キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】
1 :
森末(仮)
:2015/02/09(月) 22:31:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1397051465/l50
☆あらすじ☆
キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。
その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
舞台は世界へ。全日本はハンブルグとの試合に3−3の引き分けに終わった後、
練習試合をする筈だった各チームに断られ追加合宿に明け暮れる。
そしてフランス国際Jrユース大会が開かれ、全日本はアルゼンチンJrユースと初戦でぶつかり合う。
天才・ファン=ディアスのスーパープレイの連続に圧倒される全日本であったが、
他の選手が然程の実力者ではないという弱点を突いて前半で2−1でリード。
尚も試合は続く……。
497 :
森崎名無しさん
:2015/02/19(木) 23:19:02 ID:???
モバマスキャラも出てたしね。
JOKERならありえそうw
498 :
森末(仮)
:2015/02/19(木) 23:35:50 ID:???
>★>445よりJOKER出たら怖い→ クラブ6 ★
>新田「あ、板野さん……」 ちょっと落ち込んだ様子の新田が出迎えたぞ!
===============================================================================
板野「よう新田。 ちょっと暇だから遊びに来たんだけど、いいかな?」
新田「ええ、大丈夫ですよ。 丁度俺も板野さんに聞いて欲しい話があったんで……」
尋ねた板野に対し、新田は少しだけ落ち込んだ様子を見せながらも快く部屋に招き入れた。
彼は板野の予想通り部屋で今日の試合についてしきりに反省をしていたのだが、
かといってこのまま悩むだけでは駄目だと感じていた。
そんなタイミングでやってきた板野に、愚痴や悩みを相談すれば幾らか心が晴れるだろうと考えたのである。
新田「……ってなわけで、どうにも結果を残せないのがショックなんですよ。
今日はこの前のハンブルグ戦に比べれば30分って長い時間出れましたし、
ゴールなりアシストなりで結果を残してみたかったんです……」
板野「うーん……まあ、俺が言うと嫌味になるかもしれないけど、焦る必要は無いと思うよ。
今日の試合にしても、後半試合が決まってからはこっちも流す方向だったし。 中々シュートチャンスも作れなかったしな」
新田「ええ、そうですね……すみません、愚痴っぽくなってしまって」
板野「いや、大丈夫だよ。 こういうフォローもキャプテンの仕事だからね」
そして、新田の愚痴に対して板野は真摯に向き合い聞き役に徹し、慰めた。
元々新田の部屋に来た理由の1つにアフターケアというものも考えていた上、
先輩風を吹かせたい年頃な彼は嫌な顔一つする事なく新田を励ましたのである。
これで新田の顔も最初にこの部屋に訪れた時に比較をすればだいぶマシになり、ようやく小さくだが笑顔も見せた。
新田「(やっぱり優しいな、板野さん)」
板野「(へへへ、今の俺ってちょっと先輩っぽいよね? 新田も元気になったみたいだし良かったな。
と、次は俺から何か話を振ってみようか?)」
499 :
森末(仮)
:2015/02/19(木) 23:37:07 ID:???
A.「そういえば新田は具体的にこうなりたいっていう方向性はあるのか?」 新田の成長方針を聞いてみる
B.「困ったときには近くに必ず俺がいる。 俺に渡せばアシストをつけてやるぞ」 先輩風を更に吹かせる
C.「ところで次のイタリア戦についてだけど……」 イタリア戦について話しあう
D.「新田は将来海外に挑戦したいって気持ちはある?」 海外に興味あるか聞いてみる
E.「新田ってお姉さんとかいる?」 突拍子もないけど家族構成を聞いてみよう
F.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
>>495
沢田や若林にもお姉さんがいたりするかもしれませんね。
>>496
アニメの方は続きが気になって仕方ない展開ですね。
500 :
森崎名無しさん
:2015/02/19(木) 23:37:41 ID:4NCzQee6
A
501 :
森崎名無しさん
:2015/02/19(木) 23:37:48 ID:RT8t381A
A
502 :
森崎名無しさん
:2015/02/19(木) 23:38:51 ID:YEBkMu62
A
503 :
森崎名無しさん
:2015/02/19(木) 23:53:07 ID:???
懐いているとはいえ新田は元が野心家だからなあ
さてどうでるか
504 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 00:01:35 ID:???
>A.「そういえば新田は具体的にこうなりたいっていう方向性はあるのか?」 新田の成長方針を聞いてみる
====================================================================================================
新田「え? 方向性……ですか?」
板野「うん」
話題に迷った板野は、結局新田の成長方針について聞いてみる事にした。
これまで合宿で散々新田に付き合ってきた板野だったが、
その練習の中で新田が得たものは隼シュートをジャンピングボレーの形で打つ隼ボレーの発展系。
そして、板野を見習った強引なドリブルである。
前者がテクニックを駆使した技ならば、後者はパワーを生かした力技。対極と言える方向性である。
板野「勿論、テクニックとパワーを両立する事は可能だと思う。 実際、そういう選手もいる訳だし」
新田「シュナイダーとかもそうですよね」
板野「ただ、どちらにせよ……どちらかを伸ばす方向にした方がいいのかな?と思うんだよな。
例に出したシュナイダーだって、どちらかといえばパワータイプだし」
新田「なるほど……」
西ドイツのシュナイダーにしろ、フランスのピエールにしろ、華麗なテクニックも敵を吹き飛ばせるパワーも備えていた。
だが、それが両立できるのは本当に一握りの天才と呼ばれる選手だけであろうし、
そのレベルまで到達するのは才能だけではなく環境と努力も必要となるだろう。
何よりも、両立出来たとしても――シュナイダーはどちらかといえばパワーに注目が集まり、ピエールはテクニックに比重が置かれている。
どっちつかずではなく、何かがありながらも違うものも出来るという方向に成長するのが1番いいのかもしれないと板野は考えていた。
板野「俺は勿論、パワーが主体だから今はこのままパワーを中心に伸ばすつもりだ。
ただ、将来的に力だけでは越えられないという事が出てきた時には……違うもので補う事も考えてる」
新田「凄いですね……もうそんな先の事を考えてるんですか」
板野「うん……だから新田もどうするのかなと思ってさ」
新田「うーん……そうですね……。 考えた事もありませんでしたから……」
505 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 00:03:10 ID:???
