キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/09(金) 00:36:14 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1515503626/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓うも、
修行の為に訪れたブラジルで大きな挫折を味わった。鈴仙は、かつて道を違えた親友・魂魄妖夢が所属する、
強豪チーム・サンパウロになす術無く敗北。その後、謎のスナイパーの凶弾に倒れ、その視力すら喪ってしまうのだった。

どん底に堕ちた鈴仙達を前に、新チーム・リトルウイングズの監督となる筈だった魅魔は冷酷に告げる。
鈴仙達は弱い。このままでは世界で戦えない。リトルウイングズは解散だ。
――しかし、彼女はそう切り捨てると同時に、鈴仙達にこうも言い残していた。
1か月後の『魔界カップ』で、我ら魔界ユースに勝利すれば、『幻想スーパーJr.ユース大会』の出場権を与える、と……。
かくして僅かな希望を胸に、鈴仙達は幸運にも手に入れた空飛ぶ船・聖輦船に乗り込み魔界へと突入。
一同は新チームの本格始動を前に、互いの実力を図るべく紅白戦を始めたのだが、
謎戦術やら自爆やらが入り混じり、何故か死人が出る程の死闘となって……?

701 :森崎名無しさん:2018/04/22(日) 23:37:53 ID:???
★テイラー→タックル 54 ( スペード5 )( 5 + 1 )=★

702 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 00:28:09 ID:Na5zAVRM
★ナズーリン→ドリブル 56 ( ハート9 )( 4 + 6 )+(小賢しいドリブル+3)=69★
★テイラー→タックル 54 ( スペード5 )( 5 + 1 )=60★
≧2→ナズーリン、ドリブル突破。

ナズーリン「それっ!」

バッ! クルンッ……、シュパァァァッ!

テイラー「……そう簡単には奪わせてはくれない、か」

ナズーリン「それがサッカー、だからね」

実況「ナズーリン選手、細々とした動きと大胆なフェイントを入り混ぜた『小賢しいドリブル』で
    テイラー選手を突破! リトルウイングズ、これで当面の危機からは解放されます!」

鈴仙「(ロブソン君は色々と常識外れだけど、他の選手相手だったら、皆も何とか戦えてるみたいね……)」

鈴仙は胸を撫で下ろしつつも、次の攻め手を考えながら前へと走り出す。

鈴仙「(激しい攻防があったけど、試合時間自体はそこまで進んでいないのよね。
     今でやっと、前半5分が経過したってところかしら。
     ロブソン君もある程度は消耗したようだけど、まだまだ余裕たっぷりみたいだし、攻めには未だ困りそうね……)」

イングランドはロリマーとリチャードによる攻撃を潰された格好となるが、
反面、中盤のMFは前線に上がり切っておらず、鈴仙達の攻撃には幅広く対応できる形をとっている。
しかし、鈴仙達リトルウイングズの面々もFWである鈴仙や反町を含め、中盤に概ね固まっているため、
攻撃の手段としては潤沢にあるように見える。

703 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 00:29:34 ID:Na5zAVRM
鈴仙「(ナズーリンのドリブル力は、今テイラー君を軽々突破したのを見た通り高い。
    パスについても、ドリブル程じゃないにしても技を持っていた筈だし、
    遠い場所にパスして貰う事もできる。さて、ここは……)」

A:ナズーリンにはこのまま右サイドを突破して貰う。
B:一旦中央のパチュリーに渡し、ゲームメイクをして貰う。
C:左サイドのてゐにサイドチェンジ。再度『インビジブルデューパー』を狙う。
D:すぐ傍のアリスにパスし、アリスの高いドリブル力を生かして攻め込む。
E:前方の鈴仙にパスを出して貰う。
F:前方の反町にパスを出して貰う。
G:ここは焦らず、パスワークで敵の出方を伺う。
H:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:720/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

704 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 00:31:04 ID:HEpZPYog
B

705 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 00:33:31 ID:/F2GLafU
B

706 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 00:39:46 ID:???
…と、言ったところで今日はここまでにします。
>>692
ギリシャローマ神話のクロノスってもう一人居ますからね…私はこれ描写するまでごっちゃにしてました。
>>693
今回はクロノスなんで雷霆に弱そうですが、機会があれば他のティーターン要素も出したいですね。

707 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 21:55:20 ID:Na5zAVRM
B:一旦中央のパチュリーに渡し、ゲームメイクをして貰う。

鈴仙「(焦って点を狙っても、さっきみたくロブソン君に阻まれてオシマイになるだけ。
     だったら、レジスタの視点と才能を持つパチュリーさんに、堅実にゲームを組み立てて貰うべきね!)
    ――ナズーリン! パチュリーさんに渡して!」

ナズーリン「――私もそれに賛成だ。それっ!」

バシュッ……!

冷静な観点から、鈴仙はパチュリーへのパスを指示。
鈴仙を信頼しているナズーリンは指示通り、右サイドから中央へとボールを送った。

ウッズ「……………」

これに対し、パスカットに動けるのはナズーリンと同じく右サイドを守るイングランドのMF・ウッズのみ。
彼はナズーリンのこのパスに対して……。

先着1名様で、

★ウッズの判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→出たら考えます(汗)
ダイヤ・ハート・スペード→「(今急いても意味がない。ウィルソンと協力できるよう、下がるべきだ)」
クラブ→「(ここで奪い返せばカウンターだ! 俺一人でもカットに行くぞ!)」

708 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 21:58:55 ID:???
★ウッズの判断→ クラブ8

709 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 22:05:35 ID:Na5zAVRM
★ウッズの判断→ クラブ8 ★
クラブ→「(ここで奪い返せばカウンターだ! 俺一人でもカットに行くぞ!)」

ウッズ「……ここは、俺一人でもカットに行くぞ!」

実況「あ〜っと! ウッズ選手! 右サイドから離れて中央へのパスをカットに向かう!
    パチュリー選手にボールが渡ればマズいと判断しての行動でしょうが、これが吉と出るか凶と出るか!」

ナズーリン「くっ……!(――だけど、私だってパスサッカーを重んじる命蓮寺ロータスの一員だ。
        焦りの末に出たパスカット位ならば、通して見せる!)」

先着2名様で、

★ナズーリン→ナズーリンロッド 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ウッズ→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パチュリー、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アリスがフォロー)(鈴仙とロブソンで競り合い)(ウィルソンがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。

【補足・補正・備考】
なし。

710 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 22:08:26 ID:???
★ナズーリン→ナズーリンロッド 55 ( スペード6 )( 3 + 1 )=★

711 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 22:10:17 ID:???
★ウッズ→パスカット 53 ( ダイヤA )( 4 + 5 )=★


712 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 22:25:33 ID:Na5zAVRM
★ナズーリン→ナズーリンロッド 55 ( スペード6 )( 3 + 1 )=59★
★ウッズ→パスカット 53 ( ダイヤA )( 4 + 5 )=62★
≦−2→イングランドボールに。

ウッズ「フットボールの祖国を舐めるなよーーっ!」

バァァァッ、パシッ!

ナズーリン「く、くそっ……! 焦ってしまったか……!」

実況「ナズーリン選手、ショートパスながらも精密な軌道を描くパスでしたが……!
    ここはウッズ選手のファインプレーに阻まれる!」

ウィルソン「よくやった、ウッズ! 一旦中央の俺に回せ!」

ウッズ「お、おう!」

バシッ……ポムッ。

実況「そしてボールはイングランドのI番、ウィルソン選手の下へとたどり着きますが……!」

パチュリー「そこまでよ……」

ズザアアアアアアアアアアッ……!

実況「これに対しては、中盤に戻っていたパチュリー選手が反撃に打って出ます!
    静かながらもキレのあるタックルで、ウィルソン選手を刈りに向かった〜〜〜!」

713 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 22:27:02 ID:Na5zAVRM

先着2名様で、

★ウィルソン→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パチュリー→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ウィルソン、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リチャードがフォロー)(静葉とテイラーで競り合い)(慧音がフォロー)
≦−2→リトルウイングズボールに。

【補足・補正・備考】
パチュリーのマークがダイヤ・ハートで「アグニシャイン(+2)」が発動します。

714 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 22:29:42 ID:???
★ウィルソン→ドリブル 54 ( スペード3 )( 3 + 5 )=★

715 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 22:31:16 ID:???
★パチュリー→タックル 55 ( ハートA )( 6 + 1 )=★

716 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 22:47:41 ID:Na5zAVRM
★ウィルソン→ドリブル 54 ( スペード3 )( 3 + 5 )=62★
★パチュリー→タックル 55 ( ハートA )( 6 + 1 )+(アグニシャイン+2)=64★
≦−2→リトルウイングズボールに。

パチュリー「我が食べしギーは神々及び大祖始への供物なり。……火符・『アグニシャイン』!」

ゴォォォッ……ズバァァァァァァァッ! ――バシイッ!

