キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/16(日) 23:34:44 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1488553934/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
アルゼンチンで成長した佳歩達の助力により、リオカップの準々決勝・フラメンゴに見事勝利した。

しかしここで、鈴仙と行動を共にしていた謎の記者アヤソフィアこと射命丸文がチームを離脱。
同時に彼女は語る。自分はかつて「コインブラ」と名乗り、ブラジルに滞在していた事。
自分の愛した義弟アルツールが、暴徒化したファンにより植物人間にさせられた事を。
――いくつもの謎を残しながら、鈴仙達の戦いは続く。次なる相手は準決勝・パルメイラス戦!
森崎の意思を色濃く残し、また、サンパウロへの逆襲に燃える彼らの実力は高く、鈴仙達は苦戦を強いられるも、
イギリスで光を掴むべく覚醒したさとり達の力もあり、前半終了間際で2−0と優位を保っていたが……?

595 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 00:31:42 ID:1BhIdRio
★コイントスの結果→ クラブ6 ★
スペード・クラブ→サンパウロボール

翼「よし、裏だね。じゃあ、前半は俺達のボールで始めさせて貰うよ!」キラキラッ!!

鈴仙「うん……(死んでも無いのに、瞳孔が開ききってる。キラキラさせ過ぎでしょ、目……)」

翼の発する狂気の瞳を受け流しながら、守備側で開始する事ととなったコリンチャンスメンバーに
鈴仙は簡単な指示を飛ばしていく。

実況「コイントスの結果、サンパウロの攻撃からキックオフとなったようです。
    そして……試合開始まで、いよいよ後30秒を切ってしまいました!
    天下分け目のリオカップ! その決戦が、いよいよ始まろうとしています!」

ネイ(観客席)「レイセン、チャチャチャ! レイセン、チャチャチャ!」ブンブン

トニーニョ(観客席)「(アイツ。いつの間にあんなお手製フラッグを……)」

エベルトン(観客席)「ン……? アイツがベンチに居ねぇな……?」

妖夢「(もうすぐ始まる。そして、……もしかしたら、もうすぐで、終わる)」

596 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 00:32:52 ID:1BhIdRio
カルロス(観客席)「(もしもアルツールが今も元気だったら……。いや、今はそんな事を考えるのはよそう。
             今はただ、見守るんだ。レイセンが――俺達の『トモダチ』が、どんなプレーを見せてくれるのかを)」

サンタマリア(観客席)「(コリンチャンスには一部新選手が加入している。
               これで恐らく総合力的には両チームは五分に立っただろうが……さて、どちらが勝つかな)」

ジェトーリオ(観客席)「みんなダンマリだし、ネイくんはヘンなウサギっ子に夢中だし。つまーんないのー」

来生(観客席)「やっぱ俺の出番は後半戦スタート前かァ。かーっ、秘密兵器は辛いぜ!」

チルノ(観客席)「じゃああたいの出番は表彰式スタート前ね! あたいってば超秘密兵器ね!」

大妖精(観客席)「二人はいつ、サンパウロかコリンチャンスの選手になったの……?」

鈴仙「(……もう怖くない。ここまで来たら、後はいつもと同じ……全力を出し切る。そして、勝つ!)」

ザガロ(観客席)「オイ。あいつらのサッカー力は幾つだ?」

スウェーデン人スタッフ(観客席)「うわへへwwwwwwコンピューターがはじき出しましたデータによりますと、
                     あやつらのサッカー力は10000以上でございますじゃwwwwww」

ディウセウ(観客席)「サッカー力ってのはよくわかんねぇけど、すげえ気を感じる! オラ、ワクワクして来たぞ!」バリバリバリッ!!

ブローリン(観客席)「(レナートを見て)カグロットの仲間ァ……?」

――もうすぐ。もうすぐ始まる。道を違えた二人の少女が、違えた先で真正面からぶつかり合うその時が。
幻想郷を……世界を、変えようとする為の戦い。その序章が終わり、戦いの幕が上がる、その時が。

メオン(観客席)「(今なら分かる。仮に俺達グレミオが決勝の舞台まで上がって来たとしても。
           俺達では、あいつらの内、どちらにも勝てないと……!)」

ダ・シルバ(観客席)「おーっ、熱いねぇ。この熱さ、ウルグアイに帰ったら実践しねぇとなァ!」

597 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 00:33:58 ID:???
審判「…………………」

試合開始のその時まで、あと――10秒。9、8、7、6、5秒……4、3。2―――そして、1……ゼロ。




鈴仙/妖夢「「(――――勝つのは、私達だ!)」」



ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「サンパウロのキックオフで試合開始です!」

高らかに宣言するホイッスルと少し遅れて審判。
彼らを合図に、鈴仙のブラジル最後の戦いが始まった。

598 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 00:42:28 ID:???
……と、言ったところで非常に中途半端で申し訳ないですが、
今日の更新はここまでにします(汗)
>>586
ブローリン君がアップを始めたようです。
>>593
見上(乱心)「お前らには全裸スカイラブは任せられん。ワシが全裸になる!!!」
>>594
翼「ヒャッホー!!!!!!!!!!!!!!」(全裸)
今作での翼は、原作以上の爽やかサッカー狂なイメージで描写したいと思ってます。

それでは、本日もお疲れ様でした。

599 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 00:48:23 ID:???
乙でした
リマやマリーニのキャラが崩壊してしまったのも翼の狂気に当てられてせいなのかな?

600 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 02:25:40 ID:???
リマとマリーニの無理やり特徴付けたみたいなキャラ結構好き

601 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:02:15 ID:???
更新再開します。
>>599
乙ありがとうございます。リマのリマ口調はキャプレナさんに着想を得ました。
マリーニ君は100%ノリですね。ワチャラポン君とキャラ被ってますけど、あまり気にしてません。
>>600
ポイズンスレのマルコやらパルスとか、霧雨スレの高島とか好きですねw

602 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:04:22 ID:???
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「こんばんは、ヒント神ヨッチャンです。3カ月くらいぶりの出番ですね……。
       さてさて、今回は鈴仙の章その5・リオカップ決勝、サンパウロ戦となります!
       リオカップ戦決勝は、当初のプランから言うと第二部の折り返し地点。
       第三章のラスボス的ポジションとして設定されていました。
       つまりは、このスレの物語は75%地点まで達した筈……です。理論上は」

−−@−− @レナート
B−C−A B石崎 Cアマラウ Aリマ
−−D−− Dドトール
−−G−− Gバビントン
E−−−F Eマウリシオ F新田
−−I−− I翼
−−−J− J妖夢
−H−−− Hストラット
サンパウロ 4−3−3
コリンチャンス 4−4−2
−H−J− H鈴仙 J佳歩
−−−−−
−−I−− Iパチュリー
G−−−F Gてゐ F反町
−−E−− Eアリスさん
BA−DC Bお燐 A慧音 D穣子 C静葉
−−−−− 
−−@−− @さとり

603 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:05:40 ID:???
ヨッチャン「要注意選手の紹介や彼らの強さは、今更多くを語るべくもありません。
       物語上でもねっとり描写されただけあって、妖夢の実力は覚醒した新田君クラス。
       ドリブル、シュート、そして前線での守備力。その全てが高水準となっています。

       逆に描写はさっぱりしてますが、翼君の実力は原作や本スレと同じく本物ですよ。
       ファンタジスタを超えるスキルを所有していたり、この時点では覚えてない技を揃えてたり。
       元祖主人公の狂気的な強さに震えて頂けたら幸いです。