これらの板野の言葉を新田は真剣に聞いていたのだが、実際に自分が成長をするとするならばどうするのがいいのか。
何を中心に伸ばしていくのがいいのかについては、ハッキリとした決断が出来ない。
元々彼は功名心と自己顕示欲の塊であり、そういった明確なプランを考える前にとにかく目立つ事を考えてきた。
先の事よりも今、目先の結果についてだけ考えていたのである。
新田「先の事を考えても、次に代表戦がある……ユースの時に俺が招集されるとも限りませんし。
いや、まあ、俺の実力なら結果さえ出せば大丈夫だと思ってますけどね!?」
板野「う、うん……(自信家だけど、割とよく悩むんだよな新田……)」
新田「だから考えた事もないんです。
ぱーっと思いつくなら、板野さんみたいにパワーでバリバリ言わせてやりたいってのはありますけど、
真剣に考えた事は……」
よって新田もこの時は言葉を濁すだけであった。
目標と言えば板野であり、その板野といえばパワーが代名詞だがそれを自分の売りに出来るかと言われれば首を捻らざるを得ない。
彼に憧れ、彼に近づき、やがて彼と肩を並べてツートップを組む事を目指し強引なドリブルを習得したが、
それを更に発展させるような技を現段階で彼は思い浮かばなかったのである。
新田「テクニックにしたって一朝一夕で伸ばせるものじゃないですし、スピードだってそれを生かすと言っても……うーん。
自分にどういったのが合ってるかってのは今の所わかんないんですよね……」
板野「(うーん、悩んでるみたいだな。 このまましばらく悩ませてみるか? そうした結果答えが出るかもしれない。
もしくは俺が答えを提示……いや、下手にここをこうしろ!って言うと押しつけがましくなるから、
まずは"目標"となる選手を提示した方がいいかもしれないな。 どうしようか?)」
506 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 00:04:18 ID:???
A.「いっぱい悩むといいよ。 その末に出した答えが、多分合ってるんだ」
B.「そうだな……まずは目標を決めるのがいいんじゃないか? その選手像を見れば、自然と方向も決まるぞ」(更に分岐します)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
>>503
新田に関しては、野心家ではありますが相手を蹴落としてやろうという気概は無いですね。
いずれ実力をつけたら板野くんよりも上にと思うかもしれませんが、わざと引きずりおろしてやろうとかは思わず、
爽やかなライバル心になると思います。
507 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:06:00 ID:mZ9Rv0Io
B
508 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:06:43 ID:j/MCbwQw
B
509 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:07:22 ID:YFlo7EpU
B
510 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:09:19 ID:???
これは難しいな、テクニックなら三杉でスピードならビクトリーノかな
511 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:10:00 ID:???
アルシオンはまだ無名だからせんたくできない…
512 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:10:34 ID:???
カマモト「俺がいるぞ」
513 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:11:08 ID:???
テクニック系になったしナポレオンも有りかもね
514 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:14:00 ID:???
いい感じのシャドウストライカーっていたっけかな
一番近いタイプなのはビクトリーノだけど、実際の役割は違うからなー
515 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:15:16 ID:???
考えすぎると難しくなってきたから無難に三杉でいいんじゃないですかね
芸術的なドリブル覚えるのは確定なのは知ってますし
516 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:18:31 ID:???
三杉と新田の芸術的ドリブルって同じなのかな?
三杉は考えて数多のフェイントかけて突破するだけどさ
新田は相手のタックルに本能でリアクションして避けてるイメージ
517 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 00:18:50 ID:???
>B.「そうだな……まずは目標を決めるのがいいんじゃないか? その選手像を見れば、自然と方向も決まるぞ」(更に分岐します)
================================================================================================================
新田「目標、ですか……」
板野「さっき言ってたけど、俺みたいにパワーでバリバリが今の新田の目標だったんだろ?
だけど現状それを発展させる事が出来ないって言うなら、違うものを目標にしてみれば変わってくるんじゃないかな?」
新田「なるほど……」
板野の言葉に、新田は感心したように頷く。
確かに板野の言うように、現状新田はパワーを生かした技を開発する自分に違和感を感じており、
だからといって板野以外に目指すべきものというものが思い浮かんでいなかった。
ならばその目指すもの――目標を変えてしまえばいい。
板野のようなパワー型ではなく、自分にもっと合うようなタイプの選手を目指し修練すればいいと考えたのだ。
新田「とはいっても凄い選手もゴロゴロいますよね」
板野「(確かに、全日本内部はもとより今日の試合を見て新田は自分より上の選手が沢山いる事を知った筈だ。
だから『これ!』という選手を提示すれば、そこを目指してひとまず頑張ってくれると思う。
問題は誰を目標にするかだな。 結構難しいぞ……? ここは……)」
A.「全日本の中の誰かを目指そう」(更に分岐します)
B.「世界のライバル達の誰かを目指そう」(更に分岐します)
C.ヒントコマンド 主人公ptを『2』使ってヒントを得られます 現在主人公pt:4
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
518 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:19:55 ID:+sIzq/hI
C
519 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:20:22 ID:3aJOTQdI
C
520 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:20:42 ID:Di8QBUfQ
C 結局三杉って出るかもしれないけど
521 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:21:01 ID:???
A 片桐さん
522 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:22:23 ID:???
三杉はベターとは思うが100点では無さそうだな
523 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:24:51 ID:???
ディアスじゃね
524 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:25:30 ID:???
ファンタジスタを目指しちゃいかんでしょ
525 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:27:15 ID:???
背が低いヘディングが下手なストライカー……
ジャイロか!
526 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 00:29:18 ID:???
