キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】

1 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/01/10(日) 01:19:57 ID:???

『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
色々あってサッカー部のない高校に入ってしまった滝一が世界平和の為に色々と頑張っているお話です。
基本的には本編と同じくカードを引いたり選択肢の中から皆さんに一つを選んでもらう事で進行していきます。
主人公が復活早々お悩み期間に入っていますがまあ特に気にせずいつも通りお付き合い下さいませ。

【これまでのあらすじ】
片桐にそそのかされ南葛高校への進学を止め独り立ちをした滝。だが入学した生田(仮)高校はサッカー部のない高校だった。
その後仲間を集めサッカー部を創部した滝は悪の組織と戦いながら練習を重ね、見事冬の高校サッカー選手権制覇を成し遂げる。
そして二年になった滝は県内のライバル達と合同合宿を行うが、それはギリアムの仕組んだ選抜試験を兼ねた物であった。
見事ギリアムの眼鏡にかなった滝はギリアムからこの世界に迫っている危機を伝えられ、彼の計画に協力を決意。
合宿に参加した者達からメンバーを選出し、新チームsingular Herosを結成するのだった。
が、インターハイ初戦と同時に攻めてきたショッカーの策略により滝は重傷を負い、生田(仮)も予選で敗れてしまう。
その生田(仮)を破り全国に駒を進めた鉄之城高校も準決勝で南葛高校に敗退、最後に栄冠を掴んだのは東邦学園であった。
といった感じで進んでいます。


さらに簡単なあらすじ
デューク「最後の最後でPKミスって負けたけど俺は悪くねえ!」
甲児「まあ実際お前の活躍大きかったけどその開き直りはどうなんだ」
ザ・サッカーカット「勝利を! 日向さんに!」
来生「あれ沢田じゃん」
反町「だよな」
日向「ククク、全国も制覇した。あとは怪人を量産して滝共をぶっ潰すだけだ」
滝「色々あり過ぎてちょっと自信なくしてきました」


【中の人のTwitterアカウント】(基本ニチアサの実況か特撮、アニメ、ゲームの話しかしてません)
https://twitter.com/ksahiopea5

199 :森崎名無しさん:2016/02/09(火) 22:56:45 ID:???
【ついでにバヤシさんの現状→ ダイヤ2

200 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/11(木) 23:05:53 ID:???

昨日はうっかり寝てしまったため更新できず申し訳ありませんでした
本日もあまり進められませんでしたが更新をしたいと思います


理由→ ダイヤK
→レヴィン「Jrユースで見せた君のテクニックを上層部が評価した結果だよ」

ついでにバヤシさんの現状→ ダイヤ2
→既にブンデスリーガ屈指のGKに


レヴィン「以前のJrユース大会で君が見せたテクニックを上層部の人達が評価した結果だと聞いている」

岬「テクニック、か……」

 確かに岬を勧誘するのであればその理由が最もであろう。
 しかし岬はここカメルーンにおいてフィジカルに重点を置いた練習を行ってきたのだ。
 今でもテクニカルなプレイが不得手になったわけではないが、
今ブンデスリーガで通用するほどのテクニックを発揮できるかと聞かれればまず不可能。
 それが分かっている岬はレヴィンの言葉に表情を僅かに曇らせる。
 が、その反応を予想していたのかレヴィンはさして驚く風でもなく再び言葉を紡ぎ始めた。

レヴィン「ああ、安心してくれ。君がここでテクニックではなくフィジカルを鍛えていたというのは僕達も把握している。
     そこも評価点の一つなんだ。アフリカ人に対抗できる程に鍛え上げられた肉体に欧州仕込みのテクニック。
     この二つが合わされば君は世界でも屈指のプレイヤーになる。上の人達はそう判断したんだよ」

岬「ふむ、確かにその条件なら元来テクニックを重視してきた僕が眼鏡に叶った理由は分かるね。
  しかし逆に聞きたいがフィジカルとテクニック、両方を高い水準で学べる環境がケルンにはあるのかい?
  そうでなければこの話は机上の空論以前だよ」

201 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/11(木) 23:06:57 ID:???

 パワーとテクニックを併せ持った選手。
 口にするのは簡単だが実現させるのは生半可な事ではない。
 現に岬はカメルーンでフィジカルを鍛える為にテクニックをある程度犠牲にしてしまっているのだ。
 しかしこの問いにも、レヴィンは何の問題もないとばかりに微笑みながら回答を始める。

レヴィン「その点も安心してほしい。FCケルンでは僕の祖国スウェーデンのスポーツ科学班が協力をしているんだ。
     彼らの理論を用いてメニュー通りの練習をすれば筋肉を鍛えながらテクニックを磨き上げる事も十分可能だよ。
     勿論僕もその理論の元に練習を行っている」

岬(成程。美味しい話をしているが、その実レヴィンや僕を実験台にしてそのスポーツ科学の有用性を証明しようとしているのか。
   だが……もし成功すれば僕の能力は飛躍的に向上するだろう。それに欧州の方がコネクションは築きやすい、悪くない話だ)

 レヴィンの言葉から裏の目的を推察しつつ、岬はこの話が自分にとってもメリットのあるものであると即座に判断。
 乗るか否かを岬パパに目くばせする。
 それに対し、岬パパはアイコンタクトでこう応えた。

岬パパ(この話に乗らない手はないな。ドイツにに行くぞ。実はここでもそろそろ尻尾を掴まれそうなんだ)

岬「(またか……もういつ足を引っ張られてもおかしくないな。ドイツに着き次第作戦を決行しよう)
  ――分かった。君の申し出に乗ることにするよ」

レヴィン「そうか! ありがとう、君のようなプレイヤーと一緒に戦えるとは光栄だよ。
     それじゃあ君のクラブチームの方に話を通したい。連れて行ってくれるかい?」

岬「ああ。付いてきてくれ――美子、君もね。また事故に遭うとも限らない」

美子「は、はい!(キャアー! 岬様が私の心配をしてくださってる! やっぱり岬様と私は運命の糸で結ばれているのね!)」

202 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/11(木) 23:08:07 ID:???

 その後、岬とレヴィン(と美子)はクラブチームへと赴き、上層部に事情を説明。
 最近活躍著しい岬を手放す事に最初は渋い顔をしていた上層部も、レヴィンの提示した移籍金の話を聞き最終的にこれを了承。
 こうして、岬はケルンへと移籍することになるのだった。


岬「――ああ、そういえばブンデスリーガには若林君がいるんだった。彼は今どうしているんだい?」

レヴィン「ワカバヤシか。彼ならシュナイダークラスの選手でなければゴールを奪えない程の名キーパーとして名を馳せているよ。
     いつかレヴィンシュートで彼の腕を粉々に破壊する事が目下の僕の目標なんだ」

岬「そ、そうかい……(しれっと恐ろしい計画を話したな……やっぱりどこかおかしいぞこの男)」

美子「岬様! お引越ししたら是非連絡先をお教え下さい! いつでも応援に駆け付けます☆」

岬「うん。ありがとう(今更だけど美子はなんで僕の事名字で、しかも様付けで呼んでるんだろうか?)」

 この時、岬は気付いていなかった。
 着実にワールドクラスの選手への道を歩みながら、自分の周りに変な人間が山のように押し寄せている事に。


▼岬がFCケルンに移籍し、パワーアップフラグを獲得しました
▼若林がレヴィンにターゲットロックされました

203 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/11(木) 23:10:45 ID:???

といった所で特に判定も選択肢もありませんが本日はここまでです
それではー



余談:冬イベの報酬が重巡のヅラ……じゃなくてザラだと聞いて頑張る事を固く決意しました

204 :森崎名無しさん:2016/02/14(日) 11:14:18 ID:???
あれ、ビクトリーノがブレーメンに入ったのって2002でしたっけ?

205 :森崎名無しさん:2016/02/14(日) 11:22:16 ID:???
ビクトリーノが入団したのは2002年

206 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/14(日) 22:14:47 ID:???
>>204-205
私キャプ翼はWY以降は飛び飛びでしか知らないのですがビクトリーノもブンデスリーガ入りしてたんですか
やっぱり2002以降も目を通しておいた方が良いかもしれませんね


更新の方は明日から再開します。ご容赦下さいませ

207 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/15(月) 22:08:16 ID:???

