キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【地味だけど】スターリベリオ.W2【活躍する】

1 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/01/18(日) 14:49:56 ID:itDb3pcQ
当スレはキャプテン森崎のスピンアウト作品です。
マリオシリーズとクロスしており、他にちなんだキャラクター達も出てきます。

リベリオ君を主人公にして、キャプテン森崎のキャラクター達がマリオの世界を冒険したりサッカーしたりして楽しんでいきます。
基本的に本編と同様で、カードを引いてもらったり選択肢を選んでもらったりして進んでいきます。雑談、質問・意見はどうぞ。
変な行動取っても割りと平気です。扱いが変な人になるだけでサッカーや冒険自体には影響ありません
しかし、キャプテンなどの公の立場としてはマイナスかも?

<前回のあらすじ>
サトルステギ、バビントン、ヨッシーと共にチーム作り、
ヨッシー軍団との練習試合には見事勝利!
しかし、リベリオはあまり活躍できなかったことを気にしている。
課題を胸に、金運に恵まれながらも公式戦に備えるのだった。

442 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/10/04(日) 01:33:48 ID:???
>A:ここに残って族長と話そうか

リベリオ「(何を話そう?)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:潜水艦になれるって本当ですか?
B:マリオ先生と古い付き合いなんでしょうか?
C:何か情報ありませんか?
D:ちょっとしたゲームしません? (ボーナスあり)
E:その他

443 :森崎名無しさん:2015/10/04(日) 17:08:28 ID:u7MDVUR6
B

444 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:31:57 ID:mtflXJis
>B:マリオ先生と古い付き合いなんでしょうか?

長ヨッシー「古いも何も、あの子が赤ちゃんだった頃の付き合いだよー。
言ってなかったっけー?」

リベリオ「それっぽい事は聞いてたのですが、詳しく聞いた事無かったなって。
と言うか、族長何歳なんですか?」

長ヨッシー「覚えてないよー、数え忘れちゃったー。
クッパも赤ちゃんだったなー、懐かしいよー」

リベリオ「あ、同い年なんですね。族長が育てたんですか」

長ヨッシー「違うよー、こうのとりの代わりにあの子達を育て親の元へ送っただけだよ」

リベリオ「やだなあ、こうのとりだなんで。もうそんな年じゃないですよ。
実の所どうなんですか?」

こうのとり「知りたがり屋は早死にするぞ」

リベリオ「え?」

リベリオ「え? え?」

予期せぬ乱入者に思わず二度見するリベリオ。

長ヨッシー「はははー、そいつのせいでホント超苦労したよー」

こうのとり「正直すまんかったと思ってる」

445 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:33:37 ID:mtflXJis
詳しい事情を聞くと、こうのとりはマリオ達を運んでいる最中、カメックにより攫われている。
そのことは充分長ヨッシーも把握しており、当時は不の感情持ち合わせていなかったが、
次第にこうのとりを嫌悪するようになる。

こうのとり「私は全力を尽くした。後はヨッシーに聞くしかない」

長ヨッシー「よし、そこ動くな。今楽にしてやる」

リベリオ「ストップ族長! 悪いのはそのカメックって奴じゃないですか!
何かムカつくのは分かりますけど!」

こうのとり「そこに気付くとは、やはり天才か」

リベリオ「(……何このトリ。族長も怒りだすし)」

苛立つのは分かるが、ここまで熱り立つ族長も珍しく、そこまで煽っているようにも見えない。

長ヨッシー「何度もあの子に焼き鳥にされているのに、本当に懲りない鳥だよ」

こうのとり「ヤバいと思ったが抑えられなかった」

リベリオ「(何でだろう? 何だか既視感があるような気がする)」

黙らせる為に族長がこうのとりはふん縛ると、いつもの様子に戻りリベリオとの会話に戻る。

446 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:35:28 ID:mtflXJis
長ヨッシー「あの子と付き合いは長いよー。
家の子達の中にはあの子達に面倒見てもらった子もいるんだよー」

リベリオ「へえ……確かヨッシー達ってタマゴから孵るんですよね?」

長ヨッシー「そうだよー」

リベリオ「(こっちはいいのかよ)」

何かあって誤魔化されているのだろうと解釈しているが、
マリオ達は本当にこうのとりが運んできている。
しばしそのまま談笑を続けていくと、リベリオはゆっくり船を漕ぎ始める。

長ヨッシー「(実際に謎は多いんだけどねー)
色々あって疲れたんじゃない? そろそろ休もうよー」

リベリオ「ん? ん、んー……」

返事も粗雑になり、すでに目を閉じながら会話しているため、微睡んでいる事が分かる。

長ヨッシー「家まで送って行ってあげるよー。
ちょっと散歩しながら帰ろうかー。ほら、背中乗って」

リベリオ「(皆散歩好きだよなあ)」

447 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:36:53 ID:mtflXJis
族長がリベリオを乗せると、ゆっくりと歩き出す。
慣れているのか眠かったためか、リベリオは寝つき始めていた。
散歩中、バビントンが声を荒らげているのが聞こえる。

リベリオ「(なんか、さいきんよくおこってるなあ)」

族長が仲裁に入り、この場を治めようとする。

長ヨッシー「いったいどうしたのー? そんなに─────」

バビントン「実は─────」

サトルステギ「─────! ──! ──−……」

448 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:38:05 ID:mtflXJis
──────対抗戦 当日──────

リベリオ「にしても、本当に出てこないな。イカ」

以前とは打って変わり、極端なまでに静かである。
水面を覗き込むも影すら見えず、

翼パパ「魚も少なくなってしまったがな。安全な航海には変えられん。
いつかは解決せねばならないがな。安心しろ、時間はかかるが戻る」

リベリオ「(根本的な解決にはならない、か)」

バビントン「何か思い出せない? 朝は何ともなかったんだよね?」

サトルステギ「うーん、変わった奴と会ったけど、特になあ」

リベリオ「(海の事だったら船長の方が気付くだろうしな)」

バビントン「ふーん……一応聞くけどどんな人だった?」

サトルステギ「いやー、オレもよく分かんねえだよなー。
男だったような女だったような、年上だったような年下だったような……
よく分からない奴だったんだよ。怪我もしてたみたいだった」

449 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:39:25 ID:mtflXJis
バビントン「怪我?」

サトルステギ「怪我って言うか、傷跡なんだけど、頭巾? で隠してたみたいでさ、
それでもはっきり左顔に見えたぞ。
赤目で髪は白かったような銀色だったような……まあそんな感じ。
なんか腹も減ってたみたいだった。だから、貝のミスソープあげたんだよ」

船長「ああ、あそこの蛤のみそ汁か。あれはなかなかうまかったぞ」

バビントン「あまり関係なさそうだね。大丈夫そうだった?」

サトルステギ「全部食べてたし、迎えも来てたから、大丈夫なんじゃねえかな。
あー、また食べたいなーあのスープ」

バビントン「そっか……? リベリオ、どうかしたの?」

リベリオ「ちくしょう、アルゼンチン人だけうまいもん飲み食いしやがって」

ヨッシー「(貝だったら別にヨースター島でも獲れるんだけどなあ)}

450 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:41:27 ID:mtflXJis



────────────────────

──────くっそー……手間取らせやがって……

──────くれるのか? 助かる、ありがとう

──────お前、名前は?

──────後で礼はする、困った事があれば助けてやるよ

────────────────────




451 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:42:45 ID:mtflXJis
──────対抗戦 会場─────

サトルステギ「やっべぇ、シューズ置いてきちった」

バビントン「ええ!? 船!? 島!?」

サトルステギ「た、多分船!」

バビントン「多分、多分って……!」

リベリオ「おーおー、落ち着けって。船ならすぐ戻れば充分間に合う。
もし、島に置いてきたなら族長に頼んで届けてもらおう。
船には無線もあるから、とりあえず行ってこい。
俺は先に行ってテキトーに話しておくから。
(最近ナーバスだな。まあ、忘れるってのが問題だが……)」

バビントン「わかった。ほら、早く行くよ!

リベリオ、悪いけど荷物お願い」

リベリオ「ああ、一応入り口の係員に説明しておいてくれ」

バビントン達が荷物を置いて走り出すと、
荷物を拾おうとしたヨッシーを制止する。
リベリオには頼みたい事があった。

リベリオ「ヨッシー、一緒に行ってきてくれ。
バビントン、最近怒ってばっかりだから、ちょっと様子を見ておいてほしいんだ」

ヨッシー「ん、分かったよ。後はお願いね。ちょっと飛んでくるよ」

リベリオ「飛ぶ? ああ、確かにそれが早いか。目立つけどな」

452 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:44:44 ID:mtflXJis
ヨッシーに面倒を頼み、見送ってから荷物を背負い待ち合わせの場所に向かう。
係員に案内され、ドアを開けると松山とバド、そして旧知であるドトールとアラマウがいた。

リベリオ「おお……!」

ドトール「なにやら活躍中だそうじゃねえか」

一方ドトール達はあまり驚いている様子はなく、どうやらある程度事情を把握しているようであった。
ドトールが立ち上がり近づいてきて、肩を組むと耳打ちをする。

ドトール「(手短に話す。お前のチームには入ってやれない)」

リベリオ「(え?)」

それだけ話すとポンと肩を叩き、荷物を半分受け取りイスに戻る。

リベリオ「(どういうことなんだ?)」

後に続いて席に座ると、再開の挨拶をすませ、チーム加入のついての話を避けて身の上話も続ける。
ドトール達は貴重なDFとして、至るチーム歩き回っていたようである。
いずれ、どこかに腰を落ち着けるつもりだそうだ。
後でチームメイトが来る話をすると、アラマウが身を乗り出して質問する。

アマラウ「サトルステギの野郎がお前のチームにいるのは間違いないんだな?」

リベリオ「(……そういうことか。入ってやれないって)
ああ、一緒にいたからな」

ドトール「にしては、こっちに来てからすぐチーム作るってのは、
運がいいっていうのか貪欲っていうのか……」

453 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:46:32 ID:mtflXJis
リベリオ「それについては運だな。派遣選手がいなけりゃ、
今でもあっちこっちいってはスカウトする羽目になってた。
おまけにヨッシー達がいなければ、宿無しの生活だったかも分からん」

