キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/05(土) 22:58:03 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【私が決めなきゃ】鈴仙奮闘記18【誰がやる!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1401718440/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、予選リーグ第1戦目は雑魚妖怪チーム戦!
中心人物であるMF・風見幽香の突破力に、CB・レティ・ホワイトロックの守備力は確かに一流だが、
鈴仙達永遠亭ルナティックスも負けてはおらず、チーム力で試合を支配し、前半25分を過ぎて2−0のリード。
そしてレティのパスを、メディスンの執拗なマークを潜り抜けた我らが鈴仙は今、3点目の奪取に向けて次の行動を模索中。
何時に無く楽勝ムードの展開だが、試合には暗雲が立ち込めており……?
そして、姿を消した永琳は今……?

771 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:01:31 ID:gdkAYKI2
A 輝夜

772 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:03:17 ID:fmcomhlo


773 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:04:15 ID:kYYv8v4o
A 輝夜


774 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/04(月) 23:13:18 ID:zH0wHXOk
A輝夜

鈴仙「(折角来て下さったんだし、ここは姫様とお喋りでもしようかしら……)
姫様、ちょっと良いですか?」

輝夜「んっ、どうしたのイナバ?」

鈴仙「ええっと、はい。 ちょっとお喋りしようと思いまして」

輝夜「ふふん、しゃーないわねぇ。 私もえーりんが居なくて退屈してた所よ!
さぁ、じゃんじゃんスベらない話をして頂戴ね!」

鈴仙「(スベらない話限定なんですか……)えっとですね……」

A:「姫様は今日も美人ですねぇ」適当にゴマをすっておく。
B:「姫様はこの試合、どっちが勝つと思いますか?」試合について話す。
C:「お師匠様は今ごろ、何をしてるんでしょうねぇ」永琳について話す。
D:「妹紅と最近楽しそうですよね、姫様……」妹紅と実は仲良しだろと突っ込む。
E:「してみせますよ、スベらない話!!」スベらない話をする。(更に分岐)
F:「難題のヒントを教えてください!」難題のヒントを聞く。
G:「というか私、今難題持ってます!」難題「愛のハチマキ」を渡す。
H:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

775 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:14:52 ID:???
難題渡す?

776 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:16:51 ID:???
シュート値1上げてからの方がよくない?
限界値的に。
大会途中にサッカーレベル上がる可能性あるから、一概に言えないけど

777 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:19:49 ID:???
C

778 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:19:52 ID:IVanVu/Y
C

難題は後回しにしとくか

779 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:20:04 ID:fmcomhlo
C

780 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:20:54 ID:gdkAYKI2
C

781 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/04(月) 23:29:29 ID:zH0wHXOk
C:「お師匠様は今ごろ、何をしてるんでしょうねぇ」永琳について話す。

鈴仙「(姫様だったら、ひょっとしたら何か知ってるかも……)
――お師匠様は今ごろ、何をしてるんでしょうねぇ」

永琳は、遅くとも明日の夜には帰って来ると言っていたが、
鈴仙は弟子でありながら、行き先を全く教えられていない。
ならば、永琳が溺愛している輝夜ならば、何かを知っているのかもしれない――と、
僅かな打算を籠めながら鈴仙は輝夜に永琳に関する話題を振る。

輝夜「永琳はねぇ、そうねぇ……」

いつも通りの呆けた風な口調で、輝夜は話し出す。その内容は……。

先着1名様で、

★永琳の行方→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「 ジャージ を着て、 電車の中ぬきぬき をしてるに違いないわ!」
ダイヤ→「……ちょっとだけ、教えてあげましょうか?」
ハート・スペード→「……きっと、大変なコトになってるでしょうねぇ」
クラブ→「私もよく分かんないのよねぇ」
クラブA→「――落ち着いて聞いてね。 永琳は……」

782 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:32:51 ID:???
★永琳の行方→ クラブ6

783 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:32:58 ID:???
★永琳の行方→ ハート4

784 :森崎名無しさん:2014/08/04(月) 23:33:04 ID:???
★永琳の行方→ ハート8
逮捕ー!

785 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/05(火) 00:09:44 ID:eEEJPPJM
★永琳の行方→ クラブ6 ★
クラブ→「私もよく分かんないのよねぇ」

輝夜「――う〜ん、それが私も良く聞いていなくて。 というか、永琳も教えてくれなかったのよ」

鈴仙「そうなんですね……(意外ね、あの師匠が姫様に隠し事をしてまで、外の世界に行くなんて……)」

輝夜と永琳との関係と比べると、鈴仙が永琳の従者として生きた時間は遥かに短い。
しかし、そんな短い中でも鈴仙は、永琳について色々と知っているつもりでいた。
そして、鈴仙の知る永琳はいついかなる時も輝夜に隠し事はしないと考えていた。
そんな鈴仙の心境を知ってか知らずか……。

輝夜「大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ! どこに居ようが、
大事な時は何時だって永琳は私の傍に居てくれる!
永琳ニワカのイナバ如きは、いっちょまえに永琳の心配なんてしなくても良いのよ!」

胸を張って得意気に、鈴仙に対して激を入れてくれた。
その様子は強がりでも演技でも無く、信頼から来る物だと鈴仙は思った。

鈴仙「(……凄いなぁ、姫様。 普通だったら、どんなに絆の深い友人や仲間だって、
黙って自分の場所を離れたら不安になったりする筈なのに。
姫様ったら、師匠を信じ切って、全く疑ってない……!)――はい。
実は私、師匠が居なくて姫様が凹んで無いかって思ってたんですけど……安心しました」

輝夜「そんな豆腐メンタルだったら、ルナティックスのゴールは守り切れないわよ。
だからあんたも、クヨクヨせずに適当に行きなさいな」

最後に輝夜は、鈴仙の肩をポンポンと叩く。
まるで会社の上司が部下に対してするような、その尊大な態度に鈴仙は呆れながらも、
なんだかそこに、くすぐったい温かみを覚える鈴仙だった。

*輝夜の評価値がやや上がりました。

786 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/05(火) 00:11:27 ID:eEEJPPJM
鈴仙「(姫様の師匠を信じる心は凄いわね……。
あそこまで行ったら、そりゃああんなセービングも出来ちゃうわ。
――さて、試合開始まであとちょっとだけど……何をしてようかしら?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在、中山、永琳、慧音、妹紅とは会話出来ません。
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:妖精大連合のロッカールームに行ってみる。
D:妖怪の山FCのロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

787 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 00:12:38 ID:Q3WyhmlQ
A パスカル

788 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 00:13:13 ID:sT1XSQq6
A パスカル

789 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 00:13:32 ID:KTkDleec
Aパスカル

790 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/05(火) 00:13:55 ID:eEEJPPJM
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>784
永琳の性癖がどんどんと酷い事にw

皆さま、本日もお疲れさまでした。

791 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 00:14:52 ID:ET13zZk6
A つかさ

折角昇格したし、特訓はもちろん交流そのものもしておきたい

792 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 01:52:28 ID:???
乙です
今気づいた
紫自分が直接行動しているところなくね?

