キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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屁理屈推理合戦withキャプ森
1 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2016/12/30(金) 03:30:43 ID:???
――この物語はどうせ幻想に決まってます。
キャプ森本編・外伝及び「うみねこのなく頃に」本編と関係有る筈もありません――。
※このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「うみねこのなく頃に」とのクロスオーバー作品です。
※内容は、「うみねこのなく頃に」本編中の赤字&青字による屁理屈合戦(推理)ゲームを、独自の謎を使って行うものです。
「うみねこ」本編ストーリーの直接的なネタバレはありませんが、「うみねこ」本編の登場人物がスレに登場します。
※最初のエピソードだけ
>>1
が書きたいですが、それ以降は他の方も書けるようにしたいとか考えています。
☆出典☆
【うみねこのなく頃に】屁理屈推理合戦スレ@wiki
http://www19.atwiki.jp/herikutu/
484 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 13:42:54 ID:???
支配人「失礼いたします。……どうやら、突然の吹雪に見舞われたようです。
恐らくはこれより明日の朝まで、下界の街へ戻る事は出来なくなりそうです」
神出鬼没の支配人がノックして報告せずとも、辛うじてガラス張りだった窓を見れば、一目瞭然だった。
このホテルはロの字型に造られており、客室や会議室はロの字の内側に面している。
よって、森崎達は既に会議室の窓からロの字の内側――即ち、ホテルの中庭を見ていたのだが。
ビュオオオオオオオ……ッ! ゴオオオオオオ……ッ!
翼「……雪、だね。それも、猛烈な猛吹雪だ」
若林「確かここは、モンテ・ローザの標高3800メートル地点に立っているんだったか。
富士山の頂上よりも高い場所にあれば、夏場でも吹雪があってもおかしくない……」
早田「って、いやいや! なんでやねん!? 俺達一応、サッカーの合宿に来てたんだろ!?
一体どの世界に、こんな山奥の山荘でサッカー合宿をするバカが居るんだよ……!?」
松山「なんだと!? 早田お前、俺が2年の時に企画したふらの中サッカー部冬合宿をバカにする気か!?
網走の強烈な地吹雪にも負けずに走り続けた、俺だけじゃない、小田や加藤も……皆の想いまで、
お前は否定するって言うのかよ!?」
――謎な激昂をする松山を邪険に扱いながら、森崎もひょいと窓から中庭を見ると、
その一面はすでに銀色に覆われていた。これを見て、森崎はますます疑念を募らせる。
485 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 13:46:11 ID:???
森崎「おかしいぜ……」
次藤「まっこと、おかし過ぎるタイ。イタリア人は皆、松山みたいな奴らばっかりなのタイ?
そんな訳あるまい。ワシらが巻き込まれた理由はさて置いて、ヤツらはなぜ不平も言わんタイ?」
そして、森崎の疑念に真っ先について来たのは、その体躯に見合わず理知的な次藤だった。
森崎「ああ。見上さんに聞いたが、イタリアJr.ユースの連中が来たのは今日の午前。
――つまり、俺達の到着とさして時間的な差はない。にも拘わらず、あいつらは不平も言わず、
むしろ雪が降っても好都合と言わんばかりに無反応だ。
さっきまで、俺達との練習試合まで申し出て来たような奴らが、だぜ?
要するに、あいつ等は、自らこんなクソみたいな場所で合宿する事を望んでいるんだ。……どういう訳か、な」
次藤「他にもずっと不思議に思っちょる事がある。玄関口で遭ったストラットタイ。
ワシは最初てっきり、ヤツは問題児で勝手に行動していると思っとったが、
……誰しもヤツについて、何も語りたがろうとせん。まるで、最初からここに居ないかのように……タイ」
お前はタイを語尾に付けないと死んでしまうのか、というツッコミは避けつつ、
森崎は再び思索に暮れていた。古めかしい雪の山荘。不自然なイタリアJr.ユース。
そして、玄関口で顔を合わせたきり、吹雪が吹いても戻らぬイタリア人の少年・ストラット。
謎を孕んだサッカー合宿は、やがて……『魔女』の手に完全に堕ちる。
愛憎の魔女ミアータ・ベアトリーチェ「ウフフ……みぃつけた、ストラット」
雪の降りしきるホテルの中庭。小学校の校庭程の広さを持つその中に、ポツリと佇む『離れの祠』。
その祠の小さな丸屋根の辺りで、金色の蝶が一匹、フワリと舞った。
486 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 13:48:01 ID:???
……と、言ったところで一旦ここまでです。
ゲームの開始時刻ですが、もう少し更新して、本日の午後22時00分頃を予定しています。
(可能であれば、前倒しで開催したいです。)
487 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 21:52:47 ID:???
すみません、ちょっと遅くなりそうですが、ゲームを初めていきます。
まずは前提となる幻想描写と、その前置きの展開を投下していきます。
(文章を読みたくない人は、幻想描写だけ見て頂ければ結構です)
488 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 21:54:26 ID:???
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
【愛が無ければ死ねない】
ストラット「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!!」
ストラットはひたすらに逃げ出していた。
雪の積もった山奥を、遭難の危険すら厭わずに。
パァァァァッ……!
彼が逃げているのは、黄金の蝶の大群からだった。
それらの群体は一つの意思を持っているかのように彼を追いかけ続け、
そしてたった今、追い詰めようとしていた。
ストラット「くそっ。やはりホテルに戻るしか……」
一方で、これ以上の逃走には限界があった。逃げ場も無ければ体力もない。
想像以上の追尾性能を誇る蝶達を前に、彼は逃走場所を再検討する必要があった。
タタタタタッ……ガチャッ、バターンッ!
支配人「ど、どうされましたか!?」
ストラット「『閂の扉』を開けてくれ。そして――『離れの祠』の鍵をくれ!」
支配人「状況は察せませぬが、分かりました。今すぐお開けしましょう」
蝶を振り切り、滑り込むようにホテルのロビーへとたどり着いたストラット。
その只ならぬ様子に気圧された支配人は、彼の要求を呑んで、
急いでロビーの向こう側にある大きな閂の扉へと向かう。
支配人が呪文を唱えると、数百年は使われていないであろう閂はギイ、と重厚な大きな音を立て。
――そして、中庭に向かう扉は開け放たれる。
489 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 21:55:56 ID:???
支配人「さあ、急いでください!」
ストラット「ああ、感謝する!」
ダッ!
暫く前に、雪はもう止んでいた。ストラットは新雪の積もった中庭を一直線に走り、
中庭の中央に佇む『離れの祠』へと向かう。
黄金の蝶のうち、幾つかは閂の扉の抗魔力に阻まれているようだったが、
その一部は屋根を越えて空からストラットを追い続ける。
ストラット「……くそっ、間に合え。うおおおおおおおぉぉぉぉぉぁあぉぉぉぉぉっ!」
バァァァァァッ!
それから得意なオーバーヘッドキックの要領で、祠のドアに向かって飛び込んで。
蝶々がストラットに死の魔法をかけるよりも早く、ドアを開き、部屋に入り、
そして、……ドアを閉めて鍵を掛ける!
ガチャァァァァァァアッ!!
ストラット「はぁ、はぁ……よし。逃げられたァァァアアッ!」
――『離れの祠』は、中世時代の修道士の瞑想場所として用いられていたらしい。
狭い場所で精神を集中し、神への交信を深めるには、この場所は打ってつけだったとか。
だがしかし今となっては、使用する者も殆ど居らず、雪かき用の梯子やシャベル位しか置かれていない。
そしてストラットは視認する。密室には、誰もいないと。
490 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 21:57:27 ID:???
ストラット「……とにかく、これでもう安心な筈だ」
内側の施錠がしっかりとなされている事を確認しながら、改めてこの密室の強固さを振り返る。
自分の居る『離れの祠』に至るには、ロビーにある『閂の扉』を潜り抜け、
足跡の残る中庭を進み、祠そのものに施された施錠を破る必要がある。
しかし、『閂の扉』にかかっている閂は非常に強固であり、破壊する事は不可能。
奇跡的に扉を破壊出来たとしても、人間は足跡を残さずには中庭を通れぬし、
もし足跡が残れば、それは重大な証拠となる。
それらの困難を潜り抜けて、祠の前まで辿り着く事が出来ても……ダメなのだ。
ストラット「この祠の鍵は、今俺が持っている一つだけ。そして、事前に忍び込むにしても、
この部屋には、隠れられるようなクローゼットやベッドの類は存在しない。
そして何より、今、この部屋には『アイツ』はいない。……俺は、助かったんだ!」
本人による内側からの施錠。そして鍵はその内側にある。
事前に密室内の家具類に隠れている可能性もない。
シンプルながらも最強の密室構築を、ストラットは完成させる事ができた。
これならば、魔女の魔法が入り込める余地などどこにも―――
ミアータ「無いと思ったぁ? ウフフ……ストラットったらお馬鹿さん」
ストラット「!?!?!?!?!?!?!?!?」
491 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 21:58:46 ID:???
――いや、いた。魔女は既に忍び込んでいた。
金色の鱗粉に姿を変え、扉の隙間から、壁の外側から、地下から、天井から、平行空間から!
魔女の魔法に、ニンゲン風情が考えた密室如きが通用するはずもない。
緑色の体表で体よく草葉に擬態したと思い込んでいる芋虫を、人間が見つける事の如何に容易い事か。
ストラットの必死の努力は、魔女にとっては芋虫の体表程度の欺きにしかならないのだ。
ストラット「ま、待てミアータ! 俺が、俺が悪かった。許してくれ!」
ミアータ「うん、許してるわ。私、貴方の事だったら全てを許そうと思っているもの♪
クビになっても、犯罪をしても、浮気をしても、私を裏切っても。
どんな事をしたって許してあげるわ。だって、私は貴方を愛しているもの」
ストラット「じゃ、じゃあ……頼む。殺さないで……殺さないでくれ!」
同世代のエースストライカーとして、夥しい数のゴールを挙げた彼は今や、
魔女の前では哀れなる乞食も同然だった。しかし、彼に落ち度がある訳ではない。むしろその逆。
彼はあまりに、魔女に愛されていた。それが故に、彼は今こうして、全てを失いつつあるのだから。
ミアータ「あのね、ストラット。私は、貴方を殺す為にここまで来たわけじゃないの。
私は――貴方を黄金郷に招待しに来たのよ?」
ストラット「またそれか! それは聞き飽きた! 何が黄金郷だ。君の言う黄金郷は、ただの無理心中じゃないか!」
ミアータ「……はぁ。本当に可愛そう。反魔法の毒に染まってしまって、黄金の真実が見えなくなっちゃったのね。
でも大丈夫よ。私がそうだったみたいに、すぐに良くなるからね?」
シャキーンッ! カランッ、カランカランカランカランカランッ!