バド「それよりもよぉ、さっきの話の続きしてくれよ。
ラインの統率とかどうとか、気になってしかたねえ」

ドトール「おお、そうだったな」

ナイスだ、という表情は隠し、すぐに話題を移らせる。
お互いにDFとして出場するつもりであったためか、守りについての話題が占め、
いずれ連携の話になっていく。
早めにサトルステギの話を避けたかったためであったが、
試合直前でもあり意識はそちらに向けられていた。

ドトール「……と、いう具合でな、どうだ? 参考にはなったか?」

バド「実際にやってみねえとだな」

松山「(理解はできるけど、指示まで出せるだろうか……)」

アマラウ「それだけの体格と走り回れる体力があれば問題ねえよ。
あとはオレたちがやっからさ」

バド「そりゃ心強い」

松山「(サッカー先進国、その一面にでも触れられれば)」

しばらく談笑していると、シューズを取りに戻っていたバビントン達が戻ってくる。
どうやら、気付いた広大が気を利かせて、キノコ王国に住むヨッシーに届かせたのだ。
道中、無事に会う事ができ、早くに戻ってくる事ができた。
サトルステギの姿を見るや、アマラウは立ち上がり詰め寄っていく。

454 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:48:08 ID:mtflXJis
アマラウ「よお、久しぶりだなぁ」

サトルステギ「おお、久しぶりー!! お前らも来てたのかー!!」

アマラウ「ああ、元気そうで嬉しいぜぇ」

アマラウの行動にハラハラしつつも、当人は試合前であることを承知しており、
すぐに引き下がった。
後をついてくるように、ピエールとアモロが現れたこともあったかもしれない。

ドトール「こりゃまたご大層な」

リベリオ「(大物釣ったな、先生)」

ピエール「……君も来ていたんだな、松山」

松山「お互いにね。皆も巻き込まれたようだ」

程なくしてマリオが現れ、新田やキノシチョフ、DKを連れて来ている。
室内を見回し、参加人数を確認している。

マリオ「(一人除いて全員来ているみたいだな)
皆、よく集まってきてくれた。今回の対抗戦に参加してくれてありがたく思う。
いきなり押しかけたにも関わらず、信頼してくれたことを、全力で応えよう」

少しだけ話すと、松山達に近づいて話しかける。

マリオ「君達が松山君とバド君だね。会うのは初めてかな。
この試合に参加してくれてありがとう。
知っているだろうが、私がマリオだ。よろしく。期待しているよ」

455 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:50:26 ID:mtflXJis
松山「よろしくお願いします(ヒゲ……)」

バド「ああ、テキトーにやらせてもらうぜ」

同じく人数の確認をしていたヨッシーが違和感に気付き、マリオに話しかける。

ヨッシー「参加者はこれで全員?」

マリオ「いや、あと一人遠方から呼び寄せていてな、
もしかしたら何かしら原因で遅れてくるかもしれない。
実力も人格も問題ないから安心してほしい。
一通りプレイを見たいから、先にアップを始めて───」

勢いよく開けられたドアにその場にいる全員が注目する。
息を乱したビクトリーノが現れ、事情を知らない者でもこの試合に参加するのは分かった。

ビクトリーノ「すまねぇ……ケホ、ちょっとばかし遅れちまったぜ……」

マリオ「気にするな。あそこはよくダイヤルが乱れるからな。
遠路はるばるご苦労だった。ほれ、飲み物だ」

投げられたスポーツドリンクを受け取ると、軽い足取りで空いている席に座る。

マリオ「さっそくだが、一通りプレイを確認する。
準備体操を済ませたら、実力を見せてくれ」

456 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:53:16 ID:mtflXJis
──────選手一覧 ステータス──────

ド  パ  シ  タ  カ  ブ  せ  総 低/高 ガッツ 選手名
53  52  52  53  51  51  54  366 2  2  840  リベリオ
52  55  50  51  52  50  52  362 3  3  800  バビントン
50  50  54  50  47  49  54  354 2  4  810  サトルステギ
52  52  52  52  53  52  52  365 4  4  930  ヨッシー
48  47  50  54  50  50  47  353 4  2  800  ドトール
48  47  50  52  51  51  54  353 2  4  800  アマラウ
54  52  52  54  52  54  51  369 3  3  900  ピエール
52  51  50  52  49  51  50  355 3  3  800  松山
50  46  52  53  52  53  54  360 3  3  900  バド
53  52  53  51  49  50  52  360 3  3  850  ビクトリーノ
48  45  52  51  45  52  55  347 3  3  900  キノシチョフ
52  47  49  47  46  45  47  333 3  2  750  新田
52  52  52  50  49  48  53  356 4  4  900  マリオ

・アモロ(判断力:C(ピエールがいるとB+))
パンチ:52 キャッチ:50 たすけてピエール:パンチ+6(要ピエール)

・DK(判断力:C(マリオがいるとB+))
パンチ:55 キャッチ:52 ジャイアントダイブ:キャッチ+10(未完成)
ジャイアントパンチ:パンチ+8(未完成、吹っ飛び無効)
マリオのサインプレイ:パンチorキャッチ+5(要マリオ)
自信喪失ペナルティあり

・マリオ(判断力:B)
パンチ:56 キャッチ:54 ファイアハンド:パンチorキャッチ+3
一対一+2 飛び出し+2

457 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:56:14 ID:mtflXJis
リベリオ「(やはりピエールが頭一つ抜けてる)」

新田「(俺の出番、ないだろうな……)」

バビントン「(選り取り見取り、ラストパスは戻すのもありかな)」

松山「(DFとして出番はあるかな)」

ヨッシー「(リベリオかマリオと近いポジションだといいけど)」

ピエール「(分かってはいたが……)」

キノシチョフ「(うーん、やっぱりベンチかな)」

ドトール「(キープ役が気になるな。松山じゃ少し物足りない)」

サトルステギ「(ビクトリーノと組むのか?)」

アマラウ「(……早くどこかで腰を落ち着かせねば)」

ビクトリーノ「(シュートもドリブルも二番手か……)」

アモロ「(サブとして出番があるのかも微妙です)」

バド「(それにしても……)」

「「「「((((何でこの人フィールダーもGKもできるんだ?))))」」」」

自分と周りの実力差や役割を考えるが、それ以上に一際マリオが目立つ。
当然、マリオに視線が集まった。
しかし、当のマリオはこれからのミーティングで何を話すか考えており、
視線に気がつくことはなかった。

458 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:57:47 ID:mtflXJis
──────ミーティング─────

マリオ「よし みんなきけ」

マリオ「相手は忍者軍団と名乗っているが、なんてことはない。ただの寄せ集めだ。
何人かは既に情報を得ている」

写真を張り出していく。四枚のノコノコの写真が貼り付けられた。
赤、青、黄、黒と、それぞれのバンダナを巻かれており、リベリオには見覚えがあった。

マリオ「まずはノコブロスだ。こいつらは普通のノコノコと変わりない。
強いて言うなら、連携ができていることと、ガッツ高いぐらいだな。
ほぼ間違いなくDFとして出てくるだろう。
リベリオ、こいつらとやり合ったってのは間違いないのか?」

リベリオ「他人の空似でない限り間違いないです。
無理に人員を引き入れようとしていたみたいでした。
詳しい事情は分かりませんが……」

マリオ「(……どうやればノコノコと見分けつくんだこれ?)
分かった、次の話に移ろう」

そう言って、黒と緑を基調をした服を着て、マスクをしている男の写真であった。
特に、髭と帽子に“」”と書かれたマークが目につく。
写真は真正面からで、右手がピンと上げられ、左手は真横に伸ばされ、
きっちりとポーズが決められていた。

459 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 22:59:30 ID:mtflXJis
マリオ「ミスターLだ。こいつは守備的なMFで、ジャンプ力も優れている。
また、多少遠い場所でも構わずタックルが飛んでくる。油断するな。
あとは長距離のシュートも得意としている。
どういう訳か、距離があると奴のシュートは速くなる性質を持っている。
ガッツも多いから頻繁に顔を出してくる。
攻撃に回ってポストプレイやヘディングもしてくるぞ」

多種多芸の人材だ、と言いたいマリオであったが、
周囲は奇っ怪なポーズと“」”のマークに気を取られ、あまり話に集中できなかった。

「(Lが逆じゃないかあれ……?)」

マリオ「(よく見たら隅に新田の足が入ってるな)
…………次にトップ下とポストプレイヤーについて説明する。
リベリオ、頼めるか?」

リベリオ「はい。ええと、確定しているわけじゃないけど、
シェスターとマーガスが参加している可能性が高い。
知ってると思うが、西ドイツチームのトップ下とポストプレイヤーだ。
共にハイレベルなプレイヤーだ。そうだな……ピエール、実際に見てきて二人をどう思う?」

ピエール「……まずシェスターは、シュート力はないものの、他の分野ではなかなかうまい。
普段の言動がどうであれ、堅実なプレイヤーだ。難しいプレイも卒なくこなす。
単純なパスやドリブルだけなら上回る選手は数多くいるが、
ゲームメイカーの実績を見るなら彼が一番だと思う」

460 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 23:01:56 ID:mtflXJis
リベリオ「(……まあ、フランスではゲームメイクする余地無いわな)
マーガスはどうだ?」

ピエール「いるだけで攻撃が楽になる。
ボールの中継地点というだけではなく、得点力を備えているのも魅力だな。
多少なりとも無茶ポストプレイもこなす。恐らく放るだけでも対応できるだろう。
ただ、ドリブルやパスで打開するプレイを見たことがない。
そういう点では、FWとしてはまだまだ物足りない」

アマラウ「ならオレが引っ付くか?」

ドトール「構わねえけど、高いボールに強いのがそいつだけって限らねえだろ?
まだ確定はしてねえんだ(変に対抗心持つと厄介だからな)」

松山「(皆結構発言するんだな、海外だとこれが普通なのか?)」

寡黙ではないが、観察に徹しているため口数が少なくなっている松山にとっては、
比較的珍しい光景に思えた。
提案や意見の発言は松山自身も行うが、異国の地、ましてや一回限りの寄せ集めである。