>C.ヒントコマンド 主人公ptを『2』使ってヒントを得られます 現在主人公pt:4
=============================================================================
板野「(よし、考えよう! そして主人公としての力を使おう!)」
キュピーン
そのとき ふしぎなことがおこった
新田が誰を目標とするべきか考えていた板野の頭に、この状況を客観的に視る目線。
主人公としての目――即ち、『神の視点』が備わったのである。
要するに今まで持っていたキャプテン森崎の知識などが更に強化された感じである。
科学的に凄い事である。
板野「(まず問題は新田は恐らく【パワータイプでは無い】という事だ。
これは確実だ。 そもそも俺を目指していまいちしっくりきてないから目標を変えるって言ってるのに、
それでパワータイプを目指しなさいって言っても本末転倒だもんな。
次に新田はあくまでも【ストライカー】でありたいと思ってるんじゃないだろうか?
今はアシストでもいいから結果を出したいって言ってるけど、こいつの本質はストライカーだ。
本編でもドリブル覚醒乱舞して紅白戦で森崎を苦しめときながらシュートを決めれなきゃ意味無いって言ってたもんな。
出場出来ればどこでもとは考えてるかもしれないけど、やりたいのは多分FWだ。
そして……目指すなら、【自分と大きく離れた実力者】じゃないと駄目だな。
その上で、納得させるなら【今日の試合で目立ってた奴】の方がいい。 そうなるとかなり絞られてくるな。
あ、勿論今日の試合っていうのは日本の試合だけじゃなくて観戦した全部の試合だぞ。
あと目立つっていうのもJOKERとかじゃなくてプレイで活躍してって意味だぞ。
これを踏まえた上で……)」
527 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 00:30:21 ID:???
A.「全日本の中の誰かを目指そう」(更に分岐します)
B.「世界のライバル達の誰かを目指そう」(更に分岐します)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
528 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:30:34 ID:j/MCbwQw
B
529 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:30:42 ID:???
個人的にはイスラスを推したいのだが
今まで出てきた中ではビクトリーノかなあ
意外と明確にスピードのあるキャラってポジション問わず思い浮かばない
530 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:30:51 ID:YFlo7EpU
B
531 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:31:02 ID:Di8QBUfQ
B 黒隼ビクトリーノ、ブラックファルコン!
532 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:31:15 ID:???
ビクトリーノが一番現実的な気がする
速さ重視ながらも強さもあるし
533 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:32:17 ID:???
そりゃまぁブラックファルコンだしな
534 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:34:19 ID:???
肌にスクリーントーンがついた新田くん
535 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:35:12 ID:3aJOTQdI
このヒントからしたらビクトリーノだね。
536 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:35:39 ID:???
レイドラプターズ、ライズファルコン!!
537 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:37:23 ID:???
つまり、新田とのコンビプレイはファルコンストリームだな!(違
538 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 00:45:03 ID:???
>B.「世界のライバル達の誰かを目指そう」(更に分岐します)
=====================================================================
新田「世界の、ですか?」
板野「ああ、そうだ! 日本の中にも実力者がいるのはお前だってわかってるだろうけど、世界は広い。
今日の試合でも色んな奴が活躍してただろう?」
新田「そりゃそうですけど、具体的には……」
板野「うん、そいつは……」
A.「シュナイダーだ! お前はファルコンカイザーとなるのだ!」
B.「ディアスだ! お前は日本の至宝となるのだ!」
C.「マーガスだ! お前は日本の核弾頭となるのだ! 非核三原則なんて知らない!」
D.「ピエールだ! お前はファルコンアーティストとなるのだ!」
E.「ナポレオンだ! お前もJOKERを出しまくればなんとかなるのだ!」
F.「ビクトリーノだ! お前は日本の黒隼となるのだ!」
G.「カルツだ! お前はもうちょっとその童顔をどうにかした方がいい」
H.「シェスターだ! お前は日本伝統のニンジャとなるのだ!」
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
539 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:45:35 ID:???
新田とビクトリーノってゲーム版4と5でほとんど能力が同じという・・・
ビクトリーノの方が少し能力高くて新田のほうが少し技が強い
540 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:45:55 ID:JsGSid+I
F
541 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:46:03 ID:4XrgT73+
F
542 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:46:07 ID:Di8QBUfQ
F
543 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:47:51 ID:???
T.「ファルコン(サンパウロ)だ!お前のスルーは世界屈指になれるんだ!」
544 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:50:43 ID:???
T.「若林だ!ファルコンパンチで日本のゴールを守るんだ!」
545 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:51:25 ID:???
レッドファルコン!
546 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 00:54:59 ID:???
言ったろう?世界最速の船だって
547 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 02:05:07 ID:???
>F.「ビクトリーノだ! お前は日本の黒隼となるのだ!」
================================================================
新田「なにィ!? 黒隼だって!?」
板野「ああ、そうだ。 黒隼だ!」
黒隼という単語の意味はよくわからなかったが、ともかく板野はビクトリーノを目標にしてはどうかと提言した。
新田は何故彼をと首を捻るものの、板野の説明を受けて次第に納得をしていく。
板野「今日の試合を見てる限りだと、あいつはスピードが速くてそれを武器としたストライカーだ。
新田も俊足が持ち味だろ?」
新田「ええ、まあ(あまり役に立った事は無い気がするけど……)」
板野「ならまずはそこを磨く。 その上で、あのビクトリーノは強引なドリブルも出来たし華麗なテクニックも持っていた。
言ってみれば万能型ながら、スピードを伸ばしたタイプのストライカーって事だな」
新田「なるほど……」
本編でこそあまり目立った活躍が無く、かませ犬のような立場に甘んじていたビクトリーノ。
だが、彼の実力自体は決して低い訳ではない。
俊足を生かした高速ドリブルにそこから持ち込んでのミドルシュートとボールを受けてのダイレクトシュート。
更に将来的に火野がウルグアイに参加をしてからはシャドーストライカーとして一定の活躍を見せた。
当然ながら今の新田から見れば雲の上のような存在であり、目指すと他の者に言えばハナで笑われるのが関の山だろうが、
目指す方向としては板野はビクトリーノが適任だろうと考えていたのである。
548 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 02:06:09 ID:???
