キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】

1 :森末(仮):2015/02/09(月) 22:31:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1397051465/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
舞台は世界へ。全日本はハンブルグとの試合に3−3の引き分けに終わった後、
練習試合をする筈だった各チームに断られ追加合宿に明け暮れる。
そしてフランス国際Jrユース大会が開かれ、全日本はアルゼンチンJrユースと初戦でぶつかり合う。
天才・ファン=ディアスのスーパープレイの連続に圧倒される全日本であったが、
他の選手が然程の実力者ではないという弱点を突いて前半で2−1でリード。
尚も試合は続く……。

255 :森末(仮):2015/02/14(土) 23:33:08 ID:???
>★板野→マグナムボレー 67 ( ハート9 )( 2 + 5 )=74★
>★ディアス→前転クリア 65 ( ダイヤ9 )( 5 + 1 )+(人数差補正+1)=72 *吹っ飛び*
> ガレヤ→ブロック 53 ( スペード8 )( 2 + 3 )+(人数差補正+1)=59★ *吹っ飛び*
>★ガルトーニ→パンチング 59 ( ダイヤ4 )( 2 + 1 )=62★ *吹っ飛び*
>≧2→板野のマグナムボレーがアルゼンチンゴールに突き刺さる!
=======================================================================================
アルゼンチンの至宝、ファン=ディアスは天才だった。
しかも、並大抵の天才ではない。
黄金世代と呼ばれる年代の中でも、数多く存在する天才の中で、彼は随一の実力を持つ天才だった。

優れた一対一での技量に、小柄ながらも鍛え抜かれたフィジカル。
何よりもサッカーの神様から愛されたと言わざるを得ない程のセンスと、それを最大限駆使したドリブル。
100人中100人が見れば、誰もが彼を天才と称するのは間違いなく、
そして、ディアスもそれを認めただろう。

ディアス「(そうだ! 俺は天才! 天才ファン=ディアスだ!!)」

前転し、その勢いをそのままにクリアーに向かったディアスは、強く心の中で自身を鼓舞しながら板野に挑みかかった。
彼は天才だった。疑いようもない天才だった。負けるはずが無かった。

ディアス「俺は天才! アルゼンチンの至宝! ファン=ディアスなんだァァアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

バギィィィ――!!

吼える。

瞬間、板野とディアスの足の狭間で、ボールがひしゃげた。
ディアスの英雄としての誇りと、板野のストライカーとしての矜持。
チームのキャプテン同士、天才と異邦者との鍔迫り合いの最中――ディアスは歯を食いしばりながら、
このチームが苦境に陥った原因と言える事件の事を思い返していた。

256 :森末(仮):2015/02/14(土) 23:34:48 ID:???
………
……


元来、アルゼンチンJrユースというのは超攻撃的なサッカーが売りのチームであった。
天才・ファン=ディアスをはじめとして、その相棒であるアラン=パスカル。
彼らの実力こそが、アルゼンチン国内では随一であると評されていた。

だが、その一方でディアスに対する程の実力者もいると密かに噂されてもいた。
マリオ=バティン、クラウディオ=カージャレ。
ディアスとパスカルが幼い頃から共に過ごしてきた相棒のように、
彼らもまた幼い頃から苦楽を分かち合ってきた相棒である。

ディアスとパスカルがアルゼンチンのゴールデンコンビならば、バティンとカージャレはシルバーコンビ。
そう言われる程には、彼らは好対照なライバルといった関係であった。

そんな彼らはクラブチームの傘下で何度も対戦をしてきたが、このたび国際大会が開かれるとあり、
アルゼンチンJrユースという同じチームで共闘をする事となる。
互いにライバル心のようなものを燃やし合っていた2人であったが、相手が同じチームに所属をするとなれば、これほどに心強い事はない。
この4人に加えて国内で唯一守備が期待できるDF、ガブルエル=ガルバンを更に招集したアルゼンチンJrユースは、
前線にバティンとカージャレ。中盤にディアスとパスカル。そして最終ラインにガルバンを擁した、
大会開催前ならば間違いなく優勝候補と言われる程の実力者で集まった強豪国だったと言っていいだろう。

しかし、そんなチームは――とある事件から崩壊をする事となる。

257 :森末(仮):2015/02/14(土) 23:35:58 ID:???
マリオ=バティン。
彼はディアスと同様、スラム街で生まれ育った少年であった。
爆発的なキック力とディアスには流石に劣るものの持ち前のサッカーセンス。
何よりも幼い頃から共に過ごしてきたカージャレと繰り出されるコンビプレイは、
国内でもNo.1のストライカーとの評価を得られる程のものだった。
先にも持ちだしたように、一部からはディアスとも同等の実力があるのではないかと噂される程である。

そんな彼がディアスと決定的に違う事は、彼が人並み外れた『熱血漢』にして『正義漢』だったという事だろう。
究極的なまでに現実主義であるディアスとは対照的に、バティンは曲がった事を許せない男だった。
全日本の中で言うならば、松山や板野に近いタイプの男である。
だが、彼が生まれ育ったのは治安のいい日本ではなく、アルゼンチンの――しかもスラム街。
そこで彼がもめごと、争いごとというものに巻き込み、巻き込まれたのは必然だった。

曲がった事が許せない彼は、理不尽な暴力には時として暴力で抗い、
常に己が正しいと思う心で虐げられる者達を助けてきた。
それをそれと見過ごす、賢かったディアスとは正反対の対応をして。

バティンにとって幸運だったのは、持ち前の強靭なフィジカルのお陰で喧嘩でも正に無双の実力を見せていた事。
これにより、彼はこれまで多少の怪我こそあれど大けがをする事はなく、
サッカーをする事に不自由というものはなかった。

だが、例えバティンが無事だったからといっても――それ以外の者達が、被害を受けないという事にはならなかった。

258 :森末(仮):2015/02/14(土) 23:37:09 ID:???
それはアルゼンチンJrユースの合宿中に起こった。

ズサッ ボロッ……

バルバス「む、な、なに!?」
ディアス「ど、どうしたんだお前たち!?」

ある日、いつものように練習をしようとフィールドに現れたディアス達。
彼らが目にしたものは血に塗れ、顔を腫らし、地面に這い、うめき声を上げるパスカル、ガルバン、カージャレの姿。

バティン「早く……早くみんなを治療してくれえええええええええっ!!」

そして、彼らのすぐ横で――やはり血を流しながらも、懸命に彼らを支え助けを乞うバティンの姿であった。
急いで救護班を呼び、倒れる者達を病院へと搬送しながら……監督であるディエゴ=バルバスは、
事情を知りパスカル達に比べれば軽傷だったバティンに何があったのかを聞く。
すると、驚くべき答えがバティンの口から返ってきた。

