キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/12(月) 23:24:34 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1440515816/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

永遠亭ルナティックスがついに迎えた、全幻想郷選抜大会決勝戦・博麗連合との大一番!
友人との距離に悩みつつも依然幻想郷一のプレーヤーたる博麗霊夢、
コンプレックスに自身の力で打ち克ち、夢と共に散る覚悟を決めた霧雨魔理沙、
そしてあらゆる逆境をも笑い飛ばし、自身こそが最強と信じて疑わぬ狂王・森崎有三…
彼らを中心に、技術でも精神面でも優れた博麗連合メンバーに対し、しかしルナティックスも負けておらず、
鈴仙や永琳やカグヤファンなどの力により優位に攻め切り、前半20分で3−0と圧倒的なリードを得た。

一方、そんな中でも新たな計画は着々と進んでいる。
霊夢を倒し、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』。
八雲紫が企む『リアル・幻想・セブン』計画に、それを利用した内部改革を意図する紫の式・八雲藍。
そして鈴仙の親友・妖夢をも利用し覇権を握るべく暗躍する、豊聡耳神子を中心とした『アナザーカンピオーネ』計画……。
鈴仙はいずれ、その何れかに与し、あるいは敵対しなくてはならないだろう。

果たして試合の行方は。鈴仙の選ぶ道は。そして幻想郷と外の世界の未来は。
もう昨日には戻れないにも拘わらず、彼女達は何の為に、何を夢見て戦うのだろうか。

376 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 02:12:56 ID:198BKMPU

乙でしたー

377 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 17:52:39 ID:ADDLrgpQ
こんばんは、ゆっくりペースになりそうですが更新していきます。
>>376
乙ありがとうございます!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:「てゐ、今のあんたなら霊夢も抜けるわ! ドリブル突破よ!」

てゐ「……げ。マジで言ってんの、鈴仙?」

鈴仙「えっ。そこは「おう!」……って快諾してくれる場面じゃなかったの?」

てゐ「そりゃあね。だって、相手が相手だもん。運が良く無けりゃ勝てないよ。それに……」

霊夢「――どうやらやられる覚悟が出来たみたいね! ――一緒に来て、玄爺!」

玄爺「……!」

ダッ! ――シュパァァッ!

実況「てゐ選手はパスに向かわず、このままドリブルを続けるようです!
そしてそんなてゐ選手の前には、ボランチ寄りの位置に立つ霊夢選手と……
DFの玄爺選手の二名が飛び出してタックルに向かいます!!」

てゐ「――それに。流石の相手だってここを通しちゃえばどうなるかは勉強してる!
二対一はちょっと厳しいけど……まぁ。幸運の素兎が運がどうこう言ってるのもカッコ悪いしね。
しゃあない、ここは運よく通させて貰うよ!」

ダッ! ダダダダダダッ!

378 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 17:57:28 ID:ADDLrgpQ
霊夢「幾ら森崎に実力があろうとも、ここを通せば私達は厳しい。
それは今までの点差が証明してくれてるもの。――仕事として、ボールを刈らせて貰うわ!」

玄爺「………!!」

先着2名様で、

★てゐ→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★霊夢→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 玄爺→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、ドリブル突破。得点チャンスだ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(鈴仙がフォロー)(天子がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤ・ハートの時、「シロウサギドリブル「(+3、吹飛2)」が発動します。
霊夢のマークがダイヤ・ハートの時、「パスウェイジョンニードル(+3)」が発動します。
霊夢はスキル・博麗の巫女により、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
玄爺のマークがダイヤで「パワータックル(+2、吹飛4)」が発動します。

379 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 17:58:36 ID:???
★てゐ→ドリブル 51 ( スペードA )( 4 + 5 )=★

380 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 18:01:18 ID:???
★霊夢→タックル 52 ( スペード4 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
 玄爺→タックル 47 ( ハート4 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=★

381 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 18:12:30 ID:???
鈴仙がフォローかドリブルで1対1を狙うべきかな?

382 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 18:15:36 ID:???
敵がどう動くかだけど、鈴仙で1対1がコストパフォーマンスはいいと思う
当然敵も警戒するだろうから、場合によっては佳歩を頼るのもありかも

383 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:49:17 ID:ADDLrgpQ
★てゐ→ドリブル 51 ( スペードA )( 4 + 5 )=60★
★霊夢→タックル 52 ( スペード4 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=60
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして鈴仙がフォロー

てゐ「――でりゃっ!」

霊夢「そこっ!」

――バシュウウウウウッ……バチイイッ!

てゐと霊夢は互いに技も使わず、純粋に自らの身のこなしをもって対峙した。
柔と柔のその争いには、激しいぶつかり合いもあっと目を引く大技も見えず、
一見味気ない勝負のようにも思えるが、その実は違う。

てゐ「(なんてこったい。全然隙が見えないよ……!)」

霊夢「(単なるすばしっこさが取り柄の奴だと記憶していたけど。
細かい動きもかなり上手くなってるわね、こいつ……!)」

てゐは霊夢の放つ四方八方のプレッシャーに怯え。
一方の霊夢も、永琳や中山には無いてゐ独特のリズム感や、熟達した足元の技術には内心で舌を巻く。
そんな中でなされた勝負は呆気なくとも、しかし一瞬の隙すら許さぬ緊張感に満ちており。

ポーンッ! ポンッ、コロコロコロ……。

384 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:50:32 ID:ADDLrgpQ
てゐ「――しまった、後ちょっとでキープ出来たのに!」

霊夢「……私としたことが。完全に奪えなかったわ」

実況「てゐ選手と霊夢選手との対決! てゐ選手、ここはかなりの奮闘を見せましたが、
やはりタックルにおいても一流クラスの霊夢選手に勝利するのは厳しく、
ボールを前方に零す事が精いっぱいでした。しかし、ルナティックスの攻勢はまだ続く!
何故なら、その零れたボールをフォローしたのは……!」

コロコロコロ……パシッ。

鈴仙「――と、取ったわ! これで、あとちょっと進めば……!」

実況「ボールをフォローしたのは、なんとここでFWの鈴仙選手!
今試合でも森崎選手から2ゴールを決め、今大会での得点王がほぼ内定している、
まさしくルナティックスのエースにして点取り屋が、バイタルエリアにてボールをフォローしました!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

森崎「……ちっ。どいつもこいつも使えない奴め! しょうがない、今の内に……!」

――カッ! ゴゴゴゴゴゴゴ……!

