キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/04/22(火) 12:47:04 ID:PG0gsAI6
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。
恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援してあげて下さい。
772 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/13(日) 02:26:37 ID:???
すみません、更新は週明けになりますが、それまでにもう一つだけ決めておいて下さい。
☆3 オジオ、ミハエルの配置
左: 中:三杉 右:
上のに名前を入れて下さい。
>>723
の通りならば中は三杉で決定ですが、何か狙いがあればという条件で
それを崩す事も一応許容する事にします。
3票決です。
773 :
森崎名無しさん
:2014/07/13(日) 04:57:02 ID:HLVKxRX2
左:オジオ 中:三杉 右:ミハエル
パワーチャージ持ってるナポレオンとぶつからない右がミハエルで
他が大体守備寄りだからここ位は攻撃的じゃないと
774 :
森崎名無しさん
:2014/07/13(日) 09:32:16 ID:Jg/smf2Y
左:オジオ 中:三杉 右:ミハエル
775 :
森崎名無しさん
:2014/07/13(日) 16:54:22 ID:WdAlfjSA
左:オジオ 中:三杉 右:ミハエル
ラインは下がり目、中盤の動きはアドリブ
中盤の底に隙ができかねないのでは…いや、おれの勝手な予測でみんなを混乱させたくない
776 :
森崎名無しさん
:2014/07/13(日) 20:14:05 ID:???
多分3がメインで2や4も混ぜる形になるんじゃないかな
ロングカウンターで同じ3人だけ攻め続けると誰かがガス欠しやすいと
ミラン戦で学んだし選択肢も狭く読まれやすいし
777 :
森崎名無しさん
:2014/07/13(日) 20:33:48 ID:???
そういうのはここまでの選択で否定されてるでしょ。
その他の選択にも誰も書いてないし。
ガス欠の不安が出てきたら、また考えて変更でしょ。
778 :
森崎名無しさん
:2014/07/13(日) 20:40:50 ID:???
1はOMFとバランサーとアンカーを固定せず
場合に応じて判断して変えていくってことだろう
779 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 14:09:22 ID:???
なんか現実でメッシだネイマールだ本田だと連呼しまくる中継を見てサッカーにわかですが三杉頑張れ超頑張れと思ってしまいました
780 :
フットボールネイションへの道は険しいですねアナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 18:52:20 ID:???
> A ペナルティボックスより上で上下運動する程度、あくまで守備最優先。
> 1 全員がセントラルMFとして、場合に応じて判断する
> 左:オジオ 中:三杉 右:ミハエル
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「こんなところかな。」
フォーメーションは5−3−2、ラインコントロールも露骨に引きこもらない程度の守備最優先。
中盤の3枚は判断力の高い人選で、敢えて役割を固定しない形をとった。
三杉(中盤アンカーありきで守備ブロックをしっかりと築き、MF1枚とブンナーク、新田でカウンター狙い。
攻撃への切り替えスピードで勝れば、敵の堅い中央だってかわす事も出来るはずだ。
マンUにこちらの守備を攻略できる気配が見えたら修正が必要だが、序盤はこれでいこう。)
メンバー… 特に守備陣に対しては相手の攻撃パターンの多さを周知しておく必要がある。
攻撃陣に対しては少ないチャンスを物にする高い集中を求め、また攻撃の本命が新田である事も明言して
おかなければならない。
・・・とは言え、試合前の準備として核の部分はこれで完了とみなして良かった。
三杉は脱力し、紅茶でも淹れて一息つこうと立ち上がった。
だが先程ブンナークが訪問してきた事を思い出し、ティーブレイクはお預けと判断せざるを得なかった。
別にそれはそれで嫌ではなかったが。
781 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 18:54:16 ID:???
<グレーター・マンチェスター/マンチェスター市街>
イングランド北西部、グレーター・マンチェスターに位置する人口49万の英国第9都市マンチェスター。
産業革命発祥の地という事もあり、ロンドンに次いで英国第二の経済拠点であるが…
実態としては平均年収約358万円と、英国平均(約462万円)より2割あまり少なく、一方で生活
保護を受けている世帯は割合にして平均の約2倍と、知名度に反して低所得者の多い都市である。
しかし都市としての伝統は確かであり、文化的にも(特に芸術・音楽面で)栄える、英国紳士に
こそ愛される都市の一つだ。
そしてスポーツ面ではマンチェスター・ユナイテッドFC、マンチェスター・シティFCという
2大フットボールクラブを擁しており、世界的にはこちらの面でよく耳にされている。
この低所得層の少なくない大都市の一角、Fish&Chips≠ニいう、そのまんま過ぎる
店名のランチレストランがあった。
一般にフィッシュ&チップスと言えば新鮮じゃない白身魚を用い、臭みをごまかす為にモルト・ビネガー
を大量にまぶしてから食べるが… この店では比較的新鮮な魚にエールを加えた衣で包み、輪切りのレモン
や酢、塩、タルタルソースを並べて客が好みの味を選べるような配慮がある。
このような理由で、この店は観光客に圧倒的な支持を得ている人気のランチスポットだが…
ここにフロレンティア・ヴィオラを退団したイヴァン・スペルマンの姿があった。
彼はここマンチェスターへ、旧知を訪ねてやって来ていた。
旧知の名はエフゲニー・C・ピャタコーフ。
あのカンピオーネの一員であり、またマンチェスターUユースでも活躍している選手である。
スペルマン「ふぅ…」
彼の目の前には看板メニューであるフィッシュ&チップスが並んでいるが、手が全くつけられていなかった。
その代わりかミネラルウォーターは既に3杯が飲み干されており、デカンタの中身も半分以下になっている。
スペルマンの表情は一見してニコやかに見えるが、その視線は店の入り口付近と手のグラスの間を忙しなく
行き来しており、落ち着かない様子が窺える。
また時折『大丈夫、問題ない』と自らに言い聞かせるようにして頷いているのが見えた。
782 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 18:56:17 ID:???
カラン…
店のドアが開いた。
目をやると、ツンツンと角のように金髪を尖らせた男が入ってきた。
特徴的な髪型、中性的な顔立ち、そして何より青く鋭い眼差しがピャタコーフである事を示していた。
スペルマン「…」サッ
ピャタコーフ「………」
スペルマンは手を挙げて自らの場所を知らせた。
それを認めてピャタコーフは彼の席へと着いた。
ピャタコーフの態度は一貫して無愛想その物であり、またスペルマンからも再会を喜ぶような定型の
挨拶が出てくる気配は見えない。
スペルマン「統合失調症だったか? もう随分と良くなったようだが調子はどうなんだ?」
結局2人の会話は前触れのないまま、スペルマンから切り出された。
ピャタコーフ「正確にはICD-10 F20.4… 統合失調症後抑鬱だ。」
スペルマン「そう、確かそんな名前だった。」
783 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 18:58:44 ID:???
ピャタコーフ「一時期は何度も自殺未遂を繰り返したらしいが、今は御覧の通り問題ない。
…もっとも脳内物質のバランスが完治せず、感情の起伏が減ったようだがな。」
スペルマン「フッ、昔からお前は感情の起伏が見えなかった。 だから問題ないだろう。」
ここでスペルマンは初めて懐かしそうな顔を表に出し、旧友を語ってみせた。
『そうかい』と興味なさそうに頷くと、ピャタコーフは店員を手招きし、紅茶と蜂蜜をオーダーした。
スプーンで蜂蜜を口に含んでから紅茶を流し込む、伝統的なロシアンティースタイルを楽しむつもりだ。
彼は彼なりに昔を懐かしんでいるのではないかと思い、スペルマンは肩の力を緩める。
ピャタコーフ「…で、そんな詰まらない事を言いに来たのか? 試合を前にして随分と余裕があるようだ」
スペルマン「ああ…」
そう言われてスペルマンは数秒間だけ口ごもった。
彼にとっての本題に繋がる話を不意打ちのように持って来られたからだ。
スペルマンはグラスの水を口に含み、下の動きを滑らかにして言葉を紡ぎ出した。
スペルマン「フロレンティア・ヴィオラは退団した。」
ピャタコーフ「ほう…?」
ここまで表情のなかったピャタコーフが眉をひそめた。
『ほう』という相槌の語尾も少し上がっており、彼の興味を匂わせた。
784 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 18:59:58 ID:???
ピャタコーフ「では尚更、何のために訪ねてきたのかが分からないな。
昔を懐かしみたければもっと相応しい相手がいるだろう。」
スペルマン「思い出語りをするためにこんな所までわざわざ来ないさ。
…なあエフゲニー、キミもオレのようにクラブを辞めろ。 そして共にロシアへ戻ろう。」
ピャタコーフ「え?」
スペルマン「フィギュア・スケートの世界で再び金メダルを目指そうと言っているんだ。」
『………』とピャタコーフは呆気に取られた様子で無言になった。
スペルマンの目は真剣であり、また言葉に熱がこもっているのを感じていた。
スペルマン「突然の話に戸惑うとは思う。 だが協会はオレ達の帰還を歓迎すると言っていたんだ。
心配しなくていい、また昔のようにトップを目指して鎬を削り合おうじゃないか。」
ピャタコーフ「……はは、驚いた。」
『オレはまだ笑えるようだ。』とピャタコーフは言葉にならないほど薄い声で呟いた。
表情は無表情のままで、機械仕掛けの人形が笑い声を洩らしたような不気味さがあった。
ピャタコーフ「お前にファーストネームで呼ばれた事も驚いたが、
それ以上にお前に冗談のセンスがあった事こそ驚きだ。」
スペルマン「冗談…?」
ピャタコーフの顔から表情が消えていた。
感情の乏しさによる物ではなかった。
785 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:03:35 ID:???
ピャタコーフ「まさか連邦が崩壊した事を知らないのか?」
スペルマン「知らない訳がない。 そう、ソビエトが崩壊した今だから復帰のチャンスなのだからな。
いま母国のスケーター達は崩壊のショックで練習どころじゃない、それ所か散り散り…。
オレ達にとって最初で最後の、フィギュアスケーターとしての復帰のチャンスだ。」
ピャタコーフ「復帰すれば英雄になれる、か… フィギュアも金メダルも甘くない。
ジュニアでトップだった言えど、ブランクが何年あると思っている。」
スペルマン「ブランク? 技術的な停滞は当然あるだろうが、それは取り戻せる物だ。 重要なのは表現力、
オレは世界一のレベルと言われるソビエトのJrカップを12歳で獲り、未来の帝王と呼ばれた。
そしてお前はそのオレが一度も勝てなかった天才… ニジンスキーの再来だ。」
ピャタコーフ「ニジンスキーの再来、か…」 フッ
ピャタコーフ「既に過去の話だ。 今のオレには何の価値もない言葉、お前以外の誰にとってもな。」
ここでスペルマンの顔からも表情が消えた。
スペルマン「なんだと?」
ピャタコーフ「お前がフィギュアをやりたいなら止めはしない、どうぞ一人で英雄になってくれ。
お前がオリンピックに出場できるよう応援くらいはする。」
スペルマン「……何故だ? 何故そんな事を言う?」
786 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:05:12 ID:???
ピャタコーフ「ハァ…… 逆に聞こう、何故オレに構う?」
スペルマン「それは… オレもお前もフィギュアスケートをやるべき人間だからだ。
お前の才能は神が… いや、ニジンスキーが与えた物だ。
そしてオレはそんなお前と競い、フィギュアの頂点に立つべき男だ。」
ピャタコーフ「ほう? オレが競技会に出られなくなってからお前は敵無しだったんだろう?
そのまま順調に歩んでいれば、頂点は労せずに掴めた事だろうに。」
スペルマン「そんなのは頂点じゃない… オレが掴みたいのはお前を倒して得られる頂点だ。
ああそうだ、オレはお前の事をずっとぶっ倒したいと思っていたんだ!
そしてそれはサッカーなんかじゃない、フィギュアスケートでっ!」
ピャタコーフ「なるほど…。」
スペルマンの言葉に熱が入るに伴い、逆にピャタコーフの反応は冷えていった。
ねじれた会話であり、一生交差する事がないのは既に見えていた。
ピャタコーフ「もういい分かった、要するにお前は6年前から時計を止めたままなんだ。」
スペルマン「止めているのではない、取り戻したいだけだ。
そして今日までの空白を取り戻せる最後のチャンスは手中に収まりかけている。
後はお前の色よい返事がさえあれば、それは現実の物となる。」
ピャタコーフ「興味ないね。」
スペルマン「な、何故分からん!?」
787 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:06:26 ID:???
ピャタコーフ「お前がどう考えようが、オレは現在進行形で取り戻している最中だ。
感情が薄まっていても感じるよ、日々の充実と未来への希望をな。」
スペルマン「それはサッカーでの話だろう? もう一度言うがお前は唯一人オレが認めた
ニジンスキーの再来だ。 その芸術性はフィギュアスケートでこそ輝く…」
ピャタコーフ「稼いでいく為にはサッカーの方が遥かに現実的だ、フィギュアなんかよりもな。」
スペルマン「稼ぐ…? 金なんかの話か!?」
ピャタコーフ「アパートに暮らした事のないお坊ちゃまには分からないだろうさ。
そう、サンクトペテルブルクの街で一番汚いアパートだ…
昼間から酒や薬や賭け事に溺れた敗者が出入りする、トイレもない共同アパートで、
その日食べる物にすら困っていた事などお前にはあるまい。」
スペルマン「それは…!」
スペルマンはついに返す言葉を失った。
ピャタコーフ「それに、オレが現実世界に戻ってこられたのはジョアンコーチのお陰だ。
ずっと昔に死んだダンサーや、居もしない神などに感謝する気はない不信心なオレだがな、
あいにくジョアンコーチにだけは恩を返すべきだと考えている。」
スペルマン「………!」
788 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:08:55 ID:???
ピャタコーフ「分かったら、もうサンクトペテルブルクでも何処へでも帰ればいい。
オリンピックを目指すのも、婚約者と一緒になって遺産を継ぐのもいいだろう。
ただ…」
スペルマン「ただ… 何だ……?」
ピャタコーフ「現実に戻って、帰るところなど既にないと理解したならもう一度連絡して来い。
カンピオーネに入団できるよう推薦する。」
スペルマン「カンピーネに推薦…?」
ピャタコーフ「フィギュアスケートで身につけた体術はサッカーに活かせる。 オレのようにな。
お前がその気になれば、オレも再びお前を強敵と思えるようになるかも知れない。」
スペルマン「フィギュアの技をサッカーに……だと…」
ピャタコーフ「テストマッチからもうすぐ4ヶ月… お前ならとうに理解していると踏んでいた。」
スペルマン「余計な御世話だ………」
ピャタコーフ「そうか、残念だ。」
消え入るようなスペルマンの無感情な言葉に対し、ピャタコーフの言葉は感情が乗っている様だった。
2人を知るものがこの場に居たら、その皮肉さをどう受け取っただろうか。
ピャタコーフはロシアンティーをほとんど残したまま席を立った。
スペルマンがそれを呼び止める事はなかった。
789 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:13:37 ID:???
時計の針は戻す事が出来ない。
空白の時間を思う暇があれば、今出来る最善を尽くすのみ。
それがピャタコーフには分かっていた。
彼にとって空白の時間が文字通り記憶にもない空白だったのが幸いしたのかも知れない。
ピャタコーフはスペルマンも自分と同じだと考えていた。
だがスペルマンにとってはどうやらそうでなかった。
彼にとっての空白の時間は、過去を追い求めてきた時間とイコールだった。
それがスペルマンを不幸へと追いやった。
ピャタコーフの居ない氷上で立った表彰台は、彼にとって孤独と空虚の頂点でしかなかった。
ゆえに終生のライバルと決めた相手が戻ってくる可能性のあるサッカーコートへ身を移し、
その時を待っていたのだ。
ピャタコーフと再び闘い、倒せるのならばサッカーでも構わない… その時は思ったのだろう。
だが終生のライバルと再会しても、彼が望んだようにはなったとは言えなかった。
あくまでフィギュアスケートで勝ちたかったという思いを捨てられなかったのだろう。
スペルマンは未来のヴィジョンを失ってしまった。
彼がこれからどういう道を歩むか… 怒りのような負の感情に捉われるのか、地に足をつけて再び
未来を見据える事が出来るのか、はたまた全てを忘れて母国に戻るのか…
三杉も、ピャタコーフも、スペルマン本人でさえ、この時点では知る由もなかった。
790 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:14:54 ID:???
<グレーター・マンチェスター/マンチェスターU クラブハウス>
マンチェスターUユースの現監督であるターカー・ウィリアム・モイージ。
育成に定評があるなどユース監督としては高い評価を得ており、年間最優秀賞を取った事もある人物だ。
そのモイーズはいま、彼の選手達を集めてミーティングを開こうとしていた。
内容はフロレンティア・ヴィオラとのテストマッチについてだった。
モイージ「さて、全員揃ったようだな。」
ラスト「おうジジィ、忙しいんだからさっさと終わらせようや。」
モイーズ「グッ! ラスト貴様、また私の事をジジィなどと…
なぜ私より20は上のサー・チャーチルがオヤジで私がジジィなんだ!」
ギブン「怒るのそこかよ!?」
ラスト「いや、オヤジは初めて会ったときからオヤジだし。」
モイーズ「だからって私をジジィと呼ぶな! ユースとは言え監督なんだぞ!」
シンプソン「ジョン、どうせミンクにフラれる用事しかないのでしょう?
それならゆっくりとミーティングに勤しむべきです。」
ラスト「ば、バーティーてめぇっ! フラれるとか、そんな不安にさせること言うんじゃねえっ!」
ロブソン「確か10戦10敗だったか… 何回ミスしても1ゴール決めれば評価されるFWらしい考えだな。
オレにはとても真似できない図太さだぜ。」
791 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:20:33 ID:???
シンプソン「彼女以外でしたら選り取り見取りでしょうに。」
ラスト「グギギ…」
モイーズ「このガキども…」 ギランッ
あっという間にミーティングルームは大騒ぎとなった。
しかしイングランドで監督をやる武骨者もやわではない。
この程度のカオスを一瞬で黙らせるのは訳がなかった。
モイーズ「全員、今までの練習を思い出せ!」
モイーズの雷のような怒号によって、選手達の脳裏には練習風景がフラッシュバックした。
………………
…………
……
「ぐわっ!」「ぷはぁっ!」「あー、ヤバかったぁ…!」「思い出しただけでも吐きそうだ…」
選手達の悲痛な絶叫が部屋に響いた。
あのラストでさえ冷や汗を滲ませ、虚ろな目をしている。
モイーズ「がっはっは、どんなに才能があろうがチャーチルに見出されようが、ハードワークは平等だ!
ここFL(フットボールリーグ=FAプレミアリーグの前身)でオレより厳しい監督は居ないぞ!」
792 :
本日は以上ですアナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/14(月) 19:22:45 ID:???
モイーズ「がっはっは、どんなに才能があろうがチャーチルに見出されようが、ハードワークは平等だ!