スラム街で正義を遂行し、悪を駆逐してきたバティンは――当然ながら、多くの者から尊敬と感謝を抱かれながらも、
それと同程度……否、或いはそれ以上の悪意を抱かれていた。
そんなバティンに対し、この時、ついにその悪意が注がれたのだという。

バティンに恨みを抱く者達は、しかしバティンに真っ向から喧嘩を吹っかけても勝つ事は不可能と考え、策を弄した。
即ち、バティンに近しい者――カージャレを人質に取り、バティンに復讐をしようとしたのである。
合宿中にカージャレを人質に取られ、焦ったバティンは即座にカージャレの救出に向かおうとした。
だが、ここで待ったをかけたのが――不幸にもこのカージャレの件にいち早く気づいてしまったパスカルとガルバンの2人である。

259 :森末(仮):2015/02/14(土) 23:38:37 ID:???
彼らはバティンが単独で救助に向かうと言うやいなや、すぐさま自分たちもついていく事を志願した。
バティンはアルゼンチンJrユースのエースストライカーであり、カージャレもその大事なサポート役。
何よりも熱血漢にして正義漢であるバティンに対してはチーム内でも一定の好感が抱かれており、
そんな彼を1人で危険な目に合わせる訳にはいかないという思いが彼らにあったのである。
また、パスカルとしては――自分よりもディアスにより近い実力者であるバティンがいなくなっては、
ディアスに対して申し訳が立たないという思いもあった。

ともかく、これを断りきれなかったバティンは彼らをつれてカージャレを救出に向かった。
これが、軽率だった。

今までのバティンの行いに対し、恨みを抱いている者達の数は尋常ではなかった。
荒事に慣れていたバティン、スラム街で育ったパスカルですら、今まで相手をした事がない程の人数が彼らを待ち受けていたのだ。
その上で、バティン達はカージャレという人質を取られている。
そうなればどうなるか――答えは、今のスタンドにいるバティン達の姿が物語っている。

パスカルとガルバンは、大会には当然間に合わない程の大怪我。
人質に取られていたカージャレは、とばっちりを食らい再起不能とも言える程の負傷を負い……。
唯一、まだ怪我はマシだったバティンも――このような事件を起こしては、チームにいられる筈もない。
結果、主力とされていたアルゼンチンの選手4名は合宿で姿を消す。

こうして、アルゼンチンJrユースは崩壊をした。

中心人物であるファン=ディアスだけを残して。


……
………

260 :森末(仮):2015/02/14(土) 23:40:01 ID:???
ディアス「(そうだ、負けるか! あいつらがいなくたって俺がいる!! 俺がいるんだ!!!)」

その時ディアスが覚えた感情は、怒りか、哀しみか。涙をこらえながら飛んだディアスは、不意に宙に浮かんだ。

ディアス「(俺は天才……負けない……)」

ディアスも負けた事は当然ある。
全戦全勝、出る試合に全て勝つ。所属チームが全て勝つという事は、ありえない。
だが、それでも彼は天才だった――アルゼンチンの至宝だった。アルゼンチンの希望だった。アルゼンチンの誇りだった。
初めての国際大会。初めての代表戦。自分が世界に羽ばたく、ファースト・ステージ。

ディアス「俺、は……」

勝たなければならなかった。
反則技を使ったから負けは許されないとかではなく、天才だから。
世界に輝くスーパースターとして、圧倒的な実力を魅せなければならないから。

ディアス「………………」

宙に浮かび――否、"吹き飛ばされ"た衝撃で地面に倒れ込みながら、ディアスは空を見上げた。
空は雲一つなく、快晴……そして、その空を飛びかうのは、自分と同じく吹き飛ばされたガレヤとガルトーニ。

ディアス「………………」

やがて聞こえてきた審判の笛を聞いて、ディアスはそっと瞳を閉じた。
自信が板野との競り合いに圧し"負けた"という事実をようやく認識出来た彼は、
挫折でもなく、落胆でもなく、失意でもなく……ただただ、己の無力さに感じ入っていた。

天才も、例え神の子と呼ばれる者も――どこまでいっても、人間でしかないという事を。
彼はこの時、深く深く、思い知った。

全日本 3−1 アルゼンチン

261 :森末(仮):2015/02/14(土) 23:41:47 ID:???
>>247-248
乙ありです。

昨夜はこのまま続行と言いましたが、丁度いい感じの文章を作れたので、
一気にこのままダイジェストにしようかなともちょっと思っています。
なのでこの後、ダイジェストに移行するか否かの判定をしたいなと思います。
とりあえずは一旦ここまでです。

262 :森崎名無しさん:2015/02/14(土) 23:49:20 ID:???
一点入れられる可能性はありますが、これ以上続けるのはディアスが不憫ですしね。

263 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:06:16 ID:???
それでストラットとは逆にイタリアに移籍していくのか…

264 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:16:18 ID:???
最後のチャンスという感じで、
もう一度、ディアスにドリブル突撃をさせてあげてもいいかな、
と思うんだけどな。
それが失敗したらダイジェストという感じでどうでしょうか?

265 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:20:21 ID:???
自分はダイジェストでいいと思います。
ディアスの活躍もダイジェストの判定で足りますし。

266 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:26:02 ID:???
ダイジェスト続行で怪我やレッドカード貰った事例は何度か見たからな。
勝ってる試合ならすんなり平穏無事に勝ちたい。ディアスの活躍は描写に期待ってことで

267 :森末(仮):2015/02/15(日) 00:30:58 ID:???
ゴールが決まった瞬間、地鳴りのような歓声が沸きあがった。

ドッ! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

実況「きっ……決まったァァァァ〜ッ!! ゴール! ゴール!! ゴール!!!
   全日本、3点目〜ッ! 決めたのはやはりこの人、全日本のエースストライカー、板野くん!!
   後半11分、得意のマグナムボレーが火を吹いたァァァッ!!
   なんと天才、ファン=ディアスくんを吹き飛ばしてのゴールッ!! これは試合も決まってしまったか〜!?」

真「す、すごいなぁ。 ついこの間話したばかりだけど、あの時は本当に普通の中学生って感じだったのに。
  あんなシュートを打てるんだもんなぁ」
響「やったぞ! もう1点でハットトリックだ〜!!」

ヘルナンデス「! ……ハンブルグ戦の時より、威力が上がっている?」
ジェンティーレ「………………」
ストラット「(あれは……俺のマグノスゾーンシュートよりも、純粋な威力でも上か……? ……馬鹿な)」

シュナイダー「………………」
カルツ「(たまらんぜよ。 ありゃ、シュナイダーちゃんのファイヤーショットよりも威力があるんじゃないかね。
     うちのGKじゃ止められんぜ……)」
シェスター「天才といえど、やはり1人じゃ駄目か。 多勢に無勢過ぎるな」
マーガス「……恐らく、これで決まりだろう」

パスカル「あ、あああ……ディ、ディアス……」
ガルバン「なんという、事だ……あ、ああっ!?」
バティン「うっ……!」

板野の放ったマグナムボレーは、何よりもインパクトがあった。
その威力は既に世界でも屈指のレベルと言え、豪快にディアスを弾き飛ばして決めた事により、
客席からは板野への称賛の声が降り注ぐ。
だが、それとは別の声もまた――ディアスへと浴びせられた。

268 :森末(仮):2015/02/15(日) 00:32:06 ID:???
ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!

