キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/05(土) 22:58:03 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【私が決めなきゃ】鈴仙奮闘記18【誰がやる!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1401718440/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、予選リーグ第1戦目は雑魚妖怪チーム戦!
中心人物であるMF・風見幽香の突破力に、CB・レティ・ホワイトロックの守備力は確かに一流だが、
鈴仙達永遠亭ルナティックスも負けてはおらず、チーム力で試合を支配し、前半25分を過ぎて2−0のリード。
そしてレティのパスを、メディスンの執拗なマークを潜り抜けた我らが鈴仙は今、3点目の奪取に向けて次の行動を模索中。
何時に無く楽勝ムードの展開だが、試合には暗雲が立ち込めており……?
そして、姿を消した永琳は今……?

44 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/06(日) 22:58:15 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール
2ゴール 鈴仙
1ゴール 佳歩、咲夜、美鈴、赤蛮奇、影狼

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト 鈴仙、パチュリー、影狼

45 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/06(日) 23:04:38 ID:???
実況「決まった〜〜!! ゴールゴールゴ〜〜〜ル!!
永遠亭ルナティックス、やはり……いや、予想以上に強い!!
主力の永琳選手、中山選手を抜いた状態でなお、雑魚妖怪チームを圧倒し、前半26分の段階で3点目を奪う!
それも、決めたのはエースストライカーの鈴仙選手では無く、
これまでずっと無名だった永遠亭の妖怪兎・因幡佳歩選手!!
ルナティックスの層の厚さが、ここで明確に現れた形となります!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「佳歩ちゃーん! すごーい!!」「こりゃ、ルナティックスの勝ちだな」「3−0か。 2−1くらいかと思ったんだがな」

お燐「……何と無く想像はついてたけど、ヤバい。 こりゃぁ予想以上に強いよ……」

空「うにゅ? でも、次に敵がキックオフシュートを決めたら一気に3点入るんでしょ?」

お燐「それは多分、バスケあたりと混同してるね〜」

妖夢「(今じゃ多分、私なんかよりも、あの佳歩ちゃんって子の方が、
鈴仙の相棒に相応しそう……。 明るいし、前向きだし、才能ありそうだし……)」

星「(あの子を見ていると何故か、鈴仙と臨んだヒューガーとの試合を思い出します。
――機会があれば私もまた、あの子のような、鈴仙の良き相棒でありたいですね)」

46 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/06(日) 23:05:57 ID:???
佳歩「はぁっ、はぁっ……! 決めました、私……決めました!!」

遠くボールの突き刺さったゴールネットを一点に見据え、佳歩は大きな声で叫ぶ。
佳歩にとって、こうした規模の大きな大会でのゴールは初。それだけに、その喜びはひとしおなのだろう。

幽香「…………(正直に白状すると。 この展開は屈辱ね……)」プルプル

鈴仙「佳歩……!!(――どうしよう、佳歩に駆け寄ってあげたい所だけど、
今まで掛けてもいなかった眼鏡を、プルプルとしながら外そうとしている幽香さんも気になるのよね。
それと、Cちゃんの動きにも確か気になる所もあったのよね。 ……どうしようかしら?)」

A:ゴールを決めた佳歩に駆け寄る!
B:幽香の様子が気になるので近寄ってみる。
C:レティの様子が気になるので近寄ってみる。
D:ウサギCの動きで気になったところがあったので、話を聞いてみる。
E:それよりも、自分のナイスなアシストについて自己主張してみる。
F:黙ってキックオフに備える。
G:その他 話しかけたい選手を記入してください。

鈴仙のガッツ:360/880

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*佳歩のガッツが300を切りました。 以降、ガッツ300未満ペナ(−1)が発生します。

47 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:06:40 ID:uzYWzrdE


48 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:06:44 ID:OZ0kqJIU


49 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:07:46 ID:9cTdA4lg

>空「うにゅ? でも、次に敵がキックオフシュートを決めたら一気に3点入るんでしょ?」
魔王「だったらいいのにね」

50 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:07:48 ID:nXZsG83A


51 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:07:58 ID:Virghauw
A

52 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:08:46 ID:???
3ポイントシュートw

53 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/06(日) 23:25:25 ID:???
A:ゴールを決めた佳歩に駆け寄る!

鈴仙「(――ううん、まずは!)佳歩、おめでとう!」

佳歩「れ、鈴仙さま……! はい、やりました私!!」

鈴仙が佳歩に駆け寄ると、佳歩も嬉しそうに顔を綻ばせて鈴仙に走っていく。
顔中は汗だくで、シュートを立て続けに撃った事による疲労か足元は震えているが、
今は疲労よりも、シュートを決めたという喜びの方が何倍も勝っているような状況に見える。

鈴仙「(うーん……ただやっぱり、疲れは隠せてない感じね。
折角だから、今の機会に何かアドバイスとか、してみようかしら……?)」

A:「大会初ゴールね、おめでとう!」普通に祝福する。
B:「すっかり頼れるストライカーね!」ストライカーを強調して祝福する。
C:「この私のナイスアシストが決まったわね!」自分のアシストを強調して祝福する。
D:「後半戦も、今みたいにドンドン上がっていきなさい!」後半も上がっていけと言う。
E:「ちょっと疲れてる感じね。 ハーフタイムはゆっくり休んだ方が良いわ」ゆっくり休むべきとアドバイスする。
F:「この調子で、ドンドン敵チームを陵辱しましょうね!」一緒に陵辱しようと言う。
G:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

54 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:26:49 ID:9cTdA4lg
G A+E

55 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:27:56 ID:???
G E+よく休めるように子守歌を歌ってあげる〜♪w

56 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:28:11 ID:fQsTX2CE
G A+E

57 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:29:48 ID:OZ0kqJIU


58 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:32:55 ID:0QSjIX6o
E

59 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:38:40 ID:uzYWzrdE


60 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:39:33 ID:yb8OfmAo


61 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:39:43 ID:???
子守唄(俺の青春)

62 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:41:36 ID:???
完全にプレゼントされた形のゴール

63 :森崎名無しさん:2014/07/06(日) 23:41:45 ID:???
>>61 やっぱりいたよwww
ところでこのメガネの奴ってヒトラーのアレだよね?