       ストラット君のミドルシュートは勿論、今大会では屈指です。
       『メガロゾーンシュート』は勿論、オリジナルの新技シュートも引っ提げており、
       GKの古明地さとりはトラウマを植え付けられてしまうかもしれませんね。

       アマラウ君とドトール君。そしてバビントン君やマウリシオ君の強さも健在です。
       特にアマラウ君ドトール君あたりは、キーガンさんにも負けないレベルの名DFとして、
       色んな必殺技を身に着けました。バビントン君やマウリシオ君も油断なりません。

       日本人コンビの石崎君と新田君は、総合力的には上記の方々に劣りますが、
       石崎君のブロック力や新田君のドリブル力あたりは中々の物です。
       レナート君も決して雑魚ではありません。リマ君とかリザーバーのマリーニ君とかは雑魚ですが。

       最後に。【この試合は勝っても負けても話が進みます】。
       当然勝った方がレイセンにとって良い展開とはなるでしょうが、
       敗北したからと言って、レイセンや仲間達のがんばりが否定された訳ではありません。
       なので是非とも、試合が終わる最後の一秒まで気を抜かず。
       諦めずに参加をして下さればうれしいです!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

604 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:14:52 ID:1BhIdRio

実況「サンパウロ、ボールをフォローしたのはやはり10番の大空翼選手です!
    翼選手はフルミネンセ戦では10ゴール10アシストを実現するなど、
    規格外のプレイヤーとして名を馳せておりますが、
    今日の試合でもその異常なまでのサッカーセンスは光輝くのでしょうか!」

翼「……………」キラキラッ!

鈴仙「(試合が始まると、ますます目の輝きが増したわね。
    突然突っ込んでは来ない分頭は良さそうだけど、何を考えてるか分からないこの感じ。
    ……なんだか、全幻想郷選抜大会の霊夢を思い出すなぁ)」

試合が始まって少し。翼はボールをフォローしながらも特段の大きな動きは見せない。
彼の底知れぬ覇気と狂気に気圧されまいと、鈴仙は翼の動向を逐一見守る。
果たして、サンパウロの第一手は――。

605 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:16:32 ID:1BhIdRio

先着1名様で、

★第一手→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA→翼「 ヒ ャ ッ ホ ー ー ー ー !! 」※JOKERの場合は全裸END
ダイヤ→翼「魂魄さん、行っておいで!」ニコッ! 妖夢のドリブル突破だ!
ハート・スペード・クラブ絵柄→翼「フフフ……やっぱりサッカーは楽しいなァ」キラキラッ!! 翼は動かない!
クラブ数字→翼「ストラット、まずは一点だよ」ニコッ!!!! ストラットがキックオフシュート!?

606 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 22:17:07 ID:???
★第一手→ スペード10

607 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 22:17:19 ID:???
★第一手→ スペード2

608 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 22:21:17 ID:???
翼は敵に回ると強くなるから怖いなぁ・・・

609 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:39:31 ID:1BhIdRio
★第一手→ スペード10 ★
ハート・スペード・クラブ絵柄→翼「フフフ……やっぱりサッカーは楽しいなァ」キラキラッ!! 翼は動かない!

ポーンッ、ポーンッ……。

翼「サッカーは自由だ。グラウンド中央、ボールを持ったらどうするかって?
  何をしても良いんだ。ドリブルをしても、パスをしても、シュートをしても。何もしないで止まっていても良い……」

ざわっ……!

試合開始から10秒を待たずとして、早くもフィールドは戦慄した。

実況「こ……これは! 翼選手、頑として動かない!
    キックオフでボールを持ってから、ひたすら一人でリフティングに耽っております!
    これは挑発行為なのでしょうか、それとも……! それとも、本当に何の意味も持たないのか〜〜!?」

キラキラッ……!

翼「フフフ。やっぱりサッカーは楽しいなぁ……!」

鈴仙「な、何、コイツ……!」

俗に『ファンタジスタ』と呼ばれる選手の奇矯さに、鈴仙は驚愕を隠せなかった。
パルメイラスのネイもまた、特異かつ感性に溢れたプレーを見せていたが、
今鈴仙の眼前で夢中でリフティングや一人ドリブルを愉しむ少年は、
通常考えられる常識の範疇を大きく超えていた。

610 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:41:01 ID:1BhIdRio
パチュリー「(これは……一種の奇行と言えるのかしら。
        奇行ならば、この行為の目的は間違いなく私達の挑発だけど、
        もしかしたら、純粋に自分の実力を過信しているだけなのかもしれない。
        彼の人間性が捉えきれない以上、深追いするのは危険と。私はそう思うけれど……。
        ――悩ましいわね。そう思わせる事こそが、彼の仕掛けた策なのかもしれない)」

佳歩「れ、鈴仙さまっ……!」

慎重派のパチュリーは動かず、翼の真意を図りながら動かず、フォローに回っている。
直情的な佳歩は逆に、今にも単身タックルに向かわんと前のめりで、
新田とすれ違って転びそうになりながらも。残る理性で必死に鈴仙の指示を伺おうとしている。

鈴仙「(ど、どうすれば……! 一見、ボールを奪い取れるチャンスだけど。
     素直に奪い取りに向かって良いのかしら……!?)」

ストラット「(フッ。焦ってやがるな、コリンチャンスめ。ツバサの恐ろしさを精々味わうが良いさ)」

611 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 22:43:35 ID:1BhIdRio
自分より少しだけ前に立つストラットが、鈴仙に対して挑発的な視線を向けている中。
鈴仙が取った判断は――。

A:チャンスだ! 佳歩と協力してボールを奪いに行く!(鈴仙のタックル:53)
B:チャンスだ! 単身で翼に向かってボールを奪いに行く!(鈴仙のタックル:53)
C:チャンスだ! 佳歩に指示してボールを奪いに行かせる!
D:これは罠だ! ここは動かず、パチュリーと連携しながら様子を見る。
E:これは罠だ! ここは妖夢をマークしに向かう。
F:これは罠だ! ここはストラットをマークしに向かう。
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:990/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

612 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 22:45:08 ID:W/+OFqCs
B

613 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 22:49:18 ID:z/pl3r0k
B

614 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 23:10:52 ID:1BhIdRio
B:チャンスだ! 単身で翼に向かってボールを奪いに行く!(鈴仙のタックル:53)

鈴仙「(……何か策がある気はする。だけど、策を繰り出す前に潰してしまえば!)
    ――佳歩、ここは私が行く。あんたはフォローをお願い!」

佳歩「は、はいっ! ご武運を!」

ダダダッ!

実況「おっと! ここで鈴仙選手が単身で翼選手にタックルへと向かいます!」

翼「(…………)アハハッ! 来たね! 君も俺と一緒にサッカーを楽しもうぜ!」

――ダッ! キュンッ、クイッ!

鈴仙の突撃に対し、翼は夢想的なプレーを止めて、ボールキープを始める。

鈴仙「…………!(大丈夫――速さはアヤソフィアには及ばないし、テクニックもネイ君と同等で、
    カルロス君には劣るかもしれない! この程度なら、私でも上手く行けば……………!)」

彼の技術は一目見ただけでも世界最高水準である事は明らかだったが、
これまでのブラジルでの戦いを経た鈴仙にとっては、恐れるまでのレベルでは無い。
そう思って、強気でタックルに向かった。筈。だったが――。


615 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 23:13:52 ID:1BhIdRio

                   グ  ン  ッ!

       翼「……勘違いしないで欲しいな。 俺は、”強い”んだよ?」ニコッ!!!!!