ウィルソン「ぐっ……! こんのヒョロい身体で、良くこんな激しいタックルが出来るな……!」

パチュリー「……力とは即ち知識。叡智の末に磨かれた知識は、もはや暴力と変わらないわ」

実況「パチュリー選手、技巧的ながらも燃えるような激しいタックルでウィルソン選手からボールを奪います!
    ナズーリン選手のパスミスもありましたが、最終的にはリトルウイングズにボールが戻って来た恰好となりました!」

パチュリー「(さて。これで一旦仕切り直せたけれど。次はどうしようかしらね……)」

先着1名様で、

★賢者の一手→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「(見える……見えるわ。全ての展開が……!)」
ダイヤ・ハート→「パチュリー戦法発動よ。中盤全体でラインを押し上げる……!」
スペード→「ここはアリスを攻撃に使いましょう」
クラブ→「ここは私自身が上がって攻撃を組み立てるわ」
クラブA→「ここは一瞬でも閃光のように、超ロングシュートを打つべきね…大魔導士的に考えて」

717 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 22:48:47 ID:???
★賢者の一手→ ダイヤJ

718 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 23:20:12 ID:Na5zAVRM
★賢者の一手→ ダイヤJ ★
ダイヤ・ハート→「パチュリー戦法発動よ。中盤全体でラインを押し上げる……!」

パチュリー「(ロブソンは真正面からぶつかり合っても勝てない。ならば、数の利で押すしかない。
        となれば……)――アリス。パチュリー戦法No.5で行くわよ」

アリス「No.5……『生きる道を考えろ』ね! 分かったわ!」

タッ……!

実況「パチュリー選手、ここは自分でボールをドリブルしながら、自らの傍らに寄って来たアリス選手に指示を出した。
    その内容は至極抽象的で何を言っているのか分かりませんが、これは何かの暗号のようで、
    アリス選手は合点承知の様子で! これは……!」

パチュリー「――ファストブレイク。速攻よ!」

バシッ、……バシィィィィッ!

実況「――これは、中盤のアリス選手を交えた二人による速攻!
    パチュリー選手は走りながら右サイド寄りのアリス選手にパスを出して、リターンを待つ格好!
    リトルウイングズはやはり数で攻め切る様子です!!」

ウッズ「そ、そんなァ……!」

テイラー「(まずいな。ウィルソンがボールを奪われた以上、このままではカットに行けるのが
      ウッズ一人しか居ない。だったら、俺が戻るしかないか……!)」

タッ……!

実況「これに対するイングランドは、右サイドのウッズ選手に加えて……、
    前線から戻って来た万能WG・テイラー選手も協力して対応するようです!」

719 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 23:21:13 ID:Na5zAVRM
パチュリー「(テイラーが戻って来たのは厄介ね。でも、ここさえ抜ければ……)」

アリス「(……ここさえ抜ければ、もう上がり切っている反町君や鈴仙。
     それと左サイド側で様子をうかがっているてゐも合わせて、総勢5人で得点を狙う事が出来る。
     そうなると必然、ロブソン君の狙いもブレが生じる筈だから……勝ち目は大きくなる!)」

先着2名様で、

★パチュリー→ワンツー 56 (! card)(! dice + ! dice)+(パチュリー戦法+1)=
 アリス→ワンツー 55 (! card)(! dice + ! dice)+(パチュリー戦法+1)=★
★テイラー→パスカット 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ウッズ→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パチュリーとアリス、一気にバイタルエリア付近まで駆け上がる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がフォロー)(鈴仙とロブソンで競り合い)(ケリーがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。

【補足・補正・備考】
テイラーのマークがダイヤで「クイックダッシュカット(+2)」が発動します。

720 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 23:22:55 ID:???
★パチュリー→ワンツー 56 ( クラブK )( 5 + 1 )+(パチュリー戦法+1)=
 アリス→ワンツー 55 ( クラブ3 )( 3 + 1 )+(パチュリー戦法+1)=★

721 :森崎名無しさん:2018/04/23(月) 23:25:16 ID:???
★テイラー→パスカット 54 ( ハート7 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=
 ウッズ→パスカット 53 ( スペードK )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

722 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/23(月) 23:36:41 ID:???
パチュリーとアリスの魔女コンビが中盤を突破!
…と、言ったところで早いですが、今日はここまでにします(汗)

723 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 21:52:41 ID:N5oxnfGU
★パチュリー→ワンツー 56 ( クラブK )( 5 + 1 )+(パチュリー戦法+1)=63
 アリス→ワンツー 55 ( クラブ3 )( 3 + 1 )+(パチュリー戦法+1)=60★
★テイラー→パスカット 54 ( ハート7 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=59
 ウッズ→パスカット 53 ( スペードK )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=59★
≧2→パチュリーとアリス、一気にバイタルエリア付近まで駆け上がる!

アリス「――そこねっ!」

バシュッ!

パチュリー「……そのとおり」

パシッ。

実況「アリス選手、鋭い観察眼でパスコースを看破し、追うパチュリー選手もそれを読み切る!
   テイラー選手もウッズ選手もまるで対応できません!
   ”パチュリー戦法”が発動して選手全体のフットワークが軽くなる中、前半5分を過ぎ、リトルウイングズ再び得点チャンス!」

ロブソン「(俺の体力の消耗もそろそろ激しい。ここを守り切って暫くは時間を稼ぎたい所だが……。
       敵もいよいよシューターを増やして来たな。あのI番(パチュリー)も強力な必殺シュートを持つと、
       試合前のミーティングでは情報があった。誰ひとりとして、油断は出来ぬ)」

鈴仙「(……さて。またもチャンスね! 今度の今度こそゴールを決めたい所だけど、
     またもロブソン君が仲間のDFと一緒にPA内をガチガチに固めて来てるわね……。
     普通にシュートするんじゃあ、どうしてもあの壁を乗り越えなくちゃいけなくなるわ)」

鈴仙は眼前の巨大すぎる体躯を見上げて溜息を吐きつつ、打開策を考える。

鈴仙「(てゐは……上がり目の位置につけてくれてるけど、その分左サイドハーフのケリーが下がって来てる。
     間違いなく、『インビジブルデューパー』を警戒してカットに出て来るでしょうね。
     それ以外は……すぐ近くに反町君、そして今上がって来たアリスとパチュリーさんの三人が居て、
     大変心強い事この上ないんだけど。さて……ここはどうやって、イングランドを突き崩すか、ね)」

724 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 21:53:54 ID:N5oxnfGU
緊張感と同時に威圧感が漂うイングランドのゴール前に萎縮しないよう胸を張って、
果たして鈴仙が下した判断は――。

A:今こそ、『マインドエクスプロージョン』で決める!(威力:65、1/4で敵GK転倒)250消費
B:今こそ、ドリブル突破からの一対一で決める!(鈴仙のドリブル:56)40消費
C:今こそ、決めるフリして『玉兎スルー』。反町かパチュリーかアリスに決めて貰う!(威力:65)150消費
D:パチュリーからてゐにパス。その後『インビジブルデューパー』を狙う!(パチュリーのパス:55)
E:パチュリーの必殺ポストプレイ・『エメラルドメガリス』で鈴仙に落として貰う!(威力:63)
F:アリスのドリブル突破からの一対一で決める!(アリスのドリブル:58)
G:その他 『ソリマチドライブ』や『アーティフルドライブ』を撃って貰いたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:720/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

725 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 21:56:17 ID:LmO22SrE
E

726 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 22:25:33 ID:GYqZjfgo
E

727 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 22:39:49 ID:N5oxnfGU
E:パチュリーの必殺ポストプレイ・『エメラルドメガリス』で鈴仙に落として貰う!(威力:63)

鈴仙「(ロブソン君を始め、イングランドの選手は警戒している……私だけじゃない、
     反町君や、パチュリーさんも含めて……ならば逆に、それを利用するッ!)」

思い立った鈴仙はパチュリーにサインを出すと、次に反町に対して目配せ。
僅かな挙動で作戦の全容を理解してくれた二人はコクリと頷くと、

パチュリー「……反町、あんたがセンタリングを出しなさい」

バシュッ……!