超モリサキ「――よし。これで一対一になっても俺が有利だ。
だが……頼むぜ、天子、萃香さん。ここで俺の体力を消耗させないでくれよ」

385 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:51:33 ID:ADDLrgpQ
天子「ふん。あんたにお願いされる筋合いなんて無いんだから。
だけど、まぁ……展開が遅くてちょっとイラついてたトコだし。
だからここは、この私が華麗にボールを奪い取ってあげるわ!」

ダッ! ズッザアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

萃香「鈴仙はかつてとは比べものにならん位の強敵だ。
だけど、私だってそう簡単に負けてあげる程、優しい性格はしてないもんでね!」

ダッ! グワッシャーーーーッ!

実況「――ですが、博麗連合としても、ここは鈴仙選手を潰したいところ!
残されたDFの天子選手と萃香選手! この二人が協力して速攻プレスへと向かいます!」

鈴仙「き、来たわね……!(相手は天人と鬼。種族的にも、これまでの力関係的にも、
彼女達は私にとって高みの存在だった。でも……そう、こっちだって下剋上よ!)」

――タッ! シュパァァァ……ッ!

実況「鈴仙選手、ここは……決然とした面持ちでボールキープを敢行だ〜!!
シュートだけでなくドリブルにおいても、鈴仙選手は存在感を見せつける事ができるでしょうか〜!?」

386 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 19:53:17 ID:ADDLrgpQ
先着2名様で、

★鈴仙→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★天子→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 萃香→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(パスカルがフォロー)(玄爺がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「ラビットスターター(+2、吹飛2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
天子のマークがダイヤ・ハートで「天地開闢プレス(+3、吹飛3)」が発動します。
萃香のマークがダイヤ・ハートで「鬼縛りの鎖(+3)」が発動します。
萃香はスキル・鬼の四天王により鈴仙の狂気の瞳が通用しません。

387 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:53:45 ID:???
★鈴仙→ドリブル 53 ( ダイヤ8 )( 6 + 6 )=★

388 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:53:46 ID:???
★鈴仙→ドリブル 53 ( スペード10 )( 6 + 3 )=★

389 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:55:35 ID:???
★天子→タックル 52 ( クラブ6 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=
 萃香→タックル 51 ( スペードJ )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=★

390 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 19:59:45 ID:???
???「下剋上!?あのへたれウサギが言うようになったな、それでこそ我が同志たりうるな!」
↑の上位互換?「乗り越えた後の相手は丁寧に潰しておきませんと。でないと
        殺し損ねた蛇は時機を得て龍になり、こちらを噛み殺してしまいますわ」

391 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 21:11:01 ID:ADDLrgpQ
★鈴仙→ドリブル 53 ( ダイヤ8 )( 6 + 6 )+(ルナティックブラスト+4)=69★
★天子→タックル 52 ( クラブ6 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=64
 萃香→タックル 51 ( スペードJ )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=56★
≧2→鈴仙、ボールキープ成功。

天子「でりゃーーっ、ボール寄越しなさーいっ!!」

萃香「死ねい、鈴仙!」

鈴仙「(萃香さんに死ねって言われると、ホントに死にそうな気がして怖いんだけど……)
――び、ビビってなんか無いんだからね!」

タッ、クルンッ……!

実況「鈴仙選手、天子選手と萃香選手のパワフルなタックルにもめげずに、
丁寧にボールをキープし対抗! そしてそのまま……!」

鈴仙「抜く……! ――赤眼解放、『ルナティックブラスト』よ!」

――ギュンッ! カッ! ゴオオオッ……!  グンッ! ブウウンッ!

天子「……み、見えなくなった。いや違う。私の認識が……意図的に歪められてる!」

萃香「この鬼の四天王たる私の目すら眩ますか、鈴仙。凄い力を持ったな……!」

実況「鈴仙選手、素晴らしい……! 自身の力を最大限に発揮しつつ、
テクニック・スピードにおいても最高水準のドリブルで、天子選手達を圧倒しています!!
これまではシュートで活躍していた鈴仙選手ですが、足元の技術も決して疎かではありません!
そして博麗連合の残された壁は森崎選手のみとなり。ルナティックスは、とうとう4点目が見えてきました〜!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「すげえーっ!」「て、天子ちゃーん!?」
「萃香乙」「鈴仙! 鈴仙!」「モロサキー! なんとかしろー!」「モロサ モロサ」「流石に無理があるだろ、それ」

392 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 21:14:50 ID:ADDLrgpQ
超モリサキ「だから何でこうなるんだよ! ……ああもう、来い! どうせ俺が防いじまえば終わりだ!」

後半も13分から14分に差し掛かり、鈴仙と超モリサキはここに幾度目の対峙を迎えた。
超モリサキはこれまで鈴仙に二度戦い、その二度とも全てにおいて敗北を喫している。
しかしそれにも関わらず、彼の表情や佇まいから自信が失われる事は全く無い。
彼は3失点しても尚、不敗の要塞の顔を崩さず、鈴仙の眼前に高く聳えたっていた。

鈴仙「(――もうアイツと私の間に選手は居ない。
後はこのまま一対一で突っ切るか、それとも1ポイントでも威力の高いシュートを、
アイツの鼻っ柱にぶつけてやるだけ。それで兎に角4点目を取って……試合を終わりにする!)
――さあ、行くわよ。森崎……!」