観客「何が天才だ、この野郎!」「試合開始直後と前半終了間際だけじゃねーか!」「情けなく吹っ飛ばされやがって!」
  「弱小国なんかに負けてるんじゃねーぞ!」「だからニホンは強いんだって……」

ディアス「………………」

天才と呼ぶにふさわしいセンスを持ち、実際にそれをプレイで見せたディアス。
しかし、この窮地に至り、彼はつい三十数分程前には歓喜に満ちていた観客たちから、罵声を浴びていた。
天才でありながら、再三に渡りプレイで目立った活躍を魅せられていない。
天才でありながら、弱小国(の筈)である日本に負けそうになっている。
自他ともに認め、実際に試合開始直後にその才能を見せつけたからこそ、観客たちの期待は高まり――。
そして、それがひっくり返された時、彼らの怒りがディアスに向かうというのは当然の話だった。
当然過ぎて、地に伏すディアスはこの罵声に怒りもしなかった。

バルバス「(ああ、ディアス……! どうして、こんな事に……!)」

そんなディアスの姿を見て、監督のバルバスはベンチで頭を抱えていた。
彼には、この事態がディアス1人の責任ではない事がわかっていた。
否――彼だけではない。アルゼンチンの誰もが、ディアスのせいではない事を理解していた。

バルバス「(点を取れていないのはディアスが引かざるを得ない状況ばかりだからだ。
      攻め込まれ続けたのはディアスが引いた事で前で止める選手が誰もいないからだ。
      点を3点も取られたのは純粋にニホンの実力が高いからだ。

      全てをやりきろうとしたディアスを、どうして、誰が、責められるんだ……)」

バティンがいれば、ディアスは守備に集中しバティンが得点を挙げる事も可能だったろう。
パスカルがいれば、パスカルが前で止めキープする事も可能だったろう。
ガルバンがいれば、彼に守備を任せてディアスが一気攻勢に出る事も可能だったろう。

だが、いない。彼らはいない。全てにおいて、アルゼンチンはディアスに頼り切らなければならない。

269 :森末(仮):2015/02/15(日) 00:33:30 ID:???
バルバス「(神よ、サッカーの神よ。 貴方はあまりにも惨い……。 何故、ディアスなのだ。
      このような目に合わなければならないのが、何故、貴方に1番愛されたディアスなのだ)」

答えなど返ってこない筈の問いかけを胸の内でするバルバス。
彼は悲しみに打ち震えながら、フィールドで倒れるディアスをただただ見つめていた。
決して震えていたのは、半裸な為に寒いからという訳ではなかった。

こうして、アルゼンチンの関係者たちが絶望に打ちひしがれる中。
ゴールを決めた板野は――。

A.「やったぞおおおおおおおお!!」 勝利の雄叫びとガッツポーズだ!
B.「決めたぞ。 俺は世界一のストライカーになる!」 自分の夢を宣言だ!
C.「天才ディアスを打ち負かした俺こそ、超天才だ!」 俺は……超天才だ!
D.「ナイスパス、三杉!」 突破から上手くアシストした三杉に感謝する
E.「みんな、戻ろう! ディアスはすぐに来るぞ!」 ディアスを警戒する
F.「立てるか、ディアス?」 倒れるディアスに手を貸す
G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

270 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:34:10 ID:ploJRAHc
A

271 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:35:04 ID:fftaRLz2
E

272 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:35:14 ID:PvZVkwlQ
A 超天才w

273 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:54:55 ID:???
本編でJY敗退したときヘルナンデスは拷問と表現したけど
ディアスもそう思うことになるのだろうか

274 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:55:43 ID:???
ディアスに拷問をかけるのはやめてやってくれ!
スケープゴートとして来生を差し出すからw

275 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 00:59:59 ID:???
イタリアと真逆っぽいから...おそらくそうなる。
拷問に近い感情をもつようになるだろうね。
ただ、違う点はGKじゃないから敗北の理由が
ヘルナンデス→自分の直結するプレイで失点→キャプテンとしてもGKとしても批判
ディアス→結果的に勝利できなかったことへのキャプテンへの批判(MFとしては不満なし)
とダメージを受ける部分が比較的ディアスの方が軽いとも言える

276 :森末(仮):2015/02/15(日) 01:02:17 ID:???
>A.「やったぞおおおおおおおお!!」 勝利の雄叫びとガッツポーズだ!
==================================================================================
ゴールを決め、ディアスが倒れてるのを見、電光掲示板を確認して――。
板野はようやく、絶叫をした。

板野「(勝ったんだ!! 俺が、ディアスに勝ったんだ!!)」

この時板野の心中に渦巻いていたのは、ただただ、歓喜。
原作、本編、共に主人公たちを苦しめた天才を――弱体化しているチーム状況があるとはいえ、
その上から文字通り吹き飛ばして勝利を収めたのである。
サッカー選手として、そしてキャプテン森崎ファンとしてこれを喜べない筈がなく、思わず慣れないガッツポーズをしていると、
周囲の者達も明るい調子で板野の元へと集まり手荒く祝福をする。

松山「ナイスシュート、板野! この時間帯にこの追加点は大きいぞ!! それに、ディアスを吹き飛ばした上でのゴールとなれば……」
岬「うん、相手の士気の低下は免れないだろうね。 そういう意味でも貴重な追加点だ。
  (やはり君とは仲良くしておいた方がよさそうだな)」
新田「(やっぱり板野さんは凄い……俺が目指すって言っても、今じゃハナで笑われるのがオチだな。 でも、いつかは……!)」
井沢「へへへ、ディアスが倒れてる。 いい気分だぜ」
三杉「ディアスが飛び込んできた瞬間はヒヤリとしたが、よく決めてくれた。 それでこそストライカーだ」
板野「え、えへへ……」
井沢「なんだ? 照れてるのかよお前……おかしな奴だな」
新田「(ちょっと気が抜けそうだけど……傲慢で他の選手を馬鹿にする奴よりは、こうやって照れたり笑ったりしてくれる人の方がいいや)」
板野「(ディアスを倒して、ゴールを決めて……全日本のメンバーに褒められて。 にやけるなって方が難しいよ)」