64 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/06(日) 23:47:52 ID:???
Eが選ばれたところで、今日の更新はここまでにしようと思います。
>>63
そんな感じであってます。

皆さま、本日もお疲れさまでした。

65 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 00:37:30 ID:???
乙でした
前半のロスタイムで相手が攻めてくるけど幽香からのシュートラッシュがきそうだね
まあ輝夜が全部防いでくれるだろう、多分

66 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 01:05:04 ID:???
乙なのです。
例え怒りゲージがMAXになっても、今の姫様ならここから三点は取られないはす。

○怒りゲージが100になることで、以下の効果が発生します。
幽香の能力値が全てプラス20されます
ガッツの最大値が1500になり、同時に全回復します。
すべてのプレイに吹っ飛び補正1がつきます。
幽香の相手の怪我発生率が三段階上昇します。
全ての判定に強制的に介入できます。

輝夜「もうだめだぁ……おしまいだぁ」

67 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 01:18:17 ID:???
>>66 ブルノ「俺ならやれるな」

68 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 10:06:54 ID:???
>>66

※ただし、魔王ミサキーヌの能力を吸い取ってしまったので、
ランダムでバッドスキル『向日葵仮面(笑)って大したことなくね?』が発動します




69 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/07(月) 23:03:18 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>65
乙ありがとうございます。
輝夜は必殺アリでセーブ力60、最大守備力で言えば62ですからね。
ここまでの堅さを誇るGKはそう居ません。
>>66
乙ありがとうございます。
流石にそこまでと比べたら、謎の向日葵仮面は案外大したことないですねw
パワータイプか、テクニックタイプかの違いくらいです。
>>67
ブルノさんはポストなんで余裕ですね。
>>68
案外大したことないかどうかは、今後の引き次第ですね。
ただ、能力傾向はともかく、純粋な能力値だけでいうと普通に案外大したことないかもです。

70 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/07(月) 23:04:32 ID:???
E:「ちょっと疲れてる感じね。 ハーフタイムはゆっくり休んだ方が良いわ」ゆっくり休むべきとアドバイスする。

鈴仙「(幾ら姫様が居るとはいえ、なんか幽香さんがイヤ〜な波長をビンビン醸し出してるし。
私も疲れている以上、後半戦では佳歩の決定力も必要になってくるかもだから……)
佳歩、ちょっと疲れてる感じね。 ハーフタイムはゆっくり休んだ方が良いわ」

鈴仙は佳歩に対して、労いの意を籠めながらアドバイスを送った。
……といっても、それは戦術的な物でも何でも無い、単純に疲労を心配しての一言だった。
無論、鈴仙とて佳歩の事を言えない程度には疲弊しているのだが、佳歩程ではない。

佳歩「そうですね……」

佳歩は、鈴仙の呼びかけに対して……。

先着1名様で、

★ゆっくり休む?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→SGGKレティ「とめる!」おっと、いつの間にかレティさんが帽子を被り直していた!
ダイヤ→佳歩「はい、そうさせて貰いますね!」鈴仙「(うんうん)」
ハート・スペード→佳歩「鈴仙さまも、ゆっくり休んだ方が良いですよ?」鈴仙「う、うん」鈴仙もゆっくり休まないといけない雰囲気だ!
クラブ→佳歩「そうします!」鈴仙「(あ、こりゃあ『ゆっくり休むのを頑張る』モードね……)」あまり効果が無さそうだ!
クラブA→佳歩「(そ、それはつまり『テメーは体力無いから退場しろ』って事かなぁ……!?)」ワナワナ・・・
      佳歩のスキル(?)・深読みしすぎが発動!?

71 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 23:05:18 ID:???
★ゆっくり休む?→ クラブK

72 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/07(月) 23:05:50 ID:???
すみません、JOKERを変え忘れてましたが、その際はボーナスイベントが発生します!

73 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/07(月) 23:34:51 ID:???
★ゆっくり休む?→ クラブK ★
クラブ→佳歩「そうします!」鈴仙「(あ、こりゃあ『ゆっくり休むのを頑張る』モードね……)」あまり効果が無さそうだ!

佳歩「はい!! 頑張って休みます!!」

鈴仙「いや、休むのを頑張ったらそれはそれで疲れるというか……」

佳歩「む、むぅ〜……確かにそうですね。 ど、どうしたらゆっくり休めるんだろう……!?」

鈴仙「あ、あはは……。 ま、大会は長いんだから、無理しちゃ駄目よ?(ちょっと失敗したわね、こりゃ……)」

らんらんと目を輝かせて、佳歩は鈴仙のアドバイスに頷く。
……通常ならば、それは喜ばしい事ではあったが。
その表情は、「休憩をしろ」というアドバイスをする人間の前でするべきモノではなかった。
そして、鈴仙がそれを突っ込んだら突っ込んだで、今度は眉間に皺を寄せて悩みこむのだから、
これはこれで適切でない。

鈴仙「(うーん、考え込みやすい佳歩にとっては、アドバイスは逆効果だったかもね)」

――結論として、鈴仙の施したアドバイスは、佳歩にとってあまり効果を齎さなかったようだった。

*……それでも、佳歩の評価値がほんの少し上がりました。     

74 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/07(月) 23:36:13 ID:???
幽香「(折角ツッコんで貰うために、わざわざ眼鏡まで掛けたのに……ッ!?)」

――そして、眼鏡を掛けてプルプルしていたにも関わらず、
見事に鈴仙にスルーされた我らが幽香さんの様子はというと……?

先着1名様で、

★幽香さんのご機嫌再び→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→幽香「(でも今はそんな事はどうでもいいんだ。 重要な事じゃない)」
       なんと、怒りゲージの概念が消失! その代わり霧が出て来たぞ……!?
ダイヤ→幽香「(ま、それはそれね。 今はどうやって前半で1点返すかを考えましょ)」
     冷静な幽香さんの怒りゲージは+20しか増えない!
ハート・スペード→幽香「(ダメよ……こんな安っぽい挑発(?)に乗っちゃ……)」
           優しい幽香さんは怒りゲージ+30で許してあげた!
クラブ→幽香「ダメよ……こんな安っぽい挑発にうおおおおおお!!」小物感を出しつつも、幽香さんの怒りゲージは99に!
クラブA→幽香「(ほ、放置プレイ……!? あれ、なんだかキモチイイ……!?)」
      幽香がスキル・隠れMを習得!SとMが備わり最強に見える!  