【2年目11月、特殊フェイズ】


 合同練習も終り、秋から徐々に冬へと季節が移り替わり始めた11月の半ば。
 生田(仮)は全国高校サッカー選手権予選の日を迎える。

滝「……」

 しかしその日の朝、彼らの姿は試合会場ではなくフェニックスネストのディレクションルーム内にあった。
 理由はただ一つ。生田(仮)のインハイ初戦に合わせ大侵攻をかけてきたように、
今回もまた生田(仮)が動き辛い今日という日にショッカーが動き出すのではないかとGUYSの上層部が判断した結果である。
 その場合素早く対応する為に、滝達は試合開始ギリギリまでフェニックスネストで待機する事になったのだ。

ユウスケ「なあ、ショッカーの奴ら本当に仕掛けてくるかな?」

士「ま、十中八九来るだろうな。奴ら、散々世界征服の邪魔をしてきた俺達を相当目の敵にしているんだ。
  夏と同じく嫌がらせをしないわけがない」

魁「くそっ、滝を怪我させた事といい本当に頭に来る奴らだな! 逆恨みも良い所じゃないか!」

 相手に対して鬱憤が溜まっているのはこちらとて同じ。
 周囲が剣呑な雰囲気に包まれる中、ディレクションルーム内に緊急警報が鳴り響いた。

208 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/15(月) 22:09:51 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【シナリオの都合で今回は絶対に全国には行けません→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→スペード、クラブ+コノミ「それと、神戸に巨大な宇宙人が現れました!」 滝「なにィ」
スペード、クラブ→コノミ「横浜港に前回目撃されたショッカーの潜水艦隊が出現しました!」
JOKER→???「ショッカーの艦隊は私が倒した」 ミライ「ゾフィー兄さん!」

209 :森崎名無しさん:2016/02/15(月) 22:12:50 ID:???
【シナリオの都合で今回は絶対に全国には行けません→ ハートA

210 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/15(月) 22:41:37 ID:???

シナリオの都合で今回は絶対に全国には行けません→ハートA
→コノミ「横浜港にショッカーの艦隊が、それと神戸に巨大な宇宙人が現れました!」


コノミ「GUYSオーシャンから緊急連絡! 横浜港近くに多数の潜水艦隊が確認されました!
    以前出現したショッカーの潜水艦と同様の物と思われます!」

巧「おいでなすったか。とっととぶっ潰すぞ」

真司「ああ。この時間なら急いで叩けば試合に間に合うかも知れないもんな!」

 ショッカー出現の報を受けた生田(仮)の面々は出撃しようとするが、それをオペレーターのコノミの声が遮った。

コノミ「あ……待ってください! GUYSスぺ―シーからも緊急連絡です!
    宇宙から複数の異星人が地球に侵入! 神戸に向かって落下しているとの事です!」

滝「な、なにィ!?」

光太郎「くっ、よりによってこのタイミングで宇宙人が攻めてくるとは!」

 あまりにも狙い澄ましたかのようなタイミングでの侵略者の襲来に、焦りの色を募らせるヒーロー達。
 そんな中、CREW GUYS隊長のサコミズは滝に向かって言葉を投げかける。

サコミズ「……滝、ショッカーの戦力によっては前回のように試合に出るメンバーを残す事も出来ると思ったが、状況が状況だ。
     すまないが今回は戦力を二つに分け、全員で対処に当たってもらいたい」

滝「……了解です。平和じゃなけりゃサッカーも出来ないですからね」

211 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/15(月) 22:43:01 ID:???

 暗に試合は諦めろと告げるサコミズに、滝は苦い表情を浮かべながらもこれを了承する。

サコミズ「――よし、では戦力を二つに分ける!
     巨大な敵への対抗手段を持つ者達は神戸に向かい異星人の侵略を阻止!
     他の者達は総力を挙げてショッカーを撃滅しろ!」

一同『了解!』

 サコミズの指示を受け、ヒーロー達はすぐさま指令室を飛び出し、各々の戦場へと駆けて行く。
 そんな中滝は――


行動を選択してください

A:滝「ショッカー共め、この前の借りを一万倍にして返してやる!」 横浜へと向かった
B:ゲシュペンスト「滝、お前の為に巨大ロボを用意しておいた。神戸に向かってくれ」 神戸へと向かった

先に二票入った選択肢で続行します
ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません

【補足・補正】
▼Aを選んだ場合、茂、アマゾンの合流が早くなる可能性、日向が全日本を離脱する可能性がそれぞれ高まります
▼Bを選んだ場合、ミライ、ゼロが強化されます。強化の割合は判定で分岐します



といった所で今日はここまで
こんな事が起きてたら試合中止になるんじゃねという意見は残念ですが受け付けません。ご都合主義ですが
それではー

212 :森崎名無しさん:2016/02/15(月) 22:53:16 ID:JLm9ddBQ


213 :森崎名無しさん:2016/02/15(月) 22:54:22 ID:KNvVuU6A
B

214 :森崎名無しさん:2016/02/16(火) 12:30:47 ID:TqZ9D7xQ
A

215 :森崎名無しさん:2016/02/16(火) 19:38:44 ID:???
遅れましたが、2002はハンブルクVSミュンヘンは是非読んでほしいです
後半半分くらい使ったエルクラシコはグダグダでしたが


216 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/18(木) 22:33:03 ID:???
>>215
では今度目を通してみたいと思います



艦これのイベントやらメガテン4Fに浮気して中々更新できず申し訳ありません
明日から更新再開します

217 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/19(金) 23:40:09 ID:???

A:滝「ショッカー共め、この前の借りを一万倍にして返してやる!」 横浜へと向かった


滝「ショッカー共め、こちとらお前らのせいで散々な目に遭ったんだ。この前の借りを一万倍にして返してやる!」

 巨大な異星人に対抗する手段を持たない滝は、当然ショッカー討伐組に加わっていた。
 前回怪人の自爆特攻によって大怪我を負わされた滝は怒り心頭といった様子で拳を握り締め、仲間達と共に横浜港へと向かう。
 そして港に辿りついた滝達が見たのは、以前の大侵攻の時以上の規模の戦闘員と再生怪人の軍団であった。

真司「マジかよ……前より多いじゃねえか! こっちは魁たち神戸に行かせて人数少ないってのに!」

始「失敗した前回より戦力を増やすのは当然だろう。文句を言う前に数を減らす努力をするんだな」

光太郎「罪もない人々の幸せを踏みにじるショッカー、断じて許さん! この俺達がいる限り貴様たちの好きにはさせない!」

天道「無論だ。俺は世界の中心、俺の世界にあんな奴らに差す光は存在ない」

滝「おっしゃ、行くぞぉ!」

ヒーロー一同『変身!』

 前回以上に厳しい戦いになると分かっていながらも滝達は臆することなく変身し、ショッカー軍団との戦闘に突入する。

ショッカー戦闘員『イーッ!!』

218 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/19(金) 23:41:55 ID:???

【分岐】
先着二名様で、

【ヒーロー連合軍→! card+! card+! card+! card+! card=】
【ショッカー軍団→! card+! card+! card+! card+! card+(数の暴力+5)=】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧0→ヒーロー連合軍が勝利しました。更に分岐
0<→ヒーロー連合軍、苦戦。更に分岐


【捕捉・補正】
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい

219 :森崎名無しさん:2016/02/19(金) 23:43:44 ID:???
【ヒーロー連合軍→ ダイヤQダイヤ4JOKERハート10ハート6 =】

220 :森崎名無しさん:2016/02/19(金) 23:44:27 ID:???
【ヒーロー連合軍→ ハート2スペードAスペード3ダイヤKハート10 =】

221 :森崎名無しさん:2016/02/19(金) 23:44:54 ID:???
【ショッカー軍団→ ハート5ダイヤ4ハート5クラブQダイヤ5 +(数の暴力+5)=】

222 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/20(土) 01:00:08 ID:???

ヒーロー連合軍→ダイヤQ+ダイヤ4+JOKER+ハート10+ハート6=47
ショッカー軍団→ハート5+ダイヤ4+ハート5+クラブQ+ダイヤ5+(数の暴力+5)=36
→ヒーロー連合軍が勝利しました。更に分岐


―ショッカー拠点潜水艦内―

日向「ククク、やはり戦力を分けてきたな。エイリアン共と口裏を合わせた甲斐があった。
   取捨選択も碌に出来ん偽善者共め」

 怪人軍団と戦うヒーロー達の数をモニターで確認しながら、ブリッジの日向は満足げな表情でコーラを煽る。
 そう、ショッカーの侵攻と同時に神戸に異星人軍団が現れたのは偶然ではなかったのだ。

死神博士「フフフ。一度は死んだ我々を蘇らせ、異星人ともコンタクトを取れる我らが首領の偉大さが少しは分かってもらえたかな?」

日向「ああ。人知を超えた存在だってのはよーく分かったぜ。最も侵略者に人様の星を襲わせる口実を作ったのは少々気に入らんがな。
   奴らを蹴散らす為の超巨大ライダーロボの量産が急務になった」

ブラック将軍「その点に関しては我々も把握している。超巨大ライダーロボの製造は積極的に支援するつもりだ」

日向「ならいい。じゃあ今は滝共がミンチになるのをゆっくりと見物させてもらうとするか」

 クツクツと笑いながらグラスにコーラを注ぐ日向は最早完全に悪の組織の大幹部といった風体である。
 こちらは前回を上回る物量。向こうは前回よりも少ない戦力。
 結果は火を見るより明らかだと日向は確信していた。
 だが数分後、彼は信じられない光景を目の当たりにする事になる。

223 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/20(土) 01:01:11 ID:???

