キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/16(日) 23:34:44 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1488553934/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。
鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
アルゼンチンで成長した佳歩達の助力により、リオカップの準々決勝・フラメンゴに見事勝利した。
しかしここで、鈴仙と行動を共にしていた謎の記者アヤソフィアこと射命丸文がチームを離脱。
同時に彼女は語る。自分はかつて「コインブラ」と名乗り、ブラジルに滞在していた事。
自分の愛した義弟アルツールが、暴徒化したファンにより植物人間にさせられた事を。
――いくつもの謎を残しながら、鈴仙達の戦いは続く。次なる相手は準決勝・パルメイラス戦!
森崎の意思を色濃く残し、また、サンパウロへの逆襲に燃える彼らの実力は高く、鈴仙達は苦戦を強いられるも、
イギリスで光を掴むべく覚醒したさとり達の力もあり、前半終了間際で2−0と優位を保っていたが……?
268 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/28(金) 23:27:01 ID:???
★お燐→ドリブル 54 ( ハート10 )( 5 + 1 )+(サイドプレーヤー+2)+(キャッツウォーク+3)=65★
★ゲレーロ→タックル 54 ( クラブ10 )( 6 + 4 )=64★
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして鈴仙がフォロー
お燐「それそれーーっ!」
シュンッ! ビュババババッ! シュパッ!
実況「お燐選手、サイド際を跨ぎ踏み込え、しかしボールはラインアウトさせない器用なプレー!
これは一種、ネイ選手のファンタジスタ的な動きにも似ています!」
さとり「(……いいえ。外見は似ていてもその実は違う。あの子――お燐のプレーは天性の才能なんかじゃない。
灼熱地獄の過酷な環境で生き抜くために磨かれた、確固たる努力に裏打ちされたもの。
――もっとも、そう紹介してもあの子は『そんなのカッコ悪いよ〜』って、嫌がるでしょうけどね)」
ゲレーロ「(……彼女はただのピエロじゃない。しかし、それは俺達も同じだ)――取る!」
グワァッシャアアアアアアアアンッ!
実況「一方で、ゲレーロ選手も負けはしない! 気迫の籠った強烈なタックルを、
ボール越しでお燐選手の脇腹にぶつけます! 華奢でフィジカルの弱いお燐選手にとってこれはきつい!
そして……!?」
お燐「く、くっそお……あとちょっとだったのになァ」
ポロンッ。コロコロコロ……。
実況「お燐選手、後一歩で躱しきれない!ボールは零れてしまい、中央へと転がっていきます!」
鈴仙「(お燐。あんたもあんたなりの苦労をして来た事は、今のプレーで良く分かった。
やっぱりあんたも、さとりさんも私の――私達の大切な仲間よ。そして、仲間の為にも私は負けたくない……!)」
269 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/28(金) 23:28:01 ID:???
実況「ボールをフォローしたのは鈴仙選手です。鈴仙選手、お燐選手の意思を引き継ぎボールをバイタルエリアへと運びます!」
トニーニョ「待て……! そうは、そうはさせるか……! 俺は諦めんぞ……!」
ダッ……。
実況「しかしここで、パルメイラスのキャプテン・トニーニョ選手が鈴仙選手に立ちふさがる!
この試合2度の大技――『ブースターシュート』を決めるだけでなく、何度も攻守の起点となった彼ですが、
明らかに疲れが見えてきております!」
鈴仙「(アントニオ・コンセイソン――トニーニョ。彼は一見冷静沈着に見えるけれど、
内には中山さんのような静かな闘志と、森崎のような不屈の心を持ち合わせている。
ハッキリ言って、今の私からすると彼は、技術的にも精神的にも格上の選手。
だけど私は、そんな彼すらも乗り越えなくちゃいけないのよ……!)――ぬくっ!」
トニーニョ「(鈴仙・優曇華院・イナバ――ハッキリ言って、今大会が始まるまで彼女はノーマークだった。
いや、今にしても危険度としては、ツバサやストラット、妖夢よりも低く見積もっていた。
しかし、彼女は……俺の扱うデータを超えている。数値には無い『強さ』を、彼女は持っている。
――だが、だからと言って諦めては、モリサキに示しがつくか!)――取るっ!」
270 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/28(金) 23:32:09 ID:V974jvFs
すみません、少し言葉足らずなので、
>>269
実況のセリフを追加します。
実況「しかしここで、パルメイラスのキャプテン・トニーニョ選手が鈴仙選手に立ちふさがる!
この試合2度の大技――『ブースターシュート』を決めるだけでなく、何度も攻守の起点となった彼ですが、
明らかに疲れが見えてきておりますが……しかし、それを跳ね返さんまでの恐るべき執念でボールを追いかけます!」
と、脳内修正して頂ければ幸いです。
271 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/28(金) 23:33:35 ID:V974jvFs
――タタタタッ。――ズバァァァァッ!
先着2名様で、
★鈴仙→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★トニーニョ→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(反町がフォロー)(リンコンがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「ラビットスターター(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
272 :
森崎名無しさん
:2017/07/28(金) 23:35:06 ID:???
★鈴仙→ドリブル 55 (
ハート2
)(
1
+
2
)=★
273 :
森崎名無しさん
:2017/07/28(金) 23:35:15 ID:???
★鈴仙→ドリブル 55 (
クラブJ
)(
6
+
3
)=★
274 :
森崎名無しさん
:2017/07/28(金) 23:36:05 ID:???
★トニーニョ→タックル 54 (
ハート8
)(
6
+
4
)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
275 :
森崎名無しさん
:2017/07/28(金) 23:39:09 ID:???
やっぱ鈴仙って案外たいしたことなくね?w
276 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 00:03:41 ID:aIlTSVjk
>>275
勝てるかな?と思って描写を盛ってみましたが、こんな時に限って引きがヘタれますね…w
ただこのダイス差でも零れ球に出来たのは案外大したことある……かもしれません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★鈴仙→ドリブル 55 ( ハート2 )( 1 + 2 )+(ラビットスターター+2)=60★
★トニーニョ→タックル 54 ( ハート8 )( 6 + 4 )+(ガッツ300未満ペナ-1)+(狂気の瞳-2)=61★
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そしてリンコンがフォロー
二人の対峙は西部劇の決闘のように長く感じられ、そしてその実一瞬だった。
鈴仙「はぁぁぁぁっ!」
トニーニョ「――ぐうっ!」
そして勝負は一見すると、鈴仙が押しているように見えた。
彼女は自慢の体術を活かしたパワープレイで、疲弊したトニーニョの身体をボール越しに抑え込んでいた。
しかし、この時に至ってもトニーニョは諦める事なく思考を凝らし続け――そして解法を見つけ出す。
スッ……ズルッ。
鈴仙「よし、私の勝ちね……!」
鈴仙の強引なドリブル――『ラビットスターター』に敗北して、トニーニョが倒れ込んだ……ように見えた次の瞬間。
トニーニョ「(サッカーは格闘技だ。ボール越しであれば人を殺しても許される……が、それを逆手に取れば、
ボールを一旦俺の身体から離してしまえば、相手は無理なプレーが出来なくなる!)――そこだっ!」
スッ……シュパッ! ――バシッ!
277 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 00:06:29 ID:3e8aMZ9U
トニーニョは地面に着けた片手を軸に旋回。鈴仙のボール越しの拘束が解けた一瞬の隙を狙って、
ボールを右サイドへとはじき出す事に成功した。
鈴仙「あ、あああっ……! 何やってるのよ、私……!」
トニーニョ「――純粋な力では俺の負けだった。しかし、知力と……精神力の勝負では、俺の勝ちだと言わせて貰おうか?」
鈴仙「……ッ!」
実況「ああ〜っと、鈴仙選手! 勝ったと思いきやトニーニョ選手の奇襲に敗北!
あと一歩の所でボールキープできず、零れ球にしてしまいます!
ボールは前方(コリンチャンスから見て)右サイド側に流れていき……リンコン選手がフォローしました!」
リンコン「トニーニョの奴め、まるでモリサキみたいなプレーしやがって! これじゃあ俺が勝つしかねぇじゃねーか!」
ダッ!
実況「短気なリンコン選手は猛ダッシュで攻勢に! なんとしても逆転劇を成就させたい思いでいっぱいです!」
アリスさん「何あんたのような一般通行キャラまで、トニーニョ君との友情描写しちゃってるのよ……妬ましいわね……!?」
ズザアアアアアアッ!
実況「それを妨害するのは右サイドのウイングハーフ、アリスさん選手です!
嫉妬のオーラを身に纏い、リンコン選手へと激しくタックルに向かった〜〜〜!?」
278 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 00:08:51 ID:3e8aMZ9U
先着2名様で、
★リンコン→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリスさん→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→リンコン、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(ネイがフォロー)(オルヘスがフォロー)(てゐがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
リンコンのマークがダイヤ・ハートで「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
アリスさんのマークがダイヤで「トリップワイヤー(+2)」が発動します。
279 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:10:07 ID:???
★リンコン→ドリブル 54 (
クラブJ
)(
5
+
2
)=★
280 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:10:47 ID:???
★リンコン→ドリブル 54 (
ダイヤ9
)(
1
+
1
)=★
281 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:12:29 ID:???
