※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【助けて!】ファイアーモリブレム12【大陸一】
[671]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/07(日) 10:40:41 ID:??? マリア「それなら…あのとーぞくを連れて行ってはいかがですか? カギ開けぐらいしか脳のない役立たずみたいですけども」 ミネルバ「マ、マリア!?お前は、な、なにを言っているのかわかっているのか!?」 ミネルバらしからぬ激しく動揺する様子を、ジュリアンはニヤニヤしながら眺めていた。 ジュリアン「(へー。あのお姫様、ただの世間知らずって訳じゃ無さそうだな。 いちいち言い方は気に食わんが、俺の能力の大切さは理解しているらしいなぁ)」 ミネルバ「………マ、マリアがそこまで言うなら仕方がない。…それに宝の件もある。 盗賊ジュリアンよ、工作兵として私の部隊に加わるがいい」 ジュリアン「マケドニアのお姫様よ。部隊に加わるのはかまわねぇ。俺だってアカネイアの宝物には興味があるしな。 だが…一つだけ忠告しておくぜ。あんた、人を見る目が無いだろ?」 ミネルバ「…な、なにィ!?」 ジュリアン「誰のこととは言わないが、どう見ても役に立ちそうも無い奴を入れまくるその判断力。 とてもじゃないがマルス王子や森崎とは比べられるもんじゃあねぇな」 マリア「な、なによ!どう見ても一番役立たずなのはあんたじゃない!」 ジュリアン「んな!?」 バヌトゥ「ジュリアンよ。そういう部隊の和を乱す発言は思っていても口に出さないのが礼儀ではないのかえ?」 リフ「同感ですなぁバヌトゥ殿。ほっほっほ(少なくとも回復の杖が使える私は役立たずではないからのう)」 マリア「いーい?それ以上おねえさまを馬鹿にするのなら許さないんだから!」 ジュリアン「(…ちっ、これじゃあまるで俺だけが悪者じゃねぇか。おもしろくねぇ…!)」
[672]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/07(日) 10:41:55 ID:??? マルス「ね、ねぇ、森崎。大丈夫かな?ミネルバ王女の部隊は…」 森崎「俺が知るかよ…。流石の俺でもあんな状況から抜け出す策なんて知らないぞ…?」 ☆このメンバーで出撃します ◎マルス隊 ○マルス ・シーダ(騎乗) ・ナバール ・シーザ ・ラディ ◎森崎隊 ○森崎 ・アベル(騎乗) ・バーツ ・カシム ・リンダ ◎ミネルバ隊 ○ミネルバ(騎乗) ・マリア ・リフ ・ジュリアン ・バヌトゥ
[673]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/07(日) 10:43:48 ID:??? その頃、後方部隊に回ることになったマリクは前線に残るリンダと話していた。 リンダ「今回はマリクはおやすみかぁ…せっかく君と戦績を競おうと思ったんだけどな」 マリク「僕は後方でニーナ様の警護に回るよ。リンダ、僕の分まで頑張って暴れてくれよ。 それと…このパレスの一番奥…玉座の間からは恐ろしいほどの 魔力の波動を感じるんだ…気をつけるんだよ、リンダ」 リンダ「うふふ、任せなさいって!」 笑いながら手を振ると、リンダは森崎隊の下へと軽やかに駆けていく。 それを見送るマリクの肩を、同じく後方支援部隊のウェンデルがポンポンと叩く。 ウェンデル「なんじゃマリク。わしの知らぬ間に随分青春を謳歌しとるようじゃのう」 マリク「わ!う、ウェンデル先生。いたんですか?」 ウェンデル「ほっほっほ、最近出番が無くて暇でのぉ。お、そうじゃ。後で輸送隊のアンナさんが わし等に話があるようじゃぞ。なんでもまたサッカーの試合を開催したいらしくてな」 マリク「そうですか。ビクトリーノ達にまた協力してもらうんですね?」 ウェンデル「まァ、詳しいことは後ほど語ることにして…マリクや」 マリク「はい?」 ウェンデル「二股はいかんぞい?お主は確かマルス王子の姉君のことを…」 マリク「リンダはただの魔導士仲間ですって!何を言ってるんですか!」 ウェンデル「ふむ…それなら別によいのじゃがのう。折角だから新しく始めた 『恋の魔法』の講義でもしてやろうかと思ったのじゃが…」
[674]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/07(日) 10:44:59 ID:??? マリク「はいはい、いいから先生。我々は早く後方に下がりましょーねー!」 ウェンデル「(ほっほっほ…ディール要塞で手に入れたこの『惚れ薬』。 場合によってはビンの蓋を開けることになるかもしれんのぉ)」 ======================= マルス「よし、みんなきけ。これからパレス城内戦についての作戦会議を始める」 ジェイガン「城内図は先ほど配布したものをもう一度目を通して頭に叩き込んでおくように。 今回の作戦は大きく分けて四つになる」 アベル「四つですか?しかし、我々の部隊は三つしか…」 モロドフ「話は最後まで聞くがよい。それぞれの部隊に行ってもらう作戦は以下の通りじゃ」 ・通路を塞ぐ重騎士を殲滅 ・捕虜救出 ・宝物庫から宝を回収 ・玉座の間の制圧 モロドフ「ここで重要なのは二番目の捕虜救出に向かうメンバーじゃ」 モロドフの話では、捕虜救出のメンバーはとにかく前へ進ませるらしい。 なので、通路にいる重騎士や兵士たちとの戦闘は他の部隊に任せることになる。 モロドフ「さらに、捕虜が囚われている牢屋は玉座の間とはほぼ間逆の位置にある。 つまり捕虜救出に向かう部隊は玉座の間及び宝物庫での戦闘には出られなくなってしまうのじゃ」 森崎「(なるほど…救出組はとにかく戦闘機会が少なくなるってことか)」 ジェイガン「玉座の間と宝物庫は丁度隣り合った部屋にある。 これを利用して二つの部隊で挟み撃ちをかけて一気に制圧をしてしまうのじゃ」
