とはいえ三杉も新田もパワーアップの布石はあるので心配はちょっとするくらいで大丈夫だと思います。
 まあ若林相手に現状の力で絶望的な程度なのはご了承ください。

255 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 17:56:39 ID:???
 ★スペルマンの活躍 → スペード94 + 6
  オワイランの活躍 → ハートJ6 + 4 )★

256 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 18:05:19 ID:???
★ラムカーネの活躍 → ハートA5 + 5 )★

257 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 18:24:44 ID:???
最終ラインがキッチリシャットアウトしたかな

258 :森崎名無しさん:2014/05/29(木) 19:15:49 ID:???
YMS(やっぱりミハエルはすごかった)

259 :森崎名無しさん:2014/05/30(金) 00:09:56 ID:???
無理にクァール上げてロングシュートを読まれての失点ありえる

260 :森崎名無しさん:2014/05/30(金) 08:14:27 ID:???
バルサは退場で格段に撃たせる前に止めやすくなるから
続いていたら、フィオは3−6−1か3−5−2に変形と予想
中盤支配しまくってシュート数増やして新田とブンナークでとどめ

261 :森崎名無しさん:2014/05/30(金) 12:08:34 ID:???
リーガ・エスパニョーラは当たりがさほど強くないらしいから
怪我の多いファンベルグが移籍するにはうってつけなのかー

262 :森崎名無しさん:2014/05/31(土) 13:27:38 ID:???
2−7−1にミハエル主役会にディエゴ退場
今回の試合もおもろかった

263 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/02(月) 19:21:50 ID:???

> 三杉不在中の展開 → クラブ2 ( 8 )

> ブンナークの活躍 → スペード3 ( 7 )
> 新田の活躍 → クラブ4 ( 7 )
> ミハエルの活躍 → ハート3 ( 10 )
> 三杉の活躍 → クラブ9 ( 7 )
> オジオの活躍 → ダイヤ2 ( 6 )
> レントゥルスの活躍 → ハートQ ( 2 )
> ダラピッコラの活躍 → ハート6 ( 3 )
> ミュラーの活躍 → ダイヤA ( 6 )
> スペルマンの活躍 → スペード9 ( 10 )
> オワイランの活躍 → ハートJ ( 10 )
> ラムカーネの活躍 → ハートA ( 10 )
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ブンナーク「うらあぁぁぁぁっ!!」 バシュッ!

 オジオの蹴った長いFKをブンナークがポストプレイでうまく落とした。
 マークは当然集中していたが、ここはディエゴ退場の動揺もあったのだろう。

新田(敵が動揺しているここで決める!) ダダッ

 このボールに新田が飛び込み、ノートラップでボレーを叩き込んだ。

 スパアァァァァァァァァン!

264 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/02(月) 19:24:17 ID:???

 スパアァァァァァァァァン!

ゴンザレス「(直線的でパワーもない)…が、速い!!」 ダッ

 バチィィィ!

 早すぎるシュートタイミングと球速自体の速さ。
 二段構えのスピードはルベン・ゴンザレスを焦らせたが、惜しくも手に触られた。

グランディオス「よし、拾ったらこっちに回せ! 焦ってクリアするなよ!」

 セカンドボールをねじ込む選手が在れば、或いはここで1点が取れたかも知れない。
 しかし三杉が治療で抜けている事とミハエルの体力引き伸ばしのため、それが出来る
シューターは不在であった。
 何よりバルサ側が三杉不在のこの短い時間を最後のチャンスと見て、窮鼠と化す可能
性を考えれば、ヴィオラはここで思い切った突出が出来なかった。


しかしヴィオラもあたら前に出なかっただけの成果をバルサへ見せつけた。

 グランディオス「10対10の今ならまだ互角以上に戦える!」 ポン!

 ミハエル「ハハン、それは既にwishuful tihinking(希望的観測)でしかありません。」 トッ

 ラーソン「ちょちょっ、キャプテン!? 支持率下降しちゃうっすよそれ!」

265 :今日はこれだけですアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/02(月) 19:26:43 ID:???