新田「……まだよくはわかりませんけど、とりあえず明日の試合はウルグアイに注目しておこうと思います」
板野「うん、そうだね。 それで何か感じる事があったなら方向性としては間違ってないって事だ」
新田「はい!」
そして、新田はこの板野の言葉に一応納得をした。
果たして自分がビクトリーノのような、一国を代表出来るストライカーになれるのかという不安。
その方向性が果たして間違っていないのかという恐れ。
それらを内包しつつも、しかし、板野やシュナイダーといった者達を目指すよりはまだ俊足という共通点がある以上、
自分にもその境地に至れるのではないかとも考えたのである。
新田「(ラモン=ビクトリーノか……今日はそのプレイに驚きばかりで上手く観察は出来なかったけど……。
明日は少し、プレイそのものに集中してみよう。 何か学べるものがあるかもしれない……)」
こうして新田はその方向性を新たにした。
果たしてそれが成功なのか失敗なのかは未だわからない。
だが、明日の新田の観察力如何では早々に結果が出るかもしれなかった……。
新田「ところで黒隼って結局なんなんです?」
板野「いや……あいつ黒豹って呼ばれてるだろ? お前は隼だから黒隼って……」
新田「(板野さんも松山さんと一緒でセンスがおかしいんだろうか?)」
※新田のビクトリーノに対する感情が 新田→(注目)→ビクトリーノ になりました。
549 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 02:07:17 ID:???
そして翌日、板野達全日本Jrユースは予定通り試合観戦の為にスタジアムへと向かった。
今日の試合は西ドイツ対ポルトガル、ウルグアイ対スペイン、イングランド対マレーシア、アルゼンチン対イタリアである。
まず第一試合の西ドイツ対ポルトガルは、4−1で西ドイツの圧勝。
2勝を上げた為、西ドイツの決勝トーナメント進出がこれで決まる。
実況「西ドイツ、強い! キャプテンにしてエースストライカーのシュナイダーくんは、再びハットトリック!
これで得点を6と伸ばし、一気に得点王ランキング1位につけました!
そして西ドイツはこれで決勝トーナメントに駒を進めました!」
カルツ「やったァ!」
マーガス「決勝トーナメント進出だ!」
全日本メンバー「す……凄い」「やっぱり西ドイツは強いな」「特にシュナイダーが半端じゃねぇ……」
板野「(ああ、やっぱりあっさりハットトリック……得点王ってこういう面もあって目指しにくいよなぁ)」
若島津「(ポルトガルのGKが雑魚なだけだ)」
やはりこの試合の中心にいたのはキャプテンにしてエースのシュナイダーであり、
シュナイダーはハットトリックを達成。
地味にマーガスも昨日に続き1ゴール1アシストをしており、
攻撃力に関しては大会でも屈指という評判が嘘ではない事を彼らは示していた。
シュナイダー「(俺の活躍見てくれているかい、父さん母さんマリー。ああマリーよ、お兄ちゃんは既に得点王だぞ。
この大会に優勝すれば将来世界一の選手になる為の大きな一歩になる。
どうだ凄いだろう、世界一のお兄ちゃんだぞ)」
マリー「あ、お兄ちゃん勝ったんだ。 やっぱり凄いなぁ。 それより、イタリアの試合はまだかしら?」
因みにフィールドで静かにガッツポーズをするシュナイダーは最愛の妹に思いを馳せていたが、
その妹の心はシュナイダーの勝利を祝いながらもそれより何より後に控えるイタリアの試合へと移っていた。
550 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 02:08:51 ID:???
ビクトリーノ「よし行くぜ! ボールを俺に集めろ、俺も2試合連続ハットトリックだ!」
ウルグアイメンバー「おう!」
続いて第二試合、ウルグアイ対スペイン。
戦力的には拮抗していたこの試合ではマークを受けたビクトリーノが上手く動けず、
昨日のように早々に得点を挙げるという事をウルグアイは出来なかった。
新田「(流石にあれだけマークをつけられたら厳しいのかな?)」
中山「ん? どうした、新田。 いつになく真剣なようだが……」
新田「あ、いえ……ちょっと気になる事があるんで」
そして、この試合を注視したのは新田である。
昨日の板野との話し合いでビクトリーノを当面の目標と設定した新田は、このウルグアイ戦をいつも以上に気合を入れて観戦をした。
とはいえ、試合展開は新田の予想を裏切るようにウルグアイの苦戦。
ビクトリーノの活躍も、ここまで全くないと言っていい。
新田「(うーん、思ったより大した事ない選手なのか? いやでも……)」
やがて新田は果たしてあれが自分の理想像なのだろうかと疑問を抱き始めたのだが……。
551 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 02:10:04 ID:???
先着1名様で、
★ビクトリーノが正解でした→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→ビクトリーノ「ならてめぇらを置き去りにしてダイレクトシュートだ!」 新田「(あの動きは!)」 なんか凄い事になりそう!
ダイヤ・ハート10以上→ビクトリーノ「ちっ、ならこれでどうだ!」 新田「むむっ!?」
ビクトリーノが高速ドリブルでマーカーを置き去りにした! 新田は何かを掴んだようだ!
ダイヤ・ハート9以下→ビクトリーノ「ちっ、ならこれでどうだ!」 新田「おお、凄い!」
ビクトリーノが高速ドリブルでマーカーを置き去りにした! 新田は感じるものがあったようだ。
スペード・クラブ10以上→ビクトリーノ「なら多少強引に撃ってやる!」 新田「むむっ!?」
ビクトリーノが強引にミドルシュートだ! 新田は何かを掴んだようだ!
スペード・クラブ9以下→ビクトリーノ「なら多少強引に撃ってやる!」 新田「おお、凄い!」
ビクトリーノが強引にミドルシュートだ! 新田は感じるものがあったようだ。
552 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 02:10:49 ID:???