ジロー「大車輪投げぇーっ!!」

M良太郎「へっ、今回の俺達は最高にクライマックスだぜ! 亀、熊、小僧、ついでに鳥野郎!
     行くぜぇ! 俺達の必殺技、超クライマックスバージョン!」

士「生憎だが、どんなに数が多くても雑魚にやられるような俺じゃない」 ファイナルアタックライド・ディディディディケーイド!!

巧「そこは俺達、っていうべきだろ。俺が言えた事じゃないがな」 スタンディンバーイ

 ショッカーに対して怒りを燃やしていたヒーロー達の大攻勢は以前の比ではなかった。
 彼らは次々に必殺技を繰り出し、並み居るショッカーの怪人や戦闘員達をバッサバッサとなぎ倒していく。
 戦いは数でも質でもなくノリの良い方が勝つのだと、ヒーロー達は圧倒的な勢いで戦力差を詰めて行き、
気付けばショッカー軍団はあっという間に壊滅状態に陥るのであった。

日向「馬……鹿な! 再生怪人共は以前よりスペックアップしているんだぞ! 何故ここまで押される!?」

 もうコーラを煽っているような余裕などなく、この結果に日向は愕然としながらそう叫ぶ。

ブラック将軍「奴らの力を侮っていたか、あるいは追い込み過ぎて窮鼠猫を噛む状態になったか。
       なんにしろ既にこちらの戦力は五割を切った。ここは撤退するしかあるまい」

死神博士「おのれ、仮面ライダーの名を継ぐ忌々しい者共め。どこまで我々の邪魔をするか……!」

 日向と共にブリッジにいた大幹部二人も苦い表情を浮かべながら今回の敗戦を確信。
 これ以上は無駄に戦力を消耗するだけだと味方へ撤退の指示を出した。

224 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/20(土) 01:02:24 ID:???

ユウスケ「あっ! あいつらの潜水艦が逃げてくぞ!」

 ショッカーが撤退を開始した事は戦っていたヒーロー達もすぐに知る事になった。
 飛行できる怪人たちが他の怪人を抱えながら潜水艦の方へと脱出を開始し始め、当の潜水艦もまた沖へ向けて動き出したからである。

滝「野郎、逃がすか! もう二度とこんな真似させらんよう徹底的に叩いてやる!」

 ここで逃がしては前回と同じ。いずれまたショッカーは攻勢をかけてくるだろう。
 そうはさせじとヒーロー達は一斉に潜水艦の追跡を始めた。


【分岐】
先着一名様で、

【その結果→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ→光太郎「バイオ! ライダー!」 ゲル化した光太郎が潜水艦に潜入成功! 動力部を破壊したぞ!
ハート、スペード、クラブ→そこに超巨大ライダーロボが出現! 足止めを食ったヒーロー達は潜水艦を逃がしてしまう!
JOKER→出たら考えます



といった所で今日はここまで
それではー

どうでもいいですが仮面ライダー1号が非常に楽しみであります

225 :森崎名無しさん:2016/02/20(土) 01:03:43 ID:???
【その結果→ ハートQ

226 :森崎名無しさん:2016/02/20(土) 20:30:18 ID:???
乙です
うーむ、映画の1号はゴテゴテしすぎてて…
キャストオフとかしてくれんですかね?

227 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/21(日) 21:54:02 ID:???
>>226
乙感謝です
春1号に関しては今の藤岡さんが変身する事と、45年間戦い続けてきた事を考えると個人的には納得いく姿かなと思ってます
勿論どうもあれは……という方が出るのも理解出来ますが

その結果→ハートQ
→そこに超巨大ライダーロボが出現! 足止めを食ったヒーロー達は潜水艦を逃がしてしまう!


 前回のように逃がしはしないと潜水艦へ迫るヒーロー軍団。
 だがそんな彼らを阻むように、突然海面が勢いよく盛り上がった。

滝「な、なにィ!?」

超巨大ライダーロボ「……」

 海中から姿を現したのは、前回も出現したショッカーの巨大戦力、超巨大ライダーロボ。
 超巨大ライダーロボは出現と同時に両手を滝達へと向け、計10本の指から勢いよくミサイルを発射し始めた。

真司「おあーっ!? なんだよこれ!? 反則だろ!」

ユウスケ「くそ、これじゃ潜水艦を追えない!」

巧「っつーか、そもそもこんなデカいの俺達でどうやって相手すんだよ」

 ミサイルによる絨毯爆撃で行く手を阻まれたヒーロー達は、ミサイルをかわす事で手一杯となり潜水艦を追う事が出来ずにいた。

M良太郎「心配すんな! 俺に任せろ!」

 そんな中M良太郎はライダーパスでデンライナーを呼び出し、これに乗り込むと超巨大ライダーロボへと攻撃を開始する。

228 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/21(日) 21:55:06 ID:???

光太郎「よし、敵の攻撃が止んだ! 今の内に潜水艦を追うぞ!」

天道「無駄だ。奴らは既に海底に逃げ込んでる」

 超巨大ライダーロボの攻撃がデンライナーに向けられている間に再び潜水艦を追おうとしたヒーロー達であったが、
この僅かな時間内にショッカーの潜水艦は海底に逃げ込んでしまっていた。
 彼らはまたしてもショッカーを取り逃してしまったのである。

滝「ちぃっ! これじゃあいつらまた攻めてくるじゃないか!」

剣崎「気持ちは分かるけど落ち着け。今はそれよりも俺達もモモタロスの援護だ!」

滝「くっ……」

 この結果に滝は悔しさを滲ませながら、気持ちを切り替え超巨大ライダーロボへの攻撃を開始した。



【分岐】
先着二名様で、

【ヒーロー連合軍→! card+! card】
【超巨大ライダーロボ→! card+! card+(デカい+5)=】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧0→ヒーロー連合軍が勝利しました。更に分岐
0<→ヒーロー連合軍、苦戦。更に分岐

229 :森崎名無しさん:2016/02/21(日) 21:57:28 ID:???
【ヒーロー連合軍→ ハート2ダイヤK

230 :森崎名無しさん:2016/02/21(日) 21:58:52 ID:???
【超巨大ライダーロボ→ ハート8ダイヤ8 +(デカい+5)=】

231 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/21(日) 22:41:41 ID:???

ヒーロー連合軍→ハート2+ダイヤK=15
超巨大ライダーロボ→ハート8+ダイヤ8+(デカい+5)=21
→ヒーロー連合軍、苦戦。更に分岐


 潜水艦を逃した怒りをぶつける形で超巨大ライダーロボに立ち向かうヒーロー達。

超巨大ライダーロボ「……」

ユウスケ「うわーっ!」

 しかし、やはりサイズの差は如何ともしがたく、ヒーロー連合軍は苦戦を強いらせていた。

M良太郎「くそっ! このデカブツ、滅茶苦茶硬ぇな! こっちの攻撃が全然効いてねえぞ!」

 特に苦戦を強いられていた理由は、超巨大ライダーロボが非常に堅牢な装甲を持っていた事であろう。
 生身の異星人に比べどうしても動きが鈍重になってしまう超巨大ライダーロボは、
装甲に特殊合金を使う事で圧倒的な防御力を獲得していたのだ。
 これによりデンライナーや仮面ライダー達の大型火器による攻撃も大したダメージを与える事は出来ず、
反撃として放たれる無数のミサイル爆撃によってヒーロー達は徐々に追い詰められていたのである。

滝「畜生め、ゼロかミライさえいればこんな仮面ライダーのバッタもんロボ瞬殺だってのに!」

士「いない奴の事を言っても仕方がないだろ。だが実際ちょっとヤバいな、こいつは」

 有利だった状況から一転、気付けば大ピンチに陥っていたヒーロー達。
 そんな中――

232 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/21(日) 22:42:48 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【こうして逆転しました→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→光太郎「俺が内部に潜入して奴を破壊する!」 もうRX一人でいいんじゃないかな
スペード、クラブ→ゲシュペンスト「すまない、遅くなった。こいつの相手は俺がしよう」 ゲシュペンスト(巨大ロボ)が現れた!
JOKER→出たら考えます


といった所で今日はここまで
それではー

233 :森崎名無しさん:2016/02/21(日) 22:45:45 ID:???
【こうして逆転しました→ ハート9
Jのカード使ってくださいよ士さん!