[675]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/07(日) 10:46:38 ID:??? マルス「偵察部隊の情報では玉座の間の正面の門には火竜が、宝物庫の門にはスナイパーが守りを固めている。 各自、注意しながら進軍していってくれ。今回の戦いの概要は以上だ。何か質問は無いか?」 ☆どうしますか? Aどんな捕虜が捕まっているんだ? B敵将の情報を詳しく教えてくれ C宝物庫に真っ先に行くにはどうしたらいい? D質問はしない。すぐに進軍先を決めるぞ! 2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
[676]森崎名無しさん:2010/02/07(日) 10:47:23 ID:UJapsxT+ A
[677]森崎名無しさん:2010/02/07(日) 10:51:05 ID:ViaJeBBc A
[678]森崎名無しさん:2010/02/07(日) 10:52:30 ID:??? >ミシェラン・トムス ミシェランってミネルバの兄貴だっけ?
[679]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/07(日) 11:35:16 ID:??? >>678 ミネルバの兄はミシェイルですね。ミシェランとは名前は似てますが全くの別人です。 =================================== >Aどんな捕虜が捕まっているんだ? ジョルジュ「その情報は俺が答えよう」 自分をパレスから逃がすために身代わり同然で捕まってしまった 自分の同志たちのことをジョルジュは語った。 ざわざわ…ざわ…がやがや… アカネイアの捕虜たちが捕まっているパレス北西の牢屋。 そこに閉じ込められている四人のアカネイアの騎士と一人の司祭。 小柄で細身ながら意志の強い瞳が印象的な、青のショートカットの聖騎士。ミディア。 彼女は女性でありながら、アカネイア聖騎士隊の一角を担うジョルジュと並ぶ実力者であった。 牢越しにも伝わる見張りの兵たちの声が、ミディア達の耳へと入ってきた。 ミディア「ボア様、この城内の慌しさはいったいどうしたのでしょう」 ボア「うむ。たぶんニーナ様が解放軍を組織して帰ってこられたのだ」 ミディアに話し掛けられた白髪の大きな髭が顔を覆った老司祭。名前はボア。 アカネイアの司祭隊を束ねる地位にあり、雷の魔法にはかなり精通しているという。 トーマス「えっ、本当かよ!?それなら俺たち、助かるのか!この汚い牢から出してもらえるのか!」 緑の髪を乱雑に伸ばし野性的な風貌に見えるが、その顔はどこか幼さを感じる弓兵のトーマス。 彼はジョルジュが率いる弓兵隊の直属の部下であり、ジョルジュの右腕的存在である。
[680]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/07(日) 11:36:46 ID:??? ミシェラン「だがよー…まだ安心できねぇんじゃねぇか?こうなった以上、あいつらも 俺たちを生かしてはおかないだろうさ。武器を奪われちまった俺らじゃ 結局どうすることもできねぇんだからよ」 トーマスの希望に満ちた顔を否定するかのように投げやりに呟く体格の良い男。 名前はミシェラン。アカネイアの不壊の盾と呼ばれる重騎士隊の一員である。 その鋭い眼光と磨きあがったスキンヘッドは一度見たら絶対に忘れないほどにインパクトのある顔である。 トムス「ミシェラン、何を言う。ジョルジュも言っていたではないか。かならずニーナ様を引き連れて 我々を救出しに戻ってくると。最後まで希望を捨ててはいかん!」 そんなミシェランと鏡のような生き写しの風貌のこの男はトムスという。 アカネイア重騎士隊の個隊長であり、ミシェランの兄でもある。 ミシェラン「兄貴、俺たち以外の捕虜のほとんどはすでに殺されちまってるんだぞ!? どうせこの牢屋にもドルーアの連中がすぐに来る。俺たちはもう終わりなんだよ!」 トムス「ミシェラン…お前って奴は…!」 ミディア「待って、トムス。確かにミシェランの言う通り私たちはもう助からないかもしれない… でも、これでやっとアカネイアからドルーア軍を追い出すことが出来る。 たとえ、ここで朽ち果てようとも私は悔いることは無いわ」 ミシェラン「ミ、ミディア殿…」 ボア「ふふ…相変わらず気が強いというか潔いというか…しかしミディアよ。 お前がここで倒れれば、アストリアが悲しむぞ?」 アストリアという男の名前を出されたとたん、 ミディアの表情は精悍な女騎士のそれではなくなり一人の儚げな女性のものとなる。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24