鈴仙「……え?」

先着2名様で、

★翼→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→翼、ボールキープ成功。そして……!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ストラットがフォロー)(マウリシオがフォロー)(佳歩がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
翼はスキル・ファンタグラジスタにより、
 @ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とする
 A接触行動時、自分に対する不利な補正(自分のマイナス補正、敵のプラス補正)を無効化する
 B全ての接触行動に吹飛係数2
 Cプレイ不能になるまで負傷ペナが発生しない     を持ちます。
翼のマークがダイヤで「クリップジャンプ(+5)」が発動します。
翼のマークがハートで「ヒールリフト(+4)」が発動します。
翼のマークがスペードで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
鈴仙はスキル・フェアプレイ精神により反則を犯さず、代わりに鈴仙が反則の条件を満たした場合−3のペナを負います。

616 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:15:22 ID:???
★翼→ドリブル 56 ( クラブ7 )( 4 + 3 )=★

617 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:16:09 ID:???
★鈴仙→タックル 53 ( ハート9 )( 3 + 5 )=★

618 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:18:36 ID:???
必殺技が発動するならこぼしているけどはたして……?

619 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:21:34 ID:???
必殺技発動しないのか?

620 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 23:22:28 ID:1BhIdRio
>>618
すみません、ややこしい表現でした。流石に必殺技まで無効だとチート過ぎるので、
無効化されるのは人数補正、バランス崩し補正、狂気の瞳補正等という想定でした。
そのため、Aの表現を、

『接触行動時、”必殺技補正以外の”自分に対する不利な補正(自分のマイナス補正、敵のプラス補正)を無効化する』

に変更します。

621 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:33:15 ID:???
翼「……勘違いしないで欲しいな。 俺は、”強い”んだよ?」ニコッ!!!!!→ボールをこぼされる

……フラグを立てるから

622 :森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:56:27 ID:???
こういうこと言うとこうなるのはもはやお約束

623 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:06:23 ID:dpsnoAm+
★翼→ドリブル 56 ( クラブ7 )( 4 + 3 )=63★
★鈴仙→タックル 53 ( ハート9 )( 3 + 5 )+(アイドリングウェーブ+2)=63★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてマウリシオがフォロー

                    グ  ン  ッ  !

鈴仙「……え?」

鈴仙は一瞬、自分の距離感がおかしくなってしまったのだと勘違いした。
走っても走っても、鈴仙は翼に追いつかない。それとも、自分は小人になってしまったのだろうか?
緊張感と徒労感だけが増幅していき、それでもまだ翼には追いつかない。

鈴仙「……はぁ、はぁ…………!」

走っている内に、やがて大きな山が見えた。しかし、麓への道すがら、途中で鈴仙は気付く。あれは山ではない。
そもそも、サッカーコートに山が生えてくる筈など無い。しかし、鈴仙の眼前には峻厳たる巌が聳え立っている。
では、あれは何だと言うのか? 鈴仙は――少しだけ間を置いて、理解した。

鈴仙「あれは山なんかじゃ、ない。あれは――翼くんだ。山のように大きい覇気を纏い。
    空をひっくり返す程の力を持つ。大空翼だ………………………!!!!!!!!」

翼「(ファンタジスタの独創性なんて、今さらありふれている。
   だから俺は、ファンタジスタの更に上を目指した。ファンタジスタのように創造的なプレーをし、
   古代ローマ時代の剣闘士(グラディエイター)のように――”強い”選手を。
   それが、この俺の――『ファンタグラジスタ』としての能力さ)」

624 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:07:25 ID:dpsnoAm+

鈴仙「あ……あが……!(動けない。動いたら殺される。でも逃げても殺される。……だから、動けない!)」

佳歩「れ、鈴仙さま……!? どうしたんですか、鈴仙さま……!!」

反町「(あれは……本当に翼なのか!? あれじゃあ、ネオタイガーを撃ってる時の日向の殺意が、
     仔猫のじゃれ付きか何かと勘違いしてしまうじゃないか……!)」

パチュリー「……出たわね。バケモノ」

実況「鈴仙選手……翼選手の発するおぞましいまでの殺気に。気力に押されて、
    まるで蛇に睨まれた蛙の如く、一歩も動く事が出来ていません………!!」

ザガロ(観客席)「サッカー力……180000だと!? ば、馬鹿な。スカウターの故障ではないのか……!?」

ディウセウ(観客席)「ひょーっ、すっげえ……! あのツバサってヤツ、多分オラ達二人がかりよりもつええぞ」

大空翼が一体何故、どうやって、これほどに練られた殺気を発する事ができたのか。
それは鈴仙にも分からない。しかし確実に言える事は一つ。今の彼は、鈴仙を容易に殺し得る。

625 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:08:28 ID:dpsnoAm+
妖夢「(……私でも、翼君の力にだけは敵わない。いや。誰もが彼の異常なまでに純粋で、狂った力には敵わない。
    彼は、サッカーのみを自らの精神の拠り所として、修羅の如く実力を磨き続ける、一種の求道者。
    ――誰にも、止める事は出来ない)」

妖夢もまた、右サイドを駆け上がりながら翼の勝利を確信していた。
――元々、試合開始からの一連の流れは、翼の実力の高さを生かした上での陽動作戦でもあった。

新田「(翼さんが目立つプレーをして注目を稼いでいる中、足の速い俺と姉御が右サイドを駆け上がる。
     そして、痺れを切らした選手を1、2人程いなしてから、悠々と右サイドにボールを流して。
     ……そして、姉御かストラットさんにボールを繋ぐ、速攻作戦。これが、俺達の狙いだ。
     この作戦のリスクは、翼さんが早々に敗れる事だけど――それは、あり得ない)」

新田は妖夢の背中を追いながら続く。彼もまた、翼の実力と強さを信頼していた。
……が。同時に彼は心の奥底でこうも思っていた。
それは他のサンパウロの選手では到底思いつきようのない、
少しだが鈴仙と特訓を共にし、彼女の持つ『何か』を知る彼だからこそ閃いた、別の意味で狂気的な考えだった。

新田「(――いや。でも。もしかしたら、鈴仙さんだったら……壊してしまうのかもしれない。
    俺達が絶対に勝てないとあきらめてしまっていた、翼さんという、圧倒的な個を……)」

結果として、新田の予想は的中することとなった。


626 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:09:30 ID:dpsnoAm+

翼「さて。……そろそろ頃合いかな」

鈴仙「(――って。何よ……試合前、あれだけカッコつけておきながら、いきなり怖がって動けてないじゃないの。
    しかもチームの勝ち負けじゃなく、単なる一人の選手に)」

王者の風格を見せながら、悠々と鈴仙を通り過ぎる翼を前に、鈴仙は苛立ちを覚えた。
翼に対してではない。早速情けない自分自身に対してである。

鈴仙「(私ったら、自分が試合前、何を言ったのかもう忘れてる。
     怖くても、それで失敗しても良いけど……最後まで戦うって。
     皆が同じ道を歩いてくれようとしてるのに、その自分が真っ先に諦めるって、どうなのよ!?)」

グッ……。

そして、その怒りを認識する事で、鈴仙は身体を動かす事が出来た。
いや、これは決して、鈴仙が一人で身体を動かしている訳ではない。

鈴仙「(私は……一人じゃない。皆が一緒に居る。だったら――怖くない。戦える……!)」

グググッ……!