75 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 23:36:47 ID:???
★幽香さんのご機嫌再び→ クラブ3

76 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 23:36:53 ID:???
★幽香さんのご機嫌再び→ クラブJ

77 :森崎名無しさん:2014/07/07(月) 23:39:05 ID:???
いやぁ・・・永遠亭は強敵でしたね

78 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 00:16:55 ID:???
ゆうかりんが理不尽にブチ切れ寸前のところで、今日の更新はここまでにしようかと思います。
本当はもう1判定くらいしたかったのですが、ちょっと文章が上手くいかないですので、
ブラッシュアップしてから明日書こうと思います。

>>77
霧の向日葵仮面はあまり強敵じゃないような気もしますね…w
普通に大したことないって感じです。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

79 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 00:45:09 ID:???
遅れましたが、スレ立て&更新乙でした。スレタイ採用もどもです。
ゆうかりんは怒るために行動してる説、手段のためなら目的を選ばん。

80 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 07:28:22 ID:63TGyS9U
乙でしたー

81 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:15:05 ID:???
こんばんは、今日こそは沢山更新したいですね。
>>79
スレ立てと更新の乙をありがとうございます。
そしてスレタイのご提案、本当にありがとうございました!
前略とか言っちゃう謎な律義さが、向日葵仮面っぽいかなと思いました。

>>80
乙ありがとうございます!

82 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:16:42 ID:???
★幽香さんのご機嫌再び→ クラブ3 ★
クラブ→幽香「ダメよ……こんな安っぽい挑発にうおおおおおお!!」小物感を出しつつも、幽香さんの怒りゲージは99に!

幽香「(ダメよ……こんな安っぽい挑発にうおおおおおおお!!」

ビリビリビリッ!

……客観的に見て、一体誰の何がどう挑発だったのかは知らないが。
事実として、風見幽香は怒っていた。


――自分がついていながら、雑魚妖怪チームをあっという間に大敗の危機に曝してしまったこと。

――自分やレティの作戦通りに、試合が動かなかったこと。

――自分にも興味を向けて欲しかったのに、鈴仙が軽くスルーしてしまったこと。

――今日の朝ごはんの納豆のしょうゆが、上手く切れなかったこと。

――ティッシュペーパーが、箱から上手く取れなかったこと。

――キャプ翼原作で、中山さんが当たり前のようにモブキャラなこと。

――消費税が、4月から8%になってしまったこと。

――赤ちゃんの時、カグロットに泣かされたこと。

――ポストが赤いこと。

――アモロ アモロ アモロ アモロ(絶望)

83 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:17:49 ID:???

とにもかくにも、幽香の感情は理不尽な怒りで満ち溢れていた。
ぶっちゃけ、今まではそんなに怒っては無かったのだが、
何故か突然と、ふつふつと世の中に対する怒りが湧いてきたのである。

幽香「(やはり、このままではダメね……。
レティやリグル達の顔に免じて、大人しくプレーしてあげてたけど。
やっぱり、そろそろ「本来の目的」に向けて動き出すべきね……フフフ)」

       ――この世の中は、腐ってる。 だから……

リグル「幽香ー? 早くキックオフしないと、点差を詰められないよー?」

幽香「(……とはいえ、バレたらマズいから。変身は後半戦からにしないとね)
……おっと、そうだったわね」

――リグルの無垢な、尚も勝利を信じて疑わない声に、幽香は思考を一旦止める。
色々と大人気ない面が多々ある幽香だったが、
これでもリグルやルーミア、メディスン達に対しては、自分が保護者であるという自負を持っていた。
(そして大方の事は大体レティが裏でやっていた)
だからこそ、幽香は残り少ない理性を保って自分にこう念ずる。
駄目だ。まだ怒るな……KOORUになれ、風見幽香……!!

84 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:19:12 ID:???
幽香「…………」プルプルプルプル・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!

メディスン「めっちゃ怒ってるし、幽香……」

レティ「――プルプルしてるだけなのに、それだけでこの妖気だなんて。
軽く私が出せる一生分の妖気を凌駕してるわね……」

わかさぎ姫「」(←泡吹いて失神してる)

実況「あああ〜〜〜っと! 幽香選手、地面を震わせて怒りをモロに表現しています!
やはりプライドの高い彼女の事です、自分が付いていながら、この局面を招いてしまった事に対して、
相当怒っているのでしょう〜〜〜!!」

観客「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「し、死ぬー!? 殺されるー!?」
「ここだな……祭りの会場は……」「ヒャッハー! 汚物は陵辱だー!」「へ、ヘンな観客が増えたッ!?」

幽香「(おかしいわね……私としては冷静なつもりなのに。
どうして私が怒り心頭だって事が分かったのかしらァ……!?
まるで心を読まれてるみたい――ハッ、まさかこれもサトリ妖怪……に髪の毛の色が似ている鈴仙の陰謀!?
……ムグググ、もう許せるわオイ!!)」

鈴仙「(なんか、急に世紀末になって来たわね。 そして理不尽な怒りを向けられたような気がする……!?)」

幽香「(もう許さないからなァ……)」(豹変)

幽香がキッ、と鈴仙を睨みつけたような気がした。
多分気のせいだった……と、鈴仙は現実から逃避することにした。

*……幽香の怒りゲージが、強制的に99になりました。
*狂気的存在の接近により、鈴仙の狂気度が僅かに上がりました。12→13

85 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:21:02 ID:???
――ピィイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ! とうとう前半戦最後になるであろうキックオフの笛が鳴らされました!
ボールは先程と同様、幽香選手がキープ!
怒りを溜めながらも、ここはあくまで冷静沈着に好機を伺います! そして〜!?」

幽香「――ここよォ!」

グワアアッ……バシュウウウッ!!