次の試合って確か中西でてくるよね
レティに相撲対策聞いといた方ががいいかもしれないな

793 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/05(火) 22:50:39 ID:eEEJPPJM
こんばんは、今日も更新します。
>>792
乙ありがとうございます。
そこら辺についても説明していきたいですが、
とりあえずは、RPGのラスボスって基本城から出て来ないよね的な理論でご理解願います。
中西は西行寺チームの助っ人ですので、次の次の試合になりますね。
さらっと流しましたが、『レティは太陽の畑に居る』というのは覚えておいて損はないと思います。

794 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/05(火) 22:54:46 ID:eEEJPPJM
A パスカル

鈴仙「……パスカル君、パスカル君」

パスカル「何だ、レイセン。 そんなちょんちょんと突っつかれなくても、ちゃんと聴こえてるぞ?
雑談か……それとも、何か話題が必要かい?」

鈴仙「うん、まぁ。 試合が始まるまでちょっと時間があるからね」

鈴仙は余った時間をパスカルとの交流に充てる事にする。
具体的な話題は……。

A:特に無く、適当に雑談をする。
B:今日の試合について。
C:中山の行方と今頃について。
D:パスカルの(サッカー選手としての)目指すべき方向性について。
E:自分(鈴仙)の目指すべき方向性について
F:前に一緒に練習していた来生について。
G:好きな異性のタイプについて。
H:その他 自由選択枠


先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

795 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 22:56:06 ID:sT1XSQq6


796 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 22:56:23 ID:rWmiMD7s


797 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 23:06:44 ID:Q3WyhmlQ
E

798 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 23:08:11 ID:KTkDleec


799 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 23:15:05 ID:SqeJB1jw
B

800 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 23:21:30 ID:z9bI6xg+


801 :森崎名無しさん:2014/08/05(火) 23:21:45 ID:zvKY/RRk


802 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/05(火) 23:57:35 ID:eEEJPPJM
B:今日の試合について。

鈴仙「――まぁ、やっぱり話題と言えば今日の試合でしょうね」

パスカル「まぁ、そうなるか」

特に話題をすり合わせる努力も無く、二人の興味は否応が無しに試合へと移っていた。
妖精大連合対妖怪の山FC。
鈴仙達永遠亭ルナティックスは、このどちらのチームともかつて対戦した事があり、
……そして、大差での勝利を収めている。
そう言った意味では、この二つのチームは明らかなる「格下」である。
しかし、それはこの大会が始まる前までの話。
鈴仙達が大会を前に大きく成長したのと同じように、
彼ら彼女らとて同様に、大きく成長していてもおかしくはないのだ。

パスカル「……とはいえ。 俺達が知る限りの情報では、
タレントの量にしても、質にしても、妖怪の山FCが圧倒的に有利だという事しか分からない。
シャメイマルという女性のドリブルスピードは、前の試合ではミスもあったが……。
やはり一線級なのは相違無いだろうし、ソリマチも全日本Jr.ユースのメンバーだっただけあって実力も高い。
それに引き換え、妖精大連合を見ると……やはり、力不足なのは否めないだろうな」

鈴仙「まぁ、確かにチルノや大妖精も悪い選手じゃないけど、
彼女達で漸く反町君と互角か……それ以下の実力でしょうし、
光の三妖精や春告精コンビは、個の実力でもコンビプレイでも秋姉妹に劣る。
――少なくとも前の試合を見る限りだったら、そんなトコだったわよね」

パスカル「そうだな。 妖精大連合はキスギが夜な夜な謎のコーチングをしているとかいう
ゴシップも聞いたことがあるが――それも怪しい。
無論、キスギもソリマチ以上の実力とポテンシャルを持つ人間。
成長度だけで言えば、妖精大連合の方が高いだろうが……どうだろうな」

803 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/05(火) 23:58:50 ID:eEEJPPJM
基本的に生真面目な優等生肌の二人は、過去の情報を蘇らせながら、
一つ一つ丁寧に戦力を分析していくが――そうなると、やはり妖精大連合の脆さが目立つ結果となる。
安定派FWである反町の正反対を往く、来生監督(ほぼ自称)の存在は、
妖精大連合に勝利をもたらし得る不確定要素として気になるが……。
あまりに不確定すぎて、良く分からないのが本音である。

パスカル「――さて、レイセンはどう思う?」

一通りの情報を整理した上で、パスカルは悪戯っぽく笑いかける。

鈴仙「……? どっちが勝つか、って事?」

すごすごと話しかける鈴仙に、パスカルは軽薄に頷く。

パスカル「そうさ。 まぁ、ただ勝つか負けるかだけでは面白くないから……。
大差か僅差か。 もし良ければ具体の点差まで挙げてくれて構わない。
レイセンに賭けを強いる気まではないが――少ない情報から予測するのも、試合観戦の楽しみだからな」

鈴仙「うーん。 確かに、そうやった方が試合を見るモチベーションにも繋がるかもだし。
それなら、やってみましょうか」

パスカル「そうこなくちゃ。 ――で、どう思う?」

パスカルはカジノのディーラーのように畏まった姿勢と声色を取り繕い、楽しげに鈴仙にウインクをする。
こうした余裕をちょくちょく見せる所が、中山には無いパスカルらしさだなぁ、と鈴仙は思いながら……。

804 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 00:00:28 ID:FKvXqIoY
鈴仙「う〜ん、ここは……」

A:「妖怪の山FCの圧勝でしょうね。 妖精大連合も頑張っているようだけど、正直厳しいと思うわ」
B:「妖怪の山FCの辛勝でしょうね。 実力差は埋まりがたいけど、妖精大連合も結構踏ん張ってくると思うわ」
C:「引き分けでしょうね。 どっちにも勝ちうる要素があるから、こんな結果も充分予想できるわ」
D:「妖精大連合の辛勝でしょうね。 来生君の才能次第では大化けしてる可能性はあるけど、辛勝が限界でしょうね」
E:「妖精大連合の圧勝でしょうね。 反町君が魔王じゃない上、射命丸も案外大した事ないチームに未来はにい」
F:その他 具体的な点差とかを予測したい方はこちらで。 当たったらすごい! …かも(汗)


先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

805 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 00:01:16 ID:rkyeAAtA
D

806 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 00:02:38 ID:njc7dyq2


大概こういう選択肢で外すことが多いので、かなり不安

807 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 00:02:57 ID:LXTsxcK6
B

808 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 00:04:30 ID:???
F7−1で突如魔王が降臨して妖怪の山の勝利ね(発狂)

809 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 00:04:41 ID:FKvXqIoY
――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
なお、NPCの試合については、こちらで先に大まかな点差や展開については考えております。
(一部判定などでひっくり返るかもですが)
ここで当たればチームメイトの評価値等にちょっとしたボーナスはありそうですが、
逆に外れてもペナルティ等はありませんので、ちょっとしたtoto気分で投票して頂ければと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

810 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 00:06:15 ID:9YT9jL/2
A 一矢報いる位はしそうだけど

811 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 00:14:59 ID:9YT9jL/2
F 序盤は妖怪の山FCがリードするも妖精チーム全体のスタミナが増えているなら
諦めずに根気よく攻め続ければにとりと秋の姉妹がガス欠して妖精が得点重ねるかも
限界ぎりぎりでも引き分けまでありうると思う、5−4か5−3あたりで妖怪の山FCの勝利と予想

こっちに変更お願いします

812 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 12:41:19 ID:???
A 1
B 2
D 1
F 1(>>811)

未決ですね

813 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 13:22:37 ID:GnFNhsq+


814 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 17:56:14 ID:???
F:「妖精大連合の圧勝でしょうね。 あれは来生くんのふりをしたディアスくんだから」

815 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 17:58:51 ID:???
>>814 ディアスが10−0に大敗しそう

816 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 19:27:40 ID:???
そういえばパスカル君の相棒を間違えやすいのは直ったんだろうか?
もうなんでそうなったのか忘れてしまったけど

817 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:39:25 ID:???
>>812
未決集計ありがとうございます!
これからも3票で時間がかかるようでしたら、
また2票決に戻すことも考えないといけないかもですね…。
>>814-815
ディアス唯一のトラウマが敵チームに居ますね……。
>>816
そういえばそんなイベントもありましたね…。
スキルを習得しつつも、問題無く来生と練習してたりしてましたので、
フレーバー的な物で、あんまし関係ない…かも?