鈴仙は残った勇気を振り絞り。
ついでにあの中山さんの親友のクセして、似ても似つかず小憎らしい森崎をぎゃふんと言わせたいとも思いつつ。
ゴール前においてどう攻めるかの最終判断を下した。それは……。

A:このままドリブルで一対一を狙う!(鈴仙のドリブル:53)
B:このまま必殺一対一シュート、『マインドベンディング』を狙う!(威力:58)120消費
C:ここから『マインドエクスプロージョン』を放つ!(威力:62)250消費
D:てゐに渡して、『インビジブルデューパー』で決める!(威力:65)250×2消費
E:てゐと佳歩に合図して、『真実の友情』で終わらせる!(威力:67)250×3消費
F:佳歩に渡し、佳歩に一対一を狙わせる。
G:てゐに渡して『インビジブルデューパー』…と見せかけて、てゐに一対一を狙わせる。
H:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:430/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*強敵相手に圧倒的なドリブルを見せたため、人気度が上がります。91→92

393 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:16:21 ID:kNwapi9Q
G

394 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:18:45 ID:97i6BE4w


395 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:18:48 ID:NoS8IgXQ
E

396 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:20:56 ID:/luqN/VU


397 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:21:32 ID:qsn84I3c


398 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 21:48:02 ID:ADDLrgpQ
B:このまま必殺一対一シュート、『マインドベンディング』を狙う!(威力:58)120消費

鈴仙「(さっきの『マインドスターマイン』でゴールを決めた時の、あのシュート。
あれをもう一度、やる事が出来れば……!)」

ジリッ……。

超モリサキ「何かを企んでる、って顔してるな。柄にも無く」

鈴仙「柄にも無くは余計よ。私だって、色々考えてここまで来たんだから」

超モリサキ「バーロー。考えてるだけで偉そうな顔が出来るんなら、俺なんて今頃宇宙の帝王だ。
俺に対して説教でもかましたいんだったら、その考えを今、ここで俺に見せて貰わんとな」

鈴仙「既に三失点もしてる癖に、ホントに口が減らないヤツねぇ……」

超モリサキ「――身体が動かずとも、口なら幾らでも動かせるからな。
自分の持てる最大限の武器を使って敵を倒すのは、多分お前も知ってる戦争の礼儀だろ?」

鈴仙「ええ。そうね……だから、私だって最大限の力で、あんたをぎゃふんと言わせてやるんだから!」

――タッ……!

実況「鈴仙選手、意を決したかのように森崎選手に肉薄! このまま一対一を狙う恰好です!
しかし森崎選手もまた焦らず、余裕たっぷりの表情で一対一に備える体勢!
ここで決まれば試合の趨勢がほぼ決まる大一番! 果たして勝利の女神がほほ笑むのはどちらか〜!?」


         鈴仙「――ぬくっ!」         森崎「――そう何度も抜かれて堪るか!」




399 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 21:49:30 ID:ADDLrgpQ
先着3名様で、

★超モリサキの選択→! card ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
★鈴仙 マインドベンディング 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★超モリサキ そなえる 56 (! card)(! dice + ! dice) =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、貴重な4点目を決める!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(パスカルがフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→超モリサキ、何とかゴールを守る!

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「ラビットスターター(+2、吹飛2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
超モリサキはスキル・がんばりフォートレスにより、読み外し時のペナが無効化されます。
ただし、読み外し時はガッツを追加で40消費します。

*鈴仙がドリブルフラグを習得しました。次に11以上で勝利したらフラグを回収します。(>>392で書き忘れてました。すみません)

400 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:50:18 ID:???
★超モリサキの選択→ スペード2  ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★

401 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:50:42 ID:???
★鈴仙 マインドベンディング 58 ( ダイヤ9 )( 6 + 3 )=★

402 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 21:53:08 ID:???
すみません、補足欄に間違って鈴仙のマークが〜と、ドリブルに関しての記載がありますが、
それは記入ミスで関係ありません(汗)

403 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:53:26 ID:???
★超モリサキ そなえる 56 ( クラブ3 )( 3 + 5 ) =★

404 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:55:42 ID:???
勝ったぁ!第2部完!

こんな結果になった以上、今頃紫は白目剥いて泡吹いてるかも。
それにしても鈴仙さんの引きが凄い。まさに主人公っていう引き。
霊夢や森崎は……案外大した事なくね?

405 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:06:23 ID:???
よっしハットトリック達成!
鈴仙さんマジ主人公。
一方で、森崎は名実ともにサンパウロの再来ですね(汗)
これはこれで再戦時の逆襲が怖いかも
森崎→(恨み)→鈴仙 みたいな感じになりそうで

霊夢さんは前半終了間際と後半開始直後に大暴れしたし
魔理紗は一回目のシュートで6ゾロ
萃香も何気に結構良い目出してるし、一回は真実の友情を防いだ

森崎は佳歩のシュート防いだし、小町は出番なかっただけだし(震え声)
中里は反則してたけど、要所でパスカットしてた
天子とアリスは、まあ、その、頑張ったよ

しかし……MVP争いは姫様と霊夢かな? 姫様マジ強くなった

と言いつつ、魔理紗の謎スキルもあるしまだ決着はついていないかな?

406 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:08:37 ID:???
鈴仙が58+9=67で超モリサキが56+2+8=66だから佳歩がねじ込みじゃないの?

407 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:12:24 ID:???
>>406さん
森崎のがんばりフォートレスは読み外しペナ無効で、読み当て補正はつかないので
超モリサキの値は56+8=64になり、鈴仙のゴールになります

408 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:16:21 ID:???
2点目のときに読み当て補正はついてるけど

409 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:18:00 ID:???
狂気の瞳が発動するんじゃない?