実況「幽香選手、振りかぶって前のFW3人組にロングパス!
再び伝家の宝刀・フラワーパスを放ちました〜〜〜〜!!」

パスカル「くそっ、大人しく後半に縺れ込ませてはくれないか!」

てゐ「いちお〜カットに向かおうっと」

ウサギB「(鈴仙さまがカットに来て下されば、コースも随分と狭まるけど……。
それでも、焼け石に水だろうなぁ……)」

鈴仙「(――前半も終了間際。 私がパスカットに来ても、
幽香さんの発する強烈な波長の前では、撹乱の役にも立たないから……。
私はフォローに備えて動かない方が良いかしらね?
少なくとも、カウンターに行ける時間までは残ってなさそうだし。 ここは…………!)」

A:――パスカットに向かう!(鈴仙のパスカット:47)
B:フォローに備えて動かない!
C:後半に備えて眠る!
D:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:360/880
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

86 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:22:30 ID:Lv7diCUA
B

87 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:22:33 ID:63TGyS9U


88 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:27:17 ID:7bxW0Hd2


89 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:29:05 ID:V/RRmKiQ


90 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:29:05 ID:0WAVhc3g
B

91 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:34:30 ID:???
そうか、99だから自分で突っ込んでこないのか
・・・向日葵→太陽・・・怒りのパワーで変身・・・あっ(察し)

92 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:34:43 ID:???
B:フォローに備えて動かない!

鈴仙「(いや……ここで私が動くのは得策ではないわね。 フォローに備えましょ)」

パスカル「くそっ! ここで止めれば前半は終わりなんだ! 止めてみせる!」

ウサギB「微力ながら、私も手伝います!」

てゐ「私もいるよ〜!」

バッ! バッ、バッ!!

実況「パスカル選手、ウサギB選手、てゐ選手の三人がパスカットに向かいました〜!!」

先着2名様で、

★幽香→フラワーパス 54 (! card)(! dice + ! dice)=
★てゐ→パスカット 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 パスカル→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ウサギB→パスカット 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ルーミア、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リグルがフォロー)(ミスティアがフォロー)(鈴仙がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。前半終了!

【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤの時、「フラスターエスケープ(+3)」が発動します。

93 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:37:15 ID:???
★幽香→フラワーパス 54 ( スペード7 )( 3 + 4 )=

94 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:37:37 ID:???
★幽香→フラワーパス 54 ( ダイヤ6 )( 1 + 2 )=

95 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:37:39 ID:???
★てゐ→パスカット 47 ( ダイヤ4 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=
 パスカル→パスカット 48 ( スペード10 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=
 ウサギB→パスカット 44 ( ハート9 )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

96 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:38:55 ID:???
センタリングでスルーか

97 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:48:16 ID:???
★幽香→フラワーパス 54 ( スペード7 )( 3 + 4 )=64
★てゐ→パスカット 47 ( ダイヤ4 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)+(フラスターエスケープ+3)=58
 パスカル→パスカット 48 ( スペード10 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=53
 ウサギB→パスカット 44 ( ハート9 )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=50★
≧2→ルーミア、パスキャッチ。

ギュウウッ……!

てゐ「え〜いっ、フラスターエスケープ! ……でも、全然届かないッ!?」

パスカル「(――やはり、素通しか! エイリンさんが居れば……!)」

ウサギB「微力すぎるよ……私ッ!」

実況「ああ〜! 幽香選手のパスにカットに向かう3人でしたが……その全員が届かない!
ボールはみすみす、FW三羽烏が一、漆黒の宵闇妖怪・ルーミア選手がキャッチしました!」

ルーミア「さ〜て、ちょっと進ませてもらうよ〜」

タッ…!

実況「ルーミア選手、ここで大きく左サイドにはけて、妹紅選手のタックルから逃れます!
しかし左サイドには……!!」

ウサギC「はっはぁ〜! そんな手負いでこのタックル酋長たる私に勝負をのぞんだ事はほめてやるぞ〜!」

タッ、ズッザアアアアアッ!!

実況「先程もルーミア選手のドリブルを見事なタックルで封殺した、
ウサギC選手が上がっています! 持ち前のマイペースさでウサギC選手、ルーミア選手を圧倒出来るか〜!?」

98 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 22:50:31 ID:???
ルーミア「できるのか〜?(……う〜ん、実力相応だったら私が勝てるけど……イヤな予感がするなぁ〜)」

ウサギC「はっはぁ〜! このわたしのじしょには、「できない」の文字は無いのだ〜〜!」

先着2名様で、

★ルーミア→ドリブル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(軽傷治療済-1)=★
★ウサギC→タックル 43 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ルーミア、ドリブル突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リグルがフォロー)(妹紅がフォロー)(佳歩がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
特に無し。

99 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:51:24 ID:???
★ルーミア→ドリブル 46 ( クラブK )( 2 + 3 )+(軽傷治療済-1)=★

100 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:52:02 ID:???
★ウサギC→タックル 43 ( クラブK )( 3 + 4 )=★

101 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 22:58:40 ID:???
殺ったぜ。

102 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 23:01:47 ID:???
★ルーミア→ドリブル 46 ( クラブK )( 2 + 3 )+(軽傷治療済-1)=50★
★ウサギC→タックル 43 ( クラブK )( 3 + 4 )=50★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。 ……の筈がウサギCの反則!?

ウサギC「食らえ〜っ!」

ルーミア「あっ(この距離感は……)」

ズザアアアアアアッ! ガギッ!
――ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「ああ〜っと! ウサギC選手、元気なタックルでルーミア選手に向かいましたが、
しかし元気が良過ぎたようです!
ウサギC選手、ボールを弾いただけでは飽きたらずにルーミア選手の左脚を削ってしまいます!
これには審判も笛を鳴らしました〜!」

ウサギC「ふぇ? わたしのタックル酋長伝説は〜?」

状況をイマイチ呑み込めてないウサギCに、審判が向かっていく。そして――。

先着1名様で、

★ウサギCの運命→! card★

と書き込んでください。カードのマークや数値で結果が分岐します。

J〜K→お咎め無し
7〜10→注意!
4〜6→厳重注意!
A〜3→イエローカード!
クラブA→その時、ルーミアのリボンがポロリと外れ……!?(ウサギCはおとがめなし)
JOKER→イベント発生

103 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 23:02:28 ID:???
★ウサギCの運命→ ハートA

104 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 23:04:18 ID:???
メインじゃなくてよかった、と考えよう
多分これでアレがプッツンくるけど

105 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 23:28:00 ID:???
★ウサギCの運命→ ハートA ★
A〜3→イエローカード!