元々松山と新田をはじめとし、板野は比較的友好的な関係を築けているメンバーが多い。
三杉や岬といった板野と深くかかわり合っていない者達も、改めて板野の功績を褒めた。
これには板野も頬をかいて照れ笑いをし、一同はそんな板野の様子に苦笑をしながらいい雰囲気のまま戻っていく。

277 :森末(仮):2015/02/15(日) 01:03:27 ID:???
若林「(ええい、ディアスが攻めてこないのはいいが全く俺が目立っていない……)」

そんな板野達の様子を、遠巻きに見ながら腹立たしく思っていたのは若林だった。

若林「(これでは俺が復権するどころじゃないじゃないか……)」

試合がほぼ決定していいと言える状況の中、ここから若林が目立つ活躍をする可能性は無いに等しい。
アルゼンチンの士気が低下しているのは遠く離れている若林から見ても明らかであり、
例えここからディアスが突破をしてゴールを狙いに来たとしても、
止めれば板野の勝ち越し点のインパクトには劣り、失点すればそれはそれで支持が下がるというなんとも得の無い状況だからである。

若林「(見上さんも椅子に腰かけちゃったしなぁ……このまま流すんだろうか?)」

先ほどまで立って選手達のプレイを見ていた見上も、今はベンチでどっしりと腰を下ろしていた。
文字通り、腰を落ち着け……試合の大勢は決まったと判断したのだろう。
後半は残り20分弱残っているとはいえ、アルゼンチンがここから逆転をする目は殆ど無い。
見上がこのまま流すよう指示を出すかと若林はベンチを見つめていたのだが……。

A.見上が流すようサインを出した。(ダイジェストに移行します)
B.見上は特に指示を出さなかった。(このまま続行します)

先に「3」票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※板野支持率 33→35
 岬、三杉の板野への好感度が+1されます。

>>263 そうですね、お察しの通り、バティンはストラットの如くアルゼンチンから離れた国、イタリアへと渡る事になります。

278 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 01:04:33 ID:51mYJJhA


279 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 01:04:46 ID:PvZVkwlQ
A 元ネタ選手がフィオの英雄ですしね

280 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 01:04:55 ID:ploJRAHc
A

281 :森末(仮):2015/02/15(日) 01:06:29 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

282 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 01:07:17 ID:???
やったミサキーヌに気に入られた。乙でしたー

283 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 01:09:12 ID:???
そしたらリオカップでの勢力図が結構変わるなぁ。
乙でした

284 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 01:16:40 ID:???
乙です

岬と三杉のからの感情値上昇はありがたい
ダイジェストで誰か伸びるかな?
若林もディアスのドライブ止めたしそれなりに活躍できたね

しかしあまりマイナス感情抱いている人いなくて平和でいいね

285 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 01:27:00 ID:???
乙です
天才とか強いって言われてるのは大変だね
何も知らない気楽な他人が
勝手に騒ぎ立てては伝染して持ち上げそれでそれに見合わないとしたら一気に落とされる
本当にかわいそうだよなぁ。救済するどころか怖いからもう戦いたくはないけど

286 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 11:59:17 ID:???
バティンがイタリア行きだと
リオカップじゃなくてイタリア編の可能性もあるのかな。
レッチェ、ミラン、インテル、ユーベ、ローマとちょうど5チームあるし。


287 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 12:17:05 ID:???
バティン所属のフィオレンティーナとか、
シニョーリのいるパルマ、
赤井とマウリシオ(同名の顔有りの可能性有)所属のサンプドリアとかもあるで
プレイするとしたらレッチェはマジ勘弁

288 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 13:13:03 ID:???
バティンは元ネタ的にローマとかもありうるかと。


289 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 13:24:15 ID:???
板野くんがMVPをとれるかどうかについて
そしたら自然な感じで海外クラブへ出張できる

290 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 13:25:59 ID:???
元ネタの人はフィオレンティーナのイメージが強くて……
でもランピオン、バティン、ヘルマーとかやめてくれ

291 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 13:28:17 ID:???
そのフィオレンティーナ、他所の世界だといきなりなくなったのは驚いた
しかも、なくなったのはノンフィクション

292 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 17:29:50 ID:???
ミラン→ゲルティス、スト、バンビ、タルデリと揃ったボス候補
アルシオンがトップ昇格してなかったら無理ゲー状態
インテル→ジノ、葵、マッテオと戦力充分。
イゴールやルーベンをユース扱いならボス級
ユーベ→ユースはジェンティーレのみ。X的に空手が入るならここ。
ローマ→ランピオン。Xの顔ありを入れると手強い。
レッチェ→Xの主役チーム。カルネ、マンチ、ブルノは本編でも代表選出
イタリア代表のモブや、バティン、赤井、マウリシオあたりを分配すれば
リオカップと同じノリでイタリア編はできそうな気はする。

サビチェビッチはどこで出番があるんだろう?

293 :森末(仮):2015/02/15(日) 19:05:07 ID:???
>>282-285 乙ありです。

>A.見上が流すようサインを出した。(ダイジェストに移行します)
===================================================================
見上「(残り20分で2点差……この状況ならば、例えディアスといえど逆転は不可能だろう。
    ディアスの力だけで3点を奪えるやもしれんが、それ以上にこちらが点を取れない理由が無い)」

ここに来て負ける事は無いと判断をしいた見上は、スッと手を上げて選手たちに流すようサインを出した。
無理にプレイをして怪我やカードを貰う危険性を出さず、このリードを守り無難に試合を決めるようにしたのである。
次にはイタリア戦が控えており、ここで負傷などをするデメリットの大きさをよくわかっている板野を始め、
見上のこの指示は全員に受け入れられた。

板野「(それにしても……流す、か)」

キックオフを待ちながら、センターサークルに入るディアスをぼんやりと眺める板野。

板野「(まさか、アルゼンチンを相手にダイジェストに入るなんてな。
    ……絶対強い筈なのに、ディアス)」

今のディアスは、笑顔でもなければ悲壮な表情でもない。
ただ、無。仮面でも貼り付けたかのように、その表情には何も残っていなかった。
観客からは罵声を浴びせられ、対戦相手からは勝利を確信され、それでも戦わなければならないディアス。
英雄は逃げる事を許されず、勝利だけを求められる。
たとえそれが、どれほど絶望的な状況であろうと。

