キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
1 :
森末(仮)
:2015/02/09(月) 22:31:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1397051465/l50
☆あらすじ☆
キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。
その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
舞台は世界へ。全日本はハンブルグとの試合に3−3の引き分けに終わった後、
練習試合をする筈だった各チームに断られ追加合宿に明け暮れる。
そしてフランス国際Jrユース大会が開かれ、全日本はアルゼンチンJrユースと初戦でぶつかり合う。
天才・ファン=ディアスのスーパープレイの連続に圧倒される全日本であったが、
他の選手が然程の実力者ではないという弱点を突いて前半で2−1でリード。
尚も試合は続く……。
163 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:27:24 ID:???
★ガレヤ→タックル 55 (
ダイヤ6
)(
4
+
5
)+(人数差補正+1)=
バサロ→タックル 55 (
クラブK
)(
4
+
1
)+(人数差補正+1)=★
164 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:27:40 ID:???
★ガレヤ→タックル 55 (
ハート2
)(
3
+! dice)+(人数差補正+1)=
バサロ→タックル 55 (
クラブJ
)(
3
+
6
)+(人数差補正+1)=★
165 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:28:22 ID:???
やっぱり大したことなかったミサキーヌ
166 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:35:02 ID:???
お前の出番だぞ杉!
167 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:38:41 ID:???
今回岬は平均的な引きを下から攻められないぞ
168 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:42:05 ID:???
ピンチもチャンスも作らない男、岬太郎!
169 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:43:14 ID:???
すっかりいじられネタ要員になったミサキーヌ
170 :
森末(仮)
:2015/02/12(木) 23:47:15 ID:???
>★岬→ドリブル 58 ( ハートA )( 2 + 5 )=65★
>★ガレヤ→タックル 55 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )+(人数差補正+1)=65
> バサロ→タックル 55 ( クラブK )( 4 + 1 )+(人数差補正+1)=60★
>=0→ボールはこぼれ球に。全日本スローイン
========================================================================================
ドガガッ! バチィッ!! コロンッ
岬「くっ! しまった!(後一歩が上手くいかないな……)」
ガレヤ「奪いきれないか!」
バサロ「突破させなかっただけいい、ナイスプレイ!」
しかし、今回も岬は上手く敵を抜き去る事は出来なかった。
ここで抜かれ、2点差にされてはいよいよ苦しくなるとアルゼンチンメンバーは誰もが思っており、
だからこそ一層守備に対して身が入っている。
そこを簡単に抜き去れというのは、如何に岬といえども難しかったのである。
実況「アルゼンチン、ここも突破を止めた! しかし、ボールはサイドラインを割りスローインになります!
岬くん、急いでこのボールを持ちますが……アルゼンチンも守備を固める!
アルゼンチン、ここは我慢のしどころです!」
観客「おいおい、アルゼンチン押し込まれてるぞ」「まあまだ後半開始から5分くらいしか経ってないし……」
「ここまで守れてる姿がそもそも前半になかったよな」「確かに」
見上「(一進一退に見えるが、こちらが押しているのは間違いない。
焦るなよ岬、慎重に行け)」
バルバス「(守りきれ、ディアス。 ここを凌ぎ同点に出来れば相手は焦れるぞ)」
171 :
森末(仮)
:2015/02/12(木) 23:48:16 ID:???
後半開始5分。
僅かな間に目まぐるしい攻防が繰り広げられたが、状況を客観的に見れば全日本がアルゼンチンを押しているのは明白である。
両監督が厳しい目をフィールドで走り回る選手たちに向ける中、
スローインの為にとボールを持った岬は周囲を見回し誰にボールを出すか逡巡をする。
岬「(松山……は駄目だ。 ディアスがついている。 出せるのは板野……か、後ろの中里か。
ただ板野にしてもマークはついているしディアスが近くにいる。 怖いのは確かなんだが……)」
先着1名様で、
★どうする岬!→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→岬「(ハッ! 前転しながらスローインすれば飛距離が出るんじゃないか?)」 スキル・ロングスロー習得 高杉「なにィ!?」
ダイヤ・ハート→岬「(駄目だ、板野は危険だ! ここは中里に出そう)」
スペード・クラブ→岬「(近くとはいえすぐ奪いに行ける距離じゃない筈だ。 板野に渡す方がいいな)」
172 :
森崎名無しさん
:2015/02/12(木) 23:48:37 ID:???
★どうする岬!→
スペード7
★
173 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:00:36 ID:???
何という岬の安定感(悪い意味で
174 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 00:26:04 ID:???
>★どうする岬!→ スペード7 =岬「(近くとはいえすぐ奪いに行ける距離じゃない筈だ。 板野に渡す方がいいな)」★
==============================================================================================================
岬「板野、頼んだよ!」
板野「う、うん!」
ポーンッ! トンッ!
逡巡の末、岬は板野に渡す事を選択した。
キープ力ならば中里の方が上であるが、板野も決して劣ってはいない。
そして、ここでキープ出来たならば板野がそのままシュートに持っていく事も可能だと判断をしたのである。
こうしてボールは板野へと渡り、胸でトラップした板野はそのままボールを持ってゴールに向き直るのだが……。
ガレヤ「まずい! あいつに打たせるな!!」
ルジェリ「わかってる!」
バサロ「行くぞ!」
実況「岬くん、ボールを板野くんに渡し……しかし、すぐさまアルゼンチンDFが詰め寄る!
前半マグナムシュートでゴールを上げた全日本ストライカー、板野くん! ここは当然警戒されています!
果たして襲い掛かる守備陣をかわしきれるのか!?」
響「あっ、持ったぞ! 板野くんがボール持った!」
真「3人がかりか……大丈夫かな?」
板野「(ここでキープ出来ればシュートチャンスだ! いくぞ!)」
175 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 00:27:26 ID:???
先着2名様で、
★板野→ドリブル 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ルジェリ→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
ガレヤ→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
バサロ→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→板野がボールキープに成功! シュートチャンスだ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(三杉がフォロー、新田がフォロー、松山とディアスで競り合い)
≦−2→アルゼンチンボールに。
【補足・補正・備考】
板野:ダイヤで「エクスプロードドリブル(+4&吹っ飛び係数2)」、
ハートかスペードで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」
176 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:27:40 ID:???
★板野→ドリブル 58 (
スペードQ
)(
3
+
3
)=★
177 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:27:41 ID:???
★板野→ドリブル 58 (
クラブ6
)(
4
+
2
)=★
178 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:28:54 ID:???