松山「(勝つ事に真剣、そのつもりではいた。でも違うのかもしれない。
実際に俺には振られてないし、あれ以上のことも話せない。
実際に西ドイツとやり合ったのにも関わらず、だ。
リベリオはそのこと知らないだけなのかもしれないけど、
リベリオは実際ノコブロス会ってるし、シェスターやマーガスの情報も仕入れている。
なのに……やっぱり俺は甘いのかな)」

次第に顔が険しくなっていくが、バドに手の甲で軽く体を揺さぶられ、
微笑みかけられる。そのおかげか、険が取れた表情に戻った。

461 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 23:08:01 ID:mtflXJis
ヨッシー「他の4人については何も知らないの?」

マリオ「さあな、全く分からん。追加人員もいるかどうかすらもな」

書かれていた情報をしばらく眺めていたバビントンが口を開く。

バビントン「順当にいくなら、まずストライカーを確保するだろうね。
後は、パサーやドリブラー。できるなら、副砲も兼ねてるとなお良し」

マリオ「……何か調べたのか?」

バビントン「いえ、単純に自分だったら誰が欲しいかなって思って。
確証無いこと言ってすみません」

オホンと咳き込むと、手を叩いて鳴らし、注目を集める。

マリオ「どちらにしても、分かっていることは相手のDFだけということだ。
それに対抗できる手段を先に考えるぞ。まずはポジションからだ」

そう言うと配置盤を貼り付ける。サッカーコートが描かれ、軽く補助線が引かれている。

マリオ「攻撃陣について、FWはサトルステギ」

サトルステギ「あい」

マリオ「次は……そうだな……」

リベリオ「(ん? もう迷ってるのか? 口出そうかな)」

462 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 23:14:23 ID:mtflXJis
一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。

A:俺に任せてください、あいつら相手ならうまくやれそうです。
B:ヨッシーはどうですか? 空中戦で圧倒できますよ。
C:ピエールはどうでしょうか? 前線でボール狩りもできます
D:先生がやればいいじゃないですか、MFできるの沢山いますし。
E:ニッタを出してやりましょうよ。足が早いからかき回してくれますよ。
F:やっぱりビクトリーノですよね、攻撃力高いですし。
G:ワントップもありじゃないですか? 他の皆バランスいい能力ですから。
H:いや、黙って見てよう
I:その他 (例:A+B、松山、等)

【アナウンス】
若干試合のルールやシステムを変更しています。
・キープの導入 (ドリブル+せりあい)/2
・ブロック技の性質変化、及び任意発動追加(ガッツ消費2倍、一部除外)
 →この試合の結果によっては変更するかもしれません。
・他のスキルの任意発動は見送り中です。

成功率や印象などは選択肢によってまちまちです。
ミーティングの発言などではガッツは消費しません。
マリオは柔軟なタイプです(ただ、好みはスタンダード寄りです)

463 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/03(火) 23:44:36 ID:???
お待たせして申し訳ございませんでした。
どういう状況だったか言い訳させてもらいますと
「はい、榛名は満足です」と幻聴が聞こえるぐらいの状況でした。

キャプ森本編のフランスJrユースの時と性能差はありますが、
ある理由で急成長したりブレーキかかったりとありますので、
気になった人と絡んでやってください。

それでは今回はここまでです。


あ、そういえば、プレイすることのなかったノコノコのステータスですが
ド  パ  シ  タ  カ  ブ  せ  総 低/高 ガッツ 
49  49  51  52  49  52  50  352 2  2  700
となっています。

464 :森崎名無しさん:2015/11/03(火) 23:48:39 ID:kJa/BX7k
A

465 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/04(水) 23:21:21 ID:R2euiN+o
(あ、ドトールのせりあい間違えてる……47ではなく、54です)

>A:俺に任せてください、あいつら相手ならうまくやれそうです。

マリオ「む? そうなのか?」

この質問はリベリオではなくヨッシーに向けられた。
ノコノコ達は基礎能力は特別高くないものの、特殊なタックル技が厄介である。
なおかつ、何か連携技を持っている可能性が高い。
基礎能力はあるものの、ドリブル技を持っていないリベリオでは対抗できるか、
もしくは違う手段で対抗できるのか、またノコブロス達のブロックを掻い潜れるのか、
そういった疑問があったのだ。

ヨッシー「うん、リベリオは滅多にノコノコ相手には遅れを取らないよ。
パスで打開することもできるし、逆に奪い返すこともできる可能性も高いよ。
それに、リベリオが出てきて近くにいたらノコブロス達もびっくりするんじゃない?
サトルステギとも連携とれるし、ボクはリベリオがFWやるのが一番だと思うよ」

単純にドリブル以外での利点が多い、との返しであった。
シュートも副砲を兼ねているため、充分な選択肢に入る。
また、縦ポンにもせり勝ちやすく、精神的な優位もある。

マリオ「(全面的に信頼しているな)
オーキードーキー、そういう事なら……」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★利点は多し、不安は一点→! card★
JOKER:マリオ「ついでに オーバーラップ のDISCと付けヒゲも授けよう」 
他:マリオ「よし、頼むぞリベリオ」
クラブ2〜6:マリオ「む このしあい リベリオをFWとしてつかうわけにいかん」
クラブA:マリオ「ええい、そいつは頼りにならん! 俺がFWをやる」

466 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/04(水) 23:23:56 ID:???
おう? オーバーラップって ! dribble に入ってたとは……
やり直し→ 強引なドリブル

467 :森崎名無しさん:2015/11/04(水) 23:26:20 ID:???
★利点は多し、不安は一点→ ハート6

468 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/05(木) 00:12:24 ID:???
★利点は多し、不安は一点→ ハート6 ★
他:マリオ「よし、頼むぞリベリオ」

マリオ「(単純な実力から言って何も問題はないが……)」

一点の不安、ノコブロス達がラフプレイに走る可能性である。
もし、どうしても止められず、追い詰められた際、可能性としては拭えない。

マリオ「(実力差から言えば圧倒し続けることもないが……
いや、そうなったときは変えればいい。パスワークを中心にしたって問題ないからな)
それでは、頼むぞリベリオ。タックルもブロックも強力な奴等だから油断するな」

リベリオ「はい、任せてください」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★まだまだ続くかFWのターン→! card★
JOKER:マリオ「ここは景気付けにヒゲダンスか!」
ダイヤ・ハート:マリオ「(さてさて、後一人はどうしようか……)」 思案中です
スペード:マリオ「(ここはそうだな……)ヨッシー、お前もFWになってくれ」
クラブ:マリオ「(こんなものだろう)」 次にいきます

469 :森崎名無しさん:2015/11/05(木) 01:23:28 ID:???
★まだまだ続くかFWのターン→ ダイヤ3

470 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/05(木) 23:02:20 ID:gpKO32rs
★まだまだ続くかFWのターン→ ダイヤ3 ★
ダイヤ・ハート:マリオ「(さてさて、後一人はどうしようか……)」 思案中です

配置盤のFWのポジションにマグネットが二つ貼り付けられた。

マリオ「(OKを出したものの、リベリオにはダイレクトシュートがなかったな)」

出す事は決めていたが、どのポジションであっても、サイド寄りにさせるつもりではあった。
当然FWも視野にあったが、やはり突破力という点では若干物足りない。

マリオ「(ツートップでも問題はないが……
せっかく攻撃力を高めるなら3トップにしてもいいな)」

もう一つマグネットを貼り付けるが、やはりそこで手が泊まり、手を口にあて考え込む。

バビントン「(……? ビクトリーノじゃない?)」

リベリオ「(何でかまた迷ってるけど、何か言った方がいいのかな?)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
×:俺に任せてください、あいつら相手ならうまくやれそうです。
B:ヨッシーはどうですか? 空中戦で圧倒できますよ。
C:ピエールはどうでしょうか? 前線でボール狩りもできます
D:先生がやればいいじゃないですか、MFできるの沢山いますし。
E:ニッタを出してやりましょうよ。足が早いからかき回してくれますよ。
F:やっぱりビクトリーノですよね、攻撃力高いですし。
G:これでやりましょうよ。サトルステギとならやれます。
H:いや、黙って見てよう
I:その他

471 :森崎名無しさん:2015/11/05(木) 23:07:45 ID:o3MiewHo
F

472 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/05(木) 23:53:57 ID:gpKO32rs
F:やっぱりビクトリーノですよね、攻撃力高いですし。

マリオ「んあぁ!?」

突然素っ頓狂な声を上げ、
指名されたビクトリーノはあちゃーいった様子で、まいったと言いたげな表情であった。
ラインナップから言えば、サトルステギと同様真っ先に上がる人材である。
むしろリベリオより先に名前があがらないのが不思議であった。

リベリオ「(あれ? 何だこの反応は?)」

ピエール「(適切な判断だと思うが、別の考えが?)」

各々思う所はあるが、おおよそ同じように、当然のようにビクトリーノがFWになると考えていた。
他人の推薦というよりは、むしろ確認のような意味合いも強かった。

マリオ「(しまったな、時間をかけすぎた……
さっさと決めるか、先にMF陣を決めておくべきだった。
何か言い訳を考えないとな)」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★ヒゲのおじさんの約束→! card★
JOKER:マリオ「いや、俺だ! 俺がやる!」
ダイヤ:マリオ「……頼めるか?」
ハート・スペード:マリオ「いや、バランスを考慮してツートップにする」
クラブ:マリオ「いや、空中戦を考慮してヨッシーにする」

473 :森崎名無しさん:2015/11/05(木) 23:59:15 ID:???
★ヒゲのおじさんの約束→ スペードJ

474 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/06(金) 00:45:34 ID:263Ubo36
★ヒゲのおじさんの約束→ スペードJ ★
ハート・スペード:マリオ「いや、バランスを考慮してツートップにする」

マリオ「(仕方ない、FWの話をここで打ち切ろう)
それもいい考えだが、あいにくと中盤での守備力を考慮すると、これ以上は減らせないんだ。
MFができて守備力も高いのはヨッシーだけだろう? 数で補いたいんだ。
それに、ビクトリーノならば空いているスペースに走り込める足もある。
あとは……ドリブルとシュートだとノコブロス相手じゃ相性が悪いからな」