★アリスさん→タックル 54 (
クラブJ
)(
3
+
6
)=★
282 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:12:36 ID:???
★アリスさん→タックル 54 (
スペード2
)(
2
+
3
)=★
283 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:25:26 ID:???
アリスさん、ここで反則タックルっすか
284 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 00:31:52 ID:3e8aMZ9U
★リンコン→ドリブル 54 ( クラブJ )( 5 + 2 )=61★
★アリスさん→タックル 54 ( クラブJ )( 3 + 6 )=63★
≦−2→コリンチャンスボールに。…の筈がアリスさんの反則!?
アリスさん「(ここで取る……ここで取って、みんなに喜び褒め称えられるのよ……!)
――でりゃああああああっ!」
リンコン「こ、コイツ……嫉妬に駆られてボールが見えていないのか!?」
ズガシュウンッ! バギイイッ!
――ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
精神的に追い詰められていたアリスさんは、不得意なパワープレイでリンコンからボールを奪おうとした。
しかし不慣れなままに突撃した結果、彼女はボールでは無くリンコンの上半身を思い切り蹴飛ばしてしまった。
実況「あ〜〜っと、ここでアリスさん選手の反則だ〜〜! 審判が大慌てでアリスさん選手に近づきます。
そして……!?」
先着1名様で、
★アリスさんの運命→! card★
と書き込んでください。数値で分岐します。
JOKER→審判のパルスィ「アリスさん、貴女は私の妹になれ」アリスさん「お姉様……!」
J〜K→お咎め無し
7〜10→注意!
4〜6→厳重注意!
A〜3→イエローカード!
クラブA→一発でレッド!? さよならアリスさん…
285 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:33:19 ID:???
★アリスさんの運命→
スペード4
★
286 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 00:48:44 ID:3e8aMZ9U
★アリスさんの運命→ スペード4 ★
4〜6→厳重注意!
審判「イエローカードをもらっていてもおかしくない反則だったぞ。
今回は厳重注意にとどめるが、二度とこのような事は無いように」
アリスさん「……すみません」
実況「審判が詰め寄るとアリスさんは理性を取り戻したのか、大人しく自分の非を認めます。
普段はファンタジックなプレーで魅せてくれる彼女ですが、今日はどうも調子が悪いようです!」
鈴仙「(う〜ん。普通にしてればアリスさんって冷静で頼りになるのにな。
どうしていつも、他者からの評価と視線を気にし過ぎるあまり、突発的な行動に出ちゃうんだろう?)」
*アリスさんが厳重注意を受けました。
287 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 00:49:58 ID:3e8aMZ9U
――そして。
ピイイイッ!
実況「さあ、試合も後半28分と、ロスタイムを含めても5分余りとなりました中で、
パルメイラスのフリーキックで試合再開です。キッカーは右サイド付近でリンコン選手。
リンコン選手はボールを中央に流して、これは……ネイ選手がフォローです!」
ネイ「俺も頑張らなくちゃな。でないとトニーニョなんかにレイセンが取られちまうぜ!」
ダッ!
てゐ「ちょい待ち! そもそも鈴仙はあんたのでもトニートニー何某のモンでもないよっ!」
お燐「なんかいよいよ、ドロドロ四角関係っぽくなって来たねぇ〜。
……あと、あたいも手伝うよ。サイド際じゃないから、あんまし使えないかもだけどねぇ」
実況「時間の無いネイ選手はそのまま強引に中央突破!
動けるのはボランチのてゐ選手と、サイドから中央に寄ったお燐選手の二人だけです!
試合終了直前での逆転負けという悪夢だけは喫したくないコリンチャンス、守れるか〜!?」
288 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 00:51:23 ID:3e8aMZ9U
先着2名様で、
★ネイ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★てゐ→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(本気モード+1)=
お燐→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネイ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サトルステギがフォロー)(オルヘスがフォロー)(つかさがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ネイのマークがクラブ以外で「消えるフェイント(+4)」が発動します。
ネイはスキル・ファンタジスタにより、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
てゐのマークがクラブ以外で「シロウサギチャージ(+2、吹飛4)」が発動します。
お燐のマークがダイヤ・ハートで「火焔の車輪(+3、吹飛2)」が発動します。
289 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:52:20 ID:???
★ネイ→ドリブル 55 (
ハート8
)(
3
+
1
)=★
290 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 00:53:42 ID:???
★てゐ→タックル 51 (
ダイヤ5
)(
4
+
5
)+(人数補正+1)+(本気モード+1)=
お燐→タックル 53 (
ダイヤ8
)(
4
+
5
)+(人数補正+1)=★
291 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 01:01:38 ID:3e8aMZ9U
★ネイ→ドリブル 55 ( ハート8 )( 3 + 1 )+(消えるフェイント+4)=63★
★てゐ→タックル 51 ( ダイヤ5 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)+(本気モード+1)+(シロウサギチャージ+2)=64
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてつかさがフォロー
ネイ「――それぇっ、これが見切れるかな!?」
てゐ「舐めんな。その程度のトリック、私にゃあ御見通しさ!」
ダダダッ、バギイイッ! ……ポーンッ!
実況「ネイ選手は技の『消えるフェイント』で、そしててゐ選手は力の『シロウサギチャージ』。
それぞれが持ち得る最大の技を用いての応酬が繰り広げられます!
しかし……この勝負は互角。零れ球となりPAから飛び出したつかさ選手がフォローします! しかし……!?」
オルヘス「ここで奪わないと、俺達は負ける! 死んでも取るんだ!」
つかさ「くっ……!(ボールキープは苦手だけど、やるしかないわね……!)」
実況「つかさ選手、ここは猛然とプレスを掛けていたパルメイラスのWG・オルヘス選手に捕まる!
ボールをキープできないとシュートが飛んで来る危険な状況で、つかさ選手は粘れるでしょうか!?」
292 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 01:02:45 ID:3e8aMZ9U
先着2名様で、
★つかさ→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★オルヘス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→つかさ、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(サトルステギがねじ込み)(穣子がフォロー)(お燐がフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
つかさのマークがダイヤで「竹林兎キープ(+3)」が発動します。
293 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 01:03:55 ID:???
★つかさ→ドリブル 51 (
ハート2
)(
3
+
3
)=★
294 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 01:05:20 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日も更新したいですが、DQ11を買いに行くのでそれで更新速度が落ちるかもです(笑)
本日もお疲れ様でした。
>>283
クラブAだったらアリスさんがロッカールームで孤独死してました。(BADEND)
295 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 01:05:25 ID:???
★オルヘス→タックル 51 (
ダイヤ3
)(
5
+
2
)=★
296 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 01:10:01 ID:3e8aMZ9U
すみません、結果がサトルステギのねじ込みになりましたので、
今のうちにさとりの行動(とびだしorセービング)と穣子の『オータムスカイラブ』使用の有無について、
事前に投票をしたいと思います。
〜さとりの行動について〜
A:普通に飛び出す(威力:62+(覚妖怪+5)+(人数補正+1))
B:身構える。(更に選択)
さとりのガッツ:825/825
*****
〜穣子のブロック方法について〜
a:静葉を土台に、『オータムスカイラブブロック』だ!(威力:61+(人数補正+1))150×2消費
b:一人でブロックに向かう!(穣子のブロック:55)
穣子のガッツ:690/880
静葉のガッツ:650/830
サトルステギの『ダイナマイトヘッド』の威力:63
先に2票入った選択肢(部分一致)で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
投票例:Aa(さとりはとびだし、穣子はオータムスカイラブ)、Bb(さとりは身構える、穣子は普通にブロック)
※部分一致の為、例えば、Aa、Ba …と票が入った場合は、
・さとりの行動についてはAとB各一票ずつ、
・穣子達の行動についてはaが二票で決定、 という風にカウントします。
297 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 01:39:06 ID:rMhpdO92
Aa
乙です
298 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 02:35:05 ID:HQi2Ii4k
Aa
299 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 15:23:15 ID:3e8aMZ9U
今から外出ですが、その前に少しだけ更新します。
>>297
乙と投票参加ありがとうございます。いつも遅い時間にありがとうございます。
★つかさ→ドリブル 51 ( ハート2 )( 3 + 3 )=57★
★オルヘス→タックル 51 ( ダイヤ3 )( 5 + 2 )=58★
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そしてサトルステギがねじ込み
つかさ「それっ……!」
実況「つかさ選手、教科書通りながらも堅実なキープを重ねます。それに対してオルヘス選手は……!」
オルヘス「勝てなくても、最悪押し込んでやる……!」
ズザアアアアッ、バチイイッ! ポーンッ!
つかさ「!?」
サトルステギ「いよっしゃあああ! 来た来たキターッ!」
バアアッ……グワァァァッ……!!
実況「オルヘス選手、自分がボールを刈る事よりもチームの攻撃継続を優先した!
力押しでつかさ選手のボールを前方に掻き出します! そしてボールはポストに跳ね返り、
高い軌道をえがいて……これにサトルステギ選手が動きを合わせます!」
300 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 15:37:13 ID:3e8aMZ9U
さとり「――させないっ! PA内のシュートは必ず止めます!」
バァァァッ!
実況「そしてそれに対してはさとり選手が飛び出してセービング!