翼「……?(今、少しだけ動いたような……?)」

翼は慢心した様子で鈴仙を見ている。……今なら、不意を打てるぞ。
鈴仙の中で仲間の誰かがそう言った気がした。

スッ……。


627 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:17:44 ID:dpsnoAm+
実況「おっと! 翼選手ここで右サイドに向かって足を振り上げました!
    翼選手、ここは単独突破では無くサイドを使うようです。
    しかしこれは良い選択だ! 翼選手の陽動により、右サイドの新田選手、妖夢選手は
    既に悠々と深くまで切り込めている! このパスが通れば、コリンチャンスはいきなりピンチです!」

鈴仙「……なさい」

翼「……?」

翼が右脚を振り上げた瞬間、鈴仙は左脚を大きく引いた。そして――。



鈴仙「――待 ち な さ い よ ッ!」



ギンッ!

翼「……!?」

グラッ……バシッ!

当初は山のように大きく見えた巨人が。サッカーに憑かれ道を究めし神が。……崩れた。

628 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:22:01 ID:dpsnoAm+
実況「……翼選手、パスの直前鈴仙のタックルを食らい、ボールを……零してしまいます!
    ボールはマウリシオ選手が拾いましたが、……ああ、なんという事でしょう!
    一度は翼選手の重圧に負けて立ち止まった鈴仙選手が、再び動いてボールを刈った!
    ……なんという、なんという精神力なのでしょう!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

メオン(観客席)「……あれはまぐれだ。がむしゃらに動かした脚が、ボールに当たっただけだ」

ダ・シルバ(観客席)「と、本気で思ったようなら、ブラジルの正GKの道は遠いと思うぜ、メオン?
             ……あの時の彼女の熱は。彼女の発する炎は、恐ろしく熱かった」

妖夢「――な、なんで……? なんで鈴仙は、アレに勝てるの……!
    あの、人に恐怖しか齎さない、サッカーの化身に。人智を超えたサッカーの怪物に!!」

新田「(頭ではあり得ないって否定してる。でも、本能は……この結果を知ってたような。そんな気がする!)」

パチュリー「……!(私の方が鈴仙よりも優れたタックル力を持っている。でも、今のは、私では絶対できないプレーだった。
        そして、賢者である私ですら出来ないプレーをこなしてみせる彼女は。……さしずめ、”勇者”とでも呼ぶべきかしら)」

てゐ「(鈴仙。あたしゃますます距離を感じちゃってるよ。博麗の巫女だけじゃない、巫女級にヤバい雰囲気の奴にまで、
    あそこまで凄い勝負をするなんてさ。……まぁ、まだまだ頼りないけどさ)」

翼「――どうして………………? どうして、あれで動けたんだ。どうして俺は、勝てなかった……?」

鈴仙「……それは、あんたみたいな奴には、一生分からないような理由で、よ」

翼「……アハハ。面白いね。鈴仙・優曇華院・イナバ。……試合はまだ始まったばかりだ。次は負けないよ」ニコッ…

試合は始まった直後にも関わらず、観客席は、サンパウロは、コリンチャンスは。
スタジアム上の全ての存在は――今の一瞬の攻防に酔いしれた。
そして、その熱狂の中心たる二人は――早速、一種の奇妙な絆を結びつつある。

629 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:30:21 ID:dpsnoAm+
ポーンッ。

だが、その瞬間にも試合は進む。観客はともかく、選手達の意識は既に、
翼が零されたボールの行き先に向かっていた。

マウリシオ「(右サイドが上がっている。ここを突かれたらやべえ。……俺が、しっかりとキープしないと!)」

パシッ!

実況「ここで……零されたボールはマウリシオ選手がフォローしました! ですが……!」

パチュリー「――勇者が仕事をしてくれたもの。次は賢者の出番ね」

てゐ「そんなら私も賢者になろうかな。遊び人はレベル20になったら、フリーパスで賢者になれるんだよ?」

パチュリー「……ふ。運の良さとか本一冊で賢者になれる程、賢者道は甘くないわよ。
       この試合が終わったら貴女も弟子にしてあげるわ」

タッ、タタタタッ……!

実況「マウリシオ選手に、トップ下のパチュリー選手と左サイドハーフのてゐ選手がつきました!」

試合は進む。ここでボールをキープできれば、翼と鈴仙の勝負に関わらずサンパウロはチャンスを掴み。
逆にボールを奪えれば、鈴仙の勇気はいよいよコリンチャンスの攻撃の号砲となる。

マウリシオ「……抜くっ!」

パチュリー・てゐ「「とる!」」


630 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:32:55 ID:dpsnoAm+
先着2名様で、

★マウリシオ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パチュリー→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 てゐ→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→マウリシオ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ストラットがフォロー)(サンパウロのスローイン)(アリスさんがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
マウリシオのマークがダイヤ・ハートで「スキルステップ(+3)」
マウリシオのマークがスペードで「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。
パチュリーのマークがダイヤ・ハートで「アグニシャイン(+2)」が発動します。
パチュリーはスキル・フォトシンセシスにより、接触プレイ時3差以上で敗北した場合吹き飛びます。
てゐのマークがダイヤ・ハートで「シロウサギチャージ(+2、吹飛4)」が発動します。

631 :森崎名無しさん:2017/10/25(水) 00:34:13 ID:???
★マウリシオ→ドリブル 55 ( ダイヤ8 )( 1 + 5 )=★

632 :森崎名無しさん:2017/10/25(水) 00:34:36 ID:???
★パチュリー→タックル 54 ( スペードA )( 3 + 5 )+(人数補正+1)=
 てゐ→タックル 51 ( ダイヤ10 )( 5 + 3 )+(人数補正+1)=★


633 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:41:27 ID:dpsnoAm+
ストラットにボールが渡った! しかし即シュートにはならず、コリンチャンスの守備陣が迫る!?
……と、言ったところで、今日の更新はここまでにします。

今回>>611の選択肢はEを正解として、
他の選択肢だと無条件でやや不利or翼と勝負(勝率低)して負けると不利……という流れを想定しており、
Bが選ばれた時大丈夫かな?と思っていましたが、鈴仙が見事にひっくり返しましたね。
翼の大口叩いて敗北と合わせて、非常に森崎板らしい展開になったのではと思います。
>>621
実際のところ、ドリブル値56(本スレ換算75)の必殺技+5、+4、+3発動は、そこまで強くないです。
(ネイ、アヤソフィア、カルロスと同格か少し劣るくらい)
ただ今回は翼にかなりチートっぽいスキルを与えていたので、これで丁度良いかな? と思っていたのですが…
>>622
勝率上期待通りの展開にならず残念なような、ある意味で期待通りの展開になり嬉しいような、複雑な気持ちですねw

それでは、本日もお疲れ様でした。

634 :森崎名無しさん:2017/10/25(水) 00:41:50 ID:???
>>彼は、サッカーのみを自らの精神の拠り所として


某スレでサッカー筋ダメになって不良化した翼がいたけど
このスレの翼がそんなケガしたら一体どうなるんだろうか…

635 :森崎名無しさん:2017/10/25(水) 00:52:53 ID:???
乙でしたー
既に最大のライバルの森崎を失ってぶっ壊れてるからなぁ
躊躇なくfly awayしちゃいそう

636 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 23:58:04 ID:dpsnoAm+
少しだけ更新します。
>>634
神との交信によりサッカー筋を復活させると思います。
>>635
乙ありがとうございます。森崎を失って壊れてるのは確かですね。
ただ、やはり翼と言ったら原作の主人公ですし、森崎以上の人外さを秘めてる人物だと思ってるので、
壊れるにしてもとてつもない感じの壊れ方にしたいですね。

637 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 23:59:05 ID:dpsnoAm+
★マウリシオ→ドリブル 55 ( ダイヤ8 )( 1 + 5 )+(スキルステップ+3)=64★
★パチュリー→タックル 54 ( スペードA )( 3 + 5 )+(人数補正+1)=63
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてストラットがフォロー

マウリシオ「あまり舐めるなよっ!」

タッ! スタタタタタッ!