ヨッシー「つまりツートップにするの?」

マリオ「そういうことだ、ノコブロスの為だけにそこまで戦力も割けないからな」

あくまで数で補強し、なおかつ足が速いビクトリーノであれば、
幅広く動けるからMFが都合がいいと説明する。
攻撃力は中盤で使い、別の手段で戦うということであった。

リベリオ「(うーん? 一応選択肢としてはあるかもしれんが)」

バビントン「(むしろFWを増やすべきだと思うんだけど……)」

マリオは気にしないふりをしてマグネットをDFに移し、さらに三枚貼り付けていく。

マリオ「それでは次は守りの話に移る。
相手がどう出るかか分からない以上、DFを4枚にして対応できるようにする。
DF達は───」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★DFは選択肢がほぼない→! card★
JOKER:マリオ「俺が4人なってカウンターシュート大作戦を決行する」
ダイヤ・ハート・スペード:マリオ「ドトール、アマラウ、バド、そしてピエールだ」
クラブ:マリオ「ドトール、アマラウ、バド、そして松山だ」

475 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/06(金) 01:04:31 ID:???
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=53389735
提督マリオ君、とな?
といった所で今回はここまでです。
お相手ありがとうございました。

476 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/06(金) 23:35:59 ID:263Ubo36
引き待ちのageです。

477 :森崎名無しさん:2015/11/06(金) 23:38:39 ID:???
★DFは選択肢がほぼない→ クラブQ

気付かなくてすいませんでした

478 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/07(土) 00:53:14 ID:jx88fhmg
>>477
こちらこそありがとうございます。

★DFは選択肢がほぼない→ クラブQ ★
クラブ:マリオ「ドトール、アマラウ、バド、そして松山だ」

単純に、経験者を重視しての選考だった。
元々、ヨッシーと代わりに誰かをDFにしようとしていたため、
逆に言えば、DFについては熟考していた訳でない。
専属のDFが入ったのならば当然のようにその二人を入れるが、
それがひとつの引き金となった

ヨッシー「あ、今回はマリオGKやるんだ」

マリオ「おいおい、そんな事一言も言ってないぞ。なんだっていきなり……」

ヨッシー「だってマリオ、MFの中で一番守備力低いじゃん」

マリオ「(なにィ!? 一体どういうこと…あ……)」

中盤の守備力を上げたい、それがマリオがついさっき言った言葉だ。
そして、単純な守備力は、残された者たちの中で新田やキノシチョフを除けばマリオ一番低い。
すでにビクトリーノはMFで出すを宣言しており、
バビントンのパスはノコブロス達相手には相性がいい。
ヨッシーもピエールも守備力が高く、総合的に能力が高い。
攻撃力を強める案は、ビクトリーノをFWにする案を蹴っているため、理由になりにくい。
さらに、守備力の高いピエールやヨッシーをDFにしなかった事が、拍車をかける。

マリオ「(あああ!!)」

マリオは理解した。理解して、混乱が襲った。

479 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/07(土) 00:54:28 ID:jx88fhmg
ピエール「……なるほど、そういうことか」

サトルステギ「ええー、なになにー?」

好奇心旺盛のサトルステギの言葉で、ピエールに注意が集まる。

ピエール「大雑把に言えば、GKのオーバーラップを視野に入れている、
ということだろう。
まさか、そんな作戦を考えるのは一人しかいないと思っていたが……
そのキーパーは、自陣のゴールからドリブルしていたぐらい常識外れだったがな」

ピエールの発言で、場が一瞬にして盛り上がる。

リベリオ「ガセだと思ってたが、本当にゴールトゥゴールが実在するのか!?」

ドトール「DFやGKの得点はさして珍しくないってつってもマジかよ……!?」

バド「おお! なんだか面白れぇとこみたいだな!!」

アマラウ「(悪くねえな、こういうの)」

ヨッシー「(何だか盛り上がってるけど、まあいいか)」

松山「(性格は違うけど、森崎みたいな発想する人だな)」

ピエール「(……言ったはいいものの、若干引っかかりは覚えるな)」

ここにいる者の共通認識として、マリオはフィールダーもできるGKとなった。
こうしてまた、マリオへの誤解が一つ増えた。

480 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/07(土) 01:03:38 ID:???
と、今回はDF陣とマリオがGKに決まった所で今回はここまでです。
マリオがフィールダーやると、松山君の出れない確率が高くなるから、
結果的にはOK?
スキルも加味すると、攻撃力は一番高いマリオだったりしますが、
別にオーバーラップやったってええじゃろ?(ニコ)
お相手ありがとうございました。

481 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/09(月) 01:05:08 ID:???
更新はできませんが、また間を空けるのもちょっとアレなので、
フォーメーションだけはっておきます(一応マリオが決めてます)

4-4-2
−○−−− サトルステギ
−−−○− リベリオ
−−○−− ヨッシー
○−−−○ ビクトリーノ バビントン
−−○−− ピエール
○−○−○ ドトール アマラウ 松山
−−○−− バド
−−○−− マリオ(GK)

控え:新田、キノシチョフ、DK、アモロ

482 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/15(日) 00:31:11 ID:5F9xXQSs
マリオ「(な、何か知らない内に信じられない程ハードルが上げられてる!!
それよりも、そいつ本当にGKなのか!?)」

思わず新田に視線を向けるが、一回首を立てに振る。
新田は本当にそういうGKが実在する、という意味での頷きであったが、
マリオには、それをやれという合図に見えてしまっていた。
そんなこと露知らずと、ヨッシー達は話を続けてしまう。

ヨッシー「中盤はどう作る? 4人もいるからフラットもボックスも何でもいけそうだよ」

ビクトリーノ「俺は前目のほうに置いてくれ。
飛び込んでシュートもできるからな」

バビントン「だったらFWやればいいのにもう……
僕は反対に、ボランチやサイドがいいかな。
ブロックもシュートもあまり役立てないから、鍔迫り合いになったら参加できないけど」

ピエール「どこでも構わないが……ダイレクトシュートはあまり得意ではないな」

ヨッシー「ボクだったら、ダイレクトシュートもポストプレイも任せてね。
リベリオの近くだったら、ワン・ツーでちょっとだけ有利に進めると思うよ」

若干放心気味のマリオは捨て置かれ、残った中盤組で各々希望を言い合うと、
前目のポジションにビクトリーノとヨッシー、
後ろ目のポジションにバビントンとピエールと話が纏まるが。

ドトール「ストップストップ、
話し合うのがいいが中盤だけで話し合ったって意味ねえだろ」

リベリオ「そうだな、俺の位置がウィングかセカンドトップかで中盤との連携が変わるからな。
ドリブル単騎突破じゃ厳しいことには変わらん」

483 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/15(日) 00:32:38 ID:5F9xXQSs
バビントン「まあ、パスワークは望む所だよ」

ここでようやく持ち直したマリオが再度手を鳴らし、注目を集める。

マリオ「……おしゃべりはそこまでだ。
さっそくだがフォーメーションの話に移るぞ」

マリオ「リベリオは右寄りのセカンドトップになってもらう。
サイドに流れてもらうか、又は中盤に下がって連携するかは判断してくれ」

リベリオ「はい(場合によっては前線でキープも必要そうだな)」

マリオ「サトルステギはCFのようなつもりで動いてほしい。
一応左寄りに設置するが、オフサイドに気をつければそこまでポジションにこだわらなくていい。
センタリングが飛んできたら容赦なく叩き込め」

サトルステギ「いつも通り頑張ります」

マリオ「次に中盤だが、ダイヤモンド型で挑む。
トップ下はヨッシー、左サイドにビクトリーノ、
右サイドにバビントン、ボランチはピエールだ」

中盤は大方希望通りであり、特に講義の声があがる事は無い。

マリオ「ヨッシーは……いつも通りだな。特に空中戦を頼む。
サトルステギ一人だと、ミスターLに潰される可能性があるからな」

ヨッシー「分かったよ」

484 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/15(日) 00:33:50 ID:5F9xXQSs
マリオ「バビントンはボールを預かる事が多くなるだろう。
特に今回の相手はパスで攻めるのが有効だが、状況次第では戻しても構わん」

バビントン「(勇み足は禁物か)分かりました」

マリオ「ピエールは、その、シェスターだったか。彼を抑える役になるだろう。
厳しい相手になるかもしれないが、頼むぞ」

ピエール「前々から勝負したいと望んでいた所です」

マリオ「ああ、ビクトリーノは逆にドリブルで切り崩してもらう。
厳しそうなら逆サイドのリベリオにパスを出してもいいだろう。
ミスターLを避ければ、大体はせり勝つだろう」

ビクトリーノ「了解だ」

マリオ「最後にDFだが、スイーパー型にする。
左サイドはドトール、右サイドは松山だ」

その言葉に両者は共にピクっと反応するが、特に反論はせずそのまま見守る。

ドトール「(……どっちだ?)」

松山「(サイドバック……)」

その空気を察してか、周囲も静かにマリをの発言を待っている。

マリオ「スイーパーにバド、ストッパーはアマラウだ」

485 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/15(日) 00:36:14 ID:5F9xXQSs
ドトール「ちょっと待ってくれ。バドの実力を疑ってる訳じゃねえんだが、
経験を多く積んでないのにスイーパーはキツいぞ。
せめて、アマラウとポジションを変えた方が……」

いの一番に声を上げたのはドトールである。
彼自身スイーパー役になることは多くあり、
DFであればほとんどのポジションをこなしてきたため、
マリオの大胆な判断を黙って聞き入れられない。

マリオ「それは俺がフォローする。
きちっと指示するから、その通り動いてほしい。
今回は遠距離シュートが相手にある事は確定しているから、
どうしてもゴール前にブロッカーが欲しい。
アマラウも、その、マーガスだったか。そいつがいたらマークをつけるかもしれない。
そういった理由もある」

ドトール「要するに、ゴール前の壁が仕事ってか……(それだけだともったいねえぞ)」

ピエール「……」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
★オフサイドトラップ持ちピエール→! card★
JOKER:ピエール「おれのいえはかねもちだ」 何故かリベリオにお小遣いをくれた
赤札:ピエール「少しいいか?」
黒札:ピエール「(急造チームでは難しいな)」