234 :森崎名無しさん:2016/02/22(月) 02:05:21 ID:???
仮面ライダー1号は年取っててもいいから藤岡さんがやる本郷猛が一番いいかな。
ライダー姿(スタントマン)だけで出さなかったことを本当に評価したい。

235 :森崎名無しさん:2016/02/22(月) 21:22:17 ID:???
いや変身後だけ普段のお祭り映画的扱いじゃない
名前引っ提げてくる以上そんな扱いはありえん


236 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/24(水) 21:26:31 ID:???
>>234-235
五年後がどうなっているか分かりませんし、節目の年に藤岡さんががっつり本郷猛をやってくれるというのは本当に楽しみです


ちょっとやりたい事が山積状態でして、今度の土曜日まで充電させて頂きます
土曜からはきっちり更新再開しますのでそれまでお待ちいただければ幸いです

237 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/27(土) 23:03:02 ID:???

更新を再開します
まだペースアップは難しそうですがなるべく休まないようにはしますのでまたよろしくお願いします<m(__)m>

>>233
Jで超巨大ライダーロボと戦うと歴史の闇に消されちゃうので駄目ですね

こうして逆転しました→ハート9
→光太郎「俺が内部に潜入して奴を破壊する!」 もうRX一人でいいんじゃないかな


 超巨大ライダーロボに苦戦を強いられるヒーロー達。
 そんな窮地の中、この男が一つの作戦を提案する。

光太郎「確かに奴の装甲は驚異だ。だが内部まで同じ素材を使っているとは考えにくい。
    俺が内部に潜入して動力部を破壊する!」

滝「潜入するったってどうするんですか! あいつ中に入れそうな隙間なんてないですよ!」

光太郎「俺ならバイオライダーの能力で僅かな隙間からでも内部への侵入は出来る。
    そこまで大きくなくて良い。皆、ほんの少しでいいから奴の装甲に穴を空けてくれ」

剣崎「分かりました。皆、一点集中攻撃で肩の関節を狙うぞ。関節なら多少は装甲が薄いはずだ」

始「分かった。行くぞ!」

238 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/27(土) 23:04:04 ID:???

 光太郎の作戦に乗る事にした一同は一斉に最大火力を超巨大ライダーロボの左肩に集中。
 総攻撃を受けた超巨大ライダーロボは大きくのけ反るが、それでも外見上はダメージを受けている様子は伺えなかった。
 しかし、流石に無傷というわけには行かなかったらしい。

光太郎「……よし、ほんの少しだが奴の装甲にヒビが入った。これなら行ける! バイオ、ライダー!!」

 超巨大ライダーロボの肩に少しだけヒビが入った事を確認した光太郎はすぐさま青い姿「バイオライダー」に変身。
 バイオライダーとなった光太郎は体をゲル化させると、ヒビの空いた個所から超巨大ライダーロボの内部への潜入する。

光太郎「よし、後はエネルギーの流れを追えば動力部に着けるはずだ!」

 ゲル化した光太郎は超巨大ライダーロボの内部を流れるエネルギーに乗って内部を進み、やがて動力部へと到着した。

光太郎「ここか! トゥア! リボルケイン!」

 幸い動力部は人間が動けるだけの空間が存在しており、光太郎はゲル化を解除しながらRXへと姿を変える。
 そして動力部へと飛びかかりながらベルトのバックルへと手を当て必殺のリボルケインを取り出すと、
躊躇うことなく動力部へとリボルケインを突き立てた。

光太郎「覚えておけショッカー! どれだけ強大な敵を作りだそうと、正義が悪に屈する事はないと!」

 リボルケインを突き立てられた動力部が火花を散らす中、
光太郎はリボルケインを引き抜くと動力部を背にしながらリボルケインで「R」の字を描く。
 それと同時に動力部は爆発四散。
 光太郎は再びバイオライダーへと姿を変えると体をゲル化させ超巨大ライダーロボの内部から脱出するのだった。

239 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/27(土) 23:05:08 ID:???

 こうして光太郎が動力部を破壊すると、超巨大ライダーロボ自体にもすぐに変化が起きた。
 超巨大ライダーロボは突然動きを止めると体の各部から火花を噴射。
 そのまま海面へと倒れ込み、最後には盛大に火柱を上げながら爆発するのであった。

橘「やったか!」

天道「そのようだな」

ユウスケ「いやなに落ち着いてるんだよ!? あの中には光太郎さんがいたんだぞ!」

士「あいつがこの程度でくたばるわけないだろ」

 落ち着き払った士の言葉通り、爆発によって巻き上げられた水しぶきの中からゲル化したバイオライダーが飛びだす。

光太郎「皆、やったぞ! 俺達の勝利だ!」

 光太郎はゲル化を解除しながら港に着地すると、滝達へ向け拳を握り締めて勝利を宣言するのだった。

真司「フゥ、何とかなったか。最後どうなるかと思ったぜ」

滝「全くだな。しかし、ショッカーの連中こんな超兵器をいつの間に量産しやがったんだろうな」

 ようやく勝利を収めたヒーロー達は肩の力を抜きつつ、バラバラになった超巨大ライダーロボの残骸を見つめる。
 と、滝の問いに対して光太郎が一つの部品を取り出した。

光太郎「その事なんだが、これを見てくれ。俺が奴の内部で発見したものだ」

 そう言って光太郎が見せた物。それは――

240 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/27(土) 23:06:38 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【徐々に追い詰められていく猛虎さん→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→制御盤の一部だ。消そうとした跡があるが少しだけ製造社名が読めるぞ
スペード、クラブ→制御盤の一部だ。製造社名は消されているがどうやら地球製のものらしい
JOKER→制御盤の一部だ。思いっきり「HUGER」と書かれている 滝「脳細胞がトップギアになるまでもなく繋がったなこれ」

241 :森崎名無しさん:2016/02/27(土) 23:10:15 ID:???
【徐々に追い詰められていく猛虎さん→ ダイヤ7

242 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/28(日) 00:13:52 ID:???

徐々に追い詰められていく猛虎さん→ダイヤ7
→制御盤の一部だ。消そうとした跡があるが少しだけ製造社名が読めるぞ


 光太郎が取りだしたのは動力部の基盤の一部であった。
 そして、光太郎は基盤に取り付けられたマイクロチップを指さす。

光太郎「ここを見てくれ。消そうとしたようだが製造社名が書かれていた跡がある」

良太郎「少しだけ頭文字が読み取れますね。H……かな?」

光太郎「ああ。どうやら仕事に抜かりがあったみたいだな。
    このチップを製造した所がそのまま直接ショッカーと関わっているとは断言できないが、何かしら接点を持っている可能性は高い。
    至急これをGUYSに渡して解析してもらおう」

滝「これで茂や本郷さん達の動きがサポート出来れば良いですね」

 その後GUYSによって解析に回された結果、このマイクロチップが正真正銘地球製である事が判明。
 これを製造する事が可能、かつ頭文字にHが付く会社が怪しいという情報はすぐに海外の本郷たちへと送られた。
 無論その中にはヒューガーも含まれていた事は言うまでもない。

243 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/28(日) 00:15:52 ID:???

 一方逃亡に成功したショッカーの潜水艦内では、死神博士たちがモニター越しに地獄大使と通信を交わしていた。

地獄大使「何!? この私が首領から託された宇宙合金ペダニウムを全て注ぎ込んで建造した特別製超巨大ライダーロボが敗れただと!
     あれは例のウルトラマンとやらの攻撃をも防ぎきる事が可能なほどの合金なのだぞ。
     なぜ巨大戦力も持っていない状態の連中が破壊できるのだ!」

死神博士「どうやら内部への侵入を許したようだ。あれを失ったのは痛手だったな」

日向「フン、そんな事はどうでも良い。問題はあのデカブツの残骸だ。
   あれは貴様がウチの工場を使用して建造したものだったはずだ。足が付くような真似はしていないだろうな?」

地獄大使「小僧が何を偉そうに……当然だ。万一の際には重要部分を焼却できるよう内部には自爆装置を取り付けてある。
     そして部品のメーカー印は全て消させた。奴らが何を回収しようと貴様の会社を特定する事は出来ん」

日向「ならいいが、今後は今回のような無様は晒すなよ。
   こちらもバックアップは惜しまんが、全てはあの偽善者共を抹殺する為だ。
   それが出来んのならお前達に協力する義理はないという事を忘れるな」

ブラック将軍「無論。我らにとってもあのヒーロー達は不倶戴天の敵。次こそは全力を持って奴らを倒す事を約束しよう」

日向「俺もそう気の長い方じゃねえ。その言葉に偽りがない事を祈っておくぜ」

 そう告げると、日向は苛ただし気にコーラを煽るのであった。
 彼がショッカーとヒューガーの関連を疑われ始めた事に気付くのは、もう少し後の話である。


▼本郷たちがヒューガーに一歩近づきました


といった所で今日はここまで
それではー

244 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 00:22:15 ID:???
まあ、日向もヒーローたちもピンチになってからが本番な所あるから

