キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】
1 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/01/10(日) 01:19:57 ID:???
『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
色々あってサッカー部のない高校に入ってしまった滝一が世界平和の為に色々と頑張っているお話です。
基本的には本編と同じくカードを引いたり選択肢の中から皆さんに一つを選んでもらう事で進行していきます。
主人公が復活早々お悩み期間に入っていますがまあ特に気にせずいつも通りお付き合い下さいませ。
【これまでのあらすじ】
片桐にそそのかされ南葛高校への進学を止め独り立ちをした滝。だが入学した生田(仮)高校はサッカー部のない高校だった。
その後仲間を集めサッカー部を創部した滝は悪の組織と戦いながら練習を重ね、見事冬の高校サッカー選手権制覇を成し遂げる。
そして二年になった滝は県内のライバル達と合同合宿を行うが、それはギリアムの仕組んだ選抜試験を兼ねた物であった。
見事ギリアムの眼鏡にかなった滝はギリアムからこの世界に迫っている危機を伝えられ、彼の計画に協力を決意。
合宿に参加した者達からメンバーを選出し、新チームsingular Herosを結成するのだった。
が、インターハイ初戦と同時に攻めてきたショッカーの策略により滝は重傷を負い、生田(仮)も予選で敗れてしまう。
その生田(仮)を破り全国に駒を進めた鉄之城高校も準決勝で南葛高校に敗退、最後に栄冠を掴んだのは東邦学園であった。
といった感じで進んでいます。
さらに簡単なあらすじ
デューク「最後の最後でPKミスって負けたけど俺は悪くねえ!」
甲児「まあ実際お前の活躍大きかったけどその開き直りはどうなんだ」
ザ・サッカーカット「勝利を! 日向さんに!」
来生「あれ沢田じゃん」
反町「だよな」
日向「ククク、全国も制覇した。あとは怪人を量産して滝共をぶっ潰すだけだ」
滝「色々あり過ぎてちょっと自信なくしてきました」
【中の人のTwitterアカウント】(基本ニチアサの実況か特撮、アニメ、ゲームの話しかしてません)
https://twitter.com/ksahiopea5
280 :
森崎名無しさん
:2016/03/11(金) 23:56:00 ID:???
【騎場の判断→! card(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
騎場→
ダイヤ4
+ドリブル81/シュート79=】
281 :
森崎名無しさん
:2016/03/11(金) 23:58:59 ID:???
【ドモンの判断→
ダイヤ5
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
ドモン→
ダイヤA
+備える77=】
282 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 00:03:23 ID:???
【騎場の判断→
ハートJ
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
騎場→→
スペード9
+ドリブル81/シュート79=】
引きなおしですよね?
283 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 01:22:16 ID:???
【ドモンの判断→
スペード7
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
ドモン→
ハート9
+備える77=】
284 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/12(土) 22:46:01 ID:???
>>282
はい。今回の場合は引き直しとなります
>>282
さんの判定ですが、騎場の部分が→→となっていてコピペが正確ではありませんでした
大変申し訳ありませんがもう一度最初から引き直しをお願いします
細かい事を言ってしまい恐縮ですが、正確でないコピペは無効というルールなので理解していただけると幸いです
285 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 22:51:44 ID:???
【騎場の判断→
クラブ10
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
騎場→
ダイヤK
+ドリブル81/シュート79=】
286 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 22:52:08 ID:???
【騎場の判断→
スペード5
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
騎場→
スペード2
+ドリブル81/シュート79=】
287 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 22:57:51 ID:???
【ドモンの判断→
ダイヤ5
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
ドモン→
ハート10
+備える77=】
288 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 22:58:21 ID:???
【ドモンの判断→
ダイヤ2
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュートに備える。JOKERで強制読み当て)
ドモン→
クラブQ
+備える77=】
289 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 23:09:36 ID:???
【騎場の判断→
ハート9
(ダイヤ、ハートでドリブル。スペード、クラブでシュート。JOKERでドリブル+強制読み外し)
騎場→
ハート5
+ドリブル81/シュート79=】
290 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/12(土) 23:45:12 ID:???
皆様引き直しありがとうございました
騎場の判断→クラブ10=シュート
騎場→ダイヤK+シュート79=92
ドモンの判断→ダイヤ5=ドリブルに備える
ドモン→ハート10+備える77+(読み違いペナ−2)+(超級覇王電影弾+4)=89
→騎場「なんや、この程度か」
▼騎場がKで勝利したので全能力成長フラグ、シュート技フラグを獲得しました
ドモン「(騎場はドリブルに自負を持った男。ここも俺の突破を狙ってくるはず!)
行くぞぉ! 超級! 覇王! 電・影・だぁぁぁぁぁん!!」
騎場がドリブルでの突破を狙ってくると予想したドモンは、対一対一用の必殺技「超級覇王電影弾」を繰り出す。
駒の様に体を高速回転させながら騎場に向かって突撃するドモン。しかし――
騎場「ハッ、俺が馬鹿の一つ覚えでドリブルを使うと思ったか! 阿呆が!」
騎場はドリブルの動きからノーモーションでボールをドモンの頭上を超えるように蹴り上げる。
そう、騎場はドモンがドリブルを警戒してくる事を予想し最初からシュートによる得点を狙っていたのだ。
ドモン「しまった! 届けぇ!」
咄嗟に手を伸ばしボールを掴もうとするドモンだったが、騎場のシュートは狙い澄ましていただけに非常に鋭かった。
いかに高い身体能力を持つドモンとはいえこれを読み違えた状態で止める事は難しく、
無情にもボールは彼の腕の上を通り抜けて行く。
ピィィィィィッ!!
そしてそれは、本条が頑駄無から先制点を奪った事を意味していた。
291 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/12(土) 23:46:18 ID:???
頑駄無 0-1 本条
魁「マジか。出合い頭とはいえアムロさんやドモン達がなす術もなく失点したぞ」
光太郎「派手さはないが堅実な動きだ。騎場拓馬、噂に違わない実力者みたいだな」
片桐「ドヤァ」
滝「(この人多分翼の時もこうやってドヤ顔浮かべてたんだろうな。ウゼェ)
けどまあまだ試合も始まったばかりだ。このままで終わるシン達じゃないさ」
この先制劇により、生田(仮)の面々も本条の実力が本物である事を理解する。
が、だからといって頑駄無がこのままみすみすと敗れて行くはずがない。
本当の戦いはここからだと、彼らはより真剣な様子でグラウンドを見つめるのだった。
そんな中、頑駄無ボールで試合が再開される。
292 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/12(土) 23:49:00 ID:???
【分岐】
先着一名様で、
【ダイジェストその2→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ、ハート→前半終了間際、頑駄無が得点チャンスを獲得しガロードがシュートを打つ!
スペード→その後、試合は膠着状態に陥り0-0で前半終了!
クラブ→本条が前半終了間際に追加点のチャンスを得る! ▼更に分岐します
JOKER→本気になった頑駄無は強かった! すぐさま同点に追いつくと、前半終了間際に更に追加点のチャンスを得る!
本日の更新はこれだけとなります
以前のずっとデュークのターンの反省と結果自体は既に決まっている事を踏まえ、
今回の試合描写はかなりの勢いで端折っていく予定です
それではー
293 :
森崎名無しさん
:2016/03/12(土) 23:51:04 ID:???
【ダイジェストその2→
ダイヤQ
】
乙でした
294 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/14(月) 23:05:51 ID:???
>>293
乙ありがとうございます
更新の目途は立ちましたがちょっと時間がなさそうなので今日も更新は休ませて頂きます
最近睡眠時間を削ると翌日にダイレクトに響くようになってきて学生時代の無茶のツケを払わされている気分です(自業自得)
余程の事がない限り明日は更新出来そうなのでもう少々お待ちくださいませ
295 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/15(火) 22:53:38 ID:???