ここFL(フットボールリーグ=FAプレミアリーグの前身)でオレより厳しい監督は居ないぞ!」
グロッキーになった選手達を眺め、モイーズは満足そうに笑った。
騒がしい空気はこれにて狙い通り霧散した。
モイーズ「さて、今度やるフロレンティア・ヴィオラはイタリアのクラブユースで一番強いぞ。
セリエC2のチームと聞いて楽勝だとか考えていた奴はいないだろうな?」
先着で
★ヴィオラなめてた奴→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ナポレオン
《ハート》 ダイヤ + ロリマー
《スペード》 ハート + ウォーズミー、ギボン
《クラブ》 スペード + モリス、ネビル
《JOKER》 ブローリン
793 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 19:23:24 ID:???
★ヴィオラなめてた奴→
ダイヤQ
★
794 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 19:23:38 ID:???
★ヴィオラなめてた奴→
ハート9
★
795 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 19:23:41 ID:???
★ヴィオラなめてた奴→
ダイヤ2
★
796 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 20:08:43 ID:???
舐めていたであろうボッシとアモロにやられたばかりなのに
まるで成長していない…
797 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 22:11:04 ID:???
ナポレオン...お前はなめていいほど実力はそんなに高くはないんだよ...
798 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 22:24:12 ID:???
アレは超一流
799 :
森崎名無しさん
:2014/07/14(月) 22:47:26 ID:???
テクニックなら三杉のほうが圧倒的に上に違いない
800 :
森崎名無しさん
:2014/07/15(火) 07:37:14 ID:???
モイモイ「ただサイドからクロス上げときゃいいんだよッ!」
ナポレオン「」
ピャタコーフ「」
となりませんようにw
801 :
森崎名無しさん
:2014/07/15(火) 07:48:22 ID:???
ナポレオン「4部チームごときに負けるわけねーだろ」
ブローリン「お前が真面目にやらなけらば俺はお前の25センチを破壊しつくすだけだぁ!」
モイーズ「やめろ!ブローリンおちつけぇ!」
802 :
森崎名無しさん
:2014/07/15(火) 12:17:42 ID:???
今回の作戦会議の相談相手、ダイヤが王子だったんだな
クラブのブンナークは……かわいいからゆるす!
803 :
森崎名無しさん
:2014/07/15(火) 17:31:51 ID:???
いけ!禁断の25cm砲!
キャノン()シュート発射!
804 :
森崎名無しさん
:2014/07/15(火) 19:47:41 ID:???
ブロリーン(26cm)「何なんだ?今のは」
ナポレオン(25cm)「もうだめだ…おしまいだ…!」
805 :
森崎名無しさん
:2014/07/15(火) 20:28:09 ID:???
三杉「良いぜ!なんでも大きいと良いなんて思ってんなら…その幻想をぶっ殺す!」
ナポレオン「ダニィ?!」
ブローリン「なんてヤツだ…!」
ブンブン(並以下)「モタモタしてるんじゃないぞ!新田!」
新田(並)「ぶんなーくー!」
ミハエル「大切なのはサイズでなく愛。ユーもそう思いませんか?」
アーバックル「Yes.All need is love.」
レントゥルス「ロマーノ、何のサイズかな?」
ダラピッコラ「指輪だろ。」(すっとぼけ)
806 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 00:07:22 ID:???
本日は気が乗らなかっためお休みしますた(´・△・`)
正直、サイズよりも硬さですよね
あと雰囲気づくり
瞬時にコンビネーションを組めるナポは
相手の実力を読み取ったりイメージを共有するのに長けているはず…
なのに先入観でそれを阻害していちゃ意味ないですよねー
やる気捻出メモ
マンU→渡英・中国・王子ドイツ・三杉?→試合前→中国ドイツ?
矢部→バルサ→幻想話→なんだったっけ?
807 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 00:13:06 ID:???
おお?新加入のDFは中国人!?
808 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 00:30:14 ID:???
ごひ?ズール皇帝は正義だ!
809 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 00:57:41 ID:???
いよいよ、朕の出番アルカネ
810 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:01:29 ID:???
> 《ダイヤ》 ナポレオン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ナポレオン「セリエC2のチームが最強?」
モイーズの発言に対して唯一人、ルイ・ナポレオンがいかにも『アテが外れた』調子で聞き直した。
どうやらナポレオンは今回の試合を格下とのテストマッチと見ていたようで、それゆえにFW
として起用される事を期待していたのだ。
モイーズ「ナポレオン、格下相手だからFWとして使われるチャンスがあると思っていたか。」
ナポレオン「そりゃあ…」
フランスで点取り屋をやってきた彼は、ここではFWでなく守備的MFをやらされていた。
守備的MFは彼が想像していたより遥かに面白みのあるポジションだったが、それでもサッカー
の醍醐味を自分自身で決めるゴールに見出していた彼はFWとして起用して欲しかった。
モイーズ「ミーティング後にグラウンド10周のペナルティだ。」
ナポレオン「ゲゲっ!!」
ロリマー「おやおや、残念だったな?」
ラスト「このマンUでFWをやりたがるたぁ身の程知らずな奴だぜ。」
811 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:03:42 ID:???
ナポレオン「クッ、テメェら!」
モイーズ「ロジャーズ、ラスト! お前達も一緒に走りたいか!?」
ロリマー「え!? いやいや監督、そりゃないですよ。」
ラスト「ミンクと愛を確かめる予定なので却下。」
モイーズ「ならばこれ以上は余計なことは言わずに口を閉じていろ。
そしてナポレオン、下調べを怠るヤツにポジションを期待する資格はない。」
ナポレオン「グッ……」
こう言われてナポレオンは押し黙るしかなかった。
フランスのシャンゼリゼでは国内随一の点取り屋として王様でいられたが、ここでは違う。
自分以外に、自分以上に点を取れるFWが複数居るチームでは競争が当然あるのだ。
そして単にキック力があるというだけでは競争に勝てない。
敵チームの下調べや他の要素も含めた決定力での競争だからだ。
下調べを怠った自分の落ち度である事は今のナポレオンには理解できる話だった。
※後でナポレオンがグラウンド10周、ガッツが少し上がります。
812 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:04:59 ID:???
モイーズ「ではフォーメーションだが、リーグ戦と同様に4−3−3でいく。
FWは中央にピャタコーフ、右にラスト、左にロジャーズ。」
ピャタコーフ「はい。」
ロリマー「うっす。」
ラスト「任せときな。」
モイーズ「MFはシンプソン、ギブン、ナポレオンでいつものようにやれ。」
ギブン「はいよ。」
シンプソン「はい。」
ナポレオン「へいへい。」
モイーズ「DFは中にオーウェン、ブローリン、右にネビル、左にモリスだ。
GKは当然ウォーズミーでいく。」
ロブソン「了解です。」
ブローリン「はい…」
ネビル「いつもの感じで。」
モリス「中は任せてうちらは縦を狙いますっと。」
ウォーズミー「っす、守ってみせます。」
813 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:07:24 ID:???
フォーメーションとスタメンの次は当然具体的な戦術の話になる。
モイーズ「序盤はシンプソンを中心にオーソドックスにいけ。
相手が守ってくるなら攻撃的に、攻めてくるならもっと攻撃的に…
そうする事で相手の手の内や綻びを見透かすのは何処が相手でも変わらん。」
シンプソン「承りました。」
ラスト「よしバーティー、オレ好みのパスを頼むぜ。」
シンプソン「主の御心のままに。」
モイーズ「以上。」
「「「「 ……………えっ? 」」」」
マンUの選手達は一様にて図太いが、そんな彼らも呆気に取られた。
『序盤はオーソドックスに行け』…戦術指示は以上で終わりだと言われたからだ。
この監督(ヘッドコーチ)が戦術に疎いわけでも、相手を見くびるタチでもないと知っているだけに、
選手達はどういう意図なのか分からず困ってしまった。
モイーズ「驚いているようだが、基本的にこの試合では自由を与えるつもりだ。
リーグ戦ではないからな。 自分達で分析し、考えて試合を組み立ててみろ。」
ウォーズミー「ほう。」
ラスト「へへ、自由かぁ。 監督も話せるねえ。」
814 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:09:07 ID:???
モイーズ「言っておくが個々が自分勝手にやる事を許すわけではない。
規律を自分達で決め、互いに守らせた上での自由を与えると言っている。」
釘を刺すようにモイーズが付け加えると、周りからは『そりゃそうか』と軽い溜息が漏れた。
ピャタコーフ「監督、その意図は?」
モイーズ「指示がなければ判断できない奴、試合中の変化にその場で対応できない奴。
そういうのはトップに要らんとお達しが来ている。
つまり自分達がそうでないと、この試合で示してみろと言っているんだ。」
ロブソン「なるほど。」
モイーズ「一方でこの試合は公開試合、サポーターも多く観に来る。
しかもおあつらえ向きに休日の昼間だ、気性の荒いフーリガン共も夜に美味い酒を飲み
たいが為に観戦するだろう。 恥ずかしいプレーはまず見せられんし、もし負けたら……」
後は分かるなという言葉の替わりにモイーズは首筋を親指でなぞる。
『ゴクリ…』と唾を飲み込む音が響いた。
サッカーの母と呼ばれる国の、しかもユースの試合を見に来る程の熱心なサポーター…
選手達が情けない試合をした時の彼らの叩きっぷりはよく分かっている。
モイーズ「私もフーリガンにリンチされるのはまっぴらだ。
ゆえにあまりに酷いようなら細かく指示を出していく。
だがその必要がないよう期待しているぞ。 では解散!」
プレッシャーを与えられるだけ与え、モイーズは事前ミーティングを締めくくった。
監督が出て行った後、選手達はなかなか席から立てなかった。
815 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:10:24 ID:???
ギブン「いやあー、参ったなこりゃ。 相手の強さも込みで楽しむつもりだったが…」
ロブソン「ああこれはリーグ戦と同じ… いや、それ以上のつもりでやらなければいかんな。」
ブローリン「それだけオレ達がトップチームに近づいていると言う話でしょう。」
ラスト「ちっ、面倒くせえな… 小難しいこと抜かしてたが、要は勝ちゃいいんだろ。」
シンプソン「ジョンの言うとおりです。 どんな背景であろうといつも通りプレーするだけですよ。」
ロリマー「おいおい、お前はそれでいいかも知れないがこっちは結構プレッシャーだぜ。」
ナポレオン「自信がなけりゃいつでもクロスオーバして良いんだぜ?
当然その後のポジションごとな。」
ロリマー「チッ、抜かせっての。」
ウォーズミー「いずれにせよ、相手の変化を気にしながらプレーしなきゃならん。
後ろからもガンガン声を出していくからな。」
こうして選手達だけのディスカッションは白熱していった。
彼等もヴィオラ同様に背負う物があり、また課される物もある。
欧州リーグのトップ入りを目指す者として、テストマッチと言えど落とすつもりはないのである。
816 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:13:07 ID:???
〜 更に数日 〜 <フィレンツェ/サンタマリア・ノヴェッラ駅>
早朝、三杉たちヴィオラの面々はイングランドのマンチェスターに向けて出発しようとしていた。
フィアットの開発した高速鉄道ペンドリーノに乗り、ミラノ・マルペンサ国際空港を経てマンチェスター
へと向かう道筋で、ざっと6時間の旅である。
それなりに面倒な移動ではあるが、ブラジル・サンパウロへ行った事を思えば随分と楽だ。
三杉はその前に日本との行き来を経験しているため尚更であった。
三杉「ええと、選手は全員揃ってる。 スタッフはコーチと監督(猫)とマネージャー… あれ?」
モニカ「どうも… えーと、おはようございます。」
人員の確認をしていて三杉は虚をつかれた。
モニカ・センペルテ・ディマーレが居たのだ、こんな朝も早い時間に。
しかも彼女は長かった髪をバッサリと切って、ボブカットになっていた。
長さを説明するならば南葛の中沢早苗以上、青葉弥生未満である。
三杉「えっ、どうしたんだい? 見送り…じゃないね、その荷物。」
モニカ「ええ、あの…」
マエリベリー「キャプテン、彼女は私が推薦して正式なスタッフになって貰いました。
学生なので身分としてはアルバイトになりますが。」
三杉「そうだったのか。 色々任せきりだったから知らなかったよ。」
マエリベリー「説明が遅れて申し訳ありませんでした。」
817 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/16(水) 17:14:22 ID:???
説明を聞いて頷いたものの、三杉はマネージャーが二人も必要かという事が気になった。
モニカを歓迎しない訳ではなく、またマエリベリーの仕事に不満がある訳でもない。
と言うより、マエリベリーさえ居ればマネージャー業は十分に回ってお釣りがくるのだ。
バルサ戦の時は色々な事情が重なったので、臨時マネージャーは必要だった。
だが改めてモニカが正式なマネージャーになったという話にはどうしても違和感を感じてしまうが…
☆如何しますか?
A こっそりモニカに聞いてみる
B こっそりマエリベリーに聞いてみる
C ミハエルの方を見てみる
D 後でシーザーに聞いてみる
E 後でアーバックルに聞いてみる
F 後でブンナークに聞いてみる
G 後で他の人物(要指定)に聞いてみる
H 気にしない事にする
2票決です、メル欄空白で
818 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 17:30:28 ID:HRw71q3w
E
監督のお考えのほどは
819 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 17:40:33 ID:L/atrN/2
H
820 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 18:09:36 ID:uQwvhgBI
E
821 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 20:44:50 ID:???
ワールドカップでアメリカをグループリーグ突破に導いた名猫監督やでえ
822 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 21:09:36 ID:???
モニカにはあんま触れない方がいいかもね。
しかし、五飛枠が加入だと嬉しいなぁ。
スペルマンも最後には救われるといいが…はてさて、
823 :
森崎名無しさん
:2014/07/16(水) 21:17:20 ID:???
敵として再会するのもまたロマンよの
824 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 13:48:25 ID:???
> E 後でアーバックルに聞いてみる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(……聞きづらいな。)
三杉は自ら記憶喪失と名乗ったマエリベリー・ハーンに、得体の知れないところがあると感じていた。
『得体の知れない』とまで言うと誇張かも知れないが、彼女に隠し事があるのは恐らく間違いないし、
その為に嘘もつける… しかも切羽詰まった状況でもスタンスを変えないほど徹底して。
三杉(彼女に直接聞いても、その応えが真実かどうかで僕は結局気にするだろう。
モニカに聞いてもマエルベリーにお願いされたままの言葉が返ってくるだけだろうし、
正直彼女に深く追及しては色々な意味で気まずくなるかも知れない。)
表向きの理由だけでも知れば三杉は納得が出来ると思っていた。
納得が出来れば忘れることは簡単なのだ。
しかしマエリベリーから直接聞けば、更なる疑問・疑惑を持ってしまう気がしている。
またモニカに追及する事も、男女の経緯からして個人的に避けなければならない気がしている。
三杉「そういう事なら今了解したよ。 モニカ、頑張ってね。」
モニカ「はい、こちらこそ!」
マエリベリー「ありがとうございます。」
結局三杉はこの場で疑問を解決するのを諦めた。
すぐに気にならなくなるかも知れないし、後に知る機会も得られるかも知れないと。
825 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 13:49:25 ID:???
ゴオォォォォォォォォォォォォォ...
三杉「………」
確かETR450という名だったか… イタリアで最新鋭の高速鉄道ペンドリーノが疾走している。
最高時速は320km/hr(客を乗せる時は最高250km/hr)であり、日本の新幹線『ひかり号』を
上回るほどのスペックだ。
だが日本も来年から新しく『のぞみ号』というのが運行されるらしい。
スペック詳細は知らないが、このペンドリーノETR450号以上であって欲しいと考えるのは日本人
として当然の感情だった。
既に都市部を離れ、牧場や山村と言った緑の多い風景が窓の外に広がっている。
時々古城のような物も遠くに見えて風情を大変に感じさせる。
三杉(ダメだな…) ハァ
目に優しく落ち着かせる風景だが、三杉は先ほどの疑問が頭をもたげてくるのを否定できなかった。
一度気になってしまったものを、意識して忘れようとするのは逆効果だった。
たいして意味のない疑問かも知れないが、それでもなのだ。
三杉(あーあ、困ったもんだな。)
三杉は膝の上に乗せた移動ケージの中を覗き込んだ。
決して美猫ではない、ブサ可愛さ自慢の我等がアーバックル監督が丸まっている。
826 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 13:50:31 ID:???
三杉(なあ、監督はどう思う?)
アーバックル(マネージャー業はモニカちゃんに全部引き継ぐって言っておったよ。)
三杉「え、何か言ったか?」
新田「はい?」
レントゥルス「どしたの?」
誰かが何か言ったような気がして、三杉は周囲に座っている選手に問いかけた。
しかし誰も心当たりはないようで、三杉は逆に空耳を心配されてしまった。
三杉(はあ、疲れてるのかな。)
アーバックル(いや、そうではない。 お前は時々頭が悪いな、三杉。)
三杉(……)
確かに聞こえた。
頭の中に響く感じで、可愛くない声で、確かに『三杉』と呼ばれた。
視線を移動ケージにやると、ジト目のアーバックルと目が合った。
三杉(ええと… まさとは思うが、監督? 幻聴?)
827 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 13:51:39 ID:???
/ \ ____
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{ '、: : <>、 >:.:.:.:.:} /
〃、 \: : : : :.:.:.:.:.:.:./ /
/、` /丁:::ァ、  ̄ ̄ ̄ ̄ /
Y  ̄⌒'ヽ ヽ ,.-‐r::.x、_,. {
{ 二 、, -‐┴-'、ヽ ニ |¨:.:.、
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∧  ̄ 八:.:.:.:.:.:.\
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{ \:::三ニァ=‐r-----‐=彡'′ \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
アーバックル(そう、監督様のありがたーい言葉だぞぉ。
メリーちゃんはマネージャー業以外の仕事に回りたいと言っておったぞ。)
三杉(あ、そう…。 ありがとう、少し眠って夢から覚めるとするよ…。)
アーバックル(夢じゃないんだがのぅ。)
三杉は当然夢だと思い、ペンドリーノという名のゆりかごに身を任せる。
ユラユラと細かい振動が心地よいリズムを提供してくれている。
三杉(モニカにマネージャーを引き継いで、マエリベリーは違う仕事に就くか。
それなら今回二人なのは実作業の引継ぎという訳か、辻褄は合う…)
納得が得られると、三杉はいつの間にか眠りについていた。
ミラノ中央駅到着まで心地よい夢の世界を堪能できることだろう。
828 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 13:53:43 ID:???
<マージーサイド・リヴァプール/チャイナタウン>
マンチェスターから西に約50km、マージサイド州のリヴァプール。
市域面積マンチェスターとほぼ同じだが、都市の格としてはリヴァプールが上にランクされている。
マンチェスターが産業革命で発展したのに対し、リヴァプールは北アメリカ、西アフリカを結ぶ大西洋
三角貿易… 主に奴隷貿易で急速に発展した歴史を持つ。
だが負の歴史による悪名よりもビートルズ発祥の地、そこから生まれたリヴァプール・サウンド≠フ
名こそが有名な都市であると言えよう。
このリヴァプールには欧州最古のチャイナタウンが存在している。
ロンドンのチャイナタウンと異なり華々しさはなくヒッソリとしているが、19世紀に香港から渡ってきた人
たちが住み着き、肩を寄せ合って守ってきた料理の味は大型中華街に負けていないと評判だ。
だがこのチャイナタウンに寄せられるのは良い噂だけではない。
リヴァプールで最も治安が悪いという不名誉な評判も有名なのだ。
バキィッ!