更にDFのミャージ選手と穣子選手が、さとり選手の奥に控え、ブロックに備えています。
いや待ってください。穣子選手の傍へと静葉選手が走り出し……!」
静葉「たぶん、これが今日最後の『オータムスカイラブ』よ、穣子!」
穣子「うん。後悔のないよう、全力で飛ぶよ!」
ガシイッ、ボオオオオオオオオオオンッ!
実況「穣子選手はオータムスカイラブで飛ぶ〜〜! さあパルメイラス、
ここで決めて今日の試合のクライマックスを飾る事が出来るのか!?
それともコリンチャンスが維持でも守り抜き、そして再度点を奪うのか!?
全ての運命が決まるダイレクトシュートが、今……!」
サトルステギ「 で り ゃ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !!」
グワァァァァッ――ドゴッ。ボオオオオオオオオオオオンッ!!
実況「今、放たれました〜! サトルステギ選手の『ダイナマイトヘッド』だ〜〜!!」
301 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 15:39:07 ID:3e8aMZ9U
先着2名様で、
★サトルステギ→ダイナマイトヘッド 63 ( ! card )( ! dice + ! dice )=
★さとり→とびだす 62 (! card)(! dice + ! dice)+(覚妖怪+5)+(人数補正+1)=
ミャージ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
穣子→オータムスカイラブブロック 62 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧2→サトルステギの「ダイナマイトヘッド」がコリンチャンスゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ネイがねじ込み)(パルメイラスのコーナーキック)(お燐がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
サトルステギの『ダイナマイトヘッド』には吹飛係数2があります。
穣子はスキル・丈夫な身体により必殺ブロック発動時、吹き飛び・負傷を無効化します。
302 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 15:40:14 ID:???
★サトルステギ→ダイナマイトヘッド 63 (
クラブ8
)(
2
+
6
)= ★
必要ないだろうけど一応★足しときますね
303 :
森崎名無しさん
:2017/07/29(土) 15:42:36 ID:???
★さとり→とびだす 62 (
スペードJ
)(
5
+
3
)+(覚妖怪+5)+(人数補正+1)=
ミャージ→ブロック 52 (
ダイヤ6
)(
6
+
5
)+(人数補正+1)=
穣子→オータムスカイラブブロック 62 (
ハート7
)(
2
+
2
)+(人数補正+1)=★
304 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 15:42:38 ID:???
…と、言ったところで外出します。続きは出来れば夜少しやりたいです。
>>302
すみません、ミスでした。★を足した
>>302
さんの判定を有効として進行いたします。
305 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/29(土) 20:26:11 ID:???
すみません、今からリアルで付き合いが入ってしまったため、更新をお休みします。
明日こそは多めに更新したいです。
306 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 06:10:16 ID:???
★サトルステギ→ダイナマイトヘッド 63 ( クラブ8 )( 2 + 6 )=71★
★さとり→とびだす 62 ( スペードJ )( 5 + 3 )+(覚妖怪+5)+(人数補正+1)=76
≦−2→コリンチャンスボールに。
サトルステギ「よし、絶好のポジショニング、そしてタイミングだ!」
さとり「――だとしても、それは既に私の手の内です!」
ビュンッ、ガシイイイイッ!
サトルステギ「ん、ん、んなぁぁぁあっ!? さっきはトニーニョ達のシュートをアッサリ決められてたクセにー!?」
さとり「言ったでしょう。……ペナルティエリア内のシュートは必ず止める、と」
実況「サトルステギ選手、決して悪くない。いやむしろかなり好調な状態でのシュートだったにも関わらず、
さとり選手には全く敵わない! PA外では惜しくも2失点を喫してしまったさとり選手ですが、
PA内における不敗神話はここブラジルでもまだまだ続きそうです!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「畜生、ダメだったか」「このまま同点か?」「いや、ロスタイムがまだある」「うどんげー! お前も決めろー!」
翼(観客席)「(やっぱり、彼女のPA内での強さはマグレじゃないみたいだね。
俺の『ドライブオーバーヘッド』でもゴールは難しいかな。でも、『アレ』が出せれば……)」
妖夢(観客席)「(さとりさんの能力はやっぱり厄介ね。でも、私の全力ならばPA内の彼女が相手でも……きっと勝てる。
いや違う。勝たなくてはならないんだ。負けてはいけないんだ……)」
307 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 06:11:26 ID:???
鈴仙「さとりさん、ナイスセーブ! さて、次の攻撃はどうしようかしら……」
さとりは実力通りにサトルステギのシュートを完封し、攻撃権はコリンチャンスに移る。
そしていつものように、残り少ない後半戦の攻めを鈴仙が考えている時――異変が起きた。
てゐ「(……………)――さとりっち、私に持って来な」
さとり「え? ええ……。さとりっちって言う雑かつ唐突なあだ名については言うべき点が多々ありますが。
ボールを渡すという事については構わないけれど……」
これまで基本、鈴仙のサインを受けて動いていた筈のてゐが、独自にさとりにボールを要求した。
ネイやオルヘスはねじ込みに向かってPA深くまで切り込んでいたし、疲弊したトニーニョは守勢に転じていたため、
それを邪魔する者は居らず、ボールは順当に渡される。
鈴仙「(ん……ここでてゐ? さとりさんが独自に判断したのかな。
まあ確かに、1秒でも早く点が欲しい今としては、てゐのロングパスは有用だけど…………)」
――しかし、鈴仙の想像とは裏腹に、てゐが出た行動は違った。
そしてそれは、これまで自発的には目立とうとしない、裏方気質のてゐらしからぬものだった。
つまり。
てゐ「――さ、そろそろ私の出番だね!」
ダッ! タタタタタタタッ……!
308 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 06:12:48 ID:???
実況「こ、これは……てゐ選手、ボランチの位置からドリブルで中央突破!
今までは中盤の守備と前線へのロングパスで活躍していたてゐ選手らしからぬ行動です!
これには一体、どのような意味があるのでしょうか〜〜!?」
鈴仙「えっ……!(てゐ。あんたってばもしかして……)」
てゐ「(ここで失敗すれば、逆転負けのリスクもあるっていう意味じゃあ、
冷静で的確な判断力に定評のある私らしくもないけどさ。
――でも。やっぱり悔しいじゃんよ鈴仙。私らの技が、あんなチャラ男とイモ男の専売特許だと思われちゃあさ)」
――てゐはこの時果敢にも前線へと上がり、そして『インビジブルデューパー』を狙っていた。
得意の『エンシェントデューパー』をシュートに使いかつ、そのシュートを鈴仙が更に蹴りだす事で、
圧倒的な速度と変化を持った兵器へと変貌する、鈴仙達の切り札ともいえる超必殺シュート。
もしもこれが放たれれば……膠着し切ったこの試合の流れを打ち砕く事は不可能ではない。
トニーニョ「くっ……。やはり攻めて来たか!」
リンコン「しゃらくせえ、一気に奪い返してやる!」
てゐ「――どきな。今の私に近寄るんじゃないよ!」
ダッ!
――かくして、竹林の仕事師は今、自分自身と親友のプライドの為に、一世一代の大仕事に出た。
その賭けは果たして吉と出るか、それとも……。
309 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 06:14:43 ID:rIgDt3Vo
先着2名様で、
★てゐ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(本気モード+1)=★
★トニーニョ→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)+(人数補正+1)=
リンコン→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、ドリブル突破! そして……!
=1、0、−1→ボールは零れ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(反町がフォロー)(ゲレーロがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
てゐのマークがクラブ以外で「シロウサギドリブル(+3、吹飛2)」が発動します。
310 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 07:30:43 ID:???
★てゐ→ドリブル 55 (
ダイヤQ
)(
5
+
6
)+(本気モード+1)=★
311 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 07:56:34 ID:???
★トニーニョ→タックル 54 (
スペード2
)(
4
+
5
)+(ガッツ300未満ペナ-1)+(人数補正+1)=
リンコン→タックル 52 (
ダイヤ8
)(
5
+
4
)+(人数補正+1)=★
312 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 13:09:49 ID:rIgDt3Vo
早朝に目が覚めて更新したのは良いですが、そのまま二度寝してました(汗)
これからもまた外出したりするので、超ゆっくりになりそうですが更新します。
それと、今回てゐが11以上で勝利しましたが、ドリブルフラグについて確認したところ、
38スレ目の
>>100
で習得しているにも関わらず能力値欄で反映されていなかったので、
今回はフラグ回収、という事にします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★てゐ→ドリブル 55 ( ダイヤQ )( 5 + 6 )+(本気モード+1)+(シロウサギドリブル+3)=70★
★トニーニョ→タックル 54 ( スペード2 )( 4 + 5 )+(ガッツ300未満ペナ-1)+(人数補正+1)=63*吹き飛び!
リンコン→タックル 52 ( ダイヤ8 )( 5 + 4 )+(人数補正+1)=62★*吹き飛び!
≧2→てゐ、ドリブル突破! そして……!