★ビクトリーノが正解でした→
クラブA
★
553 :
森末(仮)
:2015/02/20(金) 02:11:43 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。
それでは。
554 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 02:39:39 ID:???
ここでマモノか。頑張れ新田アナカン新田までたどり着けるか
555 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 02:55:08 ID:???
このスレにクラブA分岐がなくて助かったな新田...
556 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 07:29:53 ID:???
まあシュートが育ってくれるほうが助かるけど。
557 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 07:52:02 ID:???
うーん...ドリブルの方がいい気がする。
ゲイ()術的なドリブルまでは望まないがキープ力の上昇のほうがよさげ
558 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 08:32:40 ID:???
ファルコンクロウ覚えてくれれば一気にスタメン候補なんだがな。
確か今あるシュートフラグはクロウのだったよね?
559 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 11:32:57 ID:???
本編の新田はドリブルがうまくなったからこそ試合でドリブルを行う機会が
増えたともいえるからなあ そんで覚醒した
560 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 14:14:14 ID:???
クラブA分岐がないから、全くのハズレではなさそうだね。
561 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 16:35:01 ID:???
ファルコン苦労は多分J隼ボレーと同値だから覚えても旨味が少ないんじゃないかな
ドリブルできたら持ち込んで打てるんだろうけど
562 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 16:41:48 ID:???
JOKER見るとこの世界だとファルコンダイブは浮き球シュートなのかね
ファルコンダイブ(低シュート力+8)300消費
563 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 18:17:15 ID:???
低シュート力+7が妥当な威力だと思われ
564 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 18:54:58 ID:???
ファルコンクロウは本編だと+8
J隼ボレーが低+5なら同値か。
565 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 19:58:45 ID:???
ファルコンダイブが高い浮き球シュートだったら
使い勝手が大分よくなるけどなぁ
566 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 20:12:09 ID:???
新田に高い浮き球か……
閃いた!新田に空手をやらせればいいんじゃね?
567 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 20:24:33 ID:???
これで解決だ!
ファルコンダイブ(空シュート+7or8,300消費)
...これ山森のグライダースマッシュの方が全然い...なんでもない
568 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 21:12:57 ID:???
>>566
原作でやってるんだよなぁ
569 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 21:44:05 ID:???
ビクトリーノを目指すなら相棒が必要だな
いっそ板野君がなってやるか?新田の相棒に
570 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 21:59:59 ID:???
マグナムファルコンだ!
新田君にはぜひとも伸びてもらいたい
板野くん一人じゃ厳しいからね
DFとMFは既にそれなりに揃っているからねえ
571 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 22:29:25 ID:???
板野起点の合体シュートならイマイチ不安な副砲としての新田のシュート力や存在価値もあがる
合体ワンツーで不安な両者のボール運搬力をフォローするって手もあるけど、それは松山で十分かな?
572 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 22:32:35 ID:???
>>568
さすがに知ってるから
地上はファルコンクロウ、低い球の最強技がファルコンダイブで高い球は若堂流隼蹴り
これに1対1シュートがつけば新田君も世界トップクラスのFWだ!
573 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 23:02:25 ID:???
新田に空手を習わせるのって出来るのかな
その若堂流隼蹴りって原作だと強いのか知らないけどさ
574 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 23:03:38 ID:???
新田に空手なんか合うのかね?普通にスピードいかせよと思ったけど
575 :
森崎名無しさん
:2015/02/20(金) 23:12:45 ID:???
サッカー上手くなりたいなら
空手なんかやってないでサッカーの練習をするべきだと僕ァ思うな!
576 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 00:03:34 ID:???
新田が育つ場合
山森とのコンビプレイもあれば強そうだね。
577 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 00:12:30 ID:???
>★ビクトリーノが正解でした→ クラブA ★
>ビクトリーノ「なら多少強引に撃ってやる!」 新田「おお、凄い!」
>ビクトリーノが強引にミドルシュートだ! 新田は感じるものがあったようだ。
===========================================================================================
ズダダダーッ!!
ビクトリーノ「俺に持って来い! いつまでもモタモタしてられるか!!」
新田「!!(あの動きは……南葛と戦った時の俺にそっくりだ!)」
やがてこの展開に焦れたか、ビクトリーノは強引にダッシュでマークを引き剥がしボールを要求した。
マークを受けてボールを貰えず、全力で走る事で一瞬フリーとなるその姿は、
正に対南葛戦で山森に苦戦をしていた新田の姿そのものであり、新田は思わず目を見開く。
新田「(ここからどうするんだ? 俺はダイレクトでボレーをしたけど、あのボールじゃ無理だ。
浮き球じゃない以上はダッシュ力をそのままボールに乗せるのは難しいけど……)」
スペインメンバー「くそっ、奪え!」「突破させるな!」「今なら体勢を崩してる! 止められるぞ!」
ビクトリーノ「遅いぜ! うおりゃああああああっ!!」
バシュッ! シュバアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! バシィンッ! ピピィーッ!!
新田「な、なにィ!?」
そして、ビクトリーノがそのまま直接ミドルシュートを放ち、
そのミドルシュートが凄まじい勢いでスペインゴールに突き刺さった瞬間、思わず新田は驚きの声を上げていた。
中山「へぇ、いいシュートじゃないか」
中里「うむ。 スピードに乗ったよきシュート……でござるが、
流石にシュナイダーのファイヤーショットと比較をすると些か見劣りするか?」
早田「あんなバケモンみたいな奴がゴロゴロいられてたまるかってんだ」
578 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 00:14:04 ID:???
新田「(違う! 確かに単純な威力こそファイヤーショットにもマグナムシュートにも劣るかもしれないけど……。
今のビクトリーノの凄い所はそこじゃないんだ!)」
得点が決まった事で全日本のメンバーからもまばらに感嘆の声が聞こえ始めるが、
新田は単純にゴールが決まった事ではなくビクトリーノのシュートの質に驚いていた。
威力こそは板野やシュナイダーのそれに比べ劣るものの、それは純粋に彼のキック力が板野達に比べ劣るからだろう。
新田「(根本的に今のシュートはマグナムシュートとかとは違うんだ。
マグナムシュートやファイヤーショットは、勿論フォームなどの研究もあるんだろうけど純粋な力で蹴るシュート。
言ってみればキック力に依存したシュートに過ぎない。
でも、今のビクトリーノのシュートは全身のバネを使ってキック力の不足を補う……。
フォーム、打ち方で威力を増す俺の隼シュートと同じ原理のシュートだ。
そして、それをビクトリーノはミドルシュートで――スピードを乗せて撃ったんだ!
