キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
85 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2016/01/11(月) 22:32:28 ID:nymbWcHU
C:「全幻想郷は個のチームだが、我々は組織のチームを目指す。……レジスタは、どっちのチームの方が輝ける?」
パチュリー「……ほう」
パチュリーはここで初めて表情を動かした。目を僅かに開き、魅魔の発言に注目している様子だ。
魅魔は物怖じする事なく、淡々と理由を述べていった。
魅魔「いいかい? 我々のチームは確かに、現在まだメンバーすら目途が立っていない。
が、全幻想郷選抜を含めた強豪国相手に勝利する事を目標としている。
この時、我々は必然的に、組織のチームを目指すしか選択肢は無い。
……個の実力はどうしたって全幻想郷には劣るんだ。当然だろう?」
パチュリー「……まぁ。そうでしょうね。全幻想郷の代表監督は八雲紫。
彼女は以前からファンタジスタ・博麗霊夢を中心とするチームの創設を公言して憚らない。
そして、恐らくキャプテンでも無い一選手となるであろう、私の意見は受け入れられないでしょうね」
魅魔「そうだ。その前提もあって、我々は組織的なチーム作りが必要となる。
だがここで、一つの問題が生じる。――誰が、その『組織的なチーム』とやらを作るんだい?
幾ら半年時間があるとはいえ、今から作るような急造チームが。しかも弱小から中堅選手がメインのチームが、
世界にも通用するような『組織的な』プレーをするなんて、個々の選手が急に伸びるのと同じ位は無茶だ」
パチュリー「良かった。……その程度の常識は持ち合わせているのね。
単に根性論で組織プレーだ! ……とか、言いだすかと思ってヒヤヒヤしてたもの」
パチュリーの茶々を聞き流しながら、魅魔はコホンと咳払いをし、本題に入る。
魅魔「そこでだ。我々のチームが『組織的』なチームたるべきには、絶対不可欠な選手が一名居る。
試合中の得点の起点となり、高い実力と戦術理解力を持ち、攻守において要となるべき選手。
試合外においても、選手の組織的動きをコーチングし、実戦レベルへと導ける人物。……そう、レジスタだ」
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0ch BBS 2007-01-24