★ルジェリ→タックル 56 (
スペードJ
)(
2
+
2
)+(人数差補正+1)=
ガレヤ→タックル 55 (
ハート3
)(
2
+
3
)+(人数差補正+1)=
バサロ→タックル 55 (
ダイヤ3
)(
5
+
4
)+(人数差補正+1)=★
179 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 00:34:47 ID:???
失礼しました、板野くんのドリブルは57でした。
なので結果は三杉のフォローでなく新田のフォローとなります。記載ミスすみません。
180 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:45:21 ID:???
押し込んではいるんだが攻めきれんな
181 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:46:16 ID:???
攻め切るかディアスに守備させられるといいんだけど。
182 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 00:55:18 ID:???
>★板野→ドリブル 57 ( スペードQ )( 3 + 3 )+(強引なドリブル+2)=65★
>★ルジェリ→タックル 56 ( スペードJ )( 2 + 2 )+(人数差補正+1)=61 *吹っ飛び*
> ガレヤ→タックル 55 ( ハート3 )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=61 *吹っ飛び*
> バサロ→タックル 55 ( ダイヤ3 )( 5 + 4 )+(人数差補正+1)=65★
>=1→ボールはこぼれ球に。三杉がフォロー
==============================================================================
板野「(キープだ、キープするんだ! 大丈夫、松山に比べれば相手は大したこと無い筈なんだもん!)どけぇっ!」
ルジェリ「ぐはぁっ!?」
ガレヤ「こ、こいつ……なんだこのパワーッ!?」
ドガガァンッ!!
襲い来るアルゼンチンの選手を相手に、板野は松山との練習の日々を思い出しながらボールキープをした。
力任せな部分も多分にはあるものの、松山仕込みの粘りのキープ。
強引とも言えるそのキープを前にし、ルジェリとガレヤ、2人の選手は無惨にも吹き飛ばされてしまう。
バサロ「そこだぁっ!」
ズザザザァッ! バチィッ!!
板野「う、うそっ!?(これでも駄目なの!?)」
岬「うっ……(失敗だったかな……)」
しかし、流石に3人相手というのは分が悪すぎた。
ルジェリ達を吹き飛ばしたはいいものの、その吹き飛ばす過程で隙が出てしまい、
そこを狙いすましたバサロの強烈なスライディングタックルを前にボールは零れ球に。
一瞬このプレイを見て岬は冷や汗を流すのだが、そんな事はお構いなしとばかりにボールは転々と転がっていく。
183 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 00:56:18 ID:???
実況「板野くん、キープ出来ない! シュートが打てません!」
響「うが〜っ! 惜しい、惜しいぞ〜っ!! あとも〜ちょっとなのになぁ!」
プロデューサー「そう慌てなさんなって」
真「そうだよ、まだ全日本のボールなんだから。 大丈夫、攻めてるのはこっちなんだ」
新田「(板野さんでも抜けないのか……リードしてるとはいえ、流石に強豪国だな)」
ここで板野が零したボールを拾ったのは、またも全日本の選手――新田である。
彼は板野でもキープが出来ないというアルゼンチンの守備力に、
これでも世界では低いレベルなのかと思わず唾をのみ込みながら戦慄。
しかし、それでも闘志は萎えておらず――むしろここで活躍出来れば自分の名を売るチャンスであると、功名心を燃やす。
新田「(問題はどうするかだ。 アシストでもいいからとにかく結果を出したい! 目に見える形で!)」
そして、このボールをどうするのが1番なのかと一瞬考え――。
先着1名様で、
★がんばれ新田くん→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→新田「(その為には隠していた隼シュートの改良版をここで出すんだ!)」 なにィ!?
ダイヤ・ハート→新田「(ん? 松山さんがハイボールを要求してる?)」
スペード・クラブ→新田「(よぉし! 俺がキープして、折り返してもらってからジャンピング隼ボレーだ!)」
184 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:56:43 ID:???
★がんばれ新田くん→
スペード5
★
185 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:56:46 ID:???
★がんばれ新田くん→
ダイヤ7
★
186 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 00:58:41 ID:???
ディアスがいるのに松山がハイボール?
187 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 01:05:09 ID:???
>★がんばれ新田くん→ スペード5 =新田「(よぉし! 俺がキープして、折り返してもらってからジャンピング隼ボレーだ!)」★
==================================================================================================================
新田「(ゴールを決めれば1番だし、キープ出来ればシュート以外にも出来る事があるってアピールになる!!)」
ダダダッ!
考えた末に新田が出した結論は、キープをして自分で打ちに行くというものだった。
FWとして――ストライカーとしての1番の勲章といえば、当然ゴールである。
この試合、新田が出場をし活躍をしたという成果を何よりもわかりやすくするのは、
ゴールを挙げるという結果に他ならない。
功名心に逸る新田は、一度決断すると迷う事なくゴール前に突っ込んだ。
実況「ボールを拾った新田くん、ここは突っ込む! しかし、アルゼンチンも当然止めに行く!
板野くんがキープ出来なかったボールをキープしきれるのか!?」
翼「新田か……」
森崎「(……この頃の新田ってドリブルとか出来たっけ?)」
センベロ「ここで奪いきるぞ!」
マリアテギ「おう! これ以上攻め込まれてたまるか!」
新田「(DFが2人……! いや、抜ければビッグチャンスだ! いくぞ!!)」
188 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 01:06:14 ID:???
先着2名様で、
★新田→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★センベロ→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
マリアテギ→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→新田がなんとかキープ成功! 井沢に渡してからジャンピング隼ボレーを打ちに行く!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(三杉がフォロー、井沢がフォロー、松山とディアスで競り合い)
≦−2→アルゼンチンボールに。
【補足・補正・備考】
新田:ダイヤで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」
189 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 01:06:31 ID:???
★新田→ドリブル 56 (
ハート4
)(
2
+
5
)=★
190 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 01:06:32 ID:???
★新田→ドリブル 56 (
ダイヤ3
)(
6
+
2
)=★
191 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 01:06:54 ID:???
★センベロ→タックル 55 (
クラブ4
)(
6
+
2
)+(人数差補正+1)=
マリアテギ→タックル 56 (
ダイヤ6
)(
4
+
6
)+(人数差補正+1)=★
192 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 01:11:05 ID:???
アルヘン守備陣の引きが9以上だらけだw
193 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 01:35:42 ID:???