ピッ。

ウサギC「……? 何そのカード? いんすたんと?」

実況「おっと! 審判はここでウサギC選手にイエローカードを付きだした〜!
前半も間もなくロスタイムという所で、ルナティックスはフリーキックに加えてイエローを貰ってしまいました!
ここは少し厳しいです!!」

ウサギC「そ、そんなァ!? 私は悪くねェ! せんせいがやれって言ったんだ! なあそうだろ、Bちゃん!?」

ウサギB「はいはい……(先生って誰だろう……?)」

慧音「ちなみに、私は何も言ってないぞ」

――前半は間もなく30分。すなわち、ロスタイムに入りかけた所で……このフリーキック。
恐らくはセンタリングに向かおうとしていたルーミアは、見かけにそぐわぬ俊敏な動きでバイタルエリア付近にまで
肉薄していた事からすると――GKまでの距離は、30メートルもない。
風見幽香のシュートならば……今の輝夜のセーブ力であればやや幽香が不利であるが、充分にゴールを狙い得る。

鈴仙「――皆、次はきっと幽香さんが来るわ! PAを全力で固めて!」

妹紅「了解よ、鈴仙!」

ウサギE「(私の顔面ブロック。 風見幽香には通用するのかしら……?)」

輝夜「(ま、えーりんがいるから大丈夫でしょ)」

106 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 23:29:27 ID:???
――また逆に言えば、この状況でも尚、輝夜の全力を凌駕し得るシュートを持つ選手は幽香しかいない。
そのため、鈴仙達ルナティックスが取る対策も簡単だった。
鈴仙はDF陣に簡単に指示を出し、兎に角幽香への警戒を怠らぬよう注意を促す。
――しかし。

幽香「(おのれルナティックス……! あんないたいけな子を反則に使うだなんて……!
これは私の怒りが有頂天になったわね……!)」

幽香の怒りというか陵辱欲求とかいうか、
なんか良く分からない欲求不満も、ルーミアの痛々しい反則を目にした時、同時に限界を迎えていた。
むしろさっきの鈴仙の玉兎スルーでとっくに限界を迎えていたものを、3分間程度我慢する事が出来たのだから、
これまでが奇跡と言っても良かったのだが。

幽香「(この世界は……腐ってる。 だからこの私が――陵辱してやる!!)」

風見幽香は、改めて『世界陵辱』の野望に向けて――一歩を踏み出した。

*ウサギCがイエローカードを貰いました。
*ルーミアが受けた反則を見て、幽香が義憤に駆られました。怒りゲージが上昇します。99→100
*幽香の怒りゲージが100を超えたので、イベントが発生します。

107 :森崎名無しさん:2014/07/08(火) 23:31:56 ID:???
怒りが有頂天!?
でもまぁそこまでバランス崩壊するようなことはないだろうし平気だろう
これで強制一点とかさすがにアレだろうし

108 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 23:32:39 ID:???
…と、いったところで中途半端ですが、今日の更新はここまでにさせて頂きます。
思ったよりは更新出来なかったですが、その分明日の向日葵仮面登場を気合い入れて書きたいですね(笑)

>>101
殺られましたね…
>>104
1ポイントなので、案外さっくり増えますね。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

109 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/08(火) 23:39:01 ID:???
>>107
仰々しく書き過ぎてハードル上げちゃったかもですが、
ホントの所はモードチェンジが主だったりします。
なのでどっちの形態の方が強いか……と言われると微妙ですね。
自重しない分、ちょっとは強くなりますが。

110 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 00:44:08 ID:???
乙です。とうとう風見幽香アルティメット(サディスティッククリーチャ)フォームがきたか

ここは逆に鬱憤晴らさせて、ハーフ間に聖なる泉を復活させた方が良いんじゃないかな?
ガス抜きさせないと鈴仙の耳がバラバラにされそうだ

111 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 00:48:29 ID:???
>>110 なんかたい焼きやいてそうな名前だね
仮面ライダーユウカ アルティメットフォーム

112 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:17:08 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>110
乙ありがとうございます。
ゆうかりんはまだ二回変身を残しているとかいなかったりとかします。
>>111
幽香「ライダー陵辱!」

113 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:18:29 ID:???
リグル「さあ幽香、フリーキックだよ! ここは絶対決めようね……って、あれッ、幽香!?」

幽香「はぁ、はぁ……。 ごめんねリグル、皆。
薄幸の美少女特有の持病の、貧血とシャクと虫歯と腰痛と不眠症と花粉症と水虫が出ちゃったみたいで……」

実況「ああ〜っと、フリーキックを前にしてどうやらアクシデントです!
幽香選手が特に何もしていないのに痛々しげにフィールドに倒れる〜! その唐突さ、まるで演技のようです!」

――まっさきに異変に気付いたのは、リグルとルーミア、そしてミスティア。前衛のFW三人組だった。
実況のアナウンスが流れるなか、彼女達は慌てて幽香の下へ駆け寄っていく。

リグル「う、うええっ……!? 何だか良く分かんないけど大変そう……! 死なないで、幽香!?」

ミスティア「(病気に)まけないで〜も〜う〜すこし〜〜♪」

ルーミア「そーなのかー」

疑う事を知らない子どもなリグルに、歌う事以外特に何も考えていないミスティア。
そして暢気にたゆたうルーミアは、幽香が怒っている事についてもあまり認識していない程鈍く。
現に、100人中1000人が演技と見破れるレベルである、
幽香のわざとらしい儚い少女アピールに見事に引っかかっている。
……面白半分で、わざと引っかかったフリをしているような者もいるが。

ルーミア「(…………)それは大変だねー。 もう交代しちゃった方が良いんじゃないの〜?」

幽香の内心を知ってか知らずか、しれっと幽香の望むように場を誘導するルーミア。
今の幽香に必要なのは、変身の為の僅かな時間だった。

幽香「そうね、そうさせて貰うわ……(ハーフタイムと違ってあんまり時間がないから、急いで着替えなきゃ!)」

シュバッ! シュバババッ! タタタタタタッ!