実況「パチュリー選手、右サイドに寄っていた反町選手にグラウンダーのパスをするやいなや、
    単身PA内へと突撃していきます! これはもしや、パチュリー選手のダイレクトシュートでしょうか!?
    職人・反町選手は黙ってサイドを抉りきり、これに対してイングランドは深追いせず穴熊をつらぬく!」

反町「(……いける。これでポストプレイが通り、ロブソンの間隙を縫えれば――間違いなく、点が決まる!)」

728 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 22:40:53 ID:N5oxnfGU
ロブソン「……………」

先着1名様で、

★ロブソンの判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA→トーマス「うぉおおおぉおおどっけぇぇぇぇぇ!」その時、トーマスが機関車の如く飛び出した!
ダイヤ・ハート・スペード→ロブソン「(2トップのFWはシュートを撃っている。ならば次は彼女が来てもおかしくない)」
クラブ→ロブソン「(……ここは、搦め手で来たかもしれん。クリアに出る!)」

729 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 22:44:13 ID:???
★ロブソンの判断→ ダイヤ7

730 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 22:44:33 ID:???
★ロブソンの判断→ ダイヤ10

731 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 22:57:07 ID:N5oxnfGU
★ロブソンの判断→ ダイヤ7 ★
ダイヤ・ハート・スペード→ロブソン「(2トップのFWはシュートを撃っている。ならば次は彼女が来てもおかしくない)」

ロブソン「(……次は彼女が高いダイレクトを狙って来る可能性は充分あり得る。ならば、ここで動くのは得策でない、か)」

――ロブソンはここで見を選んだ。これまで直線的な攻めを続けて来たリトルウイングズは、
もう一度、高火力のシュートを撃ちこんで来る可能性が高い。
そして、もしそうならば、自分はクリアに出るよりも、ブロックに備えていた方が良いと考えたためだ。
しかし結論として、今回の彼の判断は誤っていた。

パチュリー「(しめた。ロブソンは上がってこない。ならばこのポストプレイ――決まるッ!)」

バァァァッ、グルンッ! ―――ポーーーーーンッ!

ロブソン「……ぬ!」

実況「――パチュリー選手、高いセンタリングを思いっきり打ち下ろすと思いきや……!
    これはなんと、ポストプレイだ〜〜! 高いジャンプ力からのオーバーヘッドポストプレイで、
    ロブソン選手の手だし出来ない位置に、低くボールを落とします! そしてその落下点には――!」

タタタタタッ……!

鈴仙「(き、決める……!!)」

実況「バイタルエリアでねじ込みに備えていると見せかけた鈴仙選手が、駆け込んでいる〜〜!!
    リトルウイングズ、三度目の正直はポストプレイ! 奇襲を持って、ロブソン選手の牙城を崩しました〜〜〜!」

ケインズ「ち、ちくしょう……!」

ブライヤー「せめてクリアに行ける俺達が向かうんだ! 弾ければロブソンに回せる!」

732 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 22:58:38 ID:N5oxnfGU
パチュリー「……あんた達にそれが出来るなら、ね」

ロブソンが出遅れれば、パチュリーの美技に着いていける者は誰も居ない。
イングランドのDF二人が遅れてクリアに向かうも、その実力差は歴然としている。

パチュリー「これは悠久の知識が築いた萃玉の塔――土金符『エメラルドメガリス』。」
       ――浅ましき無窮の民よ、賢者の威光に怯えて往ね!」

先着2名様で、

★パチュリー→エメラルドメガリス 63 (! card)(! dice + ! dice)+(パチュリー戦法+1)=★
★ケインズ→高いクリア 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ブライヤー→高いクリア 56 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→完全に空いた空間で、鈴仙に低いボールが渡る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アリスがねじ込み)(ネイマスがフォロー)(ロブソンがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。

【補足・補正・備考】
なし。

733 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 22:59:45 ID:???
★パチュリー→エメラルドメガリス 63 ( ダイヤQ )( 1 + 4 )+(パチュリー戦法+1)=★

734 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 23:01:26 ID:???
★ケインズ→高いクリア 56 ( スペード6 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=
 ブライヤー→高いクリア 56 ( クラブA )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=★

735 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 23:03:32 ID:???
★ケインズ→高いクリア 56 ( スペード7 )( 1 + 2 )+(人数補正+1)=
 ブライヤー→高いクリア 56 ( ダイヤ5 )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=★

736 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 23:19:13 ID:N5oxnfGU
★パチュリー→エメラルドメガリス 63 ( ダイヤQ )( 1 + 4 )+(パチュリー戦法+1)=69★
★ケインズ→高いクリア 56 ( スペード6 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=63
 ブライヤー→高いクリア 56 ( クラブA )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=68★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてアリスがねじ込み

ブライヤー「う……うぉぉぉおおおっ! バカにするなぁぁぁっ……!」

バァァァッ! ガギイインッ! ……ポーンッ。

パチュリー「ぐ……!(こいつ、反則覚悟で……! ホームタウンディシジョンを狙ったのか、
        それともこれが、イングランド流のサッカーとでも言うのか……)」

実況「パチュリー選手に対して、ブライヤー選手が荒っぽくクリアに出た〜〜!
    反則スレスレの烈しいチャージですが、……審判の笛は鳴らず!
    ボールは、低い軌道を描き、鈴仙選手が狙った位置とは別の場所にバウンドしていき……!」

ロブソン「……クリアさせて貰うぞ!」

ゴオオオオッ……!

アリス「そうは……させない。私の、友達の為にも……!!」

バァァァァァッ……!

鈴仙「アリスさん……いや、アリス!?」

実況「これに対して……烈風の如くボールをはじき出すロブソン選手に、小柄で華奢なアリス選手が喰らい付く!
    ロブソン選手の右脚程の大きさしかないアリス選手ですが、死の恐怖を乗り越え敢然と立ち向かっています!
    ここはシュートを撃ちこむしかない〜〜!!」

737 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/24(火) 23:21:12 ID:N5oxnfGU

アリス「……七色の魔法使いの奥義をとくと味わいなさい。戦操――『ドールズウォー』!」

グワァァァァァァァッ……バギイイイイイイイイイイイイッ!!

先着3名様で、

★アリス→ドールズウォー 61 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ロブソン→低いクリア 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★トーマス→パンチング 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(反町がねじ込み)(ネイマスがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→アリスの『ドールズウォー』がイングランドのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(反町がねじ込み)(ネイマスがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。

【補足・補正・備考】
ロブソンはスキル・ゴッドハンドにより負傷を無効化します。

738 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 23:22:38 ID:???
★アリス→ドールズウォー 61 ( ダイヤ5 )( 6 + 6 )=★

739 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 23:23:59 ID:???
★ロブソン→低いクリア 58 ( クラブ6 )( 1 + 3 )=★

740 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 23:26:09 ID:???
★トーマス→パンチング 60 ( クラブ4 )( 2 + 4 )=★


741 :森崎名無しさん:2018/04/24(火) 23:31:18 ID:???
これは敬意を表す意味でアリスさんと言いたくなる

742 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/25(水) 00:11:01 ID:gUeCbTy6
★アリス→ドールズウォー 61 ( ダイヤ5 )( 6 + 6 )=73★*フラグ習得!
★ロブソン→低いクリア 58 ( クラブ6 )( 1 + 3 )=62★
★トーマス→パンチング 60 ( クラブ4 )( 2 + 4 )=66★
≧2→アリスの『ドールズウォー』がイングランドのゴールに突き刺さる!

ロブソン「■■■■■――!!」

ブオオオオオオオンッ……!!

反町のシュートを掻き消した叫び声と共に、容赦なく繰り出される破壊の槌。
ボール諸共アリスの四肢を粉砕せんとするロブソンの右脚を、アリスはギリギリまで惹きつけて――。

アリス「――踊りなさい!」

ロブソン「………!!!!!?????」

バァッ! グルンッ……! ――バシュウウウウウウウウウウッ……!

743 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/25(水) 00:12:46 ID:gUeCbTy6
闘牛士の如く、アリスは全身を仰け反らせて身をかわしつつ、
その返す左脚で――ボールにスピンをかけて思いっきり地面にたたきつける。

バンッ! ポーーーーーーーーーーーンッ! ポン、クルンッ……ツツツーッ。

それからのボールの動きは、まさしく人形劇。
バウンドに加えて僅かの逆回転がかかったボールは踊るようにロブソンや、
その向こうのトーマスの手をすり抜けてゴールへと流れていき――。

トーマス「そ、そんなァ……!?」

コロコロコロ……。
  ――ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

ゴールラインを僅かに超えたところで静止。その直後に審判のホイッスル。
前半6分。イングランドの城壁・ロブソンを潜り抜けたのは鈴仙でもなく、反町でもなく、パチュリーでもなく。
腫れ物扱いされていた孤高の魔女の殻を破り、不器用だが愛すべき少女と変わった、
アリスさん――否、七色の魔法使い・アリス・マーガトロイドによるものとは、誰しもが想像だにしておらず。

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア………!!!