ミアータが――愛憎の魔女が指示を出すと、虚空から一本の杭が現れた。
邪悪なる海蛇を象ったそれは、カランカランと部屋中を音速で飛び跳ねまわり、
ストラットの命のカウントダウンを告げる。5、4321……………そして、ゼロ。
492 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:02:38 ID:???
ミアータ「人間の大罪を象りし、煉獄の七姉妹が一。嫉妬のレヴィアタン! あの人を黄金郷に招待しなさい!」
バッ! ズバァァァァァァァンッ!
ストラット「あ、が……。な、んで……み、あ……………」
バタリ。
――彼女が黒き魔女から譲り受けた高級の家具は、あまりにも慈悲深く、男の心臓を貫いた。
そして、倒れ伏せたストラットの亡骸の至る箇所に口づけをしながら、
……魔女ミアータは、悲し気にこう呟いた。
ミアータ「ごめんね、ストラット。誰よりも愛してるわ。……こんなの、他の男にはしないのよ?
貴方の事が好きで好きで。愛して堪らないからなのよ? 愛が無ければ、殺す事なんてできないんだから」
ある魔女は言った。愛が無ければ、視えないものも存在すると。
ならば、その愛が有り余る場合、一体その風景はどうなるのだろうか?
愛が無ければ、少女は魔女にならなかった。少年は命を落とさなかった。
……愛が無ければ、視えない。
愛憎の魔女の双眸には、凡百のニンゲンは勿論のこと。
千年以上を生きた大魔女にすらも、視えない風景が広がっているのかもしれない。
彼女を観測する者達は、その風景が、せめて美しいものである事を祈るしかなかった。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
493 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:04:18 ID:???
************************************
〜上位世界・魔女のサロン〜
ベアト「な、なんだこれは……! 妾以外の魔女が、ニンゲンの少女に力を分け与えたと言うのか!?」
ワルギリア「どうやら、そのようです。……航海者権限を与えられたのは、私達だけじゃなかったようですね」
ミアータによる魔法殺人の様子は、森崎達がサッカー合宿を過ごす世界よりも上位に位置する視点にて、
ベアトリーチェとワルギリアによって観測されていた。
碑文を媒体にこの世界へと渡り歩いてきたベアトリーチェとワルギリアだったが、
今回の事件は彼女達にとって想定だったようである。
ベアト「あれだけの力を容易く分け与えられる存在かつ、妾専属の家具であった煉獄の七姉妹を
貸し与えられる者と言えば、おおよそ検討は付くが……今は、犯人探しをしている場合ではない」
ワルギリア「その通りです。彼女を放置しておけば、今殺されたストラットくんだけじゃない。
イタリアJr.ユースのメンバー全体……引いては、この世界のサッカー情勢に致命的な影響が生じます。
そうなると、この世界はロジックエラーを起こし破綻してしまうかもしれない」
ベアトとワルギリアが観測し、今森崎が居る世界は、基本的には『キャプテン森崎』という、
ニネー卿のゲーム盤を下敷きにしたものである。寛大なる彼女の方針もあり、このゲーム盤は
大体の改変や変更は許可されているのだが……その前提となる世界観に破綻が生じた場合、
その波紋はどこまで広がるかは底知れない。別のカケラ世界、別のゲーム盤からやって来たベアト達にとって、
世界の破綻は望む事ではなかった。
ベアト「……魔女の魔法には、ニンゲンのトリックでしか対抗できぬ。
今の妾とお師匠様で魔法対決に持ち込んでも、口惜しいが返り討ちに遭うのがオチか。
……となると、やはりアイツに。森崎に動いて貰うしかないかァ」
ワルギリア「それが賢明でしょうね。後は、森崎くんが私達の意思に気付くかどうかですが……」
???「それについては心配ないわ」
494 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:09:12 ID:???
パァァァァッ……。
不意に、靄が生じて人の形をとった魔女が現れる。
ベアトとワルギリアが腰かける椅子の間に立った彼女は、はあ、と溜息を吐きながらもそう応じた。
ベアト「に、ニネー卿ではないかァ! どうもどうも、今日はこのような僻地まで遠路遥々と……」
ニネー「なーにが僻地よ。人の領域で好き勝手に暴れちゃってさ。確かに私、逆転若林とか、
ときめきメモリサキとかはやったけど、屁理屈推理合戦を持ち込まれるとは思わなかったわ。
……ま、面白いから良いのだけれど」
彼女こそが、話題にも出ていた運命の魔女にしてこの領域の主・大ニネー卿。
あらゆる無限の可能性から絶対の1を抽出し、選び取る魔法に長けた彼女は、
自在に変動する1を無限に並べる魔女のベアト達にも決して引けを取らぬ――いやむしろ、
彼女達を圧倒する佇まいと風格を持って、この場に君臨していた。
ニネー「……で、今回の事件なんだけど、これは一応私の想定の範囲内です。
ストラット君にはナイスなボートが似合うしね。だから、私の方で、もう既に策は打ってあるわ。
いや。策を打たずとも問題無かった、と言うのが正しいかしら」
ワルギリア「ニネー卿。貴方はこの事態を予期していた……と。
私達以外にも、新たな魔女が乱入し、世界を侵食しようと企むであろうと。
そう、仰られるのですね」
ニネー「……ええ。貴女達を前にしては、本音はまだ話せないけれど。大筋はそうね」
おぞましいまでに長く美しい金髪をはためかせ、運命の魔女はそう答える。
決して雄弁ではなく多くを語ろうとはしない彼女であるが、
その言葉の全てには他の者には無い重みがあった。
495 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:21:11 ID:???
ニネー「下。見てみなさい。……さっそくはっちゃけてるからさ。色々と」
ベアト「……む。こ、これは……!?」
故に、ベアトはニネーの指示通りに再び下位世界――森崎達が生活し、今殺人が起きた世界を覗き込む。
すると、そこには――想定外に手早く、事が進んでいるようだった。
************************************
ミアータ「な、何なのよぉアンタは……私とストラットの愛をジャマしないで!」
森崎「……何なの、って言いたいのはこっちだぜ!
クソみたいな合宿場に連れていって、結局やらせるのは殺人事件の屁理屈ゲームかよ!
あんのクソ魔女のせいかは知らんが、後で絶対泣かせてやる!」
――森崎は既に、愛憎の魔女ミアータの存在を認知し、そして早々に勝負を始めようとしていた。
魔女とのゲームもこれで4度目ともなると、森崎も既に手馴れているようだった。
*********
ニネー「(領域の住民たちに、ウイッチハンターの権限を与えておいて正解だったわ。
お蔭で視点である森崎君の志向が強まっている。これなら、少なくとも勝負はすぐに始まりそうね)」
*********
もっとも、それにはニネーの後方での力添えがあってこそ、ではあったが。
ただし少なくとも、彼女の先見の明は、事件の複雑化を防ぐという効果はあった。
早速、森崎とミアータとの間にチェス盤――今回のゲーム盤の情景が再構築されていく。
496 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:25:29 ID:???
森崎「いいか。ホテルの構図は、こうだ」
森崎はまず、支配人からもらったホテルの平面図を見せながら、状況確認を進めていく。
〜ホテル・プルガトリオ 平面図〜
□□□□□□□□□□□□□□□
□ □
□ □
会□ □□□□□ □
議□ □ □ □
室□ □ 離れ □ □
・□ □□■□□ □
客□ ・ □
室□ ・ □
等□ ・ □
□ (閂の扉) □
□□□□□□□■□□□□□□□□
(ロビー)
□=壁
■=扉・ドア
・=ストラットの足跡(ロビー→離れ行きの片道のみ)
※壁と壁・扉との間には隙間は無いものとする。
※その他、魔女側の補足をここに記すものとする。
497 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:35:18 ID:???
森崎「問題の焦点は3つ――■で記された扉・ドアの密室と、・で記された足跡のトリックの関係だ。
ひとつ、ロビーと中庭を繋ぐ、『閂の扉』。ここにはストラットが入るまでずっと、閂が掛かっていた筈だ。
そして、ストラットの入室後、閂は降ろされた。にも関わらず、犯人は如何にしてこの扉を抜けたのか?
ひとつ、中庭にある足跡。中庭にはストラットの足跡、それもロビーから中庭に向かう足跡しかない。
もしもミアータなり外部犯が殺したのなら、そいつの足跡が無くてはおかしい筈だ。
ではなぜ、中庭にはストラットの足跡しか無いのか?
ひとつ、死体発見現場である『離れの祠』の施錠。これはストラットが内側から施錠し、
警察が死体を発見するまで、一度も開かれていない。また、内部に潜んでいた可能性を示すにも、
部屋の内部には、隠れられるような家具類・秘密の部屋類は存在しない。
ではどうやって、犯人は密室に入り、ストラットを殺したのか?
またどうやって、犯人はストラットを殺した後、姿を消したのか?
……まずは、俺が定義した今回の問題の焦点に間違いが無いならば、関連する赤き真実を貰おうか」
ミアータ「ええ、分かったわ。……分かったけれど、ちょっと提案があるのよ。
私は今からその3つの問題全てに関連する赤を出す事が出来る。でも、そうすると赤の量が膨大になり、
推理に不要な手間がかかる。……これじゃあ、どっちも楽しくないわ。
そこで提案なんだけど――」
そう言いながらも、ミアータは前提となる赤き真実を組み上げていく。
しかしそれは……完璧では無い。彼女が出した赤き真実は、ごく一部のみだった。
498 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:44:03 ID:???
ミアータ「【ロビーから『離れの祠』に通じる扉には、閂がかかっている】!
【ストラットが中庭に入った瞬間のみ、閂はかかっていなかった】!
【ストラットと同時に中庭に入った人物Xは存在しない】!
【『閂の扉』を通らずして、中庭に行ける手段Xは存在しない】!」
バシュッ、バシュッ、バシュンッ!
ミアータが出して来たのは、たった四つの赤き真実。
……すべてが、第一の論点。『閂の扉』に関する謎についてのみだった。
森崎「……ご丁寧に、どうも。魔女が密室を破った順番通りに、俺も順番に密室を破っていけってか」
ミアータ「そうよぉ? そうした方が楽しいし、楽だし、どっちにとっても得でしょお?