 現時点ではまだ人数的には互角…
 そう見なしてバルサはそこ突いてパスを繋げに来た。
 先ほどのは只の1回、攻撃を1回防がれただけだと信じていた。

 しかしこの時点で『互角』という言葉は数字的な意味を示すだけの物と成り果てていた。

 ポンッ!  トッ
  スパンッ!  トンッ

 後半ここまでの流れから一転、バルサはボールを得ても攻撃が繋がらなくなった。
 原因を分析することも出来ず、焦りの占める割合が増していく…

グランディオス(な、何故だ…!)
クァール(こんな繋がらねえとか他になかったぞ!?)
リネカー(こいつら今まで本調子じゃなかったのか…!?)

オジオ(このチームのパス技術、貰う技術は本当にすごい。 それは疑いない。
      正直言って掴み所がないし、読んで対処するのは不可能に近かった。)
ミハエル(ですが今のユー達には、そこに『勝負を急ぐ』という要項が加わっています。
       これまでとは違って狙いが随分と明け透けになっているんですよ?)

 そうこうしている間に5分少々が瞬く間に過ぎた。
 三杉淳がピッチに戻り、バルサが主導権を再び握る可能性はここで潰えた。

266 :森崎名無しさん:2014/06/04(水) 00:28:00 ID:???
リグルちゃんハッピーバースデー

267 :うちのリグルが誕生日アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:28:03 ID:???

<VIP>

ファンベルグ「最後のサービスタイムも終わったようですね。
         この様子では引き分けで終わらせるのもまず難しいでしょう。」

クライフ「仕方あるまい、ヤツラは10人でやる事など考えてなかっただろうしな。」

ファンベルグ「…と言うと?」

クライフ「ディエゴが退場した条件下での想定をした事がないのだよ。」

ファンベルグ「アレでも、ですか?」

クライフ「実際に退場をくらうほどの長時間、ディエゴがあのスタイルでプレーを続けた事はない。
      ピンチと言われる時でも、ディエゴが本気を出せばスコアの面でも心理の面でも短時間
      で逆転する事が出来た。 そこまでやれば後は普段通りのBのスタイルで十分勝利を
      挙げて来られたのだ。」

ファンベルグ「諸刃の剣である事は当人たちも分かっていたという事ですか。」

クライフ「だからこそだよ。」

268 :266さん感謝ですアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:29:05 ID:???

<ピッチ>

三杉「随分小気味よくインターセプトしていたみたいだね。」

オジオ「うん、相手が焦ってきたのか随分と読みやすくはなってるよ。。
     それにオワイランがボランチ以下をうまく動かしてくれたのも大きいかな。」

三杉「やはりそうか。」

 バルサのショートパスが繋がらなくなったのには、理由がもう一つあった。
 オワイランが周囲の低い位置の選手に指示を出し、敵が中盤以上に至った所で急にプレスが
かかるよう動かしたのがそれだ。

 位置的な問題として、敵の選択肢が減ってくる中盤以降。
 選択肢が狭まった段階で急に厳しいプレスを受けた時、何としても攻めたい(ボールを奪われ
たくない)バルサ選手は反射的と言って良いほどショートパスを即出しした。
 そしてこの時には無理を押すようなチャレンジ性のパスはなく、比較的安全で、尚且つ後方で
ないコースへとボールを流す事がほとんどだった。

三杉(ここまで行動が画一になれば、タイミング的にシビアでも、インターセプトは十分現実的だ。
    相手の欲求を知り、守備側が特定の指向を加える事で、行動を誘導する守備か。
    こういう状況だからこそとも言えるが、それでもこんな難しい発想を実行しようとは中々思え
    るものじゃない。 オワイランは指揮官に向いているのかも知れないな。)

 三杉が戻ってくれば人数の優位性が得られるから、それまでは攻撃より守備重視。
 ただしシュートは打たせたくない、体力の消耗もそうそう増やせない。
 オワイランの指揮はこういったヴィオラの希望を包括する結果を出したと言える。 
 三杉はそれ(及びそれを実行した度胸)に対して舌を巻いた。

269 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:30:47 ID:???

 ヒュン! トンッ!