てゐは感情任せに正面突破を選んだかのように見えたが、その実、何の打算も無かった訳ではない。
面倒なサトルステギやネイが、ダイレクトシュートやそのねじ込みに向かうために
てゐへのマークがかなり薄めていた事や、中盤を支配するトニーニョが疲労しており、
中盤の守備力が減少していた事が、正面突破の成功率を高めていた。
無論、後はてゐ自身がそのトニーニョに勝利し、中盤を制圧する必要があったのだが――。
てゐ「あんたらのシュートを見て、思い出したよ。私にも――プライドを賭けて戦うべき理由があった事をね!」
ブンッ! ダダダダダダダダダダッ! ――ドゴオッ、ドゴオオオッ!
トニーニョ「ぬうっ……!」
リンコン「ぐわぁぁっ!?」
――結果として、その心配は不要だった。
自分と鈴仙。ひいてはチーム全体の矜持を抱く今の彼女のプレーは決して軽いものではなく。
大きな男二人を吹き飛ばした『シロウサギドリブル』が示すように、一見は小さくか弱いながらも、
その芯には熱く激しい感情の炎が渦巻いていた。
*トニーニョのガッツが200を切りました。以降回復するまでガッツ200未満ペナ(−2)が発生します。
*てゐがドリブルフラグを回収。『シロウサギドリブル』の発動率が3/4になりました。
313 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 13:12:16 ID:rIgDt3Vo
実況「てゐ選手、トニーニョ選手とリンコン選手を吹っ飛ばし、悠々と中盤を越えていきます!
そして……後半戦ロスタイム! 試合は2−2の同点の中、恐らく最後のシュートチャンスがやってまいりました!」
キーガン「(……ここまで来ては、やるしかあるまい)――皆、全力で止めるぞ!」
アレクセイ「2点を取ってくれたトニーニョやネイ達の為にも、守り抜く!」
ブランコ「俺に美しいブランコを見せてくれ、コリンチャンス!」
ミラ「ここで負けたくないのは、俺達もお前らも一緒。だから後は、気持ちの勝負だ!」
サルサノ「(皆……震えているのに堂々としている。――でも、そうか。俺だけが、特別って訳じゃなかったんだ。
皆も俺と同じように不安や無力感を抱きながらも、屈する事無く足掻き続けていたんだ。
そしてそれは、モリサキも一緒……)――皆! 俺も頑張って止めるから手伝ってくれ!」
てゐ「鈴仙。……私がやりたい事は分かってるだろうけど、他の方法だってある。
だから――我儘かもしれないし半ば押し付けっぽいかもしれんけど、鈴仙。
それでも、最後はあんたの判断に任せるよ。それに……」
佳歩「(鈴仙さまとてゐ様の友情は素晴らしいです。でも、私だって…………!!)」
てゐ「(……ま、これ以上は言ってもヤボかな)」
鈴仙「てゐ……(――確かに今は、最初で最後と言っても良い位の大チャンス。
何も『インビジブルデューパー』に頼らずとも、佳歩や反町君も得点圏内に居るし、
アリスさんのドリブル突破だって有効。そして、てゐ自身も突破力と強力な一対一シュート
――『ロビングシュート』があるから、このままドリブルで突っ込ませてもいい。
……てゐの気持ちに応えるためにも、私は、私自身の手で最後の決定をしないといけないわね)」
314 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 13:15:12 ID:rIgDt3Vo
A:……これで終わりだ。『インビジブルデューパー』で決める!(威力:67)250消費×2
B:――いや、今は『インビジブルデューパー』よりも良い手がある。(更に選択)
鈴仙のガッツ:460/990
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
315 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 13:15:37 ID:QGehamks
A
316 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 13:18:25 ID:Z7T/2vOo
B
真実の友情があるし
317 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 13:25:04 ID:QGehamks
Bに変更します。
318 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 13:38:28 ID:rIgDt3Vo
B:――いや、今は『インビジブルデューパー』よりも良い手がある。(更に選択)
鈴仙「(――いや。違うわね。ここは『インビジブルデューパー』よりも良い手があって。
そして、てゐはそれを敢えて話していない。きっと、私にしっかりと判断させるために。
一人の想いだけじゃなく、周囲の想いを汲み取り。そしてその上で最も勝率の高い選択をするために……!)」
A:佳歩を含めた、『真実の友情』で終わらせる。(威力:69、ポスト・枠外無し)250×3消費
B:てゐとワンツーでPA内を切り込む。そしててゐの一対一で決める。
C:混戦状態のPA内でポストプレイ。そこから佳歩の『ラビットダイブ』で決める。(鈴仙のポストプレイ:58)
D:混戦状態のPA内でポストプレイ。そこから反町の『ポイゾナスオーバー』で決める。(鈴仙のポストプレイ:58)
E:アリスさんにバックパス。ドリブルゴールを狙う。
F:その他 『マインドスパークルマイン』や『マインドエクスプロージョン』を狙いたい場合はこちらで
鈴仙のガッツ:460/990
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
319 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 13:39:51 ID:???
……と、言ったところで一旦ここまでです。続きは数時間後〜遅くとも夜には更新します。
(おそらく)今日で、パルメイラスとの試合が終了する予定です。
320 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 13:42:59 ID:Z7T/2vOo
A
一旦乙でした
321 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 13:43:45 ID:ydHAy5O2
A
322 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 22:30:45 ID:???
>>320
一旦乙ありがとうございます。遅くなりましたが更新再開します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:佳歩を含めた、『真実の友情』で終わらせる。(威力:69、ポスト・枠外無し)250×3消費
鈴仙「(てゐは私との『インビジブルデューパー』に拘って、わざわざ慣れないオーバーラップまでしてみせた。
だけどそれは即ち、『インビジブルデューパー』以外の選択肢を切り捨てる事を意味しない。
――私はこのチームのキャプテンなんだもの。感情と理性、その両方を大事にしなくちゃいけないのよ……!)」
――鈴仙は溢れる感情を一旦制御し、より良い手段を考える。
そして幸運なことに、今回の場合その『より良い手段』は至極簡単だった。
鈴仙「……佳歩。私は――あなたの力も借りたい」
佳歩「……はい。鈴仙さま!」
鈴仙にとって相棒とはてゐだけではない。すぐ横で共に戦う小柄な少女――佳歩もまた、
鈴仙と共に数多の窮地を乗り越え、そして成長して来た大切なパートナーである。
パルメイラスという名の森崎の魂が未だ残る難敵を打ち破るには、一人でも、二人でもなく。
三人の力が無ければ、恐らくは足りない事だろう。鈴仙はすぐに決意し、てゐにサインを送ると。
てゐ「……さっすが鈴仙だね。それでこそ、この私が見込んだ女だよ」
と、ニヤリと笑った。そして――。
323 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 22:33:31 ID:???
てゐ「――さァて、久しぶりの大仕事だ。いっちょやったるよ!」
―――バシュンッ! ギュン、ギュン、ギュン、ギュン……!
鈴仙「(佳歩は変わった。元々の賢さに加えて自信と実力を付けて、文句なしのFWに成長した。
でも、変わったのは佳歩だけじゃない。アイツも――てゐも、変わった。
自分のプライドに拘らず、私やチームの為に献身的に動いてくれるようになった)」
グワアアアアアアアアアアアアッ、バシイイイイイイイイイイイイイイイッ!
ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
佳歩「(私では、鈴仙さまとてゐ様の長年の絆に割り込めないのかもしれない。
だけど、試合の場では私も鈴仙さまの近くに居れる。それなら、私にもこのシュートを撃つ資格はある!)」
―――バシュッ。ガキイイイイイイイイイイイインッ!
カルロス(観客席)「(このシュートは。まさか彼女達が、こんな隠し玉を持っていたなんて……!)」
翼(観客席)「(――へぇ。これは少しだけ面白いなァ。今度岬君を実験台に、俺もやってみようかな)」
妖夢(観客席)「(このシュート……! このシュートは嫌いだ。これを見ると、辛くて、胸が苦しくなる……!)」
―――バシュンッ! ギュン、ギュン、ギュン、ギュン……!
鈴仙「てゐによる不可思議な軌道のパス。そして佳歩の正確なシュートコントロールによる跳ね返し。
これを私が撃ち返す事で、シュートは無限の破壊力と変化を描き続ける!
喰らいなさいパルメイラス! これが私達の――『真実の友情』よッ!!」
グワアアアアアアアアアアアアッ、バシイイイイイイイイイイイイイイイッ!
ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
324 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/30(日) 22:39:09 ID:rIgDt3Vo
先着4名様で、
★鈴仙→「真実の友情」 69 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★アレクセイ→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
キーガン→ブロック 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ブランコ→ブロック 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
ミラ→ブロック 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★サルサノ→がんばりセービング 63 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(サルサノがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙達の「真実の友情」がパルメイラスゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(アリスさんがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙達の『真実の友情』はポスト・枠外が発生しません。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
アレクセイのマークがダイヤで「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
アレクセイのマークがハートで「頭突きブロック(+4、100消費)」が発動します。
キーガンのマークがダイヤで「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
キーガンのマークがハートで「反転ブロック(+6、150消費)」が発動します。
キーガンのマークがスペードで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
ブランコのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。
325 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 22:39:50 ID:???
★鈴仙→「真実の友情」 69 (
スペードK
)(
4
+
4
)=★
326 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 22:41:11 ID:???
★アレクセイ→ブロック 55 (
スペードA
)(
4
+
6
)+(人数補正+2)=
キーガン→ブロック 57 (
クラブ10
)(
4
+
1
)+(人数補正+2)=★
327 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 22:42:08 ID:???