ダイジェストその2→ダイヤQ
→前半終了間際、頑駄無が得点チャンスを獲得しガロードがシュートを打つ!
アムロ「皆焦るなよ。ビハインドを背負ったとはいえ向こうがこちらより圧倒的に格上という事はない。
落ち着いてチャンスを窺えば勝機は来る!」
頑駄無一同『おう!』
先程の滝の言葉通り、出合い頭の一発で崩壊するほど頑駄無というチームは脆くはなかった。
アムロの檄で試合再開前に平静を取り戻した彼らは、キックオフと共に攻め急ぐ事なくパス回しを開始。
本条をじっくりと崩す作戦に出るのであった。
騎場「(最初に点を取れたのは上々の出来やったが、勢いに乗り過ぎて熱くなるのはアカン。ここはじっくり腰を据えるべきやな)
お前ら、無理して奪いに行くなや! こっちをイラつかせるんが向こうの作戦や、乗るこたない!」
一方、本条もまた先制の勢いに乗って前掛かりになる事を避けていた。
彼らは騎場の指示の元、陣形を崩さない程度に頑駄無へプレスを仕掛ける動きに終始し始める。
この結果怒涛の展開となった最初のワンプレイとは打って変わり、
試合は中盤でのボール回しが延々と繰り返される単調な物へと変化するのだった。
296 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/15(火) 22:55:00 ID:???
士「やれやれ、随分と退屈な展開だぜ。真面目に見てるのが馬鹿らしくなってきた。俺は寝るぞ」
良太郎「……ごめん、僕もちょっとウトウトしてきた……」
滝「いや寝るなよお前ら! 中盤でのパス回しによる膠着状態とか最高じゃないか! ちゃんと見ろ!」
パス回し中心の中盤戦。
グラウンド上の選手達にとっては一瞬でも気を抜けばそこを突かれる熾烈な展開であったが、
観客席の面々からしてみればこれ程退屈な物はなかった。
最初は真剣に試合を眺めていた滝一行も徐々に集中力を途切れさせ、気付けば舟を漕ぎ出す者まで現れる始末。
そんな試合が動いたのは、前半も終了間際のアディショナルタイムの時であった。
本条のSH(審判が時計を見始めたしもう前半も終わりか。そろそろ休めるぞ)
アムロ「(あのサイドハーフ、審判の方に意識が移っている! 狙うならここしかない!)
カミーユ! 行け!」
カミーユ「了解です! うおおおおおっ!」
本条のSH「あ、しまった!」
間もなく前半終了という状況で、遂に本条の選手達が集中力を途切れさせ始めたのをアムロは見逃さなかった。
彼はすかさずSHのカミーユへと指示を出し、それを受けたカミーユは猛然とドリブルを開始。
審判の様子に気を取られていた本条のSHがこれを止められるはずもなく、カミーユは難なく敵中盤を突破する事に成功するのだった。
297 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/15(火) 22:56:06 ID:???
騎場「クソッタレ! ここぞって時に油断しおって! センタリングが上がるで! 死ぬ気で止めろ!」
カミーユ「そう簡単に止められると思うな! 行け、ジュドー!」
ジュドー「OK、任せてよカミーユさん! そらっ!」
本条のCB「だ、駄目だ! 止められねえ!」
前半終了間際というタイミングでの失点だけは絶対に許すなと声を張り上げる騎場であったが、
本条のDF達は頑駄無の猛攻を止め切る事は出来なかった。
結局、ジュドーのポストプレイによってボールはガロードの元へと送られるのだった。
ガロード「へへ、やっぱジュドーはドンピシャの所に落としてくれるぜ。さぁて、そんじゃいっちょやりますか!」
ボールをトラップしたガロードは勢いよく足を振りかぶる。
この絶体絶命の状況の中、しかし本条最後の砦GK末次は全く諦めてはいなかった。
末次「野郎、もうゴールを割った気でいやがるな。舐めやがって……
全国へ行くため、恥も見栄も捨ててこのチームに入ったんだ。そう簡単にゴールを決められて堪るかよ!」
末次は拳を握りしめ、ガロードのシュートに備え身構える。
そして――
ガロード「行っけえぇぇぇぇぇっ!!」
末次「させるかっつってんだろうが!」
ガロードの必殺シュート、ツインサテライトキャノンが勢いよく放たれた。
298 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/15(火) 22:57:16 ID:???
【分岐】
先着二名様で、
【ガロード→! card+ツインサテライトキャノン90=】
【末次→! card+パンチング87=】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧2→ガロードのツインサテライトキャノンが本条ゴールに突き刺さる! 同点で前半終了!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に ▼更に分岐
≦−2→止めたぞ! 本条リードで前半終了!
【補足・補正】
▼「ツインサテライトキャノン」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した場合、相手が吹っ飛びます
▼末次のカードがダイヤ、ハート、スペードだった場合「鋭いパンチング(+2)」が発動します
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい
299 :
森崎名無しさん
:2016/03/15(火) 23:00:00 ID:???
【ガロード→
ハート9
+ツインサテライトキャノン90=】
300 :
森崎名無しさん
:2016/03/15(火) 23:00:56 ID:???
【末次→
スペード7
+パンチング87=】
301 :
森崎名無しさん
:2016/03/15(火) 23:06:54 ID:???
愛は偉大
302 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/15(火) 23:09:00 ID:???
末次、あっさり吹っ飛んだ!
といった所で本日の更新も短いですがこれだけとなります
今の末次は原作初期程の問題児じゃないですが終盤程達観もしてない微妙な感じの性格ですね
それではー
303 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/17(木) 22:10:31 ID:???
>>301
リア充は強いの法則は中々崩れませんね
ガロード→ハート9+ツインサテライトキャノン90=99
末次→スペード7+パンチング87+(鋭いパンチング+2)=96
→ガロードのツインサテライトキャノンが本条ゴールに突き刺さる! 同点で前半終了!
末次「見切ったぞ!」
猛スピードでゴールへと迫るツインサテライトキャノンの軌道を、末次は完全に見切っていた。
彼は勢いよくシュートコースへ向けて飛び右拳を突き出す。ここまでは完全に末次優勢の状況であるといえた。
ただ一つ末次にとって不幸だったのは、ツインサテライトキャノンがスピード以上にパワーを重視したシュートであった事であろう。
末次「ぐっ……おあぁっ!!?」
拳がボールに触れた瞬間シュートの威力に圧倒された末次は、それでも何とかボールを弾こうと懸命に力を込める。
しかしパワーの差は如何ともしがたく、数瞬の後に末次はあえなく吹っ飛ばされてしまう。
そして末次を吹き飛ばしたボールはそのまま突き進み、ネットを破らんばかりの勢いでゴールに突き刺さるのであった。
ピィィィィィッ!!
頑駄無 1-1 本条
304 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/17(木) 22:11:35 ID:???
片桐「ふむ、末次を真正面から崩したか。ガロード・ランだったか?
神奈川では5本の指に入るストライカーだと聞いていたが事実だったようだな」
滝「単純な火力って点ならあいつに勝てる奴はそうそういませんよ。
頑駄無は良い時間帯に追いつけましたね」
片桐「うむ。恐らく次のキックオフと同時に前半終了だ。最後の最後で失点を許してしまった本条と土壇場で追いついた頑駄無。
勢いの差は明確だ。俄然面白くなってきたぞ」
心底楽しそうな表情でそう口にする片桐の様子を、滝は驚いたように見つめる。
滝「……意外ですね。てっきり本条が不利になって焦るかと思ってました」
片桐「そりゃ本条には買ってもらいたいさ。
だが今の俺にとってお前達の世代が高いレベルでしのぎを削り合う姿はとても眩しいのさ。
勿論、黄金世代も含めての話だ。
お前達が競い合い、それを見た下の世代たちがそれに憧れ、新たな芽となる。
そうやって日本サッカー全体が成長していってくれればと。心底そう思っているよ」
神「へー、おじさん悪い大人って感じの風貌なのにそんなロマンチックな事考えてるんだ」
片桐「そうでなけりゃサッカー協会の役員なんぞやってないさ。
……あと面と向かって悪い大人とかおじさんとか口に出すのは止めてくれ。事実だとしても地味に傷つく」
ピィィィィィィィィィィィィィィィッ!!