245 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/28(日) 22:13:43 ID:???
>>244
ヒーローの不屈の精神と隠れMを一緒にされるのは誠に遺憾
おのれ日向


 こうしてショッカー軍団を相手に勝利を収め、神戸に向かった別動隊もまた異星人達の撃退に成功した滝一行。
 しかしその代償として、彼らは高校サッカー選手権を棄権する事となってしまうのだった。
 それから数週間の後。彼らは選手権神奈川予選決勝大会の会場へと試合の観戦にやってきていた。

光太郎「いよいよ決勝戦か。どちらが全国に行くにしても悔いのない試合になると良いな」

滝「ええ……すみません。光太郎さん達の最後の大会をフイにしてしまって」

橘「何度も言っているが、その事についてお前が謝る必要はない」

闘破「そうそう。悪いのはショッカーとかあの宇宙人なんだし、俺達も自分で承知の上で戦ったんだから。
   滝が気にする事はないって」

 夏と違い完全に棄権してしまった上、先輩たちの最後の大会を駄目にしてしまった事は滝にとって大きな心残りとなっていたらしい。
 心底申し訳なさそうに頭を下げる滝であったが、光太郎を始めとした先輩組は穏やかな様子でそれを宥める。
 と、そこで士が口を開いた。

士「所で今日はどことどこの試合なんだ」

魁「は? お前それ本気で聞いてんのかよ?」

士「ああ。どうにも他の連中の試合は興味がなくてな。特に調べてもいなかった」

剣崎「ハァ、お前って奴は本当にゴーイングマイウェイだな。今日の試合の対戦カードはだな――」

246 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/28(日) 22:15:34 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【片方は確定。結果の方も確定です→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→剣崎「頑駄無と本条だよ」
スペード→剣崎「鉄之城と本条だよ」
クラブ→剣崎「須派炉歩と本条だよ」
JOKER→剣崎「雷門と本条だよ」


短くてすいませんが本日の更新はこれだけとなります
それではー



沖波が嵐の二の舞になりそうです。参ったぜ

247 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 22:17:13 ID:???
【片方は確定。結果の方も確定です→ ダイヤ4

248 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/29(月) 23:40:08 ID:???

色々と犠牲にして進めてた艦これのイベントが終了しました。参加されていた方はお疲れ様でした
結局沖波は出ませんでしたがグラーフ、プリンツ、秋津洲、天城、秋月×2、まるゆ×4とかドロップしましたね
秋と合わせてイベント限定艦も結構揃ったと思います。でも狙ってた初風来なかったよ! クリスマスといい何故来ないのか
で、艦これのイベントは終わったもののちょっと書きにくいパートに入ってしまった為もうしばらくは低速更新になりそうです
ご容赦下さいませ


片方は確定。結果の方も確定です→ダイヤ4
→剣崎「頑駄無と本条だよ」


剣崎「頑駄無と本条だよ」

士「本条? 聞いた事ないチームだな。強いのか?」

魁「あのなぁ、そりゃ強いから決勝まで上がってきたに決まってんじゃん。
  って言っても知らないのも無理ないか。この予選が始まるまではそこまで注目されてた高校でもなかったし」

光太郎「元々騎場拓馬という全国レベルのFWを抱えてはいたけど、それ以外の選手の質は並程度。
    総合力は県の中でも中の上といった所だったんだ。
    こう言っちゃ悪いけど夏の時点じゃ予選突破候補とは言えなかったな」

士「……成程な、大体わかった。そんな連中が今回いきなり決勝まで駒を進められた理由、新戦力でも加わったって所か」

 その士の言葉を肯定するように、近くにいた真司が首を縦に振る。

249 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/02/29(月) 23:41:48 ID:???

真司「おう、正解。騎場の他に全国クラスの選手が加入してさ、あれよあれよという間に決勝まで勝ち上がってきたんだよ。
   その加入した選手って言うのが――」


【分岐】
先着一名様で、

【ちょこっとifルート混ざってます→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート、スペード→真司「高杉って奴と末次ってGKだ」
クラブ→真司「高杉って奴。ポジションはちょこちょこ変わってるな」
JOKER→真司「高杉って奴と末次ってGK、それと坂本っていうFWだ」



本日はこれだけ
復習の為に俺フィーとかファンタジスタ読み返しております。時間ががが
それではー

250 :森崎名無しさん:2016/02/29(月) 23:46:41 ID:???
【ちょこっとifルート混ざってます→ ダイヤ5

251 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/01(火) 21:22:37 ID:???
出来れば休まないようにしたいと言って早々大変申し訳ありませんが、ちょっと眠気が酷いので今日は休ませていただきます

252 :森崎名無しさん:2016/03/01(火) 22:25:48 ID:???
乙でした。

253 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/02(水) 22:45:19 ID:???

どれだけ寝ても眠気が襲ってくるでござるの巻。歳か


>>252
乙ありがとうございます

ちょこっとifルート混ざってます→ ダイヤ5
→真司「高杉って奴と末次ってGKだ」


真司「高杉って奴と末次っていうGKだ。
   高杉は技術はそんなにないんだけどとにかく運動量が落ちなくて常に全力で動くタイプの選手だな。
   ポジションはDFかFWのどっちかで出場するのが基本だ」

士「ほう。で、末次ってのはどんなキーパーなんだ?」

滝「末次は小柄だけど嗅覚の鋭いタイプのGKだな。シュートコースを上手く読んでセービングをしてくる。
  あれで背丈があればかなりの実力者になってただろうな。ほら、あれだよ」

 滝が指差した先には、丁度グラウンド上に出てきた本条の選手達の姿があった。
 その中にあって、確かにキーパーユニフォームを纏った男、末次は他の面々と比べて小柄である。

士「成程な、大体わかった。じゃ、お手並み拝見と行こうか」

ユウスケ「お前が戦うわけでもないのに相変わらず偉そうだなぁ」

254 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/02(水) 22:47:24 ID:???

 こうして試合開始が近づく中、何気なくといった様子で神が口を開く。

神「ねえ、滝はどっちが勝つと思う?」

滝「ん? そうだな――」


行動を選択してください

A:滝「頑駄無だろ。アムロさんやシン、キラ達がそう簡単に負けるかよ」 頑駄無が勝つと予想
B:滝「今の本条には勢いがある。頑駄無でも呑まれるかもしれないな」 本条が勝つと予想
C:滝「勝つのは頑駄無でも本条でもない。俺だ。ヒャッホー!!」 滝、何を血迷ったのかグラウンドに乱入!
D:滝(そんな事よりセクハラだ!) 揉む
E:その他

先に二票入った選択肢で続行します
ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません

【補足・補正】
▼数度の場面判定はありますが、この試合の結果は最初から決まっています
▼選択肢によってこの後の判定に少々変化が発生します


本日の更新はこれだけです
どうも眠気で頭ボーっとしてるのが基本になってきてしまっている気がする今日この頃です
色々アカンですね
それではー

255 :森崎名無しさん:2016/03/02(水) 22:56:08 ID:SDvIVf2Q
E A+真司「あくまでも噂だが、頑駄無は決勝戦まで秘密兵器を温存しているとか。そいつは扱いにくいが、実力は本物らしい」

256 :森崎名無しさん:2016/03/02(水) 23:16:07 ID:YQikdDlo
A

257 :森崎名無しさん:2016/03/02(水) 23:22:02 ID:bNZJ3gkI
A

258 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/04(金) 23:16:24 ID:???
>>255
扱いにくいけど実力は本物っていうと今だとミカとかでしょうかね。ああでもミカは指示に忠実で扱いやすそうですね
やっぱりミカは凄ぇよ(これが言いたかっただけ)



なんだかずっと眠いのと全力で書きあぐねているのダブルパンチで全然続きが進んでおりません
そこまで長い描写を書いているわけではないので明日は更新できると思いますが、それまでもう少しだけ待っていただけると幸いです
それでは

259 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 23:31:01 ID:???
乙です
無理をしないで自分のペースで書いてくだせえ、こちらはゆったりと待ってるので

260 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/06(日) 00:36:15 ID:???
>>259
乙&諸々ありがとうございます
今後とも無理はせずに進めて行こうと思います

A:滝「頑駄無だろ。アムロさんやシン、キラ達がそう簡単に負けるかよ」 頑駄無が勝つと予想


滝「まあ頑駄無だろうな。
  本条が全国クラスの選手を三人抱えているっていっても、アムロさんやシン、キラ達がそう簡単に負けるかよ」

???「それはどうかな?」

 当然といった様子で頑駄無の勝利を予想した滝であったが、背後からそれに疑問を呈する声が聞こえてくる。
 滝が背後を振り向くと、そこには見知ったサングラスの男の姿があった。

片桐「久しぶりだな。怪我の方はもうよう良くなったようで安心したよ」

滝「片桐さんじゃないですか。なんだってこんな所に」

片桐「それは当然この試合を楽しみにしていたからさ。最も、俺の目当てはお前とは逆だがな」

 片桐はフッと笑みをこぼすと、滝の隣に腰を下ろす。

滝「俺の逆って事は本条を見に来たって事ですか。さっきの発言といい随分本条を買っているんですね」

片桐「ああ。以前騎場と色々あってな。それ以来本条にはずっと目を向けていた。
   それでさっきの事だが、お前は少々本条に対する見積もりが甘い」

 片桐は滝に向けて指を三本向け、本条の強さについて語り始めた。

261 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/06(日) 00:37:49 ID:???