★ブランコ→ブロック 54 (
ハートK
)(
1
+
2
)+(人数補正+2)=
ミラ→ブロック 54 (
JOKER
)(
3
+
4
)+(人数補正+2)=★
328 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 22:47:31 ID:???
★サルサノ→がんばりセービング 63 (
スペードA
)(
4
+
3
)=★
329 :
森崎名無しさん
:2017/07/30(日) 22:48:02 ID:???
スキルが無かったら枠外
330 :
328
:2017/07/30(日) 22:48:52 ID:???
よかった…真実の友情に枠外判定が無くてw
331 :
森崎名無しさん
:2017/07/31(月) 00:00:05 ID:???
サルサノってまじで何物なんだ……
332 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/31(月) 00:54:32 ID:???
★鈴仙→「真実の友情」 69 ( スペードK )( 4 + 4 )=77★
★アレクセイ→ブロック 55 ( スペードA )( 4 + 6 )+(人数補正+2)=67
キーガン→ブロック 57 ( クラブ10 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=64★
★ブランコ→ブロック 54 ( ハートK )( 1 + 2 )+(人数補正+2)=59
ミラ→ブロック 54 ( JOKER )(JOKERよりダイヤ15)+(人数補正+2)=71★
★サルサノ→がんばりセービング 63 ( スペードA )( 4 + 3 )=70★
≧2→鈴仙達の「真実の友情」がパルメイラスゴールに突き刺さる!
――キィイインッ!
アレクセイ「うぐ……!」
キーガン「(――彼女達のシュートは、凄い。俺達には無い何かを、間違いなく持っている……!)」
ミラ「(全力のブロックだった。なのに俺は、その勝負に入れる事すら許されねえのか……!?)」
ブランコ「ブランブラーンッ! はははっ、愉快なりレイセンとその仲間達!!」
サルサノ「あきらめん。俺は諦めないぞおおおっ!」
……パルメイラスの守備陣は、それぞれが持ち得る力を全て振り絞った。
しかし、それでも彼らは鈴仙達に追いつけない。
彼らの結束は確かに尊く強固だったが、それでも、彼女達の友情に勝てなかった。――そして。
ズバァァッ! ピピイイイイイイイイイイイイイイイッ!
ボールは無慈悲にもパルメイラスのゴールネットを揺らす。
後半戦ロスタイム1分。混迷に混迷を重ねた試合は、
最後にコリンチャンスへと傾き、その終焉を迎えようとしていた。
コリンチャンス 3 − 2 パルメイラス
333 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/31(月) 00:55:45 ID:???
実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜ル! 鈴仙選手、てゐ選手、佳歩選手。
三位一体のトリオシュート・『真実の友情』が、パルメイラスのゴールに突き刺さった〜〜!
これで試合は終了直前に3−2! コリンチャンスの勝利を決定づけるゴールとなりました!
しかしそれにしても、何というシュートでしょう! トニーニョ選手とネイ選手の『ブースターシュート』もまた
鮮烈で強烈なシュートでしたが、今しがた放たれたコレは、練度も威力も速度も技術も、
『ブースターシュート』を遥かに上回っている! とても一朝一夕で放てるシュートでは無い、この切り札を、
鈴仙選手達は今の今まで隠し持っていたというのか〜〜〜〜!?」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「何だ今のシュート?!」「すげええ!」「間違いなく今大会ナンバーワンシュートだ!」
「レーイーセン!」「テーイ!」「カーホ!」「レーイーセン!」「レーイーセン!」「ですよねー」
カルロス(観客席)「(……威力もそうだが、このシュートを実現までに持って行った努力こそが信じられない。
かくも強固に、人と人との絆を結び付けられるレイセンならば、アーサーお姉ちゃんの心すらも……)」
アヤソフィア(記者席)「(これこそが、鈴仙さんが持つ力。……チームに入ってでも、間近で見たかった絆の力。
だけど、今の私にはもう、関係が無いわね)」
翼(観客席)「どうしたの、魂魄さん。顔色が悪いけど?」
妖夢(観客席)「な、何でもない……!(――どうして。どうしてあんなに不完全な三人が、
あんなに完璧なシュートを放てるの。選手としては、私の方が絶対に完璧な筈なのに!)」
334 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/31(月) 00:58:49 ID:???
鈴仙「はぁ、はぁ……! 決まった……!」
てゐ「鈴仙、疲れすぎ……! 何やってんの……!」
佳歩「お二人とも、流石です……!」
反町「(あんな連携プレイ。俺もいつかは穣子さんや静葉さんとやってみたいな……)」
アリスさん「(友情って何だろう。取り繕った笑顔しかできない私は笑われるだけの道化。
嫉妬の感情すら抱く事が烏滸がましいのよ、ウフフ……)」
穣子「三人ともお疲れ様〜。後は私達に任せてね!」
静葉「……相手も、ここから僅か数分で攻め切れるまでの戦力を有していないわ。
慌てず、ゆっくり守れば大丈夫よ」
お燐「いや〜ナイスゴール! お姉さん方ならやってくれるって、信じてたよ」
さとり「びっくりする程の白々しさですが、お燐の言う通り。この一点は貴重です」
チームメイトからの祝福を受けながら、鈴仙達はなんとかもぎ取った1点を前に安堵する。
パルメイラスはこれまで彼女達を苦しみ続けたが、それ故に、この1点が大きい。
勿論ロスタイムはまだ数分残っているため、油断は禁物であるが――それでも、
鈴仙は静かに、自分達の「真実の友情」が未だ確かにここにある喜びを、噛みしめたかった。
*鈴仙とてゐのガッツが300を切りました。以降回復するまでガッツ300未満ペナ(−1)が発生します。
*佳歩のガッツが200を切りました。以降回復するまでガッツ200未満ペナ(−2)が発生します。
335 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/07/31(月) 01:09:44 ID:???
……と、言ったところで今日はここまでにします。
文章が思ったより膨れて、試合終了まで書けませんでした(汗)
試合終了後からの予定としては、試合後のちょっとした交流イベントを描写後、
仲間の章の選択に移っていく予定です。
>>329-331
サルサノ君のポスト枠外率はマジでヤバいですね……。
妖夢はポストの魔力にやられてしまいましたが、鈴仙は仲間の力で助かった感じでしょうか。
ここまで凄い引きをさせられた以上、何か今後の再登場+スキル習得位はさせてあげたいですね……。
ブラジル代表第3ゴールキーパーになるとか。
336 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 01:06:17 ID:???
トニーニョ「……」
ネイ「はぁ……レイセン。美しかったよ。後願わくば、キミが俺達のチームに居てくれればもっと良かったんだけど……」
サトルステギ「ちくしょーーっ! 流石に悔しすぎるぜ!」
キーガン「(サルサノはよくやってくれた。今回の失点は、俺の失策だ……)」
そして一方で、パルメイラスは絶望に覆われていた。
あと僅かで掴めた勝利の糸が、ほんの鼻先で自分達の前から消え去った事を、
まだ未熟な彼らは全く気にしないで居る事は困難だった。
トニーニョ「『ブースターシュート』は――俺達の、真実の友情はまだ弱い。
もっと強い友情と絆で結ばれた奴が、まだまだ居たという事だ」
ネイ「そーだね。あーあ。あんなチビっ子姑じゃなくて、俺がレイセンのシュートの起点になりたいのに……。
――って、悪かったトニーニョ。今のは失言だ。だからそんな辛そうな顔をしないでくれ」
とりわけ、冷静にチームメイトを律するべきトニーニョと、ムードメーカー気質のネイが、
今回に限っては動揺を隠せないでいる事はチームにとって痛手だった。
自慢の『ブースターシュート』の使い手は他にも居たどころか、更に上回る使い手が居た事実は、
チームメイトの中でも優れたメンタリティを持つ二人であっても素直に受け止めきれなかった。
キーガン「(キックオフシュートでも出来れば、まだ同点の芽はあるだろうが……それも無理だ。
サトルステギはダイレクトでしかシュートは撃てないし、オルヘスの攻撃力ではDFに防がれる。
トニーニョの『フライングドライブ』ならば、運が良ければGKに届く可能性はあるが――あくまで、届くのが精一杯だ。
それにそもそも、満身創痍のアイツは今、『ドライブシュート』すら撃てやしない。……もう、打つ手はないのか)」
337 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 01:08:45 ID:???
後半戦ロスタイム。試合は残り数分。現実的な勝機は見えない。冷静なキーガンが下した結論は残酷なまでに的確だった。
自分達は頑張った。しかし、相手の方が更に一枚上手だった。
いつしかそんな雰囲気すら流れるパルメイラスの選手達を律したのは――。
サルサノ「……皆。諦めるな!!」
パルメイラスメンバー「「「「!!!!????」」」」
皆を律したのは、サルサノだった。
パルメイラスの補欠GKで、特に森崎の登場からは良い所が無く、
仕舞いにはチームから最後通牒を突きつけられて、当然その試合でも大量に失点をして。
そしていよいよ荷物を纏めてチームを去る事となった次の日。
――森崎の失踪によるGK不足により、急遽退団が撤回され正GKとなった、サルサノだった。
サルサノ「……俺はこの試合、ずっと考えていた。実力も才能も無い、ただ運だけが良かったというそれだけで、
実力も才能もある皆と同じ舞台に立てた事について。
そして、俺には無い物を全部持っていて、これからもっと凄い物を捕まえる予定だったモリサキが、
良く分からないままに姿を消した事について」
キーガン「………」
周囲の反応を気にもせず、サルサノは続ける。自分の鬱屈とした感情に任せるままに。
サルサノ「世の中、結局は運なんだ。持って生まれた運が優れたヤツだけが、
華やかな栄光を浴びて、自分の夢を叶えるんだ。……退団予定の前日、俺はそう考えていた。
だけど、森崎が不運に遭って、俺が幸運にも退団を免れ大舞台に立つ事になってから、
その考え方は間違っているんだと……俺は、この試合を通して気付いたんだ」
338 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 01:10:15 ID:???