片桐がハハハと渇いた笑みを浮かべる中、グラウンド上では本条ボールで試合が再開され、
予想通りすぐさま前半終了を告げるホイッスルが鳴り響いていた。
305 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/17(木) 22:12:57 ID:???
真司「前半終了かぁ。もう少し点の奪い合いが起きる試合だと思ったんだけど中盤での奪い合いが長かったな」
士「おかげでこっちは退屈だ。おい、ハーフタイムなら寝ても構わんだろ」
滝「ん? まあな(さて、俺はどうしようかな)」
ハーフタイムに入り観客席の面々が自由行動を取り始める中、滝が取った行動は――
行動を選択してください
A:頑駄無のベンチに応援に向かう
B:本条のベンチへスパイ活動に赴く
C:適当に観客席を回ってみる
D:ここぞとばかりに煙草を吸おうとする片桐を折檻する
E:折角だし神に膝枕してもらう
F:その他
先に二票入った選択肢で続行します
ID表示でお願いします。非表示ではカウント出来ません
306 :
森崎名無しさん
:2016/03/17(木) 22:13:56 ID:fhzfUODI
C
307 :
森崎名無しさん
:2016/03/17(木) 22:14:31 ID:kTue19tA
C
308 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/17(木) 22:32:48 ID:???
C:適当に観客席を回ってみる
滝「誰か見知った顔がいるかもしれん。ちょっと観客席を回ってくるわ」
始「ああ。後半開始までには戻って来い」
滝「おうよ」
暇を持て余した結果、滝は適当に観客席をぶらつく事に決めるのだった。
仲間に見送られた滝は、風の向くまま気の向くままに観客席を移動し始める。
そして――
【分岐】
先着一名様で、
【出っ歯も歩けば誰かに当たる→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ→次藤「お、滝じゃなかと。久しぶりタイね」 佐野「そうですね」 滝「なんでお前が返事してんだ佐野」
ハート→滝「お、岩見じゃないか。久しぶりだな」 岩見「ん? 滝か」
スペード→誰かに当たると言ったな。あれは嘘だ
クラブ→デューク「HAHAHA、待たせたね。この外伝真の主人公のエントリーだよ!」
JOKER→滝「ん? あれって二三じゃないか……なんだあの男は」
といった所で今日はここまで
それではー
309 :
森崎名無しさん
:2016/03/17(木) 22:36:36 ID:???
【出っ歯も歩けば誰かに当たる→
スペード3
】
310 :
森崎名無しさん
:2016/03/17(木) 22:51:44 ID:???
あの出しゃばりのデュークが自重とかするとは思わなかった
311 :
森崎名無しさん
:2016/03/18(金) 00:22:27 ID:???
多分どこかで何かやらかしてるんだよ。
312 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/19(土) 21:10:51 ID:???
>>310
ぶっちゃけ私もクラブが出ると仮定してましたw
>>311
デューク「ヘイ! それじゃまるで僕が普段から問題ばっかり起こしてるみたいじゃないか!」
滝「実際その通りだろ」
昨日も休んでおいて申し訳ないですが今日明日もちょっと更新難しそうです
月曜からはきちんと再開する予定なのでご容赦下さい
313 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/21(月) 23:36:35 ID:???
出っ歯も歩けば誰かに当たる→スペード3
→誰かに当たると言ったな。あれは嘘だ
滝「うーむ、誰かしらいると思ったんだが見知った顔はいないな……」
昨年から大躍進を遂げている神奈川県勢の予選決勝という事もあり、スタジアムにはそれなりの数の観客が押し寄せていた。
無論県外のライバル達も偵察に来ており、顔見知りの一人くらいはいる者だと滝は予想していたのだが結果はご覧の通りである。
滝「まあいないからどうということでもない。さっさと戻るか」
観客席を歩き回る事10分。終ぞ誰にも会わなかった滝はさっさと仲間達の元へと戻るのであった。
▼特に何も起こりませんでした
314 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/21(月) 23:37:56 ID:???
神「おかえり。誰か知ってる人いた?」
滝「近くにはいなかったな。もう少し範囲を広げれば誰かいたかもしれんが、そこまでして探す必要もなかったし戻ってきた」
片桐「昨年から神奈川は夏冬と常に全国ベスト4以上に食い込む強豪中の強豪となっている。
誰も偵察に来ていないという事はないはずだ。お前の言う通り単純に場所の関係だろうな。
さて、そろそろ後半戦の開始時間だが……お、出てきたな」
片桐の言葉通り、後半開始を前に両チームのベンチから選手達が再び姿を現し始めた。
光太郎「どうやら本条の方は特にメンバーの変更をしてないみたいだ」
片桐「お世辞にも選手層の厚いチームではない。そこは予想通りだ。さて、頑駄無の方はどうだ?」
姿を現した本条メンバーが前半と変わっていない事を確認した滝一行は、次に頑駄無の方へと視線を向ける。
そこにいたメンバーは――
【分岐】
先着一名様で、
【基本的には何も起こりません→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ、ハート、スペード、クラブ→特に変更はなかったようだ
クラブA→何故かGKがドモンからカツに代わっていた! 滝「あ、頑駄無負けたわ」
JOKER→謎の宇宙仮面「HAHAHA! やあ皆、この僕が助っ人に現れたからにはもう安心だよ!」 滝「 」
315 :
森崎名無しさん
:2016/03/21(月) 23:40:31 ID:???
【基本的には何も起こりません→
スペード9
】
316 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/22(火) 00:48:22 ID:???
基本的には何も起こりません→スペード9
→特に変更はなかったようだ
士「どうやら頑駄無の連中もメンバーを弄っちゃいないようだな」
魁「頑駄無もスタメン以上の働きが出来るスーパーサブはいないし、変更がないのは当然かな」
片桐「いかに今が高校サッカー史上最大の戦国時代とはいえ、ベンチ要員まで全国上位に食い込むチームなどそうはいない。
精々が南葛、そしてお前達位の物だろう。東邦はスタメン以外日向の玩具にされて殆ど壊されてしまっているしな」
そこで、片桐はふとした様子で滝に向けて疑問を口にする。
片桐「そういえばお前達は今回初戦で不戦敗だったという話だったが、一体何があったんだ?」
滝「え? いやまあ……色々ありまして」
無関係の片桐に悪の組織や巨大宇宙人と戦ってましたなどとおいそれと口にするわけには行かない。
かといって良い言い訳も思いつかず、滝は言葉を濁す事しか出来なかった。
片桐「色々、か……」
言葉を濁す滝の姿を横目に片桐は少し考え込む素振りを見せると、やがてゆっくりと口を開いた。
317 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/22(火) 00:50:42 ID:???
【分岐】
先着一名様で、
【今の所順調に進んでいるヒューガーイベント→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ→片桐「俺の勘違いならそれで良いが、それはショッカーとかいうカルト集団に関係しているんじゃないか?」
ハート、スペード→片桐「お前達の事は信用している。何かしらの事情がある事も分かった」
クラブ→片桐「何をしているかは分からんが、あまりサッカーを疎かにするんじゃないぞ」
JOKER→ダイヤの結果+ボーナスイベント発生!
といった所で今日はここまで
現状ショッカーイベント優先したり引きがそれなりに良かったりで日向君知らぬ間に結構追い詰められております
それではー
318 :
森崎名無しさん
:2016/03/22(火) 00:53:08 ID:???