あ、ちなみに今回の謎。私は勿論、『愛の魔法で扉をすり抜けた』!と主張するけれど。
もしもニンゲンとトリックで説明できるってんなら、やってみればぁ? くすくすくす……!」
森崎「言われなくとも、そうしてやるさ。……さあ来い愛憎の魔女! テメエが作ったカティナチオ、
この俺がオーバーラップからのリバーシブルボレーで、メチャクチャに凌辱してやるぜ!!」
499 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:46:27 ID:???
Episode 4 Catenaccio of the golden witch 〜黄金の魔女の閂〜 第一の晩 開始
−魔女の出題(幻想描写は
>>488-492
)−
【ストラットは離れの祠で、ミアータにより殺害された】。
しかし、
@【ロビーから離れの祠に通じる扉には、閂がかかっている】
A【ロビーと離れの祠を繋ぐ中庭には、ストラットの足跡しか存在しない】
B【離れの祠の扉は、内側から施錠されていた】
すなわち、ストラットの死体は、@閂、A足跡、B内側からの施錠という、巨大な三重密室の中にあった。
魔女側はこれを、『愛憎の魔女ミアータが魔法で扉をすり抜け、魔法で空を飛んで中庭を超え、
魔法で壁をすり抜け祠へと入り、魔法の家具の力でストラットを殺害した』と、主張する。
人間側は、「魔女の魔法」以外の方法により、今回の状況を再現できる仮説を提示し
(仮説は、【赤き真実】に抵触しないこと)、以て魔女の主張を否定する必要がある。
なお、【今回限りの特別ルールとして、人間側は@の魔法から順番に謎を解く必要がある】。
−ルールまとめ−
・人間側(=参加者)は、魔女(=GM)に対し、「復唱要求(=事実の確認)」および、
『青き真実(=魔法を否定するための仮説)』を放つ事ができます。
(復唱要求ならば、要求したい内容を「」に入れて書き込みを。
青き真実ならば、事件の一連を示した内容を『』に入れて書き込みをしてください。)
・魔女は、参加者の「復唱要求」に対し、【赤き真実(=絶対的な事実)】にて復唱することができます。
ただし、魔女は「復唱要求」に応ずる義務はなく、応じない理由を示す義務もありません。
・魔女は、参加者の『青き真実』に対し、【赤き真実】にて否定する義務があります。
否定の方法は魔女の裁量に委ねられますが、ここで『青き真実』を否定できない場合は、魔女の敗北となります。
・人間側は、魔女の【赤き真実】に対し、打ち出せる『青き真実』が出なくなった場合、
リザイン(=投了)を表明することにより、敗北となります。
500 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 22:53:50 ID:nPx5i6AA
ミアータ「さあ、ゲームの始まりよッ! ……だけどその前に、もう少しだけ赤で補足をしておこうかしら。
【ストラットは離れの祠で、ミアータにより殺害された】……今回はフーダニットは不要よ。ハウダニットを考えて頂戴。
【当スレ
>>496
にある平面図が正しい事を保証する】……ガタガタに見えるのは、
>>1
の不手際という事で許してね。
本当のホテルは、ロの字型で正方形の本館があって、その中に狭い離れがあって、間は雪の積もった中庭。
……ってイメージよ」
森崎「問題の区分けにせよ、平面図にせよ。嫌に親切な魔女サマだな。
だがしかしその余裕、刈らせて貰うぜっ、さあ行くぞ!」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
※現在は、@閂の扉の謎についての出題をしております。
A足跡、B内側からの施錠に関する復唱要求・青き真実は保留にされる可能性があるので、
ご了承をお願いいたします。(ゲーム全体に関わる内容であれば、GM判断で復唱等を行います)
501 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 22:56:16 ID:???
「ミアータは閂を外していない」
「『閂の扉』は一つだけ」
「閂を外さずに『閂の扉』を開けることはできない」
502 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 22:58:54 ID:???
>>501
で『閂の扉』としてしまっていますが、全て復唱要求「」ということでお願いします
紛らわしくしてしまい、すみません
503 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 23:01:52 ID:nPx5i6AA
>>501
森崎「早速行くぜ復唱要求ッ!
「ミアータは閂を外していない」
「『閂の扉』は一つだけ」
「閂を外さずに『閂の扉』を開けることはできない」!」
ミアータ「さぁて、どうしようかな。……じゃあ、上二つについてはサービスしちゃおうかしら。
【ミアータは閂を外していない】
【閂の扉は一つだけ】
最後のは復唱拒否よ。理由はぁ……ウフフ。ストラットを愛しているから、よ……♪」
森崎「キチガイスイーツ野郎が……何が愛しているから、だ」
ミアータ「恋もした事も無い貴方には分からないでしょうねぇ? この私の謎も、魔法も、全部ぜぇんぶ。
ウフフフ……ぶひゃひゃひゃひゃひゃふひぃっ!!」
森崎「(男が居ても逃げてきそうな下品な笑い方しやがって。さて、次の手は……)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
※現在は、@閂の扉の謎についての出題をしております。
A足跡、B内側からの施錠に関する復唱要求・青き真実は保留にされる可能性があるので、
ご了承をお願いいたします。(ゲーム全体に関わる内容であれば、GM判断で復唱等を行います)
504 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 23:10:04 ID:???
「閂をかけ直したのはストラットである」
「閂を閂の扉にかけ直した後、今に至るまで閂も閂の門も壊れたり開いたりしていない」
505 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 23:11:51 ID:???
「ロビーから『離れの祠』に通じる扉は複数存在する」
506 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 23:18:08 ID:nPx5i6AA
森崎「復唱要求ッ!「閂をかけ直したのはストラットである」
「閂を閂の扉にかけ直した後、今に至るまで閂も閂の門も壊れたり開いたりしていない」!」
ミアータ「ウフフ……さて、どう返そうかしらね。
上は、こんなのはどうかしら、【閂をかけ直したのはホテルの支配人である】けれど、
【ホテルの支配人は、閂をかけ直した以外に、事件に関与する事はない】。
下は、復唱できるわね。
【閂を閂の扉にかけ直した後、今に至るまで閂も閂の門も壊れたり開いたりしていない】
更に言うと、【閂も閂の門も、決して壊れる事はない】わぁ。ウフフ……頼んでも無いのに
赤を切ってあげるなんて。私ったらなんて慈悲深い魔女なのかしら……」
森崎「(コイツ、幾ら何でも気安く赤を切りすぎじゃねぇか?
不気味だ……まるで、俺に謎を解かせたがってるみたいに思える。魔女の余裕か?それとも……)」
507 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 23:23:24 ID:nPx5i6AA
>>505
森崎「じゃあこれはどうだ。「ロビーから『離れの祠』に通じる扉は複数存在する」
ロビーから中庭に通じる扉が一つしかない、とは言っても、
ロビーから離れの祠に通じる扉は複数あってもおかしくねぇもんなァ?」
ミアータ「あらあら……でも、それは復唱できないわね。
だって、【当スレ
>>496
にある平面図が正しい事を保証する】って赤があるでしょ?
アレを見たら、ロビーにしろ、他の部屋にしろ、直接離れの祠に通じる扉は無いって言えるじゃない」
森崎「だが、隠し扉の類は考えられるぞ。『ロビーや会議室の地下に、離れの祠直通の扉がある』
って推理なら、平面図の赤には抵触しねぇしな」
ミアータ「はいはい、ほんっとにストラットと違って陰湿な男ね。分かったわよ。
【ロビーを始めとするホテル本館から、『離れの祠』に通じる扉は『閂の扉』を除き存在しない】
……これで良いでしょ?」
森崎「はいはい、どーも。(……今はダメだったが、仮説も切り出していく必要があるか。
いや、それともまだ早いか……?)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
※現在は、@閂の扉の謎についての出題をしております。
A足跡、B内側からの施錠に関する復唱要求・青き真実は保留にされる可能性があるので、
ご了承をお願いいたします。(ゲーム全体に関わる内容であれば、GM判断で復唱等を行います)
508 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 23:26:34 ID:nPx5i6AA
※
>>507
補足
ミアータ「……ああ。『離れの祠』に通じる扉の定義だけど。
これについては、中庭を挟んで祠に通じる、という意味を採用したわ。
『閂の扉』が直接『離れの祠に』繋がってる訳じゃあないわよ」
森崎「『閂の扉の先が祠直通のワームホールだった』っていう可能性は無い、って事だな。了解だ」
509 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 23:30:31 ID:???
「閂の扉は閂を開けなければ通ることができない」
510 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 23:33:44 ID:nPx5i6AA
>>509
森崎「復唱要求ッ!「閂の扉は閂を開けなければ通ることができない」!」
ミアータ「ウフフ……くすくすくす……フヒ、ふひひひひひ……あ、復唱拒否よ?」
森崎「だったら、さっさとそう言えよ……」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
※現在は、@閂の扉の謎についての出題をしております。
A足跡、B内側からの施錠に関する復唱要求・青き真実は保留にされる可能性があるので、
ご了承をお願いいたします。(ゲーム全体に関わる内容であれば、GM判断で復唱等を行います)
511 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 23:36:53 ID:???
『閂の扉には隙間があり、ミアータは閂を開けずに閂の扉を通過した』
512 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 23:46:07 ID:nPx5i6AA
>>511
森崎「さあ、そろそろ攻撃開始だぜミアータ!
青き真実!『閂の扉には隙間があり、ミアータは閂を開けずに閂の扉を通過した』!」
ドオオオオンッ!
このゲーム盤にて初めて放たれた森崎の青き真実は、
強烈にミアータの喉元へと肉薄する。しかし、
ミアータ「【閂の扉には一切の隙間は存在しない】ッ!」
シュンッ、バキイッ!
――ミアータは鮮やかな赤き短剣を振るい、その弾丸を切って見せる。
もっとも、この程度は森崎も想定済みである。
森崎「フン。その程度でリザインしてくれる程甘い敵だとは思っちゃいねえよ。
面による推理で、お前を圧倒してやる。見てろよ」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
※現在は、@閂の扉の謎についての出題をしております。
A足跡、B内側からの施錠に関する復唱要求・青き真実は保留にされる可能性があるので、
ご了承をお願いいたします。(ゲーム全体に関わる内容であれば、GM判断で復唱等を行います)
513 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 23:53:42 ID:???