完成されたフォームを、そのまま打つしかないと思っていたフォームで――スピードを殺さずに!)」
それは新田にとって大きな発見だったと言っていいだろう。
彼は自らの最大の武器である隼シュートを、既に完成されたシュートだと考えていた。
これを改良するといってもどうやってすればいいのかわからない……現状でも全身のバネを最大限に駆使して打っているのだから、
これ以上鍛えようがないとも考えていた。
しかし、違うのである。
板野がマグナムシュートにHOP−UPをする要素を組み込みバーストマグナムを編み出したように、
これ以上鍛えようがないというのならば付加要素をつければいい。
579 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 00:15:19 ID:???
新田「(ダッシュ力をそのままシュートに乗せるのはジャンピング隼ボレーで出来ている。
ただミドルシュートとなれば一旦静止しないとボールを蹴るのは難しい……でも、ビクトリーノには出来ているんだ。
俺にだって……俺にだって出来る筈だ! 出来ない筈がない!!)」
この時、新田はそのスピードを維持したままシュートを蹴るという難度の高さを理解しながらも、
それが自分には出来ないとは断じて思わなかった。
自分と同じくバネを生かしたシュートを打ち、自分と同じくスピードを持ち味とする選手が、
自分の何倍も高等な技術を会得していた事で反抗心を抱いたのである。
新田は板野に懐いているとはいえ、元々は野心家にして先輩に対しても実に生意気な口を利く男である。
一度認めた人物に対しては素直な敬意を払うものの、その上を行きたいという向上心も持ち合わせている。
新田「(身に着けてやる……! スピードを殺さないまま放つ、ミドルシュート!)」
フィールドでゴールを上げ、仲間たちに祝福されている今は遠く及ばない"目標"に視線を送りながら、
新田は静かに午後の練習でのイメージトレーニングに勤しむのだった。
※新田のビクトリーノへの感情が 新田→(目指す形)→ビクトリーノ になりました。
580 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 00:17:19 ID:???
その後、ウルグアイは再びビクトリーノが集中マークを受け、
今度はスペインも容易に彼からマークを外す事なく……結局ビクトリーノはそれ以後点を取る事のないまま試合は終わった。
試合終了間際にビクトリーノではない別の選手が1点を加えた事で2−0。
南米の黒豹は封じられた形ながらも、なんとか予選リーグの突破に成功をする。
ウルグアイメンバー「やったァ勝ったぞ!」「これで決勝トーナメント進出だ!」
ビクトリーノ「(チェッ、シュナイダーとは決勝トーナメントで決着だ!)」
第3戦はイングランドとマレーシア。
こちらは両チームのDFが決死の守備を見せ、一歩も譲らず0−0のスコアレスドローとなった。
昨日イングランドから勝利しているフランスとしては、明日引き分け以上ならば勝ち上がれる計算となる。
逆にイングランドはこれで予選敗退が決定。キャプテンであるロブソンの表情は、当然ながらすぐれなかった。
ロブソン「(昨日に引き続き今日もか……せめて、こちらにも頼りになる攻撃の駒がいれば助かるのだがな……)」
ナポレオン「明日のマレーシア戦は引き分け以上でよし、ですか……。
しかし、観客の皆さんには是非とも勝って僕たちが決勝トーナメントに駒を進める所を見せたいですね。
皆さん、頑張りましょう!」
ピエール「う、うん……」
581 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 00:18:21 ID:???
そして第4試合、グループD――欧州の強豪国イタリアJrユース登場。
迎え撃つは昨日日本に敗北をしたアルゼンチンJrユースである。
ヘルナンデス「さァ、行こうみんな。 いよいよ俺達の出番だ」
ディアス「よーし、みんな! 今日は俺がじゃんじゃんゴールを上げてやる!
どうせ奴らは守る事しかできねー臆病者どもだ! 皆は安心して守ってくれよな!」
和やかな笑顔で一同に声をかけながらフィールドに表れるヘルナンデスに、
昨日の敗戦から一転、陽気な態度でこちらもチームメイトに声をかけながら現れるディアス。
一見するとどちらも同じ立場に見えたかもしれないが、実際には違う。
ストラット「守る事しか出来ない……か。 どうやら、俺達の実力を見せるしかないみたいだな」
ランピオン「ああ」
ヘルナンデス「(頼むぞ、ストラット、ランピオン。 あいつが相手では俺達も無失点という訳にはいかないかもしれないんだ)」
一つにイタリアには――イタリア主将のヘルナンデスには、頼れる仲間がいた。
実質1人で戦っているディアスとは違う。攻めに、守りにと頼もしい仲間がいた。
その為に彼は気負う事なく、いい意味で彼らに依存する事でディアスという天才を相手にしても悲壮な覚悟をする必要が無かった。
ディアス「(ちくしょう、やっぱ全員昨日の試合を引きずってやがるな……いつもに比べて盛り上がりがたりねぇ)」
一方でディアスは、陽気にふるまいながらも内心頭を抱えていた。
昨日の敗戦――特にディアスが1ゴールしか上げられなかったという点がショックだったのか、
この日のアルゼンチンメンバーは今までディアスが見てきた中で1番落ち込んでいた。どれだけディアスが発破をかけても空返事なのである。
本来プレイで士気を上げ、その上で陽気な発言でムードを盛り上げるのがディアスのスタイル。
しかし、そのプレイのキレが昨日は悪かったのだから……彼らが盛り上がらないというのも、無理からぬ事かもしれない。
582 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 00:19:35 ID:???