【今の所順調に進んでいるヒューガーイベント→
クラブQ
】
319 :
森崎名無しさん
:2016/03/22(火) 00:59:04 ID:???
そっか。クラブはこれから先出番のあるデュークじゃなくて、片桐さんの為に待ってたのか。
320 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/22(火) 23:13:33 ID:???
>>318
なんと悪辣な。おのれクラブ……
今の所順調に進んでいるヒューガーイベント→クラブQ
→片桐「何をしているかは分からんが、あまりサッカーを疎かにするんじゃないぞ」
片桐「何をしているのかは知らんしそこまで詮索するつもりもないが、あまりサッカーを疎かにするんじゃないぞ」
滝「……肝に銘じておきます」
そこまで表情には現れていなかったが片桐の言葉からは滝達に対する不満が滲み出ていた。
日本サッカーの未来を考える身として、打倒全日本の先鋒たる滝達が良く分からない行動をしているのが喜ばしいはずがない。
それが分かる滝はただただ恐縮することしかできないのだった。
▼片桐からの信頼がやや下がりました
321 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/22(火) 23:15:17 ID:???
こうして観客席がやや微妙な空気になる中、いよいよ後半戦の幕が上がる。
騎場(前半最後に追いつかれた以上、後半すぐに出鼻を挫かな勢いを持ってかれる。開始直後が勝負や)
アムロ(前半で追いつけたのは大きかったが、その分恐らく向こうは開始直後から動いてくるだろう。
こちらボールでキックオフなのが幸いだが、油断は禁物だな)
ピィィィィィィィィィィィィィィィッ!!
【分岐】
先着一名様で、
【後半分岐→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ、ハート→キックオフと同時に騎場と高杉がキラにタックルを仕掛ける!
スペード、クラブ→頑駄無、まずはパス回しで様子を見始める ▼更に分岐します
JOKER→出たら考えます
短いですが今日の更新はこれだけです
それではー
322 :
森崎名無しさん
:2016/03/22(火) 23:42:59 ID:???
【後半分岐→
ダイヤA
】
323 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/26(土) 23:01:52 ID:???
後半分岐→ダイヤA
→キックオフと同時に騎場と高杉がキラにタックルを仕掛ける!
時間は少し遡り、ハーフタイム、本条ベンチ。
騎場は体を休めるよりも先に、後半に向けての指示を出していた。
騎場「前半を折り返してスコアは1-1。数字の上では五分五分やが、言うまでもなく試合の内容ではこっちが押されとった。
こっちの1点は出合い頭の奇襲で得た物。頑駄無はパス回しで中盤を制し、最後の最後にこっちの隙を突いて奪った1点。
同じ1点でも連中は完全に試合を自分達の物にした上での物や。奪ったタイミングも前半の終了間際っちゅう絶妙のタイミング。
試合作りも勢いも、現時点で俺らは頑駄無に対して完全に後れをとっとる。これは紛れもない事実や」
末次「幸いなのは個人の実力自体はそこまでの差がないって所だな。
向こうの方が試合巧者なのは間違いないが、勢いさえ物に出来れば勝機は十分にある」
騎場「ああ。俺も同意見や。とはいえ後半は向こうボールでのキックオフ。そう簡単に流れは変えられへん。
そこでやが……後半が始まったら即行で博打を打つで。
俺と和也の二人でキックオフ直後のキラからボールを奪って奴らの出鼻を挫く」
騎場のこの発言に、すぐさま高杉からは疑問の声が上がる。
和也「ちょっと待てよ。キラっていえば向こうでもトップクラスのドリブラーだろ。
試合開始直後とはいえそいつからボールを奪おうってのはかなり危険な賭けじゃないか?」
騎場「その通り。だから博打と言ったんや。失敗すれば向こうを勢いづかせて追加点を奪われる危険も高まる。
せやけどそのままにしておいても前半と同じくパス回しに翻弄されて隙を突かれるのがオチや。
それなら試合開始直後のタイミングを狙うのが一番勝率が高い。
何より、国立を目指すんなら受け身にならんと連中をねじ伏せるだけの力が必要や。キラには俺らの試金石になってもらう。
全国にはキラ以上のドリブラーかて山ほどおるんやかんらな。
そこまで考えた上での速攻プレスや。悪いが反対意見は受け付けんで」
324 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/26(土) 23:02:55 ID:???
そう言うと、騎場は次に末次達守備陣の方へと視線を向ける。
騎場「っちゅーわけで俺と和也は試合開始直後に仕掛ける。何としてでもボールは奪いとるつもりや。
せやけど和也の言う通りキラも名うてのドリブラー、100%勝てると断言は出来ん。
お前らには迷惑をかけるが、万が一の時は頼んだで」
末次「言われるまでもないし1点目の時のような失態はするつもりもない。
精々俺達に尻拭いをさせないようボールを奪うんだな」
騎場「フッ、それは勿論そのつもりや」
勝利を確信しているのか、自分を鼓舞しているのか、騎場は最後に口角を釣り上げ悪どい笑みを浮かべるのであった。
そして、時間は試合開始直後に戻る。
ピィィィィィィィィィィィィィィィッ!!
騎場「行くで、和也ぁ!」
和也「おう!」
試合開始のホイッスルが鳴り止むかそこらのタイミングで騎場、高杉両名はボールを受け取ったキラに向かって突撃を開始した。
キラ「っ! いきなり仕掛けてきた!?」
この奇襲にキラは戸惑いながらもボールキープに動き出す。
325 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/26(土) 23:04:01 ID:???
【分岐】
先着三名様で、
【キラ→! card+ドリブル77+(SEED+1)=】
【騎場→! card+タックル79+(人数補正+1)=】
【高杉→! card+タックル81+(経験不足−5)+(人数補正+1)=】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧2→キラッ☆
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。ランダム判定
≦−2→本条、ボール奪取
【捕捉・補正】
▼キラのカードがダイヤだった場合「フルバーストモード(+4)」が発動します
「フルバーストモード」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼キラのカードがハート、スペードだった場合「ハイマットモード(+3)」が発動します
▼騎場のカードがダイヤだった場合「強引なタックル(+3)」が発動します
「強引なタックル」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼接触プレイ時に攻撃側と守備側双方がクラブだった場合、守備側の反則になります
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい
326 :
森崎名無しさん
:2016/03/26(土) 23:05:29 ID:???
【キラ→
ハート2
+ドリブル77+(SEED+1)=】
327 :
森崎名無しさん
:2016/03/26(土) 23:05:38 ID:???
【キラ→
スペード8
+ドリブル77+(SEED+1)=】
328 :
森崎名無しさん
:2016/03/26(土) 23:13:08 ID:???
【騎場→
クラブ4
+タックル79+(人数補正+1)=】
329 :
森崎名無しさん
:2016/03/26(土) 23:14:11 ID:???
【高杉→
ハート3
+タックル81+(経験不足−5)+(人数補正+1)=】
330 :
森崎名無しさん
:2016/03/26(土) 23:21:00 ID:???
キラさん人数補正無効スキル持ってませんでしたっけ?
331 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/26(土) 23:26:12 ID:???
>>330
完全に失念しておりました。結果の方で修正します
ご指摘ありがとうございました
キラ→ハート2+ドリブル77+(SEED+1)+(ハイマットモード+3)=83 ▼スキル「マルチロックオン」の効果で人数補正無効化
騎場→クラブ4+タックル79=83
高杉→ハート3+タックル81+(経験不足−5)=79
→ボールはこぼれ球に。ランダム判定
キラ(何とか最初の一撃を回避しないと……)
騎場「遅いで!」
戸惑いながらも初撃を回避しようとするキラだったが、それよりも速く騎場がスライディングタックルでキラに接触。
キラはあえなくボールを弾かれてしまうのだった。
キラ「くっ!」
騎場「(奪いきれんかったか!)誰でもええ、フォロー急げ!」
332 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/26(土) 23:29:02 ID:???
