キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】

1 :森末(仮):2015/02/09(月) 22:31:05 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品です。
参加者の皆さんの選択、及びカード引きによって物語が展開していきます。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1397051465/l50

☆あらすじ☆

キャプテン森崎を心から愛する男板野住明はある日キャプテン森崎の精、
通称『森末』からキャプテン森崎の外伝スレへと参加してみないかと提案をされ外伝世界へと飛ばされる。
ふらの中学で松山達と共に鍛錬を繰り返し、1年と少しの期間を費やして臨んだ3年目の全国大会は惜しくも準決勝で敗退。

その後、同じ中学出身である松山と共に全日本Jrユースに選出された板野は、
全国大会で共に競い合った立花兄弟や合宿で集中的に練習に付き合った新田らの後押しもあってか、板野は見事キャプテンに選ばれる。
舞台は世界へ。全日本はハンブルグとの試合に3−3の引き分けに終わった後、
練習試合をする筈だった各チームに断られ追加合宿に明け暮れる。
そしてフランス国際Jrユース大会が開かれ、全日本はアルゼンチンJrユースと初戦でぶつかり合う。
天才・ファン=ディアスのスーパープレイの連続に圧倒される全日本であったが、
他の選手が然程の実力者ではないという弱点を突いて前半で2−1でリード。
尚も試合は続く……。

748 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:24:38 ID:???
JOKER出てたらカオス過ぎて笑えるなw

749 :森末(仮):2015/02/24(火) 23:45:27 ID:???
>★後悔しないFW→ スペード5 ★
>見上「変更は無い。 FWはお前、政夫、和夫の3トップだ」
================================================================================
板野「え、えぇー……」
見上「ええー、じゃない! 年端の行かぬ子供でもあるまいし……」

結局、見上は脳内で思考を繰り返し予定通り立花兄弟の起用を決めた。
これに対して板野は情けない声を出して抗議にならぬ抗議をするのだが、見上はそれに呆れた様子を魅せるだけである。

見上「確かに三杉を起用するメリットも大きい。 だが、デメリットも大きい。
   奴は切り札だ。 無論、出すタイミングを誤り機を逃す馬鹿はせんが、三杉をベンチにおける意味は大きい。
   不利な戦局を打破出来る駒だからな」
板野「み、三杉を最初から使えば不利な戦局にすらならないんじゃ?」
見上「なったらどうする? お前と三杉が組んでも突き崩せなかったらどうするつもりだ?
   その際に立花を使えんような交代枠だったらどうだ? ……これらを考えても、立花兄弟を先発で使う」
板野「(駄目かぁ。 やっぱり全部が全部聞いてくれるわけじゃないんだな……)」

こうして見上は決定を下し、FWの3人が確定する。
MFも2人、DFも土台役を含めれば3人決まっており、残すは2人を誰にするかが焦点となる。

見上「早田がマーカーとなり、土台役が必須となれば3バックにする訳にはいかん。 フォーメーションは4−3−3になる」
板野「次藤か中西かが上がったらスカスカになっちゃいますもんね……」
見上「その上で残りを誰で埋めるかだが……何かこれは入れておいて欲しいというものはあるか?」
板野「そうですね……」

750 :森末(仮):2015/02/24(火) 23:46:37 ID:???
A.「佐野を守備的な位置で使いませんか? スカイラブでフィードを上げられる前にカット出来ます」
B.「滝をサイドハーフで使いましょう。 立花達がいるなら、センタリングを上げられる選手が欲しいです」
C.「井沢をDFで使うのはどうですか? 高さもあるし無難に守備をこなせる筈です」
D.「イタリアのパスワークを遮断する為にも中里をMFで使いたいです」
E.「三杉をMFで使いましょうよ。 3Mを中盤に並べましょう」
F.「そろそろ山森を使ってみるのはどうですか? ヘルナンデスからゴールを奪えるかもしれません」
G.「ストラットがマークを外した場合の保険に石崎を使うのはどうでしょうか?」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

751 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:46:54 ID:0WsfnvnQ


752 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:47:08 ID:8c5N8urQ
A

753 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 01:34:50 ID:???
土台は二人必要になるかもね。一人だと交代枠が足りなくなる。

754 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:45:52 ID:???
>A.「佐野を守備的な位置で使いませんか? スカイラブでフィードを上げられる前にカット出来ます」
================================================================================================
見上「うむ、それは私も考えていた事だ。 お前も同意見なら問題は無いな……佐野をDFに。
   佐野を使うならば、相性を考えても次藤を土台役に据えるとするか。
   残ったサイドハーフは……小池で問題ないだろう」

−J−F− J政夫 F和夫
−−H−− H板野
−−−−−
G−I−E G岬 I松山 E小池
−−−−−
CD−AB C早田 D佐野 A次藤 B中山
−−−−−
−−@−− @若島津

見上「これが明日のスターティングメンバーだ」
板野「(……なんだか本当に色々とおかしな事になってるメンバーだなぁ)」

改めて見上と決めたスタメン表を見る板野だが、そのメンバー構成に思わず苦笑いをする。
それなりに様にはなっているものの、色々と本編や原作に比較をしておかしな点もあるのだ。
これを見て微妙な気持ちにならない筈もない。

板野「(でも、これがこの全日本代表なんだよな……本編では殆ど出番の無かった佐野といい、
    そもそも存在すら忘れてた小池といい、なんか本当に変わっちゃったなぁ)」

しかし、この形が――この本編や原作の面影もないフォーメーション、メンバーこそが板野にとっての全日本なのである。
昨日の試合といい、翼も日向も……森崎すらいなくとも、結果は出せる。
一見すれば頼りなく思えるこのフォーメーションでもきっと勝つ事が出来る筈だと、板野はそう思った。

見上「話は以上だ。 部屋に戻れ」
板野「はい!(よし、頑張るぞ!)」

755 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:47:35 ID:???
こうしてキャプテンと監督の対話が終わり、夜が明ける。
8月25日、パルク・デ・フランススタジアムでは今日もまた熱い戦いが始まった。
まず第一試合のフランス対マレーシアは、フランスがマレーシアを攻めあぐね終盤まで点を奪えない展開が続く。
しかしマレーシアも守備は堅かったが攻撃はあまりにお粗末であり、こちらも点を取れない。
結局後半22分、ナポレオンのノートラップキャノンがようやくマレーシアゴールに突き刺さり、
1−0という辛勝でフランスが勝ち抜け決勝トーナメント進出を決めたのだった。

フランスサポーター「よーし、よくやったナポレオン!」「お前がフランスのストライカーだ!」「決勝トーナメントも頼むぞ!!」

ナポレオン「はい、頑張ります! これからも応援よろしくお願いします!」
アモロ「あわわわ、あわ、わわわわ……」
ピエール「(本当にどうしようかあれ……)」

756 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:48:48 ID:???
そして今、決勝トーナメント進出の椅子をかけ、全日本対イタリアの試合が始まろうとしていた。

見上「よし、みんな聞け。 今日のスターティングメンバーを発表する」

控室では日本のメンバー達は見上指揮下のもとミーティングを行っており、
丁度スターティングメンバーの発表がされていた。
昨日のアルゼンチン戦からはガラッと変わったメンバー構成に、一同は改めて全日本の層の厚さ(一部薄さ)を感じつつ、
出場機会を得れた者は笑顔を見せ、そうでなかった者は落胆をする。