板野「(本当に、立場が入れ替わっちゃったんだな……イタリアと……)」

本編Jrユース編において無惨な末路を辿った、イタリアJrユースのジノ=ヘルナンデス。
正しくディアスは彼がその時味わったかのような境地にいるのだろうと把握をしながら、
言葉にならない感情を抱きつつ審判の笛を待つのだった。

294 :森末(仮) :2015/02/15(日) 19:06:35 ID:???
………
……


森末「はい、それじゃあここからダイジェストだよ。 アルゼンチンももうちょっと点を取れるかと思ったんだけど……。
   思った以上に松山が頑張ったというか、ディアスがヘタレた感じだったね。その強さに偽りはないけど、運が悪すぎた結果だ。
   さぁ、久々のダイジェスト。覚醒チャンスだよ。張り切ってカードを引いてくれ」

先着6名様で、
★板野の活躍→! card+! dice★
★新田の活躍→! card
 松山の活躍→! card★
★三杉の活躍→! card
 岬の活躍→! card★
★井沢の活躍→! card
 中里の活躍→! card★
★早田の活躍→! card
 中西の活躍→! card★
★中山の活躍→! card
 若林の活躍→! card★
★ディアスの最後→! card★

と書き込んでください。数字やマークで分岐します。

※板野がダイヤ・ハートの時、1得点でハットトリック。スペード・クラブの時は無得点です。
 JOKERが出た場合は2点を取り。更に覚醒ptが5pt入ります。ダイスの数字は、直接覚醒ptになります。
※他の選手はKを引いた時はフラグ、JOKERを引いた時はフラグor技を覚えます。
【ディアスの最後】
JOKER→なんと負傷をしてしまう!? 次のイタリア戦は絶望的だ……
ダイヤ→1本シュート、1本ドリブルゴールのチャンスを得る
ハート・スペード→1本シュートのチャンスを得る
クラブ→士気が下がった中で思うような活躍は出来なかった……

295 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:07:25 ID:???
★板野の活躍→ ハート6 + 4

296 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:07:30 ID:???
★新田の活躍→ ダイヤ8
 松山の活躍→ ダイヤ6

297 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:08:40 ID:???
★三杉の活躍→ クラブ2
 岬の活躍→ ダイヤ7

298 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:08:47 ID:???
★井沢の活躍→ スペードQ
 中里の活躍→ スペードQ

299 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:08:57 ID:???
★三杉の活躍→ スペード9
 岬の活躍→ スペード8

300 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:09:40 ID:???
★早田の活躍→ ダイヤJ
 中西の活躍→ ハートK

301 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:10:42 ID:???
★中山の活躍→ ダイヤ9
 若林の活躍→ ハートQ

302 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:11:34 ID:???
★ディアスの最後→ スペードK

303 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:11:44 ID:???
★ディアスの最後→ クラブJ

304 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:13:31 ID:???
ハット!無難にFWが1点ずつ取ったのかな

305 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:13:39 ID:???
中西本当に頑張っているな

306 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:20:05 ID:???
ディアスの崩壊振りを目の当たりにすると、最後まで気を吐いていたジノって本当に精神力が強いんだな

307 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:22:50 ID:???
本編の試合だってジェンティーレ退場で5〜6点取られてもおかしくなかったからな
マジで守護神だった

308 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:27:07 ID:???
まさか、この試合がディアスの公開処刑場になるとはなぁ…

309 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:31:35 ID:???
こうなるとワールドユース編もジノとディアスの立場が入れ替わりそう

310 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:33:37 ID:???
例外除いて恐怖を植え付けるディアスがのぅ

例外?天才揃ってあのスコアは正直ビビったよ

311 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:37:37 ID:???
イタリアがどうなるかだね。
アルゼンチンと入れ替わるのか?
それともWYで両方と戦うのか?

312 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:40:04 ID:???
公開処刑は次の試合も続く…もうやめて!ディアスのライフはとっくに0よ!

313 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:45:08 ID:???
全体的にパスが強くてとポストプレイヤーのいるイタリア相手のほうが相性的に地獄、5−1と予想

314 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:46:31 ID:???
ディアスが勝つには…マリーシアで慈円手入と乱費怨を退場させるしかないw

315 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:52:37 ID:???
正直ディアスがマリーシアしまくるしか勝機はないんじゃね?

316 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 19:54:04 ID:???
ガルトーニがアモロ教に入信してポスト様に祈りを捧げるとか

317 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 20:01:27 ID:???
暗き淵よりの使者。地獄の天災、『腐暗・出異亜須』爆誕!

318 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 20:13:10 ID:???
シュナより得点するのは難しいだろうけどイタリアを血祭りに上げられたら得点王の可能性も出てくるかな?

319 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:01:09 ID:???
ありえない。
シュナイダーは予選比較的ザコチームと当たるから...
得点王は無理

320 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:03:23 ID:???
だね
主人公チームの辛いとこってのは決勝の相手が基本ほぼ雑魚としか当たらず点の取り放題ってとこだ
ある意味宿命だよね

321 :森末(仮):2015/02/15(日) 21:14:57 ID:???
>★板野の活躍→ ハート6 + 4 =1得点!更に主人公pt4取得★
>★新田の活躍→ ダイヤ8
> 松山の活躍→ ダイヤ6 ★
>★三杉の活躍→ クラブ2
> 岬の活躍→ ダイヤ7 ★
>★井沢の活躍→ スペードQ
> 中里の活躍→ スペードQ ★
>★早田の活躍→ ダイヤJ
> 中西の活躍→ ハートK =ブロックフラグ取得!★
>★中山の活躍→ ダイヤ9
> 若林の活躍→ ハートQ ★
>★ディアスの最後→ スペードK =1本シュートのチャンスを得る★
========================================================================================
諦める事を許されなかった英雄は、一縷の望みに賭けて単独で突破を図った。
実際に彼の攻撃力ならば3点を返す事自体は十分現実的にあり得る。
残った体力の全てを攻撃にそそぐ事が出来れば、逆転も不可能ではないのだ。
だが、彼が諦めていなくても――周囲の者達が動けなくては、意味が無い。

英雄が幾度となく突破に失敗をし、自分たちが攻め込んでもすぐさまボールを奪われ、
逆に相手の攻撃によりどんどんと押し込まれてしまう。
これらによってアルゼンチンのメンバーほぼ全ては闘争心をまず失くし、プレイに精彩を欠いた。

結果、後半19分。
引いて守りディアスを警戒していた全日本に対してディアスはやはり攻めあぐね、
それでも突破に挑みかかり……これを早田が弾き、こぼれ球に。
拾ったアルゼンチンFWのブラウンが一か八かでシュートを打つものの、
これはGKの若林に届くどころかDFの中西に弾き返されてしまい、逆に日本のカウンターへ。