【分岐】
先着一名様で、
【こぼれ球→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ、ハート→高杉がフォロー
スペード、クラブ→アムロがフォロー
JOKER→高杉がフォロー。そして……
本日の更新は以上となります
最近今までにない程に筆が進まず、中々更新できず大変申し訳ありません
エタるつもりはありませんが、ペースが上がってくるまで今まで以上の低速更新になってしまいそうです
ご容赦下さいませ
それでは
333 :
森崎名無しさん
:2016/03/26(土) 23:40:20 ID:???
【こぼれ球→
ハート6
】
334 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/29(火) 23:16:47 ID:???
明日から更新を再開します
335 :
森崎名無しさん
:2016/03/30(水) 02:53:59 ID:???
乙です
新作映画、おそらく大半の人が本郷猛というか藤岡弘かっこいいなと思ってる中
何故かショッカー扱いで小物な強豪ガニコウモルの扱いに泣きました
メフィラス2代目とか見てる気分
336 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/30(水) 22:57:26 ID:???
>>335
乙ありがとうございます
確かにガニコウモルは出番はともかくそこまで見せ場はなかった感じがしますね。逆に毒トカゲ男は大きく株を上げた印象です
こぼれ球→ハート6
→高杉がフォロー
和也「よし、抑えたぞ!」
こぼれ球をフォローしたのは、騎場に続いてキラにタックルを仕掛けていた高杉であった。
高杉はここで無理をせずにボールを後方へと下げ、試合開始早々本条はボールの主導権は握る事に成功した。
アムロ(ちぃ、してやられたな。出来れば勢いに乗って追加点を奪いたかったんだが……)
騎場(ボールは奪えた。が、そのまま攻める事も出来ずか。微妙な結果やな。ま、抜かれるよりはマシか)
前半終了間際に追いついた勢いを後半早々に挫かれた頑駄無。
ボールを奪えこそしたものの、初心者に等しくまだドリブル技術のおぼつかない高杉に攻めさせる事の出来なかった本条。
両チーム共にこの結果は望んでいた物ではなかった。
こうして双方ともに流れを失った試合は、前半と同じく中盤での小競り合いに突入する。
滝「うーむ、初手で両方とも躓いたか。こりゃどう転ぶか分からなくなった」
魁「ボールをフォローした高杉がそのまま攻め込めれば良かったんだけどな。
サッカー始めてまだ1ヶ月も経ってないんだっけ?」
片桐「いや、小学生の頃はずっとサッカーをやっていた。だが当時実業団の選手だった彼の父親が事故で亡くなってな。
それが原因なのか最近までサッカーとは無縁の生活を送っていたらしい。
それでも全国で通用するレベルなのは体を鍛える事自体は止めていなかった事と過去の遺産のおかげだろう」
337 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/30(水) 22:59:01 ID:???
グラウンド上の高杉を見れば、相手の動きを読み切れずに攻守を失敗する事が目立っていたが、
後半になってもまるで運動量を落とさずにグラウンド上を走りまわっているのが見て取れた。
片桐「俺の見る限り高杉和也のセンスは本物だ。この先経験が身に付けば恐ろしい選手になるだろうな」
滝「確かに。拙いながらもプレイにセンスの良さが見えますね。
ブランク明けの一ヵ月であれだけ動けるんなら大したもんですよ」
士「やれやれ、次から次へと上手い奴がタケノコみたいに生えてきやがる。
これで中学時代の選手しか世界に出す気がないってんだから世も末って奴だな」
片桐の言葉に一同の視線が高杉に集中する中、グラウンド上では試合が動き始めていた。
【分岐】
先着一名様で、
【時間は大体後半10分頃です→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ、ハート→隙を突いて騎場が中盤を突破! 再びシンと刹那を抜きにかかる!
スペード、クラブ→ジュドー「行けぇ、ハイメガキャノン!」
JOKER→出たら考えます
338 :
森崎名無しさん
:2016/03/30(水) 23:00:58 ID:???
【時間は大体後半10分頃です→
クラブK
】
339 :
森崎名無しさん
:2016/03/30(水) 23:02:23 ID:???
【時間は大体後半10分頃です→
ダイヤ4
】
ちきゅう(げんかい)
340 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/03/30(水) 23:57:52 ID:???
>>339
がんばれがんばれ
ちょっと次の判定まで書き上げる時間がなさそうなので本日の更新はここまでにします
それではー
341 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/03(日) 22:08:32 ID:???
時間は大体後半10分頃です→クラブK
→ジュドー「行けぇ、ハイメガキャノン!」
アムロ(高杉和也、か)
この時、高杉に注目していたのは観客席の滝達だけではなかった。
グラウンド上で戦況を分析していたアムロもまた、高杉という男の存在を気にしていたのである。
最も、その理由は滝達とはまた別の物であったが。
アムロ(ブライト(頑駄無の監督)の情報が確かなら彼はブランク明け一ヵ月の選手。
センスと身体能力はあるが圧倒的に経験値が足りていない。狙うのなら彼だ)
中盤でパス回しが繰り広げられている現状において、
試合中の動きに関しての経験が足りていない高杉はアムロにとって格好の獲物だったのだ。
アムロは高杉に狙いを定めると、中盤の選手達に高杉からのパスコースを狭めるようサインを送る。
そして――
高杉「(クソッ、パス出せそうな人達には殆どマークがついてる。出せそうなコース……!)騎場!」
騎場「っ! よせ、和也! 罠や!」
アムロ「気付いたか。だが遅い!」
ボールを持った高杉は他の選手達への警戒が強い事に焦りを抱き、唯一マーカーのいなかった騎場に向かってパスを出してしまった。
冷静に考えれば本来一番マークがきついであろうはずの騎場ががら空きになるはずはないのだが、
それを考えるほどの余裕がまだ高杉にはなかったのである。
罠に気付いた騎場がパスを止めるよう声を出すも時既に遅し。
既に高杉の足元からボールは蹴りだされており、同時にインターセプトを狙っていたアムロがパスコースへと侵入。
あっさりとボールを奪い取ってしまうのであった。
342 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/03(日) 22:09:55 ID:???
騎場「クソッタレ! 誰でもいい、アイツを止めろ!」
アムロ「生憎だが、俺も白い悪魔なんて二つ名を貰っている。そう簡単にこのチャンスでしくじるつもりはないさ」
何とかアムロを止めるよう声を張り上げる騎場であったが、この好機を待ち構えていたアムロの動きは抜群に研ぎ澄まされていた。
アムロはボールを奪いにやってくる本条の選手達を尽くかわし、あっという間にバイタルエリアへと侵入。
アムロ「俺のお膳立てはここまでだ。後は任せるぞ、ジュドー!」
そして、ジュドーに後を託しPA内へとボールを打ち上げるのだった。
ジュドー「OK、アムロさん! 俺頑張っちゃうよ!」
前半はポストプレイでアシストを決めたジュドーであったが、どうやら今回は自分でゴールを奪う腹積もりらしい。
彼は不敵な笑みを浮かべながら飛び上り、必殺のハイメガキャノンを放つべくボールに狙いを定める。
これに対し、末次もまた強気の態度を崩さずにゴール前で身構えていた。
末次「野郎、直接狙うつもりか。上等だ、ポストプレイヤー如きのシュートでそう簡単に失点する俺じゃないって事を思い知らせてやる」
ジュドー「へー、言ってくれるじゃないの。ならそのポストプレイヤー如きの底力、思い知ってもらうぜ!
行けぇぇぇぇぇっ! ハイメガキャノン!!」
343 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/03(日) 22:11:29 ID:???