「『閂の扉』の閂は元々飾りであり扉を密閉できるものではなかった」
514 :
森崎名無しさん
:2017/08/26(土) 23:54:13 ID:???
『閂は飾りであり、閂を外さなくても扉は開く』
515 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 23:56:22 ID:nPx5i6AA
>>513-514
@閂の扉の謎、魔女側リザインです。描写は少しだけお待ちください。
516 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 00:01:02 ID:???
初撃のジャブが軽ければ軽いほどこの後の謎への不安が大きくなるなぁ……
517 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 00:17:14 ID:???
>>513-514
森崎「……とは言ったが、前言撤回。この問題は楽勝だったな」
ミアータ「ウフフ……ブフフフ……グヒヒヒィフヒィ……だったら、さっさと青でも何でも出しちゃいなさいよ。
ストラットみたいに、もっと早く出しちゃって」
森崎「汚ねぇ下ネタほざくんじゃねえ。……簡単な言葉遊びを仰々しく引っ張りやがってよ。
閂の扉の謎はこうだ。『閂は飾りであり、閂を外さなくても扉は開く』……だろ?」
ミアータ「ふふふ……リザインね。【閂の扉には、巨大な閂がドアノブに”かかっていた”】だけなんだもの。
【ドアノブ自体に鍵は無いから、閂がかかっていようがいまいが、誰でも何時でも中庭に出入りできる】。
これが、第一の謎。『閂の扉』の真実よォ……?」
ドーーンッ、バギイイイッ!
ミアータが赤く宣言したのと、森崎が青き弾丸を振り下ろしたのは同時だった。
鋭く鋭利な一撃は、『閂の扉』という仰々しい名前で彩られた幻想を粉々に粉砕し。
ガチャッ。ギイッ……
単なるドアノブ式の古扉は、何の障害も無く容易に開く。
そして次に見えたのは、真っ白な雪に覆われた中庭に、『離れの祠』へと続く一筋の足跡。
ミアータの謎の第二段階、一筋だけの足跡の謎が、森崎の前に立ちふさがっていた。
518 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 00:24:58 ID:Lxl+GgP6
ミアータ「【ロビーと離れの祠を繋ぐ中庭には、ストラットの足跡しか存在しない】
【足跡を付けずに、雪の積もった中庭を歩く事は不可能】
【ゲーム開始時からゲーム終了時まで、雪は常に積もっており、天気は晴れていた】
……ほぉら、とってもシンプルな謎でしょう?
足跡を付けずに、雪の積もった中庭を歩く事は不可能。
だけど、ゲーム開始時からゲーム終了時まで、雪は常に積もっており、天気は晴れていた。
だから、足のついたニンゲンが、ストラットの部屋がある離れの祠に入るのは不可能。
『私は魔女だから、蝶々の姿になって、ストラットの部屋まで飛んで行った』んだけどね?
……あんたは、これもニンゲンとトリックで説明できるって言うのおぉ?」
森崎「ああ。……さっきとは趣向が違いそうだが、でも簡単だ。何故なら、俺はかつまで諦めないからな。
いわゆる勝率100パーセントってヤツだ」
ミアータ「あっははははははははは何ソレクッソつまんなぁぁぁああああいいっ!
ストラットみたいにもっと面白いジョーク言いなさいよぉぉおおおおおくおらぁぁぁああっ!
こっちは愛する恋人喪って鬱状態なんだぞおぉぉぉぉぉおおおらァァッ!?
お前に分かるか!?!?!?!!? 大好きな人を失った悲しさをよォォォオォオ〜〜〜ッ!?」
森崎「自分で殺したくせに、よく言うぜ! さっさとくたばりやがれ!!
(……とは言っても、今のままじゃ無限に仮説が思い浮かぶな。まずは可能性を絞っていくか)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
※現在は、A足跡の謎についての出題をしております。
B内側からの施錠に関する復唱要求・青き真実は保留にされる可能性があるので、
ご了承をお願いいたします。(ゲーム全体に関わる内容であれば、GM判断で復唱等を行います)
519 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 00:27:52 ID:???
『ミアータはストラットの足跡の上を歩いて部屋に侵入した』
520 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 00:33:00 ID:???
「離れの祠までにはストラットの足跡以外の跡は存在しない」
「ミアータは離れの祠に行くのに、スキーやソリなどの道具を使用していない」
521 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 00:38:16 ID:Lxl+GgP6
>>519
『ミアータはストラットの足跡の上を歩いて部屋に侵入した』
森崎「まずは軽いジャブだ。『ミアータはストラットの足跡の上を歩いて部屋に侵入した』」
ドオオオオンッ!
ミアータ「うふふ……【ストラットの足跡は、すぐに彼の足跡だと視認できた】!
そして、【他人の足跡の上を歩いた場合、下にあった足跡は誰のものか不明とみなす】!
発想は悪くないけれど、言い当てのレベルで貴方の負けね?」
>>520
森崎「だったら復唱要求だ!
「離れの祠までにはストラットの足跡以外の跡は存在しない」
「ミアータは離れの祠に行くのに、スキーやソリなどの道具を使用していない」!」
ミアータ「ええ、良いわよ。
【離れの祠までにはストラットの足跡以外の跡は存在しない】
【ミアータは離れの祠に行くのに、スキーやソリなどの道具を使用していない】!
ほらほら、もっと来てよぉ。ストラットみたく激しくさぁ……うふ、うふ、うふふふひひひひひィッ!」
森崎「誰が来るか、魔女め! 俺の攻撃を食らえ!」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
※現在は、A足跡の謎についての出題をしております。
B内側からの施錠に関する復唱要求・青き真実は保留にされる可能性があるので、
ご了承をお願いいたします。(ゲーム全体に関わる内容であれば、GM判断で復唱等を行います)
522 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 00:44:31 ID:???
『ミアータは周りの雪で全ての足跡を隠した後、ストラットの靴を使いストラットの足跡を雪につけた』
523 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 00:52:58 ID:Lxl+GgP6
>>522
A足跡の謎、魔女側リザインです。描写は少しだけお待ちください。
524 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 00:53:11 ID:???
「閂の扉から離れの祠までは、5m以上距離がある」
「中庭に空からヘリなどが入ることはできない」
「ミアータが中庭に入ってからストラット殺害まで、30分以内である」
525 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 01:28:14 ID:Lxl+GgP6
>>524
森崎「復唱要求、「閂の扉から離れの祠までは、5m以上距離がある」
「中庭に空からヘリなどが入ることはできない」
「ミアータが中庭に入ってからストラット殺害まで、30分以内である」」
ミアータ「ええ、良いわよ。復唱してあげる。
【閂の扉から離れの祠までは、5m以上距離がある】……と言ってもまあ、10メートルくらいかしら。
離れの祠はそんなに広くて大きな建物じゃないし。
【中庭に空からヘリなどが入ることはできない】……ちなみにサービスすると、
【中庭の広さは、ちょっとした公園くらい。25メートル四方位】で、
【離れの祠の広さは、中庭の真ん中から、4〜5メートル四方位】よ。
【ミアータが中庭に入ってからストラット殺害まで、30分以内である】。
中庭も、離れの祠も、そんなに広々とした場所じゃないからね」
526 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 01:32:20 ID:Lxl+GgP6
>>522
森崎「『ミアータは周りの雪で全ての足跡を隠した後、ストラットの靴を使いストラットの足跡を雪につけた』
――これでどうだ!」
ミアータ「そうねぇ……ちょっと正確じゃないけどリザイン、しちゃおうかしら。
あ、ちなみに正解は私、【ミアータはストラットがいつも履いてる靴と寸分違わぬ靴を着用していた。
足跡が一筋とは赤で記載が無い以上、ペアルックの靴で普通に祠へと向かった】……よ?
フフフ……恋人同士なら、ペアルック位同然だものね。
脳味噌脊椎心臓生殖器全てがペアルックにするのが、私の目標だったもの……ふききききっ!!」
森崎の気迫あふれる青に対し、ミアータは……存外にあっさりと敗北を認めてしまう。
第一の論点の時はまだ分かった。一つを落としても、相手にはまだ二つも駒があるのだから。
しかし、今の論点でも落とすのは流石に不味いのではないか。
森崎「……そんなに自信があるのかよ。第三の謎に」
ミアータ「うふふ……さあ、どうかしら」
そのため、畢竟、森崎は警戒する。第三の謎――内側からの施錠の謎の難易度に。
そうだ。これまでの謎が簡単だったのはきっと、ここで森崎を罠にハメる為である。
だからこそ、森崎は警戒して彼女から赤を切り出そうとするのだが……。
527 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 01:37:35 ID:Lxl+GgP6
ミアータ「じゃあ、第三の謎についての赤、出すわね。
【離れの祠の扉は、内側から施錠されていた】
【離れの祠の扉を施錠したのは、ストラットである】
……この辺りは良いわね? そして……
【ストラットによる施錠直後からストラットの死体発見時まで、離れの祠は、
ベアトリーチェの密室定義を満たす】わ。
なお、【ベアトリーチェの密室定義とは、 内外の出入りが一切隔絶された室内を指す。
当然、内外からの一切の侵入・脱出は愚か、干渉もできない。
それは包括的に、隠し扉の否定、外部干渉の余地一切の否定を含む、という定義を指す】わよ」
森崎「……?(ん? 案外平凡だな。まあ確かに、【ベアトリーチェの密室定義】が出て来たのは、
いよいよもって強固な密室だって事なんだろうが……)」
想像していたよりは、当初に提示された赤き真実が平凡だ。
勿論それは、様々な仮説を想定して戦わなくてはならないという困難も意味してはいるが、
決して解けぬ事の無いような問題にも見える。
528 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 01:38:52 ID:Lxl+GgP6
************************************
ベアト「……! こ、この謎は……!? あいつめ、何たる業を使いおる……!」あ
ワルギリア「これまでの単純なトリック問題も、これまでの幻想描写も。
全ては、この問題の為の布石だったのですね……」
ニネー「ちょ、ちょっとどういう事よ。私、このゲーム初心者なんだから、教えてよ!」
ベアト「ああ失礼、ニネー卿。……妾達は、ただただ関心しておったのだ。
このゲームを作りし魔女にな」
しかし、実際にゲームに取り組む森崎を後方から支援(応援だけだが)していた、
上位世界の魔女たちは、真相を知るが故に舌を巻く。
ワルギリア「ニネー卿。この謎自体は、決して難しいものではありません。
むしろ、かなりシンプルかつ単純な問題です。
恐らくは、これ単品での出題であれば、すぐに正答が飛んで来るでしょう」
ニネー「単品での出題であれば……つまり、これまでの問題が、
この問題を複雑にしている、っていう訳?」
ベアト「正確には、この問題だけでない。このゲーム盤全てだ。
……少々大袈裟に言えば、これまでのゲーム盤での描写・謎解き。
これら全てが、今、森崎に出された謎の為の壮大なる前フリであったと言えるだろう」
狭苦しい、6畳一間位の大きさの祠で、驚愕のあまり目を見開いた死体
――心臓には蛇竜・レヴィアタンを模した装飾の杭が刺さっている――を観測しながら、
ベアトは深く溜息をついた。
529 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 01:40:14 ID:Lxl+GgP6
ニネー「勝てるの? 森崎君は……?」
ベアト「分からぬ。ヤツの諦めの悪さ故、ほぼ負ける事は無いと思うし、
案外一発で解けてしまう可能性も無きにしもあらずではあるが……。
それでも、絶対の保証はできぬ」
ニネー「そ、そんなァ……」
魔女の中ではゲーム盤への理解が低いニネーは、森崎の安否が気が気でならない。
そんな彼女を優しく包み込むように、最年長のワルギリアが言う。
ワルギリア「大丈夫です。今の森崎くんならば、決して勝てない相手じゃありませんから。
ですから、貴女も信じてあげてください。ほっほっほ……」
ニネー「そうよね……。森崎君は、ハンブルグ戦もそうだけど、西ドイツ戦も、
サンパウロ戦も、紅白戦も、そしてブラジル戦も。全部の試合に諦めず、
最後まで戦い続けたんだものね。諦めんと言ったら、諦めん!」
森崎の名言を口にしながら、ニネーは、上位世界の魔女たちは森崎を応援し続ける。
彼が黒き魔女の眷属に打ち勝ち、この世界に安定を取り戻してくれるように……。
************************************
530 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 01:49:02 ID:???
