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【ジゴロじゃなくて】小田Jr.の野望6【女の敵】
[766]小田ジュニアの野望:2010/01/13(水) 13:52:16 ID:cR8LzvEg 春菜姫(必要必要!ぜったい必要!だから私も出して出して!) 恐らく身近に秋津姫が出てきてしまったことで、春菜姫も活性化してしまったようだ。 小(…神さま1人でも厄介なのにこれ以上頭を悩ませる材料を増やしてたまるか) 頭の中でそう言いくるめ春菜姫を黙らせようとするが… 秋津姫「よいではないか。偽りの仮面をかぶり世俗の疲れを吹き飛ばすのが趣旨なのであろう? ならば、春菜をよびだせい」 はじめこそ諭すように語るが、すぐに地が出てしまうのか一瞬で命令口調に変わる。そして その恐ろしさを知るジュニアに反抗する事は出来なかった。 小「ごめん亜沙里。ちょっとトイレ」 亜沙里「……だれ?あれ?」 あまりの美しさにジュニアと同じようにぽかんとしてしまった楠原亜沙里を尻目に秋津姫の手を取り… 小(ぎゃ〜す!神様の手を握っちゃったよ!)
[767]小田ジュニアの野望:2010/01/13(水) 13:53:28 ID:cR8LzvEg その時駆け抜ける感覚の嵐!猛を形作っている体中の計器がいっせいに暴走しだし感覚が暴走する!! 秋津姫「猛…気をつけるがよい。今は力を抑えているからその程度で済んだが、本来ならこちらから 触らない限り、そなた…堕ちるぞ?」 いくら親しくなったとはいえ神様、意図せずともその力の奔流は常に体中をめぐっており、 その力に触れるという事は3.5インチフロッピーディスクにテラバイトの容量を詰め込むようなものである。 小「そう…う大切な事は最初…に…いって…」 突然の感覚の暴走に体中を押さえうずくまるジュニア。初期装備であるフルプレートが押さえつけて無ければ のた打ち回っていた事だろう。 秋津姫「われに断り無く触るほうが悪い。罰当たりな男よ」 そうつんとするが、流石にもだえるジュニアを見ていられないのか、軽く手をさしのばす。 小(あれ?直った?) 今まで感覚が嘘のように収まるジュニア。 秋津姫「今回は特別じゃ。ついでに猛の…いや。これは…」 珍しく言いよどむ秋津姫。しかしそれも一瞬。すぐに何も無かったかのように動きだす。
[768]小田ジュニアの野望:2010/01/13(水) 13:54:30 ID:cR8LzvEg 小「あ、待ってくださいよ」 食事のために鎧の兜とガントレットの部分をはずした事で幾分動きやすくなったジュニアは ガシャンガシャンと秋津姫についていく。 〜〜〜 秋津姫「ここならよかろう」 そこはスタッフルームの更衣室。当然誰もいないため安心して話せると一息をつく。 小「…わかりました。出でませ春菜姫!」 ぽん! いつも所持している秋津姫の小瓶に向かって念じるといつも見慣れた春菜姫が現れる。 小(…考えてみれば俺の美的感覚の最上位とはいえいつも見慣れているから、俺の感覚って 実はかなり鈍い?) …まぁ実際その通りなのだが、その要因が春菜姫ではなくママンである事などかけらも思わないジュニア。 春菜姫「っということで出てきました!」 その姿は白いワンピースに浅黄色のどてら。美少女のする格好ではない。
[769]小田ジュニアの野望:2010/01/13(水) 13:56:36 ID:cR8LzvEg 秋津姫「……趣味か?」 小「他に無かったんですよ」 春菜姫「どうして?私は結構気に入ってるんだけどな?」 どてらにほお擦りして暖かさを確認する春菜姫。その姿は神の威厳とはかけ離れていてただただ可愛い。 小(さてどうしようかな?) A.秋津姫に改めてティルの件で礼をいう。 B.秋津姫にあの威霊のかけらの事を聞く。 C.春菜姫と秋津姫の会話を聞いてみる。 D.秋津姫と春菜姫を引き連れ会場に戻る。 E.秋津姫は春菜姫に任せ、一人で会場に戻る。 F.秋津姫をつれ、春菜姫は1人で行動させる。 G.春菜姫を連れ、秋津姫は1人で行動させる。 H.その他 先に1票入ったものを選択します。