反町「(うっ、スタメン落ち……折角ゴール上げたのにな……)」
沢田「(あわわ、やっぱり駄目だ……今日は小池さんかぁ……)」
井沢「(……中盤が3人だとボランチ寄りの俺は起用されにくいのかな)」
若林「(くそっ! 昨日は1失点だったというのに、駄目か! ……駄目か)」
佐野「(やった! やった! 出番だ!! この位置って事は、スカイラブを期待されてるんだな?)」
次藤「(ふぅ、今日はスタメンタイ……ばってん、この様子じゃと土台役がメインのようじゃがのう)」

見上「フォーメーションの意図について説明をするぞ。
   まずFW、ここは単純に火力だ。 板野、そして立花達のシュートでイタリアの牙城を突き崩す。 シンプルにそれだけだ。
   次藤、今日は積極的に機を見て上がれ。 佐野もついて回るんだ」
次藤「はい」
佐野「はい」

中山「……しかしDFが2人もオーバーラップをしてはカウンターを食らった場合目もあてられない事になりますが」
見上「カウンターの際、警戒をすべきはランピオンだ。 奴を使って落とすのがイタリアの主要な攻撃パターンだからな。
   そして、そこにも対策を取る。 早田」
早田「へい」
見上「お前の仕事はストラットのマークだ。 それだけでいい。 奴を封じ込める事だけに今日の試合は集中しろ」
早田「わかりました(マンマークなら俺の十八番よ。 今日はあのチョンマゲ頭に好き勝手させねぇぜ)」
見上「ストラットを封じる事によりカウンターの危険性は半減以下だ。
   数的不利から攻め込まれる事は多くなるかもしれんが、イタリアのMFに決定力は無い」

757 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:49:59 ID:???
DFの2人が積極的にオーバーラップをする事に対する不安を見上は取り除きつつ、
しかし今度はカウンターでは無い場合――中盤にいるランピオンに向けてのボールではなく、
ゴール前……ランピオンが直接狙ってくる場合やそこからのポストプレイについての対処について質問が上がる。

見上「カウンターでないのならば、佐野、お前と次藤のスカイラブを使え。 奴へのフィードは全てカットするつもりでいくんだ」
佐野「はい(ケケケ、今日はスカイラブでバンバンカットしてアピールしないとな)」
見上「それで駄目ならば若島津、お前の出番だぞ」
若島津「オス!(佐野などいなくとも全て俺が弾き返してやるのだがな……)」
見上「いいか、今日の試合――守りについては主要たる2名の対策をしっかり踏まえれば恐れる事は無い。
   だが攻撃はそうはいかん。 弱点など奴らには殆ど無いのだからな。
   よって手数で攻めるしかない。 松山、岬」
松山「はい」
岬「はい」
見上「お前たちも機を見て狙って行け。 奴らの牙城を崩すには、様々な攻撃を試すしかないんだ」
松山「わかりました(俺も積極的に狙っていくか……)」
岬「(僕のシュートで通じるかどうかはわからないけど、上手くこぼれ球に出来れば儲けものだな)」
見上「今日の試合も苦戦は必至だ。 貴様らならば絶対に勝てるなどと気楽な事も言わん。
   だが、ここで勝てぬようではお前たちはその程度だという事だ。 アルゼンチンに勝てたのはマグレ、と国内でも言われるだろう。
   そう言われたくないのなら……勝ってこい」

全日本メンバー「「「はい!!」」」

見上「よし、行ってこい!」

758 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:51:20 ID:???
ワーワー! ワーワー!!

実況「日本が決勝トーナメントを賭けて戦う相手、それは強豪イタリア。
   中でも昨日のアルゼンチン戦であの天才ファン=ディアスくんを止め、攻撃をシャットアウトしたDF。
   イタリアの超新星、サルバトーレ=ジェンティーレくんをどう崩すか。
   更にその背後を守るキャプテンのジノ=ヘルナンデスくんをどう攻略するかがこの試合の日本のポイントでしょう。
   一体日本はどのような対策を施すのか?」

そしてアナウンスと共に両チームの選手たちが入場をし、これを迎えるのは観客たちの歓声。
昨日の試合、一昨日の試合で両チームの実力の高さについては観客たちも既に察しがついており、
この試合は正に今大会でも屈指の好カードとして注目を集めていたのである。

観客「お、出てきた出てきた! ニホンの9番(板野)だ!」「今日もハットトリックするかな?」
  「いやぁ、イタリア相手にそれは分が悪いんじゃないか?」「ああ、逆にマークにあって無得点だと思うね俺は」
  「それよりイタリアの9番がハットトリックするんじゃないか?」「なんかニホンGK変わってるな」

ピエール「驚いた……ニホンはメンバーを殆ど変えてきたな」
ナポレオン「同じ顔のFWに、どんぐり目のMF……DFとGKも変わってますね」

響「がんばれがんばれニ〜ッポン! ニッポンチャチャチャ!!」
真「あれ……? 佐野くんがDF? え、佐野くんってFWじゃなかったっけ!?」

シュナイダー「FWはワカバヤシから点を奪ったあの双子を起用か。 しかし、土台になっていた選手がいないようだが……」
カルツ「あのでかいDFがそうなんじゃないか? 他に出来そうな奴もいないし」

森崎「……は? なんで佐野の奴がDFなんかやってるんだ? 監督ご乱心か?」
翼・高橋「「(あの23番(小池)って誰だろう?)」」

759 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:52:23 ID:???
両チーム共に注目を集めていたが、特に目を引いたのは全日本だろう。
何せ板野、松山、岬、中山、早田以外の選手は全て昨日の試合のスタメンからガラッと変わっているのだ。
多くの者は日本の選手層の厚さに驚き、また一部の者は意味不明な起用に混乱をするのだが、
フィールドで相対するイタリアJrユースの反応はそれらとは違った。

ヘルナンデス「(あのFWは……警戒が必要だな。 油断をしていたら失点をしてしまう……ん?)」
ジェンティーレ「ハーッハッハッハ! 見ろよみんな、愉快なサルマワシのサルが2人もいるぞ」
コンティ「え?」
ランピオン「(あちゃあ……またはじまっちゃったか、ジェンティーレの悪い癖)」

イタリアJrユースの面々はキャプテンのジノ=ヘルナンデスを筆頭に、
そのほとんどが温厚か常識人のどちらかである(ヘルナンデスは性的趣向が危ないが)。
だが、唯一……ジェンティーレだけが実に嫌味な性格をしていた。
何か過去に嫌な事でもあったのか、特にジャッポネーゼ……日本人に対しては毛嫌いに近い感情を持っており、
共に入場をする際にはこれ幸いとばかりに指を指して高笑いを始めたのである。

政夫「……あん?」
和夫「まさか、サルマワシのサルって……2人って……」
ジェンティーレ「おやおや? どうするみんな、このサルは人語を理解するみたいだぞ」
板野「(うわぁ、凄く嫌な奴! 凄く嫌な奴だぞジェンティーレ!!)」

そして、この時ジェンティーレに標的にされたのは立花兄弟であった。
ハンブルグ戦で見せた彼らのアクロバットサッカーを偵察に来ていた彼らは当然見ており、
その際ジェンティーレは彼らの動きを『サルマワシ』と断じて一笑に付していたのだ。
ある意味この試合に立花兄弟が出てきて、彼が立花兄弟を馬鹿にするもの必然だったと言えるだろう。