>★新田→ドリブル 56 ( ハート4 )( 2 + 5 )=63★
>★センベロ→タックル 55 ( クラブ4 )( 6 + 2 )+(人数差補正+1)=64
> マリアテギ→タックル 56 ( ダイヤ6 )( 4 + 6 )+(人数差補正+1)=67★
>≦−2→アルゼンチンボールに。
===========================================================================
意気揚々とドリブルをする新田だったが、現実は非情であった。
センベロ「そらっ!」
バチッ
新田「あっ、しまっ……」
マリアテギ「ナイスだセンベロ! それっ!!」
バコンッ!!
新田「うあああっ!?(やっちまったーーー!?)」
三杉「(……うーん。 やはりシュート以外には期待できないか? 2人がかりという事もあるかもしれないが)」
板野「(いずれは世界レベルのドリブラーになる筈なんだけどな……)ドンマイ、新田!」
新田「う……は、はい」
ドリブルは可もなく不可もなく、というレベルの新田。この時の彼のドリブルも、実に可もなく不可もないものだった。
当然、その技術も速度も力も、板野や松山といった者達には劣り、三杉のような一流と言えるドリブラーと比べる事すら烏滸がましい。
そんな彼のキープを、決死の覚悟で守備に臨んでいたアルゼンチン守備陣が阻むのは自明の理と言え、
センベロが零したボールをマリアテギは即座にクリアー。
折角の攻撃のリズムを自分の所で止めてしまった事で新田は顔面蒼白になり、
板野はそれを見て思わず声をかけてしまうのだった。
194 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 01:36:45 ID:???
実況「新田くん、ここも突破出来ず! そしてボールはクリアー!
アルゼンチン、ピンチ脱出! ここで辛うじてピンチを脱する事に成功しました!!」
森崎「やっぱ駄目だあいつ……」
ジョアン「(……何やら才気がありそうな気配こそ感じるものの、実際のプレイがあれではのう。
無論、先ほどのプレイだけでは何とも言えんが……。 む? アルシオンの奴、フィールドを真剣な目で見ておるな。
何かあの18番(新田)に思う所でもあったのじゃろうか?)」
アルシオン「(あの向かいのスタンドにいるお姉さん……あと5年程すれば食べごろだな)」
ともかく、こうして新田の攻撃が失敗しボールはアルゼンチンゴール前から大きく蹴りだされた。
一旦アルゼンチンがピンチを脱出した形である。
とはいえ、これだけ押し込んでいた為にアルゼンチンも前線の体勢が万全という訳でもなく、
クリアーされたボールを誰が拾うか次第ではまだ全日本にチャンスはあったと言えるのだが……。
先着1名様で、
★クリアーボール→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→ディアス「俺は天才!ファン=ディアスだぁ!」 なにィ!?ディアスがクリアーボールに飛び乗って全日本ゴールまで一直線!?
ダイヤ→ブラウンがフォロー
ハート→ライーネスがフォロー
スペード→ブラウンと中里で競り合い
クラブ→中山がフォロー
195 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 01:36:58 ID:???
★クリアーボール→
ハート5
★
196 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 01:37:49 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。
197 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 06:14:58 ID:???
新田君相変わらずだね
連日更新おつです!
198 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 07:57:59 ID:???
乙です。
アルゼンチン粘るなあ。
この試合スローインが多いから高杉スタメンもありだったねw
199 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 13:03:32 ID:???
新田ェ...やはりどの世界線でも窮地に陥らねば活躍せんのか...
200 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 14:24:01 ID:???
乙です。
長い目で見るしかないね
立花兄弟の燃費問題がある以上、反町君か新田君のどちらかは伸びて欲しいからなあ
201 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 22:43:20 ID:???
>★クリアーボール→ ハート5 =ライーネスがフォロー★
==================================================================
このクリアーされたボールを拾ったのは、アルゼンチンFWのライーネス。
センターサークル付近でボールを持った彼はひとまず攻撃権を得られた事に安堵をするのだが、
ここで自分がボールを奪われればもう一度攻撃されるのは目に見えていると気を引き締め直す。
実況「さぁ、ボールはようやくアルゼンチンボールに!
アルゼンチンとしては攻撃を凌ぎ切ったここから、反撃に転じたい所です!」
ライーネス「(反撃に転じたい、それは山々だ。 だけど問題はディアスに渡せないって事なんだ。
もっと上がってきてくれないとパスを渡せない)」
中山「(引いていた分、アルゼンチンの攻め手の数は少ない! ここがチャンスだ!)」
タタタタッ!
ライーネス「うっ……や、やってやる!」
先着2名様で、
★ライーネス→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中山→タックル 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ライーネスがキープに成功! 上がってきたディアスへとボールを渡す!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ブラウンがフォロー、松山とディアスで競り合い、三杉がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。
>>197-198
>>200
乙ありです。
202 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 22:43:40 ID:???
★ライーネス→ドリブル 56 (
ダイヤA
)(
6
+
1
)=★
203 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 22:43:45 ID:???
★中山→タックル 58 (
ダイヤ9
)(
4
+
6
)=★
204 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 22:49:00 ID:???
森崎も喜ぶ中山さんの仕事
205 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 23:26:07 ID:???
>★ライーネス→ドリブル 56 ( ダイヤA )( 6 + 1 )=63★
>★中山→タックル 58 ( ダイヤ9 )( 4 + 6 )=68★
>≦−2→全日本ボールに。
==================================================================
長い時間を全力で守備に費やし、ようやくマイボールにした所で……しかし、アルゼンチンは再びボールを奪われてしまう。
確かにアルゼンチンの選手たちの個人技は素晴らしい。
ディアスは当然として、他の者達も世界レベルで見れば十分並かそれ以上と言える選手たちばかりであった。
だが、並程度で通用をするほど、全日本の守備陣も決して甘くは無い。
この試合、ディアスを二度にわたって(零れ球とはいえ)止めるという誰もが驚くプレイをやってのけた松山に、
ボール狩りを得意とする早田。
FW達の守備力不足を懸念する声もチーム内からは出ているものの、
DFに関してはある意味どのポジションよりも充実していると言えた。
そんなDF達の中で、中心人物と言えたのが中山である。
ディアスとの対戦では何も出来ず、やはり世界の壁は厚いと感じながらも、中山は冷静だった。
冷静に、闘志を燃やしていた。
中山「(こんなにワクワクするのは一体いつぶりだろうな……いや、もしかしたら初めてかもしれない……。
世界を相手に戦う、未知の強敵と争う……。 楽しい……俺は、今、純粋にサッカーが楽しくて仕方がない)」
ディアスの実力を見て、中山の心に宿った感情はその楽しいというものだった。
中学サッカーでは日の目を見る事が出来ず、No.1DFと言われながらも全国に出た事は一度も無い。
その彼が、こうして世界を舞台にして戦えるだけでも夢のようだというのに、
更には日本では絶対に見られない程の実力者を見つけたとあれば――感情が高ぶるのも、無理からぬ事と言えるだろう。
206 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 23:27:34 ID:???