【分岐】
先着二名様で、
【ジュドー→! card+フルパワーハイメガキャノン83=】
【末次→! card+パンチング87=】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧2→ジュドーのフルパワーハイメガキャノンが本条ゴールに突き刺さる! ▼これ以降判定なしで試合が進行します
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(ガロードがねじ込みに、キラがねじ込みに、ランダム)
≦−2→ふん、雑魚が
【捕捉・補正】
▼「フルパワーハイメガキャノン」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼ジュドーのカードがダイヤだった場合スキル「ニュータイプ(+3)」が発動します
▼末次のカードがダイヤ、ハート、スペードだった場合「鋭いパンチング(+2)」が発動します
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい
344 :
森崎名無しさん
:2016/04/03(日) 22:12:13 ID:???
【ジュドー→
ハート10
+フルパワーハイメガキャノン83=】
345 :
森崎名無しさん
:2016/04/03(日) 22:14:39 ID:???
【末次→
ダイヤ8
+パンチング87=】
346 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/03(日) 22:35:40 ID:???
ジュドー→ハート10+フルパワーハイメガキャノン83=93
末次→ダイヤ8+パンチング87+(鋭いパンチング+2)=97
→ふん、雑魚が
末次「ふん、この程度か。やはり俺を抜くには力不足だったとしか言いようがないな!」
ジュドー「なにィ」
ジュドーの放ったハイメガキャノンは、本人としても会心に近い一発であった。
しかし悲しいかな末次は全国から見ても指折りのGKであり、ジュドーのシュート力が通用するほど甘い相手ではなかった。
末次はボールに飛び込むと素早く拳を突き出し、あっさりとハイメガキャノンを弾き返してしまう。
騎場「よし、よくやったで末次! 俺や! 俺に持ってこい!」
本条のDF「了解!」
末次の弾いたボールを確保したDFに向け、騎場はすぐさま自分へとパスを出すように指示。
本条のDFも迷わずこれに従ってパスを出し、ボールは前線の騎場の元へと渡った。
そして騎場はボールをトラップすると、先程のパスミスの影響か動きが散漫になっていた高杉に向かって声を張り上げる。
騎場「和也ぁ! ブランクのあるお前を起用した時点でこういう事態は想定済みや!
それでもお前を使っとるんは現時点でもお前の得点力とブロック能力は全国クラスやと確信しとるからやぞ!
責任感じる暇があるんならゴール前に走れ! 俺がそこまでボールを運んだるわ!」
和也「騎場……おう! 待ってるぜ!」
騎場の言葉に奮起した高杉は勢いよく頑駄無ゴール前へと走り出し、その姿を眺めながら騎場は小さく笑みを浮かべた。
347 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/03(日) 22:37:14 ID:???
騎場「やれやれ、いつまで経っても単純な奴やで。なあ、お前もそう思うやろ?」
シン「確かに単純明快な奴って感じだな。嫌いじゃないタイプだ。
でも悪いけど、アンタにボールを運ぶって約束を果たさせるつもりはないよ」
騎場「ハッ、上等や。またサクッと抜いてやるさかい、泣き言言うんやないで!」
そう言うと、騎場は正面のシンを突破するべくドリブルを開始した。
348 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/03(日) 22:38:31 ID:???
【分岐】
先着二名様で、
【騎場→! card+ドリブル81=】
【シン→! card+タックル78+(SEED+1)=】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】が、
≧2→騎場、突破に成功!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。ランダム
≦−2→何度も抜かせると思うな!
【捕捉・補正】
▼騎場のカードがダイヤ、ハートだった場合「テクニカルドリブル(+3)」が発動します
▼騎場のカードがスペードだった場合「強引なドリブル(+2)」が発動します
「強引なドリブル」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼シンのカードがダイヤ、ハートだった場合「パルマフィオキーナ(+5)」が発動します
「パルマフィオキーナ」には2の吹っ飛び係数が付いています。数値の差2以上で勝利した時相手は吹っ飛びます
▼シンのカードがスペードだった場合「高速タックル(+4)」が発動します
▼接触プレイ時に攻撃側と守備側双方がクラブだった場合、守備側の反則になります
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい
といった所で今日はここまで
それではー
349 :
森崎名無しさん
:2016/04/03(日) 22:39:24 ID:???
【騎場→
スペード9
+ドリブル81=】
350 :
森崎名無しさん
:2016/04/03(日) 22:39:42 ID:???
【騎場→
ハート2
+ドリブル81=】
351 :
森崎名無しさん
:2016/04/03(日) 22:40:10 ID:???
【シン→
クラブ10
+タックル78+(SEED+1)=】
352 :
森崎名無しさん
:2016/04/03(日) 22:40:21 ID:???
【シン→
ダイヤ4
+タックル78+(SEED+1)=】
353 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/05(火) 23:01:56 ID:???
騎場→スペード9+ドリブル81+(強引なドリブル+2)=92
シン→クラブ10+タックル78+(SEED+1)=89
→騎場、突破に成功!
騎場「悪いが俺は約束は守るタイプや。押し通らせてもらうで!」
シン「強引に来た!? うわあっ!」
これまでの動きから騎場がテクニック重視の選手だと疑いもしていなかったシンは、
ここに来て直線的なドリブルで強引な突破を図ってきた騎場の動きに対応する事が出来なかった。
結果、シンは騎場のドリブルを防ぐ事が出来ず、あえなく吹き飛ばされてしまう。
片桐「これは……来るな」
そしてこの勝負を眺めていた片桐は、騎場がシンを突破した瞬間にそう呟いた。
滝「来る? 何が来るっていうんですか?」
片桐「高杉がシュートを打つという事さ。
よく見ておくと良い。試合経験の薄い高杉がそれでもスタメンとして起用されている理由がすぐに分かるはずだ」
神「へー、フラグにならないと良いね」
片桐「やめて。一応真面目に話してるから」
どうにも緊張感に欠ける観客席であった。
354 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/05(火) 23:03:15 ID:???
騎場「ここから先はお前の仕事や。死んでも決めて来い、和也ぁっ!!」
そんな観客席を他所にグラウンド上では騎場がバイタルエリアへ侵入。
PA内の高杉に向けて勢いよくハイボールを打ち上げた。
和也「ああ、絶対に決める。行くぞ!!」
ボールの弾道を確認した高杉はその場で一度大きく屈むと、足のばねをフル動員して勢いよく飛び上る。
その姿はまるで蛙のようにも見えた。
ドモン「速い……そして高い!」
刹那「だが決めさせるわけには行かない。刹那・F・セイエイ、未来を切り開く!」
ドモン「ああ、俺もこれ以上の失点を許すつもりはない。流派東方不敗の名に懸けて、必ず防ぎきって見せる!」
空高く飛び上った高杉の姿に、ここが勝負の分かれ目と確信した頑駄無守備陣もまた全力でシュートをブロックする体勢に入る。
高杉はそんな守備陣を見据えながら足を振り上げオーバーヘッドキックの体勢に入った。
和也「これを決めて俺達は絶対に国立に行く!」
355 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/05(火) 23:04:19 ID:???
【分岐】
先着三名様で、
【高杉→! card+かえる飛びオーバーヘッド91=】
【刹那→! card+ブロック77=】
【ドモン→! card+爆熱ゴッドフィンガー84+(明鏡止水+2)=】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
MAX【攻撃側】−MAX【守備側(GK以外)】が、
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた! GKとの勝負へ
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。ランダム
≦−2→ミッション完了
MAX【攻撃側】−MAX【守備側(GK)】が、
≧2→和也のかえる飛びオーバーヘッドが頑駄無ゴールに突き刺さる!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。ランダム
≦−2→ヒィィィトォ、エンドッ!!