少年の手刀がゴロツキの左肩を深々とえぐった。
ゴロツキA「ぎゃああああっ!! か、肩がっ!」
少年「ただの脱臼だ。 手加減は一度だけだぞ。」
一般にパオと呼ばれる男物の中国服を纏った少年は、右膝を上下させた。
ゴロツキに敢えて見せつけるようにしている事から、『次は手刀でなく蹴りだ』という脅しだろう。
829 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 13:54:59 ID:???
ゴロツキ「分かった! 教える! 教えるって!」
少年「フン、最初からそうしていれば良かったのだ。」 ズイッ
グキィっ!
ゴロツキ「ギャアッ!? 教えるっつったじゃん!?」
少年「肩を入れてやったのだ。 痛むだろうが、これで今すぐ病院へ行く必要もない。
さあ、貴様が案内するんだ。」
ゴロツキ「グッ、っつぅ〜… わ、分かったよ…‥」
中華街のトレードマークである入口の牌楼(門)から300mほど離れた裏通り。
この辺りは70年代のスラム浄化計画を経ても尚、幽霊ビルが何件か残る、半廃墟といった街並みだ。
ゴロツキはその幽霊ビルの一つに少年を伴って入って行った。
中では似たような服装の、いかにもガラの悪い連中がダーツ、ビリヤード、酒などをめいめい楽しんでいる。
そしてフロアの一番奥… 豪勢な造りのソファーに少年の探し人が座っているのを見つけた。
無精髭をはやし髪も伸ばすままにしていて汚らしいが、間違いない、肖俊光である。
830 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 13:56:10 ID:???
少年「ようやく見つけたぞ俊光(チュンクァン)」
肖「うん?」
「あ?」「誰だこいつ」「肖(シャオ)、知り合いか?」「チャイナはここら辺りじゃ珍しくねえが見ねえ顔だな」
先着で
★肖俊光登場→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 肖「ああ、央龍(ヤンロン)じゃないか。 久し振りだな。」
《スペード、クラブ》 肖「えー…と?」
《JOKER》 ???(なになに? 肖俊光の知り合いだって?)
831 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 13:56:51 ID:???
★肖俊光登場→
ダイヤ5
★
832 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 17:39:35 ID:???
> 《ダイヤ》 肖「ああ、央龍(ヤンロン)じゃないか。 久し振りだな。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どうやら相手はすぐに察しがついたらしく、少年を指差して言った。
肖「ああ、央龍(ヤンロン)じゃないか。 久し振りだな。」
少年「フン、俺の顔を覚えている程度は正気で何よりだ。」
ここまで十分面倒がかかっており、場合によっては更に面倒が待っている物と覚悟をしていた。
どうやらここからは話が進みそうな空気であったため、少年は一つ安心出来た。
ある意味問題はここからであるため、少年は早速肖に言うべき事を言おうと身構えた。
だが…
ゴロツキ「この野郎はいきなりオレをボコリやがったんだ! 肖の居場所を吐けってよぉ!
みんな、こいつ畳んで吊っちまおうぜ!」
先ほどこの場所を案内させたゴロツキが急にそんな事を叫んだため、少年は思わず溜め息を漏らした。
怪我をさせたのは悪かったが、丁寧に頼んだつもりだったし、力づくで従わせるような気もなかった。
公平に考えてみても、このゴロツキが刃物を取り出して有り金を要求してきたのが悪い。
挙げ句味方の多い場所にきたら威勢を取戻し、リンチをしようという発想である。
少年「弱い奴の考えそうな事だ。」
そう愚痴が洩れるのも当然だった。
833 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 17:43:01 ID:???
ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォ
少年は目的の肖という人物以外に用事はなく、また無意味に乱暴を働くつもりもなかった。
しかし周囲は彼らを2人きりにしてはくれず、むしろ危害を加えようといきり立つ。
少年も身に降りかかる火の粉を払うべく、準備運動代わりに爪先でトントンと床を叩いた。
後で虚しくなるため弱い相手を叩きのめすのは彼の好みではなかったが、それも仕方がない。
肖「やめとけ、何人でかかろうが病院送りにされるだけだぞ。
何と言ってもこいつは少林拳南派、洪家拳の開祖である陸亞采の直系だ。」
ゴロツキ「ンガッ!?」
肖「しかもそいつ、あの有名な無影脚の使い手でもあるからな。
本気で蹴られたらマジで命がないぜ。」
無影脚という言葉が肖の口から出ると、いきり立っていたゴロツキ共の数人が顔を青くした。
中国拳法に無知なイギリス人でも、黄飛鴻の無影脚を知る者は流石に居たらしい。
「む、無影脚…」
「知ってるのかライナス?」
「ああ、聞いた事がある。 かつて香港にて英国人実業家が猛犬を素手で倒せたら賞金≠ニいう
イベントを企画したそうだ。 巨大な闘犬によって多くの挑戦者が大怪我を負い、企画は見世物として
成功を収めつつあったが、惨状に見かねた洪家拳の達人がやむなく参加した。 その男の蹴りは
影が映らぬほどの一瞬で犬を絶命させ、実業家と観客を黙らせたという伝説がある。」
「伝説にしては結構最近の話っぽいのな?」
「と、ともかくだ… そいつが無影脚ってのなんだよな?」
「恐らく間違いない。 奴がその使い手ならば、我らに勝ちの目は欠片もあるまい。」
「つ、つまり…」
肖「俺とこいつの二人だけで話をする、お前らはどっかいっといた方が身のためだって話さ。」
834 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 17:44:18 ID:???
ゴロツキ「グギギギギ…」
少年「おいお前、もう病院にいって構わんぞ。 拘束して悪かったな。」
ゴロツキ「だ、誰が…!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
肖「おいおい、俺の忠告は聞いておいた方がいいと思うぜ。
それともお前… もしかして俺に殺されたいのか?」
ゴロツキ「えっ、あっ、いや、そういう事じゃ… 分かった、行く、だから…」
最後まで顔面を紅潮させていたゴロツキも、肖に凄みを利かされると真っ青になって飛び出していった。
鬱陶しいだけの話ではあったが、いわゆる最悪の事態はこれで避けられた。
フロアには2人だけが残った。
探していた方は陸 央龍(ルー・ヤンロン)、中国武術界では名家とされる陸家の末裔。
名の由来は中央の龍、即ち五行思想でいう『土』の神獣、黄龍(麒麟)であり、転じて麒麟児だった。
探されていた方は肖 俊光(シャオ・チュンクァン)、ロンドン華僑を牛耳る肖一門の跡取り。
名の由来は目映いほど才知に優れた傑物、即ち神童であった。
共に名が体を表す二人の再会。
これが物語にどのような影響を与えるのか、それが分かるのはまだ先の話である。
835 :
今日はここまでかもですアナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 17:45:29 ID:???
〜 翌日午後 〜 <グレーター・マンチェスター/マンチェスター市街>
フロレンティア・ヴィオラは無事にマンチェスターへ到着し、指定された宿泊施設で一泊した。
一夜が明け、午前中はマンチェスターUユースのコートを借りて調整が行われた。
明日がテストマッチの本番、試合前の準備として問題は残っていなかった。
後は明日に備えてコンディションを整えるだけとなったが、遅めの昼食を終えてからの僅かな時間、
選手達にほんの少しの自由が与えられる事に決まった。
たかだか1、2時間かそこらの自由であるため、精々街並みの雰囲気を楽しむ程度しか出来ないが、
三杉にも当然この自由を活用する事が許されている。
☆どうしますか?(その1)
A 一人で行動する(さらに分岐)
B 誰かを誘って行動する(さらに分岐)
C 複数の誰かを誘って行動する(さらに分岐)
D その他(要『誰と、何処で、何をしたいか』)
2票決です、メル欄は空白で
836 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 18:05:01 ID:Js7/+MJM
C
837 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 18:05:19 ID:TR49op/I
B
838 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 18:38:20 ID:NZR/FCKc
A
839 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 19:30:38 ID:ai6X2SrI
B
840 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/17(木) 19:43:35 ID:???
☆どうしますか?(その2)
以下の人物の中から誘いたい相手を1人だけ選んで下さい。
ブンナーク、新田、ミハエル、オジオ、レントゥルス
オワイラン、ダラピッコラ、ミュラー、ラムカーネ、
シーザー、マエリベリー、モニカ
三票決、メル欄は空白
841 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 19:48:17 ID:ai6X2SrI
ブンナーク
842 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 19:49:11 ID:Z5pTiYWw
オワイラン
843 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 19:49:13 ID:fPCo1aRg
オワイラン
844 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 19:52:27 ID:Js7/+MJM
オワイラン
845 :
森崎名無しさん
:2014/07/17(木) 23:45:54 ID:???
ここにはアーバックルの選択肢はないのか
846 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 02:22:50 ID:???
> B オワイラン1人を誘う ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「出掛けるのかい?」
オワイラン「ええ、人と会う約束をしていまして。」
オワイランに特定の用事があった訳ではない。
ただ少しばかり彼と戦術の話を交わしてみるのも良いかと思いついただけだ。
そんな調子で部屋を訪ねてみたところ、誰かと会うために出掛けようとしている事を知ったのだ。
三杉「マンチェスターに知り合いがいたとはね、それは想定してなかったよ。」
オワイラン「ああ… いえ、この日のマンチェスターで待ち合わせをしたんです。
試合の詳細日程が決まってから、それが最も都合が良かったので。」
三杉「ほう。」
話を聞くと、会うこと自体はどうやら以前から決まっていたらしい。
地元でない場所を敢えて選んだのか、日程や地理的な話を優先した結果かは分からないが、
いずれにせよ何か普通とは言えない大事な目的があると想像出来る。
847 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 02:24:17 ID:???
三杉(または密かに恋人が居て逢瀬とかね… しかも海外を飛び回ってる相手だ。
…さて、気にならないと言えば嘘になるな。)
☆どうしますか?(その3)
A 特に何も聞かずに見送って終わる。
B どんな人と会うのか、それとなく聞いてみる。
C 誰と何の目的で会うのかを問い質す。
D 話を切り上げ、後でこっそり尾行してみる。
E その他(自由記述)
三票決、メル欄空白で
848 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 02:58:33 ID:In5Os1cg
B
849 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 04:24:44 ID:0RUa12ZM
A
850 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 07:18:41 ID:ZbrMFibE
B
851 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 07:38:11 ID:bHpF10OE
B
852 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 11:17:23 ID:???
> B どんな人と会うのか、それとなく聞いてみる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「ちなみに相手はどんな人なんだい?
興味本位だから答えたくなければ答えなくても構わないけど。」
…と、三杉は下世話になり過ぎないよう尋ねた。
品行方正で容姿にも秀でたオワイランならば恋人がいて何ら不思議ではない。
恋人との短い逢瀬、遠く異国の地で… シチュエーションとしては羨むようなグレードだ。
誰であっても想像を禁じ得まい。
しかしオワイランの回答は三杉の想像とは違っていた。
オワイラン「ヴォルフですよ。 ほら、ヴォルフガング・フライハイト。 覚えていますか?」
三杉「フライハイト… ああ、サーカスの彼かい?」
オワイラン「そう、その彼です。」
三杉は2〜3ヶ月ほど前に出会ったサーカス団員の少年を思い出した。
片目が隠れるくらいに前髪を長く垂らした特徴的な外見はバッチリ記憶に残っている。
それに彼は木から滑り落ちた三杉を受け止めて助けてくれた相手だ。
三杉「そうか。 なるほどね、サーカス団員の彼ならば出先で会うという偶然もあるか。
マンチェスターかこの付近の都市で巡業があったってところだね?」
オワイラン「ええ、まあそんなとこr……」
三杉「うん?」
853 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 11:19:09 ID:???
ここで急にオワイランが口籠もった。
理由が分からずに三杉は首を傾げた。
オワイランは『よし』と頷き、顔を上げて三杉に視線を向けた。
オワイラン「良かったらミスギも同席しませんか?」
三杉「え? いいのかい? 確かに僕も彼と面識はあるけれど…
よほど長く懇意のある君達の邪魔にならないか心配だな。」
オワイラン「確かに彼とは旧知の仲ですが… 今日は交流ではなく、少しばかり重要な話をするんです。」
三杉「重要な話…?」
オワイラン「ラムカーネに関係することです。」
三杉「え、ラムカーネに関係…? それは…考えてもみない名前が出て来たね。」
オワイラン「ミスギは知らなくても支障ない事かも知れません。
でもキミは既に知る権利を持っているから。」
三杉(ええと… これは予想外の展開になったな。)
オワイラン「関わって、危害が及ぶような事は恐らくありません。
ですが知らなくて良い事を知るのは、人によってはそれだけで負担になります。
普通に生きていると想像もしない、理解の及ばぬ領分ならば尚更ね。」
854 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 11:20:25 ID:???
三杉「……」
オワイラン「でも、ミスギはそういうタイプではないとボクは見ています。
どうです、同席しますか? もし同席しないのならば、この話は忘れて下さい。
勝手な事を言っているとは思いますが。」
☆ どうしますか?(最終)
A 同行する
B 同行を断る
C その他(要記述)
3票決です、メル欄は空白で
855 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 11:21:11 ID:qIr/81VE
A
856 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 11:34:58 ID:1rvaM5vE
わなじゃないし
A
857 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 11:49:10 ID:In5Os1cg
A
858 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 12:31:19 ID:???
ラムカーネ=自爆マニア、オワイラン=砂漠の王子、フライハイト=ピエロときて、
「●●こそが正義だ!(●●は作品により変化します)」は未登場なんだよね。
あとは…死神か。アイツ出てきたっけ?
859 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 12:33:09 ID:???
死神はヘルマーでは?なお、お約束どおり貧乏くじを引いてる模様
860 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 12:37:30 ID:???
あー、そういえばヘルマー、ヒドラ()がちゃんとヒドラだった時に工作員ムーブして気絶させられたりしてたねえ。
861 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 12:43:30 ID:???
ごひは陸?
862 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 16:16:46 ID:???
DFだから肖では……と思うが、ちょっと強すぎるかなあ。
何しろスペルマンでしくじったからの加入なんだろうし。
863 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 16:19:23 ID:???
> A 同行する
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
オワイランに連れられて到着した場所は、マンチェスター・ディーンズゲートというおよそ庶民が近寄る事も
出来なさそうな高層ホテルだった。
ついていくままエレベーターに乗って上層階まで一気に上がり、クラウド23という(夜はレストラン・バーとなる)
ティールームに入った。
パノラマビューの店内はいかにも豪壮で、また席は個室に近いような形で区切られていた。
店内にはいかにもリッチそうなマダムが数組、アフタヌーンティーを楽しんでいる程度で喧騒は皆無。
ビジネスシーンでも使われそうな、いわゆる内緒話に都合の良い店という印象を受けた。
フライハイト「同伴者が居るとは聞いていなかったが。 確かジュン・ミスギだったな?」
個室席の一つでオワイランと共に待っていると、やがてフライハイトが現れた。
彼は待っていたのがオワイランだけでなかった事に驚いた様子を見せたが、どうやらこちらの顔を覚えて
はいてくれていたようで、まずは手を差し出して来た。
三杉「今日は邪魔してすまない。 ともかく久し振りだね、ヴォルフガング・フライハイト。」
フライハイト「ああ。」
手を握り返して挨拶をすると、小さいが微笑みを返してくれた。
ここでようやくオワイランが間に入ってくれた。
オワイラン「ヴォルフ、彼はボクが直前に誘ったんだ。」
864 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 16:21:05 ID:???
フライハイト「マーク… そうか。 聞かれて構わないんだな?」
オワイラン「うん、彼は聞く資格があるんだ。 ラムカーネから名前のないかいぶつ≠受け取ったからね。」
フライハイト「ほう。」
三杉(名前のないかいぶつ…)
その単語に三杉は心当たりがあった。
初めてフライハイトと出会ってから間もなく、三杉はラムカーネと話す機会をもった。
ラムカーネがスタミナ不足ではなく、もっと大きな危うい問題を抱えている事に薄々気づいており、解決
方法を探すために彼の事を知ろうとしたのだ。
ラムカーネは問題を抱えている事に関しては肯定したものの、その中身や原因については何も語らず、
それ以上の詮索は『無意味』と三杉を拒否する態度を取った。
だがそれでも諦めず、三杉はサッカーへの情熱や仲間達、ラムカーネ、フロレンティア・ヴィオラというチーム
への思いなどを懸命に語り、ありままの感情を彼にぶつけた。
結果、三杉は僅かながらラムカーネの心情を聞くことに成功し、一冊の本を渡された。
三杉(その本の題が名前のないかいぶつ≠セった。 ラムカーネはあの本が自分のルーツだと
言っていたが、僕にはあの本の意味も彼の言葉の意味も結局は分からなかった。)
今日ここで話されるのは、あの日分からなかった話の答えなのだろうか?
三杉は驚きと期待が体の中へ広がっていくのを感じた。
865 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 16:22:24 ID:???
フライハイト「まずは最重要項目を伝えておく。 ドクターJの居場所が判明した。」
オワイラン「本当かい!?」
フライハイト「間違いない。 ドイツにあるルーエンハイムという小さな町だ。」
オワイラン「そっか… ようやく…。」
三杉(ドクターJ? 何か引っかかる名前だ。 何処かで見たような…)
☆心当たりはありますか?
A ある(要:具体的な記述)
B わからない
2票決です、メル欄は空白。 投票は本日中のみ受け付けます。
正しい記述を書けば内部的にボーナスが得られますが、パッパと先へ進みたければBを選択して下さい。
866 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 16:34:55 ID:CbWraR7M
A 別の戦いで心身ともにボロボロになったラムカーネを生かしてくれた
・・・つまりラムカーネの過去を知っているかもしれない人物
【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】の
>>581
に書いてありました
三杉本人が聞いたドクターJの話はたぶんこれだけのはず
867 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 16:39:30 ID:In5Os1cg
A 別の戦いで心身ともにボロボロになったラムカーネを生かしてくれた
・・・つまりラムカーネの過去を知っているかもしれない人物
なるほどー
868 :
866
:2014/07/18(金) 16:46:23 ID:???
あ、でもあくまで俺の答えだからね?何かほかにあると思うなら探してみたほうがいいかも
869 :
866
:2014/07/18(金) 16:52:50 ID:???
ただ一つ気になるのが
>三杉(ドクターJ? 何か引っかかる名前だ。 何処かで"見た"ような…)
聞いたんじゃなくて見たっていってること、多分バッドイベントにはならないだろうけど
そこで何かのミスしてる気がしないでもない
870 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 18:01:36 ID:NWRtRQYc
>>866
871 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 18:13:27 ID:???