サトルステギ「なげーよ。三行にしてくれ」
トニーニョ「茶化すな、サルサノ。……審判が見ている、もうすぐキックオフだ。
しかし俺はお前の考え方に興味がある。そしてそれは――俺達に最期の奇跡を起こさせるかもしれん。
(そう。最後まで諦めずに奇跡を掴み続けた。あの男のようにな……)」
トニーニョはキャプテンらしくサトルステギを窘めながらも、彼の姿に憧憬を抱かずにはいられなかった。
それは彼もまた、諦めずに奇跡を掴もうともがき続けた、とある少年を尊敬していたからに他ならない。
トニーニョに勇気づけられたサルサノは、力強く皆に投げかけた。
サルサノ「俺が、幸運にもこの場に居て気付いた事。それは……勝負は、決して時の運なんかじゃない。
勝負は――幾ら不運でも、諦めない方が勝つ。という事だ。だってそうだろう?
モリサキはきっと、どんな不運に遭っても決して諦めない。そして、最後の最後に勝ってみせて、
あの高慢ちきな高笑いをかまして来るに決まってるんだ。だったら、やる事は一つだ。
――あきらめんといったら、あきらめん! 最後の最後まで諦めない事だろう!?」
ネイ「……まさか、サルサノに言われちゃうなんてな。諦めない、か。
口で言うのは簡単だけど、実践するのは案外難しいんだぜ?」
――特殊な位置に居るからこそ、運否天賦の勝負の世界における不条理さを誰よりも知り、
そしてその不条理さを知りながらも尚、諦めない事の尊さを語るサルサノを見て、
……一番に奮い立ったのは、ネイだった。
ネイ「……どんなに絶望的な局面でも。どんなにキツい状況でも、どんなに努力が報われなくても。
それでも、泣きながら前を向き続ける子に、本気で惚れちまったんだ。
でも、だからこそ思う。俺があの子に釣り合う為には――俺自身も、前を向き続けなくちゃってな!」
天才肌で泥臭い特訓よりも女子との交流を好む彼が、真っ先に影響される事は昔ならばあり得なかったかもしれない。
しかし、かつての森崎や今のサルサノと同じような姿勢でサッカーに臨む少女に惚れた今の彼は、
ある意味ではチームの誰よりも、サルサノの言葉を敏感に受け止めていた。だから、ネイは真っ先に志願する。
339 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 01:11:32 ID:???
ネイ「――最後のキックオフ、俺にやらしてくれ」
――自分が、この試合の最後の希望として、コリンチャンスの前に立ちふさがる事を。
そして、仲間達も彼の選択を止める事はない。
オルヘス「ネイ。まさかお前、ドリブル突破で……!」
キーガン「――だが。キックオフシュートが非現実的な今、点を決められるのは、お前のドリブルしか無いのかもしれん」
トニーニョ「……無謀な賭けはするな、と昔の堅物な俺は言っていただろうな。
だから言おう。ネイ、無謀な、賭けはするな。……もっとも、お前の辞書には『無謀』という単語など、無いだろうがな」
サトルステギ「俺の恨み、絶対に晴らしてくれよー?」
それは決して無謀でも捨て蜂でも無い。彼らは単に、『あきらめない』だけである。
運命すらも操り得る幸運のGKすらもが貴んだ、『あきらめない』彼らの精神。
その強さが、コリンチャンスのメンバーに最期の牙を剥くまで、あと数十秒。
*****
340 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 01:14:43 ID:???
――そして。
ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「さあ。恐らくこれが正真正銘最後のキックオフでしょう。
ボール権のあるパルメイラス、ボールをネイ選手に回して……!」
ネイ「レイセン。俺は君を諦めない。俺の愛のドリブルを見てくれ!」
タタタタタタッ……!
実況「ネイ選手はなりふり構わず、中盤をドリブル突破〜〜〜!!
試合がロスタイムを迎えた以上、これ以上は無駄なパスワークすら許されない。
そんな気持ちがにじみ出るまでの強行突破で、ネイ選手はゴールまで詰め寄ります!」
鈴仙「……私にはまだ、愛が何なのかはよく分かんない。
だけど――チームの皆と勝ちたい気持ちなら、負けるつもりはないわ……!」
佳歩「ハァ、ハァ……! 鈴仙さま。私だって、いっしょです……!」
実況「ですが」、ここはコリンチャンスのツートップが仲良く妨害に!
ネイ選手、間違ってもここでボールを零す訳にはいきません!
341 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 01:16:31 ID:NRb9CWMI
先着2名様で、
★ネイ→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=
佳歩→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネイ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(トニーニョがフォロー)(反町がフォローし試合終了)(アリスさんがフォローし試合終了)
≦−2→コリンチャンスボールに。試合終了。
【補足・補正・備考】
ネイのマークがクラブ以外で「消えるフェイント(+4)」が発動します。
ネイはスキル・ファンタジスタにより、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙はスキル・フェアプレイ精神により反則を犯さず、代わりに鈴仙が反則の条件を満たした場合−3のペナを負います。
佳歩のマークがダイヤで「野兎タックル(+2)」が発動します。
342 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 01:18:30 ID:???
…と、言ったところで短いですがここまでです。
当初は真実の友情が決まった時点で試合終了にしようと思ってましたが、
もう少し描写をしたくなったので、イベント的に判定を入れました。
明日こそは試合終了になる……と、思っています。本日もお疲れ様でした。
343 :
森崎名無しさん
:2017/08/01(火) 01:19:53 ID:???
★ネイ→ドリブル 56 (
クラブK
)(
5
+
1
)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
344 :
森崎名無しさん
:2017/08/01(火) 01:29:34 ID:???
★鈴仙→タックル 52 (
クラブ9
)(
4
+
1
)+(人数補正+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)=
佳歩→タックル 50 (
スペードK
)(
6
+
3
)+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★
345 :
森崎名無しさん
:2017/08/01(火) 01:39:53 ID:???
これはラキスケ
346 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 23:24:39 ID:???
★ネイ→ドリブル 56 ( クラブK )( 5 + 1 )+(ガッツ300未満ペナ-1)+(狂気の瞳-2)=59★
★鈴仙→タックル 52 ( クラブ9 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)+(フェアプレイ精神-3)=54
佳歩→タックル 50 ( スペードK )( 6 + 3 )+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=58★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてトニーニョがフォロー
ネイ「はぁ、はぁ……それっ!」
鈴仙「(ネイ君。疲れのせいでプレーに精彩を欠いているわね。
しかもこのままじゃあ衝突してしまう。だったら……避けさせてもらうわ」
スッ……。
実況「おっと鈴仙選手、ここでネイ選手とはぶつからない!
反則の危険性を察知したのか、タックルを止めてボールカットに動きました。
『フェアプレイ精神』溢れるプレイです! ですが……!」
佳歩「……でりゃーーーっ!」
ズザアアアアアアアアッ、バシイッ……。
実況「これには佳歩選手が食いついていた! 佳歩選手もネイ選手や鈴仙選手同様、
いやそれ以上の満身創痍ぶりですが、ガッツあふれるプレーで鈴仙選手をサポートだ!
そして零れたボールは……!」
トニーニョ「ネイ……サルサノ……キーガン……サトルステギ……オルヘス……皆。
俺も……諦めんぞ!」
グワァァッ、バシュウウウッ……!
347 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/01(火) 23:26:14 ID:NRb9CWMI
実況「トニーニョ選手がフォローし、即座に折り返しの『ドライブパス』だ〜〜!
この試合、攻守に渡り活躍し続けたトニーニョ選手は疲労困憊ですが、
最後の意地でパスを撃ち抜きました〜〜〜!!」
アリスさん「貴方達の友情物語もここまでよ! この私が破壊してあげるわ!」
反町「(なんかアリスさんが悪役っぽいぞ……?)」
実況「コリンチャンス、ここで奪えば勝利は確実という中、
アリスさん選手と反町選手の二名がパスカットに飛び出しました!」
先着2名様で、
★トニーニョ→ドライブパス 58 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★
★アリスさん→パスカット 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
反町→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(軽傷治療済-1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネイ、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(オルヘスがフォロー)(お燐がフォローし試合終了)(てゐがフォローし試合終了)
≦−2→コリンチャンスボールに。試合終了。
【補足・補正・備考】
アリスさんのマークがダイヤで「ムーンサルト上海(+4)」が発動します。
アリスさんのマークがハートで「上海人形カット(+3)」が発動します。
348 :
森崎名無しさん
:2017/08/01(火) 23:27:06 ID:???