【捕捉・補正】
▼刹那のカードがダイヤだった場合「ライザーソード(+10。成功時敵シュート力+10で撃ち返す) ガッツ消費300」が発動します
▼刹那のカードがハートだった場合「GNフィールド(+6) ガッツ消費150」が発動します
▼刹那のカードがスペードだった場合「反転ブロック(+4) ガッツ消費100」が発動します
▼ドモンのカードがダイヤ、ハートだった場合「左腕のゴッドフィンガー(+3)」が発動します
▼ドモンのカードがハートKだった場合、スキル「キング・オブ・ハート」によってドモンは強制勝利します
▼順番が違っていた場合、【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
▼勝敗が決まっていても最後までカードは引いて下さい
356 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/05(火) 23:05:30 ID:???
といった所で短いですが今日はこれだけです
それではー
357 :
森崎名無しさん
:2016/04/05(火) 23:08:49 ID:???
【高杉→
スペード4
+かえる飛びオーバーヘッド91=】
358 :
森崎名無しさん
:2016/04/05(火) 23:15:00 ID:???
【刹那→
クラブ5
+ブロック77=】
359 :
森崎名無しさん
:2016/04/05(火) 23:16:46 ID:???
【ドモン→
スペード3
+爆熱ゴッドフィンガー84+(明鏡止水+2)=】
360 :
森崎名無しさん
:2016/04/05(火) 23:18:19 ID:???
茂かバヤシさんの呪いか
361 :
森崎名無しさん
:2016/04/05(火) 23:32:42 ID:???
サイコロコロコロ
362 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/07(木) 23:00:12 ID:???
>>360
やだバヤシさんこわい
>>361
カードで判定しているはずなんですけどねぇw
という事でヘロヘロながらも高杉がゴールを決めました。この試合はこのまま判定を終了し、2-1で本条の勝利という結果となります。
が、描写の前にここで以前の分岐(
>>260
)で頑駄無の勝利を予想した分の追加判定を行いたいと思います。
【分岐】
先着一名様で、
【片桐「因みに本条予想だと私の好感度が上がっていたぞ」→! card】
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します
【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります
ダイヤ→シンとキラがコンビネーション技を習得
ハート→刹那がパワーアップフラグを獲得
スペード、クラブ→何も起きないよ!
JOKER→ダイヤ+ハートの結果に
本日の更新はこれだけ。続きはなるべく早く投下出来るよう頑張ります。
それではー
363 :
森崎名無しさん
:2016/04/07(木) 23:01:11 ID:???
【片桐「因みに本条予想だと私の好感度が上がっていたぞ」→
ハートK
】
364 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/10(日) 23:12:02 ID:???
現在全力で書きあぐねている為次の更新にはまだ時間がかかりそうです
もう少しお待ちしていただければ幸いです
365 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/12(火) 22:58:01 ID:???
高杉→スペード4+かえる飛びオーバーヘッド91=95
刹那→クラブ5+ブロック77=82
→シュートは邪魔される事無く放たれた! GKとの勝負へ
ドモン→スペード3+爆熱ゴッドフィンガー84+(明鏡止水+2)=89
→和也のかえる飛びオーバーヘッドが頑駄無ゴールに突き刺さる!
片桐「因みに本条予想だと私の好感度が上がっていたぞ」→ハートK
→刹那がパワーアップフラグを獲得
和也(っ、しまった!)
高杉和也という男は基本的に非常に勝負強い男である。
しかし先程自分のミスであわや失点という状況を招いた負い目は根深かったらしく、彼はここでシュートを打ち損じてしまった。
オーバーヘッドを放った瞬間、高杉は表情を歪めるが最早手遅れ。
シュートは本来の威力よりもはるかに弱弱しい勢いで、ゴールではなくほぼ垂直に真下へと落下していくのだった。
だがこれが結果として思わぬ事態を招く遠因となる。
刹那(ミスキックか……)
ドモン(どうやらプレッシャーに負けたようだな)
垂直に落下するボールを見た刹那とドモンは高杉がシュートを打ち損なったと確信し、緊張を緩めていた。
その結果、彼らは気付く事が出来なかった。高杉の放ったシュートに強烈なドライブ回転がかかっていた事に。
ドライブ回転がかかったボールが地面に触れればどうなるか。その答えをドモン達はこの直後に思い知る事となる。
366 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/12(火) 22:59:20 ID:???
刹那「……っ!? ボールが!」
ドモン「なにィ!? い、いかん!」
地面に落下したボールは強烈なスピンによって方向を変え、Vの字を描くようにしてゴールへ向けて勢いよくバウンド。
この瞬間刹那とドモンはようやく目の前の危機に気づくが、時既に遅かった。
ボールは刹那の真上を飛び越え、咄嗟に手を伸ばしたドモンの手の少し先を掻い潜る。
そして、ボールはそのまま頑駄無のゴールネット上部に突き刺さるのだった。
ピィィィィィィィィィィィィィィィッ!!
頑駄無 1-2 本条
といった所で判定も選択肢もありませんが今回の更新はこれだけとなります
この先の刹那パートが思いの外長くなりそうだったので先にここまでだけ投下する事にしました
筆が進まず更新が遅れに遅れてしまっていますがご容赦下さいませ
367 :
森崎名無しさん
:2016/04/14(木) 14:58:03 ID:???
乙でした
やっぱ高杉の必殺シュートと言えば蛙飛びオーバーだよな
最後の最後でこれが出たときは燃えたね
368 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/16(土) 21:58:27 ID:???
>>367
乙ありがとうござます
必殺技みたいなものがあまり出てこない作品なだけにやっぱりかえる飛びオーバーは印象的ですよね
個人的にはアルゼンチン編でリカルド相手に使った急降下ドライブシュートも好きだったりします
ここ最近碌すっぽ更新できず大変申し訳ありません
明日から更新を再開します
369 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/17(日) 22:55:45 ID:???
和也「き、決まったのか……?」
打ち損なった時点で防がれる事を確信してた高杉は、まさかのゴールに着地と共に呆然とそう呟く。
と、そこで高杉は背後から騎場に勢いよく頭を叩かれた。
和也「痛ってえ!?」
騎場「おいコラ和也ぁ! お前なんちゅうヘロ球打っとんねん!
あの場面でミスキックかますとか決めてなかったらぶっ殺す所やぞ!」
和也「……悪かったよ。あんなミスはもうしないって」
叩かれた頭を摩りながら謝罪する高杉に、騎場はやれやれと言った様子でジト目を向ける。
騎場「当たり前やド阿呆。ま、今回は結果オーライやし大目に見たるわ。どんな形でも1点は1点やからな。
けど、言うまでもない事やが気を抜いたらあかんで。ここからは向こうも死に物狂いで攻めてくる」
和也「ああ、分かってる。絶対に勝つぞ」
騎場「言われるまでもないわ。守備陣! 最悪ガロードにだけはボール渡したらアカンで!
他は末次なら何とか出来る! ええな、和也の言う通り絶対に勝つで! ぶっ倒れるまで動き回るんや!」
本条一同『おう!』
騎場の檄に本条の選手達は力強く応え、各々のポジションへと戻って行くのだった。
370 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/17(日) 22:56:56 ID:???