急いで戻るディアスを嘲笑うかのように、松山と板野のゴールデンコンビが一気にアルゼンチン陣内へと攻め込み、
板野のマグナムシュートで4点目。
板野個人としてもハットトリックを達成し、4−1と更に点差を広げた。この時点で、既に決着はついた。

322 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:15:04 ID:???
まあ初戦3人ハットトリック(シュナイダー ビクトリーノ ナポレオン)に並んだだけでも良しとしよう。
対戦した相手の強さも流石に考慮するだろうからMVPも充分狙えるだろうし。

323 :森末(仮):2015/02/15(日) 21:16:01 ID:???
その後もディアスは孤軍奮闘をした。
誇りと矜持を胸に、彼は戦った。頼れる者が誰もいないから自分でやる。
何度も何度も単独での突破を図り、守備に走り、フィールドを縦横無尽に駆け回り疲労が蓄積しても、彼は走り続けた。
英雄には休む事すら許されなかった。

ディアス「はぁっ、はぁっ……(こんな事が許されてたまるか。 天才のこの俺が……コケにされたままで黙ってられるか!!)」

時計の針が進み、残り時間がどんどん少なくなっていく中、ディアスはようやく勝てないと悟った。
万に一つも、ここから逆転はありえないとわかった。
だが、それでも、彼は攻めた。明日のイタリア戦に備え、全日本との得失点差を少しでも埋める為に。
このまま舐められたまま、追われる筈がないと自身の力を証明する為に。

ディアス「(相変わらずこいつらは俺を警戒してやがる。 なら、癪だが……!)そらっ!」
松山「なに!?」
三杉「しまった!(ここでパスを使ってくるとは……完全に読み違えた)」

そしてディアスはここで勝負に出た。
後半25分、相変わらず自分を警戒する全日本メンバーの裏をかき、サイドを走るジェイテスへとパス。
ここまで何度も突撃をしてきたディアスの思いがけないプレイに一同は虚をつかれ、
アルゼンチンがようやく全日本のゴールを脅かすチャンスを作る事に成功をする。

実況「あっと! ここはアルゼンチン、ディアスくんを使わない! サイドハーフのジェイテスくんへとボールが渡った!
   全日本、マークをディアスくんにあわせていた為にこれを止められない! ジェイテスくんはサイドを一直線!
   そして……ディアスくんはゴール前へ!」

観客「お、やっとかよ!」「でももう逆転どころか同点も無理だよな」「得失点差を縮めておきたいんだろ」

ディアス「来い、ジェイテス! これで決める!!」
ジェイテス「……ああ!」

バシュウッ!!

324 :森末(仮):2015/02/15(日) 21:17:22 ID:???
パスカル「ディアス……」
ガルバン「頼む、決まってくれ!」

ディアス「(こいつが最後だ! 俺の意地に賭けて、決めてやる!!)」

バッ グルンッ!!

若林「!? なんのつもりだ!?」
中西「前転……まさか、そのままシュートするつもりなんか!?」
ディアス「俺は天才! ファン=ディアスだァァァアアアッ!!」

325 :森末(仮):2015/02/15(日) 21:18:41 ID:???
先着3名様で、

★ディアス→前転シュート 66 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★中山→ブロック 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数差補正+1)=
 中西→ブロック 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数差補正+1)=
 中里→ブロック 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数差補正+1)=★
★若林→パンチング 67 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(ライーネスがねじ込み)(ブラウンがねじ込み)(早田がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→ディアスの前転シュートが全日本ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(ライーネスがねじ込み)(ブラウンがねじ込み)(早田がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

【補足・補正・備考】
ディアス:「スキル・ファンタジスタ(2D6が2の場合12扱い、3の場合11扱い)」所持
中山:「ダイビングブロック(+4&100消費)」
中里:「変り身の術(+4&100消費)」

326 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:19:12 ID:???

★ディアス→前転シュート 66 ( スペード7 )( 6 + 1 )+(フリー補正+2)=★

327 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:19:21 ID:???
★中山→ブロック 58 ( スペード8 )( 3 + 6 )+(人数差補正+1)=
 中西→ブロック 58 ( スペード8 )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=
 中里→ブロック 57 ( ダイヤ4 )( 5 + 4 )+(人数差補正+1)=★

328 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:19:22 ID:???
★ディアス→前転シュート 66 ( ダイヤ2 )( 3 + 3 )+(フリー補正+2)=★

329 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:19:26 ID:???
★若林→パンチング 67 ( ハートK )( 6 + 5 )=★

330 :森末(仮):2015/02/15(日) 21:19:46 ID:???
失礼しました、ディアスの前転シュートにはフリー補正はついてないです。

331 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:19:47 ID:???
★若林→パンチング 67 ( スペード9 )( 4 + 4 )=★

332 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:20:22 ID:???
バヤーシ王バンザーイ!

333 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:21:16 ID:???
バヤシさんフラグ回収で止めるを習得したかな?

334 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:21:54 ID:???
神様! 仏様! 若林様!

335 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:26:15 ID:???
今さらだけどブロックに絵柄判定がないことに気付いた

336 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:36:24 ID:???
ホントだ!
どういうシステムなんだろう?

337 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:38:13 ID:???
ってちょっと待て中山さん弾いてる?

338 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:39:56 ID:???
前スレの対ドライブ見たら普通に絵柄発動っぽかったから、記載ミスかな?

339 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:40:02 ID:???
ただのミスでしょ、流石にw

340 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 21:42:59 ID:???
監督の嘘泣きが効いたのかー

341 :森末(仮):2015/02/15(日) 21:47:23 ID:???
絵柄の記述が無いのはミスですね。次回以降修正します。

342 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 22:43:01 ID:???
しかし本編では散々な目に遭ったディアスのおかげで
今回バヤシさんが覚醒することになるとは

343 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 22:44:02 ID:???
最初はものすごかったのに次第に数の暴力に屈して行ったね
それでも中々安心できなかったけど

344 :森崎名無しさん:2015/02/15(日) 22:44:37 ID:???
本編読み返したらシュナ3試合で10点取ってるのか。
得点王は不可能に近いね。

345 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:02:11 ID:???
>★ディアス→前転シュート 66 ( スペード7 )( 6 + 1 )=73★
>★中山→ブロック 58 ( スペード8 )( 3 + 6 )+(人数差補正+1)=68
> 中西→ブロック 58 ( スペード8 )( 5 + 3 )+(人数差補正+1)=67
> 中里→ブロック 57 ( ダイヤ4 )( 5 + 4 )+(人数差補正+1)+(変わり身の術+4)=71★ *威力減衰*
>★若林→パンチング 67 ( ハートK )( 6 + 5 )+(減衰効果+1)=79★
>≦−2→全日本ボールに。
===============================================================================================
バゴッ…… ギュルルルォオオオオオオオンッ!!