★トニーニョ→ドライブパス 58 (
ダイヤ6
)(
2
+
2
)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★
349 :
森崎名無しさん
:2017/08/01(火) 23:28:50 ID:???
★アリスさん→パスカット 56 (
ダイヤ9
)(
4
+
3
)+(人数補正+1)=★
反町→パスカット 51 (
クラブA
)(
4
+
2
)+(人数補正+1)+(軽傷治療済-1)=★
350 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/02(水) 01:09:15 ID:zPI53KrM
★トニーニョ→ドライブパス 58 ( ダイヤ6 )( 2 + 2 )+(ガッツ200未満ペナ-2)=60★
★アリスさん→パスカット 56 ( ダイヤ9 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)+(ムーンサルト上海+4)=68★
≦−2→コリンチャンスボールに。試合終了。
バシュッ……。
――パルメイラスメンバーそれぞれに宿る、不屈の心は確かに本物だった。
アリスさん「この程度……!」
しかし、如何に心が本物であっても、目の前の現実を崩す事はできない。
バァァァッ……パシイッ!
つまり、トニーニョが放った『ドライブパス』は、先程のネイのドリブルと同じく、全くの精彩を欠いており。
トニーニョ「……くそっ!!」
このリオカップの場では、容易く奪われても致し方無い程度の威力しか込められていなかった。
アリスさん「……反町君、後は任せたわ」
そして、コリンチャンスに集まる皆もまた、それぞれがそれぞれの信念を持っている。
――ならば、現実は勿論幻想ですらも、今となってはパルメイラスのみを味方しない。
アリスさんが胸で完全にトラップしたトニーニョのパスは、反町の居る中盤へと流れていき。
残り少ないロスタイムは彼の空気を読んだ繊細なパスワークでみるみると溶けていく。
そして――。
351 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/02(水) 01:12:02 ID:zPI53KrM
ピイッ、ピイイッ。ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「試合終了〜〜〜! コリンチャンス、パルメイラスをも下してリオカップ決勝戦に進出だ〜〜!!」
――互い互いに爆発する感情がぶつかり合った、リオカップの準決勝戦は、
一瞬だけ輝いた閃光のように鮮烈に、しかし呆気なく、その幕切れを迎えたのだった。
コリンチャンス 3 − 2 パルメイラス 試合終了!
352 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/02(水) 01:13:32 ID:zPI53KrM
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「マジか!?」「あのコリンチャンスが決勝進出かよ!」「パルメイラス、惜しかったな……」
「ネイ、トニーニョ! お前達もよくやったぞー!」「サルサノも良いプレーしてたぜ」「ああ、メオン以上かもな」
「レーイーセン!」「カーホ!」「テーイ!」「(ソリマチ)」「アリスさん!」「サルサノ サルサノ」
妖夢(観客席)「(何なの、この気分の悪くなる。……胸がざらつく試合は)……帰る」
新田(観客席)「あっ、待ってくださいよ姉御!(鈴仙……あの一見トロそうな女の子のプレーを見るたび、
姉御は複雑な顔になっていた。……やっぱり、今度会ってみよう)」
翼(観客席)「両チームとも、まあまあ良かったね。でも、俺が作るサッカーキングダムに入れてあげるには、まだまだかな」
カルロス(観客席)「(ネイ、トニーニョ、そしてレイセン……。皆が未来を向いて、前に進んでいた。
俺も、そろそろ先に行かなくちゃな。大切な過去を守り……大切な人と、未来を創る為にも)」
アヤソフィア(記者席)「悔しいけれど、素敵でした。……もうちょっと、貴女と一緒に居たかった。
そんな身の丈に合わない後悔すら覚えちゃいますよ」
パルメイラスとコリンチャンスとの準決勝戦は、これまでに無い総力戦だった。
観客席からはまるで決勝戦かと見まごうまでの大歓声と、両チームの選手をいたわり労う声が聞こえた。
彼らは間違いなく、鈴仙とてゐの、あるいはトニーニョとネイの見せた友情に心を打たれている。
――不屈の心は、真実の友情は、人間を心地よい熱狂へと誘ったのだ。
353 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/02(水) 01:19:09 ID:zPI53KrM
ネイ「……お疲れ様、レイセン。完敗だった。どうやら俺はまだまだ、君のお婿さんには相応しくないようだ」
鈴仙「……ネイ、君」
これまでに無い心地よさに包まれたスタジアムで、ネイは穏やかに鈴仙に声を掛けた。
鈴仙のひたむきさに惹かれている彼は、これまでにない優しく、自らの敗北を認めている。
ネイ「俺は君に色んな事を教えてくれたよ。自分の道を信じ続けるまっすぐさ。
失敗をしても決してあきらめず、次へと結びつけるひたむきさ。
仲間を愛し、仲間に愛される心の温もり。……少なくとも俺は、これら全てにおいて、君に負けていた」
鈴仙「(最初はいけすかないヤツ、って思ってたけど。本当にサッカーについては真摯なのよね……)」
鈴仙はこの試合から数日前、ネイと一緒に食事をした時の事を思い出す。
あの時の彼も、こうして穏やかに、そして真摯に、自分のサッカーについて語ってくれていた。
……もしかしたら、これこそが、ネイの本当の姿なのでは? 鈴仙はそんな妄想すらしてしまう。
鈴仙「(どうしよう。折角話しかけてくれたんだし、何か気の利いた事でも言ってあげたいんだけど……)」
そんなネイに対して、鈴仙は何と声を掛けようか悩んだ。そして――。
A:「まさか。この試合で勝てたのは本当に偶然だと思ってる」
B:「私達の不屈の心が、あなた達の不屈の心に僅かに勝利した。……それだけよ」
C:「そんなに褒めないで。今日勝てたのは私のお蔭じゃない。皆のお蔭なんだから」
D:「……ちょっと、今さら真面目キャラで私を落とそうたって、そうはいかないわよ!」からかってみる。
E:「あんたって意外とマジメね。『RE! I! SEN!』の一つや二つ言わなくちゃ、影が薄くなるよ?」
F:その他 鈴仙に言わせたい事があればこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
354 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/02(水) 01:25:40 ID:???
…と、言ったところで本日の更新はここまでにします。
明日は付き合いがあるので、更新できないかもしれません。
355 :
森崎名無しさん
:2017/08/02(水) 01:40:09 ID:2elWb5lM
B
リアルは大事に、乙です
356 :
森崎名無しさん
:2017/08/02(水) 08:12:58 ID:Q2wywVO+
B
357 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:28:27 ID:???
明日が早いので少しだけですが、更新再開します。
>>355
乙ありがとうございます。リアルと更新を両立させたいですね…
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
B:「私達の不屈の心が、あなた達の不屈の心に僅かに勝利した。……それだけよ」
鈴仙「あんた達は確かに強かったわ。これまでのリオカップの対戦相手の誰よりも、
あんた達は最後まで全力を出し切って、最後まで諦めなかった。
……運が悪ければ、私達の方が負けていた。けれど」
ネイ「けれど?」
鈴仙はすうっと息を吸って、周囲の仲間達を見渡しながら、続ける。
鈴仙「――私達だって、こう見えても皆がそれぞれが悩んでいるのよ。
押し潰されそうになった時だってある。でも、諦めずに一歩ずつ進んでいる。
それで今回はたまたま、私達の不屈の心が、あなた達の不屈の心に僅かに勝利した。……それだけよ」
ネイ「ハハハ……たまたまか。俺はそんな風には見えなかったけどな。レイセンは謙虚だなぁ、可愛いなぁ……」
鈴仙「(ヤバイ、ちょっとアレなスイッチが入ったかも)」
ネイ「ああ。レイセン……俺は君の赤い瞳に釘付けだよ。はうぅ……お持ち帰りしたいよぉ……って、イテテ」
トニーニョ「――あまり迷惑をかけ過ぎるな……。レイセンよ。口下手な俺は、お前に言い残す事は何もない。
だが、一言だけ言わせて貰う。良い試合だった。君の強さ、しかとこの心に焼き付けておこう。
さ、帰るぞ、ネイ」
ネイ「いやだー! 俺はレイセンと結婚して幸せな家庭を築くって決めたんだー!
子供は兄弟でサッカーリーグが出来る位欲しいって話してたんだーー!」
ネイは何やらうわごとを言いながら、何時の間にかやって来たトニーニョに引っ張られながら退場していく。
試合に敗れこそすれ、彼らの間には真実の友情がある事は間違いないと、鈴仙は軽口を叩き合う二人を見て確信していた。
358 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:29:41 ID:???