114 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:20:03 ID:???
実況「あっと、幽香選手! やはりここは退場のようです!
フィールドからロッカールームまでの50メートルをわずか3秒で駆け抜けていきました!」

リグル「――す、凄い俊敏な動きで退場しちゃった……。 きっと、一刻も早く治療を受けたかったんだろうなぁ」

ミスティア「腰痛なのに、あんなキビキビ動けるなんて凄いなぁ〜♪」

リグル「――! で……でも!? 私達マズイよ! ここで幽香が居なくなるなんて!?
私たち、また負けちゃうの……?」

そして、幽香が元気よく退場した後に残されたリグルは、3点差の局面でのキープレーヤーである幽香の退場が、
試合にどれほどの影響を与えるかに思い至り絶望する。
幽香の高い支配力が無ければ、雑魚妖怪チームはまず得点チャンスにすら及ばないし、
幽香の高い決定力が無ければ、雑魚妖怪チームはここぞの好機で点差を縮められない。
半泣きになりそうなリグルに……ルーミアがふよふよ近づく。
彼女は、小さくこう言ってリグルを慰める。

ルーミア「大丈夫だよ、リグル〜。 幽香が言ってたじゃん。
……『このチームは、陵辱請負人・クラブAにより守られている……』ってね」

リグル「陵辱請負人・クラブA……!(そういえば、ルーミアが前教えてくれてた!
りょーじょく、っていうのは「超強い」って意味なんだよね!?)」

――「超強い請負人」の姿を夢想しながら、リグルの表情は前の明るさを取り戻していた。

115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:21:43 ID:???

鈴仙「(嘘……!? 幽香さんがここで退場!? 絶対何かありそうでイヤなんだけど……)」

てゐ「まだ死にたくないのになぁ〜」

パスカル「(凡人の俺でも分かる。 これから、ロクでもない事が起きると……)」

輝夜「あっ(察し)ふーん……」(←冷や汗ダラダラ)

そして、風見幽香の退場は、ルナティックスにも少なからず驚愕を齎していた。
チームの誰もが、まだまだ体力も気合いも有り余る幽香がこのまま素直に退場するとは思っていない。
あんな生き生きとした清々しい表情で退場していく選手、普通はそう居ないからだ。

慧音「参った。 教育上宜しくなさそうだ……」

妹紅「慧音は心配しないで。 アイツが慧音やウサギ達に危害を加えるようだったら、
私が削って撃ち落とすから(※輝夜はもちろん例外)」

――予感がしていた。敵のロッカールームから溢れだす、禍々しいまでの自重しない妖気。
きっと、これからの戦いは色んな意味で酷い物になるだろう。
ルナティックスのメンバーが、そう覚悟を決めていた時。 

アナウンス「えー、選手の交代をお知らせします……」

メディスン「……来た」

116 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:22:57 ID:???
♪デッテッテー デッテッテー デッテッテー デッテッテー (←コインブラ君出場のテーマ)

アナウンス「せんしゅのこうたいを おしらせします ザコようかい・リベリオくん(※)にかわりまして…」
        (※雑魚妖怪Iの本名。 某ブラジル代表選手との関連は不明)

アナウンス「―――なぞの ひまわりかめんくん」

謎の向日葵仮面「ここね……祭りの会場は……」

アナウンス「――せばんごう 10」

……雑魚妖怪チームのロッカールームから、なんかでた。

謎の向日葵仮面「ククク……私の友人である風見幽香という儚げで日傘よりも重い物を持った事がないとされ、
更にはおしとやかで物静かで貞淑でたおやかでかわいくて儚げで陵辱とかいう言葉も知らないほどに純粋無垢で
儚げでおしとやかでかわいくておしとやかな儚げでおしとやかな少女の助けに応じて、登場したわァ……」

佳歩「こ、こわい……」

ウサギB「(一体どれだけおしとやかで儚げをアピールしたいんだろう……!?
ミエミエの自己アピール過ぎて怖いよぉ……!?)」

ウサギC「ってか、あれど〜みてもゆうk……ムグッ!?」

ウサギE「それ以上いけない、Cちゃん!?」ガシッ、ギチギチ……

ウサギD「で、でも!? だからと言ってアームロックはやり過ぎだよEちゃん!?」

117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:26:56 ID:???
――雑魚妖怪チームの助っ人として呼ばれたらしい、I番を冠する選手は、
大きな向日葵をあしらった仮面により、表情を大きく隠されている。
赤茶けたチェックのベストにスカート、白いワイシャツ、山吹色のボウタイをしたその少女は、
丁度肩まで伸ばした緑髪を揺らしながら宣言する。

謎の向日葵仮面「とりあえず、次のフリーキック。 私が蹴るわァ……!」

実況「あ……あ〜っと! ここで登場し、そのままキッカーとなったのは……謎の向日葵仮面選手です!!
フリーランスで幻想郷の雑魚チームを凌辱してきたという、最強の陵辱請負人が、
何故か唐突に! 何の伏線も無く! この雑魚妖怪チームへと降臨してきました〜〜〜〜!!」

観客「キャアアアアアアアアアアアアアア!!」「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
「イヤー!?」「ゆう…謎の向日葵仮面だ!?」「殺されるー!?」「ヒャッハー陵辱だー!」「殺せー!」
「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「こいつら、冷静だな……」

観客の様子は、アンチ謎の向日葵仮面と謎の向日葵仮面信者。
そして何時も通りのカグヤファンとの三極化がされていた。
ちなみにこの信者、謎の向日葵仮面の登場に合わせてスタジアムに入場してきた
モヒカン頭やスキンヘッドの人間や妖怪達が主である。

遠くで雷鳴響き、今にも降り出しそうな暗い秋空の中。
後半戦の開始を待たずして、試合は次のステップへと進もうとしていた。

鈴仙「進まなくていいからねっ!?」

*幽香と雑魚妖怪Iが退場し、代わりに謎の向日葵仮面が入ってきました。
*二人抜けて一人入った形となっておりますが、補充要因については前半終了後に明らかになります。
*狂気的存在との邂逅により、鈴仙の狂気度が上昇します。13→15

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:28:30 ID:9K9DlBdI
――ピィイイイッ!!