片桐「まず第一に、騎場、高杉、末次は全国クラスではなく、全国トップクラスの選手だ。
   特にテクニックの乏しい高杉やキーパーとしては背丈のない末次とは違い、
   騎場の実力はスピード型のFWとしては全国で五本の指に入るのは間違いない。
   他の二人についても前述の弱点はあれどそれを補って余りあるセンスとフィジカルの持ち主だ。
   頑駄無とはいえそう簡単には止められんだろうな。
   第二に、他の選手に関しても騎場のしごきと高杉たちの加入の影響が現れている。
   流石にチーム全体が全国クラスになる程ではなかったが、それでも全国で案山子になる程の足手纏いはいなくなった。
   騎場頼みで県内中の上という以前の評価は全く当てはまらなくなったと言って良いだろう」

滝「……他には?」

片桐「最後に三つ目。これが最も重要なポイントだが、本条には全国に行く……いや、全国制覇を目指す明確な理由がある。
   勝負を左右するのは気持ちの強さだけではないが、何としてでも勝とうとする意志という物は何物にも代えがたい力になる。
   この試合、本条は死に物狂いで勝ちに来るだろう。それを跳ね除けるだけの力が頑駄無にあるかどうか。
   勝負の分かれ目はそこになるだろうな」

 そう口にしながら、グラウンド上に視線を向ける片桐。
 そこではコイントスの為に両チームの選手達がセンターラインに整列を始めていた。




といった所で判定も分岐もありませんが本日の更新は以上となります
それではー

262 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/07(月) 23:01:41 ID:???

 滝達がどちらが勝つかについて言葉を交わす中。
 グラウンド上ではコイントスを行うべく頑駄無のキャプテンであるアムロと本条のエース騎場が握手を交わしていた。

騎場「直接顔を合わせるのは初めてやな。イチイチ名乗る必要もないやろが、俺が騎場や。
   あんたより一つ年下やが、ウチの部長が今はベンチにおってな。試合中は俺がキャプテンをやらせてもらっとる」

アムロ「君の噂は聞いているよ。全国でも上位に入るだろうドリブラーだとね」

騎場「へぇ、あのアムロさんに名前を覚えとってもらえてたとは光栄ですわ。
   ……ついでにこの試合であんたらを打ち負かした男の名前として覚えといてもらえると尚嬉しいんですがね」

シン「なんだと……!?」

 騎場の挑発的な物言いに怒りを露わにするシン。
 そんなシンをアムロは手で制し、苦笑を浮かべながら口を開いた。

アムロ「成程、伊達に決勝まで上がってきたわけじゃないという事か。自分達の実力に確固たる自信を持っているようだ。
    全国を賭けて戦うんだ、君達のような相手の方が俺達もやりがいがある。
    その強気な姿勢がプレッシャーを隠す為の虚勢でない事を期待しているよ」

騎場「……ま、楽しみにしといて下さいや。
   (ちっ、まるで動じずに挑発仕返してきおった。
    流石は神奈川でも名の知れたプレイヤー、口先で簡単に揺さぶれる男やなかったか。
    まあええ、それなら普通に真っ向勝負で勝つだけや)」

263 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/07(月) 23:03:04 ID:???

 カードの魔物の力でズケズケと物を言うようになったアムロに騎場の挑発はまるで効果がなく、
アムロは逆に騎場に対し不敵な態度を返すまでになっていた。
 そんなアムロの姿に騎場は内心で舌打ちをしつつ、これ以上の舌戦は無意味だと大人しく引き下がる。
 こうして両チームが剣呑な雰囲気になる中、審判の手によってコイントスが行われた。


【分岐】
先着二名様で、

【コイントス→ ! dice】
【高杉のポジション→! card】

!とdice、cardの間のスペースを消してカードを引いてください。ダイスの数字およびカードの絵柄で以下のように分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

【ダイス】
奇数→頑駄無ボール。最初のダイジェスト判定が頑駄無有利に
偶数→本条ボール。最初のダイジェスト判定が本条有利に

【カード】
ダイヤ、ハート→FW
スペード、クラブ→DF
JOKER→ボランチ


本日の更新はこれだけとなります
次からはダイジェストですが試合が始まるのでもう少しくらいはペースを上げたいですね
それではー

264 :森崎名無しさん:2016/03/07(月) 23:05:13 ID:???
【コイントス→  6

265 :森崎名無しさん:2016/03/07(月) 23:07:35 ID:???
【高杉のポジション→ ハート6

266 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 19:20:21 ID:???
俺フィー勢本格登場してきたか
連載当時を思い出すと本当に胸が熱くなる
マジで劇的すぎるタイミングの連載だった
今となっては出て当たり前なWCだけど越えられない壁があった時代の作品だからなー

267 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/09(水) 22:39:28 ID:???
>>266
フランス予選の頃だからこそどんな事をしてでもW杯本選に出ないといけないという描写が活きていましたし、
狙ったかのようにアルゼンチンと当たったりしていたみたいですからね
当時読んでいたら更に面白かったんだろうなと思うと少し残念です

コイントス→6
→本条ボール。最初のダイジェスト判定が本条有利に

高杉のポジション→ハート6
→FW


騎場「お、裏か。ほんじゃボールは貰うで」

 コイントスの結果、最初にボールを得たのは本条であった。
 幸先が良いと騎場が笑みを浮かべる中、両チームの選手達は各々のポジションへと散っていく。
 と、そんな中騎場に近づく者がいた。
 彼の名は高杉和也。
 とある事情から小学生の頃に一度サッカーを離れていたが、この予選から復帰した男である。

騎場「おう、和也か。今日の相手はマジモンの強敵や。FWとしてガンガン点取るつもりで頼むで」

和也「ああ、そりゃ勿論そのつもりだけど、本当に俺がFWに行って良いのか?
   頑駄無って県内屈指の攻撃力を持ってるって話だし俺はDFに回った方が――」

騎場「阿呆、逆や。あいつらの攻撃力は確かに本物。つまり、そうそうお前の付け焼刃の守備が通用する相手やないってこっちゃ」

268 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/09(水) 22:40:31 ID:???

 前述の通り高杉はサッカーに復帰したばかりでブランクの大きい選手である。
 日常的に体を鍛えていた事と元々の才能により今まではそれなりの守備は出来ていたが、
頑駄無という全国でも上位に入る実力を持つチームにまで守備が通用するかと言えば、答えは微妙と言わざるを得なかった。

???「そういう事だ。それに、アンタが止められる程度のシュートなら俺は余裕で防げる。
    別に守ってもらう必要はないな」

和也「なにィ」

 そして騎場に続き、今度はキーパーユニフォームを着た小柄な男が高杉の守備は不要だと語る。
 彼の名は末次浩一郎。
 一年、かつ小柄でありながら既に県内でも指折りの実力を持つと言われているGKである。

末次「良いか、俺はアンタの素人臭い守備を全く信用しちゃいない。
   が、アンタの馬鹿みたいなスタミナとシュートセンスに関しちゃほんの少しだが信用していいと思ってもいる。
   この試合、いくら俺でも無失点で切り抜けるのは難しいだろう。ある程度の殴り合いになるのは間違いない。
   点の取れる選手は前線に一人でも多い方が良い。だからアンタはFWで好きに暴れてろ。
   そっちの方が結果的に俺の助けになる」

騎場「そういうこっちゃ。俺の見立てではお前のシュートならあの刹那やドモンを相手にしても正気は十分にある。
   この試合をより確実に物にする為にはお前はFWにいた方が絶対にええんや。分かったか?」

和也「ああ、まあ……守備の方ボロクソに言われたのはちょっとショックだけど」

騎場「フ、ならこの試合が終わった後で学校に戻って練習やな。付き合うたる。
   ――行くで、和也、それと末次。頑駄無の連中をぶっ潰して、俺達が国立の切符を取る。ええな!」

和也「おう!」

末次「フン、言われるまでもない」

269 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/09(水) 22:42:43 ID:???

 頑駄無を倒して全国、国立競技場へ行くと決意を固めると、高杉たちも各々の戦場へと向かっていった。
 そして――

ピィィィィィィィィィィィィィィィッ!!

