キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/12(日) 22:35:12 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1425474393/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

全幻想郷代表選抜大会で活躍し、代表メンバーの一員となる事を夢見てきた鈴仙はある日、
自身が『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補に選ばれている事を知る。
それは霊夢や紫達幻想郷に敵対し、以て幻想郷の価値観を覆すという壮大な計画だった。

永琳から告げられた計画の壮大さに戸惑う鈴仙。しかしさらに追い打ちを掛けるように、第二の道が示される。
――八雲紫の掲げる狂った計画・『リアル・幻想・セブン』を内部から改革するという道だった。
ヒューガーの科学技術により精神を蝕まれた、幻想郷の管理者・八雲紫を救いつつ、これまで通りの幻想郷をより良くしていきたい。
紫の忠実な式・八雲藍は自らの身の危険をも辞さず、鈴仙にそう理想を語った。

幻想郷を変える為に戦うか、幻想郷を守るために戦うか。そもそも、自分は何の為に戦うのか。
そう思い悩む鈴仙の前に、かつて姿をくらました中山政男が圧倒的な力を手に、再び戻って来た。
新しいヒーローの出現に幻想郷中が湧く中、鈴仙は中山の姿に何を想うのか。

現在は決勝トーナメント第1回戦、守矢みらくるずとの対戦中。
試合はルナティックスが後半22分に3−1と優勢だが――早苗、サッカー好きか?

771 :22スレの988(改名検討中):2015/06/22(月) 23:11:41 ID:???

500年に及んで威容を誇ってきた紅魔館の主レミリア・スカーレットはなぜカリスマブレイクしたか。
幽玄であり知略に富み、式をはじめ従うもの全てを心服せしめた八雲紫が、今まさに気息奄々たるありさまとなってしまったか。
その使命を失ったからだ。威厳や教養、才能や力等をもってしても衰え、霞んだのは、
生きるという主張、生きられるという信仰がなくなったからだろう。
才能と力の作用は精神によって生じるものだ。集団でも個人でも、心が使命感を失えば滅びてしまう。
反対に、まだ望む理想があり、自負する使命があれば決して滅ぶことはない。
ユダヤ人が、その地理の不利な点、その政治的才智の点からして彼らの上に君臨したローマに比ぶべきもないが、
今日まで到るところで虐待され、蔑まれながらも生きつづけ、
ついに祖国を回復するにいたったのは、ひとえに彼らの民族的信仰にあるといえる。
彼らはいまだにメシアを待ち望んでいる。それが彼らの歴史的背骨である。幻想郷もそうでなくてはならない。
生きたければ為すべきことを見出せ。意味のない苦難とは何か。ほんとうは意味がなくては苦難さえもない。死だけだ。
だが、意味はどこから来るのか。意味は全体にある。全体は命ずるものだ。その命をつくすのが意味だ。
使命も意味もなく被る苦難、それは岩の崩壊であり、衆生の転倒だ。

772 :22スレの988(改名検討中):2015/06/22(月) 23:19:29 ID:???

 それゆえ、使命の自覚こそ再生の原動力だ。怠け者は事が急になってはじめて目覚める。
衰亡するまでにへたばった集団であればあるほど、世界的使命を自覚する必要がある。
衰亡は精神的衰亡であり、精神は結局、命である。神の命だ。
 聖白蓮が苦難によって支離滅裂し虐げられた妖怪を救おうとした時、真っ先にしたことは彼らに使命感を与えることであった。
彼女は言った。「われわれのなすべきことはこれからだ」と。
 豊聡耳神子が、魑魅魍魎に踏みにじられた人間を立ち上がらせようとして真っ先にしたことも、
将来幻想郷を指導するようになるのは万物の霊長たる人間だということであった。
 鬼人正邪が楽園の孤立の中で目覚め、一躍幻想郷の王になろうとした時も、
「妖怪を擁護する者はわれわれだ」と同朋に宣伝した。
 チルノが虐待にあえぐ妖精を呼び覚まし新しい妖精の世界を建設しようとした時も、
まず、無知な妖精に革命の理想を吹き込むことであった。


最後には異変を引き起こした正邪の場合、偽りの使命をもってしても
一時はよく同胞たる妖怪をだまして総動員し、驚くべき活力を見せたものだが、
ましてや世界史的使命から事がなされるなら、どれほど偉大なことがあらわれるだろうか。
辺境の民として生まれ育っているうち、反対者の悪辣な圧力を受け、最後の勇気を出さねばならない切迫した場面で
自分たちの友であり、心を預けあった仲間を敵の手にゆだね、
どうしてよいかわからず逃げ惑った卑劣漢も、ひとたび霊感を得るや、
世界の涯までその「伝えねばならない事」を伝播するのが自分の使命だと悟った時、
全世界を相手に勇敢に戦い、ついに征服してしまうであろう。
われわれも例外ではない。時代錯誤な化物集団という汚れた哀れな名を残したくないならば、
今からでも世界的使命に目覚めなければならない。

773 :22スレの988(改名検討中):2015/06/22(月) 23:22:53 ID:???
以上で埋めネタ投稿を終了いたします。原著の367-370ページより借用いたしました。
これを書き入れた理由はいろいろありますが、ここで書くとかえって嘘になるような、
伝えたい事から帰って外れるような気がするため、省略いたします。

最後に、鈴仙奮闘記様、このような駄文を投稿させていただき、誠にありがとうございました。

512KB (08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
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