森崎「(何はともあれ、まずは整理だ。今回の赤は……)」
森崎は復唱要求や仮説の提示に先立って、今回の謎に役立てそうな赤を見つくろう。
それは、たった今ミアータによって提示された赤だけではない。
これまでのゲームで出て来た赤にも、有益な事実は記載されている筈だ。
森崎はそう思って、関係しそうな赤字を纏めたところ、以下の通りとなった。
【ストラットは離れの祠で、ミアータにより殺害された】
【離れの祠の扉は、内側から施錠されていた】
【離れの祠の扉を施錠したのは、ストラットである】
【ストラットによる施錠直後からストラットの死体発見時まで、離れの祠は、ベアトリーチェの密室定義を満たす】
【離れの祠の広さは、中庭の真ん中から、4〜5メートル四方位】
【当スレ
>>496
にある平面図が正しい事を保証する】
【ミアータが中庭に入ってからストラット殺害まで、30分以内である】
森崎「(とりあえずは、この程度か……? 本当に有益なものと、単なるノイズとは分ける必要があるだろうが。
まずはこの辺りの事実を鑑みた上で、いくつか当たってみようか……)」
――勿論、今の時点で革新的な事実は思い浮かばない。
しかし、これらを繋いでいけば、絶対の真実にだって辿り着ける筈なのだ。
そう思いつつ、森崎は――嫉妬の力を帯びた、第三形態のミアータと対決することとなった。
531 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 01:57:08 ID:???
……と、言ったところで今日のゲームはここまでにします。
明日は早めの時間(目標20時〜)にゲームを再開したいと思います。
復唱要求や青き真実があれば、次の再会時にまとめて回答等したいと思っていますので、
今の時間帯でも書き込み等頂ければ幸いです。
>>516
@とAは簡単め、Bは難しめになる事を想定していました。
Bについては、適度に苦戦しつつギリギリ勝てる程度の難易度を目指していますね。
……と、言いつつ一発リザインの可能性も捨てきれませんがw
それでは、本日はご参加いただき誠にありがとうございました。
532 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 01:58:04 ID:???
「ミアータは離れの祠の中でストラットを殺害した、もしくは致命傷を負わせた」
「離れの祠の扉が施錠されたとき、中にいたのはストラットだけである」
「ゲーム上で登場する離れの祠は一つだけである」
乙です
533 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 03:22:57 ID:???
いやまさかとは思うけど・・・
「死んだストラットは間違いなくイタリアのFWであるチェザーレ・ストラット本人である」
534 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 12:33:54 ID:???
「ストラットの死因は毒殺である」
535 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:04:48 ID:Lxl+GgP6
こんばんは。ゲーム盤を再開します。
まずは復唱要求を出していただいている、
>>532
→>534さんへの回答から始めます。
>>532
乙ありがとうございます!
あと、遅い補足ですが、
>>502
さんが配慮して頂いた『閂の扉』『離れの祠』につきまして、
GMはこれを固有名詞を表すものとして書いていました。
ですが、復唱要求等するとややこしいので、ゲーム上においては、『』の有無は問わない事とします。
(そのため、普通に閂の扉、離れの祠、で『』は付けずに復唱要求等して頂ければ構いません)
536 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:11:31 ID:Lxl+GgP6
>>532-534
森崎「まずは第一の晩の打ち残しだ。復唱要求!
@「ミアータは離れの祠の中でストラットを殺害した、もしくは致命傷を負わせた」
A「離れの祠の扉が施錠されたとき、中にいたのはストラットだけである」
B「ゲーム上で登場する離れの祠は一つだけである」
C「死んだストラットは間違いなくイタリアのFWであるチェザーレ・ストラット本人である」
D「ストラットの死因は毒殺である」!」
ミアータ「五つもあるのね? いいわぁ、答えてあげる。
@については、既存の赤を補強する形で応えるわね。
【ストラットは離れの祠の中で、ミアータにより殺害された】!
Aについて、そうね。こう答えようかしら。
【ストラットが離れの祠を施錠した時、ミアータの姿は祠のどこにも見えなかった】。
つまりは、中にはストラットしか居なかったという事よねぇ?
Bは少しだけ表現を変えるわ。
【離れの祠は、一つしか存在しない】。より強い表現にしてあげる。
Cはそのまま復唱ね。
【死んだストラットは間違いなく、イタリアのFWであるチェザーレ・ストラット本人である】
Dについては、ハッキリとこう言ってあげるわね。
【ストラットの死因は、アイスピックのような杭での刺殺による失血死】
煉獄の七杭には、どんな密室だって通用しない。最高に素敵な家具だわぁ……くすくす」
森崎「メルヘン女め。……何が煉獄の七杭だ。単なるメイドインアメリカの、土産物じゃねーか。
待ってろよ、俺が必ずテメエのハラワタをぶちまけてやって……お前の幻想を否定してやる!」
537 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:12:40 ID:Lxl+GgP6
Episode 4 Catenaccio of the golden witch 〜黄金の魔女の閂〜 第二の晩 開始
−魔女の出題(幻想描写は
>>488-492
)−
【ストラットは離れの祠で、ミアータにより殺害された】。
しかし、
@【ロビーから離れの祠に通じる扉には、閂がかかっている】
A【ロビーと離れの祠を繋ぐ中庭には、ストラットの足跡しか存在しない】
B【離れの祠の扉は、内側から施錠されていた】
すなわち、ストラットの死体は、@閂、A足跡、B内側からの施錠という、巨大な三重密室の中にあった。
魔女側はこれを、『愛憎の魔女ミアータが魔法で扉をすり抜け、魔法で空を飛んで中庭を超え、
魔法で壁をすり抜け祠へと入り、魔法の家具の力でストラットを殺害した』と、主張する。
人間側は、「魔女の魔法」以外の方法により、今回の状況を再現できる仮説を提示し
(仮説は、【赤き真実】に抵触しないこと)、以て魔女の主張を否定する必要がある。
なお、【今回限りの特別ルールとして、人間側は@の魔法から順番に謎を解く必要がある】。
−ルールまとめ−
・人間側(=参加者)は、魔女(=GM)に対し、「復唱要求(=事実の確認)」および、
『青き真実(=魔法を否定するための仮説)』を放つ事ができます。
(復唱要求ならば、要求したい内容を「」に入れて書き込みを。
青き真実ならば、事件の一連を示した内容を『』に入れて書き込みをしてください。)
・魔女は、参加者の「復唱要求」に対し、【赤き真実(=絶対的な事実)】にて復唱することができます。
ただし、魔女は「復唱要求」に応ずる義務はなく、応じない理由を示す義務もありません。
・魔女は、参加者の『青き真実』に対し、【赤き真実】にて否定する義務があります。
否定の方法は魔女の裁量に委ねられますが、ここで『青き真実』を否定できない場合は、魔女の敗北となります。
・人間側は、魔女の【赤き真実】に対し、打ち出せる『青き真実』が出なくなった場合、
リザイン(=投了)を表明することにより、敗北となります。
538 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:13:58 ID:Lxl+GgP6
〜これまでの赤字〜
※これまでに出ていた内容と、誤解が無いよう書き方を変える・統合する場合があります。
※今回は問題が3問あるため、
>>1
の判断で今の問題(B内側からの施錠)に関する赤を抽出しています。
(
>>530
のまとめから、
>>532-534
の復唱要求と、事件現場全体に関する赤を追加しています)
−ストラットについて−
【ストラットは離れの祠の中で、ミアータにより殺害された】
【ストラットの死因は、アイスピックのような杭での刺殺による失血死】
【ミアータが中庭に入ってからストラット殺害まで、30分以内である】
【ストラットが離れの祠を施錠した時、ミアータの姿はどこにも見えなかった】
【死んだストラットは間違いなく、イタリアのFWであるチェザーレ・ストラット本人である】
−離れの祠について−
【離れの祠の扉は、内側から施錠されていた】
【離れの祠の扉を内側から施錠したのは、ストラットである】
【ストラットによる施錠直後からストラットの死体発見時まで、離れの祠は、ベアトリーチェの密室定義を満たす】
【離れの祠の広さは、中庭の真ん中から、4〜5メートル四方位】
【離れの祠は、一つしか存在しない】
−事件現場全体について−
【当スレ
>>496
にある平面図が正しい事を保証する】
【閂の扉から離れの祠までは、5m以上距離がある】
【中庭の広さは、ちょっとした公園くらい。25メートル四方位】
【中庭に空からヘリなどが入ることはできない】
539 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:16:12 ID:Lxl+GgP6
森崎「(設問自体はいたってシンプルなんだが……どうにも、全てにおいて不気味で不自然だ。
まるで、魔女の手のひらの上で踊らされているような。
……くそっ、とにもかくにも、まずは攻めるだけだ!)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
540 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 20:27:53 ID:???