練習試合にも関わらず満員のウェンブリースタジアムは、巨大な絶叫に包まれた。


リトルウイングズ 1 − 0 イングランド




744 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/25(水) 00:14:43 ID:gUeCbTy6

実況「ゴ、ゴール!! ゴールゴールゴール!! ロブソン選手を破ってゴールを決めたのは、
    なんと……リトルウイングズの第二のゲームメーカー・アリス選手でした!!
    死をも恐れず、果敢にかつ冷静に、テクニカルなジャンピングボレーシュート。
    『ドールズウォー』を放って、鮮やかな先制ゴールを上げた〜〜〜〜〜〜〜!」

観客「アーリース! アーリース!」「美人でクールで度胸あるとか…惚れるぜ」「キャーかわいいー!」
   「おい! さっさとアリスグッズを増産しろ! ソリマチは後回しで良い!」「ですよねー」

鈴仙「(あ、アリスさん……いやアリス? むしろ逆にアリスさん? ……なんか分からんけど、
    今のシュートは凄かったわ……! ヘタなFW顔負けレベルには。
    ――そ、それより! このゴールは本当に貴重よね。早くも試合に漂っていた閉塞感を払拭してくれたし。
    何より、ロブソン君も決して無敵じゃないてのが分かったわね……!)」

実況も観客も、今のゴールには騒然としているのが分かる。アリスの選手としての評価は勿論高かったが、
それはドリブラーだとか、精々がパスカットの上手いボランチだとか言う意味であり、
まさかロブソン相手にシュートを決めるとは誰もが思っていなかったのである。そして当の本人はと言うと――。

アリス「―――――」

鈴仙「(あまりの事に絶句しているわね……脳みそのCPUが追いついてないと言うか。
     まあでも、これまで日陰者な生活を送って来たから、仕方無いのかしら……)」

745 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/25(水) 00:17:22 ID:gUeCbTy6
キャラ変しても相変わらず、こうした出来事に対しては一杯一杯なアリスに対し、
鈴仙は友人として、どう声を掛けようかを悩んで――。

A:「アリス! ……凄いわ。あんたってば……もう、友達100人よ!」興奮冷めやらない。
B:「ほらアリス、皆にハイタッチして来なさいよ」ここはクールに、仲間と喜び褒め称えられるよう促す。
C:「アリス……あんたこそが、このチームのエースよ!」エース認定してあげる。
D:「よーし! この調子でガンガン攻めていくわよー!!」仲間全員の士気を向上させる。
E:「いや。ここはパチュリーさんのポストプレイも褒めるべきよ」パチュリーも褒めてあげる。
F:「ロブソン。ブロックする為だけのDFと思っていたが、まさかここまでの阿呆とは思わんかったぞ」慢心する。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*アリスがシュートフラグを習得しました。次に11以上で勝利した時、フラグを回収します。

746 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/25(水) 00:19:33 ID:gUeCbTy6
キャラ変しても相変わらず、こうした出来事に対しては一杯一杯なアリスに対し、
鈴仙は友人として、どう声を掛けようかを悩んで――。

A:「アリス! ……凄いわ。あんたってば……もう、友達100人よ!」興奮冷めやらない。
B:「ほらアリス、皆にハイタッチして来なさいよ」ここはクールに、仲間と喜び褒め称えられるよう促す。
C:「アリス……あんたこそが、このチームのエースよ!」エース認定してあげる。
D:「よーし! この調子でガンガン攻めていくわよー!!」仲間全員の士気を向上させる。
E:「いや。ここはパチュリーさんのポストプレイも褒めるべきよ」パチュリーも褒めてあげる。
F:「ロブソン。ブロックする為だけのDFと思っていたが、まさかここまでの阿呆とは思わんかったぞ」慢心する。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*アリスがシュートフラグを習得しました。次に11以上で勝利した時、フラグを回収します。

747 :森崎名無しさん:2018/04/25(水) 00:21:17 ID:l5ZYtcYc
A

748 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/25(水) 00:21:22 ID:???
…と、言ったところで今日はここまでにします。すみません、二重投稿になってしまいました(汗)
>>741
アリスさんはやっぱり持ってますね…引き的な意味で。
パチュリーさんが大口叩いて零れ球になってるのは許されましたね(小声)

749 :森崎名無しさん:2018/04/25(水) 00:23:41 ID:m0Gyazxs
乙でした


750 :森崎名無しさん:2018/04/25(水) 00:24:28 ID:3r7qn4vE
B

乙です、アリス素敵

751 :森崎名無しさん:2018/04/25(水) 00:24:59 ID:G+If7roQ
A、 Bより素直に喜び表現したほうが良い気がする

752 :森崎名無しさん:2018/04/25(水) 16:33:52 ID:???
ロブソンクリアそんなに高くないな・・・
やはり地に足がついてないとだめなのかな

753 :森崎名無しさん:2018/04/25(水) 22:40:38 ID:???
結果に関係ないけど、ロブソンせりあい57の低い球補正2でクリア数値59じゃないですか?

754 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/25(水) 23:57:44 ID:???
すみません、今日は帰りが遅くなったので更新をお休みします。
明日は更新できると思います。
>>749
乙と投票ありがとうございます!
>>750
乙と投票ありがとうございます。アリスさんもといアリスが漸く輝き始めましたね。
>>752-753
すみません、データ管理してるエクセルでの浮き球補正が1となっていました。
>>520で出ているとおり、ロブソンの低い浮き球は2、競り合いは57なので、
低いクリア値は59です。アリスがトラップをためらう程度には強いですが、そこまでではないですね。

755 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/27(金) 00:52:05 ID:???
早く帰りはしたのですが寝過ごしました…(汗)

756 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 13:03:04 ID:e02EYz6s
遅くなりましたが、更新再開します。
夜までは外出とかしながらの低速更新となりそうですが、ご容赦ください(汗)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:「アリス! ……凄いわ。あんたってば……もう、友達100人よ!」興奮冷めやらない。

鈴仙はこの時、自分がゴールを決めた時以上に、何か感慨めいたものを感じていた。
今でこそ、鈴仙にとっても周囲にとってもアリスは魅力的な少女に映っているが、
過去の彼女がそうでなかった事を知っていたから。

鈴仙「(正直、最初の印象は最悪だったのよね……)」

幻想郷でサッカーが流行して以来、鈴仙が宴会などの場を通してでなく、
面と向かってアリスと交流したのは意外と最近の事だった。

鈴仙「(プリズムリバーと鳥獣伎楽のコンサートでたまたま会ったのはいいけれど、
    会話の途中で謎の逆ギレをされて突き飛ばされたんだっけ……)」
※参考:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1393080407/274-285

時間にすればわずか半年ほど前の筈だが、まるで4年程前のように感じるなぁ、と述懐しつつ、
それからのアリスとの交流を思い出していく……のだが。

鈴仙「(後は……魔法の森で無駄に手厚い歓迎をされたり、博麗連合戦で敵として対戦したり。
    なんかいつの間にか新チームの一員になってフランスに行ったは良いものの、
    ブラジルで合流した時には更に拗らせてヤバい人になりかけてて……。
    ――こうして考えてみると、アリスとの思い出って、これまでロクなもんじゃなかったわね)」

改めて、どうして自分がここまでアリスに対してキレなかったのかが不思議に思う。
それはある種の憐憫だったのか、同情だったのか、自分より不器用な者への優越感だったのか。
その根底は自分自身でも良く分からないが、何かがあれば仲違いをしていてもおかしくなかった。
――だが、それも過去の話。

757 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 13:04:29 ID:e02EYz6s
鈴仙「(慧音さんの体罰指導が本当に良かったのか、釈然としないところはあるけれど。
    ――とにかく、アリスは魔界に来てから生まれ変わったのよね。
    昔みたく、プライドが高くてとっつきにくい訳でもなく、
    ちょっと前みたく、メンタルを病んで被害妄想に追われている訳でもなく。
    もっと素直で、だけど仲間の為に理知的かつ献身的に動いてくれるというか)」

今のアリスは、仲間の為に最善の判断をして、最善のゴールを決めてくれた。
(アリスさん状態のままだったら、無理やりにでもトラップしてドリブルゴールを狙ってたかも)
その成長の過程に鈴仙は感動して、それに対して、カッコいい事を言おうと思っても言えず。

バンバンッ!