三杉「よし! みんな走れ、ファストブレイクだ!」

 三杉が戻ってすぐのタイミングで再びバルサのパスをインターセプト。
 ここで満を持してファストブレイクが繰り出された。

 ポンッ! ポンッ!
  スルスル… ト、トンッ ポーーーン!

グランディオス「クッ、速い!」
リネカー(まずいだろコレはぁ…!)
アウミージャ「ちっくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉおwwwwww」

 三杉が戻った所で本格的に仕掛けてくるだろうと、バルサ側も薄々分かっていた。
 そのつもりで走る覚悟もあった。
 しかし人数不足、ファストブレイクのスピード、未経験な状況と、対応するには困難な
状況が揃いすぎており、結局素通しでシュートまで持っていかせてしまう。

ミハエル「これでラスト、決めなさい!」 スパァァァァン

 ノートラップでニアへのハイクロス、この難しいプレーをミハエルは難なくこなした。
 このクロスがブンナークにとってベストなポジションに落ちる。

270 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:31:51 ID:???

ブンナーク「このパスは… 撃てって事だなぁ!!!」 バッ

アウミージャ「お断りしますwww」バッ
フェレール(あだ名)「おれの名前を言ってみろ!!」 バッ

 この試合ではまだ無得点だが、ブンナークは誰もが認めるヴィオラのエース。
 その彼にこんな接触プレイを挑んでも結果は火を見るより明らかだった。

 ドッゴオォォォォォォォ!!!!!

ドゴゴォッ!!      アウミージャ「くぁwせdrftgyふじこlp 」
 ベッコリ!!      ファーレル(本名)「ふぁ、ファーレルブロックを……」

 そしていくらパワーに強くとも、ブンナーク相手に100戦100勝するGKはいない。

クァール「ふざけろっ!? オレをどかせたきゃぁ戦車くれえもってk」 バキィィィッ!!!

 まずはCBのクァールが巨大な体躯を無残に散らし…

ゴンザレス「うおおおおおおおおおおおおお!」 バッ

 バキイィィィィィィィィィィィ!!!
   ピイィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイ!

 何度もヴィオラのフィニッシュを妨げてきた南米の巨人も、ここで遂に首を垂れた。
 ブンナークキャノンがゴンザレスを吹き飛ばし、貴重な決勝弾をもぎ取ったのだった。

271 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:32:56 ID:???

 そこからはバルサも開き直り、ロングボールやドリブル突破を多用するようになった。
 それも形振り構わない全員攻撃、全員守備。
 正直なところ、三杉が抜けている間にこれをやられればヴィオラは苦しくなっていた。
 アルゴスに競り合いで勝てる選手が(ブンナークを除き)ヴィオラに居ないからだ。

レントゥルス「うわわわわわ」
ダラピッコラ「くそ、このっ…!」

アルゴス「どけえぇぇぇぇっ!」

 バキィィィッ!
 シュタッ ポーン!

 実際これをやられ、レントゥルスやダラピッコラが為す術なく、敵のキープを許した。

ラーソン「まだまだ逆転はYes we canっしょー!」

オワイラン(このまま突破? それはさせないよ。) サッ

ラーソン(この人には何回もやられてるっすよね。 ちょっとガチで苦手フィーリング。) シュパァァァァン

 オワイランとの勝負を避けたラーソンのクロスにリネカーが走り込む。
 この日はシュートチャンスが少なく、まだ活きていないリネカーのダイレクトシュート。
 だがラムカーネの状態を考えれば、ここで撃てば高い確率で決まるシーンだ。

272 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:34:05 ID:???

スペルマン(この場面はやってみよう…) ターン

 グオォォォォォォォッ

 読み辛いリネカーのダイレクトショットに対し、遅出しの跳躍。
 大きな身体をアクロバティックに反転させたブロックがボールを弾いた。

スペルマン(ものに出来ない事はなさそうか。)

ラーソン「おっとぉ!?」

ラムカーネ「まだだ…」

 バコォッ!!