760 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:53:40 ID:???
しかし、当然ながらこれで憤慨をするのは立花兄弟である。
彼らは自分たちの猿顔を自覚しながらもそれを気にしていたし、馬鹿にされる事を非常に嫌っていた。
例え興奮すると猿語を話してしまう癖があったとしても、バナナが好物だったとしてもである。

政夫「てめぇ! 誰が猿だ、この野郎!!」
早田「ナメとんのか! いてこますぞワレェ!!」
次籐「いんやぎーん!えらかしてるのかんは!」

そして、怒っていたのは立花兄弟達だけではなかった。
全日本の血の気の多いメンバーは対戦相手にチームメイトが笑われるという事に激昂をし、
ジェンティーレに対して怒りを露にしていたのである。

板野「(くそっ! 俺もなんだかムカムカしてきた! 何か言ってやろうか!?)」

板野としても仲のいい立花達が馬鹿にされて腹立たしく思わない筈もなく、頬を膨らませながらジェンティーレを睨みつけるのだが……。

A.「うちの選手の事を笑うのはやめてもらおうか」 キャプテンらしく立花達を庇う
B.「こいつらは確かに猿だが……猿とハサミも使い様だよ?」クールに微笑む。
C.「ああ、ハンブルグ戦を見たのか。そりゃ抱腹絶倒になるよな、ハハハハハ!」友好を深める。
D.「なんでも良いから、さっさと試合を始めようぜ」こんな時はマグナムスルーだ。
E.「みんな、熱くなるな。 熱くなりすぎると誰かみたいにカード貰っちゃうからね」 挑発返しだ!
F.「ねえイタリアのキャプテン、見てないで止めてよ」 ヘルナンデスに助けを求める。
G.「ふふふ、笑っていられるのも今の内だぞ超新星。 その異名通り爆発させてやる」 右足を素振りしてみる。
H.その他 板野くんに言わせたい事を書いて下さい

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

761 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 01:54:02 ID:WCgLPtKU
E

762 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 01:54:30 ID:???
E

763 :森末(仮):2015/02/25(水) 01:55:19 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

764 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 01:55:37 ID:6Sd+9C3o
E

765 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 02:42:14 ID:???
慈円手入「くっ…! 落ち着け! あんな安っぽい挑発に乗るな!うおおおおおっ!」

766 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 04:52:43 ID:???
乙です
原作ヘルナンデスもこの頃はとりあえず煽っとくスタイルだったな

767 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 06:58:21 ID:???
本編でも森崎にうまく返してた

768 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 07:09:59 ID:???
これで19人試合出場か。残り5人(滝来生山森石崎高杉)はフランス戦出れるといいけど。
あとこれ絶対あの人いるよね。

769 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 08:28:52 ID:???
マレーシアが妙に堅かったみたいだけどクスタいたのかしら

770 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 17:07:40 ID:???
山森はフランス戦に新田と一緒に出れるんじゃないかな
フランスはアルゼンチン以上にパスカット弱いし
買収審判相手だから接触プレイはなるべく避けたいし

キャプ翼で最強DFといえば、やっぱりクスタのイメージ強いなあ

771 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 18:40:55 ID:???
クスタにサビチェ、新田も微妙に成長フラグたってるし、
こりゃアルシオンとはWYイタリアじゃなくてカンピオーネで戦う流れかもしれないな…

後、ミサキーヌのマリーシアに期待しよう!

772 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 18:43:52 ID:???
クスタってクラブチームはブラジルでしたっけ?

773 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 18:57:53 ID:???
そうだね。

ちなみにウルグアイにも誰かいる。
ベルギーにラムカーネはいない模様。

774 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 19:07:54 ID:???
ウルグアイのルーベンは翼に負けて入れなかったから……
ルーベンもシニョーリもクラブチームはセリエAなんだよな……

775 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:05:08 ID:???
>E.「みんな、熱くなるな。 熱くなりすぎると誰かみたいにカード貰っちゃうからね」 挑発返しだ!
================================================================================================
ジェンティーレ「なにぃ……?」
板野「(あ、効いてる効いてる!)」

真正面から言い返すか、それとも立花兄弟達を庇うかと考えた板野だったが、
そういえば……と昨日の試合でジェンティーレが見せた失態、『カードを貰った事』を思いだしそれを口に出した。
元来挑発行為などはその純粋とも言える性格から苦手だった板野であるものの、
この時ばかりはジェンティーレに対する怒りからそれを行ったのである。

これを受けて、ジェンティーレはポカンとしたようにしばらく放心をしていたが、
板野の放った言葉の意味を理解すると同時に、少しずつ顔面を怒りで紅潮させてゆく。

中山「そうだな、俺達は下手に熱くなりすぎないようにしよう。 多少の熱さはいいプレイをする為に重要だが、
   それと同時に冷静さも無ければ選手としては二流以下だからな」
佐野「そうですね」
ジェンティーレ「きっ、貴様ら……!」

そして、更に板野の言葉に賛同をするようにして仲間たちがジェンティーレをこれ見よがしに見ながら追従すると、
いよいよジェンティーレの沸点はピークに達そうとしたのだが……。

ヘルナンデス「やめないか、ジェンティーレ。 審判がこちらを見ているぞ」
ジェンティーレ「……チッ!」

ここに来てようやくイタリアキャプテン、ヘルナンデスが動きジェンティーレが暴走をする直前に声をかけた。
彼の言うように審判は先ほどから言い合いをしているこちらをちらちら見ており、
もしもジェンティーレが暴れていれば何らかの処置――そうでなくとも心証は悪くなっていたに違いなく。
それをジェンティーレも理解しているのか、忌々しげに舌打ちをして引き下がるのだった。

776 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:06:27 ID:???
ヘルナンデス「すまなかったな、アレも悪い奴ではないんだが……」
和夫「あそこまで言われて悪い奴じゃねぇなんて言われても納得できねーよ!」
ヘルナンデス「重ね重ね申し訳ない」
松山「(これがイタリアのキャプテンか……対応的には紳士的だな。 もう少し、早めに止めて欲しかったけど)」

その後、ヘルナンデスは改めて日本メンバーに謝罪をする。
挑発に対して挑発を返した手前、板野としても少しばかり罪悪感はあったのだが、
先に挑発をしたのはジェンティーレである為に、あくまでもヘルナンデスは丁寧に頭を下げた。

立花兄弟達は未だにご立腹だったものの、別にヘルナンデス自体が悪い訳ではない為に多くの者は怒りを収め……。
しかし、止めるならもう少し早く止めて欲しかったとヘルナンデスの対処の遅さに内心文句をつける者もいるのだった。

ヘルナンデス「(ジェンティーレは少し傲慢なくらいがいいプレイが出来るからな……ニホンには悪いが、
        あれだけ言い散らかせば今日の調子はよくなるだろう。
        もっとも、言い返された事に対して機嫌を損ねているだろうからそこはフォローしておかないとな)」
板野「(ヘルナンデスって本編でも性癖以外はまともな奴だったもんな……助かった)」

無論、ヘルナンデスが多分に利己的な考えでジェンティーレをある程度放置していた事を、
彼らは知る由もない。

………
……


777 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:07:52 ID:???
森末「さぁ、本大会2戦目! イタリアJrユースとの闘いの時間がやってきたね!
   本編ではヘルナンデスしかおらず、蜂の巣にされる彼がどれだけシュートを止められるか……という、
   なんとも言えないチームになっていたけれど、この世界では誰かさんのせいで超強化。
   ジェンティーレ、ストラット、バンビーノ、ランピオンという攻守のタレントが勢ぞろいしている。
   当然強敵だけど……その中でも特に脅威となるのがジェンティーレ。 彼はこの段階で既に世界最高のDFだ。
   彼とヘルナンデスが守るゴールを如何にして割るか、それがこの試合の最大の鍵となるね!
   それじゃあ最後にフォーメーションの確認だ!」