バティン「……ディアス」
ガルバン「パスカル、どう思う? この試合……勝てるだろうか?」
パスカル「ゴールを奪う事は、ディアスが本調子なら問題ない。 絶対に奪えるんだ!
後は……結局、みんなが守り切れるかどうかに全てがかかってる……」
これから始まる試合を、バティン達は固唾を飲んで見守っていた。
全日本に負け、既に決勝トーナメント進出は不可能に近い。
故に、彼らが望む事はただ一つ――この試合を、出来るだけディアスの名誉を守る終わり方にして欲しいというものだけ。
ジョアン「十中八九、イタリアが勝つ。 火を見るより明らかじゃ」
アルシオン「ストラットならばアルゼンチンを相手にゴールを割るのは難しくなく、
ジェンティーレとヘルナンデスが守るゴールは全日本のそれより更に鉄壁……ですか」
ジョアン「うむ……しかし、サビチェビッチめ。 今朝になって姿を消すとは、いったいどういうつもりか……。
よもや、昨日言っていた言葉は本気だったというのか」
アルシオン「(見なくていいのか、それとも見たくなかったのか? サビチェビッチ。
貴様の惚れ込んだ英雄は、昨日以上の苦戦をしそうだぞ?)」
ジョアンとアルシオンは、余裕を持って見守っていた。
心情的にイタリア寄りである彼らはイタリアの勝利を確信しつつ、
今朝になって姿を消した男――アルゼンチン国籍を取得すると息巻いていたジャン=サビチェビッチに思いを馳せていた。
そして、いよいよ試合時間が近づく。
ヘルナンデス「君との対決を愉しみにしていたよ、アルゼンチンの天才。 今日は互いに、ベストを尽くそう」
本来の歴史と、立場を入れ替えた虐殺劇。
ディアス「そうか……なら、俺も全力で行かせてもらうぜ」
その一戦が、始まる。
583 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 00:20:35 ID:???
一旦ここで区切ります。続きは今日中に出来るかちょとわからないです。
584 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 00:21:38 ID:???
一旦乙です。とうとう始まる…
585 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 00:25:47 ID:???
一旦乙です。
ひっそりと伏線らしきものが二つ…
586 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 00:25:49 ID:???
それでもディアスなら…ディアスならきっと何とかしてくれる
587 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 01:35:17 ID:???
イタリアのモブはボールカットと繋ぐ能力が高めだから中盤に中里使ってカットにガンガン行くのも手
どうせ乱費怨に放るかバンビーノに渡す展開が多いだろうし
588 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 01:36:15 ID:???
アルゼンチン対イタリア。
2日目の試合の中で、1番注目を集めていた試合と言って過言ではない。
南米の雄アルゼンチンに、カティナチオと称される守備力が自慢のイタリア。
昨日の試合で……敗北をしたとはいえディアスの実力の高さをわかっている観客たちは、
如何にしてイタリアが守るのか――果たしてディアスの攻撃力はイタリアに通用するのかと予想を始める。
無論、それはこの大会に出場をしている多くのライバル達も同様である。
ピピィイイイイイイイイイイイッ!!
ディアス「よっしゃあ! それじゃいっちょ行くとするか!」
ダダダダダーッ!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
観客「お、ディアスが突っ込んだ!」「またかよ!」「今日も出だしだけじゃねーだろうな!」
そして、笛が鳴り――アルゼンチンボールでの試合開始と同時に、ディアスは昨日の日本戦同様中央突破を開始した。
この姿に観客からはもう一度華麗で天才的なゴールが見られるかという期待の歓声が半分。
その後は少し期待外れだった事からの野次が半分飛び交う。
ディアス「(黙って見てろってんだ! 俺は負けない! 俺は天才、ファン=ディアスだからな! ん?)」
ヘルナンデス「みんな、予想通り来たぞ! 作戦通りに動け!」
イタリアメンバー「「「おう!!」」」
そんな声の中でディアスはドリブルで猛進していたのだが、やがて誰もチェックに来ないのに気づき前方を見やる。
するとそこにはMFまでもが下がり、完全にPA内を固めるイタリア守備陣の姿があった。
589 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 01:37:17 ID:???
松山「イタリアはPA内を固める作戦で来たみたいだな」
早田「昨日ウチが考えたのと同じだな。 もっとも、こっちは中盤で松山が止めまくってたが」
岬「2段構えで守るか、最終ラインで止めるか……だけどイタリアは後者を選んだわけだね。
引いて守ってカウンター、というのがイタリアの伝統的な戦術の1つな訳だし、納得だよ」
板野「(そうか、イタリアのアドバンテージの1つとして、先にディアスの実力を知れてるってのがあるんだ。
だからこうやって無闇に突撃してディアスの調子を上げさせないようにしてる……)」
この戦術の意図を、全日本メンバーは即座に理解をした。
恐らくは昨日の試合でディアスの特徴――ドリブルをする毎に調子を上げる事をイタリアも把握しており、
ならば不用意にチェックをかけるのではなく最終ラインで止めようという作戦である。
ディアスもイタリアがこの陣形を敷いた理由を察知しながら、だからといって他に攻撃の手立ては無い。
何よりも自分のドリブルならばどれだけ人数をかけられようと奪われる気は一切していなかった。
ディアス「そうやって人数をかけて止められるもんなら……止めてみなぁぁあっ!!」
スタタタタタターッ!!
実況「イタリア、ここはPA内に引いて堅く守る! これはあまりにも堅牢な壁と言っていいでしょう!
しかし、この密集地にも関わらずディアスくんが飛び込む! ミドルシュートは打たない、飛び込みます!
果たしてこれは突破なるか!?」
ディアスの考えは決して外れではなかった。奪われる気がしないというのも、間違いではない。
事実、イタリアの殆どのDF達はディアスの動きについていけすらしないのだ。
本来ならば、ディアスが早々に得点を上げていた場面だろう。
ズドガガガガガッ! バチィィイイッ!!