「ストラットは多重人格者ではない」
541 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 20:30:57 ID:???
「ストラットは離れの祠に入った際に視力を失っていた」
542 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:35:10 ID:Lxl+GgP6
>>540
森崎「復唱要求、「ストラットは多重人格者ではない」!」
ミアータ「応じるわぁ、【ストラットは多重人格者ではない】!
『犯人は多重人格者』、なーんてどっかのクソザコ四流ミステリーみたいな
クッソツマラナイ真相にするわけなぁいじゃないぃぃいいぃ!?」
森崎「ちっ、ダメか。……それだけ言っといてクソみたいな真相だったら、張っ倒してやるからな」
>>541
森崎「復唱要求、「ストラットは離れの祠に入った際に視力を失っていた」!」
ミアータ「復唱拒否ね。……でも、そうしたら『ストラットは盲目だったため、
密室に潜むミアータに気付かず殺された』なーんて青を出して来そうだから、
事前に答えてあげるわ。【ストラットの視力は正常】! あっはははははは!」
森崎「この辺りの質問も想定済み、ってか……! 成程確かに、1問目や2問目とはレベルが違いそうだな」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
543 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 20:37:24 ID:???
「ストラットは刺された後に離れの祠の扉を施錠した」
544 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:43:01 ID:Lxl+GgP6
>>543
森崎「復唱要求、「ストラットは刺された後に離れの祠の扉を施錠した」!」
ミアータ「復唱拒否。理由は……とくになーし。だって、青き真実じゃないと、赤を出してあげる義務なんてないし。
どうしても気になるんだったら、青で推理を構築してみればぁ?
それが正しいとは限らないけどね……ウフフ、フヒ、ぐふふぶひぐふうぇぉおおァァッ!?」
森崎「(魔女は下品かつ謎な笑い方をしないといけないってルールでもあるのか……?
しかし、アイツの言う事も最もか。復唱要求に応じるのはあくまで魔女のサービス。
真実を煙に巻く為か、それとも単なる気紛れか。その理由は分からんが、仕方ねぇか……)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
545 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 20:51:12 ID:???
『ミアータは変わり身の術の要領で祠の中に潜んでいた』
546 :
545
:2017/08/27(日) 20:53:02 ID:???
訂正
『ミアータは隠れ身の術の要領で祠の中に潜んでいた』
とりあえず書いてみた程度のやつで誤字るととても恥ずかしい……
547 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 20:53:19 ID:???
『ストラットはミアータに刺された後に離れの祠の扉を施錠した。
そのあと失血死で死んだ』
548 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 20:59:20 ID:???
>>545
森崎「復唱要求が飽きたってんなら、そろそろお望みの青を出してやるぜ。
『ミアータは隠れ身の術の要領で祠の中に潜んでいた』!」
カッ! ドオオオオオオオンッ!
ミアータ「うふふ……面白い青ね。でも私はニンジャじゃないのよ。
【ミアータの身体能力は一般的な成人女性と同じ】
【隠れ身の術及びそれに準ずる隠密術は、一般的な成人女性には使用不可】!
これで切れてると思うけど更に、サービスで赤を出してあげるわ。
【祠の中には、人間が隠れられるような家具Xは存在しない】、
家具Xとは、通常のホテルの客室にある、ベッド、クローゼット、机椅子類を指すわ!
つまり、祠の中に隠れ潜む事は土台無理、って訳よねぇ……うふふふふ!!」
シャキーンッ、ズバァッ、バシュウッ、ズドンッ!
ミアータは森崎の青にひるまず、むしろ待っていたと言わんばかりの様子で叩ききる。
赤き短剣を自在に操り、踊るように森崎の青き弾丸を砕いていった。
549 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 21:00:00 ID:???
「離れの祠にはミアータがストラット殺害のために仕掛けたトラップXは存在しない」
550 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 21:07:16 ID:Lxl+GgP6
>>546
さん、了解です。とりあえずでもどんどん書いて頂ければ幸いです。
魔女にとって、青は必ず切らないと行けない分、
赤を出すのは魔女の裁量次第な復唱要求よりも赤が出やすいというメリットがあります。
>>547
森崎「もう一発だ、『ストラットはミアータに刺された後に離れの祠の扉を施錠した。そのあと失血死で死んだ』!
密室殺人では良くあるパターンだが、有効な筈だ。どうだッ!?」
ミアータ「うっふふふふふ……! 良いわねモロサキ。ストラットの0.00000000000001倍素敵だわぁッ!
でもざぁんねぇん。【離れの祠の扉を施錠した時、ストラットは傷一つなく、健康体だった】!
つまりッ、あんたの仮説は一掠りもしてないってわけぇぇぇええぇぇぇぇぇッ!!」
ドオオオオオオオオオンッ、キンッ!
森崎の二発目の青も同様だった。この内容は一度復唱要求を拒否されているため、
真実につながる為のヒントが隠されていると思われたが……実際は、魔女の気まぐれだったのだろう。
森崎「(……やっぱり、今までのベアトやソリマチ卿とは違う。このゲーム盤は、謎だけじゃねぇ。
これを出題する魔女の実力も、これまでより数段上だ! 油断しては、こっちがやられちまう!)」
551 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 21:11:41 ID:Lxl+GgP6
>>549
森崎「基礎的な確認だ。復唱要求、「離れの祠にはミアータがストラット殺害のために仕掛けたトラップXは存在しない」!」
ミアータ「ええ、応じるわ。【離れの祠にはミアータがストラット殺害のために仕掛けたトラップXは存在しない】!
このトラップXには、直接的な殺害装置だけでなく、眠りガスや催眠装置など、
間接的にストラットを死に追いやるようなトラップも含まれるわ。
だってそうでしょ? 愛するからこそ、この私が手ずから殺してあげなくちゃ、失礼だものね……あはははッ!」
森崎「(装置殺害の線も消されたか……マジで一体、アイツはどうやって殺したんだ。
そしてそもそも、隠れ潜むような家具も技術も無いってのに、アイツはどうやって密室に入り、脱出したんだ?
謎ばかりだが、一つひとつ、整理していくしかないな)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
552 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 21:14:50 ID:???
『ミアータは変装して自身を別人だと偽りストラットと共に祠に入り、ストラットを殺害した』
553 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 21:16:58 ID:???
「ゲーム上のミアータとは、今目の前にいるミアータ本人である」
554 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 21:21:27 ID:Lxl+GgP6
森崎「『ミアータは変装して自身を別人だと偽りストラットと共に祠に入り、ストラットを殺害した』!
これはどうだ!」
ミアータ「あはははっ、面白い面白い面白い面白い面白くなぁぁあああああああああぁぁぁあいいいッ!
【ストラットは変装していても、ミアータの事を間違えない】!
当たり前だろうが糞チビハゲ童貞ぃぇえぇぇいぇごるるるるあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁッ!!
私とストラットは愛し合ってるんだぜぇえええッ、ストラットが私の事を間違えるわけ、
ねぇだろぉぉぉおおがよおぉぉいおおおおおおおおおおおううらぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
ドオオオオオオオオンッ! バギイイッ!
ミアータ「はぁ、はぁ、はぁ……。ま、【ストラットは一人で離れの祠に入った】んだから、
そもそも共に祠に入り、って時点で間違ってるんだけどね」
森崎「(こいつ……狂ってやがる! これが魔女の力の影響か……。
まあ、根暗な常識人の反町ですら魔女化した時はイケイケだったんだから、
想定内と言えんでもないが……)」
555 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 21:29:59 ID:Lxl+GgP6
>>553
森崎「復唱要求、「ゲーム上のミアータとは、今目の前にいるミアータ本人である」」
ミアータ「う〜ん、今目の前に居る私は魔女で、ゲーム上のミアータも魔女なんだから、
当然復唱したいんだけど……これはダメね。だって、”ステイルメイト”になっちゃうもの」
――魔女のゲームにおける『ステイルメイト』。すなわち千日手による引き分けとは、
赤字で、【自分こそが魔女である】【魔法は実在する】と宣言する事を指す。
※GM註:上の行にある魔法肯定の赤字は、今回のゲーム盤に適用されません。念のため。
こうなると、人間側である森崎には何の反論の余地も無くなるのだが、
赤で一方的に魔法の実在を示された人間側は納得する訳がない。しかし抗弁できない。
その結果は――ゲーム盤の永久停滞。要するに、引き分けである。
よって、ミアータはこの赤に応じられない。
ミアータ「だから代わりに、こう宣言してあげる。
【犯人のミアータは間違いなく、ストラットの恋人であるミアータ・コリーニ本人である】。
あんたがどんな青を構築したいのか分からないけど、これが分かれば十分でしょ?」
森崎「……分かったよ。だったら、もう一度考え直してみるか」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
556 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 21:33:36 ID:???
『離れの祠の扉と言う名の扉が別にあり、離れの祠自体の入り口は施錠されていなかった』
557 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 21:34:14 ID:???
『離れの祠は二階建てであり、ミアータは二階に潜んでいた』
558 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 21:43:25 ID:Lxl+GgP6
>>556
森崎「こんな言葉遊びはどうだァ!?
青き真実、『離れの祠の扉と言う名の扉が別にあり、離れの祠自体の入り口は施錠されていなかった』!」
カッ、ドオオオオオオオンッ!
ミアータ「無駄ァ、【離れの祠の入り口、即ち扉は、確かに施錠されていた】!
つまり、【離れの祠の扉という名の扉は、別に存在しない】ッ!」
シャキーンッ、ズバァッ、バギイッ!
>>557
森崎「じゃあこれはどうだ!『離れの祠は二階建てであり、ミアータは二階に潜んでいた』」
カッ、ドオオオオオオオオオンッ! ――キイインッ!
ミアータ「【離れの祠は、1階しか存在しない】! これは、祠内には天井で区切られた上部スペースは無いという事であり。
すなわち【離れの祠には、ストラットの死体が発見された部屋しか存在しない】と言う事ね。
さあ、どう? そろそろ苦しくなって来たんじゃなぁい?」
森崎「ぐっ……!(いや、……まだ諦めるな。少しずつ、真相は見えて来てる筈なんだ!