実況「マウリシオ選手、器用な小刻みのステップ――『スキルステップ』でパチュリー選手を翻弄します!」

ズザアアアアアアアアッ、スッ……バシイッ……!

パチュリー「……! 中々やるわね」

実況「パチュリー選手も動きを合わせ、淀みない動きでカットに向かいましたが……後一歩が届かない!
    ボールは後方へと流れてしまいます! そして……!」

ポーンッ、パシッ。

ストラット「よし。これで決めればトントンだな!」

実況「ボールはサンパウロの主砲! イタリア出身のストライカー、チェザーレ・ストラット選手が、
    前線バイタルエリア少し前で、零れ球を運よくフォロー! コリンチャンスはピンチです!」

慧音「いや、……まだだ!」

ザッ! ズザアアアアアアアアアアアアッ!

ストラット「!」

実況「ですが、ここでスイーパーの慧音選手が飛び出した〜! CBの位置としてはやや高めですが、
    どうやらコリンチャンスは、撃たせる前に止める戦術を徹底しているようです!」

638 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/26(木) 00:05:21 ID:t0J1KH0w
アリスさん「(わ、私も居るのに……! というか、私だって敵のパスに備えて、
        ボランチにしては深めの位置で待機してたのに。これが偏向報道ね。
        マスコミはいつだって、弱い者を見世物にして嘲笑しているのね……)」

タッ……!

実況「これに対してアリスさんも静かに続く! ストラット選手、この二人のマークを外せない限りは、
    自慢のシュートを撃てそうもありません!」

ストラット「流石に対策済みか。――だが、この程度ッ!」

ダッ! 

実況「ストラット選手、ゴール前30メートルで必死のボールキープ! 果たして粘り勝つのはどっちか〜!?」

639 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/26(木) 00:07:16 ID:t0J1KH0w

先着2名様で、

★ストラット→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★慧音→タックル 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 アリスさん→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ストラット、ボールキープ成功。そしてシュート体勢に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(妖夢がフォロー)(穣子がフォロー)(お燐がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
慧音のマークがダイヤ・ハートで「草薙の剣(+3、吹飛4)」が発動します。
アリスさんのマークがダイヤで「トリップワイヤー(+2)」が発動します。

640 :森崎名無しさん:2017/10/26(木) 00:07:54 ID:???
★ストラット→ドリブル 55 ( ダイヤA )( 6 + 4 )=★

641 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/26(木) 00:09:14 ID:???
短いですが、今日の更新はここまでにします。

642 :森崎名無しさん:2017/10/26(木) 00:15:38 ID:???
本編と変わらず引きがえぐい
★慧音→タックル 56 ( ダイヤ8 )( 6 + 3 )+(人数補正+1)=
 アリスさん→タックル 54 ( スペード10 )( 3 + 6 )+(人数補正+1)=★


643 :森崎名無しさん:2017/10/26(木) 00:15:51 ID:???
★慧音→タックル 56 ( ダイヤJ )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=
 アリスさん→タックル 54 ( クラブ4 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=★

乙なのです!

644 :森崎名無しさん:2017/10/26(木) 00:17:24 ID:???
慧音先生の守護る意志がひしひし伝わってくる引き

645 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/27(金) 00:42:59 ID:???
今日は更新できません…@職場

646 :森崎名無しさん:2017/10/27(金) 00:45:19 ID:???
ご報告お疲れさまです

647 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 00:30:00 ID:???
>>642
>>640を見たとき、いきなり失点かと思いました…w
>>643
乙ありがとうございます!
>>644
第一部(全幻想郷選抜大会編)では守護れなかった・・・な展開が多かったので、
第二部(幻想スーパーJr.ユース大会編)では活躍して欲しいと思っています。
>>646
ありがとうございます。最近モチベはかなり高いのですが、物理的な時間が取れないです…

648 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 00:31:10 ID:???
★ストラット→ドリブル 55 ( ダイヤA )( 6 + 4 )=65★
★慧音→タックル 56 ( ダイヤ8 )( 6 + 3 )+(人数補正+1)+(草薙の剣+3)=69
≦−2→コリンチャンスボールに。

ストラット「ツバサ程では無いが、俺もここブラジルに来てから真剣にサッカーに向き合って来た。
       生半可な気持ちでぶつかられても負けんぞ!」

ガシイイインッ、グッ……!

慧音「ぐっ……!?(スライディングタックルを、片足の力だけで止めた、だと……!
    確たる技術は無いにせよ、凄まじい体力と精神力だ!)」

チェザーレ・ストラットは、サンパウロでの経験を通して大きく成長したイタリア人選手である。
それ以前は、高い実力を持ちながらも、その気性の荒さから問題児扱いされており、
実際、彼はJr.ユース大会でのイタリア代表選手の出場棄権の原因だった。
しかし、今の彼は違う。

ストラット「(ツバサの選手としてのスケールの大きさは。ヨームのストライカーとしての才能の豊かさは。
       母国から逃げるようにして、サンパウロに渡った俺に、自分が如何にも身の程知らずな野郎かを教えてくれた。
       そして――改めて、俺をサッカーに対して純粋に向き合わせてくれた!)」

グッ、グググッ……!


649 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 00:32:18 ID:???
実況「な、なんと! ストラット選手、慧音選手の渾身のスライディングタックルを片足で止めるどころか、
    その逆に、慧音選手をボール越しに弾き飛ばそうとしています!
    イタリア時代のストラット選手は『シュート力だけの選手、自分ではボールキープもできない』
    と一部の評論家に酷評されたと聞きますが、眼前のプレーはその印象とは大きく異なる!
    およそ人間離れしたフィジカルで、ボールをキープし続けます!」

ストラット「(見ていてくれ、ミアータ、バンビーノ、ヘルナンデスにジェンティーレ……そして皆。これが、俺なりの贖罪だ!)」

慧音「――成程。それが君の力か……!」

ストラットの意思の力は強大だった。

慧音「……だが。私の力とて、それに負けていないぞッ!」

グンッ。……ズバァァァァァァァッ! ――バシイッ!

ストラット「!?」

そのため、慧音が残された左脚で放った一閃により、ストラットが押し返されたのは、
純粋に彼よりも慧音の方が強かったからだった。


650 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 00:33:19 ID:???

慧音「……君には強い力を感じる。単なる暴力では無い。自分の弱さを知り、
    そしてその上で、それを受け入れ克服しようとする強さもある。
    だが――そうして前に進んでいるのは君一人だけではない。
    仲間を導く使命を持ちながら、常に挫折を重ね続けて。
    それでも、前に進みたいと思い続けた私もまた、君に勝つ資格はある筈だ!」

パチュリー「(……彼女は元々、理性と激情が同居するタイプの選手だった。
        これまでは理性に偏重し過ぎて、才能がかみ合わなかったようだけど。
        イタリアでの修行を機に、その激情を素直に見せるようになった。
        ――それが、彼女の急成長の理由なのかもね)」

実況「しかし……最後に勝ったのは慧音選手! バランスを崩して転倒するリスクを恐れず、
    反転した逆脚でストラット選手のボールを捉え、そのまま奪い返します!
    慧音選手、コリンチャンスの危機を救いました〜〜!」

慧音「(――いや。危機を救ったと言えるのは、私達が攻勢に転じれてからだ! そして、その突破口は……!)
    ――頼むぞ、静葉殿!」

バシュッ!