410 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:19:23 ID:???
いや発動してないから、ねじ込みがな。

411 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:20:37 ID:???
ルナティックブラスト

412 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:21:39 ID:???
ルナティックブラストはドリブル技、間違えて書かれてただけ
どうしてもゴールしてたことにしたいんだな

413 :411:2015/10/31(土) 22:24:17 ID:???
ごめんなさい本当に知りませんでした。
短絡的な書き込みで不快にさせてしまい大変申し訳ありませんでした。謝罪します。

414 :407:2015/10/31(土) 22:26:06 ID:???
あ……シュートとドリブル逆に見てた
勘違いしてました、すみませんでした。

415 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 22:28:23 ID:???
>結果について
分かり辛くてすみませんが、私の計算が間違いで無ければ結果は、

★超モリサキの選択→ スペード2  スペードならシュートに備える★
★鈴仙 マインドベンディング 58 ( ダイヤ9 )( 6 + 3 )=67★
★超モリサキ そなえる 56 ( クラブ3 )( 3 + 5 )+(読み当て補正+2)=66★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして佳歩がねじ込み

…となり、>>406さんの言う通り佳歩がねじ込みとなります。
森崎のスキルは『読み外し時』は、読み当て補正が付かないだけであり、読み当て時は普通に補正が入ります。
狂気の瞳は今回鈴仙がダイヤ、森崎がクラブでスート(カードの色)が違うため発動しません。
ドリブル技(ルナティックブラスト)の発動については、私の記入ミスです(汗)

416 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:56:23 ID:???
カホロットォォーーーーーーーーッ!!

417 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 22:57:03 ID:ADDLrgpQ
★超モリサキの選択→ スペード2  スペードならシュートに備える★
★鈴仙 マインドベンディング 58 ( ダイヤ9 )( 6 + 3 )=67★
★超モリサキ そなえる 56 ( クラブ3 )( 3 + 5 )+(読み当て補正+2)=66★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして佳歩がねじ込み

グワアッ!

至近距離ゆえ、狙いを定める余裕も無ければ強く蹴り出す暇も無い。
それでも鈴仙は全神経を右脚に集中させ、一点目がけてボールを蹴り抜く。

鈴仙「捩れた意識よ、曲がって弾けろ! 『マインドベンディング』!」

バシュッ、ギュウウウウウウウウウウウウウンッ!

感情を爆発させ、強烈な波長を生み出す『マインドエクスプロージョン』の原理を応用し、
一対一の局面でも使えるようにコンパクト化されたそのシュートは、
まるで一対一で放たれたシュートであるとは思えぬ程に、
様々な軌道を高速で描いて超モリサキの牙城を貫こうと爆ぜる。

超モリサキ「――身体の何処かに、当たってくれ……!!」

バッ!

そのため、シュートが来る事を第六感的に予期して超モリサキすらも、
この時ばかりはセービングの成功を神に祈らざるを得なかった。
超モリサキは狙いを定める事を放棄して目を閉じて大きくダイブし、宣言通り兎に角『弾く』事のみを目標とした。
そして、超モリサキのこの咄嗟の判断は間違ってはいなかった。

418 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 22:58:11 ID:ADDLrgpQ

――バチイイッ! ポーンッ! ……ズキッ!

超モリサキ「――ッ。よし、辛うじて弾いた……!」

高速のシュートが、超モリサキの足先に当たって前に転がる感覚を覚える。
そこはもしも超モリサキがキャッチすることに固執していれば、間違いなく取れなかった場所だった。

実況「森崎選手、鈴仙選手の高速変化シュート・『マインドベンディング』を間一髪のところで辛うじて弾きました!
しかし、ボールはまだ生きています! 零れ球は低い軌道を描いて……佳歩選手の所に転がっていきます!」

超モリサキ「ちっ。やはりか……!」

実況の声を頼りにしながら、超モリサキは先程僅かに感じた腰の痛みを忘れ、
バランスを立て直す事に全神経を集中させる。
果たして超モリサキが辛うじて転倒状態から立ち直ったのと、
玄爺のクリアを無理矢理剥がすように、佳歩が低空ボレーシュートの動きに出たのはほぼ同時だった。

419 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 22:59:47 ID:ADDLrgpQ
――グワアアアアアアアアアアアッ……!

佳歩「鈴仙さま。次は……私の番ですっ!」

玄爺「…………!!」

超モリサキが無理矢理に立ち上がる中、佳歩は玄爺がクリアに出るよりも早く、
その右脚をゴールに向かって振り上げていた。

佳歩「喰らって下さい。これが私の――『野兎ボレー』です!」

バッ、シィィィィィイイイイン! ギュウウウウウウウウウウウウウン!

実況「出た〜〜! 佳歩選手の必殺、『野兎ボレー』シュート!!
『野兎シュート』をノートラップランニングの体勢で撃ち放つそれは、
佳歩選手の類まれなるシュート精度を維持したまま、グングンとゴールへ向かっていきます!」

超モリサキ「(……ここで4点目を奪われればゲームオーバー。
だが、だからと言って全力のセービングをここで使う訳にもいかない。
鈴仙のヤツの体力はまだ残されている以上、全力はそこで使う必要があるからだ。
となると、ここは――)……やむを得ん。パンチングだっ!」

グッ……!

実況「対する森崎選手はパンチング! シュートの流れを一点で読んで防ぎきる算段か!
抜刀流を極めた武士の如く、不動のままに佳歩選手の放ったシュートを睨む森崎選手。
果たしてここで防いで、流れを再び変える事は出来るのか〜〜!?」

420 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 23:01:21 ID:ADDLrgpQ

先着3名様で、

★佳歩→野兎ボレー 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★玄爺→低いクリア 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★超モリサキ→パンチング 61 (! card)(! dice + ! dice)+(バランス崩しペナ-2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがねじ込み)(てゐがフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→佳歩の『野兎ボレー』が博麗連合ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがねじ込み)(てゐがフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
森崎のマークがダイヤ・ハートで「するどいパンチング」(+3)が発動します。

421 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:01:53 ID:???
★佳歩→野兎ボレー 57 ( ダイヤK )( 5 + 6 )=★

422 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:02:11 ID:???
★佳歩→野兎ボレー 57 ( ハート7 )( 6 + 4 )=★

423 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:02:36 ID:???
★玄爺→低いクリア 50 ( ダイヤK )( 6 + 1 )=★

424 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:04:46 ID:???
★超モリサキ→パンチング 61 ( クラブ7 )( 5 + 3 )+(バランス崩しペナ-2)=★

425 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:05:24 ID:???
★超モリサキ→パンチング 61 ( ダイヤ7 )( 3 + 2 )+(バランス崩しペナ-2)=★

426 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:05:56 ID:???
こいつしぶとすぎるわー!