486 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/15(日) 00:37:56 ID:5F9xXQSs
アッー! 間違えました。
【先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。】
です。
それでは脳内変換お願いします。

487 :森崎名無しさん:2015/11/15(日) 01:14:23 ID:???
★オフサイドトラップ持ちピエール→ ダイヤ6

488 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/16(月) 01:29:15 ID:V+5HGqzk
★オフサイドトラップ持ちピエール→ ダイヤ6 ★
赤札:ピエール「少しいいか?」

マリオ「(変な無茶ぶりは止めてくれよ……)」ドキドキ

きっかけはヨッシーの発言だったとはいえ、GKとして出場するだけではなく、
オーバーラップをも求められるような期待をされたため、ピエールに対して若干の苦手意識が芽生えている。
もちろん、オーバーラップに対して過大な期待はしていないため、杞憂である。

ピエール「DFをフラット型にした上で、ラインは高めに設定してほしい」

この発言に、すぐ答えを導いた者や、ピンと来た者、
分からずとも意味があると見守る者、不満があって代案を出したと解釈する者、
多数の反応があった。

松山「(そっか、ピエールは……)」

新田「(オフサイドトラップを使えるんだ)」

提案されたマリオは、至って普通の要望をされて、安心したような逆に驚いたような表情を浮かべている。

マリオ「(ありゃ? 普通?)
ちなみに、どういった理由でだ?」

ピエール「理由は二つあります。
一つはラインを操作しやすくすることでオフサイドトラップをやりやすくすること。
もう一つは、お互いフォローしやすくすることで、ポストプレイ確実に潰すことです」

マリオ「オフサイドトラップか……」

489 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/16(月) 01:32:07 ID:V+5HGqzk
知識自体はあるが、実践している者は数少ない。
マリオ自身、ラインを高くしてFWの動きを制限させる作戦を取った事はある。
偶発的にオフサイドになったが、それも相手が注意すればそこまでであった。

マリオ「(後ろから、じっくりとフィールドの上で見る事ができるのか)
……オーケー、いいだろう。皆はどうだ?」

ドトール「異議なし」

アマラウ「同じく」

バド「面白そうだから、やるぜ」

松山「……賛成」

マリオ「よし、時間は短いが調整を頼むぞ。
フォーメーションを確認したら一旦解散だ」

案が難なく受け入られ、DF達はピエールに続くように練習場へ向かっていく。
協力的な態度のため安堵で胸を撫で下ろすが、それ以上に助かる事があった。

ピエール「(……良かった、これなら“アレ”を使わずに済みそうだ)」

※フォーメーションが変更されました。
−○−−− サトルステギ
−−−○− リベリオ
−−○−− ヨッシー
○−−−○ ビクトリーノ バビントン
−−○−− ピエール
○○−○○ ドトール バド アマラウ 松山
−−−−− 
−−○−− マリオ

490 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/16(月) 01:37:14 ID:V+5HGqzk
リベリオ「(見方によっては5-3-2っぽくも見えるな。
俺の動き次第じゃ5-4-1みたいにもなるか? 
周りは身内で固まってるが……まあ、そっちの方が連携取りやすくていいか。
っと、ここから自由行動か。そうだ、始める前にはこれを飲むか?)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:あつあつスープを飲む (試合開始直後に+補正がつきます)
B:もったいないから今回はパス

491 :森崎名無しさん:2015/11/16(月) 01:43:03 ID:IYsXPOLk
A

492 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/16(月) 23:49:39 ID:???
>A:あつあつスープを飲む

リベリオ「(……今だに冷めないぞこのスープ)」

取り出したあつあつスープが温度を保ち続けており、しばらくその温度は楽しむ。

リベリオ「(不思議なのはもう知ってるが、
とにかくあそこの裏山はこんなアイテムがあるんだろうか?
機会があるなら行ってみてもいいかもな)」

蓋を開け、一気に飲み込む。味はスープよりもお茶に近かった。
すぐに効果は現れなかったが、徐々に体温が上がっていくのを感じ、
軽く運動をした後のようであった。

リベリオ「(こりゃすげえ、いきなりトップギアでプレイできそうだな)」

【アナウンス】
試合10分まで、リベリオに! dice/2の補正がつきます。
あつあつスープがなくなり、空き瓶になりました。

493 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/16(月) 23:53:54 ID:V+5HGqzk
リベリオ「(さーてと、時間までどうしてよう)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
(分岐します)
A:サトルステギ達と連携を確認しよう
B:ピエール達の手伝いに行こう
C:マリオと話そう、機会無かったし
D:あえて瞑想
E:ここでじっとしてようか
F:その他

【状態】
時間:昼 ガッツ:840/840 HP:11/11 所持コイン:18コイン
有名度:20、ヒーロー度:4
持ち物:キノコ×5、おかしのもと、ヨッシーのクッキー、ばっちいパンツ、
空き瓶、ケガナオール×5、カタクナール×2、ふっかつドリンク×2、
サラサランドの地図、新聞紙(古)、カメラパーツ
キノコ袋、大きな袋、木のハンマー
キャラクター捜索機(お年玉アイテム、消耗品)
※イベント発生中 ─ミスターL・ノコブロスとの対抗戦─

494 :森崎名無しさん:2015/11/17(火) 01:29:20 ID:kWB+dNSc
C

495 :森崎名無しさん:2015/11/17(火) 02:49:50 ID:kWB+dNSc
C

496 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/18(水) 22:44:53 ID:liq6FkxA
>C:マリオと話そう、機会無かったし

ふと、念のために持ってきたグローブを手にはめて、
GKとしての準備をしていたマリオの事が目に入る。
こうして会うのはヨースター島での試合の時以来で、
電話でも直接訪ねても、話せる事は無かった。

リベリオ「先生、ちょっといいですか?」

マリオ「どうしたんだ?」

手は止めないが、顔をリベリオの方に向け、聞く体勢に入る。

リベリオ「(何を話そうかな)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:カペロマンはどうしたんですか?
B:何かバトルが楽になる方法ないですか?
C:今すぐに覚えられそうなサッカースキルってあります?
D:どうやって人集めたんですか?
E:その他

497 :森崎名無しさん:2015/11/18(水) 22:46:15 ID:jSE8vQMo
D

498 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 01:20:49 ID:IJc/wYrQ
>D:どうやって人集めたんですか?

マリオ「ほとんどが人づてだな。
知り合いに片っ端から当たってみて、実際に会って確認したんだ」

リベリオ「と、いう事は、俺たちのことも族長から?」

マリオ「そうだ。最初はヨッシーを呼ぼうと思ってたんだが、
ちょうどお前達もいるって言うんでな。
あの試合で実力もよく分かったから、皆に参加してもらったんだ」

リベリオ「へえ、他の皆はどうなんですか?
やっぱりどこかで活躍してたり、どこかのチームに所属してたんですか?」

マリオ「そんな感じだ。まあ、あえてどこにも所属しない奴もいたがな。
実際に戦った者もいるから、選出はそれなり熟考したつもりではあるぞ。
それでも、まさかすぐ近くに松山やバドのようなDFがいるとは思わなかったが……
(最初からGKをやるハメにはるとも思わなかった)」

リベリオ「(顔が広いだけじゃなくて、協力もしてもらえてるんだな)
しばらくいなかったのも、やっぱりスカウトで世界中に?」

499 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 01:23:39 ID:IJc/wYrQ
マリオ「いや、行ったのはサラサランドやヨースター島だけだ。
ピエールとアモロは知り合いに連れて来てもらっている。
闘技場のオーナーのキノシコワの紹介だ、知ってるか?」

リベリオ「実はこの間会いまして、ついでに選手登録していました」

マリオ「そうだったのか、じゃあアモロの試合はもう見たか?
かなり盛り上がってるみたいだぞ。
何でも、カウンターが決まればどんな奴でも勝てるんだとさ。
ランキングを相当高くて、常連だそうだ」

リベリオ「(常連? 確か、フランスjr.ユースって……あれ?)」

【アナウンス】
アモロが闘技場の選手だという事が分かりました。
ランキングが高く、カウンターの使い手です。

500 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 01:57:38 ID:IJc/wYrQ
マリオ「それはそうと、大丈夫なのか?」

リベリオ「ん? 何がですか?」

マリオ「ノコブロスの事だ。
タックルとブロックに関しては厄介だぞ。1人だけならまだしも、4人もいる。
何か出し抜く方法でもあるのか? 実際のプレイ見るのは初めてだろ?」

リベリオ「んー……一回だけなら多分確実に抜けると思います」

マリオ「ほう?」

リベリオ「後はいつ使うかですね。
もしかしたら、2,3回ぐらいは使えるかもしれませんが、ほぼぶっつけ本番なので。
でも成功させる自信はあります。伊達にあの甲羅で何度も吹っ飛ばされてませんよ」

マリオ「そこまで言うなら後は任せる。
一応、追い詰められた相手が何をしでかすか分からないから注意しておけ。
場合によってはポジションは守備寄りにする、その時は必ず受け入れてもらうぞ」

リベリオ「分かってます。
もし怪我したら先生に見てもらいますので、よろしくお願いします」

マリオ「(やっぱり先生って呼ばれたのは気のせいじゃないな)」

先生と呼ばれた理由は分からずとも、悪い気はせず、含みもない事は明確だった。
最初にちょっとした勘違いから始まり、周囲の人間によってさらに強固されている。
リベリオ自身も変なリアクションされているのは気付いているが、
特に否定されず、周囲もリベリオがただそう呼んでいるぐらいにしか考えていない。
誤解が解けるのは、恐らくずっと先だろう。

501 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 02:02:51 ID:???
ノコブロス達は強力なタックル技を持っているけど、リベリオも秘策があるぞ。
そしてアモロはバトルが強かった。
と、いう所で今回はここまでです。
リベリオ君の秘策を当てたあかつきには、
ブッキータワーにいるのが艦これの吹雪ちゃんになります。
それではお相手ありがとうございました。
次回はミスターL達のミーティングからです。

502 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 22:51:06 ID:IJc/wYrQ
──────忍者軍団 ミーティング──────