イタリアJrユース 5−3−2

−−@−− @ヘルナンデス
−B−C− Bゴルバテ Cマリーニョ
A−E−D Aトリノ Eジェンティーレ Dバサレロ
−−−−−
G−I−F Gコンティ Iバンビーノ Fディモス
−−−−−
−H−−− Hストラット
−−−J− Jランピオン
−−−−−
−J−F− J政夫 800/800 F和夫 800/800
−−H−− H板野 930/930
−−−−−
G−I−E G岬 850/850 I松山 850/850 E小池 700/700
−−−−−
CD−AB C早田 800/800 D佐野 750/750 A次藤 800/800 B中山 850/850
−−−−−
−−@−− @若島津 850/850

全日本Jrユース 4−3−3

森末「板野の新しいシュートなら、きっとカティナチオも粉砕!玉砕!大喝采できる筈だ!
   スゴイぞーカッコいいぞーと言えるように頑張ろうね! グッドラック!!」

778 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:08:56 ID:???
ワーワー ワーワー

実況「さぁ、入場が終わり両チームのキャプテンがセンターサークルに入ります。
   審判のもと、これよりコイントスを行うもようです」

観客「どっちが勝つだろうな?」「流石にイタリアだろう、ニホンも強いけど流石に東洋の島国じゃな」
  「いや、案外大物くいがあるかもしれないぜ」「どっちにしたってフランスと当たるんだ。フランスに負ける運命さ」

やがて試合時間が近づくにつれて観客たちもこの試合の展望を予想し始めた。
どちらのチームも前評判は高く予想は困難を極めたが、大多数はイタリアが勝利を収めるだろうと考えた。
彼らも日本の強さというものを既に理解をしているが、それでも日本サッカーの歴史は浅い。
ポッと出の弱小国がアルゼンチンに大差をつけて勝ったからといって、続けてイタリアにも勝てるだろうとは思えなかったのだ。

観客「あのイタリアの守備陣を抜けるとは思えないしな」「なんせパーフェクトキーパーにイタリアの超新星がそろい踏みなんだからな」

その印象を決定づけたのは、やはりイタリアの守備力である。
昨日の試合でも見せたようにDFのジェンティーレの守備力については今大会でも随一。
ディアスの突破を完全に止めてみせた事から見ても、疑いようのない実力者である。
更には欧州No.1という異名を持つヘルナンデスがその背後に構えているのだから、
正にカティナチオの名に恥じない鉄壁の守備陣と言えるだろう。

真「うーん、やっぱり殆どの人はイタリア有利と見てるんだなぁ」
響「む〜! 日本だって強いのに、どうしてだ!?」
プロデューサー「カッカすると胃に悪いぜ」
真「やっぱりイタリアの守備を評価する声が多いみたいだね。
  実際、両チームともアルゼンチン戦のスコアは同じだけど……イタリアの失点はPKの1点だけだったんだ、無理もないよ」

これに憤慨をしたのは日本を応援するアイドル達の片割れ、我那覇響だったのだが……。
彼女よりもサッカー事情に詳しいと言える菊地真は響を宥めつつ、冷静に戦況を分析する。

779 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:10:02 ID:???
真「今日の試合は、やっぱり日本がどうやって攻めるか……イタリアからゴールを奪えるかだね。
  板野くん、それに立花くん達を使ってる事から見てもかなり攻撃に偏重してるようだけど」
プロデューサー「お前さんスポーツの事になると頭の回転早くなるねぇ」
真「へへっ、スポーツは大好きですからね!」
響「真、多分プロデューサー褒めてないと思うぞ……にしてもそっか、昨日も言ってたけど点を取れるかどうかなのか」

プロデューサーの言葉に何を勘違いしたか照れる真にツッコミを入れつつ、
響はフィールドの板野へと視線を向ける。

響「(大丈夫かな、板野くん……)」

点を取る事が問題となれば、その問題を解決するのはFWの仕事。
即ち、板野の役割である。
以前取材をした時より少しだけ……ほんのちょっぴりだけ板野の事を意識していた響は、
いつにも増して真剣な表情でゴクリと唾を飲み込み、緊張した面持ちで試合開始を待っていた。

780 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:11:40 ID:???
ヘルナンデス「今日の試合、君と戦うのを楽しみにしていたよ。 改めてよろしく頼む」
板野「こちらこそ(ヘルナンデス……さっきは助かったけど、これからこいつと戦うんだよな)」

そして、フィールドでは両チームのキャプテンが握手を交わしていた。
ヘルナンデスの言葉に偽りはない。
ハンブルグ戦、アルゼンチン戦と彼は日本の事を研究しており、その中でも特に板野に注目をしていた。
ゴールキーパーである彼が、今大会でも屈指の決定力を持つ板野に注目し、
どちらが上か雌雄を決するのを楽しみにしていたとしても何ら不思議ではないだろう。

逆に板野としては、内心強敵の出現に恐れ半分楽しさ半分という気持ちでいた。
彼は知識として知っている。ヘルナンデスが世界的なレベルのキーパーであるという事を。
更に今のイタリアにいるジェンティーレは、本編でも最強のDFとして現れた事を。
果たして自分が彼らに勝てるのか、不安になる気持ちがあって当然と言える。

板野「(いや、大丈夫……大丈夫だ。 俺にはバーストマグナムがある!
    多田野くんのお陰で覚えた新しいシュートがあるんだ! 負けるはずがないんだ!)」

だが、それでも彼は必死に自身を奮い立たせた。
新しい力を欲し、友からのアドバイスを受けて完成させた技があれば勝てると信じて。

ヘルナンデス「では審判、コイントスを(いい目だ……最初は弱弱しかったのが、次第に闘争心に燃えてきている。
       これは油断出来そうにないぞ)」
板野「(見てろヘルナンデス、お前とジェンティーレの守るゴールを俺が絶対に破ってやるぞ!!)」

ジノ=ヘルナンデスとサルバトーレ=ジェンティーレ、そして板野住明。
やがて遠くない未来再び対決をする世界を代表するストライカーと堅固な壁の、初めての対戦が始まろうとしていた。

781 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:12:42 ID:???
先着1名様で、

★コイントス→! dice★

と書き込んでください。マークで分岐します。

丁→全日本ボール
半→イタリアボール

>>766
乙ありです。

782 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:12:59 ID:???
★コイントス→ 2

783 :森末(仮):2015/02/26(木) 00:55:24 ID:???
>★コイントス→ 2 =全日本ボール★
============================================================================
実況「コイントスが終わり……どうやら日本がボールを持ったもよう!
   両チーム選手たちが散り、いよいよ予選リーグ最終試合!
   全日本対イタリアの試合が始まります!」

ピィーッ!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ダムッ バシッ!