818 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:41:03 ID:???
B:「妖怪の山FCの辛勝でしょうね。 実力差は埋まりがたいけど、妖精大連合も結構踏ん張ってくると思うわ」

鈴仙「――妖怪の山FCが勝つでしょうけど……辛勝な感じがするわね。
妖精大連合は確かに実力的には妖怪の山FCに大きく劣るかもしれないけど、
実際にあの子達と試合をした上で感じたの。
少なくとも、彼女達の精神力は一流にそう負けていない……ってね」

もう半年前位になるだろうか、妖精大連合のリーダー・氷の妖精チルノが
はるばる永遠亭の戸を叩き、堂々と宣戦布告してきた日を思い出す。
「天才永琳に頼り切りのチームに負けはしない」と啖呵を切り、実際の試合でも最後まで堂々と戦った彼女達であったが、
その結果は永琳抜きで5−1の圧勝。(奇しくも、つい先程の雑魚妖怪チームとの対戦と同じスコアである)
彼女達の能力は、悲しい事に全幻想郷では最下位クラスであったがために、折角の信念が結果に結びつかない。

パスカル「……つまり。 もしもこの半年で彼女達が成長し、技術的に一流。
――とは言わずとも、せめて妖怪の山FCの中堅選手と渡り合えるレベルにまで成長していたら、
残りの実力差を充分に覆し得る。 レイセンは、そう予測した訳か」

鈴仙「まあね。 ――とはいえ、主体性ばかりで協調性が無い妖精達が、
こうも短期間でグンと実力を伸ばせるか疑問でもあるし。
正直、5−0とか5−1とかで妖怪の山FCが圧勝……とかも充分あり得ると思ってるけどね」

パスカル「ふむふむ。 ……よし、レイセンがそう言うなら、俺は敢えて妖精大連合の辛勝に賭けてみようか。
それで、勝った方は負けた方に 牛乳 でも奢るとか、そんな感じにしよう」

鈴仙「――む。 何それ、結局賭けじゃないの」

パスカル「取り合えずはそう言っておいた方が、緊張感が出るだろう?
どうしても嫌だったら……そうだな、それはその時考えれば良い」

鈴仙「まあ、別にその位いいけどさ……」

打ち解けた会話に安心感を覚えつつも、何だか狐につまされたような感覚が抜けない。そんな感じの鈴仙だった。

819 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:42:54 ID:???

てゐ「――おっ、そうこう喋ってるウチに」

鈴仙とパスカルを始めとするルナティックスメンバーの談笑を止めたのは、
フィールドの方に目線を落としていたてゐの一声。
そして大音量でがなり立てる実況者の絶叫がきっかけだった。

実況「さぁあああああああああああ!! さあ! さあ! さああああ!!
いよいよ間もなく始まります! 全幻想郷選抜大会、
Cブロック第二回戦は妖精大連合対我らが妖怪の山FCです!!

妖精大連合は謎の外来人・来生哲兵君を味方に付け、日々かけっことおにごっこという名の
基礎練習に明け暮れたと聞いておりますが、サッカーは遊びではありません!!

その一方、我らが妖怪の山FCの精鋭達はその全員がハイレベル!
妖怪の山FC始まって以来の最強メンバーに、山の天狗達は全員、
彼女達が良い成果を残してくれる事を確信しています!!
今日の試合は、妖怪の山FCにとってまさに伝説を飾る緒戦となるでしょう!」

鈴仙「……しかし、ひっどい身内びいきねぇ、あの実況。 早速妖精大連合の子達が可哀そうになるわ」

パスカル「そうかな。 俺だったら、ここまで褒め殺しにしてくる身内も御免こうむりたいがな。
こういう連中ほど、負けた時の掌返しと反発が酷いもんだ」


――これまでの幻想郷サッカーには無い強固な基盤を持つチームが、妖怪の山FCの特徴である。
サッカー人気に便乗する事で発言力を増して来ている山の神々に対抗するため、
天狗社会、即ち妖怪の山全体を取り仕切る天魔の指示により作られたこのチーム。
外界のプロチームに近い設備と雇用環境を整えた妖怪の山FCは、
必然的にチームそのものへのサポーター数が多くなる。

820 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:44:14 ID:???
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「妖怪の山は無敵だ!」「妖精には負けるか!」「妖怪の山! 妖怪の山!」
「いっけー! 射命丸ー!」「はたてちゃーん!」「穣子さまー! 静葉さまー!」
「チルノー、高慢ちきな天狗に負けるなー!」「サニーちゃんかわいいー!」「春ですよー!」「いや秋だろ」

そのために、実況が身内贔屓君な解説を行ったり、
選手が入場するたびに、まるで大会決勝戦に近い歓声が上がったりする事はそう珍しくない。

射命丸「――てなわけで、今日の試合の目標は、如何に点を取るか。 って事ですな」

反町「ああ、了解だ(日向の居ない大会で、俺は新しい一歩を踏み出すんだ…!)」

はたて「あ、あんたらってばメンタル強いわね。
ぶっちゃけるけど、私ってほら、前は引き籠ってたから。
こんだけ観客が居るとその期待に押されて、ついつい緊張しちゃうんだけど……」

椛「ストリングプレイ・アトミックファイヤー!」(←自分のプレイに没頭している)

にとり「(今日は吹っ飛ばされないで済みそう…!)」パァァ

――そのため。今こうして入場してくる妖怪の山FCのメンバーは、
こうした観客達の声援にも慣れており、懸念されるべきプレッシャーについても、概ね耐える事が出来ていた。
こと試合慣れという面においては、彼女達は間違いなくプロに近い。

821 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:45:44 ID:???
チルノ「う、うっひゃ〜〜! あたいのファンが一杯!?」

サニー「な〜に言ってんのよ! 観客達は全部私のファンに決まってるでしょう!?」

大妖精「あ、あわわわ……! ここは仲良く半分こにしようよ!?」

ルナ「(常識的に考えて、私達のファンなんて全部合わせてこの中で三割。 いや、二割くらいなんだろうなぁ…)」

来生「フハハハ! どうやらこの俺は幻想郷でも無数のファンを作ってしまったようだな!?」

スター「(突っ込み役不在なのよねぇ、このチーム。 ふあぁ……)」

――その一方で入場して来た妖精大連合は、完全にアマチュア根性丸出しの様相だった。
本来リーダー格のチルノやサニーが明らかに観客の多さに呑まれており、
それを窘める役の大妖精の混乱は、彼女達の比ではない。
春でないという理由だけで退屈気なリリーコンビに、特に理由も無く退屈気なスター。
そしてそれを本来止めるべきポジションにある来生の体たらく。
軍隊のように揃って入場している妖怪の山FCのメンバーとは違い、彼女達の入場はグダグダであった。