> A
>>866
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『ドクターJ』という言葉を頭の中で必死に検索し、三杉はその名を思い出した。
何の事はない、ラムカーネ本人から聞いたのだ。
三杉(ラムカーネはサッカーをしている自分を、戦いに身を置いていると表現した。
その任務を与えたのがジョアンコーチ、そしてドクターJと言っていた… 確か。)
それを思い出すと、更に記憶は浮かび上がった。
『かつてオレは別の戦いの中にいた・・・それは虚しさしか生むことのない戦いだった。』
『戦いが終わり、身体もボロボロになったオレはこの時代に必要がなくなった。』
『しかしドクターJはオレを生かし、ジョアンはオレを求めた。』
ドクターJとは、かつて廃人のようになったラムカーネの命を救った…
つまりジョアンコーチと共にラムカーネの過去を知っている可能性がある人物かと思い至る。
三杉(だが、違うな…… そうじゃない。 気になるのは文字だ。 J≠フ文字だ。)
ドクターJは確かに記憶にあった。
だがその存在の大きさは、記憶の限りにおいてジョアンコーチと同列しかない。
それならば(今でこそ何処で活動しているか分からないが)、カンピオーネの名前を経由して
ジョアンコーチを探す方が余程楽なように思えた。
ここでジョアンではなくドクターJの名が出たという事は、ドクターJとはラムカーネにとってもっと
重要な人物、或いは重要な事を知る人物でなくてはならない。
872 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 18:16:38 ID:???
その解答の鍵となる情報を、三杉は何処かで目にした気がしていた。
しかしどうしても思いつかなかった。
三杉「すまない、ドクターJとは一体何者か教えてくれないか?
以前ラムカーネからは、彼の命を救い、サッカーの世界へ行くことを勧めた人物と聞いたが…」
オワイラン「えっ、ラムカーネからドクターJの事を聞いていたのかい!?」
三杉「ああ。 しかしもっと重要な人物の筈なんだ、引っかかる理由がどうしても分からない。」
フライハイト「なるほど、マークから聞いていた通り鋭いな。 探偵の素質がありそうだ。」
そう言うとフライハイトは紙とペンを取り出し、サラサラと一つの名前を書いてみせた。
それを見て三杉は思わず『あ、そうか!』と漏らしてしまった。
Jacob Fabulack
ヤコブ・ファベロック… そう、あの名前のないかいぶつ≠フ著者の名前だった。
その頭文字のJ=@これこそが引っかかりの理由だったのだ。
そしてこれは、引いてはドクターJとラムカーネを繋ぐ引力の強さを浮き彫りにしていた。
873 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 18:18:16 ID:???
三杉「つまり、ドクターJとはラムカーネのルーツとなる人物という事か。」
フライハイト「ああ、この男はラムカーネの生みの親とも言って良い。」
三杉「実の両親ではないと言っているね?」
フライハイト「そうだ。 ラムカーネをあのようにした人物と言うのが正確だった。」
三杉は絡まった糸が少しずつほどかれていく事に興奮を覚えた。
一つ分かれば自然と次に知るべき謎も見えてくる。
三杉「ではあの本、名前のないかいぶつとは一体何なんだい?」
フライハイト「簡単に言えば洗脳書だ。」
三杉「洗脳書!?」
フライハイト「長期間読み聞かせる事で、元々の人格を限りなく希薄にする効果があの本にはある。」
オワイラン「人格が希薄になった人間に新たな人格を加えたり、または上書きしたりして、
全く違う人物像を作り出す… 人格を改造する心理技術のためのテキストブックなんだ。」
三杉「そんな… 何だそれは…」
衝撃的な告白に三杉は言葉を失った。
だが逆に頭は冷静に物を考える事が出来ていた。
ラムカーネの感情が非常に希薄だった理由がこれで明らかになった。
しかし同時に違和感も生じた。
874 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 18:19:38 ID:???
☆ここまでの話を聞いて違和感ありますか?
A ある(要:具体的な記述)
B 具体的な事は出てこない
2票決です、メル欄は空白。 投票は本日中のみ受け付けます。
正しい記述を書けば内部的にボーナスが得られますが、パッパと先へ進みたければBを選択して下さい。
875 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 18:27:24 ID:mvoSWKaw
A性格を消したのに何故上書きしないのか?
876 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 18:31:03 ID:aVBuZb62
A
その本によって性格や人格に影響することと、
ラムカーネの特質(後半に動きが悪くなる、異常な反射神経)の関係が分からない
これかなあ?
877 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 19:08:51 ID:4eSkyZe2
A なぜそれを自分が受け取ったのかということ
そんな本だとしたら三杉に渡す理由が見当たらない
878 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 19:10:59 ID:???
本日はここまでになります。
三連休は多分更新がありません。
我が家のリグルさんに初温泉体験させに行って参りますので。
あと、なんだか無茶な推理ばかりさせてすみません。
伏線の立て方とかよく分からずやってます。
879 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 20:06:40 ID:In5Os1cg
A性格を消したのに何故上書きしないのか?
880 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/18(金) 21:54:38 ID:???
>>875
さん
>>879
さん正解でした。
結果分からないまま3日放置は流石に申し訳ないですのでそれだけ…
881 :
森崎名無しさん
:2014/07/18(金) 21:55:53 ID:???
温泉乙でしたー
882 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:11:55 ID:???
> A 性格を消したのに何故上書きしないのか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『 名前のないかいぶつ ヤコブ・ファベロック
むかしむかし、ある所に名前のない怪物がいました。
怪物は名前がほしくてほしくて、しかたがありませんでした。
そこで怪物は度にでて、名前を探すことにしました。
でも、世界は広いので、怪物は二つに別れて、旅に出ました。
一匹は東へ、もう一匹は西へ。
東へ行った怪物は村を見つけました。
村の入口には鍛冶屋がいました。
「鍛冶屋のおじさん、僕にあなたの名前をください」
「名前をなんかあげられるものか」
「名前をくれたら、お礼におじさんの中に入って、力を強くしてあげるよ」
「本当か。力が強くなら、名前をあげよう」
怪物は鍛冶屋のなかに入ってきました。
怪物は鍛冶屋のオットーになりました。
鍛冶屋のオットーは村の一番の力持ち。
でも、ある日 「僕を見て、僕を見て、僕の中の怪物はこんなに大きくなったよ」
バリバリ グシャグシャ バキバキ ゴクン。
おなかのすいった怪物はオットーの中から食べてしまいました。
怪物はまた名前のない怪物に逆戻り
靴屋のハンスの中に入っても、 バリバリ グシャグシャ バキバキ ゴクン。
また名前のない怪物に逆戻り。
狩人のトマスの中に入っても、 バリバリ グシャグシャ バキバキ ゴクン。
やっぱり名前のない怪物に逆戻り。
883 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:13:15 ID:???
怪物はお城の中に素敵な名前を捜しに行きました。
お城の中には、病気の男の子がいました。
「君の名前を僕にくれたら、強くしてあげるよ」
「病気が治って強くなるなら、名前をあげる」
怪物は男の子の中に入ってきました。
男の子はとても元気になりました。
王様は大喜び「王子が元気になった、王子が元気になった」
怪物は男の子の名前が気にいりました。
お城の暮らしも気にいりました。
だから、おなかがすいても我慢しました。
毎日毎日、おなかがペコペコでも我慢しました。
でも、あんまりおなかがすいてしまたので、
「僕を見て、僕を見て、僕の中の怪物はこんなに大きくなったよ」
男の子は王様も家来もみんな食べてしまいました。
バリバリ グシャグシャ バキバキ ゴクン。
だれも居なくなってしまったので、男の子は旅に出ました。
何日も何日も歩き続けて。
ある日、男の子は西へ行った怪物に出会いました。
「名前がついたよ、素敵な名前なんだ」
西へ行った怪物は言いました。
「名前なんて、いらないわ。名前なんてなくても幸せよ。」
「私たちは名前のない怪物ですもの」
男の子は西へ行った怪物を食べてしまいました。
せっかく名前はついたのに、名前を呼んでくれる人は誰もいなくなりました。
ヨハン、素敵な名前なのに。 』
884 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:14:59 ID:???
三杉は名前のない怪物の内容を頭の中で暗唱してみた。
手元に現物がなくとも暗唱は容易な作業だった。
ラムカーネの言葉から、あの本に何らかの秘密があるだろうと推測し、何度も読み返していたからだ。
(ラムカーネ「人間は何にだって成れる、それこそかいぶつにも。」)
(ラムカーネ「オレの中には怪物がいる。 はじめはオレ自身が怪物だと思っていたが、そうではなかった。」)
ラムカーネが呟いた言葉も思い出した。
怪物になれるとはどういう事か、中に怪物がいるとはどういう事か、怪物とは何か?
本の内容と重なる物言いに、そこに隠された暗喩の正体について三杉は想像した。
だが現実と照らし合わせただけでは、その答えは出て来なかった。
三杉(洗脳書か…)
三杉は洗脳について詳しくは知らないが、今この話を聞いてゾッとした。
随分と物騒な本を読みこんでいたものだ、と。
フライハイトは『長期間読み聞かせる事で〜』と話した。
つまりただ読むだけで効果を発揮する代物ではないのだろう。
視覚以外に聴覚へ働きかけたり、もしかしたら読み聞かせる環境の調律も必要かもしれない。
885 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:16:10 ID:???
三杉(…だからと言って、もう一度読んでみたいとは決して思えないな。)
元々の人格を限りなく希薄にする。
人格が希薄になった人間に新たな人格を加えたり、または上書きしたりして、全く違う人物像を作り出す。
間違いでも自分の身に起こって欲しくはない。
三杉(元の人格を希薄にすることが、名前のない状態へ近づけること…?
そこへ入れ込む別の人格が怪物を示しているのか?)
この辺りはゴチャゴチャとしていて整理が難しかった。
元々関係がメタファーとして示されているのではないのかもしれない。
単に怪物は名前がないからこそ、鍛冶屋にも靴屋にも狩人にも、そして王子にもなれたのだと…
名前がなければ何にでもなれると信じ込ませるツールでしかないのかも知れない。
三杉(それよりもラムカーネ本人に関することだ。)
俺の中には怪物がいる。
オレ自身が怪物だと思っていたが、そうではなかった。
ラムカーネの言葉を借りれば、ラムカーネは怪物(後からインストールされた人格)ではない。
つまり普段自分達と接しているラムカーネは、ラムカーネ本人という事だ。
正確に言えば、洗脳書により希薄になったラムカーネの元人格だ。
886 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:17:36 ID:???
しかしラムカーネは自分の中に怪物がいると言った。
では怪物に該当する後付けの人格は何処に居るのか?
少なくとも三杉には見た記憶がない。
出会って以降、ラムカーネは一貫してあの調子なのだ、間違いない。
三杉「ラムカーネの人格は希薄にされて、そのせいでああ≠ネっているんじゃないか?
そうだとしたら、人格の上書きや追加はされていないのか?」
三杉は違和感に思ったことを2人に問いかけてみた。
自分の頭だけで考えても、きっとこのピースは埋まらないのだろう。
フライハイト「…マーク、彼には何処まで教えているんだ?」
オワイラン「ボクは何も話していないよ。」
フライハイト「そうか。 今日話した情報だけで、その疑問に至ったのか。」
三杉(正確にはラムカーネの呟きもあるが、余計な口は挿むまい。
それより一秒でも早く違和感の先へ行きたい。)
※正しい記述により内部的にボーナスを取得
887 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:20:07 ID:???
オワイラン「ミスギ。 ヴィオラに入ってから、ボクもラムカーネの事を観察してきました。
けれどキミの言う通り、ラムカーネはずっと彼のままのようです。」
三杉「うん。」
フライハイト「その話から、ラムカーネの中に別の人格が入っているとは考え辛い。
しかし何かが入っている。 名前のない怪物だけでは説明できない何かが。
それがずっと分からなかった。」
三杉「分からなかった=H」
回りくどい言い方に少しだけ気持ちが焦れた。
それが伝わったのだろう、フライハイトは『スマン』と一言詫びた。
フライハイト「マークとオレが出した結論はあくまで推測でしかない、そういう前提がある。
ラムカーネのような男を作り出すには、名前のない怪物だけでは不可能だったからな。
随分と考えたが… 恐らくラムカーネの中に入っているのはゼロシステムと呼ばれる物だ。」
三杉「ゼロシステム…」
その言葉(ピース)が、ポッカリ空いていたスペースへすんなりと嵌まりこむイメージが沸いた。
ラムカーネの中に居る怪物の正体の正体、その名称。
システムという名を冠しているからには、きっと何らかの形でラムカーネに働きかけている機構か。
語源を鑑みれば、ラムカーネと何かを結合する機構かも知れない。
その結果としてラムカーネは超人めいた動作をする事が出来、それが長時間に渡ればパフォーマンス
レスの状態へ至るのか。
888 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:23:00 ID:???
三杉「ゼロシステムとは?」
当然続く問いであろう。
2人の沈黙が長いため、止む無く口にした。
オワイラン「それについてはまだ説明が出来ません。 あまりにオカルトに近い話なので…」
三杉「オカルトか…。 今ならどんな話でも信じてしまいそうだけど?
さきほど洗脳という言葉を聞いてから、オカルトと科学の境界が曖昧になっているのでね。」
オワイラン「…すみません。」
三杉はフライハイトの方を見つめてみた。
フライハイト「それについて確信を持って話せるのは、名前がゼロシステムであること。
その開発者がマイスターAと呼ばれる人物だということだけだ。」
どうやら2人とも話してくれそうもない。
何か事情があるという事か、それとも曖昧な事は言うまいと考えているのか。
それとも、この2人にとっても半信半疑な内容であるのか。
フライハイト「そのオカルトに傾いた部分の真偽を確認するためにドクターJを捜していた。
そしてドクターJは見つかった。 オレ達の推測の真偽がどうであれ、真実はそこにだけある。」
三杉「なるほど…。」
889 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/22(火) 18:26:48 ID:???
後は賽を投げなければ分からない。
2人はそう言いたいのだろう。
三杉は一度だけ深呼吸をした。
20%の酸素を一杯に取り込み、ほぼ100%の二酸化炭素を吐き出すイメージを思い浮かべる。
これで脳はもう一度働く気になるはずだと期待した。
☆2人に何か問いかけますか?(最大2回)
A やはりゼロシステムの内容を聞きだしたい。(要:どうやって聞き出すか or ゼロシステムの推測)
B ドクターJの目的はなんだったのか?
C ドクターJに会い、真実を知ってどうするのか?
D マイスターAとは何者なのか?
E 2人がこのような深い事情を知っているのは何故か?
F ラムカーネからゼロシステムをアンインストール(?)する事は可能なのか?
G ジョアンコーチはドクターJの共犯だったのだろうか?
H 何故ラムカーネは自分に名前のない怪物を渡したのだろうか?
I その他(要記述)
2票決、メル欄は空白でお願いします
890 :
森崎名無しさん
:2014/07/22(火) 18:29:16 ID:4EkyjlaU
E
891 :
森崎名無しさん
:2014/07/22(火) 18:48:53 ID:2Ppn3keM
E
892 :
875
:2014/07/22(火) 19:28:25 ID:Zjy8wMbg
あってたのか・・・
893 :
森崎名無しさん
:2014/07/22(火) 19:33:28 ID:???
I ゼロシステムの効果で後半のパフォーマンスが落ちるのは推測できるが
レッチェ戦の後半ではそういう傾向がなかったことを話してみる
894 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 13:42:56 ID:???
> E 2人がこのような深い事情を知っているのは何故か?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉は最も基本的なところを失念していた事に気が付いた。
このオワイランとフライハイトが何故このような事を知っているのか、二人とラムカーネの関係は
一体何なのか、という原動となる筈の部分だ。
三杉「スタート地点に戻って教えて欲しい事がある。」
フライハイト「何だ?」
三杉「君達二人が、ラムカーネについてここまで深い事情を知っているのは何故だい?」
三杉はストレートに問いかけてみた。
ここまでの事を自分に聞かせたのだ、今さら嘘をつく事もあるまい。
話しづらい内容であれば、それも『話せない』と正直に言ってくれる筈だ。
フライハイトはオワイランへ視線を向けた。
オワイランがそれに応えたので、二人は互いに目と目を合わせる形になった。
オワイランは小さく頷くと、フライハイトは再び三杉に視線を向けて語り出した。
恐らくこの質問が飛んでくるのは想定済みで、今のは確認の合図だったのだろう。
フライハイト「以前、東ドイツにシェルタード・スクールという施設があった。
スクールと言っても公的な学校とは全く無関係な施設だがな。
スクールの目的は優秀な兵士、優秀な工作員、カリスマ主導者などを作り出すこと。
その方法として、先ほどの洗脳を利用した人格改変が用いられていた。」
895 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 13:44:01 ID:???
三杉「それはまた… 突拍子もないSFのように聞こえるな。」
フライハイト「事実だ。」
オワイラン「社会主義の国家では洗脳研究は古くからされていました。 そこに資本主義を駆逐する
ための武器が必要だという名目の元、人の人格を改変して優秀な人材を作り出すという
軍事実験施設≠ェあったとしたら、それは現実味を帯びて聞こえるのでは?」
三杉「社会主義国家の実験施設か… なるほどね。 背景として納得出来る。
(ただ、実験が成功して実用化されたとはとても想像できないがね。)」
フライハイト「その施設に使われた実験体がラムカーネであり、オレやマークでもある。
簡単に言えば、オレ達三人は同窓生という話だ。」
三杉「同窓生…。」
同じ実験施設の出身、予想が出来なかった話ではなかった。
少なくともフライハイトについては、ラムカーネと似た雰囲気を持っているからだ。
だからオワイランもそうであったという話には違和感が大きい。
三杉「本当にオワイランもそうなのかい?」
オワイラン「シェルタード・スクールに出資協力し、成果をペイとして求める資産家は多かったようです。
父もその類でして、資金と共にボクが送り込まれたんですよ。」
三杉「(ほう、資産家の跡取りという話は初耳だな。 …だが、そうじゃない。)
僕が聞きたいのは、君が人格改変とやらを施され、それに見合う何かを得たのかだよ。
単なる印象に過ぎないが、君がラムカーネやフライハイトと同じ処置を受けたようにはとても…」
896 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 13:48:37 ID:???
