キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】

339 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/05/31(日) 17:07:08 ID:8HS4w75M
聖薇「あの時に、ですか?いえ全く」
岬「それじゃあ、この間の試合の後の事は?荒くれ達に向かって行った時の事」
聖薇「あの時……あの時も、ボールが私へと飛んできたのを見てから、記憶が途切れてしまってまして。
   気付いた時には早川さん達に担がれて家に運ばれていました」
岬「(直接の記憶はなしか)お母さんからは、何か言われなかった」
聖薇「それですけど、何でも私がフランスの男の子達をいたぶっていたという話を聞かされたみたいで、
  『あまりおてんばが過ぎないようにね』と、パリに来てからはじめて叱られてしまいました」
岬「(ははあ、あずみちゃんだな)」

快く思っていない相手だけに、聖薇がしでかしてしまった事を誇張して話してしまったのだろう。
あの母親の事だから本気にはしていないだろうが、後日機会を見つけて彼女をたしなめないといけないか。
そんな事を思いながら、話を核心へと進める。

岬「その記憶の無い時なんだけど、その時の早乙女さんは口調も態度も随分と漢っぽくなっていた。
  しかも雰囲気だけの話じゃなくて、あの荒くれ達を全員、ボール越しに次々と吹き飛ばしていたんだ」
聖薇「え、わ、私が、あの人達を!?」
岬「そう、あっという間にね。まるでお話に出てくるような、もう1つの人格が発現したみたいに。
  そして最後に、それとも違うような妙な事を言っていたね。『俺の愛のために』って」

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