最大限に引き出された中山のモチベーションは、そのままプレイに直接現れた。
ズザザザァッ! バシィッ!!
ライーネス「そ、そんな!(なんて鋭いタックルだ!)」
中山「(そうだ! この感覚だ! 俺が欲しかったのは……! もっと、もっと俺は戦いたい!)」
ディアスとの対決で静かに燃えていた中山は、
その燃える心を表すかのような強烈なスライディングタックルでボールをあっさりと奪い取ったのである。
実況「アルゼンチン、またもキープ失敗! ここはDFの中山くんが奪い返しました!
どうにも上手く攻撃が出来ません、アルゼンチン!」
ガルバン「(あそこにパスカルがバティンでもいれば……話は違うというのに……)」
パスカル「く、くそっ! 歯がゆくて仕方ない……」
シュナイダー「これがある。 どれだけ守備に邁進しても結局はディアスにボールが渡らなければアルゼンチンは攻めきれない……」
マーガス「ならばディアスに渡す前に止めてしまえばいい、というだけか」
カルツ「だがアルゼンチンの奴らもそこまでキープが下手な訳じゃないぜ」
シェスター「うん。 見ている限りだが、ニホンは守備も決して悪くない……いや、ウチよりもいいんじゃないか?」
森崎「まあ中山ならザコくらいは簡単に止めるわな」
207 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 23:28:35 ID:???
ディアス「(キープすら満足に出来ないのかよ! ちくしょうっ!!)」
守って、守って、守って……その末にようやく得たボールは、あっさりと奪われる。
あまりにも厳しい状況に内心悪態をつきながらも、ディアスは走り回る。
その姿は英雄には程遠く、悲鳴も上げずに働く姿はさながら馬車馬。
だが、それでも彼は走り回るしかない。
英雄に負ける事は許されず、今の彼が結果を残す為にはただただボールを追いかけるしかないのだから。
そんなディアスの姿を見ながら、中山は一瞬迷った後左サイドへとボールを叩いた。
中山「(やはり……ディアスのいる中央は危険だな。 右サイドも使いすぎている。
ならここは左に……お、あの動きは……よし!!)井沢、頼む!」
井沢「おう!(といっても俺がこのまま上がるのは危険か? ん?)」
三杉「井沢、こっちだ!」
井沢「(いい位置にいやがるな)よし、行け三杉!」
実況「全日本、ここは一旦左サイドにボールを回し……これを井沢くんがトラップ!
それを再び縦に出し……おっと、ここに三杉くんがいる! 三杉くんがいます!
どうやら左サイドを駆け上がるもよう! ボールを持ってぐんぐん上がっていくぞー!」
中山がボールを奪った瞬間に、三杉は動いていた。
ここまで日本が攻め込んでもいまいちシュートまで持って行けなかったのは、多分に攻撃パターンを読まれていたから。
板野と松山の連携も前半で反町と沢田が何度も繰り返していた為に相手も目が慣れていて対処出来てもおかしくなく、
右サイドの岬の突破というのも読まれていると考えた方が自然。
ならばここはそれとは違う攻め手――左サイドアタックを試すのがいいだろうと判断し、自らがサイド際へと流れてきたのである。
三杉「(井沢には少し荷が重いだろうからな。 さて、ここでチャンスメイクをさせてもらおう)」
ジェイテス「くっ、今度はこっちか!」
ルジェリ「止めろ! 絶対に止めるんだ!」
208 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 23:30:07 ID:???
先着2名様で、
★三杉→ドリブル 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ジェイテス→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
ルジェリ→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→三杉が華麗にドリブル突破! そのまま左サイドを上がるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(井沢がフォロー、新田とセンベロで競り合い、センベロがフォロー)
≦−2→アルゼンチンボールに。
【補足・補正・備考】
三杉:ダイヤかハートで「芸術的なドリブル(+5)」
209 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 23:30:21 ID:???
★三杉→ドリブル 59 (
スペードK
)(
5
+
3
)=★
210 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 23:30:22 ID:???
★三杉→ドリブル 59 (
ハート8
)(
3
+
1
)=★
211 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 23:32:51 ID:???
★ジェイテス→タックル 55 (
クラブJ
)(
2
+
4
)+(人数差補正+1)=
ルジェリ→タックル 55 (
ハート5
)(
4
+
1
)+(人数差補正+1)=★
212 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 23:57:38 ID:???
>★三杉→ドリブル 59 ( スペードK )( 5 + 3 )=67★
>★ジェイテス→タックル 55 ( クラブJ )( 2 + 4 )+(人数差補正+1)=62
> ルジェリ→タックル 55 ( ハート5 )( 4 + 1 )+(人数差補正+1)=61★
>≧2→三杉が華麗にドリブル突破! そのまま左サイドを上がるぞ!
============================================================================
ハンブルグ戦では無念の負傷交代、それまでの合宿では一度も練習試合に出場する機会も無かった事で、
実戦での感覚が錆びついているかと思われていたが――今、三杉はそれ以上に試合に出れる喜びに溢れていた。
中山とはまた違う理由で全国へと行けなかった彼は、彼と同じように大舞台での自身の出番を待ち望んでいたのである。
三杉「(なるほど、確かに中々のものだ。 国内でなら強豪校の高校生でもここまでは出来まい)」
スッ サササーッ タタタターッ!
ジェイテス「うっ、えっ!?」
ルジェリ「そ、そんな馬鹿な!?」
三杉「(だが、それが僕からボールを奪える事に繋がるかといえばノーだろうね)」
流れるように、無駄の無い動きで華麗にジェイテス達を抜き去る三杉。
あまりにも自然な流れで抜かれた事で困惑する彼らを尻目に、
三杉はプレイを出来る喜びをかみしめながら左サイドを駆け上がってゆくのだった。
ワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
実況「三杉くん、ここは難なく突破した! これはアルゼンチン再びピンチ!