822 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:49:35 ID:???
射命丸「やれやれ、今日は是非とも正々堂々とお願いしますね
(外来人の噂を聞いた時は焦ったけれど……この様子なら、案外大したこと無さそうね)」

チルノ「天狗め! どうもあたい達を充分に舐め切っているようだけど、
前の試合のあたい達と一緒だと思っていると、凍傷するんだからね!」

射命丸「――おお、怖い怖い。 それでは、期待しておりますよ」

――とはいえ、コイントス前のやりとりを見る限り、
チルノの闘志は立派であると言えたし、逆に射命丸の態度からはあからさまな油断が見えている。
白い歯をむき出しにして舐められた事への怒りを表すチルノに、それを何とも思っていない射命丸。
この構図は、果たしてどこまでが守られ、どこまでが崩れるのか。 その期待を鈴仙達に託しながら――。

――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

823 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:51:19 ID:???
実況「さあホイッスルが鳴りました〜〜!! 妖怪の山FCのキックオフで試合開始です!!
ボールはまず、FWの椛選手が受け取り、そのままトップ下のはたて選手に。
そしてここで、両チームのフォーメーションを発表いたします!!」

−−@−− @にとり
C−B−A C河童 B穣子 A河童
−−D−− D静葉
G−−−E G雛 E天狗
−−I−− Iはたて
−−−−−
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
妖精大連合:4−5−1
−−K−− KリリーB 
−−−−−
−−I−− IリリーW
F−−−G Gサニーミルク
−E−D− EルナチャイルドDスターサファイア
B−−−C 
−H−A− Hチルノ
−−@−− @大妖精

鈴仙「あれっ、妖精大連合が前とフォーメーションを替えて来たわね。
前は確か、3−5−2で人数を前に寄せていた印象だったけど」

パスカル「名無しFWをDFの位置に付けたか。
守備力の不安を人数で固めるという発想は理に適ってはいるが……」

来生(ベンチ)「ヒャーッ、「ヨヨの絶妙な発見」おもしれー!」(←試合見て無い)

てゐ「もしそれをあいつ(来生)が発想したとは認めたくないわねぇ」

824 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/06(水) 23:53:30 ID:???
――と、いったところで中途半端ですが、
今日の更新はここまでにします。

皆さま、本日もお疲れさまでした。

825 :森崎名無しさん:2014/08/06(水) 23:56:38 ID:???
JOKERネタは来生「サイクロン?打てるよ」と予想w
乙ディシター

826 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 13:11:20 ID:???
無数のファン(・ディアス)を作ってしまった……?(幻覚)

827 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 18:15:41 ID:???
つまり来生はこの世界に生まれたファン(タジスタ)の創造神なのか…

828 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 21:49:40 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>825
乙ありがとうございます。
サイクロンを抜きにしても、実際に来生が入れば結構実力は拮抗する!……かもしれません。
あまり絡みがなかったので唐突になるかもですが、このスレでの来生は結構強化されてます。
運命的なJOKERを引いた反町の強化には敵いませんが。
>>826
もしもディアスが11人のチームが反町と当たったら110−0で負けますね(錯乱)
>>827
来生も結構ファンタジスタの才能がありそうな気がしますね。
高確率で頭にお笑いが付きそうですが(笑)

829 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 21:53:00 ID:???
試合開始から数分、妖怪の山FCは得意の組織力を活かしたパスワークで攻撃の機会を伺う。
この光景自体はサッカーとして決して珍しい物ではないが……。

反町「それっ、はたてさん!」

バシュウウウッ!

リリーB「くっ…! とれない……」

はたて「ナイスパス反町君! さてと……文! アンタも仕事しなさいなっ……と!」

バシュウウウウッ!

スター「くらいなさ〜い、スターレーダーカットォ!? ……って、アラ?」

射命丸「あやや。 点取り屋たるこの私にパスワークを任せるなんて、はたても偉くなったわねぇ。
――ま、賢明な判断だけどね。 ……静葉さんっ!」

バシュウウウッ!

サニー「す、スターが取れないなら私がとれるわけないじゃん!?」

830 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 21:54:43 ID:???
鈴仙「……なんか、全体的にパスが上手くなってるような」

パスカル「――ハタテさん、シャメイマルさん、そしてソリマチ。
この3人のパス力は、間違いなく以前よりも向上しているようだな」

――作戦もへったくれも無く跳び付く妖精達を、
反町やはたて、射命丸を中心としてパスで交わしていく妖怪の山FC。
彼らのパス技術は、間違いなく前の試合よりも洗練されていた。


リリーW「ブラックの仇ですよ〜!」

サニー「ち、ちっくしょ〜!」

スター「この私を本気にさせたわね!?」

ルナ「うんうん、このまま四人がかりだったら取れるはず!」

反町「(うーん、幾らなんでも四人がかりを相手取るのは厳しいな。
俺もドリブルは少ししか上手くならなかったし。 だったら――!)…………!」

しかし、妖怪の山FCもいつまでも悠々とパスを続けていられる訳では無かった。
静葉からのロングパスを受け取ったFWの反町は、
ここでリリーWに光の三妖精を交えた四人に囲まれてしまう。
個々の実力では反町に分があると言えども、スターサファイアのパスカットはそこそこ鋭い。
この人数差では、運が悪ければ零されてしまう恐れもある。

グワアアアアアッ!

反町「いくぞっ、『トリカブトパス』だっ!」

バッ、シュウウウウウウウウウ……ン!!

831 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 21:57:01 ID:P/+ytGmU
――その為反町は、新技を使用する事に躊躇しなかった。
どうせ自分は地味なFWなのだ、一々技を隠す必要もない。
それよりも、一つ一つの局面を如何に確実に、安定して切りぬけていくか。
これが幻想郷で再発見した、彼の美学だった。

実況「あ〜っと、反町選手ここで射命丸選手へと鋭いピンポイントパス!
一気に群がった妖精達を一網打尽にせんとその右脚を振り上げました!」

反町「(ここで通せば、中盤はガラ空きだ! 射命丸さんのドリブルを十二分に活かせるぞ!)」

先着2名様で、

★反町→トリカブトパス 52 (! card)(! dice + ! dice)=
★リリーW→パスカット 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 スター→パスカット 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 サニー→パスカット 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ルナ→パスカット 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→射命丸、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(椛がフォロー)(はたてがフォロー)(リリーBがフォロー)
≦−2→妖精大連合ボールに。

【補足・補正・備考】
反町はスキル・焼き芋ジスタによりカードがAもしくはダイスの合計が2の場合数値を12にし、ガッツが100回復します。
リリーWのマークがダイヤの時、「スプリングカット(+3)」が発動します。
スターのマークがダイヤ・ハートの時、「スターレーザー(+2)」が発動します。

832 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 21:58:00 ID:???
★反町→トリカブトパス 52 ( ハート6 )( 2 + 3 )=★

833 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 21:58:13 ID:???
★反町→トリカブトパス 52 ( クラブ7 )( 4 + 5 )=

834 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 21:59:16 ID:???
★リリーW→パスカット 44 ( スペード7 )( 6 + 2 )+(人数補正+2)=
 スター→パスカット 45 ( クラブJ )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=
 サニー→パスカット 43 ( ダイヤ2 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=
 ルナ→パスカット 43 ( クラブ10 )( 4 + 4 )+(人数補正+2)=★

835 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 21:59:36 ID:???
★リリーW→パスカット 44 ( クラブ3 )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=
 スター→パスカット 45 ( クラブ7 )( 4 + 4 )+(人数補正+2)=
 サニー→パスカット 43 ( ハート4 )( 4 + 4 )+(人数補正+2)=
 ルナ→パスカット 43 ( クラブ7 )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=★

836 :832:2014/08/07(木) 22:24:49 ID:???
反町の後ろに★がないから入れたけど余計だったかな?