アリス「きゃっ!」

鈴仙「アリス! ……凄いわ。あんたってば……もう、友達100人よ!」

興奮が冷めやらず、背中をバンバンと叩いて、そんな事しか言えない。
感極まったのか呆然としていたアリスはびくっと肩を震わせて、

アリス「も、もうやめてよ鈴仙。びっくりしちゃうじゃない」

と、顔を赤らめながら、少しだけ興奮した様子で振り向いた。

鈴仙「ごめんごめん……でも。本当にすごく嬉しかったのよ。アリスが、なんかこう……普通に活躍してて」

アリス「そこでしんみりされても困るってば。試合はまだ序盤戦で、1点リードしただけなんだから。
     それに、イングランドだってもうこれ以上隙は見せないと思うし……」

鈴仙「まあ、そんな冷静に分析されても困るんだけどさ……ほら、皆とハイタッチでもして来なさいよ」

758 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 13:05:58 ID:e02EYz6s

鈴仙と話すうちに、アリスは普段の冷静さを取り戻しているようだったが、
それはそれで、ゴールを決めたばかりの選手の行動としてはそぐわない気もする。
そんな訳で、ばつの悪くなった鈴仙はそう言って会話を終了しようとするのだが。

ぎゅっ。

鈴仙「……ふぇ?」

アリス「柄じゃないのは分かってるけど、言わせて。
     ……いつもありがと、鈴仙。あなたは……私の最高の、友達よ」

アリスは鈴仙から離れず、逆に抱きしめて、小さくそう言って……今度こそ、仲間の元へと駆けて行った。
その時の人形のように華奢で細いアリスの身体の温もりに。
鈴仙は、これまでのような欺瞞めいたものとは違う、真の意味での『友情』を感じていた。

*アリスの絆ポイントは上がりません。
 (試合中のポイントの上下は原則なく、加えて、現時点でアリスの絆ポイントは充分に高い(+13)ためです)


759 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 13:07:06 ID:e02EYz6s
――一方のイングランドはというと。

リチャード「ロブソォン! テメエ、何してやがんだ! テメエの判断ミスで失点しちまっただろうが!
       オラッ死ねっ! 死んで詫びろ! 何死んでんだ殺すぞッ!」

ロブソン「……返す言葉も無い。今回の失点の元を辿れば、俺が、I番(パチュリー)のポストプレイを
      舐めていた事が原因だったからな」

テイラー「と言っても、ロブソンの判断も無理は無いと思うけどね。彼女は信じられない位細いし、
      どうみてもポストプレイヤーってタイプの選手じゃない。
      それに……幻想郷時代の試合データと比較分析するに、彼女は短期間で競り合い能力を格段に伸ばしている。
      ロブソンがダイレクトシュートに決め打ったのも、仕方ない判断だと思うよ」

ロリマー「幾らそれが正論だとしても、俺達が失点した事実は変わらないよ。
      はぁ……ホームでボロ負けしちゃったら、後が怖いから嫌なんだよなァ」

チームの中核である4人――ロブソン、テイラー、ロリマー、リチャードが、
各々に今回の失点について振り返り。そして、次の攻めをどう組み立てていくか、簡単に打ち合わせをしていた。

テイラー「ロブソン、体力は大丈夫かい? ”巨神の加護”は強大が故に代償が大きい。
      それを短時間の間に2回も使ってしまったんだから、いくら君が蘇生能力を持とうとも、
      このペースでは試合最後まで持つか、いよいよ怪しくなる」

ロブソン「正確な判断の上、気を配ってくれて助かる。……正直に言えば、次は遅攻として欲しいのが俺の思いだ」

リチャード「遅攻だとォ!? そんなチンタラやってる場合じゃねぇだろ!
       俺はさっさと一点を返したくて辛抱たまらねーんだよっ! 死ねっ! もっと頑張れっ!」

ロリマー「俺はぶっちゃけどうでも良いけどね。まあでも、……早々に『バウンドショット』を打ったから、
      ちょっと休ませてくれれば助かる、かな?」


760 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 13:08:29 ID:e02EYz6s

慎重派のテイラーにロブソンと、過激派のリチャード。それに日和見主義者のロリマーが加わった
打ち合わせは若干の紛糾を見せるも――仮にもプロ候補生である彼らは短時間で一つの結論を出す。
その内容は――。

先着1名様で、

★イングランドの次の攻撃→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA→ウィルソン「実は俺は イ・ヨンウン 互換の能力を持っている! これで逆転だ!」
ダイヤ・ハート→リチャード「やられたら速攻でやり返す! 倍返しだ!!」
スペード・クラブ→ロブソン「少し飛ばし過ぎだ。ここは時間をかけて攻めていくぞ」

761 :森崎名無しさん:2018/04/28(土) 13:10:44 ID:???
★イングランドの次の攻撃→ ダイヤ6

762 :森崎名無しさん:2018/04/28(土) 15:16:32 ID:???
「もっと頑張れっ!」で笑ったw
リチャードは頭のレベルを落としたポブルセンって感じだな

763 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 17:23:47 ID:e02EYz6s
>>762
リチャード君のキャラ付けを模索した結果、某ち○ちん亭みたくなってしまいました…w
同じ暴力系でも、ポブルセンは選手としての格や知性は上だと思ってます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★イングランドの次の攻撃→ ダイヤ6 ★
ダイヤ・ハート→リチャード「やられたら速攻でやり返す! 倍返しだ!!」

リチャード「クソがァ! やられたら速攻でやり返すのが俺達の流儀だろうがよォ!」

ロブソンとテイラーの慎重な提案を、リチャードは最後まで頑として跳ね付け続けた。
テイラーやロリマーは先程までの攻撃に参加していたが、リチャードはあまり参加できておらず、
その分体力が有り余っていた事も、彼の語気を強くさせていたようだ。

テイラー「……しょうがないな、リチャードは。だったら、二つ条件をつけよう。
      一つ。攻撃失敗し、次にボールを取り返したら、余程の好条件で無い限り遅攻とする。
      二つ。攻撃方法は……俺達FW3人の”アレ”によるものとする」

テイラーは指を折り曲げて二つの条件を提示する事で、リチャードの譲歩を促す。
リチャードは不機嫌そうに舌を打ち続けていたが、

リチャード「……死ねよ」

ロリマー「(今の死ねよはOK、って意味なのか……。しかし、さっそくアレを使うとは、ねぇ……)」

やがてテイラーの条件を受け入れる事で合意を得た。そして――。

764 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 17:26:39 ID:e02EYz6s
ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ〜! 前半6分で1−0、リトルウイングズが1点のリードをもぎ取った中、
    イングランドのキックオフで試合再開です!
    イングランドは、右サイドのテイラー選手にボールを渡し……………!」

テイラー「(俺もリチャードもロリマーも、世界レベルでは二流のFWだ。
       特に俺の格なんかは、フランスのナポレオンにも一段落ちると言って良いだろう。
       だが――俺達はそれだけでは、終わらない!)――ロリマー! リチャード!」

ロリマー「……はいはい、分かってるよ!」

リチャード「御託は良いから早くしろオラッ死ねッ!」

バッ! ババババッ!!!

反町「(こ、これは……!?)」

実況「あ〜〜っと! テイラー選手ロリマー選手リチャード選手! 三人が一気に右サイドに傾いて並んでいく!
    そして……」

テイラー「行くぞ! これが俺達のコンビネーション――!!」

ロリマー「『ジェットストリームアタック』だ……!」

リチャード「死ねやァァァァアァァァァアァァァァァァァァッ!」

バシュッ、バシュンッ、バシュッ……!


765 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/28(土) 17:27:48 ID:e02EYz6s
パチュリー「三人トリオでの、連続ワンツー……それも超近距離の!」

アリス「わざわざ三人を片方のサイドに寄せるリスクを負う分、スピードが半端ない事になっているわね……!」

ナズーリン「……来るぞッ!」

実況「イングランド、ここでFW三人組の新兵器を出した〜〜!!
    三人が並び重なりながらの突撃染みた連続ワンツーで、リトルウイングズの右サイドを折りに向かいます!
    これを防ぐのは……反町選手、パチュリー選手、アリス選手、そしてナズーリン選手の4人!
    さあ、これはどうなるか〜〜〜〜〜!?」

先着2名様で、
★テイラー→ジェットストリームアタック 57 (! card)(! dice + ! dice)=
 リチャード→ジェットストリームアタック 54 (! card)(! dice + ! dice)=
 ロリマー→ジェットストリームアタック 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→パスカット 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 パチュリー→パスカット 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★アリス→パスカット 57 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ナズーリン→パスカット 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→イングランドのFW3連星が中盤を突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ウィルソンがフォロー)(てゐがフォロー)(鈴仙がフォロー)
≦−2→リトルウイングズボールに。
【補足・補正・備考】
パチュリーのマークがダイヤ・ハートで「プリンセスウンディネ(+3)」が発動します。
アリスのマークがダイヤで「ムーンサルト上海(+4)」が発動します。
アリスのマークがハートで「上海人形カット(+3)」が発動します。
ナズーリンのマークがダイヤ・ハートで「ナズーリンペンデュラム(+3)」が発動します。
ナズーリンのマークがスペードで「ゴールドラッシュ(+2)」が発動します。

766 :森崎名無しさん:2018/04/28(土) 17:33:32 ID:???
★テイラー→ジェットストリームアタック 57 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )=
 リチャード→ジェットストリームアタック 54 ( スペード5 )( 5 + 3 )=
 ロリマー→ジェットストリームアタック 56 ( ハートJ )( 5 + 3 )=★

767 :森崎名無しさん:2018/04/28(土) 17:37:38 ID:???
★反町→パスカット 52 ( スペード4 )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=
 パチュリー→パスカット 57 ( ハート8 )( 6 + 1 )+(人数補正+2)=★

768 :森崎名無しさん:2018/04/28(土) 17:43:43 ID:???
★アリス→パスカット 57 ( ダイヤQ )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=
 ナズーリン→パスカット 54 ( クラブ9 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=★

769 :森崎名無しさん:2018/04/28(土) 20:38:36 ID:???
テイラー!リチャード!ロリマー!ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!