[770]森崎名無しさん:2010/01/13(水) 14:22:16 ID:??? A
[771]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/01/13(水) 14:23:47 ID:??? C とりあえず様子見を・・
[772]森崎名無しさん:2010/01/13(水) 14:56:41 ID:nfn5w9FI A
[773]小田ジュニアの野望:2010/01/13(水) 16:28:04 ID:cR8LzvEg 小(あ、そうだ。先週貰ったあれ。実は凄いアイテムだったんだよな。もう一度お礼いっとこ) 神様に対し礼を尽くしすぎるという事は無い。そう考えたジュニアは改めて秋津姫に礼をいう。 小「あ、あの。先週はありがとうございました。お陰でティルがもうすぐ転生できそうです」 深々と頭を下げる。 秋津姫「なに。そのような事か。別に構わぬ。あの小さきものがそれだけ大切だったのであろう? それこそお主の中の信仰心を投げうってでも」 つまらなそうに…しかしどこか物憂げに言葉を紡ぐ、遥か悠久のときを生きた神様。それはほんの少しだけ 見せた優しさかもしれない。 春菜姫「あ!そうだ!私もそれを言いたかったんだよ!何でお父さんにあんなもの上げちゃったの? 悪用されたらどうなるって…それにくれるなら私にも…」 最後の言葉は単なる駄々っ子である。
[774]小田ジュニアの野望:2010/01/13(水) 16:29:19 ID:cR8LzvEg 秋津姫「悪用?…それも別によかろう。世は全てこともなし…じゃ。それに今のこやつなら悪用する事 自体思いつかなかったはずじゃ…」 春菜姫「…それはそうだけど…」 どうやらここ最近のジュニアはボランティア活動などで邪念も一緒に片付けたらしい。もしこれが 悪の心に支配されていたのならさっさとボッタクル商店に持っていってその値に目玉を飛ばしつつ 懐を暖めていた事だろう。 小(ふむ…春菜姫は一体何が気に入らないんだ?) 実はジュニアの信仰心…それがポイントである事など、これっぽっちも思いがつかない猛は、 自分のお礼がどうやら変な方向へと話がいってしまったことに困惑してしまう。 小「まぁまぁ。次こんな道具貰ったら春菜姫にあげるからさ」 フォローになっているのかは疑問だが出来うる限りのフォローをしてみる。 春菜姫「……むぅ。そんな事じゃないのに…」 それでも神の眷属、あまり駄々をこねる事は美しくないと思ったのか一応引き下がる。
[775]小田ジュニアの野望:2010/01/13(水) 16:30:21 ID:cR8LzvEg 秋津姫(娘にも困ったものじゃが…それよりこやつの頭の中が心配じゃな) 信仰心とはどういったものかわからずに、そのほとんどを躊躇無く投げうったジュニアの一途さ、同時に そこまでしたことによる、春菜姫の嫉妬。どちらも理解できてしまう…これが神の困ったところでもある。 秋津姫「よかろう。我からの降誕祭の祝いじゃ。春菜姫、受け取るがい」 さすが八百万の神。宗教の違いなどお構いなしに無理やり理屈をつけると小さな丸い宝石を出す。 小「これは?」 秋津姫「名など無い。無理やり名前をつけるのなら…そうじゃな…宝玉…とでもいおうか」 宝玉と名づけられたそれは一番最初に貰ったものに比べれば遥かに力は小さい。しかしそれでも 生まれて一年もたっていない神様見習いでは作る事が不可能な小さな宝石は、春菜姫を 喜ばせるには十分だった。 春菜姫「お母さん!ありがとう!!」 がば!っと秋津姫の首元に抱きつき、その頬にふにょふにょと擦り寄る。
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0ch BBS 2007-01-24