427 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:08:03 ID:???
確実に体力が削られてるのは、良いね。

428 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:11:08 ID:???
カメェェェー!

429 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:25:40 ID:???
博麗連合側で見ると寿命が縮む展開だ、紫おばあちゃん生きてる?

紫(白目)「この展開も鈴仙って奴の仕業なんだ…」

430 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 23:54:15 ID:ADDLrgpQ
★佳歩→野兎ボレー 57 ( ダイヤK )( 5 + 6 )=68★
★玄爺→低いクリア 50 ( ダイヤK )( 6 + 1 )=57★
★超モリサキ→パンチング 61 ( クラブ7 )( 5 + 3 )+(バランス崩しペナ-2)=67★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてパスカルがねじ込み

佳歩「いっけぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!」

――ギュン! ゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!

玄爺「……!!」

実況「佳歩選手、これは素晴らしいボレーシュートだ!
クリアに出た玄爺選手は、そのボールの動きを読む事すら敵いません!
ボールは誰にも邪魔されず、博麗連合のゴールへと飛んでいきます!」

超モリサキ「――ハッ!」

――シュパッ! ――バチイイイッ……!!

実況「ですが超モリサキ選手、信じられません……!
その佳歩選手の高速ボレーシュートを、薙ぎ払うようなパンチングで一発!
威力を完全に減衰し、零れ球にしてしまいました! ですが……!」

ユラッ……ドサリッ。

超モリサキ「(――くそっ。ただ早いだけじゃねぇぞ、あのシュート。充分に重いな……!)」

実況「今のパンチングの反動で、森崎選手は完全に転倒してしまいます!
ルナティックスのFWやMFが上がっている中、博麗連合は絶体絶命の状況が続きます!
天子選手や萃香選手がクリアやブロックに向かえる位置には居るだけ、まだ命綱はありますが……。
率直に言って、森崎選手の転倒による損失を補えるとは考えにくい!」

431 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 23:55:32 ID:ADDLrgpQ
パスカル「……そして、俺が低いボールに動きを合わせているという事実には、誰も興味を持たないんだな」

超モリサキ「当たり前だろ? お前如きシュート、俺なら今の体勢でも充分パンチング出来る自信があるんだ」

パスカル「そうか。……困ったな、妥当な戦力評価過ぎて、碌な反論が思いつかない」

ゴール前では、パスカルが低いボールに動きを合わせつつも、
超モリサキの余裕ぶった挑発を冷ややかに受け止めている。
実際は、超モリサキとて体力的に臨界点近くに来ており、
転倒状態であれば、パスカルの『ジャンピングボレー』に対しても失点する可能性は残されているものの、
彼は今更その程度のリスクに怯える男では無かった。

鈴仙「(パスカル君……たぶん、『ジャンピングボレー』に向かうつもりなんでしょうけど。
確かに森崎が言う通り。そしてDFが戻って来ている以上、これが決まる可能性は低い。でも――)」

――でも。鈴仙はそんなパスカルと超モリサキの構図を見ながら考える。
自分はこの局面、パスカルに大きく力を貸す事ができる。

鈴仙「(『リフレクトバレット』なら……。
あのシュートなら、博麗連合のDFや森崎を破って、ゴールを目指せるかもしれない……!)」

リフレクトバレット。
鈴仙とパスカルによるコンビ技であり、互いに精密なプレーを好む者同士だからこそできた、
取り分け正確な精度を誇るツインシュート。あの技なら、今ここでゴールを揺らす事ができるかもしれない。

鈴仙「(ただ、欠点はある。まず第一に、ここで私が『リフレクトバレット』を撃っちゃうと、
『インビジブルデューパー』を撃つ分の体力が枯渇してしまう事。
そして第二に……『リフレクトバレット』の威力は『インビジブルデューパー』に比べ大きく劣るから、
仮に撃ったとしても、ゴールが決まる確証は全く持てない事ね)」


432 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/31(土) 23:58:44 ID:ADDLrgpQ
――鈴仙とパスカルとのツインシュート、『リフレクトバレット』は、
ここまで追い詰めた森崎に止めを刺すには好都合なシュートである。
しかし、超モリサキが転倒していようとも、萃香や天子のような強豪DFは未だ健在。
とりわけ、強力なクリア技を持つ萃香を相手にして、
『リフレクトバレット』が真正面で勝てる確率はおよそ五分程度であり、決して分が良い勝負では無いのも事実。

鈴仙「(――どうしよう。ここはツインシュートを狙ってみるか。
それとも、パスカル君の成功を祈りつつ、次のシュートチャンスを見据えて行動するか……?)」


A:「……」特に何も言わない。※パスカルには『ジャンピングボレー』を撃って貰います。
B:「……今こそ、私達のツインシュート。『リフレクトバレット』の出番よ!」(威力:58&62)200×2消費

鈴仙のガッツ:310/980

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

433 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:59:42 ID:aivezq/M
A

434 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 23:59:54 ID:97i6BE4w


435 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 00:01:06 ID:DdYwwWJ+


436 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 00:01:39 ID:PzMx8egg
A

437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 00:13:37 ID:ly0BiR0o
未決のまま日付を跨いでいる際、
普段は同一人物の多重投票を避けたい意図から再投票をお願いしておりましたが、
今回については>>433から>>436までが僅か2分足らずと短い時間だった事から、
多重投票は恐らく無かったとして、Bで進行したいと思います。

もしも万一、再投票の意図で二回投票された方が居りましたら、その際対応を考えますので、
他にも意見のある方含め、0時30分頃までにレスをして頂ければ幸いです。
(特にレスがなければ、Bとして進行します)

438 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 00:55:52 ID:ly0BiR0o
B:「……今こそ、私達のツインシュート。『リフレクトバレット』の出番よ!」(威力:58&62)200×2消費

鈴仙「――パスカル君!」

……ダッ!