鈴仙「(私は謙虚……か。僅かな勝利ってのは、わりと正当な評価だと思うんだけど)」
やがて一人になり、鈴仙はネイとの会話を思い出す。
ネイは決して自らの強さを押し出さない鈴仙の言葉を、彼女なりのいじらしさとして解釈したようだが、
しかし鈴仙は決して、謙遜してそう言った訳では無かった。
鈴仙「(……私達は。いや、私はまだ、弱い)」
先程言った、不屈の心という意味では他の仲間には負けていないかもしれない。
しかし、……この試合、鈴仙は純粋な実力において多くの仲間達に負けていると感じていた。
鈴仙「(ドリブルやシュートは佳歩の方が強い。パスは反町君やアリスさんの方が強い。
タックルや、パスカットでも、今日の試合のてゐみたいな活躍はできない。
――皆のお蔭で、何とか勝てただけだった)」
仲間達を信頼しない訳ではない。しかし、自分も仲間達に信頼されたい。
無論実力など無くとも、ひたむきで暢気な今の鈴仙はチームの精神的支柱になっているのだが、
だからこそ、自分ももっと沢山の事を仲間達に与えたいと思い始めていた。
鈴仙「(今は良いけど、このままの状態がずっと続いたら……私はきっと、昔と一緒になる。
師匠の――永琳様のような強者に付き従い、怯え、すぐ諦めてしまうようになっちゃう)」
ネイやトニーニョを始め、鈴仙と対峙した者の多くは、彼女を中山や森崎のような、
強靭な精神を持つ選手だと考えるだろう。しかし、それは鈴仙の全てでは無い。
強くなった今も尚、鈴仙は臆病な脱走兵としての陰を心の中にしまい込んでいる。
だから、そんな時に『彼女』と久しぶりの会話を交わした事は――。
妖夢「……鈴仙。久しぶりだね」
鈴仙「……えっ。よう……む?」
――普段よりもより一層、鈴仙の心を強く、そして深く抉りだす事となった。
359 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:31:30 ID:???
妖夢「……今日の試合、見てたよ。――情けなかったね」
鈴仙「な、何よ。いきなり来ておいて……!」
チームメイトが遠巻きに不安げに見守る中、妖夢は気弱な鈴仙を見下すかのように、そう吐き捨てる。
永い間彼女と言葉を交わしていなかった鈴仙は、不意に自分を貶められた事に対してついカッとなって言い返す。
かつての親友の久しぶりの再会としては、到底あり得ないまでの険悪ぶりだった。
妖夢「明日は、私達サンパウロの準決勝戦だ。対戦相手はフルミネンセ。
……超絶的なクジ運と相手の腹痛と良さで、ここまで上がって来ただけの弱小チーム。
だから、まず間違いなく、決勝戦は貴女達コリンチャンスと当たる」
鈴仙「……そう、でしょうね。フルミネンセの試合は、私もブン屋(アヤソフィア)から情報を貰ってたわ。
試合前になって悉く敵チームが全員食中毒になったり、敵チームの寄宿舎に超巨大隕石が落ちてきたり、
挙句の果てにはフランス国籍の審判が、敵チーム全員にレッドカードを渡したりしたお蔭で
準決勝まで上がって来れたけど、実力は大した事が無いって話でしょ?」
妖夢「いや、普通に敵チームも同じ位弱小で、辛うじて勝ち続けただけなんだけど……まあ、それは関係ない。
とにかく。決勝戦は私達サンパウロと、鈴仙達コリンチャンスの試合になって。
そして間違いなく――鈴仙達コリンチャンスは、負ける。今日の試合を見て、私はそう確信した」
鈴仙「……どうしてそう言えるの? 言っておくけれど、こっちはまだベストメンバーじゃ……」
妖夢「それも知ってる。でも――仮に今のコリンチャンスに、パチュリー・ノーレッジのような
大型選手が入ったとしても。……それでも、鈴仙は私達に勝てない」
妖夢は訥々と、まるで久しぶりに人間と会話をしたかのように、機械的にそう述べていく。
妖夢「何故なら。鈴仙……それは貴女が、弱いから」
360 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:34:45 ID:???
……機械的、と表現したのは間違いかもしれない。
何故なら、努めて冷酷かつ威圧的に語ろうとしている妖夢の言葉の端々には、
本来の彼女らしい、未熟さや弱さが垣間見えていたからだ。
だからそれは、ある意味で一種の自己暗示だったのかもしれない。自分が強いと思い込むための。
鈴仙「私は、弱い……」
しかし、そんな拙い言葉でも、今の鈴仙には効果があった。
ネイとの会話で自分の弱さと向き合いかけていた鈴仙にとって、
妖夢が振り絞った言葉にすらも過敏に反応してしまう。
妖夢「仲間の力と言えば聞こえはいいけれど、今の鈴仙は違う。
強い仲間達に依存して、頼り切りになっている。
一人の選手としての弱さの言い訳として、仲間の絆だとか不屈の心だとか言ってる。
……ずっと聞きたかった。鈴仙。貴女は、それでいいの?」
鈴仙「……………」
――妖夢こそ、それで良いの? とは言えなかった。
鈴仙は過去、妖夢を信じて彼女を今の状況――幻想郷の政治的支配を企む豊聡耳神子が
人間の力を示威する為に始めた計画・『ハイパーカンピオーネ』の一員となる事を止めなかった。
むしろ、それで妖夢が自らの道を進めるのならばと、応援すらした。
今の妖夢は本当に、妖夢自身が望んだ道を進めているとは、鈴仙には思えない。
しかしそれを認めると、鈴仙は過去の自分の決断を後悔してしまいそうだったために、彼女に強く反論できなかった。
だから、妖夢は逆にこう切り出した。
妖夢「鈴仙。もしも貴女が弱さに悩んでいたのなら、私達の所に来れば良い」
361 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:39:30 ID:???
鈴仙「……えっ?」
妖夢「私は鈴仙の試合を見ていて、思った。どうして鈴仙は、試合で上手く行かなくても、
すぐに立ち直れるんだろう。自分の失敗を後悔するよりも、仲間の成功を祝福できるんだろうって。
最初私は、鈴仙が強いからだと思った。……でも、本当は違うよね。
鈴仙だって、私と一緒。本当は泣きだしたいんだ。だけど、そうすると皆に見限られるのが怖いから、
気丈に前を向き続けて来たんでしょう? 力が無いから」
妖夢はこの時、鈴仙が自分の傍に来て欲しいと真剣に考えていた。
自分なら、鈴仙の弱さを理解できる。そして自分のように完璧な存在に近づいていけると思っていた。
妖夢「私は――だから強くなった。失敗するのが怖いから。皆に見限られたくないから。
そして神子はそんな私の才能を、短時間で開花させてくれた。
鈴仙。貴女にもまだまだ、隠された才能は沢山ある。私達に――『ハイパーカンピオーネ』につけば、
鈴仙だってもう、自分の弱さに悩む事は無い。強い自分一人だけで、勝ち続けるようになれる」
鈴仙「……(妖夢。私は決して、そこまで自分を追い詰めていないよ。
失敗は怖いけれど、だからと言って、それで貴女の価値が下がる訳じゃない。
皆の失望も怖いけれど、だからと言って、ずっと貴女の事を想ってる人だっている。
それで良いんじゃないの? ……って、頭の中では言えるんだけど)」
勿論、鈴仙にとって妖夢の考えは的外れだった。鈴仙は確かに悩みはするが、それ以上に彼女は暢気である。
また、悩んでいて、それで失敗しても決して自分は否定されない事を、周囲の仲間達を通じて良く理解している。
妖夢「……強くなれば、皆はもう私を蔑まない。強くなれば、私はもう、皆に迷惑をかけなくて済む。
その事がどれだけ大切な事か、私と同じような場所にいた鈴仙なら、分かってくれるよね?」
鈴仙「……………」
362 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:42:11 ID:???
これまで彼女を成長させ、同時に縛って来た負の感情をむき出しにした妖夢。
それに対し、鈴仙は彼女の誘いを断る為に――一言、こう口火を切った。
A:「そんなのお断りよ。あんたの強さは私が求める強さじゃない」
B:「そもそもお門違いかな。私、そんなに悩んでないし」
C:「……妖夢。あんたこそ私のトコに来なさいよ。今でも私は大歓迎よ」
D:「説得力が皆無ね。妖夢……あんた、強いクセして悩み過ぎだもの」
E:「とりあえず。私は妖夢がどうなったとしても、友達でいたいかな」
F:「妖夢と組むとポスト率が上がりそうなのでちょっと……(^ ^;」
G:その他 鈴仙に言わせたい事をロールプレイしてください。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
363 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/03(木) 23:44:33 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
シリアス目で選びづらいかもしれませんが、自由にロールプレイをして下されば幸いです。
明日は多めに更新出来れば良いなぁ…と思っています。
364 :
森崎名無しさん
:2017/08/03(木) 23:50:18 ID:JU3fJNBo
D
乙なのです
365 :
森崎名無しさん
:2017/08/03(木) 23:55:52 ID:tr4iywU6
C
366 :
森崎名無しさん
:2017/08/03(木) 23:59:22 ID:iuCzKInI
D
367 :
森崎名無しさん
:2017/08/04(金) 00:02:10 ID:1nt9F/Lc
D
368 :
365
:2017/08/04(金) 00:02:56 ID:z65+NKKI
G「妖夢がいうような想いがないとは言わないよ、私も弱いから
強くなりたいと思うよ
でもね、私が望む強さっていうのは、みんなが笑っていられる強さなんだ
ここで『ハイパーカンピオーネ』に行ったら、私が大事にしたい人たちが笑顔でいられない
……妖夢、そのなかにはアナタも入ってる
私が『ハイパーカンピオーネ』に行ってもアナタは笑っていられないと思う
だから……私は行かない」
こちらに変更します
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