実況「さあ! もはや幽香選手が抜けた後のG番はどうなったのか、
I番のリベリオ選手とは一体何者なのかなどといった下らないミステリーを残しつつ、
否応なしにホイッスルが鳴りました! 雑魚妖怪チームのフリーキック、
キッカーは先程の宣言通り謎の向日葵仮面選手です!」

謎の向日葵仮面「まずはご挨拶。 こんにちは――!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

謎の向日葵仮面「そして、死ねぇぇえええええええええええええええ、カグヤァ!!」

バッ……ドッゴオォオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!
バリバリバリ! ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!

輝夜「昨日の夢で見た怪人と言い妹紅と言い!
どうして野蛮なヤツらは、こうもこぞって私を殺したがるのよ〜!?」

実況「謎の向日葵仮面選手、挨拶がわりのマーダースパークだ〜〜〜〜〜〜!!」

119 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:30:44 ID:9K9DlBdI
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+2)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:52
謎の向日葵仮面のマーダースパークの威力:62+(フリー補正+2)
輝夜のガッツ:730/730
輝夜のカリスマポイント:0/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

120 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:31:29 ID:POcQBelQ
A

121 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:31:34 ID:uJaozKbQ
A カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグロットォオオオオオオーーーーーーー!

122 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:32:48 ID:???
あ、ゆうかりん以外持ち歩けないから入手難易度高いのか。
日傘何トンだろ?

123 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:32:51 ID:???
消費400シュートか

124 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:35:30 ID:Co2WWhuY
D

125 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:38:29 ID:UewVzpCA
D

126 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:39:08 ID:sIQdL05U
A
たすけて!

127 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:44:41 ID:9K9DlBdI
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

鈴仙「(姫様、どうかご無事で……!)」

謎の向日葵仮面が放ったマーダースパークは、轟音を立てながら、
これまでに見たどのシュートよりも高い威力を伴って輝夜の心臓を貫こうとする。
それを見た鈴仙は――思わず、輝夜の安否を祈らずには居られなかった。
そのために、指示が一瞬だけ遅れてしまうのだが――。

輝夜「たすけてえーりん! ……に、決まってるでしょぉおおおおおっ!?」

バアアッ! バシュウウウウッ!!

鈴仙「(――ま。 私が指示するまでもないわよねぇ……)」

実況「輝夜選手、ノータイムで永琳選手の助けを呼びました!
ゆうk……謎の向日葵仮面選手がパワーで攻めるなら、
輝夜選手は(えーりんを呼ぶ)スピードで守るという意気込みでしょうか!?」

慧音「――無駄とは分かっていても、私達は行くしかないんだ。 分かるな、ウサギE?」

ウサギE「いえ、私は――決して無駄とは思いませんっ!」

ウサギD「Eちゃんと一緒なら……怖くなんかないやい!」

ウサギC「ブロック社長になる私が、こんな安っぽいシュートにうおおおお!!」

実況「そして、DFリーダーの慧音選手、DFの名無しウサギ達を伴ってブロックを敢行します!
素晴らしい勇気だが、果たしてその勇気が蛮勇とならないか祈るのみです!」

謎の向日葵仮面「RYOUZYOOOOOOOOOOOOOOOOOKU!!」

128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 22:48:44 ID:9K9DlBdI
先着4名様で、

★謎の向日葵仮面→マーダースパーク 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★ウサギC→ブロック 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ウサギE→ブロック 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ウサギD→ブロック 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 慧音→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リグルがねじこみ)(ミスティアがフォロー)(ルーミアがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→謎の向日葵仮面のマーダースパークがルナティックスゴールを陵辱する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リグルがねじこみ)(雑魚妖怪のコーナーキック)(妹紅がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
謎の向日葵仮面のマーダースパークには吹き飛び係数1が発生します。
ウサギEのマークがダイヤで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+2)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

129 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:50:40 ID:???
★謎の向日葵仮面→マーダースパーク 62 ( ハート9 )( 3 + 3 )+(フリー補正+2)=★

130 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:52:20 ID:???
★ウサギC→ブロック 44 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )+(人数補正+2)=
 ウサギE→ブロック 46 ( スペードK )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=★

131 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:52:39 ID:???
★ウサギD→ブロック 44 ( スペードQ )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=
 慧音→ブロック 50 ( クラブQ )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=★

132 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:52:55 ID:???
★ウサギC→ブロック 44 ( ダイヤ5 )( 1 + 1 )+(人数補正+2)=
 ウサギE→ブロック 46 ( スペード3 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=★

133 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:52:55 ID:???
★ウサギC→ブロック 44 ( JOKER )( 3 + 1 )+(人数補正+2)=
 ウサギE→ブロック 46 ( ダイヤ7 )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=★

134 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:53:24 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( ハート4 )( 4 + 5 )=★

135 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:55:26 ID:???
カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグロットォオオオオオオーーーーーーー!

136 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:55:52 ID:???
止まったぞ

137 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 22:58:29 ID:???
試合前に姫様を眼鏡っこにした甲斐があった

138 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 23:19:31 ID:9K9DlBdI
★謎の向日葵仮面→マーダースパーク 62 ( ハート9 )( 3 + 3 )+(フリー補正+2)=70★
★ウサギC→ブロック 44 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )+(人数補正+2)=55*吹き飛び!
 ウサギE→ブロック 46 ( スペードK )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=60★*フラグ習得!&吹き飛び!
★ウサギD→ブロック 44 ( スペードQ )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=50*吹き飛び!
 慧音→ブロック 50 ( クラブQ )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=58★*吹き飛び!
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★謎の向日葵仮面→マーダースパーク 62 ( ハート9 )( 3 + 3 )+(フリー補正+2)=70★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( ハート4 )( 4 + 5 )=69★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてリグルがねじこみ

謎の向日葵仮面「雑魚は死になさい!!」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

ウサギC「今死ねって言ったよね〜!? ぶっちゃけ、私なんかよりこいつの方がはんそくなんじゃ……ぶげっ!?」

ウサギD「Eちゃんが言ってた。 世の中、せいろんだけじゃあ上手くいかないって……きゃああっ!?」

ウサギE「今こうして、ゆうk……謎の向日葵仮面さんのシュートに割り込めた勇気!
私は絶対に無駄にしない――!? あ、ああ………あああああ〜〜〜っ!!」

慧音「う、ウサギE……!(『私は、決して無駄とは思わない』、か……。
――子どもに教えられるとは、これだから教師は止められないよ。
そして――)……くそっ!? やはり止められない!?」

ウサギCの勇気も虚しく、僅かな爆音の後。
謎の向日葵仮面のシュートは、ブロックに飛んだルナティックスDF陣の全てを、無慈悲に吹き飛ばしていた。
冴え渡る技術も速度も無いそのシュートは、ただただ一点。
こと「相手を殺す」事に掛けては他の追随を許さない。

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 23:20:42 ID:9K9DlBdI
ゴオオオオッ……!