837 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 22:32:38 ID:P/+ytGmU
>>832さん、ありがとうございます。
こちらが★を付けているにも関わらず判定書き込みにて★を付け漏らしていた場合は無効としていますが、
今回は、こちらの過失によって★を入れ忘れておりましたので、
★付けて下さったからと言って無効にはしたくないと思います。
ですので、>>832さんのものを採用いたします。

838 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 22:39:39 ID:P/+ytGmU
★反町→トリカブトパス 52 ( ハート6 )( 2 + 3 )=57★
★リリーW→パスカット 44 ( スペード7 )( 6 + 2 )+(人数補正+2)=54
 スター→パスカット 45 ( クラブJ )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=57
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてはたてがフォロー

バシュウウウウッ……!

妖怪の山FCでの特訓生活で、反町は終ぞ日向を超える強力シュートの開発には至らなかったが、
彼はその代わりに様々な副産物を手に入れていた。
反町が今放った鋭くコースを抉るパス――『トリカブトパス』もその応用だった。
自慢のキックコントロール力を活かしたそのパスは、並みのゲームメイカー顔負けの威力を誇る。

てゐ「あ、あれがFWの出すパスぅ!? あれ、私の『バックスピン兎玉』と互角くらいじゃん!」

鈴仙「(――つまりそれって、小悪魔さんの『トップスピンパス』と互角、って事よね。
なんで反町君、FWやってんのかしら……? トップ下とかの方が、よっぽど輝けるような気がするんだけど……)」

実況「反町選手、スゴい精度のパスで射命丸選手へと大胆にサイドチェンジ!
妖精大連合の選手はまるで追いつけません!」

誰もが反町のパスを見て、次なる妖怪の山FCの猛攻が始まると確信していた。
有象無象の妖精如きが、人間の編み出した技巧派のパスに追いつける筈が無い。
妖精を軽んじる多くの人妖は、意識的無意識的に関わらずそう確信していたが――。

スター「その位……無敵のスタープラ……サファイアが見切ってるわ!!」

ダダダダダダッ! バアアッ! バチイイイッ!!

反町「な、なにィ!?」

839 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 22:41:34 ID:P/+ytGmU
物質の方位を認知する力に長けるスターサファイアが、
珍しく普段のものぐさな態度を捨ててフィールドを駆けまわり、パスコースを察知し……。
そのまま、反町のパスを弾く事に成功する。

実況「な、なんと……! ここでスター選手が奇跡的ファインプレー!
反町選手のサイドチェンジを途中で妨害! 幸いにもボールははたて選手が拾いましたが、
妖怪の山FCは出鼻をくじかれた格好となりました!」

射命丸「何、ですって……!?」

はたて「マグレよマグレ! 実際、分の悪い勝負じゃあなかったんだし、ビビんないの!
それよりも、敵が態勢を整える前に――」

リリーB「じゃあ、このタックルはかわせる?」

ズザアアアアアアアアアアッ!!

はたてが言い終わる前に、次はワントップのリリーBが不意打ち的にタックルへと向かうが――。

シュンッ! バシュウウッ!

はたて「――私が、文の代わりに上がらせて貰うわよ!」

リリーB「ちぇっ。 流石に通らないかぁ」

流石にここでは実力差が出てしまう。
はたては長い修行の末に会得した『高速ドリブル』を駆使して、
射命丸ほどのスピードは無いが、安定したボール捌きでラインを押し上げていく。
そして――。

840 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 22:43:27 ID:P/+ytGmU
ルナ「さ、させないわ! サイレントフラ――へぶっ!」

はたて「それはこっちがさせないっ、椛! いつものお願いっ!」

バコッ!

椛「了解ですっ、はたて様!」

チルノ「で、出たな犬走名人! 試合後サインちょうだい!! 後で皆に自慢するから!」

大妖精「今はそんな事言ってる場合じゃないよ、チルノちゃん!?」

――警戒の強くなりがちな射命丸を差し置いて、
はたては中盤の底に下がっていたルナチャイルドをドリブルでは無くパスで抜き去り、
PA内で構えていた椛へとセンタリングを上げる。
チルノが息巻き、射命丸と反町もねじこみに構えている中で椛は低い浮き玉に動きを合わせ――。

椛「――ストリングプレイ。 『スパイダーベイビー』ィィイイイイイイ!!」

グワアアアアアッ! ババッ、 バババババババッ!!
 ――バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

実況「で、出た〜〜! 前半8分に妖怪の山FCがこの試合初シュート!
椛選手のヨーヨーを駆使した空中フェイントシュート・『スパイダーベイビー』が
妖精大連合のゴールへと飛んで行きます!!」

早々にシュートを撃ち込んで、場を支配していきたい妖怪の山FC。
しかしこの時ばかりは、彼女達は少し焦り過ぎていた。
何故なら、妖精大連合はどちらかと言えば守備力に定評があるチームである上に、
このチームの有力な選手はチルノ一人では無い。

841 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 22:51:05 ID:P/+ytGmU
大妖精「――回って、何でも止めるッ!!」

バァアアアッ! グルグルグルッ!! ――ガッシィイイイイイイイッ!!

椛「ごめんよ私のファイヤーボールッ!?」

実況「チルノ選手、このシュートへのブロックは一歩遅れたようでしたが…!
大妖精選手が得意の『ローリングセービング』で椛選手のシュートをガッシリキャッチ!
妖精大連合の守備力はやはり油断なりません!!」

射命丸「(もしも反町君のパスが通っていれば、今頃私のドリブル劇場で1点だったでしょうに。
これは地味〜に勿体無い事をした気がするわね)――さて、戻りますよ反町君」

反町「くっ……! 了解だ、射命丸さん!(椛さんの『スパイダーベイビー』をキャッチするなんて。
としたらつまり、俺の『トクシックインパクト』でも、五分五分にしかならないって事か。
やっぱり前の試合よりも上手くなってるぞ、この妖精達……!?)」

椛が良く分からない謝罪をしつつ、射命丸と反町が僅かな焦燥感を覚える中、
大妖精はボールを足元に置いて……。


先着1名様で、

★ここで光る来生アイ→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→来生「俺だ! 俺に持ってこい!」大妖精「い、何時の間に交代してんですかカントクさんっ!?」
ダイヤ・ハート→来生「大ちゃん! ここでアレだ! ほらアレ!」大妖精「アレですね……了解ですっ!」
スペード・クラブ→来生「ヒャーッ! セレブダンクおもしれーっ!」大妖精「(ここはとにかく前へフィードねっ!)」
クラブA→その頃、ロッカールームではにとりが椛のヨーヨーをレンガで壊そうとしていた!