慌ててDFが飛び出すも、止められるか!?」
観客「おいおい、まずいぞアルゼンチン」「また押されてるじゃないか」「どうなってんだ!」
「だからニホンが強いんだって……」
センベロ「くっそー! なんでこうも攻め込まれるんだ!!」
マリアテギ「何度だって止めてやる! 止めるしかないんだ!!」
三杉「(ここでヘマをする訳にはいかないな)」
213 :
森末(仮)
:2015/02/13(金) 23:58:56 ID:???
先着2名様で、
★三杉→ドリブル 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ジェイテス→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
ルジェリ→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→三杉が4人抜き! サイドを駆け上がり、最後の〆の段階!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(新田がフォロー、全日本コーナーキック、ディアスと松山で競り合い)
≦−2→アルゼンチンボールに。
【補足・補正・備考】
三杉:ダイヤかハートで「芸術的なドリブル(+5)」
214 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 23:59:10 ID:???
★三杉→ドリブル 59 (
ハート8
)(
2
+
6
)=★
215 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 23:59:28 ID:???
★ジェイテス→タックル 55 (
ハートK
)(
6
+
4
)+(人数差補正+1)=
ルジェリ→タックル 55 (
スペードQ
)(
1
+
6
)+(人数差補正+1)=★
216 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 23:59:39 ID:???
★ジェイテス→タックル 55 (
ダイヤA
)(
2
+
2
)+(人数差補正+1)=
ルジェリ→タックル 55 (
ダイヤ5
)(
2
+
4
)+(人数差補正+1)=★
217 :
森崎名無しさん
:2015/02/13(金) 23:59:56 ID:???
★ジェイテス→タックル 55 (
スペード7
)(
3
+
6
)+(人数差補正+1)=
ルジェリ→タックル 55 (
ダイヤ4
)(
4
+
2
)+(人数差補正+1)=★
218 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 00:00:09 ID:???
敵のジェイテスとルジェリは、正しくはセンベロとマリアテギの判定でした。
結果で修正しておきます。
219 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:00:32 ID:???
う、美しい…ハッ!
220 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:02:53 ID:???
マグナムボレーで決めるか
221 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 00:40:05 ID:???
>★三杉→ドリブル 59 ( ハート8 )( 2 + 6 )+(芸術的なドリブル+5)=72★
>★センベロ→タックル 55 ( ハートK )( 6 + 4 )+(人数差補正+1)=66
> マリアテギ→タックル 56 ( スペードQ )( 1 + 6 )+(人数差補正+1)=64★
>≧2→三杉が4人抜き! サイドを駆け上がり、最後の〆の段階!
=====================================================================================
センベロ「俺達はディアスと毎日のように練習をしてきたんだ!」
マリアテギ「そうだ! そう簡単に、抜かれる訳には!!」
三杉「ふふ、なら試してみるといいよ」
スッ……
センベロ「何を、こいつ! あっ!?」
サッサッ
マリアテギ「うっ!?」
三杉「これで……終わりだ」
ダダダダダダーッ!!
センベロ・マリアテギ「「なっ、なにィ!?」」
ディアス「ぐっ、あ、あの野郎!」
アルゼンチンの最終ライン、センベロとマリアテギが来た瞬間に三杉がやった事は……そう難しい事ではない。
少なくとも、ディアスのアクロバティックで派手なドリブルに比較をすれば、
十分中学生がやってもおかしくないフェイントを繰り広げただけである。
問題は、それを高速で――かつ交互に、複数を織り交ぜながらやる事であった。
無論、無駄にフェイントを繰り返すだけでは逆に隙を生み出してしまう危険性があるものの、
三杉はそのようなミスをせず……全てにおいて効果的な動きでセンベロ達を翻弄したのである。
一つ一つは地味かもしれないが、その精度と速度、織り混ぜ具合は正に芸術的なドリブルと形容して差し支えないもの。
思わずこれを見てディアスが歯噛みをしたのが、そのドリブルの完成度を示す何よりの証拠と言えるだろう。
222 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 00:41:25 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
実況「抜いた、抜いた! 三杉くんが抜きましたァッ!! これで4人抜き達成!!
これがガラスのエース、これがフィールドの貴公子・三杉淳です!
ここまで攻めあぐねていたアルゼンチン守備陣を、まるでものともせずに一気にサイドを突破した〜ッ!!」
観客「なんかディアスに比べたら地味だな」「バッカ、お前! 今の凄いぞ!」「ああ、なんであの14番を最初から使わなかったんだ?」
「だからニホンって凄いんだって」「なんかタレント多いよな」「アルゼンチン、しっかりしろ〜!」
真「貴公子かぁ……いいなぁ。 確かに三杉くんって、ハンサムだよねぇ」
響「ファンクラブもあるしな。 多分彼女とかもいるんじゃないかなぁ?」
プロデューサー「(鋭いねぇ、この子は……)」
ジョアン「ほう! 東洋の島国と馬鹿にしていたが……あんなドリブルが出来る者がいたとはな」
アルシオン「………………」
アモロ「ひ、ひえぇ〜っ。 あのドリブル、ピエールくらい凄いんじゃない!?」
ピエール「(……ジュン=ミスギか。 あのマツヤマというもの、それに岬も含め、ニホンの中盤は強敵揃いのようだ)」
カルツ「相変わらずえげつないのう」
シェスター「カルツが苦労したってのもわかるね。 確かに凄いドリブラーだ」
シュナイダー「いや……奴は確か、パスも中々のものだったぞ」
マーガス「マジかよ……(シュナイダーくらいしか止められそうな奴がいないぞ)」
ヘルナンデス「……これは凄いな。 ハンブルグの地元紙に載っていたというのもうなずける」
ジェンティーレ「ちっ……」
ストラット「(悪態をつかずに舌打ちか。 文句をつけるだけのものが無い、って事だな……)」
翼「流石は三杉くんだな。 でもあれだけ動いて大丈夫なのか……?」
森崎「(まーだ心臓病なのかあいつ。 ここじゃ金持ちなのに手術してねーのか)」
223 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 00:42:27 ID:???
実況「さぁ、三杉くんがサイドを上がり切り……アルゼンチンゴール前には4人がなだれ込むぞ!