770 :森崎名無しさん:2018/04/28(土) 21:01:28 ID:???
>>769
お前誰だよ!?

771 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 22:07:01 ID:Js2Da2zM
すみません、更新が遅くなりました。
>>769-770
実は元ネタの方をあまり知らなかったりします(汗)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★テイラー→ジェットストリームアタック 57 ( ダイヤ6 )( 4 + 5 )=66
 リチャード→ジェットストリームアタック 54 ( スペード5 )( 5 + 3 )=62
 ロリマー→ジェットストリームアタック 56 ( ハートJ )( 5 + 3 )=64★
★反町→パスカット 52 ( スペード4 )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=66*フラグ回収!

この世代のイングランドは良く、フランス代表と比較される事が多い。
実力が拮抗としている事もそうだったが、チームとしての構造が似ていたからだ。
即ち、一人の世界トップクラス選手を中心としたチーム、というものであり、
フランスの場合はピエールが、イングランドはロブソンがそれにあたる。
実際のところはロブソンよりもピエールの方が汎用性で優れ、
イングランドの他の選手はフランスよりも総合力が高いという相違はあれど、その見解はおおよそ的外れでは無い。
――そして当然、その見解をテイラー、リチャード、ロリマーの三人は良しとしていなかった。

リチャード「ふざけんなイングランドはロブソンだけじゃねぇ! 死ねッボケッ!」

ロリマー「マジな話、このままじゃあ俺達も一山幾らで終わりだもんなァ。この世代に生まれたくなかった」

テイラー「どうしようもない話をしても無益さ。前向きに考えなくちゃ」

リチャードもロリマーも、そしてテイラーも、決して実力の低いFWではない。
むしろもう一世代前、二世代前に生まれて活躍していたならば、
それぞれが世界でもトップクラスの選手として活躍できる程度の水準を持っていた。

しかし――不運な事に、この世代の彼らの周囲には、それより優秀な選手が多すぎた。
前述のロブソンやピエールはもとより、ドイツのシュナイダー、ミューラー。オランダのクライフォート。
イタリアのストラット、ジェンティーレ、ヘルナンデス。これらと比べては、どうしても彼らは見劣りした。
だからこそ、性格も信条も全く違う3人は手を取り合い、『ジェットストリームアタック』という
特殊な連続ワンツーを身に着け、これを世界で戦う為の武器にしようとしていた、のだが――。

772 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 22:14:03 ID:Js2Da2zM
反町「うぉぉぉぉっ!」

バァァァァッ! グンッ! ―――バチイイッ!

テイラー達と同じような星の下に生まれ、それでも尚奮闘を続ける選手など世界中に居る。
彼らの奇襲に対して真っ先に喰いついた反町などはその最たる例である。
サッカーの名門・東邦学園創始以来最優のFWとしてもてはやされ、
現に全国中学サッカー大会の準決勝までは得点王候補に名を馳せながらも、
日向という圧倒的な実力を前に牙を砕かれた経験のある彼は、テイラー達が磨いた技術の根底にある想いを理解しつつ、
――それを、全身全霊のパスカットで阻んだ。

テイラー「ち、畜生……!」

ロリマー「はぁ。どーせ俺達なんか……」

リチャード「くそっ……なんだそのパスカット、どこで覚えて来た!? 凄いね♪」

反町「(世界は甘くない。今のパスワークは見事だったが、俺でも弾ける水準だった。
    それに、もし俺が取れなかったとしても……パチュリーさんかアリスさん。
    あるいはナズーリン。俺以外の誰かなら、弾くどころか完全に奪えただろうな……)」

ボールを左サイドに流しながらも、反町は言いたい事を敢えて言わない。
口にする事は、テイラー達への侮辱に繋がると考えたからだ。それに……。

反町「(……今のパスカットは、これまで頭に思い描いていてもできなかった技術が使えた。
     これからはきっと、もっと安定して使える気がするぞ)」

彼は彼自身で、今の突破を最前線で阻んだ事による大きな成長を実感し、何かを言うどころではなかった。

*反町がパスカットフラグを回収。
 能力値が+1され、『テクニカルカット(仮)』(1/4でパスカット+2)を習得しました。

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 22:15:27 ID:Js2Da2zM
実況「反町選手、超ファインプレーでボールを左サイド側へと弾いて流しました!
    そのボールはてゐ選手がフォロー! そして……」

てゐ「(よっし。これで前に行けたらまた『インビジブルデューパー』が打てそうだなぁ。でも……)」

ウィルソン「ぜ、絶対に前には通さんぞ!」

ケリー「ここで止めれば、もう一度攻撃出来る!」

てゐ「ま、そー簡単には通してくんないよねぇ〜。はーやれやれ」

実況「てゐ選手の前にはイングランドの中盤、ウィルソン選手とケリー選手がついた〜〜!」

先着2名様で、

★てゐ→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ウィルソン→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ケリー→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、鈴仙と共にバイタルエリアへ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(パチュリーがフォロー)(ブライヤーがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。

【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤ・ハートで『シロウサギドリブル(+3、吹飛2)』が発動します。
てゐがクラブで敗北した場合、スキル・マリーシアが発動し相手の反則になります。
(ただし、5以上の差で負けた場合はマリーシアが発覚します)

774 :森崎名無しさん:2018/04/29(日) 22:16:13 ID:???
★てゐ→ドリブル 56 ( ダイヤ8 )( 6 + 5 )=★

775 :森崎名無しさん:2018/04/29(日) 22:17:04 ID:???
★ウィルソン→タックル 53 ( クラブK )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=
 ケリー→タックル 53 ( ハート10 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=★

776 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 22:21:30 ID:???
今のうちに訂正を。
まず、てゐの『シロウサギドリブル』は通常時でも発動率3/4でした。
そして、41スレ目>>241でも6ゾロで勝利しているので、ドリブルフラグを習得していました。
なので今回で、てゐはドリブルフラグ回収となります。

777 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 23:30:09 ID:Js2Da2zM
★てゐ→ドリブル 56 ( ダイヤ8 )( 6 + 5 )=67★*フラグ回収!
★ウィルソン→タックル 53 ( クラブK )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=
 ケリー→タックル 53 ( ハート10 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=★

てゐ「……さて。私もいい加減、本気でやんないとねっ!」

ビュンッ!

ウィルソン「き、消えた……!?」

ケリー「まさかこいつ、空間転移の能力者か! あるいは時空操作……!?」

ポンッ!

てゐ「ざーんねん。そのどっちでも無いよ。っていうか、サッカーで空間転移とか時空操作って、
   幾らなんでもトンデモ過ぎ……でもないか。出来る奴にも結構心当たりあるし」

実況「あ〜〜っと! てゐ選手、変幻自在のテクニカルドリブル!
    相手の視線を利用した『消えるフェイント』の技術を応用して、ウィルソン選手達の背後に立つ!」

てゐ「実況もズレてるなぁ。私がそんな面白くもない『消えるフェイント』如きで胸を張ると思う?
    むしろ――本番はこれからさ。ほら、上を見てみな!?」

778 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 23:31:28 ID:Js2Da2zM
ウィルソン「う、上……!? って、何も――」

てゐ「スキ有りッ!」

バッ! ビュンビュンッ! ドガバギグシャッ!