中山「えっ!?」
中西「な、なんやと!?」

まずシュート体勢からして、通常のそれとは違うのがディアスの前転シュート。
しかし、そのあまりにも奇抜な体勢以上にこのシュートの特徴といっていいのが、弾道である。
前転をしながらボールを踵で射抜かれたボールは、飛び込んだ勢いをそのままに大きく曲がる。
その曲線はバナナシュートやカミソリシュートといったそれとは一線を画す程の幅であり、
直線で来ると思っていた中山と中西の両者は見当はずれな位置に飛び込みボールに触れる事すら出来ない。

チィッ!!

中里「ぬうっ!(掠るだけで精いっぱいか!)」

唯一この弾道を見てシュートコースに正確に飛び込めたのは全日本一のスピードを持つ中里。
だが、彼も辛うじてボールに足を掠めるだけがやっとであり、ディアスの放ったシュートはそのままゴールへと向かう。

若林「(ふん、カーブをかけたか。 だがその分ゴールまでの距離は直線軌道のそれよりも長い!
    これならば十分間に合う!)はぁぁぁ……と め る ! ! 」

バッ! バゴォンッ!

ディアス「なっ……にィ……!?」

346 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:03:47 ID:???
ここで活躍を見せたのは若林であった。
ディアスにも意地があれば、若林にも意地がある。
チーム内での地位を向上させる為にと、その『必ず止める』という強い意志を拳に乗せて、
若林はギリギリまでシュートコースを読み、その体を横っ飛びにしながら大きくパンチング。

若林「貴様が天才ならば俺もまた天才GK、若林源三だ! こんなシュートが通用するか!」
ディアス「こ、の……野郎……! ゴホッ……」
中西「(なーにが天才や……って言いたい所やけど、実際最初の1点目以外はこいつの活躍は手放しでしか褒められへんよなぁ)」
中里「(やはり彼奴もまた実力者でござる。 侮りがたし……)」

シュートを阻んだ若林は既に膝に手をつき、
息を荒げて声を出すのも苦しそうなディアスへと挑発するように宣言をした。
ハンブルグ戦の失態があるとはいえ、彼もまた小学生時代には天才GKと称された男。
腹立たしげに若林を睨みつけるディアスは、やがてそれもやめると守備に戻り始めたのだが……その足はふらつき、覚束ないもの。
既に体力を限界まで使い、まともに走る事すら出来なくなった今……それでも彼は、走った。

若林「(よし、1失点こそはしたがまずまず……といった出来か)」
板野「(若林……ちょっと不安だったけど、ここも守ったのか。 やっぱり基礎的な能力はサブキーパーレベルじゃないもんな)」

こうしてアルゼンチン、最後の攻撃は終わった。
誇りにかけて戦い続けた男、ファン=ディアスの体力が切れ時間も残り少なくなった今、
アルゼンチンがここから得点を取れる可能性は皆無。
アルゼンチンが引いて守りせめてこれ以上失点はしないようにとする中で全日本も無理して攻める事はなく、
試合はそのまま終了するのだった。

ピッピッピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

全日本 4−1 アルゼンチン

※若林がセービングフラグを回収し「とめる!」を習得しました。
 若林支持率 20→22。
 中西、中里の若林への好感度が+1されました。

347 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:04:48 ID:???
大会得点王ランキング

3ゴール 板野
1ゴール 反町、ディアス

大会アシスト王ランキング

1アシスト 松山、岬、三杉、沢田

348 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:05:56 ID:???
実況「試合終了〜! 全日本、なんとなんと、強豪国アルゼンチンを4−1と大差で下しましたァァァッ!!
   攻めては板野くんを中心とした攻撃陣が幾度となくアルゼンチンゴールを脅かし、
   守っては松山くんをはじめ、ディアスくんの突破を何度も阻みました!
   ディアスくんの実力の高さは、皆さんもご存知の通りだったでしょう。 そのアルゼンチンを相手に、大差で勝利!!
   やはりハンブルグと戦い引き分けで終わったというのはフロックではありませんでした!
   これは今大会のダークホースと言える国が、早々にその実力を見せたと言わざるを得ないでしょう!」

ざわざわ…… ざわざわ……

観客「絶対アルゼンチンが勝つと思ったのにな」「期待外れにも程があるだろ、何が天才だよ」「だからニホンが強いんだって」
  「まあ……マグレでアルゼンチンに勝てるとは思えないよな」「でも次のイタリアは無理だろ」「ああ、あそこは強いぜ」

真「へへっ、やったね響! 日本が勝ったよ!」
響「うん! それに板野くんもハットトリックしちゃったぞ」

ヘルナンデス「ニホンが勝ったか。 ハンブルグ戦を見ている限り、サッカー後進国とは思えない程の選手がいた事はわかっていたが、
       それでもこの結果は予想外だな」
ジェンティーレ「ふん、それにしてもアルゼンチンは情けない。 ジャッポネーゼにここまで好き勝手やられるとはな」
バンビーノ「だけどディアスの実力自体は侮れるものじゃないぞ」
ランピオン「確かにな。 だが、ヘルナンデスとジェンティーレならやってくれるさ」
ストラット「(ニホンのストライカーはハットトリックか……俺も、それに負けないくらいの結果を残さないとな)」

カルツ「いや〜、しっかしワカバヤシの奴、キレキレだったな」
シュナイダー「俺がハンブルグにいた頃にあれくらいやっていてくれればな」

パスカル「ああ……そんな……」
ガルバン「イタリアに勝つ、しかない。 だが……か、勝てるのか……」

349 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:07:21 ID:???
森崎「ケッ、面白くねぇ。5点くらい取られてりゃいいものを」
ニネー「(うーん、パスカルくんやガルバンくんを外しても3点くらいは入ると思ったんだけど……。
     やっぱり実際に賽を振ってみなければ、試合がどうなるかはわからないわね)」
翼「流石は若林くんだな。 それに、あの板野っていうのもやっぱり凄い選手だ。 早く戦いたいなぁ」

試合が終わり、観客たちからはアルゼンチンへの失望と日本の予想外の活躍への称賛の声が聞こえ始める。
事前の予想では、当然ながら南米の強豪国であるアルゼンチンが弱小国の日本を大差で打ち破るものだと思われていた。
だが、蓋を開けてみれば結果は真逆。
日本がアルゼンチンを相手に3点差をつけて勝利をしたのだから、彼らが驚くのも無理は無い。

一部からは天才という名ばかりで結局大敗を喫してしまったディアスに対する非難が浴びせられ、
観客たちの身勝手な手のひら返しを聞きながら、この試合を観戦していたアルシオンは腕を組んだままフィールドのディアスを見つめる。