全日本、絶好のシュートチャンスがやってきました!」
新田「ヘイヘイ、こっち! 空いてますよ!!」
松山「三杉、ハイボールだ! 俺にくれ!!」
岬「(さて誰に合せるかな? 一応僕も狙えるようにはしておこう)」
ここまで上手く攻めきれていなかったものの、一旦攻め込みさえすれば全日本の前線にはシューターが揃っていた。
共にジャンピングボレーを得意とする新田と岬に、北国シュートを打つでなくハイボールを要求する松山。
そして、爆発的なキック力を持つ全日本のエースストライカー、板野である。
三杉「(ふむ、これだけ打てる者が多いと迷うね。 何かリクエストはあるかな?)」
板野「(ん? 三杉がこっちを見てる。 何か指示を出した方がいいのか?)」
A.「俺だ、俺が打つぞ! ボールをくれ!」 自分が打っちゃうぞ!
B.「松山に上げて! ハイボールだ!」 松山に打たせるぞ!
C.「新田に合わせて! 新田に打たせるんだ!」 新田に打たせるぞ!
D.「岬に合わせて! 岬に打たせるんだ!」 岬に打たせるぞ!
E.「もうそのまま突っ込んじゃって三杉!」 三杉にやらせちゃうぞ!
F.「(いや、別に何も言わなくていいかな)」 指示は出さない
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
224 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:42:48 ID:hvDELmz+
A
225 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:43:40 ID:bgs9KI1o
A
226 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:48:09 ID:???
北国オーバー?北国をひっくりかえして南国オーバーだ!(小学生レベル)
227 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:50:14 ID:???
万が一止めてもねじこみ要員が多すぎる。なにこの無理ゲー
228 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 00:52:30 ID:???
>A.「俺だ、俺が打つぞ! ボールをくれ!」 自分が打っちゃうぞ!
============================================================================
三杉「(妥当だね)よし、頼むぞ板野!」
板野「(わっ、凄い。 やっぱり三杉ってドリブルだけじゃなくてパスも上手いよなぁ)」
バシュウッ!
板野が言うやいなや、三杉はすかさず板野へと低い弾道のパスを出した。
針穴を通すかのような正確なパスを見て板野は内心三杉の技術に舌を巻きつつ、
飛び込んでくるボール目がけて走り込む。
実況「全日本、ラストパスは……これは板野くんに出されたものだ!
板野くん、走る! 走り込む! そして右足を振りかぶるぞ〜っ!! これは決まるか……あーっ!?」
ダダダダーッ!! バッ!!
ディアス「決めさせるかァァァァァアアアアアアアアッ!!」
板野「!?」
右足を大きく振りかぶり、シュート体勢に入った板野。
その板野の視界に飛び込んできたのは、決死の覚悟で前転しながらこちらに向かってくるディアスの姿であった。
板野「(前転クリアか!)」
A.「(勝手にガッツ使ってくれ。 俺は節約するぞ!)」 ボレーシュートを打つ 威力:61 80消費
B.「(真っ直ぐいってぶっ飛ばす! マグナムボレーでぶっとばす!)」 マグナムボレーを打つ 威力:67 300消費
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
※板野くんのガッツ 835/930
229 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:53:15 ID:HRh0CO1c
B
230 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:53:16 ID:nJ2XzH2o
B
231 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 00:53:21 ID:R2apFing
B 勝負!
232 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:05:23 ID:???
これ決めたらディアスにもう追いつくガッツないね。
233 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:06:08 ID:???
アルシオンのオーバーヘッドクリアにも引けを取らない前転クリア来たー
234 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:09:22 ID:???
三杉のオフサイドトラップもあるから、ロングボール対策も万全だな。
235 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 01:09:29 ID:???
>B.「(真っ直ぐいってぶっ飛ばす! マグナムボレーでぶっとばす!)」 マグナムボレーを打つ 威力:67 300消費
===============================================================================================================
決死の覚悟でクリアーに向かってくるディアスを見て、板野の中で強い感情の火が宿った。
板野「(試したい……俺のシュートが……ディアスに通じるか!!)」
ファン=ディアスは決して守備の選手という訳ではない。
ドリブルによる突破――そこからのGKとの一対一が最大の特徴と言える、攻撃的な選手である。
だが、その対人能力も一流レベルであり……クリアーなどの競り合い勝負でも小柄であるにも関わらず驚異的な実力を発揮。
現にこの試合でも、松山は体格で勝っていながらディアスに競り合い勝負で完敗をしている。
そんなディアスに、勝てるのかどうか――。
そして、キャプテン森崎……キャプテン翼ファンとして、純粋に、『天才』ファン=ディアスと戦ってみたいという思い。
己の力を試したい、自身の最大の武器が『天才』に通用をする所を見てみたい。
強く強く、そして何よりも熱く。
自らの心の中の憧憬と敵愾心を燃やしながら、板野は強く振りかぶったその右足を大きく振り下ろした。
グォワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
響「! う、打つぞ! 頑張れ、板野くん!」
森末「(ディアスのクリアーは相当強い……でも、君のシュートだって世界で屈指だ! 決めろ!)」
板野「勝負だ! ファン=ディアスッ!!」
ディアス「俺は天才……天才! ファン=ディアスだァッ!!」
ガレヤ「ディアス!(頼む! 頼む、ディアス!!)」
ガルトーニ「(来る……! とんでもないシュートが!)くっそおおおおおおおおおおおお!!」
236 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 01:10:52 ID:???
先着3名様で、
★板野→マグナムボレー 67 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ディアス→前転クリア 65 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数差補正+1)=
ガレヤ→ブロック 53 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数差補正+1)=★
★ガルトーニ→パンチング 59 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(松山がねじ込み)(新田がねじ込み)(岬がねじ込み)
≦−2→アルゼンチンボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→板野のマグナムボレーがアルゼンチンゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(松山がねじ込み)(新田がねじ込み)(岬がねじ込み)
≦−2→アルゼンチンボールに
【補足・補正・備考】
板野:「マグナムボレー」には吹っ飛び係数2がついています。
ディアス:「スキル・ファンタジスタ(2D6が2の場合12扱い、3の場合11扱い)」所持
237 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:11:21 ID:???
★板野→マグナムボレー 67 (
ハート9
)(
2
+
5
)=★
238 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:11:25 ID:???
★ディアス→前転クリア 65 (
ダイヤ9
)(
5
+
1
)+(人数差補正+1)=
ガレヤ→ブロック 53 (
スペード8
)(
2
+
3
)+(人数差補正+1)=★
239 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:11:25 ID:???