パスカル「……! れ、レイセン!」

鈴仙は考えてはいたが、結局は、考えるよりも先に言葉が口を突いて出ていた。
そして言葉よりも先に、身体が動いていた。

タタタタタタッ、バアアアアッ!

実況「お……おおお〜〜っ! 佳歩選手がシュートを撃っている間に体勢を立て直した鈴仙選手でしたが、
今度はその身体を反転させ、すぐ後ろにまで詰めているパスカル選手の方まで飛び出しました!
これは一体、何が狙いなのでしょうか〜〜〜!?」

鈴仙「――今こそ。私達のツインシュート。『リフレクトバレット』の出番よ!」

パスカルが今まさにジャンピングボレーに向けて大きく跳んだ矢先。
鈴仙もまた、そのパスカルに動きを合わせるように跳躍していた。
パスカルは一瞬、本気で驚いたように目を白黒させていたが。

パスカル「……何かと思えば。それは判断ミスじゃないか、レイセン?
何せ実況や観客すら、この技の存在を忘れているような体だぞ」

鈴仙「――確かにこの技は『インビジブルデューパー』や『真実の友情』みたく、
ド派手な軌道も、爆発的な威力も無いもの。それは仕方ないわ。
……でもさ。そんな地味〜な技で、あの森崎をやっつけるってのも、楽しいかなって思ってね」

パスカル「全く。どうせ俺はナカヤマやモリサキのように、派手には到底なれないよ。
だが……ありがとう、レイセン」

439 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 00:58:07 ID:ly0BiR0o
パスカルは鈴仙に短く礼を言うと、目で合図を促した。
まるで鏡面を潜り抜けて銃弾が反射するかのような、正確かつ異次元の弾丸。
それを撃ち放つ準備が、二人の間にはもう出来ていた。
鈴仙とパスカルは二人同時に、ボールを対象にして足を振り上げて――。

       ダッ!                                ダッ!

鈴仙「いっけぇえええええっ……!!」            パスカル「――決まれ………!!」
       バアアアアアアアアッ……!         バアアアアアアアアッ……!!


実況「こ、これは……鈴仙選手とパスカル選手のツインシュート!
そ、そうです……! これは、西行寺亡霊連合戦で見せた、ルナティックスの隠し玉!
鏡写しのように二人がボールを蹴り抜き、ボールの軌道がブレやすいツインシュートでありながら、
まるで弾丸の如く真っ直ぐかつ正確にゴールを射抜く、『リフレクトバレット』!
鈴仙選手とパスカル選手! 森崎選手の転倒に乗じて全力を出していきます!」

萃香「あはははっ! 中々面白い技じゃないか! だからこそ、壊し甲斐があるってもんよ!
――こっちも行くぞ、『戸隠山投げ』!」

バッ! ドグワアアアッ!

天子「『リフレクトバレット』ぉ? 良く分からないけど、反射する弾丸ってのが如何にも女っぽくて弱弱しいわね。
この私のランパートでコナゴナに粉砕してやるわ!」

タタタタッ、バッ!

超モリサキ「(なにィ? パスカルとのコンビ技だと?
あの鈴仙野郎、一体どれだけの奴とコンビ技を開発してやがるんだ……?
――まあ、良いさ。それならこっちも全力で行ってやる!)――うおおおおおおおおおっ!」

         グッ…。 ――バアアアアアアアアアアアアアアッ!!

440 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 01:06:00 ID:ly0BiR0o
   ―――グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!
      
 鈴仙・パスカル「「喰らえ。これが私(俺)達の――月鏡銃弾【リフレクト・バレット】よ(だ)!」」

      バッシュウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥウウウウウッ……!!
          ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!
     ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!




                                 パスカル「(は、恥ずかしいネーミングセンスだ……)」


441 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 01:07:16 ID:ly0BiR0o
先着3名様で、

★鈴仙→リフレクトバレット 62 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=
 パスカル→リフレクトバレット 58 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★萃香→戸隠山投げ 60 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 天子→ブロック 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★超モリサキ→がんばりセービング・改 66 (! card)(! dice + ! dice)+(転倒ペナ-4)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー)(永琳がフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙とパスカルのリフレクトバレットが西行寺ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー)(永琳がフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
萃香はスキル・鬼の四天王により鈴仙の狂気の瞳が通用しません。
萃香の「戸隠山投げ」には吹飛係数2があります。
天子のマークがダイヤ・ハートで「無念無想ブロック」(+8、250消費)が発動します。

442 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:07:54 ID:???
★鈴仙→リフレクトバレット 62 ( ハート7 )+( 6 + 6 )=
 パスカル→リフレクトバレット 58 ( クラブJ )+( 3 + 1 )=★

443 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:08:01 ID:???
★鈴仙→リフレクトバレット 62 ( クラブ9 )+( 3 + 3 )=
 パスカル→リフレクトバレット 58 ( ハート9 )+( 4 + 5 )=★

444 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:08:13 ID:???
★鈴仙→リフレクトバレット 62 ( クラブA )+( 6 + 6 )=
 パスカル→リフレクトバレット 58 ( ハート4 )+( 5 + 4 )=★

445 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:08:32 ID:???
★鈴仙→リフレクトバレット 62 ( スペード4 )+( 2 + 4 )=
 パスカル→リフレクトバレット 58 ( スペード4 )+( 2 + 3 )=★

446 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:08:41 ID:???
★萃香→戸隠山投げ 60 ( ダイヤ9 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=
 天子→ブロック 51 ( ハート7 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=★

447 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:08:56 ID:???
おれたちの勝ちだああああああああああああああ!!!