842 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 22:51:54 ID:???
★ここで光る来生アイ→ ダイヤA

843 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 22:53:08 ID:???
クラブAwww

844 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 23:27:28 ID:P/+ytGmU
★ここで光る来生アイ→ ダイヤA ★
ダイヤ・ハート→来生「大ちゃん! ここでアレだ! ほらアレ!」大妖精「アレですね……了解ですっ!」

――ボールを一旦置いた大妖精はここでベンチをチラリと見ると、
来生が何やら真面目な顔で叫んでいた。

来生「大ちゃん! ここでアレだ! ほらアレ!」

大妖精「(まるでボケたお年寄りの方みたいだなぁ……。
――でも、やっぱりそうだよね。 攻めるとしたら、今しかない!)」

内心では割と黒い事を毒づきながら、大妖精は同時に来生の意図をしっかりと察知していた。
というのも、この『アレ』こそが来生が妖精大連合に授けた唯一にして最大の戦術だったのだから。

実況「お〜〜〜っと! 大妖精選手、ボールを足元に持ったまま暫く動かない!
無鉄砲な妖精の中では珍しく優柔不断で臆病者と称されているだけあって、
ここは誰に向かって蹴りだすかを悩んでいるのでしょうか〜〜〜!?」

大妖精「(サニーちゃん達やリリーちゃん達には悪いけど、
攻撃力や支配力において、私たちのチームは一歩遅れを取っている。
だけど、カントクさんが居た国のGKがやってたっていう必殺奥義は、
この弱点を一気に克服する事が出来る……!!)」

実況の煽りにも動じず、大妖精は静かに佇み、瞳をぎゅっと閉じる。
彼女の心はもう一つに定まっていた。

チルノ「フフフ……その様子。 『アレ』をやるのね大ちゃん!
やるからには、絶対に鼻のたかーい天狗達をビビらしてやんのよ!」

大妖精「……うん。 がんばるね、チルノちゃん」

845 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 23:28:40 ID:P/+ytGmU
チルノの呼びかけに応じて大妖精は目を開き、足元に置いたボールを蹴りだした。

ポーンッ。 タッ。 タタタタタタッ………………!!

ただし、それは自分のすぐ目の前に向かってだった。
大妖精は次に、その目の前に転がったボールを更に前に蹴りだしていく。
その動きはフィードというよりも、スローイングというよりも、ミスキックというよりも。

鈴仙「えっ……? ど、ドリブルしてる……??」

佳歩「ご、GKなのにですか……!?」

パスカル「う、嘘だろ……? 幻想郷にも、あんなファンタスティックなプレーをする奴がいるってのか!?」

大妖精の見せたその動きについて、最も詳しいのパスカルだった。
彼自身この目で見たことのある、そのプレーは、間違いなく――。

実況「えっ……!? え〜〜〜〜〜っと…………!
こ、これは……! これは大妖精選手、大胆な『オーバーラップ』です……!!
射命丸選手と反町選手が呆気に取られて動けていない隙を装い、
大妖精選手、中盤で堂々とボールをキープしている〜〜〜〜〜〜!?」

観客「わ、ワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」「なんだこのプレー!?」
「げ、幻想郷では常識に囚われてはいけないのか!?」「でも大丈夫なのか?」

来生「フフフ、この俺様が森崎を見て思いついた戦術。
名付けて「モロサキ殺法」が見事に炸裂しているようだな!」

――まさかあの来生に戦法を参考にされていた事など森崎は知る由もないが、
実際この局面において大妖精のオーバーラップは、奇襲以上に役割を果たしていた。

846 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 23:30:18 ID:P/+ytGmU
はたて「え、ええ〜い! しょせんGKのドリブルなんて〜〜!」

大妖精「だったら、試してみますかッ!? 私だって、チルノちゃんの役に立てるんだから!」

先着2名様で、

★大妖精→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★はたて→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→大妖精、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リリーBがフォロー)(スターがフォロー)(射命丸がフォロー)
≦−2→妖怪の山ボールに。

【補足・補正・備考】
大妖精のマークがダイヤ・ハートの時、「霧の湖ルーレット(+3)」が発動します。
はたてのマークがダイヤの時、「スピードタックル(+2)」が発動します。

847 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 23:30:51 ID:???
★大妖精→ドリブル 50 ( ダイヤ7 )( 2 + 6 )=★

848 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 23:30:57 ID:???
★大妖精→ドリブル 50 ( ダイヤQ )( 1 + 3 )=★

849 :森崎名無しさん:2014/08/07(木) 23:32:29 ID:???
★はたて→タックル 47 ( クラブK )( 4 + 1 )=★

850 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/07(木) 23:38:20 ID:???
――と、いった所で今日の更新はここまでです。
NPCの試合を観戦する時は、こういった風に、
目立つ新技が出るタイミングや、試合のキーポイントになりそうな箇所で、
ちょくちょく判定をしていこうと思っています。

>>843
出てたら多分ヨーヨー大会編が始まっていましたね…w

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

851 :森崎名無しさん:2014/08/08(金) 18:19:49 ID:???
来生Aは 仲間を よんだ
来生B 来生C 来生D 来生E ディアス 来生F シニョーリが あらわれた
なんと天パたちが…!? 合体してキング天パになった!

これで妖精チームは勝てる

852 :森崎名無しさん:2014/08/08(金) 20:12:52 ID:???
天パならついでにロベルトも加えよう

853 :森崎名無しさん:2014/08/08(金) 21:24:52 ID:???
なんだかんだで来生は森崎を評価してるってのがなんかいいね

854 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:42:05 ID:???
こんばんは、今日は文章だけになりますが更新します。
>>851
私だったらディアスとシニョーリは合体させずにそのまま使いたいですね。
>>852
そういやロベルトも天パ入ってましたね。
やはり天パはサッカーの才能をあらわすサインなんでしょうかw
>>853
昔は森崎の舎弟だったり、そう好感度的にも悪くなかったりしましたし、
今でもそこそこ評価してたりするんじゃないでしょうか。

855 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:43:14 ID:???
★大妖精→ドリブル 50 ( ダイヤ7 )( 2 + 6 )+(霧の湖ルーレット+3)=61★
★はたて→タックル 47 ( クラブK )( 4 + 1 )=52★
≧2→大妖精、ボールキープ成功。

はたて「はぁあああああああああっ!!」

ズザアアアアアアッ!

大妖精「なんのこれしき。 この位――回って何でも回避しますっ!!」

タッ、――クルンッ!