そして審判の笛が鳴り響き、全日本ボールで試合開始。
政夫から受け取ったボールを持ちながら、板野はゆっくりと視線を彷徨わせまずどう攻め込むか逡巡をする。
折角のマイボール、難しくとも出来る事ならばこの攻撃で1点をもぎ取り勢いに乗りたい。

板野「よし……まずはどうしようかな」

A.挨拶代りだ!ここから俺がロングシュートで行くぞ!(更に分岐)
B.俺のドリブルが守備の国イタリアに通じるか試してやる!
C.一旦後ろの松山に預けるぞ! 司令塔は松山なんだ!
D.右サイドの小池に任せてみよう! それでも小池ならなんとかしてくれる!
E.左サイドの岬に任せてみよう! 大したことあるからなんとかしてくれる!
F.和夫にボールを渡そう! 3トップなんだしFWで攻め込んだ方がいいと思う。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

784 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:56:07 ID:HNGI37Pg
D GO!

785 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:56:16 ID:GALvdegM
C

786 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:56:31 ID:P3TW2YyQ


787 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:56:57 ID:fgPFc1uc
E

788 :森末(仮):2015/02/26(木) 01:05:58 ID:???
>E.左サイドの岬に任せてみよう! 大したことあるからなんとかしてくれる!
=====================================================================================
板野「(そうだな……ここは……)岬、頼むよ!」
岬「任せて!」

考えた末、板野は左サイドの岬に渡し任せる事にした。
なんとなく右サイドの小池に渡すのが不安だったというのもある。
ともかく、ボールを持った岬はにこやかに板野に返答しながらサイドを駆け上がり始めた。

実況「日本、まずはこのボールを左サイドにはたき……これは岬くんがパスキャッチ!
   そしてそのまま上がります! 一昨日のアルゼンチン戦でも何度となく見せてきた岬くんのサイドアタックです!
   果たしてこれは通じるか!?」

岬「(いきなりボールを奪われるような失態は見せられないな、なんとか運ばないと)」
ストラット「俺が行く! フォローは頼むぞ!」
ランピオン「おう!」

先着2名様で、

★岬→ドリブル 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ストラット→タックル 57 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬がドリブル突破に成功! そのまま左サイドを駆け上がる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(政夫がフォロー、政夫とランピオンで競り合い、ランピオンがフォロー)
≦−2→イタリアボールに。

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「華麗なドリブル(+3)」

789 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 01:06:25 ID:???
★岬→ドリブル 58 ( ハート9 )( 2 + 3 )=★

790 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 01:06:46 ID:???
★ストラット→タックル 57 ( スペード6 )( 4 + 2 )=★

791 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 01:07:26 ID:???
岬って案外たいしたことなくね?スト様の守備力を忘れちゃいかん

792 :森末(仮):2015/02/26(木) 01:19:00 ID:???
>★岬→ドリブル 58 ( ハート9 )( 2 + 3 )=63★
>★ストラット→タックル 57 ( スペード6 )( 4 + 2 )=63★
>=0→ボールはこぼれ球に。政夫とランピオンで競り合い
=============================================================================
岬太郎は優れたMFである。
フランス仕込みの繊細な技術は、本場フランスのキャプテンであるピエールに及ばずとも、相応のもの。
ドリブル、パス、シュートと一通りの攻撃能力は高水準で纏まっており、
守備に関してもパスカットが得意な事以外は特徴が無いが穴と言われる程に弱くは無かった。

ダカダカダカッ!!

ストラット「うおおおおおおっ!!」
岬「うっ!?(思った以上に鋭い!?)」

バチィッ! ポーンッ!!

だが、この時ばかりは相手が悪かったと言える。
岬の最大の特徴はその磨かれたテクニック――しかし、相手をしているストラットは板野を超える脚力の持ち主であった。
持ち前のテクニックを披露する前に素早く寄られたストラットの力任せのタックルを受けて岬はボールキープ出来ず、
ボールは零れ球となってしまう。

板野「ああっ!(くそう、ストラットめ! タックル恐怖症だった筈なのに!
   ……ああいや、バンビーノがいるしそもそも事件は起きてないんだっけ)」

この光景を見て思わず板野はストラットを忌々しげに見るのだが、当然ながらプレイは止まっていない。
浮き上がったボールにはフォローに回っていたランピオンが素早く確保しようと飛び上がるのだが、
近くにいた政夫もそれを見て跳躍をする。

793 :森末(仮):2015/02/26(木) 01:20:10 ID:???
バッ! バッ!!

ストラット「頼むランピオン!」
ランピオン「任せろ、ストラット!」
政夫「何が任せろだ! 空中戦は俺達の土俵なんだよ!」

先着2名様で、

★政夫→高いトラップ 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ランピオン→高いトラップ 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→政夫がトラップに成功! そのまま和夫と共に上がり始める!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(板野がフォロー、和夫とバンビーノで競り合い、バンビーノがフォロー)
≦−2→イタリアボールに。

794 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 01:20:27 ID:???
★政夫→高いトラップ 58 ( クラブ3 )( 2 + 5 )=★

795 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 01:20:53 ID:???
★ランピオン→高いトラップ 60 ( スペード3 )( 1 + 2 )=★

796 :森末(仮):2015/02/26(木) 01:22:24 ID:???
本日は一旦ここで区切らせていただきます。それでは。

797 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 01:23:35 ID:???
乙です。でっかいランピオンが小さい政夫に競り負けちゃった

798 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 01:33:54 ID:???
ポジショニングの差かな

799 :299:2015/02/26(木) 04:13:06 ID:???
政夫とランピオンどうして差が付いたのか・・・慢心、環境の違い
慢心(ラ「こんなチビに負けるわけないだろ」)
環境(政夫:激しいレギュラー争い、ラ:不動のレギュラー)

800 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 18:38:22 ID:???
小池は何のフラグ持ってたっけ?
ここで成長できたら大きいが。

801 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 19:15:26 ID:???
小池は本編来生のあとをたどりそうでなんか怖い。
伸び悩みの恐怖

802 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 19:38:13 ID:???
小池のフラグはシュートとパスカットがある
シュートはまず無理、パスカットは素で55ぐらいだからいけなくはない

803 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 19:51:12 ID:???
MFなのにタックル守備力が軽すぎるのがきつい
攻撃、ゲームメイクで群を抜いてれば使われそうなんだが
現状ではそんな攻撃力は到底ないのじゃあ…

804 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 20:04:40 ID:???
このスレの固有キャラだしね。
大事にしたいし、活躍してほしい!
ただ層が厚いせいで中々難しいのが正直な所だね。

805 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 20:30:00 ID:???
まあおそらく中山岬が抜ける試合が最低一試合あるわけで
小池含め戦力の底上げを狙いたいな。

806 :森末(仮):2015/02/26(木) 23:25:05 ID:???
>★政夫→高いトラップ 58 ( クラブ3 )( 2 + 5 )=65★
>★ランピオン→高いトラップ 60 ( スペード3 )( 1 + 2 )=63★
>≧2→政夫がトラップに成功! そのまま和夫と共に上がり始める!
=================================================================================
ほぼ同時に跳躍をした両者――互いに空中戦を得意とする両者だが、ここで2人に認識の相違があった。
政夫は事前に見たアルゼンチン戦でランピオンの事を優秀なポストプレイヤーだと認め、
自身が全力で飛ばなければ完全にトラップをするのは困難であると判断をしていた。
逆にランピオンは政夫……立花兄弟達の実力の高さを認めてこそいたものの、
あくまでも彼らの跳躍力は『スカイラブ』を使ってのもの……単独でならばさしたる脅威に成りえないと判断をしたいたのだ。

バシィッ!!