448 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:09:16 ID:???
★超モリサキ→がんばりセービング・改 66 ( スペードK )( 3 + 1 )+(転倒ペナ-4)=★

449 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:09:55 ID:???
これは主人公ですわ

450 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:10:14 ID:???
ゴール!ゴール!!ゴール!!!

451 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:11:41 ID:???
ハットトリック達成!流石主人公!!

452 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:12:24 ID:???
ここでパスカルとのツインシュートが決まるとか胸が熱い

453 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:12:43 ID:???
カグヤファン「レイセン王女バンザーイ!!」ブルノ「おれならとれたな」

454 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 01:22:12 ID:???
鈴仙が更に6ゾロを出して4点目!…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
試合については、流石に残り時間約20分で森崎が消耗(萃香はまだ元気ですが)、
魔理沙は後シュート1回撃てる程度、霊夢はまだ元気だけどルナティックスから3点取れるかは微妙、
……と、いった事情から、残りはダイジェストにはしませんが、イベント重視で消化していこうと考えています。

>>390
サグメ様早く出したいです(多分違う)
>>416
佳歩がバランスを崩してくれたからこそ、ツインシュートからのゴールが実りましたね。
>>452
これはパスンゲツインですね…。
>>453
ブルノさんでは宇宙が滅んでも取れないですね。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

455 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:34:14 ID:???
乙でした

456 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 01:34:51 ID:???
私たちの青春乙

457 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 02:31:38 ID:???
乙です
このGK森崎じゃないだろ!勝てるのになぜか勝てずにザルだし帽子失くした若林だろ!

ぶっちゃけ博麗連合って案外大したことなくね?

458 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 06:29:10 ID:???
ダイスが凄く味方してくれただけで、大したことないとは全く思わないな。
もし、立場が逆で相手が6ゾロ連発したらこちらもお話にならないじゃん。

459 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 07:58:24 ID:???
森崎達が大したことないように見えるとしたら、それは鈴仙の仕業なんだ
いやマジで、鈴仙さんになにがあった。
決定機で低めばかり出してた君はどこいったの、なにこの引きは。主人公なの?(錯乱)

乙なのです

460 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 08:53:39 ID:???
鈴仙もだけどやっぱカグヤ王のご乱心が大きいだろ
後は森崎と魔理沙のヘタレ引きがそのまま点数差に出ている

461 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 09:07:44 ID:???
森崎にとってはマジでサンパウロの悪夢並の引きだね

462 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 09:59:44 ID:???
森崎と魔理沙の引きがまともなら同点もしくは一点ビハインドくらってても不思議じゃないしなぁ。
流れとダイスの悪戯って怖いわ。大したことありまくりだよ!強いって!
主人公がついに主人公してますからね…

463 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 10:21:22 ID:???
このスレでの【たいしたことない】はdice・cardの引きを含めた結果を指す意味だろ
最近このスレを見始めた人なのかな



464 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 10:25:14 ID:???
こうなると少なくとも森崎にとって鈴仙はストラット互換になることが確定したな。
鈴仙がストラット互換となると、鈴仙のパートナーは妖夢でも星でもなく、
ヤンデレ気味のあの方になるのだろうか?

スレ主が好きだと公言していた反町スレでも、あの方は
予想外の成長を遂げていたし、次章からは少なくともキーマンになるか?

465 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 10:30:59 ID:???
アリス「鈴仙!わたしともコンビ技をつくって!」紫「アリスにコンビ技がないのも鈴仙って奴の仕業なんだ」
アリス「なんだって、それは本当かい」衣玖「この人……。こりゃ見込みナシですわ」

466 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 10:32:02 ID:???
準決勝は酷い引きだったから、決勝の引きが際立つな。

467 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 10:33:33 ID:???
鈴仙のドリブルからの味方の引き、やばすぎだったね

468 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 10:39:48 ID:???
試合開始時の姫様の必殺セーブ61 魔理沙のファイナルスパーク65
これは魔理沙のシュート数がそのまま魔理沙の得点数、十分ありえる
などと、その気になっていた俺の姿はお笑いだったぜ

469 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 11:20:36 ID:???
どんな意味合いであれ、たいしたことないを連呼されると不愉快になる人のことも考えてくださいな。
文が愛情ありであれ、ボロクソ言われてるのを見るのは嫌だったわ。


470 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 11:31:22 ID:???
そういえば放置プレイされたミサキーヌってどうなったの?

471 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 16:42:20 ID:???
>>457はもう少し書くときは考えてかいてほしい
不快に思う人や作者のことも考えてかいてくれ
ネタだからって許されるものじゃない
うけると思ってかいたなら検討違いも甚だしいよ


472 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 22:15:30 ID:???
こんばんは、更新再開します。
ちょっとまた文章パートが長くなりそうなので、分けて投稿します。
>>455
乙ありがとうございます。
>>456
鈴仙達の青春乙ありがとうございます。
>>457
乙ありがとうございます。ここは森崎がダメと言うよりは、鈴仙が凄すぎでしたね。
>>459
乙ありがとうございます。
まさかここで6ゾロを出すとは思いませんでした(汗)
>>464-465
アリスさんの今後の出番は…どうなるでしょうね(適当)
>>470
そろそろ第二章完に向けて、岬君含めて色々投げっぱなしな伏線も回収していきたいですね。

473 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 22:17:17 ID:???
★鈴仙→リフレクトバレット 62 ( ハート7 )+( 6 + 6 )=74
 パスカル→リフレクトバレット 58 ( クラブJ )+( 3 + 1 )=62★
★萃香→戸隠山投げ 60 ( ダイヤ9 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=66
 天子→ブロック 51 ( ハート7 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)+(無念無想ブロック+8)+(狂気の瞳-2)=60★
★超モリサキ→がんばりセービング・改 66 ( スペードK )( 3 + 1 )+(転倒ペナ-4)=66★
≧2→鈴仙とパスカルのリフレクトバレットが博麗連合ゴールに突き刺さる!