自分の顔を隠すためか、それともただの酔狂か、
この場にいる者は全員、覆面や仮面をつけ、恐らくお互い分からないようになっている。

ゲルマン忍者「日本以外のニンジャ……ふふ、ハハハハハハハ!
世界のニンジャは本当にあったんだ!」

土竜忍者「ああ、もう静かにしろって」

蛇の目忍者「おやおや、面白そうな相方をお持ちだそうで」

中の里忍者「(何故かこの姿の方が妙に落ち着くでござる)」

トーテム忍者「……」

ノコブロス(黄)「(本当に大丈夫なのかこの連中、さっきから落ち着く様子がないぞ)」

ノコブロス(黒)「(サッカーのサの字すら出ないぞ。まさかこれは……)」

ノコブロス(緑)「(コスプレ遊びだと思ってやがるのか? クソっ!)」

ノコブロス(赤)「(落ち着くんだ。実力はしっかり見ているだろう。
それに見ろ、奴の姿を。この状況下、たじろぐこともなく精神を集中させている。
つまり、だ。奇怪ではあるが、問題ないということだ)」

指だけで手を組み、額に当て、前屈みの姿勢のまま微動だにしない。
来るべき戦いの前に、精神を集中させて、一見近寄り難いように見えるが……

ミスターL「(誰も何も聞いてくれないよ……たすけて兄さん…………)」

この状況に一番困っていたのであった。

503 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 22:52:52 ID:IJc/wYrQ
トーテム忍者「おい」

この状況化、一人の男が耐えられず、ミスターLに声をかける。
苛立ちの混ざった声であったため、他の者も話すのを止め、注意を向けるのであった。

ミスターL[(な、何だろう……?)」ドキドキ

トーテム忍者「試合前なんだ、いつまでも黙ってねえで何か言ったらどうだ」

その言葉に反応するように、静かに立ち上がる。
ようやく沈黙した状態で、作戦を話すチャンスであった。

ミスターL「(なんだか怖いけど、今が話すチャンスだ。よし……!)」

マリオと同じように配置盤を作り、次々とマグネットを貼り付けていく。
そのフォーメーションに一同驚くが、あえて無視を続ける。

ミスターL「分かってると思うが、ノコブロス達はDFだ。
特に言うことはねえ、向かってきた奴は吹っ飛ばしな。
向かい打てねえ奴はブロックに専心しろ」

中の里忍者「む? それでは拙者はその前のポジションでござるか?」

ミスターL「てめぇはFWだ。そのポジションは俺が付く。
慣れねぇポジションは嫌だとか泣き言は聞かねぇぞ」

中の里忍者「せ、殺生な……!」

ミスターL「難しいことを考える必要はねえ。
ボール持ったら速攻でサイドを駆け上がって、前線でボール狩ってりゃいいんだ。
今回はそれが有効なんだよ」

504 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 22:54:29 ID:IJc/wYrQ
中の里忍者「むぅ……」

ミスターL「他の奴等もだ。FWだから守備しねぇとか、腑抜けたことは言わせねえぞ。
こういうフォーメーションなんだから、分かってるだろうな?」

蛇の目忍者「はいはい、あんまり期待しないでくださんな」

土竜忍者「(奪えても、すぐにパスだな)」

ミスターL「ゲルマン忍者、ゲームメイクは全て任せる。暴れてこい」

ゲルマン忍者「任せてくれ。俺のニンポーで翻弄してやる」

ミスターL「土竜忍者、ポストプレイが起点となる事が多い。頼むぞ」

土竜忍者「はい(もぐらってなあ……)」

ミスターL「蛇の目忍者、ガス欠だけには気をつけろ。攻撃パターンが減るのは痛手だ」

蛇の目忍者「いざとなったら守備も休ませてもらうぜ」

ミスターL「そしてトーテム忍者、点を取ってこい。それだけだ」

トーテム忍者「しっかりボールが来ればな」

ミスターL「最後にGKだが……今だに来てないが、どうしたんだ?」

ノコブロス(赤)「ああ、そのことだが……」

505 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/19(木) 23:00:17 ID:IJc/wYrQ
先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★何やかんやで確保できた?GK→! card★
JOKER:「実は勝負請負人というものがいてな……GKはミスターLに頼みたい」
ダイヤ:
「そろそろメンテナンスが終わる頃だ。開始前に持ってくる。
(少々ボロいが、この際は仕方ない)」 メカメカしい。
ハート・スペード:
「恩を売っている奴がいる。体が半分機械だから
ギリギリまで試運転するということだ。開始前に来る」空手忍者参上
クラブ:
「新入りが、いいGKを知っていてな……向こうの世界では、
パーフェクトゴールキーパーの異名で知られたたそうだ」
GK以外も加入

506 :森崎名無しさん:2015/11/19(木) 23:06:16 ID:???
★何やかんやで確保できた?GK→ ダイヤ6

507 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:28:47 ID:???
任天堂ダイレクト、やっぱりちょっとさみしいですが、新しい期待もありました。
ちなみにシリーズ内で一番好きなゼルダは風のタクト(テトラ)です。
ガノンが好きになったのも風のタクトなので、わりと思い出深いです。
おばあちゃんのチートスープと詐欺判定でヒャッハーしたのはいい思い出です。
メドリかわいいよメドリ。メインヒロインはメドリ!
(誤解を与えですが、話題になったのは、トワイライトプリンセスのHD化です)

え? クラウド君スマブラ参戦するの? まじで?
リュウやロックマンも含めたスマブラキャラ出そうと考えていた矢先に?
(……ギラヒムさまと出したら面白そう!)

508 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:29:53 ID:???
★何やかんやで確保できた?GK→ ダイヤ6 ★

ミスターL「メンテナンス……だと?」

ノコブロス(赤)「ああ、問題なく運用できるから安心してほしい」

蛇の目忍者「(あーらら、失敗したかやっぱり)」

結局ノコブロス達のGKの確保は失敗に終わった。
頂上ではリベリオによって邪魔をされ、代わりのGKの目処も付かなかったのである。

蛇の目忍者「(せめて代わりのフィールダーがいればどうにかなるかねえ。
ま、こけおどしになればまだいいか)」

不安を胸に、ノコブロス達は出場を迫られるのであった。

ノコブロス(赤)「(あの謎の男さえいなければ今頃……クソ!)」

もっとも、リベリオがいなくても成功したかは別の話であるが。

509 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:32:07 ID:???
──────マリオチーム──────

マリオがグーとパーを繰り返し、ボッと赤い炎を炊き上らせると、
それを消して、クルクルと手を回す。

マリオ「(錆びついてない、大丈夫だ)」

もう一度炎を出して、球体するとそのままさらに巨大化させていく。
おおよそサッカーボールの大きさで止まり、それを空高く打ち上げるのだった。

510 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:33:19 ID:???
同じくDF陣も連携が整い、オフサイドトラップを可能にさせた。

ドトール「……ここらが頃合いだろう」

ピエール「……そうだな。欲を言えば、もう少し確率を上げたかったが」

アマラウ「それは仕方ない。時間もなかったからな。
相手にやりにくいと思わせるだけでも上作だ」

バド「いつも松山にフォローされてっからよぉ、こんな難しいとは思わなかったぜ」

松山「バドさんなら大丈夫だよ。ピエールもいるし、マリオさんもいる。
ドトールもアマラウも指示慣れしてるから、うまくいくさ」

511 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:36:31 ID:???
バビントン「聞いてもいいかな?」

ビクトリーノ「何でFWで出ないかってことか?」

バビントン「うん、どうしてMFにこだわったの?」

ビクトリーノ「……俺のいるチーム事情があってな、
早い内にMFに慣れておきたかったんだよ。
そちらのキャプテンがFWに立候補してくれたおかげで何とかMFになれたが」

バビントン「そうだったんだ。
ビクトリーノをMFにしてでもFWになったのってどんな人なの?」

ビクトリーノ「まあ、色々だ色々」

バビントン「(話してくれなさそうだけど、
単純な実力差からFWを奪い取った訳じゃなさそう?)」

512 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:40:28 ID:???
サトルステギ「よっとっと、オラァ!」

───ガキィィィン!!

例の思いついたシュートの練習をするが、やはり実用には至らずポストに当ててしまう。
単純な反転してからのシュートであるが、ボールやゴールを見失うような感覚に苛まれ、
コントロールがうまくいっていない。

サトルステギ「やっぱダメかー……難しいな」

513 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:47:46 ID:???
新田「……あ〜…………」

キノシチョフ「どうしたの? いきなり変な溜め息して」

新田「いや、ここに来ても、変わらないなと思って。
この試合でも俺出れないんだなって」

キノシチョフ「(前みたいに無気力じゃなくなったな)
仕方ないよ、でも集まったのは一流のプレイヤーだから、見る価値はずっとある」

新田「でも、これだったらルイージさんの方に行った方がいいんじゃないですか。
俺も出たいって事もありますけど、確か向こうって……」

キノシチョフ「ああ……カペロマンがバテそうなら行ってきな。
代わりに雑用はやっておくから」

新田「すいません、ありがとうございます」

アモロ「(何の話してるんだろう?)」

514 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:49:00 ID:???
ヨッシー「どうしてたの?」

リベリオ「先生と話してたよ、やっぱり顔広いなあの人」

ヨッシー「有名人だからね。何か面白そうな話しあった」

リベリオ「あそこのピエールが連れてきたGKがいるだろ。
あいつにケンカ売ったらヤバいって事は分かった」

ヨッシー「へえ、ボディガードなんだ」

リベリオ「なるほどそうだったのか」

515 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/11/22(日) 00:56:14 ID:D7bvGBl+
と、判定はありませんが今回はここまでです。
次回出番のクリオ君に解説担当をしてもらいますので、
クリオ君が気になった選手にコメントしてもらいます。
選ばれた人はいい事あるけど、能力もガッツリ暴かれますので、狙い撃ちされるかも?