ランピオン「なっ、なにィ!?」
政夫「へへん、どんなもんだい!」
ストラット「馬鹿な!? ランピオンが競り負けるなんて……」
板野「(やっぱり立花達のジャンプ力は凄いなぁ……)」

結果、ランピオンは遥か自分の頭上を行く政夫を見上げる事となる。
彼は知らなかったのである、立花兄弟がスカイラブを有効活用できるのは、
何より自身達の空中戦でのセンスが源となっている事を。

実況「早速中盤では鍔迫り合いが繰り広げられましたが……ここは全日本がキープ!
   政夫くん、上背では勝るランピオンくんを驚異的なジャンプ力で追い越しボールをトラップしました!」

政夫「よーし! このまま一気に行くぜ、和夫!」
和夫「おうっ!」

バシッ! ダダダダーッ!!

807 :森末(仮):2015/02/26(木) 23:26:06 ID:???
次藤「おっ、早速出番が来るかもしれんタイ。 わしも出るとするか」
佐野「そうですね」

ドタドタドタ

そして、ボールをキープした政夫はそのまま和夫とのパスワークで一気に中盤を突破しにかかった。
元来陽気な性格で、ランピオンに競り勝った事で気を良くした政夫が、
そのままイケイケムードになるというのも無理のない話である。
これを見て次藤は早速出番があるかもしれないと上がり始めるのだが……当然イタリアもそのまま立花達を放置する訳ではない。

ヘルナンデス「(ジェンティーレ……いや、ジェンティーレにはゴール前にいて貰わなければ困る!)
       バンビーノ、コンティ! 止めるんだ!
       俺達はアルゼンチンのようにそう簡単に翻弄される訳ではないと教えてやれ!」
バンビーノ「了解だ!」
コンティ「オッケー!!」

スタタタターッ!!

政夫「へっ、無駄無駄!」
和夫「このまま一気に先取点は貰うぜ!!」

808 :森末(仮):2015/02/26(木) 23:27:12 ID:???
先着3名様で、

★政夫→ジェミニアタック 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★和夫→ジェミニアタック 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★バンビーノ→パスカット 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=
 コンティ→パスカット 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→立花兄弟が中盤を突破! ボールを一旦小池に預けるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(板野がフォロー、小池とディモスで競り合い、ディモスがフォロー)
≦−2→イタリアボールに。

>>797
乙ありです。

809 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:27:36 ID:???
★政夫→ジェミニアタック 58 ( ダイヤJ )( 5 + 6 )=★

810 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:27:36 ID:???
★政夫→ジェミニアタック 58 ( ダイヤ3 )( 3 + 4 )=★

811 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:28:22 ID:???
★バンビーノ→パスカット 57 ( ハート7 )( 6 + 1 )+(人数差補正+1)=
 コンティ→パスカット 56 ( クラブ4 )( 3 + 1 )+(人数差補正+1)=★

812 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:28:48 ID:???
★和夫→ジェミニアタック 58 ( ハート3 )( 3 + 4 )=★

813 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:31:24 ID:???
★バンビーノ→パスカット 57 ( スペード8 )( 1 + 6 )+(人数差補正+1)=
 コンティ→パスカット 56 ( ハート7 )( 3 + 1 )+(人数差補正+1)=★

814 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:31:47 ID:???
★バンビーノ→パスカット 57 ( ダイヤQ )( 4 + 2 )+(人数差補正+1)=
 コンティ→パスカット 56 ( ハート3 )( 5 + 2 )+(人数差補正+1)=★

815 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:32:48 ID:???
そう簡単に翻弄しちゃったなwwwww

816 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:53:06 ID:???
でもイタリアのカットはなかなかに高いな

817 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 23:53:18 ID:???
せりあいなら板野使えば釣り出すことも出来るだろうが、ブロックに専念するようだと無理だろうな
せめて先取点取るまでは人数補正は+1の範囲に抑えたい

818 :森末(仮):2015/02/27(金) 00:19:31 ID:???
>★政夫→ジェミニアタック 58 ( ダイヤJ )( 5 + 6 )=69★
>★和夫→ジェミニアタック 58 ( ハート3 )( 3 + 4 )=65★
>★バンビーノ→パスカット 57 ( スペード8 )( 1 + 6 )+(人数差補正+1)=65
> コンティ→パスカット 56 ( ハート7 )( 3 + 1 )+(人数差補正+1)=61★
>≧2→立花兄弟が中盤を突破! ボールを一旦小池に預けるぞ!
=================================================================================
ヘルナンデスの言った通り、イタリアの中盤はアルゼンチンのそれと違い組織的なプレイにも容易に対処が可能である。
少なくとも、安易に翻弄される程に軟弱なものではなかった。

ダダダーッ! バシィンッ! ポーンッ! スタタタターッ!!

バンビーノ「なっ、なに……!?」
コンティ「は、はやい!?」

しかし、同じく立花兄弟のパスワークも容易に取れる程のものではなかった。
空中戦以外は禄に何も出来ないと思われる事も多い彼らだが、
ドリブル・パスとボール運びもそれなりにこなせるだけの技量は持っていたのである。

和夫「(見てやがれジェンティーレ!!)」
政夫「(お前にぐうの音も言わせない程のゴールを決めてやる!!)」

何よりもこの時、突破に成功をしたのは彼らの心中に強い復讐心があった事が1番の原因だろう。
試合前に行われた挑発行為は彼らの決してゆとりのあるとは言えない心に火を点け、
同時に闘争心を燃やす結果となってしまったのである。

実況「あーっと、早い早い!! 立花兄弟、あっという間に中盤を突破してしまったー!!
   これは凄い! いきなり全日本の先取点なるかーっ!?」

観客「おいおい、またニホンが有利な展開だぜ」「まだ始まったばかりだろ、イタリアも対処出来てないんだ」
  「メンバーが殆ど違うみたいだもんな」「でもこれでシュートチャンスじゃないのか、ニホンは?」

819 :森末(仮) :2015/02/27(金) 00:20:51 ID:???
政夫「よし、そろそろいいな……小池! ハイボールだ!」
小池「あいよ〜!」

そして中盤を完全に突破した立花兄弟は、即座にボールを右サイドの小池へと渡した。
当然スカイラブツインを打つ為である。
彼らは次藤が上がってきている事を確認した上で、センタリングを上げてもらうようにボールを一旦手放したのだ。
小池もこれを持ってすぐさまリターンをしようとするが……。

ヘルナンデス「(それは予測済みだ!)バサレロ!」
バサレロ「おう!」
小池「んが?」

既にハンブルグ戦を偵察し、立花兄弟のスカイラブツインを見ていたイタリアもこれには対処法を考えていた。

松山「(やはり俺達の事を相手も研究してきているか……!)」
板野「(ああっ! やっぱり……!)」

それはかつてふらのが花輪中学と対戦した時にも考案した対処法。
即ち、センタリングを上げられる前に止める――という単純ではあるがそれゆえに効果的な方法であった。

820 :森末(仮):2015/02/27(金) 00:22:10 ID:???
先着2名様で、

★小池→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★バサレロ→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→小池がドリブル突破! 立花兄弟にセンタリングを上げる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(板野がフォロー、全日本スローイン、ディモスがフォロー)
≦−2→イタリアボールに。

【補足・補正・備考】
小池:ダイヤで「ヒールリフト(+4)」、ハートで「やや華麗なドリブル(+2)」

821 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:22:25 ID:???
★小池→ドリブル 56 ( クラブ4 )( 5 + 3 )=★

822 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:22:26 ID:???
★小池→ドリブル 56 ( クラブ3 )( 5 + 6 )=★

823 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:23:40 ID:???
★バサレロ→タックル 56 ( スペード4 )( 5 + 5 )=★

824 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:23:47 ID:???
★バサレロ→タックル 56 ( ハート6 )( 6 + 3 )=★

825 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:27:16 ID:???
政夫は覚醒しないんですか?