アルシオン「(天才か……確かに、とてつもない才能だ。 攻撃能力は俺ともほぼ変わらんだろう。
       アルゼンチンの"英雄"という言葉も、間違ったものではない。
       だが、"王"ではなかった。 王は配下がいてこそ初めて王となる。 1人だけの王とは、ただの裸の王様だ。
       ファン=ディアス……お前にとってのただ一つの不幸は、仲間に恵まれなかった事だな)」
ジョアン「よく見ておけ、アルシオン。 お前はこうではない。 お前はイタリアの未来を担う男じゃ。
     ディアスをも超える才能に、わしの知識を合わせ。
     そしてタレントが豊富なイタリアJrユースの者達を手足の如く使い、お前は王の座を駆け昇るのじゃ」
アルシオン「はい」

誇りでもなく、意地でもなく。
ただ頂点を目指したい、誰よりも輝く星になるという思いを抱くアルシオン。
彼は己と同等と言える才能を持つディアスを見て、そう評価を下した。
ディアスは天才かもしれない。英雄かもしれない。だが、王にはなれないと。

350 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:08:25 ID:???
サビチェビッチ「……ジョアンさん」
ジョアン「む? どうかしたか、サビチェビッチ」
サビチェビッチ「……話では、私もイタリア国籍を取得する手筈になっていましたが」
ジョアン「ああ、そうじゃ。 ヘルナンデスもヨーロッパNo.1キーパーと言われてこそおるが、
     世界レベルで見れば上の中という程度じゃろう。
     じゃが、お前は上の上……ヘルナンデスには無い巨躯と、それを生かしたセーブがある。
     真のカティナチオを形成する為には、お前の力が必要じゃからな」

サビチェビッチ「その話、無かった事には出来ませんか」
ジョアン「な、なにっ!?」
アルシオン「!!」

そして、そのアルシオンとはジョアンを挟んで反対側にいる男。
ジャン=サビチェビッチは……無表情のままにその口を開き、ジョアンとアルシオンを驚かせた。
彼はアルシオンと同じくジョアンの愛弟子であり、
ジョアンの手引きによってイタリア国籍を取得し今後イタリアサッカー界を背負って立つ人間の筈であった。
攻撃においては万能性を持つアルシオンに、ヘルナンデスをも超えるセービング技術を持つサビチェビッチ。
彼らをこのまま育てていけば、必ずや栄光を掴めるはずであるとジョアンは考えていたのだ。

にも関わらず、ここに来てサビチェビッチが突如イタリア国籍を取得する事をなしにしたいと言えば、当然ジョアンとしては驚きしかない。
否、ジョアンだけでなく――共に練習をしてきたアルシオンですら、目を丸くした程であった。

351 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:10:52 ID:???
ジョアン「何を言っている、サビチェビッチ! 一体どういうつもりじゃ!?」
アルシオン「………………」
サビチェビッチ「…………試してみたいのです」

どういう心境で心変わりをしたのか、ジョアンがサビチェビッチを問い詰めると、
サビチェビッチは相変わらず無表情なままに、一言だけ呟いた。

サビチェビッチ「私とアルシオン……どちらが優れているのかを」
アルシオン「……何時になく、今日は喋るなサビチェビッチ。 俺と勝負をしたいだと?」
サビチェビッチ「ああ。 私は王になる気はない。 そして、王に仕える気も無い。
        下手なチームに入ってお前にボロ雑巾にされるのはゴメンだからイタリアに入るつもりはあったが……。
        お前と同等か、それ以上の才気を見せられてはな」
ジョアン「ばっ、馬鹿な……! まさか、アルゼンチン国籍を取得するつもりだというのか!?」

アルシオンとサビチェビッチは、決して仲が悪い訳ではなかった。
無論、いい訳でもない。
他人に対して深く干渉をしないアルシオンに、寡黙なサビチェビッチ。
彼らがここまで話し合ったというのも、もしかしたらこれが初めてだったかもしれない。

352 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:12:19 ID:???
そんな中で、サビチェビッチはアルシオンに対して少々の劣等感を抱かされていた。
サビチェビッチはジョアンに才能を見出されており、鍛え上げられていたが、ジョアンが執心していたのはアルシオン。
実際、サビチェビッチもアルシオンとは選手としての格が一歩及ばないと感じていたのだからこれに文句は言えず、
常に劣等感を抱きながらも共に過ごしてきた。アルシオンからは歯牙にかけられていない、一方的なライバル感情と言っていい。

そして、このままアルシオンの元で、イタリアJrユースとして戦うのかとサビチェビッチは思っていたのだが……。
今日の試合を見て、その考えは180度変わった。
ファン=ディアス。マルク=アルシオンと同等か、はたまたそれを超える程の実力者を見つけたからである。

サビチェビッチは世界を知らなかった。狭い、ジョアンの手の平の上の世界しか知らなかった。
だが、気づかされたのだ。天才と呼ばれるものは、どこにでもゴロゴロいるという事に。
どこに行っても天才がいて、どこにいても彼らと戦う事となる。
ならば――このライバル心に逆らう事なく、素直にアルシオンと勝負をしたい。
出来る事ならば、それに気づかせてくれ――そして攻撃能力が高い選手がいるチームに入りたい。
彼がその結論に至ったのは、自然な事と言えるだろう。

サビチェビッチ「ディアスの攻撃力は凄まじい。 私がゴールを守り切れば、相当な強豪国にアルゼンチンはなるでしょう」
ジョアン「ば、馬鹿な……なんという、馬鹿な……」
アルシオン「……素直にイタリアに入っておけばよかった、と言わんようにな。 お前がいなくとも、ヘルナンデスがいる。
      俺の王への覇道を邪魔するというのならば、お前も粉々に砕き、散らせるだけだ」
サビチェビッチ「忠告感謝する、アルシオン。 お前のその野望が志半ばで尽きる事を祈る。
        それと、私からも一つ言わせてもらう」

353 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:13:26 ID:???











            サビチェビッチ「"悪王"を殺すのは、常に一人の"英雄"だ」












354 :森末(仮):2015/02/16(月) 01:14:26 ID:???
判定はありませんが本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

355 :森崎名無しさん:2015/02/16(月) 03:20:41 ID:???
乙です。
しかし、サビチェビッチがアルゼンチンに加入となると、
アルゼンチンはキャプ森本編のイタリアクラスの強豪になりますね・・・
バティン≒ストラット
カジャーレ≒ランピオン
ディアス≒アルシオン
パスカル≒バンビーノ
ガルバン≒ジェンティーレ
サビチェビッチ≒ヘルナンデス

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