バギュルルルルルルルッ! ギュンギュンギュン……!

けたけましい轟音を上げつつ大きなブレを発生させてゴールへと向かう、
鈴仙とパスカルの『リフレクトバレット』は確かに模範的なツインシュートと言っても良かった。
とはいえ、二人の選手がボールを挟んで対称に蹴り出すとシュートの威力が倍増する、
……という理論は既に幻想郷の内外を問わずして、現代サッカーの常識。
試合の趨勢を左右しかねないこの局面において、鈴仙達のシュートはあまりに平凡だった。

萃香「――良いシュートだ。だけど、今頃ツインシュートの使い手なんて掃いて捨てる程居る。
この程度で、私達を破れると思うなよ!」

グワアアアアアアアアアアアアアンッ! バギイイッ!

一流のDFとして、萃香は鈴仙の『リフレクトバレット』は厄介な技と認識していたが、
しかしそれでも、自分でも防げる範疇と思っていた。
そして実際、彼女の全身を利用した低空クリア、『戸隠山投げ』はシュートコースを確実に捉えていた。
――かのように見えた。

474 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 22:22:01 ID:???
――シュンッ! ググッ……!

萃香「な、なにィ!? ……シュートが一瞬だが、消えた。
いや、それも、超スピードだとかフェイントだとか時間停止だとか、そんなチャチなモンじゃない。
――正真正銘。本当に『消えて』いた……!?」

天子「――何やってんのよ。私が止めてやるわ!
――生半可な天人には真似できない、私の『無念無想ブロック』でね!」

バッ! ――シュンッ!

天子「……って、アレ?」

クリアに向かった萃香、それに続いてブロックに向かった天子の両名は揃えて首を傾げた。
確実に捉えていた筈のシュートを、二人は完全に触れる事ができなかった。
まるでその瞬間ボールが、異次元の世界へと消えてしまったかのように。

永琳「(――この世にある、あらゆる物質の波長を操る狂気の瞳。
その力が今、この段に来て……更に強くなっている。
――もしや、この原因は。今まで誤差の範囲内として一蹴していた、あの因子が……?)」

月の頭脳たる永琳は、鈴仙の更なる力の高まりを感じつつも、その原因を分析している。
果たしてその分析結果は、あの永琳ですら決して完璧でなく。
むしろ単純すぎる自明の理を見落としていた事を如実に示していた。

475 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 22:23:10 ID:???
〜モリヤスタジアム・上空〜

藍「――紫様、報告がございます」

紫「……今はあまり、悪い報告は聞きたくないのだけど」

試合の一部始終を高みより観戦していた紫は、
萃香と天子が為すすべなくシュートを通してしまったのを確認すると、
そのまま大きく項垂れて、超モリサキのセービングを見ることすらしなかった。
明らかに消沈しきった紫に対し、藍は報告するのが躊躇われたが、構わずに続ける。

藍「重要な報告の為、続けます。……中山政男が引き起こした、幻想郷における一連の変革について。
我々は今まで、中山政男が変革のトリガーであり、鈴仙・優曇華院・イナバが変革を広め維持・強化したと。
そうした仮説に基づき、博麗の巫女等を通じて、監視及びサッカーの試合による異変解決を図っておりました」

紫「まだ試合は終わっていないわ。霊夢により、異変は解決されるべきなのよ」

そう頑なに言い張る紫だったが、彼女自身もまた気付いていた。
この試合は。そして今回の異変は――彼女が今まで経験して来た通りには、決して終わりはしないであろう事を。
紫のその気持ちを汲んで、藍は最後まで報告を続けた。

藍「……ですが。この仮説には一部重大な視点の見落としがありました。
即ち、中山政男と鈴仙・優曇華院・イナバの二人だけでは。八意永琳と蓬莱山輝夜だけでは。
この異変を起こすには、発生する熱量が少なすぎる。

――本来ならば、この異変は。人間が団結し強くなり、妖怪が存在価値を失うという、この大異変は。
そもそも起こりようが無かったのです」

476 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/01(日) 22:29:59 ID:???
紫は今大会の準決勝戦後に起きた――いや、意図的に引き起こした出来事を回想する。
その時は確かに中山を中心とする団結によって、多くの妖怪の群れが倒されていった。
紫としては中山の危険性を対外的に主張する為に使ったパフォーマンスではあったが、
その際の団結の強さについては、紫の想像以上のものがあった。
これまでは些事として片づけていたが、もしもこの際にも、中山の力を増幅させる「何か」が存在していたとしたら。

紫「――単独ならば、益にも害にもならない存在。
しかし、特定のトリガー及びキーマンとの関係によって、存在意義を補強し、維持する存在。
……そんな存在が偶然――もしくは必然?――にも、二人の間に立っていた……と」

紫は自身の推測を述べる。それは藍が求めるべき結論と合致していた。

藍「……思えば、森崎有三との関わりが薄すぎるとして、彼への警戒を外した私達が間違っていました。
そして私達は森崎有三を手に入れ制御し、中山政男を御す事が出来ると考えた時点で、慢心していました。
彼が元々、外界において果たして来た役割を考慮すれば、危険性を把握する事は可能だったのですが……」

紫「…………」

そして、その内心はさて置き、藍は紫への報告を終えた。
紫は藍を責める気は無かった。自分のミスを悔いる余裕すら無かった。
今の彼女には、そこまでの活動を行う為の力は残されていなかった。
――藍が再び、大きく綻び始めた結界の修復に向かったのを確認して、紫はこう独りごちた。


紫「アラン・パスカル。……彼の存在が中山政男を、鈴仙・優曇華院・イナバを支え、より強くした。
彼がかつて、サッカーが得意だった自分の親友を、アルゼンチンの至宝にまで至らしめたように。
――成程。この異変に真の黒幕が。エキストラボスが居るとしたら……間違い無く、彼しかあり得ないわね」



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