それでは、次回分の判定お願いします。

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★クリオ君のスキャン→! card★
JOKER:メドリ(審判)
赤・絵札:リベリオ
赤10:ヨッシー
赤9:サトルステギ
赤8:バビントン
赤7:ビクトリーノ
赤6:ピエール
赤5:バド
赤4:アマラウ
赤3:松山
赤2:ドトール
赤A:マリオ
黒K,Q:ゲルマン忍者
黒J,10:トーテム忍者
黒9,8:蛇の目忍者
黒7,6:ミスターL
黒5,4:中の里忍者
黒3,2:土竜忍者
黒A:ノコブロス

516 :森崎名無しさん:2015/11/22(日) 00:59:21 ID:???
★クリオ君のスキャン→ スペード9

517 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 15:55:43 ID:???
クリオ君の選択渋い……絶対住民やで。らしいと言えばらしいのですが。

あ、ちなみにクラウド君もスターリベリオに参加決定しました。
クラウド君はアホな所とかノリがいい所があるので、案外やってくれそうなキャラだと思います。
何度もレッド13にボールをブチ当てたのはいい思い出です。
(ちなみFF7まだクリアしてないです。ただ海チョコボは作ってチョコボレース制覇してます。
アルテマウェポンは手に入れていたかどうかも忘れました)

ということで、再開します。

518 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 15:56:45 ID:???
この試合は、限りなく公式戦に近い形式を取られている。
審判要員はジュゲムであり、空中にいるため選手との事故が限りなく少ない。
ラインマンにボム兵がおり、オフサイドの際は小規模の爆発を起こす。
実際の破壊力はなく、あくまで音と視覚によって分かりやすくなっている。

特に目立つのは、ジュゲム達の持っているカメラである。
これを使い、ビデオ判定することも少なくない。
無論、選手達を近くから撮るという側面も持っている。

今回の主審はメドリという女性である。当然のように彼女も空を飛べるため、
選手の妨害する可能性は低い。

メドリ「主審はこのワタシ、メドリが努めさせていただきます。
よろしくお願いします」

マリオ「ああ、これはどうも……皆、集まってくれ」

この号令により、一同は作業を中止してマリオの元へ集まっていく。
審判達のジュゲムやボム兵達をはじめ、解説のクリオが顔を出してくる。

クリオ「マリオ久しぶりー」

マリオ「おお! クリオじゃないか! 大きくなったなー」

クリオ「まあね、実はオイラが解説やるんだよ。知ってた?」

マリオ「オー! マンマミーヤ!
こりゃおっかない解説を連れてこられちまったな」

マリオが旧交を温めるなか、一方でリベリオ達はこの状況に戸惑い始める。

519 :ちなみにメドリはうまく飛べませんスターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:00:05 ID:???
バビントン「ねえ、どう思う?」

リベリオ「どうってな……なあ、ドトール。
お前達こっちの試合に経験あるんだろ? こんな感じだったか?」

ドトール「少なくとも、試合前に会うなんてねえよ」

リベリオ「松山は?」

松山「身内同士の試合の時には似た感じだったけど……
その時の審判も身内だったから、こういうのは初めてだ」

リベリオ「こっちでこれが普通って訳じゃ……」

バビントン「ないみたいだね」

試合終了と共に観客が降りてきたヨースター島での経験はあれど、
こうした試合前に審判達と挨拶というのは初めてである。

アマラウ「ここで試合の準備してないか?」

リベリオ「何ィ! いや、これ本当にどういうことだ!?」

堪らずマリオへ確認に向かう。
非公開ならば驚かないだろうが、予め公開することは明言されている。
高い壁に囲まれている練習場が、次々と試合の準備が整えられていく。
ただの練習用のコートにいる訳でないことが、ここで明らかになった。

マリオ「ああ、初めてだったか。実はな、回りに高い外周の壁があるだろ、
あれの向こう側、観客席があるんだ」

リベリオ「へー……え?」

520 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:01:29 ID:???
マリオ「前に、観客が一斉に乗り込んできたことあってからこうなったんだ。
あと、雨が振ってもいいように天井の蓋もある。
ちなみに、公式戦の会場もここだぞ。
ま、この試合は作動テストも含めてって所だな」

リベリオ「え、ええ……」

思わずメドリの方に視線をやり、答えとなる言葉は返ってこないと分かっていても、
何かヒントとなるものがないかとすがりつく。

メドリ「ご安心ください。
ワタシが主審となったのは、ミスターマリオとミスターLの両者のご指定です」

リベリオ「(気になってはいたけど、聞きたい事は違うんだよ)」

この試合の運用次第で彼女の今後の進退に関わるが、
必要以上に話さずあくまで誤解をしないようという言葉のみで話す。

ドトール「よく分かんねえけど、どっちにしたってやることは変わりねえ。
あくまで俺らは助っ人だ。必要以上に関わりあっても仕方ねえだろ」

リベリオ「……そうだな」

バビントン「変わってはいるけど、特別何かあるって訳でもないしね」

状況に戸惑いつつも、元々特殊な背景を持った試合であることは承知の上であり、
両者の賭け試合であるため審判が指定されるのは当然である。
変わっているとは言えど、まだ破綻は無い。

521 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:02:30 ID:???
メドリ「……そろそろですね。皆様、こちら側のコートに集まってください。
ミスターマリオはあのマークの部分に、できれば皆様も近くにいてください。
また、暗くなるためボールを蹴るような行為は控えてください」

クリオ「あ、もう時間か。じゃあねマリオ、がんばってね」

マリオ「おう、しっかりやれよ」

メドリの指示通り片方のコートに集まり、何があるのか待っていると、
天井が蓋が閉まっていき、次第に暗くなって行く。
暗くなっていても辺りには作動音が響き、人の気配が増えるのを確かに感じられた。
空気の流れが変わったのである。
観客席にはかすかな光りがあり、手元は辛うじて見える程度である。

実況「お待たせ致しました。
本日は、赤ヒゲ連合と忍者軍団の試合にお越しいただきありがとうございます。
それではごらんください」

マリオを中心に大きなスポットライトが当てられ、間を置かず実況が叫ぶ。

実況「言わずと知れた僕等のヒーロー、マリオだァー!
しかものその手につけているのものは、いつもの手袋ではなく、
GK用の手袋だぞォーーー!
これはフィールダー達のレベルが高いということを示しているのか!
やはり彼等も実績を持つ精鋭達! まさかマリオをも凌ぐというのかッ!」

続けざまにもう片方のコートにスポットライト当てられ、
ミスターLを中心に一同ポーズをとっている。

522 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:03:51 ID:???
実況「そんなマリオ達と戦うのが、彼等、忍者軍団!
ミスターLによって集められた全てが謎の軍団です!
しかし、一人一人は確かな実力者であることは間違いないでしょう」

この演出に観客席は盛り上がり、
マリオがGKとして出場するのに残念がる者や期待する者戸惑う者、
ニューフェイスの吟味しようとする者、身内の応援に来た者、
多種多様なものが集まったが、試合を楽しみにしている点では一貫している。

実況「実況させていただきますは名もなき実況です。
解説はクリオ君が担当しています。
クリオ君、今回の注目選手は誰かな?」

クリオ「う〜ん……」

しばらく沈黙が続き、再び作動音が響く。
そこで、枠から外れ、遠くから眺めていた蛇の目忍者にスポットライトが当たり、
フィールド場や観客席から注目が集まる。

クリオ「蛇の目忍者の一番の注目かな。
なんてったってドリブルがスゴいよ! 一時限界の55!
ドリブルがすごくうまいのに、サイドでドリブルするともっとうまくなるんだって。
+dice補正も働くからなかなか止められないよ。
シュートもゼロ度からでも問題なく撃てるし、威力もあるよ。+8のシュートだね。
でもキック力自体はそんなに高くないみたい。50で平凡だよ。
もったいないね、いいシュートだと思うんだけど。
体力は少ないみたいで、650だよ。
ドリブルしてサイド奥地まで切り込んでシュートしたら、
半分ぐらい消費しちゃうんじゃないかな。
パスがもっとうまければ、もうちょっと違うプレイもできるんだろうけどね」

523 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:05:40 ID:???
リベリオ「ほう」

ヨッシー「へえ」

バビントン「よし」

松山「(粘り強く当たるしかないか……)」

蛇の目忍者「(とんだサプライズだ……)」

【アナウンス】
クリオによって、蛇の目忍者のステータスが明かされました。
蛇の目忍者が攻撃する際、疲れさせるように守備に向かうようになりました。

ド  パ  シ  タ  カ  ブ  せ  総 低/高 ガッツ 選手名
55  52  50  48  46  47  52  350 2  2  650  蛇の目忍者

524 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:07:14 ID:???
天井が開き、再び太陽の光でフィールドが照らされる。
あくまで演出や作動のテストのために行われたため、スポットライトは必要無いのである。

メドリ「? ………? ????
忍者軍団さま、まだ入場されてない方がいるようですが……」

ミスターL「……もう少しで来る。構わず続けてくれ」

メドリ「かしこまりました。
時間厳守となりますので、たとえ不在でも試合開始となります」

ミスターL「それでいい。
(うう……まあでも、そのときになったらシュンを呼べばいいか)」

リベリオ「(……ヘタすりゃ、あそこにミューラーがいたのか。
ノコブロス、間違いなく頂上に来たあいつらだ。
さーて、ちらちらとこっち見てるし、何か言ってやろうか───?)」

上方から轟音と突風がやってくると、それがヘリである事に気付く。
それは何かを吊り下げており、その何かを落とす。
轟音が響き渡り、無事に着地したのを確認したのか、そのまま去っていったのだった。

マリオ「クッパ!?(どうして奴がこの試合に!?)」

実況「く、クッパだァーーー!
まるでGKとして出場するマリオ選手に対抗するかのように、
クッパ選手が空から現れたァー!」

ノコブロス(赤)「(な、何とか間に会ったか)」

525 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:09:31 ID:Qq75liko
この“クッパ”の出場により、阿鼻叫喚の渦となるが、
この“クッパ”はリベリオの知っているクッパと違和感があった。
節々が角張っており、鋭かったは目は丸くなっている。

リベリオ「(ペーパークラフト……?)」

ただ冷静に、ハリボテであることを見抜いた。
周囲は違和感を感じつつもそれが何なのか分からず驚いている者もいるが、
どちらにしても、アレがGKとして出場することに変わりは無い。

リベリオ「(あの手でキャッチなんかできるのか?
まあいいか。機械がありなのかどうか微妙だが、それよりもどうしようか?)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:「偽物じゃねーか!」 クッパが偽物であることを指摘する
B:それよりも審判が可愛い。話してみよう。
C:蛇の目忍者絶対あいつだろ、話しかけよう。
D:ノコブロス達にちょっかいを出そうか
E:それよりも観客席を見渡してみよう、誰か知り合いいるかな?
F:その他

526 :森崎名無しさん:2015/12/01(火) 16:19:37 ID:TIoVpgPE

これでクッパいたらどうなるんだろう

527 :森崎名無しさん:2015/12/01(火) 16:21:27 ID:OTSv9yVw


528 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 16:48:32 ID:???
>>526 多分、全力で自分じゃないふりをすると思います。

>E:それよりも観客席を見渡してみよう、誰か知り合いいるかな?