826 :森末(仮):2015/02/27(金) 00:27:56 ID:???
>>825
失礼しました、記述忘れですね。覚醒してパスフラグを取得してます。

827 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:43:20 ID:???
さすがにイタリアは全体の守備力が高いな

828 :森末(仮):2015/02/27(金) 00:44:28 ID:???
>★小池→ドリブル 56 ( クラブ4 )( 5 + 3 )=64★
>★バサレロ→タックル 56 ( スペード4 )( 5 + 5 )=66★
>≦−2→イタリアボールに。
===================================================================
バサレロ「もらったァ!」
小池「どぶるひゃあっ!?」

パシッ!

政夫「ああっ、何やってんだよ〜!」
和夫「折角いい流れだったってのによ〜!」
小池「や、やかましい! 東邦学園キャプテンも木から落ちるという名言を知らんのか!」

そして、ヘルナンデスの目論見通り立花兄弟封じは成功した。
予期せぬタイミングで詰められた小池はバサレロをかわす事が出来ず、ボールを奪われてしまったのである。
これにはシュートが打てると勇んでいた立花達も思わず文句を言うのだが、
小池のキープ術も決して悪くは無かったのだ。
ここは上手く詰め、ヘルナンデスの指示通りに動いたバサレロを褒めるべき場面だろう。

実況「あーっと、駄目です! 小池くん、キープ出来ない! ボールはイタリアDF、バサレロくんが奪いました!!
   そしてバサレロくん、このボールを……一気に前線に向けて蹴り込んだァ!!」

バサレロ「頼んだ、ランピオン!」

バコォンッ!!

829 :森末(仮):2015/02/27(金) 00:45:28 ID:???
板野「(細かく刻まずクリアーか……やっぱりそう来るよな。
    クリアーボールは中盤のランピオンの方に向かってるけど……。
    上がってた次藤と佐野の位置ならあれをカット出来るか? どうしよう?)」

A.よし、ここでスカイラブカットだ! カウンターを封じるぞ!
B.いや、体力が心配だ。 スカイラブはさせないでおこう

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

830 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:45:50 ID:zByz73S2
A

831 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:47:35 ID:1mWrCQTM
A

832 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:48:12 ID:???
クロスカウンターだ!

833 :森末(仮):2015/02/27(金) 01:03:37 ID:???
>A.よし、ここでスカイラブカットだ! カウンターを封じるぞ!
=======================================================================
板野「(いや、躊躇する必要は無い! 頼むよ、次藤! 佐野!)」
次藤「(おっ、あのサインは……)よっしゃ、いっちょやるタイ、佐野!」
佐野「そうですね!」

体力を消耗している終盤戦ならまだしも、まだ試合が始まって数分しか経っていない段階である。
躊躇する必要性は皆無であると断じた板野は次藤たちにスカイラブに行くようサインを送ると、
次藤はにやりと不敵に笑いながら地面に寝そべり、足を掲げる。
多くの者達は空高く浮かび上がったボールに注視をしていた為にその何とも奇妙な光景を見る事は無かった。
だが、一部――気づいた者達は一斉に声を上げた。

シュナイダー「あの体勢は……!」
マーガス「どうしたんだシュナイダー? ……ん? は!? なんだあのデブ!? 何寝転がってやがるんだ!?」
カルツ「おいおい、確かにあのデカいのが土台やるかもしれねぇとは思ったけどよ……」

ディアス「へぇ……まぁ空を飛べるんなら攻撃だけじゃなく守備にも生かそうとは思うわな」

ナポレオン「キャプテン、あれは一体なんのつもりなのでしょうか?」
ピエール「……わからん。 転倒をした、ようには見えんが……」

森崎「……おい、もしかして佐野がDFやってるのってよ」
ニネー「んー、多分あなたの思っている通りでしょうね(これは予想外。佐野くんもここではちゃんと成長してたのね)」
高橋「(そういえばそんな設定もあったなぁ……)」

834 :森末(仮):2015/02/27(金) 01:04:43 ID:???
そしてボールが緩やかに落下を始めると同時に、彼らの驚きは一気に拡大をする。
フィールドにいる者、観客席にいる者。
全てを飲みこむ驚愕の技がついに披露されたのだ。

ランピオン「オーライオーライ(よし、あの高さなら……)」

ガッシィイイイイイイイイイイイイイン! バァァアアアアアアアアアアンッ!!

ランピオン「へ?」
佐野「ケケケ、ボールもーらいっと!」
ランピオン「はあああああああああああああっ!?」

前代未聞、空前絶後の……ある意味とんでもサッカーの頂点にある技。
スカイラブハリケーンが。

先着2名様で、

★バサレロ→パス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★佐野→スカイラブカット 61 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→バサレロのフィードがランピオンに届いた。ランピオン、簡単にトラップ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(ストラットがフォロー、バンビーノと松山で競り合い、松山がフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

835 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:06:03 ID:???
★バサレロ→パス 55 ( ダイヤ3 )( 6 + 2 )=★

836 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:06:12 ID:???
★佐野→スカイラブカット 61 ( クラブJ )( 3 + 1 )=★

837 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:06:25 ID:???
★佐野→スカイラブカット 61 ( ダイヤK )( 2 + 2 )=★

838 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:10:42 ID:???
ギリギリか...怖い怖い

839 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:20:21 ID:???
佐野はドリブルとパスカット上げれば充分WY編でも使えそうだな

840 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:21:55 ID:???
ダイスで負けても止められるのはありがたい
この後は佐野がキープしてスカイラブにつなげるか、ポストプレイからのBマグナムの二択かな

841 :森末(仮):2015/02/27(金) 01:45:02 ID:???
>★バサレロ→パス 55 ( ダイヤ3 )( 6 + 2 )=63★
>★佐野→スカイラブカット 61 ( クラブJ )( 3 + 1 )=65★
>≦−2→全日本ボールに。
====================================================================================
バサレロのロングボールは、決して悪くなかった。
完璧と言う程ではなかったが、それでも普通ならば取れない程高く飛んでいた。
それでいて、しっかりとランピオンがトラップ出来る程の位置に届こうとしていた。
だが、普通ではない選手が多くいる全日本の中でも、特に普通でない技を編み出したのが立花兄弟である。

両足を合体させ、その脚力を2倍にする事で通常よりも数段高く空を飛ぶ技――スカイラブハリケーン。
立花兄弟の代名詞的な技であるこれを、短い合宿の間で会得していたのが佐野満だ。
彼は己の平凡さ……ボールキープ以外はこれといって特徴の無い事を欠点だと思い、
ならばと一か八か大技を編み出すしかないと考えていた。
しかし、1から技を開発するのは難しく――そこで思いついたのがスカイラブハリケーンを自分も使えるようにする事である。

丁度よく彼の先輩であり慕っている次藤もスカイラブの土台役になろうとしていた為、
正に一石二鳥とばかりに彼は練習を繰り返した。
その甲斐もあってか彼は立花兄弟達とそん色ない程までに、スカイラブハリケーンを使いこなせるまでになったのだ。

佐野「(でも俺のジャンプ力や決定力じゃゴールを狙うのなんて無理だからな。
    なら、違う方法でこれを活用するに限るってね!)」

そして彼は己に出来る事と出来ない事をよく理解し、応用を利かせた。
会得したとはいえそれ程高度も出ず、
ヘディングも得意ではない自分がこれでシュートを狙うというのは無理な話であると諦め、
守備に転用する事を考えたのである。
ブロック、クリアー共に苦手な佐野だが、そんな彼はその身軽さもあってかパスカットだけはFWの中でも巧い部類に入る。

842 :森末(仮):2015/02/27(金) 01:46:14 ID:???
佐野「(体力の続く限り飛んで、ロングボールは全部カットしてやる! それが俺の生き残れる道だ!)ケケケーッ!!」

バシィッ!!