静葉「(サンパウロは、奇襲の為に右サイドを上げ過ぎた。だから、ここを突けば楽に攻められる……と判断したのね。
    ――冷静な思考力は、ディフェンスリーダーとして頼もしいわね)……ええ、承ったわ」

タッ……!

実況「そして慧音選手は右サイドバックの静葉選手にパス!
    コリンチャンスは妖夢選手と新田選手が上がり、スペースの空いた右サイドを突いて……カウンターです!」


651 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 00:34:20 ID:???

新田「ハァ、ハァ……させるかッ!」

シュタタタッ! ズザアアアアアアッ!

実況「いえ……ですがそこに、自慢の俊足を生かして、ゴール前から反転した新田選手が詰め寄ります!
    新田選手、スピード感溢れるタックルでボールを奪い返しに向かった〜〜!」

静葉「――大丈夫。いつも通り、静かに……落葉の如く、通り抜ければ良いだけよ」

先着2名様で、

★静葉→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★新田→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→静葉、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がフォロー)(アリスさんと翼で競り合い)(妖夢がフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【補足・補正・備考】
静葉のマークがダイヤ・ハートで「落葉ターン(+4)」が発動します。
新田のマークがダイヤで「隼タックル(+2)」が発動します。

652 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 00:49:37 ID:???
★静葉→ドリブル 55 ( ハート3 )( 1 + 1 )=★

653 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 00:49:45 ID:???
★静葉→ドリブル 55 ( ハート10 )( 2 + 5 )=★

654 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 00:50:44 ID:???
★新田→タックル 51 ( ダイヤA )( 6 + 5 )=★

655 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 00:50:52 ID:???
★新田→タックル 51 ( ダイヤ7 )( 5 + 6 )=★

656 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 01:16:05 ID:???
★静葉→ドリブル 55 ( ハート3 )( 1 + 1 )+(落葉ターン+4)=61★
★新田→タックル 51 ( ダイヤA )( 6 + 5 )+(隼タックル+2)=64★
≦−2→サンパウロボールに。

鈴仙や慧音が、格上と思われた選手に対し好プレーを見せた事は、コリンチャンスの士気を高めていた。
しかし同時に、彼ら全員はこの時浮き足立っていたとも言え――。

新田「――ハァァァァァァァッ!」

ビ ュ ン ッ !

静葉「……!?」

――シュンッ、パシッ!

……その証拠に、静葉は本来ならば軽くいなせる筈の新田のタックルの速度を見誤り。
得意のゆったりとしたターンを行うよりも先に、ボールを奪い返されてしまう。

実況「こ、これは新田選手ファインプレー! 前の試合ではパルメイラスのオルヘス選手を翻弄し続けた、
    秋静葉選手のドリブルを容易くカットしてしまいます!」

新田「よし……ようし!」

妖夢「新田君……!(今のプレーの力強さ。まるで鈴仙のようだ……)」

ストラット「(ニッタか……。アイツのシュートはあまりアテにならないが、ねじ込む事を考えれば!)」

そして新田は、前線で穣子やお燐(慧音が前に出たスペースを埋めるため、中央寄りの位置に来ていた)に
強く警戒されている妖夢やストラットを尻目に、次の一手を考える。

新田「(姉御は……前に出ているけれど、敵のDFが居る。
    俺のパスじゃあ、途中でカットされてしまうかもしれない。だったら……!)ここで決めてやる!」

657 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 01:18:14 ID:???
グワァァァァァッ……!

――果たして彼の取った手はシュートだった。
新田は穣子の位置を特に注意しながら即座に右脚を振り上げ、
彼がここで磨いて来た、新たな牙――いや、新たな”爪”を敵陣に振るう。

新田「食らえコリンチャンス! これが俺の『ファルコンクロウ』だ!」

バシュンッ! ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!

実況「新田選手、なんという事でしょう! ここは妖夢選手やストラット選手へのパスでは無く、
    ミドルシュートを選択しました! スピードを最重視した自慢の『隼シュート』が、
    コリンチャンスのゴールに今、襲い掛からんとしています!」

穣子「だ、大丈夫! この位なら私でも止めれそうだよ!!」

お燐「んー、でも思ったよりは速そうな気がしないでもないけど……?」

さとり「(ブロッカーは穣子さんと、中央に寄った状態のお燐。
     二人が居れば、ゴール前でボールが止まる可能性も高いですが……彼女達がブロックでいなくなれば、
     畢竟、その隙を狙って妖夢さんやストラット君がねじ込みを狙ってくるでしょうね。
     無論、ペナルティエリア内のシュートは必ず止めますが、……エリア外のシュートも、負けていられないわね)」

658 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 01:19:33 ID:vfmq6DSs
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:パンチング(セーブ力に固定で+5されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/2で「光を掴みます!(+3)」が発動します。

B:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
1/2で「光を掴みます!(+3)」が発動します。

×:想起セービング(判定でセーブ力が変動します)???消費
敵のトラウマを想起します。発動する技については判定となりますが、ガッツ消費が通常の1.5倍です。
 ※スキル・覚妖怪の有効範囲(PA内)に居る選手のシュートについて発動可。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さとりセーブ力:56
新田の『ファルコンクロウ』の威力:60
さとりのガッツ:825/825

659 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 01:20:50 ID:vfmq6DSs
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。

660 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 01:25:30 ID:K31n4k2Y
A

661 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 01:49:40 ID:SSukbt6Q
なんか有利なほうばっか負けてる流れだなぁ敵味方問わずw
なので流れに乗ってB

662 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 02:02:25 ID:xUAhZGXE
A

663 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 21:58:49 ID:vfmq6DSs
少しだけになりますが、更新します。
A:パンチング(セーブ力に固定で+5されます)80消費

先着3名様で、

★新田→ファルコンクロウ 60 ( ! card )(! dice + ! dice )=★
★穣子→ブロック 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 お燐→ブロック 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★さとり→パンチング 61 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(翼がねじ込み)(妖夢がねじ込み)(慧音がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→新田の『ファルコンクロウ』がコリンチャンスゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(翼がねじ込み)(妖夢がねじ込み)(慧音がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。

【補足・補正・備考】
穣子のマークがダイヤで、「ロイヤルスイートポテトルーム(+8、250消費)」が発動します。
穣子のマークがハートで、「スイートポテトルーム(+6、150消費)」が発動します。
穣子のマークがスペードで「ポテトルーム(+4、100消費)」が発動します。
穣子はスキル・丈夫な身体により必殺ブロック発動時、吹き飛び・負傷を無効化します。
お燐のマークがダイヤで、「ゴーストタウン(+6、150消費)」が発動します。
お燐のマークがハートで、「ゴーストブロック(+4、100消費)」が発動します。
さとりのマークがダイヤ・ハートで「光を掴みます!(+3)」が発動します。

664 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 22:01:17 ID:???
★新田→ファルコンクロウ 60 ( スペード7 )( 2 + 1 )=★

665 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 22:01:48 ID:???
★穣子→ブロック 56 ( スペードK )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=
 お燐→ブロック 53 ( スペード8 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)=★

666 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 22:01:55 ID:???
★穣子→ブロック 56 ( スペードK )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=
 お燐→ブロック 53 ( ダイヤJ )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=★