 PA上空に浮いたボールはバルサにとって継続したチャンスだった。
 実際ラーソンなどは走り込む体勢にあったが、ラムカーネはこれをPA外に弾きだし、
ヴィオラは最大のピンチを見事に脱した。

三杉(危なかったが、ここでもう1点取れば相手の戦意を断てる。)

ラーソン「駆け抜けるのがスペイシー・ロォォーーーック!!」

三杉「速い… が、それだけだ!」 サッ

ラーソン「あり?」

273 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:35:25 ID:???

グランディオス「チィッ、みんな戻れ!」

三杉(すぐに奪い返せないと見るや今度は徹底して引く全員守備。
     これをやられると、キープは出来ても崩すのは難しい。
     まあリードしているのはこちらだから、試合終了までこれを維持すれば良いのだが…)

 攻める必要のない攻めあぐね。
 手札の切り方によっては、時間に追われながらこれを攻めなければならなかったのはヴィオラの方。
 そう思えば、実行の可否はともかくとして、崩す手段を見つけ出すくらいはしておきたい。

ミハエル「へい、こっちへ!」

三杉(…っと、ミハエルがボールを要求?)

 思索を広げようとしていた三杉へミハエルがパスを要求した。
 後半において彼には中盤の守備に専心するよう指示を出しており、それは見事応えられている。
 最後に攻撃を任せて欲しいという事ならば、三杉としては応えてやりたかった。

三杉(これだけガッチリと固められていると、今のミハエルでは突破は厳しいだろう。
    だから奪われた後の守備はキッチリとしなければ。) バシュッ

 次の心配を一通り考え、三杉はボールをミハエルへ渡した。
 だがこの心配は杞憂だった。

ライカール「1人で仕掛けてくるとは大胆不敵の世界…」
フォンセカ「なめられても仕方のない内容だが、故にこそこれは止める!」
アウミージャ「オレのタックルは二枚刃よwwww とか言ってみたりwwww」

ミハエル「………フッ」

274 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:36:25 ID:???

 バルサの手練れ3人がたちまちミハエルを取り囲む。
 怪我への恐怖を克服出来ずにいるミハエルにとっては正直荷が重いだろう。
 …筈だが、ミハエルは不思議と微笑をたたえていた。

 ザザアァァァァァァ!
          シュシュシュッ!!
   ダダッ!
         ザシュッ!

 3+1の厳しい当たりがミハエルを襲った。
 ヴィオラの選手たちもこれは流石に無謀だと確信する。

 ダダッ、スタッ、タタタタッ!!

三杉「なにっ…!?」

フォンセカ「腕でからめ捕る事も出来ないだとぉ!?」
アウミージャ「オレ1人で2回も抜かれてわろちwwwww」
ライカール「判った、これは夢の世界…!」

 驚いたことに、軽快なステップにより3人が一瞬で抜き去られていた。

ミハエル(1点、5点、2点もう一つおまけに1点…
       やはりディエゴ・ブランドーのプレッシャーと比べると、全く問題になりません。) 

クァール「上等だよぅ…? テメェーがケツモチのオレとタイマンだぁ…!」  !?

ミハエル「結構。 ユーのようなブ男はゴールを割られるのを観ていなさい。」 パシュッ

275 :本日はこれだけアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/04(水) 18:38:19 ID:???

 3人を抜き、更にもう一人が接近してきたところで華麗にノールックパス。
 ボールは新田の前方のスペースへ柔らかく転がる。

新田「これは… 行く! 行ける!」 ダッ

クァール「ば、バカッぱえぇッ!!」

 転がる方向へ反転しようとしたクァールだが、新田のダッシュ1発で決まっていた。
 誰も追い付くことは出来ず、ほぼフリーでのファルコンクロウが放たれた。

ギュパアアァァァァァアアアア!!! 
    ピイィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイ!