ランピオン「ば、馬鹿な……色んな意味で……馬鹿な!?」

自分が代表で生き残る為にもと、勢いよく飛んだ佐野はあっさりとパスをカットした。
調子に乗って空中で前転をし、華麗に着地を決める余裕がある程にである。
そして、地面に着地した瞬間――。

ドッ! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

観客「わはははは! すげぇ、すげぇ技が出たぞ!!」「なんだあれ!? サーカス団が来たのか!?」
  「すっげぇ飛んでたな!」「うん、すげぇ飛んでたし、色々と凄かった!色々と!」「いいぞー、もっとやれー!!」

佐野「(うぐっ……まあ、そういう反応が来るよな。 わかってたけどさ)」

フィールドにはこの大技を見た観客たちの大歓声――もとい、大爆笑がこだまし、
佐野は少しだけ恥ずかしそうに頬を赤らめるのだった。

政夫「あれ? なんで観客は笑ってんだ?」
和夫「佐野がまだまだ高度出せてないからだろ。 まったく、本家としちゃ恥ずかしいったらないぜ」

因みに立花兄弟は、何故彼が笑われているのか全く見当がついていなかったという。

843 :森末(仮):2015/02/27(金) 01:47:21 ID:???
実況「こ、これは……スカイラブハリケーン! なんと佐野くん、スカイラブハリケーンでボールをカットした〜!!
   本来は立花兄弟の技の筈のスカイラブハリケーンを、完璧に使いこなしています!
   流石は中学サッカー大会でも活躍を見せ、
   その小柄さと身軽さを生かした抜群のボールキープで軽業師との異名を取った佐野くんです!
   日本、カウンターを見事に阻んだ〜っ!!」

響「ぬっひゃあ!? さ、佐野くんがスカイラブハリケーン!? なんで!?」
真「なんでって聞かれても僕だってわかんないよ! た、多分合宿中に練習したんじゃないかなぁ?
  っていうか、僕としては次藤くんが土台になった方が驚きだよ」

シェスター「ニンジャだ!」
カルツ「ぬ? ニ、ニンジャ?」
シェスター「ニンジャだ! 間違いない、あれはニンジャだ! ムササビのジュツだ!!」
シュナイダー「……ニンジャかどうかはともかく、あれは厄介だな。 下手をするとマーガスが使い物にならなくなるぞ」
マーガス「競り合い勝負なら負ける気はせんが、そもそも競り合いにすらならんのでは話にならん……」

ジェンティーレ「お、おのれ……何をやってる! あんなクソガキにいいようにされよって!!」
ヘルナンデス「(これは驚いた……そうか、空を飛べるならああいうボールの防ぎ方も出来るという事か。
        しかし、困ったなこれは。 些か攻めるのに苦労しそうだが……今はそれよりも)
       みんな、落ち着け! どんな技だろうと、単にパスをカットされた! それだけだ! 不用意に不安がるな!
       さぁ、もう一度しっかりと守って今度こそ攻撃と行こう!」
イタリアメンバー「「「お、おう!!」」」

板野「(流石にこれで動揺はしてくれないか……まあ、立花兄弟のスカイラブツインを見てたみたいだしな……)」

844 :森末(仮):2015/02/27(金) 01:48:25 ID:???
大勢の観客たちが笑う中でも、当然一部の者達はこの技の脅威をよくわかっていた。
特にロングボールを上げて前線のポストプレイヤーに落とさせ攻めるという手法を使う西ドイツは、
もしも自分たちと当たった時にこの技を使われては主力選手の1人が完全に無力化されると考え。
そして実際に今、試合で相対しているイタリアも……このままでは攻めあぐねてしまうやもしれないと考える。
だが、キャプテンであるヘルナンデスはそのような思いもおくびに出さず、あくまでも平静を装い一同を鼓舞した。

佐野「(折角恥ずかしい思いしたんだから少しはビビってくれた方がやりやすかったんだけどな、まあいいや)」

これを見て佐野は口を尖らせながらも、ボールを持ってさてどうしたものかと思案をする。
いつもならばこのまま単身突撃をしたいところだが、今の彼はDF。
自分が上がってはスカイラブカットも出来ず、おまけに最終ラインは人数的不利になってしまう。

佐野「(でもなんだか攻めあぐねてるみたいだしな。
    相手は5バックだし、こっちも数かけないとFWも打ちにくいんじゃないか?
    ……DFの動き方って全然わからないからどれがいいかわかんねーぜ)」
板野「(おっと、佐野が迷ってるみたいだな。 ここは指示を出そうか?)」

A.「佐野、そのまま上がれ! イケイケドンドンだ!」
B.「無理するな佐野! 松山に預けろ」
C.「一旦岬に渡すんだ! 左に振れ!」
D.「俺だ、俺に持って来い!」
E.「前に蹴りこめ! こっちも高さを使って行くぞ!」
F.「(いや、何も言わなくていいか。 ここは様子を見よう)」

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

845 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:48:45 ID:rSjWwLuw


846 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:48:54 ID:zByz73S2
B

847 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 01:51:04 ID:IdbrGBGM
B

848 :森末(仮):2015/02/27(金) 02:04:39 ID:???
>B.「無理するな佐野! 松山に預けろ」
===========================================================================
佐野「はーい(ま、今日はDFだし大人しくするのがいいのかな)」

前目の位置での出場ならば彼としても突破をしたかった所だが、
今日の試合佐野が期待されているのはスカイラブカットでのランピオンへのパスカットである。
ならば攻撃は他の者に任せるのが妥当とも考え、素直に板野の指示に従い松山に預けた。

佐野「次藤さん、立てます?」
次藤「おう。 にしてもお前もようやったタイ。 さ、わしはもういっぺん上がるとするかのう」
佐野「ケケケ、お供します!(次藤さんとくっついてればまた奪われてもすぐ飛べるしな)」

実況「さぁボールは再び全日本! 佐野くん、これを全日本の司令塔、松山くんに預けます!
   ここからどうゲームを組み立てるのか!? 注目です!」

松山「ナイスディフェンスだ、佐野!(さて、どうするかな……)」

ボールを受け取った松山は佐野の守備を褒めつつ、周囲を見回し状況を分析する。
次藤と佐野は再び上がり始め、次藤の方がやや突出する形で立花兄弟の後方に備えようとしているが、
いかんせん鈍足の為か追いつくには些か時間がかかりそうである。

松山「(なら板野に撃たせるか? その為には……)」
バンビーノ「勝負だ、ニホンの10番!」
松山「(5バックを切り崩すしかない! その前に、まずはここを抜かないとな!)」

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