オワイラン「なるほど、そういう話ですか。 違和感を感じるのはもっともです。
ラムカーネが受けた処置は勿論、ヴォルフと受けた処置もボクのとは違います。」
三杉「処置が違う…?」
フライハイト「オレに施されたのは諜報員、工作員としての教育と、人格の追加だった。
マークの場合はカリスマ指導者としての王道教育と、人格の上書きだ。」
オワイラン「ヴォルフに求められたのは、緊急時… 例えば敵に捕らわれそうになった時です。
敵側に情報を漏らさず逃げ遂せられるような、普通では出せないような底力を
発揮できるよう、好戦的な人格が入れられたそうです。」
三杉(通常の諜報任務では好戦的な人格は向かないから、緊急時にだけ顔を出す別人格か。)
オワイラン「ボクの場合は指導者としてのボクが求められましたからね… 人格が入れ替わるような
事があってはいけなかった。 だから人格の上書きをしようとしたんです。」
三杉「するとオワイラン… 君は後付けのパーソナリティという事なのか…」
少なからずショックを受けつつ、三杉は事実を受け止めようと口に出して確認した。
しかし意外にもオワイランは『いいえ』と否定の言葉を返した。
オワイラン「人格の上書きについては重大な欠陥がありました。
時折憎悪の塊のようになって、人々の愚かさを許せなくなってしまうのです。
誰にでもある愚かさを許容出来ない、共に歩けない人間はどれほどの能力を備えようと
も指導者になんか向く筈がない。
だからボクは多くの人の協力で、上書きされた人格を打ち消したんです。」
897 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 13:50:39 ID:???
三杉「ふうん… 話を信じるならば、今の君は産まれたままの人格という事なんだね。」
『お陰で指導力の欠片もない凡人となり、家では用済みの烙印を押されました』とオワイランは
付け加えて苦笑した。
三杉「ともかく君は、後からインストールされた物は克服出来るという生き証人という訳だ。」
オワイラン「そういう事になりますね。」
フライハイト「話が随分と脱線したが、オレやマークがラムカーネの事を詳しく知る理由はそんな所だ。
今までの話が最初から最後まで全てペテンだと思わない限り、納得しただろうと思う。」
三杉「ああ、そうだね。」
一つの質問から幾つもの事が判った。
二人(とラムカーネ)の関係や来歴、ドクターJの目的、ひいては二人がドクターJに会う事で何を
しようとしているのか。
納得も出来たと頷ける。(全てを信じるという仮定の下ではあるが)
とは言え、まだ分からない事も新たに生じた興味もある。
三杉は時計を見て、あと一つだけ聞こうかどうか考えた。
898 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 13:51:48 ID:???
☆2人に何か問いかけますか?(残り1回)
A やはりゼロシステムの内容を聞きだしたい。(要:どうやって聞き出すか or ゼロシステムの推測)
B マイスターAとは何者なのか?
C ラムカーネからゼロシステムをアンインストール(?)する事は可能なのか?
D ジョアンコーチはドクターJの共犯だったのだろうか?
E 何故ラムカーネは自分に名前のない怪物を渡したのだろうか?
F オワイランの出自についての詳細。
G フライハイトは今でも別人格が同居している状態なのか?
H その他(要記述)
I もう十分、話をこれで切り上げる
2票決、メル欄は空白でお願いします
899 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 14:10:10 ID:wcTA3gXs
H ゼロシステムの効果で後半のパフォーマンスが落ちるのは推測できるが
レッチェ戦の後半ではそういう傾向が見えなかったことについて
900 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 14:20:03 ID:6dlk66IE
B
901 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 14:20:50 ID:tnYyORJQ
H ゼロシステムの効果で後半のパフォーマンスが落ちるのは推測できるが
レッチェ戦の後半ではそういう傾向が見えなかったことについて
見なおしてきた。良く覚えているなぁw
902 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 14:29:15 ID:???
そのレッチェ戦の後半でブルノが色んな世界に引っ張りだこのスター(笑)になったんだよなw
903 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 15:44:30 ID:???
> H
>>899
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「ラムカーネに入っている何か… その、ゼロシステムとやらによって彼の超人的
セービングが成り立っている事は想像がつく。
ある時間帯を境にパフォーマンスが急落するのも、そのせいなんだろうね。」
オワイラン「そうに違いないと思うよ。」
三杉「だけど、ちょっと待ってほしい。
ラムカーネのパフォーマンスがあまり落ちなかった事例がある。」
フライハイト「ほう? それは確かか?」
三杉「多分…。」
オワイラン「多分?」
正直、自信を持って主張できるような話ではなかった。
何故ならばあの試合、コッパ・イタリア・プリマヴェーラ予選第3試合のレッチェ戦。
いつもならばラムカーネのパフォーマンスが底をついていた筈の後半において、
ラムカーネが行動する場面はただの一度きり。
しかもイスラスにゴールを決められてしまった場面の記憶しかない。
三杉「いつもならパフォーマンスが落ちている筈の時間帯、ラムカーネの動きが多少
マシだったような印象を受けたんだ。」
フライハイト「何度もあった事か?」
三杉「いや、その日だけだ。 それに、そういう印象を受けた行動も1度きりだしね。」
904 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 15:46:47 ID:???
オワイラン「なるほど… ちょっと参考になりそうな話ではありませんね。」
三杉(まあそうだよな…)
どうやらこの件は、偶然そう見えた気がする∴ネ上の話にするのは難しそうだ。
三杉としても只の一回見た感覚的な話を強硬に主張できるとは思っていない。
どちらかと言えば、二人がどう反応するか興味があったと言える。
予想に反して『え、それは凄い』、『いける』などと言ってくれたら有り難かったという程度だ。
フライハイト「ドクターJに会った際には、一度でもそういう印象を受けた事は伝えてみるか?」
オワイラン「そうだね。 技術面の当事者は違った感想を持つかも知れない。
…とは言え、あまり期待はしない方が良いと思うよ。」
三杉「どういう事だい?」
だが話は全く別のベクトルを持って繋がる気配を見せる。
フライハイト「ドクターJ自身はゼロシステムの事をそこまで掌握出来ているとは思えないからだ。」
三杉「何故そんな事がわかる?」
フライハイト「もし掌握出来ていたなら、ゼロシステムは既にアンインストールされているべきだ。
ラムカーネをサッカーの世界に導いたのはジョアン・ウェンガーとドクターJだと
聞いている。 だがゼロシステムというツールはサッカーをするには悪影響の方が
多いと言うしかない。」
三杉「ラムカーネがいまだゼロシステムの影響から脱していないのは、それが出来なかったから?」
フライハイト「これも推測だ。 短時間に限れば、ゼロシステムはサッカーでも有用なようだからな。
だが、そういう起用方法がなされていない事を鑑みれば、そう外れているとは思えん。」
905 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 15:49:24 ID:???
三杉「…だとしたら、君達はドクターJに会ってどうしようと言うんだ?
ラムカーネをゼロシステムから解放しようとしているのではないのか?」
そう、ドクターJにそれが出来ないというのならば、訪ねる理由が分からなくなる。
二人は単純に過去の怨恨で動いているのだろうか?
いや、どうもそんなようには思えない。
彼らのラムカーネを気遣う様子は率直だし、会話の中にドクターJへの憎しみも滲んでいない。
二人が教えてくれたのは、その疑問の回答… へのヒントだけだった。
フライハイト「それについてはそうだ。 ラムカーネをどうにかしてやりたいと思っている。
だが、オレ達がドクターJに期待しているのはあくまでゼロシステムの正体だけだ。」
三杉「それが判ればどうにか出来ると言うのかい?」
オワイラン「技術… いや、技術と言えるかどうかも分かりませんが。
ともかくそれがボク達の推測の通りなら、彼を解放する自信があります。」
その方法は… と聞こうとして、三杉は留まった。
聞いたところで今は答えてくれないのは、先ほどの受け答えで明白だ。
分からないが、分からないままに今は納得しなければならないのだろう。
三杉「納得できない部分は多々あるが、君達にも事情があるのは分かる。
言っても僕は部外者に近い立場だからね。」
オワイラン「すみません、中途半端なことしか言えなくて。」
フライハイト「オレは知り過ぎだと思うがな。」
少し皮肉めいてフライハイトが口添えた。
906 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 15:50:26 ID:???
三杉「…で、ドクターJを訪ねるのはいつになるんだい?」
オワイラン「マンチェスター戦が終わったら早急に。
暫く別行動を取りたいので、キャプテンの許可が欲しいですね。」
三杉「僕が同行するのは問題があるかな?」
オワイラン「ないですよ。 しかしミスギはこれからも暫くは多忙なのでしょう?」
ファンベルグ氏による指導に事を言っているのだろう。
確かにそれは事実で、身体を空ける暇は(少なくとも当面は)ない。
興味はあっても、他の予定を蹴るのは不利益が大きすぎる。
かと言って状況がずっと維持されるのは希望的観測であり、先延ばしも不安が大きい。
☆どうしますか?
A ドクターJへの訪問はオワイランに全権委任し、後で必ず報告をもらう。
B あくまで自分も同行したい、自分の予定が空くまで訪問を先延ばしにする。
C あくまで自分も同行したい、他の予定を蹴って同行する。
D その他(何かあれば)
3票決、メル欄は空白で。
907 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 15:57:47 ID:wcTA3gXs
A
908 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 15:58:14 ID:tnYyORJQ
A
909 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 16:00:21 ID:1s7x46DE
D 念のため、今の話をシーザーにしていいか聞く
910 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 16:02:32 ID:NHeEXk9E
A
911 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 17:32:23 ID:???
> A ドクターJへの訪問はオワイランに全権委任し、後で必ず報告をもらう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
多少悩んだが、三杉は自分の興味は後回しにするべきだという結論に達した。
限りなく部外者に近い自分にここまで話してくれたのは、二人の誠意だろう。
またラムカーネが三杉にここまで扉を開いていると二人が判断したからこそというのもある。
希薄になった感情の中でラムカーネが表してくれた精一杯の信頼、オワイランとフライハイト
の出来うる限りの誠意を考えれば、自分の興味などちっぽけな話だった。
三杉「一つだけ。 定期的に安否連絡を入れるのだけは約束して欲しい。
裁量があると言っても、全く管理なしにおくわけにはいかないからね。」
オワイラン「ええ、定期連絡についてはもちろん約束します。」
三杉「それなら分かった、別行動はここで承ったよ。」
信じがたい密会はこれで一旦幕を閉じた。
次に幕を開けるのは数日後だ。
だがその前に、三杉達は高い山をまた一つ越えなければならない。
当然マンチェスター・ユナイテッドとの一戦の事だ。
頭はここで切り替え、引きずる事は許されない。
912 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 17:34:11 ID:???
三杉「ところでフライハイト、君はその日までどうしているつもりだい?
もしやサーカスの興行が?」
フライハイト「サーカスとは暫く距離を置くことにした、だから予定は何もない。
折角だ、明日の試合は観戦させて貰うぞ。」
オワイラン「おや、そうなのかい? 困ったな、恥ずかしいプレーは出来ないよ。」
三杉「フフ、全くだ。」
重い会話が終わり、ひとまず談笑の空気が漂った。
だが全ては明日、マンチェスターを打ち破ってからだ。
先の景色を観るために、目の前の山が邪魔をしていると三杉は思った。
→ To be continued A.C.E.U−10
913 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 17:37:06 ID:???
Episode2 EDテーマ[great escape] ※勝手に
ttp://www.youtube.com/watch?v=u2YSzzXb2I4
例えば俺が俺じゃないとして
お前はお前だと言い切れるのか?
砂の器を壊してこぼれた心
拾って集められるか?
誰かの呼ぶ声が 耳鳴りに変わった
時が止まったみたいだ
さあ目を覚ませ
深い闇俺は抜け出した
疾風みたいに逃げ出した
生きた屍みたいだった
俺達は壁の外へ
914 :
本日は以上ですスレタイ募集いたしますアナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/23(水) 17:40:18 ID:???
『 次 回 予 告 』
サッカーの母国イングランドが誇るマンチェスター・ユナイテッド。
彼ら赤い悪魔との一戦の火蓋が遂に切られた。
アルバート・シンプソン
ジョージ・ラスト
そしてエフゲニー・C・ピャタコーフ
そのパスは守備を切り裂き、そのドリブルはベストなロードを走り、
そのポストプレイは流れを強烈に呼び込む。
だが彼等が強い事は三杉達は承知していた。
一方観客席でフライハイトは思いもかけず陸と再会していた。
試合を観る中で、陸は凶兆をフライハイトへと告げる。
次回 アナザーカンピオーネ エピソード2 〜第十幕〜
【】Another-CU_10【】
この次も サービスサービスゥ!
915 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 17:43:45 ID:???
【Glory】Another-CU_10【Man U】
【赤い】Another-CU_10【悪魔】
Glory Glory Man United
916 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 18:11:53 ID:???
【戦士達の】Another-CU_10【邂逅】
【レジスタVS】Another-CU_10【ギフテッド】
917 :
森崎名無しさん
:2014/07/23(水) 23:25:35 ID:???
【サポーターvs】Another-CU_10 【ナポレオン】
【観客席へ】Another-CU_10 【カンフーハッスル】
【中国三千年が】Another-CU_10 【見てる】
918 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:37:25 ID:???
アナカン「ボンジョルノ、データ開示オペレーターのアナカンです。
モニカさんは本編で出番が増えたのでリストラしました。」
ブルノ「キング・オブ・サッカーにオレはなる!」 ドンッ
アナカン「ゲストは自称キング・オブ・サッカーのブルノさんです。
どうぞ宜しくお願い致します。」
アナカン「ちなみにキング・オブ・サッカーとは原作WY編…」
占い婆「すごい力を持った星たちが、もの凄い気を発散させながら、この日本へやって来る。
すごい力を持って…」
占い婆「この戦国ワールドユースを勝ち抜いた者には、サッカー世界一、
キング・オブ・サッカーの称号が与えられるだろう!」
アナカン「…だ、そうです。 ブルノさんには戦国ワールドユースへ出場して頂きましょう。
ちなみにこの占い婆、杉本久美さんのお祖母さんです。」
ブルノ「そんな事よりスレ主よ。
オレもそろそろもう一段階、強さのステップを上げたいと考えてんだわ。」
アナカン「いーんじゃないですか?」
919 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:39:59 ID:???
ブルノ「って事で! ぜひ、オレに悪魔の実を!」
アナカン「いいですとも!」
ブルノ「来た! オレの時代が来た!」
アナカン「そんなブルノさんへスレ主から新たなプレゼント!」
ブルノ「ヒャッハーーーーー! ブル汁ブシャー!」
アナカン「ブルノさんにはプロ水球のGKをやって頂きたいと思います!
FIFA水球ワールドカップのイタリア代表に選ばれた事にしましょう!」
ブルノ「 (;・∀・) ナン! (; ∀・)・ デス!! (; ∀ )・・ トー!!!」
アナカン「水の中では無力だけど問題なし! あと海楼石のミサンガもつけときますね!」
ブルノ「アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ」
アナカン「そんなどうでもいい事はさておき、バルセロナBのデータ紹介に話は変わります。
毎度おなじみフォーメーション→ステータス→技という手順です。」
920 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:41:38 ID:???
フォーメーションA [4−3−3]
−−−−−−−
−−−H−−− Hアルゴス
−J−−−F− Fリネカー Jラーソン
−−−I−−− Iディエゴ
−−−−−−−
−−G−E−− Eグランディオス Gライカール
−−−−−−−
−B−−−A− Aペドロ・フォンセカ Bフェレール
−−C−D−− Dマルコス・アウミージャ Cクァール
−−−@−−− @ルベン・ゴンザレス
アナカン「前半のフォーメーション、Iディエゴをトップ下に置いた4−3−3です。
実際は図よりもラインは高く、また左サイドのAフォンセカがよく上がります。
バルサ得意のショートパスでビルドアップし、Iディエゴが決定的な仕事をする意図です。
並のチームなら王道のパスワークに手も足も出ず、ボコボコに撃たれるところ。
ヴィオラも序盤はかなり焦らされましたが、しかし修正がとにかく早かった。
数に物を言わせた中盤の守備でパスワークを成り立たせない。
特にミハエルさんは本気でイケメンでした。」
921 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:43:22 ID:???
フォーメーションB [3−3−4]
−−−−−−−
H−−−−−F Fリネカー Hアルゴス
−−J−I−− Iディエゴ Jラーソン
−−−−−−−
−G−−−E− Eグランディオス Gライカール
−−−A−−− Aフォンセカ
−−−−−−−
D−−C−−B Bフェレール Cクァール Dアウミージャ
−−−−−−−
−−−@−−− @ルベン・ゴンザレス
アナカン「後半のフォーメーション、0トップ2ウイング2トップ下とでも言いますかね。
フォンセカを中盤の底に入れ、パスコースの数が強化されてます。
でもそれはフェイクで、狙いはアルゴスへのロングボールとディエゴ・ラーソンへの縦パス。
この縦パスはオフサイド取れない位置取りなので、守備側は中々に厳しい。
…で、普通にビルドアップしようとしてもヴィオラの中盤は予想外の堅牢さでした。
ならば中盤省略する選択肢をガンガン使っていこうって事で縦の選択肢を増やしました。
またウイングを外に広げたのでクロスも上げやすくなってます。」
922 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:46:27 ID:???
[ステータス]
. ド パ シ タ カ ブ フィ 合計 高/低 ガッツ LV
69 69 68 68 68 68 68 478 1/4 900 39 Jラーソン
69 68 70 69 68 68 70 482 2/2 900 39 Hアルゴス
70 68 69 66 66 66 69 474 3/3 850 39 Fリネカー
71 69 70 71 70 69 72 492 4/3 980 40 Iディエゴ
68 69 67 69 70 67 69 479 2/2 800 39 Gライカール
69 70 68 68 70 67 67 479 2/3 850 39 Eグランディオス
68 68 67 68 68 69 68 476 2/2 800 39 Dアウミージャ
68 68 70 69 68 70 69 482 2/2 850 39 Cクァール
68 69 66 69 68 70 68 478 1/1 750 40 Bフェレール
68 69 66 69 68 70 68 478 2/2 800 39 Aフォンセカ
(フィールダー合計:4798)
パンチ:75 キャッチ:73 フィ:71 高/低:2/2 ガッツ:800 LV39 @ゴンザレス
アナカン「Iディエゴは途中で覚醒したので別格の強さ。
穴だったBフェレールも覚醒したのでパラメータだけはフォンセカ並に。
またチームスキルによって全員パス+2なので、実際は数値以上に凶悪厳しい筈。
…にも関わらずバルサはシュートに持っていくのが非常に厳しかったのは、試合中
に述べられた幾つかの弱点によるものでしょう。
またGKは一流半の実力で、ブンナーク級なら比較的楽にゴールを奪えそうですが…」
923 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:47:33 ID:???