ゴンザレス「速…過ぎる………。」

 今度はゴンザレスに反応を間に合わせず、見事にゴールネットを揺らした。
 その後アディショナル・タイムが5分と長く取られたが、ヴィオラのゴールが危ぶまれる事はなく…
 最終スコアは以下の通りである。
 終わってみれば全てのゴールにミハエル・ドノヴァンが関わる結果となっていた。


        フロレンティア・ヴィオラ 3−1 バルセロナB 
===========================================
前半12分 三杉     ローズピルエット → ゴールバー → ねじ込み(ダイビングオーバー) (1得点)
後半18分 クァール   PK (1得点)
後半32分 ブンナーク  センタリング → ブンナークキャノン(1得点) アシスト:ミハエル
後半45分 新田      スルーパス → ファルコンクロウ(1得点) アシスト:ミハエル

276 :森崎名無しさん:2014/06/04(水) 18:53:34 ID:???
ミハエルがアシストしまくったなぁ

277 :森崎名無しさん:2014/06/04(水) 19:13:58 ID:???
リグルちゃんだけに6月4日、64(虫)姫で覚えやすいですよね乙

278 :森崎名無しさん:2014/06/04(水) 19:40:40 ID:???
リグルが誕生日だって!?今すぐ日本中のケーキを買い占めないと!

279 :森崎名無しさん:2014/06/04(水) 19:48:05 ID:???
君は何を言ってるんだ

280 :森崎名無しさん:2014/06/04(水) 19:50:29 ID:???
翼「6月4日は虫姫の日で祝日でいいんじゃないかな」
日向「おい若島津、一発入れてから酸素カプセルで永久に眠らせとけ」

281 :森崎名無しさん:2014/06/04(水) 20:33:29 ID:???
手羽先「>>279と日向君は何を言ってるんだ」

282 :皆さんお祝いの言葉をありがとうござますアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/05(木) 15:23:44 ID:???

〜 11月中旬 〜 <フィレンツェ/フロレンティア・ヴィオラ クラブハウス>

 試合終了の笛が鳴ったところで、TVの画面は『ザー…』という砂嵐に変わった。
 それと同時に同席者の漏らす満足気な溜め息も聞こえた。

エムスカ「いやあ見応えのある試合だった。
      何より勝利で終わったところがまた素晴らしい。」

三杉「恐縮です。(感想が普通のおじさんの物と変わらないな…)」

 試合中の状況や、その時々の個人的な心理を説明しながら振り返ったバルサ戦。
 ディエゴ・ブランドーの退場以降はヴィオラ側に気持ちの良い圧倒劇だった。
 しかし後半途中までの厳しさについては、オーナーが息を呑んだ回数や『こんな状態から
どうやって…』というような絶え間ない独り言を聞く度、三杉も改めて確認させられた。

 ついでに言えば、このオーナーが普通に熱心なフィオレンティーナサポーターである事も
三杉はよーく、よーく理解した。
 『プレイの結果に一喜一憂する程度で、戦術に対して疎い』と恥ずかしそうに自身を評して
いたのも頷ける。

三杉「非常に厳しい相手でしたが、それにしてはやけに脆い部分もありました。」

エムスカ「ふむ、確かに。 言うなれば挫折を知らない優等生という印象を受けたな。」

283 :本当は昨日は家族で初TDLの予定でしたがアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/05(木) 15:25:40 ID:???

三杉「その喩(たとえ)はまさに言い得て妙でしょう。 選手たちのスキルは非常に高く
    戦術も確かでしたが、上手く繋がらなかった時の判断には悪手が多かったです。
    不利な状況に対する想定が足りず、それが脆さに直結しているのは…」

エムスカ「まさに挫折を知らない優等生だろうな。」

 笑うべきところなのだろうが、三杉は笑えなかった。
 今回の結果は、今後のバルサの怖さを容易に想像させるからだ。
 この無残な自滅の経験から立ち直ったら、バルサからはきっと判断の甘さが消える。
 そうした時、自分達が再戦して勝てるものなのか… いや、その機会には勝たねばならぬが。

エムスカ「そうだキャプテン、この勝利が次のステップを生み出した事を伝えておこう。」

三杉「次のステップと言いますと?」

エムスカ「マンチェスターだよ、マンチェスター・ユナイテッドがテストマッチを申し込んできた。
      今度は正式な手筈でな。」

三杉「それは… それは実にうれしい報せです。」

 三杉は思わず両の拳を『グッ』と強く握った。
 バルサとのテストマッチには確かに勝利した。
 しかし形式としてはあくまで非公式なテストマッチであり、バルサの言い分としてはイタリア遠征
における事前調整でしかなかった。
 これで本当にFIFA(の視察者)に対して力量を証明出来たのか、他のビッグネームに対して
次に繋がるようなアピールになったのか、三杉は試合の後になって密かに心配に思っていたのだ。

284 :あいにくリグルが熱を出したので来週に延期ですアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/05(木) 15:27:11 ID:???