真っ正直に速度を活かしたタックルで攻めるはたてを、
大妖精は速度を殺した上での優雅なルーレットであしらう。
その技巧は、基礎的な技術も合わせて、間違い無くあの風見幽香の『ヒマワリルーレット』と拮抗するレベル。
即ち、幻想郷全体で見ても『一流』に属する域にあった。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「な、なんたることでしょう!! 本来GKである筈の大妖精選手が、
ドリブルで中盤にまで躍り出た上に、今こうして技巧派ドリブルで本職のフィールダーを圧倒しています!
守備をかなぐり捨てた妖精特有の蛮行に、妖怪の山FCはペースを崩されています!」

鈴仙「う、うそッ……! ていうか大妖精ってば私よりもドリブル上手いような……」

てゐ「あの子は元々はMFも兼任だったからね〜。
そんでもって、あの天パから色々技術を盗んだら……まあ、あの位にはなるさ」

つかさ「(――でも。 大妖精さんが来生さんから技を盗んであの実力だとしたら。
来生さんのドリブルは一体、どんな高水準なのかしら……)」

856 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:44:51 ID:???
妖怪の山FCのトップ下として、一流では無いがそこそこの好選手として知られていた
副キャプテン・姫海棠はたてを抜き去った大妖精はそのままドリブルを続け、
厄を纏った左SHの雛の猛攻を掻い潜り、
名無しとしては優秀であるがそれ以上特筆すべき事もない天狗Eのタックルも、
先程の優雅なルーレットで確実に突破していく。 そして――。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「お〜っと、これはどうした事か〜〜!!
妖精大連合、一時的な11対10の状況を作り上げる事により、
妖怪の山FCの総合力を瞬間的に上回り、試合を支配しています!!
そしてその隙を突いた大妖精選手はいよいよ敵陣右サイドへと、深く切り込んでいきました!
これは妖怪の山FC・失点の可能性があります!!」

リリーB「ナイスドリブル、大ちゃん!」

リリーW「後は私たちに任せてくださ〜い!!」

静葉「……穣子、オータムスカイラブブロックは今は温存よ。
春告精の最大火力技はダイレクトシュート。 ならば――」

穣子「にとりが居るから安心、だもんね! オッケーだよ、お姉ちゃん!」

タッ!

857 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:46:41 ID:???
大妖精「(静葉さんは……フォローに回るのかな。
ホントはここで焦らせて、守備の要の秋姉妹さんに大技を出して欲しかったんだけど――)
……リリーちゃん達! 『リーサルツイン』で決めてェ!!」

グワアアッ、バッコオオオオオン!!

実況「大妖精選手、ここでセンタリングを出し、
その結果を見ることすら無く一目散にゴールへと戻っていきます。
ボールはリリーW選手とリリーB選手の丁度中間に入っていき〜!」

グワアアアアアッ……!                        グワアアアアアアアッ……!

  リリーW「くらってくださ〜い!!」              リリーB「これが私達の―――!!」

     リリーW・B「「最終春告奥義・リーサルツイン!!(ですよ〜〜〜!!)」」

            バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイン!!
            ギュン!ギュンギュンギュンッ!ゴォオオオオオッ!

来生の提唱した「モロサキ殺法」――即ち、『ゴールキーパーのオーバーラップ』は、
結果として大きく功を奏し、妖精大連合に初のシュートチャンスを齎した。
リリーWとリリーBは、まるで双子のように統一された動きでボールに飛び付き、
思いっきり力を籠めてインパクトするが――。

にとり「はんっ、その位でこの私が吹っ飛ばされるとでも思ったかい!?
残念だったね! ――行くよ私の新発明! ニテレツ大百科が三の巻!!」

バアアアアアアッ!! ギュンギュンッ!

にとり「戦機・『飛べ! 三平ファイト』だぁあっ!!」

858 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:47:56 ID:???
ウィーン、ガシャッ。 ウィーン、ガシャッ。
――ブゥ………ウウウウウン! ゴオオオオオオオオオオオッ!
     ―――ガシィイイイイイイイイッ!!

リリーB「んなっ……! マジックハンドの次はジェットブースト!?」

リリーW「どっからどう見ても反則ですよ〜!!」

――これは、にとりが新たに備えた飛び出し技によって阻止されてしまう。
背中のリュックに搭載した完全水力の小型クリーンジェット機によって、
普段の数倍の推進力を得たにとりは、リリーコンビをあっさりと吹き飛ばした上で、
ボールをガッチリと両手に包み込む。

にとり「さあて、反撃願いますよ天狗サマ!」

ウィ〜〜ン。 ガシッ。 ポーーーン!!

実況「にとり選手、両手でつかんだボールを背中のリュックから飛び出す、
『のびーるアーム』の力を借りて大きく中盤までスローイング!!
ちなみににとり選手の一連のプレイは、
大会スポンサーの一社でもあるヒューガー幻想郷支部の意向により反則ではありません。
そして飛んでいったボールは、ようやくあの人に渡った〜〜! そう、それは勿論!」

射命丸「さて。 随分遅れちゃったけど、ここで一点挙げさせて貰いますかな……っと!」

タッ。 ――――ギュゥウウウウウウ………ン!!

にとりのスローイングしたボールを高速で駆けまわりフォローしたのは、
妖怪の山FCのエースにしてキャプテンの鴉天狗・射命丸文その人であった。
すっきりとした黒髪を軽く振り、この中盤からゴールまでには4人、5人、6人……。
――凡そ8、9人程度『しか』居ない事を確かめると、彼女は俄かにその速度をトップギアにまで持っていく。
『幻想郷最速』の称号の意味を、妖精達相手に存分に理解させる為に。

859 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:49:14 ID:???
射命丸「さあ、手加減してあげないけれど。 ――本気でかからず、手抜きをするなら歓迎するわ!」

タッ! ギュンッ!

――射命丸がひとたび『幻想郷最速』としての本気を見せた以上、
妖精大連合には、勝ちの目はほぼ無い。
反町と椛も、ここは射命丸の突破力を信じてフォローに回り、
それはつまり、射命丸文による一大ドリブル劇場の開幕を意味していた。

ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

サニ・ルナ・スター「い、行くわよ『グレートトライアングル』……って、もう抜かれてるー!?」

射命丸「まずは3人ッ!」

ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

妖精F「きゃああ〜〜っ!?」

射命丸「そのまま流れで4人!」

まずは風の流れるような高速ドリブル・『風神少女』を駆使して4人抜き。
途中、光の三妖精が何かトリオで大技を繰り出しそうな雰囲気を見せていたが、
そもそも、彼女と同じ土俵に立てなくては意味が無い。
彼女達の速度では、残念ながら射命丸に触れる事はおろか、認知する事すら叶わなかった。

860 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:50:44 ID:???
射命丸「さて、後はDFと……未だにゴールに戻れていない哀れなGKさんで5人ですね!
5人纏めて、この私の記事を彩るレトリックにでもしてあげるわ!」

チルノ「なにィ!? レトリ……レトルトカレーだとぉ! 試合中にメシなんて、アンタってば良い度胸ね!
ちなみにあたいは、カレーは「月のお姫様カレー」派だかんね!」

大妖精「チルノちゃんは甘口じゃないと食べられないからね……とか、言ってる場合じゃないよっ!?
ゴールに戻れないなら……せめて、私もタックルに行く!」

妖精A・B・C「私達だっているぞ!!!」

射命丸「――はぁ。 こちらの喋る言葉を理解しようともしない。
妖精はどうにも、文明社会に適合しない生き物ですねぇ。 まぁ、何はともあれ――行きますよ!!
最強の妖精さん。 貴女は、幻想郷最速の脚に――――ついて来れますかッ!?」

ギュウウン! ビュンビュンビュン!!

大妖精「…………!?(嘘……っ! 本当に、何も見えない! 速過ぎて……!)」

射命丸のあまりの速さに、ゴールにまで戻る事が出来なかった大妖精は、
その代わりとしてチルノと一緒にタックルへと向かう。
大妖精は余りタックルを得意としていなかったが、せめて射命丸のドリブルコースを
制限する為に。 しかし、その考えは少々浅はかだった。
何故なら、射命丸のトップスピードを御するのは、超一流のタックラーであっても困難であるからだ。

チルノ「ふざっけんな! アンタが幻想郷最速だって誰が決めた!
それがまかりとおるなら、あたいだって、幻想郷最強じゃないの!?」

ダッ! ――ギュウウッ、ズザアアアアアアアアアアアッ!!