[技・スキルリスト]
Iディエゴ
ヒールリフト(1/4でドリブル+4) クライフターン(1/4でドリブル+3)
華麗なパス(パス+3)消費100 ※ノールック、ヒール
オーバーヘッドキック(高シュート+2)消費120
ローリングオーバーヘッド(高シュート+4)消費200
テクニカルチャージ(1/2でタックル+1吹飛4)
オーバーヘッドクリア(高クリア+2)消費100
スキル[マリーシア2](任意発動、守備敗北時ファウルで止める)
スキル[ラ・マシア](ショートパス+2、攻撃時敵ガッツ消費増、守備時ガッツ消費増)
スキル[オーバークロック](カードがAで2D6を15に強制変更)
スキル[スケアリーモンスター](全能力+1、全接触行動に吹飛3、ガッツ消費1.2倍、必殺技追加)
アグィラ・デル・オーロ(黄金の鷲)(シュート+8吹飛2)消費250
カウンターシュート(近接ブロック時ダイヤ絵柄で+10、成功で撃ち返し)消費300
シルバーバレット(1/4でドリブル+4吹飛1)
ライン・オブ・ミゼル(1/2でタックル+3吹飛1)
バッドスキル[逆上](審判の印象悪化速度↑↑)
Hアルゴス
強威のインドラ(1/2でドリブル+3吹飛1)※敵の人数補正無効
踏殺のインドラ(必殺トラップ+2吹飛2)消費100
闘気のインドラ(必殺キープ+1吹飛3)消費80
天空のインドラ(高シュート+2吹飛2)消費120
至近距離シュート(近シュート+4)消費150
スキル[遠投のインドラ](ロングスロー)
スキル[ラ・マシア]
924 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:48:52 ID:???
Fリネカー
ピンポイントショット(低シュート+4)消費200 ※1/2で敵マーク引きはがし
スキル[英国のクリーンプレイヤー](黄札赤札を貰わない、カードが奇数なら反則無効化)
スキル[スルー](スルー可+2)
スキル[ラ・マシア]
Jラーソン
クイックカットイン(3/4でドリブル+3)
S.S.S(スピーディ・スライディング・シュート)(シュート+6)消費200
S.S.S(スピーディ・スライディング・シュート)(低シュート+3)消費200
S.S.S(スピーディ・スライディング・シュート)(1on1シュート+4)消費150
ダブルニーブロック(1/2ブロック+4)消費150
スピードタックル(1/2タックル+2)
クイックダッシュカット(1/2パスカ+2)
スキル[白夜の4騎士/速](フィールドカバーリング↑)
スキル[ラ・マシア]
Gライカール
スキル[マーク+1]
スキル[マリーシア2]
スキル[ラ・マシア]
Eグランディオス
テクニックドリブル(1/2でドリブル+2)
ピンポイントパス(3/4でパス+2)
スキル[ラ・マシア]
925 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:49:55 ID:???
Dアウミージャ
鋭いタックル(1/2でタックル+1)
スキル[2段タックル](タックル+2吹飛4、2回判定、数値は高い方、反則は悪い方)
スキル[ラ・マシア]
Cクァール
ハイパワータックル(1/2でタックル+3吹飛3)
ダイビングブロック(1/4でブロック+4)消費150
パワーブロック(1/2でブロック+2)消費100
アキュートシュート(シュート+8吹飛2)消費250
クリアフラグ
スキル[ラ・マシア]
Aフォンセカ
スネークマーク(必殺マーク+2)消費100
スキル[ディフェンス連携+1]
スキル[ラ・マシア]
B×フェレール ◎ファーレル
フェレールタックル(1/4でタックル+3)
スキル[ラ・マシア]
@R・ゴンザレス
スキル[南米の巨人](パワーシュートに対して+4、吹飛無効)
1対1補正+2
926 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:51:04 ID:???
アナカン「ディエゴはスティール・ボール・ランの彼を元ネタとして登場して頂きました。
SBRディオやばい強い。 本当手が付けられない。 スレ主の寵愛受け過ぎ。
通常は翼やストラットより弱い感じで、恐竜化したら2人よりやや強くなる設定でした。
ただし恐竜化はガッツ消費が厳しく、またプレイが荒っぽくなって審判の心証がみる
みる悪くなると言う諸刃なスキルのため、総合では翼らに軍配が上がる筈だと…
…思っていたらまさかのJoker覚醒、翼を超える力を得てしまいました。
ぶっちゃけ一人で何でも出来ます、退場さえしなければ。
最終局面での反則ラッシュはヴィオラを勝たせたいカード神の意思だったのでしょう。」
ブルノ「あーあ、オレこいつの部下になろっかなぁー。
吸血鬼になりゃ超パワー得られるんだろ?」
アナカン「あれ、水だけじゃなくて日光も弱点にしたい?
ちなみにキミは悪魔の実&吸血鬼化でやっと人並みレベルだからね。」
ブルノ「は? レッチェ戦でのオレはそこまで弱くなかっただろが!?」
アナカン「いやオレこの世界の神だからさ、キミの強さとか自由自在に弄くれるんだわ。」
ブルノ「………」
927 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:52:05 ID:???
アナカン「アルゴスは多局面で攻撃を成り立たせるサポートFWのエキスパート。
ヴィオラのピンチは大体アルゴスが仕事した時に生まれていた気がします。
その器用さに、参加者も『ブンナークがこれくらい器用なら…』と羨んだとか。
守備も出来るし、攻撃のオプションとして1人欲しいタイプでしょう。
元ネタは当然テクモ版1のアルゴスくんで、技はアルゴスの剣を参考にしました。
リネカーはフィニッシュしか出来ないタイプで、しかもクロスが上がらなければ無力。
パラメータ自体は攻撃に偏ってるので色々出来そうですが、とにかく技がない。
ピンポイントショットはそれを補う高性能技なので、バルサが普段通り攻撃権を独占
するような試合では敵をボコボコにするのでしょう。
あと絶対ファウルしないので、PK狙いのプレーをされたら結構嫌な感じです。
元ネタはテクモ版1のリネカーくん、ピンポイントショットは俺フィー騎場くんから。
…で、ラーソンはアルゴス以上に器用というかぶっちゃけ器用貧乏。
本当、色々出来るし足も速くてカバーリングも得意分野という使えそう。
でもやっぱり、パラメーター的にもう少しだけ突出した分野が欲しかった。
ボール運びくらいでしか輝けない(ヴィオラ戦ではそれすらも輝けず)残念な子でした。
元ネタは当然原作WY編のラーソンくん、技はモバゲーを少し参考にしてます。」
ブルノ「こうして見ると前線には使えそうな奴が揃ってるな。
よしカルネバーレを解雇してアルゴスを取ろう(←結論)」
アナカン「キミを解雇してゴンザレス取ってたら、レッチェはフィオに勝ってたけどな。」
ブルノ「………」
928 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:53:23 ID:???
アナカン「ライカールは守備の強いとされたDMFですが、やはり技が貧弱。
フィジカルの強さも活かせず、守備高めのパラメータが泣いてました。
元ネタはRoad to 2002のバルサMF、ライカールさん。
グランディオスはグランディオスさん≠ネくらいボッコボコでした。
彼のパス力はかなり驚異のはずでしたが三杉、ミハエル、オジオ、レントゥルスのプレーを
見て『なにぃっ!?』と言ってる印象ばかりが強かったです。 強い筈なんだけど。
元ネタはRoad to 2002のバルサキャプテン、グランディオスさん。」
ブルノ「グランディオスってマンチーニとどっちが強い?」
アナカン「グランディオスだよ。」
ブルノ「うちとの方が苦戦してたっぽくなかった?」
アナカン「正直ヴィオラが強くなってるんだってば、全体の底上げ的な意味で。
今回は三杉がディエゴに結構やられて、レッチェ戦でもイスラスにやられたよね。
でも他の選手がそれぞれの場面で食い止めたり、攻撃を成り立たせたり出来た。
レッチェ戦当時ではそれが難しかった。 この差がやはり大きかったのです。」
ブルノ「やはりオレという大人気実力者の存在は大きかったという事だな。」
アナカン「えっと、長文をうまく聞き取れない方ですか?」
ブルノ「はっ? 聞き取れますがっ? 聞・き・取・れ・ま・す・が・っ・!?」
アナカン「………」
929 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:54:37 ID:???
アナカン「アウミージャは見せ場がなかったね。 基本カウンター → 1on1対策要員で、
地元では大概カウンターや縦ポン戦術されるから有用なDFだったのです。
でもヴィオラは中盤真っ向勝負でビルドアップしたから、彼の戦術的意義は消失と。
元ネタはRoad to 2002のバルサDF、マルコス・アウミージャさん。
クァールはパラメータは高めだけど、CBとして技が弱すぎて正直微妙なレベル。
一方で決定力はディエゴやブンナークと同等… 何故FWをやらないのかとなります。
現地スペインの潮流が原始的なパワー主体サッカーだから、そこでは有能CBと評価
されましたが、世界に出ればこんなもん。 ジェンティーレ見てショック受けるでしょう。
元ネタはテクモ版4と5に登場したオランダのクァールさん。」
ブルノ「逆にジェンティーレはアキュートシュートにビビりそうだな。」
アナカン「フォンセカは攻守に渡って結構目立ってましたね。
アウミージャも彼くらい積極的に高い位置に付けて守備やパス参加すれば良かった。
まあボランチタイプとストッパータイプの悲しい差と言わざるを得ませんか。
元ネタはRoad to 2002のバルサDF、ペドロ・フォンセカさん。
フェレールは穴でした。 スレ主の印象としても名前をずっと間違えてるほど穴でした。
本当はファーレルだったのに、何故かフランス人のフェレールに。」
ブルノ「では彼に代わって謝罪と賠償を要求する。」
アナカン「ファーレルさん、まことに申し訳ありませんでした。
賠償としてブルノのプロ契約金(もしあれば)を全額差し上げたいと思います。」
ブルノ「おいいいいいいいいい!?」
アナカン「まあファーレルは覚醒したし、これからの活躍に期待しましょう。
スペイン内でしたらしばらくは強DFと評価されるのでは?」
930 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:55:40 ID:???
アナカン「こんなところかな…。 それでは今回はこの辺りで失礼致します。
次回はマンチェスターU戦の後になりますね。
データ開示オペは今回スレ主が担当させて頂きました、次回は私が担当するか
未定ですが宜しくお願い致します。 あ、ゲストの担当は確実にこのポンコツです。」
ブルノ「おい、ポンコツとは何だ! 取り消せ!」
アナカン「じゃあ吸血鬼。」 サッ
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
ブルノ「ほう、これが吸血鬼のパワーか。 なるほど、まさに世界を支配するパワーというわけだ。」
ポンッ
ブルノ「誰だ! おれは生物界の頂点! 未来を拓く新しい生物だぞ!」
シュトロハイム「くらえッ新しい対吸血鬼兵器!
紫外線照射装置ィィィィィィィィ!!」
ブルノ「な、なにぃーーっ!? お前はエピソードT第2幕に登場した、ブティックの店主ー!?」
931 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 13:58:05 ID:???
ブルノ「ぎゃあぁぁぁぁぁ! 灰になるうぅぅぅぅぅぅ!!!」
_人人人人_
>突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
シュトロハイム「フフフ 人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある・・・」
アナカン「ま、灰になっても復活するんですけどね、ギャグだから」
_人人人人人人人_
>フィクション宣言 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ブル灰(今にミテロー)
⇒ To be continued after vsマンチェスター・ユナイテッド
932 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/25(金) 14:00:31 ID:???
あとは外伝だったり他の必要なエピソードで埋めていきます。
まだ70近く残ってますのでコメントご意見ご感想等あれば歓迎です。
またスレタイはもうしばし募集いたします。
【】Another-CU_10【】
933 :
森崎名無しさん
:2014/07/25(金) 18:16:36 ID:???
【LOST】Another-CU_10【MAN】
【ロシアの】Another-CU_10【皇帝】
ということはリョーマとカバジが全裸カウンターコピーしてくる狂気の展開が始まるのかw
934 :
森崎名無しさん
:2014/07/25(金) 22:23:31 ID:???
【感情のない人間】Another-CU_10【震える魂】
【華麗なる】Another-CU_10【美技】
【一過ぎの後悔】Another-CU_10【一筋の未来】
【カチはピッチに】Another-CU_10【落ちている】
???「フフフ…奴らの快進撃もここまでよ、何時までも勝てるとは思わぬことだ
なぜなら次の相手はあの赤い悪魔なのだからな」ニヤリ
935 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/07/29(火) 19:40:11 ID:???
月末なので多少忙しく、いつも以上に更新が滞っています。
待っていて下さっている方々には申し訳ありません。
どうぞかき氷でも食べながら(全裸で)お待ちくださいませ。
∧,,∧
,,,. (・ω・; ) 暑いからカキ氷を作ったよ
,;'"'゙';,/ と )
.  ̄ヽ、 ノ ̄ ̄ ̄ ̄
┴
∧,,∧
,,,. (-ω-*)) シャリ シャリ
,;'"'゙';, ヽと )
.  ̄ヽ、 ノ ̄ ̄ ̄ ̄
┴
∧,,∧
キ━━━(.゚ω゚.`;)━━━ン
,;'"'゙';, ヽと )∬
.  ̄ヽ、 ノ ̄ ̄ ̄ ̄
┴
936 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:31:24 ID:???
極めて近く限りなく遠い世界…
数限りなく存在している宇宙、世界、それとも時空と言うべきか。
波動関数が収縮せず、あらゆる事象に解がある事を想定した可能性の宇宙。
いや、そんな意味も知れぬ小難しい単語を捏ね繰り回す必要はないか。
多岐に渡る分岐によって、三杉がイタリアで活動するという時空が存在している。
しかしそれとはまた異なる分岐を辿った時空も当然のように存在している。
例えば、多くの分岐では、彼は今頃ようやく一般高校生並の体力を取戻しかけている。
もしくはいまだ心臓病と共にあり、しかし並はずれたサッカーの技術には磨きがかかっているとか…
そういった時空が大半を占めている。
時には召喚されたり、怪しげな薬で気付かぬまま心臓病が完治したり、そういった例もそれぞれ
オンリーワンとして存在するが、基本的に三杉淳のサッカー人生はは心臓病により輝ききれない。
話がズレたが、三杉とイタリアが結びつく極めて稀、オンリーワンの時空が存在している。
そこから薄い概念一つ隔てた、極めて近く限りなく遠い世界。
幻想郷と呼ばれる世界が存在する時空の話を、また少ししたいと思う。
937 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:32:43 ID:???
《極めて近く限りなく遠い世界/紅魔館》
湖を覆っていた霧が完全に晴れ渡った。
それは同時に陽が麓まで落ち切った、今日の日はさようならと歌われる時刻になった事を示す。
一般的な伝承の通りならば、夜行性の吸血鬼が起きて活動を始める時間帯だ。
だが紅魔館の主人であるレミリア・スカーレットの行動は人間の常識と違う。
彼女はどちらかと言えば昼間起きっぱなしだ。
日光に当たれば灰になるが、それは長時間日光浴でもすればの話だ。
日中に日傘を差して散歩なんて事も平気でする。
そして基本的に夜は寝る。
早寝早起き、子供のように健康的な生活リズムを保っている。
だから陽が落ちればお腹を空かせ、夕飯の配膳を待つのが当然の日常なのだ。
レミリア「…わざわざそんなタイミングで訪ねてくるのは何か理由があるのかしら?
幾ら私が慈悲深い吸血鬼でも、空腹とあらば気も立ち易くなるのだけど?」 グー
スキマを抜けて参上した紫に対し、レミリアはそう言って難癖をつけた。
だがこんなんのはいつもの事だ、紫は溜め息をつく必要すらなく口を開いた。
紫「だって貴女、夕餉を済ませたら眠くなっちゃうじゃないの。」
レミリア「ならもっと早い時間に来れば良いのよ、馬鹿なの?」
紫「昼に行けばやれ散歩中、やれティータイム… いつ訪ねたって貴女は怒るじゃない?」
938 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:34:15 ID:???
これに対してレミリアは『むうっ』と頬を膨らませる。
その様は誰の目にも丸っきり子供にしか見えない。
これを見た紫は、ここぞとばかりに追い打ちをかける事にした。
紫「無駄と判りきっている気遣いほど馬鹿らしいものはないわ。
その馬鹿馬鹿しい気遣いをしている努力が私なりの誠意と受け取って欲しいわね。」
レミリア「チッ、さっさと言う事言って消えなさいよ。」
500年も生きてきてこれだ。
本当はカリスマがブレイクする程の能力の持ち主なのではないかと疑いたくなる。
しかし紫はこのクソガキのような吸血鬼に負い目がに似た感情を持っている。
彼女が直接何かをした訳ではないが、その同位体とも言うべき存在は確かに迷惑をかけた。
事態の収束にも手を借りた。
経過報告する程度は当然の義務だし、いずれまた能力を借りねばならない時に一から説明する
のは大変効率が悪い。
紫「結論から言えば、明確な進展はないわ。」
レミリア「また!?」
紫「また、よ。」
939 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:35:22 ID:???
レミリア「ほんっっっっっっっと使えないわねこのスキマババア。」
予想通りの反応に耳が痛い。
スキマ妖怪の看板を下ろせと言われても反論出来ない。
しかし紫としてもこれは想定しようがないケースだ。
自分と同じく境界を操る能力者が作り出したカウンターが相手なのだから。
いつものように自分だけがルール無用とはいかない。
原理原則に則って現象を把握し、問題を分解して原因を特定、解決方法をみつけなければならない。
その為には時間をかけた観察、トライ&エラーの実験が不可避であり、時間もかかる。
…だが、最後のババアは余計だろと思わない訳がなかった。
紫「とは言え収穫もあったわ。 あの世界にはこん≠ェ異常な確率で引き寄せられている。」
レミリア「こん?」
紫「魂魄(こんぱく)の魂≠諱B」
レミリア「ああ、確かそんな名前の半人半霊がいたわね。」
940 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:36:36 ID:???
紫「そういうのも居るけど、ここで言うのは違うわ。
魂は精神を支える気、魄は肉体を支える気のことよ。」
レミリア「……」
全く訳が判らないという顔だ。
道教や儒学の文字すら知らない吸血鬼が相手ではそれも仕方がない。
しかし説明の必要はある。
これは彼女の能力に密接する話だからだ。
紫「生きとし生ける者は魂が集う事で『生』の状態が形成され、魂が散じ『死』に至る。
魂は天へ昇り、魄は地へ帰る… 簡単に言えば魄は肉体そのもので魂は精神よ。
普通の生き物は、死ねば精神を持たない屍になって肉体が朽ちる。
朽ちた肉体は灰となって土に還り、新たな生命を育む事になる。
この魄による物質的循環をバイオ・ジオ・ケミカル・サイクルと言うわ。」
ここまではいくらレミリアでもわかるだろう。
それを肯定するように彼女はウンウンと一つ頷いた。
941 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:37:52 ID:???
紫「魂の方はと言えば、死ねば魄から徐々に遊離して、世界の中心へと還るのよ。
遊離した魂はその生き物の生の記憶やエネルギーその物…
それは世界へと蓄えられ、世界を栄えさせ、再び新しい命を生み出す源となるの。
この魂による精神的循環をライフストリームと言うわ。」
もう彼女には分かるまい。
それを肯定するように彼女はふあーと一つ欠伸をした
紫「生きている状態の魄は、特定の魂…自分を形成している魂に対して強い引力を有しているの。
世界も同じように魂への引力を持っているけれど、魄のそれが圧倒的に強いから生きていられる。
時々(死なない程度に)魂の一部が魄から離れる事もあるけれどね。」
ここで一旦言葉を切った。
彼女へ聞かせねばならないのはここからだ。
紫「レミリア、貴女の運命を操る能力は、この生物の魂≠ノ対して直接干渉してしまう力なのよ。」
レミリア「ふーん?」
紫「類似性のある魂… その生物の魂と、異なる多元世界に居る同位体’sの魂。
この近い性質を持って当然とも言える複数の魂を、混じり合わせたり分裂させたり、
入れ替えたりも出来る力。 それが貴女の能力の原理なの。 それがやっと分かった。」
レミリア「よく分からないけど、その気になれば世界の在り方を揺るがす能力という事かぁ。」
942 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:39:44 ID:???