リベリオ「(どうせすぐ気付くだろ、何もいわなくていいか)」

観客席を見渡して、知り合いが誰かいないが探し始める。

リベリオ「(……誰かいても気付けるかな?)」

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★それでもだいだい見つけられる→! card★
JOKER:何故か親近感のある緑がいる
ハート:モナが来てました。リベリオも爆破候補となる。
ダイヤ:知らない誰かに呼ばれてる?
スペード・クラブ:バンビーノでした。おまけもいるよ。

529 :森崎名無しさん:2015/12/01(火) 16:57:49 ID:???
★それでもだいだい見つけられる→ ダイヤ9

530 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 21:52:23 ID:???
★それでもだいだい見つけられる→ ダイヤ9 ★
>ダイヤ:知らないけど誰かに呼ばれてる? リベリオ、爆破対象ならず

リベリオ「(誰かいないか……ん?)」

最前列に座っていた一人の少女が静かにジッとどこかを見据え、
この状況を驚いていない。

リベリオ「(誰かに似てるような……? 誰だっけ?)」

思い出そうと記憶を遡るが、イマイチ思い出せない。
鋭い切れ目の為、その特徴を持った者を多数いたが、いずれも少女では無かった。

リベリオ「(金髪の切れ目だったらザガロがいたけど、家族かなあ?
髪の色違うしけど、あんな鮮やかに赤いのは染めてるよな多分)」

リベリオが見ていることに気付くと、少女は手招きを始める。
話せば何か思い出せるかもしれないと、リベリオも近づく。

531 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/01(火) 21:54:02 ID:Qq75liko
少女「よう、ヨースター島のキャプテンさん。会うのは初めてだな」

リベリオ「(初めてだったのか……他人の空似か)
何の用だ? あまり長くは話せないが」

少女「別に、ただの確認だ。
あっちのデカいのに世話になってな、
サトルステギはあんたの所のチームにいるのに間違いないかい?」

リベリオ「(世話って……いや、違うか。流石にサトルステギも特徴は間違えない)
俺達のチームで間違いないぞ。話したいなら呼んでこようか?
まだ時間はあるから、ちょっとぐらいは話せると思うが」

少女「いや、いい。試合前に悪かったな」

短い言葉で言葉で断られ、締めくくりの言葉を発すると目線をそらし、
そのまま観察しているような素振りを再び見せる。

リベリオ「(こいつ何者だ? もうちょっと話してみよう)」

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:それよりもあんた誰だ?
B:驚いてないな、あれが偽物だって知ってるのか?
C:お前女なの? 男なの?
D:おかえしっていいこと?
E:その他

532 :森崎名無しさん:2015/12/01(火) 23:32:32 ID:iBYckgFc
A

533 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/02(水) 01:16:08 ID:???
>A:それよりもあんた誰だ?

少女「ファンの一人だよ」

リベリオ「……まともに話す気無いだろ? せめて名前くらい名乗れよ」

少女「ヴィルヘルミーネ、ミーネでいいぞ。リベリオさん」

リベリオ「(……そこは素直に答えるのか、変わってるだけで本当にファンなのか?)
ああ、分かったよ。よろしくミーネさん」

ミーネ「よろしく」

非常に素っ気ない対応をされるが、一応名前だけを聞き出せた。
サトルステギに用があるらしいが、どういう関係かは分からない。

リベリオ「(……まあ、先にサトルステギに聞いてみるか。
もしかしたら、助けたって人の家族や友人かもしれないしな)」

ミーネ「……」

リベリオ「そういえば、もう一ついいか?」

ミーネ「なんだ?」

リベリオ「何で俺の名前知ってるんだ?」

534 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/02(水) 01:18:32 ID:???
ミーネが膝の上に置いてパンフレットをパサッと開き、折り返すと指を指す。

ミーネ「ほれ、ここだ。全員じゃないが、ほとんどの奴が載ってる。
ご丁寧に写真付きでな、知らなかったのか?」

リベリオ「(これヨースター島での試合の時の写真じゃないか!
いつの間にこんな……)」

リベリオは思わず手に取り、パラパラと全員を確認すると、
一部を除いて簡単に選手が紹介されている。

リベリオ「(ほとんどが先生やキノシチョフさんだな。
……キノシチョフさんベンチスタートって、
がっかりしてる人多いかもしれないな。
松山やバドがいないな、あいつらも試合やってたはずなんだが……)」

じっくり眺めていると、よほど暇だったのいたずら書きもされており、
マリオにサングラスの落書きがなされている。

ミーネ「ついでだ、やるよ。持ってるのめんどクセエし」

リベリオ「え?」

【アナウンス】
ラクガキパンフレットを押し付けられました。

535 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/02(水) 01:22:23 ID:tviyH1Zk
キノシチョフ「いやー、やるね。試合前に女の子ナンパって」

リベリオ「……ゴミ押し付けられたようなもんです」

新田「パンフレットですか? こんなの後で貰えたのに」

リベリオ「……受け取っちまったんだから、投げ返すもフィールドに捨てるもいかんだろ」

パンフレットを置くために、一度ベンチに戻ってくることになってしまった。
当然のようにひやかしを受けるが、まもなく試合も始まるため急いで戻らなければならない。

リベリオ「(あ、忘れてたけど、これどうしようかな?)」

・カタクナールを使いますか?
【効果】
試合中の怪我を無効にする。(残り個数2)

一票決です。IDが表示されるようにして書き込んでください。
A:使う
B:使わない

536 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/02(水) 01:43:45 ID:???
リベリオに春は来なかった、といった所で今回はここまでです。
こんなキャラ、マリオにいたっけ? と考えてる兄貴・姉貴の諸君。
彼女はオリキャラです。今はまだ色々と秘密です。
とりあえず、壊れ性能ではないということは確定していますので安心してください。

それでは、お相手ありがとうございました。

537 :森崎名無しさん:2015/12/02(水) 06:12:06 ID:Wucezlj2
B

538 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/05(土) 22:35:48 ID:pr4eugPg
>B:使わない

リベリオ「(いや、いいか。貴重だし、この場で使うようなものでもないな。
怪我したら大人しく下がったっていいだろう)」

急いでフィールドに戻るが既に会場は静まり返っており、選手達も整列に向かっている。
走り出して自身も整列しようとするが───



      「リベリオ!」



大きな呼び声に振り向くと、バンビーノが手を振っていた。
バンビーノだけではなく、あの子供達もおり、リベリオの応援に来てくれたのだ。

リベリオ「(あいつらも来てたのか……)」

手を振って応えると、そのまま整列する。
軽く注意を受けたがそれだけで済まされ、無事何事もなく進む。
ノコブロス達もようやくリベリオの事を頂上で会った人物であることに気付くが、
何も会話は無いままコイントスが行われた。

先着一名様で、!とcardの間の空白を消して書き込んでください。
★先攻後攻→! card★
JOKER:ハリボテクッパが自壊した
赤札:赤ヒゲ連合
黒札:忍者軍団

539 :森崎名無しさん:2015/12/05(土) 23:55:11 ID:???
★先攻後攻→ スペード7

540 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/06(日) 00:32:07 ID:???
あ、この書き方だとどっちかどっちか分かりませんね……
赤だとマリオ達が先攻、黒だと後攻と設定してました。
今回はこのまま続けさせていただきます。

★先攻後攻→ スペード7 ★
>黒札:忍者軍団が先攻

リベリオ「(後攻か……)」

もしかしたら一番このコイントスが気になっていたかもしれない。
あつあつのスープの効果は開始10分までしかもたない。

リベリオ「(できれば先攻を取って主導握りたかったが、
こうなれば相手の出鼻を挫くことに専念するか)」

頭を切り替え配置に付き、ホイッスルを待つ。

蛇の目忍者「どうしたんだ? お宅の配置はあっちだぞ」

トーテム忍者「あ、ああ……」

541 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/06(日) 00:36:47 ID:afbN03GY
────────────────────

−−○−− ハリボテクッパ
−○−○− ノコブロス(黒) ノコブロス(赤)
○−−−○ ノコブロス(黄) ノコブロス(緑)
−−○−− ミスターL
−−−−−
−−○−− ゲルマン忍者
○−−−○ 中の里忍者 蛇の目忍者
−○−○− トーテム忍者 土竜忍者
──◎──
−○−−− サトルステギ
−−−○− リベリオ
−−○−− ヨッシー
○−−−○ ビクトリーノ バビントン
−−○−− ピエール
○○−○○ ドトール バド アマラウ 松山
−−−−− 
−−○−− マリオ

試合時間:70分(35分ハーフ)
────────────────────

542 :スターリベリオ ◆PkNFzBNfkA :2015/12/06(日) 00:37:52 ID:afbN03GY
??「こうやって解説するのも久しぶりです。
もっと気合入れて更新しなさい!

……ゴホン、一度限りの寄せ集め集団による試合、
赤ヒゲ連合V.S.忍者軍団との試合開始です。
ほぼバレバレの存在ですが、本編とステータスは変わっていたり、
特殊なプレイも可能ということで、予想外の苦戦を強いられるかもしれません。
要注意選手と言える存在がないため、誰かを止めれば展開が楽になることもないでしょう。
恐らくキノコカップを含めてもそれ以上に強力な相手です。
しかしこちらの味方もかなりの強者ばかり、DF不足とは何だったのか。

……と、あいにくリベリオ君はチームキャプテンでも指揮を任されている訳でないので、
積極的にゲームメイクを任される事はありません。
自身の活躍だけ考えてていいので、そういった意味では一番楽かもしれません。
また、周りのポジションも身内で固まっているため、連携も容易でしょう。

それでは、試合開始です!」

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