861 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:52:51 ID:???
しかし、それでもチルノは無謀にも射命丸との真っ向対決に挑む。
彼女は傲慢故に、自分以外の者が最強とか最速とかを名乗る事を許さなかった。
チルノは地面を大きく蹴りだして、せり上がる氷柱のように脚を付きだして、射命丸を強襲する。
霜符・『フロストコラムス』。 得意のブロックには劣るが、チルノのタックルは
最強やら天才を名乗って鼻もちならない来生のドリブルに勝つための特訓を経て、
それなり以上の切れ味へと洗練されていた。

射命丸「――やはりチルノさん、貴女は他の有象無象の妖精達とは別格ですね。
脆弱な妖精であるにも関わらず、その枠に収まる事を何より嫌い。
――その結果、ごく稀にではあるが、妖精の規格を超え中級妖怪……。
いえ、瞬間で言えば上級妖怪にも匹敵する力をも放つ存在となった。 だけど――」

ギュンッ、シュパッ――シュウウッ!!

チルノ「!?」

射命丸「身の程を弁えなさい。 その程度では『まだ』、私には敵わないわよ!」

しかし、チルノが仮に上級妖怪に匹敵する力を得ようが、
古くから自然を操り、人外の奥義と仙術を学んだ天狗はそれをも超える大妖怪。
チルノの渾身のタックルは、射命丸の超高速のターンとフェイントの応酬によって回避される。
そして、そうなれば残りのDFを突破する事は難しく、本来GKである大妖精は既に突破されている。
つまり――。

射命丸「――思ったよりも遅くなったけれど、私のドリブル劇場はこれで終了ですな」

バシュウッ、ズバアアッ!
    ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

妖怪の山FC 1 − 0 妖精大連合

862 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:53:58 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙
1ゴール 射命丸、妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼

863 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:59:09 ID:???
射命丸って普通に強くね?
…と、いったところで今日の更新はここまでです。

皆さま、本日もお疲れさまでした。

864 :森崎名無しさん:2014/08/09(土) 02:39:12 ID:???
大ちゃんが判定で勝ってたのにそのあと判定なしで大ちゃん側が失点してるってどゆこと?

865 :森崎名無しさん:2014/08/09(土) 03:03:05 ID:???
イベントで得点だからこそ見れる大したことない烏天狗の貴重な大活躍シーン
これ判定あったらどこかで絶対こけてたに違いないな、兄貴の方は本編で順調に
失態重ねてるよ

866 :森崎名無しさん:2014/08/09(土) 06:58:26 ID:???
瞬間的に上級妖怪に匹敵するチルノさんハンパなく最強すぎ
これも全て鈴仙の仕業

867 :森崎名無しさん:2014/08/09(土) 09:01:50 ID:???
大丈夫だ、あややはエンターテイナーだから
俺達の期待に沿ってきっちりとやらかしてくれる
あややのこと思い出そうとすると、
何故かパスカルが活躍するシーンしか思い出せないのはもちろん秘密だ

868 :森崎名無しさん:2014/08/09(土) 10:06:40 ID:???
紫「幻想郷で自分の限界以上の力を出す人妖がいたらそれは全部鈴仙が元凶よ」
霊夢「さすがに濡れ衣じゃない!?」

869 :森崎名無しさん:2014/08/09(土) 15:07:21 ID:???
外伝の不自然に多いディアスはやはり合体させてキング天パにするための布石かw

870 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 18:07:58 ID:AVe/eIh2
こんばんは、今日こそは沢山更新したいです。
また、かなり遅くなりましたが16スレ目を埋めさせて頂きました。
内容はいつかノリで書いてた「キャプテンロベルト」の続きとなります。
なお、キャプテンロベルトの話は鈴仙奮闘記の世界とは完全に別世界の出来ごとなので、
キャプテンロベルトで起きた出来事は、基本的には本編には関係しません。ご了承ください。

>>864
NPC戦は、大まかな展開をこちらで決め、細かい点差や試合の優勢を判定によって左右させております。
今回の場合は、大妖精がボールキープに成功しても失敗しても、失点が生じる展開になっておりました。
ただ、同じ妖精チームの失点でも、「時間を稼いでいる」「にとりの消耗に成功している」という利を作っていますので、
全く同じではありません。
>>865
イベントで活躍しておいて、実際の判定でどうなるかはわかりませんしねw
ただ、期待通り判定でこけても、期待を裏切り判定でも上手くいっても、それはそれで美味しいのではと思います。
>>866
ちょっと大袈裟な云い方だったかもしれませんが、
チルノは原作からして妖精の範疇を超えかけている、と言われたりしてますし、
これは多分鈴仙のせいではないです。
強いていうなら、チルノが反骨を覚えている来生の才能を伸ばすきっかけを作った森崎の仕業でしょうか。
>>867
射命丸が案外大した事ないんじゃなくて、パスカル君が凄い説も有力になってほしいです。
>>868
ちょっと分かり辛いですが、紫自身も
「……個人が、個人の好きなように努力をし、そうして人が仙人や天人となり、妖怪が神となる事までは、
私とてそう問題無いと思っています」
と言っていますので、元から凄かったチルノについては「そこまでは」目くじらを立てないと思います。
本当は鈴仙じゃなくて中山、ひいては森崎が元凶ではあるのですが……?
>>869
その発想は正直に言ってパク……インスパイアしましたねw

871 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 18:09:30 ID:AVe/eIh2
実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ル!!
前半15分、妖怪の山FCが漸く妖精大連合のしぶとい守備を打ち破り1点目!
これを決めたのは我らがエース・射命丸選手!
徹頭徹尾、見事な個人技で9人をドリブルで抜いてゴールを決めてみせました〜!!
これを皮切りに、射命丸選手には当然! ハットトリックを目指して頂きたいところです!!」

射命丸「ふふん、当然ですよ。 皆さまも、明日の文々。新聞をお楽しみに!
(……あの実況、しれっと『ハットトリックなんてして当たり前』みたいな空気を作って来たわね。
なんたる褒め殺し。 ――真の敵は身内とは、良く言ったもんだわ)」

反町「(なんとなく、今の射命丸さんの気持ちが分かるな。
地区大会でも――いや、地区大会だからこそ目立つ結果を残さなきゃ、って俺も良く思ってたし)」

――膠着しかけていた戦況を、圧倒的な個人技にて突破してみせた射命丸。
その劇場的なプレーに観客は期待を寄せざるを得ない。
彼女自身、それに幾ばくかのプレッシャーは感じていた事は事実であったものの、
「このままでは、妖精達に足元を掬われるかもしれない」という、先程の焦燥感からは開放されていた。

大妖精「はあっ、はあっ……! ご、ごめんねチルノちゃん!?」

チルノ「大ちゃんは良くやったわ。 くそっ、あたいの最強のタックルがつうようしないなんて……!
あの天狗、インチキでジゴロ賽を使ったに違い無いわ!」

大妖精「そんな言い方は良くないよチルノちゃん!? そしてなんでサッカーの勝負でサイコロが出てくるの!?」

そしてその一方で、妖精大連合は改めて相手の実力の高さ。
突出したタレントの脅威を感じ取り、悔しさを噛みしめつつも、士気の低下は避けられない。

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