エムスカ「日時は丁度今日から一ケ月後、場所はマンUの練習コートでだそうだ。
      オールド・トラッフォードとはいかないが、公開テストマッチという事で観客も入る。」

三杉「なるほど、サポーターによるホームの洗礼を覚悟しておいた方が良さそうですね。
    FA(フットボール・アソシエーション)のサポーターは荒っぽいと聞きますから。」

エムスカ「荒っぽさならばセリエAだって負けていないと思うがな。」

三杉(勝った負けたの話じゃないと思うが…)

エムスカ「まあ心配の必要はあるまい。 未来のあるユースであればサポーターも寛大だ。
      トップの公式戦のような流血沙汰になる事は考えられんよ。」

三杉「そうあって欲しいものです。
    (流血沙汰なんてなったら、こっち(ブンナーク)が加害者になりそうだし)」

 物騒な想像をブンブンと振り払い、三杉は事もなげにこの話を締めくくった。
 とにもかくにも次のステップへ進む事が出来た。
 そして次も当然強敵に違いなく、少なくとも過去の相手より弱いと考える事は出来ない。
 気が引き締まり、同時に熱い闘志が内から湧き出てくるのを三杉は感じた。

285 :そして翼は相変わらずですなあ安心アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/05(木) 15:28:51 ID:???

エムスカ「そうそう、もう一つ。」

三杉「はい?」

エムスカ「これも良い報せだ。 スポンサーがまた一社加わったのだよ。」

三杉「それはまた有り難いですね。」

エムスカ「私個人としても破産の可能性が減るのは嬉しい限りだ。
      …で、栄えある新スポンサーの名はサニー・ペット社。
      最近CMでよく観るフォルツァ10(ディエチ)の製造メーカーだよ。」

三杉「はあ…。(何故オーナーはこんな話を?)」

 フォルツァ10…
 イタリアの獣医師が22年の歳月をかけ、臨床事例を基にペットの健康を目指した食事療法食。
 有機食品加工製造認可やISO基準を取得、オートメーション化された衛生的な自社工場で…
 とまあ色々御託はあるが、ともかくワンニャン愛好家が昨今注目しているペットフードの新星である。

 だがそれを聞いても三杉にとって何だという話でしかない。
 そんな三杉の胸の内を透かしたように、エムスカはニヤリとして本題を切り出した。

エムスカ「実は同時にリザーブチームの者へサニーペット社からCMの出演依頼が届いている。」

三杉「CM出演!? トップの有名選手でもないのに、そんな話が?」

286 :そんなこんなで一旦ここまでっすアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/06/05(木) 15:30:59 ID:???

 名が売れている訳でもない、ユース上がりのリザーブチーム。
 そんなチームの選手にCM出演の話が来るなど、通常を考えれば異例の事である。
 して誰が、という話に当然なるが…

エムスカ「はっはっは、アーバックル監督にだよ。」

三杉「なるほど、監督ですか! ………って、監督ぅ!?」

 『ネコやん!』と思わず関西弁で突っ込みたくなったが、それをやると貴公子Pが下がりそう
なので、三杉はどうにか思い止まった。
 そのかわり、このオーナーに対して抱いていた崇敬の念を少しだけ崩した。

三杉「そう…………ですか。 なるほど適任ですねえ(棒)」

エムスカ「ちなみに契約金はフォルツァ10(ディエチ)2年分になる。
      監督の食費が2年間無料という事だよ、ハァッハッハ。
      後で寮に届けさせるから、早速今夜から食べさせてくれたまえ。」

三杉「はい(棒)」

 ちなみにフォルツァ10を主食とするようになった事で、何故かアーバックルは人語を解する
という幻想的な進化を遂げる事になるのだが…(※実際の商品にそんな効果はありません)
 それがこの物語に及ぼす影響は後日明らかになるだろう。 多分 恐らく もしかしたら

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