667 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 22:03:01 ID:???
★さとり→パンチング 61 ( ハート8 )( 5 + 3 )=★

668 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 22:38:57 ID:vfmq6DSs
★新田→ファルコンクロウ 60 ( スペード7 )( 2 + 1 )=63★
★穣子→ブロック 56 ( スペードK )( 5 + 5 )+(人数補正+1)+(ポテトルーム+4)=71
≦−2→コリンチャンスボールに。

バシュルルルルル……パシッ。

穣子「ふう。この位だったら、私でもらくしょーだよ!」

新田「そ、そんなァ!(折角の新必殺技のお披露目だったのに。
    これじゃあ、いつもの『隼シュート』と大差ない威力じゃないか……!)」

実況「新田選手、得意の『隼シュート』を撃ちますが、穣子選手にアッサリカットされてしまいます!
    ドリブルスピードに定評があり、先ほどは素晴らしいタックルを見せた彼でしたが、
    やはりシュートとなると、こんなものでしょうか!」

ストラット「チッ……何度も言っただろう、『隼シュート』じゃあ世界には通用しないぞ、って!」

翼「俺は新田を尊敬しているよ。『隼シュート』って言う、一体どこがどう隼で、普通のシュートとどう違うのかが
  良く分からないシュートを必殺シュートと言ってのける、その厚かましさをね!」

妖夢「(やはり彼を見ると、昔の私を思い出すな……。流石に『未来永劫斬』の威力は、『隼シュート』よりは上だったけど)」

新田「(そして皆の俺を見る視線が冷たい……! 心無しか実況まで辛辣な気がする……!
     くそっ……くそっ……くそっ…………!!)」

669 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 22:41:50 ID:vfmq6DSs
鈴仙「(なんだか新田君がちょっと可哀想ね……。でも、妖夢やストラット君。そして大空翼がPA周辺に居る以上、
     まだまだ私達の危機は続いているわ! ここは穣子に、何か指示を出しといた方が良いかしら……。

     一番無難なのは、とりあえず前方にボールをクリアさせる事だけど、敵にボールが渡るリスクもある。
     次に、ボランチのアリスさんに渡して、ボールキープやゲームメイクをして貰ってもいい。
     だけど……実力的にはともかく、精神的にはかなり不安が残るのよね、アリスさん。
     後は、両サイドを使った攻撃に繋げるって方法もあるけど。失敗したらさっきの新田君みたいに、
     即座に敵の反撃が飛んでくる恐れがある。

     ……で。この中で一番取るべき手段と言えば……)」


A:「とにかく前方にボールを! 次は私達攻撃陣の出番よ!」
B:「ボランチのアリスさんに渡して。アリスさんの後方からのゲームメイクに期待よ!」
C:「もう一度静葉さんから、右サイドの反町君に繋ぎましょう。新田君が動けない今、右サイドアタックは有効よ!」
D:「近くのお燐に渡してから、左サイドのてゐよ。てゐが上がれば、『インビジブルデューパー』も撃てる!」
E:ここは穣子の判断に任せる。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

670 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 22:46:36 ID:3KjK9r0A
A

671 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 22:47:13 ID:O33V20hE
C

672 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 22:50:57 ID:xE6K753w


673 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 23:17:58 ID:vfmq6DSs
C:「もう一度静葉さんから、右サイドの反町君に繋ぎましょう。新田君が動けない今、右サイドアタックは有効よ!」

鈴仙「(さっきは失敗したけれど、右サイドの攻撃は有効な筈!)――穣子、静葉さんに渡して!」

穣子「うんっ、お姉ちゃん! もう一回頑張って……お姉ちゃん!?」

静葉「ウフフ……私のせいで失点……私が戦犯……」チャキッ

穣子「お、お姉ちゃん死なないでぇー!?」

静葉「……なんて、冗談よ。大丈夫、次はきちんと仕事をこなすわ。例え相手と刺し違えてもね……」チャキッ・・・

穣子「カッターナイフを仕舞わないと、極めて誤解を招く表現になるからやめてぇー!?」

慧音「君たち、試合中に何を漫才しているんだ……」

穣子「ううっ、ごめんなさい……それっ!」

バシッ……!

674 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/28(土) 23:19:18 ID:vfmq6DSs
実況「慧音選手に一括された穣子選手は、静葉選手にショートパスを送ります。
    そしてボールを受け取った静葉選手は、前方右サイド中央付近の反町選手に向かって……パスを出した!」

静葉「――秋の夕暮れ、『ダスクフォーリンパス』よ!」

グワァァッ、バゴオオオンッ……!

バビントン「(――ツバサ達は前に上がっていて、ドトールは前線選手のマークについている。
        ここは、僕がやるしかない!)――止める!」

シュンッ、バァァッ!

実況「静葉選手のパスをカットに向かうのは、サンパウロのボランチ・バビントン選手です!
    技巧派のゲームメイカーとして名の知れた彼ですが、守備力にはやや不安が残るとも評されています。
    果たして静葉選手の強烈な無回転パス――『ダスクフォーリンパス』を止められるでしょうか!」

先着2名様で、

★静葉→ダスクフォーリンパス 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★バビントン→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→反町、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パチュリーがフォロー)(鈴仙とドトールで競り合い)(リマがフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【補足・補正・備考】
バビントンのマークがダイヤ・ハートで「クイックダッシュカット(+2)」が発動します。

675 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 23:20:10 ID:???
★静葉→ダスクフォーリンパス 56 ( ダイヤ6 )( 5 + 3 )=★

676 :森崎名無しさん:2017/10/28(土) 23:21:39 ID:???
★バビントン→パスカット 51 ( クラブ9 )( 1 + 3 )=★

677 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/29(日) 00:14:54 ID:RdfXqHd6
★静葉→ダスクフォーリンパス 56 ( ダイヤ6 )( 5 + 3 )=64★
★バビントン→パスカット 51 ( クラブ9 )( 1 + 3 )=55★
≧2→反町、パスキャッチ。

フワァァッ……スカッ!

バビントン「くっ……外した!」

実況「静葉選手の遅く深いパスに、バビントン選手はタイミングを見失う!
    ボールはそのまま前方の反町選手へと渡ります! そして……!」

反町「(ボランチも抜いた。これで右サイドはガラ空きだ!)」

ダダダダダッ……!

実況「反町選手を起点に、コリンチャンスは大きく攻勢に出ます!
    鈴仙選手、佳歩選手がバイタルエリアへと迫ってシュートチャンスを伺う中、
    トップ下のパチュリー選手もその少し後ろで追い、フィニッシュまでのシーンを描かんとしています!」

ドトール「(来たか……)――俺は敵のI番(パチュリー)につく。アマラウは後方の指揮を頼んだ」

アマラウ「おうよ! 俺はFWのウサギ二羽につくぜ。ダイレクトシュートやポストプレイはやらせねぇ。
      イシザキはいつも通り、最後の壁として調子に乗らずドンと構えてろ。
      リマは……ソリマチとやらをフリーにさせなければ充分だ。それ以上は求めないぜ!」

石崎「おう! このゴールは絶対に守るぞ!」

リマ「了解リマッ!」

タッ、バババッ!