 冬の高校サッカー選手権大会、神奈川県代表を決める為の決戦の火蓋が切って落とされた。


【分岐】
先着一名様で、

【ダイジェストその1→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→騎場「まずは俺が相手や!」 騎場、中盤を突破。そのままドリブルゴールを目指す!
スペード→騎場「行け、和也ぁ!」 和也「おう!」 騎場、中盤を突破。そして高杉にパスを出す!
クラブ→アムロ「感情に呑まれ過ぎだ。それじゃあ死にに来たような物だぞ」 騎場「なにィ」 騎場、あっさりボールを奪われる!
JOKER→スペードの結果+α



今日の更新はこれだけです
全日本の方の高杉との差別化の為、以降俺フィーの方の高杉は「和也」表記で進行します
本当に高杉は迷惑な奴だぜ!(理不尽)
それではー

270 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 22:46:57 ID:???
【ダイジェストその1→ ダイヤ7

271 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 22:47:20 ID:???
【ダイジェストその1→ クラブ10

272 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/11(金) 23:21:53 ID:???

ダイジェストその1→ダイヤ7
→騎場「まずは俺が相手や!」 騎場、中盤を突破。そのままドリブルゴールを目指す!


騎場「さて、まずは俺が相手や!」

 試合開始直後、本条はFW騎場のドリブルによる速攻で頑駄無への攻撃を開始した。

アムロ「来たか。お前の実力が本物かどうか、試させてもらうぞ!」

 これに対し、頑駄無はトップ下のアムロがボールを奪うべく騎場の前に立ち塞がる。

騎場「おう、試してみろや! けどな、後から油断してたと後悔しても遅いで!」

 眼前のアムロに向け騎場は不敵に微笑むと、迷うことなくドリブルを続行。
 そして――

アムロ(右か? いや左……小刻みにフェイントを入れてくる。これを読み切るのは骨が折れるな)

騎場「ボーっとしとる暇があるとは余裕やな。けど悪いな、まずは俺の勝ちや!」

アムロ「っ!? ちぃっ!」

 騎場は小刻みなフェイントを繰り返してアムロを翻弄。
 どう動くべきか判断に悩みほんの少し反応の遅れた隙を突き、一気に脇を通り過ぎ突破に成功するのだった。


273 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/11(金) 23:22:56 ID:???

滝「む。実際にプレイを見たのは初めてだが、あの騎場って奴の実力は本物だな」

片桐「だから全国でも上位に入ると言っただろう。俺の目に狂いはなかった」

滝(うぜぇ)

 この結果にドヤ顔を浮かべる片桐を他所に、騎場はそのままドリブルを続行し頑駄無陣地奥まで切り込んでいた。

シン「アムロさんをああも簡単に突破するのか。
   この試合はアイツの突破に要注意って事で後ろ目にいたのは正解だったな」

刹那「ああ。俺達二人で奴を止める。これ以上先へは進ませない」

シン「行くぞぉ!!」

 そんな騎場をPA手前で待ち受けていたのは、ボランチのシンとCB刹那のタッグであった。
 二人は揃って騎場へ向けて突撃し、強烈なタックルを仕掛ける。

騎場「シン・アスカに刹那・F・セイエイ。相手に取って不足なしや。
   お前らを蹴散らして、俺らが全国に相応しいって事を証明したる!」

274 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/11(金) 23:24:32 ID:???

【分岐】
先着三名様で、

【騎場→! card+ドリブル81=】
【シン→! card+タックル78+(人数補正+1)=】
【刹那→! card+タックル77+(人数補正+1)=】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧2→騎場、突破に成功。そのままドモンとの一対一に!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(高杉がフォロー、ランダム、ヒイロがフォロー)
≦−2→頑駄無、ボール奪取。ダイジェスト1終了

【捕捉・補正】
▼騎馬のカードがダイヤ、ハートだった場合「テクニカルドリブル(+3)」が発動します
▼騎馬のカードがスペードだった場合「強引なドリブル(+2)」が発動します
 「強引なドリブル」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます

▼シンのカードがダイヤ、ハートだった場合「パルマフィオキーナ(+5)」が発動します
 「パルマフィオキーナ」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼シンのカードがスペードだった場合「高速タックル(+4)」が発動します

▼刹那のカードがダイヤだった場合「強引なタックル(+3)」が発動します
 「強引なタックル」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます

▼この試合では負傷は発生しません
▼接触プレイ時に攻撃側と守備側双方がクラブだった場合、守備側の反則になります
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい

275 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 23:25:21 ID:???
【騎場→ ハートJ +ドリブル81=】

276 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 23:26:24 ID:???
【シン→ ハートA +タックル78+(人数補正+1)=】

277 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 23:27:25 ID:???
【刹那→ ダイヤ10 +タックル77+(人数補正+1)=】

278 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/11(金) 23:47:10 ID:???

騎場→ハートJ+ドリブル81+(テクニカルドリブル+3)=95
シン→ハートA+タックル78+(人数補正+1)+(パルマフィオキーナ+5)=85
刹那→ダイヤ10+タックル77+(人数補正+1)+(強引なタックル+3)=91
→騎場、突破に成功。そのままドモンとの一対一に!


騎場「ハッ! そんな動きじゃ俺は止められんで!」

シン「このっ! ちょこまかと!」

刹那(くっ、まるで隙が見えなかった……やはり今の俺では強力なドリブラーを迎え撃つのは難しいか)

 騎場は細かなステップを駆使し、向かってくる二人の間を縫うようにしてタックルをかわす。
 最早騎場の前に立ち塞がるのは残るはGKのドモンただ一人。
 こうして試合開始から僅か数分にして、本条は早くも先制のビッグチャンスを獲得した。

騎場「(よし、ええ調子や)この調子で一気に先制したる! 覚悟しろや!」

ドモン「そうはさせん! この俺がいる限り、簡単にゴールを割れると思うなよ!」

279 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/11(金) 23:49:56 ID:???
【分岐】
先着二名様で、

【騎場の判断→! card(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
 騎場→! card+ドリブル81/シュート79=】

【ドモンの判断→! card(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
 ドモン→! card+備える77=】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧2→騎場「なんや、この程度か」
=1〜−1→ボールはこぼれ球に ▼更に分岐
≦−2→キング・オブ・ハートの名に懸けて!

【捕捉・補正】
▼騎馬のカードがダイヤ、ハートだった場合「テクニカルドリブル(+3)」が発動します
▼騎馬のカードがスペードだった場合「強引なドリブル(+2)」が発動します
 「強引なドリブル」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼ドモンのカードがダイヤ、ハートだった場合「超級覇王電影弾(+4) ガッツ消費100」が発動します
 「超級覇王電影弾」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼ドモンのカードがハートKだった場合、スキル「キング・オブ・ハート」によってドモンは強制勝利します
▼読みが当たった場合キーパーには「的中補正(+2)」が発生します
▼読みが外れた場合、キーパーには「読み違いペナ(−2)」が発生します
▼接触プレイ時に攻撃側と守備側双方がクラブだった場合、守備側の反則になります
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい


といった所で今日はここまで
それではー

280 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 23:56:00 ID:???
【騎場の判断→! card(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
 騎場→ ダイヤ4 +ドリブル81/シュート79=】


281 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 23:58:59 ID:???
【ドモンの判断→ ダイヤ5 (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
 ドモン→ ダイヤA +備える77=】

282 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 00:03:23 ID:???
【騎場の判断→ ハートJ (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
 騎場→→ スペード9 +ドリブル81/シュート79=】
引きなおしですよね?


283 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:22:16 ID:???
【ドモンの判断→ スペード7 (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
 ドモン→ ハート9 +備える77=】

284 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/12(土) 22:46:01 ID:???
>>282
はい。今回の場合は引き直しとなります


>>282さんの判定ですが、騎場の部分が→→となっていてコピペが正確ではありませんでした
大変申し訳ありませんがもう一度最初から引き直しをお願いします
細かい事を言ってしまい恐縮ですが、正確でないコピペは無効というルールなので理解していただけると幸いです

285 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:51:44 ID:???
【騎場の判断→ クラブ10 (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
 騎場→ ダイヤK +ドリブル81/シュート79=】

286 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:52:08 ID:???
【騎場の判断→ スペード5 (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
 騎場→ スペード2 +ドリブル81/シュート79=】

287 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:57:51 ID:???
【ドモンの判断→ ダイヤ5 (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
 ドモン→ ハート10 +備える77=】

288 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:58:21 ID:???
【ドモンの判断→ ダイヤ2 (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
 ドモン→ クラブQ +備える77=】

289 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:09:36 ID:???
【騎場の判断→ ハート9 (ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
 騎場→ ハート5 +ドリブル81/シュート79=】

290 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/12(土) 23:45:12 ID:???