ディアス「なにィ!?」
ジェンティーレ「ちぃっ!! (この俺が零れ球にするのが精いっぱいだと!?)」
590 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 01:38:27 ID:???
だが、違う。本来とは違うのである。
このイタリアには、ヘルナンデスと共にゴールを守る世界最高峰のDF――サルバトーレ=ジェンティーレがいたのだから。
中山「!!」
松山「なっ、なにィ!?」
早田「……なんだあのDFは!? 今、何しやがった!?」
板野「(ジェンティーレ……やっぱり、能力的には強敵だ。 能力的には)」
ワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
実況「駄目だ! これは流石に無理があった! ディアスくん、ボールを零した〜っ!!
止めたのはジェンティーレくん、凄まじい勢いのタックルでディアスくんの突破を阻んだ!
ディアスくん、ゴールならず〜っ!!」
観客「うおっ、すげえタックル!」「ディアス、また駄目かよ〜」「今のはイタリアが凄いんだって」
ディアス「ぐ、ぐ……(畜生、なんだってんだコイツは?)」
ヘルナンデス「よし、ナイスだジェンティーレ! その調子で頼むぞ」
ジェンティーレ「ふん、言われるまでもないさ。 そして次は確実にしとめる」
ディアスのドリブルは、間違いなく世界でもトップレベル――否、トップだった。
しかし、同じくジェンティーレは世界トップのDFだった。疑いようもない程の。
もしも一対一の勝負ならばわからなかった。或いはディアスが突破をする方が、確率的には高かったかもしれない。
ただし、今のジェンティーレには数的有利があった。密集地という地の利もあった。
その状況で彼を抜き去るというのは、如何にディアスといえども難しい。
591 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 01:39:47 ID:???
バサレロ「さぁ、今度はこっちの番だ! 頼むぞ!」
バコーンッ!!
ディアス「し、しまった!」
そして、ボールをフォローしたイタリアはすぐさまロングキック。
お得意のカウンター戦術で、逆にこちらが先制点を奪おうと攻勢に出る。
慌ててディアスは戻るものの、当然ながら蹴りだされたボールの速度には追いつく事が出来ず、飛び上がったボールは中盤まで戻され……。
バッ! ババッ!!
ランピオン「そーらよっ!」
ガレヤ「た、高い!?」
マーガス「(……あれが噂のイタリアのポストプレイヤーか)」
政夫「(げげっ、ポストが無くてあれだけ飛べるのか)」
和夫「(俺達もジャンプ力なら負けてないけど、そもそもの上背が足りないもんなぁ……)」
若島津「(あの程度の高さなら弾き返すのに苦労はせんな)」
このハイボールにはローマの鷹――イタリア国内で有数のポストプレイヤーとして名を馳せるランピオンが合わせ、
共に飛び上がったアルゼンチンDFの数段上を行きあっさりと落とす事に成功する。
マリー「キャッ、ランピオンさんが映ったわ!」
因みにこの時、西ドイツのマリーは小さく喜んでいた。
592 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 01:41:05 ID:???
ストラット「ナイス、ランピオン!(ゴールまでは……30m程か? でもこれなら……)」
グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
実況「ボールはランピオンくんが競り勝ち……これをストラットくんが受け取った!
そしてなんと!? ストラットくん、ここでシュート体勢に入ったアアアアアアッ!!
まさかまさか、この距離からシュートを狙うつもりか!?」
来生「はァ!? なんだあいつ、あの距離からゴール狙うつもりなのか!?」
反町「馬鹿な! どれだけゴールが離れてると思ってるんだ!?」
板野「いや……これは……(ストラットの必殺シュートがどれくらいかわからないけど、あいつの馬鹿げたキック力なら……)」
ランピオンが落としたボールをストラットが拾い、即座にシュート体勢に入った瞬間――観客たちからはざわめきが発生する。
シュナイダー、ビクトリーノ、ナポレオン、そして板野。
今日の試合までで幾多のストライカーが出ていながらも、そのいずれもがこれ程に距離の離れた位置からゴールを狙ったという事は無かった。
或いはシュナイダーや板野ならば、狙えば決まっていたかもしれないが――。
より確実を期すため、ゴール前まで運んでからシュートを打ちに行っていた。
その為、当然ながらこの無謀に見えるシュートが入る筈はないと、誰もが思った。
折角のチャンスを棒に振る、愚かな行いであると。
593 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 01:42:18 ID:???
しかし、その認識は一瞬にして覆される事になった。
ストラット「くらえ! これが俺の……マグノスゾーンシュートだァァァアアアアアアアッ!!!」
ドゴッ……バゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!
アルゼンチンDF「ぐぎゃっ!?」「馬鹿なっ!?」「くそおおおおおっ!?」
ストラットの放ったシュート――『マグノスゾーンシュート』は放たれるや否や、
目にも留まらぬ速度でアルゼンチン守備陣を吹き飛ばし。
ガルトーニ「ぐ……はあああああっ!?」
GKのガルトーニはまともにセーブに向かう暇も与えられぬまま弾かれ。
バギャガガンッ!! ドゴォッ!!
ピ、ピピィーッ!!
ストラット「よーし! やったぞ、みんな!!」
ディアス「ば……馬鹿な……」
距離がどうした、DFがどうした、GKがどうしたと言わんばかりの破壊力を見せて、アルゼンチンゴールへと突き刺さった。
前半開始、僅か5分。
奇しくも丁度昨日の日本戦、ディアスが1点目を入れた時と同様の時間帯だったという。
イタリア 1−0 アルゼンチン
594 :
森末(仮)
:2015/02/21(土) 01:43:33 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。
595 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 01:43:45 ID:???
イタリアに先制されたらもうアウト、乙でした
596 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 02:06:40 ID:???
乙です
イタリアは4点差以上つけようとしてくるだろう、踏みとどまれるか?
597 :
森崎名無しさん
:2015/02/21(土) 02:11:08 ID:???
アルゼンチンはとにかく攻めなくてはいけない、イタリアは引いて守って放り込むだけでいい
真地獄の方程式。何点差がつくんや…
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