ケリー「グボハァー!?」

実況「何と!? てゐ選手、突破しただけではとどまらない! 敵選手の隙を突いて、
    ボール越しに二人を強引に吹っ飛ばした〜〜!? パワー、スピード、テクニック。
    全てが揃った上で行使される、因幡の白兎・てゐ選手の極上の美技!」

てゐ「ショータイム! ……ってね」

ロブソン「(日本最古のトリックスターとも呼ばれる、因幡の白兎……それが彼女の正体か。成程、面白い)」

鈴仙「(てゐのドリブルも、これでかなり頼れるようになったわね……。
     パスは元々チート染みてたけど、これならマジで、切り込み役のFWも任せられそうかも)」

*てゐがドリブルフラグを回収。
 『シロウサギドリブル』が『シロウサギトリック』(3/4でドリブル+4、吹飛2)に進化しました。
*てゐのドリブルが、第二部における成長限界に達しました。

779 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 23:32:50 ID:Js2Da2zM
実況「ウィルソン選手達を突破したてゐ選手は左サイドを厳しく切り込んで……そして、
    リトルウイングズ三度目の得点チャンスだ〜〜!」

ロブソン「……!!(まずいな、ここで攻められては。とはいえ、不用意にプレスを掛け、
      ペナルティエリア内の守りを脆くするのは愚策だ。結局は、同じように守るしかないか)」

鈴仙「(イングランドは、またしてもロブソン君を筆頭に4バックで引き籠った穴熊戦法か。
    さっきはそれを利用して、上手い事パチュリーさんのポストプレイでひっかけられたけど、
    今はパチュリーさんが若干上がり切れていない。
    代わりにてゐが上がってくれてるから、『インビジブルデューパー』を今すぐ撃つ事だって出来る。
    ……けど、そうしたらてゐのガッツが早くも枯渇しかけになっちゃうのよねぇ。
    後は……安定の反町君ってのもあるけど。反町君は反町君で、今日はシュートに守備に結構動いているし……)」

前半戦も早い内から飛ばし過ぎた故、鈴仙は仲間の体調を気にしつつ、
しかし僥倖にも得た攻撃チャンスを逃したくない。
バイタルエリアに居る自分の隣には反町が、そして左サイドにはてゐが居り、
少しだけ後ろにパチュリーとアリスが追いかけてくれている中。
右SHのナズーリンは敵のカウンターに備えて下がり目の位置をキープしている。

鈴仙「(攻撃手段は三つ。私か、反町君か、てゐ。
    この中で今は、どのカードを切るのが最善手なのかしら……)」

780 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/29(日) 23:34:00 ID:Js2Da2zM
戦況上はこちらが一方的に攻めてはいるが、体力的にはそろそろ苦しくなってくる頃合いに、
鈴仙が下した判断は――。

A:決める。ダイレクトに『マインドスパークルマイン』だ!(威力:66、1/4で敵GK転倒)300消費
B:決める。てゐと二人で『インビジブルデューパー』だ!(威力:68)250×2消費
C:決める……と見せかけ『玉兎スルー』。反町に決めて貰う!(威力:65)150消費
D:決める……と見せかけ、ポストプレイ。反町に決めて貰う!(鈴仙のポストプレイ:59)
E:反町の低いダイレクトシュート、『ポイゾナスオーバー』で決めて貰う!(威力:66)
F:てゐのドリブル突破からの一対一を狙う!(てゐのドリブル:56)
G:てゐにはサイド際で時間稼ぎをして貰う!
H:その他 グラウンダーで『マインドエクスプロージョン』を打ちたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:720/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

781 :森崎名無しさん:2018/04/29(日) 23:37:59 ID:6843Nx6s
A

782 :森崎名無しさん:2018/04/29(日) 23:40:49 ID:dTIJc+NE
A

783 :森崎名無しさん:2018/04/29(日) 23:40:50 ID:BW7GLHZg
D

784 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 00:00:57 ID:aova2yG+
A:決める。ダイレクトに『マインドスパークルマイン』だ!(威力:66、1/4で敵GK転倒)300消費

鈴仙は意識を集中させて、周囲の波長を読み取る。そして――。

鈴仙「……てゐ! 私に低い浮き球を頂戴! 私が一人で突っ込むわ!」

てゐにそう指示を出した。

てゐ「(……もう一発、『インビジブルデューパー』をやっちゃうと、私が早々に疲れちゃう。
    それを見越しての判断だとすると、心苦しいねぇ)」

ドリブル、パス、シュート、タックル、パスカット。そして鈴仙との連携。
前衛としてできる事は競り合いを除き全て平均以上にこなせるてゐの弱点が、最大ガッツの低さにある。
無論それは周囲と比べての話で、並の選手以上の体力は持っているのだが、
てゐは多芸故に、様々な役割を期待される上、その技の多くは燃費が良いとは言えない。

てゐ「(ま、それを今言っても仕方ないんだけどね)……そんなら、任したよ鈴仙!」

バシュウウウウッ!

実況「てゐ選手、鈴仙選手に低いセンタリング! 鈴仙選手はその軌道を視ようともせず突っ込んだ!
    先程の『インビジブルデューパー』程ではありませんが、これも両者の間に強い信頼感が無いとできないプレーです!」

ロブソン「(突っ込んだ……ポストプレイか? いや、……これは違う!)」

鈴仙「光は無くとも、思い出の閃光はいつまでも消えない。――食らいなさい!」

タッ、グルンッ! グワァァァァァァ……ッ!!

実況「鈴仙選手、ダイビングヘッドと前転シュートを組み合わせたアクロバティックな動き!
    これは……ブラジルで身に着けた新たな必殺シュートです!」

785 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 00:02:38 ID:aova2yG+

鈴仙「……炸裂せよ、近眼閃光花火。幻爆・『マインドスパークルマイン』ッ!」

バシュン! ゴォオオオオオオオオオオオオッ……!!

実況「鈴仙選手の『マインドスパークルマイン』〜〜〜〜〜〜!!」

鈴仙「いけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

786 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 00:06:34 ID:aova2yG+
先着4名様で、

★鈴仙→マインドスパークルマイン 66 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ブライヤー→ブロック 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ネイマス→ブロック 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ロブソン→ブロック 58 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ケインズ→ブロック 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★トーマス→パンチング 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(パチュリーがねじ込み)(ウッズがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙の『マインドスパークルマイン』がイングランドのゴールに炸裂する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(リトルウイングズのコーナーキック)(ウッズがフォロー)
≦−2→イングランドボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤの時、敵GKに転倒ペナ(−4)が発生します。
ロブソンのマークがダイヤで、「ティターンブロック(+10、300消費)」が発動します。
ロブソンのマークがハートで、「ギガントブロック(+8、250消費)」が発動します。
ロブソンのマークがスペードで、「ヘビーブロック(+6、150消費)」が発動します。
ロブソンのマークがクラブで「パワーブロック(+4、100消費)」が発動します。
ロブソンはスキル・ゴッドハンドにより負傷を無効化します。

787 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 00:08:16 ID:???
★鈴仙→マインドスパークルマイン 66 ( ダイヤJ )( 3 + 6 )=★
今日はビックウェーブが来てるはず!

788 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 00:14:46 ID:???
★ブライヤー→ブロック 54 ( クラブ10 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=
 ネイマス→ブロック 54 ( ダイヤ10 )( 3 + 4 )+(人数補正+2)=★

789 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 00:17:53 ID:???
★ロブソン→ブロック 58 ( クラブ8 )( 5 + 2 )+(人数補正+2)=
 ケインズ→ブロック 54 ( クラブA )( 6 + 2 )+(人数補正+2)=★

790 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 00:19:35 ID:???
★トーマス→パンチング 60 ( ハート9 )( 4 + 4 )=★

791 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 01:46:21 ID:aova2yG+
★鈴仙→マインドスパークルマイン 66 ( ダイヤJ )( 3 + 6 )=75★
★ブライヤー→ブロック 54 ( クラブ10 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=63
 ネイマス→ブロック 54 ( ダイヤ10 )( 3 + 4 )+(人数補正+2)=63★
★ロブソン→ブロック 58 ( クラブ8 )( 5 + 2 )+(人数補正+2)+(パワーブロック+4)=71*減衰!
 ケインズ→ブロック 54 ( クラブA )( 6 + 2 )+(人数補正+2)=64★
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★鈴仙→マインドスパークルマイン 66 ( ダイヤJ )( 3 + 6 )+(減衰-1)=74★
★トーマス→パンチング 60 ( ハート9 )( 4 + 4 )+(転倒-4)=64★
≧2→鈴仙の『マインドスパークルマイン』がイングランドのゴールに炸裂する!

ゴォォォォッ……!