一方、再びリードを許した頑駄無サイドは重苦しい空気に包まれていた。
アムロ(騎場のあの物言い、恐らくこちらを挑発してキラやジュドーに打たせる腹積もりもあるのだろう。
悔しいが末次を相手にあの二人がゴールを奪うのは実際難しい。
ガロードを徹底マークされるとなると厳しい勝負になりそうだ)
シン「クソ、中盤を抑える事は出来ても一度攻められると止め切れない……」
ドモン「打ち損なったと油断した結果がこれか……不覚……っ!」
刹那(俺は……何をやっている……)
ここまでの戦いを経て、頑駄無の選手達は生半可なプレイでこの先スコアを巻き返す事が難しいのだと理解していたのだ。
中でも特に刹那の落胆は大きかった。それは、彼が頑駄無の選手の中でも特殊な経歴の持ち主であったからである。
刹那・F・セイエイ、彼は元々日本人ではない。中東のクルジスという国で生まれ育っていた。
そこで刹那は少年時代にテロ組織によって少年兵に仕立てられており、幼少から凄惨な戦いの中を生きていたのだ。
テロ組織に神の名の元に戦う事を刷り込まれていた刹那であったが、彼は過酷な戦いの中この世界に神がいない事を知る。
そして数年前、テロ組織から切り捨てられた刹那は「紛争根絶」を掲げる武装組織にスカウトされ、
この世に存在しない神に代わり自らが平和とは程遠いこの世界の「歪み」を破壊する者となったのであった。
そんな刹那が頑駄無やってきた理由はただ一つ。
世界に紛争を巻き起こすショッカーを始めとした秘密結社がこぞって重要視している日本を監視する為である。
その為に学生に扮し怪しまれぬようクラブ活動にも参加していた刹那であるが、頑駄無での生活は非常に大きな影響を与えていた。
平和という物を体感した事のなかった刹那は、仲間達と過ごす中己が目指す平和な世界の具体的ヴィジョンを見出せるようになったのだ。
滝やギリアムから世界滅亡の危機と日本サッカー協会の腐敗の話を聞かされたのは正にそんな時の事だった。
世界の滅亡というオカルト極まる話はともかく、
自らが平和の象徴と見たサッカーを私利私欲で弄ぶサッカー協会に対し刹那がどんな感情を抱いたか、説明するまでもないだろう。
故に刹那はsingular Herosの一員として世界の歪みと戦う事に強い使命感を持っていたのだが、
だからこそこの試合でまるで攻撃を防げない自分に対し強い絶望感を抱いてしまったのである。
371 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/17(日) 22:58:19 ID:???
刹那(世界の歪みの一つを見つけたというのに、トップクラスとはいえ国内レベルの相手を前に俺はまるで歯が立たない……
俺が戦い以外で世界の歪みを断ち切るなど、夢物語だったのか……?)
絶望し、顔を伏せる刹那。
???『ったく。随分としけた面をしてるじゃないか』
刹那「っ!?」
刹那の耳に何者かの声が聞こえてきたのはそんな時であった。
その声に聞き覚えの有った刹那は驚愕した様子で顔を上げる。
顔を上げた刹那の目に真っ先に飛び込んできたのは一面何もない真っ黒な世界。
しかしその事に刹那が驚く事はなかった。それ以上に彼にとって驚くべき人物が眼前に存在していたからだ。
刹那は呆然とした様子で、眼前に立つ一人の男に向かって言葉を投げかける。
刹那「まさか……ロックオン・ストラトス……なのか」
ロックオン『久しぶりだな、刹那』
372 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/17(日) 23:00:23 ID:???
といった所で中途半端ではありますが今日はこれだけです
刹那のパワーアップイベントならニール出したいよなあと色々考えていたらエラく時間がかかってしまいました
今まで味方の掘り下げ全然やってなかったツケが回ってきた感じですね
それではー
373 :
森崎名無しさん
:2016/04/17(日) 23:04:51 ID:???
乙でしたー
374 :
森崎名無しさん
:2016/04/17(日) 23:08:28 ID:???
乙でした
森崎板でロックオンっていうと某スレのカペロマンが真っ先に出てくる
375 :
森崎名無しさん
:2016/04/17(日) 23:12:35 ID:???
狙い撃つひとイイよね
376 :
森崎名無しさん
:2016/04/20(水) 05:18:52 ID:???
必殺シュートって基本的に読者側がそもそもサッカーの知識に疎い時代にどうやったら衝撃を与えられるかってことで作られたものだからな
「俺たちのフィールド」や「シュート!」とかは読者側のサッカー知識がある人と無い人が入り交じった世代なのよね
で、そこから「ファンタジスタ」や「ホイッスル」とかのリアル志向になってくる
サッカー漫画って本当にその時代のサッカー事情が透けて見えてくるんだよね。最近だと「アオアシ」とかおすすめ
377 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/20(水) 21:31:39 ID:???
>>373
乙感謝ですー
>>374
乙ありがとうございます
狙い撃ったりトランザムしたりする方ですね
他には某禁則事項なスレでもちょこちょこ活躍している印象があります
>>375
個人的には乱れ打つ方の人も好きであります
>>376
なんだか物凄く納得しました
今見かける漫画がシステムや戦術に重きを置いた物の方が多いのはそういう事なんですね
お勧めされた作品の方は機会があれば見てみようかと思います
更新再開します(キリッ)とかやっておいて大変申し訳ないのですが、
今週リアルの方が中々しんどい為平日の間は更新出来なさそうです
可能ならば土曜から更新を再開します。ご容赦下さいませ
378 :
森崎名無しさん
:2016/04/24(日) 13:05:37 ID:???
サッカー漫画…ジャイアントキリング(小声)
379 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/24(日) 23:41:35 ID:???
>>378
ジャイキリならジーノと花森が好きですね
一時期椿出そうかと考えてましたが収拾つかなくなりそうだったので断念しました
ロックオン・ストラトス。
刹那が所属している私設武装組織のメンバーであり、優秀な能力とリーダー気質の性格から組織内でも頼りにされていた男である。
しかし彼は数年前の任務中に戦死していた。
そんな男が目の前に現れたのだ。刹那が驚愕するのも無理からぬ事だろう。
刹那の様子に気づいたロックオンは、苦笑を浮かべながら口を開いた。
ロックオン『やれやれ、まるで鳩が豆鉄砲食らったような顔だな。ま、無理もないか』
刹那「何故、お前がここに……」
ロックオン『化けて出てきたか妄想の産物か。お前の納得行く理由で構わないぜ。
俺はただ、お前に聞きたい事があって来ただけだ』
刹那「聞きたい事?」
ロックオン『ああ。大事な事なんでな』
ロックオンはそれまで浮かべていた笑みを消すと、正面から刹那を見据える。
ロックオン「刹那、お前は世界に不満を持っていたからこそ俺達の仲間になったはずだ。
だが今のお前はこの世界をそう悪い物だとは感じていない。違うか?」
刹那「……ああ、そうだな。その通りだ」
ロックオンの問いに、刹那は首を縦に振って答える。
380 :
ラインライダー滝
◆70dlk5OpP6
:2016/04/24(日) 23:42:41 ID:???
刹那「この世界は歪んでいる。人種、宗教、価値観の違いによる紛争。悪意と暴力で世界を支配しようとする秘密結社。
昔も今も、そして恐らくこの先も、この世界から紛争はなくならない。
俺達がどれだけ紛争を根絶しようとしてもそれが果たされる事はないだろう。
だが、こんな世界でも笑い、夢や希望を持って生きている人間がいる。
ここに来て俺はそれを知る事が出来た。
たとえ紛争を根絶する事が出来なくても、俺はせめて彼らの未来は守りたい。
だが……」
ロックオン『「だが、俺の力じゃあいつらを守れない」か?』
刹那「ああ……この世界を歪め、彼らの未来を絶とうとする者がいる。
だがそれに立ち向かうには、俺はあまりに無力だ。所詮俺は破壊しか出来ない存在なんだ」
ロックオン『……確かに。今のお前はそうなんだろう。だが、お前はまだ変われる。俺と違ってな』
ロックオンの言葉に、それまで俯き気味だった刹那はハッとした様子で顔を上げる。
ロックオン『嫌いじゃなくなったんだろ、この世界を。守りたいんだろ、ここで知り合った連中を。
ならお前がやるべきなのは下を向く事じゃないはずだ』
刹那「ロックオン……」
ロックオン『正直、お前が羨ましいよ。結局俺は最期の最後までこの世界を肯定する事が出来なかった。
だけどお前は違う。変われ、刹那。変われなかった俺の代わりに。
そして見せてくれ。お前が守ろうとした世界って奴を。
……俺が言いたかったのはそれだけだ。期待してるぜ、刹那』
最後にそう言って微笑むと、ロックオンは静かにその場から消え去るのだった。
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