そして、狂気と殺意の刃が輝夜の喉元にまで迫った時。

輝夜「――私の、勝ちね!」

ギュウウウウッ――――バチイイッ!!

謎の向日葵仮面「RYOUZYOKU!?」

――その殺意は、不滅を象徴する赤と青の光によって打ち消された。
八意永琳は遥か外界の地に居てもなお、輝夜を守る事を決して忘却していなかったのだ。

永琳「……昔だったら、今のシュートで貴女は3度殺されていた。
今助かったのは、私では無く――貴女自身の成長の証よ、輝夜」

輝夜「え、えーりん……!」

輝夜は、そんな永琳の声を聞いたような気がした。
しかし――今の彼女にはそうした感傷に耽る時間は無い。
なぜなら……。

140 :森崎名無しさん:2014/07/09(水) 23:22:07 ID:???
輝夜も吹っ飛んでるはずであるが

141 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 23:22:31 ID:9K9DlBdI
バアアアッ……!

リグル「ようし! 今ならあのヘンテコキーパーは腰を抜かしてる! 今がチャンスよ!」

実況「輝夜選手、間一髪で謎の向日葵仮面選手のシュートを弾きましたが……!
そのルーズボールにはリグル選手が迫ってきている!
リグル選手、高くバウンドしたボールに向かって〜〜〜〜〜!!」

リグル「次こそ決まる! いっけぇ! ネオ・リグルキ〜〜〜〜ック!!」

バッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオン!!

実況「出た〜〜!! リグル選手のネオ・リグルキックだ〜〜〜〜!!」

リグル「いっ……けぇえええええええええええええええっ!!」

妹紅「くっ…そうはさせないわ! 燃えよペガサス! 「鳳翼天翔」!!」

バッ……ゴオオオオオッ!

輝夜「くっ……! この私がえーりんのみならず、妹紅にまで頼らないといけないなんて…!」

鈴仙「ひ、姫様……!(妹紅がクリアに出たとはいえ、姫様は今……バランスを崩されている。
それでも、師匠を呼んでセービングすれば安全でしょうけど――体力が少し心配になるわね。
ここは姫様に、何てお願いすれば良いかしら……!?)」

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 23:24:35 ID:???
>>140
すみません、何故か吹っ飛び係数をヘンな風に考えてました(汗)
輝夜も吹き飛ばされた体で書き直しをさせていただきますので、
>>139は無効でお願いします。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 23:28:59 ID:???
すみません。>>138-141までの書き込みは無効とさせていただき、
代わりに以下の展開で行こうと思います。ご迷惑をおかけしますが、ご了承願います。
*******
★謎の向日葵仮面→マーダースパーク 62 ( ハート9 )( 3 + 3 )+(フリー補正+2)=70★
★ウサギC→ブロック 44 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )+(人数補正+2)=55*吹き飛び!
 ウサギE→ブロック 46 ( スペードK )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=60★*フラグ習得!&吹き飛び!
★ウサギD→ブロック 44 ( スペードQ )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=50*吹き飛び!
 慧音→ブロック 50 ( クラブQ )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=58★*吹き飛び!
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★謎の向日葵仮面→マーダースパーク 62 ( ハート9 )( 3 + 3 )+(フリー補正+2)=70★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( ハート4 )( 4 + 5 )=69★*吹き飛び!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてリグルがねじこみ

謎の向日葵仮面「雑魚は死になさい!!」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

ウサギC「今死ねって言ったよね〜!? ぶっちゃけ、私なんかよりこいつの方がはんそくなんじゃ……ぶげっ!?」

ウサギD「Eちゃんが言ってた。 世の中、せいろんだけじゃあ上手くいかないって……きゃああっ!?」

ウサギE「今こうして、ゆうk……謎の向日葵仮面さんのシュートに割り込めた勇気!
私は絶対に無駄にしない――!? あ、ああ………あああああ〜〜〜っ!!」

慧音「う、ウサギE……!(『私は、決して無駄とは思わない』、か……。
――子どもに教えられるとは、これだから教師は止められないよ。
そして――)……くそっ!? やはり止められない!?」

ウサギCの勇気も虚しく、僅かな爆音の後。
謎の向日葵仮面のシュートは、ブロックに飛んだルナティックスDF陣の全てを、無慈悲に吹き飛ばしていた。
冴え渡る技術も速度も無いそのシュートは、ただただ一点。
こと「相手を殺す」事に掛けては他の追随を許さない。

144 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/09(水) 23:33:32 ID:???
ゴオオオオッ……!

そして、狂気と殺意の刃が輝夜の心臓に突き刺さる。
謎の向日葵仮面のシュートは、当初の思惑通りに輝夜の心臓を突き穿ち、
間違いなく彼女を一度殺す事に成功したのだが――。
一度殺された筈の輝夜は、吹き飛ばされながらもニヤリとほくそ笑んだ。

輝夜「――私の、勝ちね!」

ギュウウウウッ――――バチイイッ!!

謎の向日葵仮面「RYOUZYOKU!?」

輝夜を貫通したシュートは、それ以上ゴールへと進む事無く、赤と青の光によって阻まれる。
八意永琳は遥か外界の地に居てもなお、輝夜を守る事を決して忘却していなかったのだ。

永琳「……昔だったら、今のシュートで貴女は3度殺されていた。
一度だけの死で済んだのは、私では無く――貴女自身の成長の証よ、輝夜」

輝夜「え、えーりん……!」

フィールドで倒れながら(不死である蓬莱人でも、攻撃を受ければ痛いのだ)、
粉々になった心臓の回復を待つ輝夜は、そんな永琳の声を聞いたような気がした。

しかし――今の彼女にはそうした感傷に耽る時間は無い。なぜなら……。

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