紫「そうね、貴女がその気になれば生物の存在を概念ごと抹消する事も、一つの世界を死滅
に至らしめる事も、あらゆる世界を単一化する事も不可能ではないという事ね。」
レミリア「なるほど… 詰まらない力ね。」
そう言うだろうとは思っていたが、それでも紫はレミリアのこの反応に安堵した。
彼女の行動原理は基本的に子供そのもの… 主に欲(よく)、楽(らく)、避苦(ひく)の3つ。
そして彼女は絶大な力(物理)を既に持つがゆえ、避苦に困る事がほぼ皆無なのだ。
今さらもっと別の絶大な力(運命)を持った所で、それを喜ぶ必要がない。
いや、むしろその力は彼女の興を削ぐ物であるに違いない。
レミリア「無意味に垂れ流したりしないわよ、それを心配していたなら失敬な話だわ。」
ごもっとも、と紫は苦笑した。
紫「まあ、だからこそ先日の異変がどれほど危険だったかという話に戻るのよね。
貴女の能力が外部から操られる事は断じてあってはならない。
あの世界への監視は外せないし、方法を解析してカウンターを構築する必要がある。」
レミリア「犯人を八つ裂きにするのは私だからね、それを忘れないで欲しいわ。」
『もちろんよ』と言いながら、紫は内心そうさせるつもりはなかった。
レミリアに引き渡すのは、実行犯ではなく教唆した者のみ。
その人物ならば、それこそ存在を抹消されても構わないと考えていた。
943 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:40:45 ID:???
レミリア「…で? 最初に言っていたこん≠ェ引き寄せられている話は?」
紫「ああ、その話?」
レミリア「もしもまだ私の能力が隠れて使われているとしたら我慢ならないのだけど?」
紫「安心なさい、その事象については貴女の能力とは現在進行形では無関係よ。
異変以降、貴女の能力がONになった事は須臾ほどの刹那もないのだから。
もちろん、あの異変が切っ掛けとなった可能性は高いけれどね、断定は出来ない。」
レミリア「ふぅん… 私に関わり合いがないのなら、新たな異変が引き起こされない限り
どうでもいいわ。 その辺りはどうなのよ。」
紫「今のところ観測されている例は、あの世界では現在まだ生きているけれど、
他の多くの世界で短命だった人間達の変化のみで、別世界への影響はないわね。
例えばヨハン・クライフという、とある有名なサッカー選手の話をしましょうか。
彼は基本世界でこそ長いキャリアを終えて指導者へと転身を果たしているけれど、
多くの世界では割と早くに亡くなっているのよ。
世界最大級のサッカー大会出場に関するトラブルで、家族共々銃で撃たれてね。
例の世界はそのヨハン・クライフが生き永らえている数薄くない世界の一つなのよ。
あの世界の彼の魄は、他の世界の魂に対して何かしらの引力を有している。
その結果、あの世界のヨハン・クライフは他の世界の記憶・感情・能力を同時に有し
てしまうという事態になっているのよ。」
944 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/07(木) 12:42:05 ID:???
レミリア「………。」
紫「でもその影響はあくまで個人の範囲に収まっている、今のところはね。
だから現時点で新たな異変が引き起こされてはいないけれど、今後どうなるか
については不透明。 そうならないよう解析と対策を進めていくつもりよ。
これで満足かしら?」
レミリア「へえ… 他の世界でもサッカーってあるのね。」
紫「え!? そっちに興味移るの!?」
レミリア「ねえねえスキマ。 この異変が全部終わったら貴女、他の世界からサッカー選手
を何人か連れてきなさいよ。 今の弾幕サッカーに少し飽きてきたのよね。」
紫「」
『ダメだこの吸血鬼、はやく何とかしないと…』と紫は目を伏せた。
何とかしなければいけないのはあの世界の方なのだから。
→ To be continued
945 :
森崎名無しさん
:2014/08/07(木) 22:21:34 ID:???
なんか意味わかんねーけどそんなことよりサッカーやろうぜ!(意訳)ていうことだな
946 :
森崎名無しさん
:2014/08/07(木) 23:55:57 ID:???
最近サッカー漫画読み漁っているけどチャンピョンでやっているangel voiceがグッときた
ストーリーの内容自体は昔からよくある不良達がサッカー初めて努力の末に頂点に挑むという王道中の王道なんだが
この漫画何が凄いってサッカーの描写がすごく参考になること
サイドチェンジという攻撃パターンが何故有効なのかとか分かりやすかった
あと漫画ではよく攻撃陣のみがクローズアップされがちですがDFラインの統率にも見ごたえがあります
一読の価値ありです
947 :
森崎名無しさん
:2014/08/08(金) 21:01:59 ID:???
賀茂(いきなりシュートシーンたぁ、ナイスなタイミングだな)
何かのエン(全裸)「ヒ… ヒャッホーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
賀茂「」
この流れは笑ったwナイスなタイミング(爆笑)
948 :
森崎名無しさん
:2014/08/08(金) 21:26:32 ID:???
一人退場+1失点+得点手段消滅とかホントひどいコンボだよなwww
949 :
森崎名無しさん
:2014/08/08(金) 21:34:28 ID:???
ていうか、シューターとキーパーのカードの数字の和が14だから枠外じゃないの?
枠外だったら枠外でもっと酷い光景になりそうだけどw
950 :
森崎名無しさん
:2014/08/09(土) 10:14:16 ID:???
紫「ほら、別世界の選手を連れてきてあげたわよ(ゲス顔)」
デューク渡邊「デュークホームラン!!」レミリア「クソマァー!」
てつを「キングストーンフラッシュ!」レミリア「目がぁぁぁ、目がぁぁぁぁ!!」
マサルさん「レミリア・ド・ミテモ・ガイジーン!」レミリア「ワイの負けやぁぁ…」
マサルさん「バッキャローめそめそすんな女だろ、これでも飲んで元気出せ(つよしスペシャル)」
レミリア「オクレ兄さーん!」げろしゃぶ(美鈴)「変な夢見てるー!」
951 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/08/09(土) 14:46:15 ID:???
>>945
Exactly(その通りでございます)
>>946
それは未読ですが興味深いですね。
近いうちに手にとってみたいと思います、情報感謝。
最近は宮部みゆきばかり読んでますが、それは一段落させます。
>>947-948
1人でそれだけドラマを作るなんて、やはりロベルト天才か…
>>949
通常ゲームのルールではそうですね。
でも外伝なので厳密性は投げ捨てました。
ヤベッチュだしここは失点進行が面白そうかなと。
>>950
物語終了後にはそんな光景もあるかもですね。
レミリアかわいそす。
富樫を見習ってお休み頂いてます<(_ _)>
952 :
森崎名無しさん
:2014/08/09(土) 14:53:37 ID:???
他の世界から連れてきたい選手人気1位はきっとターク・ハル
乙でしたー
953 :
森崎名無しさん
:2014/08/09(土) 19:26:52 ID:???
この世界のロベルトがなまじかっこよかったばかりに外伝での酷さが際立って腹筋がねじれるw
954 :
森崎名無しさん
:2014/08/12(火) 11:41:15 ID:???
なんだかものすごく今更なんだけど、
【WY森崎レベル(ドリブル、パス、シュートが本職レベル)】
この言葉に何か諸行無常を感じてしまった。
FW能力が本職(の一流〜超一流)レベルのGKとはいったい…うごごご
955 :
森崎名無しさん
:2014/08/12(火) 15:58:15 ID:???
ヤベッチュがCBできるということは真のMVPノイアーみたいな
守備範囲が広いGK目指せるのかー?
956 :
森崎名無しさん
:2014/08/31(日) 17:58:02 ID:???
テレビのフィッツ難波江TUEEEE!!
957 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/09/02(火) 12:27:42 ID:???
次スレ立てましたので誘導させて頂きます。
【レジスタvs】Another-CU_10【ギフテッド】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1398138423/l50
結局ほぼ一ヶ月まるっと充電させて頂きました、すみません。
その間はペテロの葬列に影響されて宮部みゆきの作品を読みまくったり、
お薦めされたAngel Voiceを読み始めてみたりしました。
Angel Voice面白いですね、早く全巻読破したいです。
それからベビステが本誌でそろそろ完結に向かってる気配が見えて少し寂しいです。
そんなこんなでどうか今後とも宜しくお願い致します。
このスレの残りはスレ末外伝や雑談ほかに使いたいと思います。
958 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2014/09/02(火) 12:30:21 ID:???
すみません、誘導先のURLを間違えました(さっそく)
【レジスタvs】Another-CU_10【ギフテッド】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1409626078/l50
959 :
アナカン
:2019/03/02(土) 02:51:22 ID:???
今更な埋め ネタ帳公開(今でもアナカンを忘れないでいてくれる人がいたので)
@ラムカーネとゼロシステム
ゼロシステムはマイスターM的な人物(アリスマーガトロイド)の、魂を物に宿らせる呪術と
ドクターJ(ヤコブ・ファロベック)の魂魄の魂を希薄にする心理誘導術の組み合わせ
ライフストリーム中にある無数の魂の中から、戦争の原記憶を宿らせ、目の前の戦い
(殺し合い)に勝利する最適行動を魄である人間に教えているのがゼロシステム。
サッカーではなく戦争をベースにしているため、ラムカーネのような精神的限界が起こる。
通常の人間なら即廃人。
ゼロシステムをインストールして死ななかったのは2名、ラムカーネとクライフォート。
クライフォートは元の人格(魂)が消失し、闇から来たナニカが宿って怪物となった。
ラムカーネは本人の強靭な意志がゼロと戦い続けている。
ゼロシステムに打ち勝つには、戦争からサッカーの原記憶へとシステムを再構築する必要が有る。
だがその方法は分からない。
オワイランは神聖皇弟の同位体、ナムリスとは異世界で兄弟。
神聖皇弟は自由に自らの魂を魄から脱離させる事が出来た。
オワイランが砂漠の心(砂漠の砂から漏れるライフストリーム)を感じ取る力があるのはその影響。
ゆえにゼロシステムをインストールしてもオワイランは影響が少ない。(蟻地獄ディフェンス、オフサイドトラップ、サインプレーを得る)
オワイランはゼロシステムを体験し影響を減らす術を理解する。
ラムカーネにそれを施す事が出来る。(前半+2、後半は-2程度だがオワイランの指示で±0行動指示も可)
最終的に前半は若林、後半は森崎の感覚で運用か。(要検討)
960 :
アナカン
:2019/03/02(土) 02:58:14 ID:???
Aヤコブ・ファベロック(ドクターJ)
人格を喪失させる洗脳実験の被験者がラムカーネ、ドクターJによる
実験は成功。 行動原理はゼロシステム(アリスの能力)によって戦闘における最適解が選ばれる。(名前のないかいぶつ)
しかしドクターJは彼の母を愛してしまい、悲しみを感じる。
ラムカーネを実験から逃がそうとするが失敗。 目を失う
感情のままに生きる事は人間として正しい生き方。人間は何にだってなれる。
15歳、ラムカーネを奪還。
ラムカーネは少女との出会いで本来の自分らしさ、感情を取り戻しつつあった。(もう怪物じゃない)
ジョアンの提案でサッカーを、Jは反対しなかった。闘いのマシーンでなくなるならと。
Bオワイラン
H博士と旧知。よってドクターJ、ゼロシステムの事を知る。
自ら体験し、それが多世界による自身(ドルク皇弟)の知る禁法に通ずる物と察する。
一人で闘っちゃいけないんだ、ラムカーネ。
そのシステムは一人ぼっちなんだよ、一人で戦っちゃいけないんだ!一人では、目標を見失ってしまうんだ!」
「ミスギも言ってた。サッカーは選手一人で、暴走したって駄目だって」
マンチェスターの街でフライハイトはオワイランと接触
ドクターJの居場所(ドイツのとある山村)が分かった事を伝える
フライハイトは試合観戦中に陸とも再会、陸はミハエルに神がかり=死相があると言う。
フライハイトはオワイランと共にドクターJへ会いに行くだけのつもりだったが、ヴィオラに入る事に決める
ハンブルガー戦後のEDではフライハイト、オワイランがドクターJと対面してゼロの秘密を暴いて終わり
クライフォートの事を匂わせる
961 :
アナカン
:2019/03/02(土) 03:04:12 ID:???
Cエフゲニー・C・ピャタコーフ
クワドロブルタッチ、ストレートラインステップ、バタフライエッジ
伝説のバレエダンサー、ニジンスキーの再来と呼ばれた。銀盤の宇宙人。クライフも宇宙人と呼ばれた。
あまりの芸術性によって精神を持って行かれた(ニジンスキーと同じ)
再起不能であったが回復してサッカー選手に
Dヴォルフガング・フライハイト・グリマー
511・シェルタード・スクール、雨が振ると超人シュタイナーがやってくる。
サーカス所属 姉さん
普通→弟 雨→トロワ
名無し、どうしても呼びたければフライハイトと呼べ。
オワイランと旧知。 ラムカーネの症状に思いあたりがある。
Dアドルフ・ラインハルト・ポブルセン
511・シェルタード・スクール、異常な暴力性、残酷性の男。
イメージ:アリー・アル・サーシェス
サンパウロに入団希望、トライアル受け
翼に怪我をさせ、翼はその怪我がリオカップ中に再発して敗北
三杉達に対してもテロ?モニカ拉致等?
Eマエリベリー・ハーン(マネージャ)
全てを敢えて差しだした者が最終的に全てを得ると呟く。全日本参加を決めた三杉に。
ヴィオラのマネージャーに就任。心理描写は一切ない。正体は幻想郷の八雲紫。
本当のメリーは遥か古代に飛ばされた。世界の理を破った大いなる罪によって。
竹取のカグヤ姫と同様に。
962 :
アナカン
:2019/03/02(土) 03:33:36 ID:???
F多世界の人格が混ざること
ナムリスとマエリベリー達の行動により僅かな時間に世界が混じり合った。
大きな影響を残さない程度には戻ったが、中には例外も。
また、そもそもの例外としてヨハン・クライフを用意。
数多の世界線を感覚的に知る超越した未来人のような扱い。
Gミハエル
バルサ戦の最終時で本編ミハエルと混じりあってしまった。
三杉とヴィオラメンバーへの恩返し→利他の精神が行動の基盤だったが、
本編の三杉への恋心が混ざりゲイ若しくはバイとなった自分に戸惑い苦悩。
モニカの助力、マエリベリーとの良い意味での無関心な触れ合いで少しずつ受け入れる。
どこかのタイミング(ピンチ・ポブルセン暗躍時等)で試合前に三杉にカミングアウト。(気持ちは伝えない)
ミハエル「ユーが行きたいと言っていた、勝ち負けのない場所。
そこに行く為には勝つしかないと言っていた場所。
連れて行ってあげマスよ。あの日の約束通りに。」
三杉「ミハエル、君はこの試合の前に自分がゲイだと言っていたよね。
答えてくれミハエル。君は僕を好きだからここまで戦ってくれたのか?」
ミハエル「フフン、つまらない事を言いますね。(当たり前じゃないですか)
申し訳ないですけれど。(ユーは)
タイプじゃないんですよ。(ボクの全てです)」
ミハエル「ミスギ………
ボク(ゲイ)は気持ちが悪いですか?」
三杉「さっきの言葉を返すよ。
君にしてはつまらない事を言うね。
君(ミハエル)は君(ミハエル)だろ。」
963 :
アナカン
:2019/03/02(土) 03:52:25 ID:???
Hアルシオン
オレの上に 太陽など無かった
いつも夜
だけど 暗くはなかった
太陽に変わるものがあったから
コーチ・・・あなたは オレの太陽だった
偽物の太陽だった
だけど その身を焦がし道を照らす
オレの たった一つの光だった
幼少時、ジョアンと出会う前に幻想境に迷い込みサッカーの技術を磨いた。
この頃の記憶はない。
霊夢が師匠であり初恋の相手。
ウンと年上の女性しか好みじゃないのは潜在的な霊夢への恋心の影響。
年上じゃないのに蓮子を気にするのは何かを感じてのこと。
重力、圧力、威圧力など全ての力場のから自由になれる能力の片鱗(陽力)を持ち、
これがシューティングスターの秘密。
霊夢の能力の片鱗であり、霊夢のプレーを真似るうちにシューティングスターを撃つ時だけ片鱗が顕現する。
過去にユブンタイが実施したアルシオンの運動能力テストでシューティングスターを撃つ時のみ
物理学上ありえない事象が発生、それはジョアンに対しても隠蔽されている。
第2部後半にて急に下手になる。
サッカーが好きでなくなったから。
日本特有の神社…を思わせる風景の夢を見る。
博霊神社を求めて第3部辺りで日本へ飛び、その過程で納豆に感銘を受ける(ピクシーのネタ
アルシオンと三杉、翼の絡みはどこかで
964 :
アナカン
:2019/03/02(土) 04:06:05 ID:???
テオドール・ハンス・ヨセフ・カペロマン「この世界に神は居ない」 タイトエンド、テールバック
二種類の回転を組み合わせて撃つサイドワインダー(2タッチ)/
どんな角度からでもピンポイントにシュートコースを見出し曲げて入れるサイドアタッカー(1タッチ)
二ールス・アンドレアス・メッツァ「狙い撃つぜ」 クォーターバック、キッカー(オンサイドキック)
ピンポイントパス常時発動
確率でトップスピンパス この際カペロマンはダイレクトでサイドワインダーを撃つ(ブーストサイクロン的)
アルフレッド・ミュラー「抱きしめたいな、サイドアタッカー!」 セーフティ、ラインバッカー
タックル技かマーク技にアルフレッドスペシャルか
翼サイクロン→黄金回転
マッハシュート→レッキングボール 回転による左半身失調でボールが消えて見える
コインブラ
1800末〜1900初期 回転の技術が流出
ツェペリ?→No
王族護衛軍→追放された者→原住民の女性(サンドマンの姉)と夫婦に
その息子がアルツール・フリーデンライヒ(偽名のジャイロ)
→ツェペリへの敬意(当時の総代はジャイロ・ツェペリ)
フリーデンライヒの息子がコインブラ
遠征:サンパウロ、バルセロナ、マンU、ハンブルガー
翼が怪我(ポブルセン暗躍)→リオカップは森崎勝利
JC:日本ウルグ、パルメイラスハンブルガー、アヤックスアメリカ、コロンビア韓国
日本がパルメに負けると森崎重症
テストマッチ:スウェーデン
WT:カンピ、日本、イタリア、アルゼ、ドイツ、オランダ、フランス、ウルグから検討
ブラジルはカンピと準決勝で敗れる、アルシオンとコインブラ、楽しさ思い出す?