パチュリー「相手のDF陣も、迎撃態勢は充分という感じね。……さて、どう攻めるべきか」

678 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/29(日) 00:17:11 ID:RdfXqHd6
鈴仙「(『どう攻めるべきか?』……その問いへの答えは大きく分けて二つ。
     一つは、このまま反町君を軸としてゴールを目指す方法。
     雑魚っぽいリマ君を退けてサイドを抉り、私か佳歩へのセンタリングを出して貰うか、
     あるいは反町君がこのまま上がって、シュートを撃って貰うか。
     この方法の長所としては、お手軽さがあるわね。
     見る限り、私やパチュリーさんと比べて、敵の反町君への警戒度は落ちているから、
     とりあえず初撃を与えるには丁度良さそう。

     二つは、パチュリーさんに渡してから、攻めを組み立てて貰う方法。
     パチュリーさんにはドトール君という強力なストッパーがマークについているけど、
     彼さえ越えれば、パチュリーさんはイタリアで鍛えたレジスタとしての才能を遺憾なく発揮し、
     確実なゴールまでのプランを与えてくれる。
     この方法の長所は、それだけじゃない。トップ下へのパスを挟む事で、私達の攻撃のラインを、
     更に上へ押し込む事ができる! 反町君や、左側のMFのてゐも、
     ねじ込みやフォロワーとして参加できる公算が高まるし。
     後は私や佳歩も、ダイレクトだけじゃなく、ミドルシュートを狙う事が出来るようになるわね。

     ほぼノーリスクでお手軽に初撃を叩きこむか。最初にリスクを負う代わりに、その後確実な一撃を加えるか。
     この局面は、どちらを選ぶべきかしら……!?)」


679 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/29(日) 00:18:13 ID:RdfXqHd6
汗すらかかずに、冷静に様々な可能性を分析している様子のパチュリーと、
次にやって来るであろうチャンスを虎視眈々と狙う、佳歩の横顔を見比べながら、
ごく僅かな逡巡の後に、鈴仙が指示した次の一手は――。

A:反町に、ここから『ソリマチドライブ』を撃って貰う!(威力:64、ポスト・枠外無効)
B:反町に、自分(鈴仙)に対してセンタリングを出して貰う!(成功後更に選択)
C:反町に、佳歩に対してセンタリングを出して貰う! 成功後、佳歩は『ラビットダイブ』を撃つ!
D:中央のパチュリーにパス。レジスタとしての判断力と能力を活かして貰う!
E:左サイドのてゐにサイドチェンジ。ドリブルで上がって貰い、攻撃の選択肢を増やす!
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

680 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/29(日) 00:21:36 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
本日もお疲れ様でした。
>>661
私も新田がここでシュートを決めるのか!? とか思ってましたが、
蓋を開けるとやっぱりいつも通りの新田君でしたね…

681 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 00:22:02 ID:wgFPEQMw
A

682 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 00:24:02 ID:7eT4bzAw
A

683 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 09:48:01 ID:???
乙でした
今さらですけど>>648でストラット吹っ飛んでませんか?

684 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/29(日) 22:06:41 ID:???
>>683
乙ありがとうございます。
吹き飛び係数4という事は、4差以上で吹き飛びなので…すみません、その通りですね。
内部データにて修正しておきます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:反町に、ここから『ソリマチドライブ』を撃って貰う!(威力:64、ポスト・枠外無効)

鈴仙「(ここは兎に角、一本でも多くシュートを撃つ事を優先よ!)――反町君、ここからシュートよ!」

反町「……分かった!」

グワァァァァッ……!

実況「新田選手の次は、反町選手が右脚を振り上げた〜〜〜!
    ゴール前から約25メートルの少し遠い地点から、コリンチャンスの反町選手がミドルを狙います!」

石崎「反町かぁ。昔のアイツのシュートは新田を笑えないレベルだったけど、今は……!」

アマラウ「その様子だと、きちんと下調べはしてるみてえだな、イシザキ!
      だったら、テメエのやるべき事は充分理解できてる筈だ!」

石崎「おうよ! どんなシュートだろうが、この顔面で止めてやるぜ!」

レナート「とるっ!」

リマ「リマも居るリマッ!」

実況「対するサンパウロは、リマ選手と石崎選手が立ちはだかります。
    アマラウ選手はねじ込みに備えて鈴仙選手と佳歩選手についている!
    前半5分、コリンチャンスはここで先制点を挙げられるのか〜〜!?」

685 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/29(日) 22:08:35 ID:RdfXqHd6

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
   「イシザキィ! 少しは活躍しろー!」「レナート レナート レナート レナート(望み薄)」

先着3名様で、

★反町→ソリマチドライブ 64 ( ! card )(! dice + ! dice )=★
★石崎→ブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 リマ→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★レナート→パンチング 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(佳歩がねじ込み)(アマラウがフォロー)
≦−2→サンパウロボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→反町の『ソリマチドライブ』がサンパウロゴールを屈服させる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(佳歩がねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)
≦−2→サンパウロボールに。

【補足・補正・備考】
石崎のマークがダイヤ・ハートで、「元祖顔面ブロック(+13、400消費、成功しても零れ球)」が発動します。
石崎のマークがスペードで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
レナートのマークがダイヤで「とるっ!(+3)」が発動します。

686 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:08:57 ID:???
★反町→ソリマチドライブ 64 ( クラブ8 )( 2 + 6 )=★

687 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:09:47 ID:???
★石崎→ブロック 55 ( クラブ3 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=
 リマ→ブロック 50 ( ハート9 )( 1 + 2 )+(人数補正+1)=★

688 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:10:06 ID:???
★レナート→パンチング 60 ( クラブJ )( 4 + 5 )=★

689 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:10:10 ID:???
★石崎→ブロック 55 ( クラブ10 )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=
 リマ→ブロック 50 ( ハート5 )( 3 + 5 )+(人数補正+1)=★

690 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:10:17 ID:???
★レナート→パンチング 60 ( ハート10 )( 3 + 2 )=★

691 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:11:29 ID:???
決まったかな?

692 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:15:27 ID:???
新田とは違うな。

693 :森崎名無しさん:2017/10/29(日) 22:17:32 ID:???
割りとあっさり決まったね
石崎くん、今後もクラブ活動を頼むぞ

694 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/30(月) 00:13:36 ID:BcYlXlvs
★反町→ソリマチドライブ 64 ( クラブ8 )( 2 + 6 )=72★
★石崎→ブロック 55 ( クラブ3 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=63
 リマ→ブロック 50 ( ハート9 )( 1 + 2 )+(人数補正+1)=54★
★レナート→パンチング 60 ( クラブJ )( 4 + 5 )=69★
≧2→反町の『ソリマチドライブ』がサンパウロゴールを屈服させる!

結論から言えば、反町のシュートは、サンパウロの守備陣を完璧なまでに引き裂いた。

バギュルルルルルッ……グンッ!

石崎「ドライブシュートか……! くそっ、早くて当たんねえ!」

リマ「リマーー!? ボールが上がって、下がって来るリマーー!?
    こんなの生まれて初めて見たリマーーー!!?!?!?!?」

実況「石崎選手、リマ選手! ともにとどかない!
    反町選手の鋭いドライブシュートを前に、一歩も動けません!」

レナート「なにィ」

ブンッ……――スカッ!

実況「そして、レナート選手も必死に手を伸ばすが……だがとどかない!」


695 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/30(月) 00:14:41 ID:???

一見すると何の変哲も無いドライブシュートだが、その精度は他の追随を許さない。
石崎、リマ、レナート――サンパウロの守備陣があと一歩で届かない位置に運ばれたシュートは、
難なくゴールネットの右隅へと吸い込まれていき――。


バシュッ、―――ズバァァァッ!!
ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!



コリンチャンス 1 − 0 サンパウロ

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