後は、そのゴールに向かって走り続けるだけ……!)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
559 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 21:46:21 ID:???
『ストラットはミアータ・コリーニと名付けた人形にアイスピックを持たせ、そのアイスピックで自らを刺した』
560 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 21:52:01 ID:???
『祠内は完全な暗闇であり、ストラットはミアータの存在を視認できなかった』
561 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 22:10:11 ID:Lxl+GgP6
>>559
森崎「分かったよ、密室にミアータが入り込める余地はないとしてだ。青き真実!
『ストラットはミアータ・コリーニと名付けた人形にアイスピックを持たせ、そのアイスピックで自らを刺した』
これなら、ミアータが入れなくてもストラットは死ねるよなァ!?」
ミアータ「ストラットが私をオカズに自殺してくれるなんて超嬉しいんだけどォ、残念ッ!
【ストラットは他殺】!【名前を付けた人形に凶器を持たせ自害する方法は、自殺とみなす】!
だから、この青は通じないわァァアアッ!」
>>560
森崎「じゃあこれだ、『祠内は完全な暗闇であり、ストラットはミアータの存在を視認できなかった』!」
ミアータ「【祠内に居るストラットの周囲には、充分な照明があった】。
だから、ミアータの存在を視認できないとは言えないわねぇッ!?」
ドオオオオオンッ、ドオオオオオオオオオオオオンッ!!
キイイインッ、バシュッ、ザシュウウッ!
――青と赤が激しく入り乱れても、愛憎の魔女――ミアータ・ベアトリーチェは全く怯む様子を見せない。
それは真の余裕なのか、それとも核心に至りかけた青の存在を隠すポーカーフェイスか。
……狂った笑顔を振りまく彼女の真意を、森崎は読み取れない。
森崎「(大丈夫だ。俺の方向性は間違っていない筈。後は、発想の勝負だ。
これまで出された赤を掻い潜る、必殺の青がある筈なんだ……!!)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
562 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 22:16:25 ID:???
『ストラットはミアータと名付けたアイスピックを持った第三者により殺害された』
563 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 22:25:43 ID:Lxl+GgP6
森崎「……青き真実!『ストラットはミアータと名付けたアイスピックを持った第三者により殺害された』」
ドオオオンッ、バシュウウウウッ!
ミアータ「【B内側からの施錠の謎の部分について、ストラットとミアータ以外の第三者Xは存在しない】!
Bに限定したのは、@の閂の扉で、支配人さんが外れていた閂をかけ直したからよ。
【支配人が閂をかけ直した部分以外について、第三者Xの関与はない】と言い換えても良いわね。
そう。この世界は私とストラットの二人きり! 私とストラットこそが新世界のアダムとイブなのよッ!」
森崎「(ちょっと理屈が分からないが、赤は分かった。……チッ、可能性は順調に狭まっている筈なんだが、
後一歩が思いつかねぇ……一体どうやって、ミアータは密室に潜んでいたんだ?
隠れられる家具類は無い。隠密の技術は無い。二階とか別の部屋の可能性も潰された。
……他に、何か方法があるのか? どうやっても、ミアータは密室に存在できないんじゃないのか?)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
564 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 22:39:53 ID:???
『ストラットは記憶を失っており、ミアータをミアータと認識できなかった』
565 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 22:44:10 ID:???
「
>>496
にある平面図の離れとは離れの祠のことである」
「ストラットは一人しか存在しない」
566 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 22:49:01 ID:Lxl+GgP6
>>564
森崎「青き真実。『ストラットは記憶を失っており、ミアータをミアータと認識できなかった』!」
ミアータ「既出の赤、【離れの祠の扉を施錠した時、ストラットは傷一つなく、健康体だった】!
そして、【記憶喪失状態は、健康体では無いとみなす】!
ほらほらほらほらァ? 私がどんどん消えていく。魔女の魔法で消えていくのよォォッ!?」
ドーーーンッ、ガキインッ!
森崎「くそっ………またかよッ!」
567 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 22:53:31 ID:Lxl+GgP6
>>565
森崎「復唱要求。「
>>496
にある平面図の離れとは離れの祠のことである」
「ストラットは一人しか存在しない」」
ミアータ「応じるわ。【
>>496
にある平面図の離れとは離れの祠のことである】
【ストラットは一人しか存在しない】。……さあ、これでどうッ!」
森崎「ああ……満足したぜ(様々な可能性が赤で潰されてしまった。
これこそが魔女の閂(カティナチオ)。あらゆる形でのミアータの存在可能性を否定する、
ガチガチに塗り固められた赤き真実の集合体!
謎はシンプルなのに、頑としてゴールを崩せねぇ……くそっ、どうすればいいんだ!?)」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
568 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 23:02:50 ID:???
「離れの祠の扉は一つだけである」
「ストラットが離れの扉を施錠したのは一回だけである」
569 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 23:06:24 ID:???
あ、「ベアトリーチェの密室定義を満たす」から
>>568
の一つ目はありえないのですね
すみませんでした
570 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 23:09:17 ID:Lxl+GgP6
>>569
さん、そうですね。『離れの祠には隠し扉があった』
『扉が二つ以上あり、もう一つの扉は内外に自由に出入り可能』とかは、
【ストラットによる施錠直後からストラットの死体発見時まで、離れの祠は、ベアトリーチェの密室定義を満たす】
で、切れると思います。赤字が増えては面倒なので、二つ目のみ復唱要求します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
森崎「(ダメだ。まずは前提となる情報を集めなくては!)
復唱要求!「ストラットが離れの扉を施錠したのは一回だけである」ッ!」
ミアータ「認めるわァ!
【ストラットが離れの扉を施錠したのは一回だけである】
まあどうやっても、この私の黄金の赤き真実には敵わないんだけどねッ!
うふふ、くふふふふひひぃぎひゃぁぁぁあはっはっはっはァアッ!」
森崎「黄金の赤き真実って、何色だよ……! まあ良い。
今は少しでも、これまでに出て来た赤字の中から、
ミアータが密室に存在し得る可能性を推理しなくちゃな……!」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
571 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 23:26:46 ID:???
今のうちにアナウンスですが、本日のゲームは24:00までにしたいと思います。
それまでに答えが出ない場合は、上位世界の魔女達(ベアトやワルギリア)によるヒントコーナーと、
これまでの赤字を纏めて、明日に持ち越しにしたいと思います。
ただ、明日が仕事の都合で更新できないかもしれないので、その時は夕方18時頃までに連絡します。
572 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 23:29:26 ID:???
『ストラットはもう一人のミアータに殺害された』
573 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 23:40:56 ID:???
>>572
森崎「畜生……だったらこれは!? 『ストラットはもう一人のミアータに殺害された』!」
ドオオオンッ!
ミアータ「ダメね! 【ミアータは一人しか存在しない】!
これはつまり、【ミアータ本人以外の誰もが、どの存在もが、ミアータの名を名乗る事は許されない】
と解釈して良いわよ。さっき出てた【ストラットは一人しか存在しない】も同様に考えて良いわァ!」
――キィィィン、ズバッ!
ミアータがもう何十本目になるか分からない短剣を出現させて、弾丸を縦に切り刻む。
……にも関わらず、彼女は一切の疲れや焦りを見せない。
その姿は、まさしく閂。カティナチオという機構の具現するがごとく、
彼女は森崎の攻撃の全てを受け止めきっていた。
森崎「畜生……アイツは、無敵なのか……!?」
ミアータ「だから言ってるじゃなァアアァァァッい! 私が魔法で密室に入り!!
それからストラットを殺して、魔法で密室を抜け出したんだってばァァァアァァァァァァァァッ!
魔法魔法魔法まほうッ! さっさと屈服すれば言いのにさァ!? くすくすくす……!」
森崎「(……いや。そんな事は無い。ある筈が、無いんだ……!)」
――この窮地に来て、森崎は宿敵の口癖を思い出す。
『ゴールを奪えないゴールキーパーなど、この世にいるわけがない』。
それと同じで、リザインを取れない魔女など、この世に居る訳が無いのだと。
森崎はそう奮い立たせて、次の青を紡ぎ出そうとする。
574 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 23:51:52 ID:???
『離れの祠の扉の鍵は外側からも開けることができた』
575 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 23:51:57 ID:Lxl+GgP6
森崎「(密室破りについては、単純だ。『ミアータはストラットよりも先に密室に入り、そこで潜んでいた』。
と言えればそれで終わりだ。だがしかし、魔女はそれだけでは許してくれねぇ。
この問題の真の論点は、核心はそこじゃないんだ。
『ではミアータはストラットを殺してから死体が発見されるまで、どこに潜んでいたのか?
どこにならば、あるいはどのような方法を取れば、ミアータは存在する事が出来るのか?』
……ここについて、これまでの赤で抵触しない方法を探し出して突く。
これが、アイツに勝てる唯一の方法だ。だが……)」
……だが、それが難しいのだ。森崎がおよそ考え得る青き真実は、出し尽くした。
そしてその全てを、ミアータは確実に、赤き真実で潰し続けて来た。
ならば、一体何を手掛かりに、次の青を出せば良い?
森崎「(……そう。手掛かりは、きっとある筈なんだ)」
――魔女はきっと、単なる読み当て合戦を森崎に強いてはいない。
これまでの赤から、あるいは幻想描写やその前置きの一端から、ミアータがどこに存在し得て、
そしてストラットを殺し得るかが、示されている筈なのだ。
森崎「何がカティナチオだ。そんなものは……この俺が……凌辱する!」
ミアータ「ウフフ……出来るモノならやってみなさいよぉおおおぉぉぉッ!
ストラットみたく! 解いてみなさいよ! この『メガロゾーン密室』を!
『カティナチオマステリーウィッチ』の、私が作った謎をぉおおおぉぉッ!!」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
576 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/27(日) 23:53:59 ID:Lxl+GgP6
>>574
森崎「うおおおおおっ! 『離れの祠の扉の鍵は外側からも開けることができた』ッ」
ミアータ「無駄ァァァァァッ! 【離れの祠の扉の鍵は施錠時、外側からは開錠不可能】ッッ!」
森崎「そ……それがどうしたぁぁぁぁぁぁっ! まだまだ食らえぇぇぇぇぇえッ!」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
577 :
森崎名無しさん
:2017/08/27(日) 23:56:45 ID:???
「ミアータは人間である」
578 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/28(月) 00:00:40 ID:St1n+F7s
>>577
森崎「復唱要求、「ミアータは人間である」ッ!」
ミアータ「復唱を拒否するわ! だって私は魔女なんだもの! だけど、代わりに宣言してあげる!