皆様引き直しありがとうございました

騎場の判断→クラブ10=シュート
騎場→ダイヤK+シュート79=92
ドモンの判断→ダイヤ5=ドリブルに備える
ドモン→ハート10+備える77+(読み違いペナ−2)+(超級覇王電影弾+4)=89
→騎場「なんや、この程度か」
▼騎場がKで勝利したので全能力成長フラグ、シュート技フラグを獲得しました


ドモン「(騎場はドリブルに自負を持った男。ここも俺の突破を狙ってくるはず!)
    行くぞぉ! 超級! 覇王! 電・影・だぁぁぁぁぁん!!」

 騎場がドリブルでの突破を狙ってくると予想したドモンは、対一対一用の必殺技「超級覇王電影弾」を繰り出す。
 駒の様に体を高速回転させながら騎場に向かって突撃するドモン。しかし――

騎場「ハッ、俺が馬鹿の一つ覚えでドリブルを使うと思ったか! 阿呆が!」

 騎場はドリブルの動きからノーモーションでボールをドモンの頭上を超えるように蹴り上げる。
 そう、騎場はドモンがドリブルを警戒してくる事を予想し最初からシュートによる得点を狙っていたのだ。

ドモン「しまった! 届けぇ!」

 咄嗟に手を伸ばしボールを掴もうとするドモンだったが、騎場のシュートは狙い澄ましていただけに非常に鋭かった。
 いかに高い身体能力を持つドモンとはいえこれを読み違えた状態で止める事は難しく、
無情にもボールは彼の腕の上を通り抜けて行く。

ピィィィィィッ!!

 そしてそれは、本条が頑駄無から先制点を奪った事を意味していた。

291 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/12(土) 23:46:18 ID:???

頑駄無 0-1 本条


魁「マジか。出合い頭とはいえアムロさんやドモン達がなす術もなく失点したぞ」

光太郎「派手さはないが堅実な動きだ。騎場拓馬、噂に違わない実力者みたいだな」

片桐「ドヤァ」

滝「(この人多分翼の時もこうやってドヤ顔浮かべてたんだろうな。ウゼェ)
  けどまあまだ試合も始まったばかりだ。このままで終わるシン達じゃないさ」

 この先制劇により、生田(仮)の面々も本条の実力が本物である事を理解する。
 が、だからといって頑駄無がこのままみすみすと敗れて行くはずがない。
 本当の戦いはここからだと、彼らはより真剣な様子でグラウンドを見つめるのだった。
 そんな中、頑駄無ボールで試合が再開される。

292 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/12(土) 23:49:00 ID:???

【分岐】
先着一名様で、

【ダイジェストその2→! card】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります

ダイヤ、ハート→前半終了間際、頑駄無が得点チャンスを獲得しガロードがシュートを打つ!
スペード→その後、試合は膠着状態に陥り0-0で前半終了!
クラブ→本条が前半終了間際に追加点のチャンスを得る! ▼更に分岐します
JOKER→本気になった頑駄無は強かった! すぐさま同点に追いつくと、前半終了間際に更に追加点のチャンスを得る!


本日の更新はこれだけとなります
以前のずっとデュークのターンの反省と結果自体は既に決まっている事を踏まえ、
今回の試合描写はかなりの勢いで端折っていく予定です
それではー

293 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:51:04 ID:???
【ダイジェストその2→ ダイヤQ
乙でした

294 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/14(月) 23:05:51 ID:???
>>293
乙ありがとうございます

更新の目途は立ちましたがちょっと時間がなさそうなので今日も更新は休ませて頂きます
最近睡眠時間を削ると翌日にダイレクトに響くようになってきて学生時代の無茶のツケを払わされている気分です(自業自得)
余程の事がない限り明日は更新出来そうなのでもう少々お待ちくださいませ

295 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/15(火) 22:53:38 ID:???

ダイジェストその2→ダイヤQ
→前半終了間際、頑駄無が得点チャンスを獲得しガロードがシュートを打つ!


アムロ「皆焦るなよ。ビハインドを背負ったとはいえ向こうがこちらより圧倒的に格上という事はない。
    落ち着いてチャンスを窺えば勝機は来る!」

頑駄無一同『おう!』

 先程の滝の言葉通り、出合い頭の一発で崩壊するほど頑駄無というチームは脆くはなかった。
 アムロの檄で試合再開前に平静を取り戻した彼らは、キックオフと共に攻め急ぐ事なくパス回しを開始。
 本条をじっくりと崩す作戦に出るのであった。

騎場「(最初に点を取れたのは上々の出来やったが、勢いに乗り過ぎて熱くなるのはアカン。ここはじっくり腰を据えるべきやな)
   お前ら、無理して奪いに行くなや! こっちをイラつかせるんが向こうの作戦や、乗るこたない!」

 一方、本条もまた先制の勢いに乗って前掛かりになる事を避けていた。
 彼らは騎場の指示の元、陣形を崩さない程度に頑駄無へプレスを仕掛ける動きに終始し始める。
 この結果怒涛の展開となった最初のワンプレイとは打って変わり、
試合は中盤でのボール回しが延々と繰り返される単調な物へと変化するのだった。

296 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/15(火) 22:55:00 ID:???

士「やれやれ、随分と退屈な展開だぜ。真面目に見てるのが馬鹿らしくなってきた。俺は寝るぞ」

良太郎「……ごめん、僕もちょっとウトウトしてきた……」

滝「いや寝るなよお前ら! 中盤でのパス回しによる膠着状態とか最高じゃないか! ちゃんと見ろ!」

 パス回し中心の中盤戦。
 グラウンド上の選手達にとっては一瞬でも気を抜けばそこを突かれる熾烈な展開であったが、
観客席の面々からしてみればこれ程退屈な物はなかった。
 最初は真剣に試合を眺めていた滝一行も徐々に集中力を途切れさせ、気付けば舟を漕ぎ出す者まで現れる始末。
 そんな試合が動いたのは、前半も終了間際のアディショナルタイムの時であった。

本条のSH(審判が時計を見始めたしもう前半も終わりか。そろそろ休めるぞ)

アムロ「(あのサイドハーフ、審判の方に意識が移っている! 狙うならここしかない!)
    カミーユ! 行け!」

カミーユ「了解です! うおおおおおっ!」

本条のSH「あ、しまった!」

 間もなく前半終了という状況で、遂に本条の選手達が集中力を途切れさせ始めたのをアムロは見逃さなかった。
 彼はすかさずSHのカミーユへと指示を出し、それを受けたカミーユは猛然とドリブルを開始。
 審判の様子に気を取られていた本条のSHがこれを止められるはずもなく、カミーユは難なく敵中盤を突破する事に成功するのだった。

297 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/15(火) 22:56:06 ID:???

騎場「クソッタレ! ここぞって時に油断しおって! センタリングが上がるで! 死ぬ気で止めろ!」

カミーユ「そう簡単に止められると思うな! 行け、ジュドー!」

ジュドー「OK、任せてよカミーユさん! そらっ!」

本条のCB「だ、駄目だ! 止められねえ!」

 前半終了間際というタイミングでの失点だけは絶対に許すなと声を張り上げる騎場であったが、
本条のDF達は頑駄無の猛攻を止め切る事は出来なかった。
 結局、ジュドーのポストプレイによってボールはガロードの元へと送られるのだった。

ガロード「へへ、やっぱジュドーはドンピシャの所に落としてくれるぜ。さぁて、そんじゃいっちょやりますか!」

 ボールをトラップしたガロードは勢いよく足を振りかぶる。
 この絶体絶命の状況の中、しかし本条最後の砦GK末次は全く諦めてはいなかった。

末次「野郎、もうゴールを割った気でいやがるな。舐めやがって……
   全国へ行くため、恥も見栄も捨ててこのチームに入ったんだ。そう簡単にゴールを決められて堪るかよ!」

 末次は拳を握りしめ、ガロードのシュートに備え身構える。
 そして――

ガロード「行っけえぇぇぇぇぇっ!!」

末次「させるかっつってんだろうが!」

 ガロードの必殺シュート、ツインサテライトキャノンが勢いよく放たれた。

298 :ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/15(火) 22:57:16 ID:???

【分岐】
先着二名様で、

【ガロード→! card+ツインサテライトキャノン90=】
【末次→! card+パンチング87=】

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧2→ガロードのツインサテライトキャノンが本条ゴールに突き刺さる! 同点で前半終了!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に ▼更に分岐
≦−2→止めたぞ! 本条リードで前半終了!

【補足・補正】
▼「ツインサテライトキャノン」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した場合、相手が吹っ飛びます

▼末次のカードがダイヤ、ハート、スペードだった場合「鋭いパンチング(+2)」が発動します

▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい

299 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 23:00:00 ID:???
【ガロード→ ハート9 +ツインサテライトキャノン90=】

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