★ディアス→前転クリア 65 (
ハートA
)(
1
+
2
)+(人数差補正+1)=
ガレヤ→ブロック 53 (
スペード10
)(
6
+
4
)+(人数差補正+1)=★
240 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:11:44 ID:???
★板野→マグナムボレー 67 (
ハート2
)(
3
+
4
)=★
241 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:12:58 ID:???
★ガルトーニ→パンチング 59 (
ダイヤ4
)(
2
+
1
)=★
242 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:13:09 ID:???
ゴール!ゴール!ゴール!!
243 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:13:27 ID:???
やったぜ!
244 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:13:50 ID:???
これでほぼ勝利確定か
245 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:14:19 ID:???
敵の守備が前がかりでシューターが豊富だったからねじこみ判定がすごいことになってる
246 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 01:18:08 ID:???
現在後半11分、3−1と勝ち濃厚ですが、一応ディアスの体力も逆転狙えるかな?という程度には残っており、
ディアスの実力自体は説明するまでもなく引き次第で簡単に点を取れますので、ダイジェストに移行せずいきます。
早い段階で3点差になれば判定ありのダイジェストに移行する予定ですので、ご了承ください。
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。
247 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:26:05 ID:???
乙乙乙
248 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:46:24 ID:???
乙
この試合で松山に高シュートの新技があるか確認したいところ
249 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 01:57:20 ID:???
判定表見る限り松山>新田>岬だからあるんじゃないかな?
北国シュートなら新田以下のはずだし
250 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 02:00:22 ID:???
北国オーバーで順当に高シュート+6で威力65じゃないかな
251 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 15:43:01 ID:???
後は新田のフラグ回収とか板野のハットトリックとかが狙い目かな。
252 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 15:44:42 ID:???
GKがあれだからフラグ回収は最低一度くらいは挑戦したいところ
253 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 17:00:16 ID:???
新田がフラグ回収してダイジェスト
三杉がDFに入って小池が中盤に入り
ダイジェストて板野がハットトリック、小池がシュート覚醒なんかしたら最高
254 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 18:56:49 ID:???
こうなるとバーストマグナムと松山のシュートはイタリア戦のために秘密兵器として温存したくなる
となるとこの試合撃たせても平気そうなのは……新田か!
255 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 23:33:08 ID:???
>★板野→マグナムボレー 67 ( ハート9 )( 2 + 5 )=74★
>★ディアス→前転クリア 65 ( ダイヤ9 )( 5 + 1 )+(人数差補正+1)=72 *吹っ飛び*
> ガレヤ→ブロック 53 ( スペード8 )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=59★ *吹っ飛び*
>★ガルトーニ→パンチング 59 ( ダイヤ4 )( 2 + 1 )=62★ *吹っ飛び*
>≧2→板野のマグナムボレーがアルゼンチンゴールに突き刺さる!
=======================================================================================
アルゼンチンの至宝、ファン=ディアスは天才だった。
しかも、並大抵の天才ではない。
黄金世代と呼ばれる年代の中でも、数多く存在する天才の中で、彼は随一の実力を持つ天才だった。
優れた一対一での技量に、小柄ながらも鍛え抜かれたフィジカル。
何よりもサッカーの神様から愛されたと言わざるを得ない程のセンスと、それを最大限駆使したドリブル。
100人中100人が見れば、誰もが彼を天才と称するのは間違いなく、
そして、ディアスもそれを認めただろう。
ディアス「(そうだ! 俺は天才! 天才ファン=ディアスだ!!)」
前転し、その勢いをそのままにクリアーに向かったディアスは、強く心の中で自身を鼓舞しながら板野に挑みかかった。
彼は天才だった。疑いようもない天才だった。負けるはずが無かった。
ディアス「俺は天才! アルゼンチンの至宝! ファン=ディアスなんだァァアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
バギィィィ――!!
吼える。
瞬間、板野とディアスの足の狭間で、ボールがひしゃげた。
ディアスの英雄としての誇りと、板野のストライカーとしての矜持。
チームのキャプテン同士、天才と異邦者との鍔迫り合いの最中――ディアスは歯を食いしばりながら、
このチームが苦境に陥った原因と言える事件の事を思い返していた。
256 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 23:34:48 ID:???
………
……
…
元来、アルゼンチンJrユースというのは超攻撃的なサッカーが売りのチームであった。
天才・ファン=ディアスをはじめとして、その相棒であるアラン=パスカル。
彼らの実力こそが、アルゼンチン国内では随一であると評されていた。
だが、その一方でディアスに対する程の実力者もいると密かに噂されてもいた。
マリオ=バティン、クラウディオ=カージャレ。
ディアスとパスカルが幼い頃から共に過ごしてきた相棒のように、
彼らもまた幼い頃から苦楽を分かち合ってきた相棒である。
ディアスとパスカルがアルゼンチンのゴールデンコンビならば、バティンとカージャレはシルバーコンビ。
そう言われる程には、彼らは好対照なライバルといった関係であった。
そんな彼らはクラブチームの傘下で何度も対戦をしてきたが、このたび国際大会が開かれるとあり、
アルゼンチンJrユースという同じチームで共闘をする事となる。
互いにライバル心のようなものを燃やし合っていた2人であったが、相手が同じチームに所属をするとなれば、これほどに心強い事はない。
この4人に加えて国内で唯一守備が期待できるDF、ガブルエル=ガルバンを更に招集したアルゼンチンJrユースは、
前線にバティンとカージャレ。中盤にディアスとパスカル。そして最終ラインにガルバンを擁した、
大会開催前ならば間違いなく優勝候補と言われる程の実力者で集まった強豪国だったと言っていいだろう。
しかし、そんなチームは――とある事件から崩壊をする事となる。
257 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 23:35:58 ID:???
マリオ=バティン。
彼はディアスと同様、スラム街で生まれ育った少年であった。
爆発的なキック力とディアスには流石に劣るものの持ち前のサッカーセンス。
何よりも幼い頃から共に過ごしてきたカージャレと繰り出されるコンビプレイは、
国内でもNo.1のストライカーとの評価を得られる程のものだった。
先にも持ちだしたように、一部からはディアスとも同等の実力があるのではないかと噂される程である。
そんな彼がディアスと決定的に違う事は、彼が人並み外れた『熱血漢』にして『正義漢』だったという事だろう。
究極的なまでに現実主義であるディアスとは対照的に、バティンは曲がった事を許せない男だった。
全日本の中で言うならば、松山や板野に近いタイプの男である。
だが、彼が生まれ育ったのは治安のいい日本ではなく、アルゼンチンの――しかもスラム街。
そこで彼がもめごと、争いごとというものに巻き込み、巻き込まれたのは必然だった。
曲がった事が許せない彼は、理不尽な暴力には時として暴力で抗い、
常に己が正しいと思う心で虐げられる者達を助けてきた。
それをそれと見過ごす、賢かったディアスとは正反対の対応をして。
バティンにとって幸運だったのは、持ち前の強靭なフィジカルのお陰で喧嘩でも正に無双の実力を見せていた事。
これにより、彼はこれまで多少の怪我こそあれど大けがをする事はなく、
サッカーをする事に不自由というものはなかった。
だが、例えバティンが無事だったからといっても――それ以外の者達が、被害を受けないという事にはならなかった。
258 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 23:37:09 ID:???