鈴仙が放った『マインドスパークルマイン』は、いわゆるテクニカルシュートの範疇に入る。
即ち、センタリングを一度空中に蹴り上げてフェイントを行い、その隙を突いて
前転でボールを押し込むという複雑な動きを行うが故に、非常に難易度が高く。
ましてや、サンパウロ戦での銃撃により視力を失ったとされる鈴仙がそんな芸当を行う等、
到底不可能であるように思える。しかし――彼女は、やってみせた。

鈴仙「(……大丈夫。分かる。空気が読める。音が聞こえる。これなら――放てる!)」

鈴仙は皆の目に見えぬところで、途轍もない努力を重ねて来た。
この位は当たり前だと、かつて道を共にした少年の影を追いながら、走り続けて来た。
そしてその結果。視力以外の彼女の感覚は、いまや人間離れ
――いや、妖怪基準で考えても異常なレベルにまで、研ぎ澄まされていた。

792 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 01:47:33 ID:aova2yG+
霞「……今、とても気になっている研究材料があるんです」

コーチ「ほう。それは何だね」

霞「鈴仙さまです。あの方は努力と気合で、視力を失ったハンデを最小限に留め、
  今もこうして、普通の選手と遜色なくサッカーが出来ています」

普段こそ口にはしないが、霞やコーチはこの事実を特に重く受け止めていた。

霞「ですから、気になるんです。もしも、鈴仙さまが視力を――”狂気の瞳”を取り戻した場合。
  一体、何が起きるのか、って……」

コーチ「鈴仙の視力は、現在の医学では取り戻せん。視神経ごと、焼き切れてしまっているが故な。
     魔界の医学や魔法も同様じゃ。暇を見つけては色々と調べておったが、
     少なくとも、今のワシらに出来る範囲での治療法は存在せん。それこそ、神の奇跡レベルじゃ」

コーチはそこで短く切って、その上で、と前置きし。

コーチ「万一。今の鈴仙が往時の瞳を取り戻す事があれば――その時は、世界最高のストライカーの誕生の時じゃろう。
     ”スーパーストライカー”……今のあの子には、それを名乗る為の素地が出来上がっていると思うよ」

そう厳かに、客観的な事実を告げるのだった。

793 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 01:48:35 ID:aova2yG+
ロブソン「(なんという精度。そしてスピードだ……! とても視力にハンデのある者が放ったシュートとは思えん!)」

――やがて、シュートはロブソンの胸元まで迫っていた。
胸に風穴を空ける為ではない。その胸元をごく至近距離で潜り抜け躱して、
ゴールネットへと滑りこませる為のシュート。それを、ロブソンは防がなくてはならない。

ロブソン「αδαμ……!!」

ロブソンは三度詠唱し、全身の強度を神話級へと引き上げんとする。
しかし――詠唱の前に、ロブソンの肉体が限界に達した。

ロブソン「グォ、ォオオオオォォ……!」

神話の力を人間が引き出そうとなると、相応の代償が発生するのは至極当然の摂理である。
タルタロスを模した地獄の瘴気に苛まれ、ロブソンの肉体は朽ちて砕けようとしていた。

ロブソン「ま、まだだ。まだ、俺は……死なぬ……!」

――とはいえ、その肉体は瞬時に再生し、十代の少年らしい、若く瑞々しいものに戻る。
超越者特権。神話を根拠とする一度切りの転生を認められた”ゴッドハンド”クラスの能力が発動し、
尽きかけた彼の体力は再び最大値へと戻る。そしてそれだけでなく、

ロブソン「――ガァァァァァァァァアァァァッ!」

ガシッ!

巨体を力強く動かし、シュートの軌道に喰らい付いた。肉体の崩壊と再生が同時に行われる中、
ロブソンはシュートを防がんと、その身体をボールに差し出そうとしていた。
体内で鉄が溶けるような熱さを感じながら、しかし彼はその痛みを厭わない。
『パワーブロック』。数多く存在するブロック技の中でもごく基礎的ではあるが、
ロブソンはその地獄の痛みの中で発動してみせたのだ。しかし――それでも、鈴仙には及ばない。

794 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 01:49:42 ID:aova2yG+
キンッ! ……ゴォォォォ……!

ロブソン「(威力は減衰出来たが……それだけだ。俺は――失敗、した……!)」

ただ蹴り上げてタイミングをズラしただけの『マインドスターマイン』とは違い、
『マインドスパークルマイン』には、前転シュートによって生じる強烈な逆縦回転がある。
これにより、シュートは並大抵の衝撃では止まらず、ロブソンのブロックを受けても尚推進する。

ゴォォォォ……グンッ!

トーマス「な、なな……なんだ……!? このシュート、視てると、頭がぐるぐるして……はうっ!」

フラリ……バターンッ!

懸命にパンチングに飛んだ筈のトーマスは、特徴的な波長を描くシュートを凝視し続けた事により、
体勢を大きく崩して転倒。そしてそのまま――。

ズバァァァァ……ッ! ――ピピィィィィィィィィィィィィィィィイッ!

鈴仙「はぁ、はぁ……き、決まった……!」


リトルウイングズ 2 − 0 イングランド



795 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 01:52:27 ID:aova2yG+

実況「き、きまった〜〜〜! ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!
    鈴仙選手の『マインドスパークルマイン』が、イングランドのゴールに突き刺さった〜〜!
    これで試合は2−0! 前半戦10分を待たず、リトルウイングズが早くも2点リード!
    強い、強すぎるぞリトルウイングズ! 実力者揃いのイングランド相手に一方的に攻め続け、
    攻撃させる暇すら殆ど与えてくれません! 幻想郷発のクラブチームはやはり侮れなかった!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
   「レーイーセン! レーイーセン!」「イングランドーだらしねえぞー!」「ですよねー」

鈴仙「(また決まった……! 決めることが出来た……! 私は、私達は、世界で戦えるんだ……!)」

確かなシュートの感覚にホイッスル。そして周囲の爆発的な歓声。
鈴仙は自分のシュートが間違いなく決まった事を理解し、ほっと息を吐く。
そして改めて、自らや皆の力を実感し、胸に熱いものがこみ上げてくる。

鈴仙「(サンパウロには負けたけど。私達はまだやれる! ――ここから、もっともっと強くなれる……!)」

そこまで思うのはまだ早いかもしれない。試合はまだまだこれからなのだから。
しかしそれでも、鈴仙達がここまでイングランドの全力相手に善戦できた事実は変わりない。
心の深くでは敗北の傷が癒えない鈴仙にとって、この事実は大きな自信となった。

796 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 01:54:35 ID:aova2yG+
鈴仙「…………!」

観客の歓声に仲間達の暖かい声。そして敵陣の悔しそうな感情を肌に感じながら、鈴仙は――。

A:「見たかァイングランド! これが私達のチーム力よ!」自慢げに胸を張る!
B:「いよおおおおっし! やったぞおおおっ!」純粋に飛び跳ねる!
C:「今のは運が良かっただけ。油断しちゃだめよ、皆!」謙遜しながら釘を刺す。
D:「2点差だけじゃ済まさない、ガンガン攻めていくわよ、皆!」イケイケアピールする。
E:「私の実力は横に居る反町君の67分の1にも満たない…」ハッタリだ!
F:その他 選手交代させたい場合はこちらで

鈴仙のガッツ:420/990

797 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 01:59:01 ID:tbNHWPjU
A

798 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 01:59:43 ID:aova2yG+
*ロブソンのガッツが300を切ったため、スキル・ゴッドハンドが発動。ガッツが全回復しました。

――と、言ったところで今日はここまでにします。
また、スレの容量が500kbくらいになったので、次スレのスレタイも募集したいと思います。
次スレは、イングランド戦とその後の自由行動、そしてそろそろ他陣営の描写もしたいなとか思っています。

【】鈴仙奮闘記44【】

の形で書いて提案して頂ければ大変嬉しいです。

あと、反町君の『テクニカルカット(仮)』(1/4でパスカット+2)の名称案を頂けると幸いです。
>>1の独断と偏見で採用します。無ければスベスベマンジュウガニカット的なのにするかもしれません(爆))

それでは、本日もお疲れ様でした。

799 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 07:11:28 ID:QTksR0aU
B

800 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 07:56:41 ID:id197ZMY
D

801 :森崎名無しさん:2018/04/30(月) 08:21:19 ID:tql4v6zw
反町パスカット名前案(格好良い名前にしました)

オゾンパスカット(単体では有毒だが、人類にとっては紫外線を吸収する有益なオゾンのようなパスカット)
アルセニックカット(「生物に非常に強い毒性」のヒ素にちなむ)
カーボンモノキサイドカット(誰かあと1人いないと不安定な一酸化炭素(穣子or静葉的な意味で)にちなむ)

511KB
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