【この事件には人間以外の一切の動物X及び自律機械Xは関与しない】と!
勿論、魔女と魔法は例外だけどねぇぇぇえぇぇぇぇぇッ!!」
☆ミアータに対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
579 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/28(月) 00:07:16 ID:St1n+F7s
…と、言ったところで今日のゲームはここまでにします。
ミアータ消失の謎が大分煮詰まってしまいましたが、
今回の謎の核心及びトリックのコアはここにあるので、諦めず青を出して頂ければ幸いです。
(どうしても難しければ、その旨コメントしてください。ヒントの量を増やす等措置を取ります)
これからヒントコーナーや赤字まとめを投下するので、暫くお待ちください。
580 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/28(月) 01:32:46 ID:St1n+F7s
************************************
〜上位世界・黄金郷の魔女のテラス〜
ニネー「ちょ、ちょっと……森崎君が押されてるんだけど、大丈夫なんでしょうね……?」
ベアト「自らが駒が苦境に立って不安な気持ちも分かるが、落ちつくのだニネー卿。
……とはいえ、こりゃあいよいよもって強敵だなァ、あのミアータって魔女」
ワルギリア「魔女として初めてゲーム盤を運営しているのだとは思えない程、
彼女の腕は冴えわたっています。
主要な論点を隠し、鋭い青字には絶妙な赤で返し、決して焦りを見せない。
……そして、それ以上に、今回の密室幻想は堅牢です」
ベアト「【ミアータは、ストラットよりも先に密室に入っていた】。
――『如何にして密室に入ったか?』の謎は、この赤で半分が解けるが、魔女は元よりこの部分は捨てている。
そして、密室幻想の半分以上を打ち破っても尚、もう半分にして今回のゲーム盤の核心の謎。
……『如何にして密室に潜んでいたか?』については、ほぼ破られておらぬ。
閂の扉と足跡の謎も含めて、多くの謎を犠牲して、最後の幻想を完璧に守護しておるのだ」
ワルギリア「サッカーにおけるカティナチオとは、単にハイレベルなDFを並べるだけでは成り立たない。
選手間の緊密な連携と、それを指揮する選手が居て、初めて成り立つ物と聞いています。
……そうですよね、ニネー卿?」
ニネー「……魔女のゲームとは関係ない、私のゲーム盤的なノリで今回の謎を説明すると、
ミアータの消失の謎というジェンティーレ君級の謎を、
閂の扉とか足跡みたいなバサレロ君とかトリノ君……イタリアユースのモブDF級の小さい謎がサポートし。
その全てを、カティナチオマステリーであるヘルナンデス君――魔女が、全体の実力を底上げしてるような。
そんな風に取れるのかしらね。……うう、話しているとイタリア戦の悪夢が蘇って来た。
松山くん、あんたはなんでそんな所でクラブAを引いてくるのよぉ……ぶるぶる」
581 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/28(月) 01:34:14 ID:St1n+F7s
ベアト「ふうむ。妾はサッカーには疎いが、まさしく今回の謎はニネー卿のゲーム盤における、
イタリア戦を再現している、とも言えるのかァ。……で、敵が強いのは分かったけどよォ。
結局森崎は、どうやってこの壁を乗り越えるんだ? ジェンティーレをロジックエラー疑惑でレッドカードにするとか?」
ワルギリア「そうですね。……繰り返しますが、今回の謎の焦点は、『ストラットの殺害前後、ミアータはどこに隠れていたか?』です。
隠れられるような秘密の扉、家具類、別の部屋類は全て赤で否定される中、
彼女は果たして、どこに存在し得るのか? ……これを証明できない限りは、『魔女は魔法で霞となっていた』、と
主張されても仕方がありません」
ベアト「手掛かりが見つかんないんだよなー。今回のゲーム。赤を掻い潜るって言っても、
そもそもの赤が多すぎるし。お師匠様だったら、どうやって解く?」
ワルギリア「さて。私でしたら……『チェス盤思考』を用いるでしょうかね」
ニネー「あっ、それ聞いた事あるわ。自分と相手が対峙してるチェス盤で、自分と相手の立場を入れ替えたら、
次に敵が打つべき手が見えてくる……ってヤツでしょ?」
ベアト「つまり、今回の場合、『自分が魔女ミアータの立場だったら、どのような真相を、どのような手がかりの下に配置する?』
……って感じかァ。となると……ほうほうふむふむ。妾は少し分かった気がするぞ」
ニネー「ちょっと待って……んー。私も分かったような、気がする。
――つまり、敵は森崎君を心理的ミスリードに嵌めたい訳だから……。
敵としては、心理的ミスリードを招くような描写や赤を沢山振りまきたい筈だわ!」
582 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/28(月) 01:37:21 ID:St1n+F7s
ワルギリア「良い考え方ですね、ニネー卿。そして、……それこそが、このゲーム盤の真髄であり、最も恐ろしいポイントです」
ベアト「うむ。普通の魔女なら、赤き真実や幻想描写でニンゲンを煙に巻く。しかし、彼女は違う。
彼女は――このゲーム盤の、文字通り全てを使って森崎を欺きにかかっておるのだ。
たった一つのミスリードを招く為だけに、この舞台を作ったのだと思うと……この妾とて、戦慄すら走る」
ニネー「この舞台ってのは、山奥の古めかしいホテルの、その更に古めかしい離れの小屋で殺人が起きたってヤツ?
それで一体何を心理的にミスリードするって言うんだったら……成程、そういう事か」
ワルギリア「ええ。……ベアトの言う通り、今回の魔女は非常に周到で、非常に悪質です。
ニンゲンへ善意を振りまいていると見せかけて、それすらもミスリードの材料に使っている。
……本当に、恐ろしい魔女です」
ベアト「森崎……そして、森崎を応援してくれるウイッチハンター達よ。
妾達からは、推理の助けとなるよう一つの赤を贈ろう。
【ミアータは、ストラットよりも先に密室に入っていた】。
……これは、今回の謎のハラワタであるが、これのみを青で示しても、魔女はビクともしないであろう。
故に、魔女は一体どのようなミスリードを狙い、その結果どこに隠れ果せたのかについて。
その部分の青を、そなた達で示してやるのだ。これまでの赤字と共に、今一度推理を練るが良い。
――妾が言えた立場ではないが。森崎を、この世界を、頼む……!」
ワルギリア「リザインには至りませんでしたが、今回の謎の核心を掠めた青は、既にいくつか出ています。
一度赤で否定された推理についても、もう一度深く考えてみてください。
そうすれば、きっと道が見えて来るでしょう」
ニネー「! cardや! diceで決められない勝負ってのも、大変なモンよね……。
でも、……森崎君の悪知恵なら、魔女の悪知恵にも負けない筈だし。そこは大丈夫……かな?」
583 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/28(月) 01:39:15 ID:St1n+F7s
〜これまでの赤字〜
※これまでに出ていた内容と、誤解が無いよう書き方を変える・統合する場合があります。
※今回は問題が3問あるため、
>>1
の判断で今の問題(B内側からの施錠)に関する赤を抽出しています。
(各【】の↓にある※については、それぞれの赤字の定義や備考です。)
−ストラットについて−
【ストラットは一人しか存在しない】
※本人以外の誰もが、どの存在もが、ストラットの名を名乗る事は許されない
【ストラットは離れの祠の中で、ミアータにより殺害された。他殺である】
【ストラットの死因は、アイスピックのような杭での刺殺による失血死】
【ミアータが中庭に入ってからストラット殺害まで、30分以内である】
【ストラットが離れの祠を施錠した時、ミアータの姿はどこにも見えなかった】
【死んだストラットは間違いなく、イタリアのFWであるチェザーレ・ストラット本人である】
【ストラットは多重人格者ではない】
【ストラットの視力は正常】
【ストラットは変装していても、ミアータの事を間違えない】
【ストラットは一人で離れの祠に入った】
【離れの祠の扉を内側から施錠した時、ストラットは傷一つなく、健康体だった】
【記憶喪失状態は、健康体では無いとみなす】
【名前を付けた人形に凶器を持たせ自害する方法は、自殺とみなす】
−ミアータについて−
【ミアータは、ストラットよりも先に離れの祠に入っていた】
※すみません、『密室』だと厳密には誤りなので、『離れの祠』に修正します。
【ミアータは一人しか存在しない】
【ミアータ本人以外の誰もが、どの存在もが、ミアータの名を名乗る事は許されない】
【ミアータの身体能力は一般的な成人女性と同じ】
【隠れ身の術及びそれに準ずる隠密術は、一般的な成人女性には使用不可】
584 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/28(月) 01:40:26 ID:St1n+F7s
−離れの祠について−
【ストラットによる施錠直後からストラットの死体発見時まで、離れの祠は、ベアトリーチェの密室定義を満たす】
【離れの祠の扉は、内側から施錠されていた】
【離れの祠の扉の鍵は施錠時、外側からは開錠不可能】
【離れの祠の扉を内側から施錠したのは、ストラットである】
【離れの祠の広さは、中庭の真ん中から、4〜5メートル四方位】
【離れの祠は、一つしか存在しない】
【祠の中には、人間が隠れられるような家具Xは存在しない】
※家具Xとは、通常のホテルの客室にある、ベッド、クローゼット、机椅子類を指す
【ストラットが離れの扉を施錠したのは一回だけである】
【祠内に居るストラットの周囲には、充分な照明があった】
【離れの祠は、1階しか存在しない】
※祠内には、天井で区切られた上部スペースが別に無い事を意味する。
【離れの祠には、ストラットの死体が発見された部屋しか存在しない】
【離れの祠の扉という名の扉は、別に存在しない】
【離れの祠にはミアータがストラット殺害のために仕掛けたトラップXは存在しない】
※トラップには、間接的にストラットを死に追いやるトラップも含まれる。
−事件現場全体について−
【当スレ
>>496
にある平面図が正しい事を保証する。平面図の離れとは、離れの祠のことである】
【閂の扉から離れの祠までは、5m以上距離がある】
【中庭の広さは、ちょっとした公園くらい。25メートル四方位】
【中庭に空からヘリなどが入ることはできない】
−ゲーム盤全体について−
【この事件には人間以外の一切の動物X及び自律機械Xは関与しない】
※魔女の存在を否定するものではない。
【支配人が閂をかけ直した部分以外について、第三者Xの関与はない】
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