それはアルゼンチンJrユースの合宿中に起こった。
ズサッ ボロッ……
バルバス「む、な、なに!?」
ディアス「ど、どうしたんだお前たち!?」
ある日、いつものように練習をしようとフィールドに現れたディアス達。
彼らが目にしたものは血に塗れ、顔を腫らし、地面に這い、うめき声を上げるパスカル、ガルバン、カージャレの姿。
バティン「早く……早くみんなを治療してくれえええええええええっ!!」
そして、彼らのすぐ横で――やはり血を流しながらも、懸命に彼らを支え助けを乞うバティンの姿であった。
急いで救護班を呼び、倒れる者達を病院へと搬送しながら……監督であるディエゴ=バルバスは、
事情を知りパスカル達に比べれば軽傷だったバティンに何があったのかを聞く。
すると、驚くべき答えがバティンの口から返ってきた。
スラム街で正義を遂行し、悪を駆逐してきたバティンは――当然ながら、多くの者から尊敬と感謝を抱かれながらも、
それと同程度……否、或いはそれ以上の悪意を抱かれていた。
そんなバティンに対し、この時、ついにその悪意が注がれたのだという。
バティンに恨みを抱く者達は、しかしバティンに真っ向から喧嘩を吹っかけても勝つ事は不可能と考え、策を弄した。
即ち、バティンに近しい者――カージャレを人質に取り、バティンに復讐をしようとしたのである。
合宿中にカージャレを人質に取られ、焦ったバティンは即座にカージャレの救出に向かおうとした。
だが、ここで待ったをかけたのが――不幸にもこのカージャレの件にいち早く気づいてしまったパスカルとガルバンの2人である。
259 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 23:38:37 ID:???
彼らはバティンが単独で救助に向かうと言うやいなや、すぐさま自分たちもついていく事を志願した。
バティンはアルゼンチンJrユースのエースストライカーであり、カージャレもその大事なサポート役。
何よりも熱血漢にして正義漢であるバティンに対してはチーム内でも一定の好感が抱かれており、
そんな彼を1人で危険な目に合わせる訳にはいかないという思いが彼らにあったのである。
また、パスカルとしては――自分よりもディアスにより近い実力者であるバティンがいなくなっては、
ディアスに対して申し訳が立たないという思いもあった。
ともかく、これを断りきれなかったバティンは彼らをつれてカージャレを救出に向かった。
これが、軽率だった。
今までのバティンの行いに対し、恨みを抱いている者達の数は尋常ではなかった。
荒事に慣れていたバティン、スラム街で育ったパスカルですら、今まで相手をした事がない程の人数が彼らを待ち受けていたのだ。
その上で、バティン達はカージャレという人質を取られている。
そうなればどうなるか――答えは、今のスタンドにいるバティン達の姿が物語っている。
パスカルとガルバンは、大会には当然間に合わない程の大怪我。
人質に取られていたカージャレは、とばっちりを食らい再起不能とも言える程の負傷を負い……。
唯一、まだ怪我はマシだったバティンも――このような事件を起こしては、チームにいられる筈もない。
結果、主力とされていたアルゼンチンの選手4名は合宿で姿を消す。
こうして、アルゼンチンJrユースは崩壊をした。
中心人物であるファン=ディアスだけを残して。
…
……
………
260 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 23:40:01 ID:???
ディアス「(そうだ、負けるか! あいつらがいなくたって俺がいる!! 俺がいるんだ!!!)」
その時ディアスが覚えた感情は、怒りか、哀しみか。涙をこらえながら飛んだディアスは、不意に宙に浮かんだ。
ディアス「(俺は天才……負けない……)」
ディアスも負けた事は当然ある。
全戦全勝、出る試合に全て勝つ。所属チームが全て勝つという事は、ありえない。
だが、それでも彼は天才だった――アルゼンチンの至宝だった。アルゼンチンの希望だった。アルゼンチンの誇りだった。
初めての国際大会。初めての代表戦。自分が世界に羽ばたく、ファースト・ステージ。
ディアス「俺、は……」
勝たなければならなかった。
反則技を使ったから負けは許されないとかではなく、天才だから。
世界に輝くスーパースターとして、圧倒的な実力を魅せなければならないから。
ディアス「………………」
宙に浮かび――否、"吹き飛ばされ"た衝撃で地面に倒れ込みながら、ディアスは空を見上げた。
空は雲一つなく、快晴……そして、その空を飛びかうのは、自分と同じく吹き飛ばされたガレヤとガルトーニ。
ディアス「………………」
やがて聞こえてきた審判の笛を聞いて、ディアスはそっと瞳を閉じた。
自信が板野との競り合いに圧し"負けた"という事実をようやく認識出来た彼は、
挫折でもなく、落胆でもなく、失意でもなく……ただただ、己の無力さに感じ入っていた。
天才も、例え神の子と呼ばれる者も――どこまでいっても、人間でしかないという事を。
彼はこの時、深く深く、思い知った。
全日本 3−1 アルゼンチン
261 :
森末(仮)
:2015/02/14(土) 23:41:47 ID:???
>>247-248
乙ありです。
昨夜はこのまま続行と言いましたが、丁度いい感じの文章を作れたので、
一気にこのままダイジェストにしようかなともちょっと思っています。
なのでこの後、ダイジェストに移行するか否かの判定をしたいなと思います。
とりあえずは一旦ここまでです。
262 :
森崎名無しさん
:2015/02/14(土) 23:49:20 ID:???
一点入れられる可能性はありますが、これ以上続けるのはディアスが不憫ですしね。
263 :
森崎名無しさん
:2015/02/15(日) 00:06:16 ID:???
それでストラットとは逆にイタリアに移籍していくのか…
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