965 :
アナカン
:2019/03/02(土) 04:09:24 ID:???
アンザーニの言葉(どこかで)
「彼らがこれから歩む『苦難の道』には何か意味があるのかもしれない…。彼らの苦難が…どこかの
誰かに希望として伝わって行くような、何か大いなる意味となる始まりなのかもしれない…。
無事を祈ってはやれないが、彼らが『眠れる奴隷』であることを祈ろう…目覚めることで…
何か意味のあることを切り開いて行く『眠れる奴隷』であることを…」。
『眠れる奴隷』。僕らは日常生活で“これも運命だよ”“運命だから仕方ない”、
そんな言葉に出合うことがある。運命=死と捉えた場合、王様であろうと法王であろうと、
人間はいつしか必ず死ぬわけで、その意味において人間は運命の奴隷だ。ただし奴隷には二通りいる。
運命が決まってるからと何もせずにいる“眠ったままの奴隷”と、たとえ運命が決定されていても
、そこに至るプロセスを意味あるものにしようと立ち上がる“目覚めた奴隷”とだ。
「そうだな…わたしは“結果”だけを求めてはいない。“結果”だけを求めていると、
人は近道をしたがるものだ…近道した時真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。
大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、
たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…
違うかい?」。
僕は殉職した警官が言う“結果だけを求めていると近道をしたくなるし、真実を見失う。
大切なのは向かおうとする意志。それさえあればいつかはたどり着く。向かっているのだから”
というメッセージに、一体どれだけ救われたか分からない!僕らはテレビや雑誌から毎日のように
「早く成功しろ」と脅迫されている。常に他人と比較されスピードを要求される。
その中で出合った同僚警官の言葉は、僕が人生に対して感じていた息苦しい焦りを取り除いてくれた。
「友を大切に想う気持」や「自分の信じた道を突き進む勇気」、
「絶望的な運命に立ち向かう覚悟」。こうした全ての『黄金の精神』が、
“人間はこんなに素晴らしい”という『人間賛歌』になり、
僕らが日々の苦難の道(人生)を生きていくうえでの希望となってくれたら素晴らしい
966 :
アナカン
:2019/03/02(土) 04:11:02 ID:???
天才とは
頂点に立つ人物は他の人より少しか、ときどき熱心に取り組んできたのではない。
圧倒的にたくさんの努力を重ねている。
複雑な仕事をうまくこなすためには最低限の練習量が必要だという考えは、専門家の調査に繰り返し現われる。
それどころか専門家たちは、世界に通用する人間に共通する“魔法の数字(マジックナンバー)”
があるという意見で一致している。つまり1万時間である。
「調査から浮かびあがるのは、世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、1万時間の練習が必要だということだ。
作曲家、バスケットボール選手、小説家、アイススケート選手、コンサートピアニスト、チェスの名人、大犯罪者など、
どの調査を見てもいつもこの数字が現われる」
【人の心に灯をともす】
http://merumo.ne.jp/00564226.html
より この法則は、世界的な神童や天才と言われる人にも通用するという。
つまり、「生まれながらの天才などいない」ということ。 そして、それは努力だけが全てを決める、
という単純な話ではなく、努力にプラス、「トレーニングや勉強を続けることができる環境」や、
「他者の協力を得ることが上手な性格」、などがなければいけないと言う。 世界に通用するには、
1万時間の練習が必要。
「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」(井上靖)
不平や不満を言わず、コツコツと努力を重ねる人でありたい。
967 :
アナカン
:2019/03/02(土) 04:14:31 ID:???
ネタ帳あんま内容なかったすね
968 :
アナカン
:2019/03/02(土) 04:31:09 ID:???
能力値管理ファイル
フォーメションファイル
技ファイル
更新の友
試合の友
WIKI用
確率例
よくもまあ色々なファイルを作っていたものです
969 :
森崎名無しさん
:2019/03/02(土) 23:02:18 ID:???
おかえりなさい、お久しぶり。
やっぱり結構ネタで詰め詰めだったのですね。
ちなみに1万時間って本当なのかって調べた人もおりまして、
「数字自体に根拠はないが、多大な努力を払っている。多くの数値を出しているのも確かだ。
しかしそれは成功の数や時間ではなく、失敗の数と時間と、そして悪意だ」(意訳)
と結論付けてました。(悪意はネガティブではなくポジティブな意味で)
努力話もアップデートされていくので、結構その周辺の話面白かったりします。
970 :
アナカン
:2019/03/04(月) 23:17:10 ID:???
ネタ帳とは言え、残しておかないと決定内容忘れないためのメモでしたね。
頭の中のネタ帳には固まりきってない分岐がもう少しあったと思います。
天才話は三杉を表現するには避けられなかったですのでね。
生まれながらとかチートとか、そう見えないように気をつけました。
新田やレントゥルスのみたいに天才と言うには実力不足ながらも、
意外性のある動きからチョイ天才肌くらいは許容して。
以前も書いたかも知れませんが、天才とは常人がかけるよりも
遥かに大きいコストを自ら進んで延々とかけ続けられるような
人間としてましたね、このスレでは。
971 :
アナカン
:2019/03/06(水) 17:06:34 ID:???
10.キャプテン三杉について
キャプテン三杉は言わずもがな、三杉について書いてみたいとの思いから
スタートした物語です。
キャプ森本編では当時ジャパンカップのウルグアイ戦の頃で、後悔させない筈の
三杉がポカしまくって不評が上がっていたと思います。
三杉が原作でもキャプ森本編でも埋もれてしまうのは何故か?
やはりサッカーをまともにプレイできる時間が絶対的に少ないせいだろう。
その三杉がハイスクールエイジもサッカーをプレーできる状態にあれば、
更に適切な指導者を付けてやる事が出来れば、翼や森崎に劣らぬ存在になるに違いない。
いや、彼らを上回る選手になる筈なんだ。
そういった妄想が種となり、原案を検討するに至ったのです。
適切な指導者とは誰か、出てきたのはキャプテン翼5のジョアン監督です。
直後に夕暮れでカンピオーネの主要メンバーに無残にも敗れる
三杉とラムカーネの姿が頭に描かれました。
尚、アルシオンについて深く描写しようという思いは当時全くありませんでした。
その辺りはキャプテン三杉初期でのキャラの定まってない彼の描写から、
うかがい知れると思います。
ジョアンに指導を受け、小学生時代の格を取り戻した三杉。
しかしそんな三杉がジョアン、アルシオンの下のモブとして相容れると思えず、
また自チームがカンピオーネ+三杉だと最強すぎて面白くないとの直感から、
三杉とそのチームメイトはカンピオーネから落ち零れたメンバー、
或いはカンピオーネのかませ犬として指導されたチームと決めました。
972 :
アナカン
:2019/03/06(水) 17:10:14 ID:???
11.フィオレンティーナについて
落ち零れたメンバーでチーム結成か、あらかじめ当て馬として用意されたチームか、
これは自由度やシナリオの作り易さから後者とし、それならば舞台はイタリアの
フィオレンティーナにしたいと直ぐに決まりました。
チームをイタリア フィオレンティーナとした理由は次の通りです。
@キャプテン翼5の舞台なので敵チームの設定が比較的楽そう
Aフィレンツェに訪問したことあるため描写が多少楽そう
BセリエA名門だが破産によりセリエC2に落ちた歴史がシナリオに使える
※アナカン1部のエピローグでのチーム破産エピソードは、
着想時に概略定まっておりもっと長く重く書くような想定でした。
尚、にキャプ森本編の事情(ジョアン・アルシオンがイタリア国籍)は一切鑑みてません。
自分の描き易さや着想を最優先にした結果です。
973 :
アナカン
:2019/03/06(水) 23:02:56 ID:???
12.チームメイトについて
フィオレンティーナのメンバーを決める時に考えたのは次の事です。
@絶対にブンナークを入れたい
※ブンナークはアジア予選以降全く登場のないキャラでありますが、
私感ではWY編で無傷の翼を(しかも1on1で)最も苦しめた男だと思います。
しかも直情型、素直、涙脆いとキャラ立ちも良い。
そのポテンシャルをキャプテン三杉で発揮して貰いたい。
そして彼の原作描写、性格からリベロだけでなくFWもいけると確信していました。
A新田は必要だろう
※ジョアン監督と言えば新田、そして私も新田が好き、キャプ森本編で不遇。
この3要素から新田をシャドーストライカーとして入れる事もすぐに決まりました。
Bフィオレンティーナは訳ありの集まり
※故障してブランクのあるバンビーノ、中山を入れる。
カンピオーネのベンチメンバーを一部フィオレンティーナに入れる。
またカンピオーネスタメンのモブメンバーもポジションをちぐはぐにして入れる。
ブンナークがムエタイからの転向なので、もう一人オリキャラで別スポーツからの
転向者(ミュラー)を入れる。
Cカンピオーネの強化
カンピオーネのメンバーが減った分、各国の名有り選手で補強する。
元のメンバーもキャラ付けして補強する。
シニョーリをカンピオーネに入れる。
ついでにキャプテン翼2を参考に、そのメンバーをイタリア各チームに振り分けて
カンピオーネをラスボスとして深く描写する。
1部のラスボスはシニョーリのパルマとし、クスタもパルマに入れる。
この辺りまで短時間で一気に決まっていました。
その後、大会名や大会形式を考えるため、イタリアのセミプロの情報とか集め出したと
記憶しています。
974 :
森崎名無しさん
:2019/03/07(木) 22:36:49 ID:???
ブンナークは相性が付くほど人気でしたねえ。入れたのもFWにしたのも本当に正解だったと思います。
自信喪失したと思えばすぐ立ち直ったり、メガロ止めたり、
三杉に突撃受けたり、思いっきり説教受けたり、非常においしいキャラでした。
ある意味で象徴的でしたね。ブンブンと言えばアナカンさんだってぐらい。
975 :
アナカン
:2019/03/09(土) 05:46:13 ID:???
ブンナークは期待した以上の存在感を放ってくれました。
特にvsレッチェでの同点弾は、そこまでの苦戦も相まって爽快感半端なかったです。
私の思惑を遥かに越えたのは、ブンナークとブルノさんくらいのものでしょう。
当初の検討ではフィオレンティーナ離脱候補にブンナークの名があったのですが、
「ブンナークを外すなんてとんでもない」程度にチームに馴染みました。
ワイは間違ってなかった
976 :
アナカン
:2019/03/09(土) 05:47:58 ID:???
13.選手の能力値について
折角自分のスレを始めるのだから能力も独自に決めたいと考えました。
確か…基本能力として脚力、技術力、体幹、知力、守備力、心肺能力辺りを設定し、
そこから計算式でサッカー能力(ドリブル、パス、シュート等)が導かれる形です。
同時に練習内容も筋トレ、戦術研究等を決め、それにより基本能力がどんな配分で
上がるかまで作りました。
まずは以下のように選手のタイプ毎のモデル選手を作り、キャプ森本編JY編での
選手データやテクモ版選手データをベースに基本能力とサッカー能力の相関性を
合わせ込みました。
オールラウンダーMF:翼
オールラウンダーFW:シュナイダー
パワーストライカー:日向
シャドーストライカー:新田
テクニック特化:三杉
タックル特化DF:早田
ブロック特化DF:次藤
また能力アップは三杉のみ練習指定型、その他はレベル管理型としました。
しかしこれはらシステムをいたずらに複雑化させる結果となっており、
恐らく参加者にとって優しくなかったのでは…と、後々反省する事となりました。
キャプ森本編のシステムがやはり分かり易くて良かったと思います。
作業としては楽しかったですけれどね。
尚、必殺シュートの補正値とガッツ消費量は大きくなり過ぎないようにしました。
主に+4〜+6程度、特に格の高い技のみ+8程度の想定です。
これは、必殺シュートを1度撃っただけで体力の殆どを使ってしまう仕様の場合、
トライ&エラーが必要な場合に如何ともしがたくなるからですね。
977 :
アナカン
:2019/03/09(土) 05:49:51 ID:???
14.ラムカーネについて
GK役にラムカーネを充てる事は最初期に決まっており、しかも三杉の物語を作ろうか
と思った直後には彼の事が頭の片隅にある程でした。
ラムカーネは御存じながら前半戦での超絶高性能、後半戦での段階的性能低下
(最終的にザル)が大きな特徴です。
フィオレンティーナは非常に強力な敵(カンピオーネ)を相手にする為、
GKが弱くてはいけない、ある程度の強さが必要。
しかしカンピオーネに対抗できる『ある程度』とはどんな物か?
それは他のチームに対した時に『強すぎる』にならないだろうか?
GKが強すぎると1つ1つの試合から緊張感が失われてしまいます。
だからこそ最強と最弱を併せ持つラムカーネはうってつけな存在でした。
(更にキャプテン三杉の方向性が戦術重視と定まった事で、
彼の存在はフィオレンティーナのピースとしてピタリとはまりました。)
また彼のモチーフをガンダムWのヒイロ・ユイをモチーフとし、その特徴
(最強→段階的に最弱へ)の理由をゼロシステムのせいとしました。
一体何が原因でこうしたのかは覚えていません、思いついたとしか。
しかし彼の超然あるいは達観した言動は、三杉にとって良好な刺激になりました。
三杉は周囲に頼られ相談され易い人物ですが、逆に彼が困った時、彼が困るほどの
内容について相談できる相手はそうそう居ません。
故にこそラムカーネのシンプルな力強い一言こそが、三杉にとって目から鱗なのです。
ほんと、色々とピースにはまった替えの効かないキャラでした。
978 :
森崎名無しさん
:2019/03/09(土) 21:53:10 ID:???
ラムカーネがGKである以上どんなチームでも楽勝とはいかず、
かといっても無理ゲーにならない、絶妙過ぎました。
最高に頼れるGKなのに頼りたくない、頼れないのに頼ってしまう、
頼ったら最後、もうどうしようもない。摩訶不思議な感覚でした。
(最初ラムカーネって聞いたときは、
「あれ? それ強すぎない?」と思ったのは秘密)
979 :
アナカン
:2019/03/12(火) 21:43:50 ID:???
ラムカーネは当初想定以上にハマった例ですね。
何となく、こんな感じの選手だと、こんな感じになりそうかな…
というザックリの想定が割と上手くいくパターンが多かった印象です、
キャプテン三杉は。
いや、想定に乗らない時は描写でごまかしてたから、自分で思うより
見通しは下手くそだったかも知れません。
980 :
アナカン
:2019/03/12(火) 21:45:28 ID:???
15.vsボルドーについて
キャプテン三杉で最初のテストマッチとして、ボルドー戦を実施しました。
私は試合を行なう時、それが可能であれば試合以外に何かしら目的を設定していました。
ボルドー戦においては以下の通りでしたね。
@三杉の実力は現時点で世界トップクラスに歯が立たない事を示す。
→VSピエールは余程2D6が偏らないと勝てないように設定しました。
結果は紳士SUGEEEEEEEEEEだったと記憶してます。
Aジョアンの教え子はイタリア以外の地にも存在する事を示す。
→フランスとその他の国に強化可能なようにするため、
ジョアンの影響力の広さを表すためにフランシスを登場させました。
Bカンピオーネのオーナーがユブンタイであり、実績も名もないチームが
ワールドトーナメント出場権を得られる裏事情を示す。
→ボルドーの偉い人がFIFAの創始者だか何だかの血縁者だったと思うので、
その影響力を利用してカンピオーネが大舞台に立つための理由付としました。
Cフランス強化の伏線を示す。
レ・ブルーと言えば銀色のカルテットなので、中盤に強キャラを4名入れたいと
思いました。
ピエール、ナポレオン、フランシス、それとカンピオーネモブのデサイー。
ナポレオンを中盤に数える目論見はこの頃からありました。
また守備にはDFとしてリリアン・テュラムがモチーフの選手と、
GKアモロさんは魔王要素追加で考えていました。
尚、アモロの魔王要素は後付けです。
キャプアモ面白かったのでスレ主さんに許可貰いました。
Dワイ自身の試合描写やデータ管理の練習。
→そのまんまっす。
981 :
森崎名無しさん
:2019/03/13(水) 00:28:11 ID:???
うまくいかなかった例……目立ったものだとディエゴとか?
(最終的にとんでもない感じになりましたけど)
あの試合は流石三杉、流石ピエールとしか言えなかったなあ。
勝敗に関しては主にGKの差が大きかったような気もしなくもないですが。
982 :
アナカン
:2019/03/21(木) 07:24:24 ID:???
16.ボルドー戦後
最初の試合を終えた時点で、物語の大綱について整理を行ないました。
この際の大きな見直し点としてはジョアンコーチの思惑になります。
着想時のジョアンは彼自身の野心のため、他者の人生を丸ごと利用する男でした。
即ちキャプテン翼5そのままの人物像…ロベルトが怪我で引退する事になった
罪滅ぼしとしてサッカーのコーチングを極め、世界最強のチームを作る…という
謎の論法で、世界を股にかけて行動する感じです。
しかしながら、ここで私の頭の中にようやくアルシオンという存在が現れました。
アルシオンとは何者なのだろう?
アルシオンはジョアンにとっての最高傑作、つまり彼の野心のための道具なのか?
いや違う、アルシオンがジョアンのためにではなく、
ジョアンがアルシオンのためにの方がしっくり来る。
贖罪や罪滅ぼしを考える人間は、何かに自らを差し出す人間であった方が良い。
そういった思いから、アルシオンが何者であるか、ジョアンは何故アルシオンの
ために行動するかを組み上げていく事となり、
この結果としてジョアンの情の片鱗を示す描写が増える事となったのです。
アルシオンとの関係はアナカンのプロローグで100レスも使って語られるほど
重要な扱いとなったのにはこのような経緯がありました。
983 :
アナカン
:2019/03/21(木) 07:26:48 ID:???
17.オジオについて
オジオはカンピオーネの控え選手であり、他メンバーより能力が若干高いMFです。
それに則りフィオレンティーナでも他のモブキャラより少し強いMF(パサー)に設定し、
キャラ付けは今更言うまでもなくBaby Stepの丸尾栄一郎としました。
ベビステは喜ばしい事にブレイクし、40巻以上で完結となりましたが、
当時は面白いけれど超人要素なく、いつ打ち切られるか心配と言う時期。
全面的にステマしたろという思いでやってました。
オジオは特徴的且つスポーツ理論を噛ませるキャラ付けをしたお陰か、
キャプテン三杉のストーリーの充実に大変役立ってくれました。
特に重要なのはカンピオーネメンバーとの因縁を初めて持たせた点であり、
この結果として『主役回』という試合の大きな盛り上げ要素が生まれました。
レッチェ戦のイスラス・ディッテンベルガと日本人3人組、
ユーヴェ戦のカルバリョとダラピッコラ、ミハエルと三杉、
ローマ戦でのフィッツウォルタとオジオ
第1部コッパ・イタリア・プリマヴェーラの成功にこれらが寄与したのは
疑いありません。
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